議事ロックス -地方議会議事録検索-


長野県 中野市

平成 2年  6月 定例会(第5回) 06月12日−03号




平成 2年  6月 定例会(第5回) − 06月12日−03号







平成 2年  6月 定例会(第5回)



           平成2年6月12日(火) 午前10時開議

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

●議事日程(第3号)

1 市政一般質問

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

●本日の会議に付した事件………議事日程に同じ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

●出席議員次のとおり(26名)

  1番    吉谷とし江君     14番    長針 正君

  2番    春原 勝君      15番    森田利春君

  3番    松島敏正君      16番    岩本博次君

  4番    畦上唯七君      17番    青木豊一君

  5番    武田俊雄君      18番    武田亥佐雄君

  6番    小林東助君      19番    田尻文春君

  7番    土屋敬一郎君     20番    田中新司君

  8番    滝沢 忠君      21番    小林角兵衛君

  9番    今井幸夫君      22番    小林邦男君

 10番    頓所昭司君      23番    海谷栄治君

 11番    原 儀作君      24番    田中武郎君

 12番    武田安雄君      25番    武田良文君

 13番    阿部 勲君      26番    荻原 勉君

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

●職務のため議場に出席した議会事務局職員の職氏名次のとおり

 議会事務局長   徳武栄一     書記       横田清一

 〃次長      徳永久夫     〃        宮沢章仁

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

●説明のため議場に出席した者の職氏名次のとおり

 市長       土屋武則君    経済部長     宮川洋一君

 助役       小出敬一君    建設部長     池田利政君

 収入役      山口和平君    水道部長     伊藤明雄君

 教育長      嶋田春三君    消防長      小林 尊君

 総務部長     小林治己君    教育次長     土屋練太郎君

 企画部長     市川治忠君    庶務課長     佐藤嘉市君

 民生部長     浦野良平君    財政課長     佐藤善郎君

 福祉事務所長   養田敬自君    保健衛生課長   宮沢武夫君

 福祉事務所次長  小林定雄君    都市開発課長   樋口一男君

 建設課長     小林盛康君    庶務課長補佐   須原和彦君

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(開議)(午前10時07分)

(開議に先立ち議会事務局長徳武栄一君本日の出席議員数及び説明のため議場に出席した者の職氏名を報告する。)



○議長(荻原勉君) ただいま報告のとおり出席議員数が定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。

 これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付いたしてあります議事日程第3号のとおりでありますから、ご了承願います。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△1 市政一般質問



○議長(荻原勉君) 日程1 これより昨日に引き続き市政一般質問を行います。

〔社会文教関係〕

 社会文教関係の順位1番 食事宅配サービス事業について、牛乳給食について、デイ・サービスセンターの充実について、1番 吉谷とし江君。

     (1番 吉谷とし江君登壇)



◆1番(吉谷とし江君) 1番 吉谷とし江でございます。

 通告いたしておきました食事の宅配サービス事業について、牛乳給食について、デイ・サービスセンターの充実について、以上3点市長にお伺いいたします。

 お年寄りが住みなれたところで心身ともに健やかに生活ができるようにと各種の保健サービス事業、福祉施設事業、また在宅福祉サービス事業等の充実がなされてまいりましたことは、大変うれしく思うものでございます。が、まだまだ十分であるとは言えないと思います。社会構造の変化と長寿社会は、ひとり暮らしのお年寄りやお年寄りだけの家庭をたくさんつくりました。中野市にもひとり暮らしのお年寄りは現在 225人おられます。これらのお年寄りに可能な限り住みなれた環境の中で、周囲の人たちと同じように生活ができますように、条件を整え援護をする必要があると思います。厚生省も我が国特有の寝たきり老人のゼロ作戦に乗り出し、福祉行政の先進地であるヨーロッパの国々に、研修のための人たちを派遣することになりました。このような観点から、市においても次のような事業を行っていただきたいと思います。

 最初に食事の宅配サービス事業についてお伺いいたします。

 人間の命の源は毎日の食事にございます。飽食の時代と言われる今日でありますが、各人その人に合った食事を毎日食べることはたやすいことではございません。ましてひとり暮らしになると、インスタント食やばっかり食になりがちで、必然的に健康を損ねがちになります。スーパーへ買い物に行った折に、インスタント食品を両手に抱えたお年寄りをよく見かけます。もしやこの方はひとり暮らしではないだろうかと胸が痛みます。

 そこで、ひとり暮らしのお年寄りやお年寄りだけの家庭に不足しがちな栄養のバランスを考えた献立で食事の宅配サービスをし、お年寄りの健康保持の一助にしていただきたいと思いますが、いかがなものでしょうか。現在中野市においても、平野地区では市社会福祉協議会と平野社会福祉協議会の協力で、月2回の食事の宅配サービスが行われております。しかし賄いは業者委託でございます。ただ単に食事を家へ届けるというのではなく、不足しがちな栄養のバランスを考えた献立で、市の施設等を利用して調理をし心のこもった食事サービスをお考えいただきたいと思いますが、いかがなものでございましょうかお伺いいたします。

 次に、牛乳の給食サービスについてお伺いいたします。

 ひとり暮らしのお年寄りが亡くなられても、何日もだれも知らないでいたという痛ましい記事がときどき報道をされます。社会の高齢化が進む中で、今後もこのようなことは大きな社会問題になると思います。このような悲しい事故が中野市からは1件も出さないようにしたいと思います。現在老人クラブの皆様方がひとり暮らしのお年寄りのおうちを友愛訪問をしていてくださいますが、毎日の訪問となると大変なことでございます。そこで、70歳以上のひとり暮らしのお年寄りを対象に、牛乳または乳酸飲料の給食サービスを考えていただけないでしょうか。毎朝届けていただいた際に、もし前日のものがそのままになっていたときにはお年寄りに声をかけていただき、事故等不審なときには、ご近所の人か時には市役所に知らせてもらうようにしていただけましたならば、牛乳給食による栄養の補給と、お年寄りが元気でおられるかどうかの確認もできて一石二鳥と思います。現在中野市には70歳以上のお年寄りが約 180人おられます。とすると、毎日1年間牛乳のサービスをしたといたしますと、約 230万円ぐらいの経費でできると思います。お考えをいただきたいと思いますが、いかがでございましょうか。

 最後に、デイ・サービスセンターの充実についてお伺いいたします。

 国の在宅福祉事業の3本柱の1つに、デイ・サービスセンターの建設がございます。中野市においてもデイ・サービスセンターいこい園が完成をし、4月より開園されました。現在体の弱いお年寄りが 127人、8グループに分かれて通っておられます。発足当初は7グループでしたが、通園希望者がふえ、現在は8つのグループで運営をされております。デイ・サービス事業は週5日の開園ですから、単純計算をしても1グループ1カ月2回半になります。忘れたころに順番が回ってくるようでは、デイ・サービス本来の目的からも十分とは言えないと思います。せめて1週に1回ぐらい通園できたらと思いますが、どんなものでございましょうか。

 また、デイ・サービス事業実施者数を中学校区別に見ますと、南宮中学校区57人、中野平中学校区60人、高社中学校区10人となります。いこい園から遠い市の北部がぐんと少ないのが目につきます。

 先日こんなお話を耳にしました。これは市の北部の方のお話でございます。「うちのおばあちゃんも申し込みをしようと思ったけれど、町の南の端まで通うのはちょっと遠いと思いました。車で送り迎えをしてもらえるというけれども、おばあちゃんは少し体も弱っているので、車に長い時間揺られていくのは疲れてしまうのではないかと心配になったので、申し込みをやめました」ということです。過日デイ・サービスセンター建設についての一般質問の際に市長さんは、デイ・サービスセンターの建設は最終的には中学校区に1カ所、すなわち市内3カ所ぐらいに建設したいとのお答えでございました。早い時期に地域的バランスを考慮したデイ・サービスセンターの建設をしていただきたいと思いますが、建設計画についてお伺いいたします。

 また、現在のデイ・サービスセンターいこい園は、老人ホームに併設されておりますので、給食については老人ホームにお願いをしておられますが、今後建設されるデイ・サービスセンターは単独の建設になると思われます。そこで、前段でもお願いしました食事サービス事業と関係をしますが、食事サービス事業のための賄いにも使用できますよう配慮をしたデイ・サービスセンターの建設をお願いしたいと思いますが、いかがでございましょうか。

 以上、お伺いをいたします。



○議長(荻原勉君) 市長。

      (市長 土屋武則君登壇)



◎市長(土屋武則君) 吉谷議員にお答えを申し上げます。

 まず、食事の宅配サービスという点についてのお答えでございますが、ご質問の中にありましたように、現在平野地区で平野地区社協として老人のみの世帯を対象に1カ月2回、業者が調理したものを民生委員さんによって無料で給食サービスを実施をしているというケースがありまして、私ども大いに貴重な関心を寄せているケースとしてとらえておるわけでございます。問題は、今お話の中に、市の施設で栄養のバランスを考えたものをつくって、それを宅配したらという話でありますが、これはどうなんでしょうか。例えば現在、この平野地区社協は老人だけを対象にしておりますけれども、農業協同組合の中に食材宅配ということをやっておるわけで、それをもう少し研究をすれば、農協の中にも栄養士がおりますし、場合によっては市の栄養士と保健婦とで献立の協議をした上で、老人向けのそういうものが、むしろ農業協同組合あたりとタイアップすることでできるのではないかという気がいたします。ただ問題は、今直ちにお年寄りに食事を配達するということについては、市の民生委員協議会にいろいろと相談を申し上げ、また民生委員からの意見もお聞きして、現在とにかく平野地区で実施をしているという段階でありますから、これは民生委員協議会と十分検討会を持って研究してみる必要があると思います。いずれにしても調理を行う場合の給食センター等、既存の施設については現在の給食センターは能力、規模からいって無理でありますから、いろいろな意味で皆さんの知恵を出し合って、実際にできる内容で検討をすべきであるというふうに思いますし、前々から私が申し上げておるとおり、ますます高齢化社会というものが深さを増してくるわけでありますから、そういうものに向けて対応ができるようにするためには、行政だけということでなしに、民生委員等役職の皆さんはもちろんでありまするけれども、ボランティアの団体のご協力をいただくために、ボランティアの支援というようなことも一緒に考えないと、現実性に近づけないというような気がいたします。いずれにいたしましても、よく研究をいたします。

 70歳以上のお年寄りに牛乳を、宅配とあわせて支給するということでありますが、一声運動という意味もおっしゃいました。ひとり暮らしの老人が安心して暮らせるために地域社会で支え合うということ、少し表現は古いかもしれませんけれども、向こう三軒両隣で支え合っていただくということもなければ、なかなかひとり暮らしのお年寄りの日常の生活実態というものはつかみにくいというところがあるわけであります。したがって、牛乳を配達するということは、地域との交流が断絶した都会の一部地域で実施されているようでありますが、お年寄りが安心して暮らしていくには、地域社会での触れ合い、支え合い、かかわり合いが最も大事であるということで、これまた昨年度から福祉ボランティアのまちづくり事業に取り組んでおりまして、福祉思想の啓発、各面のボランティアの養成に努めているところでございます。牛乳を配るということそのものについては、金額とかそういう意味でなしに、食事の配達とあわせて検討をすることがより現実的ではないかという気がいたしますので、あわせて検討いたします。

