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長野県 駒ヶ根市

平成19年12月 定例会(第5回) 12月14日−03号




平成19年12月 定例会(第5回) − 12月14日−03号







平成19年12月 定例会(第5回)


        平成19年第5回駒ヶ根市議会定例会議事日程(第3号)
                              平成19年12月14日(金曜日)
                              午前10時  開  議
第1 諸般の報告
第2 一般質問

┌────────┬────────────────────────────────────────┐
│ 質 問 者  │質  問  事  項                              │
├────────┼────────────────────────────────────────┤
│坂 井 昌 平 │1 中原市政5期20年間の総括                         │
├────────┼────────────────────────────────────────┤
│加治木   今 │1 これからのまちづくりについて                        │
│        │2 これからの医療について                           │
│        │3 産むことについて                              │
├────────┼────────────────────────────────────────┤
│坂 本 裕 彦 │1 ゴミ減量と資源化の現状と今後の減量計画                   │
│        │2 赤穂中学校大規模校解消と通学区見直し                    │
│        │3 市営住宅などの下水道つなぎこみの対策について                │
├────────┼────────────────────────────────────────┤
│三 原 一 ? │1 姉妹都市ネパールポカラ市との交流について                  │
│        │2 駒ヶ根市第3次総合計画後期基本計画策定市民意識調査結果について       │
└────────┴────────────────────────────────────────┘

第3 追加議案の上程及び提案説明
 議案第100号 市道路線の認定について
第4 議案に対する質疑及び委員会付託
 議案第100号 市道路線の認定について
第5 委員長報告、質疑、討論及び採決
 議案第100号 市道路線の認定について

出席議員(15名)
   1番  三 原 一 ?          2番  中 坪 宏 明
   3番  小 林 敏 夫          4番  坂 井 昌 平
   5番  宮 澤 清 高          6番  塩 澤   崇
   7番  加治木   今          8番  菅 沼 孝 夫
   9番  下 平 順 一          10番  宮 澤 勝 人
   11番  長谷部 ? 人          12番  馬 場 宣 子
   13番  坂 本 裕 彦          14番  木 下 力 男
   15番  竹 内 正 寛

説明のため出席した者
   市 長     中 原 正 純      副市長     原   寛 恒
   教育長     中 原 稻 雄      総務部長    清 水 亀千代
   教育次長    滝 沢 修 身      秘書広報課長  新 山   護
   庶務課長    原     茂      企画財政課長  小 松 政 文
   民生部長    中 城 正 昭      産業振興部長  増 野 和 男
   まちづくり
   推進部長    柴   政 男      会計管理者   渋 谷 勝 清

事務局職員出席者
   局 長     木 村 文 雄
   次 長     林   啓 司
   係 長     石 澤 真 一




          本 日 の 会 議 に 付 議 し た 事 件

議事日程(第3号)記載のとおり

午前10時00分 開 議



◎局長(木村文雄君) ご起立をお願いします。〔一同起立〕礼。〔一同礼〕ご着席ください。〔一同着席〕



△日程第1 諸般の報告



○議長(竹内正寛君) おはようございます。

 これより本日の会議を開きます。

 議員定数15名、ただいまの出席議員数15名であります。定則数に達しております。

 日程は、お手元に配付してございます。

 日程に従い会議を進行いたします。

 日程第1 諸般の報告をいたさせます。



◎局長(木村文雄君) 報告いたします。

 12月10日付にて市長から事件案件1件の追加議案の送付がありました。

 議案第100号 市道路線の認定についてでございます。

 写しにつきましては、お手元に配付してございますので、よろしくお願いをいたします。

 以上でございます。



△日程第2 一般質問



○議長(竹内正寛君) 日程第2 これより一般質問を行います。

 12月13日の会議に引き続き一般質問を続行いたします。

 発言順位6番、議席番号4番 坂井昌平議員。



◆4番(坂井昌平君) おはようございます。

 私は通告してございます中原市政5期20年間の総括ということで質問をさせていただきますが、まず、冒頭に、きょうの信濃毎日新聞に、当市が先進的な取り組みで企業誘致に成功しているということで、経済産業省から企業立地に頑張る市町村20選にですね、全国の中から選定されたという記事が報じられておりました。これは、首長の積極性や企業の要望に対する対応状況、それから誘致の実績を基準として企業誘致に成功している全国の中から20の市町村が選定されたというものでございまして、大変名誉なことだなというふうに思うところでございます。また、本日の私の一般質問の中原市政5期20年の総括ということに対しましても大変にふさわしい報道でございましたので、まず皆様に報告を申し上げまして質問に入りたいと思います。

