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平成26年  2月 定例会(第1回) 02月25日−01号




平成26年  2月 定例会(第1回) − 02月25日−01号









平成26年  2月 定例会(第1回)





○議長(渡辺真君) 開会式に先立ち、御報告申し上げます。

 本日、田口義嘉壽氏の名誉県民表彰式がございました。ただいまから田口義嘉壽名誉県民の御挨拶がございます。

    〔田口義嘉壽君登壇〕(拍手)



◎※(田口義嘉壽君) 一言、御礼の御挨拶を申し上げたいと思います。

 私は、平成十二年から平成十五年まで、岐阜県の公安委員会の委員長を務めさせていただきました。そのときに先生方からの御質問にお答えするということで、実はこの場に一回立ったことがございます。大変緊張いたしました。そしてまた、きょうは、内容は違いますけれども二回目のここで立たせていただくということになったわけでございます。大変光栄でございます。しかも、きょうはこの県議会の第一回目の会議の初日でございまして、大変貴重なお時間を頂戴して御挨拶を申し上げる機会を得ました。大変恐縮に存じておるところでございます。

 まず初めに、この名誉県民に選定をしていただきました。これは、古田知事さんを初め先生方の大変なお骨折りの結果でありまして、心から厚く感謝を申し上げる次第でございます。

 先ほど、岐阜県の美術館におきまして名誉県民の表彰式が行われました。古田知事さんから、表彰状と、そして今ここに掲げておりますこの記章を頂戴いたしました。大変光栄に存ずるとともに、大変感激をいたしておったわけでございます。

 そのときに、私は、率直な意見としてこんなことを申し上げました。ソチのオリンピックが終わりました。ちょうどこの記章は金メダルをいただいたということに匹敵するよと、こういう気持ちを持ったわけであります。それだけに、非常に名誉なことでもあるし、非常に責任も重いなあと、こういう感じをしておるわけであります。

 そのときに、知事さんからもいろいろとお話がございました。この名誉県民という称号については、私は一企業として、あるいは一経済人として、地域の発展、地域経済の振興にいろいろと尽くしてきたわけでありますが、それは当然のことでありまして、本当の理由というのは、一昨年行われましたぎふ清流国体・清流大会の成功にあったんではないかなというふうに思っております。それに貢献をしたと、その御褒美でこの称号をいただいたというふうに思っておるわけでありますが、実はこれにはいろいろと意味がございます。私の考え方で申し上げますと、やはり古田知事さんの強力なリーダーシップ、そして先生方の御協力、御努力、そして特に岐阜県民の皆さん方一人一人の、県外から岐阜に訪れてこられました選手、監督をおもてなしの心で温かく迎えていただいた、そういう非常にすばらしい環境をつくっていただいたわけであります。そういった環境の中で、私ども役員といたしましても一生懸命活躍することができましたし、同時に一番の功労者というのはアスリートであろうというふうに思いますが、日ごろの練習の成果を十二分に発揮いたしまして、思う存分戦ってくれたと、それがこの天皇杯、皇后杯の獲得につながったと。しかも、三千点以上という高得点で獲得ができたと、こういうことでございます。

 これは、私個人のものではありません。この功績というのは、やはり県民一人一人の国体に携わってくださいました皆さん方のものであるというふうに感じております。それを、私が代表いたしまして頂戴いたしたわけでありまして、それなりに大きな名誉であるとともに、非常に大きな責任を感じておるところでございます。

 私は、これからも生ある限りは、一日一日頑張りまして、地域の発展のために、特にスポーツの発展のために尽くしてまいりたいというふうに思っておるわけでございます。そういうことで、どうかひとつ、皆さん方のさらなる御指導と御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げたいと思います。

 実はきょうは二月二十五日でございます。くしくも私の父の誕生日でございます。父も、必ず泉下で大変喜んでおってくれるんではないかなと、こういうふうに思っております。本当にありがとうございました。



○議長(渡辺真君) 拍手でお見送りをいたしたいと思います。

    (拍手)



