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長野県 千曲市

平成24年  9月 定例会(第4回) 09月20日−04号




平成24年  9月 定例会(第4回) − 09月20日−04号









平成24年  9月 定例会(第4回)



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            平成24年9月20日(木曜日)

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● 議事日程(第4号)

   平成24年9月20日(木曜日)           午前8時30分 開議

 第1 一般質問(個人)

 第2 議案審議

    議案第52号 平成23年度千曲市八幡水道事業会計未処分利益剰余金の処分について

    議案第53号 平成23年度千曲市八幡水道事業会計歳入歳出決算認定について

    議案第54号 平成23年度千曲市下水道事業会計歳入歳出決算認定について

    議案第55号 千曲市税条例の一部を改正する条例制定について

    議案第56号 平成24年度千曲市一般会計補正予算(第2号)の議定について

    議案第57号 平成24年度千曲市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の議定について

    議案第58号 平成24年度千曲市介護保険特別会計補正予算(第1号)の議定について

    議案第59号 市道路線の認定について

    請願の受理について

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● 本日の会議に付した事件……前記議事日程のとおり

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● 出席議員(22名)

    1番   倉島清香君       12番   宮入高雄君

    2番   宮下正光君       13番   和田英幸君

    3番   前田きみ子君      14番   森 義一郎君

    4番   大澤洋子君       15番   宮坂重道君

    5番   袖山廣雄君       16番   中沢政好君

    6番   小川修一君       17番   和田重昭君

    7番   柳澤眞由美君      18番   中村直行君

    8番   小玉新市君       19番   田沢佑一君

    9番   中村了治君       20番   原 利夫君

   10番   小山嘉一君       21番   荻原光太郎君

   11番   林 愛一郎君      22番   吉田昌弘君

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● 欠席議員(なし)

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● 説明のため出席した者の職氏名

   市長職務代理者副市長        建設部長      知野秋利君

             瀧澤嘉市君

   参与        岡田昭雄君   教育委員長     赤地憲一君

   総務部長      柳澤正彦君   教育長       吉川弘義君

   企画政策部長    平林昌男君   監査委員      若林民雄君

   市民環境部長    米澤辰男君   教育部長      緑川 茂君

   健康福祉部長    寺澤清充君   会計管理者     小池洋一君

   経済部長      高松保雄君

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● 事務局出席者氏名

   議会事務局長    永井圭二君   議会事務局次長   荒川幸正君

   議事係長兼調査係長 渡島秀男君   書記        澤上 瑛君

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 午前8時30分 開議



○議長(吉田昌弘君) おはようございます。定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。

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△日程第1 一般質問



○議長(吉田昌弘君) 日程第1、一般質問を行います。

 通告に基づき、順次発言を許します。

 3番、前田きみ子議員。

          〔3番 前田きみ子君 質問席〕



◆3番(前田きみ子君) おはようございます。議席番号3番、前田きみ子です。私は、日本共産党の一員として通告に従い3点について質問いたします。

 1、まず福祉避難所の機能についてです。3・11、東日本大震災では、災害当時ほとんどの障害児・者の方が避難所に避難していなかったとの報告があります。それはいきなり一般の避難所に入ったなら、身体的状況での不都合さや障害により集団の中に入ることの困難な人、命にかかわるアレルギーがあったり、また認知症を患っている人など日常とは全く違った環境に突然置かれたときに、その状況が理解できずにパニックになってしまったり、症状を悪化させてしまったりすることが、それを家族が一番理解しているからです。そしてまた、障害者の方の死亡率はそうでない方の2倍であったと報告されています。このようなことから、災害時にまず一般避難所とともに福祉避難所の設置の必要性を強く感じています。

 2008年厚生労働省から福祉避難所設置運営に関するガイドラインが出されておりますが、この千曲市が近隣の自治体に先駆けて福祉避難所を指定していること、それが市内12カ所、各地域に分布していることは高く評価されます。そこで12カ所の福祉避難所は、どのような機能を持たせるのか、どのような対象者を考えているのか伺います。



