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長野県 千曲市

平成23年  3月 定例会(第2回) 03月09日−04号




平成23年  3月 定例会(第2回) − 03月09日−04号









平成23年  3月 定例会(第2回)



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            平成23年3月9日(水曜日)

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● 議事日程(第4号)

   平成23年3月9日(水曜日)              午前10時 開議

 第1 一般質問(個人)

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● 本日の会議に付した事件……前記議事日程のとおり

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● 出席議員(23名)

    1番   柳澤眞由美君      13番   内宇田和美君

    2番   小玉新市君       14番   宮坂重道君

    3番   中村了治君       15番   中沢政好君

    4番   小山嘉一君       16番   唐澤宗弘君

    5番   林 愛一郎君      17番   戸谷有次郎君

    6番   宮入高雄君       18番   宮下静雄君

    7番   米澤生久君       20番   中村直行君

    8番   青木 崇君       21番   吉田昌弘君

    9番   和田英幸君       22番   田沢佑一君

   10番   中條智子君       23番   和田重昭君

   11番   荻原光太郎君      24番   原 利夫君

   12番   森 義一郎君

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● 欠席議員(なし)

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● 説明のため出席した者の職氏名

   市長        近藤清一郎君  建設部長      下嵜雅信君

   副市長       瀧澤嘉市君   教育委員長     吉川弘義君

   総務部長      吉川正徳君   教育長       安西嗣宜君

   市民生活部長    滝沢久男君   監査委員      若林民雄君

   環境部長      坂口公治君   教育部長      高松雄一君

   健康福祉部長    赤沼義敏君   会計管理者     市川義通君

   経済部長      柳澤正彦君

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● 事務局出席者氏名

   議会事務局長    岡田昭雄君   議会事務局次長   小池洋一君

   議事係長兼調査係長 渡島清栄君   書記        大日方史延君

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 午前10時 開議



○議長(原利夫君) 会議に入る前に、議員の欠席等について事務局長をして報告いたさせます。

 岡田事務局長。



◎議会事務局長(岡田昭雄君) 御報告いたします。23番、和田重昭議員は、所用のため遅刻するとの届け出がございました。

 以上です。



○議長(原利夫君) 定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。

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△日程第1 一般質問



○議長(原利夫君) 日程第1、一般質問を行います。

 通告に基づき、順次発言を許します。

 22番、田沢佑一議員。

          〔22番 田沢佑一君 質問席〕



◆22番(田沢佑一君) 22番、田沢佑一。私は、日本共産党議員団の一員として、通告に従い、質問いたします。

 さて、この4年間を振り返ってみて、近藤市長の政治哲学が施策や政治姿勢に端的に反映したと考えられるものに、債権管理条例の施行、昨年の国保税の値上げ、このたびの住宅リフォーム支援事業など考えられます。

 政治姿勢としては、これから質問いたします、企業誘致についてであります。代表質問で市長の企業誘致に関する答弁が何点かございました。

 そこで、この4年間の成果はいかがでありましたでしょうか、お尋ねするものであります。



○議長(原利夫君) 答弁を求めます。

 近藤市長。

          〔市長 近藤清一郎君 答弁席〕



◎市長(近藤清一郎君) 企業誘致についての4年間の成果ということでお尋ねであります。

 私は就任以来、産業振興を政策の柱とし、みずから先頭に立ち、積極的に推進してまいりました。私が市政を担わせていただいたときから急激に社会情勢や経済情勢が大きく変化して、その中で大きな期待を寄せていた、ある大企業からのオーダーメードとしての市営雨宮工業団地の造成を、事業半ばにして中止せざるを得ない状況になったことは、極めて残念であります。

 しかし、昨日の政和会代表、戸谷有次郎議員の御質問にお答え申し上げましたように、市が積極的に用地あっせんにかかわり立地することができた企業が1件、現在建設中のものが1件あるほか、企業立地促進法による立地計画の承認を受けて工場の増築等を計画、実施した企業が6社あるなど、企業の設備投資意欲が慎重な姿勢という中で、各種制度を整備した成果があらわれてきていることも、また事実であります。

 また、任期中に策定しました国土利用計画千曲市計画や都市計画マスタープランでは、工業を優先させる地域を明確にするなど、企業立地に向けた環境整備を図ってきたところでありますが、具体的になると農工法地区の未利用地の問題、今後の農振除外に当たって解決すべき課題もありますので、引き続き、県等との関係機関と協議を進めてまいりたいと考えております。



○議長(原利夫君) 田沢佑一議員。

          〔22番 田沢佑一君 質問席〕



◆22番(田沢佑一君) 既存企業の設備投資、工場の増築等、それは若干、この4年間の中にもありました。私は、伺ったのは、直接的に関与して誘致をされた、そういう企業はあるのかと、成果はあったのかとお尋ねしましたが、どうも十分でなかったようです。

 次の質問に移ります。一昨日の代表質問で、企業誘致の隘路打開の切り札として、新幹線新駅誘致に力を入れるといった発言がありました。正直に言って、企業誘致が十分実を結ばなかったのは時代の制約なのか、それとも新幹線駅がないという地理的な制約なのか、市長の見解を率直にお尋ねいたします。



○議長(原利夫君) 近藤市長。

          〔市長 近藤清一郎君 答弁席〕



◎市長(近藤清一郎君) 前段でも申し上げましたが、社会情勢や経済情勢の変化により、当初計画を中止せざるを得なかった事業等につきましては、まさしく、時代の制約と受けとめており、極めて残念であります。新幹線駅がない地理的制約かということでございますけれども、長野県産業振興戦略プランの重点プロジェクトの一つに研究所・研究開発型企業の誘致がうたわれておりますが、新駅ができることにより、今までの物流企業中心から研究所・研究開発型企業を含めたものとなることが予想され、誘致企業の幅が大きく広がることも期待できるのではないだろうか。

 御質問、二者択一的な、そういう御質問でありますけれども、そういうことで御理解をいただきたい。努力をしていることに変わりはないということであります。



○議長(原利夫君) 田沢佑一議員。

          〔22番 田沢佑一君 質問席〕



◆22番(田沢佑一君) 一番の本日の質問に入ります。次は質問項目の3と4を統合いたします。さきの代表質問での答弁において、また過去の議会においても、この間、複数の企業から問い合わせがあったことが報告されました。そこで、その後、職員の派遣やトップセールスの立場から、どのようなアプローチをなさったのか、具体的にお尋ねいたします。



○議長(原利夫君) 近藤市長。

          〔市長 近藤清一郎君 答弁席〕



◎市長(近藤清一郎君) いわば職員の派遣、トップセールスマンとしての采配はどうであったのかということでありますけれども、私はこれまでの市内の企業訪問や企業主の皆さんとお行き合いする機会が多くあり、また県経営者協会、それから関東千曲会等における経営者との懇談や、東京事務所訪問の際、あるいは東京の経済界の方や信大工学部の教授等にお行き合いをするなどして、企業誘致をお願いしたり、あらゆる機会をとらえて企業の情報収集と千曲市の支援、助成制度などの誘致施策についてPRをしてまいりました。

 さらには、県内では主要な金融機関や経済団体等との懇談会などの機会をとらえ、企業誘致に向け積極的に情報収集、交換等に努めております。今後も産業振興と企業誘致のために最大限トップセールスマンとして努めてまいるものであります。

 また、職員の派遣ということにつきましては、効果、方法等、検討すべき課題が多いことでありますので、さきにお答え申し上げましたように、今後検討させてまいる所存であります。



○議長(原利夫君) 田沢佑一議員。

          〔22番 田沢佑一君 質問席〕



◆22番(田沢佑一君) 形だけの努力は、今の発言にあるようにわかります。具体的に何社訪問したのか、お尋ねします。



○議長(原利夫君) 近藤市長。

          〔市長 近藤清一郎君 答弁席〕



◎市長(近藤清一郎君) 問い合わせがあった企業、どのようなアプローチをしたということでありますけれども、交通の結節点ということもありまして、トラックターミナルとしての問い合わせが6件ありましたが、面積要件が0.5ヘクタールから1.6ヘクタール、立地要件が更埴インターチェンジ周辺及び周辺15分範囲という、そういう制約の中で、すべての条件が整った産業団地等がないことから、立地に至っていないのが現状であります。

 先ほどもお話を申し上げました、市内に進出を希望した物流系企業では市が積極的に用地をあっせんして立地できたものが1件、また現在建設中のものが1件あります。そのほかでは電気精密機械、食料品製造、スーパー、ホームセンター等がありましたが、面積要件や地理的要件に合う用地の確保が困難な案件もありました。

 また、県を通じてデータセンター事業者等からの問い合わせもいただき、立地可能地の情報提供を行うなど、その都度、空き地情報の提供、市の助成制度や融資制度などを説明し、企業誘致に結びつくよう対応をしてまいりましたが、引き続き、土地利用計画に沿って農振除外の協議を進めるとともに、当面、比較的小規模な用地については民間企業の御協力をいただきながら紹介を行うなど、できる限り進出企業の御要望にこたえてまいりたいと考えております。



○議長(原利夫君) 田沢佑一議員。

          〔22番 田沢佑一君 質問席〕



◆22番(田沢佑一君) 実際にリーマンショック以降についても、問い合わせが現実には千曲市にはあるんですね。これは地理的条件がいいからなんです。ただ、それをものにできないということは政治姿勢にかかわる。だが、その中でも、今お話にあったように、双方の思惑が一致しないという、そういうものも当然出てきます。全国の中では、問い合わせすら全くないような地域もいっぱいあるんですよね。そういう中でも頑張って企業誘致している、そういう大変な自治体もある。

 そこで、市長は一体、この次の質問に移りますが、今後の産業振興、企業誘致の展望、こういうものに対して、待ちの姿勢ではなく、新たな戦略、戦術が必要ではないか。こういう観点から質問いたします。

 通告では、家康型の待ちの姿勢と申しましたが、実際の徳川家康は単なる待ちではなく、あらゆる計略を図り、相手側を自分に有利に差し向けたことであります。これは千曲市に寄託されている屋代家文書からも推察することができます。この屋代家の文書の中には家康の直筆の文書があったと、これが、あの屋代家を徳川時代には千葉県のあるところに1万石の大名として移封されますけれども、お家騒動があり、取りつぶしになるんですね。しかし、この直筆の文書があったために3千石の大身として、旗本として幕末まで生き残る。そういう点では、この家康が上杉方にいた副将、松代城主の副将としていた屋代氏を、自分の方に引きつけるために直筆の誘い文を書いた。だから、単なる待っていて自然に来たとか、そういうことじゃないんです。促しているんですね。ということは、本当にどう具体的に産業振興するか、また企業誘致するかという点で大いに勉強するところがあります。

 まず最初に、そういった点で、具体的に企業誘致に成功した市町村の幾つかの例を紹介いたします。

 まず最初は、我が市の製造品出荷額を上回る島根県斐川町の場合、富士通の誘致に成功しましたが、担当者は何と10年間、富士通に通ったそうです。

 また、北海道白老町の場合、ここも新幹線も何もありません、職員も含め、年間約150件のトップセールスを行い、30社の誘致に成功しました。企業のコメントに、町長を初め、役場の皆さんの熱意に打たれた、こう言っております。

 岩手県北上市、福島県相馬市の場合も、歴代市長が年間100社以上のトップセールスを行い、成功させております。また、あの合併をしない宣言を行い、一躍有名になった福島県矢祭町の場合も、前町長の熱意にこたえて、東証一部上場企業の世界的空圧機メーカーであります、株式会社SMCの誘致に成功し、現在2,000人の雇用を生み出しております。

 以上は、経済産業省の資料から引用させていただきました。いずれも共通することはトップセールスが強調されていたことであります。

 千曲市の産業振興、企業誘致を考えた場合、昨年の3月議会で私が取り上げました千曲市のものづくりの特徴は、完成品メーカーが多く、さらに、それらの企業を支える産業集積が進んで、今日、岡谷市、諏訪市の製造品出荷額を上回る企業立地になっております。

 産業振興は、まず既存企業が一層飛躍する施策、誘致企業は市内の産業集積が活用できる企業など、的を絞ったアプローチが必要ではないでしょうか。現在の世相を考えますと、今や世界的なパソコンメーカーとなっているアップルが、ガレージにおいて創業したエピソードを紹介し、提案いたしました工場、アパートなども積極的施策になり得るものと考えます。

 先ほど紹介しました島根県斐川町では、企業家支援貸し工場が80平米から325平米の各種の部屋を用意し、80平米1室の月減額使用料を4万7,700円で貸し出しております。ベンチャー企業や都会からのUターン、Iターンの起業、これは起こす業です、これに魅力ある町にすることが求められております。今後の戦略、戦術をお尋ねするものであります。



○議長(原利夫君) 近藤市長。

          〔市長 近藤清一郎君 答弁席〕



◎市長(近藤清一郎君) 新たな戦略、戦術が必要である、今後の展望はどうかということで、おっしゃるとおりであります。私は、新たな企業の誘致というのは、市の活性化を図る上で重要である。これも待ちの姿勢ではなく、みずから先頭に立ち、企業誘致を進める。企業誘致に対する、立地企業に対する支援制度の充実を図ってまいりました。

 一方、昨今の経済情勢の中で、製造業を中心にした工場の集約化や海外進出等により、企業誘致に向けた地域間競争が一層厳しくなることは必至でありまして、千曲市の新たな魅力づくりと積極的なPRが欠かせないと考えております。

 産業発展の核となるのが新幹線の駅であるというふうに考える。これまでの業種に加えて、さきに千曲政経会代表、中沢政好議員にお答え申し上げたんですけれども、研究開発型、環境、医療など、それから航空機産業、こういった研究開発型、あるいは技術集約型の企業に対しても積極的なアプローチができるんではなかろうか。また、田沢議員が御紹介いただいたんですけれども、農業・工業、こういったことも視野に入れる必要があるんではないかというふうに考えます。

 今後、その前提となる土地利用や産業の受け皿づくり、実施可能なところから進めてまいるものであります。

 私は、施政方針の中でも申し上げましたように、産業振興なくして高福祉なし、すなわち、産業振興があってこそ、雇用の場所の確保、若者の定着化、子供を産み育てる環境の整備、そして福祉水準の確保、こうした理念のもとに産業振興は市政発展の基本であり、引き続き、指揮官先頭でこれを積極的に進めてまいります。いろいろな御提言ございましたが、何とぞ御教授のほどをお願いを申し上げたいと存じます。



○議長(原利夫君) 田沢佑一議員。

          〔22番 田沢佑一君 質問席〕



◆22番(田沢佑一君) 私も産業振興、既存企業の発展と企業誘致、基本的には同じ立場ではあると思います。しかし、それをどうやって具体化するかという点では違います。今の答弁でも明確な市長の決意というか、今、私先ほど申し上げましたようなトップセールス、実際に成功しているところはトップセールスの姿勢が違うと、それだけ努力しているんですね。それで実現している。これはね、今だから、実際にきのうも代表質問の答弁で、立地の条件に、企業が望む条件の中に、それは確かにその条件がいいところに、いいに決まっている、地価が安くてね、そして労働力もあってとか。だけども、この矢祭町の例や、先ほどの北海道の例なんかでも、トップや職員の熱意に打たれたと、あのSMCという矢祭町の場合、一部上場企業の社長ですよ。それも、その熱意に打たれて非常に交通の便は悪いんですよ、矢祭町は、そこへ自分の企業進出をさせたと、そういった点の熱意が私は足りないというのが1点。

