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長野県 松川村

平成22年第 3回定例会−09月16日-03号




平成22年第 3回定例会

            平成22年松川村議会第3回定例会会議録
                                       〔第3号〕

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 │招集年月日     │平成22年9月16日                     │
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 │招集場所      │松川村役場議場                        │
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 │開閉会日時     │開 会│平成22年9月16日 午前10時00分 │議 長│新 村 久仁男│
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 │及び宣告      │散 会│平成22年9月16日 午後 2時38分 │議 長│新 村 久仁男│
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 │ 応(不応)招議員及び │議席?│氏     名│出 欠│議席?│氏     名│出 欠│
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 │ 出席並びに欠席議員 │ 1 │新 村 久仁男│ ○ │ 7 │平 林 寛 也│ ○ │
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 │ 出席12名 欠席 0名 │ 2 │佐 藤 節 子│ ○ │ 8 │渡 邉 尚 省│ ○ │
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 │    凡例    │ 3 │井 上 直 昭│ ○ │ 9 │河 内 國 治│ ○ │
 │ ○…出席を示す  ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤
 │ △…欠席を示す  │ 4 │甲斐澤   明│ ○ │ 10 │矢 口 あかね│ ○ │
 │ ×…不応招を示す ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤
 │ △公…公務欠席  │ 5 │勝 家   尊│ ○ │ 11 │白 澤 富貴子│ ○ │
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 │          │ 6 │横 沢 喜 造│ ○ │ 12 │榛 葉 良 子│ ○ │
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 │会議録署名議員   │   6番   │横 沢 喜 造│   9番   │河 内 國 治│
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 │職務のため出席した者│事務局長   │鈴 木   智│書記     │西 澤 なつみ│
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 │          │村長     │平 林 明 人│総務課統括課長│須 沢 和 彦│
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 │法第121条により説│副村長    │奥 野 勝 久│       │       │
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 │明のため出席した者の│教育長    │西 澤   勇│       │       │
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 │職・氏名      │総務課長   │平 林 秀 夫│       │       │
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 │    全員出席  │会計管理者兼 │伊 藤 勇 二│       │       │
 │          │会計課長   │       │       │       │
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 │          │環境福祉課長 │白 沢 庄 市│       │       │
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 │          │経済課長   │丸 山 正 芳│       │       │
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 │          │建設水道課長 │白 澤   繁│       │       │
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 │          │社会教育課長兼│茅 野 英太郎│       │       │
 │          │公民館長   │       │       │       │
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 │議事日程      │別紙のとおり                         │
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 │会議に付した事件  │別紙のとおり                         │
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 │会議の経過     │別紙のとおり                         │
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                本日の会議に付した事件

日程第1 一般質問
  1 村施設の環境改善                      11番 白 澤 富貴子
  2 子宮頸がん予防ワクチンと性教育の必要性について        2番 佐 藤 節 子
    長野県歯科保健推進条例案について
    21年度決算に対する村長の所信について
  3 自治基本条例の制定について                  7番 平 林 寛 也
    新設「安曇野松川村すずむし保護条例」の今後の運用について
    不登校の児童・生徒への対応について
  4 旧農協第二倉庫について                   10番 矢 口 あかね
    村指定文化財の保存及び活用について



                                 午前10時00分 開会
○議長(新村久仁男君) おはようございます。
 ただいまの出席議員数は12名全員です。
 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
 直ちに本日の会議を開きます。
 本日の議事日程は一般質問です。
△日程第1 一般質問
○議長(新村久仁男君) 日程第1 一般質問を行います。
 順次発言を許します。
 順位1番、11番白澤富貴子議員の質問事項、村施設の環境改善の質問を許します。
 白澤議員。
◆11番(白澤富貴子君) おはようございます。
 ことしの稲の作柄はほぼ平年並みという予測が出ておりまして、一面の黄金色となった松川村のこの景色は、「ふるさと」という言葉には一番あっているというふうに思っております。きのうからの雨で稲の寝たところが少し目立ってはきていますけれども、松川のおいしい新米を早く食べたいと心待ちにしているところであります。
 さて、今議会冒頭に上程されました「安曇野松川村すずむし保護条例」が議決して、大きな話題を全国に発信いたしました。村長の顔が幾つものテレビや新聞に載り、この条例の波及効果に大きく期待を寄せております。関係された方々の今までの御苦労に感謝するとともに、これからの村民理解を浸透させ、より一層の取り組みをみんなで協力してやっていかなくてはならないというふうに思っております。
 さて、通告の村内施設の環境整備の質問をします。ことしの猛暑は観測が始まって以来とも言われていましたが、ここにきてきのうあたりからようやく平年並みという気温になってまいりました。しかし、約2カ月近くにわたる乾燥と猛暑のつらかった日々は、何だか悪夢だったのかなというような気がしております。また、ここのところ局所的な豪雨による河川の氾濫やがけ崩れなどの被害も年々多くなりまして、今までの歴史に本当になかったような猛烈な暑さに襲われたり、地球規模の天候不順と言われる中で、野山の動物だと思っておりましたクマやイノシシ、ハクビシン、猿などが人里に出没したり、異常にふえたりと、今まで経験のなかった出来事が大変重なって多くなってきております。
 中でも、この暑さは本当に大変なことでした。昔から「のどもと過ぎれば熱さを忘れる」などというたとえもありますけれども、とても忘れられるようなものではなく、今月に入ってもそのまま残暑が続き、まるで亜熱帯にいるような錯覚を起こすほどのつらさでした。
 大北広域消防署に聞いてみましたら、7月と8月の救急車が急病で病院に搬送した件数は、7月が24件、8月が37件と例年より大変増加しており、その中でも明らかに熱中症の疑いということで搬送した件数は、7月10件、8月19件、9月になってきのう現在では9件という件数に上っているそうです。村内ではこの夏の暑さが原因の事故などはなかったでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 議長に1つお願いいたします。細部につきましては、課長等に答弁させますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、まず、すずむし条例でありますけれども、議会の皆様に御協力いただきまして、全国に発信することができました。本当にありがとうございました。テレビの中で私は、頭の真ん中の毛が少なくなっているのに驚きました。そんなことが、すずむし条例の中でまた1つ発見したところでございますけれども、お約束したとおり、スズムシを皆さんとともに守っていきたいというふうに思っております。
 熱中症等についての御質問でございますけれども、件数等は課長等に答弁させますけれども、全体の中で、議員のおっしゃることはすべて、これから言うことはもっともだというように、先に言っておきます。ここに出されている、ここのすずの音ホールまでは多分暑いからクーラーを入れてほしいとか、そういう要望があったかどうかというようにお聞きをされると思います。多分言っていることはもっともだというように思いますので、それについてはまた担当課長に答弁をさせますけれども、全体的にことしの暑さはだれが見ても異常だというように思いますし、クーラーがあればよかったなというように思っておりますけれども、すべてクーラーを入れればいいというものではないというふうに私は思っております。
 この庁舎を建てたときのことを思い起こしていただければ、一緒に職員としていましたのでおわかりだというように思いますけれども、村民の皆さんのところにクーラーがなくて、役場へ来たらクーラーの下で、涼しいところでみんなが仕事をしていたと。これについては住民の皆さんに申しわけないからクーラーを入れないでおこうということをみんなで話をして、数カ所しかクーラーが入らなかったということがございます。
 そんなことも思い起こしてもらいながら、以下の質問についての質問をお願いもしますし、私のほうでも答弁をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
○議長(新村久仁男君) 白澤議員。
◆11番(白澤富貴子君) 特にこの夏、暑さが原因という事故はなかったというふうに解釈していいでしょうか。高齢者世帯とか、どんなふうだったでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 環境福祉課長。
◎環境福祉課長(白沢庄市君) 高齢者の方については、村内の居宅支援事業所等に確認をしましたが、数人調子を崩したという方もいましたが、大事に至らずに過ごしているという状況で聞いております。必要な方については、ケアマネジャーさん、それぞれの居宅支援事業所の方、ヘルパーさんが主治医と連携をとり、緊急の場合は入院の受け入れも調整してきたということです。そのケースにおいても、大事に至っていないということで報告を受けております。
 以上です。
○議長(新村久仁男君) 白澤議員。
◆11番(白澤富貴子君) 大したことなくて本当によかったと思いますし、村長のほうで答弁していただいたように、私も本当に22年前、役場庁舎が建設されたそのころには、こんなに暑くなるということは予測もしておりませんでしたし、その当時から役場はなるべく後にして、村の福祉のために、村民のために、役場職員や役場の者はやっていこうではないかと、そういう気風がとても高かったということを自分でも覚えております。
 しかし、近年、建設をしております村内の各施設を見ますと、昨年度完成しましたすずの音ホールも全館冷房を完備しておりますし、保健センターなども。用途に応じた、そういう対応で冷房の必要性というものがとても高くなっているということがわかっております。
 また、小・中学校は昨年度、各部屋に2台ずつ壁かけの扇風機を設置し、保健室にはエアコンを設置しました。それで、中学校には特に、音楽室とコンピュータ室には大規模改造ということで、ずっと前にエアコンが入っているというふう思っております。小・中学校ではこの夏の猛暑を、本当に事故もなく乗り切れたのでしょうか。夏休みもあってほっとしたところもあるかとは思いますけれども、今後、小・中学校に対してこのような暑さの中での対策について改善計画などがありましたら、聞かせてください。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) まず、熱中症等につきましては、小学校で夏休み中になりますけれども、保護者の印がなくて、プールに来ていた子が休んでいたということで、その後、帰宅をし、母親のほうに不調を訴えて、病院で点滴を受けたというケースが1件ございました。なお、その対策としましては、メール及び連絡網で「プール参加の折、水筒持参」と。それから、「水分補給に気をつけてください」ということで確認をしております。それから、中学校につきましては、熱中症の事例はございませんでした。顕著な熱中症というような意味でございます。小学校につきましては、やはり暑い部分、風の通りにくい教室がありまして、そこには扇風機を追加で設置をしたというようなことがございます。また、冷房施設が会議室にもありますので、それを利用したというようなこともございました。また、教室によりましては、ヘチマやアサガオを窓側にはわせたり、寒冷紗を取りつけたというような、学級ごとに工夫をしていたということがございます。
