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長野県 松川村

平成24年第 1回定例会−03月21日-04号




平成24年第 1回定例会

           平成24年松川村議会第1回定例会会議録
                                     〔第4号〕

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│招集年月日     │     平成24年3月21日                 │
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│招集場所      │     松川村役場議場                    │
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│開閉会日時     │開 議│平成24年 3月21日 午前10時00分│議 長│新 村 久仁男│
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│及び宣告      │散 会│平成24年 3月21日 午後 0時09分│議 長│新 村 久仁男│
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│応(不応)招議員及び │議席?│氏     名│出 欠│議席?│氏     名│出 欠│
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│出席並びに欠席議員 │ 1 │新 村 久仁男│ ○ │ 7 │平 林 寛 也│ ○ │
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│出席12名 欠席 0名 │ 2 │佐 藤 節 子│ ○ │ 8 │渡 邉 尚 省│ ○ │
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│    凡例    │ 3 │井 上 直 昭│ ○ │ 9 │河 内 國 治│ ○ │
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│ ○…出席を示す  │ 4 │甲斐澤   明│ ○ │ 10 │矢 口 あかね│ ○ │
│ △…欠席を示す  ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤
│ ×…不応招を示す │ 5 │勝 家   尊│ ○ │ 11 │白 澤 富貴子│ ○ │
│ △公…公務欠席  ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤
│          │ 6 │横 沢 喜 造│ ○ │ 12 │榛 葉 良 子│ ○ │
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│会議録署名議員   │   4番   │甲斐澤   明│   5番   │勝 家   尊│
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│職務のため出席した者│事務局長   │伊 藤 勇 二│書記     │西 澤 なつみ│
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│          │村長     │平 林 明 人│総務課統括課長│須 沢 和 彦│
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│          │副村長    │奥 野 勝 久│教育委員長  │太 田 文 雄│
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│法第121条により説│教育長    │西 澤   勇│       │       │
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│明のため出席した者の│総務課長   │平 林 秀 夫│       │       │
│          │兼会計管理者 │       │       │       │
│職・氏名      │兼会計課長  │       │       │       │
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│   全員出席   │住民課長   │宮 澤 大 介│       │       │
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│          │福祉課長   │白 沢 庄 市│       │       │
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│          │経済課長   │丸 山 正 芳│       │       │
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│          │建設水道課長 │白 澤   繁│       │       │
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│          │社会教育課長兼│大 澤   浩│       │       │
│          │公民館長   │       │       │       │
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│議事日程      │             別紙のとおり             │
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│会議に付した事件  │             別紙のとおり             │
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│会議の経過     │             別紙のとおり             │
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               本日の会議に付した事件

日程第1 一般質問
 6 村の教育方針について                    12番 榛 葉 良 子
   農業の振興について
 7 交通災害共済掛金公費負担                  10番 矢 口 あかね
   旧農協第二倉庫の活用



                               午前10時00分 開議
○議長(新村久仁男君) おはようございます。
 ただいまの出席議員数は12名全員です。
 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は、一昨日に引き続き一般質問です。
 なお、2番佐藤節子議員より、19日の一般質問における言い間違いを訂正したい旨の要望がありましたので、これを許します。佐藤議員。
◆2番(佐藤節子君) この最後のところで、けさ新聞で、全原発停止の記事を見たというところで、「中電」というのを、「関電」と言ったかもしれませんので、そこだけ「中電」に訂正していただきたい。それだけです。お願いします。以上です。
△日程第1 一般質問
○議長(新村久仁男君) それでは、一般質問に入ります。
 順位6番、12番榛葉良子議員の質問を行いますが、地方自治法第121条の規定により、議長から太田文雄教育委員長に答弁のための出席を求めてありますので、御報告申し上げます。
 それでは順位6番、12番榛葉良子議員の質問事項、村の教育方針についての質問を許します。榛葉議員。
◆12番(榛葉良子君) おはようございます。昨日お休みで、間をおいて2日目ということで、いつもと何か違う雰囲気であります。また、きょうは本当にお願いしまして、教育委員長さんにおかれましては、お忙しいところをおいでいただきましてありがとうございます。これからの子供たちのために御提案をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 16、17日に行われた小学校、中学校の卒業式は、本当にどちらもすばらしい卒業式で感動いたしました。それぞれの分野でお力をいただいた皆様のおかげと感謝いたしました。これからも、松川村をふるさとと自慢できる子供たちでいてくれるだろうと確信いたしました。
 先日、中学3年生が発行しました「ふるさと松川新聞」、私のところにも取材に来ていただきましたけれども、本当に御丁寧な連絡をいただきまして記事をつくっていただきました。そして先日、日曜日でしたけれども、なかなかお会いする機会がなかったんですけれども、わざわざ私のうちまでこの新聞を届けに来ていただきました。こんな心遣いも、きちんと御指導いただきまして、本当にうれしかったです。内容もすばらしく、私たちの知らない分野まで取材した、本当に村の宝になると思いました。
 小学校の歌声も本当にすばらしいものでした。今までの歌だろうと思って、孫に、こういう歌を歌うんだけれど覚えたって言ったら、それは違うよ、全然違う歌だよ、ばば、って言われまして、私はちょっと当日楽しみにしていましたけれども、本当にすばらしい歌声で、指揮の先生の指導できちんと歌っているなと。声もたくさん出ていて、すばらしい卒業式だったなと感動いたしました。
 きょうは教育方針を伺うというように通告してありましたけれども、あの卒業式を見ていると、何か通告をしなくても、これは大丈夫かなあなんていうふうに思いましたけれども、通告をしてありますので、質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
 それとですね、一昨日の最後の同僚議員の質問の中で、児童館を建設するという、村長が表明をされました。これにとても期待を申し上げております。すずの音ホールのようにですね、時間をかけて、慌てずにゆっくりと皆さんの意見を聞いて、これからの子供たちのために、すばらしい建物をお願いしたいと思いますけれども、その辺の村長の、もう一度お気持ちを伺いたいと思います。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 子供たちを安心して預けて働ける場所をつくりたいということで、私は選挙の公約としてうたっていました。そういう中で、一番先に何ができるかっていうことを考えたときに、児童館がいいんじゃないかと。これにつきましては、皆さんの意見を十二分に聞いてやっていきたいというように思っています。
○議長(新村久仁男君) 榛葉議員。
◆12番(榛葉良子君) はい、よろしくお願いします。今でも放課後児童クラブ等、本当に教育委員会の方ではしっかりやっていただいておりますけれども、また児童館というのは、それとはまた違った形で、18歳までを受け入れながら、自由に出入りできるということで期待しておりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
 では、通告に従って質問させていただきます。
 最初にですね、もうこの議場で、昨日佐藤議員ともお話ししましたけれども、このふるさとの歌、一緒に歌いたいぐらい、この声が出てくるねなんてお話をしたんですけれども、ふるさとの3番の実現のために、どのような施策をお考えなのか。以前、私も子供たちが帰ってきたくなる村というのは、村長と同じ気持ちでおりますけれども、以前にも2回この同じ質問を私はしていると記憶しております。1回目のお答えではですね、遊ぶところ等つくって若者が定着できるようなふうにしたいというような記憶があります。2回目の質問では、働く場所を考えなければいけないんじゃないかと、そんなようなお答えをお聞きしたような気がいたします。
