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長野県 飯山市

平成21年  3月 定例会(第322回) 03月09日−02号




平成21年  3月 定例会(第322回) − 03月09日−02号







平成21年  3月 定例会(第322回)



          平成21年3月第322回飯山市議会定例会

               ◯議事日程(第2号)

          平成21年3月9日(月曜日)午前10時開議

 日程第1 一般質問

     5番 小林初子議員

    11番 山崎一郎議員

     1番 上松永林議員

     9番 小林喜美治議員

◯本日の会議に付した事件

 議事日程と同じ

◯出席議員(15名)

    1番  上松永林議員         2番  竹井政志議員

    3番  大野峰太郎議員        4番  水野英夫議員

    5番  小林初子議員         6番  水野晴光議員

    7番  久保田幸治議員        8番  西條豊致議員

    9番  小林喜美治議員       10番  坂原シモ議員

   11番  山崎一郎議員        13番  小林洋之議員

   15番  高橋正治議員        16番  渡邉吉晴議員

   17番  佐藤正夫議員

◯欠席議員(2名)

   12番  望月弘幸議員        14番  沼田喜一議員

◯説明のために出席した者

  市長        石田正人    副市長       足立正則

  教育長       土屋 稔    教育委員長     小山元彦

  総務部長      今清水豊治   民生部長兼福祉事務所長

                              山田弘一

  経済部長      丸山信一    建設水道部長    月岡寿男

  教育次長      鷲尾恒久    庶務課長      小沢俊之

◯議会事務局出席者

  局長        森  勝    局長補佐      松澤 孝

  主査        鈴木小百合   主査        藤澤淳一

午前10時00分開議



△開議の宣告



○議長(佐藤正夫) 

 ただいまの出席議員は15名であります。よって、定足数を超えておりますので、直ちに本日の会議を開きます。

 日程に入ります前に、報告事項について申し上げます。

 本日、沼田喜一議員並びに望月弘幸議員は、所用のため欠席する旨の届け出がありましたので、報告いたします。また、土屋教育長は、公務のため欠席する旨の届け出がありましたので、報告いたします。

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△一般質問



○議長(佐藤正夫) 

 日程第1、一般質問を行います。

 この際、皆様にお願いいたします。

 質問並びに答弁については、簡潔、明瞭にご発言願います。

 なお、携帯電話をお持ちの方にお願いいたします。電源を切るか、マナーモードにするなど、議事進行にご協力をお願いします。

 それでは、質問の通告に基づき、順次発言を許します。

 最初に、小林初子議員の発言を許します。

 小林議員。

  〔5番 小林初子議員 登壇〕



◆5番(小林初子) 

 発言を許されましたので、順次質問してまいりたいと思います。

 初めに、ごみ減量施策の推進についてお伺いしたいと思います。

 ごみ処理には、多額の税金が投入されております。ごみを減らすことで、まず燃料などの経費が削減され、施設の寿命も延びます。さらに、地球において、大きな課題であります温暖化の防止にも貢献することができます。新クリーンセンター「エコパーク寒川」の稼働に伴い、私たちは喫緊の課題として、ごみ減量施策の推進に取り組んでいく必要があるのではないかと考えます。

 そこで、2点に分けてお伺いしたいと思います。

 1点目は、昨年10月、飯山市廃棄物減量等推進審議会の答申において、ごみの排出量を平成23年度には、平成18年度実績に対して20%削減することを目標とすることが盛り込まれました。市では、この目標を達成するために、21年度は具体的な削減目標をどのように設定し、どのような施策を進めていかれるのかお伺いいたします。

 2点目でありますが、答申では、市民が行政と協働して事業進捗等を図る組織として、廃棄物減量等推進委員会の設置を求めるということが盛り込まれていますが、このことについてどのように考えておられるのかお伺いいたします。

 2番目に、認知症対策についてお伺いいたします。

 高齢化が進む中で、認知症の人も急増しております。これまで認知症は、特殊なこととされがちでしたが、これからは大事な身内や職場、仲間、友人、隣人などの中に常に必ずいる可能性が高く、他人ごとではなく、自分自身も認知症になり得る。だれにとっても認知症は自分ごとの時代であるとも言われております。

 しかし、そのように言われても、私たちの周りには、まだまだ認知症に対する社会の偏見や差別が想像以上に強く残っている現状があります。物忘れしたり、言葉がうまく出ないから、わからない人と決めつけて、本人を蚊帳の外に置いたまま、家族、周囲の人々や医療福祉の専門職で物事を決め、本人の生活を管理してしまっているケースも少なくありません。

 その結果、それまで懸命に生きてきた本人は、自尊心が傷つけられ、やる気や生きる力まで奪われてしまっているのです。周りに認知症に対する正しい理解がないと、本人は不適切な支援によって、ますます状態を悪化させることになり、本人と家族の苦悩、社会的に過剰な負担がさらにふえていくことにもなりかねません。

 このような現状の中で、認知症になっても、自分らしく生きていくという新しい考え方と、それを現実のものにしていく新しい取り組みが広がってきています。今までは、どちらかというと、提供側本位の支援が中心であったために、本人の症状の多発や自立度の低下、病状がますます悪くなるなど、マイナス面が多くありました。

 しかし、利用者本位の支援を具体的にすることで、本人の症状の緩和、自立度維持の向上、介護負担軽減、介護医療コスト削減などの効果があり、それまでの不適切な支援によってつくられていた障害が適切な支援によって解消され、本人が本来の姿や力を発揮できるようになったのであります。

 利用者本位の支援の取り組みが広がり始めた今、大きく注目されているのが、認知症があっても、本人が地域の中で暮らし続けていくことを支援する取り組みであります。だれかが支援するのではなく、地域全体で認知症をよく理解し、本人にとって、住みやすいまちをつくっていこうという厚生労働省の「認知症を知り 地域をつくる」全国キャンペーンの一環である「認知症サポーター100万人キャラバン」も、2005年4月から開始され、5年目に入ろうとしています。

 従来の医療や介護という専門家中心の取り組みでなく、市民が自分ごととして認知症をとらえ、本人、家族が必要としている日常のちょっとした支援をお互い様の意識で支え、我がまちを認知症になっても大丈夫なまちにしていこうとする活動であります。

 ちょうど1年前になりますが、昨年3月の定例議会で、私は認知症サポーター養成講座開催の提案をいたしました。7月には、早速、認知症サポーター養成講座の講師役となるキャラバン・メイトの養成研修を開催していただき、ありがとうございました。

 ここで、認知症サポーターとキャラバン・メイトについて、耳なれない言葉かと思いますので、少し説明させていただきたいと思います。

 認知症サポーターには、何かを特別にやってもらうものではなく、認知症を正しく理解して、認知症の人や家族を温かく見守る応援者になってもらいます。その上で、自分のできる範囲で活動してもらいます。友人や家族に、その知識を伝えたり、隣人、あるいは商店、交通機関等、まちで働く人として、手助けをしてもらいます。サポーターの皆さんには、テキストとオレンジリングのブレスレットを差し上げています。

 一方、キャラバン・メイトは、認知症サポーター養成講座の講師役になっていただく人のことであります。キャラバン・メイトになるには、キャラバン・メイト養成研修を受講することが必要です。サポーター講座は、1時間から1時間半程度の時間内で、認知症の基礎知識を所定のテキストを通して学んでもらい、認知症の正しい理解をいただく講座です。キャラバン・メイトの皆さんには、それぞれ学んだ知識や体験等をボランティアで地域、職場、企業、学校などで伝え、サポーターの養成にご尽力をいただいております。

 昨年9月からことし2月までの6カ月間で、8回の講座を開催していただいたキャラバン・メイトさんもいらっしゃり、皆さんには本当に感謝申し上げたいと思います。市全体では、この半年間で合計33回の講座が開催され、延べ303人の方にご参加をいただいたとお聞きいたしました。本当にありがとうございました。

 そこで、認知症対策として推進していかれるこれらの事業の今後の取り組みについて、3点にわたってお伺いいたします。

 初めに、これから認知症サポーターの皆さんをどのようにしてふやしていくかが大きな課題となるわけでありますが、キャラバン・メイトの皆さん、時にはサポーターの皆さんが、お互いに活動の報告や意見交換をしたり、一歩進んだ学習会などを設け、資質の向上を図っていくことも必要ではないかと思います。この半年間の活動を通して、よかった点、困った点、工夫した点などがありましたら、お聞かせください。

 現在、一生懸命に取り組んでくださっているキャラバン・メイトの皆さんが活動しやすい体制づくりも必要ではないかと思います。今後、多くの市民の皆さんにもご協力をいただきながら、積極的に進めていくべき大切な事業と考えます。これから具体的にどのような形で進めていかれるのかお伺いしたいと思います。

 2番目に、高齢化に伴って、認知症が確実にふえていくことを考えたときに、地域全体で認知症を正しく理解し、本人にとって住みやすいまちをつくっていくことが求められます。そのためには、家庭、地域、職域、学校など、まち全体の支え合いネットワークをつくっていくことが必要ではないかと考えます。特に一番身近で家族の一員として接している小中高の児童生徒に対する学校での認知症への正しい理解を得る取り組みは大変重要であると考えます。

 ちなみに、先月、岡山小学校では、「わたしのおじいさん・おばあさん」ということをテーマにして、3年生、4年生の道徳の授業が行われ、私もキャラバン・メイトの一員として見学させていただきました。

 担任の先生がつくられた道徳学習指導案のねらいには、「認知症になっていくおばあさんのDVDを見て、不安を抱いた子供たちが、認知症の具体的な場面を構成したキャラバン・メイトによる人形劇を見ながら、おじいさん、おばあさんの立場に立って、自分の考えを出し合うことを通して、自分のおじいさん、おばあさんが年をとって、できないことがふえても、大好きなおじいさん、おばあさんを悲しませないように接していこうとする心情を養う」と書かれてありました。

 実際の生活の中では、小学3・4年生のお孫さんを持つ祖父母の皆さんは、まだ年齢も若いと思います。子供たちにとって耳なれない認知症という言葉は、少し難しかったかもしれませんが、アニメのDVDは小学生の男の子が主人公なので、わかりやすく、これを見て、自分には何ができるか、気づきを持ってもらう内容になっています。

 授業の最後で、担任の先生は、事前に祖父母に書いていただいたアンケートを一人一人の名前を紹介しながら読んでくださいました。お孫さんに寄せる祖父母の温かな思いが伝わってまいりました。

 「人の痛みをわかってくれる子になってほしい」「笑顔が見れるときがうれしい」「なるべく一緒に食事をしている」「朝のあいさつ、返事が返ってくるまでする」「思いやりのある子になってほしい」「料理を一緒につくるときが楽しみ」「学校のことをいっぱい話してくれるのが楽しみ」等々、子供たちはとても照れくさそうに聞いておりました。

 この45分間の道徳の授業でありましたが、この学んだことは、子供たちの脳裏に深く焼きついたことと思います。私は、多くの学校関係者の皆さんにも、このようなお取り組みを推進していただくことを提案したいと思います。教育委員会のお考えをお聞きいたします。

 3番目に、現在、市内では、認知症相談医の認定を受けている病院は1カ所と聞いております。県高齢者プランの素案では、認知症相談医を2012年度に1,300人にふやす目標を設定していますが、当市におきましても、開業医等の先生方が地域のかかりつけ医として、日ごろの診察などで、物忘れ等について相談に応じてもらえる体制をつくっていただけるよう医師会等にも要望してはどうかと考えますが、お伺いいたします。

 最後に、妊婦健診の公費負担拡充についてお伺いいたします。

 妊婦健診については、昨年4月から、それまで2回のみのであった公費負担を5回まで拡充していただきました。望ましい妊婦健診の回数は14回程度と言われておりますが、医療保険が適用されないため、1回の受診に5,000円から1万円程度の費用がかかり、経済的不安から、出産を控えたり、健診を受けない妊産婦もふえていると聞いております。

 そのような中で、国は平成21年から22年度までの2年間の暫定措置として、妊婦健診の公費負担を14回まで拡充することになりました。だれもが安心して出産できるように妊婦健診の経済的負担をなくすことは、国の責務であると思いますし、少子化対策としても大変有効であると思われます。暫定措置の期限が切れる平成23年4月以降は、飯山市としてどのように考えておられるのかお伺いいたします。

 以上で1回目の質問を終わります。



○議長(佐藤正夫) 

 石田市長。

  〔市長 石田正人 登壇〕



◎市長(石田正人) 

 小林議員の質問にお答え申し上げますが、議員の皆さんにお願いしたいと思います。政策的なことについては、私のほうで自分の心情を踏まえながら、しっかりと申し上げていきたいと思いますし、その他の関係については、それぞれ議員の皆さんから事前に申し込まれておりますので、各部長、各担当のほうから、それぞれしっかりと調査をしてありますので、その関係方面からそれぞれ答弁をさせていただきますので、よろしくご理解いただきたいと思います。

 それでは、今、議員から幾つかの質問をいただきました。教育委員会という答弁のあれもありますので、そちらのほうは教育委員会から、きょうは教育長はおりませんけれども、きょう教育長はそれぞれ校長人事の関係がございますので、県の教育委員会に呼ばれまして、その対応に行っているわけでございますので、ご理解をいただきたいと思います。

 まず、ごみ問題でございます。その前に、大変長野県下でも、ごみの焼却場の問題では、揺れに揺れ、揺れていても、結果的には、どこも一つの形には整っておりませんけれども、議員の皆さん、そして市民の皆さんの大きなお力とご指導をいただく中で、エコパーク寒川ができました。そして、この4月1日から本稼働ということで、順調に稼働が始まるわけでございますが、これに関しては大変市民の皆さん、議員の皆さんのご指導、お力添えに対して、市長として、また岳北広域の組合長として、心からお礼申し上げます。ありがとうございました。

 いずれにしましても、ごみの焼却場ができたからいいということでなくて、いかに減量していくかということで、それぞれ先日、ごみ減量委員会を含めながら、答申をいただいた中で、20%減量ということで、一つの方向を出しました。これからは具体的にどう取り組むことが20%減量に結びつくかということに取り組ませていただきます。それぞれ量販店の袋の問題、そしてエコパークの問題、さらにそれぞれ生ごみ等についての袋を小さくするかというような、いろいろな検討方向がありますけれども、これからそれぞれ推進委員会を通じながら、しっかり検討し、そしてこれを市民に徹底した形でご協力をいただきたいと思っているわけでございます。

 その中で、私の思いは、この減量こそ、おれもやる、みんなもやろうと、こんな一人一人の呼びかけこそ、減量に結びついてくるというふうに思いますので、また議員の皆さんも、それぞれご協力をいただきたいというふうに思っているわけでございます。

 その中については、生ごみを入れて、焼却場へ持っていくのではなくて、今までそれぞれのお立場で研究いただきました段ボールの堆肥づくり、またいろいろな方策があろうと思いますので、ぜひそれについてもご協力いただくと同時に、今も飯山市各集落ごとにそれぞれごみ減量に対する取り組み、分別等について、それぞれ指導会を開いておりますけれども、これからもっと開いた中で、本当に末端までその思いが、そして市民の協力をいただけるような体制づくりに全力を挙げて取り組んでいきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

 なお、ごみ減量委員会の設置については、答申の中に含まれておりますので、これも早急に設置しながら、各地域にあります衛生委員、そういう皆さんとも十分に連絡をとり、区長会とも連絡をとりながら、しっかり減量に当たっていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。

 認知症の問題、これも幾つか議員から今出されたわけでございますが、議員が申し上げているとおりでございます。しかし、私はこの認知症の問題については、一番対策の基本は、やはり家族であり、家庭であると。子供の教育もそうでございますけれども、家族において、いかにその対策、またみんなでそういう思いを持ちながら、さんざ地域のためにお骨折りいただいた皆さんを見守りながら対応するか、これが基本だということでございます。

 その中においては、飯山市も大分核家族になって、お年寄りだけ別の家に置いておくというような方向も出ておりますけれども、これはできるだけ、それぞれ行政も議員のご提案により、同居世帯をつくって、こういうものを減らしていこうという対応をしておりますので、そういう面も市民の皆さんと一緒に取り組みながら、認知症対策に当たっていきたい。

 そして、医者等の問題についても、医師会にも絶えずお願いをして、ぜひかかりつけ医、特別医というのはなかなか難しい問題もありますので、いわゆるかかりつけ医にその協力をいただくようにお話を要請しているわけでございますので、よろしくお願いしたいと思うわけでございます。

 それから、いろいろキャラバン・メイトの問題等については、おっしゃるとおりでございます。できるだけ充実して対策をとっていきたい。

 そして、妊婦健診の問題も、それぞれ5回から14回になりましたけれども、時限立法的な問題がありますし、これは妊婦健診の問題だけではなくして、今、政府は混乱しております。その中では選挙対策と思われるような政策がどんどん出てくる中で、本当に持続性のある対策をとってもらいたいということでございますので、今回の市長会で飯山市からこの問題を市長会に提案することに提案要旨を送りつけてあるわけでございますので、しっかりこの問題に対して市長会で申し上げていきたいなというふうに思っているわけですので、よろしくお願いしたいと思います。

 そして、それぞれ財源的な問題もありますけれども、これらについても全力を挙げて対応していくということを申し上げさせていただき、あとの問題については、それぞれ各部署からしっかりと申し上げますので、お願いしたいと思いますが、よろしくお願いいたします。



○議長(佐藤正夫) 

 小山教育委員長。

  〔教育委員長 小山元彦 登壇〕



◎教育委員長(小山元彦) 

