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長野県 千曲市

平成28年  9月 定例会(第4回) 09月07日−03号




平成28年  9月 定例会(第4回) − 09月07日−03号









平成28年  9月 定例会(第4回)



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           平成28年9月7日(水曜日)

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● 議事日程(第3号)

  平成28年9月7日(水曜日)               午前10時 開議

第1 一般質問(個人)

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● 本日の会議に付した事件……前記議事日程のとおり

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● 出席議員(22名)

   1番   金井文彦君       12番   小玉新市君

   2番   北川原 晃君      13番   中村了治君

   3番   滝沢清人君       14番   小山嘉一君

   4番   齋藤正徳君       15番   林 愛一郎君

   5番   飯島 孝君       16番   宮入高雄君

   6番   中村眞一君       17番   和田英幸君

   7番   倉島さやか君      18番   荻原光太郎君

   8番   前田きみ子君      19番   中村直行君

   9番   大澤洋子君       20番   原 利夫君

  10番   袖山廣雄君       21番   宮坂重道君

  11番   柳澤眞由美君      22番   和田重昭君

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● 欠席議員(なし)

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● 説明のため出席した者の職氏名

  市長         岡田昭雄君   総合政策担当部長  多田 隆君

  副市長        山本高明君   観光ブランド戦略担当部長

                               鹿田敦己君

  総務部長       小林好武君   教育委員長     赤地憲一君

  企画政策部長     北村勝則君   教育長       吉川弘義君

  市民環境部長     上條 優君   監査委員      飯島仁一君

  健康福祉部長     宮入明美君   教育部長      安西治夫君

  次世代支援部長    島田房雄君   選挙管理委員長   寺澤勝一君

  経済部長       半田敏幸君   農業委員会長    荒井忠男君

  建設部長       小根澤英児君

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● 事務局出席者氏名

  議会事務局長     大内保彦君   議会事務局次長   中村峰明君

  議事係長兼調査係長  平原俊久君   書記        佐藤太一君

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 午前10時 開議



○議長(和田重昭君) 定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。

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△日程第1 一般質問



○議長(和田重昭君) 日程第1、一般質問を行います。

 通告に基づき、順次発言を許します。

 10番、袖山廣雄議員。

          〔10番 袖山廣雄君 質問席〕



◆10番(袖山廣雄君) おはようございます。議席番号10番、千曲政経会、袖山廣雄です。

 一般質問2日目の先頭バッターとして、通告に従いまして、順次質問させていただきます。

 大項目1ということで、市の自然体験施設、レクリエーション施設について質問させていただきます。

 現代は、子供から大人まで、スマホ、パソコン、インターネットゲーム等を活用する当たり前の時代になっております。しかし、それに依存しすぎる等、弊害も出ているのも事実です。

 また、簡単に人を傷つけてしまうニュースが、連日のように報道されています。因果関係は定かではありませんが、本来、人間として人として、人を思う気持ちが欠けてきているのではないでしょうか。

 昔は、幼少期より自然の中で自主的に遊び、その中から思考力、判断力、表現力等、生きる力の知恵をつけて、人との接し方、生き物との接し方を学んできました。そんな、人を育む姿勢を見直すために、国は8月11日を山の日として祝日にしました。

 県でも、信州型自然保育(森のようちえん)の推進、認定に取り組んでいます。森林等や山の持つ−−里山も含めてですが−−多面的機能は、人間にとっての有益性は言うまでもありません。人間、本来の持つ五感を鍛えて生きる知恵をつけていくには、自然の中での原体験が有効と言われています。

 当市には、原体験のできる整備された場は、大池市民の森、また坊城平いこいの森があります。その活用についてお伺いします。

 小項目1、大池市民の森の管理棟焼失について。

 8月2日、大池市民の森の総合管理棟が焼失してしまいました。夏休み最中であり、市民の皆様はじめ多くの団体や子供たちがキャンプやバーベキュー等を計画して、利用してくださっておりました。御迷惑をおかけする結果になってしまいました。

 テニスコート、多目的運動場、アスレチック場やバンガロー、キャンプ場、食堂等が整備されており、長く市民に活用されています。また、健全でない活用もありました。池でのブラックバス等、外来魚の釣りの人たちが多く見られ、モラルの低下が見られましたが、近年は健全な活用がなされている感がします。きっと、管理において、いろいろな御努力がされてきたからだと思います。

 そんな御努力から、育成会等団体での活用が盛んになって、利用度も上がってきました。また、シーズン真っ最中のことで、焼失は大変残念な結果になりました。

 市民の皆様の憩いの場として、利用者のために早期再建が望まれます。市長は最近の記者会見で再建する旨の発言報道がありました。大池市民の森は、千曲市にとって大事な資源であり、今後も市民に愛される施設として活用できますよう、現代のニーズに合った施設を望みます。そこでお聞きいたします。管理等の早期再建の見通しは。また、スケジュールも含めて出火原因等もあわせてお答えください。

 また、今までの経験から、また、時代も変わっております。私たちも気づかなかったような機能を持った、市民ニーズにあった設備、使い勝手のよい施設にしてほしいのですが、お考えと再建の財源等についてもお聞かせください。あわせてお願いいたします。



○議長(和田重昭君) 答弁を求めます。

 半田経済部長。

          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕



◎経済部長(半田敏幸君) 大池市民の森関係でございます。

 8月2日になりますけれども、大池森林総合施設内の総合案内所で発生しました火災につきましては、施設を御利用される皆様はじめ、関係する皆様方には、大変御迷惑、御心配をおかけいたしました。心よりおわび申し上げます。申し訳ございませんでした。

 当日、袖山議員をはじめ関係する市議会の皆様、現場においでいただきましてお見舞いをいただきました。あわせて、地元の消防団につきましても、消火活動、それから消火後の警戒ということで御尽力をいただきまして、まことにありがとうございました。

 出火当時、施設の中には人がいなかったということでございます。千曲警察署と千曲坂城消防本部とで、火元、それから出火原因の調査が時間をかけて行いました。ですが、原因を特定する物証、それから供述はなく、現在は、いまだに原因は不明ということであります。

 焼失以降の対応ですけれども、すぐ仮設の案内所を設置しました。バンガローやテニスコート等の貸し出し等の業務は継続して行っております。ですが、幸いにも貸し出し等のトラブルはありません。

 焼失した案内所及び管理棟でございますけれども、現在、利用者の安全面や景観を考慮して、解体撤去工事を進めております。この工事は9月中旬には整地を完了する予定でございます。

 次に、市民ニーズに合った設備、使い勝手、財源等でございますが、総合案内所を再建するに当たりまして、焼失した総合案内所の施設の間取り、それから受付の場所、トイレ等の配置、雨でもレクリエーション等ができる下屋、それから近隣の施設等、それから利用者のニーズに考慮して、関係者と協議調整をしながら進めてまいります。

 財源等につきましては、これから財政等とも調整する必要がありますが、焼失しました建物が保険に入っております。その保険金を使ったり、対象となります補助制度を活用して、市民の憩いの場として、末永く愛される施設の早期完成を目指しております。

 また、予算につきましては、これから議案を、さらに議決につきましては、議員の皆様に議決をお願いする事項でございますけれども、御協力をよろしくお願いいたします。



○議長(和田重昭君) 袖山廣雄議員。

          〔10番 袖山廣雄君 質問席〕



◆10番(袖山廣雄君) ありがとうございました。今、予算等、保険が入っていると、それで、今度はカバーできる額、保険金でもいろいろありますから、大体カバーできる保険金の金額、まあ、金額まで言えればありがたいんですけれども、確定はしないかもしれないですけれども、ひとつその辺のところ、財源についてお話しください。



○議長(和田重昭君) 半田経済部長。

          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕



◎経済部長(半田敏幸君) 施設内の保険の関係でございますけれども、総合案内所につきましては、約4,000万円、管理棟につきましては、約500万円前後ということで、保険会社のほうと、今、協議をしております。



○議長(和田重昭君) 袖山廣雄議員。

          〔10番 袖山廣雄君 質問席〕



◆10番(袖山廣雄君) 意外と大きな金額が入っているということで安心しました。

 さっき、トラブルがなかったということなんですけど、今回、予約等の入ったパソコン等焼失してしまい、予約者の資料がなく、バンガローや食堂、アイデア料理セットの予約者に連絡がとれず、電話線も焼失し、すぐに復旧がされず大変御苦労されたと聞きました。

 今後、予約についての−−同様施設もそうなんですが−−カバー、バックアップ体制等が必要と考えますが、対策等のお考えがありましたらお聞かせください。



○議長(和田重昭君) 半田経済部長。

          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕



◎経済部長(半田敏幸君) 今後の予約のバックアップ体制でございます。

 火災後、指定管理者に対しまして、案内所のパソコンのほか、もう1台、別の場所にパソコンを設置して、個人情報保護に配慮した上でデータを保管するよう指導してまいりました。現在、実施しております。

 今後、関係課、市の情報政策等ですが、協議をして、サーバーを活用して市のパソコン、データを中に組み込みできるかどうか、システムについて可能かどうか、今、調整しております。



○議長(和田重昭君) 袖山廣雄議員。

          〔10番 袖山廣雄君 質問席〕



◆10番(袖山廣雄君) サーバー等を活用して、ほかの施設もそうですが、今後もそういう検討はなされていかなくちゃいけないと思います。

 それで、今回焼失した上部には、教育委員会所管の大池自然の家があります。大池の市民の森として、目的別で使えて非常にすばらしい場所です。市内外の方が大いに使える有益な施設だと思っております。

 さっき、現在のニーズに合わせたのをお願いということで、シニア向けの、今、キャンプ場っていうのが、意外と盛んになっているんです。そんなことも考慮していただき、前も質問をちょっとしましたが、今、流行りのオートキャンプ場についても検討していただきたいのですがいかがでしょうか。



○議長(和田重昭君) 半田経済部長。

          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕



◎経済部長(半田敏幸君) そのようにこれから検討して、中に組み込みまして調整してまいります。



○議長(和田重昭君) 袖山廣雄議員。

          〔10番 袖山廣雄君 質問席〕



◆10番(袖山廣雄君) 魅力ある施設にしていただきたいと思います。

 続きまして、レクリエーション施設の利用の推進について。

 千曲市の公共施設等総合管理計画の中に、利用度のデータ、使用維持コスト等が明記されていました。レクリエーション施設の全体では1日平均21.9人、利用度の高い施設は、今回焼失した大池総合案内所等の40.8人、全体の利用平均の46%です。大池バンガローは3.8人、施設の程度規模はありますが、また、冬期間の休業時期を除くシーズン期間ですが、利用者1人当たりのフルコストは、大池自然の家が1人当たり4,100円、大池総合案内所が1,200円等、使用目的や施設のつくり、設備の程度で一概には比較できませんが、坊城平のキャビンはコストが3万4,700円となっていました。

 キャビンはログハウス風で6棟あります。全体の収容人数は60人で、1日の使用人数は12名とのことです。これを見ると、利用率が低く活用されてないように見受けられますが、キャビン等の活用実態と利用度の低い理由。また、1人当たりのコストが高いと思うのですが、まず、キャビンについてお聞かせください。



○議長(和田重昭君) 安西教育部長。

          〔教育部長 安西治夫君 答弁席〕



◎教育部長(安西治夫君) 大池坊城平バンガロー、大池バンガロー並びに坊城平キャビンの活用実態について、また低迷の理由等についてでございますけれども、大池バンガローにつきましては、近年、約1,000人ほどの利用があり、昨年、平成27年度は1,040人の方が利用しております。

 また、坊城平いこいの森につきましては、坊城平で行われるイベントでの利用や冠着山への登山口として、トイレ、水道など多くの方が利用しておりますが、坊城平キャビンの利用につきましては、近年、約150人程度で推移をしております。

 坊城平キャビンの利用が低くなっている原因としましては、レジャーの多様化や一部施設の老朽化などによるものと考えられます。今後は、利用の推移を考慮しつつ、また、宿泊施設としての性格が重なる大池自然の家との役割分担を含め、必要性についても検討してまいります。



○議長(和田重昭君) 袖山廣雄議員。

          〔10番 袖山廣雄君 質問席〕



◆10番(袖山廣雄君) キャビンについては、要するに経費が非常にかかるという場所だということの認識だと思います。

 市民に愛される場として、自然体験等の場の提供は、市の政策として、市民、子供たちには有益であり、重要な施策です。大池市民の森や坊城平いこいの森の存在、活用について、発信、PRは必要です。お考えをあわせてお聞かせください。



○議長(和田重昭君) 安西教育部長。

          〔教育部長 安西治夫君 答弁席〕



◎教育部長(安西治夫君) 坊城平、大池も含めまして、PRと活用についてでございますが、まず多くの方に知っていただくよう、これまで広報に努めてまいりましたところでございますが、今後は、大池、坊城平一帯の魅力が伝わるよう、市のホームページの構成の見直し等の工夫を行い、より一層のPRを行ってまいりたいと考えております。



○議長(和田重昭君) 袖山廣雄議員。

          〔10番 袖山廣雄君 質問席〕



◆10番(袖山廣雄君) 関連ですので、次の質問に入ります。

 8月27日、28日、オバステグリーンキッズフェスティバルが、坊城平いこいの森で企画されました。イベントを通じて、子供たちに生きるとは何かを考えさせ、学び、経験することで自然に対しての感謝が芽生え、人に優しく、地元をいとおしむことのできる人を育てるという趣旨で、自然の中で生きることを考えさせるワークショップでの体験型キャンプイベントが企画されましたが、台風により大雨のため中止になりました。

 直前までイベント関係者が音楽ステージやイノシシを丸ごと準備したり、生きている雄鶏を調理したり、そのほか多くの準備がなされていました。なかなか経験できない多様な企画で、中止になったことは非常に残念でした。こんな企画が坊城平の発信にもつながり、また冠着山は姨捨山とも呼ばれますが、修験者の修行の山であり、多くの方が訪れる場です。地元の方々の心のよりどころで大切に管理されている山です。その冠着山の登山口として、坊城平は大切なところです。

 しかし、そこに設置してある立派な展望台も汚れており、善光寺平や山々を画した鳥瞰図も傷み、下支えの木も折れております。また、坊城平のフィールドにある遊具等全て使用禁止の表示がしてあります。使用を認めないなら撤去するなどの方策が必要です。

 霊峰の入り口として、登山者など外部の方が訪れる場として、千曲市のイメージダウンにもつながると思いますが、前に延べました、今の子供たちに欠けている自然体験についての有意義な取り組みの姿勢や施設の改善策と、冠着山の登山口としての坊城平を、今後、どのように活かしていくかのお考えをお聞かせください。



○議長(和田重昭君) 島田次世代支援部長。

          〔次世代支援部長 島田房雄君 答弁席〕



◎次世代支援部長(島田房雄君) オバステグリーンキッズフェスティバルについてでありますが、このイベントは、8月27日、28日の2日間にわたって開催が予定されておりましたが、あいにくの悪天候により中止されたとのことであり、大変、残念に感じております。

 キッズフェスティバルは、自然の中での体験を通じて、子供も親も一緒に成長するという、市内の若者が企画した、これまでにない有意義なアウトドアイベントであり、子育て世代の活力につながるとの判断から、市でも後援をいたしました。

 今年度のイベントは中止となりましたが、今回、初めての試みでもありましたので、後方支援として準備段階から職員を派遣し、テントの貸し出しや設置、案内看板の製作と設置、開催予定日当日の連絡調整などのお手伝いをさせていただいたところであります。

 来年度もこのイベントが企画されましたら、主催者の要望をよくお聞きする中で、必要な後方支援を可能な範囲でさせていただきたいというふうに考えております。



○議長(和田重昭君) 安西教育部長。

          〔教育部長 安西治夫君 答弁席〕



◎教育部長(安西治夫君) 坊城平施設の老朽化の関係につきまして、日ごろから点検等を行っておりますが、早急に現状を確認の上、安全面の確保等を図ってまいりたいと考えております。



○議長(和田重昭君) 袖山廣雄議員。

          〔10番 袖山廣雄君 質問席〕



◆10番(袖山廣雄君) 今、次世代のほうから支援をしていくと、本当に取り組みはいいことですので、しっかり吟味して精査して、しっかり応援していっていただきたいと思います。

 そして、今、再質問になりますが、さっきの遊具の撤去もそうなんですが、子供の安全は大事です。しかし、危ない危ないと制約をつけたり、その子にとって、本当に生きる体験になるか疑問です。

 できるだけ多くの体験をさせてあげられるよう、家族、地域団体に支援は必要です。団体等からの要請に応えて、野外活動を企画、指導、相談のできる所は市にありますか。そんな指導員の配置のお考えはありますか。

 学校でも自然体験の取り組みは行っていると思いますが、多くの取り組みに参加できるよう働きかける仕組みも必要と思いますがいかがでしょうか。



○議長(和田重昭君) 安西教育部長。

          〔教育部長 安西治夫君 答弁席〕



◎教育部長(安西治夫君) 議員さんの、取り組みについてでございますが、事業としましては、本年、社会教育委員さんの発案のもと、この秋、財産区並びに千曲市社会教育委員会の主催におきまして、冠着山わくわく自然教室ということで事業を開催いたします。

 この事業の中身につきましては、自然散策、キノコ採り、丸太削り、まき割り体験、山のお話、山の歌、いろいろなメニューをそろえながら、豊かな自然を学び、森と林が、子供にとって遊びながら生きる力を育む場として、この坊城平を活用するような取り組みをやっているところでございます。

 また、大池のほうの自然の家におきましては、1日林間学校、星空観察会、昆虫観察会、大池の春を歩こう、木の公園、キノコ菌打ち体験、野鳥観察会等々、事業として取り組んでいるところでございます。また、健全育成と事業と絡めまして、生涯学習課のほうでこの指導者も含めまして取り組みを進めているところでございます。



○議長(和田重昭君) 袖山廣雄議員。

          〔10番 袖山廣雄君 質問席〕



◆10番(袖山廣雄君) 多くの子供たち、正直言って、カリキュラムとして主体事業に組み込まれていけるような、そんなような体制を千曲市の独自の教育としてとっていければということで提案申し上げました。これは質問、お答えはいいです。

 では、次に入ります。

 農業・農地について。

 2年ほど前より準備をしてまいりました桑原地区の有害鳥獣防止柵が、本年秋に設置が行われます。それにつけて、設置ルートの踏査に入ったとき、農地の不耕作化が余りにも進んでいる現状を目の当たりにして、改めて驚きました。

 そのとき、3年前に農作業中、不慮の事故で亡くなった同級生の言葉を思い出しました。「農業はばくちだ、気候や景気に左右される、価格も自分で決められない。このままでは中山間地の畑は少子高齢化で担い手がいなくなり、農地の維持もままならなくなり、荒廃農地に、また山に戻ってしまう。それも仕方ないことだなあ」、仕方ないという言葉が印象に残っています。

 そんな彼はブドウづくりはもとより、農業や他分野のことにも幅広い見識があり、先輩農業者の方々にも一目置かれる先生的存在でした。そんな彼の息子さんが、今、生食ブドウはもちろん、今では千曲市のワインブドウの産地化に情熱を傾け、就農希望者の支援者として、若き担い手として頑張っています。亡くなったお父さんも、20年前よりワインブドウの栽培をしていました。千曲川沿線のワインバレー構想の話も、大分前から話してくれていました。彼の畑を引き受けた方によって、本年も千曲市八幡産のブドウで醸造されたワインが販売されています。

 農業を嘆いた反面、どうすれば農業と農地を守れるか、稼げる農業にするにはと、逆に考えていたかと思うと、亡くなられたことが残念でたまりません。

 私は、農業で頑張ってきた方々や農業に情熱を傾ける若き後継者のためにも、農地を守らなければいけないと思いました。農業の持つ、我々が生きていく上での多面的機能の必要性については言うまでもありません。農業者は国土の番人と言っても言い過ぎではないと思います。

 現在、日本の農業就業者は約192万人と減少し、26年前の半分以上減になっているとも言われています。千曲市も同じことが言えます。また、農業就農者の65歳以上の割合は70%以上で、高齢化が進んでいます。国も多くの対策等、支援制度を出しておりますが、若き担い手のためにも知恵を出し、農地の不耕作、荒廃化に歯どめをかけねばと思います。私の所見の一端での質問をさせていただきます。

 小項目1、農地の荒廃、遊休農地化の解消について。

 有害鳥獣侵入防除柵設置で農地の保全が有効であり、また柵周りの草刈り等整備で、農地と山林の境界ができ、農地の原野化も防げ、獣害による食害も防げて、農業の産業意欲も起こります。荒廃農地の再生も可能になります。

 柵の設置は住民の安全のためはもとより、荒廃農地化を進めないためにも効果があると思います。また、地域、住民総出での設置作業で、自分の暮らす地域の農業や防災等を改めて認識を持っていただけます。

 このようなことから、未設置地区へ設置を進めるべきと考えますが、行政としてどのような働きかけや前向きの指導をしておられるかお聞かせください。

 また、続けて、日本型直接支払制度を活用した地域ぐるみでの農地の保全に取り組んでいる地域は、不耕作化は比較的進んでいません。その地域は景観もきれいです。その現状を受けて制度を活用し、地域への取り組みの指導助言は必要と思います。行っておりますか。

