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長野県 伊那市

平成21年  6月 定例会 06月12日−03号




平成21年  6月 定例会 − 06月12日−03号









平成21年  6月 定例会



              平成21年6月

            伊那市議会定例会会議録

               (5−3)

1.開会  平成21年6月12日(金曜日)午前10時00分

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2.出席議員の氏名(26名)

          1番     竹中則子

          2番     中山彰博

          3番     平岩國幸

          4番     飯島 進

          5番     新井良二

          6番     飯島光豊

          7番     春日晋治

          8番     黒河内 浩

          9番     小平恒夫

         10番     柴 満喜夫

         11番     前澤啓子

         12番     伊藤明由

         13番     野々田高芳

         14番     中村威夫

         15番     前田久子

         16番     柳川広美

         17番     矢野隆良

         18番     飯島尚幸

         19番     佐藤八十一

         20番     伊藤泰雄

         21番     小林 信

         22番     馬場秀則

         23番     北原幸彦

         24番     下島省吾

         25番     三澤岩視

         26番     原  浩

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  欠席議員の氏名

                   なし

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3.説明のため出席した者の職氏名

       市長          小坂樫男

       副市長         酒井 茂

       副市長         白鳥 孝

       教育長         北原 明

       教育委員長       松田泰俊

       農業委員会長      北原孝治

       総務部長        林 俊宏

       市民生活部長      沖村直志

       保健福祉部長      伊藤 健

       産業振興部長      唐木好美

       建設部長        守屋和俊

       水道部長        原 秀夫

       教育次長        竹松武登

       会計管理者       伊藤量平

       高遠町総合支所長    伊藤俊規

       長谷総合支所長     中山晶計

       総務課長        池上 忍

       秘書広報課長      田中博文

       財政課長        城取 誠

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4.職務のため出席した事務局職員

       局長          高木伸治

       次長          有賀賢治

       議事調査係長      飯島 浩

       主査          伊藤美千代

       主任          橋爪茂登

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5.議事日程

   日程第1 会議録署名議員の指名について

   日程第2 一般行政に対する質問について

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△開会 午前10時00分



○議長(中村威夫君) おはようございます。

 これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お配りしてあります議事日程表によって進めてまいります。

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△会議録署名議員の指名について

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○議長(中村威夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員は21番、小林信議員、22番、馬場秀則議員を指名いたします。

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△一般行政に対する質問について

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○議長(中村威夫君) 日程第2、昨日に引き続き一般行政に対する質問に入りますが、今回の一問一答方式に対して市民の皆さんが非常に関心が高く、昨日に引き続きまして本日も大変な傍聴の皆さんがおいでになりますので、闊達なる質疑をしていただくことを最初にお願いを申し上げておきます。

 1番、竹中則子議員。

     (1番 竹中則子君登壇)



◆1番(竹中則子君) 1番、竹中則子でございます。さきに通告いたしてあります大きな項目2点について市長にお伺いいたします。

 まず最初に、長野地方家庭裁判所伊那支部及び伊那簡易裁判所の新庁舎建てかえについてお尋ねいたします。

 平成21年5月21日から、いよいよ裁判員制度がスタートいたしました。この制度は平成16年5月28日に、裁判員の参加する刑事裁判に関する法律が成立してから、5年の歳月をかけての研究と論議を重ねての施行でした。国民の司法参加を実現したことにより、裁判が分かりやすく、身近なものとなり、私たち国民も司法に対して、理解を深めなければならないと考えます。

 国民が、裁判に関する制度が公布されている国は、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリアなどで既に行われているようでございます。

 伊那市からも最高裁判事に当市富県北福地御出身の那須弘平さんが任命され、さらに市民も司法に対しての関心を深めたのではないかと思います。先日、ふるさとの伊那市富県北福地で、高校まで生活した思い出話しや、裁判員制度についても講演をしていただいたということです。

 私も裁判員制度に以前から大変関心を持っておりましたが、1年間で約5,000人に1人の裁判員とのことで、なかなか裁判員に任命される可能性は非常に少ないようです。三権分立の中の司法は、今まで聖域として大変、私たち住民からはかけ離れた思いが強かっただけに、今回の制度は意義が深いと考えます。

 そんな折り、地裁伊那支部庁舎の建てかえの報道を目にしました。裁判員制度がスタートする2日前の5月19日の新聞でございました。18日、東京高裁が今年度中の計画をしている、伊那市の長野地裁伊那支部庁舎の現地建てかえ工事に反対する市民集会が開催されたとのことでした。弁護士、税理士、一般市民120余名が参加して、現地建てかえではなく、利便性のよい場所に移転するとの要望などを盛り込んだ集会宣言を採択したとありました。

 以前から多くの方々より、裁判所、税務署へのアクセス道路は冬の雪道はもちろん、ふだんも軽自動車でもすれ違いができないほどの狭さであり、対向車に気をつけながら裁判所、税務署まで行かなければならない。何とかできないものかというお話はよく聞いておりました。また、道を挟んで反対側に税務署があり、税務申告の時期には、申告者が同庁の駐車場を利用するため、交通事故の略式裁判日には駐車場の確保ができない状態であるとお聞きしております。

 昭和34年に建築されました現在の庁舎は、昭和55年の増築を経て現在に至っておりますが、私たちの目から見ても大変老朽化が著しくなっております。伊那地裁建てかえに関する市長の見解をお尋ねいたします。

 最初に、地元伊那市としての裁判所の建てかえに対して、現地ではない敷地面積の確保は可能でしょうか。国では2010年度末の完成を見込んでいるようですが、本件については既に国に対して平成21年度予算請求がなされておるとお聞きしています。予算が通れば平成21年度の着工の可能性も高くなり、地元住民にとっては大変な事柄であります。市長さんにお尋ねいたします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 国の合同庁舎については、事業主体が国でございますけれども、私ども市民が使う利便性、そういった面から、一概に国のやることだということで放置するわけにはまいりません。今までにも裁判所、それから税務署、その他いろいろの国のがあるわけでございますが、それらを一つに合同庁舎構想というのも幾年かございました。しかし、その後、市も用地を確保した経過もございます。

 その後、個々の縦割り行政の中で庁舎建設を行うと、こういうことに今のところなっておるようでございまして、特に、あの地域については税務署と裁判所と向かい合っておりますので、両方をやはり関連して考える必要があるだろうと思っておりますが、そうした中で、私どももできれば、広い道の利便性のあるところへ移転してほしいというのは、これは市民の願いであるわけでございます。

 そうした中で、国の景気対策補正予算の中で、既に税務署については耐震工事が始まっているとお聞きをいたしております。それから裁判所の伊那支部におきましては、今、議員御指摘のとおり、平成21年度予算で、これは予算執行は最高裁になるようでございますが、最高裁で既に予算がついておると、こういうことのようでございます。そして現地建てかえをする等でございまして、現地建てかえになると、当然、仮庁舎をその間、現在の庁舎を壊して新たに建てると、こういうことになるとお聞きをいたしております。

 そうした中で、最近、これは何月でしたかね、裁判所の方からできれば、もし伊那市でほかの土地があれば心配をしてくれないかと、こういうお話がございました。したがって、市ではそれにおこたえすべく、いろいろの候補地もあったわけでございますので、地権者との交渉をいたしたけれども、実現に至らなかったと、こういうことでございます。そのままもう1回だけのお願いでございました。

 いろいろの条件がございます。やはり駅に近いこと、あるいは道路に面しておること等々、いろいろな条件があるわけでございますが、そうした条件もあるところがあったわけでございます。それからある程度、敷地面積についても2,500から3,000平米と、こういうような面積の要求がございました。そういう中で、市の方で心配をしたわけでございますけれども、実現に至らなかったと、こういう経過がございます。

 その後、弁護士さんを中心に移転の運動が、現地建てかえについての反対ですね、反対の運動が始まっておるとお聞きをいたしておりますし、また日弁連からも、また最近来られると、こういうお話を聞いておりました。いろいろ私どもも心配しまして、長野地裁の方へお話をお伺いに行きました。ことしの予算はついているので、ことしの予算は流すということになると、新規の来年度予算ということになると、6月中ぐらいには場所を決定してもらわないと、新しい予算組みができないと、こういうお話でございました。そういうことの中で、いろいろ交渉をしてみましたけれども、なかなか地主の同意も得られなかったと、こういうことで、今断念をしておるということでございます。

 あそこの一帯は税務署として一体として考えなきゃいけないと私は思っています。特に税務署なんかは確定申告のときには、今はいなっせを全部使っていただいております。そういうようなこともございますし、税務署も大変古くなっておりますので、税務署こそ、また将来移転を当然計画しなきゃいけないのかなと、そんな気もしておるわけでございますが、当面はそういうことで行き詰まっておると、こういうことで国の方では恐らく予算もついていることでございますので、予定どおり現地改築という形の中で進めるのではないかと、こんな予想を今立てておるところでございます。



○議長(中村威夫君) 竹中則子議員。

     (1番 竹中則子君登壇)



◆1番(竹中則子君) 今、市長さんの方からいろいろ困難な問題もあるけれども、市でも対応していただいたというお話を聞きますけれども、あくまでも、この伊那市民ばかりではなく、近隣市町村の住民からも、そのような現地建てかえはまずいというお声も多くいただいております。これからの交渉、また今度17日の日にも日弁連ですか、いらっしゃって協議を持たれるようですけれども、ぜひ地元伊那市としましても、もう一歩進んで何とか住民のニーズにこたえた建設予定地を提供していただいて、交渉していただくというわけにはいかないものでしょうか。もう一度市長にお尋ねいたします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) これは国の関係でございますし、しかも予算執行が最高裁ということのようでございますので、長野地裁でもなかなか、自分のところで予算を持っているわけじゃないということで、腰が引けているということは事実でございます。

 そうした中で、今後の日弁連からもいらっしゃると、こういうことでございますので、どういう事情なのかお聞きをしまして、市として入る余地があるのかどうか、そんなことも検討をしてみたいと思っております。



○議長(中村威夫君) 竹中則子議員。

     (1番 竹中則子君登壇)



◆1番(竹中則子君) 現在の庁舎は、本当に利用者のアクセスにとって大変不便です。敷地面積はもちろん狭いことは承知しておりますし、また建てかえ工事をするにつけても、交通の安全性、住民の騒音問題、いろいろ大変な諸問題が起きると思いますけれども、その解決については、市長はどのようにお考えでしょうか。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 先ほども申し上げましたとおり、やっぱり税務署といわゆる裁判所と一体でやはり考えなきゃいけないだろうと思っております。なぜかと言いますと、検察庁もあるわけですね。検察庁も近くにあるわけですから、検察庁と裁判所というのは、これは重要な関連があるわけですから、検察庁にしてみれば近くに裁判所があった方がいいと、こういうことにもなろうかと思っておるわけでございます。

 いずれにしても、いろんな条件がございます。駅から1キロ以内にしてほしいとか、面積は3,000平方メートルから4,000平方メートル欲しいと、こういうことでございますので、そうした敷地がすぐ確保できるかどうかということに一番かかっておると思っておりまして、6月ももう半ばになっておりますので、なかなかこの問題については難しいなと、そういうふうに今考えておるところでございます。



○議長(中村威夫君) 竹中則子議員。

     (1番 竹中則子君登壇)



◆1番(竹中則子君) これだけ広大な土地を持っている伊那市でございます。ぜひとも何とか敷地確保をやっていただいて、住民の要望にこたえていただきたいなということを思います。

 それにつけましても、税務署、そして検察庁、そして裁判所と、あの市道、そのアクセス道路の市道のIの1252、上手1号線の拡幅改良工事はどうなっているかお聞きしたいと思います。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 市道上手町1号線というのは、いわゆる昔の伊那街道の道筋ということでございます。この改良につきまして、建設部長の方からお答えを申し上げたいと思います。



○議長(中村威夫君) 守屋建設部長。



◎建設部長(守屋和俊君) 今、御指摘の市道上手町1号線でありますが、非常に狭い道路で最小幅員で3.6メートルというところがございます。それから伊那部宿の方から通っている室町伊那部線という路線もありますが、これも最小2.4メートルというような状況もありまして、これ前々から地元の方からも要望が出されておりまして、市もそれなりに対応したところであります。

 当然、公共施設があるということで、必要性は十分承知はしているわけでございますけれども、道路沿いに大変住宅が建て込んでおりまして、非常に今補償問題で相当コストがかかると見ておりますし、そういう点でも非常に難しい地区ではあろうかと思います。また、実施する場合にも、1年でぱっぱっぱと済ませるようなわけにはいかない場所かなと思っております。

 そういった中で、過去におきましては、応急的な対応としまして待避所的なものも、できればつくっていきたいということで、19年のときには延長は余り大きくありませんが、約25メートルくらいでしたけれど、現状の3メートルを5メートルに広げてくるというような応急的な手だてはしております。そういった点でかなり改良的には厳しいものがあると認識をしております。

 以上であります。



○議長(中村威夫君) 竹中則子議員。

     (1番 竹中則子君登壇)



◆1番(竹中則子君) ただいま建設部長の方から市道に関しましては御答弁をいただきましたけれども、そうしますとますます地裁の建てかえ工事については、工事車も多く進入することと思いますので、大変近所に住宅街を控えております。その住宅街の騒音につきましても、大変住民にとっては大きな問題があると思いますけれども、その点の解決は、市長いかがでしょうか。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 現地建てかえということになりますと、裁判を中止するというわけにはまいりませんので、仮庁舎をつくり、そして本庁、現在の庁舎を取り壊して、そこにつくるということになりますから、恐らく駐車場はほとんど使えないということになると思っております。しかも、仮庁舎で裁判をやるわけですから、そんなにプレハブの庁舎というわけにはいかないのかなと、相当なお金がかかると試算をしておるようでございます。

 したがって、本当に新しい土地が見つかれば、そういった仮庁舎の費用も要らなくて済むわけですから、そこら辺のところをどう考えておるのか、なかなか相手が最高裁でございますので、いろいろな手づるを使ってお話は申し上げていますけれども、なかなか簡単に最高裁に行って会ってくるというわけにもなかなかいかないわけでございますので、長野地裁を通じていろいろなお話を今後してまいりたいと、こんなふうに思っているところでございます。

 だけれども、非常にハードルは高いということだけはお話を申し上げておきたいと思います。



○議長(中村威夫君) 竹中則子議員。

     (1番 竹中則子君登壇)



◆1番(竹中則子君) 市長からもさまざまの困難が多くあるということでございますが、どっちにしましても、やはり住民の意見をぜひ伝えていただきたいと思います。そうしまして、最高裁へ住民の声を届ける要望書とか、要請書とか、そういう市民運動も展開していったらいかがかなと思いますけれども、市長の御意見をお伺いいたします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 議会で請願をしていただくのが一番効果があるのかなと思っています。



○議長(中村威夫君) 竹中則子議員。

     (1番 竹中則子君登壇)



◆1番(竹中則子君) 市民の声を議会からもということで、今、市長の方から御発言がありましたので、また議会の方でもぜひ検討して、要請書を出していくような方向にまた進めていけたらと思います。

 この問題に関して最後になりますけれども、市長は最終的には、もう現地建てかえ以外には方法はないという御見解でしょうか、お尋ねいたします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) ハードルが高いというお話を申し上げたので、もし地主の了解が得られたり、あるいは現在市が計画しているような面積的なその条件に合ったところがあれば、この問題はきっと進展するだろうと思っておりますので、議員の皆さんの中でも、ああいう土地があるよということであれば、またお知らせをいただければ、話をしてみたいと思っています。条件的には駅から1キロ以内、そして道路に接しておって、3,000平方メートルから4,000平方メートルの土地、こういう条件があるところでございますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。



○議長(中村威夫君) 竹中則子議員。

     (1番 竹中則子君登壇)



◆1番(竹中則子君) 幾つもの質問を通しまして、やはり現地建てかえ、それに伴うさまざまな危険、いろいろ考えまして、住民もこの現地建てかえには反対をしていきたいと、私自身は思っております。御回答いただきまして、これで了解をしたということではございませんけれども、市長の見解はよくわかりました。以上で1の問題については終わりにいたします。

 続きまして、大きな問題のいなし出会いサポートセンターについて市長にお尋ねいたします。「人生のよきパートナーにめぐり会い、幸せになってほしい、それが私たちの願いです。」平成20年10月に開設されました、このセンターの案内書の最初に記された言葉でございます。

 県内、市としては行政が初めて取り組んだこの出会いサポートセンターは、伊那市が進行する少子化に危機感を持ち、真に結婚を希望する男女の結婚支援を重要施策として掲げて、この実現に至りました。

 あれから9カ月余り、本日まで二人の職員の日夜に渡る事業や、事務処理など献身的な努力には頭が下がります。今まで国では、少子化対策というと保育所整備や子育て支援など、子供が生まれた後ばかりが重要視されましたが、政府は地域の子育てを補助する安心の子供基金に地域発の婚活経済対策として、同基金に前年度は1,000億円を上回る2,500億円を計上し、結婚を促すことで、少子化問題に成果を上げていきたいとしているようでございます。

 具体的には、お見合いイベントを運営する自治体、JAなど、最大1,000万円を助成する方針とお聞きいたします。国から押しつけるものではなく、あくまでも地域の取り組みを支援し、少子化問題を掘り下げていきたいとしております。ぜひ当センターへも助成がお願いできたらなと考えるものでございます。

 当センターへの登録者は、5月31日現在で男性119人、女性53人に上っております。男女とも30代が全体の50%以上を占めており、相談件数は400件を超えているとお聞きいたしました。結果を急ぐことではありませんが、話題の中で何組かうまくまとまったのかなと世間が注目をしていてくださることは、大変よいことであると考えます。30年後の日本を、また伊那市を考えたとき、若年層が少なくなり、生産能力の減退、また活力の衰退につながるのではないかと不安になります。また、地区行政もおぼつかないようなことも考えられるのではないでしょうか。

 このごろ社会的に、婚活という言葉が聞かれるようになりました。婚活とはパートナーを探す結婚活動のことを指す言葉でございます。ジャーナリストの白川桃子さんと、大学教授の山田昌弘さんの共著「婚活時代」が大きな反響を呼んでおり、婚活を結婚目的に自分を磨いたり、積極的に出会いの場に出ていくことと定義しております。現在の大きな社会問題として、国全体が結婚を無視して少子化対策は考えられないとしております。

 今月14日には、TBSの「情熱大陸」での10月放映準備のため、白川桃子さんが、伊那市を訪れてくださるといううれしいニュースもあります。

 少子化問題の中で、私も過去に4回の一般質問をさせていただきました。離婚率の解消、何とか幸せの結婚をと願ってまいりました。センターの設立という大きな施策の中でJA、商工会議所などが行う既存の相談所と役割分担をして、市が、市民が総ぐるみで支援する姿勢が大切と思われます。

 市長さんにお尋ねいたします。センターにおいて、現在2009年度のイベント計画が立案、実行されているようですが、イベント参加状況はいかがでしょうか。お尋ねいたします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 御指摘のとおり、伊那市の出会いサポートセンターにつきましては、昨年の11月から実施をいたしております。御承知のとおり、いなっせの5階に間借りをいたしまして、係長級1名、それから女性の臨時職員ということで始まったわけでございます。

 結婚相談につきましては、民間でやっておるところがございますし、伊那市でも社協、あるいは農協の関係、幾つかの、それから商工会議所等でも行っておるわけでございます。

 そうした中で行政がサポートするというのは、旧四賀村、現在は松本市に合併になっておりますけれども、ここで結婚推進課ですかね、という課ができたというのが初めてでございまして、県内では19市の中では初めてと、こういうことで大変注目をされておるわけでございます。

 実際、始めてみましたら大変な反響を呼びまして、もう仕事が忙しくて、やはり相談者の中から私たちは普通の日には来れないので、ぜひ休日にやってほしいと、こういうお話がございまして、現在、月2日でございますけれども、土曜日に開庁をいたしておりまして、いろんなイベントを組んだり、相談を受けたりということをやっております。

 その内容につきまして、また保健福祉部長の方から内容等についてはお答えをいたしたいと思いますが、現在、何組かのおつき合いが始まっておると、こういうようなことでございますので、第1号はいつ出るんだと、心待ちにしておるわけでございますが、ぼつぼつかなと。この秋ごろには第1号ができれば、大いに祝福をしてあげたいなと。この間も、ローズガーデンで結婚式がありましたけれども、そんな市としてもお祝いをしてあげたいなと思っておるところでございます。

 イベントの内容とか、参加人員等々、どんなものをやっているかについては保健福祉部長の方からお答え申し上げたいと思います。



○議長(中村威夫君) 伊藤保健福祉部長。



◎保健福祉部長(伊藤健君) それでは議員さん御質問のイベントの計画状況、参加状況等についてお答えを申し上げたいと思います。

 本年度始まりまして3カ月がたつわけですけれども、現在までといいますか、今年度、センターが主催事業として計画しておりますが、10回の講座、イベント等を計画してございます。そういった中で現在までに四つの講座等が開催されたところでございまして、4月の11日には女性のための好感度アップということで、おしゃれ講座を開催しました。これには女性9名の方が参加してございます。

 また4月23日には、今度は男性のための好感度アップということで、外見改造ということで、身だしなみですね、の講座を行いまして、これは6名の参加をいただいてございます。

 そして、また5月9日には男性のための好感度アップということで、今度は会話力、話をする講座を開いてございます。これはちょっと人数が少ないんですが、4名、この講師には林洋子さんという、スタジオキャメルというのを主催しております方にお願いをしてございます。

 それから、また5月23日には福重和義さんという、元青年海外協力隊員の方を講師にお願いいたしまして、出会いのための料理教室ということで、開催をしましたら14名の参加がございまして、男性8名、女性6名という形で、中身につきましてはタイ料理でありますけれども、ちょっと辛いんですけれども、トムヤンクンを一緒につくったということでございまして、参加者からは好評でございまして、いろいろな講座を今後も継続してほしい旨の要望が数多く出されているところでございます。

 またその後、5月の12日には「結婚して幸せになったあなたからのメッセージ」ということで、募集をしまして、市長からこの表彰式をやっていただきまして、報道等でもごらんのとおりでございます。

 今後の対応等につきまして、出会いのための料理教室、これは世界各地のやつを今後3回ほど計画していきたいと思いますし、またサポートセンター独自で集団のお見合い等のイベントも開催をしていきたいということでございます。

 それから、あと委託事業としましては伊那の社会福祉協議会に2回ほど、それから商工会議所の方で青年部の方へ5回ほどのイベントをやっていただいて、ともに開催していきたいと思いますので、今のところ市長申し上げましたように、できるだけ早く成果が出るような形で努めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

 以上です。



○議長(中村威夫君) 竹中則子議員。

     (1番 竹中則子君登壇)



◆1番(竹中則子君) 今、市長からサポートセンター設立後の活動状況が御報告されました。今、イベント、今年度になって四つ事業を行ったということですが、数字を聞いておりますと、意外と私が思ったよりは参加者が少ないのかなと思いますけれども、募集人員に対して何%くらいが参加していただいているのか、参加状況が少ないということは、申し込みはしたけれど、自分の何といいますか、自分を磨くとか、やはり婚活に必要な条件を満たすとか、そういうそれぞれの考えが薄いのでしょうか、そこら辺をちょっと部長にお聞きいたします。



○議長(中村威夫君) 伊藤保健福祉部長。



◎保健福祉部長(伊藤健君) これにつきまして、すべての事業というわけではないんですが、大体半分くらいから6割くらいですかね。余り多く募集しましても、それぞれ講師の方が1名ですので、対応できませんので、そんな形ですが、どっちかと言いますと、出てこないというんですかね、いう感じがしております。内心は出たいと思っていても、勇気が要るというか、その辺かと思いますけれど。



○議長(中村威夫君) 竹中則子議員。

     (1番 竹中則子君登壇)



◆1番(竹中則子君) 次に、センター発足当時に企業、または事業所に法人への訪問、企画を一番先に掲げていただいたと思いますけれども、以後進捗状況はいかがでしょうか、お尋ねいたします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 企業の中でもこれらについて、伊那市のサポートセンターで、ぜひ御協力を願いたいという企業の希望もございます。発足からまだ1年たっていないわけでございますので、検証ができておりませんけれども、現在、法人登録をした企業等へ依頼をお願いする企業訪問を現在始めたところでございます。

 また、市内にある既存の結婚相談所や、またやはり登録者も広域、伊那市の方だけではございません。特に女性については県外もいいと、こういうことをやっておりますので、広域的な連携を強めてまいりたいと、こんなふうに思っております。ちなみに、今まで訪問した企業は6社ほどあるそうでございますが、これはオリンパスの伊那工場だとか、八十二銀行の伊那支店等々6社を訪問されたとお聞きをいたしております。

 それから、結婚の支援団体でございますけれども、登録団体が17団体、これは伊那商工会議所の青年部とか、市内の小中学校、市内の保育所等々が登録団体ということになっております。

 先ほどもちょっと婚活というお話がございましたけれども、白川桃子さんという、私、よく存じませんけれども、あさって、「情熱大陸」という番組を編成するということの中で、市長との対談ということでございますので、困ったなと、白川桃子さんの婚活の本を今一生懸命読んでおるところでございます。

 いずれにしましても、こうした公共団体が始めたということについては、一つはやはり安心感があると。これは民間では、お金を取ってということでございますので、無料ということもございます。これからいろんなイベントをやっていきますけれども、例えばマレットゴルフをやったり、ゴルフのできる方はゴルフの大会とかですね。

 そんな大勢で参加できるイベントも計画をしておるわけでございますし、また今少子化担当大臣、小渕さん、女性の小渕さんが大臣をやっておるわけでございます。ここでも、国でもこの結婚相談については応援をしたいということで、予算化もついているようでございますので、ぜひそれらを活用して大いにやっていきたいと思っておりまして、ある方々から、どういう、伊那市ではやっているんだという問い合わせも来ておるようでございますので、これは全国的に広がれば結構なことだなと、こんなふうに思っております。

 以上でございます。



○議長(中村威夫君) 竹中則子議員。

     (1番 竹中則子君登壇)



◆1番(竹中則子君) 今、市長の方から婚活という言葉が出ましたけれども、本当に婚活という言葉は、就職活動の就活と一緒で、婚活という言葉がことしの言葉になるんじゃないかと思うくらい婚活という言葉がちまたを流れております。