 デイ・サービスセンターでございますが、一口に申し上げて、いこい園1カ所でいいというふうには思っておりません。恐らく中野市の場合も、西暦2001年にはもっと大勢のお年寄りの数がふえてまいると思います。そういうことを考えて、前回の議会で、中学校区単位ぐらいには必要だと思うというふうにお答えを申し上げました。さしあたっていこい園をご利用いただいて非常に喜んでいただいておるわけであります。ですから、いこい園で積極的なご利用をいただくということをPRをし、また地域の人たちにそういうことを進めていただいて、今のいこい園がとりあえず希望者の期待に沿えるような努力をしていきたいと思いますが、さしあたって中学校区単位の建設計画はどうなっているかという話でありますが、これは前々申し上げておるとおり、基本計画に基づく実施計画の中で検討をし具体化してまいるものでありまするから、今日ただいまの時点では、いつ、どのようにという計画については申し上げる段階にはありません。



○議長(荻原勉君) 1番 吉谷とし江君。

      (1番 吉谷とし江君登壇)



◆1番(吉谷とし江君) 1番 吉谷でございます。継続でお願いいたします。

 食事の宅配サービスについて、現在平野で行われておりますが、やはり全市的に宅配サービスを行っていただきたいと思うものでございます。市長さんも農協の食材のあれをうまく利用したらというお話でございましたが、男の人の場合、調理をするということがなかなかできないという人が多いのでございます。ですからやはり食べられるように、大変かもしれません、甘いと言われるかもしれませんけれども、そうではなくて、今までそのような中で生活してきたお年寄りに、今さら毎日毎日調理をしてちゃんとしたものを食べなさいといっても無理であるという一面もあると思いますので、ぜひ調理したものを週何食かは宅配をしていただいて、どうしても一人で食事をすると、不足がちな栄養というものが出てまいりますので、そういうものを補った宅配ということをお願いしたいわけでございます。ですから、市の施設は今もちろん、給食センターも既に学校の分だけで狭くて、どうしても改善ができないという状態ですし、老人ホームもいこい園の食事を一緒に賄っておるということで、できないということもございますから、農協に委託をされてもいいですが、委託をされても向こうの献立でやられるのではなく、お年寄りの栄養といいますか、健康状態とかそういうものを考えた献立をつくっていただいてやっていただく、そういうことをお願いしたいと思います。

 また、現在は社会福祉協議会の方でやっていてくださいますが、全部これを社会福祉協議会でやってほしいといっても無理であろうと思いますので、行政も一緒になって、力を出して、知恵を出し合って検討をしてぜひ実施していただきたいと思います。

 次に、牛乳の給食サービスでございますが、確かに中野市はまだまだ田園都市と言われるだけあって向こう三軒両隣の助け合いというものが、都市よりは行われている面が多いと思います。ですから、ぜひお年寄りが不足しがちな栄養補給の牛乳または乳酸飲料の給食、宅配とあわせてそのようなことを実施していただけたら、お年寄りがひとり暮らしで急にぐあいが悪くなったとか、そういうことで一人でおうちの中にいらしたことを知らないでいるという事故も防げるのではないかと思ってお願いをいたしました。

 最後のデイ・サービスセンターの建設でございますが、今のいこい園を十分に活用していただくということでございますが、既に先ほども申しましたように、1つのグループが、単純計算をしましても1カ月2回半でございます。10日ないし20日ぐらいに1回という場合も出てくるそうでございますので、それでは、先ほども申しましたように、日常生活の訓練とかそういうことを加味しましたデイ・サービスセンターの目的からいいましても、ちょっと足りないのではないかと思います。私は1週に1回ぐらいは通園できればいいのではないかというふうに思いましたので、まずもう1カ所早急にデイ・サービスセンターを、地域的バランスも考えて建設をお願いしたいと思うのでございます。

 次に、全般にわたりますが、先日社会文教委員会では九州の2市2町に行政視察に行ってまいりました。その際訪れました大野城市と唐津市の2市とも食事サービス事業が行われておりました。特に大野城市では特別養護老人ホームに賄いをお願いして、サービスを受けるお年寄りの健康状態に合わせて3種類の献立で、成人病予防食を1日2食宅配されているとのことでした。寒いときには食事が冷めないようにランチジャーに入れ、シルバー人材センターの会員が自宅まで届けておられます。給食をいただくお年寄りは、温かい食事とともに真心という得がたいものを一緒にいただいておられます。心温まるお話を聞くことができました。いろいろと福祉、保健サービス事業の説明の折に、市の職員の方が、お年寄りが病気で入院をしたり、また老人ホームに入所をしたときの公費の負担を考えたならば、在宅福祉事業には、また老人福祉の事業には相当のお金をかけてもいいと思います、と言われました。ちなみに在宅介護慰労金は、65歳以上のお年寄りを6カ月以上継続して介護をしている人には月額1万 4,000円を今年度から市が単独で支給をするとのことでした。大野城市は総人口に占める65歳以上のお年寄りが約9%という年齢的には大変若い都市でございますが、いや応なしに訪れる高齢化社会に向けて、ともすれば後回しになりがちな福祉行政に対して真正面から取り組んでおられる行政の姿勢をうかがうことができました。

 また、先日報道されました東京のある区では、人口のドーナツ化現象で児童数の減少した学校の給食施設を利用して、食事の宅配サービスを行っている。もちろんボランティアの皆様やまたご近所の老人クラブの皆さんの協力を得て、皆さんで力を合わせてやっているというお話も報ぜられました。

 上田市は現在週5食の食事サービス事業を行っておられます。また須坂市は昨年部分的に食事サービス事業を実施しましたが、その結果から、本年度からは全市にわたって実施をするため、現在は準備中であるということでございました。

 中野市が現在平野地区で行われております食事は無料ということでございますが、今まで申し上げたどこのところでも、無料でやっているところは1カ所もございません。お年寄りが毎日自分の命の糧として食べる食事でございますから、最低かかる材料費ぐらいの負担は、これはやはり自分で行っていただいてもいいと思います。あといろいろ賄いとか配達とか、そういうことにかかる経費は何とか行政側の方で負担していただくこと、私はそれがお年寄りもしっかりと生きていくためにはやはり必要なことではないか、そのように考えます。ただ単に無料で与えてやるということばかりがお年寄りを援護するといいますか、助けるということにはならない、そんなふうにこのごろの研修でいろいろ感じてまいりました。ぜひ今申し上げましたようなことをお考えいただきまして、中野市においても老人ホームや特養がいつも入所待ちといいますか、入りたいと思ってもなかなか急に入れないような状態が続いているという中で、お年寄りが地域社会で1日も多く地域の人たちと一緒に自分の健康を保持して暮らせるようなご配慮をお願いしたいと思います。

 以上で終わります。



○議長(荻原勉君) 市長。

      (市長 土屋武則君登壇)



◎市長(土屋武則君) 重ねてのご質問にお答えをいたします。

 私が農協等とタイアップしても、その方がより現実性がありはしないかというのは、食材をやってもおりますし、言うなれば、料理部門も農協がやっているわけですから、もし農協との話がうまくいけば、農協で調理をしたものを届けてみたらどうかと。ただし、これはあくまで私の今考えている私案でありますから、先ほど申し上げたとおり、民協等とも十分相談をして前向きに対処をしていきたい。いずれにしても、高齢化社会がますます進みます。高齢者福祉というものはもう避けて通れない問題でありますので、お説のとおり、大事にしていかなければならぬということであります。したがって、牛乳については、もしそれが可能ならばセットで配達ができるのではないか、そういう意味で一緒にしたらどうかというふうに考えてみたいということであります。

 デイ・サービスセンターについては、正直を申し上げて、先進都市の中には確かに私どもより進んだところがありますが、中野市もこういうものを参考にして充実をするということについては、今後とも努力をしたいというふうに考えておるわけであります。ただし、今具体的にどこそこへ何をという計画は持っておりませんが、努力をいたしますということであります。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(荻原勉君) 次に進みます。

 順位2番 医療制度の改悪について、3番 松島敏正君。

      (3番 松島敏正君登壇)



◆3番(松島敏正君) 3番 松島敏正でございます。

 医療制度改悪の問題についてお伺いをいたします。

 政府が5月末に国会へ提出をいたしました医療法の一部を改正する法律案は、医療は生命の尊重と個人の尊厳の保持を旨とするとしながらも、「国民の健康保持のための努力を基礎として」と加えて、効率的に提供する体制の確保をするとしています。これは国民の自立互助を前面に押し立てて、人の命よりも効率的を最優先させ、医療への国の負担を抑制することを最大のねらいとするわけであります。この医療法の改正は日本の医療のあり方を根本から変えようとするものであり、国民医療については80年代の臨調・行革路線のもとで、生命の質を年齢で差をつけるような世界に例のない高齢者医療差別を推し進め、年々急増する医療費については、総額を抑制し医療資源の効率的利用を図るため、老人医療の合理的支払い方法の確立を進め、今年度からの診療報酬の改定では、老人の心身の特性にふさわしい医療の提供を重視するとして、医療の質と効率を高める観点を重視しているわけであります。つまり、一貫して医療費の国庫負担の抑制と効率化を追求してきたこれまでの制度改悪による高齢者の医療差別から、経済力や労働能力によっても差別の質に差をつけ、国民全般に医療差別を広げようというのが今回の医療法改悪のねらいであると思うわけであります。

 改定案は病院機能を区分して、一般病院とは別に高度な医療を行う特定機能病院、長期入院者を収容する療養型病床群や老人病院とし、在宅医療も医療提供の場としてしっかりと位置づけられております。この改定案が実施されれば、まず第1に、患者が自由に大学病院へかかれなくなるということがあります。高度な医療の内容が明確にされておりませんけれども、大学病院など全国で80程度の特定機能病院が指定され、この病院に診てもらうためにはほかの病院あるいは医院の紹介が必要となり、それ以外でかかる場合は高額な自己負担が必要となるわけであります。

 第2には、長期入院者は看護医療が行き届かなくなることが挙げられます。療養型病床群は医師、看護婦を大幅に削減し、そのかわり医療の資格を持たない補助要員を置くというわけであります。現在一般病院では入院患者 100人につきまして医師6人、看護婦40人から25人が基準となっておりますが、療養型病床群のモデルとも言える老人病院を見ると、医師3人、看護婦17人と、現在の一般病院の半分になっているわけであります。今でさえくたくたの看護婦業務が、半減させられたのではとても患者の対応ができなくなると思うわけであります。

 第3は、本人の希望や家族の受け入れ条件を抜きにして病院から自宅へ移されるようになることがあります。改定案は病院や診療所のほかに、医療を受ける人の居宅も医療を受ける場としてしっかりとつけ加えており、尿道や中心静脈栄養など、今病院で看護婦などが行っている治療まで家族に見させ、自宅でやらせるようにしていくというものであります。在宅医療の充実については患者や家族の願いでもありますが、その条件を整えずに自宅へ押しつけられたのではたまらないわけであります。しかも厚生省は、一般病院の入院ベッドを 124万床から 116万床まで減らす計画を進めているわけでありますから、入院患者が病院から追い立てられることは必至であります。

