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長野県 千曲市

平成25年  9月 定例会(第4回) 09月12日−03号




平成25年  9月 定例会(第4回) − 09月12日−03号









平成25年  9月 定例会(第4回)



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           平成25年9月12日(木曜日)

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● 議事日程(第3号)

  平成25年9月12日(木曜日)              午前10時 開議

第1 一般質問(個人)

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● 本日の会議に付した事件……前記議事日程のとおり

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● 出席議員(22名)

   1番   倉島清香君       12番   宮入高雄君

   2番   宮下正光君       13番   和田英幸君

   3番   前田きみ子君      14番   森 義一郎君

   4番   大澤洋子君       15番   宮坂重道君

   5番   袖山廣雄君       16番   中沢政好君

   6番   小川修一君       17番   和田重昭君

   7番   柳澤眞由美君      18番   中村直行君

   8番   小玉新市君       19番   田沢佑一君

   9番   中村了治君       20番   原 利夫君

  10番   小山嘉一君       21番   荻原光太郎君

  11番   林 愛一郎君      22番   吉田昌弘君

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● 欠席議員(なし)

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● 説明のため出席した者の職氏名

   市長        岡田昭雄君   建設部長      小池洋一君

   副市長       山本高明君   教育委員長     赤地憲一君

   総務部長      柳澤正彦君   教育長       吉川弘義君

   企画政策部長    竹内 茂君   監査委員      若林民雄君

   市民環境部長    和田義宣君   教育部長      緑川 茂君

   健康福祉部長    中村義男君   会計管理者     北島利幸君

   経済部長      平林昌男君

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● 事務局出席者氏名

   議会事務局長    平林喜代士君  議会事務局次長   荒川幸正君

   議事係長兼調査係長 渡島秀男君   書記        澤上 瑛君

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 午前10時 開議



○議長(吉田昌弘君) おはようございます。定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。

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△日程第1 一般質問



○議長(吉田昌弘君) 日程第1、一般質問を行います。

 通告に基づき順次発言を許します。

 7番、柳澤眞由美議員。

          〔7番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆7番(柳澤眞由美君) 議席番号7番、公明党柳澤眞由美です。皆さん、おはようございます。本日は6人の質問者がおり、さまざまな角度から市政の運営について質問が出ます。議員の質問が重なるところも多々出てくると思いますが、聞いている方、見ている方はその都度違う市民ですので、答弁のほうは真摯に前向きな答弁を期待してお願いいたします。

 さて、きのうから話題に上っておりますが、2020年のオリンピック開催都市が東京に決まり日本中が高揚感に沸き立ちました。中でも子供たちの未来に希望をつくることができたのではないでしょうか。

 社会の困難さや殺伐としたニュースにさらされていた今の子供たちに、困難を乗り越え、栄光をつかむことができるというメッセージが伝えられる一つとしてオリンピックがあるのではないでしょうか。選手を見ることや、自分が選手になって出場することなど夢が広がります。

 長野オリンピックを経験した私たちは、あの興奮を再現できます。一校一国運動は長野県が生み出したすばらしい歓迎方法でした。学校に各国の選手が訪れ、オリンピックのテーマソングやダンスを披露したり、実際に競技を見に行ったりと担当した国が身近になって、世界に視野が広がりました。

 私のいた学校でもパラリンピックの選手団を迎え、そして選手たちの試合を見に行き、子供たちはスポーツができるんだという障害者の皆さんの希望になりました。開催地ではないけれど、千曲市の子供や観光都市千曲市にも期待が膨らむニュースでした。

 そこで、千曲市の子供たちの発育や成長、確かな子育て支援と教育環境について質問します。千曲市はそのどちらも豊かであるという優位性が明らかになるような前向きの答弁を期待します。

 大項目1、未来に残す子どもの遊び場・遊具について

 小項目1、市内の使用禁止遊具について教育委員会の対応を伺います。

 使用禁止の札を見て、子供たちは不思議に思ったことでしょう。放課後、近くの広場や公園で子供の遊ぶ姿が少なくなってきています。それは近年室内の遊び、いわゆるテレビゲームなど個で遊ぶ子供が急速にふえてきたことや、少子化という根本的な問題で、子供の数が激減しているためだと考えます。しかし、やはり子供たちは外で体を動かすことが大好きです。地域の広場、公園には子供たちは遊びに来ています。

 先日も、桑原保育園隣にある児童公園に大勢の子供が集まって、使用禁止遊具の横で座って過ごしておりました。また、遊具が禁止になった近くの佐野公園から移動してきた親子にも出会いました。また、きのうも2年生から6年生の子供たちが遊びに来ておりました。「おとといも来たよ、何で使えないの。ブランコに乗りたいけど、遊具で遊べないからつまらない」とサッカーボールをけったり、自転車乗りの練習をしたり、と遊んでいました。「早く遊べるようにしてください」という市長への伝言も預かってまいりました。

 地域の公園は、縦のつながりをつくって遊ぶことができる場所です。教育的価値のある社会資本ではないでしょうか。教育委員会では、遊具の使用禁止に対してどのような対応をしましたか。放課後利用する地域の広場や公園について、どのような見解を持っているか伺います。



○議長(吉田昌弘君) 小池建設部長。

          〔建設部長 小池洋一君 答弁席〕



◎建設部長(小池洋一君) ただいま教育委員会に御質問いただきましたが、御答弁を申し上げる前に、遊具の点検調査を実施いたしましたのは都市計画課でありますので、まず、私から点検調査の目的及び経過につきまして御説明をさせていただきたいと思います。

 前段、先ほど議員さんからもお話があったように、市民の皆様に、なぜ遊具が中止になっているのかという目的と経過について御説明をさせていただき、その後教育委員会から御答弁をさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。

 この遊具の点検調査を実施いたしましたのは都市計画課であります。したがって担当している方の私のほうから点検調査の目的と、経過についてのみ御説明をさせていただきたいというふうに思います。

 遊具の点検につきましては、市長より先の「諸情勢の報告」で申し上げましたとおり、全国的に公園等に設置された遊具に起因する事故が多発していることから、市におきまして国土交通省の指針に基づきまして、事故防止のため区・自治会管理の公園等に設置された遊具についての総点検を、平成24年度から25年度にかけて実施いたしました。

 その結果、直ちに使用を禁止しなければならない遊具があり、事故防止、さらには安全確保のために「使用禁止」の看板を市のほうで作成いたしまして、対象となる区・自治会長さんに配布をいたしまして、使用禁止の措置をとっていただき現在に至っているという状況でありますので、まずは、その目的と経過について御説明をさせていただきました。

 よろしくお願いいたします。



○議長(吉田昌弘君) 続いて、吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) それでは、教育委員会としての見解、対応ということでありますけれども。

 今回の緊急点検によって、実に多くの遊具が危険な状況にあるということは大変びっくりいたしましたし、また、とても残念に思いました。しかし、何か事があってからではなくて、前向きな総点検はとてもありがたいことだったなあというふうに思っております。

 遊具を使えなくなった子供たちや、その保護者の思いは大変なものがあるかと思いますが、なんといっても安全の確保が最優先であります。今後、撤去、修繕、新設が終わるまでは、やむを得ない措置だと思っております。

 子供たちはその間、不便は感じるでしょうけれども、子供は本来遊具のあるなしにかかわらず、身近なものを活用して遊びをつくり出す「遊びの天才」でもありますので、自然を利用したり、あるものを工夫するなどして、大いに外での遊びを楽しんでほしいなあというふうに思っております。

 子供たちが屋外で元気よく遊ぶことは、健全な成長のみならず地域の皆さんとかかわりあえる貴重な場でもありますので、教育委員会としましては、安全で楽しく遊ぶことができる環境の整備に期待し、関係部署に強くお願いをしてまいりたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤眞由美議員。

          〔7番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆7番(柳澤眞由美君) そうすると、教育委員会では余り何も手を打たなかった、学校側への連絡、あるいは子供たちへの伝達、保護者への情報発信などはなさらなかったということでしょうか。



○議長(吉田昌弘君) 吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) 教育委員会としては、建設課のほうでもってやっていただいているので、特段、学校へ連絡したりあるいは指導したりということはしておりません。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤眞由美議員。

          〔7番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆7番(柳澤眞由美君) きのう、児童の放課後の過ごし方、豊かな環境づくりということで、森議員の答弁にもあったと思いますが、みんながみんな児童クラブ、放課後教室には行っておりませんし、きのう聞いた子供たちも、2年生たちも入っておりませんでした。

 外で力いっぱいのびのび遊べる、そういうのはやはり子供の特権であり、「遊びをつくる天才」という教育長のお話しはよくわかりますが、自然の中で遊びを生み出すための教育的配慮、今までなさってきたのかどうか。

 ある子供が、「お母さん、木に登りたいよ」と言ったら、「危ないからダメ」ってすぐやらせませんでした。少しでも危ない、あるいは危ない状況はどこまでが危ないというところなのか。なんでも危ないと言って外してしまうことは、教育的配慮から見ていかがなんでしょうか。もう一度、答弁を伺います。



○議長(吉田昌弘君) 吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) 危険性と教育的配慮の関係でありますけれども、教育委員会管轄下にある小中学校並びにスポーツ施設の関係、公民館の施設の関係については安全面が配慮できるよう、できるだけ努力をしておりますし、各学校においても何でも禁止ということではなくて、いろんな子供たちの気持ちに答えられるように配慮していただいている現実があります。

 これは無理があってはならない、あくまでも安全確保できる状況の中でのことでありますから、ちゃんと指導者がついている場合だとか、きょうはこのことということで限ってのことになりますけれども、そういう体験も貴重なものだと思っておりますけれども、しかし、何と言ってもけがをさせてしまった、けがをしてしまったのではどうにもなりませんので、安全第一ということで取り組んでおります。

 以上でございます。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤眞由美議員。

          〔7番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆7番(柳澤眞由美君) ちょっと残念な答弁だなと感じております。

 子供たちがリスクをどう回避するか、その能力づくりというのは毎日の教育的な活動の中でされるんですが、今回、私が質問をしておりますのは、この257基の突然の使用禁止に対する対応でしたので、もう少し教育委員会が動いてもいいのではないかと思いますが、小項目2の質問に移りながら、また、考えていただきたいと思います。

 では、小項目2、子育て支援から見た遊具の使用禁止について。

 ホームページ子育て応援掲示板「天使の通信箱」でも質問が寄せられました。保護者にとって、ベビーカーを押して歩いていくことができる公園や広場は、小さなお子さんの安全な遊び場所です。そして、遊具は活発に動くようになった子供の体幹を発育させる一つの道具であります。

 遊具を使った遊びとして、期待されることは、1、さまざまな動きを体験することで体幹の発育を促す。2、重力の変化を体験できる。3、正しい遊び方を身につけることで、リスクを回避する、危険を回避する能力を育成できる。という効果があると言われております。

 子供にとって遊びとは、冒険や挑戦を体験する中で心身の能力を高めていくものであるという、教育委員長もこういう見解だとは思いますが、そして、冒険は必ず危険性が内在するものです。予見可能な危険、これをリスクと呼びますが、リスクは大人が排除してしまうのではなく、大人の適切な管理のもとでリスクを回避する能力を育成することも健全な子育てではないでしょうか。

 使用禁止遊具について、子育て支援の立場からのお考えを伺います。



○議長(吉田昌弘君) 中村健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 中村義男君 答弁席〕



◎健康福祉部長(中村義男君) 今回の公園等の遊具の禁止につきましては、子供の重大な事故につながる恐れがあるということから事故防止、安全確保のための措置でございますので、修繕等が行われるまでの間、使用が禁止されることにつきましてはやむを得ないものだなあというふうに思っております。

 なお、保育園に設置されております遊具につきましては、定期的に検査を委託して、点検を行っているところでございます。日常的にも、保育士の目視により確認をしておりますが、点検等によりまして不具合ですとか基準に合っていないものが発見されたという場合には、修繕、交換等により対応をしているところでございます。なお、子育て支援センターにつきましては、屋外での遊具の設置はございませんので、よろしくお願いいたします。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤眞由美議員。

          〔7番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆7番(柳澤眞由美君) 危険だからとめたというのは十分わかっております。257基が一気にとまった、そういう状況についての子育て支援の立場のお考えを伺いたいと思いますが、この遊具がとまった状況で、その代替となる例えばいろいろな公園があるわけですけども、そういう情報発信、そういうのはやっておりますか。



○議長(吉田昌弘君) 中村健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 中村義男君 答弁席〕



◎健康福祉部長(中村義男君) 先ほど教育委員会のほうからも御答弁申し上げましたが、今回の措置につきましては、公園管理の都市計画課のほうで実施したものでございまして、特段、子育て支援課として市民の皆さんへの情報発信については、特段行っておりません。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤眞由美議員。

          〔7番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆7番(柳澤眞由美君) 先ほどホームページの話をしました。「天使の通信箱」で、子育て中のお母さんたちから声が出てきております。

 公園に行くということは、子供たちを連れだすということは大変なことですけれども、近くの公園ならベビーカーで行けれる。また、ちょっと歩いてくらいなら子供と歩いて行けれる。ということで、子供と親子の和やかな遊び。そして、ママにしたらママ友づくり、子供たちにしたら子供たち同士の仲間づくり、また、子育てのストレス緩和、それは虐待防止にもつながります。

 そういうことを考えると、今、257基が修繕、整備を急いでおりますけれども、子育て支援課としては何か情報を発信すべきではないかと考えておりますが、もう一度お聞きします。



○議長(吉田昌弘君) 中村健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 中村義男君 答弁席〕



◎健康福祉部長(中村義男君) 子供たちが楽しく外で遊べるということは大変大事なことだと思います。また、情報発信等につきましては、管理者の都市計画課と協議いたしまして、どんな方法がいいのか検討させていただきたいというふうに思います。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤眞由美議員。

          〔7番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆7番(柳澤眞由美君) なかなか対応が検討されているだけで、全然進んでいないということがちょっと見えてきました。

 では、小項目の3に移ります。いよいよ都市計画課で対応を伺います。

 使用禁止の遊具の現状、さらに新規設置など、今後の対応について伺います。例えば6つの区があります桑原地域では、小坂・東・中・西・佐野に5つの地区で遊具を設置した広場や公園があり、区で管理している遊具は、今、使用禁止という問題に直面しております。

 区長の立場では、先ほどから言われておりますように、行政側で遊具を全て点検していただいたことは、ありがたいことだとみんな思っていると思いますが、専門家が基準に合わせて点検されたのは、よいことだと私も考えます。

 しかし、257基の遊具が市内で一斉に使用禁止状態になったということで、子育て家庭が困っています。状況や今後の対応を明らかにするため伺います。

 1点目、小学校区や保育園など各エリアで見ると、257基の内訳、状況はどうでしょうか。また、次に、平成22、23年度施策実施評価では、都市公園の遊具は事故などの問題もなく評価は二重丸、この行政評価の項目に、地区で管理する公園の遊具については触れられておりませんけれども、平成24年度事務報告書では、管理対象公園及び施設として、区の管理する遊具など、市内全域152カ所との報告があります。

 市が点検して、使用禁止の札を区長に送っていただきましたが、2点目としては、今、遊具の調査を行った理由は、先ほどお聞きしましたけれども、市民への周知はどのようにされましたか。

 3点目、管理についてですが、区は区長さん中心に公園や広場の草取り、遊具の点検も含めて管理しております。今までの遊具の点検、管理方法について問題はなかったのでしょうか。千曲市では遊具の管理について指針を示し、地域への指導、助言をしたのでしょうか。

 そして、何より市民の最大の心配事は、使用禁止になった遊具への今後の対応です。地域の声を聞いて、12月補正で対応するということは市長の情勢報告で伺いました。ほとんどの区長さんはほっとしたと思います。

 しかし、地区の声を集約するという問題を抱えた区長さんは、どう対応をすればよいのでしょうか。地区の声を聞くために、まず先に、市が対応の提案をするべきではないでしょうか。

 257基の遊具全てを新規にするということではありません。公園にあった遊具の配置や数、修繕や新設の財源見通し、いつ使用できるかなどなどです。時期などが曖昧なことが不安、不満の声につながっております。

 4点目として、遊具の修繕、新設、撤去になる場合の管理責任区とその費用負担はどこになりますか。関連して5点目、12月の補正の考え方もあわせて伺います。



○議長(吉田昌弘君) 小池建設部長。

          〔建設部長 小池洋一君 答弁席〕



◎建設部長(小池洋一君) ただいま5項目にわたりまして御質問をいただきました。

 このたびの点検・調査は区・自治会管理の公園等に設置された遊具が、国の指針に適合するかの確認及び劣化の状況を把握し、利用者の安全を確保するため点検を行ったものであります。

 点検の結果、命にかかわる重大な事故につながる恐れのある遊具として、直ちに使用禁止しなければならない遊具が点検対象417基中、257基あることが判明し、この結果を受けまして、前段申し上げましたとおり、直ちに使用禁止の対応を取り現在に至っているという状況であります。

 御質問の1点目の、257基の内訳でありますけれども、小学校区単位で申し上げますと、東小学校区で32基、屋代小学校区9基、埴生小学校区37基、治田小学校区30基、八幡小学校区42基、戸倉小学校区30基、五加小学校区12基、更級小学校区29基、上山田小学校区12基、その他、これは市営住宅に設置されている公園等でありますけれども、これにつきましては24基となっております。

 また、行政評価は都市公園のみについての評価でありますので、二重丸というふうになっておりまして、区・自治会が管理する公園につきましては、点検を行っておりませんでしたので、このような評価となっている状況でございます。

 次に、2点目の今なぜ遊具の調査を行ったのかということでございますけれども、この点検調査は義務づけられたものではありません。

 前段でも申し上げましたとおり、市として利用者の安全確保、さらには事故防止の観点から実施したものであり、区・自治会が管理する公園の調査を行ったのは、把握している限りでは、県内でも千曲市のみであります。御理解をいただきたいというふうに思っております。また、周知につきましては使用禁止と判明した時点で、市のほうで看板を策定いたしまして、使用中止ということで周知をいたしたところでございます。

 次に、3点目の今までの管理方法についてでございますが、草刈り等、日常管理につきましては御協力をいただいておりまして感謝を申し上げるところでありますけれども、遊具の管理につきましては、区・自治会管理ということがありましたので、特別指導はしておりませんでした。今後は、国の指針に基づき管理されますようお願いをしてまいります。

 今後の対応でございますけれども、使用禁止となっている遊具につきましては、その危険度に応じまして撤去・修繕・新設といった対応を取ることとなりますけれども、現在、区・自治会としての今後の対応を把握するため、アンケート調査を行っているところであります。

 修繕では対応できない、即使用中止・撤去となる遊具につきましては市が行いますけれども、修繕を行えば、今後も継続して使用できる遊具につきましては、区・自治会の判断により修繕か撤去か御検討をいただいております。また、これに合わせまして撤去後、遊具を新設するかどうかにつきましても御検討をいただいておりますので、各区・自治体とも協議をしてまいりたいというふうに思っております。

 次に、4点目の管理責任者と撤去等にかかわる費用負担についてでありますが、区・自治会が管理する公園につきましては、今までどおり区長さん、自治会長さんにお願いをしたいというふうに考えております。費用負担につきましては、修繕では対応できない、即使用中止・撤去となる遊具につきましては、市が全額負担しなければならないというふうに考えております。

 また、修繕及び新設する場合は、遊具の設置等に関して現行のコミュニティ振興対策事業補助金の制度がありますので、この制度を活用していただき、それぞれ対応いただきたいということで、現時点では考えております。

 次に、5点目の12月の補正予算の考え方でありますが、市が撤去する遊具にかかる経費、また、今後の対応を把握するためのアンケート調査結果を待ちまして、12月に補正予算をお願いする予定でございます。

 このたびの措置というのは、議員さんがおっしゃる子供が予見できるリスクでは対応できないハザード、危険という部分の中での措置でありますので、対象遊具が設置されている区・自治会長さんを初め、利用者の皆様には多大な御迷惑をおかけしておりますけれども、遊具による重大な事故を防ぎまして、安全の確保を図るという趣旨を御理解いただきますようお願いをいたします。

 以上であります。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤眞由美議員。

          〔7番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆7番(柳澤眞由美君) まず、管理についてですが、何も国の指針あるいは遊具の管理指針を示してこなかったということで、今回、急にこうなったのかなと思いますので、今後、大きな予算、お金財源がかかることになってしまいますので、そういうことにならないような今後の対応をお願いしたいということと。

 その今、コミュニティ制度で補助率があるもので修繕、新設で対応するとおっしゃいましたが、どの程度の補助率なんですか。これがわからないと、まず、区は困るということと、もう一つ、先ほど専門家が基準に合わせてリスクとハザードを分類し、ハザードの部分の遊具を使用禁止ということですが、その地域の公園の広さあるいは設置されている遊具の場所などで、どのような、ここはもう取っちゃって、新しく入れてはいけない場所だとか、そういうエリアのことまで市のほうで事前に助言をしたりして、情報を与えることで区長さんは検討できるかと思いますが、そういうことまで事前に市のほうで対応してもらってから区で対応を考えていくということで、そういう段取りにはならないんでしょうか。伺います。



○議長(吉田昌弘君) 小池建設部長。

          〔建設部長 小池洋一君 答弁席〕



◎建設部長(小池洋一君) 3点ほど再質問をいただきました。

 まず、今回、今までそういった点検ということに対して指導してまいらなかったということにつきましては、反省をいたすとともに、今後は情報を提供する中でしっかりとした点検等をお願いしてまいりたいというふうに考えております。

 それから、修繕及び新設の場合の補助でございますけれども、先ほど申し上げましたコミュニティの補助金「児童遊具等整備事業」という項目がございます。これでいきますと現行では、児童遊具は3分の2以内というふうになっております。これを活用する中で御検討をいただければというふうに思っております。

 それから、どのような遊具が設置できるかと、例えば今回の設置の中で危険という判断をされた中でも、やはり一つの遊具ともう一つの遊具の間に、安全領域という部分の設定がございます。こういった部分も含む中で、危険性のあるものについてはCランク、Dランクといったような判定もされておりますので、今まで例えば100平方メートルの中に遊具が3つあったと、これが本当に3つできるかどうか、ここらにつきましては、今の安全領域といった観点も見る中で、それぞれ区が望んでいる新設・修繕という部分の中での対応の中で十分検討をさせていただき、また、業者との指導もいただく中で進めてまいりたいというふうに考えております。

 以上であります。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤眞由美議員。

          〔7番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆7番(柳澤眞由美君) 予算のことなので、市長にちょっと伺いたいと思いますが、3分の2の補助ということで考えますと、2つ桑原で見ますとブランコと滑り台が使用禁止になりました。2つ新設する、あるいは移動して移築するなど、こういうふうにやりますと、どれだけのお金が区で払えるのか。

 非常に皆さん区の財政は厳しいので、3分の2の補助率以外に何か手立てをお考え、あるいは考えていただけるような措置はありませんか。市長さんに伺います。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 遊具の点検でありますけど、実は、県内で多分千曲市が初めてだと思います。

 これは、国土交通省が以前から遊具について事故があるということで、基準の見直しをしたんですね。そういうふうにしてくださいよということなんです。だから、何が何でもやらなければいけないわけではないと思っています。

 今、私どもは千曲市として子供たちが安全であるべきということで、あえて調査をしたわけでありまして、多分これは千曲市だけではないと思います。全県の市町村がやりますと、もっと多くなるというふうに思っています。しかし、千曲市の場合は、私どもは市民を守るという意味がありますので、調査をしてきたわけであります。したがって、補助金については、まだ調査をしたばっかりでありまして、これから区との協議、あるいはさまざまなことがあります。

 その中で、補正予算の必要があれば一気に予算化することはできないかもしれません。そういった中で、逐一予算化をしながらやっていくということの中では、今、部長が答弁をしたように基本的には3分の2のコミュニティの補助金を使ってもらうということなんですね。

 これも、区が管理しているもの、区が置いたものさまざまあるんですね。それは、今275基の中で、どの部分が市の管理なのか、あるいは地域の管理なのかというのがありますので、それをちゃんと精査をしてどういう補助体制にするかというのは、これからの問題だというふうに思っていまして、とりあえずは今のところは危険だから、危険なものをそのまま放置するわけにはいけません。

 しかし、この基準は、階段のステップがこれしかないからこれをもっと延ばせと、大きくしろとかそういう基準なんですね。ですから、そういう意味では直ちに危険というわけではないと思いますけども、子供たちがどういう行動をするかわかりませんので、国が示した基準に基づいて調査をし、一応、禁止にしていったものでありまして、決して子育てを何とかしようとかそういう意味じゃないんですよ。ですから、そういう意味ではこれから各区と協議をしながら、遊具については整備をしてまいりたいと思っています。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤眞由美議員。

          〔7番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆7番(柳澤眞由美君) 3分の2より上げるという言葉がいただきたかったんですが、これから予算編成もあったり区の調査もありますので、ぜひ3分の2よりも区の財政に逼迫感が出ませんようにお願いしたいと思います。

 これは、どうして教育委員会子育て支援、そして、都市計画課の建設に聞いたかといいますと、千曲市はすばらしい公園が44整備されております、都市計で。それで、今、257基は危険があるので、これから整備していただくということなんですけれども。

 この対応としては、教育委員会子育て支援、みんなで今使えない遊具などあるいは使い方の遊具などがわかっていない、どんなふうに危険のリスクを回避するかなどなど、これ教育的視点、子育て的視点で考えて、例えば中央公園に子育て広場、パパ・ママ広場なんか開きまして、みんなでそこに集まって遊具の使い方、あるいは見守り方、危険度のどんなところが危険かという、そういうことを伝えてもらう。これ3つの課が一緒になってやればすばらしいイベント、お金のかからない遊びの場がつくれると思います。

 また、遊具が直った折には、そのときにお聞きしたリスクの回避の仕方などを身につけた父親・母親が、子供の遊びを見守れると思います。中央公園だけではなく稲荷山公園、それから内川、上山田のほうにも大きいのができました。そして科野の里といいますか、屋代のほうに大変人気のある公園もあります。

 これは課を渡って、市職員が一丸となって、そしてボランティアも巻き込んでそういうパパ・ママ広場、あるいは子育て遊び広場なんかを遊具ができるまで、数回やってみたらいかがでしょうかということを、教育長に伺いたいと思います。教育委員会がリーダーシップをとって対応をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(吉田昌弘君) 吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) 大変理想的なことではありますけれども、遊具、遊び場所については、その場所、その場所の特徴がありますし、一般論で指導して見てもどうにもならない部分があります。

 やっぱりその地域、その地域で具体的に指導していくということが一番大事なことでありますので、教育委員会といたしましては、市民全体に呼びかけてということではなくて、地域ごとのそういうことを開催してもらうような方向で働きかけたいと思います。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤眞由美議員。

          〔7番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆7番(柳澤眞由美君) 地域ごとでもどこでもいいんですけれども、課が連携して子供たちの子育てを保障していく、守っていく。そして、千曲市の子育て支援、教育環境がすばらしいというふうになるように、よろしくお願いします。

 大項目2、投資的な減災対策に移ります。

 千曲市の管理する橋、道路、水道管などの管理と点検についてですが、まず、9月は関東大震災の教訓に学ぶ、日本では防災の月となっております。毎年9月には、災害時いかに命を守るか、どれだけ減災できるか改めて考えるときです。