○議長(吉田昌弘君) 答弁を求めます。

 柳澤総務部長。

          〔総務部長 柳澤正彦君 答弁席〕



◎総務部長(柳澤正彦君) 御質問の中にありましたように、平成20年6月に福祉避難所の設置・運営に関するガイドラインが策定され、標準的な福祉避難所の実施項目が示されたところです。これらを受けまして当市では、市内12カ所の施設を福祉避難所に指定しております。

 しかし、具体的な行動計画などを定める必要がございますので、今回の千曲市の地域防災計画を見直しの中で、どういう状態の方を福祉避難所の対象としていくのかなど、具体的な内容については今後検討し、福祉避難所計画を策定したいと考えております。

 なお、対象者ということなんですけども、当然福祉避難所計画の中でも具体的にはうたっていかなければいけないんですけども、ガイドラインの中にありますように一般の方と特別な配慮が必要な方というような明記がございますので、基本的にはそのように進めたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(吉田昌弘君) 前田きみ子議員。

          〔3番 前田きみ子君 質問席〕



◆3番(前田きみ子君) 今後具体的に行動計画をしていきたいということですが、介護保険でやっておられる方、それから障害者の方いろんな方がおりますので、そういうことについてきめ細かな計画をしていただきたいと思います。

 では、小項目の2、市内12カ所のほかに福祉避難所の協定・締結について伺います。

 災害時一般避難所に避難し、その後の振り分けにより福祉避難所との経路を通っていく、そういうふうになっていますが、日中生活している障害者施設やデイサービスに行くようにしたらどうでしょうか。そこは自分のことをよく知ってくれてる職員や仲間がいる、この安心感はよりスムーズな避難を可能にし、症状の悪化や後退現象を最小限に食いとめることができます。そこで市内12カ所の福祉避難所のほかに民間施設、社会福祉事業所に要援護者の受け入れの協定の締結をするお考えはありますか伺います。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤総務部長。

          〔総務部長 柳澤正彦君 答弁席〕



◎総務部長(柳澤正彦君) 現在の福祉避難所は市が所有する建物であって、高齢者や障害者などが利用しやすいことを前提として、平屋の建物であるかあるいはエレベーターが設置されているかなどを考慮して指定をしてをいるところでございます。民間等の福祉施設の追加、協定の締結ということでございますけども、現実的に、要介護者や身体障害者等が入所している施設では、設置場所の地元区との間で災害にかかわる協力応援協定が既に結ばれていたり、入所者がいること、また施設の管理責任などから、すべてを福祉避難所とするのはなかなか難しいと考えております。

 しかし、御質問の中にありましたように収容対象者、また地域というようなことを考えますと、不足することは明らかでありますので、今後は通所福祉施設に的を絞って協力をしていただけるようお願いしていきたいと、そのように考えております。



○議長(吉田昌弘君) 前田きみ子議員。

          〔3番 前田きみ子君 質問席〕



◆3番(前田きみ子君) 福祉施設の社会福祉事業所との協定は無理でも、現在応援協定がなされているということ。それから通所施設を今後主にやっていきたいということで、少し私は前進ではないかなと思います。今後市としてどういう支援があるのか、一つ一つ御検討していただければと思います。

 では、次に小項目3、開設時期について伺います。一般避難所に避難して、その後の振り分けで2次避難所、福祉避難所への移動では困難さがあります。災害時に一般避難所と同時期に福祉避難所を開設するべきだと思いますが、市のお考えを伺います。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤総務部長。

          〔総務部長 柳澤正彦君 答弁席〕



◎総務部長(柳澤正彦君) 現行の計画では、災害発生直後の避難場所、屋内施設の応急避難施設、中核的避難施設、福祉避難所に当たる要援護者等避難施設に区分され、事態の変化とともに移動をしていただくことを前提としておりますので、福祉避難所の開設は福祉避難所に必要なスタッフ、看護師とか保健師、保育士等が配置し、受け入れ体制が整った時点で原則開設する必要があると考えております。

