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長野県 千曲市

平成25年  9月 定例会(第4回) 09月13日−04号




平成25年  9月 定例会(第4回) − 09月13日−04号









平成25年  9月 定例会(第4回)



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           平成25年9月13日(金曜日)

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● 議事日程(第4号)

  平成25年9月13日(金曜日)              午前10時 開議

第1 一般質問(個人)

第2 議案審議

   議案第46号 平成24年度千曲市一般会計歳入歳出決算認定について

   議案第47号 平成24年度千曲市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について

   議案第48号 平成24年度千曲市同和対策住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定について

   議案第49号 平成24年度千曲市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について

   議案第50号 平成24年度千曲市駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について

   議案第51号 平成24年度千曲市有線放送電話事業特別会計歳入歳出決算認定について

   議案第52号 平成24年度千曲市戸倉温泉施設事業特別会計歳入歳出決算認定について

   議案第53号 平成24年度千曲市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について

   議案第54号 平成24年度千曲市下水道事業会計歳入歳出決算認定について

   議案第55号 平成24年度千曲市西部水道事業会計歳入歳出決算認定について

   議案第56号 千曲市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について

   議案第57号 平成25年度千曲市一般会計補正予算(第2号)の議定について

   議案第58号 平成25年度千曲市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の議定について

   議案第59号 平成25年度千曲市介護保険特別会計補正予算(第1号)の議定について

   議案第60号 平成25年度千曲市下水道事業会計補正予算(第1号)の議定について

   議案第61号 平成25年度千曲市西部水道事業会計補正予算(第1号)の議定について

   議案第62号 市道路線の認定について

   議案第64号 千曲市まちづくり計画(新市建設計画)の変更について

   請願の受理について

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● 本日の会議に付した事件……前記議事日程のとおり

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● 出席議員(21名)

   1番   倉島清香君       12番   宮入高雄君

   2番   宮下正光君       14番   森 義一郎君

   3番   前田きみ子君      15番   宮坂重道君

   4番   大澤洋子君       16番   中沢政好君

   5番   袖山廣雄君       17番   和田重昭君

   6番   小川修一君       18番   中村直行君

   7番   柳澤眞由美君      19番   田沢佑一君

   8番   小玉新市君       20番   原 利夫君

   9番   中村了治君       21番   荻原光太郎君

  10番   小山嘉一君       22番   吉田昌弘君

  11番   林 愛一郎君

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● 欠席議員

  13番   和田英幸君

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● 説明のため出席した者の職氏名

   市長        岡田昭雄君   経済部長      平林昌男君

   副市長       山本高明君   建設部長      小池洋一君

   総務部長      柳澤正彦君   教育長       吉川弘義君

   企画政策部長    竹内 茂君   監査委員      若林民雄君

   市民環境部長    和田義宣君   教育部長      緑川 茂君

   健康福祉部長    中村義男君   会計管理者     北島利幸君

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● 事務局出席者氏名

   議会事務局長    平林喜代士君  議会事務局次長   荒川幸正君

   議事係長兼調査係長 渡島秀男君   書記        澤上 瑛君

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 午前10時 開議



○議長(吉田昌弘君) おはようございます。定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。

 会議に入る前に議員の欠席等について、事務局長をして報告いたさせます。平林事務局長。



◎事務局長(平林喜代士君) 御報告いたします。

 13番、和田英幸議員は所用のため欠席するとの届け出がございました。

 以上です。

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△日程第1 一般質問



○議長(吉田昌弘君) 日程第1、一般質問を行います。

 通告に基づき順次発言を許します。

 9番、中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) おはようございます。いよいよ、一般質問も本日3日目、最後です。そのトップバッターを務めます。

 議席番号9番、中村了治です。私は日本共産党千曲市議団の一員として、通告に従って、順次質問いたします。

 きのうの一般質問では、市の成長戦略なかんずく、この「自主財源の涵養」について熱のこもった質疑といいますか講義がされ、それを拝聴した上で、きょうはそれを受けて質問するわけですけれども、極めてやりづらいなと、勇気の要ることでございます。勇気といえば、ほかにもいらっしゃいましたが、私は意外と鈍感で直球しか投げません。場合によっては無鉄砲なこと言うかもしれませんけども、御容赦いただきたいと思います。

 それでは最初の質問に入ります。

 まず、新幹線新駅誘致問題について質問をいたします。

 新幹線新駅誘致問題については、市民はなお、今なお大きな関心を持ち、多くの皆さんが疑問や反対の声を上げております。それは、幾ら成長戦略だと言われても、新幹線新駅誘致が千曲市の将来にプラスになるという図式が見えてこないからです。そこで新駅にかかわって、改めて市長の姿勢・見解を聞かなければなりません。

 千曲市の人口減少につきましては、昨日も何人かの議員さんから触れられておりました。国でも県でも、この千曲市でも大幅に減少すると推計されております。それは若者世代が流出し、定着しないからだというわけであります。だから、未来の子供たちに夢を持たせることが若者世代の流出を防げる。それが新幹線新駅誘致であり、未来への投資だと、これまで説明されてきております。

 しかし、人口減少は何も千曲市だけのことではありません。今申したように、日本全体の問題であり、一地方都市だけで人口減少を食いとめることはほとんど不可能です。新幹線ができようが、新駅ができようができまいが、人口は残念ながら減少する傾向にあります。こうした将来見通しの中で、どうして新駅をつくることが若者流出を食いとめられる、このようにつながるのか、まず市長の見解説明をお聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 若者流出でありますけども、これは議員御指摘のとおり、千曲市のみならず、全国の地方自治体でも深刻な状況でございます。特に千曲市は統計上見ても、人口が若い方々が東京圏に近いということもありまして、流出が多くてなっているところであります。なぜ、若者が流出しているのか、その原因は何なのかを、やはり分析する必要があろうかと思ってます。

 ここで、少し前になりますけども、鳥取環境大学が「若者の流出への対策に関する自治体アンケート」を実施をされました。その結果なんですが、若者が流出すれば、地域はどうなるのかという問いに、第1位は「地域を支える力」、つまり、「にぎわい」とか、「活力」ですね、そういうものが失われると言ってます。そして第2は、「地域産業が衰退する」、第3は「高齢者福祉など扶助費の増加」、あるいは「税収の減少による財政悪化」という構図になるというふうに言われてます。

 一方ですね、若者の流出を防ぐ対策としては、これはアンケートの結果でありますが、第1位に「企業誘致の促進」、第2に「雇用の確保」、第3に「地場産業の振興」、第4に「住環境の整備」、「交通アクセス」、そういったものが挙げられています。これは地域的なこともありましょうけども、平均的には、そういう傾向があるということであります。このアンケート調査でわかることは、地域経済を活性化しなくては若者は定住しないということが明らかであります。

 過日も市内に進出を希望する大手企業の常務さんがお見えになりました。お話をお聞きしました。進出する場所は千曲市のほか全国に40カ所検討しているそうであります。まさに千曲市もその一つでありまして、競争率は40倍ですね。企業としては条件のよい場所を求めて、全国を行脚してるという姿勢がひしひしと伝わってくるわけであります。若者の流出をとめるということは非常に難しいわけでありますが、しかし、何もしなかったら、今のまま改善はしません。そういう意味では、議員の次の質問にも関連すると思いますけども、若者が定着する重要な案件であります企業誘致、雇用確保、こういった地域経済を活性化するためにも、現在でも交通の利便性が千曲市はいいわけでありますから、そこにプラスしてですね、新幹線新駅を誘致し、企業進出や雇用の確保、交流人口をふやすと。こういったことをしていかないと、町に魅力はつくれないんじゃないかと。若者定住を促進させるためには、そういった総合的な施策を進めていかなきゃいけないというふうに思っています。いずれにしても、駅があれば、若者が定着するということはありません。アンケート結果のように新駅も当然必要であります。企業誘致も雇用確保も魅力ある地域づくりも、それぞれが連携して相乗効果を高めていくことで、初めて若者は定住するんだろうなというふうに思っているところでございます。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) 今の市長のですね、答弁の中で、少なくとも新駅だけでは、その若者の定住といいますか、流出は食いとめられないと、私は全くそのとおりだと思います。恐らくこの次のこの企業誘致とが絡んでの一つの答えだと思いますが、あわせて、じゃあそれをお聞きします。

 次に、新駅をつくれば、企業誘致が実現できるという、もう一つのこの説でございます。県に聞きましたところ、長野県では、昨年24年度、本社が県外の企業の誘致する。これが10件だということであります。昨日ですね、市長も答弁されていましたが、千曲市には広大な用地もなく、このような内陸部、そして輸出コストもかかり、立地条件そのものが決してよくありません。高速道インターもジャンクションもありながら、企業誘致が着実に実現してこなかった。これが現実であります。

 これまで企業誘致を主眼に私たち建設経済常任委員会では、山梨県で言うと北杜市、栃木県の足利市、真岡市、そして日光市などを視察してきたわけでありますが、本市と比べて、造成された広大な用地、そして取り組みの意気込み、市長の旺盛なトップセールス、これを目の当たりにしまして、これは簡単に競合できるような状況ではないなということを実感してきたわけであります。

 企業はもう御案内のように、利潤を追求するのが使命であります。ボランティア団体ではありません。用地、そしてまた豊富な水や労働力の確保、進出して確実に利益の上がる要件を有しているところしか進出しないのではないでしょうか。高速道はこれは物質を運びます。品物を運びます。新幹線の機能は人を運ぶわけです。人口がどんどん減少し、仮に新駅ができたとしても、乗降客の減少は目に見えております。人を運ぶ新幹線がどうやって企業を連れてくるのか、前段の質問も絡めて、ぜひ、その辺の関係を説明していただきたいと思います。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) ここに、2012年に帝国データバンクが調査した、全国3万社を調査したんですが、「企業の投資の意向調査」というのがありまして、1万7,000社から回答を得たというふうになっていました。それによりますと、企業が立地先の選定で最も重視する条件第1位に掲げたものは、「交通の利便性」であります。回答企業の4割が第1位に上げてるんですね。ですから、企業が選択する部分では、交通の利便性というのは大きなウエイトを占めてるということになります。第2位は「土地の価格」でありました。

 また、金沢市の商工会議所、これは27年3月に開業するわけでありますが、平成19年から新幹線の金沢駅開業に向けた戦略というのを取り組んでいます。その中で、「新幹線は首都圏を積極的に取り組んでいく企業展開がふえる」というふうに位置づけてます。なぜかといいますと、移動時間の短縮、訪問先での滞在時間がふえる。そして商談機会が増加する。2つ目は日帰り出張によるコストが削減できる。3つ目には、新幹線新駅は金沢のイメージを発信する絶好のチャンスであると。すばらしい都市でも相手に伝わらなくては意味がないというふうに言ってます。4番目、全国の自治体で企業立地を推進しているが、新幹線は企業誘致の大きな弾みとなっている。これは金沢市の関係でありますね。5番目、新幹線の開業効果を地域経済の反映と企業の発展につなげていくことは経済界にしかできないと。経済界はこれを全知全能を絞っていく必要があるというふうに位置づけています。

 一方、観光面です。これは交流人口の話でありますが、新幹線は観光客を増加させる。観光消費額の増大と観光産業への波及効果は図り知れない。2つ目、通過ルートにならないために、新しい観光の切り口として、地域資源の発掘を行っていかなければいけない。ということで、観光地として、本当に日本でも知名度もある、しかも力のある金沢市でさえ、新幹線開業に向けて新たな取り組みを展開しているところであります。

 こうした状況を見るときに、高速交通網が充実している千曲市に新幹線駅をプラスすることで、帝国データバンクの調査結果のように、企業誘致も含めて、さまざまな経済対策が展開できる可能性を持っているということになります。いずれにしても、千曲市という都市全体の力、都市全体の底上げをしていかなくては、千曲市の未来というのは明るくないと思ってます。少子高齢化を迎えた今、超高齢化社会に向けて、地域経済をしっかりと支えていくために、行政は、行政としての社会インフラをしっかりとつくりながら、民間の力を助けていけるような、そういう役割を果たしていかなきゃいけないんじゃないかというふうに思ってるところであります。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) 今市長はるると説明されました。いずれにしても企業誘致というのは、そう簡単ではないと。私ども前の新幹線特別委員会、金沢も視察してまいりましたし、その計画等もありますが、きょうは直接とりませんけども、しかし、その視野に入ってるのは、まさに、あそこにいかに早く連れてくるか。観光客をふやすかということでございましたから、その中にこの新幹線の千曲の駅が入るかどうかは別問題だと思います。同時に、この今安い土地がもう一つの条件だとお話でございましたが、この仮に新幹線新駅ができることによって、一般的に固定資産そのものが上がるというような話もありますし、人口減少が進めば進むほど、市民税のそれを上げなければ、いわゆる、きのうも話は財源問題でありますけれども、新たな事業の展開できないというようなことで、さまざまな問題が出てきます。そしてまた現に、あそこが、さっき申したように、交通の要所である、物を運ぶ、そのジャンクションやインターがあっても、来ないと、やはり、他地域のほうが有利であったし、また、今の経済こういう状況の中では、なかなかできないって、そういう状況が私反映してると思います。これについて、ちょっと時間もありませんから、次のほうに行って、改めて繰り返したいと思いますが。

 そこで、もう一つ、この新駅誘致でなく、既存の企業も支援する産業支援センターの充実や市内の文化遺産、観光資源の活用を考える部署の充実などで千曲市の活性化を図っていってはどうかということについて質問をいたします。

 市が昨年実施いたしました満足度調査によりますと、市政の要望では、1位、保健・医療、2位が教育、3位は移住・定住。そこで、20代、30代では安心・安全、子育てが入ってくるわけであります。私、新幹線新駅誘致でなく、既存企業を支援する産業支援センターの充実や、あるいは文化遺産、観光資源の活用を考える部署の充実こそが地域経済を活性化させ、市財政を潤し、安心・安全、子育てをしやすいまちづくりにつながると、私は思っております。これが未来につながる現実への投資ではないかというわけであります。

 先日、坂城町のテクノセンターを視察してまいりましたが、そこには製品を検査する精密な測定器が何台も置かれておりました。三次元測定機という機械もありまして、びっくりしましたが、1台2,000万円ぐらいするそうであります。うちの産業支援センターでも、県や近隣市町村と連携を図りながら、ダブるような形でなく、そういったものを相互に連絡を取り合って、こういうものを備えていって、市内企業の支援を充実させていく。これは大きな成果につながると私は思います。そうした連携がやっぱり今不足しています。この前聞いたところでは、千曲市からも測定で企業が行ってるってこと聞きましたが、いわゆるセンターとの連携はまだ十分図られていないようであります。もし、間違ったら、後で言ってください。

 これまで提言してきました、文化遺産、観光資源の活用を統括する部署、「未来投資センター」でも命名してもいいかと思うんでありますけれども、立ち上げるべきではないでしょうか。建部大垣の親孝行伝説、あるいは姨捨棚田、森のあんず、森将軍塚古墳、武水別神社や雨宮の神事など、きのうもたくさん挙げられたわけであります。

 この3月、私ども党の議員団、木曽町のところを視察いたしましたが、郷土の資源を活用しようと研究所を立ち上げて、すんき漬けから新しい乳酸菌を発見して、特許を取得して、まちづくり、それに生かそうとしておりました。千曲市もこうした市の観光を含めて、地域資源というものをやはり活用していくべきだと思います。

 この2つの柱が私の成長戦略であり、まだ素案的段階でありますが、対案等も考えていただいて結構であります。それらの部署を一つの庁舎に、仮にですね、この庁舎統合したときに一つの庁舎におさめるというようなことであれば、まさに飛躍的な発展が望めるのではないかと思うわけでありますが、これについての市長の見解をお聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 本年度施政方針の中でも、私から申し上げたんですけども、産業活動を活性化させるために、それと税収増ですね、そのためにですね、企業誘致のための体制を整備するということで、この4月に既存企業の支援、これは当然でありますよね、それを積極的に取り組んでいく必要があるというふうに思っておりまして、産業支援センターをつくったわけであります。これは歴代の中では、初めてのこういう支援センターであります。産業界からさまざまな意見を、このセンターをつくるときに、さまざまな意見をいただきました。千曲市にふさわしい支援機能について、財団法人長野経済研究所にも基礎調査を委託し、市の工業振興協議会で協議をして整備をしたのが、今、現在の産業支援センターでございます。ですから、ある意味、行政も産業界も一緒になってつくったセンターだというふうに思ってます。

 先ほど、坂城のテクノセンターの話がありましたが、テクノセンターも、実はあれは発足当時つくるときに、当時の更埴市、戸倉町、上山田町は一緒になってつくろうということで、あれ協力してきてるんですね。そういった経過がありますから、千曲市が使っても何ら不思議でないんです。県の施設も当然使ってもいいんです。今、1台2,000万、3,000万、あるいは億というお金のかかる測定機器ってあるんですよね。それも今の産業支援センターをつくるときに議論になりました。しかしですね、測定機器っていうのは日進月歩なんですね。ですから、その都度更新したら大変だということで、千曲市は地の利がいいということで、県のセンターを使っていきましょうということで、産業界とは話をし、今のセンターができたところであります。

 4月に移設したセンターでは、まずはセンターの中に人材を入れなきゃいけません。多様な人材が交流し、情報交換を行う場として活用されるように、信州大学からお越しいただいた先生を中心に、さまざまな講演会、セミナーを開催してます。就労支援のための講座も開催してきています。アドバイザーの増員も行いました。人員体制の整備も進めてきました。今後も企業の皆さんの期待にこたえられるようなセンターとなるように、機能の充実を図ってまいります。

 特に、産業界の中で職員では対応できない部分がありますから、民間からの人材登用も昨年12月に条例をつくっていただきまして採用したところであります。

 2番目の文化・観光を総合的に企画するセンター。非常にいいと思います。センターつくることはですね。しかし、御承知のように、千曲市においては、きのうも申し上げましたけども、新幹線新駅も駅前商店街も稲荷山の重伝建も姨捨も棚田も温泉街も、それぞれバラエティに富んでるんですね。まずは、それぞれのポテンシャルをしっかりと磨いていくこと。それで連携し合うことが千曲市の存在感を内外にアピールすることになると思ってます。それはですね、1カ所にまとめてっていうのは今行政でやってるわけであります。千曲市のすばらしさを知っていただき、多くの市民が、多くの市民、皆様がですね、千曲市を、市民でありませんけど、多くの方々が千曲市を訪れていただけるようにしていくことが重要であると思ってます。したがって、当面はセンターを設置するということではなくて、今申し上げたように、内容が多岐にわたっておりますので、行政体として、全庁が協力をしながら、そういう総合的な政策として進めてまいりたいというふうに思っています。

 以上であります。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) 1つは坂城のことですが、今、市長おっしゃったように、別に千曲市から、あるいはほかが行っていけないのはありませんし、そういう点では何も問題はありません。私の言いたいのは、そういうところとも連携をとりながら、つまり、本当に高額なものですし、リースがやっぱり理想的だと思いますが、同じ物を2台でなくて、違う物を置くとか、そういうことがやはり重要だということを私は言ったわけであります。

 したがって、もう一つは、さっきの支援センターのことですが、やはり坂城並にやれる、例えば、私も聞きましたが、この財政力指数ですけども、県内の市町村段階では7位なのですが、町村段階でいうと坂城町は3位という形を聞きました。それだけ支援センターの果たしている役割は少なくとも大きいんだなということをその時に、私は聞いて感じてきたわけです。したがって、ここをですね、本当に例えば、上山田、戸倉の、仮にですよ、庁舎をそういう形で今後使うという形になれば、大きな一大拠点になりますよね。そんなことを私は今提案したわけです。

 もう一つはですね、例えば、いわゆる遺跡といいますか、そういったものもね、教育委員会あるいは農林課、そして観光課、さまざまなところに分散してる。前から言ってますが、これらをどっかで統括して、6次産業も入ってありますけど、そういう形での部署がやはり必要ではないかと。つまり、本当に全体を統括しながら売り出していく。それこそが一つの私は大事なセンターだということで提案したわけでありますが、ぜひ、これは今後も検討してほしいし、埋もれてるものありますが、幾つかやっぱり、きらきら光っている資源をさらに光らせることこそが本当に大事ですし、それがこれからの中で千曲市の大きな活性化で、私は財源だと思っているからです。

 そこで、今3つのこの質問をしてお答えをしていただいたわけでありますけども、聞いていて足りないものを感じるわけです。それは市民も恐らく納得しないことではないかと思います。それは市民の声、民意に裏打ちされた答弁がなされていないからではないかと思います。これは重要なことですので市長にぜひ確認しておきたいことがあるわけであります。

 昨年の市議会選挙でも新駅誘致を公約した方は1名、秋の市長選挙でも新駅誘致問題が最後まで十分争点がなされなかった。市長もそのように発言されておりますが、この問題で市民の意向を示す機会がつくられないまま、今日に至っており、市民の市政に対する不満は蓄積され、これは政治不信へと進化してきているのではないかと思います。

 昨年、秋の市長選挙直後の信毎のインタビューで岡田市長は、

 「反対の人が多くいることが遊説中でも感じられた。市の考えがきちんと伝わっていない面がある。新駅を誘致した場合の経済効果や集客力を住民に示し説明していくことに尽きる。市民間で議論を進めていきたい」

と語っておられました。

 さらに、昨年12月議会で和田重昭議員がこの問題で市長のスタンスについて質問いたしましたが、市長は、

 「市民の皆さんに十分説明をして、理解をしていただいた上で進めていくんだということは、これは当たり前なんです。行政全てそうなんです。事業というのは決めたから何が何でもやるということではない。ちゃんと説明して、理解をしていただいてからやるというのは、全ての事業に当たって、これは共通の課題であります」

と答弁されましたが、私も全くそのとおりだと思います。

 さらに和田議員が、新幹線新駅誘致について民意を酌み上げる方法と仕組みについて質問すると、市長は、

 「議員さん方は民意の代表でありますから、この議会の中でお決めいただく方法もあります。アンケートという方法もあります。さまざまな方法がありますので、それを組み合わせてやってもいいです。そういう方法で民意を確認するということです」

と、はっきり、ここで「アンケートを組み合わせ、こういう形で民意を確認する」と明言されましたが、これは私にすれば、市長の公約だと思うわけであります。この市長の公約でもある市民アンケートが実施されないまま、どんどん誘致活動が進められていく。これは見切り発車ではないかと私は思うわけであります。

 そこで、確認したいのでありますが、市長はこのコンサルタント会社の調査結果がこの秋に出るかと思いますけれども、それらを市民に示した上で、市民アンケートを実施する考えがおありなのか、お聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 行政を進めていく上で民意というのは、これは確実に必要なものであります。これは間違いありません。

 今ですね、新幹線を中心としたまちづくりの調査をやっているところであります。この中で、やはり、さまざまな調査をしております。その結果を明らかにして説明してないと、民意も何もないんですね。議会のほうでも、今、議会でももう以前から新幹線新駅については採決されてます。ある意味、民意はもう進めというほうにいっても間違いないんですね。議会でも2度も3度も決議してるわけでありますから。そういった意味では、議会の中でも民意というのは、駅をつくれということが民意だと思ってます。しかし、一般の市民の中には、そうでない人もいらっしゃいます。ですから、説明をするんです。よく理解していただかないと、これはなりません。そのためにまちづくりの調査を今やっておりますので、その結果をもとにして、説明会を開くということであります。