 また、2年前の3・11という未曽有の災害を体験した東日本を復興させ、その教訓を生かし、減災対策を素早く行うことを真剣に考えなければならないのが日本の現状です。我が千曲市の減災対策について、ここで伺います。

 10周年記念式典が大成功で終わりました。そして新たな10年、さらに先の未来に向かってスタートした9月。学校耐震化は大きく前進し、今後は戸上中の改築、更埴西中の体育館の改築も計画されていきます。また、いよいよ新庁舎建設の準備も始まりました。

 さらに、この間の式典で「私が市長になったら」という10歳の関野ららさんの作文にもあったとおり、子供が期待している新幹線新駅誘致の取り組みも本格的になっていくと思われます。豊かな生活を営むためのインフラ整備は重要な施策であります。

 特に、新庁舎建設に当たっては既存の施設の統廃合を含めた計画でなければなりません。それこそ投資的減災対策だと考えます。大型プロジェクトだからこそ、未来に有効に使える建物にしていただきたい。防災の拠点としての機能はもちろん、消防署が併設されるとか、図書館や子育て支援の拠点になるとか、きのうも出ましたけれども体育館やミニコンサートの広場のある庁舎など、いろいろなアイデアを検討し、市民が喜ぶ施設であってほしいと願っています。

 投資的減災対策となるよう、複合施設としての庁舎を考え、きのうも話題になった体育館など、老朽化した既存の建物をどう統廃合するか、その覚悟で取り組んでいただくことを期待しております。

 一方、命を守るインフラの維持管理にも継続した投資をしなければなりません。

 今回、通学路の安全対策として補正も組まれました。この取り組みは子供の通学路の安全が確保されるものと評価できます。ここでは、命を守るインフラの維持管理として橋、道路、水道などの管理状況について、中長期計画指針などを伺います。

 市が管理する橋の点検は実際行われているでしょうか。その内容を伺います。現在激しい雨、ゲリラ豪雨と言われておりますが、頻繁に発生します。大雨で危険、流される恐れがあるとか、想定される橋はありますか。道路の冠水、断水の恐れなど、現状と対応を伺います。



○議長(吉田昌弘君) 小池建設部長。

          〔建設部長 小池洋一君 答弁席〕



◎建設部長(小池洋一君) まず橋梁につきましては、平成22年度、23年度の2年にわたり点検調査を行い、この結果に基づきまして平成24年度に「千曲市橋梁長寿命化修繕計画」を策定いたしました。

 千曲市が管理する2メートル以上の橋梁544橋のうち、木橋、石橋を除く431橋につきましては、この計画に基づきまして緊急度が高いところから計画的に補修修繕を行う予定であり、今年度におきましては5橋について修繕工事を行う予定でございます。なお、御質問にあります大雨により危険、あるいは流される恐れがあるという橋はありません。

 次に、市道につきましては、毎週金曜日に市直営の作業員による道路パトロールを実施し、危険な個所や修繕が必要な箇所がないかを点検しております。また、市民の皆様や区長さん、自治会長さん等から通報があった場合には、速やかに対応するようにしております。

 御質問の道路の冠水でございますけれども、この冠水という部分についてどうとったらいいか、ちょっと苦慮したところでございますけれども、沢山川、更級川といったところは内水対策といったこともありまして、今、対応していただいておりますけれども、地下道等という分の中での冠水ということで申し上げますと、冠水の恐れがある屋代地区の国道18号ガード下、及びしなの鉄道ガード下の2カ所、寂蒔地区の金毘羅地下道、これ歩道でございますけれど計3カ所ございます。これらにつきましては、いずれも排水ポンプを設置しておりまして、自動的に排水するように対策を講じてございます。

 また、大雨等により浸水被害があります上山田温泉地区につきましては、これを解消するため雨水渠の整備を進めておりまして、今年度は中央通りを中心に、約200メートルを整備いたすところでございます。

 今後は道路を常に良好な状態に保ち、利用者が安全・安心して通行できるよう維持管理をするために、道路ストック総点検について検討してまいりたいというふうに考えております。

 続いて、上水道(西部水道)でありますけれども、毎日各水源における水位・水量・施設の異常の有無について点検を行っているほか、水系ごとに水を供給している一部の御家庭にお願いをいたしまして、色、濁り、残留塩素等異常がないか、定点監視も行っているところでございます。

 また、平成22年2月には市営水道の安全・安心かつ安定した水の供給と、健全な事業経営の確立を図ることを目的に、水道事業計画であります「千曲市営水道ビジョン」を作成いたしました。これに基づきまして、計画的な水道施設の更新や整備を進めておるところでございます。

 大雨が降った場合、河川の表流水を取水している一部の水源につきましては、河川が濁ってしまい、その濁りが取りきれないということがございますので、その対応が必要となっておりますが、水道管を初めといたします施設を整備し、できるだけ断水をすることなく供給できるように努めてまいります。

 市が管理するインフラの施設は数多くありまして、厳しい財政事情の中ではありますけれども、今後も定期的な点検、維持管理、更新に努めてまいります。

 以上であります。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤眞由美議員。

          〔7番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆7番(柳澤眞由美君) 防災の月9月ですので、また、昨年断水があったということもあります。そういうことで細かい対応をお聞きしました。また、引き続き管理のほうをよろしくお願いいたします。

 続いて小項目2に移ります。

 市内のインフラは市民と協働で守る体制・組織づくりを。今、道路パトロールもあるということでしたが、ボランティアという組織の立場で伺います。

 まず、「道守」というボランティア組織を率先してつくっていきませんか。これは建設業関係者及び建設課経験者職員の退職者、あるいは区長やさまざまな区の役員経験者、PTAや地域の道路の安全見守りに意欲のある方など、道を守る、見守る「道守」ボランティアということですが、それをつくりませんか。また、「通学路安全対策アドバイザー」も先ほど述べた経験者など、市民を募って組織をつくりませんか。

 初めは行政が組織づくりと事務局を担当して発足、3年ぐらい面倒を見ていくと軌道に乗ると言われておりますけれども、活動を軌道に乗せていく。まさに市長が掲げている協働のまちづくりを実現できる実戦部隊ですが、道路パトロールとどういう関係になるか、ちょっとお聞きしなければわかりませんが、人材を発掘し、人材を育てることは早期発見・早期対応のインフラの長寿命化ができると考えます。

 また、広い範囲から即効性のある情報提供の組織づくりとして、市長が施政方針で掲げた「地域SNS」は構築はどうなったのでしょうか。それ以上に広い範囲から情報を提供できるインターネットを駆使して、災害時の情報をいち早く提供してもらう、市民参加型のホームページへと進化させていくということはいかがか。

 例えばネット上「災害プラットフォーム」と言われるものを構築し、メンバーを登録しておき、ゲリラ豪雨など緊急時に各地域から情報を提供してもらう。ホームページへの経費はわずかの投資だと思いますので、情報量をアップすることは減災対策につながる投資ではないでしょうか。市民の協働で守る体制、組織づくりを伺います。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 大変ありがたい御提案でありまして、「道守」それができれば、まさに協働の私どもが目指しています行政ができるのかなあというふうに思っています。

 今、現在、市でもパトロールしていますけど、常日頃パトロールしても地域が広いですから、一気にやるわけまいりません。そういう意味では「道守」という制度が、皆さんと一緒になって協力してやっていただくようになれば、より精度が高くなっていいかなあと思っておりまして、ぜひそういうものができたらいいなあというふうに思っています。

 一番は、道路を見てもある程度専門的に見ないとわからないところもありましょうし、そうするので、そういった経験豊かな方々に御協力をいただければ、大変心強いものとなっていますので、これについては検討させていただきたいと思います。

 現在、市もそういった今の「道守」のような制度も含めて、市民協働のまちづくり指針を策定している最中でありまして、これもさまざまな皆様方に参画していただきたいということで、今後は、市民の皆様の参画をいただいた「千曲市協働のまちづくり市民委員会」を設置します。

 この中で、さまざまな御意見をいただきながら、行政と市がどうやって一緒にこの地域をつくっていくか、そのきっかけになればいいなあというふうに思っておりまして、その策定指針後は行動計画をつくり、協働のまちづくりを実践をしてまいりたいと考えております。

 それからもう一点、携帯端末の普及によって時間、場所を問わずに音声、文字あるいは映像こういったものが高速にやり取りできるインターネットというのは、災害時には非常に大きな意味があります。今、市でも携帯電話に災害防災メールを発信しています。こういったところも、ぜひ参加をしていただきたいなあというふうに思っておりますし、私も施政方針でも申し上げましたが、GPSを活用した位置情報システム、これは地域情報を携帯端末に提供するシステムでありまして、今現在、市内のNPO法人にお願いをしておりまして、県の「元気づくり支援金」をいただいて、制作に取りかかっています。

 これはアップルの開発でありますから、どういったことができるのか、観光情報、それから各商店、ホテル、旅館の情報まで包含するのか、大変な作業であります。しかし、これも日本語だけではなくて多国籍語でやりたいなあということで、今お願いしているわけでありますが、非常にNPOの方々は意欲を持ってやっていただいておりますので、多少時間はかかっても、この千曲市らしいそういったSNSの発信できるシステムができればいいなというふうに思っているところであります。お互い情報交換をしながら、そういうものも研究して、災害時あるいは観光、まあ、SNSですからさまざまなアプリを使えるんですね。

 そのインターネットを使うことで、ホームページの中にフェースブックとかツイッターを設けることで、やはりそれらをお互いが共有できるというシステムというのはそう難しくないので、それらも含めて情報の発信については、総合的に研究をしていきたいなあと思っています。

 以上でございます。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤眞由美議員。

          〔7番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆7番(柳澤眞由美君) 大変前向きに取り組んでいただけると期待しておりますが、ぜひ研究を進めて、また市民への情報提供をよろしくお願いいたします。

 では、大項目3、24年度の決算について伺います。

 一般会計からの繰入金について、特別会計に金額は大小さまざまですが、一般会計からの繰入金が発生しております。繰入金については、再三監査報告でも指摘されてきました。

 そこで、6つの特別会計で、収入未済額への徴収の取り組みはいかがだったでしょうか。特に、駐車場、白鳥園の営業については経営改善にどのように取り組まれたのでしょうか。

 続けて、小項目2、給食費の未納がなくなりませんが、集金体制や集金事務についてどのような考えをお持ちでしょうか。今現在、千曲市では給食費の未納家庭への対応はどうなっておりますか。第一と第二の数や金額が、もしここで情報開示してもよろしいならお聞きいたします。また、滞納者への対応と、千曲市の給食費の未納に対する今後の体制をお伺いいたします。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤総務部長。

          〔総務部長 柳澤正彦君 答弁席〕



◎総務部長(柳澤正彦君) それでは、1点目の一般会計からの特別会計への繰入金について、私のほうから答弁をさせていただきます。

 まず、特別会計における収入未済額への取り組みでありますが、平成24年度決算における市債権の収入未済額の総額は13億7,000万円ほどであり、そのうち4つの特別会計の収入未済額は、総額で約5億700万円となっております。

 徴収への取り組みにつきましては、現在、債権管理条例により市の全ての債権を一元管理するとともに、債権管理基本計画を作成し、徴収の取り組み目標額を定め、徴収の強化を図っておるところでございます。特に、債権の早期回収をするために納税コールや納税相談を実施し、その中で悪質な滞納者には、給与や預貯金などの差し押さえを行っておるところでございます。

 次に、「駐車場事業特別会計」と白鳥園を運営している「戸倉温泉施設事業特別会計」は、御案内のとおり利用者から使用料をいただき、施設を管理運営する会計でございます。平成24年度決算では、両会計とも歳入不足が生じたため、一般会計からの繰入金により赤字補填をしたところであります。その原因として考えられることは、「駐車場事業特別会計」では、千曲駅の開設などの影響により利用者の減少が上げられるところでございます。

 次に、「戸倉温泉施設事業特別会計」では、施設が老朽化していることや、利用者数に対して施設規模が大きすぎることなどにより、維持管理コストが多大となっていることが上げられると思います。経営改善ということですが、両会計とも独立採算が原則でありますので、経費の縮減や利用収入の増加策などに取り組んでおるところでございます。

 「駐車場事業特別会計」では、施設建設時に借り入れた起債の償還が本年度末をもって終了いたします。また「戸倉温泉施設事業特別会計」では、現在、計画している新しい施設の管理コストを抑えるとともに、利用者数の増加を図るため利用者のニーズに答えた施設建設を考えているところでありますが、どちらにしましても引き続き経費の縮減、利用収入等の増加と、取り組んでいかなければならないと考えております。



○議長(吉田昌弘君) 続いて、緑川教育部長。

          〔教育部長 緑川 茂君 答弁席〕



◎教育部長(緑川茂君) 給食費の徴収につきましては、学校給食費徴収に関する規則の規定によりまして、小中学校の給食費は学校長が徴収することになっております。

 給食費の徴収方法は、生徒児童の保護者から口座振替等により徴収したものを、市会計に納入しております。口座振替ができなかった一部の保護者の方が未納になっておりますけども、未納の要因としましては、経済的事情によるものがほとんどですが、一部、無関心や勝手な解釈をする保護者も見受けられます。

 それと、滞納者の状況ということでございますけども、繰越分も含めまして、第一学校給食センターが56万9,719円、これ24年度決算の関係でありますけども。第二学校給食センターが147万7,044円、市全体として204万6,763円という状況でございます。

 対策ということでございますけども、在校生につきましては、引き続き学校長に協力を要請をしてまいります。卒業生につきましては、給食センターから督促、催告書の発送、電話連絡等を行いまして未納解消に努めてまいります。また、経済的理由によるものにつきましては、市の就学援助制度を活用してまいりたいというふうに考えております。

 今後も、給食費に対する保護者の理解を深めていただくよう引き続き努力をするとともに、悪質なケースにおきましては、法的な措置も検討しながら進めていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤眞由美議員。

          〔7番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆7番(柳澤眞由美君) 小項目1へ1点再質問します。小項目2にも1点再質問します。

 まず、総務部長に伺いますが、白鳥園と駐車場のほうの繰入金というのは、営業努力で解消できるのではなかったのか、ということです。監査報告書にも、利用者をふやすあるいは白鳥園には利用者がふえるような工夫をというのが、ここ何年も再三出ておりましたが、その努力はされて、しょうがなく繰り入れになってしまったのか。同じような努力では、やはりなくならなかったのではないかと思いますが、お聞きします。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤総務部長。

          〔総務部長 柳澤正彦君 答弁席〕



◎総務部長(柳澤正彦君) 経営努力ということでございます。駐車場事業につきましては、24年度初めて赤字繰り入れになったものでございます。

 それで、駐車場につきましては、先ほど独立採算という面もございますが、放置自転車対策ということで、戸倉駅周辺におかれる放置自転車を整理するために、そちらのほうに誘導ということも行っておりますので、その辺はよろしくお願いしたいと思います。

 また、白鳥園につきましては、当然独立採算がございます。年々経費節減等も行う中で、繰出金、まあ、会計にすれば繰入金ですか、減ってきてはおります。それと施設のほうではPRを情報誌等にもPRして、多くの方が利用して、市民との交流が図れるようにという趣旨でPRをしているところでございます。

 以上でございます。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤眞由美議員。

          〔7番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆7番(柳澤眞由美君) 新しい白鳥園では営業、さらに利用者増の工夫等でそういう繰入金がないような運営を期待します。

 教育部長にお尋ねいたします。

 規則によって給食費滞納は学校長が集金する、徴収する。ここを根本的に、もうかえるときではないでしょうか。これ、私も現場にいたからわかりますが、二時休み、昼休み、放課後、夜、保護者に電話をかけ、つながらない。あるいは子供に手紙を持たす。そういう事務作業は、教育現場から減らしていただきたい。

 債権管理で一元化して徴収を行うというような監査の御指導があったとおり、この規則の改定、そして教育現場では先生たちが集中できるように、そういう事務作業は教育委員会のほうへ移管していただいてやっていただく。そういう前向きな考えの答弁を伺いたいと思います。



○議長(吉田昌弘君) 緑川教育部長。

          〔教育部長 緑川 茂君 答弁席〕



◎教育部長(緑川茂君) 今の滞納事務の関係と学校事務というようなお話をいただきました。

 まずは学校とも話をしている中で、滞納に関する事務は大変だと、給食費の事務は大変なんですけれども。まず、滞納の関係が大変だという話を聞いておりますので、まずは教育委員会としては滞納の額を、滞納者の数を全体としては減らす方向に努めていきたというふうに考えております。当然、学校と協力をしていかなければならないんですけれども、そういった、まずは滞納者、全体的な数なり金額を減らすというふうに考えております。

 それと、学校給食費の徴収に関しましては、各市町村、学校によってさまざまな今、取り組みがされていまして、全くの市債権といいますか、千曲市のほうは公会計ということで一般会計に入れておりますけども、全く学校会計というよなことで取り組んでいるところもありまして、その給食費の徴収方法というのはさまざまな方法があることが実態であります。

 また、今お話がありましたように、学校側にとってもこういった事務は大変だということでありますので、他市の状況等を検討しまして、そういった事務的にも軽減するような方法を、今後、検討していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤眞由美議員。

          〔7番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆7番(柳澤眞由美君) 教育現場の大変煩瑣でいろいろ忙しい、忙しさの中に教材研究をする時間の確保に大変苦慮されている先生方を思いますと、この給食費の徴収はやるべき仕事なのかなというふうに思います。まあ、家庭への配慮はあるかと思いますが。

 さまざまな先ほど就学指導の相談などは、やっぱり福祉課、教育委員会、税務課、いろいろ相談箇所があると思いますので、ここで他市の紹介、19市のうち4市が公会計制度で給食費を徴収しております。

 特に、塩尻市では、今まで市会計でしたけれども公会計制度になって、学校や先生やPTAの負担はなくなって、大変ありがたいという声が今上がっておりますので、ぜひ研究して、規則の改定を進めていただきたいと思います。

 私の質問は以上です。



○議長(吉田昌弘君) ここで15分間休憩いたします。

                             午前11時4分 休憩

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 午前11時20分 開議



○議長(吉田昌弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 続いて、10番、小山嘉一議員。

          〔10番 小山嘉一君 質問席〕



◆10番(小山嘉一君) 議席番号10番、一志会の小山嘉一でございます。

 先ほど柳澤議員のほうからもお話がありましたように、きょうは6名の一般質問者がおいでになります。午後、あと4名ということでございますので、私は12時までには終わるように努力をしたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。

 千曲市も合併をしまして10年を迎えました。千曲市誕生10周年記念、盛大に無事終了をいたしまして、心よりお祝いを申し上げます。

 いよいよこれから千曲市にとりまして、大事な局面を迎えることとなります。市長の所信表明で合併特例債の発行期間が5年延長されたことにより、合併時の約束事項を再検討するとともに、残された課題に対応して合併の総仕上げをしたいと、こう申されております。どうか目標に向かって進んでいただき、少しでも早い達成を願っているものであります。

 さて、市長の所信表明や今までの施政方針などに目を通してみますと、山の緑、緑化に関する記載はなかったかと思います。残念でなりません。千曲市の山々を見渡してみますと、いたるところに松枯れの哀れな光景が目に映ります。

 そもそも日本人に好きな樹木は何かと聞けば、恐らく松と桜、これを上げる人が多いのではないでしょうか。千曲市におきましては、アンズという方もおいでになると思いますけれども、大方はそのようであります。つまり、松と桜を知らない日本人はいないということになります。

 松と桜はともに日本人の心のありようと深くかかわってきました。神となった老松、神社仏閣の老松、並木の松など、そして山々に茂る緑豊かな松、松なくしては日本の精神文化、日本の風景は語られません。

 そこで、市長にお尋ねをしますが、市長は今のこの光景をどのように感じておられるか、まず、お聞きをしたいと思います。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 市長にお尋ねですけど、私のほうから答えさせていただきます。

 議員おっしゃいますように、遠い昔から私たち日本人は、松とは深いかかわりを持ってまいりました。美しい風景をつくり出し、歌に詠まれ、能や歌舞伎の舞台となり、また木材としてさまざまな用途にも使われ、今日でも松は数えきれないほど多くの役割を果たしていると考えます。

 現状をどのように感じているかとの御質問でございます。先ほどおっしゃられたように、市内の森林の松はほとんどが赤松なわけでございますけれども、赤松は荒廃地にいち早く根を張り、土壌が流れ出るのを防いでいるというような、重要な役目も果たしております。

 昨年、ことしと松くい虫の被害が増大しており、周囲の山々を見るにつけ、枯れた松の多さに驚愕し、被害の終息を願うとともに、山地災害の発生の危険性や源風景を守る観点から、また、これらの駆除に対して多額の費用がかかっていることに、非常に憂慮しておるところでございます。



○議長(吉田昌弘君) 小山嘉一議員。

          〔10番 小山嘉一君 質問席〕



◆10番(小山嘉一君) 風景を確かに守るということは大変大事かと思います。

 そこで、市長にお伺いをするわけでございますけれども、いよいよオリンピック・パラリンピックが2020年に、7年後に東京で開催をされることが決定をいたしました。日本中が7年後のオリンピックに向けて何らかのアクションを起こしております。

 当然、千曲市においても選手のベースキャンプを初め、応援に来られた人、観光に見えた皆さんの誘致活動事業に力を入れていただけるものと思いますが、この件につきましては、昨日の一般質問の冒頭に市長のほうから決意が述べられました。ぜひ関係する機関と検討しまして、早期に実現、実行できますよう御努力をお願いをしたいと思います。

 そして、大勢のお客様が千曲市にお見えになったときに、千曲市の山々を見渡したそのときどのように感じられるか、大変心配をしているところであります。外国の大方の皆さんは、日本は緑豊かな、すばらしい山々の姿を想像し来られると思います。そのときに、今のような哀れな姿を見たならば、どのように感じるか。恐らく今のままでは落胆することでしょう。少しでも早く緑豊かな風景を取り戻す必要があると思います。

 日本はオリンピック誘致のプレゼンテーションでも「おもてなし」の心を売りといたしました。山河の風景も立派な「おもてなし」であると私は考えます。そして、戸倉上山田温泉にゆっくりつかっていただき、「いやし」につながればと思いますが、市長のお考えをお聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 小山議員さんおっしゃるとおりであります。

 長野も当時、東京オリンピックの際に知事さんも、赤松の枯れを何とかしろということで、全県で取り組んだということもあったんですね。今、千曲市だけが空中散布も大分しておられているんですけれども、やっておっても、これどうやってもだめなんですね。あれ、虫ですから飛んで来ちゃうんで、その防除に対しては、もうイタチごっこなんですよ。

 これは大変で、全県が本当にその気にならないと、完全防除というのはできないんだろうなというふうに思っています。今、特に千曲市の場合には、山は急斜面が多いのですね。なかなか間伐するにしても伐採するにしても、そういった地形条件がありまして、人が入れないようなところにもたくさんあります。こういったものをどうしていくかというのは、大きな課題でありまして、あと7年後に東京オリンピックが開催されるわけでありますが、そのときに、全世界からお越しいただく皆様に、長野県のすばらしい景観を見ていただくためにも、何とか今の松を防除していきたいなと思っておりますけれども、いかんせんお金も非常にかかりますし、ちょっと私ども、これはどうしたらいいかというふうに思っているのですが、この松の対策というのはこれから、多分、オリンピックが日本に決まったので県を挙げて、きっとどういう対策をするのか出てくると思いますけども、いずれにしても今の段階では限度があるというふうに思っています。



○議長(吉田昌弘君) 小山嘉一議員。

          〔10番 小山嘉一君 質問席〕



◆10番(小山嘉一君) 市長の御答弁で、今の段階では限度があるということで、大変残念ではありますけれども、どうか県のほうとも協議しながら、また英知を出し合って、一つまた緑豊かな山に戻していただければと、このように思っています。

 それでは、続きまして小項目2の、これまでの松枯れ被害と防除策についてをお伺いしたいと思います。

 最初に、ここ数年の被害状況の推移・面積を伺いたいと思いますが、私が感じておりますに、防除事業予算は毎年多くなっております。この9月議会におきましても補正で松くい虫防除対策事業費が1,673万円が追加されました。にもかかわらず、ここ二、三年で急激に松枯れが広がっているのが現状であります。

 今まで取り組んでこられた伐倒駆除、ヘリコプターによる空中散布ですが、空中散布された範囲は比較的健康な樹木が育成しており、松くい虫樹木はほとんど見当たりません。これは空中散布の効果が示されたと私は判断しております。しかし、空中散布がされなかった地域では、松枯れが急速に進んでいるわけで、伐倒駆除が追いつかない状況ではないかと思います。

 そこで伺いますが、これまでの被害状況、そして今まで取り組んでこられた防除対策、これまでの防除対策の効果と分析をお願いをいたします。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 最近のこれまでの松枯れの状況とその分析についてでございますけれども。

 細かい数字につきましては、全部申し上げることは差し控えさせていただきますけれども、空中散布につきましては125ヘクタールを毎年実施しております。それから地上散布薬剤ということでは0.3ヘクタールの実施でございます。

 それから、伐倒駆除の事業でございますけれども、これにつきましては一番たくさんの量を切ったのが、平成16年度でございまして1,770立米、これは木の量でございますけれども一番多い年がそれでございます。

 今年度の4月から6月に新たに発生した被害量等について申し上げますけれども、ことしの被害量は2,155立方メートルで、やはり激増している状況であると言えます。これは昨年の夏の猛暑、特に夏以降の気温が高い状態であったために、マツノマダラカミキリの活動期間が長く、年越し枯れの増大につながったものと考えられます。

 特に、森・倉科地区、埴生地区の東山から柏王地区にかけて、ここについては集団的に被害の多い状況ですが、そのほかの場所でも山裾から中腹にかけて、かなりの松枯れが見られる状況です。

 現在のところ、今年度の被害予想量は4,000立米等見込んでおります。昨年の1.64倍ぐらいになってしまうのではないかというふうに考えるところでございます。

 この防除策についてですが、県の松林健全化推進事業等の補助事業を活用して、予防のための空中、それから地上からの散布、枯れた松を伐倒し薬剤薫蒸する伐倒駆除、この方法を実施しております。

 この効果についてですが、先ほど議員おっしゃられたように、薬剤散布については一応の効果が見られて、非常にそこでの発生状況は抑えられているかなというふうに感じておるところでございます。

 伐倒駆除についても、前年に駆除した近辺では、当年枯れが発生しているところも多少見受けられるわけですけれども、駆除ができなかった場所近辺の発生量と比べると、被害量は少なくなっていると思われます。そのような効果が表れているかなと考えるところでございます。



○議長(吉田昌弘君) 小山嘉一議員。

          〔10番 小山嘉一君 質問席〕



◆10番(小山嘉一君) ただいま部長の答弁ですと、年々ふえていると、昨年の1.6倍になっているということで、これからもますますふえる状況にあるのじゃないかなと、このように危惧をしているわけでございます。

 やはりその中で、千曲市はこういう状況であったということと、県全体では、やはり同じような状況だと思いますけども、一応どんな状況であるか、ちょっとお聞きしたいと思います。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 県全体の状況ということでございますけれども、細かな数字は現在持ち合わせてございませんけれども、東北信の様子を見ますと、やはり上田、それから坂城、それからさらに南の長和町とかそちらのほうでの被害の拡大というようなことは聞いております。一部では、空中散布はどのようにしているんだというような問い合わせも、私どもに入っておりますので、やはり全県的に被害が拡大しているというふうに考えられると思います。



