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長野県 千曲市

平成25年  6月 定例会(第3回) 06月12日−02号




平成25年  6月 定例会(第3回) − 06月12日−02号









平成25年  6月 定例会(第3回)



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            平成25年6月12日(水曜日)

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● 議事日程(第2号)

   平成25年6月12日(水曜日)             午前10時 開議

 第1 一般質問(個人)

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● 本日の会議に付した事件……前記議事日程のとおり

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● 出席議員(22名)

    1番   倉島清香君       12番   宮入高雄君

    2番   宮下正光君       13番   和田英幸君

    3番   前田きみ子君      14番   森 義一郎君

    4番   大澤洋子君       15番   宮坂重道君

    5番   袖山廣雄君       16番   中沢政好君

    6番   小川修一君       17番   和田重昭君

    7番   柳澤眞由美君      18番   中村直行君

    8番   小玉新市君       19番   田沢佑一君

    9番   中村了治君       20番   原 利夫君

   10番   小山嘉一君       21番   荻原光太郎君

   11番   林 愛一郎君      22番   吉田昌弘君

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● 欠席議員(なし)

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● 説明のため出席した者の職氏名

   市長        岡田昭雄君   建設部長      小池洋一君

   副市長       山本高明君   教育委員長     赤地憲一君

   総務部長      柳澤正彦君   教育長       吉川弘義君

   企画政策部長    竹内 茂君   監査委員      若林民雄君

   市民環境部長    和田義宣君   教育部長      緑川 茂君

   健康福祉部長    中村義男君   会計管理者     北島利幸君

   経済部長      平林昌男君

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● 事務局出席者氏名

   議会事務局長    平林喜代士君  議会事務局次長   荒川幸正君

   議事係長兼調査係長 渡島秀男君   書記        澤上 瑛君

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 午前10時 開議



○議長(吉田昌弘君) おはようございます。定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。

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△日程第1 一般質問



○議長(吉田昌弘君) 日程第1、一般質問を行います。

 通告に基づき順次発言を許します。

 15番、宮坂重道議員。

          〔15番 宮坂重道君 質問席〕



◆15番(宮坂重道君) 15番、宮坂重道でございます。千曲政経会の一員でございますが、きょう、6月議会の先鞭をつけて私がトップで質問するわけでございますけれども、これはあくまでも事務局のほうの公明正大なる抽選の結果でございまして、決して御祈念のほどは何らございませんので、あらかじめ申し上げます。

 天候不順が災いして花の4月もまさかの遅い雪に驚かされ、続く遅霜の波状攻撃にはあらがうすべもなく、アンズを初め開花時期が合致した作物全般に多大な被害を与えました。追い討ちをかけるかのように連日の強風には異常気象を肌で感じさせられた春でありました。例年よりはるかに早い梅雨入りを迎え、ようやく平常の気候に落ち着いたかと思いきや干害による被害が心配される昨今であります。

 まず、教育長に伺います。

 昔から鉄は熱いうちに打ての例えがあるように、融通の利かない硬い鉄でも鞴の風で熱せられた炭の中で焼かれた鉄は、金床の上で自由自在に加工され冷めるまでの短時間の間にハンマーの特技により目的の道具に変身します。冷めて硬くなると再び炉に戻され焼きを繰り返し複雑な加工を成し遂げることが鍛造といわれる技術です。人間の子供も我々高齢者から見ると実に柔軟な頭脳を持っており、まさに熱せられた鉄を感じさせられるところでございます。新しいことでも興味があることなら一、二回の教えでインプットでき、歩どまりがよく、実にうらやましい限りでございます。鉄ならば冷めると加熱できますが、人の頭脳は焼き直しはできません。詰め込み教育はさようなら、ゆとり教育が望ましいとのことで週5日制が取り入れられたのはまだまだ記憶に新しい。それが、中国やインドにも学力でおくれをとった。また、元の週6日制に戻すべきの方向になりつつあるとき、いかに情報社会、日進月歩の時代とは申せ、教育方針までくるくる変わっていては、義務教育であるがため選択肢を持たない時の子供たちは教育犠牲者になりませんか。

 基礎学問などは先人たちが研究しつくして完成された学問であり、人間社会にすごしてゆくに必要な基本学問をまず身につけなければ本人が将来戸惑うことになり、それを礎に高度な研究に展開していく、そのことを子供に気づかせ、詰め込んでやることが教師であり、柔軟な頭脳を持った子供たちに人生一度だけ与えられたチャンスと自覚させ、個人差もある子供たちを教え導いていくのが高等学問を身につけられた教えるための仕事師と理解しています。国でも文部省と科学省を合理的に統合し、文科省に改めて久しいが、呉越同舟の感がしてなりません。

 千曲市内の小中学校の耐震化や改築も戸上中学校を最後に一巡しますが、市内に点在し、また私蔵されている美術品や書画、骨董など、また歴史的価値のある御宝など一堂に展示公開できる美術博物館を計画する番ではありませんか。せっかくの逸物が趣味や関心の違いから日の目を見ないものも数多くあり、また特定の場所にあり市民皆の目にすることができ難いものもあります。これらの実現のために専門知識を持った学芸員なども採用し、貴重な私蔵品なども発掘し、そのときに備え所有者台帳を作成し、美術博物館が実現されるまで定期的に御宝の拝見のツアーなども企画してはいかがですか。身近にありながら拝見する機会がないのも惜しい。この際、吉川教育長の根本的なお考え、並びに美術博物館(仮称)に対する所見を伺うものであります。



○議長(吉田昌弘君) 吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) 宮坂議員の御質問の1点目、義務教育の内容が短いスパンで変わることを危惧されての御指摘に対してお答えをいたします。

 戦後の日本の教育はその時々の社会情勢を受けて、ほぼ10年ごとに学習指導要領−−学習内容の基準を決めたものでありますが−−その学習指導要領の改訂をしながら現在に至っております。戦後30年ほどの間は、先進国に追いつけ追い越せということで知識を身につけることに重点が置かれました。それは、それなりきの成果を収めたわけでありますけれども、一方で落ちこぼれ、校内暴力、授業放棄などの負の部分も目立つようになり、大きな社会問題となりました。

 そこで、学習負担の適正化やゆとりある学校生活の充実を図るために、学習内容の精選が行われたり、また世界の日本人評価といいますと、日本の学者等は吸収することはできるけれども、吐き出すこと−−活用すること−−はできないというような強い指摘もありました。そういう中にあって社会の変化に対応できる力の育成、みずから学び、みずから考える力の育成を目指した取り組みが行われてまいりました。

 しかし、生きる力の育成を目指した取り組みが始まった平成14年の翌年にはOECD(経済開発機構)の学力検査の結果が思わしくなかったということで、ゆとり教育が問題視された結果、現在の学習指導要領となって今に至っているわけであります。

 さらに、現在は世界に羽ばたく日本人の育成をという観点から、小学校における英語活動の強化、学校週5日制の見直しなども検討されているところであります。

 教育は成果が上がるまでには時間のかかる取り組みであり、継続性と安定性が担保されなければ改革が改革を潰しかねません。長い目で見た十分な検討の上で、説得力ある国の方向性を期待したいところであります。この部分については宮坂議員とまったく同感であります。

 そんな中にあって、千曲市としては国や県の動向を踏まえながらも何を大事にすべきかを明確にして、将来ある子供たちのために精一杯取り組んでまいりたいと考えております。

 次に、2点目の美術博物館の建設を計画する時期ではないかということについての答弁でありますけれども、教育委員会では所管施設の整備に当たっては、まずは子供たちの安全安心のためということで、学校施設の耐震化を優先してお願いをして現在も進めているところであります。お尋ねの美術博物館など文化芸術施設は、市の魅力や文化度を測る上でも重要な要素となっているものでありますけれども、建設費のほかに常設作品の確保や保管、また施設等の維持管理にも相当な経費を要する施設となります。

 千曲市総合計画後期基本計画では、その設置について調査・検討を進めることとしておりますので、今後の財政見通しや議会を初め市民の皆様の声をお聞きする中で中長期的に検討を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたく思います。

 以上であります。



○議長(吉田昌弘君) 宮坂重道議員。

          〔15番 宮坂重道君 質問席〕



◆15番(宮坂重道君) 御丁重なる御答弁ありがとうございました。

 1つだけお伺いしたいことは、この10年ぐらいの短期間のスパンでくるくると教育方針が変わるというときに、じゃあ先にこの教育方針を打ち出した中央の文科省の学者各位については、同じメンバーでまた新しい方針を打ち出しておられるのか。または当時の人はもう皆さん退職されてしまって、新しい人の考えでまた新しい方法をあみ出したのか。ここのところがちょっと理解できないところがあるわけでございます。もしも、同じ人がちょっと10年ばかりやってみたけれどもどうも芳しくないということで、また方針を変えるというようなことになれば、その間子供たちはただ一回のその教育の機会しかない子供たちにすれば実験材料に使われただけじゃないかというような、非常に疑問を覚えるところがあるわけでございますので、その辺のところをちょっとお聞かせいただきたいです。



○議長(吉田昌弘君) 吉川教育長。

          〔教育長 吉川弘義君 答弁席〕



◎教育長(吉川弘義君) お答えをいたします。国のほうの方向でありますけれども、これはまず中央教育審議会というところで審議をするわけでありますが、その審議委員というのはその都度入れ替わることもあれば、継続の方もございます。それを受けて教育課程審議会というものが設置されまして、ここでまた検討を加えて新しい方向を打ち出すわけでありますけれども、短期間の間に検討を重ねるということであって、どうしても十分な議論が尽くされないままそのときの状況で新しい方向が打ち出されているという部分があるんかなと。その辺のところは私も残念に思うわけでありますけれども、大事な子供の教育でありますので、時間を掛けてじっくり方向を打ち出してほしいなと強く願っております。

 以上であります。



○議長(吉田昌弘君) 宮坂重道議員。

          〔15番 宮坂重道君 質問席〕



◆15番(宮坂重道君) ありがとうございました。

 かつては教育は100年の計のもとにというようなことをいわれておりましたが、今だいぶ短くなったのかと思うわけでございますが、たまたまゆとり教育を謳歌した子供たちにすれば、それは育ち方とすれば理想的だったかもしれませんが、その間に十分遊んでしまった子供たちにすれば、まあ将来不幸をみるのかなというような、そんな心配もありましたのでお伺いしたわけでございます。

 続きまして、市長に伺います。

 平成23年度に策定しました千曲市緑の基本計画が国土交通省と日本緑地協会から最優良事例に選定されました。これは全国403自治体の計画の中から22の最優良事例の1つとして選ばれたもので、長野県内では千曲市だけです。岡田市長の諸情勢の報告で説明をいただき、実に名誉なこととして喜びを共に感じたあとでこのような質問をすることは私の性格からして申しにくいことでありますが、千曲市の将来を案ずるがための質問でありますので、心を鬼にしてあえて質問をいたします。

 それと申しますのは、審査官は街並みや街路樹にばかり目を奪われ、周りの山を見落としたのではないかと疑問に思う一人であります。今は新緑真っただ中、昔の人はこの時期を山が笑うと形容していますが、緑が濃くなるほど真っ赤に枯れた松が目立ちます。本年度はいろいろな意見もある中、市長の大英断でこの18、19日にヘリコプターによる殺虫剤散布が行われるとのことですが、遅きに失した感、なきにしもあらずでございます。空中防除も人家から200メートル以上離れなければできないとのことですが、線虫を媒介するコマダラカミキリは標高650メートルより上は繁殖しにくいとも聞きます。こうなると集落に近い被害林は対象から外れ、市内の限られた被害地以外実施できないのではないかと心配します。山すその寺院などは境内の名松を被害から守るため、年間15万円からの劇薬(ネマゾーン)などを幹に注入して対応しております。森林組合への委託で赤い枯れた松を伐倒した時点で既にマツノザイ線虫は周りの松に移っており、この木は翌年枯れてきます。有明山などは細い出尾根の中に長野新幹線トンネルを開け365日トンネル内の湧水を川に捨てています。すっかり地下水を抜かれた山は乾燥化が進み、日焼けに弱い一抱えもある樹齢150年も経ったかと思われる山桜から枯れ始め、根返りとなって散乱しております。去る5月29日は寂蒔地区の市道へ太いクヌギが根扱ぎになって落ちてきました。

 このように地下水を抜かれ、マツノザイ線虫に枯らされた山ですが、100年にもわたってしっかりと崩落を防いできた保安林が全滅すると、急峻な山のため巨大な岩石が雪崩落ちてくることは火を見るよりも明らかです。

 現在かろうじて生き残っている人家に近い山の松を救済する秘策はお持ちですか。連鎖的にしなの鉄道の運転も危ぶまれ、復旧にかかる崩落防止工事には無限の費用が予想されます。本件に対する市長の前向きの御答弁を求めるものであります。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) いくつかの御質問でございますので、それぞれ個々の内容でお答えしたいと思います。

 まず最初に、山にマツノザイ線虫による赤松が目立ってきたというようなことで、それの対策は喫緊の問題であるというような御質問であったかと思います。

 松くい虫防除対策事業につきましては、県の松林健全化推進事業の補助事業を活用し、主に予防のための薬剤空中散布、それから被害木を駆除する伐倒駆除を実施しております。薬剤空中散布は人力では駆除できない急斜面、あるいは崖地の松林、あるいは松以外の樹種では山の機能を維持できない場所等について守るべき松林と位置づけて市内の赤松林1,526ヘクタール中125ヘクタールについて実施をしておるところでございます。伐倒駆除は昨年度春伐倒として570立方メートルの伐倒駆除を行いました。被害量が昨年は増大したため、県のさらなる御協力をいただき追加で寂蒔地区を中心に195立法メートルの駆除も実施いたしました。本年度も4月当初より森・倉科地区で600立方メートル伐倒駆除を発注し、近く終了する予定ですが、ことしは夏季の今までの少雨と高温というようなことから、昨年度にも増して被害が多くみられると思われます。

 今後も同規模の駆除を実施してまいりたいというふうに考えております。それらの空中散布、伐倒駆除のほかに一部ですけれども、地上散布による0.3ヘクタールも行っております。複数の方法を組み合わせ、被害の沈静化に向けて最大限の努力をしてまいりたいというふうに考えております。

 それから、東山に対して非常に負荷がかかって心配だということでございますけれども、埴生地区の森林面積は140ヘクタール、広葉樹は約89ヘクタールで64%、赤松林は34ヘクタールで24%となっております。赤松林が多く群生している状況ですが、昨年の松くい虫被害の増大を受け、追加で東山の伐倒駆除を集中的に実施したことは先ほど申し上げましたけれども、やはりことしも拡大していることが確認されております。東山の尾根沿いは急峻な地形も多いことから、伐倒駆除での対応ができない場所もあると考えておりますが、やはりどのような対策が可能なのか県とも相談して山への負荷が少しでも軽減するよう検討してまいりたいと思います。

 それから、項目にもございましたけれども、松を切ったあと裸になった山、そういうものに対してどうするのかというようなことも記載されてございましたけれども、そのような場所は光が地面に差し込みますので、広葉樹や実生の赤松などが育ち、自然更新が図られます。経過観察をする中自然更新が図られる見込みがない場合は、植樹や治山事業の導入を検討する必要があると考えます。その場合、山林の所有者の協力や同意を得ることも必要ですし、急峻な場所の場合の施業の難しさといった問題も考えられますので、先進事例等の調査も行うなどして研究したいというふうに考えております。