 今年も残すところ2週間余りとなりまして、何かとあわただしい時期が続いております。特に本年は、11月の農業集落排水竜東中部地区の竣工式をはじめといたしまして、伊南行政組合消防署本部北署の移転新築、市全体の農業集落排水事業の総合の竣工式、さらには伊南バイパス関連市道の完成、そして明日には待望の153号線伊南バイパス駒ヶ根工区の開通式でございます。そして、来週の12月19日でございますけれども、主要地方道駒ヶ根長谷線中沢地域バイパスの開通式ということで、市にとりましても大きな事業の締めくくりが目白押しでございまして、同時に中原市政の集大成の締めくくりでもあるというふうに思うところでございます。そんな中で、大変あわただしい気持ちではございますけれども、私は、その中に将来に対しての希望と、それから喜びを感じているところでございます。

 今回の私の質問の中原市政5期20年の総括、これに対しましては、きのうの一般質問を通じまして、それぞれの議員からもですね、市長の長年にわたるご労苦に対しまして感謝と慰労の言葉が続いておりましたけれども、私にとりましても、一抹の寂しさとともに、きょう、この席は忘れることのできない機会であるなというふうに思いまして、市長にはよろしくお願い申し上げたいと思うところでございます。

 さて、私は前回の9月議会におきまして中原市長の進退について質問をさせていただきました。その際、市長は「後援会等に相談をして、熟慮の上、できるだけ早いうちに進退については明らかにする。」という答弁をいただいたわけでございますけれども、その後、10月4日の日に記者会見で5期20年間にわたる中原市政に区切りをつけ、後進にバトンを譲るという決断をされたわけでございます。

 私は、この20年間の市長在任の中で、その事業実績を振り返りながら、その成果につきまして私の立場で申し上げて、中原市長の市政20年間を伺うものでございます。

 昨日、市長は「退任する者が多くを語ることは控えたい。」というふうに言われておりましたけれども、市長としての苦労話、また、大変だったなあというようなお話をですね、ぜひお聞きしたいと思うところでございます。

 それでは、時系列でですね、この20年間を振り返ってみたいと思いますけれども、それぞれの歴史と合わせてですね、お聞きしていただければと思うところでございます。

 昭和63年1月、第5代駒ヶ根市長に就任をされ、その年に竜東を結ぶ天竜大橋の開通、それから、まちづくり市民会議の設置、駒ヶ根グランドデザインの策定、それから、中割農集排の竣工。

 平成元年、第1回天竜ふるさと祭りの開催が行われました。それから、大原こだま園の開所、シルバー人材センターの発足、駒ヶ根家族旅行村のオープン。

 平成2年、下水道マスタープランの策定、併せて公共下水道に着工をした年でございます。それから、小鍛治大橋の開通、桜木児童館の開館。

 平成3年には看護大学の誘致が決定をいたしました。それから、弓道場、武道館が完成をした年でございます。それから、南割の農集排の施設が竣工をいたしまして、エコーシティー・駒ヶ岳が設立をした年でございます。

 平成4年、東京駒ヶ根連絡所がオープンいたしました。それから、ふるさとの丘の完成、農産物加工センターの完成。

 平成5年、下平幼稚園の完成、林道宮沢線の竣工、おもしろかっぱ館の開館、それから、環境クリーン指導員の制度がこの年に発足をいたしました。それから、この年に東洋経済新報社によります全国住みよさランキングで駒ヶ根市が日本一という大変名誉な評価をいただいた年でもございます。

 平成6年、赤穂南小学校の開校、ふれあいセンターの開所、上の原工業団地の造成の竣工、市民憲章が制定をされた年でございます。

 それから、平成7年、長野県看護大学が開学をいたしました。早太郎温泉の誕生、それから、北割北、北割南の農業集落排水、それぞれの竣工、下平浄化センターの完成。竜東やまびこ園が開所した年でございます。それから、磐田市と災害時の相互応援協定を締結をした年でもあります。

 平成8年、東伊那保育園が竣工いたしました。それから、こまくさの湯、こまくさ橋が完成、駒ヶ根ファームスも完成をしております。それから、まちづくり3条例といたしまして、人と自然にやさしいまちづくり条例、美しい景観まちづくり条例、福祉のまちづくり条例が制定をされております。それから、下平の再圃場整備が竣工をした年でもございます。

 平成9年、中沢農村広場が竣工いたしました。赤須ヶ丘タウンの竣工、株式会社エコーシティー・駒ヶ岳の設立、24時間ホームヘルプサービスを開始、それから、伊南バイパスの中心くいが打ち込まれた年でございます。

 平成10年、中沢農面道路が開通をいたしました。それから、東駒見台の住宅団地の造成が竣工をいたしました。それから、竜東簡易水道として原の配水地かっぱの泉が完成をいたしまして、いよいよ竜西と竜東の水道が接続をした年でもございます。それから、つれてってカードの市民課窓口利用システムが稼働を始めた年でもございます。

