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長野県 千曲市

平成24年  9月 定例会(第4回) 09月19日−03号




平成24年  9月 定例会(第4回) − 09月19日−03号









平成24年  9月 定例会(第4回)



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            平成24年9月19日(水曜日)

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● 議事日程(第3号)

   平成24年9月19日(水曜日)           午前8時30分 開議

 第1 一般質問(個人)

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● 本日の会議に付した事件……前記議事日程のとおり

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● 出席議員(22名)

    1番   倉島清香君       12番   宮入高雄君

    2番   宮下正光君       13番   和田英幸君

    3番   前田きみ子君      14番   森 義一郎君

    4番   大澤洋子君       15番   宮坂重道君

    5番   袖山廣雄君       16番   中沢政好君

    6番   小川修一君       17番   和田重昭君

    7番   柳澤眞由美君      18番   中村直行君

    8番   小玉新市君       19番   田沢佑一君

    9番   中村了治君       20番   原 利夫君

   10番   小山嘉一君       21番   荻原光太郎君

   11番   林 愛一郎君      22番   吉田昌弘君

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● 欠席議員(なし)

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● 説明のため出席した者の職氏名

   市長職務代理者副市長        建設部長      知野秋利君

             瀧澤嘉市君

   参与        岡田昭雄君   教育委員長     赤地憲一君

   総務部長      柳澤正彦君   教育長       吉川弘義君

   企画政策部長    平林昌男君   監査委員      若林民雄君

   市民環境部長    米澤辰男君   教育部長      緑川 茂君

   健康福祉部長    寺澤清充君   会計管理者     小池洋一君

   経済部長      高松保雄君

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● 事務局出席者氏名

   議会事務局長    永井圭二君   議会事務局次長   荒川幸正君

   議事係長兼調査係長 渡島秀男君   書記        澤上 瑛君

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 午前8時30分 開議



○議長(吉田昌弘君) おはようございます。定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。

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△日程第1 一般質問



○議長(吉田昌弘君) 日程第1、一般質問を行います。

 通告に基づき順次発言を許します。

 4番、大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) おはようございます。大澤洋子です。一般質問をいたします。

 新幹線誘致について質問をします。

 市は将来歳入をふやし安定した市政運営をするための重要な手段のひとつとして新幹線新駅誘致を位置づけています。そして、大企業誘致ができる、観光客がふえる、若者が定住すると書かれています。

 しかし、新駅ができて本当に歳入がふえるでしょうか。今日の経済情勢では企業の誘致は現実的と思えません。駅の建設費に20億円をかけ、毎年の調査費など1,000万円をかけても余り歳入の見込めそうのない新駅誘致運動に多くの市民は反対しています。

 市民の反対の声に対してお答えをお聞かせください。



○議長(吉田昌弘君) 答弁を求めます。

 平林企画政策部長。

          〔企画政策部長 平林昌男君 答弁席〕



◎企画政策部長(平林昌男君) これまでも新駅の必要性につきましては何回も御説明をしてまいったわけでございますけれども、新幹線新駅は利便性の向上を図るといった類いだけの施策ではございません。千曲市の活性化に向けた起爆剤の役割を担うものであり、将来の千曲市の産業や経済を活性化させ、若者の雇用拡大を図り、ひいては市財政の健全化を目指すものとして基幹政策に位置づけたものであります。また、長野県観光の拠点としての役割も果たすものであります。

 確かにおっしゃられるように、初期投資、イニシャルコスト、はかかりますが、財政需要が年々増加する福祉や教育関係経費を担う財源が新駅による経済効果により安定的な財源確保が担保されるということになれば、自主財源確保に向けた良質な投資であります。新駅の意義は極めて大きいものがあるかと思います。

 全国の新幹線には多くの請願駅がございますが、駅を設置したことにより地域経済が疲弊した事例はございません。すべての地域で新駅により地域経済が発展して活性化しているのは御承知のとおりでございます。

 新駅につきましては大切な事業で、政策であるというふうに考えるところでございます。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 多くの市民がこの新幹線新駅誘致について反対をしております。その声を私はこの7月の選挙でしっかり受けとめておりますけれども、そのことに対して丁寧に説明をしていただき、議論を深めてほしいと考えております。そして、安定的な財源確保ということでありますけれども、果たしてこれだけの借金とか投資とかをしていって安定的な財源確保ができるのだろうかというところを疑問に思っているところですが、このあと順次その点について質問をしていきたいと思います。

 新幹線新駅ができたとして、どのくらいの歳入が見込めるでしょうか。

 市は現在600億円の借金があると書かれています。平成31年からは普通交付税が10億円減収するというデータも出されています。そのような状況のもとで新駅の建設費が20億円、このような投資をしてどのくらいの歳入が見込めるのでしょうか。その歳入で安定した市政運営ができるでしょうか。借金がふえていくことになるのではないかと心配をしますが、新駅ができてその後の歳入見込みについてお答えください。



○議長(吉田昌弘君) 平林企画政策部長。

          〔企画政策部長 平林昌男君 答弁席〕



◎企画政策部長(平林昌男君) 新駅ができたとしてどのくらいの歳入が見込めるかという御質問でございますけれども、正直申し上げまして現段階では歳入の具体的な見込みを数値でお示しすることは困難であります。しかしながら、前段で申し上げましたように、確実に経済効果があることは間違いないと信じております。

 市としては今年度新駅を活かしたまちづくり構想を策定いたしますので、新駅誘致による経済効果の予測についても調査を行います。詳細についてはその時点で御報告をさせていただきます。

 なお、先ほど借金というようなお話がございましたけれども、特別会計を含めた多額の経費は、借入金はあるわけでございますけれども、一般財源についてはその半分ぐらいではないかというふうに考えております。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 新駅ができたとしての財源がどのくらいであるかというのを数字で出すことは困難であるというお答えをいただきました。また、歳入がふえていくことは他の例から見てふえることは確かであるということを信じているという担当者のお答えでありました。市民はそこのところが不安であります。これだけの投資をしてどうなんだろうというところ、幾つかの点について不安を持っておりますけれども、次の質問にいきたいと思います。

 新駅ができる見通しはあるのでしょうか。

 国は震災復興や原発事故処理に全力を上げなければならないときです。県は長野以北の新幹線や在来線、そしてリニア新幹線が優先されています。周辺自治体の協力は得られるのでしょうか。JR東日本の経営状況は昨年の3月11日の震災による損失被害は大きいと新聞報道されていました。このような状況下で新駅ができる見通しはあるのでしょうか。お答えください。



○議長(吉田昌弘君) 平林企画政策部長。

          〔企画政策部長 平林昌男君 答弁席〕



◎企画政策部長(平林昌男君) まず、御質問の要旨に最初にありましたので、まず見通しについてでございますけれど、議員さんにお聞きしたところ、まず駅間距離について御質問がありましたのでそれについてもちょっと触れたいと思います。

 現在の上田・長野駅間の距離は33キロで新駅はちょうど中間の位置を予定していますので、両駅から大体15、6キロくらいになるかと思います。全国の新幹線の請願駅ではこの距離よりも短い距離であっても実際に設置されている事例が幾つかあり、駅間距離についてはまず問題はないと思っております。

 それから、震災の復興や長野以北の新幹線、それからリニア新幹線等が今優先される中で難しいのではないかということでございますが、これらはいずれも国やJRが進める計画であり、既に取り組みが進んでいるものであります。

 千曲市が進める新駅の誘致は、先ほど申し上げましたが、市の将来を見据え、地域の活性化を進め、将来の若者たちを初め市民が安心して生活ができるための環境づくりと。さらには長野県の観光振興等を見据えて取り組んでいるものであり、その実現に向けて県やJRに働きかけを行っておりますので、優先順位ということではなくこれからの千曲市のまちづくりという視点で捉えていただきたいと思います。

 また、県が現在策定中の長野県総合交通ビジョン、長野県新5カ年計画に新駅が位置づけられれば、その実現性は極めて高くなるものと思います。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) JRの都合というか、駅間距離の問題とかは今までたくさんの資料の中で出されていました。ほかでもそういうことは可能であるよということでしたと思いますけれども、質問についてはそういうことではなくって、市の方向性は今伺いましたけれども、JR・国・県・市町村その辺のところでの見通しとしてはどうなのかという点を伺いたいと思います。



○議長(吉田昌弘君) 平林企画政策部長。

          〔企画政策部長 平林昌男君 答弁席〕



◎企画政策部長(平林昌男君) 先ほど申し上げましたけれども、今現在確実にOKという話はいただいておるわけではございませんけれども、それについてはこれからも関係機関に強く要望していくところでありますので、市民の御理解を得ながら進めてまいりたいというふうに考えております。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 市民の声として、その点もできる見通し、できる状況でないのではないかっていう反対の声がたくさんあります。

 次の質問に移ります。

 新駅に伴う調査報告書の疑問点についてお伺いします。

 北陸新幹線新千曲駅誘致を目指してという資料の中に、新駅と県内主要観光地があります。新駅から善光寺まで46分、戸隠高原へは1時間10分、白馬山麓へは1時間16分など、図で描かれています。新駅ができたとしても善光寺や戸隠高原などへは目的地の近くの長野駅で降りて向かうと考えます。また、松本方面の人が東京に行くのに高速道路を利用して新駅から東京へ向かうという利用見込みが書かれています。

 拡大された利用予測が描かれているのではないかと考えますが、お答えください。



○議長(吉田昌弘君) 平林企画政策部長。

          〔企画政策部長 平林昌男君 答弁席〕



◎企画政策部長(平林昌男君) ただいま調査報告書についての御質問でございますけれども、新幹線新駅に伴う時間・距離・料金等の調査を表にしたものでございますが、これらは主要観光地の場合そこへの距離・料金を算出したもので、調査の中に善光寺や戸隠高原が主要観光地として含まれていますが、長野駅から善光寺間と新駅から善光寺間という単純に比較したものではありません。新駅を利用した場合にこういう方法もありますよというような形で算出したものでございます。

 それから、新駅から東京駅までの時間・距離については調査の前提条件として県内の市町村の庁舎や役場を起点として、高速道路や新幹線を使って東京まで行く場合のそれぞれの時間・距離を機械的に算出したものであります。

 御質問のように、松本から東京までの時間・距離については、今ですと市役所から篠ノ井線を利用し、長野駅から新幹線で東京駅までの時間と高速道路を経由し新駅から東京までの時間・距離を比較したものであります。それぞれの利用形態につきましては個人の方が考えられることでしょうけれども、この資料によりますと、それぞれ一番早い時間あるいは料金等を示したものであります。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 調査としてこのようなデータが出されたということですけれども、新駅ができたとして本当にこういう利用がふえていくだろうかという点について疑問を感じています。

 次の質問に移ります。

 新駅をつくる必要性があるのでしょうか。

 新駅ができたとしても魅力ある地域づくりを進めていかなければ税収は見込めません。社会情勢などを考慮して新駅をつくらなくても魅力ある地域づくりを進めていくことは考えられないでしょうか。