 ぜひ、伊那市が出会いの街伊那市を目指しまして、婚活の日を設けていただいたらどうかなと思います。1年に何回か婚活の日という日を設けまして、通町の空き店舗等もありますので、あそこにボランティア、またはいろいろお嫁さんを探す人、お婿さんを探す人が来ていただきまして、相談所、また大変結婚する希望をしている本人はもちろん、親御さんたちの心痛も大変なものであります。そのためケア、親御さんたちの話し合いを設けるブース、いろいろ設けまして、ぜひ伊那市が婚活の日を設けたらいかがかなと思いますけれども、市長さんの御見解をお伺いいたします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 始めてまだ1年にならないわけでございますので、今のイベント等々でもう手いっぱいということでございますが、いろんな仕掛けをやっていきたいと思っております。また、ぜひ女性の立場から御助言をいただければと、こんなふうに思っております。

 以上です。



○議長(中村威夫君) 竹中則子議員。

     (1番 竹中則子君登壇)



◆1番(竹中則子君) ぜひ、出会いの街伊那市を目指して、これからも市民総ぐるみで活動していただきたいと思います。

 昨日、小平議員の方から小沢のシバザクラの場所でぜひ結婚披露宴なり、誕生しましたカップルが披露したらどうかなというお話がありましたけれども、ぜひ、私も伊那市の第1号のカップルにはシバザクラの下で伊那市を表現していただけたらなと思います。

 2点につきまして御質問いたしましたが、それぞれ御答弁をいただきまして、以上で終わります。



○議長(中村威夫君) 18番、飯島尚幸議員。

     (18番 飯島尚幸君登壇)



◆18番(飯島尚幸君) 18番、飯島尚幸でございます。あらかじめお伝えをいたしてございます。大項三つの問題につきまして市長にお伺いをいたします。

 まず最初に、県市長会の会長の職務についてでございます。この問題は、以前、馬場議員も市長会会長のメリット、デメリットという角度からお尋ねをした経過がございますが、今回は正式に御就任をされており、私は小坂市長の政治信念、政治理念といった精神性の角度からお伺いをしたいと存じます。

 また、御就任をされました直後には、本当に多くの市民の皆さんからお祝いの言葉が寄せられたかと存じます。私もまた同じ気持ちでございます。その中身は本当によいときに、よい人が市長会の会長になってくれたと。今度は知事とまともに、まともな話し合いができる方といった大きな大きな期待の思いがあふれているからだと感じております。

 長野県は一時期、時の知事の県政運営により、結果としてとても残念な経過をたどったことがございます。今度は違うと、きちんとした話し合いができるぞと。県職OBだから豊富な人脈を持っておられるから、スムースな協議もできるぞといった期待が満ちあふれているわけであります。小坂市長の日ごろの温厚さの中にも、時にはびしっとした筋を立てる頑固さに、私も大きな期待を持つわけであります。以下5項目のお尋ねをいたします。

 一つは、市長会開催の回数だとか、場所、議題の選定など、いわゆる市長会運営の基本的な事柄についてお伺いいたします。お願いします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 大変、お褒めの言葉をいただいたわけでございますが、特に優秀だから市長会長になったということではございませんので、たまたま順番が回ってきて、長くやっておったと、こういうことでございますので、御理解をいただきたいと思います。

 しかし、その中で過去、昭和60年でしたか、当時の三沢市長が7カ月の短期間でございましたけれども、長野県の市長会長を務められたと、こういうことで、久しぶりの伊那市での市長会長と、こういうことになるわけでございます。

 市長会長と言いましても、事務局がございまして、現在5人の事務局がございまして、主にいろいろな事務を取り扱っておりますし、いわゆる外郭団体、そのほかいろいろの団体からも必然的に就任をされておると、こういうことがございまして、その都度出られませんので、事務局、あるいはほかの方に出ていただく、こういうことでやっておりますが、市長会としての総会とか、あるいは定例会、それから部会ですね、役員会等々がございまして、この回数はそんなに多くはございません。総会は2回行われるだけでございますし、それから分科会の議題等は取りまとめの上、県の部課長に来ていただいて、取りまとめて知事のところ、あるいは議長のところへお願いに行く、要請に行くというようなこともやっておるわけでございまして、いずれにしましてもそんなに頻繁に市長会の会議があるということではございませんので、よろしくお願い申し上げたいと思います。



○議長(中村威夫君) 飯島尚幸議員。

     (18番 飯島尚幸君登壇)



◆18番(飯島尚幸君) 今議会冒頭で、市長、御決意として、戦う市長会でありたい、こういう旨の御決意を述べられました。そのことに対しまして基本的な市長会の先頭に立って、国県へ向かっていくということだと思うんですが、そういった基本姿勢についてお尋ねをいたします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) これは私ども地方6団体こぞって国に対して、特に国に対していろいろな要望をやっておるわけでございます。

 そうした中で、小泉内閣のときに三位一体の改革ということの中で、地方分権ということがクローズアップされてきました。今までは中央集権的な組織の中で上意下達ということの中で、国の言うことには、もう何も言えなかった、反発もできなかったと、こういうことでございますけれども、やはり現在の市長会にしても、議長会にしてもそうだと思いますし、また知事会、県の議長会にしてもそうでございますが、国に対しておかしいじゃないかと、こんなことを押しつけることはおかしいじゃないかということやら、あるいは特に規制が強すぎるじゃないかと、もっと緩くしなきゃいけないじゃないかと、こういういろんな問題も出てきておりまして、その都度要望をしております。

 特に、地方分権が、これから地方の時代の言われながらなかなか実態としてお金が来ていない。例えば地方交付税にしてもどんどん削られているわけでございます。これじゃあおかしいじゃないかと。今、一番の重要な問題はやはり税の配分を実際の順は地方が6、国は4、6対4ぐらいなんですが、実際の予算の配分は逆になっておるわけでございます。したがって、国に入る税金と地方に入る税金を当面ですね、当面5対5にやってほしいと、こういうのが一番の地方6団体の主張と、こういうことになっております。だんだんなってきておりますけれども、まだまだそういった面では中央集権的なあれが残っておるということで、戦う市長会と、こういう表現を使わせていただいたということでございます。



○議長(中村威夫君) 飯島尚幸議員。

     (18番 飯島尚幸君登壇)



◆18番(飯島尚幸君) ただいまの市長の御答弁の延長線上で、伊那市からの要望として市長会に諮り、国・県へ訴えていくといったテーマ、あるいは事柄は現時点でどんなことを考えておられるかお伺いいたします。また、将来的にはどんな問題が考えられるかお伺いをいたします。

 私の個人的な、個人的な希望を申し上げて失礼かと思うんですが、例えば有害鳥獣の捕獲、捕殺の許可権限を市に持ってきてほしいとか、移譲してほしいとか、あるいは農地転用、農振除外にかかわる国県の許可権限の緩和化などを強く望みたいというわけでございますけれども、さらにまた要望のみならず、今度は小坂市長として、今度は県づくりのために、こういう提案、提言をしていくという、そういうお考えがありましたら、あわせてお伺いをしたいと思います。お願いします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 長野県でも村井知事さんになってからボイス81ということで、市町村のそれぞれの御意見をお聞きする企画がございまして、近々また上伊那でもボイス81が開かれるということになっております。そんなことで大変、村井知事さんはそういった面に心配りがあると、私は思っておりますので、県と一緒になりましてやってまいりたいと思っております。

 現時点で当面する問題は、来年の3月で期限切れになる高遠や長谷の地域の過疎対策特別措置法の延長の問題、それから電源立地地域に交付金が出ておりましたけれども、これが打ち切られると、こういうようなことでございますので、これらについての延長、それからふるさと雇用再生特別交付金事業や緊急雇用対策事業の要件の緩和、いろんな要件がついておりますので、そんな要件を緩和してほしいと、こういうこと。

 それから、これは伊那市で県の市長会へ出しまして、北信越の市長会、また国の先だって市長会の総会でも取り上げられましたけれども、個人住民税が現年度課税にできないかと、こういうことでございます。御承知のとおり、住民税については前年度所得と、こういうことになっておりますけれども、退職された方は次の年にぼかっとかかってきてしまう。

 一番、今問題になっているのは外国人労働者でございます。滞納で、前年度所得ということでございますから、徴収するころにはもう外国へ帰ってしまうと、こういう問題もございます。そんなことが当面の課題となっておりますが、先ほど申し上げました財源の移譲ですね。特に、これからどうなるかわかりませんけれども、消費税、地方消費税をもう少しやはり地方へ配分をすべきと、こういうような要求が出てくると思っております。

 それから、地方交付税をどうするかと、こういうことでございます。地方交付税は国の国税の一定割合を地方交付税として分けると、こういうことになっておりますから、国の税収が少なくなると地方交付税も必然的に少なくなると、こういうことでございますので、それらをそういったあれがないような地方共有税として課税できないかと、こういうようなことが現在行われておると、要望をいたしておると、こういうことでございます。

 それとやっぱり規制の緩和といいますか、一々国が指示をしてくる。今回の定額給付金もそうです。皆さんのところへもう既に渡ったと思いますけれども、あの定額給付金については一々国が指示をしてくる。口座振替でなければいけないとか、そんなことはどうでもいいじゃないかと。私は一番あの定額給付金が皆さんのところへ行って使う、100%使うにはやはりずっと前にやりました地域振興券ですね、そうするのが一番私は地域の活性化に役立つ、3万、4万を口座振替をしても使わないだろうと。しかし、金券としての地域振興券的なもので来れば必ず使うと、こういうことで国とかけ合った経過がございますが、なかなか国がガードがかたくて、結局は断念をしたという経過がございます。

 そんなことで、国に対して余り地方へ介入、一々介入をしてくる、こういう体質をやっぱり変えていかなきゃいけないだろうと、そんなことが当面の課題と考えております。



○議長(中村威夫君) 飯島尚幸議員。

     (18番 飯島尚幸君登壇)



◆18番(飯島尚幸君) 今、新しいいろんな要望を伺いました。非常に市民を守るという視点からのお取り組みだと思います。粘り強くやっていただきますように御期待を申し上げます。

 また、少し今、その中でお触れになりましたけれども、私は次の問題として、いわゆる国、県、市の職員の意識として上下関係というものを強調するような国、県の職員が往々にして見られます。その現場におります市の職員が大変さみしい思いをする。そういうことに私も事実出くわしたことがございます。こうしたことは絶対にあってはならないとことだと思います。仕事を進める上で、国と県と市の役割を明確にする中で、対等な関係にあってしかるべきだと考えます。市長として、それぞれの職員間の意識はどうあるべきか、またどうあることが望ましいのか、望ましい職員観というのはどういうことなのか、そこら辺の御見解をお伺いしたいと思います。

 また、本市でも市の正規職員と臨時職員との関係で身分、立場の違いが大きく、ここでも往々にして上下関係の厳しさが目立ち、仕事の内容への差別や押しつけを問題にする声も聞かれます。特に、保育園の臨時保母さんの現場での思いは格別のものがあるようですし、私も直接伺った経過もございます。関係の皆さんからも伺っております。きつい、汚い、危険だとかいうようなものに対しまして、それは臨時さんがというようなことも聞いております。こうした問題につきまして、残念なことではありますけれども、市長の御見解をお伺いいたします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 国の職員も県の職員も市町村の職員も同等であると、対等であると言っていますけれども、金を握っているのは国であり、県でありますから、どうしても頭を下げざるを得ない。また、国や県の職員の言うことを聞かざるを得ない、こういうことがあるわけでございますから、やはり基本的には財源を地方へ分けると、そういうことに、やはり地方分権の時代になっていかないと、なかなかこの問題は口で言っても解決、口で同等、対等であると、こう言ってもなかなか実現できないだろうと思っておりますが。

 その解決策としては、今、国や県でも地方へ職員を派遣し、また地方の職員を国や県へ派遣をするという、そういう制度もやっておりまして、伊那市でも御承知のとおり、警察からも来ておりますし、それから国交省からも来ておりますし、新宿区からも来ておると。また、私どもの方から県の市町村課、あるいは国への機関、そして新宿区等へ交互の派遣をしておるわけでございます。そういった面が少しでも、役に立てば私はそういった面でだんだんと地方の実態を国の職員が実情を見ていくということになると、私は変わってくるのではないかと、大いにこれをやっていただきたいなと、こんなふうに思っておるところでございます。



○議長(中村威夫君) 飯島尚幸議員。

     (18番 飯島尚幸君登壇)



◆18番(飯島尚幸君) 今、お話の職員間交流というのは、大変僕は重要なことだと思います。また、実質的にこれまで、人によるべくそうろうということになるわけですが、非常にいい成果を見ていると思っております。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 答弁不足でございます。あと、臨時職員の問題とか出ましたので、酒井副市長の方から4の2、4の3、4の4ですか、についてはお答えを申し上げたいと思います。



○議長(中村威夫君) 酒井統括副市長。



◎副市長(酒井茂君) それではお願いをしたいと思います。正規職員と臨時職員との立場の違い等についての御質問でございました。いずれにいたしましても、採用の経過、職務の内容等、制度上は立場に違いがあるということは、もうやむを得ない部分もあるわけでございます。また、正規・臨時の皆さんも両方とも公務員法というものが適用になっているわけでございますけれども、臨時職員につきましては正規の皆さんよりも勤務日数等が少ないとか、あるいは業務の執行に当たっては正規の皆さんの指示により、基本的には補助的な仕事をやっているというようなことがあるわけでありまして、そうした意味で立場に違いがあることはやむを得ないと考えているわけです。

 しかし、業務執行上、押しつけだとか、そういうような受け取られるな行動というのは、やはりあってはならないわけでありまして、臨時職員の皆さん、正規の皆さん一丸となってやはり職務に当たっていかなければならないと考えているわけでありますし、また臨時職員の皆さんの提言、提案等についてもやはりしっかりと必要なものについては実行していくという心構えが大切であると考えております。

 臨時職員の皆さんから正規の皆さんの能力がどうなのかと言われることがあってはならないわけでありますから、正規の皆さんについては特に日ごろからの研修、あるいは自己研さん等を十分にやっていくということで指示をしているところでございます。

 また、保育士の関係であります。保育士につきましては仕事の内容的には大きな違いがないわけであります。職員の研修等についても同席をして一緒に研修をしているという実態もあるわけであります。また、ある意味では給料等の差があるのも事実でございますので、平成19年からですが、嘱託職員制度というものを導入して給料の面でも少し優遇をしていこうということもやっているわけであります。

 いずれにいたしましても、保育園運営というのはどうしてもお金がかかって、伊那市のように二十数園ある場合にはお金がかかってまいりますので、人件費をどうするかというのも一つの大きな課題になっているのも事実であります。ことしからでありますけれども、園長の、今まで兼任だったわけでありますが、専任制、各園に一人ずつ園長を配置するというのを完全実施したのが本年度から、今までやってきたわけでありますが、本年度から完全実施をしました。そういうことで一人一園、一人園長体制というのを完全実施いたしましたので、そういう中で園長の指示のもとに、いい人間関係等も築いたりとか、よりよい保育サービスを実施していきたいということもやっているところでございます。

 また、先ほどのお金がかかるという問題については、統廃合だとか、合理化だとか、いろいろやっているわけでありますけれども、いずれにいたしましても、風通しのいい職場であって、その中で保育サービスがいい状態で運営され、また保護者の皆さんからも安心して子供さんを任せられるという、そういう目標に向かって職員が正規、臨時を問わず一丸となってやれるような体制をできるだけ充実してやっていきたいと考えておりますので、この辺については御理解をいただきたいと思います。

 以上です。



○議長(中村威夫君) 飯島尚幸議員。

     (18番 飯島尚幸君登壇)



◆18番(飯島尚幸君) お話を承りました。十分理解をすることができました。現場で、どうぞ、そういったいい形でのスムースな仕事が進みますように、強く望むものでございます。この問題は最後になりますが、今議会、冒頭、市長あいさつでも政府の15兆円規模の補正予算に対して、市として実行できる対策については臨機応変に対応していく旨、決意をお述べになりました。地域活性化、経済危機対策臨時交付金では市町村に6,000億円や、いわゆる日本版グリーンニューディール政策、いわゆる地域の環境保全活動の支援や学校における耐震、エコ、ICT化を推進するスクール・ニューディール構想など、私たちの身近なところで魅力的、かつ必要な新政策がいっぱいあります。

 また、長野県の6月補正予算、総額575億7,900万円、このうち新経済政策分は271億円、中でも伊那市に就業支援策、職業につくですね、就業支援策として緊急求職者総合支援センターの設置が見込まれるなど、ビッグな予算配置が見られます。そうした国、県の新政策や交付金、補助金などをつくる事業の情報などをスピーディーに、かつ正確なキャッチが望まれるわけであります。一般市民のレベルでは、宮下一郎衆議院議員の国会報告や二人の県会議員の県政報告などで時々具体的な理解を得るわけですけれども、いわゆる県づくり、市づくりのプロとして、市長、その対応についてお伺いをいたします。

 また、現状ではそういったすばらしい政策なりがどういう形で、市の現場までおりてきているのか。例えば政策推進室に直接全部来ちゃうのか、そこら辺をどうしてもちょっと知りたいと思いますので、お願いいたします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 市長会長だからといって特別なルートがあるわけではございません。現在は、インターネットが普及しておりますので、国の政策、その他を即時に見ることができると思っております。そうした中で、該当する事案については、できるだけ国、あるいは県の補助事業を使いながら有利な事業を展開をしていきたいと思っております。

 それで国は今度15兆円の経済対策を可決いたしました。県でも先ほど、議員の御指摘のとおりで、各市町村への配分、約、伊那市では6億7,000万ほどになろうかと思っております。また、議長さんと今打ち合わせ中でございますけれども、最終日にこの景気対策の補正予算を提出いたしたいと思っております。

 ただ、これについては国、県の方へ申請をして、全部認められるかどうかということは別でございますけれども、一応皆さんから要望のある事業等々については、一応上げたつもりでございまして、最終日にまた議案として提出をしたいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。



○議長(中村威夫君) 飯島尚幸議員。

     (18番 飯島尚幸君登壇)



◆18番(飯島尚幸君) ありがとうございました。議長にちょっとお願いでございます。質問時間の都合で、私、通告をいたしました2番と3番を逆に、3番を先に優先させていただきますので、お許しをいただきたいと思います。



○議長(中村威夫君) 議事進行には十分留意してください。



◆18番(飯島尚幸君) はい、わかりました。それでは、3番目の方の質問を先行させていただきます。伊那学を確立し、信州大学で講座を開講することについてのお尋ねでございます。

 伊那市は、合併して4年目に入り、多くの市民は旧伊那市、高遠町、長谷村当時からそれぞれが大事に守り育て、継承してきている文化や歴史の価値に思いをいたすようになってきたり、それぞれの地域の特性やよさ、すばらしさに直接触れて実感したり再発見するなど、全伊那市という、オール伊那市という大きなフィールドへの関心の深さは徐々に大きく膨らむようになってまいりました。

 長谷の広大な自然の中で海の化石が出ている古代への壮大なロマンや、高遠における江戸時代や近代日本に大貢献した名君や大人材の輩出、また伊那の近代史では養蚕や電子など、時代を切り開いてきた産業の歴史は、正に伊那市独自のものであり、内外に誇り得る事実であります。

 私は、高遠が生んだ伊澤修二先生への関心や、にわか勉強の中で、弟の伊澤多喜男先生が昭和16年8月22日、上伊那農業高等学校の上農寮で講演された一文に触れることができました。

 伊澤多喜男先生は、皆様御存じのとおり、高遠の御出身で警視総監、貴族院議員、台湾総督、東京市長など要職につかれ大正、昭和の戦後間もなくまで政治の表舞台で大活躍された方であります。

 その講演の中で伊澤先生は「現在の私をこのように育ててくれたのは何であるか。それは郷里・高遠のすぐれた山河と気風、すなわち偉大なる自然が私を育てたのである。周囲の環境、すなわち大自然というものは、人格をつくる上に非常に大きな力を持つものであると自分は信じている」とお述べになっております。

 こうした自然の懐豊かな中で培われてきた伊那市の歴史や文化、経済、言語、文学、美術、芸術などを今こそ、またこれからの課題との位置づけから伊那の学問、伊那学として確立をし、多くの市民や若い世代にきちんと教え、継承していく、つまり伊那市とは何か、伊那市の歴史と伝統とは何かなどを学問として確立し、残していくのが、当代に生きる私たち歴史の証言者、とりわけて行政の責任者としての大きな使命であり、むしろ責務でありはしないだろうかと強く思うのであります。

 伊那学でありますので、市民の生活や営みに関し、衣食住の分野から、例えば食では「ローメンと地域学」とか「信州そば発祥の歴史とそばの健康学」なども取り入れるなど、親しみやすい学問としたいものであります。

 そして、ではそこで、なぜ信州大学かということに入りたいと思うのでありますが、信州大学、とりわけ当地には農学部があり、学生、教育者などさまざま自然な形で伊那市とかかわり、交流などが進んでおります。さらにその延長で市県外出身の学生が、伊那市の魅力に圧倒され、あるいは素晴らしい御縁をいただき結婚や就職で伊那市にとどまってくれるなど、伊那市のパワーになっているケースが数多くあります。市の職員にも大勢いらっしゃいます。すばらしいことです。とてもうれしいことです。こうした機会がもっと多くふえることを望むのは私だけではないと思います。

 そうした中で、伊那市は信州大学との間で連携に関する協定を結び4年目を迎えております。この協定の前文では「相互の発展に資するため資源及び研究成果等の交流を促進し」とあり、第1条目的では「包括的な連携のもと、産業、教育、環境等の分野で相互に協力し、安心して暮らせる活力ある地域づくりに寄与する」と決めてあります。

 また、第2条「連携項目」が13項目ある中の6番目に「人材育成及び生涯学習に関すること」、8番目には「地域文化の振興に関すること」、10番目には「学術研究に関すること」などがうたわれております。

 市県外から多くの学生が、農学部に学んでいる現状を踏まえ、農学部の2年生を対象に「伊那学」の開講を提案するものであります。

 開講した暁にはテーマによっては、伊那市民も受講できるオープンキャンパス、オープンカレッジというんでしょうか、公開講座などもぜひ実現させたいものだと強く願うものであります。

 協定による連携では、これまで「やま葡萄ワイン研究」や「アマランサスの栽培・加工・普及」など主に農林振興中心に6件の提携事業がありますが、いわゆる教育、文化系は何もありません。何もありません。ぜひ、この連携事業の趣旨に合致させる文化系事業を展開したいのであります。

 伊那学、伊那の学問、伊那学について全休的なイメージと提案の趣旨はおわかりいただけたかと思いますので、では伊那市としてどのように、取り組むのかといった方向に進みたいと思います。

 以下この間題につきまして市長に御見解をお伺いいたします。

 まず一つには、初めには、いわゆる伊那学として対象になり得る歴史や文化、芸術作品、書籍などを学問的に調査、研究し、体系的に確立すると、こういうことことがまずは求められると思うのですが、伊那学についての市長の御認識と御見解をお伺いいたします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 新しい、伊那学という言葉でございます。私はやはり伊那市だけに範囲をこだわらない方がいいんではないかなと思っております。広く伊那谷という形の中で考える必要があるんではないかなと。

 なぜかと言いますと、今までいろんな文化人、その他著書等を見ましても、上伊那一円の研究というようなものが数多く残っておるわけでございます。例えば、向山雅重さんなんかは宮田の出身でございますけれども、伊那谷の風俗等々の膨大な研究を集められていると、こういうことでございます。

 そんなところの中で、高遠には有名な進徳館教育もあるわけでございまして、今、それらの資料も岡部先生がまとめられておると、こういうようなこともあるわけであります。

 私は、そのよりどころとして、現在、上伊那図書館の後を今整備をいたしております。やはりそこが一つの私は拠点になるべきだろうと思っております。あそこには神子柴遺跡、国宝級のものもございますし、いろんな資料もございますし、研究室も設けてございますので、やはりそうした伊那各地に存在する、そういう文化、芸術、そういったものをやはり中心的にまとめ上げていくところが、やはり私は現在工事を進めておる上伊那図書館、名前が今募集中でございますけれども、どういう名前がいいのかちょっとあれですけれども、そこが拠点となって、編集なり、そういうものをやるべきではないかなと、こんなふうに考えておるところでございます。

 信大農学部との関連では、大変信大の農学部の学長さんも伊那市出身でございますので、大変今力を入れていただいておりまして、幾つの研究を一緒に行っておりますし、そういった面では大変進んでおりますが、議員御指摘のとおり、文化系のあれがなかなか難しいというようなこともございますが、先だって、全学の小宮山学長とも契約を官学の契約も結んだわけでございますので、今後、それらについても積極的に信大全学を網羅した研究、共同研究等がやっていかれればいいかなと思っておるところでございます。

 いずれにしましても、伊那谷におきましては、幾つかのそうした貴重な研究、あるいは例えば文人、画人等々もございますので、それらをまとめていければと、その拠点を現在建設中の上伊那図書館に持っていければいいのではないかなと、そんな考え方を現在持っておるところです。

 以上です。



○議長(中村威夫君) 飯島尚幸議員。

     (18番 飯島尚幸君登壇)



◆18番(飯島尚幸君) 今、お話で上伊那のレベルということは、私も新しい御指摘で重く受けとめました。しかも、上伊那図書館を拠点にというお話でございまして、どうしても私は信州大学、伊那市にこだわりたい。そこからまた議論を進めさせていただきたいと思いますが、先ほど市長は締結の、小宮山学長とは、新たに、先ほどやったというか、3年で切れておりますが、それを新たにやったという、こういう認識でよろしゅうございますでしょうか。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 小宮山全学長さんとの、全学ですよ、全学長さんとの提携については、平成17年5月に行っておりますので、現在のこの協定書は生きておるということでございます。



○議長(中村威夫君) 飯島尚幸議員。

     (18番 飯島尚幸君登壇)



◆18番(飯島尚幸君) そのとおりだと思います。ただ、提携の中では3年間経過しておりますが、これは何もなければ条文は規定どおり更新されていくという文言がありますので、それを確認しただけであります。