○議長(吉田昌弘君) 宮坂重道議員。

          〔15番 宮坂重道君 質問席〕



◆15番(宮坂重道君) ただいまの御答弁に対して、いささか詰めてお伺いするわけですが、急峻の山が多い市内に松くい虫の被害がもうどなたが見ても一目瞭然なわけでございまして、これの問題は今までもう10年近くにわたって森林組合による伐倒を繰り返しておりましたが、それで減ったか。むしろどんどんとふえているんですね。伐倒したあと、その周りはどんどん地肌が露出していまして、これで次の梅雨明けの集中豪雨でも起きた場合には松の根が枯れてきますと、今まで抱えてきた大きな石が下まで、道路まで落ちてくるのはもうこれは目に見えておりますが、こういうことに対して、それじゃあまた再び森林組合に伐倒を続けてやってもらうのか、ほかにうまい手はないのか。私が調べたところでは、各山の裾の寺院、お寺などの境内にあるもう何百年も経った松などはとても簡単に枯らすわけにいかないということから、巨額な出費をして、これはもう個人で、寺院個人の出費で対策しておるんです。これは効果があると見えて、少しもマツノザイ線虫の気配が見られません。

 今、山を見回っていただいて、この石落ちてきたら大変だというような巨岩の下にかろうじて残っているような松はそんなような方法でもしも幹へ薬剤を打ち込んで助かるもんなら、これはその方法も検討しなければ松が枯れてしまったあとへ植えた松ではまた七、八十年から百年はどうにも心細い状況なわけでございますので、そんな点もちょっとお考えを伺いたいと思います。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 大雨等による崩落の対策ということでございますけれども、まず下層植生と申しまして、地面のほうに生える草ですとか、下草のことですが、そういうような森林ではやはり木を伐採すると議員おっしゃったとおり、大雨が降った場合そこへ土砂があらわれて非常に危険だという、そんなような恐れもございます。

 現在の段階では特にそういうような場所は確認しておりませんけれども、今後被害木の集中伐倒等で危険が発生する恐れがある場合は県とも相談しまして、樹種転換、クヌギとかそういうようなものを植えるというようなことや、治山事業の導入、そういうことも検討する必要があるかと考えております。また、一部ですけれども、切ったあとに石がこう露出したというような場合にはネットでそれを押さえるというようなことも実施はしております。

 それから、大事な松といいますか、そういうようなところの松に費用がかさんでも殺虫剤ですね、その注入はできないかということでございますけれども、薬剤注入はマツノザイ線虫を殺虫する予防策ですが、赤松一本に注入剤が約三、四本というふうに使用します。県の単価では赤松一本当たりが1万2,600円。50年生の赤松の場合には1ヘクタール当たり260本程度必要になってきます。残効期間は4年から6年、期間経過する前にまた注入するというようなことを繰り返していかなければならないというふうに聞いております。そのように一本の松に対して手間と費用がかかるため、対応できる本数や面積が限定されておりますので、現在では本当に守っていく松、きょうの新聞にもございましたけれども、指定された保存木、そういうようなものになろうかと思います。市内で実施しているものは今のところありません。議員おっしゃるように、そのような場所に本当に必要かどうかということにつきましては、先に申し上げましたように経費の問題もございますので、できるだけ伐倒駆除などほかの方法による予防を検討してまいりたいというふうに考えております。



○議長(吉田昌弘君) 宮坂重道議員。

          〔15番 宮坂重道君 質問席〕



◆15番(宮坂重道君) ただいまの部長の答弁ですが、そのマツノザイ線虫に対応する方法がほかに何もありませんというような状況ならば、これはやむを得ないと思いますが、現実に経済的な問題を抜きにすれば助けることも可能だということはもう実証されておるわけでございます。もし、山が裸山になって大きな土砂崩れとか災害が起きた場合に、それはそれにかかわる対策の費用が何千万円では済まないんじゃないかと思うんです。何か山のことは県の管轄であり、沢尻から下が市の管轄だというような、かというようなお考えがもしも少しでもあるとすれば、それは県民であり、市民である我々とすれば余り正解な答えではないんじゃないかなと思うわけでございますけれども、その点もまた御検討いただきまして、大きな災害になってそれをあとの対策の費用に何千万円、何億円てかけなければならないことを考えれば、もしも、そういう方法を検討する価値はあるんじゃないかと。こんなふうに思いますがよろしくお願いいたします。

 続きまして、経済部長に伺います。

 最近、辰野町や善光寺界隈、志賀高原等でもホタルの乱舞を願って繁殖に力を入れているところが見られるようになりました。これは、農薬などの使用基準もシビアになり、環境が改善されてきた証でもあり、そのこと事態よい傾向と評価しております。

 4月初旬、イノシシによる被害の調査に寂蒔区が祭る大明神とこの地籍を見回ったところ、新幹線のトンネル工事の当時、笹島建設株式会社新戸倉作業所事務所の跡地にバックホーが2台とめてあり、既に幅4メートル、深さ2メートルもの溝が40メートルほど掘削されており、長いこと更地になっていたところへ何かできるなと視認し、寂蒔区長に聞きただすと何も聞いていない、知らないとのこと。年度初めであり、前年度区長は把握しているだろうと改めてお聞きするに、1年前に内川ホタルを復活させる会の事務局の人が来てそのような話を聞いたが、口頭だけのことで図面の提示もなく、今に詳しいが話があるものと思っている間に一年過ぎ、区長の任期が過ぎてしまいましたが、承諾も返事もしてありません。早速現場を見に行ってきます。このような返事だったわけであります。区の統括責任者である区長が知らない間に、土地の所有者がどなたであろうとも、大きな水路をつくって水を迂回させるとは目視できる範疇ではない。経済部農林課に出向きこれを指摘したところ、担当者は内川のホタルを復活させる会から書類が出されている。誰かこのために迷惑している者がいるかとの返事でした。これには唖然としましたが、法律や条令の番人がこれではどうにもならず、水利権の話や掘った水路への導水のための角落とし水門に引っかかった大量のごみの放置、今までの本線でのホタル幼虫の放流は流れが速すぎるなど、理由も承ったが、一番の区長の知らぬ間に行った工事は不適切であり、千曲市消防団第4分団の警戒範囲でもあります。私はこの種の事業に当たっては地元区と丁寧な協議を行うべきであると考えますが、この点に対する見解を伺います。

 また、戦後、昭和20年代、内川蛍橋はホタル合戦などといわれ初夏の風物詩となっており、ホタル狩りなども近在の子供たちの楽しみだった。その子供たちが高齢になり、今の子供たちに夢をもう一度の気持ちは理解できますが、自分の土地であろうとも、構造物を建てるには建築確認が必要であり、農地改廃には農業委員会の許可が必要です。千曲市からの補助金も多額に受けての仕事の証に、ホタルの会と連盟で千曲市役所が名と連ねて立て看板が立ててあるが、地域の住民は千曲市がやった事業だと大方の人が思い込んでおります。有志の会が意気込んで事業を起こしても、後継する者がなければその尻拭いは当該区に残されることになり、どの年度のどの区長がどのような条件で許可したか、文書で残さなければならないと思い、後々禍根を残す恐れのあることに特例などがあってはならないと思うわけであります。

 改めて真摯な答弁を求めます。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 区の知らない間にホタルの水路ができてしまったというような御質問でございますけれども、私も現場に行ってまいりました。寂蒔地区には議員おっしゃられたように平成18年ごろホタルを復活させるために改修した水路があります。この水路の流れが速いため、カワニナやホタルの幼虫が流れてしまうと。そういうようなことから昨年5月31日に内川ホタルの会から、隣接する個人の所有する土地にバイパスの水路をつくり、そこにホタルを放したいという相談がありました。当該水路は新幹線トンネルからの湧水が常時流れているので、水量的には問題ないと判断されることから、水路の設置について了承したものです。その際には、市からはホタルの会に対し地元区や下流の水田耕作者の方へ説明をするようお願いいたしました。ホタルの会では区長さんに資料をわたし説明を。また、耕作者の方にも説明をしたと私どもでは聞いておりますけれども、区長さんは自分だけではなかなか判断できないということで説明会を、また集会を開くので説明をしてほしい。また連絡しますというとのことだったそうです。その後、区から連絡がなかったため、ホタルの会では水路の掘削をことし行ったということになったわけですけれども、これにつきましては双方の連絡、打ち合わせが不足していたものでこのようなことになってしまったかと思われます。

 議員のおっしゃられるように、現場は民家からも離れており、山林にも近く不法投棄の心配もございます。水路の管理には区も行政も経過をしっかり残すべきであり、そのように考えることからですね、今週末14日には改めてホタルの会、区長さん、そして私ども農林課で打ち合わせをすることになっておりますので、そこで明確にしてまいりたいというふうに考えておりますので、御承知をお願いいたします。



○議長(吉田昌弘君) 宮坂重道議員。

          〔15番 宮坂重道君 質問席〕



◆15番(宮坂重道君) ただいまの答弁でございますけれども、今のような場合は事後承諾と一般にいわれておりますけれども、先に物事やっちまった後でよろしくお願いしますという、こういうことにほかならないわけでありまして、例えば農業委員会の許可もなく水田を畑に変えたとか、またはそこを資材置き場にしちゃったとかということを明らかになった場合には現状復旧が原則です。元の水田に戻して、その時点で改めて農業委員会へ申請すると。これは現在千曲市の建前と聞いておりますが、それでは今回の場合、これは特例で見逃して多めに見てくれやというようなお考えがあるんならば、それはちょっと今だけのことで済むことじゃないわけですね。今後何十年もそのものはここにも残ります。そのうちに今度ホタルの会も皆さん年齢を重ねてきますと次の若い人たちに今度バトンタッチをしたいと思っても若い人たちに関心がなければこれは継続されることじゃありませんし、私が一番不思議に思うのは現在流れの中へあれだけの金を投入してつくった、その場所に流れが速すぎるからホタルが育ちにくい、なもんでもう1個水路をつくると。これはちょっと余りにも計画人たちも軽率過ぎるんじゃないかと思うんですよ。例えば水質がどうかとか、新幹線のあのトンネルから出た水はアルカリが非常に強いもんでカワニナが育ちにくいんですよね。そういうこともみんな調査の上でやられたことが、やって二、三年経ってみたら流れが速すぎてカワニナが育たない、ホタルの幼虫が流されてしまう。これでは大人の考えるところじゃないと思うわけでございます。

 それについてもう一度部長の答弁をお願いいたします。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 現場の状況を私も見にまいりましたが、確かに以前の水路にどのくらいホタルが生息したかということについては私も把握してございませんけれども、水量も多く川の断面も大きいことからなかなか難しい場所なのかなということは、既存の水路では難しいかなということは感じました。

 それから、新しくつくった、今できているわけですけれども、それにつきましてはあくまで個人の土地で以前に農地転用が済んでおりました。今回は自分の土地へ水路を引くということで特別法的にやるとすれば、自営工事の届出というようなのを怠ったかなということはいえます。ですから、それにつきましては今の状況をまず現状復帰というところまで戻すかどうかということは難しいところではございますけれども、先ほど申し上げましたように関係者の中で今後どのようにするのが一番いいかというようなことは話し合ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(吉田昌弘君) 宮坂重道議員。

          〔15番 宮坂重道君 質問席〕



◆15番(宮坂重道君) それでは、私、まだ釈然としないところがありますが、これはあくまでも寂蒔区民の問題でございますので、その代表である寂蒔区長にもう一度よくお話し、お願いし、今回だけ特例というようなことは、これはずっと長く千曲市に続く過程において特例ということは許されないものでございまして、ひとつよろしく善処をお願いいたします。

 次に、建設部長に伺います。

 千曲市内の市営住宅は老朽化の激しいものから建て替えが更新なされ、次は寂蒔団地といわれてから久しいが入居者が3分の1になるまでは手がつけられないとの言いわけめいた歴代建設部長の答弁であったが、時代の変遷で千曲市内でも3,500戸からの空家が発生しているとこのことですが、このような事態になっては果たして当初の計画に沿って市営住宅を建て替え、更新することがベターか、空家を市で借り上げ入居者を振り分けることが得策か結論が待たれます。

 また、しなの鉄道千曲駅は市道1000号線と駅付近とが極めて狭隘なため、車のすれ違いもなかなか困難で、自転車の通行など恐怖を覚えるほどの難所で、市でも暫定的に自転車道を新設するとの計画は千曲駅の開業当時からの計画で、建設経済常任委員会でも過去に市道認定されたとのことで、現場の予定地の視察も行っております。駅開業以来、自転車を巻き込んだ悲惨な事故は聞きませんが、車の事故はあまた10指に余ります。

 この自転車道路はどのような計画になっているのかを、予定をお聞かせください。

 続いて、長野電鉄屋代線跡地が市に無償譲渡されましたが、その跡地利用について都市計画課より総務文教常任委員会で若干の説明がありましたが、倉科踏切より南は長野電鉄車両整備工場へのしなの鉄道の車両の乗り入れのため譲渡の対象外と聞きましたが、この春、屋代駅プラットホームまでレールはおろか枕木まできれいに撤去されました。

 状況が変わったのならなおのこと、満照寺踏切ただ1つのみ、袋小路の体をなすこの団地に、緊急車両だけでも入れるように、倉科踏切より南の線路敷き跡地を舗装すべきではありませんか。市はいかが対応されますか。明確な答弁をいただきたいと思います。



○議長(吉田昌弘君) 小池建設部長。

          〔建設部長 小池洋一君 答弁席〕



◎建設部長(小池洋一君) 宮坂議員からは、3点につきまして御質問をいただきました。

 まず1つ目が市営住宅の建てかえについてでございます。

 寂蒔団地につきましては建てかえの計画があり、新たな入居募集は停止してまいりましたけれども、現時点において、全122戸のうち空き室は48戸であり、入居率は約60%となっております。建てかえるには現在の入居者の住まいをどうするか、また、建てかえ後は住宅使用料が増額し入居者の負担になるなど、課題があります。御意見のように、建てかえることが最良なのか、民間のアパートや空き家を利用する方策はないか、現在の建物をリフォームして延命化を図れないか等々、総合的に検討していきたいというふうに考えております。

 続きまして、千曲駅への自転車道の完成を急いでくださいということでございますけれども、千曲駅への自転車道は、自転車の通行に配慮し、市道1000号線から千曲駅北側の駐輪場に連絡するための新設道路の計画であります。平成20年度に測量を行い、地権者の皆様と用地交渉を進めてまいりましたけれども、現在、完成に至っておりません。

 地域づくり計画の要望も上がってきております。区との連絡を密にして、地権者との御協力をいただく中で、早期の完成を目指していきたいというふうに考えております。

 続きまして、3つ目の屋代駅東の団地の袋小路の解消についてでございます。

 長福寺踏切の北側にあります屋代駅東団地は袋小路になっておりまして、有事の際の緊急車両の通行には支障を来すと思われることから、袋小路の解消はここの場所に限らず、住民の皆さんが安心して暮らせるためには必要というように考えております。

 御意見にあります長野電鉄廃線敷きの活用でありますけれども、長福寺踏切から満照寺踏切間、この間は無償譲渡の対象外となっているところであります。今後、長野電鉄及びしなの鉄道と協議をする中で検討してまいりたいというふうに考えております。

 以上であります。



○議長(吉田昌弘君) 宮坂重道議員。

          〔15番 宮坂重道君 質問席〕



◆15番(宮坂重道君) 相手先のあることですから、「譲渡しません」と言えば、これはやむを得ないかもしれませんが、そうしますと、今の更地になってしまった長野電鉄の跡地、屋代駅のプラットフォームまでは、もう枕木1本ありませんが、あれはすべて長野電鉄の裁量にお任せと、こういうおつもりですか。