 このような改定案の内容は、今過労死が国際語にもなっておりますけれども、この過労死110番が発表した数字を見ても明らかなように、まさに国民の命は使い捨てで、枯れ木に水をやるようなことはしない、あるいは人間も働けなくなったら死んでいただくと大蔵省は大変助かるといったことを地でいくような医療法改悪であると思うわけであります。その上5月21日の記者会見で厚生省は、年金や老人医療費の問題など制度の見直しを相当厳しく、しかも早目早目に対応していかなければならないと述べ、社会保障制度の大改悪への並み並みならぬ決意を示しておるところであります。臨調・行革による福祉の切り捨ては、いよいよ国民の命と健康がこの医療制度改悪によって切り捨てられようとしています。市民の生活を守り命と健康を守る立場から、この問題に対して市長はどのように受けとめ対応なさるおつもりか、お考えをお聞かせいただきたいと思います。

 以上です。



○議長(荻原勉君) 市長。

      (市長 土屋武則君登壇)



◎市長(土屋武則君) お答えを申し上げます。

 医療制度改悪ということについてのご質問であります。今日本の国で長寿社会あるいは高齢化社会と言われているものと、それと連動をしているのが大部分の医療だと思うわけであります。そういう意味で改悪と言われるような制度の改正については、私どもだれしもがそのことを望んでいる者はないと思うのであります。問題は医療法の改正案が今国会に提出をされて、今後国会において十分に審議が尽くされるということでありますので、当然国政の場でも国民の医療ということを十分考えた審議、論議がなされてくるものというふうに期待をいたしておるわけでございます。ご質問にありましたように、高度医療を提供する特定の医療施設として特定機能病院というもの、それから長期入院を要する患者にふさわしい医療を提供するため療養型病床群の制度を設けるということ、老人の健康検診の充実と中間施設の建設に努力する、こう言われている改正案であります。したがって、私どもは少なくとも国民の医療というものを考えた審議が尽くされるというふうに期待をいたしております。



○議長(荻原勉君) 3番 松島敏正君。

      (3番 松島敏正君登壇)



◆3番(松島敏正君) 3番 松島でございます。

 継続をしてお願いしたいと思いますが、先ほども改定案の中身について若干触れたわけでありますけれども、今既に行われている老人医療制度についての差別的な事例については、再三我々もこの議会でも取り上げているわけでありますけれども、いずれにしましても、今お年寄りが病気で入院されても、じきに退院をさせられてしまう。よく追い出されたとか置いてもらえないとかというお話を聞くわけであります。そういったことが今度はこの法律の内容によって、老人だけでなしに国民全体がそのような、いわゆる命を差別するというふうな医療の方法に変わるということになるわけであります。そういうことを非常に懸念をし、我々はこのような改悪は許してはならないというふうに考えるわけであります。

 また、在宅の医療につきましても、もちろんうちにいて医療が十分受けられるということも、一面では患者の願いであり、また家族もそういう願いも持っているわけでありますが、残念ながらその部分についての具体的な対策が立てられないままに、病院のベッドは減らす、そして病院からは早く出てもらうようなシステムになるということが明らかなわけであります。このような観点から、今度の改正案の内容については、我々としては本当に長寿社会に対応する医療のあり方という点から見るならば、全くいい形ではないというふうに考えるわけであります。改めてこの制度の内容についてはどのように受けとめておられるか、お尋ねをしたいというふうに思います。

 以上です。



○議長(荻原勉君) 市長。

      (市長 土屋武則君登壇)



◎市長(土屋武則君) 医療法改正案については、先ほどお答え申し上げたとおり、だれしもが改悪に賛成する人はないと思うのであります。問題は国政の場でいかに国民の声を、あるいは市民の声を審議の中に尽くしていただけるかということに尽きると思うわけであります。お答えを申し上げたとおり、私どもはよりよき医療制度を望むということに尽きると思うわけであります。



○議長(荻原勉君) 3番 松島敏正君。

      (3番 松島敏正君登壇)



◆3番(松島敏正君) 3番 松島であります。

 継続をしてお願いしたいと思いますが、もちろんおっしゃるとおり、国会では審議が始まるわけでありますけれども、十分に国民のための制度をつくってほしいというのは、国民全体の願いであることは間違いないわけであります。ただ、残念ながら内容については、先ほど申しましたように、決してこれからの社会対応ができるような内容ではないということを、強く指摘をしたわけでありますけれども、私のきのうの質問の中でも、小選挙区制の問題あるいは消費税廃止についての問題、そしてまた今取り上げました医療制度改悪についても、いずれも市民に重大な影響をもたらすものであり、市長は国会を見守るあるいはいい内容で法律ができることを期待するというふうな発言をされているわけでありますが、確かにそれも1つの道でありましょうけれども、私は市民の代表として、その首長として政府に対して市民を守る立場から、はっきりとこうしてほしいんだということを言っていただくことも、これまた本当の意味での民主主義であり、民主的な政治を築いていくことだというふうに思うわけであります。もちろんいずれも自治体負担が大きくのしかかってくる問題ですから、市長の責任としてもはっきりと言っていただくことが大事だというふうに思うわけであります。そういう立場でやっている首長もほかにあるわけでありますから、市民のために勇気ある行動を望む次第であります。そういうふうな点について、改めて決意のほどをお伺いできればと思います。

 以上です。



○議長(荻原勉君) 市長。

      (市長 土屋武則君登壇)



◎市長(土屋武則君) 市長としての国に対するあるいは政府に対する要望というようなものについては、今さら改めて申し上げるまでもありませんが、長野県の市長会総会、北信越市長会総会、そして全国市長会でまとめたものを春秋、政府に向かって全国市長会の名において要求をしておるわけでありまして、また要請もしておるわけであります。したがって、私どもも機会あるごとにそういう問題については意見を述べ、そして改悪にならないように、前進をするようにという努力はしているつもりでありまして、今後も続けます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(荻原勉君) 次に進みます。

 ここで10分間休憩いたします。

(休憩)(午前10時57分)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(再開)(午前11時13分)



○議長(荻原勉君) 休憩前に引き続いて会議を再開いたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(荻原勉君) 順位3番 産業廃棄物処理施設について、家庭廃棄物の処理について、6番 小林東助君。

      (6番 小林東助君登壇)



◆6番(小林東助君) 小林東助でございます。

 産業廃棄物処理施設及び家庭廃棄物処理について市長にお尋ねをいたします。

 地球上に生存する人間はより快適な生活を求め、産業活動に従事し家庭生活を営んでおります。その営みの中で、緑が奪われ水が汚れ大気が汚染され、今や人間の生命、人類の生存の危機すらが叫ばれるようになってまいりました。これは飽くなき快楽追求と利潤追求の営みの中で切り捨てられたものが化けて人間に復讐をしているかのようでもあります。言ってみれば人間が切り捨てたもの、すなわち廃棄物にはうんと心をかけて取り扱い、迷わず成仏するようにしなければならないことを教えているようでもあります。

 もう1つ、資源保護の問題がございますが、これについてはこの後同僚の滝沢議員から質問がありますので、そちらに譲るとして、廃棄物にかかわって4点についてお尋ねをいたします。

 まず、産廃施設についてでありますが、私企業の仕事でありますから、利潤追求の過程で切り捨てが起こりがちであります。そうでありますから、市民も行政も常にそういうことについて監視を怠ってはならないと思うわけであります。そういう立場に立ってお尋ねをいたします。

 第1点は、ミヤマの産廃施設でございますが、その業務内容に当初より変更があったと仄聞しておりますが、その内容と経過についてお尋ねをいたします。あわせて、現在施設の建設状況がどのようであるか、これもご報告をいただきたいと思います。

 第2点は、古川地籍の建築廃材処理施設についてでございますが、3月議会で質問いたしましたが、これもその後の状況に変化があるかどうか重ねてお尋ねをいたします。

 第3点は、産廃施設について長野県がその対応を検討した結果、チェックの強化の方向を出しておりますが、これについて市長は中野市の責任者としてどのようにお考えになっておられるか見解をお尋ねをいたします。

 第4点は、家庭廃棄物の処理、特に東山清掃工場についてお尋ねをいたします。既に仕事を始めまして10年がたちます。ぼつぼつ更新の計画も考えておられることと思うわけでありますが、現在の焼却炉は、言ってみますと低温方式であるわけですが、近年プラスチック類を一緒に燃やす高温処理できる、そういう高温炉の導入が方々で行われておるわけであります。その高温炉の導入に伴って排熱の有効利用、こういうことも省資源省エネの立場からいろいろと工夫が凝らされている。これは日本の中のいろいろな都市において、地域において行われたり、世界的にもそういう研究、実践が行われているわけでございますが、こういう点についてもどのようにお考えをしておられるかお伺いをいたします。

 また、用地の契約にかかわる問題等もあるわけでございますが、いずれにいたしましても、ぼつぼつ東山の清掃工場について更新のお考えを持たれてよい時期かと思いますので、今のお考えをお尋ねをいたします。

 以上です。



○議長(荻原勉君) 市長。

      (市長 土屋武則君登壇)



◎市長(土屋武則君) お答えを申し上げます。

 まず産業廃棄物処理施設についてということで、ミヤマの産廃施設の点についてお尋ねがございました。ミヤマ株式会社が壁田地籍に建設をしている産業廃棄物処理場のうち、水処理工程については実施時期を延期し、現在整地工事に取りかかっているというふうに報告を受けております。

 なお、延期した工程及び品目等については民生部長から答弁をさせます。

 古川地籍の建築廃棄物処理施設についての情報はどうかということでありますが、昨年12月議会で答弁を申し上げたとおりでありまして、その後新しい情報は入っておりません。いずれにいたしましても、環境影響評価の調査を実施し、県へ書類を提出する予定である、そして県はこれを受けて長野県環境影響評価技術委員会で審査するということになっておるわけであります。問題は土地所有者が豊田村が中心、中野市が約半分弱ですか、土地所有者があって、そしてその人たちが埋め立てを望んでいる、こういうことがありますので、市ももちろん重大な関心を持って臨みますが、いずれにしても県の審査待ちということだろうと思うのであります。

 県の対応についての見解ということでありますが、県は廃棄物処理法に基づきまして、建設廃材などの産業廃棄物を埋め立てる安定型処分場というものに対して、排水処理施設の設置を求めた全国初の指導基準を定めて、6月1日から新設する処分場についてはこれを適用することとしているということであります。ご質問の中にもありましたように、県下各地で水質汚染が問題になっておる現状から、環境保護のため規制をさらに厳しくしたものというふうに受けとめております。

 次に、東山清掃工場についてでありますが、これは昭和55年に建設をされております。既に10年を経過しているわけでありまして、ご質問のとおりであります。現在炉の一部を修理し稼働をいたしておりますが、10年という年数からいたしますと、北信保健衛生施設組合としては、再建に向けて検討をしなければならない時期であるということは言えると思うのであります。当該施設の管理運営については北衛の組合において決定をされるものでございますが、ご指摘のように施設の拡充、余熱の利用等、市民にとって有効に利用できる施設となるような努力はしなければならないと存じます。いずれにいたしましても、建てかえを具体的に、どこに、どういうものでというようなことについてはまだ北衛としても検討しておりませんので、ご了承を賜りたいと存じます。

 以上でございます。



○議長(荻原勉君) 民生部長。

      (民生部長 浦野良平君登壇)