 両方とも、これは子供たちや若者が帰ってくるためには必要なことだとは思いますけれども、さて、3期目はこのことをどのようにお考えですか。昨年の同僚議員の質問の中でもお答えをいただきましたけれど、もう一度お願いいたします。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 1期目、2期目、3期目がそんなに違うわけはないわけです。ですので、前にもちょっと申し上げておりますけれども、最後の安曇野らしさを残している松川村と言われております。それは議員も御存じだというように思いますので、その安曇野らしさを壊さない、乱開発はしない、これが一番の基本だというように思っております。学業を終えて、この松川村へ帰るためには、どうしても付近に働く場所がなければならないと。松川村も、あそこは10万平米のうち約9万平米くらい、あと1万2,500平米残っているんですけれども、そこへ今もう少しということの中で、精力的に誘致の話を進めているんですけれども、なかなかうまくいっていないということ。あそこ埋まっちゃえば、松川村はすぐ企業誘致っていうわけにもまいりませんけれども、ほかにも話している場所がありますので、これについても、また検討していきたいというように思っております。
 働く場所ができたらば、若い人たちには、どうしても飲んだり食べたり遊んだりする場所が必要だということの中で、やっぱり大糸タイムスのアンケートにもありましたけれども、商業施設が足りないんじゃないかとか、食べる施設がないんじゃないかというようなこともありましたので、そういうことも考えなければならないなあというように思います。
 だけれども、村民の皆様が、村の中の商店を利用してもらわないと、これはどうしてもだめなわけです。ですので議会の皆様も、ぜひ村の中で買えるものは村の中で買ってほしいということをお願いをしておきたいというように思います。
 そして、定年を迎えて松川村へ帰ってこられる方がいるかもしれません。そういう人たちのためには、家庭菜園的なものが、いつでも自分の好きなものを少しの面積でつくって、それで自分で自分の食事のおかずですかね、そういうものが用意できると、そういうことも必要じゃないかと。それには農地は農地として残しておかなけりゃいけない。この農地を守るために、じゃあどうするかと。これが一番の問題なんです。それも皆さんの力を借りながらやっていかなきゃいけないというように思うんですけれども、また後の方でありましたね。そっちの方へじゃあ回しますね。そういうことで、ぜひ松川村へ帰ってきていただくと。
 で、人口がどうしてもそのバロメーターになるわけです。人口が少なくなっていくと元気な村じゃなくなる、人口が今、減っている状況の中で、伸びなくても減らない。伸びれば、一気に伸びるなんてことはありません。ですので漸増でもいいんです。減らない、1万を割らない村づくりが重要かというように思ってまして、第6次総合計画の中でも1万700人という目標を立てておりますので、これに向かって進んでいきたいというように思います。
○議長(新村久仁男君) 榛葉議員。
◆12番(榛葉良子君) 本当に今までよりさらに踏み込んで、本当に総体的にこの村をどうしていきたいんだと。そこに向かってこういう策をしていくんだというお話、十分伺いました。それについて、また私どもも提案したり、一緒に考えていきたいと思います。
 農業問題については次に御質問しますので、またそのところでよろしくお願いしたいと思います。
 私もね、3番、ふるさとに帰るという、その3番目の歌の前にですね、1番を見ましたというか歌ってみると、「うさぎ追いしかの山、小鮒釣りしかの川、夢は今も」ですね、歌うとあれですけど、「めぐりて、忘れがたきふるさと。」これがあるから、3番につながっていくだろうと。そうですね。そのこと、こういう思い出を残すための私は教育ということで、今回、教育委員長さんにもおいでいただいてお尋ねするところです。
 こんなものはどうだろうかと、また1つの本当の提案というか、きっかけづくりということで、質問させていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。
 本当に、人々はさまざまなところで、ふるさとを感ずると思います。例えば風景であったりとか、人であったり、食べ物であったり、すばらしい思い出や体験をすることによって、ふるさと松川村に帰りたい。子育てはここでしたいと考えると思います。村には1つの小学校と1つの中学しかありません。そこで何とかこう連携して、今でも十分連携はとれているとは思いますけれども、さらに一貫した目標を持って教育ができればなあなんて思います。
 一貫教育をしたある小さな集落の、集落というか、小さな村の教育委員長さんが、ちょっとこんなことを言っていらっしゃいました。「教育というのは、学習指導要領で全国一律だけれども、それをどう学ぶかは市町村の裁量であると。都市部の教育と田舎の教育は違って当たり前だろうと。田舎の教育は、田舎を知り、田舎で学び、田舎に貢献することに尽きる。地域で最大限の教育を与えることで、願わくばこの村に帰ってきてほしいけれども、都会に行っても、どんな職業についても、力を発揮できる子供をその村で育てたい。」と、そういう、これは一貫教育をしている小さな村の教育長さんがおっしゃっていましたけれども、これは今の松川村も、多分同じ思いでやってくださっているとは思います。
 まず最初にですね、その次にですね、大阪府議会、随分、橋下市長の旋風が吹いておりますけれども、大阪府教育基本条例についての御感想をお伺いしたいと挙げてありますけれども、これも23年9月に提案された内容は、本当にとても過激な内容でした。24年2月にまた再度提案されてきた内容は、随分修正はされていましたけれども、現在の教育委員会制度の仕組みというのは、首長から独立した行政委員会としての位置づけ、教育委員会は教育行政における重要事項や基本方針を決定して、それに基づいて教育長が具体の事務を行うとなっております。
 これを大阪府議は、いろいろなところで改正を出してきているわけですけれども、まず村長さん、このことについては、どんな御感想をお持ちですか、この大阪府の基本条例のことにつきましては。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 私は教育委員会の方へは口を出さないと。お金は出すが、口は出さないという方針を立てております。昔、教育長のときに、しっかりと、何て言えばいいんですかね、いろいろありましたので、私はそれだけは避けたいというように思っております。
 ですので、橋下市長が教育委員会の方へいろいろ言っているのは、ちょっと筋違いかなというようには思いますが、それはそれなりきの団体でやっておりますので、私は何も申し上げません。
○議長(新村久仁男君) 榛葉議員。
◆12番(榛葉良子君) 本当、松川はそういう点ではね、連携が上手にとれて、それぞれの分野で、それぞれの担当できちんとやっていってくださるというのは、私もわかっておりますけれど、村長の気持ちをお伺いしました。教育委員長さんについては、これについてどんなようにお考えでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 教育委員長。
◎教育委員長(太田文雄君) お答えします。その前に、私初めての経験で、ふなれであります。きょうのような機会を与えていただきまして、ありがとうございます。よろしくお願いします。
 そのことに関してなんですけれども、この教育基本条例が提出されることになった発端です。これは前文の中に示されていることですが、教育行政から余りにその政治が遠ざけられ、教育に民意が十分に反映されていないという点を改善したいと。これが1つあって、そこからは強い意図、そして意志を感じます。
 本来なら、政治の中心を担う今の首長や議会の皆さんと、教育委員会や教員組織は、法の範囲外で独自性を発揮しながら進むものの、お互いに協力したり、補完したりしなければならないのですが、ここがうまくいっていない懸念があるからだと。懸念があるから、そういうことを条例に盛り込まなければならない、そういうように私はとらえました。
 この民意については、政治に関係する者も、私たち教育にかかわる者も、当然のことながら大事に受けとめなければならないと、そういうように思っております。そして条例を、この是非を問う前に、政治と教育が、松川村のきょうのように議論し、お互いに理解を深めたり、日常生活の中で信頼関係が成り立っていく、そのことが大事かなあというように考えます。
 2つ目は、同じく前文にある、「常に世界の動きを注視しつつ、激化する国際競争に対応できるものでなくてはならない」ことについてですが、これは、国際競争に取り残されてはならないという、この、あたかもこの日本が生き残っていくための大切な指摘で、おろそかにしてはならないことだなあと、そういうように思います。そうなんですけれども、小学校あるいは中学校にあって、このことが強化されていきますと、2、3の心配することがあります。
 どういうことかと申し上げますと、これは、1つは取り残されてはいけないというところの1つに、経済の発展につながる、言ってみれば、この国を支えるエリートを創出しなければならない、そういう思いがあるのではないかなあというように思われます。そうしますと、一般的に言われている、理解のすぐれている、理解力の簡単に言えばある子供、そういう子供はよくて、指導にその力点が置かれはしないかということです。そういう心配があります。
 また、中学校教育課程を前倒しをして、高校あるいは大学の目の前の、簡単に言えば受験のようなことに、そういうものに強い子供を育てることに目が向きはしないかと。
 大事なことなんですけれども、そういうことの背景にあるものは、そうしますと今度はですね、じっくり時間をかけて操作をしたり活動をする中で、この学習していかないと理解ができない子供、要するに理解に時間がかかる子供は、今よりも学校の中でおくれがちになって、学校の教育についていけなくなる、そういう心配が出てくるような気がします。このことは、今の県下の課題になっている不登校の状況、あるいは不適応児童の増加につながるのではないかなあと、ここが心配するわけです。
 じゃあ、長野県の教育は一体どういうように進んでいるのかと申しますと、長野県でも国際競争力を考え、1つの言葉のあらわし方として、だれにもわかる授業、そして今のように伸びる子供はもっと伸ばそうと。おくれがちな子供に力を入れながらも、このもっと伸びる子供についてはもっと伸ばそうということを大事にして、授業を進めているんですけれども、なかなか優秀な子供を伸ばす方策がはっきり見えてこない。努力はするんだけれども見えてこないということです。もっと長野県の状況をわかりやすく言いますと、全国の学力テストのようなことをやった場合に、0点に近いような子供は何人かいる、これも心配ですが、100点に近いような子供がどちらかというと少ない。そういう実態でありますから、この条例の中で心配されているようなことが出てくることは予想されます。
 さて、じゃあどうするかということなんですけれども、小学校、中学校の時代は、榛葉さんも苗をつくったり、皆さんも稲をつくったりしているんですけれども、そういう中での苗を育てるときと同様に、成長してから力を出せる、簡単に言うと節と節との間が詰まった、太いしっかりした苗が育つような小中学校の学習にしなければならないなあと、そういうように思っております。
 それから、そのほかに内容的に細かなところの条例が幾つかあります。これは示唆されることが幾つかあるわけでありますけれども、直接じゃあ松川村へ持ってきてどうかということは、実態が違いますから、そこをよく吟味しなきゃいけないんですけれど、例えばどういうことに私はそうかなと思ったかというと、この校長、教頭の教職員に対する積極的な指導、これはしていかなきゃいけないなと。校長、教頭っていうのは、職員に対してもしっかり指導していかなきゃいけない。その問題がありました。
 また、保護者については、家庭における児童・生徒に対する基本的生活習慣を身につけさせる、そういうことが大事だと。家庭教育の大事さを言っていました。
 それから、今度は県のようなところへの、この指導力不足の教員に対する改善努力を、かなり具体的に条例に盛り込んでおります。その条例を見ますと、かなり厳しい、緩やかさがない、きちっとやっていかなきゃいけない、そういう感じを受けました。
 これらは、教育に一歩も二歩も踏み込んだ厳しい条例で、教育に携わる者すべてが肝に銘じていかなければならないなあと、そういうように思います。