○議長(吉田昌弘君) 平林企画政策部長。

          〔企画政策部長 平林昌男君 答弁席〕



◎企画政策部長(平林昌男君) 新駅をつくること、それだけが目的ではございません。駅は道路や河川と同じく公共性の極めて高い施設であり、その整備はJRと行政が行うもので民間では整備できないことをまず申し上げておきます。

 今、千曲市の現状はどうでしょうか。一例を上げますと、ここ数年歳出に占める民生費の割合が上昇しております。一般財源の充当額は毎年平均して1億円程度増加し続けており、平成22年度の民生費総額は約68億円、市税の歳入総額とほぼ同じ金額となっております。

 また、千曲市の高齢化率が平成24年4月には28%と県内19市中で5番目の高さとなっており、他市に比べて高齢化の進行が早く今後もこの傾向は続いていくものと予測されます。高齢化率を押し上げている主たる要因は千曲市における若者の雇用先が確保できないからであり、大学を卒業した若い皆さんが千曲市に帰ってこられる確率は厳しく、流出に歯止めがかからないのが現状であります。こうした状況を考えますと、地域に活力を与え、経済を活性化し税収を確保しなくては現在の福祉や教育水準すら維持し続けていくことは不可能になると危惧するところであります。

 新駅は市内企業の活性化はもちろんでありますが、新駅を生かした新たな企業誘致戦略の展開も可能となり、産業の振興や安定した雇用の拡充、観光交流の推進、さまざまな効果につながるもっとも良質、かつインパクトのある政策であり、市内経済の活性化に大きく貢献するものと考えます。

 千曲市の総合計画にも位置づけられております。市の発展のためには未来永劫、地域の活性化に貢献し続ける新駅が将来の千曲市にとって今、考えられる最良の手段であると。それが地域づくりの手法であるというふうに考えるものであります。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 駅がなくても魅力ある地域づくりをつくっていけるのではないかというふうに考えています。多大な借金がある中で多くの投資をして、そして歳入も平成31年からは10億円の減収があるということですけれども、この危険な投資をして果たして市のこれからの安定した財政運営が行われるのかという点を心配しています。

 市の発展を望み、市民が幸せに暮らせる地域づくり、新駅誘致にかけるエネルギーを少しというか、そちらのほうにも向けながら駅をつくらない方向で地域づくりを行っていけたらと、私は考えております。

 次の質問に移ります。

 自然エネルギーの推進について。

 昨年の福島原発事故により放射能の被害は深刻になっております。放射性廃棄物の問題も含めて考えると、脱原発をし、自然エネルギーへの推進に関心が高まってきています。市で今年度新設された新エネルギー活用推進補助金制度に多くの市民が申請されました。今後も申請者がふえることを予想され、この9月議会においてこの補助金制度に1,000万円の追加補正が提案されています。県ではことしを信州自然エネルギー元年とし、1村1自然エネルギープロジェクトでエネルギービジネスの事業家を支援する補助金として自然エネルギー自給コミュニティ創出支援事業を行っています。

 エネルギーを地域でつくり出していくことにより、地域の活性化につながっていくものと考えます。

 千曲市として、この自然エネルギー自給コミュニティ創出支援事業の活用を考えているでしょうか。



○議長(吉田昌弘君) 米澤市民環境部長。

          〔市民環境部長 米澤辰男君 答弁席〕



◎市民環境部長(米澤辰男君) 自然エネルギー自給コミュニティ創出事業は地域におけるエネルギーの自給率を向上させることにより、地域経済の活性化を図ることを目的に市町村や民間団体が行う事業の一部に対して交付される県の単独の補助事業でございます。

 このうち市が実施できる補助対象事業につきましては、地域の関係者との協働による地域特性を生かしたコミュニティレベルでのエネルギー自給率を向上させる先進的な事業と、電気自動車やプラグインハイブリッド自動車の導入・利活用を促すモデル的な事業の2つでございます。

 市といたしましては、市内に潜在する自然エネルギーの掘り起こしと地域における活用の方法を探るなど活用について検討しておりますが、今のところこれに該当する事業が見出せない。このような状況でございます。

 また、民間団体が実施できる事業につきましては、革新的自然エネルギービジネス等構築支援事業があり、現在市内の事業者から森林資源を自然エネルギーとして活用する事業が県に申請されていることは承知をしております。

 市といたしましては、こうした市民の動きを注視しながら市内の森林資源の活用の可能性について研究をしていくと同時に、自然エネルギー自給コミュニティ創出支援事業の趣旨のひとつである地域における自然エネルギービジネスの構築を目指す市民団体等との支援が図れるよう、関係する団体と連絡調整やいろんな情報提供、こういったことに努めてまいりたい。このように考えております。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 積極的に進めていただきたいと考えます。

 市民は自然エネルギーへの関心をとても高めております。この状況の中で行政としても力を入れて進めていただきたいと考えます。

 そこで次の質問ですが、自然エネルギー地域協議会設立の見通しはあるでしょうか。

 県として積極的に進めておりますけれども、県下では既に10カ所設立されております。準備中のところは7カ所でありますが、千曲市としてはまだその数値のところに入っておりませんけれども、千曲市として自然エネルギー地域協議会の設立についてお答えください。



○議長(吉田昌弘君) 米澤市民環境部長。

          〔市民環境部長 米澤辰男君 答弁席〕



◎市民環境部長(米澤辰男君) 現在千曲市においては自然エネルギーの普及を目的とする地域協議会は組織されたという事例はまだ聞いておりません。自然エネルギーの活用による市民団体の活動が活発化しておるということは承知しておりますけれども、市といたしましてはこうした市民の活動の盛り上がりを受けまして、今後民間における地域協議会の設立を期待するとともに、市の支援についても考えていきたい。このように考えております。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 先ほどの答弁の中にもありましたけれども、市民の中にこの自然エネルギーを積極的に推進したいという動きがあることを承知しておられるというお答えでしたが、木質バイオマス発電についての支援は考えられているでしょうか。千曲市に豊富に存在する森林資源を利用した木質バイオマス発電は千曲市に適していると考えます。市民の関心の高まっている中で、これを推進しようというエネルギーがある。それを行政として受けとめて支援していただく。この関係が進んでほしいと願っておりますけれども、木質バイオマス発電についての支援、お考えをお聞かせください。



○議長(吉田昌弘君) 米澤市民環境部長。

          〔市民環境部長 米澤辰男君 答弁席〕



◎市民環境部長(米澤辰男君) 現在、近隣においては長野森林資源利用事業協働組合、これは長野市の飯綱にあるんですが、この地区にあるんですけれども、ここで木質バイオマス発電事業を行っておりますけれども、燃料となる木質バイオマスの安定的な確保が現在課題だということでお聞きしております。

 千曲市においては木質バイオマスを活用した発電事業をスタートさせるためには、事業者や燃料となる間伐材等の確保、発電した電力の活用など実現に向け検討を要する事項がありますが、市内における基礎調査や情報収集を行うとともに、長野市で稼働中の施設も参考にしながら研究をしてまいりたいと。このように考えております。

 また、市内事業者や市民団体等を主体とする木質バイオマス発電事業への取り組みに対しましては、関係団体との連絡調整や情報提供、先ほども申し上げましたけれども、こういった形で今後も支援を申し上げていきたい。このように考えております。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 自然エネルギーに対して積極的な推進を行っていく。このことはこれからの社会が持続可能な社会になっていくことのひとつでもあると考えております。

 私たちの暮らしが環境破壊などによってとめられてしまうのではなく、いつまでもこの自然環境の中で暮らしていける持続可能な社会をつくっていくためにも自然エネルギーの推進はとても大事なことと考えておりますので、市民も関心を高めております中、行政としても積極的な支援、そしてまたリードをしていただきたいと考えております。お願いいたします。



○議長(吉田昌弘君) 米澤市民環境部長。

 いいかい。答弁いい。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) はい。



○議長(吉田昌弘君) じゃあ、答弁はいいそうです。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 次の質問に移ります。

 男女共同参画推進の具体策と予算について。

 ことしの3月議会において男女共同参画推進条例が成立しました。地域や職場で女性の能力が発揮できることはとても重要なことです。また、審議会など政策決定の場に女性の参画率を高めていく必要もあります。

 そこで、女性の能力を発揮していくための学習プログラムを市として企画し予算をつけていただきたいと考えます。参加型学習やジェンダーワークショップ、エンパワメントと人権などの学習を数年継続して実施することで女性の社会参画の力が高められていくと考えますが、いかがでしょうか。お答えください。



○議長(吉田昌弘君) 寺澤健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 寺澤清充君 答弁席〕



◎健康福祉部長(寺澤清充君) 当市の男女共同参画推進条例の前文でございますけれども、これにはこれから向かうべき男女共同参画社会実現の意義を踏まえ、男女の人権の尊重をし、責任を分かち合い、誰もが平等に社会参加できる機会を確保されることが重要であるといたしました条例制定の理念と、まちづくりに取り組む趣旨が明示されております。

 従いまして、男女共同参画社会実現に向けての実践におきましては、男女の意識づくりをさらに進めることが重要な課題であると、私どもは考えております。

 今年度は国立女性教育会館が主催します、男女共同参画のための研究と実践の交流促進フォーラムへの参加を、団体を対象といたしました募集から市民の方の個人参加も含め広く呼びかけをいたしましたところ、前年度を上回る多くの参加をいただきまして、参加者からの発案によりまして後日開催いたしました情報交換のための報告会ではこれらの活動につながる成果と評価をする報告をいただくことができました。

 今後はこうした成果を踏まえながら、現在の補助金交付制度をさらに充実させまして、女性の参画に係る支援を行うとともに、国・県が主催しますフォーラムや研修会への参加支援、市が計画します団体や個人を対象にしました研修会・学習会等を企画する中で学べる場や交流の場を拡大することに努めてまいりたいというふうに考えております。

 また、審議会等の女性参画の取り組みに起きましては、参画率の目標を40%といたしまして、各審議会等で積極的に取り組んでいただいているところでございますけれども、残念ながらことし4月1日現在23%という低いレベルにありますことから、さらに目標達成に向けて推進をしてまいりというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 審議会などの参画率がことしの4月1日現在で23%というお話を今伺いました。とても残念に思います。

 以前のデータを見ておりますと30%まで上がってきているところ、ここで条例ができたこの年に下がってしまうというのは、原因はどこにあるのでしょうか。お答えください。



○議長(吉田昌弘君) 寺澤健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 寺澤清充君 答弁席〕



◎健康福祉部長(寺澤清充君) 原因ということでございますけれども、一言で申せばというような原因があるというふうには私も思っていませんが、あえていうなれば、意識がまだ低いと。これは男女区別なくでございますが、男女共同参画に対する意識づけ、私どもの取り組みとすれば意識を持っていただくことへの取り組みが当然低いと思っていますし、市民の皆様の男女共同参画に対する意識がまだまだ低いんであろうというふうに思っています。

