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平成26年  6月 定例会(第3回) 07月10日−05号




平成26年  6月 定例会(第3回) − 07月10日−05号









平成26年  6月 定例会(第3回)



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△議事日程(第五号)



                平成二十六年七月十日(木)午前十時開議

 第一 議第九十三号から議第百四号まで

 第二 請願第三十八号から請願第四十二号まで

 第三 県議第九号から県議第十一号まで



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△本日の会議に付した事件



 一 日程第一 議第九十三号から議第百四号まで

 一 日程第二 請願第三十八号から請願第四十二号まで

 一 日程第三 県議第九号から県議第十一号まで



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△出席議員 四十五人



      一番   山田 優君

      二番   道家康生君

      三番   水野吉近君

      五番   国枝慎太郎君

      六番   高木貴行君

      七番   郷 明夫君

      八番   長屋光征君

      九番   高殿 尚君

      十番   大須賀志津香君

     十一番   野村美穂君

     十二番   太田維久君

     十三番   田中勝士君

     十四番   加藤大博君

     十五番   酒向 薫君

     十六番   山本勝敏君

     十七番   松岡正人君

     十八番   篠田 徹君

     十九番   小原 尚君

     二十番   村上孝志君

    二十一番   川上哲也君

    二十二番   林 幸広君

    二十三番   水野正敏君

    二十四番   脇坂洋二君

    二十五番   野島征夫君

    二十六番   松村多美夫君

    二十七番   平岩正光君

    二十八番   佐藤武彦君

     三十番   渡辺嘉山君

    三十一番   伊藤正博君

    三十二番   森 正弘君

    三十三番   小川恒雄君

    三十四番   村下貴夫君

    三十五番   矢島成剛君

    三十六番   足立勝利君

    三十七番   洞口 博君

    三十八番   渡辺 真君

    三十九番   岩花正樹君

     四十番   平野恭弘君

    四十一番   駒田 誠君

    四十三番   藤墳 守君

    四十四番   早川捷也君

    四十五番   玉田和浩君

    四十六番   岩井豊太郎君

    四十七番   渡辺信行君

    四十八番   猫田 孝君



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△職務のため出席した事務局職員の職氏名



 事務局長         志村隆雄

 総務課長         武井孝彦

 議事調査課長       崎浦良典

 議事調査課総括管理監   松永吉平

 同    課長補佐    城戸脇研一

 同    課長補佐    若山 典

 同    課長補佐    若野 明

 同    主査      豊田弘行



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△説明のため出席した者の職氏名



 知事           古田 肇君

 副知事          高原 剛君

 副知事          上手繁雄君

 会計管理者        川出達恭君

 総務部長         彦谷直克君

 清流の国推進部長     高木敏彦君

 危機管理部長       河合孝憲君

 環境生活部長       宗宮正典君

 健康福祉部長       石原佳洋君

 商工労働部長       宗宮康浩君

 農政部長         平工孝義君

 林政部長         瀬上繁隆君

 県土整備部長       山本 馨君

 都市建築部長       高木善幸君

 教育長          松川禮子君

 警察本部長        竹内浩司君

 代表監査委員       鵜飼 誠君

 人事委員会事務局長    福井康博君

 労働委員会事務局長    伊藤誠紀君



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△七月十日午前十時開議



○議長(洞口博君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。



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○議長(洞口博君) 諸般の報告をいたします。

 書記に朗読させます。

    (書記朗読)

 発案書の提出について

 議員から、本日付をもって、お手元に配付のとおり、県議第九号 「地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」の期限延長を求める意見書についてほか二件の発案書の提出がありました。



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○議長(洞口博君) 日程第一から日程第二までを一括して議題といたします。

 ただいまから議題とした各案件について、各委員長に審査の経過及び結果の報告を求めます。総務委員会委員長 松岡正人君。

    〔総務委員会委員長 松岡正人君登壇〕



◆総務委員会委員長(松岡正人君) 総務委員会に審査を付託されました議案五件及び請願五件の審査の経過及び結果について、御報告申し上げます。

 まず、議案の概要を申し上げます。

 議第九十三号の平成二十六年度岐阜県一般会計補正予算については、歳入予算補正は総額四億三千百六十四万六千円の増額をするものであり、その内容としましては、この冬の大雪で被災した農業生産施設の復旧に係る国庫支出金が一億三百五十三万五千円の増額、繰越金が一億四百五十一万一千円の増額、未来会館の改修などに係る県債が二億二千三百六十万円の増額となっております。