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△開会式



    〔一同起立〕



△事務局長(志村隆雄君) ただいまから開会式を行います。議長から挨拶をいただきます。

    〔議長 渡辺 真君登壇〕



○議長(渡辺真君) 開会に当たり一言御挨拶申し上げます。

 このたび、田口義嘉壽さんが名誉県民になられましたことに対し、改めて心からお喜び申し上げますとともに、県勢発展のために、今後ともますます御活躍されますようお祈り申し上げます。

 さて、本日、平成二十六年第一回岐阜県議会定例会が招集されましたところ、議員各位の御参集を得てここに開会の運びとなりました。

 本定例会に提出されます各案件は、平成二十六年度岐阜県一般会計予算を初め、いずれも重要な案件であります。県政の諸課題を含め、この一年間の県政の方向とその施策を検討する重要な議会になります。県民のため、議会に課せられた役割を果たせるよう、十分御審議くださいますようお願い申し上げます。

 議員各位、並びに執行部の皆様には、議事が円滑に運営できますよう御協力をお願いいたしまして、開会の御挨拶といたします。

    (拍手)



△事務局長(志村隆雄君) 知事から挨拶をいただきます。

    〔知事 古田 肇君登壇〕



◎知事(古田肇君) おはようございます。開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。

 本日は、平成二十六年第一回岐阜県議会定例会を招集させていただきましたところ、議員の皆様方の御参集をいただき、まことにありがとうございます。

 先ほど、この場において御挨拶いただきましたが、本日、田口義嘉壽氏の名誉県民表彰式をとり行い、長年にわたる同氏の御功績に対し、名誉県民の称号を贈り表彰するとともに、記章を贈呈させていただきました。田口義嘉壽氏におかれましては、今後とも御壮健にて、県政に対して引き続き御指導、御協力をいただきますようお願い申し上げる次第でございます。

 さて、今議会に上程いたします案件は、平成二十六年度当初予算を初め、来年度の県政運営を進める上でいずれも極めて重要なものでございます。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げまして、開会の御挨拶とさせていただきます。

    (拍手)



△事務局長(志村隆雄君) これをもちまして開会式を終わります。

    〔一同着席〕



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△議事日程(第一号)