 しかし、対象者の中には、一刻も早く福祉避難所への避難を希望する方もおいでになると思いますので、速やかな開設に向けて、先進地事例等を含め十分検討をしたいと考えております。



○議長(吉田昌弘君) 前田きみ子議員。

          〔3番 前田きみ子君 質問席〕



◆3番(前田きみ子君) 同時期か、その後一般避難所の後で福祉避難所というふうな流れだということで、受け入れ体制が整ってからというふうなお話でありました。また今後はその部分も含めて検討されるということですが、先ほども言いましたように阪神・淡路大震災があって、それからガイドラインができて、そして3・11があって、そういう流れの中で福祉避難所の必要性があって、でも避難所には行かれなかった。そこの大きな集団の中ではぜんそくがあったりいろんなことがあって、私は避難所にはこの子供を連れていかれない、そういう状況が阪神・淡路の後3・11でもあったわけですね。ほとんどの避難所に障害者は入れなかった。では、どうしたかというと、壊れたうちの片隅に寒さをこらえていたとか、車の中で1週間過ごしたとか、そんな実態です。

 今早急にやらなければ、いつどんな災害があるか、この千曲市でも過去には善光寺大地震や松代群発地震などがありました。大事な千曲市民の一人一人を大事にする災害にも1人も死亡者を出してはならない。そんな思いで福祉避難所について、これから細かく検討していただきたいと思います。

 次に、小項目4、福祉避難所に対して要援護者の希望の把握やいかし方について伺います。

 要援護者の避難所に対する希望場所、必要備品、留意点、そして家族と同じ避難所に避難するかについての確認です。

 現在災害緊急時用に要援護者の方の一覧表が作成され、各区長さんのもとに配付されており、また防犯協会の皆さんによる後方支援の体制が組織されて、体制は少しずつ整ってきていますが、やはり個人情報保護の観点から、お一人、お一人の災害時の希望を確認する、把握する必要があると思います。本人あるいは保護者と介護保険の認定時や更新日及び身障手帳、療育手帳、保健福祉手帳の更新時に確認ができると思いますが、どのようにお考えか伺います。



○議長(吉田昌弘君) 柳澤総務部長。

          〔総務部長 柳澤正彦君 答弁席〕



◎総務部長(柳澤正彦君) 現時点では避難所に対する要望などの事前把握は行っておりませんが、先ほど申しました福祉避難所計画を策定する中で、方法等を含め検討したいと思います。また御意見にございました、御質問の中にございました方法も参考にして、方向等検討したいと思っております。また福祉避難所には一定数量の介護品とかも配備したり、また、避難者の要望・相談などは、先ほど申しました配置したスタッフ等も配置するようになりますので、それらによって対応したいというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(吉田昌弘君) 前田きみ子議員。

          〔3番 前田きみ子君 質問席〕



◆3番(前田きみ子君) 福祉避難所は必要だと感じます。それと同時に災害、そのときにどう要援護者を避難させるか。大変重要なことだと思います。

 先日のテレビでもありました御家族2人が、お1人は寝たきりで、お1人は脳血管障害による後遺症で、お2人の方が支援者として地域におられたけれども、寝たきりの方は車いすに乗せて避難所まで行くのに車いすからずれ落ちてしまって、どうにも動けなくなってしまった。そこに困っていたら、屈強な消防団の方が来てくださって危うく命拾いしたということですが。

 そのように地域の中で支援体制が組まれていても、その災害時というのはいつ起こるかわかりませんし、その状況、状況をやはり私たちはなかなかつかみにくいものがあると思います。そんなことから皆さんの理解とともに、どうしたら一人一人の命を落とさないか、そんなことをまたきめ細かく考えていただきたいと思います。