 また、歳出予算補正中総務委員会関係としましては一億三千五百七十万円の増額をするものであり、山岳遭難防止対策及び防災情報通信システムの実施設計等を行うための経費に充てるものであります。

 次に、条例その他の議案としましては、外国での勤務等により外国に滞在する配偶者と生活をともにするための休業について定める議第九十四号 岐阜県職員の配偶者同行休業に関する条例についてほか三件であります。

 採決の結果、議第九十三号のうち歳入予算補正、歳出予算補正中総務委員会関係及び地方債補正、議第九十四号から議第九十六号まで及び議第百一号の各案件については、それぞれ全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 なお、審査の過程において、執行部から各議案の説明を受け質疑を行いました。その主なものを申し上げます。

 議第九十三号 平成二十六年度岐阜県一般会計補正予算のうち歳入予算補正、歳出予算補正中総務委員会関係及び地方債補正の山岳遭難防止対策に関連し、登山届の提出義務化に関して、条例における罰則規定の内容や登山届の確認について質疑があり、罰則は五万円以下の過料であること、登山届の確認については、この夏の状況を踏まえながら関係者等と検討していくとの答弁がありました。これに対して、登山者のモラルの向上にも努められたいとの要望がありました。

 次に、請願に関する審査の結果を申し上げます。

 請願第三十八号 集団的自衛権行使を容認する解釈改憲をおこなわないことを政府に求める意見書提出の請願書、請願第四十号 「集団的自衛権の行使容認に反対する意見書」の提出を求める請願書及び請願第四十二号 「集団的自衛権行使」容認に反対する請願については、既に今定例会にて可決された集団的自衛権の行使容認に関する慎重な検討を求める意見書の内容に沿わないものであるなどの意見があり、採決の結果、全会一致をもって三件の請願とも不採択とすべきものと決定いたしました。

 次に、請願第三十九号 特定秘密保護法の廃止を政府に求める意見書提出の請願書及び請願第四十一号 「秘密保護法の廃止を求める意見書」の提出を求める請願書については、法の適正な運用を図るために、政府内において有識者会議からの意見を踏まえ検討が進められていることから、特定秘密保護法の廃止を求める必要はないと考えられるなどの意見があり、採決の結果、全会一致をもって二件の請願とも不採択とすべきものと決定いたしました。

 以上、総務委員会の審査の経過と結果を御報告申し上げます。



○議長(洞口博君) 企画経済委員会委員長 山本勝敏君。

    〔企画経済委員会委員長 山本勝敏君登壇〕



◆企画経済委員会委員長(山本勝敏君) おはようございます。

 企画経済委員会に審査を付託されました議案一件の審査の経過及び結果について、御報告申し上げます。

 まず、議案の概要を申し上げます。

 議第九十三号の平成二十六年度岐阜県一般会計補正予算のうち歳出予算補正については、当委員会所管として総額二千六万七千円の増額となっております。その内容としましては、緊急雇用創出事業臨時特例基金積立金について、市町村緊急雇用創出事業臨時特例基金事業費補助金の不適正事案の処理に対応し、羽島市から返還を受けた補助金及びこれに係る加算金等を基金に積み立てるものであります。

 また、債務負担行為補正については、当委員会所管として緊急雇用創出事業臨時特例基金を活用した地域人づくり事業に関する追加が一件であります。

 採決の結果、議第九十三号のうち歳出予算補正中企画経済委員会関係及び債務負担行為補正中企画経済委員会関係については、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 なお、審査の過程において、執行部から説明を受け質疑を行いました。その主なものを申し上げます。

 今回の緊急雇用創出事業臨時特例基金積立金における、市町村緊急雇用創出事業臨時特例基金事業費補助金の不適正事案の経緯と今後の再発防止策についての質疑があり、今回の不適正事案が発覚したのは、羽島市のシルバー人材センターの会員から事務局に対して情報提供があり、それに基づいて市及び県が調査した結果判明したものであり、今後は検査を徹底し、再発防止に努めるとの答弁がありました。