             平成二十六年二月二十五日(火)午前十一時開議

 第一 会議録署名議員の指名について

 第二 会期の決定について

 第三 議第一号から議第八十六号まで



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△本日の会議に付した事件



 一 日程第一 会議録署名議員の指名について

 一 日程第二 会期の決定について

 一 日程第三 議第一号から議第八十六号まで



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△出席議員 四十五人



      一番   山田 優君

      二番   道家康生君

      三番   水野吉近君

      五番   国枝慎太郎君

      六番   高木貴行君

      七番   郷 明夫君

      八番   長屋光征君

      九番   高殿 尚君

      十番   大須賀志津香君

     十一番   野村美穂君

     十二番   太田維久君

     十三番   田中勝士君

     十四番   加藤大博君

     十五番   酒向 薫君

     十六番   山本勝敏君

     十七番   松岡正人君

     十八番   篠田 徹君

     十九番   小原 尚君

     二十番   村上孝志君

    二十一番   川上哲也君

    二十二番   林 幸広君

    二十三番   水野正敏君

    二十四番   脇坂洋二君

    二十五番   野島征夫君

    二十六番   松村多美夫君

    二十七番   平岩正光君

    二十八番   佐藤武彦君

     三十番   渡辺嘉山君

    三十一番   伊藤正博君

    三十二番   森 正弘君

    三十三番   小川恒雄君

    三十四番   村下貴夫君

    三十五番   矢島成剛君

    三十六番   足立勝利君

    三十七番   洞口 博君

    三十八番   渡辺 真君

    三十九番   岩花正樹君

     四十番   平野恭弘君

    四十一番   駒田 誠君

    四十三番   藤墳 守君

    四十四番   早川捷也君

    四十五番   玉田和浩君

    四十六番   岩井豊太郎君

    四十七番   渡辺信行君

    四十八番   猫田 孝君



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△職務のため出席した事務局職員の職氏名



 事務局長         志村隆雄

 総務課長         伊藤治美

 議事調査課長       北川幹根

 議事調査課総括管理監   武井孝彦

 同    課長補佐    城戸脇研一

 同    課長補佐    河本哲治

 同    課長補佐    古田幹雄

 同    主査      今西 淳



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△説明のため出席した者の職氏名



 知事           古田 肇君

 副知事          高原 剛君

 副知事          上手繁雄君

 会計管理者        塚中和巳君

 秘書広報統括監      若宮克行君

 危機管理統括監      石原佳洋君

 総務部長         彦谷直克君

 総合企画部長       安福正寿君

 環境生活部長       秦 康之君

 健康福祉部長       川出達恭君

 商工労働部長       宗宮康浩君

 農政部長         平工孝義君

 林政部長         正村洋一郎君

 県土整備部長       山本 馨君

 都市建築部長       高木善幸君

 教育長          松川禮子君

 警察本部長        竹内浩司君

 代表監査委員       鵜飼 誠君

 人事委員会事務局長    増田好則君

 労働委員会事務局長    市橋正樹君



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△二月二十五日午前十一時十分開会



○議長(渡辺真君) ただいまから平成二十六年第一回岐阜県議会定例会を開会し、本日の会議を開きます。



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○議長(渡辺真君) 日程第一 会議録署名議員の指名についてを議題といたします。

 お諮りいたします。この定例会の会議録署名議員に、九番 高殿 尚君、二十番 村上孝志君、二十四番

 脇坂洋二君、二十六番 松村多美夫君、三十五番 矢島成剛君を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(渡辺真君) 御異議なしと認めます。よって、それぞれ指名のとおり決定いたしました。



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○議長(渡辺真君) 諸般の報告をいたします。

 書記に朗読させます。

    (書記朗読)

 議案の提出について

 知事から、本日付をもって、お手元に配付のとおり、議第一号 平成二十六年度岐阜県一般会計予算ほか八十五件の議案の提出がありました。

 岐阜県国民保護計画の変更について

 知事から、平成二十六年二月七日付をもって、お手元に配付のとおり、武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律第三十四条第八項の規定により、岐阜県国民保護計画の変更について報告がありました。

 専決処分の報告について

 知事から、本日付をもって、お手元に配付のとおり、地方自治法第百八十条第二項の規定により、報第二号

 訴えの提起についてほか二十一件の専決処分の報告がありました。

 指定金融機関の状況の報告について

 知事から、本日付をもって、お手元に配付のとおり、平成二十五年度指定金融機関の状況についての提出がありました。

 監査結果等の報告について

 監査委員から、お手元に配付のとおり、平成二十五年十二月二十六日付をもって、地方自治法第百九十九条第九項の規定により定期監査の結果について、並びに平成二十五年十二月二十六日付及び平成二十六年一月二十七日付をもって、地方自治法第百九十九条第九項の規定により財政的援助団体等監査の結果について、並びに平成二十五年十二月二十六日付及び平成二十六年一月二十七日付をもって、地方自治法第二百三十五条の二第三項の規定により出納検査の結果について報告がありました。



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○議長(渡辺真君) 日程第二 会期の決定についてを議題といたします。

 お諮りいたします。この定例会の会期は、本日から三月十九日までの二十三日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(渡辺真君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から三月十九日までの二十三日間と決定いたしました。



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○議長(渡辺真君) 日程第三を議題といたします。

 提出議案に対する知事の説明を求めます。知事 古田 肇君。

    〔知事 古田 肇君登壇〕



◎知事(古田肇君) 平成二十六年第一回岐阜県議会定例会の開会に当たり、提出議案の説明に先立ちまして、県政運営に関する私の所信を申し述べ、議員各位並びに県民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げたいと存じます。