 これは各審議会ごとにはお願いをしまして、できるだけそのように努めてもらっているところでございますが、これ、%の定義といいますか、分母といいますか、各審議会がどういう審議会において何人の女性の方が参画されているのかということのものでいきますと、自治法に基づく審議会とか委員会等がございまして、それらに市会議員さんとかそれから民生委員さんや人権推進委員さんといったような方の定義づけのその中に何人いるかというようなことで、多くの審議会や委員会の中での計算をしたことでございまして、なかなか1年前の調査では30%あったわけですが、それがなぜ23%にがくんと減るのか。これは具体的な一年間というのは要因があったということではなくて、やはり実際の意識づけがまだまだ低いから、結果として一年でこんなに上下するというですか、私どもこれで努力していけばまた上がるかもしれませんけれども、なかなか将来を見通して考えるとすれば意識づけ、先ほども答弁の中で申し上げましたけれども、その意識づけのための取り組みというのをもっと一生懸命やらなければいけないというふうに考えています。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 原因としては意識が低い現状であるということですけれども、その意識を高めていくために何もしないのであれば高められませんけれども、意識を高めていくための学習をきちんと継続的に、系統的に組んでいただきたいと考えております。行政としての役割としてそのことをお願いしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

 審議会などに女性にお願いをしても女性が受けてくれない現実があるよという声も聞いております。女性自身の自覚を高めていくという点は必要でありますけれども、そのための学習をしていくその必要性を、私は感じておりますけれども、学習会の講座を組んで継続して、そのための予算づけをしていただきたい。そのように考えますがいかがでしょうか。



○議長(吉田昌弘君) 寺澤健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 寺澤清充君 答弁席〕



◎健康福祉部長(寺澤清充君) 意識づけ。今の具体的にそういう成果を生み出すにはということで申し上げますと、やはりこれから使いやすい事業費の補助金、現在も施策としては持っておりますけれども、使いやすくしていくという必要があるだろうと思っています。

 ですから、補助金制度そのものも見直しをかけていきながら、現状にあった形。先ほど継続性ということもお話がございましたが、それらの御意見もいただきましたので、また私どもも参考にしながら新たな施策の展開を進むべき検討をさせていただきたいと思いますし、参加しやすい機会をつくるというのも大事なことであろうと思っていますので、先ほど個人参加というものも申し上げましたが、今まではどうしたことかっていうか、今までの取り組みでいきますと各団体グループに対しての働きかけが中心になってきたように思えますので、このような中では個人参加も含めた形でのさまざまな方に参画いただけるような機会をつくっていくということも大事なことかなと思っておりますので、今後具体的に検討してまいりたいと思います。



○議長(吉田昌弘君) 大澤洋子議員。

          〔4番 大澤洋子君 質問席〕



◆4番(大澤洋子君) 行政として積極的なリードをお願いしたいと思います。

 これで一般質問を終わります。



○議長(吉田昌弘君) 続いて、15番、宮坂重道議員。

          〔15番 宮坂重道君 質問席〕



◆15番(宮坂重道君) 15番、宮坂重道です。私は今回1つだけの議題を持ちまして、市の皆さん方に喚起していただきたいという思いから申し上げるわけでございますが、よろしく御理解をいただきたいと思います。

 千曲川の活性について。合併後9年を迎えた千曲市は3つの県にまたがる甲武信岳を源流とする全長214キロメートルに及ぶ全国的にも有名にして長大な河川を市の中央に立地し、他の行政に先駆けてこの川の名前を採用し、千曲川のごとく長大にして悠久な流れのごとく、千曲市の発展に思いをはせたすばらしい名前であります。甲武信岳の直下、檜の古木の根方からこんこんと沸き出ずる清水は水晶より透明で冷たく、両の手ですくって飲むのにも少しのためらいもありません。これが枝沢の水を集めながら流れ下り、地域の生活用水や発電に利用され佐久平、上田盆地、これらを潤し千曲市に届くころ、さすがに源流ほどの清冽さはなくなり感激は半減しますが、善光寺平を潤してなお余りあります。こんな大河の名称を採用した千曲市に、よその千曲川沿線の行政からも羨望ややっかみが聞こえるほど当市に似合った名前であり、9年の歳月を経て全国的にも定着しつつあると思います。

 ここで思うことは、この我が市が誇りとする千曲川に対して千曲市は名前負けしているのではないかと思われる場面が随所に見られます。一例を上げるならば、監視の目を逃れた家庭ごみの野焼き、不法投棄、外来植物種による異常繁茂、外部から飛来して住みついてしまった川鵜、青鷺、白鷺、今では川にまで進出してしまったイノシシ、鹿が住みつき、川が増水のたびに上流からの浮遊物、ビニールの切れ端、ペットボトル、スチロパール、枯れたアシの残骸などが大量に残されます。年に一度の市が主催で行われる千曲川クリーン大作戦や、各種団体によるごみゼロ運動も目に見える効果は薄いかもしれませんが、それに参加することによって意識の向上や対象物に対する認識が高まる効果は絶大なものがあると思います。

 多くの市民がこれを体験し、短い時間の参加でも事の大きさに気づいた今、市は河川敷の整備に本腰を入れるときではないかと思います。

 身の丈を超える葦のジャングル、これに覆いかぶさるアレチウリ、自然繁茂によるニセアカシヤ、泥柳の大木など、千曲川の堤防を走っていても、川の水面さえ見えない状況ではいかがなものか。水辺の楽校も結構かもしれませんが、出水のたびに気まぐれのように流れを変える大河に対して適切な利用方法とも思えず、一歩外れるとマムシに注意の看板の乱立では「仏作って魂入れず」のことわざが頭をよぎります。

 建設当時の利用の見込みが大きく外れ、建設資金の出所がどこであろうとも公的資金投資のなされ方が適正であったのか疑問を覚えるところです。

 このようなスポット的な投資で終わることなく、これらを基点に上流、下流側の整備を進め拠点を随所に設け、そこを基点にして景観保持なども考慮に入れながら外来植物や葦原を追い詰めてゆき、市民が千曲川を安心して利用できる、魚釣り、ジョギングコース、ラフティング、ドッグラン、水遊びなど子供から年配者まで安心して利用でき、健康維持にも寄与できるエリアを市民の協力を得ながら進めるべきではないかと思います。

 千曲市がよそに対して最大に誇れるもの、それは山でもなく谷でもない悠久のロマンを秘めた千曲川であります。市民全体の共有財産であり利用の仕方次第では千曲市最大の無限の観光スポットになる得る資源を放置し、単発的な利用を試みても荒地とのギャップが目立つだけではないかと思います。

 千曲川を観光資源に。このような活動が見えてきたとき、日本中にある有名な河川名にちなんだ合併特例により誕生した新市、またそれ以前から川の名前を命名した都市はあまたあり、一例をあげるならば、北海道は石狩川にちなみ石狩市あり、岩手県に北上市、新潟に阿賀野市、富山に黒部市、和歌山に紀ノ川市、高知に有名な四万十川にちなむ四万十市、四国三郎の異名を持つ吉野川に吉野川市、福岡に筑紫次郎の別名を持つ筑後川にちなむ筑後市などがあります。いずれも、それぞれの川の雄大さやその景観、知名度などにあやからんとして取り入れた市の名前はうかがい知れますが、その後地域住民の関心の程度により川を活用している市もあり、成り行きにまかせているなと思える行政も見られます。

 これらその土地の大河にちなんだ都市に呼びかけた河川サミットを開催し、共通課題を国に働きかけ、次の世代を担う子供たちにも故郷の大河を幼少のころよりなじませ、危険の予知できるところや死角を排除し、千曲市としては「千曲っ子」の育成に力を入れるべきではありませんか。

 幼いころより山に遊び川になじんだ豊かな経験がなければ、限られたスペースの中で安全第一に育てられ、ルール一辺倒の枠にはめられた教育だけが果たして子供の育成に最適なものか。ここ千曲市ならでは体験できない機会を与えなければ、やがて勉学などのために都会へ出た子供たちはその利便性だけに染まり、ふるさとがかすんでしまうのではないかと懸念されます。

 ただいまの内容につきまして、特に4点の質問をいたしますので、答弁は千曲市全体に関わることでございますので、こちらからこちらの部局で答弁していただきたいと、こんな注文はいたしませんが、それぞれのお考えでお願いしたいと思うわけでございます。

 千曲川の活性について。千曲川の名前にあやかった千曲市は名前負けしていないか。

 監視の目を逃れた家庭ごみの野焼き。不法投棄。外来植物等による異常繁茂。外部から飛来して住みついてしまった川鵜、青鷺、白鷺。今では千曲川にまで進出した鹿、イノシシが川が増水のたびに上流からの浮遊物。大量に残されますクリーン作戦レベルでは対処できる量ではないが放置したままでよいのか。お伺いいたします。



○議長(吉田昌弘君) 一括答弁でよろしいですか。(3)まで。

          〔15番 宮坂重道君 質問席〕



◆15番(宮坂重道君) 1番。



○議長(吉田昌弘君) 一番のみ。米澤市民環境部長。

          〔市民環境部長 米澤辰男君 答弁席〕



◎市民環境部長(米澤辰男君) 千曲川の恩恵を受けてまいりましたこの地域は、千曲川に対して敬う心を持ちつつ、身近な河川として親しんできた歴史があり、千曲市命名のこの際もこの千曲川との関わりが大きく影響したものと思います。

 御指摘のとおり、千曲川の増水により流れてきたごみや不法投棄物、特定外来生物であるアレチウリ、さらにはニセアカシヤ等の繁茂による景観や生態系への影響については、誰もが危惧しているところだというふうに思います。

 千曲市が誕生し、千曲川を市民皆できれいにしようという機運が高まりまして、平成17年度に策定しました環境基本計画においても、自然豊かなふるさとを基本方針に泳ぎたい千曲側の復活を長期目標、こういった形で位置づけまして、市民、事業者及び行政の役割をお示しし、ただいま推進しているところでございます。

 また、平成18年度から全市民に呼びかけ千曲川クリーン作戦により不法投棄物の片付けヤアレチウリの抜き取り作業などを通じて、市民の皆様の意識の向上に努めてまいりました。このほか、市では不法投棄パトロールの実施や各種団体等による河川敷の美化活動も行われているのが現状でございます。

 また、信濃川水系の県内41市町村、新潟県内13市町村で構成する信濃川を守る協議会では、年2回の美化活動を実施しているほか情報交換も行っておりまして、これらの活動を粘り強く継続していくことが重要であり、引き続き千曲川の景観・環境の改善に取り組んでまいりたいと。このように考えておるところでございます。



