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長野県 茅野市

平成22年  6月 定例会 06月21日−02号




平成22年  6月 定例会 − 06月21日−02号









平成22年  6月 定例会



              平成22年6月

            伊那市議会定例会会議録

               (5−2)

1.開会  平成22年6月21日(月曜日)午前10時00分

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2.出席議員の氏名(21名)

          1番     唐澤千明

          2番     唐澤 稔

          3番     二瓶裕史

          4番     橋爪重利

          5番     宮島良夫

          6番     竹中則子

          7番     中山彰博

          8番     平岩國幸

          9番     飯島 進

         10番     若林敏明

         11番     新井良二

         12番     飯島光豊

         13番     黒河内 浩

         14番     小平恒夫

         15番     柴 満喜夫

         16番     前澤啓子

         17番     前田久子

         18番     柳川広美

         19番     飯島尚幸

         20番     伊藤泰雄

         21番     若林徹男

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  欠席議員の氏名

                   なし

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3.説明のため出席した者の職氏名

       市長          白鳥 孝

       副市長         酒井 茂

       教育長         久保村清一

       教育委員長       松田泰俊

       総務部長        林 俊宏

       市民生活部長      沖村直志

       保健福祉部長      伊藤 健

       産業振興部長      御子柴泰人

       建設部長        守屋和俊

       水道部長        原 秀夫

       教育次長        竹松武登

       会計管理者       伊藤量平

       高遠町総合支所長    伊藤俊規

       長谷総合支所長     中山晶計

       総務課長        広瀬一男

       秘書広報課長      田中博文

       財政課長        城取 誠

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4.職務のため出席した事務局職員

       次長          有賀賢治

       議事調査係長      飯島 浩

       主査          橋爪茂登

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5.議事日程

   日程第1 会議録署名議員の指名について

   日程第2 一般行政に対する質問について

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△開議 午前10時00分



○議長(伊藤泰雄君) おはようございます。

 きょうは夏至ということで昼間の時間が一番長いわけでございますけれども、土曜日から辰野のほたる祭りも始まりまして、私のうちの周りもホタルが今たくさん飛びかっておりまして、夜が来るのが待ち遠しいわけですけれども、一つ心配があるのは、そのホタルが飛びかっている川が最近また白く濁ってきておりまして、まだまだ船形沢の崩落が続いてるのかなと推察いたしますけれども、一刻も早く落ちついて、またきれいな水が戻ってほしいなと思っております。

 きょうから新しい議会になりまして、初めての一般質問が3日間行われるわけでございますので、どうか皆さん活発な議論をよろしくお願いいたします。

 開会に先立ち、本日の会議に欠席者の届け出がありましたので、御報告をいたします。高木事務局長、所用のため欠席。以上でございます。

 これより本日の会議を開きます。

 ここで既にお配りしてあります平成22年6月伊那市議会定例会議案書に誤植があり、市長から訂正の申し出がありました。さきの開会日におきまして、既に委員会付託されておりますが、実質的な審議前であり、案件の実体的な内容変更ではなく単純な誤りでありますので、本日お手元に正誤表をお配りしてございます。なお、このことにつきましては、議会運営員会の正副委員長にも説明し了解をいただいておりますので、よろしくお願いいたします。議員の皆さんには、訂正後の数字につきまして御承認くださるようお願いいたします。

 本日の議事日程は、お配りしてあります議事日程表によって議事を進めてまいります。

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△会議録署名議員の指名について

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○議長(伊藤泰雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員は、7番、中山彰博議員、8番、平岩國幸議員を指名いたします。

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△一般行政に対する質問について

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○議長(伊藤泰雄君) 日程第2、一般行政に対する質問に入ります。質問通告者は19人であります。質問順序は抽せんで決定した順序で行います。なお、関連質問は通告者全員の質問が終了後に行います。

 では、中山議員の質問に入ります。7番、中山彰博議員。

     (7番 中山彰博君登壇)



◆7番(中山彰博君) 7番、中山彰博でございます。

 皆さん、おはようございます。改選後の初の定例会一般質問で幸運にもトップバッターを引き当てました。大変緊張しておりますが、よろしくお願いいたします。

 質問に入る前に、新市長に激励の意味で一言申し上げます。市長は、「子供たちがこの伊那でずっと暮らし続けることができる地域、お年寄りを尊敬し家族とともに仲よく暮らせる社会」という高邁で明確な理想を掲げ選挙戦を戦い、また、本議会の補正予算を編成されたとあいさつされました。この思いで郷土づくりに邁進してください。我々議員も同じ思いで議論をしてまいります。よろしくお願いいたします。

 それでは、さきに通告してあります2点についてお尋ねいたします。

 最初に、鳥獣害対策についてお尋ねいたします。

 有害鳥獣対策で全国の市町村が要望した交付金の額は、昨年度が国の当初予算の28億円を下回ったのに対し、本年度は40億円を超えたそうです。これは、有害獣に悩まされている地域が、年々増加していることを如実に物語っています。それにもかかわらず、昨年11月24日の国の行政刷新会議「事業仕分け」において、鳥獣被害防止の対策が重要な課題であることは認識しつつも、農水省のソフト、ハードの施策については、国が行うべきでないという判断、国は県をまたがる動物の移動等に関する情報管理に特化すべきとの意見を示されました。そして結論は、事業の実施について自治体の判断に任せるとしました。私には、これが有害鳥獣対策に関しては、お金も手間もすべて都道府県と市町村で対応すればいいこと、国はこれにかかわりませんと突き放されたように感じ、本当にショックでした。そして実際、有害鳥獣対策の防護さく設置に充てる国の交付金は、県が見込んだ額の4分の1となってしまいました。今後、この状況が継続すれば大変なことです。県会の6月議会定例会前に行われた懇談会において、自民党県議団からこの問題について地域や農業が成り立たないと国に見直しを要請する意見が相次いだそうです。それに対して知事は、有害鳥獣対策については、精力的に取り組んだが、成果が上がらなかった課題の一つと述べ、引き続き努力するとしました。

 そんな状況の中で、22年度対策事業の取り組みについてお尋ねをいたします。市としては、22年度特措法利用を見越して、数カ所のさく設置事業を計画していましたが、国からの補助金が予定の4分の1の額である750万円、県500万円となったことで、今年度事業実施箇所の選別を余儀なくされていると思います。さく設置を予定した地区では、来年度からの計画が見えず、今後どのように対応していったらよいか、水田の基盤整備はしたが米をつくるのをやめざるを得ないかぎりぎりの選択を迫られているところもあり、頭を抱えています。

 そこで今年度の防護さく、電ぼく等の事業予定はどのようになっているのか。国・県からの事業の内示状況は。さらに現在設置を希望してる地域に対して、どれだけ市の補助事業が利用できるのか。取り残された地区の事業予定について市長の思いを含めお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) お答えしたいと思います。

 まず、議員さんの質問の前に、私の獣害対策に寄せる思いというのを、まず話をさせてもらいたいと思うんですが、端的に言えば、国と言うか中央と言うか政府と言うか、地方の実態を見ていないというのが私の実感であります。単にイノシシがふえた。ニホンシカがふえた。あるいはクマが、サルがというそんな次元ではなくて、この地域において、集落の崩壊だとかあるいは土砂災害の起因となるようなそうした根幹的な非常に大変な実態が事実が始まっていると、起きているということが、私の持っている思いでありまして、これをいち市町村あるいは自治体で対応すべき問題というとらえ方をするのは、私は余りにも地方に対する思いが薄いということを持っております。

 それに基づいて、議員さんの質問に対してお答えしたいと思うんですけれども、まず、平成21年度の被害額というのは4,136万1,000円で被害面積は67ヘクタールであります。20年度と比べて、被害額は余りふえてはいないとはいえ、面積は非常にふえている。約20ヘクタールふえているという状況であります。

 特措法については、事業仕分けの対象となりまして、国予算、御承知のように大変大きく削られました。ほかの補助事業も削減の中で、最終年度に要望額が集中したこともあって混乱をしてるとは思いながらも、先ほど申し上げましたように、極めて深刻な状況であると思っております。

 これに対して、現状では基本方針として、大規模な保護策については国・県の助成をもらって行って、小規模な防護さくについては市単独事業で行うということになっております。また、平成22年度に要求のありました6地区については、できるだけ特措法事業と同じ条件で実施したいと考えておりますが、助成額が減額となっても、早期に実現しなければならないという思いであります。

 いずれにしましても、財源の確保が大変厳しい中で、来年度以降順次対応がしなければいけないわけでありますけれども、めり張りをつけてというか実態をよく見て、真に必要なところ、もちろん全部必要なことは十分承知をしておりますけども、喫緊の場所について優先してやってるということが肝要かと思います。

 ただ、地域から切実な要望というのが届いているのも事実でありますので、そうしたことに耳を傾けながら対応をしてまいりたいと考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 中山議員。



◆7番(中山彰博君) 対策について前向きな御答弁をいただいたわけですが、今6地区の要望地区については、希望がかなうようなというような御答弁をいただきましたが、補正も市単独2,000万というような状況もあるようですが、その域の中で特措法を期待して申請した6地区について、ほぼクリアするという理解の回答でいいのか。改めてその点をお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 6地区が一様に同じ面積ではありませんので、あるいは傾斜だとか地区の状況が違いますので、できるだけの6地区にすべて及ぶようなことを考えておりますが、軽重についてはこれからまた現状をよく見て、進めてまいりたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 中山議員。



◆7番(中山彰博君) 御検討、さらによろしくお願いいたします。

 次の特殊地域のさくの設置についてお尋ねいたします。21年度長谷非持地区では、特措法の利用も政権交代であったため申請どおり認められ、市の制度「資材費の20%補助」もいただき、計画どおりの防護さくの完成をすることができました。また、一部ですけれども、里山整備の緩衝帯整備もできました。まだ完成から3カ月ほどしか過ぎていませんが、結果として大変助かっています。昨年までは、シカやイノシシが水稲直まきの圃場を走り回り、植えつけ後の水田は踏み荒らされ、少し伸びれば頭を食べてしまい、基盤整備でできた大きな土手を掘り起こされることもよくありましたが、ことしはなくなりました。大変感謝しております。

 有害鳥獣の被害は、農作物の実害だけではありません。生活圏に頻繁に出没し、踏み荒らされ掘り起こされることで、栽培意欲も減退し遊休農地を増加させます。また、土地に執着を感じて生活する意欲さえなくなってしまいます。そのことは、過疎に拍車をかけるとも思います。費用対効果だけでははかれない指標が多々あり、効果は総合的に判断してほしいというのが私の、また、鳥獣被害に悩む地域の人たちの切実な思いです。この思いをくんで、国では今年度大きく補正をし、追加内示を期待するところです。

 しかし、それでも地元負担の出費捻出が困難なところもあり、その地域の中には、中山間地直接支払い制度の枠に合致しないところもあります。また、今まではさく等の必要性まで感じず、電ぼくで対応していたところもあります。それらを考えると、今後対策をどのようにするのか。さくは本当に必要であるのか。どこまでさくをするのか等を十分検討していかなければならない難しい問題です。それでも、さくが必要であるとなったとき、地元負担ができるだけ少なくできるよう防護さくの設置を市の事業として取り組めるでしょうか。また、その場合、基本的には、国・県の補助事業を取り込み、さらに過疎債、辺地債等の枠も利用して、あとの残りを地元負担とすることで、地元の負担をできるだけ少なくすることができればと思いますが、このことについて、市長のお考えをお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 地元の負担をできるだけ小さくということは、私も願っているところでありまして、できれば100%したいのは山々なんですが、それがなかなかできない事情というのは、補助事業だとかあるいは県の補助事業も含めてありますので、そうしたことを踏まえてお答えしたいと思います。

 現在の改正過疎法では、地域医療の確保とかあるいは住民の日常的な移動のための交通手段の確保、あるいは集落の維持及び活性化、その他の住民が将来にわたって、安全に安心に暮らせることができる地域社会の実現を図るためのソフト事業、ソフト事業に対しての特別に地方債いわゆる過疎債ですけども、過疎債が認められております。

 今回の防護さくの設置事業については、現行の制度では、県営の事業、つまり県が行う事業のみが過疎債の対象となっていると、市が行う防護さくの設置は、過疎債の対象にならないとなっております。そこで、地元が事業主体で実施する防護さく設置事業に市が補助をする。市が行うわけではなくて、市が補助をする場合については、その財源に過疎債を活用してもいいということになっておりますので、今後事業の実施方法を十分に検討してまいりたいと思います。

 また、過疎債の活用につきましては、過疎地域自立促進計画への位置づけが必要となっているため、9月の定例会にこの計画の上程を予定しております。



○議長(伊藤泰雄君) 中山議員。



◆7番(中山彰博君) 本来、市の事業としてという期待もありと思っておったわけですが、法律の問題で県の事業かあるいは地元の事業かということで、市のほうから補助をという体制でという答弁をいただいたわけですけれども、そこらの仕組みについては、延長になった過疎法の実施計画等について、きちっと折り込みをしながら対応をしていただくことをお願いし、大変厳しい地域もあるわけでして、そんな点を十分吟味しながら一つの方向を議論していただきたいと、そんなお願いをいたします。

 次に、国・県への意見書の提出についてですが、私は獣害による山腹の様子は、過去にも質問に触れてきました。水源地域、南アルプス山ろくは、シカ、イノシシの被害で大変な状況になっています。先ほど市長からもその様子のお話をいただきました。それは、下層植生は全くと言ってよいほどなくなってしまい、樹皮まで抜かれて枯れた樹木もたくさん見かけます。そして、周囲の状況はいつ崩落してもおかしくないところまで来ています。ちなみに、船形沢の崩落もシカ、イノシシがべとを舐めに来ることにより、状況を拡大されたとも言えます。この地帯には、青崩れと呼ばれる崩落地が数多くあります。次の大規模な土砂崩れも心配です。待ったなしのこの状況を訴えるために、国・県への獣害対策事業を強く求めていかなければならないと考えますが、市長はどのようにお考えなのかお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 6月の9日の日に開催されました全国市長会において、北信越支部からの議題として、獣害被害防止特措法事業の継続と十分な予算措置を求めて、全体で承認をされております。実は先日も私農水省のほうに出向いてまいりまして、6月の16日なんですけども、関係する部長あるいは関係する局長に直接お会いして、この伊那地域の実態、それから長野県内の実態についてお話をさせてもらいました。部長さん、局長さん含めて、十分わかっているということを言いながらも、現状としてはなかなか手が出せない今状況になっているという、ある意味せつない申し上げないという言葉を込めて、お話をいただいておりますので、国のほうとしては、このことについてはよく情報を集め、それからまた対応するというところまでは、準備をしているのかなという私の印象でございました。



○議長(伊藤泰雄君) 中山議員。



◆7番(中山彰博君) さっそく対応いただいておるそうでございます。よろしくお願いいたします。

 次に、個体調整についてお尋ねいたします。シカ、イノシシの急増は、温暖化による影響が大きいとも言われます。また、林業、農業、狩猟に高齢化が進み、我々の生活環境の変化によるものと総括できると思います。その中で、現状は小手先の対策とわかりながらも、やらざるを得ない状況です。

 そこで国の機関、県、市町村、地元で対策会議を南アルプスエリアで持ち、個体調整のために徹底した捕獲計画、駆除計画についての議論の時期と考えますが、市長のお考えをお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) このことにつきましては、南アルプス食害対策協議会というものを関係する市町村でつくっておりまして、今後また対応をきちんとしていかなければいけないということと、もう一つ長野県の中でも、ジビエというような観点から利用も可能であるという食品の解体のガイドラインをつくっている、そんな実態もあります。個体調整をするということと、合わせてそれを利活用するという両方からこれからさらに研究をしていかなければいけないだろうと思います。

 ただ、個体調整につきまして、私も非常に危惧をしているのが、銃の免許が非常に管理が厳しくなっておりまして、その上にまた、銃を所有する方が高齢化しているという中で、なかなか個体調整をしにくいような環境が年々深刻になっているということもありますので、そこら辺についてどういうふうにこれからやっていくのかというのも、大分大きな課題ではなかろうかと思います。今、伊那市の職員にもくくりわなの免許を取ってもらったり、あるいは銃の免許を取るようにして、高齢化で今不足しているところを補おうということも一生懸命やっております。これは南信森林管理署でも同じことでありまして、いろんな皆さんがいろんな努力をしながら現状への対処をしているという実態であります。

 いずれにしても、これからさらにそうした個体調整については、いろんなものを使って、くくりわな、銃あるいは大型の捕獲おりとか、いろんなものを使いながらやっていかなければならないと思っています。



○議長(伊藤泰雄君) 中山議員。



◆7番(中山彰博君) はい。個体調整についてでございますが、先ほども私申しました長谷非持地区では、幸いさくができました。

 ちなみにでございますけれども、そのさくを使ってけだものを追い詰め捕獲をするということが非常に有効に機能するなという思いがしております。ですけれども、今狩猟者が非常に高齢化の中で、また、数も減ってきてるということでございますが、やっぱりそういう大規模な捕獲、さくを設置してというようなことになりますと、しょせんこの地域だけでのこだわりの中でそういう対応をしてみても私は一つの個体調整にはならないわけではないですけれども、小さい効果ではないかと思うところでございます。

 そんな意味から申しまして、私南アルプス周辺には、3万600頭のシカという数字を聞いておりますけれども、その数字につきましては、ことしシカの個体数の調査をするという県の方針のようでございますけれども、その数字がきっとかなり修正されて出てくるのではないかと、減っておるのではなく大変ふえているのではないかという懸念をしておるところで心配もするところでございます。さくをした部分に出にくいシカがよそへ回ってばっかりでなくて、やっぱり絶対数がふえていくという現実が捕獲の数を上回っているのではないかって思いがしてならないわけでございます。そんな意味から、やっぱりこの南アルプス県下の中の数字の半分をほぼ南アルプス周辺で、飼育してるじゃないですけれども生活しとるシカが多いように聞いてもおります。

 そんな意味から言いまして、私南アルプスエリアでという言葉を使ったところでございますが、協議会もあるようでございますけれども、やっぱり力を合わせて声を大きくし、要望するとこはしまして、そしてお互いに汗をかいて、この対応、この難局を乗り切れるような体制をつくっていただきたいなとそんな思いからのお尋ねをする中で、そこらについて1歩踏み込みのお考えあるようでしたら御回答いただければと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 3万600頭という大変膨大な数のニホンジカが南アルプス周辺に生息しているということで、その後の増減についてのまだデータはありませんけれども、ふえてるという方もいらっしゃいますし、減ってきてるんじゃないかという方もいらっしゃいますが、これは感覚的なものでありますので、きちんとした実態調査、数字を使って判断をしなければならないと思います。

 ただ、そうした中で私はちょっと心配をしているのが、南アルプスだけではなくて、今天竜川を渡って中央アルプスまで入ってます。非常に今までニホンジカがいない地域に入り込んだことによって、非常に豊かなえさがふんだんにありますので、そうしたことが爆発的にまた中央アルプス山ろくで起きるのではないかというまた心配もしておりますから、早くそうしたことに何らかの手が打てるようにということで、そんなことも今ちょうど研究を始めております。信州大学とも連携をしてトレースをすると、無線をつけてどういうような生態なのかという調査をしたりしておりますので、これからこの地域全体、伊那だけではなくて、伊那谷も木曽も含めたそうした広範の取り組みがこれからさらに求められてくるのではないかと思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 中山議員。



◆7番(中山彰博君) 捕獲のことを申し上げました。捕獲はしてもただ処分をするというのも、そういう現場に立ち会った中でいかがなものかなという思いがする中で、かねがねこの一般質問の中でも出ておりました、先ほどもお話ありましたんですが、ジビエの検討はどこまで進んでおり、方向をどのようになっているのか。この点についてお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) ジビエにつきましては、先ほどちょっと話に触れましたけども、ただ殺して埋設する、埋めておしまいということではなくて、何とか利用方法ないかということで、今研究を進めまた、数年前に長野県にもお願いをして、その解体にかかわるガイドラインをつくってもらいました。

 ただ、そのガイドラインは非常に厳しいガイドラインでありまして、頭以外に当たったやつは使ってはいかんと、あるいは1時間以内に処理をしないと食肉として使ってはいけないという、もう現実からちょっと離れてるようなガイドラインでありますので、そうなるとこれの利用って難しいかなというのが私の感じてるところであります。

 ただ、ペットに対してのペットフードへの活用は十分に可能性があると思いまして、実は今神奈川県にある会社、それから埼玉県にある会社、親会社が一応大手なんですけども、こちらのほうに持ち込んで、ペットフードの試作をしてもらっております。一つについては、非常に評判もよくて、私たちが食べるつまみよりも遥かに高いような値段で売られておりますので、そうしたところにこれからそのペットフードとしての活路というのは、十分あるんではないかと。

 もちろんジビエとしての利用もやっていきますけども、そうでない部位についての利活用というのをこれからさらに研究をしていかなければいけないと思います。獣害と言えども、大変貴重なたんぱく源であるというとらえ方をすれば、これから私たちはもっとそうした目で見ていくことも必要ではないかと思っております。

 ジビエについては、ペットフードとそれから料理に使うといったようなこと、さらには仙流荘とか入野谷とか伊那市の施設でもそうしたものを提供するようにしておりますので、これからそんなところをさらに積極的に進めてまいりたいと思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 中山議員。



◆7番(中山彰博君) それでは、次に大きい2番として、文化財についてお尋ねしてまいります。伊那市の文化財条例により、登録件数は、国指定が7件、県の指定9件、市指定123件となっています。それらは、史跡から民話までの多方面に渡り、文化財委員が長年研究収集し蓄えた大切な資料となっております。今後も、市の財産として大切にしていきたいものです。中でも物件については、末永く守り続け、次世代に継いでいくことを願います。

 しかし、現在のような社会情勢と世相では、大河ドラマ等で注目される人物や歴史については大々的に研究されたり、お金に糸目をつけずに検証していこうという機運も高まる一方で、昔から地域の宝として大切に言い伝えられてきたその地方の人材、歴史、文化について触れることも語られることも少なくなってきています。急激な高齢化とともに、大切さの認識も薄れてきてしまっているように感じることはとても寂しいことです。

 そんな状況の中で、過疎地となると修復もままならなくなってきているのが現状です。物件の所有は、個人、共有、氏子、檀徒、区、市となっており、何とか今まではそれぞれの所轄で守り伝承してきていますが、今後の支部については心配するところです。

 そこでですが、過疎地では集落の存在も危ぶまれている中で、これすべてを所有者に任せ続けることは非常に困難なことと思います。今後、地域活性化への財産とも言える文化財については、過疎地域自立促進計画に取り込み、過疎債枠で必要な修復を市の事業として検討することが必要と考えます。

 また、伊那市文化財保護事業、補助金交付要綱によると、補助額が修復するにも少な過ぎる物件もあり、その見直しについても合わせて市長のお考えをお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 指定文化財の管理というのは、本来その所有者が行うということが基本的な考えでありまして、これは伊那市の文化財保護条例の中でうたっております。

 過疎地域において文化財の維持が困難になっているという状況については、課題として十分承知をしております。ただ、今後の対応の中で、伊那市過疎地域自立促進計画というものがありまして、その計画の中での地域文化の振興等においてという、そういう章があります。その中で、指定文化財以外の文化財についても、調査を行って保存・活用に努めるとなっておりますので、その条項もよく見ながら可能かどうかも研究しなければならないと思いますけれども、過疎債を使ってという点においては、なかなか内容が明確ではありませんので、非常に難しいかと思います。ただ、これについての検討というのは、大切な課題としてとらえておりますので、そういう方向でこれからも取り組んでまいりたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 中山議員。



◆7番(中山彰博君) はい。期待をしております。

 各地域にある文化財が見直された末、長く継承される仕組みとなることを願い、私の質問を終わります。



○議長(伊藤泰雄君) 以上をもちまして、中山議員の質問は終了しました。引き続き、小平議員の質問に入ります。

 14番、小平恒夫議員。

     (14番 小平恒夫君登壇)



◆14番(小平恒夫君) 時は再び来ない。きのうを悔いても仕方がございません。反省して前に進もう。未来を憂いても仕方がございません。どっしり構えてあすを待とう。史上で無数の花が咲き無数の花が散っております。人の二度とないきょうの命を精いっぱい生きよう。

 それでは、新市長、白鳥市長に初めての一般質問でございます。精いっぱい私なりに質問をしてまいりますので、市長の精いっぱいの御答弁を期待いたしまして、通告してあります質問へと入らせていただきます。

 一つ目に、魅力ある伊那市の観光振興対策と観光支援の有効活用についてでございます。6月市議会定例会の冒頭、白鳥市長は重点政策として掲げられた中に、「伊那らしい観光の振興」について申されておられました。私も伊那市の観光振興については、以前から熱い想いを抱いておりましたので、感銘を受けたところでございます。広域観光を基本にして伊那市の魅力を掘り起こし、情報を発信していくため、従来型観光に加え、農業観光、山岳観光、健康観光等、積極的に取り組んでいくお考えを述べられておりました。

 そこで、まず、お尋ねをいたします。市長の考えられている健康観光とは、どのような観光なのか。具体的にお答えをお願いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 観光に大変造詣の深い小平議員さん、観光についての御質問でありますので、お答えをしてまいりたいと思います。

 まず、健康観光の前に私の目指す伊那市の目指す観光全体について述べさせていただきたいと思います。今までも伊那市総合計画、それから伊那市観光基本計画に基づいて、さまざまな施策を展開しております。

 合併5年目になり、伊那市、高遠、長谷、一体となった取り組みもできるようになってまいりましたが、今後観光を柱とすることを一層明確に前に向けてまいりたいと思っております。観光の目的、最終的にはまちづくり、人づくりだと思いますけれども、大きな目標としては、先ほど申し上げたように、観光をこの地域の柱にすべきだと、大きな産業にしたいということを基本としまして、10年、20年先を見据えた取り組みを始めてまいりたいと考えております。

 また、広域の中での観光の連携でありますけれども、伊那市単独であるいは市町村単独で観光というのを語っても、なかなか姿形が大きくなるわけではありませんので、私は少なくとも上伊那、あるいは伊那谷、できれば木曽も含めた、そうした広域的な観光を展開してまいりたいと思っております。この地域に来る方、お見えになるお客様は、この地域だけに関係するわけではなくて、恐らく木曽もあるいは松本も長野も諏訪も、もしかしたら岐阜、高山、山梨、そうしたものも視野に入れて、訪れるわけでありますので、そうした皆さんに対する広域的な広範な観光の資源というものをきちんと味つけをして提供していかなければならないと思います。

 そこで健康観光という部分について、まず触れたいと思うんですけれども、伊那市には、山岳観光が一つ大きな健康の部分として出てまいると思います。そうした南アルプス、中央アルプスを含めて、この地域が山岳観光のメッカとなる。つまり中央アルプスへ登るには、駒ヶ根市の菅の台が登山基地、あるいは南アルプス北部に行くには、伊那市長谷の仙流荘周辺が登山基地というような位置づけで出していけば、これからのブームになってくる山岳観光については、この伊那谷からこう山へ登るというスタイルが定着するのではないかと思います。そうした中で今、登山ブームがまた再来をしておりますので、若い女性、そして皆さんがこの伊那の地に来て、山登りを楽しむあるいはトレッキングを楽しむといったことも大変期待をしておるわけであります。

 それから、健康の観光の中で、私はもう一つ大事にしたいのは、農業であります。農作業の行為そのものをとらえ方によっては健康の一つかもしれませんけれども、農業をすることによって、食べる物、健康的な食べる物も観光の一つの要素であるととらえますし、この地域に来て、この広大な南アルプス、中央アルプスのパノラマを見るときに、この開放的な精神的な健康にもつながっていくんではないかと。そんなことも考えまして、これからの健康観光というのを進めてまいりたいと。

 健康観光というのは、運動とか自然体験とかあるいは健康食、温泉ウオーキングなどをテーマとして、滞在型の保養型の観光の体制をつくっていくことが必要だと思っております。そうしたときの基本になるのは、どんなニーズがあるかということを的確に研究をして、それを科学的に分析をして、それを実行に移していくと、もう一つ、おもてなしという私たちが本来観光の中でも一番大事にしなければいけないおもてなしの部分の要請だと思っております。

 そんなことをこれから健康観光という言葉の中に、包含をするわけなんですが、非常に大きな可能性が秘めてありますので、そうしたことを食、運動あるいはもしかしたら医療という分野においても、この地域に来て、人間ドックを何回か繰り返していくというそうした健康の2文字を上手に発信をすることで、健康の観光が成り立っていくと私は思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 小平議員。



