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長野県 千曲市

平成28年  6月 定例会(第2回) 06月02日−02号




平成28年  6月 定例会(第2回) − 06月02日−02号









平成28年  6月 定例会(第2回)



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           平成28年6月2日(木曜日)

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● 議事日程(第2号)

  平成28年6月2日(木曜日)               午前10時 開議

 第1 一般質問(個人)

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● 本日の会議に付した事件……前記議事日程のとおり

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● 出席議員(20名)

   2番   倉島清香君       13番   和田英幸君

   3番   宮下正光君       14番   荻原光太郎君

   4番   前田きみ子君      15番   森 義一郎君

   5番   大澤洋子君       16番   宮坂重道君

   6番   袖山廣雄君       17番   中沢政好君

   8番   柳澤眞由美君      18番   中村直行君

   9番   小玉新市君       19番   吉田昌弘君

  10番   中村了治君       20番   原 利夫君

  11番   小山嘉一君       21番   宮入高雄君

  12番   林 愛一郎君      22番   和田重昭君

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● 欠席議員(なし)

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● 説明のため出席した者の職氏名

  市長         岡田昭雄君   建設部長      小根澤英児君

  副市長        山本高明君   総合政策担当部長  多田 隆君

  総務部長       小林好武君   観光ブランド戦略担当部長

                               鹿田敦己君

  企画政策部長     北村勝則君   教育委員長     赤地憲一君

  市民環境部長     上條 優君   教育長       吉川弘義君

  健康福祉部長     宮入明美君   監査委員      飯島仁一君

  次世代支援部長    島田房雄君   教育部長      安西治夫君

  経済部長       半田敏幸君   選挙管理委員長   寺澤勝一君

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● 事務局出席者氏名

  議会事務局長     大内保彦君   議会事務局次長   中村峰明君

  議事係長兼調査係長  平原俊久君   書記        佐藤太一君

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 午前10時 開議



○議長(和田重昭君) 定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。

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△日程第1 一般質問



○議長(和田重昭君) 日程第1、一般質問を行います。

 通告に基づき、順次発言を許します。

 5番、大澤洋子議員。

          〔5番 大澤洋子君 質問席〕



◆5番(大澤洋子君) おはようございます。大澤洋子です。

 6月議会一般質問の初日、4年間の市議会議員任期最後の議会であり、私にとりましては、16回目の一般質問となります。今回も大項目3点について質問します。

 1つは、自衛官等募集のための住民基本台帳閲覧の問題、2つ目は、自然エネルギー自給率アップへ、3つ目は、女性活躍推進法による千曲市の計画について、議論を深め、市民の生活がより豊かで幸せが感じられる生活が続くことを願って、この場に立ちました。

 それでは、大項目の1、自衛官等募集のための住民基本台帳閲覧の問題について質問をいたします。

 昨年から今年にかけて、自衛隊の任務が集団的自衛権行使や他国軍への後方支援を可能にさせるなど、新たな安全保障政策がこの3月施行されました。そのことにより、市民の不安が広がっています。「自衛隊は戦場に行けるように変わってしまった」、「戦場に行かされるのではないか」と不安に感じている人の声を聞きます。安保関連法が成立した2015年は、主に高校新卒者を採用する一般曹候補生の応募者数が2万5,092人と、前年比で約2割減ったこと。幹部自衛官を育てる防衛大学校では、本年春卒業した学生419人のうち47人が自衛官への任官を辞退。辞退者は、前年の2倍近くなったということも報道されています。

 一方では、子供の貧困率が高くなり、格差と貧困が広がっている現在、若い人たちの間で経済的徴兵制が問題になっています。大学への学費が払えない、非正規雇用のため奨学金の返済が困難、資格を取って仕事につなげたいなどから自衛隊に入隊せざるを得ない人もいます。

 このような状況の中において、自衛官等募集のための募集要項の配布及び該当者宅訪問に利用される千曲市役所の住民基本台帳の閲覧は問題があると考えます。

 具体的には、自衛隊地方協力本部が中学・高校卒業予定者の男女の適齢者情報を市民課窓口で閲覧し、その情報をもとにして郵送や訪問を行っているということです。千曲市では、平成23年度から25年度と27年度閲覧されており、24年度には991件中卒予定の男性、高卒予定の男女が対象になっていました。

 その際は、自衛隊地方協力本部が千曲市民6万人余りを全部閲覧して抽出するのでしょうか。市民課が自衛隊への入隊適齢者情報を抽出したデータをコピーするなど、自衛隊地方協力本部に便宜を図っているのでしょうか。

 全国の市区町村は1,700余りありますが、そのうち適齢者情報を拒否した自治体が502ありました。若年層の採用を競う民間企業は閲覧を許されてはおらず、自衛官等募集事務だけが厚遇されている現状も問題です。さらに、個人情報保護が重要視される今日、本人の承諾もなく自衛官等募集に提供されていることは問題があると考えます。市長の見解を伺います。



○議長(和田重昭君) 答弁を求めます。

 上條市民環境部長。

          〔市民環境部長 上條 優君 答弁席〕



◎市民環境部長(上條優君) 自衛官等募集のための住民基本台帳閲覧についてでありますが、自衛官及び自衛官候補生の募集につきましては、自衛隊法第97条第1項の規定に基づく法定受託事務であることから、都道府県知事及び市町村長が募集に関する事務の一部を行うこととされております。したがいまして、募集に必要となる名簿等の情報については、自衛隊地方協力本部長から名簿の提供の申請が出された場合は、住民基本台帳法第11条第1項に規定する「国の機関及び法令で定める事務の遂行のために必要である場合」に該当しますので、住民基本台帳の一部の写しの閲覧に応じております。台帳全部ではございません。一部の写しということで応じておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(和田重昭君) 大澤洋子議員。

          〔5番 大澤洋子君 質問席〕



◆5番(大澤洋子君) 一部の写しを閲覧してもらっているということですけれども、具体的には、抽出したデータが一部なのでしょうか。



○議長(和田重昭君) 上條部長。

          〔市民環境部長 上條 優君 答弁席〕



◎市民環境部長(上條優君) 自衛隊の本部のほうから、はじめに申請がございます。何年から何年まで生まれた人ということで、最初に申請のところにそういった要請が書かれてありますので、それに該当する名簿のデータを打ち出しまして、その名簿に沿って閲覧をしていただくというようなやり方をしております。



○議長(和田重昭君) 大澤洋子議員。

          〔5番 大澤洋子君 質問席〕



◆5番(大澤洋子君) 全国では1,700余りの市区町村がある中で、502の自治体がこの閲覧を拒否しております。千曲市においては、法令に基づいて閲覧を許可しておりますけれども、拒否している自治体もあるという中で、千曲市として住民の個人情報がこのような形で出されていること、そして、自衛隊が現在は大変危険な任務になっている中での市民の不安があるという、そのようなことについて不安を拭う、それから、個人情報を提供しないというような形での住民基本台帳の閲覧を千曲市としては拒否するという考えがあるかどうか、市長に伺います。



○議長(和田重昭君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) ただいまの御質問でありますけど、法定受託事務になっておりますので、原則的には受けざるを得ないというふうに思っています。



○議長(和田重昭君) 大澤洋子議員。

          〔5番 大澤洋子君 質問席〕



◆5番(大澤洋子君) できれば千曲市としては、市民が不安を抱いているこのことについて、自衛隊の入隊募集、それに対する住民基本台帳の閲覧を拒否していただきたいというふうに考えております。

 それでは、次の大項目2に移ります。自然エネルギー自給率アップへ。

 小項目1、太陽光パネルを活用した災害時の電源確保構想について。

 千曲市は、災害で停電した場合に備え、民間事業者が設置した太陽光パネルから電源を確保し、住民が自由に使える仕組みを構想していると新聞報道がありました。熊本地震を受けて検討を始め、早ければ年度内に事業化、将来は72の区自治会単位に設備を整えたい意向でした。災害が起こったときに自前でつくれる電気があって、誰もが使える仕組みができていることは、災害に強い地域づくりをしていくため大事なことと考えます。具体的にどのような構想なのか、どう進めていくのかについて伺います。



○議長(和田重昭君) 答弁を求めます。

 半田経済部長。

          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕



◎経済部長(半田敏幸君) 太陽光パネルを活用した災害時の電源確保の構想でございます。4月の信濃毎日新聞記事のとおりでございますけれども、熊本地震を受けて改めて検討に入りました。

 内容ですけども、市の公園など、避難指定の地域になっている敷地の一部を企業に貸し出し、企業があずまや的な構造物を建てて、市民等の休憩、それから地域の憩いのスペースとして利用していただきます。その構造物につきましては、屋根には太陽光パネルを設置します。普段は、発電した電気は企業が売電します。保守管理も企業が行ってまいります。地震等の非常時には、地域住民が太陽光パネルで発電した電力を無償で使用できます。電化製品に接続をしまして、例えば、携帯電話の充電、それから炊飯器等による初期的な炊き出し等に活用できるということで、構想しております。

 土地の使用料等、これからどのような仕組みにするか、現在、担当課同士で検討をしているところでございます。企業にとっても、地域住民や行政にとっても、有益な事業となりますので、今後も進めてまいります。



○議長(和田重昭君) 大澤洋子議員。

          〔5番 大澤洋子君 質問席〕



◆5番(大澤洋子君) 公園などに設置するということですが、今の説明では、屋根に太陽光パネルということですね。私は、公園の土地の土の上かというふうなイメージを持っておりましたけれども、土の上ではないということでしょうか。それと、もう一つは、どのようなスケジュールでしょうかということと、予算はどんなくらいの規模なのかというあたりも、お考えがありましたらお聞きしたいと思います。



○議長(和田重昭君) 半田経済部長。

          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕



◎経済部長(半田敏幸君) 構造物の関係でございますけども、土の上にあずまやを建てていただくということでございます。それから、スケジュール、それから予算的なものでございますけども、これからどんな仕組みにするか検討してまいりますので、その後となります。

 それから、議員さん、以前から自然エネルギーの活用につきまして御質問等をもらっていますけれども、私は昔、防災課にいたころ、平成25年ごろから防災備蓄倉庫が市内で15カ所と計画がございますけれども、現在、6の備蓄倉庫の屋根に太陽光パネルを設置して売電し、非常時には住民が使えるという仕組みになっております。建物の使用としまして、1棟1万円の使用料をいただいております。

 で、いざという遮断された場合ですけれども、市内リース会社と災害時における応急対策業務に関する協定を結んでおります。避難所となっております体育館4から5つぐらいの避難施設には、約、電気量で2,000キロワットの電気が発電できる発電機を用意しておりますので、あわせて申し上げておきます。



○議長(和田重昭君) 大澤洋子議員。

          〔5番 大澤洋子君 質問席〕



◆5番(大澤洋子君) 災害時に対応する形での自然エネルギーの推進が進んでいるというお話をお聞きしまして、大変、心強く思いました。今後とも、さらに進めていただきたいというふうに思います。

 次に、小項目2に移ります。エネルギーの自立地域を目指して。

 2015年12月、国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)で、気温上昇や温室効果ガス排出抑制の新たな目標が採択されています。国は、地球温暖化対策の推進に関する法律をつくり、地方公共団体実行計画が立てられています。

 そのような折、長野県は、低酸素杯2016でベスト長期目標賞の自治体部門で大賞を受けました。自然エネルギー普及などの施策が評価されたのです。火力発電所から排出されるCO2の削減と、そこで消費される化石燃料の節約が温暖化防止につながります。県の目指す具体的な姿として、エネルギーの自給率が高まり、災害にも強い地域になる、地域主導型の自然エネルギービジネスが地域に雇用を生み出し、地域の自立を持続的に支える、市町村やコミュニティー単位のエネルギー自立地域が県内各地に広がり、人々は快適な暮らしや充実した社会生活を営むことができるとしています。

 千曲市は環境基本条例があり、環境基本計画を策定して推進しているところです。市は晴天率が高く、太陽エネルギーの豊かな地域として太陽光や太陽熱を利用する設備の導入推進が期待され、公共施設への設置も進んでいます。特に、東日本大震災以降、新規の公共施設については、太陽光パネルなど再生可能エネルギーを考慮した設備が設置され、5小学校、3中学校において、学校の改築時等にあわせ積極的に取り組まれました。最近では、上山田保育園の屋根に太陽光発電が設置されています。

 しかし、一方では、新エネルギー活用推進補助制度が平成24年度に創設されましたが、平成27年度には終了してしまいました。第二次千曲市環境基本計画では、エネルギー問題に取り組む必要性が高まっていること、また、地球温暖化問題に積極的、効果的に取り組むため、第二次千曲市地球温暖化対策推進計画を含んだ計画としています。市役所内で省エネルギー・新エネルギー活用推進本部が平成23年5月に設立され、自然エネルギーの活用可能性に関する研究をするともなっており、市としてのこの分野における政策について伺います。



○議長(和田重昭君) 上條市民環境部長。

          〔市民環境部長 上條 優君 答弁席〕



◎市民環境部長(上條優君) エネルギーの自立地域を目指してでありますが、今年度から始まる第二次千曲市環境基本計画に基づきまして、家庭や事業所等での省エネルギーの積極的な取り組みと再生可能エネルギーの利用促進により、地球温暖化防止対策とあわせてエネルギーの自立化を進めてまいります。

 具体的な取り組みといたしましては、1日に減らせる二酸化炭素の重量をチェックする環境家計簿チェックシートの活用を通じて、省エネの理解を図ります。また、公共施設への省エネ機器の導入や、住宅や事業所等の照明設備のLED化等により電力消費の削減を図るとともに、エコドライブの推進、ごみの再資源化や減量化、堆肥化の推進など、エネルギー消費量を削減するための活動を積極的に進めてまいります。

 次に、再生可能エネルギーの利用促進につきましては、太陽光発電をはじめ、木質バイオの活用としてのペレットストーブや薪ストーブの普及に努めるとともに、再生可能エネルギーの導入事例の調査研究を進めます。

 なお、平成24年度から実施しておりました太陽光発電等への助成事業につきましては、申請件数の減少、それと太陽光発電システムの低価格化等により、所期の目的がほぼ達成されたということで廃止をいたしましたが、今後は、国の実施しております事業者向けの再生可能エネルギーの導入事業への助成制度や所得税の減税制度の啓発等を通して、引き続き、再生可能エネルギーの利用促進に努めてまいりたいと思っております。



○議長(和田重昭君) 大澤洋子議員。

          〔5番 大澤洋子君 質問席〕



◆5番(大澤洋子君) 今までの計画をさらに進めていかれるというお話をいただきました。長野県といたしましては、1村1エネルギー事業というのを各市町村に進めているわけでありますけれども、この点についてはどのようにお考えでしょうか。



○議長(和田重昭君) 上條部長。

          〔市民環境部長 上條 優君 答弁席〕



◎市民環境部長(上條優君) 1村1エネルギー事業ということでございますが、今後、再生可能エネルギーの導入事例を調査研究する中で、どういった事業がいいのかということで研究してまいりたいと、そのように思います。よろしくお願いします。



○議長(和田重昭君) 大澤洋子議員。

          〔5番 大澤洋子君 質問席〕



◆5番(大澤洋子君) 4年前からずっと調査研究は進めていきますという答弁をいただいておりますけれども、千曲市としても、この自然エネルギーに対して積極的な政策展開をしていただきたいというふうに考えているところです。よろしくお願いいたします。

 次に、大項目3に移ります。女性活躍推進法による千曲市の計画について。

 自治体や企業に女性の登用目標など、行動計画の策定・公表を義務づけた女性活躍推進法が4月1日全面施行されました。働く環境の男女差を解消し、家庭との両立を支援、少子高齢化で労働力不足が懸念される中、女性の採用や管理職を増やし、働きやすい環境を整えることを目指しています。

 行動計画を義務づけられたのは、職員や従業員301人以上の自治体や企業です。項目は、採用者の女性の比率、勤続年数の男女差、月ごとの残業時間も含む労働時間、管理職の女性比率について現状を把握し、改善点を分析。その上で取り組む内容や数値目標を最低一つ設定し、実施時期を公表するものです。

 長野県は、課長級以上の女性職員の割合を4月1日時点の5.4%から5年後に10%以上まで引き上げる目標で、この春、女性3人の部長級職員が誕生しましたが、都道府県別で比較すると40番目。長野県内77市町村の課長級以上の女性職員の割合は8.2%で、全国の市区町村の平均12.6%を大きく下回っています。

 政府が昨年12月閣議決定した第4次男女共同参画基本計画は、2020年度末までに課長相当職の20%程度を女性とするよう目標を掲げており、県内の多くの市町村が迫られています。そのような中で、県内19市中、最も高かったのは千曲市で17.8%。全国の市区町村12.6%、県5.4%、県内の市町村8.2%よりも、千曲市は高い女性の割合になっていることを評価し、今後の目標に向けての計画推進に期待をしているところです。

 女性の管理職を増やすには、採用から育成・職場環境の整備と長い取り組みが欠かせません。自治体としての千曲市では、どのような現状と課題、目標設定をされたでしょうか、伺います。



○議長(和田重昭君) 答弁を求めます。

 小林総務部長。

          〔総務部長 小林好武君 答弁席〕



◎総務部長(小林好武君) 千曲市特定事業主行動計画でございますが、この計画は、職員が職業生活と家庭生活を両立し、いきいきと働くことができる職場環境の整備を図ることを目的とした行動計画でございます。計画期間であります平成28年度から平成32年度までの5年間で、女性職員がいきいきと働く職場づくりをテーマに、女性職員が能力を十分に発揮できる職場づくりを推進するものでございます。

 具体的に申し上げますと、女性職員の採用や配置、登用に係る現状把握や職場環境等に関するアンケート調査結果による課題の分析に基づきまして、育児休業や年次休暇等の取得の促進、時間外勤務の縮減などによる女性が働きやすい環境の整備のほか、職員研修の充実やポストの拡大、能力に応じた女性職員の積極的な登用などによる女性職員のキャリア形成と女性管理職の登用、それから非常勤職員の仕事と家庭の両立支援など、今後取り組むべき課題の事項を明確にしたところでございます。

 また、管理職に占める女性職員の割合を平成32年度までに20%以上とする数値目標を設定するなど、職業生活における女性職員の活躍に向けて、組織を挙げて積極的な取り組みを進めてまいりたいと、このように考えております。



○議長(和田重昭君) 大澤洋子議員。

          〔5番 大澤洋子君 質問席〕



◆5番(大澤洋子君) 小項目2に移ります。キャリアアップにつながる研修と職場環境整備を。

 千曲市役所の女性管理職が17.8%とはいえ、目標値に達するため女性の管理職登用が進んでいない背景の分析が必要です。分析の中に、女性職員のキャリア形成を進めてこなかった、女性の職員採用そのものが少なかった、結婚・出産後も仕事を続けられる環境づくりが上げられています。そして、市は、時間外勤務の縮減など、働きやすい職場づくりや、総体的に女性は少ないが積極的に登用して、5年後までに20%にすると公表しました。

 女性管理職になることで仕事にやりがいを感じられるようになったり、多様な意見や女性の視点が政策に結びつけられることなどが期待できる研修は、どのように計画されているでしょうか。結婚・出産後も仕事を続けられる環境づくりについてと、働く人の意欲が尊重される人事異動になっているかについても伺います。



○議長(和田重昭君) 小林総務部長。

          〔総務部長 小林好武君 答弁席〕



◎総務部長(小林好武君) まず、職員研修につきましては、現在までに部課長研修や係長研修などの職の段階に応じた一般研修をはじめ、財務、税務、監査事務などの専門研修、さらにファシリテーション研修やコミュニケーション研修などの特別研修等を実施してきております。今後におきましても、組織の経営戦略として女性の活躍は重要でありますことから、女性管理職の研修参加促進と研修内容の充実にも努めながら、リーダーとしての女性の視点が的確に政策に生かされるよう、キャリア形成、キャリアアップを図ってまいります。

 次に、職場環境づくりにつきましては、先ほど申し上げました育児休業や年次休暇等の取得の促進、時間外勤務の縮減などを通じまして、女性が働きやすい職場環境づくりを進める一方で、休暇等を取得しやすい雰囲気の醸成や男性職員の家庭生活へのかかわりなどについて、一層の促進を図ってまいりたいと、このように考えております。

 また、働く人の意欲が尊重される人事異動になっているかという点につきましては、毎年度、人事異動の希望について自己申告書という形で受け付けを行っておりまして、異動を希望する課の人事構成や本人の業務適性などを考慮しながら、できる限り希望に沿った配置に努めているところでございます。



○議長(和田重昭君) 大澤洋子議員。

          〔5番 大澤洋子君 質問席〕



◆5番(大澤洋子君) 今、答弁をいただきました中に、男性職員の家庭への協力というか、家庭へのかかわりを進めていくというお話がありましたけれども、千曲市役所の男性職員でも家庭を持っており、子供を育てているという現実はあるわけで、その中で育児休業の取得を全くされていないという現実です。女性職員は育児休業を100%とっており、そして男性職員でその対象となっている方は二十数名おられましたけれども、育児休業はとられていない。とらなくても年次有給休暇などで家庭へのかかわりを持っておられたというふうな記述がありましたけれども、積極的に男性職員も育児にはかかわっていただく、そのことが男女とも働きやすい職場になるのではないかというふうに考えるところですが、その点についてはいかがでしょうか。



○議長(和田重昭君) 小林総務部長。

          〔総務部長 小林好武君 答弁席〕



◎総務部長(小林好武君) 議員さん御指摘のとおり、男性職員の家庭生活へのかかわり、これは非常に重要であると私どもも認識しております。

 しかし、本市の男性職員ののうち、育児休業それから配偶者出産休暇及び育児参加のための休暇については、現在取得状況がないというような状況でございまして、これらの問題につきましては、男性職員自身の意識の問題、それから職業環境の問題、それから休業等の制度の周知不足などの課題があると考えております。

 育児休業等の取得対象職員は毎年変わるわけでございますけれども、対象となる職員を把握いたしまして、この制度の周知を図ると。それから、具体的な取得方法それから相談体制、これらもまた整備をしていきまして、取得しやすい職場環境をつくっていきたいと、このように考えております。



○議長(和田重昭君) 大澤洋子議員。

          〔5番 大澤洋子君 質問席〕



◆5番(大澤洋子君) 小項目3に移ります。非常勤職員の女性活躍推進は。

 千曲市は、ここ数年、正規職員の数とほぼ同数の非常勤職員が勤務しており、その大多数は女性です。女性活躍推進法に基づく計画策定にあたり、全職員を対象にアンケート実施をしました。非常勤職員に対しても同様の調査をし、改善策が必要と考えます。非常勤職員の女性採用割合、勤続年数の男女差などの把握・分析を踏まえた行動計画の策定や公表を望みますが、市の見解を伺います。



○議長(和田重昭君) 小林総務部長。

          〔総務部長 小林好武君 答弁席〕



◎総務部長(小林好武君) 非常勤職員の女性活躍推進ということでございまして、非常勤職員にも正規職員と同様のアンケート調査が必要という御意見をいただいたところでございます。

 御承知のとおり、特定事業主行動計画の対象は、正規の職員に限定したものではありませんので、非常勤職員も包含したものでございますので、議員御指摘のように、市の非常勤職員の大多数、これ8割以上でございますが、女性が占めているという実情を考慮すれば、より多くの女性から御意見をお寄せいただくということは大切なことであります。

 今後におきましては、アンケート調査の範囲を正規職員から非常勤職員まで拡大をし、職場環境等に関する課題の分析に努めるとともに、計画のフォローアップにつなげてまいりたいと、このように考えております。



○議長(和田重昭君) 大澤洋子議員。

          〔5番 大澤洋子君 質問席〕



◆5番(大澤洋子君) 小項目4、官製ワーキングプア問題。

 非常勤職員は1年契約で、5年たつと雇いどめされています。働く人にとっては、雇用が安定せず、キャリア形成がかなえられない問題があります。割り切れない待遇と感じたり、結婚や子供を産みたくてもかなえられないなど、このようなことをワーキングプア問題といっています。多くの女性非常勤職員の問題を解決するための待遇改善策はどのように考えられているでしょうか。



○議長(和田重昭君) 小林総務部長。

          〔総務部長 小林好武君 答弁席〕



◎総務部長(小林好武君) 官製ワーキングプア問題についての御質問をいただきました。

 まず、非常勤職員は5年で雇いどめなど、雇用が安定していないとの御質問でございます。市では、千曲市非常勤職員に関する取り扱い要領におきまして、再任用の限度を定め、一般の非常勤職員については、雇用機会の均等を担保するため5年としております。また、専門的知識や資格を有する非常勤職員につきましては、業務の継続性等を考慮し、運用により10年まで延長を図っているところでございます。

 また、キャリア形成がかなえられないことや割り切れない待遇と感じているという点につきましては、非常勤職員の雇用条件からも一定の御理解をいただかなければならない面もあろうかと存じますが、今後においては研修会などへの参加を促進し、非常勤職員のキャリア形成につなげるとともに、待遇面につきましても、他市の状況なども参考にしながら、改善の必要性について研究を進めてまいりたいというふうに考えております。

 いずれにいたしましても、官製ワーキングプアの問題は、厳しい財政状況を背景に、地方自治体が非常勤職員に業務も行ってもらうように、正規職員の適正配置を抑制してきたことも一因であると考えております。今後におきましては、職員配置を見直し、恒常的に非常勤職員が配置されている業務には、定数管理を厳格に行いつつ、必要に応じて正規職員を充てるなど、非常勤職員偏在の是正に努めてまいりたいというふうに考えております。