○議長(吉田昌弘君) 宮坂重道議員。

          〔15番 宮坂重道君 質問席〕



◆15番(宮坂重道君) ただいまの答弁でございますけれども、千曲川クリーン作戦。これらももう既に何年も続けておりますが、これはその都度参加される区の役員ですとか、参加される人たちの入れ替わりにより比較的広い範囲の皆さんがその認識を高めて非常にいいことだと思いますけれども、これはあくまでも1時間とか限られたわずかな時間であり、もう既に御承知かとは思いますが、ニセアカシヤとか泥柳に前面に、上へ覆いかぶさったアレチウリですとか、ちょっとこれはその程度の参加の皆さんの力だけでは排除できないんじゃないかというふうに考えておりますが。

 なお、私は県外の河川敷の実にきれいにされ、芝を張ったり、実に地域の市民が美を有効に利用しておるところを見ると、これがうらやましくてしようがない。

 千曲市の場合ですと、この千曲川の川岸へいった場合に、もう死角になりまして危険に近寄っているのかどうか、我々大人が子供を監視することすらできないような状況なんです。そんなところをお考えいただいて、もう少し方法を。ただ、形骸的に去年もやったからまたことしも、でなくて、少しずつ進歩が見られ、そして地域がだんだんだんだん手入れされたところが広がっていくような、そういう方向は考えられないものかどうか。そこをお伺いするわけでございます。



○議長(吉田昌弘君) 米澤市民環境部長。

          〔市民環境部長 米澤辰男君 答弁席〕



◎市民環境部長(米澤辰男君) 今の議員御指摘のとおり、千曲川はそのものについては御案内の通り国の管理の地域でございまして、そのうちの一部は占用させていただいて現状はごらんのとおりでございます。それぞれの所管するところで整備をし、維持管理に努めているという状況でございますけれども、大変広い河川敷。全体のものでございますので、全部国から市がお借りするというような状況にもございませんけれども、できる範囲からその辺については進めていきたいということでござまして、今後もそういった点については私どもの所管ではありませんが、また担当する部署とも連絡調整をさせていただきながらできるところから進めてまいりたいというふうには考えております。

 また、今申し上げております整備につきましては、昨年もアレチウリの緊急雇用対策も含めて取り組んできたという経過もありますので、またその辺の効果も含めて十分検証をする中で、効果の上がる事業を今後も取り組んでまいりたいと。このように思っております。



○議長(吉田昌弘君) 宮坂重道議員。

          〔15番 宮坂重道君 質問席〕



◆15番(宮坂重道君) わかりましたが、とにかく広くて手が届きにくいというだけに、これを見事に整備した場合には最大の千曲市内の観光の拠点になるだろうというふうに考えますので、即どうしろということではございませんが、長い時間をかけてその方向にもっていっていただきたいなと思うわけでございます。

 続きまして、千曲川は誰のものと思いますか。

 国の管理が行き届かない放置された川岸は誰が管理すべきと思いますか。水が見える川岸の整備をし、市民が安心して利用できる、魚釣り、ジョギングコース、ラフティング、ドッグラン、水遊びなど子供から年配者まで安心して利用できるエリアをつくるべきではありませんか。



○議長(吉田昌弘君) 米澤市民環境部長。

          〔市民環境部長 米澤辰男君 答弁席〕



◎市民環境部長(米澤辰男君) 全長214キロに及ぶ千曲川がすべての国民が共有する大切な財産でありまして、この千曲川のきれいな水辺環境を後世に引き継ぐことは我々の責務であるというふうに考えております。

 千曲川の河川敷の有効活用につきましては先ほども申し上げたとおりでございますけれども、市が占用している幾つかのスポーツ施設等については、その占用箇所の管理、これも含めて現在鋭意努力をしている。こういったところでございます。

 また、河川敷はマレットゴルフ場として多くの皆さんに御利用いただいておりますけれども、利用される皆さんが自主的な組織により管理運営され、非常にきれいに利用されている事例もあるということ。これらも承知しておりますけれども、市民と行政とが協働による管理運営についてもさらに検討を進めてまいりたいと。このように考えておるところでございます。

 今後は、市民が安心して利用できる水辺の拠点づくりに向けて、維持管理も含め市民の皆様の率直な御意見をいただきながら検討してまいりたいと。このように考えておるところでございます。



○議長(吉田昌弘君) 宮坂重道議員。

          〔15番 宮坂重道君 質問席〕



◆15番(宮坂重道君) ただいまの御答弁にもありましたように、千曲市河川敷の中にはマレットゴルフ場ですとか、ゲートボール場、野球場、サッカー場とかスポット的には方々に広く利用されておりますけれども、そのエリアを一歩外れたその時点からはまったく原野以上のひどい荒れ方でございまして、子供など連れてその施設を利用しておっても、子供が行方不明になるんじゃないかというぐらいなひどいところが方々にございます。このような関係から質問でございますけれども、これは、千曲川の河川敷だけは今、車社会でございますが、中へは車がなかなか入らないような状況になっていますから、ジョギングですとか犬を連れての散歩、または犬の運動とかこのようなことに安心して利用できるんじゃないかと思います。

 また、河川敷もずっと整備されたならば乗馬クラブなども誘致して、ずっと乗馬による遠乗りとか、よそにないような絵を描いて、それで誘客を促進するのも一手ではないかと思うわけでございますが、お考えいただきたいと思いまして、3番目の千曲川を観光資源に。これについてお伺いします。

 日本中にある有名河川の名前にちなんだ名前の都市に呼びかけて河川サミットを開催し、川の利用の情報交換をし、国に支援を働きかけ観光資源としての一段上の利用を図るべきではありませんか。お尋ねいたします。



○議長(吉田昌弘君) 高松経済部長。

          〔経済部長 高松保雄君 答弁席〕



◎経済部長(高松保雄君) 市においては総合計画で全国的知名度を有する資源や潜在的価値を有する資源、いわゆる郷土の宝として、姨捨の棚田、あんずの里、森将軍塚古墳と同様に千曲川を掲げ、地域に根ざした観光振興を展開する必要があると認識をしております。

 千曲市における千曲川の現状は先ほど来、出ておりますが、千曲川クリーン作戦により美化に取り組んだり、スポーツ施設として利用しておりますが、行政機関であります自治体ができることは限られています。むしろ、観光的利用や誘客イベントの開催などは民間の活力が重要かつ有効で、また民間の活力こそが地域経済発展の原点であり、そのためのきっかけづくりや後方支援が行政の役目であり、それが協働のまちづくりを掲げているこれからの千曲市には大切なことであろうというふうに考えております。

 千曲川は千曲市の中心に流れるシンボルともいえる河川であり、清流として将来に引き継いでいかなければならないものであるという認識の中で、今後市においては市民の千曲川に向けた郷土愛の醸成や観光資源としての活用をする事業等への応援・支援などの仕組みを強化するとともに、地域に根ざした観光振興を展開するためにも、ほかの自治体との河川サミットや河川連携などについての研究、さまざまなイベントの開催についても検討してまいりたいというふうに考えております。



○議長(吉田昌弘君) 宮坂重道議員。

          〔15番 宮坂重道君 質問席〕



◆15番(宮坂重道君) ただいま部長の御説明ではございますけれども、千曲市の観光資源、これがよそに出てみますと、まことに小さなもので、確かにその方面の専門家はこれは棚田は愛でる価値があるとか、森の将軍塚はどうであるとか、そういう見方の人がおられますけれども、観光というものはやっぱりそういう専門家ばかりを呼ぶことが観光じゃないわけでござまして、多くの観光客が、ああすばらしい、もう一度行ってみたいというような観光資源でなければ一過性に終わってしまうんじゃないかと思うんです。

 近くを見るならば安曇野には北アルプスの雄大な景観がございますが、松本市もしかり、それでは海外へ見れば、あんな小さな島国ハワイあたりでもキラウエア火山の大噴火口は千曲市全部が入ってしまうぐらいな大きな噴火口がある。あれならば世界中から観光客を呼ぶに十分な内容を持っておるなというふうに感激するわけでございますが、残念ながら千曲市の観光資源はもっと線で結ぶ程度のことでなくして、大きく集客能力のあるような観光を、資源をつくるべきだと思うわけで、そんなところからこの千曲市の相当な面積を占める千曲川河川敷、これらをもっと有効に生かしながら千曲川の魅力をアップすることに非常に大きな価値があるのではないかと思うわけでございます。千曲川に限らずこの河川サミットを開催することによって、それぞれの土地土地で非常に高いノウハウを持っておるところも大変あるようでございますので、それらの意見交換等もやりながら、予算が非常に厳しいならば国のほうに、国土交通省の管轄であるということなら国土交通省に働きかけ、できることならそちらでやっていただければいいけれども、細かい所まで目を届けるにはやはり地域に住んでおる我々がこれをみなければ、ちょっと目の粗い手当てしかできないだろうというふうに思うわけでございます。

 もう一度お考えをお聞かせください。



○議長(吉田昌弘君) 高松経済部長。

          〔経済部長 高松保雄君 答弁席〕



◎経済部長(高松保雄君) 一歩、一段上の利用ということで河川サミットというのは御提案があったわけでございますが、ただいま議員さんが前段で言われましたように、河川の活用、千曲川の活用については私ども観光を所管とするところといたしましては、市民だけじゃなくて観光に訪れる方々、数はそれぞれ違うと思いますけれど、それぞれに自分のポリシーといいますか、私は釣りにきた。私はスポーツの合宿等で来たというようなそれぞれの目的を持った活用がされているというふうに考えて見ております。河川サミットにつきましては、もちろん国交省とのそういった協議も必要になろうかと思いますけれど、やはり先ほど冒頭にお話がありました源流から下流までということで、それぞれ沿線市町等もありますので、そういった市町の共通認識を持ち広域的な取り組みとしてこういったイベント等を取り組んでいったらどうかというような考えのもとでこれから検討させていただきたいということであります。よろしくお願いいたします。



○議長(吉田昌弘君) 宮坂重道議員。

          〔15番 宮坂重道君 質問席〕



◆15番(宮坂重道君) 大変厳しい予算の中へ御無理を押し込むわけでございますから、あす、あさってに早速どうするということではないんですけれども、長いスパンの中でだんだんそれに近づいていけるような施策をお願いしたいと思うわけでございます。

 続きまして、4番目、千曲っ子の育成についてお伺いいたします。

 川の危険の予知できる場所や死角を排除し、千曲っ子の自然に溶け込めるスペース、これをつくらなければ安全第一に限られた枠の中だけで育て、都会にだけ目を向けるような教育環境はいかがなものかと思うわけでございます。