○議長(吉田昌弘君) 小池建設部長。

          〔建設部長 小池洋一君 答弁席〕



◎建設部長(小池洋一君) ただいまも申し上げましたように、長福寺の踏切までについては無償譲渡という対象になっております。したがって、今後、枕木とった後でという部分もありますし、しなの鉄道のほうで、あそこの整備工場を活用したいという話がありましたもんですから、その間というのは、無償譲渡の対象外となっておりました。

 そのようなこともありまして、その後の跡利用についても、市のほうでも検討しておりませんでしたけれども、また状況が変わってくるということであれば、その方法についても、これから、しなの鉄道あるいは長野電鉄にお話をする中で検討はしてまいりたいというふうに考えております。



○議長(吉田昌弘君) 宮坂重道議員。

          〔15番 宮坂重道君 質問席〕



◆15番(宮坂重道君) わかりました。前向きな姿勢で実現を図っていただければ幸いと思うわけでございます。よろしくお願いいたします。

 時間が残り少なくなりましたが、次に、市民環境部長に伺います。

 千曲川クリーン作戦やごみゼロ運動効果もあって、少しずつではあっても環境はよくなりつつあると思います。一方、幹線水路初め用水路のごみは目に余るものがあります。スチロパール、ビニールシート、プラスチック容器など、風に吹かれて川へ舞い込んだとばかり思えないようなものまで流れてくる。最後は、町場の暗渠構造を詰まらせないため、川下の区に大きな負担をかけ、鉄パイプの柵によりごみをせきとめ、回収するのが日課です。こんなことが当たり前になっていてはまずい、それぞれの区の水尻に柵を設け、自分の区で出たごみは、その自治会が片づける方式はとれないものか、伺います。

 次に、廃品回収業者には保証人制度を設け、野積みや危険物混載による災害、さらには貸倉庫内にストックしたまま行方をくらます外国人業者など、後始末は最後は市の負担になる。他市の事例からも明白です。本件に対する率直な所見と対処方針を伺います。



○議長(吉田昌弘君) 和田市民環境部長。

          〔市民環境部長 和田義宣君 答弁席〕



◎市民環境部長(和田義宣君) 質問が2点ございましたけれども、まず1点目の「河川への不法投棄は、苦労を分かち合って撲滅すべき」についてでございますけれども、御指摘のとおり、不法投棄されたごみや刈り草などが水門や水路にあり、水田で水をたくさんこの時期には支障となって、水路周辺の皆様の御苦労、御心配は十分承知しております。市報4月号でも、水路の機能維持・環境美化のため、水路にごみを捨てないよう、協力の呼びかけをしたところでございます。幹線水路初め用水路には、御案内のとおり、それぞれ水路管理者がおりますが、実際のところ、十分に手が回らないのが実情だと思います。

 「それぞれの区の水尻に柵をもうけ、自分の区で出たごみはその自治会が片づける方式はとれないものか」という御指摘でございますけれども、それぞれの区、自治会の取り組み体制等の課題から、御理解をいただくのは大変難しいものと思われます。

 地域の方々にごみの片づけ等の御協力をいただいている中で、「地元で手におえない」との苦情に対しましては、市といたしましても、できるだけのことは行ってきているつもりでございます。農林課ですとか、建設課ですとか、それから、ごみということで廃棄物対策課、環境課のほうも苦情を来ておりますが、その都度、できる範囲で対応しております。今後も地域の皆様の御協力をいただきながら、水路管理者への維持管理のさらなる徹底をお願いしてまいりますし、不法投棄に対しましては、その撲滅のため、啓発指導、摘発、こういうものの強化を図ってまいりたいと考えております。

 それから2点目の、「廃品回収業者に保証人制度等を設けては」についてでありますけれども、全国的に、一般家庭から排出される不用品等を資源物として無料で回収する業者が多くございます。無料ということで利用されている方もいると思いますが、廃家電が法律で定められた処理ルートに乗らない、それから、集められたものが確実に処理されているかわからないなどの問題があることは御案内のとおりでございます。また、御指摘のとおり、不適切な保管方法による近隣への環境への影響も懸念されるところでございます。

 この問題は全国の自治体でも苦慮しているところで、廃家電や金属類が適正にリサイクルされるよう、指導や規制の強化のための法律の改正等を、関係団体を通して国に要望しているところでございます。



○議長(吉田昌弘君) 宮坂重道議員。

          〔15番 宮坂重道君 質問席〕



◆15番(宮坂重道君) いろいろ、適切な御説明、ありがとうございましたが、前向きにお考えいただきまして、市内の後で出てくる大きな負債を未然に防ぐために、これから大いに努力していただきたいと思います。

 時間が終わりましたので、終わります。ありがとうございました。



○議長(吉田昌弘君) ここで15分間休憩いたします。

                            午前10時55分 休憩

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 午前11時10分 開議



○議長(吉田昌弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 9番、中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) 議席番号9番、中村了治です。私は、日本共産党千曲市議団の一員として、通告に従い、市政の諸問題について4点ほど質問をいたします。また、若干の提案もしたいと思いますが、よろしくお願いします。

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私の質問に入ります。

 最初に、異常気象による農作物への被害対策について質問をいたします。

 今春も異常気象で、3月は関東甲信で平年より2.7度も高く、3月の平均気温としては統計史上最も高い気温になったようであります。そのため、梅や桜は例年より早く開花いたしました。森のアンズもそうであります。私は母を車いすに乗せて4月8日、森のアンズを見に参りました。偶然、岡田市長や吉田議長さん、そして、職員の方々が何人か来られましたが。と申しますのは、天皇・皇后ご夫妻が1週間後に私的旅行で森のアンズを見に来られるということで、下見に来られた宮内庁職員の方を案内されていたそうでございます。そのときはほぼ満開で、見ごろ1週間先まで咲いてくれているかどうか、少々心配になったわけであります。

 しかしその後、数日は気温が下がり、花も持ちそうな感じでしたが、15日の当日は満開過ぎてしまい、せっかくの機会、大変残念に思ったわけでございます。その後気温が下がり、遅霜さらには21日の季節外れの降雪に見舞われるという大変な事態になり、大きな被害をこうむってしまいました。22日はマイナス3.3度まで下がったようでございます。

 県農政部の6月4日の発表では、県内45市町村で被害が発生し、被害額が35億6,200万円余りに上るということがわかりました。千曲市でも6月3日の発表では、被害額がそのとき1億6,400万円にも上るという状況でございました。私たち共産党議員団といたしましても、早速更級地区、上山田地区、森地区の果樹園等の実態を見て回り、5月13日、岡田市長へ緊急の申し入れを行いました。

 その内容でございますが、1つは、遅霜と降雪による市内の農産物の被害状況を引き続き調査し実態を明らかにすること、2つ、被害を受けた農家に対して、実損に見合った補償がなされるよう研究をすること、また、県と一緒になって国に対して補償を要望すること、3、病害虫の発生等への消毒など、必要な営農指導を行うこと、4といたしまして、来年度に向けて、営農が継続できるよう農家を支援していくこと、以上の4点を申し上げました。岡田市長も地元中の地元に住んでおられ、実情を大変よくわかっておられましたので、しっかり検討したいと、このように答えておられました。

 今回の補正では600万円の対策費が予算化されたわけでございますが、これは、被害農家にとっては大変ありがたいことであり、市の早い対応に敬意を表するものであります。今後さらに被害が拡大すると予想されておりますので、この予算もさらに増額されるものと私は思っております。

 そこで、まず伺います。今春の凍霜害と季節外れの降雪による被害状況ですが、この3日の発表以降もふえていると思いますが、直近の状況はどういう状況か、お聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 1点目の異常気象による農作物への被害の状況についてでございますけれども、4月の凍霜害、低温による被害状況につきましては、5月27日に行った調査の結果を既に議員の皆様にはお配りしてございますけれども、開花時期を迎えていたアンズ、リンゴ等の果樹への被害が大きく、特にアンズは、例年の収穫量の約70%の減、被害額では1億700万円余り、リンゴでは約10%の減で、被害金額は約2,600万円余りというふうに思われているところでございます。このほかにも桃やネクタリン、アスパラガス等への被害も及んでいるところであります。

 今後とも果樹等の生育状況なり生育経過を注視してまいりたいと考えておりますが、今のところ、私どもで把握している数字はただいま申し上げた、あるいはお配りしたものでございまして、本日、担当による、またJAのほうで会議も行われるということでございますので、また、新しい情報が入りましたら御連絡したいというふうに考えております。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) 今回、被害を受けられた農家の皆さんの声を聞いていましたが、「きつい霜が四、五回もおりたが今までにない。実がわずかに残っているくらいでがっかりしている。市の損害は1億3,000万円ぐらいと聞いておるが、こんなに被害が出るとは予想もしなかった。本当にがっかりした。でも、実のついているのを生かしてやりたい。消毒もこれから二、三回やって、とにかく来年につなげたい」、あるいはほかの方は「自然災害だからしようがない。あきらめるしかないなあ」と、こういうふうにも言っていると聞いております。

 それからまた、ほかの方は「本当にがっかりした。霜の被害は今回だけにしてほしい。今回は我慢して続けていくが、元気の出る話ではない。もうアンズ栽培を続けていく気力はなくなってきちゃった。あんずの収入が減ってしまったので、生活がこれから厳しくなるな」と、このような思いでおられます。

 こうした農家の皆さんの心情に心を寄せて対策を考えなくてはならないと思いますが、そこで、被害農作物への補償と収入減によって打撃を受けた農家への生活支援について伺いたいと思います。

 まず、被害作物への補償でございますが、共済が考えられます。当然、対象になれば補償されますが、ただ問題なのは、1つは共済への加入率であります。加入されていなければ、残念ながら支給されません。この加入率が一体どうなっているか、心配になるところです。

 もう1つは、特に被害の大きいアンズの場合は、共済の対象になってはいないというふうに聞いておりますが、したがって、初めからそうなると、補償金が支給されなくなってしまうわけでございます。現時点で、被害農作物への補償はどのように考えておるか、お聞きいたします。

 あわせて、先ほど被害農家の心境も紹介いたしましたが、専業農家あるいは準専業農家の皆さんでアンズやリンゴ、サクランボなどの生産収入がその生産収入に大きく依存しておられる農家では、収入減で生活に大きな痛手をこうむってくるわけです。そうした農家への生活支援は、これは考えられると思いますが、いかがでしょうか。

 例えば、御提案でありますが、見舞金制度といったものが適用できるのか、あるいは激甚災害ということも一方では考えられるかと思いますが、その辺はどうでしょうか、お聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 被害農作物への補償と農家への支援でございますけれども、5月31日にJAちくまや長野農業改良普及センター、市を含めた関係機関で凍霜害対策会議を開催し、今後の対応について検討を行ったところであります。

 市といたしましても、生産者の方の生産意欲を失うということが非常に懸念されるというところでございます。市といたしましては、被害の大きかったアンズについて、来年度以降の生産を確保するため、ことし散布いたしますカイヨウ病の蔓延の防除に要する農薬購入経費に対する助成、それから、生産農家の所得安定を図るための生食用出荷資材の購入経費、これらに対する助成を行うなど、今議会で総額600万円の補正予算をお願いし、農家への支援に努めてまいるところでございます。また、今後の経過観察の中で被害額が増加するようなことがあれば、追加の補正も視野に入れて対応していくことになります。

 市の助成とは別に、JAちくまの被災対策といたしましては、農薬助成など、総額で約700万円ほどの助成を検討しているということもお聞きしております。

 自然災害の農家所得補償については、議員おっしゃられたように、共済制度があるわけでございます。果樹ではリンゴやブドウなど、これらは対象品目となっておりまして、おっしゃられたように、アンズについては対象品目とはなっておりません。私どもも何とかしなければというようなこともありますので、先日開かれました東信NOSAIの会議の場でも要望をいたしておるところでございますけれども、今後も、JAちくま等関係機関と連携して、共済組合に対して制度の確立を要望してまいりたいというふうに考えております。

 なお、見舞金それから激甚災害等の件につきましては、現在のところ、考えてはおらないところでございます。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) 確かに、今のこの制度的なことから言えば、今の状況あるいは手当を処することだと思いますが、しかし、ことしのようなことは本当に異例中の異例といいますか、とりわけ、後にも触れますけども、市にとっても大変大事なこの果実だと思うのでございますから、皆さんの補償、私も言いましたが実損ですね。何らかの形でできないか。できない場合は国にも要望して、そして何とか生活支援も含めて今後検討、あるいは探っていただきたいと思いますが、その辺いかがですか。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 国・県等への助成等の要望でございますけれども、きのうの新聞ですかね、載っておりました。県のほうでも助成制度の確立についても検討されておりますということでありますので、私どもも、それらが対象となるかということについては検討してまいりたいかと思います。一応、そういうふうに考えております。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) また、ぜひ実情等も聞いていただいて、そして、それになるべく添えるような形での対応をぜひお願いしたいと思います。これに関連して、目次で話を進めます。

 3番目の質問ですが、千曲市のこれからの農業を考えたときに、被害を受けた皆さんが意欲を取り戻し、これからもこの耕作を続けて行きたい、栽培を続けていきたい、そうしたことのために支援が非常に重要になってまいります。

 とりわけ、アンズは千曲市の花であり、木でもあります、もしもアンズの栽培、これが大幅に減少するならば、市にとっても大きな打撃ですし、ことしのように、まさに全国区に「千曲のアンズ」という形でPRできたわけでございますから、被害に遭われた農家の皆さんを元気づけるために市としてどんな方策を考えておられるか、伺いますが。

 そこで、例えば1つの提案ですけども、農業に意欲を持っていただくために、長年のベテランから新しく跡を継がれた後継者の皆さんの実績を表彰するような制度といいますか、そういうものも考えたらどうでしょうか。それが少しでも励みになるならば、これからの農業のさらなる発展につながっていくんではないか。

 いろいろ問題があると思いますが、ちょっと大ざっぱな提案でございますが、何らかの形で、こうした皆さんの意欲につながる方策をお聞きしたいと思います。

 以上です。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 農家の生産意欲の向上を図る表彰制度で御提案でございますけれども、現在もJAちくまや全農ながのなどが行う品評会、コンクール等で生産意欲が高く、優秀な農産物を生産されている市内の多くの農家の方が表彰されているとお聞きしております。今後も多くの農家の方が表彰されるよう、優秀な農産物の生産について、市も応援支援してまいりたいとおもうわけでございます。

 市の表彰制度の中にも新たにというようなことでございましたけれども、現在の制度の中に、「顕著な功績のある産業功労者」としての該当項目がございます。生産意欲が高く、優秀な農産物を生産している農家の方の表彰については、このような表彰に値するか、どのような選考をすればよいのかというようなことについては、今後検討してまいりたいというふうに考えております。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) 確かに、中身についてはいろいろと検討する必要があるとは思うんですけれども、しかし長年、自分のいろんな農作物をそれにかかわってきて、そして今日まで頑張ってきていると、そういった努力、あるいは、この千曲市の農業をこうしていきたいんだ、その意欲、そういうことをぜひ受けとめた形での表彰ということになれば、やはり「やってきてよかったな。これからも頑張ろう」と、そういう意欲を持っていただけるというふうに思うんですね。ですからこれは、すぐ今日明日ではございませんけれども、ぜひさまざまな施策の1つとして検討をしていただければと思っております。