 また、本年度から正規職員の採用に当たっては、社会人経験者枠というものを設けたところでございます。この制度を継続する中で、非常勤職員の就業機会の拡大も図ってまいりたいと考えておる次第でございます。



○議長(和田重昭君) 大澤洋子議員。

          〔5番 大澤洋子君 質問席〕



◆5番(大澤洋子君) 次に、小項目5、保育士不足の問題。

 全国的に保育士不足の状況が続いています。保育現場は女性が9割を占め、平均月給は女性の全産業平均より4万円ほど低くなっているなど、保育士の労働条件が改善されない原因があります。

 国では、一億総活躍プランで、保育士の確保に向け月1万2,000円程度(約4%)賃上げなどを2017年度実施するとしています。また、同一労働同一賃金を目指し、非正規労働者の賃金水準を正規雇用者の80%程度に引き上げて格差を縮小するなど考えられています。

 千曲市の保育園でも、非常勤職員の保育士が多く働いています。保育士は専門臨時職員とされていますが、再任用限度は通算5年以内となっています。これは、私が調べたら5年ということですが、先ほどの部長答弁では10年という答弁がありました。それにしても再任用限度があるということです。公募等の結果、応募がない場合は、協議することができると要領に記されており、続けて働くこともできるようです。しかし、市内の保育士は再任用限度のない他市に勤めるなどで、市内の保育士不足が生じていると聞きます。どのような現状でしょうか。解決策について伺います。



○議長(和田重昭君) 島田次世代支援部長。

          〔次世代支援部長 島田房雄君 答弁席〕



◎次世代支援部長(島田房雄君) 保育士不足の問題についてでありますが、少子化傾向でございまして、市内公立・私立保育園合わせまして、受け入れ児童数の総数は減少傾向にあります。しかし、未満児にあっては、対象児童数は減少しているものの、逆に入園希望者数は増加傾向にあります。したがって、保育士の数というのは、総数増加が必要ということになっております。

 先ほど総務部長からも答弁ありましたが、専門的な知識や資格を有する非常勤の保育士については、千曲市非常勤職員に関する取り扱い要領に基づき、運用により再任用の限度を10年とし、限度の期間が終了した場合には公募により任用するということになっておりますが、近年は保育士の募集をしても応募者が少ないため、10年を経過している職員も継続して任用している状況であります。



○議長(和田重昭君) 大澤洋子議員。

          〔5番 大澤洋子君 質問席〕



◆5番(大澤洋子君) 保育士の皆さん、精いっぱい働いていただいておりまして、専門的な技能をお持ちで、経験を積んで幼い子供たちにあたっていただいている中で、再任用限度枠があるということ。これは、働く意欲を失ってしまいますし、できればこの限度がないことを望んでおりますので、このことも考えていただきたいなというふうに思います。その点について伺います。



○議長(和田重昭君) 小林総務部長。

          〔総務部長 小林好武君 答弁席〕



◎総務部長(小林好武君) 非常勤職員の処遇等について御質問いただきました。

 非常勤職員の皆さんでございますが、この公務の現場でその役割を果たしていただいておりまして、正規職員と同様に高い意欲を持って勤務していただくことができるよう、適切な勤務環境を確保することが重要であるということは、十分承知をしておるところでございます。

 また、従来、正規職員が担っておりました業務を非常勤職員が代替して恒常的に担っているような実態が、保育所含めてございまして、そのような業務には正規職員を任用することが適当であるということは申し上げるまでもございません。しかしながら、総人件費の増嵩につながることや職員定数の管理などの面から、これも直ちに改善することは大変難しい問題でございます。

 現在の非常勤職員制度は、臨時的に生じる多様な業務や短時間の業務に対して弾力的に対処することを可能とするものでございます。現状の運用には、こうした本来の非常勤職員制度の趣旨に沿わない面も見受けられるわけでございます。これらにつきましては、雇用機会や任用形態の問題、常勤職員との処遇の不均衡も指摘されておりますことから、任用形態、勤務形態のあり方についても問題意識を持って考えてまいりたいと、このように思っております。

 また、非常勤職員の問題は業務の運営方法、組織、定員管理、予算、人事管理方針などと密接に関連してくることでございますので、今後におきましては、必要に応じて職務の実態把握を行いながら、非常勤職員のあり方をどのようにしていくのかについて幅広く検討を進めてまいりたいと、このように考えております。



○議長(和田重昭君) 大澤洋子議員。

          〔5番 大澤洋子君 質問席〕



◆5番(大澤洋子君) 全ての人たちが働く意欲が持ち続けられるような、そのような制度であってほしいというふうに思っていますので、よろしく検討をお願いいたします。

 次に、小項目6、市内企業の行動計画に対する働きかけはということで、市内企業で301人以上の労働者がいる企業においては、女性活躍推進法による行動計画書を提出することが義務づけられました。市内企業の提出状況は把握されているでしょうか。市内企業に働いている人たちの、特に女性の働く環境が整えられているかどうか、市としての指導的かかわりについて伺います。



○議長(和田重昭君) 宮入健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 宮入明美君 答弁席〕



◎健康福祉部長(宮入明美君) 市内企業の行動計画に対する働きかけでございますが、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律では、労働者が301人以上の事業主に事業主行動計画の策定を義務づけられており、300人以下の事業主には努力義務となっております。

 法律では、自社の女性の活躍に関する状況把握・課題の分析を行い、課題解決のための数値目標と取り組みの行動計画を策定し、届け出を行い、従業員に周知を行うとともに公表することとなっております。

 届け出は千曲市ですと長野労働局になりますが、長野労働局の301人以上の企業の行動計画策定率は88.2%、221社中195になります。全国平均71.5%より高く、全国4番目と聞いております。

 努力義務の小規模事業主も含めまして、市内の事業主が個々の課題に応じて自主的、積極的に取り組むことが重要であり、市といたしましても、第3次千曲市男女共同参画計画のもと、学校・家庭・地域・企業が男女共同参画の理念を理解し、自主的に取り組んでいただけるよう、各種事業を通じて意識啓発を進めてまいります。



○議長(和田重昭君) 大澤洋子議員。

          〔5番 大澤洋子君 質問席〕



◆5番(大澤洋子君) 千曲市内には、301人以上の従業員がいる企業は、どのくらいあって、そして、その企業がこの計画書を提出、どのくらいしているのかということについてお伺いしたいと思います。そして、それに対しての市として、事業所に対する指導がされるかどうか、その点についても伺います。



○議長(和田重昭君) 宮入部長。

          〔健康福祉部長 宮入明美君 答弁席〕



◎健康福祉部長(宮入明美君) 千曲市内の労働者が301人以上の事業所は、長野労働局に電話で問い合わせしましたところ、9事業主というふうに聞いております。この9事業主の行動計画の策定状況でございますが、100%策定されてるというふうに聞いております。今後も、女性活躍推進の取り組みが各事業主においても着実に前進していくことを願っているところでございます。



○議長(和田重昭君) 大澤洋子議員。

          〔5番 大澤洋子君 質問席〕



◆5番(大澤洋子君) 千曲市内の企業に働く女性の皆さんも、働きやすい環境が整えられていくことを願っております。市としても、支援、指導をお願いしたいというふうに思います。

 以上で私の一般質問は終わりますけれども、千曲市がよりよい地域になっていきますことを願い続けて一般質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(和田重昭君) ここで15分間休憩いたします。

                            午前10時55分 休憩

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 午前11時4分 開議



○議長(和田重昭君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 続いて10番、中村了治議員。

          〔10番 中村了治君 質問席〕



◆10番(中村了治君) 議席番号10番、中村了治であります。私は、日本共産党千曲市議団の一員として通告に従い、市政の諸問題について5点にわたって質問いたします。よろしくお願いいたします。

 大項目1でありますが、熊本地震災害から検討すべき千曲市の災害対策について質問いたします。

 質問に入ります前に、一言申し上げたいと思います。4月14日夜、熊本県で発生した震度7の大地震は大分県にも及び、死者49人、行方不明1人の大きな被害をもたらしました。この地震で亡くなられた方々に衷心より哀悼の意を表するとともに、被災された皆様方に心からお見舞いを申し上げる次第であります。

 それでは質問に入ります。

 1、地震による被災住民の避難所確保計画について伺いたいと思います。

 今度の熊本地震では既に報じられておりますように、震度7クラスの激震が2回も襲うという過去に例のない地震でございました。5月末現在で死者49人、行方不明者1人、関連死の疑いで亡くなられた方20人、負傷者約1,740人、避難者約8,600人、住宅被害約11万120棟と大きな被害をもたらしたわけであります。

 命からがら逃げ出された皆さんは、とりあえず確保された避難所に避難されましたが、避難所が足りないため傷んだ自分の住宅には、余震による倒壊の恐怖から住むことなく、自家用車に寝泊まりする車中泊が多くおられます。緊急事態とはいえ、避難所の確保は、まず最優先の課題であります。

 避難所を設置するには、既存の施設を応急的に利用せざるを得ないわけでありますが、中長期にわたることが想定されますので、建設地やプレハブ等の資材、建設作業員等の確保を短時日の中で、めどをつけなければなりません。

 体育館や公民館、学校などの施設利用では、食事、トイレ、プライバシーの確保等に対応しなくてはならなくなるわけであります。

 食事等の個別の問題は次に伺いますが、まず被災住民の避難所確保計画について伺います。



○議長(和田重昭君) 答弁を求めます。

 小林総務部長。

          〔総務部長 小林好武君 答弁席〕



◎総務部長(小林好武君) 地震による被災住民の避難所確保計画について、御質問がございました。

 千曲市地域防災計画では震災時の指定避難所として、市内の小中学校、保育園、県立高校をはじめ、ある程度避難生活を送ることが可能な屋内の公共施設136施設を指定しております。避難収容可能人数は、約2万2,000人を想定しておりますが、このほかに、一般の避難所とは別に避難生活に何らかの配慮が必要な方を対象とした要配慮者等避難施設も10施設、収容可能人数約1,000人についても指定をしておるところでございます。

 4月に発生した熊本地震での避難状況を見ますと、繰り返す余震を恐れて屋内での避難を嫌がる人や、避難所内ではプライバシーが確保されないなどの理由で車の中やテントでの避難生活を余儀なくされる被災者が多く見受けられたところでございます。

 このような場合も想定されますので、学校施設の校庭や公共施設の駐車場、さらには公園など175カ所を屋外の指定緊急避難場所として指定しておりますので、これらを併用して避難者の受け入れを行いたいとこのように考えております。



○議長(和田重昭君) 中村了治議員。

          〔10番 中村了治君 質問席〕



◆10番(中村了治君) 私も以前、栄村の被災地を、私、視察に行ったわけですが、現地に行ったわけですが、やはりそうした公共の土地を早急に確保して、そこに仮設住宅を建てておりましたが、やはりそういった対応になろうかと思います。これまた、どういう形、どういう規模で起きるかということがわかりませんから、さまざまな事を想定しながらやっていくわけでありますが、ぜひ、あってはならない災害ではありますが、ぜひともそういったことについて、これからも緻密な計画といいますか、確保をお願いしたいと思います。

 それでは、次のほうに進みます。

 被災者への医療体制と健康管理について伺いたいと思います。

 被災者の避難生活が中長期になれば、健康管理が重要になってくるわけであります。衛生的な面での配慮はもちろんでありますが、いわゆるエコノミー症候群による関連死が報告されております。熊本地震では車中泊避難をされている方が大勢おられて把握できないというような状況でございました。窮屈な生活を余儀なくされることによって起きる、これが原因だと思います。

 避難状況の把握と医療機関との連携、そしてまた、それぞれへの巡回による避難者の健康管理等、実際起きてみなければ想定できないことが多々あるわけでありますけれども、現段階で市ではどのようなことを、まず計画としてお考えなのかお聞きいたします。



○議長(和田重昭君) 宮入健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 宮入明美君 答弁席〕



◎健康福祉部長(宮入明美君) 被災者の健康管理、医療体制の確立についてでございますが、医療体制につきましては、千曲医師会、埴科・更級歯科医師会、更埴薬剤師会と協定を結び、災害時の医療救護体制を準備しております。

 また、千曲市、坂城町及び医療関係者、先ほどの医師会等になりますが、その三師会と連携しまして、災害発生後48時間を独自に地域の医療を担うことを目標としました災害時医療救護活動マニュアルを平成25年6月に作成してあります。

 災害発生時には、災害対策本部長である市長の要請により本部医務班を設置し、あわせて医療救護所を設置後、医薬品、医療用資機材等の必要量及び医薬品卸業者、薬局等の備蓄量を迅速に把握し、救護活動をすることとしております。

 また、災害時に備えて、医療救護所等に医薬品、衛生材料、救護用資機材料を配備できるようにしております。

 健康管理につきましては、東日本大震災の際に大規模災害を体験した保健師等の経験を踏まえて、平成25年に大規模災害における保健師の活動マニュアルが作成されております。このマニュアルを基本に災害時の保健活動体制を備えております。

 具体的には、平時には情報伝達や活動体制の整備を行い、災害時には災害初期から復興期のフェーズ、各段階ごとに被災者の目線に合わせた健康支援活動が行えるように考えております。



○議長(和田重昭君) 中村了治議員。

          〔10番 中村了治君 質問席〕



◆10番(中村了治君) 大変きめ細かく医師会等との連携、非常に大事だと思いますが、ただし、ちょっと気になることは、その今の三師ということは、この地域ですから場合によっては、お医者さんも看護師さんも歯医者さんも被災者になる、こういうことが考えられるわけですね。そうすると姉妹都市あるいは他の市との連携というのも、当然、ある意味では並行して行っていくというのが出てくるかと思うんですが、多分そのことについても考えておられると思いますが、その辺はどうですかね。



○議長(和田重昭君) 宮入部長。

          〔健康福祉部長 宮入明美君 答弁席〕



◎健康福祉部長(宮入明美君) 大規模になって市内の医療機関等が災害にあった場合ということでございますけれども、昨年度、長野県防災訓練において、DMATによる訓練も行いましたけれども、その際に大規模を想定しまして本部設置訓練、医師会等の緊急連絡訓練、被災病院の災害対応、広域医療連携訓練、救護所の開設等さまざま、医師会等と連携しながら進めてまいりました。

 今後も、医療機関の訓練を、昨年度行った訓練を同様に医師会等と連携しながら検討してまいるところでございます。そのような形での準備を進めております。



○議長(和田重昭君) 中村了治議員。

          〔10番 中村了治君 質問席〕



◆10番(中村了治君) それでは、次の質問のほうに入りますが、3点目ですが、食料備蓄や被災者への食料供給、あるいは仮設トイレの設置等について質問をいたします。

 災害に備えて日ごろからの食料の備蓄は重要であります。災害時、避難所に避難されている方、あるいは被災されたが自宅にとどまっている方、そしてまた車中泊避難されている方等々、さまざまな形態が想定されるわけでありますが、まず、この備蓄食料、これで対応をし、次に温かい食事の提供等、次第に可能になってくるかと思うわけであります。

 食料供給と同時に、仮設トイレの設置等も重要であります。既に災害用のトイレいわゆるマンホールトイレも五加地区に設置されたようでございます。

 緊急に対応を迫られ、想定しにくい面があろうかと思いますが、こうした市の概括的な対応策、現時点でのこれをお伺いいたします。



○議長(和田重昭君) 小林総務部長。

          〔総務部長 小林好武君 答弁席〕



◎総務部長(小林好武君) 千曲市の地域防災計画では、食料品等の備蓄、調達計画といたしまして、備蓄目標数を人口の5%掛ける3食分ということで9,150食と定めております。

 市の防災備蓄倉庫には常時1万食程度備蓄しているほか、補助食品として、ようかん、ビスケット、粉ミルク等、要配慮者へも対応できるよう工夫した備蓄に心がけておるところでごさいます。

 また、市の備蓄で不足する場合においては、「災害時における応急生活物資供給等に関する協定」、これ民間の事業者さん、今現在のところ3事業者さんと協定を結んでおりますが、その協定に基づきまして協定締結事業者の皆さんに支援の要請をお願いをしてまいります。

 供給体制でございますが、避難所への供給は職員を動員して防災備蓄倉庫から各避難所へ、協定締結事業者さんからは指定した避難所等への配送を考えております。

 次に、仮設トイレでございますが、現在、組み立て式の簡易トイレを46セット備蓄してございます。また千曲市下水道総合地震対策計画に基づき、既設下水管路の耐震化及び避難所となる施設へのマンホールトイレの設置を進めてきております。全体計画9カ所のうち、既に治田、屋代、埴生、五加、更級の各小学校への設置が完了しておりまして、今年度中には屋代中、上山田小に、来年度は戸倉、八幡の各小学校へ設置する計画で進めておるところでございます。



○議長(和田重昭君) 中村了治議員。

          〔10番 中村了治君 質問席〕



◆10番(中村了治君) 実は、今度のこの熊本地震でもそうしたさまざまな対応を考えていたんですが、いわゆる道路の遮断ですね、あちこちで、そうするとまた、これとはまた違った形で孤立した地域への食料の供給とか、いろいろ出てくると思います。それいいですが、そういうこともあわせて、今後出てくるかと思いますが、そういった面では、この地域連携そういったことも非常に重要になってくるであろうし、また県や国とのそういった面での連絡ですね、これ本当に大地震というか、大きな災害になればなるほどそういったものが出てくるかと思うんですが、そういった点では中でも、現地でも行ってしっかり見てくる、聞いてくる。この間の話では、一応県が連絡窓口になっていて対応しているようでありますが、いずれ時間をとって、やはりきちんと市としても状況把握することが必要かと思います。

 それでは、次の質問に入ります。

 4番目ですが、被害家屋調査や罹災証明書発行など被災者支援対策について伺いたいと思います。

 災害時、各種被災者支援策として被災者生活再建支援金、義援金、住宅金融支援機構融資、災害援助資金の融資等、また保険料、公共料金等の減免・猶予等の被災者支援を受ける際には、自治体が発行する罹災証明書が必要になってくるわけであります。

 報道によりますと、この被災家屋調査する応急危険度判定士が被害の大きさに比べまして人員不足で手が回らない事態が初期の段階で発生したようであります。その後、応急処置で手を打たれたようでありますが、いずれにしましても、この証明書の発行が滞ってしまったようでありますが、こうした事態が想定されますので、職員の配置など支援体制について、現時点でどのように考えておられるかお伺いいたします。



○議長(和田重昭君) 小林総務部長。

          〔総務部長 小林好武君 答弁席〕



◎総務部長(小林好武君) まず被害家屋の調査につきましては、災害の規模により対応は異なってまいりますが、熊本地震のような大規模災害になりますと、さまざまな応急対策業務を行うことになりまして、職員だけでは対応することが極めて困難な状況に陥ることが想定されるとこでございます。したがいまして、長野県建築士会埴科支部からの協力、長野県市町村災害時相互応援協定に基づきまして、県内市町村へ応援を要請することになると考えております。

 罹災証明書の発行につきましても、小規模の被害であれば税務課、建設課、危機管理防災課が連携して調査及び事務を行うことができますが、災害救助法が適用される大規模な被害となった場合は被害家屋調査と同様に関係機関に応援を要請をし、申請受付と交付体制を整えていくということになろうかと思います。

 また、被災者生活再建支援法による支援金の給付や、各種の被災者支援策の実施についても遅れが生じないよう住家被害認定調査及び罹災証明書の申請受付と交付について、可能な限り早い対応をしてまいりたいと、このように考えておるところでございます。



○議長(和田重昭君) 中村了治議員。

          〔10番 中村了治君 質問席〕



◆10番(中村了治君) ここで一言、市長には大事な点を申し上げたいと思うんでありますが、日ごろ、公務員の削減が叫ばれ、どのくらい削るかを競うような、いわゆる行革議論がまかり通っております。しかし、いざ災害が発生すると職員は何をやっているのかと責め立てられる状況があります。

 犯罪や事故が少ないから警察官を削減するとか、火災発生が減ったから消防職員を減らせ、こういったことは聞いたことがありません。非常時を想定し、職員のそうした削減合戦、これには、ぜひくみしてはほしくないわけでありますが、市長に強く求めておきます。

 もう1点、やはり減災という観点からいいますと、住宅の耐震化工事、この補助がやはり必要になってくるのではないかと思います。昭和56年以前は制度的にいうとクリアしないきゃいけないということが、例の住宅リフォーム制度の中で言われておりましたが、こういったことを家屋の補助、補強ですね、あるいは建て替え等、今後ですが、最小限の被害に食いとめるためにも、今後検討すべき課題ではないかと思いますが、そんな点、市長のお考えをお聞きいたします。



○議長(和田重昭君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 中村議員さんの御指摘ごもっともでありまして、東北大震災もそうでしょうし、熊本の震災見ても、これなかなか広域連携といっても、広域全体が揺れちゃうんですね。ですから、どこに助けを求めるかといったら、やはり我々ができる限りのことの備えをしとかなければいけないのかな、道路がどこが寸断するか全然わからないんですよね。そのときに雨が降るか降らないか、これによっても大きく災害対応は変わってまいります。ついこの間も国土交通省がハザードマップを見直しまして、従来よりも倍、水深の深さがなるというそういう結果なんですね。1000年単位ぐらいの話でありましょうけども、そういった災害がいつ来るかわかりませんので、ありとあらゆる災害に備えていかないといけないわけでありまして、今、議員御指摘のように職員の数も、本当にそのときは職員も被災者なんですね。ですから、それは大変なんですよ。私ども職員が東北にも応援に参りましたけども、職員かわいそうなくらい責められているんですけどね、これ仕方ないんですよ、やりようがない。そういった意味では、私どももそういう職員の被災ということも念頭に入れながら、定数減も、何といいましょうか、調整が必要だと思っております。それは全て減らせばいいわけではありませんしね。

 また一方では、消防組合の職員は御存じのように定数10人増やしてます。そういったところから危機管理はしっかりとしていかなければいけないなというふうに考えております。

 そして、住宅の耐震化、今、耐震診断に補助金出しておりますが、これも住宅もそうなんでしょうけども、まずは避難所となる公共施設の耐震化がまだ終わってないんですね。今二十二、三万平方メートルの公共施設がありますが、そのうち、今、市の庁舎、体育館、戸倉上山田中学校、ここをやってもまだ92%ぐらいなんですよ。あと8%から残ってますから、そこをまずは耐震化、そして公共施設の管理計画をつくりながら、統廃合しながら耐震化を進めていくというふうにしていかないと、危険な場所はまだまだあるということであります。

 今、我々が一番気をつけなくてはいけないのは、松本に走っております糸魚川静岡構造線の断層帯地震、これが一番怖いです。発生確率も極めて高い。そういった中で防災課を中心として、これから、今までもやってまいりましたけれども、防災対策、どうやって備えるかというのは常日ごろ、災害の状況は変わってまいりますから、そういった意味では進めていきたいなとは思っておりますが、電源確保もその一環で今やっているわけでありまして、今後ともそういったものあれば積極的に取り組んでまいります。



○議長(和田重昭君) 中村了治議員。

          〔10番 中村了治君 質問席〕



◆10番(中村了治君) 災害が起きた後の対応ということでの、一つの検討といいますか、計画がありますと同時に、私さっき申し上げましたように災害が起きる前にどこまで減災、いわゆる覚悟等ですね、最初に抑えるか、もちろん財政もかかわってくるでしょうし、法的なこともかかわってきます。また、国等の補助もかかわってきますが、ぜひそういったことも今後の中でまた検討していってほしいと思うわけであります。

 では、大項目2のほうに移りたいと思います。

 県道内川姨捨停車場線の拡幅問題について質問をいたします。

 千曲市都市計画構想の中で、この県道内川姨捨停車場線、この拡幅はどのような位置づけになっているのか、まずお聞きするわけであります。

 御案内のように新冠着橋が完成し更級地区からも、しなの鉄道千曲駅の利用が便利になり通勤通学のための県道を通る方が大変増えております。したがって、この問題は単に五加地区だけの課題ではなく、千曲川を挟んだ更級地区の活性化とも連動した課題なのかと思っているわけであります。

 さらしなルネサンスの取り組み、あるいは姨捨棚田や稲荷山の重伝建、こういった観光などを展望したとき、戸倉駅、千曲駅、屋代駅、そしてまた屋代高校前駅は観光ターミナルになるのではないかと思います。したがって、そうした視点に立った県道、この停車場線の、この構想をこの都市計画の中にどのように位置づけられているのかお聞きするわけであります。



○議長(和田重昭君) 小根澤建設部長。

          〔建設部長 小根澤英児君 答弁席〕



◎建設部長(小根澤英児君) それでは、県道内川姨捨停車場線の拡幅についての千曲市の都市計画構想の中で、この県道拡幅の工事の位置づけはという御質問でございます。

 議員さんが御指摘されましたとおり、歩道つきの2車線が確保された新しい冠着橋、こちらの方は開通いたしました。この道は更級地域と国道18号、千曲駅を結ぶ幹線道路としての位置づけから市の都市計画構想においては、現在、未改良となっております千曲線の交差部から国道18号交差部まで、こちらにつきましても幹線道路の規格で計画をした幹線道路として整備を進めていきたいというふうに考えている道路でございます。



