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平成24年  2月 定例会(第1回) 02月24日−01号




平成24年  2月 定例会(第1回) − 02月24日−01号









平成24年  2月 定例会(第1回)





△開会式



    〔一同起立〕



△事務局長(島田清君) ただいまから開会式を行います。議長からあいさつをいただきます。

    〔議長 藤墳 守君登壇〕



○議長(藤墳守君) おはようございます。開会に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。

 最初に、先月二十八日に、「ぎふ清流国体 冬季大会」がいよいよ幕をあけました。各地で熱戦が繰り広げられたところであります。本県選手の活躍は大きな希望と感動を呼び、県民挙げての温かいおもてなしを通じ、岐阜県の魅力・元気を全国に発信することができました。今後の本県選手の飛躍とともに、今大会の感動・熱気が秋の本大会に引き継がれることを大いに期待いたしておるところでございます。

 さて、本日、平成二十四年第一回岐阜県議会定例会が招集されましたところ、議員各位の御参集を得て、ここに開会の運びとなりました。

 本定例会に提出されます各案件は、平成二十四年度岐阜県一般会計予算を初め、いずれも重要な案件であります。県政の諸課題も含め、この一年間の県政の方向と、その施策を検討する重要な議会になります。県民のため、議会に課せられました役割を果たせるよう、十分御審議くださいますようお願いを申し上げます。

 議員各位並びに執行部の皆さんには、議事が円滑に運営できますよう御協力をお願いいたしまして、開会のごあいさつといたします。

    (拍手)



△事務局長(島田清君) 知事からあいさつをいただきます。

    〔知事 古田 肇君登壇〕



◎知事(古田肇君) おはようございます。開会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

 本日は、平成二十四年第一回岐阜県議会定例会を招集させていただきましたところ、議員の皆様方の御参集をいただき、まことにありがとうございます。

 今議会に上程いたします案件は、平成二十四年度当初予算を初め、来年度の県政運営を進める上でいずれも重要なものでございます。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げまして、開会のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。

    (拍手)



△事務局長(島田清君) これをもちまして開会式を終わります。

    〔一同着席〕



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△議事日程(第一号)