◆14番(小平恒夫君) 前向きな御答弁、非常にありがとうございます。

 私が提案する中で、産業観光ということを私は今、考えました。伊那市の優良企業の見学ツアーあるいは全国より企業に呼びかけて伊那でもって今ちょっと塩漬けになっている産業立地の用地、これをセットで視察してもらって、伊那市へ会社・工場の進出等の誘致を図る。そうした優良企業見学ツアーと産業立地の要するに誘致を推進するためのツアー等を検討してみてはどうかと思いますが、市長のお考えをお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) この地域は、弱電関係、それから食品関係あるいは工学という部分、いろんな優良企業が立地をされております。実はさきの6月の12日なんですが、伊那経営フォーラムというものが、この伊那で開催されました。これ全国から1,200人の方がここに来て、伊那谷のあるいは伊那地域の経営を学ぶということで訪れまして、1泊をして伊那食品工業を見たり、あるいはいろんな皆さんの経営方針についての勉強をするということもされております。ことしで三、四年たつと思います。こうしたことも産業が活発な地域だからこそ訪れてくるものでありますので、そうした林の中に工場がある姿というのは、全国的にも珍しい。あるいはこのきれいな空気、水の中で、企業経営がされている食品関係の会社は、非常に羨望のまなざしで見られている。いろんな特徴がある会社が多いわけですので、そうしたことを観光の一つにするということも、大変いいアイデアだと思いますし、十分な可能性が私はあると思いますので、そんなこともこれから観光の中にとらえてまいりたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 小平議員。



◆14番(小平恒夫君) 一つ、積極的にそうした観光も取り入れて推進していっていただきたいと思います。

 それで、市長が力を入れている観光は、旅行商品の開発や企業の企画や営業強化に向けた取り組みを図り、市観光協会に専任職員を雇うなどしていくようでございますが、その効果や期待を市長はどのようにとらえておられるのか。その見解をお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) まず、先ほど言いましたように、伊那市では伊那市観光基本計画というものを策定しております。この計画実現のために、実施計画というものも事業の優先度や実現の可能性、ニーズを見きわめた上で、持続可能な事業展開を行っているわけであります。従来の物見遊山的な観光から体験交流の観光、または、先ほど議員さんおっしゃったような産業の観光という部分、それから団体から個人への変化、小グループ観光にシフトしている現在、地域の魅力的な観光資源の再発掘と新たな広域観光ルートの推進や旅行商品の造成というのは、これからの観光振興には不可欠であると思います。

 ことしは長野県信州DCキャンペーンという、デスティネーションキャンペーンが始まります。ここに絡めまして、伊那市観光協会事業として9月〜11月に現地発着型のガイドつきのバスを運行し、また、11月の3日には、みはらしファームとJR東海、JR東日本、これと連携をした集客、誘客を行っていく予定で計画されております。

 こうした今の現在の観光のニーズに合わせた独自性のある旅行商品の開発企画というものは、これからさらに求められてまいりますので、こうしたことを実行するときに、私は常に職員にも言ってるんですが、現状の分析をきちんとしましょうと、しかも数字を使って分析しましょうと、さらにはそれをグラフなどで可視化しましょうということで、感覚的な関連的なとらえ方ではなくて、極めて数字に基づいたそうしたものをもとに統計データとかあるいはアンケートあるいはヒアリングですね、ヒアリングも業者がとか土産物屋さんの企業だとかあるいは訪れる皆さんとか、そうした皆さんにヒアリングなどをして数字の分析を行って、そこに加えていくのが先ほど議員さんおっしゃったエキスパートの部分でありますので、そうしたエキスパートの力をこれからフルに活用してまいりたいと思っております。そういう状況であります。



○議長(伊藤泰雄君) 小平議員。



◆14番(小平恒夫君) それでは、次へ進みます。

 私が昨年の12月の一般質問で、長谷分杭峠の気場観光について一度取り上げさせていただきました経過がございますが、当時特命副市長でした今の現在の白鳥市長は、答弁で気場ブームが来年まで続く保証はないが、県外客が多く訪れており、観光の大事な部分になると申しておられました。ことしも、県外客を中心に多くの観光客が昨年以上に訪れて大変にぎわっております。ことしからは、シャトルバスの運行も始まり、伊那市観光株式会社が商品開発した分杭峠の人気にあやかって、どら焼き「気どら」が発売されて、気の里を訪れたお土産に大変好評のようでございます。平日は300人、休日ともなれば1,000人ほどがシャトルバスを利用し、警備員やトイレの管理など負担も多くなることは事実でございますので、訪れる人たちにいかお金を落としていただくような経済効果対策も必要であろうと考えます。この点につきまして、市長はどのような方策が必要かとお尋ねをいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 私も今回のブームというのが、ある程度は予測ができたんですけども、これほどまでというのは、正直なところ驚いております。こうした皆さんもよく見ていくと、分杭峠に来るお客様は、近在・近郊の方よりも、むしろ県外の方が多い状況であります。これはナンバープレートを調査してみたりすると、そういう実態がわかってくるのと、もう一つはリピーターの方が6割〜7割を占めてるということでありますので、一度訪れた方は何回もここに来ているということ、そうしたことの中で、あそこの場所に行くルートというのは、伊那市長谷からでしかできないということも渋滞緩和の点からできておりますので、そうしたことをこれからの戦略の中で使っていくべきではないかと思います。

 一過性に終わることのなくという点において、私の考えとしては、分杭峠の0磁場という場所、そこがパワースポットであるとかあるいはあの水が非常にいいとか、そういうとこに終始をしていると、これは一過性に終わると思います。

 そうではなくて、あの場所そのものをこれからの観光戦略あるいは地域の振興にいかに利用するかという知恵を出し合ってやっていくことが求められてくる。つまり、例えば伊那市長谷については、昔からミレット、つまり雑穀が非常に多く存在をしております。しかも、三峰川の恩恵を受けたミレットでありますので、これの機能性というのは、非常に高いということが、わかっておりますから、そうした雑穀を使った新しい商品開発で、それを食べにきてくださるお客さんの発掘だとか、あるいは先ほどちょっと触れましたが、医療関係についての美和診療所とかあの地域の施設で、人間ドックを都会から集めてやるということも一つの方法かもしれません。あるいはトレッキングもあります。注目しているのは、秋場街道の再発見、探検隊の皆さんが行ってる秋場街道の再生事業なんですが、これがお隣の大鹿村あるいは上村、南信濃村、それから遠く県境を越えて静岡県までつながっておりますので、そうした街道を上手に利用した健康のルート、さらには鹿嶺高原の高所1,800メートルの場所でのいろんな高所トレーニングとか、いろんなものを健康というものを冠にしたときに、見えてくるものがあの地域全体であります。ですから、そうしたことを分杭峠一つにとらえるわけではなくて、もっと広範な部分で、いろんな分野の産業振興を含めて、これから実行していく。もちろん計画をした上で、実行していくということが、非常にこれからの地域振興につながるのではないかと思います。

 現状では、0磁場ということで、全国からお客様がお見えになって、それからその0磁場に行きたいという方が、実はひざが痛い腰が痛いという方だけではなくて、最近はアベックで来る方が随分ふえてます。あるいはディズニーランドに行くような感覚で、お子さん連れで来てる方も随分いらっしゃいます。そうした皆さんは、健康とかいうことよりもむしろパワースポットというそういうネーミングに一度見てみたいということで来ますので、そういう皆さんがまたリピーターとなって来ますので、そういう皆さんがまたリピーターとなって来てくださるにはどうしたらいいかということを、しかけていかなければいけないのかな。これは、0磁場だけではなくて、伊那市全体のいろんなところに言えることなんですが、今の御質問の中では、そんな思いでおります。



○議長(伊藤泰雄君) 小平議員。



◆14番(小平恒夫君) 確かにリピーターの取り込みにつきまして、観光もやはり一つの点だけじゃなくて、面の面からも横への連携、こうしたことも必要ではないかなと、そのように思うところでございます。

 我が伊那市には、さまざまな観光資源があると思いますので、観光資源を掘り起こすこと、これも観光に重要なことかと考えますので、市外の各地域からあるいは市民からも新しい観光資源の提言を積極的に出していただき関心を持っていただくこと、これも大切なことだと考えます。市長は、こうした観光資源の伊那市の発掘についてどのような見解をお持ちなのか。お尋ねをいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 観光資源の発掘につきましては、ここに住んでる私たちが地元のことを知ることから始めると思います。いろんな皆さんの考え、例えば景観に造詣が深い方は、景観のいい場所というのを提案もできるでしょうし、あるいは食べ物に興味のある方は、伊那地域の食べる物についての提案もございますでしょうし、いろんな切り口があると思いますので、そうした皆さんがさらにこの地域をよく歩き、また、周辺の観光地を見聞きする。そうしたことが、この地域の新しい商品づくりの核になってくるんではないかと思います。気がつかないことというのは、随分ありますので、気がつくことのそういう作業というのは、私たちがこれからしていかなければならないと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 小平議員。



◆14番(小平恒夫君) まず伊那市観光株式会社が経営するところの日帰り温泉施設や宿泊施設などの接客マナーいわゆるサービスの向上等を図る研修会や講習会などを開催していくことや、企画営業会議なども積極的に開催していくことも大切な教育の一環だと考えます。施設の料理プランを担当する調理スタッフの調理研究会や調理講習会を特に重要なことと考え、グルメ商品の開発検討会、新商品試食会など積極的に取り組んでいく必要があろうかと考えます。こうした取り組みへの推進につきまして、市長の見解をお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 議員さんのおっしゃるとおりだと思います。接客マナー、これは基本中の基本でありますので、これは今後さらにしっかりとやってまいらなければならないと思います。

 私も伊那市観光株式会社を担当して数年たちました。そのときに真っ先に考えたのは、伊那市観光株式会社の中の行政改革、改革でありましたので、そうした点において、経営方針をきちんと出して、また、財務内容も見直しをして、いろんな工作を今までやってきたわけなんですが、その中でも一番大事なのはやっぱりおもてなしの心、マナー、接客であります。取り組んできてまだまだ十分とは言えないわけでありますけども、そうした取り組みの成果というのは、確実にできつつあるかなと思います。まだまだおしかりを受ける場合もあります。これは、大事な御意見であって、私たちに対する気がつかなかった変更点でありますので、そうしたことについては真摯に受けとめながら、これからもやってまいりたいと思います。そうしたマナーやサービスの向上のためには、研修会とか毎年専門の方をお招きして開催をしております。また、接客マナーのテキストもつくりながらやっておりますけれども、全部が全部浸透してるわけではまだないと思いますので、今後さらに一層やってまいりたいと。

 もう一つの料理の関係なんですが、料理についても新しいものを開発してやっております。そのときに伊那市観光株式会社の料理を担当する皆さんに言ってるのは、失敗してもいいから、まずチャレンジしてくれと。チャレンジをしてだめであれば、どういったところが受け入れられないのか。どうしたところがお客様の要望に合致しないのかということをよくまた研究をして、もう一回チャレンジしてもらう、何回も何回もやってみて、必ずいいものができるのでそうした取り組みをしてくださいということを言っております。最終的にどうしてもだめだったらやめればいいわけですから、そうした取り組みをまずチャレンジをしてもらうということを基本にしております。

 もう一つ、料理の皆さんに言ってるのが、お客様の立場に立ってものを考えてくれと。つまり提供するのは私たちかもしれないんだけれども、食べるのはお客様であると、お客様がどういうものを求めてるのかというのをきちんと調査研究をして、それに合ったものをお出しするということであります。関西から来るお客様がいれば、味を薄くする。あるいは関東から来るお客様については、この地域の味つけでいいかもしれませんけれども、そうしたことは当然考えてやってるわけなんですが、とかく私たちは料理を提供する立場になると、これを食べなさいというか食べてもらって当然だというそういうかん違いがありますので、そうではなくて、この信州に来たとき、この伊那市に来たときには、何を食べたいかと、これはいろんな調査研究でもやっぱりおそばです。一番食べたい物はおそばですね。次には、おやきを食べたい。あるいはその次に食べたい物は信州の漬物だというこの三つがベストスリーなんですが、これをじゃあこの地域できちんと提供してきたかというと、まだまだこれからだと思うんですね。せっかくの伊那には、高遠そばというものがありますので、高遠そばを、おそばの食べ方でも大変こう斬新だというか古いんですけども、皆さんにしてみると斬新な食べ物でありますから、そうした高遠そばの提供、おやきも長野の小川村のおやきがすべてではなくて、長谷には油でいためたというか揚げたというか非常に珍しいおやきもありますので、そうしたものを提供していく。そんなことも先ほどのジビエも含めて料理の皆さんがやらなければならないと思います。ちなみにことしの4月まで、各施設の料理に関係する皆さんも全部集まってもらって、おそばの名人から5回講習会を行って、もうすべての施設でおそばが提供できる、味はまだわかりませんけども、提供できるというところまできておりますので、そうしたお客様の立場に立った料理の提供ということをこれから一つ一つさらに研さんを積んでまいりたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 小平議員。



◆14番(小平恒夫君) ありがとうございます。

 やはりチャレンジ精神の育成ですね。そうしたことももっともっとみんなで挑戦していっていただきたいと思いますし、お客さんの立場に立つということ、これはやはり接客の基本的な大切なことだと考えるところでございます。次に、伊那市の日帰り入浴施設と宿泊保養施設の利用状況についてお尋ねをいたします。

 まず、一つとして、平成21年度の日帰り入浴施設みはらしの湯、桜の湯、仙流荘、入野谷、高遠さくらホテルの日帰りの利用状況を各施設ごと数字でお示しください。前年度と比較した場合は、どのようになってるかもお示しください。



○議長(伊藤泰雄君) 御子柴産業振興部長。



◎産業振興部長(御子柴泰人君) それでは数字のことでございますので、私のほうからお答えさせていただきます。

 最初にみはらしの湯でございますけれども、平成20年度が21万848人、21年度では20万2,935人でありまして、前年比96.3%であります。続いて桜の湯でありますが、20年度が10万5,216人、21年度が10万1,273人、前年度比96.3%であります。続いて仙流荘でありますが、20年度が1万9,536人、21年度が1万5,090人、前年比77.2%であります。続いて入野谷でありますが、平成20年度が8,120人、21年度では1万1,398人、前年度比では140.4%であります。高遠さくらホテルでありますが、平成20年度が1万6,103人、平成21年度が1万3,327人、前年度比で82.8%であります。合計をいたしますと、平成20年度が35万9,823人、平成21年度が34万4,023人、前年度比で比べますと95.6%という数字になっております。以上です。



○議長(伊藤泰雄君) 小平議員。



◆14番(小平恒夫君) この数字を見ると、やはり入野谷が140.4%、これはやはりさっき私が質問しましたところの長谷の分杭峠の気場観光、この影響が大きいものだと考えるところであります。

 それでは、次に平成21年度の宿泊施設、羽広荘、仙流荘、入野谷、高遠さくらホテルの各施設ごとの宿泊者数をお示しください。前年度と比較した場合は、どのようになっているのかもお示しください。



○議長(伊藤泰雄君) 御子柴産業振興部長。



◎産業振興部長(御子柴泰人君) それでは、お願いいたします。

 最初に羽広荘でございます。平成20年度が1万6,011人、平成21年度が1万4,912人、前年度比93.14%となっております。済みません、93.1%という言い方でよろしいでしょうか。これにつきましては、平成20年度はリニューアルの効果が出ておりまして、21年度についてはある意味そこの反動というようなことも考えられるのかなと考えております。仙流荘でありますが、平成20年度が6,612人、平成21年度が6,314人、前年度比では96.0%であります。続いて入野谷ですけれども、平成20年度が5,104人、平成21年度が4,497人、前年度比で88.1%となっております。高遠さくらホテルでありますが、平成20年度が1万676人、平成21年度が8,105人ということで、75.9%となっております。なお、高遠さくらホテルにつきましては、改修のため平成22年の1月6日から3月の初めまでの間休業しておりますので、これの影響が出ているかと分析しております。合計しまして、平成20年度が3万8,403人、平成21年度につきましては3万3,855人の御利用をいただきまして、前年度比では88.1%という数字になっております。

 以上です。



○議長(伊藤泰雄君) 小平議員。



◆14番(小平恒夫君) 現在の御答弁の内容を見ますと、やはり前年度よりもさっき言った入野谷の日帰り入浴に限っては多くなっておりますが、あとはすべてみんな減少しております。この要因は、どのようだとお考えですか。市長の見解をお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 旅行の形態というか生活の形態が変わってきたということで、この背景には不況というものがあると思います。そうした点において、全国的に旅行する方が大きく減っているということで、この近在の宿泊施設とか入浴施設ともにすべて下がってるという話を聞いております。ちょっと具体的な数字今つかんでおりませんけれども、ただ下がっているとはいえ、その中できちんと対策を練って効果を少なくとも上げてきたかというところに言及しますと、まだまだ足りなかったということは言えるかもしれません。今後については、下がってきても収益率の高い経営方法、あるいは利益の出る体質というものをつくっていかなければなりませんので、そうしたことを仕入れから、それからサービスの提供も含めながらいろんな商品というのを、これから開発をしてしっかりとやってまいりたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 小平議員。



◆14番(小平恒夫君) 確かに不況とかそういった要因もあろうかと思いますが、日帰りのほうですね。この統計を見ますと、みはらしの湯とお隣の大芝荘を比べた場合に、大芝荘は30万を突破しております。それでながたも大体30万に近くなってます。それとみはらしの湯も10万ぐらい人が少なくなってるということは伊那市からいかにお隣のほうへお客が流れていってるかと、こういうことも考えられるわけでありますので、これからの営業努力をお願いいたします。

 それで小さいほうの3番目といたしまして、平成21年度の保養宿泊施設、羽広荘、仙流荘、入野谷、高遠さくらホテルの各施設の年間の客室稼働率は、どのようになっているのか。前年比と比較した場合もお示し願いたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 御子柴産業振興部長。



◎産業振興部長(御子柴泰人君) お願いいたします。

 羽広荘ですけれども、平成20年度が72%、21年度が67%で、5ポイントのダウンとなっております。仙流荘は、平成20年度が28%、平成21年度が27%で、1ポイントのダウンであります。入野谷でありますが、平成20年度が31%、平成21年度が27%ということで、やはり4ポイントのダウンであります。高遠さくらホテルでありますが、平成20年度が54%、平成21年度は40%ということで、こちらは14ポイントのダウンということで、数字が出ております。



○議長(伊藤泰雄君) 小平議員。



◆14番(小平恒夫君) ただいまの客室稼働率を見たときに、やはりこのホテルの経営原則から言いますと、40%を切ると赤字だと、こういうようなわけでありまして、今見てもいいのが羽広荘、それから高遠さくらホテルも前年度より14%落ちてますけれども、何とか稼働率を40%というぎりぎりのところでもって一応確保してるのではなかろうかなと、このような感想を持つところでございます。高遠さくらの湯には、現在サウナがございません。利用客からは、「さくらの湯にもぜひサウナを設置してほしい」という強い要望がございます。少人数が入れる規模でよいと考えますので、健康増進とサービスの向上の点からもお願いをいたしたいと思いますが、白鳥市長の御理解ある前向きな御答弁を御期待いたしますが、いかがでございましょうか。お尋ねをいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) サウナというものを、私は実は入ったことがないんです、正直言うと。それを前提で話すわけではありませんけれども、さくらの湯はみはらしの湯に比べまして、浴槽の面積が非常に狭いと、小さいということで、旧高遠町の振興公社で経営していた当時も、洗い場が狭いという提案の中から、カラン等の増設をして広げた経緯があります。さくらの湯には、そういう点においてサウナをつくるというスペースが現状では、工夫をどうしてもしろと言えばできないこともないかもしれませんが、非常に厳しいというのが実態であります。

 今後サウナがあればお客様にも喜ばれて、サービスの向上につながるということは、当然あるかと思うんですが、洗い場の中にサウナを設置するということは逆にサウナに入らない人もいますので、サービスの提供の低下にもつながるかという考えもあろうかと思います。

 ただ、他の施設の中には、サウナを設置してあるところも幾つもありますので、幾つもというか幾つかありますので、そんなところの設置しているところの利用をしていただいて、現状ではこうした状況の中で御理解をいただければと思います。

 ただ、今後サウナとかあるいはよく言われる岩盤浴とかいろんなニーズが多様化する中で、さらに強まってくれば、これもまた検討しなければならないかと思いますけども、現状では先ほど申し上げた状況であります。



○議長(伊藤泰雄君) 小平議員。



◆14番(小平恒夫君) 市長が申されたように、ちょっとスペース的な点で考えれば、工夫すれば4人程度のサウナができないわけじゃないと思いますが、また前向きに御検討をお願いいたします。

 次へ進みます。伊那市の日帰り入浴料金が、今600円に値上げをされて間もなく2年がたとうとしております。大芝荘、ながた荘、辰野の湯にいくセンター、辰野パークホテルは、現在でも500円のまま営業をしてきております。伊那市の場合、回数券を買えば、確かに1回につき428円の計算になることは理解できますが、一般市民はもとよりのこと、観光客からはお隣の町村では500円なのに、なぜ伊那市は600円なのかと評判が悪いことも事実でございます。新しい市長になったことでもあるし、思い切って500円に戻すお考えはないか。白鳥市長の見解をお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) まず私は伊那市観光株式会社に経営をする立場から申しますと、赤字ではいけないということが大前提であります。

 そうした点において、平成20年の8月に値上げをしました。駒ヶ根と伊那が値上げしてほかは値上げしないという、そういう状況であったんですが、当時重油だとか灯油が大変な値上がりをしておりまして、ただ、そうした中で100円を値上げしただけではなくて、将来重油、灯油そうした値段が下がれば、さらに100円をまた戻すということも、この場で話をしたことを覚えております。その時期が今かというと、まだまだその時期には至っていないのかなというのが、私の実感であります。というのは、値上がりした当時というのは、重油が140円近くまで高騰したときです。灯油は今80幾らから90円ぐらいのところで推移をしておりまして、ここに来てまた値上がりがあります。そんなこともありまして、何とか健全経営の体質をきちんとつくるまでは、もうちょっと認めていただきたいと、見ていていただきたいという思いであります。

 私たちも宣伝が下手だったかなということも実際あります。回数券を買っていただくと、1人当たり428円で入れるということ、それからポイントカードというのがありまして、それを使うと404円で入れます。そんなことも含めながら、また長谷の施設については、半年券というのがありますので、それを使えばさらに安く入れるということもありますので、そうした伊那市民の皆さんに対して、そうした特典というかもっと安く入れる方法がありますよということは、これからさらに発信をしながら皆さんに知ってもらいたいと思ってます。

 現状では、厳しいとは言いながらもここに来て伊那市観光株式会社、ようやく黒字化ができました。3年前に7,000万以上あった赤字が3,000万に、また、1,000万にということで縮めてきて、今季ようやく黒字化が可能になりましたので、そうした黒字が各施設ともに定常化して、真に黒字が出せるような体質になってくれば、私としては安いにこしたことはありませんので、そんなところにまた踏み込んでまいりたいと思います。今、みはらしの湯、黒字です。桜の湯も黒字になってまいりました。黒字というか今期だけは若干の、本当に若干の赤字なんですが、これも皆さんに御利用いただくということと、それから経営の体質改善図ってきたこと、この中には、原料費の値上げをお願いしたことが黒字化の分になっておりますので、これからさらにその黒字を大きくして、できるだけ早い時期に皆さんの期待にこたえられることができるようにということを、またさらに進めてまいりたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 小平議員。



◆14番(小平恒夫君) 今、観光の問題で質問をしてまいりました。今、ここにこうした要するにパネルがございます。これは県観光企画課が発表した、先ほど答弁の中で市長も言いましたが、伊那市だけでどうだというわけにもいきません。例えば、駒ヶ根で泊って伊那へ来てお昼食べる。逆に、伊那で泊って木曽へ行ってお昼を食べる。こうしたことでもって、上伊那の延べ利用者、一番上の県内客が54.5%、県外の客が45.5%、また日帰り宿泊の別で見ると、82.3%がもう日帰りで帰っちゃう。泊ったのは17.7%、やっぱこれは低いですね。ほいからその上伊那の宿泊客と1人当たりのお客が落とした単価、これが日帰りが1,889円、泊りが1万1,595円、やはり6倍弱ですか、やっぱ泊ったほうがお金は落ちるわけでありまして、こうしたことから考えて、やはり宿泊施設のサービス、要するに部屋の稼働率にも影響しますが、サービス、単価をもうちょっと安くする。だから4人部屋と2人部屋とは当然単価が違うと思いますが、これからこういった宿泊者をふやしていくという、こういう施策につきまして、市長のお考えをお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 確かに宿泊と日帰りでは随分違います。そうしたこともこれからの政策の中に組み込んでいって、全国からお客様が来るような戦略、また、海外からもこの地域に来ていただくような戦略というのも今検討中でありますので、必ずここに宿泊をしてもらえる。そんなような仕組みもしっかりとこれから考えていきたい。その考えるについても、専門性の高い、よりハイレベルな識見を持った方、もちろん職員は当然考えますけれども、そんないろんな皆さんからのお知恵をいただいて、この地域、この地域だけではなくてこの地域というのは、上伊那とか伊那谷というそんな範囲でとらえてもらいたいんですが、そうしたところにお客様が来ていただくようなことをこれからさらにやってまいりたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 小平議員。



◆14番(小平恒夫君) いよいよ高遠のさくらホテルがオープンいたしまして15周年を迎えるわけでありまして、今週の土曜ですか、高遠さくらオープン15周年記念、キム・ヨンジャディナーショーが行われます。昼夜行われます。こうしたことを非常にぜひこれ飲んだら泊ってもらうというようなこういう施策ですね、これもぜひ進めていっていただきたい。そして朝食つきで6,000円でなくてやっぱ5,000円と、こういうようなことを打ち出せばもっとより多くお客様が高遠さくらホテルへ、ディナーショーを見て飲んで、それから泊っていただくと、こういうような形になろうかと思いますので、よろしくお願いをいたします。

 それでは、最後の3番目の質問に入ります。市の上牧笠原線と農免道路へ接続する市道拡張工事交差点などの改良工事についてでございます。この工事については、昨年の11月ごろから工事に着手をされたと記憶をいたしております。市道のこの工事の現状を見ますと、多分答弁ではここはここで1期工事ですよと、また次も2期もありますよというような答弁がされるであろうと思いますが、車道の部分についても、交差点までの約半分ぐらいが完成して、残り半分ぐらいが未完成であり、やはり途中でストップされております。交差点側の車道については、急に道路が狭くなってきております。これも極めて危険な状況でございます。これですね、こういう状況でございます。下の上牧若宮から上がってきたところのハシバ自動車の交差点なんでございますが、ここが急に狭くなってきておりますね。下から走ってきた車、上から来る車、今これ3台交差してますが、こういうような極めて危険な状況になっておることは事実でございます。

 そこで、この工事の、工事には必ず工事の工程表というものがございますが、その工程表はどのようになっているのか。これも、これが今したところの交差点なんでして、よく見ると道路の中央にガードレールが残ってるように見られます。これは非常に危険な状態で、私が16日、この答弁書を出したときの明くる日、17日の朝、この美篶スポーツ公園の案内板の横のガードレールとの間に、市が来て3本白黒のポールを建てました。やっぱりそれは指摘してから建ったわけでございまして、この写真を見ても現場が非常に危険だという認識がおわかりのことかと思います。

 そこで、市長にお尋ねします。この関連の工事の工程表とまた、発注者、施工者等がどのようになっておられるのか。御質問をいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 守屋建設部長。



◎建設部長(守屋和俊君) 御質問の路線でございますけれど、県が発注しておりました竜東農免道路、この道路が上牧笠原線に接続するということで、特にこの交差点部分に集中しまして、歩道とさらには竜東農免への右折レーンを設置するという工事で始まったわけであります。この事業につきましては、国庫補助事業の採択を受けまして、平成20年度から23年度までの4年間という事業で、総延長が480メートル、総事業費1億8,000万円ほどを予定しまして、単年度ごとに実施をしてきております。平成20年度におきましては、交差点の西側より着工いたしまして175メートルを仕上げ、さらに昨年度、21年度におきましては、ちょうど交差点の西側にありますけれど、105メートルを施工してきております。今年度は、交差点の部分を80メートル予定しておりまして、以降東側に120メートルほどを予定して、4年間の事業として組み立てを行っておりますので、よろしくお願いをいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 小平議員。