◎民生部長(浦野良平君) 市長の答弁に補足いたします。

 産業廃棄物処理事業のうち、処理工程及び処理品目で延期したものは処理工程で脱水処理、中和処理、コンクリート固型化処理、電解処理、酸化分解処理及び圧縮処理で、処理品目では廃酸、鉱さい、ばいじん及び燃え殻等でございます。



○議長(荻原勉君) 6番 小林東助君。

      (6番 小林東助君登壇)



◆6番(小林東助君) 質問を継続いたします。

 今処理工程について、それから処理品目について変更があったというお話があったわけですが、そういうような変更があったことについて、今そういう施設で一番市民が心配していることは、中野市の住民並びにその下流に住んでおられる人々に迷惑がかかってはいけないということが一番の関心事なわけですね。ですから、そこのところで、今のような工程、品目等が変更になったときに、一体その施設の公害発生の危険はどうなったのか、なくなったのか少なくなったのか、または多くなったのか、その辺のところをちょっとお聞きをいたしたいわけでございます。

 それから、東山の清掃工場の建てかえと申しますか更新の問題でございますけれども、ぼつぼつ10年で、これから拡充、余熱の利用等を考えながら再建の検討を進めていきたいというお話があったわけでございます。そこでちょっと、先ほど高熱処理の炉をというような話をしたわけでございますが、町部の方はそういうプラスチック類は大体埋め立てごみとして出されておると思うんですけれども、村部の方はそういう燃えるものは家庭で燃やしているという実情があるわけですね、各家庭に簡単な焼却炉がございまして。そこからは相当においの強いガスや黒い煙が出ているわけでございまして、こういうものを放置をしておいていいのかという危惧をちょっと持っているわけでございます。そういう意味で、そういうものを含めて、将来建設をされるとすれば、そういう危険性のあるものも燃やせるような炉を考えたらどうかというふうなことを考えるわけでございます。プラスチック類は埋め立てに使っても大変埋め立ての仕事を困難にするような代物でもあるわけでございますので、そんな点ご配慮をいただければ、こんなことを思うわけでございますが、市長のお考えをお聞きいたしたいと思います。



○議長(荻原勉君) 市長。

      (市長 土屋武則君登壇)



◎市長(土屋武則君) ミヤマの一部延期という意味を含めて、民生部長からご説明申し上げた内容は、県が仲介をして飯山市とミヤマとの間に了解が成り立ったということでございますし、私どもも内容を、少なくとも公害のない運営ができるということを自信を持って県が調停をしたものというふうに理解をいたしております。

 それから東山清掃工場に絡んで、高熱処理というお話が出ましたが、一般廃棄物の焼却処理については、炉の中の温度がある程度の決められた温度で焼くことができるんですけれども、いわゆる高熱処理をしなければならぬようなものを投入するとするならば、炉の傷みも激しく、東山清掃工場の現在の施設能力ではそれは無理であるということ。もう1つは、産業廃棄物というものは、たとえ中野市内の業者であっても東山清掃工場へ持ち込まれることはできないわけであります。したがって、自分の責任で処理をしなさいというのが産業廃棄物の性格であります。したがって、極端に言えば、今農家がビニール栽培をやっている古くなったビニールの処理等についても、東山清掃工場での受け付けはできないわけです。埋め立てについても、中野市あるいは北信保健衛生施設組合管内で今一番苦慮いたしておりますのは、もう埋め立て地の場所がなくなってきているということであります。したがって、これからの埋め立て処理についても大勢の皆さんのご協力とご理解といただかないと、場所がもうなくなってきている。それやこれや考え合わせますと、おっしゃるように、東山清掃工場を施設を拡充して高熱処理もできるようにしたらどうだというような発想については、若干疑義がございますし、またそのことによって起きる周辺との公害防止協定、そういうものにも関連をしてまいりますので、東山清掃工場については、あくまで一般家庭からの廃棄物を処理をするというふうにきちっと整理をしておかないとまずいんじゃないか、そういう気がいたします。



○議長(荻原勉君) 6番 小林東助君。

      (6番 小林東助君登壇)



◆6番(小林東助君) 質問を継続いたします。

 ミヤマの業務内容の変更については、今市長から明確に、県が中に入ってこれから一層公害のない運営ができるようになったんだ、こういうご答弁でございますので、方向としては大変いい方向が出ているというふうに敬意を表するわけでございます。

 次に東山清掃工場ですが、プラスチック類は産業廃棄物ばかりじゃなくて家庭からもいっぱい出るわけです、いろいろと包装材料、その他で。この処理が、私らの場合には自分のうちでやっているわけですね。非常に臭い煙も出ますし、どうもそのまま大気中に放置していいのかという心配があるわけです。1,000度ぐらいの高温に耐えるような高温炉が今どんどんできているわけですね。そういう高温炉をつくって、家庭から出るそういうものを一緒に燃やしてしまう、そういうような方式が大分方々でとられているわけでしょう。そういう炉を使いますと、また熱もたくさん出るわけで、今東山では帯ノ瀬のおふろにその余熱を使っているだけでございますが、大量の熱を利用していろいろと有効利用を考えているところがあると思いますので、ぜひひとつ、せっかく更新をお考えになる時期でございますので、そういうようなこともあわせてお考えいただくよう要望をいたしまして、質問を終わります。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(荻原勉君) 次に進みます。

 順位4番 福祉行政について、資源ごみの回収について、8番 滝沢 忠君。

      (8番 滝沢忠君登壇)



◆8番(滝沢忠君) 8番 滝沢 忠でございます。

 福祉行政についてお伺いします。

 心身に障害のある児童を養育している家庭の皆様には、人に言えないほどの大変な苦労があると思います。社会的に弱い立場の人々により豊かな潤いのある社会生活をしていただくためにも、国はもとより地方自治体も福祉施策の充実を図っていただきたいわけでございます。本年度予算に障害者ふれあいセンターの建設事業がようやく計上をされました。障害者の機能訓練や教養の向上のためのセンターで、並びに共同作業所、母子通園訓練施設を備えた建物になると思いますが、センターの建設場所はどこに予定されているのか、また施設の内容はどうなるのかもお尋ねをしたいと思います。また、基本設計に当たって、市民や利用者団体からどう意見を取り入れているのかもあわせてお聞きしたいと思います。

 次に、建設される障害者ふれあいセンターを福祉会館として福祉の拠点とする考えはないのか。私は現在市役所内にある社会福祉協議会の事務局を人材の登用をしていただき、より充実をさせてそちらに移動をさせたらと思いますがいかがでしょうか。

 平成元年度から二カ年の指定を受けて、だれでも安心して暮らせる福祉のまちづくりボランティア事業が進められておりますが、その事業の1つに福祉のまちづくり基金である地域福祉振興基金、目標額1億円の造成がありますが、それに対する取り組みはどうなっているのかもお聞かせいただきたいと思います。

 次に、資源ごみの回収についてお伺いします。

 最近の私どもの生活の中で、使い捨て商品にならされてしまい、その結果ごみが急増してきているのが現状ではないかと思います。社会そのものがごみを生産する構造になってしまっております。このごみ社会をリサイクル社会に変えていく必要があるのではないかと思います。そのためにも資源ごみである鉄やアルミニウム、ガラス、紙などを原料に積極的に再生利用をする必要があると思います。北信保健衛生施設組合でも不燃物処理センターで処理をしているわけでございますが、まだ私ども出す方で努力をしてごみを分別するなら、有効な資源になっていくのではないかと思います。愛知、三重、岐阜の三県では各種団体に協力を呼びかけて牛乳パックの回収運動を進め、回収パック1キロにつき10円の還元金を出し、 623トンを回収したそうです。これは樹齢20年の木を約1万 2,000本の伐採を防いだ計算になるようです。また月1回、町、住民が一体になって森林資源を守り、環境美化とごみ処理費の軽減のためにと町内会、子供会などに回収奨励金を出し、古紙、雑誌等を回収をしているところ等があります。また、5月30日をごみゼロの日としてごみの減量、資源化キャンペーンをやり、リサイクルバザーや不用品交換会などを実施しているところ、またごみを減らす課を設置した自治体もあるそうでございます。

 厚生省も6月2日付で各都道府県に対して空き缶や古紙などの資源ごみの回収、再利用を促す通知を出したようですが、本市は衛生自治会を通して活動しておりますが、資源ごみの集団分別回収の積極的支援と再資源化を推進するためにも、一歩進んだ取り組みが必要だと思いますがいかがでしょうか、お考えをお聞かせいただきたいと思います。

 粗大ごみについては元年度から春秋の2回、無料収集事業を実施していただいていることに対し、感謝を申し上げて質問といたします。



○議長(荻原勉君) 市長。

      (市長 土屋武則君登壇)



◎市長(土屋武則君) 滝沢議員にお答えを申し上げます。

 まず、福祉行政について、障害者ふれあいセンターの建設場所、施設の内容、それから建設に当たっては利用者団体等の意見をどう取り入れるかというご質問でございます。ふれあいセンターについては機能回復訓練や創作活動、相談事業等を行う身体障害者福祉センターB型と、身体や知能発達障害の方の作業訓練等を行う共同作業場及び障害児と母がともに通園し訓練する母子通園施設を併設したものを計画をいたしております。センターは障害者の方の利用が中心であり、施設の構造や設備面等に十分配慮しなければならないと思っております。

 建設場所についてでございますが、まだ特定をいたしておりません。概念として、まず交流や触れ合いの場ということを考えなければならん。次に、安全性ということを考えなければならん。交通の利便性ということも考えていく等々の条件をもとに検討をしてまいるということであります。障害関係団体の会合や懇談会等の機会を通じて、これらのことについても話をしながら、そういう皆さんに理解していただけるような建設をしていきたいというふうに考えております。

 そのつくったものを福祉会館として社会福祉協議会の事務局をそこへ移したらどうか、こういうご質問だと思うのでありますが、高齢者、身体障害者、心身障害者等の施設あるいは支援機能の整備、充実は必要性、緊急度を踏まえて計画的な推進が肝要であることは申し上げるまでもないわけでありまして、既存のものも含めて各施設間の連携、ネットワーク化により機能の有効活用を図り、増大する需要に対処することが肝心であるというふうに考えまして、可能な限り将来展望に立って、同一地域での年次的整備によりまして、結果として将来的にはその地域一帯が福祉ゾーンあるいは拠点と言われるようになるような方向で検討をしていきたいと思うわけであります。社会福祉協議会の事務局というものは、行政と連携をとって福祉活動を行う重要な機関でありますし、今後ますます内容的に充実をしなければならないというふうに思います。社会福祉法人として独立した場所に事務局を持つことがふさわしいのかどうか、また一面では、行政との連携がそれでは疎遠になるのではないかというような、反面心配もございます。いずれにしてもセンターは国、県の補助を受けて建設するものでありまして、それら制度上の制約面にも気を使わなければならん。例えば事務局的な部屋を補助事業の中で内容的に取り込むということはだめだと言われれば、これもまたセンターだけの事務室ならいいんですけれども、社協という事務局を入れるということがだめだということになれば、これは考えをまたそのようにしなければならん。

 次に、福祉のボランティアのまちづくり事業の福祉基金1億円に対する取り組みはどうかということでありますが、地域福祉振興基金については社会福祉協議会の中でボランティアまちづくり推進委員会の基盤づくり委員会が中心となって善意の浄財募集等、基金の造成に向けて現在研究、検討をされております。現在の基金は五百余万円でございまして、基本的には民間組織である社会福祉協議会の自助努力による造成が必要であろうと存じます。しかし、市がその事柄について支援が必要だという場合は、これらの取り組みを十分踏まえて対処をしてまいりたいと存じます。