 小林初子議員さんからのご質問にお答え申し上げます。

 学校で高齢者認知症への理解を得る取り組みについてのお尋ねでございます。

 議員ご指摘のとおり、児童生徒に認知症への関心や理解を促すことで、地域の中で認知症の高齢者の方と出会ったときに、戸惑うことなく声をかけるなど、意欲的な必要な対応ができる子供たちを育てることは大事に考えているところでございます。これは人権教育の観点からも、一番胸に据えて取り組むべき学校の課題だと思います。また、家庭の中で認知症について話題にすることで、子供たちを通して、家庭にも認知症への理解を深めることもできますし、大切な取り組みであると思っております。

 おっしゃったような岡山小での取り組みのほかに、各それぞれの学校で全校集会等で認知症に関しまして校長が講話するなど、そういう取り組みもしているところでございます。いずれにいたしましても、校長会等の場で、岡山小学校の取り組みを事例紹介するなどして、やはり広げていく必要があると考えております。

 以上であります。



○議長(佐藤正夫) 

 山田民生部長。

  〔民生部長兼福祉事務所長 山田弘一 登壇〕



◎民生部長兼福祉事務所長(山田弘一) 

 小林初子議員ご質問のうち、関係部分について、市長答弁に補足してお答え申し上げます。

 ごみ減量の関係についてでございますが、ごみ減量は市の重点課題でございます。廃棄物減量等推進審議会の答申を最大限に尊重した取り組み、また減量計画については、目標を定めて具体的に計画的に取り組みを始めてございます。審議会と並行して実施してまいりましたiネットを活用したごみの減量PR、集落ごとの説明会、モデル地区や各種団体等への説明会・講習会、あるいは学校との連携による環境教育、事業者との懇談会などを通じて、さまざまな取り組みをしてまいる中で、平成20年度の燃えるごみの処理量につきましては、1月までの状況でございますが、18年度対比でおよそ3%減少してきてございます。

 今後の3年間では、平均的に対前年度で6%削減をしていかなければならないというふうになりますけれども、市長答弁のとおり、エコパーク寒川の本格稼働初年度となります21年度につきましては、さらなる減量につながりますように、市民、事業者へのご協力を強く求めてまいりたいというふうに考えてございます。

 先月には、市内10地区の新しい衛生委員会をそれぞれ開催して、ごみ減量について説明しながら、紙類等の分別を新年度ではより徹底するために、なお一層強力に推進してまいりたいということで、よりきめ細かな説明会や講習会、そしてモデル的な取り組みも広めてまいりたいというふうに考えてございます。

 まず身近なところから環境に配慮して、リサイクルやごみを減らそうという意識を広めるためには、レジ袋削減運動も大型店の協力を得ながら実施してまいりたいというふうに考えてございます。生ごみの自家処理推進のための取り組みや小さいサイズのごみ袋作製につきましても、減量効果を高めてまいりますので、進めてまいりたいというふうに思っております。

 ごみの減量は、市民と事業者と市が協働して取り組む課題でございますので、市民一人一人がどれだけ実践していただけるかが、減量についての大きなかぎというふうに考えてございます。答申に基づきまして、ごみ減量を協働して推進する体制を整えながら進めてまいりますので、ご支援をよろしくお願いいたします。

 次に、認知症の関係でございますが、まずキャラバン・メイト養成講座には、議員みずから受講いただき、またサポーター養成講座も進んで開催していただきましたことにまず敬意を申し上げたいというふうに思います。

 市民の皆様には、今後ますます増加するであろう認知症につきまして、サポーター養成講座に参加いただき、より多くの市民に理解を広めることによって、認知症になっても安心して暮らせる地域になりますよう、認知症の人や家族のための応援者としての役割を互いに担っていただく、そんなふうに進められればというふうに思っております。

 さて、キャラバン・メイトの研修会を開催してほしいとのご質問でございますが、昨年、認知症を正しく知っていただくための講演会を市民向けに開催し、終了後、そのキャラバン・メイトの研修会として、おさらい会も引き続き実施いたしました。21年度でも、おさらい会に力を入れて、サポーター養成講座の拡充に向け支援をしてまいりたいというふうに考えてございます。

 認知症サポーター養成講座をやってよかった点についてでございますが、キャラバン・メイト養成講座を受講された方が自主的に開催され、また1人で行うのではなく、2人、3人と組んで、役割分担をしながら、仲間とともに行っていただいてございます。参加者からは、学ぶことの大切さ、認知症を介護している人の大変さを知った等の声が聞かれてございます。

 次に、課題でございますが、メイトは現在52名おられまして、実際にサポーター養成講座を行った方は21名ほどございます。ご質問のとおり、1人で何回も開催した方もございます反面、まだ未実施の方もおられますので、より多くの方が開催できますように普及してまいりたいと思っております。

 次に、現在、見守りとうどの研修会等を通し、サポーター養成講座の開催をお願いしてございますが、できるだけ多くの地区や集まりで開催していきたいと考えておりますので、より一層の地域の皆様のご支援をお願いしたいというふうに思っております。

 最後に、工夫した点でありますが、メイトの方が紙芝居をつくり、それをもとに認知症の人へのかかわりを説明したり、またその紙芝居のビデオを使ったり、自分でつくった人形を使って、高齢者や子供たちが一緒に参加しやすい体制等、それぞれ工夫いただいてございます。

 今後は、サポーター養成講座に参加いただいた方の声や、よい点、工夫したこと等をキャラバン・メイトと共有し、さらに普及しながら、次回に生かしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 次に、認知症相談医の関係でございます。

 長野県が実施する「かかりつけ医認知症対応力向上研修」を受講した医師は、市内でお一人ございます。地域のかかりつけ医として、日ごろの診察などで、認知症についての相談に応じられる医師ですが、市内の開業医の先生には、日ごろから高齢者の多い当市の市民のかかりつけ医として、地域医療に貢献いただいておりますので、今後とも医師会の先生方に相談してまいりますので、よろしくお願いいたします。

 私からは以上であります。



○議長(佐藤正夫) 

 小林議員、再質問ありますか。

 小林議員。

  〔5番 小林初子議員 登壇〕



◆5番(小林初子) 

 認知症対策についてでありますけれども、私も昨年提案させていただく前に、飯綱町にお邪魔して、今回は2月に3回目の地域福祉フォーラムが同じく飯綱町でありまして、国のモデル事業、県のモデル事業ということで、1年半にわたって取り組まれた事業でありますけれども、いろいろな報告をお聞きいたしました。

 やはり最初から、今、私たちのところでは認知症サポーター養成講座、キャラバン・メイトさんによる養成講座を進めているところですけれども、認知症の支援事業に住民の皆さんと一緒になって、行政と、また社協の皆さんとも一緒になって、意識化、共有化をしていく、そのところで進めていくというのが大変大事なことだということを感じたんです。

 まだ自主的にキャラバン・メイトさんが今活動しているという状況でありますけれども、始めたばかりですので、やむを得ないところもあるんですけれども、やはり多くの皆さんに、先ほど話しましたけれども、地域の支え合いネットワークをつくっていくためには、先ほど市長さんのほうで家庭が大事だというお話をされましたけれども、家庭ももちろん大事でありますが、例えば認知症の方は、徘回とか、そういう行動をとられる場合も結構多いというふうにお聞きをしているわけです。

 そういったときに、やはり周りの地域の大勢の方たちが認知症を理解していてくださって、そして「もしかしたら、あのおばあちゃん、認知症かな」と、「何となく行動がちょっといつもと違うな」と、そんなふうにして、周りが要するに理解していてくださっていれば、先ほど教育委員長のほうもそんな話がありましたけれども、支えてあげられる、何か私にもできることがあるかなという、そういうところでやはり組織づくりというんですか、学校、地域、家庭、また医療、交通機関とか、公共施設、そういうところで勤めていらっしゃる方とか、そういう方たちが一緒に会して、これからどうやっていくのかという、そういう話し合う場も設けていくことが必要ではないかなと思います、進めていくために。

 ただこちらの行政だけで、行政と社協さんのほうで一緒になって、キャラバン・メイトさんも一緒になってやるわけですけれども、全体のいろいろなチームのネットワークをつくっていく、その組織づくりを住民の皆さんと一緒になって立ち上げていく、そのことも非常に私は大事ではないかなと、飯綱町の取り組みをお聞きいたしまして感じました。やはりいいところは大いに学んでいきたいと思いますが、その辺はどんなふうに考えていらっしゃるかお聞きしたいと思います。

 以上です。



○議長(佐藤正夫) 

 石田市長。

  〔市長 石田正人 登壇〕



◎市長(石田正人) 

 小林初子議員さんの2回目の質問にお答え申し上げたいと思います。

 すべては老人とは申し上げません。若い認知症もあるわけでございます。そういう中については、それぞれ長い間生活をされ、家庭を支え、そしてこの市を支えていただいた皆さん、もっと言いかえれば、市民の宝であり、家庭の宝であるわけでございます。これをしっかり養護することこそ、我々に与えられた大きな役割だというふうに思っております。

 議員さんには、絶えず飯綱へ、モデル地区へ行きまして、勉強させていただきながら、この議会を通じながら、ご指導いただいていることについて、心からお礼を申し上げますし、今、第2の発問があったとおりでございます。できるだけモデル地区で検討されたことも、飯山市で実行できることについては、しっかり実行していきたいなというふうに思います。

 ただ、認知症を公表してということになりますと、なかなか幾ら認知症になった皆さんも、それぞれ問題があるわけでございます。個人情報を漏らすこともできない、プライバシーの問題もございます。これについては十分に検討しながら、十分な対策をとっていく必要があるかなということを思っているわけでございます。

 また、メイトの問題でございますが、ほとんどボランティア、無料でございます。こういう皆さんに強制して、あっちも開け、こっちも教えるということについては、いろいろ問題がありますので、これもまた状況と議員の皆さんのお力をかりながら、状況によっては、ある程度何らかの財政的な措置もしていかなければいけない時代もぼつぼつ来ているかなと、こんな感じもしておりますので、これからしっかりと検討させていただきたい。そして、社協と協力し合って、行政としてやることについてはしっかり対処してまいりたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(佐藤正夫) 

 小林議員、再度の質問ありますか。



◆5番(小林初子) 

 ありません。



○議長(佐藤正夫) 

 以上で小林初子議員関係の質問を終わりといたします。

 続いて、山崎一郎議員の発言を許します。

 山崎議員。

  〔11番 山崎一郎議員 登壇〕



◆11番(山崎一郎) 

 発言を許されましたので、通告に基づき、順次質問してまいりたいと思います。

 最初に、石田市長は、就任の初議会で「市民との協働により、ともに汗し、労を分かち、実りを喜ぶ、市民総参加の市政を実現したい」と所信を述べられました。そして、「先人の築いた悠久のふるさと飯山を次の世代に伝える役割を一身にかけて果たす覚悟である」と施政方針を披瀝されて、早々から、足で稼いで、心でつなぐ実践の取り組みで、懸案を一つ一つ解決されての2年間でありましたことに、まず敬意を申し上げたいと存じます。

 さて、いよいよ後半のスタートでありますが、市長は今議会の冒頭、「子どもに夢と希望を」「市民に元気を」「お年寄りには安心安全を」と、思いのほどを述べられました。非常に大切な理念と私も同感であります。特に地域の将来の発展は、子供たちに託す以外にはありません。その子供たちが夢と希望を抱けるような市政について、まず市長の思いのほどを具体的にお聞きをしたいと思います。

 次に、新年度事業について何点か伺います。

 最初に、通勤対策の重要性についてであります。

 平成17年の国勢調査によると、市外へ通勤する市民は約3,000人で、地域別では、長野市に985人、中野市1,085人、木島平村296人、野沢温泉143人となっています。私も30年余り、飯山線で長野へ通勤の経験がありますが、自分が通勤していた昭和60年の国勢調査より、市外への通勤者は約830人ふえています。この間の人口は約4,000人もマイナスの現実で、市内に就業する場所の少ない現実を示していて、この傾向は今後一層顕著になると思われます。

 私は、市の将来にとって最も重要な人口増を図るには就業対策であり、中でも重要なことは通勤対策であると考えるのです。特に私は、ことしの事業となっている飯山線の利用促進と利便性向上対策は、たとえ新幹線が開通しても、重要なことと考えます。

 そこで、伺いますが、飯山線の利便性向上対策についてどんな施策を考えているのか、具体策をお聞きしたいと思います。

 2点目は、飯山らしい教育の推進についてであります。

 飯山らしい教育の推進については、昨年に続いての予算措置ですが、どんな教育を飯山らしい教育とし推進されるのか、その中身が見えてきません。私は、この事業に大きな期待をする立場ですが、1年検討された飯山らしい教育とはどんなものなのかをお聞きしたいと思います。

 3点目は、善光寺仁王尊像についてであります。

 ことしは善光寺ご開帳の年であります。石田市長は、97年前、大正元年に開催されたご開帳時に、火災で焼失した仁王尊像の代役を果たされた飯山愛宕町の仏師がつくられた仁王尊像を見にいかれたようですが、私は平成12年6月議会で回遊性のまちづくりにとって大切な飯山の宝であると指摘し、飯山への里帰りを提案しましたが、実現できませんでした。

 この仁王尊像は、飯山城址で制作されて、大八車に乗せて長野まで運び、ご開帳に間に合わせたものと伝えられています。飯山の先人の温かな心を市民に伝える役割を私は市長に提言したいと思います。

 4点目は、スポーツ振興についてであります。

 石田市長は、小さな投資で効果絶大、スポーツ振興を地域活性化の起爆剤にすると発言されたことを記憶されておられると思います。私もそのとおりであると実行に期待をしているものであります。

 間もなくスキーが飯山に伝来し100年、スキー場とスキー振興の果たしてきた、いや、今も果たしている役割の重要性。さらに高齢化の現実の中で、マレットやゲートボールなど、各種のスポーツの果たしている役割と、それらスポーツを楽しむため、大会や合宿で飯山に宿泊する多くの方々は、地域の元気にとって、大切なお客様であります。さらには、地域の子供たちや卒業生たちが国内外で活躍している姿を新聞・テレビ報道で見るときに、市民に夢と希望を与えていてくれる現実であります。

 今年度事業には、市長の思いが感じられないのですが、スポーツ振興への思いをお聞きしたいと思います。

 次に、都市計画区域と計画道路の整備についてであります。

 都市計画区域の見直しについて、私はこの議会の場で何度もこの問題について質問してまいりましたが、その都度、先送りで、少しも進展していません。例えば11年6月議会では、13年度には計画区域全体の見直しを計画している。13年12月議会では、14年度には基礎調査してから研究検討して、15年度に市民への啓発活動と説明を行い、計画決定したい。16年9月議会では、計画区域の南部に隣接する117号沿線周辺を区域の拡大対象地域とする方針を策定した。関係住民に説明を行い、コンセンサスを得たら、17年度に決定の手続を行っていくとの答弁でありましたが、3年経過したが、進んでいないと思われます。

 石田市長の就任前のことではありますが、このような現実を市長はどのように受けとめられますか、また区域の見直しを本当にどうされるのかお聞きをしたいと思います。

 次に、都市計画道路の整備についてであります。

 先日開催の都市計画審議会で、都市計画道路整備プログラムの説明がありました。昭和28年の計画決定から半世紀以上経過するのに、一向に整備されない計画道路があります。プログラムによると、今後、短期、中期、長期に分けて、短期は5年以内、中期は5年から10年以内、長期は10年以降に整備を想定しているとの説明です。

 私はこの問題についても、何度も議会で取り上げてまいりましたが、少しも前進していません。特に城山下から292に通ずる八幡線は、保育園あり、小学校、中学校、高校への通学道路であり、北飯山駅やJAやコシナなどの大きな事業所への通勤の重要道路でありますのに、決定から50年以上たつのに、全く改良されないままであります。

 この間、計画路線だからといって、後退させて、家を建てさせ、ずっと都市計画税が課税されている現実なのであります。この現実を市長はどのように受けとめられますか。あと10年以降に計画を想定しているでは、計画決定から100年たっても解決しないのではないかと心配であります。解決について、明快な答弁を求めます。

 次に、教育問題についてであります。

 小中高の連携について。

 昨年、飯山北と二中の先生が数学と算数の連携がきっかけで、小中高交流学力向上事業をスタートができ、成果が見えたと聞いております。どのような内容で、どのような成果があったのか、また今後の取り組みについてもお伺いしたいと思います。

 次に、飯水・中高地教委連絡協議会の統合問題でございます。

 少子化の現実の中で、飯水・岳北地域の子供たちの現状を考えますと、県の教育委員会組織である地教委が飯水と岳北別々になっていることに私は疑問を感じています。一つの組織として、飯水の子供たちと木島平、野沢温泉の岳北の子供たちの交流を盛んにすべきと考えます。

 教育委員会は、子供たちの教育向上のためのものであると考えますときに、統合を積極的に進めるべきを県教委に要望していくべきと思いますが、教育委員会のお考えをお聞きしたいと思います。

 最後に、新エネルギービジョンについて伺います。

 飯山市では、平成17年に立派な計画を策定されましたが、実施はどのようになっているのか余り感じられません。CO2の削減問題、温暖化対策など、自然環境が大変重要な問題になっています。計画を積極的に進めるべきと考えるのですが、現状はどのようになっているのかお聞きして、1回目の質問を終わりといたします。



○議長(佐藤正夫) 

 石田市長。

  〔市長 石田正人 登壇〕



◎市長(石田正人) 