 それから、教室に入りますと、水分補給が大切ということで、子どもたちには水筒を持参させ、またタオルを身近に置いて対応したということでございます。また、たまたま若干ぐあいが悪いというようなことがある部分ありますけれども、必要によりまして保健室で休養をさせておるという状況でございます。
 それから、中学校におきましては、1学期、特にぐあいが悪くなったという生徒はあまり見られなかったようでございます。ただ、2学期に入りまして、残暑が厳しいというような状況の中で、体調不良で保健室へ行くという生徒も若干見られたということでございますけれども、1時間ほど休養したということで体調が回復し、授業に復帰することができたというような状況でございます。
○議長(新村久仁男君) 白澤議員。
◆11番(白澤富貴子君) 会議室のほうに冷房があるのは、小学校ですか。中学校のほうは会議室にはないわけですね。先生方、会議をする機会も多くなったりすると思いますけれども、職員室というところはやっぱり大変な暑さの中で、先生も休養できたり、会議を小さく行ったりする、そういう場所になると思いますので、小・中学校の職員室にはどんなような状況で対応されているのか。その辺をお聞きします。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 職員室それぞれ冷房は入ってございません。ただ、扇風機によりまして対応しているという状況です。なお、職員室につきましては、1階にあるということで、2階の教室よりは涼しいというような状況でございます。
○議長(新村久仁男君) 白澤議員。
◆11番(白澤富貴子君) 小・中学校については、夏休みがあるというようなことで本当に対応も休み中にもかかわらずプールの状況、そらから水分補給のこと、いろいろ工夫をされたと思いますが、本当に期を、本当にいいときに扇風機を入れたなというふうにちょうど考えておりました。今後も様子を見ながら、ぜひその改善について検討をしていっていただきたいと思います。
 続いて、保育園についてですけれども、北と南の保育園の現状と今後の計画を聞かせてください。
○議長(新村久仁男君) 環境福祉課長。
◎環境福祉課長(白沢庄市君) まず、クーラーを設置しているところでございますが、北保育園では未満クラス、一時預かり、支援ルーム、職員室、給食室、給食休養室に設置してございます。南保育園では今1歳クラスということになっておりますが、御存じのように、今建設中でございまして、来年度以降は北保育園と同じような形で、それぞれの部屋に設置する予定でございます。
 現状としましては、熱中症にならないように炎天下での外遊びを控えたり、子どもたちの水分補給に努めてまいりました。また、プール遊びだけではなくて、お昼寝前ときか起きたときにシャワーをした年齢もありますし、運動後などのシャワーを浴びるようなこともございました。
 延長保育は、冷たい麦茶を用意したり、風通しのよい部屋で保育をしたという状況でございます。
○議長(新村久仁男君) 白澤議員。
◆11番(白澤富貴子君) いろいろ対策をとりながらやってきたということですし、南保育園については、今後計画をして北と同じような状況でやっているということなので安心をしていますし、そういうふうにやはり対応していっていただきたいということを思いますけれども、保護者の間から壁につけた扇風機もあったらありがたいというようなことを聞いておりますが、その辺のところはどんなふうに計画できますか。
○議長(新村久仁男君) 環境福祉課長。
◎環境福祉課長(白沢庄市君) 子どもの健康的な体づくりという成長過程で考えますと、屋内外でなるべく温度差のない自然のままという部分もありますが、今言われた意見もありますので、今後検討して対応していきたいと思っております。
○議長(新村久仁男君) 白澤議員。
◆11番(白澤富貴子君) かえって走り回ったりする幼児、乳幼児のところは冷房が入っているわけなんですけれども、保育園の園児たちの走り回る場所には、できれば壁にかけたほうが安全な場面もあるかと思いますので、また検討してください。
 児童クラブと放課後の子ども教室については、夏休みの利用が大変多かったというふうに聞いております。児童クラブのほうと、放課後子ども教室については、どんなふうだったでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) まず、児童クラブにつきましては、クーラーにつきましては図書室、静養室、事務室のほうに入っております。それから、扇風機につきましては作業室兼おやつ室のほうに設置をしております。それから、図書館、静養室の西側につきましては、よしず等を設置しまして、また砂場のほうには日よけになるゴーヤとかアサガオを植えて対応しておるという状況でございます。
 なお、体調が悪いような子どもにつきましては、静養室等で休ませているということ。それから、児童につきましてはこまめに水分をとるように心がけ、またおやつにつきましては、水分、塩分、それから糖分等をとれるように工夫しまして、あと小学校と一緒でタオル等を身につけるようにふだんから注意をしているというような状況でございます。
 なお、夏休み中につきまして、保護者等と連絡をとっているわけでございますけれども、体調につきましては特に気をつけまして、対応しているという状況でございます。
 なお、熱中症につきましては、児童クラブの中で、来た子どもが熱を出してしまったと。約38度以上の子どもが5名いたということでございますが、水分補給と体を冷しまして、保護者のほうに連絡をし、迎えに来ていただいているということでございます。特にその後、入院等の連絡は受けてはございません。
 それから、子ども教室につきましては、小学校の施設を利用しているということで、王鳳館等にはクーラーが設置してございませんけれども、扇風機は設置をしているということでございます。なお、熱中症対策につきましては、児童クラブと同様、水分、休憩をとるように心がけ、あと保冷剤、スポーツ飲料を用意し対応しているというような状況でございます。あと、子どもにつきましては、帽子の着用とか、それから、夏休み中につきましてはプールへ行ってくれと、利用してくださいということでお話をいたしました。
 あと、子どもの様子につきましては、子ども教室で搬送・入院につきましてはございませんでした。なお、熱が出た子が若干2名ほどいまして、保護者へ連絡して迎えに来てもらうというような状況をとっております。
 以上でございます。
○議長(新村久仁男君) 白澤議員。
◆11番(白澤富貴子君) この児童クラブ、放課後子ども教室について、利用者が夏休み大変多かったということで大変だったとは思うんですけれども、それぞれ適宜の判断で大事に至るようなことはなかったということも、今御説明いただきましたし、よかったなと思いますし、対応をよしずとか植栽でやったりしながらされている、そういう心遣いがとてもいいかなと思いますが、小さな小学生になりますので、ぜひまた状況に応じて適宜判断して、改善するところはぜひ今後改善していっていただきたいなというふうに思いますので、お願いします。
 続いて、社会就労センターですけれども、社会就労センターのほうは冷房など、作業室や食堂まで完備をされていて、建物も大分たっておりますけれども、とても快適な状況で対応できてよかったというふうに聞いております。
 しかし、パソコンがインターネットにつながれていないという環境なので、役場のほうから発信する掲示板とか、伝票処理や、その他会社からの注文や仕事の確認など、とても不都合だと以前にも聞いておりましたので、役場のほうではこのことについて、現在はもう改善計画が大分進んでいると思いますが、どんなような状況なのか、その辺のところをお聞かせください。
○議長(新村久仁男君) 総務課長。
◎総務課長(平林秀夫君) 就労センターのインターネットの環境につきましては、今検討はしてございます。指定管理者になりますと、すずむし荘、寄って停の部分があいてきますので、それを含めて来年の4月には整備ができるように検討してございます。今、電話回線でつないだとしても、今の情報は行きませんので、ただインターネットが閲覧できるだけですので、それを踏まえて来年の4月に改善できるようにということでやっておりますので、御理解いただきたいと思います。
○議長(新村久仁男君) 白澤議員。
◆11番(白澤富貴子君) 来年の4月に改善できるというめどが立っているそうなので、今まで本当になかったことが不思議に思うような気がするわけですけれども、ぜひその4月をめどに改善をしていってほしいと思います。それから、それまでにも掲示板のものなんかはきちんと役場から連絡がいくように、その辺の配慮もぜひお願いしたいと思います。やっぱりそういうものが完備していないと、能率面でも影響が出てくるというふうに思いますので、その辺よろしくお願いします。
 保健センターにつきましては、今冷房になっていて改善もされ、改築もされてきているというふうに思いますけれども、この辺については、現在のところどんなふうな状況でしょうか。
○議長(新村久仁男君) 環境福祉課長。
◎環境福祉課長(白沢庄市君) 保健センターは事務室等には冷房が入っていますが、それぞれの部屋には今のところ冷房は入っていない状況でございます。乳幼児健診、予防接種、その他もろもろ健診事業等も保健センターでないと行われない事業もありますが、ことしは風通しよく、早朝から窓をあけたり、扇風機等をフル活用して実施する部屋でやってきたという状況でございます。
○議長(新村久仁男君) 白澤議員。
◆11番(白澤富貴子君) そういう環境になっているということは、避難する場所もあるというふうに考えますので、保健センターにある状況は大事なことだと思いますが、今後につけても子どもたちに対して風通しが悪かったり、それから、風では危なかったりするものもあると思いますので、検討していっていただきたいと思います。
 続いて、最後に役場の庁舎でありますけれども、新聞によりますと、8月末までの状況で真夏日が56日間、平均気温は26.6度。そういうわけで、平年よりは穂高の状況を見ましたら2.4度高くなっていると、そういうふうに報道されていました。この記事の中では、地球温暖化に伴う長期的な気温上昇も背景の可能性にあると予測しています。
 庁内の電気を利用する機械の台数を聞いておりますと、パソコンが82台、コピー機が3台、各種のプリンターが20台ということで、コピー機などは使用する際には、焼つけですから猛烈な熱を発し、その周辺の暑さは大変なものだと思います。また、それぞれの機器は、使っていないときの待機電力、これもこれだけの数になりますと、温度の上昇は相当なものになっているというふうに思います。また、暑いからといって窓をあけたり、扇風機で風を送ったりしておりますと、書類が飛ばされて、それも扇風機でやる、それから窓をあけるということも改善だというふうに考えることは、事務室の場合にはできないというふうに思います。
 夕方になっても外気は下がらないという状況でもありましたし、建物は焼け込んでおります。この繰り返しで本当に大変な状況だった思いますが、庁内の様子はどうだったでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 総務課長。
◎総務課長(平林秀夫君) 議員さんおっしゃられるとおり大変暑い夏でございました。当職場におきましては、職員に対しまして室内でも熱中症にかかることがあるということをニュース等で報道されておりますので、こまめに水分補給、それから塩分の補給を行う等、それぞれの職員が朝礼で即していたところでございます。また、夏季休暇や年次休暇を有効に活用して健康管理に十分に努めるようにアドバイスをしてきたところでございます。
 来庁者からもクーラーは入っていないのかというような、特に住民係の窓口の辺は風もあまり通らず、非常に蒸し暑いところで、住民からもそういった声が聞こえてきました。また、もうちょっと設定温度を低くしたらどうかというお声もありましたが、「申しわけございません。クーラーは入っていないんです」といったお答えをしてきたところでございます。
 以上でございます。
○議長(新村久仁男君) 白澤議員。
◆11番(白澤富貴子君) 場所は風のよどむところもありますし、事務室も場所によって違うかと思いますけれども、大変な状況だったというふうに推測いたします。それと、夜間に泊まる方の管理室、ここも相当な暑さが残っていると思います。西日も当たりますし、その辺のところも大変だったのではないかなというふうに思いますけれども、住民、村民の利用者からもそういうふうに言われていたということは、これはやっぱり考えていかなければいけない時期に来ていると、そういうふうに思います。
 水分補給をされたり、それから熱中症に対策をとってはいたということではありますけれども、あまりにも暑いと注意力が下がりまして、やる気が起こらないということ、また能率が上がらない、それから気づかないうちに不機嫌になったり、事務の間違いが発生するということが言われております。その点で何か職員に注意をしたり、それから間違いが起こったりしたというような事例は今のところありますでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 総務課長。
◎総務課長(平林秀夫君) ございません。
○議長(新村久仁男君) 白澤議員。
◆11番(白澤富貴子君) ないということで、本当に職員が鋭意努力をしたということ。それから、それはありがたいことで、大事なことであったということを感じるわけですけれども、21年度の決算を見ましても数値が改善をしております。緊急対策とかもありましたけれども、財政状況は本当に好転しております。地域の中でも群を抜いているかなというふうにうれしく思うわけでありますけれども、これに対しては村長初め職員の先見性と、対処などによるところが大きいなというふうに思っております。
 職員が気持ちよくいい仕事をしてくれるという、そういうことは村のためにも、村民のためにも大変いい結果を生んでまいります。また、今後年々暑くなると言われておりますので、来庁者も高齢者が多くなってきておりますし、職員は我慢しようという考えではなくて、住民サービスと事務の効率化のためにも冷房機器の設置を検討してほしいというふうに思いますが、その点についてはどうでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 住民の皆さんも「クーラーの温度を下げたらどうだ」と、クーラーが入っていないのを知らなくてそういうふうに言われているということでありますので、そろそろ庁舎にもクーラーがあってもいいかなという気はいたします。しかし、つくりがつくりでありますので、そう簡単にクーラーを入れればいいというわけには参りませんので、しばらく検討の時期をいただきたいというように思います。あればいいということはわかっております。
○議長(新村久仁男君) 白澤議員。
◆11番(白澤富貴子君) 病気になったりしていかないように、職員の健康を考えるときにはそういうこと、早急な検討をしていっていただきたいというふうに思います。それで、方法としましては、できればすずの音ホールのように環境に配慮した地下水での冷房というような、設置の部分で相当お金もかかるかと思いますけれども、何とか今太陽光の設置もしているわけですが、その発電も利用して冷房機器に向けていくとか、いろいろぜひ検討していただきまして、公共施設として、この環境への配慮ということに積極的に取り組む形で、ぜひやっていっていただきたいなというふうに思っております。