 以上でございます。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) 私はね、説明はいいですよ。だから、その上で、このアンケート調査、これは行うのか、行わないのか、それぜひ、答弁漏れですんで、お聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) まず、市民の皆様方に調査結果を説明した後にどうするか、判断をさせていただきたいと思ってます。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) 私は特段個人的に何もありませんけど、少なくとも、これはですね、市長が議会を通じて、きちんと公約したことですから、考えるのでなく、その手順に従ってですね、やっぱ、やるべきだと私は思います。でね、「これまで議会できちんと議してきたので、手続的に何ら瑕疵はない」と、こういうことだと思いますが、しかし、さっきお話したように、市民に対して、これはきちんと明示されて、これを一つの争点として各種の選挙が行われたか。これが市民の中に残ってる大きな疑問であり、不満なんですよね。やはり、しかし、これに対して答えることが大事だということです。新幹線誘致という大きな問題を市民の意向を調査せずに進めるということは、私にすれば、議会制民主主義にそぐわない手法ではないかと、市民を軽視したことになりかねません。私とすれば、これは非常に問題です。なぜなら、国でも地方でも住民が主人公だからです。そして、こういう考え方はポピュリズム、大衆迎合主義だと言う方もおられるかもしれませんが、民意を問うのは民主主義の基本中の基本です。ですから、この点で市長がおっしゃった、この新幹線問題で民意の問うという最も基本的であるし、はっきりするアンケート調査等を行うというのは、ごく私は、公約どおり、当たり前ではないかと思いますが。どうですか、検討でなく、今の調査結果が出た後でやるということはどうですか。お聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) まず、決して民意を無視してるわけじゃないんですよね。私どもですね、議会もそうなんでしょうけど、まず市民がこれから将来にわたって幸せになるために何が必要かということなんですよ。その一つの目的、手段として、新幹線駅はどうなのかということなんです。そうでなければ、やる必要ないんですよ。市民がこれから将来にわたって、この千曲市はどうなるのか。しっかりと今の行政サービスを受け、ここで生活していくために、本当に新幹線駅要らないのか、どうなのかなんですね。それはですね、前からもう、10年、20年前から、この話ってのは、ずっとあるわけですよ。きのう、きょうの話じゃないんです。これね。新幹線の新駅の誘致は。選挙もそうでした。私は新幹線誘致派で書かれましたよ、新聞にも。選挙やりました。ですから、私は決してですね、新幹線やめようと思っていませんけども、その中で、今、市民の皆様方にその説明をしたいと、今調査してるわけですよ。その調査結果をちゃんと説明をします。その上で、どうするかを判断したいということなんです。何もしないうちから、あれをやります、これをやりますとは、ちょっと私責任持てないんで。今までの議会の議論もそうですよね。過去において、これは何度も何度も、これは決議されてるんですよ。しかも、当時の市長名で県議会にも要請してるんです。県議会も2度も3度も決議してるんですよ。そういう経過があるということだけは御承知置きいただきたい。ですから、今、民意をどうするかという話は、さっきも申し上げたように、調査結果をそれぞれ説明をした上で判断をさせてもらうということなんです。

 以上であります。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) これ以上お聞きしても、それ以上変わらないと思いますが、少なくとも、きょうこの場を通じて、市民もそういう経過があったことを御理解いただきたいと思いますし、いろいろ、今、大変温かいいろんな声もいただいておりますけども、私は私なりにその方向でさらに進んで行きたいし、市長が今おっしゃった、千曲市の将来という思いでは、私だって負けないくらいのものを持ってるつもりであります。だから、遠い将来のことよりも今の中で現実的な企業をきちんと支援することで雇用を確保し、あるいは安定させることによって持続的なものをつなげていく。これはやっぱり大事な私は一つの活性化といいますか、この千曲市の未来を担う私は方向だと思っております。これはですね、幾らやっても、また、あれですから、ええ、引き続きやっていきたいと思いますが、いずれにしても、ぜひですね、市民が思っているそういう民意をぜひ酌んでほしいということをぜひ、ここに持っておいていただきたいと思います。

 次の問題に移ります。これは引き続きますので。

 凍霜害被害対策について質問をいたします。

 この問題では、6月議会で質問いたしました。その後の被害状況と今回の補正で予算化された600万円の対策費でありますが、現在、それがどのように使われているか、また、さらなる予算の増額が必要になるのか、現在の具体的な対応についてお聞きしたいと思います。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) それでは凍霜害についてでございますけれども、まず、被害の状況でございます。被害の一番大きかったアンズについてでございますけれども、JAちくまに集荷があった、アンズの収穫量、販売について取りまとめましたので報告いたします。

 アンズの収穫量が全体で128.6トン、内訳は生食用として出荷されたものは99.8トン、加工用として出荷されたものは28.6トンでありました。5月に実施いたしました被害の調査時の予測よりは上回る収穫量となりましたが、例年の収穫量300トンから400トンで推移をしておりましたので、それよりは大幅な減収となってしまったということでございます。

 ただ、市場での品薄感から販売価格が生食用では700グラムパックの平均単価が352円。昨年単価が309円ですから、40円ほど高く販売できたというふうに聞いております。それから加工用アンズについても、やはり、1キログラム当たり152円というようなことで、昨年の80円と比較して、大幅な価格と高騰となったというふうにお聞きしております。

 次に、桃についてでございますけれども、ようやく桃につきましては収穫が終わったところであり、出荷量等の集計中ということでお聞きしております。リンゴにつきましては、早生品種はほぼ収穫が終わったわけでございますけれども、中・晩生品種はこれから収穫になります。まだ、これからの被害による影響がどのくらいあったかについては、改めて御報告させていただきたいかと思います。

 リンゴ、桃、それから野菜については、恐らく調査時の、5月の調査時の予測よりも大幅な減収にはならないのではないかというふうに考えておるところでございます。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) 私も先日、森の方にお伺いして、お店でお聞きしましたが、確かに、収穫の量が減っているが、その分、価格がよかったっていう話をしていましたが、来年どこにつなげていくかってことが大事だってことを、また販路も含めてですが、言われました。

 そこで2つ目ですが、今後の凍霜害被害への対応策と被災農家への支援、これですね、生活支援、これについて検討を伺いたいと思いますが、今お話のように、アンズやリンゴ、ブドウ、こういったものの成長状態がまあまあよくなってると話でありますが、お聞きしますと、このリンゴなんかもね、いつも中心の一番いいところがそれを残して育っていくんだが、逆にそれが落ってしまって、周りの2番手、次男坊、三男坊、私は四男坊ですけども、それを育ててきてるという話で、だから、この品質と、そういう点ではどうなのかなという心配をしていますが、あわせて被災農家への支援、何らかの形で検討ができるのか、道が開けてくるのかどうか、それについてお伺いいたします。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 6月議会におきまして、農薬購入等の経費に対する助成については、議決をいただいたところでございます。この間、林議員の御質問の中で、長野県の凍霜害対策の追加補助事業、これらがこれから計画されているということは申し上げたかと思いますけれども、それらの状況を勘案しながら、また、新たな助成策があるのかどうかを、私どものほうでは検討していきたいというふうには考えております。

 また、共済制度でございますけれども、これについては、この間お答えいたしましたように、法改正と、政令の改正が必要ですし、共済、農業共済などでも、それを指定品目にするというようなことが必要でございますので、引き続き共済制度の対象となるように努めてまいりたいというふうには考えております。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) 共済制度については、この間お話お聞きしたとおりですし、これ以外やっぱり今は無理ですかね。激甚災害とは言いませんけれども、こういった何年に一遍あるかないかのような被害でございますから、これとは別途に災害の被害というようなことでの道はやっぱり厳しいですかね。ちょっとお聞きします。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) やはり、資材とか、薬剤とか、そういうものに対するものであって、個人個人の所得にまで、今のところは支援するというようなことには、今のところは考えていないところでございます。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) それでは次の質問に移ります。

 有害鳥獣被害対策についてであります。最近、中原地区ですか、熊が出没して、おりにかかったということがニュースになっておりました。熊の被害だけではありません。私は、この間、上山田、あるいは更級、あるいは森等地区を回ってみましたけど、やっぱり、イノシシや鹿、最近では平地でもハクビシンによる被害、深刻になっております。うちの畑もやられました。トウモロコシ、スイカ、リンゴ、桃など、手当たり次第、特に垂れ下がって低いところは、それを食べてしまってのことだそうでありますが、こうした有害鳥獣による被害の現状、どうなっているのでしょうか。また、今まで設置してきました侵入防止柵、これの効果はどんなふうに捉えているのか、お聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 千曲市における有害鳥獣でございますけれども、先日も報道でありましたように、熊を初めイノシシ、鹿、ハクビシン、カラス等が主でございます。本年4月から8月までの間で、電話等で市に寄せられた被害の報告件数ですが、実数で申し上げます。イノシシによる被害は11件、鹿が5件、ハクビシンが8件、カラスが3件となっております。イノシシ、鹿等による農作物への被害は、八幡、桑原、戸倉、上山田の地域での被害であり、侵入防止柵を設置いたしました、森、倉科、土口、大田原地区からの被害の報告は、正式にはまだ1件もございません。ただ、柵が一部イノシシによって壊されたというようなことでございますけれども、直接どのぐらいの被害があったとか、そういうものについては、私どものほうではお聞きしていないところでございます。このような事実から、イノシシや鹿に対して、やっぱり被害防止柵は被害を防ぐ上で効果が高いというふうに判断しております。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) 先日もね、即決で例の更級地区の柵のあれが認定されましたし、私もやっぱり今の中では有効な手段だと思いますが、ただ、やっぱり、この労力提供というようなことで、地域によっては大変でもありますが、これもやっぱり検討課題になってくるかと思います。と同時に、もう一つは、山にいるならともかく、下へ住みこんでるハクビシンね。民家に入ってるというんでしょうね。これらについても何とかしなければいけないと思いますが、関連しますけども、先日の捕獲した熊ですが、これ逃がしてしまったというのはどういうことなのか。後でちょっと聞きますけれどもね。それから侵入防止柵等の設置を続けて、限界があります。人の生息地をぐるっと柵で囲むわけですから。それで人間が住むところを囲ってしまうということは、何か言い方がちょっと悪いですけども人間動物園をつくるみたいなね。でも、結果的にはそうなってきますよね。そうすると、このね、根本的にまず、これではやっぱり解決ではないし、この頭数という、これをね、どうやって少なくしていく。もちろん野生鳥獣の保護法等もあるからと思いますけども、これをやっていかなければ解決じゃないんじゃないか。もちろん里山の整備等も当然出てきますが、その辺についてはどのように考えているか、お聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 現在の防除ですけれども、市と有害鳥獣駆除対策協議会が実施しております有害鳥獣に対する防止柵です。有害鳥獣駆除従事者、これは猟友会員さんになるわけでございますが、その方たちによる捕獲、それから補助金を活用して地区ごとに設置している先ほど申し上げました防止柵、それから農家が設置している電気柵への補助等がございます。被害といいますか、ことしの捕獲した有害鳥獣の数と、ものと数でございますが、イノシシが33頭、それから鹿が5頭、ハクビシンが1頭、タヌキが9頭などとなっております。先ほどハクビシンのお話がございましたけれども、私もこの間、お聞きしたんですけれども、ハクビシン、個人でおりを買われて設置しているという方もいらっしゃるように聞いております。

 抜本的な対策ということでございますけれども、動物の生育と農地を分離する、やはり有害鳥獣防止柵の設置が先ほど申し上げましたように抜本的とまではいかなくても、今のところ考えられる有効な策ではないかというふうに考えておるところでございます。

 そのようなことも含めまして、対策費用として、駆除員の方の人件費、それから防護柵の設置者への購入費など、多額な経費がかかるわけでございますので、それらについて、さらに国や県にこの対策の予算の確保、これをお願いしておるところでございます。

 それから先ほどお話の熊の件でございますけれども、熊は県の保護管理計画、これによりまして、すぐそこで処分するとなると、そのようなことがちょっと禁止されておりますので、一応、1回のところはそのような処置をして、山奥に帰してやるというような処置がとられることになっております。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) その熊はきっと初犯だからね、免除。でも、人に被害加えると、あちこち出てますから、非常に心配ですし、それについてもぜひ見直しじゃないですが、やっぱりそのことについても検討すべきだと思いますが。

 もう一つは、いわゆる保護法じゃないですけども、全体の頭数をもっと減らすとか、そういうことはやらなきゃいけないんじゃないかと思いますけれども、これもぜひですね、関係する県やら国のほうとも連絡をとりながらやってほしいし、やはり、この駆除する、銃を使う方ですか、ぜひ、いろんな形で支援をしてやっていただきたいと思いますが、それじゃ、時間もあれですので、次の問題に移りたいと思います。

 最後の問題でありますが、教育問題についてお聞きいたします。

 初めに断っておきますが、子供たちの人格形成に深くかかわっている教職員が起こした一連の不祥事。これは非違行為というふうに言われておりますが、これを私は、子供たちの心を傷つけ、保護者や県民の信頼を失墜させた行為であり、絶対許されるものではないと思っております。このことをまずはっきり申しておきたいと思います。と同時にですね、この千曲市では教職員の非違行為は起こっておりません。どの先生も子供たちや保護者、地域の皆さんから信頼を得て、一所懸命、日々教育活動に励んでおられます。このこともあわせて自信を持ってお伝えをしたいと思います。

 では、この問題をなぜ取り上げたのかということでございますが、まず、どうして、長野県教育会でたび重なる教職員のこうした非違行為が起きているのか。一体学校現場はどうなっているのか。そして何が原因なのかを少しでも、その背景ですね、それをはっきりさせることをしたいと思うからでありますし、同時に少しでも、市民や保護者の不安や心配を取り除き、千曲市では安心して学校に子供さんを通わせることができますよ。このことを伝えたいと思うからであります。ぜひとも、教育委員会もそのような思いを受けとめていただいて、答弁をお願いしたいと思います。

 それでは最初の質問でありますが、続発しています、こうした教職員の非違行為。市の教育委員会としては、どのように受けとめておられるのか、まずお聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) 教職員による不祥事の受けとめでありますけれども、学校教育は児童・生徒や保護者はもとより、地域の皆様方からの信頼の上に成り立つものでありますので、教職員には、より高い責任感、倫理観、使命感が求められているわけであります。また、学校生活における教師の姿勢や行動の一挙手一投足が児童や生徒に直接影響を与えることからして、このところ、続発している、ごく一部の教職員による非違行為、不祥事でありますけれども、そのことによって、教職員と子供たちとの信頼関係への影響、並びに地域における学校教育に対する信頼度の低下というのを大変危惧しております。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) 私も、以前、この学校現場に身を置いた者ですから、何か針のむしろに置かれているみたいで、本当に痛い思いでおります。

 そこで2つ目ですが、今回のこの一連の報道を見たり、聞いたりしていますと、ほとんどが、授業の教え方が悪いとかね、あるいは、児童・生徒や保護者との関係で問題があったということは余り報道されず、生活面とか、そういったことで起きている事案のように私は捉えておりますが、そして、その報道の中では、「あの先生はね、熱心でいい先生だよ」と、こういうようなことも聞くわけですね。そこで、だったら、そのいい先生と言われるこういう人がなぜ非違行為を起こしてしまったのか。私、やっぱり、精神的に何か追い詰められるような、そういう背景があるのではないか。環境がですね。したがいまして、教育委員会がそうした背景をどのように捉えているのか、お聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) 不祥事の背景にあるものはということでありますけれども、不祥事といってもいろいろあるわけでありまして、その背景にあるものはこれだというふうに決めて言えない部分はあるかと思いますが、考えられることということでありますけれども、スピード違反だとか、個人情報の漏えいのような、うっかりミス的なものというのは、やはり、規範意識だとか、倫理観だとか、危機感の不足でありましょうし、体罰問題や不適切な指導というふうになってきますと、成果を急いだり、勝利至上主義に陥ったりした結果、思い上がりの部分が出てしまったり、人権感覚のもろさが出てしまったというようなことが考えられるかと思います。また、わいせつなどの悪質な問題については、これは人間としての本性にかかわる根の深い問題だと思い、どれもあってはならないことでありますけれども、防ぐことができずに不祥事となってしまったと。その背景には一体何があるかといいますと、規範意識の不足の部分、それから仲間と一緒にという同僚性といいますかね、職員同士のつながり。どうしても今の学校現場の仕事というのは、パソコンに向かったり、個人でという部分も多いわけでありますけれども、昔のように職員同士がつながり合ってという部分が弱くなってきている部分というのがあるかと思います。また、子供とじっくり向き合う時間の不足といいますかね、それもあるでしょうし、多忙感から来る焦りだとか、あるいはストレスというものもあるかなと思っております。

 以上であります。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) 今、それぞれのケースによって、いろんな背景の分析ができると思いますし、一概にこうだと言えませんけども、やはり、大きく見て、こういうような見方がありますね。次の質問のほうに入りますが、県の教職員組合の資料によりますと、性教育の専門家で一橋大学講師で村瀬幸浩先生、講演の中でこういうふうに言ってます。

 1つは、男性の性的未成熟。性を人権として考えたことがない。それから2つとして、AVポルノによる刷り込みがなされている。3つ目に、ジェンダー偏見。これは男性優位思想だそうでありますが、性を蔑視すること。4つ目に労働条件の悪化による抑圧や苛立ちからの一時的な脱出口として自己確認としてのセックスに走ること。5つ目として、抑圧の多い社会の中で性がゆがむというようなこと。こうしたことが背景として話されておりましたが、大いに参考になる一つの分析で私はないかと思います。

 こうした分析を受けて、では、どういうふうに言ってるかといいますと、県の「教員の資質向上・教育制度あり方検討委員会」の提言ですが、これは一方的な研修で教職員としてのモラルや使命をと説かれています。規範の欠如ですね。それが内面化することは期待できない。管理体制強化で一定の抑止効果はあっても、逆に自由で創造的な教育活動を阻害し、教育の質を細らせることにつながるのではないかと。そこで、教職員の置かれている状況を深く分析する姿勢が県や県教委には欠けているのではないかと、このように批判もしているわけです。実態調査も見てみますと、1カ月の超勤、この時間ですが、小中学校全体では82時間52分ということで、昨年より44分増加しているようです。特に中学校では97時間52分となっており、この厚労省が言ってます、過労死ライン、この目安が80時間だということでありますが、これを大幅に超えている勤務状況になっています。こうした労働環境が非違行為の一つにつながっているのではないかと思うわけでありますが、私は、これも、ぜひ、やっぱり、勤務条件といいます、そのことについては、背景私考えるべきだと思いますが、その辺についてはどうですか。



○議長(吉田昌弘君) 吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) そういう行為に走ってしまう。防止できなかったということが、やはり、心の中に何らかの問題があったと、そういう状況の中には、労働状況からするストレスといいますかね、先ほど仲間意識の欠如というようなことも言わせていただきましたけども、いろいろな中の一つには入ってくるかなと思われます。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) 先ほどの教育長のほうでおっしゃった仲間意識といいますが、お互いのそういった触れ合い。職員同士のね。これは確かにやっぱり薄くなってきてると思うんですね。本音を語れない、もっと言うと弱さを語れない。俺はこれうまくいかなかった、こうだったってね。それはわかる。今のこの一つの点数至上主義にかかってくるのではないかと思います。御案内のように静岡県の知事がテストの結果の悪い最下位の100名ですか、校長さんの名前を上げると言いますが、これは、学力テストの導入時の趣旨には私は反すると思うんですし、こんなこと絶対してはならないと思います。もちろん私はこの学テそのもの反対はしてきておりますが。

 そこで、この創造的な教育。これは学力テスト、この至上主義行ったときには、非常にこれがですね、後掲に追いやられると思うんですね。自然の中で子供たちと一緒に遊び考える。何か物をつくる。そんなことをしていたらテストは上がりませんと言われたら、もう終わりですよね。教職員がやっぱり常に点数のことが評価される、絶対となったときに、私は、そうしたいわゆる教育の最も大事な人格の陶治であった部分が、私は死滅するんじゃないかと思うんですね。したがって、そのようなことについては、ぜひですね、教育委員会として、力入れて、学校あるいは子供たちを教職員含めて、全体の千曲市の教育を守ってほしいと思うわけであります。やっぱり、こういったことで、今後こうした非違行為を起こさせない、起こらないがために、今教育委員会としてはどのようなことをやっておられるのか、お聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) 不祥事防止に向けての取り組みでありますけれども、私としての思いでありますけれども、市内の各学校現場では、それぞれ課題を抱えながらも一所懸命取り組んでもらっているわけでありますけれども、ややもすると不祥事防止にばかりに目が向きがちな現在の状況をとても憂うわけでありますけれども、信頼回復のためには解決に向けて努力するしかありませんので、そんな中で千曲市教育委員会としては、月に一度開かれる市の校長会において、私のほうから校長に指導をしております。その中では、研修にかかわっては、これは一般論でなくて、具体事例に学ぶというようなことで、具体事例から、自分とすれば、そこから何が学べたかというところが、人ごとではなく、一般論ではなくて、自分の問題として、何が学べるかというような、そういう研修にしてほしいというようなこと。

 それから、生きがい、やりがいの感じられる学校づくりに努めてほしいと。学年会のあり方、教科会のあり方、やっぱり、これは通り一遍の調整や連絡事項で終わるんではなくて、自分として困っている点や悩み、課題の出し合う中で、お互いに学び合えるような学年会、教科会にしてほしいなと思いますし、そういう中にあって、校長、教頭はどうかかわっていったらいいかということを課題にしてもらっております。

 それから、仕事の面でも精選を図ることによって、子供と向き合える時間の確保、それから教材研究の時間の確保等にも力を入れるようにしてもらってるところであります。

 また、校長と職員との面談ということの中では、通り一遍の面談ではなくて、どの職員も悩みを抱えているんだという立場に立って、悩みに答えるという姿勢で懇談をしてほしいというような。

 その他の面とすれば、学校の多忙感に配慮しつつ、現場の活動を盛り上げるために教育委員会として何をしていけばいいかということを考えていきたいと思っております。

 以上であります。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) 学力テストね、かつてだけでなく、この間もテストの点数上げないがために、結局不正というものも起こり得るということなんですよね。そこまで追い詰められるような現状もあるわけですね。もう一つは、仕事の問題で言えば、私も余り立ち入ったことを言いたくありませんけども、やはり、今の研究体制とか、そういうことも含めて、今の時代に合った精選というのは考えるべきだと。大胆にですね、そのことも今の中で必要ですし、それから特に若い皆さん、それから中年や年配になっても、いろんな悩みがあるんですね。いろんな面でギャップが出てくるんですよ。昨日のネットじゃありませんけど、わからないってやつ。そういうことも含めて、悩みを語り合える。聞いてもらえる。そういった部分も非常に大事ではないかと私は思っております。今、そういうお話ありましたが、ぜひ、そのことを今後の中で具現化してほしいと思うわけであります。

 最後になりますけど、教育を取り巻く環境は、大きく変化してきております。先ほど申しましたように、点数至上主義になれば、ますます教職員、精神的にも厳しい状況に置かれかねません。それ以上に子供たちもその犠牲になってしまうのではないかと。できるか、できないかということで評価されるわけでありますから。子供たちの豊かな心、健やかな成長を望むということにおいては、やはり、全て学力テスト至上主義に走ってはいけないと思うわけであります。したがって、今後、千曲市の教育、本当にそういう意味では、この豊かな、そして子供たち本当学ぶ中で、喜びを感じる。そういったことをぜひともつくっていただきたいと、このことを申して質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(吉田昌弘君) ここで15分間休憩いたします。

                             午前11時2分 休憩

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 午前11時15分 開議



○議長(吉田昌弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 続いて8番、小玉新市議員。

          〔8番 小玉新市君 質問席〕



◆8番(小玉新市君) 議席番号8番、一志会小玉新市であります。私は通告に従い、一般質問させていただきます。

 初日が5人、きのうが6人、きょう、あと4人、私が午前中の最後でございますが、少々お疲れでしょうけれども、もう一踏ん張りよろしくお願いをいたします。

 大項目の1、千曲市の農業についてお聞きいたします。小項目の1、TPP環太平洋経済連携協定についてお聞きいたします。

 TPP交渉が8月30日、9日間の日程を終え、声明を発表し、閉幕いたしました。日本は、各国が高水準の自由化を目指す交渉の現状を踏まえ、全品目の中で完全撤廃に応じる割合を年内に90%超に引き上げて、各国に提示する方針を決めました。

 今回の交渉では、アジアの新興国とアメリカの鋭い対立が浮き彫りになりました。一方、物品の関税交渉はこれからが本番となります。農産物の関税撤廃を迫られるのは確実です。自由化に備えた国内改革を急がなければなりません。