 そこで、もう1つの問題に入ってまいりたいと思います。

 もう1つの質問でございますが、天災でございます。それはひょうの被害でございますが、先日も県下で降ひょう被害があって、この近くでは上田市真田地区ですか、あるいはこの大北地区でも非常にたくさんのひょうが降ったというふうに出ております。テレビの報道では、松本では傷んだレタスですか、それを学生さんに食べていただくという形でやったそうでありますが、いずれにしても、こうしたひょうの被害が非常に心配されますし、これについては、私も3年前に質問をいたしまして、対応を考えていただきました。

 あのときは、出荷するための段ボールへの補助、3分の1ですかね。そしてまた、今後を見通したときには、自然災害を考えて、やっぱり共済に加入していただく、この促進が非常に大事だということを当時、経済部長、強調されておりましたが、市としてはその後、どんな対策を考えておられるか、伺いたいと思います。

 あわせて、通告をしてございませんが、とりわけ、例の干ばつですね。この問題も非常に被害が深刻です。私どものところでも若干出てきているように思っておりますが、これについても、そういった自然災害について、お考えをお持ちでしたら、あわせてお答えをいただければと思います。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 議員おっしゃられましたように、過去にも千曲市で、降ひょう被害により、リンゴやブドウなどの果樹やビニールハウス等に被害を受けたことがあります。最新の気象情報に注意し、降ひょうが心配されるときには、迅速に農家へ有線放送、あるいはJAちくまの広報車等による通報を行うとともに、仮に、農業被害が発生した場合には、これまで実施した被害対策事例により、JAちくまを初め関係機関と被害調査や被害対策を協議し、特別散布などが必要になったときには、薬剤への助成や傷ついた果実の販売を頼む資材への助成などの対策を講じてまいることになると思います。

 それから、今の状況ですが空梅雨あるいはこれから心配になる干ばつでございますけれども、その他台風、いわゆる、あらゆる災害に対応できるよう、関係機関と連携を密にして、災害発生の予防や発生時の迅速な対策の実施に当たっていかなければならないと思います。

 それから、果樹共済の加入でございますけれども、やはり、果樹共済には、入りますと掛金が高いというようなこと、市で4分の1助成というようなこともしてはございますけれども、やはり、自然災害ということになりますと、なかなかすぐに、目の前に差し迫った問題ではないというふうな考え方もございますが、なるべくこういうようなのに加入できるようにPRに努めてまいりたいというふうに考えております。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) 3年前も、実はこういうことでした。リンゴの摘果ですかね。そして人も頼んで、ようやく終わったと。終わったらひょうの被害に遭っちゃった。そしてもう、何年もそういった被害がなかったから、もう共済やめちゃったと。だから本当にね、なんといいますかね、もう泣きっ面に蜂ね、ほんとうにせつない思いをしたということから、確かに、この共済の掛金等の問題もございますが、そういったことについてはやはり、いろいろなところでまた勧めていただいて、あるいは共済掛け金等も、別の形の補助もあればですが、いずれにしても、これね、いつ来るかわかりませんし、こういう、異常気象という言葉すらも今通じない。毎年来るというようなことすらも想定しなきゃいけない状況ですので、ぜひこれについては、補償の問題も含めて考えていただきたいと思っております。

 それでは、次の問題に移ります。

 次は、市にありますしなの鉄道駅へのエレベーター設置と駅への案内版、これについて質問をいたします。

 まず1つ目でありますが、さきの3月議会で屋代駅と戸倉駅へのエレベーター設置につきましては、私たち議員団の前田議員が質問いたしました。そのときの答弁では、「平成23年4月の法改正で、利用者が3,000人以上の駅は、平成32年までに運行事業者が整備計画を作成し、エレベーターの設置や段差解消等の整備計画を行うことになった。屋代駅は1日平均約4,400人なので、しなの鉄道が、国庫補助事業であるバリアフリー等の事業計画によって、27、28年度2カ年でエレベーター設置を実施する計画になっているが、1日も早く実施できるようしなの鉄道に働きかけたい」という内容の答弁をいただいております。

 そこでまず、屋代駅でございますが、その後、エレベーター設置を早めるため働きかけをされたと思うんですけども、その後、どんなふうになっているか、まずお聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 和田市民環境部長。

          〔市民環境部長 和田義宣君 答弁席〕



◎市民環境部長(和田義宣君) 「しなの鉄道屋代駅のエレベーター設置を当初より早めることはできないか」についてでございますが、今、議員おっしゃられたとおり、3月の答弁で概略は申し上げてありますけれども、その後の経過について申し上げたいと思います。

 現在、しなの鉄道については、平成26年度末までに予定されている北陸新幹線長野−金沢間の開業に伴い、JR東日本から経営分離される長野以北の信越本線、長野−妙高高原間の経営を引き受けることになっており、県及び沿線市町村とともに開業に向けて準備をされているところで、技術部門の体制が非常に厳しい状況と伺っております。

 このような状況でございますけれども、長野以北の並行在来線の開業準備との調整も図っていただき、屋代駅エレベーターの設置ができるだけ早く実現できるよう、しなの鉄道株式会社に働きかけをしてまいります。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) そうすると、今のお話によりますと、新しい事態として、しなの鉄道が、いわゆる長野以北の信越線そのものを引き受けるから、あらたな財政負担等が出てきて、エレベーター設置等におくれが出るかもしれないと、そういうような感じなんですか。



○議長(吉田昌弘君) 和田市民環境部長。

          〔市民環境部長 和田義宣君 答弁席〕



◎市民環境部長(和田義宣君) 今申し上げましたけれども、しなの鉄道株式会社の職員の体制ですね。技術部門の体制が向こうにとられてしまって、それぞれの今の現在ある駅の整備の体制について人が回りにくい状況になっているということでございますので、26年度、新幹線の開業ができたときには、向こうの長野以北も終わりますので、その後対応したいということでございます。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) そのような事態は、北のほうについては、それはもう当然予想されてるわけですから、それを理由にしておくらせてしまうということは、これはあってはならないと思いますし、ぜひそういうことのないように、その点についてお願いをしたいと思います。

 次の問題に移りますが、この戸倉駅へのエレベーターの設置問題でありますが、戸倉駅の乗降客数が1日平均、約2,600人と言われております。3,000人には達しておりません。しかし、坂城町の例を見ますと、戸倉駅と同じく、平均乗降客は3,000人に達しておりません。たしか戸倉よりも少ないと思いますが。しかし、坂城駅が町の玄関口との受けとめから、今年度1億5,560万円を予算化し工事にかかろうとしているわけでございます。これにならって、千曲市でも戸倉駅へのエレベーター、これを設置、これも出ておりますが、ぜひおすすめをお願いしたいと思います。

 特に、さきの前田議員の答弁の中で岡田市長は、「市長会で乗降客数の設置基準を1,500人に引き下げるよう県に働きかけ、全国市長会を通じて運動していく」と答弁されて、さらに、「いずれにしても戸倉駅は戸倉上山田温泉の玄関口でございますので、イメージの問題もあり、必然性は高いものと認識しておりますので、今後しなの鉄道の側とも相談していきたい」と、大変前向きな答弁をされておるわけでございます。

 そこで、こうした市長の意向も踏まえながら、その後どのように進めておられるか、また、あわせて市長のお気持ちも聞いてみようと思いますが。



○議長(吉田昌弘君) 和田市民環境部長。

          〔市民環境部長 和田義宣君 答弁席〕



◎市民環境部長(和田義宣君) 次に、戸倉駅のエレベーター設置はどのように検討されているかについてでありますが、エレベーターの設置基準につきましては、屋代駅についてのところでも御承知されているとおり、1日当たりの平均利用者数が、戸倉駅については2,600人ということで、現在の基準には達しておりません。こういうことから、引き続き要望をしてまいるというふうに申し上げておりますけれども、確かに、戸倉駅は戸倉上山田温泉の玄関口でもあり、必要性は高いものと認識しておりますので、今後、引き続き、国に対してエレベーターの設置基準の引き下げ、これを要望してまいります。

 それから、先ほど議員からも御指摘がございましたけれども、市長会を通してこの設置基準3,000人以上というものを1,500人以上に引き下げるよう要望しておるというふうに伺っております。

 また、坂城町については特例で地元負担を多くやっているということでありますので、そこら辺は研究していくとして、できることであれば、この設置基準を早く引き下げてもらいたいと要望していくところでございます。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) 今の点について、3月のときの市長の答弁ございましたが、市長、その後、お気持ちは変わってないと思いますが、どうですか。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 今、部長から答弁いたさせましたけども、確かに、戸倉駅というのは温泉の玄関口ですからね。今ですね、実はこの間もしなの鉄道の社長ともお話をしているんですが、戸倉駅は温泉の玄関口の駅になるんで、できればあそこを何とか見栄えよくできないかという話をさしていただいております。今まだ公表はできませんけども、できるだけ早目に戸倉駅のリフォームをしたいなと思っております。どういった方法なのか、県産材を利用する方法もあると思うんですけれども、これはしなの鉄道と千曲市がやらなきゃいけない話でありますけれども、その中でエレベーターもどうするのか。

 確かに、補助基準に達してないわけでありまして、これがますます向こうへ行くと、千曲駅に冠着橋を開通しますと人がとられてしまうかなということもあって、戸倉駅の利用者をふやす意味でも、駅前の周辺も含めて、どういうふうに将来計画をしたらいいのか、非常に大きな問題だなと思っておりまして、今、企画サイドでどうするのか、どうしたらいいのか、これから検討をしていきたいなと思っておるところでございます。

 以上です。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) 実はですね、駅へ行ってもあの階段がやはりね、高齢者あるいは足の弱い皆さん、非常にそこでは抵抗といいますか、あるわけですよね。そういったことを考えますと、そうしたエレベーターが設置されれば、例えば、じゃあ鉄道で移動できるということで、そこまでタクシーをじゃあ、どんどん使うとかね、そういうような形で、いわゆる、そういう関連した経済効果というのも当然生まれてくるわけでありますし、今、市長もお話のように、リフォームもそうですが、ぜひ、どこの駅も遜色なく、本当にこれからの経済活性化も含めて、そうした対応をしていただければ大変ありがたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。とりわけ、この人数の引き下げについては、当面はやっぱり1,500人ですか、これをぜひ引き下げと、全国市長会を通じてお願いしたいと思います。

 次の質問に入ります。

 国道に千曲駅の案内表示板を設置するということでございますが、確かに現在、内川の交差点から25メートルほど離れた北側と南側にそれぞれ案内板がございます。どのくらいの大きさかといいますと、縦90センチ、幅20センチの細長いもので、地面から約210センチほどのところで設置されております。議長さんの許可も得ましたので、ちょっと遠くですが、こういう形で設置されております。

 私も実際図ってみましたが、この設置場は、これも許可いただきましたが、これだけの、20センチの90センチの大きさです。これだけ見ると結構大きいように見えるんですが、ドライバーといいますと、この看板とかそういう陰に隠れてなかなか気がつかないし、地元の皆さんも「ああ、そう言われればあったなあ」というような状況でございました。

 そこで、これは今の段階では本当に小さくて目立たないというような感じがするわけでございます。そこで、せっかく前近藤市長が市として初めて「千曲」と名前をつけた、そういった公共施設、それだけにこの千曲駅の誕生に思い入れがあったわけでございますから、やはり、ドライバー、そういった皆さんからもこの案内板、わかるような形で今後設置できないかどうか。

 ちなみに、屋代駅はこの大きな、こちら国道、こちらどうだというところにも屋代駅はしっかりついてますし戸倉もそうですが、これを検討したらと思いますが、いかがですか。



○議長(吉田昌弘君) 和田市民環境部長。

          〔市民環境部長 和田義宣君 答弁席〕



◎市民環境部長(和田義宣君) 国道18号線に千曲駅への案内表示板を設置できないかについてでありますが、現在、国道18号内川交差点付近の上下線、道路脇に千曲駅への案内表示板が設置されております。しかしながら、案内表示板が道路脇に設置されていることから、「表示板の確認が難しい」とも御指摘の通りですので、確認が容易な信号機等への設置が可能か、長野国道事務所及び千曲警察署に相談してまいります。

 なお、冠着橋が来年の秋に完成するという予定になっておりますけれども、これに際しましては案内表示板、看板が設置されるかと思いますので、そこに千曲駅への案内ができないかどうか、また相談をしていきたいと考えております。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) 今言ったやっぱりそういったことも含めてありますから、すぐにということではございませんけれども、そういったことも考慮しながらぜひやっていただけたらと思います。とりわけ、千曲市にとって「千曲」という名前のつくのはあそこだということですから、ぜひ。私、地元といったって、市全体を考えた上での対応だと思います。よろしくお願いいたします。

 それでは次に、1−21号線の拡幅整備工事について質問をいたします。

 現在、市道1−21号線の拡幅工事は、南の上徳間地区と北の内川地区の2カ所で行われております。工事中は片側通行というようなこともございまして、渋滞も発生しております。それは大きな大型店とか商業施設の出店等で車の交通量がふえてきたためでございます。

 そこで伺いますが、今年度後期の工事計画はどこまで行う計画になっているのか、このことについては、まずお伺いいたします。



○議長(吉田昌弘君) 小池建設部長。

          〔建設部長 小池洋一君 答弁席〕



◎建設部長(小池洋一君) 今年度の工事予定でございますけれども、市道1−21号線は、市道鋳物師屋寂蒔線とともに千曲線の早期完成を目指し、国の補助事業を活用しまして、平成16年度から事業を進めてまいりました。

 本年度の市道1−21号線の計画は、上徳間地区で延長約360メートル、内川地区で延長約360メートル、偶然同じ距離になったわけでございますけれども、事業費3億1,500万円で実施する予定でおります。したがいまして、本年度の工事で市道1−21号線の第1期計画であります延長約2,100メートルが完了いたしまして、来年度からは第2期計画に着手する予定でおります。

 以上です。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) 御案内のように、この市道は、千曲市合併の象徴として整備事業が行われてきておりますが、まずは米沢前議員や田沢議員が経済効果の観点から早急に完了すべき事業ではないかと市に求めてきておりました。

 確かに、この全市的視点からできるだけ平均的に工事を進める、これも大変大事だと思います。と同時に市経済の活性化、あるいは発展という観点から集中的に事業を進める、こういうこともあってもよいのではないかと思うわけでございます。交通渋滞の解消や経済効果を高める、こういう観点から、今のこの市道の整備計画をさらに速やかに進めて、もちろん、国の補助等もございますけども、完成すべきではないかと思います。現時点では、せいぜい32年ごろになりますか。もうちょっと早めることができるかどうか、その点については返答のほどをお聞きしますが。



○議長(吉田昌弘君) 小池建設部長。

          〔建設部長 小池洋一君 答弁席〕



◎建設部長(小池洋一君) 早期の完成をという御意見でございます。

 市道1−21号線につきましては、市道鋳物師屋寂蒔線とともに千曲線として合併のシンボルロードであり、千曲市を縦断する重要な幹線であります。先ほどの今年度の計画でも申し上げましたとおり、平成26年度から両路線とも第2期計画に着手する予定であり、その事業概要を申し上げますと、事業費が約9億3,000万円、事業延長が約940メートルで、完成年度は、今まで予定をしておりました平成32年度から2年繰り上げ平成30年度を予定しております。

 完成後の効果としましては、地域住民の方々の通行の安全を初め、交通渋滞の解消や経済活動の活性化などが考えられますので、今後とも、地権者の皆様を初めとします関係者の皆様の御協力をいただく中で、1日も早い早期完成を目指して事業の推進を図ってまいりたいというふうに考えております。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) ぜひお願いしたいと思いますが、合わせて、今度冠着橋の完成で、それとクロス、いろんな道路も出てきますので、それとの関連を含めて非常に大変かと思いますけども、ぜひ、いろんな面での検討をよろしくお願いいたします。

