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長野県 安曇野市

平成26年 12月 定例会 12月09日−03号




平成26年 12月 定例会 − 12月09日−03号









平成26年 12月 定例会



          平成26年安曇野市議会12月定例会

議事日程(第3号)

                 平成26年12月9日(火曜日)午前10時開議

第1 市政一般に対する質問

   小松洋一郎議員

   猪狩久美子議員

   増田望三郎議員

   宮澤豊次議員

   内川集雄議員

   一志信一郎議員

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出席議員(25名)

   1番  松枝 功       2番  坂内不二男

   3番  林 孝彦       4番  井出勝正

   5番  一志信一郎      6番  宮澤豊次

   7番  黒岩豊彦       8番  増田望三郎

   9番  竹内秀太郎     10番  藤原正三

  11番  中村今朝子     12番  山田幸与

  13番  平林 明      14番  小松洋一郎

  15番  荻原勝昭      16番  猪狩久美子

  17番  藤原陽子      18番  内川集雄

  19番  小松芳樹      20番  召田義人

  21番  松澤好哲      22番  小林純子

  23番  ? 昭次      24番  平林?子

  25番  宮下明博

欠席議員(なし)

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地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名

  市長     宮澤宗弘     副市長    村上広志

  教育長    橋渡勝也     総務部長   藤松兼次

  政策部長   小林 弘     財政部長   千国充弘

  市民生活

         堀内猛志     福祉部長   飯沼利雄

  部長

  保健医療

         宮下直子     農林部長   山田宰久

  部長

  商工観光            都市建設

         曽根原悦二           飯森正敏

  部長              部長

  上下水道

         中野 純     教育部長   北條英明

  部長

  総務管理            政策経営

         花村 潔            等々力素己

  課長              課長

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事務局職員出席者

  事務局長   平川淳朗     次長     望月利彦

  次長補佐兼

         宮澤 修

  議事係長

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△開議の宣告



○議長(宮下明博) ただいまの出席議員数は25名で、定足数に達しております。

 よって、直ちに本日の会議を開きます。

 本日の議事は、お手元の議事日程第3号により進めてまいります。

                             (午前10時00分)

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△市政一般に対する質問



○議長(宮下明博) 日程第1、市政一般に対する質問を行います。

 本日の発言通告者は、14番、小松洋一郎議員、16番、猪狩久美子議員、8番、増田望三郎議員、6番、宮澤豊次議員、15番、内川集雄議員、5番、一志信一郎議員の以上6名でございます。

 御報告申し上げました順序により、発言を許します。

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△小松洋一郎



○議長(宮下明博) 最初に、14番、小松洋一郎議員、持ち時間は30分以内といたします。

 小松議員。

     (14番 小松洋一郎 登壇)



◆14番(小松洋一郎) おはようございます。14番、小松洋一郎でございます。

 初めに、県南部における南木曽町の集中豪雨及び御嶽山噴火で犠牲になられた方々や、県北部の神城断層地震での被害者の皆様に対し、御冥福と、それからお見舞いを申し上げたいと思います。

 さて、通告に基づき、活力ある地域創生を目指してと題し、市南部の観光資源整備計画について質問をさせていただきます。

 来年の3月14日には、北陸新幹線金沢延伸や、来春の善光寺御開帳などを控え、長野駅とつながる篠ノ井線の利用客を促進しまして、観光振興や交流人口の増大を目指す篠ノ井線松本地域活性化協議会が設立され、市長はその会長に就任されました。大変喜ばしく、期待するところであります。

 市内には多くの観光エリアが存在しております。市長としての思いもお聞きしたいところでございますが、今回は、南部地域の観光に限定してお聞きいたします。南部地域は、西山よりスカイライン、室山のファインビュー、安曇野ワイナリー、黒沢のグリーンベルト、ビオトープ、リンゴを中心とした果樹園、株式会社エア・ウォーター農園のトマト菜園、それから楡の里には古民家、サラダ市、ハマ園芸、かんてんパパ等の特色ある販売店や食堂などなどの観光資源が潜在しております。また、松本空港からの玄関口でもあり、楡の里から眺める北アルプスの眺めも魅力あるものと考えております。これらの資源をどのように生かし、集客に結びつけていくのか、市長の考え、そして構想をお聞きしたいと思います。市長、よろしくお願いします。



○議長(宮下明博) 市長。

     (市長 宮澤宗弘 登壇)



◎市長(宮澤宗弘) おはようございます。小松議員にお答えを申し上げます。

 議員おっしゃいますように、南部地域、それぞれすばらしい観光資源が存在をしているというようにとらえております。南部地域、広域農道から眺める美しい北アルプスの山並み、また田園の中に点在をする屋敷林、さらに黒沢川沿いの桜の堤など、安曇野市の原風景とも言われる自然景観が数多くございますし、またリンゴを初めとした果樹、そして米などの豊かな農産物にも恵まれた地域であるというように認識いたしております。また、御指摘のとおり、室山や楡の里周辺には、観光客向けの施設が集積をしておりますし、松本・上高地方面から安曇野への玄関口として、観光客にとって大変利用しやすい地域となっているところであります。また、三郷のスカイラインの先には、大滝山、蝶ヶ岳等の登山口もありますし、その三郷スカイラインの終点付近に設置してあります展望台につきましては、富士山が見える展望台として設置をしていきたい、こんな思いもございましたけれども、それぞれ地域の皆さん方や関係者のお話をお聞きする中で、既存の展望台を何とか活用をしていきたいということで、次年度には、この展望台を初め、駐車場やトイレ等含めて周辺の整備を行う予定でございます。また、室山や楡の里周辺における個々の施設は、それぞれのコンセプトを持って設置をされ、かつ運営がなされております。これらの個々の施設が点としてだけでなく、面的に連携を図ることができれば、その効果は大変大きいものがあるというように考えております。また、南部の拠点エリアとして、自然・農業・歴史・文化等の地域振興を有機的に結びつけた面的な対応が求められているところでありまして、その情報発信の必要性を感じております。

 このすばらしい地域資源を効果的に観光客につなげるために、地元企業の皆さんや地域の方々の、主体的な取り組みというものが必要であるというように考えております。過日、かんてんパパの塚越会長とお話をする機会もございました。英知を結集して、あの辺をひとつの観光拠点、そして商業圏にもつなげていきたいというようなお話を伺ってまいりました。それぞれ民間と行政が力を合わせることによって、一層の観光振興が図れるものと期待をいたしております。



○議長(宮下明博) 小松議員。



◆14番(小松洋一郎) 御答弁いただきました。

 展望台は、ぜひまたよろしくお願いしたいと思いますが、私は南部にこだわっているわけではございません。安曇野の各エリアにそれぞれいろいろの特徴を持った観光地がございます。そういった意味で、その地域をいかに磨き上げていくか、これも一つの方向だろうと思っております。そこで、私はこの地域を活性化し、特に魅力ある地域にするためには、関係するオーナーや農業委員会、JA、観光協会、商工会、区長などの関係者が参加しました、未来を見据えた地域活性化プロジェクトの、こういうものを結成することができないか、改めて市長にお伺いしたいと思います。



○議長(宮下明博) 市長。



◎市長(宮澤宗弘) 未来を見据えた地域活性化プロジェクトの結成ということでございますが、市におきましては昨年、観光ビジョンを策定いたしました。そのキーワードは安曇野暮らしツーリズムであります。来訪者の皆さん方には、安曇野の価値観や暮らしぶりを伝え、市民は交流を通じて豊かな生き方を実現していくというものであります。安曇野暮らしツーリズムの実現に当たりましては、これまでのように観光関連事業者だけで取り組むのではなくして、安曇野で暮らしている市民の方々、そして全産業の事業者、さらに行政と連携をしながらそれぞれ協働によって、来訪者に対して安曇野暮らしを伝えてまいりたいというように考えておりますし、また、応援していただくことを目指しております。御提案のプロジェクトチームの考え方、これは観光振興ビジョンの具現化の取り組みと一致をするものであるというようにとらえております。



○議長(宮下明博) 小松議員。



◆14番(小松洋一郎) 今、観光振興ビジョンのお話と安曇野暮らしツーリズム、このお話をお聞きしたわけでございますが、私は、先ほど市長もおっしゃっているように、点ではなくて、線や面でとらえたさまざまな問題を長期的にとらえて、このエリアをどうしていくかと、そういう構想が非常に大切じゃないかと思っております。

 そこで、私は市全体の部門別未来創造会議、こんなものも夢見ている一人でございますけれども、まずはこの南部地域を知りつくした地元の人との、それからこの場所を選んで来られたオーナーの思いも引き出し合いまして地域を磨き上げる、これが重要だと考えております。これは、協働のまちづくりの一環でもあり、観光に特化した地域活性化プロジェクトのコーディネーター役を、行政がちょっと仕掛けていただくことができないか、再度市長の考えをお聞きしたいと思います。



○議長(宮下明博) 市長。



◎市長(宮澤宗弘) 組織づくり、またその取り組みは、おのおのの地域の発展をどのように方向づけるかということが大変重要であるというようにとらえております。そのためには、地域における主体的かつ自主的な取り組みが不可欠でございます。行政だけではいかにいたしましても限界があるということでありまして、市内では安曇野の魅力を一人でも多くの方々に知ってもらうために、観光スポットのガイドや各種イベントの取り組みを通じまして、まちづくりに貢献をしている団体がございます。その活動等は今後大いに参考になるものと考えております。市といたしましては、そのような取り組みの広がりに期待をいたしますとともに、その取り組みの際には、一緒になって議論をしていきたいというように考えております。

 それぞれの地域で今取り組んでいるのは、インバウンドと外国人の観光客をどのように引き込むかということが求められておりまして、それぞれ知恵の出し合いだというように思っておりますし、今朝の新聞報道でもございました、松本市等は大変多くのツアー客がお見えになっているということであります。市といたしましても、観光協会初め関係者の皆さん方と力を合わせてしっかり取り組んでいくべき課題だというように認識をいたしております。



○議長(宮下明博) 小松議員。



◆14番(小松洋一郎) 言っている意味は非常によくわかりますけれども、私の言いたいことは、いわゆる行政のコーディネーター役ということをよく言われております。やはり、今市民とかその地域がむずむずしているところを、何とか行政がその音頭取り、やっぱりトリガー役で1回そういうことを仕掛ければ、より地域のオーナーの人も、その地域の方も、おおっという思いになりますので、そこのトリガー役、いわゆる入り口役を果たしていただければいいと思うんですが、市長、そういう意味ですので、ちょっと声をかけていただいて、1回そういう会議を開いていただく、こういう趣旨だと。それで燃えてこなければしょうがないですよ、その地域は。そういう思いもしておりますので、やっぱり今の市長の答弁は、何か皆さんから言ってくるのを待っている受身的ですよね、これからの競争時代ですよ、観光も。そういう意味では、やっぱり前向きに行政が仕掛けていく、これは大事だと思いますので、ぜひその辺はお願いしたいと思います。

 それでは、続いて関連質問に入ります。

 1つ目は、リンゴ畑の減少状況と今後の対策についてであります。

 最近、リンゴ畑がソバ畑に変わっている様子を見て、ブランド品であるリンゴが減少することは、当市にとって重大な危機状態と受けとめております。畑の減少面積や収穫量の影響及びこれらの状況を回避するための方策について、農林部長にお聞きしたいと思います。



○議長(宮下明博) 農林部長。



◎農林部長(山田宰久) では、最初に市内のリンゴの耕作面積の状況からお話をさせていただきたいと思います。

 市内のリンゴ園の面積を10年前と比較したところ、平成16年には258ヘクタールの園地が、平成26年には219ヘクタールと39ヘクタール、率にしまして15.1%減少となっております。園地面積、生産農家とも、ここ10年間は右肩下がりで推移しておりますが、園地面積につきましては、平成16年から20年の5年間で35ヘクタールと急激に減り、21年からことしまでの5年間では4ヘクタール、減少率が1.8%鈍下傾向にあります。特に25、26年対比ではわずかではありますが、0.64ヘクタール増加に転じているという状況でございます。

 このような状況の中で、労働力の低減を図り、なおかつリンゴの収量を上げることを目的といたしました新わい化栽培を推奨しております。新わい化木は従来のわい化木に比べ低木のため、脚立の上り下りも少なく、生育期間も従来のわい化木と比べまして3年と1年短く、収量も10アール当たり500キログラムと多いことが特徴でございます。作業効率の向上からも、規模拡大に有効だというふうに考えております。新わい化栽培への切りかえにつきましては、改植のタイミングで順次進んでおりますが、これまでに4ヘクタールほどの普及に至っております。市といたしましても、普及を図るため、リンゴの台木購入助成、3分の1でございますが、制度化いたしまして、これまでに4,139本の台木購入助成をさせていただいております。



○議長(宮下明博) 小松議員。



◆14番(小松洋一郎) 大体傾向はわかったわけですけれども、私、多分この減少は高齢者対策としていろいろ出てきている問題だと思いまして、個人農園から法人農園といいますか、企業的な農業への、そういう方向へ移行していくのか、あるいはIターンとかUターンの受け入れが当然考えられるわけでございます。そこで、減少防止として、高齢者対策の方向性と当市のIターン、Uターン者の受け入れシステム、この辺がどのようになっているのか、再度農林部長にお聞きしたいと思います。



○議長(宮下明博) 農林部長。



◎農林部長(山田宰久) 高齢化と後継者対策、Iターン、Uターンということでございます。リンゴ生産農家の減少を食いとめ、リンゴ園を維持していくためには、農家の跡取りの確保が重要であるととらえております。市独自の支援金制度を設けてあるところでございますが、IターンやUターンによる就農希望者の新規受け入れも有効な手段であるため、県の新規就農里親制度の活用を推進しております。

 この制度は、就農希望者の支援に積極的な熟練農業者の方を里親農業者として登録をいたしまして、就農を希望する方に紹介をして農業研修をサポートするものでございます。市内には12名の農家が登録されております。そのうち7名がリンゴ農家で、合併後、この制度を活用した就農者は5人、これらの農家に直接雇用された者も含めれば8人のリンゴ農家が育っております。さらに、新年度も新たに2人が研修を始める予定でございます。また、JAあづみの取り組みですが、子会社のあづみアグリサービスが荒廃農地54アールを解消し、新わい化栽培による省力化と早期多種性を目指す新技術を導入した実証補助を設置し、就農希望者の研修ステージが用意されております。さらに、都会にも目を向け、県が10月にオープンをいたしました、しあわせ信州シェアスペース銀座NAGANOを活用いたしまして、現在、信州への移住や就農を促進するイベント、セミナーなどが開催されますので、来場される相談者に対しまして、安曇野市で本格的に農業に取り組みたくなるような情報を発信したいというふうに考えております。



○議長(宮下明博) 小松議員。



◆14番(小松洋一郎) わかりました。

 今、銀座NAGANOでの就農相談的なものもあろうかと思いますけれども、私は今、新規就農里親制度と、この認定者、これが結構いらっしゃるということがわかりました。ぜひこの辺も重要な制度だと思いますので、しっかりフォローをしていただきたいなと、こんなふうに思います。

 そこで、銀座NAGANOにおける当市のリンゴ園の就農PRも踏まえて、また果樹園をやめたい人の相談窓口やフォロー体制はどのように考えているのか、この2点について再度お聞きします。農林部長、お願いします。



○議長(宮下明博) 農林部長。



◎農林部長(山田宰久) 銀座NAGANOは、市町村や民間企業など、一丸となって信州ブランドの発信を行うことを目的に開設されたと聞いております。安曇野ブランドとして、リンゴのおいしさや、リンゴを育てる環境のすばらしさなどを肌で感じてもらうことが、就農意欲をかき立てるPRの一つと考えております。また、それに応えるため、安心して農業に取り組める就農支援制度の情報発信に極力努めていきたいというふうに考えております。

 一方、リンゴ栽培をやめた方の相談窓口やフォローについてでございますが、市農業再生協議会の機能を発揮させていただきまして、JAや農業関係機関との連携のもと、経営規模を拡大した農家や新規就農希望者へのバトンタッチがスムーズにできるよう、情報収集と農地提供の実践に心がけていきたいと考えております。具体的には、毎年1回実施しておりますが、農業委員会の委員、選挙人名簿の提出と同時に行っております農業経営意向調査の回答を参考にするとともに、今年度からスタートしました、農地中間管理事業の積極的な活用を推進してまいりたいというふうに考えております。



○議長(宮下明博) 小松議員。



◆14番(小松洋一郎) 思っていたよりしっかりおやりになっているということがわかりました。ぜひお願いしたいなと。ただ、私先日、たまたま東京へ行きまして、銀座NAGANOに寄りました。すごいですね、夕方でございましたけれども、多くのお客さんが来ておりました。そこで、ある方が、あの方はと思ったら、やっぱり移住相談だそうですね。何か非常にすばらしいし、その日は木曾のそばの提供ということで、2階のフロアで準備されておりました。そんな場所にぜひ当市のリンゴ園へのUターン、Iターン、そういう方のPR用のポスターなんかも用意されればいいなと、そんな思いがしておりました。その辺もよろしくお願いしたいと思います。

 それでは、次の課題に入りますが、2つ目は、農業体験ゾーンの構想と農家民泊の取り組みについてであります。

 都会の子供たちに農業の大切さを感じてもらうために、地方の農家に足を運び、泊まりながら農業体験することは、大変意義ある学習方法と思っております。このたび、広報あづみのの11月号に、農家民泊、農業体験受け入れ農家の募集がありました。ついては、この事業背景及び実施拠点や運営方法、農家民泊の方法、市の期待する効果などについて、総論を商工観光部長に、具体策につきましては農林部長にそれぞれお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。



○議長(宮下明博) 商工観光部長。



◎商工観光部長(曽根原悦二) それでは、現在農林部と商工観光部で連携して取り組んでおります、農家民泊についてお答えいたします。

 農家民泊の経過といたしましては、平成14年に農林水産省から公表された食と農の再生プランにおいて、都市と農山漁村の共生対流が政策の3本柱の一つとして位置づけられ、グリーンツーリズムを積極的に推進することとされました。その翌年には、農家民泊関係の大幅な規制緩和が行われ、広く全国で取り組まれてまいっております。長野県の先進地としましては、飯田市の南信州観光公社がございます。現在の受け入れ家庭は約400軒、年間約4億円の経済効果があると試算がされ、地域振興に大きく貢献をしているとお聞きをしております。

 現在、安曇野市が検討しております農家民泊でございますが、国営アルプスあづみの公園、大町市、松川村と連携をして農家民泊の引き受けを受ける形で取り組むものでございます。対象につきましては、中学・高校生の教育旅行として行われるものでございます。

 具体的に、農家1軒当たりの受け入れ人数4名程度と、対象は中学・高校生、食事のメニューはある程度定型的に決めて、食材の配達等につきましては、基本的にはシステム化がなされており、子供たちと協働をして調理をするといったスタイルでございます。また、入浴は市内の入浴施設を利用し、布団等はリースというふうな対応をすることによって、受け入れ側の農家の負担や不安を軽減するシステムといったものが確立をされております。

 基本的な流れといたしましては、1日目の午後に、各農家で農業体験を約2時間程度行い、夕食、入浴、翌朝朝食をとり終了といった内容でございます。農家へ支払われる体験料を含む料金でございますが、1回当たり3万円程度、経費を除くと2万円程度が実の手取りということになります。大きな経済効果には結びつきませんが、農業への理解、子供との共感から生まれる感動や手紙のやり取りから元気を得た農家も多く、地域の連帯感や活気など、副次的な効果も確認をされております。

 農家民泊を含むグリーンツーリズムは、農作業等の体験もさることながら、参加者たちと農家との交流が重要視されます。交流によって参加者に感動を提供することはもちろんのこと、受け入れ側である農家にも感動を与え、生きがいや日々の生活の活力となることが期待をされております。今後も、民泊に限らず日帰りの農業体験メニューなど、農業体験型の着地型旅行商品の造成に、関係者の協力をいただきながら取り組んでいきたいと考えております。



○議長(宮下明博) 農林部長。



◎農林部長(山田宰久) では、農林部のほうの取り組みについてお話をさせていただきます。

 農林部におきましては、来年5月下旬からの農家民泊受け入れを目標に、現在、受け入れ農家の掘り起こしに取り組んでおります。ことし3月より具体的な取り組みを始め、これまでに三郷地域、穂高地域等を中心に、農村女性リーダー組織や、以前に学生等を受け入れた実績のある農家への働きかけを進めてまいりました。その中で、課題として指摘されますのは、受け入れ農家家族全体の合意と協力が必須であり、また、まとまった地域での受け入れが望ましいことから、地域づくりでの視点での支援も必要であるというふうに考えております。また、受け入れ農家への支援といたしまして、新年度予算におきまして、会員宿舎開業許可申請料や布団のリース等に対する補助、受け入れ農家との対面式から解散式までの体験プログラムや農作業メニューの情報提供、その他必要な講習会の開催など、実施してまいりたいというふうに考えております。