 平成11年、駒ヶ根ビューホテル四季の完成、飯坂保育園移転新築、駒見大橋が開通をいたしました。駅前駐車場のオープン、併せて駅前ビルアルパのリニューアル。

 平成12年、南割公園のアルプス球場が完成をいたしました。二本松市と友好都市の締結、それから、21世紀市民の森の整備が終わっております。

 平成13年、赤穂南部農集排が完成をいたしました。南田市場土地区画整理事業と伊南バイパス工事が着工をした年でございます。それから、ネパールポカラ市と国際協力友好都市の協定を締結しております。

 平成14年、竜東南部農集排が竣工いたしました。それから、東伊那の駒ヶ根シルクミュージアムが竣工、菅の台の森と水の体験広場がオープンをいたします。

 平成15年、駒ヶ根ふるさとの家のオープン、アルパ子育て支援室がオープン、ごみ処理有料化と資源物の分別の収集がスタートした年でございます。

 平成16年、赤穂小学校管理棟が完成、竜東北部農集排の竣工、東飯坂市営団地が竣工、大田原工業団地の造成が竣工、それから、この年に子ども行政の一元化ということで子ども課が設置されております。それから、改革と想像へのまちづくり市民会議が設置されております。

 平成17年、児童発達支援施設つくし園が開所、この年に二本松市と災害時の支援相互応援協定を締結、それから、青年海外協力隊訓練所と避難所の協定、避難協定締結をしております。

 平成18年、大田切リサイクルステーションがオープン、第2次改革と創造へのまちづくり市民会議が設置されております。それから、これ、竜東にとりまして大変大きな事業でございました中山間総合整備事業が、8年の歳月の中で、大変、極めて短時間でございましたけれども、竜東地域の農業環境の整備が促進をされまして、地域経済の発展に大変寄与している、その事業が完成しております。

 それから、本年でございますけれども、冒頭申し上げました多くの大型事業、それから、子育て10か条の策定、それから、地域包括支援センターの開設、バイオジーゼル燃料精製所の開設ということでございます。

 それから、中原市長は、また、伊南行政組合長といたしまして、老人福祉施設のフラワーハイツの開所、伊南訪問介護ステーションの開所、伊南聖苑、それから昭和伊南総合病院の健診センター、観成園の移転新築、それから、消防署本部と南署・北署の移転新築等々ということで、私も資料に基づきまして、今、事業の一部を述べさせていただきましたけれども、まだ、これ以外にもですね、とても報告しきれないほどの大変な実績があるわけでございます。この間、いついかなるときでも常に市民の先頭に立たれ、トップリーダーとしてビジョンを明確にし、強い決断力を持って実践し、地域の隅々まで積極的に足を運び、その地域の人たちとひざを交え語り合い、地域の実情を知り、住む人々の心を市政に大きく反映してきた結果だというふうに思うところでございます。その結果として、常に住みよさランキングの上位評価、人口の増加率、企業誘致の成功など、元気で頑張っている今の駒ヶ根市をつくっていただいたというふうに思うところでございます。

 特に、当時では夢物語であったと思いますけれども、市内全戸水洗化を宣言いたしまして、下水道マスタープラン作成以降の驚異的な下水道の普及、また、国道153伊南バイパスの国交省の直轄としての事業化、また、在任中に天竜川に駒見大橋、天竜大橋、小鍛治大橋、吉瀬田切大橋、4つの超大橋を架けた事業、また、JR飯田線を横断する2つのアンダー工事と1つの高架工事、また、全国に先駆けて子ども行政の一元化として子ども課の設置等々、ハード面からソフト面までですね、ただ単に市長という職責があるからできたのではなく、中原正純という人間としての情熱、また、その人間的な魅了、情報に対するアンテナの高さ、また、その人脈の広さに負うところは非常に大きいと思うのであります。

 常々市長は「自分自身を評価することはなかなか難しい。歴史が私の実績を評価する。」というふうに言っておられますけれども、冒頭にも申し上げましたけれども、市長という激務を20年間トップギアで走り続けてこられた中、大変だったなということ、あるいはその苦労なお話をですね、この機会に、ぜひ、きょうお聞かせいただきたいというところを私の質問としたいと思います。

 いずれにいたしましても、市長の任期は来年、来月の1月28日まででございます。残された期間はいよいよ少なくなってきたわけでございますが、引き続きトップリーダーとして駒ヶ根市を引っ張っていただき、有終の美を飾っていただくことを心からお願いを申し上げまして、私の質問を終了いたします。



◎市長(中原正純君) 坂井議員のご質問にお答えをいたします。

 今、お聞きをいたしておりまして、大変心温まる、私にとりましては身に余りある過分なお言葉や評価をいただきまして、赤面の至りと同時に大変光栄に存じ、感激を新たにしているところでありまして、私自身、万感の思いが募るところでございます。