 山崎議員さんの質問にお答え申し上げていきたいと思います。

 少し昔のことも今指摘され、質問されたわけでございますが、その当時をしっかりと振り返りながら、議会決定したということ、これについては重視していかなければいけないことが少しく検討されなかったということについては、どういう形であろうとも、現市長として、おわびを申し上げなければならないなというふうに思っているわけでございます。

 それでは、質問にお答え申し上げていきたいと思いますが、今以上に飯山市も苦しい時代があったと思います。もっともっと苦しい時代があったと思いますが、夢と希望をつくり上げようという、それぞれ議員の皆さん、市民の皆さん、協働の力で、ここまで飯山市をはぐくみ、育ててきたわけでございます。

 これにしっかりこたえ、将来夢の持てる一つの飯山市をつくり上げていくことこそ、与えられた最大の使命だということで、申し上げたように、子供には夢と希望を、そして市民には元気を、そしてお年寄りには安心した市政をつくるという、3つの方向が私の基本でもございます。これについて、全力を挙げながら、取り組みをさせていただきたいなということでございますが、先人の皆さんから新幹線という大きな夢を実現させていただきました。

 いろいろな面で、その効果価値、付加価値というものが順調にあらわれてきておりますが、これはまたそれぞれ議員の皆さんのご質問でお答えしていきたいなというふうに思っているわけでございますが、引き続き先人が引いてくれました新幹線、そして一番大事な教育問題については、全力を挙げて対処してまいりますので、またいろいろご指導をいただきたいというふうに思います。

 なお、細かい内容については、それぞれの教育委員会を含めながら、部署から申し上げさせていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。

 最初に、飯山市の通勤者の問題でございます。当初から申し上げているように、今度、新幹線と併合した一つの飯山駅というものは、市民の交通の基点でもあるわけでございます。これをいかに利用していくか、利用していただけるか、これにかかわるわけでございますが、新幹線の駐車場用地等については、これからまた皆さんにお聞きをし、ご理解をいただきながら、一つ一つ取り組んでまいりますけれども、今、岳北広域の皆さん、北信広域の皆さんに向かっては、何としてでも無料化した駐車場として、だれもが使え、だれもが利用によって、その付加価値が感じられるような、そんな飯山駅をつくっていきたいということで申し上げておるわけでございます。

 なお、この内容等については、また後でお答えを申し上げていきたいと思いますが、それぞれ今回は、私として駐車場建設のアクションをそれぞれ北信広域、岳北広域の各市町村へ申し上げたという一つの経過もあるわけでございますが、少しく具体的に事欠けているかと思いますので、また申し上げていきたいと思いますが、そういう中で今回の駐車場、そして通勤者により不便をかけない飯山駅、利用駅にしていきたいなというふうに思います。

 それにしても、新幹線の乗降をふやしながら、飯山駅の拡大を図るには、飯山線の増発をしっかり考えていかなければいけない。今は戸狩駅まではかなり増発をされておりますけれども、それから以北、十日町駅の間は、まことに利用しやすい本数でなくして、利用しにくい、本当に経済的な本数しか出ておりません。これは何がなんでも、やはりしっかりとした増発を進めていかなければいけないということで、早急に各関連市町村とも取り組んでいきたいなということでございます。

 前回の長野支社長との話の中でも、ほかの路線は廃線にしても、この飯山線は非常に希少価値のある路線だと、これはJR東としても、どうしてもこれからの観光の路線として伸ばしていきたいということをはっきり申し上げているわけでございますので、それに沿った体制、その中には今、全国でも取り組んでおります環境に優しいハイブリッド車、これも非常にこれから検討していく時代が来たなということで、できれば飯山線の増強を含めながら、ハイブリッド車の車両がこの飯山線沿いに風景を楽しみながら下っていき、上ってくる、そんなことを積極的に運動として取り組んでまいりたいというふうに思っているわけですので、よろしくお願いしたいと思うわけでございます。

 それから、飯山らしい教育については、教育委員長のほうからそれぞれ申し上げるわけでございますが、今、一つ言えることは、非常に飯山の教育、特に高校教育については、県も目をみはるということで、おととい、県の教育長ともいろいろ照丘高校の問題、南高の問題を含めながらお話をしてきたんですが、非常に北高の理数系は大学進学率が高いんだということで評価をいただき、ことし、21年度も大勢の皆さんがそれぞれ進学されたということでございます。

 今回新しい高校づくりの中には、そのような形を明確にあらわして、進学校としての位置づけを、きちっと県も方向づけしているわけでございます。教育をするなら、飯山に行って教育しようと、飯山高校教育を受けようと、こんな空気が一日も早く確立されるように、我々も目いっぱい中学校、小学校教育を含めながら取り組んでまいりたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。

 それから、次に仁王さんの問題でございます。私も勉強不足で全然知らなかったんですが、ちょっとした機会にそのお話を聞かせていただいた中で、早速、長野市信更まで出かけた中で見てまいりました。さすが飯山らしい、清水和助さん以下の仏師がつくったらしい、飯山らしい、すばらしい仁王さんがお寺の本堂に飾られておりました。

 これが飯山へ来ていただければなと、私の気持ちで申し上げてしまうと、関係者の皆さんにいろいろ迷惑がかかりますけれども、何とか飯山へというような、仁王さんの顔を私の想像の中で感じたわけでございますが、できれば飯山へお帰りいただくことも、一つの大きな飯山の回遊性のまちづくりには必要ではないかなというふうにも思っております。

 ことしはちょうど善光寺でございますし、昔、飯田に善光寺が一時あったわけでございますが、今、7年に一度、元善光寺の非常に大きなお祭りといいますか、参拝客がふえて、観光の大きな資源になっております。できれば7年に一度でなくてもいいですけれども、ご開帳のある年に、飯山の仁王さん、善光寺仁王さんというような形が位置づけされてくれば、また回遊性のまちづくりに、人形館と一緒に大きな役割と、そして仁王さんという立場で、飯山市の市民を、そして発展を見守っていただけるのではないかなと、こんな思いもありますので、私はこの内容について、そして状況、いろいろなことを査察しながら、しっかり検討してまいりたいというふうに思っておりますので、また議員の皆さんからもいろいろご指導をいただきたいと思うわけでございます。

 そして、スポーツ振興の問題でございます。

 議員の皆さんからお認めいただきました照明、非常にことしは大勢の子供たちが夜遅くまであのスポーツ公園でスキーを楽しんだというよりも、競技に向けて取り組まれたということでございます。これも議員の皆さん、市民の要望にこたえていただいた一つのできで、スポーツ振興に役立ったかなというふうに思います。

 この中で私も、いろいろ飯山市もスポーツ振興が行われているわけでございますけれども、おとといの飯山南高の閉校式に参加させていただきました。飯山というものを知らなくても、飯山南高ということになってきますと、日本じゅう知らないところはないというふうに、飯山南高等学校のスキー部の活躍は非常に大きなものがありました。

 飯山もこれからいろいろなことがあっても、1年に雪が降るわけでございます。この雪を利用した中で、子供のスポーツ振興を図ると同時に、飯山の雪の里からオリンピックを目指すような選手をつくり出していく義務があるのではないかと、このようにも感じておるわけでございます。これについては、ことしから今までのスキーコーチのあり方から変えて、できれば専任的なコーチを市の臨時職員として、嘱託職員として雇用して、しっかりと子供さんたちにスキーをさせていかなければならないなと。

 先人の皆さんが大変苦労してつくりましたジャンプ台も、今、1人しかいないと、こんな現状であってはならんというふうに思っているわけでございます。スポーツ、スキーを対にしながら、スポーツ振興をやることこそ、また飯山らしい元気と活気が必ず蘇ってくると、こういうふうに思いますので、ことしは専任コーチ制を十分に検討しながら、子供さんたちがスキーの競技に参加してくれるように取り組んでまいりたいというふうに思いますし、他のスポーツについても、しっかりと考えていきたいなというふうに思います。

 都市計画の関係については、それぞれ建設水道部長から申し上げますけれども、八幡線の道路の関係、実は先日、山崎議員から事前通告があるまで、私も勉強していなくてわからなかったんですが、そのようなことがあるならば、早急に取り組まなければいけない必要があるというふうに思いますし、明確な答弁をということで、今、議員さんから求められましたので、21年度に県及び国のほうへ補助事業を要請して、できれば22年にあの橋から北のほうの関係だけはしっかりと、既に用地もほとんど決まっておるわけでございますので、実施していきたいということで、これから取り組ませていただきますので、よろしくお願いいたします。

 ただ、飯山市も、ご存じのように、新幹線と学校という大きな問題を抱えた中で、財政的にもいろいろ問題もありますけれども、何とかそれをクリアしながら取り組んでいきたいというふうに思いますので、またご指導をよろしくお願いしたいと思います。

 それから、小中学校の連帯の問題については、また教育委員会から申し上げますけれども、非常に効果が出ているということでございますので、これについても、これからいよいよ中学統合が来年始まり、最終的には高校統合が始まる。場合によれば、小中高の一貫体系も将来方向づけをしていかなければいけない時代が来ておるわけでございますので、しっかりこれについて対処していきたいというふうに思います。

 新エネルギーの問題、この関係については、今いろいろ検討いただきながら、前へ前へと進んでいる企業誘致をする会社もこれに大きなかかわりもあるわけでございますので、一段とこの問題についてはしっかり取り組むと同時に、これは世界的規模の問題でございますので、飯山市民にもご理解をいただけるような体制づくりをしっかりしていきたいなと、このように思っているわけでございますので、よろしくまた引き続きご指導いただくことをお願い申し上げ、あとは部長のほうから、教育委員会から答弁させますので、よろしくお願いいたします。



○議長(佐藤正夫) 

 小山教育委員長。

  〔教育委員長 小山元彦 登壇〕



◎教育委員長(小山元彦) 

 山崎一郎議員さんのご質問のうち、教育問題に関する内容につきまして、幾つかございますので、順次お答えさせていただきたいと思います。

 最初に、飯山らしい教育の推進についてでございます。

 飯山市の大事な中心理念をもとにいたしまして、昨年来、飯山らしい教育の検討をしてまいりました。ここで申し上げたいと思います。

 飯山らしい教育のねらいは、将来、この悠久のふるさと飯山を受け継ぎ、支え、発展させる人材の育成にあります。このことは、単に将来飯山市に住むことだけを意味するものではなくて、たとえ他の地域に住んでいても、ふるさとへの思いを持ちまして、飯山との何らかのかかわりを持ち、貢献しようとする心を持った人材の育成を含めて考えております。

 そのために飯山らしい教育では、3つの柱を立てて進めております。1つですが、「ふるさとを知り、ふるさとを愛する子供たちを育てる」、2つ目「新しい時代に生きる確かな学力を育てる」、3つ目の柱としまして、「学校と保護者や地域が一緒になって、よりよい教育環境を実現する」を大事にして言っているわけでございます。

 第1の「ふるさと教育」では、各学校でふるさと教育の指導計画を作成いたします。米づくり体験、郷土食、伝統食づくり体験、ふるさとの自然や歴史の学習、祭りや地域行事への参加、伝統産業の体験、スキーの技術を磨き、やはり自分で自信を持って、他に教えることのできるような、そういう内容を、学年の発達段階や学校の状況によりまして、指導計画に位置づけてまいりたいと思っています。これらを新年度に小学校から始めていく計画であります。

 2つ目の「新しい時代に生きる学力」では、既に進めております学力向上のための授業改善の中で、信州大学と連携した指導改善研究、小学校英語力の向上のための外国人英語助手の活用、小中高連携の学力向上授業でございます。そして、市費加配教員による学校指導力の向上等の事業を進めてまいりたいと思っています。そのほかに、読書指導の充実や家庭学習への支援等も加えます。各事業とも継続して、初めて成果が出るものでありますので、やはり継続した取り組みをしてまいりたいと考えております。

 3つ目ですが、「学校と保護者・地域が一緒になって、よりよい教育を実現する」のところでは、今までの学校と地域とのよい関係を基盤にしながらも、なお一層保護者や地域の信頼を得る学校のあり方や、地域の持っている教育力を学校教育に生かす施策を実施してまいりたいと思っています。

 その一つのあり方としまして、秋津小学校で現在研究を進めております文部科学省の指定研究のコミュニティスクール推進事業も一つでございます。また、学校支援ボランティア事業の導入も考えてございます。これらの事業は、地域や学校ごとに実情に沿って取り組んでいただくように考えている段階でございます。

 この3本柱のほかに、飯山らしい教育としまして、ふるさとの先輩による夢を育てる講演会や、小中学校の国内や外国の学校との交流事業などを計画しております。そのほかにスポーツを通してのたくましい心身の育成、安心・安全の学校や子供の居場所づくり等の施策も進めているところでございます。

 続きまして、市長が先ほど申し述べましたスポーツ振興につきまして、教育委員会の立場として、ちょっと補足させていただきたいと思いますが、市長の述べたとおりでございます。スキーは飯山の宝でございますし、他のスポーツ、そしてレクリエーション等、大事なものがございます。強化と普及を第一に考え、今後、教育委員会でも施策を練っていくところでございます。

 次に、教育問題の小中高の連携についてのご質問でございます。

 最初、中高の連携についての内容でご説明申し上げたいと思います。

 第二中学校と飯山北高で実施している中高連携先進的学力向上事業、これは北高から県教委へ提案いただきまして、県教委のほうで取り上げていただいて、実施したものでございます。

 ねらいは、生徒の実態に基づいた指導法の改善や、中学校から高校へスムーズにつながる指導計画のあり方等を明らかにするところでありまして、県教委より2名の専任教員の加配を受けまして、来年度までの2年間の研究となっております。

 本年度は、中学生、高校生のつまずき実態調査をいたしまして、それに基づいて、指導法の改善を進め、第二中学校、北高で指導しているところでございます。来年度は、これを他の中学校や小学校でも、この専任教員が指導して、よりよい指導方法を明らかにするようになります。そして、最後に、小学校から中学校、高校までの子供たちにとって、よりわかりやすい指導計画にまとめるというところになるわけでございます。

 この事業で、生徒たちは数学の学習に前向きになってきております。中学生は、高校の先生に教えてもらえる心の張り、そして今学んでいる考え方が高校のどの学習に生きるのかという見通しを持てるようになってきております。高校生は、自分のつまずきの原因を知りまして、中学校の先生にそこを丁寧に復習してもらうことで、次への進む原動力になります。もちろん教師も指導改善の大きなヒントを得ているところでございます。

 報道にもございましたけれども、10月28日に北高と二中で公開研究授業、研究会がございまして、飯山カリキュラムとして報道されまして、大きくそれぞれのところで反響を呼んでいるところでございます。

 次に、飯水・中高教育委員会の統合についてのご質問でございました。

 飯水と中高は、現在、おっしゃるとおりに県教委との連絡会を合同で実施しておりますし、教科書の採択や教育課程研究協議会、また校長先生方の校長研究協議会も合同で実施しております。また、岳北地域の4市村では、教育委員会会議を持ちまして、高校再編問題、またそれぞれの時々に大事な問題が起こってまいりますが、そういう内容について、教育問題を一緒に検討することを実施しております。今年度は10月と11月、2回実施してまいりました。今後も岳北の共通課題について、合同で話し合う機会をふやしていく必要があると考えております。

 ただ、飯水、中高の教育委員会の統合につきましては、具体的な話は今のところ進んでおりません。飯水、中高、それぞれの歴史的な積み上げがありますので、将来的には十分に話し合って進めていくことが必要かと思っております。

 以上でございます。



○議長(佐藤正夫) 

 今清水総務部長。

  〔総務部長 今清水豊治 登壇〕



◎総務部長(今清水豊治) 

 山崎議員ご質問のうち、関係部分につきまして、市長答弁に補足をしてお答えをいたします。

 まず、通勤・通学対策の関係で、飯山線の利用促進と利便性の向上ということでありますが、飯山線は、飯山市民のみならず、沿線住民の通勤や通学などに、この地域にはなくてはならない公共機関でございます。北陸新幹線飯山駅の開業を平成26年度に控え、JR飯山線は、新幹線と地域を結ぶ公共交通機関として、ますます重要であるというふうに認識をいたしておりまして、新幹線開業に向けて、現飯山駅の新幹線駅への移設統合並びに駐車場整備を行い、JR飯山線を利用する通勤者等の利便性を確保したいと考えております。

 また、沿線自治体や県、JR、関係諸団体で組織する飯山線沿線地域活性化協議会による利用促進や利便性向上対策として、沿線の観光資源開発や誘客宣伝に取り組みを強化したいと考えているところであります。幸い平成22年には、JRと自治体、観光業者が共同で実施する大型観光キャンペーンであります「JRデスティネーションキャンペーン」が長野県で行われることを契機に、観光客誘客の取り組みを一層強化したいというふうに考えております。

 また、先ほど市長からご答弁を申し上げましたように、飯山線の輸送力増強の旗印として、エンジンで発電し、モーターで駆動する軌道車でありますハイブリッド車の導入に向けて、運動を起こしていく必要があるというふうに考えております。

 次に、新エネルギービジョンについてでございますが、飯山市では、17年の計画策定に伴いまして、平成18年度に新エネルギー導入促進補助事業を行いました。この中では、住宅用太陽光発電システムの設置補助金をつくり、またマイクロ水力発電調査研究事業を実施してきたところであります。

 そのほか、公用車の更新に当たりましては、地域活性化事業債を活用いたしまして、クリーンエネルギー等の活用の促進ということで、ハイブリッド車を含む低公害車の導入をいたしております。現在までの実績では、27台、低公害車を導入いたしまして、そのうちハイブリッド車が5台であります。