 以上、企画経済委員会の審査の経過と結果を御報告申し上げます。



○議長(洞口博君) 厚生環境委員会委員長 水野正敏君。

    〔厚生環境委員会委員長 水野正敏君登壇〕



◆厚生環境委員会委員長(水野正敏君) 厚生環境委員会に審査を付託されました議案三件の審査の経過及び結果について、御報告申し上げます。

 まず、議案の概要を申し上げます。

 議第九十三号の平成二十六年度岐阜県一般会計補正予算のうち歳出予算補正については、当委員会所管として総額一億六千八百万円の増額となっております。その内容としましては、平成二十七年度中の再開を予定している未来会館について、設備の老朽化や運転教育施設移転に伴い必要となる改修工事を行うものであります。

 また、債務負担行為補正は、未来会館改修工事及び未来会館改修工事監理委託の追加であります。

 条例その他の議案としましては、青少年が使用する携帯電話端末等でのフィルタリングサービスの利用を徹底し、適切なインターネットの利用を促進するため所要の規定整備を行う議第九十七号 岐阜県青少年健全育成条例の一部を改正する条例ほか一件であります。

 採決の結果、議第九十三号のうち歳出予算補正中厚生環境委員会関係及び債務負担行為補正中厚生環境委員会関係、議第九十七号及び議第九十八号の各案件については、全会一致をもってそれぞれ原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。

 なお、審査の過程において、執行部から各議案の説明を受け質疑を行いました。その主なものを申し上げます。

 未来会館の改修工事について、今回の補正予算に係る事業のほかに、今後必要な改修工事があるかについて質疑があり、二階部分の庭園等に係る改修工事が必要となるとの答弁がありました。

 また、岐阜県青少年健全育成条例の一部を改正する条例について、施行に伴う具体的な効果について質疑があり、他県において、同様の条例の施行により、フィルタリング利用率が上昇した事例があるとの答弁がありました。

 以上、厚生環境委員会の審査の経過と結果を御報告申し上げます。



○議長(洞口博君) 農林委員会委員長 小原 尚君。

    〔農林委員会委員長 小原 尚君登壇〕



◆農林委員会委員長(小原尚君) 農林委員会に審査を付託されました議案二件の審査の経過及び結果について、御報告申し上げます。

 まず、議案の概要を申し上げます。

 議第九十三号の平成二十六年度岐阜県一般会計補正予算のうち、歳出予算補正については、当委員会所管として総額一億七百八十七万九千円の増額となっております。その内容としましては、本年二月の大雪により被災した農業生産施設の復旧及び撤去に必要な費用を助成するため一億七百二十七万九千円を増額するほか、家畜伝染病の蔓延防止に備えるため、家畜保健衛生所における消毒薬の備蓄を強化するために増額するものであります。

 条例その他の議案としましては、議第百号の西南濃三期地区立体交差新設工事の委託契約の変更についてであります。

 採決の結果、議第九十三号のうち歳出予算補正中農林委員会関係及び議第百号の各案件につきましては、全会一致をもってそれぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 なお、審査の過程において、執行部から各議案の説明を受け質疑を行いました。その主なものを申し上げます。

 大雪により被災した農業生産施設の復旧等費用に係る助成要件について質疑があり、数値上の基準は設けていないが、農業の経営が成り立たない状況かどうかを個別に確認の上、判断しているとの答弁がありました。

 また、豚流行性下痢−−PED−−の県内発生時の対応について質疑があり、PEDは殺処分等の防疫措置は実施されないが、蔓延防止を図るため、農場からの出荷自粛の要請を行うとともに、各家畜保健衛生所に備蓄していた消毒薬を県内全農場に配布したとの答弁がありました。

 以上、農林委員会の審査の経過と結果を御報告申し上げます。



○議長(洞口博君) 土木委員会委員長 脇坂洋二君。

    〔土木委員会委員長 脇坂洋二君登壇〕



◆土木委員会委員長(脇坂洋二君) 土木委員会に審査を付託されました議案三件の審査の経過及び結果について、御報告申し上げます。

 まず、議案の概要を申し上げます。

 条例その他の議案といたしまして、岐阜県百年公園の駐車場利用料を無料とするため、所要の改正を行う議第九十九号 岐阜県都市公園条例の一部を改正する条例についてほか二件であります。

 採決の結果、議第九十九号、議第百二号及び議第百四号の各案件については、全会一致をもってそれぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 なお、審査の過程において、執行部から各議案の説明を受け質疑を行いました。その主なものを申し上げます。