○議長(和田重昭君) 中村了治議員。

          〔10番 中村了治君 質問席〕



◆10番(中村了治君) 今、重要な幹線道路というわけでありますが、私はこれまで何度か一般質問で取り上げてまいりましたし、とりわけ地元、内川区の歴代の区長さん方も大変熱心に取り組んできておられます。今、道路改良に当たりまして国あるいは県ですね、どのような補助的なあれがあるのかということ、これをやっぱり具体的に示していただく必要があるんではないかと。と申しますのもそれが不十分だと地元では地権者にはしっかりした検討、こうすればこうだということがなかなか進まないではないかと心配します、今までの経過の中で。

 そこで、ぜひ県との間に入って、今までも歴代区長さん方、大変苦労されてきているわけでありますが、ぜひ同じように間に入っていただいて情報を入手し、そしてまた、きめ細かな説明会等につながるような、そうしたことをぜひお骨折りをいただきたいと思っておりますが、その件についてはいかがでしょうか。



○議長(和田重昭君) 小根澤建設部長。

          〔建設部長 小根澤英児君 答弁席〕



◎建設部長(小根澤英児君) 市としましても、今年度新たにそれらを専門とする新しい係を建設課内につくりました。それだけではなく、それに基づきまして、さらに引き続き県の説明会できめ細やかな説明ができますよう区と県の間に入りまして、地元との合意が得られるように努めながら、早期にその区間が事業化されるよう努力して要望してまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。



○議長(和田重昭君) 中村了治議員。

          〔10番 中村了治君 質問席〕



◆10番(中村了治君) もう建設課は大変な今までのノウハウも含めて持ってらっしゃるわけですから、このような形でこうできるというはそういう知恵を、ぜひお示しいただいて、そうしてまたそういうふうなことで実現するということをぜひお話しいただければ、さらに進むのではないかと思いますが、期待をしております。よろしくお願いいたします。

 それでは、大項目3でありますが、全国学力・学習状況調査について質問をいたします。

 最初に、市教育委員会の全国学力・学習状況調査に対する基本的な考えを質問いたします。私も久々に教育問題ですので、ひとつよろしくお願いいたします。

 2013年(平成25年)12月議会での私の質問に対しまして、吉川教育長は「全国学力・学習状況調査は児童生徒の学力や学習状況を把握、分析して教育施策の成果と課題を検証し、改善を図るとともに、学校における児童生徒への教育指導の充実、学習状況の改善に役立てることを目的に行っているものと考える」このように答弁されました。市に、学力向上推進委員会を設置したと答えられておるわけであります。

 そこで、改めて全国学力・学習状況調査について、市の基本的な考えをお聞きいたします。



○議長(和田重昭君) 吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) 市教育委員会の全国学力・学習状況調査に対する基本的な考え方についてでありますけれども、全国学力・学習状況調査は児童生徒一人一人の基礎学力の定着状況を把握、分析し、授業改善や学習指導に役立てるとともに、そのような取り組みを継続的に検証していくことによって、先生方の指導力の向上と千曲市の子供たちの学力向上につながると考えておりまして、国の調査には参加してその結果を有効に活用していきたいというふうに考えております。



○議長(和田重昭君) 中村了治議員。

          〔10番 中村了治君 質問席〕



◆10番(中村了治君) 基本的には先ほど紹介したことと変わりないということと思いますが、そこで2番目の質問に入りたいと思いますが、学力テストの点数が過度に評価されてはいないか危惧するわけでありますが、それについてお聞きいたします。

 先ほど紹介しました、12月議会でテスト結果の公表について質問いたしました。これに対して「教育委員会として一番心配することは、公表することによって学校現場に混乱が生じて、子供たちにとってあまりよくない状況が起こることが一番困るわけであります。そういう面では結果を正しく捉えて、それを活かせる方向、だから市教育委員会といたしましては、どの子にとってもきちんと学べる状況づくりをするためにという捉えでありますし、学校現場にとってはよりわかる授業の構築に向けてということにつながるようなものでありたい。そう強く願っております。」と吉川教育長は答えておられます。

 そこで、保護者向けに発行されております、市教委の学力向上推進委員会が発行する「家庭教育のすすめ」これを見させていただきました。家庭学習の習慣化が学力テストの成績アップにつながると強調されているような印象を私は受けたわけであります。

 「宿題をしている子、復習をしている子は平均正答率が高い」と例示され「こんな家庭学習を育てましょう」として「その日、どんな学習をどのくらいするかの目当て、時間を毎日決めて」とか「宿題は確実にやる」「学習した内容の復習をやり、なれたら予習も」等、細かく示されているわけであります。私は、これは頭から否定する、そう意味じゃありませんけども、次につなげたいと思うわけでありますが。

 「正しい生活習慣を身につける」ことでは、朝食、起床や就寝の時刻、テレビやゲームに費やす時間とテスト結果との相関関係も示されております。これらは家庭に求められるわけでありますから、裏返せば学校の学力テストの成績を向上させるために家庭に協力をお願いする内容と、このように読み取られるのではないかと思うわけであります。

 仮に、テスト結果が学校や教員評価の重要な資料となるならば、学校現場は学力テストの対応に追われ、農業体験、私もやりました。あるいは小動物飼育、地域学習など豊かな教育諸活動が実践しにくくなる心配があるわけであります。

 文化や芸術あるいは運動技能面での子供の育成など、ここには触れられておりません。先生方も点数アップに力点を置かざるを得なくなり疲労もたまることでしょう。何よりも子供たちのストレスが高まり、思わぬ衝動的な行動に走ってしまうことさえ危惧されるわけであります。学力テストの結果を過度に評価しているように思えるわけでありますが、市教委としてはどのように受けとめておるのかお聞きいたします。



○議長(和田重昭君) 吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) 今、御質問いただきました、学力テストの結果が過度に評価されるようなことになっていないか、また、家庭への負担が重くなっているのではないかということについてお答えしたいと思います。

 学力テストの結果につきましては、先ほど中村議員が御指摘いただきましたように、とにかく子供のためになるように、また先生方の指導に役立つようになるようにと、そのためのことでありまして結果を活かすことが第一でありまして、これからもそういうふうに努めていきたいと思っております。

 また、家庭への負担の問題でありますけれども、中村議員御指摘のように「家庭学習のすすめ」でごらんいただいたとおり、全国学力・学習状況調査の中の学習状況調査を詳細に分析していきますと、睡眠時間や早寝早起き、朝御飯等の規則正しい生活、それから、学習習慣がどのように位置づいているかなどのことが学力の定着や向上を図る上で非常に重要になってきているといいますか、相関関係が非常に強いということが明らかになっております。

 よって、学校としては家庭と連携をしながら子供たちのよりよい生活、学習習慣の形成に取り組んでいく、これは家庭だけでなくて学校生活も含めてでありますけれども、そういうことが大事だというふうに考えて取り組んでいるところであります。

 また、全国学力・学習状況調査の把握、分析については、対象学年や対象教科の問題ではなくて、その学校の問題、全職員の問題というふうに捉えまして、全教職員が一丸となって採点をしたり、分析をしたりということで取り組んでおりまして、教育委員会といたしましても、学校の状況に応じ、必要な指導や支援を行っていきたいというふうに考えて取り組んでおります。



○議長(和田重昭君) 中村了治議員。

          〔10番 中村了治君 質問席〕



◆10番(中村了治君) 普段の生活習慣等をきちんとするということは、これは誰も異論はございません。そのことが豊かな人格の形成、そういったものにつながっていくことなんですが、それが一点、だから学力、このテストの云々というところに焦点化されることに私は心配になるわけです。いろんな子供がいるわけですから。ちょっと次のほうに移ってその辺申し上げたいと思いますが。

 学力テストの弊害も指摘されておりますし、私は中止すべきではないかと思うわけでありますが、教育委員会の考えをお聞きするわけであります。

 その学力テストの結果公表を求める声、残念ながら高まってきております。結果の公表によって地域や学校が序列化され、ますます競争教育が激化し、深刻な状況を迎えることは火を見るよりも明らかだと私は思います。そういった意味ではもはや中止をし、どうしてもやるというならば、せめて抽出で実施して、そして全体の状況、そうした傾向を見れば私はいいのではないかと思うわけであります。

 現場を思い出してです。例えば子供のこのテストの点数が上がる、これが目的ではなく、例えば繰り上りが、あるいは繰り下がりが何とかできるようにしよう、そうでなければ次へ進めない。九九もそうです、だから一生懸命が覚えよう、そしてまた、漢字もそうでありますが、そうしたときに子供と一生懸命やってくる中で、できた、あるいは逆上がりができた、それを一緒に喜ぶ、よかったな、では次へ進む、まさに学習の意欲がそこでつくられると思うんでありますが、その結果は後からついてくるんですね。まずテストの点数を上げるためじゃなくて、まずこれを覚えなければ次へ進めないよ、私はそういったこの教育の営みというものがそこにあるのではないかと思うわけでありますが、こうした、先ほどおっしゃいました基礎的な学力をつける、これはやはり教育現場の共通の私は願いだと思うわけであります。

 したがって、この平均化されたテストの結果ではそうした個々の教育の触れ合い、あるいは感動というものは伝わってこないわけですね。上がったか下がったか、それが評価になるわけでありますから。したがって、その結果、場合によっては子供の心を傷つけ、そういうことにもなりかねませんし、私はもっと今のこの子供の貧困等ありますから、さまざまな社会的な状況を考えたときには、その問題も一生懸命やらなくてはいけない。担任、先生方の負担も大きいわけでありますから、ぜひ、そうしたひとり歩き、あるいはそれが過度に評価されるようなことになるならば、私は、これはもう中止すべきだというふうに思うわけでありますが、その辺どのようにお考えかをお聞きいたします。



○議長(和田重昭君) 吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) 学力テストの弊害という面でありますけれども、先ほども申し上げましたように、調査の一番の目的は児童生徒一人一人の基礎学力の定着状況を把握、分析して学力向上に向けた授業改善だとか、あるいは個別指導も含めた学習指導に役立てる、そのことによって一人一人の子供がいきいきとしたり、また学習に対する興味、関心が高まったりと、そういうことを狙ってるわけであります。そのためにも、全ての学校が継続して実施することによって学力向上のPDCAサイクルを確立して、児童生徒の指導の充実だとか学習状況の改善につなげていければなというふうに思っております。

 抽出調査ということもありましたけれども、やはり悉皆調査であるということが全国に対して自校の様子はどうなのか、千曲市の様子はどうなのか、その中で自校のよさ、千曲市のよさを大事にしつつ課題になることは何か、それをしっかり捉えた上でどうすることがということでみんなで取り組んでいくと、そういうものでありますので、弊害が指摘されるような場合というものは本来の目的ではなくてという取り組みの中でそういうふうになるんでありまして、千曲市としては本来の目的に沿った、きちんとした取り組みをしていきたいなというふうに思っております。



○議長(和田重昭君) 中村了治議員。

          〔10番 中村了治君 質問席〕



◆10番(中村了治君) これは、結論はすぐ出ないと思いますが、いずれにしても私は今の経済とかさまざまな状況の中で学級、学校の違いがあります。したがって、一生懸命やってここまできた、しかしそのようなさほど苦労しなくても子供たちができた、いろいろケースがあると思うんですね。でも比べられるのは点数となったときにはやはりそこに大きな問題が出てくると思うわけですね。したがって、私は今、教育長そういうふうにおっしゃいましたから、ぜひそういった点をですね、ぜひ配慮していただきながら、くれぐれもこれをさらに全学校公表して、こうだ、というようなことに絶対つながらないように、今時点でぜひお願いしたいと思っております。

 次に移ります。またこれは次の機会にやりたいと思います。

 次は、学校給食問題について伺いたいと思います。

 最初に、最近の学校給食の滞納状況でありますけども、市はどのように受けとめておられるかお聞きするわけであります。

 子供を取り巻く貧困問題が深刻化していると指摘されておりますし、千曲市でも例外ではございません。滞納額は年間かなりあるようでありますが、次の質問にもつながるわけでありますので、給食費の滞納状況、そしてまた滞納されている家庭への対応等、あるいは督促でありますが、どのように対応されてるかお聞かせください。



○議長(和田重昭君) 安西教育部長。

          〔教育部長 安西治夫君 答弁席〕



◎教育部長(安西治夫君) 給食費の滞納はどうかという御質問でございますけども、給食費のまず徴収につきましては、学校給食費徴収に関する規則の規定によりまして、小中学校の給食費は学校長が徴収することとなっております。

 給食費の徴収方法は、児童生徒の保護者から口座振替等により徴収したものを市の会計に納入しておりますけれども、口座振替できなかった一部の保護者の方が未納となっており、これが滞納の部分となっております。なお、未納の要因といたしましては、先ほど出ましたけども、経済的な事情によるものがほとんどでございますけども、一部、無関心や勝手な解釈をする保護者も中には見受けられてございます。

 滞納の状況でございますけども、平成28年度滞納繰越額は、過年度の繰り越し分も含めまして第1学校給食センターの分が46万2,725円、また第2学校給食センターの分としまして、238万7,139円、全体といたしまして284万9,864円でございます。

 これにつきましては、滞納の対策といたしましては、在校生につきましては引き続き学校長に協力を要請するとともに、卒業生につきましては給食センターから督促、催告書の発行、電話連絡等を行い、未納者解決に努めているとこでございます。

 今後も引き続き給食費に対する保護者の理解を深めていくよう、引き続き努力してまいりたいと考えております。



○議長(和田重昭君) 中村了治議員。

          〔10番 中村了治君 質問席〕



◆10番(中村了治君) 今の額ですが、決して少なくないと思うんですね。内容については、いろいろなケースがありますし、こうだとは言えないと思いますが、学校も、それからPTAの皆さんも含めて、相当やっぱり努力されているわけであります。

 そこで、次の質問のほうに入りたいと思いますが、義務教育の一環としての学校給食、これを千曲市でも無償にしてはどうかと思うわけであります。申すまでもなく、学校給食は教育活動の一環として位置づけられておりまして、食育の重要性から平成17年に食育基本法が、そして平成18年に食育推進基本計画が制定され、子供たちが食に関する正しい知識と望ましい食生活を身につけることができるよう、学校においても積極的に食育に取り組んでいくようになっているわけであります。

 経済的に厳しい家庭の子供たちの心情を思うとき、胸が痛むわけであります。これは私の経験ですが、かつて私も学校現場にいたとき、ある子が、それ以上申しませんが、「先生、私んち給食費払ってないけど食べていいの」と、こう言われたときには、一瞬言葉に詰まりました。ほかの子供たちのこともありますから、そっと気づかれないように「心配しないでいいからどんどん食べて」と、こんなような状況もあったわけであります。

 実は既に、全国的には幾つかの自治体で給食費の無償、いわゆる無料化が実施されております。兵庫県相生市、栃木県大田原市、ほかにも山梨県南アルプス市、北海道三笠市、あるいは茨城県の大子町など10ほどありました。児童生徒の給食費無料化には、予算的には約2億8,000万円ほどかかりそうでありますけれども、子育て支援、そして未来への投資として、思い切って実施してはどうか、市長の英断を期待しておるわけでありますが、その辺の考えをお聞きいたします。



○議長(和田重昭君) 安西教育部長。

          〔教育部長 安西治夫君 答弁席〕



◎教育部長(安西治夫君) 学校給食費を無償にしてはどうかという御質問でございますけれども、まず学校給食法では、給食に係る経費の負担区分を定めております。その中では、施設及び設備等に要する経費は設置者、それ以外の費用は保護者とする負担区分となっていることから、給食費については保護者の負担となっております。なお、この法律の趣旨といたしましては、設置者の判断で保護者の負担軽減をすることは禁止されてございません。ですが、子育て支援として給食費を無償にする場合には相当な財源が必要となるため、引き続き保護者に負担をお願いしたいというふうに考えてございます。

 経済的に厳しい家庭の子供たちの給食費につきましては、要保護並びに準要保護児童生徒就学援助費にて給食費の援助を現在行っているところでございます。



○議長(和田重昭君) 中村了治議員。

          〔10番 中村了治君 質問席〕



◆10番(中村了治君) この点については市の大きな課題にもかかわりますので、市長、いかがですか。



○議長(和田重昭君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 中村議員さんの御指摘、子育て支援という観点から見たら必要かなという思いはします。今、教育部長が答弁をしたように、大体、就学援助費を受けている子供たちが約500人程度いらっしゃるんですね。ですから、それは給食費というのは、そういった方々には支援しているというふうに私は理解しておるんですが、これ、今、第1学校給食センターもつくりましたけども、非常にお金がかかる話でありまして、そのほかの子供たちの、いわゆる保育園の2分の1とかですね、そういう財政支援はしてきてはおりますんで、できればそんな大きな額ではないものですから、保護者の方々にはそれぞれ自分のお子さんのことでありますんで、ぜひ給食費については御理解をいただきたいなと。でも、どうしても経済的に難しいという方々については、やはりその就学援助費がありますから、それを活用していくということで御理解をいただきたいというふうに思っております。



○議長(和田重昭君) 中村了治議員。

          〔10番 中村了治君 質問席〕



◆10番(中村了治君) これはあくまでも義務教育の一環というような視点から、確かに財政的に大変かと思いますが、ぜひその辺もいろんなことも工面して、どこそことは言いません、基金とかそんなとことは言いませんが、ぜひまた今後も片隅でなくて、ぜひ頭の真ん中においてやっていただきたいと、考えていただきたいと思いますが。

 それでは、最後の5番目の大項目に入ります。戸倉駅へのエレベーター設置について質問をいたします。駅へのエレベーター設置を規制しておりますが、このバリアフリー法ですね、これ改正への働きかけ、その後どうなっているか伺いたいと思います。

 実は、私は2013年、平成25年6月議会で一度この問題を質問いたしました。当時、市長は「できるだけ早く戸倉駅をリフォームしたい。その中でエレベーターも含めてどうするか企画サイドで検討していきたい」と答弁されました。その後、このバリアフリー法がネックなので改正を働きかけたい、要は3,000人乗降客ですね、とのことでございました。屋代駅のエレベーター設置が実現してきています今ですが、千曲市では未設置は戸倉駅だけになるわけであります。その後、このバリアフリー法改正、これへの働きかけ、どのような状況、進展になっているのかまずお聞きいたします。



○議長(和田重昭君) 上條市民環境部長。

          〔市民環境部長 上條 優君 答弁席〕



◎市民環境部長(上條優君) バリアフリー法改正への働きかけはということでございます。バリアフリー法に基づく国の基本方針では、平均利用者数が1日3,000人以上の駅は平成32年度までにバリアフリー化することとされております。しなの鉄道では対象となる屋代駅を今年度に、小諸駅を来年度バリアフリー化する計画となっております。

 平均利用者数が1日3,000人以上の鉄道駅のうち、平成26年度までに全国で約85%のバリアフリー化が完了していることでございます。本年4月に開催された長野県市長会において、千曲市より国の基本方針の平均利用者数の引き下げや、国の補助、予算の十分な確保を要望する提案をしたところであります。今後、全国市長会等を通じて、国への働きかけをしていくことになるということでございます。



○議長(和田重昭君) 中村了治議員。

          〔10番 中村了治君 質問席〕



◆10番(中村了治君) そこで、ちょっと市長にその点でお聞きしますが、全国市長会、あるいは県内市長会等でこの問題に対する皆さん方の熱意といいますか、そういった声はどんな感じですか。



○議長(和田重昭君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) この問題は、以前から市長会で取り上げているんです。バリアフリー化法案ができましたけれども、その以前から早くしてほしいということで取り上げているんですが、なかなか簡単にはいかないです。ようやく5,000人から3,000人に下がったんですよね。その3,000人に下がったのはつい数年前です。これをまた下げるとなると少し時間がかかるかなと思っておりますが、この運動は引き続き進めていきたいなと思っております。

 ただし、戸倉駅については、観光地を抱えている駅であります。そして、もう一つは、当時特急あさまがとまっていた主要な駅でありますんで、その3,000人以下の駅でも拠点駅というのは補助金の対象になるんですよ。基本的になります。しかし、優先順位は下がります。そういった意味では、申請し続けていくことも一つの案かと思っております。これは、温泉を抱えておりますから、そういった意味で何としても申請だけはしていきたいなと思いますが、優先順位が低いということは御承知おきいただきながら、私どもも頑張っていきたいなと思っておりますが、いずれにしても国の補助金がつけば、何とか進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思いますけれども、実は、駅も戸倉駅がどういうエレベーターの改修をするかという工法というか方法によって駅の建設費というのは大分違うんですね。今、屋代の駅は約5億円ですよ、改修に。じゃあ戸倉の駅は横断橋を全部改修しなくても、エレベーターだけつけていいんだったら、また変わると思うんですね。その辺のところは、しなの鉄道さんの設計あるいは考え方を待たないといけないんでしょうけども、さまざまな課題がありますから、まずはエレベーターが早くできる方法を私どもも研究をしてまいりたいというふうに考えております。



○議長(和田重昭君) 中村了治議員。

          〔10番 中村了治君 質問席〕



◆10番(中村了治君) 次のほうの質問への答弁も、大分先にお答えいただいたようになりますけれども、私たち、市単独でも設置すること、今の大分答弁がございましたけれども、その点についてもう一回お聞きするわけでありますが、今のお話のように、バリアフリー法の改正、これはなかなか厳しくて将来すぐさまっていうふうには望めないっていうような状況のようでありますが、今お話のように、戸倉駅は戸倉上山田温泉の玄関口だともう何回も言われておりますし、全くそのような形でこの駅と密接に結びつきながら、戸倉あるいは戸倉上山田温泉が発展してきたという歴史がございます。それでまた、市内で今度また唯一の、先ほどお話しましたようにエレベーター未設置駅にもなりますし、坂城のことはあえて申しません。何とか市単独で今お話がございましたが、いろいろな拠点駅ですか、そういったさまざまなことも調べていただきながら、何とかさらにこの戸倉上山田地域の活性化にもつながりますので、ぜひこの点について市の計画をお願いしたいと思いますが、正直言って、あそこでエレベーターがないから、近くの駅へ、車で、例えば温泉へ泊まられても千曲とかそういうところへ行って、重い荷物を次のところへ乗っていくために使っているというようなこともあるようであります。そんなことも含めて、何とか市長の御英断といいますか、御決意をお聞きいたします。



○議長(和田重昭君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 以前から、戸倉上山田商工会の女性部の方々とも駅前をずっと歩きました。温泉まで。どうしても駅にエレベーターが必要だということになっておりまして、一時、できるまでの間はあそこに一人を、職員といいましょうか、一人派遣して、ポーターさんみたいな役割を果たしてもらおうかなと。来るお客様の荷物を持ったり、お手伝いをしている方々を配置しようという計画もあったんですが、それはしなの鉄道でやりますよというふうに言われましたので、そのようになっております。

 実際、観光客の方々、あそこをどうやって利用されているのかというような調査はございませんけども、そういった調査もしながら、何としても国の補助金、これ3分の1ですからね、大きいんですよね。しなの鉄道の補助金がいただけなくても国の補助金だけはないと、本当に大きな資金がかかりますので、そういった意味では先ほど申し上げたように、主要駅のエレベーターとして補助申請をしながら、だめでもトライをしていきたいなというふうに考えておりますが、そういった中で国庫補助金さえつけば、何とか進めてまいりたいというふうに考えております。

 いずれにしても、今しなの鉄道では、この屋代の次は小諸になるんですね。そして、その次の計画がまだ決まってませんので、その計画の中に入れてもらうということも一つの方法でありますが、それよりもっと早くということになれば、補助金との関係がありますので、つき次第というふうにしか言いようがないんですが、そのようにしてまいりたいというふうに考えております。



○議長(和田重昭君) 中村了治議員。

          〔10番 中村了治君 質問席〕



◆10番(中村了治君) いずれにしても、これに対する思い入れといいますか、それをぜひ期待するわけでありますが、私たち共産党千曲市議団、この間、市民の暮らしにプラスになることは賛同しましたし、私たち反対にマイナスだと思うことについては、きちんと反対する、いわゆる是々非々の立場でやってまいったことは市長も御存じのとおりであります。これまでも叱咤激励をいただいた市民の皆様に敬意と感謝を申し上げますとともに、千曲市政の更なる発展、これを心から願いながら、また一層奮闘することを、この決意を申し上げて質問を終わります。どうもありがとうございました。



○議長(和田重昭君) ここで昼食のため、午後1時まで休憩いたします。

                              午後0時5分 休憩

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 午後1時 開議



○副議長(宮入高雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 続いて、8番、柳澤眞由美議員。

          〔8番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆8番(柳澤眞由美君) 8番、公明党柳澤眞由美です。通告に従って、順次質問をいたします。

 今年3月には東日本大震災から5年という時間がたって、復旧復興への加速化、心の復興、放射能汚染と廃炉への遠い道のりなど、さまざまな形の報道が多くされました。防災への取り組みは、各自治体でそれぞれとはいえ、日本列島は地震列島、いつ何どき地震が襲うかわからないという恐ろしさを、4月14日に発災した熊本地震でまた突きつけられました。改めて犠牲になられた皆様の御冥福をお祈りいたしますとともに、いまだ余震がやまない状態で恐怖と不安の中、避難生活を送る被災者の皆様に心からお見舞い申し上げます。

 地震の原因と怖さをよく知っている地震国の日本人ですが、なかなか十分な備えの行動には結びつきません。公明党熊本地震対策本部長の井上幹事長は、「現地を目の当たりにして、食料や水の支援物資のスムーズな配給、避難所の運営、ペット同伴の方の避難などなど、いま一度地域で構築し直すべきだと痛感した」と語っておられました。