 また高齢化、担い手不足のため、制度の活用がままならないこともあるそうですが、支払制度の普及状況、また問題等の対策について、柵の設置状況と働きかけについてもあわせてお聞かせください。



○議長(和田重昭君) 半田経済部長。

          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕



◎経済部長(半田敏幸君) まず農地の荒廃、遊休農地化の解消につきましてでありますが、はじめに鳥獣害防除柵、農地の保全についてでございます。

 議員さん、御指摘のとおり、有害獣の侵入防止柵の設置を進めることにつきまして、イノシシや鹿の大型動物、それからタヌキやキツネの小動物などから農作物等への被害を守っております。また、柵を管理することによりまして、山地化を防げることもつながっております。

 以上のことから、荒廃等の解消の有効な手段としまして、柵未設置の地域への防止柵の設置を勧めておりますが、地元で、桑原のように桑原地区鳥獣害対策協議会等の設置が求められておりまして、運営等もあわせてやるということで、柵の管理、それから毎年継続して地元で行うことなどから理解が得られず、市内全域での柵の設置は進んでおりません。

 それから、動物などから農作物を守るには、防止柵の設置が大きな効果と考えておりますので、今後引き続き、動物の出没状況などを見て、猟友会や未設置区域の地区と相談して設置していただくよう努めてまいります。

 次に、日本型直接支払制度の活用でございますけれども、実際、御承知のとおり日本型直接支払制度というのは、平成27年度から国の制度で農業の多面的機能の維持、発揮のために地域活動や営農活動のために支援するというものであります。

 その中には、多面的な機能の支払い、それから中間地域等の直接の支払い、それから環境保全の農業を守るための支払いという3つの事業がございますが、中でもとりわけ中山間地域等の農業直接支払事業の交付金は、現在、千曲市内では11団体に交付を行っております。

 また、多面的機能支払いの交付金は、現在6団体のほうへ交付金を支払っております。これらの制度が農地の荒廃放棄を防止する重要な施策として取り組んでおります。

 多面的機能交付金制度の活用組織ですけれども、平成27年度、当制度の周知や活動母体となり得る団体への声かけ等が実を結びまして、桑原・八幡・上山田の3地区に4団体立ち上げることができました。

 今年は、現在、情報等の発信を行っておりますけれども、なかなか理解が得られず組織が立ち上がっておりませんけれども、引き続き未組織団体、それから地区に御相談して、この制度の理解を深めていきまして、普及を目指して、当制度の活動組織が増加するよう努めてまいります。



○議長(和田重昭君) 袖山廣雄議員。

          〔10番 袖山廣雄君 質問席〕



◆10番(袖山廣雄君) 制度の活用、政府で幾つも出しております。やっぱり、その制度を活用してやっているときは効果は出ているんですから、未設置地区とかそういうとこには勧めて、積極的に働きかけていただきます。

 国は、また集約をやるときに畑地化とか、水田の畑地化に予算出すとか、それとか複合施設での管理とか、そういうことの方策は幾つもとってきております。そういう点につけても、それを制度を活用して進めていただきたいと思います。

 続きまして、同じような問題になりますが、農地の集積、集約についてお伺いします。

 千曲市で行った農地の活用についてのアンケートでは、中心的農家へ、また地域での共同管理がよいが60%の方が考えているとの結果が出ています。

 高齢化で不耕作化が進み、担い手の集積、集約が必要になり、国は耕作放棄地解消のため集積協力金、また規模拡大交付金を出して、農地中間管理事業として農振地区において農地の集積、集約が進められております。

 当市は、一世帯当たりの耕作面積が三反歩ほどで、借り手は機械化等で作業効率をよくし、高収益化のためにより広い農地を求めます。貸し手と借り手のマッチングがなかなか難しく、千曲市の集積、集約が難しいとお聞きしましたが、貸し出しは進んでおられるか。また、農業法人が求める貸し出しが進んでおられますか。千曲市の農業法人は増えておりますか。

 また、個々に相対での貸借を行っておる、貸し借りを行っておられる方も多いようですが、将来の継続のためにも中間管理機構を通すよう指導を行っておりますか。また、集積で借り手が見つからない農地の草刈りや維持等、いろいろあると思いますが、どうなさっておるかお聞きします。



○議長(和田重昭君) 半田経済部長。

          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕



◎経済部長(半田敏幸君) あっせん農地の情報につきまして、ホームページでも今現在公開しておりますけれども、現在、貸し付け、売り渡しの希望の登録件数でございますけれども、川東地区51件、川西地区61件、戸倉地区34件、上山田地区27件と、総数が173件となっております。

 あっせん農地情報によります、平成27年度において賃貸借の契約の利用権が設定された件数は20件でございます。貸し借りにつきまして、森、八幡、羽尾、新山地区の山間部の農地の利用集積が進まない状況でございます。

 借り手のつかない農地の管理につきましては、申請書の提出時等に、貸し借りの契約が結ばれるまでは所有者の管理でお願いしたいということで進めております。



○議長(和田重昭君) 袖山廣雄議員。

          〔10番 袖山廣雄君 質問席〕



◆10番(袖山廣雄君) 今、農地情報システムのこともちょっと含んでお答えになったと思いますが、また、やっぱり耕作放棄地を解消するには、やっぱり法人が必要とか、集約する担い手が必要なんです。今、その辺等も質問、ちょっとお答えがなかったんですが、法人等についてちょっとお聞きします。



○議長(和田重昭君) 半田経済部長。

          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕



◎経済部長(半田敏幸君) 法人関係でございますけれども、市内には農業法人はいろんな法人ございますけれども、それも含めて法人のほうにお願いして、農地を守れるよう推進してまいります。



○議長(和田重昭君) 袖山廣雄議員。

          〔10番 袖山廣雄君 質問席〕



◆10番(袖山廣雄君) じゃあ、法人について増えているかということで、増えているかどうか、ちょっと数的に、前回、大分少なかったんですけれど、もしその辺のところ、今、進めているとはいってもわかるようでしたらお答え願いますが。



○議長(和田重昭君) 半田経済部長。

          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕



◎経済部長(半田敏幸君) 千曲市の農業法人について、農林業センサスの統計では22年には25件、平成27年度は32件ということで7件の増でございます。徐々に増えております。



○議長(和田重昭君) 袖山廣雄議員。

          〔10番 袖山廣雄君 質問席〕



◆10番(袖山廣雄君) だから、やはり遊休農地化を防ぐには、専業農家、農業法人が増えるのが必要になってきます。しかし、集約されない土地には兼業農家や小規模農家の存在は大きいです。

 千曲市の農業は、集積しやすい水稲よりは畑での果樹、花卉等が勝っているのが特徴であります。果樹等は集約が進まないのが現状です。しかし、狭い面積の中で、工夫して収入を得てきました。中山間地が多い当市にはワインブドウや薬草、また、外国野菜など新しい園芸品種の作付で、農業としてまだ伸び代があると私は思いますがいかがでしょうか。その辺のお答えをお願いします。



○議長(和田重昭君) 半田経済部長。

          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕



◎経済部長(半田敏幸君) 農地の中間管理機構でございます。7月現在、この事業によりまして集約した貸し手の件数ですけれども23件、35筆で、2万2,000平米あたりでございます。借り手の法人ですけれども1件、個人が4件で計5件となっております。

 農業法人については、先ほど申しましたとおり5年間で7件増えておりまして、農地を貸したい、農地を借りたい方のあった場合には、気軽にうちのほうで相談できるように農業委員会、農林課とも体制を整えて進めております。

 また、集積で行った時点で、借り手と農協、農業委員会、農林課と4者で現地のほうを確認して進めております。しかし、農地の面的な集積とか集約につきましては、現在至っておりません。今までどおり、所有者の維持管理を行っていただいておりますけれども、面的に集約できるように、これから指導をしてまいります。



○議長(和田重昭君) 袖山廣雄議員。

          〔10番 袖山廣雄君 質問席〕



◆10番(袖山廣雄君) 要するに、これは農業者がやらなくちゃいけないことですけど、要するに新しい品種、そしてワイン化、そういうことにブドウ化に進めていくように、市のほうで行ったほうがいいんじゃないかと。

 それで、中山間地が多いものですから、反当たり、収穫量よりは、どっちかって言えば単価がのすような作物の作付をしていくことが大事じゃないかと、そのことについて、ちょっと所見をお伺いしたいんですが。



○議長(和田重昭君) 半田経済部長。

          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕



◎経済部長(半田敏幸君) これが、農業というのが、稼げる農業、もうかる農業ということで、これから少しずつですが指導をして、お金が入るような農業をして、高齢者から若年者、若者が農業を引き継ぐ形で進めてまいります。



○議長(和田重昭君) 袖山廣雄議員。

          〔10番 袖山廣雄君 質問席〕



◆10番(袖山廣雄君) しっかり取り組んでいっていただければと思います。まあ、前へ進まなくちゃいけないもんですから。だめだ、だめだって後退するわけにはいきませんから。

 次に、農業振興のため、また不耕作地を解消するために、交流拠点としての道の駅の必要性についてお伺いします。

 市外よりお客様が見えて、地場の農産物をお土産に渡したいなど、とっさにどこで購入するか、今の当市では浮かびません。一年中、そこに行けば千曲市の特徴ある季節ごとの産物や加工品が購入できる物産館が必要です。人の集まる道の駅に併設されると相乗効果が生まれ、千曲市の魅力の場になります。

 また、定年帰農者や小規模農家の方も、自分でつくった農産物を出荷でき、また購入していただき、お客様に喜んでいただき、そして収入につながれば農地を遊ばせないで耕作する意欲も湧いてきます。要するに、需要、販売量を増やすと、そして、そういう場を設けると、生産者を、生産量を増やすことが、そうすると必要になってきます。

 千曲市の耕作放棄地解消のためには、また、外から人、新規就農者、Uターン、Iターン、地域おこし協力隊の方もそうですが、農業に関心があり、楽園信州移住セミナーなどの移住相談会などに訪れ、千曲市に興味を持った人を案内できる交流拠点としての道の駅の物産館や体験所が必要です。

 また、ワインバレー構想のもと、ワインブドウ栽培に情熱を傾け、農地の利用を図り、そして千曲市のブドウによる多種のワインが製造され販売することを夢に頑張る生産者に販売の場を提供でき、生産意欲も湧きます。耕作面積も多くなります。

 道の駅の物産館は、さきに述べた農業者に生産、販売の喜び、また外部から、移住就農希望者の呼び込みの拠点、交流の場として活用できます。にぎわいのあるところに人は来ます。そんな施設が早急に千曲市には必要です。

 本年、千曲市歴史的風致維持向上計画が認定されました。千曲市左岸一帯を「歴史・文化ゾーン」として位置づけ、遺産や伝統行事を維持向上させ、保全と地域の振興を図るのが目的であり、それにより訪問者を多く広く迎え、市内外にPRし、棚田の耕作を維持し、稲荷山の歴史的建物の保護や活動等に役立てる計画です。ここに道の駅を設置することは、人の回遊性を高め、市にとってさらによい効果が生まれます。

 6月議会での小玉議員の質問に対して、企画調整会議を早急に立ち上げ検討に入りたいとの答弁がありましたが、私は耕作放棄地解消、また農業者の就業意欲を高め、生きがいづくりのためにも、農業の支援策として、ぜひ早急な設置が必要と考えますが、計画は立案、設置まで3年、5年とかかってしまう可能性もあります。どのようにお考えか、どう進められるかお答えください。



○議長(和田重昭君) 小根澤建設部長。

          〔建設部長 小根澤英児君 答弁席〕



◎建設部長(小根澤英児君) 道の駅の御質問でございます。

 道の駅は、国土交通省が認定するもので、認定されますと道路時刻表や道路地図等に掲載されます。

 では、この道の駅の採択基準といたしましては、主要な幹線道路のうち、夜間運転、過労運転による交通事故が多発、もしくは多発するおそれがある路線において、同様の施設が相当な区間にわたって整備されていないこととなっております。

 また、基本方針を定めるに当たりまして、市・道路管理者等を含む幅広いメンバーによる調査委員会を設置してから、設置場所の検討等から行っていくこととなります。

 なお、地域の総意工夫によりまして、道路利用者が快適な休息と多様で質の高いサービスを供給する施設であることが道の駅の基本コンセプトとなります。

 観光、農産物等の地域振興につきましても、当然、それに該当すると考えておりますが、具体的には、その調査委員会の中で検討していくということになるものと考えております。



○議長(和田重昭君) 袖山廣雄議員。

          〔10番 袖山廣雄君 質問席〕



◆10番(袖山廣雄君) 調査委員会で検討すると、まずは、前には、そんなには早く進まないと、そのような答えに聞こえましたが、前にも述べましたが、千曲市には多くの移住者を呼び込むためにも、交流拠点施設としての道の駅の存在が欠かせません。早急に交渉を進めて早期実現を要望します。

 それにつけても、設置する場所の特定が必要です。今、検討するということですが、前にも述べましたが、さっき云々と風致計画等も申し上げてきましたが、川西地区の活性化のためにも、現在の条件の中では八幡地区の設置がベターと考えますがいかがでしょうか。



○議長(和田重昭君) 小根澤建設部長。

          〔建設部長 小根澤英児君 答弁席〕



◎建設部長(小根澤英児君) 先ほども申したんですが、道の駅につきましては、国土交通省さんの認定が必要となります。

 その認定、登録をするに当たりまして、やはりルールが定められておりまして、広域的な視点での道の駅整備の基本方針を、市町村、道路管理者等を含む幅広いメンバーにより調査委員会を設置して検討しなさいという条件がございます。

 それにつきまして基本方針を設置した後、道路管理者は休息施設の計画構想を立て、市町村としては地域振興施設等の計画構想を立てるということで、それらに基づいてコンセプトを、施設設計等の調査、道の駅に関する協定を結ぶ。それについて、今度、国土交通省さんのほうで、それが国土交通省の道の駅のコンセプトに合っているかチェックして、オーケーであれば登録申請、そうでなければ、また、大変言い方は悪いんですが調査委員会のほうにフィードバックされてしまうというようなルールがございますので、ある程度、そのルールに基づいて仕事を進めていくのが最短の設置かなと考えますので、ちょっと、そういうルールに基づいて持っていく必要があるのかなというふうに考えております。



○議長(和田重昭君) 袖山廣雄議員。

          〔10番 袖山廣雄君 質問席〕



◆10番(袖山廣雄君) 済いません、中々慎重なお答えを頂いています。実際、ぜひそういうような、正直いって手続も時間がかかってくるんです。だから早急に考えていかないと、地方創生も5年です。だから、どんどんそういうことをやっていかないと、その時代の流れにおくれていっちゃうというのもそうだと思います。

 千曲市は、この前質問でありましたが、なかなか交流の人たちがいたとしても、案内する場所がないという、ちょっと現状があります。さっきの点で道の駅の物産館等が、一目で見れば、その農産物を見れば地域のことがわかるんです。だから、そういうような表玄関としての交流拠点はぜひ必要です。

 それには、今、物産館、ただあちこちにつくれないもんですから、どっちかって言えば道の駅が最短距離じゃないかなと私は考えております。

 この予算のない中で、そういうこともぜひ検討していただきたいと思います。その点、市長、最後よろしいですか。



○議長(和田重昭君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 道の駅ですけど、これ、以前からそういう話がありまして、八幡地区でも駅をつくってほしいと、更級地区でもつくってほしいと。さまざまなところで要望があるのは承知しております。

 今、部長が言ったのは手続の話なんです。そうではなくて、この地域に道の駅は、私は必要だと思っています。東北地方へ行くと、道の駅で大分稼いでいるんです。これ、地域農業にとっても必要な施設だというふうに思っているわけでありまして、単なる道の駅ではなくて、千曲市のPR、そしてこの農産物を直販できるという体制を組むということは大事だなと思います。

 そういう意味で、道の駅については本当できれば早くやりたいというふうに思っておりますが、それぞれ地域の御要望もありますので、国の国土交通省の関係もありますが、そういうようなところも調整がつき次第、調査をしていきたいなと思っておりましょうし、また、温泉振興とあわせて道の駅も必要かなということでありまして、どうしても国道18号線沿い、あるいは18号バイパス沿い、そこしかないんです。18号バイパスが、まだああいう状況でありまして、なかなか整備が進んでいません。要望はしているんですけど、そういった中では、どこにつくるのが一番ベターなのかな、将来のことを考えながら、この地域に2つの道の駅ができるかどうかということもありますと、川東、川西に1個ずつということもあるんでしょうけれど、その辺は十分、事前に国とも話をしなきゃいけないかなと思っております。

 いずれにしても、農産物の、先ほど経済部長が言っているように、もうかる農業をするには、道の駅が必要なんで、そういう意味で、そういった観点からも進めてまいりたいというふうに考えております。



○議長(和田重昭君) 袖山廣雄議員。

          〔10番 袖山廣雄君 質問席〕



◆10番(袖山廣雄君) ありがとうございました。道の駅は、今回は耕作放棄地を解消するという観点から道の駅の要望もしてまいりました。それは生産者の意欲を沸かして耕作量を増やすと、そして販売量も増やすということで、観点として質問してまいりました。

 JAながのが誕生しました。また、改正された農業委員会もあります。行政と三位一体で取り組み、荒廃農地化を防ぐにも高収入化のためにも、もっと農業者に近いJAの協力が不可欠だと思います。常にJAと話し合いながら、連絡をとっていっていただきたいと思います。

 千曲市は、耕作放棄率は高く、また農地の流動化率も低いです。そして、集積が進んでいない現状です。諏訪に次ぐ低さです。そういう意味も含めて真剣に取り組んでいただきたいと思いますので、またよろしくお願いします。

 以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。



○議長(和田重昭君) ここで、15分間休憩をいたします。

                            午前10時50分 休憩

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 午前11時10分 開議



○議長(和田重昭君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 続いて、5番、飯島孝議員。

          〔5番 飯島 孝君 質問席〕



◆5番(飯島孝君) 議席番号5番、科野の会の飯島孝と申します。よろしくお願いいたします。まず新人で、なれないので、とにかくよろしくお願いしたいと思います。私は、一番は地域のために、少しでもお役に立てればという意味で議員として活動してみたいなということで、今日はこの席に立たさせていただいていますが、非常に緊張の一途でございます。よろしくお願いいたします。

 大項目で2項、質問をさせていただきます。

 まず、当市の人口は、平成11年をピークに、平成27年4月には4,000人以上減少しております。これからも人口が減っていく中、少しでも人口減少を食いとめるために、住んでみたい千曲市、住んでよかったと思える千曲市づくりを、市民みんなでしていかなければ、つくっていかなければなりません。

 遊休荒廃農地にしないことは、千曲市づくりの重要な1つのポイントでもあります。その取り組みの拡大により、自然愛好家や農業に興味を持つ都会の人が、Iターン、Uターン、あるいは移住、定住をしてくれるのではないでしょうか。

 国としても、今朝の新聞に出ておりましたが、国も農業の衰退に歯どめが急務と、農業改革の議論が再開します。

 ちなみに、農業改革の国のことなんですけれども、主な内容を紹介をさせていただきますと、1つ目に肥料や農薬など生産資材価格の引き下げ。2つ目、農家の減収を穴埋めする収入保険の創設。3つ目、農産物の輸出1兆円を目標に向けた方策。4つ目にチェックオフ制度の具体化。5つ目、次世代農業の人材の育成。6つ目、加工食品の原料、原産地表示の拡大というような内容で、国も議論されます。

 では、大項目1の本市の農業、遊休荒廃農地についてということで、小項目1つ目、本市の農業政策についてということでお伺いをさせていただきます。

 本市の農業従事者の比率は、全国より男女とも2倍程度高く、全業種中で、最も特化している産業であります。しかし近年は、後継者がいない、高齢化した等の理由により、不耕作農地や耕うんだけして草にしないようにしているだけとの農地が随所で見られるようになりました。

 このまま放置するならば、豊かな自然と資源、環境が破壊されることは必至であります。このような状況の中、本市としての今後の農業政策について、どのようにお考えかお伺いをいたします。



○議長(和田重昭君) 半田経済部長。

          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕



◎経済部長(半田敏幸君) まず、私が思います千曲市の農業政策について申し上げます。

 農業センサスの統計というのが、5年刻みで行われております。平成22年度、平成27年度ということで、27年度が最近の数字でございますけれども、この5年間で20ヘクタールの耕作放棄地が増加しております。また、農家数も3,550戸から3,178戸ということで372戸の農家が減少しております。

 農家1戸当たりの経営耕地面積ですけれども34.3アール、長野県の平均は65.1アールですので、非常に千曲市としては手狭な耕地面積でございます。

 こうした状況から、攻めの農業を転じるには、各地域の条件、それから特色に応じた施策の展開が求められておりますけれども、極めて難しい課題でございます。

 ですが、一方では、姨捨の棚田やあんずの里を象徴とする中山間地域につきましては、国や県、市の支援制度である日本型支払制度、先ほど、袖山議員さんのほうでも説明しましたけれども、その制度を活用したり、地域ぐるみの農地維持管理を推進する多面的機能支払制度に6組織が取り組んでおりますけれども、今後、ほかの地域においても組織化を進める必要があると考えております。