 まず、県政運営の基本方針について、御説明申し上げます。

 平成二十一年度から平成三十年度までの県政の方向を定めた岐阜県長期構想については、本年度がその中間年に当たります。このため、構想策定後の社会情勢の変化や、これまでの取り組みの成果を検証するとともに、議員の皆様を初め、多くの県民の皆様からいただいた御意見を反映し、向こう五年間の県政の方向をまとめさせていただいたところであります。さらに、将来に目を向けますと、東京オリンピック・パラリンピックが開催される二〇二〇年は東海環状自動車道の全線が開通し、本県の将来を展望する上で、大きな節目を迎えます。こうしたことから、平成二十六年度においては、長期構想の中間見直しを踏まえ、また二〇二〇年も視野に入れながら、三つの柱で政策を推進してまいります。

 まず第一に、「「清流の国ぎふ」づくり」であります。

 先般、「清流の国ぎふ」づくり推進県民会議において「清流の国ぎふ憲章」を策定していただき、その基本理念を明らかにしたところであります。

 この憲章にのっとり、まず、スポーツの振興と地域活性化の一体的な取り組み、全国育樹祭の開催準備など、「清流の国ぎふ二〇二〇プロジェクト」をスタートさせるとともに、「わがまち清流の国づくり」への支援、清流の源である森林の保全、さらには未来を担う人づくりを積極的に進めてまいります。

 今回のオリンピックにおきましても、スキー競技ノルディック複合団体で本県から永井秀昭選手が出場し、五位と活躍をしたほか、スノーボード競技ハーフパイプ男子銅メダルの平岡 卓選手、女子五位の岡田良菜選手など、本県のスキー場で腕を磨いた選手たちが大活躍いたしました。さらに、来月七日に開幕する冬季パラリンピックには、県勢として初めて岩本啓吾選手がクロスカントリースキー競技に出場いたします。

 また、ラモス監督が就任し、陣容を一新したFC岐阜の活躍には、大きな期待が寄せられております。来月二日から新たなシーズンの幕あけとなりますが、できる限り多くのサポーターに試合会場に足を運んでいただき、感動をともにしていただきたいと思います。

 第二に、「新たな「成長・雇用戦略」の展開」であります。

 本県の経済情勢については、昨年十一月の鉱工業生産指数は八四・五、景気動向指数は一〇六・八となるなど、中国やアメリカに対する輸出が回復し、輸送用機械関連を中心に受注や生産などが増加しております。また、雇用の面では、昨年十二月の有効求人倍率は一・二三倍と、昨年四月に一倍を超えてから一貫して上昇傾向が続いており、全体として回復基調にあります。四月からの消費税増税を控え、県経済及び県民生活に与える影響が懸念されますが、このたび同時に上程しました総額二百八十三億円の平成二十五年度補正予算において、社会資本の強靱化・老朽化対策を初め、地域経済に配慮した取り組みを大いに進めてまいります。

 加えて、県内経済の成長を確かなものとするために、航空宇宙産業や医療福祉機器などの成長産業の拡大・集積、観光の基幹産業化、誰もが活躍できる雇用の場の創出、農林業の活性化、さらには東海環状自動車道西回り区間を初めとするネットワークインフラの整備に取り組んでまいります。

 第三に、「確かな安全・安心の社会づくり」であります。

 医療・介護などの多職種連携による在宅医療の提供体制を構築するとともに、県立希望が丘学園や岐阜県総合医療センター障がい児病棟の整備を進めてまいります。また、医療・福祉の担い手となる人材の確保に加え、地域医療の拠点となる施設や高齢者や障がいのある方を支える施設の整備に取り組み、県民の皆様が安心して暮らせる岐阜県づくりに取り組んでまいります。

 さらに、南海トラフ巨大地震などの自然災害や原子力災害に備え防災対策を一段と強化するほか、本県からの要望により創設されました国のモデル事業による亜炭廃坑対策に取り組むなど、強靱な危機管理体制を構築いたします。また、緊急輸送道路の整備を進めるとともに、交通安全対策などを推進し、県民生活を取り巻くリスクに的確に対応してまいります。