 一方に、教育においては、教える者と教えられる者が信頼関係の上に立って、希望を語ったり、夢に向かって進む。そういう自由とゆったりさが、これもまた必要になります。小中学校ではこのことが非常に教師、子供、それを取り巻く私たちのこの環境的なもの、こういうことが非常に大事になるのではないかなあと。
 そして教育は、目的があるんですけれども、そこへ直線的にすっと行くようなことはなかなかなくて、なかなか思うように進まない一面も持っています。そのこともぜひ理解していかなきゃいけないなあと、そういう思いです。
 このゆったりさを大事にして、村長様や議会の皆様、ぜひ教育委員会に示唆に富んだ助言を、これからもお願いしたいなあと、そういう気持ちであります。以上です。
○議長(新村久仁男君) 榛葉議員。
◆12番(榛葉良子君) はい、ありがとうございました。今お伺いしていて、本当に教育委員長さんの子供たちに対する思い、そして村に対する考え、私たちに対する期待等伺うことができました。なかなかこういう機会がありませんでしたので、本当にありがとうございました。
 今お伺いしている中で、次に質問しようと思いましたけれども、小中学校の教育目標、これは伺わなくても、今の中で十分私は酌み取れましたし、またこの間の卒業式を見ても、十分成果は上がっていると思いました。昨年の教育委員会の会議の報告も見させていただきましたけれども、年19回、研修会も4回も行っていらっしゃる。それから学校訪問も13回など、それから給食センターの問題もあったりして、これも10回と、本当に一生懸命、学習報告の中で見させていただきましたけれども、子供たちのためにやっていてくださるなあというのが伝わってまいりました。
 ただ、学習報告の中で1つ気になっているのがありました。中間教室から支援室へ、そして学級復帰を果たした生徒がいて大変いい反面ですね、欠席累計が、昨年に比べて295名ふえたということがありましたけれども、その辺については、教育長お願いできますか。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 学校の成果の中で、現実的に295名の欠席者がふえたという部分がございました。1点は、当然同じ生徒がいるわけではありませんので、小学校、中学校1年生と高校1年生の比較というような形になってきますので、一概にその数値というものは実態かというと、ちょっと違う部分があろうかと思います。ただ、現実的にふえているという部分につきまして、内容的にですね、病気傾向の欠席の生徒がちょっとふえてしまったという部分が1点ございました。
 それから、当初、出席と欠席等を繰り返している生徒がおりましたけれども、そういう部分について、欠席傾向の方がふえてしまったということが、今のこの数値にあらわれている説明ということで、お願いをしたいと思います。
○議長(新村久仁男君) 榛葉議員。
◆12番(榛葉良子君) はい、わかりました。中間教室というのが設置されて、随分改善されたというお話も伺っている中で、この数字をちょっと見たので、心配になってお伺いしましたけれど、これは昨年度の報告ということで理解してよろしいですね。はい、わかりました。ありがとうございました。
 では、本題に入りたいと思いますけれども、私がお願いというか、ここでちょっと提言していきたいのは、小中連携という問題をどう考えていらっしゃるのかというのを提案していきたいなと思ったもんですから、その辺で、4番目のですね、小中学校の連携の中で、多分十分できているとは思いますけれども、学習内容の連携とか、それから先生方との、小中の先生方の連携、それからPTAとの、小中の連携ですけれども、その辺についてはスムーズにされているのかどうかということをお伺いしたいと思います。教育委員長、よろしくお願いします。
○議長(新村久仁男君) 教育委員長。
◎教育委員長(太田文雄君) その前に、学校目標等の理解ありがとうございました。この学校教育目標はずっと固定されているものでなくて…。
○議長(新村久仁男君) 教育委員長、マイクを。
◎教育委員長(太田文雄君) 毎年毎年、検討して変えていってもいいものでありますけれど、今のところは続いていっております。
 では、今の質問の小中学校での連携その他なんですけれど、本題に入る前に、そこの、この背景にあることを、ちょっと話させていただきたいんですけれど。連携につながることなんですが、小学校には小学校の十分に検討されたこの教育課程というものが、まずあります。これは小学校の校長、教頭が中心になってつくるものであります。同じように、中学校には中学校の、それぞれの教育課程があり、そのことが各小学校、中学校で十分に身につくことがまず第一です。
 そして、その上に立って連携することがあれば、連携することになります。独自性があって、そういうことが出てくれば連携すると。あるかないかを検討してということなんですね、1つは。そういう立場です。
 そして学校運営の中心は、やっぱり校長、教頭です。ここがどうしてもしっかりしていないと、何ともならないわけなんですけれど、例えば中学校の校長先生や教頭先生なんですが、この中学校の教頭先生などは、小学校の経験を持ち、小学校の教育課程に精通していることが私は望ましいと。そうすると、今度は小学校の上に立って、中学校はどのような内容に力を入れて学習するのがよいか見通しがついて、今課題になっている、学力の向上や不登校の改善等に成果を上げていくことができるということです。また小学校は同様に、小学校のそういう立場の先生も、中学校でどういう教育課程があって、小学校でどうしていけばよいかということを十分熟知して教育課程をつくることが大事だと。これが前提になります。
 そういうことで、いろいろなそういう連携あるんですけれども、うんと具体的な1つの連携は、こういうことをこういうように連携しようというばかりでなくて、今の例えば小学校の音楽の専科の先生、この間、すばらしい音楽を聞かせていただいたんですけれども、その先生は松川中学校から交流と、その今の連携という意図を持って来ていただいております。ですから簡単に言いますと、中学校で音楽をやるんですけれど、じゃあその音楽について、小学校では一体どういうようなことにやっていくと、中学でさらに伸びるかというような、そういう視点であります。
 ただ、私と教育長が直接この人事にかかわれるのは、校長、教頭であります。そういう思いを込めて、県の教育委員会に可能になるように、いろいろなことをお願いして、今のような状況になっております。
 じゃあ、具体的なこの連携はどういうことかというと、例えば英語については、これは現代的な課題でありまして、外国語についてのことが、小学校の教育課程の中にも入ってきました。ですから、これは中学校に籍のある先生に小学校へ来て、英語の専門的な御指導をいただいています。そういう1つの連携もあります。
 また、もうちょっと違った意味でのこの連携の、松川では私はこういう生まれ方がいいなあと思っているのは、例えば村自体も元旦マラソンがありましたり、あるいは市町村の駅伝で、村の部で1位に輝くというようなことが続いております。そして小学校では、そういう村の状況やいろいろの願いを受けて、業間の時間に、御存じのように持久走を取り入れています。そして、最近になりますと、今度は中学校でも秋の文化祭の場を利用して、駅伝のクラスマッチ等をやっております。
 そうこうしているうちに、今度は県の方からですね、体力不足が心配だと。全県下に向かって1校1運動という、この運動をすることが大事だということで、そういう提案がされてきております。松川小学校・中学校はともに1校1運動として、この持久走を取り上げています。これもですね、1つのずっとつながったいい連携っていえば連携だし、連携を超えた、もっとこのすばらしいものであるなあというように思っています。そして最近では、同じ松川の名を持つ松川町とも交流を今年はさせてもらいました。そんなようなことが発展して、交流に広がっていくことがいいなあと、そういうように思っております。
 そのほかに、先ほども議員の皆さんには、1年たってどういう小中の連携があるかというようなことをお話ししましたけれども、ここでもう一度の理解のために、私たちと小学校の校長、教頭先生とは年2回、学期末と言われる1学期の終わりと、3学期のこれからなんですけれども、長い時間、ある程度長い時間かけて、反省することは何か、次に向かうことは何か、小学校と中学校の連携はどうあればよいかというようなことまで詰めた会合を持っております。これは教育委員会の事務局、あるいはかかわっている人たち、それからPTAの方とは、安全な登下校というようなことで、PTA会長さん、副会長さん等と懇談を持っております。
 直接、教職員と持つことは余りないんですけれども、主幹指導主事が学校訪問をしたときに、学校について、それぞれどういうようなことをしていかなきゃいけないかという指導の場もあります。そこへ私たちが、教育委員会の者も出て共通理解をして進めていくと、そういうことが主な連携かなあというように思っています。以上です。
○議長(新村久仁男君) 榛葉議員。
◆12番(榛葉良子君) ありがとうございました。私たちの知らないところで、一生懸命教育委員会の方、それから学校の先生方がそれぞれ連携しながら、子供たちのために、松川の子供たちのために頑張っていてくださるんだなあというのが、今、本当によくわかりました。このような質問をさせていただいたのが、ちょっと申しわけなかったかなあなんて思いますけれども、ここで先生にお答えいただいて、本当によかったなあと思っています。
 今、小中一貫校というのが話題に、あちこちでなっておりますけれども、これを取り組んで5年ぐらいのところの校長先生がですね、先生方の意識の変化がとても出てきたと。9年という、今までは小学校6年生という課程を考えてきたけれども、それを9年後を見据えた教育ができるんだと、一貫校にするとですね。9年後を見据えて教育ができる、それで長いスパンで子供たちを見ることができて、生徒指導や学力の面でもしっかり子供たちを教育することができて、中一ギャップというものの対応もうまくいっているというような、一貫校を取り組んだところの先生がおっしゃっていましたけれども。
 一貫校にしなくても、今、先生のお話を伺っていると、十分連携はとれているとは思いますけれども、最近ですね、特別な教育課程が編成できる特例校の認定を受けるというのが、村独自のカリキュラムを始めるという県内町村の報道がありました。例えばですね、上伊那郡辰野町の両小野小中学校のたのめ科というのが例に出ておりましたけれども、県内でもこんなことで17校、それぞれの村や町村に合ったカリキュラムを編成できるんだというお話がありますけれども、その辺については、どのようにお受け取りでしょうか。お願いします。
○議長(新村久仁男君) 教育委員長。
◎教育委員長(太田文雄君) 今の、例えば小中一貫校、一貫教育を目指して出発している、塩尻市と辰野町の組合立の両小野小中学校、先ほどのお話。このことについて、じゃあ大事な、思っていることを申し上げたいと思いますけれど、この両小野小中学校で大事にしていることは、1つは先ほど言われたこともあります。もう1つは、体験的にこの地域の自然や歴史・文化を学ぶ、そういう時間として、たのめ科という教科を新設をしております。これが1つの特徴であります。
 そこへは地域の住民を講師として、例えば大豆を生産する中で、子供たちがなかなか気づかなんでいる伝統的な生産の仕方や、そこにある文化を伝えると、こういうようなことだと思います。そして、そのたのめ科の学習時間は、私の聞いているところでは、松川小中学校で行われている総合的な学習の時間、そして道徳の時間を充てているということです。
 そしてこの小中学校は、距離にして1キロメートルくらい離れている。要するに施設が分離しているんですね、一体じゃなくて。そういうところでありますけれども、小中一貫を始めています。
 それで、じゃあそういうところの特色を、もう1つあるのは、6年生が一定期間、この小学校から中学校へ行って、中学校登校をして学習をする。それも1つの特色で、これは中学校にゆったりとした空き教室がないと、なかなか不可能なんですけれども、そういう条件にも恵まれている両小野小学校かなあというように思います。