 市街化が進行する地域において、あいている農地を市民農園として活用すると、農業者のみならず市民、多様な担い手による農地保全を図っており、比較的平地で農業機械の導入が効果的な地域や比較的傾斜地が緩やかな圃場整備が進んだ集団農地がある地域については、農業経営基盤強化促進に基づきまして、新たに耕作農地を拡大させるために利用権設定を行う農家の金銭的な支援、それから、新しく機械を買う購入費など、制度資金の利子制度などによりまして、引き続き農業経営を支援してまいります。

 また、青年就農給付金などの制度の活用があります。新規就農相談会への参加、稼げる農業を目指す若年層の担い手を確保するとともに、今年度、東京大学の30代の研究員をアドバイザーとして受け入れ、都市部の学生や若者を多様な形で千曲市に呼び込むことで、移住定住への増加促進にもつなげてまいります。

 総務省のほうでございますけれども、都市部の大学生から長期休暇などを利用して、地方で働くワーキングホリデーを導入する地方への支援を行っております。田舎暮らしの体験に若者が地方に呼び込み、人手不足の解消や地元の消費拡大、将来的な移住者の増加にもつなげることで、総務省のほうも支援しております。

 あわせて、農地集積事業の進出や法人化の支援等による経営の効率化、ワイン事業なども含めた形ですけれども、新たな経営の手法の確立、それから、市内特産物の新たな販路の拡大を目指して、平成22年には25件だったものが、平成27年は32件へと増加した農業法人を、さらに増加させるために引き続き支援し、多角的な視点から稼げる農業の確立に努めてまいります。

 以上、これらの施策を今年度4月に策定しました千曲市第二次食料・農業・農村基本計画の協働の基本的理念から総合的に実施し、農業振興を図ってまいりたいと考えております。



○議長(和田重昭君) 飯島孝議員。

          〔5番 飯島 孝君 質問席〕



◆5番(飯島孝君) ありがとうございました。本市は中央部を流れる千曲川により、肥沃な大地が形成されております。さらに寒暖の差が大きく、降水量の少ない土地柄から、稲作を中心に、花卉、野菜が栽培され、日当たりのよい傾斜地では、リンゴ、ブドウの果樹栽培が行われて、とてもおいしい野菜や果物がとれます。

 これを大切に引き継ぐための農業施策をしっかり実行していくということで、ただいま御説明のあったことで理解をさせていただいております。それには、やはり官民一体となって協力し合いながらやっていかなければいけないんではないかなと思われます。

 ここで、質問させていただきますけれども、再質問ですが、後継者がいない、高齢化ということで、それと農業施策とのバランスといいますか、どうしていけばよいのか。そのバランスなんですけど、農業施策は例えばこういう施策で後継者がいない場合はこうだ、高齢化に対してはこうだという中で、どんなふうにお考えかお聞かせいただければと思います。



○議長(和田重昭君) 半田経済部長。

          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕



◎経済部長(半田敏幸君) 農業後継者とのバランスということですけれども、私もそうですが、農地はありまして草にしないように、トラクターで草の管理をしております。

 高齢者の方たちで、今、リンゴ、ブドウもつくっておりますけれども、うちのほうには支援センターというのがございまして、農家へお手伝いもするといった方たちの登録もあります。そういう方たちの登録を活用して、今、農家のほうへお手伝いもしておりますけれども、それも1つのバランスということであります。

 ですが、私事ですが、若いころは農業は嫌だったんですが、年をとるにつれて、両親も高齢になってくるということで、少しずつ農業もしていかなきゃいけないという気持ちになってまいります。そういう気持ちになるように、うちのほうの農業施策も進めてまいりますが、よろしくお願いいたします。



○議長(和田重昭君) 飯島孝議員。

          〔5番 飯島 孝君 質問席〕



◆5番(飯島孝君) ありがとうございました。私も、何しろ草にしないように、近所から文句言われないようにしなきゃいけないなということで、ただそれのみでいいのかなという考えでいっぱいでございます。

 だから、できれば新しい農業法人も、さっきの話もありましたけれども、とにかくそういう人たちにやっていただくより仕方がないのかなというところではないかなと思います。

 次に、小項目2に移らさせていただきます。

 農業政策についてはお伺いしましたけれども、実際に農業に一番携わられている農業委員会等についてということで、農業委員会で、毎年農地の耕作状況の調査を行っていますが、その結果、今までどういうふうに活用されて、あるいは現在はどうなっているのか。あるいは将来的にはどういうふうにしていかれるのか、それから、また本年度より農地利用最適化推進委員会がスタートしたと聞いております。どのような目的で、具体的にどのようなことをしていかれるのかお話をいただければと思いますが、よろしくお願いします。



○議長(和田重昭君) 荒井農業委員会長。

          〔農業委員会長 荒井忠男君 答弁席〕



◎農業委員会長(荒井忠男君) このたびの改正された農業委員会等の法律に基づきまして、私は、6月開催の市の議会の定例会において、農業委員の新委員として議員の皆様より同意をいただき、また市長から任命されました。そして、7月20日の第1回の農業委員の総会におきまして会長に互選をされました、桑原の荒井忠男でございます。

 農業委員会が、その主たる使命でございます農地利用の最適化として、担い手への集積・集約化、遊休農地の発生防止、解消、そして新規参入の促進を図ってまいりますのでよろしくお願いしたいと思います。あわせて、議員の皆様の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。

 農業委員会等についてでございますけれども、農業委員会は、毎年、長野県遊休農地解消月間に合わせまして、9月、10月、農地パトロールということで、農地の利用状況を3分類に分けて調査を行っております。

 3分類といいますのは、1つとして、実際、耕作しております耕作地、保全地、2つとしまして、再生利用が可能な荒廃農地、3つ目が再生利用が困難と見込まれる荒廃農地を、状況について現場を確認しながら調査を行っております。

 分類による再生利用が可能な農地の所有者には、農地利用意向調査といたしまして、農地の貸し付け、それから、売り渡しのあっせんを希望する場合は申出書の提出をいただき、それを市のホームページで公開するという情報の提供も行っております。貸し付け、売り渡しの希望者は、年々増加しておる現状でございます。

 また、平坦地におきましては、地域の担い手等により利用集積が進んでおりますが、山間地の農地は借り手がなかなか見つからないということが課題になっております。

 今後も、市農林課、農地中間管理機構であります県農業開発公社、JAと連絡を密にいたしまして、農地の利用集積を引き続き前向きに取り組んでまいります。

 改正法により、新たに農業委員会が委嘱する農地利用最適化推進委員が設置されました。この推進委員は、具体的な活動といたしましては、市内の農地利用の最適化を目的とし、それぞれ推進委員の担当地区において、担い手への農地利用の集積、集約化を推進することにあります。

 つまり、地域の農業者等の話し合いにより、農地の出し手と受け手へ働きかけを行い、担い手へ農地の利用の集積を進めていただくわけでございます。

 また、耕作放棄地の発生防止解消ということで、先ほど申し上げました農地パトロールにおいて、推進委員は担当地区全ての農地利用を把握し、遊休農地所有者に利用意向の確認を行い、担い手等への農地のあっせんを進めていただくことが主な活動任務となっております。



○議長(和田重昭君) 飯島孝議員。

          〔5番 飯島 孝君 質問席〕



◆5番(飯島孝君) ありがとうございました。せっかくこのようにパトロールしたり調査したりされておるんですから、それを有効に使う、使っていただく、あるいは調整をしていただいて、とにかく遊休荒廃農地をできるだけ発生をさせないようにということで御努力をいただければと思いますが、よろしくお願いいたします。

 引き続きまして、小項目3番へ行きたいと思います。

 遊休荒廃農地の利用について、私はこう考えているということで、先ほど、経済部長さんのほうからも答弁ありましたけれども、現在、行われている、とても好評だということで、市民農園のさらなる積極的な拡大をされていかれてはどうかなと。

 あるいは農地の中間管理機構である県の農業開発公社と協力して、遊休荒廃農地の貸し手、借り手ということで、先ほどもそのお話がありましたけれども、そういう荒廃の土地とか休耕になっているところは、虫食いみたいにぽつぽつとあちこちにあるんですけれども、それを1つにできるだけまとめていただくということでの借り手、貸し手の仲介をしていただいて、何箇所かにまとめていただくと。

 そして、農協や、あるいは農業法人、先ほどもお話がありましたけれども、農業法人も増えてきていると、徐々ではあるけれども増えてきているということですけれども、そこに委託をすると。

 そして一番は、とったものが売れないとどうにもならない、収入にならないとどうにもならないという現状があります。幾らつくっても収入にならないんでは、やっている張り合いがありません。そこで、収穫された作物を地産地消の推進となるようにということで、学校給食、例えばですが、学校給食あるいは飲食組合とかに栽培したものを使っていただくということでいいんではないか、そういう方法ではどうなのかなと。

 例えば給食用であれば、形だとか、あるいは大きさ、大小あると思うんですけれども、それから、見てくれも余りよくないというけれども、一応、つくるほうとして、例えば無農薬でやればやるほどそういう形態の野菜ができてくる。そういう中であれば、味には変わりがないんですから、売り物にはならない、普通の市場では売り物にはならないと思いますということで、給食用であれば、何とか有効に使え、耕作者にとっても収入が安定するのではないかと思いますということで、市としては、どのような具体的な遊休荒廃農地の利用をお考えかお願いをしたいと思います。



○議長(和田重昭君) 半田経済部長。

          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕



◎経済部長(半田敏幸君) 遊休農地の農地化の利用についてお答えします。

 先ほど答弁いたしましたが、各地域の立地、それから農地の形状、気候、風土など、特徴に応じた農地保全及び担い手対策を実施することで、遊休農地の荒廃農地の対策を進めてまいります。

 特に、市民農園でございますけれども、議員さん御承知の通り、市民農園というのが誕生したのが都市農業ということで、昭和45年ごろから市民農園が誕生いたしました。市民農園では、家族で市民農園を利用して、みずからつくった野菜を調理すると、農業への理解をする場でございます。また、高齢化社会につきましては、健康的な日常生活を過ごす場としての活用の場となっております。

 千曲市の現在の状況でございますけれども、現在、189人の方が247区画を利用されております。面積ですけれども、1区画当たり66平米ということで、自家用野菜をつくるには手軽な面積と思います。引き続き公募をして拡大を図ってまいります。

 また、学校給食の関係でございますけれども、学校給食での利用をするためには、農産物の大きさ、それから規格などが一定であること、それから一定の数量が確保できることが求められております。一方、仕入れ価格が比較的高価であることなどから、課題がたくさんあります。ですが、千曲市の特産でありますアンズ、リンゴ、ブドウ、キノコ類は、学校給食の使用率は100%でございます。誇るべき実績でございます。この実績を引き続き維持できるように、学校給食と遊休荒廃農地の利用のあり方について、引き続き考えてまいります。

 なお、農協、農業法人に仕入れを委託して栽培を図るということは、現在、考えておりません。ですが、現在、農業団体は32団体ございますが、取り扱う作物が違いますし、競争原理もありますので、今後、教育委員会とも協議調整し、地産地消に一役を担っていただけるような取り組みを進めてまいります。



○議長(和田重昭君) 飯島孝議員。

          〔5番 飯島 孝君 質問席〕



◆5番(飯島孝君) 今、学校給食では、形だとか大きさだとか、いろいろあるというお話なんですけれども、それはなぜなんでしょうか。味が違うとかということじゃなくって、味は全く同じだと思うんです。そういうもの、例えば数量的に足らなかったら、そのときは計画的な、ある程度計画的にできると思うんですけれども、そういうものをほかから仕入れても、今までどおり仕入れてもいいんではないかなと。

 それで調整してもらって、とにかく使ってもらうということが第一条件ではないかなって、こんなふうに思うんですけど、その点を、もう一度済いませんがお聞きしたいということと、それから、先ほど出ました農協さんとの話し合いは、結構されているのかどうかということ。

 それから、農業法人が先ほどの中で、お話のとおり32件ということで、徐々に増えてきているけれどもというお話ですが、これから荒廃にならない、荒廃農地にならないようにするためには、とにかくどこかでやってもらわなきゃいけないということがあろうかと思います。

 それで、その法人、農業法人の設立に対して、市としては設立に対して、あるいは育成の補助金というものを出して、そういうものを積極的に増やしていくとかというお考えはないんでしょうか。

 今朝の新聞にありましたけれども、棚田米の販売促進へ市が支援しているということで、非常に市としてもいろいろやってくださっていることについては理解しているんですけれども、その辺のところをよろしくお願いしたいと思います。



○議長(和田重昭君) 半田経済部長。

          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕



◎経済部長(半田敏幸君) まず1点目ですけれども、味が同じなら足りない部分は調整してほしいということでございますけれども、今後、教育委員会とも協議調整をして進めてまいります。

 それから2点目ですが、農協との打ち合わせですが、随時農協と栽培関係、それから仕入れ関係等につきましては、随時打ち合わせをしております。

 それから、農業法人のための育成補助でございますけれども、先ほど申しました日本型の補助等を使って、法人のほうには補助を出しまして育成をしております。



○議長(和田重昭君) 飯島孝議員。

          〔5番 飯島 孝君 質問席〕



◆5番(飯島孝君) ありがとうございました。

 では、次の小項目4項に入らさせていただきます。

 千曲川のワインバレー特区についてということなんですけれども、本市は、千曲川ワインバレー特区に名乗りを上げておりますけれども、私は、それは一つには、中間山間地の遊休荒廃農地について、ワインブドウの栽培を積極的に進めるためと考えられますけれども、その辺はどうなんでしょうかということと、また、特区として、具体的にどんな計画で進められるのか。あるいは現在の進捗状況はどうなのかということをお伺いしたいと思いますが、市長のほうでよろしいでしょうか。



○議長(和田重昭君) 半田経済部長。

          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕



◎経済部長(半田敏幸君) 私のほうから、千曲川ワインバレー特区につきましてお答え申し上げます。

 千曲川ワインバレー特区についてですけれども、千曲川中流域がワインブドウの適地であるということから、千曲市においても、主として、中山間地域の荒廃農地の対策を兼ねて、この特区に参加いたしました。

 今年2月ですけれども、4市3町1村の構成員としまして連絡協議会を立ち上げました。協議会ですけれども、特区におけるワインの生産振興、それから地域と調和した特区のワインの発展に寄与することで目的としております。

 市町村によって、既にワインがつくられているところ、まだワイナリーがないところもありますけれども、各種事業の連携、栽培技術、醸造の技術の改良、それから開発等の達成のために事業を進めてまいります。

 今年度の協議会の事業としましては、国の地方創生加速化交付金を活用して、特区内で運行する循環バス等の実証事業を予定しております。これは、軽井沢駅、上田駅を起点に、千曲川ワインバレー特区内のワイナリーの巡回としまして、合計33回、12月まで運行をする予定でございます。

 また、一般向けの講演会を予定しておりまして、千曲市で、来年2月の中旬ごろ開催する予定でございます。詳細な内容が決まりましたら、広く周知しますので、大勢の皆様に御参加をいただきたいと考えております。

 ほかに、協議会では、ワインブドウの栽培に適した土地かどうか調査をするため、土壌分析を8市町村ごとに、おおむね15から20カ所の土地で検査を行う予定でございます。これは、土壌分析をしてワイン用ブドウの品種とか、土壌の相性から、このブドウが適しているというような調査であります。



○議長(和田重昭君) 飯島孝議員。

          〔5番 飯島 孝君 質問席〕



◆5番(飯島孝君) 今、お聞きをしたわけなんですけれども、将来的には、このワイン醸造、つくるところとかワイナリーとか、それから収穫したブドウ、最初のうちはそこまでできないと思うんですけれども、特区の人たちと融通をし合って、とにかく中山間地の荒廃農地、遊休農地、これを、至急調査をして、確かにないものはないというお話も聞いてはいるんですけれども、何とか、これらについてやっているところはあるんで、何とかこの辺を進めてもらえればと思います。

 それで、これについてワインブドウの栽培についても、市として補助金とかあるいは国とか県とかで面倒を見てくれるとかっていうことはあるんでしょうか。



○議長(和田重昭君) 半田経済部長。

          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕



◎経済部長(半田敏幸君) 補助の関係でございますけれども、やはり、今、国の地方加速化交付金等を使って支援をしております。

 1つ例があるんですが、桑原の方でいるんですが、人との和を大切にしたいということで、ワイン用のブドウを栽培している方がおります。その方は、県外から千曲市に参って、一人の方のブドウ園を借りて、ワインブドウをつくって、ヤワタというような銘柄でワインを販売している方もおります。

 やはり、千曲市では、ワインブドウ研究会というのがありまして、現在では20名の方がこのブドウの研究会に入っています。そういう方たちの相談等をして、少しずつワインのブドウができて、ワイナリーができて、もうかる農業に向かうような協議をしている段階でございます。



○議長(和田重昭君) 飯島孝議員。

          〔5番 飯島 孝君 質問席〕



◆5番(飯島孝君) それぞれ、今、千曲川ワインバレー特区について、いろいろやっていただいていることは非常によくわかりました。将来的に、ぜひこれについてもしっかりと進めていっていただければなと、こんなふうに思います。

 次に、5項目めに行きます。

 観光地の魅力の一つとしてはどうでしょうかということなんですが、遊休荒廃農地をしっかり活用することで観光に役立てられると考えます。例えば、遊休荒廃農地の山間部一帯にモミジだとかツツジ、あるいは竹林だとか、ところによってはサクラソウ等々を植えて、山全体の景色が四季折々に変わるものにし、目を楽しませる観光地の一つとして観光ルートに組み入れ、1つの名所とすることができるのではないかと私は思いますが、そのような発想は実現不可能なことなんでしょうか。一応、市としてどんなふうにお考えになるのか、お聞かせをいただければと思います。よろしくお願いします。



○議長(和田重昭君) 半田経済部長。

          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕



◎経済部長(半田敏幸君) 観光地の魅力ということですけれども、隣の麻績村ですけれども、荒廃農地にヒマワリを栽培して、そのヒマワリの種から、体に優しい油をつくって販売しております。また、神奈川県座間市では、ヒマワリ観光農園として取り組んでいる事例もたくさんあって、全国ではいろんな事例がございます。

 ですが、御提案では、山をモミジやツツジを植えて、四季折々の変化で目を楽しませるということですが、千曲市の農業として、まずは農地の集約に努めて、そして耕作地として利用することを検討しておりますので、もうかる農業が目的ですので、お金が入る農業ということで、ワイン用ブドウの植えつけとか、農作物で観光客の訪れる魅力ある農業を進めておりますので、こういうことは現在考えておりません。



○議長(和田重昭君) 飯島孝議員。

          〔5番 飯島 孝君 質問席〕



◆5番(飯島孝君) ありがとうございます。たまたま、私もモミジや竹林は、京都に行ったときによく見かけて、「ああ、いいなぁ」という思いもありましたし、ツツジについては湯の丸だとか野沢温泉がすばらしいということが記憶にあるもんですから、たまたまそういうことの考え方、発想の転換もあるのかなということで、一応、お聞きをさせていただきました。ありがとうございました。

 引き続きまして、大項目の2、中区の雇用促進住宅についてということで、小項目1で同じでございますけれどもお伺いをしたいと思います。

 雇用促進住宅は、ピーク時には70世帯以上も居住していたのに、現在は30世帯を割り込んでいます。そして、平成30年度には全戸退去とのこと、小さな区としては、ただでさえ人口減少の進んでいる中、大変な状況にあります。

 ですから、常会一つがなくなることになるわけなんですが、そうすることによって、各区の役員の数や、例えば区費が減ったり、若い世代が、結構、雇用促進住宅は若い世代が多かったわけなんですけれども、いなくなるということから育成会だとかPTA等の活動にもいろいろな支障が出てきてしまい、跡地がどうなるか、市の物件ではないにしろ、地域のことを考えていただく一つとして、市の方針によって、区としての対応を考えていかなければならないと、私は考えています。ということで、市としてどのようにお考えか、お考えをお聞きしたいと思います。



○議長(和田重昭君) 半田経済部長。

          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕



◎経済部長(半田敏幸君) 中区の雇用促進住宅でございます。

 この住宅、平成19年の6月22日に、閣議決定によりまして、遅くも平成33年度までには譲渡、または廃止の処理を完了するとなっております。

 現在、長野県内には27カ所の雇用促進住宅がございます。うち千曲市には中区の更埴宿舎、これは昭和63年の3月運用開始で、5階建てが2棟ございまして、間取りは3DKと。もう1個は、八幡地区の八幡宿舎、これは平成10年の7月に運用開始、これも5階建てで2棟、3DKあるんですが、中区のほうは、全部入居すれば80戸あるんですが、現在は入居は26戸でございます。八幡地区のほうは80戸のうち、現在は11戸と。うち、福島のほうの避難者が3戸おります。どちらも土地とか建物の所有は独立法人の行政法人「高齢・障害・求職者雇用支援機構」のものとなっております。