 それでは、今議会に提出いたしました議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。

 今議会への提出議案は、予算関係二十九件、条例関係四十二件、その他の案件十五件、合計八十六件でございます。

 最初に、平成二十六年度当初予算についてであります。

 これまでの行財政改革の取り組みにより構造的な財源不足は解消され、平成二十五年度決算では起債許可団体から脱却する見通しとなるなど、財政の健全化に一定のめどがつきつつあります。しかし、中期的には社会保障制度改革の行方、地方財政制度や金利の動向に加え、老朽化した社会資本への対応、今後も増嵩する財政需要への対応など、さまざまな課題を抱えております。このため、来年度以降も着実に行財政改革に取り組み、節度ある財政運営に努めていく必要があると考えております。他方で、岐阜県長期構想の中間見直しを踏まえた政策課題や、節目となる二〇二〇年を見据えた施策につきましては、積極的に展開していく必要がございます。こうしたことから、平成二十六年度予算では、節度とめり張りを念頭に、「清流の国ぎふ」づくりの本格予算を編成したところでございます。

 議第一号から議第十四号までの平成二十六年度予算の規模は、一般会計七千五百三十七億九千万円、特別会計一千二百三億五千万円、合計八千七百四十一億四千万円となります。

 一般会計予算は、前年度当初予算に比べ一・〇%の増加であり、十二年ぶりに増加となった昨年度に続き二年連続で増加しております。

 それでは、当初予算に盛り込んだ、主要政策の概要につきまして御説明申し上げます。

 最初に、第一の柱である「「清流の国ぎふ」づくり」についてでありますが、新たに設置する清流の国推進部を中心に展開してまいります。

 まず、「清流の国ぎふ二〇二〇プロジェクト元年」といたしまして、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック開催と東海環状自動車道の全線開通を見据えた関連プロジェクトをスタートいたします。具体的には、飛騨御嶽高原高地トレーニングエリアを国内外に向けてPRし、トレーニング合宿などの誘致活動を展開するとともに、岐阜県選手の育成・強化、スポーツコミッションによる国際大会や全国大会の誘致に取り組んでまいります。また、「リニア活用戦略」を踏まえた地域づくりに着実に取り組むとともに、平成二十七年秋の第三十九回全国育樹祭に向け、本格的な開催準備を進めてまいります。

 第二に、スポーツ・健康づくりの推進として、県内クラブチームによるスポーツイベントや「秋のスポーツフェア」を開催するほか、障がい者の方が一年を通して利用できる屋内プールの整備に着手してまいります。

 第三に、「清流」環境の保全としまして、水源林の保全・整備や里山林の整備・活用に加え、水資源課を新設し、地下水の利用実態調査など水資源対策を総合的に検討してまいります。このほか、公共施設などへの再生可能エネルギーの導入、農業用水を活用した小水力発電施設や木質バイオマス関連施設の整備を進めてまいります。

 第四は、地域を支え、未来を担う人づくりでございます。

 まず、第二次岐阜県教育ビジョンに基づき、教育の充実を図ってまいります。具体的には、グローバル社会で活躍できる人材の育成に向け、国際的な展開を進めている企業や大学と連携した授業や海外インターンシップ体験、海外留学や姉妹校交流、さらには教員の英語力・指導力の一層の向上に力を注いでまいります。また、岐阜希望が丘、岐阜南部、岐阜高等の三つの特別支援学校を整備してまいります。いじめ・不登校問題への対応としましては、スクールソーシャルワーカーを新たに配置するとともに、岐阜県いじめ防止等対策審議会を新設するなど、体制を整備してまいります。続いて、少子化対策につきましては、複数の部にまたがって所管していた事務を健康福祉部に新設する「子ども・女性局」に一元化し、婚活支援、保育所待機児童ゼロプロジェクト、ワーク・ライフ・バランスの推進など一貫した施策に取り組んでまいります。また、文化振興課を新設し、次世代の文化芸術の担い手育成や、障がい者の文化芸術活動などの拠点整備を進めてまいります。