              平成二十四年二月二十四日(金)午前十時開議

 第一 会議録署名議員の指名について

 第二 会期の決定について

 第三 議第一号から議第八十四号まで



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△本日の会議に付した事件



 一 日程第一 会議録署名議員の指名について

 一 日程第二 会期の決定について

 一 日程第三 議第一号から議第八十四号まで



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△出席議員 四十四人



      一番   道家康生君

      二番   水野吉近君

      三番   国枝慎太郎君

      五番   高木貴行君

      六番   野村美穂君

      七番   郷 明夫君

      八番   長屋光征君

      九番   高殿 尚君

      十番   加藤大博君

     十一番   酒向 薫君

     十二番   大須賀志津香君

     十三番   太田維久君

     十四番   村上孝志君

     十五番   田中勝士君

     十六番   山本勝敏君

     十七番   松岡正人君

     十八番   篠田 徹君

     十九番   小原 尚君

     二十番   水野正敏君

    二十一番   川上哲也君

    二十二番   林 幸広君

    二十三番   伊藤秀光君

    二十四番   脇坂洋二君

    二十五番   野島征夫君

    二十六番   松村多美夫君

    二十八番   佐藤武彦君

    二十九番   森 正弘君

     三十番   渡辺嘉山君

    三十一番   伊藤正博君

    三十二番   小川恒雄君

    三十三番   村下貴夫君

    三十四番   大野泰正君

    三十五番   矢島成剛君

    三十六番   足立勝利君

    三十七番   洞口 博君

    三十八番   渡辺 真君

    三十九番   岩花正樹君

    四十一番   駒田 誠君

    四十三番   藤墳 守君

    四十四番   早川捷也君

    四十五番   玉田和浩君

    四十六番   岩井豊太郎君

    四十七番   渡辺信行君

    四十八番   猫田 孝君





△欠席議員 二人



    二十七番   平岩正光君

     四十番   平野恭弘君



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△職務のため出席した事務局職員の職氏名



 事務局長         島田 清

 総務課長         伊藤治美

 議事調査課長       北川幹根

 議事調査課総括管理監   笠原真実

 同    課長補佐    篠田雄一朗

 同    課長補佐    城戸脇研一

 同    課長補佐    田中公治

 同    主査      辻 洋介

 同    主査      堀場一彦



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△説明のため出席した者の職氏名



 知事           古田 肇君

 副知事          渕上俊則君

 副知事          上手繁雄君

 会計管理者        渡辺 厚君

 秘書広報統括監      宗宮康浩君

 危機管理統括監      若宮克行君

 総務部長         彦谷直克君

 総合企画部長       安福正寿君

 環境生活部長       坂 正光君

 健康福祉部長       近田和彦君

 商工労働部長       江崎禎英君

 農政部長         平工孝義君

 林政部長         森  勝君

 県土整備部長       金森吉信君

 都市建築部長       山本 馨君

 ぎふ清流国体推進局長   武藤鉄弘君

 教育長          松川禮子君

 警察本部長        太田 誠君

 代表監査委員       鵜飼 誠君

 人事委員会事務局長    片桐卓朗君

 労働委員会事務局長    市橋正樹君



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△二月二十四日午前十時二分開会



○議長(藤墳守君) ただいまから平成二十四年第一回岐阜県議会定例会を開会し、本日の会議を開きます。



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○議長(藤墳守君) 日程第一 会議録署名議員の指名についてを議題といたします。

 お諮りいたします。この定例会の会議録署名議員に、七番 郷 明夫君、十一番 酒向 薫君、二十三番 伊藤秀光君、三十三番 村下貴夫君、三十八番 渡辺 真君を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(藤墳守君) 御異議なしと認めます。よって、それぞれ指名のとおり決定いたしました。



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○議長(藤墳守君) 諸般の報告をいたします。

 岐阜県議会会議規則第百十八条第一項ただし書きの規定により、お手元に配布の報告書のとおり、議員を派遣いたしましたので報告いたします。

 その他の報告は書記に朗読させます。

    (書記朗読)

 議案の提出について

 知事から、本日付をもって、お手元に配布のとおり、議第一号 平成二十四年度岐阜県一般会計予算ほか八十三件の議案の提出がありました。

 専決処分の報告について

 知事から、本日付をもって、お手元に配布のとおり、地方自治法第百八十条第二項の規定により、報第一号 損害賠償の額を定めることについてほか八件の専決処分の報告がありました。

 監査結果等の報告について

 監査委員から、お手元に配布のとおり、平成二十三年十二月二十七日付をもって、地方自治法第百九十九条第九項の規定により定期監査の結果について、並びに平成二十四年一月二十七日付をもって、地方自治法第百九十九条第九項の規定により財政的援助団体等監査の結果について、並びに平成二十三年十二月二十七日付及び平成二十四年一月二十七日付をもって、地方自治法第二百三十五条の二第三項の規定により出納検査の結果について報告がありました。



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○議長(藤墳守君) 日程第二 会期の決定についてを議題といたします。

 お諮りいたします。この定例会の会期は、本日から三月二十二日までの二十八日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(藤墳守君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から三月二十二日までの二十八日間と決定いたしました。



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○議長(藤墳守君) 日程第三を議題といたします。

 提出議案に対する知事の説明を求めます。知事 古田 肇君。

    〔知事 古田 肇君登壇〕



◎知事(古田肇君) 平成二十四年第一回岐阜県議会の定例会の開会に当たり、提出議案の説明に先立ちまして、県政運営に関する私の所信を申し述べ、議員各位並びに県民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げたいと存じます。

 平成二十四年度は、「安全・活力・安心の「清流の国ぎふ」づくり」をテーマとして、六つの柱により県政運営を推進してまいりたいと考えております。

 第一は、「安全な暮らしを守る防災体制の強化」であります。未曾有の被害をもたらした昨年の東日本大震災の発生から、ほぼ一年が経過しようとしております。改めて亡くなられた方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、早期の復旧・復興を心より願っております。この間に、国においては、復興財源確保の枠組みの決定や全体の司令塔となる復興庁が先ごろ発足するなど、次第に体制が整備され、被災地では復興に向けた動きが本格化しております。本県としましても、人的・物的支援、被災者の受け入れなど、できる限りの支援に取り組んでまいりました。

 また、昨年の夏には、いち早く岐阜県震災対策検証委員会から多岐にわたる御提言をいただき、本県として着手できるものから順次取り組んでまいりました。平成二十四年度においても、さらにその取り組みを徹底して進めてまいります。さらに、原子力災害に対する体制の強化として、「原子力防災室」を新設いたします。加えまして、このところ毎年のように発生する局地的集中豪雨被害に対しましても、しっかりと対策を実施してまいります。

