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長野県 茅野市

平成22年  6月 定例会 06月23日−04号




平成22年  6月 定例会 − 06月23日−04号









平成22年  6月 定例会



              平成22年6月

            伊那市議会定例会会議録

               (5−4)

1.開会  平成22年6月23日(水曜日)午前10時00分

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2.出席議員の氏名(21名)

          1番     唐澤千明

          2番     唐澤 稔

          3番     二瓶裕史

          4番     橋爪重利

          5番     宮島良夫

          6番     竹中則子

          7番     中山彰博

          8番     平岩國幸

          9番     飯島 進

         10番     若林敏明

         11番     新井良二

         12番     飯島光豊

         13番     黒河内 浩

         14番     小平恒夫

         15番     柴 満喜夫

         16番     前澤啓子

         17番     前田久子

         18番     柳川広美

         19番     飯島尚幸

         20番     伊藤泰雄

         21番     若林徹男

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  欠席議員の氏名

                   なし

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3.説明のため出席した者の職氏名

       市長          白鳥 孝

       副市長         酒井 茂

       教育長         久保村清一

       教育委員長       松田泰俊

       選挙管理委員長     田中信也

       代表監査委員      井上富男

       農業委員会長      田中哲雄

       総務部長        林 俊宏

       市民生活部長      沖村直志

       保健福祉部長      伊藤 健

       産業振興部長      御子柴泰人

       建設部長        守屋和俊

       水道部長        原 秀夫

       教育次長        竹松武登

       会計管理者       伊藤量平

       高遠町総合支所長    伊藤俊規

       長谷総合支所長     中山晶計

       総務課長        広瀬一男

       秘書広報課長      田中博文

       財政課長        城取 誠

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4.職務のため出席した事務局職員

       事務局長        高木伸治

       次長          有賀賢治

       議事調査係長      飯島 浩

       主査          伊藤美千代

       主任          橋爪茂登

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5.議事日程

   日程第1 会議録署名議員の指名について

   日程第2 一般行政に対する質問について

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△開議 午前10時00分



○議長(伊藤泰雄君) おはようございます。

 きょうは一般質問最後の日であります。

 外は久しぶりに梅雨空になっておりますけれども、このうっとうしさをふっとばすように元気に1日よろしくお願いいたします。

 これより本日の会議を開きます。本日の議事日程は、お配りしてあります議事日程表によって議事を進めてまいります。

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△会議録署名議員の指名について

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○議長(伊藤泰雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員は、11番、新井良二議員、12番、飯島光豊議員を指名いたします。

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△一般行政に対する質問について

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○議長(伊藤泰雄君) 日程第2、昨日に引き続き、一般行政に対する質問に入ります。唐澤千明議員の質問に入ります。

 1番、唐澤千明議員。

     (1番 唐澤千明君登壇)



◆1番(唐澤千明君) 1番議員、唐澤千明でございます。

 白鳥新市長と私、新議員とは同じ小学校、中学校、また高校を出ました。また高校においては、同じ野球部ということで非常に親しみも感じているわけでございます。現在は立場も違いますが、伊那市をよくしようと、そういう気持ちは同じかなというように思いますので、よろしくお願いします。

 きょうは、先日提出しました通告書に基づき、地元でも関心の深い質問をさせていただきます。質問も3日目となってお疲れかと思いますけれども、よろしくお願いいたします。

 それでは、質問に入らせていただきます。

 大き目の1つですが、西箕輪統合保育園の開園に当たってということでございます。

 西箕輪地区は現在北部、南部と大萱保育園の3園体制で運営をされています。しかし、北部保育園の定数割れと大萱保育園の建物老朽化に伴い、来年3月にはこの2園は廃園となり、4月からは統合される新保育園と南部保育園の2園体制となります。今は造成工事も始まり、敷地内既存樹木の伐採を進めています。検討された基本設計に基づき、実施設計も終了していると聞いております。7月には入札も予定され、建築工事も始まります。来年3月には立派な統合新保育園が完成されると聞いております。新保育園開園に向けて、3点ほど質問させていただきます。

 まず、1点目でございます。

 2園体制の維持と小学校との連携についてでございます。

 統合保育園の場所を決めるに当たって、地域協議会の検討委員会で1年以上かけて検討しましたが、委員会では一本化できず、2カ所の建設地案で市長に答申した経緯がございます。西箕輪地区の2園体制のバランスを考えれば、もう一方の場所のほうがよかったかなと思いました。小学校の隣に決定した一番の理由は、厳しい財政事情ゆえに学校林のほうがよかったかなというように思われます。周辺の園児は南部保育園のエリアですが、新保育園が近いこともあって入園希望が集中し、2園体制の維持が危ぶまれることも考えられます。これからも、2園体制維持に向けての考え方をお示しください。

 また、お年寄りとの触れ合いとか地域との連携とありますが、小学校との連携についてはどのようなことを考えているのかお聞きしたいと思います。将来、この場所でよかったと言われるように、市長の思いがあればぜひお聞かせください。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 伊那市は一定規模の基準に基づいて保育園の統合、それから場合によっては休園ということを今まで進めてきております。西箕輪も西箕輪北部、それから大萱保育園の統合ということで、西箕輪小学校の西側に今建設を進めているわけでありまして、今後も伊那市としてはそうした統廃合については進めていくという考えでおります。

 そうしたことに基づきまして、南部保育園のあり方というか、今後についての質問でありますけれども、西箕輪地域において大萱北部、それから南部という3つの保育園のあり方、平成19年より地域の関係者の皆さんと検討を進めてまいりました。そうした中で、老朽化による大萱保育園と児童数の減少による北部の保育園との統合、そしてその後に、西箕輪小学校の学校林の中に新しい保育園をつくるということで、今やってるわけでございますけれども、南部保育園については当面残すという基本方針で今まで参っておりますので、この考えについては現段階でもかわってはおりません。

 ただ、西箕輪の小学校のところにできる保育園の完成によって、南部保育園の園児数が減るんではないかという懸念もあるというお話でありますけれども、実際、西箕輪南部の保育園は園児数がふえております。というのは、園の運営の中で自然にかかわる保育園の保育内容を充実させましょうということで、保育士また園長を初めみんながそうした思いで取り組むことと同時に、地域の皆さんとの連携をさらに図るという新しい試みをやっている中で、伊那市全域から西箕輪南部に集まっているという今事情もあります。そうしたことを考えると、西箕輪に新しい保育園ができても、南部保育園の園児数が極端に減っていくということは当面ないんではないかと思っております。

 そんなことを考えながら、これからの園児数の動きについても注視はしていきたいと思います。当面、2園体制を維持することについて地域の持っている伝統とか特色、そうしたかかわりを尊重しながら、地域に密着した保育園の運営、それから小規模、大規模の保育園とのメリット、そうしたものを生かした子育て支援の充実を図りながら西箕輪地域全体のバランスを図ってまいりたいと思っております。

 失礼しました。それでは、小学校との連携についての御質問についてお答えしたいと思うんですけれども、これまで保育園の統廃合、それから施設の整備につきましては、保育園と小学校の連携を上げ、小学校隣接地への建設を進めてまいりました。これはみすず保育園、それから富県保育園ということで、保小連携ということを全面に出した、そうしたことでありまして、西箕輪の保育園の建設も同様の考えであると。この背景には、教育という観点でいきますと、どうしても教育というと、小学校からあるいは中学へといったところが教育の対象となりがちなんですけれども、保育というのも大変大事な教育のシーンでありますので、そうしたことをかんがみると、保育と小学校との連携は今まで以上に大事であるということを考えております。

 それから、保育園と小学校との連携について、幾つかの効果が期待されるわけでありますけれども、1つは学校の先生と、それから保育士との交流による子育てに関する情報交換があります。それと給食や授業の体験を通しての入学への準備、それから意識の向上ということもあると思います。さらには、隣接する小学校の様子を直観的に体験することで、好奇心の促進、触れ合い体験による育成と友人関係の形成といった効果というものを考えておるわけであります。

 もう一つの建設期に対する私の思いという質問でございますが、先ほども申しましたけれども、幼児からの一貫した子育ての環境が整うということが一番大きな部分ではなかろうかということであります。施設の特徴として交流スペースの設置や、また、新しい保育園にはトイレを幼児室などの近くにも配置をして、トイレトレーニングにも配慮した設計としております。また、思いやりの心や豊かな感性を持って生きる力をはぐくむために、児童や地域のお年寄りなどとの交流を通じた保育の質の向上を図って、地域に根差した愛される施設にしたいということでございます。

 施設内の今樹木の伐倒をしております。こうした木については、十分に新しい保育園にも使っていきたい、建設の中でも使っていきたいということ、またそうしたリサイクルとしてのペレットのストーブとか、ペレットボイラーの導入、あるいはウッドチップ、ただいま進めておりますけれども、木製の玩具、そうしたものに利用しながら、環境面への配慮だけではなくて、木育、木による育土面でも大きな効果が生まれるということを期待しております。

 また、新しい保育園は太陽光を導入したり、先ほど申し上げましたけれども、ペレットボイラーというものも入れながら、自然エネルギーへの関心も高めながら、そうしたことも教育の中に盛り込みながら進めてまいりたいと考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 唐澤議員。



◆1番(唐澤千明君) 2園体制の維持ということについて、他地区から大分南部のほうに園児来てるということで安心しました。引き続き、きちっとした振り分けの中で問題がないようにお願いしたいと思います。

 また、保小連携という意味においても、またそういった学校林、学校との給食とか先生との連携とかいろいろあるかと思います。そういう中でその園児たちがスムーズに小学校に入学できると、またそういった中で不登校もなくなっていくんじゃないかということで期待をしております。

 続きまして、(2)番目になりますが、質問させていただきます。

 通園の安全対策についてでございます。

 朝の通勤時間帯の学校下五差路、西箕輪ではほとんど中心部になる交差点でございます。南部、北部また西部、東部の合流する場所で、最も交通量の多いところなんですが、その交差点の朝の時間帯はすごい量なんですけれども、伊那インター工業団地への車とか、みはらし羽広荘へ行く車もあるんですが、朝の時間帯だけでも約1,000台余りと、安心してそこ車通るのも大変だというような状況でございます。安心して通園できるための歩道の設置はもとより、駐車場の確保、また中学校南の道路改修等どのように考えておられるのかお尋ねします。

 また、市長に要望出していますが、五差路の信号機設置を来年の開園に向けて間に合うようにお願いしております。集中する交通量に、まず園児の安全を第一に取り組んでいただきたいと思います。五差路を含めた安全対策のお考えをお尋ねします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 安全は何よりも優先するわけでありますので、詳細については、また部長のほうからお答えしたいと思うんですが、保育園の開園の時間、それから退園というんですか、帰る時間、その時間帯と出勤時間とのずれというものがありますので、そのタイムラグを考えると、登園するときに集中するということも、ある程度避けれるかなという思いの中で、市のほうでもあそこの交通量調査をしたことあります。また、PTAでもやったことがありますので、そうしたものの数字に基づいて、今後の対応を図ってまいりたいと思います。

 さらには、五差路から保育園に行く、あるいは小学校の北側を通る歩道については、今建設が始まるということで進めておりますので、詳細については、また部長のほうからお答えしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 伊藤保健福祉部長。

     (保健福祉部長 伊藤 健君登壇)



◎保健福祉部長(伊藤健君) それでは、歩道関係、駐車場関係についてお答えを申し上げたいと思います。

 まず、歩道の設置につきましては、ごらんの建設部のほうの事業になるわけでありますけれども、市道羽広経ケ岳線については歩道の設置をことし21年度に150メートル実施を、議員も御存じのとおりと思いますが、150メートルを実施しております。

 それから、県道与地辰野線につきましては、今年度設置予定でございまして、240メートルを計画しているところでございます。

 それから、駐車場の確保ということでございますが、これにつきましては、園内敷地及び中学校敷地内に設けていきたいと考えております。市道羽広経ケ岳線から園への出入りについては、交通の支障を押さえるように他の保育園もやってるわけでございますけれども、保護者会としてのルールを定めながら対応していきたいというふうに思います。また、サンビレッジ体育館の駐車場を、送迎時には一時利用できるよう配慮し、送迎時の混雑の緩和をしていきたいというふうに考えております。

 それから、中学校の南の道路改修につきましては、今後の状況を見ながら検討させていただくということでございます。

 それから、信号機につきましても、これ建設部の管轄になるわけでございますけれども、西箕輪五差路等の道路問題検討会議というのが地元にございまして、ことしになりまして5月17日に開催をされたところでございます。これにつきましては、現地の立ち会い等を行いながら、信号機の設置について今後検討させていただくということでお願いをしたいと思います。

 以上でございます。



○議長(伊藤泰雄君) 唐澤議員。



◆1番(唐澤千明君) その五差路については、先日、5月17日ということですが、道路問題検討委員会がありまして、交通量の多い五差路の流れをよくするには、信号機の設置が一番であるというような結論づけがありました。ぜひその4月開園までに間に合うようにということですので、早急に対応していただきたいというように思います。これは県のほうも絡みますので、同じ歩調の中でお願いしたいと思います。そういう中で安心して通園できること等、そんな形でお願いしたいと思います。

 次は(3)のほうへ行きます。

 廃園後の跡地利用についてということでございます。北部保育園と大萱保育園の跡地について、どのように考えているかということをお聞きしたいと思います。

 北部については、まだ地元の要望がまとまっていませんが、建物が残るということですので、何らかの有効利用が必要かと思います。また、大萱については、要望書が出ていますが、建物を解体してからどうするかということがあるかと思います。いずれにしても跡地の有効利用を地元の要望はもちろんのこと、行政側が積極的な取り組みをお願いしたいと思っております。よろしくお願いします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 大萱、それから北部ともに今後のあり方については、地元の皆さんとよく検討を重ねながら方向を示してまいりたいと思います。ただ、大萱におきましては、今まで地元から無償で用地を提供してもらってるという経緯がありまして、このことに関しましては、大変深く感謝を申し上げる次第であります。

 そうしたことも勘案しながら、今後地元の皆さんの御希望に沿うような方向を模索してまいりたい。また、北部についても、まだ確定はしておりませんけれども、地元からの意向も要望もありますので、そうしたことを重視しながら、今後の利活用についての検討を重ねてまいりたいと考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 唐澤議員。



◆1番(唐澤千明君) その大萱区からの要望について、先日まだ若干の変更があるようですので、また地元の要望をよく聞いて対応お願いしたいと思います。また、北部についてはちょっとまだ私のほうでもまだ聞いていませんので、またその辺あわせてお願いしたいと思います。

 いずれにしても、南部保育園と新保育園の2園体制で、それぞれの保育園の特徴を生かし、すばらしい環境のもとで立派な子供たちが育っていくことを願っております。

 それでは次に大きな2番へ移りたいと思います。

 西箕輪支所・公民館の改築についてでございます。

 西箕輪支所・公民館は、昭和43年に建設され、約42年の歳月が経過した現在、老朽化が進み、維持管理への支障や耐震強度への不安が大きいところでございます。平成18年7月に西箕輪支所・公民館建設推進委員会を組織し、同年10月、地域協議会の発足以降、区民の意見などを踏まえながら、慎重に検討を重ねてきたところであります。その結果、用地選定については現在の場所では狭いとの意見が多く出され、区民への移行調査などを実施し、検討した結果、JA西箕輪支所南側に位置する稚蚕所の敷地が最適な候補地であると判断し、平成22年度中の建設を要望した経緯がございます。このことについては、平成19年12月18日付で要望書が提出されています。しかし、2年前ぐらいから小・中学校等の耐震化工事が入ってきて先の見えない状況でございます。

 昨年12月21日、再度建設への要望書を出し、西箕輪地域協議会で検討した旧稚蚕所敷地への移転新築をお願いしました。以前、支所・公民館の建設については、みすずの次に西箕輪と言われてきています。昨年、そのときの市長の回答が、次の市長に託すということでした。新市長のお考えをお聞きします。

 この地区の公民館活動は熱心で、先日も小学生による数学合宿がなされ、37名ほどが公民館に泊まって学校へ行く生活が6日間行われました。また、サークル活動も活発で、夜遅くまで明かりがついています。でも昔ながらの造りのせいか、使いにくく薄暗い講堂は何とかしてほしい気持ちにもなります。皆の集まりやすい場所、だれもが使いやすい施設、子供からお年寄りまで交流できるスペース、西箕輪らしさのある支所・公民館を一日も早くレールに乗っけていただきたいと思います。早期建設に向けて2点ほど質問させていただきます。

 まず1点目ですが、用地の決定についてでございます。

 建設地は、西箕輪地域協議会で検討したJA上伊那西箕輪支所南側、旧稚蚕所敷地でいいでしょうか。伊那市西箕輪大萱4000番地の8、ほか4筆でございます。敷地面積が5,055平米でございます。その用地でよければいつごろから土地交渉に入るか、お伺いしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 私も公民館活動というのは非常に大事なものという認識をしておりまして、各地区での活動をこれからまた大変期待するものであります。そうした中で、西箕輪公民館のあり方、支所の建設については、前々から聞いておりますし、私もその方向で手をつけなければならないということは承知をしているわけであります。

 建設場所についても、西箕輪の皆さんからJAの旧稚蚕所、これも候補地の1つであるということでお話を伺っておりますけれども、大変場所的にはいいかなという思いもあります。ただ、あそこに行くアクセスが主要道路に面していないということ、それから北側から入るについては、JAの敷地内を通る、あるいは今ある県道からの細い道を入ってくる。そんなことで、進入道路が狭いということが1つ大きな課題の部分かなということも感じております。このことも含めて検討をしてまいりたいと思います。

 今後の整備の方針としましては、市有地等の活用によって、市有地を積極的に活用するということの中で、用地を購入しない、また道路整備に費用をかけない方法というのが肝要であるということを思いまして、今後そうした検討をさらに重ねてまいりたいと。

 もう一つの御質問でありますけれども。



○議長(伊藤泰雄君) 唐澤議員。



◆1番(唐澤千明君) 建設地が現在の場所ではちょっと厳しいという話のようですが、西からの県道からの若干西からのアクセスが考えれば、若干の土地の買い取りもあるかもしれませんけれども、その辺も含めてぜひ現在の敷地でお願いしたいんですが、再度御質問します。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 稚蚕所の場所ということを考えたときに、大萱の皆さん、それから北部の皆さん、南部の皆さん、羽広の皆さんと、それぞれが集まる場所となりますので、西側の県道与地辰野線から入ってくる道の拡幅というのが可能性はあるかもしれません。

 ただ、大萱の皆さんが来るについてどのようなルートがあるのかな、また北部の皆さんが来るときのこと等も含めながら、その進入路を含めた総合的な判断をしていかなければならないということでありまして、決して稚蚕所の場所が不適格ということではありませんので、そうしたことを全体像の中でこれから決めていかなければいけないということであります。



○議長(伊藤泰雄君) 唐澤議員。



◆1番(唐澤千明君) 道路が狭いということはあるかと思いますが、その大萱とか近隣の皆さんというのは、今まで既存の道路もあるわけで、狭いながらもですね、今アクセスの広い道路というのは、大型バスとかそういった形の車が入れるようなアクセスという考え方でいいかと思います。いずれにしても、建設地へのアクセスを含む環境整備について十分検討していただいて、地元の協力も得て進めていただきたいというように思います。

 また、土地が決まらないうちに、建設年度ということの話をしていいかどうかわかりませんけれども、財政の厳しいのはわかりますが、合併特例債を利用して早期建設を目指し、多くの人が集まれる憩いの場として一日も早く完成することを望みます。西箕輪地域協議会も強く希望しておりますので、よろしくお願いいたします。建設年度について御質問します。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 今の議員おっしゃったように、財源としては合併特例債ということになりますので、そうしたことを考えたときに、伊那公民館、それから西箕輪の公民館、支所、それから手良と、3つの場所が今後残っておりますので、そうしたことの合併特例債との絡みもかんがみて、今後慎重に進めてまいりたいということであります。学校の耐震化もあったり、それぞれお金のかかる、かけなければならないところもありますので、そうしたことについては、総合的にまた判断しながら進めてまいりたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 唐澤議員。



◆1番(唐澤千明君) 具体的に、いつごろまでに建設したいとかそういった考えはございませんか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 合併特例債に関して周期を申しますと、平成27年度までに今私の申し上げた3つについては進めてまいらなければならないかなという思いがありますので、そうした年度内ということでお願い申し上げたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 唐澤議員。



◆1番(唐澤千明君) みすず支所・公民館の完成、また保健センターの完成はみんなに喜ばれているということです。西箕輪支所・公民館も今市長言われたように、平成27年度までには何とかという、進めたいというような話もありました。大変うれしく思います。地域の中心的存在の施設のもとで、生涯学習また教育図書施設など、地域のみんなが集まるコミュニティセンターとしてのさらなる充実を図っていただきたいというように思います。

 これで私の質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(伊藤泰雄君) 以上をもちまして、唐澤千明議員の質問が終了しました。

 引き続き、若林敏明議員の質問に入ります。

 10番、若林敏明議員。

     (10番 若林敏明登壇)