 焦点の一つは農産物の関税措置。市場開放となれば、日本の保護政策は転換を迎えるだけに交渉の行方に注目が集まっています。

 安倍政権は6月にまとめた成長戦略で、農林水産品の輸出額を2020年までに現状の倍の1兆円にふやす目標を打ち出しました。しかし、政府の支援策はセミナーや商談会への助成などで新味に欠けてるように現状は感じられます。TPPについては、海外の安い農産物に押されて国内単価が一段と下がるのではないかといった懸念はありますし、また、人口減少などで国内市場は先細りだと現状打破の必要性も訴える声もございます。前近藤市長も台湾を視察され、友好な関係をつくってまいりました。こうした台湾、アジアへの輸出はどのように考えておられますか。また、TPPにつきまして、岡田市長はどのような考えを持っておられますか。まず、お聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) TPPの考え方から述べさせていただきますけども、8月30日にブルネイでのTPP交渉を閉会をしたわけであります。政府は年内妥結を実現すべく努力をしていくというふうに表明をしてます。今後は交渉3カ国間で問題となっております医療、保険、特許権などの知的財産の保護、あるいは農産物の関税問題などで、妥結を目指した協議が続くものというふうに思ってます。

 長野県でも農産物の関税が撤廃された場合を想定しまして、試算を5月に公表してますが、関税が撤廃された場合には、県内の農産物は2,738億円、これは2010年ですが、このうち500億円程度が減額になるだろうとの予想をしてます。また、米、麦、畜産品等の政府が定めた重要品目を除いた場合の試算では、リンゴなどを中心に34億円減少すると予想されてます。このことから、TPP交渉の経過によっては、千曲市の農業生産に及ぼす影響も少なからずあるというふうに思ってます。交渉経過をこれからもどうなるのか注視をし、国や県が示すTPP関連事業等を積極的に導入しながら、競争力のある産地づくりに向けた取り組みが必要ではないかと思ってます。

 また、一方で、台湾やアジアなどへの輸出については、アジア諸国の通関手続ですね、需要動向、販売ルートの確保、為替リスクなど、さまざまな要因があります。既に御答弁申し上げたように、千曲市の農産物が海外展開もできるような仕組みをつくっていかないといけないなと思っておりますし、そのために高値で販売できる方策などについて、市行政としても研究をしていかなきゃいけないというふうに考えてます。

 以上であります。



○議長(吉田昌弘君) 小玉新市議員。

          〔8番 小玉新市君 質問席〕



◆8番(小玉新市君) 国内市場も大変ですけれども、大切なんですが、海外も今後視野に入れていかなければ。また、インバウンド関係のほうにも付与すると思いますので、ぜひお願いしたいと思います。

 また、一昨日、きのうもですね、倉島議員や小川議員の答弁で、フェイスブックなどを使って海外にもブランドを売り込みたいというお話がございましたけれども、それとはまた逆にですね、現地に直接行っていただいて、顔と顔が見える交渉もぜひお願いしたいと存じます。

 TPP参加により、農業問題が再びクローズアップしてきましたが、日本農業の基盤強化と後継者育成はTPPにかかわらず重要な問題です。農業の担い手の高齢化は急ピッチで進んでおり、将来をにらんだ政策が求められています。大規模化が必要な一方で、中山間地を含め農地を守ることは国土保全に大きな役割を果たします。千曲市の農業の特性を踏まえ、健康で文化的な生活に欠かせない農業のあり方について、施策を提案しながら質問してまいります。

 初日に林議員が、きのうは、また宮入議員が農業について質問されましたが、私も改めて質問させていただきます。

 小項目の2、農地と後継者についてお聞きいたします。

 大規模化でコストを抑制。

 農水省によりますと、1経営当たりの耕作面積は新潟県が2ヘクタール、長野県は1ヘクタールにとどまります。大規模化すれば、コンバインなどの農機具の稼働率を上げたり、農薬や肥料を割安に購入できたりと、効率的な経営がやりやすくなります。収穫量さえ上がれば、その分だけ経営に必要なコストの割合は下がると指摘されています。大規模化は農業収入を拡大させる一つの鍵でもあります。長年の課題であった農業の大規模化がようやく進み始めた背景には、農家の高齢化による担い手不足があります。日本の農業は先祖代々受け継いだ土地を簡単に手放すわけにはいかないといった意識が強く、農地の売却には消極的で、これが結果として、耕作放棄地を生む一つの理由でもありました。ですが、最近は、高齢化で廃業した農家の受け皿として、農業生産法人あるいは意欲的な専業農家の手による農地の集約化が進み始めています。零細農家の廃業が進めば、今度は逆に伝統的な地域社会は維持が難しくなるかもしれません。しかし、その代償として、少数のプロフェッショナルが大規模で効率的な生産を生む先進国型の農業を構築できるか、千曲市の農業は正念場を迎えております。

 千曲市の1戸当たりの耕作面積は約34アールとお聞きしました。いかに零細の農家が多いということがわかります。こうした零細な農家から千曲市の農地の集約化はどのように進んでいますか。お聞きいたします。

 集約化大規模化させる農業について、どのような施策を進めておられますか。

 耕作放棄地についてお聞きします。農地で問題なのが耕作放棄地の増加です。千曲市の耕作面積は1,620ヘクタール。耕作放棄地は276ヘクタールで、17%も占めております。また、ふえ続けるこの耕作放棄地をどのように抑えようと考えておられますか、お聞きします。

 太陽光発電の設置についてお聞きします。太陽光発電の設置が中山間地の放棄地などに設置が進んでいます。放棄地にしておくより、はるかに有効利用だと思うのですが、現状はどのように進んでおられますか。農振地区での太陽光発電設置の要望も多くなってきています。太陽光発電の設置につきましては、どのように対処されて、どのように進めていかれるのか、お聞きします。

 後継者問題についてお聞きします。平成22年で見る長野県農業の全国における順位が1位の数値があります。それは農家戸数です。千曲市で農家は3,550戸ございます。総世帯の16.5%を占めている。人口を見ても農業人口は全体の18%を占めています。このように長野県も千曲市も農家数農業人口が多い。つまり、何らかの形で農業に従事している人と家が多いということです。しかし、販売農家は千曲市では4割も減少していますが、自給的農家は108%とふえ続けているのです。また、農業就業者に占める60歳以上の割合は、平成7年では66%であったのですが、現在は平均年齢70歳にまでなっています。全国平均が65歳、長野県が66.8歳ですから、高齢化は農業の世界にも入り込んでいます。言うまでもなく、新規就農者の育成確保は農業従事者の減少と高齢化が進む中で千曲市の農業にとって大変重要な課題です。しかし、千曲市の新規就農者は、40歳未満が2名、40歳以上を含めると3名とお聞きしました。農家数が全国1位をどう考えるか。将来にわたって、こういった農家数をどう生かしていくか。長野県も千曲市もこのことが問われています。千曲市の新規就農者を今後どのようにふやしていこうと考えておられますか。

 以上、農地集約化、耕作放棄地、太陽光発電の設置、そして新規就農者につきまして、初日、きのうと答弁の本当に多かった平林部長にお聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 幾つかの御質問でございますけれども、先ほど議員おっしゃられたとおり、林議員の御質問にお答えしたものとダブる部分もございますけれども、ひとつよろしくお願いいたします。

 まず最初に、農地の集約化についてでございます。農業経営の効率化や収益の向上を図るための農地の集約化は大切なことだと考えております。これにつきましては、平成24年度から検討を始めました「人・農地プラン」により、地域の担い手となる農業者が農地の集約化を進められるよう支援してまいりたいと思います。

 これは、この次の耕作放棄地、それから若者の就農者の新規就農者の育成・確保についても、やはり、この計画の中に定められておりますので、これらを確実に実行していくということが必要であるというふうに考えております。

 なお、「人・農地プラン」でございますけれども、地域が抱える人と農地の問題を解決するため、地域による話し合いを通じて地域で中心となる経営体の人を決めて、その人が農地を集めてやっていくというようなことでございますので、それらについて、利用集積が図られれば、国からの助成制度も創設されておりますので、農業経営の効率化による所得の向上も進むということになろうかと思います。

 先ほど申し上げましたように、耕作放棄地についての計画も、そのプラン、あるいは「千曲市食料・農業・農村計画」に基づき、解消に向けた事業をしていくわけでございますけども、この間の御質問にもお答えしたように、農業委員会では毎年9月を「遊休農地解消月間」として、今月からなんですが、農業委員さんによる現地調査をしております。耕作者、地権者に対して、適正な管理をするよう指導したり、通知を出したりしているところでございます。昨年度指導を行った件数は506件、357人の方に対して行いました。これにつきましては、実際に作付をされた農地、農地として、また復活したというところもあるというふうに考えております。荒廃農地を耕作可能にするための経費についても、荒廃農地解消対策事業もございます。利用は少ないわけでございますけれども、これらの事業のPRも図ってまいりたいというふうに考えております。

 続いて、太陽光発電についてでございます。これは昨年の7月から始まっておりますけれども、平成24年度では5件。今年度は8月末現在で9件の太陽光発電施設を設置するための転用許可が行われております。しかしながら、これにつきましては、農振農業地については発電施設の転用はできないこととなっております。また、農振農業地以外の農地においても農地法などの法令により、許可条件が定められておりますので、耕作放棄地であっても許可されない場合もございます。

 新規就農者の育成・確保でございますけど、先ほど言ったような事業計画のほかに新規就農者の確保や就農者の相談に答えられるように、県農業改良普及センターやJAちくまなど、関係団体との連携を図ってまいりたいというふうに考えております。

 以上です。



○議長(吉田昌弘君) 小玉新市議員。

          〔8番 小玉新市君 質問席〕



◆8番(小玉新市君) 農地の集約化について、再度ちょっとお聞きします。

 昔からある農村ですね、この集落単位で中核となる農業生産法人を設立してもらうように働きかけていただいて、そこに規模拡大の担い手として位置づけて支援を広げるというようなことは考えられませんか。

 また、農地所有者から代理権を付与してもらって、団体、市町村もそうですし、農業公社、これは当市はありませんが、農協などが一元的に協議・調整して、所有者に代理して貸し付ける事業「農地利用集積円滑化事業」を利用して、集積はされておりますか。

 耕作放棄地についてもちょっとお聞きしますが、平成21年に、先ほどお話ありましたように改正された農地制度で、農業委員会の役割強化による調査・指導を進めておられますし、9月からまた始めるということですが、これらの調査をもとに耕作放棄地を解消した例は、先ほどあるかもしれないとおっしゃってましたが、実際にあったんでしょうか。特に、ことしで終わってしまう耕作放棄地再生利用交付金を利用して放棄地を改良した例はありますか。

 太陽光発電の設置についてですが、確かに最近ふえてきておりますけれども、県が主体となって、休耕田や耕作放棄地に導入を進めているところもあります。一方、農地で、しかも斜面に多くつくられているために、まぶしいとかですね、周りの消毒がやっている場合に、消毒を気をつけなければいけないといったような苦情もあるんですね。また、景観面についても懸念の声も出ているんですが、このような苦情にはどのように対応してらっしゃいますか。

 後継者問題ですが、農業に参入したい人や自給的農家などを希望してる人は潜在的に多くいると思うんですよね。だけど、問題が多いから躊躇しているんじゃないかと思うんですが、そのためには農業経験者の話とか、農業をするためのノウハウ、そういったものを含めたセミナーや交流会みたいなのを開いて、農業者を募って援助してやることはできませんか。この間、出版しました「野菜作りのごっしゃん」という本ですが、これは非常に家庭菜園をしている人や、あるいは農業をしている人でさえ、非常に大変好評をいただいてるんですよね。ですから、こうした地元に密着した情報提供も大切なんじゃないかなと思うんですが、また、千曲市独自の新規就農者支援対策は考えておられますか。

 以上、お聞きします。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) たくさんの再質問で、ちょっと抜けていたところがございましたら、再質問をお願いしたいと思いますけれども。

 まず最初に、農業法人とか、公社、これらについて助成はないかということでございますけれども、基本的には、それについては、代表者の方、その方個人がやってることはできますけれども、農業法人とか、そういう集約したものについての助成ということではないかと思います。

 それから、耕作放棄地再生利用緊急対策事業、これについてでございますけれども、これについては、現在のところは、実際にやったところはございません。それから、そのかわり、「千曲市食料・農業・農村基本計画事業」の中の補助金でございますけど、5ヘクタール以上の比較的小規模ですけれども、荒廃農地対策については平成22年ごろですね、一応、アンズ農家ということで、1件だけ、農家といいますか、1件だけございます。

 それから太陽光発電についてでございますけれども、最近行われている事業で、いろんな問題が想定できるのではないかということでございますけれども、当事者同士の話し合いで解決できないような場合には適切に指導していきたいと思います。このほかにも農家の方からは、「朝早くから農業機械の音がうるさい」とか、「仕事がやりづらい」などといった苦情が市へ寄せられる場合もありますけれども、太陽光発電も含めて、それぞれのケースに応じた対応をしてまいりたいというふうに考えております。

 それから、小さなという言い方は失礼ですけれども、多くの方に耕作をしてもらうためにセミナーや交流会はどうだということでございますけれども、普及センターが主催するさまざまなセミナーが行われております。さまざまな形態のある千曲市の農業者への対応が十分かどうか、参加状況を調べてみたいと思います。定年帰農者、女性などに対しても指導をしてまいりたいと思います。

 なお、屋代地区には、公社が所有しているかと思いますけれども、私ども農地がございまして、そこで、これらの方に野菜づくり、これらを指導しているという例もございます。

 それから、千曲市独自の新規就農者対策でございますけれども、青年就農給付金制度がありまして、これは集約化の話ですけども、年間150万というような金額がございますけれども、それらについての活用をしてございます。今後、市の独自のものがということでございますけれども、今すぐ、このようなものというのは、ここでは御返事申し上げられないわけですけれども、必要があれば、検討させていただきたいと、そのように考えております。



○議長(吉田昌弘君) 小玉新市議員。

          〔8番 小玉新市君 質問席〕



◆8番(小玉新市君) 済みません。ちょっと多めにまとめて再質問してしまいましたが、農地の集約と後継者問題というのは、やっぱり大きな課題だと思います。また、農業に興味を抱いている市民も少なくないと思うんですね。ぜひ、そういった、そういった人たちに対してのセミナー等を多く開いていただいて、ぜひ、農業を従事する人を掘り起こしていただきたいと存じます。

 それでは続きまして、小項目の3、種類の多い千曲市の農業についてお聞きします。

 農家の所得はどうでしょうか。長野県は生産農家所得が626億円、これが全国18位です。2008年の長野県の農家1戸当たりの農業所得は51万9,000円。全国の44位になってます。全国1位の北海道は585万円ですから、相当の差があります。千曲市は残念ながら2006年以降の数字がありませんが、38億2,000万となっており、1戸平均およそ102万円になります。千曲市の農産物の状況を見ますと水稲が最も多く、続いてリンゴ、ブドウ、桃、特に御存じのように、アンズの生産量は全国の70%を超えております。そして、花卉、切り花、そしてキノコ栽培も多いのも千曲市の特徴です。

 当市の農業は1戸当たりの耕作地は少ないのですが、花卉、水稲、それから果樹、野菜など、複合的に生産して、面積単価の生産性を高めている農家が多いのが特徴だと思います。

 千曲市の適地を利用した農産物の推進、適地を利用した農産物の推進はどのように行っていらっしゃいますか。

 また、効率化を考え、小規模農地であっても効率のよい農産物をどのように推進しておられますか。

 専業農家だけが農業を支えているわけではありません。自給的農家数はふえています。退職を迎え、今まで会社勤めであった人が改めて耕作地を見直し、農業を継続していく姿を多く見ることができます。家庭菜園も大事な農業の一つです。家庭菜園を行いたいがどこに相談したらよいのか、あるいは耕作機械がないので、仕方なく諦めている人たちも多くいます。こうした人たちに家庭菜園を進める施策はありますか。この家庭菜園は健康的でもあれば、それを売り出し、利潤を考える人も多くおると思います。専業農家の農産物の推進と自給的農家の今後の対応、そして家庭菜園をどのように進めていかれるのか、お聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 種類が多い千曲市の農業についてでございます。御承知のとおり、千曲市の農業は、一部の農業法人や大規模農家を除くと、議員おっしゃられたとおり、小規模な兼業農家が多いかと思います。このような小規模農家に対しては、技術指導や産地形成を図る上で最も重要な役割を果たしているのは、やはり、ちくま農業協同組合であるかと思います。千曲市は今後ともちくま農業共同組合との連携を密にして、協議を進める中で、小規模農家を支援してまいりたいというふうに考えております。

 先ほども申し上げましたが、定年帰農者など、自給的農家についても多様な担い手の一つとしては重要であります。野菜づくりの方法を記載した、先ほどおっしゃられたような印刷物を、そのほかにも必要なパンフレット等を作成、配布したり、農業市民楽校を開催するなど、始めて野菜づくりをスタートする人への支援も行っておるところでございます。

 それから、家庭菜園の利用もここ数年はほぼ横ばいの状態では推移しております。農業への理解や食の大切さを認識する上では重要な役割があると思いますので、今後需要があれば、検討して面積をふやしていくということも考えていかなければならないと思います。



○議長(吉田昌弘君) 小玉新市議員。

          〔8番 小玉新市君 質問席〕



◆8番(小玉新市君) 「千曲市食料・農業・振興対策補助事業」というのがありますけれども、これは果樹とか、花卉、野菜それぞれに振興事業として2分の1から4分の1の補助があります。しかし、これは全て農業団体とか、生産組織が対象ですので、あるいは耕作機械などの補助金も「5年以上の農業者」となってますんで、1人でやりたいとか、あるいは家庭菜園をしたい人でも、やっぱり農機具なんかないとできないんですよね。だから、そういった人まで広く対象を広げるべきだと思うんですけども、この農業農村振興対策の補助事業を、もうちょっと緩和策は考えられませんか。お聞きします。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 広く農業機械など助成ということでございますけれども、まず家庭菜園とかの場合には、やはり、永久的にその耕作をするかどうかというような問題もございますし、小規模農家に全てということになりますと、制限がなくなってしまうというようなことも考えられますので、それらについては、今すぐつくれるかどうかということでございますけども、今すぐにはちょっと難しいなというふうに考えております。



○議長(吉田昌弘君) 小玉新市議員。

          〔8番 小玉新市君 質問席〕



◆8番(小玉新市君) ぜひですね、農業、家庭菜園というのは農業の入り口ですんでね。そういう人たちもやっていけるような緩和策をぜひお考えいただきたいと思うんですが。市民農園は現在32カ所ですか、あると聞いていますけれども、ぜひ、またですね、ふやしていただいて、農業に興味を持っていただくことも大切だと考えております。

 それでは次に移らせていただきます。

 小項目の4、土地改良区についてお聞きします。

 土地改良区とは、土地改良法に基づく土地改良事業を施工することを目的として成立された法人です。現在、千曲市には「長野県埴科郡土地改良区」、「千曲市西部土地改良区」、「千曲市更級土地改良区」などの改良区があります。これらの土地改良区は会員の賦課金や市からの補助金等により運営に当たっています。経費の徴収としては、「土地改良区の事業の経費に充てるため、その地域内にある土地につき、その組合に対して、金銭、夫役、または過入金を賦課徴収することができる」とされています。当然ですが、定款に定めなければなりません。しかし、この賦課金だけでは事業を施工することはできません。そのため各種の補助金や負担金などにより事業を行っています。

 農業委員会が「農地の番人」であるならば、土地改良区は「みどりネット」という愛称で呼ばれたりもしています。この土地改良区の負担金と補助金につきましてお聞きします。

 これらの負担金と補助金はどのように金額を決めていらっしゃるのでしょうか。例えば、長野県埴科郡土地改良区は、平成21年からこの負担金が年々増加しています。規模も大きいということもありますが、平成24年度も3,466万円と断トツに多いのがわかります。ちなみに千曲市西部土地改良区は年々減少し、同年で917万円、千曲市更級土地改良区も同様に1,130万円で年々減少しています。なぜ、長野県埴科郡土地改良区だけが増加してるんでしょうか。規模的な問題としては、千曲市西部土地改良区の規模が大きいにもかかわらず、千曲市更級土地改良区の補助金が多くなっています。どのような基準で、この負担金や補助金を決められておられるのか、お聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 負担金、補助金についてでございます。負担金は西部土地改良区に支出しているもので、賦課金の一部を負担しております。補助金は役職員の人件費、修繕や施設の維持管理費に要する費用について、それぞれの改良区に交付しております。

 更級土地改良区については、このほかに償還金に対する補助として、837万円を支出しました。西部土地改良区より金額が大きくなっておるわけでございます。埴科土地改良区については、老朽化している頭首工や幹線水路を補修、延命するストックマネジメント事業や適正化事業に伴う事業費がふえているため、補助金が増額となっているものでございます。

 各土地改良区への補助額の算定に当たりましては、次年度の事業内容や予算内容等をお聞きする中で、必要な金額を予算計上しているものでございます。



○議長(吉田昌弘君) 小玉新市議員。

          〔8番 小玉新市君 質問席〕



◆8番(小玉新市君) 千曲市として合併するより以前に、こういった土地改良区は存在していたわけですから、それぞれの歴史があるので、そのため、それぞれ内容が違ってきてるのも、これもわかります。でも、もう合併してですね、10年が経過してるんですから、統一する必要性というのは、私はそんなにないと思うんですけどもね、同じ市内にある土地改良区ですから、お互いに理解し合うために何らかの形で連携し合っていくことが必要じゃないかと思うんですね。こういった公平性と連携性を今後どのように進めていかれるのか、部長、お聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 議員おっしゃいますように、土地改良区については、それぞれの成り立ちによって違うわけでございます。それらについては、やはり、適正に交付されるような負担金であったり、補助金であるのがいいわけでございますので、今後、全部が連携ということになりますかどうか、私ども内容を精査しながら検討してまいりたいというふうに思います。



○議長(吉田昌弘君) 小玉新市議員。

          〔8番 小玉新市君 質問席〕



◆8番(小玉新市君) この8月に事務局長同士でちょっと会合を持たれたというようなお話も聞いておりましたので、そういったことを含めて、お互いに横の連携を強くとっていただきたいと思います。公平性に関しましては、先ほどの賦課金などの問題点もありますけれども、これはまた改めてお伺いしたいと存じます。

 それでは改めまして、小項目の5、地産地消の広がりと6次産業についてお聞きします。

 6次産業は、きのう宮入議員が鋭く質問されましたので省略させていただきます。

 千曲市の農業は、今、どんな状況なのでしょうか。近所で農業をやっている人を見ると、60代後半から70代、80代と思われる人がほとんどではないでしょうか。近所のお年寄りが病を患ったら体が動かなくなったという話を聞きます。すると翌年は畑が草だらけになってしまっています。このままでは10年後、20年後の千曲市の農業はどうなってしまうのでしょう。

 一方、近所に農産物直売所がオープンしたり、スーパーの一角に地元の野菜や果物コーナーを見るようになりました。地元の農産物を使った加工品もよく見かけるようになりました。飲食店でも地元食材を使ったメニューがふえてきています。学校給食にも地元の農産物を使う動きも出ております。しかし、農業は危ない。何とか立て直さなければならないということは間違いありません。地産地消と食育の関心を広がりつつあります。これらは安全でおいしい食べ物と農業と自然環境をつなぎ、地域の食料自給率を引き上げ、地域経済を維持発展させる上で重要なことです。