 第二は、「経済情勢の激変に対応する産業・雇用の構築」であります。最近の本県の経済・雇用情勢に目を向けますと、中核である製造業におきましては、東日本大震災によるサプライチェーンの寸断やタイの洪水による影響を脱し、輸送用機械を中心に上向きになりつつあります。

 また、消費は大型店を中心に前年比プラスの状況が続いており、観光・宿泊におきましても、個人のインターネット予約が順調で、回復を牽引しております。しかしながら、昨年夏以降続く歴史的な円高水準や欧州の金融不安による世界経済の後退の影響により、受注の減少や下請企業に対するコストダウン要請が強く懸念されております。さらに、このような景気の先行きに対する不透明感から雇用情勢は引き続き厳しい状況が続いております。こうしたことから、円高の影響を受ける中小企業への積極的支援はもちろんのこと、円高を活用した海外での事業展開、あるいは高い利益が期待される高品質な商品・サービスの提供に対する支援など、いわゆる「攻めの対策」にも取り組んでまいります。これにあわせて、観光交流推進局を商工労働部に移管するとともに、総合的な産業政策を進めるため、商工労働部の組織を再編いたします。

 第三は、「支え合い、未来につながる岐阜県づくり」であります。ただいま申し上げました防災体制の強化や、円高の影響への対応のような喫緊の課題に対応する一方で、医療・福祉の充実など、安心して暮らしていける地域づくりが極めて重要であります。このため、障がいのある方への支援を一段と充実させるとともに、地域医療や介護を支える人材の確保を図ってまいります。

 また、地域住民が支え合い、社会的孤立を生まないよう地域のきずなづくりを進めるため、地域コミュニティーの再生に取り組んでまいります。さらに、子供を産み育てやすい社会環境や未来につながる社会基盤の整備、そして次代を見据えた未来を担う人づくりを推進いたします。

 第四は、「「清流の国ぎふ」づくり」であります。本県の森林や河川などの恵まれた自然環境を将来にわたり享受できるよう、県民全体で支えていくため、平成二十四年度から森林・環境税の御負担をお願いしたところであります。これを活用して、環境を重視し、森林を守って生かす恵みの森林づくりを推進いたします。

 また、木材を切って利用する生きた森林づくりを推進するとともに、農業の分野につきましても、農村の生活環境を守る魅力ある農村づくり、海外や国内における競争力を高めるための強い農業づくりを進めてまいります。

 そして第五は、「ぎふ清流国体・ぎふ清流大会の開催」であります。両大会の幕あけとしてスケート競技会、スキー競技会が開催されました。行き届いた円滑な競技会運営の中で、岐阜県勢の活躍はまことに目覚ましく、両競技会を合わせて天皇杯・皇后杯ともに第三位となるなど、本大会に向けて好発進したところであります。また、スケート競技会には約三万人、スキー競技会には約三万五千人と、予想をはるかに上回る多くの皆様に御来場いただきました。地元挙げての熱いおもてなしと、応援を通じて岐阜県、あるいは恵那市、高山市の自然、文化、食材などの魅力を県内外に十分にアピールできたものと考えており、恵那市、高山市の皆様を初め、運営に携わっていただきました多くの方々の御支援、御協力に心から感謝申し上げる次第でございます。

 このたびの冬季大会のすばらしい勢いを秋に引き継ぎ、平成十八年の「全国植樹祭」から、平成二十二年の「全国豊かな海づくり大会」へと取り組んでまいりました「清流の国ぎふ」づくりの集大成として、県民の皆様を初め全国から集う大会関係者、来場者の心に残り満足していただける大会となるよう全力を尽くしてまいります。

 最後は、「行財政改革アクションプランの総仕上げ」であります。平成二十四年度は、平成二十二年度から取り組んでまいりましたアクションプランの最終年度であります。引き続き、歳入確保対策、歳出削減、人件費削減を着実に実施するとともに、平成二十五年度以降の持続的な財政運営を目指して、中期的な県の財政運営のあり方についても検討してまいりたいと考えております。