○議長(吉田昌弘君) 小山嘉一議員。

          〔10番 小山嘉一君 質問席〕



◆10番(小山嘉一君) 特に、空中散布をされなかった地域は、大きな拡大を見ると、このような現下の状況でございます。

 それでは、市内でございますけれども、市内では今、空中散布をされているわけでございます。このいる地域は先ほど申し上げたとおりでございますけれども、それ以外の地域、散布されていない地域でございますけども、あるわけで、この散布されていない地域の中に散布可能な地域はあるのか、市内に。

 それと、この散布を要望している地区があるかどうか、もし要望があったら空中散布をする計画があるか、また、希望がなくてもそういった場所があれば、市のほうでもって計画をするのか、お尋ねをしたいと思います。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 実際に空中散布をしておるところは人家の少ないところで、影響するものがないように200メートル以上離して、国の基準なんかは守られてやっていることですから、どこでもやってもいいというような考え方もございますけれども、一応そのようなことに気を使って、影響のないところを指定してやっておるわけでございます。

 確かに地域によっては、こんなに枯れてしまっては大変だから、やってくれという御要望はいただいてはおります。しかしながら、先ほど申し上げましたが、いろんなミツバチの問題とか、そういうような影響を懸念される方もいらっしゃいますので、なるべく人家から離れた影響の出ない範囲で、今のところはやらざるを得ないかなというふうに考えております。



○議長(吉田昌弘君) 小山嘉一議員。

          〔10番 小山嘉一君 質問席〕



◆10番(小山嘉一君) 今、人家から200メーター以上離れると、そういったようなお話がありました。また、空中散布が125ヘクタールをやっているんだと、そんなようなことから、先ほど質問をしましたけれども、市内にまだ散布ができる場所があるかどうか、ちょっとお聞きします。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 調査をしっかりやらなければならないわけでございますけれども、今の被害の少ない、例えば森の奥のほう、ああいうところでは松くい虫の被害は少ないわけですけれども。ああいう所でしたら、もし仮に発生した場合には可能かなとは思いますけれども、それはあくまでも調査をしてからという格好になるかと思います。



○議長(吉田昌弘君) 小山嘉一議員。

          〔10番 小山嘉一君 質問席〕



◆10番(小山嘉一君) できるだけ早く調査をいただきまして、少しでも早く食いとめていただきたいとこのように思いますが、よろしくお願いをいたします。

 それと、2つばかり質問をしたいと思いますけれども。空中散布の効果は大きいんだということはわかりました。そこで使う薬剤ですが、今の薬剤は飛散しにくい、そしてまた、特定のカミキリムシ類だけに効き目があるとお聞きをいたしました。

 そうしますと、生態系には余り影響がないということになります。また、人体の影響もいかがか、あわせてお伺いをいたします。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 現在使用しておりますのは、ネオニコチド系の薬なわけでございますけれども、これらにつきましては、先ほどもちょっと述べましたけれども、人体の影響がないという国の基準に基づいてやっておるわけでございます。まあ、余計なことですけれども、農薬は薬でもあるし、害にもなるというようなことで、その使用基準を間違えなければ、それは正しく使用してもよろしいのではないかというふうに考えております。



○議長(吉田昌弘君) 小山嘉一議員。

          〔10番 小山嘉一君 質問席〕



◆10番(小山嘉一君) 人体の影響が少ないという御答弁でありました。

 そうしますと、この空中散布も薬剤の効果と安全性について、市民に余り理解されていないんじゃないかなとこのように感じます。反対の皆様方も大勢おいでますけれども、やはり賛成の皆様方も大勢おります。

 この理解度を高めるには、一つ市民全体にPRをして薬剤は安全であると、そしてまた、健康にも余り影響ないという御理解でございますので、ぜひともこれからPRをお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 先ほど市長からもお話がありましたけれども、やはり精神的な面でも影響があるという、そういうようなこともありますし、身体には基準どおり直接な影響が少ないというより、今のところはないということでございますけれども。

 やはり中には、精神的にちょっとという方も実際には苦情として寄せられております。これ以上広げることについては、すぐにここをやりましょうというようなことは決定できませんけれども、先ほど申し上げましたように、調査をしながらいきたいと、そのように思います。

 PRにつきましては、いつも空中散布の前に、こういうところをやりますということで、保育園、学校関係、それから地域はもちろんPRをしておるわけでございますけれども、それは空中散布のPRであって、先ほど議員がおっしゃられたように、それが有効な手段であって、松くい虫の防除には役立っているというPRは、確かにそれほど積極的にはやってはまいりませんでしたけれども、それを積極的にやることになれば、もう少し範囲を広げたり、そういうようなことになる場合には、ぜひやっていきたいかなというふうには思います。



○議長(吉田昌弘君) 小山嘉一議員。

          〔10番 小山嘉一君 質問席〕



◆10番(小山嘉一君) ぜひ市民に御理解いただけるように、一つPRをお願いをしたいと思います。

 それでは、次に移りたいと思います。

 小項目3、今後の松枯れ防止への取り組みについてをお伺いをいたします。

 今のままでは、今後、範囲は広がる一方ではないかと思います。今後の対策をお聞きしたいと思いますが、これからも今までどおりのやり方でやるのか、市費も投入して徹底的に駆除するのか、それとも、マツノザイセンチュウの繁殖・進行には追いつかないので、予算の範囲で伐倒だけをやるのか。これは事実上撤退ということになりますけれども、あるいは保全できそうな地域をしっかりと手を入れて保全をして、また、保全不可能と判断した地域はあきらめて放置するのか、あるいはその他妙案があるのか、具体的にお示しをいただきたいと思います。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 市の考えといたしましては、これまで同様に薬剤散布による予防と、伐倒駆除による総合的な防除を実施してまいりたいというふうに考えております。実際に全部やめてしまうとか、そういう極端な考え方は持っておりません。

 ただ、先ほどお話もありましたように、私どもだけがこれを取り組んで、一遍に全てをなくすということができないもので、非常にそれは他の自治体、それらも含めてやっぱりどっかが辞めれば、そこに入ってしまうと。そこから、また、波及してしまうと、そういうようなこともありますので、引き続き実施してまいりたいというふうに思います。

 薬剤散布では、人力で駆除できない急斜面や崖地、松以外の樹種では機能を維持できない場所について、守るべき松林と位置づけておりますので、被害の度合いを受け、守るべき松林に被害拡大しないよう、来年度も空中散布を実施する考えではおります。

 これにつきましては、今後、開催予定の千曲市林業振興協議会でも御協議いただく予定です。本年中にできれば判断をしたいと考えてはおります。

 それから、伐倒駆除については、松林健全化推進事業によるものと、森林整備事業による保全松林緊急保護整備事業の「衛生伐」に加えて、集団的に枯れてしまっている場所については、森林組合やNPO法人が事業主体となって伊那市や安曇野市で実績を上げている「更新伐」、これについては導入を検討してまいりたいと思います。

 これは一定の範囲内で、赤松を7割以上伐採してしまう。これは生きているものも枯れたものも含めてですが、生きているものは当然利用するわけですけれども、それを広葉樹などに更新していくというようなことでございますけれども、そのようにして健全な里山へ再生していくことも考えております。

 土地所有が考えられると思います。それから土地所有者の同意や里山整備委員会の組織化、木材搬出のための作業道の開設、事業後の管理体制などが、これをやることになりますと必要となることがありますので、地域住民の理解や十分な地元の調整が必要となると思います。

 なお、搬出した枯損木、それから健全な松の処理は現在情報収集をしながら検討したいと思っております。また、保安林となっている場所ですけれども、これについては治山対策としての「本数調整伐」を県に要望しておるところでございます。



○議長(吉田昌弘君) 小山嘉一議員。

          〔10番 小山嘉一君 質問席〕



◆10番(小山嘉一君) ただいま御答弁では前年どおりという御答弁でありました。そうしますと、これから範囲は広がる一方であるということは目に見えてわかるわけでございます。そうしますと、税金の無駄遣いになってくるんじゃないかなと、こんなようにも思います。

 そのような判断がされたならば、早いうちに撤退をして自然淘汰に任せればと、このように感じもいたします。それとも思い切って対策転嫁を考えまして、例えば県の指導でもって県下全体の統一をしたような対策はとれないか。これはやはり市長が、市長会等でお話をいただいて、県の指導ができないものか、この辺はいかがでしょうか、お伺いをいたします。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 県に対しては、市が行いますさまざまな事業に助成をいただいておることは、先ほど申し上げたとおりでございます。

 県もやはりこの被害の拡大については、非常に頭を悩ませているところだと私は思いますけれども、それらについては大きな問題でございますので、議員おっしゃられたように、もう少し抜本的な対策について、これはなかなか難しいとは思いますけれども、お金を投入してなるべくやると言えば、先ほど議員おっしゃられたように税金の無駄遣いという部分に全部がつながるわけではないと思いますけれども、やはり県とも相談しながら進めていかなければならないかなと思うわけでございます。



○議長(吉田昌弘君) 小山嘉一議員。

          〔10番 小山嘉一君 質問席〕



◆10番(小山嘉一君) 確かに大きな問題であると思いますけれども、ぜひ実行できるように御努力をお願いをしたいと思います。

 それから、伐倒駆除をした樹木でございますけれども、その処理、いろいろな方法があると思います。チップにするとか、早いうちだったら木材で利用するとか、それから炭にするとか、こういった利用があります。

 その中で、やはり松枯れに対する市民の注目度、そういったものを高めるには、そういった例えば炭にしまして、それを水質の浄化とか、土壌改良とか、消臭剤とかそういったもので、市民が使うことによって市民の御理解をいただけるんじゃないかと。

 そして、またチップにすれば堆肥とか、家畜の敷きわらとか、それから公園の遊歩道に使うとか、こういったいろいろなやり方があるかと思います。もちろん発電とかそういったこともありますけれども、市はこれを有効にこれから使っていただくわけですけれども、今まではどのようにされてこられたのか。そして、今後検討するということでございますけれども、これも含めてお願いをしたいと思います。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 処分した松の後利用というようなことであろうかと思いますけれども、これまで、基本的には枯れた松には動かすとやはり被害の拡散、虫の拡散につながりますので、現場で薫蒸処理というのが中心でございますけれども、基本的にはそういうことになろうかと思いますけれども、一部のものについてはチップ化をして使っているという状況もあります。それほど量はたくさんではございません。

 なお、これからの見込み、今の長野の森林資源利用事業協同組合というところが、飯綱にあるんですけれども、ボイラー2号機を建設中でございます。できればそういうところに持ち込んで、処理をしていただいて、チップにしていただく。あるいはフローリング材から合板、そういうようなものにも使えるかというふうなことも、実際にはやろうとしているところでございますので、それらについて私どものほうも参入できるか、検討してまいりたいというふうに思います。



○議長(吉田昌弘君) 小山嘉一議員。

          〔10番 小山嘉一君 質問席〕



◆10番(小山嘉一君) 一つ有効利用をお願いをしたいと思います。

 それでは、小項目4、松枯れの跡地についてお伺いしたいと思います。

 伐倒しました跡地の場合でございますけれども、広い面積を伐倒した場合に地肌が表れ、景観的にも余りよいものではありません。先ほどの答弁の中にもありましたけども、そこは植林をするんだというようなお話がありました。ぜひ植林をして、少しでも早い復活が必要だと思います。

 また、急斜面や危険な場所は自然に任せるということしかありませんけども、ぜひそのようにお願いをしたいと思いますけども、改めてお伺いをいたします。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 通常、木が伐採された後のことでございますけども、普通ですと光が地面に差し込みますので、広葉樹や実生の赤松なんかが自然に育って、更新が図られてくるわけでございますけども、経過を観察する中で、自然更新が図れない場合、そういう場合には植樹あるいは災害の防止のための治山事業、こういうものは検討していかなければならないというふうに思います。



○議長(吉田昌弘君) 小山嘉一議員。

          〔10番 小山嘉一君 質問席〕



◆10番(小山嘉一君) やはり、少しでも早い緑を取り戻すというようなことから、その伐倒された後を自然に任せるにしても、あとの整備、草刈りとか、そういったものが必要だと思うんですよね。そうしますと、回復が早いんじゃないかと、こんなように思います。

 そんな中で、自然淘汰、普通に伐倒したあとそのままにしておくということの場合に、何年ぐらいでこれは再生できるものでしょうか。場所にもよると思いますけれども。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) ただいま難しいことでございますけれども、それぞれの地域、そこの状況あるいは樹種、それらによって異なるものであり、ここでどのくらいということはちょっと私の口から申し上げられなくて、申しわけございませんがよろしくお願いをいたします。



○議長(吉田昌弘君) 小山嘉一議員。

          〔10番 小山嘉一君 質問席〕



◆10番(小山嘉一君) 跡を手入れすることによりまして、7年後には緑が茂るんじゃないかとこのように判断しますので、一つぜひ跡の草刈り等の手入れをお願いをしたいというふうに思います。

 それでは、最後の小項目5、市の指定木、文化財とそれから保存木とございます。また、庭木等平地での対応についてお伺いをいたします。

 市が指定されました文化財、指定木があります。調べましたら松は思いのほか少なく、文化財では1本、保存木では43本中5本で、そのうちの2本だけが赤松でした。このように市で指定された松類は少なかったわけでございますけれども、松を含む指定されている全ての樹木の管理とか、そういったものはどのようになっているのか。

 また、今、山から里に移り始めている松枯れでございますけれども、指定木以外にも個人や神社仏閣などにすばらしい松が見受けられます。それらはそれぞれの個人の宝であります。と同時に市の宝であるとも思います。

 そのような樹木に対しまして、市はどのように対応されてこられたのか、また、これからどのようにされるのかをお伺いをしたいと思います。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 市の指定文化財・指定木・庭木等への対応ということでございますけれども。

 松についてお答えいたしますけれども、貴重な松を対象に実施する松くい虫の防除対策としては、薬剤樹幹注入があるわけで、予防対策で赤松一本当たり注入材3本から4本使用します。1本当たり1万2,600円ぐらいの単価ではないかということで、結構高価なものになっております。残効期間は4年から6年のものが多く、期間経過前に再度注入し、それを繰り返して守っていくということになります。

 市の指定文化財としての松、それから保存樹木、先ほど議員がおっしゃられたようにあるわけでございますけれども、維持管理として文化財のものについては薬剤の散布を年2回行っております。それから、保存樹木となっております赤松、まあ、5本とおっしゃいましたが黒松が3本、赤松は2本ということで維持管理費の一部として、年3,000円をお支払しているということでございまして、それを守っていっていただく、経費の足しにしていただいているということでございます。

 それぞれ文化財については教育、土木、それから保存樹木のほうに指定木ですが、これについては環境部のほうというようなことで、担当が違うわけでございますけれども、お聞きいたしますと、それぞれにあります文化財の審議会、環境審議会というようなところで協議をして指定されたものであり、それぞれの成り立ちの中で私どもも相談して、今後の対応していかなければいけないかなと思うわけでございます。

 なお、個人の庭木それなりの対応でございますけれども、やはり薬剤散布とかいうものについては、他の樹木への影響も考慮しなければならないし、まちなかにある場合には、やはり薬剤を使うということには多少ナーバスな部分もあろうかと思いますので、それらについては検討の必要があろうかと思いますので、やはり個人のお宅のものについては個人の財産であり、今のところそれぞれで守っていただきたいかなというふうには考えております。



○議長(吉田昌弘君) 小山嘉一議員。

          〔10番 小山嘉一君 質問席〕



◆10番(小山嘉一君) ただいま御答弁で、文化財につきましては年2回防除するということで、他は3,000円で何とかしろという御答弁でありました。

 そうしますと、指定されている樹木、この樹木をそもそも指定はされたが、その後、どのような状態になっているか、把握されているのか、その辺が一つと。それと、指定された樹木、それ以外の個人の所有の樹木について、薬剤散布を希望される方、その辺もちょっとお聞きしたいと思いますけれども、その中で指定木については、やはり市のほうでもって散布をする、まあ、指定だけしてあとは何もないじゃなくて、やはり指定した以上、その辺の責任もあるんじゃないかなと、こんなふうに思います。個人のものにつきましては、そういった要望があったら薬剤の費用ぐらいは援助いただければと、このように思います。また、散布機のない方には貸し出しもできないものか。

 それと、既に枯れてしまった木があります。この木につきましては個人で切れる木と、まあ、細い木は個人でも切れる方もいますしいいんですけれども、太い木なんかは、とても素人には手がつけられないと、このような木、そしてまた、年寄りになっちゃってどうにもならないというような家庭もあろうかと思います。そのときに、やはり伐倒駆除、これを市のほうでもってやるべきだと、このように思いますが、いかがでしょうか。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 先ほど申し上げましたように、それぞれの部でのことですから、間違ったことは申し上げられませんけれども、今後の対応といたしましては、これまでちゃんと管理の状況を把握してきたかということもございますので、これからどのような管理をしていくか、改めてそれぞれの部課と相談をしてみたいとは思います。

 それで、処理の経費とか薬剤の助成とか、そういうようなものにはということがございますけれども、現在は個々で薬剤を散布ということで、シルバー人材センターへの依頼で薬剤を散布しているという方もあるように聞いております。そのような方法をできるだけ使っていただきたいわけでございますけれども、また、個人の伐採につきましても恐らく今まではそれぞれの方にお願いしてやっておったと思います。引き続きお願いしたいわけでございますけれども、方法については個人のものでございますので、非常に難しいところでございますけれども、一応の検討はさせてもらいたいと思いますけれども、難しいとは思います。



○議長(吉田昌弘君) 小山嘉一議員。

          〔10番 小山嘉一君 質問席〕



◆10番(小山嘉一君) ただいま伐倒については個人だということでございますけども、この今、山の松枯れになっている場所、それはほとんど個人の所有であります。山の伐倒はできても、平地の伐倒はできないのか、その辺ちょっとお伺いします。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 確かに庭木も、それから山に茂る森林・松も個人の所有の部分でございます。森林につきましては、それぞれ県・国の基準の中で地域を定めて、その地域は国なり自治体がやっていくということで、そういうふうに決まっているという言い方はおかしいですけれども、森林整備の中で定められておると考えておりますので、それらは私どもが補助をもらってやっているものであって、やはりそれについては、個人の平地、そのようなところが対象となっていないことから、これまでのそれら駆除の実施ということになっているものであります。



○議長(吉田昌弘君) 小山嘉一議員。

          〔10番 小山嘉一君 質問席〕



◆10番(小山嘉一君) 補助があるからやる、補助がないからやらないという御答弁でありました。

 しかし、今申し上げましたけれども、本当に立派な大きな木をかじられた場合に、個人ではどうにもならない、こういう事態が出てくるわけです。ほっときますと危険にもなるというようなことがありますので、ぜひこれは御検討をいただいて、何とか市のほうでも全額とは言いませんけども、一つお願いをしたいとこんなように思いますけど、ちょっと最後、確認をお願いしたいと思います。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 松くい虫については、先ほど申し上げましたけれども、そのほかに松だけではなく、私どもには大きなケヤキの木が枯れてしまった、これについて何とかしてくれというようなこともございます。私どものほうとすれば、先ほど申し上げましたが、山に存在する赤松を中心にやっておるわけでございまして、なかなか難しいところでございます。

 本当にそういうのの実態が実際にできるのかどうか、御要望に沿えるかどうかわかりませんけれども、よその状況等も調べてみたいというふうに思います。



○議長(吉田昌弘君) 小山嘉一議員。

          〔10番 小山嘉一君 質問席〕



◆10番(小山嘉一君) 一つ千曲市の緑を守るために、各段の御努力をお願い申し上げまして、ちょっと時間も過ぎましたけれども、これで終わります。ありがとうございました。



○議長(吉田昌弘君) ここで昼食のため、午後1時10分まで休憩いたします。

                              午後0時8分 休憩

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 午後1時10分 開議



○副議長(荻原光太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 続いて、5番、袖山廣雄議員。

          〔5番 袖山廣雄君 質問席〕



◆5番(袖山廣雄君) 議席番号5番、袖山廣雄です。通告に従いまして、順次質問させていただきます。千曲市の将来への思いが多く、いろいろありますが、思いに免じてよろしくお願いいたします。

 現在国では、道州制が議論に上がっております。要するに住民のための経済活動に適した人口、国の大きさ等、縛り、くくりです。人口は500万人ぐらいでスイス、オランダ、シンガポールくらいが適当と言われております。うまくいっている国です。信越地域くらいのくくりになると思います。

 その中では、観光スポットは、市長も挨拶にありましたが、信越地区のくくりではお寺では善光寺、お城では松本城などとそれぞれ1つあればいいのです。そんな時代が来る前に、姨捨棚田及び周辺の観光資源の充実、構築は非常に大事になると思っております。世界から棚田と言えば姨捨と言われるように、また、アンズと言われれば森と言われるように、そうなるために。それでは、質問に入らせていただきます。

 大項目1、観光資源をさらに生かすための先行投資について。

 小項目1として、大池市民の森の利用促進について。大池地区は市内でも自然や水環境、景観に恵まれた大自然の宝庫です。千曲高原、大池を中心に市民の憩いと安らぎの林間広場が整備されています。野外ステージの活用がされていないように見受けられます。ステージ施設と周辺の既存施設を接合させ、一体化し地域住民の余暇活動と人間性回復のため、また、滞在型の誘客を図れる場として機能させるために、野外ステージの活用が大事になります。

 各種団体・グループ・学校による合宿やジャズフェステバル・コンサート等の開催が促され、活用推進は図れると思います。そのためには施設の雨対策も必要です。

 質問1としまして、施設建設以来のステージの活動頻度、せっかくつくったステージの活用ですね、状況、内容をお聞かせください。

 また、多目的利用促進のための雨対策として、シート天幕、未使用時に巻き上げられる方式の施設、また客席の椅子、様式はいろいろ考えられますが、椅子は500から1,000人分ぐらいが利用でき、その椅子の関連物資の格納庫などをぜひ要望したいのです。実現に向けた前向きのお答えをお願いします。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 大池市民の森でございますけれども、自然との調和を図りながら森林の教育目的での利用を中心に、市民の憩いの場として自然休養地としての整備を行ってきたところであります。

 1点目の御質問であります、野外ステージ建設以来の利用状況についてですが、野外ステージは平成16年度に大池市民の森整備事業で林間広場に設置されたもので、スポーツ団体やボランティア団体、音楽グループ等のイベントなどのために平成24年度までに15件、延べで749人の利用でございます。年に直しますと平均で1.6件、まあ、2件には足らないということで、年間1件当たり83人の利用というようになっております。

 それから、雨対策についてでございますけれども、確かに野外ステージのある林間広場には雨天時に対応できる設備はございませんが、今はテントサイトとして利用していることから、そこに恒久的な施設を建設することは、今は考えてはおりません。そのように御理解いただきたいと思います。



○副議長(荻原光太郎君) 袖山廣雄議員。

          〔5番 袖山廣雄君 質問席〕



◆5番(袖山廣雄君) さっきの利用率が低いと、それをさらに促進するためにやっぱりそういう施設が必要だということです。先行投資として捉えたときに、千曲市の大池の資源を生かすという意味では、市の増収に絶対につながってきます。ほかより一歩進んだ施設づくりが必要と思うが、再度、ちょっとお答えをお願いいたします。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) あそこのところにテントをやるということは、雨対策というよりどちらかというと、日よけ対策というような面のほうが強いのではないかと思うわけでございますけれども、屋外で何かをやるということでございますけれども、もともと先ほど申し上げましたが、森林資源をあの地域では活用するという本来の目的からすれば、そのような施設をつくるよりは、やはりもう少し自然にマッチしたもの、そんなような活用方法を考えて方がいいかと思いますけれども、そのような状況の中で現在のまま使っていくのがよろしいかと考えます。



○副議長(荻原光太郎君) 袖山廣雄議員。

          〔5番 袖山廣雄君 質問席〕



◆5番(袖山廣雄君) まあ、そういうお答えが返ってくると思っていました。いずれにしろこれから先行投資として、さっき私も言いましたが、千曲市の資源、そしてこれからの増収につなげるという意味では、大池の活用方法は大事だと思います。

 続きまして、姨捨スマートインターチェンジの高速交通網の活用として、大池への散策や自家用自動車等の利用者の誘導について、今どのように行われているか、お考えをお答えください。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) インターチェンジから大池自然の家という、特定されたルートでございますけれども、御案内のように下り車線が一番入りやすいわけでございますけれども、大池の多少の案内看板がある程度で、パンフレットとかそういうようなチラシには明記してありますけれども、そのようなPRといったところでございます。



○副議長(荻原光太郎君) 袖山廣雄議員。

          〔5番 袖山廣雄君 質問席〕



◆5番(袖山廣雄君) それもそのような答えだと思います。引き続き推進するようにお願いいたします。

 質問3としまして、千曲市総合計画(平成19年から28年)後期基本計画策定の第5章4節観光交流の中で、観光拠点とそれぞれのエリア間を結ぶ基幹路線・季節・時間限定の市内観光・循環輸送システムと観光ルートの積極的な構築を市では進めると記載されておりますが、現実はどこまで進んでおられるのか、また、進んでいないのか、構築されないのか、例えば姨捨観光会館長楽寺から姨捨駅、サービスエリア、大池、竹林のルートなど、いろんなルートが考えられますが、お考えをお答えいただきたい。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 初めに現状でございますけれども、来訪者の利便性の向上と、市内を周遊する来訪者の増加を図るために観光協会では、乗務員が観光案内を行う「語り部タクシー」の御案内、それから各種イベント時には臨時のシャトルバスなどの運行をしておるわけでございますが、代表的なものでは「姨捨夜景ツアー」の運行ということになろうかと思います。

 一方で、広域観光ルートを活用した周遊型商品の取り組みでございますけれども、戸倉上山田温泉旅館組合連合会が地元バス会社と連携して、中京圏・関西圏方面からの誘客を図るため、松本から戸倉上山田温泉までの往復バスを本年7月20日からスタートさせ、来年の3月31日まで運行することとなっております。

 また、戸倉上山田温泉を発着とする、小布施・善光寺・松代地域を周遊するバスツアーも10月1日から11月30日まで運行されるところであります。

 市内観光ルートでありますが、観光協会では「あんずの里」「姨捨」「稲荷山」のエリアごとの観光ルート、さらには「千曲市1泊2日の旅」へのモデルプラン等を案内しておるところでございます。

 市長が施政方針でも申し上げましたが、平成27年には北陸新幹線が金沢まで開業するほか、善光寺の御開帳も控えておりますので、広域観光の拠点としての機能強化を図るためにも、魅力的な周遊コースをつくり、千曲市ならではの価値を創出し、千曲市の存在感を一層高めていかなくてはならないと思います。

 また、先日開催が決まった2020年東京オリンピック・パラリンピックに観戦・観光に訪れる全世界のお客様を、長野県千曲市に誘導すべく積極的に対応していかなければなりません。

 このためにも、「姨捨の棚田」や「あんずの里」など全国でも数少ない貴重な観光資源でありますから、最大限に活用し、信州最大の温泉でもあります戸倉上山田温泉にお泊りいただけるよう、地元の旬な観光素材や体験プランなどと組み合わせた「着地型旅行商品の提供」を観光協会等と連携しながら作り上げていきたいと考えております。