◆10番(若林敏明君) あらかじめお示ししました質問につきまして、市長の見解、あるいは教育長さんの御見解をお聞きしたいと思っております。

 既に幾つか他の議員各位が質問されておりますので、重複するところは略していきたいと思います。

 まずは、鳥獣害対策について質問をいたします。

 1つは、広域連携による防護さく計画と駆除についてであります。

 まず、昨日までの論議で、白鳥市長が農業の復権を訴えておられる点に共感いたします。私も農こそ国の礎だと考えております。その農業、特に中山間地が危ないわけです。信州大学農学部の武田先生によると、シカはもともと旺盛な繁殖力で5年で倍増するのだそうです。つまり現状は、「伊那の山では養える量を超えてしまった。個体数が絶対的に過剰で、そのため奥山のえさを食い尽くした結果として、えさを求めて里山におりてきたのではないか」と先生は述べております。

 シカの食害が全国的に急増かつ拡大している中で、伊那市の捕獲数は昨年595頭、一昨年が447頭でしたから、随分ふえています。上伊那においては1,330頭、農家の生産意欲は失われ、ひいては離農のきっかけになり、農地は荒れ、集落は崩壊する、市長も指摘したようにまさに悪循環に陥っているわけです。ところが、政府は鳥獣害対策費用を2割カットし、23億円にしました。加えて限られた財源でより効果的な効果のある施策へシフトいたしました。

 平成22年4月1日付の鳥獣被害対策防止総合対策交付金の実施要綱によれば、事業審査においてまず越境ですね、越県計画、県を越えた計画を優先し、残り2分の1を市町村割にし、残り2分の1をポイント配分いたしました。問題はそのポイント配分なんですが、その中で広域性が高いものには5点を、そうでないものには1点をというふうに大きく差をつけました。具体的に言いますと、複数市町村を範囲とする被害防止計画による取り組みであれば5点を、1市町村のうち一部地域を範囲とする取り組みである場合は1点を、具体的に言えば、例えば私の住む新山で防護さくを計画したときに、市町村、新山側だけで設置すれば1点しか取れないけれど、高鳥谷山系という形で隣の駒ヶ根と連携をして、高鳥谷山系の防護さくとして申請すれば5点という形で、随分点数が変わってしまうわけです。このように、より効果のあるものを施策を求められているというわけです。

 したがって、今後の施策においては、伊那市においても各地区の単独事業を羅列してもなかなか採用に結びつかないのではないかと思われます。小規模のものは、小規模のほうが効率のよいものは市単事業に回して、可能なものは早急に近隣市町村と広域連携し、山系ごと、例えば南アルプス山系だとか、高鳥谷山系だとか、中央アルプス山系だとか、山系別の防護計画を立て直して次の事業申請に備えるべきではないでしょうか。市長の見解を伺いたいと思います。よろしくお願いします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 防護さくの設置につきましては、地元の意思を尊重して地域単位で今まで取り組んできております。現段階では、市町村をまたがって、また県を越えてという連携の設置というものはできていないし、今のところその方向には動いていないというのが実情であります。広域での捕獲につきましては、県内でも上伊那地域が猟友会との連携ができておりまして、各市町村の猟友会によって推薦をされた約50名による広域捕獲隊というものが編成されて、上伊那地域も一斉駆除の実施がされております。それによる効果というのは非常に大きなものがありますので、このことについても今後期待を申し上げたいと。

 ただ、先日も申し上げたとおり、猟友会の皆さん大変高齢化、それから銃規制が非常に厳しくなってるという事情がありますので、そうしたことが、今後どのようにこうした連携に影を落とすかといったことが心配をされてるわけであります。

 防護さくの設置につきましては、今後も地元の意向を尊重しながらより効果的な方策、また、より効果的な方法というものを模索しながら検討してまいりたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 若林議員。



◆10番(若林敏明君) 地元と相談しながらより効果的な方法として、他市町村との連携が必要だという判断になれば、それは実施の方向で動いていただけますでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 今国との関係というか、国の動向を見ながらそんなことは良好であれば、さらに検討を重ねて実施ということもあると思います。



○議長(伊藤泰雄君) 若林議員。



◆10番(若林敏明君) ぜひとも国の動向が、先ほど申しましたように広域性を重視した形に動いておりますので、伊那市としてもそんな方向で動いてもらいたいと思います。

 また、先ごろ農振センターの会合の中で、上伊那全体の連絡会が、農政に関する連絡会が設立されたということが報告ありましたけれども、まさにそれも、こういった問題を取り組むいいチャンスだと思いますので、協議をしていただきたいと思います。

 続いて、わな、おり、電木さくの管理や指導を行う専門員の職業化についてお尋ねします。

 ハードからソフトへ予算の傾斜配分も今回の国の政策の変更の特徴です。ハードからソフトへということは捕獲の、ソフト対策というのは捕獲の担い手の育成だとか、わな、機材の導入、モンキードックの導入、生息場調査、被害防止の研修、技術実証、それから緩衝帯の整備などなんですが、いずれにしてもこれは人にかかわる予算だと思います。

 そこで、私は提案したいと思いますけれども、まず1つは、今後はわな、おりによる捕獲というのは免許取得も比較的簡単ですし、今後も個体数を減らすためには重要になるのではないかと思います。ことし2月23日付の信毎に、南信森林管理署が積極的にわなを仕掛けて、シカの捕獲に成果を上げているというような記事も載っておりました。猟師が足りない現状の中では、わな、おりということも積極的に取り組むべきではないかなと思います。それもまた熟練が必要なわけですね。私は、わなやおりの見回り、技術講習、仕掛ける位置の助言、捕獲した獣の殺処分、あるいは電木さくの管理などを行う専門員を職業として各地に配置してはどうかと思います。

 今後重要になる事業評価をする人材としても、それはよい考えだと。つまり施策が有効な対策であったかどうか評価するということが今求められているのだそうで、信州大学の先ほど述べました武田先生によると、やはりそういう評価でき得る現場に詳しい人をつくるということは、大変大事だと言ってくださいました。いわば現代の狩人事業であります。

 猟師の皆さんにこれはどうかという話をしましたところ、いい考えだけれども将来が見えんと、なってもいいけれども、本当に雇い続けてくれるのかという話が出ました。確かにつけ焼き刃的な雇用で、その先生活がかかっているわけですから、いいかげんな取り組みはできないわけです。私は差し当って今年度は短期雇用でもやむを得ないと思っております。予算確保はグリーンツーリズム事業だとか、緊急雇用対策事業だとか、森林保護事業だとか、そういったものの中の可能性を探る中で、今回ぜひとも実施していただきたい。そしてその後は、きちんとした安定した雇用形態として、日本で最初の狩人を伊那から誕生させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。市長の見解をお伺いします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 議員おっしゃるとおりわな、おりというものは銃器に比較して、比べてみて免許の取得とか、また更新時の費用、経費も安くて、設置も比較的簡単に行えると、効果も大きいということは承知をしております。有害駆除にとっては大変重要な有効な手段であるということは間違いないと思いまして、伊那市役所の中でも職員にそうしたわな、おりの免許を取るように奨励をし、何人かの職員が免許を取得しております。

 また、銃に対する取得も何人かできまして、そして側面的なサポートというのも、行政の面からも多少はできてるかなという思いであります。

 そうした中で、議員おっしゃるとおりというか、提案の専門委員の職業化ということでありますけれども、状況としましては、鳥獣被害防止の特措法によって、民間人を非常勤の公務員として、市長が鳥獣対策に当たらせることができるという制度もありますけれども、猟友会とも協議をして、引き続き検討をしていかなければならないかなと思っております。

 それとともに、伊那市は大変広大な面積、667平方キロという大変広大な面積プラス近隣の市町村も含めますと膨大な面積になりますので、そうしたところをばっこする、跋渉する動物に対して有効な手だてができるかどうかと考えると、なかなか防護さくを管理したり、わなを見回ったりといったことは、そう簡単なものではないかなという思いもあります。

 今後について、みずからの地域はみずからで守るという原則はあるものの、大変深刻な課題でありますので、こうしたことについても地域の皆さんと情報交換しながら、また地域の皆さんにも頑張ってもらって、私たちも応援できることをきちんと応援しながら、また国へもそういう要望を持ち上げながらやっていくというのが、現段階ではできる部分かという思いがしております。

 いずれにしましても、1つの方法として、有害駆除の規制緩和というある程度特区としてのそんな検討もしなければならないと思います。非常に厳しい銃規制でも、この現状を見るについては、特区の扱いも不可能ではないのかなと、つまりできる限りのことを知恵を出して取り組んでまいらなければ、この異常な事態、この地域の持っている緊急性というものを解消することはできないということは私も承知をしております。



○議長(伊藤泰雄君) 若林議員。



◆10番(若林敏明君) 民間人の雇用につきましては、ぜひとも市長の申したとおり、おっしゃったとおり猟友会ときちっと1回話をしていただきたいと思います。できる限りの知恵としての特区の申請というのは、なるほどと思います。ぜひ検討を深めていただきたいと思います。

 続いて、有害鳥獣駆除、特にシカの駆除に対する奨励金についてであります。シカ1頭当たり市の奨励金は現在4,000円、余りにも安いのではないかと思うわけです。県からの5,000円を足しても9,000円、猟友会によりますと、人工計算をしますと年間8,000人から9,000人工ですので、1人当たりの手当は1回当たり400円にしかならないのだそうです。これは銃弾1発分だそうです。有害鳥獣駆除は趣味ではなく、緊急かつ専門性なる仕事であります。せめて常識的な日当相当の額に上げるべきではないかと思います。

 いろいろな方に御意見を伺いました。例えば5万円にしてはどうかという声もありました。5人で1頭捕獲して1人当たりの日当1万円、これは高いでしょうか。21年の実績でいけば、595頭ですから、約3,000万円の予算、高いでしょうか。ちなみに今年度の予算計上してあるのは、この奨励金は200万円です。猟銃の免許取得者は10年間の散弾銃経験が必要ということもあり、また加えて厳しい管理と課税があるということあれば、新規の取得者をふやすことは急務ではありますけれども、当面は現在頑張っている猟友会の会員の皆さんの力を発揮しやすくする手だてが必要ではないかと思うわけです。

 今、防護さくも必要ではありますけれども、個体数を減らすことにはならない。今最大の課題は、一刻も早くふえ過ぎた個体数を減らすことでありまして、そこに新市長の判断、すなわち施策の優先順位が問われるのではないかと思います。この際、ぜひ奨励金を上げて、積極的に個体数を減らす猟友会の皆さんに励ましになるようなインセンティブをお願いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 奨励金についての詳細については、また担当の部長からお話をさせてもらいますけれども、確かに市町村によって奨励金の額が違うということがあります。それから、猟友会の皆さんが自分の時間を使って、その地域のために出席をして、ボランティアでやっていただいているという実態を考えますと、決して高くはない、高い奨励金ではないということも私も思っております。

 そうした中で、奨励金プラス別な方法ということも考えておりまして、例えばペットフードという話をさせてもらいました。ペットフード用の肉として買い上げることによって、それを付加するという方法もあろうかと思いますし、また別な方法があれば、それも加えて、言ってみればあわせわざで、それで奨励金プラスアルファ、もしくは上乗せができるということも考えられますので、そのことも今実施の方向で検討をしております。

 詳細について、また奨励金については担当のほうからお願いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 御子柴産業振興部長。

     (産業振興部長 御子柴泰人君登壇)



◎産業振興部長(御子柴泰人君) それでは、奨励金の状況等について若干お願いをいたします。

 議員御指摘のとおり、ニホンジカについては現在伊那市では4,000円を支給しております。昨年平成21年度の実績を申し上げますと、シカ、猿、イノシシ、カラスを合計しまして350万円ほどの奨励金を払っているところであります。額としては十分でないという状況はあろうかと思いますけれども、これにあわせまして、市から猟友会に対してこういった駆除の委託ということで、年額伊那市3地区の猟友会に合計しまして850万円余の委託料をお支払いしております。

 また、免許の取得についての補助ということで、115万円ほど支出しているということで、いろいろな形でこういった奨励金のほう支給しておりまして、そういったトータルの中で検討していく必要があるのかなと考えております。1個1個の駆除に対してのインセンティブももちろん必要かと思いますけれども、ただいま申し上げましたようなトータルのあり方の中で、猟友会また関係の皆さんと協議をしていきたいと考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 若林議員。



◆10番(若林敏明君) 最後の一言に尽きると思いますけれども、現場、実際にやっていらっしゃる猟友会ともう一度この問題については協議をしていただきたいと思います。そのときに大事になることは、ことし一体何頭取るつもりかということだろうと思います。捕獲目標を明確に示すことが大事だろうと思っております。ことしどういう、シカに関してでいいんですが、どういう捕獲目標を持っていらっしゃるんでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 御子柴産業振興部長。



◎産業振興部長(御子柴泰人君) 済みません。ちょっと詳しい数字を今、手もとに持ち合わせておらず申しわけありませんが、少なくとも昨年を上回る数字の捕獲は必要と考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 若林議員。



◆10番(若林敏明君) 予算上は昨年並みの600頭をもとに、先ほど述べた奨励金、奨励金ではなかった、捕獲申請をしているというような現状があるようですけれども、昨年並みでは個体数は減らないんじゃないでしょうか。やはり先ほど言った猟友会の皆さんとしっかり向き合うべきだというのはその点でありまして、明確に目標、ことしはこれだけ減らしたいんで協力してくれという数字を出すべきだと思います。

 できるだけ頑張ってみてよというのは歌の文句で、やっぱりそれじゃあまずい、具体的に示して、個体数を、絶対的な個体数をことしは減らすぞと、だから経済的にも、いろいろな意味で、さっき市長は「すごいあわせわざ」と言いましたけど、あわせわざでいいのですよ、この場合。しかしそのことを示して、これだけやってほしいという行政側の具体的な目標設定を示した上で、そしてそのインセンティブを示した上で猟友会と向き合っていただきたいと思います。要望しておきます。

 続いては、広域連携で一斉駆除の話をしたいと思います。

 先ほど、国の方針が広域性を追求するようになったということでありますが、昨年度の農業委員会の建議書を見ましても、その建議書の中でも広域連携による一斉駆除を推進してほしいという指摘があります。猟友会というのは人数的に、先ほど述べたように高齢化している、あるいは規制が厳しいというようなことでふえていない。現在伊那で120人、猟銃の取得者が120人で富県地区に多い、猟銃の取得者が10人、非常に少なくなっている。

 その中で欲しいのは、やはり地域ぐるみで獣を追い込む勢子だと、追い込む人、勢子だと思います。江戸時代の記録なんかを見ますと、新山地区なんかはどこそこ部落では何人勢子を出せというような記録がたくさん残っております。まさに江戸時代のやっていた狩猟の知恵をもう一度復活させて、一斉駆除では、猟友会だけではなくて、地域ぐるみで勢子になって、効率的な捕獲をするということを検討してはどうかと思います。まさに行政が勢子をかけてほしいわけですけれども、そのことに関しまして市長の見解、そして農業委員会はいらっしゃらないのか、ごめんなさい。もとへ、市長の見解をお聞きします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 先ほどちょっと触れましたけれども、広域連携による捕獲というのはこれから必要になってくると思います。そうした中で、上伊那地域が猟友会と連携をしながら50人の捕獲隊というものをつくりまして、編成をしまして、一斉駆除を行いながら成果を上げているという状況であります。猟友会というのはそれぞれ地域の成り立ちの中で、それぞれのキャラクターを持っておりますので、簡単に一緒にやりましょうねといっても、ステップを踏まなければできないという、そうした背景もありますので、そうしたところに行政も上手に入り込んで一緒に連携ができる、そうした土壌づくりを進めてまいりたいというように思います。



○議長(伊藤泰雄君) 若林議員。



◆10番(若林敏明君) これも、それではまた同じ答えですけれども、猟友会との話し合いの中で限られた猟師を有効に使えるよというか、生かされるように、今言ったのも1つの案としてぜひ検討をしていただきたいと思うわけです。

 もう一つは、ジビエ料理のローカルフーズとしての普及促進についてであります。これは既に中山議員も触れておったんですけれども、シカは捕獲してもほとんどが埋められてしまっているという現状だそうですが、シカ肉をジビエ料理の素材として生かしていく、また伊那のローカルフーズ、名物として食観光に役立てて、消費を拡大していくということもあろうかと思います。

 宮田には昨秋、上伊那に初めての食肉解体加工施設ができたということで、見にいってまいりました。県下で6番目なんだそうです。持ち込めばシカ1頭4,000円程度にはなるそうで、これも先ほど言った、やはりシカを捕獲するインセンティブになるんではないかと思うんです。また、宮田地区では地場産物やジビエ料理の御前も開発されておるということで、大変好評だそうです。

 市長は前日、前々日の答弁で、公共の観光施設を大いに活用していきたいと述べておりましたけれども、飲食店の多さという点では、伊那は大変有名なわけですので、地元の民間の飲食店の協力を得て、地域ぐるみでシカ肉を名物として普及するために取り組んでいただきたい。ちなみに時雨煮とくんせいが非常においしかったので、そういったやはり、シカ肉はまずいぞとか、におうぞとかいったようなイメージを払拭するためにも、地元の調理師、飲食店を巻き込んだ形で展開していく。むしろネガティブをポジティブにかえていく、そのために行政の果たす役割は大きいんじゃないかと思うわけですが、いかがでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 商品化するということは私も大賛成であります。伊那市で関連する仙流荘、ここではシシ肉、それからシカ肉を名物の料理として今出しておりまして、好評を得てるという状況であります。また、近隣の町村でもそういうような動きがあります。また、茅野市でもそうした名物をつくったり、また地域で取り組んでるということもありますので、そうしたことも参考にしながらいきたいと思うんですけれども。

 一番大事なのが、使える肉がなかなか手に入りにくいという実情があります。というのは、長野県で定めた信州ジビエ衛生管理ガイドラインというのが非常に厳しいものでありまして、例えば捕獲をした後1時間、おおむね1時間以内に解体をしなさい。解体をするときには、つるしてしなければいけないとか、あるいはとめさしの部分、部位、これが首から上じゃないとだめだとか、実際猟銃で撃っても首から上に当てるなんてことはよっぽどの方でも難しいと思うんですけれども、おなかに当たったものは使ってはいけないと。そのようなことで非常に難しい、厳しいガイドラインでありますので、それにかなって処理ができた肉というのは極めて少ないというのが実情だと思います。そうした中で、肉の流通が上手に出回ったとしても値段が高くなってしまう、あるいは安定的に入ってこないという事情もありますので、この供給のところがきちんとできれば可能性も非常にあろうかと思います。

 シカの肉というのは、ヨーロッパでは非常に高級な料理として扱われておりまして、日本で私たちが身近で聞くシカの料理よりも、はるかに高いレベルで要求、要望があるわけでありますので、そうしたイメージづくりだとか、あるいは北海道のエゾジカを使った料理というものも、都会では大分普及してきているということもありますので、そんなことも研究をしながらやってまいりたいと思います。伊那は確かに料理屋さん多い、そうした店も多いということを私も承知をしておりますので、ぜひまた若林議員さんの店でも、そうしたものを出してもらえればありがたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 若林議員。



◆10番(若林敏明君) 前向きに検討したいと思います。

 続いて、生ごみと畜産、ふん尿による堆肥プラントについてお尋ねいたします。

 生ごみは、焼却ごみの4割を占めておりまして、その原料が焼却場問題の大きなかぎであります。前日、橋爪議員も指摘したとおりでございます。もし、これが焼却されれば、単純に言えば、心配されてる粉じんも総量で4割減り、リスクも減る、またトン当たり約2万円だと思うんですが、ランニングコストとして考えても年間4億4,000万円ぐらいは浮く。一挙両得ではないかと思うわけです。

 また、家畜排斥物管理適正化及び利用に関する法律の施行により、環境面の規制が厳しくなった畜産ふん尿処理は、畜産農家にとって大きな負担になっております。近隣に住宅や工場団地ができてしまうと、畜産農家としても非常に戸惑っているというのが現状です。しかし、この両者の廃棄物は見方を変えれば有機堆肥としてリサイクルできる資源であります。この際、伊那市においても生ごみと畜産ふん尿による堆肥プラントを建設してはどうかと思うわけです。

 以前、視察で山形県長井市に行ってきましたけれど、草分けです。中心市街地の生ごみと周辺の農家の畜ふんをあわせて大変すばらしい堆肥にしている。最近の事例では、栃木県でそれに山の枯れ葉を加えてミネラル豊富な有機堆肥として、をつくって有機野菜を栽培して、結果的に東京の早稲田商店街で売れ行きが好調だという例もあります。近くでは、お隣の肥太君、そして何といっても伊那だって捨てたもんじゃないわけで、中央衛生センターの高濃度バチルス菌による処理が有名です。