 それでは、今議会に提出いたしました議案等につきまして、その概要を御説明申し上げます。

 今議会への提出議案は、予算関係二十九件、条例関係四十三件、その他の案件十二件、合計八十四件でございます。

 最初に、ただいま申し上げた六つの県政運営の方針を具体的に実施していくための、平成二十四年度当初予算について申し上げます。

 議第一号から議第十五号までの平成二十四年度予算の規模は、一般会計七千四百二十四億四千万円、特別会計千百十七億二千万円、合計八千五百四十一億六千万円であります。一般会計予算は前年度当初予算に比べ〇・五%の減少であり、十一年連続でその規模が縮小しております。

 以下、当初予算の概要につきまして、御説明を申し上げます。

 最初に、一番目の柱である「安全な暮らしを守る防災体制の強化」であります。まず地震災害への対応といたしまして、防災拠点となる総合庁舎や警察施設の耐震化を推進するとともに、住宅の耐震診断や耐震工事に対する支援を拡大いたします。また、災害時に緊急輸送道路を確保する観点から、橋梁の耐震対策、幅員拡幅やバイパス整備などを進めてまいります。このほか、短期的集中豪雨に備えて、引き続き河川改修を推進するほか、洪水ハザードマップ作成の支援や土砂災害警戒情報のメール配信システムの構築など、各般の対策に取り組んでまいります。

 次に、災害時の医療を強化するため、県内十一カ所の災害拠点病院が災害時に中心的役割を果たせるよう診療機器や医療資機材の整備を支援してまいります。加えて、災害時の通信手段の確保に向けまして、県内市町村、関係機関を結ぶ防災情報通信システムの更新に着手するとともに、災害拠点病院や救急医療機関に、衛星携帯電話や無線機器など、複数系統の通信機器の導入を図ってまいります。さらに、減災に向けた取り組みといたしまして、小・中学校、高等学校や特別支援学校において、児童・生徒が災害に対して適切に対処できる能力を養う防災教育を推進してまいります。また、原子力災害発生時に、より迅速かつ的確に対応するため、放射性物質の大気中濃度や放射線量などを予測するSPEEDI端末を整備いたします。

 次に、二番目の柱である「経済情勢の激変に対応する産業・雇用の構築」につきまして、御説明いたします。

 まず第一に、本県中小企業の技術力・提案力を磨き、販路の開拓を支援することとし、中でも円高を生かした県内中小企業の海外展開のスタートアップ支援や、アジア企業との合弁を目指したビジネスマッチングなどを実施してまいります。また、商品力の向上支援として、東京や名古屋のセレクトショップと連携してテストマーケティングを実施してまいります。さらには、航空宇宙産業の育成に向け、国際戦略総合特区を生かした量産体制の構築にも注力してまいります。

 第二に、長く続く厳しい雇用環境に対応するため、求職・求人ニーズを踏まえた総合的な就労支援に取り組んでまいります。とりわけ、岐阜市と多治見市に、生活・就労・職業相談、職業紹介や求人開拓などに関するワンストップサービスの窓口を開設し、求職者や生活困窮者の生活安定と再就職に向け、きめ細かく支援してまいります。また、若年層の社会的自立に向けたキャリア教育に重点を置き、長期実践型インターンシップや社会人講師の派遣を実施してまいります。

 第三に、観光交流人口と地域消費を拡大するため、ぎふ清流国体・ぎふ清流大会に向けて展開するワークショップの情報や、会場周辺のお勧め観光スポット、イベント、グルメ情報などを満載した情報誌を発行するとともに、県内外で観光キャラバンを展開してまいります。また、海外誘客を積極的に推進するとともに、大手旅行インターネットサイトと連携し、季節に応じた旅行商品の造成や、特集ページの開設などの誘客キャンペーンを展開いたします。

 次に、三番目の柱である「支え合い、未来につながる岐阜県づくり」について申し上げます。

 第一に、安心な地域づくりを進めるため、障がい児を支援する拠点として、希望が丘学園及び岐阜希望が丘特別支援学校の再整備と総合医療センターの障がい児病棟の整備を推進してまいります。また、ぎふ清流大会を契機として、障がい者に優しいまちづくりを推進するため、競技会開催地の市町村が実施するバリアフリーの環境整備を支援してまいります。

 次に、地域医療の確保に向けまして、県内の医療機関に勤務する意思のある医学生を対象とした修学資金制度を継続するとともに、看護師の確保につきましても、再就職のための相談・あっせんを行うほか、結婚や育児をしながらでも安心して働き続けることができるよう短時間勤務の導入支援に取り組んでまいります。