○副議長(荻原光太郎君) 袖山廣雄議員。

          〔5番 袖山廣雄君 質問席〕



◆5番(袖山廣雄君) 総合計画での構築する計画というのは、今の中で前向きにしていると受け取っていいわけですね。既存路線バスも活用していただいて、それとの含みを持ってそういうこともどんどん構築していただきたいと思います。

 続きまして、小項目2として、姨捨駅周辺の整備・棚田保全・活用についてお尋ねします。

 その前に、今回、市で作成した「姨捨棚田ガイドブック」は、私は非常にすばらしいと思います。この活用も含めて質問させていただきます。

 1、姨捨駅から名月の地、長楽寺周辺における遊歩道案内標識の整備についてですが、国の名勝地、また、名月の里、姨捨として紀貫之や西行法師、松尾芭蕉を初め多くの文人、墨客に愛され和歌、謡曲に登場する名月の里、棚田に浮かぶ月は「田毎の月」と呼ばれ、見どころが多く、旅人の心を慰めてきた里です。姨捨伝説の親孝行の里でもあります。

 日本三大車窓の一つとして善光寺平を一望する姨捨駅、水田に映る四十八枚田、名月の山「鏡台山」を望む姨捨公園など、見どころがたくさんあります。姨捨駅を下車して、名勝地に訪ねたいが誘導する案内板、標識が不十分で、また古くなって見にくいもの等があり、姨捨公園は特にです。観光客の誘客を図る上で至急整備が必要と思われます。

 私も時々姨捨駅で、観光客の方に感想をお聞きすることがあります。景色はすばらしい、思いがかなって来てよかったと好評価をいただいております。しかし、広くてここからどう長楽寺や棚田に行けばよいのかわからない。時間はどのくらいかかるのか。食事をとりたいが、記念の買い物をしたいが、また持って帰れる2キロぐらいの棚田米はないか、ちょっと高齢でも大丈夫か、棚田にトイレはあるか、数多くの質問をお受けします。

 わかりやすい親切な案内板標識及びコース別の案内パンフレット等、客観的に訪問者の身になったパンフレットが必要と思われます。現在もありますが、また、食事をとるにも「行きはヨイヨイ10分帰りはコワイ30分しかし満足」などと姨捨観光会館に案内できるようなキャッチフレーズの看板を、駅に掲示するのも一考と思います。

 また、姨捨駅を活用したイベント列車の運行はありますか。現在JRの長野からのナイトビュー姨捨号は運行されております。が、地元への収入にならない。なっても微収です。収入につながるそのほかの企画として、姨捨駅で下車して長楽寺・棚田周辺散策、姨捨観光会館での休憩とそばと飲食、列車内での当地グルメの農産物の販売等を企画したイベント列車のお考えは、さらに姨捨駅や周辺で観光土産店、飲食店が極めて少ないと考えますが、駅校内での、また、外での土曜、日曜だけでも千曲ブランド品や、地区の地場産品を売る売店が必要です。そこに携わっている関係の皆様の知恵をお借りして、イベント列車やお土産品について実現していく。環境整備をしてくださるようお願いいたします。

 以上、案内板、イベント列車等の企画、お土産店、飲食店にあわせてお考えを。実現のために検討でなく、施策をお聞かせください。



○副議長(荻原光太郎君) 答弁を求めます。平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 姨捨駅周辺の整備・棚田保全・活用等についてでございますけれども、市では観光振興のために内部の部会もつくっております。

 また、その中でも現地を見て、先ほど議員申されたとおり看板の不備なところもこの間は発見したところであります。過日は、姨捨駅において、棚田の保全に御協力をいただいております名月会の正副会長さんと、私ども副市長を初めとする「姨捨の棚田」の保全等に関係する部課長とで懇談も行いました。その際、議員の御質問にあります案内看板の充実などが話題となりました。

 案内看板を含む「姨捨の棚田」に関する課題につきましては、本年3月に教育委員会が策定いたしました名勝「姨捨(田毎の月)」保存管理計画がございますので、これに沿って市の各部署が連携して、姨捨地区の整備を図ってまいりたいというふうに考えております。

 まず最初に、観光案内用パンフレットについてでございますけれども、既に観光協会では、「姨捨ウォーキングマップ」と「さらしな・姨捨名月の里・旧街道蔵のまち・戸倉上山田温泉周辺マップ」を掲載した「名月の里姨捨道先案内」というコンパクトなパンフレットを作成し、姨捨駅に備えつけてあります。掲載内容については、皆様の御意見を伺う上で、さらによいものにするために、いろいろな御意見をお聞きしてまいりたいと思います。

 それから、期間限定ではありますけども、地元の皆さんが「おばすて・くつろぎの駅」友の会を設立され、姨捨駅舎を活用して全国から訪れる人と触れ合い、地元のよさを伝える中で、温かい「おもてなし」を行っていただいております。

 また、姨捨駅に訪れたお客様の記念としていただくための「記念入場券」の販売や観光案内も行っております。今後も、千曲市の観光資源であります「姨捨の棚田」を磨き上げ、一層の「おもてなし」に努めてまいりたいと考えております。

 それから、姨捨駅を活用したイベント列車やお土産店の実現についてでございます。

 イベント列車につきましては、JR東日本長野支社では、日本三大車窓の一つである姨捨駅の夜景を楽しんでいただこうと、昨年から運行を開始した「ナイトビュー姨捨」が2年目になります。駅では地域に皆様による夜景の観光ガイド、姨捨伝説の語りやオカリナ等による演奏、さらには、みそ汁や甘酒の振る舞いをしていただいております。

 一方、しなの鉄道では、平成22年から千曲市及び姨捨駅への誘客を目的に、市内観光を含めた「おばすて棚田紀行号」が軽井沢駅から姨捨駅まで1往復、年1回イベント列車として運行しております。この際にも、長楽寺周辺や戸倉駅におきまして、地域の皆様によるおもてなしや物品の販売を行っていただいております。いずれも、多くのお客様に喜ばれているところであります。

 市といたしましても、イベント列車は千曲市の観光資源となったり、あるいは他の資源との組み合わせで、新しい観光資源をつくっていくことができます。今後も引き続きイベント列車を運行していただけるよう、JR東日本あるいはしなの鉄道へ働きかけをしてまいります。

 それから、しなの鉄道では利用促進と沿線地域の活性化を図るため、新たに斬新で付加価値の高いデザイン車両を導入し、観光列車として運行することが先月決定しました。来年7月運行開始の予定であります。そのため、市の負担金を今議会に補正予算としてお願いしてあります。

 そこで、観光列車の運行第1号を「おばすて棚田紀行号」として、軽井沢駅から姨捨駅まで運行できればというふうに考えておるところでございます。

 次でございますけれども、姨捨駅や周辺での物品販売につきましては、これまでも恒常的に駅の辺でできないかというようなことで、JR東日本支社とも協議を進めてまいった経過もあるんですが、なかなかまだ進まない状況ではありますけれども、今後も実現に向けて協議をしてまいりたいというふうに考えております。



○副議長(荻原光太郎君) 袖山廣雄議員。

          〔5番 袖山廣雄君 質問席〕



◆5番(袖山廣雄君) 観光資源を活用して、どんどん進めているという話。今のイベント列車等これから定着していくように、そして私も必ず視察等に行くと怒られますけど、必ず駅を見に行くんです。

 その駅にパンフレットが、国鉄の駅のパンフレットに何があるか、千曲市を書いたのは糸魚川から松本経由で長野に来る電車にしかパンフレットがありません。だから、今度はパンフレットがどんどん、千曲市の載ったパンフレットが全国各地の駅に置かれるように、ひとつよろしくお願いします。また、飲食店についても、検討を進めると言っているんだけども、早急に何とかよろしくお願いいたします。

 では、質問2としまして、棚田保全とオーナー制度の現状についてお聞きします。

 棚田は平成11年に国の名勝に指定され、その後平成22年に重要文化的景観に選定されました。その間における棚田の保全・景観維持について地元の先人たちの努力、懸命の急峻地の開墾・耕作によってすばらしい棚田の保全が涙ぐましい努力でここまで維持されてきました。

 そこでお尋ねしますが、重要的文化的景観、棚田百選、指定・認定を受けて有名にはなりましたが、現在その効果や地域振興、特に、地元民には余り大きな変化は見受けられない。市として先ほども言われましたが、いろいろと施策をされてきたと思いますが、どのように考えておられるか、以下3問に分けて質問をいたします。前に述べたことも含めてお答えください。

 質問1、認定後の効果として、来訪者の数は、地元の方々に制度として支援の取り組みが地元の新興につながったか。

 前日の林議員と重なりますが、少子高齢化の進む中で、今後の棚田の保全を推進・継承するための方策として、例えば地元の方々の負担を減らすために、例えば農作業機械などの支援、また人的応援体制の確立、組織の確立などは考えられるが、とわに市として棚田の保全にどうつながっていくか施策を具体的にお答えください。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 棚田の保全とオーナー制度の現状についてでございますけれども、平成11年に文化庁より、棚田として全国で初めて「国の名勝」に指定され、同じ年に農林水産省により「日本の棚田百選」に認定された以降、棚田内の農道や休憩所の整備、JR姨捨駅の改修等を行い、観光PRに力を入れてまいりましたので、来訪者は確実にふえていると思っております。

 また、平成22年には文化庁から県下では初めて「国の重要文化的景観」に選定されたことにより、さらに知名度が高まり、棚田を訪れる人の数はふえておると思っております。

 姨捨駅の入場券販売枚数からの推計ですが、平成18年当時と比べれば、2ないし3倍の数となっておると推計されます。これらの来訪者は、戸倉上山田温泉に宿泊したり地元で買い物等するなど、地域の経済効果に確実につながっているというふうに考えております。



○副議長(荻原光太郎君) 袖山廣雄議員。

          〔5番 袖山廣雄君 質問席〕



◆5番(袖山廣雄君) さっき2から3倍と言うけど、私もちょいちょい行くと県外ナンバーはうんと来ています。2倍や3倍じゃないです。もっといます。その辺もまた何回も行って応対してください。

 質問2。そこに訪れた人たちの食のもてなしとくつろげる場所の提供が十分じゃないと思う。耕作者同士、訪問者と触れ合いは、現在社会では特に触れ合いは大事です。また、そのためにも触れ合える場所や農産物の直売所のできる場所の支援をお願いします。棚田周辺ですね、お考えをお聞かせください。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 来訪者に対するおもてなしやくつろぎの場所でございますけども、現在のところ姨捨観光会館があるほか、姨捨駅を訪れる方には、「おばすてくつろぎの駅友の会」の皆様の御協力をいただいて、おもてなしをしていただいておるところでございます。

 今後の必要な施設については、先ほど申し上げました「名勝姨捨(田毎の月)」保存管理計画、ここには道路・水路の整備とか、このような施設の考え方、それから、そのようなことを計画に書いてありますので、それらに基づいた整備を図ってまいりたいというふうに考えております。



○副議長(荻原光太郎君) 袖山廣雄議員。

          〔5番 袖山廣雄君 質問席〕



◆5番(袖山廣雄君) 実は駅のことじゃなくて、耕作者同士の触れ合いの場所ということが私の今質問でした。だから下の駐車場とか、ああいうところにつくっていただきたいと、それも今度は計画にちょっと入れていただいて、よろしくお願いします。

 質問3として、棚田耕作に必要な資材置き場や作業小屋を使用者の理解と協力を得て、間伐材等を使用し、助成等により、さらに重要的景観地区にふさわしいつくり、色づけが必要だと考えます。お考えをお聞かせください。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 資材置き場や作業小屋の設置でございますけれども、前段で申し上げましたことと同様に、景観姨捨地域の整備を図ってまいりというふうには考えております。

 この間も、名月会の方たちとも相談してやっていくわけですけども、オーナーたちの要望、そういうようなものもお聞きをすることも必要だと思います。なお、棚田の地域にはオーナー制度のほかに、周りにもいろんな会の方が棚田の保全のために多くの団体の方がいらっしゃいます。それらの方とも相談するわけでございますけれども、土地の権利関係とか棚田の景観保持、そういったような観点にも配慮しながら進めなければならないかと思っております。



○副議長(荻原光太郎君) 袖山廣雄議員。

          〔5番 袖山廣雄君 質問席〕



◆5番(袖山廣雄君) 景観整備は姨捨の地区全体に必要になってくると思います、これから景観ですから。そして棚田の保全は将来にわたり、千曲市で増収を図れる重要な施策です。ぜひ行政も民間感覚を取り入れ、地元の方々と一緒に考え、企画・実行・即収入、みんなでよくなる施策をお願いします。棚田のガイドブック、あれは1,000円でも売れる価値があると思いますが、少しでも地元に還元に使われると思います。その関係、ちょっと質問お願いいたします。



○副議長(荻原光太郎君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 実はガイドブックにつきましては、教育委員会の文化財センターのほうで力を入れてつくっていただいたもので、それについては私があれこれ申し上げるもんではありませんけども、私も見まして、非常によくできていると思います。これがあれらの中には、ぜひ皆さんにも知っていくようなそんなことを広めていきたいというふうに考えます。



○副議長(荻原光太郎君) 袖山廣雄議員。

          〔5番 袖山廣雄君 質問席〕



◆5番(袖山廣雄君) 今も申し上げましたが、財源の涵養に寄与すると、そういう観点から姨捨はうんと大事だと思います。これから盛り上げていかなければいけないと思います。

 大項目2、高速道のスマートインターチェンジを活用した経済の活性化とスポーツによる交流人口の増による戸倉上山田温泉に潤いを。

 小項目1、千曲市の活性化の一役を担う全国大会を行える総合体育館及び屋代スマートインターチェンジのオアシス設置について。

 現在、交通の要衝である千曲市の利を生かしたまちづくり、観光など交流人口の増加や企業誘致を市長は掲げております。当市には高速道路が二路線あり、そこには更埴インターチェンジ及び姨捨スマートインターチェンジと2カ所の出入り口があります。そこにさらに交通の要衝である当市の魅力アップのために、屋代スマートインターチェンジとオアシスの早期実現が必要であると考えます。

 更埴時代より屋代スマートインターチェンジとオアシスの計画はあったとお聞きします。そのころは全国的にも採算面には乗らないケースが多かったようです。しかし、現在ではほとんどが黒字運営とのこと。

 現在、国土交通省では地域活性化のために積極的に実施を進めています。さらに、11カ所の整備計画を打ち出しています。着手から完成までは平均四、五年かかるとのことです。

 屋代スマートインターチェンジの実現により、千曲ブランド商品、農産物の販売促進や知名度アップに寄与でき、また都市計画道路一重山線の整備にもつながります。また、交通網を整備しても千曲市に魅力がなければ通過地点になってしまいます。当市に来る目的の施設があれば別です。

 当市はスポーツ健康都市宣言を表明しています。スポーツ関係だけでも目的地になれば、訪れる方が増大し、応援の家族も訪れます。ですからスマートインターチェンジと体育施設があれば全国大会・県大会等、冠のついた大会の誘致に向けて非常に有利になります。

 大分先に思われますが、2027年には長野県で国体が予定されています。インフラや施設整備等を考慮するとそんなに遠い話ではありません。また、市長の挨拶にありましたが、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催が決定し、当市も合宿地等の候補として有力です。また、そのほか北信越国体・インターハイ等の多くの大会が長野県で予定されています。

 冠のついた大会の誘致を積極的に行うことにより、交流人口が増加し、各産業にも活性化の好材料になり増収が見込まれます。宿泊地のある当市には、最適任地であります。例えば過去に北信越大会の柔道大会の会場になったときも、競技施設の環境はよくなかったが、しかし戸倉上山田温泉の宿泊ができ大歓迎され、大会関係者からは開催地として、大好評をいただいたとお聞きしております。

 屋代スマートインターチェンジができ、大きな大会の開催の総合体育館が整備され、県立武道館が誘致できれば、長野県での大会や北信越大会の開催時には千曲市への会場指名がふえ、先に述べた交流人口の増加につながり、それぞれの分野に利益をもたらし、市の税収増につながると確信しております。以上のことより、以下3問に分けて質問させていただきます。

 現在、当市にある姨捨スマートインターチェンジの現状とフル規格を目指しての見通し、進捗状況をお教えください。



○副議長(荻原光太郎君) 小池建設部長。

          〔経済部長 小池洋一君 答弁席〕



◎建設部長(小池洋一君) 姨捨スマートインターチェンジは、アクセス道路の幅員が狭いことや勾配が大きいことから、利用者の安全を考慮し、松本方面へのハーフランプ方式であり、朝6時から夜10時までの時間限定で軽自動車、普通自動車、自動二輪車のみが利用可能となっております。

 このように制限が多い運用の中にありましても、平成18年の本格導入以来、利用者増加を続け、昨年度の1日の利用平均台数は900台を超えております。このため利用者からは運用時間の延長や、長野方面への出入り口の開設要望が寄せられており、姨捨スマートインターチェンジ推進協議会からは、さらなる利便性の向上を図るよう要請されております。

 市といたしましても、姨捨スマートインターチェンジのフル規格化の実現が最終目標ではありますけれど、アクセス道路の早急な整備が困難なことから、当面は24時間運用を目標といたしまして、国土交通省を初め関係機関と協議を進めているところであります。

 以上であります。



○副議長(荻原光太郎君) 袖山廣雄議員。

          〔5番 袖山廣雄君 質問席〕



◆5番(袖山廣雄君) アクセス道路をフル規格、ぜひよろしくお願いします。

 例えば姨捨大池の地域の住民の人たちの協力、冬は特に必要だと思います。それも活用して、早期実現をよろしくお願いいたします。

 質問2として、千曲市の産物等をアピールできる屋代スマートインターチェンジとオアシスの設置の計画見通しと、早期実現の御覚悟をお答えください。



○副議長(荻原光太郎君) 竹内企画政策部長。

          〔企画政策部長 竹内 茂君 答弁席〕



◎企画政策部長(竹内茂君) 当該地区は市の国土利用計画や都市計画マスタープランでも、都市的な土地利用を図る地域に位置づけております。

 また、千曲市の基幹政策であります新幹線新駅の誘致に伴う、新駅を活かしたまちづくりでも、この地域は重要な役割を担うという地域という考えを持っております。

 議員の御意見の屋代バスストップ周辺のスマートICのほか、都市計画道路歴史公園線や一重山線などの面整備、こういったものをすることによって、千曲市全体の活性化を図ることが大いに期待できるという地域であると考えております。引き続き、屋代バスストップ周辺のスマートICにつて、国・県、高速道路会社など関係機関と協議・調整を重ねてまいりたいと考えております。



○副議長(荻原光太郎君) 袖山廣雄議員。

          〔5番 袖山廣雄君 質問席〕



◆5番(袖山廣雄君) 積極的に進めているという考えでお受けしました。

 再質問じゃないですけど、一応、内閣府では地域経済活性化のために高速料金の引き下げの提言を行っております。それも後押しになると思います。

 和田議員も言っておりましたが、全国で交通網のインフラ整備が活発に行われます。その中にぜひ取り残されないように、稼げる場所は絶対つくっておかないといけないです。そうじゃないところはまた別ですけど。そういうところには充実させていかないといけないと思います。平均な施策も必要だと思いますが。

 質問3として、未来への先行投資として全国規模の大会ができる体育施設の建設予定と、県立武道館の誘致の計画があればお聞かせください。なお、現在の更埴体育館も戸倉体育館も必ず建てかえのときがきます。和田議員の質問と重複しますが、計画は必ず必要です。それも踏まえてお答えください。



○副議長(荻原光太郎君) 緑川教育部長。

          〔教育部長 緑川 茂君 答弁席〕



◎教育部長(緑川茂君) 既存の両体育館につきましては、老朽化が激しくて現在修繕をしながら利用しているわけでありますけれども、引き続き耐震診断や施設改修などの設備の充実を図りながら、現在の資産を大切に利用していきたいというふうに考えております。

 また、全国規模の大会が開ける体育館の建設につきましては、市としても多額の費用がかかるというようなことでございまして、厳しい財政状況等を考慮しながら、慎重に検討していかなければならないというふうに考えております。

 また、県立武道館の誘致というお話がございますけども、千曲市は県内各地の高速交通網を結ぶ結節点でありますので、その立地条件のよさを全面的にアピールして、積極的に県に要望してまいりたいというふうに考えております。

 以上です。



○副議長(荻原光太郎君) 袖山廣雄議員。

          〔5番 袖山廣雄君 質問席〕



◆5番(袖山廣雄君) きのうの答弁と同じ財源不足と、そういうことの答えですけど、計画はただです。どんどん計画を立てていざというときにできるように進めていかなくちゃいけないと思います。そういうための施策や、そういうことは必要だと思います。今、交通の要衝の立地点です。県立武道館の維持管理は県ですから、そういう点でも有利になると思います。積極的によろしくお願いいたします。

 次の質問に入ります。

 子供たちや地域のための教育また施設づくりをということで、教員の不祥事が報道され、教育者のモラルが問題になっております昨今。長野県でも盗撮等で本年、今までに4人の逮捕者を出す事態となっております。いじめ問題等が後を絶ちません。予防的処置とともに問題の早期解決が必要になってきます。

 当千曲市教育委員会は、即報告、即問題対処の方針を打ち出しておられます。私は教育とは、将来を担う子供たちが社会性を養うことだと思っています。勉強だけではなく、自然や遊びから学びます。また、人間は一人では生きていけない、助け合う必要性、またルールが必要になったことも学びます。また、それぞれ違う個性を持っていることを理解し、その長所を伸ばしながら社会化していく、それが教育だと思っています。

 また、注意欠陥移動性障害など、障害のある子供たちの可能性を摘み取らずに、磨き上げてやる。そうして社会化してやるのも教師の仕事だと思います。教師として背負っている役割は非常に重いです。それにはタフな先生が必要になります。

 それには、社会に一度出て俗に言う荒波を経験してきた方、外国に行き水道もトイレも不自由なところで、その国の方たちと協調し、そこで生活の経験をしてきた人たち、逆境を経験してきた苦難に立ち向かってきた人、立ち向かえば向かうほど逆に人間は嘆きや愚痴を言わなくなり、逃げなくなり、逆に優しさを持てる、心のタフな人が育つと言われております。そんな心を身につけた遠回りしても経験を積んだ教師、人材を千曲市教育委員会に欲しいです。また、教育現場では子供と一番近くで対応しているのは一人の教師です。また、生徒たちの将来・未来に直接かかわります。

 現在、教員の人事権移譲について中央教育審議会と政府の地方分権改革推進委員会は、ともに市町村への移譲が望ましいとの答申・勧告が出され、人事権移譲を受けている市・町が出ています。そこで質問させていただきます。

 「遠回りしてきた、心のタフな教員を千曲市に」千曲市教育委員会として、千曲市として人事権の移譲を積極的に受け入れていく考えはありますか。回り道をした心のタフな優しい、また厳しさもしっかり持った行動力のある人材が、地域に飛び込み子供たちと地域の発展のためにもなる人材だと思いますが、千曲市の教育界の積極的に採用していく覚悟おつもりはございますか。千曲市の未来のためにも、お考えをお聞かせください。



○副議長(荻原光太郎君) 吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) それでは御質問の2つの点についてお答えをしていきます。

 まず1点目でありますが、人事権の移譲を受け入れるかどうかという点であります。長野県の場合には、大変小さな市町村が多いことから、どの地域であっても適正な教員配置や教育水準の維持が図れるようにと、全県一区の人事になっております。

 中核市の指定を受けている長野市であっても、採用から始まって研修の場の設定、人事異動などにわたって、全てを独自で担うということは困難であるというようなことから、長野市の場合にも人事権の移譲は希望していないというのが実情であります。千曲市としましても、独自の人事権移譲の受け入れは考えておりません。

 2つ目の点でありますが、「心のタフな教員を千曲市に」ということであります。

 遠回りをしたかどうかは別としても、心のタフな教諭はぜひ欲しいわけでありまして、全く異論はございません。そのとおりだと思います。そういう人材を確保するためには、採用の面と、そういう人材を育てるという2つの面が大事だと思います。

 そういう面で採用については、長野県のほうの取り組みは以前とは随分変わってきております。一つは社会人枠というのを設けて一定の枠、その社会人、ほかの職業を経験してきた人、長い間学校現場の講師を勤めてきて正規職員として挑戦したいという、そういう社会人枠の設定がありまして、一定の数はそれを採るということになっております。

 また、年齢制限の枠は撤廃ということであって、50代であっても受験は可能であるという、ほかの県では類のない年齢制限の撤廃になっております。また、面接官にも民間人を登用してという、民間人の感覚も取り入れてというようなことで採用に当たっておりますし、また、育てるという面でもかなり研修の場の工夫をして取り組んでいるところであります。

 今度、人事という面でありますけれども、一般教職員の人事については県教委と市町村教委と、当該校の校長並びに校長会とが一緒になって人事異動の方針だとか、覚書に沿って進めるような仕組みになっております。

 そういう中にあって、議員御指摘のように、心がタフで優しくて企画力・行動力のある人材は誰もが望むわけであります。そのような人材確保に向けて、また、そのような人材を育てることにしっかりと取り組んでいきたいと思っております。

 以上であります。



○副議長(荻原光太郎君) 袖山廣雄議員。

          〔5番 袖山廣雄君 質問席〕



◆5番(袖山廣雄君) 企画力・行動力のある人間を嫌わないで積極的に雇い入れると、ぜひ千曲市へ持ってきていただきたいと思います。よろしくお願いします。

 小項目2、国際交流室・国際戦略室の設置を国際交流員の復活を。

 それでは市長にお伺いいたします。先に述べた私の思いに加え、現在の学習要綱では世界に羽ばたく日本人を育成する観点より、小学校における英語活用の強化、また学校週5日制の見直しが検討され、学力はもとより生きる力を持った子供の育成を目指しております。

 世界に目を向けると、近隣の中国や韓国とも歴史問題では認識の隔たりがあり、私は当分は歩み寄ることはないと考えます。しかし、経済や人の交流は別です。千曲市も産業振興、インバウンド観光に積極的に取り組まれていると思いますが、先に政府も地域経済活性化につなげるため、海外に日本を売り込むビジットジャパンキャンペーンを打ち出し、この7月だけでも100万3,000人が日本を訪れたようです。外国の観光客は、新幹線のフリーチケットで安く日本中を回れるのです。

 このような諸事情も踏まえて、世界は身近です。世界に羽ばたく日本人を育成するためにも、千曲市の活性化のためにも、日中友好協会や国際交流協会などの民間パワー団体と協力して、将来の千曲市のために国際交流員を復活させて、教育現場や産業界の現場と連携して国際力の持った子供を育て、また世界を平和にするのが交流の人の力です。マンパワーです。ぜひ千曲市の経済活性化のためにも国際交流室、国際戦略室、国際交流員の復活を、設置をよろしくお願いいたします。前向きな答えをお願いします。



○副議長(荻原光太郎君) 緑川教育部長。

          〔教育部長 緑川 茂君 答弁席〕



◎教育部長(緑川茂君) 市長にということでございますけれども、私のほうからお答えをさせていただきます。

 まず、国際交流事業の関係でありますけれども、事業を進めてきました国際室は平成20年に廃止となりました。そして平成22年度には国際交流員の配置を終了したということでありますけれども、これらは民間における交流が進み、一定の成果が得られたという判断によるものであります。