 連携につなげる参考実態として、以下のデータのことにつきましては、十分御承知やもしれませんが、少しく説明をさせていただきたいと思います。

 一つの例として、高遠町の昭和54年からスタートをいたしました桜大学、本年で30年を経過しておりますけれども、講師には信州大学から延べ24人の教授、先生方が得意の専門分野で親しみやすい講義をされております。とりわけて、人文学部の笹本正治先生は6回も、私も平成18年の藩校サミット、進徳館の日に御講演をなさいましたが、「今に生きる進徳館の心」のテーマを拝聴したわけでございますけれども、その内容は山梨県御出身の笹本先生が、学者とはいえ、何ゆえ、これほどまでに高遠のことに詳しく、武田のこと、また近代日本教育に高遠が果たした役割、人脈の豊かさに対して非常に造詣の深い講演をなさいました。大変カルチャーショックを受けて、私も感動をしたのを今なお鮮明に覚えているわけであります。

 また、旧伊那市のまほら伊那市民大学も信州大学の先生を講師にお迎えした歴史は古く、近年でも信大医学部の野見山哲生先生、農学部の井上直人先生、竹田謙一先生などそうそうたる名物先生方にお越しをいただき、充実した講座を積み重ねてきております。

 こうしたことを背景にいたしまして、どうしても私は信州大学との中で伊那学を学ぶという、そういう機会をぜひつくってほしいなということにこだわるのでありますけれども、この点について市長、もう一度お話をいただきたいと思います。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 現在、特に一番提携をしているのは信大の農学部でございます。これについては特産品の開発、あるいは有害鳥獣駆除等々の産業分野の提携が行われておるということでございまして、具体的にはヤマブドウのワインの研究とか、アマランサス、あるいは南アルプスの世界遺産登録に向けての学術的な研究、それからだったんそばの研究とか、いろいろやっておるわけでございます。

 そうした中で、今後そういった笹本先生のお話もございましたけれども、歴史や文化などの連携も深めていく必要があるだろうと思っておりまして、今後の対応につきまして、実際には教育委員会が主体になるということでございますので、教育長さんでいいですかね、教育長さんの方から今後の大学との連携のあり方等について、お答えをいたしたいと思います。



○議長(中村威夫君) 北原教育長。



◎教育長(北原明君) お尋ねの中で、教育の面で全然提携ができていないというお話がございましたが、実はやってはおりますので、ちょっとそのことだけ最初に説明いたします。

 平成16年からでありますけれども、信大の学生の皆さんに中学生の学力向上支援事業ということで放課後勉強を見てもらっております。それがもうことしで5年目になります。それから通学合宿では、たくさんの信大の学生の皆さんにお手伝いをいただいて、本当に小学生との交流を進めていただいています。約30人が参加してくれています。

 それから、西箕輪の保育園との関係も農学部の学生の皆さんが保育園を訪れて一緒に遊んだりということをやっていただいています。そういう形での提携、連携は着実に進められているということをちょっとお答えしておきます。

 それから、特に信大の学生の皆さんに対する講座等のお尋ねかと思いますが、伊那市の歴史や文化を学ぶ、そして伊那市をよく知ってもらうと、こういうことでありますけれども、先ほどおっしゃいましたけれども、1年生は松本で教養課程をやりますので、具体的には2年生からということになりますが、専門課程に入りまして、いわゆる授業の講座の中でそれを扱うというのは、信大とこれは相談してみないとわかりませんが、非常にある意味では厳しいだろうと思います。実験、実習も入ったりしまして、しかし、公開講座というような形で信大の学生の皆さんも、あるいは市民の皆さんもその講座に参加していただくような形で定期的に、あるいは不定期でもいいですけれども、そういう公開講座で密接な連携を持って、そして学生の皆さんにも伊那市を知っていただくということは、これからむしろやっていかなくてはならない課題だと思っております。



○議長(中村威夫君) 飯島尚幸議員。

     (18番 飯島尚幸君登壇)



◆18番(飯島尚幸君) 市長、教育長、それぞれありがとうございました。前向きな御答弁をいただきました。全然だめかなと思っていたことですけれども、一歩開けた感じで大変うれしゅうございます。この問題は、私、単なる思いつきや遊び心ややみくもに申し上げているのではなくして、私ども総務委員会が昨年広島県尾道市に行政視察に参りました。フィルムコミッションの視察でございましたけれども、そのときに応対をしていただきました市の職員の皆さん、あるいはロープウェーを教えてくださる職員の皆さん、非常に郷土愛精神といいますか、我が地域を誇れる自信に満ち満ちあふれた解説、お話、そういったものに触れて非常に僕は心打たれました。

 そして何といいますか、そういった取り組みの姿勢はどこにあるのだろうかという中での、尾道市をマークする中で、本年4月から尾道市は市立尾道大学というのがあるわけですけれども、そこで当然そこに来る学生は市県外の学生が7割だそうです。そこの学生さんたちに初めて本年4月から尾道学というものを入門講座からスタートしてきちっとした教育をすると、こういう話をキャッチいたしました。すばらしいなと。されど、伊那市は尾道以上に歴史とよさはもっともっとある。それ以上のよさがあるではないかと、こんな確信から御提案を申し上げたところでございますので、先ほど市長、教育長も一歩前向きな御発言をいただきましたので、ぜひ実現方をお願いしたいと思います。

 先ほど、農学部長の話も市長なさいました。確かに農学部長も十分検討するにやぶさかではない、魅力的なテーマだと、問題はその骨格づくりだと、一歩前向きなそういったお話も私に寄せてくれました。期待しているところでございます。よろしくお願いいたします。

 長くなって恐縮ですが、次の3番目の道路行政の問題につきましてお尋ねをいたします。お尋ねを簡潔にいたしますので、答弁の方も短めで結構でございます。まず、道路行政についてのお伺いをいたします。4点お伺いいたします。

 一つは、高遠町の観桜期の交通渋滞対策についてでございますが、この問題は昨日、平岩議員のお尋ねに大型貸切バス、観光道路の構想が示されました。私はそういったことに加えて駐車場の面積確保や茅野方面からの誘導策、また、観桜期ということですが、保科正之公の大河ドラマ化が実現した暁には、それこそ通年観光として大にぎわいを期待するわけであります。そのときには道路が本当に大事な課題になってまいります。今後抜本的な検討や見直し、対策が求められると思うんですが、このことに対する市長の御見解を簡単で結構でございます。教えていただきたいと思います。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 特に、この観桜期については幾人来たという人数だけでは、私はだめだろうと思っています。どのくらいお金が落ち、そして伊那市の経済に波及効果を及ぼすかと、こういうことだろうと思うんですね。そしてまた桜の時期だけではなくて、通年、やはり観光を目指していかなければいけないと思っています。

 そうした中で、やはり一番は私は一時期に集中する交通渋滞ということでございます。私はやはり公共交通機関、バス、あるいは電車を使った観光というものがどうしても必要だろうと思っております。ことし、長野は御開帳でございました。しかし、いろいろ工夫した結果、余り土日にも、ただ、回向柱へさわるのは本当に時間はかかったけれども、長野に行くのにそんなに渋滞は起きなかったと、こういうようなことでございます。そこら辺を参考にしながら、この交通対策を考えて、できるだけ来年実施できるように考えていきたいと指示をしたいと思っております。



○議長(中村威夫君) 飯島尚幸議員。

     (18番 飯島尚幸君登壇)



◆18番(飯島尚幸君) ありがとうございました。次に移ります。伊那駒ヶ根間道路網懇談会の活動の現状についてお尋ねをいたします。本年2月、伊那市、駒ヶ根市、宮田村、県伊那建設事務所の4者で懇談会を設置しました。委員長に就任された市長は、道路を作る陳情組織ではなく、幹線道路について地域への波及効果などを具体的に検証しながら整備促進を目指す旨、お話になり、中心課題は153号バイパスの早期連結、3市町村が手を取り合って進めたい旨の心境を明らかにされたと伺っております。

 今後の取り組みの事業計画の中から2点お伺いをいたします。

 沿線地域活性化計画について、土地利用の考え方というところで、伊那市では富県、東春近、西春近を挙げております。どのように分析をされるのでしょうか明らかにしていただきたいと思います。

 また、2点目は地域住民の声反映について、アンケート調査実施や区長会や地元役員との懇談会の開催を予定するとのことですけれども、本年度いつ、どこで、どこがの具体的計画を明らかにしていただきたいと思います。お願いします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 伊那駒ヶ根間の道路網の懇談会というのを立ち上げました。現在幹事会でいろいろ検討をいたしております。これについては、特に153号バイパスがどうしても春富バイパスがつながらない限り、非常に伊那谷の交通が難しいという面から3市町村で立ち上げたと、こういうことでございますので、御理解をいただきたいと思います。

 これら具体的な今お話がございましたが、幹事長でございます建設部長の方から当面の課題等々をお話申し上げたいと思います。



○議長(中村威夫君) 守屋建設部長。



◎建設部長(守屋和俊君) この懇談会につきましては、伊那から駒ヶ根までの間の道路全般について検討していこうと。特に、どこどこの路線ありきではなくて、この3市町村が現在どのようなまちづくりを行っていくのか、今後どのようなまちづくりをしていくのか、そういったものを検証しながら最終的には具体的な道路を絞り込んでいきたいと。その上でこの実施に向けての考え方をより深めていきたいということで行っております。

 ですから、それぞれこの懇談会の中で具体的に土地利用計画等まで深めることはできませんので、各市町村の問題点をまずは出し合うというところから始まっております。

 それから、当然いろんな課題が出てきますので、そういったものを解決していくのに、ではどういった道路が必要なのかという、そういった論法で進めております。

 それから、とりあえず行政間ではそういうことでありますが、当然道路というのは行政だけで決められるものではございませんので、地域の住民の皆さん、それから経済団体の皆さん、それぞれから道路にかかわります具体的な課題、要望等も出していただく中で、総合的な道路網を完成させていきたいと、そんなつもりで進めておりますので、よろしくお願いをいたします。



○議長(中村威夫君) 飯島尚幸議員。

     (18番 飯島尚幸君登壇)



◆18番(飯島尚幸君) そうするとアンケート調査等々はまだまだ先の話という、そういう見解でございましょうか。



○議長(中村威夫君) 守屋建設部長。



◎建設部長(守屋和俊君) 申しわけございません。いつとは決めてありませんが、なるべく早い時期にということで事務局は進めております。



○議長(中村威夫君) 飯島尚幸議員。

     (18番 飯島尚幸君登壇)



◆18番(飯島尚幸君) ありがとうございました。次に移ります。環状南線の建設についてのお尋ねでございます。この問題は昨日飯島進議員への守屋部長の答弁で国道153号バイパス、それから環状北線の先線と並んで最重要の3路線の位置づけが明らかにされました。

 また、この問題はこれまで下島議員、小林議員が大変熱い思いを込めて幾たびか質問をしてこられた経過がございます。私も19年6月の定例会の一般質問で取り上げました。市長は、その答弁で、建設費用は概算で65億円が必要と初めて具体的な数字を明らかにされました。そして県、国と協議を進めていくと決意を明らかにされておりまして、昨年度、建設の概略設計の見直しの結果、本路線は延長1,300メートル、概算事業費の平面交差でおよそ31億円、盛り土、いわゆるJR、県道は橋梁ということですが、およそ41億円、橋梁で結ぶとなると64億円が想定されるといたしました。

 ネックの一つと言われております国道361号のつけかえで、県施工の協議の現状と見通し、これはどのようになっておるのか、お伺いをいたします。市の幹線道路整備ランクAに位置づけをされておりまして、一歩でも着実な前進を心から期待するわけでございます。よろしくお願いします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) この問題につきましては、唐澤市長の時代から大変この環状南線、問題になったわけでございますが、現在、幹線道路網の検討委員会というのを設置して、今、鋭意検討をいたしております。その中で361のつけかえというようなお話も出てまいってきておるわけでございますが、具体的に県、あるいは国と一緒になって協議をしておりますので、その状況につきましては建設部長の方からお答え申し上げます。



○議長(中村威夫君) 守屋建設部長。



◎建設部長(守屋和俊君) それぞれこの環状南線、環状北線、国道153の伊那バイパス、先ほども言いましたように重要な路線でありますが、すべて長野県が絡んでくる路線でもございます。ただ、この中でそれぞれ伊那市の財政、県の財政等もありますが、すべて長野県におんぶにだっこというわけには、これはいかないだろうという中で、非常に財源的には苦慮するところであります。

 それともう1点は、国道153の伊那バイパスがどういう形であいてくるかによって環状北線・南線とのやりとりも時期的な問題も出てきます。それから153の青島から先ほど言いました駒ヶ根に向けてのルートは、まだ未発表でございますので、そういった絡みもそれぞれ出てまいりますので、具体的にまだこの段階でここまで行っているという結論めいたことは言えませんが、そういった観点で現在検討を進めているということで、御承知おきをいただきたいと思います。



○議長(中村威夫君) 飯島尚幸議員。

     (18番 飯島尚幸君登壇)



◆18番(飯島尚幸君) 全力で頑張っていただきたいとお願いいたします。

 最後になります。スマートインターチェンジについてのお尋ねでございます。小黒原産業適地に企業誘致の現実化によります、マロニー株式会社、御進出いただくということでございます。企業誘致の現実化による利便性の高まりや、高速道路1,000円時代を反映するなど、一日も早い開設が期待されています。昨年春の見通しで2010年、つまり来年秋ころには何とかとのお話も伺いましたけれども、現状と今後の見通しについてお願いをいたします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) この問題につきましては、伊那市の道路網の計画の中で一番重要な問題だと思っておりますし、特に、また観桜期の渋滞対策にもなると、こういうことで小黒川のスマートインターチェンジ、これを協議会を開催いたしまして、国交省と一緒になって、今勉強会をやっておるところでございます。

 今、絵を、どういうメリットがあり、どういう経済効果があるか、そして特に現在NEXCO、東日本高速道路会社でございますが、その方ではこの用地内で設置をしてほしいというような要望も出されておりますが、現在のところ、私は非常に両側に大きな道路がございますので、非常に有望だろうと思っております。

 ただ、伊那インターから比較的近いと、こういうようなことがございますし、NEXCOで設置をしても、増収につながらないとなかなかちょっと難しい点があろうかと思っております。これは市民の皆さんに一つお願いでございますが、できるだけ伊那インターを利用していただく。大体南の方へ行った場合には大体駒ヶ根インターでおりてしまうのではないかと、乗るときも。そうしますと伊那インターの積算にならないので、やはり伊那インターを多く利用していただくということで、市の職員もすべて、できるだけ特に土日なんかは1,000円で同じわけでございますから、駒ヶ根でおりても、伊那でおりても同じわけでございますから、できるだけ市民の皆さんにも伊那インターを利用していただく。伊那インターの利用が多いと、こういうことになると、やっぱりこのスマートインターも優先度が増してくるのではないかということで、ぜひそんな点も、議員の皆さんもぜひお願いを申し上げたいと思っております。

 これらについては、現在鋭意検討を進めて、絵をかいておるところでございますので、もうしばらくお待ちをいただければと思っております。



○議長(中村威夫君) 飯島尚幸議員。

     (18番 飯島尚幸君登壇)



◆18番(飯島尚幸君) それぞれ御丁寧な御答弁をいただきまして、ありがとうございました。

 以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。



○議長(中村威夫君) 暫時休憩といたします。午後の再開は1時といたします。



△休憩 午前11時44分



△再開 午後0時58分



○議長(中村威夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 26番、原浩議員。

     (26番 原  浩君登壇)



◆26番(原浩君) 26番、原浩であります。観桜期を総括してと、この観桜期は高遠城址公園の観桜期に限定してのお話であります。もう一つは、このごろ脚光を浴びてまいっております、しんわの丘のローズガーデン、この今後の運営等々について、大きくはこの2題であります。ベテラン議員がやるような内容じゃございません。ましてや、先だって全国表彰等々をいただいた手前、今場所、さわやかにさらっと、品よく質問を展開いたしたいと、こんなような内容でありますので、どうぞお気軽に、難しく受けとめられずに御答弁をやっていただきたいと、こんなふうに思います。

 高遠城址公園、御存じのように、今さら花見のことについてとやかく申し上げることはございませんが、いずれにいたしましても、新生伊那市の一つの大きな目玉の観光地としてのことしの花見はいかがであったかと。旧高遠町がやっていたころと、相変わらず何ら変わりがないというふうでは、合併の効果はないんじゃないかと。合併したからには、すばらしい観光地が展開できたんではないかなと、その成果、すなわちその成果の中にも、一番問題あるのはやはり収支でありますが、収支のバランスがどの程度にことしはなされたか。例えば、入園料500円ですかな、入園料を払っての入園者数が一体幾人で、その額が幾らか、そしてまた入園料を払わない、いわゆる無料の観光客というのはあるわけですから、それらを含めてお花見においでいただいた総観光客は幾人、その中で有料の入園者は幾人、そしてそれは収入が幾らであったか。

 そしてまた収入ばかりではなくて、今度は出の方もございますので、人件費だとか、ごみの処理料、それから衛生、トイレの方の処理料、いろいろな面で費用も差し引いての収支バランスというものを総括したものをお聞きいたしたい。

 大体、毎年、このころになると総括した集計表の報告が今まではいただけたというふうな記憶で私はおりますが、ことしは、まだそういう正式なものをいただいておりませんし、正式な場所での報告もまだいただいていないような気がいたします。それだけまだ集計に時間がかかっているのかなというようなことで、まだきょう現在、中間であるかもしれませんが、いずれにせよ総括した収支のバランスをお聞かせいただきたい。

 それがまず第1点でありますが、そのこととあわせて通告では、駐車場問題だとか、交通体系の問題、交通が異常に渋滞して困ったんだというようなお話が前々からお話を聞いておりますし、今議会においても何回も聞いておりますので、そのようなこともあわせてお聞きをいたしたいと。そして設備投資ですね、施設の整備、どのような整備をことしは新たになされたのか、なされないのか、施設整備のことについて、話がおありになれば、いわゆる収支、交通体系、整備、この3点を中心に今年度の成果をまずお伺いいたしたい。概略の簡単な説明で結構でありますので、書いたものを本当ならね、一覧表の書いたものを毎年いただける。高遠町の時代のときにはいただけたんですよ。新生伊那市になったらいただけないということは、その辺もちょっとおかしな話じゃないかなと思うんだが、一応、簡単な総括しての御説明を、成果をお聞きいたしたい。そこから、次なる質問を展開してまいりたい、こんなふうに思います。よろしくどうぞ。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 細かい収支は産業振興部長の方からお答え申し上げたいですが、総収入額は1億3,842万7,587円、しっかり集計はできていると思いますが、これは入園料、シャトルバスの使用料等でございます。

 支出の合計が1億1,361万3,405円、これについては振興公社への委託料、それからシャトルバス代等でございまして、差し引き2,481万4,182円と、こういうことになっております。

 それから交通体系について、昨年の反省を踏まえて本年新たに行った渋滞対策はあるかと、こういうことでございますが、本年は新たに伊那地区に、それから三峰川橋などに警備員の配置を増員いたしました。また、土日を含む最盛期には警備員の時間延長、これは午後9時までということでございますが、行ったわけでございます。

 それから、施設整備は何かやったかということでございますが、本年特に行った施設整備はございません。

 以上です。



○議長(中村威夫君) その前に唐木産業振興部長から答弁させます。



◎産業振興部長(唐木好美君) それでは、祭りの実績等の人数等でございますけれども、まず先ほどお話ありましたように、有料入所者数が25万7,000人ということでございます。

 それと期間中のJRのさくらまつり号の関係でございますけれども、こちらにつきましては316人ということでございまして、11、12日が満開だったということでございまして、その次の週につきましては人数が減ってしまったという、散り始めておりましたので、そんなような形でございます。

 それと、新たな試みの中でお弁当の関係でございますけれども、こちらにつきましては期間中に616個ということでございますし、また済みません、無料の入場者数でございますけれども、約3万人ということでございます。それと臨時のそばの関係でございますけれども、2,700食、済みません。以上でございます。



○議長(中村威夫君) 原議員。

     (26番 原  浩君登壇)



◆26番(原浩君) 原議員って、原浩議員なんです。先ほど来までね、飯島尚幸議員と、18回、ここへ立つこと、そのたびフルネームでお呼びになった。いい、そんな必要ない、もう2回目からは原議員、その次がだれだ、そういうやり方でいいと思うんです。

 2回目の質問をさせていただきます。簡単な答弁でいいと言ったもんで、実に簡単な答弁をいただいておりますが、これは私がそれを要求したので、きょうでなくていいですよ、後日でいいが、総括した文書、今言った、私、私速記できませんよ、収入がどうだか、幾らで、支出が幾らで差し引きどうだと。そんなに頭いいわけじゃないんだから、あなたのおっしゃった数字、みんなわかっちゃいない。ですから、やっぱり総括した文書というものをつくって、ことしの花見はこうだったと、ひとつ皆さん御協力いただいたけれども、ことしは花が短かった。なぜ、それは2週間に及ばなかった。土日を2週間挾まなんだと、天候が早かったと、気候のせいで短かった。花は実にきれいだったけれども、というわけで花見期間としては総収入は期待したほどではなかったと。これはこれでいいと思うんです。

 ですから、そのことについては一応説明をいただきましたが、ことしだか、昨年だか、来られた観光客にアンケートをとられたと思うんですよね。皆さんどちらからおいでになりました、どういう交通体系を使っておいでになりました、そして花を見て、どんなことを感じましたかというような軽いアンケート、それから高遠城址公園に観桜期に望むものは何かありますかとかいうようなつけ加えの質問、いわゆるそういう設問でアンケートをおとりになったと思うんです。去年だか、ことしだか、ことしはやらなんだかな、去年あたりおやりになったと思うが、やったんなら、そのアンケートを生かして、結果を生かして、何か取り組んだことがあるのか。ないなら、ないと言って簡単に言ってくれればいいが、あったらばどういうふうなところにそれを生かしたのかということをちょっとお聞きいたしたい。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) このアンケートについては、昨年、行革チームで来園されたお客さん約400人を対象にアンケートをしたわけでございます。そんな中でさくらまつりだけ、高遠だけの目的のお客様は約42%、それから日帰りの割合は67%、こういうことでございます。それ以外は泊まったり、ほかへも寄ったと、こういうことでございます。

 それから、公園内でどんなお買い物をしましたかと、入園料はまた別でございましたが、平均で560円ということでございます。平均です、これはあくまでも。それから市内でほかに行ったことのある場所をお聞きいたしました。南アルプス、みはらしファーム、それから伊那祭り、秋祭り等が上位でございますが全体的に見ると南アルプスは4.8%という数字になっております。

 こうしたアンケートをもとに、案外地元へお金が落ちていないと、こういう結果がわかったわけでございますので、ことしは、それを何とかして、地元へお金が落ちるような方策を幾つか考えました。

 まず、一つはまちへ何とかして、この花見客を誘導したい、こういうことの中で市内のそばマップ、それからほかの桜マップ、それから散歩マップを作成して観光案内所で入園者に配布いたしました。それから、ことしから観光ボランティアガイドを導入いたしましたので、市内の観光地の案内等々を行ったと、また園内にどこへ行ったらいいかというようなお話をたびたび聞かれるわけでございますので、ボランティアでガイドをしていただいたということでございますし、特に道路案内とか、保科正之公のテレビドラマ化の署名を行ったところでございます。

 特に、その中でも昼どきなど飲食店の案内、どこへ行ったらどんなものが食べられますかというようなことが好評であったという反省がございます。

 それから、大体弁当、お昼ごろには弁当を持ってくるんですが、今までは全く地元のお弁当がはけなかったと、こういうことで、大体貸切バスで来るお客さんが駒ヶ根インターで仕入れたり、諏訪のインターで峠の釜飯を仕入れてくると、こういうことで、しかもまた高遠さくらホテルへ来て配っていると、こういう実情もあったわけでございます。何とか地元のお弁当を使ってもらえないかということで、ふるさと弁当の会というものを募集いたしました。もちろん、高遠のさくらホテルの弁当も販売を行ったところでございます。これについては、またどのくらい売れたかというのはお話を申し上げたい。

 それから、伊那市の商工会ではおもちゃの博物館ということで、たまたまふるさと大使の協力をいただきましたので、あわせて市内のスタンプラリーもあわせて行ったわけでございまして、またまちの中へ休んでいただくベンチを25個設置をいたしました。

 それから、トイレの問題でございますが、仮設トイレの設置箇所、あるいは設置数の見直し、これも行いましたし、また市役所のトイレも使っていただけるというように、あるいは美篶の途中のトイレ、どうぞお使いくださいということで、開放をいたしたところでございまして、大変好評であったと思っております。

 このように幾つか、試みをやったわけでございますが、まだまだ足りない面もあろうかと思っております。ことしの反省を含めて、来年に向けてさらによりよく、人数、大勢来ていただくことは結構でございますが、やはり地元の経済に幾らかでも寄与するような方法をともに考えていきたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(中村威夫君) 原議員。

     (26番 原  浩君登壇)



◆26番(原浩君) いろいろアンケートばかりでなく、それももとになっているでしょうが、新たなる取り組みの数々をおやりになったという努力は見受けられてはいます。結構やっているんだなという認識を持ちたいと思う。そのアンケートをとるときに、車のナンバーを調べていただきましたかね。どこの車のナンバー、名古屋だ、あるいは尾張小牧が多いかな、それから岐阜だ、大阪だ、京都だ、あるいは関東の方へ行けば幾らでも、他県のナンバーをお調べいただいて、どこの車が一番多かったかなというような集計がもしできているとするならば、またこの宣伝方法も違ってくると思うんですよね。ですから、それをおとりになったということがあるかないかということをちょっと、その点だけ。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) これについてもとってございます。白鳥副市長の方からお答え申し上げます。



○議長(中村威夫君) 白鳥特命副市長。



◎副市長(白鳥孝君) 昨年の行政改革推進チームの中でアンケートをとりまして、山田河原の駐車場とか、あるいは学校の駐車場、すべての駐車場ごとにナンバープレートからどこからお見えになっているお客様が多いかという、その数字はつかんでおります。全体から見ると、今まで関東方面が多いという見方だったんですが、実は中京方面の方が多くて、若干関東方面よりも多いという数字が出ています。たしか五十数%と四十数%という、50に近い方です、両方とも。県内もありましたけれども、多くは中京方面の車が来ているということで、昨年とったアンケートの中ではこれから分類をさらに加えて、これからの宣伝の仕方とか、あるいは旅行会社へのコマーシャルの仕方含めて、今、いろんな手を打っている最中でございます。