 「現代農業」の昨年の9月号にも特集になっておりまして、悩みのにおいが消えただけではなくて、液肥としても評判がよくて、センチュウの発生を抑制するなど、土壌の殺菌、殺虫効果も注目されているわけです。まずは、そういった先進事例を研究しながら具体的な構想を策定してはどうでしょうか。提案いたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 大変すばらしい提案だと思います。すばらしい提案に対して、また現状はどうかという話を含めてお答えを申し上げたいと思うんですけれども、今現在、蘇生調査の結果から予想すると、平成27年度の量というのは約3,000トン余りの生ごみが燃やせるごみとして排せつをされていると、全体の38%であります。そうしたものをどのように処理をしていくのか、燃やすだけではなくて肥料化できないかという話でありますけれども、県内では飯田と佐久、それから高山村等が、生ごみと畜産のふん尿等をあわせて堆肥化を行っております。

 伊那市では、生ごみの減量化、それから資源化のために生ごみ減量化等モデル地区事業や、生ごみ処理機等の購入補助というものを行っております。現在おがこなどの資材の不足による水分オーバーが見られるということで、おがこを使ったという提案の中でできてないところもあります。ただ、このことが不可能ということではなくて、そうしたことも方法としては考えられると思いますので、これから研究検討は行っていかなければならないと思っております。

 また、先ほどバチルス菌の話がありましたけれども、私もバチルス菌については非常に注目をしております。伊那から始まったバチルスというのが革命を起こしたというぐらいの表現をされたこともありまして、実際伊那地域の酪農家、臭気に対してのクレーム、苦情が多い中でバチルス菌を使ってふんと尿を分けて、それからバチルスを入れたことによってにおいがなくなったと、非常に小さくなったということもありますので、そうした利用も今後さらに研究、検討していかなければいけないと思います。

 ちなみにバチルエースというものがありまして、1袋20キロで200円という比較的安い値段でありますので、こんなこともこれから畜産のふん尿と生ごみの堆肥化、そんなところに上手に導入をしていけば、新しいまた姿が見えてくるんではないかと思います。

 それから、今後の対応の中では、堆肥プラントの発展がありました。堆肥化できる畜産ふん尿の量とか、また生産された堆肥の利用方法も含めて、全量使い切れるのかどうか、また生ごみだけの収集体制の確立、あるいは処理施設の立地場所、臭気、財政的な問題等、さまざまなハードルがありますので、そうしたものを伊那市のごみ減量化資源化推進委員会、この提案を受けながら、上伊那広域連合のごみ処理基本計画推進委員会でも検討されておりますので、これらの動向を踏まえながら、前向きに検討すべき問題かな、課題かなととらえております。



○議長(伊藤泰雄君) 若林議員。



◆10番(若林敏明君) ぜひ前向きに検討をお願いいたします。

 続いて、携帯電話基地局の設置についてであります。

 昨日、前澤議員が取り上げておりますので、重複は避けたいと思いますが、昨日の答弁で市としての見解が述べられておりましたので、ここで確認しておきたいと思います。

 市としては、携帯電話基地局設置については、業者の事前説明と住民理解を前提として進めることを求める三携帯電話事業者に対する平成19年の申し入れについては、今も運用されていること、携帯基地局設置は行政が答えを出せる立場ではなく、地元住民の合意によって進められるべきこと、この2点と私は理解したんですが、よろしいでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 結構です。



○議長(伊藤泰雄君) 若林議員。



◆10番(若林敏明君) 基本的なスタンスは私もそのとおりだと思いますけれども、ただ、地元合意という問題があるわけですが、みんながすぐ合意できればいいわけですが、そうはいかないことだってやはりあるわけです。単純に地元合意ができればよいという問題ではないように思うわけです。特にそれが環境問題だろうと思います。健康被害が起きてしまったら、取り戻せないということがやはり大きい。単純に多数決原理は通用しないわけで、できるだけ慎重に納得できるまで話し合うということがとても大事だし、それを保証するのが行政の役割だろうと思うわけです。

 その点につきまして、行政が合意形成がうまくいかない場合には、話し合いをあきらめないでするように促す、言うなれば仲介をするということが大事かなと思うわけですが、市長のお考えをお聞きしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) きのうも話がございましたように、確かにそういう障害があるだろうということを危惧して建設に反対をする、あるいはそれの運動を起こすということも承知をしておりますし、逆につくってほしいということで、長年切望している皆さんがいることも実際あるわけでありますので、そうした皆さんが合意形成を図ることができることが望ましいんですが、そうしたところになかなか至らないということも現実であろうかと思います。行政がそれについて傍観をするということではなくて、行政もその部分については、促すというか、積極的な話し合いができるようなことは当然やっていくべきだと考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 若林議員。



◆10番(若林敏明君) そのとおりだと思います。今回、例えば今回のケースでいけば地元の地区代表も、また移転を望む地元、あるいは建設を心配する住民双方ともお話を聞きましたけれども、行政が立ち会ってくれるんなら話し合いたいという状況があるわけです。というのは、やはり話し合いが行き詰まっているということがあるんですね。ぜひとも市長が今述べたように、傍観するのではなくて、そういう粘り強く話し合いの場を設けるように仲介していただきたいと思っております。

 さて、実際こういう問題は今回の荊口に限らず、各地で起きているわけです。地元の新山でも起きましたし、荒井でも起きましたし、西箕輪でも起きました。こういう問題、現在どのくらい市内の基地局設置の実態ですね、把握されていらっしゃるんでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。

     (総務部長 林 俊宏君登壇)



◎総務部長(林俊宏君) 今の信越総合通信局のほうで伊那市内の基地局の数等は把握をしておりまして、ホームページなども公開されてるわけでありますけれども、伊那市で今の5月現在でありますけれども、96カ所基地局があると確認をしております。



○議長(伊藤泰雄君) 若林議員。



◆10番(若林敏明君) 設置された箇所ということではなくて、設置する計画が進んでいて地元と交渉しているということをお聞きしたいんですが、どうでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。



◎総務部長(林俊宏君) 先ほどの若林議員の新山だとか荒井だとか、西町ですか、そういったことについては直接私どもは過去には直接には聞いておりません。今現在、問題になってるというか、反対の方、また推進の方という形で、地元説明に業者が入ってるというところは、きのう前澤議員の指摘のあった荊口地区と理解をしております。



○議長(伊藤泰雄君) 若林議員。



◆10番(若林敏明君) 先ほど述べた平成19年の事業者への申し入れがあるわけですので、ということは、それが履行されているかどうかを把握するためには、建設した箇所をじゃなくて、建設することで計画されていて、地元と交渉を始めたところを、やはり行政としては把握する必要があるのではないでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。



◎総務部長(林俊宏君) 19年の3月に、きのうの前澤議員の質問でもありましたように、三業者によく地元に説明をし、理解を得た後、建設をしてくださいという6項目があるわけですけれども、その6項目について履行していただく中で今までの建設が整ってきたと思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 若林議員。



◆10番(若林敏明君) 今回のケースということではなくて、今後も続くことですので、ぜひとも計画中のものについても把握していただきたいと思います。

 そしてもう一つは、平成19年の申し入れが重要なのは、私が知る限りでは、地元の区長さんはほとんどそのことを知らない。存在を知らない。ぜひともこの19年のいわば行政と三事業者との紳士協定だろうと思うんですが、新しい区長さんたちにはぜひともこの存在を知らせて、毎年知らせていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。



◎総務部長(林俊宏君) こういった申し出を伊那市がしているということについては、機会をとらえて周知をしていきたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 若林議員。



◆10番(若林敏明君) 今回のケースでいけば、今までといささか違うケースなんですね。それは単に被害を心配しているというケースではなくて、たまたまそこの地区の道路わきにつくるわけですが、その道路が電磁波障害を持っている過敏症の子供が通学する道路わきであるという点が、かなり重要な要素になってくるわけです。教育長さんの御見解をお聞きしたいと思いますが、既に地元、そこを通過する父兄からは、通学路の安全を確認するアンケートの中で、この問題が提起されていますけれど、教育長としての見解をどんなふうに対処されているのか、あるいはいきたいのか、お聞きしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 久保村教育長。

     (教育長 久保村清一君登壇)



◎教育長(久保村清一君) 電波障害のことにつきましては、私もまだ十分勉強してございませんので、ここでお答えはできないわけでございますけれども、そういうことも含めて今住民の皆さんの合意をという、こういうことだろうと思いますので、さらに勉強を私自身もしてまいりたいと思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 若林議員。



◆10番(若林敏明君) ぜひ、私自身もそうですけれども、大いに勉強しなければいけない問題だろうと思っておりますけれども、ただ、勉強するだけではなくて、やはり問題を地域の皆さんとやっぱり共有していく努力、問題を解決していく努力ということが必要だろうと思いますので、ぜひとも、保護者ともぜひ対話を続けていただきたいなと思います。

 さて、最後になりましたけれども、やっぱりこの問題はなかなか全く全員合意、住民全員がさっと合意できれば別ですけれど、必ずしもそうではないわけです。先ほど市長も触れましたけれど、僻地においては携帯電話ぜひ欲しいと、生活上欲しいと、あるいは防災上欲しいという声も切実なことはよくわかります。

 実は、15年前に私が新山で初めて携帯電話の基地を建てました。というのは、当時私、消防団の部長でしたけれど、災害現場で本当に困ってしまって、これはまずいというのを実感として持っておりましたので、建てました。しかし、実際には何をやったかというと、できるだけ小学校から距離を、要するに伊那市新山の場合ですね、一番中央に、一番電波の通りやすい場所に小学校が建っとるわけですね。それでグラウンドをという話があったんですが、それは困ると、できるだけ離してくれということで、その山の上の明神様というところに建てたという経過があります。

 やはり切実な、必要な欲しいという声と、が、しかし心配なんだ、心配なものはできるだけ回避したいという住民と、その個人の中においても2つの思いが錯綜するんではないかと思うわけです。そのときに重要なのは、やはりどういう形でこの問題が起きてるのか、つまりこの電磁波問題というものの基本的な考え方、環境問題としての考え方、あるいは基礎知識、情報の共有あるいは学習の機会、説明会の開催、どういう形で開かれるのか、どこが主催で開かれるのか、いつ開かれるのか、あるいは行政というのはどういう役割なのか、先ほどはっきりしました。中立の立場だということだったんですが、そういうことをやっぱり住民側に示していく、そのことが大変重要なんだろうと思っています。

 たまには、ときには対立することもあるかと思うんですが、それを乗り越えていく必要がどうしても住民にはあります。なぜかというと、これからも一緒に住んでいくわけですから、お互いに争い事はしたくないわけです。それを回避するためには、やはり冷静かつ慎重にするためにプロセスをデザインしていく、いつごろ、どういう話し合いができるのか、保証されているのかということを示していくガイドラインが、どうしても必要ではないかなと思うわけです。少なくとも現状では、例えば鎌倉市ではそれを条例化して、事業者に説明責任を果たすと、説明責任と合意をしなさい、地域合意を求めなさいということを条例化して、明確に指針にしています。

 福岡県の篠栗町では、そういう住民合意に加えて、近隣住民の理解を求めると同時に、子供が利用する施設や通学路などから施設をできるだけ離すことを求めているというような事例もあります。もしそういうことが、一定のルールがあれば、最初から、実は事業者はそのルールにのっとって場所を探すんです。そういうやはり行政としての指針、ガイドラインがやっぱり今求められているんではないかと、そして先ほど言いましたように、何かあったときには、つまりなかなか解決できないときには行政に、行政が仲介しますと、粘り強く話し合いの場を保証しますということが指針にあれば、どんなにか住民は安心してこの問題に向き合えるのではないかと思うわけです。



○議長(伊藤泰雄君) 時間です。

 白鳥市長。答えだけいいですか。

 答弁は、質問はできないけれど、(発言する者あり)これからはできません。



◎市長(白鳥孝君) 質問ととりませんでしたので、うっかりしました。

 ガイドラインという話がありましたけれども、電波防護指針というものがありますので、そうしたやっぱりルールというものにのっとったジャッジをしなければいけないと思いますから、そうしたことをよく研究、検討、勉強をして判断をしていくということになろうかと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 以上をもちまして若林敏明議員の質問が終了しました。

 引き続き新井良二議員の質問に入ります。

 11番、新井良二議員。

     (11番 新井良二君登壇)



◆11番(新井良二君) 11番、新井良二でございます。あらかじめ通告をしてあります2点について、市長並びに教育委員会にお伺いをしていきたいと思います。

 まず第一に、伊那市における高齢者介護についてお伺いをいたします。

 介護保険制度が始まって10年が経過をいたしました。伊那市においても、地域や社会全体で支え合う保険制度として定着がしてきているわけであります。給付費も、2000年では約20億円でありましたものは、今この6月の補正予算では47億円となり、急激な伸びを見せているわけであります。国はこの10年間の取り組みを踏まえて、厚生労働大臣の諮問機関、社会保障審議会介護保険部会で2012年の制度改正に向けて、今準備に入っているところであります。

 今回、私は伊那市における高齢者介護の課題について3点について質問をいたしたいと思います。

 第1は、特老への入所状況と待機者についてまず第1点はお伺いをいたしたいと思います。

 特老ホームへの入所決定に当たっては、介護度の高さ、介護者の不在等緊急性が高いことが条件となっています。申し込み順ではないため、希望どおりの時期に入所が決定されず、待機する人がふえています。年々高齢者がふえる中で、一度倒れ寝たきりになれば、その多くの高齢者は特老ホーム入所の希望者となり、待機者となっています。そこで、まず特別養護老人ホームへの入所状況と待機者の現状についてお聞きをいたしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 家庭介護力の低下ということで昨今言われて久しいんですけれども、そうした中で施設入所を希望している方は年々ふえております。第4期での整備を今実施している最中でありますけれども、上伊那全体で、特別養護老人ホームのほかに地域密着型の小規模特養や認知症グループホームの整備によって解消を図っているというのが実情であります。

 平成24年から第5期の計画については、上伊那全体で検討していきましょうということになっております。また細かな数字については、担当の部長から申し上げたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 伊藤保健福祉部長。

     (保健福祉部長 伊藤 健君登壇)



◎保健福祉部長(伊藤健君) 特養への入所者、それから待機者の状況でございますけれども、ことしの6月16日、つい先日でございますが、この時点で伊那での方で特養へ入所された方が344名、待機者の方が319名ということでございまして、この内訳は一般の方が290名、認知症対応の方が29名というのが現在の入居状況でございます。



○議長(伊藤泰雄君) 新井議員。



◆11番(新井良二君) 待機者の多くは、原則90日間の介護老人保健施設や介護型、療養型施設を転々として、入所を繰り返しているのが今の現状じゃないかと思うわけであります。家族はそのための手続に追われる日々が続いているわけであります。報道によれば、特老ホームの入所希望者は全国では42万人にも上ると言われているわけであります。需要に見合った施設の整備が進んでないという状況にあるわけであります。こういう状況について、市長として解消に向けての考え方があればお聞きいたしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 年々ふえているという状況の中で、一自治体で対応するというもう限界を超えていると思いますので、少なくとも上伊那、上伊那広域連合の単位でこれからは考えていくべきかと考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 新井議員。



◆11番(新井良二君) 2点目についてお伺いをいたします。

 今年度西箕輪に建設予定の上伊那福祉協会による特別養護老人ホームでありますが、定員は120名と言われているわけでありますが、実質伊那市への入所配分は何床になるのかお答えをいただきたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 伊藤保健福祉部長。



◎保健福祉部長(伊藤健君) 議員おっしゃるとおり120床が今度建設されるということでありますが、これにつきましては、上伊那の待機者が入所できるように全床市町村枠ということで、高遠さくらの里ができたときには、一定の数を事業者、法人が持ったわけですが、今回につきましては、全床市町村枠ということでありますが、各市町村の入所配分につきましては、今後、上伊那の市町村で検討して決めていくということになりますので、お願いをしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 新井議員。



◆11番(新井良二君) それでは、現在の段階では数は発表にならないと、こういうことでよろしいですか。

 先般の新聞報道によりますと、国は今まで介護サービスの利用が特老ホームなどの施設に集中させないために、入所施設の数を総量規制で抑制をしてきたと、それを2012年度から撤廃をするという記事が載っていたわけであります。このことによって、地域の実情において施設をふやすことができるということになるという発表があったわけであります。これはできるとあっても財政的な問題等もあり、保険料等の問題等もあるわけでありますが、この新聞報道を受けて、伊那市のこれからの特老ホームの建設計画、あるいは介護保険料との関係で、どのように推移をしていくのか、わかる範囲でお答えをいただきたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 伊藤保健福祉部長。



◎保健福祉部長(伊藤健君) 今議員の質問されております今後の計画でございますが、第4期の現在ですね、23年度までにつきましては、先ほど申し上げましたように、議員もおっしゃっておられましたように、まず上伊那全体として120床、それから23年度にみすず寮の特別養護老人ホームみすず寮の増設を40床計画しております。

 それから、認知症のグループホームを今年度ツーユニット18床計画してございます。またこの第4期の中での来年度23年度に同じく認知症のグループホーム18人のツーユニットを計画してまいりたいと、こんなふうに、これは施策の中での出されているものでございますので、お願いしたいと思いますが、伊那市ということだけでなくて、今議員おっしゃられましたように、参酌基準というのがありまして、きたわけでありますけれども、これが緩やかになりまして、それぞれの市町村が、それぞれ小規模30床以下のようなものをつくれるという状況が出ておりますので、その辺も今後考慮していかなきゃならないかなと思いますが、今議員おっしゃられましたように、施設ができるということは、介護保険料が上がるということでございます。伊那市の場合で試算してみますと、ベッドが1床できるごとによって、月およそ3円の介護保険料を上げなければならないと試算ができます。今言いましたように、施設の増床につきましては、介護保険料の上昇にもつながるということの中で、整備計画については十分検討する必要があると考えておりますので、お願いしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 新井議員。



◆11番(新井良二君) 3点目は、在宅介護の今後についてお伺いをいたしたいと思います。

 現在、伊那市内で在宅介護を受けながら特老ホームへの待機をしている方は105人いるわけであります。この方々の在宅介護の実態はどのようになっているのか、お伺いをいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 伊藤保健福祉部長。



◎保健福祉部長(伊藤健君) 在宅介護を受けながらということでありますが、介護認定を受けた皆さんにつきましては、介護保険制度に基づきまして、ケアプランに添った在宅介護サービスを中心に利用していただきながら、特別養護老人ホームへの入所待機をしてもらってるという状況でございます。

 その介護サービスとしましては、訪問介護、通所介護、訪問看護、短期入所介護のほか、環境を整えるためのサービスとしまして住宅改修や福祉用具の貸与、購入などがあるわけでございます。いずれも自己負担は1割で、サービスを利用してもらっているという状況でございます。待機者を減らすこととしましては、先ほど市長も申しましたように、上伊那全体で、現時点で待機者が860名余となっているわけでございますので、待機者につきましては、市長申し上げましたように、上伊那全体で考えていく必要があろうかと、このように考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 新井議員。



◆11番(新井良二君) ここで在宅介護についてちょっと申し上げていきたいと思うんですが、今行われている介護は施設介護、それが家庭介護ということであるわけでありますが、これはともに今後も進めていかなければならない介護の方法だろうと思うわけであります。しかし、そのほとんどは施設介護に頼っているのが現状ではないかと思います。よほどの条件が整わなければ、在宅での介護は難しい状況にあると思うわけであります。特老ホームへの待機者が今後も増加をするとすれば、この在宅介護を拡充する必要があるということになるわけであります。在宅介護の拡充にはやはり介護人の確保が必要でありますし、一般に家庭で仕事を持ってる人が多いために、介護の担い手になかなか見つからない、それが介護休業法が制定されたものの通算では93日しかないということで、家庭介護での対応がなかなか難しいという、こういう状況にあるわけであります。

 そうした中で1つの考えとすれば、この身内による介護に対して国が補助金を出したり、あるいは設備の充実、あるいは交替要因の確保によるサービスの実施など、こうした体制が十分な体制が整えば、在宅介護は進む可能性もあるのではないかと思うわけで、特老ホームへの入所、1人当たりの費用はちょっと答えていただきたいと思うんですが、生活費や施設建設費等も含めて平均1人どの程度になるのかということをお聞きいたします。仮にこの金額以内で家庭介護が行われるとすれば、施設介護よりもこの在宅介護のほうを進めることができるのではないかと、私前々から思っているんですが、この点について今度の法律改正とも絡みますけれども、そこまでいけるかどうかわかりませんが、市長のこの点についての考え方をお聞きいたしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 議員おっしゃるとおり在宅介護に重点を置くということは、これから大変重要になってくると思います。そうした中で、多くの方がそうしたことを希望しておりますので、通所サービスとか、あるいは訪問サービスというものを今まで以上に充実をさせていかなければならないかと思います。今後一人一人の希望に応じたサービスの提供というものができるように、介護保険制度の見直し、そうしたものも今後検討してまいるということを考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 伊藤保健福祉部長。



◎保健福祉部長(伊藤健君) 今議員のおっしゃられました費用的な部分でありますけれども、1人平均、これは介護度によっても違いますので、この数字がばしっというものではございませんけれども、どうも試算してみますと370万円ぐらいの年間1人費用がかかっていると考えられるところでございます。



