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岐阜県 高山市

平成15年 総務委員会 08月18日−05号




平成15年 総務委員会 − 08月18日−05号







平成15年 総務委員会



総務委員会記録

 平成15年8月18日(月)第一委員会室において総務委員会が開催された。

 その次第は次のとおりである。

出席議員

委員長

 中田清介君

副委員長

 村瀬祐治君

委員

 水門義昭君

 村中和代君

 小井戸真人君

 大木稔君(副議長)

事務局

書記

 川原幸彦君



     午前11時05分 開会

〔所管事務調査につき要点筆記〕



○中田清介委員長 ただいまから、総務委員会を開会いたします。

 それでは、調査事項1 行政評価システムについて を議題といたします。

 各委員から感想をお聞きしたいと思います。



◆水門義昭委員 行政評価システムについて、それにタッチする人の多さを感じた。高山の場合は1人かと思う。臼杵市の課長も大変この件についてよく取り組んでいると思われる。是非軌道に乗せてほしいシステムだと感じた。ただしたくさんの課題があるので、現状、どういうことが課題なのかを確認してから、委員会としても助言ができればと思う。



◆村中和代委員 行政に携わる者の意識の変革が必要であると感じた。市の担当の一生懸命さを感じたし、人の姿勢が大切なんだと感じた。



◆小井戸真人委員 高山市に導入する場合の課題を何点か感じた。まず、決算審査のあり方で、今の高山市の12月決算認定では次年度の予算編成に間に合わない。9月の決算認定が最低限必要である。臼杵市もそのようにしている。市民アンケートの回答率が低いということだったが、市民は関心が有りそうで無いのが実態ではないか。だが、一番大切なのは市民サービスの向上であり、いかに市民の満足度を把握していくのかということが一番の課題になってくる。評価については絶対評価で個々の事業評価を行うとどうしても事業の必要性を高いランクに担当職員はつけてしまう。そうすると、事業のランクが全て高いところになってしまう。それで相対評価にしたということですので、そのことも高山市の導入においても考えていくべきではないかと思う。また、職員の意識改革と職員の事務の増大との関係ですが、評価システムに対する職員の意識について何のために行うのかということを十分把握することが必要だ。職員が今行っている業務に評価の業務が加わるということで仕事量として多くなるので、詳細に実施するのか中身の問題もあるが、なるべく負担がかからない部分でのシステムをまず導入すべきである。あまりにも複雑なシステムの導入ということだと、職員の負担も大きいし目的を捕らえにくくなることもあるのでその辺が課題として残るだろう。



◆大木稔委員 平成9年度の経常収支比率が90%を超えているといったなかで、職員としては、毎日職場に来て務めれば給料がもらえるんだという意識が強かったと思うが、そういう中で市長がここで働いているのは市民があってのことだという意識を職員に出させ、事業に対する意識を持たせるところから始めたのではないかと思う。初めの段階では、職員に評価をさせてみると、このままでよいという評価が多かったようだが、次第に厳しい評価をするようになり、それは職員の意識の変化が相当進んだ結果ではないか。市民からすれば市職員は一生懸命やって当たり前であるという思いから、職員と市民の意識の乖離があるようだが、評価を開示していくことで乖離を埋めながら、市民の役に立つ仕事をどうしていったらよいかという方向付けの兆しが感じられた。



○村瀬祐治副委員長 評価システムは必要だと考えている。前任者が決めた事業をそのまま無批判に行わないためにも評価システムは必要である。ただし施行するのは簡単だが、位置付けや意識をどうするのかしっかり踏まえてやっていく必要があり、そうでないと必要のない制度だけが残ることとなり、ただ仕事量が増えるといったことになる。この辺をしっかり検証していかなければならないと思う。また、評価をどのように見ていくのかということが重要であるとも考える。市民評価についてこのことに興味がある方を集めて評価をしていくことも必要かと思う。