 次に、第二の柱である「新たな「成長・雇用戦略」の展開」でありますが、四つの項目で関連施策を展開してまいります。

 まず「岐阜県成長・雇用戦略」プロジェクトを実行するため、航空宇宙産業関連では、競争力強化や新規参入、一貫生産体制の構築などへの支援に加え、人材育成の強化や海外展開を支援してまいります。医療福祉機器の分野につきましては、新たな認証取得の支援に加え、現場のニーズに基づいた福祉・生活機器を開発してまいります。また、次世代エネルギーの分野につきましては、県内企業のエネルギー関連市場への参入を促進する産学官のコンソーシアムを立ち上げ、関連企業の製品開発を支援してまいります。

 さらに、ソフトピアジャパン内にネットショップの支援センターを開設し、新規参入を支援するとともに、四月にソフトピアジャパンへ移転するIAMASの知的資源を生かして、新商品・新サービスの共同開発を推進してまいります。こうした各分野別の支援策に加えて、企業誘致補助金上限額の引き上げや、優遇税制をパッケージにした企業立地支援策を展開するとともに、県内中小企業の生産性向上や新分野参入に向けた設備投資の促進、新商品・新技術の開発の取り組みを支援してまいります。加えて、アクティブG内、あるいは海外拠点を含めて県産品のアンテナショップ・ネットワークを開設するなど、新たな内外販路開拓の取り組みを支援してまいります。また、観光の基幹産業化を目指し、内外誘客の拡大を図るため、県営四公園、関ケ原古戦場など主要観光地の重点的再整備、ベトナム、フィリピンの市場開拓への着手、ヨーロッパ拠点としてのフランス誘客キャンペーンを展開してまいります。雇用分野のプロジェクトとしましては、若者や女性の就業支援や、障がい者の一般就労支援の強化などに取り組んでまいります。

 第二に、未来につながる農業づくりとして、農地の集積・集約を推進する農地中間管理機構の体制を整備し、生産性の向上による農業経営の安定化を図ってまいります。また、三年間で一千人の新規就農者育成を目指し岐阜県就農支援センターを開設するなど、担い手育成を推進してまいります。さらに、既に本県のブランドとなっておりますトマト、飛騨牛、アユを全国ナンバーワンブランドにするため技術開発に取り組むとともに、出荷作業の共同化など産地の構造改革を支援してまいります。また、首都圏や海外への販路拡大を支援するとともに、名古屋市内に農産物のアンテナショップを開設し、六次産業化を支援してまいります。

 第三に、生きた森林づくりであります。

 県の森林技術開発・支援センターが中心となってコンソーシアムを立ち上げ、架線集材などの新たな技術の開発・普及を図るほか、ドイツの先進的な林業技術の導入や伐採後の再造林を促進し、木材の生産体制の強化を図ってまいります。また、大型製材工場など木材加工施設の整備を促進するとともに、木材乾燥技術の開発などを進め、県産材の安定供給を図ってまいります。

 第四に、成長・雇用戦略を推進するためのネットワークインフラ整備として、東海環状自動車道西回り区間の整備や東海北陸自動車道白鳥−飛騨清見インターチェンジ間の四車線化を促進するとともに、リニア中央新幹線岐阜県駅へのアクセス道路として、濃飛横断自動車道の整備を進めてまいります。

 最後に、第三の柱である「確かな安全・安心の社会づくり」でありますが、三つの項目で施策を展開してまいります。

 まず、医療、福祉の充実・連携としまして、医療・介護等の多職種連携による在宅医療提供体制を整備するとともに、短時間巡回型訪問介護の普及を図ってまいります。また、医学生への修学資金の貸し付けを継続し、医療を担う人材不足の解消に取り組んでまいります。本年四月からは、本制度による第一期の卒業生医師二十九名が本県の地域医療に従事することになります。加えて、新たに、障がい児者医療に従事する人材の育成確保にも取り組んでまいります。このほか、岐阜県総合医療センターに小児医療センターの整備を進めるとともに、救急医療体制の充実、がん対策の推進などに取り組んでまいります。福祉分野では、特別養護老人ホームなどの施設整備を支援するほか、障がい者の方の相談業務を一カ所に集約した障がい者総合相談センターを整備してまいります。