 また、この支援機構によりまして、平成26年に千曲市へ譲渡意向の調査がありました。譲渡費用や改修、維持費に対しての家賃収入等の費用対効果や民間の賃貸住宅の供給状況などから判断して、千曲市は譲渡を受けない旨の回答をしております。

 県内27カ所の雇用促進住宅のうち、公共団体への譲渡は1カ所、飯山市でございますけれどもあります。支援機構では、現在、残りの26カ所を民間事業者へ一括売却しようということで手続に入っております。

 ですが、本年10月にその入札が行われる予定で、契約後、年度末までには引っ越しがされる予定と聞いております。ですが、入札が不調の場合は、再度入札を行うと聞いております。完全廃止となるかどうかは検討がされているようですが、千曲市としては、その入札結果、それから支援機構の判断を踏まえて、以後、対応してまいりたいと考えております。



○議長(和田重昭君) 飯島孝議員。

          〔5番 飯島 孝君 質問席〕



◆5番(飯島孝君) 非常によく御説明をいただきましてありがとうございました。私は、あそこのところを勝手な思いなんですけれども、宅地分譲やIターンだとかUターン、移住定住者用の居住地にするようなことはあってもいいのかなっていう、そんな考えもちょっと頭にふわっと浮かびましたもんで、一応、どういう状況なのか、それで市としてどういうふうにお考えなのかということをお伺いをいたしましたわけですが、よくわかりましたのでありがとうございます。区としても何とかいい方向で行っていただければいいかな、そんな思いがいっぱいでございます。

 以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。



○議長(和田重昭君) ここで昼食のため、午後1時まで休憩いたします。

                            午前11時55分 休憩

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 午後1時 開議



○副議長(宮坂重道君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 続いて、9番、大澤洋子議員。

          〔9番 大澤洋子君 質問席〕



◆9番(大澤洋子君) 大澤洋子です。大項目3点について一般質問をいたします。

 1点目は、7月10日執行選挙の問題点検証と改善について。2点目は、公民館の利用制限は適正か。3点目は、障害者差別解消法の推進について伺います。

 それでは、大項目1、7月10日執行選挙の問題点検証と改善について。

 今回は、参院選と市議選が同時に行われたこと、また、18歳からの選挙権年齢が引き下げられたことによる関心の高さから、投票率が市議選67.68%とアップしたことは評価されているところです。

 しかし、幾つかの問題も発生し混乱の中、選挙管理委員会への批判も多く聞くことがありました。このことは、民主主義の基盤である選挙に対して、有権者の信頼を低下させたことになるのではないかと思い残念です。8月3日議会臨時会において、選挙管理委員長から開票作業の遅れなどについては陳謝されました。今後、問題点を十分検証して改善するとの発言でした。選挙から2カ月近くが経過していますので、小項目6つの問題点について検証と改善点を伺います。

 小項目1として、視覚障害者に点字の選挙者選挙公報の配布などを。

 各投票所には、市議選立候補者と党派別一覧が点字で置かれていました。参院選については、県が用意した点字の概略版が置かれていました。しかし、視覚障害者に候補者選挙公報公約の情報が十分伝わっていないため、投票の選択肢が限定されてしまっています。視覚障害者に点字の候補者選挙公報公約の配布を望む声もあります。また、投票所の記載場所に張ってある候補者名を大活字にする、拡大鏡を用意するなどの配慮を望みますが、実施についての見解を伺います。



○副議長(宮坂重道君) 答弁を求めます。

 寺澤選挙管理委員会委員長。

          〔選挙管理委員長 寺澤勝一君 答弁席〕



◎選挙管理委員長(寺澤勝一君) はじめに、7月10日執行の千曲市議会議員選挙並びに参議院議員通常選挙におきまして、開票作業が大変遅れたことにより、多くの皆様に御迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。再びこのことのないよう改善をしてまいる所存でございます。

 ただいまこの選挙の問題点検証と改善について御質問をいただいたわけでございますが、視覚障害者に点字の候補者選挙公報の配布などでありますが、これまで、投票記載所に掲示する氏名掲示や投票用紙については、点字のものを備えておりますが、市単独選挙の選挙公報については作成しておりません。

 これは、市の選挙、地方の選挙の期間が1週間と、大変短く選挙公報の作成から配布までの時間的な制約があることなどの課題が考えられます。点字公報の発行を実施している他の選管の状況を参考にしますが、あと音声テープとか、あるいは音声コードによる方法も含めて研究をしてまいりたいと、このように考えております。

 次に、投票所に張ってある候補者名を大活字に、拡大鏡を用意しておく配慮をと、こういうことでございますが、今回の選挙における参議院比例代表選挙の氏名掲示は、文字が細かく見づらいという御意見が多数寄せられております。県から配布されましたものを掲示しましたが、見やすくわかりやすい氏名を掲示するよう、県のほうへ働きかけをしてまいる所存でございます。

 また、市議選のように多くの候補者を掲示する際も、できる限りの配慮をしてまいる所存でございます。また、拡大鏡の備え付けにつきましては、今後、順次準備してまいりたいと考えております。



○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。

          〔9番 大澤洋子君 質問席〕



◆9番(大澤洋子君) 視覚障害者は立候補者の公約について知る手立てがないわけで、誰に投票していいか、その辺の判断が大変できにくいということでありますので、点字にする場合は期間が短くて難しいということであれば、市報などは音声コードを使っておりますので、そのような方策なり、何らかの形で視覚障害者への情報提供を、きちんと正確に出してほしいというふうに願っております。よろしくお願いをいたします。

 次に、小項目2候補者選挙公報の一部欠落原因と対策、再発行の費用負担について。

 公報を印刷所で原稿を写真に撮って、画像処理中に活字の一部欠落があったことが原因であると説明がありました。印刷所でこのようなミスが、なぜ起こってしまったのかという原因と再発防止策について伺います。下刷りの段階で事務局の確認ミスも重なったこともあり、防げなかったと聞きました。再発行の費用負担は主に紙代で40万円弱かかり、市の負担ということですが、妥当なのでしょうか、お伺いします。



○副議長(宮坂重道君) 寺澤選挙管理委員会委員長。

          〔選挙管理委員長 寺澤勝一君 答弁席〕



◎選挙管理委員長(寺澤勝一君) 点字公報につきましては、視覚障害者は点字を読める方というのは、必ずしも全員ではありません。したがって、点字を読めなくても公約等がわかる、そういうテープとかコードとか、そういう形のものは大変いいのかなと、このように考えておりますので、御指摘のとおり、そういう方向で検討いたしたいと、かように考えております。

 それから、候補者選挙公報の一部欠落原因と対策、再発行の費用負担等について御質問がございましたが、過日の臨時議会で御説明申し上げたとおりではございますが、原稿をスキャナーで画像として取り込み、製版して印刷するものでございますが、製版の過程で周囲の不用な部分を取り除く作業の際に誤って一部を削除してしまい、欠落箇所が生じたものであるわけでございます。

 写真製版というようなことで、ちょっと選挙管理委員会にもその件の油断があったのかなということは否めない事実でありますけれども、写真製版といえども、最終確認、最終校正をしっかりやると、この辺のことが十分できていなくて欠落してしまった選挙公報が発行してしまったと、こういうことかと思っております。

 なお、再発行の費用につきましては、印刷業者と協議した際、先ほど申し上げましたように、責任は選挙管理委員会にありますので、適正な金額を請求してくださいと、こういうお話をさせていただいた。業者に確認をいたしましたが、御迷惑をおかけしたので全額は請求しないということでございまして、用紙代相当分の請求でございます。

 そのほか、新聞折り込みの再度同じといいますか、選挙公報を新聞折り込みにしたわけでございますが、これは業者からの請求どおりでございまして、いずれも公費により支出をいたしました。今後、このようなことのないように、細心の注意を払ってまいりますので、よろしく御理解をいただければと考えております。



○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。

          〔9番 大澤洋子君 質問席〕



◆9番(大澤洋子君) 印刷所で製販をしたときの最終的な確認を、印刷所ではしなかったのでしょうか。選挙管理委員会の最終的な責任はあるということですけれども。そして、印刷業者としてはどのくらいの負担をされたのでしょうか、伺います。



○副議長(宮坂重道君) 寺澤選挙管理委員会委員長。

          〔選挙管理委員長 寺澤勝一君 答弁席〕



◎選挙管理委員長(寺澤勝一君) 当然、印刷業者も刷り上がったものは確認はしていると思います。しかし、先ほど申し上げましたように、最終校正の確認は、これは全て選挙管理委員会にある、このように思っております。

 それから、費用でございますが、先ほども御説明申し上げましたように、印刷業者のほうからは用紙代の請求と、こういうことで承っておりまして、5万円弱を印刷業者から。それから、先ほども申し上げましたが、新聞の折り込み代、これは全く同じように請求されたわけでございます。



○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。

          〔9番 大澤洋子君 質問席〕



◆9番(大澤洋子君) 選挙管理委員会の責任であるということで、公費を使われたわけでありますが、税金を使ったということで、2度の公報を発行されて、大変まずいことだったなというふうには思いますが、そのことの責任というのはどういうふうになるんでしょうか、お伺いします。



○副議長(宮坂重道君) 寺澤選挙管理委員会委員長。

          〔選挙管理委員長 寺澤勝一君 答弁席〕



◎選挙管理委員長(寺澤勝一君) 先ほども御答弁申し上げましたように、印刷の選挙公報の最終校正確認、これを怠ったというのは選挙管理委員会の責任でございます。選挙管理委員会に全て責任があると、こういうことでございます。



○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。

          〔9番 大澤洋子君 質問席〕



◆9番(大澤洋子君) 責任のとり方について伺いたかったわけですけれども、そこは少し、次の質問に移ります。

 小項目3として、ポスター掲示場所設置の配慮をということで、ポスター掲示板が設置された場所で幾つか張りにくい場所がありました。傾斜地の石垣の上に設置されていたところは、よじ登って張ったようで土がずれていました。

 また、掲示板は3段になっているので、上の段を張る場合、踏み台を用意しなければ困難な場所もありました。それから下の段では、草がぼうぼう茂っていて、草刈りをしなければならなかったというところが3カ所ありました。それから下の段ですが、手前にガードレールがあって見えにくかったというところが1カ所ありました。掲示場所は見やすいことはもちろんですが、張りやすいことも配慮が望まれます。改善について伺います。



○副議長(宮坂重道君) 寺澤選挙管理委員会委員長。

          〔選挙管理委員長 寺澤勝一君 答弁席〕



◎選挙管理委員長(寺澤勝一君) ポスター掲示場設置の配慮という御質問でございますが、御指摘をいただきました傾斜地、石垣の上など、ポスターを張りにくい箇所、危険を伴う箇所の掲示につきましては、現地を確認の上、設置場所を変更するなど、今後、改善を図っていきたいと、かように考えております。



○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。

          〔9番 大澤洋子君 質問席〕



◆9番(大澤洋子君) ぜひ改善をお願いいたします。

 次に、小項目4開票開始時間約40分遅れの原因と対策は。

 開票開始時間が夜9時からの予定のところ約40分遅れになってしまいました。44の投票所で3種類の投票により、投票所の残票点検に時間がかかってしまったとの説明でした。選管事務局では、30分遅れは考えていたと話していましたが、事前に遅れが予測されていたのであれば、対策を講じておく必要があったと考えます。

 一方、新聞報道によると、県区と比例代表の不在者投票1票ずつをめぐり、「不受理にすべき」と確認するのに時間がかかった。ある有権者が投票する滞在地の選管に行く前に、投票用紙入りの封筒を開けてしまった例とのこと。不受理とされた有権者の投票が無効になってしまったのは、大変残念なことです。

 不在者投票は、今回、県選管が利用を積極的にPRしていました。不在者投票で滞在地の選管に行く場合の説明が十分だったかどうか。また、「不受理にすべき」の検討は不在者投票なので、投票日前日までに結論が出されるはずで、40分遅れの原因ではないとも考えます。

 今回の選挙で、いろいろなケースに対しての対応マニュアルの把握はなされていたのでしょうか、原因と対策について伺います。



○副議長(宮坂重道君) 寺澤選挙管理委員会委員長。

          〔選挙管理委員長 寺澤勝一君 答弁席〕



◎選挙管理委員長(寺澤勝一君) 開票開始時間約40分遅れたと、その原因と対策という御質問かと思います。

 過日の臨時議会でも御説明申し上げたのとダブりますが、今、お話のように市議会議員一般選挙と参議院通常選挙が重なって、3種類の票の開票作業を同時に進めていくことになりました。投票所での選挙書類の取りまとめの遅れ、それから投票所から開票所への書類送致の遅れ、それと開票所での書類の内容と残票の点検作業に手間取りまして、開票開始の遅れを生じたものでございます。

 私も時計を見ておりまして、過去の開票のときには、もう9時には全てが終了していたという記憶がございました。それがなかなか9時を過ぎても始まらない。私も疑問には思っておりましたけれども、説明によるとやはり今申し上げたような3つの点が重なって遅れたと、このような説明がございました。

 それから、開票作業全般にわたって、作業工程の検討が十分ではなかったと、従事する職員への事前周知や確認作業の不足、それから開票本部の進捗状況の把握と各係間の連絡調整、それと、それに対する指示などの統制に欠けまして、適切な対応ができなかった。これが大きな原因かなとかように考えております。

 それから、その点を今後、検討しなくちゃいけないわけですが、今回の開票作業で課題になった点を検証しまして、改めて開票作業の手順や係の配置などを見直すとともに、事前に事務従事者との打ち合わせを綿密に行い、開票作業がスムーズにかつ的確に行われるように改善をしてまいりたいと考えております。

 私も投票所にも参りましたし、開票所の現場におりましたが、やはり課題が非常に正直言って目につきました。したがって、その点を十分踏まえて今後、改善をしてまいりたいとかように考えております。

 それから、不在者投票を利用される方へということでございますが、今回、先ほどもお話がございましたように、18歳まで選挙権が引き下げられたというようなこともございまして、東京とか都会に出ている若い人たちへも、この不在者投票が送付されたわけですが、これはあくまでも御本人の請求に基づき、投票用紙、専用封筒、不在者投票証明書、そこに加えまして投票方法の説明書をお送りしたんですけれども、やはりわかりやすい説明書であったかどうかどうかというのは、私たちも疑問を感じている部分もございますので、今後、他の選管の方法等も参考にして、千曲市選挙管理委員会としてわかりやすい不在者投票の仕方、方法、これを検討してまいりたいとかように考えております。よろしくお願いします。



○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。

          〔9番 大澤洋子君 質問席〕



◆9番(大澤洋子君) 投票所から開票の場所までのところでは、およそ1時間見てあったわけですが、それでは足りずに40分遅れたということですけども、1時間40分かかったわけですね。それから、県の選管では今回の選挙に対して、事前に手順を整えておく、そのような要請があったというふうに思いますけれども、そういうことをされたのかどうか、伺います。

 それから、不在者投票の説明ですけれども、これは千曲市がわかりやすいものをつくるというよりも、全国的な説明書だろうと思いますので、その辺は検討していただきたいと思いますが、3点について再質問します。



○副議長(宮坂重道君) 寺澤選挙管理委員会委員長。

          〔選挙管理委員長 寺澤勝一君 答弁席〕



◎選挙管理委員長(寺澤勝一君) ちょっと順序があれになるかもしれませんけれども、説明書については国や県からマニュアルといいますか、それは来ていると思いますけど、やはり各選管の工夫というものは当然あると思います。

 それから、先ほども申し上げましたように、18歳にまで選挙権が下りたというようなこともございますので、若干今までの不在者投票の説明書とは内容を変えるというか、検討をしたところがあると、かように思っております。

 それから、開票のその手順ということでございますが、ちょっと私は、そこを存じていないのですけれども、どの選挙においても開票の手順というのは、やはりマニュアルがありますので、そのとおりやっていかなければいけないのかなと。

 ただ、私の先ほど開票所を見た感じを言わせていただきますと、どうも連絡体制、これが悪いのかなと、こういうふうには感じておりました。それは、従事する職員が、必ずしも選挙に精通した、あるいは熟知した責任者が各係にいたのかなと、こんなことも実は感じております。もしそういう職員がいれば、各係の連絡体制なり対応の仕方がちょっと違ってきているんじゃないかなと、かように考えております。



○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。

          〔9番 大澤洋子君 質問席〕



◆9番(大澤洋子君) 幾つかのミスも重なってということでありますけれども。

 次の小項目の質問5にいきます。開票速報は本番を想定した準備がなされていたか。

 開票開始から40分遅れ、そのことの状況を説明もされず、遅れに遅れて発表された票数は500単位で、それもまばらに速報が出されました。以前の市議選においては、50ないし100の票をそろえて一報、二報と速報を出していました。

 8月3日市議会臨時会でようやく選挙管理委員長の説明と陳謝があったところです。本部の指示統制がとれなかったこと、臨機応変の対応ができなかったこと、適切な時間に報じられなかったことが述べられました。開票速報の手順を事前予測して、迅速かつ正確に執行してほしいと考えます。原因と対策について伺います。



○副議長(宮坂重道君) 寺澤選挙管理委員会委員長。

          〔選挙管理委員長 寺澤勝一君 答弁席〕



◎選挙管理委員長(寺澤勝一君) ただいま開票速報は本番を想定した準備はなされたか。こういう御質問かと思いますが、先ほど開票開始時間40分の遅れの原因と対策のところでも申し上げましたが、開票速報を含む開票作業全般の作業工程の検討が、準備が十分でなかったわけでございます。

 それと、先ほども申し上げましたように、開票のそれぞれの係の連絡体制が十分とれていなかったということが、これが原因の一つかなと思っております。例えば、総括的な責任者が開票所のところにいまして、もうぼつぼつ票を回しなさいとか、何々をしなさいとかこういうことを、やはり指示する選挙に熟知した精通した職員がいなければ、なかなか係は係で係の仕事をしていますので、連絡ができない部分がありますので、私が感じたのはそういうフリーな職員といいますか、そういうことを指示する職員がいなかったのが、一つの連絡体制がとれなかったのかなとかように考えております。

 それから、実は、私も選挙管理委員2期目になるわけでございますが、今回、一番の遅れた市議選の速報が遅れたというのは、御指摘のとおり、やはり500票束というのがいけなかったのかなと。以前から100票束で回してくださいということは、選挙管理委員会としては、そこまでを検討してほしいということは言っておりました。

 ですけれども、御説明したように参議院選との関係で、開被分類から始まって内容点検、枚数点検、もう一連の作業の中でやってしまったために、市議選でも500票になってしまったと、ここが一番大きな原因だと私は考えております。ですけれども、以前から100票束で回すべきだと、こういうことは申し上げてきたつもりでおります。

 それと、先ほども申し上げましたように、投票用紙をどこかで積まれていたと思うのですね、たくさん。これは先ほども申し上げましたように、フリーな職員、選挙に精通した職員がいれば、「早く回しなさい」という指示も多分できたかと思います。ですから、各係の仕事だけでもう精いっぱいで、全体を見回すことができなかった部分があったのかなと思っておりますので、そういう職員も今後、配置できるような体制でもっていきたいと、今後、このようなことが絶対ないようにしていきたいなと考えております。よろしくお願いいたします。



○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。

          〔9番 大澤洋子君 質問席〕



◆9番(大澤洋子君) 総括責任者というのは、選挙管理委員長だというふうに考えておりましたが、そうではないのですね。どなたでしょうか。

 それともう一つは、票の分類機というのが400万円ほどの機械を購入して使っているということですが、それの機械をきちんと使えてその効果を出せたのでしょうか、2点について伺います。



○副議長(宮坂重道君) 寺澤選挙管理委員会委員長。

          〔選挙管理委員長 寺澤勝一君 答弁席〕



◎選挙管理委員長(寺澤勝一君) 総括責任者といいますか、選挙の責任者は、これはもう選挙管理委員会委員長であります。ただ、委員長は開票立会人と開票管理者として、私になるのですけれども、開票立会人の方とのコミュニケーションといいますか、その辺のことはやりますが、現場の開被分類なり内容点検なり、あるいは枚数点検の係まで私が入っていって指示するということは、これはできない、制度上できません。

 ですけれども、先ほど申し上げましたように、市のほうから出向で選挙管理委員会へ来た職員とか、あるいは選挙のために委嘱をした職員の方で、先ほど申し上げましたように、選挙に精通したあるいは選挙に熟知した職員など置いていただければ、開票の現場で各係を回って調整をしてほしい。それを私ちょっと総括責任者というような言い方は申し上げたのかな。そういう方です。

 委員長はあんまり現場といいますか、その場所へ出ていって、ああだ、こうだということはちょっと言いにくい、言えない立場でございますので、その辺はぜひ御理解をいただきたいと思います。

 分類機の件ですが、単独の選挙でしたら1台ありますので、それを使えばよかったのですが、今回は比例代表のほうに、比例代表は非常に面倒くさいということもありまして、比例代表のほうに使いました。ですけれども、今、反省として思うのは、これから今後も、単独の選挙ももちろんあるでしょうけれども、2つ、3つというようなこともあり得るので、たしか300万円か400万円ぐらいかかるらしいですけれども、購入する必要があるのかなと、思っております。