 いずれにしましても、さまざまな課題があると思われますが、先ほど議員さんがおっしゃられました市の広報紙、ホームページにより募集をいたしました受け入れ農家の説明会を、昨日8日、豊科支所、三郷支所で開催をいたしました。約20名近い参加をいただき、前向きな御意見をいただいたところでございます。また、本日は穂高支所で説明会を行い、16日には、以前アップルマラソンで受け入れ実績のある三郷小倉地区での説明会を予定しております。いずれにいたしましても、今後、情報ネットワークも視野に入れ、御協力いただける農家へお願いをしてまいりたいというふうに考えております。

 なお、議員におかれましても、農家民泊事業について御理解・御協力をいただく中で、受け入れ農家としての御協力をいただけるよう、よろしくお願いいたします。

 以上です。



○議長(宮下明博) 小松議員。



◆14番(小松洋一郎) いきなりお願いもされたわけですけれども、私も現在までの受け入れ専業農家の反応はということで、ちょっと確認をさせていただいたんですが、高齢化を理由にしたり、やはり農繁期での対応に戸惑っているというのが現状で、何か反応はいまいちかなと思っておりますが、今のお話で、20人の初回の説明会に参加されているということは、非常に脈もあると思いますので、ぜひ頑張らなければいけないなという思いでございます。

 それで、私は、この南部地域というのは子供たちにとって絶好な環境が整っておると、こういうふうに理解しております。というのは、農業体験のみならず、多くの貴重な体験ができるエリアであると考えております。一方、受け入れ側にとっても、子供たちにとっての交流により、生きがいにもなったり、人口の増大や地域の活性化にもつながり、相乗効果は計り知れないものがあると思っております。経済効果というより、先ほど答弁いただきましたように、非常に意義ある取り組みかなと、このように考えております。

 そこで、受け入れ農家軒数が計画値に至らない場合、先ほど1軒当たり4名ぐらいというお話ですから、都会の子供たちが来るといえば、クラス単位で来るというと、やはり30から、その倍というと60人ぐらいになる。そうした受け入れ農家がない場合、この事業をどのように進めていこうとしているか、再度農林部長にお聞きしたいなと思います。



○議長(宮下明博) 農林部長。



◎農林部長(山田宰久) 既に、平成27年度の受け入れ学生の予定人数は、仮予約を含めますと850名程度予定をされております。多い日では100名以上の受け入れとなっておりますので、農家1軒当たり受け入れ人数を4名といたしますと、25戸の受け入れ農家が必要となります。現在、計画数に至らなかったということを考えるのではなく、来年度までの目標として、約25戸以上を確保するように全力で取り組んでまいりたいというふうに考えております。



○議長(宮下明博) 小松議員。



◆14番(小松洋一郎) やはり、目標達成のためには貫かなければいけないという思いでございます。私も頑張りたいなとは思います。

 それで、要望ですけれども、この事業を前向きにとらえるべきだと思っておるんです。例えば農家民泊のかわりに、宿泊型の農業体験施設の建設、こういうことも考えられると思うんです。これは大変な事業になりますけれども、もしこういうことができなければ、暫定案としては、空き家を利用するとか、例えば極論を申し上げますと、厨房施設が整っている地域の公民館、こういうところも夏場は寝泊まり、布団さえ借りれば問題ないと思うんです。そういったことも考えられますので、そして、そこへは地域の方が行って料理を教える、地域のお年寄りが行って農家の体験談を語る、こういうことも非常に有効だと思います。このことは、地域が都会の子供との交流で盛り上がると思います。まさに地域の活性化事業だと私は思っております。そういう意味で、どうぞ安曇野市の持続可能な目玉事業として、ぜひいろいろな面で検討いただきたい、そして頑張っていただきたいということで、この件は終わります。

 それでは、3つ目の三郷サラダ市の規模拡大構想と6次産業の取り組みについてでございます。

 三郷サラダ市は、会員の増加に伴いまして出品される農産物の量も増えておりますが、建物が狭いために、商品を屋外に陳列せざるを得ない状態であります。そのため、商品が西日に当たるとともに雨風にさらされるため、商品の品質低下などが問題になっております。このような背景から、規模拡大か、近隣への移転ができないか、農林部長にお聞きしたいと思います。



○議長(宮下明博) 農林部長。



◎農林部長(山田宰久) 三郷サラダ市の規模拡大、あるいは近隣移転ということでございます。

 まず、三郷サラダ市の規模拡大につきまして、昨年度、三郷サラダ市より直売所南側駐車場の敷地を利用して、売り場面積の増床要望がございました。ありましたが、そのような状況の中で、建築基準法によりますと、増改築部分の延べ面積が50平方メートル以下、かつ既存不適格部分の延べ面積の20分の1である場合は、既存部分に対し耐震補強は必要ないが、それを超える場合は、既存建物部分の耐震補強が必要となっております。そのため、耐震補強工事を施さず売り場面積を増床した場合には、7平米ぐらいの増床しかできません。また、7平方メートルを超える面積で建設する場合には、既存建物に対しまして耐震補強工事を施さなければならなく、増床改築以上に多額の費用を要するため、増築することは難しいというふうに考えております。

 2点目といたしまして、近隣への移転の御質問でございます。現在の建物は、平成11年に国庫補助金地域活性化促進事業の補助を受けて、旧三郷村で建設をされた施設でございます。そのため、現建物には国庫補助金の耐用年数による残存価格が残っているため、移築は難しく、移転につきましても、三郷サラダ市周辺農地のほとんどが農業振興地域でありますので、これも難しいというふうに考えております。



○議長(宮下明博) 小松議員。



◆14番(小松洋一郎) 現状での規模拡大も難しい、それから移転も難しいというお話、よくわかります。しかし、これは私、先ほど申し上げたように、未来を見据えた地域活性化プロジェクトということを申し上げていますので、そういう中でもどういうところへ拡大、移転したらいいかとか、どうしたらいいかということを話し合う、これは非常に大事だと思うんです。そういうことを検討されるよう切望したいと思います。

 そこで、暫定対策でありますけれども、サラダ市の建屋南側に、今、大型コンテナというか、一部コンテナを置いて倉庫がわりになっているのか、ちょっと使っているんです。そこへ大型のコンテナ等を利用した簡易売り場が増築できないか。これは、私今見てきますと、簡単なコンテナが置いてあるんです。あれをもっと大型のコンテナにしまして、そこをお店がわりに、南の入り口として使えるんじゃないかなと、こんな構想も持っております。どうぞこの辺について何とか農林部長に前向きな検討をお願いしたいということで、答弁お願いできますか。



○議長(宮下明博) 農林部長。



◎農林部長(山田宰久) 議員から御提案のありました内容につきましては、指定管理者であります三郷サラダ市と、あるいは建築業者とも協議をしながら、実現可能かどうかということで検討させていただきたいというふうに思っております。



○議長(宮下明博) 小松議員。



◆14番(小松洋一郎) 私、ここへかなり多くの農家の方が持ち込んでいるということでございまして、いろいろ聞いてみると、生きがいでもあり、また健康寿命の促進の上からも非常にいいことだなと思っております。そういう意味で、ぜひ場所をもう少し見直していただくことをお願いしまして終わります。

 続いて、6次産業の取り組みについてお聞きします。

 地域活性化の手段として、農業の6次産業化の展開がクローズアップされております。6次産業化は、農業・加工・流通や販売を一体化させて、付加価値を高める経営形態でございます。具体的には、農家による加工食品の製造や直売所の出店、農家レストランや観光農園など、代表例として挙げられます。そこで、当市における農産物に付加価値をつけた商品自体等々、それから安曇野市にふさわしい6次産業をどのように考えているか、農林部長にお聞きいたします。



○議長(宮下明博) 農林部長。



◎農林部長(山田宰久) 安曇野市にふさわしい6次産業の取り組み等ということでございます。

 現在、市におきましては、6次産業化で新商品開発をされている実例を挙げますと、牧大根の生産農家団体による牧大根の生産加工販売による漬物、そして一企業によります信州サーモン、ニジマスの養殖加工販売によるお寿司が挙げられております。なお、この2つは農林水産省においても事業認定をされてございます。その他、直売加工所、農家レストラン等によるものもありますが、市内における具体的な件数や詳細につきましては、現在把握ができておりませんので、今後実態調査をいたしまして、実施をしていきたいというふうに考えております。

 また、市におけるふさわしい6次産業ということでございますが、市内では、やはり米、リンゴ、そば、ワサビ等の特産品が生産されております。そのような農産物を使用し、新商品の開発、販路拡大ができることが望ましい安曇野のイメージでございます。そのためには、生産農家に対しまして、生産意欲を出せる環境づくりと、6次産業化の取り組み事例をホームページ上で情報発信することにより、安曇野市にふさわしい6次産業化が生まれてくるというふうに考えております。今後より一層6次産業の推進に努めてまいりたいというふうに考えております。



○議長(宮下明博) 小松議員。



◆14番(小松洋一郎) 実態をお聞きしたわけですが、多少理解はできましたが、市内の各種団体やグループが個別的といいますか、私もいろいろ聞くところ、何かばらばらな活動だなと。市としての6次産業の姿がちょっと見えていないなと、こんな思いがいたしました。

 農林水産省によりますと、川下の最終消費額は農業生産額の9倍近くに及ぶと、こういうふうに言われております。この間に、加工や流通、販売で生み出される付加価値を、生産者が取り組んでいく余地は非常に高いと言われております。そこで、農業を食材製造業と私は言いたいんですが、食材製造業とするならば、競争力のある強みのある商品を開発し、産業化しなければなりません。

 以前、会派で視察しました、丹波篠山市の農業生産法人、株式会社アグレッサンスは、非常に事業化へのコンセプトとしてしっかりしておりました、農業と地域の復興再生、これがスローガンでございますが、これを掲げ推進しておりました。要するに、点ではなく面でとらえて推進している事業化サイクルに感銘したわけでございます。具体的には、陶芸美術館内にレストランを、それから古民家を改装して地産地消のイタリアンレストラン、それから地産地消の野菜をお菓子に使うお菓子工房建設など、食と農の連携によるビジネス化が推進されておりました。そして、産業に持っていくためにはプロが必要だという説明を受けました。プロということは、職人だと思います。職人を集めること、それから需要のあるところに供給が生まれるといったマーケットインの発想でございます。こういったことが6次産業には非常に大事ではないかなと、こんなふうに思っているところでございます。

 そこで、当市において6次産業推進協議会、仮称としまして、これを発足させて、現状把握と、あるべき姿としてのビジョンやコンセプトを模索する必要があると考えておりますが、農林部長、再度この辺のお考えについて御答弁できますか。



○議長(宮下明博) 農林部長。



◎農林部長(山田宰久) 6次産業推進協議会、そういった組織ということでございますが、これにつきましては、国の支援事業でも地域でまとまって取り組む6次産業の拡大が指示をされております。各種団体やグループでの単独活動ではなく、農家、商工、金融、研究機関等が参画をし、地域資源を活用しながら、地域ぐるみの活動へと展開することにより、地域活性化へとつなげられることとなります。

 今後、現状把握を含め、地域に合ったコンセプトなどを築きながら、地域で取り組む6次産業を検討してまいりたいというふうに考えております。いずれにしましても、農林部といたしましては、農業者側の目線での6次産業化の推進をしていく所存でございます。



○議長(宮下明博) 小松議員。



◆14番(小松洋一郎) 大変難しい課題だと思いますけれども、県やJAとの連携も含めまして、農業生産法人化ということも視野に入れまして、農家が儲かり、元気になるような6次産業を前向きに検討していただきたいと、こんなふうに思います。

 それでは、最後の質問に入らせていただきます。

 最後は、やすらぎ空間「ふるや」にかわる指定管理者の経営方針と経営内容についてお聞きします。

 楡の里の1丁目1番地であります。この施設に人が集まり、活気づくことを期待しているわけでございますが、指定管理者が決定した経過とその経営方針、並びに施設の活用コンセプトやアイデア等について農林部長にお聞きします。



○議長(宮下明博) 農林部長。



◎農林部長(山田宰久) では初めに、新たな指定管理者の指定に至りました経過の概略を御説明いたします。

 三郷やすらぎ空間施設は、株式会社農家ふるやに指定管理をしてまいりましたが、平成26年7月30日付で、会社の経営不振により指定管理の継続が困難との理由により、指定解除の申し出が会社からありました。平成26年10月1日をもって指定管理の指定の取り消しをいたしました。

 あわせて、新たな指定管理者を指定するために、条例に基づく手続を並行して進め、平成26年9月8日から1カ月間、指定管理者の公募を行いました。公募に当たりましては、地域との連携、交流事業や農業体験、施設活性化のための計画提案をお願いし、その結果、2社から指定管理の申請の提出がございました。その後、市の公の指定管理者審査委員会の審査を経て、候補者の選定をしていただき、このたび大町市に本社のあります、株式会社ハーヴェスタ・クリエーションズを指定管理者として指定する議案を上程させていただきました。

 次に、株式会社ハーヴェスタ・クリエーションズが予定しています経営方針、運営内容についてお答えをいたします。株式会社ハーヴェスタ・クリエーションズは、昭和46年、有限会社信州美装として設立をされ、その後、現在の名称に変更をされました。主たる業務はビルメンテナンス事業ですが、公共施設の管理事業にも参入され、現在大町市交流促進センター明日香荘の指定管理のほか、ゆ〜ぷる木崎湖内や大町市文化会館内の飲食店の経営をされております。会社から提出されました指定管理者指定申請書の中の事業計画書によりますと、運営のコンセプトは、安曇野三郷ガストロノミーとされております。ガストロノミーとは、農業体験を通じて住民のふれあいの場を設け、農村文化への関心と食へのこだわりを向上させ、農と食を一体的、継続的に提供するという考え方で、当施設の設置目的に合致したコンセプトであるというふうに感じております。そして、楽しくにぎわいのある施設の創出、安定的な運営体制の構築、施設と地域がつながる総合的なマネジメントの実践などを運営の基本方針に掲げ、具体的な事業提案といたしまして、ランチタイムやカフェタイムの営業時間の拡大、オープンカフェの新設、鮮魚と生鮮の融合メニューによる近隣類似店との差別化など、どこにでもある献立から脱却、野菜の直売、地域特産物の販売など売店コーナーの設置、あらゆる広報媒体を駆使した施設のPR、農業体験事業の充実などを予定されております。収支計画の中では、売上高を初年度3,856万円、5年後の31年度は4,565万3,000円を目指しております。このようなハーヴェスタ・クリエーションズ社は、当地のロケーションを気に入っていただき、当施設の運営に大変意欲を示していただいておりますことから、民間ノウハウをフルに活用し、発揮していただいて、施設はもとより、周辺地域の活性化に貢献いただけるものと大いに期待をしているところでございます。



○議長(宮下明博) 小松議員。



◆14番(小松洋一郎) 今お話を聞いて、さすがいろいろ考えていることに、私としても安心しているわけでございますが、ハーヴェスタ・クリエーションズ、この会社はビルメンテの会社とお聞きしているんですが、いろいろ、食堂関係とか、公にもなっているというんですけれども、今お聞きして、私はやすらぎ空間施設の古民家などもどのように生かすか、非常に興味を持ったわけでございますが、今のお話を聞いていますと、6次産業への入り口になろうかなと、こんな気もしております。ぜひバックアップされて、このエリアが栄えるように、また6次産業化へ向けての入り口となるよう御指導お願いしたいなと、このように思っております。

 最後になりますけれども、私は南部農業観光資源の整備計画という題でいろいろ申し上げましたけれども、私は、やはり各地域といいますか、エリア、いろいろございます。明科エリア、穂高エリア、旧市町村を申し上げるわけではないんですが、そういうところにいろいろ観光資源やら、いろいろの文化資源その他ございます。ぜひこういうものを、やはり積極的に生かしていく、そのためにはどうしたらいいかということで、やはりこれ活力ある地域の創生、これ大事だと思います。ぜひ私は先ほども市長に申し上げたとおり、受け身でなく行政のプロとして大いに仕掛けていく、それを引っ張る、地域を引っ張り上げる、こういうことが非常に大事ではないかと思っております。

 そこで最後になりますけれども、市長、私の言っていることは間違っていますか。そういう意味で、ぜひ行政の仕掛け人、前向きなリーダーシップといいますか、そういうところを期待したいんですが、市長、最後一言、何とかお言葉をいただきたいです。



○議長(宮下明博) 市長。



◎市長(宮澤宗弘) 私は、行政と市民の皆さん、民間とが協働してまちづくりをしていかなければいけないと思っております。まだ第2回ということですが、振り返って、新そばと食の感謝祭、これはむしろ行政のほうよりも商工会が仕掛けてきて、行政が共同で盛り上げた、こんな事例がございますし、それからハーフマラソン等については行政が仕掛けて、民間の皆さんの力をおかりをして盛り上げていきたい、それから、今回の農家民宿等にしても、議員の皆さん方からの御提案もございますが、ある面では行政が農業者と仕掛けたというようなことで、あらゆるものは行政だけでもなかなか進展を見ませんし、また全て民間だけで成功するということも言い切れませんので、お互いに力を合わせ、知恵を出しながら安曇野の活性化に努めていきたい、そして一つのものができ上がって、それでよしということでなくして、これをいかに継続をさせていくかということが大きな課題であると思います。言われるように、継続は力なりと言われておりますので、農家の経営者、後継者の問題しかり、そして商工振興を図る上での後継者の問題しかり、いずれにいたしましても、私どもこれから今までの経験を生かしながら、若者を育てていくという視点にも立たなければならないのではないかというように思っておりますので、また議会の皆さん方ともしっかり相談をさせていただきながら、安曇野の活性化に努めてまいりたいというように考えております。



○議長(宮下明博) 小松議員。



◆14番(小松洋一郎) 最後になりましたが、私はいろいろ観光面で質問させて、過去来ました。いずれにしても、よそへ行きますと、観光とは、ばか者、よそ者、それから若者、こんなお話を聞いているわけでございますので、ぜひ若い方のセンスも取り入れて、やはり行政のほうもしっかり『       』頑張っていただきたいなと、こんなふうに思います。

 以上をもちまして、質問を終わります。

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△猪狩久美子



○議長(宮下明博) 続いて16番、猪狩久美子議員、持ち時間は15分以内といたします。

 猪狩議員。

     (16番 猪狩久美子 登壇)



◆16番(猪狩久美子) 16番、猪狩久美子です。通告に従いまして、一般質問を行います。

 健康長寿のまちづくりに向けてと題しまして、質問をさせていただきます。

 今、社会保障改革により、年金や生活保護費などの連続削減、そして70歳から74歳の医療費窓口の負担、この段階的値上げ、そしてさらには入院病床削減で、入院患者を在宅へと早期退院を促す、また介護につきましては施設利用を制限し、地域やボランティア、NPO、民間団体などで支える仕組みをつくろうとしています。

 こうした給付削減や負担増を見ても、貧困と格差を広げるだけで、消費税増税は社会保障の財源にはならないことがはっきりとしています。しかし、国からは自助・共助・公助を基本とした内容をもとに、それぞれの市町村が介護と医療を一体的なものとして地域包括ケアシステムを構築し、進めています。社会保障費は抑えたいので、地域の皆さんで支え合ってくださいというものです。しかし、それはそれでいいことだと思いますけれども、ボランティアはあくまでも任意のものです。社会保険というものの中で保障されたものではありません。在宅医療を支えるにも、地域間や診療の偏重があることをどう解決し、整備していくのかも課題となっております。国にとって効率的で、低コストな体制にしようとしている今回の改革、社会保障のあり方が根本から変わってしまう内容だと思っています。

 こうした国の方向と、市が今進めている健康長寿のまちづくりが、果たして合致していくものなのかどうか、市長にお伺いをいたします。



○議長(宮下明博) 市長。

     (市長 宮澤宗弘 登壇)



◎市長(宮澤宗弘) 議員おっしゃられますように、国の社会保障制度の基本的な考え方、平成25年8月の社会保障制度改革国民会議報告書によりますと、自助を基本に、自らの健康は自ら維持する、こういった上で共助、公助の適切な組み合わせをしていくことが重要であるということで、自助や共助では対応できない部分について公助で対応するとしております。

 平成24年2月に閣議決定をされました社会保障、税の一体改革において、医療・介護分野では、高齢者が可能な限り住みなれた地域で生活が継続できるようにという、地域包括ケアシステムの構築を掲げ、地域の事情にあわせて対応していくべきだというようにしていっております。こういった国の政策は、増大する社会保障費の伸びをできるだけ抑えようということで、市でも同様の策を講じなければならない状況であります。市民の皆様方とともに、予防可能な部分への取り組み、さらに病気の重症化を防ぐための取り組みを実践することで、現在市が力を入れております生活習慣病の予防のための活動や介護予防活動など、健康長寿に向けた取り組みを講じてまいりたいというように考えております。

 医療につきましては、市町村を超えた広域的な連携が必要になるため、県が二次医療圏単位で整備を進めているということでございまして、いずれにしても予防によってなるべく医者にかからないような体制づくりを進めていかなければならないというように考えております。