 百年公園における駐車場利用料の無料化後の指定管理者の運営について質疑があり、次期指定管理者の公募に当たっては、駐車場収入の減収分に一定の配慮をするとともに、無料化を生かした集客企画を実施すること等による増収策を提案いただくとの答弁がありました。

 以上、土木委員会の審査の経過と結果を御報告申し上げます。



○議長(洞口博君) 教育警察委員会委員長 篠田 徹君。

    〔教育警察委員会委員長 篠田 徹君登壇〕



◆教育警察委員会委員長(篠田徹君) 教育警察委員会に審査を付託されました議案一件の審査の経過及び結果について、御報告申し上げます。

 まず、議案の概要を申し上げます。

 条例その他の議案としましては、議第百三号のパーソナルコンピュータの取得についての一件であります。その内容としましては、県立学校教員が遂行する校務の情報化等を目的に平成二十年度に導入した校務用パソコンが更新時期を迎えるため、計画的更新の一環として千九百七十一台のノート型パーソナルコンピュータ及び三百六十一台の無線LANアクセスポイントを一般競争入札により取得するものであります。

 採決の結果、議第百三号については、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 なお、審査の過程において、執行部から議案の説明を受け質疑を行いました。その主なものについて申し上げます。

 校務用パソコンの廃棄時や盗難時における生徒の個人情報等の情報漏えい対策について質疑があり、パソコン廃棄時における情報消去の徹底、ハードディスクの暗号化、パスワードの設定による使用制限といった情報漏えい対策を実施しているとの答弁がありました。

 また、校務用パソコンの校外への持ち出しについて質疑があり、原則として持ち出しは禁止しており、特別な場合に限り、学校長の許可を得て持ち出すことが可能であるとの答弁がありました。

 以上、教育警察委員会の審査の経過と結果を御報告申し上げます。



○議長(洞口博君) ただいまから議第九十三号、議第九十四号、議第九十六号から議第百一号まで、議第百三号及び議第百四号を一括して採決いたします。

 お諮りいたします。各案件を各委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(洞口博君) 御異議なしと認めます。よって、各案件は各委員長報告のとおり決定いたしました。

 ただいまから議第九十五号及び議第百二号、並びに請願第三十八号から請願第四十二号までについて、討論を行います。

 討論の通告がありますので、発言を許します。十番 大須賀志津香君。

    〔十番 大須賀志津香君登壇〕



◆十番(大須賀志津香君) 日本共産党を代表して反対討論を行いますが、発言に先立ちまして、今、台風八号が日本列島を襲っております。長野県南木曽を初め全国で非常に甚大な被害が発生しています。被害に遭われた皆様に心よりのお悔やみ、またお見舞いを申し上げるとともに、今後、厳重な警戒と対策をお願い申し上げて、討論に移りたいと思います。

 今議会に付託されております知事提出議案の中で、まず議第九十五号 岐阜県税条例の一部を改正する条例についてであります。

 国税である地方法人税の創設により、県民税の法人税割をマイナス一・八%とし、一方で地方法人特別税の規模縮小により、それぞれの法人ごとに〇・二%から一・四%の範囲で法人事業税率を引き上げるものです。県税収入上は差し引きで影響がないとの説明でしたが、そもそもこの地方法人税法は、消費税増税に伴う地方消費税の増収によって拡大する地方自治体間の税収格差を、法人住民税等の見直しで是正するための新たな法律であります。また、法人住民税の法人税割を、地方間の税収の水平調整のために一部国税化をし、地方交付税として配分するとしていますが、地方自治体の財政力格差の是正をするのであれば、国が召し上げて配るという方法ではなくて、税源配分の是正、地方税財源の拡充をする中で行われるべきであります。

 以上の理由から、本条例案に賛成できません。

 次に、議第百二号 徳山ダム上流域の山林の取得についてです。

 今回は、徳山ダム周辺の山林六筆、約四百五十六ヘクタール、うち持ち分割合の面積は十一ヘクタール、金額は一千二百四十三万円余であります。

 そもそもダム湖周辺の山林には、取りつけ道路を建設し、私有地への立ち入りを可能にすべきところを、合計二百億円もかけて山林を買い取ってしまうという事業に無理がありますが、国・水資源機構においても平成二十一年以降、五年間も、本来ダムの一部である樹林帯の分筆、買収を全く行うことがなく、今年やっとそのための予算措置をしたとのことで、ダムをつくるまでは強引に進め、できてしまえばあとは知らないという姿勢にも無責任さを感じます。よって、本事業には反対です。