 東京大学地震研究所の古村隆教授は、「熊本地震の報道を見て、自分の地域で起きたならばと我がことのように考えるべきである。マグニチュード6クラスの地震はどこでも起きること、地震は突然起きても大丈夫なように備えが必要です」と訴えています。

 そこで、今回、はじめの質問に入ります。

 大項目1、行動に結びつく千曲市の防災について。

 1点目、改めて千曲市の防災について、市長の見解を伺います。本日、熊本地震から50日目を迎えました。いつどこで大地震が起こるかわからないほど、活断層は全国に広がっています。このことを前提に、防災減災対策は大きな政治課題です。千曲市民の命と財産を守る責任者である市長に、千曲市の防災について改めて御所見を伺います。



○副議長(宮入高雄君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 防災減災ですが、本当にこれは熊本地震を見ていても、大変だなと思いますね。先ほどの中村議員さんの答弁にお答えしたんですけど、千曲市で一番怖いのは、やはり糸魚川静岡構造線の断層帯地震、これ、国の発表によりますと、千曲市でも120名が亡くなるという大きな震災が想定されているわけでありまして、こういった部分に先ほど申したと同じように、雨が降った場合、あるいは冬、それぞれ四季、いつその震災が起きるかによって、また変わってくるんですね。

 冬場だとしたら、燃料をどうやって確保するかとか、さまざまな課題がありますが、そういった課題に、それぞれの想定をしながら防災計画はつくっていかなきゃいけませんし、また今回、ハザードマップが見直されましたので、そのハザードマップに合わせて防災計画を見直していきたいなといういうふうに考えております。

 いずれにしても、震災はいつ来るかわかりませんので、万全の体制を持って準備をしてまいりたいというふうに考えております。



○副議長(宮入高雄君) 柳澤眞由美議員。

          〔8番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆8番(柳澤眞由美君) 今、市長より、防災の万全な体制をとっていくということでございましたが、熊本地震後、千曲市で特別に市長として、何かこういうことを取り組むようにとか、チェックするようにとか、何かそういう御指示はなさいましたか、1点伺います。



○副議長(宮入高雄君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) まだ熊本地震の状況、これからもっともっと大きなことが出てくるかと思ってるんですね。復興までには、かなりの時間がかかります。私たちは、そういったスピードを上げなきゃいけないんですが、今の状況の中で、最大の見直しをするというのは、想定をどこに持っていくかなんですが、今、1000年確率ぐらいの想定をしていかないといけないのかなという思いであります。

 そういった意味では、より幅広いことを想定しながら、防災計画はきちんとつくっていかなくてはいけないというふうに考えています。その一つとしては、先ほど経済部長から答弁さしたように、非常時の電源確保だとかできるものはなるべくやっていきたいなと。

 しかし、これ、想定がどこまでしたらいいかってことがあって、総務部長の先ほどの答弁にもありましたけど、さまざまなことは想定しているんですね。言うけど、それがこの地域にとってどうなるのかというのは、実際の被害が発生しないとわからない部分も大分あるんですけど、準備だけはしていきたいなというふうに思っておりまして、これから熊本の地震の総点検をしながら、私どもができることは全てやっていきたいなというふうに考えております。



○副議長(宮入高雄君) 柳澤眞由美議員。

          〔8番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆8番(柳澤眞由美君) ただ今の答弁にも関連していきますので、今、どんなことが想定できるかは、幅広く考えていくという、市長より御答弁いただきましたが、例えば13校、学校がありますけれども、小中学校の備蓄などの考え直し、また見直しなど、そういう小さなところからもできるのではないかなというふうなことも感じました。

 そこで、2点目の新庁舎建設までの移行期間の安全対策について質問に移ります。

 平成31年5月に新庁舎開庁されるまでのこの3年間、更埴庁舎安全性と本部機能、何かあれば本部はどこに設置されるのかということが疑問になってきます。3庁舎方式で行政が運営されてきた千曲市、災害対策本部においては市長を本部長として指示を仰ぎ対応に当たると考えておりますが、地震に対して市民の皆様に安心を持っていただけるように、対策本部設置について具体的な説明をお聞かせください。

 また、移行期間の危機管理として、改めて行政だけでは防災はできませんので、市民の皆様の自宅の中の防災対策について、アンケートをとるということはやらないでしょうか。防災ガイドブックの中の取り組みを働きかけ、自助力を高めることが必要だと考えます。この点について、御所見を伺います。



○副議長(宮入高雄君) 小林総務部長。

          〔総務部長 小林好武君 答弁席〕



◎総務部長(小林好武君) 新庁舎建設までの移行期間の安全対策についてのお尋ねでございます。災害対策本部の設置は、耐震性が確保されております更埴保健センター3階にあります集団指導室に設置することと地域防災計画で定めております。

 また、この更埴保健センターが被災した場合には、総合教育センター、埴生中学に併設してあるところですが、その2階大研修室に本部を移転するということも定めておりますので、新庁舎が完成するまでは地域防災計画に基づき、対策本部を設置してまいりたいと考えております。

 それから、市民にアンケートということでございますが、現在のところ、そうした計画は持っておりませんが、議員から提案をいただきましたもので、今後、先ほど市長からもございましたが、地域防災計画の見直しも当然必要になってまいりますので、その折に、そういったアンケートが可能かどうかということもあわせて研究をしていきたいと、このように考えております。



○副議長(宮入高雄君) 柳澤眞由美議員。

          〔8番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆8番(柳澤眞由美君) 対策本部は、きちっと保健センター3階、そこが被災されましたら、総合教育センター2階というふうになっているということで、皆さんに安心を与えられたのではないかと思いますが、職員が行動に結びつける訓練、こういうことを再質問したいのですが。

 ここに対策本部を置きまして、職員の皆様は通常業務をなさっておりますけれども、3庁舎一斉の訓練ということは取り組んだことがあるのでしょうか。また、全部の町が潰れるということは想定しづらいですけれども、やっぱり大災害がありましたら、職員全員が非常事態体制になりますけれども、やはりこの避難訓練というのは、訓練がなければ職員も動けないと思います。

 例えば、学校などは新年度が始まりますと、まず4月に避難訓練を行います。子どもたち、また転勤されてきた先生方、どのようにこの学校、この地域で避難をさせるのかという訓練を行うわけですが、そういう訓練は、この3庁舎分庁方式の中で、どのように考え取り組まれていくかお聞かせいただきたいと思います。



○副議長(宮入高雄君) 小林総務部長。

          〔総務部長 小林好武君 答弁席〕



◎総務部長(小林好武君) 現在、3庁舎で執行しておるわけでございますが、それぞれの庁舎で年1回、地震を想定した防災訓練を実施しております。したがって、現在合同で実施をしておるということはございません。それぞれの庁舎で、市民の皆さんの避難誘導訓練ですとか、初期消火訓練ですとか、地震を想定した訓練はしておるところでございます。



○副議長(宮入高雄君) 柳澤眞由美議員。

          〔8番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆8番(柳澤眞由美君) 1番大事な職員の皆様が被災者にもなったり、それから訓練で市民のために働くということにもなったりしますので、訓練は大変重要だと思います。この3年間で新庁舎が1本になるまでの間、ばらばらになっているわけですので、3庁舎の一斉の訓練を考えてもいいのではないかと思いますが、もう一度伺います。



○副議長(宮入高雄君) 小林総務部長。

          〔総務部長 小林好武君 答弁席〕



◎総務部長(小林好武君) 現在、それぞれ地域防災計画ですとか災害対応マニュアルというものを策定して、それぞれの庁舎である災害を想定して実施をしております。

 それで、先ほど来から議員御指摘のとおり、災害発生時には業務量が急激に増加をしてくると、極めて膨大なものになるということでございまして、行政も被災する深刻な事態というものも考慮した執行体制、こういったものも明らかにしていかなきゃいけないという認識ではおります。

 それで、新庁舎になる前に合同のという御提案でございますので、そういったことが可能かどうかも含めて、それぞれのところで執務をしておりますもので、どっか1カ所でやりますと、庁舎が、通常の業務に支障を来すというようなこともありますもんで、通常の業務に支障を来さない範囲でどの程度できるのかということについて、また検討課題とさせていただければと思います。



○副議長(宮入高雄君) 柳澤眞由美議員。

          〔8番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆8番(柳澤眞由美君) 3つに分かれていて、それぞれの業務を行っているということで、この点について、この次の3点目の質問を、ぜひ重く受けとめて、私は、これを質問します。

 災害時及び緊急非常時の情報収集。

 今まで、私は、SNSの活用、ホームページ上に災害プラットフォームの構築を提言してきましたが、千曲市としてはどのようにお考えでしょうか。

 今年の4月から市への電話は代表番号が273−1111のみになり、外部との連絡、連携への影響が心配されます。4人からたった2人の電話交換職員体制になりました。平常1日800から900件の電話を受けるそうです。休み明けは1,000件を軽く超えて、つながりにくい状態が長くなっています。

 ホームページにも地震等で被害があった場合、危機管理課273−1111へと書かれていますが、このつながりにくい状態で本当につながるのでしょうか。特に、川西方面には消防本部もありませんし、いずれにしても非常時の電話はパンクすることが、もう今から想像されます。

 情報収集ができる体制の改善は、待ったなしの状況ではないかと考えております。今、3つがそれぞれ業務を行っているということですが、3つの庁舎で情報共有をしていくためにも、SNSの活用、災害プラットフォーム、1本にしてしまったこの電話の状況についての改善について御所見を伺います。



○副議長(宮入高雄君) 小林総務部長。

          〔総務部長 小林好武君 答弁席〕



◎総務部長(小林好武君) 代表番号を1本にしてしまった結果、市民の皆さんにつながりにくいという御不便をおかけしていることにつきましては、この場をおかりしておわびを申し上げたいと思います。

 現在、総務課のほうで、この改善策について今やっておりますもので、もうしばらくお待ちをいただきたいと思います。それで、市役所の代表番号、先ほどから出ておりますが、273−1111番は、災害時優先電話として登録をしてありますので、発信する場合においては、一般回線がふくそうしてつながりにくい場合でもつながりやすいとされております。

 また、災害対策本部が設置された場合は、本部用として3回線用意してございまして、この回線も災害時優先電話となっております。また、衛星携帯電話も3台用意してございます。このほかでは、指定避難所となっております施設、それから各地区の公民館等のほか、戸倉庁舎、上山田庁舎へは、災害時優先電話回線の引き込みまでは完了していますので、受話器を設置すれば使用可能の状態となっておるということでございます。

 地域の情報収集方法といたしましては、消防団の分団長さんに、業務用無線でありますMCA無線を貸与してあるということでございますし、道路の寸断等で孤立が心配される大田原地区には、公民館にMCA無線と衛星携帯電話を配置してございます。

 また、被災地へは職員の中から災害情報連絡員を派遣し、被災地区と市との連絡調整を行うということで、携帯電話がつながりにくい場合も想定し、場所に応じてMCA無線または移動系防災行政無線を利用するということとしております。

 次に、SNSの活用等についてでございますが、本年度策定いたしました第3次地域情報化計画「千曲市ICT活用ビジョン」でございますが、これに基づきまして、防災情報の多重化と災害時情報共有システムの構築というものを計画しております。

 具体的には、災害時にフェイスブックやツイッターなどで個人が発信した情報が被災者へ有益な情報であったという事例、これは佐久市の市長さんの例が有名でございますけども、それらも一つの情報収集の手段として導入すること、それからホームページ、メール配信、それからLアラート、ソーシャルネットワーク等あらゆる手段を通じて正確な情報収集と発信する仕組みを、今年度中には構築をし、運用してまいりたいと、そのように計画しておるところでございます。



○副議長(宮入高雄君) 柳澤眞由美議員。

          〔8番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆8番(柳澤眞由美君) 時期を示していただいて、今年度中にはSNSの活用の準備ができるということですが、1点だけ、代表番号のつながりにくさを改善するため、今、総務で検討してもうしばらくお待ちくださいということですが、どのような改善を検討され、どのくらい待てばいいのでしょうか。その点だけ1点、お願いします。



○副議長(宮入高雄君) 小林総務部長。

          〔総務部長 小林好武君 答弁席〕



◎総務部長(小林好武君) 今、交換手の方2人をお願いしているわけですが、この交換手の方を増やすという方法、それから交換機を増やすという方法とあるわけですが、なるべくコストのかからないというような方法で、時期的には、現時点ではいつまでってことは、詳しくははっきり断言はできませんけれども、速やかにこの解消を図っていきたいということでございます。



○副議長(宮入高雄君) 柳澤眞由美議員。

          〔8番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆8番(柳澤眞由美君) まあ本当に、いつ地震が起こるかわからないということで、速やかにという言葉がございましたが、やはり先ほどもございましたが、災害には経費削減という言葉はなかなかあたらないということで、経費がかかっても人員を増やす、機械を改修するなど、補正予算を組むなど、議会でも協力できることはしますので、喫緊の課題として今すぐ取り組んで、夏までにはできていただきたいと思いますが、もう一度そこの時期についてだけ伺います。



○副議長(宮入高雄君) 小林総務部長。

          〔総務部長 小林好武君 答弁席〕



◎総務部長(小林好武君) 時期についての御質問でございますが、今、総務課のほうで、繰り返しになりますが検討をしておるとこでございますので、本当に、速やかにできる限り早く対応をしてまいりたいというふうに考えておりますので、もうしばらく御辛抱いただければというふうに思います。

 それから、それまでの間の対応策ですが、どうも聞きますと、やはり交換手が受けて、それでどこどこへっていうふうに、すぐストレートに相手の方が言ってくれればそこへつなぐんですが、いろいろそこでやりとりがあると、それで時間がかかってしまうというような、そういった面もあるように聞いておりますので、交換手が要件を簡潔に聞いて、それで担当課のほうへすぐ回してやると、そんなような工夫も必要ではないかというふうに思いますもんで、そこら辺はまた、交換手のほうへも指導をしてまいりたいというふうに思います。



○副議長(宮入高雄君) 柳澤眞由美議員。

          〔8番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆8番(柳澤眞由美君) 研修して対応力を高めるなど、研修の機会を職員の皆様にも十分与えていただきたいと思いまして、次に移ります。

 きょうのテーマは、行動に結びつく千曲市の防災ということで、共助の力を高める計画はということで、4つ目の質問に入ります。

 日ごろの防災訓練の見直し、改善をリードする行政の対応が、今、求められていると思います。避難所の運営訓練の導入を加速化していくというときではないでしょうか。今、年1回、市の指定の大型訓練、今年は治田地区、治田小学校区で行われる予定ですが、この年間、できるだけ地区を回って助け合いの意識を高める具体的な取り組みが必要です。

 地域によっては非常につながりが強く、訓練がなくても非常に顔の見える生活をされているところもあるかと思いますが、我が桑原でもそのほうに入っているかと思いますが、しかしやっぱり人口の出入りが多いところとか難しい課題もあるかと思いますので、避難所運営ゲーム、班等の訓練体験が行動に結びつくのではないかとして対応を求められていますが、これについての導入のお考えを伺います。



○副議長(宮入高雄君) 小林総務部長。

          〔総務部長 小林好武君 答弁席〕



◎総務部長(小林好武君) 共助の力を高める計画について御質問いただきました。

 災害における自助、共助、公助の割合は、自助と共助が9割を占め、公的機関ができる公助は1割程度と言われております。

 一昨年発生した白馬村を震源とする神城断層地震では、住宅の倒壊などで下敷きになった住民26人のうち多くの方が近隣住民の協力で救出されるなど、地域の防災力が発揮された典型であり、日ごろから近隣のつき合いが功を奏したといういい例だと思っております。

 千曲市でも、昨年から各区自治会にお願いをし、避難行動要支援者名簿と個別支援計画を作成しており、毎年、見直しも行うこととしております。避難行動要支援者名簿や個別支援計画の作成に、日ごろから携わっていただくことにより、災害時に人的な支援を必要とされる方、あるいは災害弱者といわれる方の把握につながりまして、ひいては近隣による迅速な救助すなわち共助として、地域防災力の向上につながるものと考えておる次第でございます。

 今年の防災訓練では、避難行動要支援者名簿を活用した避難訓練も取り入れ、この実効性を高めてまいりたいというふうに思います。また、全戸に配布してあります防災ガイドブック、それからハザードマップは、地震、浸水被害を中心に掲載をしておりますけれども、次回改訂する際には災害時の応急対策の方法なども、具体的によりわかりやすく取り入れてまいりたいということを、現在考えておるところでございます。

 次に、避難所運営訓練につきましては、年1回、婦人消防隊を対象に、ゲーム化されたものを活用して図上訓練を実施しております。また、市の防災訓練では、重点地区の会場となる小学校の体育館内で、自主防災組織によりパーテーションの設置、仮設トイレの設置等の避難所設営訓練も実施しております。

 多くの市民の皆さんが避難所運営訓練を受講していただくことも、地域防災力の強化に結びつくものと考えておりまして、今後におきましては、訓練の機会が拡充できるかどうか、関係団体とも協議を重ねてまいりたいと、このように思っております。



○副議長(宮入高雄君) 柳澤眞由美議員。

          〔8番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆8番(柳澤眞由美君) ただいま、自助共助の例として、白馬村での災害時の命を助ける行動が、今、紹介されましたし、自助共助はおよそ全体災害の9割を占めるということで、今、総務部長より御紹介ございましたが、やはり生命、生活、人生は、その地域ごとで営まれておりまして、その3つのライフを地域でしっかりと、お互いに支え合っているというのが、自助共助ではないかと思います。

 先ほどの最初の質問では、自助力を高めるためにアンケートなどをとって、防災ガイドブックの内容がちゃんとできているかをお聞きしたらどうかということも言いましたし、今、共助の力を高めるためにゲームをどんどんやったらどうかという提案もいたしました。

 今、いろいろ千曲市で取り組んでいただいているということがわかりましたが、大きな防災の訓練のときには、なかなかたくさんの市民を全戸巻き込むというのが難しいんですが、隣組の会議でDIG、これ防災を想定したゲームっていうことなんですが、災害の地図を置いて訓練をするということで、隣組長さんは、年に1回ぐらいどんどんかわっていきますので、その年1回、このDIGをやるだけでも、どんどん意識が、共助の意識が高まるのではないかと思いますが、そういう点の提案ではありますが、一言御答弁いただければと思います。



○副議長(宮入高雄君) 小林総務部長。

          〔総務部長 小林好武君 答弁席〕



◎総務部長(小林好武君) ただいま提案をいただきました。このことにつきましては、現在、市のほうでは計画はしてございませんが、今、市で行っております各種の防災訓練、形骸化をしているんではないかというような御指摘もございます。

 したがいまして、ただいま御提案いただきましたものも、当然、各自治会の下の常会単位ということになろうかと思いますけども、やっていただくほうの御理解もいただかなきゃなりませんもので、市のほうから一方的にこういうのをやってくれということでは、ちょっと済まない面もありますもんで、そこら辺の提案も含めてしていきたいと、やはり訓練でできないことは本番では絶対できませんもんで、訓練がいかに大切なのかということも、改めて御理解をいただくような広報もしていきたいと、そのように考えてます。



○副議長(宮入高雄君) 柳澤眞由美議員。

          〔8番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆8番(柳澤眞由美君) ありがとうございました。ぜひ、常会、細かい単位での常会への啓発をしていっていただきたいなと思います。

 行動に結びつく千曲市の防災、最後の質問です。

 公助を適切に迅速に行うための事業継続計画、いわゆるBCPの策定について伺います。緊急事態、自然災害も含めて、テロ、疫病などを想定し、あらかじめ事業の優先順位やかわりとなる方策を定め準備しておくことが必要です。平時、緊急時における事業継続のための方法、手法を定めておく計画のことなんですが、BCP策定、公明党では何回か、森議員より、千曲市でも策定をという提案をされてきましたけれども、現状について伺います。



○副議長(宮入高雄君) 小林総務部長。

          〔総務部長 小林好武君 答弁席〕



◎総務部長(小林好武君) 千曲市のBCP(業務継続計画)でございますが、現在のところ計画策定までには至っておりません。

 長野県内でも、幾つかの自治体で策定はされましたが、多くの自治体が未策定というのが実情のようでございます。災害発生時には、災害応急対策業務や復旧復興業務に多くの人員と時間が割かれ、職員も何人確保できるかわからないという中で、通常業務の対応もしていかなければならないと。

 また、職員の確保状況に応じて、時系列に災害対応業務と通常業務の優先順位を決めておくという必要があることは承知をしておるところでございます。

 したがいまして、策定が遅れておりますBCP計画につきましても、今年度から策定業務に着手するとしております。まず、職員でできることは職員で行いまして、来年度以降については、策定業務の一部を業者へ委託するなどいたしまして、早急に策定をしていきたいというふうに考えております。

 また、新庁舎完成後におきましては、適時、適切な時期に見直しを行って修正をかけてまいりたいと、このように考えております。



○副議長(宮入高雄君) 柳澤眞由美議員。

          〔8番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆8番(柳澤眞由美君) 早急に、今年度より策定着手ということの声を聞いて、少し安心いたしました。読売新聞の業務継続計画におくれというような、この見出しを見ますと、市民としては、ちょっと心配になるわけです。

 総務省消防庁が行った、昨年12月一時点の調査と県の追跡調査によれば、策定できているBCP策定のあるのは、長野県長野市、松本市、岡谷市、須坂市、東御市、安曇野市の6市。あるいは、飯田市や軽井沢町はBCPになっている対応できる防災計画があるということなんですが、千曲市や中野市は遅れているなんていう書かれておりますと、ちょっと心配になりまして伺いましたが、その中で、熊本地震の例が挙げられております。「BCPを定めていた大津町は、バックアップデータを使い、住民票などの発行業務を継続できた。松本市では、東日本大震災を機に、2013年4月から住民基本台帳や税情報などのバックアップデータを県外の自治体と相互補完している。岡谷市と安曇野市では、BCPには盛り込んでいないが、通常業務として、担当課ごとにデータを庁舎外に保管している」ということが載っておりました。

 これについて、安心を皆さんに、これ被災された後のいろいろな業務に関係すると思いますので、このデータのバックアップについて再答弁を伺います。



○副議長(宮入高雄君) 小林総務部長。

          〔総務部長 小林好武君 答弁席〕



◎総務部長(小林好武君) 業務継続計画、現在のところ策定してないということにつきましては、まことに申しわけなく思っておるところでございますが、業務継続計画の中で、特に重要な要素の中に、例えば、議員御指摘のとおり重要な行政データのバックアップというものもうたわれております。

 当市では、庁舎外に、民間事業者のほうにデータを保存しておりまして、万が一のときにはバックアップできる、そういう体制もとっておりますので、そこら辺については、今のところ安心なのかなというふうに考えておるところでございます。



○副議長(宮入高雄君) 柳澤眞由美議員。

          〔8番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆8番(柳澤眞由美君) 業者にバックアップをされているということですが、あまり近いところの業者でありますと、お互いに大災害では同時に被災してしまう可能性があるので、ある程度離れた場所のほうが安心だというふうに松本市ではお考えのようですが、また、そんな点もよく考慮していただければと思います。

 それでは、大項目2に移らせていただきます。

 若者の政策形成過程への参画と主権者意識の向上について伺います。

 1点目、若者議会の開催と審議委員等への若者の登用について。今、若者の政治離れによって、社会の沈滞化が懸念されております。とにかく、若者に対して、政治的関心を高める行動が必要です。そのためには、千曲市でも教育現場での地道で粘り強い主権者教育の積み重ねが大切であるとの認識が示されておりますけれども、特に、広い視野に立った情報収集、公平性、判断力の醸成は必要であると考えます。

 そこで、伺います。1点目、千曲市における28年度からの千曲っ子への主権者教育の計画はありますか、伺います。

 2点目、政治的関心、意識を高める提案として、若者議会を開催してはいかがでしょうか。新城市では、13回の議案審議を昨年行って、若者予算事業に関する答申を市長に提出し、この3月議会で可決されたそうです。いよいよ4月から、その予算が始まるということです。千曲市でも高校生の募集、学生20歳代の市民限定で呼びかけるなどなど、ずくと工夫が必要ですが、この若者議会の開催をお考えになりませんかということで御所見を伺います。

 3点目、政策過程への参画として、審議委員等への若者の登用を提案します。千曲市では、いよいよ第2次総合計画策定にあたり、次の10年を計画するには、若者世代から何らかの形で意見を吸い上げていくべきではないでしょうか。16歳以上の審議委員枠を設けるなど、若者枠を設けて登用をする考えはないか御所見を伺います。



○副議長(宮入高雄君) 吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) それでは、28年度の主権者教育について、それと若者議会については、私のほうからお答えさせていただきます。

 昨年12月議会での柳澤議員の18歳選挙権に伴う主権者教育についての際にも答弁させていただきましたけれども、子供の主権者意識を高めていくには、日ごろから子供たちがどんな場合でも自分なりの考えを持ち、いろんな考え方に触れて自分の考えを高めていくことができるような学習活動を重視していくことが何よりも大切であると考えております。要は、自分なりの見方、考え方ができるようにする、自分としての判断ができる力を養うということであります。

 そのような基盤の上に立って、実践や活動の場としては、学級会、係活動、児童会、生徒会、地区の子供会などが位置づいております。また、昨年、今年と、社会科学習で学んだことをもとに要請に応えて、地域の今後や活性化について地域の皆さんと討論したり、市に対して提言したりするような活動をする中学校も出てきております。