○議長(中村威夫君) 原議員。

     (26番 原  浩君登壇)



◆26番(原浩君) 今までそういった努力をしてきた成果を一応報告をいただきましたが、高遠城址公園の花見シーズンを検証してという、黒河内浩議員の質問もまた後からあるようでありますし、昨日は平岩議員がこの公園の問題についてもおやりになりましたので、私がお聞きしたい総括の分野はそれまでとして、いわゆる花見をこれから魅力ある、高遠城趾公園の花見を展開していくという、そういう意味合いから、一つのハードな面、今までの御説明、ソフト面が意外に多かったと思うんです。一生懸命努力してきたという、一つの項目の中にはソフト面が多かったと思います。

 私がこれから申し上げたいのは、高遠城址公園をもっと魅力あるものにしていくというものの上で、ハードな面、いわゆる設備面について提案申し上げたい。それは通告してございます3点ございます。その3点に対してお答えをいただきたい、考え方をお聞きしたいなと思うので、そんな必要ないよ、高遠城址公園にはそんなものはできないよというような答えならば、それでやむを得ないと思うんです。

 通告してある提案の中には、大手坂に動く歩道を設置してほしい。動く歩道を設置したらいかがなものかと。こういう一つの第1題がですね。

 二つ目に、園内に公設、公のですね、公設の休憩施設をつくったらいかがかと。

 三つ目には、ごみ収集のステーションの設置、これも必要ではないか。私の見解ではそういう見解でありますが、その3点について、一つずつお伺いをいたしたいと思うわけであります。

 まず、高遠城址公園、これからの花見客のいわゆる観光の目玉となるような魅力ある城趾公園、花見シーズンを展開していくという上で、まずハードな面として提案としては大手坂に動く歩道を設置してほしい、そうしたらいかがかなと、こういう提案であります。

 これは長崎のグラバー邸、皆さん行ってらしたことはあろうと思うんですがね。あのグラバー邸へ上るところには動く歩道がずっと、長崎のまちを眼下に見ながら上っていくすばらしい動く歩道があるわけです、屋根つきですね。それから近くには野沢温泉スキー場に、冬季オリンピックを迎えたときだから、平成十一、二年でしたかな、野沢温泉でスキー競技をやるについて、野沢温泉村がスキー場へのリフトの新設、あるいは動く歩道ですね、これを、あそこは動く歩道じゃない、キャタピラがあったかな、エスカレーターだったかな、いや、動く歩道だと思いますが、たしか野沢温泉村はあの当時4億だか5億円かけて、あの当時ですよ、長野冬季オリンピックは平成11年かな、10年か、11年だと思ったな、11年ですね、そのときに村が巨額な投資をしたわけであります。天下のオリンピックを誘致するというようなことで条件整備をやったわけなんですけれども、会津若松、伊那市と友好提携を結ぶ、会津若松の飯盛山の白虎隊の戦士の墓をもうでるときに、飯盛山を登っていくときに、階段のある、そのすぐ右側に動く歩道、身障者の方々や高齢者の方々、もうほとんどがそれで登って、利用して登っていくという、非常に便利さがあるし、だれしもそれに親しみ感を持って利用できるわけであります。高遠城址公園を例にとるならば、大手坂へあの150メートル前後の距離であろうかと思うんですが、それをひとつ設置したら、非常に今後の交通体系、非常に変わってくるんじゃないかと。車で来る人じゃなくて、観光バスで来る人たちのためにも、それを多くするためにも、あそこを遊歩道的に登っていけれる。そのようなことが考えられないかなと思うので、それらについての見解をちょっとお聞きいたしたい。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 大手坂に動く歩道をと、こういうことでございますが、これらについては過去、旧高遠時代の計画をした経過等があるようでございます。伊藤支所長さんの方からお答えをしたいと思いますが、私は、非常に原議員さんゴルフやらないので、わからないと思うけども、伊那エースとかでね、方々で動く歩道がいっぱいあったわけですが、全部今それが使っておりません。恐らくモーターは動く、今後も動くと思うんですね。全く今はカートの時代になりました。ああいうものをただで幾らでもどうぞ持っていってくださいというので、そういうのが設置すれば、ほとんど無料で、手間賃だけで設置できるんじゃないかなと、それはいろいろ運行上の問題等もあると思いますが、至るところのゴルフ場で長いのは100メートルもあるわけですから、そういうのを使えないものかなどうかなと、またこれは研究していきたいと思いますが、当面、伊藤自治区長さんよりお答えを申し上げたいと思います。



○議長(中村威夫君) 伊藤高遠町総合支所長。



◎高遠町総合支所長(伊藤俊規君) 今も市長の方からお話がありましたように、合併前に高遠町の時代にたしか原議員さんからそういった御提案をいただいたような記憶があります。

 その折には、建設費、当時たしか1億から2億くらいかかるというふうな試算があったと思います。また年間の維持管理費が大変大きくかかるということで、2週間くらいの観桜期では経済的なメリットが少ないという理由の中で、計画をしなかったという経過があったと思います。



○議長(中村威夫君) 原議員。

     (26番 原  浩君登壇)



◆26番(原浩君) 動く歩道、ゴルフ場と目的が違うんだ。ゴルフ場は体力をつくりに行くところでしょう、一つには、体力ね。いやいや、あるけれども、使われていないのは当たり前で、体力、そんなものゴルフをすることによって体力、足腰を鍛える。その足腰を鍛える者が動く歩道に乗っておってどうするんだ。こんなことはね、だれだってわかる。そんなもって幾らでもありますよ、デパートでもエスカレーターがどんどん、それから飛行場、名古屋空港ね、あるいは羽田、成田であろうととにかく飛行機に乗るまでね、飛行場の中は長いじゃんかね。あそこを動く歩道でほとんど行くというね、体の弱い高齢者の方々のためにも、身体のぐあいの悪い身障者の方々にも、満遍なく利用できるのが動く歩道でありますので、城址公園のあの坂を上ってお花見に来てくれる方々が、御利用いただいて。私はただでやれと言ってるわけじゃない、1回100円ずつ取ればいいんですよ、例えばね、片道150円でも取ればいいんですよ、取るという言い方はない、有料にすればいいんです。運営の仕方は幾らでもあります。それだけの価値観があるかというと、そのときにちょっと、それを言われると、経済効果というか、効率、効果ですね、利用効果、その辺を言われると、まあそんなことを言っていると何もできないので。

 まあ、それはそちらのお考えでしょうが、私は今度は2番目のことについて、園内に公設休憩施設をと。これは園内の公設の休憩施設はイメージアップにつながり、経済効果が期待できる。なぜ、経済効果に期待できるというのは、中で飲食できるんですよね、休憩施設があると。きのうの平岩議員の説明の中にあったと思うんですが、答弁の中にベンチの数をふやして、どうだとか、こうだとか。私はベンチの数もふやすのも、それも大事だろうと思うんですよ。

 だけれども、園内に公設の、これはちゃんと屋根つきのですよ、公設の品のいい休憩施設、そこにはやはり園内で買い求めた飲食ができる。そのことが大事だと。これが経済効果につながる。たしか高遠では、御存じのように飲食店のね、料理屋の出張出店、7軒ありました。平屋建ての1棟建てでそれぞれ棟がつらなっておりましたけれども、あれは余りにも見苦しいといいますかね、見たところよくないという景観上の問題もあったり、園内を広くしたいという、あの当時の理事者の考えで、撤去したわけなんですがね。あのときに一人反対したのは、原浩なんです。はっきり言ってね、撤去する必要はないと。もう少し目立たない土手の方に追いやって、追いやるという言い方ない、引き下がって、品のいい店づくりにして、経営の持続を図るべきだと。それが高遠の料理飲食店街の活性化になるんだと。

 我々は、花の高遠公園へ行って、昔は飲めや歌えの歓楽郷だったんですよ。昔の若いころはね。高遠高校へ通っているころは飲めや歌えの、お花見の最中、全国にも例のない花見休暇というのがあった。全国に例のない花見休暇。なぜならば、授業にならなかった、高等学校。お花見の飲めや歌えでもって芸者ワルツやなんかで踊って、音楽ががんがん鳴って。しかし、最近テレビを見ますとですよ、上野の公園の花見ね、前の日から場所取りで、大騒ぎ、あそこは入場料も何もない。ただ早く行って、先者が勝ち。それで席を取って、次の日の会社ぐるみ、地域ぐるみで、もうグループぐるみでもって大宴会を花のもとでやる。日本人の心の中には花をめでる、きれいだなといって素直にめでる心と、花よりだんごという精神も日本人の心の中にあるわけ。そうしてみると、やはり花をもとにして、先ほども説明の中に経済効果がなきゃだめなんだというような市長さんの説明がどなたかの中にありましたね。やっぱり経済効果を求めていくには、やっぱり中で飲めや歌えやのある程度の雰囲気を醸し出す。このことが大事だと思うんです。

 そういった意味で施設は、公的施設はつくった方がいいと思うが、そのお考えはあるかなしか、その見解をちょっとお尋ねします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) いつも原議員とは意見が対立しますが、今の問題は私は若干感じているところがございます。それは以前は確かに飲食店がございました。そしてあそこで宴会をやったり、もっと昔から言えば、それこそ桜の下で、ござを敷いて、みんなでやっていると。そういった雰囲気が、私は日本古来の桜をめでる風習かなと思っております。ただ、いろいろな事情があって、旧高遠町時代に、それを廃止したと、こういうことで、それについてもいろいろな事情があったとお聞きしております。これもできたら伊藤さんの方から、その間の事情をお話をいただければと、こんなふうに思います。



○議長(中村威夫君) 伊藤高遠町総合支所長。



◎高遠町総合支所長(伊藤俊規君) 御存じのように城址公園の、高遠城趾公園、国の史跡に指定されているということで、ああいう場所からは建物を撤去した方がいいという意見をいただきました。そういう中で、史跡から外れている、現在、南側の美術館の横の方、あちらは史跡から外れているということで、あちらをそういったお花見で少し、花よりだんごの方を味わっていただくということで、エリア分けをしたという経過であります。



○議長(中村威夫君) 原議員。

     (26番 原  浩君登壇)



◆26番(原浩君) あの、そういう今までの経過はみんな私知っているんだからね。そんな経過を聞きたくはないんです。そうじゃなくて、ああ、おもしろい原の発想、いいかもしれんぞと。ちょっと検討してみようかなという返事をもらいたかった。ただ、ちょっとその経済効果のところだけ、ちょっと今まで反対だけど、そこのところだけ相通ずるものがあると言ったから、ああ、これはいい答弁が来るのかなと思ったら、あっちへ振っちゃってですね。あっちはまた、昔の古い、史跡、国の指定、そんなもの。だったら、史跡に指定、厳密に言えば、そこまで言いたくないけどね。あんなところで金を取っていろいろするなんていうことは、今度はおかしい問題になってくるんですよ、はっきり言ってね。

 だけど、そういうことで期間がある程度、年から年じゅう施設を置くんじゃない。お花見のときだけ建てて。伊那公園なんかいい例じゃない、すずめ食堂かな、入船の、あれだって、お花見のときだけ建てて、お花見が終わると壊すでしょう、片づける。あれなんだ。あれをやっていけば、そんな天下のすばらしい場所で、何のお墨つきの場所であろうと、国の史跡であろうと、私に言わせると世界遺産の場所であろうと、期間だけ許可をしていただいて、すぐ片づける。そういう努力をやっぱりやっていかないと。稼ぐのにね、小屋を1年じゅう建てておいて、そこでもって稼ごうなんていう、厚かましい考えが、まあそれはいい。

 そのことと、3番目に行きます。時間がないから、公園内にごみ収集ステーションの設置、公園の園内に置けということじゃないですよ。これはね、諏訪の8月15日の花火、市長さんなんか何回も呼ばれていって、ごらんになったと思う。8月15日に30万から40万人の諏訪湖の花火に出るんです、人が一夜に。この40万人のごみがだっと出る。そのごみは、どうするかと言ったら、道路にみんなトラックを置いてあるわけだ。ごみステーション、ステーションとはトラックのことです。トラックを50メートルおきにどんどん置いてある。道路脇へ、そこまでお客様がごみを自分で、飲み食いした、出たごみを袋で持っていって、そのステーションに投げ込む、トラックに投げ込む、見事だ。私も何回も投げ込んだことがある。

 それはごみの持ち帰り運動というようなことをやってきた。それも先進地、高遠城址公園は花見客が出したごみの持ち帰りは、ぜひ実施してほしいというような、高遠は先駆けだ、あのごみの持ち帰り運動のね。それをやってきた。それは確かにいいことだ。いいことだが、最後までごみをうちへ持っていく人はほとんどいないでしょう。高遠城址公園で出たごみを最後までうちにお持ち帰りいただく。途中でどっか処分していく。そんなことは明らかだ。ならば、いわゆる木戸です。入場口ですね、高遠城址公園の場合には北とか、南とか、西とか、ゲート、いい言葉、そのゲートの近くへごみステーションを置く、そこまでお持ち帰りをいただく。入るときに500円いただく、そのときにごみ袋を手渡す。

 諏訪の花火のときには、ゲートへ市役所職員が3人ばかり、4人ばかり、一ゲートに4人は最低ですよ、張りついている。それで札を持って見せると、どうぞと、そのときにごみの袋を持たせてくれる。それで出たごみは、ずっと諏訪湖畔で出た、花火を観覧して、楽しんでいただいたら、そのときに出たごみは、どうかひとつ外のごみステーションまで持っていってください。それを常に放送もしている。指導も、指導放送をね、案内放送もしている。すると、諏訪湖端に出たごみがほとんどくらいない。ただし、ごみステーションは山のようになっております。ああいうような形が高遠城址公園はやるべきじゃないかな、それをすることによって地元の商品が売れますよ。

 私ども観光地へあちこち行ったところでね、ごみを持ちかえろと、自分の出したごみを途中で帰るときに、お土産買いますか、お土産なんて買わないですよ。ごみを持っているんだから、手が足りない。その辺のごみステーションのことについてちょっと。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) またまたこれも、高遠町時代にごみの持ち帰り運動ということで始めたんです。私も、前にごみを捨てているところを見ました。あの橋の上から下へ、どおっと、もう一晩にそれこそトラック何台分かやって、約1億円かかったと。1,000万円か、何だい、おれのところは1億円と書いてある。1,000万かかったんです。

 今、諏訪湖の花火の例が出ましたけれども、あれはたったの半日ですね。だから、私はそういうことができると思うんですが、少なくとも高遠城址公園の場合は1週間、2週間、場合によれば一月ということですから、そういった車を置いてぽんぽんと置いていってくださいよということができるかどうか、ちょっと疑問でございます。

 しかし、実際にごみが本当にうちまで持っていっているのかどうか。恐らく、高速で来る人たちは、サービスエリアでぽんと、多分入れていくと思っておりますので、そこら辺も追跡調査をする必要があると思っております。場合によったら、ごみ袋を1枚100円取っても、私はいいと思うんですが、そこら辺はまた検討をしてみたいと、こんなふうに思っています。



○議長(中村威夫君) 原浩議員、あと27分経過したから3分で1題があるから、どうぞ十分配慮してやってください。

     (26番 原  浩君登壇)



◆26番(原浩君) 高遠城址公園の方は一ついろいろ課題も次から次へとあろうかと思いますが、英知を絞っていただいて、すばらしい観光地となるように、ひとつお願いしたいと思います。

 それでは、二つ目のローズガーデンの運営についてをお尋ねいたしたいと思います。しんわの丘のローズガーデンは、伸和コントロールズの思いから旧高遠町時代から続いてきた由緒ある大事なガーデンであろうと、こんなふうに思います。

 それを引き続いて、伊那市が受けて、あの丘を立派なものに今後していっていただきたいと、なかなか旧高遠町の時代より伊那市になってからお取り組みをいただいてから、こっちの方は急速にすばらしいローズガーデンのような形、あそこの景観、まことにすばらしいと思うんですよね。この間もオープニング式典があって、行ってみたら、景観第一であそこで結婚式をとり行うとか、それが新聞に出たら、また次の、すぐ翌々日の日曜日には1日に1,000人訪れたというような、1,000人ですよ、1,000人訪れたというような、にぎわっております。盛会裏を見せておりますけれども。あそこをひとつ、今後本気にいいものにしていくという、より一層すばらしい観光地にしていくというには、やはりトイレというものが必要だと思うんですね。トイレをつくっていただきたい。あるいは車いす用の歩道の整備、車いすでも歩けるような歩道の整備、あるいは問題の駐車場の整備、そういったようなことが今後の運営として期待できる。お願いをしたいわけでありますが、その辺について御見解を最後にいただきたいと思うわけであります。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) しんわの丘ローズガーデンにつきましては、大変好評でございまして、今駐車場が不足して困っておる状況がございます。うれしい悲鳴だと思います。

 そんな中で、一つはやはり階段がある。お年寄りがなかなかおりていけないと、こういうようなこともございますので、車いす利用ができるような園内の整備ですね、そういうものもやっていきたいと思いますし、また年間では約4万人ぐらいになるのではないかと、こういう予測を立てておりますので、便所の設置等についても今後増設等について検討をしてまいりたいと思っております。

 いずれにしましても、大変、皆さんに好評な園でございますので、今後もさらに継続をしていけるように対策をとっていきたいと思っております。



○議長(中村威夫君) 原議員、36秒ありますが、どうしますか。



◆26番(原浩君) やります。



○議長(中村威夫君) 36秒で打ち切ります。

     (26番 原  浩君登壇)



◆26番(原浩君) はい、それではカウントダウン。それでは最後に総括的なしんわの丘のことについて何かコメント、副市長だか、開発会社の専務か、そこからもコメントをいただきたい。



○議長(中村威夫君) 白鳥特命副市長。



◎副市長(白鳥孝君) 先ほど、バラ祭りの入場者、1日に1,000人という話がありましたが、実は4,000人を超えておりまして、先週の土日だけでも7,000から8,000人の方がお見えになっています。というふうに、昨年2万人、カウントした方が昨年は2万人を超えるという数字だったんですが、ことしはもう今週末で恐らく2万人をゆっくり超えるんではないかということで、大変ありがたく思っています。

 総合的な見地から何かしゃべれということでございますが、やっぱり桜と同じように、バラ、花を発信をしながら地元に経済が回っていくような仕組みというのが大事だと思いますので、そうした仕掛けづくりというのが、これから地元の皆さんも含めて交通手段とか、あるいは体の御不自由な方だとか、お年寄りの方も来れるような、そんな親しまれるバラのガーデンという、こんなものを目指すべきじゃないかと思います。

 トイレ、先ほど市長さん、増設という話がありまして、一番上に1カ所レストハウスがありまして、あそこにもありまして一番下にもあります。中間に仮設のトイレを幾つか用意しておりますが、今の人数だけでは恐らく消化しきれないと思いますので、今後動態を見ながらトイレの増設だとか、あるいは仮設トイレの増加を含めて考えていかなければいけないと思います。よろしいですか、こんな、以上であります。



○議長(中村威夫君) 原議員、21秒持ち時間があります。



◆26番(原浩君) やります。



○議長(中村威夫君) 原議員。

     (26番 原  浩君登壇)



◆26番(原浩君) あそこの景観はすばらしいロケーション、あれは世界遺産に登録すべきだと思う。高遠城址公園の桜とあわせて世界遺産に登録すべきだと思いますが、その辺について酒井副市長から御意見を承りたい。



○議長(中村威夫君) 酒井統括副市長。



◎副市長(酒井茂君) 花の世界遺産というのは考えられると思いますので、その辺も含めて研究をさせていただければと思います。

 以上です。



○議長(中村威夫君) 原議員、4秒。

 5番、新井良二議員。

     (5番 新井良二君登壇)



◆5番(新井良二君) 5番、新井良二であります。これから質問をさせていただくわけでありますが、今回は大きく二つの問題について質問をさせていただきます。耕作放棄地対策について、それじゃあ1番からいきますが、耕作放棄地対策については、二つの項目について質問をさせていただきますが、質問の手順として、その二つを一つずつ伺ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。きょうは、北原農業委員会長さんにも御同席をいただいております。ありがとうございます。

 耕作放棄地が広がる中で、農水省は昨年、全国の実態調査を行いました。耕作されない農地の現状を草刈りや整地などにより耕作が可能、基盤整備をすれば利用が可能、森林・原野化して復元が困難に、この三つに分類をいたしました。

 伊那市の耕作放棄地は、合計で386ヘクタールであります。内訳は、草刈りや整地などにより耕作が可能な面積は98ヘクタール、基盤整備をやれば利用可能な面積が15ヘクタール、森林・原野化して復元が困難な面積が273ヘクタールとなっています。

 食の安全と食料自給率の向上が求められている現在、耕作放棄地を解消し、再び農地として利用を図ることは極めて重要であります。そこで耕作放棄地対策に関して、以下の2点を市長に質問をいたします。

 第1点目は、草刈りや整地などにより耕作が可能な98ヘクタール、基盤整備をすれば利用可能な15ヘクタールの計113ヘクタールについて、利用可能な農地にどのような方法で戻すのかということです。

 耕作放棄地を解消し、農地の有効利用を図るため、伊那市農業振興センター総会で、耕作放棄地対策協議会、これは振興センターと同じ構成でありますが、の設置を決めました。対策協は、耕作放棄地対策で国が新設した、水田等有効利用活用促進交付金の受け皿組織でもあります。2009年度には、放棄地解消の勉強会、再生利用推進計画を策定するとし、2011年までの3年間で、この耕作放棄地の解消を図ることにしています。耕作放棄地の再生活動には、障害物除去や深耕、深く掘るということですが、簡易作業に10アール当たり3万円から5万円の助成、営農再開に向けて土壌改良を行う場合は、最大2年間で10アール当たり2万5,000円の助成がなされます。再生農地に5年以上の耕作が見込まれることがその条件となっています。

 そこで、耕作放棄地対策協議会による、今回のこの事業の見通しについてお聞きします。

 また、今回の耕作放棄地の調査結果について地域別の現状をお聞きします。これについては資料が届いております。

 以上であります。まず、よろしくお願いします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) この耕作放棄地の問題については、大変全国的な問題でございますので、昨年、農水省では全国一斉調査を行ったわけでございまして、伊那市でもこの耕作放棄地、どのくらいあるかということで一筆一筆正確な調査を行ったところでございまして、その数字が大変な数字になっておると、こういうことでございます。これらをどうやってやっていくかと、こういうことでございますが、実際に農地に復元できるものについては、先ほどもお話しのように、また補助金を出してやっていこうと、こういうようなこと。

 それから、もう全く農地に向かないところは、もう農地以外のものに農業委員会が認めていこうというような方針が出されておるようでございますが、私はやはり少しく、実際にやっても、またもとの木阿弥になってしまうなら、せっかくお金をかけて農地になっても実際にそれを行う農業者が今本当に少なくなって、例えば私の近くなんかは、畑の借り手がないわけですね。草ぼうぼうになって、今までは酪農家もある程度借りてやっておりましたけれども、その酪農家自体ももう少なくなって。ですから、補助金を出して、農地にまた復元をすると、こういうことを国はやっておりますけれども、私はこれはイタチごっこであって、もっと基本的に、農業が魅力ある産業としてできなければ、やはり定着はしないと思っております。

 実際に農業後継者が定着している例もあるわけですね、伊那市の中でも、例えば、ますみヶ丘の酪農家の皆さんとか、東春近の花づくりの皆さん、みんな若い皆さんが定着をしておるわけです。それはなぜかと言えば、やはり相当の収益が得られるわけですね。でも、その人たちに全部農地を耕せと言っても、これは無理な話でございます。

 しかし、そうは言っても、そういうことで耕作放棄地を取り組んでいくということは、これはできれば必要なことだろうと。特に、私は水田なんかは、これを放っておきますと、いろんな障害が出てくる、そんなふうに考えております。

 今後の耕作放棄地の対策につきましては、部長の方からお答えを申し上げたいと思っております。

 以上です。



○議長(中村威夫君) 唐木産業振興部長。



◎産業振興部長(唐木好美君) それでは、先ほどの耕作放棄地の113ヘクタールの今後の対応でございますけれども、そのうち水田が17ヘクタールでございます。こちらにつきましては、担い手を中心に利用集積等により解消をしてまいりたいと考えておりますし、畑地の関係が96ヘクタールでございますけれども、こちらにつきましても雑穀等の栽培等によりまして、解消を図っていきたいということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。



○議長(中村威夫君) 新井議員。

     (5番 新井良二君登壇)



◆5番(新井良二君) 最初は、水田の面積、畑の面積別のところがわかりませんでしたので、質問しようと思いましたが、今、答えがありましたので、これはいいといたします。

 この耕作放棄地を再生するために、この協議会が具体的にどのように活動をしているのか。例えば、それぞれこの筆数があるわけでありますけれども、この筆数にだれが担当して、どのように指導していくかという、この具体的なところの取り組みの方はわかるんでしょうか。



○議長(中村威夫君) 唐木産業振興部長。



◎産業振興部長(唐木好美君) 先ほどの耕作放棄地の対策協議会の関係でございますけれども、先ほど議員さんの方からお話ありましたように、伊那市の農業振興センターの構成員と同じでございます。そういう中で、各地域に精通しているということでございますので、それぞれの地域の情報を収集して、農業委員と構成する中で対策、指導に取り組んでまいりたいと考えていますし、また具体的には認定農業者の確保、また集落営農組織の法人化を推進することによりまして、担い手の育成を進めるとともに、引き続き農作物のブランド化を推進し、作付面積の確保を図ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(中村威夫君) 新井議員。

     (5番 新井良二君登壇)



◆5番(新井良二君) もう少し具体的にお答えをいただきたいわけでありますが、そうしますと、この放棄地の筆数があるわけでありますが、それを地域別に分けて、それぞれの地域ごとに、この問題については当たっていくと。そして、それを担い手に回していくと、そういう話で処理をしていくということでよろしいんですか。



○議長(中村威夫君) 唐木産業振興部長。



◎産業振興部長(唐木好美君) はい、そうでございます。調査結果で地区別の基礎数値がわかっておるわけでございますので、その地域の実情を把握しまして、担い手への農地の集積を進めていきたいというものでございます。