 じゃあ、松川村を具体にしてどうかっていいますと、松川村でも、たのめ科というような特別な教科ではなくても、皆さん御存じのように、小学校では農業を小学校で稲づくり、あるいは畑づくり、そういうことをしております。中学校では、これも御存じのように、リンゴの摘花であるとか、村民と行う大花壇づくりだとか、あるいは夏休みを利用した、ちひろ美術館のボランティア、このことは、この活動はもう皆さん御存じのように、朝日のびのび賞で全国1位の表彰を受けてますね。
 ただボランティアに行くんじゃなくて、子供も、ちひろ美術館の講師の皆さん等によって、よそから来た人たちも大丈夫だというような、この力をつけていただいて、来た人にも喜ばれ、自分も成長するというようになっていて、自分の村のことを言うのもおかしいんですけれど、そういう意味でよその小中学校に比べても十分やっているなあと、そういう思いでおります。
 そして松川の場合は、道徳の時間は道徳の時間としてやっていて、県や国で認められるというか、総合的な決められた時間の中でやっています。もっと広げると、どこかの時間を食い込まないとできないということがありますね。道徳の時間を削るとかっていうようなことになります。どちらがよいかは、先ほど榛葉議員が申した、それぞれの市町村教育委員会等の、それは権限にもなりますし、そうしなければならないためには特区のようなところになっていくと、できることも出てくると、そういうことです。
 それはそれにしましても、着眼点がすばらしくて、いろいろな活動をしているところがありますので、これから私たちもですね、よそのそういう市町村の活動に十分目を向けて、松川でできることはしていくのがよいかなと。
 もう1つ、その特区があるのは諏訪市の学校なんですが、諏訪市の11校でその特区を受けてやっています。これは御存じのように、諏訪市は精密工業が栄えていて、その地元産業の歴史や現状から、次代を担う人材の育成を考えて、ものづくりの特区を始めているんですね。これは非常にその地域に合った、即した特区だというように、私はすごいことだなあというように思っております。
 こういうように地域で願ったり、地域の特色を十分生かした活動もあるということで、松川村もきっとこれからいろいろの、この間のですね、報告を聞いたりすると、特色が出てきておりますから、松川村発展の中で、こういうようなことも考えていけるのではないかなあと、そういうように思っています。以上です。
○議長(新村久仁男君) 榛葉議員。
◆12番(榛葉良子君) はい、ありがとうございました。本当に今ずっとお聞きしていて、私このような質問をさせていただいたのは、ちょっと僭越だったかなあなんて思いもありますけれども、やっぱり村長の、帰ってきたくなるような子供たちを育てるため、私もやっぱり子供たちにはそういう教育をしていただきたい。今、教育委員長さんも同じ思いでいてくださるんだと。これからも前向きに取り組んでいただけるというお話を伺いまして、本当にいいお答えいただいたなと思います。
 ただ、今回はゆとり教育から、今年度から、来年度ですか、24年度から少し指導要領が変わってくるという中での心配は多分あると思いますけれども、それぞれの分野で研究していただきながら、ぜひ今の教育委員長さんの指導方針を進めていただいて、いい子供たちを、ぜひ育てていただきたいと思います。
 これは本当に私、1つの投げかけでありますので、今、先生もこれから検討していきたいということもあります。私たち村民も、ぜひ協力できるところはしていきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。
 以上で、1番の教育方針についての質問を終わりたいと思います。
○議長(新村久仁男君) これで、村の教育方針についての質問を終わります。
 続いて質問事項、農業の振興についての質問を許します。榛葉議員。
◆12番(榛葉良子君) では、農業の振興について、先ほど村長からお答えを少し出していただきました。それから、昨日からも、一昨日ですか、何人かの同僚議員も質問しておりますので、できるだけ重複を避けたいとは思っております。
 現在、日本が抱える問題はたくさんあります。景気の低迷、震災、円高、デフレ傾向での国の経済は大変な状況にあります。TPPの問題もあり、松川村の基盤産業である農業を取り巻く情勢は非常に厳しいものがあります。
 松川村は、すずむし保護条例を制定しまして、景観保全条例は以前から制定しております。美しい田園風景を守り、安曇野らしい景観を残す村だといって、とてもこの辺ではすばらしい村だという、景観もすばらしいという評判をいただいておりますけれども、ある方がですね、売れない特産品をラベルとかいろんな工夫をして売り出している、デザインをやっている方がおっしゃっていましたけれども、景観、その地域の景観を守るためには、そこで営まれている産業を守らなければ、景観は維持できないということをおっしゃっていました。
 確かにそのとおりだと思います。この景観というのは、水田農業で保たれているわけでして、それが崩壊してしまっては、この景観はなかなか守れないと思います。ヨーロッパのように、景観を守るための国の施策があればいいわけですけれども、日本ではそういう施策はなかなか出てきておりません。
 そんな中で、この田園風景を残してこの景観を守る産業は、農業、水田農業。これを守っていくためにはどうしたらいいのか。きのうからいろんなお答えをいただいてますけれども、まずそこでですね、一言では多分言い尽くせないとは思いますけれども、この水田農業を守るための施策とは、一体何だというふうに村長お考えになりますか。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 一言でいえば、お米が高く売れれば守っていけるというように思います。
○議長(新村久仁男君) 榛葉議員。
◆12番(榛葉良子君) 明確なお答えだと思います。そのためにどうするかっていうことを、またお答えいただきたいと思いますけれど、一昨日の7番議員の質問とちょっとかぶりますけれども、農業従事者の高齢化が進みまして、2010年では65歳以上の農業従事者は、5年前の352人から452人、65歳以上が100人もふえたわけですよね、5年間で。平均年齢は68歳。流動化につきましては、1,000ヘクタールのうち、数年前までは35ヘクタールぐらいの流動化だったのが、昨年は50ヘクタール。300ヘクタールが持ち主以外が耕作しているという、流動化が30%も起きているという状態ですけれども、これについて、アンケートが多分、私たちさせていただきましたけれども、その傾向がわかったらお願いいたします。
○議長(新村久仁男君) 経済課長。
◎経済課長(丸山正芳君) アンケートに関しましては、770人の方から回答をいただきまして、まだ仮集計の段階でございますが、要点の箇所のみ申し上げたいと思いますけれども、5年前と比較して農業経営の状況についてはという問いでは、半数が変わらないという回答でございました。
 それから、10年後は自分の経営がどのようになっているかということで、問いでございますが、10年後はどのような状況、村の形でございますが、どのような状況かということで、それについては8割近くの方が、若い農業者が減り高齢化が進むとの回答でございました。
 それから、農業を持続可能にしていくための方法ということの問いについては、半数以上の方が、中心となる経営体、担い手の方へですね、そこへの農地集積が必要という回答でございました。
 それから、ちょっと先ほどと間違えました、すみませんが、あなた自身の経営の今後はという問いにつきましては、6割以上の方が現状維持というようなお答えでございました。
 特に、このアンケート結果を見る中では、集落営農があり活動している地域では、集落営農にお願いしていきたいというような回答が非常に多かったわけでございます。それから、農業者のめどが、後継者のめどが立っていない方が、約3分の1おられるというような状況でございました。
 内容的に要点箇所は以上ですが、よろしくお願いいたします。
○議長(新村久仁男君) 榛葉議員。
◆12番(榛葉良子君) はい、ありがとうございました。10年後には8割の方が、若い人に譲っていきたいというものが出ているというんですけれど、これから、これについての分析をしながら、多分各集落へ出ていって説明なり、きのうのお答えの中では、各集落へ出ていって今回の制度についてお話をしながら、方向性を定めていくというお答えいただきました。
 本当に、農業については毎年制度が変わりまして、農業者は本当にこの国の制度に振り回されているような状況があると思います。今回出されました人・農地プランということで、これもまた、進め方によってはどうなんだろうと。きのうのように、小さい農業の方はもう捨てるんだぞというとらえ方もあると思います。
 私は、1つの方策としては、村を、この農業を守っていくための1つの方策として、いいアイデアというか、いいプランではないかと。ただ、補助金ありきではなくて、やっぱり集落営農を立ち上げたときと同じように、自分たちの集落をどう守っていくのかという話し合いのきっかけをきちんとつくって、10年後にはどうしたいのか。それはそれぞれの自由な発想でいいと思うんですね。兼業農家でこのまま私はやっていきたいんだという人もおいでになるでしょう。認定農業者とか、集落営農へ集約したいという人も、あると思います。それ以外にですね、農業の抱えているものは、福祉ですとか、先ほど教育委員長さんおっしゃったように、教育という面でも、やっぱり取り組める1つの施策だと思うんです。
 ですから、水田以外の園芸とか、それから果樹に変更するという人たちに対しては、機械を残してもいいしというような、そういう、小さな農家でも1反歩は残してもいいという要件もありますので、その辺をとらえて、今後ぜひ集落へ出ていって十分に話し合いをしていただきたいと思います。
 時間がないんですけれども、一昨日、初めて任期付職員という新しい言葉をお聞きしました。村長は経済課へ籍を置きたいとおっしゃいましたけれど、さて先ほどね、米を高く売らなきゃいけない、それから景観を守らなきゃいけない、それには農業を振興していかなきゃいけないという中でですね、この任期付職員という方への期待、村長が託したいと思っていることは、どのようなことなんでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 託したいことは、すべてであります。農業に関して専門的な人をお願いをしたいということで、今、交渉に当たっているわけでありますけれども、高く、うまくつくってもらって、高く売ってもらって、そのお金でもってみんな楽しく過ごせると。こういうことをうまく回るようにですね、やっていきたいと。そしてなおかつ荒廃農地をつくらないと。これを原則にですね、だから私は8時半から5時15分までの勤務は求めないです。毎日来なくてもいい。だけど、あなたにこういうことをやっていただきたいということをお願いして、それに向かって努力をしてもらう任期付職員を探しております。今、交渉もしております。
○議長(新村久仁男君) 榛葉議員。
◆12番(榛葉良子君) すごい期待というのか、この方は重たいだろうなっていうふうに、今つくづく思いました。例えばその集落へ出ていって、こういうことをやってくれ、話を進めてくれっていう、そういう課題を持たすのか、持っていただくのか、米だか農産物の販売っていうことをやっていただきたいっていうんではなくて、網羅したことを全部やるっていうこと、お願いするということですね。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) おっしゃるとおりです。
○議長(新村久仁男君) 榛葉議員。
◆12番(榛葉良子君) 期待はすごくしたいと思います。それで、ただですね、4番目に質問してあります支援センターと、それから経済課との連携の部分ですけれどね、そうした場合、その任期付職員っていう方が、経済課へ籍を置くというお話、その辺のこの整理というのか、その支援センターへ行けば、すべて農業のことはもう農民が行ったらわかりますよと、今もそういう状態だと思いますけれども、でも一部は経済課に農業振興も置いてあるわけですよね。その辺の整理っていうものは、今後もどうですか。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 支援センター、私なかなか出ていけなくてですね、あそこへ行って話をする機会がないんです。ないということを言っちゃうといけませんけれども、この中にいると、たとえ5分でも10分でも話ができます。そういう中で、はこの経済課の中に職員を置いておきたいということです。私の意思をしっかり酌んでもらってやってもらいたいと。そのために経済課に職員を配置したいということです。