 そして、職員は相当部署によっては暑い場所があります。コピー機を横に置いて幾つかの機械に挟まれながら、よどんだ気温の中で来客対応をしているというところも相当入り口からありますので、職員の健康管理は、村の行政を執行する役場として、理事者は体制を確立して取り組まなければならない本当に大事なことだというふうに思っております。職員が心身ともに健康で仕事に取り組めるよう、そしてよりよい村行政の執行をしていくためにも、住民サービスのためにも、大変必要なことだと思います。ぜひこのことについて、もう一言前向きに検討をお約束いただければと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) ちょっと後の言葉がわかりませんでしたので、もう1回そこのところをお願いいたします。
 何かをもう1回答弁しろと言われたんだけれども、そこが何かがわからなんだから、もう1回お願いします。
○議長(新村久仁男君) 白澤議員。
◆11番(白澤富貴子君) 緊張しているもので、済みません。職員が心身ともに健康で仕事に取り組めるように、よりよい村行政の執行をしていくためにも、住民サービスのためにも、クーラーを入れて環境を整えるということは、総体的に見ても大変大事なことだと思いますので、ぜひそのことに向けて前向きな検討を早目にしていただきたいというふうに思います。来年度はもっと暑くなるかもしれませんので、その辺のところで、もう少し前向きな検討を急いでいただけるように、再度返答を求めます。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) わかりました。済みません。「前向きな検討を」ということでありますので、前向きな検討は今もしております。ただ、簡単にできるものではないと。庁舎の建て方自体が上へ三角で抜けちゃっているんです。あれを全体を冷房するということになりますと、中の工作もしなければならないと。そういう状況の中で、どういうふうにすればいいかというのはずっと考えておりますので、できるだけよい方向に早目の検討をしたいというふうに思います。
 これはここで言うと議員にしかられるかもしれませんけれども、議員のホームページを見させていただきますと、職員がうつろな目で仕事をされていたというように書かれておりまして、私は大変残念でありました。そうであっても外部へ発信する場合は、職員は暑い中で一生懸命頑張っていたというふうに書かれますと、私はうんと気分がよくなるわけでありますけれども、そこら辺のところもこれからひとつよろしくお願いいたします。
○議長(新村久仁男君) 白澤議員。
◆11番(白澤富貴子君) うつろな目という解釈の仕方がいろいろあるかと思いますけれども、それでも鋭意努力をして仕事についていたと。そういうつもりで発信をしておりますので、その辺のところをぜひ誤解のないように御理解をして、購読をお願いしたいと思います。
 それから、このことに対して前向きに検討していただけるということですけれども、大型の機械、工場、それから店舗など行って見てみますと、吹き出しのエアコンというような状況も設置してありますので、そういうものに環境に優しい電気を使って対応するという方法もあるかと思います。いろいろ検討していただいて、来年はできれば少しでも今大変な状況にある、場所にいる職員が快適な状況で仕事ができるように、そして能率が今以上に上がるように、世界に1つのすずむし保護条例を持つ松川村として、これからもいたわる優しさというものを大切にしていってほしいと思います。
 それでは、これでこの質問を終わります。
○議長(新村久仁男君) これで、村施設の環境改善の質問を終わります。
 以上で、11番白澤富貴子議員の質問を終わります。
 ここで10時50分まで休憩いたします。
                                 午前10時33分 休憩
                                 午前10時50分 再開
○議長(新村久仁男君) 再開いたします。
 続いて、順位2番、2番佐藤節子議員の質問事項、子宮頸がん予防ワクチンと性教育の必要性についての質問を許します。
 佐藤議員。
◆2番(佐藤節子君) それでは、お願いいたします。随分いい雨になりまして、しっかりと気分を落ちつけてお話をさせていただきたいと思います。
 1番は、子宮頸がん予防ワクチンの問題であります。これに関して、最初に申し上げておきたいんですけれども、私は反対をしているわけではありませんので、ぜひそのあたりをお酌み取りいただきまして、中身をお聞きください。お願いします。
 9月は、全国の市町村議会で、この子宮頸がんワクチンの予防接種がいろいろと取り上げられておりまして、今国民的な関心事の1つになってきています。実は、去年の今ごろは、思い返しますと日本じゅうが新型インフルエンザのワクチン問題でパニックになりまして、ワクチン不足のために当初子どもたちを先にしようとか、いや、医者とか看護師さんの医療現場が先ではないか、そして、その次は妊婦さんを大事にしよう、あるいはいろいろな話が出ましたけれども、私ども元気な人や高齢者は後にしようとか、そんな話もありましたりして、とにかく私もそうだと思いながらも、いつにしようかと迷っているうちにとうとう春になってしまって、しないで済みました。
 そんなことを思い出すわけでありまして、店頭のマスクも終わり、ついには初めてマスクを自分でつくったりもしてみましたけれども、大変なインフルエンザワクチンのパニックの年でありました。
 しかし、ことしは変わって、この子宮頸がんワクチンの問題、予防ワクチンで今日本も、そして世界も大きなパニックが起きそうな勢いに進んできております。
 松川村では6月の議会で、これに関してのお答えは医療懇談会で意見を聞いて、検討するというお答えだったように思っております。そして、村長さんの答弁でも、安全が確認できれば実施したい。こういうふうに言われまして、方向性が明確で、子育て支援あるいは村民の健康に対する強い決意を伺いまして、大変うれしかったわけでありますけれども、まずはその医療懇談会での結果についてお伺いしたいと思います。
○議長(新村久仁男君) 環境福祉課長。
◎環境福祉課長(白沢庄市君) 先月、8月30日に村内の内科の先生、外科の先生に集まっていただきまして、医療懇談会を実施してきました。この中には3点ほど議題があったのですが、その中に今議員がおっしゃられました子宮頸がんの予防ワクチンについても議題としてありました。ですが、この件は、村内の内科の先生、外科の先生の意思統一をするとかそういうことではなくて、先生たち、この予防ワクチンについてどのような御見解とお考えをお持ちですかということでお聞きした中で、村の方向を考えるためとして意見をいただいたということですので、お願いしたいと思います。
 そのような中で、要約しますと、基本的にもし村が実施した場合ということで、村内の先生たちは協力していただけるということで御返事をいただきました。しかし、このワクチンについては、例えば高額であったり、または接種時期、今の製薬会社から出ているのを見ますと、5.7年、要は6年間ぐらいしかそのワクチンの効果がないという中で、接種時期であるとか、またそういう性交渉前でなければいけないという部分で、親御さんであるとか、御本人の自覚も含めてさまざまな問題があるので、そういうのを協議した中でやる中で、任意接種としてやるという方向であるならば協力していただけるということで、御返事をいただいているという状況でございます。
○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。
◆2番(佐藤節子君) わかりました。本当にいろいろ、まだまだわからない部分、大事な部分がしっかり国からの指導がないものですから困っているわけでありますけれども、最近の報道によりますと、厚生労働省が8月16日に、23年度政府予算の特別枠1兆円の中に、助成事業としてこの予防ワクチン接種のために150億円を取りつける、あるいはそのようなことで明記をしたとありましたが、これはごらんになりましたか。
○議長(新村久仁男君) 環境福祉課長。
◎環境福祉課長(白沢庄市君) はい、見ております。
○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。
◆2番(佐藤節子君) いよいよ国もそれに向かって準備を始めたということでありますけれども、聞くところによりますと、自治体に来ている9月6日付の国の医療ニュース1573号に、その具体的な内容を指示等が見られると聞いておりますが、もしわかりましたら教えてください。
○議長(新村久仁男君) 環境福祉課長。
◎環境福祉課長(白沢庄市君) 大変長い内容でございますので、割愛をする中で説明をさせていただきますが、よろしくお願いいたします。
 今、議員おっしゃられましたように保健衛生ニュースの1573号ということで、9月6日付で来てございます。その中で、厚生労働省は、平成23年度の予算の概算要求で、子宮頸がん予防対策事業としまして149億6,000万円を盛り込んだということでございます。子宮頸がんの予防ワクチン接種に法的根拠がない中で、公費による接種事業を実施する市町村に対しまして、20歳以上のがん検診と、10歳代のワクチン接種の両輪で、子宮頸がん予防対策を効果的、効率的に推進する方策を検討するということでございます。国は接種費用の定額3分の1相当を助成、公費助成を行う自治体で得られた治験を集積するために、市町村からは接種対象者や接種方法、性教育の方法、がん検診との推進の有無等の報告を求めるということでございます。また同事業が予防接種法で法令化された事業でないため、国が接種を積極的に勧奨するものでないために、市町村は任意の予防接種で健康被害が生じた場合に備え、民間保険に入ることが条件となるとなってございます。
 国の厚生労働省は、今回の事業につきまして、HPVワクチンの発売から時間がたっていないということで治験が少ないため、接種事業を実施する市町村を支援するとしていますが、対象年齢や教育のあり方などの治験をこれによって収集すると。そういう構想を描いておりまして、市町村には接種対象者の考え方や接種率、接種方法、これは集団とか個別とありますが、あと被接種者に対する性教育の方法、健康被害状況、がん検診との連携の有無などの報告を求めるということになっております。
 また、市町村からの報告内容は、子宮頸がんの予防接種法上の位置づけを議論する際の検討材料としても活用されるということになってございます。そしてまた、このワクチンをめぐって厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会で予防接種上の位置づけが検討されて、厚生労働省は8月27日の部会で、公費助成を行った自治体で得た治験を収集する必要があるのではないかという整理案を出したということでございます。
 以上でございます。
○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。
◆2番(佐藤節子君) ちょっと1つ疑問なんですけれども、もう既にやった町村がありますよね。そうするとそういうところにはバックされてくるのか。もう先にやっちゃったところは、それでどんどんやってくださいということだけれども、これからやるところにはちゃんと国なりの援助が出る、その辺はどうなんですか。
○議長(新村久仁男君) 環境福祉課長。
◎環境福祉課長(白沢庄市君) 今回のニュースを受けまして、私たちも今議員がおっしゃられたこととか、いろいろ疑問の部分があったものですから、県のほうに確認をしました。ところが、まだニュースで出た段階で、細部についてはまだ詰められていないということで、今のところ情報がないということでお願いしたいと思います。
○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。
◆2番(佐藤節子君) 一番大事なことは安全性の問題だと思うんですけれども、やっぱり国も0%とはいえ、その中には何か考えているわけでありまして、不安があるわけでありまして、民間の保険に入るというあたりも出てきて、初めて聞きましたが、このあたり村としては、この内容や安全性について、どう判断されますか。よし、これでいく、これでいいというふうに思われますか。どうですか。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 現在、長野県で7町村が何らかの形で助成をしております。6月の議会のときにも、安全性が確認されれば松川村は実施をいたしますというお約束をしておりますし、国が23年度の予算の中でとるというように今のところされております。来年、国がとってやってくれるということならば、国もある程度自信がないと助成はしないというように思いますので、前向きに検討したいと思います。
○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。
◆2番(佐藤節子君) 心配もありながらも御苦労もしていただくわけで、本当に私たちも責任を感じております。
 さて、私もそういうふうに安全・安心ならばワクチンは任意で実施を進めていただくということでいいと思いますが、しかし、やっぱりワクチンがすべてではないというふうに思っております。体や性についてしっかりとした教育、そしてまたしっかりとした理解のもとに実施できるよう、そういうことでその辺のことを尽くしていただきたいなということをお願いしておきたいと思います。
 しかし、これまでの進め方をみますと、やっぱり国はしぶしぶというか、ようやくというか、予防ワクチンは認めましたけれども、やっぱり費用負担の面とか、おっしゃいましたように実施年齢の問題とか、あるいは具体的なこと、教育もお任せみたいな感じで、いろいろ自治体に任せていて、最近あちこちの議員さんからも実は私は問い合わせをいただいております。どういうふうに考えますかとか、そんなことがあるわけで、実は私のほうから県の保健課あるいはお医者さんとか、衆議院議員でも内科の女医さんもあるわけですので、そういう方に問い合わせをしてみましたけれども、やっぱりこういうことが起こるのも説明不足、指導不足、あるいは先に内容に対する教育等をつけた指示がないものだから、こんな状況が起こっているんだなということをつくづく思いましたが、その女医さんであり国会議員である先生のお答えでは、「日本はまだこのワクチンの副作用や効果の検証も浅く、外国を見るしかない。審議を尽くすので、どうかワクチンを打つ、ワクチンから入るということではなくて、教育から急がず進めてほしい」というようなお声を聞きました。
 松川村でも、そうはいいましてもだんだんと「全額負担」あるいは「ただで受けたい」、こんな声も聞きます。そして、一方では「ただでいいのか」という疑問の声、そして親としての義務や、あるいは家庭教育の責任とか、子どもたち本人のしっかりとした自覚、あるいは注意をこの際求めて、自分のことは自分で守る、そういったがんを征圧する、そういった方向を出しながらやることでこの公費が生かされる。公費をどう生かすかということも含めて、そのような声も聞こえてきますが、村ではこれまでも、このたびの国の対応あるいは進め方について、どのような問題、不満、あるいは困ることがあったかどうか、ちょっと実感を聞きたいです。お願いします。
○議長(新村久仁男君) 環境福祉課長。