 それからもう一つ、今後の戦略、戦術を考える上で、特に千曲市として必要な原点は、歴史的に見ても、いつの時代においても、これは過去も現在もですよ、そこそこにやっていける、こういう現実が正確に反映しているんではないか。過去はどういうことかと言えば、高い生産力を持つ、この豊かな農地が、非常に耕作面積が少なくても多数の人口を養い、そういった人口密度の高い地域社会を形成することが、この地域はできました。

 現在どうかと、現在も多様な完成品メーカーが存在してます。また、そういった点で現在、今どうなっているかという点で、製造品の出荷額に占める県下19市での位置は、出荷額順位で10位、人口1人当たりの生産額では9位、この面積当たりでは何位かと言えば4位です。この面積当たりで2位がどこだと思いますか。それは岡谷市です。岡谷市は千曲市より今、出荷額少ないけれども、面積当たりでは県下第2位です。1位は安曇野市です。安曇野市が県下トップの出荷額を誇っています、現在。ですから、2位が塩尻市です。新産都市になった松本が3位なんですね。その周りの方が、今、出荷額が多くなっている。工場立地が多くなっているというのが現実です。だから、うまく、その点で松本市の場合も誘導ができなかった。

 そうするとね、総体的に旧更埴市、旧戸倉町の時代から比べると、レベルが上がっているんですね。それでは、そのレベルを上げるために行政が相当に努力してきたかという点は、自分もかかわってきましたけれども、そういうふうには見えない。ある意味では自然に、一つは既存企業が頑張って、そして今日の出荷額のレベルを上げてきた、こういうふうに言わざるを得ないんです。そういった点で、本当に今後の戦略、戦術を立てていく上での市長の決意をもう一度お尋ねします。



○議長(原利夫君) 近藤市長。

          〔市長 近藤清一郎君 答弁席〕



◎市長(近藤清一郎君) 不徳のいたすところから、そういう結果になるというふうに御批判は甘んじて享受いたします。御高説は拝聴いたします。さらなる決意で進んでまいるものであります。



○議長(原利夫君) 田沢佑一議員。

          〔22番 田沢佑一君 質問席〕



◆22番(田沢佑一君) 次は、長野電鉄屋代線の廃線についてお尋ねいたします。

 まず最初は、去る2月2日に開かれた長野電鉄活性化協議会において、千曲市がとった態度は、廃線の方向に重大な影響を与えたのではないでしょうか。お尋ねいたします。



○議長(原利夫君) 答弁を求めます。

 近藤市長。

          〔市長 近藤清一郎君 答弁席〕



◎市長(近藤清一郎君) 2月2日の活性化協議会における千曲市の対応は廃止の方向に重大な影響を与えたのではないかということですけれども、これは2月2日に開催された第12回長野電鉄活性化協議会において、屋代線の今後の方向性について協議会委員による無記名投票により、バス代替による地域の交通手段の確保が委員の過半数の14票の投票により今後の方向性として決定されました。

 屋代線の方向性を決定するに当たっては、協議会委員の皆さんが屋代線の現状や実証実験等、これまでの取り組み結果、今後の利用者予測などの費用対効果も含めて総合的に検討され、それぞれ御判断されたと思っております。これが、千曲市が影響してこういう結果になったということは、私は考えておりません。



○議長(原利夫君) 田沢佑一議員。

          〔22番 田沢佑一君 質問席〕



◆22番(田沢佑一君) 私がなぜ、こういう質問したかと言えば、その委員の1人は副市長で、もう1人は市民生活部長だったからです。

 次に、この法定協議会は法の精神に逆行して、いわば長野電鉄廃線協議会とも言える、新聞報道にあるように、結論先にありきであったのではないでしょうか。この背景には、現在開かれている国会で成立を予定していた交通基本法が成立する前に協議会の結論を出して、振り逃げしようとする算段が見え見えです。また、バックに長野県の公共交通に関する消極的な姿勢が見え隠れております。交通基本法が成立すれば、県の責任も明記され、国民の移動する権利、これを尊重しなければならず、廃線が現在よりも難しくなることから結論を急いだことは明らかであります。

 以上のような情勢を認識していながら、住民の福祉の増進に努めると、こういった地方自治の精神から、廃線に手を貸したことはいかがなものでありましょうか、お尋ねするものであります。明解な御答弁をお願いいたします。



○議長(原利夫君) 近藤市長。

          〔市長 近藤清一郎君 答弁席〕



◎市長(近藤清一郎君) 長野電鉄活性化協議会は、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づいて設置された法定協議会であります。また、今回の協議会の判断は、先ほど申し上げましたとおり、屋代線の現状、実証実験結果、利用者予測等を踏まえて総合的に判断したものと私は認識しております。

 したがいまして、議員御指摘のような廃線を前提にして活動したものではないということは、はっきりとお答え申し上げておきます。



○議長(原利夫君) 田沢佑一議員。

          〔22番 田沢佑一君 質問席〕



◆22番(田沢佑一君) 実証実験が28あるうち18しかやっていないと、これを知っていながら今のような御発言はいかがなものでしょう。少なくとも実証実験を全部やって、しかも、その期間、3年間しっかりやって、そして、こういう結論なら、まだ話が違います。それを、たった1年、実証実験のうち28あるうち18しかやらないで結論を急いだから、こう言っているんであってね。だから、実証実験の継続を今、この住民の皆さんが長野市や長野電鉄に求めているのは当然のことではないでしょうか。その点で、もう一度お尋ねします。



○議長(原利夫君) 近藤市長。

          〔市長 近藤清一郎君 答弁席〕



◎市長(近藤清一郎君) おっしゃるとおり、平成22年度で18事業の推進施策を、実証実験を実施したわけであります。予定されていた9事業の施策は未実施であります。屋代線の運営スキームの方向性を決定するには支障がないんだと、やらなくても支障がないんだという、そういうふうに協議会で判断をしたものと認識しております。

 私どもの立場としては、これは3市にさきがけて存続に向けての市民フォーラムを行いました。田沢議員、出たか、出ないか知りませんけれども、その中でも、私はぜひ存続をするということでもって前向きに取り組んでいこうと。私どもとしましても、実証実験がまだ全部済まないである以上は、さらに実証実験を進めるべきであるという、そういう意識を持って事に対処したつもりでありますが、結果としては、まことに遺憾な結果だというふうに認識しております。極論的な、そういうものの言い方に対しまして大変心外でございますので、それだけは御理解をいただきたい。



○議長(原利夫君) 田沢佑一議員。

          〔22番 田沢佑一君 質問席〕



◆22番(田沢佑一君) 私は、本当に廃線されたら困るという、その立場の皆さんの立場に立って発言しているんですよ。電車でなければ松代病院に行けないという、そういう人がいます。電車の場合フラットですから、そんなに足を上げなくても乗れるんですね。代替バスなら何でもいいんだというわけにいかない、こういう弱者が雨宮にもいます。複数いるんです。

 次の質問に入りますが、この沿線住民が長野電鉄と長野市長に実証実験の継続を求めました。これは当然であり、極めて道理があります。このとりわけやり残した実証実験の中で、しなの鉄道への乗り入れ、上田まで延長し、新幹線とつなげることは、屋代線だけでなく、上田〜屋代間の利便性の向上が図れるため、ぜひとも実現すべきであります。

 今問題で私ども日本共産党市議団は、県議団、長野市、須坂市の市議団とも協力して、この3月20日にサンホールまつしろにおきまして、公共交通研究家の可児紀夫氏を招いて、屋代線存続のための学習懇談会を開催いたします。

 この新幹線新駅誘致などという実現不可能な夢を追うのでなく、しなの鉄道の株主でもある千曲市にとって、上田〜屋代間の利便性の向上を図ることこそ、産業振興や企業誘致に役立つものと確信いたしますが、市長の見解を求めます。

 先ほど、新幹線があれば、駅があれば、いわゆる研究開発機関あるいはIT企業の先端企業が誘致できる可能性もあると、こうおっしゃいましたが、この上田〜長野間、あるいは、もっと早く来たいという人の中で、長野〜屋代間の、このしなの鉄道の利便さえ図れば、都会においたって当たり前のくらいな距離です、新幹線の駅から。こんな、そういった点で1日に何本とまるかわからないような、その新幹線よりも、そういう利便のある駅から、この千曲市に来る公共交通機関の利便を図った方が、よほど現実性があります。こういった点で、ぜひ、この問題について見解を求めるものであります。



○議長(原利夫君) 近藤市長。

          〔市長 近藤清一郎君 答弁席〕



◎市長(近藤清一郎君) 御質問に入る前に、いわゆる交通弱者、これをどのようにするのかというのは、いわゆる公共交通の中では極めて重要だということは、議員の御指摘を受けるまでもなく、わかっているところであります。

 市内の福祉バスも7,000万円から8,000万円投資している。これもいわゆる交通弱者に対する一つの愛の手ではないか。そういった中で長野電鉄の屋代線沿線で、特に千曲市の場合の線路だけに限ってみれば、屋代の駅から出て東屋代、雨宮、雨宮の後はもう既にトンネルで長野へ入ってしまうわけです。じゃあ土口の辺の方は乗る場所がないわけだ。それをまた逆にですね、逆にまた代替バスにした場合には停留所も多くできるし、そしてまた、駅から着いた松代の駅からでなくて、バスであるならば松代病院を回るとか、あるいは松代高校を回るとか、そういう柔軟性というものもある。確かに電車に比べれば、それは遅延、時間がかかるという、そういう隘路もあるんでしょうけれども、その辺は運用の妙により、これから解決すべき問題であるし、また、今後の協議会の中でも検討されるものであろうかと思います。

 しなの鉄道への乗り入れということについてお尋ねであります。実証実験の中でもまだやっていない残された施策の中に、しなの鉄道への直通運転という計画は確かにありました。これが有効ではないかという御意見であります。この施策は観光直通列車の復活と位置づけて、周辺観光地である上田、軽井沢、小布施などと一体的に屋代線沿線をPRをしていくということになっておりますけれども、スケジュールとしては一応のめどとして平成22から27年度にPRを実施して、平成28年度以降、検討に、準備に入るという計画となっております。

 また、屋代駅におけるところの、しなの鉄道への乗り入れにつきましては、現状では何点かの課題がございます。これ、昔、湯田中直通の電車があった時代のことを皆さん方は想定されているが、現在は全然状況が施設的に全然変わってきている。一つには、屋代駅ではしなの鉄道の本線と接続していないという、昭和56年以前は通常の列車の相互乗り入れを行っておって、長福寺踏み切り付近に分岐機がありましたが、乗り入れ廃止後に分岐機を撤去してあります。このため、乗り入れを行うには分岐機の設置が必要となって、この分岐機を設置するということになると数億円の費用を要することになると伺っております。

 そしてまた、しなの鉄道と長野電鉄は、車両や線路の衝突防止、過速度防止の安全装置いわゆるATS(自動列車停止装置)のシステムが全く異なっているため、相互乗り入れを行うためにはATS装置を全部、長野電鉄の電車では線路も電車も改修しなければいけないということになる。1両編成当たり、これが2,000万円以上の費用を要することになるということになります。

 それから、電気設備の信号制御装置の仕様がしなの鉄道と全くこれ異なるために、電気整備の改修と自動制御装置の設置が必要となって、これが1億円以上の費用を要するという、このように、しなの鉄道と長野電鉄の仕様が異なるために、相互乗り入れというのが極めて困難であるということであります。

 それと、新幹線の駅なんか誘致するより、しなの鉄道への乗り入れをして、上田〜屋代間の利便の向上を図ることこそが重要で、行政は、この問題にこそ力を発揮すべきだというお尋ねでございますが、今ほどお答え申し上げましたんですけれども、しなの鉄道への乗り入れを実現するため、しなの鉄道と長野電鉄との、この大きく異なるシステム、この統一化を図るための施設整備が当然必要となってまいります。

 また、先ほど申し上げましたように、施設整備に多額の費用負担を要することとなるため、しなの鉄道の乗り入れにつきましては、これまた同じようなことの繰り返しになりますけれども、困難な面があるんではないかと。

 いずれにしましても、交通弱者に対する足の確保ということは真剣に考えていかなければいけないものであって、まだ協議会も継続して実施しているわけであります。いろいろと議会からも御提案をちょうだいしておりますけれども、そうした御意見を踏まえて、協議会の中でさらなる協議を進めてまいりたいと考えております。



○議長(原利夫君) 田沢佑一議員。

          〔22番 田沢佑一君 質問席〕



◆22番(田沢佑一君) なぜ行政にこの問題で強く要求しますかというと、かなり行政も、この河東線に対しては負担をしてきているんですね。私、調べてびっくりしました。更埴郷土を知る会が発行する「ちょうま第17号」に、雨宮に住む、もう亡くなっていますが、荒井弘文さんが寄稿した「長野電鉄河東線雨宮駅の起源と改革について」という小論文があります。これを読みますと、停車場設置費用として、当時のお金で金6,000円のうち、これが河東線株式会社の役員が村に来て6,000円かかると、そういうことが提示された中で、その半額の3,000円は当時の雨宮県村が負担したわけです。これが大正10年です。この長野電鉄の前身の河東鉄道株式会社は、大正9年5月30日に設立されました。これは、そして小諸〜小海間を運行していた佐久鉄道株式会社が、計画、免許申請したものをそのまま譲り受けて、大正11年の6月10日に屋代〜須坂間24.4キロメートルを開通させたものであります。

 そして、その当時としては先端技術を取り入れて、いきなりいち早く電化をやったということです。しかも、昭和12年には屋代駅経由で湯田中行きの国鉄客車の乗り入れを実現しているわけであります。

 そこで、その次ですね、この開業後、大正15年には、この雨宮の停留所を停車場に変更を求めて、その設備費2,800円を、またその2,800円のうち300円は敷地60坪の購入費という、この補助を長野電鉄の前身の河東鉄道株式会社に補助しました。合わせて5,800円です。これを今のお金に換算すれば約5,800万円になる。さらに電鉄の最初の大正10年のときの3,000円のときには、停車場の踏み切りをつくるときに、当時の青年団員を動員して勤労奉仕をして土盛りをしたということも村誌に出ているわけです。この「ちょうま」の17号に出ておりました。

 でね、来年でいわゆる長野電鉄屋代線の歴史が90年を迎えるわけですね。この90年間に沿線の市町村がいろいろな形で負担、援助した金額は、今、赤字50億だと言われていますが、そのくらいに匹敵する金額を公共交通機関を守る、充実させるという立場から出してきたんではないか。こう考えるとやはり簡単に、はい、そうですかと言って廃線を認めるわけにいかないし、極力交通弱者の足を守るという見地から、もう鉄路とバスとでは決定的に違いもございます。

 そして、その点で朝日新聞に前出ていましたけれども、この長野電鉄の社長と「屋代線廃線に思う」ということで、吉田首都圏大学助教授の「交通のあり方など地域起点の視点で」という、この2人の廃線に賛成、廃線に反対の立場のその記事を読んでみますと、長野電鉄そのものが今までに極めて努力が足りない、スピードそのものをバスとほとんど変わらないようなスピードだと、今の新しい、こういう、この種の公共交通鉄路の公共交通機関では、物すごく進歩したいろいろなものが走っているし、低燃費というか、電気も食わないような、そういう車両も開発されていると。