 それでは、4番目、最後の質問の項目に入ります。次は、職員の給与問題について伺いたいと思います。

 3月議会でも若干触れましたが、政府は国家公務員の給与を削減し、さらに、地方に対しても交付税を総額で8,504億円削減し、地方公務員の賃金削減を迫ってまいりました。千曲市でも1億5,000万円ほどの削減になったようでございますが、これに対して緊急課題への対応として、特定財源である地域の元気づくり推進費を設けたようでございます。しかし、給与削減を引っ込めたわけでもなく、地方交付税制度がないがしろにされるのではないかと思うわけであります。

 政府が国の意向で地方交付税を一方的に削減し、地方公務員の給与カットを実質的に強制することは、「国は、交付税の交付に当たっては、地方自治の本旨を尊重し、条件を付け、またはその使途を制限してはならない」という条項、これは地方交付税法第3条2項にあるわけでございますが、これに明らかに違反するのではないでしょうか。

 また、地方公務員の給与は、各地方自治体において人事委員会勧告を参考にして、地域の民間企業の実態、他の自治体との均衡等を考慮して、職員団体との交渉を通じて自主的に決定するのが本来の姿でございます。御案内のように、公務員には労働基本権が与えられておりません。そのための代償措置として人事院勧告、そして人事委員会勧告制度があるわけでございます。

 そこで伺うわけでございますが、国が地方公務員の給与削減を前提に交付税削減をしてきたことは、人事院あるいは人事委員会勧告制度を無視した違法行為ではないかと思いますが、まず、市長の見解をお聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 公務員給与の削減でありますけれども、地方公務員の給与も削減するということで、本年1月に閣議決定されて地方に要請がされております。これにあわせて、25年度の地方財政計画で、平成25年7月から国家公務員と同様の給与の削減を実施することを前提としまして、地方公務員の給与費が8,504億円の削減がされました。地方公務員の給与は本来、議会や住民の意思に基づき、地方が自主的に決定するものでありまして、国が地方公務員の給与削減を要請するということは、地方自治の根幹にかかわる問題であると考えております。

 地方はこれまでも自主的な行財政改革に、私ども千曲市もそうでありましょうけども、取り組んでまいりました。職員の定数の削減も順次進めてきたところであります。地方固有の一般財源である地方交付税を公務員給与削減のための政策誘導手段としてこれを用いたということは、地方に給与削減を強制したに等しく、到底容認できないということでございます。

 また、過日の全国市長会でも、この問題につきましては緊急決議がありました。削減については何ら協議もされない。本来でしたら、国と地方の協議の場というのが、総理を含めて地方6団体とあるはずなんですけども、そこに一度しか出てない。まだ協議もされない中でこの問題が出てきたということで、全国市長会でも「非常に問題である」ということで、国による地方公務員給与削減に対する決議を全国市長会が行いまして、国に要請行動を行ったところでございます。

 しかしながら、現実的に、地方交付税の削減というのは既に決定されておりまして、千曲市へのサービスへの実質的な影響額を見ますと、7,000万円程度は影響するのかなと。交付税ですね。額として7,000万円程度が影響するんだろうというふうに試算をしております。

 市ではこれまでも職員の定数、あるいは管理職手当、これも20%、皆カットしているんですね。独自の人件費削減に取り組んでいるところでありまして、今回の給与削減については、住民サービスの影響や県内他の動向などを考慮の上、最終的に私が判断していかなきゃいけないというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) 私も今の市長のおっしゃることに非常に共感するところがあるわけでありますが、もう1つと絡めて質問をいたしますが、この問題で、全国知事会あるいは市長会、町村会を初めとする地方6団体は一斉に反発を強めて、地方議会では、交付税削減反対の意見書あるいは請願が数多く採択されているようであります。長野県議会でも、自民党から私の共産党まで、全会派一致で交付税削減反対の意見書を3月6日に採択されております。

 今、私どものこの国の経済の大きな課題は、何といっても、このデフレからの脱却でございます。その中心はやはり、国民の所得をふやすこと、そして民間企業の増額が強く求められているわけでございます。こうした中で、地方公務員、すなわち市の職員の給与を削減するということは、私や職員の皆さんの士気、やる気をそぎ、そしてデフレ脱却の流れに逆行するのではないかと思います。

 例の3・11の大震災のときも、私も質問で申しましたが、いざというときには、みずからが被災者でありながらも、それでも顧みず、まず任務につけと。そして住民のために奉仕しろということが絶対命令として出てくるわけですね。それだけ頑張っているのに、民間では上げろ、しかし公務員は。しかも、その理由が、今度消費税を上げるために、まず国民に負担をしてもらう。そのための理解を得るために公務員の賃金を下げるというようなことも言われているわけでございますが、その露払いにされるとすれば、これはとんでもないというふうに思うわけであります。

 したがって、こんなこと絶対やるべきではございませんし、先ほどのお話のように1,500万円、そして8,000万円の、いわゆる特別手当の相殺でもって7,000万円というような損害と言いますけども、ぜひさまざまなことを努力していただいて、少なくとも職員の皆さん、本当に頑張っているわけです。

 例えば、私ども近くの親水公園で、非常に水が細くなったと。そして何とかしてほしいということを話したら、すぐもう対応してくださってるんですね。こういうやっぱり姿を見ていて、市民の皆さんも、そのことについては十分理解をしてもらえると思いますし、今、何よりもやはり、経済の活性化においては、我々のさまざまなところでの使える、いわゆる可処分所得をふやすということが大きな課題となっているわけでありますから、その点で市長にもう一度お聞きしますが、ぜひそういった観点で、今度の事態については対応をお願いしたいわけですが、いかがですか。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) デフレ脱却の流れに逆行するという御意見でありまして、私も全くそのとおりだというふうに思っております。

 今、日本銀行松本支店がこの6月に金融経済動向を発表しましたけども、長野県経済は下げどまってはいると言われておりますが、長野県の経済が、個人消費を含め、全体として厳しい状況が続いているということでございます。

 内需拡大というのは、地域経済を活性化させるために非常に重要であります。その中で、今回の給与削減による経済の影響については、個人消費の低下など、少なからず影響はあるんではないかというふうに思われます。しかし、客観的な分析による試算が示されているわけではありませんので、どの程度の影響があるのかははかりかねているところであります。また、職員給与は、労働の対価として職員当然の権利として支払われるべきものであるという観点から、議員の御意見にもありましたように、今回のような、半ば国の強制的とも言える圧力により給与が削減された場合には、職員の士気の低下が心配するという声も一部には確かに聞かれているところもございます。

 仮に、給与を削減するということになった場合には、職員の士気の低下を招かないような十分説明をして理解を得る努力をしていかなきゃならないと思っております。また、今回の削減が東北の災害に対応する、災害のために職員も我慢してほしいということの意味も中にはありますので、そういったことも考慮しながら県内市町村、今、それぞれどうしようか、迷っているところなんですね。

 多分、7月1日から国はやると言ってます。7月1日以降、マスコミ各社が各市の状況調査をすると思います。そういった中で、各市ともどう対応するのか。今、6月定例会開会中でありますから、最終日までに何とかどうなるのか。まあ、職員組合との経過もありますけどね。そういった中では、外の状況を見ながら、私どもも対応してまいりたいというふうに考えております。

 以上であります。



○議長(吉田昌弘君) 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 質問席〕



◆9番(中村了治君) 迷っているときにはやらない、これが最大の選択と私、思います。ぜひ、そのようにお願いしたいと思います。

 最後になりますが、アベノミクスが経済効果を上げていると言いますが、実感が持てないという声が圧倒的でございます。しかもこれから、この円安による輸入品の値上げ、物価高ですね。それから生活保護費の削減、あるいは、さらには消費税の値上げ等も来るという中では、これはぜひ、私ども反対はしていきますが、一層格差社会が拡大して、国民の私どもの暮らしがよくなるどころか、ますます苦しめられていく、そういった心配がございます。私たちはこうした市民の命と暮らしを守るためにこれからも頑張っていく決意を申し上げて、私の質問を終わります。

 ありがとうございました。



○議長(吉田昌弘君) ここで、昼食のため午後1時まで休憩いたします。

                                午後0時 休憩

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 午後1時30分 開議



○議長(吉田昌弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 会議の開会時間が議会運営委員会の開催により遅れたことを報告いたします。

 先ほどの中村了治議員の一般質問において、通告にない発言がありましたが、議長として制止すべきところをできませんでしたが、今後の議会の運営上、通告にない質問は避けたいと考えます。そこで、先ほどの中村了治議員の冒頭の発言を議事録から削除いたします。

 また、議長として、一般質問において個人や団体を特定するような質問は、今後は避けるようお願いをいたします。

 それで、中村了治議員から発言を求められておりますので、これを許可いたします。

 中村了治議員。

          〔9番 中村了治君 登壇〕



◆9番(中村了治君) ただいま議長から一般質問についてのルール等御説明がございまして、冒頭に私の発言しましたことについて取り消すということでございましたが、そうしたルールを私も尊重したいということで、前段の部分については取り消しをさせていただきます。



○議長(吉田昌弘君) それでは、議事録から削除いたします。

 続いて、4番、大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 一般質問をいたします。市民クラブ、大澤洋子です。

 新幹線新駅について伺います。

 市は、新幹線新駅を活かしたまちづくり基本構想策定事業を進めております。この構想により、どのぐらいの経済効果があるかを明らかにされるのだと受けとめています。

 北陸新幹線金沢開業の効果予測は、就業者数の雇用増効果4万9,000人、経済波及効果額は年間約1,600億円と発表されています。しかし、千曲市の新駅については、このような数値が示されておりません。早急に調査をして市民に説明をすることになっています。3月中には、調査をする業者を選定するとのことが、3月議会で答弁されました。どのような業者に決まったのでしょうか。業者選定の経過、契約内容、業者委託費用、契約期間について伺います。

 もう1点。昨年度、新幹線対策事業費1,000万円の予算に対して、業者選定が困難であり、事業執行ができなかった経過があります。困難な理由として、新駅の経済効果を精度の高い内容で出せる業者の選定に時間がかかっているとのことでした。この千曲市に新駅がつくられる可能性が低いため、経済効果などの数値が出せず、引き受ける業者が見つからなかったのではないかとも思うのですが、その点についても伺います。



○議長(吉田昌弘君) 竹内企画政策部長。

          〔企画政策部長 竹内 茂君 答弁席〕



◎企画政策部長(竹内茂君) 新幹線新駅を活かしたまちづくり基本構想の策定につきましては、平成25年3月、公募型プロポーザル方式による審査を行い、その結果、パシフィックコンサルタンツ株式会社長野事務所と994万3,500円で契約をいたしました。

 本業務は、3月議会において繰越の承認をいただいておりますが、この中では、今までの検討結果を整理した上で、周辺地区の現況把握と将来像や市街地と既存交通網への影響、周辺地域への波及効果、土地利用効果、土地利用計画などについて検討を行い、調査・分析を行ってまいります。失礼しました。

 また、本年度への繰越の理由につきましてでありますけれども、新駅を活かしたまちづくり基本構想の策定は、大変重要かつ難易度の高い業務であります。技術者の配置や実績などを見きわめるため、業者選定に慎重を期した結果、不測の日数を要したということであります。いずれにいたしましても、客観的なデータを含む構想案ができ次第、情報を公開しまして、市民の皆さんに説明の責任を果たしていきたいというふうに考えております。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) ちょっと速くって、書き取りにくかったんですけれども、もう一度、確認をいたします。パシフィックコンサルタント、ここでよろしいですか。そして995万円の契約内容ということで。994万円、およそ。

 それでは、契約期間については、いつまでに出してくださいというようなお話はされてあるんでしょうか。



○議長(吉田昌弘君) 竹内企画政策部長。

          〔企画政策部長 竹内 茂君 答弁席〕



◎企画政策部長(竹内茂君) 契約期間のお尋ねですけれども、平成25年3月26日から平成25年12月27日までの期間であります。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 今年度いっぱいということですけれども、長いんだなあっていう感想を持ちますけれども、できるだけ早くということですが、早く出せる可能性というのはないんでしょうか。ここまでかかるんでしょうか。それから、このパシフィックコンサルタント、この会社の概要についても少しお話しいただければと思います。



○議長(吉田昌弘君) 竹内企画政策部長。

          〔企画政策部長 竹内 茂君 答弁席〕



◎企画政策部長(竹内茂君) 大変難易度が高いということを先ほど申し上げましたが、データを明確なものにするためにはある程度の時間が必要だということであります。

 パシフィックコンサルタントについてでありますけれども、業界ナンバーツーの業者であります。特に、都市計画あるいは鉄道といった分野には秀でた部分を持っている会社だというふうに認識しております。

 以上です。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) それにしても、ナンバーツーの会社ということで、994万円のお金をかけてデータを出してくださるということですけれども、高いんだなあという感想を持ちますが、次の質問に移ります。

 昨年の9月、一般質問の答弁で、この経済効果についての数値を出しますとのことでした。1年近くなります。そして本来ならば、市民とともにこんなまちづくりをしたいと意見を出し合い、進めるのが理想であります。しかし、そのスタートの段階で市民合意ができていないのではないかと思います。

 そこで、経済効果の予測値が出るまでは、新駅誘致活動を中止すべきではないかと考えます。新駅にかかる設置費用や周辺整備費用、そして千曲市に入る税金の額が明らかになった上で、市民への説明が必要です。このことを提示しないまま、期成同盟会が設立し、新飯山駅の視察などを行い、市民や団体に入会を呼びかけています。また、8月には期成同盟会総会を開催予定とのことです。市民に説明する資料が提示されないまま誘致活動が行われることは、市民と行政の間の信頼関係が弱いものになってしまいます。できる限り早く経済効果などの数値を発表することを望みます。

 市長は年内をめどに、できれば早い時期に完成させたいと述べています。それが出るまでは誘致活動を中止すべきではないかと考えます。具体的には、新幹線新駅誘致期成同盟会への負担金100万円も凍結させることも含めています。市民は十分な情報が示されないまま、駅誘致の是非を問われる状況に立たされているのです。経済効果の予測値が出るまで誘致活動を中止する考えについて伺います。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) まず、新駅の誘致なんですが、これ、議員さん御承知と思いますけど、旧更埴市時代、平成6年からこの運動が始まっておりまして、もう20年近く、20年以上ですかね。やっておるわけであります。これ、市議会でも数回−−2回ですかね−−にわたり誘致の決議をしております。で、合併時の新市建設計画、そこにも明記しているんですね。そのあと、総合計画でも誘致を明記しているということで、その都度、議会の議決を得ているということがあります。

 そして、また一方では、さまざまな新幹線の諸調査についても議会に説明をし、毎年度の予算で計上して、議会の議決を受けて執行しているというのが実態なんであります。

 ですから、議会でも今現在、特別委員会を設置し、新幹線の誘致を進めているわけなんでありますよね。これはもう御存じだと思います。そういった意味では、新駅誘致というのは、ある意味、市の計画にのっとったものであるというふうに私は思っているところであります。

 私が市長になったから、それ以前から、平成6年からこういう運動をやってきているわけですよね。それはなぜかと言いますと、新幹線の新駅のある地域というのは少なくとも発展がしてきてると。そういう中では、千曲市も、地域の経済活性化をするためにも駅が必要であろうという議論というのは、前々からやられてきたところでございます。