○議長(新村久仁男君) 榛葉議員。
◆12番(榛葉良子君) それは村長の意向ですよね。
◎村長(平林明人君) そうです。
◆12番(榛葉良子君) 御都合ですよね。
◎村長(平林明人君) 御都合っていうか、私の…。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 御都合っていうかですね、私がそういうことで任期付職員を採用したいということであります。
○議長(新村久仁男君) 榛葉議員。
◆12番(榛葉良子君) 村長のことなので、今後それについては、また考えていただけると思います。どんな方がいらして、どこにいていただければ一番働いていただけるかということを十分に考えて、この辺の配置とか整理とか、ぜひお願いしたいと思います。
 それとですね、昨日、ブランド化というのが随分、一昨日から出てきておりますけれど、私ちょっとこの辺で、今、稲作、稲作が中心に動いているわけですよね。今度また要するに学校給食センターもできる中で、稲作以外の園芸とか、そっちの方に方向転換するという、1つ、両方やっていかなきゃいけないと思うんですね、地産地消を進めるならば。
 そういうときにこのブランド、ステッカーというのがイコール、ブランドづくりととらえられてしまうと、今度は生産する方がとても階段が高くなってしまって難しいのかなって。その辺を、ステッカーを張ることが、イコールブランド化ということではないということは、私は、そこをとらえていただきたくはないと思うんですけれど、すずむし保護条例をつくって、安心安全なものをつくっているんだよっていう、村のPRをしながら農産物を買っていただくっていう、イコールそれがブランドになるのかっていうと、大北ブランドもありますし、その辺が難しいんではないかなと思うんですけれども、その辺のとらえ方は、村長いかがですかね。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 議員おっしゃるとおりだと思うんですよ。お米だけがそれじゃないよと。園芸についてもそうだと。大北にもブランドがありますけれども、松川村のものとして何か、すずむしの里で安心・安全なものができるかと、そういうことの中でブランドという言葉を使わせていただきたい。私も確かにそのシールを張ることによって、これはブランドだと、そういうものではないというように思っておりますので、議員もそういう農業の仲間の皆さんが大勢おいでですので、そういう中で、一緒に検討していっていただきたいというように思います。
○議長(新村久仁男君) 榛葉議員。
◆12番(榛葉良子君) シールをということは、随分進んだなっていうふうにとらえておりますけれど、この進め方を慎重にしていかないと、逆にかえって生産者の重荷になってはいけないなと思いますので、その辺は私もいろいろな面で、慎重に取り組んでいきたいと思いますので、村の方でもよろしくお願いしたいと思います。
 それともう1つ、時間ちょっとありますので、先ほどの販路っていう面でですね、支援センターとのあり方の中でですけれども、そういう部分ではJA大北を避けてっていうことはないんですけど、大いに協力していただかないと、その販路っていうものはなかなか難しいと思うんですけれど、その辺の協力体制を今までも十分とっておいでだと思うんですけど、松川のブランド米として、鈴ひかりをつくっておりますけれども、それについてはなかなか農協も、今回低温倉庫で保管するということは部会の方でお願いして、了承いただきましたけれど、ぜひJAの方の力もいただかなければ、園芸品目への転換も難しいだろうし、販売するところも難しいと思います。その辺の連携も十分とっていただきたいと思います。いかがでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 組合長とは何回も話ししているんですけれども、例えば松川のお米は、松川の米だけで売ってくんねえかと。そういうように言うと、JAとしては大変困ると、それは。北の方のお米も一緒にしてブレンドして売っていかないと、大北の米というわけにいかないということを言われております。ですが、一部でもですね、松川のこのうまい米をですね、松川米として出せるような交渉もですね、今後、十二分にしていかなきゃいけないと思いますので、ちょっと時間をいただきたいというように思います。
○議長(新村久仁男君) 榛葉議員。
◆12番(榛葉良子君) はい。ぜひ前向きにどんどん交渉していただいて、押しの強いところで、よろしくお願いしたいと思います。
 3期目の村長スタートに当たりまして、本当にさまざまな施策をお伺いすることができました。それにつきましても、リーダーシップはもちろん十分とっていただいておりますけれども、住民の意向も十分に反映していただきながら、それとですね、職員の発想、それから職員の取り組み方で、村民の動きも随分変わってまいります。その辺でぜひ村長、それから職員一丸となって、今後の村の動きに御期待申し上げたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上で私の質問を終わります。
○議長(新村久仁男君) これで、農業の振興についての質問を終わります。
 以上で、12番榛葉良子議員の質問を終わります。
 ここで、11時15分まで休憩いたします。
                               午前11時01分 休憩
                               午前11時15分 再開
○議長(新村久仁男君) 再開いたします。
 続いて、順位7番、10番矢口あかね議員の質問事項、交通災害共済掛金公費負担の質問を許します。矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) お願いいたします。初めに、私が議会に参加して間もなく2年がたとうとしております。その間、本会を含め8回の定例議会が開催され、私自身、今回が4回目の一般質問です。貸与されている議員必携を見ると、「議員は、村の一般事務について、議長の許可を得て質問することができる」とあり、「村の重要な意思を決定し、住民にかわって行財政の運営を監視する権能を有する議会の構成員である議員が、執行機関の所信や疑義をいつでもただすことができるよう与えられた固有の権能である」とあります。
 今回の質問は、どちらも既に議決され、既に執行されているものもあります。しかし、私たち議員は刻一刻と変化する日々に対応するため、たとえ議決・執行されたことであっても、常に疑問の目を向けながら、今とるべき道がこの道なのかを反すうしながら、あらゆるものに誠実に向かい合うことが、住民から託された使命だと私は考えます。それを踏まえまして、3期目を迎えられた村長に、2つの疑問点をお聞きしたいと思います。
 昨年3月の定例議会に、全村民を対象とした交通災害共済への公費負担の予算案が上程されました。このとき私はこの議案に疑問を抱き、委員会で質問しましたが、それでも納得できなかったので、反対討論を行いました。結果、賛成多数で可決され、昨年10月から公費負担が始まりました。私の調べでは、年間約500万円に及ぶ共済掛金を、村長がいかなる趣旨で、またどのような見通しで公費負担することとしたのか、お聞きしたいと思います。
 最初に、村長、全村民を対象とした交通災害共済への公費負担に至った理由をお聞かせください。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 予算の提出時にも説明をしてございます。私は、住民の福祉目的も、1つ大きな理由だということであります。500円を掛けることによって200万の不慮の災害のときにいただける、また見舞金もいただけるということの中で、これは6,000人より1万人を、全員掛けて、不慮の対応をしたいということで申し上げてあります。今もその気持ちは変わりございません。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) この共済の目的及び沿革を教えてください。
○議長(新村久仁男君) 住民課長。
◎住民課長(宮澤大介君) こちらの目的でございますけれど、中信地域町村交通災害共済条例というものがございまして、その第1条に、交通事故による災害を受けた者を救済するための事業として、住民の生活の安定と福祉の増進に寄与することを目的としているということをうたってございます。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) この共済の掛金と、共済期間をお願いします。
○議長(新村久仁男君) 住民課長。
◎住民課長(宮澤大介君) 掛金につきましては、1人年額500円ということになっております。ただし、ゼロ歳児から中学生にかけましては100円ということになっております。この共済につきましては、中信地域町村交通災害共済の方で運営をしている状況でございます。期間は、掛金は納入した月の翌月から1年間を有効としておりますが、ただ、公費負担の場合ですと、共済事務局と打ち合わせの上、転入日から有効とさせていただいております。以上です。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 見舞金が支払われる事故の種類とその金額を教えていただけますか。
○議長(新村久仁男君) 住民課長。
◎住民課長(宮澤大介君) 道路交通法、鉄道事業法に基づく交通事故に支払われるようになってございます。
○議長(新村久仁男君) 金額。
◎住民課長(宮澤大介君) 見舞金の内容でございますが、通院1日につきまして1,000円、入院につきましては2,000円、死亡につきましては200万円となっております。入院でも通院でも、2日かかれば1日目から支払われるという内容になってございます。以上です。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 事故に遭ってから2年以内に申告が必要ということですが、これはどのように請求したらよろしいですか。
○議長(新村久仁男君) 住民課長。
◎住民課長(宮澤大介君) 各町村に窓口がございまして、松川村ですと住民課まで請求をしていただければ手続できるようになってございます。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 当共済の加入者の推移を教えてください。
○議長(新村久仁男君) 住民課長。
◎住民課長(宮澤大介君) 松川村の状況ですと、12年度には8,742名加入してございます。その後、10年後の平成22年度に至りましては、6,916名という状況でございます。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 今、村の状況を教えていただいたんですが、一応全体を教えていただきたかったんですが。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 13年から調べてあるわけでありますけれども、13年は3万2,339人、14年は3万360人、15年は2万9,544人、16年が2万7,534人、17年が2万6,089人、18年が2万2,833人、19年が2万2,156人、20年度が2万1,466人、21年度が2万979人、22年が2万165人というように、手元には数字が来ております。23年度についてはちょっと手元に数字がありませんので、改めて23年のが必要ならば、調査をしたいと思います。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 詳しくお答えいただきました。それではお手元にあります、私がけさ配付しました資料をごらんいただけますでしょうか。下の棒グラフが、交通事故死亡者の推移です。一時全国で1万人を超えていました交通事故死傷者数も、3年ほど前からは5,000人を切るようになり、平成23年は4,611人で、11年連続減少しています。
 また、右下のグラフの長野県も、10年前まで年間200人ほどあった死者数が、平成23年には115人で、約半分にまで減少しています。