○議長(宮下明博) 猪狩議員。



◆16番(猪狩久美子) 今、市長からお答えをいただきました。予防に関することを重点的に進めていくということで、私もそれは非常に一致するところであります。

 それでは、具体的にといいますか、介護保険についてお伺いをしたいと思います。

 改定介護保険では、新総合事業が導入されました。現在ある介護事業による専門的なサービスと、それから先ほども言いましたようなボランティア、NPO、民間などによる多様なサービスに分けられますけれども、資格のないボランティアの方たちが行うばらばらの支援では、生活全体を視野に入れた支援というのはできないと思います。むしろ専門職の方が要支援の生活全体を見ることで、レベル低下、重症化を防ぐことになるのではないかと思っております。ボランティアはあくまでも自主的に、みずからの意思で行うものです。その、支えても、今、高齢化をしてきています。継続して安定した支えが果たしてできるのでしょうか。改定介護保険の具体化に向けたガイドラインについて、部長にお伺いをいたします。



○議長(宮下明博) 保健医療部長。



◎保健医療部長(宮下直子) 国は、新総合事業のガイドラインで、要支援者は掃除とか買い物などの生活行為の一部は難しくなっているけれども、排せつや食事摂取などの生活行為は自立している方が多いと評価した上で、支援する側とされる側との画一的な関係ではなく、地域とのつながりを維持しながら、有する能力に応じた柔軟な支援を受けることが自立意欲の向上につながるとしています。

 安曇野市においても、平成29年4月までには新総合事業に移行することになります。今までと同様のサービスも選択肢として残りますけれども、現在、資格を持った専門職が行っているごみ出しや買い物支援は、ボランティア、NPO法人などが実施する生活支援サービスに移行し、貴重な人材である専門職の方には、レベル低下の危険がある方、重症化が危惧される方の対応ができるような、そのような仕組みづくりを現在検討しております。

 また、ガイドラインには、要介護状態にない60代、70代の高齢者の方に、地域でのボランティア活動など、積極的に社会参加していただき、地域での支援を必要とする高齢者の支え手になっていただくことが介護予防になり、よりよい地域づくりになるとしております。市にあっても、市民の地域でのきずなを強め、ともに支え合い、健康で地域でいきいきと暮らせる健康長寿のまちづくりを進めてまいります。



○議長(宮下明博) 猪狩議員。



◆16番(猪狩久美子) 今お答えをしていただいた中で、3点ほど質問させていただきたいんですけれども、よろしいでしょうか。

 今言われたごみ出しとか掃除とか、そういった内容については、ボランティアやNPOなど生活支援サービスの事業者にやっていただくというようなお話がありました。こうした部分の、事業の責任の所在というのはどこにあるのか、お伺いします。

 あと2点ありますが、2点目は、専門職にはレベル低下とか重症化が心配される方の対応ができる仕組みづくりを、今検討されているということですが、どのような内容なのでしょうか。

 あと3点目ですけれども、比較的元気な高齢者の方には、地域のボランティア活動などに積極的に参加していただいて、支え手になっていただくというふうにおっしゃいましたけれども、中にはこういった活動も苦手な方もいらっしゃいます。こうした社会参加をしていただいて、支え手にもなっていただくというのは、何かもうここまで来てしまうと、ボランティアというより、ちょっと強制的な意味合いも含まれてしまうかと思います。ボランティアの方たちにも限界があると思いますけれども、その辺のお考えをお願いいたします。



○議長(宮下明博) 保健医療部長。



◎保健医療部長(宮下直子) お答えいたします。

 まず、ボランティアやNPO法人などが実施する生活支援サービス等の事業の責任主体ということでございますけれども、市では登録制を導入しまして、登録された生活支援サービスを提供する有償サービスを提供するボランティア団体とか、NPO法人には適切な基準でサービスが提供されるように一定の研修を受けていただくことを考えております。また、登録には保険に加入していただくとか、一定の基準を導入することを検討しております。責任主体ですけれども、実施するボランティア、NPO法人になります。

 2つ目の御質問仕組みづくりの件ですけれども、ケアマネジャーとか、地域包括支援センターなど個別のケアマネジメントを行う者がサービスを行う者と連携して、適切なサービスの提供につなげることができるよう、体制の整備を行うということなんですけれども、サービスを必要としている方に必要なサービスが提供される仕組みをつくっていくといった意味合いでございます。

 3つ目の質問ですけれども、高齢者の方のボランティア活動ということですけれども、御指摘のとおり、ボランティアはみずからすすんで社会事業などに奉仕する人であります。できる人が自分ができる範囲で参加してこそ、生きがいを持って生活ができる介護予防になるということで、強制することは難しいと考えております。



○議長(宮下明博) 猪狩議員。



◆16番(猪狩久美子) お答えいただきました。

 ちょっと時間も余りありませんので、次に進みたいと思いますけれども、今言われたようなことは、本来自治体がやるべき内容のものを、そうした地域の方たちにも担ってもらうということで、自治体の責任というものを放棄する内容になっているのではないかなと、私は感じております。一番戸惑うのは、利用者とその家族だと思います。本当にその人にふさわしい十分な支援ができる、専門職による体制というのをしっかりと求めていきたいと思います。

 時間がありませんので、次の質問に移りたいと思います。

 安曇野市歯科口腔保健条例について伺います。

 歯と口腔の健康にかかわる条例が制定されました。体の健康とも深いつながりがあるために、実効性のあるものにしていくことが求められています。11月15日に行われました安曇野市歯科口腔保健シンポジウムでは、信大の栗田先生より、歯科疾患が全身に及ぼす影響をお話ししていただきました。歯周病というのは、糖尿病とか狭心症、心筋梗塞、ありとあらゆる病気に関連するということが言われ、大変怖いなというふうに感じました。妊婦さんが歯周病になった場合、胎児にも影響があって、早産とか低体重児が生まれることもお話しされました。こうしたことを考えますと、体の健診と同じように、歯の健診というのも定期的に行うことが大事だということを感じました。

 安曇野市では、保育園から中学校まで、フッ化物洗口ということをやっていまして、虫歯になる率が大変低いということを伺っております。そうしたことは、大人になってからも健康に対する意識が備わっていくものと考え、大変いいことだと思っておりますけれども、安曇野市の健康づくり計画の、平成24年のアンケートを見てみますと、残念なことに、定期的に歯科検診を受ける割合が、20歳代から40歳代でとても低いということが棒グラフに示されていました。大変この世代というのは社会的背景があって、不安定な雇用とか、定まらない保険、あるいは忙しくて時間がとれない、関心が薄いなどがあるかもしれません。特定健診においても、節目の健診、無料ということでやるようになりましたけれども、歯科においても妊婦さんに対して、あるいはこの若年層の節目に対しての健診を無料にするなど、健診が受けやすいような支援、こういったものの啓発ともあわせてできないでしょうか。また事業を進めていくに当たっては、行動指針というものも大事になってくるかと思います。市内の歯科医師会の先生方も熱心ですけれども、その取り組みについてもお伺いしたいと思います。

 あともう一点ですけれども、こういったものを進めていく上では、そこに携わる専門職が大変重要になってくると思います。歯科衛生士さんや保健師、こういった方たち、しっかりと仕事に打ち込めるのも、身分が保障されてこそできるものだと思います。きちんと身分を保障して、体制をとれるようにしていただきたいと思いますが、こういったところもお伺いしたいと思います。

 以上、よろしくお願いいたします。



○議長(宮下明博) 保健医療部長。



◎保健医療部長(宮下直子) 安曇野市歯科口腔保健条例が制定されまして、11月には歯科口腔保健シンポジウムが開催されました。先ほど議員のほうからお話がありましたけれども、講師から歯周疾患が全身の疾患、特に生活習慣病に影響するとお話をいただきました。また、以前から医療費削減のために、歯科口腔保健について予防的な取り組みをすることの効果が言われていましたので、社会保障費の大きな比重を占める医療費適正化のためにも、歯科口腔保健は重要な健康課題と考えております。しかし、体の健康に比べて、歯科口腔の健康はまだまだ意識が低く、予防というよりは治療、悪くなったら受診するという人が多い状況です。最近、メディアでも、口の健康については取り上げられることが多くなってきていますが、今後市でも地域での学習会や、広報等を通じてさらに啓発を進めてまいりたいと考えております。

 市では、県内でもフッ化物洗口が進んでおりますので、子供たちは全国や県に比べて、12歳児の虫歯の数は少ない状況が続いております。また、保育園や学校では定期的な健診もあります。一方、大人になると学校のように健診を受ける機会がありませんので、自分で受診していただくこととなります。健診受診は、自分の歯や口腔の健康を考える入り口になり、受診者は少しずつ伸びてはいるものの、50代以下の若い年代の受診者が少ない状況です。健診結果を見ると、正常な人は3割に満たない状況ですから、やはり若い年代から健診を受けていただくことが大切であり、若い方が受けやすい健診形態が必要です。そのため、歯科だけでなく、体の健診も一緒に行えるような若年健診や、妊娠中に医療機関で健診ができるような妊婦歯科健診の実施ですけれども、実施する方向で検討したいと思っております。

 これからの事業を推進していくもととなるのが、先ほどお話がありました歯科口腔保健行動指針になります。昨年度から、市内の歯科医師や関係者との打ち合わせを行いまして、市の現状や課題、対策や目標について検討を重ねてきました。今後、歯科保健対策を進めていく上でも大切な指標となると考えておりますので、作成に向けて取り組んでいきたいと考えております。しかし、これらの歯科口腔保健施策を推進していくためには、歯科衛生士を初めとした専門職が不可欠であります。安曇野市では、主に4人の常勤職員と在宅の歯科衛生士が業務に携わっておりますので、今後も人材確保と資質向上に努めてまいりたいと思います。



○議長(宮下明博) 猪狩議員。



◆16番(猪狩久美子) 今お答えしていただきました。妊婦の方や若年層の健診が受けやすいようにしていくということですけれども、これはいつごろから実施できるようになるのかというのは、まだ具体的になっていないでしょうか。

 それから、専門職、歯科衛生士や保健師ですけれども、しっかりと正職で仕事ができるような体制をとっていただきたいと思います。

 その健診の実施についてもうちょっと詳しくお話ししていただければと思います。



○議長(宮下明博) 保健医療部長。



◎保健医療部長(宮下直子) 先ほども申し上げましたけれども、歯科だけの健診ではなかなか受診者が少ないものですから、体の健診、特定健診とあわせた中で、そのような若年者の、若い世代からの健診をしていけたらと、そのようなことで検討しております。

 それで、妊婦の健診の関係ですけれども、妊婦さんは歯周疾患にかかりやすいということで、歯周疾患のある妊婦さんからは低体重児が生まれやすかったりするというようなこともお聞きしております。ですので、このようなことも取り組んできたいと思いますし、お母さんに歯の健康を意識してもらって、また生まれてくる子供さんにもそれを受け継いでもらっていけたらというふうに考えております。



○議長(宮下明博) 猪狩議員。



◆16番(猪狩久美子) わかりました。

 尼崎は非常に、ヘルスアップ尼崎戦略事業ということで、健康に関する事業を戦略的に進めていまして、私たちも2年前でしたか、視察に行ってまいりました。ここでは、妊婦さんの歯科健診というのは無料になっております。こうしたこともぜひ視野に入れて、あと節目の健診も無料ですね、40歳、50歳、60歳、70歳。ぜひこうした財政的な支援というか、そういったことも視野に入れて、実施の方向で考えていただきたいと思います。

 それでは、次の質問に移ります。

 子供の医療費の無料化に向けてですけれども、多くのお母さん方から望まれている子供の医療費の無料化ですけれども、長野県では実施されておりません。全国的に見ても、実施していない10県に入っています。このうち、石川県では9月県議会で窓口無料化に向け検討するという知事の答弁があったそうです。長野県保険医協会というところで、2012年度に県内の公立小・中学校を対象にした学校歯科治療調査では、6割近くの学校から回答が寄せられて、その報告書によりますと、受診が必要だと診断されたにもかかわらず歯科受診をしていないという割合が、小学校で4割、中学校でも6割に上っておりまして、虫歯が10本以上あるとか、歯の根しか残っていないような未処置の歯が何本もあるなど、いわゆる口腔崩壊の児童・生徒に出会ったという養護教諭が4割以上に上ったということです。経済的な理由とか家庭環境で受診できないということが見えてきたそうですけれども、先進地の群馬県では窓口無料化を行っていて、13歳から15歳の虫歯の処置完了状況は、全国の平均を上回っているということです。長野県でも子供の医療費の窓口無料化が実現できるように、県にぜひ働きかけるべきではないかと思います。そして、ペナルティが課せられるということですけれども、安曇野市は6,000万円という数字、言われますけれども、将来的に医療費の伸びが抑えられるのであれば、やはり無料化を進めるべきではないかと思います。そうした試算をぜひ出していただきたいと思います。試算は出ているのかどうかも含めて、福祉部長にお伺いをいたします。



○議長(宮下明博) 福祉部長。



◎福祉部長(飯沼利雄) それでは、医療費窓口無料化の関係でお答えをいたします。

 初めに、現在のシステム、この福祉医療のシステムでございますが、県下全ての市町村について、国保連で事務処理をしているということで、市単独ではこの窓口無料化を実施することは非常に困難であります。まずその前提を置いておきまして、原則として、全県窓口無料化をするということを県に働きかける、これは、先ほど議員おっしゃいました、市が被る国保のペナルティ、確認したところ6,100万円余りということでございますが、これを県において補填をしていただきたい。これが裏にございます。当然市がこの部分を持つということになりますと、当然国保料に跳ね返るわけでございますので、この点についてはなかなか厳しいものがあるのではないかなというふうに思います。10万人の安曇野市において6,000万円ですので、県全体となれば数億円になろうかなというふうに推測するものであります。

 市では、こういった事態、低所得者に対する医療費が払えないというような事態に対応するために、一時的な貸付制度、これを設けております。貸付制度につきましては、認定申請をしていただきまして、認定書を発行いたします。これによりまして、窓口でのいわゆる支払いにかわる貸付によって対応するということでございます。現在、その利用者、特に全体としては35人ございますけれども、この中の子供、乳幼児に関する方ですと4人というのが利用実態でございます。こういった制度を設けながら、生活困難者、低所得者に対する対応はできているものというふうに考えております。基本的に、この一部負担金、自己負担金があるということは、国民健康保険を初めとした健康保険制度の基本的な組み立ての中で設けられたものでありますので、この制度は必要であると、これを県としてもどのように判断するかということに対して、市として特にこうしてくださいというようなことは現在考えておりません。



○議長(宮下明博) 猪狩議員。



◆16番(猪狩久美子) ペナルティに関してですけれども、将来的な負担とか、そういったことについて、これがあったとしても負担軽減になるんであればやっていくべきではないかと思いますけれども、そういった試算というのは、市では出せないのでしょうか。



○議長(宮下明博) 福祉部長。



◎福祉部長(飯沼利雄) 医療費に関する試算でございますが、今現在、早く医者にかかればどれだけ医療費が軽減できるかと、これ非常に難しいです。いつの時点でかかるのか、またどれだけの、どういった病気なのか、これらを全て精査することは現実的には不可能でございます。ですので、市としては試算はしてございません。



○議長(宮下明博) 猪狩議員、時間がほとんどございませんが。



◆16番(猪狩久美子) 多くのお母さんが望んでいる制度です。そうした子育ての世代に応えていくのが自治体の役目ではないでしょうか。県を動かすような、ぜひ熱意を持っていただきたいと思います。

 以上で質問を終わります。



○議長(宮下明博) ここで、昼食のため、暫時休憩をいたします。

 再開時間は1時からといたします。

                             (午前11時30分)

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○議長(宮下明博) 休憩前に引き続き一般質問を行います。

                              (午後1時00分)

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△発言の取り消し



○議長(宮下明博) その前に、小松洋一郎議員から発言の取り消しの申し出がありました。これを許します。

 小松議員。



◆14番(小松洋一郎) 14番、小松洋一郎でございます。

 午前中の一般質問において、2カ所不適切な発言がありましたので、取り消しをお願いいたします。

 1つ目、観光とはばか者・よそ者・若者。それから続いて、やはり行政の方もしっかり頑張ってもらいたいと思います。

 以上でございます。



○議長(宮下明博) ただいま、発言の取り消しの理由の説明が終わりました。

 お諮りいたします。この取り消しの申し出を許可することに御異議ございませんか。

     (「なし」「異議あり」の声あり)



○議長(宮下明博) 小林議員。



◆22番(小林純子) 22番、小林です。

 発言の取り消しについてですけれども、ただいまの件が具体的にどうこうということではなくて、何かその理由がはっきりしないことで、こういった形でどんどん取り消されるという状況はよくないと思います。ですので、今回、どういうふうに理解されるか、ばか者・よそ者・若者というのは、かつての田中県知事が普通に議会でも使っていた言葉ですので、取り消す必要があるのかというのもありますし、余りにそういって一つ一つ取り上げてやっていくのもどうかと思いますので、一応、異議ありということで申し上げておきます。



○議長(宮下明博) ほかにはございませんね。

 御異議なしと認めてよろしいですか、取り消しをして。

     (「異議なし」の声あり)



○議長(宮下明博) それでは、御異議なしと認めまして、小松洋一郎議員からの発言の取り消しの申し出を許可することに決定をいたしました。

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△増田望三郎



○議長(宮下明博) それでは、8番、増田望三郎議員、持ち時間は20分以内といたします。

 増田議員。

     (8番 増田望三郎 登壇)



◆8番(増田望三郎) 8番、増田望三郎です。通告に従いまして質問いたします。

 なお、議長了解の上、資料の配付をお願いしております。

 さて、ことし5月に民間政策シンクタンク日本創成会議が出した人口減少問題の報告では、消滅可能性都市が取り上げられ、話題となりました。地方を中心に人口減少が深刻化する中、このままの推移を続ければ将来消滅する地域がある。報告は20歳から39歳の若年女性人口に注目し、これが50%以上減少すると、出生率が上昇しても人口維持は困難になり、最終的には消滅する可能性があるというものでした。安曇野市の場合、2010年から40年にかけての人口変化率はマイナス37.6%で、この定義には当てはまりませんでしたが、お隣の大町市ではマイナス67%、一方松本市はマイナス29.9%と、県内19市では唯一マイナス20%台でした。これからは、地方都市が生き残りをかけて、いかに市民が満足するまちづくりをしていくか、このことが問われてきます。これからまだ30年、40年と生きていく私たち以下の世代は、このことを我が事として、より主体的な市政へのかかわりが求められます。

 そんな中で、今回は田園産業都市安曇野にふさわしい環境基準をというテーマで質問を行います。市民が安心して暮らせるために、さまざまな法規や条例があるわけですが、中には条例と現状がそぐわず、見直しが必要なものもあると思われます。9月定例会で取り上げたパチンコ店問題についても、法律上は何ら問題がないということで、必ずしも住民の意向にかなった開発事業とは言えないものも許可されてしまうわけです。安曇野市が掲げる理念に沿って、土地利用や開発が行われ、かつ、かけがえのない自然や景観を守っていくか、市全体を見渡して見直していく必要があると思われます。

 その中で、今回は、安曇野市公害防止条例で定められた騒音の規制基準について取り上げます。

 そこでまず質問いたします。安曇野市にふさわしい環境基準とはどのようなものとお考えでしょうか。これは市長の答弁をお願いいたします。



○議長(宮下明博) 市長。

     (市長 宮澤宗弘 登壇)



◎市長(宮澤宗弘) 安曇野市は、将来構想、北アルプスに育まれ、ともに響き合う田園産業都市を目指しているところでありまして、恵まれた自然環境のもとに、その暮らしやすい住環境を維持しつつ地域産業の振興を図っていくことは、重要と考えております。しかし、これを実現するためには、田園産業都市として成長、発展をしていくということは欠かせません。したがいまして、それぞれが支え合い、助け合って、この安曇野市の発展に全力を尽くしてまいりたいというように考えております。



○議長(宮下明博) 増田議員。



◆8番(増田望三郎) ありがとうございます。

 それでは、騒音について突っ込んで質問してまいります。

 まず、旧5町村時代には、騒音の規制基準はどのようなものだったでしょうか。5町村で違いがあったのでしょうか。これについて市民生活部長にお伺いします。



○議長(宮下明博) 市民生活部長。



◎市民生活部長(堀内猛志) それでは、御質問いただきました、合併前の旧5町村の騒音の規制基準ということでございます。その前に、若干、環境基準と規制基準というものがございますので、触れさせていただきたいというように思います。

 まず、環境基準とよく耳にすることでございますが、これは環境基本法に基づいて定められておりまして、具体的なものは環境省が告示をしております。人の健康を保護し、生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準ということでございます。一方、規制基準につきましては、環境基準を達成すべき目標といたしまして、具体的な騒音の発生源を規制していくという基準でございます。騒音規制法では、都市計画法に基づきます用途地域が規制地域とされまして、この地域内に設置されている特定施設について、敷地境界線での規定基準が定められているということでございます。ですので、用途地域内に設置されている特定施設のみが規制の対象になっているということでございます。