○議長(中村威夫君) 新井議員。

     (5番 新井良二君登壇)



◆5番(新井良二君) ここの耕作放棄地、先ほども市長さん、ありましたように、将来、また再び耕作放棄地に戻るのではないかという、そういう心配をしていましたけれども、私も同様でありまして、これを戻させないためにどうするかと、このことも極めて大事だと思います。全国でも、この耕作放棄地を出さないためのパトロールというようなものもやっています。それから広報による宣伝等を農家に対してやるというようなことも行われているようで、少しでも耕作放棄地っぽくなったらすぐにでも手を打つというようなことをやっているようでありますが、この点についての考え方についてお伺いいたします。



○議長(中村威夫君) 唐木産業振興部長。



◎産業振興部長(唐木好美君) 先ほどもちょっとお話と関連するところがありますけれども、やはり状況把握をしながら、それとあわせましてブランド化の作物推進を図って、作付面積を確保して、遊休荒廃農地にならないような防止対策をとってまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。



○議長(中村威夫君) 新井議員。

     (5番 新井良二君登壇)



◆5番(新井良二君) 今回の耕作放棄地対策で、国ではいろんな支援策が出ているわけであります。耕作放棄地に大豆、麦、飼料作物、米粉、飼料用米の政策拡大を今までどおり、これは支援するということでありまして、大豆、飼料は10アール当たり3万5,000円、米粉、飼料用米は10アール当たり5万5,000円を支援すると、今までも決まってきているわけであります。

 それに、さらにこの5月の補正でもって農水関連補正予算の中では、大豆、麦、飼料作物にはさらに1万5,000円、そして米粉、飼料用の米には2万5,000円が加算をされる。非常に大きな補助金になるわけであります。

 これだけの補助金が来れば一定の成果が上がるんじゃないかと思うわけでありますが、中でも今大きな問題になっています畜産農家の飼料が、非常に高い金額になって輸入をしているわけでありまして、前も質問を、私いたしましたけれども、畜産農家がやめる数も非常にふえてきている。何としても自前の畜産飼料を確保していかなきゃならない。ましてや国内で、あるいは地域でこの飼料を確保する必要があるということでありますが、たまたま今回の耕作放棄地に対する支援ということの中で、この飼料の作付、あるいは飼料米というものについてかなりの補助金が出るわけでありますが、これらについて畜産農家との連携、ここらあたりは振興センターではどのように考えて、どのような段取りで畜産農家の方に、このことを回していくのか、その点をちょっとお伺いをいたします。



○議長(中村威夫君) 唐木産業振興部長。



◎産業振興部長(唐木好美君) 今、議員さん御指摘のように畜産農家の経営は非常に厳しい状況でございます。そういう中で飼料米の米活用というのは重要な問題といたしまして、伊那市の農業振興センターといたしましても、ことしの大きな研究課題として取り組んでおりまして、今年度からでございますけれども、飼料米、約1ヘクタールを作付しておりまして、5トンの収穫を見込んでいるわけでございます。また、それとあわせまして先進地の情報等も収集しながら飼料用米の活用に向けた検討を引き続き行っていくという予定でございますので、よろしくお願いいたします。



○議長(中村威夫君) 新井議員。

     (5番 新井良二君登壇)



◆5番(新井良二君) 今の部長の答弁はそれでいいかもしれませんが、もう少し、本年度具体的に畜産農家が何戸で、どこでこれだけのものができるという、そこのところまできちんとしていかないと、質問に対して答えは、確かにそれはそういう答えで返ってくるかもしれませんけれども、そこのところまできちんと取り組みをやっていただきたい、このように思います。

 さて、ここからちょっと、先ほども市長さん言われましたけれども、担い手の問題についてちょっと質問をさせていただきたいと思います。

 耕作放棄地を解消するに大きな役割を果たすのは、やはり担い手の問題だと思うわけであります。耕作放棄地を解消して長期的に農地の貸借を図り、有効利用を図るためには新規就農者、認定農業者や市内各地域の集落営農組合等の担い手を確保することが必要になるわけであります。

 まず、新規就農者、認定農業者についての現状はどのようになっているのかお伺いをいたします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 先ほども申し上げましたとおり、農地に復元しても、やはりその担い手がなければ、またもとの木阿弥と、こういうことでございますから、やはり実際の農業者をふやすと、こういうことが必要だろうと思っておりますが、現在やはり若干世界的な不況の中で、農業も見直されてきたんではないかなと、そんな気もするわけでございますが、いずれにしろ認定農業者とか、あるいは集落営農組織、それからまた新規農業者をふやしていかなければいけないとは思っておりますが、ことしの3月末現在、伊那市の認定農業者数は160人ということになっておりまして、毎年少しずつふえていきますけれども、またやめる方もいらっしゃるんで、こんなものかなというふうな気がしておりますけれども、いずれにしても、160人では非常に少ないと、こういうことでございます。また、新規の就労者は昨年5名でございました、新規の就労者は。

 そうした中でどうしても農地を守っていくには、集落営農組織に現状では頼るほかないのかなという気がいたしておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(中村威夫君) 新井議員。

     (5番 新井良二君登壇)



◆5番(新井良二君) この問題について、もう少し質問したいと思うわけでありますが、任意組合はことしで3年目だと思います。5年後に法人化を目指すという形で進められてきていると思うわけでありますが、現在米価がおよそ60キロ当たり1万2,000円程度だと言われているわけであります。営農組合は、それこそ機械の合理化だとか、非常にやる中で、かなり身軽にする中で何とか収支のバランスをとろうとしているわけでありますが、この米価が1万2,000円を割り込んでいけば、これは法人化されても、そのほとんどは赤字になるだろうと言われているわけであります。

 そこで、私はこの問題を解決するためには、一つは今価格補償、それから所得補償という問題が出てきているわけであります。国でも、国会の中でも大きな議論になっているところであります。米価、米の価格補償、所得補償について、この間もなく行われる総選挙の柱にもなるわけであります。そういう点で、この価格補償について市長としてはどのように考えておれるのか、この点を市長にお聞きをいたしたいと思います。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) まず、米の価格についてでございます。私は、今、日本の農業の中でずっと見ておりまして、やはり一番機械化できて、そして省力化できるのは水田だろうと思っております。したがって、伊那市内でも20ヘクタール、あるいは40ヘクタールも夫婦でこなしている農家もあるわけでございます。そういった面から言うと、私は基盤整備も当然必要だろうと思っておりますけれども、価格補償、大切だとは思いますけれども、このくらいでもやっていけないことはないんじゃないかなと気もするわけでございますが、現行の中では難しいと、こう書いてありますけれども、実際問題として外国のお米の輸入価格等々から比べると、日本のお米の価格というのは非常に高いわけですから、そういった面ではどうしても負けてしまう。やはり私はその米価の下支えよりかも、いわゆる農家への直接支払制度、そういったものをやはりやっていく必要があろうかなと思っておりますし、また私は日本の農業が豊原の瑞穂の国と言われているように、畑作地帯なんかは見てみますと大豆なんかを転作していると思うんですよね。2年か3年たつともうイヤチ病が出てきて、収量が落ちてしまう。しかし、有史以来何千年続いておる水田稲作、これは全くそうしたイヤチが出てこない。こういうことから考えますと、やはり日本の農業、やはり水田農業を基本としてやっていくべきだろうと考えておるわけでございます。

 そうした意味から、水田農業を守るにはどうしたらいいかと、こういうことで、私は価格補償だけで解決はやはりできないと思っておりますので、総合的な農業施策、それから余剰、日本のお米は余っているわけですから、それらを東南アジアとか、輸入もしていますけれども、例えばアフリカあたりなんかは、あるいはインドにしてもそうですけれども、あすの食料にも困っている国がいっぱいあるわけでございますから、そういうところに無償で譲与するというような形も、やはり私は国民の中からそういった声を上げていかなければいけないんだろうと、そんなふうに思っているところでございます。

 以上です。



○議長(中村威夫君) 新井議員。

     (5番 新井良二君登壇)



◆5番(新井良二君) 価格補償、所得補償の問題は、今、市長さんが言われたように、一つは直接支払制度とのミックスの中でやるということ、私もそれは基本的には理解ができるわけであります。

 たまたま、私は4年前に経済建設委員会で視察をしたところがありますので、そのことをちょっと申し上げたいと思いますが、鹿児島県の徳之島へ行ってまいりました。そこはサトウキビが基幹作物でありまして、10アール当たり5トンの収穫があるわけでありますが、このサトウキビは国の価格安定対策によって市場価格の10倍の2万1,430円で業者が買い取る。そして業者はこの価格差について基金より援助を受けると、こういう仕組みになっているということを視察で教えられてきたわけであります。平均の所得率は買い取り価格の40%と当時言っておりまして、認定農業者は20ヘクタールで1,000トンを目標に規模拡大に努めていると、こういうお話でありまして、島全体では、このような価格補償により、確実に新規就農者や認定農業者が増加をしているという報告がなされたわけでありまして、今、私が申し上げた価格補償、所得補償はこういうことにもつながってくると思うのであります。

 したがいまして、価格補償、あるいは所得補償プラス中山間地の直接支払制度等をミックスする中で、この営農組合がきちんと機能できるような、そういう形にしていくべきだろうと思うわけであります。ちょっと今心配しているのは、この営農組合が5年後、来年、再来年、もう5年になるわけでありまして、そこで果たしてこの営農組合が機能していくかどうかという点については、それじゃあ部長さんでいいですか、お答えをしていただきたいと思います。



○議長(中村威夫君) 唐木産業振興部長。



◎産業振興部長(唐木好美君) 5年後にはそういうような形で自立できるような形で現在取り組みをしておりますので、そういう方向に行くように、さらに努力をしてまいりたいと思います。

 先ほどの畜産農家の戸数でございますけれども、済みません、60戸でございますので、お願いします。



○議長(中村威夫君) 新井議員。

     (5番 新井良二君登壇)



◆5番(新井良二君) それでは2点目に移ります。

 森林・原野化して復元が困難な273ヘクタールについて質問をさせていただきます。農水省の指導によれば、この復元が困難な耕作放棄地については、市から農地・非農地の判断の依頼があった場合、農業委員会が、その土地の所有者・権利者等への事前通知、農業委員会等による現況確認を得て、農地法第2条1項に規定する農地に該当するか否かについて、農業委員会の総会、または農地部会の議決により判断する。

 非農地と判断した土地については、所有者・権利者に登記簿地目の変更登記を要請する非農地通知書を送付することになっています。農業委員会が非農地と判断すれば、農地から除外されることになるわけであります。

 戦後の食糧難の時代、米や野菜などの食料を得るために、耕作の可能な山つきの土地までも開墾し、農地として活用を図ってきました。その後、過疎化や高齢化、農産物の自由化等により開墾地を中心に農地は荒れ、森林・原野化し放棄地になったものであります。その多くはもともとは無理をして農地にしたものであります。

 農業委員会は、今まで登記地目が農地であったが、実際は農地性の全くない土地について、地目変更を行い、非農地にするには、その土地が過去に農地として耕作した事実がなかったどうか等、十分調査を行い、証明書を発行の上、所有者が登記をし、地目変更を行ってきているわけであります。農地を守るため農地以外の地目に変更することには慎重に対応をしてきているわけであります。

 今回の農水省の調査による復元が困難な273ヘクタールの対応についてでありますけれども、市から農業委員会に農地・非農地の判断の依頼がなかったのでしょうか。今後も農業委員会への判断依頼を行っていかないのでしょうか。この点については市長にお伺いをいたします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 国が農地に復元するのは到底無理だと、こういう原野化した農地、これは先ほどもお話しございましたように、管内でも273ヘクタール、田んぼが86ヘクタール、畑が187ヘクタールということでございまして、原野化した農地の多くは、中山間地に所在して耕作可能な農地に戻すということは、大変困難な状況にあるわけでございます。

 そうした場合、農地法関連の改正案が今国会に審議中でございます。その中身は今後耕作放棄地の取り組みや行政指導から農業委員会指導へ移行されると、こういうように聞いております。現段階では、国の非農用地化への判定基準があいまいな状況でございます。非農用地化の判定依頼を農業委員会へやるのはいかがなものかと、そんなことであくまでこれは市がやるべきではないのかなと、そんなことを考えておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(中村威夫君) 新井議員。

     (5番 新井良二君登壇)



◆5番(新井良二君) 依頼はしていかないということでございますが、これは農地法の改正の中で、実は農地法の中で今度は判断をするということが衆議院段階の改正の中では通っているということでありまして、いずれこれ以降については市から農業委員会というんじゃなくて、農業委員会が直接判断をするということのように聞いているわけであります。

 それで、ここからちょっと農業委員会長さんにお伺いをいたします。改正される予定の農地法の中で耕作放棄地の解消が農業委員会の業務となるようとあります。これはまだ決定はされていません。非農地とするための地目変更の判断基準が変更されるのかどうかとお聞きをするわけであります。今までは先ほども申し上げましたように、かなり厳しい判断の中で、この証明をしながら地目変更をやってきたわけでありますが、どうも今度の流れを見ますと厳しくするところは厳しくするけれども、現況審議でもいくところはいくというようなところもあるのではないかというような感じがするわけでありますが、この点について会長さんの御見解をいただきたいと思います。



○議長(中村威夫君) 北原農業委員会長。



◎農業委員会長(北原孝治君) それでは新井議員さんの御質問にお答えしてまいりたいと思いますが、農地法の改正と耕作放棄地解消の対策でございますけれども、耕作放棄地の解消につきましては、今まで農業委員会と市町村、都道府県の連携によりまして対策が講じられてきたわけでございますけれども、このたびの農地法の改正の案によりますと、市町村等の責務となるとされていたことが、今度は農業委員会の業務にかかわるわけでございまして、大幅な改正が見込まれているわけでございます。

 具体的には遊休荒廃農地の調査、耕作されていない農地に対する指導、指導しても改善されない場合の通知、遊休農地解消に関する計画の受理、審査、計画が提出されてない場合の勧告、勧告に従わない場合の所有権移転に関する協議の通知、協議が整わない場合の都道府県知事への調停の申請等、非常に要件が集まってまいりまして、今後遊休農地対策のほとんどを農業委員会が担うことになるということでございまして、具体的にはどのような基準で運用されるかにつきましては、まだ詳細について国から指針が示されておりませんので、わかりませんが、御質問の耕作放棄地の非農地判定基準につきましては、現行制度では国の指針が極めて大ざっぱでございまして、農業委員会の裁量によるところが大変大きいため、各農業委員会の取り扱いに苦慮しているところでございます。これら農地法の改正に伴いどのようになるのか、今のところ不明でございます。

 関連法案成立後に開催されます説明会等を経まして、農業委員会として適正に一定の方針を定め、対処してまいりたいと考えておるところでございます。



○議長(中村威夫君) 新井議員。

     (5番 新井良二君登壇)



◆5番(新井良二君) 決まっているわけではありませんので、大体推測という形で衆議院でのやりとりの中からこういう答弁になっているかと思うんですが、要は農地に戻すのに指示に従わない場合については、かつての農地解放じゃありませんけれども、国が買収しちゃうということを一つは言っていると思うわけであります。

 それ以外のものについては、地目を変えて、農地から除外をしていくということで大体そういうことで私も理解はできました。それでもう一つは、実はこの耕作できないという273ヘクタールの中には、農振農用地区域内にある農地もあるわけであります。全体的に農振の優良農地の中にある土地でありますが、この地目変更については、特に慎重に扱う必要があるのではないかと。荒れていたから、もう即これは地目を山にする原野にするというふうにするのではなく、やはり農振の担当の農政課、あるいは農業委員会、農転を含めて慎重にこれをどう扱うかということはやっていく必要があるのではないかと、例えばそれが違反転用であったとしても、これは事後で指導をしながら許可を取るというようなところまできちんと対応をする必要があるのではないかと思いますが、この点について農業委員会さんのお考えをお聞きいたしたいと思います。



○議長(中村威夫君) 北原農業委員会長。



◎農業委員会長(北原孝治君) 農振農用地区でありましても、復元されない困難な放棄地につきましては、勝手にこれは地目変更、あるいは農振除外、転用等の行為を行うことは一切できないわけでございますので、我々農業委員会といたしましては、法にのっとりまして従来どおり厳格に対処してまいりたいと、そう考えているところでございます。



○議長(中村威夫君) 新井議員。

     (5番 新井良二君登壇)



◆5番(新井良二君) 今回の調査の表を見てみますと、特に原野化した土地、あるいは耕作放棄地の面積が圧倒的に高いのが、実は高遠町であるわけであります。全体の80%、原野化されているのが80.5%、耕作地の方が10.5%であります。これをどうするかというのは、全体的に同じようにすることがいいのかどうかという問題があるわけであります。伊那市には土地利用計画があるわけでありまして、山の周辺等の土地が圧倒的に多いと思うわけであります。そういうところは、この土地利用計画とあわせながら処理をするべきではないかと思うのでありますが、この点については市長にお伺いをいたします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 私もかつて農地法の所管をした仕事をやった経過がございますが、農地法を今、農業委員会長さん、厳格にというお話もございました。例えば旧伊那市の場合は、農地であれば全部農振地域にかけてしまった、こういう経過もあるわけでございまして、そこら辺は弾力的にやっていただきたいと思っております。

 今、高遠町で遊休農地、しかも原野化した農地が非常に多いと、こういうことでございます。これらについては全くもう農地に復元できないような土地、これらについては当然除外をしていただきたいと思っておりますし、過去に私のところへ市長への手紙でこういう投書が参りました。私はIターンという形の中で高遠町に住みたいと。そして、うちを借りたいけれども、まあそんなことよりも土地を取得して、そしてそこへ住みたいと。しかし、なかなか農地法の規制が厳しくてできませんが、何とかならないんでしょうかと。現状はもう原野化している農地ですと。こんなお手紙をいただいた経過もございます。やはりIターン、Uターン、そういった面で農地を取得したいという人たちも多いわけでございますので、そこら辺のところは弾力的なやはり運用をすべきではないかなと、こんなふうに考えておるところです。



○議長(中村威夫君) 新井議員。

     (5番 新井良二君登壇)



◆5番(新井良二君) 市長さんの言うことも、私は理解できるわけでありまして、今言った高遠地籍は農振に入っているかどうかちょっとわかりませんけれども、かなりの大きな面積になっているわけでありますので、それらについては伊那市の土地利用計画に沿って、山に一体的に利用するということになれば、それに沿った形でやるべきだろうと思っています。

 さて、時間もなくなってきましたので、あとはちょっと省略をさせていただきますが、タイトルは、県道車屋大久保線通行止めと改修要請について、先ほど申し上げましたんですけれども、この問題についてお願いをいたします。

 県道車屋大久保線の通行どめと改修要請についてお聞きをいたしたいと思います。この県道は、平成7年、それまでの田原車屋線に、駒ヶ根市伊那峡左岸道路とあわせて、県道488号車屋大久保線となったものであります。伊那市と駒ヶ根市とを結ぶ道路として、伊那市や駒ヶ根市の市民の皆さんにとって、通勤・通学等に利用する重要な道路であります。伊那市や駒ヶ根の境界から南の伊那峡左岸は、急峻な岩場であり、幅員は狭く、崩落の危険箇所も多数存在をしているところであります。

 今年3月23日に、北の城橋南において崩落があり、道路が封鎖されました。今回は岩場の上層部から崩落し、現在、県道車屋大久保線は、全面通行どめとなっております。建設事務所にお聞きしますと、今までも崩落事故はよくあるが、今回は特に大きな岩石が落下した。今後、防護さくを設置し、崩落防止を図りたい。今まで松により岩場がしっかり支えられていたが、近年この地域一帯が松くい虫被害に遭い、支えがなくなったため大崩落につながったのではないかと言ってもおられます。改修の事業規模が大きいため、国と協議し予算交渉中であるとのことであります。

 そこで市長にお聞きをいたします。この崩落による全面通行どめは、上伊那の郡市民の生活を守るために重要な問題です。駒ヶ根地籍であるとはいえ、一刻も早く改修工事を行い、通行どめの解除をしなければなりません。管理責任者である長野県へ要請するとともに、今後の見通しについてお聞きをしていきたいと思います。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) この県道車屋大久保線、通行量は少ないといえども、通っている人にとってみれば、通行どめが長く続くと、しかも北の城橋の建てかえをしていたわけですから、全く逃げ道がなかったと、こういうことでございます。私の今知っている範囲では、来年の3月いっぱいは通行どめが続くと。通行どめになったのが3月23日とお聞きしておりますので、1年間全く通行どめと。これはやはり県政として果たしていいのかどうか、これは強硬に申し入れをしたいと。いい例が、上高地線のあの崩落事故ですね、作業員が死亡しましたけれども、すぐ1週間後には仮復旧をしておると。それは上高地へ通ずる道路だから、旅館組合もあるからということでしょうけれども、少なくともあそこを通っている人の立場に立ってみれば1年間もほうっておいて普通だということは、これは納得できないだろうと思っております。

 幸い、建設事務所長は中川の人間でございますので、あの道もきっと通るのではないかと思っていますので、しっかりと申し入れをしたい。応急措置でも何でも通行どめをやめにしてほしいということをお願いしたいと思っております。

 工事の内容、規模等につきましては、現在計画しております、私どもが入手している範囲では、建設部長の方からお答え申し上げます。



○議長(中村威夫君) 守屋建設部長。



◎建設部長(守屋和俊君) この通行どめの箇所でありますけれども、その後、県の方が国庫補助の要求をしておりまして、今、私どもの方に入っている情報では、今月の初めにこの災害防除事業費の内示があったようであります。現状からいきますと、7月には工事の発注の公告を行いまして、契約は8月中旬以降になろうかなと聞いております。

 事業の内容でありますけれど、事業名が平成21年度補正予算での地方道地域連携災害防除事業という内容であります。事業費が8,000万、延長につきましては56メートル。工事でありますが、ネットによります防護さくを3メートルの高さのものを設置したいというような情報を得ております。

 いずれにしましても、この工事中については通行ができなくなるということになりますが、できるだけ早く、この工事が完成しますように担当の方では県との協議を進めているところであります。

 以上です。



○議長(中村威夫君) 新井議員。

     (5番 新井良二君登壇)



◆5番(新井良二君) 強く申し入れをしていただくということで、ありがとうございます。

 私も近くにもともと生まれて、育ってきたものでありまして、あそこの道路はそれこそ子供の時代からよく遊びにも行きましたし、通った道でもあるわけであります。決して広くすることはできない道だということは重々わかっているわけでありますが、ただ、やはりあそこを通っている人たちには常に安全な通行がいかにできるかということだと思うわけであります。

 そこで、私はこの県道車屋大久保線は途中で宮田の橋が入って、三者の関連があるわけでありますが、橋については去年、おととし1,000万出していただいて改修ができたということでありますが、この伊那市の境から駒ヶ根までの間の道路の改修、維持については、やはり3市村で事務連絡みたいな形でもいいですが、常に連携をとりながら電話でやりとりというんじゃなくて、1年に何回となく、集まって、そして現状を確認していくという、そういう作業が必要なのではないかと思うわけです。

 特に、先ほども申し上げましたように、あのきれいな伊那峡の松がものの見事に枯れて、赤くなって、今はその面影もありません、きれいな。その松が朽ちて、そして今まで押さえていた岩が落ちるというような、今まで想像もしなかったようなことがあるわけであります。これは駒ヶ根地籍といえ、三者でその現地を見て、その岩がどうなっているのかというところを共通認識にして、このところを管理というか、お互いに問題を共有の問題にしていただければと思うわけでありますが、その点について、部長さんでいいですか。



○議長(中村威夫君) 守屋部長。



◎建設部長(守屋和俊君) 一つは行政間同士での対応の仕方があろうかと思いますが、それはそれなりにやっておりますが、もう一つは地元の皆さん、地域の同盟会なり委員会、そういった皆さんの動きも必要になろうかと思います。現在、この地区には東春近道路河川対策委員会ということで、副議長さんが会長さんをやっております委員会がございます。そこともまたお話をして進めていきたいと思っています。

 なお、過去16年には駒ヶ根市と一緒に、県の方へ要望活動をしてきたというような経過もございます。そんなことで市も応援しながら進めていきたいと考えております。

 なお、これはきょうまでの情報でございますけれども、伊那市と駒ヶ根の境界から約200メートルくらいの間、県単事業ではありますけれども、多分2車線化というのは無理でありますので、1.5車線化での事業かと思いますが、県単の事業を行う予定が現状あるようであります。また、具体的になりましたらお知らせしたいと思います。よろしくお願いいたします。



○議長(中村威夫君) 新井議員。

     (5番 新井良二君登壇)



◆5番(新井良二君) ありがとうございました。いずれにしても、緊急を要する問題であります。来年3月ということでは、市長さん言ったように、ちょうど1年ということになるわけでありますので、そのようにならないようになるべく早く開通ができるように御尽力をいただきたいということを申し上げて、質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。



○議長(中村威夫君) 暫時休憩といたします。再開は3時といたします。



△休憩 午後2時42分



△再開 午前3時00分



○議長(中村威夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 2番、中山彰博議員。

     (2番 中山彰博君登壇)



◆2番(中山彰博君) 2番、中山彰博です。私はさきに通告してあります森林と林業政策について、3点お伺いいたします。

 最初に、市の里山施策と森づくりアクションプランについてお尋ねいたします。前段では、森林について述べ質問に入りたいと思います。

 伊那市の土地利用計画構想を見ると、森林地域、里山ゾーンは5万4,860ヘクタールです。市土地面積の82.1%を占め、人口1人当たり0.76ヘクタール余となっています。日本全土の人口1人当たりの森林面積は0.2ヘクタールであり、伊那市はその3.8倍ですから、いかに森林が多いかがわかります。

 また世界の陸地の森林率は約30%ですが、日本の森林率は67%ですから、日本は森林の多い国と言えます。しかし、人口が多いため1人当たりの森林面積は世界平均の5分の1しかありませんので、国民1人当たりから見れば、貴重な資源と言えます。

 長野県土の約8割を占めている森林は、土砂災害や洪水を防止し、水や空気をはぐくみ、二酸化炭素の吸収源として地球の温暖化防止に貢献したり、再生可能な資源である木材を供給し、循環型社会づくりに寄与するなど、さまざまな機能を持っています。森林は、私たちの安全・安心な暮らしには欠くことができない社会共通の財産、緑の社会資本です。