 次に、請願第三十八号 集団的自衛権行使を容認する解釈改憲をおこなわないことを政府に求める意見書提出の請願書、これは、新日本婦人の会岐阜県本部会長 篠田久美子さんから提出され、請願第四十号 「集団的自衛権の行使容認に反対する意見書」の提出を求める請願書は、秘密保護法を撤廃させよう!岐阜県女性の会代表 岩田多加子さんから、また、平和と革新をめざす岐阜県の会世話人代表 松本 稔さんからも請願第四十二号 「集団的自衛権行使」容認に反対する請願が提出されています。同趣旨でありますので、あわせて討論をします。

 本会議でも申し上げたとおり、五十年の歴代自民党政権において、また内閣法制局の見解も、憲法九条のもとでは、個別的自衛権において、つまり自国が直接攻撃されたときにのみ武力行使は認められるものであって、同盟国が攻撃されたときに一緒になって相手国を武力行使の対象にすることは、相入れないとしてきました。これは、憲法の精神からいって当たり前のことです。それをここにきて、国民世論にも反して百八十度転換するなどあってはなりません。もし、どうしても憲法そのものを変えたいというのであれば、憲法九十六条に基づいて国会議員三分の二での発案の後、国民投票で過半数を得るという手続をすべきであります。

 また、本来、憲法を守る義務のある政府や国会議員が、解釈によって憲法を壊すようなことも許されません。安倍首相は積極的な平和主義と言われますが、武力の威嚇や行使で平和を守るという発想そのものが、本末転倒です。

 岐阜県弁護士会の「改めて集団的自衛権の行使容認に強く反対する会長声明」の中では、憲法九条の恒久平和主義のもとにおける外交・防衛政策は、本来、あくまでも平和的方法による国際的な安全保障の実現でなければならないとしています。その努力を怠り、武力に頼る政策を国民は望んではいません。

 私は、岐阜県には各務原市に航空自衛隊の基地があり、集団的自衛権を行使すれば、こちらも攻撃対象になるんじゃないかと心配する市民の声を紹介いたしましたが、先般、浅野市長も、市民生活に大きな影響を及ぼす重大な問題と指摘しておられます。

 今回、各請願は、日本の国のあり方を根本的に変えてしまう解釈による集団的自衛権行使を行わないように、地方議会として国に意見書の提出を求めています。請願審査された総務委員会では、今議会冒頭に慎重検討を求める意見書が提出されているので、これ以上のものは必要ないというような報告でしたけれども、しかし岐阜県議会の意見書が出された後に閣議決定がされているんです。岩手県議会のように、はっきりと集団的自衛権行使反対の意見書を再度提出する、これも議会の責任ではないでしょうか。これら請願の採択を強く主張したいと思います。

 次に、請願第三十九号、新日本婦人の会岐阜県本部からの特定秘密保護法の廃止を政府に求める意見書提出の請願書、請願第四十一号、秘密保護法を撤廃させよう!岐阜県女性の会代表 岩田多加子さんからの「秘密保護法の廃止を求める意見書」の提出を求める請願書、これらはともに私と平野議員が紹介議員となっています。同趣旨のため、一緒に討論をします。

 特定秘密保護法は、昨年十二月六日の深夜に国会で強行採決・成立しましたが、施行はまだこれからです。三月議会においても同様の趣旨の請願が出され、私も討論しましたが、それがこの六月議会にも同じように提出されました。これは、この法案が実際に施行された後の状態を危惧する思いの強さをあらわしていると思います。

 同法は、繰り返しになりますが、政府が定めた国防・エネルギー施策など特定秘密に該当すると定義されたものを漏えいさせると処罰の対象になるというものです。これは、何も国家公務員や国会議員だけが負うものでなく、対象はメディアや地方公務員、果ては国民一人一人にまで及びます。この影響は我が県にも及ぶと思います。

 先ほどの自衛隊基地の問題ですが、市内には川崎重工業の軍用機の生産・補修などを行っております。この各務原市は最たるものだと思います。どんな危険性があるものが運び込まれても、何がつくられていても、それは国防機密にまつわる特定秘密だとして明らかにされない。そんな環境下に置かれても、周辺住民はそれを知るすべがない。調べて明らかにしようものなら逮捕され、処罰の対象になりかねないということが起きかねます。