 資源ごみの回収は、現在実施しておりますが、今後とも一層努力をするということであります。資源ごみの回収はおっしゃるとおり、資源有限時代と言われる現在、大事なことだと思います。市はごみの正しい出し方を衛生自治会の協力のもとに指導をして分別収集を進めておりますが、これとは別にPTA等の方々によって、学校単位に回収することも行っております。回収した資源ごみは北信保健衛生施設組合の資源ごみ処理工場で処理をいたしております。リサイクルの収集についてご提言がございましたが、今後一層PRに努力をいたします。



○議長(荻原勉君) 8番 滝沢 忠君。

      (8番 滝沢忠君)



◆8番(滝沢忠君) 滝沢でございます。継続でお願いいたします。

 福祉基金の問題でありますけれども、社協の自助努力が必要であるということでございますが、確かにそういうこともありますけれども、市によっては補助金を出しているところ、また市が1億円で無償で貸し出し、その利子で運営をさせているところ等があるようでございます。これからの福祉の充実ということになりますと、社協の存在が大きくなるわけでございます。そのようなことで基金づくりも大変な事業だと思いますので、それに対しての市の考えをよろしくお願いしたいと思います。

 それと、資源ごみでございますけれども、6月20日付で市長名で各区の衛生部長に出した依頼書の文の中に、埋め立てごみと資源ごみの分け方が悪く、資源ごみとして出された72%が資源化されていないというようなことが書かれておりました。市民に対してのごみ問題の意識を持つために、全戸のチラシ配布も必要でございます。また有線の活用や公民館等の事業を通して教育、徹底をしていくことも大事ではないか、こんなふうに思いますがいかがでしょうか。

 また、積極的な支援をしていただくという立場で、現在ごみステーションの建設に対して本年度から補助として3万円を交付されるわけでございますが、1坪以上の屋根に囲いをつけて耐用年数10年以上になる建物をつくるということになりますと、やはり鉄骨の柱でつくらなければなりません。そうすると、約15万円ぐらいかかるのが現状でございます。補助金を増額をしていただいて、市内の約 700カ所のステーションの見直しをしていただく必要があるんではないか、その点についていかがでしょうか。

 また、市衛生自治会に対して年額 144万 8,000円の委託料を市が払っているわけでございますが、それを区の自治会への助成金になると、各区で約2万円ぐらいだそうでございます。そして区が自治会への負担金を払うということになっておりまして、世帯1戸60円ということでございますので、 300戸では1万 8,000円を支払うことになるのであります。そんなようなことで委託料の増額について今後のお考えをお聞かせ願いたいと思います。

 以上でございます。



○議長(荻原勉君) 市長。

      (市長 土屋武則君登壇)



◎市長(土屋武則君) 福祉基金1億円につきましては、私は民間の協力のもとにつくられることが望ましいというふうに思っております。ただし、先ほども申し上げましたように、行政もこれとタイアップをして、いろいろな方法があろうと思いますけれども、いわゆる社会福祉協議会に対する基金造成の支援は、それ相当の努力を市としてもしなければならんというふうに考えております。

 それから資源ごみですが、家庭の皆さんに対するPRについてはお説のとおりでありまして、可能な限りPRをしてまいります。

 ごみステーションの事業費、1カ所当たり15万というのは私、きょう初めてお聞きをしました。それに対して3万円は安いじゃないか、こういう話でありますので、これについてはまた実情を調査、検討させていただきます。

 衛生自治会の委託料についても、本来各区から衛生委員さんというものが出ておられて、自治会というものは自治会で自発的にできている組織でありますから、それと負担金との関係について市がどう支援すべきかということについてちょっと考え方がまとまっておりませんが、研究をさせていただきます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(荻原勉君) 次に進みます。

 ここで昼食のため午後1時まで休憩いたします。

(休憩)(午前11時55分)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(再開)(午後1時04分)



○議長(荻原勉君) 休憩前に引き続いて会議を再開いたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(荻原勉君) 順位5番 産業廃棄物処理について、福祉行政について、歴史と文化のあるうるおいの街づくりについて、17番 青木豊一君。

      (17番 青木豊一君登壇)



◆17番(青木豊一君) 青木豊一でございます。

 最初に、産業廃棄物処理についてお伺いいたしたいと思います。

 今日の産業廃棄物問題は処理困難ごみの多発という質の問題と、処理量の激増という二重苦に起因しております。同時に、産業廃棄物の輸出という新たな状況のもとで、現代を代表する歴史的、社会的事件としての性格を濃くしているのが実態であります。

 さて、晋平の里を産業廃棄物の処理場にしない、この立場を市長は何よりも明確にすべきと考えますが、この点についての市長の基本的姿勢を明確にお答えいただきたいと思うわけであります。

 産業廃棄物施設は晋平の里の自然と緑、水を守り、住民の生存権、生活権を守るかどうかという極めて大きな問題であります。また、城址公園予定地内でもあり、さらにまた4年前には農地の有効利用を目的として1億数千万円余のお金をかけて国庫補助を受けて災害復旧をした経過もあるなど、幾多の問題があるわけであります。私はこうした危険な千曲川沿いにおける壁田の地籍の建設は、今までも反対してきたわけであります。ミヤマは市民の疑問や反対、関係自治体との十分な合意のない状況のもとで、産廃の水処理施設は当面延期をしましたけれども、他の焼却施設は工事を進めているのが実態であります。また、豊田村硲地籍の飯山陸送の産廃処理場が1986年に建設され、数年間ひどいたれ流し状態がありました。県の指導もあり改善されましたが、まだ問題も残されております。さらに、旧古川河川敷への首都圏の建設廃材埋め立ての計画が進められております。

 このように千曲川沿岸が日本中のごみ捨て場にされる危険が強いのであります。今までも千曲川の水質はBODで1982年に2.5ppmだったものが、1986年には5.3ppmと汚染が進み、県下ワースト1の数値になっていると言われております。もうこれ以上汚すわけにはいきません。また、現在中野市の上水道の25%を取水し、将来には圧倒的取水を千曲川下流の古牧水源の伏流水を使用する中野市にとっては人ごとでなく、みずからの問題として阻止しなければなりません。

 具体的にお伺いいたします。第1にミヤマの水処理は河川の汚染、安全な飲料水や農作物を確保するために、延期ではなく永久に中止すべきと思いますが、改めてお考えをお伺いいたします。

 また、焼却施設も東山焼却場と違い、公害の発生する物質、焼却温度や能力アップによる大気汚染が心配されるので、焼却炉の位置変更を求め、それまでの期間は市の指導基準の厳守と事故防止に最善を尽くすことを前提にしながら、1つは受け入れ産廃物の厳しい規制、特に有害物質の搬入の禁止、2つ目に搬入時のチェック、3つは基準値オーバー、諸検査や住民等に異常が発生された場合にすぐ操業を中止する、4として県の立ち入り調査のときには市の代表も同行できる、5番目に住民による監視組織をつくり、随時処理場に立ち入りができ、独自調査ができる、6、企業の名義変更あるいは事業の休廃止等の事後処理責任等を業者との文書で合意することが重要と思いますが、お伺いいたします。

 第2に、飯山陸送が改修したとはいえ、毎日50トンの処理水を千曲川に放流しておりますが、安全基準が不明確であり、埋め立て地の悪臭の状態などから、市としての公害防止協定と監視体制の強化を図るべきと思いますが、お伺いいたします。

 第3に、旧古川地籍へのイージェックによる首都圏ごみの埋め立てを中止させることを強く要求するものであります。

 第4に、県に対し、許可権者として公害発生や企業の名義変更、休廃止の場合の事後処理等について県の責任を明確にすること、また許可に当たっては当面当該する自治体だけでなく、関係自治体の合意を図ることを認めること、また国に対して、排出事業者の責任を明確にし、放射性廃棄物、医療廃棄物も産廃品目に加えること、そして産廃処理の際の技術基準、処理方法の提示をさせるなど、法改正を強く要求すべきであると思いますがお伺いいたします。

 最後に、中野市長は広域圏の責任者として関係自治体と当然話し合いをすることが求められると思いますけれども、特に飯山、豊田村との話し合いがどうされたのかどうか、この経過事実等についてお伺いいたします。

 次に、福祉行政についてお伺いいたします。

 老人福祉法は第2条で「老人は、多年にわたり社会の進展に寄与してきた者として敬愛され、かつ、健康で安らかな生活を保障されるものとする。」と基本理念が明記され、私も同感です。この基本理念に立って、老人の入院見舞金制度についてお伺いいたします。

 過去にもこの問題を提起しましたが、残念ながら進展いたしておりません。改めてお伺いいたします。市長も基本理念には賛同いただけると思いますが、だとしたら入院見舞金制度はなぜできないのでしょうか。もちろん私は基本理念の立場から老人医療費の無料化が当然であると考えております。しかし、当面現状から、年間 2,000を超す件数があり、金額で一千六百数十万円の負担を強いられているのがお年寄りの実態であります。入院されたお年寄りに、既に栄村や他の市町村でも実施されておりますが、こうした入院見舞金制度の実現を強く求めるものであります。

 次に、リフトバスの有効活用についてお伺いいたします。中野市にリフトバスがことしから2台になりました。利用状況は、授産所のものは1988年4月に購入して以後、今日までに79回の活用と言われております。このほかデイ・サービスセンターいこい園にも、1台ことしから配置されております。

 さて、現実はどうでしょうか。先日もある障害者のご家庭を訪れたときに、その障害者のお父さんが、障害者を授産所まで毎日送り迎えをしているということをお話しされました。また、ほかの障害者の方は、市にリフトバスがあるので、それを利用させていただければ病院に行くのに大変に助かるし楽だ、こういうことを切実に訴えられております。私から、以前からこのリフトバスの有効活用を関係する会等を通じて繰り返し求めてまいりましたが、残念ながら市民の皆さんの現状は今申したとおりであります。市長はこうした実態をご存じでありましょうか。私はゼロからの出発でなく有からの出発ですから、その気になれば十分可能と思いますが、この点についてのお考えをお伺いするものであります。

 次に、歴史と文化のあるうるおいのまちづくりについてお伺いいたします。

 今日改めて郷土の歴史と文化を掘り起こし、住民に知らせることは行政の重要な責任の1つであり、今がそのチャンスでもあると思います。中野には古代遺跡、戦国時代の山城である鴨ケ嶽城址跡と高梨館跡の県史跡、同時に戦国武将とのかかわり合いで小館の周りに普代の家来などの家が並び商人の家ができたと言われております。このように見たときに高梨館跡の整備だけでなく、鴨ケ嶽、小館、普代を含めた戦国時代の城主を中心としたまちづくりが、今求められると思いますが、この点についてお伺いいたします。