 長野県では国の森林計画のもとに地域森林計画を立て、長野県ふるさとの森林づくり条例を制定し、平成20年4月より長野県森林づくり県民税条例を施行して1年が経過しました。県ではこの財源をもとに、森林の多面的な機能を持続的に発揮させ、健全な姿で次の世代に引き継いでいくために、広く県民の理解と協力を得ながら、間伐等の森林づくりを、集中的に実施するとしています。ちなみに、税収は約6億8000万円となり、里山を中心とした森林づくりの推進に約5億2000万充てるとなっています。

 県のこれまでの間伐への取り組みは、年1万8,000ヘクタール、5年間で11万3,400ヘクタールですが、これに加え、長野県森林づくり県民税による年平均で4,680ヘクタール、5年間で2万3,400ヘクタールの間伐を追加実施するとしています。

 さらに21年度予算では社会全体の共通財産である森林を健全な姿で次世代に引き継ぐため、森林づくり県民税活用事業とあわせ、2万2,000ヘクタールの間伐を継続的に推進する信州の森林(もり)づくりアクションプランを立てています。そして今後10年間で長野県の民有林の間伐すべき森林に全て手を入れるとしています。その達成面積は25万ヘクタールと県土の5分の1に当たる森林の間伐を実施することになります。

 そこで市の里山施策についてお尋ねいたします。伊那市の統計書によりますと、森林面積は5万2,300ヘクタール,そのうち国有林が1万9,300ヘクタール、公団林が2,000ヘクタール、公有林が8,300ヘクタール、私有林が2万2,700ヘクタールとなっています。国有・公団林を除いた公有・私有林野面積は60%の3万1,000ヘクタールです。

 最近では国有林、公団林は奥山であっても、山に手が入ってきている状態と聞きます。そこで、手が入らなかった里山、民有林について将来望ましい森林へ誘導するための施策を市長はお考えなのかお尋ねいたします。

 また、市ではいち早く新宿区との取り組みで鹿嶺高原の東側150ヘクタールを5年かけて、地球環境保全協定により、新宿区の力で間伐するとしており、これは大変結構なことだと思います。

 市としても国や県の事業を取り込み、里山の公有・民有林に手を入れるために、地域住民と話し合いを持ち、理解し合い、補助事業化に向けて努力する時期に来ていると思います。

 間伐についてですが、国県の指導では強度な間伐を行うことにより、上層木、残した主木が成長することや、下層植生が発達することで、針広混交林化が促進されるため、森林の持つ洪水防止機能や、水源涵養機能が向上し災害に強い森林ができるとしています。

 また、複雑な動植物の生態系が確保され、里へのけだものの出没が少なくなり、百益あって一害なしと言えます。

 現状の森林行政は、山林所有者と森林組合、そして林務部の流れが多いのではと思いますが、市としても地域づくりのために一歩踏み出し、森林づくりに環境づくりのために、アドバイザーとなって取りまとめ、地域の声となるまで促進させるべきと思います。そのためには山林所有者と地域住民へ補助事業の説明を行い、事業の計画、推進を図ることが必要と考えます。

 市として伊那市版森(もり)づくりアクションプランを立て、県の計画に沿った私有林、里山整備計画が必要と思いますが、市長のお考えをお尋ねいたします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 森林の持つ多面的な機能、これは長野県にとっても、また伊那市にとっても最も私は重要な問題であると考えております。

 議員御指摘のとおり、伊那市には約5万2,000ヘクタールという広大な市の面積の78%が森林と、こういうことになっております。そのうち間伐が必要な森林が約5,000ヘクタール、こういうふうに言われております。そうした中で地球温暖化防止や、あるいは循環型社会の構築などの公益的機能のためにも、間伐等の実施は必要であると思っております。

 総合計画による間伐目標は、5年間で2,500ヘクタール、年500ヘクタールというものを想定をいたしておるところでございます。長野県が行う信州の森林アクションプランについては先ほど議員さん御説明したとおり、5カ年間で約11万3,400ヘクタールと、こういう大きな数字を挙げておるわけでございます。そうした中で長野県も森林税を導入して補助金体制も整ってまいりました。もとより伊那市も県の補助金にあわせまして上乗せ10%のかさ上げを行っておるわけでございますので、出しのいいところ、いろいろ条件はありますけれども、個人負担なしで間伐ができると、こういう条件が整ったわけでございます。

 そうした中で、今後間伐を積極的に進めていきたい。その一環として先だって、新宿区が約150ヘクタールの森林整備についても新宿区がお金を出してやっていただけると、こういうありがたいお話もいただいたわけでございます。

 そうした中で、特に民有林の2万2,000ヘクタール、これが一番問題であるわけであります。民有林の場合は個人の承諾がないとなかなかできない。しかも、森林の所有者が県外へ行っておるとか、東京へ行っておるとか、あるいは持ち主が不明だというようなこともございますので、そうした面で特に個人有の山の間伐がおくれておるわけでございますので、森林アドバイザーというものを現在9人の方にお願いをいたしておるわけでございまして、整備されていない里山を見つけ次第、森林所有者と調整を行って承諾をいただきながら里山の整備を図るように活動をしているのが実情でございます。

 いずれにしましても、先ほどお話にございましたように、列状間伐、今なるべく広い列状間伐といいますと、その間へいわゆる闊葉樹が生え、下草が生えということで、またこれは鳥獣被害の防止にも私はなるだろうと思っておりますので、そんな列状間伐を今後進めていきたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(中村威夫君) 2番、中山彰博議員。

     (2番 中山彰博君登壇)



◆2番(中山彰博君) ただいま市長の答弁の中でアドバイザーを委嘱して、その任に当たっておるというようなお話をいただきました。そのことは大変結構なことだと思います。ですけれども、なかなか一つのことをなし遂げるには継続的な形での事業でないと、望ましくないという意味から市としての計画、5年で2,500、年500ということで現状の民有林が10年で5,000ヘクタールが間伐必要ということでございますので、10年でクリアするのか。現状、アドバイザーの協力も得ているというお話ですけれども、どんな状況にそのことが行われておるのか、実施状況についてお聞かせをいただきたいと思います。



○議長(中村威夫君) 唐木産業振興部長。



◎産業振興部長(唐木好美君) 現状の森林整備の状況でございますけれども、こちらの方の総合計画でいきますと500ヘクタールということでございますけれども、毎年450ヘクタール前後の森林を整備しているわけでございますけれども、やはり地域の皆さんに森林整備の必要性を理解していただいて、より一層森林整備が進むような、そういうような啓蒙活動にも取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(中村威夫君) 中山議員。

     (2番 中山彰博君登壇)



◆2番(中山彰博君) ただいま、年450ヘクタールを実施しているというお話をお聞きしました。民有林についてはどんな状況か数字を押さえているようでしたらお願いしたいと思います。



○議長(中村威夫君) 唐木産業振興部長。



◎産業振興部長(唐木好美君) 民有林と市有林を合わせてということでございまして、やはりちょっと全体で、また後で数字について報告をさせていただきますけれども、合わせて450ヘクタールということでございます。



○議長(中村威夫君) 中山議員。

     (2番 中山彰博君登壇)



◆2番(中山彰博君) 区切ってのことは、私の方もあえて通告してございませんでしたので、後ほどということですので、よろしくお願いいたします。

 そうしますと現状の中では5,000ヘクタールを10年でクリアしていける、ほぼ見通しになっておると理解をいたしますので、さらに国の方から補正等、非常に大きな予算の方向づけがされてきておるわけですので、アクションプラン等を立てる必要があるかないか。あるいは、市の方に今回の補正で森林間伐等についての新しい計画等のことが対応するべき事項があるのか、質問にありますアクションプランを立てて計画をということを申し上げておりますので、それに絡めて御質問をいただければと思います。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) アクションプランにつきましては、今後検討をしてまいりたいと思っております。今回の補正には間伐の費用は盛ってございません。



○議長(中村威夫君) 中山議員。

     (2番 中山彰博君登壇)



◆2番(中山彰博君) アクションプランについてはぜひ今後の検討課題として御検討もいただけるということでございますので、お願いをいたしまして、次の質問にまいります。

 今後の事務事業とその取り組み体制についてお伺いいたします。林道は、市道となっている林道、地域の林道、作業道とつながっておりますが、整備と維持管理が行われてこそ、効率的な間伐作業、間伐材の高搬出を可能とします。国県の諸施策を、より利用して取り組み、林道の新規開削、継続事業の実施見通しについてと、既存林道の側溝等の整備は十分なのか、地区からの要望、要請はどんな状況か現状と今後の考え方について市長にお尋ねいたします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 間伐をするにも森林の整備を行うにも林道というのは非常に重要になっております。特に作業道の開設等も今度、新宿の年間30ヘクタールについても林道整備も、その対象になっております。今度の補正の中でもそういう林道の開設、大きな林道は別でございますけれども、作業道等は補助対象になっておるとお聞きをいたしております。今のところ新しい林道をつくっていただきたいというような地区からの要望はちょっと聞いておりませんけれども、もしあれば産業振興部長の方からお答え申し上げたいと思います。



○議長(中村威夫君) 唐木産業振興部長。



◎産業振興部長(唐木好美君) 現在のところでございますけれども、新しい林道の開設については要望が出てきておりません。長谷高遠線については継続的に実施をさせていただいておりますし、また高遠地籍で林道の修繕等が出ておりますので、それについては今年度の予算の中で対応しているというような状況でございます。



○議長(中村威夫君) 中山議員。

     (2番 中山彰博君登壇)



◆2番(中山彰博君) 質問の中で申し上げました。新規開削については、今、例えが長谷高線のことを御回答いただきまして、予算説明等で今後5年かけて全線開通をという御説明をいただいており、その言葉もまた確認できたわけでございます。継続事業の実施見通しについてということに対しましても、確認というか、意味も含めてでございますけれども、長谷高線の災害復旧工事の方も終わっておるというような状況ではございますが、非常に林道につきましては、長谷高線に限らず崩落危険箇所等、多々あるわけでございます。

 いずれにいたしましても、災害での発生に対してはそれなりに災害査定を受け、実施をされていかれると思いますが、そういった維持管理についても、対応を今後よろしくお願いをしたいところでございます。

 既存林道の側溝等についてのことでございますが、このことにつきましては非常に土側溝、側溝といっても土側溝等が多いわけでございます。林道には土側溝で、場所によって水切りをつけというようなことになるわけでございますが、私ども地域の中でもなかなかその土側溝まで、もちろん路面もですけれども、手の入らないところも市道としてある林道であっても、そんなところもあるわけでございます。最近のゲリラ豪雨等によりますと、大変水が集中し、災害を起こしてしまうというようなこともございます。一つ例えを挙げますと、私の生活する地域の上の林道鹿嶺線になると思いますが、そこにつきまして昨年の雨で林道を流れた水が片勾配であったがために土側溝から外れて、林道の肩を流れ、下の耕地に入り、耕地を、山が崩れて埋めてしまったというようなこともございました。その場合にはなかなか災害に当たらないというようなこともありまして、受益者負担も、市単の工事として災害復旧はいただいたわけでございますが、そのようなところは多々見受けられるところでございます。

 ましてや、小河川を林道が横断してあるところのヒューム管等につきましては、いずこの林道にもそういうところは多々あろうかと思いますが、昨今ではほとんど手が入っていないというところもあろうかと思います。現実にあります。そんなようなことを踏まえて、地区からの要望・要請はどんな状況かということを書き加えたわけでございますが、そのことは非常に広い、合併によって広くなってきた中で、さてどうなのかなという心配をしておるところでございます。

 そんな意味を含めて、次の質問の項目に入らさせていただきます。林務体制について伺いたいと思います。合併により、特に広範囲となった山林地域を熟慮する人も少なくなり、林務体制の今後がさらに危ぶまれるところです。また地方分権により、森林関係の施策が、都道府県から市町村に移譲されると聞きます。すぐという意味ではないと思いますけれども、広大な林野を持つ当市として、森林関係の取り組みが重要と思いますが、今後の市の林務係の体制をどのように考えているのか市長にお尋ねいたします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 林務関係の職員体制が十分かどうかと、こういうことでございます。現在、林務関係の職員体制は11名と、こういうことでございまして、現在の状態では十分対応できておると思っております。

 しかし、新人とか全く初めて林務の仕事というようなこともありますので、研修等、スキルアップをしていきたい。職員自身のスキルアップもしていきたいと考えておりますが、よろしくお願い申し上げます。



○議長(中村威夫君) 中山議員。

     (2番 中山彰博君登壇)



◆2番(中山彰博君) 現在の職員体制は11名でということでございます。そしてその内容はクリアしておるというお話でございます。長谷地域について申し上げるならば、大変広いエリアの、広いばかりでなく長い間に市有林を含め、林道等あるわけでございます。非常にそういった面で果たして見回りも十分なのかなというところはございます。何もすべて市におんぶ、抱っこで管理をしろということを申し上げているわけではございませんが、そういった地の利の条件を加味しながら、また先ほどお話をさせていただきました民有林の間伐等のこともございますので、仕事量に応じての林務係だということは承知しておりますけれども、そういった必要性に応じて十分な体制を整え、対応をお願いしておきたいと思います。

 少しずれますけれども、今から50年ほど前、カラマツは30年で成木になり、山の立木で石5,000円ほどで売ることができ、期待をして植栽をし、草刈りをしました。このことも夢物語となってしまいました。今、森林は50年、100年単位で築かれ、希少価値が出ると言われています。長いサイクルの中で森林をつくり守る使命が今求められていると思います。そのためにも林務体制の堅持、充実をお願いし、次の質問に入ります。

 里山整備隊の育成についてお願いいたします。みんなで支える森林づくり上伊那地域会議では、森林税活用事業は人手不足と木材価格の低迷により、21年度計画に影響が出ることが指摘されたと報道されました。

 また地方事務所林務課では、集落周辺の里山の機能回復を図るみんなで支える里山整備事業は、予定の80%実績、地域で進める里山集約化事業は、予定を15%上回る見込みとしています。いずれにしても、基本は地域周辺の里山を地域でつくる努力をしていくことが必要だと思います。

 過去の里山は、1年中の燃料として、また水田の有機として利用することで、里山が管理されていました。しかしその後の40年余りの木材価格の低迷が、私有林を伸び放題の放置状態としてきています。このような状況ですので間伐について森林組合等に任せ、効率よく対応するのも必要なことですが、地域地域で里山に関心を持ち、管理していく時期に来ているのではないかと思います。

 5月中旬に富県南福地の里山事業のモデル団地を見学しました。山すそを全周する林道、除間伐、樹種転換を試みる間伐を行い、生まれ変わった里山となっていました。来春は山肌も下層植生に覆われモデル林となることでしょう。

 中山間地の農地は、直接支払制度があり、地域の組織が農地に境界を意識せず遊休地を守っています。

 民有林では零細な所有規模や林業の採算性の悪化等、取り巻く状況は厳しさを増しており、森林所有者だけの取り組みでは、森林の公益的機能の発揮には支障を来しています。里山整備にも各種の補助事業制度があり、これらを利用して地域協働で安全で安心な地域づくりができればと願うところです。

 そして県の目標数値をクリアして、市として地域地域に里山整備隊の編成を呼びかけ組織される必要があると思います。その上で山作業が?ターン・Uターン者、また他地域からの賛同者の協力も得て行われ、参加者には仕事量に応じての報酬も支払うことができれば、ワークシェアリングによる余剰時間を利用したり、新規雇用対策としても生かされ、家計の手助けにもなると思います。

 このことに市がリーダーシップをとり、里山整備隊を組織し労働内容や時間、精算にも明解なマニュアルをつくることができれば、どの地域でも生かされる整備隊が見えてくると思います。このようなことでの市としての取り組みはいかがでしょうか。市長にお尋ねいたします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 今、モデル団地のとして富県の南福地の例がございました。このモデル事業につきましては、平成20年度に県下12団地が選定をされたその一つでございまして、平成17年、豪雨の際に沢が荒れたことから、森林の重要さに気づいて、地域ぐるみで森林を整備しようと、こういうことで見事なチームワークで整備をされたと、こういうことで一つの私はモデルになるのではないかなと、そんなふうに考えておりますので、またその集約事業の補助金もかさ上げになっております。これらについてはまた部長の方からお答えを申し上げますが、いずれにしましても地域ぐるみでやはり山を守ると。農地の場合もそうでしたけれども、そういった取り組みがこれから必要になってくるんではないかなと思っております。

 そんな中の一環として森林整備を行うフォレスタークラブというものが、現在25名ほど登録があるようでございますが、それらを活用したシステムを構築をしてまいりたいと、こんなふうに考えております。

 補助事業等の実情については、部長の方からお答え申し上げます。



○議長(中村威夫君) 唐木産業振興部長。



◎産業振興部長(唐木好美君) それでは事業の関係を説明させていただきたいと思いますけれども、地域で進める里山集約化事業補助金というのがあります。こちらは集約化事業になっておりまして、区とか集落が地域が主体になりまして、集落周辺の里山の整備をしていただくものでございます。こちらについては補助率が10分の10ということで、ヘクタール当たり1万5,000円ということでございます。

 それと、みんなで支える里山整備事業ということで、これは間伐等の造林事業でございます。これにつきましては、県が森林税を財源としまして、2割のかさ上げを行うということでございまして、一般的には補助率は10分9という、そのような形の中で、平成20年度につきましては3団地取り組んでおるものでございます。

 それと、先ほどの中で森林整備の面積がということでございますので、民有林の関係が350ヘクタールでございますので、よろしくお願いいたします。



○議長(中村威夫君) 中山議員。

     (2番 中山彰博君登壇)



◆2番(中山彰博君) 森林整備隊については、フォレスタークラブの存在があるということで、そういう起こりがあるのかなというような思いでございます。

 それでフォレスタークラブは、どこの地域にあるのかということと、地域でなくて伊那市全域なのか、それから私申し上げている地域での、そういう起こりに市の事業としてというか、県にも林務部にゼロ予算事業というのがあって、いろいろハード面だとか、そういうことでなくて、むしろソフト面での応援体制をという事業だと思います。そんな意味からそういった起こりを各地区におろしていただくようなことをいかがかと思い、そのこととあわせて先ほどのこととあわせてお尋ねいたします。よろしくお願いいたします。



○議長(中村威夫君) 唐木産業振興部長。



◎産業振興部長(唐木好美君) 先ほどの里山整備、フォレスタークラブの関係なんですけれども、こちらにつきましては市内の全域の皆さんに参加をしていただいております。

 今、議員さんお話のありましたように、この方たちをスキルアップすることによって、またそれぞれの地域の中でそのような活動の輪を広げていただくというような、そういうような形の中で、今まで7回の森林整備等の講習会をしておりますので、その輪を広げていくことによって、また地域のその人たちがリーダーとなっていただいて、里山整備の一翼を担っていただければと考えております。

 以上であります。



○議長(中村威夫君) 中山議員。

     (2番 中山彰博君登壇)



◆2番(中山彰博君) 市の方針として、その方向で動いておるということでいいかと思います。長谷地域においても、里山森林について非常に心配をし、そのようなチームというか、地域で整備隊をつくり、事に対応していこうと、あるいはしておるというようなところも出てきております。

 私、申し上げるのは市に限らず、里山につきましては18年の集中豪雨のように、一雨大きな雨が降れば、私どもそういった扇状地で生活しておる状況でございます。いつ、不安をあおるわけじゃございませんけれども、山抜けするかもわかりません。そういった意味で、私は地域地域に、できるだけ近いところで整備隊をつくったから、すぐ間伐できるということでもございません。地区のその思いを少しずつ大きくしていってこそ大きな力になっていくと思いますので、ぜひそういった整備隊の動きになるような指導というか、集会等の機会をとらえて、補助事業の説明等を各地区におろしていただき、その方向が起きることを期待するわけございます。その辺について御答弁を市長からいただければと思います。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 間伐事業を初め森林の整備は非常に重要だと思っています。特に、森林組合が大部分の作業を請け負っていただいておりますが、まだなかなか手が入らないということでございますので、できるだけそうした地域ぐるみの間伐をする。今の若い人たちは恐らくチェーンソーの使い方も山の手入れの仕方も全く経験もないし、知らない人たちが多いと思っておりますので、そういった組織をできる限りつくっていくような指導、そんなこともできたらなと思っておりますので、今後また森林組合等々と連携をとりながら進めていければ、大変ありがたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(中村威夫君) 中山議員。

     (2番 中山彰博君登壇)



◆2番(中山彰博君) 最後の質問で、最後に市長さん、そのようにまとめていただきました。そんなことを私も見ており、地域に住んでおりますと、チェーンソーを利用するという人もたくさんおるわけでございます。ぜひ、そんな方向にリードいただくことをお願いし、私の質問を終わります。



○議長(中村威夫君) 8番、黒河内浩議員。

     (8番 黒河内浩君登壇)



◆8番(黒河内浩君) それでは事前に通告してあります大きな2点について質問をしていきたいと思います。

 まず、1点目は高遠城址公園のさくら祭りの件でありますけれども、正式には高遠城址公園さくら祭りと言いますけれども、簡単に言えば、高遠公園のお花見の件であります。しかし、そうは言っても、今回のこの議会で平岩議員、それから飯島尚幸議員、原議員と3人で、私で4人目になります。それだけことしのお花見について非常に反省点も多かっただろうということと、いずれにしましても現在の段階における伊那市での最大の観光の目玉であることは間違いありませんので、来年度に対する期待もあろうかと思います。そういった意味も含めて、若干重箱の隅をつつくような質問も含めまして、来年の対応、目先のことに触れて質問していきたいと思いますし、また2点目については大きく教育問題で、これもやっぱり飯島尚幸議員が触れましたけれども、将来の伊澤多喜男、伊澤修二みたいな人たちを、第二の者を生み出すためにはどうやっていったら、取り組んでいくべきなのか。これはあんまり細かいことは言わずに10年先、20年先の大きな教育理念はどうあるべきかということを中心に質問を進めていきたいなと思います。

 それで、まず第1点目の観光戦略に対する検証の点であります。これは市長も発言しているとおり、桜は気象状況によって大きく左右されるため、例年より入園者数が少なかったこと自体は、これはもう市や観光協会の対応のまずさでは全くなく、仕方なかったものだろうと思います。

 そんな中で、原議員も指摘していましたけれども、一番は費用対効果で十分に成果があったかどうかであります。市では、ことし、さくら祭りの運営費として、昨年の8,100万円から増額し、9,500万円、これを振興公社への委託料として計上し、今年のさくら祭りに対応してまいりました。

 私も毎年と同じく、期間中に3回、この高遠公園に足を運びましたが、私が見る限りスタッフやボランティア、あるいは警備員、交通誘導員等の見直しや増加等により、人的対応は比較的、私は順調にいったものと思っています。

 そこで一番問題なのは、その費用に対して地元にお金が落ちたか、これは市長も言っていますけれども、すなわち民間も含めて伊那市として経済効果があったかどうかであります。仮にことしは特に不況のために、財布のひもがかたかったとしても、将来もう一度桜を見に来よう、あるいは桜だけでなく、再度伊那市へ観光に来たい、お土産も買いたい、という意欲を観光客に植えつけることに成功したかどうかであります。

 市として、ことしのさくら祭りを観光戦略の面でどのように評価しているのか。さらには100年に1度の不況のもとで、商店街、伊那市観光株式会社を含めて、広く全体的にその経済的効果はどうだったのか。これはもう園内だけの経済効果だけの問題ではなくて、広くそういった意味での経済効果を、原議員も指摘したとおり、市民に対して具体的に数字で発表していくことが、何より必要だろうと思っています。まず、この点までにおいて、現在の経済効果がお花見の点でどうだったのか、まずお聞きしておきたいと思います。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) これにつきましては、過去3人の方からお話がございました。その都度、お答えを申し上げましたが、今回のさくら祭りは天候にも恵まれました。ただ残念なのは、土日が1回しかなかっと、こういうことで非常に桜そのものは例年より、私はきれいだったと思っておりますし、また、観光客の皆さんもすばらしい桜だというお褒めをいただいております。ただ、国の施策で始まった土日1,000円の大渋滞、これだけは残念だったなという気がするわけでございます。

 そうした中で、先ほどもお話しございましたとおり、幾つかの仕掛けをしたわけでございます。これらについては、今後反省をしながら、今後の対策を練ってまいりたいと思っておりますし、また地元の議員さんたちも大変御苦労をいただいたということをお聞きしております。特に、そばの出店もふやしたわけでございますが、いろいろ飯島議員さん、やり玉に上げられて、地元からは大変怒られたというようなお話もございますけれども、事前によく相談をし合いながら、やはりそうした出店をどうするかというようなことも、きちんと決めていく必要があるのかなと、話し合いをしていく必要があるのかなと思っております。

 これから、検証をしたいと思いますが、いろいろ仕掛けをいたしましたので、今後またそれらの反省点に立って生かしていけば、とにかく30万人から40万人のお客さんというのは、これは膨大な数でございますし、またもし、その人たちが本当に弁当も買ってもらったり、あるいはそばも食べてもらったり、高遠まんじゅうを買ってもらったりと、そういった経済効果が発揮できるような方向づけを今後やってまいりたい。そしてまた、高遠の桜だけでなく、市街地へおりて、蓮華寺へ行くとか、絵島の屋敷跡を見るとか、あるいは今度できた保科正之公のあれを見るとか、そういったあるいは美術館等々を回っていただくというのを、今後そういった、どうやったら本当に滞在型の観光ができるかどうか検討していきたいと思っておりますが、おおむねいろんな運営面については合格点ではなかったかと、こんな反省をいたしておるところでございます。



○議長(中村威夫君) 黒河内議員。

     (8番 黒河内浩君登壇)



◆8番(黒河内浩君) 市長の答弁は答弁であれなんですけれども、先日の報道で長野県の観光地利用者統計調査というのが発表になっていました。これは皆さん見たんだろうと思いますけれども、その中で、伊那市だけじゃなくて、上伊那全体の観光客の数でいくと長野県全体の5%だと、たったの5%、上伊那全体でそれしか観光客がいないということなんですね。消費額でいうと、県全体の10圏域ある中で最低ということで、早く言えば上伊那と、下伊那もそれに当たるかもしれません。