○中田清介委員長 評価については平成12年度に国が導入しろというような制度改革があり始めたところである。高山市は評価導入に踏み切れないといった事情もあると思う。発生主義会計の考えを取り入れて企業会計的なバランスシート、行政コスト計算書、キャッシュフローまで行った究極の目的は、単年度会計のマイナス面を是正していく、そういう意識改革、もう少し市民感覚に則った企業会計的な発想で予算を執行してもらい、市民の満足度も高めてもらうことにあると思う。それを市民がどのように評価して、内部の検証と市民の検証の接点をどこに求めるかということをシステムとして立ち上げない限り、いつまでも平行線のままであり、市民からは批判されるばかりである。うまくこれをやり遂げることで市の仕事が効率ばかりでないことを市民に分かってもらえる役割もあると思うし、外部の評価と内部の評価を近づけるツールにもなる。合併を控えて評価システムを新高山市の人たちと共有していくことが必要だと思う。また、9月決算がなぜできないのかという疑問が残る。9月決算審査の他の事例を取り寄せて委員会で勉強し、強く訴えて行きたいと思う。



◆大木稔委員 私も監査委員をやったことがあるが、大変忙しい。監査委員を増やすとか、監査委員事務局の体制を強化するなどすることが必要であり、監査の体制をもう少し考える必要がある。



○中田清介委員長 今現在監査委員事務局は委員2人と局長と事務員の4人体制でやっているが、システムを変えないと成り立たないので、そのことも併せて努力することが必要である。守秘義務のこともあり外部委託ということもできないし、人件費を減らすばかりでなく、必要な部署には人をつけていくことも必要である。他市の例を参考にし、研究していく必要があり、閉会中の継続調査に入れていきたいと思います。以上で調査事項1を終了します。次に調査事項2 文化財保護の観点からの景観保全について を議題といたします。



◆水門義昭委員 竹田市は以前から行きたいところであった。今回の文化財保護の観点からの視察ということで見ますと、高山市より遅れていることを実感した。しかし、ひなびた街の感じがよいと思われる部分もあった。地権者や所有者の方々と文化財を保護していく部分で、大変苦労していることを感じたし、高山のほうが進んでいることを感じた。



◆村中和代委員 大変静かで素朴な街というイメージを持った。観光に関する取り組みもそれほど行われているという感じもなく、田舎っぽいものを感じながら、高山との違いを感じたのは、歴史を大事にしている、特に教育の点で、伝え残しているという取り組みが感じられた。高校に美術科があることを知った。



◆小井戸真人委員 大変素朴な街であることを感じた。歴史や史跡も多いが、高山市と比較するといろいろな点で遅れを感じた。それは財政的にも豊かではないということもあるが、せっかく道をカラー舗装しても生活排水が出ているというようなことで、景観保全は一体的な整備が重要だと感じた。



◆大木稔委員 武家屋敷の塀が残り、よい街だという印象は残ったが、残念なことに中は改造されてきてしまっており、文化財を大切にしていかないと街が壊れてしまうということでしっかり守っていってもらいたいと思う。高山市は早くから取り組んできてよかったと思う。



○村瀬祐治副委員長 高山市より劣っているように感じたが、一方で人間との触れあいが印象に残っており、高山市にも望むことは、もてなしの心だと思う。それによってまた高山に行ってみようというリピーターも増えると思う。



○中田清介委員長 江戸時代に九州の大名で国替えがなかったところでは、町人の文化が町を栄えさせた。そういうところと比較するとお役所を中心とした竹田の街はあまりうまく残っていないのではないかと感じた。竹田市は高山市と比較しても、市の規模が小さいため、郊外と街中との差が歴然としていないが、高山が忘れた住心地のよさや近所の付き合いはまだ残っているのではないかと感じた。高山市が発展するためには自分たちが忘れたものを勉強することも大切である。以上で調査事項2を終了します。次に調査事項3 図書館の委託についてを議題といたします。