 このようなことは、主権者意識の向上につながるものというふうに考えております。今後につきましては、次期学習指導要領の改訂や、国、県の動向に注視しつつ、子供たちの発達段階に応じて、社会参画の態度を育むための体験的、実践的な取り組みの充実も図ってまいりたいと考えております。

 次に、若者議会の御提案をいただきましたけれども、若者たちの市民、主権者としての意識を育てていくにはさまざまな方策があろうかと思います。そんな中で、模擬議会という形態もその一つであろうかと思いますが、若い皆さんに市民、主権者としての意識を持ってもらうことについては、教育委員会だけでなくて市長部局や選挙管理委員会など、他の機関、部署も大きく関連してくると思われますので、どのような方法がいいのか、他市の例なども調べ、関係する部署間で研究していきたいと考えております。



○副議長(宮入高雄君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 柳澤議員さんの、若者の意見を聞けということで、全く私も同感であります。今、非常に大事なことでありまして、しかし、千曲市において、これまでにないぐらい、過去に例がないぐらい、さまざまな方々が自主的な活動に取り組んでいただいておりまして、これは非常にありがたいというふうに思ってます。

 議員もその中の1人であろうわけでありますが、実は、総合戦略をつくるときも、中学生が提案するとかさまざまなことがありました。駅前の物産品の販売でも、屋代南高校生が協力してくれたり、まちづくりにかかわってくれたりしてまして、非常にいいことだと思っております。

 今の、教育長の答弁でもありました若者会議、ぜひやりたいですよね。こういったことも通じながら、これからつくる第2次総合計画のその審議会ができるんですが、できるだけいろんな方々に入っていただきたい。大いに議論をしながら、我が市の将来をみんなで議論できたらいいなというふうに考えておりまして、若者、女性、男性問わず、多くの方々に携わっていただければありがたいなというふうに思っておりまして、そういう方向に持っていきたいなというふうに思っております。



○副議長(宮入高雄君) 柳澤眞由美議員。

          〔8番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆8番(柳澤眞由美君) では、教育長の答弁について再質問と、市長の答弁について再質問を、1つずつさせていただきます。

 主権者教育という、例えば海外では、イギリスですか、シチズンシップ教育というのが行われておりまして、非常に皆さん、子供たちがみんなで話し合うということと同時に、いろんなものを体験していくシチズンシップ教育というのがあって、みんなでそういうところが政治意識の向上になっているということも紹介されていますが、全てよしとは言えない、日本人に全て合うかどうかというのが懸念されております。

 教育基本法14条でも、そういう、そのシチズンシップ教育と同じことをうたわれているかと思いますが、教育基本法では大変狭い範囲の規定ではないかというふうにも言われておりまして、もし主権者教育を高める上で、地域の皆さんと先ほどかかわっているというのもお聞きしましたが、ボランティア活動を積極的にやっていくのが、子供たちの政治意識、まちづくり意識を高めるのではというのが、このごろの大きな流れであります。

 特に、このごろありましたごみゼロ運動です。地域の役員さんが一生懸命やってくださっておりますが、そこに全校児童生徒が全部参加する、小学生は親とともに、中学生は親がいてもいなくても1人の市民として。そういう自分の地域のごみを拾うという活動は、大変この地域づくり、あるいは政治意識を高める一つの例ではないかなと思います。千曲川クリーン作戦は、ちょっと川もありまして全員が出て行くっていうのは難しいので、ごみゼロ運動などがいいかなと思いまして、それ一点、教育長に、そういうボランティア活動を積極的にもっと義務教育の中で取り入れたらどうかということを、ひとつお聞きしたいと思います。



○副議長(宮入高雄君) 吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) ただいま、イギリスの例をもとにして、さらにというようなお話でありましたけれども、私どもそういうことを考えてはいないわけではなくて、今現在考えていることは、キャリア教育の充実、社会的な自立へ向けてのこの面も非常に大きく影響してくるかと思いますので、13歳の自立ではないですけども大事に取り組んでいきたいと思いますし、またボランティアの活動、これもぜひ大事にしていきたいということで、現在では、中学校段階では地域のために何ができるかというようなことで、ごみ拾い登校もそうですが、各地域の公民館や公園の清掃等に出向いて行って、授業活動の一つとして取り組んでるとこも多くなってきてるわけでありますけれども、そんな面ではキャリア教育の充実、ボランティア活動の一層の充実ということも大事に考えていきたいと思います。



○副議長(宮入高雄君) 柳澤眞由美議員。

          〔8番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆8番(柳澤眞由美君) 市長に再度、先ほどの若者会議について伺います。

 京都府では、13歳から30歳までの若者に青少年モニターということで、年4回程度アンケートをとる方式、これはわざわざ庁舎まで出てこなくても、義務教育の子供でも参加できるというものです。

 宇部市では、グループワーク。千曲市でも、大変ワークショップが盛んになって非常にいい取り組みだったなと思うんですが、あれは若者に限定していなかったんですけど、宇部市では若者に限定して、若者の視点、意見、まちづくりに意見を反映するということをやっているそうです。

 また鳥取市では、市政に鳥取市若者会議を設置して、そういう意見、協働によるまちづくりを進めているというような例もございます。

 子ども・若者育成支援推進大綱など、子供が世代間合意が不可欠ではございますが、子供、若者の意見も積極的かつ適切に反映されるような審議会、懇談会の委員構成を配慮したらどうかということもうたわれておりますので、いろいろできるのではないかなというふうに考えて、これだけ活発になってきたワークショップですので、ぜひ積極的な若者の登用を特にこの第2次総合計画には反映していただきたいということを考えますが、もう一度、市長の答弁を伺います。



○副議長(宮入高雄君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 議員御指摘のように、全くそのとおりでありまして、この次の計画にはそういった組織をつくりながらやっていきたいと思っております。

 そして、今、ワークショップはもう当たり前になっちゃってますね。そして、今でも、未来カフェ、もう御存じだと思いますが、もう高校生は入ってるんです。で、どんどん提案してくれてますんで、こういった延長線上もありますので、総合計画の策定の際には、若い方々の意見、高校生をはじめ、もう18歳選挙年齢になりましたんで、その辺から十分御意見をお聞きするようにしていきたいなというふうに思っております。



○議長(和田重昭君) 柳澤眞由美議員。

          〔8番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆8番(柳澤眞由美君) では最後に、若者及び有権者の投票率向上の取り組みについて。

 有権者の投票機会を保障するため、現代社会の状況を考えて投票の利便性を向上することが求められていると思います。今は逆に、人件費削減、投票率や投票率が低い人口減などの観点から地域の投票所を減らす方向ですよね。このままでは有権者の投票機会がどんどん失われます。

 そこで、地域の投票には行きにくいが、バリアフリーの期日前が行きやすいことや仕事帰りに平日寄れることもあって、今は市役所の期日前利用を促しています。

 しかし、それだけでは多様化した働き方の社会人の投票行動にはなかなかつながりません。さらに工夫した配慮が必要ではないでしょうか。

 そこで伺います。1つ目、市内民間施設や屋代駅などに期日前投票所を設置できませんか。ぜひ、この夏の選挙、あるいは市長選も控えておりますけれども、考えて取り組んで、具体的にしていっていただきたいなと思います。

 例えば、人口が違いますが松本市の事例を紹介します。

 松本市では、2009年JR松本駅に期日前投票所が設置され、国政選挙と地方選挙の投票率アップにつなげようと、通勤や買い物の途中に投票してもらうように実施しています。

 もう一つは、広島県福山市では、2014年から株式会社フジと期日前投票所の使用に関する協定を締結し、ショッピングセンターで投票所を設置しているそうです。

 千曲市の有権者を調べました。18歳から19歳代の新しい新たな有権者は、1,164人誕生します。20歳代は、4,850人、30歳代は、6,080人、投票率アップにはこの年代が投票に行きやすい工夫が必要ではないでしょうか。

 また、政治への若者の意見を反映させていただきたいということで、今投票率アップの話をしております。また、働き盛りの40歳代は、8,433人、50歳代は、7,110人と、企業などの現場の遅くまで勤務する働き盛りの皆さんの年代にも配慮が必要です。

 2点目、投票に行きたいが手足が悪い皆さんなどへ、不在者投票のやり方の情報提供や期日前投票所に代筆者を置くなど、今以上に親切な対応が求められています。この夏からどのような対応が考えられますか。

 千曲市では、60歳代、9,156人、70歳代、7,555人の有権者がいます。18歳から79歳までの有権者の中で占める割合は、60・70代合わせて38%です。いずれも、投票率向上には市選管の皆さんの非常に努力が必要だと考えておりますが、選管の御所見を伺います。



○副議長(宮入高雄君) 寺澤選挙管理委員会委員長。

          〔選挙管理委員長 寺澤勝一君 答弁席〕



◎選挙管理委員長(寺澤勝一君) 市内民間施設や屋代駅などの期日前投票所を設置できないかと、こういう御質問がございました。

 投票率を上げるために千曲市では、現在、更埴庁舎と戸倉庁舎の2箇所に期日前投票所を設置しております。最近の選挙における期日前投票率を見ますと、平成26年8月10日執行の県知事選挙は、9.3%。それから同じ年の12月14日執行の衆議院選挙が13.8%。それから平成27年の4月12日執行の県会議員の選挙は、11.7%と1割以上の有権者が期日前投票を行っております。

 議員さんからお話がございましたが、長野県内においても大型商業施設や駅の自由通路など、大勢の人が集まる場所に期日前投票を設置する自治体が見られるようになってきました。

 期日前投票所の新設に当たりましては、投票の秘密や公正性の確保ができるのか。それから、投票事務に従事する投票管理者、立会人、職員の配置やあるいは投票管理システムの設置、通信回線の布設など多くの課題があります。したがいまして、選挙管理委員会といたしましては、当面、期日前投票の新設は考えておりません。

 次に、投票に行きたいが手足の悪い方への親切な対応についてというような御質問がございました。

 重度の障害のある方で投票所へ行くことができない方につきましては、自宅で郵便により投票ができる不在者投票の制度がございます。これ身障手帳をお持ちなど一定の要件に該当する方に、不在者投票を希望される方に申請をしていただき、郵便等投票証明書を交付しております。市の選挙管理委員会では選挙の都度、該当する皆様に投票用紙の請求書をお送りいたし、申請をお願いしております。

 また、そういう制度に該当してもみずから投票を記載することができない方もいらっしゃるわけですが、その方をできないと定められた障害のある方は、あらかじめ選挙管理委員会に届け出た者に、投票に関する記載をさせることができる代理記載制度というものがございます。それで郵送をしてきていただければ投票ができると、こういうことでございます。

 また、その投票所に行かれない方なんですが、投票所には行かれても、お体に御不自由な点があって自分自身で投票用紙に書けないと、記入できないという方につきましては、投票所におります投票事務従事者が本人にかわって代理投票の制度がございます。それは、投票所で申し出をしていただければ、そのように対応ができるようにしてございます。

 ただ、これは公職選挙法に定められているものでございまして、じゃあ千曲市が何かもっといい方法をということは、これはできないことになっておりまして、法制度にのっとって行うと、こういうことでございます。



○副議長(宮入高雄君) 柳澤眞由美議員。

          〔8番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆8番(柳澤眞由美君) 当面、新設は考えないということで、とても残念だなということでございます。これだけ投票率が下がっているのに何の手も打たないということは、非常に有権者に対して、ちょっと投票の1票を軽く扱っているというようにも受け取れなくもありませんので、大変だとは思いますが、早く検討課題としていただきまして、そんな工夫もできるはずですから、やっていただければという願いをお伝えしておきたいと思います。

 また、私が今回、代筆者を置くなど親切な対応がっていうのをわざわざつけたのは、なかなか知らない、あるいは周知がされていない、あ、何だ、いたんだそういう方がというような、今思っている方もいると思いますので、なるべくわかりやすい対応、掲示、そういうものを親切にという言葉で表示しておりますので、今回、親切にしていただければなと思います。

 今まで市民の声を届けて、暮らしやすい、そして、子供が朗らかに育つ町へとの思いで一般質問を続けさせていただいてきました。

 以上をもちまして、本日の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。



○副議長(宮入高雄君) ここで15分間休憩いたします。

                                午後2時 休憩

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 午後2時15分 開議



○副議長(宮入高雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 続いて、4番、前田きみ子議員。

          〔4番 前田きみ子君 質問席〕



◆4番(前田きみ子君) 議席番号4番、前田きみ子です。私は、日本共産党千曲市議団の一員として、通告に従い、以下3点について質問いたします。

 大項目1、北陸新幹線新駅誘致問題についてです。

 小項目1、新駅誘致反対の市民の声にどう応えるかについて。

 私は市民の皆さんと対話する中で、新駅誘致に反対の声が多く出ている。市民の多くは反対であると確信しました。4年前の市議選時よりも市民の声は誘致反対になっています。長野駅、上田駅の短い距離に新駅の建設は無理、カーブのある場所に新駅は無理といった市民の声です。期成同盟会の負担金で新駅PRのためのケーブルテレビでの放送、市内公共施設等に設置したのぼり旗、小学生を対象の絵画コンクールなど無駄なお金と思う市民が増え、新駅誘致反対の市民感情は大きくなっています。

 さきの3月議会での荻原光太郎議員の質問に、新駅が決定していく中で市民に説明していくと答弁されています。決定していく中での説明であれば、決まったことだからの一言で市民の声はかき消されてしまいます。今市民が持つ根強い感情について説明する必要があります。反対の声にどう応えるのか伺います。



○副議長(宮入高雄君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 前田議員の御質問にお答えします。

 新幹線の新駅問題については、これも長い間、前田議員からもいろんな御意見いただいておりまして、市民の方々の中にも賛成、反対それぞれあることは私も十分承知をしております。しかし、この問題は旧更埴市時代から議会でも何度も何度も議論を重ねてまいりました。

 議員も御承知のように、急速に進む今、高齢化社会、そして少子化であります。何とか人口を増やしていこう、地域経済を活力あるものにしていこうということで大きな課題でありまして、総合戦略をつくってきたんですね。市民挙げて取り組もうということで、今戦略を進めようというふうにしているわけであります。

 本年3月の市議会で私からも施政方針の中で申し上げました。千曲市のまちづくりの形、私4つの地域を上げて説明したつもりであります。それは、その4つの地域というのは、1つは交通の拠点としての都市基盤の整備、いわゆる整った旧埴科郡の地域ですよね。そして、もう一つは姨捨とか稲荷山など歴史文化の色濃く残る更級の地域なんです。そして、3つ目は温泉とスポーツ、まさに健康長寿の千曲市の南部の地域であります。そして、4つ目は市の中央を流れる生態系は環境を保全するすばらしい千曲川の地域なんです。この4つの地域で我が千曲市は構成されているというふうに考えているんですね。それぞれの地域の持ち味を活かしながら、このまちをつくっていこうと思っています。

 新幹線の新駅は、そのうちの一つの地域であります埴科地域の交通の拠点性をという特性を活かした、いわゆるそれを利用しながら千曲市全体の計画として、まず人を集めるための出入り口、まさにゲートとして整備をしていきましょうというのがこの計画なんですね。

 これらは、今までもそうなんです。多くの市民の皆様のかかわった総合計画あるいは都市マスタープラン、国土利用計画といった、さまざまな計画のある意味基礎にもなっているんですよ。

 また、近年の人口減少時代の中で、市内の経済活動を活性化して、必要な税収を確保していくというのは大事なことなんですね。そのためには、まずはこの地域に人が集まり、経済がきちんと回っていく環境をつくりたいというふうに思っています。これは、行政しかできないんです。

 その点、人を運ぶ新幹線の新駅というのは、人を集めるという点では過去の事例からも大きな力を発揮するだろうなというふうに思います。

 経済学者の中には、人の移動に経費をかけることは投資だと言う人もいるんです。戸倉上山田温泉、一時期100万人を超えておったのが、今半分ですよね。この温泉の振興をはじめ、観光産業全体の振興、人が集まれる環境の整備というのは、千曲市のみならず、長野県全体の中で施策として戦略的にやっていかなきゃいけない事項なんだろうなというふうに思います。

 したがって、反対意見の方もいらっしゃいます。十分わかっていますので、十分丁寧に説明していくこと、もうこれに尽きるかなというふうに思っておりますので、職員を挙げながら引き続き御理解いただけるように努めていきたいなと思っています。

 今どうなっているかと申し上げますと、新駅誘致については期成同盟会がありまして、これまで県下18市の、18市というのは千曲市を除くから18市なんですが、市長、議会議長に組織として協力していただけるように、新駅設置に賛同の上、同盟会の顧問に就任していただくようお願いをしてまいりました。おかげさまで、同盟会の皆様の御努力もありまして、4月14日には長野市長の加藤市長にも連携中枢都市圏構想の中で同盟会の顧問をお引き受けいただきました。加藤市長からは、引き受けた以上、長野広域連合全体を含めて実現に向けて徹底して頑張るという強い意思表明もいただきました。

 また、長野市長を含む県下13の市長が今同盟会に既に加盟されております。そして、残り5つの市でありますが、前向きな回答をいただいておりまして、6月中にもそれぞれ同意をされて、書面で同盟会の就任の承諾書をいただけるものというふうに今思っておりまして、その事務を進めているところであります。

 ようやく県下19市全県的な運動に発展ができるような体制になったということで、過去にない状況であるかなというふうに思います。そして、新駅は知事からも既に千曲市の取り組みに対する支援表明をいただいておりましょうし、そして県議会でも多くの県議会議員様の御支援をいただいて採択を4回目、5回目ですか、採択していただいております。このように新幹線新駅、私ども千曲市だけではないというふうにお考えいただきたいなと思っております。

 そして、この駅の実行主体は千曲市は当然でありますが、長野県の力をかりていかなくてはいけない。千曲市だけが全て経費を負うということはありませんので、そういった意味ではこれからも運動を一体として進めながら、長野県における千曲市の位置づけ、役割をしっかりと明確にし、この地域の経済を発展させる一つのきっかけとしてまいりたいというふうに考えております。



○副議長(宮入高雄君) 前田きみ子議員。

          〔4番 前田きみ子君 質問席〕



◆4番(前田きみ子君) 期成同盟会、そして県下の市町村、または国会議員、そういう方々が期成同盟会に入ってくださっている。では、この千曲市の市民についてのその感情は、まだまだ説明不足だと私は考えております。対話の中で、あなたはどっち派というふうなことまで聞いてくる方がいらっしゃいます。

 小項目2に行きます。速達性・費用についてです。

 市長や担当部長は、さきの3月議会から新駅は長野県全体の発展にとっても極めて有効な施策と言っておられます。また、整備新幹線の持つ速達性についても、この地につくろうとしている新駅は速達性がなくていいのだと言っておられます。需要予測、需要基礎予測調査などに上げられている諏訪、松本、安曇野、大北地方の方々は、少しでも早く東京や富山、金沢へ行きたいはずです。どうしてわざわざ千曲新駅を利用して、しかも長野駅で乗りかえなくてはいけない「あさま」を利用しますか。必ず長野駅に停車する「かがやき」、「はくたか」に乗車するはずです。つまり、新幹線千曲新駅は新幹線の速達性に期待している乗客にとっては利用価値がありません。

 さきの3月議会で市長及び担当部長は、長野県全体の発展、長野県全体の発展とはまた違う側面から見れば、乗降客の利用予測のみではなく、国、長野県の補助金のほかに近隣市町村からの負担金を出していただけることなのでしょうか。周辺整備に100億かかった飯山市。千曲市は周辺整備の中に500台の駐車場も含まれています。千曲新駅に係る費用は60億と説明されています。東日本大震災の復興はいまだ道半ばです。そして、さらに今年4月の熊本の大震災により、建設費高騰、人件費高騰は紛れもない事実です。周辺整備費用を含めて新幹線新駅に係る費用を市民に明らかにすべきです。速達性、費用について伺います。



○副議長(宮入高雄君) 北村企画政策部長。

          〔企画政策部長 北村勝則君 答弁席〕



◎企画政策部長(北村勝則君) 速達性は、新幹線の輸送特性の一つと言えますが、ビジネス利用が主の東海道新幹線とは違いまして、特に北陸新幹線は駅間距離も短く、黒部宇奈月温泉駅や、金沢以西で今後開業予定の加賀温泉駅、芦原温泉駅など、温泉名が駅の名前についていることなどからも、観光目的の利用客のために、魅力ある観光地への回遊を促すための新幹線駅であると考えます。

 先ほど千曲市民が利用するという観点で御質問ございましたが、大阪までつながりますと、大阪、北陸、東京、そういったところからお客様が来るという利用が大切であるというふうに考えております。

 それから、その後、飯山駅の周辺整備事業について御質問ございました。

 飯山市に確認しましたところ、その内訳は、駅舎内に観光案内や交流のスペースを設けた駅舎合築の都市施設整備事業で約8億円、それから立体駐車場や市道を改良する駅西地区整備事業で約20億円、それからJR飯山線飯山駅の移設事業で約23億円、それからこれに並行して飯山市で進めてきました10年間で実施した7.7ヘクタールの土地区画整理事業、これで約57億円でございます。それで全体事業は108億円というふうに計算されるということで、市の負担は約37億円とのことでした。

 新駅の駅舎等の建設費は、駅の位置や規模等が決定しておりませんので、現段階では全国の請願駅の事例を調査しまして、統計的手法を用いて乗降者数と建設費の関係式を求めまして、想定される乗降客数2,400人から建設費を約四十数億円から60億円と試算したものでございます。

 今後、JRなど関係機関との合意が得られ、駅の位置が決定された後、測量、設計、積算等を行いまして、駅舎等の具体的な建設費が算出されますが、資材費や人件費など含むその時々の経済情勢によりまして変化するものでございますので、御理解いただきたいと思います。

 それから、新幹線駅舎等の建設時において、どのような状況になっているかを現時点で予測するのは大変難しいところでございます。財源確保のため、基金等を計画的に積むとともに、市の財政負担の軽減に努めてまいりたいと思います。



○副議長(宮入高雄君) 前田きみ子議員。

          〔4番 前田きみ子君 質問席〕



◆4番(前田きみ子君) 今の部長の御答弁では、北陸新幹線を使って大阪までということであれば、長野に来て、またそこで乗りかえなければならないということではないかと思います。大阪までの直通で千曲新駅から乗れるということではないというふうに考えます。

 それから、今費用について請願駅の状況というふうなお話でした。請願駅、最後の請願駅は本庄早稲田、2004年ですね。それから、今、2016年ですから、12年前の本庄早稲田の積算ではないかと思います。であれば、そこにその12年間の経過の中で大きな日本の経済情勢がありました。ですので、建設費用というのはまた違ってくると思います。

 以上について、再度伺います。



○副議長(宮入高雄君) 北村企画政策部長。

          〔企画政策部長 北村勝則君 答弁席〕



◎企画政策部長(北村勝則君) 今時点で、今議員が御質問されたように何億円上乗せになるのか、何億円低くなるのか、そういった議論を私どものほうとしても、数字というものを積み上げていく計算ではございますので、今はとにかく一生懸命運動を進めまして、そしてこれで全県下の長野県のための新幹線であるという認識を持っていただきましたので、いよいよ県のほうに行くような準備を着々と整えていきたいと思っておりますので、ひとつまた御協力のほうもよろしくお願いしたいと思っております。



○副議長(宮入高雄君) 前田きみ子議員。

          〔4番 前田きみ子君 質問席〕



◆4番(前田きみ子君) 事業主体である長野県の協力、また長野市との協定などありますが、千曲市民がどう思っているか、その感情も踏まえた上での計画を進めていっていただきたいと思います。

 小項目3に移ります。新幹線新駅誘致ではない対案について。

 需要予測調査や期成同盟会は、1年間に要する費用を考えたとき、今新駅誘致ではないまちづくりにこの費用は回し、行政主導、議員主導ではなく、このまちを愛する若者にこの費用を使い、新駅ではない千曲市のまちづくりに使用する、このことを提案します。

 夜になると漆黒の闇を走る銀河鉄道のようなJR篠ノ井線姨捨駅周辺の整備やスマートインターへの改良、道の駅構想、若者が夢を持って農業に取り組み、汗を流すワインブドウづくりや、無農薬リンゴ、棚田米、健康にすぐれた評価の高い千曲市産のタマネギなど、作物に付加価値をつけることにより、また栽培面積を増加させ、販売可能にさせる、千曲市で生活をすることができる取り組みがあります。御開帳、真田丸がなくても、アンズ、棚田以外に来てくれる四季を通じた企画、花公園や山、千曲川、小さな河川にある子供の遊び場など、またトレッキングに適した場所は市内各地に点在しています。歴史文化、産業、すぐれた人材、スポーツ、温泉、ほかにはない地域資源があります。

 今ある資源をより充実させるために、新駅に係る費用はコワーキングスペース、空き家を使った取り組みなどコワーキングスペース、千曲市でもできました。戸倉駅前にあります。そうした若者たちが集まってくるところにお金を出す。そのための千曲新駅ではないその費用を若者たちに出す、そのための対案を提案いたします。市の見解を伺います。



○副議長(宮入高雄君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 前田議員さん、確かにわかるんですよ。私たちも、今この地域の経済を活性化するためにさまざまなイベントをやっております。御承知のように、今ほとんど毎月々やっている。新たな大きなイベントもやっていこうということで、今のコワーキングスペースとかワインも始めたのは私たちが始めたんです。道の駅もこれからやります。それからリンゴも棚田米も高く売ろうということで、生産者ともども今頑張っているんですね。何か一個あったら全部じゃないんですよ。全てやらなきゃいけないんです。その中のたった一つに新幹線の駅もあるというふうに思っていただきたいんですね。ですから、駅やらないと、こっちやったから全部オーケーであるとか、駅をやったからこっちは全部要らないとかというそういう議論ではなくて、もっと千曲市全体の中で私は考えていったらいいのかなと。