 このほか、警察官を増員し、インターネットを利用した不正アクセス行為や行政機関へのサイバー攻撃など、サイバー犯罪への対応を強化いたします。

 第二に、支え合う人づくりといたしまして、地域コミュニティーの再生に向け、モデル地域を指定し、地域支え合いセンターの設置を初め、地域の課題解決を支援するサポートチームの派遣など、集中的に施策を展開してまいります。また、少人数学級の推進、学習支援が必要な生徒への対応、発達障がいのある児童・生徒の増加に対応した指導の充実など、学校現場のさまざまな課題に対応し、教員の配置を充実いたします。

 第三に、未来につながる社会基盤整備といたしまして、人や物の広域交流の基盤となる東海環状自動車道や濃飛横断自動車道の整備を推進するとともに、通学路や医療機関へのアクセス道路の整備など、身近な生活を支える道路整備を進めてまいります。また、リニア中央新幹線の開業効果を県内で広く生かしていくため、これを活用した産業振興、観光振興、まちづくり、基盤整備の方向性について検討を進めてまいります。

 次に、四番目の柱である「「清流の国ぎふ」づくり」について申し上げます。

 第一に、身近な環境の保全のため、同じ水系でつながる上・下流の地域が連携して行う河川清掃活動のモデルづくりや、環境学習、環境保全活動を支援してまいります。

 第二に、恵みの森林づくりといたしまして、生物多様性の保全や鳥獣害対策、広葉樹の活用などを促進するため、環境保全モデル林を整備いたします。さらに、県民協働の組織「恵みの森コンソーシアム」による森林資源を活用した新たなビジネスの創造を支援してまいります。

 第三に、農業の分野につきましても、魅力ある農村づくりとして、農業用水を活用した小水力発電施設の整備を進めるとともに、地域の伝統食・郷土食を掘り起こす食のワークショップの開催により、地域の特徴を生かしたグリーン・ツーリズムを推進してまいります。また、強い農業づくりを推進するため、シンガポール、タイにおける販路拡大に向けたプロモーションの展開や、中国におけるテスト販売、マーケット調査など、アジアをターゲットとした県産農産品の輸出拡大に取り組んでまいります。さらに、新規就農者をふやすため、所得が不安定な就農者の研修期間と就農直後の期間に、所得を確保するための給付金を支給してまいります。

 最後に、五番目の柱として「ぎふ清流国体・ぎふ清流大会の開催」について、御説明いたします。

 まず県民総参加の大会、だれもが主役となる大会にするため、総合開会式でも活用する「清流こよみぶね」や、「市町村シンボル旗」の製作に多くの県民に直接携わっていただくワークショップを開催するとともに、乗鞍岳で採火し、県内全市町村をめぐる炬火リレーを実施いたします。特に、開会式・閉会式につきましては、「清流の国ぎふ」を強くアピールするとともに、日本再生に向けたメッセージ性の高いものにしてまいりたいと考えております。さらに、競技力向上により天皇杯・皇后杯の獲得を目指すと同時に、参加者の方々が安全、快適に過ごせるよう両大会の円滑な運営に取り組んでまいります。

 次に、歳入の主な事項につきまして御説明を申し上げます。

 県税につきましては、年少扶養控除の廃止や「清流の国ぎふ森林・環境税」の導入などにより、前年度当初予算に比べ、四十五億円増の千九百五十億円を計上いたしております。また、地方交付税は、国全体の規模や本県の県税収入の見通しなどを勘案し、一千七百五十四億円を計上いたしております。基金繰入金につきましては、国交付金を原資に設置した各種基金の活用分百六十四億円のほか、財政調整基金から財源対策として五十八億円を取り崩すことといたしました。一方、県債につきましては、地方交付税の代替措置である臨時財政対策債が増加したことを受け、前年度当初予算に比べ八十二億円増の一千二百三十七億円を計上しておりますが、通常の県債につきましては、起債対象事業の減により、二十八億円減額したところであります。

 また、いわゆる一括交付金、地域自主戦略交付金につきましては、東日本大震災を踏まえた防災・災害対策や、ぎふ清流国体・ぎふ清流大会を契機とした地域づくりなど、県政の重要な政策課題に対して重点的な活用を図ったところであります。