 教育長にお答えいただければ幸いですが、御用意がなければ担当の部局でお願いいたします。



○議長(吉田昌弘君) 緑川教育部長。

          〔教育部長 緑川 茂君 答弁席〕



◎教育部長(緑川茂君) 私のほうからお答えをさせていただきます。

 先ほど有名な河川にちなんだ都市名のお話がございましたけれども、全国に誇れる千曲川が流れるふるさと千曲市で育つ子供たちは幸せではないかというふうに考えております。

 学校では子供たちがふるさとに愛着をもって育つように、小学校では社会科や総合学習の中でふるさと学習を行っております。

 また、小学校3年生と4年生は理科学習で身近な自然の観察の場としたり、5年生では流れる水のはたらきの学習の場として千曲川を活用しております。

 さらに、更級小学校では千曲川の由来について、五加小学校では千曲川の環境について、戸倉小学校、屋代小学校では千曲川の水辺にすむ生物についてなど、これまた千曲川を題材とした授業を実施しております。

 また、中学校では先ほども出ましたけれども、毎年実施されますクリーン作戦に多数の生徒が参加しまして、千曲川河川敷のごみ拾いやアレチウリの除去に汗を流しているところでございます。

 一方、社会教育におきましては、八幡地区に設置がされました水辺の楽校におきまして川遊びの楽しさ、また親子で体験してもらうなど、千曲市ならではの体験ができるさまざまなイベントを企画しております。

 子供たちに千曲川での学習体験を通じまして、自然の豊かさ、楽しさ、驚き、また怖さを学んでもらうことで、また机に向かっているだけでは得られない自然、ふるさとを大切にする貴重な体験ができる場となるよう、努力をしているところでございます。



○議長(吉田昌弘君) 宮坂重道議員。

          〔15番 宮坂重道君 質問席〕



◆15番(宮坂重道君) ただいまの教育部長の答弁の中にもありました、やはりふるさとの千曲川は子供のころからなじんだ思い出の川でなければならないわけでございますが、残念ながら今のあの自然環境の中では間違って川へ落ちたにしても、これはもう死角ばかしで捜索に大変な労力を費やすというような、こういう条件ではやっぱり親御さんとすれば学校の教育の中では職員の引率のもと、川へ行くと目が届く。それはまず非常に結構なことですが、これは学校が終わっても、土曜、日曜でも子供たちだけで山へ行き、川へ行きというような環境で世の中なくなってきているわけですね。山は危険、川は危ないの教育環境は大きな人を育てる条件を疎外しているんではないかと思うわけです。そんな観点から、私はこの千曲川、今はもう大きな重機が世の中には幾らもあることでございますから、あのヨシのとても不可能と思われるような大群落もみんなブルドーザーなどで押すことも全然不可能なことはないわけでございまして、そういうようなことから子供たちに行ってもいいよ。川で遊んでいらっしゃい。山へ行ってもいいよというような環境をもう一度大人の、または行政の我々市民の手でもう一度つくってやらなければ一度都会へ出て子供たちは再び田舎に夢を果たして持てるかどうか。このような危惧をするところから、この際質問したわけでございますが、いろいろな答弁をいただきました。ひとつよろしく継続的に、長い目で結構ですが実現できるように御協力をお願いしたいと思いまして、私の質問をおわります。



○議長(吉田昌弘君) ここで15分間休憩いたします。

                             午前9時48分 休憩

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 午前10時4分 開議



○議長(吉田昌弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 続いて、8番、小玉新市議員。

          〔8番 小玉新市君 質問席〕



◆8番(小玉新市君) 議席番号8番、一志会、小玉新市であります。私は通告に従いながら一般質問をさせていただきます。

 大項目の1、観光についてお聞きいたします。近藤市長は経済成長なくして高福祉なしをスローガンにしておられます。私もその通りだと思っております。しかし、市長の言われる企業誘致はまさに至難の業です。しかし、狭き門から入れの精神は大切なことであると思います。近藤市長におかれましては早く完治され、この場での答弁を心よりお待ちしております。

 産業観光はこれから大きく伸びる、また余り費用がかからず雇用創出が可能な産業です。観光とは、古代中国に伝わる四書五経の一つ易経に記された観国之光に語源があるとされます。易経とは卜筮の書、すなわち古いテキストです。時の賢者は国を見ること、そして魅せることは国家の繁栄に通ずるとして、観光が国の利となることを説いています。千曲市が繁栄しているあかしとしては、この観光産業がいかに進んでいるかが大きなポイントになるんではないでしょうか。

 しかし、残念ながら千曲市に訪れる観光客は年々減少してしまっています。例えば森のあんずの花見客やあんず狩りの来客数は平成20年で23万3,500人でしたが、平成22年は18万6,000人になってしまいました。また、戸倉上山田温泉にお越しになる御客様は新幹線開業当時より約半数の40万8,000人になってしまったと前回答弁されておりました。

 このように千曲市に訪れる観光客が大きく減少してしまっているのが現状です。なぜこのように千曲市に訪れる観光客が減少してしまったのでしょう。以下、千曲市の観光につきまして順次お伺いしてまいります。

 小項目の1インバウンド観光産業についてお聞きします。近藤市長はことしの3月定例議会の一般質問の荻原議員の質問の中で重点施策としましては、千曲市総合計画後期基本計画の推進、企業誘致の推進、北陸新幹線新千曲駅の誘致、スポーツツーリズムの推進、そしてインバウンド観光の推進の5点とし、市民の皆様の住みよい千曲市を築いてゆきたいと考えておりますと答弁されました。

 確かに、国の方針である観光立国を目指すとして観光庁が設立され観光産業を推進しています。その中で訪日外国人3,000万人へのロードマップとして3期ローリングプランを組んで国は推進しております。

 しかし、私はこのインバウンド観光産業は先ほど申しましたように、企業誘致と同じくらいに狭き門だと思うのです。

 なぜ、インバウンド観光産業が難しいか。3点についてお聞きいたします。

 その1点目、長野県観光部が昨年プレスリリースした内容から判断いたします。

 平成22年の外国人宿泊者は前年比130%の30万4,000人でした。都道府県別では東京、大阪、京都、神奈川、千葉などで長野県は栃木県に次いで16番目でありました。長野県に訪れた観光客の国別では台湾が最も多く8万8,000人、以下オーストラリア、香港の順でした。大きく増加した国は中国、韓国、イギリス、そしてシンガポールなどです。

 問題は宿泊した市町村です。白馬村が最も多く4万3,000人、以下長野市、松本市、軽井沢町、茅野市、山ノ内町、大町市の順でした。宿泊月別では2月が最も多く4万1,000人、次いで1月、5月、4月の順でした。

 こうしたデータから見ることは、長野県は冬、特にスキー客が多いということが特徴です。この動きはさらにふえていくものと思います。しかし、残念ながら千曲市にはスキー場はありません。

 また、インバウンド観光事業調査として訪日した外国人を対象に日本に関する意識調査を行っています。それによりますと、日本を知る上で最も有効な情報源を選んでくださいの項目では、インターネットが49%、ガイドブック・情報誌と口コミが共に22%、テレビ・旅行会社が2%などです。外国人が活用する情報源は観光会社やパンフレットではなくインターネットが最大であると思います。そのためインターネットは多言語化に対する必要性があるのではないかと思います。

 2点目です。外国人観光客の取り組み状況と今後の予定についてお聞きいたします。

 長野県は平成18年の18万4,000人から平成24年に37万人の予定を立てております。この目標に対して取り組み状況は、県公式観光サイトGO!NAGANO、英語・中国語・韓国語にがんばろう日本!信州元気宣言を発信しておりまして、中に渋、湯田中、白骨温泉など紹介されています。また、副知事が主になって中国を訪問したり、台湾中国などの旅行会社、メディアなどを対象とした招聘事業を実施したり、訪日旅行を取り扱っている旅行会社などを対象にインバウンド商談会を東京で開催しております。また今後は現地説明会、商談会の開催北京・バンコク、これはいずれも11月ですが、また台北を12月に予定しています。

 千曲市ではどのぐらい外国人観光客が現在お見えになっているのか。今後どのくらい客数を予定しているのか。そしてどのような取り組みを行っているのか、お聞きいたします。

 また、富山空港を利用して北京、大連から観光客を呼び込むという企画があるようですが、確かに富山大連、北京ルートは月曜、水曜、木曜、金曜、土曜日運行しております。しかし中国人などの観光客はゴールデンルートツアーが人気でおよそ80%の人たちが利用しております。さらにリピーター率も高いので次は雪のあるところ、そしてその次は地方のよさを探しに観光します。こうした第3次リピータの確保のほうが大切かと思いますが、大連などの観光客はどのような企画でどのくらいの人数を予定しておられるのか、お聞きいたします。

 3点目です。千曲市インバウンド研究会がつくられました。これらの研究会を通じて今後どのように展開していかれるのか。

 以上、3点お聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 高松経済部長。

          〔経済部長 高松保雄君 答弁席〕



◎経済部長(高松保雄君) インバウンド観光産業につきまして、3点ほどの御質問でございます。

 1点目につきましては、千曲市は長野新幹線、上信越及び長野自動車道などの広域高速交通網が整備されておりまして、さらには平成26年度に北陸新幹線の長野・金沢間が延伸されることから、長野県の高速交通体系からしても千曲市が中心的な位置となりまして、まさに県に訪れる旅行者の観光の拠点・結節点としてインバウンド観光の拠点都市になるものと考えております。

 また、情報提供でございますが、観光協会で現在市内在住の外国人の御協力によりまして外国人の目線にたった多言語ということで英語、中国語、韓国語のパンフレット及びインターネットによる情報を現在作成中であります。

 2点目につきましては、千曲市に訪れた外国人宿泊者数でございます。平成22年度2,553人、平成23年度は東日本大震災の影響はありましたが2,632人ということで前年度対比103%でありました。また、国別では平成23年度の国別ですが、台湾が2,064人と最も多く、次いで中国236人という順でありました。

 こうした外国人宿泊者の動向をみますと、これからの訪日外国人の中で期待しておりますのが中国からの旅行者であります。今ありましたように、中国からの旅行者は自然環境と温泉、ショッピングに高い関心を持っておりまして、千曲市にある食・歴史・文化・景観・温泉などの地域資源を組み合わせた旅行商品を持続的に創出していくことが重要であると考えております。

 外国人旅行者の予想というものは立てておりません。今後としましては、やはり千曲市の魅力を宣伝する中で、まず千曲市の知名度を高めまして、市に対して親しみを感じていただけるような販売促進を行ってまいるという考えでおります。

 どうしても今、議員さんの質問の中でありましたように、ゴールデンルートというものが先行しております。そのあと地方、または季節的には冬のスキーということで、市としてはその次、まあ第3というと表現がいかがなもんかと思いますけれども、そういったものに主眼を置いての販売促進というものを考えてまいりたいということでございます。

 また、富山空港を利用しての中国大連からの誘客という御質問がありましたが、当時それぞれ交流を深めようということで大連に訪問したり、大連からまた来たりしてということで計画があったようでございますけれど、最近といいますか、その後ですが、やはり中国国内事情、また中国の共産党の全国代表者大会等を控えておるというようなことで、早急に進展が見られないという状況でございます。