 さて、お聞きいたしますが、共済見舞金支払額の推移はいかがでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 住民課長、推移、推移。住民課長。
◎住民課長(宮澤大介君) 村内でよろしいんですかね。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) すみません。一応通告でお願いしていますのは、郡内の加入者、掛金収入、並びに見舞金支払額の推移ということでお願いしていますので、お願いいたします。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 共済掛金は平成13年が1,562万8,650円、それから22年度は1,004万6,850円というように推移をしてきております。上がったり下がったりであります。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 横ばいということで、松川村でも同じようなことが言えると思います。当共済の事務組合の決算状況と積立金の推移を、細かい数字は結構ですが、積立金に関しては、はっきりとした数字をお答えください。
○議長(新村久仁男君) 住民課長。
◎住民課長(宮澤大介君) 12年度ですが、積立金、剰余金でございますが、1,344万3,572円となっておりまして、基金につきましては3億1,352万3,466円となっております。それが年次を追うごとに剰余金がふえてきまして、22年度に至りましては468万3,209円、基金残高としましては3億8,486万4,376円となっております。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) もう一度配付しました資料の上の表をごらんください。今おっしゃっていただいた部分が全部出ております。右側が組合積立金です。組合積立金は平均しますと、ここ11年間、毎年約950万円ずつふえております。平成22年2月第1回定例会、議案第8号 中信地域交通災害共済事務組合を組織する地方公共団体数の減少及び規約の変更についての議事録に、当時、波田町が合併に伴い組合を脱退する条例改正の際、膨れ上がる積立金の処理方法について、検討していく旨の発言を村長がされていました。
 現在は積立金の使途について、どのように検討されていますでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) この積立金は、ずっと昭和のころから積み立てが、45年ですね、これは、この設立がされたのが。そのときは28町村ということの中で、現在は15町村になっているわけであります。そういう中で積み立ててきたものでありますので、私はこの議会の定例会の中では、中信交通災害共済の定例会の中では、掛金を下げて、当初は1日1円ということで360円だったような気がします。それが500円に上がりました。この500円を下げて、それで15町村が、全村民、全町民をこの中へ取り入れてもらうようにし、そしてもし不慮の災害があった場合には、それぞれの見舞金がもらえるようにした方がいいということで、議会の中では発言をしております。
 その関係もございましたかどうか、今年、23年度からは子供は100円ということになりました。ただ、大人については500円ということの中でありますので、この間の定例会の中でも、みんなが大勢が入って、不慮のときにいただけるようにした方がいいということの中で、下げてほしいということは申してあります。議会の中でも再度検討をしてくれるということになっておりますので、私は期待をしております。
 また、積立金というか基金ですね、残っているお金ですね。これにつきましては、今の掛けている人に返すわけにはいかないと。ですのでこのお金をこんなに積み立てる必要はないんだと、私は言っています。ですので、このお金を食ってでもいいから安くして、全員の方に入ってもらうようにするのがいいんじゃないかということを申しております。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 4億円近い剰余金が積み立てられております。今後、松川村が村民福祉のために負担した公費による掛金の一部は、今村長おっしゃられたように、事務組合に積み立てられていくことになります。使途が定まっていない積立金に、上積みされる事業に公費を支出できるほど、村の財政に余裕があるのかお聞きします。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 使途は決められているわけです。使途は不慮の災害に対して見舞金を支払うということですので、決まっております。村がそれに、使途が決められていないお金を積み立てていく余裕はないというように言われますけれども、私は、使途が決まっておりますし、この議会の中で、中信交通災害共済の議会の中で掛金を安くして、この15町村の全員が入っていくような制度にしていった方がいいというように申し上げておりますので、意見は強く申していきたいというように思っております。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 松川村は国道147号線、東のオリンピック道路と西の山麓線が南北に走り、交通量も多いことから大北地域でも交通事故が多いと聞きます。最近の村内の交通事故件数の推移を、細かい数字ではなくて結構ですが、お願いします。
○議長(新村久仁男君) 住民課長。
◎住民課長(宮澤大介君) それでは、21年から23年までの推移を申し上げたいと思います。人身事故件数につきましては、松川村村内で21年44件、22年29件、23年29件ということでございます。そのうちの負傷者数につきましては、21年62件、22年37件、23年37件というような状況でございます。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 村が独自に取り組んでいる交通事故の防止策はございますか。
○議長(新村久仁男君) 住民課長。
◎住民課長(宮澤大介君) 主に住民課といたしましては、交通安全指導員によります交通安全指導の実施、それと桃太郎旗による啓発、広報車によるパトロール等の啓発運動に力を入れまして、あと防犯灯の設置、エッジポインターの設置等、道路に目印をつけるなりの対応に努めております。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 今、住民課というように申し上げましたけれど、これは松川村の方針でありますので、よろしくお願いいたします。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 交通量が多いところは、言うまでもなく田んぼの中の見通しのよい交差点でも死亡事故が起きています。不幸な事故を未然に防いで、死亡事故ゼロの日が続くよう、徹底的に事故防止策を講じていただきたいと思います。
 さて、交通災害共済について、全村民への周知は徹底されていますでしょうか。先日、各戸配布された「広報まつかわ」3月号には掲載されていましたが、特に気になるのは、今まで加入したことのない村民への周知です。こういう方への特別な周知の配慮はございますか。
○議長(新村久仁男君) 住民課長。
◎住民課長(宮澤大介君) 広報紙の方の記載でございますが、今、議員さんの方からおっしゃっていただいたとおりに、今月の3月号に掲載させていただきました。また、前年の23年4月にも、広報の方へお知らせさせていただいたというような状況でございます。
 また、防災無線におきまして、ちょうど全村民が対象になります、昨年の9月から10月にかけまして広報をさせていただいてございます。また、特に今年度につきましては、松川村独自の全村民へのチラシということで、村バージョンのチラシを作成し、広報するような状況に至っております。以上です。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 私が聞く中では、なかなか公費で入っているということを自覚している方が少ないように感じます。引き続きというか、より一層の周知をお願いしたいと思います。
 このたびの共済の掛金というか、事業なんですが、全村民対象であるわけです。歩行困難な高齢者も加入していると思われますが、歩行が困難な高齢者の要介護度と対象者の数を教えてください。
○議長(新村久仁男君) 住民課長。
◎住民課長(宮澤大介君) この歩行困難な介護度ということにつきましては、個人差があるため、どの介護度から歩行が困難ということは、分類されることはできないという状況でございます。
 ちなみに、要介護度1から5につきましては、人数的には合計394名の方がございます。ただ、その要介護度の高い方でも、通院や施設等の利用に車に乗ることが多いというふうに聞いておりますので、いざというときのための交通災害共済を使っていただくように、周知している状況でございます。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 細かいことをお伺いするようですけれども、単独歩行が困難な方の要介護度は、一般的に幾つでしょう。
○議長(新村久仁男君) 福祉課長。
◎福祉課長(白沢庄市君) 今、住民課長が言ったとおりなんですが、一般的には4・5と言われています。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) それでは、4から5の方の総数をお願いします。
○議長(新村久仁男君) 住民課長。
◎住民課長(宮澤大介君) 要介護度4につきましては43名です。5につきましては51名ということになっております。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 計算が間違えていなければ、94名ほどの方が、単独歩行が困難という方です。ということは、外出もままならない94名、100名弱の高齢者の方の掛金をも負担しています。福祉に大変手厚い事業と言えると思います。
 この交通災害共済の本来の目的は、先ほど村長おっしゃったように、保険が今のように幅広く十分に整備されていなかった昭和40年代、この町村に関しては45年からだそうですが、1日1円で1年間360円からのスタートで、主に一家の経済を支える世帯主の不慮の交通事故による死亡で、家族が路頭に迷うことがないよう最低限の補償、文字どおり補い償う、この補償を住民がみんなで互いに出し合おうというのが始まりだったと思います。まさに互助の精神で成り立っていると思います。個人の意思で、自分もしくは自分の家族の分の掛金をみずから支払うのであれば、交通災害共済制度は小さい掛金で参加できる互助制度であり、外出がままならない高齢者も、自分のためではなく、他人を思いやる共助・互助の意思表示になると思います。
 平成21年度共済事務組合事業決算書の意見書の中に、一層の工夫により、可能な限り増収に配慮されたいという一文がありました。しかし、本来共済制度は掛金から見舞金と一般管理費、いわゆる経費を引いて、さらに責任準備金と言われる、もしものときの積立金、これがあれば、収支はとんとんでいいわけです。利益を出す必要はありません。これを収支相当の原則と言い、共済が継続的に運営されるために必要とされます。
 お聞きいたします。この15町村中、全住民に向け公費負担している自治体が、現在、松川以外にございますか。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) ありません。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) それは、松川村が先進的に福祉に努めているというのではなくて、単に互助の肩がわりをし、共済パンフレットでうたっている、住民と町村が一体となって助け合うことを目的としているという趣旨に反していると言えるのではないでしょうか。全額公費負担して交通災害共済に加入するメリットをお聞かせください。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 私は反していないというように思います。メリットはさっきから申し上げておりますように、福祉目的も十二分にあります。掛けていない人は、たとえ500円でも5人家族なら2,500円要るわけです。その場合、掛けられないという方がいるかもしれません。もし、その方が交通事故に遭った場合は1銭もないわけです。2,500円でもって、例えば200万もらえると。入院したらば日に2,000円もらえると。こういうことは、私は福祉の中で考えれば高いものではないというように思います。