 そして、これは、こんなこと言ったら申しわけないですけど、前田議員御所属の共産党の議員さん方も旧更埴市時代、この議論をここでやったんです、この場所で。賛同していただいたんですよ。当時。議事録見ていただけばおわかりになると思いますけど、そういう過去の経過があるんです。そのときはみんながやっていこうというふうにやったんですよ。一番慎重だったのは、当時の市長でありました。私は秘書課長やっていたからわかるんですけど、そういう時代の中で、やはり駅は必要だなということでやってきたんです。旧更埴市時代、平成の5年、6年からでしたかね、ずっとやってきている。15年の合併、16年の特別委員会の設置には先輩議員の、お亡くなりになっちゃいましたけど、田沢さんが、特別委員会つくろうというふうに提案してくれたんです。そういう歴史の中でやってまいりました。

 ですから、この駅というのは、昨日、今日の話ではないと私は思っておりまして、だから、駅があるからといってほかの事業をしないわけじゃないんです。当然それもみんなやっていきます。この地域がよくなるためのことでしたら全てやるんです。その上で将来に禍根を残さないように、今ようやく全県の方々にお願いできる環境になったんです。この新幹線運動、20年間かけてやってきた運動が、今ようやく全県の皆さん方に御理解をいただけるそういう環境に持ってくることまでできました。あともう一息で長野県の事業としてJRとしっかりと打ち合わせしながらやっていきたい。このことは、多分将来どう評価されるかわかりません。でも、今我々は諦めてもいいんでしょうかね。そう思って進めているところでありますので、過去のこともございます。どうぞ御理解をいただいて、こういったことは私たちも今、前田議員御指摘のように、市民の方々に十分説得していかなければいけません、説明していかなくちゃいけませんので、これから少しずつ、もう少したちますともっともっと説明しやすくなってまいるというふうに考えていますので、そういった意味では、機会を捉えて御理解いただけるように引き続き最善の努力をしてまいりたいというふうに考えております。



○副議長(宮入高雄君) 前田きみ子議員。

          〔4番 前田きみ子君 質問席〕



◆4番(前田きみ子君) 前年、田沢議員が賛成したという話も聞いています。しかし、この経過の中で田沢さんは反対のほうに回りました。なぜかといえば、このような新幹線新駅に多大なお金をかけるということに対して、この千曲市にとってどうなのかという思いです。

 今、千曲市の経常収支比率は90.7%。多くの子供たちのための耐震化で学校もできました。第1学校給食センターもできました。子供たちにとっての子育て支援、とてもいい状況になってきています。ですからこそ、今議論しなければ、市長が言われたように将来に禍根を残す。今ここでお金を使っていいのか。その禍根を残さないために、今ここで議論が必要、そして説明が必要だと私は思っています。

 次に移ります。大項目2、第4期障害者福祉計画について。

 小項目1、障害者手帳等の所持者数の状況について。

 平成27年から29年の3年間の計画で、計画書にある数字は25年までの数字です。26年、27年の推移はどうなっていますか。

 続けて小項目2、手帳保持者のサービス利用についてですが、手帳保持者で事業所に通っている人の数と、また何割がサービスを利用しているかについて伺います。



○副議長(宮入高雄君) 宮入健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 宮入明美君 答弁席〕



◎健康福祉部長(宮入明美君) それでは、最初にございました障害者手帳等の所持者数の状況について述べたいと思います。

 身体障害者手帳の所持者数は、平成25年度は2,782人でございましたが、その後平成26年度は2,762人、平成27年度には2,712人と減少傾向にあり、総人口に占める割合は4.5%前後で推移しております。等級別では、1級、3級、4級それぞれが約25%ずつを占め、種類別では肢体不自由及び内部障害が多くを占めております。

 次に、療育手帳の所持者数ですが、増加傾向にありまして、平成25年度は528人でございました。その後、平成26年度は547人、平成27年度は562人となっています。総人口に占める割合はおおむね0.9%で推移しております。等級別では軽度及び中度の所持者が平成25年度以降増加しております。

 最後に、精神障害者保健福祉手帳の所持者数でございますが、同じく増加傾向にあり、平成25年度は466人、平成26年度は487人、平成27年度は530人で、総人口に占める割合は0.9%となっております。1級から3級の各等級で増加傾向にありますが、1級、2級で全体の9割以上を占めております。

 続きまして、手帳所持者のサービス利用についてでございますが、障害者総合支援法によります就労継続支援A型、B型、就労移行支援や生活介護など、日中活動の場を利用している障害者は、平成28年3月31日現在で337人です。そのうち、手帳所持者は332人となっております。

 また、児童発達支援や放課後等デイサービスなどを利用している障害児は、平成28年3月31日現在で64人です。そのうち、手帳所持者は60人となっております。

 全体では392人が利用しており、3障害での手帳所持者は全体で3,804人、全体では11%の方が利用しております。なお、これらのサービスは、精神障害のための自立支援医療受給者証や特定疾患医療受給者証などを所持していればサービス利用が認められております。

 サービスの利用に当たりましては、指定特定相談支援事業者や千曲・坂城障がい者(児)相談支援室、市役所の福祉課などで、相談や個別支援会議などを通じまして、本人の意向に沿ったサービスを結びつけているところでございます。



○副議長(宮入高雄君) 前田きみ子議員。

          〔4番 前田きみ子君 質問席〕



◆4番(前田きみ子君) ただいまの健康福祉部長のお話の中で、精神保健福祉手帳は0.9%、しかし、潜在的にその障害がありながらサービスや手帳を持たない方というのは、この千曲市では多くいるのではないかと思います。全体的に11%がサービスを利用しているということでありますので、この千曲市での手帳保持者、それからサービス支援を受けていない方というのが千曲市には多くいらっしゃる。その人たちは、先ほどの中でも災害時にどのようにその方々たちを支援するのかということが大きな問題になってきます。手帳を持っている、サービスを利用しているということであれば把握は簡単ですが、そうではない、地域の中で、家庭の中で埋もれている方々たちの支援ということについて、どのようにこれからやっていったらいいのか、災害時の支援も含めてこれから必要かと思います。

 昨日、はーとねっとテレビで福祉避難所についての放送がされていました。福祉避難所に地域住民が避難していたが、福祉避難所を使用する人に明け渡すよう所長から言われた。丁寧な説明に地域住民が一言お礼を述べたい、ここで寝泊まりすることができてありがとう、そして今度は体の不自由な人たちにこの場を明け渡すと言って、それぞれにお礼を言ってその避難所から次の場所に行ったそうです。

 その避難所で支援を必要としている人たちにどのように支援をするか、これは大きな課題ではないかと思います。保健師の皆さんは22名、また福祉避難所への指導徹底などにこの保健師の皆さんが多くかかわってくださるかと思いますが、手帳を持っている人、サービスを受けている人以外の千曲市の人たちにどう支援をするかについて、もう一度お伺いいたします。



○副議長(宮入高雄君) 宮入健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 宮入明美君 答弁席〕



◎健康福祉部長(宮入明美君) ただいまの御質問でございますが、災害においての法律の中に、災害対策基本法の中で、要支援者の名簿作成をただいま市で行っております。そこには、手帳の所持者の方々の名簿も入っておりますので、その中での個別支援計画が作成されて支援をされていくこととなっております。御本人の同意が必要なものでございますけれども、各区のほうで進めていただいているところでございます。



○副議長(宮入高雄君) 前田きみ子議員。

          〔4番 前田きみ子君 質問席〕



◆4番(前田きみ子君) 災害時が本当に一番困るわけなんですが、災害時のみならず、日常の中で手帳を保持していない人、サービスを受けていない人、まだその障害の程度がどうなるかわからないと言って手帳を持っていない人や、やっぱり家庭の中で人の目があって手帳を持たないとかサービスを受けてないとか、そういう方々がいらっしゃるわけですね。その数というのはこの11%ではない、多くの数の人たちがいるわけです。それは災害時にとっては一番困難な状態になるわけですが、ですから、その今必要な人たち、これから必要になる人たちに対して、市はどのようにそういった埋もれている人たちについて支援をしていくのかということをお聞きしております。



○副議長(宮入高雄君) 宮入健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 宮入明美君 答弁席〕



◎健康福祉部長(宮入明美君) 市のほうでは、手帳を持っている人の把握は確かにできるんですが、今議員のお話のありました手帳のない方、埋もれている方という把握の部分は非常に難しいことだとは思います。地区には民生委員さんという方々がいらっしゃいますので、その方の連携、それから地域の中でいろんな情報を得ていらっしゃる区長さんはじめ、そのようないろんな関係の方からの情報などから把握にまた努めてまいりたいと思います。



○副議長(宮入高雄君) 前田きみ子議員。

          〔4番 前田きみ子君 質問席〕



◆4番(前田きみ子君) それには、本当に日常での活動が必要かと思います。保健師さんは少ないわけではありますが、特定健康診断のときには保健師さんが各家庭を回って健診を受けてくださいというふうなことを、本当に一人一人丁寧に丁寧に保健師さんがやってくださっていました。少ない保健師さんではありますけれども、日常の中でどういう方がいらっしゃるのかという把握が本当に必要ではないかと思います。それが先ほど言われました千曲市では災害時120人の方が死亡する、こんな言葉は聞きたくありません。120人という言葉を一人も殺してはならない、そういう死亡例はあってはならないことですので、そのためにどうするかということが必要ではないかと思います。

 続いて、小項目3に移ります。地域生活支援拠点等の整備についてです。

 24時間365日、いつでも緊急事態に応じることができるための地域生活拠点の目標設定の進捗度について伺います。



○副議長(宮入高雄君) 宮入健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 宮入明美君 答弁席〕



◎健康福祉部長(宮入明美君) 地域生活支援拠点等の整備についてでございますが、現在の進捗度をお話ししたいと思います。

 地域生活支援拠点等の整備については、障害者が地域で安心して暮らすことができ、親元から自立を希望する人を支援するための拠点整備を目指しており、長野県では各圏域において地域生活支援の面的な体制を整備する目標を設定しています。

 当市においては、既存資源の機能分担による面的整備を千曲・坂城地域自立支援協議会で協議しながら進めております。

 この協議会では、組織するメンバーで検討委員会を立ち上げ、24時間365日対応できる相談支援機能や、緊急時のショートステイなど、地域で求められているニーズや不足している機能を補うため、実情に合った仕組みづくりなどについて検討を進めているところでございます。



○副議長(宮入高雄君) 前田きみ子議員。

          〔4番 前田きみ子君 質問席〕



◆4番(前田きみ子君) それは目標設定の内容でして、それの進捗度はどのようになっているのか、再度伺います。



○副議長(宮入高雄君) 宮入健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 宮入明美君 答弁席〕



◎健康福祉部長(宮入明美君) 5月に千曲・坂城地域自立支援協議会において委員会を立ち上げたところでございます。その委員会の中で今後進めていくところでございますが、長野圏域の中では先に進んで始めているというふうに伺っております。検討会のまたその都度の状況につきましては報告をしてまいります。



○副議長(宮入高雄君) 前田きみ子議員。

          〔4番 前田きみ子君 質問席〕



◆4番(前田きみ子君) この地域で誰もが生活できる場、24時間365日緊急事態に応じることができるそのような目標設定、29年度までの中で、まだ5月に立ち上がったところですが、ぜひこの千曲市で安心して暮らせるまちづくりのためにお願いしたいと思います。

 小項目4に移ります。基幹相談支援センターの進捗状況についてです。

 基幹相談支援センターは、高水地区、長野地区、上田地区と基幹相談支援センターがなくても、目的に合った相談支援の事業所を持ち、障害者が自分のまちで暮らすことができる状況がつくられています。

 この千曲市では、相談支援のスーパーバイザーの役目をする基幹相談支援センターの機能が待ち望まれています。基幹相談支援センターは29年度開設の予定ですが、その進捗状況について伺います。



○副議長(宮入高雄君) 宮入健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 宮入明美君 答弁席〕



◎健康福祉部長(宮入明美君) 基幹相談支援センターの進捗状況でございますけれども、基幹相談支援センターは、先ほど議員がお話ししたとおり、相談支援の中核的な役割を担い、専門的な相談支援や権利擁護、虐待の防止などの業務を総合的に行うことを目的にする機関でございます。

 平成27年3月に作成しました第4期の障害福祉計画では、千曲・坂城障がい者(児)相談支援室の体制の充実に努め、平成29年度を目標に設置することを掲げております。現在、千曲・坂城地域自立支援協議会におきまして、こちらも同じく検討会を立ち上げております。

 基幹相談支援センターを設置を進めるに際しまして、県や関係機関で構成されている障害者相談支援体制機能強化会議では、今月から初めて市町村が参加します。そこで出された意見、また提案、そのほか近隣市町村の課題や進捗状況などを参考にしまして、組織や人材の確保などについて協議を重ねながら千曲・坂城障がい者(児)相談支援室の機能を拡充し、平成29年度に基幹相談支援センターに移行できるよう準備を進めてまいりたいと考えております。



○副議長(宮入高雄君) 前田きみ子議員。

          〔4番 前田きみ子君 質問席〕



◆4番(前田きみ子君) 千曲市の福祉事業所はなかなか少なく、上田や長野から参入してきてお願いしている状況がたくさんありますので、基幹相談支援センターを29年度までに、29年設置ということで、今後もぜひ推進していっていただきたいと思います。

 次に、大項目3、子育て支援についてに移ります。

 千曲市立保育園での待機児童対策についてです。

 2年前、千曲市は、「待機児童はいない。保育園希望者が集中して定員オーバーになっている保育園はある。しかし、他の定員に余裕のある保育園を紹介し、待機児童はいない」との回答でした。しかし、昨年あたりより3歳未満児の入園に待機児童が出ていき、都市圏の人口密集地ではないこの千曲市でも待機児童の状況が生まれています。昨日6月1日の信毎にも、長野県内の待機児童について大きく取り上げられていました。児童数は減少する一方で、3歳未満児の保育園希望者は大きく増加しています。働く母親の受け皿として、保育園は単に預けて見てもらうところではなく、集団の中で社会規範を身につけ、遊びを通して豊かに発達していく大事な成長過程にあります。

 育児休暇が明けて、保育園に預けようにも保育園はいっぱいで無理、せっかく自分の希望の仕事につけると思ったのに保育園に入れない等々、状況がこの千曲市でもあります。

 3歳未満児の中でも、ゼロ歳児から1歳児は、幼児3人に保育士1人の配置基準があります。ゼロから1歳児の乳児であれば、4人の児童になれば、もう1人の保育士を雇用しなければなりません。千曲市立の保育士は184人、うち正規職員は67人、嘱託と臨時職員は117人です。全保育士の3分の2は嘱託臨時保育士です。保育士不足で集まらない理由は、正職の数の少なさにあります。

 千曲市は、子供は地域の「宝」と言い、「今現在の千曲市の出生率は1.42から、2040年には2.07まで高めていく。この努力を惜しんではならない」と市長は言っています。子供、母親だけの問題ではありません。千曲市の待機児童対策について伺います。



○副議長(宮入高雄君) 島田次世代支援部長。

          〔次世代支援部長 島田房雄君 答弁席〕



◎次世代支援部長(島田房雄君) 千曲市立保育園での待機児童対策についてでありますが、現在、未満児(2歳以下ですが)、の児童について、年度途中の申し込みには調整期間をいただいて入園できるように努めております。

 保育園は、国の基準で面積要件と保育士の配置基準の両方を満たさないと入園できないことになっております。

 本年4月、公立と私立合わせまして、未満児約350人ほどを受け入れておりますが、前年比で言いますと34人、15.2%ほど増加しております。この状況は、共働きが多くなっている社会情勢、それから核家族化の進行、それに加え、昨年から千曲市独自に実施した第2子以降保育料半額の政策も影響していると考えています。

 こういった未満児入園希望者数の増加にも対応し、4月時点では、何とか園内の調整などで保育士の確保ができたものの、4月以降の入園申し込みに対しては、保育士の確保ができるまでということで待っていただいている状況がございました。これらの案件につきましても順次解消され、入園できるようになっていますが、9月以降の入園希望に対しては、まだ保育士の確保ができないということで、受け入れの回答ができないという状態がございます。

 それで、新たな保育士の確保についてでございますが、各園・図書館に保育士募集のポスターを掲載するとともに、市報では保育士を再度募集するなど、保護者の要望に応えられるよう努めてまいります。



○副議長(宮入高雄君) 前田きみ子議員。

          〔4番 前田きみ子君 質問席〕



◆4番(前田きみ子君) 私のところには、4月の時点で待機児童がいるというふうなお話をいただいたり、つい最近もせっかく希望の職種が見つかったのに入れないというふうなお話もいただきました。今の部長の御答弁では、8月までは希望される3歳未満児は入所可能というふうに理解してよろしいでしょうか。



○副議長(宮入高雄君) 島田次世代支援部長。

          〔次世代支援部長 島田房雄君 答弁席〕



◎次世代支援部長(島田房雄君) 先ほど申し上げたのは、具体的な案件ごとの話でございまして、例えば9月以降はオーケーですから皆さんというわけではございません。全て案件、私どもで承りまして、申込書等いただきまして、それについては、保育士を確保できるかどうか現場のほうと調整しながら回答申し上げているという状況でございます。ということで、全力を挙げて対応できるようにということで対処しております。



○副議長(宮入高雄君) 前田きみ子議員。

          〔4番 前田きみ子君 質問席〕



◆4番(前田きみ子君) 現場の保育士さんたちも一生懸命頑張っていらっしゃる、3分の2が非正規でありながら本当に現場の方々が頑張っていらっしゃる、その中で今の8月までは待機しなくてすむということで理解してよろしいんでしょうか。



○副議長(宮入高雄君) 島田次世代支援部長。

          〔次世代支援部長 島田房雄君 答弁席〕



◎次世代支援部長(島田房雄君) 今までで申し込みをいただいている中での話でございます。時々、電話等で照会もあります。例えば、そろそろ勤めたいんだけど、千曲市はすぐ受け入れられるのかと、そういった個々のものについては、やはり保育士の確保が難しいので時間はかかりますというような内容で回答は申し上げてます。先ほど申し上げたのは、実際に申し込みをされた中の具体的な案件のお話でございます。一応今は受け入れられているということでございます。



○副議長(宮入高雄君) 前田きみ子議員。

          〔4番 前田きみ子君 質問席〕



◆4番(前田きみ子君) 一時保育、短期保育ではなくて受け入れる可能性がある、待機児童はいない、千曲市はいないというふうに理解していいのでしょうか。まだまだ、例えば、無理だって言われたからおばあちゃんが見ていらっしゃるとか、そういう事例もお聞きしています。

 そして今、部長さんが言われた、それぞれの保育園にあるいは行政のほうに申請をするというふうな書類上のお話なんですが、千曲市の場合は年に1回10月の申し込み、特に未満児の場合は1歳になった時点というのが10月ではない時点、来年の4月ではない時点というふうな可能性で、1歳になった9月から入れたいんだ、8月から入れたいんだというふうなことで困ったというふうな事例をお聞きしています。つまり、1歳児までは3人に1人の保育士が見れない配置基準ですので、4人目になったら無理だというふうにお断りされたという事例が多くあります。

 未満児のお母さん方にとっても社会参加をする、経済的理由があったり、いろいろな部分で働きたい、家で子供と二人で見ているのは何かもう精神的におかしくなりそうだ、子育て支援センター等子育ての支援については幾つかの支援はあるわけですけれども、しかし、やはり核家族等の中で家の中で二人で見ているというのは、二人というか、子供さんと母親で見ている状況というのは非常につらいものがあります。

 それからもう一つ、保育士が3分の2は非正規嘱託であるということ、これは大きな保育士の処遇改善が必要ではないかと思います。女性の職場が処遇が満たされていないという状況について、私も同じような臨時職として何年もそんな経験がありまして、12月になると来年の3月はどうしよう、4月はどうしよう、もう前の年の12月からその思いでいつもいました。同じ仕事をしていながら処遇が違う、また給料も違う、そんな思いの中で正規職員、非正規職員の取り扱いというのは、非常に働く者にとっては大きな課題であります。

 そのことについて再度、待機児童がいないというふうに理解してよろしいのか、保育士の確保が問題なのだということで、保育士の確保、正職の保育士の定員増なども含めてお伺いいたします。



○副議長(宮入高雄君) 島田次世代支援部長。

          〔次世代支援部長 島田房雄君 答弁席〕



◎次世代支援部長(島田房雄君) 処遇の関係でございますが、現場の処遇ということで私のほうから申し上げますが、非常勤の保育士は、子育て世代の保育士が非常に多いということがございますので、勤務時間や休暇時間を考慮することによって、できるだけ働きやすい環境を整えて働いていただくということを考慮しています。それから、近年は子育てで離職した保育士さんが復帰しやすい環境にするために、非常勤職員として少ない日数、時間で働くように、それを職場復帰の足がかりとしてついていただくというようなことも処遇としてやっております。さらに、市の職員の定期採用試験、毎年やっておるんですが、これの保育士枠で採用に至らなかった方を嘱託として雇用させていただいて、キャリアを積んでいただくというようなことで、保育士確保ということをやっております。

 いずれにしろ全力を挙げてやっておりますが、保育士の不足の問題というのは議員さんも御承知のとおり、全国的な課題でございまして、ますます増加します未満児の保育需要には全力で取り組んでおります。ただ、やはり経常的に保育園の枠を確保して、随時希望される方に「はい、どうぞ」と言える状況にはないというのは、これからもしばらく続く状態だというふうに考えております。



○副議長(宮入高雄君) 前田きみ子議員。

          〔4番 前田きみ子君 質問席〕



◆4番(前田きみ子君) 先日相談されたお母さんは、せっかく自分のしたい仕事が決まったのに保育士がいないから入れないと言って、もう腹立たしくなってきたというふうにおっしゃっておりました。ぜひ、この10月の申請申し込み説明会のみではなく、もっとインターネット等で幅広く千曲市の申請をどのようにしたらスムーズにいくかということも含めてお考えいただきたいと思います。この問題は、子育て支援、母親の問題ではなくて、女性の社会参加の問題でもあると思います。男女共同参画課のほうでの御見解をお伺いいたします。



○副議長(宮入高雄君) 宮入健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 宮入明美君 答弁席〕



◎健康福祉部長(宮入明美君) 男女共同参画の担当のほうからということでございますけれども、男女共同参画社会の実現のためには、女性が働きやすい環境づくりが不可欠というふうに考えております。そのために、やはり育児を担う保育園の役割は、先ほど出ていますとおり非常に重要であり、ますます重要になっていくというふうに考えております。今後、国や県の施設等の考えとも歩調を合わせながら活力ある男女共同参画社会の実現に向けまして、保育士の確保も含めまして幅広い対応を担当部で考えていきたいと思います。



○副議長(宮入高雄君) 前田きみ子議員。

          〔4番 前田きみ子君 質問席〕



◆4番(前田きみ子君) 女性が参画する社会、そして子供たちが集団の中で成長過程が豊かに遊びを通して発達する社会、それが千曲市の中で憤りを感じてしまうようなそんな千曲市になってもらっては困る、子育て支援について千曲市がこれほど一生懸命やっている、他市に負けない支援をやっている中での待機児童がぜひない千曲市であってほしいと思います。

 以上で私の質問を終わります。



○副議長(宮入高雄君) ここで15分間休憩いたします。

                             午後3時15分 休憩

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 午後3時30分 開議



○議長(和田重昭君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 続いて、9番、小玉新市議員。

          〔9番 小玉新市君 質問席〕



◆9番(小玉新市君) きょうの最後は私の時間でございますが、皆さんちょっとお疲れのようですけれども、よろしくお願いを申し上げます。

 議席番号9番、一志会、小玉新市であります。私は提出いたしました通告書に従いながら、一般質問をさせていただきたいと存じます。

 まず、小項目の1、千曲市の魅力を生み出すには。現在、インターネット上で公開している「観光プロモーション用動画」についてお聞きをいたします。

 この動画は、動画投稿サイトユーチューブで公開されており、15分のロングバージョンと2分半のショートバージョンの2種類が公開されております。見られた回数は2つ合わせて1万5,000回を超え、私としては非常によくできたプロモーションだと思います。まだ見ていない方はぜひ、このユーチューブで「長野県千曲市」と検索していただいて、「あなたが求めるものは、なんですか?」をクリックしていただければごらんいただけますので、ぜひ見ていただきたいと存じます。

 この動画の中で、女性がおり立った最初が姨捨駅です。この姨捨駅に、来年は豪華列車が50分停車いたします。JR東日本は2017年、来年ですけれども、5月に投入する豪華寝台列車「トランスイート四季島」の利用者向けに、姨捨駅に夜景を眺めながら地元産の酒を楽しむ「夜景バー」を設けると発表いたしました。県内や山梨、福島県をめぐる1泊2日のコースで利用するとしています。

 夜8時40分ごろに着いて50分ほど停車し、「日本3大車窓」の一つと言われる姨捨駅からの善光寺平の夜景を眺めながら地酒をいただけるということは何とすばらしいことでしょう。千曲市の地酒は1つしかありません。何かちょっと寂しい気がしますけれども、トランスイート四季島に乗車しているお客様は、千曲市を眼下に見るだけで回遊してはくれません。夜景のすばらしさは大いにPRできるでしょうが、ほかのよいところはわかってもらえません。そこでお聞きをします。