 また、飯山市の住宅用の太陽光発電設置のシステムにつきましては、モデル事業というようなことで、3年間、市の単独事業としてやってまいりました。この間の実績は7件でございますが、国ではことし1月から全国的に制度化を図りましたので、一層普及促進が図られるものというふうに考えております。

 CO2の削減や地球温暖化対策という地球規模的な大きな課題でございますが、市民それぞれ一人一人に頑張ってやってもらうということで、公共交通機関の利用やごみ削減等も必要かなというふうに考えておりますが、市として、市民の皆さんに積極的にPRをしていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(佐藤正夫) 

 月岡建設水道部長。

  〔建設水道部長 月岡寿男 登壇〕



◎建設水道部長(月岡寿男) 

 山崎議員さんご質問のうち、都市計画区域と計画道路の整備について、市長答弁に補足してお答えいたします。

 本市の現在の都市計画区域は、昭和41年に決定をされているところでございます。それ以降、都市化の進展等により、議員さんのご指摘のとおり、何度か区域拡大を検討してきた経緯がございます。近年では、静間バイパス沿いへの商業施設の立地による郊外開発に対応するため、南部地域への拡大について、具体的に検討を進めてきました。これについて、県、地元関係者と協議をする過程で、将来における市全体の土地利用、まちづくりの方針を示した上で、区域拡大の方針も示すべきであるということで、指導、意見をいただいているところでございます。

 一方、県につきましては、平成19年度、都市計画制度活用指針を策定し、市町村に対して都市計画制度をどう活用していくべきかの方針を示しています。その中で、本市については、郊外開発の抑制、新幹線開業における開発圧力から自然風景や田園、林間居住地を良質な状態に保全するという観点から、都市計画区域の拡大が望ましいことを示しております。

 また、本年度、本市の土地利用の基本となる国土利用計画・第2次飯山市計画につきまして、市における国土利用計画審議会へ諮問し、審議をいただいたわけでございまして、3月5日になりますが、答申をいただいたところでございます。

 答申では、本市の財産である自然豊かな農村風景や里山文化を積極的に保全・活用していく方針の中で、南部地域への都市計画区域の拡大が盛り込まれたところでございます。市におきましては、この答申を尊重して、第2次飯山市計画を策定していきます。この計画に沿った形で、見直しの原案を作成し、地元説明、関係機関への調整を図りながら、区域拡大を進めていく予定でございます。

 なお、都市計画道路八幡線につきましては、市長答弁のとおりでございます。皿川より北側につきましては、道路改良計画を地元にお示しをし、ご理解をいただければ、都市計画道路以外の事業として、補助事業の申請を21年度国へ要望していきたいというふうに考えてございます。

 私からは以上でございます。



○議長(佐藤正夫) 

 山崎議員、再質問ありますか。

 山崎議員。

  〔11番 山崎一郎議員 登壇〕



◆11番(山崎一郎) 

 ただいまそれぞれにご答弁をいただきましたけれども、何点か再質問させていただきます。

 1点目は、通勤対策というよりも、飯山線の利便性向上のことでございます。確かに新幹線との関連性は非常に重要なことでございます。ご答弁のとおりではございますけれども、市外に通勤している、特に長野へ通勤をしております、通学者を含めますと1,200人ぐらいになりますけれども、そういう方々にとりましては、新幹線だけだということではなくて、飯山線のスピードアップとか、あるいは本数の増発とか、そういうものが非常に重要になるかと思います。また、新幹線の利用促進を図るためにも、飯山線の利便性向上というものは大事だと思いますので、これは関連がございますので、これからもひとつぜひ力を入れてお取り組みいただきたいと思います。

 次に、時間の関係もございますので、スポーツ振興のことでございますが、石田市長は大変スポーツを好きでというよりも、若いときからご自分でやっておられたようでございますが、私は、ただスポーツイベントは、これは教育委員会のスポーツの担当の皆さんがやればいいというものではないと思うんです。

 時間があったら、経済部長さんにもお聞きしようと思ったんですけれども、市内のスポーツイベントがどれだけ経済効果に果たしている役割という細かい部分を私はご存じないのではないかなと思うぐらいでございます。また、そういうスポーツというものが高齢化社会に果たす役割は大変なものなんです。こういう問題については、私は本当は民生部長さんにも伺いたいと思うんですよ。

 でありますので、石田市長がスポーツ振興が重要だと言われるその部分を、私は、庁内のあらゆる部門でその重要性ということについてしっかり検討して、おらほの課にはどういう部分が大事なのかということまでを考えていくようなことを、これからぜひ庁内で考えていただきたいなと、そんなふうに思います。ただスポーツは教育委員会の問題だということでないようなお取り組みをまずお願いを申し上げておきたいと思います。

 次に、都市計画道路の関係でございますが、今、答弁をいただきました。実は飯山北高が飯山高校になります。コシナさんもございます。北飯山の駅があります。あの周辺が実は一番道路が狭いんです。そして、消雪の水が全く出ないとは申しませんけれども、出の悪いところです。あのままほうっておいて、高校統合の後のことを考えますれば、正直あれでいいのかどうかという問題が非常に私は心配でありますので、あの部分ではなくて、八幡線全体を考えていくということを私はやっていただきたいと思うのでございます。ぜひお取り組みをお願いしておきたいと思います。

 それから、地教委の問題でございますが、教育委員長さん、実は私はスポーツイベントに時々出るんですけれども、飯水の小学校、中学校だけで、木島平、野沢温泉の子供たちとのスキーの大会とか、全然交流がないように感じるんです。私は、この地域、やはり子供たちが少なくなっている現実を考えますと、交流を持って、スポーツイベント等も積極的にやっていくのが子供たちのためにもなるんです。ですから、そういうことのお取り組みをぜひお願いを申し上げたいと思います。

 時間の関係上、最後にこれは市長に申し上げたいなと思うんですけれども、新エネルギービジョンの関係でございますが、答弁をいただきました。私はちょっと脱線するかどうかわかりませんけれども、ふるさとの山や森が、都会や大企業などの排出しますCO2、あるいは温室効果ガスをクリーンにする役割を果たしている現実がございます。私どもこの地域の水や川が飲料水になったり、電力にもなっている現実でございます。京都議定書では、温室効果ガスを6%削減する目標のうち、森林で3.8%を吸収させようというふうにしております。

 ですから、私は、都会や大企業に働きかけて、その大切な森を守る資金を、クリーン環境証書なるものを発行して、その資金を拠出してもらう、大都会や企業に。そして、そういうものでふるさとの森を守るというような事業を、私は石田市長さんなら提案できるのではないかと思いますので、いかがなものかなと。全国に先駆けて、そんなお取り組みを考えていただきたいなと思うのであります。

 そういたしますれば、この森は例えば東京のどこかの区民の森だとか、あるいは企業の名前をつけた森だとかいうことになりますれば、新幹線の開通後の飯山にとって、私は大変すばらしいものになるだろうと、そんなふうに思いますし、また新しい地域には、森を守るための新しい雇用創出にもつながると、そんなふうにも思うのでございまして、現実から考えますれば、少し先ではあるかもしれませんけれども、そのくらいの発想で私は取り組んでいくべき地域だろう、それがこの過疎化の地域の一つの生きる新しい方向、この地域に夢と希望、また元気を持てる、そういうふうにつながっていくのではないかなという提言、提案を申し上げて、質問を終わりといたします。



○議長(佐藤正夫) 

 石田市長。

  〔市長 石田正人 登壇〕



◎市長(石田正人) 

 山崎議員さんの質問にお答え申し上げていきたいと思うわけでございますが、通勤対策は非常に大切な仕事でございますし、大きな新幹線を併用した飯山駅と、その周辺というものについても、十分に考えながら、通勤者に不便をかけないような対策をしっかりとっていきたいなというふうに思います。

 なお、ちょっとここで差し挟んでいただければ、今、長野県じゅうの新幹線を抱えている駅は、みんな有料で駐車場を設けております。通勤者も有料ということもお聞きしておりますが、私は通勤者にはそんな不便はかけたくないんだと。通勤者は、あくまでもどんな体制であろうとも、やはり無料で、安心して駐車できるような体制をつくることこそ大事だということで申し上げてきているわけでございます。そういう面については、場所によっては、有料制の駐車場もできるかもしれませんけれども、通勤者には、無料の駐車場としてしっかり保全できる駐車場として確立していきたいというふうに思いますので、よろしくまたご指導いただきたいと思います。

 スポーツ振興、おっしゃるとおりでございます。そういう中では、議員さんも体育協会長として、それぞれお骨折りいただきながら、台湾から、菜の花ゲートボールから始まりまして、いろいろな新しい活性化のスポーツ振興もしていただけたことについては心からお礼申し上げるわけでございます。なお、このスポーツというのは、非常に大きな経済効果をもたらすわけでございます。

 そういう中については、私も先日、森田さんという日本体育大学の先生がおいでいただきました。飯山で合宿して、飯山の施設を貸してもらったおかげに、ことしは日本の大学バレー大会で優勝しましたということで、私にも記念品を持ってきていただきました。できれば、飯綱に負けないような、信濃町に負けないように、こういう大学生が合宿をしていただけるような体制もこれから進めていきたいなと、こんなことを含めながら、それには地元もしっかりとしたスポーツ振興を図っていく体制がなければいけないなというふうに思いますので、しっかりとこれについて取り組んでいきたいなというふうに思います。

 なお、先ほど申し上げたように、スキーというのは非常に大事な種目でございます。スキーきり申し上げていると、いろいろ問題がありますけれども、日本じゅう、世界にこの地域はということをあらわすには、スキーというのは大事でございますので、これを踏まえながら、しっかりと取り組んでいきたいというふうに思います。

 それから、新エネルギーの問題、今、議員さんからご指摘のあったように、森林も農業の水田も、私も絶えず組合長時代から申し上げています。どこにもない多目的施設は農業であり、森林なんだぞと。これを国の制度として、ある程度補助予算をつけて、そして地域の森林、水田をどう守るかということを積極的に取り組んでほしいということをずっと要請してきておるわけでございます。

 そういう中では、多少農地・水・環境というような補助施策も生まれてきたわけでございますが、そういう中では、これからもしっかりと自然の大切さをいつまでも保持できる、そして原風景のある飯山ということで、最後まで胸を張っていけるような体制づくりに全力を挙げて対応してまいりたいというふうに思います。それに対しては、いろいろご提案をいただきましたことに対して、できるだけ早急に、また具体化した事業として取り組ませていただくことを申し上げて、答弁にさせていただきますが、よろしくお願いいたします。

 大変落として申しわけありません。

 八幡線だということになると、皿川橋の北ばかり申し上げておったわけでございますが、実は南の関係も非常に皆さんもご存じのように、学生が通い、通勤者が通勤するには、大事な道路でございます。狭いということで、消雪をそれぞれ引かせていただいて、先人の皆さんが対応してきたというふうにも思います。

 あそこは住宅の密集地でございますので、今の八幡の北のような形はとれないし、それなりきの住宅移転等も含めた中で、しっかり予算をつけていかなければ、なかなか道はできないと思いますけれども、今、一つのチャンスとして、いよいよ飯山高校が北高の場所に拠点を置きながら、今の二中、できれば城北グラウンドということも、山口教育長さんからそんな話もおとといも出ているわけでございますが、これらを踏まえた中で、今あの沿線にバックネットはもちろんでございますけれども、それぞれ高校生が利用する部室がずっと並んでいるわけでございます。

 ここらあたりは今回の新しい高校建設に当たって、しっかりと用地を確保することによって、この道路も促進できるかなということを思っているわけでございますので、また一つ一つ状況を見きわめながら、議員さんのおっしゃる大事な道路について、それぞれしっかりとした道路づくりを進めてまいりたいと思いますが、よろしくご利用いただきたいと思います。お願いします。



○議長(佐藤正夫) 

 石田市長。

  〔市長 石田正人 登壇〕



◎市長(石田正人) 

 一つ答弁が落ちていたようでございますが、新エネルギーの森を守るということで、先ほどちょっと触れさせていただきましたが、ぜひ都会へ働きかけて、あの森は渋谷区から守っていただいている森だ、こっちの森は江戸川区からと、こんなものも表示できて、みんなが力を合わせてやることによって、観光面にもいろいろ役立つかなと考えますので、これからしっかり検討してまいりたいと思いますが、よろしくお願いします。



○議長(佐藤正夫) 

 小山教育委員長。

  〔教育委員長 小山元彦 登壇〕



◎教育委員長(小山元彦) 

 高校再編問題が持ち上がりました当時から、岳北の4市村で会議を持つようになったわけでございますが、今、再質問で山崎議員さんからお話がありますように、小学校のスキー大会をはじめスポーツ大会等でもというような具体的なご提案、要望がございました。大事に受けとめさせていただきながら、さらに岳北地区教育委員会の連携を大事に検討してまいりたいと思います。

 以上です。



○議長(佐藤正夫) 

 山崎議員、再度の質問ありますか。



◆11番(山崎一郎) 

 ありません。



○議長(佐藤正夫) 

 以上で山崎一郎議員関係の質問を終わりといたします。

 この際、しばらく休憩します。

午前11時39分休憩

午後1時00分再開



○議長(佐藤正夫) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を続けます。

 上松永林議員の発言を許します。

 上松議員。

  〔1番 上松永林議員 登壇〕



◆1番(上松永林) 

 政新会の上松永林でございます。

 この冬は雪が少なく、先月の飯山の雪まつりは、雪像づくりにも困難をきわめました。また、市民の暮らしの中にある雪国飯山の風情が、ことしの冬は見られないというのも寂しい限りでありました。災害と言われるほどでは困りますが、やはり冬は冬らしく、雪が欲しいものであります。これも異常気象の一つかと思うと、この地域の生活が人知を超えた自然の力によって左右されているということを改めて思い知らされて、今後はどうなるのだろうかと心配される市民の皆さんも多くおられます。

 異常と言えば、100年に一度という世界経済の低迷が日本をものみ込んで、ここ飯山にも確実に押し寄せてきております。口を開けば、この話題で持ちきりであります。まさに大不況の真っただ中にあります。市民の暮らしや雇用への影響が懸念されるのであります。行政の素早い対応が必要であり、飯山市はいち早く対策をとっておられますが、国の動きなども見ながら、状況を把握し、市民生活への影響を少しでも少なくするよう、市長をはじめ皆様にはなお一層のご奮闘をお願いするものであります。

 さて、質問に入らせていただきます。

 前回、私は、新幹線駅と連動した土地利用、新産業立地・観光の推進アクションプランの策定案について、幾つか質問し、それぞれご答弁をいただきましたが、私が少し言葉足らずだったためか、十分にお考えをお伺い切れなかったように感じましたので、今回はポイントを絞って、私が考えるところの趣旨をもう少し詳しく説明して、理事者の皆さんの踏み込んだご答弁をお伺いしたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 まず、新幹線駅前や周辺の土地利用に関する基本的なコンセプトについてであります。

 アクションプランでは、新幹線飯山駅の位置づけについて、市民や乗降客が集う場であるとともに、周辺に有数の観光エリアを控え、観光ゲートウェイであるとしております。このねらいは、飯山市民や周辺市町村が新幹線や新駅にかける期待でもありますので、この期待にこたえるべく、駅前市有地や駅西田中地籍の土地利用がその方向で行われるべきものと私は思っております。

 前回私が質問させていただきましたのも、この方向に沿って、駅前を観光の拠点にふさわしい景観にすべきだというものでありました。駅におり立った観光客がまず日常とは違う、心安らぐ空間を体感し、これから向かう自然あふれる観光地への期待を膨らませるような場所にすべきだということであります。このような風情を観光客や乗降客に、駅におりたそのときから五感を通じて全身で感じてもらいたいというものでありました。

 私が提案させていただきましたのは、駅前に森林をというものですが、このような景観は全国的にも珍しく、かなりユニークな駅前空間ではありますが、他の駅との差別化が図られ、日本のふるさとの玄関口、飯山駅には、ふさわしいのではないかと思うのであります。

 市長は、飯山市の経済の中心は観光と農業であると発言されておられますが、それは私は正しい認識だと思います。市長は、さらに飯山市が目指す観光は、回遊性のある観光だとも言われております。観光客にとって、回遊の最初の拠点は駅前でありますから、ここに観光を意識したつくりを施すのは当然のことであります。しかも、それは人工的な観光タワーとか、観光モニュメントなどというものではなく、自然木が植栽された農村の山里の風情を感じさせてくれるものがよいと私は思うのであります。

 こうして観光と自然、クリーンな農業が結びつき、ふるさと飯山をイメージできるわけですが、このアクションプランのコンセプトは豊かな自然であることからも、駅前を自然あふれる空間とすることは、駅前の整備事業の趣旨にもかなうものだと言えます。

 また、アクションプランに先立って出されたまちづくり会議の報告書の趣旨とも一致すると思います。報告書は、市長もご存じのように、飯山の売りは、心いやされる美しい自然とおいしい食であるとし、駅前は飯山市のイメージが感じられるようなものにするとして、例として、豊かな自然が感じられる森林を含んだ公園を整備すると提案しているのであります。これは市民の目線から見た提案であり、私の提案もこの方向と同じものであります。

 駅前が自然、森林、農村、農業といったイメージを醸し出すことは、市長が観光と農業と言われる趣旨にも合致することと思いますが、さらに現在、農業は国の政策の見直しもあって、直接農業に従事していない人々にとっても関心の対象となりつつあります。