 次に3点目でございますが、外国人旅行者への受け入れ環境を研究し、誘客を促進すること等により本市における国際観光振興を図ることを目的としました千曲市インバウンド研究会を設立しまして、観光の専門家などの参画をいただきながら現在研究を進めております。

 研究会では現在のところ大きな問題として、文化の違いがあげられております。異文化の理解をメインとして長期的な施策を展開していく必要があるのではないかと。また、事業者向けの研修会の開催、外国人旅行者対応の観光案内所の設置、商店街及び案内板等の案内サインに関する環境整備が必要ではないかというような意見が出されております。まだ、まとめ上げたということにはない状況でございますが、今後もさらに具体的な取り組み等について研究をしてまいりたいというふうに考えております。

 以上です。



○議長(吉田昌弘君) 小玉新市議員。

          〔8番 小玉新市君 質問席〕



◆8番(小玉新市君) ありがとうございます。

 再質問を3点ほどさせていただきたいと思います。

 今、御答弁いただきました中の千曲市インバウンド研究会。この中に医療関係者、あるいは中国、韓国などの主要地域の言葉、文化に詳しい人材は入っていらっしゃいますか。あるいはまた国際ウェブサイトに詳しい人が入っていらっしゃいますかどうか、お聞きします。

 2つ目。このインバウンド観光産業にはどうしても必要なものの項目の中の一つにメディカルツーリズムがありますが、このメディアカルツーリズムをこのインバウンド観光の中にどうのように推進していかれるのか。

 そして3点目。このインバウンド観光事業、この事業はどこが担当。まあ、御答弁いただいている高松部長ですから経済部かとは思いますけれども、あるいはどこがリードするのか。この研究会の中には農林課、生活安全課、観光課などが入っておりますけれども、どんな役割をされているのか。

 この3点をお聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 高松経済部長。

          〔経済部長 高松保雄君 答弁席〕



◎経済部長(高松保雄君) 1点目ですが、インバウンド研究会につきましては観光事業者、商工団体、経済団体、交通事業者、行政による官民で構成されております。また、アドバイザーとしまして長野県、JR、しなの鉄道、国際交流協会、さらには特別アドバイザーとしまして立教大学の観光学部特任教授の清水愼一さん、及び株式会社JTB法人東京の柏木千春さんで組織されております。

 アドバイザーにつきましては必要に応じてこの研究会に出席をしていただいているということで、テーマを絞った中での必要に応じて出席をしていただくというような考えでおります。

 また、御質問にありましたメディカルツーリズムにつきましては、以前若干中国との産業交流というようなお話の中では来日しまして千曲市に来る前に長野市内の病院等で普通にいう人間ドッグといいますか、そういった健診をしてくるという何かフリータイム、フリー時間を活用したというふうなもので聞いております。

 インバウンド研究会ではまだそういった議論にはなっておりません。ですので、そういったものを含めましてそれぞれ専門家に御意見をお聞きするときについては、その都度インバウンド研究会としてそういった方々を要請、お願いいたしまして研究会の運営をさせていただきたいというふうに考えております。

 2点目のインバウンド研究会につきましては、経済部観光課で事務局を行っております。

 また、この中では同じ経済部の中で農林課及び産業振興課の職員もそこへ参画しておりますし、そのほか行政としましては市民環境部の生活安全課の職員も交通関係の担当ということで参画をさせて、その中で議論を深めておるという点でございます。

 以上でございます。



○議長(吉田昌弘君) 小玉新市議員。

          〔8番 小玉新市君 質問席〕



◆8番(小玉新市君) インバウンド観光産業っていうのは始まったばかりとはいえ、市長の大事な施策の一つでありますので、各部署と連携をとりながら十分検討されることを期待しております。

 それでは次の質問に移ります。

 小項目の2観光ビジネスについてお聞きいたします。議長済いません、5点まとめてお聞きいたします。

 1番、産業観光についてお聞きします。日本の産業技術が今、観光というファクターで関心を集めています。単なる工場見学ではなく観光として成立させています。産業観光が注目された背景には3つの理由があります。

 一つは消費者側のニーズの変化です。マス・ツーリズムの時代が去り、個人旅行がふえる中で、見る、学ぶ、体験する学習型観光へと志向も変わってきました。知的要求が満たされる産業観光は年代層も幅広く指示されています。

 第2は企業側にも利点があることです。企業イメージの向上に一役買うばかりでなく、保有している技術や製品のPRになり、地域への貢献度も高くなります。就業者の増大が見込め、中長期的な人材確保にもつながります。

 3つ目は雇用の増大にもつながるため、まちおこしの起爆剤になります。しかし、工場見学や企業に施設利用はほとんどが無料のため、市への経済効果が乏しいこと。また日祭日は工場が休業しているところが多いこともあり、企業との細かな連携が必要となります。産業観光を体験する上で支障となるのは、個人で見学できない施設が多いこと。見学できる施設の情報が少ないこと。交通の便が悪いこと。あるいはまた窓口がわからないなどがあります。こうした支障を解決することで産業観光は期待できるのではないでしょうか。千曲市の産業観光の取り組みについて、お聞きいたします。

 2番目、文化観光についてお聞きします。日本の文化観光のあるべき姿としては、日本の歴史伝統といった文化的な要素に対する知的要求を満たすことを目的とする観光と位置づけて促進を図っております。

 今まで日本では文化的要素を体験や交流という観光的な観点で表現することはあまり行われてきませんでした。とりわけ旅行会社主導のマス・ツーリズムの時代にあっては名所旧跡を訪ねる物見遊山観光が一般的であったからです。

 しかし、旅の多様化、深化が進んだことでお年寄りのものと思われていた四国巡礼なども若い世代が参加しています。京都では舞妓さんになることもできます。本来なら長くて厳しい修行や稽古があるものを短時間で、しかし限りなく本物に近いレベルで体験できる点に関心が寄せられています。こうした動きは日本の体験型文化観光といえるのではないしょうか。

 千曲市にはこのような文化観光はあるでしょうか、お聞きいたします。

 3番目、スクリーンツーリズムについてお聞きします。フィルムコミッションとは映画やドラマ、コマーシャルなど制作会社に対してロケ地を誘致して、実際行われるロケをスムーズに進めるために撮影全般をバックアップする非営利の公的専門機関をいいます。

 映画やドラマが撮影されることで、その作品を通じて地域や特産を紹介できるメリットはもちろん、作品がヒットすればロケ地まわりの観光客を大きく呼び込むことができます。ロケ地には大勢の関係者が集まるため、宿泊や食事の提供など直接的な経済効果も見込めます。さらにエキストラ出演を地元の人たちが協力するなど話題づくりが豊富で地域の活性化やまちおこしにもつながります。

 御存じのように下伊那郡大鹿村は1,200人しかいない村ですが大鹿村騒動記で一躍有名になってしまいました。また安曇野市などもNHKの連続小説で68億円の経済波及効果があったとしています。ちなみに今放映されています大河ドラマ平清盛は神戸市などで150億円の経済波及効果があるといわれております。ドラマなどのロケ地として一番期待されるのが、やはり地域の知名度が高まることにより集客力が向上し、地域の経済振興に大きく寄与することではないでしょうか。

 大正時代の建物で多くの映画やドラマのロケ地になっていた上田市の浦里小学校の火災は残念なものでありました。千曲市にもロケ地となるところが数多くあります。古くは砂の器であんずの森、また戦国時代劇では荒砥城、数多くの場面で姨捨の棚田、戸倉上山田温泉がロケ地として選ばれています。

 千曲市はこのスクリーンツーリズムをどのように考えておられますでしょうか。

 4番目です。ご当地アイドル。地域色を打ち出して地方を中心に活躍するご当地アイドルが全国で続々誕生しています。国民的人気のAKBとは対照的に、地方で活躍するご当地アイドルが今、注目が集まっております。海外まで進出するAKB、一方でご当地アイドルたちは逆を向いています。地元の自治体や特産物、ときには商店街の広報活動など多くのご当地アイドルたちは彼女たちの使命を担っています。昨年グランプリを獲得したねぎっこは新潟名産やわ肌ねぎのPRのためにデビューしたユニットでした。ことしのグランプリを獲得した、まなみのりさも全国的に有名ですが、あくまでも活動拠点は地元広島です。県内では昨年から上田市であっぷる学園応援団が市内劇場を拠点に活動しています。

 無意識のうちに全国区に対するご当地という対抗軸を生み出しています。確かに、最近は一級品や高級品などの完成度を求めるよりも、素朴、手づくり、みずから参加、あるいは味わいや地域性、参加意識、使命感。そういったものを意識した商材を好む傾向が既にあるような気がいたします。ことしの成人式で成人した若者に聞きました。千曲市にしてほしいことには何がありますかの質問にご当地アイドルをつくってほしい。絶対千曲市が元気になる。この成人式ももっと盛り上がると答えてくれました。

 ご当地アイドルは新ジャンルの市場としても注目されています。どのように考えられますか、お聞きいたします。

 最後5番目。国内ロングステイについてお聞きします。日本の国内旅行における平均宿泊数は1.54泊と先進国の中では最低水準にあります。ロングステイや田舎暮らしといった言葉がおどってから久しいのですが、日本人の平均宿泊数は伸びるどころか減少傾向にあります。日本人の平均宿泊数、地方における宿泊延伸を促進する方法の一つにロングステイ、長期滞在型観光があります。

 近年におけるロングステイの高まりは少しずつですが波及しております。それは高齢化社会における退職者余暇の増大や、観光形態の多様化、個人消費への潮流に後押しされた格好といえます。ロングステイは1週間程度の滞在型観光が中心です。基本に立ち返って観光という視線で推進を図る時期にさしかかっているのではないでしょうか。連泊滞在で交流人口がふやせば、観光産業をはじめ地域経済の発展に一定の効果が見込めて地元の理解も得やすいと思います。

 そこで問題点を3つ上げてみました。受け入れる地域と情報発信や動機づけについて。土地の魅力を伝えるにも都市部に住んでいる人たちには声が伝わりにくいのが現実です。市の観光予算でホームページやチラシを作成するだけで自己満足感に陥る傾向があります。また、来訪と連泊を促すためには、行政の担当者や滞在施設の関係者がその都度都市部へ足を運ぶにはそれなりの費用がかかってしまいます。

 2番目、観光過疎の地を広域観光の拠点に。長期滞在は広域観光にもつながります。主要観光地は宿泊料金が高く、混雑する上、交通規制があるなどして長期滞在には向きません。そこを拠点に日帰りで名所を訪ねては宿に帰り、また翌日見所へと向かいます。ここで注目したいのは有名観光地の周辺であれば観光過疎、まあ千曲市はそこまではいっては降りませんけれども、の地であることがかえって強みになります。