◆14番(小平恒夫君) そういう建設部長の説明でございますが、やはり一たん工事がここで終わりますよという普通の工事とちょっとこの現状を見ますと、非常に違うわけでございます。このパネルをよく見てください。普通は1期工事はここだと決めて見積もりするわけなんですけれども、この図を見ますと、これは市道上牧笠原線の交差点等の改良工事と農免道路に接続する現況時でございます。ですから、今さっき示した写真のように、こうした状況になっているわけでございまして、こうしたことが、ただこういう工事へ予算はこうで次は何メートル改良工事が進むとか、交差点の工事が進むとか、そういうようなことはやはり説明にすぎないわけであって、現実的にここを日夜通行してるドライバーの方々の意見を聞くと、異口同音に「おい、一体この工事どうなってるだい」というような1期の区切りとか2期工事の区切りというような、そういう状況がわかるような姿ではございません。ですから、こうしたところをよく把握していただきまして、一応これからももし次の工事があるならある。今の状況はこうだ。こういうような状況の説明が、市民にあってしかるべきではないかと、かように思いますが、いかがでございますか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 工事については、よく「ここは何の工事をしています」ということが書いてある場所もあります。確かにあの場所については、21年度事業22年度事業ということで、どっからどこまでというのは、わかりにくいことは確かだと思います。例えば、歩いている方たちにそのことを示すについては、比較的小さな看板でもよろしいかと思うんですが、あそこは車で移動する方がほとんどですので、そうした大きな看板でないと、恐らく見えないだろうと、そうしたときに予算的に見積もりをしたところ、やはり20万から30万以上の看板の設置費用がかかるということも聞いておりますので、何らかの方法で、そのようなアナウンスができればよろしいかと思います。ちょっとまたそういう手だてがあるかどうか、もっと別な方法で21年度事業22年度事業というものを、あそこ通行される方にお知らせする方法があるかどうかも、これからまた研究・検討させていただきたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 小平議員。



◆14番(小平恒夫君) やはりいろいろ事故があってからでは、遅いわけでございますので、そうした検討もぜひお願いをいたします。

 それからこの交差点の改良工事に伴う美篶小学校方面への道路と水路の工事が行われております。水路と太いコンクリートのヒューム管、これがそうでございます。これを上のほうへ行きますと、だんだん下っていって美篶小学校へ行くというこの道路でありまして、この交差点のこの工事が、いいですか、「これが1期でこうなっておりますよ」と言って、普通の方が納得できますか。この太いヒューム管、これむき出しです。ここに穴があります。ここに子供でも落ちたらどうします。そして、ここに水路の調整ますが真ん中にございますが、これは私が通告書を出して、市からのいろいろの意見のやりとりの中でもって、「ここがこのグレーチングがふたが着してないのはどういうことだ。これ危ないじゃないか」と。こういう御指摘もいたしました。このグレーチングは、1人や2人では持ち上がらないほど重いものでございます。多分4人ぐらいで持たないとこれが持ち上がらないと思いますので、これが18日のお昼ごろ、このふたが着せられました。ここで、この調整ますへ子供が落ちるという心配は、18日お昼以後はないわけでございますが、やはりこうした手前のこの太いヒューム管のところがぐうっとえぐれておりまして、こういうところで子供が滑って落ちたりしたら、どうなるかなとこういう思いでもって私は質問してるわけでございます。

 太い今ですね、コンクリートのヒューム管と調整ますがありましたが、ここもこのような現状でストップしております。大変危険でございます。農免道路と接続する市道の下の同じような水路と調整ますがございます。これですね。これはスポーツ公園のほうへ行く農免道路へ接続する市道でございます。ここにおりる階段がございまして、下にますがあります。この調整ますには、水量も多く、流れる水の速さも非常に速くなっております。こうしたところでございまして、この階段をおりる入り口に6月の11日の日の午前10時ごろ、業者が来て、立入禁止という札と黄色いクラシックのロープを下げて着けていきました。やはりこれも指摘があってはまずいかなという思いがあったのではないかと思うところでございます。

 先月の5月の29日、箕輪町で小学校1年生の男の子が用水路に落ちて死亡するという痛ましい事故が発生をしております。工事が中断をして放置してある危険な現状を把握してるでしょうか。市長は、このような状況をどのようにとらえておられるのか。その御見解をお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 議員さん今、写真でお示しいただいたますですね、あそこのグレーチングが外れているということも、私も御指摘の後知りました。担当のほうからまた、また細かい話をさせてもらいますが、どうも用水路に草が詰まって、それでふたをあけたまんまじゃないかという話であります。そんなことで、もし今後議員さん以外でも、そのような場所を見つけられて、自分1人では無理だということがあれば、市のほうにもぜひ御一報いただいて、すぐ対処をできるように、そんな機動力がある対応をしたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。



○議長(伊藤泰雄君) 守屋建設部長。



◎建設部長(守屋和俊君) はい。若干細かい点に触れさせていただきたいと思います。

 まず、現状確かにおっしゃるとおり、どこまでが何年度で普通ならばきちっと済ませてあって目に見える部分があって御理解いただけるというのが、確かにそういう工事をすべきだというふうに考えております。ただ、たまたまここの交差点が現状よりも将来的には50センチ下げなくてはならないという問題がございまして、先ほど言いましたように4年間の事業で、それぞれ国の交付金もいただいておりますので、年々の経費も予算額ある程度決められている中で、できればこの交差点だけは、そういった問題がありましたので、一気に済ませてしまいたいという思いが、実はございます。それで、前後、前後と言いますか、西側と東側の農免道路へ入る右折部分については、できるだけ交差点をスムーズに工事させたいという思いがありまして、あのような方策をとらせていただきました。ただ、おっしゃるとおり、区画線も引いてないわけでありますけど、ただ、現状、道路につきましては、従来の2車線の道路は、幅員は確保してございます。ここの工事は、右折レーンと歩道をつける工事でありますので、2車線の外にさらに拡幅されるという考えがありましたので、そのような対応をさせていただいているということでございます。

 ただ、当然おっしゃるとおり、次の工事が始まるまでの間、若干ここも用水路のつけかえだとか工作がございますので、今年度の事業は、秋口になってしまうかと思いますが、当然その辺の間につきましては、発注者側としてきちっと安全管理を行っていきたいということを改めて申し上げたいと思います。それから、水路の関係でございますけれど、これは道路側溝を兼ねている部分と、もう一つは土地改さんのほうがお使いになる農業水路の面が非常に大きい水路でございます。日常的には、それぞれ最終的な管理は水路管理者にお願いしていなければならないんですけれど、先ほどグレーチングの件でございますが、多分そのようなことがあったかと思いますけれど、改めましてまた、水路を管理してる皆様方に現状をお伝えして、市ともども管理をしていただけるように、改めてお願いしたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。

 以上であります。



○議長(伊藤泰雄君) 小平議員。



◆14番(小平恒夫君) 大体経過等、おおむね理解ができる部分と理解のできない部分とがありますが、この辺にいたします。

 それから、この交差点に設置されている美篶スポーツ公園の案内板でございますが、当然交差点が工事が再開されれば、撤去をされて移転をされると思いますが、この看板はどでかく、景観上好ましくないと考えますので、今後案内板を設置する場合は、景観に配慮をした案内板にすべきだと考えますが、いかがでございましょうか。市長の見解をお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 伊那市には、景観形成住民協定というのが敷かれたところが13カ所ほどあると思います。また、今もう1カ所を追加として申請があるようでありますので、この地域は景観には非常に配慮をした地域として長野県内でも注目をされておりますので、そうした観点からスポーツ公園入り口という大きな看板も、どうしても出さざるを得なければ、その風景にマッチした、また、伊那市のサインシステムにも合致したものを設置していかなければいけないと思います。また、詳細については、今後どうするのか、考えがあるようですので、担当からちょっと話をさせていただきます。



○議長(伊藤泰雄君) 守屋建設部長。



◎建設部長(守屋和俊君) 御指摘のスポーツ公園入り口の看板なんですが、当時ちょっと調べてみますと、スポーツ公園ができた当時、場所がよくわからないという苦情が大分殺到したようであります。それで、思い切って大きな看板を設置したというような経過があるようであります。

 時は大分たっておりまして、先ほど市長からも答弁ありましたように、景観の問題もございます。そういう点で、現在のものは、当然、実はこの件、スポーツ公園の上の看板は、教育委員会さんのほうで管理してる看板でございますけれど、移設は当然しなければならないと思っております。ただ、看板等の考え方でありますけれど、先ほど言いましたように、伊那市には、伊那市サインシステムの整備計画マニュアルというのが、10年ちょっと前に出きってるものがございます。この中を見ますと、通常の案内看板としても一定の基準と言いますか、色だとか大きさだとかそういったものも決められておりますので、今回の工事の中でちょっと即対応ができるかという問題もございますけれど、そういったマニュアルに沿った形で、今後看板の見直しもしていく必要があろうと考えますので、よろしくお願いをいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 小平議員。



◆14番(小平恒夫君) はい、わかりました。そういうことで、やはりこういった工事がきちっと1期2期とわかるような工事でないような場合、やはり夜間は非常に危険なんですよ。そうしたときに、危険だとの赤の点滅灯だとかそういったものの掲示する配慮が措置をなされていないわけですけれども、このようのことを市長はどのようにお考えですか。お尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 事故があってはまずいことは重々承知をしております。私も昼間しかあそこはまだ見ておりませんので、現場主義ということでやっていかなければいけない姿勢を実行するためにも、夜間ちょっと見て、実態がどうかということを確認をしたいと思います。必要があれば、そうした策を講じるということが当然のことであります。



○議長(伊藤泰雄君) 小平議員。



◆14番(小平恒夫君) 先ほども市長が答弁なさったことにまたなるかと思いますが、最近あちこちで道路工事やさまざまな建設工事がなされている場合、この工事が完成すればこうなるよというような、いわゆる工事完成予想図が掲げられているところが多くなってきております。今後、市といたしまして、工事の規模や内容によっては、こうした取り組みも私は必要なことではないでしょうか。施工業者とか市と協議する中で、市民によりわかりやすい説明、提示方法として十分検討していくべきだと考えますが、先ほどと重複いたしますが、いかがでございましょうか。市長のお考えをお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) ケース・バイ・ケースだと思います。日常的に使っている場所、使う方が限定されているところにそうしたものを掲示するかどうか。あるいはパッセンジャー的にただ通過する方だけが多い場所なのか。これは分別として対処しなければならないと思いますので、これからまた真に必要であればそんなことも検討していかなければならない。そうでなければ、別な方法で知らせる。あるいは必要なければ建てないと、すべてお金がかかりますもので、そんなこともまた視野に入れながら進めてまいりたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 小平議員。



◆14番(小平恒夫君) はい。以上をもちまして、私の質問を終了いたします。ありがとうございました。



○議長(伊藤泰雄君) 以上をもちまして、小平議員の質問は終了いたしました。

 暫時休憩いたします。再開は、午後1時15分といたします。



△休憩 午前11時45分



△再開 午後1時14分



○議長(伊藤泰雄君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

 飯島光豊議員の質問に入ります。

 12番、飯島光豊議員。

     (12番 飯島光豊君登壇)



◆12番(飯島光豊君) 12番の飯島光豊でございます。

 私は、通告してございます2項目について質問をいたします。

 特に、今度新しく市長になられました白鳥市長のお言葉で、ぜひとも詳しく御答弁をいただきますようどうかよろしく最初にお願い申し上げておきます。

 さて、1項目目の質問は、非常に厳しい状態の伊那市の財政についてであります。伊那市の財政は、今非常に厳しい状態にあります。この非常に厳しい状態という言葉は、まさにただならない表現でございます。そもそもこの表現の依頼は、この伊那市の平成20年度決算による財政状況説明資料に出てくる言葉であります。つまり伊那市の財政は、非常に厳しい状態で、早急に健全化が必要であるとの認識を述べているところでございます。さきの市長選挙では、この平成20年度決算における伊那市の財政指標の悪さが問題となりました。とりわけ伊那市の将来負担比率が、将来負担経費で906億円もあり、その指標は180.4%で、それは長野県の全市町村の中でも、1番悪い指標となっているわけでございます。そして、一般会計と特別会計の地方債の合計、いわゆる伊那市の借金が870億5,000万円まで膨れ上がっていて、これを伊那市の赤ちゃんからお年寄りまでの市民1人当たりの借金の額で言いますと、何と123万円余にもなることが広く市民に明らかになったからであります。そしてこうした大きい借金財政を、新市政がどう立て直すかが市長選の大きな争点となりました。当時、市長候補だったころの白鳥市長の最初のころの見解は、マスコミの報道によりますと、伊那市の財政は健全化を進めているので、心配ないというような発言であったように思います。しかし、その後伊那市の将来負担比率が県下一であることや、借金が市民1人当たり123万円余りに達することを市民から指摘されるようになってからは、市の財政は非常に厳しいが、どこに課題があるか数値を使って分析し、問題を解決すると強調したとの報道がありました。そしてさらに伊那市の財政は、あと5年ほどで健全な水準になる状況でもあるとも述べられました。市長は、今議会のあいさつの中で、市の財政状況は厳しい。健全化に向けた努力を続けていく必要があると述べておられます。

 伊那市の財政健全化については、今でも市民の関心は非常に高く、新市長には、財政健全化への正しい認識と財政再建計画の確かさが求められているのではないでしょうか。言うまでもなく、自治体の財政計画というのは、自治体が住民から付託されております住民の福祉の増進を図ることを基本とする役割があることを決して忘れてはなりません。もし、住民生活の安定のない財政計画であったら、何のための財政再建かが問われることになり、ただ、福祉を削ったり、住民に料金値上げで負担を求めるだけの計画だとしたら、納税者としての市民から拒絶されるのではないでしょうか。

 私は、去る3月定例市議会で、この問題を取り上げ、当時の小坂市長に一般質問をしております。また、平成20年度決算の財政状況説明資料には、財政再建に向けた取り決めとして、実質公債比率を平成24年度までに18%未満とする将来負担比率を平成23年度までに150%未満とするなどの健全化目標を掲げてありますので、改めて白鳥市長に質問をいたします。

 まず最初に、先ほども申し上げましたように、平成20年度決算の財政状況説明資料には、伊那市の財政は非常に厳しい状態で、早急に健全化が必要であると書かれております。当時の小坂市長は、私に伊那市の財政について認識を問われたその答弁では、次のように答えられました。「伊那市の市民の購買力あるいは市内の法人の経営状況等々見るにつけてそう心配しておらず、むしろ今後大きく、例えば食品工業にしても、大きく伸びていくであろうと思っておりまして、決して心配をしておらない」こう述べられたのであります。食品工業とは、小黒川産業適地用地に誘致するある食品工業企業のことをさすものと思われますが、そのことにいたしましても、また市民の購買力にいたしましても、さらに市内で法人の経営状況にいたしましても、現状の経済情勢や財政認識にいささか乖離があるのではないかいうような認識を持たざるをえませんでした。そこで、このたび新市長になられた白鳥市長に改めて伊那市財政への認識を伺いたいと思います。お願いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 私も今回の選挙で、市長に選任をされました。スタートして間もないというのが実感でありまして、その中では当然財政については、私もしっかり取り組んでいかなければいけないという思いでおります。ぜひ、議員さんも一緒になって考えていただき、また、取り組んでもらえればということを先に申し上げながら、私の考えを述べさせてもらいます。

 現状より考え方につきましては、国が定めました健全化判断比率の上では、健全な段階にはありますけれども、実質公債費比率や将来負担比率などが、県内の中でも高い数字にあるということは、私も承知をしております。今後の財政運営については、当然注意をして取り組んでいくことが必要だということは理解をしております。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆12番(飯島光豊君) 市長は、今議会のあいさつの中で、健全化に向けた努力を続けていくと述べておりますけれども、伊那市の財政再建に当たりまして、健全化判断比率の指標で、健全な水準になる状況の数字目標として、市長が示している5年ほどで、どの程度の伊那市の財政をよくしたいとお考えか、お尋ねをいたします。

 その場合、早期健全化団体として指定されている基準値があるわけですけれども、それ以下の指標なら県下一悪くても構わないというようなことが、今おっしゃったように、乱暴なことは言わないと思いますけれども、それでは具体的に将来負担比率は、健全な水準とはどのくらいのことをお考えでしょうか。少なくとも、将来負担比率の19市の平均値は90.1%です。伊那市の半分です。ですから、それを目指すということが、人並みの市のあり方であろうかと思いますが、いかがでしょうか。市長にお尋ねをいたします。

 さらに市民にわかりやすく言っていただくという意味で、市民1人当たりの今の借金の額、123万円を市長が目指しておられる5年ほどで一体幾らぐらいに減らすお考えか市長に伺います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 細かな数字については、また担当のほうからも説明をさせますけれども、将来負担比率、数字の一つの指標としては、350というのは数字であります。今、伊那市においては180ですか。ですから県内で一番低いと言っても、一つの指針となる数字350に比べれば、そんなに高くない。むしろ、まだまだ幅があると、県内で一番下と言えばそうかもしれませんが、国の基準からいけばまだ余裕があるという、数字の上では思います。

 ただ、私はそれをどうやって小さくしていくのかということを、この5年間でやっていくわけでありまして、計画の中に基づいて執行しておりますので、これから来年、再来年、どういう数字になるかについては、また、担当からお話をさせてもらうと。

 それから借金の金額について123万円という話がありました。これはどこの自治体も借金はありますけれども、123万円すべてを支払って返済していくというわけではなくて、その中には、交付税、当然ありますので、そうしたものを引いてみれば、また、数字も違ってくるんじゃないかと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。



◎総務部長(林俊宏君) 目標数字でありますけれども、この間の議員さん方の勉強会でも申し上げましたが、現在の実質公債費比率19.5%、これについては24年度、3年後までには18%未満としたいということであります。

 また、将来負担比率の現在180.4%については、3年後までに150%未満としたいということで、現在伊那市で持っている目標数値、具体的な目標数値は3年後の目標数値を持っていると、議員さんのお聞きになっている5年後というものは、まだ持っておりませんので、3年後の目標数値に向けて取り組み、3年後、2年後ぐらいにもう一度見直しをして健全化に努めていくということでございます。

 以上であります。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆12番(飯島光豊君) 例えば、将来負担比率にすれば、国の基準は350%だから、180はまだ低いんだと言いますけども、県内の市が軒並み90%台をやってるときに180%が低いという感覚はいかがなものかと、少なくとも財政再建を目指すならば、少なくとも19市並みの平均くらいまでには、目指すくらいということを言うべきではないかと思います。

 それで、123万円の1人の負担については、国の交付税措置があったりいろいろするということも、あるいは補助の体制があるからということでしょうけれども、実際にそれをやってるのは伊那市だけじゃないんですよ。長野県の19市みんなそういうふうになってる中で、さらにまだ高いというのが伊那市なんだということです。

 この感覚について、もう一度市長さん、そういう感覚でもし財政をやるとしたら、財政再建は非常に難しいと思うんですけど、どうなんでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 123万円の話の中に交付税の参入があるという話は、議員さんも承知だと思います。ただ、伊那市の借金が、無駄なことを重ねてきた借金でないということもよくよく御承知だと思いますので、公共的な投資あるいは教育に対する投資、そうしたものが合わせて、平均すると123という数字であります。

 最初に話をした中でも、350という国の指針があるということを前提に申し上げました。指針というのは、あくまで目安でありますので、それを割り込むと黄信号がともり、また、赤信号がともるということになる。その一つのラインが350というラインでありますので、そこに至るまでは、まだ差はありますよという表現です。決して今の数字がいいから、私は看過しながら見過ごすということではないということでありますので、十分にその点については、御理解願いたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆12番(飯島光豊君) また具体的な問題をでは聞いていきますけれども、ちょっとその基本をやはり変えないと財政再建できないような気がします。

 次に、ここに平成19年の財政状況説明資料があるんです。これは、平成19年度決算による伊那市の財政状況を説明した、これは20年でこっちは19年ですね。それによりますと、19年度の決算の将来負担比率が、実は114.2%でした、伊那市の。御存じだと思います。当時の伊那市の県内の順位は、県下一ではなくて、県下15番目でした。さらにここで注目しなければならないことは、19年度当時は伊那市は将来負担比率の健全化目標を150%ではなくて、平成23年度までに100%未満にするということがここに書かれてるんです。ということでありますと、伊那市は少なくとも将来負担比率を健全化の目標としては、100%未満を目指すということがこの経過からも妥当というものではないかと考えますがいかがでしょうか。

 平成19年度から20年度へのわずか1年間の間に、伊那市の将来負担比率がなぜ66.2%も一気にはね上がったんでしょうか。その原因と数値はね上がりの原因を市長は当時の収入役や副市長であったわけですから、その点をどうか市民にわかりやすく御説明いただきたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 国の早期健全化基準をクリアしている。だから心配ないという言い方ではありませんので、それについて誤解をしないでいただきたいと思います。よしとするわけではないということであります。健全化の判断、健全化判断比率の当面の目標としまして、実質公債費比率を平成24年までに18%未満、それから将来負担比率を平成23年度、2年後ですね、までに150未満とするように考えていると、これは平成19年でしたっけ。目標と随分離れてるんじゃないかということをおっしゃってますけども、これについては、各団体からの過去の投資額や財政規模などによって違いがありますので、指標のばらつきが大きくていちずに比較したり、目標とするものではないと思います。ただ中身については、数字が異なっているということは事実でありますので、目標とした数字と現在の数字が違っているのは事実でありますので、どういう点で異なってきてるのかというのを今精査中であります。それから地方債の残高については急激に今減らすことってなかなか難しいことは自明の理でありますので、長期的な視野に立って、改善を進めていく。そんな努力が必要だと考えてます。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。



◎総務部長(林俊宏君) 議員御指摘の19年度ですかね、114%が180だということの理由であります。18年度の試行の段階では、下水道会計にかかわる市の繰出金の取り扱い、下水道会計の実質的な繰出金をもとに、基礎数値として算定をしたわけでありますけれども、20年度の決算におきましては、実質的な伊那市が繰り出すべき金額はさて幾らなのかという判断をするのは適当だという判断で、これからの下水道事業にかかわる一般会計への負担分、将来負担すべき額は幾らかということを見直す中で、数字が変わったということでありまして、伊那市の財政状況が特別変わったということではございません。数字のとらえ方を変えたということでありますのでよろしくお願いします。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆12番(飯島光豊君) ということは、この財政の将来負担比率の計算方法というのは、すべて日本中全部の自治体が同じです。ということは、伊那市の将来負担比率の平成19年度は、間違っていたともとらえられるんですけども、実際に当時は114%、しかし実際は180%というのは、過去、前からずっと続いていたということなんでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。



◎総務部長(林俊宏君) 今申し上げたとおり、18年度以降国の健全化判断比率の指標を出そうということで、19年度の段階では、試行的段階であります。ですので、各市町村のとらえ方だとかそういったものを統一的に考えていこうということで、試行をしたわけでありますけれども、下水道関係のとらえ方については、20年度の決算の数値を使うということが、適当だということで数字が変わったという意味であります。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆12番(飯島光豊君) 財政推計やら、それから将来の推計というのは、非常に正確でなくてはならないわけですが、実際にあるときは114%、あるときは180%というのは、非常に市民にこれからの財政再建に対する見通しを非常にわかりにくくさせるという内容もあります。

 特に、財政負担比率の総括表がありますけども、これはホームページですべて出されているものですから、市民の方もぜひとも出してみるべきと思うんですけど、19年度も20年度もホームページに出ております。そこの中に、やはり、なぜ180%なったかというと、今の一気に下水道事業に繰り入れる、ちょっと難しい表現になりますけれども、公営企業債と繰入見込み金、ちょっと難しんで、また調べてもらえばいいと思うんですけども、こういうものが一気に66億6,000万円もふえたんです。これがやはり180%に上げる一番の原因になったわけですが、実際には25億円ぐらいしか年間投資していないにもかかわらず、66億円も下水道のその負担が、いわゆるその見込み額、繰入目標がふえたというのは、多少やっぱり鉛筆舐めた部分があると思います。

 さらに、もう一つお聞きしたいのは、そういう計算式の中に充当可能特定歳入というのなんです。それは都市計画税だとか住宅使用料なんかですけども、これが平成19年度には107億円あったものが、20年度になると58億7,000万円に下がるんです。こんなことって実際はないですね。実際に都市計画税の該当地域というのは、市街化区域だとか市街化調整区域でありますから、この地域が急に半分に減るとか、あるいは税率がぐんと下がっちゃうとかちゅうことはないでしょ。ですから、これは将来負担比率というのは、この充当可能の特定歳入に対する都市計画税というのは、そんなにこう簡単に動くものなんですか。お聞きします。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。



◎総務部長(林俊宏君) この都市計画税の課税充当可能額というものについては、先ほどの下水道と全く同じでありまして、下水道整備の中で都市計画税を充当していくという考え方であります。ですので、下水道会計の将来の負担を見直す中で、都市計画税の充当額も見直したということで御理解をいただきたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆12番(飯島光豊君) 見直しというようなことで簡単に税金の問題を考えられないんですけれども、もし平成19年度が計算が間違ってるあるいは20年度の数値が違うというようなら、早いところやっぱり訂正をする必要があるかなと私は思いますが、それはともかく改めてお伺いします。将来負担比率は19年度が114.2%ですけれども、平成20年度が180.2%、どちらが伊那市の将来負担比率なんですか。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。



◎総務部長(林俊宏君) 20年度決算の180.4%、これが将来負担比率です。180.4ポイントが20年度決算の将来負担比率であります。

 以上です。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆12番(飯島光豊君) ほいじゃそこからのスタートです。さてほいじゃ平成20年度決算の財政状況の説明資料には、今後伊那市が予定しております政策的経費を要する事業として、小・中学校の耐震化を27年度までにやって23億円、それから小・中学校の給食施設を27年度までにやって13億円、さらに保育園の改築で9億円、市民会館の改築と伊那公民館の解体改築整備で10億円、各地区の公民館の改築事業で14億円、新ごみ中間処理施設建設負担金で、全体事業費が100億円あるわけですが、それらについてどのように予定するか。その上さらに市長は企業誘致あるいはスマートインター設置、153号線バイパス環状線の交通網の整理、電柱の地下埋設移設など今後大きな政策的経費を要すると思われる事業を市長選で公約として掲げております。

 そこで、市長は5年ほどでこの健全な水準になる状況を目指していますけれども、どのようにこれらの事業を今後進めていくおつもりか。市長の認識をお伺いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 冒頭にお答えしたように、すべてスタートしたばかりで、今議員さんおっしゃったようなことを同時に進めるというようなことは考えておりません。真に必要かどうかという判断、例えば学校の耐震化というのは、待ったなしでありますので、今計画的に各学校で進めております。一方、電柱の埋設化というのは、希望としては私は大変大きなものがありますけれども、今真に必要かというと、先に送っても構わない分であろうと思います。そうしたことを優先順位をきちんとつけながら、時の財布の中身と相談をしながらやっていくのが必要であるということで、すべて同時に進めるということではありませんので、よろしくお願いします。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆12番(飯島光豊君) 同時に進めるほどの財政の豊かさはないのですが、当然なことなんですけれども。

 それでは2項目目の質問でも、これまで聞かなきゃならないと思ってますが、企業誘致の考え方、そしてさらにスマートインターチェンジの設置などのお考えをお尋ねいたします。

 スマートインターチェンジは、市の負担額が今試算をしますと、道路480メートルつくるだけに何と3億7,000万円もかかると試算されてるんです。こういう多額の金がかかるときに優先順位としたらスマートインターチェンジというのは、財政健全化を進めながら進めるというときに、どういう優先順位になるんですか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) スマートインターチェンジについては、今勉強会を進めてる最中ということであります。この勉強会も国土交通省、それからネクスコ中日本、伊那市、関係する皆さんで勉強会を進めてるわけでありまして、その中で今480メートルに数億円という話がありました。3億7,000万。ありましたけれども、これはすべて市単で出すということではなくて、これからの中身の精査があって、それぞれに負担し合いましょうということになろうかと思います。

 詳細について、また担当の部長のほうから説明をしていただきますけども、このスマートインターチェンジというのは、もともとは企業誘致だけではなくて、高遠の桜大渋滞の緩和に寄与しましょう。あるいは環状北線、環状南線の延伸のときに、どのような役割を伊那市の交通網の中で果たせるかということ、さらには、スマートインターチェンジの西方にありますいろんな施設、ますみの平地林もあります。いろんなところにまた利活用してもらえる。あるいは西側周辺に広がる畑作地帯、農村地帯、酪農地帯、ああしたところにも都会からの集客を求めましょうということも含めながら総合的に判断をして、検討を進めてるという段階であります。