 心のふるさととも言うべき農村や農業に人々は安らぎやいやしを求め、観光でも、農業体験が積極的に取り入れられたり、食育の観点から農業が見直されたり、昨今の雇用不安により、労働力の第一次産業へのシフトが言われたりと、最近の農業を取り巻く環境は大きく変わる予感があります。

 ふるさと飯山は、まさにこのような林業や農村や農業の環境の変化を先進的に受け入れてきた地域でもあります。市長をはじめ皆様のご尽力で、国から森林セラピー基地の認定を受けておりますし、昨年は子ども農山漁村交流プロジェクト事業の受け入れモデル地区にもなっているのであります。さらに、ことし国際グリーンツーリズムモデル地区として、日本で2カ所のうちの一つに指定されました。

 このように我が飯山市は、森林や農村などの先進的モデル地区として、全国から注目される地域であり、そこにできる新幹線の駅が、その地域を象徴するようなイメージにつくられているということは、それを求めて訪れる人々の期待にこたえることではないでしょうか。

 市長は最近、飯山が新幹線で都市と直結するという点を例えて、「最先端の田舎」という表現をされておられますが、さすが適切な表現であると思います。まさに新幹線で都会と直結した飯山駅をおりたら、田舎の風情が漂っているというのは、都市の人々の求めるものではないでしょうか。駅前を自然豊かに整備することは、市長のお考えにも沿ったものと思いますが、まず市長のご所見を賜りたいと思います。

 重ねてお尋ねをいたします。

 駅前市有地3,000平方メートルの土地利用計画ですが、前回の私の質問に副市長は、観光客向けに土産物や食事を提供する施設は必要であり、隣接する1,000平方メートルの緑地公園と一体的に自然を意識した商業空間とすると説明しておられます。

 民間の商業者に店舗の建設も含めて、土地を貸し出すわけですから、借りる側とすれば、少しでも商売に有利にと考えるのは当然で、その結果、市がイメージする自然を意識した駅前空間となるかどうか心配されるところです。

 静間バイパスの郊外店の出店でも、「環境に配慮し、自然を大切に、景観を守る」との1項を取り交わしてあるはずですが、現状はごらんのとおりで、道路との境につくるはずの緑地帯は、申しわけ程度の植え込みになってしまっているのです。お店にすれば、道路からは店舗が見えてほしいわけで、商売の観点からはやむを得ないことで、ここで行き違いが起こってしまうことを十分に承知しておかなければなりません。

 アクションプランでは、駅前の出店に当たっては、良好な景観の創出などのため、出店希望者には、建築物の形態・デザイン、撤退時の建物の取り扱いなど、一定程度の条件をつけることとしておりますが、果たしてどこまで市の構想が通せるか心配する市民も多いわけです。

 外構工事は市が行い、建物と一体設計ではありますが、具体的な交渉となると、先方から条件を出されることがあるかもしれません。そのために、アクションプランで考える豊かな自然を感じさせる駅前空間が損なわれるかもしれないのであります。

 初めに出店する民間業者ありきではなくて、外構工事は市で行うのですから、逆に最初に自然豊かな空間をつくってから、そこに出店希望者を誘致するといった発想に変えてはどうかと思うのであります。そうすれば、静間バイパスのようなことは防げると思います。

 私個人の思いは、森林の中にある駅というのが理想ではありますが、ここまで来るとそうはいかないでしょうから、現実的には、この市有地と街区公園のエリアを一体として、ブナ林を造成するのはどうでしょうか。ブナが無理であれば、広葉樹系の森林でよいわけですが、その中に森の小道、あるいは里山小道といった感じの通路を整備し、それに沿って、できれば古民家や森の家のイメージがする店舗をレイアウトされてはどうでしょうか。これならば、先に森林を造成するわけですから、全体としては、駅前に自然豊かな空間ができ、観光客も土産物などを買い求めて、その中を散策することができると思います。

 飯山市21年度の施政方針にも、「広域の駅として、利便性を高め、利用しやすい駅にするとともに、他の駅と差別化が図れるような駅となるよう、今後具体的に事業を進めてまいります」とあります。私の提案は、この方針にも沿うものです。前回に続き、再度質問させていただきましたが、市長の前向きなご所見を伺いたいと思います。

 重ねてお伺いをいたします。

 駅西田中地籍、約1万2,000平方メートルの土地利用についてであります。

 このエリアは、駅から徒歩5分の好立地であり、5区画を造成して、ソフト産業を誘致するとしているところであります。しかし、ここは都市計画区域の用途地域では第一種住居地域となっており、建ぺい率60%、容積率は200%であります。地区計画の土地利用方針では、多目的複合街区とされ、隣接する文教施設や鎮守の森に配慮しなければならないとしています。建築物等についても、都市景観に配慮した色調・デザインでなければならないとされておりますので、企業とすれば、誘致のハードルはかなり高いと言わざるを得ません。このハードルを越えられる企業は、ソフト産業の企業くらいですから、それを誘致するとされたのも理解できるところであります。

 しかし、前回、私は、アクションプランどおり、ソフト産業の誘致に努力してほしいと質問しましたが、市長は企業誘致の難しさに触れて、「来てくれる企業であれば何でもよい、飯山市はわがままを言えるような状況ではない」といったご答弁でした。

 確かに誘致するにも、ハードルが高い、ソフト産業と言っても、選べる立場にないということになれば、企業の誘致は困難をきわめるものと思います。加えて、この世界同時不況がいつ打開できるのか、専門家ですら、わからない状況でありますから、この誘致は限りなく不可能に近いと思います。現在、市内にある3つの産業団地も、市のご尽力にもかかわらず、売れ残っている状況であります。それならば、いっそのこと、この駅西田中地籍に企業を誘致することを断念し、他の土地利用を考えられたらいかがかと思うのであります。

 そこで、文教施設に隣接していることを考慮し、地域全体のことを考えて、駅西田中地籍、中学校、総合学習センターのこの一帯を文教ゾーンとして改めて位置づけて、環境教育や自然学習、情操教育の場として活用を図ったらいかがでしょうか、ご所見をお伺いしたいと思います。

 アクションプランの施策の3つ目の最後となる回遊性のあるまちづくりについてお伺いします。

 回遊性のある観光という場合、町なかの回遊性と市内の観光地の回遊性、それに周辺の観光地も視野に入れた広域観光を指しておりますが、ここでは特に先ほども取り上げましたが、回遊性のある町なか観光について、理事者の皆さんのご見解をお尋ねいたします。

 市では、まちづくりのキーワードは「風雅」であると説明されておられます。しかし、アクションプランの記述を見ますと、観光資源の整備充実、修景によるまちづくりなど、取り組むべき5つの課題について記されておりますが、「風雅」という言葉はどこにも使われておりません。不思議な感じがいたしますが、これまで言われてきたことと全く別の方向に行くわけではないと理解しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 そこで、回遊性の課題として取り上げられている中で、町なかの観光資源の整備充実は、ますます重要になってまいりますが、回遊の際の一つの拠点として、人形館がいよいよこの5月に着工、来年の4月にはオープンの運びとなりました。これも市長をはじめ多くの皆様のご尽力のたまものであります。多くの人に訪れていただき、高橋まゆみさんのあのほのぼのとした、感情あふれる人形を見ていただきたいと思っておりますが、これは十分に観光資源になり得るものであります。アクションプランの観光商品の開発という項目の最初に、歩く旅ルートの構築が挙げられておりますが、人形館は当然このルートに乗るものであります。

 問題は、こうして町なかに歩くルートができた場合、観光のスポットだけを整備すればよいというわけにはいかないということであります。人形館は新しくて、きれいだったけれども、そこから次の場所に向かう途中が余りきれいとは言えなかったり、雰囲気がそれまでと違ったりで、せっかくいい気分になっていたけれども、興ざめしたなどということにならないか心配するところであります。

 しかも、アクションプランでは、修景によるまちづくりとして、飯山の四季を楽しむために、プランター、さらにはオープンガーデンによる花の演出までやろうとうたわれているのであります。確かに大切なことではありますが、こうなると、市民の献身的な協力がなければできないことは明らかであります。町じゅうが美しくなり、統一感を持った町並みができるというのは、言うはたやすいことですが、行政と住民が一体の協働と言いましても、市民がその気になり、行政が何らかの支援をするということにならなければ、実現は困難なように思います。

 回遊する観光のためだけでなくても、美しい景観の形成は必要なことです。日常の市民生活の中でも、美しい景観は人々の心を豊かにしてくれます。現在、飯山市国土利用審議会で検討されている第2次飯山市国土利用計画案の中でも、このことに触れて、「景観計画等の策定や景観地区の指定等を行い、良好な景観の維持・保全に努めます」とあります。

 当然と言えば当然のことではありますが、これが市としての行政目標に掲げられたことに意味があります。飯山市に限らず、多くの市町村では、景観行政に取り組んでおり、中には助成金制度を設けたり、景観コンクールなどのイベントを毎年実施して、市民の意識を喚起しているところもあるのです。

 「風雅」をキーワードに回遊性のあるまちづくりを進める飯山市としては、市民のため、観光客のため、統一感を持った美しい町並みのために、今後、景観条例を制定したり、地区を指定した地区協定を締結したり、あるいは市民の景観形成活動などに対して助成制度を整備するなどの施策を進めるお考えと思いますが、いかがでしょうか、ご所見をお伺いいたします。

 新幹線駅に関連した質問は以上であります。

 次に、地域内の資本滞留を図る上で有効な施策と思われます地域限定のプレミアム付商品券についてお伺いをいたします。

 話題の定額給付金でありますが、国会では給付金の2兆円の財源を盛り込んだ第2次補正予算が成立し、いよいよ市町村を通じて給付が始まることになりました。飯山市では、給付対象者はおよそ2万5,000人、給付金は約4億円であります。スケジュール案では、4月1日ごろより受け付けを開始し、4月末より給付開始の予定です。定額給付金の目的については、景気浮揚策なのか、福祉目的なのかと、いろいろ議論のあるところですが、地域経済とすれば、定額給付金が貯金に回るのではなく、そのまま地域で使われれば、地域の活性化のためには一番よいと私は考えております。

 そのためには、やはり商品券で、しかもプレミアムのついたもので、お得感を出して使い切ってもらうのがよいと思います。それも飯山市内限定でしか使えないとすれば、市内にお金が落ちるわけですので、地域の経済にとってもプラスになるはずであります。飯山市内限定のプレミアム付商品券の販売は、定額給付金の支給時と離れてしまっては、効果は余り期待できません。

 このプレミアム分を幾らにするか、そしてその分の負担はだれがどのようにして行うかということでありますが、プレミアム付商品券販売事業を行うのは、飯山商工会議所ですが、商工会議所は、そのプレミアム分の一部を負担する用意がありますし、加盟店にも負担していただく予定であります。飯山市でも、円滑な実施に向けて、プレミアム分の一部をぜひご負担いただきたいと思います。

 地域限定プレミアム付商品券の早期の販売に向けて、飯山市のご協力を切にお願いいたしまして、私の質問は終わります。



○議長(佐藤正夫) 

 石田市長。

  〔市長 石田正人 登壇〕



◎市長(石田正人) 

 上松議員さんのご質問にお答え申し上げたいと思いますが、その前に前回、12月議会、それぞれご質問いただいた中で、私も質問趣旨が十分に理解できない点で、十分議員の質問にお答えできなかったことについては申しわけなく思っているわけでございますが、私も目いっぱい議員の質問要旨には答えようとしておるわけでございますので、これからもご指導を賜りつつ、お願いしたいと思うわけですが、よろしくお願いいたします。

 なお、今、議員からそれぞれご意見を聞かせていただく中で、なるほどそうだなということで、大変感心をさせていただきながらお聞きをしました。その実現に向けては、私も目いっぱい努力してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。

 まず、アクションプランに基づいた新幹線の関係でございますが、新幹線の1,200平米、3,000平米等については、それぞれ副市長のほうから詳しく考え方を申し上げさせていただきますが、考え方の趣旨だけ私のほうから少し申し上げてみたいなというふうに思います。

 おっしゃるとおりでございます。駅前をおりたというのは、そのインスピレーションの感じがすべてのことを支配していくわけでございます。それらについては、飯山駅へおりてみたら違っているなと、これこそ原風景、地域みんなが望んでいる観光地だなという特殊な感じを持つような、そのような駅前をつくっていきたいということで、設計段階においても、また駅の庁舎等においても、今で言う風雅なことについては、決しておろかにしているわけではなくて、そういうことを強く要望しておるわけでございますが、その結果がどのようになっていくか、少しくまだわからないわけでございますけれども、また広場等については、当然専門家のご指導もいただくわけでございますが、今申し上げたようなことが感じられる駅前広場につくり上げていきたいなというふうに思いますので、またいろいろな面でご指導をいただきたいというふうに思います。

 また、それぞれ用地の関係でございますが、急ぐことはないと私は思っております。失敗したら大変なことになりますので、佐久の駅すら、10年、12年かかって、少しくまともになってきたという経過がありますので、以後、企業が来ていないからということで、何でも構わない誘致するという考え方は持っておりません。やはり飯山の原風景の残るこの地域を代表できる、そして飯山らしい味のある、そういう駅前の意見をということを含めながら、またいろいろ皆さんのご相談、ご意見を聞きながら確立していければと、こんなふうに思っていますので、よろしくひとつお願いしたいと思います。

 また、いろいろ開業に当たっては、いろいろな問題が出てくると思いますので、やはり市民の多くのご意見を聞く、観光は観光として、そしてそれぞれ農業者は農業者としての意見、教育者は教育者としての意見を広く聞きながら、集大成が飯山駅にあるんだということを感じながら取り組んでいきたいなと思います。

 特に私は、飯山駅をおりたときに、なるほどやはりここは違うなという感じ、何かすばらしい処遇が感じられるような、原風景が感じられるような、歴史が感じられるような体制づくりをどうつくり上げていくかということがこれからの課題でございますので、目いっぱい取り組ませていただきますので、お願いしたいと思います。

 それから、回遊性のまちでございますが、今、議員がおっしゃるとおりでございます。先ほど山崎議員からもご質問がありましたように、やはり拠点の中にさらに拠点をつくって、回遊をしていかないと、途切れてしまうわけでございますので、それぞれ仁王さんの問題もその中に取り入れてもらうし、それから各城南、城北という中学校の名前をつけた中に、城山というものをもう一段と、今「天地人」をやっておりますけれども、何かそれを感じられるような城山の整備も、一概にはできないと思いますけれども、一つ一つ市民の協力をいただきながらしていかなければいけないなということで、これについても将来の展望にあわせながら、計画整備も考えていかなければいけないときが来ているかなと、こんなふうにも思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 それから、回遊のまちでございますけれども、ただ飯山駅だけが、飯山周辺だけが、まちだけがなったって、これは決して魅力のある観光地と言えないわけでございます。野沢の出湯、木島平の大きな食のすばらしい地域、栄村の陸の孤島とも言われたあの秘境、ここらを十分に生かしながら、そして中野市、山ノ内とも十分に連絡をとり、そして新潟県とも連絡をとりながら、しっかりとして回遊ができるように、そんな魅力のあるまちづくりを進めていきたい。

 佐渡から飛び立ったトキが十日町を経由して、木島平に来て、また十日町へ帰っていったというのがけさの新聞に出ておりますけれども、そういうようなものは、鳥に例えて申したわけですけれども、みんながそんな回遊のできるような、いい市づくりを進めたいと思いますので、またご所見どおりに頑張ってみたいと思いますので、いろいろご指導を賜りたいと思います。

 それから、まちのいろいろなつくりでございますけれども、ことしの政策の中にも、出店したい皆さん、店を改装したい、これをやってみたいということについては、私は全力を挙げて、それぞれ支援をしていくつもりで、ことしは2つほどの提案をさせていただいているわけでございますが、行政がつくればやるというのは絶対発展していきませんし、本当の魂が入りません。市民が、商店者がよしやるんだというときになったら、目いっぱい努力を、また議員の皆さんのお力をかりながら、予算化して取り組んでまいるつもりでございますので、よろしくお願いしたいと思います。

 それから、プレミアムの問題が出ました。私も経済活性の中で、早く、できればこの3月議会で皆さんからご承認をいただいて取り組みたいという思いを持って、少しく商工会議所のほうにもお話し申し上げたんですが、商工会議所のほうで、まとめることなくして、ずっとずってきて、開会してから、初めて商工会議所からプレミアも出したいということで、私のほうに申し出がございました。

 これについては、当然議会へおかけしていくわけでございますが、これは6月議会にぜひ皆さんにご承認を賜りたいということでお願いするわけでございますが、今の予定では、1億円というプレミア感を出していきたいということです。もう少しプレミアがいっぱいつく形をどうだというようなことで提案申し上げたんですが、商工会もいろいろこういう事情の中で十分というわけにいかないんだということで、商工会は金額は本当に少ないんです。

 でも、行政はそれを補う責任もありますので、それに対してやっていきたいなということで、1割のプレミアということでございますが、期限の問題、定額給付金の問題もありましたけれども、やはり使ってもらわない限りは、そのプレミア券を買ってもらわなければ、幾ら急いでみても何の価値もないわけでございます。前回もあったようでございますが、十分に消化できなかったという経過を踏まえながら、今回はせっかくプレミアを行政の税金を使わせてもらいながら処理をさせていただくわけでございますし、商業の発展にもつながるということでございますので、全額プレミアを買っていただける、それには利用する期間も大事だと思います。