 次に、江戸時代の大きな出来事は元禄16年、1703年5月に幕府の直轄となり、慶応4年、1868年の正月までの 165年間にわたって代官の居所としての中野陣屋跡が県史になり、その一部が現在も残されております。この史跡は伊那県庁と並んで南北信濃における江戸幕府領であり、その後中野県庁が分かれ、明治維新の政庁のあった貴重な史跡でもあります。また、中野の3大事件の1つである農民を中心とした明治維新期の世直し大一揆として信州でも大きな一揆の1つと数えられ、全国的にも注目された一揆である中野騒動があったわけであります。さまざまな民衆の要求と維新政権の力が激突したものとして、後世にもどうしても残さなければならないものであります。

 次に、第2次世界大戦と深いかかわり合いのある深沢地籍にある十三崖にある地下壕についてお伺いいたします。この壕を保存し、後世に残すことが極めて重要であります。

 これらのものを保存し建築物の内容を明示した看板を設置し、こうした史跡を点の状態から線に結び、中野市の史跡めぐりのできるようなまちづくりにすべきであり、同時にまた、道路網の整備もこれに伴って必要かと思いますが、市長のお考えをお伺いいたします。

 以上です。



○議長(荻原勉君) 市長。

      (市長 土屋武則君登壇)



◎市長(土屋武則君) 青木議員にお答えを申し上げます。

 まず、産業廃棄物処理についてのご質問でございます。ご質問の中にありましたように、中野市は環境保全及び公害対策というものを重視して、潤いのある自然環境を大事にした町にしていかなければならぬということについては、お説のとおりであります。そして、そのためには郷土の自然を保護し、住民が健康で文化的な生活を確保するために、公害審議会等の意見を聞いて環境保全に努めてまいりたいというふうに存じます。

 具体的にミヤマの水処理場を中止させよ、焼却炉の移転をということでありますが、さきの小林東助議員のご質問にお答えをしたとおり、水処理工程については延期されることとなったということでございますし、県の指導で合意が得られたということでありますので、この点はご理解をいただきたいと存じます。

 一連の事柄について、市長として、広域圏の長としてというお話がございましたが、事ミヤマの問題につきましては、正直のところ、私ども中野市の段階を経ているうちに飯山の方で反対運動というものが出てしまったということがありますので、私の方から接触することはいたしませんでした。

 飯山陸送経営の処理場、規制強化ということでありますが、飯山陸送が県の許可を受けて豊田村に設置をしているものでありまして、この点については直接中野市として関与をいたしませんが、お説のとおり、水質汚濁防止というようなものについては、県が定期的に水質検査を実施しているというふうに聞いておりますし、その結果は基準内であるというふうに聞いております。

 次に、古川地籍の産廃の埋め立ては中止をするということでありますが、これも先ほどお答えを申し上げたとおり、古川敷の埋め立てについては長野県環境影響評価指導要綱に基づき、現在調査をされているということでありまして、この調査結果を見て慎重に対応をしたいというふうに考えております。いずれにいたしましても、環境影響評価結果というものが出て、地主といいますか地権者といいますか、また、企業者であるところの株式会社イージェックとの間に話し合いが当然持たれる、その際県としても必要な行政指導に参画をしていくということになると思います。

 国、県に規制強化を要求せよということでありますが、お説のとおり、廃棄物処理については規制強化は必要というふうに考えます。住みよい環境づくりのため法改正等を含め、国、県に働きかけていきたいというふうにも考えておりますが、厚生省は法改正に向けて現在作業を進めているということ、県においても6月1日から適用した指導基準を強化することとしている点等も、その1つのあらわれであると存じます。

 なお、ただいままでの答弁で細部の点につきましては、担当部長から補足をさせます。

 次に、お年寄りの入院見舞金制度の創設ということでありますが、これは昨年3月議会でもお答えを申し上げておりまして、親戚とか知人等による患者に対する見舞いということは、慣行として行われておりますが、特定のお年寄りに対する公費による見舞金制度については、その社会的公益性等を勘案した場合に、創設については困難というふうに考えております。

 次に、車いす利用者のためのリフトバス等の有効な利用を図るということでありますが、市のリフトづき自動車はデイ・サービスセンターいこい園等、授産所に通所者用として設置しており、デイ・サービス事業においては連日運行し、授産所では冬季間や降雨時等の必要時に作業員の送迎を行っておるわけであります。

 市の車両の個人貸し出しについては、3月市議会において吉谷議員のご質問に答弁したところでございますが、運転手の確保やリフトの操作、交通事故や道路運送法など法的な制約もありまして、難しい一面もあるわけであります。一方福祉タクシー制度による交通手段確保の面もあわせて検討をいたしております。

 なお、福祉タクシー制度は輸送専門業者にリフトづき自動車を無償貸与して運行経費は業者負担とし、利用料金は一般ハイヤー料金と同じであるというふうな形で、受託業者の意向や採択面の動向について検討をいたしております。

 次に、歴史と文化のあるうるおいのまちづくりということでありますが、お説の中にありました中野県庁跡、高梨館跡、鴨ケ嶽、あるいはそのほかにいろいろな史跡、文化財、文化的な遺産等があるというお話はごもっともでございます。主要地方道須坂・中野線から東山公園入り口までは都市計画街路として計画し、東山公園内はまちづくり事業で現在具体的な計画に着手をしております。市全体の観光ルート等との関連を考慮しまして、順次計画的な整備を図るよう進めておるところでございます。しかしながら補助事業等の関係もありまして、一挙に実施することは困難でございますので、当面は既存の道路の利用をお願いをして順次整備をしていくということであります。

 なお、駐車場については高梨館跡公園の整備事業の中で設置を考えております。

 次に、歴史と文化のあるうるおいのまちづくりということで、中野市の歴史、史跡、文化を掘り起こしたまちづくりをというご質問であります。当市においては歴史上意義深い中世における高梨氏の統治、江戸時代の天領陣屋による支配、明治初期の中野県庁設置、移転、中野騒動等がございます。これはご質問の中にあったとおりでありますが、特に中野県庁跡あるいは高梨氏の館跡から鴨ケ嶽など東山一帯の文化財をめぐるコースは、歴史を時代の流れとしてとらえることができ、歴史愛好家がよく訪れているところであります。これらの文化財等を広く親しんでもらえるよう、高梨館跡公園整備事業にあわせ説明板等整備して活用を図ることは、まちづくりに大きな意義があると考えております。

 図書館を移転した後の建物に高梨氏初め中野騒動等の資料を展示してはどうかということでありますが、現在図書館の建設位置等については市民のコンセンサスを得る努力をいたしておるところであります。移転先の検討とともに、歴史と伝統のある現建物をどのような利用をすべきか、また活用すべきかということについては、関係団体に意見を求めている段階でございますが、ただいまの提案も十分価値のあるご意見でありますので参考にさせていただき、今後対処をいたしたいと存じます。

 そのほかにも線で結んだ地域内をめぐるコース、同じ種類の文化財をめぐるコース等あるわけでありますが、これが他の施設と有機的に活用が図れるように、まちづくりとあわせて考えていきたいということでございます。

 なお、十三崖の地下壕は戦争末期に弾薬庫として掘られたものでありますが、既に四十数年を経た今日、戦争を語る歴史資料として保存し活用を図るということができるかどうか。立て看板というようなものについてはいいと思うのでありますが、地質、地盤、それから崩落の現況、そういうものもどうなっているのかということも検討しなければ、一概にこれを活用するとかきちっと保存をするとかというようなことについては言及できませんので、ご理解をいただきたいと思います。



○議長(荻原勉君) 教育長。

      (教育長 嶋田春三君登壇)



◎教育長(嶋田春三君) 市長に補足してというか、説明を補足するところはございませんが、今のことを受け継ぎまして、ご指摘のように、歴史上意義深い高梨館跡、また天領陣屋、それからお話のように県庁跡−−県庁跡といっても設置をされ移転をする、また中野騒動、非常に大事な歴史的なものでございます。これらを大事にして、いろいろなコースを考える、東山一帯の文化財をめぐるコース、そういうようなものをつくって歴史愛好家、また市民の皆さん方にあの辺一帯が親しまれるように整備してまいりたいと思います。

 終わります。



○議長(荻原勉君) 民生部長。

      (民生部長 浦野良平君登壇)



◎民生部長(浦野良平君) 市長の答弁に補足してお答えいたします。

 ミヤマの件でございますけれども、県が立会人となりまして、平成2年7月5日に飯山市とミヤマとで環境保全協定書を結んでおります。市が協定書を結んだらどうかという件でございますけれども、産業物廃棄処理事業計画書が提出された時点で、国、県の基準よりはるかに厳しい東山清掃工場の基準と同様にするよう義務づけております。地元壁田区、古牧区とは環境保全の協定書を交わしております。

 古川の件でございますけれども、古川の件につきましては、長野県環境影響評価技術委員会というものが設けてありまして、その中では10名の委員がおります。信大の教授を初めとして専門家が入っておるわけでございます。そういった人たちで、出てきました書類を十分に調査をしております。その結果を待って市では対応していきたい、こういうことでございます。



○議長(荻原勉君) 17番 青木豊一君。

      (17番 青木豊一君登壇)



◆17番(青木豊一君) 青木です。継続いたします。

 最初に産廃施設についてお伺いいたします。

 この問題については先ほども指摘したわけですが、6点について答弁を求めたわけですが、基本的には具体的になかったわけですけれども、改めてこの6点について、私が適当にこの問題を提起したのではなくて、先ほど最初にも言いましたように、産廃問題というものは、特にこの1年間はものすごい勢いで社会問題に発展したわけですね。こういうところから教訓をくみ出して、市長は、最初私が言ったいろいろまちづくりは結構だと。ならばなぜ市がみずからの環境保全のために、積極的に他市町村を含めて努力しないかということなんですね。ところが今の答弁では、全くよそのものはよそにお任せ、自分の方も県がいいと言っているから大体よろしい、これでは全く自主性のないものになっちゃうんです。

 例えば私も「百聞は一見にしかず」、こういうことわざが昔からあるわけでありますから、飯山陸送の埋め立て地に行ってまいりました。そこで言われたことは、会社というものはもうけるためにあるんだ、ごみが悪いんではない、悪いのは人間だということをその方はおっしゃっているんです。なるほどそうです。ごみや塩化ビニールのようなものは変化しません。一般ごみも何ら変化しません。人間だけが塩化ビニールが入っていても入っていないということを言うことができるんです。まさにごみは正直なんです。ところが、このごみの正直なものを正直にやらないのが残念ながら人間なんですね。そこでどういうことかといいますと、業者の皆さんは結局もうけるためにやらざるを得ないと。営利会社だからやむを得ないことですね。そういう点で、例えば建設廃材の処理ということは大変危険だ、だからうちはとらないと。なぜ建築廃材が危険かというと、例えばイージェックの問題1つを見たときに、とにかくあの地籍ですら千曲川に放流するまでに2カ月間かかるというわけですね。飯山のイージェックのように安定型にしてやれば20年間くらいかかるんではないかというんですね。今私たちがここで問題にしているのは目先の問題ではない。私たちの子供や孫が本当に父ちゃんやじいちゃんがよくやってくれた、あるいはその当時の市の代表者が頑張ってやってくれた、こういうふうに言ってふるさとを残すのか、それとも残念ながらそこを受け入れてしまって、もうえらいことになったと思って20年後になっていろいろ言っても取り返しがつかない、こういう問題として見ていただかなければ困るわけですね。特に建設廃材というものは明らかに腐るわけですね。廃材が腐るということは同時に水も腐るということなんです。あるいは色もつく。建設廃材の中には塩化ビニールも入っている。この塩化ビニールを、その方がおっしゃっていたけど、燃やして30秒間吸引すれば亡くなっちゃうと言っておられるわけですね。こういうふうなものがイージェックの場合にも、あるいは壁田の燃焼施設にも入る可能性というものは十分あるんです。ではそれはチェックできるかといえば、チェックできないと言っておられたですね。一々車が来るところに人を配置しておくわけにいかないし、そんなことをしたら経営が成り立っていかないというわけです。そういう点から見ても、私たちが先ほど言いましたように、中野市の上水道の水源が下流にある、あるいは城址公園の施設の中にある、それで今でも千曲川沿いから壁田の城山の裏を見ても、あのおい茂った緑の山は本当にとうといものだと思うんですね。こういうものが燃焼することによって木が枯れていくとか、あるいは木が公害によっておかしくなっていったとしたら、まさにあの自然を再び取り戻すということになるには、大変な年月が必要になってくるわけです。そういう点で市長は、先ほど言いました6つの基準、この点について明確にお答えをいただきたいということです。