○議長(伊藤泰雄君) 守屋建設部長。



◎建設部長(守屋和俊君) スマートインターのその3億7,600何某という内容でございますけれど、要するに伊那市の場合には、小黒川のサービスエリアを利用したインターチェンジを考えております。通常の出入り口、流入路と流出路、これは別につくらないとインターチェンジとしての役割は果たせませんので、上り線に1本ずつ、下り線に1本ずつ、つくるわけであります。これらのあたりの試算をしてみますと約3億7,600万かかるわけでありますけれど、実際この中には料金所の内と外では、ネクスコが受け持つ部分も当然出てきます。そういった部分を含めて3億7,600万と現状見込んでおりますので、まだこれから詰めていく中で、ネクスコ分がどういうふうになってるかによっては、この額、いわゆる市の持ち出し分は減ってくると、一般論では考えられるというふうに御理解をいただきたいと思います。

 以上です。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆12番(飯島光豊君) 3億7,000万円というものが高いか安いかということよりも、実際に市民がそれをどれだけ望んでいるかと、特に408メートルだけで3億7,000万かかるわけですから、ただ、スマートインターをあければいいというわけにはいきません。あけたらその先も道路を広げたり、あるいは整備していかなきゃならないわけですから、これは例えば桜の誘客が渋滞になるということならば、あそこから出た車は伊那市のまちの中で大渋滞を起こすというようなことになっては、また困るわけで、さらにその改良がいる。非常に、関連をする大きな予算が出ているわけですけども、それでもそれをまず優先しなければならない課題だと考えるわけですか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 先ほども申し上げましたように、優先順位をきちんと決めてやらなければいけないということは自明の理でありますので、これについては、きちんと執行していかなければいけないと思っております。

 ただ、行政というものは、計画がなければ前には進んでいきません。場当たり的に物事を判断することはできませんので、そうした計画に基づいて先を見ながら、先を図りながらやっていく。しかし、その中には財布と相談しなければいけないということもあります。あるいは時流を見て、真にそのことが必要かということも考えて執行しなければなりませんので、そうしたことを総合的にとらえて、これから判断してまいりたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆12番(飯島光豊君) いよいよ財政再建の話に入っていくわけですけれども、これで財政再建の問題について言えば、伊那市の財政状況と将来推計というこういうような冊子があるんですけども、これに出ておりますように、これから平成22年から26年までの推計で、毎年2億から5億の赤字を推計しておるんです。そういう中で、それを穴埋めするのは、基金だとかいわゆる事業の見直しだと言ってるわけでありまして、そういう中で、さらに言ってることは、26年度までに、地方債つまり借金を毎年35億円積み重ねると、そして福祉関連の多い補助金なんかを10年で1割削減すると、補助費なんかもごみ焼却施設の部分は見込んで、さらに市民への補助金を3年で3%ずつ削減するんだと、そういう市民への考え方と同時に、建設事業費だとか箱物になりますけども、投資的経費、これを毎年30億円を目安に投資し続けると、これでは幾らなんでも財政再建というのはおぼつかないんじゃないかと、むしろ伊那市財政というのは、ますます悪化して福祉が削られてしまうんじゃないかという心配をしてるんです。私は今こそ聖域のようになっている毎年30億円の投資的経費にも、事業仕分けのメスをしっかり入れて、財政再建計画を立てるべきではないかと考えるんですけれども、市長の考えを伺います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 投資的経費の話が35という年間の数字を出されていますけども、くどいようですが、真に必要なものをつくるために使うことは私は必要だと思っております。今すぐに必要でないもの、あるいは先送ってもいいものについては、そうしたものをつくらなくてもいいという考えであります。

 財政面については、大変今は厳しいことは事実ですが、景気がさらに厳しくなってるという先ほど議員おっしゃいましたが、実はそうではなくて、この地域の経済状況というのは、好転をしております。これはすべてではありませんけれども、一部の製造会社、受注に応じきれずに新しく設備投資を数十億円しなければ間に合わないという会社も複数あります。あるいは食品メーカーについても、既存の食品メーカーですが、非常に繁忙を極めているという会社もあります。すべてが順風満帆に動いてるわけではありませんけども、モザイク模様でありながらもこの地域というのは確実に力を吹き返してるということでありますので、税収についても今後全く暗い話ではなくて、私は期待をある程度してもいいんじゃないかと思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆12番(飯島光豊君) それでは、これからの税収はどのように変わると想定しておりますか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 税収につきましては、また、総務部長のほうから話をさせてもらいますが、市民税、今ある程度の80でしたかね、細かい数字はまた後ほどお答えしますけども、税収を88億程度固定をして、地方交付税が毎月2%減額になるとした上での計算をすべきかなと思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。



◎総務部長(林俊宏君) 税収の前に、去年の10月の説明資料を議員から質問がありましたが、その資料について若干補足させてもらいますけれども、その資料については、職員に対する説明の資料であります、基本的には。というのは、その時点で議員おっしゃる30億円の投資をこのまま続けたらどうなるのか。そういう場合には、議員が承知してるとおり、若干の基金を崩さなければ予算の組み立てができないような状況になるので、その辺は理解をして職員は健全な財政に努めなさいと、そういう意味の資料でありますので、その辺は誤解のないようにお願いしたいと思います。

 税収の関係でありますけれども、21年度の決算見込みで約88億円、前年比約5億円超の減収になる見込みであります。これは、3市町村の合併の資料がある中では、一番少ない金額になるだろうと考えております。当初予算におきましては、22年度当初予算では、たしか84億円程度を計上をしたと思いますが、これは若干減少を強く見ているなということで、これ以上の収入にはなるだろうと読んでおります。21年度の決算と近い数字の税収が入ったらなと、財政当局では期待をしているものでありますので、よろしくお願いします。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆12番(飯島光豊君) 税収については、市長は非常に楽観的なことをおっしゃっておりますけれども、その財政推計ではそんなふうに言ってないんですね。だから市長さんもよく財政推計をもう一度練り直して、もし税収がふえるというなら、税収がふえる財政見込みをつくればいいと思うんですが、実際には税収は伸びない。それは市民感覚から言ってわかります。それは一部の企業が仕事がふえたとかいうのはあるかもしれませんけども、市民感覚としては非常に今のこの景気の悪さは厳しいものがあるわけで、そこにやはりしっかり目を向けて市長さんとして、実際に財政再建するには、少なくとも毎年30億円の投資的経費、幾ら市民の要望があるからといって、じゃ借金をどんどんふやしていってもいいのかということになってしまうわけですから、その点について、よくこれからも議論をしていかなければならないと思います。

 次に、負担の増加で市民が心配をしておりますけれども、下水道料金の問題です。昨年12月に伊那市の下水道事業の経営健全化計画案が出されて、そこに「下水道使用料の改定を早期に行います」と、書いたわけですけれども、しかしこれについては、例の2月の2,000万円余の下水道料金の使用料の未徴収の問題があって、市民からどんぶり勘定だとかあるいは経営感覚が乏しいと言われて批判をされて出すことができなかったという自覚があるわけですけれども、しかし実際には、今ここで安易に下水道料金の値上げになってしまったら、下水道の供用開始になっても未接続が多くなりまして、ますます下水道事業の経営改善につながらないとか、何よりもこんな経済情勢で、収入が減ってしまって、料金が値上げされたらたまらないとか、接続したいんだけども、接続するには工事費の自己負担分が数十万円も、前後もかかってしまうと、あるいは100万円もかかってしまうというようなことで、そのお金がなかなかできないんだという悩みの声も聞くんです。ですから、そういう中で言うと、下水道の問題について、市長のお考えをお伺いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 財政の話の中で質問がありましたが、一つ議員さんにも訂正をお願いしたことがありまして、お願いをしたいんですが、市長さんという呼び方は、私は禁止をしておりますので、議員さんのほうからも市長という表現でお願いをしたいと思います。

 下水道については、大変過去に不適切なことがあったということは、御承知のとおりでございまして、今はその手当をしております。下水道の再建計画に向けて、職員一丸となって取り組んでおりますので、今どのようなことをしているかについては、水道部長のほうから話をさせてもらいたいと思うんですが、基本的に、私は過去10年20年、あるいはもうちょっと前につくった計画に基づいて動いてくる。そのありようについては、見直すべきだと思っております。つまり、公共あるいは特環、農集のいろんなアプローチの仕方がありましたけれども、これをまだ連綿と今でも引きずっていくんではなくて、合併浄化槽がいいところがあれば、つまり最小の投資で最大の効果を上げるという地方自治の理念からしたときに、どの選択が一番いいのかということを、これからしっかりと見きわめて進めてまいりたいと思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 原水道部長。



◎水道部長(原秀夫君) それでは下水道の今の状況をお知らせしたいと思いますけれども、現在四つの柱、基本的な柱の中で下水道事業の健全化を図ってるところでございまして、一番その大きな柱が整備計画の見直しということになるわけでございます。現在整備計画の見直しを進める中で、将来どういった事業を市が必要になるかといったところも出てまいりますし、21年度決算もはっきりしてきましたので、そういった中で、下水道料金についても適正な下水道料金をお願いしていくという、そういう姿勢ですね。それは今までと変わらずにこれからも献上してまいりたいと考えているところでございます。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆12番(飯島光豊君) いずれにしても、伊那市の財政は非常に厳しいということを伊那市みずからが規定をしてるわけですから、ここは非常に大事なところだと思います。市長さんが変わられましたので、その点については大事なところです。

 そこで、やはり同じようにやっぱり苦しんでる自治体は数多くあります。大阪府の岸和田市の例を既にお示ししてあるんですけれども、岸和田市では、やはり財政危機になったときに行財政再生プランというのをつくって対策を立てたということでございます。それも単なる市長部局だけではなくて、市民も含めて体制をつくったということでありますが、これらの動きについて、市長はどのようにお考えかお伺いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 大阪の岸和田市の例をここに書いてございますけれども、私は全国に800ある市、あるいは大変多くの自治体がある中で、岸和田の例は確かにいいかもしれませんが、その一例だけをとらえて、軽々にそれを模倣するというつもりはありません。現時点では行財政再生プランに類するものをつくるという考えはございませんので、その点についてお伝えをしたいと思います。

 ただし、伊那市民の皆さんに対しての財政状況の説明というのは、当然必要でありますので、これは丁寧にしっかりと真摯に行っていくつもりであります。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆12番(飯島光豊君) 大変重要なポイントですので、ぜひとも市民と同時に一緒にこの問題を考えていくという姿勢をぜひともとっていただきたいと思います。

 次に、2項目目の質問に入ります。

 伊那市土地開発公社の経営健全化についての問題であります。この問題につきましては、昨年の12月議会で私が取り上げましたけれども、そのときの市長の答弁は常時用地を確保しとかないといざ企業誘致のときに困るからという理由で、28万平米33億円余の規模残高の土地を公社が保有しています。こういう中で、このたび健全化指針というのを総務相から取り組みなさいという指示が来たものと思いますけれども、この公社の塩づけ土地と言われている、塩づけという認識についてはかなり皆さん方と違うかもしれませんけれども、言うなれば売れない土地ですね、売れてない土地、これについては、やはり財政再建をしなければならないという立場から、どうしても問題にしなければなりません。ただ、これまで公社の問題は伊那市とは違うんだと、住民監査請求ではよく言ってた言葉ですが、いよいよ経営が苦しくなると市が何とかしなさいという話が今度の内容でありますけれども、この中で公社が21年度末の保有地簿価を26年度までに半減しなさいと、半減するという目標を掲げてますけれども、それを必ずやるとお考えでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 半減をしたいという方向で、職員ともどもに対応しております。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆12番(飯島光豊君) その場合、生まれてまいります、それは基本的には処分損失が生じないようにしなさいという前提があるわけですけれども、それでもやむを得ない理由によって市の支援する措置だとか補てんですとか損失を見なさいということがあるわけですけれども、これについてはどのくらいを想定してるんですか。全くそういう損失を生じないように処分を半減すると考えてますか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) このことにつきましては、最大限の努力をして保有してる土地を売ってくと、販売していくというのは私みずからトップに立ってやっていくべきだというふうにとらえて、今も対応をしております。そうした中で、議員が今おっしゃったようなことについては、これからまた状況を見ながら議会とも相談をして方向を定めてまいりたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆12番(飯島光豊君) その場合、負担が差額の補てんを市が面倒見なさいというのは、非常に今財政再建のさなかですので、きついものがあります。33億円の土地保有に関する債務保証については、先ほどの180%の将来負担比率の中には算入されておりません。全く別物として考えておりますので、新たな負担が市にのっかかってくると考えなきゃいけないので、いわゆる補てんについて市がするならということは、軽々あってはならないことだと思っております。さらに市長にお伺いしたんですけれども、小坂前市長は常時工場用地などを確保しておかなければならないというそういう考えでおられました。これによって、今のこの指針によって、この方針が完全に否定されたと考えたいわけですけれども、これからはどういうお考えで取り組まれると、これは公社の問題ですから、公社の理事長ですけれども、これは指導する立場として、市長にお伺いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 常時用地を用意しておかなければならないという話がありましたが、それはそういったことではなくて、常時必要最小限の用地を用意しとくということのはずだったと思います。つまり企業誘致の場合は一定規模の用地がなければ、つまり原野とかあるいは全く荒れ地を、ここが工場の用地としてどうでしょうかと言っても、それは企業様が飛びついてこない。この場所には、この伊那の地域にはこうした工業用地が幾つかあって、この場所がどうでしょうかという絵が描けるような、そうした必要な場所として必要最小限の用地を持っていなければならないということでありますので、もちろん今持っている土地については、頑張って売っていきます。だけども、必要最小限の相手が納得するような用地も用意しておかなければいけないということも必要だと思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆12番(飯島光豊君) この33億円の問題は、必要最小限度というにはちょっと余りにも大き過ぎます。その点については、やはり今までの公社の問題について言えば、非常に反省しなければならないところが多いんじゃないかという私は思っております。特に白鳥市長は、副市長のときに企業誘致の担当の副市長だったということがあって、特にこの問題についての認識を改めて伺わなければなりませんけれども、まだ引き続きまだ土地を必要な土地を買うんだというのは、いささか私はどうしても市民は納得いかないんじゃないかと思っております。

 そこで、一つ私がお伺いしたいのは、白鳥市長が当時企業誘致の副市長として答弁したいわゆるB社、これの企業誘致に関する用地、これは結局口約束でかわされて、結局その会社はB社は要らないと言い、それを今本当に抱え込んじゃってるわけですね。駐車場にしてるとかいう話もありますけれども、実際には大変です。この会社の状態で、引き続き白鳥市長はこういう答弁をされたんです、当時。「B社は従業員を解雇せざるを得ないような状況まで落ちいっておりまして、私たちも鋭意努力する中で用地の買収をお願いする交渉に行っております」と言っておりますが、その後どういうふうになりましたか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) ここでまたちょっと訂正というか、話の中身が若干違ってるところがありますので私の見解を述べさせてもらうと、今後も土地を購入するのかということについてでありますけれども、今持っている土地のうち、必要最小限のものは常に用意しなければならないということで、今持ってる土地はしっかりと売ってくというのが基本であります。

 それからB社の話でありますが、B社に限らず当時は全世界的に経済が急降下をしました。ようやくその浮上の兆しが見えてるのがこの10年近くたった昨今でありますけれども、当時は非常に大変な経済環境が、この日本だけでなくて世界を席巻したわけであります。だれも予測ができなかったと言ってもいいぐらいだと思います。そうした中で、B社については、当初購入を前提にしてきましたけれども、その環境の悪化には現状では対応できないという中で、今は借地としてお金をいただいております。これは金利負担以上のものをもらっておりますので、そうした点においては赤字が膨らんでくわけではないと思っております。

 その後どういう対応をしたかということでありますが、ことしの3月にちょうど私いなかったんですが、担当を初め訪問をしてぜひ購入をという話をしてもらってるのと、私も就任後役員の方にもお会いして、購入をお願いしたいと、段階的な購入でもいいから進めてもらいたいということをお伝えして対応をしてます。これからもそのような対応をとってくつもりであります。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆12番(飯島光豊君) 二つ今答えられたんですが、最初のほうの売っていくという問題について、これから今保有してるの。これはあれですか。いわゆる差額を生じないように、売ってくということですよね、当然のことながら。そしてそこに差額というものは生じないと考えているのか。それとも今の地価の情勢は、値下がり状況ですよ。ですから買ったときから比べれば何億円もやっぱり差額があるのは否めない事実ですね。ですからそういう中で、差額をつくらないように売るつもりがあるかどうか。お聞きしておきます。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 伊那市にマイナスの負担が多くかからないように努力してくのが私の仕事であるということでございます。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員、あと1分41秒です。



◆12番(飯島光豊君) はい。

 それでは先ほどのそのB社の問題になりますけども、ことし3月の購入をお願いしたということですけれども、その状況では、どういう返事だったんでしょうか。そして今後この土地についてはどうされるか。B社の経営状況だとか雇用状況は一体どうなってるのか。お聞きしたと思いますので、御報告ください。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 回答については、上層部にさらに伝えて努力するという内容だったと記憶をしております。それから現在の雇用状況なんですが、地デジ対応ということで、今いろんな電気製品の動きが活発化してきておりますので、比較的忙しいんではないかということを予測をしますけども、私が直接訪問をしたり、現状についての詳細な報告を受けておりませんので、軽々な答えはできませんけれども、一般的には今はいいと思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆12番(飯島光豊君) これは企業内の問題ですのでよくわかりませんけれども、しかし実際伊那市は、そのB社に買っていただくべき土地、3億円をかけて土地を買ってるんです。それは売れればともかくとして、売れなければ先ほど言ったように市の負担になります。補てんしなければなりません。したがってそういうことから考えると、B社に買っていかなければならないという第一義的な問題があるんで、少なくともB社にもう一度行って、近隣中にどうなんだと、こういう新しい土地開発公社の健全化の方針が出たので、少なくとも何とかしてくれと行くべきだと、私は思うんですけども、まず第一義的に。そういうことをするお考えはありますか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 先ほど申しましたように、私はその努力をする責にあると。今議員から言われたから行ってお願いをしてくるということではなくて、私のみずから判断で行ってお願いをすることはあり得ます。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆12番(飯島光豊君) それではね、その努力をぜひとも実現してほしいということを期待をしまして、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。



○議長(伊藤泰雄君) 以上をもちまして、飯島議員の質問が終了しました。

 引き続き、竹中則子議員の質問に入ります。

 6番、竹中則子議員。

     (6番 竹中則子君登壇)



◆6番(竹中則子君) 6番、竹中則子でございます。

 さきに通告してあります大きな3点についてお伺いいたします。

 初めに、がん対策として子宮頸がんについてお尋ねいたします。日本人の死亡原因の1位は依然がんであり、ふだん健康な生活を送っている私たちでも、がんに対する不安と恐怖は時々頭をかすめます。日本は、がんの検診率が二、三割程度と低く、国のがん対策推進基本計画では、受診率は50%以上を目標に掲げてあります。私も、今回の選挙の折りに、市民の多くの方からがんに対する質問や御意見をいただきました。その中でもまず、小学校五、六年生の娘さんを持つお母さんや中学一、二年生を持つ保護者の方からは、子宮頸がんについての質問でございました。

 子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス、HPVが原因で発症します。HPV感染からがん化するまでは、5年以上かかる特徴があると実証されております。日本では、1960年代から行政による子宮頸がん検診が始まり、その後1988年施行の老人保健法により制度化され、30歳以上の女性を対象に1年に1回の検診が検診車による出張方式と病院などによる施設検診による集団検診で全国的に普及いたしました。

 しかし、若年層の患者が増加していることもあり、2004年からは2年に1回、対象年齢を20歳以上となりました。

 伊那市の状況を見ても、やはり死亡原因の1位は男女ともにがんであり、平成18年の統計から見ると、男性では26%、女性では23%を占めております。

 また、子宮がん、乳がんの受診率が減少傾向にあるのも気になる一つでございます。

 当市でも、がん予防に向けて、目標と取り組みの方法、提案などの施策を行ってることは承知しております。また、中央病院が昨年がん診療連携拠点病院としてがん診療の充実を図るとともに、相談支援センター、緩和ケアチーム、セカンドオピニヨン外来などが活動してることは大変心強いことでございます。がんは、検診、早期発見、早期治療を進めるには、行政の指導と市民の前向きな取り組みが必要と考えます。当市のがん検診の目標は50%であり、胃検診は17%、また、子宮がんは14.7%と目標には遠いものがあります。

 子宮頸がんは、唯一発生機序が解明され、予防が可能ながんです。子宮頸がんは、検診とワクチンで100%予防できますとまで言い切って、市民講座を開催している北海道のお話も聞いたことがあります。先進国の受診率は、70%〜80%台であり、検診を受けていればがんになる前に異常に気づける。予防ができるがんというのが世界の頸がんに対する常識のようでございます。

 しかし、毎年侵潤がん患者は8,000人、0期の上皮内がんまで含めると1万2,000人以上の女性が新規に診断されております。また、1年間の死者は3,500人にも上っております。

 市長にお尋ねいたします。まだ子宮頸がんは予防できるがんであるということ、知らない人が多く、何よりもまず検診を受けることから始まります。当市での検診状況はいかがでしょうか。また、受診率をお伺いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 子宮頸がんという余り耳なれない言葉を私も知ることができたのは、こういう立場になってだからこそという思いがします。竹中議員も女性の立場からこうした質問ということで、私もぜひこういう子宮頸がんという、こういうがんがあるということを多くの皆さんに知ってもらいたいという思いがいたします。

 数字についてはまた後ほど担当の部長からお話をさせてもらいますが、この子宮頸がんという病気がワクチンとそれから検診で100%予防できるということ、それを早い時期にしていけば、そうした不幸な状態に陥らなくてもいいということがわかっておりますので、ぜひ私としてもそうした周知ができるように、市民の皆さんに知ってもらって、そういう予防ができる環境づくりということをぜひやってまいりたいと思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 伊藤保健福祉部長。

     (保健福祉部長 伊藤 健君登壇)



◎保健福祉部長(伊藤健君) それでは数字的な部分につきまして、お答えを申し上げたいと思います。このがん検診につきましては、平成21年度に「女性特有のがん検診補助事業」によりまして、20歳〜40歳の5歳刻みの年齢の女性に子宮頸がん検診無料クーポンを配布したところでございます。

 受診率につきましては、これ全部が出てるわけでございませんけれども、県で出した概算値でございますが、長野県平均が22.3%、伊那市が28.8%、お隣の駒ヶ根市ですが25.9%、それから後、私のもので数字が入っておりますところでは、飯田市で28.6%、岡谷市で16%等となっておりますので、お願いをしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 竹中議員。



◆6番(竹中則子君) 今お聞きいたしますと、国の平均よりも伊那市は28%ということで、高い受診率を占めているように思います。クーポンの利用はいかがでしょうか。お尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 伊藤保健福祉部長。



◎保健福祉部長(伊藤健君) これにつきましてはおかげさんで、ちょっと今手元にパーセントがございませんが、多くの皆さんから利用をいただくと同時に、昨年度は国が10分の10でしたので、ほとんどというくらい結果が出ております。ただし、今年度につきましては、国が半分になってしまいましたので、残りの半分は自治体が持たなければならないという部分もありますので、金がかかるからということでなくて、議員おっしゃいますようにPRをしながら対応していきたいと、このように考えてます。



○議長(伊藤泰雄君) 竹中議員。



◆6番(竹中則子君) やはり国の施策によって、半分は自治体が持つというそういう中で、伊那市としては前向きに取り組んでいただきたいと思います。

 それにつけても、検診を更新させるためのPRとかそういう面ではいかがでしょうか。お伺いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 伊藤保健福祉部長。



◎保健福祉部長(伊藤健君) PRの関係につきましては、これは今は子宮頸がんということで話題になっておるわけでございますが、この子宮がん等につきましては、ワクチンの接種だけでなく、従来から先ほど議員おっしゃられたように、従来から行われている検診とセットで行うべきと私どもは考えております。ワクチン接種は、特に若い女性の子宮頸がん予防に効果が期待できますので、国でもようやく検討が始まったという状況ではありますが、これらにつきましてはPR等につきましては、今年度から成人式の会場で子宮がん検診の啓発パンフレット等を配布し、20歳からの受診を勧めておりますし、また、乳児健診や両親学級の中で、性感染症や子宮がん検診について情報提供をしているところでございます。また、伊那市有線放送や広報等を通じて行っておりますけれども、今後につきましても学校への性感染症や子宮頸がんについての情報提供を行ってPRをしていきたいと、このように考えておりますので、お願いします。



○議長(伊藤泰雄君) 竹中議員。



◆6番(竹中則子君) 今部長のほうから子宮頸がんの予防ワクチンのお話もありました。次の質問でしたいと思っておりました。検診受診率を高めるために、ぜひ今まで続けている啓蒙運動を続けていただきたいと思います。

 次に、子宮頸がんの予防ワクチンの開発により、対象児が中学1年生〜3年生の生徒にワクチン接種が実施されており、その接種の判断は、まだ親にゆだねられております。ワクチンの効用、また安全性の評価、副作用、接種後の予防検診などが判断材料になると思われますが、適正な情報の提供は市民になされているのか。お伺いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 伊藤保健福祉部長。



◎保健福祉部長(伊藤健君) 済みません、この関係につきまして、それぞれ10歳からその対象になるというようなことの中で、やはり未成年でありますので、親の理解を得る中でのこととなりますので、これにつきましては、先ほど申し上げましたように、学校等を通じてきちんとPRしていくべきだと思ってますし、そのように対応していきたいと思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 竹中議員。



◆6番(竹中則子君) やはりこの感染は、主に性交渉からの感染だと言われております。学校での正しい性教育の必要が、親から子供たちにも重要ではないかと思います。

 教育長にお尋ねいたします。当市での学校においての性教育への取り組みは、どんなふうでしょうか。お伺いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 久保村教育長。



◎教育長(久保村清一君) お答えを申し上げたいと思います。

 子供たちの成長が昔に比べまして非常に早まっておりまして、性教育の大切さ、ますます必要になってきていると思っておりますが、小学校におきましては、基本的には命と性についての健康教育を、これを中心にして体の発育とか発達についての理解を深めるように取り扱ってきております。中学校におきましては、妊娠あるいは出産が可能なそういう大人の体になってまいります。そういった観点から、受精とかあるいは妊娠というところまで踏み込んだ授業で扱っているということでございます。また、この身体の機能の成熟とともに、異性への関心が高まったり、あるいは性衝動が生じたりと、そういうことも起こってくるわけでございまして、異性の尊重とかあるいはこの性的な情報への適切な対処の仕方とかこういう行動の選択の必要性に至るまで、やはり指導をしていかなければならないと、またしていくわけでございますけれども、さらにしていく必要が、今生じてきてると、そんなふうに認識をしております。



○議長(伊藤泰雄君) 竹中議員。



◆6番(竹中則子君) 今の教育長のお話によりますと、正しい性教育も学校の中で行われているということでした。

 また、保護者の人たちへの理解を深めるために、保護者会の総会の折りなどに講演会だとか啓発運動をやっていただけるということはないでしょうか。お尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 久保村教育長。



◎教育長(久保村清一君) お答えをいたします。

 毎年全小・中学校で児童・生徒及び保護者を対象にした性に関する講演会、これを実施しております。こうした際に、今御指摘のような子宮頸がんの予防等の啓発についても、ぜひお話をしていただくように検討をしてまいりたいと考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 竹中議員。



◆6番(竹中則子君) 前向きに取り組んでいただけるということで、よろしくお願いしたいと思います。

 次に、ワクチン接種には多額の費用がかかり、計3回の接種に係る費用は、計で4万8,000円〜5万円となり、接種費用が自己負担で高いことなどから、普及がおくれてるようでございます。当市での接種状況はどうでしょうか。お尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 伊藤保健福祉部長。



◎保健福祉部長(伊藤健君) お答え申し上げます。

 これにつきましては、昨年の21年の12月から任意としての予防接種が可能になったということで、現在まだ市のほうとしては、状況が入ってきておりませんので、これにつきましては、医療関係機関ですとか、それから接種の機関等を確認をしながら、また対応をしていきたいと、このように思っておりますので、お願いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 竹中議員。



◆6番(竹中則子君) また、先日の報道によりますと、厚生労働省の予防接種部会は、新たに予防接種法の対象にするかどうか議論に入るようです。その中には、ヒブワクチン、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスHPV、また肺炎球菌ワクチンも含まれております。6月から本格的な議論に入るとのことです。公費助成を決めたのが、県下でも何市町村かあります。根羽村が全額補助、南佐久郡南牧村、また松川町が半額補助、全国的には名古屋市、岐阜県大垣市が半額補助、その他の市町村でも大変助成を決めております。