 ですから、そんな点でいわゆる鉄路の有利性というか、それを最大限生かしていないという、今、松代、この例えばさっき言った多少屋代駅の改造を私も調べてみて、これはちょっと手を入れなければ、すっとはしなの鉄道につながらないことはわかりました、調べて。だけども、その金をかけても、これから新幹線を利用した上田駅から松代、小布施という、そういう鉄路の利用の旅行客というか、観光客誘致には決定的ですね。松代も、この間、20年間に120億、長野市が投資しました。随分、観光地とか歴史資源を形にして、保存されるようになってきました。だから、魅力ある観光地、小布施を超える魅力ある観光地に今後なり得る可能性が十分あります。

 そうしますと、二大観光地、さらに、その奥に湯田中があるわけですから、また、これからの時代の中で、鉄路のそういう復権することは間違いないと私は思います。そういった点で、この鉄路を廃線してしまうということは極めて将来に禍根を残す、こういう立場から何度も強調しているわけでありますが、そういった点で、単に弱者の足を守ればいいか、弱者の足の場合においてもバスとは鉄路は決定的に違いも、先ほど申し上げました、そういう面もございます。じゃあ、その弱者が少数だから何とかという点も考えていかなければいけない。将来は、みんな我々も交通弱者になっていくわけです。そういったことを考えて、この鉄路がある魅力、鉄路もなくなった場合、そのことを考えた場合に、てんびんをかければあるにいいに決まっています。こういった点で、再度決意をお尋ねするものであります。



○議長(原利夫君) 近藤市長。

          〔市長 近藤清一郎君 答弁席〕



◎市長(近藤清一郎君) ちょっと逆質問でいけないんですが、決意というのはどういう決意ですか。

          〔22番 田沢佑一君 質問席〕



◆22番(田沢佑一君) 今後、黙って要するに廃線を見過ごすのかという、まだ実際の廃線が、方向づけはされましたけれども、廃線になったわけじゃありません。まだまだ、これから要するに協議を行うであろうという、こういう過程の中で、市としての、今、そういったような行政も負担、千曲市の前身である更埴市も踏み切り改良等、相当負担しています、実際に。

          〔市長 近藤清一郎君 答弁席〕



◎市長(近藤清一郎君) はい、わかりました。

 今、屋代線の歴史をるる申し述べていただきました。私も一番先に、長野電鉄はもう3年前ですが、長野電鉄の社長がじきじきに来て、そのときに長野電鉄の歴史を全部ひもといて調べさせてもらって、インプットしておるつもりですけれども、最初、小海から小諸、そして、直江津まで持っていくという、そういう計画があったということで、屋代から須坂、特になぜ屋代から須坂というのは、須坂の鉱山と、それから製糸、これを横浜へというのが一番の最大の目的で貨物列車としてできたというのが最大の目的です。貨物だけで走らせておくにはもったいないからということで、これを乗客運用もしたということであるわけであります。そういうことで歴史が古いので、ノスタルジックな面からいけば、これは確かに残しておきたい思いはあるんです。

 ただ、現実に戻っていった場合、どうですか。この須坂〜屋代間、これを存続していくためには、千曲市民1人が1年に9回、松代、須坂と屋代の間を往復しなければ採算取れねえと言うんですわね。乗ったことありますか、9回。私もはっきり言ってまことに申しわけないけれども、こういう時期になって、なかなか乗る機会というのはねえですわね。せいぜい松代から帰ってくるときに乗るぐらいのもんです。

 だから、要するに残せ、残せ、これはわかる。だけども、乗ってくれないことには、これ、どうしようもないんです。そういう一つの隘路もありますし、それと、先ほどそのジョイントする、しなの鉄道とジョイントするという部分で、一つの例を幾つか挙げましたんですけれども、一番の電鉄の隘路は線路なんです。線路が金属疲労なんです、本当に。線路も、それから車両も疲労してきている。今、成田エクスプレスの格好いいのを持ってきているんですけれども、屋代線の電車というのは疲労しておる。あれね、数年前までは中国のオリンピックあたりのときから、車両1両、車両1両というのは電車の場合は軌道がありますから、2両で1両という、そういう数え方をするんです。その2両で1億2,000万円でなければ売ってくれなくなった。今までただでくれていたものが、くれてくれなかった。金取るようになってしまった。線路もね、古い線路をこれをつけかえ、敷設工事をやり直したいと、これ全部、お金を1メートル当たり相当の金額でということになると、この維持管理も大変に難しいし、安全性というものも確保するには莫大な経費が。

 私、そういうふうに言ってまいりますと、すべてこれを否定しているように、存続そのものを否定しているようにお受けとめになろうかと思いますけれども、今、申し上げましたように、やはり交通弱者に対するもの、ただ、余り湯田中の方へお客さん行っちまえば、戸倉上山田温泉に人が泊まらなくなるから困るんですけれどもね、ですけれどもね、そういう観光的なメリットもあるんでしょうけれども、やはり第一はやっぱり交通弱者の足の確保というものは真剣に考えていかなけれいけない。ですから、今後の協議会の中でもこれは十分協議をしていく、そういう決意であります。



○議長(原利夫君) ここで、15分間休憩いたします。

                            午前10時54分 休憩

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 午前11時10分 開議



○議長(原利夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 続いて、7番、米澤生久議員。

          〔7番 米澤生久君 質問席〕



◆7番(米澤生久君) 7番、米澤生久でございます。千曲市が誕生して早7年が過ぎ、8年目を迎え、2代目近藤市長の最後の予算審議を迎えました。市長の締めくくりの積極的な予算編成は市の総合計画にのっとり、「千曲市の魅力と多彩な力が未来を拓く躍動の都市(まち)づくり」を合い言葉に、市長を先頭に着々と前進していることは喜ばしいことであります。

 さきの平成23年度の施政方針で市長は、初めにの情勢分析で市民の皆様との連携と対話を重視して取り組んできて一定の成果があった、反面、世界同時不況の影響を受け、産業振興は思うように進んでいないこともあるが、おおむね順調に進んでいると自己評価をされておられます。

 さて、市長の施政方針の自己評価も踏まえて、質問をさせていただきます。

 千曲市合併の合い言葉は、「負担は低く、サービスは高く」でありました。こんな理想的な理念が新市ができるのはだれも反対はしないでしょう。しかし、現実問題として財政的にはなかなか無理難題であります。平成の合併第1号としてのスタートでした。しかし、合併前の理念と現実との差は大きく、補助制度はどんどん切り詰めて今日に至りましたが、何とか、この難局を打開すべく多くの市民の御理解と御協力をいただいたたまもので、今日があると私は理解をいたしております。

 さて、前段の財政面での究極を救うのは、市長も産業の振興以外にはない、先ほどの田沢議員にも、また代表質問の大勢の方にかような御答弁をされております。私も同感であります。しかし、私は合併して、さらなる発展を願うときに、長期展望の的確な財政判断が重要であるというふうに思います。

 歳入策は当たり前で歳出をいかに抑えるかであります。よって、一貫して歳出歳入涵養策である合併特例債の積極的な活用をしつこく唱えてまいりましたが、なかなか議論がかみ合いませんでした。

 以前の議論を振り返ってみたときに、総論で総額の活用の議論をしてまいりましたので、活用額マックス150億円の上澄みをいかにあるべきかでありました。しかし、長期的な涵養策であるが、理解が得られなかったわけであります。特例債といえども、借金は借金とのことで、実質的に私は市の負担がどのくらいかという議論をしてまいりましたが、議論のすれ違いのままであります。また、総事業費と特例債活用額との差異、活用のメリット、デメリットの理解が得られない等でありました。

 そこで、今回は合併特例債の件では最後のチャンスととらえ、具体的な事業一つに絞りお伺いいたします。大項目1、政策的事業の検証と合併支援道路千曲線の早期完成を、についてお伺いをいたします。

 小項目1、千曲線鋳物師屋寂蒔線改良計画の検証であります。あの路線は前期と後期に分けて2区間がありますので、この後期年度を御提示をいただきたいと思います。また、これにかかわる各工事事業費、合併特例債活用額、実質、市の負担額を伺うものであります。ただし、今まで伺っている中では、後期の方は合併特例債が活用できませんので、その辺、市民にもわかりやすくお答えをいただきたいと思います。

 2番、現行後期事業は合併特例債不活用ですが、その見解を伺います。今、申し上げましたように、後期は26年から28年と聞いておりますので、この見解をお伺いをいたします。

 3番、千曲線開通後の経済効果の検証について、これは、私は以前に全線開通ということでお尋ねをし、答弁では年間経済効果として6,000万から7,000万円はあるという答弁をいただいております。

 しかし、今回は市民の経済効果、いわゆる市民益は年間幾らか、この鋳物師屋線のところで絞ってお伺いを一応いたしております。

 また、市の財政的効果は幾らですか。先ほどは市民益ですけれども、具体的に鋳物師屋のあそこが抜けた場合に市税や何かのプラスはどういうふうに見込まれているか、お尋ねするものであります。

 また、次には市民要望をどう見ておられるか。人的、経済的からしても千曲市が一日でも早く一体化する事業ではありませんかという市民の要望。次に、市民が一番期待されている何者にもまさる事業だと私も感じていますが、市民もかように感じていると思います。この事業は当該地域関係者は無論、市じゅうの経済効果に大きな期待が持たれております。例えば、国道18号バイパスは、力石地籍への延伸も見えてきましたことから、上山田地区の観光面からしてもしかり、さらには温泉中央通りのどうあるべきかを問うときに、大型車通過車両への対応も今申し上げている千曲線が開通することにより、万葉橋の迂回等の期待は大きなウエートを占めているというふうに思います。また、分庁舎方式での現在、職員の移動のむだ、市民の不便さも多くの市民に指摘をされております。

 次に5番、現行計画で後期の合併特例債不活用を前倒しして活用した場合、これは私の提案でありますので、市の実質的な差額は合併特例債を使ったときと使わないときの額をお示しをいただきたいと思います。

 現行不活用と前倒しして活用した場合は、実質市が負担するシミュレーションの結果はどうか。差額は年おいくらか、ここまで一括して答弁を求めます。



○議長(原利夫君) 答弁を求めます。

 下嵜建設部長。

          〔建設部長 下嵜雅信君 答弁席〕



◎建設部長(下嵜雅信君) まず、政策的事業の検証と合併支援道路千曲線の早期完成を、についてでございますけれども、都市計画街路千曲線のうち、鋳物師屋寂蒔線の区間でございますけれども、この間の道路改良計画につきましては、前期として県道姨捨停車場線から南の400メーターの区間につきましては、平成25年までに総事業費8億円で施工いたします。財源は国の交付金4億4,000万円、それから合併特例債3億4,000万円、一般財源が2,000万円でございます。

 次に、後期分でございますけれども、残りの300メーターを28年度までに事業費6億円、財源は先ほどと同じ国の交付金が3億3,000万円、それから合併特例債が使えませんので、これにかわりまして公共事業債が2億4,000万円、それから一般財源3,000万円でございます。

 なお、合併特例債や公共事業債の返済に伴う一般財源を加味した実質的な市の負担額は、前期分が1億2,000万円、後期分が2億円でございます。

 次に、後期分で合併特例債を使わない理由ということでございますけれども、特例期間を過ぎているため、当然のことながら活用することができません。

 なお、後期分を平成25年以前に前倒しをして合併特例債を使うという場合でございますけれども、事業地には住宅やアパートがあり、家屋の移転あるいはアパートの賃貸借者との交渉などには、物理的にも、また時間的にも、特例期間内での交渉や移転はかなりの時間的な無理があるのではないかと思っております。

 また、合併特例債の活用計画の中で他事業分を振り返ることになりますので、財政運営上、150億円に圧縮をしており、厳選した事業内容になっております。これを先送りするということになるかと思います。千曲線の改良事業は、国の交付金の対象となる事業でございますので、合併特例債を活用しなくても大きな差が認められないというふうに考えております。合併特例債はほかの事業で活用した方が、市全体の負担としてはメリットが大きいのではないかというふうに思います。

 次に、千曲線開通後の経済効果についてでございますけれども、以前にも御答弁させていただきましたとおり、年間7,000万円ぐらいというふうに試算しております。これは鋳物師屋寂蒔間の便益に伴う経済効果でございます。

 市の財政についての試算でございますけれども、市民要望でいろいろ指摘されてございますように、分庁舎方式で移動時間に時間がかかるのを経済効果としてどのように判断したり、あるいは固定資産等の増収がどのくらいになるのかというような試算は非常に複雑なことになりますので、今のところ、そうした試算はしてございません。

 次に、市民要望をどう見ているかについてでありますが、議員が指摘されておりますとおり、また千曲政経会、中沢政好議員の質問にもお答えを申し上げたとおり、大変重要な事業というふうに考えております。

 最後に、後期分を前倒しして、合併特例債を活用した場合の市の実質差額は幾らかという御質問でございますけれども、国の交付金にかわり、合併特例債を活用した実質的な市の負担額は約2億円でございます。現在の計画の負担額も実質的には2億円ということでございますので、ほとんど変わりはないというふうに考えております。

 以上です。



○議長(原利夫君) 米澤生久議員。

          〔7番 米澤生久君 質問席〕



◆7番(米澤生久君) よくわかりました。なぜかと言うと、差額がないということがわかったということです。ただし、差額がないのはわかったけれども、26年から28年ということは年間7,000万円という数字も今お示しをいただいた。税金の方の関係はわからないというから、それより下かもしれませんけれども。

 いずれにせよ、年間7,000万円千曲市民が、もうかるという表現はちょっとあれですが、益を受けるということを認めているわけですね。それでやることは同じだと言えば、この市民が益になることだけ今度はやらないことによってマイナスになるわけですね。私は、この益があるから、あえて工事費をお尋ねをしたわけですから。工事関係でかかるのが同じであって、益があれば、益があっただけ大変市民にとっては有効であると、かように考えますので、ぜひとも前倒しをして、市民に7,000万円の益を与えたならば、これにまさるものはないと思うんですね。ましてや、3年間で2億、特例債を使おうが、違う補助金を使おうが2億かかる。7,000万円だと3年後ろに行ったならば、ただでできちゃうんですね、それだけで。ここをちょっと、このからくりをお考えをお尋ねいたします。



○議長(原利夫君) 下嵜建設部長。

          〔建設部長 下嵜雅信君 答弁席〕



◎建設部長(下嵜雅信君) お答えを申し上げます。先ほど前倒しして実行できない理由を大きく2点ほど申し上げました。時間的な問題、それから財政運営上の問題、申し上げました。そのほかに市民益として年間7,000万円の利益が生まれると、それを後年度に回すのは市民益には沿わないではないかという点でございますけれども、あくまで財政運営上の問題と、それから時間的な問題で前倒しすることは不可能だということでございます。



○議長(原利夫君) 米澤生久議員。

          〔7番 米澤生久君 質問席〕



◆7番(米澤生久君) 焦点ははっきりしているというふうに思います。私は、前段で申し上げましたように、再三、くどいように合併特例債を説いてまいりました。今日に至って時間がない、これがないようにということで、もう数年前からこうならないようにということで質問かけてきているわけですね。