 まず、この観光プロモーション用動画、現在ユーチューブで公開されていますけれども、これ以外にどのように使っていこうと考えておられますか。で、この動画に出てくる女性は、この幼い子に導かれて千曲市内を尋ねます。どのようにしてこの姨捨駅から稲荷山の街並み、ふれあい通り、中央公園、そして上山田温泉でおしぼりうどんを食べて回ったのでしょうか。そしてどのようにして、また姨捨駅に帰ってきたのでしょうか、教えていただきたいと存じます。

 姨捨駅を起点として千曲市内を巡るには本当に大変です。この動画を見て、そのまま千曲市内を巡ることはとても難しいでしょう。以前からお聞きしているんですが、姨捨駅には多くの観光客が見えられます。しかし、そのまままた列車に乗って行ってしまいます。市内におりてくるコースがありません。また、戻ってくるのも難しいんです。今後、どのようにされていこうと考えておられますか。

 このトランスイート四季島ほど豪華ではありませんけれども、長野駅から小谷駅まで往復する「リゾートビューふるさと」という列車がございます。この列車の見どころは2カ所、姨捨駅と穂高神社、この2つです。で、姨捨駅には10分以上停車しているんです。だから、こういったときに何らかの販売やイベントなどを考えることによって、一層千曲市をPRできると思うんですが、どのように思われますか。

 また、例えば駅の外に市で設置して民間の力で運営してもらうような観光案内を主体とした飲食店、そういったようなものはつくる御予定はありませんか。

 もう一つ、姨捨駅夜景バー新設についてですけれども、できたらJR東日本にお願いして、千曲市のPRや観光案内、特産品などを扱ってもらうような働きかけはしませんか。以上、まとめてお聞きいたします。



○議長(和田重昭君) 答弁を求めます。

 鹿田観光ブランド戦略担当部長。

          〔観光ブランド戦略担当部長 鹿田敦己君 答弁席〕



◎観光ブランド戦略担当部長(鹿田敦己君) 小玉議員から何点か御質問をいただきました。

 まず、今回策定いたしました観光プロモーション用動画の活用についてでございます。

 今回のプロモーションビデオ動画については、都会からの女性一人旅をイメージしながら、千曲市内のさまざまな箇所を御紹介をしております。市内の人々のおもてなしの心により主人公の心が最後には癒され、映像を見ている方々が千曲市を訪ねてみたい、周遊してみたい、いろんなことを体験してみたいという動機づけになるようなことを考えながら制作をさせていただきました。

 今後につきましては観光宣伝をはじめ、産業関係の展示会、あるいは移住・定住のPR等、千曲市のPRツールとしてさまざまな機会を通じて活用してまいりたいというふうに考えております。

 今回の設定では、都会の女性が一人旅で千曲市を訪れ、市内を周遊することから、千曲市への玄関口に一番ふさわしいところとして姨捨駅を選定いたしました。それぞれの地域の一番いい季節、また時間帯等を考慮しつつ、タクシーや循環バスなどを利用しながら、周遊可能なコースということで作成したものでございます。

 また、姨捨地域については先ほど申しましたとおり、トランスイート四季島が来るということもありまして、より多くの皆様がお見えになるということが期待されますので、姨捨地域を中心に、全体を見ながらいろんな整備をしていかなきゃいけないというふうに考えております。

 次に、姨捨駅での販売やイベントの開催による千曲市のPRについてでございますが、議員御指摘のリゾートビューふるさとの姨捨駅での停車時間については16分しかないということで、特に対応はしておりませんが、運行4年目を迎えました長野駅発姨捨駅行きの「ナイトビューおばすて」については、駅構内において楽知会による夜景案内ですとか、地元ボランティアグループによります姨捨伝説と民話の語り、尺八の演奏、また地元の業者さんによりますみそ汁の振る舞いや物販を行っていただいておりまして、大変好評をいただいております。

 次に、駅外での観光案内を主体とした飲食店の設置につきましては、大変いいことだというふうには思うんですが、現在の場所の確保ですとか、それから管理・運営面等でまだまだ多くの課題があるというところで、今のところ設置については考えておりません。

 また、来年運行いたしますトランスイート四季島に合わせ設置される夜景バーでの千曲市PRでございますが、JR東日本によりますと、当面は関連企業のほうで1年間は運営するというふうに決定しておると聞いております。その中で千曲市としてどのような取り組みができるのか、今後JR側と協議をしてまいりたいというふうに考えております。



○議長(和田重昭君) 小玉新市議員。

          〔9番 小玉新市君 質問席〕



◆9番(小玉新市君) 部長の答弁の中で、玄関口としての姨捨駅にしたい、本当にこれは私も大賛成なんです。ぜひ進めていただきたいと思いますし、ちょっとまた後で提案等をしたいと思いますが、この姨捨駅、本当に土日・祝日などは、姨捨区の皆様によりますくつろぎの駅として、本当におもてなしをしていただいております。こうした皆様方に改めて感謝を申し上げる次第でございます。

 この姨捨駅に来るお客さんが市内を回っていただくには、この姨捨駅から、どうでしょう、観光バスを走らすことを提案したいと思うんですね。

 9時37分発の松本発普通列車で姨捨には10時42分、ここで観光バスに乗りかえてもらいます。そして、その観光バスで、姨捨観光会館、武別水神社、松田家、稲荷山の町並みなどを回りながら、次の駅、稲荷山駅まで運行します。その間、当然ですけれども、昼食をとる場所も設定いたします。そして13時12分の稲荷山駅から長野方面に行っていただく。

 今度は逆に、稲荷山着13時57分で来られたお客様を逆ルートで今度は姨捨駅まで運びます。姨捨駅から15時37分発の松本行きに乗車してもらうと。途中下車してお泊りいただく方は、それは十分可能にしようと。

 あるいは、千曲市内の観光地を姨捨駅から巡回して、また姨捨駅に戻ってくる。それも宿泊地でもっておりてもらうなどといった、こういった観光バスルート、こういったものは考えませんでしょうか。当然ですけれども、市が運営するのはちょっと難しいでしょうから、その観光ルートの提案あるいは観光PRなどしていったらどうかと思うんですが、いかがでしょうか。



○議長(和田重昭君) 鹿田部長。

          〔観光ブランド戦略担当部長 鹿田敦己君 答弁席〕



◎観光ブランド戦略担当部長(鹿田敦己君) 姨捨駅に発着の千曲市内周遊観光バスルートの御提案をいただきました。姨捨駅は無人駅ではありますが、議員御指摘のとおり、昼夜を問わず多くの方が訪れる観光スポットでもあります。

 現在、千曲市観光協会によります姨捨夜景ツアーバスが大変好評をいただいておりますが、また、来年運行いたしますトランスイート四季島のPR効果によりまして、これまで以上に多くの皆様が姨捨駅を訪れていただけるものというふうに期待をしております。

 観光バスを走らせるという御提案につきましてでありますが、議員御指摘のとおり、市が運営していくのはなかなか難しいという状況ですが、今後、千曲市観光協会をはじめとして、関係団体ともどのような形でツアー造成ができるのか、また採算面で合っていくのかということも含めて検討してまいりたいというふうに考えております。



○議長(和田重昭君) 小玉新市議員。

          〔9番 小玉新市君 質問席〕



◆9番(小玉新市君) 大勢の方々が来られる姨捨駅、この姨捨駅から千曲市を回っていただく方法をぜひ互いに考えていきたいと思います。

 それでは、続きまして、観光についてお聞きしてまいります。

 小項目の2の、千曲市の観光地はどこですか。

 特別委員会で4月に姉妹都市である射水市に視察に行かせていただきました。そこでの話をさせていただきます。

 射水市についたとき、行政視察に少し時間があったので事務局のほうに射水市内を案内していただきました。新湊大橋を渡り「海王丸パーク」、それから日本海最大級のマリーナ施設としてオープンした海の駅「海竜マリンパーク」、その後、内川にある「川の駅新湊」に連れていってもらいました。どこもすばらしい景観と海の美しさでしたが、「川の駅新湊」はとても魅力的でした。川を起点とした原風景は今までに見たこともない美しさと感動を覚えました。ここで撮影された「人生の約束」、この町に関する映画を撮った場所であり、デスティネーションキャンペーンの表紙にもなった場所でした。その後、「新湊きときと市場」で昼食をいただいたのですが、海の幸がいっぱいのこれもまたすばらしい食事でした。当然ですけれども、視察内の、私どもの範囲内の金額で食事をしました。

 そこでお聞きしたいのですが、もし射水市から視察に見えられて1時間ほど時間があいたとき、千曲市ではどこを案内し、どこで食事をとってもらうようなプランを立てますか。もし市長に大切なお客様が見えられ、時間があいてどこかを案内するとしたら、どこに案内して、どこで食事をとられますか。担当部長と市長にお聞きいたします。



○議長(和田重昭君) 鹿田部長。

          〔観光ブランド戦略担当部長 鹿田敦己君 答弁席〕



◎観光ブランド戦略担当部長(鹿田敦己君) 千曲市の観光地はどこですかという御質問でございます。

 御承知のとおり千曲市内には、あんずの里をはじめ、姨捨、稲荷山、戸倉上山田温泉など、本当にさまざまな観光資源がありまして、また市内には200軒を超える飲食店がございます。それらはおいしい店だらけということで御承知してあるかと思います。

 また、四季折々に違う魅力もありますし、また豊かな自然とおいしい農産物、食文化をはじめといたしまして、さまざまなお祭りやイベント等も行われておりまして、とても一言では語りつくせないというところでございます。

 また、お客様のニーズや人数、メンバー構成ですとか、また目的や時期等のさまざまな要素もございますので、その都度最適な、最善なおもてなしができればいいのではないかというふうに考えておりますので、一概には特定できないというもので、大変すばらしい観光地だということで御理解をいただきたいと思います。

          (「市長、どうですか」と呼ぶ者あり)



○議長(和田重昭君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) たぶん小玉議員が考えていることと同じだと思っています。

 今部長が答弁したように、千曲市は様々な要素をたくさんもっておりますから、これから新たな観光地もどんどんできてまいりますので、そういった意味では、希望を持ってこのまちをつくっていく、そのことが観光だというふうに思っております。



○議長(和田重昭君) 小玉新市議員。

          〔9番 小玉新市君 質問席〕



◆9番(小玉新市君) 市長にいい答弁いただきました。後でちょっとお聞きします。

 本当に千曲市の観光地もあることはあるんです。確かにすごくあると思います。

 例えば、今お話していました姨捨駅、いいんですよ、でもこれ千曲市のものじゃないですよ、JRのものなんです。姨捨駅から眺めは本当にすばらしいものがあります。しかし、この姨捨駅のプラットフォームに立たなければならないんです。どうですか、千曲市で棚田を見る、この展望施設というものはつくる考えはありませんか。

 で、千曲市議会のほうに行政視察の要望っていうのは結構あるんですよ。そこで、「泊まれるなら千曲市で、食事は千曲市内でお願いします」と、うちの事務局なんか本当に一生懸命お願いしてるんですけど、ほとんど泊まってくれません。

 また、観光に関する視察もほとんどありません。たぶん交通の便がいいのか、次の視察先に行ってしまいます。食事もある程度紹介するんですが、千曲市の特色ある飲食店というのは、ちょっと、たくさんあるんですけど見当たりにくいんです。

 私たちが視察に行く際、今度は逆に、先方のほうから「私たちの市で宿泊しますか」って聞かれることが多いんです。もしこれは、「いいです、他のところに泊まります」って言ったら、視察を受けてくれない自治体も実際あるんです。

 最近、宮城県の大崎市議会さんが視察にお見えになりました。で、市内を回ってもらうようにお話をしたんですけれども、結局、松代に行ってしまいました、真田丸の影響だと思うんですけども。

 でも、今市長が言われましたように、これから地域の人たちとつくり出していけばいいんです。これからもさらに。で、この後でお聞きしますけども、「歴史的風致維持向上計画」、これを進めていくことが、これからのこの千曲市の最大の観光の道だと思うんです。この地域の人たちと一緒になって、「観光地千曲市」をつくっていきたいと思うんですが、部長の熱意をお聞きしたいと思います。



○議長(和田重昭君) 鹿田部長。

          観光ブランド戦略担当部長 鹿田敦己君 答弁席〕



◎観光ブランド戦略担当部長(鹿田敦己君) 棚田を一望できる展望施設の計画については、本当に大賛成でございます。姨捨駅は千曲市内にありますので、非常に大きな観光資源だということは理解しておりますが、28年の4月に策定いたしました千曲市観光振興計画の中での観光振興に関する基本方針の中でも、千曲ブランドの確立と維持・強化、それから観光需要の創出とともに、「オール千曲」での観光振興ということがうたわれております。さまざまな農業、観光、それから商工業を含めて、自然も含めて取り組むということと、先ほど議員おっしゃいました歴史的風致維持向上計画の計画づくりの中でも、関係者の皆様と協議をしてまいりたいと存じます。



○議長(和田重昭君) 小玉新市議員。

          〔9番 小玉新市君 質問席〕



◆9番(小玉新市君) ありがとうございます。

 射水市の続きの話をさせていただきます。「川の駅新湊」、これは特産品を販売する「うまいもんショップ」をはじめ、内川の風情を楽しむカフェレストランがあり、さらに曳山を常時展示する曳山展示室というものがあるんです。この川の駅を拠点として内川探索ができるようになっています。

 この件で2つほどお聞きしたんですが、千曲市の川西地区から道の駅の要望書が提出され、検討していきたいといった答弁がありました。先ほど前田議員の答弁の中でも、市長はやると言われておりましたので、その後どのように進めておられるのか、お聞きをします。

 もう1点、稲荷山地区から「祇園祭の勇獅子や四神を展示できる建物の要望書」が出されていたと思うのですが、どのように対応されておられるのか。この2点をお聞きいたします。



○議長(和田重昭君) 鹿田部長。

          〔観光ブランド戦略担当部長 鹿田敦己君 答弁席〕



◎観光ブランド戦略担当部長(鹿田敦己君) 私のほうから道の駅の要望について答弁申し上げます。

 去る4月13日付で、千曲市西部地区道の駅推進期成同盟会から、国道18号バイパス沿いのJAのガソリンスタンド付近への道の駅設置に関する陳情をいただいております。国道18号線沿いの道の駅につきましては、南側、南部地域については上田市の「川の道の駅」、北側につきましては信濃町の「道の駅しなの」までないということで、この間については道の駅がございませんので、千曲市に設置することは非常に有益なものというふうに考えております。

 しかしながら、更級地区でも同様の要望があるとお聞きをしておりまして、今後両地区での調整が必要になるものと考えております。

 道の駅の整備につきましては建設部が窓口となりまして、道路管理者である国が道路情報施設及びトイレとその部分の駐車場の整備を行います。これに合わせて市が観光情報提供施設、あるいは農産物の加工品等の販売施設及び飲食施設等の地域の振興施設として、またその部分の駐車場を整備するということになってまいります。

 今後につきましては、まずは関連する建設部、それから企画政策部、経済部との企画調整会議を設置いたしまして検討してまいる予定でございます。



○議長(和田重昭君) 安西教育部長。

          〔教育部長 安西治夫君 答弁席〕



◎教育部長(安西治夫君) 祇園祭の勇獅子や四神を展示できる建物の要望につきまして、私のほうからお答えいたします。

 本年3月に、関係の皆様と市と協議を行い、その中で将来的には「稲荷山伝統的建造物群保存地区環境整備事業」で対応できればよいが、当面はコミュニティー助成事業などを検討して簡単なプレハブを建てたらどうかというような御提案を申し上げたところでございます。

 本年から重伝建地区の皆様とともに防災整備計画を策定する計画で現在準備を進めております。今後の重伝地区のあり方を含めてみんなで議論し、方向を定めてまいりたいと考えておりますので、この要望につきましても稲荷山地区の今後の整備計画に含めてまいりたいと考えております。



○議長(和田重昭君) 小玉新市議員。

          〔9番 小玉新市君 質問席〕



◆9番(小玉新市君) 道の駅についてですけれども、18号バイパス、これはもう先がちょっと見えてまいりまして、ですから道の駅の計画も今からしていかなくては結果的に遅くなってしまうんじゃないかと思うんです。早めの計画が必要と思いますので、ぜひ国・県への交渉を早めていただきたいと思うんですが。

 また、その祇園祭の件ですけれども、稲荷山地区はほかにも各町の子供神輿というのがあるんですよ。これもまた同じところに設置したら、なお多くの方々に愛されるんじゃないかと思うんですね。伝統行事を展示するっていうことは、後でまたお話しますが、継承するには本当に大切なことだと思うんです。

 ぜひ、こういったことも検討していただきたいと思いますのと、今、実は、汚いって言ったら失礼ですが、ちょっと朽ちてきているような倉庫に勇獅子の獅子頭っていうのが2体寝てるんです。せめて近くにある蔵し館、そういったところに展示することはできないんでしょうか。もう一度、早めの計画の道の駅、そして勇獅子の獅子頭の蔵し館の件について、再度お聞きをいたします。



○議長(和田重昭君) 鹿田部長。

          〔観光ブランド戦略担当部長 鹿田敦己君 答弁席〕



◎観光ブランド戦略担当部長(鹿田敦己君) 道の駅の設置でございますが、まずは川西地区−−八幡地区と更級地区との調整がまず必要になってまいりますので、そちらのほうをまた行政のほうから進めてまいりたいと思います。

 また、内部の調整といたしましては、企画調整会議を早急に立ち上げまして検討に入ってまいりたいと思います。



○議長(和田重昭君) 安西教育部長。

          〔教育部長 安西治夫君 答弁席〕



◎教育部長(安西治夫君) 子供神輿並びに蔵し館にかかわる勇獅子の獅子頭の件でお答えいたします。

 子供神輿につきましては、先ほど申し上げました要望書と同じように稲山地区の今後の整備計画の中で、皆さんとお話しする中で進めさせていただきたいと考えております。

 勇獅子の獅子頭を蔵し館に展示する御提案でございますが、蔵し館は民俗資料等を展示している資料館と古い町家の生活空間を再現している主屋がございます。現在、資料館におきましては、四神展示をはじめ多数の展示物があり、展示スペースの確保が困難でございます。

 また主屋につきましては、子供神輿1基が常備展示されてございます。その他、季節展示や講座開設、団体見学等による広いスペースの確保が必要になることから、獅子頭2体については本体が非常に大きな展示物のため、常時展示するということは非常に、蔵し館の中ではスペース的には困難であると考えているところでございます。



○議長(和田重昭君) 小玉新市議員。

          〔9番 小玉新市君 質問席〕



◆9番(小玉新市君) 安西部長、そう言われても、ぜひ考えていただきたいと思いますので、ぜひ前向きにお願いいたします。

 実はこの要望書等を出されましたら、早めの返答がやっぱり必要かと思います。できないものならそれはもうできません、検討しますではなくて、いつまでに結論を出しますといった答弁が必要でないかと思いますので、どうかよろしくお願いをいたします。

 先ほどお話をいたしました射水市を中心に撮影された「人生の約束」など映画の観光客誘致っていうのは一層盛んになっております。上田市を見ると明らかであります。

 小項目の3、フィルムコミッションについてお聞きをしてまいります。平成24年の9月議会でもフィルムコミッションの質問をさせていただきました。今回も再度、質問させていただきます。

 フィルムコミッションとは、もう御存じでしょうが、映画、テレビ、CMなど、あらゆるジャンルのロケーション撮影を誘致して、実際のロケをスムースに進めるための非営利公的機関です。千曲市で行われる撮影に関する相談を一括して受ける窓口であり、作品の内容を問わず撮影に関する相談を受けれるところです。

 フィルムコミッションのメリットは、千曲の情報発信のルートができます。撮影隊が支払う宿泊などの直接的効果が見込まれます。作品を通じて観光客が増加します。また映像作成にかかわることを通じて、地域文化の創造や向上につながるであろう多くのメリットがあります。

 今年の予算で地域おこし協力隊を1人募集されて、1人の協力隊が入隊しました。主な仕事は観光関係とフィルムコミッションを主体に行ってもらうとされていますが、どのような観光振興とフィルムコミッションを進めていかれるのか、それをお聞きをいたします。



○議長(和田重昭君) 鹿田観光ブランド戦略担当部長。

          〔観光ブランド戦略担当部長 鹿田敦己君 答弁席〕



◎観光ブランド戦略担当部長(鹿田敦己君) フィルムコミッションについての御質問でございます。

 本年度、千曲市として初めて地域おこし協力隊の募集を行いまして、1名が採用となりました。今回の募集にあたりまして3点のテーマを設定いたしました。

 まず1点目が、千曲市フィルムコミッションの設立、2番目といたしまして、スポーツや健康などテーマ別の旅行商品の造成、3番目といたしまして、インバウンド観光への対応と、いずれのテーマも今後、観光として取り組んでいかなければならない重要なものでありまして、地域おこし協力隊員の新しい視点から千曲市を再発見していただきたいと。また、なかなか私ども内部にいる人間では気づかなかった千曲市の魅力をぜひ発掘してほしいという思いもありまして、今回こういう募集をいたしまして、1名採用となりました。また、新たな観光推進組織「千曲市版DMO」設立準備にもかかわっていただく予定になっています。

 期待は大きく持っておるのですが、しかしながら、まだ赴任して2カ月をたったところというところで、まだ地域のこと、まずは地域を知っていただくこと、それから人やものを知っていただいて、また感じていただくことがまず最優先だというふうに感じております。

 また、組織としても慣れていただくことを優先しつつ、実は協力隊員につきましては5月29日から6月3日までインバウンド事業の一環として、台湾で開催されております広域観光商品提案会への出席と現地旅行エージェント回りをしていただいております。

 また、フィルムコミッションの取り組みにつきましては、平成24年3月に発足をいたしました「信州フィルムコミッションネットワーク」に千曲市及び市の観光協会も会員になっております。県内の映画、それからテレビ等のロケ地の情報については随時入ってきておりますので、条件に合った箇所等があればその都度誘致活動ということで、観光のほうで積極的に取り組んでまいりたいというふうに考えております。



○議長(和田重昭君) 小玉新市議員。

          〔9番 小玉新市君 質問席〕



◆9番(小玉新市君) フィルムコミッションの問題点というのは、観光客数の変化は放映があったからといって一過性で、数年後には元に戻ってしまったケースが非常に多いんです。あるいはまた、撮影場所と映画のイメージが違うケースでは、観光客の誘致活動で問題が生じてしまうというということとか、担当者の映画ビジネス経験が少ないと、準備に問題が生じたり、特殊な専門用語を使うらしいんですが、これを理解することが難しいといわれていますけども、確かにまだ2カ月ぐらいしかたっていませんけれども、これをどのように解決されていくのか。

 それともう1点、上田市の例を出して申しわけないんですが、上田市城下町映画祭、これを行っておりまして、上田市でロケされた映画を集めて上映したり、ロケツアーやシンポジウム開催されているといっていますけれども、こうした上田市みたいな計画は立てていかれる予定はあるんでしょうか。

 先ほど、最後に出ましたけれども、信州フィルムコミッションネットワーク、これもたしか24年に千曲市も参加されてたと思うんですが、これはこのまま継続していかれるという御予定でよろしいんでしょうか。

 以上3点、お聞きをいたします。



○議長(和田重昭君) 鹿田部長。

          〔観光ブランド戦略担当部長 鹿田敦己君 答弁席〕



◎観光ブランド戦略担当部長(鹿田敦己君) フィルムコミッションのちょうど研修会が先日ございまして、観光課長が出席してまいりました。いろいろお話を聞いている中で、例えば大河ドラマであっても署名が何万人集まったらできるというわけではないんだそうです。やはり映像を撮る方々と、それからその地域地域の人との出会いであったり、いろんな協力体制だったりというものがいろいろ絡み合って、うまいタイミングでそういったものが撮影されるんだというふうにお聞きをしてまいりました。

 千曲市といたしましても、これまでも城山史跡公園の荒砥城を、あそこは大河ドラマのロケ地ということで何回か行われておりますし、今回真田丸は上映されなかったんですけれども、NHKの方々にお聞きすると、非常にダイナミックな映像が撮れる場所だということで非常に評価していると。また、宿泊施設が近いので関係者も非常にやりやすいということをお聞きしておりまして、また機会があればぜひということで聞いております。

 これからもそのほかのいろんな地域や場所、そういったロケ地のPRについても非常に大切なことと思っておりまして、まだまだこのフィルムコミッションについては、まだまだ緒についた段階ということで、これから協力隊の方々を中心に取り組んでまいりたいというふうに考えております。ですので、まだ上田市のような大々的な形については、まだまだちょっと力不足ということで、これからいろいろ研究をしていきながら取り組んでまいりたいということです。

 それから、信州フィルムコミッションのネットワークについては、引き続き会員として参加をさせていただきまして、その条件に合うものがあれば、ぜひ手を上げていきたいというふうに考えております。



○議長(和田重昭君) 小玉新市議員。

          〔9番 小玉新市君 質問席〕



◆9番(小玉新市君) 千曲市も撮影場所が本当にいいところが多いということですので、ぜひ撮影場所を薦めていただきたいと思いますが、しかし、この映画を撮影するにしても、周りの山々が松枯れがあっては映像に影響があるんじゃないかと思うんです。