 いずれにしても、20年間、まさに大変長かったなあと、こんな思いや、あっという間の20年だったのかなあと、その辺が今の私の心境からは計りきれないものがあるわけでありますが、今のお話をお聞きしておりまして、思いが尽きない、こんな実感でございます。

 いずれにしても、毎日毎日が悲喜こもごも、やり遂げたというよりは、思うに任せないことが多かったんではないか、迷惑をおかけしてきたなあと、こんな忸怩たる思いもあるわけでございます。

 いずれにしても、5期20年間、職員の皆さんをはじめ市民の皆さんや議会の皆様方には、絶えず至らない微力な私を常に支えていただきまして、ご指導、ご鞭撻、叱咤激励を賜ってまいりましたこと、本当にありがたく、厚く御礼を申し上げたいと思うところであります。微力でありますが、誠心誠意務めさせていただいたところである、この気持ちだけは今なお持ち続けているつもりでありまして、心温まる皆様方のご理解とご支援とご協力に深く深く感謝を申し上げたい、かように存じます。

 さて、私が皆様とともに絶えず目指してまいりましたことは、市民憲章やキャッチフレーズで言われておりますように、21世紀の駒ヶ根市の将来像として、人と自然にやさしい はつらつとした文化公園都市を都市像として目指していこうということでありました。市民の皆さんの自立心と連帯意識に支えられ、どう地域力を高めていくか、このことに腐心をしてきたところでありまして、安心して暮らせる、市民の皆さんが明るく健康的なまちづくりを進めてきたところだと思っております。

 いずれにしても、振り返ってみればですね、リーダーはいろんなタイプがあると思うわけでありますが、私なりに思いますことは、大局に立って、常にどう大胆に判断するか、このことが常に日常的にリーダーには求められているというふうに思うわけでありますし、一方では、小さなこと細かいことにどう意を尽くすかということが大事じゃないのかなあと、こう思っております。特に、政治を司る者にとって求められることはですね、思想、心情、信念、このスタンスをしっかり持つことだと思いますし、ぶれてはだめだと私は思っているわけでございます。

 時代は日進月歩から秒進分歩の時代と言われて刻々と変化をしているわけでありますから、時代の変化を、あるいはまた時代の流れをどう読み取りながら、いかにして先見性を持つか、そのための感覚や感性を日ごろどう磨いていくかということが常に求められてきたことだと振り返っております。

 振り返ってみれば、市長として、いかに、どう責任を持つか、このことは、職員に対して、市民に対して、そういうことが大切なんだなあということを実感、述懐をいたしているところでございますが、そのことは、具体的には、お互いにそうでありますが、嫌なことって毎日あるわけです。そのことを、いかにして率先してやり抜くかと、これが、やはり求められることではないのかなあというふうに思っております。

 また、同時に、毎日、人間、人としてですね、そのときの気分というものがあるわけでありますが、常に気概や心意気、情熱を持ち続けて、前向きで旺盛な責任感と精神力をどう高めていくか、叱咤激励をしていく、このことが、振り返ってみて大切ではないのかなあと思っているところでございます。

 それにしても、よくもまあ、議会時代を含めて、この20年間の市長としての務めを果たさせていただく間、たばこは、今、休んでおりますが、大変なヘビースモーカーでありましたし、お酒も、自分じゃ弱いと思っているけれども、人は「いや、強いぞ。」と言うくらい毎日飲みながら、食べる方も旺盛でありましたが、ちょっとした風邪を、20年間、1回かそこらひいたくらいで、休むことなく今日まで来れた肉体に、親に感謝しにゃあいかんなあと、こう思っている次第でございます。

 いずれにしても、そうした人間としてですね、常にどう人間関係をつくり上げていくか、人を大切にすることを考えていかなければなりませんし、礼節を重んじると、このことが大切ではないかなあというふうに思っているところでございます。