◎環境福祉課長(白沢庄市君) 不満、困ったことということは特段、ないと言えばうそになってしまいますが、やはり今のところそれぞれの自治体が任意でやっているということで、昨年、国が10月に認めたのは、このワクチンを接種して可能だということを認めたのであって、その後はそれぞれ自治体の判断で行っているものですから、その部分に対して今のところは不満という部分ではないということでございます。
○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。
◆2番(佐藤節子君) 全体的に任意ということなので、ほっとしたということですね。私がびっくりしたのは、最初に聞いたのは「性体験が早くなっているから早くしろ」という、これにまずびっくりしてしまったわけでありまして、こういう結論の出し方でいいのかなということを、まず最初に感じました。
 さらに、その国会議員の関係では、「ワクチンは健康な体を予防するために使うものであって、当然、副作用や反応がある。どんなワクチン接種でも医療行為としての十分な説明と、個人の自由な判断、選択があって決めるものであり、学校現場での性教育やあるいは副作用等についても、これから始めるということであり、公費負担までの結論、議論も、研究もまだ尽くされていないと思う。また、がんの治療に関してはどうしても地域格差があるので、地方の自治体は住民の健康生活を大事にされて、ワクチン接種は慎重により安全な方法を整えて進めていただきたい。資料を送ります」ということでいただきました。
 私も素人ですけれども、やっぱり女性としてそんな思いや、特に接種対象者が未成年の10歳くらいからの女の子だということで、あまりにも残酷な社会になったということを毎日考えてしまっているわけであります。これに対してどうすればいいのかと思いながらも、あちこちでお母さんに聞いて見ました。
 ほとんどの方はこのワクチンの名前を知っていました。これはさすがだなと思っております。しかし、そのお母さん方に、子どもさんになぜ注射をするのか話せるかと聞いてみました。そして、どうしてそうなるのか向き合ってきちんと説明できますかということを聞いてみましたし、さらには、問題のある場合は検査が必要なのよねということで、その検査は結核のツベルクリンとかBCGとかそんな検査とは違って、どんな場合であれ産婦人科のあの台の上で、きちんとその局部の皮膚を摘出して検査をするという、大変なことであるわけでありまして、しかも、がんはこれで終わりではなくて、この賞味期限はさっきおっしゃいましたように5、6年しか効かないというようなこともあるというような話をしてみましたら、「ええ?」とみんなお母さんたちは言うのです。
 子どもたちにそんな性体験のこととか、そんなことの話はできない、どうか学校で。家庭ではできませんというようなことで、みんな本当に下を向いてしまわれました。
 そこで、教育委員会で早急にこのあたりのことをどう進めるのか。性教育についての検討をお願いするしかないというふうに思っておりますが、教育長の所見をお伺いしたいし、それとももう既に用意が始まっているのかどうか、いかがですか。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 性教育につきましては、学校のほうで現在は、県の「性教育の手引」ということで、エイズまた感染症を含めまして指導を進めているという状況でございます。特に子宮頸がんについてということは、最近の話題ですから当然ないということで、今までのカリキュラムの中でやっているということです。
 教育委員会としましては、PTAを含めまして共通理解を得るということが第一でありまして、そのため集会とか懇談会等で情報提供を実施しているという状況でございます。
 保護者の悩みについては、個別的には相談体制は当然できているということでございます。具体的な事例としましては、今あるカリキュラムの中の性教育につきまして、学年ごとに外部教室、教師を呼んで講演会を子どもと一緒に保護者が受けるということ。それから、参観日に特に性教育のテーマで、クラスで授業をやっているというようなことがありまして、学年または学級ごとにこれに関しましては工夫をしているという状況でございます。
○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。
◆2番(佐藤節子君) ぜひ積極的に、丁寧に、細かく進めていただいてお願いしたいと思いますが、そうはいいましても、私も議会の中では、女性の中では一番年が上ですので私が言うのが一番いいかななんて思っておりますけれども、やっぱりエイズの問題も大変な問題になってきております。今こそ静かに拡大しているエイズを含めた、今教育長がおっしゃったように、そういった正しい性教育のあり方。また誤解も大変問題になるわけでして、正しい性教育の関係を再検討をお願いしたいと思います。
 このたびの調査研究でいろいろな情報が集まりましたが、最もショックな話は、インターネットで見た中で、幾つかの国や地域では、例えばアメリカ、オーストラリア、韓国などですが、9歳から15歳の男の子にも公衆衛生のためにということで、子宮頸がんワクチンの接種を行うということでありました。特にギリシャでは国家政策としてすべての児童に義務化を始めた。そして、アメリカでは接種を受けない子には、登校や進級の禁止の条例を審議中ともありました。大変びっくりするわけですけれども、なぜそうなるのか全く理解ができません。
 子宮頸がん予防ワクチンの製造元、グラクソ・スミスクライン会社は、実は新型インフルエンザと同じ会社でもありまして、いろいろなことを考えてしまうわけであります。いずれにしても、去年の今ごろを思い出しますと、インフルエンザに対して、私もここにあるんですけれども、思い出せばこの接種について順位を決めまして、1番、2番、3番というようなことで、それぞれが、自分は医療労働者だ、あるいは私は小学校の生徒だというようなことで順位を決めて、優先順位によって接種を受けたわけでありますが、大変窓口が込んで、申し込みがなかなか通じなかったりしたこともあったりして大騒ぎをしたわけであります。いずれにしても、とにかく未来の子どもたちに、特に女性の皆さんたちにどうか今以上の女性の性としての悲しみがないよう、心からお願いしたいわけでありますが、村長さん、いかが思われますが、ちょっと一言。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 私は男子もやらなければいけないというのを今初めてお聞きしたんですけれども、できることなら、これは任意でありますので、受けてもらう人が出てくれば病気にならない。5、6年という耐用年数と言ってはいけないですけれども、効かないということでありますけれども、1人でもこのワクチンによってがんが少なくなればいいというように思います。
○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。
◆2番(佐藤節子君) これは大きな事業になると思いますし、お医者さんのちょっとした一声で子どもたちも、中にはもう既に終わったところの声はよかったと、思ったより痛くなかったとか、あるいはこれで安心だねということで家庭で話ができたという話もありますので、ひとつ前向きに教育をしっかりしながら、改めて性の問題をきちんと受けとめる社会にしたいなと思いますので、以上で、1番を終わります。
○議長(新村久仁男君) これで、子宮頸がん予防ワクチンと性教育の必要性についての質問を終わります。
 続いて、質問事項、長野県歯科保健推進条例案についての質問を許します。
 佐藤議員。
◆2番(佐藤節子君) では、2番目をお願いいたします。本当にことしは猛暑でしたが、その猛暑の中の8月30日に、県庁の講堂で地方自治政策研修会というものがありました。あの暑い中ですが、バスを連ねて大変大勢の方が出席されて、会場はほぼ満員でございました。この大北からも各議会、あるいは町村長さんが出席されておられまして、村長さんは大変御苦労さまでございました。
 その中で、研修項目は2点ありまして、1つは議会改革についてでありました。これにはたくさんの質問も続き、熱のこもった講演会でございまして、私も一語一句漏れなく聞いて帰ってきたわけであります。2番目の歯科保健推進条例案のほうは、効果や必要性、あるいは全国的なレベルなど、もう少し詳しい説明が聞きたかったわけでありますけれども、新しい条例でありまして、これを今後どのように進めていくのか、取り組みなどについてその方向性。実は会場で横にいた方からごあいさつをいろいろ声かけられて、説明のときにちょっと聞き取りにくかったものですから、村長のほうからこの件についてお伺いしたいと思います。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 私も30日に聞かせていただきましたけれども、今県議会のほうで特別委員会をつくってやっているということでありますので、まだそれぞれの市町村のほうへは詳しいことは流れてきておりません。ですので、これがまた多分それぞれの担当のほうへ流れてくると思いますので、そういう中でこちらも対応させてもらいたいというふうに思います。歯というものはすべての中で、すべての健康に一番関係するということでありますので、これがすばらしい条例というか、あまり縛る条例ではなく、自分の健康を守る条例になればいいかなというように今思っているところであります。
○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。
◆2番(佐藤節子君) 私は、村長さん、本当に歯は健康の入り口というか、自分のエネルギーをつくるところですから、口に関しては非常に大事だと思います。そういうわけですけれども、今の高齢化社会の中では、私は今耳にももう少し何か重点を置いてほしいなということを考えて、この地域で、松川村で、安全・安心に元気で生活できるには、やっぱり国や県がもう少し耳の安全推進条例みたいなものがあるのかどうか探していないんですけれども、進めてほしいなと実は今思っております。
 余談を少しさせていただきますけれども、先日、大町の歯医者さんへ行ったわけであります。これは障がい者の介助で行ったわけでありますけれども、思わぬ事態を体験しました。隣の診察台でガーガーと歯の治療が始まった。そして、それが終わったころ、先生がその患者さんにいろいろ何回も説明をされていたわけでありますが、ちょっと見ますと品格のあるきれいな服を着たおばあさんですが、全然見当違いの返事をされておりまして、どうやら耳が遠いということがわかりまして、全く別の会話になっていたんです。とうとう先生は困り果てて、隣に立っていた私に、「奥さん、このおばあちゃんは歯よりも耳が先だよね」と声をかけてくれまして、私も先生の状況がよくわかりましたので、「本当にそうですね、困りますね」ということで、先生とやりとりを一瞬したわけであります。自分も含めてこれからは長生きの社会の中で、歯も大事、そして耳も大事というそんなことを痛感し始めたわけでありますが、耳安心の条例の策定が急務だななんてことも感じたわけであります。
 隣組や地域で、家庭で積極的に生活を続けるには、やっぱり高齢化による不安、耳の問題を解消していくことも、歯と同時に大事かなということを思ったわけで、すずの音ホールでたくさんのいいイベントがありましても、「私、耳が聞こえないから行かない」という人がこのごろ出てきているものですから、ちょっと残念に思っております。それでも、松川村は大事な大会等には要約筆記等をつけていただきまして、本当に先進地を感じております。こんなことは大事ですので続けてほしいわけです。
 さて、歯に戻りますが、よく歯の健康で「80歳、20本」ということが、老人の健康会議とかそんなところで出てくるわけです。歯医者先生については、そんなことで実は私たちもこれには疑問だと最近歯医者の先生が言っているんです。これは理想と現実の違いがぼつぼつ出てきているのかなと思いますが、このたびの歯科保健推進条例が適切で、より現実にマッチして、地域や社会の課題を解決できるものになるよう、そんないい条例づくりに積極的に提言していただきたいわけでありますけれども、このいただいた資料にも「80歳、20本」というのがあるんです。このあたり、福祉課長さん、どうですか、「80歳、20本」は。これで進めていくんですか。
○議長(新村久仁男君) 環境福祉課長。
◎環境福祉課長(白沢庄市君) 今議員さんがおっしゃられたのは、条例案の中の10番ですか。基本的施策の実施の中の10、ケになりますでしょうか。「8020運動」ということで、これはもう大分前から言われていたことでございます。
 やはり、議員さんおっしゃられるように、私たち福祉のほうでは、老人のそれぞれヘルパーさんであるとか、ケアマネジャーさんとか訪問した中で、この現実に即さない部分がありますが、これは目標ということですので、やはりここら辺を目標にいけば、先ほど村長も言いましたが、健康のもとで、かむところがしっかりしていれば、ほかの内臓も含めて健康で生きようという中では、目標という部分においては必要かなというふうに思っております。
○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。
◆2番(佐藤節子君) ふだんから歯を大事にするということが、大変みんなでもって気をつけていることでありまして、でも、そうは言っても80過ぎて20本の自分の歯があって、それが治療しなければならないということになると、お医者さんにもいかなければならない、そして、私が見た耳が聞こえなくなってきていた場合、お医者さんの指導等がよくわからないということもこれから出てくると思いますので、このあたりも積極的に先生方と話し合いをして、ぜひ長野県は全国的にも自慢の長生き県ですので、必要なことは速やかに進めていただきまして、住んでみたい安心の長野県というものを目指して、この歯科保健推進条例がそれに役立つものになるよう、今後提言等参加してほしいなということをお願いしておきたいと思います。これは要望ということになりますので、これで終わります。
○議長(新村久仁男君) これで、長野県歯科保健推進条例案についての質問を終わります。
 続いて、質問事項、21年度決算に対する村長の所信についての質問を許します。
 佐藤議員。
◆2番(佐藤節子君) 9月8日の定例会初日に、村の代表監査役から監査報告がありまして、大変重要な財政健全化の審査に対して、「適正であり特に指摘すべき事項はなく、良好である」との報告を受けました。まずは、職員皆様に感謝を、あるいは努力の気持ちを感じました。改めましてこの黒字の成果、どうして黒字を引き出せたか。要因等について、村長の感想をお伺いしたいと思います。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) まず、職員の皆様に感謝をしているところであります。1円の間違いもなかったということは、本当にありがたいことでありました。
 黒字になったのは、収入より支出が少なかったことで、これはだれが考えても簡単なことでありますけれども、この収入を得てもらうために昨年から係を増設いたしました。そういう中で、滞納されている方とよく相談をしながら滞納整理をしていただいたということで、昨年、21年度につきましては、いつも大幅にふえていたのが微増だったということで、監査委員の先生方もこれについては喜ばしいことだというように言われました。
 私も、実際に納めておられる方と、滞納されている方が、実際に納めている方がばかを見てはいけないということが一番大事なことでありますので、できるだけそういうことで滞納整理には注意をしていただいて、頑張っていただいております。そんなことで職員が一生懸命やっていただいたということに感謝をしたい。