 その後、市では国籍や民族など異なる人々が、お互いの文化的な違いを認め、ともに生きていく、多文化共生社会の実現に向けて事業を展開してきております。中でも、多文化共生社会へ向けてのイベント「千曲万博」は、市内に生活する外国籍の市民の皆さんと相互理解を深めるため、県の国際交流員や英語指導助手、千曲国際交流協会の協力を得ながら開催をしてきております。市民の皆さんが身近な場所で国際感覚に接していただくよい機会となっております。

 そして、経済、観光、教育における国際化への対応・多文化共生社会の実現に向けては、現在、それぞれの分野で取り組んでおり、一定の成果も出ているというふうに考えております。また、2020年のオリンピック・パラリンピックの東京開催が決定したというようなことで、その波及効果も期待されるということから、御質問の国際交流室、国際戦略室の設置、また国際交流員の復活につきましては、今後の課題とさせていただきたいというふうに考えております。



○副議長(荻原光太郎君) 袖山廣雄議員。

          〔5番 袖山廣雄君 質問席〕



◆5番(袖山廣雄君) 数年前とは、配置したころとは諸事情がまた変わっております。各団体に支援し、協働の力で進める未来に向けての先行投資です。夜でも使えるような場所を各団体に提供するとか、そういうことも支援の対策になると思います。それについてちょっともう一度、市長、お答えよろしくお願いします。



○副議長(荻原光太郎君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 確かにこれからは国際交流というのは大事になってまいります。また、2020年東京オリンピックがありますと、さまざまな国の方が日本にお見えになります。

 そういった皆さん方のお客様を何とか千曲市の中に引き入れたいなと思っておりますし、27年3月には新幹線が金沢は開業します。富山空港から来る、東アジアの皆さん方もお迎えできればいいなと思っています。

 今、御指摘の確かに経済・観光そういった教育のところはちょっとあれなんでしょうけども、経済・観光だけ見ても、中には最近はちょっと、この間もテレビでやっておったんですが、イスラム教の礼拝堂までつくっているところもあるんですね。どうやったら多くのお客様が来ていただけるかということでもって、各観光地は今しのぎを削っています。

 そういった中で、千曲市としてもすばらしい観光地があるわけでありますから、2020年に向けて国際交流、外国の人をこちらのほうに来ていただくのか、どういったおもてなしができるのか。これからオリンピック決まりましたので、それらも含めて観光全体を考えながら、国際化にどう対応していくかというのは研究していかなきゃいけないなと思っています。



○副議長(荻原光太郎君) 袖山廣雄議員。

          〔5番 袖山廣雄君 質問席〕



◆5番(袖山廣雄君) ありがとうございます。さっき緑川部長の答弁ですが、課題というより市長は進めていただけるというふうに私は取りました。私の家も正直言って外国の方、各国の方が何人もいつも来られるんですけど、諸事情は一番よくわかっておりますので、その辺も含めてよろしくお願いいたします。

 小項目3、「公共施設の複合施設に」について。

 先の柳澤議員も複合施設については力説されましたが、千曲市には現在、特例債を使った大規模施設事業が実施されております。世に言う箱物、今後そういう新規には建設できません。今使用する施設もいずれ建てかえが必要になってきます。これからそういう建てかえもできません。

 そのことを踏まえて、今、検討されている学校・庁舎に将来を見据えて将来の減災のためにも、将来建設に必要になる施設を取り込めるようなつくり、まず、使用する関係者の使い勝手のよい施設はもとより、市民に開放され、活用され、千曲市の活性化につながる工夫、例えば美術館、博物館、図書館、観光案内所、観光センター、コンビニ、また公民館の補助施設になりますが、休日、夜間利用での音楽会、料理教室、講習会、意見発表の場や駐車場利用でのコンサート、スポーツ大会、アミューズメント要素も取り入れられる施設等、既成概念にとらわれず市民とのワークショップを入れ、他市も参考にして施設づくりをお願いします。

 現在使われている施設で、利用不振の施設も安易に廃止しないで、先ほど緑川部長もお答えしましたが、市民との利用方法を話し合い工夫する、これが大事なんですね、それも行政の責任だと思います。また、完成した学校も十分ゆとりのあるつくりになっているように思います。逆にそのゆとりがある部分を休日など、市民に活用していただく利用方法も考えられると思いますが、いかがでしょうか。あわせてお答えください。



○副議長(荻原光太郎君) 柳澤総務部長。

          〔総務部長 柳澤正彦君 答弁席〕



◎総務部長(柳澤正彦君) 最初にワークショップということでございますけれども、現在、新白鳥園及び戸倉上山田中学校の基本計画ではワークショップ形式で市民会議を開き、市民の皆様のアイデアを取り入れていくということで、新しい試みもしておるところでございます。

 議員、御提案された複合施設の関係でございますが、新白鳥園基本計画ではフリースペースとして地域交流室を設けたり、物産品の販売や市民サークルの自主活動など、さまざまな活動や催しができるよう計画しております。

 また、既に小中学校の体育館は市民が利用できるように、クラブハウスの併設や出入り口を工夫しておるところでございます。

 新庁舎につきましては、現在基本構想をまとめておるところでございますが、これにつきましては、先進地事例なども十分研究をさせていただきたいと思っております。

 既存施設というお話がございました。既存施設等の統廃合につきましては、御案内のとおり第3次千曲市の行政改革大綱「特別対策プラン」がございます。合併による同施設の統合、さらには行政としての役割を終え、かつ耐震性のない施設の廃止について、費用対効果の面から継続は困難な施設の廃止を年度計画をもって執行したいということで、御提案も申し上げておるところでございます。

 統廃合決定の際には、市民の皆様にも十分な説明を申し上げながら、理解をいただけるように努めてまいりたいと考えております。



○副議長(荻原光太郎君) 袖山廣雄議員。

          〔5番 袖山廣雄君 質問席〕



◆5番(袖山廣雄君) ありがとうございます。今、進めているということで、「おおとりプラザ」などが特にいい例だと思いますが。じゃ、行政にありがちな既成概念にとらわれない予算的なこともありますが、画期的な施設づくりをよろしくお願いいたします。時間もあれですので、大項目4、「市民の命を守る為に」、3問まとめて質問いたします。

 防災の月9月です。9月9日は救急の日でした。救急車の出動が多くなった今日、119番通報して到着するまで平均8分かかります。心停止のときにはAED、心臓の動きを取り戻す器具ですが、その処置が必要です。

 質問1として、AEDの千曲市の公共及び民間施設それぞれの設置状況をお教えください。

 2として、AEDの使用方法の講習は何回も受けていただいたほうがよいと思うが、私も3回受けておるけど、いつも忘れています。市民への講習の工夫はどのようにされているかお答えください。

 3として、一番要望したいのは野外のグラウンドやマレットゴルフ場などAEDの設置困難な場所、AEDが現場の一番近いところにどこにあるか案内標示板の設置をお願いしたいのです。それによって早くAEDが届けられ、時間を争う救命に役立ちます。命のリレーにつながります。お答えください。



○副議長(荻原光太郎君) 柳澤総務部長。

          〔総務部長 柳澤正彦君 答弁席〕



◎総務部長(柳澤正彦君) 3点ほど御質問いただきました。

 最初に市内の公共施設におけるAEDの配置状況につきましては、3庁舎を初め、市内の全ての保育園、小学校、中学校など62カ所に配置を現在してございます。また、各種行事等の開催の貸し出し用として1台を危機管理防災課に配置し、市民の要望に応えておるところでございます。

 また、市内の民間企業の配置状況ということでございますが、千曲坂城消防本部では設置事業所の同意を得た民間施設、医療機関、福祉施設の22カ所をホームページで公表しております。

 続きまして、講習会の関係でございます。

 現在、千曲坂城消防本部が実施しております応急手当普及講習では、対象者の要望や実力に応じて心肺蘇生法、AEDの使用法、大出血時の止血法などの講習を行い、毎年2,000人以上の方が受講をしております。消防本部では救える命を救うため、定期救命講習会を本年度は7回予定しております。これ以外にも受講者が10人以上集まれば、随時開催したいとしております。

 また、市では多くの消防団員や婦人消防隊員などを対象に救命講習会を開催し、多くの市民に大切な人の命を救うという意識を高めていただくため、1世帯1名の市民救命士の実現に向けて、現在、消防本部とも連携し、積極的に取り組んでおるところでございます。

 AEDの標識版や案内板の設置ということでございますが、屋外等でのイベントや各種行事・活動の際には、事前に市のホームページ等でAEDの設置場所を確認していただいておるのが現状です。

 また、危機管理防災課には各種、先ほど申しました、各種行事用として貸し出しもできるAED1台を用意してございますので、現在、積極的な活用を呼びかけておるところでございます。

 この御提案の標識板・案内板の設置につきましては、公的機関のAED設置施設では、既に標識があるところもありますが、今後御協力いただける民間の事業者等も含め、十分検討させていただきたいと思います。



○副議長(荻原光太郎君) 袖山廣雄議員。

          〔5番 袖山廣雄君 質問席〕



◆5番(袖山廣雄君) ありがとうございます。さっきホームページと言ったけどマレットゴルフをしている方々はまだそうも開けないと思いますので、そういうところの設置を一つよろしくお願いいたします。

 AEDの講習の機会を多くすることによって、さっき部長も言われましたが、応急手当など、ほかの啓蒙にも役立ち、相乗的命を守るためによい結果につながると思います。ぜひAEDの設置と標示板設置をお願いし、質問を終わります。ありがとうございました。



○副議長(荻原光太郎君) ここで15分間休憩いたします。

                             午後2時10分 休憩

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 午後2時25分 開議



○議長(吉田昌弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 続いて、6番、小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) 議席番号6番、千曲政経会の小川修一でございます。それでは早速質問いたします。

 まずは、大項目1、空き家対策についてです。

 空き家対策の具体策はどのようなものでしょうか。市長の諸情勢の報告によりますと、調査結果をもとに、空き家の適正管理や空き家バンク等の対策を講じるとのことですが、これらについて簡単でよいですから説明をお願いいたします。また、空き家の適正管理に関する条例などの制定を検討しているなどの具体策があれば伺いたいと思います。



○議長(吉田昌弘君) 竹内企画政策部長。

          〔企画政策部長 竹内 茂君 答弁席〕



◎企画政策部長(竹内茂君) 市長の諸情勢報告でも申し上げましたが、現在、区長・自治会長さんの御協力をいただきながら、居住実態、危険度、利用の可能性など、空き家の実態調査を行っているところであります。

 多くの区長・自治会長さんのお話では、各地域には相当数の空き家があり、また地域では防災や防犯上の問題などから苦慮されているとのことであります。このことから、今後、市では危険性の高い空き家や、利活用可能な空き家について何らかの対策などを講じる必要があると考えておりますが、現段階では6月市議会定例会でもお答えいたしましたが、実態調査の結果に基づき、データ分析などを行いまして、適正化条例や空き家バンクなども含む、千曲市の実情に合った空き家対策などについて検討を行いたいというふうに思っております。

 これが、きょう長野市民新聞、隣のまちの新聞でありますけれども、このように1面に大きく掲載されました。区長さんが調査をしている写真も掲載いただきながら、市役所と地元区・自治会上げて調査するということで協働のまちづくりの先駆けではないかというふうに思っております。御期待いただきたいと思います。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) 御期待いただきたいということですので期待いたしますけれども、空き家の適正管理の面、防犯とか防災とかそういった面と、あと千曲市にいかに移住とか定住につなげることができるかというその空き家バンク、そういったことをしっかり分けた上で、それぞれ適切な対策を研究していただきたいと思っております。

 そして関連して、空き家とはちょっと違うかもしれませんが、空き店舗の利活用も、あわせて進めていかれるべきものだと考えておりますが。例えば野菜などの、朝市みたいなことをやってお店を使って売りたいという方も実際いらっしゃいます。起業にチャレンジしてみたいという若い方もいらっしゃいますので、そういう方に適応できるような取り組みもできればよろしいかと思っております。空き家対策については、これぐらいにしまして。

 次の大項目なんですが、ちょっと便宜上2と3の順番を入れかえさせていただいて、先に大項目の3の企業誘致について伺います。

 大項目3、企業誘致の課題について伺います。

 これまでの企業誘致の自己評価はということですけれども、今年度より立ち上げた「企業立地推進本部・企業推進室」の設置よるこれまでの成果及び手法について、千曲市の自己評価はどのようなものでしょうか。また、課題があればそれはどのようなものでしょうか、お尋ねいたします。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 企業立地は非常に重要な課題でありまして、今一所懸命取り組んでいるわけでありますが、この4月からようやく企業立地推進室が新設されまして、5カ月余りが経過したところであります。

 まだ、自己評価できる段階ではありませんけども、この間に引き合い・問い合わせ件数は大小合わせて25件に上ります。平成24年度の引き合い・問い合わせ件数が22件だったわけでありますので、既に昨年を上回る相談を受けております。

 内訳は自社工場の用地を欲しいというのが11件、ゼネコン等による他社工場の用地の探しに8件であります。空き工場の探しが4件、その他2件という状況でございます。うち3件は、長野県東京事務所に派遣している当市の担当職員を通じての情報でございます。企業名につきましてはちょっと申し上げられませんけども、3件とも現地確認のために当市を訪問しておりますし、私も出向いて直接お話をさせていただきました。

 今後も情報収集、立地相談には積極的に対応していかなければならないというふうに思っておりまして、これもなかなか企業を立地するというのは、競争の中で勝ち抜かねばいかないんですね。そういう意味では長野県とも連携しながら、実績が上がるような立地の推進をしていかなければいけないと思っています。

 課題としては、以前から私どもが申し上げておるんですが、千曲市としては本当に用地がないんですね。工場用地というのが余りありません。用地を、そして用地そのものの価格が比較的高いんですね。工場誘致をすれば、ある程度の安価な土地でないと確保は難しいということがありますけれども、いずれにしても、こちらの熱意と誠意を持って企業の要望に応えるよう、できる限りの対応をしていきたいなというふうに考えております。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) これまでの約5カ月で、昨年度より3件以上引き合いがあったということは大変良好なことだと思いますけれども、ちょっとお尋ねしたいんですが、会社名とかは出さなくても結構なんですが、例えばどういった分野の企業が多かったのかとか、そういったことをちょっとお尋ねします。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 中でも大きいのは業種は製氷、氷ですね、氷の会社あるいはプラスチック加工、それからベアリングの販売とか、板金の関係、そういったような感じです。

 以上でございます。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) ということであれば、特に特定の業種に割と人気があるというか、そういうことではなくて、割と満遍なく引き合いがあったということでよろしいですか。あと工場以外の、何かそういう企業立地を希望している業者というのはありましたでしょうか、お尋ねします。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 工場以外では物流がやはり、千曲市は交通の便がよいということでありまして、物流あるいは医療機器の販売製造、そういったものですかね。あと倉庫、そういった中身についてはございます。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) いろいろな業種、工場以外にもありますけれども、これは年月を重ねていく上で見えてくるものというのがあると思うんですね。早くもちろん契約に至ればそれはそれでいいんですが、傾向みたいなものがわかってきたら、その時点で思い切ってターゲットを絞って、集中的に売り込むというような時期も必要ではないかと思います。

 案外、私たち地元の人間では気づかないような魅力のある部分があったりなんかすることも、恐らく今後判明してくるかもしれません。そういうときに、それを強みをさらに強化できるような、そういった取り組みも必要だと思います。

 また、同時に受け入れ態勢としては、私一昨年の12月議会でも発言したことと同じなんですけれども、建設経済常任委員会で足利市のほうへ視察へ行ってまいりました。そちらはワンストップサービスで、市の中で全て対応すると、引き合いがあればその企業の従業員の家族の住民票の手続きまで全て対応すると、子供の健康までやると、そういうお話でした。一カ所の窓口に行けば全部やってくれる。大変利便性もよくて好評だというお話でした。そういった受け入れ態勢も早い時期で立ち上げていただいて、いつでも来てくださいという体制づくりが必要ではないかと思っております。

 また、後ほどまちづくりアカデミーのことも伺いますけれども、そういった会議で決められた、そういった理念的なものと強みとうまく融合させて、歯車をかみ合うような形で実践していただければと思います。

 続いて、大項目2に入ります。「千曲ブランド」など「メイドイン千曲」の情報発信について伺います。

 市長はみずからインターネットを通じて、日々の出来事や市の情報を積極的に発信されております。その姿勢は高く評価できますけれども、そして、インターネットを利用した地域活性化所得の向上を目指しているという方向性も、大変理解できるところであります。

 そこでお尋ねいたします。千曲ブランドなどメイドイン千曲の販売促進についてですが、市長の先般の諸情勢の報告によりますと、フェイスブックを活用した「千曲ブランド」の販売促進について研究しており、佐賀県武雄市が開設した通信販売システムを活用し、協議を進めて積極的に導入していきたいということであります。これはいつごろからこうした研究がされてきたものでしょうか。また、その販売促進の研究は、千曲市が単独で進められてきたものでしょうか、お尋ねいたします。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 昨日の倉島議員の質問にもお答えしたんですけども、私も常々どのようにしたら「千曲ブランド」の販売促進や強化、いわゆる今、御質問のように「メイドイン千曲」のネームバリューを拡大していく、あるいは地域の所得を上げるためにどうするかを考えていたところであります。

 そういった中で、佐賀県武雄市がフェイスブックを活用した、いわゆる自治体独自の通信販売システム、この「FB良品」と当初は言ってましたけれども、今は「ジャパンサティスファクションギャランティード」という名前でありすけれども、これも2011年に既に武雄市は試行しているんです。

 そういった中で販売システムでありまして、それが今現在、全国14から15の自治体に拡大しています。今年度内に40の自治体を一緒にやろうということで、方向性が出ています。これは、一つには最終目標でありますけども、そういった自治体の販売網を通じて、なぜ「サティスファクションギャランティード」のところに行ったかというと、これはシンガポールにある会社なんですが、シンガポールへ東アジアの拠点になるところはシンガポールなんです。そこにもネット通販のアンテナショップをつくりたいという構想があるんです。

 こういったことで、私どももその中に一緒に包括されて、千曲市の産品がネット通販ができれば、大きく全世界に販売網を広げられるだろうというふうに思っています。40以上の自治体が余り入っても今度は検索が大変でありますので、できれば40ぐらいに納めたいなというふうに思っているわけでありますけれども、そういった自治体同士の連携というのは、これからも大事になってくるかなと。連携も、すぐ隣の市と連携するというよりも、ネットの世界では九州でも北海道でも隣の市なんです。そういった意味ではそことも進めていきたいなと。

 このシステムの特徴でありますけれども、自治体が連携するということの利点から、現在の運営形態を見てみますと、出店者の費用負担が軽いんです。比較的軽いです。非常に軽い。出店する人の費用負担です。それから、通販のネックであります送料、これは宅配業者との契約が今整っておるんでありますけども、非常に安い、60%、70%引きぐらいで提携がされておるということもあります。

 そして、もう一つは百貨店など大手のスーパー、そういうところに物産展などをこの「ジャパンサティスファクションギャランティード」が、そういうところに出店が可能になってまいります。これは一つ大きな得かなと思っています。

 それから、4番目にもう一つは、市町村との共同販売といいますか、どこの市の物産とどこの市の物産を一緒になって販売しましょうとかいう共同販売ということも可能であろうということになっておりまして、私どもも自治体とすれば、これまでにない特徴があるというふうに思っています。

 このシステムを私自身知ったのは市長就任後でありますけれども、このシステムは千曲市の産業発展にいわゆる言えば農業、特に農業でありますけれども、少なからず役立つというふうに確信をしておりまして、私自身もこれまで情報収集をし、研究を進めてきたものであります。

 昨日もお話し申し上げましたけども、今、庁内で導入に向けて研究しています。今後、商工会議所や商工会、観光協会、さらにはちくま農協さんにもお話を申し上げて、システム全体を千曲市としてうまく活用していきたいなという思いでありまして、千曲市、そういった意味では、行政千曲市内部からすれば、新しい千曲市のオリジナルな通信販売システムということを位置づけていきたいなということでございます。

 以上でございます。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) ということですと、例えば千曲ブランド認定業者の会とか、そういった事業者さんから上がってきた意見ではないということでよろしいですか。市長が主導してこれから取り組まれると。

 そこでちょっと疑問点が幾つかあります。お聞きします。

 まず、素朴な疑問として二つあります。一つが、なぜそもそも販売においては素人であるこの千曲市という自治体が出店をして、税金で費用を負担して特産品を販売することかということです。それが妥当かどうかということが素朴な疑問として上げられます。

 本来、認定業者などの各事業者が、それぞれの自己判断で出店するしないということも、費用負担も含めてやるべき話じゃないかと思うんですが。あるいは何か補助をしたいということであれば別の違った形で、そういった出店したい業者に対して個別に補助をするとか、助成するとか、それともネットショップ開業セミナーを開くとか、そういったいろいろな方法があると思いますが、それこそまさに私は市長が何度も言われる協働だと思うんです。なぜこの分野に関してだけ市長が主導して、引っ張っていこうとされるのか、まず、その一点をお聞きします。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 千曲市は120品目の、今、千曲ブランドを認定しています。この販売に形は違っても販売に努めているところであります。市のホームページで紹介したり、広告に載せたりやりまがら販路拡大に努めておるわけであります。

 今まで行政は、従来ですと道路をつくって開設しますね、そこに商店ができたりしてきました。それと全く同じなんですね。ネットワークの世界で道路をつくろうということなんです。ですから、そこに道路をつくりながら、いろんな方々がそこに乗っかってくるということがありまして、これは行政としてある意味、目には見えませんけどもインフラ整備の一つだろうなというふうに思っています。さまざまな課題はあることは承知しております。

 しかし、こういうことをしていかなかったら、千曲市の農産物というのは販売していかなくてはいけないんです。それが大きくあるもんですから、そういう課題についてはクリアしながらやっていくと。今、申し上げましたように、ネットワークを通じながら千曲市の農産物、あるいは6次産業化したものを、あるいは2次加工の製品というのをどんどん市場に販売したいんです。そうでなければ農家はもちません。そういった意味では、ありとあらゆる手段を活用しても販売していきたいなというのも私の思いであります。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) 販売したいというその熱意はすごく伝わりまして、大変よくわかります。

 そこでまた、2つ目の疑問なんですけれども、インターネットを使った通信販売のシステムとしましては、皆さん御存じの楽天ですとかアマゾン、ヤフーショッピング、その他大勢あります。そして47都道府県の特産物を専門で扱うサイトも「47クラブ」というのがあります。

 こうした有名どころの数多くあるサイトをあえて選ばず、正直、市長も名前につっかかってしまうようなこの「サティスファクションギャランティード」という名前変わったばかりだから無理がないんですが、やっとFB良品という名前が定着してきたと思ったら、突然なぜか「サティスファクションギャランティード」という名前に変わっちゃったとこがちょっとキツネにつままれた感じもするんですが、そうしたいわゆるこれ民間企業ですね、やっているところは。

 自治体の通販とは言いながらも実際は、運営主体そういった名義「サティスファクションギャランティード」という名義自体ブランド名です。これ民間企業「ファッションブランド」ときのう市長おっしゃっていました。400万ユーザーがいるとおっしゃっていましたけども、それはフェイスブックというのをやっている方は御存じですけども、いわゆる「いいね」というボタンですね。それを400万人押していると。誰が押したかもわからないし、何だかよくわからないんです、実態が正直見えてこない。それを400万ユーザーいるから、東アジアの拠点として効果的だと。短絡的に過ぎないかなという疑問があります。現時点ではあえて大手の楽天やアマゾンなどと比べて、余りに知名度不足で効果が見込めるのか、そのあたりお伺いします。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 確かに、まだ自治体間連携をしながらスタートして武雄市は先行していますが、スタートしたばかりであります。

 各市と各今14、15の自治体が連携していますけど、そこに協議会をつくりまして、協議会の中でどういった販売戦略をしようかというのは協議しています。そういう組織の中でしっかりやっていかないといけないということなんですが、今までのFB良品のシステムというのは確かに武雄市が初でありました。そこにFB良品だけでは販売能力が少ないだろうということで、先ほどの「ギャランティード」にお願いしたということになるんですね。こうしてもう一つは海外展開を見据えていますのでそこと提携をしたとことであります。だから、決して一業者のために私どもが乗っかったわけではありません。

 それからもう一つは、確かに今議員おっしゃるように楽天、アマゾンあるいは47クラブあります。特に楽天、アマゾンに関しては非常にすばらしいです。楽天さんには5,000万件、アマゾンさんは1万件です。そういった商品を抱えているんですよ。

 そこの出してもなかなか千曲市の産品をヒットしないんです。多くの中から検索するわけでありますから。そういった意味では市町村がやっているサイトとして注目を集めたいなあと。そうすると多くの皆様方にそれを見てもらえる。買っていただくチャンスがあるのかないのかということで、これについて今、研究をしている最中です。どうしても無理があれば加入しなくてもいいわけですから。

 いずれにしてもそういった方法もあるということで、私どもは研究をしながら地域農産物なり、加工商品なりが販売できる態勢に持っていきたいなというふうに思っているわけであります。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) 私は自分自身インターネットをかなり活用してネットショッピングに、自分で言うのも変ですけれども、かなり依存している部分もありまして、ちょっと大きいサイズを、洋服とかお取り寄せですと言われるとどうしてもネット頼みの部分もあったりするわけです。

 それはそれとして、まず基本的にネットショッピングをするユーザーが、その商品を探すその行動パターンとしては、やはり市長が言われた検索をするんです。実際に私きのう「サティスファクションギャランティード」のサイトを確認しました。確認するまでに、まずSGという単語で検索してもヒットしません。それで、FB良品という名前があったので、それをやるとようやくFB良品どこどこという自治体名前が出て、それでヒットはするんですが、「サティスファクションギャランティード」だとちょっとまだ正直、正式にこの長い名前を覚えていただいて、それで検索しないとそこにたどり着かないですね。商品探す以前にそのサイトにたどり着かない。買うことができないですね、この「サティスファクションギャランティード」という名前、これだけ宣伝すればさすがに私も覚えましたけど。

 そういうことを見ても一般の方からしてみて、千曲市の産品をその「サティスファクションギャランティード」で売っていると宣伝しても、完全に覚えましたけども、余りにちょっと見つけにくいです。それで実際取り扱い品目、ほかの自治体を見ますと、10品目前後なんです。

 千曲ブランド認定業者の会で認められている千曲ブランドの数は200以上と聞いていますけども、じゃ、どういう基準でそこのまた載せるのかとか、200全部載せるとしたら費用は幾らかかるのかとか、いろいろさまざまなこの疑問点が私どんどん出てまいりました。

 やはり余り別に大手の肩を持つわけでも何でもないんですが、もし民間の業者を利用するのであれば、まずは最大手の業者の費用とかちゃんと精査していただいて、本当にその費用対効果というものをそれぞれ比較検討する必要があると思うんです。

 そういった研究もぜひ続けていただいて、きのう市長は「年度内には」という急いだ話をされていますけれども、そこまで急ぐべき内容のことではないと私は考えています。十分研究していただいて、その間に「サティスファクションギャランティード」が一定の評価を得て、あそこはなるほど評判もいいし載せたらどうかという時期になって、初めて参加しても遅くはないと私は考えています。