 第二に、強靱な危機管理体制の構築であります。

 防災ヘリ「若鮎?号」の更新、次期防災情報通信システムの整備、さらには広域防災拠点の整備を進めてまいります。また、放射性物質拡散シミュレーションの結果を踏まえ、避難方法に関するシミュレーションを実施し、有事の際の迅速な対応に生かしてまいります。加えて、防災訓練や防災フェアの開催など、災害から命を守る県民運動を展開してまいります。さらに、緊急輸送道路ネットワーク整備計画に基づき、道路の拡幅や橋梁の耐震補強を実施するほか、住宅、大規模建築物、老朽化した農業用ため池などの耐震化を促進してまいります。

 第三に、暮らしの安全・安心の確保としまして、社会資本の計画的な維持管理を進めるとともに、公共交通の維持確保、交通安全対策を推進するほか、少子・高齢化に対応した住まいづくりを支援してまいります。また、食品のメニュー表示などの監視・指導の強化、食品異物分析機器の整備などにより、食の安全・安心の確保にも取り組んでまいります。

 次に、歳入の主な事項について御説明を申し上げます。

 県税につきましては、国内景気の緩やかな回復を背景に企業業績の堅調な推移が見込まれるとともに、本年四月からの消費税率の引き上げに伴い地方消費税の増収が見込まれることなどから、前年度当初予算に比べ九十五億円増の二千四十五億円を計上いたしております。

 また、地方交付税は、地方財政計画の動向や本県の県税収入の見込みなどを勘案し、一千六百八十三億円を計上いたしております。

 基金繰入金につきましては、国交付金を原資に設置した各種基金からの繰り入れが増加する一方で、財政調整基金繰り入れの減少に伴い、三百七億円となっております。

 一方、県債につきましては、地方交付税の代替措置である臨時財政対策債の減少に加え、これを除く県債も減少することとなり、前年度と比較して八十四億円減少し、一千百十一億円を計上しております。

 次に、議第十五号 平成二十五年度一般会計補正予算につきまして御説明申し上げます。

 まず、国の補正予算に対応し、総合庁舎や警察署などの耐震化、緊急輸送道路の整備、河川の改修などに加え、新たに亜炭鉱廃坑跡の予防工事などを実施するための基金を造成するなど、防災・減災対策を推進してまいります。また、農地中間管理事業等推進基金の創設に加え、緊急雇用創出事業臨時特例基金、森林整備加速化・林業再生基金、地域活性化・公共投資基金などへの積み立てを行うこととしております。加えて、今後の県債償還のための財源確保を図る観点から県債管理基金への積み立てを行うほか、県庁舎の将来の建てかえに備えて、県有施設整備基金への積み立てを行うこととしております。その一方で、経費の節減努力や、事業執行を踏まえた減額を加味し、補正予算の全体規模としては、二百八十二億六千万円の増額となっております。

 さらに、議第十六号から議第二十九号までは特別会計の補正予算であります。

 議第二十五号及び議第二十九号は、国の補正予算を受け、大規模災害に備え、大容量送水管などの整備や下水道施設の耐震対策を推進するものであります。その他の特別会計については、いずれも年度内の執行見込みなどを勘案し、所要の補正を行うものであります。

 また、議第三十号から議第七十一号までは条例の制定または改廃でございまして、その主なものを御説明いたします。

 議第三十号は、会計規模の縮小等に伴い、乗用自動車管理特別会計を廃止するものであります。

 議第三十一号は、スポーツの振興と地域活性化を一体的に推進するため、スポーツに関する事務を教育委員会から知事部局に移管するものであります。

 議第三十二号は、審議会の委員等の報酬の上限額及び支給方法を明確化するものであります。

 議第三十三号は、県職員定数条例などの一部改正であり、特別支援学校における児童・生徒の増に対応した教員定数の充実などにより、県職員全体として三十七人の定数増としております。