 3番目、旅館食と外食との分離。受け入れる宿泊施設においても意識改革が求められます。料理が自慢の旅館ではとかく厨房に立つ板長が力をもつゆえ、素泊まり受け入れの抵抗感が根強いのが現状です。しかし、連泊者の中には地元のものを小路にたたずむ小料理屋や赤ちょうちんなどの居酒屋で済ませたい宿泊客も多いのは事実です。かえって地域の活性化にもつながっていくのではないでしょうか。地元の飲食店との連携も必要と考えます。千曲市では長期滞在型観光をどのように捉えていますか。

 以上、観光ビジネス5点について、お聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 高松経済部長。

          〔経済部長 高松保雄君 答弁席〕



◎経済部長(高松保雄君) 観光ビジネスにつきまして5点ほどの御質問でございます。

 1点目の産業観光としての市内企業への取り組み状況でございます。

 近年、工場見学ツアーなど製造現場を訪れます、いわゆる産業観光の人気が高まってきておりまして、観光振興を図る上で有効な取り組みの一つであることと認識をしております。

 市内における工場見学の取り組みにつきましては、ちょっと御質問と離れますが、信州千曲ブランド・バスツアーとして信州千曲ブランド認定業者の食品加工・工場等への見学会を実施しております。この企画は市民の皆さんに地元企業のすばらしさを知っていただく機会として実施しているもので、最近では新たに工業系の企業にも御協力いただけるようになりました。

 御質問の産業観光としては、市内企業等を対象に工場見学などの学習型観光ツアーの体験プログラムを企画し、商品化していくためには企業の受け入れ態勢の整備、質問にございましたさまざまな課題もあります。また反面、企業としてのPRメリット等がありますので、観光協会、関係業者と共に研究してまいりたいというふうに考えております。

 次に、2点目の体験型企画はあるのかということについてでございます。

 観光協会では千曲市に訪れた旅行者が少しでも長く滞在し、楽しんでいくために農業・健康・体験・スポーツといったテーマに沿った体験ツアーの商品を提供しております。数えるだけでも15ほどのものがございまして、それぞれパンフレット等つくりまして関係事業者等への配布をしてございます。

 また、戸倉上山田温泉のカラコロにぎわい協議会でも市内のハイキングやサイクリングコースの紹介をしておるところでございます。

 次に、3点目のスクリーンツーリズムをどのように考えているかという点でございますが、本年度より信州フィルムコミッションネットワーク会議と市町村が連携しまして、より効果的・効率的にロケーション撮影を誘致することを目指して、この信州フィルムコミッションネットワーク会議と県、それと社団法人の信州・長野県観光協会が参加する信州フィムルコミッションネットワークへと移行しまして、この3月に発足をいたしました。上田市あたりは市独自でのこういった組織を持っておるわけですが、千曲市とすれば、こういった組織の中で市及び観光協会も会員となりまして現在千曲市の魅力を大いに発信するためにロケ誘致活動に積極的に取り組んでおります。

 4点目、ご当地アイドルについてでございます。今後研究してまいりたいという御答弁でしかできませんが、行政の果たす役割を吟味してまいりたいというふうに考えております。

 5点目の長期滞在型観光をどのように捉えているかという点でございますが、ここ最近の国内旅行者数につきましては、平成17年以降徐々に減少傾向にあるということ。また、そういう中で旅行者数をふやすにはもう1泊、もう1泊していただくというようなこと、またもう1回来ていただくというようなことが重要であるというふうに考えております。

 先ほど申し上げましたように、千曲市は県の高速交通体系からしての中心的な位置ということでございます。このような中で千曲市に訪れた旅行者が少しでも長く滞在し、楽しんでいただくために体験ツアー及びハイキングやサイクリングコース、さらには千曲市を拠点として周辺の市町村を含んで広域的な観光モデルコースというものも紹介しております。

 このような取り組みの中でホテル・旅館をはじめとする観光事業者がもう1泊していただくため、また、もう1回来ていただくための付加価値をつけた魅力づくりが必要であるというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(吉田昌弘君) 小玉新市議員。

          〔8番 小玉新市君 質問席〕



◆8番(小玉新市君) 4つほど追加質問をさせていただきます。

 今、産業観光につきましてですけれども、千曲市では自社ブランドを生産している企業が本当に多くあります。また、食品加工会社が多いのも事実です。こうした利点を利用しながら産業の活性化を推進していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。有名な企業としましては伊那市にありますかんてんぱぱは伊那食品なんかはほとんど有名になってしまいましたし、つい最近、木曽のほうに行きましたら御岳百草丸という王滝村にあるんですけれども、そこなんかは年間1万人も、ちょっと失礼ですがちょっと山奥のほうでもお見えになっているということもありますし、王滝村のシンボルにもなっているようです。

 2つ目、ご当地アイドルについてですけれども、例えば、仮にですけれども「あんずっこ」といったようなネーミングで若い女性を募集して千曲市の各種のイベントに参加してもらう、あるいは都会などで千曲市をPRしてもらう、また千曲市にはいろんな歌があります。そうした今あるものを掘り起こして磨き上げてそういった形に披露していくと市民が一体になるんじゃないかと思いますけれども。まあ、職員が二、三人ふえた程度じゃないかと思うんですけれども、その辺はいかがでしょう。

 3番目、国内ロングステイですけれども、これからが本当に千曲市にとって最も進めなければならない観光だと思います。交通の便を生かした観光PRはどのようにされていかれますか。

 4番目にフィルムコミッションですが、先ほども御答弁にありましたように、長野県のフィルムコミッションネットワークが発足しました。これはもう既に40団体が加入していますけれども、千曲市からの加入はどのようになっていますか。

 以上、4点お聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 高松経済部長。

          〔経済部長 高松保雄君 答弁席〕



◎経済部長(高松保雄君) 再質問の1点目でございますが、言われましたとおり市内には自社のブランドを生産している企業や食品加工会社が多くあるということでございまして、まず初めにこういった会社の紹介を市のホームページのメイドイン千曲市というバナーを新たに設けまして、こういった企業のすばらしさ、人材の豊かさを広く内外に発信しております。今後も市のイメージアップや企業の販売促進等につながるような取り組みを進めてまいります。

 ただ、こういった自社ブランドの会社イコール企業の見学というものにはどうかという点があります。こういった会社にそういった担当の部署があるかっていうのをちょっとわかりかねますけれど、やはり大きな会社っていうのはそれ専門の部署というようなところでやっているというようなこと。また、この市内の業者がそれだけの体制を取れるかどうかという、先ほど申しました、いろんな課題等もありますので、こういった点については今後またいろいろ企業さんにもお聞きしてまいりたいというふうに考えております。

 ご当地アイドルですが、やはりアイドルですから女性にどうもこだわる。まあ、当然のことであろうかと思いますけれども、大事だということは認めております。私どももそういうふうに捉えておりますけれども、ちょっとこれ、再質問の答弁になろうかどうかわかりませんけれども、現在、女性じゃなくてプロバスケットボールの男子bjリーグも市として観光大使に任命をお願いし、活動を展開しておるところでございます。全国的に試合、各地に行くというようなことで、そういったスポーツと観光の垣根を越えまして大会や合宿誘致などを観光と位置づけ推進を図っていきたいということでございます。

 そういった信州ブレイブウォリアーズのそのもののチームに対する市民の考えも相当去年一年経過しまして高揚をしてきているというようなことで、また応援もさることながら、そういったチームのそれぞれの地域でのまた観光大使としての御仕事もお願いしてまいりたいということで考えております。

 次に、観光プランの企画というようなことでの内容でございますが、やはり今後の観光PRには力を注ぐということは第一でございますが、こちらへいらしていただく御客様というものにつきましては、食べ物で来る方、歴史だけで来る方、それぞれ文化、景観、温泉、まあ温泉は共通だと思いますが、それぞれ自分の目的をもって来られる方というものがあると思いますので、そういった資源と組み合わせた旅行商品を持続的に創出してまいりたいということで考えております。

 また、各種プランの企画につきましては、ホテル・旅館をはじめとします観光事業者への働きかけをしてまいりたいということでございます。

 最後の信州フィルムコミッションについては、千曲市は加盟をしているということでございます。観光協会も加盟しております。



○議長(吉田昌弘君) 小玉新市議員。

          〔8番 小玉新市君 質問席〕



◆8番(小玉新市君) 観光は最も大切な産業の一つだと思います。先ほどもご当地アイドルあるんですが、ブレイブウォリアーズはもう本当に体の大きい人もいいんですけれども、かわいいアイドルもぜひ考えていただきたいと存じます。

 それでは次の質問に移ります。

 小項目の3国の重要伝統的建築物群保存自治区について、略して重伝建につきましてお聞きいたします。平成22年9月の定例議会でもこの重伝建につきまして一般質問させていただきましたが、再度質問させていただきます。

 質問しましたときはまだこの重伝建の調査など入っておりませんでした。しかし、平成23年8月より稲荷山地区におきまして信州大学の教授らにより平成24年の2カ年をかけて重伝建に値するかの調査が行われております。白壁に住んでいる方は生活の機能性に乏しく、また住んでいないのに所有していることは本当に大変な負担になっております。稲荷山地区がこの重伝建として価値があると認定されましたら、まちづくりの観点から課題を整理し、住民意向の把握を行わなければなりません。

 これらの成果に基づき、保存のための方策を総合的に検討します。そして保存条例を策定し、保存審議会で審議され、教育委員会が保存条例に基づき保存地区を定めていただきます。こうして重伝建が進んでいくわけですが、そのためにはまず住民の意向の把握をしなければなりません。

 ことしの2月11日のシンポジウムには地元の方々が120人も参加されました。そして、現在稲荷山の各町単位で住民を対象に稲荷山地区伝統的建物調査報告会が開かれています。各地区30から50名の御参加をいただき、熱心な質問等をいただきながら重伝建の趣旨を理解してもらえるよう進めております。

 そうした質問の中で、50年以上経過した建物が飛び飛びになっているが大丈夫か。あるいはまた規制された範囲内に住んでいるんだけれども、増改築や色や形などが規制されたりするんじゃないだろうかと、そういうことはおれは嫌だと。自由に増改築したいんだと。さらに補助金も結局は多くないんじゃないの。あるいはまた調査対象の建物の持ち主も3分の1以上の持ち主は調査に反対している。あるいはそういった持ち物にある人も説明会の対象に参加していないというような声もお聞きしております。

 しかし、多くの方々が賛同していただいている中、こうした地元住民へはどのように協力を得、どのように進めていこうとされるのでしょうか。また、活気ある住みやすい稲荷山を、また観光客が訪れて満足してもらう千曲市の観光の地としてどのように進めていかれますか、お聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 緑川教育部長。

          〔教育部長 緑川 茂君 答弁席〕



◎教育部長(緑川茂君) 市の教育委員会では平成23年度、24年度の2カ年事業として稲荷山地区の伝統的建物調査を実施しているところでございます。これまでの調査結果から稲荷山地区の字町屋敷の地籍には240棟余りの住宅や倉、物置などの伝統的建物があることが調査であきらかになってきました。