 では、次に、大項目2、千曲市に予定されています長野広域のごみ焼却施設の建設状況と今後の見通しについて伺います。

 ことし9月の市報の7ページに「ごみ焼却施設にかかわる環境影響評価、現地調査に着手」というタイトルでアセスメント、環境影響評価の方法書を作成し、2月17日県に提出、県は2月27日に公告縦覧を、寄せられた意見を含めた方法書に対する県知事の意見書が7月10日に通知されたと報じられています。

 そこで伺います。環境アセスメントの方法書の縦覧結果、3件の意見が寄せられたそうですが、その寄せられた意見の内容は主にどんなことか。特に市民の一部には溶融について疑問を持っている方がいますが、意見の中に溶融についての意見があったのか。あったとすれば、どんな意見だったのか詳しく御説明ください。



○議長(吉田昌弘君) 市長職務代理者、瀧澤副市長。

          〔市長職務代理者副市長 瀧澤嘉市君 答弁席〕



◎市長職務代理者副市長(瀧澤嘉市君) 長野広域連合が千曲市に建設計画をしているB焼却施設について、長野県環境影響評価条例に基づいて環境影響評価、いわゆる環境アセスメントですね、を実施しているもので、この9月1日から1年間の予定で現地調査に入りました。

 調査を実施するに当たって、調査方法の計画を記載した方法書を長野県に提出し、その道の専門家14名で構成する長野県環境影響評価技術委員会の審査を経て、県知事の意見書をいただき、現地調査を行っているものでございます。

 方法書の意見については、方法書が公告縦覧された際に関係住民が事業主体に提出するもの、まず1点ですね。それから関係市町村が県知事に提出するもの、また県技術委員会の審査を経た後、県知事が事業主体に出すものと、3種類ございます。

 関係住民から提出されたもの、お尋ねの件でございますけれども、3名の方からいただいたもので、内容といたしましては、1点目、放射能測定も行ってほしい、2点目、光化学オキシダントも調査物質に入れてほしい、3点目、調査者や考察者、評価者等の氏名を明らかにし、責任のある報告書としてほしいという意見でありました。

 また行政機関であります千曲市と長野市からは、地下水の水質に対する不安を払拭できるような調査を行うこと、2つ目といたしまして調査の見学会を実施するなど、住民が身近に感じられる調査をすること、3点目は候補地からの距離、土地利用の実態等地域特性を十分配慮することなどが提出されました。

 県知事意見といたしましては、7月10日に事業主体である長野広域連合に対して出されましたが、住民からの意見等に対し、可能な限り配慮して調査を実施し、積極的な情報公開を行うことや調査を実施するに当たって留意事項等が記載されており、その意見を方法書に反映させ、このたびの現地調査を開始したところでございます。

 以上でございます。



○議長(吉田昌弘君) 前田きみ子議員。

          〔3番 前田きみ子君 質問席〕



◆3番(前田きみ子君) 今の職務代理者副市長のお話によると溶融についての意見はなかったということでよろしいですか。



○議長(吉田昌弘君) 市長職務代理者、瀧澤副市長。

          〔市長職務代理者副市長 瀧澤嘉市君 答弁席〕



◎市長職務代理者副市長(瀧澤嘉市君) 今度の環境影響評価調査に当たっての意見としては、そういう意見はございませんでした。私が今述べた3点でございます、地元からのやつは、はい。



○議長(吉田昌弘君) 前田きみ子議員。

          〔3番 前田きみ子君 質問席〕



◆3番(前田きみ子君) では、次に、この9月1日から方法書による18の調査項目に基づいて現地調査を開始し、期間は1年としています。その現地調査の結果をもとに環境への影響について予測評価を行い準備書を作成、公表して市民の意見を伺うとなっています。その寄せられた意見を踏まえて、準備書の見直しをして評価書の作成、公表という流れになっているようです。

 現在の焼却施設が老朽化し、一刻も早く新しい施設が建設されることが求められています。しかし、現地調査を1年かけて終了しても、その後にさまざまなステップが予定されています。そこで焼却施設に着手するのにはいつごろになるのか、どのような予定をしているのか伺います。