 さらに、平成二十四年度から御負担をいただきます清流の国ぎふ森林・環境税につきましては、「恵みの森林づくり」、「生物多様性・水資源の保全」、「公共施設における県産材の利用促進」、「地域が主体となった環境保全活動の促進」に充実させていただくとともに、地域の実情に密着して市町村が提案する事業へも活用させていただきます。

 次に、議第十六号 平成二十三年度一般会計補正予算につきまして御説明申し上げます。

 まず、国の第三次補正予算、第四次補正予算に対応し、森林整備加速化・林業再生基金や緊急雇用創出事業臨時特例基金などへの積み立てのほか、最寄りの原子力施設から三十キロメートル圏内の放射線監視を強化するため、モニタリングポストを設置するとともに、観測データの遠隔監視システムを整備いたします。また、今後の県債償還のための財源確保を図る観点から、県債管理基金への積み立てを行うこととしております。その一方で、経費の節減努力による減額などを加味し、補正予算の全体規模としては十一億円の減額となっております。

 次に、議第十七号から議第二十九号までは特別会計の補正予算であり、いずれも年度内の執行見込みなどを勘案し、所要の補正を行うものであります。

 また、議第三十号から議第七十号まで、議第八十一号及び議第八十二号は、条例の制定または改廃でございまして、その主なものを御説明いたします。

 まず、議第三十号は、特別会計設置条例の一部改正でありまして、介護人材確保対策特別会計を設置するものであります。

 次に、議第三十三号は、観光の振興に関する事務を総合企画部から商工労働部に移管するなど、部等設置条例の一部を改正するものであります。

 また、議第三十四号及び議第三十五号は、現下の厳しい財政状況にかんがみ、平成二十四年度も引き続き、知事、副知事、教育長及び常勤の監査委員等並びに職員の給料月額等について、それぞれの職務に応じて減額措置を行うものであります。

 続きまして、議第三十六号は、岐阜県税条例の改正でございます。東日本大震災からの復興に関連して実施する防災対策に必要な財源を確保するため、平成二十六年度から平成三十五年度まで、各年度分の個人県民税の均等割額に五百円を加算するなどの改正を行うものであります。

 議第四十三号、議第五十八号、議第六十号、議第六十六号及び議第七十号は、手数料に関するものであります。高等学校を初めとする県立の学校におきまして、卒業証明書などの交付に要する経費を統一的に徴収するほか、道路交通法の施行に関する事務に係る手数料についての改定などを行うものであります。

 また、議第八十一号は、県職員定数条例などの一部改正でございます。事務事業の見直しなどを踏まえまして、知事の事務部局で六十一人、全体として七十四人の職員定数を削減することといたしました。

 次に、議第八十二号は、国際情報科学芸術アカデミーを廃止するものであります。

 その他の条例関係議案は、国交付金により設置した基金につきまして、存続期限を延長するほか、国が自治体の業務を法令で規定する義務づけ・枠づけの見直しに伴う所要の規定の改正などにつきまして、それぞれ議決を求めるものであります。

 次に、議第七十一号から議第八十号まで及び議第八十三号は、その他の案件であります。工事の請負契約、下呂温泉病院建てかえに係る用地の取得及び売却、公の施設に係る指定管理者の指定、県の行う土地改良事業に対する市町村の負担金の変更、ぎふ森林づくり計画の策定などにつきまして、それぞれ議決を求めるものであります。

 最後に、議第八十四号は、専決処分の承認を求めるものであります。廃棄物処理及び清掃に関する法律違反を理由として県が行った刑事告発などに係る損害賠償等請求事件につきまして、去る二月一日の岐阜地方裁判所の判決を不服として控訴を提起するものであります。早期の処理を必要としたため、地方自治法第百七十九条第一項の規定により専決処分をしたものであります。

 以上をもちまして、提出案件の御説明を終わります。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。



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○議長(藤墳守君) お諮りいたします。議案精読等のため、明日から三月六日までの十一日間、休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(藤墳守君) 御異議なしと認めます。よって、明日から三月六日までの十一日間、休会とすることに決定いたしました。



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○議長(藤墳守君) 以上をもって、本日の日程はすべて終了いたしました。

 三月七日は午前十時までに御参集願います。

 三月七日の日程は追って配布いたします。

 本日はこれをもって散会いたします。



△午前十時二十七分散会



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