 増え続ける松枯れ対策について、続いて聞いてまいります。

 松くい虫の防除戦略についてお聞きをいたします。梅雨のころまで元気で青々としていた松が盛夏を超すころ真っ赤になって枯れる現象を「松枯れ」と言われています。この松枯れがマツノザイセンチュウという線虫の感染で松が枯れることが解明されたのが1970年代のことです。この線虫は日本にはおらず、北アメリカから持ち込まれた生物であることもわかってきました。この線虫がもたらす病気により、日本の松林は崩壊の危機にあります。松枯れは線虫と昆虫が共同して引き起こす病気です。マツノマダラカミキリムシは日本では在来の昆虫ですが、枯れ木や枯れ枝などが少なかったから、昔は虫の密度は低かったんですが、この線虫がカミキリムシと結びついたために爆発的に増える条件が整ってしまったんです。

 松林を守るためには人間による制御がどうしても必要です。昔から樹木の王様であり、日本人の生き方そのものが松なんです。

 この松を守る防除の戦略は3つあります。1つはカミキリか線虫、これを絶滅させること、2つは松林を抵抗性の強い品種に変換すること、そして3つ目が予防散布や伐倒駆除を継続することにより、被害を少なくすること、この3つです。

 千曲市の周りの山々は松枯れが多く見られます。このままの状態ですと千曲市の松林はたぶん壊滅してしまうでしょう。千曲市は松林を壊滅させても仕方がないと思っておられるのでしょうか。

 市は今年度予算から松くい虫対策としての空中散布を予算化しておりません。予算化しなかった理由を以前、他の議員が質問をしましたが、再度お聞きをいたします。空中散布以外にどのようにして松枯れ対策をしていかれるのか、お聞きをいたします。



○議長(和田重昭君) 半田経済部長。

          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕



◎経済部長(半田敏幸君) 松くい虫の防除戦略でございます。今回、小玉議員のほうから松くい虫につきまして質問がございましたので、多少自分なりに勉強をいたしました、ありがとうございます。

 まず、今年度の予算の関係でございますけれども、昨年の市議会、12月定例会でも申し上げましたが、1点目、長野地方事務所管内で空中薬剤散布をしているのが千曲市と坂城町のみであると。近隣の市町村は実施していない。それから空中散布は一定の効果が認められているが、市内全域での実施していないため、松枯れの原因のマツノマダラカミキリが広域的に飛来して、松枯れの被害を防ぐことは困難だということがあります。

 2点目ですけれども、空中散布を行う際の防除基準でございます。住宅地の生活圏から一定程度の距離、これは200メーター以上おくこととなっておりますけども、距離をおくとされてまして、その結果、十分な散布ができない、効果が限定的で松枯れを防げないという状況でございます。

 3つ目、森林病害虫等防除法では森林病害虫等による被害のおそれのある場合は、所有者または管理者が対策を行うとなっております。空中散布を行っている山林のほとんどが、私有林、個人の林でございますが、個人での森林整備が進んでいない状況でございます。

 以上のようなことから、林業振興協議会で平成28年度の空中散布について協議、検討をしましたところ、今年度は見合わせをするというふうに判断をいたし、予算化はしておりません。

 次に空中散布以外にどのような松枯れ対策があるかということですが、森林所有者によります伐倒処理などの駆除対策をしていただくのが原則でございます。被害区域の拡大を防ぐため、市としまして治山・防災等の観点から「守るべき松林」区域を7区域設定しまして、平成17年以降125ヘクタールを指定して、松くい虫の防除被害の対策をしております。枯れた後の周辺の蔓延を防止する伐倒処理を、今年は1,500立方メートル、予算額では4,000万円ですが、春それから秋、2回に分けまして実施する予定でおります。

 また、マツカミが集団的に発生する箇所は、健全な松林の管理を目的とした保安林制度を活用することによりまして、私有林であっても保安林区域であれば、県が事業主体となりまして松枯れの対策をすることが可能でございます。

 そのほかに、松林所有者が実施主体となりまして、国、県の補助制度を活用し対策をする更新伐採、松枯れを伐採した後に新たな樹木の更新ですけども、今回、5月に市の植樹祭をしたんですが、クヌギとかシラカバ、オオヤマザクラといった更新の制度もございます。

 市でも国、県の補助制度に適合する場合は市の補助をかさ上げしまして、森林所有者個人の負担の軽減につなげて、松林の対策を実施してまいります。



○議長(和田重昭君) 小玉新市議員。

          〔9番 小玉新市君 質問席〕



◆9番(小玉新市君) いろいろありがとうございます。また申しわけないんですけども、上田市の対策をお話しさせていただきますが、マツタケの産地である上田市は防除対策としての空中散布はしておりません。かわりに竹の酢の液とか竹炭とか活性剤のようなものを何か与えているようなんですが、さらに地上から大型の散布機を使用して薬剤を松の枝に強力に飛ばして散布してるんです。平成28年度の予算は1億3,300万円あります。

 他市の松枯れ対策を研究されたことはおありでしょうか。で、空中散布は人体に影響があるという意見もあります。環境科学などが専門の研究者が今年の5月から6月、松枯れ対策として散布される農薬が子供の体内にどれだけ取り込まれているか調査するというニュースがありました。ある会の相談を受けて決めたそうなんですが、千曲市ではこの散布される農薬に対して人体の被害はあると思っておられますか、影響はないと思っておられますか、千曲市での見解をお聞きいたします。

 もう1点、今、西山といわれる桑原、更級地区、ほかもそうなんですけども、この松枯れが急速に進んでいるんです。西山一帯は本来、昔から山菜やキノコなんかが非常に豊富で多くの人たちが山に親しみを持っています。9月に行われるながの食品衛生協会が主催するキノコ展には、多くの方々が見えて本当に熱心にキノコの種類を見ておられます。展示されるキノコのほとんどはこの西山から採取したものなんです。このキノコの種類中には松林の中に生えるキノコが多く存在します。こうしたキノコ狩りとか郷土食としてのキノコ鍋、あるいはキノコうどんなど市民にとっても大きな問題じゃないかと思うんですね。

 西山地区のこの松枯れ対策、これはどのように進めておられますか。また問題は、西山には西部水道の水源地も存在します。私有林もまた、言われましたように多く存在します。また長野市、麻績村、筑北村など隣接した市、村がありますけれども、こうした市、村ですとか所有者などと交渉を重ねていかなければ、たぶん今言われたようにならないんだと思うんですけども、こうした対策はどのように考えておられるのか、もう一度お聞きをいたします。



○議長(和田重昭君) 半田経済部長。

          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕



◎経済部長(半田敏幸君) 松枯れ対策の研究でございますけれども、今年度、空中散布はしておりませんけども、近隣市町村とは担当レベルで情報交換をしております。主な対策としましては、伐倒処理、地上散布、樹枝への薬の注入等が主なものでございます。

 で、県と協力して、平成26年から3年間実施しております特別防除等の枯損木調査等を行っておりますが、これは空中散布をしたところ、しないところ、100本ずつのサンプルを指定しまして、松枯れがどうかという調査をしております。

 26年の結果ですけども、空中散布したところは0%、被害がありません。空中散布しないところは100本中2本、2%の被害がございました。そういうような調査を今年度まで調査しております。

 それから人体への薬剤の影響でございますけれども、空中散布を実施する場合、薬剤は農薬取締法というのがございまして、厳しい安全基準をクリアして登録されたものでございます。使用にかかわる注意事項を遵守して正しく使用すれば影響はないと思われます。

 ですから、昨年6月に実施した空中散布でも、市民の方々からは健康被害の申し出はありません。市で実施した大気中の農薬成分測定の調査もしましたが、農薬の成分は定量下限値未満、数字的には、定量下限値未満というのは0.2マイクログラム立方メートルということで、マイクロ立方メートルというのは100万分の1ですので相当薄い影響だということでございます。それから、これについては昨年の市報にも安全確認の調査、そういったことの結果を掲載しております。

 それから空中散布で使用しました薬剤の名前ですけれども、エコワン3というので、ネオニコチノイド系の殺虫剤ということで成分がチアクロプリドというのがございまして、その分についても測定をしまして定量下限値未満でございました。

 それから人への影響の評価をする目安としまして気中濃度評価というのがありまして、これが60マイクログラムということですので、0.2ですので相当低い数字で検体は認めておりません。

 それから少し古いですが25年度に、土壌においてもこのチアクロプリド、アミド体の測定もいたしました。それも可能値以下でございました。数字的には低いんですが、人間それぞれ感受性の低い人、高い人おりますが、高い人は山へヘリコプターで消毒をまくのを見たという方、それから化学物質の過敏性の方、いろいろおりますので、何らかの影響が生じる可能性はあると思われます。

 次に、西山地区の松枯れ対策でございますけれども、松くい虫による松林の被害対策は森林所有者によります伐倒処理などが原則でございますけれども、治山、防災等の観点から「守るべき松林」区域と指定して、伐倒駆除等を行っておりますが、特にキノコの採取のために松くい虫の防除対策はしておりません。ですが、エコワン3の使用の基準、それから県の見解を見ますと、エコワン3は山のキノコには影響ないというふうに書かれております。

 それから、西山地区は保安林指定箇所となっております。保安林指定箇所で災害の懸念のある松枯れが原因的に、集団的に大きく発生した箇所があれば、県が主体となって松枯れ対策を実施するようになっておりますので、近隣の自治体とともに要望して、対策をしていけるように要望をしております。



○議長(和田重昭君) 小玉新市議員。

          〔9番 小玉新市君 質問席〕



◆9番(小玉新市君) 半田部長、ありがとうございます。本当によく勉強されているおかげで、ちょっとわかりにくい数字ばかり出てきたのでわかりにくかったんですが、要は松くい虫対策として、これからは例えば近隣の市町村や所有者と話し合って、再度この空中散布を行う予定はあるんですか、ないんですか、それだけお聞きしたいです。



○議長(和田重昭君) 半田経済部長。

          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕



◎経済部長(半田敏幸君) 今年のところは3つの観点から、いろんな理由で空中防除を見合わせておりますけれども、来年度、またいろんな松くい虫の状況等を調査しながら、森林整備の関係で協議会等も相談しながら、今後は決定してまいります。



○議長(和田重昭君) 小玉新市議員。

          〔9番 小玉新市君 質問席〕



◆9番(小玉新市君) ぜひ千曲市独自の松枯れ対策を講じていただきたいと存じます。

 それでは、続きまして、小項目の5の歴史的風致維持向上計画についてお聞きをしてまいります。

 歴史を活かしたまちづくりの千曲市版の計画がこのほど策定されました。そして5月に国の認定を受けることになりました。

 川西地区の、稲荷山・桑原地区、八幡・更級・姨捨地区、戸小倉上山田温泉地区を重点地区として、受け継がれてきた歴史的風致を明らかにして、地域の魅力の発見による地域振興を図り、活性化が推進され、地域の新たな活力を生み出すまちづくりです。こうした計画は、結果的には人口交流が起き、観光の基点として多くの来客が見込まれます。

 しかし、一番問題なのがその地域に住んでいる方々の考え方です。地域の皆さんへの丁寧な説明が一番大切なことです。計画ができたら、補助金対象になったから、それを最優先してはいけません。50年前からあるものをこれから大切にするというのは、その土地に住んでいる人たちに汗をかいてもらわないと財産というものはつくれません。地域の建物群や伝統行事をしっかり創出をしているのは、その町の人々の民度の問題であり、文化性の問題であり、熱意の問題でもあるのだと私は思います。

 こうした地域の人たちへの説明が最も大切なことです。行政だけで計画を立てるのではなく、地元の方々と一緒になって計画づくりをしていかなければならないと私は思っております。どうか、どのような計画を立てて、どのように地域の方々と実行されていくのか、その考え方をお聞きをいたします。



○議長(和田重昭君) 小根澤建設部長。

          〔建設部長 小根澤英児君 答弁席〕



◎建設部長(小根澤英児君) 歴史的風致維持向上計画についてでございます。

 今、議員さんがおっしゃったとおり、この計画は1点目として、歴史的風致が受け継がれている地域において住民と行政とが一体となって歴史的風致を維持、そして向上させながら次の世代へ継承するまちづくりを推進するということが1点目でございます。

 2点目として、そのことによりまして地域コミュニティーの一層の充実を図り、その地域の住民が住みやすいまちづくりの推進を目指すという、この2点を定めた指針が歴史的風致維持向上計画でございます。

 したがいまして、今後進めていく個別事業でございますけれども、この中では1点目としては、特に文化財保存事業などの専門的特殊事業、具体的には松田家でございますが、それらのものはちょっと除きます。それ以外のものについては、国土交通省、農林水産省の国の補助金を活用しながら、整備の段階から区、自治会、そして地域の皆様から土地・建物の所有者の皆様と一緒に計画づくりを行い、その合意の上で実施をしてまいりたいというふうに考えておりますのでよろしくお願いいたします。



○議長(和田重昭君) 小玉新市議員。

          〔9番 小玉新市君 質問席〕



◆9番(小玉新市君) 今、小根澤部長の答弁のように、地域の考え方や要望をお聞きしながら計画を立てていく、そうしなければならないと思うんですが、この3つのゾーンをどのような形で地元の方々と進めていかれるのか。

 例えばそれぞれの地域の中に、今部長のほうの答弁では、区長さんとかいろいろとお話していましたけれども、「歴史まちづくり協議会」、こういったようなものをつくって、そこを地域の窓口と行政、こういったところで計画づくりをしていく予定は考えられませんでしょうか。

 もう一つ、現在多くの地域の方々によって歴史伝統を守ろうとしている協議会みたいな会がたくさんあるんです。こうした現在ある会とは、この計画、どのように調整されていこうと考えられておりますか。この2点をお聞きをいたします。



○議長(和田重昭君) 小根澤建設部長。

          〔建設部長 小根澤英児君 答弁席〕



◎建設部長(小根澤英児君) ただいまの御質問でございます。

 まず1つ目としては、地元に組織がある場合、例えば一例を挙げさせていただきますと、稲荷山蔵の会−NPO法人とか、稲荷山地区のまちづくり推進会議等がございます。それらの地元にある組織、御協力をいただき、御参加いただけるということであれば、仲間に入っていただきまして一緒になって計画づくりを実施してきたいと考えております。かなり、そういう組織がいっぱいございますので、改めまして協議会等というのは現在のところは考えてございません。



○議長(和田重昭君) 小玉新市議員。

          〔9番 小玉新市君 質問席〕



◆9番(小玉新市君) 歴史的風致維持向上計画の中に、本当に進めていただきたい、これ本当に大切だと思うんですけど、その中に、地域の伝統文化とか芸能の継承があります。地域の大切なものであり、祭りや行事が消えてしまうと地域が消えることだと言っておられる方もいらっしゃるほどです。

 小項目の6の地域伝統文化・伝統芸能の継承についてお聞きをしてまいります。3月の代表質問でもお聞きしましたが、今回も再度お聞きしてまいります。

 地域に伝えられている伝統文化・芸能を継承していくことは、かなりの努力と困難さを要します。さらに、貴重な文化財を次の世代に残すという面では重要です。地域の伝統文化・芸能を通して、地域に誇りと愛着をもたらし、地域共同体に果たす役割も大きいのではないでしょうか。

 特に共通の目標のもとで取り組む地域の伝統行事・芸能は、かなりの大変さもあるとおもいますが、それだけにやり遂げた充実感と喜びも大きいのではないでしょうか。もっと大切なことは、たとえ数週間程度の練習を通じたふれあいでも、そのことがもたらす若者や子供たちへの影響は極めて大きいと考えらえます。

 さらに、地域の伝統文化を伝える集団はさまざまな職業や年齢層の人からなる上に、青少年を立派に導ける方々の揃った集団であると思うのです。社会で活躍している人やいろいろな方面で努力をしてきた人たちとの出会いは、若い人たちにとっては益するものも多いのではないでしょうか。

 伝統文化の継承のみならず、これからの社会を担う若い人たちの人間教育としても大切な場であると思うのです。こうした地域で取り組む伝統行事・文化をどのように継承していかれるのかお聞きします。

 もう一つ、かつて300人以上いたと言われる戸倉上山田温泉の芸妓は、現在15人ほどまで減ってしまっているそうです。こうした現状に対しても、どのように考えておられるのかお聞きをいたします。



○議長(和田重昭君) 吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) それでは、私のほうからは地域の伝統行事・伝統芸能の継承にかかわってお答えさせていただきます。

 市教育委員会では、これまでに国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化の選択を受けました「武水別神社頭人行事」や国の重要無形民俗文化財の指定を受けました「雨宮の神事芸能」について、将来への伝統行事の継承を目的に記録作成を行って保護を図っておるところであります。

 地域に残る未指定の伝統行事や伝統芸能について、当市にとって芸術上価値の高いものや重要なものについては調査の上、市文化財保護審議会に諮り、市指定文化財として保護してまいります。具体的には、市文化財保護条例に基づき、多額の経費を要し、保持者あるいは所有者等がその負担に耐えられない場合等に経費の一部を予算の範囲内で補助し、継承を支援するものであります。

 これらのことを通して継承を図ってまいりたいと思っております。



○議長(和田重昭君) 鹿田部長。

          〔観光ブランド戦略担当部長 鹿田敦己君 答弁席〕



◎観光ブランド戦略担当部長(鹿田敦己君) 戸倉上山田温泉の芸妓についてであります。

 日本の伝統文化の一つである三味線・小唄・日本舞踊等々を次世代に伝え残す貴重な人材として芸妓さんのことは捉えております。芸寮組合の人材育成等の支援が必要だと考えております。



○議長(和田重昭君) 小玉新市議員。

          〔9番 小玉新市君 質問席〕



◆9番(小玉新市君) また、ほかの例出して申しわけないんですけど、「南信州民俗芸能パートナー企業制度」という制度があるんですね、実は。これは南信州のほうなんですが、信州の民俗芸能を確実に未来へ継承するために民俗芸能保存や継承団体の取り組みを協力を要請して、支持いただける企業や団体の皆さんを県が登録する制度なんですが、内容は、従業員の民俗芸能参加奨励とか休暇取得とか、あるいは民俗芸能の継承とか取り組みの協力支援などを行った企業、締結された企業はホームページに掲載し広く周知するというようなことがあるそうなんです。

 こういった制度を、千曲市も一緒に考えることはできませんでしょうか。あるいは千曲市内で独自に市内の企業と、こういった継承の対象をバックアップすることはできませんか、お聞きをします。



○議長(和田重昭君) 鹿田部長。

          〔観光ブランド戦略担当部長 鹿田敦己君 答弁席〕



◎観光ブランド戦略担当部長(鹿田敦己君) 議員のお尋ねの民俗芸能パートナー企業制度についてでございます。

 地域の伝統行事や伝統芸能は、地域住民の年代を超えた結びつきや住民同士の交流を図る絶好の機会と考えております。地域の行事をいたしまして、子供たちをはじめ地域住民の皆様、とりわけ地域で活躍される企業・事業所団体の御参加を願うところでございます。

 御質問の「南信州民俗芸能パートナー企業制度」につきましては、南信州広域連合、こちらは南信州民俗芸能継続推進協議会の事務局となっておりますが、この広域連合と関連する企業とが協定を結びまして、県の下伊那地方事務所がパートナー企業として登録するという、広域的かつ組織横断的な取り組みでありますので、直ちに、あるいは千曲市のみでの実施というのはなかなか難しいというふうに考えております。



○議長(和田重昭君) 小玉新市議員。

          〔9番 小玉新市君 質問席〕



◆9番(小玉新市君) 一つ例題出させていただきますけど、旧埴生地区にはそれぞれ神楽があります。敬老の日やどんど焼きなどで皆さんに披露しているようですけれども、先ほども言いましたけれども、稲荷山にも勇獅子があります。どうですか、こうした各地域にある神楽をどこかに一堂に集めて神楽祭りというような、そういった考え方はできませんでしょうか。

 今、先ほど話しましたが、花柳界の活性化、これには若手の新人芸妓の育成が不可欠だと思うんです。観光芸妓、これを市で採用していただいて、芸や作法を身に着けさせた観光PR大使を育てて、芸者衆と一体的な活動を通じて千曲市の文化を発信する、こういった考えはありませんか。2点お聞きをいたします。



○議長(和田重昭君) 吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) 私のほうからは神楽祭り等のことについて答えさせていただきますけれども、今から6年ほど前でありますけれども、市内の神楽保存団体に呼びかけて、実は開催したことがございます。その資料がこれであります。こういう形で皆さんに呼びかけて、2つの団体に協力をいただきまして、舞を披露したり、また神楽に関する講演会を実施して250名の方にお集まりをいただいて、お聞きいただいたというふうに聞いております。

 その時の総括では、地元地区の祭りの関係、あるいは参加者の仕事の都合などで全体を一堂に会してということは難しいけれども、伝統保存意識を盛り上げる、あるいは達成感、地域の仲間づくりというような面では、幾つかの団体に御協力をいただいて何年かに一遍、位置づけていくこともいいのかなと、これは今後の検討課題でありますが。

 現在、市内には29団体の神楽保存会等がありまして、伝承しております。その団体の皆様方とも相談しながら、今後進めてまいりたいというふうに思います。



○議長(和田重昭君) 鹿田部長。

          〔観光ブランド戦略担当部長 鹿田敦己君 答弁席〕



◎観光ブランド戦略担当部長(鹿田敦己君) 観光芸妓の採用と千曲市文化の発信についてでありますが、戸倉上山田温泉の芸妓さんをPRするために、千曲市観光協会では訪日外国人向けに着物の着つけ体験、手踊りとお座敷遊びの体験をセットとしたショー仕立ての滞在型商品をつくりまして、芸妓文化のPR、日本文化のPRということで取り組んでおります。

 また、国内の皆さん向けに、お座敷遊びレディースパックプランというものも用意しておりまして、女性の皆さんにも体験をしていただきたいということで取り組んでいるところでございます。

 若手の新人芸妓の育成が不可欠ということは十分認識をしておりますけれども、なかなか仕事として成り立つような状況に今はなかなかないということで、希望者は多いそうなんですけれども、大体3年ぐらいを目途にやめていってしまうというケースが多いということをお聞きしております。

 今後とも観光関係者をはじめといたしまして、多くの方にこの芸妓文化をしていただく、またPRしていただくように努めてまいりたいと思っております。

 御提案いただきました観光芸妓につきましては、また他地域の状況等も調査させていただいて、観光協会とも協議してまいりたいと思っております。



○議長(和田重昭君) 小玉新市議員。

          〔9番 小玉新市君 質問席〕



◆9番(小玉新市君) 以前、会派でもって視察に行かせていただいているところがあるんですが、木更津っていうところだったんですが、そこも非常に少なくなってしまって、そうしたらこの観光協会を中心にして花街応援団というのを募集して、120名ぐらいいらっしゃるそうなんですけれども、その人たちによって、できるだけ花柳界を盛り立てようというようなことを進めているようですので、もしよろしかったら、また、ぜひそちらのほうも参考にしていただければと思いますが。

 今回こういった歴史的風致維持向上計画、こういった川西地区の、千曲市の、観光の出発点になると思うんです。ですから、その地域の皆さん、それから我々行政と、ともに助け合ってこの計画を進めていきたいと思っておりますので、最後に市長にちょっとお聞きしたいんですけれども、市長も仕事の関係上、懇親会などが多くあると思うんです。

 そうしたとき、千曲市にお越しになったお客様などに対して、芸妓などでおもてなしをすれば、千曲市の文化・伝統・歴史などを話しやすくなるんじゃないかと思うんですけれども、市長はこうした芸妓がなくなってしまっている現状をどのように捉えておられますか。

 また、この地域の伝統文化、そして伝統芸能、これらの継承について市長はどのように考えておられますか。最後に市長にちょっとお聞きしたいと思います。



○議長(和田重昭君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 地域の伝統文化は今でも各地域に根づいている文化でありまして、さまざまな形で地域の企業や地域の皆さん方に御支援をいただいて、これまでずっと継承されていたものと思っております。

 その中でも特に保存しなきゃいけないっていうのは、市が文化財として資金を投じても保存していくというというのはこれが普通でありまして、そういった意味では、地域のよさはその地域独自のよさがありますので、保存をこれからもしていっていただきたいなと思っております。

 そして芸妓文化でありますが、どうしたらいいでしょうかね、本当に、実は私どももそう思っておりまして、なるべく市長会でも芸妓さんに来ていただいたりするわけでありますが、今、金沢市あるいは新潟市に行きますと、芸妓さんの学校を用意してるんですね。加賀の芸妓さんとか新潟の芸妓さんたちを保存しようとする動きがあるわけでありまして、既に学校ができておってスタートしてるんですね。

 私ども千曲市はどうすればいいのか、これ観光協会、あるいは旅館組合、それぞれ経営者の関係、さまざまな方々に御支援をいただいて、その芸妓文化、いわゆる長野県の芸妓文化は戸倉上山田温泉がなくなったら終わりですよ。それもそのままでいいのかっていう問題もありますけど、多くの方々に賛同いただけるような形ができればいいなというふうに思っておるんですが、これからどうするか、それぞれの方々と相談をしてまいりたいというふうに考えております。



○議長(和田重昭君) 小玉新市議員。

          〔9番 小玉新市君 質問席〕



◆9番(小玉新市君) 以上で、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。



○議長(和田重昭君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。

 これをもちまして、本日の会議を散会といたします。御苦労さまでした。

                             午後4時40分 散会

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