 ところが、今日に至って、いやいや、交渉から始まって時間がない、これはね、大変なことになるんですよ。責任問題になるんですよ。それで、しかも市民益になることはちょっと端へ置いておいて、物理的に無理だとかですね。財政的にと言えば、これはこちらから言えば平準化ですよね。平準化の波が来るから、そういうことはできねえということでですね。そういうことを含めても、私は今までに何回これを言ってきたでしょうか。

 最後のチャンスと言っても、本当に私は市民に対して、今まで説いてきたことが私の力が足んねえから、もっと押さなかったからいけなかったかもしれません。しかし、平行で来たわけですよね。今日に至って、この時間がないなんていうことは、私は言えないと思うんです。そういうことで、ちょっとこればかりになっていると感情論だとか、いろいろなふうに御批判をいただきますので、これを踏まえて、若干前でに進みます。そういう中で、また、ここに焦点を置いてですね、ぜひ市長、この辺のところをというお話に最後結びつきますので、まるきり今度は違う話からいきたいというふうに思います。

 政策的事業の優先度、要するに何を市は優先していくべきか。私は今言った、ここを優先しろと、こう言っているんですけれども、違う角度から話はがらりと変わって、特例債の直接の検証ではありません。引き合いです。特例債事業の政策的判断の引き合いに、私がこんなことを言うと市民に怒られますけれども、老人憩いの家補助事業について、1件ちょっと検証させていただきたいと思います。

 いわゆる白鳥園の65歳以上無料入浴券が、今、24枚交付されています。1枚500円相当です。決して私は福祉を切れと言っているわけじゃございませんので、誤解のないようにお願いいたします。この事業は、実は交付対象者の3分の1の活用状況であります。これは平均すると500円となるんですけれども、高齢者があと、つるの湯や竹林の湯は65歳以上は120円ですか、これで使えるわけですね。白鳥園は24枚だけはただで使えるけれども、それが終わると500円になっちゃうわけです。これらのからくりからして、今、私が言うのは500円という計算からそのほかに一般会計から1,500万円ほどつぎ込んでいますので、これが大体計算すると200円に値します。合わせて700円なんです。この700円に対して、私は冒頭お断りしているように、決して福祉を切れと言っているわけじゃないんで、くどいようにお断りしておきますけれども、仮の話として利用者1回100円負担したらどうなりますか。900万円になるんですね、その数字は。逆に言うと、市民はそれだけの負担になるけれども、市は歳入になる。

 そこで話を戻して、こういう例も、政策的に私は先日、受益である65歳以上の私の村の老人会の総会を白鳥園でやっている場に、この相談を申しかけました。「おめえ何を考えているんだ」と、こう言われることも百も承知だけれども、皆さん、まあ落ちついて聞いてください、私はここから後の話です。政策的事業に合併特例債を使ってでもいいから、今の事業、いわゆる鋳物師屋線を、ここを先にやれと私は言うと、ここをやらないでいて二つの案を今テーブルに乗っけました。そのときに100円出すよというだけのことを、仮に市が言うことはできないように、私は、こちら側を市民益と経済効果を先に市長は選択すべきだという話に、これを引き合いに出したわけであります。

 それは本当の一例で、要するに経済涵養策でもあり、千曲市の最重要路線である戸倉町のときに、五加と戸倉が一緒になったときに、今の戸上中学から北側のあの道路があいた、あれは本当に画期的な事業だ。あのときには開通式までやりましたよ。私も記憶にあります。それで、あそこが今あいていなかったら、千曲市のこの一体感なんかないでしょう。そのくらいの事業があそこでなされた。そして、その後、今度は戸倉町と更埴が一緒になったときに、今の私がこの言っている路線は、それにもまさるだけの場所であるというふうに私は考えておりますので、この辺の兼ね合いをどう市長はお考えになるか。私が突如、白鳥園に100円の負担をしたらどうだと、こんなとてつもない引き合いを出しましたが、お感じになることがありましたらお答えをいただきたいと思います。



○議長(原利夫君) 近藤市長。

          〔市長 近藤清一郎君 答弁席〕



◎市長(近藤清一郎君) いろいろと事例を挙げて、比較対照論でお話をちょうだいいたしましたんですけれども、私は比較対照論、そもそも比較対照の対象にはならない、私はそういうふうに考えています。

 千曲線というのはやるんです。やるんですけれども、どうですか、1キロという、たった1キロと言いますけれどもね、1キロというのは相当長いんですよ。そこ全部地権者がいなければいいんです。地権者いなくて、これ全部市の土地ならいいんです。そこには多くの地権者があり、そこに人々が住んでいる。その移転補償、用地をどこへかえてやるとか、換地をどこへ求めるのか。これを一つ一つ全部つぶしていく。並大抵のもんじゃない。長期的な計画の中でやって、もっと早くやればよかったじゃないかと、そんなことは百も承知。その中でやっていくんですよ。時間がかかるんですよ、1キロの道路をやるには。たった100メートルだってそうでしょう。

 地権の話ですけれども、ある神社の前のところだって、あれどのぐらいの日数を要したか。100%の人のこの地権者の理解を、うちの担当が本当に夜も昼もなくて、畳に頭をこすりつけて何回もやっているのか。それは時間がかかるんです。やりたいことは山々なんです。あなたのおっしゃるとおり、額面上の白紙の上だけのことでもってばっとやるならば、これほど楽なことはない。そういうことです。



○議長(原利夫君) 米澤生久議員。

          〔7番 米澤生久君 質問席〕



◆7番(米澤生久君) 今、私が言っているのは、前期400メートルは3年で開通すると、後期3年かかると、3年は開通しても通せませんわね、道路は。それより私は一体で700メートルの工事に取りかかって、一年でも早く繰り上げて完成をしなければ価値がない、投資効果がないというふうに踏んでいるわけです。

 それと、現道はもう一点、確かに、今、分離帯のある道路ではあります。最小限度の分離帯がある道路、ここを自動車は分離帯があるだけだから大型も通れます。ところが、人や自転車はあそこを通れますか。非常に市の、一番私が主張している一番重要な場所に一番危険な場所を残してあるわけですよ。これは一日も早く、もう歩道のある動脈をつくらなかったら、あそこで人身事故が起きない方が不思議なんですよ。私はあそこに、ここに来るときに、何回か甲ぶたのはね上がりを確認をしています。いっときも待たずして直して、今、恒久的にある程度グレーチングということになっていますけれども、あくまでも側溝の上ですよね。自転車なんかとても通れないようなこんな場所を、私は、市長、大きな決断をここで下すべきではないかということで、もろもろの事情は百も承知だけれども、後期に手をつけたらどうだと、後期の方に、26年から28年と言わずにですね。後期も今、市長がおっしゃられているようにいろいろな不動産の問題もありますので、26年から事業に取りかかるでなくして、今から事業にプロセスを広げてやったらどうだということを提案を申し上げているわけであります。事情的に建設部長、その辺、無理難題がおありなんでしょうか。お尋ねいたします。



○議長(原利夫君) 下嵜建設部長。

          〔建設部長 下嵜雅信君 答弁席〕



◎建設部長(下嵜雅信君) お答え申し上げます。先ほど前期計画あるいは後期計画につきましても、国の交付金を予定をしてございます。国も財政的には非常に、昨今の状況の中で厳しい状況にあります。とりわけ国交省の公共事業につきましては、大幅な削減が23年度も予定をされております。

 そういう中で、地方には従来どおりの予算配分を23年度は予定されておりますけれども、しかし、千曲線のこの区間につきまして、8年間の計画を圧縮して交付金をさらに上積みするということができるかどうか、非常に困難な状況ではないかというふうには思っております。



○議長(原利夫君) 米澤生久議員。

          〔7番 米澤生久君 質問席〕



◆7番(米澤生久君) もう少し前でへ進んでみたいというふうに思います。千曲線の現行計画を私は特例債に繰り上げろと言っていますけれども、特例債に繰り上げるのがいいか悪いかとか、そういうことじゃなくして事業を早くやれというふうに御理解をいただいて、先ほどの田沢議員の御質問にもお答えしているように、市長は「産業振興なくして高福祉なし」と、かようなことも再三申しております。そのとおりだと私は思っております。

 しかし、あえて皮肉って、わかりやすくアクセントを変えてちょっとみたいというふうに思います。産業振興をなくして、なくではない、なくしてではなくて、なくしてやらない、高福祉ありというふうに皮肉りたい。私は、今の言っている路線は産業振興にも、先ほどは新幹線は大きな夢の話です。私はここは現実的な中の話ですから。これはやればやっただけの効果は7,000万出てくるわけですからね。新幹線は、私はいいとかいけないとか、こんな議論するつもりはありませんけれども、まだまだ全然、先の話の話です。

 ここで、私は皮肉って、この路線こそ、やったならば産業振興に寄与する、こういうふうに考えておりますけれども、あえて言えば、市長、どうお考えでしょうか。



○議長(原利夫君) 近藤市長。

          〔市長 近藤清一郎君 答弁席〕



◎市長(近藤清一郎君) あれば効果はあります。



○議長(原利夫君) 米澤生久議員。

          〔7番 米澤生久君 質問席〕



◆7番(米澤生久君) 問答のような気がいたしますけれども、そこで、あれば効果もあるということもわかっている。そんな今、向こうでは建設部の方では国との絡みもある。一つ問題として残るのは、今までに指摘しておいたけれども、なぜ今になって時間がねえなんていうこと言うんだろうということを、一応皮肉って、もうちょっと前でへ進み、もう1点、申し上げたいというふうに思います。

 まちづくり懇談会で市民満足度調査をしたというふうにも御指摘をしておりますが、それで、市長はハード面にやや不満な面があるので、そっちに力を入れたいと、私はそれを聞いたときに、ああ、こちらへ力を入れるんだなと、かようなふうに考えました。

 しかし、どうも今の答弁でわかってはいるけれどもやらない。全線開通は、この前のお答えでは10年先と言っています。とても10年先、あそこ全線開通では千曲市の発展はうんとおくれてしまうと。片や新幹線は4年で金沢まで行く、こういう、もう目先のことまで含んで、今、富山、あっちの方へ行けば、もうひっきりなしのところで工事をしているようにですね、私は10年と言わず、この市民の経済効果を十分踏まえて、一気に進めてほしいというふうに感じております。

 あえて言うならば、もう一言、悪く申し上げます。産業振興にブレーキをかけるのではなくて、ぜひアクセルを踏んでもらいたい、こういうことを申し上げて、最後に見解をお伺いいたします。



○議長(原利夫君) 下嵜建設部長。

          〔建設部長 下嵜雅信君 答弁席〕



◎建設部長(下嵜雅信君) 鋳物師屋寂蒔線の後期分の繰り上げた事業の執行という点でございますけれども、先ほど申し上げましたような理由で、今のところは現行計画で進めてございますけれども、用地を御提供いただける方の協力が非常に進んでいると、今のところ40%ぐらいの、前期分の用地買収が40%ぐらい進んでございますんで、そうしたのも踏まえながら、1年でも早く完成させるように努力してまいりたいというふうに考えております。



○議長(原利夫君) 米澤生久議員。

          〔7番 米澤生久君 質問席〕



◆7番(米澤生久君) 希望の持てる御答弁をいただきました。私は26年、後期の方についてできるだけ早く着手をして、市民の合意の得られないことのないように、スタートを早くすれば、それだけ無理難題も解決していくわけですので、御努力をいただきたいというふうに思います。

 最後にもう1点、大項目2でもって、市花・市木のあんずの観光及び産業振興ということでお尋ねをいたします。

 市花・市木、これはあんずということで決定をいたしております。それに対して、果実と観光、両面についての振興策はどうお考えになっているか。これは、観光面ではあんずの花は日本一、あんずの実の方も非常によい数字を持っているというふうに伺っております。ですから、花の方の振興策と、それと振興していくには産地の拡大が必要だというふうに思います。いろいろな問題を抱えていることは承知をいたしておりますけれども、この辺の拡大の振興策は何かと。

 また、花と実、産地拡大に、これは提案ですけれども、一般家庭を含めて苗木の無償配布、これも日本一なんですからね、ただ日本一と言っているだけでは何の役にも立たないということで、ぜひ名実ともになるような施策として、各御家庭にも御協力をいただけるならば、無料配布をしてでもやったらどうだと。

 それと、小学生の入学記念とか、いろいろ記念樹にも、こんなような活用はいかがなものかと。品種においても、花はどうなのか、実はどうなのか、いろいろ御検討があろうかと思います。そんなことで政策をお尋ねをいたします。

 最後に、総合的に、この辺の見通しを、ただ1回のお答えではなくして、年次計画をきちんと立てて、千曲市のあんずの日本一をどういう形につくり上げるんだということを踏まえて御答弁をいただきたいと思います。



○議長(原利夫君) 柳澤経済部長。

          〔経済部長 柳澤正彦君 答弁席〕



◎経済部長(柳澤正彦君) お答えをいたします。市花・市木のあんずの観光及び産業振興策について、市花・市木のあんずの観光振興策は何か、果実の生産振興策はどうかについて、幾つかの御質問をいただきましたが、千曲市が全国に誇る日本一のあんずが市花・市木に選定されましたことは、市の気候、風土に適し、歴史的にゆかりがあり、さらに市のイメージをするものであることが大きな理由であると思っております。

 一般公募の中でも、千曲市は日本一のあんずの里である。あんずは見る人の心をふんわりとさせてくれ、果実の利用価値も高いなど、多くの方の支持をいただいたところでございます。

 現在、あんずは森・倉科地区を中心に350戸ほどの農家が約60ヘクタール栽培されておりますが、しかし、近年は農家の高齢化等により、荒廃樹園地の増加などが大きな課題となっているのも事実でございます。

 日本一のあんずの里を維持するためには、まず、あんずの生産者の確保、担い手の確保が大きな課題であり、そのためには農業として収益が見込めるかどうか、また品質がよい果実の生産と販売価格の安定、消費の拡大などが必要と考えております。

 観光振興と生産振興は切っても切り離せないものと考えておりますが、まず観光面では現在地元の実行委員会を中心としてあんず祭りが行われており、あんずの魅力を多くの方に知ってもらう取り組みを積極的に行っております。

 また、市では信州千曲ブランドとしてあんずの加工品のPR、あんずの魅力をさらに高めるため、信州大学農学部に委託してあんずの機能性成分の分析を進めており、また千曲商工会議所が主体となり、あんずの食品開発や改良によって、多くのあんずの新商品が市内企業、事業者により開発され、あんずの魅力を全国に発信するための事業を展開しております。

 また、生産振興につきましては、生産者と直結したちくま農業協同組合が中心となり、営農指導、生食・加工品の出荷等が行われ、また同組合では独自にあんずの販路拡大にも取り組んでおるところでございます。

 これらの取り組みの中には、すぐには大きな成果があらわれないものもございますが、引き続き生産者の皆様や関係団体等とも知恵を出し合いながら、産地として消費拡大に向けて取り組んでいきたいというふうに考えております。