 当市でも助成をしていただきたいと多くのお母さんたちからの要望がありました。ただいま市の財政は厳しいというお話を聞きますと、国の議論の始まった現在、すぐに半額助成とか全額助成とかを打ち出せないとかと考えます。しかし、接種時期もあり、性行為の低年齢化が進んできている現在、早目の接種が重要と思いますので、もし自費で接種した後でも、国の法律が決まったら接種後の補助は何とか市のほうでも考えていただけないのでしょうか。お伺いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 平成21年に製造・販売が承認されておりますワクチンについて。12月から任意としての予防接種が可能になりましたので、これについては結論から申しますと、前向きに検討すべき課題かなと思っております。県下、下伊那、南佐久あるいは富士見あたりでもそのような先行事例がありますので、そうした状況についてよく研究もしながら、また自治体によって接種に対する補助内容に差が生じることも考えられますので、ワクチン接種の機会に差が生じないように、法による規制というか指導というか、そんなことも期待をしながら、全国国庫財源による全国統一の助成制度の対応も、国とか県に要望しながら、国の動向を見据えながら当市におきましても、補助制度について前向きに検討をしてまいりたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 竹中議員。



◆6番(竹中則子君) ただいまは、やはり高額な接種費用がかかるということで、自治体の助成をお願いすることが各市町村に起こっておりますので、ぜひ当市でも前向きに御検討をいただきたいと思います。子宮頸がんは、若い世代が罹患する病気で、労働力の損失、死亡損失は大きく、少子化や出生率にも影響すると考えられております。ワクチン接種は、未来に対する先行投資とも考えられますが、当市でもぜひ他市に負けないように早目に助成を考えていただきたいと思います。

 次の質問に入ります。災害時の対応についてお伺いいたします。備えあれば憂いなし、防災についてお伺いいたします。平成18年7月17日から21日にかけまして、当市を襲った豪雨災害は今も忘れることができないほどのつめ跡を県内各地に残しました。400ミリをはるかに超える雨量を記録しました殿島橋は60メートルが濁流に飲み込まれ不通となり、また、西春近、前沢川も柳沢地区の土石流や高遠町、松倉地区でも、道路の陥没や山崩れの大きな被害があり、伊那市全体では、1万人を超える市民に避難勧告や避難指示が出されました。人命が失われなかったことは不幸中の幸いでございました。あの後もう何時間か大雨が降り続いたらと考えると、恐ろしさを感じます。あれ以後あのような豪雨には見舞われませんが、先ごろの気象変化の大きさには恐怖さえ感じます。いつ来るかわからない災害に備え、常に備えあれば憂いなしの状況に、さまざまな面で整えていく必要を感じます。また、あの豪雨災害から4年を経て、あの時の反省と以後の取り組みについて、考えてみる必要があるかと思います。

 最初に、市内各地区の備蓄品の整理状況についてお尋ねいたします。避難場所での毛布、食糧の配布などは、すぐに行わなければならないことであります。各地区のいざという時の備蓄品は整理され、区長さん方が周知徹底してるのかお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 詳細につきましては、担当の部長からお答えさせていただきますけれども、防災備品、これの常備につきましては、伊那市としては基本的に中学校区単位に新規防災倉庫、それを充実をさせてまいりたいという考えであります。現状、どのような場所にどのような内容であるのかについては、担当のほうからお答えさせてもらいます。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。



◎総務部長(林俊宏君) それではお答えをいたしたいと思います。市内の備蓄とあと倉庫の状況でありますけれども、市内には防災備蓄倉庫が9カ所、水防倉庫が18カ所、その内訳でありますけれども、備蓄倉庫の関係は伊那地区が5カ所、高遠に2カ所、長谷が2カ所です。防災備蓄倉庫の中の主な備品でありますけれども、テント、担架、リアカー、スコップ等の工具、それと議員御指摘のストーブだとか毛布、浄水器、非常食等も合わせてすべての倉庫ではございませんけれども、中にはそういった非常食等も備蓄をしている倉庫がございます。また、水防倉庫でありますけれども、先ほどの18カ所の内訳ですけれども、伊那地区が6カ所、高遠が3カ所、長谷が9カ所ということで、この水防倉庫におきましては、土のうだとかビニールシート、蛇かご、スコップなどを備品として備えているものであります。これは自主防災会の研修会等でも、それぞれ御報告してるところでありますけれども、いざというときにはこの倉庫をあけて使うと。それと18年以降の災害の対応の倉庫の関係ですけど、今市長が申し上げたとおり、合併特例交付金を財源として、中学校区単位にそれぞれ整備をしていくという計画で今取り組んでいるところでありまして、ことしは伊那中学校、春富中学校、伊那東小学校という3カ所に防災備蓄倉庫を建設していきたいということで、計画中でございます。

 以上であります。



○議長(伊藤泰雄君) 竹中議員。



◆6番(竹中則子君) 今総務部長のお話により、中学校単位で整えてるということで安心かと思いますけれど、地区の区長さんたちがそれを知っているのかどうかということですけれど。そこら辺をお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。



◎総務部長(林俊宏君) ただいま申し上げたとおり、自主防災会等でもお願いをしているところでありますけれども、自主防災会におきましては、おおむね区長さんが役員であって毎年変わっていきますので、この修正期に合わせまして、もう一度徹底をしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。



○議長(伊藤泰雄君) 竹中議員。



◆6番(竹中則子君) 次に、自主防災組織についてお尋ねいたします。市では先日6月13日の日に、伊那市自主防災会役員研修を開催して、さまざまな対応についての講演、学習が行われていたようでございます。市民一人一人の防災意識を高め、地域での隣近所の連携が、いざというときには一番重要となると思いますが、市内での自主防災組織の設置状況をお伺いしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。



◎総務部長(林俊宏君) 自主防災会の設置状況でありますけども、今若干ふれましたけども、おおむね各区の単位か旧伊那地区にありましては、各町総代というか町の単位で、伊那市全体では現在179団体が整備されてるものであります。



○議長(伊藤泰雄君) 竹中議員。



◆6番(竹中則子君) また災害のときに、リーダー役を務めていただける、そういう要請はなされてるのか、お尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。



◎総務部長(林俊宏君) お答え申し上げます。

 主に役員の方は、区長さんが多いわけでありますけれども、自主防災会組織というものは、やはりそういった知識のある方、実際に消防団で経験のある方等がやることが一番望ましいというような形で、その都度役員の方は複数年やっていただきたいというお願いと、できましたら消防団等の経験のある方が役員についていただきたいというお願いはしておりますけれども、多くの団体の現状は、区長さんが会長というところが多いことが事実です。ただ、自主防災会組織の中に、消防団のOBだとかそういった方が徐々に入っていただいてるというのが実情であります。



○議長(伊藤泰雄君) 竹中議員。



◆6番(竹中則子君) せんだっての18年の災害のときに、リーダーさん達が、何か目印の腕章とか帽子とかかぶるようなことはいかがかという質問が出ておりましたが、その点については改善されておりますでしょうか。お伺いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。



◎総務部長(林俊宏君) 現在のところは、そういった市からの提供するような物はしておりません。

 ただ、自主防災会のコミュニティの助成金等がありまして、例えば山寺の上村だとか中央区だとかそういったところは、宝くじの助成金をいただいて、伊那市の補助金以上に整備をする中で、この共通の何て言うんですか、ジャンバーというか、そういったものをそろえた地区はございます。

 以上であります。



○議長(伊藤泰雄君) 竹中議員。



◆6番(竹中則子君) 次に、避難場所の安全確認についてお尋ねいたします。18年の災害時には、市内8カ所の学校とそのほか地区の公民館また体育館などが避難場所となったようですが、避難場所の一覧は地図情報等で市のホームページでわかるようになっておりますし、各家庭にも配布されてると思いますが、避難場所の安全確認、施設の安全性、建物の老朽化による耐震、駐車スペースなどお伺いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。



◎総務部長(林俊宏君) 避難所の安全確認ということの質問でありますけど、二つ考えられております。

 まず、地震の関係でありますけれども、地震におきましては、それぞれ耐震化ができてるかどうかということが大きな課題になってるわけでありますけれども、各地区の公民館等もあるわけですが、特に基幹避難所となっております各小・中学校の体育館については、議員御承知のとおり今伊那市では積極的に耐震化を進めておりまして、現在のところ9校は整備済みでありますけれども、22年度の内には、五、六校が整備になりますので、大分進むのかなと考えておりますが、ただ耐震化ができたからといって、すぐその中に避難するということではなく、その建物そのものが大丈夫かどうかを確認をする中で、地震のあった場合には、基幹避難所の安全確認をした上、避難された方々に入っていただくという考え方で伊那市は取り組んでおります。

 また、風水害の関係でありますけれども、特に高遠、長谷の関係だと思いますが、急傾斜地だとか土石流の渓流地域の、何かあったときには、直接ではないけれども危険ではないかという範囲の中に入っている公民館等もありますので、そういった場合には、例えば避難勧告するような場合でも、よく周りの状況を判断をした上で、適当な場所の指定をして避難をしていただくというような考え方で臨もうと市の防災係のほうでは考えておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 竹中議員。



◆6番(竹中則子君) 今部長のお話により、市のほうでも準備、その他万全を期していただいてるように思います。まだことしの梅雨もこれから豪雨の心配もされるところですが、「災害は忘れたころにやってくる」の言葉を心に、市民行政協働の力で、自分たちの命、ふるさとを守りたいと考えます。それには、日ごろから地域のかたいきずなが必要かとも考えます。

 以上で、防災については終わります。

 次に、3番といたしまして、伊那市親善大使についてお尋ねいたします。新市長誕生を祝い、元気な伊那市を目指して親善大使を導入していただきたいと考えます。伊那市は友好都市には、福島県会津若松市、愛知県知立市、東京都新宿などあり交流も盛んですが、視察に当地を訪れていただいたときなど、親善を深めていただくお手伝いや案内に、ぜひ親善大使を導入していただいたらと考えます。伊那市の観光やまちおこし運動をPRしていただけたらとも思います。親善大使は、昔はミス伊那とかミス桜という表現で募集をしていたこともあります。今全国的には、広島県の観光大使または鹿児島親善大使、埼玉県の幸手市のさくら親善大使など多くの親善大使が全国各地で活躍されております。伊那市では、県下に先駆けて行政指導の結婚相談窓口「出会いサポートセンター」を設置していただきました。また、あすは最初のカップルが結婚式を挙げるすばらしい朗報も届いております。そんな話題も伊那市をまた明るく元気にするイメージとなっております。ぜひ市長に伊那市親善大使の導入はいかがかお尋ねいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) かつてはいろいろありましたよね。ミス何とかとかミスター何とかとか。私もミス勘太郎というのを覚えておるんですけども、また、それはそれで伊那市のいい発信になったのかなという気がしております。翻ってこの時代にミス何々がというか合うかどうかということもまた議論の的になるかもそれませんが、この伊那の地域を売り出すという点においては、一つの手段かもしれません。

 私、担当にも話をしたり、また周りの県外の方とかいろんな知人にも話をしてる中で、伊那という場所がどういう場所なのか。はっきり申し上げますと、この地域は無名です。全国的には無名だと思っていいと思います。ただ高遠の桜というのは、知られてはいますけども場所をどこだか知らないという人も実際多くいます。

 ですから、その知られてないということを前提としたこれからの観光戦略とかあるいは地域の振興というのは非常に大事になってくるわけでありまして、そのときにミス何々とかミスター何々というところに話を持ってくこともあるかもしれませんし、現段階では私は「イーナちゃん」、彼女でいいのかな、あれは。イーナちゃんが非常に当面はいいキャラクターをして、発信としては上手にいくんじゃないかなという思いがしております。先日というかことしの桜のときのオープニングにもイーナちゃんが登場をして、非常に人気でありました。東京都新宿区にもあるいはいろんなイベントにも出かけていって、夏場は大変だという話を聞きますけれども、伊那市の発信のために中に入ってる人にも頑張ってもらって、イーナちゃんを上手にこれからも活用していきたいなと。あんまり知られておりませんけど、数年前にイーナちゃんはニューヨークに行きました。世界のゆるキャラというキャラクターが集合をしてニューヨークでイベントがあったんですけども、日本代表として、もう1人はちょっとわかりませんけれども、2人だったと思うんですが、ニューヨークに行って日本の代表としてイーナちゃんが全世界に手を振ってきたということがありましたので、そうした非常に身近にあって心なごませるキャラクターのイーナちゃんをさらに上手に使っていったらどうかなと。イーナちゃんのグッズもありますし、またイーナちゃんの歌なんかがあるのかどうか知りませんけども、今後またいろいろ考えながらそうした伊那市を発信する手段としてはどんな方法があるのかと、それがミス何とかとかいうことももちろんありますけども、今あるものを使ってやるとしたら、イーナちゃんも一つの有効な手段かなという気がしておりますので、もうちょっと私も今取り組んでることに力を入れて、それでもなかなか難しいぞという方向になれば、また、次の手を考えてみるということは考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 竹中議員。



◆6番(竹中則子君) キャラクターのイーナちゃんはニューヨークにも行ってきたということで。でもやはり血の通った人間の親善大使も必要かなと思います。ミスだけではなく、今男女共同参画社会ですので、ミスター伊那もぜひ選んでいただきまして、市民の話題を呼べたらなと考えます。

 以上で、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。



○議長(伊藤泰雄君) 以上をもちまして、竹中議員の質問が終了しました。

 暫時休憩といたします。再開は、3時といたします。



△休憩 午後2時47分



△再開 午後3時00分



○議長(伊藤泰雄君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

 柴満喜夫議員の質問に入ります。

 15番、柴満喜夫議員。

     (15番 柴満喜夫君登壇)



◆15番(柴満喜夫君) 15番、柴満喜夫でございます。

 あらかじめ通告してあります2点についてお伺いします。

 まず、1点目、新市長誕生に伴う伊那市政についてでございます。さきの市長選挙におかれましては、白鳥市長は選挙公約として幾つもの公約を掲げて、見事大差で当選をされました。まずもってお祝いを申し上げ、おめでとうございます。

 そこで、今後伊那市政について、どのように市政の運営をされていくのかお尋ねしたいと思います。とりあえずそこからお願いします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) お答えします。

 今回の選挙、私はいろいろな方にいろいろな話を聞きながら、その中で自分なりのまた方向というのを確認してまいりました。

 まず、一番大事なことはやっぱり市民の皆さんの目線で事を進めるということだと思いますし、私も市長という立場だけではなくて、市の職員でもありますし、また市民でもありますので、そうした特別な立場だからということではなくて、そして幾つもの自分の立場ということをよく認識しながら行政を進めてまいりたいと思います。

 その中でも、特に大事にしたいのは「現場主義」とそれから「対話」であります。当初から話をしてまいりましたように、この伊那市で育った子供たち、生まれた子供たちが、この地域でずっと暮らすことができる地域づくり、そのためには、福祉も医療も、もちろん働く場所も大変大事になってまいりますので、そうしたことをきちんとこれからも進めてまいりたい。

 それと、もう一つは、お年寄りを大事にし尊敬をし、お年寄りの知恵も借りながらこの地域のことをみんなでつくり上げてくと、そんなことを私の考えの基本に置きたいと思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 柴議員。



◆15番(柴満喜夫君) はい、ありがとうございました。ただいま市長の言われたとおり、本当に選挙公約、またリーフレット等にそのことがうたってあります。それで選挙をされたわけでございます。ぜひ、そのことを胸に、市政に取り組んでいただければありがたいと思います。そこで、五つほどお尋ねをいたします。

 まず第一に、その中にこの広報の中にはありますけれども、「ふるさとを思う夢のある伊那市について」ということで、それを一番のキャッチフレーズとしてうたってありますけれども、具体的にはどのようなことなのか、お伺いしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 先ほども話を少し触れさせてもらったわけですけども、端的に言えば、この地域のことを知るということから始まると思います。

 私たちの住んでいるこの伊那、この場所を自分の足で歩いて、また自分の目で見、聞いて知っていくというその作業から始まるのではないかと思っております。そうした中で、この場所は二つのアルプスに囲まれた、挟まれた、抱かれた、そうした風光明媚で大きな大パノラマの場所でありますので、そうしたことを一つの財産として、そこで自然に対する思いだとかあるいは人々との営みの温かだとか、そうしたことを、まず感じてもらうということが、大事であろうかと思います。

 ちょっと重複するかもしれませんけれども、やはりお年寄りを大切にするというか尊敬するということが、私は地域社会の基本だと思います。ゲートボールとかマレットだけをしていることではなくて、そうしたこともやるんだけれども、子供たちのために、あるいは社会のために、私たちのために、行政のために、いろんな提案、提言をしていただけるようなお年寄りの皆さん、多くはそうだと思いますけれども、そうした皆さんが生き生きと暮らせる伊那、それからその伊那で生まれ育った子供たちが、この場所でそういうお年寄りとか、あるいは家族と一緒に暮らせる背景には、働く場所が大変大事になります。あるいは、この地域の10年とか30年先を語ることができるような教育も大事になると思います。福祉もしかりだと思いますので、そうしたことが確実に遅くとも一歩一歩できる地域というのが私の目指すふるさとであります。そのためには市民との対話とかあるいは現場に行って自分の目で見る。これは市の職員も同じでありますけども、現場主義ということを徹底してやっていきたいということで、ふるさとを思う伊那市、そうしたことを描きたいと思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 柴議員。



◆15番(柴満喜夫君) はい、ありがとうございました。

 それでは2番目ございますけれども、民間感覚での改革についてということもうたっております。選挙中には若さや民間感覚での改革をアピールされており、市民の多くは民間感覚での刷新に大いに期待をしておりますが、どのような改革に取り組んでいくのかお伺いしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 民間感覚ということは、非常に古くから聞こえがいい言葉でありますけども、原点としては、やはり常にこう自己改革のできるそうしたことだと思っております。そのために具体的に言いますと、やはりコスト意識を持つということではないでしょうか。この仕事をしていることが、コスト意識に反映して、将来に渡って必要なのか。あるいは今、必要であるべき作業なのか。そうしたコスト意識というのは非常に大事になる。瑣末なことかもしれませんけれども、電気のスイッチ一つ切ることも大事なコスト意識でありますし、あるいはペーパーの裏表を使うと、あるいはペーパーを使わないといったことも、大事なコスト意識ではなかろうかと思います。そのために、職員の皆さんには具体的に、例えば会議は1時間以内にやってください。あるいは報告書については、A4レポート用紙1枚にしてください。電話については3分以内で要件が達成できるようにしてくださいという具体的なことも掲げて指示をしております。一朝一夕にすぐにできるということはないかもしれませんが、そうした取り組み、部長、課長初め、みんなでやっていけば必ずそうしたコスト意識が醸成されるんではないかと思います。

 民間感覚による自治体経営ということを申してまいりましたけれども、やはり自分の目で見、聞くというそうした地道な作業が基本でありますので、現場主義、それからいろんな地域の事情を一番知っているのがそこに住んでる皆さんでありますので、そうした皆さんの思いを聞く。それがお年寄りであっても、あるいは壮年の方であっても、あるいは子供たちであっても、いろんな意見があろうかと思いますので、そうした意見をしっかりと聞きながら、自分でも検証をして、その中で行政に反映できるところは素早くスピード感を持って、反映させていきたいと。また事業につきましても、公共性の高い事業、これはいろんな分野がありますけども、福祉についてはすべてを切るなんてこと当然できませんし、これからはもっとかかる部分もあろうかと思います。めり張りをつけて、選択と集中というのを徹底させながら常に効果を図って、行政をしていきたいと思っています。私は基本的には、伊那市にとってプラスなのか。市民にとってプラスなのかということを、まず考えて行動すべきではないかということであります。これはすべての分野に言えることかもしれませんが、やはり最大の効果を得るために最小投資をすると言った観点から行政を行ってく。これが私のある意味民間感覚であります。



○議長(伊藤泰雄君) 柴議員。



◆15番(柴満喜夫君) はい。ありがとうございました。とてもいい御意見をいただきまして、これからの伊那市、多分すばらしい伊那市になるんじゃないかと思っておりますので、ぜひそれを実行に移していただきたいと、このように思っております。

 次に、3番目に入ります。3番目の重点政策についてということで、これは公約の中にも八つの重点政策が掲げてあります。医療だとか産業雇用、福祉、農業林業、教育、環境、観光行政改革とありますけれども、民間の発想で伊那市を改革したいとのこと、この重点政策についてお尋ねしたいと思いますけれども、お願いします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 重点政策につきましては、八つ掲げてあります。その一つ一つをこれから細かく話をするという作業は必要かもしれませんが、きょうは全体像としてお話をさせてもらいたいと思います。

 公約の基本にあるのは先ほども言いましたように、この伊那のため、伊那市民のためになるかどうかという、それが将来に渡ってこの伊那だけではなくて伊那谷とか県南のこの地域全体に及ぶかどうかという見地から進めてまいりたいということが基本であります。

 それと民間感覚というと、白か黒か、あるいはもうかるかもうからないかという観点から判断をされがちかもしれませんが、実はそうではなくて、民間感覚で行うべきところは民間感覚の手法をもってやっていきます。しかし、行政でやるところの福祉とか医療とか民間ではできにくい非常に難しいデリケートな分野もたくさんありますので、そうしたところについては、そうした手法ではなくて、現状に見合った現状に即した、そうしたものを導入していくべきだということを思っております。

 この地域の産業構造というのが、鉱工業中心にして成り立っております。農業とか観光はまだまだ小さな数字でしかありません。しかし、農業という可能性というのは私は、大変大きなものを持っておりますので、これからの農業の振興、農業の復権・復活というものも基本にして、行政をやっていきたいと、農業というのはこの国の基本であるということは、言わずもがななんですが、そうした農業の行くべき方向というのをしっかり見据えながらこの地域の農業の復権を図りたいと思っております。合わせて、観光についても、今年間の観光としての収入というのは、伊那市だけでは11億円ぐらいしかありません。これをさらに大きく膨らませて、例えばもう一つ丸をつけるとか、もしかしたらもっとかける2とか3とかいうことも不可能ではないかもしれませんので、そうしたことを戦略性を持って、現状の数字を分析しながら観光も大きな産業の一つにしたい。つまり、鉱工業だけなくて、観光もあるいは農業も林業もありかもしれません。そうしたものをバランスよくこの地域に根づかせて、先ほど公約の中で申しましたように、この地域で暮らし続けることができる、そんな地域づくりをやってまいりたいと、これが八つの重点項目の中を総括しての私の考えであります。



○議長(伊藤泰雄君) 柴議員。



◆15番(柴満喜夫君) ありがとうございました。ぜひ本当に観光ばかりではなくて、農業、林業、重点において政策をやっていただきたいと思います。

 それでは4点目でございます。補正予算案の事業についてということで、補正予算編成に当たっては、公約の子供たちがこの伊那でずっと暮らし続けることができる地域、お年寄りを尊敬し家族とともに仲よく暮らせる社会の実現に向け、医療や福祉などに重点を置き、30以上の事業を一般会計補正17億5,400万円を予算編成されました。このことは、本当に今までにもお話がありましたけども、高く私も評価をしたいと思っております。

 まず、医療充実。現在小学6年生までの無料の入院医療費は、中学3年生までに引き上げ、就学前まで無料の通院医療費の拡充については、医療政策審議会を新設し、実施に前提に審議すると、大きく前進をしましたけども、この医療審議会を設けて精査をするということでございますけれども、この通院の医療費について、通院の医療費の無料化について、市長のちょっと考えをお聞きしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 医療費の無料化については、各自治体とも取り組んでいるわけなんですが、伊那市については就学前までは医療費無料化と、今回の選挙の中で私は中学3年まで入院費を無料化しましょうということで出しております。このことについては今回の6月の議会の中でも進めるようにお願いをしてまいりたいと思いますけれども、医療費の無料化については、すぐに実施をしたいのは山々です。ただし、これにはお金もかかりますし、それから何よりも先生方、お医者さんの負担が過剰にならないかどうかというその点が重要になりますので、そうしたことを総合的に判断するための医療政策審議会であるというわけであります。今その組織の立ち上げ準備をしておりますので、今回の議会で予算をお認めいただければ、そうした後に1歩2歩前進をして、この伊那地域の医療費のことについて、保護者あるいは先生方の上伊那医師会とか伊那市医師会あるいは行政、いろんな分野の皆さんに入っていただいて、議論を重ねて、できることであれば、例えば3年生なり4年生なり、できるところまで実施をしていきたいという思いであります。そのための今、現状分析をしながら実施に向けた私の希望としては実施をしたいという思いがありますので、そうしたことをこれから議論をしていく。そんな段階に入っております。



○議長(伊藤泰雄君) 柴議員。



◆15番(柴満喜夫君) 本当に前向きの答弁でありがとうございます。地域の医療の現状を大事にして、無料化に踏み込んでいきたいということで、これは今までは就学前まで、これからは小学6年までということではなくて1年ずつでもいいと思います。1年生、2年生って。そのようにぜひ踏み込んでいただきたいと思いますけれども、答弁お願いします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) この問題については、一番重要な点というのは、先生方の過重労働であります。一斉に始まってしまうと、先生方が恐らく対処できないだろうと。特に伊那中央病院の救急については、夜・昼なく土日なく、いろんな皆さんが来ておりますので、そうしたところを上手なルールを持ってかかるべき患者の皆さんは、そうした姿勢でかかっていくと。あるいは先生方もどういう体制で今はできて、どういうところまで体制が整っているので、何人ぐらいまでオーケーですよとかそんなところを含めながら方向を決めてまいりたいということであります。



○議長(伊藤泰雄君) 柴議員。



◆15番(柴満喜夫君) ありがとうございました。ぜひ、前向きに進めていただきたいと思いますので、お願いいたします。

 それでは今途中になりましたけど、また福祉の充実では、高齢者を対象にした福祉入浴券の助成事業では、昨年までは行っておりましたし、また、ことしの4月から方法を変えてやるということでございましたけれども、大変悪評であって、配布の方法や枚数の見直しなど、本当にここ何カ月ぐらいの感じでもってこのことをすぐ変えられたと、本当にこのことが民間の感覚の改革との評価をしてるところでございます。そのことは本当に、今後もそのような迅速に、ここにもありますけれど、若さとスピードと実行力ということがありますので、それをどんなことに対してもそのように前向きに検討していただければありがたいかなと思います。そのことは、それでお願いをすることでございます。

 そこで、この補正予算事業の中で、幾つもあるわけでございますけど、2点ほどちょっとお伺いしたいと思います。

 まず一つ目は、産業の関係ですが、中心市街地再生に向けて22年度から24年度の3カ年で中心市街地再生支援事業が採択されております。これ3,000万円余りの事業費が認められたので、この事業について支援をしていくとのことですが、この事業はどのような事業なのかお伺いしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 詳細については担当部長のほうから話をさせてもらいますが、この中心市街地再生支援事業というのは、県が単独で行う3カ年の事業であります。地域にいる人々が中心となって組織をするまちづくりグループ、そうした皆さんが中心となって、主体的に取り組んでいく事業ということでございます。これから中心市街地が大変寂しくなってるということは言われて久しいわけですけども、これは全国的にも同じことが言えております。何とかそうした中心市街地の復活を期待をしながら、こうした3カ年事業に取り組んでいくということでありますが、詳細については担当の部長から説明させていただきます。



○議長(伊藤泰雄君) 御子柴産業振興部長。



◎産業振興部長(御子柴泰人君) 中心市街地再生支援事業について御説明をさせていただきます。中心市街地の空洞化が進んでいる中で、中心市街地ににぎわいを取り戻すということで始まっているものであります。地域の方たちが中心となって組織したまちづくりグループが実質的にかつ主体的に取り組む事業について、県と市で助成を行っていくというものであります。まちづくりグループでは、初年度に中心市街地再生プランを策定し、2年目、3年目では、このプランに位置づけられた事業を実施するというものでありまして、初年度は150万円、2年度、3年度はそれぞれ1,500万円を限度に、県が2分の1を補助するというものでありまして、残りを市とまちづくりグループが負担するということでありますけれども、この残りにつきましては、またその半分をし、半分をまちづくりグループで負担して進めていきたいということで、現在関係者と調整中であります。



○議長(伊藤泰雄君) 柴議員。



◆15番(柴満喜夫君) それでは、その事業をまだどういうものになるかということが、決まってないわけですか。



○議長(伊藤泰雄君) 御子柴産業振興部長。



◎産業振興部長(御子柴泰人君) これから立ち上げてまいりますまちづくりグループのほうで、プランを策定していくということで、それを来年度以降で実現していくというものでございます。



○議長(伊藤泰雄君) 柴議員。



◆15番(柴満喜夫君) はい。わかりました。ぜひ、まちづくり交付金みたいなようなものと同じかと思いますけども、いずれにしろ中心市街地が今さびれておるわけでございますので、再生につけて、有意義な事業を行っていただければありがたいかなと思っております。