 それから、財政を預かっている若い職員、この職員もどういうふうにやったら一番いいかということをいつも考えながら仕事をしていただいていると。ちょっと飛んでしまうかもしれませんけれども、実質公債比率9.3%ということで、県下77市町村のうち、上から7番目であります。そういう中で、松川村は財政状況がいいと言ってしまえばそれまででありますけれども、ある財源をいかに有効に使えるかということは、職員の努力の賜物であったというように、特に職員に感謝をしているところであります。
○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。
◆2番(佐藤節子君) 本当に大変だったと思いますが、こういう結果を見るのはうれしいことでありまして、どうぞ職員の皆様にまた声をかけていただきたいなというふうに思います。
 そして、その決算審査の中で、私ももう一つ感じたのは、環境福祉課長の審査を受けているときに、21年度は新型インフルエンザの対応で大変だった。しかし、そのときから学校や保育園でうがい、手洗いの励行が徹底したため、その後風邪等の治療費が少なく、結局は医療費を抑えられてよかったという報告を聞きまして、そういうことに結果が出るんだなということを感じました。したがって、21年度の黒字には、職員皆さんの苦労とともに子どもや、学校、そして公的な場所での先生方の御苦労、あるいは家庭のみんなの協力がこの黒字を応援してくれた、後押ししてくれたんだなというふうにも思いました。小さなことの積み重ねが大事、そして継続も大事。そんなふうに思ったわけでありますが、時々平林村長は1円を100円にする、おれはそういうふうに努力したいんだということで、村長よりも駅長になりたいということをおっしゃるわけでありまして、村民の幸福のために張り詰めた毎日を活動していただいているわけでありますけれども、22年度も半年過ぎました。いろいろな方向で次々と新しいものもできているわけでありますが、予算の執行状況を含めて、現状に対する所信をお聞きしたいと思います。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 執行状況につきましては、総務課長に答弁させますけれども、現在予定しております事業につきましては、すべて順調に進めさせていただいております。これも職員が一生懸命やっていただいていると。さっきも同僚の議員から出ましたけれども、暑い中でありますけれども、それぞれ自分の立場で頑張っていただいているということで、感謝をしているところであります。
 細部につきましては、総務課長に答弁させます。
○議長(新村久仁男君) 総務課長。
◎総務課長(平林秀夫君) それでは、平成22年度の状況を申し上げます。一般会計の現在の執行状況でございますけれども、支出負担行為を含めまして、全体で約4割の執行でございます。17億3,000万円、39.2%となっております。支出済額で申し上げますと、12億4,000万円で、28.1%という執行率でございます。工事費とか設計監理等を入れました公共等事業費では約6割、5億6,000万円、支出では1億5,000万円、16.4%と、南保育園の建設にかかります契約締結の影響もございまして、昨年同期よりも昨年同期5割に比べて増加しているというのが現状でございます。
○議長(新村久仁男君) 佐藤議員。
◆2番(佐藤節子君) 南保育園という大きなものもありますので、どうかこれも無事に無事故で地域の皆さんと一緒に新しくできるものを見たいなというふうに思っていますが、点検・指示等をどうぞよろしくお願いしたいと思います。
 お伺いして、順調に進んでいるということでありますので、私どももうれしいわけでありますが、やっぱり財政は生き物、水物、魔物ともよく言われますので、好調なときにこそ点検と確認をしながら、職員の皆さんのやる気をどうぞどんどん引き出して、村民のために生活しやすい村を目指していただきたいということを思います。
 国会のほうもようやく終わりました。間もなく新しい体制ができて、組閣ができ上がると思いますが、コンクリートから人への政策に沿って20万人の雇用を出すというふうに菅総理大臣は言っていますけれども、そういった意味で景気が回復するよう、首相の国づくりが実現するよう、私どもみんなで松川村からも希望を持ちながら進めていきたいと思いますが、無事にやっていただければ。この21年度決算に対しては大変御苦労さまでしたということを申し上げて、質問を終わりたいと思います。
○議長(新村久仁男君) これで、21年度決算に対する村長の所信についての質問を終わります。
 以上で、2番佐藤節子議員の質問を終わります。
 ここで1時00分まで休憩いたします。
                                 午前11時26分 休憩
                                 午後 1時00分 再開
○議長(新村久仁男君) 再開いたします。
 続いて、順位3番、7番平林寛也議員の質問事項、自治基本条例の制定についての質問を許します。
 平林議員。
◆7番(平林寛也君) それでは、通告に従いまして質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 自治基本条例の制定についてということで、質問の通告をさせていただきました。内容につきましてはちょっと読ませていただきますが、「地方分権が進展し、各自治体は独自の判断で個性豊かで、活力に満ちた地域社会の実現を図らなければならない状況となっている。そのためには、行政や議会はもとより、最も重要なのは住民がみずからの役割を自覚し、積極的にまちづくり、松川村ですから村づくりに参画するべきであろう。
 松川村も条例を制定し、自治の基本原則や理念を明文化し、住民の意見が各施策に反映される仕組みを規定し、住民、行政、議会、それぞれの役割と責務を定めることが必要だと思われるが、どうでしょうか」という、そういう内容でございます。
 これを9日に通告ということでさせていただいたわけです。ところが、10日になりまして、翌日、実は松川村地域づくり推進委員会のほうから、「自立の村づくり計画」実行プランについてということで、答申されたものの写しをいただきました。それで、内容を見させていただきました。ところが、この内容を見させていただいたところ、全く私の質問内容については、ほとんど網羅されていて、すべてというよりも私の希望しているよりもなお細かに村づくりについてはやっていくというようなことで書かれておりました。
 それで、これはまだ案ということなのであれなんですけれども、どちらにしましても、この答申を村長はいただいて、それに沿って村づくりをされていかれるんだと思うんですが、そこら辺をちょっとお伺いしまして、個別の質問ということはなるべく避けたいと思っていますので、村長の御意見をちょっと聞かせていただけばと思います。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 答申に沿った動きをしてまいりたいというように思います。
◆7番(平林寛也君) 大変ありがたい答弁をいただいたと思っております。これにつきましては、私も村民の皆さんと情報の共有とか、それから住民の皆さんの村づくりに対する参画、それから、住民、地域、行政などの協働というようなことをしっかりやっていただければ、全く私は異存のない、本当にすばらしい内容の答申だなと思って見させていただきました。
 村長の大変ありがたい答弁をいただいたものですから、このまず1番の「自治基本条例の制定について」という質問については、私は条例ということで考えていたのですが、自立の村づくりの実行プランの中でやっていただけるということになりますと、すべて私の質問はこれで終了ということでさせていただければと思っております。
 これで、1番目の質問を終了させていただきます。
○議長(新村久仁男君) これで、自治基本条例の制定についての質問を終わります。
 続いて、質問事項、新設「安曇野松川村すずむし保護条例」の今後の運用についての質問を許します。
 平林議員。
◆7番(平林寛也君) それでは、午前中にも同僚議員のほうから少しこのお話が出たかと思いますが、安曇野松川村すずむし保護条例、今定例会で議決をされまして新設の条例でございますが、大変すばらしいものであると感じております。
 条例制定により、長年スズムシの保護活動や村おこしに御努力いただいている西原地区の皆様や、村おこしこぶし会の皆様にとっては、今までの御苦労が少しは報われたのではないかと、そんなぐあいに推察をしているところでございます。テレビ放映が本当にすごくて、松川村の名前を売るのには一番有効だったんではないかなというふうに感じております。そして、また漏れ聞くところによりますと、放映があってから、こぶし会のほうには注文が大分ふえているというお話らしいのですが、もう既に発送する分がないということで、お断りをしているというようなお話も承っております。本当に大変すばらしい条例だと思いますけれども、少し気になる部分について、条例の説明のときに村長のほうからしていただいたとは思うのですが、再度お願いしたいと思います。
 条例内容の説明と周知をどのように進めていかれるかということなんでございますけれども、特に5条に「スズムシの捕獲を禁止する」とありますが、これについて子どもたちがスズムシとりをするというような場合でも、禁止ということで控えていただくのかどうか。私も小さいころ、スズムシとりということで、西原や鼠穴のほうへとりに行った記憶もあります。そんなことで遊んだ覚えもありますが、同僚議員のほうにもちょっと聞いてみましたら、今の子どもはスズムシをとって遊ぶなんてことはしないんだと。だから心配はないということでお話を承ったわけですけれども、スズムシがこれだけ有名になりますと、皆さんが興味を持たれるということもあるかと思うんですが、営業的にとって売るということでなくて、本当に子どもが純真な気持ちでとるというあたりを禁止ということになれば、それ相応の周知徹底というのですか、そういうものも必要になってくるのではないかと思うのです。そこら辺をどのようにされていくのか、再度お伺いをしたいと思いますが、よろしくお願いします。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) まず、広報ではもちろんこれは皆さんに知らせてまいります。そして、この間の報道機関に聞かれたときに、私はそれぞれの大会、例えば村民運動会、青少年育成村民会議とか、村民の皆さんに大勢集まっていただく機会がございますので、そういう場を利用させてもらってこの条例については徹底していきたいと。まず、徹底する前に西原地区の皆さんや、こぶし会の皆さんが一生懸命保護活動に取り組んできていただいたということに関しましてお礼を申し上げたい。そして、スズムシによって松川村がすばらしい自然が残っているところだと、安曇野の最後の地だということも、あのときに申し上げましたけれども、そういうこともPRしながら、スズムシについて保護していきたいと。
 今、議員言われましたように、子どもたちが自分で飼うための捕獲ということにつきましては、できれば観光協会で毎年1回、ちひろ公園へスズムシを放しながら、そこでスズムシをとってもらって、それをうちで飼っていただいているような機会がございますので、そういうところを利用してもらうか、それとも、「村長が特に認める場合はこの限りでない」という項目がございますので、それを利用してもらえればというように思っております。
○議長(新村久仁男君) 平林議員。
◆7番(平林寛也君) わかりました。その次なんですが、4条で「この区域は村内全域とする」というぐあいにあります。村では平成13年に村づくり条例をつくり、これに基づいた土地利用基本計画を定め、優良農地を保全しながら計画的な宅地、商工業地の誘導を図ってきております。現在、10年目を経過する中で、アンケート調査を行い、見直しを含め検討作業を行っているところだと思います。
 スズムシの保護区域、全域ということなんですけれども、こういう計画にその影響があるのかどうか。そこら辺をお伺いしたいと思います。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 私の知っている限りは、昔の子どものころは西原とか神戸原にしかいませんでした。現在も緑町とかそういうところにはいないように思いますけれども、たまたま自分が飼って、越冬させるのではなくて、庭へ放してまた来年鳴く場合があるかもしれません。ですので、松川村はスズムシを大切にしていくということの中で、地区を設定しないで全域ということにしたわけであります。
○議長(新村久仁男君) 平林議員。
◆7番(平林寛也君) それでは、土地利用計画とかそういうことには直接その影響はないということでよろしいわけですね。ありがとうございました。
 それから、これからは村外にどのようにその条例をアピールして、これは本当にすばらしい条例だと思いますので、松川村の宣伝になると思いますし、有効活用といいますかそんなことをやっていっていただければと思っているわけです。私がすぐに頭に浮かぶのは、農産物の販売のときに、条例の紹介などをして、豊かな自然の中で育った安全な農産物ですよというPRをしながら、販売の増にある程度結びつけられたらというようなことしか頭にぴんと来ないわけですけれども、ほかに具体的にこんなこともやってみたいというような計画まではあれですが、思いがありましたら、少し紹介していただければと思います。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 今のことは一番大事なことだというように思っております。そして、この間の提案説明のときにも申し上げましたけれども、ちひろ美術館、これが松川村を全国に紹介をしていただいた一番のもとだというふうに私は思っております。そんな中で、安曇野ちひろ美術館のほうへ来ていただく方がさらにこの条例によってふえると。また、松川村に行ったという人がふえてまいりますと、私も行ってみようと、そういう人も多くなるというふうに思います。そしてまた、あづみ野ビバレッジ、これが松川村の天然水を非加熱で売っていただいております。すばらしい水がたくさん全国に売れることによりまして、早く会社が黒字に経営をいたしまして、村に法人税、固定資産税がたくさん入るようになればということの中で、このことについても、みんなに宣伝をしていきたいというように思っております。
○議長(新村久仁男君) 平林議員。
◆7番(平林寛也君) 松川村は以前よりすずむしの里づくりに励んでまいりました。スズムシを村のシンボルにして、「すずむし荘」ですとか、「すずひかり」「すずの音ホール」、施設にそういうスズムシの名前を当てはめたり、特産品にスズムシの名前をお借りしたりして、一生懸命里づくりということでスズムシを大切に扱って、そして親しんできたんだと思っております。今までの村の取り組みを生かすためにも、この条例を村発展のため有効に活用していただきたいと思っております。
 それから、また「産・学・官連携」というような言葉があります。せっかく松本大学と松川村が連携をして、このようなすばらしい条例ができたのでありますから、今度は商工会などと連携をして、新しい商品といいますか、そういうものの開発をして、村の活性化に努めていただきたいものだと私は考えております。
 松本大学につきましては、本当にすばらしい提案をしていただいたと思って、大変ありがたく思っております。22年度も続けて契約をされてやっているようでございますけれども、今後とも大学、松本大学ばかりではなくて、そういう村の発展に寄与するような、そういう取り組みというのは大変重要だと思いますので、ぜひ進めていっていただきたいと、そのように思っております。