 また、準備書の作成ができても市民からの意見で内容の修正をし、評価書の作成というステップがあります。そのできた評価書で建設市の市民への説明会も当然持たれると予想できます。

 信濃毎日新聞は、9月12日から4回にわたってごみ処理の行方と題して長野広域連合の現状の記事が掲載されていました。ここでは焼却施設の計画がおくれにおくれている主な原因の一つに、長野、千曲、須坂、3地区とも住民の理解、合意が得られていないことにあると指摘しています。

 千曲市の場合は環境アセスメントのほかに溶融炉の問題もあり、住民の合意を得なければ、この計画がスムーズに進行するとは考えられません。この点について、どのような展望をお持ちか伺います。



○議長(吉田昌弘君) 市長職務代理者、瀧澤副市長。

          〔市長職務代理者副市長 瀧澤嘉市君 答弁席〕



◎市長職務代理者副市長(瀧澤嘉市君) 展望といいますか、これからの取り組み等について若干お話をしていきたいと思います。

 現在B焼却施設については、先ほど申し上げたとおり環境影響評価を行っており、現地調査には1年問、その後の準備書の作成、評価書の作成に1年程度必要と考えております。

 建設候補地の地元、屋代第5区・6区に対しましては、焼却施設建設の可否を検討していただくには、環境影響評価の結果も1つの要素として地元優遇策や周辺環境整備等を含めて総合的な判断をお願いしておるところでございます。地元の建設同意をいただいた後、都市計画決定、用地買収等の作業を進める予定ですので、建設に着手するにはまだ数年は要する見込みでございます。

 長野広域連合では、B焼却施設の稼動目標を平成26年度中としておりますが、現在の状況では大変厳しい状況下でございます。広域連合管内に建設を予定しているA焼却施設、最終処分場も含めて、稼動開始年度の見直しの作業を今進めているところでございます。

 以上でございます。



○議長(吉田昌弘君) 前田きみ子議員。

          〔3番 前田きみ子君 質問席〕



◆3番(前田きみ子君) 長野広域連合B焼却施設にかかわる環境影響評価概要版の中に焼却の処理方式について、焼却プラス灰溶融式もしくはガス化溶融方式を想定することとするというふうになっています。

 私も葛尾ごみ焼却施設のほうの議員の一員として、一刻も早く、このB焼却施設ができることを望んでいますが、溶融に対しての市民の皆さんの疑問、それから事故が起きていることなどを考えますと、しっかり住民の理解、合意が得られなければならないと考えています。屋代5区、6区地域のみではなく、市民、住民一人一人がこのごみ焼却について考えなければいけないと考えております。

 この処理方式について、もう少し詳しく御説明いただきます。お願いいたします。



○議長(吉田昌弘君) 米澤市民環境部長。

          〔市民環境部長 米澤辰男君 答弁席〕



◎市民環境部長(米澤辰男君) ただいまお話をいただいております長野広域のごみ焼却施設、B施設の処理方式につきましては、溶融機能を持たせるというところまでは、この基本計画の中にうたってあるわけでありますが、実際の処理方式そのものについては、ただいま東京で専門委員会、これは国内でも有数なそれぞれの先生方にその処理方式について御検討をいただいてきておると、こういう状況でございまして。

 一つの方式とすれば坂城町の葛尾組合が行っているストーカープラス灰溶融、いわゆる一つはごみそのものがそこで炊いて、出た灰をもう一度高温で溶融をすると、こういう機能が一つ。それから、そのほかのガス化溶融というのは、いきなり炊いたごみの灰を、そのまま溶融までそこで処理を行うと、こういう方式でございます。

 今のところ東京で開かれております専門委員会の中では、今国内で行っているいずれの方式でも安全だという結果をいただいておりまして、どの方式というまだ結論は、これから長野広域で決定すべきことだというふうに考えております。