○議長(伊藤泰雄君) 新井議員。



◆11番(新井良二君) 今金額が言われましたけれども、1人1年間370万円ということでありますので、この370万円が実は在宅介護にかけた場合、施設でかけるのは370万円でありますので、これ以下で、もし在宅介護が整備されれば、かえって費用的には安くなるということにもなるかと思うんです。単純計算すれば。そういうことからいえば、かなりの整備がすることができるのではないかというような気もするわけであります。これは私も前々から考えているところでありますが、そういうようなことも含めて、法律改正の場に意見が上がればと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。

 もう一つ、在宅介護の点について申し上げたいと思います。

 在宅介護の難しい点の1つに、たんの吸引、胃ろう等の医療行為の問題があるわけであります。たんの吸引、胃ろう等の行為は家族が行う場合には、医療行為とはされませんが、ヘルパーの訪問介護や親せきや隣人のボランティアの皆さんが行うと医療行為となります。そのため第三者による介護には、家族の介護に比べて制約が伴うわけであります。家族が家を離れて用事を済まそうと思っても、その間の介護をしてくれる人がたんの吸引、胃ろう等の行為ができないために、結局家族が家を離れることができません。訪問看護でお願いしても、決められたわずかな時間帯となり、根本的な解決はなりません。

 この5月15日に、厚生労働大臣が、このことについて条件つきで許容する介護保険法改正案を提出するということを記者会見で行っているようであります。このたんの吸引、胃ろう等の行為について、法律改正の動きについてどのような情報が入っているのか、お聞きしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 今現在の状況について、わかっていることがあれば担当からお話をしたいと思いますけれども、実際にたんの吸引、そうした役割については第三者が行うことができないということは、そのとおりでありまして、非常にネックになっている部分だと思います。国では、特別養護老人ホームでの対応について、今後指導できる看護職員から研修を受けた介護職員などが、たんの吸引や経管栄養等の行為ができるように、法律改正を含めて対応の検討を行ってまいりたいと考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 伊藤保健福祉部長。



◎保健福祉部長(伊藤健君) 基本的には今市長答弁したとおりでございまして、そういうような方向もあるということでございますけれども、これは特養につきましては看護師がおりまして、指示があればできるわけでございますけれども、そうでない部分につきましては、今市長答えましたように、我々も今後そのような動きができるかどうか、しなければならない部分については、これ家族で見ている部分で、本当にちょっとした用事に出かけたくても出かけられないというのが実情とお聞きしておりますので、その辺については、我々も何らかのものを情報収集しながら対応していきたいと思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 新井議員。



◆11番(新井良二君) いずれにしましても、在宅介護、寝たきりになりますと、最後に死にたいのは自分のうちの畳の上で死にたい、ベッドで死にたいというのが倒れた人の気持ちが、そのほとんどだと言われているわけであります。そういう中で、特に在宅の介護に力を注ぐということが、これからは大事だろうと思います。そういう点で国への働きかけをこれからもお願いをいたしたいと思います。

 次に、2番目の問題に移りたいと思います。

 伊那市創造館の開館に伴う課題についてお伺いをいたします。

 伊那市創造館が5月24日にオープンをいたしました。学習と交流再生事業として上伊那図書館後利用基本計画に基づき、改修が行われ、4月に竣工したものであります。

 改修工事は伊那唯一の昭和初期の歴史的建造物をそのままの姿で後世に伝え、体験学習室、学習室、常設展示室、講堂を備えているわけであります。講演会や観察会、研究会等を開催する生涯学習の場として活用するとともに教育、学術、文化の発展に寄与する施設として設置がされました。また国の重要文化財の神子柴遺跡出土品と顔面付釣手形土器が展示をされています。これまで後利用を計画策定委員会が、多くの利用要望を順次整理してオープンへと結びつけました。これが市民の大きな期待の中で運営されていくことになるわけであります。

 私は過去に何回か、この上伊那図書館の後利用について質問をしてきた経過がありますので、以下3点について市長並びに教育委員会に質問をいたします。

 第1点目は、創造館に常設されている神子柴遺跡出土の石器と顔面付釣手形土器の2つの国の重要文化財の国宝指定についてであります。

 創造館資料によれば、神子柴遺跡出土の石器は、局部磨製石斧9点、打製石斧4点、尖頭器18点を初め87点で構成をされています。1958年の南箕輪村神子柴の遺跡発掘調査により発掘されたものであります。そして、この遺跡が、今から約1万5000年前の旧石器時代の最終末から縄文時代の初頭期の遺跡であることが判明をしています。国の重要文化財に指定されたのは1988年6月6日のことであります。

 もう一方の顔面付釣手形土器は、伊那市富県の開田事業に先立つ緊急発掘調査の中で発掘されました。今から4700年前の縄文中期、顔のついたほぼ完全な形で発掘されました。1989年6月12日に、国の重要文化財に指定をされました。国の文化財保護法には重要文化財のうち、世界文化の見地から価値の高いもので、たぐいない国民の宝となるものを国宝に指定することができると規定がされています。この2つの重要文化財について、多くの人から国宝指定について手続をしてはという意見もあります。教育委員会としてどのようにお考えでしょうか、質問をいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 松田教育委員長。

     (教育委員長 松田泰俊君登壇)



◎教育委員長(松田泰俊君) お答えいたします。

 新装なりました創造館に展示されています重文の石器群、そして土器、まさに見事で圧巻であります。この伊那の地は文化財の宝庫だとかねてから言われておりますけれども、その源流の1つがここにあるな、そのことをあの前に立ちますと、思います。

 昨年秋に、3カ月にわたりまして国の国宝であります縄文土器のビーナスが大英博物館で展示されまして、世界的に好評で、日本の縄文文化が世界に認知されました。このニュースは重要文化財を持つ伊那市にとりまして大変ありがたいニュースだなと、そういうふうに思います。

 また、石器につきましても、大変見事でありますけれども、国の国宝になってますのは、たしか新潟県の笹山遺跡から出ました800点に上る石器群が国宝にされてるのを見て、ほかはないんじゃないかなと思います。その背景は、これは国宝決めてるときには、幾つかの事例をもとにして比較しながら決めていくんだと思いますが、その事例が少なくて、まだそういう段階に立ってないのではないかなと、そんなふうに思っております。

 いずれにしましても、両方とも大変価値の高いものであると、そういう評価を受けておりますので、文化庁あるいは県教委と十分に連絡をとりながら協議をして進めていきたいと、そんなふうに考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 新井議員。



◆11番(新井良二君) 私もよくわからない部分があるわけでありますが、この指定の手続というのは、これは事務的なもので行われていくのか、あるいは変な話でありますけれども、運動が必要なのかというようなところもちょっとお聞きしたいと思うわけでありますが、その点についてお聞きしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 松田教育委員長。



◎教育委員長(松田泰俊君) 私も手続についてそんなに詳しいわけでありませんが、国の重要文化財に指定するには、その過程が既にでき上がっているようであります。ただ、国宝の場合はまさに国宝ですので、きちっとしたそういう決まりがあるのではなくて、重要文化財の中から該当する市町村、あるいは県のほうから上げて、文化庁のほうで精査し、審議して決めていくと、そんなふうになっているのではないかなと承知してます。



○議長(伊藤泰雄君) 新井議員。



◆11番(新井良二君) 先ほど茅野における縄文のビーナス、あるいは新潟の石器ということが国宝ということになっているわけでありますが、私、素人から見ても、伊那市のこの2つのものは当然国宝に値するのではないかと思うわけでありますが、ぜひともこの手続を進めてもらいたいと思います。

 そのほかの資料によりますと、神子柴遺跡から出ている石器、遠く離れた新潟以北、あるいは岐阜県の下呂、和田峠付近の石材が使用されていると、あるいは狭い範囲から出土しているというようなこと、それが未使用の石器が非常に多いということの中では、それでこういう埋められたという説もあるわけでありますけれども、遺跡の性格をめぐっても、祭祀上説や墳墓説、埋納説、住居説といろいろな説があると言われているわけでありますが、これはそういうなぞの部分でありますので、これからまた研究がされていくことと思いますし、顔面付釣手土器のほうも、火を使ったものと言う人もいますけれども、実際に出てきたものは使われていなかったというようなことで、これもなぞの部分であるわけでありますが、そういうなぞの部分は残しながらも、私も神子柴遺跡、両方見たわけでありますが、この石器のすばらしさというのは、これは一度見ておられない方は一度見ていただきたいと思います。

 そして、どうしてもこれを国宝に指定されるように御尽力をいただきたいと、このように思います。

 2番目に入ります。

 2点目は、民俗学者向山雅重資料の調査と活用についてお伺いをいたします。

 民俗学者向山雅重は、1904年宮田に生まれ、その後教職の道に入りました。教鞭をとる傍ら、伊那谷を中心に県下の農村に足を運び、約60年間にわたり民の衣食住の生活、生産、生業、社会生活等の記録写真とともに、きめ細かやかな調査を野帳にとどめ、1990年に亡くなりました。亡くなる5年前、1985年には、野帳を初め記録写真の整理を向山資料保存会に託されたわけであります。1997年に野帳のノートコピー187冊、キャビネ版アルバム210冊、写真は2万1,168枚が伊那市立図書館に寄贈をされました。2005年の3月1日には、保存会が記録写真密着アルバム35冊、キャビネ版追補文126枚を寄贈し、保存資料のすべてが伊那市に引き継がれたわけであります。

 現在、伊那市図書館に向山雅重コーナーが設置され、寄贈された資料を閲覧することができるわけであります。向山資料の中でも、野帳は克明な聞き書きやスケッチなどが記録にとどめられており、解読整理を図る必要があるわけであります。また、未整理の日記や書簡の整理等の課題も残されたままであるわけであります。

 さらに、これから向山資料の整理、研究については、今まで伊那市立図書館での対応ということになっていましたけれども、創造館ができた今日、この創造館のほうに、この研究の部分等を移管をしながら進めてほしいと考えますけれども、この点についてお伺いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 久保村教育長。

     (教育長 久保村清一君登壇)



◎教育長(久保村清一君) お答えをいたします。

 この向山雅重先生でございますけれども、私は3校目、箕輪中学校に勤務しているときに、北部の教員会でこの先生のお話を直接聞く機会がございまして、それは辰野の上野と諏訪の上野、有賀峠ですね、有賀峠を越えていく途中で辰野と諏訪にかわるわけでございますけれども、そのうちのつくりというんですか、生活の様式、この諏訪人と伊那人との違いというようなお話をお聞きしまして、大変感銘を受けたことを思い出しました。大変立派な先生であるわけでございまして、この資料を創造館でというお話でございますけれども、この向山雅重氏の民俗資料の多くは、出身地である宮田村におきまして最近整備され、向山雅重民俗資料館というのができておりまして、ここに収蔵されております。

 そこは、私たまたま昨年の秋ですね、公民館の研修で行って見せていただく機会がございましたけれども、大変野帳とか民俗調査の方法、執筆活動、映像も含めた大変興味深く立派に展示がされておりました。地域にとって非常に貴重なこの資料が伊那図書館にもあるということでございますけれども、これが分散しているというのは適切でない部分もあろうかと思っておりまして、今後この施設間の連携も含めて、検討をしていく必要があるのではないかと思っております。

 資料は非常に膨大でございますし、今の創造館の職員の体制では、大変整理をしていくことは難しいだろうと考えております。今後、専門的な知識を持った人材の力をおかりするということも必要になってくるわけでございまして、今後、どこで、どのように整理していくことが最もよろしいかということを検討してまいりたいと考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 新井議員。



◆11番(新井良二君) 宮田にも、出身地でありましていろいろな資料が整っていることも事実でありますが、私もこれに少しかかわり合いを持ってまいりました。特に大事なのは、野帳の先生がそっとつけていた手帳があるわけですが、先生なりきの文字で書かれているために、だれも読める文字じゃないという中で、これを保存会の皆さんはそれぞれ解読をして、そして今まで資料にしていたという経過があるわけです。これがまだ残って、かなりの部分残っているわけです。この研究と、それからいろいろな所管だとかいろいろな部分ももちろんありますけれども、そういう整理をやる必要があるのだと、私申し上げているわけでありまして、今の体制では、そら確かに無理だろうと私も思っています。

 ただ、私は向山資料の研究をされた方も大分亡くなられました。年も大分とりまして、動けない方もおりますけれども、それでもまだ頑張っている人もおりますので、創造館の学芸員を中心に、例えばボランティア、こういう民俗学に興味のある人だっていると思うんですが、そういう人たちを呼びかけてこの資料を研究するというような体制づくりをやっていったらどうだろうかと、これは金かけて人を集めてやるということになれば、これ膨大なことになると思うんですが、今言ったように向山資料をみんなで解読をしていったらどうだと、こういう組織がつくれればどうなのかなと、こんなふうに思うんですが、その点についてどうでしょう。



○議長(伊藤泰雄君) 久保村教育長。



◎教育長(久保村清一君) 大変貴重な御意見をいただきました。これらを含めて一層検討させていただきたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 新井議員。



◆11番(新井良二君) 市長部局のほうにもこれ絡むことでありますので、よろしくお願いいたします。

 もう一つ、今も申し上げましたように、実は写真が2万1,000枚図書館に寄贈されているわけであります。向山先生のそれこそ戦前からの写真、貴重な写真であります。それを保存会の皆さんが、それこそ内幕を言えば風呂場を改造して、そこで現像したというそういう写真であります。それが寄贈されているわけであります。それを伊那市の職員の御協力をいただいて、イントラネットで画像で取り込みを現在図っております。

 しかしながら、取り込みは行ったわけでありますが、発信する際になり、肖像権の問題がちょっと出てまいりました。現在は図書館の中では見れるということにはなっているわけでありますが、実際には聞いてみると、この写真を見ている状況にはなっていないようであります。

 そこで、この貴重な写真を肖像権等の整理をして、見れるような形にしたらどうか、そして今のこういう御時世ですから、図書館でも見れるけれども、創造館のほうでもこれが見れる状態をできないだろうか。また、この写真については図書館で保管するのではなくて、創造館のほうへ移管をしたらどうかとか、そういう整理もしていく必要があるのではないかと思うんですが、きのうも写真の話が出ましたけれども、写真やフィルムの話が出ましたけれども、それこそ写真はさかのぼって、そのときの写真を撮ることはできないわけでありますので、極めて貴重な資料だと思いますので、その点についてのお答えを、これは白鳥市長から。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 大変貴重な写真2万1,000点以上はあるということで、きのうはアーカイブの話ありましたけれども、伊那というか、宮田というか、そういうくくりではなくて、広くとらえた、そして貴重な記録を残す、そうした作業が私も大事だと思いますので、日本を代表する民俗学者の向山雅重先生の功績をきちんと検証しながら、また整理をしていくといったことに、また向かっていきたいと思いますので、またどんなことができるのか、また向こうに送っていくことは望ましいことではありませんので、また担当部局と検討、研究しながら進めてまいりたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 新井議員。



◆11番(新井良二君) 先ほども実は神子柴遺跡というと、これは南箕輪村であります。向山資料は宮田が関係するということで、お隣の村ということになるわけであります。決してそこでその資料の奪い合いをやってるわけではありません。お互いにこのことは研究をしていく必要があるということで、お互いにこの資料の研究については、双方連絡をとり合っていただいて、進めていただくことがいいのではないかと思っています。

 この向山資料、先ほど市長も言いましたように、本当に民俗学資料としては、伊那市にとっては本当大きな財産ということであります。これから多くの人の民俗学の研究にも大いに活用をしてもらえればと、このように思っているところであります。

 最後に、創造館の建設により周辺マップづくりについてお聞きをいたします。

 創造館の建設はJA東海伊那市駅・伊那バスターミナル、セントラルパーク、いなっせ、創造館、伯先桜、旧伊那部宿、旧井沢住宅、春日城址、県伊那文化会館、ウエストスポーツパークと、すばらしい周遊コースになったと思うわけであります。私も少し歩いてみましたけれども、すばらしい環境だと思っています。このところを歩けるマップづくり、これについてはどのように考えておられるのか、お伺いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 創造館の整備が終わりまして、あの周辺また創造館を核として周遊するには大変いいコースが完成できると思いますので、逍遙という言葉がふさわしいのか、1時間ぐらいでぶらりと歩いてきて、伊那の歴史、また景観を楽しんでもらえるというようなことを提案できるような、どんな形がいいのかという点で、またマップがいいのか、また別な携帯への取り込みでの利活用がいいのか、方法はいろいろあるかと思いますけれども、すばらしい素材がありますので、また今後研究、検討を進めてまいりたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 新井議員。



◆11番(新井良二君) いろいろな答弁ありがとうございました。

 先ほど、最初に重要文化財を国宝にという話をいたしましたけれども、これが本当に国宝になれば、この周遊コースについても非常にすばらしいコースにさらになるのではないかと、こんな感じがしますし、そのことについての情報発信もできるのではないかと思っていますので、国宝にぜひともになるような取り組みをお願いをしながら、私の質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。



○議長(伊藤泰雄君) 以上をもちまして新井良二議員の質問が終了しました。

 暫時休憩いたします。再開は、午後1時30分といたします。



△休憩 午後0時02分



△再開 午後1時27分



○議長(伊藤泰雄君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

 飯島進議員の質問に入ります。

 9番、飯島進議員君。

     (9番 飯島 進君登壇)



◆9番(飯島進君) 9番、飯島進でございます。一般質問につきましては、さきに通告してあるとおりであります。

 まず初めに、日本一の桜の里づくりについてお尋ねいたします。

 今世界じゅうで地球温暖化が原因と思われる異常気象、自然災害のニュースが報道されています。伊那市もことしは天候不順で農作物への影響が心配されます。実りの多き収穫の秋は迎えられますよう願わずにはいられません。

 さて、そんな天候不順の中、ことしも4月に入り、高遠城址公園の天下第一の桜がきれいな花を咲かせてくれました。ことしの桜はいつになく赤みをおびたきれいな花が咲きました。

 さくら祭り期間中の4月17日の出来事であります。この日は土曜日で市長選、市議選告示の前日でもあり、何かと気ぜわしい日でもありました。16日の夜半から降っていた雨が未明には雪にかわりました。時ならぬしめった重い雪が満開の桜の花の上に積もりました。その重さに耐えきれなくなった桜は、幹ごと引き裂かれたり、枝が折られたり、無残な姿となってしまいました。130年の長きにわたり先人たちが植え、守り、育ててきた桜、先人たちの思いのこもった歴史のあるその桜が傷ついたということは、桜を愛する一高遠人としてとても悲しい話であります。翌日の市議選告示を受けて、高遠町じゅうを遊説して歩いた私は至るところで裂かれたり折れたりした桜の木を見るにつけ、胸が締めつけられるようなとても悲しくせつない思いをしました。

 旧高遠町には、昭和54年4月1日制定の高遠町桜憲章があります。冒頭に桜精神が書かれてあり、その後に8項目にわたる心得が書かれています。その5項目めには、「桜が天災、病虫害、野鳥類、その他による被害のおそれがあるときは、すみやかに対策を立て、その害を最小限にとどめ、常に監視と愛の心の中に保全される」と書かれています。高遠町の人たちはこの桜憲章にのっとり、先人たちの思いの込められた桜を愛護してきました。

 そこで何点かお尋ねいたします。

 新聞報道では、「公園内約100カ所で軽トラック50台分の枝が折れる被害が出た」と書いてありました。桜の木にして約60本とのお話もお聞きしました。高遠城址公園を含め伊那市全体でどのくらいの被害があったのか、まずお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 数字等詳細につきましては、担当部長のほうからお答えしたいと思いますけれども、当日4月17日なんですけれども、この日に降り出した雪によって、公園を初め各地区で桜の枝が折れたということが発生しました。ちょうど満開に降雪が重なったということで、また時が、また深夜に当たったということが被害が大きくなったものと判断しております。ただ、職員、あるいは振興公社の桜守初め多くの皆さんが早期に対処した結果、被害は最小限に食いとめられたのかというところを感じるとともに、当日現場の判断によりまして、入園の禁止措置を行ったために、観光客に対する被害はなかったということで、この点についてはよかったなと判断をしておりますけれども、今後についての課題というのは残っているかと思いますので、また後ほどお答えしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 御子柴産業振興部長。

     (産業振興部長 御子柴泰人君登壇)



◎産業振興部長(御子柴泰人君) 桜の被害状況についてお知らせさせていただきます。

 高遠町の区域内で、城址公園内で約60本、花の丘公園、国道152号線沿いの的場地区、農村公園などで約130本ということで、合計190本ほどの被害があったと承知しております。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆11番(新井良二君) 今、まちの中全部含めて190本ぐらいだということで、数字をお聞きしますと大変大きな被害であったなと思います。特に私が見てて、的場の公園ですとか、野笹の公園など、比較的若い桜の木の被害が大きかったのかなと、そんなふうに思ってるわけでありますけれども、まちの中の人たちからは、もっとこんなになる前に何かできたんじゃないかという、そういう声も聞きまして、非常に残念なことであったなと思っております。