 ちょっと僭越なことを申し上げましたけれども、思い上がった気持ちでなくてですね、去るに当たって率直に私の気持ちの一部を語らせていただいた次第でございます。

 そこで、特に苦労したことはどうなんだと、こういう話でありましたが、ここは公の席でありますから、言えることと言えないことがあるわけでありますが、これは、いっぱいあると、こう思うわけでありますが、全市全戸水洗化にかかわることとしてはですね、農集排の下水道が駒ヶ根は中割区で先行しておりました。そこで、公共や合併処理浄化槽による下水道事業、マスタープランの中で、その公平間をどこまで調整し確保することができるか、あのころ、職員とともに、本当に、大げさな言葉でありますが、徹夜をするくらい、本当に真剣にですね、議論を重ねて、いろんな、今も意見はありますが、当時としては公平間を保っていく上で最良のマスタープランなり計画を打ち立てることができたんじゃないかなあと、こう思いますし、当時、駒ヶ根には東大の先生で中西準子さんという方がおられて、来ておられて、環境アセスメントをやったわけでありまして、そのことが下平地域を中心にして浄化センターの処理場の用地を決める上で大きな障害になった経過がございます。このことを吹っ切ってですね、改めて公共下水道の計画を練り直し、そして、なおかつ用地的にも、なかなか、暗礁に乗り上げて、単価的にも難しかった位置と地権者対応について、思い切って、当時、言ってみれば、具体的なことを言っていいかどうかわかりませんが、戸枝さんという市会議員さんがいらしたわけでありますが、その方が積極的に提言をしてくれてですね、下平の再圃場整備をやろうと、駒ヶ根土地改良区と知恵を出し合って、思い切って再圃場整備をやって用地を換地によって生み出していくと同時に位置、場所を決めていくと、こういう発想をですね、練り上げて、そのことを実現するまでに大変苦労があった、しかし、そのことによって今の各下水道の今日があると私は思っているところでございます。

 それから、同時に、看護大学を誘致をしたときにですね、駒ヶ根市単独で誘致っていっても、これは実現できない。まず上伊那の協力、南信の協力、中南信の協力、議会の皆さんとともにですね、この協力支援をいただくまでに大変苦労が多かったけれども、長野県の南の小さな都市に県立の看護大学が誘致できたっていうことは、中南信として駒ヶ根に位置づけをしていただいた、このことが今日につながっているんではないかなあというふうに思っているところであります。しかし、誘致が決まったら、今度は駒ヶ根の中で3箇所、誘致希望の地域が出てきまして、誘致合戦になりまして、それを今の所に決めるのにですね、大分、私も票が減ったかなあと、そんな思いもいたすわけでありますが、そういう決断も求められた経過がございます。

 それから、同時に、国の直轄権限代行に、153号線、県の管理のままでですね、持ち込めたことが今日の伊南バイパスの実現に結びついた。これは、市長になって、南小の通学区を変更することも苦労が多かったけれども、何としても、南田市場土地区画整理事業と伊南バイパスと下水道事業は3大懸案事業なんだから、このことをつくり上げていくには、財源がどう組み立てられるかっていうことがですね、それは1つの将来を決する、駒ヶ根市が、重要な課題だと、しかし、大変な財政投資が必要であったわけでありますから、何としてもこれを直轄でやってもらう、国でやっていただく、市は取りつけ道路整備等をやる、それと同時に区画整理事業が暗礁に乗り上げていたものを思い切って民間施工から市施工にしましたから、市の責任で区画整理事業を進めていく上で、この伊南バイパスを直轄にやっていただくことによって用地の捻出を含めて一挙に解決できることと、この直轄権限代行をやっていただくことによって南田市場の区画整理事業の財政投資も少なくできると、こういう発想をもって、大変、職員の皆さん方に苦労をかけたわけでありますが、今日に結びついてきた、こんな思いを新たにしているわけでございますが、そうした3つの懸案事業を実現するためには、ただいま申し上げたように財源の組み立てをどうするか、ほかの政策や施策も積極的に進めていかなければならない、私が市長に就任したときに、ちょうどバブルがはじけたときであり、要するに経済は下降一途の時代でありました。それだけに、国はですね、何とか景気対策をして日本を再生しようとして、多くの有利な補助事業や起債事業、交付税へリンクする補正予算債を発行してくれることを考えてくれたんです。しかし、補正予算債に乗っかるにはですね、瞬間的なと言えば大げさかもしれませんが、その事業をやるか、やらないかという、職員とともに取り組む、その決断というのは、本当に勇気が要った。さっき坂井議員がご紹介をいただいた多くの事業のうち、10に及ぶ実現してきた多くの事業が、この補正予算債によって市の財政投資を限りなく少なく小額にとどめることができたことによってですね、今、全体を考えれば、大型懸案事業をはじめ、諸施策を評価をいただけるまでになった諸施策を実現できて、なおかつ健全財政を堅持できている、この辺に苦労と決断が要ったというふうに思っているわけでございます。

 控えめにしゃべろうと思いましたが、結果として長くなって恐縮でありましたが、しみじみと、今、振り返りながら、今日までの議会の皆さん、そして、今日、議場にいらっしゃる議員の皆さんとのやりとり、思い起こしながら、改めて万感胸に迫る思いでございます。