 なお、事故等についてはいろんな報道がされておりますけれども、そのものの機能の中で当然人的なミスで発生してきている事故はありますけれども、いわゆる建屋までふっとんじゃうというような、そういう事故は今のところ国内でも発生してないというこういう状況でございますので、その点も含めて御理解をいただきたいと思っております。



○議長(吉田昌弘君) 前田きみ子議員。

          〔3番 前田きみ子君 質問席〕



◆3番(前田きみ子君) 東京の専門委員会ではいずれの方式でも安全だといただいているということで、確かに事故は起きているんですね。1万度で熱するというような状況というのは本当に私たちの想像を絶するものでありまして、また原発の安全神話のように安全だと言われても、私たちは今本当に安全なのかということが本当に納得できない状況であると思います。ですので、先ほども言いましたように、住民の合意、理解をまず大きな問題としてやっていただきたいと思います。

 では、次に3番、姨捨棚田の保全について伺います。

 さきの集中豪雨による土砂災害の復旧について伺います。

 千曲市姨捨の棚田は室町時代から脈々と受け継がれてきた歴史を持ち、平成11年5月に文化庁より全国で初めて国の名称として指定、2カ月後には棚田百選にも認定され、平成22年度は文科省から重要文化的景観に選定されています。

 ことしの夏も見渡す限り緑の美しい棚田でしたが、しかし7月29日の集中豪雨により姨捨棚田のあぜや道路など50カ所にわたり崩壊しました。そこで今後復旧作業をどのように進めていくのか伺います。



○議長(吉田昌弘君) 高松経済部長。

          〔経済部長 高松保雄君 答弁席〕



◎経済部長(高松保雄君) 姨捨棚田の災害復旧の進め方ということでございますが、諸情勢の報告でも申し上げましたように、この秋に予定しております国の災害査定があります。それにより普及方法、額等が決定しますが、また文化庁から工事に伴う文化財の現状変更の許可を今協議しておりますが、その許可が得られましたら来年の作付、要するに田植え前をめどに復旧の工事に着手してまいると、そういう予定で現在事務を進めております。

 以上です。



○議長(吉田昌弘君) 前田きみ子議員。

          〔3番 前田きみ子君 質問席〕



◆3番(前田きみ子君) 文化的景観にのっとった、また工事がなされること、復旧作業がなされることを望みます。

 では、小項目2、棚田を愛し、汗水流して守ってこられた地権者の方々、保全推進会議の方々は、日本一の棚田と誇りを持って耕作してくださっておりますが、地権者及び棚田保全推進会議4団体との協議について、どのようになっているのか伺います。



○議長(吉田昌弘君) 高松経済部長。

          〔経済部長 高松保雄君 答弁席〕



◎経済部長(高松保雄君) 棚田にかかわる4団体の皆さんとは、定期的に意見交換会を設けております。先月3日ですから8月3日にも開催をいたしました。特に各団体からは、水路等の農業施設の改修の要望が多くいただいたところでございます。

 それぞれの団体の皆さん、本当に日ごろ汗水流して、棚田の保全のための耕作といいますか、それぞれ団体の皆さんとともに時期的に御苦労いただいておるわけですが、こういった棚田の歴史的、また文化的景観を後世に継承していくためには、何よりも継続して耕作を行っていくということが重要でありますので、その耕作を容易にするための条件整備を地権者や耕作を行っている皆さんの御理解、御協力をいただきながら、市としても計画的に今後こういった要望に対して進めてまいりたいという考えでおります。



○議長(吉田昌弘君) 前田きみ子議員。

          〔3番 前田きみ子君 質問席〕



◆3番(前田きみ子君) 今のことにかかわっているんですが、次は小項目3、文化的景観の指定を観光施策にどう生かすのかということです。

 私は棚田で農作業をされている御家族の方にお忙しい中、お話をお聞きする機会がありました。おじいさんの指揮のもと家族5人で農作業しておられた地権者の方です。おじいさんは「俺の代で3代になる、ずっと棚田を耕作してきたが、集中豪雨であぜの何カ所か崩れた。昔は機械がなかったから、秋の収穫が終わるとすぐにくわで一つ一つあぜ塗りをしたもんだ。そして、俺ももう歳でことしはできないかと思ったが何とか頑張った。来年は無理なのでやってくれる人があるからやってもらうと思う」というふうにお話しておりました。