 それでは2点目としまして、伊那北駅前広場改修事業が載っております。これは私も昨年一般質問させてもらっておりますし、また子供たちも応援に申していただいた部分です。総合学習で伊那小学校でございますけれども、伊那北駅前周辺の活性化事業に取り組んだ伊那小学校夏組の児童の要望にこたえて改修をされるものと思われますが、その場合にどのような改修されるのか。とりあえずお尋ねしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 伊那北駅前の改修については、いろいろな意見があります。伊那小学校夏組の子供たちからの提案もありますし、また、地元の皆さんからの意見もございます。また、市としてどのような方向が望ましいのかということも今まで検討してまいったわけです。

 そうした中で、今現在どのように進めるかということ、まだ外案というかアウトラインなんですけども、あの池の深さが非常に深いということの中での危険性の指摘、それから伊那北駅が伊那市の北の玄関口であるというそういう位置づけの中で、駅をおりてどういう光景が望ましいのかと。あるいは伊那北駅そのものが上農高校、伊那北高校、あるいはその上の信州大学農学部、さらには高遠高校を含めた若者が乗降する場所であるということ、そうした点からこれからさらに地元の皆さんとも行政とも、いろんな皆さんの意見をいただきながら、あそこの変化というものを促していかなければいけないかなと思います。

 去年の11月には、高遠コヒガンザクラを駅前に植えました。何年かするとまた見事な花が咲くと思います。高遠さくら祭り号というJRでつくってもらった電車が入ってきたときに、伊那市の第一印象がある意味伝わると思います。そうしたことも準備が始まってる。

 また、池のことにつきましても、今回予算立てをさせてもらっておりますけども、池についても水が本当に必要なのかということも含めながら、ただ夏組の子供たちの夢の中では、池のことももちろんありますけども、日時計というものを大変大事にして勉強もしてきております。伊那北駅には実は時計がありません。あの周辺には時計をどこか探してもどこもない場所でありますので、正確ではないにしろ、日時計というものもあそこに何らかの形で設置ができればいいのかなと。これは子供たちだけではなくて、地元の皆さんも一緒になって、あの地域の振興のために、あるいはこれから先々の伊那北駅前周辺のありようについて語るためにも、そんな意見を出してもらって、これから具体的な作業に入ってまいりたいと、そのように思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 柴議員。



◆15番(柴満喜夫君) はい。ありがとうございました。それで今回の予算90万円だったかな。それでこれがその後も継続していくのかどうか。そのことについてお尋ねします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 今回は池の周りの改修、これは花壇も含めてを考えております。今後、例えばパーゴラを設置するとか、あるいはベンチをつくる、そんな意見もありますけれども、今回はその予算を含んでおりません。

 まちづくりというものは、一朝一夕にできるものではありませんので、今回やってまたその景観もみんなでまた議論をし合いながら、もしかしたらあそこを電柱をどかすほうが先かもしれないという意見も出るかもしれません。いろんな駅周辺のことを複合的にとらえたそんな論議をこれから期待をしたい。今回については池の周りの池を含めた周りの改修、それから夢を盛り込んだ改修にしたいということであります。



○議長(伊藤泰雄君) 柴議員。



◆15番(柴満喜夫君) はい。ありがとうございました。

 本当に夏組ばっかではないわけですけども、地元の活性化の皆さんもいろいろ思いをもってやってるんですけど、特に夏組の皆さんは、この新しく市長になられたこの今回の議会において、そういう予算をつけていただいたということは、本当に関係者の皆さんは喜んでおります。私もお礼を言いたいと思っておりますし、子供たちは、やっとこれで卒業できたという思いが強いのではないかと。先ほど本当に思いやりのあるという新しいまちをつくっていきたい。本当に子供たちがこんなことによって、本当に伊那市はいい伊那市なんだなあと。ほいでまた大人になったら伊那市に帰ってきたいという思いが多分強くなったんではないかなと、なったというかなるのではないかなと思っております。

 そのことについては私もお礼を言いたいし、その今たまたまの高遠コヒガンザクラの話が出ましたので、そこにこのことがまだ表に出ない前には、子供たちは子供たちでまた名前をつけたいと、あそこへ、そのコヒガンザクラの。そのことをたまたま今あれしたんで、そこへ子供たちが勝手にそのネームプレートをつけて名前をつけていいのかどうか。ちょっと市長のお考えをお聞かせください。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 名前云々の前に、やはり私はその場所をこれから語り合う上においては、山寺の地域の地区の皆さん、それから山寺活性化協議会の皆さん含めたそんな論議が必要かと思います。その中で、高遠コヒガンザクラに名前をつけたいという子供たちの思いが、議論されてそうしましょうということになれば、それはそれで私はいいのかなと。ただ子供たちも卒業をしております。先日もいなっせの前で卒業した子供に偶然会いました。もう制服を着て中学生ですので、でも顔はしっかり覚えてましたんで、元気かという声をかけたら、自分たちは伊那北駅のことをずっと思ってるよという言葉が返ってきましたんで、そうした子供たちの思いをつぶさないようにやっていきたい。そのことが高遠コヒガンザクラのネーミングにつながるんであれば、それはそれとしていいかと思いますが、いずれにしても地元の皆さん、これからあの地域を守っていく、一緒になってつくっていく皆さんの思いを反映しての結果であればよろしいかと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 柴議員。



◆15番(柴満喜夫君) はい。ありがとうございました。ぜひまた議論して、そのようにちょっとしていただければありがたいと思います。

 この件について、私が昨年かな、一般質問させていただいたときに、教育委員長のほうからちょっとコメントいただいたんで、もしお考えがあったらいただきたいと思いますけれども。



○議長(伊藤泰雄君) 松田教育委員長。



◎教育委員長(松田泰俊君) お答えします。

 この夏組の活動のよさは、前回お答えいたしましたけども、改めて申し上げますと、2点あるなと思ってます。

 それは伊那市の教育の根本理念は、初めに子供ありきということを大事にしてるわけですが、これは子供が発想し構想しそして実践して自己評価をしていくという子供の学びの道筋を大事にするということですけども、このことを担任の先生が大事にされて、そして活動が行われたということが一つ。

 もう一つは疑似体験ではなくて、実物体験であったということが非常に大きな意味を持ってると思います。そしてその結果今日皆さんにお認めいただければ、90万円の補正予算がついて子供たちの願いが一部であるかもしれませんけど、かなえられてくと。そういうふうになったときに子供たちは、自分たちも一生懸命やれば社会参加ができるんだと。行政の皆さんが答えてくれるんだと。そういうことを心から思う。このことは極めて大きいと私は思います。そしてあの場所に子供たちの足跡が残るということは、将来に渡って子供たちが忘れることのできないふるさとをつくったと、そういうふうに思って高く評価したいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 柴議員。



◆15番(柴満喜夫君) ありがとうございました。本当にとうとい御意見をいただいて、多分子供たちも喜ぶんだろうと思っております。ありがとうございました。

 それで次に進ませていただきます。5番目でございます。これは前小坂市長市政との違いについてということで、大きくなっておりますけども、そのことについて市長からお答えをいただきたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 前市長の小坂市長から私にバトンタッチをする中での違いという点についてお答えをしたいと思うんですが、私はいいところについては継承をすると。ただし私の中では、新しい伊那市のために自分の考えをきちんと表現をして、改革をしていくという言い方をしてまいりました。

 そうした点において、前までは子育て支援とそれから教育、それと産業立地と3本柱が小坂市政の特徴というか一番の表情だったわけでありますけれども、私はこの三つについては何ら否定するものではないと思います。そのほかに私の中では、若干ニュアンスが違うかもしれませんけれども、行政改革は必定だと。それとそのためには現場主義と対話というのを繰り返してやってくというところであります。さらに加えるならば、スピード感を持ってと、できるものならすぐに、そうしたことを是としてやってまいりたいと思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 柴議員。



◆15番(柴満喜夫君) 小坂市長本当に三つのあれをもってやっていたんですけれども、ここの今市長の中には後援会報やリーフレットの中でうたってないんですけど、そのほかに三つばかり多くあったわけですよね。リニア新幹線の問題、長谷村の関係の南アルプスの世界遺産の登録について、また高遠の関係は、名君保科正之大河ドラマに向けてという三本柱があったんですけど、そのことについてはどのようにお考えか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 世界自然遺産登録については、継続・継承をしております。大変長い道のりのことは御承知かと思うんですが、今度琉球が今の小笠原の次に出てくると思います。琉球諸島。その後に日本はノミネートの予定がありませんので、そこがワンチャンスかなということで南アルプスの世界自然遺産登録というのをとらえているということであります。ただ、世界遺産にすぐになるわけではありませんので、そうした前段というか関連した取り組みとしては、世界ジオパーク、日本ジオパークというユネスコの提唱する地質遺産についての日本認定をいただきました。これからはエコパークというもう一つまた別なアプローチの仕方でユネスコのほうにもうったえていきたい。こんなことで世界遺産登録を今後も進めてまいりたいと思っております。これは今ある自然の守るという観点においては、大変重要な私たちの責務でもあろうと思いますので、そうしたことについての推進は今後も行ってくと。

 それからリニアの話につきましては、なかなか微妙な問題でありますので、今まで私が新聞マスコミ等でお話をしてきた。そんな範囲にとどめたいと思います。

 さらにもう1点の保科正之公大河ドラマ化、これも36万人を超えるというような数字になってるかと思うんですが、今後も継続して何とか実現に向けた取り組みをしてまいりたい。とはいえ、今後これからNHK大河ドラマがお江でしたっけね。ちょっと難しい側面もあるのかなという思いもありますので、いろいろ策を講じて、またチャンスをいかして取り組んでまいりたいと思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 柴議員。



◆15番(柴満喜夫君) ぜひ伊那市には大きな目玉がないんで、経済効果をつくるためには、本当にそういうものに取り組んでいただければと思っております。

 それでは次に大きい2番目に入ります。これは伊那本線、バスのことでございますけれども、廃止に伴う影響についてということでございます。公共交通網の伊那バスが長年伊那市から辰野間を1日5便往復をしておりました。運行をしておりました伊那本線が平成22年3月をもって、廃止となってしまいました。ここに伊那公共交通網というありますけども、ここには本当に全部伊那市の各地区隅々までダイヤが計画されてありますけれども、この突如としてこれがなくなってしまった。とりあえず市長さんにそのことについて、お伺いしたいと思いますけれど、お願いします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 平成22年3月に伊那本線が廃止とされたということは、ある意味突然の感もあったわけなんですが、そこに至るまではやっぱり利用者の減というのは眼前とあったわけであります。何とかして利用したいという利用を促進したという思いもあったわけなんですが、なかなか利用者数が伸びないという状況の中から採算性を考えて伊那バスのほうでは撤退したという背景であります。

 コメントと言われても、私としても残念だということしか言いようがないんですが、ただ残念だという言葉で終わりにするわけではなくて、別な手だてをこれから考えるべきかなと、可能性があればそんな手だてもこれから探っていきたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 柴議員。



◆15番(柴満喜夫君) ありがとうございます。そこで大きな問題が生じてしまいました。

 まず(1)、1しかないんですけれども、御園区域内への循環バス運行についてということでございます。今日まで御園内を通る公共交通網は、唯一路線バス伊那本線のみでありましたので、4月より廃止に伴い、御園区民の高齢者や交通弱者の皆さんに、大変なことが起きております。今までは伊那本線の運行により、中心市街地への買い物や主要病院等への通院など交通の足が確保されておりましたが、それがなくなってしまいました。伊那市の北の玄関口と言われる御園地区が突如として陸の孤島と化して、高齢者や交通弱者の皆さんが大変不便を感じ、大変困っており、生活に支障を来しておりますので、この御園地域内への循環バス等の運行について大至急の対応をしていただきたいと思いますが、いかがお考えかお尋ねしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) バスの公共交通の利用状況については、また担当の総務部長からお話をさせていただきますけれども、交通手段を持たない高齢者、または体が御不自由な方の利用がなくなってというか利用できない状況というのは、看過できるものではないと思います。ただし、現状から言うと、利用者が少ないという中での撤退というのは、残念とは言いながらも、何か別な手だてはないかなという思いは正直あります。

 今伊那市だけではなくて、全国的に高齢化というのは進んでおりますので、今の状態がさらにこう高齢化について言うと加速するということは当然のことだと思うんですが、そうしたときに公共交通をどういうふうにまた考えていくのかということも大変重要な課題であります。御園区だけではなくて、全市的なそうしたバス路線については、平成23年度の運行計画の中でしっかりとまた検討してまいりたいと思います。

 一つの考えとして、伊那市には「い〜なちゃんバス」があります。市内の循環、内回り外回りも比較的利用者が多くありまして、そうしたこと、あるいはお隣の南箕輪村には「まっくんバス」というバスがあります。例えばですけども、例えばですね、あくまで例えばですよ、例えばなんですが、例えば南箕輪のまっくんバスが本線の中を回ってもらって、病院に回ってくとかですね。そういう路線ができれば、そこんところも利用するチャンスというか、利用ができるのかな。病院に行く場合ですね。これは例えばの話ですけども、そうしたことも自治体を超えた話もこれからは必要になってくるんではないかと。い〜なちゃんバスも別なところに行って、別な自治体の方が利用することも当然、私はいいと思います。逆があってもいいと思いますので、お互い今厳しい環境の中でどのように手当てをしていくのか。どのように、またお互いを補完し合いながら助け合っていくのか。基本は使う皆さんのためですから。使う皆さんのためにどのようにした知恵が出せるかということをこれから考えていかなければいけないと思います。

 伊那市では、ボランティア移送という制度がありまして、次第に多くなっております。すべてが順風満帆にもろ手を挙げてすばらしい制度だというわけではないと思います。運転手の確保だとか、いろんな課題はありますけども、課題が明確になれば、その課題をつぶすための努力をして、ボランティア移送ならボランティア移送をさらに充実をさせてくということも、これから求められていく。あるいは私たちもしっかりと、またそのことを取り組んでまいらなければならないというように思います。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。



◎総務部長(林俊宏君) 伊那市の今の公共交通の運行状況というか実態でありますけれども、伊那市合併後20年度、21年度、22年度と持続可能な公共システムの構築ということで、国からの補助金をいただいて、今実証実験を9路線、バスにあっては9路線、それから循環タクシー等4路線、約1億円の経費をかけて運行をしてるのが実態であります。

 どうも伊那本線の件でありますけれども、去年の12月の公共交通会議協議会におきまして、事業主体であります伊那バスさんのほうから、市長先ほど申し上げましたが、その利用状況等のかんがみてとても運営ができないということでお話があって、22年3月に廃止ということになっております。その際には、御園の区長さんにもわざわざ来ていただいて、運行の継続等の要望等をいただいたところでありますけれども、現実問題としては22年度の運行計画の中で、国の実証実験をやるということになっておりましたので、今現在は運行計画に基づいて、先ほど申し上げた9路線、4路線を運航してるのが実態であります。

 なお、12月の伊那バスさんからの説明の中では、伊那本線の利用状況において、御園エリアにおいては、0.2人の乗降だと。おりる場合によっては0.9ということで、1人乗るか乗らないかというような実態というような説明もありました。路線全体でも6人前後というような乗車実績と、南箕輪から辰野だとか伊那から辰野だとかいろいろな方がいらっしゃるんですけれども、全体を見ても6人、御園エリアだけですと1人行ってないというような状況が報告された中で、大変残念ですけれども、今現在廃止という状況でありますので、よろしくお願いします。



○議長(伊藤泰雄君) 柴議員。



◆15番(柴満喜夫君) 答弁いただきましたけれども、その伊那本線はそうであるかもしれませんけども、この伊那市御園区については、全然今度本当に何にも足がなくなってしまうわけなんで、あそこにアクセス道路も開いて、これからどういうふうになっていくのか交通網なんですけども、「い〜なちゃんバス」が、今何本内回りと外回りとあるわけですけれども、どのぐらい走っているのかわかります。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。



◎総務部長(林俊宏君) ちょっと便数まではあれですけども、内回り外回りですね、市が運行しています外回りにあっては約おおむね30分おきに運行しようではないかと。それから伊那バスのほうでやってるのは、約40分〜45分おきに1本という形でちょっと時間がずれておりますけれども、大体20便くらいは運行できてるというのが実態であります。伊那市駅入れたり伊那北駅入れたり、いろいろなことを考えたんですけども、やはり今ことしの運行計画では、30分で1周というのを基本に運行してるところであります。

 以上であります。



○議長(伊藤泰雄君) 柴議員。



◆15番(柴満喜夫君) その30分で運行はいいんですけれども、約20分近く出てると思いますよね、内回り外回り。それを御園まで引っ張ってきて全部じゃないですよ。その中の何本かをやはりぜひ午前中2本、午後2本でもいいです。時間帯を合わせて、それを環状北線が開通して、下まで今降りられるわけでございますので、そこを回るのが、北部まで行って回るのかというそのことをちょっと考えてもらいたいけど、お願いします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 地域からの大変切実な要望ということはよくわかります。先ほどちょっと申し上げましたけども、平成23年度の運行計画、これをまたさらに検討を始めますので、その中に盛り込んで検討をしてみたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 柴議員。



◆15番(柴満喜夫君) 23年度、22年度が大体半分終わってしまったかな。23年度、やむを得ないかもしれないけれども、先ほど私が申し上げたように、入浴券のやつが市長になってからすぐに本当に何カ月もたたないうちに、新しいまた予定になっていたやつを廃止してまた元へ戻して実行されたというのが私がさっき言った若さと行動力があるんで、23年度のじゃなくて、ぜひそれを検討してもらいたいというのは、い〜なちゃんバスを全部を御園を回るということではなくて、中央病院行きを何本、また通り町に行くのを何本ということをぜひ考えていただきたいというのは、本当にその辺市街地循環バスい〜なちゃんですけど、それもあるし、市内の西環状線というのかな、西部地区のデマンドと、御園通るのはないんだけど、何かそういうのは三つ路線ぐらいあるんですよね。それも含めた中で考えていただきたい。特に一番いいのはそのい〜なちゃんバスが1日に2本2本、午前2本午後2本というようなぐらいには、最低していただきたいと、そのことをお願いしますけど、もう一度お願いします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 23年度に計画というか検討したいという背景には、地域の公共交通の協議会というのがありまして、伊那市内の公共交通については、その協議会の中で検討をしてる経過があります。そうした点において、私の判断でじゃ来月からやりましょうということ、幾ら民間の発想とかスピード感を持ってと言っても、なかなかそこら辺はかなわないことですので、そうしたことを盛り込んでの検討をしたい。

 さらには、公共交通がバスだけに求めていく、これからのこの地域のあり方ではないと思います。もちろんそれもありますけれども、ボランティア移送だとかもっと別な形、デマンドタクシーだとかいろんなものを今度複合した地域ごとの状況に合わせた取り組みというのが、これから求められてくると思いますので、従来のように一様にバスを回せば公共交通がかなうということではないと思います。そんなことも含めながら、この伊那市全体の公共交通、地域の皆さんの足の確保というものを考えてまいりたい。その中には先ほど申し上げたように、よその自治体とも連携も当然出てきていいんじゃないかと。例えばという前提で申しましたけども、そんなことでそうした協議会の中で、じっくりと考えてこの地域に合ったそれぞれのキャラクターに即した対応というのをやっていくべきかなという点で、23年度ということで申し上げたわけであります。



○議長(伊藤泰雄君) 柴議員。



◆15番(柴満喜夫君) いずれにしろ切実な問題でございますので、そのことについてきょうは御園の区民の皆さんが大勢傍聴に来ているのは、そのことでございます。本当に大変で、高齢者また交通弱者の車を持たない方、また免許のない御婦人等が本当にまちへ出るにも病院に行くにも困っておるのが現状でございますので、ぜひ私はそのことを検討していただくことをお願い申し上げまして、私の質問は終わりにしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 以上をもちまして、柴議員の質問が終了しました。引き続き、平岩國幸議員の質問に入ります。

 8番、平岩國幸議員。

     (8番 平岩國幸君登壇)



◆8番(平岩國幸君) 8番、平岩國幸でございます。

 あらかじめ通告をいたしました有害鳥獣対策とリニアの新幹線の今後の問題、そして合併して既に4年が経過したわけでございます。それを顧みながら、今後についてのこの3点についてお伺いをいたします。

 まず、有害鳥獣対策についてお伺いをいたしますが、午前中の中山議員と相当に重複するところがありますので、割愛しながら質問をさせていただきます。

 平成21年の有害鳥獣の捕獲数についてでございますが、1年間にシカが595頭、イノシシが182頭、お猿が94匹、クマが2頭、その他キツネ、アナグマなど48頭となっておりまして、トータルでは919頭という大きな捕獲になっておるわけでございます。これにつきましては、猟友会の皆様を初め、関係をした多くの方々に御礼を申し上げます。

 このように、多くの捕獲をしたにもかかわらず、旺盛な繁殖力により、個体数は減少することなく、山から里への移動が見られ、その被害は年々増加し、この動物の数も伊那市の人口に迫ろうとしているような状態でございます。

 中でも、シカによる被害が大変大きくなっております。伊那市の沿革によりますと、古代信濃の10郡の一つであった時代、このシカは朝廷への献上品であったというような記録もあるわけでございますが、今ではただの有害動物でしかありません。

 天候不順の春も過ぎ、夏になり農作物の収穫も始まろうとしておりますが、早くも有害鳥獣に荒らされて、農家の生産意欲が削がれております。伊那市としても、この対策に特措法を活用して、約9,000万円の整備計画で進んできておりましたが、国からの鳥獣被害対策交付金は、伊那市がわずかに720万円でしかありませんでした。これでは生産者の意欲は湧きませんし、農地は荒れるばかりでございます。有害鳥獣対策は言うまでもなく、食糧の自給率の向上にも欠かせないものであります。特に、山間地の高齢化の進む中で、せめて自分の野菜くらいは少しでもつくりたいと懸命に努力をしている生産者も、収穫を目前にして動物に食い荒らされてしまい、楽しみにしていた収穫の喜びを味わうこともできないと。そんな状態の中で、ただただ疲労感と失望感だけが残り、地産地消とは一体何だろうと嘆いておる方もおります。

 市長も、このたびの選挙戦において、伊那市をくまなく遊説され、農家の意見も十分お聞きしたことと思います。その地域の真剣な訴えが今回の補正予算に反映され、3,811万円余りが計上されたことには感謝をするものでございます。

 そこで、まず国の事業仕分けで予算が相当に厳しいと聞いておりますが、これについて、国は生産者や現地の状況を理解されていないと思われるわけでございます。今後、国に対して市長は具体的にどのような要求をするのか。そのお考えをお伺いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 獣害対策は私は大変重要な課題としてとらえておりまして、今が厳しいだけではなくて、今後さらに厳しくなってくるという視点で対応していかなければならないと思います。そうした点において、被害額については4,136万1,000円という平成21年度の実績があります。また、面積についても67ヘクタールということで、前年に比べて約20ヘクタールふえているということでありまして、今後もその数字はますます伸びていくであろうということが予想されます。午前中も話をさせてもらったように、私はどうしてもこのことは地方のいち自治体のことではなくて、国全体の根幹にかかわることだということを強く政府に対しても訴えていきたいと思っております。

 選挙の最中に長谷・高遠いろんな場所を回りました。きっとこんな話が来るだろうなということを予測しながら言ったことの一つに、医療とかあるいは福祉あるいは公共交通といったものは、きっと大変なこれから抱えている喫緊の課題だということで、皆さんから言われると思ったんですが、実はそうではなくて、異口同音に皆さんがおっしゃるのは、獣害対策を何とかしてくれという話でありました。これは翻って考えると、その獣害対策そのものが地域を壊していくという、つまりわずかな畑地、農地であっても、先祖伝来の大切な場所でありますので、そこに農作物をつくって、それで自家商品もあります。あるいはお孫さんに送る大事な夢を託した野菜もあるかもしれません。いろんな物をつくってる中で、それがかなわなくなっているのが獣害による被害であります。そうした耕作地に対して放棄が始まってしまったときに、どのようになるのか。原野に戻るのは、2年も要らないと思います。もしかしたら、もっと早く崩落が始まるなり、いろんな別な被害が始まる可能性もありますので、そうなる前に手当てをしなければいけない。こう思ったのが、今回の選挙で私の実感としての思いでありました。そうしたことをぜひ私の口からも、あるいは県を通じて市長会を通じて国に訴えていきたいと。市単独でできることは精いっぱいやりたいと思います。でも限界はあることは明らかでありますけども、手をこまねいてじっと待ってるわけにはいきませんので、できる限りのことはしてまいりたいと。

 ただ、冒頭申し上げましたように、これはいち地方の話ではないということをぜひ国のほうでは知ってもらいたい。現実的に大台ヶ原とかあるいは北海道あるいは丹沢山系、日光、いろんなところでシカの被害によっての植生の変化というのはあります。南アルプス周辺は、さらにそれが人的な影響まで及ぼしてるわけでありますので、そうしたことがさらに拡大しないように、そんなことをこれから強く強く訴えてまいりたいと、それが私の仕事の一つであろうかと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 平岩議員。



◆8番(平岩國幸君) 大変広域に渡る被害が発生してるというようなことで、これはいち自治体だけではやり切らん部分も出てくるかというように思うわけでございます。

 それで、有害鳥獣対策については、たまたま今回のこの議会の一般質問では、7番から10番までの4人の議員がそろって出てるというような状態、大変各地域はそれだけ深刻に考えてる問題だというように私は感じておるわけでございます。それでこの問題、国に対しても市長のほうからは具体的に要請をしていっていただけるということでございますが、私ども議員も議員提出のような形でこれから進むことが必要かなというように思っております。

 それで、まずは対策の方法でございますけれども、大規模のものもあるんですが、その中に非常に家庭菜園的な小さな菜園も持っている、特に高齢者が耕してるところがあるわけでございます。そういった小規模のものとあるいは集落として規模の大きなものがそれぞれあるわけでございますけれども、それらの小さな地域についての対策、先ほども市長のほうからも答弁がございましたけれども、子供のところに送ってやろうと一生懸命つくった野菜も手に入らない。そういうような問題もあるわけでございますが、そういった小規模のものについて対策をどうしたらいいのか。お考えをいただきたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 小規模のものについては、特殊地域のさくというとらえ方でよろしいかと思うんですが、なかなか難しいというのは正直なところであります。事情がすべて違うわけでありまして、つくってる作物も違う。あるいはそこで、営みをしている皆さんの考えも違いますので、とりあえず現状で自衛ということでトタンを張ったりということでやってはいらっしゃるかと思うんですが、できるだけまたどのような方法が適切なのかということも含めて、さらに踏み込んでとらえて検討してまいりたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 平岩議員。



◆8番(平岩國幸君) それで特に小規模のものは、高齢者が楽しみに耕しているものもございますけれども、この問題について午前中市長のほうから中山議員に対する答弁の中で、小規模のものについては市単独の予算でもやりたいよとこういう答弁があったわけでございますが、その方法についてはこれから検討されることだと思いますけれども、そういう中でこういったものがうまく処理ができればいいなということを思いますので、今からそれはお願いをしておきたいというように思います。

 それから有害鳥獣の被害は、必然的に山沿いの地域が大きく、特に限界集落と言われる地域は、見るに忍びない状況にあるわけでございます。高齢化する中で、せめて先祖伝来の土地を荒らすことがなく、自分の野菜くらいはつくって楽しみたいというのが今耕作をしている皆さんの考え方で、その防護さくも年齢とともに自分の体力では設置ができないというようなことを言っておるわけでございます。これらについてもそれは地域での助け合いもあるかもしれませんが、そういったものについてもぜひ先ほど市長の、先ほどというよりは選挙当初から市長のほうからもいろいろお話があったんですが、お年寄りを大切にするという考えの一つの中に入れていただいて、何か善処できるものがあれば、ぜひこれは進めていっていただきたい。そんなことを要望と言いますか、意見として述べておきたいというように思います。

 それから有害鳥獣対策の事業に対し、過疎地域においては、過疎債を充てることも一つの方法としてこれも、午前中市長の答弁の中には、9月議会には提出をしたいというようなお話もありましたので、ぜひこれについても期待をしておるところでございます。

 有害鳥獣対策は、要望の出ているすべてを予算的には一気呵成に片づけるということがなかなかできないんじゃないかなというように思うわけでございます。既に、平成22年度においても、約6カ所くらいからその要望が出ているというように私も聞いておりますけれども、これもぜひ来年度以降の事業の計画に数年かけても実施ができることをお願いをしたおきたいというように思います。これについては、これも午前中既に市長のほうの答弁にありましたけれども、優先度を見きわめながら実地に即した形で整理をしていきたいというようにお聞きをしておりますので、ぜひこれについても実行をお願いをしたいというように思います。

 有害鳥獣対策は、全国的な問題であることから、今年度内に全国の行政や大学、それから資材メーカーなどが有害鳥獣対策担当者それぞれが連携をして、野生動物の対策研究会というものを発足されるということを新聞で見たわけでございますが、どうかこんな問題は1日も早い発足と有効な対策が実現することを願うものでございます。有害鳥獣対策については、私以外にも3人の質問者がありますので、私のほうはこの辺でとどめておきたいと思います。