 大変お世話になりましたことを改めて感謝を申し上げるつもりでございます。ありがとうございました。



○議長(竹内正寛君) これにて4番 坂井昌平議員の一般質問を終結いたします。

 暫時休憩といたします。再開は10時50分からといたします。

 午前10時35分 休憩

 午前10時50分 再開



○議長(竹内正寛君) 再開いたします。

 休憩前に引き続き一般質問を続行いたします。

 発言順位7番、議席番号7番 加治木今議員。



◆7番(加治木今君) 今、市長の大変熱い思いをお聞きした熱も覚めやらぬ中での質問でございますので、大変、何と申し上げていいかわからないところでございますが、市長、市政を20年にわたり引っ張っていただき、ありがとうございます。

 また、さまざまな市民活動に対しましても適切なご助言、サポートをいただきましたことに感謝を申し上げております。

 今、お話にありましたようなトップの決断力、そして市民の網の目のような活動がこの市政を引っ張ってきたと私は信じ、これからの質問をさせていただきます。

 先ほど坂井議員のお話の中にもございましたが、平成16年度から始まりました改革と創造の市民会議に私も参加させていただきました。合併、三位一体の改革と行政がめまぐるしく動く中、市の運営について少しばかり学ばせていただく機会をいただきました。その市民会議の中で、現在の状況を検討するところからスタートし、3年をかけて、今、まちづくり条例が産声を上げようとしております。11月には市民の声も聞くパブリックコメントにもかけられました。赤ちゃんも周りの人の愛情を受けて産まれますと元気に育ってまいります。なぜ、今、この条例が必要なのかも含めて、市長のこの条例に対する思いをお尋ねいたします。これを第1回目の質問とさせていただきます。



◎市長(中原正純君) 加治木議員のご質問にお答えをいたします。

 今も言われておりましたように、かつて20年前に立候補するときの公約で市民会議を2つ起こして、当時としては全国的にも先進的な立場で真に市民参加を求めていく、促していく上で議論を重ねたことを今も思い起こしているわけでありますし、その市民会議の議論の提案をですね、その後の市政の中で私なりに生かしてきたつもりであります。

 今、加治木議員から、これからのまちづくりにおける協働のまちづくり基本条例制定に向けての私の思いについてお尋ねがあったと思うわけでありますが、これまでも繰り返して申し上げてきているわけでありますが、協働のまちづくり基本条例は、まさに分権時代にふさわしいまちづくりのあり方や、その方向性を明らかにしていくためのものだと私は思っているわけであります。住民自治を本旨としてですね、住民自らが行政と連携・協力しながら自分たちの地域づくりを自主的・主体的にですね、どうつくり上げていくか、そういうエネルギーをどう結集していくか、そのよりどころにしていきたい、そういう私の思いがございます。

 長期にわたり、いわゆる協働の議論や市民会議のご提言をもとにして、また、広く市民の皆さんのご意見をお伺いをして、議会の議論も踏まえて、案として過日の全員協議会に提出をさせていただいた次第でございます。

 この条例は、市民の皆さんも市も自らの考えと責任に基づいてまちづくりを進めていくことをより明確にして、この考え方を基本とした地域の力、地域力、市民の皆さんの市民力を生かした協働のまちづくりを進めることを明示をしているものであります。この条例が進めようとしております住民自治の確立や協働のまちづくりは、地域における課題は地域にふさわしい解決策を地域全体で見出していく、つまり、市民、行政が、ともにどう知恵を出し合い、力を結集して、よりよい地域づくりを進めていくことでありまして、これは、まさに時代の流れである、時代の求めるものである、私はそのように思っております。

 条例策定に当たりましては、個人の考え方の変化や少子高齢化、人口減少社会の到来など、社会環境の変化、そして国、地方を通じた行政システムの対応の限界という大きな時代の変化を認識して、これを踏まえていかなければならないということであると私は思います。具体的には、社会が成熟期に差しかかっておりまして、一方では多くの格差やひずみや問題も惹起されているわけでありまして、これらの課題の解決の、言ってみれば手本がない、また、国が示すことのできない、そんな時代になりつつあるわけでありまして、試行錯誤を繰り返し、実践・実体験を通じて解決策を見出していかなければならない時代だと私は認識しているわけでございます。

 また、まちづくりの課題や行政課題も変わってきておりまして、子育てや少子化、環境問題など、人の意識や社会の意識、人間関係に問いかけながら解決しなければならないことが増えてきていると思うんであります。かつては、ごく当たり前の隣近所の助け合いであるとか、あるいはまた、つまり共助も、家庭の課題や地域課題が複雑化をしてきている。それに加えて、ライフスタイルの変化、価値観の多様化などからくる地域への愛着や自治意識の低下、これが揺らぎかけていると私は思っているわけでありまして、特に自治組織への未加入者の増加は、少なくとも安全・安心の地域づくりにとって大きな課題である、そう思っているところであります。