 そして一緒に農作業を手伝っておられた20歳のお孫さんですが、「俺の友達が花火を見ながら棚田を見るから来たけど、棚田へ行く道がどこかわからず違う山に入ってしまった」と。せっかくの棚田を何とかしてほしいと、若者からの要望でした。

 また、ほかの農作業されている方は、「一本松踏切はスマートインターからおりて線路を渡ってくる車と上りの車と、そしてスイッチバックが重なって渋滞が起こり、線路上でしか交互通行ができないことがある。いつか事故がおきるのではないかと心配だ。空き地があるのだから駐車場をつくってもらいたい」とのお話でした。

 日本一の棚田と誇りを持ち地権者及び棚田保全4団体の方々の年4回のあぜ草刈り、水田の管理、保全等の努力が報われ、千曲市全体の誇りとなるような観光施策、つまり各部署が集まり総合的な話し合いをする必要性があると思います。そうした協議の場を設定するお考えがあるか伺います。



○議長(吉田昌弘君) 高松経済部長。

          〔経済部長 高松保雄君 答弁席〕



◎経済部長(高松保雄君) 観光施策にどう生かしていくかということでございます。ちょっと長くなりますが、若干経過を申し述べさせていただきます。

 この姨捨の棚田が平成22年に国の重要文化的景観に選定されたことを契機にこの姨捨の棚田をナショナルブランドとして発信するために、平成22年度を姨捨の棚田・魅力発信元年ということで位置づけまして、全国に周知する施策を重点的・効果的に取り組んでまいりました。

 特に観光宣伝では、核となる所を集中的に売り出し、その周辺に効果を波及させるという考え方に立ちまして、この姨捨棚田を千曲市に訪れる旅行者の行動起点・交流拠点としながら、温泉にお泊まりいただきまして、市内の観光地にも足を運んでいただけるよう、JR東日本、またしなの鉄道、また関係団体との連携・協力を得ながら、積極的に情報発信を行っております。おかげさまで、大変多くの旅行者が、美しい姨捨の棚田の景観を求め、訪れ、感銘を受けていただいております。

 姨捨の棚田を観光施策に生かしていくためには、何よりも棚田の保全が必要不可欠と考えております。市では、この姨捨棚田の文化的景観の保全に当たりまして、関係部署が連携を図り、さらには先ほど申し上げました市の棚田保全推進会議の皆さんと一体となりまして、現在取り組んでおります。

 今後におきましても引き続き市と地域が一体となりまして、姨捨の棚田の文化的景観の保全に努め、引き続き観光施策に生かしてまいりたいというふうに考えております。

 ただいま御質問にありました姨捨棚田の周辺ということで、お話に出ました周辺道路の整備、また駐車場の整備というものも、この先ほどの保全会議の推進会議の中でも意見として出されております。これは行政としての大きな課題でございますので、先ほど申し上げました関係部署、私ども経済部の農林課、観光課または教育委員会、建設課等々庁内の関係者との連携を図り、そういった周辺の整備にも取り組んでまいるというような考えでおるところでございます。

 以上です。



○議長(吉田昌弘君) 前田きみ子議員。

          〔3番 前田きみ子君 質問席〕



◆3番(前田きみ子君) 関係部署との連携でということでしたが、なかなか進まないというのが現状ではないかと思います。姨捨駅はJRが持っていて、そしてその上のところはがけ崩れの災害の危険があるとか、また線路や道路の問題、それぞれ県や国やいろんな連携がなければできないことで、それがなかなか今進まないのではないかと思います。もしそこのところで具体的なお話があればお伺いしたいと思いますが。