 それで、御質問の旧町村時代の関係でございますが、まず、旧豊科町におきましては、条例におきます都市計画法による用途区域に基づきまして、4地域及び用途地域の定めのない地域、その他地域といたしまして、計5区分によりまして規制基準の設定をいたしておりました。昼間の基準につきましては、住居地域は第1種、第2種の低層専用住宅地域で50デシベル、それ以外の住宅地域が60デシベル、商業、準工業地域は65デシベル、工業地域は70デシベル、その他地域は65デシベルとなっておりました。また、旧穂高町におきましては、騒音に係ります施設の指定はございましたが、規制基準につきましては告示によるものとされておりました。また、旧三郷村におきましては、騒音に係る施設の指定と規制値につきましては、民家から50メートル以内について、昼間60デシベル、民家から50メートルより離れている場合は65デシベルというようになっておりました。また、旧堀金村におきましては、騒音に係る施設の指定と、宅地から100メートル以上離れることという距離の規制がございました。また、旧明科町におきましては、規制基準はございませんでした。したがいまして、旧豊科町と三郷村、こちらにつきまして規制がございましたが、他の地域にはなかったということでございます。

 以上です。



○議長(宮下明博) 増田議員。



◆8番(増田望三郎) わかりました。

 それでは、その旧5町村のそれぞれの規制基準、なかったところもあるわけですけれども、その各町村の基準が、安曇野市になってどのように変わったのでしょうか、このことをお願いします。



○議長(宮下明博) 市民生活部長。



◎市民生活部長(堀内猛志) ただいま申し上げた基準が安曇野市になってどう変わったかということでございます。規制基準につきましては、旧5町村の中で規制値がありましたのは、旧豊科町と旧三郷村ということで、旧豊科町につきましては、市になりましても規制値に変更はございません。また、旧三郷村は60デシベルから65デシベルというように変わっております。また、規制地域につきましては、旧5町村では規制地域が都市計画法による用途地域だけでありましたので、旧穂高町と旧豊科町には用途区域がございましたので、適用となっておりました。旧町村の区分のままであれば、用途地域の指定がない旧堀金村、旧三郷村、旧明科町は規制対象外になってしまいます。そこで、市の条例によりましてその他地域が設けられたということで、規制地域として適用されない地域についても全てが規制基準の対象になって、市内全域の規制基準として指定地域になったということであります。



○議長(宮下明博) 増田議員。



◆8番(増田望三郎) 三郷や堀金では用途指定されていない地域だということで、その他の地域ということで規制対象にしたということを言っていただきました。それで、例えば三郷ですと、合併前は60デシベルだったものが、一本化されたことで65デシベルというふうに基準が緩くなったというか、悪くなったというか、そういうふうに変わっているわけなんですけれども、どのような過程でそのように決まったのでしょうか。合併当時のことになるとは思うんですけれども、おわかりでしたらお願いいたします。



○議長(宮下明博) 市民生活部長。



◎市民生活部長(堀内猛志) 当時の、こうなったことの過程ということでありますが、合併の段階では、それぞれ協議会の中に分科会がございまして、それぞれの担当の中でそれぞれの例規を整理してきたという経過がございます。

 以上です。



○議長(宮下明博) 増田議員。



◆8番(増田望三郎) 短い答弁で、どうしてそうなったのかなというのが単純に疑問に思うわけなんです。60デシベルであったものが65デシベルになったということで、5デシベルの差なんですけれども、たった5デシベルということではなくて、騒音の大きさで、音圧レベルで言えば、5デシベルの差というのは1.8倍になるんです。2倍近くと。エネルギーレベルでは3.2倍にもなります。この違いは大きいなというふうに思います。

 お配りした資料をごらんになっていただきたいんですけれども、騒音の大きさの目安を書いております。60デシベルのところまでは、聴覚的な目安ということで普通ということなんですけれども、それを超えていくとうるさいということで、60から65に変わるこの違いというのが非常に分かれ目のところなんじゃないかなというふうに思っています。ちなみに、ファミリーレストランのにぎやかさというのは64デシベルということで。三郷時代は60デシベルだったものが、なぜ65になってしまったんだろうという、その疑問が解消しないんですけれども、今回は三郷地域のことだけを訴えたいわけではありませんので、安曇野市全体を見渡してみてもどうなのかと思うわけです。

 豊科町時代の基準がそのまま使われているということで、その豊科時代のエリアと基準、都市計画法の用途地域指定にあわせて定められているということで、都市計画図を広げてみますと、お配りした資料2枚目をごらんください。この都市計画図を見てみますと、用途地域に指定されたエリアというのは、ごらんのようにこの色のついたところなんですけれども、ほんの一部なんです。それ以外の色のついていないところは、規制対象の中に組み込むという意味で、その他の地域というふうにされているわけなんですけれども、この中には当然住宅地域が密集しているようなところもたくさんあるわけです。それが全てその他の地域とされているわけでして、基準値は65デシベルと。私はこの住宅地域が密集したようなところのたくさんある中で、全てこれをひとくくりにその他の地域としてしまうところに、ちょっと見直す余地があるんじゃないかなというふうに思っています。これをひとからげにその他の地域としてしまうのは、ちょっと大ざっぱではないかなと思うんですけれども、ここで2つの観点からこの条例に定められた規制基準の見直しについてお伺いしたいです。

 1つは、さきに申し上げたとおり、ひとくくりにしているその他の地域、この白い部分をもうちょっと細かく区分けできないのかということです。住居地域もたくさんありますし。

 もう一つは、これ以上の細かな区分けが難しいということなら、その規制基準値、その他の地域は65デシベルとなっているんですけれども、これを60デシベルにできないかということです。

 まず、このその他の地域のところを細かく、より区分けできないかという点についてお伺いします。いかがでしょうか。



○議長(宮下明博) 市民生活部長。



◎市民生活部長(堀内猛志) それでは、その先の質問でございます。私、その過程をということだったものですから、検討の過程としてお答えをしましたので、その65デシベルの根拠につきましてもあわせて答弁をさせていただきたいと思います。

 まず、全体としてこの騒音規制に係ります区域分けについてです。環境基準、並びに騒音規制法に基づく規制基準では、都市計画法に基づく用途地域のみが対象となっておりまして、用途区域以外の地域については規制地域とならないということでございます。それで、市域全体を対象とするためにその他地域としたという、議員御指摘のとおりでございます。それで、この市の条例、安曇野市に限らず自治体が定めております公害防止条例の関係でございますが、その市域全体をその他の地域ということで規制地域としているのは、松本市、塩尻市、伊那市、茅野市、それと安曇野市でございます。騒音規制法に基づきます規制基準につきましては、環境基準による目標を達成するための規制値ということでありまして、これは他の4市と同様の規制値を持っておりまして、65デシベルということでございます。このことが妥当かどうかということでありますけれども、住居地域及び準住居地域では60デシベル、商業地域、準工業地域では65デシベル、工業地域では70デシベルということでございます。先ほどの市域全体を網羅するその他地域におきましては、住居もございますし、工場もございます。また田園、農地、森林ということで重なってくるところでございます。そういう中で、どう基準を設定するかということを考えますと、住居と工業地域が混在する地域ということで、中間の65デシベルをとっているということであります。また、これは隣接する松本市におきましても、その他地域を65デシベルとしております。本市は松本市と三郷地域と向こうの旧梓川村と接しているということもございますので、この辺からしても、この65デシベルの妥当性というのはあるのではないかと理解しております。

 それと、まずこのその他地域を細かくできないかということですが、先ほど申しましたように、この地域の中には工場もありますし、また住宅地域も混在しているという中で、これを細かくしていくという作業についてはなかなか難しいということがあります。ただ、本市におきましては、平成23年4月に土地利用条例が施行されまして、それによる都市計画の用途も含めまして土地利用の基本区域が定められております。特に住居系におきましては、用途地域に拠点市街区域、それと田園住居区域というものを加えておりますので、この辺の扱いをどうしていくかということが、見直しをしていくとした場合の課題になろうかと考えております。

 以上です。



○議長(宮下明博) 増田議員。



◆8番(増田望三郎) 住居も工場等も混在しているので、65が適正ではないかということなんですけれども、先ほど部長がおっしゃったように、平成10年に環境省から出された告示の中で、環境基準ということが明記されているんです。その環境基準によりますと、住居の用に供される地域等は55デシベル、相当数の住居とあわせて商業・工業用に供される地域とするところでも60デシベルというふうに、環境基準としては示されているわけです。この環境基準から見たときに、条例でその他の地域の規制基準が65デシベルとされているのは、緩いのではないかなというふうに思うわけです。安曇野市の大部分の地域、この中にはたくさんの住民も住んでいるわけですけれども、その大部分の地域が、国が示した環境基準よりも悪い基準値の中で暮らしているというふうにも見えると思うんですけれども、その点で見直しが必要ではないかなというふうに思うんですけれども、再度お伺いしたいんですけれども。



○議長(宮下明博) 市民生活部長。



◎市民生活部長(堀内猛志) 環境基準は先ほど申し上げたような定義でございまして、規制基準はそれを守っていくべき発生源における規制値というふうにお考えをいただいたほうがいいと思います。ですので、あくまでもこれを全体に環境基準を全て規制基準と一緒にするということになりますと、冒頭市長が申し上げましたように、適切な産業の発展もございますし、日々の私どもの生活、これも全て規制されるということになってまいりますので、その辺の考え方というのはしっかり整理をしておかなければいけないことであると思っております。それと、特に今の条例の中では、学校ですとか保育所、病院等につきましては、その50メートル以内については規制値、これを5デシベル下げる、下げるといいますか、基準を上げると、辛くするという規定がございますので、そういったことで子供たちですとか、あるいは病人の方とか、そういう部分の環境は守っているということがこの条例でございますので、当面はこんな形で進めていきたいというように考えております。

 以上です。



○議長(宮下明博) 増田議員。



◆8番(増田望三郎) 繰り返しになりますけれども、65デシベルと60デシベル、5デシベルの差ですが、騒音の大きさ等には大きな違いがあります。条例を見直し、田園産業都市安曇野にふさわしい環境基準を、環境省のほうの告示の環境基準にもあわせて、あわせてというのは、一緒にしてというよりは、環境基準が遵守できるように規制基準も定められるべきだという中で、私たち市民がとりわけこの地で、これから何十年にもわたって生きていく若手世代、子育て世代が安心して暮らせるようにしていきたいと思っております。そのことを提案しまして、この質問を終わります。

 それでは次にまいります。

 次の質問は、食育を超えた教育、「弁当の日」の実現についてというテーマです。

 皆さんは、「弁当の日」という取り組みは御存じでしょうか。今全国の学校で、子供たちが自主的に弁当をつくる弁当の日という取り組みが広がっています。献立を考え、買い出しに行き、調理をして弁当箱に詰め、学校に持参して食べる、そしてそれを持ち帰り、弁当箱を片づける、この一連の行為を全て子供自身がするのです。そして、親や先生は、そのできぐあいを批評も評価もしない、そういうものです。2001年に四国香川県の小学校の校長先生がやり始めた取り組みが、現在47都道府県、1,415校で実施されています。

 生きることはすなわち食べることであると言えると思います。その食べることが、現代社会ではおろそかになっています。とりわけ子供のいる家庭では、親の共働きや少子化、コンビニの進出など社会環境の変化で、孤食、欠食、個人食、コンビニ食など、子供を取り巻く食環境は決して豊かとは言えなくなっています。私は、食べることを大切にできないことで失うことはたくさんあると考えます。そんな中で、この弁当の日の取り組みは、子供たちにとって感謝の心、自信や自立心、実行力など、生きていく上で必要な力を育むことになります。また、地元食材を使っての弁当づくりは地産地消の取り組みにもなり、郷土愛にもつながっていきます。何よりも弁当づくりを通して、親は子に向き合うことになり、親も子もともに育ち合うのです。この弁当の日の取り組みを安曇野市でも実現できないでしょうか。そこでまず教育長に、弁当の日についてのお考えをお伺いします。



○議長(宮下明博) 教育長。



◎教育長(橋渡勝也) では、弁当の日に対する考えを述べたいと思います。

 次世代を担う子供たちが、心身ともに健康であるとともに、さまざまな経験を積むことにより大人になっていくわけですけれども、自分の手でお弁当をつくるという、このこと、大変意義があると、こういうふうに考えております。昨今の子供たちが朝食を抜いたり、あるいは塾や部活動等で食事の時間が乱れたり、食生活のバランスが不規則になるということはよく言われているわけですけれども、安曇野市におきましても、今年度の全国学力・学習状況調査の質問紙調査の中に、朝食を毎日食べますかという項目があるんですけれども、それを見ますと、朝食を余りとっていないとか、全くとらないと答えた子供が、小学生で2.8%、中学生で6.5%ございます。この数字は、前年度よりも増加をしておりまして、やや心配しているところでもございます。

 こうした食生活を改善して、子供たち一人一人が自分自身の食生活のあり方を見つめたり、将来自立し、自分の力で生活していくためには、この自らお弁当をつくってみるという、このことは大変大切なことであるなと思います。このことによって、食材を通して産地や地域を見つめ直したり、あるいは食物の生産にかかわる人々とか、日ごろ食事をつくってくれる家族のこと、そういった人々への感謝の気持ちも生まれるものと考えております。文部科学省でも、食に関する指導の手引で、この食育の重要性をうたっておりますけれども、その意味でも子供たちが自分自身の手でお弁当をつくるということは、子供が成長していく上で自立を促すよい契機になると、こういうふうに考えております。

 以上です。



○議長(宮下明博) 増田議員。



◆8番(増田望三郎) それでは次に、安曇野市における食育推進の基本方針を伺います。これは、保健医療部長、お願いします。

 続きまして、学校における食育はどのような取り組みがされているでしょうか。これも教育のほうからお願いいたします。



○議長(宮下明博) 保健医療部長。



◎保健医療部長(宮下直子) 食育推進の基本方針についてでございますが、市では安曇野市食育推進計画第2次を策定しております。その中で、子供のころから基本的な食習慣を身につけ、営むことで、大人も子供も心や体が健康で豊かな生活ができることを目指しております。計画では、基本目標を、生活習慣病予防のための食生活の推進、家族や仲間と楽しく食卓を囲む機会の増進、朝食を食べることの推進としております。食は命を育む源であり、人を育てる原点でございます。また、いきいきとした生活を送る上でも食を欠かすことはできません。自分や家族に見合った食事量を知り、栄養バランスのとれた食生活を実践し、正しい食習慣を身につけ、また見直すことにより、大人になってからの生活習慣病を予防し、健康長寿のまちづくりを目指しています。

 以上です。



○議長(宮下明博) 教育部長。



◎教育部長(北條英明) それでは、学校における食育の取り組みについて御報告申し上げます。

 まず、当然一番は学校の給食、これが食育の一番のメインになるわけでございますけれども、各給食センター所属の栄養教諭やまた栄養士が所管の学校の各クラスを回りまして、給食センターの調理風景などの写真を持参し、給食ができるまでの説明をするとともに、先ほど教育長が申し上げましたように、朝ごはんを食べよう、また家族みんなで食べようと、このようなお話をさせていただいております。また、給食だよりを各センターごと発行しておりまして、その日の献立に関する一口メモ的なものも伝える中で、栄養とか食事のバランス、食の大切さ等を伝えているところでございます。

 また、学校に食材の生産農家の皆さんをお招きをいたしまして、給食の時間にクラスに入っていただいて、農産物をつくる苦労話などをしていただきながら、児童・生徒との交流をしていただいている学校もございます。

 また、給食を提供する中で、原則毎月19日、食育の日、安曇野の日ということで、地産地消を進めております。きょう、お昼に議員さん皆様方、新宿中村屋のレシピを使った中村屋カリーの給食をお食事いただいたかと思うんですけれども、これらも通して、創業者、相馬愛蔵の歴史とか郷土愛を育む、こういうことにもつながる活動もさせていただいているところでございます。保護者の皆様方には給食センターの見学とか試食会、こういうようなことも行い、実際給食を食べていただきながら、献立のこととかよい食事の仕方について話す機会などを設けさせていただいているところでございます。当然家庭科の学習の中でも、その食生活の栄養バランスとか、安全な食生活についての指導、身近な食材でおかずをつくる、栄養素の働きによる食品グループの理解を進める、こんな食育も進めているところでございます。



○議長(宮下明博) 増田議員。



◆8番(増田望三郎) 先日、中部給食センターの見学をさせていただきました。その案内の中で、上から調理場が見えるんですけれども、大きな釜を女性の方たちが一生懸命つくっていました。こういう方たちが安曇野市を下支えしてくれているんだなというふうに思いました。そこの、壁新聞が張ってあったんですかね、子供が書いた壁新聞の中に、給食センターのおばちゃんが、残さないことが一番うれしいということを言ったということが、その子供がつくった壁新聞のトップに見出しとして出ていたんです。子供なりに、そういう感謝の気持ちを思ったのかなと思って、うれしいというか、いいなと思ったわけですけれども、そういうセンターの見学等も、また子供たちどんどんできればなというふうに思いました。

 それでは、ちょっと弁当の日に戻りますが、弁当の日については、市の食育推進会議でも検討議題となっています。具体的にはどのような検討をしているでしょうか。保健医療部サイド、教育部サイドからお話をお願いします。



○議長(宮下明博) 保健医療部長。



◎保健医療部長(宮下直子) お答えします。

 お弁当の日について、市ではどのような検討とか議論をされているかということでございますけれども、市では、市の関係部局で組織いたします食育推進庁内検討委員会、また行政、教育機関、関係団体等14名で組織する食育推進会議を設置しておりまして、食育推進全般について協議をしております。

 その中で、弁当の日についても食育推進の一環として検討をしております。この弁当の日については検討が始まったところなんですけれども、今までの経過としまして、校長会でお弁当の日実施の提案、また、家庭科教諭との打ち合わせを行いました。その中では、お弁当の日を教育する時間がとれないというカリキュラムの問題とか、家庭の事情で弁当を持ってこられない子供への対応をどうするか等の意見をいただきました。今後も、教育部だけでなく、学校関係者とも連携し、研究してまいりたいと思っております。



○議長(宮下明博) 教育部長。



◎教育部長(北條英明) 保健医療部長が答弁したとおりでございますので、各学校、また関係者と連携して、実現に向けて進めていくという前提でいろいろ、これからも検討してまいりたいというふうに考えております。



○議長(宮下明博) 増田議員。



◆8番(増田望三郎) 弁当の日をやろうと思ったときに、本当にいろいろな乗り越えるというか、ハードルがあるわけなんです。これを実現しようと思ったときに、保健医療部サイドだけでできるわけでもなくて、しっかり教育現場、教育委員会、PTA、地元の生産農家、JA等、いろいろな人を巻き込んでこのことを進めていく必要があるなと思っています。そんなプラットホームもまたつくっていく必要があるかなと思っています。

 今の話の中でも幾つかの、学校にそういう時間がないとか、子供たちがみんなみんな同じように弁当をつくれる状況にないとかというようなことも話が出るんですけれども、今回、私、弁当の日について実際に家庭ではどう受けとめるんだろうかということで、自分独自の調査なんですけれども、親御さんたちにアンケートをしてみました。母数が16人の小さな調査なんですけれども、16人中14人は賛成、どちらとも言えないという方が2人いらっしゃいました。その中で、自由回答していただいた中にこのような意見がありました。自家菜園もしているので、子供たちが畑からとってきた野菜を調理することもよくあります。小さなころからお母さんと一緒に台所に立つ、自分たちの食事を自分たちもかかわりつくり上げる、これがどれだけ自分たちも家族の一員なんだという自覚を持てる行為になっているか。自分でつくった御飯が、両親や家族に褒められたときの子供たちの顔は、何とも言えずいい顔をしています。子育ての目指すところは自分で生きていける力、食はそのことに最も深くかかわりのあることではないでしょうか。自分で健康に食事をつくれるようになる、一番の子育てだと思いますと、こういうふうに、多くの方が前向きな回答をしてくれました。これについては、教育委員会や保健のほうにも読んでいただきたくて、後日お持ちしたいと思います。

 それでは、ちょっと通告では言っていないんですけれども、この弁当の日について、今のような話も含めまして、市長、何か思いや意見等がありましたら、聞かせていただきたいんですけれども。通告にありませんので、もし難しいようでしたら結構ですが、お願いします。



○議長(宮下明博) よろしいですか。

 市長。



◎市長(宮澤宗弘) 私は常々、みずからの子供はやはり親の責任で育てるというのが基本だというふうに思っております。保育園のときにはみんな弁当を持っていくんですよね。おにぎりなり、弁当なり。おかずだけは統一されています。義務教育になれば、なぜ給食センターで全てを用意しなければいけないのか、個人的には、見解としてはいかがなものかなという思いはあります。私ども、子供のころ、小さいときにはやはりお金持ちと、私のような貧乏人とはおかずが違いまして、当時を思い起こせば、アルマイトの弁当箱で、梅干を夏場、お弁当が臭くならないようにということで入れていきました。アルマイトに穴が開くような状況でありました。お金持ちの子弟は、お魚の切り身であるとか、卵焼きだとか、そういったおかずがございましたが、私どもは大根、菜っぱ、あるいは梅干し、そんなことで大変子供心にお金持ちと貧乏の差というものが身に染みて、感じてまいりました。したがって、おかずだけは統一をしても、本来なら弁当といいますか、昼の食事がお母さん、あるいはおうちの皆さんがつくっていただいて持参をするというようなことになれば、給食センターももっと縮小できるのではないかなと、そんな思いはいたしておりますけれども、先ほど話にございましたように、生活スタイルが大きく変わってきている昨今でありますので、今のような形態がとられているというようには感じております。