 こうした時代の中で、どのようなまちづくりを進めていくか、試行錯誤による解決策を見出す仕組みや知恵と力を結集するための基盤づくり、人と人とのきずなを大切にする地域共同体の構築、サービスを提供し合える仕組みづくりというものが求められているのと思うのであります。これにこたえるものが、まさに協働ということでありまして、この条例では、市民も行政も、ともに自立していくことを基本理念として定め、自治組織のあり方や活性化への取り組み、市民活動や市民参加の推進の方策などを定めるものでございます。この条例の必要性は、この時代の変化に対応したまちづくりを、みんなで、みんなの力で理解し合うためのものでありまして、これからのまちづくりのよりどころとするためだと考えているところであり、考えてほしいと思うわけであります。

 また、策定への思いは、市民の皆さんがまちづくりの担い手となっていただくことによりまして、地域に対する愛着をはぐくみ、安全で安心して暮らせる活力ある、そんな地域社会を実現していきたい、そう思うものでございます。

 この条例に掲げましたそれぞれの条文は、こうした時代認識のもとにさまざまな課題を背景として策定をしております。その条文制定に至る課題は、いずれも難しいものばかりかもしれません。しかしながら、次の世代の子どもたちが夢や希望の持てる心豊かな地域としていくためには、どうしても乗り越えていかなければならない、あるいはまた、つくり上げていかなければならないものばかりでありまして、こうした課題やまちづくりに対して1歩でも2歩でも前に出ようとする意志を明確にすることで、新たなまちづくりへのスタートとなればと考えているところでございます。

 多くの議論を踏まえて、私としては、この案を早期に条例制定されることを心から期待をいたしているところでございます。



◆7番(加治木今君) 私も、この条例制定前の市民会議に参加をしておりましたので、この条例の重要性、時代の変化はしっかりととらえさせていただいております。

 今、市長のお答えをお聞きをいたしまして、私の提案を述べさせていただきたいと思います。

 私は、まちづくりを考えるとき、そのまちの歴史や文化を伝えながら人づくりをしていくことが何より大切だと思っております。

 先般、町4区では自ら1歩を踏み出す企画として「地区で子育てについて考える」をテーマに市政懇談会がワークショップの形で行われました。「まちづくりは人づくりである」とよく言われますが、その折も自治会への加入、地区行事への参加が人づくりにもなっていくという意見も聞かれました。しかし、地区の活性化には、まず人と人が顔を合わせる方法、仕組みがなくては、なかなか進んでまいりません。今、市長がおっしゃいましたように、時代の変化が大きく影響しております。

 子どもさんがいても隣組に入っていないお宅もあります。しかし、このご家庭は校外指導部の名簿には入っています。「それならば、自治会と校外指導部が連携して地区行事を行っていけば」そんな案も出てまいりました。私は、そんな中から、こんなことを考えてみました。これから、自治会加入促進の1つの方法としてではございますが、いろいろな方面から考えなくてはいけないことではあります。自治会の役員さんの任期を、ただいまは、駒ヶ根市は1月〜12月になっておりますが、例えばこれを、校外指導部と学校や、連携しやすいように4月〜3月にしたらいかがかと提案をいたします。これは1つの仕組みを変えることとして考えていることでございます。

 また、今、市長がおっしゃいましたように、そのまちに愛着を持つ、そんな観点からも、まちの歴史を伝える一環として昔からあった町名を復活してはどうかと思っております。住居表示を変えなくても、そのまちの名の由来と町名が1つになった地図のようなものができ、それが子どもたちに配られていくと、自分の住んでいる地域がどうしてこういう名前なのか、おじいちゃんおばあちゃんたちはその名前の中で暮らしてきたのか、そういうことが、これから伝わっていくのではないでしょうか。

 今まで自治会の任期について検討されたことがあったのか、また、町名が消えてきてしまっているのはなぜなのか、この2つを含めて2回目の質問と提案とさせていただきます。



◎市長(中原正純君) 2回目のご質問にお答えをいたします。

 まちづくりの観点から自治会の任期等についてお尋ねがあったわけでありますが、自治会の任期につきましては、過去におきまして、平成15年と平成16年の区長の皆さんが自主的な発案のもとに区の会計年度を市役所の会計年度に合わせることについて組織を立ち上げて検討したらどうか、そういうことで協議をしてきた経過がございましたが、当時としては実現にまで至らなかった、そういう経過がございます。

 自治会を中心に、いわゆる子育てを含めてですね、お互いが連携をしながらやっていく上でですね、そうした任期の変更について、私としては大切なことではないかなあと思ってきたところでありますが、それは、区長会自身が、やっぱり決定をされるわけでありまして、区の運営については自治組合や隣組と大きなかかわり合いを持っておりまして、長い歴史の中で築かれてきた慣習や、言ってみれば仕組みもあるわけでありまして、任期を変えることはなかなか難しかったところでありますが、まずは地域の皆さんの合意が第一だと考えております。今回、提案を全員協議会にさせていただいた協働のまちづくり基本条例を制定するに当たってですね、もう一度、このことが極めて重要なことだと、こういう観点に立って、市としても区長会と連携してですね、ご提案の趣旨について、今後、検討していただくことが望ましいことだと、去っていく市長としては、そう思い、期待をしているところでございます。