 介護保険を皆さん考えてみてください。私たちは今、6,000円近いお金を毎月払っているわけです。私は介護していただいておりません。ですが、もしそうなったときには、してもらえるということの中でも、これは法的に全員がそういう状況の中で払っているわけであります。これも福祉を目的として相互扶助の関係でやっているということだというように私は思います。そういう中で、この交通災害共済も、私は松川村の人たちにとっては、十二分に必要なものだということの中で、私が村長をさせていただいている間は、通して掛けてまいります。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 強制加入が義務づけられている保険を除き、保険の加入と費用負担は本人の意思と責任によるべきものという保険の原理がございます。村長が日ごろおっしゃる、民間でできることは民間での考え方につながると思います。この共済が、いわゆる保険という考えで存在するものであるなら、まさに民間の保険で、いや、これは小さな思いやり、助け合いから成り立っている、いわゆる特定組合間における共済だと言うのであれば、みずからの意思で加入すべきと考えます。保険ならば民間に。共済ならばみずからの意思で。この考え方について、重複するようですが、お答えください。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 議員のおっしゃっていることは、間違っているとは思いませんけれども、私は私の方針として、松川村民を守るために500円、100円を掛けさせていただきます。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 本来、任意で加入すべき共済に、強制的に加入させられて、加入申請手続のために、個人情報を個人に承諾なく提供することに問題はないのでしょうか。本来、地方公共団体が許される個人情報の適用の範囲を超えてはいないでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 加入させられたという考え方は、どういうことでそういうように言っているかわかりませんけれども、私は松川村村民を守る首長として、これをやらせていただいております。もし事故に遭った場合は、住民課の窓口へ来てほしいということでありますので、ほかにプライバシーを侵害しているというようには思っておりません。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 果たして、交通災害共済は必要なのでしょうか。制度の目的に、住民と町村が一体となって助け合うとうたわれております。これは、まずは松川村が中信地域町村交通災害共済事務組合に加盟していることが前提で、その上で住民が互いに助け合うために、掛金をみずからが負担して成り立つわけです。その意味では、この共済制度は必要です。
 しかし、共助の精神で加盟した複数の自治体の中の1つが、本人の意思にかかわりなく、全住民を対象に公費で加入し、事業で使われなかった掛金が使途の定まらない、先ほど村長は定まっているとおっしゃっていましたが、はっきりしない積立金が4億円近くなっているこの状況は、共済事業の健全な姿とは言えず、まして個人情報が承諾なく開示されているという事実、そういう意味では、少し問題があるのではないかと思います。
 作成しました資料の、松川村交通災害共済事業状況をごらんください。平成12年から11年間のデータがございます。中ほどの共済掛金から、その横にあります共済見舞金を引いたものが、単純に掛金の残高で、共済事業で使われなかった剰余金です。見舞金が掛金を上回ったのは過去2回、平成14年と15年度でマイナス表示してあります。それ以外の年度はすべて剰余金が出ており、11年間の累計は約1,400万円です。ちなみに平成23年度の状況は、2月末現在、支給された見舞金額が61万8,000円で、このままでいくと過去12年間で2番目に少ない支給額となります。喜ばしいことではあります。
 そこで、少し目線を変えてみたいと思います。今までのところをかんがみ、1つ提案をさせていただきたいのですが、村民の不慮の事故に対する見舞金で、住民への福祉の観点であるとおっしゃるのであれば、現在の共済制度から脱退し、村独自の交通災害見舞金制度を創設してはいかがでしょうか。交通災害に遭われた村民へ村から見舞金を支給するのです。
 メリットは、1つとして、交通災害見舞金支給という村独自の福祉が充実します。2つ目に、掛金が不要になります。3つ目に、見舞金のみの支出となり、使途の定まらない積立金はなくなります。4つ目です。交通事故防止意識が高まります。
 既に自治体の中には、交通災害見舞金を支給しているところもあります。確かに今までも自治組合を通じて加入している方が多かったわけですが、加入者の減少に歯どめがかからなかったことも事実で、村民への互助精神の啓発には、さらに知恵を絞る必要があると思われます。ならば純粋に村民福祉の充実のため、減少してもなくなることのない交通災害の犠牲者に、慰めの一助として見舞金を支給するというのはいかがでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 議員の提案は提案として、お聞きをしておきます。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 4億円近くまで膨れ上がった積立金の使途について、改めて早急に検討していただきたいと思います。
 公費で全住民に全額負担した最初の自治体として、組合議会に提案されるよう要請したいと思います。また、中信地域町村交通災害共済を継続するのであれば、任意での加入で。福祉の充実を図るのならば、村独自の見舞金制度で対応されることが、私自身は今の状況では望ましいと思われます。以上でこの質問を終わります。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 先ほども申し上げましたけれども、私が村長をしている間は、交通災害共済は全額公費でさせていただきます。
○議長(新村久仁男君) これで、交通災害共済掛金公費負担の質問を終わります。
 続いて、質問事項、旧農協第二倉庫の活用の質問を許します。矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) この旧農協第二倉庫、現在は収蔵庫と呼ばれているのでしょうか。この2年間に、解体から一転、保存へと、これほど翻弄させられた建造物があったでしょうか。私自身、一時はこの倉庫がもうらしくなったほどです。
 さて、晴れて存在を許されたわけですが、私にとっては、当初、存在価値不明の古い米倉でしかなかったこの倉庫に、再び光を当てるための耐震補強工事の設計費用について、賛成した立場で改めてお聞きいたします。
 平林明人村長、3期目の今会期、初日冒頭のあいさつの中で、「国の文化審議会から登録有形文化財に登録するよう答申があり、過日、登録証が届けられた。これにて旧農協第二倉庫が正式に登録有形文化財と認められたので、管理・活用方法について、具体的に検討してまいります。」とおっしゃいました。まずは国の登録有形文化財がどのような制度で、何を目的としているのかをお聞きします。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) まず、国の登録有形文化財につきましては、緩やかな規制によりまして、建造物を活用しながら保存を図るため、平成8年に施行された文化財の制度ということです。この規定につきましては、文化財保護法第57条のところに、指定につきましてうたってあるという部分でございます。
 それから、どういう基準かということでございますけれども、おおむね、当然、国の重要文化財等に指定をされていない部分ということ、それから地方公共団体の文化財に指定されていないものという要件が、1つはございます。
 もう1点は、原則として建築後50年を経過し、次の3つの要件に当てはまるものという部分でございます。
 1点目が、国土の歴史的景観に寄与しているもの。2点目が、造詣の規範となっているもの。3点目が、再現することが容易でないものということでございます。なお、松川村収蔵庫につきましては、登録基準といたしましては、1点目の、国土の歴史的景観に寄与しているものというところでございます。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 緩やかな規制を通じ、50年以上という、比較的新しい建造物を保存ということですが、今回の登録の答申を受け、周りの住民の方たちから、国の文化財ということは、村の文化財よりすごいのかという、とてもまともな感想をいただきました。ごもっともだと思いました。我々住民にわかるように、村指定文化財との違いをお示しください。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) まず、先ほど申し上げましたように、国の文化財保護法第57条の規定によりまして、この文化財については指定をされているという部分が1点ございます。
 それから、文化財保護法につきましては、国の重要文化財とかいろんな部分で、村と同じように、文化財の種別を分けて指定をしているというところでございます。
 松川村の有形文化財については、数点登録してあるわけですが、これは松川村の文化財保護条例によりまして指定をされているということでございます。
 なお、一般的には、国の登録の方が、文化財的には価値があるというふうには言われておりまして、当然、国宝となりますと、非常に貴重な部分というところでございます。
 なお、どうしてもその法的な位置づけという部分はございますけれども、国の登録有形文化財、それから村の指定文化財につきましては、同じように村の宝であるという認識は変わらないというふうに思っております。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 今の教育長のお答えで、私自身がちょっと勘違いをしておりまして、国の文化財の方が価値があるというふうにお聞きしたんですが、もう一度お願いします。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 松川村の観松院の仏像があるわけですが、これは国宝ではございません。国の重要文化財です。そういう意味でいけば、価値は同じ、村の意識の中の価値は同じですけれども、文化財という、その学術的といいますか、指定をする部分につきましては、やはり価値という部分、例えば平安時代の部分とかっていう年代も違うでしょうし、復元する部分についても、非常に難しいというような部分ございまして、そういう意味で、指定については、それぞれランクがあるという意味でございますので、あくまでも価値に優劣があるという部分ではないというふうに御理解いただきたいと思います。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) そこで、今後の登録有形文化財としての旧農協第二倉庫の維持管理について、国から求められているもの、また、それに対する国からの補助的なものがあるのかお聞きします。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) あくまでも登録有形文化財につきましては、利用しながら、活用しながら保存をしていくというものが1つの建前でございます。
 そういう意味から、今の例えば外観を変更することも可能であると。ただし、これは文化庁の指揮監督のもとに行わなければいけないわけですけれども、そういうこともできるということです。