○議長(宮下明博) 増田議員。



◆8番(増田望三郎) ありがとうございました。

 おっしゃるとおりで、昔は運動会なんかもみんなで弁当を囲んでいたわけですけれども、今は学校で給食を食べるということで、応援に行っても親たちだけで食べるというような状況になっています。それもまたそういうことが背景にあるというふうに聞いています。

 この弁当の日についてですけれども、最後に弁当の日の取り組みを始めた四国の校長先生、竹下和男さんの著書、こちらから一節を紹介したいと思います。

 「弁当の日はいい実践だと思うが、子供たちの家庭環境の差は大きい。給食を食べさせるのが教育的配慮だという意見がある。教室の中で、かわいそうな子が見えないほうがいいと言っている。しかしそれは、かわいそうな子はかわいそうなままでいなさい、その状況はそっと守ってあげるから。学校にかわいそうは持ってこないでねということではないかと私は主張してきた。年間で数回程度の弁当の日に、簡単なおかずと御飯の弁当も持ってくることさえできない子供たちが、残りの日常で普通に食べているとは考えにくい。私は、かわいそうな子はいないと叫んでいる。お母さんは命がけで産んでくれた。育ててくれた人がいたから今生きていられる。そして楽しい子育てができる未来が開けている。クラスや学校の中でかわいそうな子をつくるな。そのために、自分にできることは何か考えなさいと生徒に訴えてきた。私はかわいそうな子ではない、そう思って生きていくことで、日々の暮らしをよくしていける子供たちが全国にたくさんいると思っている。親と教師と地域の大人たちが、あなたたちを育てるのは楽しいと声高らかに叫んで手をつなげば、子供たちも大人になって自分も子育てをしたいと思うようになるだろう。弁当の日は、子供を育てる実践ではない。大人たちが成長することで子供たちが健やかに育っていける社会をつくりませんかという提案なのだ。」

 この本を読んで、私は本当に感動したんですけれども、本当に教育者だなというふうに思いました。来年度、ぜひこの竹下さんを安曇野にお呼びして、みんなでお話を聞ければなというふうに思っています。

 最後になります。弁当の日は単なる食育のイベントではありません。子供たちの明るく豊かな未来につながる教育として取り組んでいきたいというふうに思っています。このことをお伝えして一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

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△宮澤豊次



○議長(宮下明博) 続いて、6番、宮澤豊次議員、持ち時間は30分以内といたします。

 宮澤議員。

     (6番 宮澤豊次 登壇)



◆6番(宮澤豊次) 6番、宮澤豊次です。通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。

 昨日、我々の会派信誠会の代表質問でも少し触れましたが、今、この中信地区で最も話題となっております松本山雅フットボールクラブのJ1昇格につきまして、安曇野市としてどのように取り組んでいくのかお尋ねしたいと思います。

 日本に数多くあるサッカーリーグの最高峰でありますJ1リーグディビジョン1に松本山雅フットボールクラブの昇格が先月正式に決定し、11月25日にはホームタウンである安曇野市に、監督、選手、そして運営スタッフの皆さんが来訪され、J1昇格の報告がありました。市長、議長を初め多くの市民の皆さんが出迎え、今までの健闘をたたえるとともに、来シーズンへの期待とJ1へのエールを送らせていただいたところでございます。

 また、一昨日の7日には、皆さま御存じのように、松本でJ1昇格記念パレードや報告会があり、約5万人のファン、サポーターが詰めかけ、昇格を喜び、新たな舞台での活躍を願ったところであります。

 私は、松本山雅FCのサポーターの一人として今回質問させていただきます。私は、20代半ばに、松本山雅の前身である山雅クラブに在籍しておりました。このことから、議場におられる皆さんの中で最も古くから松本山雅を知っている一人であります。

 既にマスコミ等で再三にわたり報道されておりますが、山雅の歴史は大変古く、今から50年ほど前の昭和40年に松本駅前にあった喫茶店、山雅に通う常連客がつくったサッカー同好会である山雅クラブが始まりであります。私は、大学を卒業後、銀行に入社しました。そして、その当時はよくこの喫茶店に通っておりました。高校時代にサッカーをしていた職場の親友が山雅クラブに所属していたことや、喫茶店のオーナーである山下氏からの誘いで山雅クラブに入会しました。昭和46年から約4年間在籍し、時々プレーを楽しんでおりました。今、記念にと保管しております当時のユニフォームは、よき思い出であり、私の宝物となっております。そんな立場からも、松本山雅FCのJ1昇格を心から喜んでいる一人であります。

 松本山雅FCのホームゲームでの今年度の平均入場者数は1万2,700人余りで、J2では断トツの実績でした。年配の方から子供まで男女を問わず、毎試合大変多くのサポーターでアルウィンがいっぱいになります。そして、精いっぱい応援する姿を見ると、全国でも珍しい市民クラブの光景だと感じております。これを分析しますと、松本山雅には歴史があるからだと思います。先ほども触れましたが、昭和40年ごろから地元穂高商業や松本県ヶ丘高校のサッカー部のOBがかかわりスタートしたこの山雅クラブには、その後中信地区の各高校のサッカー部のOBが加わり、地域クラブとして県リーグ、北信越リーグで活躍するようになりました。2010年にはJFLに加盟、2012年にはJ2へ昇格という経緯の中で、松本山雅を応援したいというサポーターが年々増加し、世代を超えた住民や地域の企業が一体感を醸成してきました。地域リーグから日本のトップカテゴリーまで上り詰めた地方サッカークラブの例として、今まさに松本山雅FCは全国から注目されてきております。ここまでサッカーを愛好する文化が着実に根づいてきた理由の一つに、地域サッカーの歴史があります。県下における中信地区の高校サッカーは伝統的に強く、この松本平や中信地区でプレーし、活躍した人たちが年配者にも中年にも多く、現在では若い人、そして学生、子供たちにまで引き継がれてきております。この流れが、県下では中信地区の特徴だと思いますし、このことが年齢を問わない、男女を問わない地元サッカー文化だと感じております。そこに応援を先導するサポーター組織のウルトラスマツモトや、試合運営を支えるボランティア組織のチームバモスも設立され、Jリーグの中でも突出するチームとしてファン・サポーターを形成してきました。

 それでは、ここで市長にお伺いします。安曇野市は、平成24年6月に出資し、ホームタウンとなりました。松本山雅の基本理念は、クラブとホームタウンである地元自治体がともに発展することを願い、サッカーを通じて地元経済の活性化、未来ある子供たちと地域住民に、夢と希望と感動を与えるような人づくりに貢献するクラブを形成することにあります。そして、松本山雅は現在、この理念に真正面から取り組み、活動をしております。松本山雅FCがJ1に昇格した今日、地元自治体である安曇野市としてどのように考え、そしてこれからどのように取り組んでいくのかをお聞きしたいと思います。市長、お願いします。



○議長(宮下明博) 市長。

     (市長 宮澤宗弘 登壇)



◎市長(宮澤宗弘) 松本山雅フットボールクラブ、J2昇格後3年でJ1に昇格を果たしたと。ホームタウンである本市にとりましても大変明るいニュースでありますし、今まで以上に地域活性化に寄与していただけるものと期待をしているところであります。

 本市のホームタウンとしての対応、取り組みでございますけれども、本市がホームタウンに認定をされましたのは、平成25年2月でありましたことから、実質的な市の取り組みは平成25年度からということになります。まず、松本山雅FCのホームゲームのうち、毎年1回、ホームタウン安曇野市デーとして実施をしていただいておりまして、昨年度は6月7日にファジアーノ岡山戦、そして本年度は6月21日にザスパクサツ群馬戦を開催していただいたところであります。この安曇野市デーでは、入場者全員に本市をPRするためにチラシを配布したり、またアウェイサポーターへの観光ノベルティの配布、市の特産品の配布などを実施し、安曇野をPRしてまいりました。また、年間を通じましてクラブの地域貢献活動の一環として、保育園や学校への巡回指導、さらにクラブ関係者の地域のイベントへの参加もいただいてきております。ユースアカデミースクール安曇野校を、平成26年度は穂高の牧グラウンドで開催をしていただいたところでありまして、スポーツ振興、底辺拡大に寄与していただいております。さらに本年のJ2シーズン開幕前からホームタウンの雰囲気を醸し出すために、商工会によります商店街での松本山雅FCの街頭フラッグの掲揚などにも取り組んでいただいたところであります。

 また、スタジアムの環境整備につきましては、ホームタウン市村町で、11月21日、アルウィンの設置者であります県、阿部知事に対しまして、1つにはJ1クラブライセンスで求められています屋根やトイレの改修、増築について早期の取り組みを要望いたしました。このトイレの改修等につきましては、知事のほうから本年度中、すなわち来年の3月末までには何とか整備をしていきたいという前向きな答弁をいただきました。2つ目に、J1スタジアムについて、松本山雅FCや他の競技団体などの意向も十分に踏まえた観客増加に備えた施設の拡張、機能向上への取り組みを要望させていただいたところでございます。この施設拡張、機能向上につきましては、松本空港が隣接をしていることから、この関連があるのでいろいろと具体的な調査をしていきたいというようなお話をいただいてまいりました。

 次に、来季のJ1昇格でクラブに期待することでございますが、J1昇格によりまして、クラブの評価は一層高まってきているというふうに考えておりますので、日本最高リーグの試合が身近で見られるというまたとない機会、そして青少年にとっても将来の大きな夢につながっていくというように考えております。アウェイサポーターを含めまして、観客数は今まで以上に増加が見込まれますことから、地域の経済波及効果、今まで以上にこれも期待をしているところであります。また、ホームタウン活動を通じまして、地域づくり、コミュニティづくりがより一層進むこと、そしてある面では、スポーツ振興により健康長寿のまちづくりにつながっていくことを期待をいたしております。



○議長(宮下明博) 宮澤議員。



◆6番(宮澤豊次) ただいま、市長より前向きな答弁をいただき、安曇野市として最大限の努力をお願いするところであります。個人としても、サポーターの一人としてしっかり応援していきたいと思っております。

 J1昇格による地域への経済効果と観光戦略について伺います。

 アルウィンでの平均観客数は、10年で15倍以上になった今季、J2のホームゲームは21試合でした。来季のJ1では、チーム数が18のため、ホームでの試合はリーグ戦17試合となりますが、ナビスコカップ戦が3試合加わりますので、計20試合になります。国内プロサッカーの最高峰リーグであるJ1には、リーグが発生した1993年から加盟している、ご存じの鹿島アントラーズ、浦和レッズ、横浜マリノス、名古屋グランパス、そして今年度、先日優勝しましたガンバ大阪、サンフレッチェ広島など、超有力な日本を代表するチームがあり、そこに所属するプロ選手やサポーターが、年間を通じてアルウィンに来ることから、当然のことながら、来季の観客数は大幅にふえるものと確信しております。運営側として、1試合平均1万4,000人以上を見込んでいるとのことでございます。

 J1の試合は、原則土曜日に開催されます。このようなことを考慮しますと、地域にもたらす経済効果はかなり期待でき、また観光面でも安曇野市にとって大きなチャンスであります。ある民間シンクタンクのNPO法人が、来季の年間経済波及効果を42億9,000万円と試算し、発表されました。J2参戦1年目の平成24年を対象とした試算額24億2,000万円と比べ、クラブの予算拡大や観客増などを見込み、約19億円の大幅増加が期待できるものであります。NPO法人スコップに私も出向き、聴取しましたところ、消費支出としてクラブ運営費、観客増による飲食や宿泊などの消費、またグッズなどの関連商品や飲食物等の製造量増加に伴う原料代から人件費まで、幅広い分野でお金が動くと想定しています。つまり、J2時代よりも観戦する人の動き、消費量など、あらゆる面で規模の拡大が見込まれるわけでございます。そして、今まで以上に県外から、対戦相手のサポーターがアルウィンに応援に訪れることから、松本・安曇野地区を全国にPRする絶好のチャンスであります。特に安曇野地域の滞在型観光を考えたとき、観戦、観光、飲食、宿泊を絡めた旅行プランの創出にもつながり、観光協会等とのタイアップにより、安曇野への誘客に大きな効果をもたらすことは間違いありません。J1昇格による経済効果についてどのように考え、そしてどう活用していくか。そして、増加が見込まれる県外サポーターへの取り組みや滞在観光についてどのように考え実施していくか、政策部長、並びに商工観光部長にお伺いしたいと思います。



○議長(宮下明博) 政策部長。



◎政策部長(小林弘) 平成26年11月4日、民間シンクタンクのスコップが、松本山雅FCのJ1昇格後の経済波及効果は年間42億9,000万円と試算結果を公表いたしましたが、残念ながら、松本山雅FCのホームタウン別の内訳がございませんので、安曇野市の経済波及効果の具体的な数字は不明となっております。また、当該試算は、過去の他のクラブの手法を参考に経済波及効果を算出したものであり、どのような消費項目を算出の対象とするかによって試算結果が変化するため、参考として利用する旨の注釈が記されておりますので、政策部といたしましては、あくまで参考数値ととらえております。

 ただし、今議員さんがおっしゃったように、J1リーグのクラブのホームタウンの多くが、東京、名古屋、大阪の3大都市圏及び政令指定都市等であることから、松本山雅ホームゲームへの来訪者数は、常識的には増加が予想され、試合観戦とともに松本周辺への観光に足を伸ばしていただけることも期待できるため、本市にとっても少なからず経済波及効果はあるものと考えております。

 以上です。



○議長(宮下明博) 商工観光部長。



◎商工観光部長(曽根原悦二) 次に、観光面での取り組みについて御説明を申し上げます。

 安曇野市が松本山雅に出資いたしました平成24年度から、アウェイ戦の会場におきまして、松本市とか松本空港地元利用促進協議会と共同で、パンフレットの配布や農産物の抽選会等を行い、安曇野市の観光情報の発信に積極的に努めてまいりました。昨年度は、パンフレットの配布にあわせて、そば店の食べ歩きや美術館巡り、また周遊バスが割引になるクーポン券等の配布を行って、観光誘客に努めてまいりました。しかしながら、配布しましたクーポン券の活用といったことになりますと、余り利用がなかったということがございます。また、山雅観戦者の市内宿泊施設利用者もごくわずかであったというふうに聞いております。今年度は、会場での観光パンフレットの配置、設置のみにとどめているのが現状でございます。民間会社の発表によりますと、来季J1に昇格することにより、1試合当たり平均1,000人程度のアウェイ側の観戦者があるという報告がございます。また、そのうち45%の方が宿泊をなされるといったような調査結果もございます。また、それから別の調査会社の調査になりますけれども、若年層を対象にした全国調査によると、アウェイ観戦者の23%が観光旅行を主な目的としてサッカー観戦に訪れていると、そういった実態もございます。来季のJ1昇格により、新たなファン、サポーターの獲得による観客数の増加が見込まれ、またこれまで日曜日だった試合も原則土曜日になるということから、旅行を目的としてサッカー観戦のため当地域を訪れる旅行者は一層の拡大が見込まれるというふうに感じております。特に宿泊事業者との取り組みの連携は、試合が土曜日になることから大きな可能性があるといったことで、積極的に取り組んでまいりたいというふうに考えております。多くのサッカーファンの皆様に安曇野市に訪れていただけるよう、観光パンフレットの配布、あるいは観光協会へのホームページへの誘導など、効果的な取り組みを、松本山雅の御協力をいただくとともに、中信地域の自治体とも連携して取り組んでまいりたいというふうに思っております。



○議長(宮下明博) 宮澤議員。



◆6番(宮澤豊次) やはり、地域経済や観光にとって大きな効果をもたらすという認識は一致しておりますので、最大限の工夫をし、この安曇野が活性化できますよう、官民一体となって取り組んでほしいと思います。

 次に、サッカーを通じての地域貢献と青少年育成について伺います。

 松本山雅の最終目標はJ1昇格ではなく、地域と一体となり、地域が発展し、一人でも多くの方に夢と希望と感動を与えるクラブとなり、地域へのスポーツ文化の形成を目指すというものです。安曇野市がホームタウンになった平成24年以後、行政として地域の活性化策の中で、松本山雅との地域貢献をどのようにとってきたか、そしてその動向、実績はどうなのか、また松本山雅の連携、一体化はどうなっているのかを、農林部長にお聞きしたいと思います。



○議長(宮下明博) 農林部長。



◎農林部長(山田宰久) では、まず現在までの農林部における取り組みについて申し上げさせていただきたいと思います。

 松本山雅がJ2に昇格した平成24年当初から、安曇野市農業再生協議会の事業の取り組みといたしまして、松本山雅サポーターやアウェイサポーターたちに安曇野農産物加工品をPRし、知ってもらうことを目的に事業を行ってまいりました。

 まず1つ目といたしまして、アルウィンにおける安曇野農産加工品の販売を行っております。出店は今年度で3年目となりますが、市内の農産物直売所の協力によりまして、季節に応じて冷やしたトマト、果物、またおやきや地元農産物を使った弁当などを販売し、好評を得ております。

 2つ目といたしましては、ことし、昨年に引き続きでございますが、ことしの6月21日、アルウィンでのホームタウン安曇野市デーにおきまして、安曇野産こしひかりのおにぎりを無料配布し、市の農産物のPRを行ってまいりました。また、地域貢献といたしましては、先日、11月16日開催をされました、第2回新そばと食の感謝祭では、アンバサダーであります片山真人さんをお迎えし、安曇野山雅ファンに対しJ1昇格報告会を行っていただきました。そこで、山雅サポーターや来場者の方たちに安曇野産のシナノゴールド・サンふじをセットにしたJ1昇格紅白リンゴを300名の方にプレゼントし、安曇野産の特産であるリンゴをPRさせていただきました。また、来年2月、ことしに引き続きでございますが、地元産で多く栽培されていますストック、カーネーションなど、花の消費拡大を目的に、片山さんを初めとする山雅関係者の皆様に御参加をいただき、フラワーアレンジメント教室を開催し、男性から女性へ花を贈る喜びを一緒に伝えてもらうため、一役買っていただきたいというふうに考えております。

 今後の取り組みといたしましては、学校給食で安曇野市の農産物を使った安曇野市の日というのがございます。そこにおける食育推進活動や農業体験等において、山雅関係者の皆様に御参加をいただきながら、安曇野農産物のPR、農業の発展、振興に貢献できるような積極的な取り組みをしてまいりたいというふうに考えております。



○議長(宮下明博) 宮澤議員。



◆6番(宮澤豊次) ただいま農林部長より、地域貢献についていろいろお話しいただきましたけれども、サッカー以外のスポーツを通じましても、一緒に皆さんで楽しんでいただければ盛り上がります。例えばママさんバレーですとか、テニス教室ですとか、ソフトボール大会などに参加していただき、盛り上げていただければ大きな地域貢献になってくるものと思われます。また、地域貢献の中には青少年の育成も含まれております。今、松本山雅は私たちホームタウンのために、サッカーを通していろいろな事業を展開し、青少年育成にも力を入れてくれております。将来を担う子供たちが、歴史ある山雅クラブから今日の松本山雅FCへ、またJ2からJ1へと推移する中で、現実に一流プロ選手からレベルの高いサッカーを見たり感じたりすること、また親子、家族で一緒に楽しめたり、コミュニケーションが深まることは大変よいことであります。また、このようなことは健全育成の観点から大きな効果と考えております。これから松本山雅に、青少年育成の立場ではどのように考え、どのようなことを望んでいるのか、教育部長にお尋ねします。



○議長(宮下明博) 教育部長。



◎教育部長(北條英明) それでは、まず現在の松本山雅FCのサッカーを通しての青少年育成、いろいろな貢献の内容等をまず御報告をさせていただきます。まず巡回指導ということでございますが、これは日本サッカー協会が行います、JFAキッズプログラムにより、幼稚園、保育園等の巡回指導を行っていただいております。基本的にはホームタウンでございます安曇野市、松本市、塩尻市、山形村の幼稚園、保育園等を中心に行っていただいておりますが、安曇野市がホームタウンになる前の平成24年は年4回でございましたが、昨年度は12回、26年度は18回を予定していただいております。また、キャリア教育事業ということで、松本山雅FCが地域の子供たちの健全な育成に寄与できるよう、またプロサッカークラブとしての子供たちに夢と希望を与えていただきますように、所属選手が小学校の授業に参加するということで、これは平成25年度まではなかったわけでございますが、今年度は3校、既に実施をしていただいている学校もございます、これからでございますが、3校実施をいただくということでございます。また、サッカースクールということで、冒頭市長も申し上げましたように、特定非営利活動法人松本山雅スポーツクラブの主催でございますが、松本山雅のFCユースアカデミーサッカースクール、これは平成25年度プレ開催をいたしまして、平成26年度本格実施になってございます。キッズ、幼稚園、保育園児は週1回、小学校1年生から6年生は週2回原則で、80人規模で、年間を通して牧のグラウンド、この冬季間は牧の体育館を使って年間を通しての開校をしていただいております。また、サッカークリニックということで、小学生対象のクリニックが11月に行われております。