◆水門義昭委員 図書館の規模にカルチャーショックを感じた。また、開館時の館長をはじめ、職員の挨拶がすばらしいと感じた。図書館の基幹的な業務は行政が行い、効率を考えて委託できるところは委託したということで、この考えで高山市も行うべきではないかと感じた。職員と業者の区別は市民には全く無いわけですので、その辺のサービスという部分を徹底して行かなければならないと感じた。高山市の場合、生涯学習施設を中核とした施設であるため、その辺も掘り下げていかなければならないと感じた。生涯学習施設の推進会議に以前参加したこともあるが、業務に関する話は無かったと思う。ボランティアや市民も含めて業務について話し合っていったらどうかと感じた。



◆村中和代委員 高山市の図書館においても、委託でよいものは委託で行えばよいと思うし、専門的な教育は委託の会社の方々が受けている以上、取り入れればよいと思う。直接来館者が接する部分は市職員がよいのではと感じた。図書館が多くの方に有効に活用されているということは大切なことだと感じた。開館と同時に市民を玄関で挨拶し迎え入れているのは初めてで驚いたし、真似できればと思った。



◆小井戸真人委員 福岡市の図書館で基幹的業務は行政が責任をもって行っていたが、高山市においても基幹的な業務の部分をはっきりする必要がある。高山市の図書館の委託の方針としては管理運営の部分については専門の委託業者にということだが、中心的な部分が見えてこない。9月か12月には方針が明らかになるのではないかということで、しっかりとした高山市の考え方を求めていくべきである。全面的に直営で運営するということは不可能だと思うが、すべて民間に任せればよいのかというとそうでもない。正職員も嘱託職員も委託業者も市民から見れば同じであるので、その辺をしっかりすることが必要である。



◆大木稔委員 規模では高山市と比べ物にならないが、委託は業務の一部分に限られ、職員の声として委託は歓迎していないという話があったが、自分自身としては、正職員の部分、嘱託職員の部分、委託業務の部分というようなところまでやる必要はないのではないかと思う。一番大切なのは図書館の本の選定に対する最終的な責任は市職員が行うこと、図書館自身の最終的な運営は市職員が行うという基幹部分をしっかりし、どこまで委託できるかを研究することが大切である。今後、高山市の図書館の運営について掘り下げていくことが必要である。高山市の図書館は本をならべて置く場所と生涯学習施設との二つが考えられているが、もっと図書館の中身を充実していくということになれば、更に生涯学習施設を図書館機能として使用できるので、生涯学習施設という名前に拘る必要がないのではないかと感じた。



○村瀬祐治副委員長 図書館については水門委員と同じように3年間高山市生涯学習推進委員で関わって、情報は入ってきている。福岡に行ったことを整理しますと、誰が検討をしてということになろうかと思う。当然、議会、そして市役所の生涯学習課が決めてからということになるが、その中に本当に図書館に携わった者がいるのかどうか、そしてその中に業務の内容を熟知した者がいるのかどうか、そういう話をどこで検討して判断していくのかということになろうかと思う。もう一つ加えれば、私は図書館だけでよいと思いますが、図書館を中核とした生涯学習と言っているが、部屋が二つ上にあるんですが、あの中でどのようにこれから増える10万人近い人口の中に、そしてどういうふうにしていくかという部分も含めた中で、しっかり検討していかないと名前だけ残るような気がいたします。早く図書館運営委員会、仮称ですが、ここに先程申しましたような方々を集めていただいて検討していただくと、その結果私どもも加わりまして情報を得ながらよい方向に向かっていくことがよいのではないかなというように思っていますので、ぜひこの委員会を開催するよう要望します。