 特に企業に対しても、また県に対しても強くお願いしていただきたいのは、企業というものはなくなるとおっしゃっているわけですね。事実、全国的にも幾つかの企業が不法処理をしてどこかへ行ってしまうということが起きているわけです。例えば千葉県でもそういうことがあったわけですけれども、住民と合意書を結んだ、ところがその合意書に反して公害を発生したから県は50回も指導したというんです。ところが、この指導を受け入れないで逆におどかしてきた。そのおどかしが余りにもひどいので、ついにこの人は逮捕されたということですね。こういうことが起きているわけです。行ったところでもおっしゃったけれども、建設廃材をするには、業者が、持ってくる人が非常に心配だ、こうおっしゃるわけですね。ところがそういうことは中野市では受け入れるということですから、これは中野市民にとって大変危険なことなんです。そういう点で、私は企業に対して名義を変更したとか、あるいは企業をやめるとかあるいは休むとか、こういうときには事後について明確に文書で取り交わしておくこと、またこのことを強く県に要求して、県が許可をしたわけですからね。許可権者として単に立ち会って私もそこにいましたということじゃなくて、許可した責任としてこの問題は最後まで解決するということを県に対して強く要求すべきだというふうに思うわけであります。

 イージェックの問題についても、そういうことで非常に悪臭で本当に気持ちが悪くなってしまうんですね。同時に非常に急傾斜のところですから、土砂崩れの危険が十分あるわけです。こういう点からいたしましても、かなりの金額をかけてやったわけですが、一層の安全体制を図ってもらうとともに、ああいう千曲川べりの危険なところにおける操業は中止していただくというふうなことも、本当に市長が潤いの市をつくるということであるなら、真剣にこの問題に取り組んでいただきたい、この点について改めてお願いをしお伺いするわけであります。

 なお、国に対しても、先ほど3点具体的にどう考えるかということを言ったわけですが、この点につきましても、今国が、厚生省が考えているんじゃなくて、考えているこのときだから、我々は実際の体験を通じて我々の意見を厚生省にきちっと訴えて、法文としても一層充実したものにしていくというのが私たち市民から負託されている者として当然の責任だと思うわけですが、この点についても明快なお答えを願いたいと思うわけであります。

 なお、先ほど、飯山市との関係について、ちょっと抽象的でよくわからなかったんですが、私は、残念ながら市長に相談がなかったので中野市としても飯山市と話をされなかった、こういうふうに受けとめているわけですが、そういうことでいいのかどうか改めて確認をしておきたいと思います。

 次に、福祉行政についてお伺いいたします。

 見舞金制度については、特定の人に見舞金をやるわけにいかないということでノーというお話であります。個人給付事業というのは、そういうふうに特定といえば残念ながらほとんどが特定になるわけですね。中野市でやっているいろいろなものも、見舞金という言葉を使うか助成というか、それは言葉のあやの問題なんです。問題は、見舞金の問題も本当にお年寄りのそういう状況を真剣に考えられるかどうかという問題です。これも私が体験した話ですけれども、ある一人でお店をやっておられる方なんですけれども、この方は入院はされておられないんですが、大変医療費で困っている。とにかく1カ月に1万数千円かかるというんですね、三、四千円。国民年金は月にやれば2万円しか来ない。あとは結局自分が細々とした商売のお金で生活していかなくちゃならない。これが現実なわけですね。こういうお年寄りに対して、通院せられている方でなくて、入院された皆さん方に対してなぜ見舞金程度のものができないのかどうか。最近私たち社会文教委員会でも香焼町というところに行政視察に行きましたが、ここでは65歳以上のお年寄りは全部医療費無料です。また乳幼児の医療費も無料でした。なるほど超豪勢の、不交付団体に近いような財政力があることは事実です。じゃそこはお金があるからできたかといいますと、先ほど言いましたように、栄村のように、類型型で見ると中野市は1のゼロ、栄村はゼロのゼロです。それで市町村民税の状況はどうかといいますと、一昨年の決算になるわけですが、栄村は中野市の46.7%しかない。じゃ交付税はどれだけかというと、 6.4倍中野市が多いわけですね。そうするとこの2つの自治体を比べたときに、金があるかないかということが結論ではなくて、結局そこの行政庁がお年寄りのことに対し、あるいは福祉のことについてどれだけ真剣に考えておられるかどうかということが、最後の結論を導き出す根本問題だということがはっきりするわけであります。先ほど申し上げましたように、中野市でもしこれをやろうとしても、一千六百数十万円あれば入院見舞金は実現できるわけです。このお金がないことはあり得ないわけです。問題は市長の姿勢の問題でありますが、改めてお考えをお伺いいたします。

 それからリフトバスの問題についてですが、残念なことなんですけれども、私はもう少し答弁が出ると思って内心期待をしておったんですが、なるほどこれならばできないわけだということを改めて痛感したんですね。例えばお隣の小布施町を調べれば出てくるんですよ。小布施町ではちゃんと要綱までつくって、こういうものを昨年から実施しているんです。中野市は2台もリフトバスがあって、しかも1年間たった七十数回しか利用してない。先ほどデイ・サービスセンターの方は毎日使っておられると。確かにそうです。しかし、じゃデイ・サービスセンターもどうかといえば、10時ごろから3時半ごろまではあいているわけですよ。そうすると結局中野市には2台のリフトバスがありながら、そしてそういうものを求めているお年寄りがあるいは障害者がおりながら、残念ながら、そのあいているバスすら有効活用しようという考え方が極めて弱い。こういうことが他の市町村をもっと調査し研究して実施しようとする、そういう具体的な姿勢や行動がないということのあらわれだと思う。この点について、その程度でこの問題を片づけようとされているのかどうか、改めてお考えをお伺いし、一刻も早い実現をお伺いするわけであります。

 次に、時間もなくなってまいりましたので、基本的には私が提案した方向で努力されるということですが、中野市に、これから祇園があるわけですけれども、例えば高梨さんとの関係で言いますと、あの祇園の発祥は何によって行われたかというと、私が調べたのでは上杉の総大将を討ち取ったお祝いが、いわゆる中野の祇園の出発点だということが文書によって書かれているわけですね。ところが、じゃ、この中野市の祇園と高梨さんという問題はどういうふうになっているかというと、非常に不明確ですね。こういうふうな点から見ても、もっともっと歴史や文化を真剣に探求していけば、中野市のいろいろなものが掘り起こされる、こういうことについて行政はもっと知恵と力を発揮すべきだというふうに思うわけであります。

 なお、十三崖の地下壕についてですけれども、この点についていろいろおっしゃっているわけですが、じゃそういう不安があるなら調査をされて、調査の結果をもってそういうことを実施されるお考えがあるのかどうか、この点についてお伺いして質問を終わります。

 以上です。



○議長(荻原勉君) 市長。

      (市長 土屋武則君登壇)



◎市長(土屋武則君) ご質問の中に、具体的に6点を挙げて質問したがそれに答えてないということであります。炉の位置の変更、県が立ち入りするとき市も立ち入りをすること、企業の名称の変更、協定書の取り交わし、関係市町村の同意を得ること、さらには関係市町村長と話し合いをすることというようなことにつきましては、一般論として考えていくべき問題だと思いますが、ミヤマにつきましては既に知事から認可がおりておりますし、その点については地元と公害協定をきちっと結んで、公害を絶対起こさない、そういうことで、しかも水処理については延期をするということでありまするので、ご了承いただきたい。

 なお、市長は広域の長として飯山に対して話し合いをしなかったかということでありまするが、飯山のこの問題に対する取り扱いといいますか、取り組みについて、私が出向くことが適当でないというふうに判断をいたしましたので、接触をいたしておりません。

 以上であります。

 お年寄りの入院見舞金につきましては、先ほどお答えを申し上げたとおりであります。

 リフトバスについては小布施の例を引かれました。小布施でやっている方式について、私自身まだよく承知をしておりませんので、この点については、もし小布施方式ということでやればできるんじゃないかというお話でしたら、それはそれとして考えなければならぬと思いますが、所長から補足をさせます。

 中野の歴史の掘り起こしについては可能な限り、おっしゃるとおり歴史を大事にしたい。

 十三崖は調査をするということを含めて、検討をするというふうにお答えを申し上げておるわけでありまして、ご了承をいただきたいと思います。



○議長(荻原勉君) 福祉事務所長。

      (福祉事務所長 養田敬自君登壇)



◎福祉事務所長(養田敬自君) 補足をして申し上げます。

 小布施の関係につきましては、福祉センターへの送迎等に活用されるバスをもって有料で送迎をされるというような内容にお聞きをしているわけでございますけれども、私どものところは対象者のことも考えながら、有料経費というような面でなしに、可能なものかどうかというような面について福祉タクシーの制度、それから市の既存の車両活用、両面から検討をいたしておるものであります。



○議長(荻原勉君) 教育長。

      (教育長 嶋田春三君登壇)



◎教育長(嶋田春三君) 十三崖のことは今お話のように、市長さんから申されましたから、つけ加えることはございませんが、40年を経ている今日、戦争を語る歴史的資料として保存し活用することが必要かどうか、調査を含めて検討してまいりたいと思います。



○議長(荻原勉君) 17番 青木豊一君。

      (17番 青木豊一君登壇)



◆17番(青木豊一君) 青木でございます。

 要望をしておきたいと思うわけですが、最初にも申し上げましたように、ミヤマの処理工場は大変危険であるので、いずれにしてもこれは水処理を含め中止、また移転も強く要望したい。

 なお、挙げました6点、あるいは県、国に対する要望については、単なる一般論ではなくて、私は実際の経過を通じて必要性を述べたわけでありますから、この点は十分尊重して今後の行政執行の中で具体化していただきたいというふうに思うわけであります。

 また、入院見舞金あるいはまたリフトバスの活用についてですけれども、入院見舞金については実施はされないということですけれども、私は改めてこの問題を強く要望し、またリフトバスについては当然負担を軽減することは明らかなことでありまして、1つの例として私は申し上げたことでありますので、そこでいろいろ言われるんでなくて、むしろもっと素直に住民負担の軽減、福祉の行政を向上する、こういう立場からご答弁いただくのが妥当かというふうに思うわけであります。