 松本大学については、村長、どのように今感じておられますか。一言、お願いできればと思います。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 山根教授は旅行会社出身の教授だというふうに聞いておりますので、このすずむし条例等に、松川村につきましてはその旅行会社のほうへもこれから売っていっていただくということで、係とも話しております。去年も職員を松本大学の講座に派遣をいたしました。ことしもまた予定をしておりますので、松本大学を大いに利用させていただいて、「利用」という言葉を使っていいか悪いかわかりませんけれども、できるだけそういう中で一緒に勉強させてもらって、松川村を売り出していきたいと。できることならば、もっと長く続けながら松川村が生きていける道を探りたいというように思います。
○議長(新村久仁男君) 平林議員。
◆7番(平林寛也君) 大変夢と希望が詰まった条例というぐあいに私は感じております。わくわくしているという部分がございます。これから、しっかりこの条例を生かして、夢のある村づくりに邁進していっていただきたいと、そのように思っております。
 これで、私の2番目の質問を終わらせていただきます。
○議長(新村久仁男君) これで、新設「安曇野松川村すずむし保護条例」の今後の運用についての質問を終わります。
 続いて、質問事項、不登校の児童・生徒への対応についての質問を許します。
 平林議員。
◆7番(平林寛也君) それでは、不登校の児童・生徒への対応ということで、教育長のほうにまたお伺いさせていただきたいと思っております。
 県の教育委員会は、昨年に続いて市・郡別の不登校児童・生徒の数値を公表したと新聞報道がありました。地方自治体の教育長の中には公表すべきでないと批判をした方もいらっしゃったようですけれども、長野県教育委員会は学校だけでなく、地域でかかわるべき課題であると、公表の意義を説明したようです。
 そこで、お伺いをしますけれども、不登校とは病欠などを除き、年間30日以上を休んだ生徒を指すというふうに聞いたんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) おっしゃるとおり、病欠以外の年間30日以上学校を休んだ子に対して不登校という位置づけとなっております。
○議長(新村久仁男君) 平林議員。
◆7番(平林寛也君) それで、県教委の市・郡別生徒数の発表ということについては、教育長はどのようにお考えになっておられますか。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 新聞報道の関係では、市町村教委など他地域との実態を比較してというような言い方をしているようですけれども、これまで教育事務所単位で公表していたものを、郡・市別に公表したという内容でございます。不登校につきましては、当然村でも重点課題として取り組んでいるところでありまして、学校に復帰できたり、また欠席数が少なくなったというような状況となっております。
 単に数値のみというような発表となっておりまして、その実態というのは十分把握といいますか、そこからあらわしているというものではなくて、若干数字がひとり歩きをしてしまうような懸念があるということはあろうかと思います。数字的に単に不登校が減ったという部分がありますけれども、その要因がすべて排除されて、不登校がなくなったというような状況があるのか、また卒業してしまうと当然数字が減となるような部分がありますので、その点についてはよく考察をしてみる必要があろうかというふうに思っております。
 また、現場で働いて一生懸命取り組んでいらっしゃる先生の姿等を見まして、数値のみのこの公表方法については若干の疑問があるということで、お願いしたいと思います。
○議長(新村久仁男君) 平林議員。
◆7番(平林寛也君) やっぱり一部の自治体の教育長さんのお話では、数が多いことというのはよくないのだというような言い方をされる方もいらっしゃるし、また、公表するということについては、逆にこういう問題がある、地域にあるという実態を社会に知らせることは必要ではないだろうかと。それによって困ったというだけで終わらせずに、支援の充実に結びつくならば、それはそれで発表する意味があるのではないだろうかという御意見の方もいらっしゃったようでございます。
 私も本当に数字が多い少ないというのは全く別の問題だと感じております。漏れ伺うところによりますと、不登校については一人ひとりがそれぞれ違った理由が原因でなるという、そんなお話も聞いております。
 ここで、村の不登校生徒数の公表というのはできるものですか。差しさわりがあるとお考えならば、それはそれで結構でございますが、いかがでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) いろいろな問題がありまして、松川村単独で何人ということは公表しておりません。また、新聞記事によりましても、ある学校が特定されるような部分については非公開ということで、公表を県教委のほうはしているような状況でございます。
○議長(新村久仁男君) 平林議員。
◆7番(平林寛也君) それで、これは本当にプライバシーの問題が絡んでくると思うので、非常に微妙な問題になってくると思うんですけれども、人数とかそういうことは別として、この一人ひとりの理由というものは、教育委員会としてつかんでいらっしゃいますでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 内容的には把握をしております。
○議長(新村久仁男君) 平林議員。
◆7番(平林寛也君) 1つわからないのは、いじめということとやっぱり密接に関係があるのかどうか。そこら辺、いじめが主たる原因だという生徒がいらっしゃるのかどうか。そこら辺をお伺いしたいと思います。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) まず、県教委の直接のきっかけ別人数というのが公表されているわけですけれども、そこでいじめという部分については非常に少ない数字ということです。きっかけということで、いじめという部分については松川村もないということはありません。ただ、大きないじめではなくて、非常に何といいますか、いろいろないじめの部分があろうかと思いますけれども、それが主原因で不登校というようなことは、松川村ではございません。
○議長(新村久仁男君) 平林議員。
◆7番(平林寛也君) そこで、村の対応といいますか、そこら辺をお伺いしたいと思うのですが、小・中学校の現在の対応、それから村の子育てリンリンセンター、またことしから始められた中間教室というのですか、それで対応していらっしゃると思うのです。特に中間教室についてはことしから始まった事業で、今定例会でも臨時職員の人件費というようなことで補正予算を可決しておりますし、そこら辺差しさわりのない範囲で結構でございますが、対応について少しお伺いをさせていただければと思います。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 不登校傾向にある児童・生徒につきましては、いろいろな問題といいますか、それが複雑に絡み合っている部分というのが非常に多いということであります。そういう部分がありまして、学校、家庭、それから教育委員会という連携というものが非常に大切だというふうに思っています。そういうことが非常に必要だと。それから相談体制の充実ということで子育てリンリンセンターが立ち上がってきたというような形となっております。
 その中では、会議は月に1回開いておりまして、担当10名強の者が会議を持ちまして、その内容について検討しているというような状況がありますけれども、不登校についても、当然、その内容については学校のほうから報告があり、また中間教室のほうからも報告があるというような形になっております。
 中間教室は7名の方が通っている状況でございます。それから、当然、一番の問題は何しろとにかくうちから出てほしいということが第一のねらいということで、不登校の担当先生がお宅に伺ったりとか、いろいろな対応していただいている部分があるんですけれども、それの受け皿として中間教室ができたということで、学校の先生からは非常にありがたいという言葉は伺っております。
 それから、結局そういう部分がありまして、子育てリンリンセンター、中間教室、図書館等に、中間教室にまだ行けないような児童・生徒もいるものですから、図書館等でも対応しているような部分があるんですけれども、そういうような結果の中で、特に中学校の欠席児童が非常に昨年よりも比べて減ってきたということで、数字的にもあらわれているというようなことでございます。
○議長(新村久仁男君) 平林議員。
◆7番(平林寛也君) 大変しっかり対応していただいているようで、数がある程度減ったというような、これも数の問題で言ってはいけないかとは思いますけれども、対応がしっかりしてやっていただいているんだというぐあいに理解させていただきたいと思っております。
 最後に地域として居場所づくりというような、そういう支援の手というのはなかなか差し伸べられないものなのでしょうか。今のお話では本当に家から出ないで、学校にも行けないということになると、本当に少し改善した子をそういうような地域である程度見てあげるとか、援助をするというようなことができないものなのかどうか。そういうのはやっぱり専門家でないとまずいのかどうか。そこら辺はどんなぐあいにお考えでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 地域というところがどのくらい限定されるかちょっとわからない部分があるのですが、社会全体で支えていただいていくということが一番なのかなと。その意味としては、そこに1つはプライバシーの問題が当然出てきます。それから、先ほど申し上げましたけれども、不登校傾向または不登校の子どもたちの理由といいますか、非常に複雑な部分がございます。それを地域の中にすべて開示しなければ非常に難しい部分というのは出てきますので、現在思うには限定されたもので学校の部分、それから教育委員会、福祉の関係とかいろいろあろうかと思いますけれども、そういう連携を持ってやっていますので、現実的に地域での支援は本当に必要だというふうにはわかりますけれども、現時点で申しわけないですけれども、教育委員会としてもどういうサポートが適切なのかなというのはちょっとわからない部分がありますが、非常にデリケートな部分ということで御理解いただければと思います。
○議長(新村久仁男君) 平林議員。
◆7番(平林寛也君) 対応をお伺いすると、聞けば聞くほどなかなか難しいデリケートな問題なんだなという感じを受けます。普通の子を見ていますと、本当に元気に友達と一緒に走り回っているような子を見ますと、そういう不登校の子がやっぱり身近にもいるんだということを再確認させていただいたというような、そんな感じで、もう少し一生懸命こういうこともこれから考えていかないといけないのかなということで、少し勉強させていただいたと思っております。
 どちらにしましても、大切な子どもでございますので、今後ともこういうもののケアにつきまして、細心の注意を払って一生懸命やっていただければと、そのように思っております。よろしくお願いします。
 これで、3番目の質問を終わります。
○議長(新村久仁男君) これで、不登校の児童・生徒への対応についての質問を終わります。
 以上で、7番平林寛也議員の質問を終わります。
 ここで1時50分まで休憩いたします。
                                 午後 1時32分 休憩
                                 午後 1時50分 再開
○議長(新村久仁男君) 再開します。
 続いて、順位4番、10番矢口あかね議員の質問事項、旧農協第二倉庫についての質問を許します。
 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 一般質問は大安吉日の願いかなわず、仏滅デビューとなりました。体格もごらんのとおり小さくはありませんが、暦や縁起を気にするのは日本特有の文化が根づいているということでしょうか。
 それでは、通告どおり質問いたします。よろしくお願いいたします。
 昨年、すずの音ホールが落成し、連日あらゆるイベントに使用され、村内外から多くのお客様が来場し、楽しんでくださっています。また、本定例議会においてすずむし保護条例が制定され、各メディアをにぎわせており、私も村民の1人としてとてもうれしく、誇らしく思う次第です。新設されるものは皆華やかであります。
 さて、以前から議論、検討されています旧農協第二倉庫についてお聞きいたします。昭和15年ごろ、単協であった農協の趣旨で建築されました。その後、村が購入し、民俗資料の収蔵庫として使用されています。ところが、旧公民館の跡地利用に絡んで、この施設の今後が議論されるようになりました。収納している歴史資料物を旧公民館に移し、急ぎ倒壊のおそれのある建築物を防災公園から撤去せよと。議会でも議論の末、今年度の予算に解体費用として600万円が計上されました。この数字に間違いありませんか。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 済みません。当初予算に計上してございますけれども、約800万円強だったと思いますが、済みません、細かい数字を申し上げられなくて、大変申しわけありません。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 800万円ということです。しかし、当時を知る熱心な村民の「先人の遺産の継承を」という声による保存案と、耐震化に問題があるので更地にする解体案、これに加えまして新たに耐震補強を施す再利用案が浮上いたしました。まずは、この施設を村が購入するに至った経緯、目的、そして購入金額をお答えください。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) それでは、この建物、土地につきましては、平成4年に土地開発公社基金より取得しまして、平成9年に一般会計において買い戻しをしております。経緯につきましては、平成3年、JAより南部低温倉庫完成に伴いましてこの施設が不要となることから、村で買ってもらえないかというような打診があったようです。村では検討の結果、この倉庫は当時、昭和14年ごろ、または15年ごろだと思いますけれども、農家の出資により建設されたものであること、それから十万俵を出荷した松川村の歴史を象徴する建物であるということ等によりまして取得をするというような経過だったようでございます。
 歴史民俗的な施設への改修や活性化施設への転換等を検討しておりましたけれども、平成9年より収集を始めた民俗資料の展示、それから保管施設として現在に至っているという状況でございます。