 そして、もう一方、特に平成23年度に策定しました千曲市総合計画、これでは、市民アンケートも行いました。で、公募市民も入った総合計画審議会の審議を受けて策定をしたわけであります。新駅もこの中で、計画の中にもきちんと書かれているわけでありますね。それで、私どもも答申をいただきました。その中には、議員も当然、当時、女性団体連絡協議会の代表として参加されておりましたので、その経過は十分承知されておると思います。そういう意味では、審議会の結果を意見として、私ども受けて、そして総合計画を決めたということで、議会の議決を得る部分でありますから、計画をそういうことで決めてきたということであります。

 ですから、市の意見については、いわゆる行政、あるいは議会、それから総合計画審議会、緑マスタープラン、さまざまな方々が審議をそれぞれの計画の中でやってきているわけですけども、いずれの団体も、いずれの機関も、新駅は誘致しましょうということで各計画に明記されているところでございます。

 したがって、今ここで、私が計画を中止するとか、やらないとかという議論にはならないのではないかと、これは過去長い経過の中で、やはり歴代の市長、それから歴代の議員、歴代の市議会の委員さん、それからそういった方々、さまざまな方々の議論を経て今の段階に至っているということは御理解いただきたいなあと思っております。

 今のまちづくり構想でありますけれども、これは、新駅の誘致に向けた取り組みの1つであると私は思っております。この構想も、やはりきちんとしたデータを、確かに議員が御指摘のとおり、あいまいなデータではいけません。その意味では、お金がかかってもちゃんとしたデータを出す必要があるだろうということで調査をしているわけでございます。

 この構想がまとまった段階で、議員御指摘のとおり、市民合意というのは非常に大事でありますので、市民の皆さまへの説明資料にしていきたいなというふうに思ってますし、ダイジェスト版、あるいは詳細な部分、全て公開しますから、調査結果を見ていただきたいなと思ってます。そういった意味では、さまざまな機会を捉えて、丁寧に市としても説明をしていきたいと思っています。

 ただ、もう一方、この資料はJRと関係機関、あるいは周辺自治体に対しても、この構想に基づいて、新駅が広域的に利便性がどうなのか、観光客の回遊を促す拠点になるのかどうなのか、それから長野県全体の発展にも貢献するのか、そういったさまざまなことに対して調査をするわけであります。

 ですから、そういう意味では、まあ同盟会のこともおっしゃいましたけれども、同盟会は市民団体の集まりであります。そういう中で、過去においても、同盟会はありました。一時期ちょっと中休みみたいなものがありましたけどね、それでも、同盟会は同盟会としての継続性を持っているわけであります。今回も説明会とか現地視察などを行っていただいているようでありますけれども、これは新幹線の新駅に対してよく理解をしていただきたいなということで、そういう気持ちの上から、同盟会として計画をされたものというふうに私は思っておりまして、今後とも市の内外への、広くそういった賛同者を求める、あるいは理解をしてもらうというのは、同盟会の仕事でありますのでね。同盟会がある以上はもうそれをやっていくということになると思っております。あくまでも、まちづくり基本構想は新駅誘致の一環であるということの御認識をいただければありがたいなと思っております。

 以上です。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 新駅誘致活動については、この千曲市合併前から、長年にわたって活動をされてきた。それから市民との議論を深めて、方針を決めてこられたというお話をいただきました。

 しかし、現時点で市民の皆さんの中に、この駅を本当につくって、それがこの千曲市の自主財源の確保につながっていくのかどうかという点について、心配をしているわけでありますので、この、本当に駅ができるのか、財源が確保できる見通しがあるのか、その点について知りたい情報であります。ですから、12月末に出される予定のその情報、それをしっかり出していただいて、そして市民として判断をしたい、そのように考えております。

 次に、JR東日本の冨田社長は、北陸新幹線延伸で広域観光を積極的に支援をすると、最近の新聞記事で報じられています。その中で、首都圏からの観光客に長野駅でおりてもらうなど、広域観光ルートを上げています。長野駅もそれにあわせて工事を進めている状況です。

 「新駅誘致は、県とJRがその気にならないと実現はできません」と市長は述べています。そして、「JRはやる気がないので、それを動かしていく」とのことでした。JRとの交渉はどのようになっているのでしょうか。お伺いします。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) JRとの関係でありますけれども、JR、確かに、議員御指摘のとおり、JRでは長野県を含めた広域観光を積極的に支援するということで、長野駅を東京−金沢間の中間−−まあ、いわゆる中間ですよね−−にある駅として観光地を周遊するルート案、そういったものを示しているところも確かであります。また、長野駅周辺でも、金沢延伸を機に、駅舎、駅ビル、駐車場など、大規模な、かなりのお金をかけて改修工事が進んでるというのは、御承知のとおりであります。

 その上で、交流人口の拡大をさらに進め、県内観光の一層の振興を図るためには、新幹線と近い距離にある高速道路やしなの鉄道などの、交通施設等の結節性に優れた更埴インターやジャンクション付近に新駅ができることにより、既存の高速交通施設を活かした広域ネットワークの効果が、より以上に最大限に発揮できるんではないかというふうに思っているところでありまして、そういう意味で千曲市の新駅を誘致をしているところでございます。

 今回、策定されました県の総合交通ビジョン、ここでも周辺各地へ移動できる交通機関が集中するハブ的機能の強化や新幹線と高規格幹線道路との結節性を活かし、新駅の検討を進めるという意味でございます。まさに、交通ネットワークが集中する、いわゆる我が千曲市がその役割を担うんではないかということで、この文脈からはそういうことに取れるわけであります。

 JRの考えはどうかということでありますけども、市としましては、これまでも駅の誘致について高速道路との相乗効果、或いは時間短縮による利便性、影響範囲も中南信地区などに広く及ぶこと、さらには地域の熱意などについてJRと意見交換を何度も交わしてまいりました。

 意見交換の中では、JR側から採算性の問題、これは株式会社ですからね。採算性の問題、物理的条件、それから千曲市のまちづくり計画などがこれからの課題になるでしょうという意見であります。そしてさらには、県内交通ネットワークにおいて、千曲市の新駅が新幹線の利用者拡大につながることが必要であるということを、JR側はそういう話をしています。

 今後は、県の交通ビジョンも踏まえて、また今年度内に、先ほども申し上げたように、まちづくり構想をつくりますので、そういった構想に基づいて、地域経済、あるいは地域の経済の効果−−経済効果ですね−−や利用者予測などを示しながら、JRと引き続き意見交換を重ね、お互いの信頼関係、また、JRは民間企業でありますから、利潤追求であります。そういったことも考慮しつつ、一つ一つ、一つの課題を解決していきたいというふうに考えているところであります。

 以上です。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) JR東日本では、千曲市の動向を見ながらということで検討をするというふうに、今お話を伺いましたけれども、次、市長は今、県の総合ビジョンについても触れていただきましたけれども、県が千曲市への新駅を誘致するようJRに働きかける、そのことを千曲市は県に要請しています。県の新総合交通ビジョンをこの春15年先まで定めました。その中に、「新駅の可能性を含め」という10数文字が入れられました。これだけで、県が新駅設置の事業主体として行うでしょうか。疑問が残ります。県が実施する可能性について伺います。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 県が事業主体になるかどうかということであります。これも、私ども、非常に関心を持っています。今、新駅というのは、千曲市の発展はもちろんでありますけども、長野県のいわゆる県益にも大きく寄与するというふうに考えています。これは中信地方の市町村にあっても、そういう声があります。私も実際聞いておりますから、そういった意味では期待感もあるんだろうなというふうに思っています。長野県新総合交通ビジョンの計画に位置づけていただく際にも、検討委員の先生方にも、個々、新駅の必要性についてお話をさせていただきました。先生方というのは公平な目で見ていますからね。そういう中では、お話し合いをできる機会を設けたことはよかったのかなと思っております。

 県当局にも、千曲市に新駅が誘致できるように、計画の中にはっきりと明記してほしいというお願いをしてきたところであります。その結果、先ほども申し上げましたけども、「新幹線と高規格幹線道路との結節性を活かした新駅の可能性についてを含め、県内各地から、北陸新幹線へのアクセス改善について検討を進める」という、こういう文章が入ったんですね。これは今までこんなことは一つも入ってないんですよ。これは県に理解していただいたこと、そしてある意味ビジョンの先生方にもお話をしてきたということがあったり、広域連合が行ったビジョン委員会の先生方への説明会、こういうところも出席しまして説明してまいりました。

 そういったことがあって、長野県を全体的に上から地図を見ますと、ここに駅があったほうがいいんだろうなという意味で、今回そのような表現がされたんではないかなと私は勝手に思っているわけでありますがね、県の計画に明記されたわけでありますので、新駅誘致は、県と千曲市が協力してその可能性を含めて進めるということになります。今後は市が策定します、まちづくり構想の結果をこれは詳細にわたって県に説明をしなければなりません。当然、市民の方々に公開するのは当たり前でありますけれどもね。これを県に説明をし、理解を深めていただき、新駅誘致に向けて、県と協力しながら進めていくというようになると私は思っています。

 少なくとも従来と違うのは、県の交通ビジョンに新駅を検討するという言葉が入ったことなんです。これはまあ従来とは全く違います。ここが大きな違いだろうなと私は思ってまして、県の計画の中で新駅を検討するとされたことは、長野県として主体的に新駅にかかわりを持つということの意味であります。そういった意味では、県も誘致の主体として今後、位置づけていくことができるんではないだろうかというふうに私は思ってまして、今後の市の計画、そして、地域の皆さん方の熱意というのは、請願駅の場合非常に大事でありますから、そういった意味では市民の方々に、1人でも多くの方々に協力していただきながら、この新駅の誘致に向けて頑張っていくしかないかなというふうに思っています。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 長野県全体の視点に立って、この千曲市駅が必要かどうか、県としても検討をしていくということでありますけれども、現在の時点では、金沢延伸に向けて長野駅の大工事をしておりますし、広域観光に向けて、官民挙げて力を入れているところでありますが、現在は、駅を誘致する、反対というような対立の構造でなく、この千曲市の魅力を発信できるような、そこに集中して運動が展開できたらというような感想を持ちますけれども、長野県民の視点に立って、千曲市に新駅をつくるか否か、現在、新飯山駅は来年度末完成を目指して急ピッチで工事をしています。建設費は29億円と聞いています。北陸新幹線金沢延伸を県内の経済振興につなげるよう、官民組織も活発な活動をしています。特にJR長野新駅ビルなど、新拠点を活かした信州情報を発信する視点の取り組みが始まっています。千曲市としても、このような動きの中で、当市の魅力を十分にアピールできるよう、市民と行政の信頼関係の上に活動が展開できることを願っています。

 次の質問に移ります。

 女性の社会参画を進めるために、職場における男女の平等は実現できているのかどうかを伺います。

 千曲市内の全職場において働く人たちが男女の平等な待遇であってほしいと願っています。しかし、その実態を把握することは難しいため、職場としてモデル的な千曲市の職員の実態について伺いたいと考えます。

 この3月議会において、一般質問の中で、千曲市役所の正規職員は470人、非正規職員は502人であり、52%が非正規職員との話が出されていました。他市に比べても高すぎると問題を指摘されていました。

 私はこの春、保育園の入園式に招かれた折、保育士など、職員の紹介を受け、非正規職員の多さに驚きました。13人の職員がいて、正規職員は3人でした。ほかの来賓の方からも、保育士の待遇を改善する内容の要望を受け取りました。幼い子供たちに深い愛情を注いでくれている保育にかかわる方々の、誇りを持って安心して仕事に打ち込める待遇の改善を望むところです。

 保育所や給食センターなどは、女性の多い職場です。正規職員には男性が多く、非正規職員には女性が多いという傾向は、女性の貧困化を招き、時代に逆行するものです。

 新年度に入り、職員の採用や退職により、現在はどのような人数になったでしょうか。正規職員、非正規職員、そのうちの男性、女性の人数、非正規職員を減らし、必要な場合は正規職員をふやしていくことを望みますが、市としての考えを伺います。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤総務部長。

          〔総務部長 柳澤正彦君 答弁席〕



◎総務部長(柳澤正彦君) 現在、市では、日々雇用を除いて458名が嘱託職員または臨時職員として勤務しており、うち保育所では136名、給食センターでは32名が非常勤職員として勤務しておるところでございます。

 その男女別の人数でございますが、保育所では、女性が134名、男性が2名。給食センターでは、女性が31名、男性1名となっております。

 また、正規の職員でございますけども、470名でございます。男女別では、男が287名、女が183名ということでなっております。

 臨時職員が多いのではないかという御指摘ではございますけども、やはり施設によっては、そういう臨時職員、正規の職員でなくて臨時職員であったほうが効率面、また業務面でもよい場合がございますので、それらも加味して現在は臨時職員、正規の職員等で運営している状況でございます。

 以上でございます。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 正規の職員が470名ということでいいでしょうか。そして男性が287名、女性が283名。違いますね、済みません。聞き取りにくかったものですから申しわけありません。正規の職員は470名、男性は287名、女性が183名。女性の正規職員が少ないというところで、管理職の女性の割合も低いわけでありますけれども、次のところに入りますが、女性の管理職をふやすための研修について伺います。国は「社会のあらゆる分野において、2020年までに指導的地位に女性が占める割合が、少なくとも30%程度になるよう期待する」という目標の達成に向けて、第3次男女共同参画計画に、政治、公務員、民間企業などの幅広い分野における女性の参画について数値目標を設定しました。

 千曲市の課長級以上の管理職員は、86人中、女性は11人、12.8%。平成23年度のデータです。目標は30%となっています。職員の配置は能力や適正により決めているということでありますが、女性の管理職をふやすための研修について伺います。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤総務部長。

          〔総務部長 柳澤正彦君 答弁席〕



◎総務部長(柳澤正彦君) 現在、保育士、給食調理員を除く行政職の女性の管理職は5名でございます。管理職の占める割合は7%となっております。管理職の登用につきましては、職員一人一人の能力や適正を見きわめる中で、男女の別なく行っております。

 今後も多様な分野への女性職員の配置、各種研修による能力開発、また育休中の女性職員への支援体制なども、女性職員がキャリアアップしやすい環境の整備に努めてまいりたいと思っております。

 また、御質問の中で、正規の職員、男性職員のほうが多いのではないかというようなこともあったわけですけども、過去5年間の採用では、男女の比では男性が多少高いということはございますけども、そういう男女の区別なく採用をしておりますので、その辺は御理解をいただきたいと思います。

 また、女性の管理職への研修ということでございますけども、今、市では大きく分けて3つの研修、ございます。市独自でやる研修、市町村研修センターでやる研修、それから長野広域連合でやる研修、特に長野広域連合の研修につきましては、他の市町村の方とも交わえるということで、これ、募集をしておりまして、そういうところに女性の職員が多く参加していただければ、また刺激にもなりますし、また情報交換の場にもなるということで、そういうものも多く参加していただけるように、そういうものも入れながら取り組んでいきたいとそのように思っております。

 以上でございます。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 採用の段階ではそれほど差がない。少し男性が多いくらいというところですけれども、職場環境の中で、働き続ける中で、結婚、出産、育児、それから介護が女性の方にのしかかる中で職業を中断しなければならない状況が発生します。そのときに、勤め続けられるような職場環境であってほしいと願うわけですけれども、その点について次の質問。

 育児休業、男性の育児休業が取られているかどうかという点について質問をいたします。

 昨年制定された千曲市男女共同参画推進条例の中に、「男女がお互いの協力と社会の支援のもとに、子育て、家族の介護その他の家庭生活における活動と家庭生活以外の職場、地域等における活動が両立できるよう配慮をされること」と記されております。千曲市役所の男性職員の育児休業取得状況について伺います。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤総務部長。