 引き続きお尋ねいたします。

 17日の日は倒れた桜の木が道路をふさぎ、歩道を覆い、危険と判断した結果、満開の城址公園は半日封鎖、関係者が懸命の復旧作業をして、午後には開園しました。特別緊急処置で入園料は無料、駐車場も無料、土曜日でもあり、多くの皆様においでいただき、混乱が心配されましたが、それもほとんどなく、無料開放と、いきな計らいではなかったかと思っています。

 そこで、お尋ねいたします。

 さくら祭り期間中の公園の危機管理体制はどうなっていたのか、また4月17日の午前中の閉園、午後の入園料無料などのいきな計らいをした指揮命令系統はどのようになっていたのか、それから今回の教訓に基づき、今後どのような危機管理体制をつくっていくつもりなのか、この3点についてお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) それでは、危機管理体制については私のほうからお答えを申し上げまして、当日の指揮命令系統、それから、今後どのような管理体制をとっていくかについては検討した結果がございますので、担当の部長のほうからお答えさせていただきます。

 観桜期の期間中の危機管理体制につきましては、産業振興部長を責任者としまして高遠町総合支所、産業振興課、本庁観光課、それに伊那市振興公社東部支所において連絡体制をとり行っております。



○議長(伊藤泰雄君) 御子柴産業振興部長。



◎産業振興部長(御子柴泰人君) 4月17日の状況等についてお知らせをさせていただきたいと思います。

 当日でございますけれども、総合支所職員が午前4時半に現場に急行し、急遽入園禁止の措置をとったところであります。既にその時間から入園した観光客もおりまして、そういった方々には園外に出ていただくように誘導いたしました。高遠町地域自治区長、私、産業振興部長、観光課長等に連絡をとりまして結集し、急遽本庁産業振興部、また高遠総合支所産業振興課の全職員を動員しまして、急遽体制をとったところであります。また、高遠町総合支所の職員初め状況を知った職員が自主的に応援体制をとりまして、急遽桜に積もった雪おとしをし、また折れた枝の片づけを実施いたしました。

 当日、雪おとしをしているさなかにも、枝が音を立てて折れる等大変危険な状況もありまして、作業は難航したわけでありますけれども、その段階では17日当日はもう前日にわたって入園はできないと判断をしておりましたけれども、天候も回復しまして職員も頑張ったということで予想外に早く回復でき、正午から開園をしたところであります。

 公園の周りでは、既に多くの人たちが、いつ入れるんだということで待っておられる状況もありまして、このままきょうはずっと入場させないということでは、観客、見えたお客さんたちに大変迷惑がかかるということでそういった判断の中から正午をもって入場を開始したところであります。無料と判断いたしましたのは、大変お待たせをしたお客様へのおわびの気持ちと、諸般の状況からお金を取ることは難しいという判断をしたところであります。なお、当日は前市長も状況を知って駆けつけていただき、復旧作業の先頭に立っていただいて、また判断を行う際にも助言をいただいたところであります。

 次に、今後の危機管理体制でありますけれども、気候が安定しないという状況の中で、今後もこのようなことが予想されると考えております。観桜期の反省会におきましても、地元の皆さん、また消防団、商工会の関係者の皆さんの御協力をいただく体制をとった方がよろしいのではないかというような御意見もいただきました。大変ありがたい申し出でございますので、今後はそういったことも含めて検討してまいりたいと思います。

 いずれにいたしましても、高遠の桜は市の花であります。桜は市の花でありまして、特に高遠の桜は地域の皆さんにとって大変大切な思いのこもった大事な桜でありますので、今後も大事に守り、育てていくような体制づくりをしていくことが必要と考えております。具体的に今後のこういったような場面につきましては、より現場に重きを置いた危機管理体制を確立することが必要と考えております。

 また、今回対応がおくれたと言わざるを得ないと思いますけれども、もっと早い時間から状況を把握するような体制も必要と考えております。いずれにいたしましても、今回のことを教訓にいたしまして、早急に対応策をマニュアル化して徹底していくことが必要と考えております。

 以上であります。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆9番(飯島進君) 今お聞きしますと、初動が4時半と答弁がありましたけれども、もっと早く何かできなかったんじゃないかというのが実情であります。実際に、約40年ほど前にも高遠で満開の桜のときに雪が降ったことがあります。私が中学生だったと記憶しているわけでありますけれども、その当時は今のように無線があるわけじゃありませんので、半鐘が鳴り響きまして、消防団、それから大人たちがかっぱを着て、竹ざおを持って公園に上っていった姿を覚えています。そういったことで、別に市の職員だけで一生懸命やろうとするんじゃなくて、桜を愛する多くの市民がいるわけですので、そういう方に助けを求めて、官民一体となってこういうことはやっていく、天下第一の桜を守っていく、こういうことは大事だと思うんですけれども、二度とこのようなことがないようにしていただきたいと思いますけれども、この点について市長何かコメントがあればと思いますが。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 40年前の大雪のことはちょうど私の小学生のときで、私も記憶をしております。時ならぬ雪という大変驚きをともなった記憶なんですけれども、そうしたときに、当時の大人の皆さんが市民また役場の職員越えて皆さん集まったということ、大変いい話でありますし、みんなが守っていく桜という気持ちを持って、今後マニュアルの中にそうしたことを盛り込みながらやってまいりたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆9番(飯島進君) そんなことで、大事な、本当に明治8年に植えられたこの天下第一の桜をぜひ守っていっていただきたいと思います。

 続いてお尋ねいたします。

 伊那市の桜の名所は高遠城址公園以外に伊那公園、春日公園、三峰川堤防、美和ダムなど市内全域にあり、また地域の公民館や学校など至るところに桜が植えられています。伊那市は日本一の桜の里づくりに取り組んでおり、建設部が所管しています。桜の維持管理は高遠の桜守のノウハウを活用し、伊那市振興公社に委託しています。高遠城址公園は、国の指定史跡になっており、教育委員会、そして城址公園の桜は観光課、伊那公園、春日公園、三峰川堤防などの桜は建設部、学校の校庭の桜は教育委員会と所管が異なっています。

 そこでお尋ねいたします。

 伊那市が日本一の桜の里づくりを目指すとき、場所によってその所管が異なっていますが、各部、各課の横断的連携が密にとれているのか、お尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 議員おっしゃるとおり、伊那市の桜はだんだんにふえているという状況でありまして、日本一の桜の里づくりのタイトルのとおり、これからみんなでさらにふやしながら大切に守っていきましょうという、そんな気持ちでおります。

 そうした中で、桜の管理につきましては、幾つかの部署にまたがっていることは事実であります。市内所管の公共施設の桜の維持については、所管部署にかかわらず、伊那市振興公社に委託をして行っておりまして、また民間の桜も随分あります。民間の桜については要請があれば振興公社がその管理あるいは講習、管理するための講習会等に出向いて、そんなことを開催をしておるわけでありまして、これからは日本一の桜の里づくりというのは、建設課に事務局を今まで置いてきたわけでありますけれども、桜の里づくり全体を進めていく上においては、現状の建設課の事務局では限界があるであろうと考えます。

 今後、市の組織の中で、横断的な調整のできる体制を検討してまいりたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆9番(飯島進君) ぜひそんなことで一括したそういう場所をつくっていただきたいと思います。

 次に、桜憲章についてお尋ねいたします。

 先ほど高遠町桜憲章についてお話しました。伊那市の日本一の桜の里づくりの基本理念は、「伊那市の花に桜が制定され、桜の本数などではなく、心を育てる、愛着心を育てる、思いやりを育てるなど、桜を通じて市民の桜に対する思いやりが日本一を目指しています」と書かれています。すばらしい理念だと思います。

 そこでお尋ねいたします。

 日本一の桜の里づくりを目指す伊那市は、新たに伊那市の桜憲章を制定してみてはと思いますけれども、市長のお考えについてお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 以前の高遠町の桜憲章というものは、高遠城址公園を中心にして、町内にあるコヒガンザクラの保護、それから育成にかかわって定めてあると思います。今後このコヒガンザクラにかかわらず、限らず日本一の桜の里づくりを目指す中で、市としまして市民の皆さんのこうした桜に寄せる思いというものが醸成され、また取り組みが根づいていくということを求めながら、機運の醸成ができた段階で、憲章の制定については考えてみたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆9番(飯島進君) 市民の桜に対する思いやりが日本一の伊那市を目指して、日本一の桜の里づくりに今後も取り組んでいっていただきたいなと、こんなことを要望して、次に話は大きく飛びますけれども、市長選、市議選の時期についてお尋ねいたします。

 今回の市長選、市議選はまさにお花見選挙でありました。4年前もそうでありました。4月は、日本三大桜の名所の1つになっている伊那市高遠町にとって1年で一番にぎわう時期であります。その中での選挙は、日本全国はもとより海外からもおいでいただく観光客の皆様に大変迷惑がかかり、また候補者にしても思うように遊説活動ができないなど、問題が多いと思います。4年後の4月29日が任期満了ですので、30日前といいますと、年度末、年度初めにもかかります。

 そこで、選挙管理委員長にお尋ねいたします。

 4年後も含め将来を見据え、日本一の桜の里での選挙日程の変更についてのお考えはいかがかお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 田中選挙管理委員会委員長。

     (選挙管理委員長 田中信也君登壇)



◎選挙管理委員長(田中信也君) 大変皆様には御迷惑をかけておることと思いますけれども、現在の選挙期間というのは平成18年に3市町村が合併した。3月31日に新伊那市が発足したわけでございます。その3月31日に設置選挙ということで、3月31日から50日以内に選挙をするということが決められております。50日といいますと、5月に入ってよかったんですけれども、市長さんもおらん、市会議員の皆さんもいないという空白期間が、1月以上もあってはまずいという御意見もございまして、委員会としてもそういう方針で何とか天下一の桜の迷惑にならんように、いつがいいかということで決めてまいったわけでございます。4月30日にすれば何とか迷惑も少なくて済むんじゃないかということで、4月30日に投票、投開票に決定したわけでございます。

 ことしの選挙は25日だったわけでございますけれども、それを決めるときにも今年は大分早いという途中経過も本当早くて、高遠も10日ごろ満開で、20日ごろにはもう下火になるんじゃないかということで、選挙には余り影響ないなと思っておりましたけど、大変寒くなりまして、おかげで高遠の桜がきれいな時期が長くなったわけでございます。よかったわけでございますけれども、そういう意味で遊説カー等に大変支障を来すところがあったかと思いますけれども、これはこの日は、この次のときも4月29日が皆さんの任期になるわけですね。これを我々が勝手にかえるということはできません。公職選挙法にのっとって決めますので、この日をかえるということは、よほど何かないと、ということは市長さんが辞職されるとか、議会を解散するとかいうことでかえる以外に手はないわけです。ですから、何とか決めるときも30日前になりますと、今度は年度末、年度初めということで、とてもその庁内のあれが大変でございますので、それはできないということで、どうしてもこの辺に当たらなきゃならないという、30日ぐらいに日曜日があると一番いいわけでございますけれども、そういった点で、どうしても避けられないということでございます。

 以上でございます。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆9番(飯島進君) 今、選管の委員長さんのほうからお話があったとおり、任期満了日が変わらない限りは、これお花見選挙は続くのかなと、こういうことであろうと思いますけれども、4年後だけじゃなくて、将来も見据えて何かいい案をまた研究していただければと思いますけれども、せっかく選管の委員長さんお見えですので、もう一点だけちょっと、ついでといっちゃ失礼ですけれども、ポスターの掲示場の数が今たしか297カ所ぐらいあったと思うんですけれども、この数がちょっと多いんじゃないかと、こういうふうな話があるわけですけれども、この数についてちょっと減らすということはいかがなものかどうか、ちょっとお聞きできればと思うんですけれども。



○議長(伊藤泰雄君) 田中選挙管理委員会委員長。



◎選挙管理委員長(田中信也君) ポスターの掲示場というのは、政令によりまして投票区の面積、また有権者の数によって決められているわけです。今までは、それによりますと464カ所ということになるわけですね。伊那の場合は461カ所当時ありました。18年のときには。それで19年に、我々どうしてもこれは多過ぎるということで、減らさなきゃいけないということになりまして、現地を全部見させていただきまして、ここをカットしよう、ここをカットしようということが出まして、結果的には167カ所減らしました。297カ所になったわけでございます。まだまだ町中にもそうですけれども、区と区の間のところになりますと、両方できますから、まだ無駄があるんじゃないかと、近くにあります。まだまだ減らす余地があると考えておりますので、これからも検討して減らす方向に持っていきたいと思いますけれども、大きくは19年のときに減らしました、ということでございます。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆9番(飯島進君) 市民の多くの声を聞きながら、ちょっとまた検討して見ていただければと思います。

 次の質問に移ります。

 有害鳥獣対策についてお尋ねいたします。

 この問題につきましては、高遠町長谷の議員全員が取り上げております。いかに中山間地にとってこの問題が大きいのか、御理解いただけると思います。既に3人もの方が取り上げており、重複するところが多々あり、聞くことがほとんどありませんけれども、くじ運の悪さを嘆いてばかりいられませんので、通告してあります質問事項について簡潔にお聞きいたしますので、簡潔にお答えいただければと思います。

 有害鳥獣対策費は民主党政権のもと、行政刷新会議の事業仕分けで地方への移管などを理由に、ハード事業、整備事業が大幅に削減されました。伊那市に至っては、ハード事業として4,972万8,000円の要望をしましたが、これに対し内示額は724万4,000円と、実に14.6%しか内示されませんでした。要望からかけ離れた現場を無視した実にばかげた数字となっています。

 今6月議会に提出された補正予算において、有害鳥獣対策費4,811万1,000円が計上されており、そのうち獣害防護さく設置事業補助として3,811万1,000円が盛り込まれています。白鳥新市長の有害鳥獣対策に対する熱き思いが伝わってきます。この点については高く評価したいと思います。国・県に対して要求額満額交付されるよう働きかけていただきたいと思いますが、市長のお考えについてお尋ねいたしますと、お聞きする予定でしたけれども、市長より既に国・県に対して粘り強く訴えていきたい旨の答弁がありますので、そのように頑張っていただきたいと思います。

 次に、お尋ねいたします。

 各地区の要望に対し、補正予算を組んで今6月議会に提案されていますが、それでも地元要望額と差があります。要望地区に対する予算の配分規準と不足額についての市長のお考えをお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) このことにつきましては、議員さん今まで3人の方が御質問に立たれています。たまたま先日、政権与党の代議士とお会いすることがありましたので、この伊那市議会の6月の状況について話をさせてもらいました。いかに深刻であるのか、地方の叫びがどこまで皆さんわかっているのかということを話をしまして、くれぐれもこのことについて、政府内でも検討を再度やってもらいたいという旨を伝えたわけでありますけれども、今後も私としては県を通じ、また国を通じて一生懸命訴えて行動をしていきたいということを、まずお話をさせてもらいたいと思います。

 今後のことについては、また細かいところは担当の部長からお話をさせてもらいますけれども、予算配分云々のところは極めてデリケートなところがあろうかと思います。地域の事情も違ったり、また予算の重い、軽いもあるでしょうけれども、そうしたところについては、できるだけ配慮をしながらということを基準にしながら対応してまいりたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 御子柴産業振興部長。



◎産業振興部長(御子柴泰人君) 今回の補助に関する部分について御説明させていただきます。

 3,800万円のうち特措法関連で国庫補助で入ってくる分が724万4,000円であります。これに伴いまして、市が負担を予定しておりましたものが131万1,000円ということで、残り3,955万円余を市の単独事業ということであります。このうち2,000万円につきましては、今回の国の減額に対応するということで加えたものでありまして、950万円につきましては、これまで市が単独で行っておりました資材費の助成に相当する分であります。

 ただいま市長からの答弁もありましたように、各地区の状況もございます。また規模もありますので、それぞれについて各地区とよく相談をさせていただいて、地域の状況にこたえていくようにしていきたいということで、現在のところ、どこのところに幾ら、あるいは一律に幾らと、そういった考え方は持っておりません。地元でよく相談をさせていただいて進めさせていきたいと思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆9番(飯島進君) 予算の配分については、非常にデリケートな部分があるんだという話もわかります。ただ、県のほうからは、県の予算配分の基準というのは、その予算の範囲内で事業が完結することと、こういう基準があったと思うんですが、そこら辺のところは市のほうは基本的な考え方は踏襲されるのかどうか、そこだけちょっとお聞きしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 御子柴産業振興部長。



◎産業振興部長(御子柴泰人君) 先ほど申し上げました国庫補助に該当する分については、その考え方でやっていくということであります。それに該当しないということで、残ってしまう地区につきましては、臨機応変といいますか、地域との状況に応じた対応をしてまいりたいと考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆9番(飯島進君) それでは、続いてお尋ねいたします。

 有害鳥獣によるたび重なる被害は、少子高齢化、過疎化が進む中山間地の第一次産業の担い手として頑張ってきた農業従事者の農業意欲を衰退させ、耕作放棄地や遊休荒廃農地を生みます。また、中山間地に暮らす人々の生活意欲を奪い、先祖伝来の土地を捨て、移住を考えるなど、集落の崩壊につながる可能性もあります。集落維持の観点から考えれば、過疎債を使うことも可能ではないかと思いますが、市長のお考えについてお尋ねしますとお聞きする予定でありましたが、これにつきましても昨日の新聞で過疎債の活用も視野に検討していくとの記事が載りましたので、次に移らさせていただきます。

 次に、駆除についてお尋ねいたします。

 有害鳥獣駆除の広域連携については、若林議員が先ほど聞いておりますので、次の質問に移りまして、有害鳥獣駆除に参加する皆さんを市の嘱託職員に任命し、身分を保証したらどうかと思います。公表することにより、ワークシェアリングにもつながり、成果がより上がるのではないかと考えます。そして、その費用については、1戸当たり100円ほどの負担をお願いしたらどうかと思いますが、市長のお考えについてお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) このことも若干前の一般質問の中でありましたので、また重なるかもしれませんので、細かいところはまた部長のほうからもお話させてもらいますけれども、基本的には有害駆除に携わるためには、猟銃の免許を持って有害駆除の講習を受け、猟友会に所属しなければならないということが基本であります。

 そうした中で、嘱託職員の考えをどうかということでありますけれども、こうしたことについては県内でも、県内というか有害駆除への要請が高まってまいった中で、猟友会の会員の負担が増すと、これは現実的な話でありまして、そうした中で実施する場合の設置の箇所を伊那市でも検討してきているところでありますけれども、実際にはそうしたところの設置には至ってないということであります。この設置というのは連携をしながら広域の捕獲の舞台をつくるというか、そうしたチームをつくるということであります。

 そうした中で、猟友会員の高齢化とか、会員の減少という、それにボランティアの協力もある意味大変厳しくなっておりますので、こうした嘱託職員としての検討というのは、今後考えていくこともあり得るのかなということであります。



○議長(伊藤泰雄君) 御子柴産業振興部長。



◎産業振興部長(御子柴泰人君) 有害鳥獣対策に当たる方を非常勤職員というような形で雇用ということでありますけれども、先ほど来お話に出ておりますように、資格の問題があったりします。それから、猟友会という組織と、ただいま伊那市では非常にいい関係の中でこの事業を進めてきております。そういった中で、猟友会のほうとはよく話をしていかなければならないのかなと思っておるところであります。

 また、地元の皆さんに一定の費用負担ということも1つの考え方ではあろうかと思いますけれども、こういった鳥獣対策というのは地域を挙げて、みんなの力でやっていっていただきたいという部分もあります。お金を払うことによってそういった部分の考え方がかわってしまうことも怖いなと考えるところもあります。いずれにしましても、とにかく非常に大きな問題でありますので、いろいろな知恵を出しながら今後のあり方を考えてまいりたいと思っております。お願いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆9番(飯島進君) 今まさに経済は不況のまっただ中でありまして、特に公共工事の減った建設土木の関係の方たちというのは非常に厳しい状況にあろうかなと、そんな建設土木や、また休職中の方たちに狩猟免許を取っていただいて、こういう人たちを雇用対策として臨時雇用できないのかなというそんな思いがあるわけで、ちょっとそんなことも検討していただきたいということと、ここで1点お聞きしたいのは、ここに3月26日付の全国農業新聞というのがあるんですけれども、これを読みますと、これは滋賀県高島市の農家が狩猟免許を取って捕獲に動いていると、こういう記事でありますけれども、この中では農家80人が狩猟免許を取って、それから泣き寝入りの住民から戦う住民にかわったと、こういう記事が載ってるわけでありますけれども、伊那市でも、農家の皆様に泣き寝入りから戦う住民にかわるための狩猟免許の取得ということをPRしたらと思いますけれども、この点について、ちょっと市長のお考えをお聞かせいただければと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 以前、木曽郡の南のほうで、庭に出て騒いでいるイノシシをたまたまわなでひっかかったやつを殺したら、それで処罰されたというような事例があったかと思うんですが、非常にこの法律というのは厳しくて、その狩猟免許というのはどの程度か、おりなのか、あるいはわななのか、あるいは銃なのかということによっても違うと思います。例えばわなで捕まえても、それを刺殺する、刺しとめをするというか、殺すときにはまた別な資格が要ると思います。そうしたときに、どなたがやってもらえるのかといったところも含めて考えると、確かにみんなが戦う農民というか、農業者というところがいいかもしれませんけれども、かなりもうちょっと踏み込んで研究をしないと複雑なところがあると思いますので、ちょっと簡単な答えにはなりませんけれども、研究はしてみるにしても、議員の望むようなこたえが出るという段階ではないということであります。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆9番(飯島進君) 実際に私もその滋賀県の高島市へ行ったわけではありませんので、新聞で読んだ限りでは、そうはいっても農家80人の方が狩猟免許取ってると。恐らく今言ったとおり、わなとか、そんな資格になるかなとは思うわけですけれども、そんなところも勉強しながらちょっと伊那市のほうでも何かできるのかどうかも研究していただければと思います。