 取得金額につきましては、JA及び一個人から建物、土地あわせまして6,747万3,000円でございます。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 平成4年当時の購入目的は達成されたと言えますでしょうか。当時の金額で、先ほどには含まれていなかったようですが、南と東の倉庫の解体費用を含め約8,000万円というふうに私のほうでは聞いておりますが、いかがでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 当時、JAから、若干の部分取り壊して取得した経緯がありますけれども、その解体費用を含めまして今の金額です。あと若干、東のところの部分だと思いますけれども、それを平成11年度に取り壊しをしているということで、1,000万円強の金額をかけて取り壊したというような経緯でございます。済みません、金額につきましては1,245万3,000円が解体工事費ということでございます。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) あわせまして約8,000万円の初期投資ということですね。民俗資料の収蔵庫としてのみの利用で、ふだんは閉ざされた施設ということで考えてよろしいでしょうか。解体を待ってほしいとの声を受け、耐震診断を依頼した業者名とその結果である見積金額をお聞かせください。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) まず、約8,000万円の金額につきましては、現在建物北側の倉庫1棟がございます。それから、その残った部分につきましては、防災公園として特に今、中区の方等に御利用いただき、また維持管理をしていただくというような形の中でという部分ですが、防災公園プラス現状の北側の旧第二倉庫ということで御理解をいただきたいと思います。
 それから、解体費用につきましては、村内にあります業者1者によりまして見積もりをとった経緯でございます。金額につきましては、当初予算に載せた金額でございます。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 業者名はお答えいただけないでしょうか。あわせて見積金額をお知らせください。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 大変申しわけございません。耐震工事ということでよろしいですか。済みません。平成21度、エーシーエ設計に120万7,500円が最初の耐震診断でございます。それから、その後、志ちや設計に18万9,000円、これは耐震工事のみの部分です。済みません、エーシーエ設計については、耐震診断と耐震改修の設計ということでございます。それから、平成22年度、アーキディアックに27万3,000円で、これはエーシーエ設計と志ちや設計のそれぞれの設計の比較、検証、それから改修設計ということで委託をしてございます。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) たくさんお答えいただいたのですが、今議会のほうで手元に資料をいただいているのは、エーシーエ設計さんと株式会社アーキディアックの資料になっております。私の見たところ株式会社エーシーエ設計は、耐震補強のみであれば6,000万円弱、ほか内部改修、展示棚、電気機械設備工事を含めますと1億1,400万円と聞いております。この数字に間違いはありませんか。
○議長(新村久仁男君) 暫時休憩します。
                                 午後 2時04分 休憩
                                 午後 2時04分 再開
○議長(新村久仁男君) 再開します。
 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 耐震補強工事ということで外壁等プラスしまして約5,000万円の金額が出ております。あと、内部改修、それから屋根の改修、展示棚、電気機械等、例えばこれを違う施設でつくるとやったような場合について、こういう金額で約1億1,400万円という見積もりをもらっています。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) この見積もりの結果、泣く泣く解体を決定したわけですけれども、この診断の際、鉄筋探査の調査結果はどうなっていますか。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) この業者によりましては、コアを何カ所か抜いてあります。そのコアの結果、鉄筋はないというような診断をいただいているということでございます。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 今おっしゃったように、私どもの手元にあります資料にも、基礎は無筋コンクリートづくりとなっております。土台に鉄筋が入っていないということです。株式会社エーシーエ設計に支払った耐震診断設計に要した費用をもう一度お願いできますか。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 120万7,500円でございます。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 一方、その後、耐震工事はもっと安価にできると、再見積もりを依頼したのが株式会社アーキディアックですね。先ほども出ましたけれども、こちらは土壁を解体せず、概観も現状を保って耐震可能な工事で約1,900万円と聞いております。間違いありませんでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) アーキディアックの設計では1,913万1,000円で耐震工事ができるという見積もりを提出していただいています。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) やはり議会に提出された資料によりますと、驚くことに鉄筋探査調査の結果は、鉄筋を確認とあります。さて、前述の株式会社エーシーエ設計と後述のアーキディアック、どちらの診断を信じればよろしいのでしょうか。お答えください。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 耐震診断につきましては、それぞれ倒壊の可能性があるということでお答えをいただいていますので、耐震補強工事の見積もりということだと思いますけれども、鉄筋の有無というのではなくて、補強工事の仕方につきましては設計者の考え方の数だけあるということで、最終的にアーキディアックさんからもお答えをもらっていますので、その補強工事のやり方の金額全部について云々ということは、我々がコメントすることはなかなか難しいと考えております。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 今、私が質問したのは、鉄筋があるかないかのどちらが正しい答えなのかをお聞きしているのですが、お答えいただけないでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) エーシーエさんがやった耐震診断の中では鉄筋はなかったという報告を受けておりますのでこれは正しい。アーキディアックさんでやったのは鉄筋があったという報告を受けておりますので、これも正しい。私どもは両方正しかったというふうに思っております。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) これだけ機械や技術が進歩している現在、基礎の中の鉄筋の有無、あるなしが判明できないのは素人の私が聞いても納得できないのですが、村長、お答えいただけないでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) その時点では、現地へ行って私は見ておりませんので、設計資格を持っている人が耐震をした結果をいただいておりますので正しかったと。ただ、後で見ていただいたのも、この資格を持っている人が見て、耐震診断をしたら鉄筋があったと。一部ですので、すべてを見ているわけではないので、私は両方正しかったと。ただ、これが問題なんですよね。その時点で正しくなかったということになりますと、エーシーエさんに大変な問題が行くと思うんです。ただ、アンカーボルトが入っていたか入っていないかの問題ですので、とった場所によって見えたか見えないかということなんです。ですので、私どもは正しかったということで、それぞれの会社に金額を支払っているということであります。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 今、そういうお答えでしたが、耐震診断表の中にわざわざ鉄筋の有無という項目がありましたので、本当に素人から見て一番わかりやすい部分が正反対の結果だったということです。また、このエーシーエ設計の見積価格と、アーキディアックの価格についての、8,000万〜9,000万円までの価格差なのですが、こちらについてはいかがでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 8,000万〜9,000万円の差というのは、あれを使えるように耐震工事をすべてして、残したときには1億1,400万円だと。ただ、耐震をするだけで今回アーキディアックさんのほうからは出していただいておりますので、それが1,900万円ちょっとだということでありますので、対象の金額が若干違っているということ。それから、耐震だけの金額も6,000万円対1,900万円ということで若干違っておりますので、村としまして今までのように調査をさせてきていただいたということです。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 恐らくこの差は鉄筋の有無にも関係のある差なのではないかと思うのですが、村としては見積もりを出していただいたエーシーエ設計に改めて鉄筋の有無の確認というのですか、念押しはされていないのでしょうか。
◎教育長(西澤勇君) ちょっと休憩をお願いします。
○議長(新村久仁男君) 暫時休憩します。
                                 午後 2時10分 休憩
                                 午後 2時13分 再開
○議長(新村久仁男君) 再開します。
 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 内容から若干お話をさせていただきますと、鉄筋が入っている入っていないという相違が当然ございます。それから、なかなか強度がないということの確認は両方とも同じような部分が出ていると思います。今御指摘ございますので、今協議した結果、エーシーエを呼びまして確認といいますか、その辺について話を聞きたいというふうに考えております。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 議会としましては、村提示の見積書で苦渋の選択により解体することで議決しました。金額の大小は問題でなく、残すならどう利用、活用していくかということがあると思います。株式会社アーキディアックの耐震診断と設計見積もりが適正であって、この約2,000万円弱で耐震工事が可能であるとするならば、村有形文化財に指定して保存するつもりはございますか。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 現実問題として6,000万円〜8,000万円ということでパブリックコメントをやっては、御意見をいろいろなところでいただいたというところがあります。当初予算もその時点で策定しておりますので、当初予算のほうにはそういう検討結果。また村のほうで検討会の報告書、それからこの耐震診断の検討、それぞれ総合的に検討してこういう結論が出たと。ただし、要望等ある中で慎重を期して、もう2者から見積もりの診断をいただいたというような経緯がございます。
 ですので、今になれば御指摘の点がありましたので、パブリック等の前提条件が違ってきているという部分がございますので、村としましては再度検討を始めるという段取りは終了しております。その部分につきまして、あと村の検討結果、それからこの診断の業者の内容を総合的に検討して、あわせて議会のほうへお示ししたいというふうに考えております。御協議いただいたその内容を踏まえて、パブリックで再度前提条件が変わったということでパブリックまでやりたいというふうに思っております。
 それから、文化財の指定というふうなお話がございましたけれども、これにつきましても、文化財保護委員の先生からもいろいろな前提条件がある中で、現時点でこの施設は文化財の指定に足る施設ではないというような御意見をいただき、当時から指定をしてこなかったというような内容でございます。そういうことでございますので、この施設をどうするかという利用につきまして、再度検討を始めているということでお願いしたいと思います。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 改めて検討していただくということですが、以前、議会のほうにも少しお話があったと思うのですが、長らくグリーンツーリズムで交流のある武蔵野美術大学の教授が視察して、活用を探るという申し出があったように思っております。その後、提案内容を受け取っていますでしょうか。耐震工事を施し再利用という方向で生かすのか、村長のお考えをお聞かせください。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 今後、十分に検討してまいります。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) いずれにしましても、今後どうするのか真剣に、また早急に考え結論を出さねばなりません。今後検討するに当たり適正な資料を提示していただくよう要請し、この質問を終わります。
○議長(新村久仁男君) これで、旧農協第二倉庫についての質問を終わります。
 続いて、質問事項、村指定文化財の保存及び活用についての質問を許します。
 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 2つ目の質問、よろしくお願いいたします。
 文化財は有形文化財、無形文化財、そして民俗文化財及び記念物とがあります。松川村では現在、国、村指定の文化財、未指定の文化財がどのくらいあるのか教えてください。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 現在、国の重要文化財が1件、村指定文化財が19件となっております。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 国、村あわせて20件、指定されているものがあるということです。危なく散逸しかけたものもあるやに聞いております。未来を背負う子どもたちに残せる大事な文化財が存在することは、大変ありがたいことだと思います。子どもたちがいつか再び故郷である松川に戻ってくるときに残せる財産です。昔の人が生活に使った道具や信仰の対象であった神社仏閣などは大切な文化遺産であり、村だけではなく県や国でもその保存に力を入れています。川西にあった観松院のように一たん壊れてしまうと、再び目にすることはできなくなります。
 気がついたら村の大事な文化財がなくなっていたなどということが起こらないよう、教育委員会ではこれらの文化財を守り、子孫に伝えていくことが大きな役割であり、文化財についての理解や保護活動を高めるために日々力を注いでくださっています。