 学校給食についてお聞きします。

 この件も昨日宮入議員が質問されましたが、内容を少し変えて質問させていただきます。

 学校給食における国内農産物を使用するには問題点があります。ありますけれども、現状多くの農産物を使用していただいております。例えば、お米はJA、野菜は大豆、ミニトマト、タマネギ、アスパラ、果物はアンズ、リンゴ、ブドウなどが使われています。しかし、価格が厳しいや、機械の基準に合った農産物が少ない。あるいは、同じ物を大量に使うには市内では手配できないといったような問題点がありますが、農家と契約栽培などを進めたことはありますか。また、郷土料理こそ、地元でとれた食材を利用した地産地消料理ではないでしょうか。この郷土料理をどのように進めておられますか。学校給食への長野県産米粉パンの導入は実施校が322校、実質率が54.3%だそうですが、米粉パンもよいのですが、米飯給食は、原価が高くなってしまうと言われていますけれども、ぜひ、もっと多く取り入れていただきたいと存じます。全国の米飯学校給食の実施回数は週あたり3.2回ですが、これをふやせば、米の需要拡大にもつながります。ご飯を中心にした日本食こそ、世界に誇る健康長寿の源です。米飯給食を今後どのようにふやし、どのように価格などの問題点を進めていかれるのか、お聞きいたします。

 直売所についてお聞きします。農産物直売所は確実な実績を上げています。長野県内の農産直売所は573カ所、インショップ241カ所、学校給食への食材提供組織は235組織にもなります。また、直売所などは、顔が見える、話ができる関係をつくることができます。千曲市には直売所や量販店などで、全部で15カ所あるとお聞きしておりますが、こうした直売所は市民には大いに好評であります。こうした直売所関係を今後どのように進めていかれますか。

 地産地消で製品化した「千曲ブランド」、あるいは商工会議所の「杏都」などのブランドが広がっていますが、市内での販売先が少ないのが気がかりです。地産地消直売の頂点は、頂点は道の駅です。以前にも道の駅をつくってくださいと一般質問しましたが、そのときの答えは「18号バイパスが開通したら考えてみたい」といった答弁でした。その当時より建設が進み、予定もはっきりしてきました。道の駅をつくる予定はありませんか。再度お聞きします。

 学校給食直売所につきまして、お聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 緑川教育部長。

          〔教育部長 緑川 茂君 答弁席〕



◎教育部長(緑川茂君) 前段、学校給食に関しまして、3点ほど御質問いただきました。順次お答えをいたします。

 まず、市内農家と契約栽培をしてるかということでございますけども、昨日もお答えをいたしましたが、学校給食の食材は市場に流通しているものを使用しており、できる限り、また地元産の食材を使用してるところであります。

 それと給食センター独自では市内の農家と契約的な栽培はしておりませんけども、JAを通じまして、サクランボですとか、リーフレタスを契約栽培したものを使用しております。ことしは、4月の凍霜害の被害がありまして、サクランボの使用はできませんでしたが、今後もJAと連携をとりながら、新たな農作物の契約栽培を模索していきたいというふうに考えております。

 2点目の郷土料理を給食にということでございますけども、給食に郷土料理を提供することは子供たちの伝統ある郷土食を知る上でも大きな役割を果たすものというふうに考えております。郷土料理としましては、おやき、おとうじ汁、あるいは、つぶつぶなどを、また、入学、卒業のお祝い、また、就学祝いなど、季節、行事に合わせた献立を取り入れているところでございます。

 それと3点目の米飯給食の増加というところでございますけども、学校給食におきましては、平成22年8月から、1週間のうち米飯食を2回から3回にふやしております。そしてパン食を1回、ソフト麺が1回というような状況でございます。ソフト麺につきましては、6月から9月までの間は衛生面を考慮しまして米飯食にしております。その間は週4回米飯というようなことでございます。学校給食におきまして、米消費拡大ということで取り組んでいるところでございますけども、先ほど議員さんからもございましたけども、米飯どうしてもコスト高になってしまうという難点がございます。昨日ちょっと給食費の関係でも御質問いただきましたけれども、どうしても給食費とも関係するというようなことで、現状、これ以上ふやすのはちょっと難しいかなというふうにも考えますし、また、子供たちにいろんな食を提供することは食育の観点からも重要であるというふうに考えておりまして、当面は現行の給食数かな、米飯給食数かなというふうに考えてございます。



○議長(吉田昌弘君) 続いて、平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) それでは、直売所と道の駅についてお答えいたします。

 千曲市内におきまして、直売所でございますけども、Aコープや量販店が店内で実施しているもの、あるいは民間団体等が運営しているもの、これらが全部で15カ所ございます。このうち7カ所が民間の団体やグループで実施しているもので、地産地消を推進する観点からは、非常に大切なものであると思っております。ただ、開催の時期とか、団体の規模、そういうようなものによってもあり方が違いますけれども、私どもはそれらを全体の中でPRしていくというような支援策をとってまいりたいかなというふうには考えております。

 また、いろんなイベントへ参加していただけるか。そういうようなことも、これから考えていく必要があるかと思います。量販店等に出店しております農家の方ですね、出品している方、この方については、以前もお答えしたかと思いますけれども、例えば、ポイント制の検討とかですね、そういうこともお答えしております。まだ、検討は進んでおらないわけでございますけれども、これからも研究してまいりたいというふうに思います。

 それから道の駅についてでございます。道の駅は農産物の直売が主な目的ということではなく、道路利用者のための休息機能や地域の人々のための情報発信、これらの目的になって全国津々浦々できているわけでございます。千曲市としても、そうはいっても、農産物の販売拡大に非常につながるということから、他市町村の事例を参考にする中で、これから検討するわけでございます。以前18号バイパスができたらということで、なかなかそれが進まない状況は御案内のとおりでございます。やはり、車が通って、ある程度、一番交通量が多いというようなところを目指すということになると、バイパスかなという、そういう判断であったかと思いますけれども、今後検討させていただきたいかなということを思っております。

 以上です。



○議長(吉田昌弘君) 小玉新市議員。

          〔8番 小玉新市君 質問席〕



◆8番(小玉新市君) 学校給食で、きのう答弁で、秋から冬の間は特に地元産の食材が手配できないというようなお答えがありましたけれども、契約農家を推進すれば、問題解消にも、またなるんじゃないかと思いますけれども。それと、また、児童・生徒がですね、そういった契約農家とつながれば、見学等も可能になりますんで、ぜひ、またお考えいただきたいと存じます。

 また、千曲市は交通の要所だと叫び続けていますけれども、道の駅は当然そういった情報関係も一緒なので、ぜひ、千曲市の顔になるものだと思いますから、お考えをいただきたいと存じます。

 それでは続いて、小項目の6、農業体験、観光農園、農家民宿、農家レストラン等についてお聞きします。

 長野県の各地で農業・農村体験修学旅行などを受け入れています。千曲市は修学旅行はありませんが、棚田の田植えや稲刈りなどで体験学習をしているとお聞きしております。長野県の千曲市の魅力を発揮すれば、農業・農村体験修学旅行、グリーンツーリズムなども、もっとふやすことができるのではないでしょうか。ほかにも観光農園、農家レストランなどがあります。これらの施設には、さまざまな農業生産者との関係業者がかかわっていますから、都市住民と農の触れ合いの場であり、農業と農村の維持に貢献しています。千曲市としては、こうした都会から人を呼び込むような施策はありますか。お聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 観光農園や農家レストランなど、人を呼び込む施策でございますけれども、何回も申し上げて申しわけないんですが、「千曲市食料・農業・農村基本計画」です。人を呼び込む施策として、グリーンツーリズムによる都市住民との交流、農業や農村に関する情報の提供、小学生等の体験学習の受け入れなどで対応したいというふうに書いてあります。

 都市住民との交流では、市内の観光農園でアンズ、リンゴ、イチゴの試食やもぎとり体験をして、農産物を購入していただくなど、多くの方の受け入れを農業生産者と交流しておるところでございます。

 それから姨捨の棚田でございますが、棚田オーナーさんやその家族の方が千曲市を訪れ、田植えや稲刈りを体験し、地元の名月会の方々との交流も深まっているということでございます。

 また、都内の中学生も学校の授業の一環として棚田での田植え作業を体験する中で、棚田の歴史等を学んでおるところでございます。農家レストランとしては、千曲市には農家が直接経営しているものはございませんが、千曲市産の小麦である「ユメセイキ」を使った「夢麺」の加工・販売や大田原マレットパークで地元産のそばを提供する食堂、これらがございます。市といたしましては、このようなさまざまな取り組みをして、千曲市の魅力をアピールする。このような方たちを支援してまいりたいと考えておるところでございます。



○議長(吉田昌弘君) 小玉新市議員。

          〔8番 小玉新市君 質問席〕



◆8番(小玉新市君) 長野県では、本気で田舎暮らし「長野県のクラインガルテン」というのをテーマに移住簡易型宿泊施設などを利用する滞在型市民農園を進めています。佐久市はですね、「大人の休日倶楽部」、これは私もことしから入らせていただくんですが、第2の人生を思い切って始めたい。自分の手で農産物をつくりたい。都会に住む人たちが田舎暮らしをしたい。そんな滞在型体験ツアーなどを組み込んでPRしてますけども、このような「長野県のクラインガルテン」を利用したり、「大人の休日倶楽部」、こういったようなとこへPRしていく予定はありませんか。再度お聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 滞在型についてございますが、議員おっしゃられるように、県内にさまざまな施設があるわけでございます。ただ、千曲市の場合には、全国有数の温泉地があり、それらの方が農業体験や研修等をこの地でやっていただいて、温泉を利用していただきたいというふうなのを、まず第一に考えていきたい。そのような仕組みを考えていくことが重要ではないかというふうに思います。さまざまな施設あるわけでございますけれども、なかなか場所も遠いわけでございまして、とりあえずはそのようなことで進めてまいりたいかなと考えております。



○議長(吉田昌弘君) 小玉新市議員。

          〔8番 小玉新市君 質問席〕



◆8番(小玉新市君) 確かにですね、市民農園、農家民宿とか、農家レストラン、あるいは修学旅行といった観点から農業推進を図ることも大切ですし、今お答えがありましたように温泉を利用した、こういった滞在型の体験ツアーなんかもぜひ進めていただければと思います。

 それでは続きまして、小項目の7の農業のあり方と農業政策についてお聞きします。

 初日に、これも林議員が「食料・農業・農村基本法」や千曲市の条例の中で約束されています食料・農業・農村基本計画が平成23年に作成されました。この基本計画の進捗状況について答弁されましたので省略させていただきます。

 一般質問は、食べ物ではありませんけれども、林議員や宮入議員においしいところを持っていかれたといった気持ちは拭い切れません。ただ、自分のくじ運のなさというものには寂しさを感じます。また、きょうはですね、13日の金曜日、しかも仏滅と重なっていますけれども、気を取り直して質問してまいりたいと思います。

 農業再生のための政策を考え実行して行く際に最も重要なことは農業の特性とは何かを理解することではないでしょうか。自然条件の異なる千曲市のそれぞれの風土に適した多様な農業の展開こそ、農業と農村の持続的発展の礎であり、豊かな食文化を継承していく源です。基本計画に沿った、さらなる施策を展開されていくことを望んで、岡田市長に千曲市の農業に対する取り組みをお聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 市長にということでございますけれども、私のほうからお答えさせていただきます。

 経済とは、人が生活していく上で基本となる衣食住に必要なものの生産、流通、消費にかかわる全てのことを指すと考えます。単に経済の活性化ということ、一般には言うと、商工業を中心とした産業を活性化するように取られがちですけれども、農業は経済を支える上で重要な産業であるというふうに考えます。今議会でも、議員初め多くの議員から農業政策について御質問をいただき、改めて、これからの農業を守り、育てていかなければならないと考えるところでございます。農業は身体的にも苦労が多い上に、本年4月にもあった凍霜被害や有害鳥獣による被害など、自然とも戦わなければなりません。また、苦労した対価に見合うだけの収入を得られなければ、生産意欲が減退してしまいます。農業者の高齢化、後継者不足というような問題から派生する耕作放棄地の増大、さらには、農業、今後注視しなければならないTPPへの対策、農業を取り巻く課題は多いわけでございます。しかしながら、日本の経済の根幹でもある農業ですね、これを強い農業に育てていかなければならないと思いますので、これからも支援を続けてまいりたいというふうに考えているところでございます。



○議長(吉田昌弘君) 小玉新市議員。

          〔8番 小玉新市君 質問席〕



◆8番(小玉新市君) 農業に対する考え方というのはですね、やはり、人間の心身は毎日の食べ物でつくられているということが原点ではないかと思います。お昼になりましたけれども、申しわけございません。あと5分ほどおつき合いをいただきたいと存じます。

 大項目の2、これからの経済についてお聞きします。

 今の経済は、節約はするな、自分の欲しいものを買いなさい、それをはるかに超える給料を稼げばよい、規模を大きくするほど利益はふえる、それが豊かなことであり、日本のGDPを上げる要因なのだと言われますが、本当でしょうか。同じ豊かさを追い求めるようになったとき、先進国が息切れを起こし始めました。これが今の経済状況ではないでしょうか。実は私も経済の常識と今までは認識しておりました。昔からよく晴耕雨読という言葉が使われてきました。晴れたら畑に出て、雨が降ったら家でのんびりする。老後の理想的な生き方です。また、余りお金もかかりません。自分で食べる物をできるだけ自分で賄うから買う物が少ないのです。そして何より自分で時間をつくることができるからです。

 先日、建設経済常任委員会が農業委員会の皆さん方と懇談会を行いました。そこに傍聴したとき、ある農業委員会の方がこう言われました。「手に入れるお金は勤めている人よりはるかに少ないかもしれないけど、だけど、高校野球を昼間から見ていても誰にも文句は言われません。自分がしたかったときに仕事をすることがうれしい」と。かつて、成長・拡大の時代には、世界が一つの方向に向かう中で、時間軸というものが優位になっていました。例えば、東京は進んでいるけど、千曲市はおくれている。アメリカは進んでる。日本はおくれている。しかし、私たちが迎えつつある現状は、そうした異次元的な時間軸の尺度から離れ、地域の風土的・歴史的な多様性や固有の価値観が再発見されていくのではないでしょうか。成長・拡大期が「地域からの離陸」であったとすれば、これからの時代は「地域への着陸」の時代になるのではないでしょうか。日本は2005年より人口減少社会に移行しました。千曲市はそれより早く1999年から人口減少が始まりました。これからは高度成長期に起こったことと、ちょうど逆の現象が生じてくるのではないでしょうか。例えば、1970年代に郊外の田んぼが住宅地に変わっていったのが、今後、空き地、空き家から、緑地、そして再び農地に戻っていくのではないでしょうか。これからの社会は、豊かさや幸せの手がかりは遠いかなたにありというより、私たちの身近な場所、古くからある風景、あるいはそれらへの愛情といったものの中に含まれているのではないでしょうか。

 成長の旅の果てに見つけたものは、もといた場所の大切さであり、あるいは、もといた場所そのものであり、私たちは、そこへと回帰しつつ、もう一度出発していくことになるのではないでしょうか。そのための一つとして、農業の再構築などを含めたコミュニティ経済が必要と感じています。2020年に東京オリンピックの開催が決まりました。国際的な祭典にありがちなテクノロジー自慢といったとがったものではなく、受け継いできた日本の美点に新たな価値観を盛り込んだオリンピックを望みます。律儀で、決断力に富み、小さなところへも気配りのできる日本人の特質は、実は内向きで排他的な部分と背中合わせでもあると思います。

 最後に、岡田市長に千曲市の経済に対する考え方、そしてオリンピックが千曲市に与える影響をお聞きいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 行政もですね、千曲市の経済、これがね、本当に目的なんですね。これからですね、今、議員の中にもお話があったように、超高齢化の社会を迎えます。そのときに、どうやって、この社会が変わっていくのか。社会のあり方がこれからどうなるのか、未知の世界に入っていくんだろうなというふうに思ってます。その中では地域の産業、農業も含めてですね、しっかりと今から根づかせていかないといけないんではないかというふうに思ってます。一つには、農業は自由だというふうにおっしゃいました。確かに自由でいいかもしれません。しかしね、自然との戦いとかですね、ある程度、行政がフォローしていかないと、なかなか農業は成り立っていかないんではないかと思っています。

 今、議員の中から地域への着陸の時代だとおっしゃいました。確かにそういう時代なのかなと思ってます。オリンピックでね、2020年のオリンピックで、日本経済はどうなるのか。これも一つのきっかけになると思っておりまして、人口減少もありますけども、これは国家も、県も、市の行政もですね、みんなで考えていかなきゃいけない時代であります。私ども千曲市だけではどうにもならないという部分もあります。しかし、そういった時代に向けて着実に今から基盤の整備をしておかなければ間に合わなくなってしまうのかなという思いであります。

 いずれにしても、地域経済がますます疲弊しないように、どっかで食いとめなきゃいけません。そして、もう一つは、今、議員御指摘のように、地域のあり方が変わりますから、地域のコミュニティというのはしっかりと守っていきつつ、協働で行政が進められていくような、そういうまちづくりを進めてまいりたいというふうに考えております。

 以上であります。



○議長(吉田昌弘君) 小玉新市議員。

          〔8番 小玉新市君 質問席〕



◆8番(小玉新市君) ありがとうございました。これで私の一般質問は終わらせていただきます。



○議長(吉田昌弘君) ここで昼食のため、午後1時10分まで休憩いたします。

                             午後0時11分 休憩

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 午後1時10分 開議



○議長(吉田昌弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 続いて4番、大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 市民クラブ大澤洋子です。3つの項目について一般質問をいたします。

 大項目の1つとして、公共施設の再配置について、千曲市行政改革の進行状況について伺います。

 平成26年度から普通交付税等の合併特例措置が段階的に縮小され、5年後の平成31年度には全て終了となります。そのときには、年間13億円の一般財源が減収することになっています。そのための歳出削減を第3次千曲市行政改革大綱「特別対策プラン」として取り組んでいます。その中には公共施設の統廃合など4つの柱を立てて、平成22年度から10年間実施計画が立てられています。昨年の内訳として、投資的経費4億円、経常経費等人件費を含め9億円で、この9億円の経常経費のみ実施計画として策定されています。そして、この計画実施の難しさについても記されていました。今回9月議会において、千曲市監査委員からも、このことについて意見書が出されています。「公共施設の統廃合については、合併時には調整が困難として先送りしてきたが、合併10周年を契機として実行に着手する決断をするように」という内容です。また、計画の推進に当たっては、市民に対して情報を公開し、市民生活に急激な影響を及ぼさないよう配慮することも記されていました。

 第3次千曲市行政改革大綱特別プランの取り組みについて、公共施設の統廃合など、平成31年度までの実施計画削減がどのように進んでいるでしょうか。お伺いします。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤総務部長。

          〔総務部長 柳澤正彦君 答弁席〕



◎総務部長(柳澤正彦君) 特別対策プランの進捗状況ということでございますが、現在、平成24年度の成果を取りまとめておりますが、特別対策プラン、御案内のとおり、初年度である平成22年度から24年度までの3カ年の実績見込みでございます。公共施設等の統廃合では100万円、事務事業の縮小・廃止で1億5,000万円、補助金制度の見直しで3,000万円、定員管理・給与等の適正化で1億9,000万円、合計いたしますと3億7,000万ほどであります。全体の削減目標額に対する進捗率は24年度末見込みでは、約40%というふうになるのではないかと考えております。これは24年度までは、年度ごとの計画額は上回って、実施状況等になっておるところでございます。特に項目の中では、定員管理、給与等の適正化の項目では実績が上がっている状況でございます。しかし、御質問にもございましたが、公共施設等の統廃合など、実施に時間を要する項目もありますので、これらについても今後着実な取り組みに努めてまいりたいと、そのように思っております。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 施設の統廃合はまだ時間がかかるということですけれども、そのことについて次の質問にもありますので、移りたいと思います。

 公共施設の再配置に対する取り組み、施設白書の作成はどのようにお考えでしょうかということでお聞きします。

 先月、会派市民クラブの視察で神奈川県秦野市へ行ってきました。この市は公共施設の再配置に先進的に取り組み、全国の自治体から注目されています。秦野市は公共施設の更新問題に対応するため、公共施設の再配置を進めようと、平成20年に企画総務部内に特命の組織を設置し、公共施設の現状と課題などを含めた公共施設白書の作成、公共施設の再配置に関する方針及び基本計画を策定し推進しています。向こう40年間を10年ずつに区切り、箱物削減に取り組む計画です。全国でも119の自治体が公共施設白書の作成中あるいは作成済みです。長野県内では、中野市、安曇野市、長野市がそれに含まれています。千曲市は合併特例債の5年延長により、新庁舎建設を進めています。一方で、箱物削減をしていかなければなりません。現在の千曲市の公共施設を把握した施設白書を作成し、情報公開をして、市民合意を得ながら、長期的、具体的な公共施設の再配置計画を立てる必要があると考えますが、どのようにお考えでしょうか、お伺いします。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤総務部長。

          〔総務部長 柳澤正彦君 答弁席〕



◎総務部長(柳澤正彦君) 人口減少社会の到来と合併による公共施設の重複は全国的な課題となっております。千曲市では、平成19年度からの第2次千曲市行政改革大綱を策定し、秦野市と同様に公共施設等の統廃合について計画を立ててまいりました。現在は第3次となりました千曲市行政改革大綱の「特別対策プラン」でお示ししたとおり、合併による同一施設の統合、行政としての役割を終え、かつ耐震性のない施設の廃止等について、費用対効果から継続が困難な施設の廃止を年度計画をもって行っていきたいと考えておるところでございます。

 また、ございました公共施設の再配置につきましては、現在、庁舎建設による3庁舎の統廃合がございます。これも見据えながら、千曲市全体の公共施設の再配置計画が必要となることはもう間違いございませんので、今後、庁内において十分検討してまいりたいと考えております。

 また、これをやらなければ、学校などの本当に必要な施設に財源的な部分が回らないという事態にも生じますので、これらの再配置計画につきましては十分検討していきたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 第3次千曲市行政改革大綱がつくられて、2次もやりましたというお話を今伺いましたけれども、第3次のほうは10年計画ということで、このような資料も見させていただいているところです。それにつきましても、施設白書のようなもの、これはどのように考えていられるのかなということで、秦野市で視察したときには、このようなページ数の多いもの、秦野市公共施設白書が出されておりました。40年間先まで見通して、どれだけ今の施設の維持管理、それから古くなったものは建てかえが必要かどうか、その費用がどれぐらいかかるのかという数値的なものが全部出された、そして、その中で人口減少などによる歳入が減少する。それで、どのようにやりくりができるのかというところで、長期的な視点をもって、最新の情報をこのような白書にまとめて、市民の目に触れるところに置かれていました。先ほど部長さんがお話されたように、このことをきちんと進めていかなければ、義務教育などの学校の施設すらも危うくなるということ、秦野市でもそう言われておりました。その都度、その都度、3つの庁舎はどうするのか、文化会館はどうするのかというふうな検討をするのではなく、もう少し市の財政の全体像、それから長期的な経費がどれだけかかるのか、そういったものを市民に十分公表した上で、市民の意見を聞きながら、公共施設の再配置を進めていただければというふうに考えておりますので、この公共施設の概要というか、維持管理費がどれだけかかるのか、そういったような内容の白書のようなもの、このようなことを考えておられるかどうかを質問いたします。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤総務部長。

          〔総務部長 柳澤正彦君 答弁席〕



◎総務部長(柳澤正彦君) 白書ということですが、公共施設の維持管理更新計画、これは前々から総務委員会でも御指摘をいただいておるところでございます。例えば、平成24年度の市の施設の管理費を見ますと、大枠大体13億円ほどかけております。こういうものを見ると、やはり、必要な施設は何かと最初に絞り込んで、そこへ集中的にやっていかなければいけないと。それらも、例えば、私が使うからということではなくて、本当に必要な施設をどうやって絞り込むか、その辺を理解していただくのが一番ではないかと思っております。大変難しい課題ではありますけども、今からでも遅くはございませんので検討を進めていきたいと。

 それで白書という部分になるかどうかわかりませんけども、どちらにつきましても、公共施設の再配置計画は先ほど申しましたように必須だということですので、つくっていきたいと、そのようには思っております。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 再配置計画をつくっていきたいという答弁をいただきましたけれども、できれば、もう少し早く準備を進めてほしかったなというふうに思いますが、総務委員会などで管理費、公共施設の管理費などは公開しているということですけれども、もっと総合的な公共施設の概要、その辺を出していただき、それを市民も見て、理解して、考えていただく、そういう場にしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤総務部長。