 それで、もちろん機械でやることですから、最終的には先ほどの公報の校正と同じなんですが、最終的には人間の目なんです。職員の目で確認をするということが最後に、機械を入れてもそういうことになります。ただ、大部分といいますか大体のことはできますので、今後、2つ、3つという選挙も必ず出てきますので、導入の方向で検討はしていきたいとかように考えております。



○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。

          〔9番 大澤洋子君 質問席〕



◆9番(大澤洋子君) 現場の総括責任者は市の職員であるということですね。選挙管理委員会の事務局職員というふうに理解してよろしいでしょうか。

 次の小項目の6の質問にもかかりますので進めます。

 選挙管理委員会事務局職員の配置について。

 県内選管で今回の参院選は、ミスが過去最多であったと新聞で報じられました。千曲市も同様にミスによる混乱が発生しました。選挙制度の複雑化や投票機会拡大のための配慮で、選管の事務が増している中、選挙に熟知した職員配置が望まれます。

 今回の選挙を担当した事務局職員は、この4月の異動で2名、昨年4月の異動で2名の、合せて4名です。1年ないし2年の異動でなく、専門的能力が高められていくことができる職員の人事異動が必要なのではないでしょうか。今年は市議選、参院選、市長選が予想されており、選挙に熟知した職員の配置であったでしょうか。職員配置について見解を伺います。



○副議長(宮坂重道君) 寺澤選挙管理委員会委員長。

          〔選挙管理委員長 寺澤勝一君 答弁席〕



◎選挙管理委員長(寺澤勝一君) 私は総括責任者というふうに申し上げたのですが、もちろん選挙管理委員会の書記長は全体を見る、あるいは指示することは当然のことなんですが、御存じのとおり開票の時というのは、大変な作業です。書記長だけでは手が回らない、あるいは書記次長だけでは手が回らないところもございますので、先ほど申し上げたとおり、選挙に精通した職員に来ていただくということが大事だと思います。

 それと、事務局の職員でございますが、今、申し上げた精通した職員、熟知した職員が市長部局から出向を命じられるわけです。それで選挙管理委員会へ来まして選挙管理委員長の名前で発令をするわけです。

 ですけれども、出向された職員しか選挙管理委員会はもちろん発令できないんですけれども、私は今お話のように、選挙の年には出向職員の人事異動にやはり配慮をしていただきたい、もう事前にわかりますので。それから、選挙のとき例えば7月10日なら7月10日を見るに、短期的な出向職員も、例えば1週間とか10日の出向職員も選挙管理委員会に来ていただきたいなと、かように考えております。



○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。

          〔9番 大澤洋子君 質問席〕



◆9番(大澤洋子君) 市長部局からの出向であるということで説明を受けましたので、それでは総務部長に伺います。今回の職員配置適正であったでしょうか。伺います。



○副議長(宮坂重道君) 小林総務部長。

          〔総務部長 小林好武君 答弁席〕



◎総務部長(小林好武君) 人事担当を担う部長として御答弁申し上げます。

 職員は選挙にかかわる全ての職員は、みずからの職務として全力を挙げて適正に事務を行うということが使命であります。また、選挙の執行は行政の重要な役割でございます。市の基本的な職務の一つであるというふうに考えております。

 今回、このような事態に至ったことは、大変遺憾なことでございます。職員が主体的に取り組む意識が希薄であったものと思っております。こうしたことから、市の基本的な職務の一つである選挙事務への意識づけと、育成を図る必要があるということを痛感をしておりまして、今後、全職員が再確認をする必要がある、そのための教育研修というものも、今後、計画的に行っていきたいと。

 今回の人事異動につきましては、市全体の人事異動の中で行ったものでありまして、その異動した職員についての資質・能力というものは、ほかの職員と遜色がないという判断のもとで人事異動を行ったものと。

 ですから、やはり一番はこういった事態に至ったことを反省してみますと、やはり選挙事務に対する職員の姿勢というものが、やはり問われているのかなということで、改めましてこの選挙事務について、ただいま選挙管理委員会委員長のほうからの御答弁ありましたけれども、十分に検証をして、二度とこのようがことにのないよう職員教育にも力を入れていきたいと、そのように考えています。



○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。

          〔9番 大澤洋子君 質問席〕



◆9番(大澤洋子君) 総務部長からの今の説明によりますと、職員の能力とか姿勢に問題があったのではないかというお話ですけれども、決してそういうことではないと、私は思っています。1年ないし数カ月の職員が4名というところですので、この異動が問題だったというふうに思います。

 その辺、今後また考慮していただきたいと思いますけれども、今回、監査委員から要請している要検討事項ということの中に、今回の選挙に対して幾つか指摘がされておりました。今回、選挙事務に従事した職員からのアンケート結果分析し、遅延の原因を検証するとともに、次の項目を早急に講ずるようにということで、5つのことが上げられております。対応マニュアルの作成とかトラブル発生時における対応方法の明確化、組織連絡体制の確立、作業担当者へ経験者の配置、シミュレーションをするようにということが書かれて、8月29日に提出されておりますが、これをいつまでにされる予定になっているでしょうか、お伺いします。



○副議長(宮坂重道君) 寺澤選挙管理委員会委員長。

          〔選挙管理委員長 寺澤勝一君 答弁席〕



◎選挙管理委員長(寺澤勝一君) 8月29日の日に、私も立ち会いまして監査をお受けいたしました。それで、書類としていただいたのは一昨日でございますが、いつまでということでございますが、これはもう速やかに、そのことをやっていきたいと考えております。10月30日には市長選も予定をされているわけでございますので、これは、猶予はないとこのように考えております。



○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。

          〔9番 大澤洋子君 質問席〕



◆9番(大澤洋子君) 小諸市は県内でもいち早く2006年知事選から開票事務の見直しを進め、時間短縮に成功し全県的に注目を浴びています。千曲市においても選挙への信頼回復が得られるよう、研さんを重ねていただきたいと思います。

 次に、大項目2に移ります。公民館の利用制限は適正か。ということで、参院選県区に立候補を予定していた候補者の考えをお聞きしたいと、市民グループが講演会を企画しました。会場を公民館としたところ断られてしまい、その対応が大変だったと聞きました。どのような理由で断ったのか調査をしましたが、問題があると考えましたのでここで取り上げました。

 小項目1として、立候補予定者の講演会に公民館使用禁止した理由について伺います。



○副議長(宮坂重道君) 安西教育部長。

          〔教育部長 安西治夫君 答弁席〕



◎教育部長(安西治夫君) 立候補予定者の講演会に公民館使用を禁止したという理由でございますが、社会教育法第23条第1項第2号では、公民館の運営方針として、公民館の政治的中立性を保つため、特定の政党の利害に関する事業を行い、または公私の選挙に関し、特定の候補者を支持することを行ってはならないとしております。御質問のあった件につきましては、この既定に基づき御使用をお断りしたものでございます。



○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。

          〔9番 大澤洋子君 質問席〕



◆9番(大澤洋子君) 社会教育法第23条第1項第2号の解釈は、社会教育法第23条では、公民館は次の行為を行ってはならないと書かれています。第1項第2号として、特定の政党の利害に関する事業を行い、または、公私の選挙に関し特定の候補者を支持すること記されています。このことをどのように解釈され、公民館の使用禁止にしたのかについて伺いたいと思います。

 私は、社会教育法第23条は、利用者に対する公民館の利用制限ということではないと考えます。公民館は、特定の政党の利害に関する事業を行い、または公私の選挙に関し、特定の候補者を支持することを行ってはならないと理解します。つまり、公民館が主催者として事業を行ってはならないことであって、利用制限をすることではないということです。ちなみに選挙期間中の個人演説会は公費で許可をしていますので、見解を伺います。



○副議長(宮坂重道君) 安西教育部長。

          〔教育部長 安西治夫君 答弁席〕



◎教育部長(安西治夫君) 社会教育法第23条第1項第2号の解釈でございますが、この解釈につきましては、国の解釈通知によりますと、当該事業の目的及び内容が特定の政党の利害のみに関するものであって、社会教育の施設としての目的及び性格にふさわしくないと認められるものである場合、または、当該使用が一般の利用と異なった特恵的な利用もしくは不利益な利用にわたるものである場合、もしくは特定の政党にその利用が偏するものである場合に公民館の使用制限の規定に該当しておりますという通知がございました。

 また、国の答弁書の中では、特定の政党に特に有利な条件で利用させることや特定の政党に偏って利用されることは許されないが、公民館を政党または政治家に利用させることを一般的に禁止するものではないとしております。



○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。

          〔9番 大澤洋子君 質問席〕



◆9番(大澤洋子君) 公民館を一般的に使用禁止させるものではないということが今説明ありましたけど、国の通知が出されているのですね。しかし、社会教育法第23条1項第2号については、公民館がこのような事業をしてはならないというふうに、私は理解するのですが、その解釈が違っているわけですね。それについて、千曲市としては今説明されたような解釈を通していくわけでしょうか。



○副議長(宮坂重道君) 安西教育部長。

          〔教育部長 安西治夫君 答弁席〕



◎教育部長(安西治夫君) 法の解釈については、先ほど申し上げました通知等ございまして、先ほど申し上げましたけども、解釈に当たってはわかりやすく、千曲市がどのように具体的に取り扱うかという部分につきましては、その趣旨を適格に理解し具体的どうなのかいう部分でわかりやすく表現する、あるいは千曲市はこうだという部分については、なかなか難しい面がございまして、当市ではその解釈に基づき具体的に定めたものはございませんので、実際、運用に当たりましては、具体的にその基準や取り扱い要綱等を定めているほかの自治体の公民館もございますので、それらも参考にしながら千曲市として判断したところでございます。



○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。

          〔9番 大澤洋子君 質問席〕



◆9番(大澤洋子君) 次に、政治活動、選挙活動に対する生涯学習の考えはということで伺います。

 市民が日々の生活や暮らしの中で、感じたり考えていることを政治につなげて活動することは、主権者として健全な姿ではないでしょうか。そして選挙活動が活発に行われることこそが望ましいのではないでしょうか。生涯学習課は、その推進の役割があると考えますが、いかがでしょうか。



○副議長(宮坂重道君) 安西教育部長。

          〔教育部長 安西治夫君 答弁席〕



◎教育部長(安西治夫君) 政治活動・選挙活動に対する生涯学習の考えについてでございます。

 人生のあらゆる時期に行われる学習である生涯学習の中で、政治学習も大切な分野の一つであり、これまでも公民館活動として取り組んできております。また、国の公民館の設置運営に関する通知によれば、公民館の事業と選挙の関係について、公民館が住民の政治的教養の向上を図ることは極めて重要なこととしております。

 しかしながら、政治活動・選挙活動にかかわる公民館の使用については、国の解釈通知だけでなく、どのような活動がそれに該当するかは、具体的な事例ごとに判断せざるを得ないため、本市におきましても、今後、内規等その基準を定め、適正な公民館利用に努めていきたいと考えております。



○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。

          〔9番 大澤洋子君 質問席〕



◆9番(大澤洋子君) 今回、市民グループが企画した講演会ですけれども、県では3人が立候補しておりまして、それぞれの立候補者にお話を聞きたいということで打診をしたけれども、実現できずに一人の方の講演をというふうな形になったということでありますが、小項目の4に移りますけれども、選挙管理委員会として公民館利用制限についての見解について伺います。

 有権者が選挙への関心を持ち、結果として投票率が高まるよう選挙管理委員会は活動を行っていると認識しています。今回の立候補予定者から考えを聞くことも、大変有効なことと考えます。そのことの会場に公民館は貸さなかったということに対し、どのように受けとめているでしょうか、伺います。



○副議長(宮坂重道君) 寺澤選挙管理委員会委員長。

          〔選挙管理委員長 寺澤勝一君 答弁席〕



◎選挙管理委員長(寺澤勝一君) 公民館の利用の可否につきましては、公民館にかかわる関係法令、当該施設の条例、それから文部科学省からの通達・通知もございますので、公民館の施設管理者が適切に判断し決定したものであるとこのように思っております。選挙管理委員会としては、そのように施設管理者の判断にゆだねるほかはないと、このように考えております。



○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。

          〔9番 大澤洋子君 質問席〕



◆9番(大澤洋子君) このような場合の公民館の使用について、国からの通知、解釈通知が出されているということ。それから、文部科学省は昨年の秋、中立性確保のため、教員に対し多くの留意事項を示し通知を出しています。

 自民党は実態調査として、ホームページで中立性に対する不適切な事例の報告を募りました。政治的中立を求める圧力や介入が強まる中、千曲市が公民館使用禁止したことは、市民の主権者意識を委縮させることにつながっていくのではないかと気がかりです。選挙は民主主義の基盤であり、地方自治の根幹です。市民が政治について自由に学習や議論をし、活発に行動できる千曲市であってほしいと思います。そのことが、地域の活力につながっていくと私は考えております。

 次に、大項目3、障害者差別解消法の推進を。

 本年4月に障害者差別解消法が施行されました。障害者への差別解消を進め、障害のあるなしによって分け隔てられることのない共生社会を実現しようとする法律です。互いにその人らしさを認め合いながら、共に生きる社会をつくることを目指しています。

 正式名称は障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律です。不当な差別的取り扱いを禁止し、合理的配慮の提供を求めています。市役所は職員が適切に対応するために、不当な差別的取り扱いや合理的配慮の具体例を盛り込んだ対応要領を、障害のある人から意見を聞きながらつくることとされています。また、対応指針は会社やお店などの事業者が自律的に取り組むことが期待されています。

 小項目の1として、盲導犬同伴のできる宿泊可能な温泉施設に。

 ということで、先ごろ戸倉上山田温泉で盲導犬同伴の宿泊を申し込んだ視覚障害者が、宿泊を断られました。身体障害者補助犬法が平成14年に成立しております。補助犬とは盲導犬、介助犬、聴導犬の総称です。その第9条に全ての事業者に対して補助犬の同伴受け入れは拒めないことが記されています。千曲市の誇れる戸倉上山田温泉であるためにも、盲導犬同伴が可能になる推進策について伺います。



○副議長(宮坂重道君) 宮入健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 宮入明美君 答弁席〕



◎健康福祉部長(宮入明美君) ただいまいただきました盲導犬同伴での宿泊についてでございますが、戸倉上山田温泉旅館組合連合会によりますと、戸倉上山田温泉で盲導犬同伴の宿泊ができない旅館、ホテルが約半数ございます。そのことにつきまして、改善できないかとの要望が障害者団体から長野県障がい者支援課にございました。

 市といたしましては、県障がい者支援課、市観光課、旅館組合事務局と事実確認や相談をしておりましたが、8月末に相談が行われております。戸倉上山田温泉旅館組合連合会の会議に県障がい者支援課が出向きまして、合理的配慮、また、身体障害者補助犬に関して事業者に説明をし、理解を求めたということを聞いております。



○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。

          〔9番 大澤洋子君 質問席〕



◆9番(大澤洋子君) 県の障がい課から、戸倉上山田温泉の旅館組合に対して説明をされたということでありますが、半数近くの旅館で盲導犬の同伴ができない状態であるということで、今後、さらに改善を進めていただきたいとふうに思いますが、市では、県はそのような対応をとってくださったのですけれども、この件について、市が指導をするそのような形はとれないのでしょうか、伺います。



○副議長(宮坂重道君) 宮入健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 宮入明美君 答弁席〕



◎健康福祉部長(宮入明美君) ただいま県のほうでそのような御意見があった場合は、まず、県にそういう意見を集約しております。その中で、市は県と相談しまして対応を検討するという流れをつくっております。



○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。

          〔9番 大澤洋子君 質問席〕



◆9番(大澤洋子君) 旅館組合で行われた県からの説明会については、内容について伺っております。そのときに配られた、このような補助犬同伴受け入れマニュアルという冊子も配られて説明がされたということですけれども、とてもこの内容はわかりやすく書かれておりまして、ぜひこれを市内の事業者の人たちが周知、理解をしていただいて、盲導犬を同伴された視覚障害者の方、そのほかにも障害を持っておられる方がこの地域で暮らしやすいような形で進むことを願っています。

 それでは次の小項目2に移りますが、視覚障害者への郵便物に点字の配慮をということで、市役所から視覚障害者への郵便物に対して、差出人だけでも点字にしてほしいと要望が出されています。市には点字のできる職員が配置されています。例えば、千曲市役所福祉課と点字で差出人表示を作成したテプラで張ることは可能と思います。

 このことは、ダイレクトメールなどに混ざってしまうことを防いだり、重要書類として判別するためにも、せめて市役所から出される郵便物に点字の配慮が望まれています。以前、当事者から市へのお願いをし、できないと断られたことも聞いています。市の見解を伺います。



○副議長(宮坂重道君) 宮入健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 宮入明美君 答弁席〕



◎健康福祉部長(宮入明美君) 視覚障害者への郵便物点字の配慮についてでございますが、障害者差別解消法では、行政機関に対して合理的配慮の提供が求められております。

 視覚障害者の方には、差出人が千曲市であることがわかるように、千曲市の封筒に点字表記をする方法も考えられますが、点字表記に当たっては、表記箇所や内容など、今後も課題を整理しながら検討してまいりたいと思います。なお、市報には専用の装置により活字を音声に変換する音声コード(QRコード)が表記されておりまして、視覚障害者の方に御利用いただいておりますが、今後も合理的配慮に努めてまいりたいと思います。

 また、視覚障害者の方からの御要望をいただきながら、市の福祉課では視覚障害者の方への点字でのテープを貼って出しているところではございます。希望がある方のみそのような対応をさせていただいております。



○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。

          〔9番 大澤洋子君 質問席〕



◆9番(大澤洋子君) 点字の希望のある方には既に実施されているということですね。そうすると、どのくらいの人が希望されて実施されているのでしょうか、僅かでしょうか。



○副議長(宮坂重道君) 宮入健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 宮入明美君 答弁席〕



◎健康福祉部長(宮入明美君) 具体的な人数についての把握はございませんが、視覚障害者の方に窓口で、通知を今後出すときにどのような対応をという中で御希望をいただいている方に行っております。中途視覚障害者に当たりましては、点字がやはりわからないという方も中にいらっしゃいますので、具体的にそのようなことを聞きながら、対応させていただいております。人数につきましては、今後、把握していきたいと思います。



○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。

          〔9番 大澤洋子君 質問席〕



◆9番(大澤洋子君) ぜひ要望を聞き入れていただいてお願いをしたいと思います。

 障害者を排除する社会ではなく、違いを受け入れながら優しい関係を築き、互いに生きていてよかったと感じ合える社会になっていくことを願って、一般質問を終わります。ありがとうございました。



○副議長(宮坂重道君) ここで、15分間休憩いたします。

                              午後2時8分 休憩

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 午後2時25分 開議



○議長(和田重昭君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 続いて、17番、和田英幸議員。

          〔17番 和田英幸君 質問席〕



◆17番(和田英幸君) 17番、自由民主クラブ、和田英幸でございます。全国的な人口減少が国の存続にかかる大きな課題となっております。地方自治体は、国の人口ビジョン策定に基づきそれぞれ人口ビジョンと地方創生計画策定をすることで、将来の人口減少に歯どめをかけることになりました。千曲市の人口ビジョンでは、人口推計と出生率の設定により推計値を算出し、平成52年(2040年)に人口5万人を維持することを計画いたしました。

 ここで大きな課題が二つあります。その一つが、若年層である生産年齢人口の減少です。その主な原因は、高校卒業後に市外、県外への進学・就職による人口流出にあります。これによって、千曲市に何が起こるのか、その影響を分析し対策を講じていかなければなりません。県外・市外に出た若者が現地で就職し、その後、家庭を持ち、子育てをすることになると、結局、定年近くまで戻りたくても戻れないことになります。したがって、働き盛りの年齢で千曲市に戻ることは大変なことであると考えます。

 若者が千曲市で定着して生涯生きていくためには、生活基盤を確立するために仕事を持つこと。住宅を持つこと。結婚し家庭を持つこと。安心して子育てができる環境であること。楽しく過ごせる場所があること。遊べる場所があること。そして、便利な交通手段があることなどのさまざまな魅力や要因がなければなりません。

 その前提として、将来を担う子供たちがふるさとである千曲市を誇りに思い、愛着の持てる地域にすることが第一であり、将来、県外に進学して卒業をしたら戻って来られる千曲市にしていかなければならないと考えます。

 それとともに、出生率を上げていく環境整備が必要です。人口ビジョンではこうした状況と、安心して子供を産み育てられる環境整備を行ったとしても、人口減少はとめられません。出生率が2.07まで上昇しても、人口5万人を維持するのがやっとという計画です。出生率が上がらず、若者が千曲市に戻れない状況が続けば、人口5万人は到底かなわぬ計画になってしまいます。また、行政は常に安定した税収、財源を求めながら、市民の求める福祉・環境・教育の充実、都市計画道路や生活道路のインフラ整備など市民が安心して暮らせる都市形成、破綻なき財政運営を行う責務があります。