 飯山市の全体の統計を見ますと、やはり一番お使いになるのはお盆と暮れと正月と、これでございますので、これに役立つ期限のプレミアをつくっていくことのほうが、かえっていいのではないかと。急いでみても、使えないようなプレミア券を売ってみても、だれしも買ってくれませんので、そうかお盆に使えるか、暮れの正月にも十分使えるなというプレミア券の利用をしていきたいという私の今の考え方でございますが、また正式に6月議会のときに整理をして、議会へいろいろ付議申し上げますので、十分なご検討を賜るようお願い申し上げたいと思いますが、よろしくお願いいたします。



○議長(佐藤正夫) 

 足立副市長。

  〔副市長 足立正則 登壇〕



◎副市長(足立正則) 

 上松議員さんご質問のうち、市長答弁に補足をしてお答えさせていただきます。

 新幹線のアクションプランの関係でございます。議員からは、駅前の景観、特に駅前の市有地3,000平米の整備につきましては、十分自然が感じられる整備をしていく必要があるのではないかというご指摘でございました。

 平成26年に開業いたします新幹線飯山駅でございますけれども、この駅は、長野県最後の北陸新幹線の駅ということでございまして、飯山だけの駅ではございません。北信地域全体の駅、またお隣の新潟県にも範囲が関係します。非常に広域的な、この地域の全体の玄関口としての駅でございます。

 したがいまして、自然豊かな地域を象徴するようなイメージの駅にしていく必要があり、議員さんのおっしゃることを十分に我々も理解させていただき進めていきたいというふうに考えているわけでございます。

 特に駅前の商業的な利用を考えております3,000平米の区画につきましては、自然を十分感じられるような形のものに整備をしていきたいということで、アクションプランの中でも既にうたっておるわけでございます。具体的な手法としましては、ただいまいろいろ議員さんのほうからもお話をちょうだいしたわけでございますが、また十分検討させていただきながら進めていきたいというふうに考えておるわけでございます。

 それから、田中地籍の1万2,000平米の土地の活用方法につきまして、議員さんのほうからは、大変経済的な不況もあり、また企業誘致は非常に困難が見込まれると。したがって、文化的な施設等への活用を図ってはどうだというご質問でございました。

 確かに今、非常に世界的な経済不況がございますし、企業誘致もなかなか大変な時代であるわけでございます。ただ、この田中地籍1万2,000平米につきましては、まだ具体的に細かく分けるとかということについては、もちろん決めておりませんで、ああいう方法もあるということであるわけでございますが、非常に駅からは至近距離にあるということで、また1万平米のまとまった土地があるということでございまして、駅ができましても、将来的にこの地域にやはり若い人たちが働く場がないと、この地域の人口はふえないわけでございますので、やはり新幹線の駅の活用という中では、ぜひ若い人たちが働ける場、将来この地域に住んで働ける場の確保ということが非常に大事になってくるわけでございます。

 そうした意味では、ここの田中地籍の1万2,000平米というのは、非常に重要な土地ではないかというふうに市のほうでは考えておるわけでございまして、確かに誘致は困難かもしれない。だけれども、やはりそういうものをやらない限り、これが例えばほかのいわゆる公共施設のようなものであった場合には、そうした将来の若い人たちが定着するような、新しい人口の再生産を生むような施設にどうしてもならないわけでございますので、大変困難かというふうに思うんですが、これはぜひ市としても全力を挙げて、若い人たちがこの地域に住んで、仕事もできて、非常にいいなというようなものにしていきたいなというふうに考えておるわけでございますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。

 それから、回遊性のあるまちづくりでございますけれども、議員さんのおっしゃられたとおりでございます。これから駅ができまして、観光客の方々が来まして、飯山の市街地が大変魅力的なまちであるためには、これからいろいろなことをやっていかなければいけないわけでございます。オープンガーデン等の整備もあるでしょうし、また沿道の建物の整備等、それぞれ町並みを創出していく、景観形成を図っていくといったことがこれからの非常に大きな課題であるわけでございまして、これにつきましては上松議員さんおっしゃるとおりでございます。行政だけではできません。市民、地域の皆様方の協力、一体的になって進めていくという協力が非常に重要でございます。

 これにつきましては、またいろいろな整備方針とか、どういうような景観にするのかというようなことにつきまして、まちづくりの組織と行政のほうが連携しながら、意見調整を図りまして、必要な区域につきましては、景観の住民協定とか、建築協定等の締結を結びながら進めていく必要があるというふうに考えております。

 今後、飯山のまちの中がそうした魅力的なところになるかどうかということにつきましては、まさに住民との連携にかかっていると言っても過言ではないというふうに思いますので、また議員の皆様方のぜひご支援をお願いしたいと思います。

 以上でございます。



○議長(佐藤正夫) 

 上松議員、再質問ありますか。

 上松議員。

  〔1番 上松永林議員 登壇〕



◆1番(上松永林) 

 今の駅西田中地籍の1万2,000平方メートルですけれども、先ほどもお話ししましたとおり、ここのところは第一種住居地域であります。さらに地区計画の土地利用方針では多目的複合街区ということで、かなり誘致する企業が限られてくるというふうに私は思います。でありますので、思い切って違う利用方法を考えたらどうかという提案をさせていただきました。

 その中で、さらに私とすれば、できたらこの1万2,000平米の土地というのは、広いままで、このままで何か利用する方法を考えられないかと、こう思います。もちろん新幹線の駅で、乗りおりする観光客も多いわけですので、最大のメリットですけれども、やはり文教施設に隣接しているということも考えた上で、この土地の利用方法を考えたらどうかと、こう提案をさせていただきました。

 私の考えで提案させていただきますけれども、この土地を小動物を中心にした牧場にしてはどうかということであります。突拍子もないように思われるかもしれませんけれども、私が話した市民の数人の皆さんは、なるほどと理解を示してくれました。その構想は次のようであります。

 基本的には、中学校や総合学習センター、あるいは片山神社などのあるこの周辺一帯を含めて文教ゾーンと考えまして、例えばこの牧場には、ウサギとか、ヤギとか、ウコッケイなどの小動物、あるいはポニーなどの家畜をさくで囲って、放し飼いにし、その飼育を小中学校の生徒にクラブをつくってやってもらったらどうかと。その指導を下高井農林高校の生徒たちが行っていただければどうかと。学校を越えた交流ができて、子供たちの社会で希薄になったと言われている年齢の上下を超えた関係もできるのではないかと。動物の飼育管理を続けるという、教育上の効果も大いに期待ができます。

 もろちん隣接する森林や牧場内の樹木には、子供たちが巣箱をつけるなどすれば、野鳥の観察もすることができます。まさにここは子供たちの王国であり、豊かな情操をはぐくんでくれる自然の中の学校となることと思います。町部の幼稚園児の散歩や学校の遠足でも、多くの子供たちが訪れることになるでしょうし、子ども農山漁村交流プロジェクト事業で飯山を訪れる都会の子供たちの足も、この地に向けることができます。子供たちだけでなく、近くにある生涯学習センターを利用する大人たちも、ここを拠点にして、さまざまな学習活動に励むことができると思います。

 市街地の近くに広い緑地があるという風景は、ヨーロッパでよく見られるというふうなところでありますけれども、ここで休みの日には、ボール遊びをしたり、キャッチボールをしたりと、親子が思い思いに時間を過ごすという光景は、ほほ笑ましくて、なかなかよいものではないかと、多くの市民に歓迎されるものと思います。

 さらに、駅の隣に牧場があるということは、観光にとっても話題性十分で、まさに豊かな自然を感じさせてくれる魅力的なスポットとなることでしょう。駅は回遊性のある観光の最初の拠点となるわけですから、観光地でよく見られる人力車に乗って市内観光というかわりに、ポニーの馬車に乗って寺めぐりや町なかの観光スポットを回るというのも、観光に一役買うことになると思いますが、いかがでしょうか。もちろん実現するには、冬の期間はどうするのか等、解決しなければならない問題も多々あろうかと思いますけれども、ご所見をお伺いしたいと思います。

 また、将来、中学校の再編問題等起きた場合、あるいは市民会館等の移転等の問題のときには、この地域一帯は有力な候補地になると思います。駅西田中地籍は、このままで活用方法を考えていただきたいと思いますが、ご意見をお聞かせいただきたいと思います。

 以上です。



○議長(佐藤正夫) 

 石田市長。

  〔市長 石田正人 登壇〕



◎市長(石田正人) 

 上松議員さんの大発想について、感銘をしておったわけでございます。お考えすることは、決して私はだめだということは申し上げません。しかし、一緒に考えていかなければならない一大土地、飯山市は財政がないわけです。あれを処分して、そしてある程度の財政をつくっていかなければ、動物を飼うことも結構だと思いますし、あそこを全部大広場にして、運動場にすることも結構だと思いますが、少しくまた一緒に検討させて、できればたとえ小さくても、今の上松議員の提案がどこかの場所で少しく実現できればいいなというふうにも思っておるわけでございます。

 そういうようなことで、今のご提案については、感銘をしながら、たとえ少しでも近づけるように、市長としても努力していくわけですが、こちらのほうは雪があるというようなことで、動物を越冬させるということは、どれほどの力が必要か、どれほどの経費がかかるかということを一つずつやったときは、今の飯山市財政ではとても無理だなと思うわけでございます。

 そういう中で、またいろいろご発想もご協力いただきながら、学校周辺づくり、学校づくりというものについても必要だし、今、地域で求めているのが、研修をするというのが観光の一つの大きな事業ですので、それに役立つようなことも一緒にひとつ考えさせていただきながら、しっかりとした1万2,000坪と3,000歩を飯山市発展のために寄与していけるような形にしていきたいと思いますので、ご指導をよろしくお願いします。



○議長(佐藤正夫) 

 上松議員、再度の質問ありますか。



◆1番(上松永林) 

 ありません。



○議長(佐藤正夫) 

 以上で上松永林議員関係の質問を終わりといたします。

 続いて、小林喜美治議員の発言を許します。

 小林議員。

  〔9番 小林喜美治議員 登壇〕



◆9番(小林喜美治) 

 それでは、発言を許されましたので、通告に基づき、順次質問を行います。大きく3点にわたって質問いたしますので、よろしくお願いいたします。

 最初に、施政方針と平成21年度の予算案について。

 2月28日に2009年度の予算案が自民党・公明党の賛成多数で衆議院を通過いたしました。100年に一度の危機と口では言いながら、麻生内閣と自民党と公明党政権は、景気悪化をとめる真剣さもなく、審議不十分のまま、民主党ともなれ合って、予算を押し通しました。

 また、政治と金の問題は、後を絶たず、民主党の代表に端を発し、自民党と現職閣僚まで及ぶなど、今回も大きな問題となって、政局に大きな混乱を招いております。

 雇用情勢はますます悪化を続け、企業倒産もふえ続けているもと、21年度政府予算案は、深刻な景気悪化を緊急に食いとめる対策もなければ、暮らしと内需の回復に役立つ方策が見られず、国民の期待にこたえていないのが現実の姿ではないかと思います。

 実際、雇用対策は一時的なものにすぎず、小泉内閣以来、押しつけてきた社会保障費抑制路線に固執をし、その一方で、5兆円規模の軍事費は聖域にする。大企業・大資産家の優遇税制は一層拡充する。その上、予算案と同時に通過しました2009年度の税制改正の法案には、消費税の増税法案を2011年度までに成立させる方針が織り込まれております。雇用と景気をめぐる深刻な声が大きくなるもとで、これらに対する危機感も打開策が全く見えないと指摘せざるを得ないのが政府予算案であると思います。

 その上に立って、施政方針と21年度の予算案について、何点か伺います。

 まず、第1に、平成21年度施政方針でも、この国の動向に触れながら、日本経済にとって厳しい冬の時代が続くものと考えられること。不安定な国政上ではありますが、この未曾有の不況に対応すべく、国が補正予算などによる経済・緊急雇用対策による財政出動について歓迎すべきものとしつつも、事業実施に際して33兆円余の国債に頼ることについて、将来に大きなツケを回す結果となったと指摘をしておりますが、こうした国の動向について、どのように受けとめられているのか、まず最初に見解を伺います。

 2点目に、施政方針では、積極的な市政展開、50年も100年も輝き続けるいいやま、さらには新幹線開業が目の前に見えてきた中、この5年間をどう進めていくか、21年度は大きな分岐点の年と言えると指摘をされておりますが、21年度の予算で示されました重点施策の特徴点について、その見解を伺いたいと思います。

 それから、3つ目に、予算編成に当たって、経常経費の削減を図り、事業の選択と重点配分することで、大型事業に対応する予算編成であるとされております。そして、経常経費を含め、総枠配分方式での予算編成であるとされておりますが、各部・各課からの予算要求に対する予算査定の査定率についてどのようになっているのか伺います。

 4点目に、国の生活対策事業などの活用により、事業化した施策について、主なものは何があるのか、飯山市の対応について伺います。

 次に、大きな2点目でありますが、子育て支援策について伺います。

 その1点目は、保育制度についてお伺いしたいと思います。

 厚生労働省が保育制度の改悪のために、新たな保育の仕組みづくりとして、「次世代育成支援のための新たな制度体系の設計に向けて」を昨年12月に発表しております。

 それによりますと、児童福祉法に基づく市町村の保育の義務をなくすこと、入所希望者の認定はするが、その後は保育所と保護者の直接契約にゆだね、保育料もサービス量に応じた応益負担にして、保育所が徴収する。

 2点目として、児童福祉施設として決めている国の最低基準を緩和し、自治体ごとの基準に変えることも検討するなどとしております。

 現在の保育制度は、ご承知のように、児童福祉法24条によって、市町村に保育の実施が義務づけられ、自治体が責任を持って、入所、運営に当たり、保育料も保護者の収入に応じて決められ、市町村が徴収をしております。施設の面積、職員数なども、国の最低水準によって、一定の水準が保障されているものでありますが、保育制度の新たな仕組みは、こうした国と自治体の義務をあいまいにし、現在の現物給付から現金給付へと転換すること、さらにはここに企業の参入の本格化を計画するなどがされておりますが、保育制度の今後の動向に保護者や保育関係者から危惧する声が上がっております。

 こうした国の動向に対して、どこまで問題点を把握されているのか、どのように認識され、市としての対応はどのようにするのか、見解を伺います。

 次に、2点目の問題として、福祉医療制度について伺います。

 長野県は、21年10月から、乳幼児、障害者、ひとり親の皆さんを対象にする福祉医療の自己負担金、1レセプト当たり、現行300円から500円に引き上げようとしております。県は、昨年12月と本年1月の2回開かれた県の福祉医療費給付事業検討会での結論で引き上げを決めたとされております。

 今回、飯山市も乳幼児医療費の無料化の年齢を1歳引き上げ、小学校5年生までとしております。この手数料が500円に引き上がるのが今度の内容であります。これによる飯山市内の受給者の負担額はどのくらいふえるのか、また引き上げの決定に対する飯山市の対応はどうするのか、その見解を伺いたいと思います。

 次に、大きな3番目で都市計画の見直しについてでありますが、その前に下水道料金の改定について、1点伺いたいと思います。

 下水道料金の引き上げの案が今議会に提案されております。12月の議会における答弁でも、自立計画書に基づき、3年ごとの見直しを行うこと、一般会計からの下水道特別会計への繰出金の状況の検討や多額の起債返還と施設の維持費などの増加など、こうしたことが今後、下水道経営を大きく圧迫するなどとして、料金の改定の必要性が述べられておりました。

 今回の料金の改定率は平均6.6%としたいとのことでありますが、これによる市の増収分はどのくらいになるのか、また市民の負担は平均でどのくらいの負担増となるのか、あわせてお尋ねをしたいと思います。

 次に、都市計画の見直しについて、1点伺います。

 先ほど山崎議員の質問にも、都市計画の見直しについて質問がありました。私も土地利用の問題については、12月の議会でも質問いたしました。都市計画の上位決定であります第2次国土利用計画が策定され、今後の都市計画の見直しについて、今年度の予算でも事業化をされております。

 そこで、先ほどの答弁では、今度の国土利用計画では、改めて南部地域という位置づけを持ちまして、ここに秋津地区も入るわけでありますが、ここにおけるさまざまな土地利用計画を検討していくというようなことが先ほどありました。

 しかし、私はここで若干問題点もお話をしておきたいと思うんです。それは秋津地区の土地利用については、平成6年策定の第1次国土利用計画において、国道117号の静間バイパス沿いは、市街地ゾーンの公共公益系・商業系区域に指定されました。静間バイパス沿いの開発は、平成6年に集中的に行われて、それで4.5ヘクタールと言われる農地の転用が進みました。指摘されていますように、優良農地の喪失、景観を損なう看板類の増加、生活道路への通過車両の流入等で、急速な都市化に伴う弊害も顕著になってきております。

 先ごろ開かれました静間バイパスの交通安全の対策の会議で、静間バイパスは、12時間当たりの交通量が1万4,000台、さらには平成18年度の事故発生件数は15件、人身事故の発生率は、飯山市内の発生件数の20%がこの静間バイパスだというふうに言われております。事故の種類も、追突が50%、出会い頭が15%、店舗への出入りの事故が多いというのが指摘されております。まさに急速な都市化に伴う弊害も顕著になってきていると。