 一方、市内のあんず園では2年ほど前から細菌性病害が目立ち始めており、収穫量が減少していることも事実であります。

 市ではちくま農業協同組合等と連携し、細菌性病害に効果のある農薬の早期登録を県に働きかけるとともに、既存農薬の防除の徹底や細菌の密度が高い荒廃園の伐採等に対する補助金の交付などの対応を行っております。さらに病害が拡大すれば生産意欲の低下につながり、日本一のあんずの里の存続が危ぶまれますので、当面、病害対策を最優先させ、あわせて栽培面積の維持・拡大策として農業農村振興対策事業補助金の見直しを図るとともに、制度の積極的なPRに努めていきたいと思っております。

 政策的な取り組みが必要ではないかという御意見ですが、あんずの振興にはあんずの栽培農家や地元の関係者を初め、ちくま農業協同組合など、農業団体や加工業者、そして消費者が連携することが必要と考えております。

 まず、年次計画としては、23年度では地元の有志により設立されたあんずの里振興会の組織充実のための支援を行っていきたいと考えております。その中で、あんずの里振興計画など、5年後あるいは10年後を見据えた中で、計画等を再点検をしていきたいと考えております。

 御提案の中にありました、苗木の無償頒布につきましては、あんず園の細菌性病害の蔓延を防止するためには、一般家庭の庭木であっても適正な管理、消毒ですが、が必要ですので、これにつきましては慎重に検討をしたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(原利夫君) 米澤生久議員。

          〔7番 米澤生久君 質問席〕



◆7番(米澤生久君) 意気込みは大体わかりました。先ほど御提案申し上げた苗木の件も、そういう事情があるということはわかりますけれども、そういう事情を解決すれば、今の予算案はまるっきり苗木何本分しか予算を取っていないんですね。そんなことで、思い切った策をするには、この年次計画が必要になってくるということで、苗木も植えたからすぐものになるわけでもありませんので、早急な結論を出していただいてですね、日本一のあんずが滅びないように頑張っていただきたいということを申し添えて、質問を終わります。



○議長(原利夫君) ここで、昼食のため、午後1時まで休憩いたします。

                            午前11時53分 休憩

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 午後0時59分 開議



○議長(原利夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 続いて、8番、青木 崇議員。

          〔8番 青木 崇君 質問席〕



◆8番(青木崇君) 8番、千曲政策研究会、青木 崇です。通告に従い質問をいたします。

 最初に、介護についてお伺いをいたします。

 世はまさに少子高齢化と言われ、平均寿命の延びたことは大変喜ばしいことですが、老老介護という言葉を耳にして久しいわけです。そこで、最初に4点ほどお伺いしていきますが、千曲市の待機者の人数は何人ぐらいおられますか。また、待機者があれば、その対応についてお聞かせをいただきたいと思います。

 市民の声をお聞きすると、できれば親の介護はそれぞれの家庭で見るのが大切と考えておりますが、勤務の関係、そしてまた見る方も年をとり老老介護になってきていると。そして、なおかつ、介護施設の不足が心配であり、行政で何とかならないかと強く訴えております。

 ある説によると、施設は千曲市は十分にあるという声も聞いております。なぜ本人がこういうことを言っていたかというと、本人の年金だけでは施設に預けることができずに、家庭で介護をしているのが現状だと。そうなると、新聞紙上にもありますが、親子であればあるほど虐待も激しくなってくるというふうなことも報道されていると。そういう悲劇的なことが全国的に起こっており、財政的に厳しいことは理解しておりますが、民間施設は高額だと、とてもとても入れるわけにいかないというようなことから、何とか市で、こういう施設を運営することができないかなというような声をあちこちから聞いております。そんなことで質問をしているわけです。

 それから、もう1点は、それぞれの地域に空き家が点在しています。こんな状況を見聞するときに、こういう空き家を活用できないかと。もちろん大変な難問があるようですね。施設を経営するには、いろいろな資格を持った人が要るというようなことも承知はしておりますけれども、最初に、この4点についてお伺いをいたします。



○議長(原利夫君) 赤沼健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 赤沼義敏君 答弁席〕



◎健康福祉部長(赤沼義敏君) お答えを申し上げます。

 千曲市の市内の待機者でございますが、今139名おいでになります。その対応ということでございますが、いずれの方も介護認定を受けていただいておりますので、在宅での介護という形になっておると思います。

 それから、施設の関係でございますが、市といたしましては、認知症高齢者の増加や介護者の高齢化などさまざまな理由で、特別養護老人ホームなど施設入所を希望される方が多くあることは承知をしております。

 しかし、市内の介護保険施設整備に関しましては、65歳以上の方全員に介護保険料を負担いただくこと、それから介護サービスを受けることのできる便益性との兼ね合いが大変難しいものがございます。

 市では、要介護2から5の認定者に占める施設等の利用者の割合を、平成26年度には37%以下という国の参酌水準や今年度実施をいたしました高齢者実態調査の結果を参考に、特養などの介護保険施設を初めとして多様な施設の整備を検討することとしております。

 具体的には、平成22年度実績や23年度の動向を踏まえまして、しなのの里ゴールドプラン21推進等委員会にお諮りする中で、24年度から始まる第5期の介護保険事業計画を検討する中で考えていきたいというふうに思っております。

 それで、その次でございますが、市で施設を運営したらどうかというようなお話でございますが、市町村は制度上、特別養護老人ホームなどを設置することができないこととなっております。施設を設置することはできませんので、市ではできないということでございます。済みません。

 介護保険制度では、市場機能、民間活力の活用を生かしていくことが制度導入の目的の一つであり、民間事業者あるいはNPOなど多様なサービスを供給主体の参入を認め、サービス供給量の拡大と利用者のサービス選択の幅を広げていく仕組みになっております。

 また、高齢者の虐待のお話がございましたが、虐待の原因は施設入所に限らず、さまざまなものがございます。市では虐待事例があった場合には、虐待防止ネットワーク会議や地域包括支援センターなどを通じて相談指導を行うほか、場合によっては一時的には擁護者との分離など、高齢者の権利擁護、尊厳のある生活を維持できるよう支援しております。

 済みません。先ほどの特別養護老人ホームでございますが、設置することはできるでございます。市ではできます。

 それから、次でございますが、空き家の関係でございます。先ほどお答えしたように、介護保険制度では地方自治体ではなく、市場機能・民間活力を生かして民間事業者、NPOなどがサービス提供していくことが予定されております。

 市内に空き家が散見されます。これからの高齢化社会に向けて、地域資源の一つとして活用が望まれていることは承知をしております。民家は小規模であることから、介護保険施設としてはグループホームやデイサービス事業などとして活用されている例が県下でもございます。

 現在、市内でも空き家活用といった民家を活用してグループホームが1カ所、また宅老所として開設しておられるデイサービス事業が既に10カ所ございます。

 以上でございます。



○議長(原利夫君) 青木 崇議員。

          〔8番 青木 崇君 質問席〕



◆8番(青木崇君) 市の待機者が139名ということで、それぞれいろいろあるんですけれども、一番は言われているのはとにかく年金では入れないと、だから、それには市ではということで声がかかったんですけれども、今、お話を伺っていると、できる、できない、どっちなのか、ちょっと迷っちゃったんですけれども、その辺のところ。



○議長(原利夫君) 赤沼健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 赤沼義敏君 答弁席〕



◎健康福祉部長(赤沼義敏君) お答え申し上げます。大変申しわけございませんでした。市では設置することはできます。ただ、長野圏域の中でですね、長野広域連合を主体として、今までも特別養護老人ホームは、市町村ではなくて長野広域連合で設置をいただいているという形でございまして、先ほども申し上げました、民間事業者とかNPOでそれぞれ設置いただいているのが現状でございます。

 以上でございます。



○議長(原利夫君) 青木 崇議員。

          〔8番 青木 崇君 質問席〕



◆8番(青木崇君) 倉科にある杏寿荘なんかは、そういうことですね。今度、寿光会に行ってきたら、あそこは8万7,000円なんですよね、入居者。そして、そこへいろいろなものを足していってもそこそこ15万は切っていくんではないかと。ところが、ほかの民間は施設もよい、あるいは個人ですか、そういうような施設もあって、とにかく私自身も入れないのであきらめちゃっているんですけれども、そういうようなことで何とかならないかということを、本当に入れないんですよ、私が入ればうちの女房はどうしようもなくなっちゃって生活ができないというような状況です。

 そんなことで、これは広域ではあっても、やはり市でね、力を入れてもらいたいなと、こんなふうに思います。空き家については、上田市の真田が結構あちこちに点在してあるんですが、ここは多分、経営しているのは民間かと思います。民間だからあちこちできていると思うけれども、その地域のふるさとの川や山を見ながら、知っている方々と生活するのは、これはやっぱり私は理想かなと、千曲市も金はかかるが、この辺のところもひとつ研究をして、先ほど言ったグループホームとか、デイサービスとかというような形のものをお願いできればなと、このように思います。

 次にお聞きしたいのは、有料老人ホーム、それから軽費老人ホームの違いについてお聞きかせをいただきたいと思います。

 それから、千曲市の介護施設、先ほどちょっと冒頭にお話ししましたが、施設は多いんでしょうかね。その辺の比較もちょっとお聞かせいただきたいと。それから、もう1点は、先ほど部長の方からも、何とか施設、何とか施設と言われたんですけれども、よくわからないんですね、難しい。介護老人保健施設、介護老人福祉施設、特別養護老人ホーム、特定施設入居者生活介護、小規模多機能、認知症対応共同生活介護、いろいろな呼び名があって、なかなか理解できない。

 そこでですね、大変なことだと思うんだけれども、市報などに細かく、わかりやすく、大きな字で、そして費用はどのくらいかかるかと、もちろん年収にもよるだろうし、介護度の認定度にもよるだろうと思うけれども、そんな点もやっていただければなと、こんなことを思いますが、ひとつお答えをいただきたいと思います。



○議長(原利夫君) 赤沼健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 赤沼義敏君 答弁席〕



◎健康福祉部長(赤沼義敏君) 有料老人ホーム、軽費の違いでございますが、先ほど青木議員さんの方で寿光会の例が出されました。あれが一つの有料老人ホームでございます。有料老人ホームにも軽費老人ホームにも、それぞれ3種類ずつ種類がございます。一般的な例でお答えしますと、有料老人ホームはお年寄りを入居させ、入浴、排せつ、食事の提供など、日常生活上の便宜の提供をする施設でございまして、一般に株式会社などが経営する場合が多いと御了解いただきたいと思います。

 軽費老人ホームにつきましては、無料または低額な料金で老人を入所させ、食事の提供などの日常生活上の便宜の提供を目的とする施設で、低額な料金をもとに運営することが社会福祉法人等が経営に当たる例がございます。

 施設の多い少ないかということでございますが、比較的、市内を含めて、今、昔のように措置ということではなくて契約型になってございますので、それぞれのところへ利用されている方が多いわけですが、比較的には有料老人ホームと軽費につきましては、充実されているのではないかというふうに思っております。

 それから、介護保険施設と利用料の市報へ掲載の件でございますが、御案内のように介護保険を利用する高齢者にとって介護保険の施設は何種類もあって、また、個別の施設名からは提供するサービスがすぐにはわかりづらい、利用料金もわかりづらいという御意見があるのは十分承知をしております。これは制度の複雑なものでございまして、そういった事例があることは私どもも承知しております。

 市では、個別の相談には65歳以上の高齢者の総合相談機関である地域包括センターなどで対応しており、そのほかにも出前講座や年間24回行われております65歳に到達した方々のための制度説明、有線放送などでの広報を通じて、介護保険施設・制度などについてお知らせをしております。

 ただ、要介護度あるいは利用施設によって、非常に利用料金が複雑になってきておりまして、それを市報に載せるということは、かえって混乱を招くというふうにも思っておりますので、現在はケアプランを作成する際に、御本人を含めて、御家族を含め、御理解をいただきながら進めておりますので、了承いただきたいと思います。

 以上でございます。



○議長(原利夫君) 青木 崇議員。

          〔8番 青木 崇君 質問席〕



◆8番(青木崇君) 掲載の方については、今、御説明ありましたんでね、結構でございますが、有料老人ホームと軽費老人ホームで、軽費の方は低額だというと、これ魅力なんですよね、この表現を借りると。これはたくさんできないんですかね。これもやっぱり民間でやっている施設でしょうか。その辺、ちょっとお願いします。



○議長(原利夫君) 赤沼健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 赤沼義敏君 答弁席〕



◎健康福祉部長(赤沼義敏君) お答え申し上げます。先ほど申し上げました、軽費老人ホームにつきましては社会福祉法人が設置をいただくという形でございます。

 また、有料老人ホームにつきましても、先ほど青木議員さんの事例にありましたように、上山田にあります寿光会が設置しております、あっとほーむ上山田でございますが、8万6,000円というような金額も示されておりますので、施設によってばらつきがあるというふうに御理解をいただきたいと思いますし、また、その入所される方の程度によっても、どのものが向いているかということによりまして、居住体系が非常にいろいろありまして、すべてにそのところへ入れるという状況ではないということを御理解いただきたいと思います。

 以上でございます。



○議長(原利夫君) 青木 崇議員。

          〔8番 青木 崇君 質問席〕



◆8番(青木崇君) ありがとうございました。それでは、次の質問に入ります。

 義務教育の市費職員について伺います。千曲市の市費職員、司書、庁技、庁務、非常勤職員、心の相談、あるいは臨時、あるいは事務職員が、私が調べたところでは小学校では44人、中学校では18人、ALTが3人ということで、合計65人ほど採用されていますが、この点についてお伺いをいたします。この方々の年間総額の給与はどのくらいになりますか、まず1点。

 2点目は、学校運営に欠かすことのできない立場の職員であると思いますが、現場の学校教育に欠かすことにできない職員であれば、県費で負担すべきと考えますが、いかがかお聞かせください。

 そして、こういうのは市町村でもあるわけですが、千曲市が65人と換算すると、19市あって市町村まで入れると長野県じゅう1,300人から500人の間かなと思うんです。こういう状況で長野県が教育県と言われる由縁であるならば、県の方で金を出すべきだと、そんなことを千曲市が中心となって声を上げていただけたらどうかなと、こんなことについてお伺いをいたします。



○議長(原利夫君) 高松教育部長。

          〔教育部長 高松雄一君 答弁席〕



◎教育部長(高松雄一君) 義務教育の市費職員についてお答えを申し上げます。

 市教育委員会では、学校経営が円滑に進みますように市費にて非常勤職員を必要に応じて配置をしております。

 平成22年度の教育関係の非常勤職員の人件費につきましては、所属は教育総務課というところの職員も含めますと、そういった職員が一時的に、先ほどお話しが出ましたような一時的支援というような学校への支援に入る職員も含めますと、全体で75名ほどになります。支払総額でございますが、それら全体の額で約1億円ほどになっております。

 職種別で見ますと、図書館司書、特別支援教育介助員、専科講師、少人数集団編成講師、適応指導員、教育相談員などでございます。先ほどの1億円の総額でございますが、そのうち5,700万円ぐらいについては県費で負担いただいてもよかろうかというような、私どもの試算をしております。

 これらにつきましては、今後、市長会あるいは教育長会、そういった会議を通じまして、私どもも県へ要望してまいりたいというふうに思っております。

 以上でございます。



○議長(原利夫君) 青木 崇議員。

          〔8番 青木 崇君 質問席〕



◆8番(青木崇君) よくわかりました。ぜひ県でもって、長野県じゅうの教育をしっかりやってもらいたいと思うんですよ。きのうテレビを見ていたら、王滝村が1年間の村の一般会計が10億何がしと、そこにも2人の村費が要るんですよ、村費で教育に携わっていると。そこから比べると、千曲市は大変75人、規模も大きいですけれども、1億円出して非常にありがたいことだと思うんだが、ぜひ、ひとつリーダー的な立場で県からひとつお金を取ってきていただいて、そのほかの方へ使っていただきたい。先ほどの介護の方へも使ってもらえばありがたいと、こんなふうに思います。