 3番目に、森林整備でありますけれども、これは里山を整備し、緩衝帯をつくり、有害鳥獣が人家や農地に近づきにくくするとともに、健全な森林にすることです。県では、森林整備促進のため、1戸当たり500円の森林税を平成20年度から徴収しています。この森林税は平成24年度までの5年間です。この間に里山整備をすることがよいと考えます。今6月議会に提出された補正予算において、有害鳥獣対策費のうち緩衝帯整備事業に1,000万円が計上されています。鳥獣被害が深刻な地区の里山整備、緩衝帯整備の計画はどうなっているのか、お尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) おっしゃるとおり、里山を整備することによって動物の出没に対する抑止力になっているということははっきりしておりますので、これからの緩衝帯整備、里山の整備ということについては、積極的にやっていかなければならないと思います。

 その具体的なというところにもなりますと、また部長のほうから答えますけれども、総合計画によっての目標というのがございますので、あとそんなところを実行に移しながらやってまいりたいと。ただ、行政だけというか、行政主導というよりも、むしろそこに住んでいる皆さん方も大変でしょうけれども、一緒になってやっていただくということがまた大事ではないかと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 御子柴産業振興部長。



◎産業振興部長(御子柴泰人君) 里山整備及び緩衝帯の整備ということでお願いいたします。

 ただいま市長申し上げましたとおり、緩衝帯を整備することによって有害鳥獣と里の距離が開くということで、効果は非常に大きいものと期待しております。今回6月補正でお願いしております1,000万円でありますけれども、これにつきましては、平成22年度に予定しております25ヘクタールの整備を国から2分の1の補助をいただく中で進めていくというものであります。

 また、そのほかに議員御指摘の森林税の事業あるいは県の一般造林事業等も取り入れてやっていくということで、さらに伊那市では、県の行う一般造林事業に対しまして10%のかさ上げも実施しておりまして、平成21年度では、362ヘクタールのものに対してかさ上げを行ったという実績もあります。

 なお、伊那市総合計画におきましては、平成21年から25年の5年間におきまして、2,500ヘクタールを干ばつ等整備をしていきたいということで目標としているところであります。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆9番(飯島進君) 計画的に進めていっていただきたいんですけれども、防護さくもそうですけれども、緩衝帯も途切れ途切れじゃ全然意味ないと思うんで、やはりこれは連続して防護さく、緩衝帯というものが連続した形でできるような、そういう進め方をぜひしていっていただきたいと思います。

 次の質問に移ります。

 地域協議会のあり方についてお尋ねいたします。

 合併して4年がたち、今回の選挙であちこち歩いていますと、合併しても何もいいことがないじゃないかとか、こんなはずじゃなかったという声を耳にします。私が合併のよしあしについては、4〜5年で語るのではなく、もっと長いスパンで見ていく必要があると思っています。しかし合併から4年がたち、合併協議で合意した事項でも、矛盾点や疑問点が出てきていることは事実であります。それらについて見直すべきは見直し、改善すべきは改善すべきだと思います。そんな観点から地域協議会についてお尋ねいたします。

 伊那市には、合併前の旧伊那市を対象に、地方自治法に基づいて設置された地域協議会と旧高遠町、旧長谷村を対象に合併特例法に基づいて設置された地域協議会があることは御存じのとおりであります。今回は、高遠町長谷地区に設置された地域協議会についてお尋ねいたします。

 この地域協議会の第1期の委員の任期は、平成18年7月1日から平成22年6月30日までの4年となっています。今月末までであります。来月からは第2期目が始まろうとしています。高遠町地域協議会では、この4年間ほぼ1月に一度のペースで協議会を開催し、積極的に地域の諸問題や市からの諮問に対して答申するなど活動してきました。長谷地区の地域協議会も同様に活発に活動してきました。新たな二期目のスタートを目前に地域協議会の運営や活動に対する反省点、今後の協議会に向けての提案等についてお尋ねいたします。

 第1点目に、合併5年目を迎え、白鳥新市長が誕生したわけですが、高遠町長谷地区の地域協議会のこれまでの4年間の活動に対しまして、市長の目線から感じた感想についてまずお尋ねいたしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 合併に至るまでは大変緻密な準備と、それからいろいろな細かな作業があっての合併だったと思います。とはいえ、合併してみると見えなかった部分、あるいは想定したものとは違う部分というのは当然出てくるわけでありますので、そうしたことに対しまして地域協議会、大変活躍というか、活動がいい方向に働いたということは私の感想であります。合併直後というある意味特別な時期でありましたので、そうした今まで過去に例のない、あるいは土台のないそうした時期によりよい地域協議会にするために大変御苦労をいただいてきたということに対しては、心より感謝を申し上げるわけであります。

 また、高遠長谷とともに地域の課題については、それぞれ異なる部分がありまして、そうしたことを吸収し、また持ち上げ、また意見として付加してもらったということに対しても感謝を申し上げるわけであります。こうした組織がなければ、ある意味スムーズな合併への移行と、また合併後の推移というものはなかったと思いますので、こうした地域協議会の存在というものは私にとっては大変うれしい、ありがたい、感謝を申し上げる組織であったということであります。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆9番(飯島進君) 市長のほうから大変高い評価をしていただいたなと思っております。私もこの地域協議会の委員の皆様には、この4年間本当に大変御苦労さまでしたと心からお礼を申し上げたいと思っております。

 次は、地域協議会の委員の任期についてお尋ねいたします。

 協議書第10条に委員の任期は4年とすると規定しています。旧伊那市の地域協議会の委員の任期と高遠町長谷地区の地域自治区長の任期が2年なのに対して、高遠町長谷地区の地域協議会の委員の任期だけ4年とされている問題であります。この任期について高遠町地域協議会からの提案は、3年が好ましいとしています。理由として現行の委員活動の実態や他の職業との関連、高齢化や多岐にわたる職業についている委員の任務遂行上や家庭状況を踏まえ、集中して活発な審議や委員活動に取り組むことを勘案すれば、3年程度が適切と思われるとしています。2年では満足な活動ができないとの声もあります。地域協議会の委員の任期を3年とすることについての市長のお考えについてお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 地域協議会につきましては、高遠町においては、この4年間で41回という大変たくさんの会議を実施しており、また長谷におきましても30回近い協議会を開いてもらっております。そのほかにも細かな視察があったり、あるいは小委員会的な打ち合わせがあったりということで、この40回あるいは30回という数に遠く、遠く及ばないような膨大な会議があったかと思います。

 そうした点を考えますと、4年というのは確かに長いかなという意見も聞いてることはあります。今後、新しい地域協議会が7月からスタートしますので、地域の声をよく聞いた上で、任期については反映をさせていただきたいというように思います。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆9番(飯島進君) 今市長のほうからも話があったとおり、7月から実際に2期目の任期が始まるということで、これは協議書の中に任期は4年と明記されてるんで、これを今1期やられた、4年やってきた地域協議会の人たちから3年でどうなの、3年が好ましいという、そういう話があるんですけれども、具体的なその3年がいいとか、そういう具体的な数字というのは出てこないんでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 3という数字も聞いてはおります。ただ、2では確かに短いということも私も思いますので、これが条例改正ということにも言及しますので、3を4にするのが望ましいかどうか、まだ現有の皆さんもいらっしゃいますので、そうした皆さんの意見をよくお聞きして、3でも十分いいよということになれば、その方向での検討というのも必要かと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆9番(飯島進君) 確かに条例改正が必要、議会の議決も必要になろうかと思いますけれども、残り期間が6年ですので、3年ずつ2期やるとちょうど10年なるのかなと、そういう計算も出てきますので、そこら辺はちょっと実際の地域協議会の人たちの意見を聞きながら進めていただければなと思います。

 次に、旧伊那市の地域協議会には、伊那市地域自治区条例第5条第4項に、地域協議会は、地域自治区にかかわる重要事項について、市長に対し意見を述べることができると規定しています。しかし、協議書の規定には、この条項がありません。そこでお尋ねいたします。高遠町長谷地区の地域協議会にも諮問に対する答申だけではなく、地域自治区にかかわる重要事項について、市長に対し意見を述べることができると規定すべきだと思いますが、市長のお考えについてお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 意見具申の付与につきましては、されているものと私は理解をしております。このことについて協議会、協議書を改正するということについては、考えは今のところない。詳細について、また酒井副市長のほうからちょっとお話をさせていただきます。



○議長(伊藤泰雄君) 酒井副市長。

     (副市長 酒井 茂君登壇)



◎副市長(酒井茂君) 合併協議におきまして、私も当時助役といたしまして協議会自治区のあり方等々について議論を一緒にさせていただいたという経験がございます。当時、協議会のあり方、任期、権限といろいろなものについて議論が交わされて、最終的に今の形になっていると理解をしているところでございます。

 いずれにいたしましても、地域自治区に関する重要事項については、地域協議会の意見を聞かなければならないとされているところでございまして、地域協議会における意見、具申に関する権限というのは付与をされているんだ、実体的には付与をされているんだと理解をしているところでございます。

 これまでにおきましても、高遠町長谷の地域協議会から幾つかの提言、提案等もいただいているところでございまして、特に文言がないから、そうした権限がないということではなくて、実体的にそうした権限があると理解をされるところでございますので、あえてここで協議書を改正するところまでやる必要はないのかなと考えているところでございます。

 以上です。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆9番(飯島進君) 今の話は、協議書をわざわざかえる必要はないんじゃないかと、実際に今まで条項はないんだけれども、実際に高遠長谷の地域協議会は市長に対して意見を述べてきたじゃないかと、こういう実態があるじゃないかということだと思うんですけれども、私は先ほど任期の4年という任期のやつも3年とかえるということはどうなんですか、それでこの条文読んでいくと、市長は、市っていうことはあるんだけれども、地域協議会はという主語がないんですよ、協議書の中には。市長はという主語はあるんだけれども、地域協議会は意見を述べることができるという、そういう地域協議会はという主語がないことがおかしいんじゃないですか。地方自治法には伊那市地域自治区条例には地域協議会はという主語があるんですよ。

 だから、冒頭にも私言いましたけれども、改善すべきは改善し、改めるべきは改めればいいと思ってるんですよ。さっきも言ったように任期3年を4年て書いてあるやつを3年に直さなきゃいけない、これは当然条例の改正になるということで議会の議決が必要ということになれば、ついでに高遠長谷の地域協議会も市長に対して意見を述べることができるんだという条文を1項入れればいいんじゃないかと、こういうふうに言ってるだけなんですけれども、この点もう一度だけお聞きします。



○議長(伊藤泰雄君) 酒井副市長。



◎副市長(酒井茂君) この合併協議が至るまでには、それぞれ成り立ちが異なっているわけでございまして、高遠町長谷地区については特例法に基づく地域自治区ということでありますので、そうしたものについて、先例等を参考に内容が定められたと。旧伊那市地区については自治法に基づく協議会ということでありまして、そうした成り立ちが違っているということから、先例、先進例等を参考する段階において、場合によったら整合性についての十分な精査が進んでいなかったのかもしれません。そういうことがございますので、いずれにいたしましても、現段階では私は改正する必要はないと思ってるんですが、このことについても重要な案件でございますので、それぞれの地域協議会の皆様の御意見、そしていずれにいたしましても、この合併協議の変更は議会の議決を伴ってまいりますので、そして議会の皆様の御意見を伺いながら、そうしたことについても、今後検討をしていく必要があるのかなと思っております。

 以上です。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆9番(飯島進君) 今この問題につきまして地域協議会の意見を聞いてということでありますので、ぜひ意見を聞きながら進めていっていただきたいと思います。

 次に、合併特例法の残り期間が6年を切った地域協議会の今後のあり方についてであります。地域自治区長と地域協議会について高遠町長谷地区の人たちは合併前に存在した町長や村長、町議会や村議会をイメージし、その働きに期待する方が大勢います。6年後、地域自治区長と地域協議会がどうなるのか、今からそのことを心配する声が聞かれます。

 そこでお尋ねいたします。

 新たな地域協議会の委員の任期満了までに、合併特例法に基づく地域自治区長、総合支所長の特別職を置くことの是否と、地域協議会の存続について諮問していただきたいと思いますが、市長のお考えについてお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 上伊那で唯一合併ができたというこの伊那市でありますけれども、この合併協議を置いて旧高遠町、旧長谷村には合併特例法に基づいた特別職の自治区長を置くという地域自治区を10年間、そういうことになっております。このことから現段階で延長等について諮問をするとか、しないとかということは考えてはおりません。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆9番(飯島進君) この質問をしたのは、私はその地域協議会が合併特例法が終わっても、今度は地方自治法のほうにかわったとしても、地域協議会というのは残してほしいなと、こう思っているわけでありますけれども、旧伊那市のほうでは、区長会というものが非常に機能してまして、はっきり言えばその地域協議会というのは名ばかりで、形骸化していると、こういう流れの中で、旧伊那市のほうから地域協議会は要らないんじゃないかとこういう話になって、多勢に無勢で地域協議会というものを消されちゃうと、こういうことになっちゃうと、高遠長谷の地域協議会が今度は地方自治法に基づく地域協議会というのがつくれなくなっちゃうんじゃないか、こういうことを懸念して、私は聞いてるわけでありまして、そういう合併特例法が切れた後の地域協議会、こういうことが、実際に1点だけちょっと聞いておきたいのは、旧伊那市のほうの地域協議会は本当に機能しているのかどうなのか、そこら辺の市長の考えについてちょっとお伺いしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 酒井副市長。



◎副市長(酒井茂君) 旧伊那市におきます地域協議会のあり方についてもさまざまな議論がございました。例えば旧伊那町地区については、1カ所にするのか、2地区にするのか、さまざまな議論があって、最終的には、旧市町村、旧伊那市における旧市町村単位に地域協議会が置かれるという状況になっているところでございます。

 そして、今議員おっしゃったように、それぞれの地区におきましては、区長会というのもあって、屋上屋になるのではないかという議論があって、自治法上の地域協議会を置くのがいいのかどうなのかという議論があったんですが、当時合併協議のする上では、長谷高遠におきましても、合併特例法に基づく地域協議会が設定をされるということから、置くこともいいんじゃないかと、そのそもそもその置く、じゃあ理由は何なのかといったときに、それはやはり民意の反映といいますか、地域と行政との協働あるいは民意の反映ということからいって、非常に有効ではないかと、やってみようというような気持ちもあったんではないかと思っていたところでございます。

 そうした中で旧伊那市地域におきましても、いろいろな地域協議会の形態がございますが、私の感じている点では、非常に活発に御議論をいただいて、さまざまな提案をいただいている。きのうも一般質問でありましたように、市民会館のあり方だとか、いろいろなもののあり方等の提言をされているところもありますし、一部におきましては、存続がどうなのかなというそういう議論もあるところがございますので、旧伊那市地区におきましては、もう少し地域協議会において、今後のあり方について議論を深めていただく必要があるのかなと思っているところでございます。

 一方、高遠町長谷地区におきましては、当然10年の期限が切れても、自治法上の地域協議会、今おっしゃったようなそういうことが可能となっているところであります。私申し上げたように、やはり民意の反映ですとか、地域と行政との協働等の面からいきますと、これが非常に機能してまいりますと、効果的であると考えておりますので、これにつきましても、やはり地域協議会におきます議論を踏まえて、じゃあ10年経過後はどのようにしていくかということをやはりもう一度、10年経過する前に検討をしていただくのがいいのかなと考えているところであります。

 以上です。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆9番(飯島進君) 要は高遠町と長谷村のほうの地域協議会と、旧伊那市にできている地域協議会に温度差があるということだけは、これはどうも事実のようでありますので、ここら辺のところを地域協議会のあり方というのを地方自治法であろうが、合併特例法であろうが、こういう組織をつくった以上、その辺の今度は温度差の解消というものにちょっと努めていただきたいなと、そんなことをちょっとお願いしておきまして、次の質問に移ります。

 改正過疎法についてお尋ねいたします。

 3月議会において、長谷地区の若者定住促進条例を廃止する条例が可決されました。これに伴い、関連する高遠町三義地区の通勤助成支給要綱、出生祝金支給要綱など、定住対策促進条例に関連する要綱も廃止となりました。これは過疎地域自立促進特別措置法、いわゆる過疎法が10年の時限立法であり、平成21年度がその期限であったため、法に基づいた条例を廃止する処置であり、合併協議でも同意されていたことでもありました。その経緯を理解していただけない住民の皆様からは、何で条例を廃止するのに賛成したんだというおしかりの言葉もいただきました。民主党政権のもと、改正過疎法が今まで10年単位で更新されてきたのに、なぜか6年という半端な年数ではありますが成立しました。しかも加えて、3年後には見直しをするとのことですので、予断を許しません。改正過疎法では、過疎地域の指定要件追加や過疎債をソフト事業にも活用できるなどとなっています。

 先ほどの有害鳥獣対策のところでも過疎債について触れさせていただきました。高遠町長谷地区も引き続き過疎地域の指定を受けたことに伴い、早急に過疎計画を立て、新たな過疎対策、定住促進対策のための条例制定が望まれています。

 そこで、以下3点についてお尋ねいたします。

 今までの過疎債はハード事業が主でありました。改正過疎法の過疎債は、ソフト事業についても適用できることとなりましたが、ソフト事業に幾ら使えるのか、限度額が設定されているのか、お尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。

     (総務部長 林 俊宏君登壇)



◎総務部長(林俊宏君) お答えいたします。

 改正過疎法の中で、今議員御指摘のとおりソフト事業に対する過疎債の借りれると、過疎債を適用させるということになっております。その計算方式が示されてきまして、その計算方式に基づいて計算をした答えでありますけれども、22年度は伊那市におきましては高遠町、長谷村あわせまして8,650万円という、ソフトに対する過疎債が借りれるということで、計算上はそういう数字になっております。

 以上です。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆9番(飯島進君) 今22年度のソフト事業に8,650万円使えるということでありますけれども、過疎債はあくまでも有利な起債といえども借金にかわりはないわけでありますので、この範囲の中で本当に過疎対策に有効に使えるように研究していただきたいなと、そんなことを要望しておきます。

 引き続きお尋ねいたします。

 改正過疎法に基づく新たな高遠町長谷地区の過疎対策、定住促進対策のための条例制定に向けての作業日程はどうなっているのか、また新たな条例制定については、高遠町長谷地区の地域協議会に諮っていただき、地域の要望が十分反映できるよう考慮していただきたいと思いますが、この2点について市長のお考えをお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 改正過疎法でありますけれども、都市部と生活基盤の格差是正というものが過疎対策の基本的な理念でありますので、こうしたことにかんがみて、また美しく風格のある国土の形成という過疎法の目的が継続されたということは、これまでの過疎対策によってより美しい農山村風景が維持できるということで、私も喜んでおるところであります。

 今後、この過疎対策について9月議会にお願いをする過疎計画で示していく予定であります。定住促進対策につきましては、これまで条例に基づいて実施をしてきましたけれども、この過疎計画にあわせて引き続き整備をしていきたい。条例として整備するのか、また補助要綱として整備するのか、こうしたことについては今後検討としたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員、残りあと1分です。



◆9番(飯島進君) はい。1点、答えもらってないのは、高遠長谷の地域協議会に諮っていただいて、地域の要望が十分反映できるようにしていただきたいと思うんですけれども、この点についての答えをちょっといただきたいと思いますけれど。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 済みません。過疎対策、それから定住促進対策というのは、地域自治を維持する上においては最も重要なものであるということは認識をしておりますので、今後も引き続いて実施をしていくつもりであります。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆9番(飯島進君) それぞれに前向きな答弁をいただきましたので、以上で私の一般質問を終わります。



○議長(伊藤泰雄君) 以上をもちまして飯島進議員の質問が終了しました。

 引き続き宮島良夫議員の質問に入ります。

 5番、宮島良夫議員。

     (5番 宮島良夫君登壇)



◆5番(宮島良夫君) 5番、宮島良夫です。

 市政発展のためにこのような機会を与えていただいて、めぐり会えたことに感謝を申し上げたいと思います。

 白鳥市長が民間企業から伊那市に収入役となって就任し、副市長となり、今回選挙で市長となられました。また、白鳥市長が伊那市役所に来てから、市役所の雰囲気も仕事に対する考え方も少しずつかわってきております。