 議第三十四号は、職員の通勤手当について、自動車等を使用して通勤する場合の上限額を引き上げるなどの改正を行うものであります。

 議第三十五号は、知事及び副知事の退職手当の支給割合を引き下げるものであります。

 議第三十六号は、知事直轄組織及び総合企画部を再編し、新たに清流の国推進部及び危機管理部を設置し、政策課題に対応するものであります。

 議第三十七号は、消費税率の引き上げに伴い、使用料の額の改定などを行うものであります。

 議第三十八号は、成長が期待される産業分野の企業について県内立地を促進するため、事業に用いる家屋及び土地の取得に対して課する不動産取得税の税率を、本年四月一日から三年間、二分の一とする特例を設けるものであります。

 議第三十九号は、市町村への権限移譲事務を拡大するものであります。

 議第四十一号は、優良産業廃棄物処理業者に廃棄物処理を委託する場合における処理能力の確認手続を不要とするものであります。

 議第四十二号は、土砂等の埋め立てのうち、関係法令に基づいて土壌汚染の拡散防止措置が講じられるものについては、規制の対象外とするものであります。

 議第四十三号及び議第六十五号は、いじめ防止対策推進法の施行に伴い、いじめによる重大事態が発生した場合に、調査等を実施する機関を教育委員会に設けるとともに、学校の調査結果を再調査するための機関を知事部局に設置するものであります。

 議第四十六号は、県立の衛生専門学校及び看護専門学校につきまして、授業料を改定するものであります。

 議第四十九号及び議第五十一号につきましては、国の省令改正に伴い、グループホームなどにおける障害福祉サービスの基準を整備するほか、保育士配置基準の緩和措置の対象を拡大するものであります。

 議第五十二号は、後期高齢者医療財政安定化基金の拠出割合を変更するものであります。

 議第五十九号は、農地中間管理機構が行う農地の貸し付けなど農用地利用の効率化促進事業に要する資金に充てるため、岐阜県農地中間管理事業等推進基金を設置するものであります。

 議第六十号は、小水力発電施設整備事業などについて徴収する分担金を変更するものであります。

 議第六十二号及び議第六十六号は、土地利用審査会の委員定数の上限、社会教育委員の委嘱の基準をそれぞれ条例で定めるものであります。

 議第六十三号は、岐阜県立高等学校活性化計画策定委員会を設置するものであります。

 議第六十九号は、近年増加している風俗案内業について一部の営業を禁止するほか、営業の届け出や基準の遵守を義務づけるとともに、違反行為に対する罰則を定めるなど、規制を強化するものであります。

 その他の条例関係議案は、国補正予算を受け創設した基金の存続期限を延長するほか、使用料、手数料の新設・改定などにつきまして、それぞれ議決を求めるものでございます。

 次に、議第七十二号から議第八十六号までは、その他の案件であります。工事の請負契約、退職手当の支給制限処分に係る審査請求に関する諮問、包括外部監査契約の締結、土地改良事業に対する市町村負担金の変更、木曽川右岸流域下水道の維持管理に係る市町の負担金の変更のほか、岐阜県長期構想中間見直しや岐阜県教育ビジョンなどにつきまして、それぞれ議決を求めるものであります。

 以上をもちまして、提出案件の御説明を終わります。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。



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○議長(渡辺真君) お諮りいたします。議案精読等のため、明日から三月四日までの七日間、休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(渡辺真君) 御異議なしと認めます。よって、明日から三月四日までの七日間、休会とすることに決定いたしました。



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○議長(渡辺真君) 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。

 三月五日は午前十時までに御参集願います。

 三月五日の日程は追って配付いたします。

 本日はこれをもって散会いたします。



△午前十一時三十八分散会



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