 観光からもう取り残されているようなところというのが当たるのかもしれませんけれども、そういった中でも魅力的な観光地がない中で、やっぱり高遠の桜というのは、これは伊那市、一番のやっぱり経済効果、売り出すわけですので、昨年に比べて、市長より、ことし非常に町内に、まちの中に繰り出すような努力はしていると思います。

 ただ、さっきも言ったように目先のことで申しわけないかもしれませんけれども、9,500万円という委託料を、このために払っているわけです。これはやっぱり市民の税金のもとでやっぱり払っているわけですから、皆さん期待するにはやっぱりその9,500万円に対してそれぞれが潤って、それ以上の市民税なり税収で今度は返ってくると。これは直接の税収じゃなくて、伊那市観光株式会社も同じことです。

 そういったことを含めて、民間の観光協会も含めて、やっぱりどの程度の経済効果があったのか。これは善光寺のと一緒です。これをすぐ出すべきだろうと、これは原議員も指摘していましたが、出すべきだろうと思いますが、その点についてもう少し突っ込んだ話は何も、そのあたりどういうふうに観光株式会社と連携をとっているとか、あるいは観光協会と収益の点、どの程度効果があったのか、連携はとっていないんですか、とっているんですか。あるいは、何かその点、わかっていることがあったら具体的な数字で聞きたいと思います。



○議長(中村威夫君) 白鳥特命副市長。



◎副市長(白鳥孝君) 伊那市観光株式会社との連携ということですが、連携はとれております。ことしは、伊那市観光株式会社との取り組みの中では、例えば新しいお土産の発信について試みをしました。今まで高遠まんじゅうはつとに有名なお土産なんですが、そのほかに何かできないかということで、桜だるまというものを、さくらホテルで売りまして、かなり評判もよかったものですから、これは通年売れる可能性があるんじゃないかなということで、さらに研究をしてみたいと。

 それと、もう一つは食の発信としておやき、信州イコールおやきというような代名詞にもなりますので、おやきの販売ということで、長谷でつくっているおやきを振興公社でも売りました。これも非常に感触がよくて、野沢菜とか、あるいはナスとか、いろんなものを入れたものが、どういうふうに観光客の皆さんに受け入れられたかということも調査をして、野沢菜が一番だったんですが、来年にまたそれを引き継いで、大々的にやっていこうじゃないかというようなこと。

 そんなようなことでやっておりまして、ただ桜という一つのとても大きな産業の、観光産業の目玉としてとらえているものを次につなげていくということも、これは大事な戦略だと思いますので、伊那市の方針、市長の方針である日本一の桜の里づくりという、これは単に桜だけではなくて、今のローズガーデンのバラもそうでしょうし、あるいはお寺のボタンとか、アジサイとか、あるいはフクジュソウもあります。そうしたところに継続して、通年、花なんかを中心とした観光の可能性がありますので、そんなこともこれから観光戦略の中では考えていくべきじゃないかと。

 少なくとも観光というのは、さっきおっしゃったように、県内では非常に少ない、小さいところなんですが、伊那だけではなくて、例えば木曽とか、あるいはよその県とか連携した広域的なところでお客さんを集客するということによって、大変大きな産業になる可能性がありますし、今まで広域的な産業としての取り組みとしてこなかった分だけは、これからさらにやるべきじゃないかと感じております。



○議長(中村威夫君) 黒河内議員。

     (8番 黒河内浩君登壇)



◆8番(黒河内浩君) わかりました。もちろん桜を起点にして次への観光へのステップということはもちろん必要だろうと思いますし、私も足を運ぶ中で観光課なり、観光協会のメンバー、平岩議員、場所が悪いと指摘していましたけれども、そういった中で次へステップのやっぱり観光への戦略を練っていくことは、もちろん必要だろうし、来年はもっと進めていってもらいたいなと思いますけれども、今、数字が出ていなければ仕方がないんですけれども、その大渋滞があっただけに一体これに対してどの程度の経済効果が生まれているのかどうかというのは、これは市民はみんながやっぱり見ているんですね。ほかは善光寺の御開帳と一緒で、あれがどの程度効果があったと出てくれば、やっぱりみんな伊那の高遠公園の桜は、あれだけ人数が来てどうだったんだろうかということは、注目もって見るところですので、今、出ていない、恐らく数字が出せないということは、出ていなんだろうと思います。1カ月半じゃあ、その程度の数字は出せないのかもしれませんけれども、きちっとやっぱりそのあたり、商店街、観光協会とも連携をとりながらどの程度の効果があったというのはやっぱりしっかり出すように、まず申し入れておきたいと思います。

 これはこれとして、その次に進めていきたいと思いますけれども、第2として情報発信のあり方であります。原議員は、大体ソフト面についてはできているんじゃないかと言いましたけれども、私はソフト面が不完備だという点でここで取り上げておりますけれども、特にホームページのあり方の問題であろうかと思います。

 もうここ数年来、お花見の観光客というのは大型バスを利用した観光客から、マイカー利用での夫婦や家族、友人グループによる少数客に変化してきています。

 団体客はあらかじめ旅行日程を決めてきているわけですけれども、マイカー利用客はその多くが桜の見ごろの時期を見計らいながらやってまいることは、もう皆さん御承知のとおりであります。その見ごろの時期を確認する手段としてインターネットが利用されてきているわけですけれども、そこでこのインターネットを利用して、伊那市としては、この桜の状況をホームページでどの程度、どのような情報発信をしているかであります。これは言葉で言うよりも、実際に見てもらった方が早いだろうと思って、9番議員と同様につくってまいりました。ちょっと9番議員のより少ないかもしれません。これは裏表一緒です。

 これが高遠さくら祭りのいわゆるお花見に対する、伊那市のホームページですね。恐らくほとんど見たことないと思うんですよ。というのは、我々は見る必要がない。状況は常に把握しているし、駐車場もみんなわかっているから、これを見なくてもどうということはない。しかし、さっきも言ったように、市外はほとんどの人の多くは、これを見てくるわけですね。裏は説明しませんけれども、それでイベント情報はどうなっているか、駐車場の案内はどうなっているか、アクセスはどうなっているか、クリックすれば、その後に出てくるわけですね。これはまた後で質問します。この中でも高遠城趾公園のライブカメラはどんな状態になっているか、これは後で質問していきます。観光協会のホームページはどうだとか、お花見弁当はこれでやれば注文できるわけですね、こうなっています。

 その中で、4月6日の日に桜が開花して、4月10日、現在満開になりました云々でこうなってくるわけですね。割と色ぐあいはピンクの非常にいいホームページだろうと思います。これはこれで。ただ、一つ細かい点を言っておきますけれども、これをプリントアウトすると、このとおり出てこないんですね、承知していますよね、これはもうつくり方がおかしかっただろうと思うんですよ。特殊な操作をしないと、このように出てこない。枠組みしか出てこないです。これはプリントアウトするときにきちっと、もう1回訂正があると思いますので、やってください。

 これで、じゃあどうかという点で、ライブカメラ、ここをクリックするとライブカメラの状況が出てきます。これがクリックした場合のライブカメラの状況なわけですね。これで桜の状況は大体把握できる。これはここのところですね、これは高遠閣の上から1機だけあるもので状況を中継しているわけです。これによって大体見て、市外からのお客さんは今現在、桜の状況はどんな状況かというのを把握してくるわけです。それでこれ一番最終の更新日が4月9日、大体満開のときでしたよね。あのときで終わっています。それ以降については、何もライブカメラは動いていません。

 これを見てくるわけなんですけれども、そこで問題なのが、これを見るとやっぱり満開しか来ないということであります。私はもう満開を過ぎたときは、大体お客さんも減っていくだけであんまり来るわけじゃないわけですから、この状況をもう少し分散させて、土日の曜日にこだわらずに一分咲きから五分咲きのころに見にきてもらえるような対応が必要じゃないのかなと思っています。その意味では、この公園の中、高遠閣の中だけじゃなくて、公園外にもライブカメラをもう数台設置し、公園内だけではなく、広く公園全体を映し出すことによって、映像発信していくべきだろうと思っています。

 特に、高遠城址公園は高低差がありますので、公園内は3分咲きであっても、下は満開になっているときが多いわけですから、そうすれば公園全体はきれいで、全体像の映像は常にアピール性に富んだものになるんじゃないかなと思っています。

 こんなことで、昨年8月にまとめた伊那市観光実施計画、アクションプロジェクト、手元にありますけれども、そこでも観光インフラでソフト面での整備が必要だと指摘していますし、ホームページを再編し充実したものとしていくとしています。この点でも前向きな対応が必要だろうと思っていますけれども、ホームページのあり方、この高遠公園だけにこだわらず、これも含めてですけれども、ホームページのあり方について、市としてどのように対応していくのか、まずその点について確認しておきたいと思います。



○議長(中村威夫君) 林総務部長。



◎総務部長(林俊宏君) ホームページの関係については、桜のことについては、また後で担当部長の方からお願いしたいと思いますけれども、ホームページにつきましては、今、議員のおっしゃるとおり、リアルタイムにやはり情報が発信ができないと、市の発信ができないということで、市の職員が各課でそれぞれのホームページがいじれるように、リアルタイムの情報が出るように、秘書広報課を中心に研修をして、リアルタイムの情報を出すように、今努めているところであります。桜情報については産業振興部長の方からお答えいたします。



○議長(中村威夫君) 唐木産業振興部長。



◎産業振興部長(唐木好美君) まず、ライブカメラの関係なんですけれども、昨年、新しいホームページの構築をいたしまして、初めてライブカメラをホームページ上で公開をして、情報提供をしたわけでございます。

 そういう中で、開花情報の問い合わせ等が多いわけでございますし、また開花の情報でございますけれども、議員さん御指摘のとおり、やはり場所によってかなり違うということがございます。南側と北側では大体3日から5日ぐらい違ってしまうということがありますので、その辺についても今後の検討課題でありますし、また先ほどお話がありましたように、ホームページがプリントアウトするときに非常に不便だということがございます。その辺のところもホームページの再構築を行ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。



○議長(中村威夫君) 8番、黒河内浩議員。

     (8番 黒河内浩君登壇)



◆8番(黒河内浩君) 言ったように、インターネットは非常に今重要な役割を負っているわけですね。市長もどこかに出かけるときに、恐らく、我々議会もそうです、どこか視察先を訪ねるときに、その視察先がどういうふうな状況になっているかは、その都市のホームページを見ていくわけですね。ホームページを見て、おもしろくなければやめるんですよ。これはおもしろければ、行ってみたいなと思うところはゲットですよ。その意味でやっぱりホームページというのは、きちっと対応していくことが必要だろうと思うんですけれども、それでライブカメラですけれども、数台と言ったんですけれども、できれば、さくらホテル側から、あるいは東側から日が当たってきますので、一番早くから全体がきれいになっていく。ましてや、さくらホテルからは、さくらホテルの宣伝にもつながる。こんなにきれいな景色がさくらホテルからは見えますよということは、これはやっぱり一番、ここに1台、それからもう一つ全体像は、高遠消防署側からですよ。あれによって全体像がきれいにできる。そうすれば高遠閣の中の1台と合わせて3台で、非常に高遠公園、きれいになると思いますけれども、市長、そう思いません。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 私も余り見たことがございませんので、議員さん御指摘のとおりだろうとも思います。特に、今、ホームページが重要な役割を果たしているということは事実でございます。これは伊那市のホームページの業者に恐らく委託をしていたり、あるいは自分たちでつくったりと、こういうことがあろうかと思いますので、よく研究をしながら使いやすいホームページに改革に努めてまいりたいと、こんなふうに思っております。



○議長(中村威夫君) 黒河内議員。

     (8番 黒河内浩君登壇)



◆8番(黒河内浩君) 今、桜の話を取り上げましたけれども、ということはほかのホームページも恐らくちょっと物足りなさをきっと感じるんじゃないかなと思うんです、伊那市については。やっぱりそのあたりは、今、市長が言いましたように、全体での制作委員会なり、検討委員会なりをしっかり立ち上げて、ホームページそのものをしっかり、よく見直して検討してみてください。

 一番肝心な渋滞対策の方へ次へ進めたいと思います。そこで先ほど言いましたホームページによるアクセス、駐車場の標示であります。これが先ほど言いました駐車場、交通路のところにクリックすると、これが出てまいります。これは皆さんもう見た感じがあると思いますけれども、これが駐車場案内の印刷物なんですよね。それをただスキャンして、この中へ、ホームページの中へ入れているだけなんですね。非常に観光客に不親切なものであります。これを見て理解できるのは、大体市内の人や、市外でも大体伊那の状況を把握している人です。

 御存じのように、私のうちは、一番渋滞になるところで、渋滞の状況が一番よく把握できる立場になりますので、よくこの地図を見ながらどう行けばいいですかとか、あるいはぴんぽんと鳴らして、どう行けば一番高遠公園へ早く、うまく行けますかねということを聞かれます。要するにそれだけ、まあ印刷物は印刷物で必要ですよ。しかし、これはやっぱり考え直さなきゃいけない。これ観光客から不満が発せられるのは当然のことだろうと思っています。だから、こういったものは常に皆さんが理解できるようなものにしていかなきゃいけないだろうと思っています。その意味ではヤフー地図や、グーグルマップを使ったようなカーナビのような案内図にしていくことが、これも絶対必要なんですね。あれでやればきちっとわかる。ホームページもやっぱり、その点で変えていくことが、まずこれどう行けばいいかということをきちっと示すことがまず必要だと思いますけれども、この点について、まず駐車場の情報発信のあり方について、まずお聞きしておきたいと思います。



○議長(中村威夫君) 唐木産業振興部長。



◎産業振興部長(唐木好美君) 今、議員御指摘のようにPDFで張りつけ形になっておりますので、非常に使い勝手が悪かったかなと感じております。

 そういう中で、国道の153号と152号なんですけれども、こちらについてはFMの多重放送とか、道路上の発信器から受信した交通情報をカーナビ上で図形・文字で表示するシステムの方に対応できていないというようなことがあります。そういう中でもやはり渋滞情報につきましては、曜日、また時間、また開花状況等で日々変化しているわけでございますので、タイムリーな情報はどうしてもカーナビ、またラジオ等で情報を得るということが多いかと思います。この辺のところが、今回の渋滞の中での一番大きな反省点でございますので、そういう中でタイムリーな誘導、駐車場ごとの連携をどうやってドライバーに伝えていくかという、そういうようなことを含めて、今後の検討課題として検討していく予定でございます。よろしくお願いします。



○議長(中村威夫君) 黒河内議員。

     (8番 黒河内浩君登壇)



◆8番(黒河内浩君) そういうことで検討課題というか、来年に向けて時間はまだしっかりありますから、来年にはこんなことのないようしっかり対応してもらいたいと思いますけれども、そこで出てきた、次に駐車場対策の話。結局、行き着く先は駐車場なんですよね。たくさん車が来て、もう駐車場入りの、駐車場へ入るための列で渋滞を巻き起こしているわけですから、これは駐車場を増設しなきゃいけないというのは一番の原因だろうと思いますけれども、特に、一番の目玉は三峰川の河原沿いの駐車場の増設しか、私はどうも考えざるを得ないのかなと思っています。現在、広く使っている山田河原が非常に使えればいいわけですけれども、これはもう御存じのように、私も現場へ行ってみますけれども、川の蛇行からして、これ以上もう大きくしても、水が大きく出たときには必ずもう欠けてしまってお金かかるだけのもので、これ以上、山田河原を広くすることは恐らく難しいだろうと思います。

 そこで一つの案として考えられるのが、三峰川の右岸、三峰川橋の上流あたり、上大島、南割地籍の河原での利用というのが一番考えられるんじゃないかと思います。この三峰川橋周辺の河原というのは、現在でも比較的整地されていて、一時的に駐車場に変更するにも、多額な経費がかからなくて済むだろうと思います。そこで少し遠くはなりますが、平岩議員が指摘したように市役所からシャトルバスを出すよりは、もっと有意義だと思うんですが、ここから三峰川橋、上山田、下山田を経由してのシャトルバスの運行、あるいは仙醸のところから田んぼの中、これはシャトルバス専用道路にして、あそこの中をシャトルバスを優先的に通すとか。これ土日だけで限定でいいわけですから、こういうことも検討することができるんじゃないかなと思います。もう一つはやっぱり美和ダム湖畔のでかい駐車場、あれをいかに誘導して、有効に使うかだろうと思っています。何も高遠町内に限定する必要はない、今は。広くやっぱり考えればいいわけですけれども、この渋滞対策、市長の答弁は、常に来年に向けて検討していきたいということですけれども、何か具体的にあれば聞いておきたいと思いますけれども、ルートの問題も言っていますけれども、また、これはそのうち聞くとして、一応どういうふうな形になるかちょっとお聞きしたいと思います。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) まずは、やはりシャトルバスが必ずしも山田河原で、私はなくてもいいと思うんです。もっと広く言えば、例えばインターをおりた、西箕輪からシャトルバスを出すという方法だって、あり得ると思うんですね。そういう多面的な方法を考えていく必要があると思っています。それから、やはり貸切バスと、それから一般の車等を分けて走らせる。これも一つの手だと思います。

 今、これらについては今から公安委員会等と、また地元と調整をしていかなきゃいけないと思っておりますが、まずは市道を使って、そういう道路が図面が引けるかどうか、今、指示をしましたので、今後、またそれが決まりましたら、また議員の皆さんからも御意見をいただきたいと、こんなふうに思っております。

 以上です。



○議長(中村威夫君) 黒河内議員。

     (8番 黒河内浩君登壇)



◆8番(黒河内浩君) そういうふうに検討してもらっていいと思いますけれども、そこで話が出ていますルートの問題ですけれども、いろんなルートからみんな入ってくる。杖突の方から入ってくる、ナイスロードから入る、あるいは高遠線も入るのはもちろんですし、伊北インターから手良経由で入ってくる。みんな行き着く先は一緒なんですけれども、そこでそのルートの問題ですけれども、特に、ことしは県道沢渡高遠線ですか、押出から桜井、貝沼へ抜けていく道路、私は家の関係でナイスロードがどんな状況にあるのか、裏の高遠線がどんな状況にあるか、目の前の桜井のところがどんな状況にあるか常にわかるわけですけれども、ことしは県の工事のために大型車通行どめで、あそこが通行できなかった、お花見の最中も。お花見のときに込むことがわかっているのに、何でそんなときに一たん回復して通せばいいものを、それができなかったのか。それは県と市との連携が不足しているんじゃないかと思うんですけれども、その点は一体どういう状況にあったのかお聞きしておきたいと思います。



○議長(中村威夫君) 守屋建設部長。



◎建設部長(守屋和俊君) 通常で言いますと、この時期に通行どめというのは考えられないということはおっしゃるとおりであります。県も3月いっぱいで終わりにするつもりで始めておりました。ただ、掘削した中で、当初予定していなかったような地質に当たったことがありまして、それをやっていますと事業が間に合わないということで、一たん中断をして大型車だけは通行どめにせざるを得なかったと、そういう報告を伊那建の方から聞いております。厳密に言えば、甘かったと言えばそれまでかもしれませんが、掘ったかげんによっての地質の見誤りが若干あったというふうには理解をいただきたいと思います。

 以上です。



○議長(中村威夫君) 黒河内議員。

     (8番 黒河内浩君登壇)



◆8番(黒河内浩君) 大型車通行どめの看板が出ていたんですけれども、結局は大型車だけじゃなくて、普通車もかなりあれで通らなかったんですよ。かなり台数が少なかったです、向こうは。みんなそのためにナイスロード沿いだ、あるいは高遠線沿いへ来たために渋滞が起こったのも、これも事実だろうと思います。四、五年前ですけれども、やっぱり高遠線で、あの中央区のところで、ちょうどお花見の平日でしたけれども、工事をやっているときがあって、これは県があれだと思いますけれども、県に文句言ったんですけれども、かなりのそれ、平日だけど、ちょっとした工事で大渋滞になるわけですね。やっぱりお花見のときはきちっと回復させて、避けるような措置だけはやっぱり連携をとってきちっと対応できるように申し入れておきたいと思いますけれども。

 もう一つ、それで信号機の問題です。ナイスロードから突き当たって三峰川橋を渡ったところに信号が新しくできました。ナイスロードへ行って突き当たりは、警備員、交通誘導員が出ているものですから、うまく割と両方をさばいて誘導させたんですね。ところが、その次の信号は動かさないものだから、帰りの車、ほとんど何もないのに、こっち側だけ全部詰まっちゃっている。このあたりの信号はどういうふうな形で対応していくかお聞きしておきたいと思います。



○議長(中村威夫君) 唐木産業振興部長。



◎産業振興部長(唐木好美君) 議員さんの御指摘のように、信号機のサイクルタイムがうまく合わなくて、そういうような状況があったということでございます。来年に向けて、青信号の時間帯を、高遠城址公園に向かう時間帯と帰りの時間帯につきましても、青信号の時間帯を変更していただくように伊那警察署の方に申請をして対応してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。



○議長(中村威夫君) 黒河内議員。

     (8番 黒河内浩君登壇)



◆8番(黒河内浩君) 信号の操作は警察官でないとなかなか思うようなわけにいかないという面もあるようですけれど、いろいろな方法が考えられると思いますので、そのあたり、よく警察とも打ち合わせしてやっていくようにお願いしたいと思いますけれども、今言ったように、こうやっていろんなごみ問題もお花見のときのも出てきた、それからお土産の問題、それから学校での対応の問題、いろんなものが出てきた、渋滞が出てきた。このときに高遠公園のお花見、たった10日ぐらいですよ。一体どこがどういうふうに情報を持って命令系統を出して、運営体制をやっているのか、その点をちょっと確認しておきたいと思いますが。



○議長(中村威夫君) 唐木産業振興部長。



◎産業振興部長(唐木好美君) 特に、土日の関係につきましては、高遠の高遠閣の隣に交通対策本部があるわけでございますけれども、そこのところで交通状況を把握しまして、駐車場の誘導等を行っております。

 平日については、総合支所の方にいる場合もありますし、やはり交通状況によっては先ほどの本部の方でライブカメラを見ながら対応しております。



○議長(中村威夫君) 黒河内議員。

     (8番 黒河内浩君登壇)



◆8番(黒河内浩君) これ市長ね、やっぱり何か今交通対策をやっているかもしれませんけれども、それ以外のものが何かばらばらみたいな気がするんですね。2年前も、私、経済建設委員会のときに申し入れをしたんですけれども、やっぱりきちっとした何か運営だった、きちっと一元化、情報をして、そこからさらに命令を出して分散していく、やっぱりそういうことをやらなきゃね、これはうまく機能していかないと思うんですよ。副市長クラスがトップに立つとか、あるいは部長でもいいです、どこかやっぱりきちんと立って、そんな毎日はだれでもいいけれども、土日の一番込むときには、そういう運営体制をとらないと、これはなかなか難しいんじゃないかと思います。その点も踏まえて、ぜひ来年はうまく持っていくようにぜひ申し入れをしておきたいと思います。

 それで、大分時間が過ぎてきてしまいましたので、お待ちどおさまでしたということで、2番目、その次に教育問題の方に移りたいと思います。

 それで一番最初に、執行状況報告書についてであります。これは御存じのように、この間、3月議会の折に正式には、教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価に関する報告書ということで、これは昨年度の法改正により、20年度から議会へ、教育委員会が形骸化しないようにするために、議会へ状況を常に提出することが義務づけられたものに従って3月議会に出されたものであります。これについて質問をしていきたいと思うんですけれども、私がまず問題にしたいのは、この報告書の対象年度と報告時期の問題であります。

 現状では、この報告によると19年度のことを、翌年度の3月議会、すなわち21年の、ことしの3月で報告しました。これでは、この報告に基づいて議会で課題や改善、さらには抜本的な見直しとなった場合、19年度のことがやっと22年度で見直される。これでは余りにも対応が遅くて、即応性に欠けるものだと思っています。

 ことしで言うなら、昨年度のことを、ことしの今の議会、あるいは9月議会で報告し、改善や見直しがあるとすれば、翌年度の22年度で実施していくべきだと思います。提出時期の問題について見直しの点をお聞きしたいと思いますが。



○議長(中村威夫君) 北原教育長。



◎教育長(北原明君) お答えいたします。その前に、この執行状況報告書をわざわざお読みいただいて、そして質問していただいたことに対して、まずこの事業がねらっているところが、非常にうまく議員さんにはとらえられておられたということで、その点はお礼を申し上げます。

 さて、その時期のことですが、これは事務的な関係等もございますので、次長の方からお答え申し上げます。



○議長(中村威夫君) 竹松教育次長。



◎教育次長(竹松武登君) それでは、私の方からお答えをしたいと思います。まず、法改正があった中での取り組みであったということは、議員さんおっしゃったとおりでありますけれども、その中でこの報告の方法については、この法律の中には定めがなく、形式等、そのところはいいよということでありましたので、逆に少し戸惑ってしまったということがありました。その中で形式については、長野県の教育委員会が出されたものを参考にさせていただき、また伊那市の総合計画、あるいは教育要覧、または行政評価をするわけなんですが、それをもとに作成をしたという経過であります。

 その中で、市の教育委員会といたしましては、おっしゃるように19年度の事業について21年の3月の定例議会で報告したということであります。平成20年度中に報告書の提出ができなかった市町村もかなりありまして、自己弁護ではありませんが、初年度としては精いっぱいだったかなと、正直、そう思っております。

 そんな中で、今後でありますけれども、確かに議員さんおっしゃるように、3月は遅いだろうと、我々もそれは感じつつ提出をしたというところであります。ただ、この報告書につきましては、教育委員会が委員会事務局の評価、点検をするということで管理下にある事務局、我々を教育委員さんが評価すると、こういうプロセスがまず一つあります。その中で大変熱心に議論をいただきました。まず、最初に項目をどうするか、ここから議論をしていただきまして、幾つかある行政評価の項目を中心にしたわけなんですけれども、その項目の中からことしは、これを評価しようじゃないかということで、選択をしていただき、次にその項目ごとの内容を見ながら評価、点数をつけていただいたと。そういうことで、そのプロセスの中では大変事務局、我々管理職と委員さんの間で議論をしながら詰めていったということで、大変熱心に議論をいただいたということがございました。