          〔総務部長 柳澤正彦君 答弁席〕



◎総務部長(柳澤正彦君) 男性の育児休業の取得者は現在まで1名にとどまっております。平成22年の地方公務員の育児休業法の改正により、夫婦がそろって育児休業が取得できるなど、男性の育児休業取得促進に向けた環境整備は進められてきております。

 現在、女性の社会進出を進める上でも、男性が積極的に関与することが、今まで以上に求められております。その中で、育児休業は女性が取るものと決めつけるのではなく、男性も主体的に子育てにかかわれるように制度の趣旨を周知し、仕事と子育てが両立できるよう、職場全体で支援する環境づくりに取り組んでいきたいと考えております。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 子育てや介護など、男性も女性も協力し合って行っていく。そして職業においても女性の視点が生かされるような職場を望むわけでありますけども、その意識の高揚に向けては、昨年度、1年前に千曲市男女共同参画推進条例が制定されました。この13条に、男女共同参画計画に基づく施策の実施状況等を公表することになっています。条例制定の効果について、施策の実施状況を含めて伺います。



○議長(吉田昌弘君) 中村健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 中村義男君 答弁席〕



◎健康福祉部長(中村義男君) 男女共同参画推進条例制定の効果ということでございます。男女共同参画推進条例の制定によりまして、昨年度、初年度にあたります平成24年度は、その規定に基づきまして、事業計画の検討、施策推進のための組織体制づくりなどを進めてまいりました。

 主な推進状況を申し上げますと、各種研修会、セミナー、学習会の開催や参加、また公職への女性委員登用の促進依頼など、今までの取り組みのさらなる強化・充実を図りながら、女性参画への意識の向上の実践・啓発活動を行ってまいったところでございます。また、男女共同参画社会の実現及び発展に向けて計画の推進を図るため、条例に基づきまして、千曲市男女共同参画計画審議会を設置をいたしました。

 現在第3次にあたります千曲市男女共同参画計画を平成26年度に策定するよう準備を進めているところでございますが、この審議会の委員の皆さん方に、既に策定のスケジュールですとか、任務内容等をお伝えいたしまして、御理解をいただいたところでございます。

 男女共同参画推進条例の効果につきましては、研修会や講演会への参加人数の増加ですとか、行政と女性団体連絡協議会との協力事業の開催などを見ますと、確実に男女共同参画に向けた意識づくり、環境づくり、こういったものができつつあるのかなというふうに感じているところでございます。

 男女共同参画を進めるには、まず、男女それぞれの意識改革が必要であるということの認識から、今後も条例に沿いまして、実践的で継続性のある取り組みをしてまいりたいというふうに考えております。

 また、施策の公表ということでございますが、これは条例によりまして、審議会のほうへ24年度の取り組み状況を公表してまいっておりまして、また、会議の内容等につきましては、ホームページのほうへもアップする予定ということにしてございますのでよろしくお願いいたします。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) ただいまの答弁の中で、各種審議会へ登用の促進依頼をされているということでした。平成22年度は参画率が30%まで行ったところでありますが、24年度は23%に下がってしまった。昨年度のデータについてはまだわかりませんけれども、なかなか女性の登用率が上がっていかない現実があります。いろいろと研修会やセミナーを開いていただいておりましても、参画率が上がっていかない。どのような各委員会、審議会へ登用の促進依頼をしているのか、具体的にお伺いしたいと思います。昨年は、学校給食センターの委員の中に女性が1人もいなかったという事実もありますので、そういう点も含めてお伺いします。



○議長(吉田昌弘君) 中村健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 中村義男君 答弁席〕



◎健康福祉部長(中村義男君) 女性委員の登用の依頼団体ということでございますが、これは各課所管のあらゆる委員会の改選時において、できるだけ女性の登用をお願いするということでお願いをしておりますので、どこの団体というよりも一応市の全ての団体にお願いをしていると、こういうことで御理解していただきたいというふうに思います。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 女性が社会参画するために力をつける研修会やセミナーなどで学ぶ、それから男性もそのことについて理解をしていただく、そのような内容のものをさらに充実して効果の出る形で進めていただきたいというふうに願っております。

 次の質問に移ります。

 松枯れ対策について。

 本年も松くい虫防除対策として殺虫剤、空中散布を実施する決定を市長はいたしました。昭和61年から28年間続けることになります。住民説明会2カ所、その後の林業振興協議会の意見を参考に結論を出されたとのことです。市民の健康を守ることや安全な暮らし、多様な生物を育む自然と調和した循環型農業、水資源の保全、安全な農作物などの観点に立って考えてみた場合に、岡田市長は空中散布をしない決断を下すかもしれないという期待を抱きました。数年前、上田市長が中止の宣言をしたように、新市長の決断に期待をしましたが、残念でした。市長の答弁をお願いします。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 市長にということでございますけれども、私のほうからお答えさせていただきます。

 空中散布を決定した考えでございますけれども、3月の議会のときにも申し上げましたが、平成23年11月に県の農薬の空中散布検討連絡会議及び有人ヘリ松くい虫防除部会で取りまとめられました、松くい虫防除のための農薬の空中散布の今後のあり方、その後平成24年4月に改正されました県の防除実施基準に沿って実施しているところでございます。

 先ほど宮坂議員にもお答えしましたが、人力で駆除のできない急斜面や崖地の松林、松以外の樹種では機能を維持できない場所、これらについて守るべき松林と位置づけておるところでございます。本年度も昨年度と同様、リスクコミュニケーションのための事業説明会を開催し、その後千曲市林業振興協議会の御意見も参考にさせていただいて、守るべき松林に被害が拡大しないよう空中散布での予防が必要であると判断いたしたものでございます。

 なお、広範囲に面的に予防するという方法としては、一般的には空中散布が、唯一行い得る有効な方法であるというふうにされております。

 農薬は、農薬取締法による厳しい安全基準をクリアして登録されるものであり、急性毒性や慢性毒性、神経系に対する影響などの毒性試験や中長期的影響の試験、また急性中毒症の処置を考える上で有益な情報を得る試験などが義務づけられておりますので、登録された農薬については適正に使用する以上、農業生産や人の健康に影響がないものと認識しております。

 また、昨年県が実施いたしました「特別防除環境影響調査」で、散布前から散布中、散布後採取した散布地の土壌からも農薬成分は検出されませんでした。議員おっしゃるように、市民の健康、安全な暮らし、生物を育む自然、水資源の保全といったような観点から見ても、それらに与える影響はなかったものと思われます。適正に使用された農薬は、日本の食卓に安全で安定した食材を適正価格で供給するために欠かせない資材であると思います。そのようなことから、松くい虫対策のためにも空中散布を行うという判断になったものでございます。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 農薬取締法によって安全であるというお話がありました。ことしは、ネオニコチノイド系農薬を使うわけですが、その前は有機リン系農薬のスミパインを使っておりました。そのときもそのようなお話があり、農薬取締法により安全であるということで、長年その薬剤を使っておりました。しかし、県は、有機リン系農薬の散布を昨年一昨年と、中止をする方針を決めました。この農薬は毒性が強く、長時間にわたって大気中に滞留するとされ、周辺住民の健康被害を避けるには散布を制限すると判断したのです。

 農薬は、毒性試験などを経て農薬取締法で登録されているものの、空中散布で飛び散り、特に子供や化学物質に敏感な人たちが健康被害を受けると指摘されました。このことから有機リン系農薬スミパインをやめ、千曲市は昨年からネオニコチノイド系農薬に切りかえました。しかし、この農薬も少量で昆虫に作用するため、ミツバチの大量死が問題になっています。EU欧州連合では、ことしEU全域で使用を禁止しました。昆虫や植物など生体環境への影響が懸念される、このネオニコチノイド系農薬の使用について伺います。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 本年4月、欧州連合で、蜂の激減と関連性があるとされる殺虫剤3種類ですが、使用を2年間にわたり禁止することが決まりました。それが12月1日から施行されるとの発表を受けての御質問かと思います。

 世界の食料生産に不可欠な昆虫、先ほどお話に出ました蜂ですが、この受粉について約80%は蜂が行っているということになっております。蜂がいなくなると、多くの作物は結実が不可能になったり、人工受粉が必要になってくるため、蜂への影響が大きいとされるイミダクロプリド、クロチアニジン、チアメトキサム製剤について、種子処理、粒剤の土壌施用、茎葉散布−−これは茎、葉っぱなんですが、それらの散布です。そういうものを禁止するといった内容のようです。

 農林水産省の見解では、我が国における農作物の作付状況や農薬の使用方法は欧州とは大きく異なるので、この評価結果はそのまま我が国に適用し得るものではない、ということの判断です。本市で使用いたします製剤の有効成分は、同じネオニコチノイド系農薬であっても成分が異なるチアクロプリドであり、この薬剤について製剤メーカーでは、ミツバチやマルハナバチといったものへの影響が少ないとしております。

 なお、欧州連合も、このチアクロプリドを使用禁止としていないことから、この薬剤を使用することに支障はないというふうに考えております。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) イミダクロプリドはEUで禁止をしました。しかし、チアクロプリドはこちらで使うものですけれども、問題がないというお話でした。チアクロプリドの中にエコワン3フロアブル、これはこの千曲市で今回使う薬剤でありますけれど、これはバイエル製薬会社がチアクロプリドを製造し、林業薬剤防除協会が、松くい虫防除の専用剤として製剤したものであるということで共通のものであり、危険、EUが禁止したものと同じという解釈をしております。

 それにしましても、ネオニコチノイド系の農薬は、水に溶けやすく、毒性は残効性があると報じられています。空中散布予定の羽尾の近くには、湧き水の場所が4カ所あり、市民が利用しています。また、上田水道管理事務所もあります。安全性について、伺います。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 議員のおっしゃる湧き水ですが、恐らく「こわ清水」、「花柄の清水」、「弁天」、「大龍宮」の4カ所のことと思われます。一番近い「花柄の清水」、要するに空散をするところに一番近いというところでございますが、そこまでの距離でも250メートルちょっと離れております。県の防除実施基準では、散布面積は人家等から200メートル以上離すという基準がございますが、それを十分満たしておりますので、影響はないと考えております。

 それから、上水道施設でございますけれども、県営水道上山田配水池のことと思われます。これも散布区域から500メートル以上離れておりますし、配水池の水の表面−−水面が露出しておりません。県営水道で水質検査も毎日行っておりますので、水道水は安全であると考えております。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 200メートル以上離れているのでというのと、県営水道については水面が露出していないということで安全だというお話がありましたけれど、この農薬は土の中にしみ込んで水に溶けて流れ出る−−湧き水を利用する人たち、水道水を利用する、その点について安全性はどうかという点を伺いたいと思います。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 今までの地下水の調査でもそのようなものは検出されておらないとしておりますし、散布した薬剤というものは、地表に落ちる前に木などにほとんどついてしまって、地表に落ちるというようなことはないというふうに認識しております。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 残り時間がわずかになりましたので急ぎますが、ことしは、いつも以上に山々の松が多く枯れています。春先は、東山地区の伐倒駆除を行っていましたが、それでは追いつかない状態です。松枯防除対策事業費は、空中散布、伐倒駆除あわせて3,690万円の予算になっています。

 そこで、殺虫剤の空中散布をしない、伐倒駆除した後の薬剤処理をしない方法はないものかと考えてみました。枯れた松の木をストーブなどの燃料に使用、里山の整備により鳥獣被害対策にもなり、地域の雇用につながるのではないかという案です。松は広葉樹に比べて火力が弱く、松やにも出るので、ストーブの燃料には適さないという指摘がありました。調べたところによると、枯れた松は火力が強く、ストーブの燃料に適しているとのこと。松本の旧四賀村で利用している情報もありました。このような対策が可能かどうについて、伺います。



○議長(吉田昌弘君) 平林経済部長。

          〔経済部長 平林昌男君 答弁席〕



◎経済部長(平林昌男君) 被害木の松でございますけれども、議員おっしゃられるようにちょっとこれは考え方が違うかと思いますが、やはり木というものは枯れてしまいますとどうしても燃えやすくなりますもんで、火持ちがいいというふうには−−特に、赤松の場合には、やにがあって、それがなくなると火持ちがいいということはちょっと考えにくいかと思います。それに比べますと、やはりクヌギとかナラとかいった、そういうもののほうが比較的火持ちはよいのではないかというふうに考えます。

 それから、やはり松くいによって枯れた松については、被害の蔓延を防ぐためにも、いろいろなところへ移動させるということは避けたいということから、余りまきにするために移動するということは少ないかと思います。

 それから、地域の雇用につなげるというような御提案でございますけれども、やはり枯れた松の伐採、これにつきましては誰にでもできるものではないと考えます。チェーンソーやウインチの使用方法を熟知したり、電線や建物にかからないよう、また、かかり木にならないような適正な伐採方法が必要です。作業効率、傾斜地に積んだ材が崩れないような玉積み方法、燻蒸薬剤や生分解シートの取り扱い、いろいろな注意点がございます。

 また、足場の悪い山の中で誰でも行うということになりますと、林業事故ということも考えられます。伐倒木等重量物を取り扱う林業の労働災害の発生率は、災害の発生度合を示す「年千人率」、労働者1,000人当たりの1年間に発生します死傷者数をこれは示すものですけれども、最新の23年の数値では林業の場合27.7でございます。採掘などを行います鉱業ですけれども、これについては13.9、建設業などで5.2と、このようにほかの産業と比較しても非常に高い状況です。一般の方ではなく、やはり林業の専門業者、こちらに委託するのが現在の中では一番よい方法というふうに考えるものであります。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 周りの山々が緑濃くなっている中で赤く枯れた松の木が大変多く目立つこの状況の中で、何とか空中散布や薬剤によって健康への問題が懸念されるそこのところを問題解決できるために、ほかに策はないものかと考えておりますけれども、何としても皆様と力を合わせてこの問題を解決、よい形での解決ができることを強く願って一般質問を終わります。



○議長(吉田昌弘君) ここで15分間休憩いたします。

                             午後2時36分 休憩

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 午後2時50分 開議



○議長(吉田昌弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 6番、小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) 議席番号6番、千曲政経会の小川修一です。通告に従いまして質問させていただきます。

 少子高齢化が加速している、いわゆる「超高齢社会」の到来につきましては、市長部局も議会も共通の認識として危機感を持っていますが、千曲市の高齢化の実態を具体的データで再確認することで、もはや待ったなしの状況に置かれているということがはっきりとわかります。これは決して遠い未来の漠然とした話ではなく、今、手を打たなければならない状況なのです。今回は、これからの若者や子供たちといった現役世代も安心して暮らせる地域にするためにはどうすればよいか、という観点から質問させていただきます。

 国立社会保障・人口問題研究所がことし3月発表した人口予測によれば、千曲市の2020年における将来の推計人口は5万7,123人であり、現在より約4,000人以上減少します。65歳以上の人口は1万9,171人、65歳以上の割合が33.6%、75歳以上の割合が18.6%です。約30年後の2040年では、将来推計人口は4万4,978人であり、現在より約1万7,000人減少します。65歳以上の人口は1万8,501人、65歳以上の割合が44.1%、75歳以上の割合が24.7%とされています。