 このように、松本FCのホームタウンに安曇野市がなったということで、子供たちがトップアスリートと交流、触れ合う機会が非常にふえております。サッカーに限らず、夢を持つこと、あきらめないことの大切さを多くの子供たちが感じとっているというふうに思います。子供たちは夢を持ち、あきらめなければ夢はかなうということを知ったかと思います。子供たちは、これからの高校、大学、社会人となっていくわけでございますけれども、この松本山雅のように挑戦することを忘れない、夢、希望、勇気を持ち続けることの大切さを子供たちに教える機会、またJ1昇格後、さらにふやしていただくことを期待しております。

 以上です。



○議長(宮下明博) 宮澤議員。



◆6番(宮澤豊次) 地域貢献として、青少年育成にはかなり力を入れていただいておりますけれども、ホームタウンとして、さらに今まで以上、この青少年育成には力を注いでいただきたいと思っております。また、行政として、やはり積極的な姿勢がないと効果は薄くなりますので、担当部署におかれましては、より一層の取り組みをお願いするところであります。

 次に、J1昇格に伴う安曇野市の協力体制についてお聞きします。

 J2からJ1への昇格は、当然戦力と資金力アップが必要であります。今季の営業収益は11億円であり、来季は人件費のアップ等で営業収益を15億円から16億円を目指すと報道されております。J1の有力チームの資金力は、大企業がバックアップしていることもあって、比較にならないほど大きく、地域クラブである松本山雅は最低資金力でスタートせざるを得ないと思われますが、それでもJ2時代の1.5倍の資金が最低限必要と発表されております。J2時代は、松本市、塩尻市、安曇野市、山形村が松本山雅FCの運営会社に出資しておりますが、あとはスポンサー企業やサポーター会員の力で運営している状況であります。松本山雅FCを支援するスポンサーは、毎年増加傾向にあります。安曇野市のスポンサー企業、またシーズンパス会員、クラブガンズ会員や観客数は松本市に次ぎに多く、支援、応援している状況であります。

 松本山雅FCには、地域リーグ時代からワンソウルというスローガンがあり、試合開始前には全員でワンソウルを何回も合唱します。ワンソウルとは、気持ち、魂を一つに結束して前に進もうというスローガンであります。選手はもとより、チーム、サポーター、支援する地域や企業の心を一つにしようとするものであります。安曇野市も、いよいよ合併10周年を迎えるに当たり、旧3町2村の市民全員が心を一つにして地域発展を願い、安心・安全なまちづくり、また豊かな地域づくりに団結しなくてはなりません。それには、安曇野市民が心を一つにし、松本山雅FCを応援することも必要ではないでしょうか。来季は中信地区の幾つかの自治体も出資をされ、新しくホームタウンとして協力していこうという話もあると聞いております。今現在、株式会社松本山雅の資本金は1億2,790万円であります。うち自治体は、松本市の2,000万円、塩尻市の500万円、安曇野市の500万円、山形村の300万円、この計4自治体の3,300万円であります。

 そこで市長にお伺いします。安曇野市の松本山雅への出資は、J2昇格当時1,000万円という話も議論されたと思いますが、現在500万円の出資にとどまっております。このたびのJ1昇格につき、また他の自治体とのバランスやこれからの安曇野市のためにも、現在の倍である1,000万円以上となるよう増資をお願いしたいと考えております。市長の見解をお伺いします。



○議長(宮下明博) 市長。



◎市長(宮澤宗弘) J1昇格は大変資金もかかるというようにはお聞きをいたしております。J1昇格に伴う増資についてでございますが、現在、山雅FCからは、ホームタウンの4市村に対して、具体的な支援の要望はいただいてはございません。しかし、前回は私ども県下19市では一番最後の市というようなこともございまして、先輩である塩尻市に歩調を合わせたという経過がございます。いずれにいたしましても、地域に活力を呼びまして、さまざまな地域貢献が期待をされる松本山雅FCへの出資の増額を含めた支援につきましては、公益性に配慮しながら行政でできることについて、関係ホームタウン4市村で、ある面では松本広域の仲間というようなお付き合いもございます。調整を図りながら検討してまいりたいというように考えております。



○議長(宮下明博) 宮澤議員。



◆6番(宮澤豊次) 先ほど、今季の松本山雅FCのホームゲームの1試合の平均観客数は1万2,700名余りと申し上げましたが、1万人に届かない試合が21試合中5試合ありました。その1つが、安曇野市デーとして行われました、今年6月21日の対ザスパクサツ群馬戦でした。9,728人の観客で、いま一つ盛り上がりに欠けてしまいました。その原因の一つとして、安曇野市の出資額や行政の対応方法にも問題があると思います。安曇野市が一致団結するため、やはり大きな効果が期待できる増資に前向きな取り組みをお願いするところでございます。

 次に、後援会活動への支援についてであります。

 ことしの5月、山雅後援会安曇野支部が設立され、積極的な活動が展開されております。現在後援会は5支部ありますが、南信や東京にも支部の設立準備が進んでおり、来季は各地でさらに活発化していくものと思われます。ここ安曇野支部では、来年度安曇野市制10周年の記念事業として、後援会ホームタウン事業を展開しようとしております。松本山雅FCのアウェイの試合には、プロジェクター投影による試合観戦、パブリックビューイング事業及びホーム戦においては、安曇野からアルウィンまでのシャトルバス事業を計画しております。山雅後援会安曇野支部はホームタウンをPRするとともに、安曇野市内のクリーン活動を行いながら、安曇野のイメージを向上させ、安曇野エリアを活性化することを目標に活動していくと聞いておりますが、行政としてどのように考え、そしてどのように支援していくのか、政策部長にお聞きします。



○議長(宮下明博) 政策部長。



◎政策部長(小林弘) 松本山雅後援会安曇野支部は、スポーツ振興と青少年の健全育成及び地域の活性化に貢献し、明るく豊かなまちづくりの実現を目的に結成をされております。したがって、単に松本山雅をサポートするだけではなく、市内清掃活動やあづみ野祭りへの参加及び新そばと食の感謝祭への出店など、積極的に地域貢献の役割を果たしていただいており、地域活性化に大きく寄与していただいているものと考えております。次年度は、市制施行10周年にあわせ、松本山雅後援会安曇野支部主体の事業も御提案をいただいておりますので、当初予算編成の中で前向きに検討させていただきたいと思っております。

 以上です。



○議長(宮下明博) 宮澤議員。



◆6番(宮澤豊次) 私は、松本山雅FCの試合はできるだけ都合をつけて観戦し、応援しております。スタンドを埋め尽くした多くのサポーターと心を一つに、いわゆるワンソウルで応援することは、サッカーを、そしてスポーツを愛する仲間として大きなきずなが生まれます。経済効果はもちろん、松本山雅FCが地元のサポーターや企業とともに描いてきた成長の軌跡や地域内外の交流の活発化などの現象は、スポーツ振興による地域再生の特筆すべき事例であります。安曇野市として増資を行い、安曇野市民が一体となって支援、応援することにより、地域の一体感が醸成され、地域経済が活性化し、青少年の健全な育成が図られると考えておりますので、行政の前向きな対応、取り組みをよろしくお願いいたします。

 次に、2つ目の質問に入ります。

 新本庁舎がいよいよ来年の5月連休明けから開庁となることから、今まで9カ所の施設に分散していた本庁機能を1カ所に集約することができることになりました。市民サービスの向上と大きな経費の節減、また効率化が期待できるとともに、旧3町2村の合併から安曇野は一つという目標に向かって大きくステップする時期となりました。

 そこで、新本庁舎の完成とともに隣接する、安曇野市豊科近代美術館の活用と整備についてお伺いします。

 まず初めに、美術館の名称変更について市長にお伺いします。豊科近代美術館は、豊科地区の文化施設ゾーンのメーン施設として、平成4年4月に開館されました。日本の近代彫刻の巨匠である高田博厚氏の彫刻作品や、森鴎外ゆかりの洋画家、宮芳平氏の絵画作品が数多く常設展示されているほか、信州を代表する安曇野市出身の画家の作品を数多く展示、収蔵されていることは皆さん御承知のとおりでございます。合併に伴い、平成17年、安曇野市豊科近代美術館に名称変更され、昨年8月には新館として大展示室、新収蔵庫、トラックヤードなどが完成、本館の耐震補強も完成しており、現在は指定管理として安曇野文化財団が運営している施設であります。安曇野新本庁舎の完成にあわせて、隣に位置していることから、安曇野市立美術館、または安曇野近代美術館などへの名称変更をお願いするものであります。市長初め関係者の皆様の努力により、平成24年10月、豊科インターチェンジを安曇野インターチェンジに名称変更されたことは、イメージアップなどで安曇野市や周辺地区にとって大変大きな成果があり、特に県外の皆様からは高い評価を得ていることは、多くの市民が納得しているところであります。この豊科近代美術館も安曇野市を代表する施設だけに、地区名である豊科を削除したほうがよいと考え、お聞きするところであります。市長に答弁をお願いします。



○議長(宮下明博) 市長。



◎市長(宮澤宗弘) この豊科近代美術館の名称を安曇野市美術館という意見、前々から出ておりまして、このことについては承知をいたしております。以前、平成24年の9月議会と12月議会でも答弁をさせていただきました。名称は旧町村から引き継いだものでありまして、それぞれ市民の皆さん方には深い思い入れといいますか、名称にこだわる、そんな一面もございます。安曇野市を用いるということは好ましいことだというふうには考えておりまして、このことについても検討させていただきました。今後、それぞれ市民の皆さん方からも十分理解をしていただく時間をかけて、この課題については慎重に取り扱っていきたいというふうに考えております。検討状況等については、担当部長から答弁をさせますが、実は、市内にはこの豊科近代美術館のみならず、穂高会館であるとか、あるいは豊科郷土博物館であるとか、旧町村の名前のついた施設が幾つもございまして、新しい市になったので、前に安曇野をつけて何々というようにしたほうがいいのか、いずれにしても場所がわかりやすくて、そして利便性の向上が図れるというところの名称というものも大切だというように考えております。豊科インターを安曇野インターに変更するときも、一部の皆さん方から強い意見がございまして、豊科をなぜ消すんだと、安曇野豊科インターにしろというような意見もございました。ただ、全国の皆さんから利用していただくには、安曇野インターが最もわかりやすいということで、議会の皆さんの理解もいただいて、変更をさせていただいたところでございますが、ほかの施設との兼ね合いも含めながら、全市的な検討を加えていく必要があるのではないかなというように考えております。



○議長(宮下明博) 教育部長。



◎教育部長(北條英明) それでは、名称変更ということで、検討状況の報告をさせていただきます。

 平成23年に策定をいたしました文化振興計画におきまして、豊科近代美術館は安曇野市の基幹美術館というふうに位置づけをさせていただいておりまして、ふさわしい名称に変更していくということも明記をさせていただいてございます。それで、平成25年度の増築によりまして、基幹美術館としての機能が備わったことから、名称変更についても具体的に検討を進めてまいっているところでございます。今、市長が申し上げましたように、教育部の所管の施設だけでも豊科郷土博物館等旧町村名を付した施設がたくさんございます。これは文化施設だけではなくて。例えば名称変更をするということになりますと、当然看板のつけかえから、またパンフレットの修正、民間の皆様方がつくっているようなパンフレットも含めてこういうような名称変更にはどうしても経費がかかってまいります。まず教育部所管の施設だけでも、まず足並みをそろえていく、それと市全体の施設の名称、この辺のところは十分検討してまいりたいと思います。

 また、文化施設の関係では、今年度、来年度、新市立博物館構想を今策定を進めているところでございます。この辺の中でも美術館の位置づけも決定をしてまいりたいと、こんなふうに考えております。



○議長(宮下明博) 宮澤議員。



◆6番(宮澤豊次) ただいまのお話からも、以前からもかなり検討されてきたということでございますが、合併して10年であります。名称変更の必要な施設はたくさんあるとは思いますけれども、変更できる施設から順次取り組んでいただかないとなかなか前には進まないと、このように思います。名称を安曇野美術館などに変更されれば、特に県外者の当美術館に対するイメージが変わり、来館してみたいというプラス効果は必ずあると思われます。ぜひとも、そしてできるだけ早く名称変更をお願いするところであります。

 私は、9月定例会一般質問で、新本庁舎周辺整備について伺いました。その時点では、新本庁舎と隣接する土地の有効活用や敷地内の緑地整備並びに新本庁舎南側道路の電線類の地中化について伺いましたが、今回は、新本庁舎と隣接する近代美術館の活用についてと、近代美術館の周辺整備について伺いたいと思います。

 合併して10年になろうとしている今日、いよいよ安曇野市も各地区ばらばらの考え方ではなく、将来を展望し、市内を大きくゾーン化していく構図があるべきだと考えております。午前中の同僚議員の質問の中にも農業体験ゾーンの話がありましたが、例えば、地域ごとに環境ゾーン、農業ゾーン、工業ゾーン等に区分けする考え方であります。その点で、この新本庁舎や近代美術館周辺を安曇野市の文化ゾーンの核としてとらえ、ある面では近代美術館を新本庁舎と一体化した取り組みや活用が必要だと考えております。

 新本庁舎には、これから多くの市民の方々が来庁されますが、近くの交流学習センターきぼうも含めた近代美術館等の活用はどうあるべきか。教育部長にお伺いします。



○議長(宮下明博) 教育部長。



◎教育部長(北條英明) 現在、豊科近代美術館入館者、平成25年度の実績で年間約2万3,000人でございます。きぼうにつきましては、図書館を中心に15万5,000人の利用者がございました。同じ敷地には安曇野市教育会が入ってございます、南安曇教育会館や豊科武道館がございまして、一帯は既に文化的ゾーンとしての機能も十分果たしているかなというふうに思います。

 今、議員御指摘のとおり、新本庁舎がオープンとなれば、周辺を訪れる市民の数はさらにふえることが予想されます。これをぜひ美術館の入館者増にもつなげられるよう、一層の魅力ある企画展や催しを展開してまいりたいと思います。

 また、あわせまして、美術館や博物館利用者におけます中学生までや、また高齢者等、無料でございますので、これらをさらに周知をして、美術館を身近に利用できる施設となるよう、一層努力をしてまいりたいと思います。

 また、新本庁舎と美術館を結びつけるものとしまして、新本庁舎の中に行政観光特産情報発信コーナーということで、デジタルサイネージシステムというものを取りつけるというふうにお聞きをしております。これは大型モニターとかタッチパネルなどを使って、リアルタイムの情報を視覚的に伝えるものということでございます。新本庁舎を訪れた市民の皆様方に、美術館の企画展の内容や見どころなどを伝えて、その足がぜひ美術館に向くようにも努めてまいりたいとも考えています。

 また、新本庁舎の1階東側ホールと4階は休日でも市民開放を図るということでございますし、あと4階は会議室や自販機等を利用して、利用者が憩える空間、また天気がよいときには、雄大な北アルプスから東山まで眺望できるスペースを自由に御利用できます。この本庁舎を核としまして、緑地とかバラ園、そして美術館、図書館、交流学習センターがつながるような、市民の皆さんに喜んでいただけるような、新たな文化創造や憩いの場になるようにしてまいりたいというふうに考えております。



○議長(宮下明博) 宮澤議員。



◆6番(宮澤豊次) 来館者を増加させることが必要なわけでありますが、近代美術館の周辺も新本庁舎の緑地部分とあわせた整備が必要と考えております。近代美術館のバラ園は年々見応えが増し、多くのバラ愛好家を引きつけており、開花時期は大変にぎやかで見応えがあります。私は、昨年までガーデン戦略の仕事をしておりましたので、多少の知識は持っているつもりであります。バラは花の王とも言われ、確かに多くの人、特に女性を魅了し、感動を与えます。開花している期間は非常に美しく、香りも楽しめますが、花が散ってしまいますとバラの木自体は余りきれいでなく、人を引きつける魅力はなくなってしまいます。四季咲きのバラは秋にも少し楽しめますが、年間を通じて大いに楽しめるものではありません。バラ園の西側は金網が張ってありますが、現在は桜の葉が落ちていることもあって、まことに殺風景で楽しめる場所がなく、民家も丸見えの状況であり、民家の方々にとっても余り気持ちのよいものではないと思います。

 そこで、余り広くはありませんが、バラ園西側の用地や、その周辺の緑地整備を提案したいと思います。年間を通じて楽しめる樹木、例えばヨーロッパゴールド、プンゲンス、エレガンテシマ、そしてフィリフェラオーレアなどのコニファー類の活用であります。また、常緑樹を植えることを提案します。バラの開花時期以外でも、市民や近代美術館に来られた観光客に癒しを提供したり、くつろげる広場、いわゆる緑の空間づくりの整備が必要であります。今後、近代美術館へ多くの入館者を期待するのであれば、一流豪華作品の展示や特別企画展並びに各イベントの充実も大切なことですが、新本庁舎の緑地部分と一体化した近代美術館の周辺整備も必要と考えます。この点について再度教育部長に答弁をお願いします。



○議長(宮下明博) 教育部長。



◎教育部長(北條英明) まず、今議員も御指摘のとおり、バラ園西側の民家との間、この辺は針葉樹等が植えられておりまして、内側に金網のフェンスがめぐらされているというような、こんな状況でございます。針葉樹の生垣については、特に北側に行くにつれてかなり欠落が目立つ状態ということは承知しております。今後につきましては隣接する皆様方の御要望をお聞きしながら、新たな植栽等について前向きに検討してまいりたいというふうに考えております。

 また、緑地の整備でございますけれども、議員御指摘のとおり、バラ園というのは非常に5月、6月は人気のスポットということでございますが、それ以外の時期というのが一つの課題かなというふうにも考えているところでございます。今、御指摘をいただきましたいろいろな提案も含めまして、いわゆる新本庁舎の管理の部局と私ども教育部局、連携を図りながら、議員の御提案も参考にさせていただいて、より環境の整備のほうを検討してまいりたいというふうに考えております。



○議長(宮下明博) 宮澤議員。



◆6番(宮澤豊次) 新本庁舎完成、開庁に当たり、豊科近代美術館の名称変更を初め、周辺一帯を整備することは、市民サービスの面からも、県内外から来られる観光客にとっても重要な要素であります。安曇野の観光の起点として、また安曇野市の文化拠点としての活用を一刻も早く実現し、多くの市民や観光客の誘致を推進してほしいと念願しております。

 以上をもちまして私の一般質問を終わります。御清聴ありがとうございました。



○議長(宮下明博) ここで暫時休憩といたします。

 再開時間は午後3時からといたします。

                              (午後2時38分)

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○議長(宮下明博) 休憩前に引き続き一般質問を行います。

                              (午後3時00分)

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△内川集雄



○議長(宮下明博) それでは、18番、内川集雄議員、持ち時間は20分以内といたします。

 内川議員。

     (18番 内川集雄 登壇)



◆18番(内川集雄) 18番、内川集雄です。今回、通告に従いまして2問を質問させていただきます。

 1問目は、新本庁舎建設現場に働く仲間のインフレスライド条項に関してでございます。このインフレスライド条項に関しては、多くの同僚議員が何回も質問をされておりました。今回で恐らく、私が安曇野市議会ではインフレに関する質問は最後だと思います。最後でございますから、私として新本庁舎建設現場に働く仲間を、働く者に主眼を置いて質問をしてまいります。

 市長のおっしゃる質実剛健、市民に愛され、市民が集う新本庁舎がいよいよ完成します。年を明けて竣工式、そして5月7日には開庁し、市民の市民サービスが新しい庁舎で始まります。思い返せば、のぼり旗を持って街頭で新本庁舎建設反対をする方々、庁舎建設を反対する一部の市民からは、公金支出等差しとめ請求の住民訴訟が起こされたり、種々の意見がある中、今日を迎えました。市長、感慨深いものがあろうかと思います。今のお気持ちをお聞きします。市長、お願いいたします。



○議長(宮下明博) 市長。

     (市長 宮澤宗弘 登壇)



◎市長(宮澤宗弘) 新本庁舎竣工を控えて、今の気持ちということでございますが、市制施行10周年を迎える記念すべき年に、合併以来の懸案事項でありました新本庁舎建設事業が竣工し、開庁を迎える運びとなったということで、改めて市民の皆さん方に感謝を申し上げたいと思います。これもひとえに、市民の皆様方初め市議会議員の皆様、そして関係各位の温かい御理解と御支援の賜物と、改めて御協力に対し感謝を申し上げますとともに、民主主義というものは時間がかかるものであるということをつくづく感じさせていただいております。思い返しますと、本庁舎建設につきましては、市長就任以来、農地法などの改正による建設場所の再選定、さらに都市計画道路の廃止、用途の見直し、また一部の市民の皆様方からの、先ほど話にございました住民訴訟、また国内における建設事業を取り巻く状況の変化など、さまざまな課題を皆様方とともに乗り越え、解決をしてきたところであります。特に市域の皆様方、地権者の皆様方、そして市議会の皆様方、多くの市民の皆様方の御協力がなければ、このような状況をつくれなかったものと、改めて感慨深いものがございます。