 この登録有形文化財のパンフレットには、4分の1以内であれば届け出も許可も要らないというような規定もございますけれども、現実的には文化財の指揮監督のもとという部分がございます。そういう意味で緩やかに改造も可能だと。それから中の意匠につきましては、キングポストトラスの部分の骨組み部分がございますけれども、そういう部分は当然残していかなければいけないわけですけれども、中を例えば棚をつくるとか、そういう部分については、当然改造はできるということでございます。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 今回保存するに当たって、補助が認められるような優遇措置というのはございますか。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 補助につきましては、設計費の2分の1につきましては補助があるという規定とはなっております。それから、耐震工事の改修工事につきましては、現状では補助はないというふうには認識をしております。
 それから、先ほど申し上げました設計費の2分の1の補助につきましては、当初、当然補助はあるわけですけれども、県の文化財係の方と協議した結果、補助を受けるためにはいろいろな制約があるという部分で、設計費が非常に高額になっている事例が多いということで、通常の場合につきましては、基本設計等終わっている松川村につきましては、補助をもらった方が若干高くなるんではないかというような助言をいただきまして、村としては単独で設計をしたという経緯でございます。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) それについては保存を説得されたときに、要件として出ていた部分で、昨年5月に村内5カ所で開催した議会主催の住民懇談会でも、事務局で住民に説明しています。
 もともと耐震工事の設計費用の2分の1ということでしたので、大きな金額ではないことは承知しておりましたが、議会や住民への説明としては不十分であったと言えます。それでは文化庁が届け出を受けてくれて登録はされたが、今後は朽ち果てない限り、所有者が維持管理していきなさいという、そういう制度であると理解してよろしいということでしょうか。
 さて、議会でも拝見しました立派な登録証を受けたばかりのこの倉庫ですが、登録抹消されるのは、どんな場合が考えられますか。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 文化財保護法の第59条のところに、登録有形文化財の登録の抹消という規定がございます。まず1点目は、国が重要文化財に指定した場合ということが1点ございます。
 それからもう1点は、地方公共団体がその条例に基づきまして、文化財として指定をした場合ということ。ただし、文化庁が保存もする必要があると認めた場合で、その所有者の同意があった場合については、引き続き指定ができるという部分がございます。
 それからもう1点は、登録有形文化財としての価値が失われた場合ということで、滅失とか毀損とか、そういう部分で、場合が想定されるというふうに思っております。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 冒頭の質問に戻ります。管理・活用については、具体的に検討していくとのことでしたけれども、あれから約2年たちました。これまでに庁内検討委員会や、武蔵野美術大学の教授の方々からの提案など、村としても考えられる方法は検討したと思いますが、残念ながら決定打的活用方法は見出せなかったように思います。
 先日の11番議員の活用方法を問う質問に、はっきりとした答弁をされていなかったように記憶しておりますが、今回3期目に立たれるこの公約に、旧農協第二倉庫の活用を明記していらっしゃいます。マニフェストの4本柱である、ふるさとを守り、文化を伝承するという、倉庫の活用について、とりあえず残すなどということではない、村長のはっきりとした目標をお聞かせください。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) はっきりとした目的は、残すということであります。そして、たしか11番議員にも申し上げましたけれども、それぞれのワークショップ的なものも考えながら、十二分に検討をしていきたいと。そしてまた、ほかのあれを残してほしいといった、言われた方も大勢おいででありますので、そういう人たちの意見も十二分に聞きながら、今後検討してまいります。
 残して、あそこへ入っても倒壊しないと。すぐ壊れないということを、まず最初にやらなければいけないということの中で、今回、設計費用をお認めをいただいたことでありますので、まず残すことを目的としたいと思います。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) これまで2年の歳月の間、私たちは公費で審議・検討し、また住民懇談会を5カ所で開催し、住民の皆さんに説明をしつつ、御意見をいただいてまいりました。
 一方、庁内でも教育長初め11名の検討委員会のメンバーが、全8回にわたり模索しました。保存したいという方々のお気持ちは無論ですが、管轄する緑町中区の住民の方たちや役員さんたちの御苦労は、これまで大変なことだったと思います。既にこの旧農協第二倉庫に関しては、かなりの時間と経費がかけられているわけです。しかし、そうは言っても、ごくごく一部の住民の方にしか、今回の騒動の一連は理解されていないことでしょう。この部分が本当に問題だと思います。一体、旧農協第二倉庫は松川村にとってどういう存在なのでしょうか、お答えください。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 旧第二倉庫の松川村にとっての存在はどうかということは、私は議会の皆様にもお話をしてございます。そういう中で、松川村が米を基盤として、今まで栄えてきたと。そういう中で、あの倉庫については、かつては10万俵を供出した、そしてそれを保存をした建物だということであります。松川村の農業を考えるときに、あの倉庫はシンボル的なものだということで、私は前にも皆様に御説明をさせていただいておりますので、今もその気持ちには変わりはございません。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 果たして本当に村のシンボルなのでしょうか。確かに今おっしゃったように、かつて10万俵を供出した村のシンボルである、費用対効果の問題ではなく、シンボルであると、今までに何度も村長はおっしゃっていらっしゃいます。
 正直、私の区周辺では、生まれも育ちも松川であるという人以外には、残念ながら本当に知られていない。私自身も議会に参加し、この問題に直面して、初めて存在を知ったくらいです。何と言ってもシンボルがどこのどれだか周知されていないというのは、大変悲しいことです。
 そこで、まずこの建造物を、改めて村のシンボルにしていく必要があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 活用は今後十二分に考えていくということの中で、シンボルということで、私は申し上げております。シンボルにしていく必要があるかということを、今言われたような気がしたんですけれども、シンボルであります。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 考えてみれば、旧農協第二倉庫が存在する緑町中区は、JR大糸線信濃松川駅東側の好ロケーションに位置します。確かに特急は現在とまらず、1時間に1本の単線ではありますが、先日のエコツーリズムシンポジウムでのパネラーの観光のプロの方たちに言わせると、これからは大型バスでどっと来て、大容量のホテルでわっと泊まって、お土産を買って帰るようなマスツアーではなく、団体から個人へ、3人で1泊ではなく、1人のお客様が3日いてくれるような観光地になるようにとおっしゃっていました。観光は光を見ると書きますが、その土地の光の部分、いいところを見せることだとおっしゃっていました。
 この松川村に、ふらっとのんびりしに来ていただけるような、北アルプスを見おろす田園風景、あがりこサワラの群生、そこに続く小さな川の両岸をゆっくりと歩きながら、ちひろ美術館までのひととき、おそば屋さんに立ち寄りながら、さらに国営公園へ。遅くなったから、以前お世話になった農家のおばちゃんちに、今晩もお世話になろうかな。ピカピカの鈴ひかりと具だくさんのみそ汁。夏にはとれたてのナスの塩もみがいただけるだろうか。夜はすずむしの音色でいつの間にか夢の中へ。
 イメージが長くなりましたが、そんな田舎の原風景の玄関口になるであろう、東口に存在する村のシンボル、ランドマーク。ランドマークとは大海原での目印、あるいはその土地の象徴となる建造物を言うそうですが、その拠点に、この数奇な運命をたどった旧農協第二倉庫を位置づけてはいかがかと、少し前から考えております。存在自体を活用と考える。そこにあるだけで意味がある。そんな考え方もあるのではないかと。
 ただし、それには旧農協第二倉庫を抱える緑町中区の住民の皆さんの理解が不可欠ではないかと思います。そもそも、事は倒壊の可能性のある建造物を何とかしてほしいという、区の保護者からの切実な要望が発端でした。その後、区の有志の方からの陳情や区への説明を十分に果たせずに、今に至っているように思います。それについては区の方から無念の声が出ております。
 ここまでを踏まえまして、旧農協第二倉庫を存在させるのであれば、管理することになる緑町中区の住民への説明とお願いを、きちんと改めてしていただけるように、お約束いただけないでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) これは松川村の建物であります。中区の皆さんが管理しているわけではありません。ましてあそこで避難場所としておりましたものにつきましては、避難場所もそれぞれ2カ所ほかに設けてございます。そういう中で、村としましては対応できるものについては対応してまいりましたので、中区の皆様に、特にあれについての説明は考えておりません。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 緑町中区の皆さんから、村と議会あてに陳情も出ていたように思います。その後の説明はされていらっしゃいますか。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) あれは中区の有志の皆さんであります。有志の皆さんから出ていたものに対して、それぞれのお答えをする必要はないというように私は思います。特に区の皆さんに、総会の折にもお話をさせていただいております。それから区長会でも、このことについて必要ならば、いつでも出ていきますから、お呼びくださいというようにお話をしてございます。そういう中で対応してまいりましたので、特にあのことについて、中区の皆さんだけにお話をする気持ちはございません。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) これまでの経緯で、いろいろと誤解や不満も出てきております。住民は何より、首長である平林村長に話を聞いてもらいたいでしょうし、構想があれば説明してくれることを望んでおります。御理解いただけるよう、真摯にお願いしたいと思います。まずはお互いの話に耳を傾けること。ここの部分は削れません。区や住民に御理解いただけるような、疲弊した世の中に夢ある施策を期待します。ぜひJR東口を設け、踏切を拡張するぐらいの気概を持って、村のシンボル、ランドマークである旧農協第二倉庫に光を当ててください。先人たちもそれを願っていることと思います。期待してよろしいでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 私のこの4年間の中では、東口は考えておりません。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 最後になりますが、きょうから春の選抜高校野球が始まりました。球児たちの無心で白球を追う姿は、忘れていた何かを思い出させてくれます。初心を忘れず、目標を見失わないよう、チームワークよく、村一丸となって精進していきたいと思います。
 以上で私の質問を終わります。
○議長(新村久仁男君) これで、旧農協第二倉庫の活用の質問を終わります。
 以上で、10番矢口あかね議員の質問を終わります。
 これで本日の日程は全部終了しました。
 これにて散会します。御苦労さまでした。
                               午後 0時09分 散会