 さらに、ここに5年後に開業予定の新幹線を考えますと、一層の土地利用の高まりが予想されます。当時の国土利用計画の見直しのときに、市街地ゾーンとしての公共公益系・商業系区域に指定したということが、農振除外、さらには急速な開発につながったというふうに思うんです。今度、改めて南部地域という位置づけをもって、都市計画区域への指定をすると。当時も都市計画区域への指定の必要性を認めながらも、用途指定をすることによって、市街地の商業地域の空洞化が危惧されると言って、今日まで、この問題を放置してきたということが、こういう状況になったのではないかと思うんです。

 そこで、適切な土地利用の誘導のために、都市計画区域の拡大ということが言われると思うんですが、これには多額の住民負担が伴うものであります。これまでの土地利用政策の誤りを十分総括して、地域住民の理解と協力を得ることが必要と思いますが、この点についての見解をお伺いして、第1回目の質問を終わります。



○議長(佐藤正夫) 

 石田市長。

  〔市長 石田正人 登壇〕



◎市長(石田正人) 

 小林議員さんのご質問に答えたいと思います。

 大型投資ということは、私から申し上げることなく、5年後に迫った新幹線、それに伴う付随的なたくさんのアクセス関係の事業があるわけでございます。それと今、飯山市は教育改革ということで、校舎を含めた大きな投資が待っているわけでございますし、そして何といっても、しっかりとした財政を確立することこそ、市民にこたえられる飯山市だということでございますが、公債費比率が19%を超している中で、22年、23年にはどうしても18%まで落としたいと、この中で今、一応計画、財政づくりを進めておるわけでございます。

 そういう中では、今、議員さんからおっしゃったように、いろいろな問題があってもということでございますが、ことしも4つの柱を中心に、市民とともどもに市政の展開をしてまいりたいというふうにも思っておるわけでございますので、またこれらについて、いろいろご指導もいただきたいと思うわけでございます。

 なお、国政の問題については、非常に私も問題だと、このようなことでいいのかと、国民が反対することを、一時的な政治の分捕り合いの中で格好だけつけるなんて、こんな政治というものは世界にあるのかと。そして、農村をみんな疲弊させてしまった政治については、私も問題ありということを言わざるを得ないわけですし、その中では特に農村を疲弊させてしまったと。

 今になって、いろいろなことを言って、減反の見直しなり、いろいろな政策を検討しようとしておりますけれども、果たしてあの内容は、地域、こういう農村、人間の食、命をはぐくむ農業にどのような重点施策でいくかということについても、非常に問題ありというようなことで、私も絶えず申し上げているわけでございますが、こういう政治そのものについては、私も問題があるということを申し上げて、それなりきに飯山市の財政を基準にしながら、当市の政策、そして予算を皆さんに申し上げたわけでございます。ご理解いただきながら、細かい内容等については、それぞれ部長のほうから申し上げさせていただきますので、よろしくお願いいたしたいと思います。

 もちろんその中では、「子どもに夢と希望を」というのを基本にさせていただきながら、事業を展開しておるわけでございます。そういう中で、今、国が出してきております地域の活性についても、この補正の中でそれぞれほかの市では申し上げたわけですが、私たちのほうは、3月の予算と一緒に並行してご審議をいただきながら、またご決定を賜りたいということで申し上げさせていただいておりますが、この内容等については、いろいろあるわけでございますので、これも部長のほうから申し上げさせていただきたいというふうに思います。

 それから、国が決定した定額給付金の問題も、これも地域振興ということで出しておりますけれども、これも申し上げたように、今になれば、テレビの中でいろいろお年寄りさんを映しながら、よかった、うれしかったということでございますが、これが本当に国民の負託にこたえられた国としての国家としての財政づくりかということについても、私も少し問題があるなというふうに思いますが、この金額も飯山へ約4億1,000万円ほど来るわけでございますが、これらについても、また予算としっかり協議して、市民の負託にこたえられる方法で取り組んでいきたいというふうに思います。

 せっかく定額給付金の問題が出ましたので、ちょっと補足をさせていただきますけれども、ほかのほうでは既に支給が始まっておりますが、私たち飯山市の場合は、すぐというわけにはまいりません。いよいよこれから手続に入っていくわけでございますが、ほかのほうは、郵送で送りつけて、それを受け付けするという形でございますが、うちのほうは、大変高齢化が多いわけでございますので、職員がそれぞれ各集落、各地域、部落へ出かけて、そしてお年寄りと一緒にこの手続をして、完全な体制で市民の皆さんのほうへ行き渡るように体制を整えて取り組んでまいりますので、またいろいろご指導を賜ればというふうに思うので、よろしくお願いいたしたいと思います。

 それから、子育ての問題等についても、これから目いっぱい取り組むわけでございますが、ことしはそれぞれ5年生までということで、来年はいよいよ6年生までということになりますけれども、やはり子育ては大事でございます。これから市民のご意見を聞き、議員さんのご指導をいただきながら、また飯山市の財政の中で、何ができるかということをしっかり見詰め直しながら、検討し直しながら、子育てに対しては全力を挙げて対応していきたいと思いますし、今のところは新聞、テレビで出ているように、入園児の待ちというものは飯山市の中にはないというふうに思いますが、中には、特別なご事情のある皆さんもあろうかと思いますので、これについては積極的に相談をさせていただいて、全員子供が入園できる体制づくりにしていきたいと、こういうふうに思っているわけですので、よろしくお願いいたしたいと思います。

 なお、下水道のことしの3年に一度の見直しでございます。ご指摘いただいているように、いろいろ問題もあるわけでございますが、集落排水がほとんど市へ移管されてきた中で、こういう地域でございます。それぞれポンプアップをしながら、処理場まで持ち込んでくるという中で、これからかなり予想外の大きな経費で管理をしていかなければいけない。そういう中では、今、一般会計から11億円繰り入れして、特別会計である下水道会計を賄っているわけでございます。

 決して今それぞれ一般会計から繰り入れしているということはなくて、せいぜいこれ以上ふやさないような体制で、できるだけ起債償還にも充てながら、市民の協力をいただきたいと。しかし、見直しでございます。申し上げたように、低所得者という言葉は問題があるかもしれませんけれども、生活保護を受けている、そういう皆さんには、しわ寄せが行かないように、そういうことを配慮しながら、今回は答申をいただいておるわけでございますので、対応してまいりたいというふうに思います。

 それから、都市計画の問題、今、議員さんから私も初めて、地区の平成6年に第1次ということでございますが、二度と失敗を繰り返すなということでございます。私は、新幹線が始まる前から、商業ではなくして、住宅の取引がかなり活発化していくのではないかというふうに見ていますし、かなり今の農地が住宅に変わっていくだろうというふうにも見ておるわけでございますが、これについては、万全を期しながら、さりとて飯山に住んでくる皆さんが多かろうということになると、どうしても駅周辺をはじめ、今の秋津の南部地域が転用、そうなってくると、どうしても道路の関係、そしてもろもろ施設の整備もしていかなければいけないということで、住宅の都市計画税をいただく中では、少しく検討の中で広げていかなければならないなというふうにも思っておるわけでございますので、ぜひひとつお力添えをいただきたいと思いますが、よろしくお願いいたします。



○議長(佐藤正夫) 

 土屋教育長。

  〔教育長 土屋 稔 登壇〕



◎教育長(土屋稔) 

 小林議員さんの保育制度についてのご質問にお答えを申し上げます。

 急速な少子化の進行や、家庭及び地域を取り巻く環境の変化から、国を挙げて子育て支援を取り組んでいます。その中で現在、政府の経済財政諮問会議や規制改革会議などにおいて、保育制度における保護者と保育所の入所に関する直接契約や、保育料の直接補助制度の導入、それから保育所の最低基準の見直しなどが論議されています。

 これは特に大都市において、保育園の絶対数が不足していることから、保育園の入所がなかなか困難になっております。待機児童もふえています。このことが大きな背景になっています。

 今は市町村が窓口になり、一括して保育所の入所希望を受け付け、保護者の希望に基づいて、入所する保育園を決定しています。これが利用者である保護者と保育園との直接契約となれば、入所手続などの保護者や保育園に大きな負担が生じ、また特定の保育園に希望が集中することや、入所判定の公平性の確保などに懸念を覚えます。

 私たちは、今後とも国の動向に注意しつつ、国と地方が責任を持ちながら、保育に当たっている現行の保育制度に立って、改善すべきところがあれば改め、飯山市の未来を担う子供たちの最善の利益を考慮し、保護者の負託にこたえるように、保育や子育ての支援を行っていきたいと思っています。

 以上であります。



○議長(佐藤正夫) 

 今清水総務部長。

  〔総務部長 今清水豊治 登壇〕



◎総務部長(今清水豊治) 

 小林議員ご質問のうち、関係部分につきまして、市長答弁に補足をしてお答えいたします。

 重点施策についてでございますが、事業の選択につきましては、施政方針でお示ししたとおり、後期基本計画における4つの柱、「産業の活性化」「移住・定住、通勤・通学対策」「ゼロ才からの安心・安全、豊かな教育」「共存、共栄やさしいまちづくり」に基づく各施策を重点施策とし、5年後に迫りました新幹線開業に対応する事業、また平成22年度開校の中学校統合に関する事業に特に重点配分をしてきたところであります。

 また、議員ご質問のところの各部課等からの要求に対する査定率ということでありますが、各部で申し上げますと、査定率につきましては、議会事務局が95.7、総務部が100.9、民生部99.2、経済部102.7、建設水道部97.7、教育委員会89.5%であります。総額で97.8%であります。

 ただし、3月補正予算において、国の第2次補正により、新年度分前倒し計上してございますので、これを考慮いたしますと、議会事務局では95.7、総務部100.9、民生部99.2、経済部が102.7、建設水道部99.2、教育委員会97.7%ということで、総額では99.1%というふうになります。

 なお、国の生活安全・緊急経済対策による飯山市の対応についてでございますが、国の2次補正である生活安全・緊急経済対策による市の対応としまして、次の事業に予算計上をしてきております。

 まず、地域活性化・生活対策関連としましては、新年度予算の前倒しを中心に、市道の舗装修繕、市道7−114号ふけの橋の拡幅改良、市営住宅の整備、中学校統合、(仮称)城南中学校校舎の改修及びスクールバスの購入を計上しております。また、新年度に実施します子育て応援事業、移住定住支援住宅建設促進事業、外様地区介護施設整備補助事業に充当するための基金積み立てなどで、総額2億2,500万円余を3月補正に計上いたしております。

 次に、定額給付金事業で4億1,600万円、子育て応援特別手当給付事業に1,500万円余を3月補正に計上いたしております。

 また、ふるさと雇用再生特別事業・緊急雇用創出事業につきましては、ケーブルテレビデジタル化事業、国際グリーンツーリズム推進、土産品開発推進、小学校英語推進、文化財の整理、中学校統合の推進準備、ふるさと教育推進支援員の雇用、信越トレイル維持活用の推進、ジュニアスキー指導者の雇用、市臨時職員の雇用など、委託あるいは直接雇用に総額で2,300万円余を新年度に計上いたしております。

 私からは以上であります。



○議長(佐藤正夫) 

 山田民生部長。

  〔民生部長兼福祉事務所長 山田弘一 登壇〕



◎民生部長兼福祉事務所長(山田弘一) 

 小林喜美治議員ご質問のうち、福祉医療の関係につきまして、市長答弁に補足してお答え申し上げます。

 長野県福祉医療検討委員会で出された福祉医療制度の受給者負担額が1レセプト当たり200円引き上げられた場合の影響額についてでございますが、県の試算によりますと、当市分の受益者負担は総額で約600万円余の増と見込まれてございます。

 県の検討会の審議の経過を見ますと、「上げないほうがよいけれども、受給者負担の導入以来、約6年が経過しており、その期間を考え合わせると、500円への値上げはやむを得ない」、また「県・市町村・受給者の3者で平等に負担していくという考え方に基づく500円はやむを得ないと考えている」という経過が示されてございまして、福祉医療制度は、社会全体で支え合うという視点から、受益者にもその一部を無理のない範囲で適正に負担をお願いすることとしたいと言われておりまして、知事も県会で制度維持のためやむを得ないと答弁されてございます。

 当市でも、19市の動向は伺いつつも、市民への周知期間の6カ月の間、啓蒙しながら、制度維持のため、県の変更に沿って事務を進めたいと考えておりますので、ご理解をよろしくお願いいたします。

 私からは以上であります。



○議長(佐藤正夫) 

 月岡建設水道部長。

  〔建設水道部長 月岡寿男 登壇〕



◎建設水道部長(月岡寿男) 

 小林喜美治議員さんのご質問のうち、関係部分につきまして、市長答弁に補足してお答えをいたします。

 都市計画事業の見直しの中の下水道料金の引き上げにつきましてのご質問でございますが、下水道事業につきましては、管路、処理場等へ多額な資本投資が必要であり、飯山市を含め、多くの自治体は、多額の起債をしておるわけでございます。この起債の返済をしながら、下水道事業の経営をしておるところでございます。

 飯山市におきましては、平成3年に戸狩の処理場の供用開始をして以来、2回目の料金改定ということで、長野県下でも低い料金体系というふうに認識をしてございます。皆様からいただく使用料をはじめとした事業収入だけでは、すべてを賄うことはできませんので、市の一般会計からの繰り入れをしながら、収支のバランスを図っているところでございます。

 飯山市の下水道全体計画で年間11億円という多額の繰り入れをしているわけでございますが、そのうちの半分の5億5,000万円につきましては、純然たる市の単費でございます。このようなことから、受益者である使用者の皆さんに使用料改定という形で負担増とはなりますが、下水道経営の安定に理解とご協力をいただきたいというふうに思っているところでございます。

 本3月議会に上程いたしました下水道使用料改定案につきましては、公共下水道及び農業集落排水等も含め、平均6.6%の引き上げとなってございます。改定に当たりましては、近隣市町村及び県下各市の使用料金の状況を勘案し、また1カ月当たり使用量の少ない高齢者世帯層にも配慮し、改定案といたしました。

 具体的には、公共下水道及び農業集落排水等も含め、1カ月当たり5立米から10立米までの使用料金につきましては、値上げ幅をほぼゼロ%といたしまして、負担増のないよう配慮いたしました。下水道の使用量は、1カ月1人当たり約5立米程度と推測されることから、1人から2人世帯の多い高齢者世帯にも配慮した改定というふうになってございます。また、1カ月当たり20立米使用する平均的な家庭におきましても、ゼロ%から5%の値上げに抑え、生活者に配慮した改定案となってございますので、ご理解をお願いしたいというふうに思います。

 なお、今回の下水道使用料の改定による増収分につきましては、年間で2,300万円ほどを見込んでございます。

 次に、都市計画の見直しにつきましてのご質問でございますが、本市の土地利用の基本となる国土利用計画・第2次飯山市計画につきましては、飯山市の国土利用計画審議会へ諮問し、審議をいただき、3月5日に答申をいただいたところでございます。答申では、本市の財産である豊かな自然、農村風景や里山文化を積極的に保全・活用していく方針の中で、南部地域への都市計画区域の拡大が盛り込まれたところでございます。市では、この答申を尊重した第2次飯山市計画を策定いたします。

 これまでの都市計画は、都市計画事業に主眼を置いて行われてまいりました。これからは人口減少・高齢化社会を迎え、だれもが安心して快適に暮らしていくために、無秩序な都市の拡大を抑制し、都市機能をコンパクトに集約させた都市構造の実現を目指す必要がございます。また、本市の豊かな自然環境、田園環境を保全し、すぐれた景観や歴史的な資産を守っていくという観点も重要になってまいります。

 既に上信越自動車道の豊田飯山インターチェンジからアクセス道路が整備され、新幹線駅建設及び関連道路整備など、さらなる交通の利便性向上により、開発圧力が高まることが予想されてございます。また、交通網の整備や日常生活の拡大などによる近隣市町村との整合性・一体性などを勘案する必要もございます。

 加えて、5年後の新幹線の開業とバイパスの交通量の増加に伴う事故防止、また各住民の皆さんのご負担、綱切線のかけかえ、また商業系に指定した場合のデメリット等、いろいろの課題がありますが、こうしたことを十分勘案しながら、区域の見直しを行っていきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。



○議長(佐藤正夫) 

 小林議員、再度の質問ありますか。

 小林議員。

  〔9番 小林喜美治議員 登壇〕



◆9番(小林喜美治) 

 それでは、2回目の質問を行います。

 それぞれ答弁いただいたわけでありますが、21年度の予算編成について、国の補正と含めて大体やると昨年並みというような状況になるというふうに今説明があったわけです。しかし、それでも今度の予算編成に当たって、いろいろ話を聞いてみますと、総枠配分という中で、かなり各部・各課からは遠慮した予算要求をしているような雰囲気もあります。

 そういう点で、使うべきところには使って、無駄を省くということは、ぜひともやってほしいと思うんです。特に99.1%、補正予算を使ってやるとなると、去年並みと同じと。ところが、出てくる言葉は、厳しい財政だと、予算編成と、国のほうで減らされたということを常に言うわけでありまして、たまたまことしはそういういろいろな絡みの中で予算を組めたということでありますので、市民にそれこそ夢と希望を与えるような、また元気が出るような、そういう説明をぜひしていただきたいというふうに思います。

 そういう中にありまして、2つちょっとお聞きしたいんですが、悠久のふるさとの支援事業について、考え方を教えていただきたいと思うんです。

 昨年から飯山市の一つの目玉の施策として行われました。21年度、ことしも予算化をされております。しかし、21年度の予算は500万円ということで、昨年と同額であります。昨年度は事業化の初年度ということもありまして、申し込みもかなり予想を超えたということもあったと聞いておりますが、これについて、要綱を見ますと、上限50万円と、大体全市で10カ所ぐらいというのが最初の説明だったわけです。