 次に、リニアの新幹線について質問をいたします。今さら申すまでもありませんが、長野県は平成元年ころだったと覚えておりますけれども、建設促進協議会で、Bルートを決議して以来20年余りが過ぎたようでございますが、JRが突然に南アルプスを貫通するCルート推進を表明してから、長野県南部には、ルートについて大きな相違が出てきてしまっております。

 今月4日に、長野・山梨・神奈川・岐阜のヒアリングを行う交通政策審議会の中央新幹線小委員会において、村井知事はルートに対する考えについて、我が国の発展と同時に、地域振興の観点から各地域において、最大の効果が得られることが重要であって、県民が納得のできる客観的で中立的な決定をお願いしたいと述べて、具体的なルートには言及されておりませんでしたけれども、私たち県民にしてみますと、実に抽象的であり長野県の意見とは到底思えられない残念な発言であったなというように私は思っております。

 南北に長い長野県の最南端部をかすめるだけで長野県の地域振興になると考えているとすれば、全く理解ができません。北信、東信は長野新幹線が走り、東京まで長野からは1時間40分、上田までは1時間30分で、佐久まではたった1時間20分ということで、信越線沿線は幅広く恩恵を受けておるわけでございます。最近行ってみますと、特に佐久平周辺の発展は目覚ましいものがあります。中央新幹線が仮に南アルプスを縦貫するCルートであれば、中信、南信の恩恵は少なく、県内のごく一部の地域だけに恩恵があり、広く長野県の発展に繋がらないものというように私は考えております。中央新幹線のルートにしても、中間駅にしても、全く地位エゴの我田引水ばかりではなく、新幹線がどのルートであっても、まず考えなければならないのは、飯田線の大改良、これがなければどこの地域にも発展には繋がらず、リニアカー、騒音だけを連れてくると、こういうことだけに終わっては非常に残念だというように思うわけでございます。

 中央新幹線のルート決定は、当然必要なことではありますが、それと並行して在来線の改善は考えなければならない重要な問題であるというように思います。特に飯田線の運航所要時間につきましては、50年来この方進展もなく、過去には新宿や名古屋方面への急行直行便があったものが今は全くなくなり、ますます後退していることになります。このことから考えても、伊那谷は全く交通後進地であります。この改善には、新幹線のルートがどこであれ、長野県に対して最大公約数で地域の発展に寄与してほしいものだというように思うわけでございます。

 そこで、市長にお伺いをいたしますが、今後の新幹線の誘致に対して、上伊那地区期成同盟会の会長として、諏訪・松本のこれらの地区とも含めて働きかけが必要であるというように考えますけれども、これについてどういう動きをかけようかというお考えなのか。お伺いをいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 6月4日に開催されました沿線自治体のヒアリング、これは各県の知事が伺って、ヒアリングを受けたというその前に、6月の1日だったと思うんですが、村井知事に直接お会いしました。Bルートについてのことは、私たちが二十数年前に議論を粉々する中で決めてきた大事なことであると、そのことをお伝えして、そのことが何ら今変わってるわけじゃない。そのことを村井知事にお伝えしました。知事はその中でも、ヒアリングの中で、長野県発展に最も寄与するルートはBルートだと。ただし、南アルプスを長大トンネルで抜くルート、これを求める声もあるよと。こんなこともおっしゃっております。そうした中で、科学的な根拠から中立・公正な立場で十分審議をしてもらい、県内関係者が納得できる結論を願っている。こう結んでおります。

 直接私が知事にお会いして聞いたときの話、なかなか難しいかなという思いがあったんですが、ヒアリングではこのBルートの思いをきちんと自分の言葉に乗せて伝えてあるなという、そんな思いがしているわけなんですが、リニア中央新幹線というのは、もともとは東海道新幹線が創業以来四十数年たっている中で老朽化していると。それから大災害という東海地震とかあるいは東南海地震、南海地震というものが発生したときには、必ず甚大な被害をこうむるという中で、迂回ルートとしてあったわけです。これはリニア中央新幹線の構想が持ち上がったときには、そのことが大きな位置づけだったはずなんですが、その後10年、20年、30年という時間軸の中で、いろんな技術が増して、あの南アルプスをぶち抜いてトンネルをつくるということまで可能になってきてる。当初はCルートというのは、Bルートということが優先というか決まっておりましたので、皆さん考えなかったというかいう位置づけだったと思うんですね。それが今JR東海さんの自費でやるからという言葉の中で、一番近いルートの選択がされていると。そうしたときに私たちは何を言葉として伝えていくのか。

 つまり内陸県に暮らしている私たちにとっては、全く切り捨てられて、このままでいいかということを私はもっととらえていくべきだと思うんですね。全国の市長会がある東京に集まるときには、長野県南部の市長が一番最後に行ってしまう。それを最後にならないために早目に行くんですが、時間としては一番遠いところに位置するわけですね。遠くの市長さん達は飛行機で来てすぐに入ってこれる。あるいは新幹線で来る。一番遠くいるのがこの長野県南部の自治体の長であると。そんなことを見ても、これからの東京・名古屋・大阪を短時間で結ぶ、飛行機を競争をするというリニア中央新幹線の思いというものは、そのままで私たちは黙ってていいのか。もっともっと声を発するべきじゃないかというのが私の思いであります。

 中央のあるいは国の政策の中での地方と中央の格差を是正しますということをしっかりうたってるわけでありますから、これは公共交通についても私たちの生活の実態についてもそれが実感できるようなことをこのリニア中央新幹線でもしっかりと見せてもらいたいというのが私の思いであります。



○議長(伊藤泰雄君) 平岩議員。



◆8番(平岩國幸君) 全く市長の御意見、私も同感するわけでございます。

 先ほども東京での会議は、長野県の南部の人たちがいつも一番遅いというようなお話もあったんですが、確かにそのとおりで、この現在では伊那谷は交通僻地と言ってもいいんじゃないかなという思いがするわけでございます。

 JR東海も自分の原資でやるからということを盛んに言っとるわけですが、それは我々がその交通を利用したその蓄財もあるわけでございますので、ぜひその辺についても力強く今後も当然市長お考えのこととは思いますけれども、そのことはぜひお伝えをいただいて、自分の財産であるから勝手にということもおかしいんですが、自分の思うところに交通を敷設していいんだという考え方はちょっと違うかなというように思いますので、利用者があって初めてできたもんだということをぜひお願いをしたいというように思うわけでございます。ぜひこの問題については、諏訪地区、松本地区も含めてぜひぜひ声を大にしてやっていただきたい。そんな思いでございます。新幹線もさることながら、これはどこに停まるかはともかくとしましても、中央線も含めたこの在来線の改善についてはぜひ並行をして進めていっていただきたい。そういう思いでございます。

 新幹線の問題については、もう既にいろいろと話題も出ておりますし、市長もお考えですし、この後また黒河内議員もリニア新幹線の質問もあるようでございますので、そのほうにお譲りをしまして、三つ目の質問に入ります。

 次に、伊那市は長野県の一のまちづくりを目指しまして、3市町村の合併から早4年が経過をしたわけでございます。この4年間を振り返りますと、当初の目標に向かい着々と進んでまいりましたが、その半面必ずしも思惑どおりにならなかった面もさまざま意見がありました。

 この4年間に政権も変わり、行政の変化もありましたが、市においては伊那市の産業、高遠の歴史と文化、長谷の雄大な自然を共有して有効に発展してきたというように私は感じております。

 しかし、一方では旧伊那市も含めて周辺部である中山間地では悩みも多く、市営住宅にしても最近は空き家住宅が多くなり、人口の減少には有効な歯どめにはなっていないという面も出ております。

 地域の意見として耳に入るのは、何と言っても地域自治区長の権限についてのものが大変多く聞かれてまいります。合併に向けて旧市町村の説明会では、自治区長の職務の権限は、助役に通ずると私は聞いておりました。したがって、地域住民には、合併に対して大きな不安はないということであったというように記憶をしております。予算執行は原則として本庁の課長と連携をし、統一管理方式で総合支所は担当者から課長、次長、自治区長に上がり市長に上げるとなっていたように思っておりますし、ここにあります「新しい伊那市の暮らしガイド」、これにもそんなようなことが記録をされておりますが、これは合併直前に入札・作成したものでございますので、多少の変更はあるかもしれませんが、私はそれを元にお願いをしておるところでございます。実態は権限として総合支所が機能してるかどうか。そういう問題については、やはり疑問を感じるものでございます。地域自治組織については、新しい市は合併を契機に一体的なまちづくりを進みながら、新市における各地区の自然文化等の地域資産や地域の特性を生かした個性のあるまちづくりを進め、地域自治区を制度を生かして、地域内分権を進めるとなっていたというように思っております。

 一体的なまちづくりは、それなりに進んできていると思いますけれども、地域住民からすれば、合併前に想像をしていた姿は地域の分権型が正面に出ているので、今の姿と少し差があるということから、それとなく不満が聞こえてくるわけでございます。

 それで、伊那市の事務処理規則を見ますと、それぞれの業務について文章化されておりますが、実態は伴っていないところも見受けられるというように思います。例えば、支出負担行為は支所長にあっては、2,000万円以上5,000万円未満の工事請負は事務処理規定には明記されておりますけれども、この4年間にこの事実はあったというようには、私は思ってないわけでございます。

 それで、この取扱について市長に質問をいたします。まずその権限について、今後どうするのか。今までどうであったかということについて、お聞きをしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 権限について、また総合支所長の権限含めた分について、また、酒井副市長のほうからも話をさせてもらいたいと思うんですが、私は合併後4年たってどうだったかという点、それからもう一つはこれからのあり方について、どういうふうに変化をしていくのか、求めるのかということについてお答えをしたいと思うんですが、私個人的には、合併後4年を過ぎて、私の中では比較的順調に進んでるんじゃないかと。これは融和とか融合とかいう点において、もともとバラ色の人生が、人生というかバラ色の合併が最初からあるということはありませんので、そうした中で皆さんが譲るべきものは譲り合いながら、また、新しい地域の創造をお互い議論しながらやってくということで、新しい地域の一体感、それから醸成ができるんじゃないかと思います。そうした点においては、ある意味進化を続けてる部分かなと思います。合併がなって4年たって、まだまだ進化を続けていて、皆さんがこれからいろんなものをまた出し合いながらやってくと。そして今回の議会が無事終了しましたら、今度は私対話を各地域に出かけて行う予定であります。高遠にもあるいは長谷にももちろんまいります。そこで、合併後の皆さんの意見、願いがどうだあるいは合併の姿がどうなのかということも含めながら、皆さんのいろんな感想を聞きながら、また、その思いが今後どういうふうに自分が変えていきたいのかという夢もお聞きしながら対話を進めてまいりたい。その中で、また、いろんな意見が出ると思いますので、すぐに聞いて実行に移して効果が出るものについては、実行をすぐ行っていけばよろしいわけでありますので、そんな点で今後取り組みを進めてまいりたいと思っております。

 支出負担行為だとかそこら辺の職務権限については、酒井副市長のほうから話をさせていただきます。



○議長(伊藤泰雄君) 酒井副市長。



◎副市長(酒井茂君) 合併協議におきまして、この点が非常に争点と言いますか、議論の中心になったわけでございます。いずれにいたしましても、地域の自立と言いますか、分権と言いますか、そういうことが非常に重要であったという中で、自治区長、総合支所長は、当時の助役、今は副市長と同等の権限があるということになっております。大事なことはいかにどう実践と言いますかしていくかということであって、それにはやはり理事者、総合支所長が常に同じ共通の認識を持って、地域の課題等も常に意見交換をしながら、同じ方向に向かって進んでいくんだと、いうことが重要であると考えておりまして、特に今進めております過疎地域のね、計画についてなどについても、これまでも何回も意見交換をしながら、計画に反映していこうということでやってきているわけでございます。今までも理事者、総合支所長の定期的な懇談も実施してまいりましたけれども、白鳥市長になりまして、さらに回数をふやして、常に情報交換あるいは施策のあり方等について議論をしていこうということになっておりますので、今まで若干問題点等もあろうかと思いますけれども、これからはできるだけともに進んでいく形で議論をしていくことが必要ではないかと考えております。

 それから予算執行について、若干本庁に集中し過ぎていたのではないかと、そういう議論がございますが、若干そうした嫌いがあったのかなと私も思うところがございます。

 しかし、一番重要なことは、やはり現場に近い、地域で解決すべき、あるいは地域で予算執行することが、より事業の効率的な推進につながるという事業もございますので、この問題については、やはり本庁と総合支所がよく話し合いをして、どちらが分担することが、協力関係はありますけれども、主たるところがどちらにあるのがいいのかということは、いろいろございますので、これについてはやはり十分に協議をした上で、どちらが主体でやってくのかということを決めていったらどうかなと。ですから当然大きな事業についても、総合支所のやることは出てくるわけでありますし、そうした面での決裁権限はございますので、相当程度の大きな事業についても、今までもそうでありましたし、これからも実施することがあり得ると考えているわけでございます。

 いずれにいたしましても大切なことは、総合支所長あるいは地域協議会長を中心として地域自治区、地域協議会の皆さんが、自分たちの地域をどういうふうに持っていくのがいいのか。あるいは自分たちがじゃ何ができるのかということを十分に話し合いをしていただいて、提言をしていただくと、いうことが非常に重要になろうかと思います。市の発展ということから行きますとやはり旧3市町村がそれぞれやはり共存・共栄していかなければ市の発展がないわけでありますから、そうした中での総合支所長の位置づけと言えば、非常に重要だと考えておりますので、一層連携を図ってまいりたいと考えています。



○議長(伊藤泰雄君) 平岩議員。



◆8番(平岩國幸君) 事情はよくわかりますし、また先ほど市長の答弁にもありましたように、進化をしてるということで、当然変更というのも出てくるものだというふうに思うわけでございますけれども、私にしてみるとこの事務処理規則にそうはっきりのっているものですから、そういうところは余り見かけたことはないなという思いから、こんなきょうは質問をさせてもらいました。

 いずれにしましても、支所の意思が十分に本庁に伝わるというシステムはきちっとやはりとっていただきたいというように思いますし、現場主義ということからしても、そういうことが必要だなというように思うわけでございます。

 それから次に、これも総合支所の問題でございますが、人事配置についてでございますが、これも以前に一度お尋ねしたことがございますけれども、この人事配置についても、支所長がそれぞれの支所を十分に統括するという建前で進んできたわけでございますので、地域次長の意見も十分お聞きをしていただいて、人事懇談などもやってるというように聞いておりますけれども、この人事懇談の中で、人事の上申だとかあるいは内申というようなことについての取り扱いはどのようになってるのかお尋ねをいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 人事の中身、詳細につきまして、また担当の部長からお答えさせていただきますけれども、私としましては、人事というのは組織を動かすには一番大事な基本であるという認識でおります。人を生かすもあるいは腐らせてしまうのも人事一つでありますので、そうしたことをなきように人事のことについてはしっかりやっていかなければならないと。

 特に今行ってることは、部長、課長を含めた部・課単位のヒアリングであります。私の意思をきちんと伝え、その各部・課で持っている課題を正確に伝えてもらって、その解決を図ってくという作業をしておりまして、一通り一巡はしました。ただしこれも常にやっていかなければ、ローリングをしなければいけませんので、これからもこうしたことを続けながら、それぞれの課題の共有化を図りたい。

 人事というのは、なかなか難しいものでありますけれども、一般的には、2割の人が納得すれば成功じゃないかというような民間のデータもあります。すべての皆さんが花丸ということもありませんけれども、将来に渡っては、その人事をしたことによって、組織の活性化、または個人の能力の開発といったことにつながっていけば、伊那市にとっても大変大事な有効な部分であろうかと思います。

 今後も人事については、適宜にやってまいりますし、今までは合併がありましたので、かなり細やかなあるいは目まぐるしい点もあったかなと思うような人事もありました。ただし、今後については、じっくりと構えた人事も肝要かと思いますので、ケース・バイ・ケースなんですけれども、しかるべきところでは、専門的ないわゆるこうスペシャリストを養成する。あるいはある部分では、総合的なゼネラリストをつくるといったようなこともこれからの人事の中では検討しながら実行してまいりたいと思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。



◎総務部長(林俊宏君) 人事異動にかかわります実務的な意向の反映ですね、そういったものについてお話をしたいと思います。まずは、各職員の意向でありますけれども、それは毎年職員に意向調査票を配りまして、自分がどんなことをやりたいと、どんなところを目指したいというような意向調査をまずします。その後上司、部・課長ですね、部・課長が今の組織についてどう考えているかということで、ヒアリングをしております。なお、議員御指摘の支長でありますけども、総合支所におきましても総合支所の次長等が組織全体のことについて掌握をし、考え方等をもってヒアリングに臨むと。その中に、自治区長の総合支所長の意向が入っているかもしれませんし、仮に入っていないとしても、先ほど理事者のほうから申し上げた理事者との懇談、情報交換等をしておりますので、その中で総合支所長等の意向も反映できているのかなと考えているところであります。

 以上であります。



○議長(伊藤泰雄君) 平岩議員。



◆8番(平岩國幸君) ただいま市長のほうから、人事は民間では20%、2割がよければよしよという大変厳しいパーセンテージをおっしゃいました。これは官庁にあっては30%と、30%がよければ人事はよしということのようですが、ここでも民間の厳しさがここに出てるなという思いがいたします。

 いずれにしましても、人は石垣と言いますので、どうかこの人事というものは、その組織を動かすのには一番必要なものでございますので、ぜひこの辺のところもお湯を注いでいただきたいというように思うわけでございますけれども、人事管理上管理者は本当に悩みも非常に多いというように思います。ぜひ効率的な人事配置は必要と思いますので、角をねらって牛を殺すということがないようにぜひお願いをしたいというように思います。どうか職員の意識の高揚になるような人事をお願いをしまして、私の質問は終わります。ありがとうございました。



○議長(伊藤泰雄君) 以上をもちまして平岩議員の質問が終了しました。引き続き、黒河内浩議員の質問に入ります。

 なお、本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。

 13番、黒河内浩議員。

     (13番 黒河内浩君登壇)



◆13番(黒河内浩君) それでは、私のほうからの質問をしたいと思いますけども、このたび市長並びに教育長が交代になったわけです。そこで、この2人から今後の市政を、それから教育行政をどういう方向に持っていこうとしてるのか。その基本的な見解あるいは抱負等を含めた形で幾つかの現時点における具体的な問題も含めた形で質問をしていきたいと思います。

 それでは事前に提出してあります内容について、まず最初に市長についてでありますけれども、伊那市の将来ビジョンについて、まずお聞きをしていきたいと思います。市長は、当選直後から伊那市の将来像について夢のある伊那市をつくっていきたいということを発言しています。この点については、柴議員も先ほど聞いておりますので、ダブる点もあるかもしれません。市長がここで使ってる夢とは、将来に明るい目的や目標を持つ、持つことを指しているものと私なりに推測はしていますけども、その夢とするところの伊那市の将来像は、どのようなものなのか。そしてその夢を実現するための構想をどう描いているのか。本定例会の冒頭のあいさつで、市長は「子供たちがこの伊那でずっと暮らし続けることができる地域ということを念頭に置いてる」と言っていますが、抽象的な形ではなく、具体的な将来ビジョンとして市民に理解しやすい形でお聞きしたいと思います。

 また同時に、市長はこれまで小坂市政の下で副市長として市政を支えてまいりましたので、このことを考慮すると基本的には小坂市政を継承することになるだろうと理解していますが、何をどのような点は継承し、何は継承しないのか。そしてみずからも夢の実現のためには、どこにカラーを出していこうとしているのか。この点も含めてあわせてまず第一にお伺いしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 伊那市の将来構想、それから前市政の継承、あるいは継承すべき点等について御質問がありました。

 私は伊那市の将来像を語るときには、やっぱり10年から30年のスパンでとらえていかなければいけないと思っております。すべてがそうであるということではありませんけれども、遠くを図る。今から先々を図って種をまく分野もありましょうし、あるいは種がまかれていて、その環境を整備する分野もあるかもしれません。もしかしたら収穫に近いところもあるかもしれませんので、それぞれの分野をきちんと弁別して正確に把握してやってく。しかし将来としては、少なくとも30年のスパンで物事を考えてやっていかなければいけない。この地域のありようというのは、伊那市だけではなくて、周辺の市町村との連携が大変大事になりますので、にわかにまた合併ということはなかなか考えにくい。現状では、そうしたものを横に置いといても、さらに深いつながりを持つための関連をやっていく。連携をしていく。それが大事だと思っております。

 将来構想については、具体的にという話の中では、非常に語れば長くなります。非常に長くなりますけれども、若干触れさせてもらいますので、御了解いただきたいと思います。私はやっぱり産業というのは、この地域にとって欠くべからざるものであるということを思っております。これは、どなたかにちょっとお話をしたように、この地域の産業構造のバランスというのが、ある意味鉱工業に中心を置いておりますので、そうしたところからさらに緩やかなというかもうちょっと適度な産業構造の変化というのを促していかなければならないだろうと。これが1次産業、2次産業、3次産業あるいは5次まで含めた中で、どんな形がいいのかというのは、すぐ結論出ないわけですけれども、そうしたところについての議論もさらに進めていかなくてはいけない。

 さらに言いますと、その産業構造の分野というのは、今ではなくてこれから先々のもしかしたら10年先かもしれませんけども、それを想定したことをやっていく。その一つが観光を産業の一つにということもあります。あるいは工業関係でも今の工業はすべてこのままスライドして10年後があるということはありません。もしかしたら電気自動車の劇的な進化があって、突然のようにガソリンやエンジンの車がなくなってくるということもあるかもしれません。そうしたことも私たちは常に情報をとらえて、それから民間企業ともいろんな連携をしながら自治体経営をしていかなければいけないでしょう。

 また、観光になぞらえて言うと、農業観光も大変重要な部分になる。農業と観光との融合、そんなことも将来を語るには大事な部分だと私は思っております。

 そうした産業の分野とそれから福祉の分野、これから高齢化社会がもう入って久しいんですけども、さらにこれから加速をします。そうしたときに、先ほどの公共交通の分野のことをどうするのか。あるいは医療をどうするのか。あるいは病気にならないための医療はないかとか、そうしたこともこれから進めていかなければいけない。その中には、もしかしたら新しい産業のひらめきというかものがあるかもしれない。やはり福祉だとかいう中にも、例えば嚥下の飲み方とかあるいはベッドの起きる速度とか、もしかしたら点滴の針の部分とか、今まで私たちが気がつかなかった認知産業というのが、これから高齢化を迎えてく中で、もしかしたらいっぱい出るかもしれない。そうしたことも、産業に結びつけていくというそういうチャンスもあるわけですね。ですからそういう福祉だとか医療の分野も単にこれから手当てをしましょうというだけではなくて、その中にまたこう見えていないものを探し出して、それをまたこの地域の産業に継承していく、継続していくということも、向けてる目があるかないかによって決まってくるのかな。

 ということで、私の中ではいろんな細かいところもありますけれども、大きく見ると非常に何て言うかワクワクするようなチャンスがこれからの将来の中にあるととらえております。



○議長(伊藤泰雄君) 黒河内議員。



◆13番(黒河内浩君) はい、わかりました。今まで夢をということが盛んに言われてきたんですけれども、今具体的にビジョンが見えなかったものですから、ここでちょっとお聞きして、まだちょっと抽象的かなとは思ってはいますけども。

 確かに産業構造の変化に伴って、1年、2年先の伊那市じゃなくて、やっぱり10年先、20年先どうなるのかという、その伊那市づくりをしいくことがやっぱり必要であろうと思いますし、今言った産業構造の変化をどうやってとらえていくか、それ自身がその市長が言ってる子供たちが、ずっとここで戻ってきて暮らし続けることができる地域づくりということにつながっていくのだろうと思います。また、その中からその産業構造の変化に伴って具体的な話が、また事業としてどうやるべきかはまた出てくるでしょうから、これはまた議会の中で、また議論をしながら、また話は進めていきたいと思いますが、小坂市政との違いのカラーをどうやって出していくのかはちょっとまた…。いいです。いや、その点はちょっとまだ聞いてなかった。答えとして帰ってきてなかったから、もし答えるところがあればお聞きしたいと思いますが。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 大変失礼しました。小坂カラーとの違いということで、しゃべってる内に考えようと思っているうちに忘れてしまいました。よい点についてというか継承すべき点については、きちんと継承していくといったことで、この分野というのは例えば企業立地だとか子育て支援とかあります。

 さらに、私自身の中では、やっぱり産業というものをきちんと育てていかなければいけない。これから将来に渡って、私たちが暮らし続ける私たちの子孫が暮らし続けるこの伊那にとっての大事な分野としての産業を育てるというのは、ある意味、今までの企業誘致という観点だけではなくて、もっとダイナミックな視点から見ても、前市政とは違う点かなということがまず言えると思います。

 それから教育について人材育成ということも私はとても大事にしなければいけないと思いますので、そうした教育あるいはもしかしたら道徳を含めた教育かもしれませんが、そうしたことをこれからちっちゃいうちにやっていく。具体的に言うと、小学校・中学校というのは教育の現場というとらえ方をしがちなんですが、私は保育園、もっとちっちゃいころからもう教育は始まってるととらえておりまして、そうした保育・幼稚園を含めて保小・幼小を小学校と中学校、これはきちんとこうつながっていくような教育というのを教育現場の皆さんともこれからよくよく話をしながら進めてまいりたい。小学校1年になったら突然教育が始まるわけではありませんので、生まれたときから教育というのは始まってしかるべきだと思います。それがしつけであったりあるいはいろんな道徳心であったり、いろいろありますので、そんなことも上手に連携をして教育という観点から人づくりというものをやっていきたい。これも一つ大きくという表現でいいのかわかりませんけれども、私の大事にしたい取り組みの項目であります。



○議長(伊藤泰雄君) 黒河内議員。



◆13番(黒河内浩君) はい。おおよそのことはそれでわかりました。

 それで、今は市長自身の将来ビジョンというものはどういうものか語ってもらったわけですけども、そこでは当然に関連してくることで、財政問題と今問題になってるリニアの問題というのは当然伊那市の将来像の中では、重要視されてくるわけですので、この2点についてさらに質問を続けていきたいと思いますけども。

 まず最初に財政問題についてであります。このたびの市長選及び市会議員選挙では、伊那市の財政状況をどう見るかが争点の一つとなってまいりました。一部には、伊那市の将来負担額が多額なことから、これは過去において際限のない投資、財政運営の結果であり、市政に問題があるのではないのかということが言われました。そのために、市民の間では、伊那市の財政状況について不安や動揺が広がってるのも、これ事実であります。この点については、これまでも各種事業に対する予算案を承認してきた議会にとっても、看過できない事態であります。そこで、市民に対してしっかりと財政状況についてのメッセージを送る必要があります。本日飯島光豊議員からもその見方、判断について質問がありましたが、伊那市の財政は危機的状況にあると見るのか。あるいは心配ないのか。市長自身がどのように認識しているのか。まずこの点について端的に答えていただければと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 端的にという表現の中で、端的になるかどうかわかりませんけれども、財政状況については国が定めました健全化判断比率の中では、健全な段階にあります。

 ただ実質公債比率や将来負担比率などが県内で高い水準にあるということも事実でありますが、これも飯島議員に言ったとおり、お伝えしたとおり、その一定基準がありますので、順番が一番下だから危険だというそういうことではないと思います。

 ただ、今後の財政運営については、今まで以上にきちんとした対応、それから注意は必要であるととらえております。



○議長(伊藤泰雄君) 黒河内議員。



◆13番(黒河内浩君) はい。数字だけがひとり歩きしてはならないんだろうと思うんですね。いろいろ経済自身、景気自身もそうですけども、常に生き物として動きのあるものですから、それに即応していくような対応が必要でありますし、当然議会としても財政は大丈夫だということが前提で予算を通してきているわけであります。当然のことながら議会としても、これは市民に向けて、伊那市の財政についてやっぱりしっかりと説明をして、情報発信していくことが、我々にとっても、これはもう必要な責務だろうと思ってます。その意味で、このたび今議会で議長のもとで議会活性化対策特別委員会が設置されるわけですけれども、その中でもどうやったら市民に対してメッセージを送ることができるか、情報発信することができるのかをしっかりと議論しながらやっぱり議会としても、行政と一緒にともどもやっぱり市民に対して財政の問題についてもやっぱり発信していこうと思ってます。