 御案内のとおり、9カ所に分散をいたしております本庁機能を1カ所に集約をし、市民の皆様の利便性の向上に寄与するとともに、人、物、時間の無駄を排して、効率的な行財政運営を行うための拠点として、さらに市民の皆様方の共有の財産として一体感の醸成を図るとともに、地震などの災害に際しましては、市民の皆様方の安全・安心の確保や防災復興拠点としての役割を担っていくことになります。特に3.11の東日本大震災の教訓を生かし、災害等に際しては庁舎の活動を維持できるように免震構造を採用させていただき、電気や水道といった社会資本が、被災をしても72時間給電可能な発電機、さらに飲料水の貯水など、インフラ面も整備をさせていただいたところであります。また、自然採光、自然換気、太陽光発電など自然エネルギーを積極的に活用するとともに、雨水貯水槽の設置や半地下駐車場を設けるなど、環境や経済性にも配慮した庁舎となっております。

 本庁舎の完成を契機に、職員が一堂気持ちを新たにして、市民の皆様方に末永く親しまれ、利用いただける庁舎となるように、これまでにも増してきめ細やかな市民サービスに努めてまいりたいというように思っております。話にございました5月の開庁までは、新本庁舎の備品などの設置や搬入作業、電話など通信システムの整備、まだまだ行わなければいけない工事が控えておりますが、今しばらく市民の皆様方には御不便をおかけすることになろうかと思いますけれども、いずれにいたしましても、今日このような状態になりましたこと、改めてそれぞれの関係の皆様方に厚く御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。



○議長(宮下明博) 内川議員。



◆18番(内川集雄) 今、市長からいろいろとお聞きしました。本当に安曇野市の防災拠点として、そして市民にいち早くすばらしい行政サービスが、そして若い人たち、後年度の皆様たちにも使って愛される新庁舎であってほしいと、そんな願いを私は思います。

 その中で、新本庁舎建設工事の受注者である前田・岡谷特定建設企業体(以下前田・岡谷JV)から本年3月31日付で工事請負契約書第25条6項に基づく請負代金の変更として4億円の請求がありました。インフレスライド条項を適用しての金額変更です。9月の定例会において、安曇野市は前田・岡谷JVから前述の記述があり、4月1日以降に行う工事未着工分約65%について再検査を行った結果、2億2,000万円ほどの増額補正をしたわけです。

 市と前田・岡谷JVの提示額とは2億円ほどの開きがありました。市との協議の中で、前田・岡谷JVのインフレスライド額が決まり、今定例会の初日、11月26日に、議案第133号の増額分の変更、請負契約においての過程等をお聞きしました。理解するところでございます。国、国土交通省は、急激な労務単価や資材高騰の状況を踏まえ、インフレスライドを適用すると、極めて重要な判断を示したわけです。

 安曇野市の本庁舎建設には、1次の下請から4次の下請まで300社を超える方がおられ、その中で安曇野市の業者もおられます。安曇野市民も4割近くはおられるということです。そこで私は、前田・岡谷JVにスライド額が認められました。しかし、その下請で300社を超える人たち、4割を超える安曇野市民が、この新本庁舎に対して恩恵を受けていない、そういう声をじかに私は聞いております。私はその点について、やはり下請業者、現場で働く人たちの声を代弁しなければいけない。また、私はそれはしなければならないと思っております。

 今、この寒い中、鼻水をたらしながら現場で作業をされている方、真夏であったならば、汗を流しながら暑さの中で精いっぱい、一枚の図面で描かれたものを形として、実際に現場で働く人たち、そういう人たちに恩恵がなければ、私は反対運動を受けながらも新本庁舎を建設意味がないと思っております。市内、市外を含めて、下請業者、また働く人からの声を、私たちは恩恵を受けていない、大変ですねという声を聞いているでしょうか、総務部長、お聞きします。



○議長(宮下明博) 総務部長。



◎総務部長(藤松兼次) 議員御指摘のとおり、現在、下請業者300社を超える状況でございます。また、市民の割合も41%が現場で働いていらっしゃるということであります。前田・岡谷JV等1次から数次にわたる下請業者の契約、これはあくまでも市は本庁舎建設に当たりまして、前田・岡谷と請負契約を結んでおります。その下の契約につきましては、民民の中で、市といたしましてはなかなかそこに入っていくことができないということであります。ただ、下請業者の声を聞いているかということでありますが、前田・岡谷JVを通じまして、機会をとらえてインフレスライドの趣旨につきましてはお願いをしてきたところでございます。

 3月31日に請求をしていただきましたが、それに先立ちまして1月30日に、国から全国の建設業団体の長宛てに通知がなされております。この通知の内容についてそれぞれ協議をする中で、建設JV側に発注者としてお願いをしてきてございます。内容でありますが、1月30日の通知につきましては、技能労働者の適切な賃金水準の確保という通知が建設団体へ出ております。7項目であります。7項目の内容についてはちょっと省略させていただきますけれども、4月1日以降、事前の協議、また補正予算を決定をいただいた後の正式協議の場において、元請であるJVに対してお願いをしてきてございます。また、発注者側に対しては、2月7日付で、2月6日ですか、適正な価格での契約という通知が出ております。それを踏まえて請求が上がったということで、私どもインフレスライドの条項を運用して、今回このような形の仮契約という形になりました。直接下請業者から声を聞くという機会を持てないという状況でございました。

 以上です。



○議長(宮下明博) 内川議員。



◆18番(内川集雄) 今、お聞きさせていただく中で、下請業者の方にもお話をされたということです。また、国のほうからも、国交省のほうからもこのインフレスライド条項を運用するについてしっかりお話をしなさいということでございました。

 そこで、平成26年6月13日に、財政部長の答弁の中に、インフレスライド条項を適用するについて、国においては相談窓口にてフォローアップ相談ダイヤルとかあるというようなことから、それを含めてしっかり下部のほうへ周知徹底をしていきたいと考えているという答弁をいただいております。安曇野市としてどのように、私のほうに現場で働く人たちから声が来るんです。市としてどのように下請業者に周知徹底をされたのか、お聞きします。



○議長(宮下明博) 総務部長。



◎総務部長(藤松兼次) 国がフォローアップ相談ダイヤルを開設しているということも、前回定例会で財政部長、下へ周知するという御答弁をされたということであります。これにつきましても、1月30日付の国からの通達の中の7項目の一つに入ってございます。国が新労務単価フォローアップ相談ダイヤルとして相談窓口を開設していると、このことを元請企業は下請企業、技能労働者に周知をしなさいという通知が出ております。これもあわせて、元請であるJV側に何回とお願いをしてきてございます。1月30日の通知については、技能労働者の適切な水準の賃金の支払いとか、ほかにもダンピング受注の排除とか、いろいろな項目があります。これを全て元請の責任として実行していただきたいということでお願いしてきております。このフォローアップ相談ダイヤルについてもあわせてお願いをしてまいりました。

 以上です。



○議長(宮下明博) 内川議員。



◆18番(内川集雄) お聞きさせていただきました。

 すみません、先ほどちょっとお茶を詰まらせて、肺のほうへ入ってしまって、今いい声が出なくて本当にすみません。

 そこで、実は私本当に心配する、ここで取り上げた主な理由はというのは、前田・岡谷だけが市からインフレスライド条項によって2億円何がしが入りました。その下請に働く人たち、この人たちも同じ、資材も高騰しています。労働賃金も上がっています。なぜ前田・岡谷だけがある意味インフレスライド条項の恩恵を受け、下請の人たちには恩恵が受けないか、これは明らかに、私は法律違反だと思っています。全て働く者が等しくインフレスライド条項の恩恵を受けてこそ、真面目に働く人たちが元気になるわけです。その人たちも家族がいます。そして、先ほどもありました山雅の応援団のように元気にならなかったら、私はこの、政治とは言ってはいけないんですが、おかしいと思います。市として、これある意味私は法律違反だと思っていますが、市としてこれはどのように思われますか、総務部長、お聞きします。



○議長(宮下明博) 総務部長。



◎総務部長(藤松兼次) 今回のインフレスライド条項は、国の建設業界への通知、また発注者側への通知、これによってインフレスライド条項の適用がなされました。市といたしましては、この条項を運用するに当たっては、やはり唯一契約先である前田・岡谷JVと話し合いをする方向が、これが正しい方向だと考えております。そもそもインフレスライド条項の運用が国から強く通知があったという背景には、やはり現場で働く技能労働者の、いわゆる25年4月、また26年2月には大幅な労務単価が上昇していると、そういう状況を踏まえて、現場からのそういう声がやはり背景にあったのではないかと、そう推察いたします。

 私どもとしては、前田・岡谷JVを通じて、この制度の運用を適正に図るようにお願いをしてきたということでございます。



○議長(宮下明博) 内川議員。



◆18番(内川集雄) 確かにお聞きしました。市ではやむを得ない部分もあります。そして、民間と民間との契約ですからいたしかたないところだと思います。しかし、力のあるところには優しく、力のない下請のほうには優しくない、このような状態って、本当に私としてはつらいものがありますし、小さいお子さんから大人まで、「だめよ〜だめだめ」って言っているじゃないですか。私はこんな状態は変えていかなければいけないんだろうなと思っています。

 そこで次の質問に入ります。

 「残したい静けさ、美しさ」長峰山の自然の姿をということで、平成24年12月12日、当時の会派常念会を代表して、私は質問をさせていただきました。安曇野市、生坂村に至る東山一体の観光連携についてということで伺いました。その中の市長の答弁の中で、「自然保護活動が始まった昭和45年、作家の川端康成、井上靖、日本画家の東山魁夷の3氏が、観光開発に知恵を貸してくださるということで東山山頂に立たれまして、残したい静けさ、美しさと表現をされております。長峰山の眺望は、安曇野市の観光の原点であるというように考えております」と答弁されました。また、私平成23年12月16日の一般質問の中で、当時の商工観光部長、安曇野市の場合にはやはり豊かな自然景観と自然環境というようなものを売りにしていきたい云々という答弁をいただいております。長峰山から見るこのすばらしい景観、自然、静かな環境の中でアルプスの山々、そして安曇野一円を見渡していただければ、そんな思いでございます。

 しかし、本年6月定例会において、東山の観光開発のために、日本画家の東山魁夷、そして井上靖、川端康成の3巨匠を長峰山の観光に活用すべきと提案がありました。長峰山に3人の銅像、記念碑を設置できないものかというものです。そして、その答弁に、商工観光部長は、この件につきましては積極的に前向きに検討してまいりたいというように考えていますと答えております。この提案を受けて、安曇野市として3巨匠を長峰山の観光にどのように活用するのか、まず商工観光部長にお聞きします。



○議長(宮下明博) 商工観光部長。



◎商工観光部長(曽根原悦二) 市長用の答弁を用意しておりましたが、私のほうからは、どのように活用するかといった観点でございます。

 いずれにしましても、前回の6月定例会の答弁以降、私どもとしては、長野県で東山魁夷館を設置しております。そこは、所管が文化政策課というところでございますが、そこの文化政策課にお話をしたところ、東山魁夷先生の御夫人の秘書で、御親戚におられる方と頻繁にお行き合いをするといった話の中で、安曇野市の思いをお話をさせていただきました。その中で、先方のほうからは否定的な話はございませんでした。そういった中で、正式に市長名で文書を申し上げました。その文書の中でこのような表現をさせていただいております。

 この長峰山に、安曇野市に3氏の文化人が訪れたその足跡を残すことにより、当時の情景に思いを馳せる場として関係者の御同意を得ることを前提に3氏の銅像、またはレリーフを設置をさせていただき、後世につなげていきたいと考えておりますという形で文書をお願い申し上げました。その中で、基本的にはこの文書をお願いをすると同時に、お会いをしながらお話をさせていただきたいということで、10、11月、12月と、向こうのほうと市長の日程を調整しましたけれども、なかなか調整がつかずに、最終的には1月の中旬に日程調整をしましょうということで話がまとまっております。今現在、まだ1月の日程調整しておりませんけれども、その中で安曇野市の思いを伝えていきたいと、その中で、設置をすることによって観光的な誘客というのはなかなか難しいというふうに考えております。この地を訪れた方にその事実をお伝えする場として、また安曇野に暮らす人々がこの風景を後世につなげていくためにも、3巨匠の安曇野に対する思いを形として残すこと、これは非常に文化的にも大いに意義があるものというふうに考えております。いずれにしましても、今現在、銅像か、レリーフか、記念碑か、全然まだ想定をされておりません。その中で、今現在東山魁夷先生との接触は何とか道筋がつきましたけれども、ほかのお二人の方とはまだ連絡等もとれておりません。今後、またお二人の関係者の方にもお会いをする中で調整をしていくといったところで、まだもう少し時間がかかるかなと思っております。



○議長(宮下明博) 内川議員。



◆18番(内川集雄) お聞きしました。大変失礼をいたしました。市長に答弁を求めるべきだったのでしょうか、本当にすみません。

 私として、このお話をいただいて、仮に銅像を建てるとしたらどうなんだろうということで、地元の皆さんに、それから観光客の皆さんに声を聞くべく、長峰山に何回も足を運びました。そして、地域では運動会、敬老会等、これはなぜそういうところで聞いたかというと、市の職員が来賓で来ています。ですから、私はそういうようなことを地域の皆さんとお話をして聞いているよねということを、市の職員も巻き込んで聞いたということでございます。そして、この中の話では、やはり長峰山には建造物は要らないということです。そして、私はそれでも銅像を仮に建てるとしたらどうなんだろうということで、地元の安曇野市の鮮烈彫刻家、中島大道先生にお話をお聞きしたところ、建てるとしたら3メートルの像を建てなければだめだよと、1体当たり。建てると、金額にしたらおおむね5,000万円、これはとても無理でしょうという、私は判断をしたわけなんですが、地元の皆さん、そして観光客の皆さん、異口同音に銅像、それから構築物はなくしてほしい。先ほど部長おっしゃりましたレリーフとか、そういう足跡を残すものであれば、私は理解できる部分があります。

 そこで、私も実は議長に断りなしだったんですが、名刺をちょっと、私、本年の11月11日に日本美術家連盟会員美術公募団体旺玄会常任委員の、名前を出してもいいということでしたが、あえてMさんと答えます。この方は、東京の昭島市、御夫妻で長峰山にお出でいただきました。そこで、この方は東山魁夷とかなり懇親の深い方です。東山魁夷は、このようなところで観光で使われたら本人も悲しむでしょうし、家族の皆さんもそこは望まないでしょうということをおっしゃっておりました。ですから、私はやはり、長峰山は自然のまま、ありのままであってほしいなと思います。

 そこで、時間がございませんから次へ進みます。

 長峰山には歴史の塔というのがあります。当時の明科町が昭和46年12月、明治100年、商工会50年、長峰山林道開道記念を記念して建てたものです。この下には、50年後に開封しようと、当時の明南小学校と明北小学校6年生の作文や、町のところどころを写した写真等がカプセルに入れられて埋められております。今、その子供たちは恐らく54歳か55歳だと思います。開封するときには六十二、三歳でしょうか。これは、7年後に開封するときになったら、開封した後、歴史の塔というのは撤去しますか、しませんか、お聞きします。これは、市長にお聞きします。



○議長(宮下明博) 市長。



◎市長(宮澤宗弘) その前に、3巨匠の件でありますけれども、これは観光に利用するということになれば、大変相手にも失礼でありますし、私どもそういう立場でなくして、やはり3巨匠の足跡を残す、そして、「残したい静けさ、美しさ」と言われた場所でありますので、今後ともこの功績等に対して後世に伝えていきたい、つなげていきたい、そういう思いでございますし、莫大なお金をかけて巨大なものということは考えてはおりません。相手があることでございますので、相手の意向等もしっかり尊重をさせていただいた上で対処をしていくべき課題だというふうにとらえております。

 長峰山の歴史の塔についてでありますが、これは昭和46年12月に林道が開通したこと、また旧明科町の商工会が創立10周年記念となったことを記念をして建立されたというように聞いておりまして、あの3つの輪は、過去、現代、未来を意味する鉄製の3つの輪、縦に連結をされているものでございまして、明科地域の風景、それから明南、明北小学校の6年生の作文などを入れたカプセルが埋められているというように聞いております。

 この未来に期待を込めて建立された歴史の塔でありまして、タイムカプセルの開封までには、もうあと7年あるということであります。この歴史の塔、40年の年月を経て、大変劣化をしてきて、塗装も剥げておりました。5月に約73万円をかけまして再塗装をいたしたところであります。市が合併をいたしまして、10周年という大きな節目の中で、市民の皆さん方によってこの一体感の醸成が、徐々にではありますけれども図られてきているというように感じておりまして、この合併前の明科町、町民の皆さんの思いというものが込められた歴史の塔の撤去については、これもやはり慎重に行かざるを得ないということで、今すぐ撤去ということは考えておりません。タイムカプセルを開ける7年後、この日が来たころ、今後の対応については地域の皆さん方の声等を踏まえながら対処していくべき課題だというように考えております。



○議長(宮下明博) 内川議員。



◆18番(内川集雄) お聞きさせていただきました。

 確かにこれは、当時の明科町の皆さんの思いというのは脈々と続いていると思います。しかし、多くの観光客の声は、何とか撤去してほしい。あと7年後です。7年後にタイムカプセルの中に作文を書いていただいた人たちが六十二、三歳になって、しっかり皆さんが判断できる、そんな年です。もう若い人でも判断できるんですが、あえて当事者ということで使わせていただきましたが、私としては、できるだけ安曇野市が一つになり、私は一つの考え方の中で、10周年を記念して一つになれたんですから、そういうところをもうどうなんでしょうということを言いたかったんですが、市長のほうでおっしゃられ、私もやはり7年後、しっかりと検討していただいたほうがいいんだろうなと思っております。

 私のそんな思いを込めました。私の一般質問をこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。

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△一志信一郎



○議長(宮下明博) 続いて、5番、一志信一郎議員、持ち時間は20分以内といたします。

 一志議員。

     (5番 一志信一郎 登壇)



◆5番(一志信一郎) 5番、一志信一郎です。さきに通告しました2問中、最初の質問をいたします。

 東金市との姉妹締結について質問いたします。平成25年12月の議会で姉妹提携について触れましたけれども、再度質問いたします。

 初めに、今日までの東金市との交流について話をします。東金市との交流は平成5年、合併前の旧堀金村との交流から始まりました。当時の東金市議会の議員、志賀議員(現市長)等から旧堀金村長に、子供たちの交流についての提案がきっかけでした。翌平成6年には、東金市議会議員の皆様が旧堀金村を視察、平成7年にあづみの探検隊として東金市の児童・生徒が旧堀金村を訪れ、常念岳の登山、碌山美術館、大王わさび農場等の見学を実施し、これを機に毎年東金市の児童・生徒が当市に来訪しております。

 平成10年、夏山探検隊に名称変更し、登山や自炊などの野外活動のほか、果樹栽培体験やそば打ち体験、ことしからはVif穂高で行っております。などを通じて、安曇野市の絆の会のおひさま農園では、期間中の野菜をつくり提供、市民や南安曇農業高校の生徒と交流を継続してきました。安曇野を訪れた子供たちは、20年間で延べ1,000人に達します。また、平成14年から始まったリンゴの木オーナー制度では、志賀市長を初め、東金市民の皆様にオーナー登録をしていただき、三郷、堀金のリンゴ園でリンゴ狩りをし、Vif穂高でそば打ちをし、食べて帰っております。ことしも安曇野市や絆の会も東金市を訪問し、多くの方々と交流して末永い交流を確認いたしました。

 2、災害時相互支援宣言について。

 このような市民の皆様の積極的な交流が継続している中、平成24年1月30日、志賀東金市長と宮澤安曇野市長との間で災害時相互支援宣言書に調印が行われ、随時関係機関、団体と連絡を取り合っています。また、この10月5日、6日には、東金市消防団と安曇野市消防団、危機管理課との交流を行いました。

 3、東金市産業交流拠点、みのりの郷東金との民間交流について。

 平成26年4月、東金市産業交流拠点施設、みのりの郷東金がオープンし、安曇野市コーナーが特設され、三郷サラダ市、堀金物産センター、明科農産加工施設組合、穂高漬物組合、Vif穂高、市産直センター、ゴールドパック株式会社、エア・ウォーター株式会社、小沢はちみつ、辰巳興産、カワグチ有限会社等の農産物が展示・販売され、東金市民の皆様が大勢利用し、当市の生産物の販売額も目を見張るものとなっています。

 4、行政間との交流について。

 行政、議会との交流も、今年度に入って4月、桜祭りに東金へ、7月、議会議員研修下見に東金へ、8月、東金市長とあづみの探検隊が安曇野市へ、10月、東金市議会議会運営委員会が安曇野市へ、11月、安曇野市議会建設水道委員会が東金へ、この11月11日には、東金市制60周年が開催され、ここに招待を受け、東金市、安曇野市、絆の会の皆さんに20年にわたる東金市の子供たちの夏山探検隊の協力、交流に対して東金市より感謝状をいただきました。

 5、市の基本計画、市長の所信表明について。

 市の平成23年3月策定した後期基本計画並びに市長の所信表明にも位置づけてある国際化の進展や社会経済のグローバル化に対応し、活躍のできる人材を育成することが重要だと言われています。