 私は、3月まで職員でありましたので、いろいろな場面で対話もしていただき、私たちなりの改革に理解を示していただきました。市長は今後もあらゆる手段を用いて行政改革を進めていくとの方針でありますけれども、今までどおり職員との対話も大切にしながら、市民のための改革を進めていただきたいと思います。

 伊那市に生まれて育ってよかった、子供たちがこの伊那市で暮らし続けることができる伊那市、お年寄りを尊敬し、家族とともに仲よく暮らせる社会を念頭に置くとの思いは私も一緒でございます。ぜひ市民に喜ばれる伊那市にするためにお互いに頑張っていきたいと思います。そのことを基本におきながら通告してあります4点について質問をしていきたいと思います。

 1つ目であります。

 生徒指導教諭の複数配置についてであります。

 学校に登校しても授業に出ず、校内を徘徊しながら、そういう生徒がおります。例えば数人で集まりたばこを吸っている。見つかるとそのたばこを火がついたまま窓から投げ捨てていく。1階で吸っている子供たちが屋根の上に投げて逃げて回るなど、想像以上の行動をしている、そういう生徒がおります。生徒指導の先生を初め多くの先生がついて回るなどの学校があり、このような子供たちが多いほど生徒指導の先生の負担が大きくなり、メンタルヘルスの面でも大変負担を強いられております。授業にも出られず、他の生徒の授業に影響が出ております。学校の要請にもよりますけれども、市費の生徒指導の先生の複数配置をしながら、授業に出ない子供たちとついに対話ができる環境をつくり、その子供たちが大人になったときに、伊那市は我々のために専門の先生をつけて我々を守ってくれたと思える学校に、またそのほかの生徒たちが落ちついて学習できる環境をつくっていく必要があると思いますが、市長の考えをお聞きしたいと思います。

 2つ目であります。

 学校給食の自校方式についてであります。

 先ごろ行われた財政状況説明会において、事業の見直しの中で、耐震化が終わって学校給食の施設の統合整備についてしていきたいという方針が出されておりました。旧伊那市においては、今まで自校方式の給食を提供してまいりました。特に伊那市における学校給食は温かくておいしい、他市から赴任してきた先生についても非常に好評でありますし、私が役員をやってるときに、上伊那のほかのまちでセンター化の問題が出された。集会にも出させていただきました。その場で、どこの学校の先生かわかりませんでしたけれども、伊那市に在職した先生からも、伊那市の自校方式による学校給食の好評な話が出され、当町でもぜひ自校方式を続けてもらいたいという話が出されました。

 私は、2,000食以下のセンターをつくっても、自校方式と余り経費はかわらないと今まで聞いてきております。また少しお金がかかったとしても、今までの自校方式を守っていくべきだと思っております。伊那市では、地産地消、学校行事にあわせた行事給食を提供し、子供たちにも大変好評であります。センター化になれば、教育の一環としての給食の提供ができなくなるおそれもありますし、またこの間、O157などの食中毒はほとんどがセンターの給食から発生をしております。

 また、一たん事故が起きれば、多くの子供たちが犠牲になるわけですから、ぜひ自校方式の給食を続けていただきたいと考えております。一たん多くのお金をかけてセンターをつくってしまえば、後戻りをすることは難しいわけですから、慎重に考えていただきたいと思います。市長の言う、子供たちが伊那市に生まれて育ってよかったと言える考え方にも合致すると思いますので、今後の考え方をお聞きしたいと思います。

 3つ目として保育園の配置給食についてであります。

 その1点目として、正規職員・嘱託臨時職員の配置のあり方についてであります。今伊那市では、24園の保育園に4月1日現在でありますけれども、388人の正規・臨時嘱託・パートの保育士さんが働いて伊那市の保育行政を担っております。そのうちパート職員を除くと正規職員124名、嘱託臨時職員が155名働いております。これはフルタイムのことであります。以前はクラス担任は正規の職員が担っており、臨時職員はその正規の職員の補助的な立場で保育をしてきたとお聞きをしております。

 しかし、臨時職員の皆さんが多くなってからは、臨時職員もクラス担任を持つようになり、その職責の重みの割に待遇の違いがあるにもかかわらず、嘱託臨時の保育士に頼らなければならない、そういうのが現状であります。健康で明るい子供たちをきちんと保育するためにも、そこで働く保育士が健康でわだかまりのないそういう状況で働きという、そういうことが大事だと考えますが、市長のお考えをお聞きしたいと思います。

 2つ目として、クラス担任については正規の配置をするべきではないのですか。以前は、正規職員が責任を持って保育するとの考え方から、正規職員がクラス担任を担っていたと聞いております。先ほども言いましたけれども、正規職員と臨時嘱託職員の仕事の違い、職責の重みがあってもいいと思います。そこで、私はクラス担任は正規職員にするべきだという、戻すべきだという考えにありますが、そういう考えについてお聞きしたいと思います。

 4番目です。

 嘱託臨時職員の待遇改善についてであります。

 合併以後、嘱託臨時職員が大幅にふえてきております。特に学校給食は、以前は全員が正規の職員でありました。保育園給食についてもほとんどが正規の職員でありましたけれども、この2つについてはほとんどが嘱託臨時職員になっております。保育士の皆さんについても、今現状お話ししたように、臨時の皆さんが正規を上回っております。財政的な面から見ると、ある程度は嘱託臨時職員の登用も仕方ないかもしれませんけれども、正規職員と臨時職員の賃金、労働条件に大きな差があると思っております。市民の皆さんから見れば、あの人は正規職員だ、この人は臨時職員だというそういう違いはわかりません。また、正規も臨時の皆さんも、それぞれに責任を持って市政のために働いています。今や伊那市は臨時職員の皆さんを除いて市政運営はできません。そのような状況で臨時職員の皆さんの待遇改善を図るべきと考えていますが、市長の考えをお聞きしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 今御質問のありました4点について順次お答え申し上げたいと思います。

 まず、生徒指導教諭の複数配置ということでありますけれども、市内中学校の生徒指導にかかわる県費の加配の教員数というのが全体で8人ございます。また、生徒指導に当たる市費の教員補助員を緊急雇用創出事業によって、昨年10月から8人配置をして、不適応生徒、また問題行動を繰り返す生徒たちに対する生活指導、学習支援等を充実をしてまいりました。ちなみに8人が東部中学校4名、そのほか長谷中を除く中学校にそれぞれ各1名ということであります。その結果、校内の生活も大変安定をして、落ちついた学習に取り組めるようになってきているということであります。今後、引き続いて県教員の加配を要望していく予定であります。この緊急雇用創出事業というのは、平成23年度までの事業でありますけれども、市費の教員補助員の継続配置については検討していかなければいけないかと考えております。また、ボランティアによる放課後学習支援をさらに充実するとともに、小学校への拡大についても検討してまいりたいと思います。

 続いて、学校給食自校方式についてでありますけれども、平成18年12月、伊那市行政改革大綱におきまして、学校給食のセンター方式の実施に向けた取り組みが人員配置の見直しとあわせて示されました。教育委員会ではこれを受けまして、先進地の視察を行うなど学校給食のあり方について検討してきております。県内の公立小・中学校における調理方式を申しますと、自校方式が220校、38.1%ぐらい、約40%近く、またセンター方式が62%ございまして、年々このセンター方式というのはふえてきております。保護者負担の給食費について、給食費というのは材料費なんですけれども、19年19市の状況では、センター方式が中心の市が安くて、自校方式の中心の市が高いという、そんな傾向にあります。

 伊那市におきましては、材料費だけ見ますと比較的安くなってきた、数年前までは県下で一番高かった材料費なんですけれども、今は県平均を下回ることができて、むしろ安い方向には来ております。しかし、これには人件費が入っておりませんので、食材費という見方をお願いしたいと思います。

 今後、伊那市がどのような方向に行くかということでございますけれども、平成18年にいろいろな皆さんとの検討を重ね、また視察を重ねた中での出た1つの形としまして、今使える新しい給食施設、例えば東部中学校、伊那東小学校、手良小学校、そうしたところについてはこのまま自校方式でやっていきましょうと、ただし伊那小学校とか西箕輪の小・中学校の共同調理方式、こちらは大変老朽化が進んでいると、これを建てかえるという話になったときには、一定規模のセンター方式というのを視野に入れた集約をしましょうというようなことを考えまして、将来的には、伊那市内全体を3ブロックに分けるような、そういうハイブリッド的なものを考えながら進めていきましょうということを示した経過があります。この背景には、使えるものは使いましょうと、しかし老朽化をしてだめになったところについては、お金をかけていきましょう。将来的にはセンター化というか、ハイブリッド化という方向にだんだんに進めてまいりましょうという考えであります。

 そうしたことに伴いまして、今耐震化ということで、大変大きなお金を使う場面に直面しておりますので、センター化がいつなのかということについては、すぐには結論が出ませんけれども、着手の時期については今後検討していかなければいけない。ただし、先ほど申し上げたように、すべてを一括してセンター化するということではなくて、お金をどうしてもかけなければならないところは、センター化の方向に向かった集約を進めていくという考えでおります。

 それから、もう一つ、保育園ですね、保育園の職員の配置につきまして正規職員、それから嘱託職員のあり方、クラス担任の正規職員化というこの御質問についてお答えをしたいと思います。

 基本的には私は臨時・正規・嘱託ともに給料の面でこそ差がありますけれども、扱いとしては私は同じ職員として同じ目で見ております。そこにおいて、扱いにおいて差をつけたくないというのは私の基本的な考えであります。その中で保育園の職員配置につきましては、正規職員とそれから嘱託臨時職員の配置、そうしたことが実際にできております。クラス担任については、正規職員の配置にすべきではという御意見もありますけれども、これに対して、保育士における臨時職員の割合、これは伊那市19市の中でも中程度と、ちょうど中ごろにあります。

 この中で伊那市の保育料最低にしましょうと、最低というのは県下で一番安い保育料にしたいというのは私の思いでありますので、それが実際今ほとんどできております。県下で一番安い方向に来ておりますので、そうしたことは職員の臨時化ということがまず1つ、それともう一つは、統廃合による運営経費のコストダウンができたという、そうした複合的に、そうした適正規模の保育園をつくったというその結果で、県下で最も安いというか、今のところ下から2番目なんですけれども、そうした保育料が実現できているわけでありますので、正規職員から臨時職員化というのは、安い保育料にもつながっているということも実際あろうかと思います。そうした中で、一般財源にも限界がございますので、すべてを正規職員というわけにはまいらないというのは事実であります。

 臨時職員につきましては、今後というか、今までも意向調査を行っておりますので、これからも勤務体系、勤務形態の希望をとりながら、また中にはクラス担任としての力を発揮したいという希望のある職員がおります。そうした力を持った職員も多いわけでありますので、今後も意向調査等を参考にしながら、職員配置を検討してまいりたいと思っております。

 もう一点、嘱託臨時職員の待遇改善についてお答えをしたいと思います。

 合併前の高遠町、それから長谷村の学校給食というのは、全員が臨時職員でありました。多くの自治体では、現場を担う職場においては、職員の臨時化が進んでいるというのが実態であります。待遇面については、嘱託化による待遇改善ということも進めておりまして、臨時職員から嘱託職員にということで待遇を改善をし、また経験年数、それから意欲だとか、いろいろな場面を想定し、それを検証しながら嘱託化ということも進んできております。財政にも影響する問題でありますので、サービスと負担、それから待遇のバランスが重要と考えます。

 将来的にというか、正規職員とそれから臨時の差をなくすということに肯定していくと、事業そのものを民間に委託する、そんな方式も考えられるのではないかと思いますけれども、基本的には民間でできる部分については民間にスライドすべきという、これが世の潮流であります。伊那市としましても、こうしたことをどの時点で判断するのか、またすべてなのか、一部なのか、いずれ民間へ委託していくことも検討する時期が参るかと思います。

 以上です。



○議長(伊藤泰雄君) 宮島議員。



◆5番(宮島良夫君) 生徒指導教諭の複数配置についてでありますけれども、確かに今市内で8名の先生方が配置されてるという、そういう答えでありますけれども、やはりクラスになじめないとか、不登校の子供たちの配置についてはあると思いますけれども、荒れて、いるというか、学校内を歩き回るというか、そういう子供たちについての専門の先生たちというのは、配置されてないと思うんです。

 ですから、私はやっぱりその子供たちをきちんと1日見れるようなそういう複数配置、松本では、そういう荒れた学校には3名の生徒指導の先生が配置されてると聞いておりますし、そういうなじめないとか、不登校のことでなくて、そういう子供たちをきちんと守るという。ですから大変子供たちの性格もわかっていなきゃいけないし、行動もわかっていなきゃいけないし、非常に難しい、急に行った人がそこになじめるかというと、大変難しい問題だと思いますけれども、ぜひそういう配置のことを言っておりますので、またお願いしたいと思います。

 また、自校方式、給食の自校方式については、確かに全国的にはセンター化の流れが以前はありました。以前は、金がかかってもセンター化の方向だという、そういうこともありましたけれども、今はやはり地産地消の問題があります。安全安心の問題もあります。数年前からO157の問題が出てきて、やっぱりほかの県の自治体でも、やっぱり大規模なセンター化から自校方式に戻すという、そういうところも出てきております。地産地消については、かなりどこの県でもやっていて、それで地元産の肉を100%使う、野菜を使うという、そういうところはかなりふえてきておりますけれども、センターから自校に戻すというのは、やっぱり一部のところで多少ふえてきている。

 まだ、それでもやはり改築に伴ったセンター化の方向にはあるという、そういうことは承知をしておりますけれども、やはり私はその安全面から見て、やっぱり職員が教育の一環としての給食というそういう観点から見て、給食調理員が働いているところを子供たちが通って見ていく、きょうはカレーなんだ、きょうは何なんだという、そういう食欲をそそるような、給食の時間を待ち遠しいという、そういうようなところについてはやっぱり自校でないとそういう感じができないと思いますので、そういう観点からも、もう一度回答をお願いいたしたいと思います。

 保育園の複数職員配置についてでありますけれども、責任の度合いというか、そういうことから言えば、やはり臨時嘱託の皆さんに正規と全く同じような責任を負わせるというのは過酷かなと思っておりますし、嘱託臨時の先生の保護者からも、うちの娘は一生懸命正規の皆さんと、運動会見にいったけれども、全く同じような仕事をしていながら、あの低い賃金だと言って、何とかならないんですかというようなことも2〜3の保護者から、保護者というか先生の親からは聞いております。

 あと、給与の差が嘱託臨時と大きいということについてですけれども、私その中で伊那市の職員の保育士の職員、本庁の職員もそうでありますけれども、その給与が19市の中で決して高いとは思っていません。市長も御存じのとおり、ラスパイレスのほうでは低い方に今位置づけられていますし、最下位ではないかとも言われていますけれども、そういう意味でなくて、正規の保育士さんからも、もう私たちの給与の問題より、やっぱり嘱託臨時の先生たちの給与を少しでも上げてもらいたいという、そういう切なる声も聞いておりますので、その辺についてもう一度考えをお聞きしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) まず給食のセンター化、自校方式なのかという点についての質問でございますけれども、私は常々、判断基準の中で伊那市にとってプラスかマイナスなのか、あるいは伊那市民にとっていいのか悪いのかというそれが1つの判断の基準の1つだということをとらえております。

 給食に関して言ったときに、給食費が安いと、安い材料費でできる、あるいは人件費を含めてもランニングコストが非常に安くできるということになれば、これは伊那市にとってはプラスになるという要素もあります。

 また、教育の観点から見たときに、給食の現場、においということで子供たちの学習意欲が増すということになれば、それも伊那市の市民にとってはプラスという要因になるかもしれません。そうしたことを総合的にとらえて、判断をしていきたいと考えています。安くて、おいしくて、安全であれば、これは自校でもセンターでも私はいいんではないかと。ただ、比較の先が自校なのかセンターなのかという対比ではなくて、また別の選択ということも十分あります。現実伊那市内でも自校方式もあり、共同調理方式もあり、センター方式もありという、3つがまざっておりますので、こうしたことを基本にして、今後伊那市の給食のあり方というものをどのように持っていくのが今の伊那市にとっていいのかという、そんな判断をしてまいりたいと思います。

 それから、臨時職員の賃金の話がありました。これについては一律に、賃金についてはかつては決まっていたわけなんですけれども、そうではなくて、やはり経験年数、それから仕事の軽重について判断を加味した上で、給料を決めるべきではないかという意見が数年前から出ておりまして、臨時職員の給与の見直しを手をつけております。

 また、先ほど申しましたように、臨時職員の給料、それからまた臨時から嘱託といったことによって、安定的な身分と安定した給料を保証できるような体制というのもとりつつありますので、一気に全体をかえるということはいけませんけれども、状況に応じたそんな取り組みも今後もやってまいりたいと思います。

 ちょっと総務部長のほうからラスの話をさせてもらいます。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。

     (総務部長 林 俊宏君登壇)



◎総務部長(林俊宏君) ラスパイレス指数でありますけれども、議員がおっしゃってるとおり、過去伊那市が高かった時点がありましたが、21年度のものを申し上げますと、95.6という形で19市のうち15位、15番目、下から数えたほうが早いということで、これまだ、今後は市としては下がっていくのではないかと考えております。

 以上であります。



○議長(伊藤泰雄君) 宮島議員、質問は1項目ずつに聞いてください。これ回数の決めがありますので。



◆5番(宮島良夫君) わかりました。

 自校方式についてはぜひ保護者、PTAとも話し合いをしながら、一番いい方法でぜひお願いしたいと思います。

 先ほどの生徒指導教諭の複数配置についてのところの、本当に荒れた配置についてというそういうところで、私も難しいということはわかってますけれども、そういうところの配置について考えをちょっとお聞きしたいと思いますが、お願いできますか。



○議長(伊藤泰雄君) 久保村教育長。

     (教育長 久保村清一君登壇)



◎教育長(久保村清一君) お答えをしたいと思います。

 先ほど市長も言いましたように、県費の加配、さらに緊急雇用創出事業を含めた教員補助員ということで、相当数のこの支援教員が入ることによりまして、中学校の現在は大変落ちついてきていると、先日も校長との面談をしたわけでございますけれども、これをぜひ続けていただきたいと、こういう強い願いでございました。教育長としましても、それをぜひお願いしたいと思っております。

 とにかく人を育てる、これはテレビやパソコンでは育たない、「人は人によって人になる」という言葉がございますけれども、人がかかわって初めて人間らしい育ちがあるわけでして、恐らくそういう問題行動の子供というのは、そういうかかわりが今まで薄かった、そういう子供たちではないかと思っております。財政等の問題がございますので、それらも考えながら、できるだけ大勢の人をやはり子供たちにかかわっていただくと、こういうことをぜひ大事に考えていきたいと、そのように思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 宮島議員。



◆5番(宮島良夫君) ありがとうございました。これで私の質問を終わりにしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 以上をもちまして宮島良夫議員の質問が終了しました。

 暫時休憩いたします。再開は、3時15分といたします。



△休憩 午後3時05分



△再開 午後3時19分



○議長(伊藤泰雄君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

 柳川広美議員の質問に入ります。

     (18番 柳川広美君登壇)



◆18番(柳川広美君) 最後の質問ですので、よい答弁があれば早く終わりますので、お願いしたいと思います。

 まず最初に、子宮頸がんワクチンの予防接種についてお尋ねいたします。

 これまで竹中議員、前田議員が質問しておりますので、関連するところを質問していきたいと思います。この子宮頸がん予防ワクチンが昨年10月に承認されてから、12月から任意接種が始まっております。私、市内の産婦人科医師に問い合わせてみたところ、1件のところでは、これまでに2件の方が接種を受けたとお聞きをしております。もう一件の産婦人科医では、問い合わせの電話は何件もあったけれども、接種費用をいいますと、それで終わってしまったと、こういう状況であります。約3回で4万5,000円かかるということでございました。

 山梨県では、1人当たり1万5,000円を上限に今後助成をしていくということで、6月の県議会に補正予算が提出されております。この山梨県の場合は、市町村で補助制度を設けた場合に市町村に対して補助額の半額を助成する、こういった仕組みになっております。ですから、市町村で3万円の補助を出せば、その2分の1の1万5,000円までは補助が可能だというふうな制度になっております。千葉県のいすみ市では、1回1万6,000円を上限に3回接種の全額の補助を行っております。

 現在伊那中央病院では、年間子宮頸がんの手術件数が36件、子宮体がんの手術件数は年間50件ということで、過去平成19年から21年まで同じぐらいの数値が続いております。子宮頸がんになる人が減れば、伊那中央病院の産婦人科医師の負担も減らすことができると思います。