 今後、人口減少が加速していく中で、持続可能な税財源をどこに求めるのか、これが大きな課題の二つ目になります。この二つのことが人口ビジョン及び創生計画策定上、必要不可欠な課題になります。

 千曲市は、長野市と上田市の中間に位置し、松本市とも高速道路でつながっています。平成28年度施政方針で市長は、千曲市を中心に時間距離1時間の中に県民人口の約6割に当たる120万人が居住するとして、千曲市はその結節点に位置する好立地にある都市であることをキーワードとしました。そのことが、地理的優位性として新幹線新駅誘致運動とショッピングモールの誘致活動と結びつき、さらにはショッピングモールという巨大商業施設進出計画によって、物流系企業の進出という相乗効果的企業進出計画が図られています。

 今、新幹線新駅設置を基軸として、都市計画を進めることは内外の注目を集める的となり、このことは千曲市発展にとって、千載一隅のチャンスといっても過言ではありません。千曲市が発展するか、長野市・上田間で埋没するか、大きな岐路にあるとも言えます。市長には、新幹線新駅誘致とショッピングモールの誘致に不退転の決意をもって取り組んでいただきたいと、この場で申し上げます。

 さて、人口減少時代になると、高齢者の人口割合が高まり、千曲市では現在、人口が約6万1,000人で、そのうち65歳以上が約1,900人、高齢化率が約31%弱ぐらいの割合となっています。今後、生産年齢人口の減少による税収の減少と、高齢化率の増大によって高齢者福祉にかかる経費割合が増大していきます。

 そこで、質問の本題は、人口減少時代の中で千曲市の行政運営にどのような課題があるのかということであり、その主な点について順次質問をいたします。

 1として、人口減少時代の千曲市の行政運営への課題と対応について。

 (1)介護保険事業の運営についての課題と今後の対応策についてであります。

 全国的に少子高齢化が進み、人口に占める高齢化率の増大で、国の予算では社会保障費や医療費が毎年約1兆円増加し、千曲市においても、毎年約1億円が増加していると聞いています。安定した福祉や医療の財源を確保するために、消費税が5%から8%に上がりました。しかし、将来の安定した社会保障制度を維持するためには、消費税10%以上の実現が必要と試算されています。

 介護を要する高齢者を、社会全体で支える仕組みが介護保険制度として創設され、保険者である市、被保険者である市民が加入者、そしてサービス事業者の間で運用されています。財源は、保険料50%、国・県・市が負担する公費50%で構成されています。

 平成27年4月実施の介護保険制度の改正で、地域包括ケアシステムの構築などでサービスの充実や消費税が5%から8%になった財源により、低所得者の保険料軽減の拡充などが図られましたが、将来、現在5,000円弱の保険料が8,000円を超える見直しがあるかもしれないという状況にあります。

 今後、安定した介護保険制度を維持するために、国により法改正が行われた結果、平成29年4月から新たな総合事業が実施されることになります。これに対して千曲市としてどのような課題があり、それにどう対応していくのかお伺いをいたします。



○議長(和田重昭君) 答弁を求めます。

 宮入健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 宮入明美君 登壇〕



◎健康福祉部長(宮入明美君) 介護保険事業の運営についての課題と今後の対応策についてでございますが、千曲市においても高齢者人口は着実に増加しており、特に、後期高齢者であります75歳以上人口は、2030年にピークを迎えると推計され、ひとり暮らし高齢者や老齢夫婦のみの世帯、また、認知症高齢者も増加すると見込まれております。

 本市の介護保険サービス給付費は平成27年度44億1,300万円と増加傾向を示しております。また、要介護認定者は、7月末現在3,092人という状況で、65歳以上高齢者の6人に1人が介護認定をされています。中でも、比較的軽度の方々の認定割合が増えてきています。

 本市では、介護サービスを提供する事業者は増加し、サービス提供の種類も多様化が進んできましたが、事業所における介護従事者の人手不足や施設の入所待ち、増加を続ける介護給付費など介護保険制度の持続可能な安定した制度運用が重要とされるところでございます。

 今後、高齢になっても介護が必要とならないためには、介護予防の取り組みが重要であり、住民と協働した介護予防事業や地域を通じた高齢者への支援施策を整えるという地域包括ケアシステムの体制整備が必要であると考えております。

 予防事業に力を入れて、要介護状態の方を減らしていくことは、高齢者御本人のためにも、介護保険制度持続のためにも大変重要なことと捉えております。

 また、平成29年4月開始予定の、介護予防・日常生活支援総合事業につきましては、高齢者が生活を送るための課題やニーズが多様化している中、今まで国の一律の基準で提供してまいりました要支援1、2の方々の訪問介護並びに通所介護について、地域の実情やニーズにあわせたサービス提供が可能になっていくものと考えておりまして、現在、サービスを利用している皆様には、介護予防・日常生活支援総合事業の開始後も、適切なサービスが利用できるよう、担当介護支援専門員が必要な支援を継続してまいります。

 市民の皆様には、介護予防・日常生活支援総合事業につきまして、今後、市報やホームページ等に掲載することとして周知を図っていく予定でございます。今後も、地域に根ざした介護保険制度の運用と、介護予防施策に取り組んでまいります。



○議長(和田重昭君) 和田英幸議員。

          〔17番 和田英幸君 質問席〕



◆17番(和田英幸君) 介護保険料が、一人一人の負担が大きくならないような、そういった行政の取り組みを、今後も求めていくものでございます。

 それでは、次にまいりたいと思います。

 (2)国民健康保険の運営についての課題と今後の対応策についてであります。

 平成27年5月に持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律が成立しました。この法律によって、財政基盤の安定化、負担の公平化、医療費適正化の推進などの措置が講じられました。

 これによって、国・県及び市の一般会計からの財政支援により約6,000万円が新たに国保特別会計の財源となりました。しかし、千曲市では最近の傾向を見ますと、医療費の増大により保険給付費が増加傾向にあり、一方で、保険税の収納率の低下傾向によって、国保基金の取り崩しによる補填で、会計バランスをとっているのが現状です。この結果、国保基金は国のガイドラインでは会計40億円の5%である2億円が一つの目安でありますが、ピーク時の平成16年度末に2億6,000万円であったものが、平成27年度末には3,800万円程度にまで減少し、会計として危機的状況にあります。

 こうした現象は、県内19市においても同様に見うけられ、平成26年度以降その多くが保険料改定に踏み切りました。平成30年度からは、国保制度が県単位の圏域化に移行する予定があることを聞いていますが、今後、国民健康保険の運営について千曲市としてどのような課題があり、それに対してどう対応していくのかをお伺いをいたします。



○議長(和田重昭君) 宮入健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 宮入明美君 登壇〕



◎健康福祉部長(宮入明美君) 国民健康保険の運営についての課題と今後の対応策でございますが、市町村国保は、加入する被保険者の年齢構成が高いため医療費水準が高い、また、所得水準が低いという構造的な課題を抱えております。財政運営が非常に厳しく、多くの市町村において赤字補填のための繰り入れを余儀なくされている状況にございます。

 千曲市国保につきましても、被保険者総数は年々減少しているものの、65歳以上の前期高齢者の方の割合が増えており、平成27年度平均被保険者数1万4,220人のうち、46%を占めております。これにより、医療費水準は高く、一方、保険税収入は減少傾向にあり、また、基金残高も少ないことから、近年は当初予算で一般会計からの赤字繰入金を計上している状況であり、財政運営は厳しくなっております。

 これら国保の構造的課題を解消するため、昨年度国民健康保険法が一部改正され、平成27年度からの国保への財政支援の拡充による財政基盤の強化と、平成30年からの国保運営の都道府県域化による運営の安定化が図られています。

 当市としましては、今年度から本格化しております県域化に向けての準備を着実に行うとともに、引き続き保険税の収納率向上と、特定健診をはじめとする保健事業を充実させ、被保険者の健康維持・増進を図ることにより医療費の適正化に努めていく必要があると考えております。



○議長(和田重昭君) 和田英幸議員。

          〔17番 和田英幸君 質問席〕



◆17番(和田英幸君) 今の御説明の中で、大変、国保財政、国保会計が大変厳しいという御見解ということであります。医療費増大を抑え、そしてまた、被保険者の保険料を極力抑えながら、足らないところは場合によっては一般財源で補填していくというような、そういうぎりぎりのところで国保会計を賄ってきているということでありますが、市民の皆様方に健康維持を働きかけながら、定期健診、特定健診等を本当にしっかり受けていただく中で、健康管理をしていただき医療費を抑えると、こういうようなことをもって、当面は医療費抑制に当たっていきたいというようなことでございます。大いに市民の皆様にPRをしていただき、そのことが保険料を下げておくことができるという、そういったことにつながるのだということを大いに広めてもらえればというふうに思っております。

 それでは、次にまいりますが、(3)地域医療体制の充実にどのような支援をするのかについてであります。

 子供からお年寄りまで、千曲市で安心して暮らし生活をするために、地域医療の充実は欠かせません。千曲市内にある救急搬送体制や救急医療などの処置ができる医療機関に対して、行政として支援をする必要があります。

 そこで、千曲市の医療機関の現状と、千曲市内にある救急搬送体制や救急医療などの処置ができる医療機関に対して、行政としてどのような支援を行っているのかお伺いをいたします。



○議長(和田重昭君) 宮入健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 宮入明美君 登壇〕



◎健康福祉部長(宮入明美君) 地域医療体制の充実にどのような支援をしているかということでございますが、地域医療体制につきましては、国の救急医療対策事業実施要項に基づく病院群輪番制等病院運営事業によりまして、休日、または夜間における重症救急患者の医療を確保しております。

 この事業は、千曲市・長野市・須坂市にあります7カ所の二次救急医療病院と長野医療圏域の市町村が協定を締結して実施しております。事業に要する経費は、各市町村の人口割、受診患者数により算出し、負担をしております。さらに、夜間における救急診療を確保するため、平成21年度から、夜間初期救急医師派遣事業、夜間初期救急診療業務助成を開始しております。

 夜間初期救急医師派遣事業は、現在、厚生連篠ノ井総合病院、厚生連長野松代総合病院と千曲医師会が協定を結び実施しており、また、夜間初期救急診療業務助成につきましては、千曲中央病院、厚生連篠ノ井総合病院、厚生連長野松代総合病院において実施しております。

 そのほか、第一次救急医療体制としまして、医師会・歯科医師会の協力をいただきまして、医科歯科在宅当番医制事業、休日・祭日の当番医制事業でございますが、そちらを実施しております。



○議長(和田重昭君) 和田英幸議員。

          〔17番 和田英幸君 質問席〕



◆17番(和田英幸君) 地域医療体制につきましては、少子高齢化の中でお年寄りが増える、高齢化率が高まるという中で、地域で安心して暮らせるためにも身近な医療機関の充実に対して、行政でも支援を手厚くする必要があろうかと思いますので、そうした観点で、今後も支援を充実させていただきたいなというふうに思うわけであります。

 それでは、次に、(4)空き家、空き地の管理についての課題と対策についてであります。

 少子高齢化や核家族化などが進行したことに伴い、自宅を空き家のままにして高齢者施設に入居したり、または、居住者が亡くなり相続が進まずにそのまま放っておいたり、さまざまなケースが見受けられます。

 市内では、約3,000件が存在するといった報告がありましたが、平成25年度の区長会を通じた調査では、空き家が1,026棟との調査結果も出ております。そのうち、危険な空き家や空き地については、動物のすみかになったり、害虫がついたり、植物・雑草の繁茂であったり、ごみの不法投棄が行われる場所となったりとさまざま多くの問題が存在しております。

 平成27年2月26日に国において、空き家等対策の推進に関する特別措置法が施行され、同年5月には関係の規定が整備されました。これによって、市が行う空き家対策の円滑な実施が行える状況が整い、さらに、平成27年度税制改正によって、特定空き家に指定された住宅用地にかかる固定資産税及び都市計画税の課税標準の特例措置の対象から除外する措置によって、危険な空き家の解体ができる環境が整備されました。

 そこで、千曲市では空き家や空き地の管理について、どのような課題がありどう対応していくのかお伺いをいたします。



○議長(和田重昭君) 上條市民環境部長。

          〔市民環境部長 上條 優君 答弁席〕



◎市民環境部長(上條優君) 空き家・空き地の管理についての課題と対策案についてでありますが、平成27年度、市に寄せられた空き家の管理に関する苦情は9件、空き地の管理に関する苦情は10件で、本年度につきましては8月末現在で、空き家の苦情は7件、空き地の苦情について同じく7件が寄せられております。まあ、増える状況にあるということですね。

 苦情内容につきましては、庭木や雑草の繁茂、ごみなどの不法投棄、ハエや蚊などの衛生害虫の発生場所になるなどの苦情が多く、中には狸、ハクビシンなどのすみかになっているといった苦情もあります。

 これらの苦情に対しては、千曲市生活環境保全条例に基づきまして、所有者、または管理者に写真等を添付した所有地の適正管理通知を発送して、適正な管理を指導するとともに、自分でできない場合には、シルバー人材センターや害虫駆除業者等に依頼するようあわせて指導をしておる状況でございます。

 これら苦情が寄せられる空き地等の所有者につきましては、県外や市外に居住していたり、高齢であったり、また介護施設等に入所しているなどのために、普段の管理ができない方が多くて、このようなケースも増えている現状であります。

 今後の対策といたしましては、住宅等が荒廃化する前に市が進めております空き家バンクに登録をいただき、新たな所有者を探すことが大切と考えます。また、議員が言われましたように、昨年2月に施行されました空き家等対策の推進に関する特別措置法に基づいて、空き家等の有効活用や荒廃化した空き家等への対応を、どうやって行くのかとそういう進め方が課題でありますので、先進事例などを参考に調査、研究を実施してまいります。普段の管理を怠りがちな所有者へは、引き続き、適正管理通知等による指導の徹底や、市報等による空き家バンクの紹介と空き家・空き地の適正管理について周知を図ってまいります。



○議長(和田重昭君) 和田英幸議員。

          〔17番 和田英幸君 質問席〕



◆17番(和田英幸君) 法改正によって、これまで課題となっていた対策、まあ、強制的に市が代執行するなど、所有者が手をつけない場合は市がかわって、それを植物を刈ったりとか、不法投棄物を片づけたりとか、そういった行動がとれるのだろうなあというふうに思ったわけでありますが、現状はそこら辺ができないという、そういったことなのかどうかの確認を含めて、今後、そういった状況に対してどう対応していくのかということを、改めてお聞きしたいと思います。



○議長(和田重昭君) 上條市民環境部長。

          〔市民環境部長 上條 優君 答弁席〕



◎市民環境部長(上條優君) 租税特別法による代執行についてでございますけれども、それを執行するためには、協議会を開きまして、どういった空き家・空き地がそれに該当するのかという指針をまずつくって、現地調査などを行いながら、そういった空き家・空き地を特定空き家・空き地として、まずは指定をする。そういった準備が必要ということでございます。その作業につきましては、ちょっとまだ手がついていないような状況でございますので、早急にそれに着手していきたいとそんなふうに考えております。よろしくお願いいたします。



○議長(和田重昭君) 和田英幸議員。

          〔17番 和田英幸君 質問席〕



◆17番(和田英幸君) まち場等での空き地・空き家につきましては、隣接する家屋等で、非常に苦情等が多いかと思います。植物やなんかは毎年伸びますし、手をつけなければ本当に大変な状況になります。そういったことも含めまして、市の対応ができるように早急な法整備、条例等に含めて対応していただくように要望し、次の質問にまいりたいと思います。

 大項目の1におきましては、人口減少時代の千曲市の課題について、特に、高齢化が進む現状に沿った課題を取り上げました。

 この次の質問では、若年層である生産年齢人口の減少の歯どめの対策として、何点かの提案をさせていただきたいというふうに思っております。

 大項目の2、若年層が千曲市に定着するための課題と対応について。

 (1)若年層が希望するスポーツ施設の充実についてであります。平成30年度末には、合併特例債を利用した新庁舎建設など大型事業が一段落します。次は、いよいよ市民要望の強い大型施設となる市営野球場の建設について、構想及び実施計画に着手する時期となります。どのスポーツ施設の建設も若年層からは強い要望がありますが、特に、市営野球場は子供から若者、そして、年齢の高い世代など幅広い層による要望が出ています。

 基金についてもここ数年、毎年積み立てを継続していただきました。今後も継続して基金積み立てをお願いするものでありますが、平成29年度は市営野球場の建設構想に着手するべきではないかと考えます。市長のお考えをお伺いいたします。



○議長(和田重昭君) 安西教育部長。

          〔教育部長 安西治夫君 答弁席〕



◎教育部長(安西治夫君) 市長へのお考えということですが、私のほうからお答えしたいと思います。

 市営野球場の建設につきましては、議員御指摘のとおり、新庁舎建設など大型事業の目途がついてまいりましたので、計画的に進めていかなければなりませんが、市営野球場などの大型事業の実施につきましては、維持管理を含め多額な経費が必要となってまいりますので、引き続き市全体の他事業との調整を図ったり、財政的な面などから検討して推進してまいりたいと考えております。

 また、建設構想の策定に当たっては、スポーツ公園構想や市全体のスポーツ施設の整備計画とも整合性が取れるよう進めてまいりたいと考えております。



○議長(和田重昭君) 和田英幸議員。

          〔17番 和田英幸君 質問席〕



◆17番(和田英幸君) 庁舎建設、新更埴体育館等につきましても、設計がこれで進められるわけであります。来年度につきましては、それぞれ着工にも及んでくる近くになりますので、そうした時期を見計らって、順次、野球場建設の構想を進めていっていただきたいと、改めて要望するものであります。

 それでは、次の(2)になります。若年層の雇用対策と保育園整備などの子育て支援に対する課題と対策について。

 若年層の雇用に対して、行政の福祉対策としての保育園事業ですが、その助けとなる対策として千曲市の保育料については、同一世帯の18歳未満の兄弟のうち、上から数えて2人目以降の場合は保険料が半額になるという、他市に比べて保育料の減免についての優遇措置が手厚く、子育て世代の市民にとっては大変ありがたい制度であります。

 若年層の市内定着の大きな要素にするために市内外に対するPR活動に力を入れてはどうかと思いますが、市の考えをお伺いいたします。また、改築時期を迎えている市内の保育園についての整備計画についてもお伺いをいたします。



○議長(和田重昭君) 島田次世代支援部長。

          〔次世代支援部長 島田房雄君 答弁席〕



◎次世代支援部長(島田房雄君) 保育園整備などの子育て支援に対する課題と対策についてでありますが、保育料の軽減についてですが、若年層世代において、多子世帯の保育料にかかる経済的負担が大きいことから、昨年から千曲市独自に実施した第2子以降保育料半額や、国の施策による従来からの同時入園時における第3子以降無料、本年からの所得制限はありますが、同時入園を要件としない第3子以降無料といった軽減策も行っており、若年層の経済的負担軽減を図っているところであります。

 これまでも保育料軽減をはじめとする千曲市の子育て支援策は、移住相談会や情報誌への掲載、パンフレットの配布などでPRしてきましたが、これからは、保護者をはじめとする市民へのさらなる周知を図り、子育て世代に優しい千曲市を内外にPRしてまいります。

 また、保育園の整備についてでございますが、当面は平成25年1月に策定しました「千曲市立保育園第一次整備計画」により、順次整備を進めてまいりますが、「千曲市公共施設等総合管理計画」の考え方に基づき、私立保育園や私立幼稚園とのバランスを考慮することや、一部入所児童の減少の著しい保育園については、統合も選択肢として考え多様化する保育ニーズに対応し得る保育園整備を順次進める予定でございます。



○議長(和田重昭君) 和田英幸議員。

          〔17番 和田英幸君 質問席〕



◆17番(和田英幸君) 次にまいります。(3)子供の学力向上や健全育成に力を入れる県下一の教育のまちについてであります。

 「千曲市は教育に熱心なまちですね」「子供たちの学力も長野県で一番ですね」「子供たちは誰とでも気持ちのいい挨拶ができますね」「どこの学校もいじめなんて聞いたことがないですね」「教育に熱心な土地柄ですね」など、千曲市がそのように言われるまちになればいいなあと思っております。小中学校での子育ては千曲市でという若者が、千曲市に集まって来るような教育のまちを目指した取り組みがあってもいいのではないかと思います。また、そういうPRも必要です。

 そこで、子供の学力向上や健全育成にどのように取り組んでいるのかお伺いをいたします。

 次に、千曲市指定文化財となっている屋代小学校旧本館についてでありますが、この建物は、明治21年に新築されて、本年で128年を経過します。長野県内でも数少ない明治の学校建築を代表する建物で、昭和53年の3月まで屋代小学校の本館として使用されていました。

 現在は、千曲市教育資料館として保存されていますが、近年は老朽化が激しく、板張りの外壁の塗装が剥げかかり、内部では天井の一部に穴が開き、天井の塗装も剥げかかっています。耐震工事も施されておらず地震に対する備えは十分でありません。