 あと一番の疑問点、一番の疑問点と2つも3つも言っていますけども、もう一つの疑問点が、実は、トップページを見ますその通販の。まず、1番目に飛び込んでくるのが日本地図です。日本地図にその各参加自治体の名前と、どこにあるという赤いポイントが出てくるんです。まず、その全く長野県千曲市と縁もゆかりもない方が見て、どこに、じゃ、それが千曲市がどこなのかとまずわからないですね。

 それでまた15の自治体もありますけども、それで探しても小さい字で、例えば燕三条だとか関だとかいろいろ有名なところもありますけれども、その自治体の名前を探すのに数がふえれば探しづらくなる。商品の検索というのも、正直それほどほかの大手に比べると検索しにくいサイトです。

 そして何よりも、トップページに出てくるのが、武雄市長からのメッセージというものですね、顔写真入りの。これは率直に言いまして、武雄市のためのサイトというふうに私は印象として受けました。武雄市のためにほかの自治体が協力してあげていると、そういう印象のものです。そこまでしてやる価値があるかどうかというのは、ちょっと研究をぜひ続けていただきたいと思います。それについてどのようにお考えですか。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 決して武雄市の宣伝のためにやるわけでも何でもないんです。本来の目的は地域の産品をたくさん売りたいんですね、それだけなんです。そのために何をするか、参加出店するほうの側も安い経費で出店できりゃいいんですね。

 アマゾン、楽天となりましと、一店5万円とかそういう出店料を取られるわけです。そういうものをゼロにするとか、そういうふうにしながら販売網を拡大していきたいという思いがあってやっていまして、まだ、「ジャパンSG」と言っていますけども、それもまだ9月、つい先ごろ名前を変えたばっかりなんです。無理ですよ、まだ検索するのは。私だって検索できないかもしれません。FB良品だとそっちに走っていくようになっていますけど、それでもまだ知名度の低いというのは確かです。

 しかし、これも多くの自治体が加入することでもって、やはり知名度というのは上がってまいります。そういう意味では初めからもうこれは危険だとか危ないとか、だめというふうに言わないで、私どもも研究しながらどうやったら、目的は今のネットに載せるのは単なる手段でありまして、本来の目的というのは地域の産品を売り込む、そういうことでありますので、私どもとすれば十分研究してやっていきたいなと。そのままいかないようであれば加入しなければいいわけでありますから。十分研究してやっていきたいと思っています。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) ちょっと済みません、まだ同じことを聞いてしまうんですが。

 千曲市にとっての直接のメリットというのは、じゃ、市長、産品が売れるということで地域の所得の向上ということだと思いますが、先ほど私申し上げた、一つの自治体で10品目程度の出品ですね。しかも、知名度もまだまだ足りないサイトでどれだけ売り上げが見込めるのかと。そして、また費用がかからないと言いますけれども、私が調べた限りでは初期投資で300万円、毎月売れても売れなくても15万円、定期的に固定費がかかるというふうに聞いています。

 それを踏まえた上で、本当にその費用対効果どうか、いろいろあります。ですので私危険だとかそういうことは言ったつもりはないんですが、早急に判断されるのじゃなくて、年度末に何とかということじゃなくて、もう少し腰を据えて研究を重ねていってほしいと思っています。

 それで、できれば自治体通販という言葉にちょっと惑わされているんじゃないかなと気がしますね。千曲市が独自にやればいいだけのお話だと思います。これは千曲市単独じゃないですが、14日、15日でブランドフェアってありますね。これをそのまま通販できるようにすればいいんじゃないかと私は思うんですね。せっかくこういった2回目でブランドフェアをやって、評判もいいというふうに聞いていますので、これをうまくネット上で、ここで扱っているものを売ればいいというふうに思うんです。

 そういうことも含めて、もう少しちょっと事業者さんの声が一番大事だと思いますので、そういった声を聞きながら、行政だけがちょっと先走って決めるのではなくて、関係団体、事業者、業者みんなで話し合う場が必要ではないかと思っています。それについてはどのようにお考えですか。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 確かにジャパンSGというのをひいてみますと、武雄市がFB良品をやったときもそうなんでした。賛成の方もいらっしゃるんですよ、反対の人もいるんです。行政がそんなことやることはないよと言う人もいらっしゃいます。ですから、その都度サイトを見てみると、小川議員が言っているようなことだってたくさん書いてあります。それは事実であります。

 その意味で、私どもは武雄市から職員がこちらにきほうに来ていただいて説明会をしました。職員の中で十分検討していきましょうということでやりました。さまざまなその経費、初期投資は210万円なんです。毎月15万円ぐらいの管理費、経費がかかるんですね。それは広告料で稼いでもいいんです市は。今、広報にも広告載せてあるように、初期投資の方法はどういう形でもいいんですけれども、広告料で補ってもいいでしょうし、そこのところはこちらのほうの自由裁量なんです。それだけの経費がかかるよという話だけでありまして、それも含めてこのネットワークにどう乗っていくのか、その研究を十分これからしたいということでありまして、その研究等の過程の中で年度末でなければということではありませんので、研究しながらいいものはどんどんやっていかないと、何がしら挑戦しなければ何も解決できませんので、そういった意味では研究しながら、これぞいいなということになれば、やってもらいたいというふうに思っています。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) 市長のその熱いお気持ちはわかるんですけれども、税金を投入する以上は、効果ないとやはりただの徒労に終わってしまう恐れがあります。

 やはりそういったことも踏まえながら、先ほど私が御提案申し上げた千曲市なり周辺自治体でそのサイトを立ち上げるという方法も含めて、ぜひ検討していただいて、決してネットの世界では九州も北海道も隣の市だと市長おっしゃいましたけれども、やはり信州長野県というブランドイメージがあります。これを有効に生かすほうが、より一層効果が見込めるんじゃないかと私は思っています。

 できれば千曲市独自がいいのかもしれませんが、それがかなわないのであれば、流域市町村、または長野県全部、そういった働きかけも含めて地元のものを売っていくと。売りたい気持ちはそれはみな持っていますし、私だって別に売るのを反対しているわけではありません。ただ、その方法としてもう少し議論の余地がある段階ではないかという話をしております。このネットについては、以上にしますけれども、もう一点同じ販売促進について伺います。

 きのうの市長の御答弁の中で、農産物の関係で契約についてお話がありました。

 首都圏のレストランと市内農家との契約栽培の話、また製薬会社への杏の種の製品開発依頼についてお話がありました。このことは農産物等の販路を拡大して1円でも高く売りたい、もう市長のおっしゃるとおりです。大変すばらしいことです。このことは大いに歓迎すべきことであると私は考えています。

 そこで、まず私が知りたいのは、こうした契約に至った経緯ですね。民間の事業者と民間の農家、民間の契約ですね。本来、行政とは直接関係のない民間同士の契約、どういう形で千曲市がかかわっていったのか、そのあたりをお聞かせください。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) これは、既に私どもが聞いたのは、当初は5名、3名、5名の方々からそういう話をお聞きしました。

 それは東京の一部食品会社と言いますか、レストランと契約栽培したと。今現在12件にふえておるそうでありまして、この間もその方々お見えになりました。非常に意欲を持ってつくれるということであります。高いいいものをつくれば買っていただきますので、そういう意味ではやりたいなということがありまして、本当に意欲をもって農産物をこれからつくっていこうという、そういうグループが出来上がってきているようであります。

 これは一つには、農家収入を上げるための一つの手段であると思っていますし、当初はどういう経過でそれが入ってきたか私わかりません。しかし、当時3名ないしその契約栽培の方々からはそういう話を聞きました。そういう中で、今12件になってきたということで、それも一つの農産物の高く販売する方法の一つかなという思いでございました。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) 今のお話で、どういう経緯で入ってきたか全くわからないという市長のお答えですけども、それは本当にそのとおりでよろしいんですか。全く関知していないところで契約があって、それで話を聞いて、じゃあ、市長がお話を伺ったと、それはどういう御報告ということでよろしいでしょうか。その民間の業者で契約がこのたび結ばれました。御報告しますという、そういうことでよろしいですか。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 報告ですね。市は一切そこで契約行為にタッチしているわけではありませんし、収益を出しているわけではありませんので全く民間と民間との契約の中でやっていることであります。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) じゃ、要は民間の業者さんが、市内でそういった農家さんを探してうまく契約につないだと、自力で探してつないだということでよろしいですか。

 もし仮に、業者同士をつなぐマッチング的なことを、もし市が例えばやったということであれば、そのことは別に構わないと思うんです。私はそれはむしろマッチングをどんどんやっていただいて、契約に結びつけていただきたいという気持ちは、うんとあるんです。ただ、その場合に業者選定に当たって、広く募集して幾つか応募があって、じゃ、今度マッチングしますというような話をぜひやるのであれば、やっていただきたいなと今思いました。

 今後も、ぜひそういった形で販売促進につなげていけばいいと思います。仮にそういった広く募集とかかけずに、仮に特定の業者だけを引き合わせたというようなことがあれば、これはちょっといろんな意味で、特別扱い的な話になりますので、気をつけないといけないと思います。

 いずれにしても、市は行政のサービスというのは中立公平に提供すべきですので、マッチングを大いにやっていただいて結構です。それでそのかわり、手段として広く公募と言いますか、募集してどんどん販売促進につなげていきたい、そのように考えています。また、信用調査等をして、ちゃんとマッチングさせるという責任も出てくるかと思うんですね。そういったあたりのことを市長の御所見を伺います。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) これは民間と民間の取引ですから、当然、私どもお聞きしているのは、販売は即お金に変わるわけです。いつまでも納入したらお金なんかは入ってこないことはありませんので、それは民間と民間でやっている話でありますから、その部分については、そういう業者さんがいればどんどん紹介していってもいいんではないかということはあります。たまたま、そういうことの話があったということで私はお聞きしたんで、そういうことも一つの方法だなということで、これからもそういうものがあれば、どんどんとその地域の農産物を高く売ってもらうわけですから、そういう意味では進めていきたいと思っています。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) おおむね恐らく私の考えていることと市長のお考えは同じことに行きつくと思うんです。どんどんその1円でも高く売るためには、欲しがっている業者と売りたい方と結びつけるような施策も進めていくべきではないかと思います。

 そのかわり、ちゃんと手続き的なものを整備した上で、万が一契約不履行みたいなことが起これば、やはりそうは言っても紹介した行政の責任は全くないとも言い難いと思いますので、そういったこともちゃんと整備した上で進めていくべきことかなと思っています。また、そういったマッチングとかしていくには、情報発信というのがやはり必要だと思います。

 常々、市長もおっしゃる情報発信と言いますけれども、やはりインターネットに親しんでいる方、そうでない方は情報量に差がある。よくデジタル・ディバイドと言われて問題になりますが、インターネット使ってない人には全くわけのわからない用語が、きょうの私の質問の中でも出ているんですが。これはどうしてもちょっとかみ砕いて説明するというのは難しい言葉でもあるので、あえてそのまま使っていますけれども、そういってもインターネットを使わない方という人向けの情報発信ですね、これはやはり意識的にむしろふやす努力をしていただきたいと思っていますが、そのあたりはどのようにお考えでしょうか。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 販売に当たっては、ネットもペーパーもあり、マスコミあり広告もみな同じなんですね、単なる一つの方法としてネットがあるということでありまして、総合的に進めていかなきゃいけないと思っております。ですから、ネットで全て解決するとは思っていませんし、当然、従来のことは従来のとおりやっていかなきゃいけないということであります。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) とかくそのフェイスブックですとかツイッターとかそういったもので情報発信することが、今、当然みたいな流れになってきてはおりますけれども、逆にすぐ使おうと思えば使えるんです。5分か10分あれば登録できてしまう話なので、問題は中身です。情報発信も結構なんですが、やはり従前に方々にも配慮しつつネットを使う方にも配慮しつつ、質は本当に市民が必要としているサービスを発信すると、そういう取り組みを期待して、次の項目に入ります。

 大項目の4、まちづくりの意見集約についてですけれども。

 (1)各種会議の実施状況はということです。

 現在策定中の「新駅を活かしたまちづくり基本構想」第1回懇談会がようやく開催されたようですが、このペースで年度内に基本構想策定は可能でしょうか。また、市長の過去の御答弁にあった「まちづくりアカデミー」あるいは「若者塾」といった会議の開催状況はどうなっているでしょうか。



○議長(吉田昌弘君) 竹内企画政策部長。

          〔企画政策部長 竹内 茂君 答弁席〕



◎企画政策部長(竹内茂君) 現在、新幹線新駅がもたらす経済効果や需要予測、波及効果などを含む「新駅を活かしたまちづくり基本構想」の策定を進めておりますが、専門的な立場から御意見、御助言等をいただくため、学識経験者などの有識者からなる懇談会を設置し、第1回懇談会を開催いたしました。

 懇談会は、交通・都市計画・経済・観光のそれぞれの分野で御活躍されている有識者から、今後、数回の懇談会を開催する中で、自由にアドバイスをいただき構想に役立ててまいりたいと考えております。大変難易度の高い業務でありますが、企画政策部職員の力を結集しまして、よりよい基本構想を策定してまいりたいと考えております。

 また、新幹線新駅誘致は市民の皆様の御理解が不可欠でありますので、構想がまとまった段階でまちづくり懇談会などを通じて情報公開をし、説明責任を果たしてまいりたいと考えております。

 次に、「まちづくりアカデミー」や「若者塾」についてでありますが、現在のところ、「まちづくりアカデミー」については、いろいろな分野で御活躍されている有識者の方、「まちづくりアカデミー」のメンバーとして多様な切り口からアドバイスをいただきたいと話をさせていただいているところであり、私的・公的どうするかどうかも含めまして、検討をしているところであります。

 ここ最近、千曲市のまちづくりを意欲的に考える市民グループの「新白鳥園プロデュース会議」、「千曲市のキャラクターを考える市民会議」また、「市民ポータルサイト交流会」や「市役所若手職員会議」等々、従来の会議では意見をくみ上げられなかった若者や女性などを中心とする、さまざまな分野の「若者塾」が立ち上がってきています。

 こうしたグループが協働のまちづくりに向け、そして、持続的に発展する千曲市を市民みんなで創造する、あらゆる角度から御助言いただけるシステムを構築する、そういった予定であります。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) 今、いろいろ数多く「まちづくりアカデミー」ですとか、「若者塾」とかいろいろありましたけれども、当然のことながら千曲市にゆかりのある方々を中心に活動していただいていると思いますけれども、なるべくスピーディーに議論を集約させていただければと思っております。

 (2)に入ります。関連しますが、市民の意見はどの程度反映されるかということです。

 千曲市誕生10周年となることしは「協働のまちづくり元年」と位置づけられており、先般開催された市民活動団体交流会では、課題解決や他との連携についてなど活発な意見交換がされたとのことですが、市民の意見はどの程度、今後反映されていくのでしょうか。



○議長(吉田昌弘君) 竹内企画政策部長。

          〔企画政策部長 竹内 茂君 答弁席〕



◎企画政策部長(竹内茂君) 今回、「市民活動団体交流会」を開催した目的は、市からの意見聴取のためではなく、現在進めております「協働のまちづくり指針」この策定に向けた一環として、それぞれの活動実態や課題を把握するため、また、以前より要望がありました団体相互の交流と情報交換の場として開催したものであります。

 市民活動団体は、資金・新たな担い手・活動拠点・情報などの不足といったさまざまな課題を抱えています。一方、それぞれの団体には、行政が持つ機能・ノウハウなどとは違った豊富なアイデア・技術・経験・ネットワーク・情熱など、今後協働のまちづくりを進めるに当たって生かすべき貴重な財産があります。

 諸情勢の報告の中でも市長が申し上げましたとおり、現在、市内では多くの市民活動団体が独自の活動を展開され、市のポータルサイトにも多く団体が登録されています。

 今後は、このポータルサイトを活用しながら、交流の様子などを広く市民の皆さんに情報提供し御理解いただけるよう努めるとともに、市民活動団体で活躍するメンバーが若者塾へも意欲的に参画いただけるようなことも含めまして、さらなる市民活動団体の交流と連携、支援の輪を広げていきたいと思っております。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) 関連するのでここでお聞きしますけども、先日白鳥園の計画について、先般パブリックコメントを募集されたかと思いますけれども、ホームページ見てもまだ結果の公表がされてないんですね。それはどういう理由があるのか教えてください。



○議長(吉田昌弘君) 竹内企画政策部長。

          〔企画政策部長 竹内 茂君 答弁席〕



◎企画政策部長(竹内茂君) 8月中に、1カ月にかけてパブリックコメント、意見募集をさせていただきました。十数件の御意見をいただいております。今後、その意見をいろんな角度から研究させていただいて、回答を公開したいというふうに考えております。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) 今後、研究させていただいてその回答を公開するということですけども、既に決まった計画については影響はないということでよろしいんですか。そのあたりの手続がちょっと私わかりづらいので、ちょっと御教授いただければと思います。



○議長(吉田昌弘君) 竹内企画政策部長。

          〔企画政策部長 竹内 茂君 答弁席〕



◎企画政策部長(竹内茂君) 大きな変更点というものは、見たところないと思います。細かい部分で活用させていただく部分はあろうかと思いますけども、大枠においては変更のところはないというふうに認識しております。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) 寄せられたそのパブリックコメントを拝見して、そういうような大枠に変更がないということでよろしいですかね、わかりました。

 どうしてもよくそのあたりの手続がわかりにくい部分が市民の中にもいらっしゃって、うがった見方をすれば結論ありきで、後づけで、その形式的に市民の声を聞くていう手続をとってるだけじゃないかという厳しい見方をする方もいらっしゃるんですね。何人もそういう方いらっしゃいます。

 まず結論ありきで進めるていう印象が、市民に伝わってしまってることに問題があるんですね。そういうことのないように、もう一度、今後そういった市民の声を聞く段階で、手続のスケジュール的なものを含めて情報発信をしていただければと思っております。

 (3)です。多様な意見をどのように集約していくかということですけれども、もうこれまでの、今の質問を通じて、余りにも会議の数がいっぱいあります。数限りなくと言っていいほどあるかと思いますね。何が何だかわけがわからないと私は思いました、率直に言って。

 こういったそれぞれの会議で出された意見、それは市長を中心に集約してまとめていかれなければいけないんですが、方向性をある程度明確にするに当たっての市長のちょっと御所見をお伺いします。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 今部長の答弁したように、さまざまな分野の会議を開催していることは確かでありまして、それぞれ市民の皆様方に御指摘をいただきましてね、意見を担当課による施策の立案、施行に反映するということでもってやってるわけであります。関係する部署には、それらの結果については必要な都度報告をしてると。私ども理事者へも報告を義務づけております。

 また、千曲市のまちづくり基本条例に沿ったパブリックコメント、これはもう条例でありますからやらないけないんですね。年一度やります、そして市民満足度調査もやってます。こういったことによって、市民全体の皆様の御意見ていうのは定例的な把握はしてるということであります。これらも全職員に周知をします。それぞれの担当課においては、事業や総合計画などのそういう計画に反映していくものは反英させるということであります。

 それが基本的なことであると思ってますし、また今部長から答弁あったように若者塾とか市民会議のワークショップ、こういったのは新しい手法では確かにあるわけですね。

 でもしかし、そういうものもやっていかないと、市民会議ていうのは多様でありますからなかなか把握が難しい。かといって、一部の意見だけを聞いてくわけにはいきません。

 したがって、それぞれ寄せられた意見については市の担当部レベルで十分研究をしながら、必要なものはその都度修正なりしてかなきゃいけないものも中にはあると思います。しかし、私ども中見ますけどいろんな意見なんですよ。これまとめるってほうが難しいかなていう思いもします。

 しかし、総体の意見としてどうなのかていうのは、やはり行政の責任としてきちんとやってかないけないということがございます。最終的には、専門家の意見もその中には反映させなきゃいけないだろうし、費用対効果、将来的な総合的なそういった検討をしましてね、最終的に決定をするていうことになるわけであります。

 いずれにしても、さまざまな意見を一本化するていうのは極めて困難でありまして、皆さんの意見を全部お聞きしてたら何もできなくなっちゃうていうことがあります。さまざまな意見を調整し、最終的には市長である私が決定をさせていただくということでございます。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) 岡田市長には、ぜひそういった意味での最終的な御決断、リーダーシップを発揮していただいて、スピード感を持って取り組んでいただきたいということなんですけども、私きょうのちょっと質問を通して伝えたかったことが、情報発信大事です。それで、市民の意見を聞くいうことも大事です。

 ただ、これらの形をまず備えて、だからいいでしょうていうような印象として受けてしまったんですね私は。あくまでこれは手段です。目的ではありませんので、そこから先何を発信するか、どういう声を聞いてどうするかていうことを、中身の充実もぜひ今後期待していきたいと思っております。

 以上で終わります。



○議長(吉田昌弘君) ここで15分間休憩いたします。

                             午後3時21分 休憩

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 午後3時35分 開議



○議長(吉田昌弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 続いて、12番、宮入高雄議員。

          〔12番 宮入高雄君 質問席〕



◆12番(宮入高雄君) 12番、宮入高雄でございます。市民クラブ、宮入高雄でございまして、千曲市民の皆さん、合併10年が過ぎましたけども粟狭神社のヒガンバナが咲きそうなこの午後の一時、いかにお過ごしでございましょうか。

 合併10年、岡田市長も10年前は私と同じで市の職員でございまして、ともに同じ釜の飯を食うていうことではないんですが。いろんな仕事をさせていただいた思いがあります。

 それから10年でありまして、日赤上山田病院の問題、そして最初は議会改革ですね、人数が多過ぎて市民の要望により解散したと。最近においては、我が市民クラブは今のところ反対しておりますが、新幹線の新駅という問題が今クローズアップされておりまして、本当にこの10年。

 しかし、市長も同じ考えだと思うんですが、まあまあ私は千曲市、宮坂市長、近藤市長、岡田市長と3代続いてきたわけですけども、私はほぼ、いろいろ問題あっても順風満帆に来たのかなあと、そういう思いが強いわけでございます。

 しかしながら、忘れてはいけないのはきのうで東日本大震災が2年半年、まだ20万以上の人が避難して、県内で1,200人と。我が町にも数十名ですか、おられるということですね。ぜひ行政も、我々もそうですが、そういった皆さん方を忘れることなく支援をしていかなきゃいけないと。生活で困ったことあったら、どんな小さなことでも市役所の行政窓口へ来ていただいて親切に対応してある、そういうことが忘れてはいけないことだと思います。

 そんなことで、この合併10年、これから10年ということを見据えた視点で、今回は3つほど質問をさせていただきます。

 いずれにしましても、岡田市長、きのうの答弁きょうの答弁聞いておりまして、非常にアイデアマンでやる気満々。特に、インターネットを使った諸事業、それはそれとして大いに頑張っていただきたい。

 しかし、また後でも健康問題に触れますけども、我々この年になりますとやっぱ健康が第一ですから、お見受けしますと若干メタボ化してるというようなね、ちょっと私も人のこと言えませんがありますので、大いに健康に留意して頑張っていただきたいと思います。

 そこで第1点の問題は、今回はこれから10年です。ですから、歳入をいかに伸ばすか、増加させるか、難しい問題です。歳出をいかにカットしていくか、市民のためのカットですね。これをこの重点に重きを置きまして、1点目は財政力の低下、これを歯どめをどうするかと。

 この4年間連続して落ちてきてますよね、財政力。これは、本議会に上程されております24年度の千曲市の決算書、上程されてる。それに基づいた数字が、平成21年から4年間ダウン。一時は、平成20年に0.632といういい数字までいったんですね。なかなか、0.632というとややいいほうかなと。ところが、この24年度は0.546ですから一気に0.1、かなり落ちちゃった。

 その中で、この財力ですねやはり。夢を求めていく、例えば新幹線新駅をつくりたい。これは宮坂市長のころは、将来の火を消すなというなまさに夢だったんですね。近藤さんあたりから今の岡田市長に、これを現実化したいという、夢から現実化に流れてるわけです。

 そういったときに、市民とすれば金はあるのか千曲市はと、大丈夫か、財政力が年々落ちてきて、財政力、財の力、財力が落ちてきて大丈夫なのかというね、これはほごく自然の心配だと思うんですよ市長。

 そこで、こういった財政力指数の低下に対して市長がどんな受けとめ方をしているのか、そしてこの誘致が話題になってる中で、どうこの財政問題を払しょくし、市民に説得してその新幹線、実現化に向けてきのうも市長答弁してましたが、可能性が十分だと、そういった、夢ではないですねもう、現実化に向けてどういう御決意があるかをまずお伺いいたします。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 財政力については、常々行政とすれば考えていかなきゃいけない課題であります。最近の地方自治を取り巻く情勢から見ますと、いずれの自治体も全国でありますのは、非常に厳しい財政運営ていうのは、日本の経済が低迷する中でどこも同じなんですね。そういった部分では、厳しい状況にあるということは変わりありません。

 議員御承知のように、地方自治体の財政力を示す指標であります。議員さんもその当時財政課にいらっしゃったのでわかると思うんですけども、財政力指数というのが用いられるわけでありますが、これは地方交付税法の規定によって算定した基準財政収入額を需要額で除したものでありまして、過去3年間の平均値を撮って財政力は幾つというふうに言っておるんですね。

 1が一番いいんですよ、1以上はいいんですけど、千曲市の場合には平成20年度の0.632、それからどんどんどんどん減ってきて今現在は0.5幾つとなってると思います。

 その財政力指数の低下でありますけども、低下することは地方交付税への依存度が高くなるということでありますよね。財政力指数が低下するていうのは、基準財政収入額の大きなウエートを占めるまず税収が落ち込んでるということに大きく起因するということがあります。何しろ税収をふやさなければ改善ができない、財政力の回復はできないということになります。

 一方、現行制度においては国が各種の財政援助措置を行う場合、財政力が一つの判断基準になります。数値が低下したからといって、財政支援が受けられないてことはありません。低ければ、逆にそれだけ支援がふえるということもあります。

 したがって、財政力指数が低いからといって一概に財政状況が悪化したていう見方はできませんけども、交付税の算定の中ではしておりませんが、恒常的な税収増となる施策というのはこれからも進めていかなけりゃなりません。

 御存じのように、税収の75%は基準財政収入額で見るんですよ。25%つうのは別なんですね。ですから、税収上がんなかったなら25%枠が広がらないんですね。ここが一番の肝心なとこでありまして、そのためには税収をしっかりと確保することが必要であるということであります。

 それから、新幹線の新駅に当たっても、そのような観点からの取り組みをしてるわけでありまして、基金の積み立てなどしっかりとした財政計画を立てていかなけりゃいけないというのは当然であります。

 3月議会の質問にもありましたけども、新駅誘致については一定の財政出動を行っても、新駅ができることでその経済効果、いわゆる地域経済が活性化すれば税収増につながるわけでありますから、新駅にかけた資金は、長期になるかどうかわかりませんけども必ず回収ができます。将来にわたって、税財源を確保するということになるわけであります。

 したがって、新駅がもたらすそういう効果については、市民の皆様にこれからも十分説明をし、御理解をいただけるように努めてまいりたいと思ってます。そのため、現在策定をしておりますけども、新駅を生かしたまちづくり基本構想の中で、新駅がもたらす経済効果、需要予測、あるいは波及効果、そういったものをきちんと数値を示しながら丁寧に説明をしてまいりたいというふうに思っております。