 私の知っている方も30代で手術をして、療養中でございますが、小さいお子さんを抱え、お子さんのお父さん、おじいちゃんが一緒に家庭を支えているということで、非常に大変な状況だとお聞きしております。また、20代で手術をした場合には、子供が産めなくなってしまう方もあり、非常にこの子宮頸がんワクチンの接種は望まれております。特に小・中学生の女児を持つ保護者の方々から、伊那市は子宮頸がんワクチン補助制度をぜひ実施をしてほしいという声をたくさんお聞きをしております。特に、先日の議会の答弁でもありましたが、子宮がん検診で要観察となり、半年に一度ずつがん検診を受けているお母さんたちからは、こんな思いは子供たちにはさせたくないという強い要望がございます。

 そこで、先日の市長の答弁では、前向きな方向で検討するというふうな答弁でございましたが、子宮頸がんワクチンの接種について具体的にどういう制度を考えているのか、市長のお考えを質問させていただきます。例えば現在、中学3年生のお子さんから例え2分の1でも4分の1でも、中学3年のお子さんは今年度でもう卒業してしまいますので、本当に必要なところから私は始めていくと思いますが、この点についてお尋ねをいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) この件につきましては、先日の一般質問の折にも回答させてもらったとおり、伊那市においても前向きに検討してまいりたいという回答のとおりであります。さらにその中で、具体的にという質問でありますけれども、一日前の話、一昨日の話でありますので、その後前向きな部分についての前進はありません。



○議長(伊藤泰雄君) 柳川議員。



◆18番(柳川広美君) ぜひ私は中学3年生から、例え2分の1でも4分の1でも始めていただきたいと思います。また、伊那市の現在の子宮頸がん検診の受診率はどれくらいか、また、子宮頸がん受診率向上のための具体的な施策についてお尋ねをいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 伊藤保健福祉部長。

     (保健福祉部長 伊藤 健君登壇)



◎保健福祉部長(伊藤健君) これにつきましても、先日と初日のところでも答弁申し上げたわけでありますけれども、子宮頸がんの関係につきましては、無料クーポンを配布したということの中で、県の平均が22.3、お隣の駒ヶ根市が25.9であるという中で、伊那市につきましては28.1ですので、本来もっと受けてもらいたいところですが、他市に比べるといいのかなと思っております。

 また、PRにつきましても、こないだ答弁申し上げたわけでありますけれども、クーポンの関係につきましては、今年度まで国が2分の1ということでありましたが、去年は10分の10で全額国で見ていただいたわけでありますが、半分になってしまいました。そういった中では、来年に向けてどうなのかということも質問がきのうあったわけでありますけれども、これにつきましては、国、県へ要望する中で、突然やめることのないようにしていきたいと思いますし、それぞれの場をもってPRを国が補助する、しないでなくて、やはり自分の健康のためにも検診を受けられるよう、それぞれの機会を見て、広報等も通じましてPRをしていきたいと。また学校等にも今議員申し上げましたように、基本的には10歳ぐらいから受けられる、ワクチン接種ができるわけでありますので、そちらのほうも含めてPRをさせていただきたいと、このように思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 柳川議員。



◆18番(柳川広美君) ちょっと先日私が聞いた数字と違っていたもんですから、改めて質問させていただきました。

 やはりこの子宮頸がんに一たん感染しますと、5年から10年の間に発症するということでありますので、その間に発見するためには定期的な検診が必要だということですので、若い方も子宮がんになるんだということを市民にPRをしていただきたいと思います。

 また、中学校等でも、ワクチンの説明が行われているようですが、やはり学校で説明を聞いたけれども、やはり高いというような保護者の皆さんの声もありますので、ぜひ前向きにということで、ぜひスピードを上げて取り組んでいただきたいと思います。

 次に、ヒブワクチンと小児肺炎球菌ワクチンの接種補助について、これもきのうの前田議員の質問でございましたけれども、近隣でやっている飯島町では、4月からこの予防接種が始まりまして、4月と5月半ばまででヒブワクチンを接種した方が約34名、肺炎球菌ワクチンの接種をした方が68名と聞いております。対象者が生後2カ月から5歳未満で336名ありますので、非常に好調なスタートではないかと思いますけれども、飯島町では全額の補助を行っております。

 このヒブワクチンから小児肺炎球菌ワクチンについては、細菌性の髄膜炎の予防のためのワクチンですが、副作用もありますし、私はすべての子供にワクチン接種が必要とは考えていません。お子さんの中でも高熱の出しやすいお子さん、そういう子供にとっては、命の危険を取り除くために必要と思います。髄膜炎の原因の約6割はヒブ菌によるものということですので、例えばヒブワクチンから補助制度を始めるということでも、細菌性髄膜炎を防ぐ力になっていくと思います。

 そこで、きのうの答弁では、市長はこの2つのワクチンについて助成制度を検討していきたいと答弁されていますが、具体的に、例えば新年度かなということも含めて検討をしていくということでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 私の答えは検討するという答えよりも、むしろ国の定期予防接種が望ましいということを申した記憶というか、つもりであります。そのために国や県に対して働きかけていきたいというのは私の考えであります。



○議長(伊藤泰雄君) 柳川議員。



◆18番(柳川広美君) 例えば国や県の補助制度ができましても、伊那市の負担というものは今までの予防接種でもございます。3分の1とか4分の1とか、予防接種によって違うと思いますけれども、国の制度や県の制度が始まったときに、できる範囲の補助を今からでも始めていくということも可能ではないかと思います。

 それから、この2つのワクチンについてはワクチンの入手が難しいと聞いてますけれども、現状はどのような状況かお聞きをしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 伊藤保健福祉部長。



◎保健福祉部長(伊藤健君) これにつきましては、本当に申し込みをしましても、半年待ちというような状況があるということの中で、私どもが確認したのは、小児科医院ですよね、主には、議員御存じだと思いますけれども、特に今髄膜炎の関係につきましては、生後小さいうちに発症する可能性が高いということでありまして、どうも今ヒブワクチンの出回り状況につきましては、なかなか半年待ちまでだということでありますので、伊那市の中でもほとんどまだ実績がないことはないんですが、少ないというのが現状のようであります。



○議長(伊藤泰雄君) 柳川議員。



◆18番(柳川広美君) ぜひ来年度、国や県の補助制度が始まったら、伊那市も即座に取り決めるような準備をしていっていただきたいと思います。

 次に、みはらしの湯行きのバスの運行についてお尋ねをいたします。

 みはらしの湯行きのバスは以前廃止となり、地区循環バスから乗り継いでみはらしの湯へ行くことが現在はできなくなっております。また、木曽行きのごんべえ号のバスも廃止となり、伊那市方面からみはらしの湯へ行くバスが西箕輪行きしかないというような状況になっております。

 また、中央病院に行くバスも少ないということで、伊那北駅まで中央病院から歩いて帰ってくるというような市民もおります。みはらしの湯行きのバスを復活してほしいという市民の声はたくさんあります。せっかく福祉入浴券が復活してもバスがなくては利用することはできません。地区循環バスを利用する方もふえるのではないかと思います。

 そこで、伊那中央病院経由でみはらしの湯行きのバスを運行することについて市長に質問をいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) みはらしの湯行きのバスに限らず、この地域の公共交通については極めて大事な課題であります。このことを前提にして、この御質問にお答えしたいと思うんですけれども、廃止となった背景には利用がないということ、これ当然の理由かもしれませんけれども、今後みはらしの湯行きのバスについては、利用者の声を聞いて、また伊那バスあるいは関係の機関とも調整をしながら、伊那市地域公共交通会議で議論を重ねて検討してまいりたいと考えます。



○議長(伊藤泰雄君) 柳川議員。



◆18番(柳川広美君) 例えば現在、伊那中央病院行きが出ておりますので、これを延長してみはらしの湯行きにすると、また例えば現在イーナちゃんバスについては内回り、外回りがありますので、どちらか一方にして民間業者に全部やってもらうと、その分浮いたお金をほかの路線に回す、そういったことも考えられるんではないかと思います。内回り、外回りですと、15分おきにバスがあるということですけれども、別に私は30分おきでもいいんではないかと思います。そんな点も考慮して進めていっていただきたいと思います。

 2番目に、このバスの関連ですが、国による公共交通の補助金削減の影響はどのくらいなのか、また今後の対応策についてお尋ねをいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。

     (総務部長 林 俊宏君登壇)



◎総務部長(林俊宏君) 国の公共交通の補助金の影響額ということでお答えをしたいと思います。

 伊那市は20、21年、22年度3年度、3カ年にわたって補助金をいただいて運行しているということであります。22年度の影響額でありますけれども、補助申請額が4,032万8,000円ということで補助申請をしたところ、内示額は1,799万6,000円という形で内示が来ております。実際には2分の1というような、以内ということになってますけれども、2分の1を期待をして補助申請をしておりますので、2分の1との差となりますと、2,233万2,000円の影響額が出たということであります。今後の対応でありますけれども、まず、今後副市長会等がありますので、その席で話題にしていただいて、市長会等を通じて関係機関へ強い要望をしていきたいと考えております。

 以上であります。



○議長(伊藤泰雄君) 柳川議員。



◆18番(柳川広美君) 公共交通のバス、やはり乗ってもらわなければ残せないということですので、例えば思い切ってすべての高齢者にバスの補助券を出して、車を持っている方にも一度乗ってもらうという、乗って残してもらうということも必要ではないかと思います。

 次に、日帰り入浴施設のみはらしの湯が現在使用しているバスについては、羽広荘が所有しているバスで送迎を行っておりますけれども、昭和62年からのバスでありまして、走行距離28万5,000キロと大変老朽化をしております。乗り下りするステップが高く、高齢者には優しくありません。またシートも破れたりしております。地区社協なので、おふろに行く行事を行っている場合もこのバスで送迎をしているケースが多いとお聞きしております。

 市で、この老朽化しています羽広荘のバスを買いかえるべきと思いますが、市長のお考えを質問をいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 私も、新しくて快適なバスについては望むところでありますけれども、赤字会社ゆえの苦しみという状況でありますので、今後また利益が出てきて、また自立ができるようなことになれば、その方向でもまた検討していきたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 柳川議員。



◆18番(柳川広美君) このバスについては市の所有ということですので、その点も考慮して、羽広荘の中でもいいバスをぜひ貸していただきたいたいなと申し上げておきたいと思います。

 次に、大きな3点目、学童クラブのない学校での学童クラブへの希望調査について質問をいたします。

 現在学童クラブのない学校は伊那西小学校、高遠北小学校、新山小学校の3校だけでございます。他の学校では、春前に希望調査を行い、環境整備を行って実施がされております。この3校でも早急に学童クラブの希望調査を実施するべきと思います。学童クラブの入所希望について保護者の皆さんから要望が出ておりますので、早急に実施をするのか、質問をいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 松田教育委員長。

     (教育委員長 松田泰俊君登壇)



◎教育委員長(松田泰俊君) お答えいたします。

 議員御指摘のとおり、15校中12校開設しておりまして、3校はまだ開設しておりません。未開設の3校につきましては、間もなく夏休みが来ますので、この夏季休業での特別学童クラブ入所希望状況をよく把握しながら開設希望調査を行いまして、希望人数を考慮する中で、必要であれば来年度の予算化に向けて検討していきたいと、そういうふうに考えております。

 また、調査の状況を見ながら指導員の確保、調整、あるいは他クラブ利用のあり方、あるいは宅老、養老所の紹介、そういったことについても検討をしていきたいと考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 柳川議員。



◆18番(柳川広美君) 学童クラブについては、保護者の方は学童クラブができなければ他の学校に入学させるしかないと、家庭の状況考えれば仕事をやめるわけにもいかないという方もおられます。特にこの3校については、全校児童数が60人台から70人台と少人数の学校ですので、これまであったような10名程度で解消ということで、希望調査をすれば、やはり10名には届かないのではないかと思いますが、他の学校でもやはり全体の人数の1割程度あれば解消しておりますので、ぜひこの点も小規模校という、小規模校の学校を存続させるためにも、学童クラブの開設をどうしてもお願いしたいと思います。

 飯島町では、学童クラブのない七久保の小学校から学童クラブのある飯島小学校までタクシーで児童を送っていっております。帰りは保護者が迎えにきますけれども、今の場所で住み続けることができるように、例えば過疎債も使って学童クラブを設置をする、こういったこともできるんではないかと思いますので、ぜひお願いをしたいと思います。この点について学童クラブの設置に過疎債が使えるのか質問したいと思います。

 林総務部長。



◎総務部長(林俊宏君) 先ほどから出ている過疎のソフト事業に対する過疎債の適用でありますけれども、改正過疎法の精神のもとでは、その地域が存続するための教育だとか、医療だとか、交通だとか、そういった形のソフト事業についても対象になると言われておりますので、そういった面も状況を県等とも確認をしながら、適用ができるかどうかを確認していきたいと思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 柳川議員。



◆18番(柳川広美君) ぜひ実現を、5名程度の希望があればぜひ実現をお願いしたいと思います。

 次に、2番目に、他の学童クラブの入所状況についてですが、非常に手良小学校とか、伊那北小学校では非常に込んでいて危ないというふうな保護者の声も出ております。ちょっと一覧表を私はいただいて、ちょっと人数が多いかなという学童クラブ見にいってきたんですが、手良小学校では、本当におやつを食べるときに座る場所も、もう目いっぱいという状況でございました。狭い中で指導員の方が本当に苦労して、工夫をして利用しておられますけれども、すぐそばに体育館があるということで、それは使えていいんですが、ただ体育館が使えないときには、近くの図書館の分室まで出たりとか、本当に苦労をされているようでございます。

 それから伊那小についても、2教室で約80名ということで、子供がぐあい悪いときにも静かに寝る部屋もないとか、高学年の子供が静かに勉強できる場所もないと、こういう状況でございます。

 今後夏休みには、さらに希望者がふえるということで、特に込んでいます伊那小、伊那北小、手良小、高遠小については、今後このまま人数がふえれば、国のガイドラインにある1人当たり1.65平米も守れなくなるかと思いますが、この点について今後の対策を質問をいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 松田教育委員長。



◎教育委員長(松田泰俊君) お答えいたします。

 夏季の込むときを除きましては、各学校とも国のガイドラインを下回っておりますが、御指摘のように、夏季休業のときには増加しますので、少しオーバーするところも出てくるかと思いますが、そういうときには学校側の協力を得まして、あき教室、あるいは体育館等を借りて対応しているのが現在の状況でございます。

 今後の対応ですけれども、空き家とか、あるいは空き教室の新規の確保は、全体的に困難な状況にございますけれども、現存する学童クラブにおきまして、ガイドラインをクリアしているために増設の予定もございませんけれども、今後の利用状況の動向を見ながら、空き教室、それから教員住宅等の確保を含めて、必要に応じまして増設を検討していきたいと、そういうふうに考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 柳川議員。



◆18番(柳川広美君) 昨年度の状況ではガイドラインを守っているということですが、特に手良小、伊那小については、高遠小ですね、ついては去年より今年度非常にふえているということですので、夏休みになればさらにふえるということですので、今後の対応も、今から準備していっていただきたいと思います。

 次、4番目に過疎地域の定住対策について質問をいたします。

 ことし4月から長谷地域、高遠町地域で行われていた定住対策事業が廃止となりました。その影響か、長谷、高遠から旧伊那地域への転居がふえていると聞いております。子ども手当や交通費補助、新築祝金の廃止を行った影響ではないかと思います。これから9月議会に向けて過疎対策基本計画を策定するとのことですが、その半年の間にどんどん引っ越しをしてしまうということでは、遅きに失するのではないかと思いますが、このことについて早急に、過疎地域には定住対策を復活するべきと考えますが、この点について質問いたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 過疎化というのは突然始まるものではありませんので、何年かかかって、あるいはもしかしたら加速度的に数字が変化する場合もあるかもしれません。そうした中で長谷高遠の過疎、あるいは伊那でもそういうような場所もありますので、このことについてはこれからまた注視をしていかなければいけないという面におきまして、過疎対策、それから定住促進対策というのは、地域自治を維持する上で最も重要な施策であるということは、飯島議員の質問でも答えたとおりであります。今後も引き続いて実施をしていく予定であります。

 過疎計画にあわせまして、引き続いて定住促進対策については整備をしてまいりたいと、条例として整備をするのか、また補助要綱として整備するのかということについては検討をしてまいりたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 柳川議員。



◆18番(柳川広美君) 特に私は新築祝金制度ですね、これは必要ではないかなと思います。また、過疎債では、ソフト事業も使えるということですので、この地域で産業を興していくこと、就業人口をふやすソフト事業をぜひ定住策として取り入れていっていただきたいと思います。

 また2番目に、他の地域ですね、旧の伊那市地域でも新山とか横山、平沢などでも過疎が進んでいますけれども、こうした地域も含めて定住対策事業を行うことは可能なのでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 中山間地域の対策も大きな課題だという認識は持っております。現段階では過疎法で指定された高遠町、長谷地域に対して、改正過疎法の精神に基づいた定住対策を実施していくという考えであります。



○議長(伊藤泰雄君) 柳川議員。



◆18番(柳川広美君) ぜひ可能な方法があれば、ぜひ定住対策実施をしていただきたいと思います。

 3番目に、現在長谷高遠町にあります定住促進の市営住宅について、家賃が高いのではないかということをお聞きしたいと思います。

 高遠町で例えば4万8,000円というところですが、ほとんど約1年近くあいている住宅もありますし、最近でも所得制限で収入が幾ら以上というのがありますので、これが厳しいのかなと思いますけれども、家賃そのものが高いのではないかと思います。伊那市の市街地でも、今では3DKで5万円台の家賃、また4万円台の家賃のところもたくさん出てきております。高遠になりますと、通勤費もかかりますので、その点も考慮して家賃を決めていくべきと思いますが、家賃の値下げと所得制限の緩和ができないのか、質問をいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 市内の同規模の物件と比較しまして、市営住宅の家賃が高いということは決してないと思います。ただ定住促進の観点から経済状況や入居状況、あるいは市営住宅間のバランスを見ながら、家賃を今後さらに検討していかなければならないということは考えております。

 所得基準についての御質問でありますけれども、法的な運用、また公営住宅とのバランスを考慮しながら、所得基準の検討はしていかなければならないと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 柳川議員。



◆18番(柳川広美君) 私は市内の不動産の情報誌を取ってみましたけれども、中央区で3LDKで4万円、伊那地域で3DKで4万8,000円、荒井で3DKで5万円、狐島の3DKで5万円、下新田の3DKで5.3万円、上牧で3DKで5.5万円と、これに高遠で4万8,000円ですと、通勤費がかかりますので、払える家賃というものは収入の中で限られておりますので、これ以上かかるとうちを建てた方がというような世代も出てくるかと思いますので、うちを建てるよりは安いというような家賃に設定しないと、やはり入っていただけないんではないかと思いますが、この点についてもう一度、高いのか安いのかお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 物件については地域の地価とか、交通の事情だとかいろいろなものが加味されて、家賃というのは設定をされるものでありますので、一概に高遠の市営住宅、公共的な住宅と上新田の住宅の家賃の比較というのは簡単には比較はできないと思います。そうした上におきまして、市営住宅というのは、もともとはなるべく安く入っていただきたいということはありますけれども、いずれは持ち家を持ってもらう、自分の家を持ってもらうための面もありますので、ぜひそんな方向で入っていただく方は考えていただきながら、早目に自分の家をつくってもらうということが私は望みたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 柳川議員。



◆18番(柳川広美君) ですから、持ち家を持つためには安い家賃のところへ入ってお金をためて家を建てると、そういうことが大事じゃないかと思います。市営住宅の全体の建てかえ計画について、例えば過疎地域に一般の市営住宅を建てかえを行うと、例えば市街地にある市営住宅は、今後は一般の方に販売をしていって、過疎地域に積極的に一般の市営住宅をつくって、そこでその地域のよさを知ってもらって、その周りに将来は住んでもらおうと、そういった誘導策は必要ではないかと思います。

 私も、若宮の市営住宅に8年、9年ぐらいお世話になっておりましたが、市営住宅に入居されていた方は、その周辺にうちを建てて住んでいらっしゃいます。やはり人と人とのつながりがありますので、そんなに遠くにうちを建てるわけではございませんので、ぜひ、例えばおじいちゃん、おばあちゃんが市営住宅に入っても、子供たちが遊びにきて、いいところだなと思えば近くにうちを建てると、そういったこともあるかと思いますが、そういった今後の市営住宅の建てかえの方向について、これ通告してありませんが、質問します。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) アイデアとしてはいいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 柳川議員。



◆18番(柳川広美君) 私も、片倉とか住んでみたいなと思いますけれども、いろいろ諸般の事情がありまして、引っ越しはできませんが、ぜひ御検討をお願いして、私の質問を終わります。



○議長(伊藤泰雄君) 以上で通告者の質問が終了いたしました。

 引き続き関連質問を行います。

 なお、質問に当たりましては、簡潔明瞭に、また真に関連のある事項に限りますので、その点に留意して質問願います。

 それでは、関連質問のある方の発言を許します。

 以上をもって関連質問を終結いたします。

 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。本日はこれをもって散会いたします。



△散会 午後3時58分

 地方自治法第123条第2項の規定により署名をする。

       伊那市議会議長

       伊那市議会議員

       伊那市議会議員