 指導に来られました文化庁の文化財調査官をはじめ、調査を担当された専門家からは、国の重要伝統的建造物群保存地区の選定を受ける価値があるとの評価もいただいているところでございます。これまでに稲荷山地区全体並びに各区ごとに調査報告会を開催しまして、建物調査の結果を踏まえまして国の保存地区制度のメリット、デメリットも御説明する中で、稲荷山地区の町並み保存につきまして地域づくりの観点を含め、所有者を初め地域の皆様方に理解を深めてきていただいておるところでございます。

 今後この事業を進めていくためには、議員からも御指摘がございましたけれども、地元の皆様の意向が最重要となることから、その把握につきまして地元区長さん方とも今後御相談をしていきたいというふうに考えております。そして、地元の皆様の意向が固まれば市議会の御理解のもと稲荷山地区の重要伝統的建造物群保存地区の選定がされれば、稲荷山地区の活性化だけではなくて市あるいは市民にとりましても新たなシンボルになるのではないかというふうに考えております。

 また、重要文化的景観であります姨捨の棚田や現在整備を行っております八幡の松田家などと連携した新たな観光資源になることも期待をされておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(吉田昌弘君) 小玉新市議員。

          〔8番 小玉新市君 質問席〕



◆8番(小玉新市君) 再質問させていただきます。

 稲荷山には祇園祭ということし千曲市無形文化財に指定されましたお祭りがあります。こうしたお祭りなどもこの国の重要文化的建造物群保存地区の指定、あるいは対象にはなるのでしょうか。

 それとまた、今言われました指定された保存区域から離れたところにも価値ある建物が点在しております。こうした建物は対象にはなるんでしょうか、ならんのでしょうか。

 この2点お聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 緑川教育部長。

          〔教育部長 緑川 茂君 答弁席〕



◎教育部長(緑川茂君) 重要的建物群保存地区制度につきましては、あくまでも建物が対象ということになりますので、従いまして市の指定無形民俗文化財でございます稲荷山の祇園祭は対象とはなりえません。

 また、保存地区から離れた場所にある建物ということでございますけれども、国の登録有形文化財の制度により保存対象とすることや、市の美しいまちづくり景観条例に基づきその景観形成重要建物としての指定する方法などが考えられますが、具体的には今後の検討事項ということになります。

 以上でございます。



○議長(吉田昌弘君) 小玉新市議員。

          〔8番 小玉新市君 質問席〕



◆8番(小玉新市君) 点在する重要的といいますか、50年以上経っている建物ですけれども、例えば須坂市は須坂市に残る土蔵や街屋などの保存、活用策について話し合って、築50年を経過して歴史的景観の保全に寄与している建物などには改良費用の5分の3、上限500万円で補助しています。ぜひ、重伝建に登録されていなくてもこうした補助で現在の町並みを保存していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 稲荷山のこうした町並み保存のチャレンジは確か3度目だとお聞きしております。ぜひこうした制度を利用しながら稲荷山のまちが住みよく、多くの観光客が訪れ活気あるまちになるよう、時間をかけながら行政と住民とが一体となって推進していかねばならないと思っております。この重伝建制度、市長代理職務者の瀧澤副市長はどのように考えておられますか。お聞きしたいと存じます。



○議長(吉田昌弘君) 市長職務代理者瀧澤副市長。

          〔市長職務代理者副市長 瀧澤嘉市君 答弁席〕



◎市長職務代理者副市長(瀧澤嘉市君) 私たちの先祖が営々として築き上げてきたもの、たくさんのものがあろうかと思います。姨捨の棚田もそうですけれども、この重伝建というのは稲荷山のここに残っている蔵だとかそういったものについては、非常に我々に美しさを感じさせ感動させるものかと思います。

 ただ、残していくには地域の住民と行政が一定的な合意形成を図らなきゃならないってことがひとつと、もう一つ人々に訴える美しさっていうのは棚田もそうですけれども、そこに暮らしている人たちが生き生きとして暮らしていられると。こういうことがひとつ条件になろうかと思います。棚田が美しい、あるいは建物が美しいっていうのはただひとつぽつんとあればじゃなくて、やっぱりその町で暮らしている人たちが生き生きとして暮らしているっていうことが一番大事な部分ではないかなと思います。

 そういったことの観点で稲荷山地区については取り組んでまいりたいと。こんなふうに考えております。

 以上です。



○議長(吉田昌弘君) 小玉新市議員。

          〔8番 小玉新市君 質問席〕



◆8番(小玉新市君) 本当に私も歴史の中に生き生きとしていけるような稲荷山町になってほしいと願っております。

 それでは続きまして小項目の4ホスピタリティーについてお聞きいたします。

 千曲市は四季折々の自然や歴史的遺産などの観光資源に恵まれています。加えておもてなしの心ホスピタリティーも本来なら伝統として築いています。しかし、千曲市はこのホスピタリティーが薄いといわざるを得ません。それは今の観光地とされる森・倉科のあんずも姨捨の棚田もそれぞれが今、市長職務代理がおっしゃいましたように生活の場であるからです。

 あんずは観光のためではありません。産業の一部なのです。棚田もオーナー制度で維持していますが本来なら稲作で成り立っているんです。ですから、大勢の観光客が入って来られても地元の人たちはかえって迷惑な面もあるのです。ですからおもてなしのこころは持っていてもどうしても生活が先行してしまうのです。また仮に稲荷山地区が国の重伝建に指定されたとしても、その場所に生活していなければなりません。生活の場がそのまま観光地となります。しかし、こうした生活の観光地、人が住んでいる観光地こそ人の心が通う温かな観光地なのです。

 ホスピタリティー、おもてなしの心をどのように醸成されていかれるのでしょか、お聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 高松経済部長。

          〔経済部長 高松保雄君 答弁席〕



◎経済部長(高松保雄君) ホスピタリティーについてでございますが、市内に訪れるすべての人に観光事業者のみならず、市民や企業、地域それぞれがそれぞれにおもてなしの心持って迎えるという意識づくりというものは大切であるというふうに考えております。

 これまでも、姨捨駅舎におきまして地域住民の皆さんの御協力により全国から訪れる人とふれあい、地元のよさを伝える中で、このおもてなしを行っていただいております。大変好評を得ておるというところでございます。

 また、あんずまつりではただいまありました地域の皆様が地産地消によるおもてなし食堂を開いて、ここでも温かいおもてなしを行っていただいております。

 また、戸倉上山田温泉旅館組合連合会では旅館の従業員を対象に観光客に地域の魅力を案内するためのおもてなし研修会を開催しておりまして、こういった取り組みを地道に継続し、地域に根付かせるということが必要と考えております。

 以上です。



○議長(吉田昌弘君) 小玉新市議員。

          〔8番 小玉新市君 質問席〕



◆8番(小玉新市君) 以上、観光に関しまして質問、提案してまいりました。

 今あるものを磨き上げて企画を組み施策として推進していくことにより、千曲市が広く知られるようになりますと、おのずと外国人誘客にもなってくるのではないでしょうか。すぐやるべきこと、長期にかけて推進していくことを分けて考えて行かなければなりません。地域の文化、遺産などを磨き上げていっても、また今ありましたおもてなしの心も醸成していっても、行政としてやらなければならないのが交通の利便性です。市民がそれぞれ一生懸命観光に力を入れても訪れる御客様に不便であれば何もなりません。

 交通の利便性を市長職務代理者の瀧澤副市長はどのように進めていかれようと思っていらっしゃいますか。お聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 市長職務代理者瀧澤副市長。

          〔市長職務代理者副市長 瀧澤嘉市君 答弁席〕



◎市長職務代理者副市長(瀧澤嘉市君) 市民一人ひとりがおもてなしのこころを持つと同時に行政の役割っていうのはそれを支える基礎的な条件を整備するというのが私どもの役割かなと。小玉議員がおっしゃるとおりだと思います。

 これは2つの種類があると思います。

 一つはインフラ整備っていうのは国・県と共同してやるものと市が独自でやるものと2つあるかと思います。それをどう組み合わせた中で事業の進展を図っていくかっていうことが非常に大事なことであろうかと思います。一つ一つの市民の生活の環境と同時に相対的な交通の利便性、あるいは地域交通をきちんと守ると。そういったものとあわせて政策をうっていきたいと。こんなふうに考えております。

 以上です。



○議長(吉田昌弘君) 小玉新市議員。

          〔8番 小玉新市君 質問席〕



◆8番(小玉新市君) それでは小項目の5千曲市のコンセプトからブランドへ。

 観光につきまして最後の質問です。たびたびで申しわけありませんが、市長職務代理者の瀧澤副市長にお聞きいたします。

 日本語でいうコンセプトとは千曲市全体を貫く基本的な概念であり、市民憲章などで千曲市が目指す都市像を表現しております。例を出すとするならば、新しく回転するレストランのコンセプトは自然志向です。でなく、メニューの一部信州サーモンのムニエルですとPRしたほうがわかりやすいと思うのです。

 千曲市のブランドは何でしょうか。

 長野市なら善光寺、上田市なら上田城、須坂市なら臥竜公園、小諸市なら懐古園でしょうか。中野市なら土雛かバラ、あるいは坂城町ならバラでしょう。こういった意味での千曲市のブランドは何でしょうか。お聞きいたします。



○議長(吉田昌弘君) 高松経済部長。

          〔経済部長 高松保雄君 答弁席〕



◎経済部長(高松保雄君) 千曲市のブランドということでありますが、千曲市といわれたときにどのような者をイメージするかが、ある意味で千曲市のブランドといえるかもしれません。そういった見地から考えますと、千曲市が持っている地域資源がそれに当たるかと思います。千曲市は多くの地域資源を持っており、逆に千曲市ならばこれという代表的なものを決めづらいということもあります。例えば千曲市を代表する地域資源を上げると、国が指定した名勝姨捨、日本一の生産量を誇るあんず、善光寺参りの精進落としとしての湯戸倉上山田温泉、清流千曲川など数多く存在しているものと考えております。

 これから、これらの地域資源をそれぞれ磨き上げまして、またほかのまだまだある地域の資源というものと連携しまして、観光戦略として活用していくことが肝要であるというふうに考えております。



○議長(吉田昌弘君) 小玉新市議員。

          〔8番 小玉新市君 質問席〕



◆8番(小玉新市君) ブランドというものは絞れば絞るほど明確になってくるものであり、そしてそれが人に訴える力がより強くなるものだと思っております。

 ぜひブランドいうものをもう一度考え直していただいて、千曲市のブランドをぜひ探っていただきたいと存じます。

 以上で、一般質問を終わらせていただきます。



○議長(吉田昌弘君) 以上で本日の日程は終了いたしました。

 これをもちまして本日の会議を散会といたします。御苦労さまでした。

                            午前10時59分 散会

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