 6、子供たちの夢をかなえることについて。

 広い視野と国際感覚を身につけた人材を育成する。未来ある子供たちに多くの体験を東金でかなえてやることができます。東金市にある城西国際大学の夏休み、冬休み、春休み等における、大学生等との外国語の体験、成田空港へ出向いての英会話体験、東金文化会館、東金産業交流拠点施設での文化交流等、またディズニーランド等で英会話の学習体験ができます。ちなみに、東金市でも英会話体験の一環として、成田空港の国際線乗り場待合室での4年生の現場学習を実施しています。東金市でお世話をしていただきます。宿泊は、東金市青年の家で、1泊3食つき2,000円で受けていただけるということです。体調が悪くなったときは、東千葉メディカルセンターがあります。今まで、安曇野市から巣立った子供たちによるボランティアが東金市には育っています。このため、子供たちのお世話をしていただける体制ができるとのことです。

 以上、今までの行政、議会、市民による交流の経過と実績の上に立って、市の基本計画のより一層の実現に向けて、安曇野市合併10周年記念事業に、東金市との姉妹締結をし、未来ある子供たちを安心して東金市の大学、施設等に受け入れてもらい、両市のきずなのもとに、本市の子供たちの語学等体験交流をさせてはいかがでしょうか、市長に伺います。



○議長(宮下明博) 市長。

     (市長 宮澤宗弘 登壇)



◎市長(宮澤宗弘) 今までの堀金村当時からの経過、そして一志議員のお骨折り等については、十分私も承知をいたしているつもりでございます。この友好都市の締結につきまして、ことしの市議会3月定例会の一般質問でも、議員から質問をいただいております。その際、私といたしましては、東金市、安曇野市、絆友好の会の活動がぜひ全市的に広がっていき、より民間交流が促進できるということが肝要であるというような内容のお答えをさせていただきました。本年に入りまして、産業分野におきましては、4月に東金市内に、先ほど御指摘ございました産業交流拠点施設のみのりの郷東金店がオープンし、店内の一角に本市の特産品のコーナーの設置をいただき、東金市民の皆様方に大変好評をいただいているとお聞きをいたしております。このオープンには私もお招きをいただきましたし、そのほかにも何回か東金市を訪問させていただいてきたところであります。

 この11月に開催をされました、第2回新そばと食の感謝祭の際にもみのりの郷東金店から出店をいただき、また東金市特産の落花生なども販売をさせていただいたところでございます。また、市民の交流分野におきましては、東金市、安曇野市、絆の会、この皆さん、一志議員も御活躍をいただいておりますけれども、7月には本市の名所である延命水の整備に、市長みずからがつくったといわれる竹の樋を寄贈をいただいておりますし、また8月には、毎年開催の東金市・安曇野市、あづみの探検隊、この皆様方36名に御来訪いただき、過去においても大勢の皆さんから御来訪いただいているところでございます。

 また、話にございました東金市制施行60周年、これは11月6日に開催された式典にも御招待をいただき、村上副市長、それから総務委員長が議会を代表して参加をさせていただいております。いずれにいたしましても、この時に、東金市、安曇野市、絆の会に対して感謝状が贈呈をされたという報告も受けております。

 このような状況を踏まえまして、市民の皆さん方の交流が一層深まっていくことを期待をいたしますし、今までは向こうから子供たちがお見えをいただいたのみでありますけれども、許すことなら、こちらからもお邪魔をさせていただきたい。そして、何回か訪問をさせていただいておりますけれども、すぐ隣は九十九里浜というようなことで、海と山とを結ぶには大変すばらしい場所であるなということも感じさせていただいております。

 そんな中で両市民の交流、一層深めて友好を強めるということは、今後の市の発展にとっても大きな期待を持つことができるのではないかというように考えておりまして、友好都市の締結は一つの節目ということでございます。東金市、安曇野市、絆の会の皆さん方、そして東金市長や東金市議会の意向等もしっかり確認をさせていただいた上で、友好都市締結に向けて前向きに検討をさせていただきたいというように考えております。したがいまして、その節は市議会議員の皆様方の御理解と御協力もお願いを申し上げたいと思います。

 以上でございます。



○議長(宮下明博) 一志議員。



◆5番(一志信一郎) それでは、2問目の質問に移らせていただきます。

 国民の祝日、「山の日」と山岳・平地観光についてです。

 国は、国民の祝日と名づけ、8月11日を山の日と定め、また県は7月第4日曜日を信州山の日に決定し、観光を中心とした山関連業務の拠点部署、山岳高原観光課を観光部に新設して、市町村や山岳関連団体と協力して山岳圏信州を内外にアピールし、北アルプス一体の中部山岳公園を控えて2,600メートル以上の蝶ヶ岳、常念岳、大天井、燕岳の峰が連なる山脈等を紹介しました。

 山岳や高原は有効な観光資源と同時に、保全すべき国民共有の財産でもあります。信州山イヤーを終えて、本年の取り組みを基礎として迎える2015年、山岳観光に磨きをかけながら将来に引き継いでいかねばならないと思います。

 山を好きになり、登山するきっかけは山を制覇した満足からの楽しみ。高山植物を見ながら登るというののどちらかで登山が好きになると言われます。北アルプス一帯の中部山岳国立公園の国内外の登山者を迎えるに当たって、快く山の魅力に浸っていただくには、安曇野市として第一に、安全に山を楽しんでいただくことだと思います。同僚議員も6月議会で山の日の制定について質問していますが、私は、今後の対策等について伺います。

 そこで、次の質問をいたします。ことしの山の日を終えて、安曇野市の山岳観光を楽しみに来た登山客を、今後はどのようにして平地観光と結びつけていくか、市長に伺います。



○議長(宮下明博) 市長。



◎市長(宮澤宗弘) 登山客をどのように平地観光に結びつけるかということでございますが、標高3,000メートル級の山々からなる北アルプス連峰、安曇野市の最も特徴的な観光資源でありまして、市民の心のよりどころでございまして、年間延べ10万人の登山客を迎えていまして、ことしは夏場の天候不順などの影響により昨年より若干減少傾向にあるというようにはお聞きをいたしております。市内には三股、それから一ノ沢、また中房などの登山口がありまして、各登山口には温泉があることが一つの大きな魅力でもございます。

 近年の登山ブームを受けて比較的安全に登ることができる山が多いことから、初心者、あるいは家族での登山客にも楽しんでいただいております。これまで多くの登山客を受け入れてきた安曇野市の山岳観光にとって、信州山の日の制定や、再来年の、国が制定しました山の日祝日施行は大変重要な機会でありますし、来シーズンに向けて一層山岳観光施策の推進が求められるというふうに考えております。

 平地観光への結びつけについて、安曇野市の平地には、日帰り入浴施設や温泉宿泊施設、美術館、そしてそばやリンゴなど飲食店やお土産店など、登山の前後に立ち寄っていただける観光施設が数多くございます。これらの施設と登山客をいかにつなげるかが課題でございまして、登山という目的を持った登山客に市内を多く周遊をしていただくために、訴求力のある旅行提案や旅行商品づくりを、観光協会や観光事業と連携をして行っていきたいというように考えております。また、今議会に補正予算として債務負担行為の追加を提案させていただいておりますが、これは登山と温泉をつなげる訴求力のあるテレビ番組として企画をし、平地とあわせた滞在型観光に向けた情報発信に取り組んでまいります。さらに、登山客が安全に登山を楽しむことができる山岳観光の振興と温泉、食、歴史や文化などの地域資源を活用した平地観光との連携を目的に、安曇野市山岳観光推進実行委員会の設立総会が今月中に開催をされる予定になっております。より多くの皆様方に、安曇野市の山岳、平地の魅力を知っていただく取り組みを、官民挙げて積極的に展開をしていきたいというように考えております。

 ちなみに、この須砂渡の入り口にはウエストン像がございますが、意外とこれが知られていない面があります。上高地の開山祭等もございますけれども、こちらでも一つのイベントを組むというような企画といいますか、市民の皆さん方の御協力をいただきながら、平地観光と連携ができればというように考えております。



○議長(宮下明博) 一志議員。



◆5番(一志信一郎) それでは、山と麓の安全について、基礎的取り組みについて、登山道の整備並びに道標等の整備について。

 私は今回、常念岳、蝶ヶ岳の穂高・牧登山口コースと堀金・三股登山口コースに限定して質問をさせていただきます。

 初めに、登山道の整備並びに道標等の整備についてです。

 常念岳、蝶ヶ岳ルートは、一ノ沢コース、前常念コース、蝶ヶ岳コースの3コースがあります。このコースはなだらかで、夏でも森林帯や烏川の沢が入り込むなど、休憩するところがたくさんあり、また、お花畑もところどころにあり、楽しみながら五、六時間かけて行けば山小屋に着くというコースであり、夏にかけて多くの登山者が登ります。

 そこで、注意しなければいけないのは、お花畑とか常念岳の頂上は多くの登山者が立ちどまっていますが、頂上の面積が狭く、記念撮影や休憩をとっていて、押されたりすると危険と思われる箇所があります。危険と思われるところを事前に調査し、登山者が入らないようにコースロープや道標、立ち入り禁止看板等を立て、安全に登山できるよう整備をしていかなければいけないのですが、今後の安全対策の整備について、商工観光部長に伺います。



○議長(宮下明博) 商工観光部長。



◎商工観光部長(曽根原悦二) 登山道の整備並びに道標等の整備についてでございます。

 安曇野市の山は、初心者にも登山ができる山域として人気がございます。登山者自身が危険な場所に足を踏み入れるということを十分認識をしていただくことが、まず大前提であるかと思います。しかし、登山客に安全に登山をしていただくための環境整備、これは行政としても課題だというふうに認識をしております。

 議員から御指摘のありました登山道の安全対策につきましては、安曇野市と松本市エリアの北アルプス南部地域において官民が一体となり、北アルプス登山道等維持連絡協議会を組織し、登山道の整備や道標の設置を継続して行っており、また常念口登山案内人組合及び堀金登山案内人組合でも積極的に登山道の整備を行っていただいております。

 国立公園内は、安易に工作物が設置できる場所ではございません。しかし、貴重な動植物の保護や安全に登山を行うための道標の整備も重要でございます。環境省、林野庁と連携を図り、今後とも安全に登山ができるように、登山道の調査・整備、またそれらの支援を行ってまいりたいと思います。



○議長(宮下明博) 一志議員。



◆5番(一志信一郎) それでは、麓の交通網(駐車場を含む)等の整備について質問します。

 一ノ沢コースは、100台ぐらいの登山者の車の駐車場があり、7月から9月の登山者の駐車場には余り困らないんですが、三股の駐車場は80台ぐらいしかとまれません。登山者は、三股の駐車場の入り口から道路にとめてあり、夏のシーズンには20から30台の車がとまっており、一歩間違えれば接触事故も起きかねません。また、タクシーで登山に来る方は三股まで来ます。タクシーが間違って道路にとめてある車とぶつかり、またはすれ違いの際に谷側に落ちれば大変な事故につながりかねません。三股駐車場から600メートル下の小寺一帯の道路幅員等の整備により、本年はスムーズに車の交流ができたと聞いています。来年以降の対策をどのように考えていますか。

 一ノ沢コース、市道穂高4498号線から4443号、4441号線のクランクの解消並びに道路の支障木の対応について、都市建設部長に伺います。



○議長(宮下明博) 都市建設部長。



◎都市建設部長(飯森正敏) お答えいたします。

 ただいまの箇所は、今定例会の冒頭、市長からの挨拶の中で申し上げました穂高カントリー西の、あの放置建物のあったところの箇所でございます。クランクが2つ続いているといいますか、直角曲がりが3つあるという箇所のことでございます。この道路につきましては、道路付近は6メートル、そして車線は2車線が確保はされております。しかし、道路の線形がクランク状ということで、大型の観光バスが来ますとすれ違いがしにくい状況にあると、このようなことは私どもも認識しております。

 先般、元旅館の土地の新たな所有者が確定いたしました。このため、関係地権者の意向を確認し、クランクの解消ができるように検討をしてまいります。また、支障木に関してでございますが、支障木の処理は、基本的には立木の所有者が行うということでございます。このことにつきましては、広報あづみの等を通じて市民の皆様にも周知はさせていただいているところでございます。しかしながら、降雪、あるいは風水害と、こういったときにおける支障木、これは緊急的に通行を確保するといったことから、市において除去は行っております。しかし、民有地の支障木につきましては、やはり所有権の問題もあり、全ての処理を市で行うということはできかねるのが現状でございます。今後も所有者の皆様への協力もお願いを申し上げてまいります。



○議長(宮下明博) 一志議員。



◆5番(一志信一郎) 次に、林道一ノ沢線並びに林道烏川線整備について、農林部長に伺います。



○議長(宮下明博) 農林部長。



◎農林部長(山田宰久) 林道一ノ沢線並びに烏川線の林道整備の状況ということでお答えをさせていただきたいと思います。

 林道につきましては、気象状況に応じましてパトロールを行うとともに、利用者からの通報等により、道路上の落石除去や倒木の処理を実施し、安全に利用できるよう配慮しております。林道烏川線につきまして、現在、森の里親事業が実施されており、里親の企業の皆様がみずから行う森林整備にこの林道の果たす役割は重要であり、かつ機能が十分に発揮されているところでございます。また、平成21年度より5カ年計画で、10カ所の危険箇所の法面整備等を実施し、その総延長は約430メートルであります。林道一ノ沢線につきましても、分収造林契約による水源林造成事業により、間伐等を計画的に実施しており、烏川線同様に林道としての機能を十分発揮しております。

 両林道につきましては、北アルプス常念岳等への登山者への利用がありますので、平成27年度より、この林道のほか、長峰線、黒沢線を含め、主要な林道4路線につきまして、落石等の危険箇所の現地調査を行い、森林整備並びに一般利用者の安全確保に向け、平成28年度から計画的に改良事業に取り組む予定となっております。よろしくお願いいたします。



○議長(宮下明博) 一志議員。



◆5番(一志信一郎) 次に、総合的な駐車場の確保について、商工観光部長に伺います。



○議長(宮下明博) 商工観光部長。



◎商工観光部長(曽根原悦二) 市全体の総合的な登山客の駐車場の確保についてでございますが、その必要性を強く感じているところでございます。今後、しゃくなげの湯の周辺整備の中では、登山者用の駐車場の確保を計画をしているところであります。しかし、登山客の駐車場の確保を登山客の最大限で想定して確保するというのは、土地の有効活用といった観点からすると厳しいものがございます。しかし、一般車両が各登山口まで入れる環境は、安曇野市の大きな強みでございます。登山客にとっては魅力でもありますが、登山口の駐車場だけでは収容することができません。二次交通の環境整備とあわせて、また既設の公共施設の駐車場の活用を含め、山麓周辺の駐車場全体の計画的な整地というものを進めてまいりたいと思います。



○議長(宮下明博) 一志議員。



◆5番(一志信一郎) 次に、麓の観光開発について伺います。

 温泉などの宿泊施設等々の情報網の整備について、常念岳、蝶ヶ岳の登山者の県外の多くは、東京、千葉、名古屋、大阪の方が大半を占めています。本年は雨が多く、登山者の入りが例年より少なかったそうですが、登山者は、登山前日に穂高、堀金、豊科に一泊し、朝早く登るというのが大方のパターンであったそうです。より多くの登山者から来ていただくには、地域の伝統的な文化等に触れていただき、楽しい思い出の一こまをつくっていただくことにより、再び来たいということになります。また、それと同時に、親切で魅力ある情報を登山者に発信してやることだと思います。商工会、旅館組合、観光協会、山小屋、国営県営公園事務所等との連携が必要だと思いますが、今後の対策について商工観光部長に伺います。



○議長(宮下明博) 商工観光部長。



◎商工観光部長(曽根原悦二) 議員御指摘のとおり、山岳観光による地域経済の活性化を図っていくためには、山小屋の皆様と観光関連事業者の皆様との連携が大変重要になってまいります。山小屋及び観光関連事業者との連携の必要性を強く感じまして、市ではことし7月に、市内の登山案内人組合、また山小屋、宿泊事業者、交通事業関係者、観光協会など皆様にお集まりをいただき、山岳観光振興に関する意見交換会を開催し、必要な事業展開について御意見を伺いました。この会議の中で、山岳関係者を含めた観光関連事業者による新たな団体を立ち上げ、今後の具体的な取り組みへとつなげていくことが確認をされ、今月には安曇野市山岳観光推進実行委員会が発足される予定でございます。この実行委員会を核に、関係者の情報を共有し、登山者へのリアルタイムな情報提供など、さまざまな取り組みを行い、安曇野市ならではの山岳と平地を連携した観光振興を図っていきたいと考えております。



○議長(宮下明博) 一志議員。



◆5番(一志信一郎) 国内外の登山客等へのPR等について質問いたします。

 近年、中国、韓国、台湾の方々が常念岳、蝶ヶ岳を目指す姿が見受けられます。国外の登山者はまだ少ないながら、PRが必要となってきたように思われますが、今後の対策について商工観光部長に伺います。



○議長(宮下明博) 商工観光部長。



◎商工観光部長(曽根原悦二) 外国人の登山者も最近増加をしているとお聞きをしております。現在、市では4カ国語で作成した外国語パンフレットで山岳情報を提供しております。また、日本アルプスという共通の資源を世界に発信することを目的に、安曇野市、松本市、塩尻市、大町市、それから富山市、高山市、飛騨市の7つの都市で組織をする、ジャパンアルプス広域観光都市連携会議に参画をしまして、登山に関するインバウンド事業など、連携した取り組みを行っております。また、今後ともホームページ等で外国語による山岳関係の情報発信にも、山小屋や観光協会と連携をして取り組んでまいりたいと思います。

 また、来年の3月にですが、銀座NAGANOにおいて、先ほど今月に発足予定でございますが、安曇野市山岳観光推進実行委員会における登山シーズン前の絶好の機会に情報発信を予定しております。



○議長(宮下明博) 一志議員。



◆5番(一志信一郎) それでは、次に市民への取り組みについてお伺いします。

 生涯教育等としての取り組みについて。現在、市内には安曇野の山に関して、田淵行男記念館、国営公園岩室、あづみ野ビデオクラブ「常念岳」(会長矢ノ口二千六さん)、中沢義直さんの「我がふるさと常念岳」等の貴重な施設、作品があります。これからの山の楽しみ方は、家族による登山がふえてきます。このような作品と各施設とのかかわりを、生涯教育においてどのような機会に利用して山への興味を起こすきっかけをつかませるか、教育部長に伺います。



○議長(宮下明博) 教育部長。



◎教育部長(北條英明) それでは、今、各施設等の取り組みの状況からまず答弁をさせていただきたいと思います。

 田淵行男館では、山岳写真の企画展示などを通して山の魅力を広く継続的に発信をし続けているところでございます。また、常念岳を登頂されましたイギリスの登山家、ウォルター・ウエストンの登山資料、これは国営アルプスあづみの公園内のテーマ展示館ウエストン館に保管をされております。

 また、学校教育でございますけれども、キャンプや学校登山等を通じまして山に親しみ、すばらしさを体験してもらう機会としております。現在、7つの中学校全てで、常念岳が4校、燕岳が3校、全て7中学校で毎年登山をしてございます。また、8小学校では、光城山等に登山をしていると。こういうような中で、中学校等では山小屋の経営者を招いて、安全指導や見どころなどの話をお聞きをしているところでございます。

 また、公民館事業では、里山や自然に親しむ自然体験講座などの学習会を毎年開催をしてございます。穂高公民館では、西山山麓のトレッキング、また明科公民館では明科みっけ隊という名称で、長峰山とか国営アルプス公園等、自然に親しむ講座等を企画をしているところでございます。

 これらの取り組み、山への興味、関心につながっているかと思います。

 先日、私もあづみ野ビデオクラブ様が作製をいたしました「名峰・常念岳」を見させていただきました。これらのビデオをぜひこれからの、今使っている講座、また学習会、学校登山の事前学習等で活用していくことができればというふうに考えております。



○議長(宮下明博) 一志議員。



◆5番(一志信一郎) また、観光面ではどう生かしていくか、商工観光部長に伺います。



○議長(宮下明博) 商工観光部長。



◎商工観光部長(曽根原悦二) 安曇野市の山岳のすばらしさを伝えていくには、紙媒体の情報では伝え切れない部分がございます。その点で、映像による観光プロモーションは効果が高いと思われます。このたび、あづみ野ビデオクラブ様から「名峰・常念岳」というDVDを寄贈をいただきました。寄付をいただいたDVDにつきましては、早々、この11月29日と30日、松本で行われました山岳フォーラム2014において、安曇野市のブースで上映をさせていただきました。多くの来場者にもごらんをいただきました。今後も安曇野市観光情報センターで映像を放映するほか、観光キャンペーンやエージェント商談会等で活用させていただき、安曇野市の山岳観光のPRに役立てさせていただきたいと存じます。



○議長(宮下明博) 一志議員。



◆5番(一志信一郎) 以上で終わります。

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△散会の宣告



○議長(宮下明博) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。

 明日も一般質問を行います。午前10時までに御参集ください。

 本日は、これをもって散会といたします。

 大変御苦労さまでございました。

                              (午後4時13分)