 そこで、屋代小学校旧本館の保存活用策について、市ではどのように考えているのかお伺いをいたします。



○議長(和田重昭君) 安西教育部長。

          〔教育部長 安西治夫君 答弁席〕



◎教育部長(安西治夫君) 最初に、子供の学力向上や健全育成に力を入れる県下一の教育のまちを目指してはという御質問でございますけれども、千曲市の各小中学校においては毎年4月に行われる全国学力・学習状況調査後、速やかに全職員で自己採点に取り組み、これまでの指導の成果と課題を明確にした上で、年度当初より授業改善に取り組んでいるところでございます。

 また、千曲市学力向上推進委員会におきましては、大学から講師をお迎えしての授業研究会や中学校区単位での職員研修を行い、指導力の向上に取り組んでいるところでもあります。なお、学習状況調査の結果から、基本的な生活習慣や家庭学習の習慣化の確立が、学力の向上を図る上で重要であるということがわかってきておりますので、教育委員会では家庭向けの「家庭学習のすすめ」を、各学校では「家庭学習の手引き」を作成配付しております。

 さらには、毎年二学期のスタートに当たっては、市内小中学校の全教職員を集めての教育課程改善研修会を実施し、文科省の教科調査官や視学官の話を聞いたり、教職員の代表による実践に学んだりする機会を設けたりもしております。

 県下一の教育のまちを目指してはという御提案につきましては、本年4月より施行されている家庭教育支援条例に基づき、学校と家庭とが連携協働して、子供の基本的な生活習慣の確立により一層力を注ぎながら、学力向上に結びつけていきたいと考えております。

 次に、屋代小学校旧本館の保存活用策についてでございます。

 屋代小学校旧本館は、議員、御指摘のとおり明治21年に「屋代学校」として屋代町・小島村・粟佐村によって建てられた洋風の学校建築です。こうした明治期の木造校舎は県内では、国の重要文化財に指定されている旧開智学校をはじめ10棟ほどと数が少なく、近代化に向けた教育に力を入れた当時を物語る貴重な存在です。

 市教育委員会では、昭和48年に市指定有形文化財として保存を図ることとし、昭和53年3月まで屋代小学校本館として使用してきましたが、同年校舎の改築に伴い現在地に移設し、保存してきました。

 昭和63年から平成18年3月まで教育資料館として活用を図ってきましたが、老朽化していることや森将軍塚古墳館が整備されたことなどから廃止し、屋代小学校敷地内で建物を保存しているところであります。

 屋代小学校旧本館の保存活用策につきましては、今後、県教育委員会への県宝指定への可否についての問い合わせをはじめ、学校関係者や地元住民の皆様の御意見をお聞きし、具体的な保存活用計画を策定してまいりたいと考えております。



○議長(和田重昭君) 和田英幸議員。

          〔17番 和田英幸君 質問席〕



◆17番(和田英幸君) 県下一の教育のまちと言われるように、これからも取り組んでいただければと思います。また、屋代小学校旧本館の保存活用策につきましても、地元の皆様とともに、これから検討しながら市とともに一緒になって、今後の活用策について検討させていただければと思いますので、御協力よろしくお願いしたいと思います。

 それでは、次に(4)にまいります。都会や市外に行かなくても買い物や遊びで楽しめる街づくりについて。

 現在、進められている屋代地区へのショッピングモールの進出計画について、市民の注目度は大変大きいものがあります。「進出が決まったのか」「今どうなっているのか」「須坂の計画との関係はどうなるのか」など、市民の関心の深さには驚きます。

 現在、企業と行政の間でのやりとりについて、千曲市は、依然、進出予定の企業名を伏せてという状況に変わりありませんが、市民の間では、どこの企業が進出しようとしているのか知らない人はほとんどいない状況です。

 先ほど前段で申し上げましたとおり、人口減少時代に二つの大きな課題があります。若年層の市外流出と税収減少の問題であります。この大きな二つの課題を同時に少しでも解決できる方法が、新幹線新駅設置とショッピングモールの進出。さらには巨大商業施設進出計画によって物流系企業や大学、研究所の進出という企業進出の相乗効果を生むことです。

 若年層は、休日に子供や家族を連れてどこかで楽しく一日を過ごすことが楽しみであり、家の近くにそうした場所があればこれに越したことはありません。わざわざ都会や市外に出かけなくても、お買い物や遊ぶ場所が千曲市内にあれば、地域でお金が回る経済波及効果も大いに期待できます。市にはどんな構想があるのかお伺いをいたします。



○議長(和田重昭君) 多田総合政策担当部長。

          〔総合政策部長 多田 隆君 答弁席〕



◎総合政策担当部長(多田隆君) 議員のお考えのように、新幹線新駅設置の促進と、広域交流機能・産業機能の導入は、人口減少と地域活力縮小の克服のための基軸となるもので、千曲市まち・ひと・しごと創生総合戦略でも、新幹線駅開設の促進、交流拠点における都市的土地利用の促進を図るとしているところであります。

 この総合戦略の基本的な考えは、昨日の中村眞一議員の答弁の際に申し上げましたように、第二次千曲市総合計画においても取り組むこととしておりまして、先般、総合計画審議会に諮問をしました基本構想、骨子における基本目標でも、本市の強みである高速交通網の集積する優位性を活かした北陸新幹線新駅の設置をはじめ、大型商業施設誘致や企業立地を促進しながら、交流人口の増加とともに人がにぎわい、活力みなぎるまちづくりを進めることと位置づけておるところでございます。



○議長(和田重昭君) 和田英幸議員。

          〔17番 和田英幸君 質問席〕



◆17番(和田英幸君) ショッピングモール等の進出計画につきましては、市民に大変大きな注目をする事業というふうに言えます。市民の期待を裏切らないようにしっかりと、これが、進出が図られ市民のために若者の希望となり、また、税収の財源となるような、そんな形にできるよう、しっかりと取り組んでいただきたいと、改めて要望するものであります。

 それでは、大項目の3に入ります。

 千曲市内の北陸新幹線沿線における諸課題について。

 (1)沿線住民の騒音振動に対する課題についてどう把握しているか。

 北陸新幹線が平成27年3月に金沢まで延伸して1年5カ月が経過しました。これにより北陸新幹線は上り下り線とも各40本で、計80本が千曲市を通過することになりました。新たに8両編成から12両編成となり、車列が通過するのに要する時間は約3秒から4秒となっています。

 また、通過地区となっている屋代第2区、4区、5区は住宅地域であり、住宅が密集する地区となっています。その走行間隔は1時間に4本から5本となっていて、平均250キロ以上前後での走行であると推測します。沿線住民にすると、騒音と振動は住居全体を揺るがすほどの気になるものと聞いております。また、時間帯にもよりますが、乗客が多く乗車している列車は、少ない列車より騒音や振動が大きいことが測定の結果わかっています。

 このことは、本年1月8日に公表され、新聞報道もされましたが、県環境部の調査で千曲市屋代の地点で72デシベルでありました。住居地域の基準値は70デシベルですので、基準値を上回っています。

 そこで、市が把握しているこれまでの県の調査数値の結果についてと、今後、市独自の調査を行う予定があるのかどうかについてお伺いをいたします。

 長野金沢間が約1時間で結ばれ、日帰り観光やビジネスの出張が可能な地域になり、首都圏と北陸を結ぶ大動脈になりました。北陸新幹線の金沢までの延伸開業により、沿線地域の経済波及効果は計り知れません。

 しかし、新幹線通過による騒音や振動は、沿線の住民にとっては人体や住居へ大きな影響を与える問題となっています。市民からのこうした苦情について、市はどう把握しているのかお伺いをいたします。



○議長(和田重昭君) 上條市民環境部長。

          〔市民環境部長 上條 優君 答弁席〕



◎市民環境部長(上條優君) 沿線住民の振動騒音に対する課題について、どう把握しているかについてでありますが、まず、1つ目、まず、県の調査結果についてであります。

 長野県では、屋代中学校西側の新幹線軌道中心から25メートル離れた地点で、毎年新幹線鉄道騒音と振動の調査を行っており、騒音については、平成23年から平成27年度まで71から72デシベルで、公害対策基本法に定める、新幹線鉄道騒音の環境基準の居住系地域の基準70デシベルをわずかに上回っております。

 また、平成27年度県内の新幹線鉄道騒音の測定結果は、長野駅以南14カ所の居住系地域で測定し、環境基準の70デシベルを達成したのは6地点で、残り8地点は未達成でした。長野以北の住居系地域の測定では、6地点中3地点で環境基準を達成しておりました。商工業系地域の測定は、長野駅以北2地点を調査し、いずれも環境基準であります75デシベルを達成しておりました。

 次に、新幹線鉄道の振動測定結果は、騒音測定とあわせて同じ場所で実施しておりますが、環境省通知による新幹線鉄道振動対策を講ずるべき指針の基準であります70デシベルを、全ての地点で下回っておりました。

 次に、市独自の調査についてでありますが、市では五里ヶ峯トンネルの出口の東側、県営屋代団地の北側、屋代第5区区民館東側の3カ所で、新幹線軌道の中心から25メートル離れた地点を選定しまして、毎年同時期に騒音の定点測定を実施しております。トンネル出口で平成23年から平成27年度まで73から74デシベル、県営屋代団地北側で71から72デシベル、区民館東側では、68から70デシベルで、3地点中2地点で環境基準を上回っておりました。

 今年度以降の騒音測定につきましては、引き続き新幹線騒音の経年変化や環境基準達成のため、3地点での定点調査を実施するとともに、苦情等が寄せられた場合には、必用な調査測定を実施してまいります。

 次に、住民からの苦情についてでありますが、現在、市に寄せられております苦情としましては、新幹線の音がうるさいといった騒音にかかる苦情、それから振動により住宅が揺れるといった苦情などが寄せられております。



○議長(和田重昭君) 残り時間、49秒です。和田英幸議員。

          〔17番 和田英幸君 質問席〕



◆17番(和田英幸君) (2)住民から寄せられた苦情課題に対する対応についてであります。

 本年1月27日付の新聞報道によれば、環境省は新規区間について環境基準達成が58%にとどまった等の話がありますが、今後、千曲市における沿線住民からの苦情について、鉄道運輸機構やJR東日本についてどのような対応をするか、お伺いいたします。



○議長(和田重昭君) 上條市民環境部長。

          〔市民環境部長 上條 優君 答弁席〕



◎市民環境部長(上條優君) 住民から寄せられた苦情や課題に対する対応についてでありますが、北陸新幹線鉄道から発生する公害を防止し、沿線住民の快適な生活環境を保全するため、千曲市を含む県内沿線12の市町で、長野県北陸新幹線鉄道環境対策協議会を結成し、県や各市町で実施した調査結果や苦情内容、意見、要望等の情報交換を行うとともに、毎年総会で要望事項を取りまとめております。

 平成27年度は、新幹線騒音にかかる環境基準超過地点での効果的な防音、列車の音源対策の実施や、金沢延伸に伴う既設沿線地域の防音・音源対策や、個別対応の実施、新幹線境界内の計画的整備、これは草刈り等でございますけれども、それを要望書に取りまとめ、東日本旅客鉄道株式会社長野支社長及び独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構鉄道建設本部東京支社長に、要望書を提出いたしました。

 その結果、東日本旅客鉄道株式会社からは、列車の音源対策として車輪やレールのひずみの修正や、新幹線敷地内の環境整備に努めるというような回答をいただいております。

 引き続き、新幹線騒音の環境基準を達成するため防音対策や音源対策の実施について、協議会を通して、東日本旅客鉄道株式会社などに要望し、早期解決を図ってまいります。



○議長(和田重昭君) 残り20秒です。和田英幸議員。

          〔17番 和田英幸君 質問席〕



◆17番(和田英幸君) 市民からの苦情等に、しっかりと行政として耳を傾けていただいて、そうした悩みをしっかりとJRあるいは鉄道運輸機構に伝えていただきたいと思いますので、最後にその辺の対応について、もう一度、決意を述べていただきたいと思います。



○議長(和田重昭君) 上條市民環境部長。

          〔市民環境部長 上條 優君 答弁席〕



◎市民環境部長(上條優君) その騒音振動に悩んでいる住民の方は、本当に毎日苦しい思いをしていると思いますので、そういった意見を取り入れてしっかりと協議会を通じて、要望してまいりたいとそのように思います。よろしくお願いいたします。



○議長(和田重昭君) 和田英幸議員。

          〔17番 和田英幸君 質問席〕



◆17番(和田英幸君) ありがとうございました。終わります。



○議長(和田重昭君) ここで15分間休憩いたします。

                             午後3時23分 休憩

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 午後3時40分 開議



○議長(和田重昭君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 続いて、4番、齋藤正徳議員。

          〔4番 齋藤正徳君 質問席〕



◆4番(齋藤正徳君) 議席番号4番の齋藤正徳でございます。

 私は、日本共産党千曲市議団の一員として、通告に基づき、次の4点について質問します。

 大項目1、学校教育における政治的中立性について。

 小項目1、学校教育における政治的中立性について質問します。

 政治的中立性は、政治権力や行政に求められているのであって、教員には自由な教育が保障されなければならないと考えます。「子供たちを戦場に送るな」という主張は、中立性を逸脱した教育の例に該当するのかしないのか、市長の明確な見解を伺いたいと思います。



○議長(和田重昭君) 答弁を求めます。

 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 学校教育における政治的中立性、これは、齋藤議員も十分わかっているということだというふうに思っておりますけれども、基本的に教育基本法による学校における政治的中立性の確保、あるいは教育公務員特別法による公立学校の教育公務員の政治的行為の制限、あるいは義務教育諸学校における教育の政治的中立の確保に関する臨時措置法による特別政党を指示させる等の教育の教唆及び扇動の禁止、これ、さまざまな法律があるんです。

 もう一つは、公職選挙法の教育者の地位利用の選挙運動の禁止、私ども公務員もそうなんでしょうけれども、そういった禁止がさまざまあって、いずれもその法令によって制限されていると思っています。

 したがって、特に教育基本法第14条では、特定の政党を支持し、またはこれに反対するための政治教育その他政治活動をしてはならないと定めています。そして、学校の教育活動が一党一派の思想に偏ったものであってはならないというふうにしております。

 お尋ねの、「子供たちを戦場に送るな」という主張でありますが、これが中立性を逸脱した教育の例に該当するかどうかということになるわけでありますけれども、そうした主張の、私どもは経緯や背景などは、十分承知しているわけではありません。したがって、前段で申し上げたように、さまざまな法令に照らしてどうなのかを判断するということが必要でありまして、経過や背景を十分承知していない段階で、その見解をと言われましても、私どもとすれば何とも言えないと。

 ただ、単純に「子供たちを戦場に送るな」という主張だけを限って言えば、中立性はともかく、一般的に、ごく普通の主張だというふうに考えております。



○議長(和田重昭君) 齋藤正徳議員。

          〔4番 齋藤正徳君 質問席〕



◆4番(齋藤正徳君) 例えば、その経過、背景にあるものが大事だというふうな市長の御答弁でした。

 私、学校での教育が長かったんですが、教職員の反戦、この非戦の主張は、政治的中立に違反するのかしないのか、この論点については、私は、基本は日本国憲法の、やはり平和主義、これがやはり一番の基本に座るもんじゃないかとこういうふうに思います。

 それで、それに基づけば、これは違反してないというふうに私は考えます。以下、その論拠を申し上げます。

 もちろん教員は、党派的な教育、先ほど市長が言われました、いわゆる偏向教育、これをしてはいけないと、こういう意味で教育の政治的な中立性、これは大事だと私も考えます。と同時に、その教育基本法にうたわれています政治的教養の育成は重要だと思います。

 意見の対立を前提とする現実政治、これを学校の授業で扱う場合、例えば原子力発電、この場合をちょっと考えてみたいと思うんですが、この原発を扱う場合、原発推進論の立場だとか、それから脱原発の考え方、これを、それぞれの論点の根拠をわかりやすく丁寧に、子供に説明する必要があると私は考えます。

 それで、生徒には自分の意見を持ちなさいと、よく教員はこういうことを言うわけです。しかし、そういう一方で、先生は中立なので意見が言えないよでは、はっきり言って、これは授業にならないんです。

 それで、私はこう思うわけですが、教師が自分の主張を押しつけない形で、先生はこう思うがということは、これは自由であるというふうに考えますし、私もそうしてまいりました。政治的教養の育成のために、政治について関心を持ち、それで自主的に自分の頭で考え、自由に意見を表明する、しかも他人の反対意見にも偏見なく耳を傾けることができる、そうした市民を育てるのが、私は主権者教育だと考えます。

 教師が自由に物を言えない、そういった教室や学校で、どうして自由な市民や主権者が育つでしょうか。大事なことは、行政や権力者が学校教育に介入をしてはならないということであると思います。

 ここで私は、つい最近、神奈川県で起こった事例を紹介したいと思います。

 18歳選挙権が戦後初めて実施された参議院選挙後の7月15日、神奈川県警が、横浜市青葉区の県立高校3校に電話をし、高い投票率について問い合わせをしていたという新聞記事を読みました。ちなみに、千曲市の18歳選挙も高い投票率でありました。

 投票率の高さは歓迎すべきことでありますが、神奈川では違っていました。青葉署の警察官が、高校に、「18歳の投票率が高いが、何か特別な取り組みをしたのか」「政治的中立性について、生徒へどのように指導したのか」と、その指導内容も尋ねたといいます。現場の教員からは、批判とともに不安の声が上がったとありますが当然であります。

 私は、明らかに一線を超えた教育への不当な介入ではないか、こういうふうに思います。県教委も事実を認めました。しかし、県警とは日ごろから生徒の健全育成のため連携している、問題はないという認識でした。警察権力の越権行為に対して県教委にその自覚がないのは、大変恐ろしいことだと私は思います。

 戦後、日本の教育は、教え子を再び戦場に送らないという誓いから出発し、その歩みは市民権を得て、今も続いております。しかしながら、この逆は、若者を戦場に送ることを前提にした教育、これを肯定することになります。

 時の政治権力が教育に介入し国家統制を強めた結果、あの悲惨な戦争と多くの若者の死を招いた苦い歴史を、私たちは忘れてはいけないと思います。

 2.4事件の教師のように、「ファシズムと戦争に反対」と言えば国賊とされ、重刑を科して排除した戦前戦中のような暗い時代に、逆戻りはさせてはならないと思いますが、再度答弁を求めます。



○議長(和田重昭君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 確かに政治的教育といいましょうか教養というのは大事でありまして、それが知らないと投票もできません。これ、一般市民も同じことが言えると思っています。もう一つ難しいのは、先ほど教育基本法の話を申し上げましたが、一党一派に偏ってはいけないという大原則があります。

 ですから、学校とすれば、それぞれの主張をそれぞれ紹介したらいいのかなと、片一方だけ紹介するのではなくて、こういう主張もある、ああいう主張もあるということで、それぞれ生徒がどう判断するかということで、押しつけてはならないというふうに思っております。



○議長(和田重昭君) 齋藤正徳議員。

          〔4番 齋藤正徳君 質問席〕



◆4番(齋藤正徳君) 市長さんは、押しつけてはならないと、こういうことをおっしゃいました。私もそのとおりだというふうに思います。

 教育基本法の目的には、平和で民主的な国家及び社会の形成者としてのというものがついているんです。ここを大事にして、この主権者教育を千曲市でも力強く推進することを求めまして次に行きます。

 小項目の2、自民党が7月に実施した学校教育における政治的中立性についての実態調査について質問します。

 調査では、教員の政治的中立を逸脱するような言動について、「いつ、どこで、何を、どのように」行ったかを公式なホームページを使って生徒や保護者、あるいはまた同僚教師などに事細かに密告させるものでございます。

 自民党が行った、いわゆるこの密告制度は、教育現場での自由な言論、これを萎縮させ、政府にとって都合のよい教育を押しつけることにつながると、そういうふうに私は考えますが、市長の見解をお伺いしたいと思います。



○議長(和田重昭君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 実はこの問題といいましょうか、その自民党の調査なんですが、私、この議員から質問をいただいて初めて知りました。承知していなかったんでございますが、自由民主党の実態調査については、これは自由民主党が独自で行ったんだろうなというふうに思っているわけでありまして、私自身、どういう意図でもってこの調査が行われたのか、またその目的や調査の方法、一切承知していないわけでありまして、本件については、そういった観点からは、よしあしは、ちょっと私も今の段階でははっきり申し上げられないということであります。



○議長(和田重昭君) 齋藤正徳議員。

          〔4番 齋藤正徳君 質問席〕



◆4番(齋藤正徳君) 私は、教員の自由な言論の萎縮、それから過度のそんたくの先にあるものをおそれるものでございます。政府にとって都合のよい教育を押しつけられたら、教育現場での自由闊達さが失われて、はっきり言って教育は死ぬと考えます。

 自民党は、公式ホームページに相当な件数が集まったとの理由で、7月18日に調査を終わらせました。しかし、この密告による調査の実施について、自民党にとっては、子供たちを戦場に送ってくれる先生が政治的中立なんだそうだとか、もはや戦争反対が偏向教育になったのかなどと、数多くの批判がネット上に集中したため、やめざるを得なかったというのが真実のようであります。