 そこで、本定例会冒頭のあいさつでも市長は今言いましたけども、健全財政に向けての意気込みを語っていますが、問題なのは、今後の財政運営のしかたであります。これは少しでも、よい財政状況に持っていくことは当然のことでありますが、問題となるのは、先ほども前提で聞きましたけれども、市長自身が描いてる将来ビジョンとそのための投資をいかに調整していくかだろうと思ってます。大型事業については、特別な補助があるものを除き、合併特例債や過疎債に頼らざるを得ないでしょうし、また、現在のように景気が悪い場合には、景気対策としての投資をしなければならない。また同時に、市民生活を守るための市民に対する補助も必要であります。市長自身が原点だと言ってるところの民間感覚、これ柴議員の質問に対してコスト意識だということを市長は一言で答えてますけども、この民間感覚を今後の財政運営の中でどう反映させ、それで伊那市としての自治体経営をしていくのか。その点についての市長の見解をお伺いしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) コスト意識の一つの表現としまして、分単価という言葉があります。1分間幾らかということなんですが、これは給料も一時金もあるいはいろんな保険も含めたそれから割り返してみて、1人1分当たり幾らかかってるのかという、そういう算式がありますが、こうしたコスト意識を持つということは、分単価を知らなければ、コスト意識まで継承できません。

 そうした点において、例えば市役所の中で、この議場から例えば4階の私の部屋まで移動するのに、ゆっくり行くのか、早足で行くのかによっても、時間は当然差があります。早く行けばその分浮いた時間を違うところに使いますので、あるいは途中で立ち話をしていればその分は分単価としては刻まれて生産性がなくなりますので、そんなことも一つ一つ職員の皆さんに知ってもらい身につけてもらって、無駄をなくしていきたいということであります。行財政改革の始まり、基本というのは、やっぱり職員の意識改革、市役所がありますので、そうしたコスト意識、しっかりと定着をさせてまいりたい。どこに無駄があるのかということを探し出していく。そんなセクションも大事じゃないかということで、今後の組織の、もしかしたらあり方も論じて、そういうチェックができるような監査も含めて、できるようなこともこれから創設していかなければいけないかなということも考えております。

 どちらにしても、現状を分析するということがなければ、つまり疑問がないとその無駄が見えてきませんので、そうした現状をきちんと把握するということも職員の皆さんにはしてもらいたい。そのために現場にも行ってもらいたいし、あるいは数字の分析をきちんとしてもらって、どこに無駄があるかということも科学的に導き出してもらいたい。そんなこともこれからさらに今まで以上に進めてもらいたいと思っております。

 作業というか事業についても、無駄があるなしというそういう問いがあれば、やはりこのことについては、伊那市にとってプラスなのか。伊那市の市民にとって本当に必要なのかという、そうしたジャッジをいつもしていかなければいけない。

 それがもしかしたら今は必要でないかもしれないけれども、1年後は大変重要になるということもあるかもしれません。これは総合的に常に私たちは勉強をして、また総合的に判断できる力をつけて、そうしたジャッジができるようになっていかなければいけないだろうと思います。目先のことだけではなくて、先ほど申しましたように遠くを見たときにどうなのかと、今投資をしたことによって、5年10年先にどういう果実が生まれるのか。そんなことも判断するには重要なポイントになるかと思います。

 今後の改革の中でも、選択と集中ということを繰り返し言っておりますけども、そんなことをこれからもしっかりと私の中でもとらえ、また、私の考えが部長・課長、引いては全職員に伝わるようにして、伊那市が市役所がそうした意識を持った、そうした組織になりながら変化を続けていくというふうにしてまいりたいと思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 黒河内議員。



◆13番(黒河内浩君) 民間感覚で後継とか運営と言ったとき常に出てくることが、だれもが出てくることが、民間企業の場合には、不採算部門を切り捨てて本体を守ってくという形のものが往々にしてとられる場合が多いんですね。ただ、その行政の場合には、やっぱりそれはできない。市民生活を守るために逆に景気の悪いとき、不採算部門が生じたときに、そこにやっぱりてこ入れしてく。それは投資、必要な投資をしていかなきゃいけない。そういうことが必要だと思うんですね。

 そういう意味で、そのいわゆる市としての成長戦略というかどう言う方向に持ってくかは、10年先20年先をもってた戦略と、それから財政再建等財政をどうやって運用していくかって、この調整がやっぱり必要になってくるだろうと思うんですね。市長も言ってたその産業構造の変化、あるいはその一番最初の小平議員の質問のところでもあった産業を観光を柱にしてやっぱりこの市政を持っていきたいというこの二つのことを大きく言ってるわけですけども、そうすることによって、子供たちが帰ってこれる。それから雇用の確保を図ることによって、市民税や法人税の増収を図って、安定した財政に持っていけるということもあるわけですので、いずれにしても景気が悪くて長期の負債がたくさんあるから投資できないんだってやってしまうと、逆にその市民生活を守れないという形に行き詰まる可能性があります。ここ何年か前に戻ってきたとき、私の地元ですけど、例えば美篶公民館が新しくできた。保育園ができた。これ合併特例債でやってます。それからついこの間5月にオープンした保健センターができた合併特例債でやってます。これらについて、私は批判の一つも聞いてない。みんなやっぱ地元からも、あるいは保健センターについてもすばらしい施設を皆さんつくっていただいたと、よかったという、本当にそういう声が聞こえてきてます。後はだからそういう大型事業もやりながら財政運用をいかに調整していくかということになるだろうと思います。また、我々議会もそれぞれの議員が1人ずつがやっぱり勉強をしながらやっぱり今後の財政再建と同時に、今言った市としての成長戦略、今後の市政に対するというものを、やっぱりみんなで持っていきたいなと思ってますので、また、細かいところではいろいろ議論しながら持っていきたいと思ってます。この点についての質問は、終わります。

 それで、次はリニアのルート問題に移りたいと思います。今平岩議員のほうから黒河内議員が後でやるからということで質問を譲っていただきましたけれども、平岩議員の切り込みとは180度違う観点から私のほうは入る形になりますので、御理解をいただければと思いますが。

 市長はこの問題について、先ほども話がありましたけど、今月の1日ですが、リニア中央新幹線建設促進上伊那地区期成同盟会の会長という立場で知事と会って、知事に対して国がBルートで早期建設を図るように働きかけたとの報道がありました。そしてその後、知事が国交省で開かれた小委員会では、「特にBルートを主張するのではなくCルートの声も県内にはあるとして、県民が納得できる客観的で中立的な決定をお願いした」と、これ知事の発言ですけども、その報道に対しては、市長は翌日7日の記者会見で「知事の発言は残念だ」とし、引き続きBルートで推進していくことを主張してます。この点は、先ほどの平岩議員のやっぱ残念だとして同じ答えでしておりますけれども、このリニアでのルート問題は、上伊那地区はもちろんのこと、伊那市にとってもその対応策や将来構想に大きな影響を与えるんであろうことは、だれもが予測できるところでありますが、かたくなまでにBルート堅持を主張する市長自身は、Bルートと伊那市の将来構造の関係について、どのように描いているのか。まずその点について、市長の将来構想についてをお伺いしたいと思います。これルート問題だけが先行し、ルートありきがことだけが議論されてきてる。そうじゃなくて、先にやっぱり何だか伊那市をこうしたい、上伊那をこうしたいというものがあってこそ、それについてルートが出てくるんだということで聞いてるわけですけども、その点についての構想をまず聞きたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) リニアにおける伊那市の描く姿ということですかね。

 単なる通過点であれば要らないよということが多くの方の御意見かもしれません。ただその前に私は常に言ってるのは、二十数年前にいろんな議論を重ねて決めた極めて民主的な手法で決めてきたことをほごにして、こちらがいいからってことに軽々にこう動いていくというその姿勢は私は間違いじゃないかということを言っております。

 これはこれにしておいて、描く姿というのは、この地域が内陸県であるという事実、内陸県で都会には2時間半から3時間というその時間的な距離があるという事実、そうしたところにおいては、これプラスリニア中央新幹線がこちらにBルートになったときには、さらにそれが縮小できる。そんなことは、地域の発展の中ではいろんな分野の可能性はあると思います。これが産業の分野にももちろん及ぶでしょうし、農業にもあるいは観光にも大きいと。

 例えば私たちが旅行に行ったとき、具体的に言えば韓国に行ったときに、韓国の釜山は知っていると、でも、もうちょっと遠くまで行ってここに行ってみたい、あそこに行ってみたいということもあるかもしれません。長野県に旅行に来た方が、この伊那に直接世界から来た方が来るということはまずないと思うんですね。東京、名古屋あるいは京都、大阪、北海道、そちらに来て、移動のときにどっか寄ってく。ところが、長野県には、山岳県ということで、大変秀麗な山が幾つかあります。その山に行くために、例えば上高地が玄関口、北海道に行って飛行機で松本空港に来る。そっから上高地行く。その後京都行きましょう。大阪行きましょう。東京行きましょう。そのときの手段については、交通手段はリニアは非常に有益になると思いますね。

 だからそういうふうに考えていくと、単に旅行する方、あるいはその移動する私たちにとっても将来的にはある・なしというのはとても大きなことになろうかと思いますので、要る・要らないというより、つくりましょうという論議の中で、このルートが決まっておりますので、そのことについては、私はもうちょっと語るべき内容というのは、もっとあるんじゃないかと思うんです。



○議長(伊藤泰雄君) 黒河内議員。



◆13番(黒河内浩君) 私も二十数年前、割りとこの問題起きたときに割りと近い存在にいたもので、何ですけれども、そんなにね、Bルート議論されてBルートになったわけじゃないんですよ。もうCルートというのは技術的に無理だろう、だからCルートは論外ねと、じゃあAかBかどちらかと言ったときに、木曽圏より伊那谷のほうが当然人口が多いしということで、Bルートだよねと。大体そんなような議論なんですよ。そんなにね、難しい議論されたわけじゃないことだけは、まず理解の仕方がちょっと違うかもしれんけど、その点はちょっと市長には話しときますけれども。

 それでそのこれまでのものは、経過の中で、県はBルートで今言ったように決定してきました。同じく同時に伊那市においてもBルートが当然のこととして推進していきました。その意味で市長が今語ってるように、改めてBルートを県を通じて国に対して要望していくのは、あるいはJRに対して要望していくのはこれは当然のことだったかもしれません。しかし、2年ほど前からこのルート問題が具体的に議論されてくる中で、国民の声は明らかにCルートです。これはネット上で、この問題に対して長野県知事と伊那市長が批判の対象になってきたことは、市長自身も恐らく目を通しているだろうと思ってます。また、最も大切な伊那市民の声も、最近はBルートに対しては大変冷ややかであります。きょう、ここに県民世論調査の結果を持ってまいりました。これは、県民世論調査協会が幾つかの項目で県民がどういう意識で持っているかというものを昨年の4月、それから昨年の9月、ことしの4月、まとめたものでありますけれども、4月22日の信濃毎日新聞に載った一部抜粋して変更してありますけども、一番上が赤い字で書いてあるのが、諏訪・伊那谷を通るBルート、これ35.4%で、Cルートが34.4%、木曽は論外ですけど、わからないが23.5%という形になってきてます。大体Bルートが下がってきてます。恐らくね、これ4月の段階でそうですが、今はもっと下がっていると思います。多分ね、Cルートのほうが県民意識の中では恐らく逆転してるだろうと思いますし、この伊那地域についても恐らくそんなような形になっててるんではないかと思います。

 そこで、そのリニアがこの伊那市をそして上伊那を通過すること、これはBルートってことですけども、伊那市によって伊那市にとってどのようなメリットが生じるのか。これ駅の位置の問題もありますし、多額な費用を投じるわけですから、その費用対効果の問題も含めて、市民の多くが疑問符を抱いてることは、これは事実であります。先ほど、市長のほうから交通僻地というかなるんだと、東京へ会議に行くのに非常に時間がかかるって言いましたけど、これとリニアの問題は私は別だと思ってます。逆にリニアがBルートを通ったりすれば、逆に交通網が悪くなる。中央東線のあずさの問題、飯田線の問題、不便に逆になってしまうんじゃないか。というのは私も危機感はその点は抱いてます。このような状況の中で、知事が県としてこれまで推進してきたBルートを主張しないという微妙な変化を示してるわけでありますし、また、これまでルート問題について明言を避けてきた山梨県が、Cルートを新しく正式に表明すると、内部だけでなく外部環境が変化してきて、今一定の流れが形成されつつあるように私は感じています。とするならば、伊那市としても、一つの方向に向かって、猪突猛進するんではなくて、ここで一たん立ちどまって、もう一度冷静に、そして客観的に全体を見て、そして市民の声を聞きながら、議会とともに議論し直してみることが、私は必要な時期に来てるものを思っています。今新しい市長に変わったことも、今が絶好のタイミングではないかと思ってます。この点に対して市長の見解をお伺いしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 私はリニア中央新幹線上伊那地区の期成同盟会の会長という立場でしゃべっております。立場としては、Bルート、それからリニアを伊那谷に引いてきました長野県の中では、伊那谷を通るルートにしましょうという、それを決議した組織がこの期成同盟会でありますので、その長としての私の立場でしゃべっております。

 これからのこの地域に誘導、誘致したときにどのように変化するのかということの議員さんの話もございました。ただ、私は数字であらわしていくというのは基本だと思いますので、例えば佐久という場所が、新幹線が通るとどういうふうに変わったのか。通らなかったすぐ横の市がどういうふうに変化してきてるのかということも、私たちも真実として知っておかなければならないだろうと思います。

 つまりこれは国民的な態度、考えとしては確かにCというところに向かってるということも私自身は知っております。ただ、私たちがこの地方で生き続ける。これは事実でありますので、そうしたときに中央だけよければいいのかという、その論議は待ったをかけたい。ここに住んでる私たちとしてのきちんとした意見であるということは、間違いないことでありますので、その点についてはきちんと伝えたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 黒河内議員。



◆13番(黒河内浩君) 市長がね、地区同盟会の会長という立場で、これはあの上伊那の期成同盟会という立場の決議もありますので、それから踏み外した発言をこの場ではそう簡単にはできないだろうということは、これは十分承知しております。

 ただもう市長自身も感じてると思うんですけど、上伊那の市町村の中では、かなり温度差がある。北のほうと南のほうとでは、これBかCかについてもかなりルートの温度差があることは感じてると思います。真ん中で一番大きい伊那市が、一番難しい立場であろうことも、これは事実であります。当然その中では、これはもう口に出さなくても、駅は一体どうなるんだという問題、仮にBルートだとした場合には、これはもうどうしてもついて回る問題であるわけです。

 だからその意味でいろんな私ここではもう一回その上伊那広域連合の話になるのかもしれませんけど、連合も含めて、また伊那市の中でもやっぱり議論をしっかりもう一回今先ほど言われたように立ちどまって、一度やっぱりみんなで議論し直してみる。これ議会でも今度特別委員会で先ほど言いましたけども、道路交通問題特別対策委員会ができます。この中でもやっぱりリニアを伊那市としてルートをどうやって考えていくのか。やっぱり議論していくことが必要だろうと思ってます。

 期成同盟会の会長ということなんですけど、今の市長、見てると玉砕してでもBルートを死守するんだ、堅持するんだ、という何か発言や姿勢からそういうふうに見えてくる。これを主張してくと私はね、市長自身が裸の王様になって、伊那市自身がその上伊那以外の市町村からももちろんのこと、上伊那の中でも私は伊那市自身が孤立してってしまうような、将来の中でね、そういう危険性を十分はらんでいるから、やはり冷静になって、もう一度やっぱり議論してくることが必要でしょうし、今まで伊那市としても大してルート問題は議論されてこなかった。Bが当たり前みたいな形で進んできてる問題でしたから、やっぱり冷静になってやってみる必要があるだろうと思いますけども、その意味でそのじゃ事業主体がどのルートを選択するにしても、これ平岩議員が言ったように、やっぱ伊那市や上伊那地区の地域振興策だろうと思います。これは知事、今度変わられてしまうわけですけども、知事もそのことをやっぱり特に注意をしていました。特に飯田線をやっぱりもっと利用しやすいものにしなければいけないし、中央東線のあずさやあるいは市長も行ってましたけど松本空港へのアクセスをどうやって整備していくか。そのことがやっぱり伊那市にとっても重要なことであり、まずその対応策を打ち出していくことが、やっぱ必要だろうと思ってます。これは平岩議員のとこでも聞いてるわけですけども、地域振興策という観点から、市長自身はどういうように考えているのか。お伺いを再度しときたいと思いますが。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) この問題は、非常に歴史の長い問題であるということは繰り返して言ってまいりました。これからこのリニア中央新幹線がどのような方向に動いていくのかというのも、実はまだだれもわからないかもしれません。これからJR東海の手から国の交通政策審議会のほうに審議を移りましたので、ある意味国の交通政策審議会の判断を見なければならないかなという思いがあります。

 ただ、県であれば、県益のことを当然考えるわけであります。国であれば国益ですが。私は市であれば、市にプラスかマイナスかという判断を常にしている。これが将来に渡ってということも含めての判断でありますので、そうしたときに、リニア中央新幹線というのは、伊那市にとってプラスかマイナスか。この促進についての建設促進についての論議がさらにこれから求められていくことがプラスかマイナスかということも、これからもしっかりと状況を見ながら私も勉強をして進めてまいりたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 黒河内議員。



◆13番(黒河内浩君) その中で、一つ大切なことは、これ提案しときたいと思うんですけれども、期成同盟会の会長としていいと思うんです。JR東海のやっぱり関係者、社長なり一度会ってやっぱりね、そのルートがどうのこうのじゃなくて、ざっくばらんに話をすることが必要じゃないですか。その点は合うか合わないか。これからどういうふうにするのか。その点についてをお聞きしたいと思いますが。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) JR東海の社長、会長、まず会うことはないと思います。というか会ってくれないと思います。一つの団体を代表する方との話し合いについては、担当役員は確かに出てきて話をしました。直接社長・会長が自治体と話をするなんてことはまずないだろうと。そういう組織だと思います。個人的には、かつての副社長とかつながりがあってお会いしたことがありますけれども、今の方との私はチャンネルはありませんので、そうしたことの期待は薄いと考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 黒河内議員。



◆13番(黒河内浩君) 会っていただけませんかという提案をしてみないと、それはわかんない。最初から会ってくれないと思いますよではこれはやっぱり市長自身の今までのあれとして、やっぱちょっとそれはおかしいなと、やっぱ積極的にどんどん果敢にやってみてもいいと思うし、また国交省を通じて、そういう形に持ってくのもよし、政治力使うのもよし。やっぱその点はやっぱりしっかりやって、まず話してみること、ルートがどっちだとかどうこうじゃなくて、その伊那市のあり方、それから飯田線も含めて、伊那市がどういう方向に持ってくかをやっぱりその地域振興策も含めて、そういうこともやっぱり議論していくことが必要だろうと思いますんで、この問題いつまでもここで言っててもだめですんで、しっかりまたいろんな場で議論をしていくことが必要だろうと思ってますので、このリニアのルート問題は、この程度にとどめておいて、またいろんなところで議論したいと思います。

 そこで、お待ちどうさまでした。教育長で聞きたいと思いますが、先ほども言いましたように、教育長自身も交代しました。子育て教育問題は、その伊那市だけではなく国民的課題でもあります。子育てや教育のよしあしは、その将来に出て結果が出るものであって、現在この点が問題になっているのは、さかのぼって過去の子育てや教育に問題があったんだろうということだと思ってます。新教育長は、教員という立場から長く教育に携わってきたわけですけれども、伊那市の子育て・教育の現状についてどのような認識を持って、そしてどのような方向にリードしていこうとするのか。その抱負についてお伺いしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 久保村教育長。



◎教育長(久保村清一君) お答えをしたいと思います。

 まず、国家100年の計は、教育にありとこういう言葉がございますけれども、教育の果たす役割は極めて重大であると、そしてこのふるさとの将来を託す子供たちをどのような方向に導いていけばよいかということを考えますと、本当にその責任の重さに身が引き締まる思いでございます。

 私は、今お話のように長い間教員として県下各地で勤める機会を与えていただきました。その行った先々で、伊那の人は人柄がいいですねと、こういう言葉をたくさん聞くことができ、大変誇りに感じてまいりました。こうしたよいところを継承しながらさらにこのグローバルな現代社会を生き抜き、リードしていけるような明るく元気な子供たちがたくさん育つように努めてまいりたいと思っております。

 先ほど来から出ておりますけれども、私たちのふるさとは、この二つのアルプスに抱かれて、豊かな自然とそこに勤勉で優しい心根の人柄のよい皆さんが生活する教育環境に恵まれたすてきなところだと思っております。そんなふるさと、伊那へ戻していただきまして、地元の中学校や公民館に勤める機会をいただきました。そこで、取り組んできたことは、気持ちのよいあいさつ、心の行き届いた清掃、そして明るい歌声が響く学校や公民館や地域にしていきたいと、そういう思いでございました。今後ともこれらの具現化を通して、やる気を持った明るく元気な子供たちが育つ伊那市を目指してまいりたいと思っております。

 その積み重ね、これが学習への取り組み姿勢にもあらわれてくる。結果として子供たちが本物の学力を身につけていくことにつながってくと考えております。

 もう少し、学校教育について申し上げますと、先生方が子供としっかり向き合い、読み書きそろばんの基礎学習や体験的な学習を大事に位置づけた子供が活躍するよい事業、これができるようにしっかりとサポートをしていきたいと思っております。また、創造館やあるいは図書館、地域の文化財など、校外施設の活用、こういうものも大いに進めていってもらいたいと思っております。

 一方では、この激しい社会の変化に伴い、親子も含めて人間関係が希薄になってきておりまして、そのしわ寄せがいじめや不登校、虐待となって子供たちにのしかかってきている。そういう事実も見逃せません。こうした課題には、それぞれの状況をよく見きわめながら、きめ細かく対応をしていくことが大事だと思っております。

 また、公社の耐震化を初めとする安全・安心な教育環境の整備はもちろん、スポーツを通して健康で明るく活力のある地域づくりも積極的に進めてまいりたいと思います。

 長期的には、働くことと日々の生活の調和、いわゆるワークライフバランスのとれた社会や家庭の構築により、家族のきずなを強めていくこと、また、幼・保・小・中・公民館あるいは高齢者施設等との連携により、地域の人間関係の回復を図っていく。このことが極めて大事であると思っております。こうした取り組みを通して、住んでよかった。ずっと暮らしていきたい。そう思う伊那市になっていくように皆さんのお力を借りながら、精いっぱい努めてまいりたいと、そういう思いでございます。



○議長(伊藤泰雄君) 黒河内議員。



◆13番(黒河内浩君) はい。ありがとうございました。就任のあいさつのときは非常に短くて、抱負等がなかったものですから、今回改めてお聞きしまして、また細かい問題についてはまた今後の定例会それぞれのところあるいは委員会の中でまた質問していきたいと思いますけれども。

 とりあえずその中で現在重要な問題になってるのが、子供手当に対する対応策であります。この間も1週間前ですか。子供手当の支給が開始されました。私自身は、この制度に反対でありますし、またこの手当自身がいつまで継続されるかが全く不透明でありますけれども、そのことは全く別にして、この手当をめぐって争奪戦が繰り広げられてることはもう皆さん御承知のとおりであります。子供の日用品購入に向けた商戦、商売合戦ですね、だとか、将来の教育費のための保険や貯蓄の勧誘あるいは親子での旅行等の企画・提案等々であります。支給された金をどう使うかは、これは各家庭の判断にゆだねられますけども、私はこれはもう中学生までですので、市も教育委員会もこの争奪戦に子育て・教育という観点から積極的に参加して、私は使い方をしっかりとPRすべきだろうと思ってます。伊那市やまた教育委員会が子供手当の使い方に積極的に参入することによって、第一には保育料や給食費、教材費等の未納を一掃することができます。第2に塾や部活に必要な費用と学習のための費用に充てるよう指導することにより、全体の教育力を高め、一般的な学力の向上に結びつけることができるだろうと思います。まず、これらの分野に使ってもらうようしっかりと各家庭に呼びかけていくことが必要であります。役所だから関与せず、各家庭の判断に任せるというのではなくて、もちろん強制はできないわけですけども、これは民間の一生懸命やっているいいところはどんどん取り入れて、結果的に子育てや教育力のアップに結びつけば最高だと私自身はそう思ってますが、子供手当の使い方について、これ保育園まではこちらになるでしょうし、それから小・中学校については教育委員会になるでしょうが、どういう対応をしているのか。あるいはまた今後考えていくのかをお伺いしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。



◎市長(白鳥孝君) 議員おっしゃるとおり、子供手当については、論議をなすところというか、むしろもう時既に遅しかもしれませんが、国全体から見ると、このことが違うところへしわよせを喚起してるということも事実でありますので、ある意味心配をしています。

 その中で、子供手当については、いろんな商品が確かに出ております。こういうことが出ること自体が、ある意味異常とまでは言いませんけれどもおかしな現象でありまして、本来子供手当はどういうふうに使われるべきか。どういうふうに使っていただくべきかということから始まったはずなのに、それがもう全然どっかへ置かれてしまって、別なところで別な資本が動いてる。別な商品づくりが始まってるということで、私自身も非常に心配をしてるところであります。

 子供手当につきましては、平成22年の4月1日から始まった国の制度でありますけども、本来趣旨は次代の社会を担う子供の健やかな育ちを社会全体で支援すると。そのために子供手当を創設しますよということだったはずですけども、手当の使われ方については、本来求めるべき方向ではないところで、今動いてるというのが現状と思います。

 私個人としましては、例えば現物支給、先ほどおっしゃいましたけども、給食費だとか教材だとか保育料の無料化も含めて、そうしたところに使っていただければ極めて公平な使途につながっていくんではないかと、そんな思いでありますので、本来進むべき方向としては公平が第一でありますので、子供手当というのを、そういう方向に期待をしたいところであります。ありますが、もう動きましたよね。ちょっと残念なところであります。



○議長(伊藤泰雄君) 松田教育委員長。



◎教育委員長(松田泰俊君) お答えいたします。

 具体的にやっていることについてお話すればいいかなと思いますけども、新規に受給世帯とかあるいは該当世代に対しましては、申請書とか現況届を出していただくわけですけども、その折に国でしめしたパンフレット、また、市で独自に作成したパンフレットをお渡しいたしまして、この趣旨に沿って、使っていただけるようにお願いしているところであります。また、支給月に合わせまして、市報等で広報していきたいと、そういうふうに考えております。

 なお、パンフレットの中には、今市長も答えましたけれども、給食費等滞納者へは、子供手当が支給される口座と学校給食等の引き落としをこの口座を同一にするよう、学校を通じて依頼したが、今後も子供手当の趣旨に沿って、手当が用いられるよう保護者や関係機関への協力を求めていく。こういった趣旨のことを書き添えてございます。

 さらに言わせていただきますと、昨年、一昨年と伊那市の教育を考える懇談会が行われまして、その折に両年とも2年やりましたが、両年とも今非常に喫緊な問題として起こっている生徒の不登校の問題、本来学校は子供たちにとって、快く生活の場でなければならないけれども、そこになかなか出てこれない子供たちがいると。その一つの根底に、親子の共通体験が欠けてるのではないかという問題が指摘されました。そういうことに、もしこの手当が有効に使われればありがたいなと、それが私の思いであります。

 以上です。



○議長(伊藤泰雄君) 黒河内議員。



◆13番(黒河内浩君) 手当が支給されて、いろんな使い方が考えられると思いますが、景気対策という観点を重点に置いてけば、やっぱり物を購入してもらうとか、いろんなものが必要でしょうし、今教育委員長さん言われた観点から行けば家族のきずなを強めるような使い方、これは一緒に食事するということもあるでしょうし、どっかへ旅行することもできる。何か体験するということもある。あるいは、また今言ったように、子育て・教育の観点から言ったら、もろにその教育費に充てるといういろんな形の使い方が考えられると思いますけども、いずれにしても今回の支給で終わりじゃなくて、最低でももう一回はきっと支給があるだろうと思ってますので、変な方向にだけは向かわないような結果的に皆さん子供を持ってる家庭はいい使い方をして、それがいい結果に結びつくような方法を我々みんなでそれは考えていかなきゃいけないと思いますので、また、そういうことはみんなで、また委員会等を議論していきたいと思いますが、そういうことを含めて、これで私の質問を終わりたいと思います。どうも御苦労さまでした。ありがとうございました。



○議長(伊藤泰雄君) 以上をもちまして、黒河内浩議員の質問が終了しました。

 お諮りいたします。本日はこの程度にとどめて延会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

     (「異議なし」と言う者あり)



○議長(伊藤泰雄君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこの程度にとどめて延会いたします。



△延会 午後5時30分

 地方自治法第123条第2項の規定により署名をする。

       伊那市議会議長

       伊那市議会議員

       伊那市議会議員