 しかし、それをはるかに超えて申し込みがあったと。そういう中で、要望のあったところにはこたえていきたいということもあったんだと思いますが、金額を割り振って、すべてに交付したというふうに聞いております。

 昨年度の実績を見ますと、ほぼ満額交付をしたところと、そうでないところがあるんです。これは確かに満額使う事業を申請したところと、そうでないところがあると思うんです。しかし、一部に満額、さまざまな計画を立ててやったのに、市のほうで査定で落とされてしまったという中で、これは一度受けてしまうと、要綱の中で除くとなって、1回申請して20万円いただくと、2年目から、どんな申請をしても、だめなんだということで言われております。

 特に集落、または区長会、また公共団体ということになっておりまして、一生の中で1回だけというのが今度の交付金の内容なんですが、そういう中で、上限額に達しないところについて今後どうするのかと。これも事業化するに当たっては、各区や集落、さらに区長会の中で、こういう事業をやりたいということで積み重ねて、かなり精巧な計画書を立てたというところもあると思うんですが、特に満額を交付したところとそうでないところの採択内容について疑問が出ていて、改善を求めるという声があったわけでありますが、その扱いについて、今後の方針をどのように考えているのか明らかにしていただきたいと思うし、こういうことをやる以上、やはり市民が納得いくような方向での採択というんですか、交付というのが必要だと思いますので、その辺についてどうなっているかお伺いしたいと思います。

 次に、同和関係の予算についてでありますが、これは私ども日本共産党は、かねてより運動団体への補助金について、一般対策に移行して、廃止をすべきだということをかねてより要求してまいりました。本年度の予算を見ますと184万4,000円、20年度予算203万4,000円と比べると、若干の改善はされてきていると思います。しかし、実際には、依然、非常に突出した多額な団体補助金であり、一日も早い廃止、解決が求められているものであります。

 これについて、予算計上に当たって、どのような検討がされてきたのか見解を伺うと同時に、この間、隣保館の運営と人事配置についても見直すべきではないかという指摘をしてきたところでありますが、この点での改善は図られたのかどうか、あわせて見解を伺いたいと思います。

 次に、子育て支援の保育制度についてですが、先ほどの教育長の答弁では、国において、こういうことが論議されていると。特に大都市の問題が背景にあるんだというふうに言われました。ただ、注意しなければならないことは、こういう保育制度や、特に介護制度とか、去年ありました高齢者医療制度の問題ですね、こういう福祉制度の問題は、決して地方のことを考えて提起しているのではないんです。特に介護保険も、大都市を基準にあの制度をつくり上げたというのが今までの経過なんです。

 今度の保育制度も、大都市の待機児童を解消するということで、先ほど言いましたような直接契約、それから国の最低基準を緩和してやると、企業の参入を認めていくと。これはまさに介護保険と同じでありまして、国がそこから手を引いて、そしてその運営を全然任せてしまうという状況があるわけです。先ほど、注意を払いつつ、現行の制度のことについて考えてやっていきたいという趣旨の答弁でありましたが、絶対地方にとっては、保育園入園は、全員保育園に入園するというのは既成の事実であって、これを覆してしまったら、子育て支援は成り立たないんです、はっきり言ってね。

 ですから、こういう点では、国のこうしたさまざまな動きに負けないで、ぜひ頑張って制度の維持をしていただくようにお願いしたいと思いますが、特にそういう点でお願いしたいと思います。

 そういう点では、国と市町村の保育実施義務をなくす新制度の導入に明確な反対の態度を表明して、今から国に向かって意見を上げて、実態に合った保育制度の充実を図っていくような、そういう運動を、もちろん私たちもやりますが、ぜひ自治体関係者の皆さんもやっていただくように再度お願いして、この点での見解を伺いたいと思います。

 関連しまして、私もちょっといろいろな面でかかわっていることがありまして、特に保育所や小学校、給食センターなどの職員の配置の体制について、これは昨年3月の議会でも質問を行いました。特にその中で正規職員と嘱託・臨時職員の割合について、少なくともそのときには本庁の水準ぐらいまで高めると。これは子供の安全安心を担保するという視点に立っても、見直していくことが必要だし、改善が必要なのではないかということを指摘してまいりました。

 これは今、自立計画を推進していく上で、正規の職員を雇えないということを言うと、何か市政に協力していないというふうに誤解されがちなんですが、そうではなくて、まさに子供の安全安心を担保するということに立った、こういうところにこそ手厚い職員を、安心して働ける人も含めて、置いておくという立場に立たなかったらだめだと思うんです。

 そういう点で、そのときの答弁では、市民へのサービスを落とさないために嘱託・臨時職員の確保によって、市民の期待にこたえるという、まさに嘱託・臨時でなければ雇えないんだという答弁をされているんです、去年の3月には。こういう考え方をぜひとも改めていただきたいと思うんです。

 そういう点で、非常勤職員の待遇を改善して、正規職員との格差を是正するよう努力すべきと考えますが、21年度の実態について改善が図られたのかどうか、その見解を伺いたいと思います。

 それから、3回目ができないといけないので、言っておきますが、特に去年は答弁の中で、3名の保育園の先生を採用したというのが答弁に載っているんです。しかし、私がちょっと知っているところによりますと、ある職員は年度の途中で本庁のほうへ上がってきたという話があるんです。このことは、市の幹部の皆さんは全員知っていて、いずれは年度の途中で上げてくるんだと。ところが、実際には、そういうことが保護者には知らされていないと。やっと子供がなれて、よくなってきたときに、引き揚げられたと。引き揚げられたという言い方が正しいかどうかは別ですが、職務の改善があったと、人事配置があったというふうになるんですが、こういうことが起きないようにぜひ注意を喚起しておきたいと思いますが、再度この点での見解も伺いたいと思います。

 それから、福祉医療制度についてでありますが、先ほど民生部長から答弁がありました。飯山市の負担600万円程度というふうに言われたんですが、中では、上げたほうがよいのかどうか論議して、やむを得ないとか、いろいろあったというふうに聞かれたんですが、そもそも福祉医療制度の受給者負担について、なぜこれが導入されたかという問題を若干のことを言いたいと思うんです。

 今度の県の見解を見ても、福祉医療費の給付額が急激に増加していると。財源である県・市町村の税収の伸びが追いつかないというふうに言って、自己負担を引き上げるということを言っているらしいんです。しかし、今、県下の状況を見ると、確かに財源である県・市町村の税収は伸びないという、財源が確かに厳しいことは事実なんです。

 しかし、大きな大半の動きは、飯山市もそうでありますが、今回1歳引き上げました。野沢温泉村は中学3年まで無料にするという制度を出しました。特に長野県下では、中学3年までただというのが31市町村、野沢温泉を含めるとちょっとふえると思うんですが、そういうふうにふえているんです。

 ですから、県がこうやって言っていることについては、全くこれは余計なお世話と言いたくなるような状況だと思うんです。そうやって市町村で厳しい財政状況の中でも努力をして、子育て支援をやろうとしているときに、ここに原因を求めて、そして支給年齢を拡大してやっているときに、自己負担を上げると。

 こういうことを言っているんです。福祉医療を取り巻く状況の変化にかんがみ、持続可能な制度としてやっていると。私は、ここにはまさに財政主導からの検討で引き上げると。財政主導でなくて、実際に福祉医療を受けている皆さんの立場から考えてやっていくと。ですから、そういう点で言えば、自動給付方式にしていくという、前の償還払いからしていくということも大きな運動でした。しかし、この導入を入れるときに、平成14年ですが、300円の自己負担金を決めたんですよね。そのときも県下の中で取るべきでないと、無料にすべきだと、趣旨に反するという運動もあったというふうになっております。

 先ほど6年経過したという中で、そういうことも必要ではないかという論議があったというんですが、まさにこれは本末転倒の全然理由にならない内容なので、ぜひこれについては、今回の引き上げは撤回を求めるべきだと思いますが、そういう点で撤回を求めるべきだと思いますので、ぜひそういう点での見解をお伺いしたいと思います。

 それから、下水道料金についてでありますが、先ほど答弁ありましたように、12月の議会でもそういうことを言われました。しかし、私どもは、安易に住民負担を求めるということはすべきでないということを言ってきたわけですし、確かにそのときの12月の答弁を見ましても、飯山市の場合、下水道の普及率は、近隣の市町村と比べても相当進んでいると。ですから、水道料金は別にしても、整備の面で見れば、確かに進んでいるんだと、別物としてみた場合ね、だからというふうに言われたんです。

 しかし、下水道事業を導入するに当たって、それぞれの段階で住民はさまざまな負担をして、この事業を完成させてきたという経過もあるわけです。そういう点で、現在の景気の動向や市民生活の実態から見て、確かに市も厳しいが、もう少し創意工夫が必要ではないかと。年間2,300万円の増収がですね、このために、ここで3年に一遍の引き上げの検討だから、6.6%上げなくてはいけないかという点をもうちょっと説明されないと、私どもは同意できないというふうに思いますので、その点については表明しておきたいと思います。

 それから、都市計画についてでありますが、先ほど私は飯山市のこの間の土地利用政策の誤りという問題を指摘しました。確かに平成6年以降、あそこの国道117の周辺も含めて、高速道路へのアクセスも含めて、急速な都市化が進んだと。しかし、一方で、そういう中で、規制もなければ、誘導もないという状況が出てきて、まさに国道117の静間バイパスの辺は、これからどういうふうにあれを誘導して、規制をするのかと、地域を拡大してという方向も、なかなか示されないというのが実態だと思うんです。

 しかし、秋津地区の場合、特殊なところで、都市計画区域のところもあれば、そうでないところもあるんです。長年にわたって、先ほども質問ありましたが、都市計画税を負担しているところと、そうでないところというのが、川一本挟んであるわけです。しかし、一方では、本当に都市化が進むような状況が進んでいると。

 こういう点での土地利用政策について、今になって、南部地域に位置づけられたからというのでなくて、ここまで来たという段階を、なぜこうなったのかという問題について、総括を加えると。さらに、これからどうするのかということについてやっていかないと、なかなか住民の理解も、特に都市計画税という、税金でさらに負担がかかってくると。そういう点では、その辺の話ももっと率直に語られて、十分総括の上にやる必要があると思いますが、その点での見解を再度お聞きして、2回目の質問を終わりたいと思います。



○議長(佐藤正夫) 

 石田市長。

  〔市長 石田正人 登壇〕



◎市長(石田正人) 

 小林議員の再質問について申し上げてまいりたいというふうに思います。

 いずれにしましても、いろいろな問題がありますけれども、市民の負託にこたえていくということが基本でございます。そういう中については、21年度の予算を計上しましたけれども、これこそ必要だというものについては、また議員の皆さんのお力をかりながら、補正でも対処して、市民が不足したり、市民の生活に、また子供さんたちの育成に影響があることについては、万全の体制で臨んでいきたいというふうに思っているわけですので、よろしくお願いしたいと思います。

 去年の悠久ふるさと支援金の問題でございます。初めて提案をさせ、議員、悠久ふるさと懇談会等から出された意見を集約して、20年度施策として打ち出してきたわけでございます。500万円の予算の中で、そして頭打ちは50万円ということで申し上げました。初めてのことでございました。各地域から、集落から、たくさん上がってきました。しかし、この問題については、こっちだけよくて、こっちは落とすということは、私も初めての政策でございましたので、できない。

 そういう中では、必要性という言葉では問題がありますけれども、重要性をかんがみながら、それぞれ点数制を出し、この決定委員会で点数をつけながら、それに準じた一つの形です。中には祭礼の笛ぐらい欲しいというものについては、やはり50万円でなくてというような形をとりながら、去年はやらせていただきました。

 ことしについてもどうかということでございますが、基本は基本でございますけれども、またそれぞれ検討させていただいて、全く50万円予定したのに20万円しかもらえなければ、仕事をするものは中途半端になります。こういうことも十分に配慮した中で助成を出していかなければいけないなというふうに思います。

 こんなことを言うと、またいろいろありますけれども、それぞれ出してくる団体は、集落で出してくる問題、そしてその集落にグループがある、その問題を出してきます。こういうものについての取り扱いについては、まだ決定しておりませんので、またいろいろの検討をされる方法があろうかと思いますので、十分に検討して、たとえ500万円でも、各集落が元気の出るような、そしてそれぞれ集落の市民の皆さんがその中で何とか交流を深めながら、活性化を図られるためにつくった資金でもございますので、いろいろまたご指導いただきながら、運用もお願いしたいと、こんなふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 保育園の職員に対する問題は、また補足をさせますけれども、2人をことしは採用していく予定で段取りしておりますが、去年の1人の関係については、保育園の保育士として、一応は引き揚げましたけれども、これもその事業にかかわるかなり専門的な資格もありましたので、その仕事にかかわる部署へ配属したわけでございます。

 しかし、これからも保育園児は大切でございますし、市の宝でございます。財政が許される限り、保育士そのものなり、臨時で申し上げたり、嘱託で申し上げる点もたくさんあるわけですが、財政上、万やむを得ない面もありますが、子供さんたちにご迷惑をかけないような体制づくりだけはしっかり取り組んでまいりたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。

 下水道の関係、おっしゃるとおりでございます。これについては、またいろいろなご意見を聞きながら、本来下水道も水道料も上げたくないというのが私の基本ですけれども、こういう諸事情を見た中に、また水も足らなくなってくる中には、上水道も考えなければいけない、下水道についてもこれから整備が進むと。そして、集落が一つになった、戸狩特環も含めながら、飯山特環、ここらを含めながら、集約していく段階についても金がかかりますので、できるだけ低所得者、そして生活保護を受けている皆さんには迷惑をかけないような形の料金設定を確立していきたいなと、このようにも思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 それから、今それぞれ出されました都市計画の問題でございます。秋津は、多分西回り線を含めながら、上のほうは住宅団地が予想されます。これについては、別にまだ線引きはしておりませんけれども、また地元の皆さんといろいろ相談をして、飯山に住んでみたい、こういうことになるならば、またそういう大事な農地でございますけれども、そういう区画にして、そしてまだあいている荒野的な、休耕している農地を生かしてもらうのも一つの手かなというふうに思いますので、格段なお骨折りをいただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

 あとは、少しく各部署から補足答弁をさせますので、よろしくお願いいたします。



○議長(佐藤正夫) 

 土屋教育長。

  〔教育長 土屋 稔 登壇〕



◎教育長(土屋稔) 

 小林議員さんの再質問にお答えいたします。

 まず、保育制度の問題でございますが、先ほども答弁を申し上げましたように、現行の制度に立って、よりよい保育、そして子育て支援を実施していきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。

 その次に、保育職場の職員体制の問題でございますが、これは大変今、自立計画の250人体制とか、非常に厳しい雇用情勢でありますが、保育所の保育士さんの正規雇用につきましては、大変配慮いただいておりまして、20年度3名、21年度2名ということで、正規採用をしていただいております。今後もこの辺のところを大事にしていきたいというふうに思っております。

 また、臨時職員の中から、一定の手続を経て、数名を嘱託職員に任用するなどして、非常に充実を図りたいというふうに思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。

 なお、本年度の途中での職場の変更でございますが、今後について配慮していきたいというふうに思います。

 以上でございます。



○議長(佐藤正夫) 

 今清水総務部長。

  〔総務部長 今清水豊治 登壇〕



◎総務部長(今清水豊治) 

 再質問にお答えをいたします。

 21年度予算のうちの人権同和関係予算についてでございますが、部落解放同盟の飯山市協議会の補助金につきましては、毎年減額をしてきておりまして、本年度の補助金交付額は、21年度でありますが、20%減の184万3,000円を予定いたしております。

 なお、議員から廃止してはどうかというようなご意見もいただいたわけでありますが、歴史的な経過もありますので、直ちに廃止するということは考えておりませんけれども、今後とも段階的に改正を図っていきたいというふうに考えております。

 また、議員のほうからは、人事配置についてということがありましたが、ここで答弁は差し控えさせていただきますが、ご意見だけ伺っておきます。

 なお、予算の総枠配分の関係でございますが、当初、21年度予算につきましては、厳しい予算編成を強いられるなというふうに思ったわけでありますが、国のほうの第2次補正ということで、大分財源がこちらのほうへ移譲されてまいりましたので、それを含めて、前倒しすることができ、市民の要望にはおこたえできたかなというふうに思っております。

 以上でございます。



○議長(佐藤正夫) 

 山田民生部長。

  〔民生部長兼福祉事務所長 山田弘一 登壇〕



◎民生部長兼福祉事務所長(山田弘一) 

 小林喜美治議員の再質問のうち、福祉医療の関係につきまして、市長答弁に補足してお答え申し上げます。

 自己負担改定の撤回を求めないのかという再質問でございますが、市長会や19市の動向を伺いながらも、無理のない範囲で適正な負担をお願いするという事務の準備や啓蒙につきましては進めてまいりたいと思ってございます。ただ、負担困難なケースにつきましては、個別に丁寧に相談に乗ってまいりたいと思ってございます。よろしくお願いいたします。



○議長(佐藤正夫) 

 以上で小林喜美治議員関係の質問を終わりといたします。

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△延会について



○議長(佐藤正夫) 

 この際、お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、一般質問初日分を終了したいと思います。これにご異議ありませんか。

  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(佐藤正夫) 

 ご異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって終了することに決しました。

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△延会の宣告



○議長(佐藤正夫) 

 本日は以上で終わりといたします。

 ご苦労さまでした。

午後2時52分延会