○中田清介委員長 今後の当委員会の一番大きい課題だと思っておりますが、皆さん言っていただいたような疑問点、本来業務というのは誰がどういう責任体制でやっていくのかということが、今までの説明のなかでは少し明確でない面があったと思う。とにかく管理運営は委託するんだという言葉が先走っていて、これだけ開館時間を長く設定した図書館は無いわけで、本来の職員と嘱託だけでやっていこうということに無理があるでしょうし、委託を取り入れることも止むを得ないことであるし、専門的な配本、新刊情報を取るには、今言われている組織が一番よいのかもしれませんが、皆さんが懸念されておりましたように、管理運営の責任を明確化することと、委託の内容を細部に渡って詰めていく必要があるのではないかと思う。委託についても単年度の委託契約という方針が出ているので、しっかりと他の業者を入れて見積もりを取れるのかというような問題もあると思う。実際にはそういった業者が少ない以上、ある程度固定化された業者の中での改善要求、そういうようなものの中で契約更改していくという方法しかないような気がする。それでもよい訳ですが、その中にはしっかりとした図書館の運営方針と委託の内容の詰めが一番必要であると思う。今副委員長もおっしゃったが高山市も生涯学習関連の審議会、それを高山市図書館をつくる段階でもかけながら来ていますが、生涯学習施設の審議会と図書館運営の審議会、または図書館運営に関わる協議会は別にすべきであると思うし、これについては内部的に別のものを立ち上げないと、今後の図書館運営に関わる問題を生涯学習施設運営協議会にかけてやったのでは無理があるというように考える。当委員会としてもそうした点をもっと詰めて提案をしていく必要があろうかと思う。また、副議長がおっしゃったように図書館というのはそもそも生涯学習の施設であるし、生涯学習の拠点としての図書館という言い方もおかしいような気がするが、今まで新設された図書館を見てきたが、図書館の本来業務にもスペースが必要だと思うので、そうした内容を図書館の運営協議会なり、携わる委員会でもう少し詰めながら、生涯学習の中での拠点としてのスペースの活用法をこれから、しっかり詰めて、提案していくべきだと思う。もう一つは自治法が改正されて委託という問題に関しては全面委託できるような体制になってきたということで、それらの心配もしていましたけれど、高山市の方針の中で運営に関する責任はやはり行政が持つ、その中の業務の一部を委託するんだという考え方を当委員会からもはっきり打ち出して、その点を今後協議の中で詰めていけたらよいのではないかと思う。福岡市の運営のなかでのTRCの位置付けが評価されたものであったのなら、そんなことは必要ないと思うんですが、やはり、市民との接点の中で行政が前に出て行かなくてはいけないし、運営についても責任を持っていかなくてはいけないという意味では今後協議の中でいろいろ詰めていっていただきたいと思う。高山市は今後、福岡市のように一般職員、嘱託、委託と入れる必要のない規模で、たぶん、一般職員と委託の職員ということになるんだろうが、図書館法によると図書館に精通した者は司書であるという位置付けがあるので、司書の身分の人を委託に対してもとっていただくと、そうしたことを詰めていくにはやはり、先程言った委員会が必要であるし、図書館長は福岡のように行政職員がポスト的に占めるべきでないと思うが、名誉職でよいので、委託の人たちと、運営委員会と一般職員を繋ぐ押さえをするのも一つの手かと思う。近代文学館も併設され、すべての生涯学習施設としての内容、そうした三位一体の運営の中でそうした方が接点となって、市民が本当によかったと思えるような、運営が導入されることを私は今の段階では望んでいる。9月か12月になると思うが、詰めながらよい図書館になるように、総務委員会でも提案をしていただきたいと思っている。図書館委託については福岡の例だけを見ますと、このような内容ではなかったかと思う。委託は一部機能であるというように思われたのではないかと思うが、もう少し必要ならこれも調査していきたいと思う。今後は委託業務の詰めとか細部に渡って出て来ると思うので、それを見ながら、委員会として必要ならば勉強会を開いて対応していきたいと思う。以上を持って調査事項3を終了し、以上で、総務委員会を閉会します。

     午後0時10分 閉会



 以上のとおり記載して、その相違ないことを証するため、委員会条例第28条によりここに署名する。

   委 員 長