 以上であります。



○議長(吉田昌弘君) 宮入高雄議員。

          〔12番 宮入高雄君 質問席〕



◆12番(宮入高雄君) 千曲市は、財政的には全く問題はないっていうのはちょっとね、うそになりますけれども、厳しい中でもこういうやり繰りで、新駅をこういう計画でつくったと、そういう資料を早目に提出されることを待ち望んでおるわけであります。

 今、その財政力1つうのを収入が、例えば千曲市の場合、今市税が76億円ほどあるんですね。総額が250億として、250歳入があって歳出がそれで十分、交付税入ってますから例えば市税75億イコール出す方も75億ですと。これが1になるわけですけども、断トツうらやましい次第ですが東京都なんつうのはオリンピックの招致を決めましたけれども、年間1,600億ぐらい黒字になるわけですね。

 財政力も1.17ですから、もう相当都知事が使いたいだけ使えると。しかしまだ余っちゃうという、これは断トツで東京だけですね。ほかの市町村見ましても、高いところは原発がある、自衛隊の基地があるとか訓練基地、大企業ですね、大有名観光都市があるとかそういうとこが多いんですが、それにしても点数で言えば、1が100点とすればね千曲市は55点ですから、まだまだ歳入増難しいけれども、歳出を大幅、大なたをふるって、これは市長も決断したってできませんので、市長が大なたふるっていくと。そういうやり方でやってほしいと思うわけであります。

 基金も、千曲市の財政のしたたかなところは、合併特例債の一部を今基金へ、今13億です、この25年度で約20億ぐらいになるんですね。これ合併特例債からまちづくり基金へ積み立てている。それは、なかなか私はやり方とすれば、お金のないまちですからこのぐらいのやり方はいいかなあと。

 しかしながら、全体で基金どのぐらいが上がるかといいますと90億ですよね。財調っていいますと、きょうも傍聴席に来てます原大先生の応援団、わからない方がおられると思いますので財政調整基金という、何にでも使える貯金ですよ。何でも使える、縛りがない。それが30億ぐらいしかないんです今。それを市長、もうちょっとため込んでいただきたいと、財調を、もうちょっと頑張って。

 そして、まちづくり経費が20億までいくにしても、それで新幹線新駅へ充てる。しかし、その新駅にもその20億ばかりではできない、その2倍3倍はかかる。あとの整備した事業の維持費もかかるってこと考えますと、財調はもう少し、100億円ぐらいまで持っていればまあまあかな。非常に無理な話ですよそりゃあ。総務部長後ろ向いて笑ってますが、確かに難しい。

 しかし、今国が1,000兆借金あるといいましてもそのうちの6割は国民の預貯金ですからね、うちは600億円今ある。正確には602億円ですかね借金、一般会計特別会計。その6割とすると300、400ぐらいあったっていいんですが、どこの市町村もそうですがうちのように90億ぐらいが精いっぱい。しかしながら、今夢を現実化しようとしてますからね新駅、やはりためるときはためてほしい、貯金基金をふやしていただきたい。

 しかし、基金をためればためるほど、また一般市民のほうへのなかなかサービスも低下する。なかなか今までのようにはいかないと、そういうまたデメリットもあるわけであります。

 そこで、2つ目の質問ですが、経常収支比率の改善策入ってます。これは、当市は今臨時財政対策債、これ非常にぐあいいい借金なんですけども、これを含めますと約89%、90%ぐらいまでがもう経常収支、経常費で終わってまして、市長がやりたいっていうことも1割ぐらいしかできないっていうのが現状なんですね。

 合併当初の平成15年に比べましても、人件費は9億円の減ですよ。職員も大変これはまあ苦労している。9億円減少で、そのうちの本当の職員の職員給って給料は今7億円減らされてる。扶助費は、当然ながら18億円ふえてるんですね、10年で18億円です。公債費もふえてますけども、一番は建設費が10年前に比べて13億円も減ってるってことなんですね。

 貯金もしきなゃいけない、扶助費は年々1億円ずつぐらいふえている。しかし、この建設費が、市単独の事業費ですよ、市単独の建設費が年間1億ぐらい減ってって、10年で13億円減っちゃうていうのは、これはもう千曲市の活力は減退ですね。これは歯どめをしていかなきゃいけない。

 税収は、じゃあどのぐらいふえたかと言いますと10年前とほぼ同じ七十五、六億円、全然ふえてない。減りもしてませんけども。そのかわり地方交付税は、今市長言ったとおり税収がふえませんから、どうしたってこの地方交付税は10年で37億円もふえている。

 人口は、例えば2年ほど前になりますが22年度に、平成37年予測が、これは総合計画で出てますよね市の。この約15年ぐらいで1万人減っちゃうんですね人口。特に、税を納めていただける一番の生産人口、15歳から64歳までの人がこれも約1万人の減少と。

 こうなってきますと、これから10年本当に、人口は1万人減る、税収も、生産人口が納税者が1万人も減るとこういう中で、歳出削減をどうしたらいいかと。市長がやりたい事業がほとんどできない状況の中で、最悪の場合は、千曲市に限らず相当の市町村が将来、道州制なんてことも今話題になってますから、余計に財政破綻ってことも想定されるわけです。想定内ですよねこれ想定内。その中で、市長としての改善策、どんなふうに持っていくかをお伺いいたします。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 宮入議員が仰せのとおり、そういう話だけしていきますと世の中真っ暗になっちゃうんですね。確かに、人口減少ていうのはこれ非常に重大な問題です。今でも65歳以上が3,000万人超えてるわけですよ。15歳から、生産年齢の64歳までが8,000万人なんですね。本当に働いてる人をみたらもっと少ないわけですよね。

 そういう意味では、日本の人口が減っているていうのはこれ非常に大きな問題であります。これは私ども千曲市だけがどうこうやってもなかなか始まらないんですね。これ国策として、国家として人口減少に当たっていかなきゃいけないていうふうに私思ってます。

 今、経常収支の関係でありますけども、その収支比率でありますが、財政構造の弾力性を判断する一つの指標なんです、これはね。全国的に高い推移で、それぞれの市町村が経常収支は上がってるばかりなんですよ。税収が減ってますから。

 千曲市の場合も、最大は83億円あったんです税収が、市民税。今現在七十二、三億円しかないんですよ。当時に比べると10億円近くは減ってるということになるんですね。これは世の中の景気が悪かったからこういう状況になってます。

 歳出における社会保障費とか公債費、そういったもの、その義務的経費、もう予算組んだ段階で支出しなきゃいけない経費てありますよね。その経費がふえているてことは、分母となる市税の落ち込み、あるいは交付税のそういった収入の伸び悩みということがあって、歳出削減というのはどうしてもやってかなきゃいけないことなんですね。一方では、税収をふやしてかなくちゃいけないんです。どっちかでないと、両方でやってかないとだめだと思ってますけどね。

 現在、市では普通交付税と臨時財政対策債の合併特例措置が終わる31年までに、9億円の経常的経費を削減しましょうということで、今特別対策プランをつくってやってるとこなんですね。確かに9億円て大きな額です。しかし、これはやっていかざるを得ない状況であります。

 特に、公共施設の統廃合、たくさんの施設がありますよね。今、ちょうど築40年前後になってきておりまして、それぞれが耐震の問題を抱えてるてことでありますから、そういうものは幾つも同じようなものは、必要のないものは地域とお話合いをするわけでありますが、統廃合していかなきゃいけないということであります。新庁舎の建設に伴って、他の公共施設の配置についても全面的に見直しをしたいと思ってます。不要と思われる公共施設は整理していかなきゃいけません。

 また現在、区自治会に管理をお願いしている施設の中には、それぞれの区とか自治会で施設として利用されてるほうがよいと思われる施設もあります。こういった施設については、地元の区自治会と協議をしながら地元の皆さん方へ譲渡することも進めていかなきゃいけないのかなというふうに考えてます。

 いずれにしても、行政改革を進める上からも特別対策プラン、先ほど申し上げた9億円ですね。この確実な実施が必要でありますので、皆様の御理解をいただけるようにこれからも十分な説明を行って、計画的に取り組んでまいりたいというふうに考えております。



○議長(吉田昌弘君) 宮入高雄議員。

          〔12番 宮入高雄君 質問席〕



◆12番(宮入高雄君) 今まさに市長のおっしゃるとおりでありますよね。生産人口減、少子化の中で生き残るその方法の改善策の優先ということになりますと、今の行政改革特別対策プランの断行ですね。これ断行つうのはやっぱ市長しきゃできねんですよ。

 なかなかいろんな絡みが入ってきましてね、例えば3つの文化会館、3つも要らない、取り壊しちゃうわけではなくてそれを民営化するとか、ほかの施設に任せるとかそういったことになりますと、反対する市民はおります。それはね、あそこ利用してる、私も使ってますけれども。

 しかしも、断行というのはそういうことではなくて、例えば10年後の千曲市市民のために今それをやっとかなければ、例えば本当に公共施設で金をかけて、例えば学校施設とか保育園とかそういうとこへお金が回らなくなる可能性もある。だんだん古くなってきますから、先ほどのインフラもそうですね。道路維持、上水道の配管、いろいろ出てきますもう10年、この間に。

 そうした市民の生活に直結する、そのほうが大事です。3つの文化会館をなんとか民営化、統廃合、それは当たり前といいますか、市長の決断しかできないんですよね。このような難しい問題なんですけど、ぜひとも市長、選挙を考えちゃうとなかなかね、あれもいいわ、これはいいわになっちゃいますから、これだけはぜひやっていただきたいと。

 また、早期にこの市の直営から民営化することが非常に大事なことである。また、それこそスクラップ・アンド・ビルドていいますけれども、今のこの時代、特にこれから10年ちゅのはスクラップ・アンド・スクラップですよ、そしてビルドと。スクラップへ重点を置いて英断でやっていただきたいと。

 今、市長から計画どおり行くと3つの文化施設、そして3つの庁舎ですね庁舎、これも同じことなんですよ。これ、使える戸倉庁舎、上山田庁舎、じゃあ何につくり変える、市が直営じゃなくて民営委託する。いろんな団体ありますからね可能です。それぜひやっていただきたいと思います。

 御決意は、今市長のほうからお伺いしましたので、ただ一つほめておかなきゃいけないんですね、これ冒頭ほめなきゃいけなかったんですが私の手法とすれば。ほめてけなすってのが私のやり方なんですよ。これ忘れちゃったんですけどね、この1番の市税の徴収率ですよ。アップしましたですね、2年連続ですよ。これ市長、その担当部署ほめてやってください。

 2年連続このアップつうのは大変な偉業だと。職員とすれば、別に上げなくとても給料は下がるわけじゃないんですよ。早く退職して捨てられるなんてことはないんです公務員だから。その中でものすごい努力をしたと思いますね。

 しかし、これちょっとここでダウンするんですが、19市の中でもまだまだ下のほうなんですねこれ。これは、下のほうてことは変わりありませんので少しずつでも上げていってほしいなと、そういうことを要望しておきます。

 次のナンバー2に移ります。それから、例えば図書館の利用にしましても、最近会派で勉強に行ってきてわかったんですが、今図書館は中で音楽を聞いちゃいけない、何か食べちゃいけない、飲んじゃいけないてなってますよね。これは図書館法で決まってるそうですけども、これはもう全国ではやってるとこあるんですね。

 これは市民の、やはり市民が喜んでいただける図書館と、そのぐらいはいいじゃないかていうね。限界限度はあると思いますが、そういうことも、また各分館の有効活用と、こういうこともこの10年の間には考えていただきたいと思います。

 2番目、健康寿命の延伸対策。私、ある専門家から健康寿命、宮入さんしっかり取り組んでほしいと千曲市で。どこもそうですけれどね、特に千曲市。そう言われたとき、健康寿命てどういうのかなと思ったんですけども、いわゆる介護保険を使わないで健康で過ごす寿命ですね。

 平均寿命つうのは、亡くなったその年までの間と。その差を、健康寿命を延ばすことによって短くして医療費の削減に、また市民のスポーツていいますかね、運動活動をふやしてほしいと、そういう要望がありました。

 千曲市は女性は、長野県は今平均寿命1番ですね全国で。それと、健康寿命も介護度3以下までの年齢でいくとナンバー1です。千曲市の女性は県内第2位ですからね、87.7歳、ものすごいい数字なんですね。

 ところが、平均寿命といいましても19市、数カ月ぐらいしか違わないんですね、1カ月2カ月。それにしても女性が第2位と。ですから、千曲市の平均寿命はどのぐらいかてことは私も知りたかったんですが、まだ長野県でそこまで今計算してません。これからやりたいというコメントありましたけれども、ただ長野県とそんなに変わりないのではないかということになりますと、男女ともに、例えば全国平均でいきますと男が9歳、女性が12歳ぐらい差があるわけです。それを何とか千曲市の行政、健康を担当する分野で差を短くしてほしい、健康寿命を伸ばしてほしいと、そういう具体的な取り組みについてまずお伺いいたします。



○議長(吉田昌弘君) 中村健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 中村義男君 答弁席〕



◎健康福祉部長(中村義男君) 健康で生活する、これは誰もが望んでいることかと思います。千曲市の健康づくり計画、ヘルスアップ千曲21、これ第2次の計画でございますけれども、この計画におきましては国の第2次健康日本21で示されております健康寿命の延伸と、健康格差の縮小、これを基本方針といたしまして、生活習慣病の発生予防と重症化予防の徹底、これを重点に取り組んでいくこととしたものでございます。

 身体活動、それから運動習慣の向上の推進ということでございますが、計画では2つの目標を掲げているところでございます。

 1つは、日常生活における歩数の増加ということでございます。身体活動量をふやすには、通勤ですとか買い物で歩くことということ、階段を上がること、また運動、スポーツを行うことと、いわゆる体を動かすことを日常生活に取り入れていく必要があるということでございます。

 2つ目の、運動習慣者の割合の増加ということでございます。運動は疾病を予防し、日常生活を送る基礎となる体力を増加させるための基本的な身体活動でありまして、爽快感や楽しさを伴うことからも、積極的な行動として進める必要があるということでございます。

 市におきましては、市民が健康の大切さについての理解を深めていただくことが最も大切だというふうに考えておりますので、健康診査、健康相談、訪問指導、それから区長会ですとか民生児童委員会、健康講演会、こういった機会を捉えまして高齢福祉課ですとか庁内の関係各課、関係業者などが実施しております介護予防事業であります転倒予防教室、元気な集い、またスポーツ振興課ですとか体育協会、スポーツクラブなどが行っております誰でも気軽に楽しめるスポーツ推進事業への参加など、身体活動や運動についての意識の向上を啓発しているところでございます。

 これまでも健康づくりグループの育成や健康講座の実施など、市民の健康づくりを支援する施策を進めてまいりました。今後も、誰でも手軽に取り組める有酸素運動であり、特に生活習慣病に効果があると言われておりますウォーキング講習ですとか健康講座、スポーツ教室などを市の関係部局及び関係団体と連携協力しながら実施してまいりたいというふうに考えているところでございます。

 運動習慣者を増加させるということは、生活習慣に起因する糖尿病や脳卒中などの健康障害を予防することにもなります。要介護者などの増加を抑制し、市民一人一人のQOL、生活の質でございますが、これを高めていくことにつながるというふうに思っております。

 そのためには、地域に根差した活動を展開している健康推進員さんや食生活改善推進員さんなどの、市民による自主的主体的な活動と一体となって、運動習慣等の定着に取り組んでいきたいと考えているところでございます。



○議長(吉田昌弘君) 宮入高雄議員。

          〔12番 宮入高雄君 質問席〕



◆12番(宮入高雄君) 我が千曲市の特定健診受診率ですね、これは平成20年度には19市中最下位ですね。これを平成23年度は一気に10番目まで伸し上げた、伸び率県下ナンバー1、これは大変私はこの健康寿命を伸ばす一番の何か、要因の一つであったと。大変保健師さんが、私も本当にたびたび口すっぱく保健師さんに指導された一人でありまして、保健師さんの御努力ですね、伸び率ナンバー1です。これ市長、先ほどに引き続いてほめといていただきたい。職員はよくやってるんです。市長がいいから職員もしっかりやる、そういうことであります。

 余りほめてもいけませんけども、この運動量ですね問題は。このヘルスアップ千曲21と、この中で性別、年代別の体をよく使ってる人の推移がこの4年間毎年のように、先ほどの財政力指数ではありませんが落ちてきてるんですね。二十歳から64歳まで10%ですね、65歳以上が2割も落ちてきてる、運動する人が。女性も65歳以上も2割落ちてきてる。これやはりもう少ししっかりと行政のほうも指導したほうがいいと思いますよ。これは、全て運動してもらうといいことがあるわけですよ、いろいろ財政面ばかりでなくてね、市民の幸せ度もぐっと上がるわけです。

 それから、もう1点お伺いしたいのは、今のとこの目標値ですね千曲市の。この中で、身体活動に、運動、国のほうはもうはっきり言って目標値を掲げてありますよね。例えば、65歳以上は男性は5,628歩ですか、1日歩きましょうと。市の現状は書いてあります。

 国の目標は、今の例えば5,628歩を7,000歩にしましょうてなってますね。市の目標値は、全てにこの身体活動、運動は増加だと、10年後、増加になってればいいと、こういう目標値でありますが、これ始まってことしから1年目ですから難しいと思いますけども、これでも単なる増加では厳しい。県のほうも多分数字で今出してると思いますよね。

 一体何歩を皆さん目標にして歩いてください、こういうことを具体的に、これから改正する時期があるとすれば直して、訂正していただきたいと。数字が出なければ指導にならない。先ほどの健診率と同じでありますが、この2点についてお伺いいたします。



○議長(吉田昌弘君) 中村健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 中村義男君 答弁席〕



◎健康福祉部長(中村義男君) まず計画の中の目標値でありますが、国は歩数で目標値を設定しておりますけれども、市の目標につきましては日常生活における歩数の増加、失礼、1日当たり1時間以上実施するものの市の目標につきましては、日常生活における1日あたり1時間以上を運動する方を増加させるということでの目標でございまして、現在大ざっぱに言うと30%ぐらいの方が運動している割合になっておりますけれども、この割合を40%50%に伸ばしていくということにしておりますので、一応増加ということの目標値を設定したものでございますので、御理解をお願いしたいというふうに思います。

 また、運動の大切さは議員さんおっしゃるとおりでございまして、これもいゆわるいろんな機会を通じまして運動の大切さというものを、また市民の皆さんに訴えていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(吉田昌弘君) 宮入高雄議員。

          〔12番 宮入高雄君 質問席〕



◆12番(宮入高雄君) 部長もうちょっと元気出してやってください。部長が健康そうな声で答弁してもらわないと、こちらのほうも何か病人になっちゃうような気がいたしますので、お願いいたします。これは私的なことで申しわけないですがね。

 次に、ナンバー3、六次産業化の推進です。まず1点目、雇用創出・あんず事業者支援。これは今回補正に出てまいりました。最近、県の補助金絡みのこういう事業がふえてまいりまして、市長はもちろんですが副市長の御努力、敬意を表しているわけです。県の補助事業がふえてきた。

 その今回補正に出ている事業について、今回は雇用対策ですけども、本当の六次産業、生産、加工、販売とそういった幅広い分野で農商工連携による六次産業化に、市はどのように関与して強い支援をしていくかということについてお伺いいたします。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) あんず事業者の支援についてということでございますが、六次産業をどういうふうに関与していくかでございますが、端的に申し上げますけれども、はっきり申し上げて現在の市の産業振興の中で、六次産業はそれほど進んでいるとは思えないわけでございます。

 あんずを今回は上げましたけれども、農商工連携による六次産業は、一部の商店では自家農園を保有し、伝統野菜の活用による新商品の開発や試験販売も行ってるケース、少しは見られます。しかしながら、農工商相互の情報交換の場が少なかったことから、まだ取り組みは進んでないということでございます。

 産業支援センターでは、ことしの事業といたしまして商工業の方を集めたいろんな政策とかセミナーをやったわけですけども、特にその先について現在農業者、あるいは六次産業化を目指す人たちのブランド的なものをどういうふうに売っていくかというようなことについて、京都の大学の先生招いてセミナーも行いました。なかなか好評であると思っております。

 それらについて、これからはせっかくの産業支援センターでありますから、あそこを利用してさらに、本当に商工はやっぱりちょっと違ったね、農と一緒になるてことはなかったと思うんです。それには、一緒になるような方法を私どもは進めていかなければならないと思います。

 もう一つ言わしていただければ、私の農のほうでいろんな会議に出させていただきますけれども、意欲的に、若手と申してもちょっとある程度普通の若手ていうよりは歳はいってるんですが、そういう方たちにお会いする中でやはり意欲的にいろんな生産物をつくってらっしゃるなんですね。しかし、やはり様子を見るとそれらの販売についてはなかなか厳しいものがあるかと思いますので、それらについても支援してまいりたいというふうに考えております。



○議長(吉田昌弘君) 宮入高雄議員。

          〔12番 宮入高雄君 質問席〕



◆12番(宮入高雄君) 今回のこの企業支援型地域雇用創造事業つう、国の1,000億円の補正によって県がその一部をいただいてやってる事業でありますが、冷やしあんずていう、最近この事業者が開発して、あんず5つで2,500円ぐらいの、1つ500円ぐらいね、ものすごい付加価値ついて高い値段で売れる。

 それで、この中でAFTですか、決まったんですが、そん中でこのAFTの選定に当たって有権者から意見を徴収するように事業スキームではなってるんですが、どのように徴収したか。

 また、ハローワークとの求人、求職のマッチングですね。この辺の、どのようにおやりになったかをお伺いいたします。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) ただいま企業名が具体的に出ましたけれども、これにつきましてはこれからいろんな商工業者、それから地方事務所と相談する中で決定していくものであって、まだ正式にというものではございません。



○議長(吉田昌弘君) 宮入高雄議員。

          〔12番 宮入高雄君 質問席〕



◆12番(宮入高雄君) 正式に決まってないものを補正てのもなかなかあれですが、時間のぐあいでね関係でやめときます。

 次、最後、学校給食への地元産の農産物、長野県は平均利用割合は42.3%なんですね。ところが、我が千曲市の第1、第2給食センターは大変低い、第1給食センターが9%、第2給食センターが17%と。これを何とか利用拡大の推進について積極的に本腰を入れてもらいたいと思いますが、お伺いいたします。



○議長(吉田昌弘君) 緑川教育部長。

          〔教育部長 緑川 茂君 答弁席〕



◎教育部長(緑川茂君) 学校給食の食材につきましては、市場に流通しているものを使用しておりまして、国産の食材を基本に、できる限り地元産の食材を使用するように心がけております。

 平成24年度の市内産の農産物の使用率、重量換算でございますが、先ほど議員さんからございましたけども、第1学校給食センターが9.16%、第2学校給食センターが17.19%という状況でございます。

 先ほど議員さんからお話がありましたのは、県産材の数字かなというようなことも思いますけども、市内産に限ってということであれば今申し上げた数字になります。

 給食数の関係でございますけども、第1学校給食センターが3,578食、第2学校給食センターが1,985食ということであります。大量に消費するために、1日に確保できる野菜に限界があると。また、短時間で大量の給食を調理するために、できるだけ品質の統一したものが必要という状況であります。

 特に、葉物、路地物野菜については、天候に左右されやすくて地元産の確保が難しくなる場合があり、10月以降から春先にかけては市内産の野菜がほとんど入荷しないというような状況でもあります。

 農家の経営は、高齢化、後継者不足、荒廃農地等々によりまして厳しい状況にありますが、JA、生活所組合、市農林課などで構成します地産地消関係者連絡会議を開催し、年間を通じて市内産の農産物が調達できるように働きかけているところでもあります。給食センターとすれば、地元の食材があれば積極的に利用していきたいというふうに考えております。



○議長(吉田昌弘君) 宮入高雄議員。

          〔12番 宮入高雄君 質問席〕



◆12番(宮入高雄君) 残念ながらここで終わりにいたします。



○議長(吉田昌弘君) この際、本日の会議は議事の都合によりあらかじめ延長したいと思います。

 続いて、20番 原 利夫議員。

          〔20番 原 利夫君 質問席〕



◆20番(原利夫君) 原 利夫でございます。めった時間が長くなるのは、答弁が長過ぎるのではないかと。本来、一般質問は質問主意書を議長に提出することで足りているんです。

 しかし、市長部局は質問要旨のメモの提出を求め、そのメモにより各部、課の職員が作文を書いて、本会議では朗読会のような部分がかなりあります。本来は、理事者と議員が議論をし、市の進路や課題についてきちんと確認をし合い、方向を出すというのが本来の一般質問の要旨でありますが、形骸化していることはまことに遺憾であります。

 そういうようなことから、答弁は簡潔に、しかも検討したいと思います、考えたいと思いますなどというあいまいな言葉は一切私は受け付けませんから、しっかりその辺のことは覚悟して答弁してほしいと思います。

 最初に申し上げますのは、通告のとおり、財政の健全化に関する岡田市長の所見と、現行の健全化対策について順次伺います。

 少子高齢化に加え、稼動年齢人口の減少が著しい千曲市の市力は衰退の一途をたどっていることは、既に御承知のとおりであります。

 市内経済の縮小傾向と相まって、諸般の合併優遇措置が近く終了することなどにより、市の財政は極めて深刻な局面にあります。私は、合併当初から合併優遇措置による一過性の財源は、将来を見据え自主財源の涵養に資する施策に優先投入し、持続性のある財源確保を目指すべきであると提言してまいりました。

 合併特例による一過性の財源を、ストレートに消費的経費に充当した場合、これが持続は不可能だからであります。一過性の財源は、自主財源涵養につながる施策に投入し、そこから生ずる果実をもって、福祉や教育など市民サービスを持続可能なものにすべきであることはごく当たり前の理であり、一時の臨時収入で目先のサービスを図る行為は単なる徒花にすぎません。

 岡田市長は、宮坂、近藤両市政の中枢にあって、主要な業務を担ってこられました。今議会に提出された平成24年度の普通会計決算が物語っているのは、財政の硬直化が進んだことであります。この点を重く受けとめるべきであります。

 新規に、今年度で前年度の決算を見る限り、新規に借り入れたいわゆる市債は35億9,100万円、返済した公債費は33億6,200万円、マイナス、借りた金に返した金を引いてみると2億1,900万円が借入オーバーです。

 しかし、一般会計の末尾を見ると5億円余ったと、儲かったと書いてありますが、これが公会計のやり繰りのおかしなところで、本来は5億何千万から2億を引いた部分が本来の残金でありますが、これは違法でもなんでもない一般会計上のシステムだから、そうありますが、本来はそういうことになります。

 また、歴代市長はプライマリーバランス、いわゆる基礎的財政収支の赤字の回収を目指すと言われてまいりましたが、しかしその目標が現状を見る限り達成できる状態ではありません。