 それでは、次に入ります。次は、経済格差が学力格差になっている現状についてお伺いをいたします。

 平成20年12月の議会で質問いたしましたが、再度伺います。当時の回答は、「義務教育の中で子供たちに基礎学力をしっかり身につけさせることが大切だと思っております。こうした日々の積み重ねが学力のみならず、社会人としての生きていくために必要な生きる力を身につけさせることにつながり、経済的なハンディを乗り越えることに結びつくものと思っております」と回答いただきました。

 しかし、実際には保護者の経済格差が学力格差につながっているのが現実ではないかと思います。市内には公文が8教室あり、その他の学習塾は大小16教室ほどあります。当然、これらの教室に通っている子供は力がついています。10歳の壁と言われつつある教育現場で中高一貫も大切かと思いますが、今は全国的に小中一貫への動きが出ているのが現実かと思います。全国学力検査での結果を踏まえ、どのような対応をしたらよいのか。

 埼玉県では、格差是正に向けた教育支援に乗り出し、昨年の10月、県内の生活保護世帯の中学3年生を対象に、ボランティア学生がマン・ツー・マンで勉強を教える無料学習教室を開放したとあり、大変注目されつつあります。格差を生み出すのが教育なら、格差を埋めるのも教育であります。母子家庭、父子家庭、生活保護世帯の子供たちを対象に、ボランティア学生が勉強を教える教室を開設し、学力向上ができるような政策はできないか、お伺いをいたします。

 他の市では、新聞でも出ていますが、大学と企業が連携して、商品の製造のためにやって努力しています。千曲市では大学と教育を連携して、千曲市のそういう子供たちに学力の向上に努めてもらう、そうすると、教える子供たち、大学生も教育実習に向けていい勉強になるんじゃないかと。市内の子供たちのためにも、彼らのためにも、そしてまた学力向上になり、一石二鳥ではないかと、こんなふうに思います。

 ボランティアの学生は、市内出身の将来教員志望の子供たちを募集すれば、先ほど高松教育部長から5,700万円ほど何とかという、可能性はわかりませんけれども、そういう力強いお話をいただければ、そういうものを使ってでもやっていただければと、こんなふうに思いますが、お答えをいただきたいと思います。



○議長(原利夫君) 安西教育長。

          〔教育長 安西嗣宜君 答弁席〕



◎教育長(安西嗣宜君) 3、経済格差が学力格差になっている現状についてでありますが、親の経済力と学業成績の関係について、文部科学省の委託を受けた大学の研究グループが調査したところ、親の年収が高いほど子供の学力が高いという結果が報告されています。

 収入が高ければ子供の教育にそれだけお金をかけられ、子供の成績は確実に上昇するので、親の所得格差が子供の学力格差に直結しているとの内容であります。

 この調査結果の妥当性について当地域に当てはまるかは別として、議員御指摘の生活に困窮する世帯について就学援助制度の活用により生活支援をしてまいりたいと思います。

 また、学力向上対策について、大学との連携、学生ボランティアの活用とのことですが、議員さんのお話をお聞きしまして、どこの学生を対象としていらっしゃっているのかな、こんなふうに私は思いました。市内全体の学力向上については、信州大学と連携し、授業改善などの支援を受けております。

 今後、こうした取り組みに加え、先ほど申しましたが、千曲市では学生ボランティアが確保できるかどうかなども含め、学生ボランティア等の学習支援についても検討してまいりたいと考えております。

 以上であります。



○議長(原利夫君) 青木 崇議員。

          〔8番 青木 崇君 質問席〕



◆8番(青木崇君) どこの大学と言われると、頭にはあるんですけれども、あえて、それについては私は言及しませんけれども、やる気のある子供であれば最後は試験によって資格が取れるので、大学はどことは私は言いません。千曲市に住んでいて、よし、僕がやろう、私がやろうという、そういう大学生を私は期待をしているところであります。

 専門家の言葉を借りると、学力水準が高くなる要素は、今、教育長の方からも高額所得というふうに言われましたけれども、専門家はこんなことを言っていますね。三つあるんですが、地域と子供のつながり、家庭・家族と子供のつながり、学校・教師と子供のつながり、こういうつながりが豊かに保たれている県は学力が高いと、それが揺らぎつつある県は低くなっているというふうに言っています。確かに、この三つのつながりは、地域の温かな雰囲気、あるいは、そしてまた、高所得者もみんな含まれてくるんですけれども、こんなようなことも言っておりますので、ちょっとつけ加えさせていただきます。

 それでは、最後に入りますが、荒廃森林の間伐と外国資本による買収への対応について、お伺いをいたします。

 常日ごろ、森林の保護と森林づくりに努力されている、特定非営利活動法人千曲の森の皆さんの活動には心から感謝を申し上げます。そしてまた、その他の市内の森林の保護のための間伐にも努力されている方々にお礼を申し上げたいと思います。と同時に、千曲市の間伐、手の入れている状況についてお聞かせをいただきたい。

 今年は、国連が定めた国際森林年でもあります。森林に対する重要性は、人間が生きていく上で大変恩恵を受けていることは言うまでもありません。しかし、後世に優良な森林として残すために、市でも整備事業費を計上しております。これで十分かどうか。今年度は民有林整備事業費610万8,000円、市有林整備事業費2,748万1,000円が計上されています。

 そこでですね、市内のそれぞれの地区を守る方々にお願いして、十分に、この森林の活性化、そして将来のために行えている額かどうか。そしてまた危険性を伴う仕事でもあり、一般の方々もベテランの方もおられますけれども、造園組合に委託を計画して整備するのも一つの方法かと思いますが、これについてお答えをいただきたいと思います。



○議長(原利夫君) 柳澤経済部長。

          〔経済部長 柳澤正彦君 答弁席〕



◎経済部長(柳澤正彦君) お答えをいたします。荒廃森林の間伐と外国資本による買収への対応、1点目の川西地区以外の森林の整備についてとありますが、千曲市の森林の総面積は6,858ヘクタールで、市域の57%を占め、その所有形態では個人林が約54%となっております。

 御質問の森林の間伐の整備ということですけれども、特に川東の森林につきましては、そのほとんどが個人林で、所有面積も1ヘクタール未満と小規模の上、天然林であることから、所有者の森林への関心は低くなってきていると思っております。

 その結果として、山が荒廃して野生鳥獣の住みかとなっておりますので、現在、地元の方々にも御相談申し上げ、集約化についてお話を申し上げているところでございますので、まとまり次第、施業計画を立て、計画的に間伐による森林整備を進めてまいりたいと思っております。

 その中で、予算の額のお話がございましたが、実施計画の中で計画的に整備をさせていただいておるのが現状でございます。

 次に、造園組合に委託して計画的に整備したらどうかとの御提案でございますけれども、現在、市有林の間伐等の業務は入札により実施しておりますが、業者選定に当たっては、市の物品・製造等競争入札参加資格者名簿に登載されているもののうち、県の森林整備業務の入札参加資格を有するもの、または森林整備業務の実績のあるものから、案件ごとに選定委員会で審議し、選定をしております。

 市が発注している間伐等の作業では、高性能林業機械等を使用した間伐や搬出など、専門的な作業もあることから、造園業の皆様の参入には森林作業の講習や林業機械なども必要と考えておりますが、入札参加は前段でも申し上げましたような参加資格も必要となりますので、御理解をいただきたいと思います。

 以上でございます。



○議長(原利夫君) 青木 崇議員。

          〔8番 青木 崇君 質問席〕



◆8番(青木崇君) 川西の方が、この個人の所有が多いということで、荒廃をしていくのを手をこまねいているというふうに、今、受け取ったんですけれども、千曲市の、そういう個人の方々が自分でやるのはもう大変な状況ですね。かといって、市で全部持つわけにもいかないし、なかなかこれは難問ですね。その辺のところを、また何とかお話をいただきながら、いい知恵を出していただきたいと、こんなふうに考えます。

 先ほど私、造園業の方にということが出たんですが、造園業の方々も今なかなか大変な時期に来ていて、仕事も思うようにないというようなことで、それなら木を切るならどうかなというような発想から、そして、その方々も、そういうことに加われるなら加わってもいいですよということをいただいて、私も質問したんです。

 ところが、ここに若干ハードルがあって、入札という問題、これはもう当然です。それから専門的な方じゃないとだめだというようなことで、だから、その方々がもし参加するとなれば、専門的なところでもって研修をして、そして、なおかつ正規の入札に参加すればいいということですよね。その辺、ちょっとどうでしょうかね。



○議長(原利夫君) 柳澤経済部長。

          〔経済部長 柳澤正彦君 答弁席〕



◎経済部長(柳澤正彦君) 造園組合の入札参加につきましては、先ほど申し上げたとおり、専門的な部分もございますので、講習会等も受けていただく中で、県の森林整備の業務の入札資格を取っていただくのが一番だと思っております。

 以上でございます。



○議長(原利夫君) 青木 崇議員。

          〔8番 青木 崇君 質問席〕



◆8番(青木崇君) また市報のお知らせ欄などに、ちょっと、そういうこともつけ加えていただければいいのかなと、こんなふうに思います。よろしくひとつお願いします。

 では最後に入りますが、北海道を初め、あちこちで外国資本が森林を買収している状況を新聞などで報道され、心穏やかではありません。

 国土利用計画では、1ヘクタール未満の森林の取得は届け出不要とあります。千曲市には、まだ外国資本での買収の有無はあるのか。もしなければ、今後、買収されないためにも条例制定が急務ではないかと。国・県、そしてまた、この3月22日には佐久市が水源保全に備え、森林買収についての検討委員会を立ち上げるというようなことも出ておりました。千曲市の優良森林の水源保全のためにも、そんなことを考えていかれるのか、立ち上げていくのか、その辺のところをちょっとお伺いいたします。



○議長(原利夫君) 柳澤経済部長。

          〔経済部長 柳澤正彦君 答弁席〕



◎経済部長(柳澤正彦君) 千曲市での外国資本による買収の有無についてでありますけれども、今、議員からお話がございましたように、全国では主に北海道で事例が確認されておりますが、千曲市では現時点では直接な森林の買収の情報はございません。

 買収されないためにも条例制定が急務ではないかとの御意見ですが、現在、国土利用計画法では都市計画区域外の1ヘクタール以上の土地売買等をした場合には、県へ事後の届け出が必要となっております。しかし、小規模の場合には届け出の義務がないのが現状でございます。

 水源地を抱える川西地区の森林は、その所有形態が主に市有林、県有林、財産区有林であることから、仮に買収の話があった他としても、事前にキャッチすることが可能と思いますが、今後、県や県内の市町村の動向を見ながら、必要に応じて条例制定等について研究してまいりたいと考えております。これからは、県の担当部署また森林組合、NPOの法人などとも情報交換をあわせて行っていきたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(原利夫君) 青木 崇議員。

          〔8番 青木 崇君 質問席〕



◆8番(青木崇君) ありがとうございました。今、部長が答えられたように、それぞれの立場とまた歩調を合わせながら、外国資本に買収されないようにお願いして、質問を終わります。



○議長(原利夫君) 続いて、1番、柳澤眞由美議員。

          〔1番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆1番(柳澤眞由美君) 1番、公明党、柳澤眞由美です。通告に従って質問いたします。

 まず、ニュージーランドの地震で亡くなられた方の御冥福をお祈りし、家族の皆様、関係団体の皆様にお見舞い申し上げ、この地震に御尽力いただいた方々に感謝して、質問に入らせていただきます。

 弥生3月、卒業を迎える方、異動される方、それぞれ年度のまとめと新たな旅立ちの準備に慌ただしい季節になりました。

 千曲市3月議会におきましては、新年度予算約240億6,000万円の予算案が計上され、この議会は来年の計画を審議するとともに、22年度の総括と引き継ぎ事項、課題の洗い出しのときだとも考えております。

 市長は、施政方針で「人口減少に耐え得る地域社会の創造が求められている」とおっしゃり、政策の基軸に北陸新幹線新千曲駅の設置、産業振興、企業誘致を掲げられました。これは市税が歳入の30.7%にまで減少したことや、人口が合併当時より2,000人強減少してきている現状を打破するためと考えます。千曲市に移り住み、子育てをする人を含めた生産人口の増加を目指さなければ、少子化の歯どめも、市の財源の確保もできないとの思いだと思います。「産業振興なくして高福祉なし」と言われておりますが、まさしく福祉施策も学校施設の整備も財源が必要です。

 私も今まで、ほかの市に負けない子育て支援策は、人口増加につながる施策と考え、質問、提案してきました。また、女性を中心に市民の健康増進、医療費削減となる予防医療の充実を質問してまいりました。23年度予算案を含め、千曲市の子育て支援策は大変整ってきたのではないかと思います。

 まず、このたび中学3年まで拡大された乳幼児福祉医療費の助成は、大変喜ばしい施策だと歓迎されております。また、若い女性の健康を守る子宮頸がん予防ワクチンの公費助成も、娘を持つ家庭から大変喜ばれております。高額なワクチンのため、16歳の娘がいても接種をためらっていた家庭、希望した方、全員が受けることができるということになりました。これはほんの一部の紹介ですが、こういう子育て環境の整備が進んだということは、若い世代に千曲市に移り住んでもらう好条件となるのではないでしょうか。

 また、中高一貫教育が始まる年度にもなりますけれども、人の動きも変わるかと思います。新幹線新駅が実現されれば、通勤・通学のベッドタウンとしても千曲市が期待されるのではないでしょうか。さらに、教育制度を充実していけば、セールスポイントとなり、市の発展、市を担う人材育成、そして、人口増加への重要な施策だと考えられます。

 そこで、議員として3回目の予算案審議を迎えるに当たって、市政の運営の中から次の2点について伺ってまいります。代表質問と重複している内容は、簡潔に伺ってまいります。

 初めに、1番、のびのびと社会にはばたく人が育つまちづくり。

 家庭教育力の向上についてお話しします。市の目指す、「輝き、たくましい子ども」を育てるためには、学校と地域と家庭が一体となった学校づくりとは、その理想の姿について伺います。

 また、全国学力テストや学校訪問から見える千曲市の子供の姿、日ごろの学校からの報告や地域の声、教育諸団体との交流、懇談等々を踏まえて、千曲市の家庭の教育力について教育委員会としての所見を伺います。

 家庭教育力の向上は大切な課題だと考えます。家庭は教育の出発点です。あいさつなどのしつけ、人のために役立とうという心をはぐくむ場所、争いや殺伐とした世界ではなく、友好的な地域のつながりをつくり、一人一人の人権、命を尊重する平和な社会を願う人を育てるためにも、家庭の教育力向上に向けた教育委員会の所見を伺いたいと思います。