          〔総務部長 柳澤正彦君 答弁席〕



◎総務部長(柳澤正彦君) 申しわけないです。もう一度お願いしたいんですが、済みません。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 検討してくださるという答弁を先ほどいただきましたけれども、施設、公共施設の概要を総合的にきちっとしたものを出していただきたい。そして、総務委員会で出されたということですけれども、市民にもそのことをわかるような形にして、市民にとっては痛みを伴う公共施設の再配置を進めていくわけですから、きちんと理解して、合意が得られる形の手法をとっていただきたいと思うのですが、概要をもう少しきちんと出していただきたいと思いますのでお答えください。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤総務部長。

          〔総務部長 柳澤正彦君 答弁席〕



◎総務部長(柳澤正彦君) ただいま大変失礼いたしました。先ほど施設管理費13億円ということで申し上げましたので、ちょっと1億3,000万って聞こえたと言われましたもので、年間の施設の管理費13億円ということで、よろしくお願いいたします。大変失礼いたしました。確かに、市民に理解をしていただくためには、しっかりしたものをつくっていかなければいけないということでございます。今までも公共施設のあり方、21年にやっております。そのときには222施設ですか、について、どうするんだということで行革委員の意見も交えながらしたわけですが、そのときにもありましたが、ここの施設を何でやるんだというようなお話も承っております。やはり、1番は利用する方が、先ほど言いましたように、自分だけじゃなくて、これからどうしていくんだというところまで踏み込んで考えていただけるようなものをつくっていきたいというようにしたいと思っております。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) それにつけても、この施設、これを廃止するなり、統合するなりっていう計画方針のほうで提出して、行革の委員会で審議するっていう、そういうことではなくて、それよりももう少し枠を大きくして、市全体のこれから20年、30年、40年ぐらい先までを見通した財政の収入支出のことまでも見通したものを市民に提供して、議論をしていただきたい。ここのこの施設どうするんだというところでなく、もっと大枠で考えられるような資料を提供していただきたいというふうに願います。

 それで、ここの秦野市では、このような資料が出されていたんですけれども、これは秦野市の市役所の敷地内にコンビニがあって、そこの雑誌コーナーの横に行政資料が置かれていまして、これは隠れたベストセラーとして売れているということでした。それほど市民は自分の住んでいる市の財政がどうなっているのか、施設はこれから、これ使っていけるんだろうかということを自分のこととして考えて決めていく。それは行政と市民の信頼関係がきちんとできた上で、削減していくことも仕方ない。これから、この持続可能な地域社会をつくっていくには仕方がないということの納得ができて進められたら、それが望ましいというふうに思いますので、ぜひ、長期的な市の公共施設の概要、その辺も資料として出していただいて、ここの施設の統廃合、再配置を進める方向で議論を深めてほしいと考えます。じゃあ、答弁をよろしくお願いします。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤総務部長。

          〔総務部長 柳澤正彦君 答弁席〕



◎総務部長(柳澤正彦君) 手法はともあれ、一番市民に理解していただくのが一番だと思っております。内容的にはどういうものがあるのか、これから詰めていかなければいけないんですけども、先ほど何回も申し上げても大変失礼とは存じますが、市民にどうやって知っていただくか、また、理解していただくか。その辺を重点につくっていくべきだと、そのようには思っております。

 以上でございます。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) よろしくお願いいたします。

 公共施設の再配置とは、中長期的視点から公共施設の適正な配置と効率的な管理・運営を実現し、超高齢化と人口減少が進む社会のもとでも必要性の高い公共施設サービスを将来にわたって持続可能なものにすることです。

 秦野市の公共施設の更新問題について、3つのことが言われていました。1つとして、現在の箱物を全て維持することは不可能。2つ目は秦野市が放漫経営をしてきたなど特殊事情にあるからではなく、日本全国で同じことが起こります。これは日本の構造的問題、社会問題です。3つ目に現在の市民の便利さや豊かさばかり求めることは、子や孫の世代に大きな負担を負わせることになります。これは千曲市でも同じことです。合併特例債の期限が平成31年度には切れ、国からの交付金は毎年13億円減ること。平成の大合併とは、国から市町村に対し、交付税を削減することにあったのです。千曲市はこの13億円を行政改革により経常経費を削減しようとしましたが、困難を伴い限界があるので、今の公的社会サービスを維持するための自主財源を得るには新幹線新駅が必要と決めたのです。誘致活動は合併前後停滞する時期もありましたが、平成22年から再びこれを政策の基軸に据え動き出しました。新幹線新駅誘致は未来への投資とうたわれていますが、私は大変危ういものを感じます。入ってくる収入でやりくりができることがとても重要だと考えています。現実に向き合い、人口減少による収入減や合併特例措置の期限が切れることによる削減に対応できる千曲市行政の体質をつくるためにも行政改革、公共施設の再配置に真剣に取り組んでいただきたいと考えます。このことについて、市長のお考えをお伺いします。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 先ほど来の公共施設、確かに今ですね、3・11あってから急速に今の公共施設をどうしようかって議論が高まってます。2年半たつんですけど、ほとんど耐震化がされてない部分って多いんですね。今、合併したときに、やはり、一つの自治体とすれば、いろんな施設持ってますから、それを整理統合するっていうのは、これは簡単に言うようですけど難しいんですね。地域行きますとね、なかなか皆さん方はわが町、我が地域の施設だということで主張されますので、簡単にはまいりません。ですから、その部分が後回しになってきてるのはやむを得ないんですけれども、それ以前に、ほかの部分で、3億円強削減してきたわけでありまして、9億円はやってはいけないなということであります。今、税収減に伴って、83億円あったものが、今、この間もお話しましたけど、72億、3億なんですね。もう税だけで落ちてるんですよね。ですから、今までと同じようにサービスをしていくとすれば、やはりどうしても税収を上げなきゃいけません。その中では、これから先々を見てきたときに、常に83億円をキープできればいいんですよ。最大ピークのときのね。キープできないんです。そこが問題でありまして、どうしても、どっかにしわ寄せがいくと。その部分を今公共施設を統廃合しながら、経費を節減していくということになるわけであります。ですから、新幹線と公共施設の関係というのは全くイコールでありませんので、新幹線は新幹線、地域経済を活性化するための施設でありまして、交付税は基準財政額と、基準財政収入額と需要額との差でくるわけでありますから、計算上の話です。ですから、そこは全くリンクはしないわけでありますけども、いずれにしても地域経済を活性化していかないと、この地域の財政というのはもたなくなってしまうかなという危惧はあります。そのために今盛んに13億円の交付税減額を見て、一所懸命経費の削減に努めているところなんですね。そういった意味では御理解いただきたいなと思います。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 今までと同じ市民サービスを維持することは、これからは困難ではないかなというふうに思います。でも、行政担当者としては、今までと同じ公共のサービスを提供していきたいということで、何とか自主財源の確保というのを真剣に考えて努力していただいてるんだというふうに理解をしていますけれども、でも、入ってくる収入が少なくなるんだというところ、そういう点も市民には理解をしていただく。そして今までと同じサービスが受けれない。今までと同じサービスを受け続けたら、子や孫の代に大きな負担を残していくんだというところを考えながら、市民の意識というのも変わっていく必要があるのではないかなという感じを私は持っています。そして、新幹線新駅は違うんだという市長のお話にもありましたけれども、自主財源の確保ということで一所懸命やっていますけど、駅をつくって、というところの危うさというか、本当に自主財源が入ってくるのだろうかというところを市民が心配している人たちがいますけれども、それよりも今の公的サービスを縮小してでも、確かな、かたい、堅実な千曲市の財政運営というのがなされていくほうがいいのではないかなというふうに私は考えていますけれども、そういう点も、今後は行政からきちんとした資料、データを出していただいて、市民と話し合いをしながら、合意形成をつくっていきたいというふうに、いってほしいということを願っています。行政に対する信頼関係、市民も一所懸命やっていくという協働の社会づくり、その辺を目指して進めてほしいと願っています。

 それでは、次の質問に移ります。

 大項目の2として、いじめ、虐待、DVの実態と予防対策、子供たちの学校でのいじめの実態と対応や予防の学習について伺います。

 小学校6年間と中学校3年間にいじめにかかわった経験がある児童・生徒は9割を超えるという調査結果があります。いじめから子供たちを守るためには、いじめ防止教育を行い、見抜く力をつけ、いじめの加害者をつくらないことです。千曲市の小中学校でのいじめの実態、その対応や予防のための学習はどのようにされているでしょうか。文部科学省がこの夏、民主党政権時代の平成23年度に中止した道徳の教材「心のノート」の配付を再開し、夏休み明けの小学校に配付されたという報道がありました。「心のノート」はいじめ対策を主眼に道徳教育に力を入れる安倍政権の方針に基づく措置。文科省が教材をつくって学校に配るということで、学校内ではどのように利用されるのでしょうか。

 いじめや不登校等の相談に乗ってもらえるスクールカウンセラー活用事業があります。いろいろな悩みやストレスを抱える児童・生徒、親へのカウンセリングや相談援助を行い、問題解決や予防に当たってもらっている制度です。戸上中と屋中の拠点校方式をとっており、相談件数は拠点校が多く、そのほかは10分の1以下であったり、八幡小や治田小はゼロ件です。スクールカウンセラー活用事業が全部の学校に広げられる配慮が望まれますが、その点についても伺います。



○議長(吉田昌弘君) 吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) それではお答えをします。

 いじめの実態についてでありますけれども、市内13小中学校で平成24年度にいじめがあったと認知した件数は34件であります。この件数につきましては、いじめは許さないという気風が育ってきているんではないかなというふうに受けとめております。内容としましては、ひやかしやからかい、仲間外しがほとんどでございます。認知後は学級担任を中心に関係職員が一緒になって把握に努めた上で、必要な指導をして、早い段階での解決を心がけております。

 国や県の事業にかかわってでありますが、議員御指摘の心の教育の一環として、文科省がこのたび道徳教育の充実を図るということで「心のノート」、全学校に配付されました。これにつきましては、今後活用方考えていきたいと思いますけれども、これは新たな資料ということでありますので、これまでの取り組みに加えて、使える部分は活用しながら取り組んでまいりたいというふうに思っております。

 それから、国や県の事業にかかわってのカウンセリング事業でありますけれども、いじめや不登校などの問題対策として、拠点校方式でということで、確かに千曲市の場合には、戸上中と屋代中の2校が拠点校というようなことで、スクールカウンセラーが配置されております。これは拠点校方式ということで、その拠点にスクールカウンセラーが配置されているということで、その周りの小中学校も十分活用できるということであって、必要によっては幾らでも活用できる状況になっております。その中にあっては、割り当てられた時間、これは専門のカウンセラー配置しての事業でありますので、なかなか大変な事業になるわけでありますが、配置された時数は280時間ということになっておりますけれども、千曲市の場合には利用しやすくするということで、市費で100時間分を予算化して必要なときに使える体制をとっております。また、市独自としては、いじめ対策という面では、市教委として作成しました「いじめ対応マニュアル」というものを各学校で使ってもらっております。これはいじめを許さない学校づくりに向けて、いじめ予防の取り組みを中心にしたものでありますけれども、マニュアルに沿って展開をしてもらっております。また、カウンセリングや教育相談体制の充実をというような面から、千曲市の総合教育センターには、相談、教育相談室を設けて、2人の専門相談員を常駐させて、いろんな面での取り組みに対応させているという状況があります。

 以上であります。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) スクールカウンセラー活用事業ですけれども、拠点校方式で、市としても時間をふやして対応していただいているということですが、それにしても、拠点校以外のところは少し使いづらいのかなということと、それから相談の件数がゼロ件というところが2校あるんですけど、各学校の実態としては、いじめがあるんだろうと思いますので、もう少し利用しやすいように、拠点校以外のところも利用しやすいような何か配慮がされたら。相談したい人たちはいるんだろうと思うので、その点改めて再度お伺いしたいと思います。



○議長(吉田昌弘君) 吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) 私どもとすれば、拠点校以外のところは利用しにくいという状況はないかと思うんでありますが、必要であれば、電話をして、予約をして、スケジュールを決めて、相談できる体制をつくるわけであります。予約さえ入れれば、取り組んでもらえる状況になっております。ゼロというのは、そういう相談、スクールカウンセラーにお願いをしてというところまで必要なかったというか、そういうことも関係してるんかなと思いますが、いずれにしろ、徹底不足という部分があるといけないので、遠慮なく活用方呼びかけたいと思います。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 利用しやすいようにしていただいて、子供たちの心のケアしていただければと思います。そして、いじめがなくて、伸び伸びと学校生活が子供たち送れることを願っております。

 次の質問に移ります。

 子供の虐待の相談支援件数、実態、支援や予防の取り組みについて伺います。

 子供への虐待は毎年増加していると児童相談所の報告がされています。そして虐待の加害者は実母が多いと言われています。子供との接し方がわからなかったり、育児不安を抱えている人に対して、そうした気持ちを語り合い、支え合う自助グループがあります。体験を分かち合うことで心の整理をし、育児不安を和らげ、虐待を防ぐ取り組みになると聞きました。千曲市においては、相談員や保健師の方などの連携により支援がなされています。子供への虐待の相談支援の件数や実態、支援や予防の取り組みについてと虐待の親に対して自助グループ活動への参加を勧める取り組みについて伺います。



○議長(吉田昌弘君) 中村健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 中村義男君 答弁席〕



◎健康福祉部長(中村義男君) 市への虐待の相談件数といいますか、相談支援件数でありますが、平成24年、昨年でありますが、延べ637件、本年度4月から8月まででありますが、延べ442件ということになっておりまして、当市におきましても増加傾向にあるということでございます。

 支援の取り組みでございますが、市民や保育園、病院等の関係機関などから虐待通告があった場合でございますが、まず市では受付の会議を行いまして、安全確認の方法、また児童相談所への通告、送致の必要性などについて判断をいたします。緊急の場合には電話で通告を行います。その後、世帯の状況ですとか、赤ちゃん訪問、こういったときに御家庭やお子さんの様子など初期調査ということで実施をいたしまして、まず子供の安全確認を行うということにしております。

 安全確認につきましては、家庭を訪問し、直接子供を目視して確認する場合ですとか、子供が保育園や学校に通園・通学している場合には、保育士や教職員にも御協力いただき、確認を行っているところであります。安全確認を行った後、このケースの受理といいますか、受理会議というものをまた行いまして、安全確認で得た状況等を報告して、子供の安全についての緊急度の、緊急度合い、介入の必要性をアセスメントしまして、児童相談所に通告・送致が必要かどうかを検討をまずいたします。また、保護者の養育能力ですとか、現在の養育上の問題、保護者を取り巻く親族、あるいは友人、関係機関とのかかわりから期待できる支援内容についてアセスメントを行いまして、当面の支援を決定しまして、支援が必要な家庭に対し、児童相談所あるいは警察も含めた実務者会議というものを持ちまして、情報を共有しながら家庭訪問等をするなどしまして、相談活動を行うなどの支援をしているところでございます。

 予防の取り組みというところでございますが、児童虐待についてのリーフレットの配布ですとか、ポスターの掲示、また家庭児童相談員ですとか、子育て支援センターに子育て支援相談員を配置しておりますので、保育園・学校と連携をしながら、子育てに関する相談がしやすい体制を整備をしているところであります。

 それから自助グループ活動についてでございますが、市では自主的に行っている団体の把握は現在しておりません。活動している団体等から相談があった場合には、情報の提供など、必要な支援をしていきたいというふうに考えているところであります。

 以上です。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) いろいろな機関でネットワークを組んで、虐待の支援の体制がつくられているということでしたけれども、子育てしにくい親に対しての自助グループの活動というのを自主的に市民のところでできていけばいいのですけれども、市のほうで最初のつくる段階のところを支援していただいて、そして、それが継続して広がっていけたら、虐待の予防っていう点でも大きな力になるのではないかなというふうに願っていますので、また検討をしてください。よろしくお願いいたします。

 それでは、次の質問に移ります。

 DVの相談支援件数と予防対策について伺います。ドメスティックバイオレンスを訳してDVと言います。平成13年に配偶者暴力防止被害者保護法、DV防止法が成立しました。配偶者など、親しい間柄の人からの暴力行為ですが、家庭の中で夫から妻が暴力を受けることが多くあります。そのような家庭で育つ子供たちも安心して暮らすことができず、心の傷を深くしていきます。DVの発生予防対策、被害者に対する相談支援件数について伺います。



○議長(吉田昌弘君) 中村健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 中村義男君 答弁席〕



◎健康福祉部長(中村義男君) DVの相談支援件数でございますけれども、平成24年度であります。延べで39件であります。実件数は18件であります。

 本年度4月から8月までの間で延べ21件、実件数17件であります。

 予防対策につきましてですが、子供の目の前で配偶者に対する暴力を振るうということも児童虐待というふうに言われております。したがいまして、児童虐待の予防とあわせましてリーフレットの配布ですとか、DVの24時間のホットライン、こういった相談窓口を周知したり、家庭児童相談員、それから母子自立支援員、こういった者を配置しておりますので、また先ほど申し上げましたが、子育て支援センターにも子育て相談員を配置しております。こういったものを通じまして、相談しやすいような体制をこれからも図っていきたいというふうに思っております。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 配偶者から暴力を受けた被害者の心身の回復には、配偶者からの暴力という体験を有する被害者同士が体験や感情を共有し、情報を交換し合う自助のためのグループに参加することが有効と言われています。自助グループとは、同じ悩みを抱える仲間が対等な立場でミーティングなどを行い、経験を分かち合いながら問題解決に向けて支え合うための自主的な活動を継続的に行うグループです。横浜市の男女共同参画センターでは、市民が本来持っている生きる力の回復に資することを目的として、自助グループ支援事業を実施しています。千曲市でも進めていただきたいと考えています。

 次の質問に移ります。大項目の3として、男女共同参画計画推進の進行状況について伺います。

 条例に基づき施策の実施状況等、毎年公表することについて伺います。

 昨年3月成立した千曲市男女共同参画条例の13条に、市長は、「男女共同参画計画に基づく施策の実施状況等を審議会に報告するとともに、これを毎年公表しなければならない」と明記されています。条例が成立した最初の年度ではありますが、平成24年度施策の実施状況等の公表はどのようになされたでしょうか。



○議長(吉田昌弘君) 中村健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 中村義男君 答弁席〕



◎健康福祉部長(中村義男君) 男女共同参画推進条例が制定されまして、初年度であります平成24年度の男女共同参画計画に基づきます施策の実施状況につきましては、千曲市男女共同参画計画審議会へ報告をいたしました。これは本年6月3日に開催されましたので報告をいたしました。また、ホームページによりましても周知をしているところでございます。また、女性団体の会議ですとか、研修会、地区の人権教育研修会などで資料提供ですとか、説明等を行いまして、市民の皆様にお知らせをしているところでございます。また、来年1月でございますが、1月に開催する人権を守る市民集会のときには、男女共同参画啓発パネルの展示をしたいということで、その展示の中で、施策の実施状況を公開するように今予定をしているところでございます。

 施策の実施状況等の公表には、広報、啓発活動の一つと考えていますので、今後もあらゆる機会を利用してまいりたいというふうに思っております。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 6月3日の審議会に報告されたということですけれども、そしてホームページに載せてあるということですが、ホームページに載っていなかったのですけれども、私の見方が悪かったのでしょうか。現在は載っているんでしょうか。9月1日時点で調べて、そして地区の人権委員にも私はなっておりますけれども、人権の関係は11月ごろいろいろな学習会があるんですけれども、今の時点では、市民への広報というのは出ているんでしょうか。お伺いします。



○議長(吉田昌弘君) 中村健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 中村義男君 答弁席〕



◎健康福祉部長(中村義男君) ホームページ上のですね、千曲市男女共同参画計画推進懇話会、審議会ができる前は懇話会できることになっておりまして、その結果報告、掲載の中で実施状況ですとか、概要をお知らせをしてきております。一応、確認していただければというふうに思うんですが、よろしくお願いします。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 大変ね、情報が見えてこない、そのもどかしさを感じています。そして6月3日審議会に報告されたということですが、今の答弁だと懇話会にお話をされたということです。懇話会というのは平成23年度のものです。だから、ちょっと、私も、もう時間が少ないので希望として申し上げますが、できるだけ公表、市民にわかる形での公表をスピーディーにしていただきたいというふうにお願いを申し上げます。



○議長(吉田昌弘君) 中村健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 中村義男君 答弁席〕



◎健康福祉部長(中村義男君) 現在、ホームページも新しいものに切りかわって、切りかえがしたばっかりでございますので、これから随時更新を含めて、わかりやすい掲示をしていきたいというふうに思います。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) よろしくお願いいたします。

 次の項目に移ります。小項目です。第2次男女共同参画計画、最終年の成果と本年の事業予定について伺います。第2次男女共同参画計画は平成26年度までのものでしたので、これまでの成果について伺います。9年目ということになります。

 男女共同参画に向けた意識づくりや環境づくりは、千曲市の年度ごとの女性の公職参画状況調査では低下してきています。また、長野県内の市町村比較においても19市中19位と最下位であります。市民意識調査によりますと、いまだ参画に対する男女の考え方は開きがあるとも指摘されています。また、市民満足度調査によりますと、男女共同参画については改善しなければならない領域にあり、満足度は平成22年度より後退していると報告されています。

 性別による役割分担が依然として根強く残っておりますが、男女共同参画社会は豊かで活力ある社会につながります。それに向けて取り組んでこられた成果について伺います。

 次に、本年の事業予定でありますが、既に半年経過いたしました。この9月議会において、平成24年度の決算が報告され、男女共同参画事業では、予算88万円に対して、58万円の不用額。平成23年度においても予算91万円に対して51万円の不用額となっています。不用額とは事業を行うことができなかったと理解していいのでしょうか。男女共同参画社会づくりは進んでいない。19市中最下位。そして58万円の事業を予算があって企画できなかった。その反省の上に本年度の事業を生かしてほしいと思います。今年度の予算は148万円です。前年度より59万円も増額されています。効果の上がる講演内容の企画や人材養成講座、啓発セミナーなど期待するところ、大きなものがあります。本年度の事業予定についてもあわせて伺います。



○議長(吉田昌弘君) 中村健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 中村義男君 答弁席〕



◎健康福祉部長(中村義男君) 現在の第2次の千曲市男女共同参画計画でありますが、御質問の中にありました、平成22年度から来年度26年度までの計画であります。事業の進捗状況につきましては、毎年男女共同参画計画審議会に報告をしながら御意見等をお聞きしているところでございます。

 現時点におきましては、成果の取りまとめということはまだしておりません。来年度から始める第3次の計画の策定作業の中で、事業の総括、検証、成果の分析等を行っていく予定としております。

 本年度のこれからの事業でございますが、一般市民向けへのセミナーの開催や各女性団体等への事業に対する支援を行ってまいる予定でございます。また、先ほど御指摘のございました予算の不用額ということでございますが、これは男女共同参画セミナーへの開催等についての事業を組んだわけでございますが、なかなか忙しい中、参加者が思うように集まらなかったというものでございまして、事業をやらなかったと、こういうことではありませんので、御了解、御理解をお願いしたいというふうに思います。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 不用額というのは、そういう意味のことなんでしょうか。事業はやった。だけど、なかなか忙しくて人が集まらなかったということですけれども、事業をやったということであれば、予算は使った決算額として上がったんではないかというふうに思いますので、私は事業をしなかったというふうに理解をしているんですけど、そこはどうでしょうか。



○議長(吉田昌弘君) 中村健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 中村義男君 答弁席〕



◎健康福祉部長(中村義男君) 事業につきましては、実施をしております。経費が、例えば、男女共同参画セミナーで、議員さんにも今年度行っていただきましたけれども、市のバスを使うなどして経費も使わなかったということもございますし、また、ほかの事業でも参加者が少なくなってしまったということもございます。事業は実施をしているということでございます。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) できるだけ、効果の上がるセミナーなどの企画運営をしていただきたいというふうに願います。