 このことを改めて確認させていただいた上で、では千曲市ではどうするのかという点を伺いたいと思います。

 大項目1、福祉と産業振興について。

 小項目の(1)低所得高齢者の増加にどのように対応していくか、という点で伺います。

 高齢者の急増に伴い、収入が基礎年金のみ、あるいは満額支給されない低年金や無年金といった月額10万円以下の低所得の高齢者も今後急増することが予想できます。

 また、身寄りのないひとり暮らしの方も圧倒的に増加しています。こうした場合、ほぼ確実に生活保護が必要となりまして、その生活保護の給付も増加することが予想されますが、市としてはどのように対応していくのか、所見を伺います。



○議長(吉田昌弘君) 中村健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 中村義男君 答弁席〕



◎健康福祉部長(中村義男君) 低所得高齢者の増加にどのように対応していくかという点でございます。議員御指摘のとおり、千曲市におきましても高齢化が進むにつれまして、高齢者のひとり暮らし世帯や高齢者夫婦のみの世帯が増加している状況でございます。

 御質問の低所得の高齢者を含め、高齢者が地域社会の中で孤立しないため、また、みずからの経験や知識を生かし、地域で役割を果たしていただくためにも、老人クラブの育成やシルバー人材センターの活性化、地域でのサロン活動への支援などに努めてまいりたいと思っているところでございます。特に、身寄りのないひとり暮らし高齢者等につきましては、包括支援センターでの相談支援業務を充実させ、社会とのつながりが少しでも持てるように支えていきたいと考えているところでございます。

 なお、生活保護につきましては、生活困窮者に対する「最後のよりどころ」ということであります。千曲市における、本年3月末の生活保護の受給世帯は190世帯であります。このうち、高齢者世帯は101世帯で53%に当たります。今後、無年金者を含め、高齢者世帯の生活保護の申請の増加が予想されるところでございますが、市といたしましては今までどおり法令にのっとりまして、適正な生活保護制度の運営を図ってまいりたいというふうに考えておるところでございます。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) 現時点で既に53%の世帯が生活保護の対象という−−高齢者の世帯ということですけれども、適正な制度の運営をというお話ですが、例えば今後そういった方々が介護を必要とされる場合ですとか、どこか身寄りのない方が介護を受けたいというような場合の受け皿といいますか、そういった施設への入所ですとか、そういった点についてはどのようにお考えでしょうか。



○議長(吉田昌弘君) 中村健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 中村義男君 答弁席〕



◎健康福祉部長(中村義男君) お年寄りの介護が必要になった場合の受け皿と、こういうことでございますが、現在、介護保険事業計画で進めております地域密着型の施設、これの整備に努めてまいりたいというふうに考えております。地域密着型施設につきましては御承知のとおり、市民の方の御利用に限定されてきますので、この介護保険事業計画の適正な運営の計画を進めていきたいというふうに思っています。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) 適正な介護保険事業計画の執行ということですけれども、例えば身寄りのない方で、収入も乏しい方がどこか施設に入りたいという場合に、普通の一般の、いわゆる有料老人ホーム等にはまず入れないことは、もう誰が聞いても明らかですよね。ですので、そういった方が最後のついの住みかといいますか、そういうところを求めて、例えば都市部では既に深刻な問題が起きているということもありますので、ぜひ千曲市のほうでもすぐ近い将来、もう今でもそういう方がいらっしゃるかもしれませんので、早目に手を打っていただくということを期待したいと思います。家族で支えられない「超高齢社会」に、もう突入しているということです。

 それと同時に、介護を必要とする、そういった高齢者の方々にもさまざまな方がいらっしゃると思うんです。今、質問させていただいた、お一人の単独の世帯ですとか、あとは同居の方がいらっしゃるとか、収入が多い少ない、それぞれケースが違います。それぞれのケースごとに想定される高齢者の人口というのを試算とかしていただいて、より実態に即した取り組みというか、そういったことは進めるお考えはないでしょうか。



○議長(吉田昌弘君) 中村健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 中村義男君 答弁席〕



◎健康福祉部長(中村義男君) 高齢者のさまざまなケースに合った対応ということでございますが、これも介護保険事業計画を策定する段階で実態調査等いろいろな数値をもって推定をし、施設の種類といいますか、そうものも推計をして計画を立てておりますので、そういうことで御理解をいただきたいというふうに思います。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) はい、それでは、小項目(2)に移ります。

 現役の就労世代の負担増大にどのように対応していくか、ということです。

 先ほどの国立社会保障・人口問題研究所の人口予測によりますと、現役の就労世代である20歳から59歳までの推計人口が2010年では、千曲市の場合2万8,715人ですけれども、2020年には2万5,271人に、約3,000人減ります。2040年には1万7,521人と、約1万1,000人減ることになります。

 60歳以上の推計人口ですけれども、これはほぼ横ばいで2010年では2万2,085人、2020年では2万2,809人、2040年では2万1,681人ということですが、全体の人口が減少していきますので、60歳以上の方の割合はふえていくということになります。

 75歳以上の高齢者になりますと、2010年が8,871人だったものが2020年では1万602人、2040年では1万1,091人ということになります。60歳以上の人口はほぼ横ばいなんですが、75歳以上の方が3,000人近くふえるということになります。

 この予測からわかることは、働いて税金や年金を納めている現役の就労の世代が減少して、高齢者の中でも特に75歳以上の、いわゆる後期高齢者の方が急増するということです。この「超高齢社会」において、20代から50代の現役世代の負担増大は顕著なものです。「給付は高齢世代中心、負担は現役世代中心」となる社会保障制度は、既にもう限界に近づいているということは皆さんも御承知かと思います。増大する社会保障費、医療費等の抑制が必要となりますけれども、千曲市としてはどのように対応していくのか、所見を伺います。



○議長(吉田昌弘君) 中村健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 中村義男君 答弁席〕



◎健康福祉部長(中村義男君) 現役就労世代の負担増にどう対応するかということでありますが、少子高齢化によりまして、社会保障費は今後も増加が見込まれております。現役就労世代への過度の負担を避けるため、社会保障費の抑制は避けて通れないというふうに考えております。

 社会保障の大きな柱であります生活保護制度につきましては、現在、国会で生活保護法の一部改正法案が審議中であります。その主な改正内容につきましては、必要な人には確実に保護を実施するという基本的な考え方を維持しているものであります。今後とも生活保護制度が国民の信頼に応えられるよう「就労による自立の促進」、「健康・生活面などに着目した支援」、「不正・不適切受給対策の強化」、「医療扶助の適正化」などであります。この法の趣旨に沿いまして適正に実施する中で、社会保障費の抑制に取り組んでまいりたいと考えているところであります。

 また、医療費の増加につきましては、高齢化による自然増や医療の高度化、医療技術の発展による伸びが大きな要因となっているものと考えております。

 このため市といたしましては、第2次の健康アップ千曲21、この計画に基づきまして、生活習慣病の発症予防、重症化予防、ジェネリック医薬品の使用推進など予防医療に重きを起きまして、市民の健康増進と医療費の抑制に努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) 今、抑制について伺いましたが、同時に、よくほかの質問にもありますけれども、社会保障費を抑制しつつ、自主財源を涵養していくということが急務だと思われますが、それについて改めて所見を伺いたいと思います。ちょっと漠然とした再質問になりますが、社会保障費、医療費の抑制にあわせて、それと同時に今やるべきその自主財源の涵養など、もしありましたら。ちょっと漠然として申しわけないんですが、要点だけで結構ですので。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 医療費が伸び続けているのは確かであると思います。だから、一つには特定健診を受けていただいて、早目に病気を見つけてもらうことも必要だというふうに思っています。

 それに今、小川議員おっしゃるように、自主財源を確保しなくてはいけません。そういった意味では地域経済を何としても活性化させ、若者がここに定着できる環境をつくっていかないと、支える人口が減ってくる世の中でありますから大変な状況になると思っています。そういった意味では、先ほど来議論がありましたが、新幹線の新駅あるいは稲荷山の重伝建の指定、そういった地域の資源を生かしつつ、地域経済を活性化する方策をまずつくっていかないと、この高齢化社会には対応できないだろうということであります。

 あとこの間、つい1日2日前の新聞にもありましたが、国民健康保険を県内で統一するというそういう考え方もありますので、これからの動向はどうなるかわかりませんけれど、そういったこともありまして社会保障というのはもう国家がやっていかなければ、なかなか一自治体では難しいだろうなというふうに思っています。今の人口減少の速度を考えると、自治体だけで運営することは、これからは難しい時代に入ってくるのかなというふうに思っているところであります。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) 今、地域経済の活性化として幾つか上げていただきましたけれども、いずれにしてももう、先ほど数値でお話ししたとおり、待ったなしの状況です。市の地域の活性化に効果的であると思われる施策でしたら、もうどんどん打てる手は何でも打つぐらいのつもりで、あと今、ちょっと上がってきませんでしたけれども、ほかの文化、芸術ですとかスポーツとか何でも使って、振興策をしながら交流人口をふやすと。いろいろ、ぜひチャレンジしていただきたいと思っております。

 それに関連して、(3)の福祉と産業振興策との関連づけについてということです。

 社会保障費等の財源確保のためには、自主財源の涵養が必要です。増大する社会保障費等の抑制をしつつ、自主財源の涵養もしなければなりませんが、現行の、いわゆる「縦割り行政」で対応していくことが果たしてできるでしょうか。例えば、福祉と産業振興を関連づけるような、何か横断的な政策立案もこれからは問われると思いますけれども、所見を伺います。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 確かに社会保障費は、これはもうふえていくのはどうしてもストップをかけられないという状況であります。そのために、先ほど申し上げたような自主財源を確保していかなければいけない、交流人口をふやすというのは、これから千曲市の将来にとって極めて重要なことだというふうに思っています。

 私も施政方針の中でも申し上げたんですけれども、まず経済の活性化をしなければ、行政は、税収でしか図ることができないんです。税収がなかったら何もできないんです。そういう意味では、交流人口をふやし、地域経済を活性化させ、税収を上げるということは大きな課題であるというふうに思っています。

 で、「縦割り行政」、確かに議員おっしゃるように今、一つの課とか部で処理できるという業務がなかなか少なくなってきておりまして、いかに各課、各部が連携するかという事業が多くなってきています。そういった中では「縦割り行政」という表現がいいかどうかわかりませんけれども、千曲市とすれば、そういう行政運営の基本方針の中で、やはり重要施策等については適切、かつ、効率的に執行しなきゃいけないということでありますので、部長会議、これ当然各部長は連携していかなきゃいけないわけでありますから、部長会議、それから企画政策会議というのがありまして、個別の課題に対しての調整を行っているところであります。

 また、産業振興においても、農業、商業、観光、そういった各分野にとらわれず、横断した作業展開をしていくことも重要であります。その意味では今やっております「千曲ブランド」というのは、農業も工業も一緒になってやろうということでありますから、6次産業化を目指しながら販売ルートをどうするのか、そこら辺も含めながらブランド戦略というのは進めていかなければいけないと思っているわけであります。

 とかく、今一番問題なのは、行政は民間と違って何かこれを稼ごうということはできないんです。ですから、そこは私ども行政は社会基盤をしっかりと整える、社会資本を整え、その上で市民が経済活動をちゃんとできる、そういう環境をつくっていくことが、まずは私どもに与えられた使命かなというふうに思っておるところであります。

 以上でございます。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) 初日に市長の報告事項の中で、シンクタンクで「まちづくりアカデミー」を設立されるというお話ありましたけれども、ぜひ、そのまちづくりの中に、福祉の視点を取り入れながら政策を立てるというようなことをしていただければと思っております。

 そして、小項目の(4)に入ります。

 福祉と産業振興策を密接に関連づけてはどうか、という同じようなことです。

 福祉と産業振興を関連づける政策として、例えば「福祉をベースとした循環産業」という観点を取り入れることはできないでしょうか。例えば、障害者の就労支援によって作物の生産や販売をして、それを高齢者の施設等で購入すると。あるいは規格外で出荷できない作物を高齢者施設等で食材にして、仕入れの経費を削減するコストダウンを図りながら、地産地消ですとか農業の再生等も図ることはできないでしょうか。このような観点について、何か所見ありましたら伺います。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 福祉と産業振興、実は、つい過日そういった提案がありました。一般市民の方からでありますけれども、福祉と産業を結びつけて、そういった循環型のシステムをつくったらどうかという意見でありまして、なかなかおもしろいなというふうに思っておりまして、全国でもやっている自治体というのはあるようであります。今そういうことで、福祉活動そのものが経済活動と密接に結びつくと。福祉の施設は、収入あるいは生きがいにつながっていくという、こういう循環ができれば、一つの福祉としての経済活動というのは確立できるのかなと思っています。

 現在、市でも障害者の支援施設があるわけでありますけれども、加工・生産したものを市役所や警察署で販売するということになっていますが、そこから先がないんですよ。ですから、そこをさらに販路を拡大しなければいけない、あるいは定期的に販売できる体制をしていかなければ収入が安定しません。そこが、まず問題かなということであります。頑張っている人たち、たくさんいるんです。しかし、販売ルートがないとか量、生産にもなかなか難しさもあると思っています。中には喫茶スペースを設けて近隣の人たちとの交流をしていこうという団体もありまして、障害者が一般の就労者と、地域生活へ移行するためにはさまざまな課題があるなというふうには思っています。

 そういった中では、特に荒廃農地、この間提案があったのは、荒廃農地を障害者やボランティアで耕作して、収穫した農作物を障害者施設で活用したり、あるいは市内の加工業者と連携して販売する、こういった循環とかサイクルをつくることによって、障害者の自立を促してはどうかという提案が私どものほうに直接ありました。これも一つの考え方かなと思っておりまして、障害者と産業のあり方、こういったものも研究が必要なのかなと思っています。要は、千曲市全体として、障害者も、農業も商業も工業も含めて、みんながどうかかわりを持っていくか、この辺のところは一つ大きなことかなというふうに思っています。

 もう既に、農業も農家だけがやる時代は終わっていると思うんですよ。これから高齢化していきますから農家だけではなくて、一般市民も農業の中に参入できるようなシステムあるいは仕組みというのをつくっていかないと、農業ももたないのかなと。森地区がやっているような「あんずの里振興会」、全く知らない人たちも参加しているわけですよ。そういったものが地域農業を支えていく基幹になっていただければいいのかなと思っておりますし、福祉も全くそのような考え方の中で検討をしていきたいなと思います。

 以上です。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) 今、市長から、私が期待していた以上のお答えが返ってまいりました。かなり今のお話は、これから企画政策会議とかにもちろん諮って、という段階でいらっしゃるんでしょうか。



○議長(吉田昌弘君) 岡田市長。

          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕



◎市長(岡田昭雄君) 今、アカデミーのお話をさせていただきましたけれども、アカデミーの中でも、そういったものを考える人たちというのを集めたいんですよね。なかなか新しい取り組みですから、法的なクリアもあります。しかし、法のクリアをする前に、どういったアイデアがあるのか、考え方があるのかというのをつかみたいんですよね。その上で、どうやったら法をクリアするかを考えればいい話であって、まずはそういったアイデアを募りたいなと。それがアカデミーと、いわゆる若者塾を、そういう形でつくっていきたいなということでございます。



○議長(吉田昌弘君) 小川修一議員。

          〔6番 小川修一君 質問席〕



◆6番(小川修一君) アカデミー、若者塾で取り上げていただいてやっていただくのは大いに結構なんですけれども、とにかくもう待ったなしの状況ですので、段階を踏んでやっていくのもスピードを上げてやっていただいて、もうとにかく何でも繰り返しになりますが、打てる手は打ってやっていくという心構えでやっていただければと思っております。

 私の質問は、以上です。



○議長(吉田昌弘君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。

 これをもちまして、本日の会議を散会といたします。御苦労さまでした。

                             午後3時15分 散会

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