 県政の場では、まず何より県民が安心できる生活の保障、その環境づくりが優先して考えられるべきと思います。国政のことは国政で、県はその議論を見守る、こういう姿勢では、私は県民の暮らしは守れないと思います。国政が強引な手法をとるときこそ、地方議会はそれに異を唱え、姿勢を正し、強くたしなめるべきと考えます。

 以上の点から、秘密保護法廃止を求める声を地方議会からも上げていくべきと主張し、請願不採択とした委員長報告には反対をいたします。



○議長(洞口博君) 以上で、通告による討論は終わりました。

 これをもって討論を終結いたします。

 ただいまから、議第九十五号及び議第百二号、並びに請願第三十八号から請願第四十二号までを起立により一括して採決いたします。

 お諮りいたします。各案件を各委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

    (賛成者起立)



○議長(洞口博君) 起立多数であります。よって、各案件は各委員長報告のとおり決定いたしました。



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○議長(洞口博君) 日程第三を議題といたします。

 ただいまから、県議第九号 「地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」の期限延長を求める意見書についての案件に対する提出者の説明を求めます。十七番 松岡正人君。

    〔十七番 松岡正人君登壇〕



◆十七番(松岡正人君) 県議第九号 「地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」の期限延長を求める意見書について、提出者を代表いたしまして意見書発案の趣旨を説明いたします。

 今後、発生が予想される東海地震に備えて、地震防災対策強化地域の関係地方公共団体は、地震対策緊急整備事業計画に基づき、各般にわたる地震対策を講じているところであります。この計画は、平成二十六年度末で期限が終了しますが、限られた期間内に緊急に整備すべき事業が数多く残されております。

 また、東日本大震災などの国内外における大地震の教訓を踏まえ、東海地震による災害から地域住民の命と財産の安全を確保するため、公共施設の耐震化や避難地・避難路の整備など、地震対策をより一層進める必要が生じています。このため、国に対して、計画の根拠となっております「地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」の延長について、特段の配慮を強く求めるものでございます。

 どうか議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、意見書発案の趣旨説明といたします。よろしくお願いいたします。



○議長(洞口博君) お諮りいたします。県議第九号を直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(洞口博君) 御異議なしと認めます。よって、本案は直ちに採決することに決定いたしました。

 ただいまから県議第九号を採決いたします。

 お諮りいたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(洞口博君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

 ただいまから県議第十号 ウイルス性肝炎患者に対する医療費助成の拡充等を求める意見書についての案件に対する提出者の説明を求めます。二十三番 水野正敏君。

    〔二十三番 水野正敏君登壇〕



◆二十三番(水野正敏君) 県議第十号 ウイルス性肝炎患者に対する医療費助成の拡充等を求める意見書について、提出者を代表いたしまして意見書発案の趣旨を説明いたします。

 我が国では、ウイルス性肝炎の中でも、特にB型・C型肝炎の患者が合計で三百五十万人以上となっております。その法的責任が国にあることは、肝炎対策基本法などにおいて明確になっておりますが、ウイルス性肝炎患者に対する医療費助成において、対象となる医療が限定されているため、対象外の患者が相当数存在しております。特に肝硬変や肝がん患者は、高額な医療費の負担に加え、就労不能の方も多く、生活に困難を来しております。また、肝硬変を中心とする肝疾患は、身体障害者福祉法上の障害認定の対象とされているものの、医学上の認定基準が極めて厳しくなっていることなど、現行制度は、肝炎患者に対する生活支援において実効性が発揮されていないという指摘がなされていますが、国においては、新たな具体的措置が講じられておりません。

 肝硬変や肝がん患者は年間四万人もの方が亡くなっており、医療費助成を含む生活支援の実現は、一刻の猶予もない課題であります。

 よって、ウイルス性肝硬変・肝がんに係る医療費助成制度の創設と身体障害者福祉法上の肝機能障害に係る障害認定基準を見直し、患者の病態に合致した障害者認定制度とすることを強く求めるものでございます。

 どうか議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、意見書発案の趣旨説明といたします。どうぞよろしくお願いいたします。



○議長(洞口博君) お諮りいたします。県議第十号を直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(洞口博君) 御異議なしと認めます。よって、本案を直ちに採決することに決定いたしました。

 ただいまから県議第十号を採決いたします。

 お諮りいたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(洞口博君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。