 それでは、次の質問に移ります。

 市民との協働や公民館学習について伺います。女性の社会参画が新たな協働の仕組みを生み出す地域を変えていく力となっていくためには、女性みずからが気づき、行動していくことが必要です。加えて、男女共同参画の視点に立った社会慣行の見直しと地域社会や行政の制度的な仕組みづくりが車の両輪となって機能していくよう進めていく必要があります。そのための人材育成講座、その修了生による活動グループの育成など、市民との協働について行政としての考えを伺います。また、このような学習を公民館学習の中に組み入れることで裾野が広がるのではないかと考えますが、どのようにしたらできるでしょうか、伺います。



○議長(吉田昌弘君) 中村健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 中村義男君 答弁席〕



◎健康福祉部長(中村義男君) 市民との協働、公民館学習等についてでございます。

 千曲市男女共同参画計画の趣旨には、全ての行政分野を男女共同参画の視点から、また市民と行政が一体となって、社会のあらゆる分野において男女共同参画社会の実現に向けて取り組むということがうたわれております。男女共同参画の推進に向けて市民との協働や公民館が開催する講座の中へ取り入れたらとの御提案をいただきましたが、男女共同参画の意識づくり事業としては、公民館の市民講座や市民向けの研修等の中では、既にプログラムに組み入れて実施をしているものもございます。引き続き、計画の趣旨に沿い、より効果的な企画と市民が参加しやすい取り組みを各部局や関係機関と連携をしながら進めてまいりたいというふうに考えているところであります。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 市民、市民の皆さんと一緒になって、行政、市民協働の形で千曲市の男女共同参画社会づくりに貢献できたらなということを願っております。



○議長(吉田昌弘君) ここで15分間休憩いたします。

                              午後2時8分 休憩

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 午後2時25分 開議



○副議長(荻原光太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 続いて、2番、宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) 議席番号2番千曲政経会、宮下正光でございます。午前で質問された小玉議員から、きょうは13日の金曜日で仏滅ですとお話がありました。一般質問3日目の午後2時過ぎということで、大変な日の大変なところに当たりました。眠気を誘わないような質問をしてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。

 私は、ことし4月より千曲政経会に所属いたし、会派の目的と理念に基づき千曲市の未来を考えてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。

 本日の一般質問は、大項目2点について質問をいたします。

 初めに、市民サービスの中で高齢者の利用率が高いデマンド型乗合タクシーについて、また2点目は、千曲市の未来をも左右する重要課題でもあります千曲市への企業誘致についてです。

 それでは、通告に基づき質問をしてまいります。

 大項目1、千曲市東部地区デマンド型乗合タクシーについて、小項目の1、東部地区デマンド型乗合タクシーの試験運行事業について。

 ことし3月16日より東部地区(森、倉科、生萱、雨宮、土口、屋代6区)を対象にしたデマンド型乗合タクシー、めぐりきらり号の試験運行が始まりました。デマンドとは、「要求、要請」の意味で、利用者が電話などで乗車を予約し、エリア内のバス停の希望した場所で乗降が可能で、利用者のニーズに応じた柔軟な運行ができ、利用者がいなければ走る必要がなく、小型車で済むことから経費節減や将来的には、バスが走れない狭い道でも運行できる可能性もあります。長野県内でも既に多くの市町村がデマンド型交通の導入をしています。主だった導入先ですが、安曇野市では「あづみん号」、栄村では「かたくり号」、東御市では「とうみレッツ号」、また富士見町では「すずらん号」などです。我が千曲市でも東小学校24年度卒業生のデザインによるちょっと目立つカラーリングの「めぐりきらり号」が走っています。皆さんも一度は見たことがあるのではないでしょうか。

 そこで小項目(1)について、四つの点について順次質問をしてまいりたいと思います。

 初めに、デマンド型乗合タクシーの試験運行事業の目的を伺います。以前より東部地区には市営の循環型バスが運行されていますが、先ごろデマンド型乗合タクシーの試験運行事業を導入した目的について、また東部地区への導入の経緯についてもお尋ねをいたします。



○副議長(荻原光太郎君) 答弁を求めます。和田市民環境部長。

          〔市民環境部長 和田義宣君 答弁席〕



◎市民環境部長(和田義宣君) 御案内のとおり、土口、生萱、雨宮、森、倉科、屋代第6区の東部地区においては、昨年度まで循環バス「あんず号」を1日8便運行しておりました。

 しかしながら、利用者が1便3人程度と利用状況が極めて低いこと、倉科・森地区など中山間地が点在し、道路が狭く坂道が多いこと、また65歳以上の人口割合が比較的高いことなどの観点から、東部地区をモデル地区として、狭い道路にも対応した小型車両の「めぐりきらり号」を本年3月16日から試験運行をしてきたところでございます。

 試験運行の目的につきましては、高齢者等の交通弱者や運転免許返納者等で移動が不便な方々にとって、予約によるデマンド乗合型タクシーが有効なものかどうかを確認し、また今後他地区への導入も想定したデータを収集するための運行でございます。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) この調査・研究なんですが、どの程度の期間実施される予定でしょうか。お聞きいたします。



○副議長(荻原光太郎君) 和田市民環境部長。

          〔市民環境部長 和田義宣君 答弁席〕



◎市民環境部長(和田義宣君) 現在、約半年運行してまいりましたけれども、8月には地元の6地区、それぞれと懇談会等を開催し、状況等を確認してきたところでございます。これから半年間の状況をまとめまして、今後の計画に生かしていきたいと思っております。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) はい、では今年度いっぱい実施されるというような考え方でよろしいですか。

 それでは、続きまして、次の質問にまいりたいと思います。

 試験運行6カ月間、行われてきたわけなんですが、この登録者数と利用者の推移を伺います。短期間で登録者と利用者をふやすことは、なかなか大変なことと思われます。担当課でも御苦労をいただいておりますが、登録者数や利用者は増加の傾向にあるのでしょうか。また、地域別登録者数はいかがでしょうか。お伺いします。



○副議長(荻原光太郎君) 和田市民環境部長。

          〔市民環境部長 和田義宣君 答弁席〕



◎市民環境部長(和田義宣君) 試験運行を開始して約半年が経過いたしましたけれども、8月末現在の利用登録者数は375人でございまして、そのほとんどが65歳以上の高齢者となっております。

 地区別の利用登録者数は、森地区が104人、倉科地区が95人と二つの地区で全体の半数以上を占めておりまして、次いで生萱地区の68人、雨宮地区の30人というような状況でございます。

 また、東部地区以外の方からも35人の登録をいただいている状況でございます。

 利用者につきましては、当初の目標の1日当たり24人という設定でございましたけれども、4月以降の月平均の利用者数は363人、1日当たりでは約14人というような状況で、24人の目標に達しておりませんが、毎月の利用者数はわずかでございますけれども増加している状況でございます。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) 当初の利用者数値を1日24人と設定されているんですが、この24人という設定をされた根拠についてお伺いをいたします。



○副議長(荻原光太郎君) 和田市民環境部長。

          〔市民環境部長 和田義宣君 答弁席〕



◎市民環境部長(和田義宣君) 循環バスの東部地区の状況で、22年度、23年度の利用者が、年間約5,500人程度でございまして、このデマンド型にすることによって、さらに利便性を高めるということから、もう少し利用者がふえるのではないかということで、年間約7,000人というふうに設定いたしました。その運行日数296日で割って24人という数字になっております。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) この設定をされた目標人数なんですが、24人ということでもって、目標値としてはまあまあいい数字じゃないかなというような、そんなふうに思います。

 次の質問にまいります。

 デマンド型乗合タクシーの推進のため、どのような施策をされていますでしょうか。また、その中で広報活動はいかがでしょうか。広報活動のための予算は、どのようになっていますでしょうか。お答えをお願いいたします。



○副議長(荻原光太郎君) 和田市民環境部長。

          〔市民環境部長 和田義宣君 答弁席〕



◎市民環境部長(和田義宣君) このシステムを広く市民の方々に知っていただくため、7月と8月に「めぐりきらり号通信」を市報の配布にあわせて、回覧文書として東部地区に配布をいたしました。

 また、この新公共交通システムのさらなる浸透と登録者の増加を図るためには、懇談会の開催がより効果的ではないかと考え、先月、先ほど申し上げましたけれども。6地区それぞれで懇談会を開催したところでございます。

 懇談会では、実際に利用された方だけでなく、まだ利用されていない方などにも御参加いただき、感想や改善要望などをお聞きしたほか、利用方法がわからない方への説明も行いました。

 懇談会の開催により、現在利用されていない方にも知っていただくことができ、利用促進の効果があったものと思っておりますので、今後も懇談会等は開催してまいりたいと考えております。このように回覧文書の発行や懇談会の開催など、できるだけ経費をかけないで実効性が上がるよう努めてまいりたいと考えております。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) ただいまの質問で、予算のほうはどのようになっているかという部分なんですが、それについて追加お願いいたします。



○副議長(荻原光太郎君) 和田市民環境部長。

          〔市民環境部長 和田義宣君 答弁席〕



◎市民環境部長(和田義宣君) 実際の回覧文書、それから、懇談会等でPRを推進しているというふうに申し上げましたけれども、実際の経費につきましては、そういう印刷する紙代、そういうふうなものでございまして、特段委託業務に出すとか、そういうことはかけておりませんので、その広報の実費ということで極力経費は抑えております。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) 経費が抑えられるということは大変ありがたいことでございます。私も懇談会の開催というのは大変有効なことだと思います。これからも登録者をふやし利用を推進するため、広報活動は必要だと思うんですが、利用を啓発するための例えばポスターとか電話をするときのための電話番号を書いてあるステッカーとか、そういったものの作成についてなんかのお考えはいかがでしょうか。



○副議長(荻原光太郎君) 和田市民環境部長。

          〔市民環境部長 和田義宣君 答弁席〕



◎市民環境部長(和田義宣君) 懇談会を通じても御意見ございましたけれども、なかなか高齢者ですので、ものを読んだり見たり、それから、なかなか市のインターネットでホームページを見るとかということが難しい。口コミというようなものが非常に有効だというような状況を聞いてまいりました。ですから、議員がおっしゃるようなことも考慮しながら、実効性のある皆さんに広く知っていただくような施策をとっていきたいと考えております。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) 予約するためにはこれは電話をしなきゃいけないということで、なかなかお年寄りも電話番号をどっかへ控えたんだけどちょっとわからないやとか、チラシをもらってあったんだけども、そのチラシが見当たらなくなったとか、そんなことで大変な思いをされることもあると思うんですね。先日もちょっと防犯の関係のステッカーとかも全戸に配布されたようですが、そちらのほうの電話をする先の電話番号がちょっとわかりやすいような形と思って、記載されているようなステッカーがあればありがたいなと思いますので、ちょっと御検討をいただければと思いますが。

 次の質問にまいります。

 東部地区における今後の登録者数と利用者の見通しはどうでしょうか。

 先ほども申し上げましたが、担当課の職員の皆様にはこの半年御苦労をいただき、登録者数、利用者数も徐々にふえているようです。今年度中にあとどのぐらい登録者及び利用者を確保できそうでしょうか、お伺いいたします。



○副議長(荻原光太郎君) 和田市民環境部長。

          〔市民環境部長 和田義宣君 答弁席〕



◎市民環境部長(和田義宣君) 今年度の登録者等の見込みということでございますけれども、現時点においては、登録者、利用者の大幅な増加は厳しいと、難しいと考えております。

 しかし、当初の利用者数1日当たり24人という目標に近づけるべく、利用された方々に効果の大きいと思われる、先ほども申し上げましたけれども、口コミでの利用拡大をお願いして、それから、また区長さんや民生児童委員さんに登録の推進を御協力をお願いしているところでございます。

 議員さんからも先ほど提案がございましたけれども、ステッカーとかという話もありましたが、地元商店街、それから、病院等とも連携して、困ったときには電話を教えてあげる、電話をかけてあげるというような御協力をお願いしていきながら、登録者数、利用者数の拡大に努めてまいりたいと考えております。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) ただいまのお答えの中で、登録者、利用者数の大幅な増加は厳しいということですが、この厳しいという見方の部分の、どんな部分がネックになっているのか、ちょっとお伺いしたいと思います。



○副議長(荻原光太郎君) 和田市民環境部長。

          〔市民環境部長 和田義宣君 答弁席〕



◎市民環境部長(和田義宣君) 懇談会の中でも出てきたわけですけれども、予約ですね、なかなかすぐと、リアルタイムで車を呼べないというようなこと、そういうことですね。それから、あと停留所が少ないんじゃないかというようなこと、それで目標については利用者、登録数を今年度末で500人程度というふうに考えておりますけれども、先ほど8月末で375人というふうに申し上げましたが、9月10日では398人ということで約400人、登録者については目標に近づくのではないかと考えております。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) 非常に明るい何ていうんですか、だんだんに明るく人数がふえてきているということで、いいデータが出てると思います。厳しいということでありますがね、利用された方々の口コミということで利用拡大をお願いすることは大変有効だと思います。ネット販売でも口コミというのは何かものを買うときには、この商品はいいのか悪いのかというような口コミというのは非常に判断材料になるという。私もしょっちゅうこれを使わさせていただいております。ありがとうございます。

 続きまして、小項目2東部地区デマンド型乗合タクシーの利点と課題についてお伺いします。

 まとまった需要がある場合は、あんず号のような定時定路線の循環バス運行が適しております。決まった時間に乗り場から、そして行き先のバス停でおります。登録も電話の予約も必要ありません。それに一度に多くに乗客を運ぶことができます。しかしながら、バス停の間隔が遠い、時間が定時である、目的地まで遠回りをしなければならない、高齢者の利用者にとっては利用もままなりません。その点では、デマンド型乗合タクシーの利点は大きいと思われます。先ごろ東部地区、屋代6区の6地区で地域懇談会が行われたと先ほどお伺いしました。たくさんの御意見、また感想や改善要望が上がったとお聞きしておりますので、内容についてお尋ねをいたします。

 地域や利用者からどのような感想や意見、要望が出ていますでしょうか。

 まず、地域からの感想、意見、要望を、続いて利用者からの感想、意見、要望を、ほかにお気づきの点がありましたらお答えいただきたくお願いをいたします。



○副議長(荻原光太郎君) 和田市民環境部長。

          〔市民環境部長 和田義宣君 答弁席〕



◎市民環境部長(和田義宣君) まず、各地域から共通して出された要望でございますけれども、先ほどもちょっと申し上げましたが、停留所を増設してほしいという要望がございました。

 また、利用登録はしているけれども、料金が高くて高齢者割引等がないので利用していない。それから、これも先ほど申し上げましたけれども、2時間前までの予約では利用しにくいというような御意見をいただきました。

 それから、一方では、料金については抵抗はない、それから、時間の融通に対応してくれるのでありがたい、今後も高齢者に配慮した取り組みを進めてほしいなどの御意見があったところでございます。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) 利用者からの要望の中で、2時間前までのその予約が大変だというちょっとお話があるわけなんですが、他地域のシステムを見ますと、1時間前でもOKだというのが結構多いんですよね。これは運行しているタクシー会社のいろんなシステム上のこととかもあるんでしょうけども、これの改善をして、例えば時間をだんだん1時間、2時間前を例えば90分に短縮していくとか、将来的にはその1時間前でも対応できるとか、そのような方向性はいかがでしょうか。



○副議長(荻原光太郎君) 和田市民環境部長。

          〔市民環境部長 和田義宣君 答弁席〕



◎市民環境部長(和田義宣君) 今試験運行で状況を見ているところでございますので、運行事業者と相談する中で、今後の対応について改善すべきところは改善していくというふうにしてまいりたいと思っています。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) ありがとうございました。利用者の意見、要望は、利用推進に欠かせないことだと思います。丁寧な対応が登録者や利用者をふやすことにつながると思いますので、ひとつよろしくお願いをいたします。

 次の質問をいたします。

 前の質問でも要望が上がっておりますが、バス停の数をふやし利用者の利便性を図ることは可能でしょうか。

 私は選挙公約の中で交通弱者の足を確保、ドア・ツードアの交通システムを推進していく考えを掲げております。ドア・ツードアは理想です。しかしながらすぐに実現できないのであれば、バス停の数をふやすことはできないでしょうか。一部の高齢者は身体的や体力的な理由で数十メートル歩くのもつらい方もおられます。任意のバス停をふやしても、デマンド型交通では全く支障がないと思いますが、いかがでしょうか。

 また、近い将来、ドア・ツードアの交通システムを導入されるお考えはありますでしょうか。東御市や安曇野市を初め、県内の市町村では既に実施されております。東御市の場合利用者は、ほとんどが高齢者の方で、「とうみレッツ号」は利用者を自宅に迎えに行き、病院へ、買い物へ、温泉へと送り出し、帰りは自宅に送り届けています。千曲市でも利用者の利便性を上げるため、前向きに御検討をいただく必要があると思いますが、いかがでしょうか。



○副議長(荻原光太郎君) 和田市民環境部長。

          〔市民環境部長 和田義宣君 答弁席〕



◎市民環境部長(和田義宣君) 御案内のとおり、循環バスと違い、デマンド型乗合タクシーについては、停留所を増設することに支障はございません。

 このことから、試験運行に際し、既設の循環バスの停留所73カ所に加え、「めぐりきらり号」の専用の停留所を18カ所増設して、乗り降りの利便性を図ってきたところでございます。

 しかしながら、停留所まで歩くことが困難な方々にとっては、停留所を増設しても改善が見込めないので、議員がおっしゃるドア・ツードアについても今後検討していく必要があると考えております。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) これドア・ツードアを導入した場合に、経費については今よりもかなりコストのほうは高くつくと予想されてるんでしょうか。



○副議長(荻原光太郎君) 和田市民環境部長。

          〔市民環境部長 和田義宣君 答弁席〕



◎市民環境部長(和田義宣君) 当然タクシー的な運行になってきますので、経費は若干あるかと思いますけれども、まだその検証については行ってございませんので、今後事業者とまた打ち合わせをしていきたいと思っております。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) ドア・ツードアについて重要な課題として位置づけていただいており、利用者にとっても心強いかと思います。ぜひすぐには実行できなくても、この方向へ持っていただくということが利用者にとっては非常にありがたいと思いますので、ぜひともこれが達成できるように、担当課のほうではまた御尽力をいただきますようにお願いをいたします。

 続きまして、市内既存タクシー業者への脅威になることはないでしょうか。

 デマンド型乗合タクシーは、循環型バスとタクシーのちょうど中間の位置づけですが、料金も安く利用者にとっては利用しやすい公共交通機関です。しかし、デマンド型乗合タクシーの利用率が高くなれば、タクシー会社にとっては脅威に感じられる部分があるのではないでしょうか。市内の既存タクシー会社には御理解をいただけているのかお尋ねをいたします。



○副議長(荻原光太郎君) 和田市民環境部長。

          〔市民環境部長 和田義宣君 答弁席〕



◎市民環境部長(和田義宣君) デマンド型乗合タクシーは、ドア・ツードアの送迎を行うタクシーに準じた利便性と、乗合・低料金というバスに準じた特徴を兼ね備えた移動サービスであります。

 市といたしましては、他市町村の取り組み状況を参考にしながら、タクシー事業者と協議をする中で、議員のおっしゃるその懸念されてるような、経営を圧迫することのないよう、運賃ですとか運行時間帯の見直しを行っていきたいと考えております。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) 市の行う事業より民間企業の経営を圧迫することのないように、タクシー事業者との協議を十分に行って、これから行っていっていただきたいと思います。

 まず、そういう部分がある程度払拭されなければ、今後またほかの地域へこれ導入されていく場合にも、ほかのタクシー会社との間でもうまくいかなくなる場合が出てくると、なかなかまたそういった契約についても難しい部分が出てくる。そんなことのないようにひとつよろしくお願いをしたいと思います。

 次の質問にまいります。

 試験運行の結果によって、今後、他地域への推進に影響は出るのでしょうか。

 試験運行の結果が今後とも目標の数値に達しない、収支が大幅な赤字である等、負の要因も多々出てくる可能性はないわけではありません。このような場合でもこの事業を推進していかなければ、交通弱者の方々の足は確保できません。この点について今後の他地域の影響が出るのか出ないのか、その辺をちょっとお尋ねをいたします。



○副議長(荻原光太郎君) 和田市民環境部長。

          〔市民環境部長 和田義宣君 答弁席〕



◎市民環境部長(和田義宣君) 市が地域公共交通を担う背景には、マイカーの普及や少子化等によりバス利用者が減少し、バス事業者が運行事業から撤退したことが原因としてございます。

 地域住民にとって地域公共交通は、買い物や通院など生活に欠かせない交通手段でございますので、市といたしましても市民の利便性確保のために必要なものと考えております。

 今後、他地区への導入を検討していく際には、その地区の地理的条件や特性に適合しているのかどうかを調査・研究し、市全体のまちづくりに沿って、地域公共交通の確保を図ってまいりたいと考えております。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) 前向きな御答弁ということで受け取らさせていただきたいと思います。これからは地域の皆様がみずから地域の足を確保するという姿勢が必要だというふうに私も思います。超高齢者社会を迎え、買い物難民や交通難民を出さないためにも、この事業の一層の推進をお願いして、次の質問に移らさせていただきたいと思います。ありがとうございます。

 続きまして、大項目2、千曲市への企業誘致について。

 小項目(1)、企業誘致のための立地について。

 昨日、小川議員から企業誘致の課題についてということで質問があり、重複する部分もありますが、質問をしてまいります。

 千曲市のホームページの企業立地パンフレットの見出しでは、「千曲市は道路網、鉄路が結束した交通の要衝です。企業活動の拠点として、魅力ある地域です」とあります。しかし、具体的な立地情報の掲載やリンク先の情報も見当たりません。千曲市が積極的に企業を誘致するのであれば、土地の広さ、場所、用途地域など当然検索できることが必要だと思います。私は、このたび千曲市企業立地推進本部と企業立地推進室の設置により、立地候補地が円滑に企業に紹介されることを来しております。

 それでは、最初の質問です。千曲市企業立地推進本部の目的とその役割について説明をいただけますでしょうか。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 千曲市企業立地推進本部、これは「新たな企業誘致戦略を練り、市内への企業立地を図り、もって市民の雇用創出並びに地域産業の振興及び活性化につなげることを目的」に設置したものでございます。本部長には副市長を、本部員には私を初め全部長を充てて、関係機関との連携、それから情報収集に努めてまいりものでございます。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) この推進本部の第1回の会議というのが、5月22日にこの推進本部会議が開催されたとお聞きしておりますが、この会議はどのような内容でしたか。

 また、それ以後の会議や活動は行われていますでしょうか。行われていましたら内容についても伺いたいと思います。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 第1回目の会議では、先ほど申し上げましたような立地本部、推進本部の目的、これらの意思統一を図ったところでございます。

 第2回につきましては、これちょっと日にちは定かでないので申しわけございませんけれども、これからの推進の具体策としまして、具体的に申し上げますと、現在の工業用地の中に、どのような企業を持って来るかというようなことで、御相談といいますか打ち合わせをしたことはありました。