○議長(原利夫君) 答弁を求めます。

 安西教育長。

          〔教育長 安西嗣宜君 答弁席〕



◎教育長(安西嗣宜君) のびのびと社会にはばたく人が育つまちづくりについての1点目、家庭教育力の向上についての教育委員会の考え方についてですが、御案内のように、平成21年度から実施されている千曲市教育振興基本計画では、新学習指導要領の理念でもある、確かな学力、豊かな人間性、健康・体力の3要素がバランスよくとれた力、いわゆる生きる力をはぐくみ、「輝き、たくましい子ども」を育成していくことを目標としています。

 そのためには、開かれた学校づくり、つまり、学校は教育活動の現状や抱える課題を積極的に学校評議員に公表するとともに、家庭や地域などにも発信し、社会全体で子供たちをはぐくんでいく体制の整備を一層進めていくことが重要と考えています。

 また、議員御指摘の家庭教育については、社会生活を送る上での基本的な生活習慣、学習習慣を身につけさせるとともに、自立心の育成、調和のとれた心身の発達支援など、まさしく、教育の原点を培う大切な場所と認識しております。

 平成19年度から市内全校で取り組んでいる、全国学力・学習状況調査における児童・生徒に対する質問の結果の一例を見ると、早寝、早起き、毎日朝食をとる、あいさつができるなど、基本的な生活習慣は全国に比べると高くなっていますが、学校に持っていくものを前日か、その日の朝に確かめている児童・生徒の割合は、全国に比べると低く、家庭学習についても宿題が中心で、予習や復習は不十分であるとの結果が出ております。

 こうした基本的な生活習慣、学習習慣は、学習意欲や学力に関係すると考えられるので、小学校低学年から家庭と連携して子供たちが身につけられるように、学習状況調査の分析をもとに、学力向上委員会による有効的な家庭学習方法等の研究と取り組みについてまとめ、校長会や教頭会を通じ、指示いたしました。次年度は、この提案を受けて市内各校が取り組むこととしております。

 なお、家庭での家庭学習につきましては、既に各学校で取り組んでいただいております。

 以上であります。



○議長(原利夫君) 柳澤眞由美議員。

          〔1番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆1番(柳澤眞由美君) 千曲市の子供たち、バランスよく育ち、生きる力を身につけるということで、学力検査の中から忘れ物や予習・復習が不足している等々も出ましたけれども、生きる力というのはやっぱり家庭の中で一生懸命、親子のつながりが、あるいは親子が育っていくということが大事ではないかと思うんですけれども、教育委員会として家庭教育に何か発信するという考えは、その学校へいろいろ発信はされているかと思いますけれども、教育委員会として家庭へ何か発信する計画とか、何かアイデアとかはまだあるかどうか、もう一度、そこをお伺いいたします。



○議長(原利夫君) 安西教育長。

          〔教育長 安西嗣宜君 答弁席〕



◎教育長(安西嗣宜君) 再質問にお答えいたします。まず、私自身の見解を申し上げます。私は、家庭教育、家庭教育力の再考といいますか、というようなことをよくおっしゃいますが、家庭教育ということをよく考えてみますと、これは本来、私的な領域でありまして、家庭教育は、親の責任と判断において、それぞれの親の価値観やライフスタイルに応じて行われるものだと思っております。

 かような認識に立ちますと、私どもが日ごろ行っております、生涯学習から始まりましてさまざまな取り組みを地道に行っていくことが肝要かなと、このように考えております。ですから、先ほども申しましたように、家庭教育の大切さにつきましては啓蒙という形で、具体的には校長会等から、または学校等から発信をさせていただいていると思っております。

 以上であります。



○議長(原利夫君) 柳澤眞由美議員。

          〔1番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆1番(柳澤眞由美君) 家庭は私的な場でもありますしということはよくわかりますが、一つ、私の考えていることは、若い世代はイベント的なものも大変乗ってきてくれやすいといいますか、そこで、千曲市のノーテレビデーとか、千曲市本を読む読書デーみたいに、これはキャンペーンみたいなことですけれども、そうやって言うことで、今まで培ってきた読み聞かせや図書館をたくさんつくっていただいたこと等を使って、親子がその時間を使うと。そして、さっき予習・復習が足りないとか、忘れ物が多いとかという問題の解決のためにも、親子が、そういうテレビを消す、ゲームを消す時間をつくって、もっと密接なつながりのつくれるきっかけづくりというのがあったらいいなということで、千曲市でできないかと思いまして提案というか、聞き、質問いたしました。

 また、私たちが小さいころに読んでいた偉人の本、エジソンだとか、野口英世とか、二宮尊徳とか、今のお子さんに読み聞かせでやるということは大変難しいです。読み聞かせは10分ぐらいしかありませんので、私も9年間、ボランティアでやってきて、何とか、こういう本を触れる機会はないかと思いました。

 そこで、そういう千曲市教育委員会が、そんなイベントのような日を月に1回設けたりして、子供が読んだことのない、お父さんは昔、こんな野口英世の本を読んだよとか、二宮尊徳の本を読んだよとかいうような会話のきっかけづくりになればいいなということで、そんな提案を考えました。また、いろいろな意見があるかと思いますが、ぜひ、そういう参考を聞いていただいて、また考えていただければと思いますが、何か教育長、もう一言あればよろしくお願いします。



○議長(原利夫君) 安西教育長。

          〔教育長 安西嗣宜君 答弁席〕



◎教育長(安西嗣宜君) 再三でございます。先ほどと関連がありますので、一つ具体的に申し上げます。先ほど学力向上推進委員会で次年度の取り組みということで、少し具体的に申し上げます。

 先ほど学校へ行くに当たって学習準備をしていないということを申し上げました。具体的に、学校に持っていくものを前日か、その日の朝に確かめることを、70%以上の児童・生徒が毎日していると答えられることを目指して取り組んでいきたいと思っております。これは、ですから、校長会から各学校で取り組んでいただくということで、次年度課題となっております。

 このように、今、私どもは、いわゆる地道にやっていることを、忠実に地道に地道に取り組んでいきたいと思っておりますので、御意見としてお聞きいたします。



○議長(原利夫君) 柳澤眞由美議員。

          〔1番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆1番(柳澤眞由美君) 地道に取り組んでいただきながら、新しい発想もまたよろしくお願いいたします。

 では、学力向上に向けた2点目です。新学習指導要領の実施年度になりました。小学校では5・6年生に外国語活動が必修になり、週1時間、英語に触れる授業が行われます。千曲っ子の語学力についてどのようにお考えでしょうか。

 23年度に向けて外国語活動の授業を支援するため、電子黒板の導入が今までされてきまして、20台が千曲市の中では配備していただきました。学校によって台数はまちまちですが、今後、23年度の予算にはありませんけれども、電子黒板の導入など、特に1台しか入っていない小学校についての新規の導入などは今後考えていくのか。

 また、外国語指導助手ALTが中学校3名、小学校専門に1名配置されているとお聞きしております。13の学校に入って授業の支援をしていただいておりますが、現場の先生の不安解消、支援は十分ですか。小学校では英語の免許もなくて担任が教えなければなりません。手厚い支援が、ここ導入年度の最初の3年くらいは、手厚い支援が必要だと考えますが、教育委員会はどのようにお考えか、所見を伺います。



○議長(原利夫君) 答弁を求めます。

 安西教育長。

          〔教育長 安西嗣宜君 答弁席〕



◎教育長(安西嗣宜君) 2点目、学力の向上に向けて23年度の教育委員会の取り組みですが、外国語活動については御案内のとおり、平成23年4月から新学習指導要領が本格実施され、小学校5年生と小学校6年生で週1時間、年間35時間が必修となります。「外国語を通じて、言語や文化について体験的に理解を深め、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り、外国語の音声や基本的な表現になれ親しませながら、コミュニケーション能力の素地を養う」ことを目標に、実際の授業では、あいさつや買い物、子供の遊びなどの身近なコミュニケーションの場面を想定して、外国語を聞いたり、話したりする音声面の活動を行います。

 市教委では、これまで新学習指導要領改訂以前から小学校国際理解教育指導員を置き、英語教育における小学校現場の指導に当たってまいりました。これは私ども自負しております。中学校外国語指導助手(ALT)や語学講師の小学校への派遣、夏季休業中には全校の職員に呼びかけての授業研修、電子黒板等ICT機器、デジタル教材の導入など、本格実施に向けた準備、支援をしてまいりました。加えて、平成22年度からは新たに小学校専任のALTの派遣を行っているところです。

 しかしながら、学校現場では御指摘のように、教員の不安感、負担感の増大などが見受けられます。

 したがって、研修機会の確保、学級担任を中心に外国語指導助手(ALT)とのチーム・ティーチングによる授業のほか、小中の連携など、市教委としても全面的に支援をしてまいりたいと考えています。

 以上であります。



○議長(原利夫君) 柳澤眞由美議員。

          〔1番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆1番(柳澤眞由美君) 現場の方へ行って、私も電子黒板などを見せていただきました。また、それは教室にあるのではなく、多目的室のような特別教室にあり、電源を入れたりして準備するのにちょっと手間取るかなという感じでした。また、うまく立ち上がらないときには何分も子供を待たせる場合があります。

 このごろ載りました電子黒板について読売新聞の記事ですけれども、やはり京都市でも1997年度から英語活動が導入されるに当たって準備されてきております。10年くらいかけて指導の開発、教材の開発、そういう事例集の編さんなどなどでお互いにいろいろと情報交換をして、ようやく電子黒板も使いなれて、自分のALTとのチーム・ティーチングでもひるむこともなくなりましたし、ALTが入らない授業も自信を持ってできるようになったという記事もありました。

 やはり導入時は大変不安を、子供も入学したとき大変不安なんですけれども、学習指導要領が変わるときは、先生方が大変いろいろな面で準備、それから、いろいろな新しいものに学んでいかなきゃならないということがありますので、より手厚い支援を考えていただきたいと思いますが、英語ノートのことは、今、何もおっしゃられませんでしたけれども、英語ノートの準備は1人1冊、きちんとされているのでしょうか。質問します。



○議長(原利夫君) 安西教育長。

          〔教育長 安西嗣宜君 答弁席〕



◎教育長(安西嗣宜君) お答えいたします。忘れないうちに言います。1冊ずつ行っております。

 先ほど電子黒板のお話がありました。これはもう、今までにお話ししたと思いますけれども、電子黒板が移動に伴ってというようなこともございまして、5年生全クラスに電子黒板機器をやるプロジェクターというのを入れておりますので、御理解いただきたいと思っております。



○議長(原利夫君) 柳澤眞由美議員。

          〔1番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆1番(柳澤眞由美君) 代表質問の答弁で、5年生の教室にICTなどの機材が設置され、電子黒板のかわりになるということもお伺いしておりますが、6年生の部屋にはないということですので、また6年生の方の教室の支援もお考えいただいて、英語ノートは国の方の予算が不安定ですけれども、国がどうあれ、1冊、千曲市の子供には千曲市教育委員会で用意していただけるように、カラーをよろしくお願いしたいなということで、今、英語ノートを質問いたしました。

 では、続いて、さらにお聞きしますが、外国語だけではなくて、学習指導要領では大幅に学習内容がふえます。文部省の資料によれば、今まで総合学習を最大150時間減らして、算数142時間ふえる、プラス15%増、理科の方では55時間ふえて23%増ということで、主要教科の授業が大変ふえます。

 そして、子供たちが今までゆっくりと学んでいた内容は、時間が短縮されます。新たな内容、高度な内容が盛り込まれると教室の中で授業についていけない子が出ると予測されます。学習に抵抗を感じると学習遅進を生み出しかねません。これは学校不適応、さらには不登校を生み出す要因にもなりかねません。学習についていくため、学校教育適応力向上、つまり、学力向上のために、これからは教員の免許のある生活支援員、学習支援員の必要性も高まると考えますが、教育委員会はこういう支援の体制をどのようにお考えですか、伺います。



○議長(原利夫君) 安西教育長。

          〔教育長 安西嗣宜君 答弁席〕



◎教育長(安西嗣宜君) 忠実にいきます。もう1点、生活・学習支援員の必要性についてですが、安定した学級づくりを進めるため、支援を要する児童・生徒に対しては、基本的生活習慣確立のための日常生活の介助、発達障害、集団不適応等の児童・生徒に対する支援、児童・生徒の健康安全確保などを行う必要があることから、引き続き、特別支援教育介助員の配置と充実に努めてまいりたいと考えております。

 以上であります。



○議長(原利夫君) 柳澤眞由美議員。

          〔1番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆1番(柳澤眞由美君) 免許のない、教員の免許のない方も支援員として入っているというふうにことしは伺いましたが、そういう点は採用条件といいますか、何か変化がありますか、伺います。



○議長(原利夫君) 安西教育長。

          〔教育長 安西嗣宜君 答弁席〕



◎教育長(安西嗣宜君) 変化はございません。



○議長(原利夫君) 柳澤眞由美議員。

          〔1番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆1番(柳澤眞由美君) 充実した支援の手をよろしくお願いすると同時に、次に新しい図書館の話を聞きたいと思います。

 千曲市の新たな図書館が4月より更埴西中に併設されます。文化の向上に地域の期待も感じられ、また学校の図書館と建物を共有した利点を生かす活用も期待されております。地域の皆さんが利用者が増加するために、どのように取り組まれますか。また、これで合計、千曲市には三つの図書館ができます。それぞれの特徴をどう持たせますか。三つの地域に点在する図書館が市民に愛されるための図書館運営をお聞きします。



○議長(原利夫君) 高松教育部長。

          〔教育部長 高松雄一君 答弁席〕



◎教育部長(高松雄一君) 三つ目の図書館開設に当たりまして、家庭・地域の学びの中で図書館の位置づけをどうするのかと、そしてまた、活用方法といいますか、活用対策はということでございますが、その点についてお答えをしたいと思います。

 図書館の位置づけにつきましては、昨年の12月議会でも同じ答弁をさせていただきました。これからの図書館に求められるものが、従来の図書館の閲覧であるとか、あるいは貸し出し中心という図書館から、そういったサービスから、市民の課題解決のための情報提供の場、あるいは家庭・地域活動の交流の場としてのサービスが求められるというふうに考えております。

 これらのサービスの具体化につきましては、図書館利用者のさまざまな相談に対応するリファレンスサービスというような、そういったコーディネーター的な要素を持つものでございますが、そういった充実というものが不可欠であると、非常に大切だというふうに思っております。

 図書館の司書はもとより、スタッフ全員の専門性の向上を図る研修会を小まめに行いまして、各人のスキルアップというものを図り、また地域や市民にとって役に立つ図書館、また地域の発展に欠かせない情報拠点施設を目指して、市図書館全体の管理運営を進めてまいりたいというふうに考えております。

 次に、利用者増加に向けての取り組みでございますが、従来から利用増加に向けては、市報を初め、利用できる広報媒体、有線であるとか、オフトークだとか、そういったすべてのものを使いまして図書館情報を発信するとともに、移動図書館車の巡回や福祉配本サービスのほか、ブックスタート事業、おはなしの会など、子供への利用促進に向けていろいろな取り組みを進めてきているところでございます。

 本年は、昨年策定をいたしました、子ども読書活動推進計画に基づき、家庭、図書館、地域が連携する中で、新たに読み聞かせ講座の開設や読み聞かせボランティアの育成を図りまして、より多くの市民が図書館を御利用いただけるように努力をしてまいりたいと思っております。