 国、村指定文化財となっている20件に対して、その保存のために計上している費用はどのくらいでしょうか。何に対してどれだけというふうにお答えください。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) まず、7カ所につきまして1件9,000円を支出しております。この内容につきましては、一本松、それから観松院の宮殿、桜沢のさくら、雲照院、鈿女神社の7カ所でございます。それから、菩薩半跏像の管理補助金としまして、これは国の重要文化財に指定されているものでございますが6万5,000円、それから正調安曇節保存会のほうへ80万円、あと21年度につきましては、雲照院の警備設備補助金として31万800円を支出してございます。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) それらの補助金の目的をお聞かせください。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 9,000円の分、それから6万5,000円につきましては、通常の維持管理ということで支出しておる内容でございます。それから、雲照院の警備補助金につきましては、警備保障の施設の導入ということで初年度1年のみ支出をしている内容でございます。それから正調安曇節保存会のほうへの80万円につきましては、維持・保存という部分で、総予算額がたくさんありますけれども、そのうちの一部の補助ということで80万円を補助している内容でございます。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 松川村文化財保護条例では、村有形文化財の所有者は、教育委員会規則及び教育委員会の指示に従い村有形文化財を管理しなければならない。また、村有形文化財の滅失や棄損、亡失もしくは盗難にあった場合は、教育委員会に届けなければならないともあります。昨今は仏像を盗んでやみで売買するなどという御時世です。所有者はなかなかに大変な御苦労をされ、保存管理を託されているわけです。松川村文化財保護条例の調査には、「必要があると認めるときは、村有形文化財の所有者又は管理責任者に対し村有形文化財の現状又は管理若しくは修理の状況につき報告を求めることができる」とありますが、定期的な調査は行っていますか。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 文化財につきましては、当然、所有者がいらっしゃるわけです。その所有者は、条例にもございますけれども、管理責任というのがございます。それに基づいて村のほうは勧告とかということで、今議員おっしゃられたとおりでございます。
 その中で必要とあれば調査をする。報告等があるということで、現状、あまりにも管理がずさんとかそういうような部分については当然調査をし、やっていかなければいけないという部分がございますけれども、現状、教育委員会で把握している部分につきましては、今のところ問題はないということでございます。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 所有者、管理責任者から要望や相談があったときのみに応じるということでしょうか。それでは、今までに所有者から要望や保存に伴う具体的な補助金の申し出はありましたか。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 現実的には、修理をしたいけれども村のほうの補助金はどうですかというような御相談はございました。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 私のほうには、この文化財所有者、管理責任者から保存管理に関する村の負担を要望する声が届いております。所有者との懇談がいま一つ全般に行き渡ってはいないのではないかと感じるのですが、いかがでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 教育委員会として直接お話を承っているということはございますけれども、すべてということでお話をしていかないと、その辺私どもに直接聞いているかどうかという部分についてはわからない部分はありますけれども、直接聞いている部分もございますし、風の便りといいますか、そういうようなお話があるということは伺ったことはございます。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 現在、有形文化財の中には長い年月の風雨にさらされて、追い打ちをかけるように老朽化が進んでいるものが少なくありません。所有者、管理責任者の御努力により、何とか今日まで保存に至っているわけですが、物によっては名工の作であり、復元困難なものが存在します。こういった文化財に対し、村として積極的に保存にかかわるつもりはありませんか。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 今言ったように朽ち果てるというようなお話は直接伺っておりません。ほうっておけば壊れるといいますか、なくなるというような状況であるというものは、非常にもとから、例えば旗がございますけれども、非常に厳しい状況というのはわかっております。それで、代替のものをつくって対応しているというような部分もありますけれども、それについて村のほうで直接保存に対して補助をしていただきたいというようなお話を直接は伺っておりません。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) それでは、教育委員会の敷居がちょっと高いのか、私のほうには幾つかそういったお話は入ってきているわけなんですけれども、例えば神社本殿などはまさに日々風雨にさらされていますが、これに関してはいかがでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 神社の関係では、細野神社、それから有明山社の関係、鈿女神社の関係ですか、仏閣等につきましては、その3カ所が指定されていると思いますけれども、その中で直接壊れているから修理をしたいというので補助金をというお話は、直接は伺っておりません。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 今も教育長がそういうふうにおっしゃっているんですけれども、加えて文化財保護条例の管理または修理の補助の中で、予算の範囲内で補助金を交付することができるということですので、お話によっては出していただけるということでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) お話によっては出すことは当然、条例上の第10条の中に規定されておりますので可能かと思います。その金額についてもお話し合いの中といいますか、よく御事情をお聞きした上で、予算の範囲内で判断をさせていただきたいという部分がございます。ただ、その中で問題になる部分というのは、政教分離の話が若干絡んでくる可能性はあろうかと思います。国のほうの補助金で神社仏閣に補助金を出しているというケースはありますけれども、すべて把握してありませんので、その辺をクリアする点が1点と、それから、その保存をされている団体とのお話を親密に持っていかなければ今の段階では判断できないということでお願いしたいと思います。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) それでは、重ねてというか、今言っていただいた部分の政教分離の原則なんですが、教育長の考えられる部分をお答えできる部分で教えていただけませんか。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) 政教分離につきましては、例えば大きな神社等、奈良県とか京都府にある部分について国のほうで重要文化財について補助しているというケースはございます。ただ、最近、スナ何とかという最高裁の判例が出まして、地区では保存しているほこらについて無償で対応している部分については、まずいのではないかという最高裁の判例が出ています。それから、その古い内容の中では忠魂碑という部分もありますので、非常に微妙なところはありますけれども、他町村、それから国の状況を見ますと、神社仏閣にも補助をしているケースがございますので、今大変申しわけございませんけれども、この3つの神社が該当するということは即申し上げられないということで、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) おてんとうさまを敬い、子どもが生まれたら産土神様として成長の無事を祈って、氏神様に参ったものです。嫁ならば嫁姑に倣い、家の産土神として嫁ぎ先の家の繁栄をお願いして、商売をやっているものであれば、何とか地域のお客様とお宮に長く愛されたい頭を下げ、もうけさせてもらったときは、お礼に寄附を弾んだはずです。そうやって本来、日本は自然の中のやおよろずの神をあがめてきたのではないかと思います。
 先ほど出ました旧農協第二倉庫に米俵が積み上げられたときも、五穀豊穣を祈願したはずです。そうやって子どもたちも生活の中でいろいろなものに感謝しながら、やっていいこと、いけないこと、これを学んで道徳心を養い大きくなっていたものだと思います。今そういった家族間、地域間の自然と守られ、伝承されてきた風習が軽んじられ、それこそ道徳をも意に返さない人がいて、人間間の接触が恐ろしいものになりつつあります。
 自分の子どもに食事も与えず遊びほうけて餓死させる親、キレて同級生を刺す高校生、親の遺体を放置し年金をもらい続けえるやからなどなど。こんな時代になってしまったからこそ、お宮のお祭りという世代を超えた人とつながる場、また伝統文化継承の場として神社を生かしてほしいと思います。
 重ねてお聞きするようですが、こうした道徳心を養い、伝統文化継承の場となる有形文化財の保存に、村としてはどう対処し、かかわっていかれますか。村長にお答えいただきたいです。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 今、教育長が申し上げましたけれども、できるものとできないものとあります。そういう中で、それぞれの事例の中で判断をしてまいりたいというふうに思います。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 旧農協第二倉庫の件も捨ておけない問題ではありますが、単純に金額を比較することができないにしても、あまりにも文化財にかける費用が少なく消極的だと感じます。松川村文化財審議会によって諮問を受け、指定をされた貴重な20の文化財の保存に対し、補助金を出すのは至極当たり前のことだと思います。積極的な保存と活用、そして村民の文化向上と文化交流のために、今後、教育長がお考えになっていることをお聞かせください。また、小・中学校において村の文化財についての学習、もしくは郷土史を学ぶ時間が設けられているかについてもお聞きしたいです。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) まず、学校につきましては、当然、総合学習の中でそれぞれの施設を見学しているというような状況がございます。それから、第二倉庫についても、あるクラスで総合学習の時間に見学に来ているという事例はございます。それから、有形文化財もありますけれども、無形文化財ということの伝承も非常に大切だというふうに考えております。例えば、安曇踊りを今小学校で、運動会のために練習しているというようなことがあり、指導者の方がついて練習のほうをやっていただいているというような文化があります。
 地域の伝統と文化というのを伝える皆さんと子どもたちが触れ合うというのは、非常に短い練習の期間というふうにあるかもしれませんけれども、いろいろな方面で努力されている方々の出会いというものが、子どもたちにとっては非常に有益ではないかというふうに感じております。伝統文化の継承ということも当然必要ですけれども、これからの社会を担う子どもたちの人間教育の場として期待を寄せたいというふうに思っておりますので、お願いしたいと思います。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 今、パワースポットがブームですが、御存じでしょうか。大地のエネルギーを取り入れる場所、または気を得られる場所という意味で解釈され、特に女性の間でパワースポットめぐりが流行していると聞いております。
 細野の鈿女神社、私どもは「おかめ様」と呼んでいますが、こちらには昨年、NHKの大河ドラマ「龍馬伝」の龍馬の兄役で出演していた俳優が参拝に来たと聞いております。確かに芸能の女神様が祭られていますが、あんなに小さなお宮にわざわざ見えたようです。また、県外からも縁結びの神として、女性の参拝者がお守りを買いにきたりもしています。田園空間ウォーキングで駅から遊歩道を歩こうという企画も行われています。弥勒菩薩像もちひろ美術館で観覧できるようですが、もっと文化財を身近に観光などとも結びつけていくのもおもしろいかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(新村久仁男君) 教育長。
◎教育長(西澤勇君) まず、文化財というのを松川村の歴史・文化の正しい理解というのは非常に大切だというふうに思っています。それが、観光といいますか、例えばウォーキングの中にそういう施設を、今回の田園空間ウォーキング2つのコースの中にも村指定の文化財を回って見ていただいているというような部分もあります。観光といいますかそういうふうに多くの方に松川村の歴史を村民の方、それから村外の方に知っていただくことは非常に大切だと思いますので、そういう部分でこれからも連携していっていただければ非常にありがたいというふうに思います。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 「梅は、寒苦を経て清香を放つ」。梅の花は厳しい冬の寒苦に耐えるからこそ香の高い花が開く。村指定文化財の1つ、松川小学校初代校長の野々山直記先生の書です。この精神が村民に脈々と受け継いでいかれることを願います。
 最後に、文化財や伝承文化等昔から伝わる行事に対して、村長の考えをお聞かせください。
○議長(新村久仁男君) 村長。
◎村長(平林明人君) 具体的になくてばあっとした中で言わなければいけないわけですけれども、大切にしていかなければいけないものは大切にしてまいりたい。また、新たにこういうものがあって、これも大切にしなければならないというものについては、その時点でまた考えさせていただく。それから、先ほどから第二倉庫の件について出ておりますけれども、村が苦渋の決断をした。議会の皆様にも苦渋の決断をしていただいたということで、取り壊しの予算も平成22年度には組ませていただいてありますけれども、前にもお話したとおりしばらく待っていただきたいという状況の中で、大事にしなければいけないものは大事にしたいという考え方は押し通していきたいというように思っています。
○議長(新村久仁男君) 矢口議員。
◆10番(矢口あかね君) 以上で、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(新村久仁男君) これで、村指定文化財の保存及び活用についての質問を終わります。
 以上で、10番矢口あかね議員の質問を終わります。
 これで、本日の日程は全部終了しました。
 続きの一般質問は、あす午前10時より行います。
 これにて散会いたします。
 御苦労さまでございました。
                                 午後 2時38分 散会