○議長(吉田昌弘君) 高松経済部長。

          〔経済部長 高松保雄君 答弁席〕



◎経済部長(高松保雄君) 市としてですね、例えば県道、私ども直接関係ないわけですが、県道についても市がすべきことはしているんですが、その先が進んでないというようなこと。またJR関係につきましては、結構最近協力的でございまして、今年度は姨捨のトイレを市の施設として改修するわけですが、現在協議着々と進んでおるというようなこと。

 個々にはあるわけですが、全体今御質問の中で言われております周辺道路や駐車場等については、なかなかちょっと前へ進まないということですが。私どもは先ほど申し上げましたように、棚田の保全等について、これは耕作の継続ということは、それがこの姨捨の棚田を今後も生かしていく上でのあるべき姿ということの中で、その周辺のそこいらっしゃる方、また訪れる方、そういった面に対してのいろんな施策というものが今後、引き続いて取り組んでまいるということでございます。

 全然やってないということではないですが、ちょっとなかなか前へ進んでないというのが現状だということでございます。

 以上です。



○議長(吉田昌弘君) 前田きみ子議員。

          〔3番 前田きみ子君 質問席〕



◆3番(前田きみ子君) 各部署が協力して、この姨捨棚田が観光の目玉となるような、そんなふうにするために、また戸倉上山田温泉でお客さんが姨捨の棚田を見て、また森の杏を見たり、それからいろんな旧跡名称を見たりというふうなコースがなかなかうまく進んでいない。せっかくある千曲市の資源が、観光資源がなかなか進まない。私たちのこれは財産でもありますし、財源の収入の大きなものだと思うんですね。

 この千曲市には農業でも無農薬、減農薬の杏をつくっておられる方がいたり、ブドウやリンゴや本当に農業で生計を立てていらっしゃる方がおられます。道の駅とかいろんな農産物の物産館とか、またそういうふうな生計を立てておられる方ではなくても、おじいちゃんやおばあちゃんがつくったナスやジャガイモやそういうものを販売する場所があれば、それが生きがいにもなって孫にもお小遣いをあげられるというふうなことになると思うんだと思うんです。せっかくいい財産、減農薬の杏があったり、県立歴史館があったり、そんなものを本当に今生かさなければならないと私は考えております。

 日本一の棚田、そしてまた地権者の皆様、保全団体4団体の皆様、世界一の棚田と言っておられます。この千曲市が私たち一人一人がそう思えるように、本当に戸倉上山田温泉を経由して棚田を見て、またいろんなところを見てというふうな、先ほどのおじいさんのように、俺はああだったんだ、こうだったんだというふうなことが、その場所に行ってお話できる、交流ができる、そんな場面がまた幾つかできてくると思います。よろしくお願いいたします。

 これで私の質問は終わります。

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△日程第2 議案審議



△議案第52号 平成23年度千曲市八幡水道事業会計未処分利益剰余金の処分について



△議案第53号 平成23年度千曲市八幡水道事業会計歳入歳出決算認定について



△議案第54号 平成23年度千曲市下水道事業会計歳入歳出決算認定について



△議案第55号 千曲市税条例の一部を改正する条例制定について



△議案第56号 平成24年度千曲市一般会計補正予算(第2号)の議定について



△議案第57号 平成24年度千曲市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の議定について



△議案第58号 平成24年度千曲市介護保険特別会計補正予算(第1号)の議定について



△議案第59号 市道路線の認定について



△請願の受理について



○議長(吉田昌弘君) 日程第2、議案審議。議案第52号から議案第59号までを一括議題といたします。

 以上、8議案については、質疑の通告がありませんので、お手元に配付いたしました議案付託表記載のとおり、関係常任委員会に付託をいたします。

 請願の受理についてを議題といたします。

 本定例会において受理した請願は、お手元に配付いたしました請願文書表記載のとおり、関係常任委員会に付託いたします。

 以上、本日の日程は終了いたしました。

 これをもちまして、本日の会議を散会といたします。御苦労さまでした。

                             午前9時14分 散会

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