 次に、3図書館の特徴でございますが、まず、更埴図書館は千曲市立図書館の代表館ということでございまして、12万冊の蔵書がございます。郷土資料や調査研究資料が充実しておりますので、テーマを決めた定例読書会を展開をして、市民の知識、興味向上につながるように取り組みを図ってまいりたいというふうに思っております。

 今後は、読み聞かせ等、幼児・児童の利用促進の事業も計画しておるということでございます。

 戸倉図書館は、10万8,000冊の蔵書をしております。戸倉図書館の特徴とすれば、大きな活字による本、朗読あるいはCD、DVD等の映像資料、そういったものが充実をしております。また、一人で図書館に来館することが困難な方を対象に、自宅まで希望図書を配布する、福祉配本サービスというものも行っておりまして、これらにつきましては年間4,300冊の利用がございます。

 更埴西図書館でございますが、西図書館につきましては、本議会の中で条例のお願いをしてございますが、更埴図書館の分館としての位置づけをさせていただき、蔵書は全体で1万冊を予定をしてございます。

 学校併設図書館としての、これは特色を生かしまして、市民と生徒との交流事業や地域と連携をした事業展開など、図書館に地域のコミュニティーセンターとしての役割を持たせたいというふうに考えておるところでございます。

 今後におきましても、これまでの学習機能に加えて、各館の特徴を生かしながら、課題解決型の役に立つ図書館として多くの市民に御利用いただけるよう、運営、管理を進めていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(原利夫君) 柳澤眞由美議員。

          〔1番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆1番(柳澤眞由美君) たくさんの蔵書があるということで大いに利用されることを期待しますが、12月議会でもお聞きしましたが、利用率を上げるため、例えば一番中心の更埴図書館などの開館時間を延長するような研究、調査は23年度行われないかどうか、1点だけお尋ねします。



○議長(原利夫君) 高松教育部長。

          〔教育部長 高松雄一君 答弁席〕



◎教育部長(高松雄一君) 前回の議会でもちょっとお答えをしたかというふうに思いますが、確かに利用増進を目指す上では、一つのポイントとすれば開館時間を少し拡大をするというようなことは非常に大きな意義はあろうかと思います。

 その方法につきましては、今、議員の方から言われたように、3館全部をそのような形にするのか、あるいは、1館だけをするのか、あるいは、その一定の曜日だけをするのかというようないろいろな方法論もあろうかと思いますので、一定のコスト的なことも考えながら、図書館の管理をお願いといいますか、いろいろな運営についてお願いをしております図書館協議会等の御意見も聞きながら、市民のニーズをとらえながら、可能であれば、そんな形で少し延長ができる方法があるのかどうかということを、本年度は検討してまいりたいと思っております。



○議長(原利夫君) 柳澤眞由美議員。

          〔1番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆1番(柳澤眞由美君) ぜひ、23年度は研究が実質的にちょっと行われますように、またお願いいたしたいと思いますが。

 では、福祉について、大項目2に移ります。これは代表質問と重複するところがたくさんありますので、小項目1、2、3をまとめてお聞きしたいと思います。

 支え合い、元気に暮らせるまちづくりについて。まず、千曲市の総合計画は19年から28年度までの10年間の長期構想で立てられておりまして、近藤市長は構想を達成するため、5年間の基本計画に沿ってまちづくりに取り組まれたと思います。ちょうどこれで4年が終わろうとしております。

 そこで、1点目、4年間の総括を通して、実行・実現でき、評価する点、継続事業及び課題等は何だったでしょうか。

 2点目、計画の最終年でもある23年度は、次の5年間を見据えて計画の構想が立てられるときでもあるかと思います。

 そこで、千曲市の総合福祉センター建設について伺います。地域福祉計画の策定、福祉に関する総合的な機能を有する総合福祉センターの整備を進めることなど計画にありました。平成16年10月26日付で、(仮称)千曲市総合福祉センター建設構想検討委員会から提言書も出されました。これと同時に、白鳥園施設後利用検討委員会より平成16年9月1日に白鳥園施設の後利用に関する提言書も出されました。

 そこで、白鳥園施設に設置しないで、上山田健康福祉センターに総合福祉センターの整備を計画した理由、そして提言書はどう受けとめたのか、市長の考えを伺います。

 3点目、上山田健康福祉センターを改修して、総合福祉センターに整備するという予算案ですけれども、どんなような総合福祉センターの構想があるでしょうか。4,000万円のことしの予算はどのように使われるのか、具体的な内容を踏まえ、準備、運営、それから将来の総合福祉センターの構想をあわせて答弁していただきたいと思います。この3点について伺います。



○議長(原利夫君) 赤沼健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 赤沼義敏君 答弁席〕



◎健康福祉部長(赤沼義敏君) お答え申し上げます。支え合い元気に暮らせるまちづくりについての4年間の総括でございますが、市民満足度調査を含め、行政改革推進会議での評価は比較的順調との評価をいただいております。

 具体的には、地域福祉計画の策定、災害時要援護者支援マップの策定、日赤上山田病院後医療の決定、夜間救急業務への助成による地域医療の確保、福祉医療の拡大、保育料の2子、3子の軽減、障害者相談支援室の設置、SPコードの導入、虐待ネットワーク会議の設置など、計画に沿って実施し、一定の達成度、成果を上げているというふうに考えております。

 今後の課題といたしましては、認知症患者への対応、心身障害児者対策、ひとり暮らし高齢者対策など、時代の変遷とともに市民の要望も変わってまいりますので、市民要望を的確にとらえていく必要があるというふうに考えております。

 総合福祉センターにつきましては、千曲政策研究会、和田英幸議員の代表質問でもお答え申し上げましたように、上山田健康福祉センターで実施しておりました保健センター業務は、平成17年度から戸倉保健センターに一本化することができました。現在は戸倉上山田地区の社会福祉協議会事務所である、ふれあいセンター上山田、また悠悠長寿館、調理実習室など、地域コミュニティー施設として利用されており、貸館業務が中心となっております。行政改革推進委員会からも施設の用途変更を行い、有効活用を求める提言をいただきました。

 さらには、社会福祉協議会でも、現在2カ所ある事務所を1カ所に統合したいとの計画があり、戸倉上山田地域の包括支援センターも同所に23年度から開設する計画であります。エレベーターも整備されておりますので、総合福祉センターとして整備を進めることといたしました。

 市が描く構想でございますが、平成16年10月に(仮称)千曲市総合福祉センター建設構想検討委員会より、障害者支援、高齢者支援、子育て支援、介護予防、健康増進、ふれあい・交流ができ、ボランティア団体・福祉団体の拠点施設として建設することが望まれるとの提言をいただいてございます。

 提言に盛り込まれた内容については、16年ということでございまして大分月日がたつわけですが、その後の法改正、あるいは単独としての施設整備が実施されたものもありますので、今回は地域福祉を推進する中核的団体でございます社会福祉協議会の事務所、それから福祉・ボランティア団体の活動拠点としてボランティアセンター、高齢者の介護相談の窓口であります包括支援センターの機能を備えたものとして、整備を行う予定でございます。

 具体的には、現在、あそこに特浴がございますので、それらを取り壊して、あるいはトイレも障害者対応トイレにするというような内容でございまして、それらについて本議会で御検討いただく予算を盛らせていただきました。

 以上でございます。



○議長(原利夫君) 柳澤眞由美議員。

          〔1番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆1番(柳澤眞由美君) これから総合福祉センターとしての形を整えていくかと思いますけれども、施設はいろいろな団体の方も使いたいという申し出があったのではないかという情報も聞いておりますが、何か、そういう団体からの利用の申し出はあったのでしょうか。再質問で伺います。



○議長(原利夫君) 赤沼健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 赤沼義敏君 答弁席〕



◎健康福祉部長(赤沼義敏君) お答え申し上げます。現在のところ、具体的に団体はございませんが、ボランティア連絡協議会が市内を統括してございます。そういった中で、日常的に自由に使える場所を提供いただきたいという御要望はいただいておりまして、ボランティア連絡協議会とも既に協議をさせていただいておりますので、そういった要望については十分対応できるんではないかというふうに思っております。

 以上でございます。



○議長(原利夫君) 柳澤眞由美議員。

          〔1番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆1番(柳澤眞由美君) 福祉関係あるいは相談、老人介護、いろいろな問題の場所の拠点となって、中心となって、皆さんが安心して使える総合福祉センターに育っていきますように、またよろしくお願いします。

 その中で、大型の福祉用具の展示や体験コーナー、あるいは、そこで販売、購入、レンタルなどの相談もできるような場所をぜひつくっていただければ、購入する前に体験できるということは安心できるのではないかと思います。よろしくお願いしたいと思います。

 では、次の質問に移ります。千曲市の新たな予防医療ワクチン接種事業に大いに期待して、この施策が市民に有効活用されるようどう取り組まれるか、伺います。

 子宮頸がんワクチンの利用率向上、女性特有のがん検診無料クーポン券の利用率向上に向けた取り組みはどうだったでしょうか。3月になり有効期限が迫っているかと思いますが、クーポン券を使った検診率が上がるように取り組まれました内容を伺います。

 また、日本脳炎のワクチン接種が22年度より任意ですが、再開されております。私のところにも何度か、保護者が周知されていないようで、学校で保護者にチラシを配布してほしいという依頼もありました。福祉と教育の連携、市の取り組みについて伺います。

 なお、ここ数日の間にヒブワクチンと小児用肺炎球菌のニュースが流れております。厚労省より、昨夜、いろいろ最新情報があったと伺っておりますので、それについても話せる範囲でお伝えいただきたいと思います。



○議長(原利夫君) 赤沼健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 赤沼義敏君 答弁席〕



◎健康福祉部長(赤沼義敏君) お答え申し上げます。子宮頸がんのクーポン利用でございますが、昨年から実施をさせていただきましたが、ちょっと具体的な数字は持ち合わせてございませんが、徐々に受診者はふえているという形でございます。ただ、一番、今、市として困っているのは、要するに検診場所といいますか、産婦人科医が非常に少ないというような状況でございまして、市内外を含めて御協力いただけるような形で実施をしてまいりたいというふうに考えております。

 それから、子宮頸がんワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチンの件でございますが、本日も新聞報道等で御案内のように、5件ほど重複接種によりまして死亡例が発生しているという形でございます。このワクチンにつきまして、輸入ワクチンという形でございますので、今まで、昨日も厚生労働省の方で専門家委員会を開催しましたが、そこでも結論が出なかったという形で、当分の間、接種を見合わせるという形になっております。

 そういったことで、市といたしましても、医療機関への御案内について、あるいは該当者についても、その旨を通知を差し上げてございます。いつごろかということがまだ非常にわかりづらいと状況の中でございますので、国の方の動向を注視してまいりたいというふうに思っております。

 それから、子宮頸がんでございますが、3月1日から接種をいただくように、1月の臨時会で御承認をいただきました補正に伴って実施をするという取り組みを、市内の医療機関に御協力をいただきまして取り組んできたわけですが、報道で御案内のように子宮頸がんワクチンが非常に供給が不足しているという状況になっておりまして、今の高校1年生を対象にしてできないという状況でございまして、厚生労働省でもワクチンの不足につきましては認めておりまして、小学、失礼しました、高校1年からのものを高校2年までという形で拡大をする中で、来年度対応していきたいというふうに厚生労働省の方からも通知がございましたので、市といたしましても、そのような形で対応させていただきたいというふうに思っております。

 以上でございます。



○議長(原利夫君) 柳澤眞由美議員。

          〔1番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆1番(柳澤眞由美君) クーポン券の利用率の件につきましては、また委員会で正確な情報を提供していただきたいと思います。また、ワクチンによってということではないということで、まだはっきりとした、お子さんが亡くなった原因がはっきりしておりませんので、また早期な原因究明を望んでおりますけれども、はっきりしましたら、また私たちの方に情報提供をお願いいたします。

 最後に、元気な高齢者への施策として、高齢者生きがい対策事業の予算について伺います。3,000万円ほど、このたび予算がついて、中でも、老人クラブの補助金について伺います。22年度までの補助の検証を踏まえまして、どのような効果を期待されているのか、具体的な内容をお願いします。



○議長(原利夫君) 赤沼健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 赤沼義敏君 答弁席〕



◎健康福祉部長(赤沼義敏君) お答えを申し上げます。年々、高齢者の人口が増加しており、高齢化率も御案内のように国の平均よりもかなり高い状況になっております。また、ひとり暮らし高齢者や高齢者だけの世帯がふえ、住みなれた地域で安心して暮らしていくには、福祉サービスの充実はもとより、地域全体で支え合う福祉社会の形成は今まで以上に重要となっているというふうに思っております。

 御案内のように、老人クラブは地域を基盤とする高齢者の自主的な組織であり、各地区の老人クラブの会員の皆さんは、社会奉仕やひとり暮らし高齢者への友愛訪問などの活動をされております。ひとり暮らしや高齢者だけの世帯においては、人が訪れることも少なく、とかく閉じこもりがちになることが多くなっております。

 このため、同世代の老人クラブの会員の皆様に御訪問をいただくことにより、交流が広がり、閉じこもりがちを防止し、生きがいを持って明るい長寿社会の実現を目指していただくことを期待しております。

 以上でございます。



○議長(原利夫君) 柳澤眞由美議員。

          〔1番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆1番(柳澤眞由美君) 元気な高齢者の皆さんが大変多い千曲市ですが、こんなような情報もあります。

 横浜市介護支援ボランティアポイント事業について調べたところ、そういうふうに元気なお年寄り、また、そういう社会貢献をなさった実績などをポイント制にしてためていく。ボランティア活動、あるいは、ひとり暮らしの方への訪問も含めて、社会参加、地域貢献を通じて、生きがいと自分の生きがいづくりを促進するというとともに、人のために役立ったことがポイントとなって形に見える。そのポイントはどうなるかというと、横浜市では協賛企業から商品を提供してもらうというのがありました。

 東京の稲城市では、保険料のポイントでの軽減なども考えてやっておりました。福井市でもいろいろ取り組んでおられると思いますが、千曲市でも、例えばポイントをためたら、商品券を発行して千曲市の商工会、商工会議所に所属している皆さんのお店へ行って使えるとか、何か地域に活性化が生まれるような、そして元気な人がさらに元気に社会貢献に頑張っていただけるような、そんなアイデアとか、研究は、これからされるかどうか、最後に1点、伺います。



○議長(原利夫君) 赤沼健康福祉部長。

          〔健康福祉部長 赤沼義敏君 答弁席〕



◎健康福祉部長(赤沼義敏君) お答え申し上げます。高齢化率が高くなっても元気な高齢者の方が多いことが、一番大事だというふうに思っております。

 そういった中で、今、ボランティアのポイント制、あるいは地域通貨というんですか、そういう形のものが、全国的にも展開されております。本年度、地域福祉計画を策定する中で、策定委員さんの方からも、そのような御提案をいただいてございます。

 ただ、具体的にどうやるかということがまだ方向性が出ておりませんが、そういった中で検討は進めさせていただきたいというふうに思っております。

 以上でございます。



○議長(原利夫君) 柳澤眞由美議員。

          〔1番 柳澤眞由美君 質問席〕



◆1番(柳澤眞由美君) 以上で、質問を終わります。



○議長(原利夫君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。

 これをもちまして、本日の会議を散会といたします。御苦労さまでした。

                             午後2時25分 散会