 なお、まちづくりにつきましては、先ほど来申し上げていることに対して十分研究されまして、一刻も早い実現を強く要望しまして、私の発言を終わります。

 以上です。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(荻原勉君) 社会文教関係を終わり、建設水道関係に進みます。

 ここで10分間休憩いたします。

(休憩)(午後1時58分)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(再開)(午後2時14分)



○議長(荻原勉君) 休憩前に引き続いて会議を再開いたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(荻原勉君) 民生部長から発言の申し出がありますので、これを許します。民生部長。

      (民生部長 浦野良平君登壇)



◎民生部長(浦野良平君) 先ほどの答弁の中で、ミヤマと飯山市の協定書の日付を平成2年7月5日と申し上げましたが、平成2年6月5日でありますので、訂正をお願いいたします。



○議長(荻原勉君) 建設水道関係の順位1番 美しい都市景観推進事業について、2番 春原 勝君。

      (2番 春原勝君登壇)



◆2番(春原勝君) 2番 春原 勝でございます。

美しい都市景観推進事業について二、三お伺いをいたします。

 本年度我が中野市におきましても、美しい都市景観形成のための事業がスタートをするわけでございますが、ご承知のとおり、近年生活文化の向上とともに自然保護や美しい都市景観を創造し、美しく魅力に満ちた住みよい地域やまちづくりを目指す取り組みが全国各地において推進をされているところであります。全国的にも神戸市や盛岡市、松本市等におきましては、既に美しい都市景観形成のための地域あるいは地区の特色を生かしたデザインマニュアル等を作成し、市民の皆様のご協力の中に積極的な取り組みがなされているところであります。近隣においても小布施町におきましては、美しいまちづくりのための条例を定め、取り組みがなされております。また、山ノ内町、豊科町、白馬村ではリゾート開発やオリンピックを念頭にした景観対策を進めるために、県のロマンの町整備事業を取り入れ、美しいまちづくりを目指しております。また、このたびの新聞におきまして、県におきましても関係各層の代表による景観対策懇話会を発足させ、平成3年度中にも全県的な景観対策の基本方針を打ち出し、モデル地域を指定し、美しい景観形成のための事業を進めるとのことであります。県下の景観対策の一層の進展が期待されるところであります。このような状態を見ますとき、これからは各市町村の景観対策がお互いに競い合う時代となったとも言われるわけであります。

 このような時代の中で、我が中野市において本年度着手される美しい都市景観推進事業でありますが、一口に都市景観と申しましても大変範囲が広いわけでありますが、どのような事業内容を考えておられるのかお伺いをいたします。また、今後どのような手順と申しますか、スケジュールで進めてまいられるのかお伺いをいたします。

 次に、ご承知のとおり、平成3年度には長嶺ニュータウンが分譲されるわけでありますが、300 戸という新しい大きな集落が形成されるわけであります。新しい住宅が建ち並ぶわけでございますから、これも1つの景観ではありますが、とかく新しい住宅団地と申しますと、家だけが目立ち、美しさに欠ける団地が大半を占めていると申しましても過言ではないと思うわけであります。幸い中野市におきまして、建築協定の条例を制定され、良好な住環境を守られるということでありますので、ある程度の美観を確保できるものと思いますが、せっかくの新しい団地でございますので、この機会を大いに生かして、美しい都市景観推進事業のモデルケースとして美しい都市住宅地をつくり上げ、近隣に誇れるような団地といたしてはどうかと考えるわけでございますが、いかがなものでしょうか。



○議長(荻原勉君) 建設部長。

      (建設部長 池田利政君登壇)



◎建設部長(池田利政君) 春原議員にお答え申し上げます。

 美しい都市景観推進事業の関係でございますけれども、内容とスケジュール、こういうことでございます。最初にお断り申し上げざるを得ないわけでございますけれども、県の関係もお話ございました。しかしながら県も本年度が最初でございます。20課ほどで検討会を開いて、これからどういうふうにやっていくのかというようなことを決めていくというようなことでございます。それから市もそういう意味では第2次総合計画の中で美しい都市景観づくり、こういうことを目指しておりまして、そんな関係で本年度上げてきている、こういうことでございます。

 検討事項の内容としますと、自然、建築景観、それから土木の関係では沿道とか広告景観、そんなようなことが含まれておりまして、非常に広範囲でございます。

 当市といたしましては、この都市景観を実現するために市民の皆さんの協力を得ながら、平成4年をめどにまちづくりの指針を作成したい、そういうふうに考えております。美しい都市景観の実現には地域住民はもとより多くの人が携わることになるわけでございますが、まず、いわゆる建築を主体にしていろいろ仕事をされている方、例えば建築士等でございますが、そういう人たちのリーダー層でございますけれども、意識高揚を図るために本年度は建築及び建設関係者等を中心に、実際にまちづくりの専門家を講師に招いて講演会等を開催いたしたい、そんなふうに考えております。県で計画しております景観対策検討事業に合わせまして、住民意識調査等を行い、その結果をもとに官民一体となったまちづくりの研究を進めて、平成4年度をめどに内容を詰めまして、まちづくりの指針を作成したい、こういうことで進めたいということでございます。よろしくご理解をお願いする次第でございます。

 次に、事業のモデルケースとして長嶺ニュータウンを対象として取り組んだらどうか、こういうお話でございます。この長嶺ニュータウンにつきましては、ご提言のように、将来モデルとなるようなまちづくりを目指して、この議会に建築協定条例の制定をお願いしているところでございます。長嶺ニュータウンのまちづくりに関しましては、造成計画の段階から一応構想として持っていたわけですが、景観の美しい環境に恵まれた住宅団地をつくりたい、こんなふうな考え方でそれを進めまして、近隣の宅地開発のモデルとしたいと考えております。そのため建築等において一定の約束を守っていただくように、周囲の景観と調和した美しいまちづくりを実現したいということから、分譲のできる時期を勘案しながら長嶺ニュータウン地区を区域指定しまして、建築協定を締結していきたいと考えております。

 なお、この締結に当たっては、今後関係機関の指導、助言を得ながら具体的な内容を定めたいと考えております。そんなふうにやって進めてまいりたいと思いますので、よろしくご理解をお願いしたいと思います。

 以上です。



○議長(荻原勉君) 2番 春原 勝君。

      (2番 春原勝君登壇)



◆2番(春原勝君) 2番 春原 勝でございます。継続でお願いをいたします。

 ただいま積極的な取り組みのご答弁をいただいたわけでございますが、1つだけお伺いをいたします。先ほどの北信タイムスに、協定の中に1つの例として屋根の色を統一するというようなことも書かれておりました。ああいう新しい団地で際立った美しさを出すということになりますと、それぞれうちを建てられた方は夢があり、いろいろなデザインのうちを建てられると思うわけでございますが、緑の回復から始まりましていろいろあると思うわけでございますが、遠くから眺めてぱっと目に入る美しさということになりますと、屋根の色、壁の色の統一なんかが一番いい例ではないかと思うわけでございます。新聞報道の屋根の色の統一ということも考えておられるのかどうか、その点をお伺いをいたします。



○議長(荻原勉君) 建設部長。

      (建設部長 池田利政君登壇)



◎建設部長(池田利政君) お答え申し上げます。

 屋根の色の統一ということでございますけれども、いずれにいたしましても、建築協定は地権者の全員の合意でその協定をつくっていきますので、そのつくるときに色が統一されればその色でいく、こういうことになりますので、よろしくお願いいたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(荻原勉君) 次に進みます。

 順位2番 南宮団地の排水処理について、17番 青木豊一君。

      (17番 青木豊一君登壇)



◆17番(青木豊一君) 青木豊一です。

 通告を申し上げておきましたように、南宮団地の雨水排水の処理計画について担当課ではどのようにお考えになっておるのかどうか、またどういうふうな現状にあるのか、この点についてまずお答えを願いたいと思います。



○議長(荻原勉君) 建設部長。

      (建設部長 池田利政君登壇)



◎建設部長(池田利政君) お答えいたします。

 通告では南宮団地の排水側溝で四、五カ所の飲みきれない箇所があるが、今後改修する予定はあるか、こういうことでございましたが、この排水処理についてでございますれども、局部的な改修を除きまして、全面的な改修は当面考えておりません。市道の管理につきましては、既にご承知だと思いますけれども、パトロールのほかに、地元の区と連絡をとりながら進めているというのが現状であるわけでございます。したがいまして、導水路の抜本的な改修等につきましては、毎年各地区から要望等をいただいておりますけれども、その要望調書の中には載っかっていなかったわけでございますが、そういう調書の中で、重要性、緊急性等を考慮して事業採択している、こんなことが現実でございます。その辺ひとつよろしくご理解をお願いする次第でございます。

 以上です。



○議長(荻原勉君) 17番 青木豊一君。

      (17番 青木豊一君登壇)



◆17番(青木豊一君) 青木でございますが、ご要望箇所にないということのようでございます。ご承知のように、南宮団地がつくられてから大変長い期間たったわけですけれども、同時にあそこのところが横の排水路が非常に多いということが重要な弱点になっているわけであります。同時に、従来にもあふれたときには南宮中学校の校庭の水がかなり大量に排水路に流れ込みまして、これが大きな原因に、排水路自身の問題と量の問題としてはあったわけであります。そこに加えまして、今度道路公団ができまして、そこの庁舎と駐車場の排水がすべてあの南宮団地に、見た感じでは20ミリから25ミリくらいの管で落とす、こういうふうな状況になっているわけですね。問題のある水路がそのままになっていて、排水の入る方だけは多くなる、こういう状況では、要望があるかないかということではなくて、そうした新しい現実に立って具体的な対応が求められるというふうに考えるわけであります。具体的に提案を申し上げますが、南宮中学校の運動場の排水路は自家処理を基本的に行うという点が1つ、それから基本的には全面改修が求められるわけですけれども、部分改修を直ちにやっていただくと同時に、全面改修の具体的な計画もぜひお立ていただきたい、この点についてお伺いいたします。

 以上です。



○議長(荻原勉君) 建設部長。

      (建設部長 池田利政君登壇)



◎建設部長(池田利政君) お答えいたします。

 先ほど、前年度要望の箇所を出してもらってというようなお話を申し上げました。ことしに入りまして、春先に各区の現地調査等もあるわけでございますが、この関係の区につきましても、現地調査をしてほしいというようなことから、こちらで出向いております。役員とともに現地を回ったわけでございますが、実際に家屋等に直接影響のあるところにつきましては、改良に優先的に努めていく、こういう基本方針でございます。しかしながら、ご指摘の南宮団地の排水処理でございますけれども、地元から今日まで申し出が全然ないわけでございます。そうも言っておられませんので、改めて地元区長等に問い合わせをしてございます。それで被害があるということであれば、即対応ということでございますが、そういうことも区長さんからは話がない、そんなことでございますが、今おっしゃるように、非常に問題があるということであるとすれば、さらに地元の区と話し合いの中で必要のある箇所から直していきたい、そういうふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 それと、今の南宮中学の排水等もあるわけでございますので、この次降雨の際は調査もしてみたい、そういうふうに考えておりますので、よろしくご理解をお願いしたいと思います。

 以上です。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(荻原勉君) 建設水道関係を終わり、経済関係に進みます。

 本日の市政一般質問はこの程度にとどめ、残余は明日に行います。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(荻原勉君) 本日はこれにて散会いたします。

(散会)(午後2時34分)