 また、町名の復活についてでありますが、月花町であるとか、言ってみれば、宿免であるとか、伝統的な呼称であります町名につきましては、住民基本台帳上の住居の表示としては、言われておりますように使用されておりませんが、地区を表示する方法としては大変重要で意義あるものと考えておりますし、今でも下之坊であるとか塩木など、一部の自治組合として使用されているところもあるわけであります。しかしながら、時代が進むにつれまして、若い世代の皆さんを含めて多くの皆さんが旧来の町名を使うことが少なくなっていることは事実でありまして、また、町部における住居表示の実施も少なからず影響してきたと思うわけでありますが、しかし、言われておりましたように、歴史的な認識、まさに温故知新、古きを訪ねて新しきを覚える、こういう立場で、これからの新たな歴史を創造していく上で、こうしたことを大切にしていく、歴史的重みを大切にしていく、そういうことが大切ではないかなあというふうに思っているところであります。

 そこで、名前の由来と町名が1つになった地図をつくったらどうかと、こういうご提案でございますが、大変貴重なご意見と受けとめております。歴史と重みのある町名を、市民の皆さんが親しみと愛着を持っていただくことによりまして、それがまちづくりにもつながっていくものであれば、まさしくまちづくりの基本理念に沿うものであると考えますので、マップづくりを含めて、今後、検討することがどうしても必要だというふうに私は思っております。



◆7番(加治木今君) それでは3回目の質問に入らせていただきます。

 このところ医療の問題が毎日と言っていいほど取り上げられております。

 駒ヶ根市においても、市民意識調査の結果、一番重要と思われることは充実した医療体制の確保でございました。

 きょうは、観点を協働ということに絞り、質問と提案をさせていただきます。

 今、公立病院の医師不足の1つの原因に医師の過酷な労働条件が挙げられています。それでは、私たち市民にできるのは何なのか考えなくてはいけないときではないかと思います。

 まずできることは、かかりつけ医を持つことではないでしょうか。まず1次医療であるかかりつけ医に行き、その上で必要ならば2次医療を受けるという仕組みをつくっていくことが、まずできることではないかと思います。市としては、このことについてどのように取り組まれていますでしょうか。

 2つ目といたしまして、病院にかかる前に予防、健康づくりが必要でございます。11月には市議会委員会で視察研修に行かせていただきました。そして、それぞれの市の施策を研修いたしました。そんな中で提案をさせていただきます。高齢者の体力づくりにサポーター制度を提案いたします。市民の中から体力づくりの指導補助をしていくサポーターをまず育成し、その方たちが地区の細かい単位で活動していくものです。現在、行われている仕組みについても併せてお聞きいたします。

 もう1つといたしまして、保健補導員に男性メンバーを加えてはという提案でございます。これは、なぜかと申しますと、男性と女性、それぞれ持っている考え方は違います。また、今、どの地においても男性の高齢者の独り暮らしの方が外とかかわり合いを持てないでいるということも上がってきております。保健指導においても、男性、女性、両方の考えが入り対応していくことが、またよいのではないでしょうか。

 続けてお産のことについて質問いたします。

 県下の病院でも産科の休止がまだ出ております。

 ここ駒ヶ根市では伊那中央に集約されてお産が扱われることになり、伊那中央病院におきましても、当市におきましても、さまざまな準備がされておりますが、幾つか確認をさせていただきたいと思います。

 駒ヶ根市として、3月後半以降のお産の方へどんな対応をしていらっしゃいますか。

 4月から、今まで2回だった無料妊婦健診が5回に拡大されますが、その財源と周知の方法をどのようにされているでしょうか。

 また、医療、助産師さん等、専門の方々同士のどのような連携があるでしょうか。

 伊那中央病院は入院日数が少なくなる可能性もあるということですが、産んでしまってからの新生児やお母さんへの支援策は、現在、どんなことを考えられておりますでしょうか。

 以上のことを3回目の質問とさせていただきます。



◎市長(中原正純君) 3回目のご質問にお答えをいたします。

 これからの医療のあり方、特に市民がどのように医療を受けていくことがよいのかを考えていくために市の取り組みの現状と今後の対応についてのご質問と思います。

 既にご承知のとおり、昭和伊南総合病院の整形外科、産婦人科をはじめとする医師の不足は極めて深刻な状況にございます。これは、昭和伊南総合病院だけでなくてですね、県内はもちろんの