 政権与党が市民に密告を奨励し、違反した教員には罰則まで科そうとするやり方は、教育基本法にある教育への不当な介入そのものでございます。しかも、その内容が安保関連法にも反対するなというものですから、戦争できる国づくり、これを進めるぞと、みずから宣言しているようなものです。

 いずれにしましても、教育の現場では政治的中立性に反することをおそれて政治的な話もしなくなり、選挙で投票すること自体をためらうような若い先生、これも出ているという話も聞いております。これでは、18歳選挙権の自信を持った投票は難しいと考えますがいかがでしょうか。



○議長(和田重昭君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 先ほど申し上げたように、どういう意図でやったか私は承知しておりませんけれども、自民党の意見も私は聞いてないんで何とも言えないんですが、先ほどの教育の中立性からしてみれば、やはり、本来学校は中立性でなきゃいけないと思うんです。

 ですから、先ほど言ったように両方の意見があったら、きちんとそれを伝えることが必要だと思っておりまして、一方的な調査等は、どうなのかなというふうに考えますが、いずれにしても自民党がどういった趣旨を持ってやったのか、全く私は承知しておりませんので、この場では何とも言えないなというふうに思っております。



○議長(和田重昭君) 齋藤正徳議員。

          〔4番 齋藤正徳君 質問席〕



◆4番(齋藤正徳君) 政府にとって都合のよい教育を学校現場に押しつける、こういった動きに対しては、強く反対を表明して次の質問へ移ります。

 大項目の2、平和・安全都市宣言について。

 小項目1、千曲市平和都市宣言(仮称)を制定してはどうかを質問します。

 戦後71年、二度と戦争を繰り返さないため、平和の尊さを次世代に伝えていくため、現行の平和・安全宣言を一新し、平和都市宣言として宣言文の内容など、広く市民の声を聞いて制定すべきと私は考えますが、市の考えをお伺いしたいと思います。



○議長(和田重昭君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 現在の平和安全都市宣言でありますが、これは、地球上から全ての戦争をなくし、核兵器廃絶を粘り強く求めることや、地域家庭から犯罪・暴力などをなくすことを一緒にして宣言したものでございます。

 宣言の経過としては、戦後60年を迎えた平成17年9月の議会におきまして、市民から御提案された千曲市平和都市宣言の採択を求める請願が全会一致で採択され、同年12月の議会におきまして議会の提案により可決されたものであります。

 ただいま、平和・安全都市宣言を一新し、新たに平和都市宣言ということでありますけれども、ただいま申し上げたような経過がございますので、一新するとすれば、議会の中でも十分御検討いただければというふうに思います。市としても、引き続き平和への取り組みは進めてまいりたいというふうに考えております。

 また、千曲市では、平和・安全都市宣言として平成20年2月28日に、平和首長会議に私自身が加盟をしております。平和首長会議は、都市相互の緊密な連携を通じて核廃棄廃絶の市民意識を国際的な規模で喚起する取り組みなどを推進し、もって世界恒久平和の実現に寄与することを目的に、広島市並びに長崎市が中心となり設立された会議であります。現在161の国、地域から7,132の都市が加盟をしております。

 この平和首長会議の目的とする市民意識を喚起する上で、千曲市の男女共同参画推進連絡会議が中心となりまして、「平和のつどい」を毎年開催しております。平和を改めて考えるよい機会となっておりまして、引き続き開催をしてまいります。



○議長(和田重昭君) 齋藤正徳議員。

          〔4番 齋藤正徳君 質問席〕



◆4番(齋藤正徳君) ただいま市長から、この平和・都市安全宣言の経過について御説明がありました。

 私も、市長が平和のメッセージというのをホームページのほうに残されておりましたので、それを拝見しました。ちょっと全文は読みませんけれども、最後のほうに、「千曲市は平成17年に平和と市民の安全・福祉の向上を願い『平和・安全都市宣言』を行い、戦争のない恒久平和の大切さを訴え続けています。」と、このように力強い訴えをされています。

 私は、平成17年という年、どんな年なのかちょっと考えてみたのですが、ちょうど戦後60年に当たるんです、この年が。それで、全国各地で平和を考えるさまざまな取り組みが行われたと思います。私、この歴史的な時期に制定された千曲市の平和・安全都市宣言、これを見たんですけれども、正直言って、違和感を、実は私、感じたんです。

 「核兵器の廃絶を粘り強く求めます。」と、これが先頭に書かれている、まさにそのとおりであるんですけれども、その後に続いて、交通事故の撲滅だとか暴力追放、災害、犯罪のない街を目指しますと、こう並列して記述されているわけです。

 それで、核兵器廃絶は市長さんも御存じのとおり非核三原則にうたわれているように、我が国の国是です。それで、犯罪や交通事故撲滅とは、やはりこれ、質的な次元の違う人類的な課題なんです。それで、平和を守ることに焦点化した、もっとすっきりした宣言にならないものか、これが私の率直な感想なんです。

 戦後71年の今年こそ、あの戦争を振り返って、二度と戦争をしない、反戦・非戦の誓いとして、平和都市宣言というのを新しく、やはり制定すべきだと私は考えますが、再度答弁をお願いしたいと思います。



○議長(和田重昭君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 都市宣言でなくても、都市宣言というのは、どちらかといいますと市民全員が同じ方向を向いてきちんとやっていくための宣言なんです。そういった意味では、この制定経過がございますから、私どもも一緒になって、議会も含めて市民の誓いでありますんで、多くの方の意見を聞きながら、見直したほうがいいのかどうなのかを含めて、議会の中でも御検討、御議論いただければいいなと、私どもも議論してまいりたいと考えております。



○議長(和田重昭君) 齋藤正徳議員。

          〔4番 齋藤正徳君 質問席〕



◆4番(齋藤正徳君) ただいま市長さんから、議会でも検討してほしいというふうなお答えをいただきました。そういうことを強く求めまして、私の次の質問に移りたいと思います。

 小項目2、市として平和の尊さを次世代に伝えていく考えはについてお聞きします。

 旧満州へ国策として入植した満蒙開拓団、とりわけ更級郷・埴科郷は、敗戦の混乱の中、佐渡開拓団跡で、約9割の人々が亡くなるという悲惨な歴史があります。戦後の日本は、再びこのような悲劇を起こしてはならないとの決意のもとに、平和のうちに生存する権利、これを定めた日本国憲法が制定されました。

 小中学生が満蒙開拓や核兵器廃絶を学ぶ機会を設けたり、戦争体験を聞き取り、見つめ直す講座を開催するなど、平和学習に力を入れてはどうかと思います。同時に市民による平和を学ぶ取り組みを、積極的に市は支援するなどしてほしいと、市の考えをお伺いしたいと思います。



○議長(和田重昭君) 吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) 平和の尊さを次世代に伝えていくということにかかわってでありますけれども、最初に学校現場での取り組みから話をさせていただきますけれども、各小中学校では、世界平和を願って、平和学習を全ての教育活動の中で取り上げて学ぶ機会を設けております。

 例えば、歴史的事実は社会科の教科学習の中で学び、国語科では戦争中の教材が取り扱われており、平和に対する考え方を学んでおります。さらに、道徳教育や人権教育の学習においても、平和を願う心情を培う学習を行っております。

 そのほかの面では、先ほど市長答弁にもありましたけれども、千曲市としては、千曲市男女共同参画推進連絡会議の皆さん方と一緒になって、毎年7月に「平和のつどい」を開催し平和への思いを明確にするとともに、市内代表の小学生も参加し、平和について考えた作文を発表するなど、ともに学ぶ機会となっております。私も先日聞かせてもらいましたけれども、とてもしっかりした考えを持っていて感心したわけでありますけれども、今後、戦争体験者が年々少なくなっていく中で、このような平和学習の取り組みを重ねていくことは、とても大切だと感じております。

 また、公民館活動の中では、平成22年より公民館報「ちくま」において、年に1回、特集「語り継ぎたいわたしの戦争体験」を掲載しております。戦争を体験された方に執筆していただくことにより、悲惨な戦争体験を後世に伝え、平和について考える機会にしていただければと考えております。

 また、市民による平和を学ぶ取り組みについては、後援という形で支援しているほか、生涯学習の場でもあるということから、必要な支援をしてまいりたいと考えております。



○議長(和田重昭君) 齋藤正徳議員。

          〔4番 齋藤正徳君 質問席〕



◆4番(齋藤正徳君) ただいま教育長さんからは「平和のつどい」、女性団体連絡協議会の主催で、今年10回目を迎えていると。こういう地道な取り組みというのは、私も評価したいというふうに思います。

 それで、特に小学生の作文が心にしみるという、そういう感想を持たれている方が多いんです。それで、お聞きしますと、ただ感想文を書けというふうな指導で小学生に指導をしても、なかなか心を揺さぶるような文章は書けないんです。それで、ちょっとお聞きしますと、その心を揺さぶられる作文を書いた小学生の学校は、学年を上げて総合的な時間など、そういった時間を使って講師の先生をわざわざ呼んで、そしてそこで話を聞いたと。そうすると、胸に落ちるんです、話が。そしてそれを全員で書いて、いろいろ発表し合ったと思いますけれども、そういう中で出てきたと。私、こういう過程が必要だと思うんです。

 そういうことで、「平和のつどい」については、これ、もっと発展的に取り組んでいただきたいというふうに思います。

 長野県内の歴史教師のグループがまとめた「僕らの街にも戦争があった・長野県の戦争遺跡」という本があります。この本には、全部で102件の戦争遺跡が、長野県下の戦争遺跡が紹介されているんです。そのうち千曲市のものが1つだけ、実は掲載されているんです。それは更埴満州開拓殉難塔、これでございます。

 殉難塔は、旧更級、埴科を一望に望める上山田の現在、荒砥城跡です。あの頂上、それに建設されていたんですが、いろんな関係があってあそこを整備する関係もあったんでしょうか、今はちょっとそのすぐ下の善光寺大本願別院というお寺の境内に移転されて、そこに開拓団関係の物故者997人の墓碑銘が刻まれております。私も久しぶりに現地を訪れて、碑に手を合わせてきました。

 満蒙開拓史を見ますと、更級郷・埴科郷は、佐渡開拓団跡というところでほとんどの方が亡くなっております。まさしく全滅に近い状態だといって私はいいと思います。奇跡的に生き残って、そして中国に残留して日本へ帰国した人の中には、あの例の山崎豊子さんの小説の「大地の子」の実際のモデルになった、そういう方もおられます。

 それで、開拓団の歴史から村人たちがなぜ満州に渡ったのか。あるいは残留孤児はどのような背景で生まれたのか。日本人の被害や過酷な体験だけではなくて、その被害と加害の両面から戦争を捉えるということが、私は重要になってくると思います。

 その意味で市は地域の歴史ともいえる、この痛恨の歴史である満蒙開拓、これを中核に据えて平和の尊さを学ぶ平和学習、一層、これ強力に進めていただきたいというふうに求めます。

 同時に、先ほども大澤議員からの議論もありましたが、市民による手づくりの平和を学んで次世代に伝えていくための取り組み、これ、いろいろ発生しております。市民団体もいろいろありますけれども、積極的に、やはり市のほうも支援をしていただきたいと、こう思うわけです。

 先ほど具体的に公民館の会場を貸し出す、貸し出さないという問題が議論されましたけれども、私は市民にその問題、非常にわかりにくいんじゃないかと。もっとわかりやすく丁寧に説明すべきだと私は思います。

 それで、憲法にある市民の思想、信条の自由、それから表現の自由、これを制限するそういう圧力を、やはり市は加えてほしくないというふうに思います。



○議長(和田重昭君) 齊藤議員に申し上げます。発言中ですが、質問はわかりやすく簡潔にお願いいたします。



◆4番(齋藤正徳君) はい。

 ということを求めまして、次に移ります。

 大項目3、有害鳥獣の被害対策について。

 小項目の(1)被害の実態に対応した対策について質問します。

 雨宮保育園の園庭に、イノシシが夜間出没し、庭に置かれた植木鉢が大きく割れて壊れた現場を私は見てきました。時と場合によっては、子供に直接被害が及ぶおそれがあります。

 防護柵を、この雨宮の崖地に設置する必要はないのか。できない理由があるとすればそれは何なのか。市としても、地区に働きかけて、支援するお考えはないのか伺いたいと思います。

 また、土口地区で実施した県の対策チームの実験では、イノシシの防護柵下部の掘り返しによる侵入を防止することを目的に、高さ60センチと35センチの波板を試験設置したところ、60センチ地区は被害がなかったが35センチ地区は突破されたと、こういうふうに報告にあります。

 反対側を見えなくすることで、イノシシの警戒心を呼び起こし侵入を防ぐことができたと、こういうふうに報告していますが、イノシシ対策として、60センチの波板の設置は、これは有効と考えるんですけれども、市の全域にこの波板を設置する対策はとらないのか。とらないとすれば、この試験的に取り組んだ意味があったのかどうかということになります。地区のことは地区の協議会任せでよいのか伺いたいと思います。

 それからもう1点、森地区は防護柵を設置してから8年になります。一番古いと思いますが、今はまだフェンスのストックがあるということですが、やがて柵は老朽化します。柵の原材料費はどこから捻出するのか、市の予算的な裏づけも必要になるんじゃないかと、こういうふうに考えますが答弁をお願いしたいと思います。



○議長(和田重昭君) 半田経済部長。

          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕



◎経済部長(半田敏幸君) 有害鳥獣の被害の実態の対応についてでございます。

 雨宮地区へ有害鳥獣の侵入防止柵を設置してはということですけれども、今回、雨宮地区に設置したような、例えば実例で申しますと、議員さん言いましたように、イノシシが6月12日に雨宮保育園付近で目撃されております。ですので、うちのほうは、柵がないので大きな罠、それからその横に、くくりの罠を設置しました。そうしましたら、翌日、体重50キロのイノシシが1頭、その罠にかかっておりました。

 そういうことで、雨宮地区に檻を設置したんですけれども、人を守るためには、安全に捕獲するには、より高い、性能の高い有害鳥獣の侵入防止柵が必要だということで考えております。

 防止柵の設置に当たっては、地区に有害鳥獣の駆除対策協議会の設置が求められております。柵の維持とか管理を地元協議会で行っていただくと、また、この地区は住宅地区が多くて、山に接する箇所が少ないことから、農作物等の被害は少ないということから事業が進んでおりません。ですが、今後も被害の防止の観点から、引き続きこの地区と保育園、それから保育園の保護者と協議調整をしながら、効果的な対応につきまして検討して進めてまいります。

 次に、平成26年度に行いました長野県地域野生鳥獣被害対策チームの土口地区の試験でございます。試験地としましては2カ所、フェンスの高さが60センチと35センチということで、波板でございますけれども、名前が広域物理柵、簡単に言いますと、個人の柵でなく集落単位で設置された柵のことをいうんですけれども、その下部から侵入の対策として得られた成果の活用と課題を、このチームで研究したというところでございます。

 つきましては結果ですが、高さ60センチの波板を、この柵の下部に設置することにより、イノシシの視界が遮られる、35センチよりは効果が大きいということで被害が激減しているということが、結果、出ております。

 イノシシが柵の下部に穴を掘る対策としまして、波板の設置も有効でありますけれども、ワイヤーのメッシュも補強することで、イノシシに対しまして大変いいということも出ております。

 また、防止柵の老朽化につきましては、議員さん言ったとおり、森地区が千曲市で初めて防護柵を平成20年度と21年度、2回に分けまして、約10キロぐらいのフェンスを張っていただきました。それから8年たったということで、柵の購入後の段階では、当時は補修用の、交換用の予備の道具とか柵とか用意しておりましたけれども、各地区での対応は可能であったんですけれども、なかなか老朽化してきまして予備に使ったものもあるということで、足りないものは、今後、国庫補助事業であります多面的機能支払交付金制度を使ってこの防護柵の補修、補給、予備との活用に邁進したいと思っております。



○議長(和田重昭君) 齋藤正徳議員。

          〔4番 齋藤正徳君 質問席〕



◆4番(齋藤正徳君) 今、イノシシが捕獲檻に入って、罠にも捕まったと、私、それ聞いて安心しました。

 そのような本当に素早い、被害の実態に応じた対応を市のほうには求めたいと、私はそういうふうに願います。

 それでは次に行きます。

 大項目の4、旧長野電鉄の屋代線の跡地活用について。

 小項目の1、自転車・歩行者専用道路としての工事の見通しについて質問します。

 この地域の交通渋滞はまことに激しく、小中学生の通学路も歩道が狭く危険でございます。早急に旧屋代線の跡地整備に市は着手すべきだと考えますが、市長のお考えをお伺いいたしたいと思います。



○議長(和田重昭君) 小根澤建設部長。

          〔建設部長 小根澤英児君 答弁席〕



◎建設部長(小根澤英児君) 市長に答弁をということでございますが、私のほうからお答えさせていただければと思います。

 旧長野電鉄屋代線の跡地活用についてでございますが、長野電鉄株式会社からの譲渡を受けるに当たりまして、沿線市町村である長野市さん、須坂市さんとの3市協議を重ねまして、その跡地利用の大枠を示すものとしまして、平成24年12月に長野電鉄屋代線跡地活用基本構想を策定してございます。

 この基本構想では、3市で歩調を合わせまして、ジョギングロード、散策路、サイクリングロードとして活用していくという考え方で方針を立てました。

 今後は、この基本構想に基づいた整備計画を策定しまして活用策の実現を図ってまいりたいと考えておりますが、現在のところ、3市の歩調の調整がまだ済んでいないということで、本事業には着手されておりません。

 また当市においても、現在は小中学校の耐震化や公共施設の長寿命化など、市民の安全・安心のための事業に重点を置いております。また、合併総仕上げの事業でもあります新庁舎の建設にも着手しておることから、それらの事業が一定程度済んだ段階で、長野市、須坂市と調整を再度図りながら事業を実施していきたいと考えております。



○議長(和田重昭君) 齋藤正徳議員。

          〔4番 齋藤正徳君 質問席〕



◆4番(齋藤正徳君) 今、そういうお答えでした。

 平成26年3月の定例会で、岡田市長は長野市と須坂市と、とにかく歩調を合わせて、その自転車・歩行者専用道路としての整備を計画しようと。平成26年度に整備基本計画策定及び基本設計を、平成27年度に実施設計を行って、平成28年度、今年ですが、その以降、工事に着手する予定でありますと、こういうふうに報告されておりました。

 それで、今、私行ってみますと、跡地は草だらけというふうな形になっておるわけです。最近、私、松代駅を訪ねましたけれども、旧駅舎はそのまま保存されていて、それで観光案内所になっているんです。いわゆる真田丸人気で、県外のお客様でにぎわっていました。それで常駐のボランティアガイドの方にお聞きしますと、今、松代を訪れる観光客には、県外からのリピーターが案外多いということをお聞きしました。私、屋代線がもし存続していたら本当によかったのにと、そのとき、ふと思いましたが。

 それで、お隣の長野市は、大室古墳の一帯の整備計画に関連して、その跡地を観光客や地元住民のための歩道に、あるいは自転車道として整備するという、そういう着工のすぐ前の段階にあるということもちょっと聞いたんです。

 そんなわけで、市は先頭を切って、いろいろ歩調を合わせるということは難しいかとは思いますけれども、やはり住民の利益のために、この自転車と歩行者専用道路の工事に取りかかっていただくということを、私、切に希望します。答弁をちょっとお願いします。



○議長(和田重昭君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 長野電鉄、本来でしたら廃止したくなかったです。当時、この議会でも千曲市議会が中心となって電鉄線を残していこうという運動をした経験がございます。しかしなかなか、時の情勢、そして長野電鉄の状況の中で廃線にせざるを得なかった。

 全国でも廃線を決めてから廃止になった、最スピードでなったというふうに言われてますけれども、そういった中では残念だったなというふうに思うんですが、そしてその中で、延長25キロぐらいあるんです、須坂まで。長野市が一番多くて、私どもは4キロぐらいしかないんです。須坂市もそのぐらいです。長野が一番大きく持ってまして、当時は、この整備計画というのは千曲川新道という名前をつけましょうというところまで行ったんです。しかし、長野市もそんなお金がないもんで、実際やってみようとすると結構かかるんです。ですから、まだ歩調がとれていないんですけれども、全線が延長25キロ、一括して長野市、千曲市、須坂市がともに共同して、今の地方創生の中で一括交付金がいただければいいかなというのもあるんです。

 しかし、補助事業とし採択をしていただくにも、やっぱり3市が歩調を合わせないとなかなか難しいかなと思っておりますんで、今後も長野市、須坂市と連携をとりながら、どういった方向がいいのか、今のところは草を刈っているきりなもんで、確かにもったいないです。できるだけ早く何とかしたいなと思っておりますが、正直言って、市にも財政の事情がありまして、十分わかってはいるんですけれども、考えながら前進できるようにしてまいりたいというふうには考えております。



○議長(和田重昭君) 齋藤正徳議員。

          〔4番 齋藤正徳君 質問席〕



◆4番(齋藤正徳君) 市長の御答弁をいただきました。

 以上で私の一般質問を終わります。



○議長(和田重昭君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。

 これをもちまして、本日の会議を散会といたします。御苦労さまでした。

                             午後4時24分 散会

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