 ただいまから県議第十一号 公務員獣医師の処遇改善を求める意見書についての案件に対する提出者の説明を求めます。十九番 小原 尚君。

    〔十九番 小原 尚君登壇〕



◆十九番(小原尚君) 県議第十一号 公務員獣医師の処遇改善を求める意見書について、提出者を代表いたしまして意見書発案の趣旨を説明いたします。

 人々の生活が多様化していく中で、社会において獣医師が担う責務が増大するとともに、高度な専門知識と技術が要請されています。

 また、高病原性鳥インフルエンザを初めとする人と動物の共通感染症や、口蹄疫などの家畜伝染病が世界各地で発生する中、家畜衛生、公衆衛生等の現場において、水際の防疫措置や食品衛生業務の中核を担う公務員獣医師の業務も高い専門能力と判断力が要求され、困難性を増しております。

 そのような中、近年、小動物診療分野へ就業する獣医師の増加により、公務員獣医師の採用難や産業動物診療分野の獣医師不足など、職域ごとの偏在が顕著となっており、獣医師の処遇改善が喫緊の課題となっています。

 しかしながら、現在の公務員獣医師の給料表については、獣医学教育が六年制に移行し、既に三十数年が経過していますが、四年制教育課程時と同じく医療職給料表(二)の給料表が適用されています。一方で、同じ六年制教育を受け、人の臨床に従事する公務員医師は医療職給料表(一)の給料表が適用されております。

 公務員獣医師は、産業動物の臨床現場で高度な自己判断に基づき業務を遂行しなければなりませんが、その処遇においては、医師や小動物臨床分野に従事する獣医師との間に差が生じており、全国的に公務員獣医師が採用困難となっている一つの要因となっております。このため、国が率先して、国家公務員獣医師に適用する俸給表について、医師等に準じた獣医師固有の給料表を創設することなどを強く求めるものでございます。

 どうか議員各位の御賛同を賜りますようお願いを申し上げまして、意見書発案の趣旨説明といたします。よろしくお願いいたします。



○議長(洞口博君) お諮りいたします。県議第十一号を直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(洞口博君) 御異議なしと認めます。よって、本案を直ちに採決することに決定いたしました。

 ただいまから県議第十一号を採決いたします。

 お諮りいたします。本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(洞口博君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。



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○議長(洞口博君) これをもって、提出されました案件は全て議了いたしました。

 よって、平成二十六年第三回岐阜県議会定例会を閉会いたします。

 午前十時四十一分閉会



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△閉会式



    〔一同起立〕



△事務局長(志村隆雄君) ただいまから閉会式を行います。議長から挨拶をいただきます。

    〔議長 洞口 博君登壇〕



○議長(洞口博君) 閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。

 議員各位には、十七日間にわたる本定例会会期中、提出されました議案を初め当面する県政の諸課題について終始熱心に御審議を賜り、ここに全ての案件を議了することができました。議員並びに執行部各位には、議事運営に格別の御協力をいただきましたことを心から御礼申し上げます。

 これからますます暑さも厳しくなりますが、皆様方には、お体を十分御自愛いただきますよう御祈念いたしまして、閉会の御挨拶といたします。ありがとうございました。

    (拍手)



△事務局長(志村隆雄君) 知事から挨拶をいただきます。

    〔知事 古田 肇君登壇〕



◎知事(古田肇君) 閉会に当たりまして、私からも一言御挨拶を申し上げます。

 本定例会におきましては、補正予算案を初め提出案件につきまして終始熱心に御審議賜り、まことにありがとうございました。皆様方からいただきました御意見、御指摘を十分に踏まえまして、今後の県政の推進に努めてまいります。

 とりわけ、本日議決いただきました山岳遭難事故の低減に向けた新たな条例につきましては、普及啓発や制度の運用に当たって万全を期してまいります。

 さて、日ごとに暑さが厳しくなってまいりますが、議員の皆様方におかれましては、どうか健康に十分御留意されまして、県政発展のため御活躍されますようお願い申し上げます。

 これをもちまして、閉会の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

    (拍手)



△事務局長(志村隆雄君) これをもちまして閉会式を終わります。

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 議長      洞口 博

 副議長     小川恒雄

  十四番    加藤大博

  十六番    山本勝敏

 二十二番    林 幸広

 二十八番    佐藤武彦

 三十四番    村下貴夫