 先ほどもお話がありましたとおり、一般会計の借金は270億3,900万円、そして特別会計と合わせた借金は602億4,800万円あります。これはね、人口の減少という将来を見ると必ずしも軽視できません。岡田市長の、この際財政健全化に対する現状の御認識と健全化に向けた所信を開陳いただきたい。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 千曲市の高齢化率、県平均28%ありますが、29%と1%高いんですね。こうした中で、経済の低迷もあって税収が平成20年度に83億8,390万あったんですね。それが今現在、そこをピークに減少しておりまして今72か73億円、もう本当に10億ぐらい減っちゃって、自主財源の確保が大きな課題、もう議員おっしゃるとおりであります。

 一般質問でも、きのうきょうてありましたけども、ほとんど議員さん方の質問ていうのは、こんなこと言っちゃ失礼でありますが要求型でありまして、全部やることは不可能であります。そういった中では、ある意味税源ていうのは限度があるというふうに思ってます。

 そういった意味で、千曲市は31年に全て合併優遇措置が終わりますので、そのときに備えて今から次の手だてを打っておかないといけないのではないかと。そういう意味では、御意見のように財源が減ることは明らかでありますので、基本的に今までのやってきたサービスもできなくなる可能性もあるということでありますので、将来の財源は千曲市が抱える極めて重要な課題であるということであります。そのためにも、今地域経済を何しろ活性化し、市の税収を上げることに最大限ウエートを当てていかなければならないというふうに思っております。

 以上であります。



○議長(吉田昌弘君) 原 利夫議員。

          〔20番 原 利夫君 質問席〕



◆20番(原利夫君) もう再質問はしませんから、時間があれだから。

 優遇されてきた交付税は、次年度から数億円余りずつこう減額されていきます。そして、平成31年度には交付税が現行額より13億円余り減収となります。

 一方、先ほど市長の答弁でもわかるように、労働人口の減少等により市税収入も毎年1億円程度は減額になっているんですね。こういう状態にあって、第3次の行革大綱には、財源不足は経費の節減のみでは補填できないというふうに明記されています。

 しかし、不足分を補う財源確保策に関する具体的な記述はありません。こうした理不尽とも思える大綱は政策の貧困を意味し、この程度のプランでは財政の健全化など望むべくもありません。岡田市長の本件に対する忌憚のない所見と、財源補填策等についての所見を改めて伺っておきたい。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 自主財源の確保、先ほども申し上げましたけども、行政が財源を継続的に確保するためには地域経済の活性化をおいてほかにありません。地域経済を活性化させためには、先ほどからも言っておりますが企業誘致、既存企業への支援、若者の定住、観光振興による交流人口の増加しかないわけであります。どれをとっても重要と思ってます。

 そのために、千曲市という都市の将来の姿を明確にし、そしてそれぞれの施策を着実に進めていかなければならないと思っています。従来、ともすれば行政に対するさまざまな要望はほとんどが事業等の実施を求めることに終始していたように思います。

 しかし、これからは歳入をどう確保していくかという視点が極めて重要であります。その上で、歳出論議をするというような財政運営の考え方をやはり、少しずつでありますけども考え方を変えてかなきゃいけないのかなていうふうに思ってるところであります。



○議長(吉田昌弘君) 原 利夫議員。

          〔20番 原 利夫君 質問席〕



◆20番(原利夫君) 歴代の市長は異口同音に、持続可能な行財政の運営をしていくためには、何としてもし自主財源の安定確保が先決であるというふうに言っておりました。しかし、今もって自主財源確保に関する具体的な戦略と戦術は、ペーパーできちんと示されないままであります。

 そればかりか、市特有の基幹プロジェクトについても、市長たるリーダーの迷走により遅々として進まなかった。その結果、市益を損ねてきた感が私はあると思っております。

 急速に膨らむ福祉予算を前に、医療費の負担軽減だとか子育て支援策の充実などが議論されますが、相応の財源確保に対する方途、すなわち財源論を度外視した議論は単なる弥縫論でしかありません。議会での議論を深めるために設けた理事者の反問権を行使され、本音での議論を深めることが肝要であると私は思います。

 今議会に請願された野球場建設、あるいは戸倉駅へのエレベーター設置はいずれもごもっともな請願であり、採択されるでありましょう。しかし、これらの事業を成し遂げるためにはその財源をいかに確保するかであり、財源確保の任務は市長のみならず、市長だけではなく我々が担っている課題なのであります。

 今や各自治体は、自主財源の確保に躍起となっておりますが、我が市は理事者、議会ともこの点に対する責任感が希薄であると言わざるを得ません。そこで伺いますが、千曲市の財政健全化への道筋と健全化の根幹として位置づけた財源確保策の対応、進捗状況等について市長の所見を伺います。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 財源論議、初めてこういった論議をされているわけでありますが、非常に大事なことかなていうふうに思ってます。過去においても現在においても、千曲市の経済を活性化するために前々市長、前市長それぞれ新幹線新駅誘致に対する私見を持ってまいりました。

 御承知のように、新駅誘致は旧更埴市時代から常に総合計画に掲げられ、そして附随する全ての計画に新駅誘致というのは明記をされてまいりました。計画等は、市が独自で策定したものではありませんし、市議会や市民意見を集約して策定されたものでございます。

 旧更埴市時代から現在まで、市の計画の中で新駅誘致が一貫して計画に組み込まれてまいりました。また、総合計画はその都度歴代の議会で審議され、可決を得て策定したものであります。

 したがって、新駅はいわば旧更埴市時代を含め、千曲市としての決定事項であるというふうに認識しておりまして、私としては地域経済の活性化等をさまざま考えたときに、新駅の必要性ていうのは十分認識しておりますが、その方向でこれからも進めてまいりたいというふうに考えております。



○議長(吉田昌弘君) 原 利夫議員。

          〔20番 原 利夫君 質問席〕



◆20番(原利夫君) 今必要なのは言葉ではなくて、掲げた基幹の政策をいかに誠実に実行するかであり、結論を出すべきであります。

 時間がありませんから2番目の質問に移ります。千曲市の個性的な成長戦略の大綱と現状及び将来展望等について伺います。

 前段でも申し上げましたが、財政の健全化を図ることは市政に携わる全てのものに課せられた責務であります。近藤前市政を継承した岡田市長は、基幹の成長戦略として企業誘致と、これを成し遂げる手順の一つとして新幹線新駅誘致に取り組まれております。

 千曲市の進路を定めた総合計画は、民主的な手順を経て確定したものであり、この第5章には新幹線誘致が基幹政策として明記されていることは紛れもない事実であります。

 しかしながら、総合計画を議定した議会内には、不確かな反対者の声を民意と称してこれをよりどころに、正当な手順で確定した千曲市としての団体意思に対し、大義を度外視して反古にせんとするがごとき言動が今もって存在しており、まことに遺憾であります。

 しからば、かわるべき代案を提示すべきでありますがそれもなく、みずから議定に参画しながら今に至ってあげつらう行為は、成長戦略推進上の阻害要因であるばかりか、民主的な手順の否定は決められない政治への、市政への悪習にもなりかねません。

 いまや、皮相的な好悪論を繰り返すのみではなく、新幹線の駅がもたらす経済への波及効果や雇用、文化など、多面的なインパクトを正視して、千曲市のために確かな未来を見据え、前向きに対処すべきであります。

 私見の一端を述べ、改めて岡田市長の成長戦略に対する所信を伺います。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 市長が描く成長戦略であります。まず申し上げたいのは、千曲市は私はすばらしい都市だと思ってます。何がすばらしいかといいますと、まず災害が少ないこと、中央に千曲川が流れ環境もすばらしい都市であります。

 しかし、千曲市には、前回も申し上げましたけれども千曲市といったらこれというものがありません。通年を通じて、観光の目的となる核がないということが欠点であります。

 そうした中、千曲市の成長戦略でありますが、まず申し上げたいのは、現在取り組んでいます稲荷山の蔵のまちの再生が、千曲市の観光に大きく影響してくると思ってます。稲荷山には明治時代の蔵が226棟あります。国の重要伝統的建造物群保存地域の指定に向けてただいま準備をしておりますけども、文化庁の調査官も全国的に類のない蔵づくりの集合体として、そのすばらしさに関心を寄せていただいております。

 そのほか、横浜の赤レンガ倉庫の活用を進めている先生方からも絶賛の声をお聞きしております。稲荷山の再生には、地域の皆様の御理解もあり、指定に向けて全力で当たってまいりますが、土壁の蔵の再生、千曲市の観光拠点となるものであり、千曲市の皆様とその保存に努めてまいらなければならないと考えてます。

 またもう一つは、姨捨の棚田であります。国の名勝なんですね。その棚田、実は2011年、平成23年の6月に石川県能登半島にあります千枚田一帯が、日本で初めて世界農業遺産に認定されました。姨捨も、棚田を中心に姨捨駅も含めて一帯が世界農業遺産に登録できないのか、私は夢持ってこの研究を始めたいと考えています。

 このように、千曲市には将来の期待の持てる財産がたくさんあり、明るい材料であります。そして、千曲市市全体を見たときに、人の流れとして多くの人が千曲市を訪れやすくするために、高速道路と新幹線新駅を融合させた交通の拠点からアクセスする都市計画街路を通って、駅前通り商店街に誘導しながら新たな観光拠点であります稲荷山の土壁のまちにつなげたい。さらには、世界農業遺産を目指す姨捨の一帯につなげたい、そして民話の里ともいえる更級地区を経由して信州最大の温泉街につなげたい。さらには、戸倉地区から森地区に抜ける県道を整備して、日本一のあんずの里や教科書にも載っています森将軍塚を通り、高速道路と新幹線新駅を融合した交通拠点に戻れるこういったようなルートをきちんとつくって、いわば千曲市のよいとこめぐりができるようなルートをつくっていかなければならないんではないかというふうに思ってます。

 これらは全て連携してやっていくものでありまして、いわば一つのパッケージとして活用するものであります。したがって、どれ一つと欠けても私はだめかなというふうに思ってます。それぐらいのインパクトがないと、交流人口をふやすことは難しいだろうなと。

 そして、これらの長期戦略を明確にしながら、企業誘致にも活用してまいります。地域全体が底上げをしていかなければなりません。千曲市ならではの成長戦略を描き、産業が根づく、長野県における新たな産業と文化の交流拠点都市を形成していくことが千曲市発展の基礎になるというふうに考えております。そのためにも、私どもだけではありません。市民も、議員の皆様方も協力し合いながらそういったまちができればといいなというふうに願ってるところであります。

 以上でございます。



○議長(吉田昌弘君) 原 利夫議員。

          〔20番 原 利夫君 質問席〕



◆20番(原利夫君) 今、岡田市長から成長戦略に対する所信を伺いました。

 しっかりやってほしいと思いますが、ここで1つだけ申し上げますと、なぜ新幹線新駅が必要なのかという大義名分に乏しいというふうに言われておりますが、誘致の意義、実はオリンピックはなぜ東京に欲しいのかという大義を、このごろのチームでしっかりと世界にアピールしてました。当市においても、明確に市民にそういうことをアピールできるように、職員一体となってしっかりやってほしいということを切に望む次第であります。

 成長戦略というのは、大方未知への挑戦であり、前例や小事に執着せず大道を歩むことが必須であります。また、全職員が市長の意見、意思をマインドし、率先垂範することも肝要であります。全ての職員が自己意識を高め、全庁が一丸となってこそ成長戦略は成就するものであります。

 ここで、現実に直面している問題についてあわせて伺いますが、これは企業誘致の関係ですね。市内の企業が、事業拡張をもくろんで用地を取得し、官公庁の許認可手続がおおむね順調に推移する中、理不尽とも思われる地域の要求により事業が中断している件についてであります。

 市は、企業誘致や市内企業の振興を目指しながら、本件ですら遅々として進め得ない要因は、企業に対する全庁的な態勢の欠如が主因であると考えます。過去にも、総合的、部課横断的な対応に欠け、機を逸したことがありました。改めて、市内経済や企業誘致に対応し得る一体的な庁内体制の構築を図り、理にかなった成長戦略の速やかな実践を強く求める次第であります。

 従来の執行体制では、激化する都市間競争に、特に企業誘致を制することなど望むべくもありません。この際、企業誘致と新幹線新駅誘致を含め、市長が抱く成長戦略の大綱、それは今聞きましたから、あるいはそれについて将来的な見通し、その他について伺いたいと思いますが、時間がありませんからその次へ進みます。

 姨捨の整備あるいは棚田、千曲川の活用、森倉科のあんずの里、月、花、湯のまち、こういうものをいかしきるということの中に、駅がもたらす効果というのを外してでき得るわけがないんですね。そこの辺をしっかりやってもらうということが極めて重要であるということを指摘しておきます。

 アベノミクスへの期待やオリンピックの誘致成功など、その経済効果を市内経済に、今の成長戦略を含めた市内経済にいかに生かすか、市政運営上これから極めて重要な課題となってきております。

 国や県の成長戦略と歩調を合わせ、全庁一体で対処することの重要性は今さら言うまでもありませんが、そのためには職員一人一人が成長戦略の趣旨を理解し、説得力を備えた力量を持つことが先決であります。

 職員を統率し、諸般の事務事業を統括する山本副市長に私は大いなる期待を寄せております。あなたは、赤門会や県庁への人脈などとともに、持てる指導力をいかんなく発揮され、千曲市の進展に尽力されるよう切に望む次第であります。改めて、山本副市長からその真意を披歴願います。山本副市長。



○議長(吉田昌弘君) 山本副市長。

          〔副市長 山本高明君 答弁席〕



◎副市長(山本高明君) 職員を統括する副市長の真意ということでございますけれども、岡田市長は先ほどの市長答弁にありましたように、この厳しい自治体生き残りの競争時代の中にありまして、旧弊を打ち破り、新しい発想と手法を持って千曲市発展のために、産業と文化を核とした成長戦略を打ち立てておられます。

 こうした市長の思い、成長戦略を市役所全職員の意識に徹底させ、戦略から戦術を編み出すよう促していく役割、これは職員を統括する事務方責任者であります副市長の役割であると承知をしております。

 今後とも、千曲市発展のため、職員が常に市の未来を考え、横の連携を強化し、市長を先頭に市民益の実現に向けてまい進する組織をつくるため、私は副市長として誠心誠意努力してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(吉田昌弘君) 原 利夫議員。

          〔20番 原 利夫君 質問席〕



◆20番(原利夫君) 山本副市長から、大変しっかりとした答弁をいただいて、私はいまだかつて東大を出た人に質問したのは初めてです。どうもありがとうございました。

 時間半分とりましたのは、3番目の入札業務とこれに関連する諸課題について深めたかったからであります。

 国土交通省は、本年4月、国及び自治体が発注する公共事業に関して、技術力を最優先する入札方式の導入について検討を開始したことは御案内のとおりであります。現行の一般競争入札では、ダンピング、すなわち不当廉売や赤字覚悟での応札が多発し、結果的に建設業者の経営が疲弊しているとの危機感が背景にあることを示唆しております。

 建設業者の減益の主たる要因が、採算性を度外視した安値受注にあるとして、入札制度を見直し、経営改善を後押ししようというのが、国土交通省の主たる目論見であります。

 本来、入札制度は最少の経費で最大の効果を上げるため、より安く建造物や物品を調達する仕組みとして考案されたものであり、千曲市も発足以来一般競争入札制度を導入してまいりました。

 ところが近年、公共事業が激減し、これに伴い一般競争入札による競争の激化を招き、落札価格の著しい低下により手抜き工事などの弊害が危惧されたことから、国も県も最低制限価格なるものを設定するに至り、当市もこの方式を採用しました。入札が安いものを買うと言いながら、安くすればとれなくなるというラインを引いたわけですね。このこと自体は、もうこの制度の破綻と言わざるを得ません。

 技術力、経営力に優れた事業者が、ダンピングなどで受注困難になるなど、弊害から国や県は総合評価落札方式を試みるなど、入札方式は目まぐるしく改変され続けております。

 公共事業の発注により惹起された問題は、低価格で受注したそのしわ寄せが、実は実務を担う零細な下請業者や建設労務者に及んでいるという点であります。こうした低落札が、弱い人たちや建設労務者に及んでいるという点を放置することは、政治として許されません。

 社会や経済情勢が激変する昨今、公共事業の発注により惹起される問題に対する市の御認識、並びに市長が描く公共入札の理想像について伺いますが、本件市長でなくとも担当でも何でもいいですけど、ここんとこは総括ですから市長のほうからちょっとだけお話を聞いてみたいと思います。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 市が発注する建設工事、公共事業でありまして、経済活動や市民生活の基盤となる道路、河川、上水道、教育施設、公園など、さまざまな社会資本の整備を行うものであります。

 市民の安心・安全、利便性の向上などの市民益に資するものがいわゆる公共事業であります。これが公共事業の一番の大きな役割というふうに思ってます。

 また、整備された社会資本、あるいは受注した建設業者などの経済活動を通じて、ひいては地域の雇用の創出、維持、地域経済が建設工事によって潤うこともつながってまいります。いわば地域経済の活性化に資するていう一面も、公共工事は持っているというふうに認識をしております。

 以上であります。



○議長(吉田昌弘君) 原 利夫議員。

          〔20番 原 利夫君 質問席〕



◆20番(原利夫君) 市が発注する公共工事が担う役割についてでありますが、最近国交省や長崎県などの自治体で指名競争入札方式を復活させる動きが出てまいりました。指名競争入札。

 その主たる理由は、入札手続、入札期間の短縮効果、これは一般競争入札では約1カ月かかってるんですが十二、三日で指名競争入札はできる。それから、2番目は、地域力保全型指名競争入札による地域内企業の受注拡大措置の2点が上げられています。

 また、同じ地域、同じ時期に、同じ規模の複数工事発注時には、抽選型指名競争入札や分割工事の一抜け方式を、さらに下請は2次下請までを市内業者に限定する条件を付す等の措置をとるところも出てまいりました。これらの措置は、公共工事の地域経済への波及効果を増幅させんがためのものであります。

 アベノミクスでも明らかなように、公共工事の持つ役割の1つは経済の底上げ効果であります。ところが、当市の現状は全く逆で、低価格受注による経営の悪化や抽選受注が常態化し、受注の計画が立たず、結果的に正規雇用の社員を削減するなど、市内経済は沈滞の方向にあります。

 市長は、市が発注する公共事業が担う経済的な役割について先ほどお話を承りましたから、もうそれについては結構です。経済の波及ということを前提にしてるということですから、それはもう結構ですから答弁は求めません。

 競争の激化によるダンピング等で、市内経済が沈滞傾向にある今、何らかの方法を講じて市内経済の活性化につなげなければならないということももうおわかりのとおりであります。

 そこで、公共工事の発注に際し、留意すべき事項について、若干の私見を交えて市長の所見を伺います。

 発注者が留意すべき事項として、入札参加者の企業努力によりできるだけ安価での落札の促進を図ること、これはいつになっても変わりません。第2は、安かろう悪かろうではなく品質確保の徹底を図ることが重要であります。第3は、地域経済に降雨影響を与え、雇用を確保、あるいは建設業者の持続的発展に資することなどが肝要であると思われますが、本件に関する所見を伺います。



○議長(吉田昌弘君) 竹内企画政策部長。

          〔企画政策部長 竹内 茂君 答弁席〕



◎企画政策部長(竹内茂君) 留意すべき事項についてでありますが、市においては、まず目的物である社会資本等が確実に効用を発揮するよう、工事の品質を確保すること、限られた財源を効率的に活用し、適正な価格で工事を実施すること、そして受注者の選定と適正な手続により工事を実施することが責務と考えております。

 また、建設工事は地域経済の活性化に資するという側面もありますので、市内企業の育成、振興という観点についてもこの責務を果たすことが肝要であると考えております。

 市長も常々申し上げておりますが、私も今の入札、契約制度、こういったものが完璧なものであるというふうには思っておりません。公共工事、これはコンプライアンス、法令順守の原則があります。地方自治法、入札契約適価法、こういったさまざまな法律や規定の中で進めざるを得ないというところがあります。

 しかし、最初に議員からお話がありましたように、国土交通省において検討が進められております。また、議員からは具体的なさまざまな改善点について御指摘いただきました。いずれにしましても、国庫補助の検討経緯や結果を踏まえながら、よりよい制度を目指していきたいというふうに考えております。



○議長(吉田昌弘君) 原 利夫議員。

          〔20番 原 利夫君 質問席〕



◆20番(原利夫君) 現行の入札制度で雇用の拡充を求めても、到底無理なことは既に申し上げました。受注計画が立たず、正社員を減らしパート社員化して経営を続行しているというのが現状であり、雇用の拡充などできる状態にないのが市内の各社の実態であります。

 このような状況を考慮して、国や一部の自治体には、現場代理人の兼務などについても新制度を設ける動きが出ております。現場代理人が兼務できる工事の範囲を拡大し、工事現場の常駐要件を弾力的に運用するなどの方途は、時宜を得たものとして評価できます。

 神奈川県下では、兼務可能な工事の範囲の拡大と常駐要件の弾力運用を最初に実施しました。その後調べてみると、市だけでも広島、富士宮、山口、寝屋川、蒲郡、加須、市原、その他まだずっとあるんですよ。

 こんなことを考慮すると、千曲市としても市内建設業の現状、工事現場の実態、これは1人の代理人が1つ現場を持った場合に、隣を受注してきても、受注のときより3カ月前から雇用していたものでなければ使ってはいけないという基準があるんですね。

 ところが、それではせっかくとれてもだめだと。さりとてその人を雇っていたら会社がつぶれちゃうというこういう実態になってるということを考慮すると、ここの今申し上げたような市は、現場が1,000万円程度でかつ2現場を持ってもそれが5キロ以内で行ったり来たりできると、常駐しなくても現場代理人の代理者を置いて対応すると。

 ところが一方、市は監督する職員が3つも4つもの現場を監督してるんですね。そういうことは、どういうんだ、人のとこへは苦労を強いて自分のほうはうまくやるてそういう考えはだめだという、そこの辺を改善すべきであると思いますけれども、その辺に対する所見を伺います。



○議長(吉田昌弘君) 竹内企画政策部長。

          〔企画政策部長 竹内 茂君 答弁席〕



◎企画政策部長(竹内茂君) ただいまいろいろ具体的な改善点等をいただきました。特に、この現場代理人の兼務についてでありますが、県あるいはほかの市町村でも、一定の条件のもとで兼務を可能としているところが最近出てきております。

 千曲市としても、工事の件数、あるいは金額、社員の雇用の期間、そういったもののも含めた一定の条件のもとで、県と同じように現場の代理人の兼務ということの可能性を今後検討していきたいというふうに思っております。



○議長(吉田昌弘君) 原 利夫議員。

          〔20番 原 利夫君 質問席〕



◆20番(原利夫君) 検討は結構だから、しっかりやるようにお願いします。

 あと4分しかないから一括して聞きますが、東小学校の橋、東小学校に3本橋かけるでしょう。この橋の入札が3件とも不落になった件についてであります。

 発注者たる市側の不手際については調査済であり、もう答弁は求めません。ただ、工事遅延による児童・生徒への影響や、工事費の増加などのデメリットが生じたことは否定できません。

 こうした事態は不可抗力によって起きたものではなく、市サイドのミスが誘因であったということ、その責任の所在を明確化し、今後再発を防ぐための施策をきちんと考えるべきではないか、これが1つであります。

 これは、積算時の数量計算ミスが入札中止要因である。それから2番目、上山田保育園の入札中止についてであります。

 本件の入札公告は8月9日、入札公告8月9日、入札予定日は8月30日。ところが、8月27日の午後4時半過ぎに入札中止がファックスで告げられました。予定価格が3億2,139万円の建造物の積算には、相応の労力と経費がそれぞれの企業がかかっているはずでありますが、設計内容精査のためにと記したファックスでこのことを処理するずさんな執行姿勢は、官尊民卑の際たるものであります。

 不確実な積算資料を提示したミスについて釈明するとともに、責任の所在を明確にして再発防止に努める必要があると考えますが、これはいわゆる設計会社に委託して積算されたわけだから、これを設計会社のものをうのみにしてこっちへ出した。だから、設計会社と市の過失割合を明確にして、今後そういうことの再発防止をする、責任を取らせる、これは当たり前のことです。

 もう1件、更級コミュニティセンター折屋根塗装修繕についてであります。本工事は、担当課の都合により入札を中止するということで出されております。担当課の都合によりとは、いかにも軽薄、場当たり的で、市民蔑視にほかなりません。担当課の都合でやられたんでは話にならない、こういう点についてしっかりここを明確にしてほしい。



○議長(吉田昌弘君) 竹内企画政策部長。

          〔企画政策部長 竹内 茂君 答弁席〕



◎企画政策部長(竹内茂君) まず、東小学校改築事業発注の際には3つの校区に分けまして発注したため、基礎工事及び各種工事の中で、大型重機の往来などで競合してしまうということが懸念されていました。

 そのため、出入り口部のボックスカルバートについては、建築工事終盤に実施するように別発注として考えておりましたが、しかしこのことが結果的に工事がおくれたことにつながり、竣工式に間に合わなくなってしまったということはまことに申しわけなく思っております。

 今後は、改築事業計画をしていく中で、建築、電気、機械、外構、土木工事にかかわらず、事業計画の全体の工程を十分に把握しまして、児童・生徒の安全を第一に発注形態を考えていくつもりであります。

 続きまして上山田保育園の入札についてであります。

 設計事務所による設計図面と数量の間に不整合があったということがありまして、それに対する市のチェック態勢、これにも不備があったと。広報によりお示しした設計内容の一部を変更することが生じたということで、入札日までに改めて入札作業を進めていたことに十分な期間がとれなかったことから、一たん中止したというものであります。

 積算作業を進めていた関係建設業者各位に御迷惑をおかけしたことは、まことに申しわけなく思っております。しかし、公平公正な入札を確保するために、やむを得ずとった措置ですので、御理解をいただきたいと存じます。

 今後は、設計業者への指導を徹底させまして、発注者側の市としてもチェック態勢を強化するということに努めていきたいと思っております。

 続きまして更級のコミュニティ。先般の塗装修繕の入札についてでありますけども、関係する建設業者からの質問によりまして、修繕仕様書の中の仮設工法における安全対策、これが技術的な検討が必要であるということが判明しました。

 これについても、公平公正な競争が保てない恐れがあることから中止したということであります。小規模な修繕ということで、工事案件に比べて技術職員とのかかわりとか連携、そういったものが不十分であったといふうに思っております。

 いずれにしましても、3件ともこれは未然に防ぐことが可能であった案件だと思いますので、再発防止に向けまして改めて職員の能力の向上に努めるとともに、緊張感を持って職務に取り組む姿勢を職員に徹底してまいりたいというふうに思っております。



○議長(吉田昌弘君) 原 利夫議員。

          〔20番 原 利夫君 質問席〕



◆20番(原利夫君) いろいろもうこれ以上は申し上げません。時間ないから。ただ、市の体制の中で目医者と歯医者があるとする。目のお医者も歯のお医者も医者ですよ。土木の技術屋も建築の技術屋も技術屋なんです。

 しかし、土木の技術屋に建築のことを聞いてもわかりません、建築の技術屋は土木の素人なんです。それを技術屋であるがゆえに、技術屋だと称して何かをやらせるところに無理がある。

 したがって、歯医者は歯医者、目医者は目医者というふうにうまくやるように、しっかりやって間違いのないようにしてください。

 以上、終わり。ありがとう。



○議長(吉田昌弘君) 以上で本日の日程は終了いたしました。

 これをもちまして本日の会議を散会といたします。御苦労さまでした。

                             午後5時13分 散会

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