 以上です。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) じゃあ、あれですね、立案とか例えばこれの本部の機能について、積極的な活動とか、そういったことについては具体的にはまだ動かれていないのでしょうか。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 推進本部は、先ほど申し上げましたように、企業誘致の全体のことを進めるものでありますから、具体的な企業があったとすれば、そのようなものについても相談はしてまいりますけれども、確かにまだそのような具体的なことについては相談はしてございません。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) 推進室のほうもあるわけなんですが、推進室がより円滑に機能していくためには、推進本部がやっぱり核となって、いろいろ今後の立地について考えていただくことが必要だと思うんですよ。しかしながら、もうこれ4月から5カ月ちょっと経つんですが、いまだに会議の数も多くないと。本気で、これは本気でと言っちゃうと失礼なんですが、推進をされていくというお気持ちはあるんでしょうか。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 実際には、本部が企業誘致に直接ということではなくて、やはり先ほども申し上げましたが、大局的な千曲市の企業誘致についての大きな問題を考えるところで、いろんな課のといいますか、どのものが集まっております。企業立地推進室のほうでは、いろんな企業を回って実働部隊ということで活動しておりますので、そのように御理解いただきたいと思います。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) 本部と推進室について違いというには一応理解しているつもりではあるんですが、やはり本部というものを立ち上げて、本部を中心として千曲市の立地を推進していくという、そういう意気込みが私も感じられるかなというように思ったのですが、これが市長も企業立地を推進していくということをいつもおっしゃられておるんですが、どうも進み具合がちょっと遅いんじゃないかなというような、そんな気がするんですが、今後についてその辺の改善というのはあるのでしょうか。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 進み具合についてでございますけれども、先ごろ小川議員にも市長からお答えいたしましたように、これまで企業立地のために、いろんな企業を職員が回っておるわけでございますけれども、昨年の1年間の引き合い問い合わせ件数について22件、それから、ことしの4月からこれまでの問い合わせが25件ということで、この数字を見ても、やはり一生懸命取り組んでいるということを評価いただきたいかと思います。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) しかしながら、その数字というのが、推進本部は実働で動いてないわけでしょう。これは推進本部がとった数字じゃないでしょう、それは。私はそのように思うんですが、推進本部とはやはり核となってその企業立地を推進するために、いろいろ例えば推進室を動かしたりとか、いろんな情報を密にしていくとか、立案していくとか、そういう核になる本部だと思うんですが、その辺は違うんでしょうか。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 先ほどの繰り返しになりますけれども、推進本部は企業立地を推進するためのいろいろな施策等を検討する分でありまして、実働部隊は推進室が行っていることで、そのように御理解をいただきたいかと思います。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) それでは、私がそのように理解をいたします。

 もう時間もちょっとないので、先へ行きます。

 千曲市へ立地を希望される企業に対して、千曲市はどのような範囲でどこまで対応できますでしょうか。

 産業支援センターの創設や企業立地推進室が組織され、市内への立地を希望される企業には十分な対応が期待されますが、担当課では、千曲市へ立地を希望される企業に対してどのような対応ができますか。例えば、立地や支援などについて、具体的にお願いをいたします。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 千曲市に立地希望のある企業に対しましては、用地の選定、それから、助成制度の紹介、ときには地権者の意向調査など、行政としてできる限りの対応をしております。

 そして、工業用地等の取得にかかる経費、あるいは工場の新設・増設にかかる経費などについて、市の商工業振興条例に基づく助成制度を活用いただくように説明をしてきておるところでございます。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) はい、ありがとうございます。わかりました。それでは、企業立地候補地について、千曲市はどの程度の情報をお持ちでしょうか。

 ちょっと続けて次のほうも行っちゃいます。

 千曲市は長野県宅地建物取引協会上小、更埴支部と「産業用地確保のための情報活用に関する協定書」を締結されているので、事前に企業側の要望についてシミュレーションをして、実際に想定をされる条件をクリアするため、土地のデータを収集しておくことはできないでしょうか。ちょっとこの2点についてお伺いします。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 私どもの市では、企業誘致のために特に今のところ工業用地として、工業団地ですね、そういうようなもののために土地を十分に用意してあるわけではございませんが、そのような土地については、できる限り収集といいますか、調査しておきたいと思います。

 それから、不動産、済みません、土地・建物の取り引きのほうの、ちょっと名前忘れましたけれども、協会との連携でございますけれども、これらについては、お互い情報を交換し合う中で進めております。

 以上です。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) それでは、市として、現在土地の情報とか、そういったことについては、全くデータ持っていないわけでしょうか。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 民地のものは一応把握している部分もございますけれども、公開できない部分もございますので、御承知いただきたいかと思います。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) 公開できないものがあるということなんですが、例えばそこの住所とか詳しいものを例えば掲載しなくても、例えば千曲市北部だとか東部だとか、その地域を示して、およそ何坪の土地がどんな使用目的で使えるとか、そういったことを公開することは可能でしょうか。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) やはり土地のことでございます。利害関係といいますかね、その人の権利に関することですので、それぞれ公開してくれるなとか、そういうようなものもありますので、現在のところはそのように把握しているだけでございます。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) 市のほうでの公開も例えばできないし、情報についても持ってないと。これ例えば立地をしたいという企業から問い合わせがあったときは、どのような対応をされてるんですか。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 先ほど申し上げました民地もそうですけれども、オーダーメイド方式でそれぞれの企業が要望される土地について、どこかそういうものがあるかどうか、それらを私どもは調査して、紹介していくことになろうかと思います。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) その調査をして紹介をするまでには、どのぐらいの時間を市のほうではかけているのでしょうか。なるべく早ければ早いほうが相手先の、相手はお客様ですから、お客様にとってはありがたいと思うんですが、余り時間がかかるようだと企業さんもいろんな地域で土地を探しているということで、いや千曲市じゃなくてもいいじゃないかと、ほかの地域でもっと円滑に土地を紹介してくれるところがあって、条件がよければそっちのほうへ行こうじゃないかと、そんな考えになる方もいらっしゃると思うんですが、その辺いかがでしょうか。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 確かに議員おっしゃるように、スピーディーなことにこしたことはないわけでございますけれども、それぞれのケースによって時間のかかるものもあろうかと思いますが、なるべくスピード感を持ってやっていかなければならないと思います。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) 事前のこの土地のデータ収集というのは非常に大事なことだと思います。長野県宅地建物取引協会と締結をしているということなものですから、そういったとこから常に情報をいただいて、例えば何坪の土地がどのようなふうに利用できるとか、そういったことを即座に御紹介できるような形をまたお願いしたいと思います。

 続きまして、次の質問にまいります。

 立地される業種によっては、既存企業への影響の出る可能性があります。どのような対応と調整をされますか。

 市が誘致する企業は工業から商業に及ぶものと考えられます。私も千曲商工会議所の会員ですので、特に商業については、慎重な考えを持っております。近年地域商店街の活性化も進まない中で、市外からの大型小売店の出店により既存企業や商店の売り上げ減など懸念があります。大店法が廃止された以後、千曲市にも規模の大きなスーパーがたくさんでき、地元商店街では経営者の高齢化もあり、店舗を閉める店も多数出ております。千曲市は既存企業や商店街の活性化と参入企業の誘致の両立にどのような対応と調整をされるのでしょうか。もちろん商業の誘致はやらないというのであれば心配する必要なないのですが、よろしくお願いします。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 商業も工業も両方とも推進していかなければならないかと思います。業者がやはり来たいということになりますと、当然その業者が来やすいように調整を図っていくことになろうかと思います。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) それじゃあれですね、地元既存企業に対しても、いろいろの手立てを打っていくと、これは同時にやっていくと、既存企業や商店が打撃をくわないように、例えば先ほどの話でもって新規に大きなスーパーには来ていただきたくないとか、そういうことじゃなくて、同時にそれをやっていけるということでしょうか。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) そのケースによって異なるかとは思いますけれども、先ほどちょっと大型店の出店で、地元企業といいますか、個人企業などが経営が難しいということもおっしゃられました。また、それは大型店の出店によるものでなくて、やはり後継者不足とか、そういうようなことからも要因するものであろうかと思います。市といたしましては、そういうようなものもある中で、大型商店、これらについて全く拒むということでなくて、商店街の方の調整ですね、こういうようなものを図ることに商店街の発展にも努めていかなければならないかと思います。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) はい、ありがとうございます。大変難しい課題かとは思われます。これを両立していかなければ産業振興と雇用は生まれませんので、その両方がうまく成り立つように調整のほうをよろしくお願いしたいと思います。

 次の質問は、市長にお尋ねをいたします。

 大規模商業施設の出店を想定していますか。また、立地について相談に応じる考えはありますでしょうか。

 近年、大規模商業施設といえば、ショッピングモールやアウトレットモールが各地にできております。私も委員会視察で、固有名詞は出せませんのでIモール高崎といたしますが、行ってきました。実際伺い、その規模にはびっくりさせられました。担当の方からの説明では、敷地面積が12万1,000平方メートル、約これは3万6,660坪あるんですよね。延べ床面積が9万9,000平方メートル、ここでは2,700人以上の雇用があり、商圏は数十キロ圏の範囲に及ぶとのことでした。我が千曲市は高速のジャンクションを持つ大変恵まれた交通環境の立地条件を持っております。もし大規模商業施設の出店希望が出た場合、その対応について市長のお考えを伺います。



○副議長(荻原光太郎君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 仮にの話でありますけども、そういう希望があった場合には、地域の商店街とも協働しながら、共存共有が図れるのか図れないのか、まずそこの辺から検討しなきゃいけないと思っております。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) それでは、地域の商店街とかそういったところとうまく調整がつけば、誘致には前向きなお考えをお持ちでしょうか。



○副議長(荻原光太郎君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 調整がつけばですね、前々から私申し上げているように、千曲市の経済が多くの市民が所得を得たものが地域の中に循環していません。地域の商店街にもってないとか、長野とか隣の市へ出ていっちゃうんですね。これ地域の経済が回ってないということでありますので、この中にそういった集客施設ができれば大勢の皆さんが来ますから、今の商店街よりも改善できるとすれば、当然それもいいかなというふうに思っております。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) はい、ある程度理解いたしました。千曲市にとって大きな雇用を生み出す大規模商業施設は、多くの若者の雇用を生み出し、地元定住に弾みをつけるには有効だと思いますが、既存企業への影響もこれは大きいと思います。市のほうでも、今市長もおっしゃられたように、これ慎重な対応していっていただければありがたいなと思います。よろしくお願いをいたします。

 続きまして、小項目(2)企業誘致の推進について。

 千曲市は合併当時6万5,000人あった人口が年々減少を続けており、この8月1日現在では、6万1,858人と3,000人以上の減となっております。この傾向は人口推計でも今後も続くと想定されています。市長は就任後の所信表明演説で、市内経済の活性化を上げられ、「まず人口の減少、とりわけ若者の流出を抑制するためには雇用の確保であり、若者が学んだ知識と経験を活かせるような産業を何としてでも誘致しなければならない。市としても積極的に行動するために関東・関西圏など産業立地の動向について、情報収集する体制が急務である。その具体的な第一歩として、首都圏に職員を派遣し、この任に当たらせたいと考えています」と以上のように言われているわけです。それを受け、4月より職員1名を長野県東京事務所に派遣し、企業訪問を進められていますが、千曲市として約5カ月間の企業誘致の成果を踏まえ質問をしてまいりたいと思います。

 東京事務所設置後、誘致の実績と今後の見通しについて伺います。

 この5カ月間、東京事務所からの情報による誘致の実績と企業推進室などで受けたものについて、また今後の見通しについていかがでしょうか。昨日もこの件について小川議員が質問されていますので、余り詳しくなくても結構でございますが、よろしくお願いします。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 東京事務所に派遣している職員は、毎月30社近くの企業訪問をして、長野県内、とりわけ千曲市への立地を呼びかけておるわけでございます。東京事務所からの情報でございますけども、これは3件、現地を確認するために3件の実際に現地を訪問というものがございました。この間市長の話にもありましたけれども、市長が対応した案件もございますが、現在は話の継続中の案件もございます。今後も派遣している職員と連携して新規企業の誘致に努めてまいりたいというふうに考えております。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) 有力な情報があるということでもって、これはやはり東京事務所を設置して職員を派遣したということでもあって、大変その効果が出ているんだと私も思います。今後とも職員の方はお1人でやっていただいて大変だと思うんですが、この企業誘致のためにまたひとつ頑張っていただきたいと、そのように思います。

 企業誘致を推進するための施策について伺います。

 千曲市のホームページでも産業支援センターや企業立地推進室の設置の情報、また「安全、安心、豊かな自然環境!充実した支援!」をうたったパンフレットも添付されていますが、誘致を推進するための施策について実施されたものと、これからの予定などをお答えいただけますでしょうか。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 先ほどからお話にありますように、東京へ派遣した職員からの情報とか、それらに基づくもの、あるいは庁舎内の職員とか、いろいろな人からの情報に対してアンテナを高くすることも必要だと思います。

 また、企業が来るために、商工業振興条例に基づく企業立地のための助成制度、これらについても説明するとともに、人員体制の整備等も必要であるというふうに考えたところから、7月には民間の方からの任期付職員を招聘しての人的な整備も図っているということでございます。特にこれからはいろんな建設会社さんとか銀行さん、こういうようなところとの情報は的確に捉えていかなければならないかなというふうに考えております。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) いろいろな施策を実行していただいていることと思います。また、これからも引き続き推進のためにいろんな手立てを打っていただければありがたいと思います。

 次の質問にまいります。

 今年度及び来年度以降の企業誘致の目標設定はどのぐらいでしょうか。お尋ねいたします。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 目標設定のお尋ねでございますけれども、申しわけありませんが、特別そのような幾つということは、今のところ設定してはないわけでございます。ただ、企業誘致として計画する中では、総合計画・後期計画においては、28年度の目標数値でございますけども、平成21年に3,195と事業者数をわずかでは5件でありますけども、3,200にしたいという目標を掲げております。人口減少や企業の流出がとまらない状況の中で、現在の企業を支援しながら現状以上の事業所が存続するように努力してまいりたいかと思っております。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) 実はこの目標設定については余り納得できるお答えではないと思うんです。これ民間企業においては、常に目標と実績が問われるわけです。市長もよく言われるように、この企業感覚というふうによく言われますが、企業感覚をもし用いるのであれば、常にこれ今年度の目標、月の目標、そういったものを設定していただいて、それが実際にどのぐらい実行できたろうかとか、それをやはり常に見ながら行かなければ、例えば営業活動なんかの場合には、目標には到底たどりつかないものだと思いますが、今後例えばその企業をどのぐらい誘致していくと、目標で結構です、そういったお気持ちは沸きませんでしょうか。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 企業誘致につきましては、非常にお金のかかることでありますし、相手企業を特定してそれをやはり呼んでくるというには、非常な力が労力がかかるわけでございます。今すぐ何件ということは、軽々に申し上げられないところでございます。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) しかしあれですね、目標設定をしてなければ実際数字が達成されなくても、それは目標がないからしようがないんだと、結局そういう考え方になると思うんです。ぜひこれは目標を設定していただいて、市のほうでは年間に、少ない数字でもいいです、今の年間に問い合わせのある数字の中からどのぐらいでもいいと思うんです。そういったものをやはり設定していただいて、実際に実行できてもできなくても、それを市民に示すような形が私は理想じゃないかと思いますけど、いかがでしょうか。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 年々の計画ということは今申し上げられませんが、先ほど申し上げましたが、28年度までには5社ふやすということが、今言える、それが一応の目標ということでお願いします。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) やっぱりこの件については、やっぱり納得できないですね。私は18から営業をしております。それでその中で先輩からやはり営業のいろいろノウハウを教わりました。まず、やはり営業というのは、基本は目標なんです。目標に対して実績です。もうこれがなければ、これ営業をやる価値ないんですよ、全く。そのぐらいの厳しさは持って市のやっぱり企業感覚、市長が持てと言うわけですよ。どうしてそういう気持ちにならないかなと、ちょっと私は腑に落ちないんですが、やっぱり目標設定はできないですか。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 今すぐそれについて私が個人的に目標を来年はどのぐらいにするということは、やはり申し上げられませんので、御容赦願います。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) それでは、ちょっと質問を変えますね。

 市長にぜひともこれ企業感覚を、この役所の中に本当にこれは植えつけていくというお考えがあるのかどうか、それだけちょっとお伺いします。



○副議長(荻原光太郎君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 宮下議員に申し上げたいんですけどね、先ほど部長は、3,195の企業から3,200にしたいと、たった五つなんですよね。しかし、その五つを5社を誘致するってものすごい大変なんですよ。これは競争が激しいですから。その中で28年までに五つの目標をつくりましょうということでやってきてるんですね。中には廃業する方もいらっしゃいます。トータルとして五つをふやすということですから、この目標はかなり高いと思っております。しかし、今のそういう状況の中では、職員も今東京へ行っている職員頑張っています。1人行ってますけどね、毎日回って30社程度ですかね、回ってますけど、どんどん情報入ってきます。しかし、千曲市に合った企業かどうかということなんですよ、何でもいいわけじゃありませんので、その中で多くの情報の中から、千曲市に合ったものはこれだということで、今まで3件あったということであります。その中で1件私は大きな大手は来ましたので、現地を案内し説明をさせてもらいました。そういった意味では、決して経営努力を怠っているわけではないし、それぞれ頑張ってますが、相手のあることであります。なかなか思うようにいかないとこありますけどね、それにしても28年の事業者数を3,200にするというのは、総合計画で決めたわけでありますから、それに向かって今は邁進するということであります。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) ちょっと質問した趣旨に合ってないお答えだと思うんですが、一応理解いたします。

 最後の質問、1点だけお願いします。

 市長にお尋ねいたします。

 市長は就任以来、積極的に企業誘致の推進を唱えておられますが、現状と今後についてどのようなお考えをお持ちでしょうか。現況については先ほど部長より御答弁がありましたが、誘致の実績や目標値を踏まえてお尋ねをいたします。



○副議長(荻原光太郎君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 確かに企業誘致は、本当に一生懸命やっていかなきゃなりません。これは将来の課題でありますけど、今もそうなんでしょうけども、私自身も本当はもっと出たいんですね、外に。どんどん企業回りしていきたいんです。ちょっと中の仕事もありますから、そうしょっちゅう行ってるわけいきません。そういう状況でありますが、今東京事務所の職員、それから産業振興課の職員、支援センターの職員、それぞれがさまざまのアンテナを立てて情報収集をしてます。そういう中で、必要であれば私もどんどん出かけていきながら、企業と直接話をしなきゃいけないというふうに思ってます。そういう意味では、ある意味言い方が悪いですけど戦う市役所にならなくちゃいけないかなと思ってますので、そういう意味で積極的な対応をしてまいります。



○副議長(荻原光太郎君) 宮下正光議員。

          〔2番 宮下正光君 質問席〕



◆2番(宮下正光君) はい、今市長の熱意がよくわかりました。

 もう1点、ちょっと市長に所信表明演説の中で、若者が学んだ知識と経験を活かせる産業を何としてでも誘致しなければいけないと言っておられるんですが、この知識と経験を活かせる産業とは、市長はどのような……。



○副議長(荻原光太郎君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 若者の知識とかって、ちょっと意味がはっきりわかりませんけど、私は若い人たちがここに定着できるような業種を誘致したいと思っています。そういうことでありまして、それはITでもあるかもしれません。実はきょうの新聞を見ますと、1秒間に二、三本のデータを送るように、東京オリンピックを前に総務省は電波の改善をすると言ってますね。そうしますとね、どこに行ってもすごい速度で電波が往来するようになります。そういった若い方々が定着できるような、そういう施設の、あるいは会社、大小構いません、そういった方々が就職できるような場所があればいいなというふうに思っているところであります。



○副議長(荻原光太郎君) 以上で、宮下正光議員の質問は終わりました。

 ここで15分間休憩いたします。

                             午後3時30分 休憩

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 午後3時45分 開議



○議長(吉田昌弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 続いて、19番、田沢佑一議員。

          〔19番 田沢佑一君 質問席〕



◆19番(田沢佑一君) 相撲に例えれば、秋場所4日目の結びの一番、昨日3日目は先輩の原議員さんが行いました。本日、私田沢佑一は日本共産党議員団の一員として通告いたしました2点の大項目、またそれぞれ3問を市長並びに教育長に質問するものであります。

 まず、大項目1として、市長の政治手法についてお尋ねいたします。

 最初に、岡田市長はトップセールスマンを目指しますか。

 前任者の近藤前市長は、たびたびこの場でその決意を語っていた記憶がございますので、質問するものであります。

 自治体の首長は、見方を変えれば、江戸時代に置きかえた場合、局限すれば民主的に選ばれた一国一城の主、千曲城の殿様とも言えるわけであります。さしずめ副市長は、その筆頭家老でありましょう。この市長の姿勢と対応、これは大きな成果に結びつく可能性が非常に大きいと考えるからであります。

 民間企業の、先ほど民間企業の営業を18歳からやっていた宮下議員の質問がございました。さまざま多様な営業がございます。例えば、不動産業の営業マンは、ただ土地や建物を売るだけではなく、その利益に結びつくいい物件があれば買うこともございます。一昨日の同僚前田議員の戸倉駅のエレベーター設置に関連した市長答弁で、大型バスが回れない駅前広場に言及されました。現在、売りに出ている物件があるそうです。確かな展望、また戸倉上山田温泉の振興策を持っていれば、乗降客をふやすことも駅前ロータリー拡幅も現実的課題であり、市の対応次第で道は開けます。市長の決断力が求められます。

 昨日の市長答弁で、本会議の一般質問がおおむね要求型の質問だとお答えになりました。これは自体至極当然のことで、議員はそれぞれ市民の声を届けているのであって、極めて正常であります。市長は、議院内閣制の我が国の国の政治と混同されているのではないでしょうか。

 そこでお尋ねいたします。岡田市長はどのようなタイプのトップセールスマンを目指しますか、お尋ねするものであります。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) トップセールスマン、これ私は近藤市長の時代に初めてこういう言葉を聞きました。それまで職員であったものですから、そのトップセールスマンという言葉は言っちゃあいけないのかなと思ってまして、ですからあえて自分のトップセールスマン、市長でありますから、市民が幸せになることでしたら何でもやるんですよ。だからあえてトップセールスマンという言い方は私しないというように思ってますけど、市民がどう生活していくかということを最大限に考える行政のトップだということでありますので、企業誘致から全てそうなんでしょうけども、それだけではないんです。さまざまな課題があります。確かに今議員がおっしゃるように、トップセールスマンで東京や大阪へどんどん出ていけばいいんですよ。でもそれだと中がだめなんですよね、人間1人しかいませんから。だからこれは副市長と役割分担を図りながら、必要なことがあればどんな時間帯でも出てまいります。それが私の責任だというふうに思ってます。

 以上であります。



○議長(吉田昌弘君) 田沢佑一議員。

          〔19番 田沢佑一君 質問席〕



◆19番(田沢佑一君) ええ、まあ言葉ではそう言ってませんが、今の言葉をはたから見れば、名実ともにトップセールスマン、千曲市のね、そうならざるを得ませんよね。そうなると副市長はセカンドセールスマン。行政の理事者という役割というのは非常に大きいと思います。具体的には、先だって私がこの前岩手県の葛巻町へ視察に行って、そのときの町長の事例をお話したり、あるいは北海道の市の市長の東京の出張するたびに必ず何件かの企業を回っていくという、そういう機会は市長会等いろんな、あるいは市長会の会議等で東京に出張することはたびたびございます、市長の立場でですね。それをただ行って帰って来るだけじゃなくて、特に北海道の市長の場合、そうやたら飛行機使ってしょっちゅう行けるわけじゃないから、その最大のチャンスとしてやったんだと思いますが、しかし、確実に企業誘致に成功しているんですよね。非常に海から港があり、利便性を大量な荷物を運ぶという点では、可能だという点ではね、こことはまた違う条件ですが、しかし誘致に本当にトップセールスで成功させてる。

 また、葛巻町の町長は、みずから本当のこの町のこの第三セクターの企業の営業をやった。葛巻町はワインを私の大好きなワインをつくってるんですね。このワインを盛岡に来た日産の社長、最高責任者のカルロス・ゴーンに売り込みに行って、町長室にはそのカルロス・ゴーンと握手している写真が飾ってあるんですよ。大した市長だと。これはみずからがこのワインの町の第三セクターの責任者の時代、盛岡へまだ全然売れない時代、その盛岡の市内の酒屋に1件1件、この葛巻ワインはありませんかって。ないって言ったら、ぜひまたこの次買いにきてと、そういってやってね、ずっと、そうするとね、それぞれ端からそれ回って行ったらね、一ケースずつくらい全部売れるでしょう。それで1本ずつ買って車の中へどっさり積むような、そういう営業をやって広めたっていうんです。そういう本当に、第三セクターというのは本当の民間企業でありませんけども、いわゆる営業を体験した、そういう形で葛巻ワインを確固たる地位を築いた。そういう人が今町長に、2期目をやってます。そういう例もお話ししました。

 そんな点で、本当にこの千曲市が、私はなかなか、そこまでいってもなかなかそうした首長が生まれないというのは、歴史的にも関係あるんじゃないかと。この千曲市は古代から今日まで、極めてこの歴史的な特質の中で、人口密度をずっと高い状態で維持してきているわけです。こういう地域は全国的にいってもそうはないんですよ。ましてやこんな地方の中で、そういう状態をずっと維持できたというのは、これは土地の土壌の肥沃、そして、農業生産技術も高かった。加えて気候風土にも恵まれた。そして、昨日の市長答弁にあるように、大きな災害もなく極めて安定したと、そういうことから、見方を変えればある意味恵まれ過ぎている。

 その結果、例えば市内企業のいろいろ見てみても、その特質の一つには、足の引っ張り合いとか出る杭は打たれるとか、ある意味でこういう分析をした人がおって、諏訪地方では、そこから生まれて、このセイコーエプソンを初め、一部上場企業になったのが幾つかあるんですよ。残念ながらこの北信や東北信には非常にそういう点が少ない。そういう特質の中で、やっぱり一面は恵まれ過ぎている。行政もそこそこにやっていける。そういうことから、何というんだろう、必死感がないです。新しい試み、珍しいきのう倉島議員の質問の中に、株式会社サティスファクションギャランティードジャパン、これは夕べ検索してみました。ちょっとその点で夜中までかかってあれですが、この会社の行ってる運営してるところですけど、一定の可能性を秘めていると思いますけども、小川君の指摘もありますように、千曲市ブランドが商品がどれだけ売れるのかという点では疑問があります。

 また、宮入議員も紹介した一昨日の信毎経済欄に出てました市内若宮の株式会社AFT、これはアグリカルチャーファーマーズ高松という、そういう会社です。その略がAFTですが、開発した「冷やしあんず」、このようなものだと、1個500円もするあんずですけども、これは若者もこの季節外れに食べたいとか、場合によってはかなりの洋菓子に使える可能性はあります。こんな点で販路の拡大が期待できるという、こういう商品も、これはまだ千曲市ブランドにはなってないと思いますけども、こういうものが可能性としてあるんじゃないかと。こんなふうに思います。

 そんな点で、私はトップセールスという立場から、これは本当に理事者、特にセカンドセールスの副市長の活用も非常に具体的に企業誘致という、先ほどのあれでも二十数件とか、問い合わせはあると。それをものにするかしないか。問い合わせなんかは全く1年経っても1件もない市町村、恐らく全国の市のレベルでも幾つもあると思うんですよ。しかし、問い合わせがあるだけでも、しかし、それをものにするかどうか、ここが非常にトップセールスの役割が大きいし、またセカンドセールスをどのように使うかっていうね。私は倉島議員の名札のあれではないんですけどね、この赤門出をどうやって表現するかはちょっと別として、そば打ち名人の副市長というのは、これは一度で誰しも恐らく企業のトップ覚えてくれる、副市長自身市長と比べれば、いわゆる営業マンらしくはない、非常に東大出の真面目な管理だというね。しかし、そば打ち名人とくれはこれはものすごいそのギャップがあるからね、これはすごい。そして、姨捨の長楽寺あたりで、そういう大企業の社長連たちを御招待、恐らく一発で気に入ると思うんですよ。そういう要素を十分に持っている。ですから、そういううまく副市長、市長のこの使い分けをして決めていくという、これがお二人に課せられた使命だと私は思いますが、その点で本当に岡田市長自身、今意欲を示されましたが、具体的に今後問い合わせあるものについて、また東京事務所でつかんだほんのきっかけ、どんな場合でも営業、民間の営業もそうです、どんなきっかけでもこれをものにしていくかというのは、その営業マンのいわゆる手腕ですよね。この点で今言ったような使い分けをして決めてもらいたいんですよ。それが千曲市にとっていいことにつながると思いますが、再度質問いたしますが、お答えください。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 私もある市の市長が、一つのものをやり遂げるために十数回通ったという人がいらっしゃるのですね。その方とお話をしました。その目的を達成することだけに十数回通ったと、民間会社に。それでものにしたということもありました。確かにそれができる環境であればいいと思いますし、そういってやっていかないと、行政トップが行って、民間企業に行くということは、相手方もそういった真剣に受け入れてくれますので、そういうことはしていきたいなと思ってます。ですから、東京のあるところも今情報を得たものは、行けそうなものについてはどんどん私も行きたいなと思っておりますし、その辺は副市長と東西東西しながら行きたいな。副市長は副市長でネットワークありますから、そのネットワークを最大限に活用させていただきたいということでございます。



○議長(吉田昌弘君) 田沢佑一議員。

          〔19番 田沢佑一君 質問席〕



◆19番(田沢佑一君) それでは、次の質問に移ります。

 次の質問は、職員上がりの岡田市長はいかに職員の力を引き出せるかについてお尋ねするものであります。

 この質問に当たり、事務報告書で岡田市長の経歴を調べてみました。市長は平成6年4月1日から平成21年3月31日まで秘書係長、秘書課長と宮坂・近藤元市長と2人の市長、4人の助役・副市長に仕えてまいりました。

 県下19市の秘書課長・係長の中でも15年と最も長くその任に就き、市長会を通じさまざまなタイプの首長を見てきているわけであります。

 宮坂・近藤元市長は県職員、その前の旧更埴の稲玉貞雄氏が職員のトップである助役から市長になりました。この皆さん全員私はおつき合いしているわけですけども、何でもよく知っていることと判断力、決断力は別であります。とりわけ職員の能力を引き出す上で、障害になる場合、なった場合も見受けられます。

 市長は最高学府出身の副市長を得た中で、職員の能力をいかに発揮させますかお尋ねするものであります。

 一昨日の総務部長の能力開発に対する答弁、合併前の戸倉・上山田町と旧更埴市の歴史教育を、この歴史というのは行政の歴史ですね、しっかりと位置づけているのか疑問に感じました。職員の能力を発揮させる上で、それぞれの町や市が歩んだ歴史を学ぶ、このことは同じ過ちを繰り返さないことと、優れた施策を伸ばすことにつながるからであります。優れた施策というのは、それぞれの町や市が競い合ってきましたから、非常に社会教育施設、図書館だとか公民館だとか体育館だとか、そういう社会教育施設は極めて119平方キロという狭い市の中に、きめ細かく配置されてる。これはこれからの都市間競争の中で、最も私は活用次第で強みです。こんな恵まれた市はそうは全国探してもございません。こういう観点から、こういった優れた施策を本当に職員の努力で経費を削減して、維持経費ですね、そして、活用していく。こういった点で本当にどういう手法で引き出そうと考えているかお尋ねするものであります。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 私も職員をやってたものですから、どういう手法かというのは、非常にちょっとちゅうちょするとこがありまして、もう頑張る職員しかいないんですよ。元気で頑張っていただける職員、それが最大なんです。で、今若い職員の中には、本当に自分たちでグループをつくって、自主的に勉強とかしてます。今20名そこそこいらっしゃいますけどね、そういった方々の提案というのもさまざま出てきておりまして、今回の10周年を契機としたものもそうなんでしょうけども、いろんなイベントありますよね。全部補助金を出して市民に手づくりでやってもらってるんですね。ここがすばらしいんです。今までは完成のイベントでした。でも今回は民間の市民の方々に公募をし、それである程度補助金を出しながらやってきたという経過がありまして、今市民の交流団体も190を超えたんです。ようやく千曲市もそういう時代になってきたかなと思ってます。ですから、職員もそうなんでしょうけども、私は最終的には行政と市民、議会、その3者がどうやったら一緒にこの地域をつくっていけるかという、まさに協働の取り組みというのは、これからの最大の課題だと思ってます。そのためには今職員も皆さん頑張ってくれてます。特に若い方々は自主的にやってますので、そういった芽をつぶさないように、どんどん活動していきながら、やはりアイデアを持ってるんですね。そのアイデアを何としても活用したいと思ってます。



○議長(吉田昌弘君) 田沢佑一議員。

          〔19番 田沢佑一君 質問席〕



◆19番(田沢佑一君) できるだけその点では職員の力、これが一番頼りだと思う。また同時に、特別に余計経費がかかるわけじゃありませんね。決まった給与を保証してる。そういう中で、そのソフト的な力が発揮されれば、市民の満足度も上がることは間違いありませんから。

 次は、都市計画道路千曲線、戸上中の建設、新白鳥園の建設、給食センターの建設、新庁舎の建設、学校以外の公共施設の耐震化などなど、一昨日合併特例債は戸上中と新庁舎に特化されると答弁されましたが、いずれも合併特例債を使って早期に完成させたい事業だと思います。何を市長は優先されますか。お尋ねするものであります。

 これはなぜこの質問をするかというのは、先行投資及び合併機運の醸成の観点から、最も重要な都市計画道路千曲線、これが用地買収もあり後回しにされた感がございます。今後6年後には地方交付税が13億円も段階的に減収になると答弁されました。それまでにどれだけ財政力指数を上げられるかわかりません。

 この問題で、要はこの千曲線が完成していれば、現在未完成の段階でもあれだけ一定の課税対象客体がふえているわけですね。これは全部完成すれば、課税客体が沿道ずっとふえるということは間違いありません。そうすると、これは当然課税客体がふえるということは、税収が上がるということですから、この点でやはりこれは今議会には出てませんが、前議会に出てきた米澤議員が繰り返し合併特例債を使って早期完成をこの場で何度も求めておりました。改めてその点でこの問題の見解についてお尋ねします。合併10年を迎えて完成してこなかったということも、これは今私が言ってるように、用地交渉という問題もあり計画どおりにいかないという点もわかりますけれども、やはりこれは問題ではないかという問題意識であります、私自身も。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 千曲線でありますけどね、確かに今議員言われるように、千曲線と戸上中学、新庁舎、白鳥園とそれぞれあるわけですね。白鳥園はもうことしから手をつけます。新庁舎は今計画をつくっている。それから、戸上中学校は今検討中ということでありますので、それらはいずれも30年までにはやりたいんですよ。遅くても31年までなんです。繰り越し事業でもね。それが特例債の期間であります。

 しかし、今の千曲線については、当初計画は平成32年というふうに決めておったんですね。それから、比較的用地買収等うまくいったり補助金のつきがよかったものですから、2年早めて特例期間内の30年を目標に今進めているところなんです。それで、しかし土地を買うものですから、順調に行って30年なんですよ。だから土地の部分でどうも用地交渉がうまくいかなければ、また延びてしまうかなということはありますけれども、今現在は30年度までには建設をしていきたいと。やはり道路でありますから、これは合併支援道路で最大限の課題でありましたので、1市2町を結ぶ道路で極めて重要な道路でありますので、30年までには完成させていきたいなと。それも用地買収のことがありますので、いよいよ鋳物師屋の市場の大変なところが入ってきますから、その辺のところの用地交渉がいければもっとよく進めるのかなと思います。



○議長(吉田昌弘君) 田沢佑一議員。

          〔19番 田沢佑一君 質問席〕



◆19番(田沢佑一君) これも職員の能力の引き出し次第ですよね。私も用地交渉の難航したケースでいろいろ職員の事例を知ってますが、これは非常にこの担当の職員の姿勢、それによっても違ってきます。だからどういう用地交渉の職員を振り向けるかによっても違ってきますから、これは本当に民間企業は利益に直接跳ね返ってきますから、それこそ大変ですけれども、しっかりと目標年度、あるいは1年でも早めれば早めるほど、その投資効果は生まれる路線です。

 次は、大項目2の文化行政についてお尋ねします。

 最初に、長年の夢であった稲荷山の歴史的景観整備と現在進めている八幡の松田宮司家復元整備及び寄託されたこの膨大な古文書類、書画の公開を考えた場合、目指すべき都市像があるのではないでしょうか。

 私自身は、史都、歴史の都、宣言に向け、条件整備が整いつつあるという認識でありますが、市長の見解をお尋ねいたします。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 史都の関係ですかね。史都でありますけどね、確かに議員おっしゃるように、千曲市は歴史的な持ってるたくさんあります。今議員がおっしゃったように、稲荷山の土壁のまちをこれから重伝建を入れると。そして、姨捨の棚田もあります。4世紀後半の森将軍塚もあります。そういったものを見ていきますと、この地域は本当に歴史と深くかかわっている貴重な財産があるなというふうに思ってます。そういった意味で、今田沢議員の言うような史都みたいなものというのは、これから十分検討するに値するんだろうなというふうに思います。



○議長(吉田昌弘君) 続いて、吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) 市長からも御答弁をいただきましたので、重なる部分があろうかと思いますけれども、文化財に関しては教育委員会の管轄でありますので、お答えさせていただきます。

 目標とすべき都市像にかかわってでありますけれども、現在千曲市の教育委員会としましては、稲荷山地区の歴史的な町並み保存を通してまちづくりを進めようと、重要伝統的建造物群保存地区の選定に向けて、建物等の所有者、地域住民の皆様と協議を行っているところでございます。

 また、八幡地区の県宝「松田家住宅主屋」を初めとする建物群、県史跡の「松田家館跡」の整備を進めています。

 さらに、重要文化的景観の選定を受けた「姨捨の棚田」の棚田景観を保全するために、農道や水路の整備を実施しているところであります。

 また、稲荷山地区が保存地区に選定された場合、「姨捨の棚田」や八幡の松田家、それから、さらしなの里、歴史資料館のある更級地区、重要文化財「智識寺大御堂」のある上山田地区などの歴史・文化的重点地区を結んで、歴史的な文化遺産、文化財を核としたまちづくりができればというふうに考えております。

 そんな面からして、今後、国の「歴史まちづくり法」による広域的な整備の可能性についても、検討を進めたいと考えております。

 御質問の歴史の都宣言、史都宣言につきましては、今後の文化財の指定状況や事業の進捗状況を勘案して、さらに研究・検討をしてまいりたいと思っております。



○議長(吉田昌弘君) 田沢佑一議員。

          〔19番 田沢佑一君 質問席〕



◆19番(田沢佑一君) 次に、国選択無形民俗文化財である八幡の大頭祭は、国の重要無形民俗文化財の指定を受けるべく平成17年から平成21年度に実施した武水別神社頭人行事民俗文化財調査が終了し、平成22年3月に「武水別神社大頭祭民俗文化財調査報告書」、この今教育委員長の席の上に出てますが、でき上がって指定を受けるべく文化庁に提出されました。

 3年経過いたしますが、指定の見通しは、祭りが近代化されたため指定に至らないという話も伺いました。500年以上この祭りが連綿として続いていること自体貴重であり、祭りはそれぞれの時代ごとに時代に合わせてきたからこそ続いたのではないでしょうか。

 指定に向け教育委員会として関係方面にどのような働きかけをいたしておりますか。当初の私の指定では、教育委員長にお尋ねするところでありますが、欠席でありますので教育長にお答えいただきたいと思います。



○議長(吉田昌弘君) 吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) 大頭祭の重要無形民俗文化財の指定に向けての働きかけということでありますけれども、ただいま田沢議員に御指摘いただいたように、この事業につきましては、文化庁の指導をいただいて、平成17年度から21年度の5カ年事業によって「武水別神社の頭人行事」、大頭祭の民俗文化財調査を実施して、その報告書を文化庁に提出をしたところであります。

 先ほどもお話いただきましたけども、これがその報告書であります。大変厚くてずっしり重いわけでありますが、ただ単に重いだけじゃなくて、内容的にも非常に重い、ずっしり重いものがあります。たくさんの写真があり、それから、おびただしい資料を精選して、それをまとめて報告書にしたものであります。そういう貴重なものであります。

 当市といたしましては、精いっぱいの調査を行い報告書にまとめ、提出いたしましたので、重要無形民俗文化財の指定につきましては、大いに期待しているところでありますけれども、文化庁の御判断、指示待ちの状況であります。



○議長(吉田昌弘君) 田沢佑一議員。

          〔19番 田沢佑一君 質問席〕



◆19番(田沢佑一君) 再質問しますが、今指示待ちだというお答えでした。それぞれ倉石団長を初め、副団長には今度の雨宮の御神事の調査団長を務めていただく井原今朝男先生なども副団長としてかかわりました。こういう学者の皆さんの顔もありますよね。何らかの働きかけというのは文化庁に対して、これ一体できないのかどうか。

 この雨宮御神事の関係で言えば、入江宣子さんは文化庁の審議員の1人でもありますよね。こういう関係者もいらっしゃいますが、これはできないのかどうか、これについても質問いたします。



○議長(吉田昌弘君) 吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) この報告書につきましては、編集というか報告書を作成した関係者の中には、文化庁の専門家もおられますし、また県の生涯学習課の方もいますし、それから、大学関係の学者の先生方にも大勢入っていただいております。そういう関係者の皆さんの中には、大変御理解いただいた方もありますし、かなりそういう面では評価されている部分ではないかと思いますけれども、いずれにしましても、全国的にいろいろ多くの報告を得た中で、いろいろ検討をしていただいているところでありますので、そのうちに評価されるのではないかなということで、いい答えを待っているところであります。



○議長(吉田昌弘君) 田沢佑一議員。

          〔19番 田沢佑一君 質問席〕



◆19番(田沢佑一君) 働きかけはしないと、こういうことですかね。もちろん表立って働きかけなんてできっこないんです。だけどいろいろとこの種の問題というのは道があるのではないかと。私はあるいは場合によっては不足部分があったとすれば、再調査してでも指定を受けるべきです。なぜならば、この119平方キロという狭い市の中に、国の重要無形民俗文化財が二つもある市なんて全国どこを探してもないんですよ。これは極めて貴重な価値に結びつく。だからこそその指定をお願いしているわけです。

 次の質問ですが、最後の質問は、全国民俗芸能保存振興市町村連盟、こういう連盟があるのでありますが、これについてお尋ねいたします。

 ちなみに、姉妹都市の射水市と横芝光町はこれに加盟しております。

 長野県では大鹿村と木島平村の2村のみであります。教育県にはほど遠いありさまであります。市では19市どこも加盟しておりません。

 私は単に重要無形民俗文化財の指定を受けている雨宮の御神事と指定を目指している八幡の大頭祭があるからだけではなく、この連盟には98市区47町18村がそこにございます。そこに住む人口は2,000万を超える人が存在し、その皆さんと交流できるチャンス、これが生まれるから加盟すべきと考えるわけであります。さまざまな交流、結びつきを広げていき、結果としてこの産業振興に発展させていくことこそ重要ではないかと考えます。この点でも最初に質問したトップセールスの役割は重要であります。

 この点で、とりわけ加盟と同時に、先ほどの大頭祭の報告書をそれぞれの市町村に全部送るくらいのことが必要ではないでしょうか。これについて教育長にお尋ねいたします。



○議長(吉田昌弘君) 吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) 全国民俗芸能保存振興市町村連盟への加盟ということでありますけれども、本連盟は、昭和51年に無形民俗文化財を所有する全国の市町村が連携して、保存振興に努める、また情報を交換するというようなことで設置されたものでありますけれども、長野県内では2村が加盟している状況でありまして、当市ではまだ加盟はしていないという実情があります。

 が、昨年開催されました関東ブロック民俗芸能大会に雨宮地区の関係者の皆様方の御協力によりまして、重要無形民俗文化財「雨宮の神事芸能」、雨宮の御神事が出演をいただいて好評を博したということを聞いております。また、その報告書も見せていただきました。

 この加盟については、今後メリット、課題等を明らかにしつつ検討をしてまいりたいと思っておりますし、また必要な資料は姉妹都市にということは大事に考えていきたいと思っております。

 以上であります。



○議長(吉田昌弘君) 田沢佑一議員。

          〔19番 田沢佑一君 質問席〕



◆19番(田沢佑一君) 議会の答弁で検討いたしますというのは、本当に検討するという場合と聞き流すためにそういう言葉を使うと2種類あります。この今の教育長の答弁は、真面目に前向きに検討するということなのかどうか、明確にお答えください。

 そして、私は姉妹都市にだけ送れと言ったんじゃない、私はこの連盟に加盟して、98市区47町18村、これに全部送ってくださいと。これはある意味でこの中には政令指定都市が五つもあるんですよね。100万人以上の、札幌市から始まって、札幌、仙台、京都、それから神戸、福岡と97万の北九州市も政令都市だったら六つになりますけども、こういう市の担当部局の中にはまた違ったいろいろある。どこからひょうたんから駒で文化庁に働きかけが行くとも限りません。そういうくらいの姿勢が民間の営業だったらやるんですよ。そういう姿勢も何かさっきの答弁だと、姉妹都市の2つに送るだけみたいな話ですけども、本当に加盟をするという立場から、この98市区47町18村、これ全部合わせたって100ちょっとですよ。このぐらい送ったってそんなに送料だけです。その姿勢を今の本当に前向きに検討するのかどうかについて再度お答えください。



○議長(吉田昌弘君) 吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) この千曲市に全国の民俗芸能保存振興市町村連盟へ加盟できそうな要素といいますかね、そういう文化財を二つ持っているということは、大変強みだというふうに思いますし、大事に考えていかなければいけないというふうに思います。

 そういう中にあって、長野県では二つの村だけが加盟していると。それはなぜなんだろうかというようなこともいろいろ検討してみた中で考えていかなければいけないので、これは決して言い逃れの検討ではなくて、いろんな面から検討させていただいて、そのことが本当によければ進めていくというふうに思いますので、前向きに検討させていただきたいと思います。



○議長(吉田昌弘君) 田沢佑一議員。

          〔19番 田沢佑一君 質問席〕



◆19番(田沢佑一君) この連盟に加盟したからって、何百万も何千万もかかるような加盟金を要求するような団体じゃないですよ。恐らく経費的には数万円ですよ、年会費。そんな点で本当にね、そして、加盟と同時にさっき言ったそういう政令都市まで含めて、その報告書を送れば、これ文化財指定に向けて1歩進む可能性だってないとも限らない。そういうことでぜひお願いします。

 以上で質問を終わります。



○議長(吉田昌弘君) 吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) 私が認識不足でありまして、関係のところへその送ったことのでありますけれども、部署のほうでは非常に努力をしまして、各都道府県並びに関係のところへ部数にして400送ったということでありまして、いろんな面で連携をとりながら何とかしようとしている姿勢があるということを御理解いただければと思います。

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△日程第2 議案審議



△議案第46号 平成24年度千曲市一般会計歳入歳出決算認定について



△議案第47号 平成24年度千曲市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について



△議案第48号 平成24年度千曲市同和対策住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定について



△議案第49号 平成24年度千曲市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について



△議案第50号 平成24年度千曲市駐車場事業特別会計歳入歳出決算認定について



△議案第51号 平成24年度千曲市有線放送電話事業特別会計歳入歳出決算認定について



△議案第52号 平成24年度千曲市戸倉温泉施設事業特別会計歳入歳出決算認定について



△議案第53号 平成24年度千曲市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について



△議案第54号 平成24年度千曲市下水道事業会計歳入歳出決算認定について



△議案第55号 平成24年度千曲市西部水道事業会計歳入歳出決算認定について



△議案第56号 千曲市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について



△議案第57号 平成25年度千曲市一般会計補正予算(第2号)の議定について



△議案第58号 平成25年度千曲市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の議定について



△議案第59号 平成25年度千曲市介護保険特別会計補正予算(第1号)の議定について



△議案第60号 平成25年度千曲市下水道事業会計補正予算(第1号)の議定について



△議案第61号 平成25年度千曲市西部水道事業会計補正予算(第1号)の議定について



△議案第62号 市道路線の認定について



△議案第64号 千曲市まちづくり計画(新市建設計画)の変更について



△請願の受理について



○議長(吉田昌弘君) 日程第2、議案審議。議案第46号から議案第62号まで及び議案第64号を一括議題といたします。

 以上、18議案については、質疑の通告がありませんので、お手元に配付いたしました議案付託表記載のとおり、関係常任委員会に付託いたします。

 請願の受理についてを議題といたします。

 本定例会において受理した請願は、お手元に配付いたしました請願文書表記載のとおり、関係常任委員会に付託いたします。

 以上で、本日の日程は終了いたしました。

 これをもちまして、本日の会議を散会といたします。御苦労さまでした。

                             午後4時31分 散会

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