 それから、もう一つ義務づけられているのが第三者の客観的評価ということで知識経験者の知見を活用せよと、こういうこともありますので、委員さんたちに議論をいただくこと、それから学識経験者の皆さんの意見を聞くと、このプロセスはどうしてもせざるを得ないという中で、今後できるだけ早く皆さんに公表をして、またそこにさらに評価をしていただきたいということになるので、正直、6月はちょっと難しいかなと思いますので、正直、まだこの形がまだ定まっておりませんので、今後どういう様式がいいのかというのはまだまだ議論が要るかなということでは、9月、あるいは12月に、ことしについては9月にできれば本当はいいが、正直12月かなと、こんな感じをしながら、今できるだけ早く公表できるように努めていきたいと考えております。



○議長(中村威夫君) 黒河内議員。

     (8番 黒河内浩君登壇)



◆8番(黒河内浩君) わかりました。次長、言うように、言いわけが大半かなという感じがしていますけれども、12月と言わずに、もう9月にやらないと翌年度に仮に予算面やいろいろなものがあったときに12月じゃ遅すぎますので、9月にきちっと事務方がはっきりして、教育委員会の方もそれに対する評価を加えていただいて、翌年度の9月議会には報告できるような形だけは申し入れておきたいと思います。

 そこで、その中で大事な点ですけれども、学力向上に向けた、その中で取り組みがあるわけですね。これはもう小学校6年生と中学3年生を対象にした第3回目の全国学力テストがこの間もありましたし、伊那市独自でも、これは小学校5年生と中学2年生を対象にしたテストを実施していきます。その中で結果については、教育長の方から、基礎学力はおおむね定着しているけれども、活用力、応用力に欠けると、伊那市の生徒については、そういう大体、おおむねのあれですよ。これは19年のときの竹中議員が聞いた質問に対して、教育長が答えているわけですけれども、そもそもこの学力テストを実施するというのはゆとり教育路線から学力向上路線へかじを切った、学習指導要綱も変えた。ことしの4月から小学校でも英語の授業が始まりました。こういったものの一環としてゆとりから学力向上へ切りかえてきた結果であるわけです。

 伊那市としても、どうすれば学力向上に結びつくのか、具体的な対策を立てていくことが必要だろうと思っています。これは教育問題懇談会でも指摘されてきたとおりでもあります。今も言うように、報告書は自己評価は、成績が上がっているのbとしていますけれども、いろいろな面を総合すると私はc、改善を必要なcだと思っていますけれども、一体どうすれば、どうしたら、一体何がすぐれた取り組みだったのか、具体的にどんな成果が上がってきたのか、学力に結びついているのか、まずお聞きしたいと思いますけど。



○議長(中村威夫君) 北原教育長。



◎教育長(北原明君) 大変厳しい御指摘であります。cではないかと。最初は事務局の原案は、ほとんどの事業ですね、かなりcが目立ちました。ですが、それでは事務局がやる気をなくしてしまうのではないかというような教育委員さんの御意見もありまして、一応bをつけたわけであります。

 今、議員さん言われましたが、伊那市ではマスコミがゆとり教育と言っていた時代から今日まで、基本的には基礎的・基本的学力の向上については意を用いてやってきたつもりでございます。したがって、後でまた学力の観点については学力論といいますか、委員長の方から話があると思います、後の質問で。

 私は、その点について言いますと、伊那市ではもう平成16年から議員さんさっきおっしゃったようなテストを実施しております。そうして、これは属にNRTと言っていますけれども、全国レベルとの比較ができるテストであります。全国平均を50というふうに置く、いわゆる偏差値ですね、平成16年に実施したレベルでは、はっきり申し上げて小学校、中学校とも全国レベルよりも下にありました。それが着実に上昇をしてきました。ということで、その点を自分たちは一応よかったと見ているわけであります。特に小学校の算数は、非常に、長野県全体が算数、数学は低いわけですけれども、確実に右肩上がりで伸びてきました。それが中学校にも反映しつつある段階ではないかなと、こういうふうに見ております。

 さて、どこがよかったかということでありますけれども、簡単に申し上げていきます。この結果、教職員の意識も次第に変わってきております。例えば一人一公開授業というのを必ず年に1回はやると、公開授業をやるということで、授業改善の取り組みをしております。また、学力向上のための実践事例発表会、各学校で特に伸びが著しいような小学校、中学校、実践の事例を発表し合って、それを学ぶということをやっております。

 それから、私はこれはやっぱり伊那市の一つの特色かと思いますが、小学校、中学校の6人の校長先生に委員として出ていただいて、学力検査検討委員会というのを開いております。これは年に2回開きますけれども、そこで行われる議論は非常に前向きといいますか、真摯でありまして、中には伊那市は低学力なんだと、それをどうするかというような、非常に鋭いお話もあります。平成18年度にはその委員会が算数、数学の手づくりのドリルを作成して、各学校でこれをやるというふうなこともやってまいっております。

 そのほかに申し上げれば、早寝早起き朝ごはんと言っていますけれども、その後に伊那市では、朝読書、そしてボランティアの方々にお願いをして読み聞かせ、これを全校で実施をしております。そのほかに中学校では学力向上支援事業というのを、やはりこれも平成16年から実施をしておりまして、これは全中学で今展開しております。週2回ですが、放課後、ボランティアの方々に勉強を見ていただいております。これは強制でなくて希望でありますけれども、一昨年に比べて昨年は386人の中学生が勉強を見てもらっていると、そういう数字が挙げております。

 それから、先ほどと関連しますけれども、授業改善への意欲、取り組みが行われているということであります。ということで、cではなくてbという、甘いbをつけたと、こういう形であります。bをつけたからいいということではなくて、さらに一層の取り組みを進めて、伊那市の子供たちの学力は全国的に遜色のないものであると、そういうレベルへ持っていきたいと思っているわけであります。

 なお、家庭学習の習慣づけのために、幾つかの学校では既に始まっていますけれども、ノーテレビ・ノーゲームデーを設けて家庭学習の時間を取るようにということを推進しております。



○議長(中村威夫君) 黒河内議員。

     (8番 黒河内浩君登壇)



◆8番(黒河内浩君) 学力向上に向けた取り組み、今、教育長が言われたような積極的に取り組んでいることは承知しております。言えば、いま一歩足りないのかなという気が私はしておるんですけれども、これ突き詰めていくと、勉強は塾でやり、学校でゆとりを学び、家ではゲームということに、そういう方向に行かないようにだけは、やっぱりやっていかないといけないだろうなと思っています。学力テストの結果ですけど、市町村は発表されていません。これは発表するかしないかは別として、私も発表しない方がいいと思っています。反動が大きいから。都道府県の発表をされていますけれども、橋下知事が怒っていますよね、もうこれは、ウェキペディアで全国学力の調査を出してみたところ、下位は常に名前が連なっているのが、一に沖縄、北海道、大阪、これは必ずこの3県は小学校、中学校、それから国語、算数、すべての中に下位の5本指の中に必ず入ってくるんですね。これは橋下知事、怒るわけですよ。その後、体力のテストまでやったら、また下から5本指の中に大阪は入ってきた。一体教育委員会、何をやっているんだと言って、これは知事が言いたくなるのは、これはもう当然なことだろうと思うんですね。平均ですから、下もいれば上もいる。これは一概に何とも言えないわけですけれども、やはりそうは言っても平均点ぐらいは取っていたいとだれもが思うわけであります。

 そこで、そういった学力向上問題やいろいろ含めた中で、一番重要なのは伊那市の教育方針なわけであります。伊那市の教育方針の中で、これはもうこの評価報告書はあらゆるところで出ていますので、これは議員の皆さんにも聞いてもらいたいために、きちっと読み上げておきます。こういうふうに書かれています。二つのセンテンスですけどね。「豊かな人間性や社会性を身につけ、みずから学び、みずから考える生きる力をはぐくむため、地域の自然、歴史、産業等に根差した特色ある教育を進めます」、後段です「また」からですけれども、「基礎・基本の学力の確実な定着を図るとともに、一人一人の個性や人権を尊重した教育充実を目指します」とされています。二つのセンテンスですけども、これをどういうふうに解釈するかというと、一言で簡単に言うなら前段は総合的な学習を強調ですよ。それで後段で基礎・基本の学力の確実な定着を図るという、これ学力向上はこの一言で片づけられています。これは、今、全体の市民から、市民というか、国民から批判を受けて、総合的な学習、ゆとり路線から変更しようとしたものにちょっと私は市の方針が変わっているんじゃないかという気がします。

 平成17年、18年、21年と教育方針自身が変わっていますけれども、そのあたり、一体どういう理由でこの教育方針が変わってきているのか、まずその点、確認しておきたいと思いますが。



○議長(中村威夫君) 松田教育委員長。



◎教育委員長(松田泰俊君) お答えします。伊那の学校の先生方初め信州の先生方が敬愛してやまない唐木順三先生は、その名著「朴の木」の中で、子供を穴をあくほど見なさい、子供の心理や行動を抜きにして教育は語れないと。また先ほど飯島議員さんの方から伊澤多喜男さんが、この伊那の大自然からはぐくまれた風土とか、歴史とか、そういうものを自分の今日ある成長の糧にしてきたというお話をいただきましたけれども、この教育方針を立てるに当たりまして、県や国の方針をもとに、もちろんいたしますけれども、伊那市の子供たちや地域の特性などに学びつつ伊那市の教育が目指す方向を示していると考えております。

 それで、学校というところは授業を中心にして、子供が学ぶところであります。そして学校生活の大半が子供たちにとりましては授業であります。学校における授業は、そのことを考えますと、子供たちにとりまして生活そのものであります、また、暮らしそのものであります。ですから、授業の充実は子供たちの生活、あるいは暮らしそのものの充実につながると考えます。

 そこで授業の充実のためには、子供みずからが発想して、構想して、実践して、そして自己評価をしていくという、この子供の意欲にかかわる学びの道筋を限りなく保障していくことだと私は思っております。

 この学びの保障におきまして、みずから学び、みずから課題を解決するという、今回の改訂におきましても、基本理念とされている生きる力がはぐくまれていくことは、今日までの多くの教育実践が示しているところであります。

 こうした今日までの教育実践の成果の上に、伊那市の教育指針を示しているところでありますけれども、今回の新しい学習指導要領第1章の総則、第1教育課程編成の一般の方針、一番基本のところですね、ここのところには途中省略しますけれども、「生きる力をはぐくむことを目指し、創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で、基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させ、これを活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力、その他の能力をはぐくむとともに、主体的に学習に取り組む態度を養い、個性を生かす教育の充実に努めなければならない」と書いてあります。このことを考えますと、伊那市の教育方針は、先ほどお読みいただきましたけれども、新しい学習指導要領と同じ趣旨であると理解をしております。



○議長(中村威夫君) 黒河内議員。

     (8番 黒河内浩君登壇)



◆8番(黒河内浩君) はい、わかりました。ただ伊那市のテストの結果、基礎学力はおおむねついているよと、しかし活用力や応用力が足りないよといった報告がなされているわけですけれども、そのあたりをどうやってやるかが私は今後の課題だろうと思っています。その意味で前段と後段というのは、もう少しやっぱり教育委員会の中で深く議論していくことが必要だろうと思っていますけれども、そんな中で先日も新聞で学力テストの学校別結果について発表になりましたけれども、7割近い保護者が学校別公表を望んでいるんですね。これは先ほど出ましたように、それがいいかどうかは別です。私は決してそれがいいとは思いません。ただ、保護者の願いというのは何かというと、自分の子供が確実に学力が身についているかどうか、やっぱりその点が親として把握できるかどうかにかかっているんだろうと思うんですね。

 教育長は、前に、竹中質問に対して、生活習慣がしっかりしている子はやっぱり正答率が高いと答弁しています。要するに、早寝、早起き、朝ごはん、さっき言いましたが、朝読書なんかやっていることはもちろん必要です。ということは家庭との連携なんですよね。どうやって家庭との連携をとることによって、いかに教育力を向上させていくかということが大きな課題だろうと思うんですね。そんな中で保護者は、学校や教育委員会に非常に期待しているんですよ。それに対して教育委員会がその期待、保護者に対する期待というか、返すというか、そのことが私は希薄すぎるような気がするんですよね。だから、保護者の学校教育に対する期待と教育委員会の教育に対する理念とがかみ合っていない、すれ違いの状態が生じているんだろうと思います。そのあたりをどうやって教育委員会が今後の議論を深めて、そこを発信していくかが課題だと思いますけれども、最後にその点についてお聞きしておきたいと思いますけれども、要するに家庭との連携というか、そういうところですね。



○議長(中村威夫君) 松田教育委員長。



◎教育委員長(松田泰俊君) やっぱり基本は保護者と学級担任がひざ詰めで、いかに我が子に対して語り合うかと、そういうところに行き着くと思います。そういう意味で学校における保護者との懇談会の充実、そういうものを各学校で鋭意努めていただきたいと、そういうふうに思います。



○議長(中村威夫君) 北原教育長。



◎教育長(北原明君) 私の方からちょっと別の角度から申し上げることがございます。それは実はことしの4月、年度冒頭の校長会でもお話ししましたが、秋田県が一応トップであるという報道がなされておりますけれども、その秋田の状況を少し聞いてみますと、地域といいますか、社会全体が家庭学習をもっと定着させようと、こういうことで例えばある町なんかは、町ぐるみでそういうことを推進しているというふうな話を聞いております。



○議長(中村威夫君) 黒河内議員、残り18秒です。

     (8番 黒河内浩君登壇)



◆8番(黒河内浩君) はい、最後に言いましたように、保護者の思い、願いと教育委員会のあれがすれ違っている面が、私は多々あると思います。ひとつ、そのあたりを教育問題懇談会にもいろいろ話が出ましたけれども、しっかり教育委員会の中で議論して、その後でやっぱり各学校なりを…。



○議長(中村威夫君) 以上で発言を打ち切ります。

 暫時休憩といたします。再開は4時45分といたします。



△休憩 午後4時39分



△再開 午前4時45分



○議長(中村威夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。

 23番、北原幸彦議員。

     (23番 北原幸彦君登壇)



◆23番(北原幸彦君) 皆さん、大分お疲れでやきもきしていると思いますが、最後のまとめをやらさせていただきます。

 まず、第一にお断りというか、申しわけなかったということで、総務部の方たちにいろいろ迷惑をかけました。議員の皆さんに通告してある二つのアルプスに抱かれた自然共生都市、伊那市の行政通則、事務処理規則についてと、こういうことだけしか皆さんには言っておりません。それによって、総務部の方たちにいろいろ心配をかけたと、これについてはまことに申しわけなかったと思います。

 それではただいま言った、二つの、アルプスに抱かれた自然共生都市伊那市の行政通則、事務処理規則についてを質問いたします。よろしくお願いいたします。

 平成18年9月の定例会一般質問の新市における支所長の(自治区長)の権限と財務関係の専決事項についてと伺った中で、商店関係については問題を抱きながら財政状況の見地から理解しているが、権限と行政執行の点で、総務部長から規則の中でと答えをいただいているが、合併から3年余が経過していることから、基本問題について伺います。これらについて、総務部長の言ったことは正しいわけでございます。私の質問がまずかったわけでございます。これは行政通則で質問すれば、こういうことも言われなかったわけでございますが、この点について申しわけなかったと、このように思います。

 一つとして、合併協議会で確認された伊那市事務規則、平成18年3月31日、規則第5号の行政執行についての課題については、いかようであったかという問題でございます。これについて何か問題等があったかなかったか、これについてお伺いいたします。よろしくお願いいたします。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 合併協議会で確認されたいろいろな約束事があるわけでございます。その中で課題があったかどうかと、こういうことでございます。

 当時、前合併事務局、5カ市町村のときでございますが、局長をやりました酒井助役も、それから当時高遠町の助役であった伊藤助役、それから中山助役も3人おりますけれども、とりあえず酒井副市長からお答え申し上げたいと思います。



○議長(中村威夫君) 酒井統括副市長。



◎副市長(酒井茂君) 合併協議を経過し、そこで決められたさまざまなことについて条例、あるいは規則等が制定をされまして、中でも、今、議員おっしゃった事務処理規則というものが定められているわけであります。

 総合支所、あるいは地域自治区に関する業務につきましては、地域内分権、あるいは地域の特性ある課題等の解決のためのさまざまな事務処理等が定められているわけでありますけれども、合併をして規則が制定され、3年経過する中で、私の見ているところでありますと、特にその事務処理の内容と、ここに定めました事務処理規則等については、整合性がとれておって、特段現在のところ問題が発生している状況ではないと、私いたしましては認識しているところであります。

 以上です。



○議長(中村威夫君) 23番、北原幸彦議員。

     (23番 北原幸彦君登壇)



◆23番(北原幸彦君) それでは、一応問題がなくて整合性がとれているというお言葉でございますので、次に進みます。

 この規則の2番目といたしまして自治組織についてでございます。地域特性を生かした個性あるまちづくりについての住民サービス、地域内分権がどのように進められたか、これらについてお聞きします。



○議長(中村威夫君) 酒井統括副市長。



◎副市長(酒井茂君) この地域自治組織でありますけれども、さまざまな問題も抱えておりますし、またそれぞれの地域におきまして、個性あるまちづくりをいかにしていくか、住民サービスの低下を招かないようにしていくにはどうしたらいいかということであります。このことにつきましては、やはりきめ細かい対応をしていくということからいきますと、やはり総合支所で住民密着型の行政をしていくためには、総合支所がいかに機能的に仕事ができるかということが非常に重要であります。

 そうした中におきましては、地域協議会等も長谷、高遠それぞれの地区におきまして、活発に開かれておりまして、地域会内等も十分に議論されておりますし、また地域活性化のための施策等も提案がなされ、その幾つかについても実現のために、今進められているという状況にあります。したがいまして、この自治組織自体が、今のところは有効に動いてきているんではないかと感じているところでございます。

 以上です。



○議長(中村威夫君) 北原議員。

     (23番 北原幸彦君登壇)



◆23番(北原幸彦君) 自治組織の活動は地域内分権で地域協議会が多く開かれて活動して、大体整っていると、こういう結果でございます。

 さて、そこで地域分権型まちづくりを進めるに当たり、合併に対する不安、懸念への対応はどのように解釈されているかというもので、不安をどのように取り除いているかという問題でございます。

 それで一つの問題の中に4項目ございます。一つずつやると、本来なら一問一答方式でございますが、ここで一つずつやって、立って、座って、答弁を受けてということより、四つ一緒に出します。周辺部が取り残されるのではないかという、地域住民の不安があったわけでございます。これについてはどのような対応をしているかということ。

 それから、二つ目として住民の声が届きにくくなるのではないかという不安がございました。これについてはどのようになっているかと。

 それから、三つ目として地域の伝統文化が失われるのではないかという不安があったわけでございます。

 4点目として、支所行政となり不便となるのではないかという不安がございました。この四つについて、一つずつ、お知らせいただきたいと思います。



○議長(中村威夫君) 小坂市長。



◎市長(小坂樫男君) 合併によって周辺部が取り残されたり、あるいは住民の声が届きにくくなったということがあってはならないわけでございます。

 ただ、合併直後と、こういうことでございますので、いろいろのそごはございました。特に、職員の配置等についてなれない人が来たと。今までは気やすく声をかけていたのに、かけれないというような苦情も確かにお聞きをいたしました。しかし、伊那市全体の例えば職員のあれから見れば、高遠や長谷、あるいは旧伊那市へ来て、それぞれその地域の実情をつぶさに見ると、こういうことは今後、職員にとっては重要なことであると考えております。

 したがって、そうした面で3年経過をいたしたわけでございますが、やはり市長会なんかでもいろいろ議論をするわけでございますけれども、やはり若干の不満はどうしても出てくると。しかし、総体的に見て地域自治区の要望もある程度聞いておりますし、また地域協議会も数多く開かれておると、こういうことでございますので、そういった面ではまあまあうまくいっているんではないかと。総括的にはそんな考えを持っておりますので、また逐一の点につきましては、それぞれからまたお答えを申し上げます。



○議長(中村威夫君) 酒井統括副市長。



◎副市長(酒井茂君) まず周辺部が取り残されるのではないかという心配、これは交通問題ですとか、あるいは医療の問題等々が挙げられると思いますけれども、特に長谷地区におきましては、診療所ですね、診療所の運営をどのようにしていくか、地域の医療をどう守っていくかということが非常に心配なされたところがあったわけでありますが、これについては市全体の取り組み、あるい中央病院との連携、あるいは自治医大との連携等々の中におきまして、やはり地域の医療を守っていくという観点、そして交通問題につきましても全市的な取り組みの中で交通協議会等で議論する、あるいは地域協議会等で議論するというようなことで、問題の不安にならないような形で今進めていると考えております。

 また、住民の声が届きにくいのではないかという問題につきましても、やはり先ほど私が申し上げましたように、頻繁に地域協議会等も開催をしておって、そうした面での声が反映をされて、施策に反映できるようなシステムになっておりますので、これもやはり引き続き十分に実施していく必要があると考えております。

 それから、地域の伝統文化につきましても、これは特に長谷地域におきましても非常にすばらしい文化財もありますし、伝統文化もあります。例えば例を挙げてみますと中尾歌舞伎というようなものにつきましても、非常にこれはすばらしい文化が残されておるわけでありますので、こうしたものにつきましては伊那市の大切なやはり文化というとらえ方をする中で、全市的な取り組みの中で、やはり継続できるような形で支援をさせていただきたいと考えております。

 また、支所機能につきましても交流人事等もやっているわけでありますけれども、交流人事の問題点もあったわけでありますが、非常に優秀な職員が来たことによって活性化したというような声も一部出ているのも事実でありまして、そうしたことで問題点も若干クリアしているということもありますけれども、いずれにいたしましても、地域の皆さんの健康だとか、福祉を守る分については、人員配置については十分配慮して、医療・福祉等のサービスが低下しないような形で支所機能を今持っているところでありますので、こうした問題については引き続き維持をしていくということが大事だと考えているわけであります。

 いずれにいたしましても、種々の不安が解消するよう支所機能がどのようにしていったらいいかということを引き続き考えていきたいと考えております。

 以上です。



○議長(中村威夫君) 北原議員。

     (23番 北原幸彦君登壇)



◆23番(北原幸彦君) 四つの問題について、それぞれお伺いいたしました。

 続いて、総合支所長の権限については最初にも述べてありますが、実績状況はどうかと、こういう問題でございます。お手元にある資料については、規則が4回改正されておるんですが、専決事項のところの6条の第3表でございます。これについてはどういう実績状況があるかという質問をいたします。これについてよろしくお願いします。



○議長(中村威夫君) 林総務部長。



◎総務部長(林俊宏君) お答えをいたします。事務処理規則の改正を、確かに、議員御指摘のとおり、18年の3月31日に合併して以来3回ほどやっております。ただ、その3回の内容については、副市長制の導入だとか、そういったことによる改正だとか、市の組織の見直しによる改正でありまして、議員御指摘の副市長、それぞれの支所長の権限による専決事項の額の変更だとか、そういったことは見直しは行っておりません。先ほど副市長が答えたとおり、最初につくった処理規定の中で通常の運営ができていると理解しております。



○議長(中村威夫君) 北原議員。

     (23番 北原幸彦君登壇)



◆23番(北原幸彦君) それでは、それについてお伺いします。総合支所長と、この総合支所の運営について合議がなされたことはあるのかどうか。また、次長と部長、それから課長と課長の合議がなされたことがあるかどうかと、そういう実績があるかどうかと。3年間の間にあるかどうかという問題です。これは支所の運営について一番大事なことでありますので、これらについてお伺いします。これらについては支所長、二人お見えになっています。そういうことで今まで財務規則、組織規則と、これを踏まえた中でお尋ねしますので、心を用意しておいてください。



○議長(中村威夫君) 酒井統括副市長。



◎副市長(酒井茂君) まず、理事者と総合支所長の関係でありますけれども、定期的な庁議もやっておりまして、意見交換もしておりますし、それ以外に定期的に市長、副市長、それから両総合支所長、これの懇談をやっておりまして、そうした中で地域課題等々について意見交換をし、課題解決に向けた対応をしているということがございます。

 また、次長、部長クラスの問題につきましても、庁議調整会議というのを1週回に1回、あるいは2週間に1回やる中で、意見交換をしており、地域課題等についても議論をしているところでございます。当然、次長は総合支所長との情報共有、情報交換の中で出席をしているところであります。また、課長レベルのことにつきましては、総合支所、次長のもとに各課長がおりますし、また別の部ごとの系列ですね、部ごとのことについても適時、ある部の課長会を実施するとか、そういうこともやっておりますので、縦系列、横系列の連絡もとれていると私は考えているところでございます。

 以上です。



○議長(中村威夫君) 伊藤高遠町総合支所長。



◎高遠町総合支所長(伊藤俊規君) 先ほど四つの、議員さん不安のお話をされました。やはりそういった具体的な住民の皆さんの不安を出していただくというのが、私は一番大事だと思っています。そして行政に携わる者の役割として、そういった問題点というか、課題をいかにきちんと正確に把握するかということも、私たちには求められると思っています。そしてそういった面で総合支所の職員の皆さんには、常に住民の皆さんと目線を合わせてくださいということをお願いしております。

 そんな中で、今も酒井副市長からも話がありましたけれども、総合支所の各課と、それから本庁の部は直結した組織になっておりまして、常にその連携によりまして一体的なまちづくりに取り組むとともに、地域の課題についても処理に当たっておるところであります。

 そして、特に重要と思われる点につきましては、これも先ほどお話ありましたように、5者での会議ですとか、あるいは直接必要なときには私も本庁に方に出向きまして、市長、副市長に直接お話をさせていただいております。

 また、先ほど地域協議会のお話がありましたけれども、そういった折にも市長、副市長にも出向いてきていただいて、直接生の声を聞いていただいておりますし、また市政懇談会というのを高遠ではやっておりますけれども、そういった折にも全地区ではないんですけれども、順繰りに市長に出向いていただいて、直接生の声を聞いていただいている。そんな状況であります。



○議長(中村威夫君) 中山長谷総合支所長。



◎長谷総合支所長(中山晶計君) 高遠の自治区長さんとそう変わるわけではありませんが、私は住民のよりどころである総合支所というのが、実は住民の人たちが入りやすい、また相談をしやすいという、そういう役所でありたいと思っております。ですので、そのことが実は住民の一番の安心感につながることだと思っておりますので、支所が元気であり、また支所が活性化することが私は最大の重要なことだろうと思っております。そのために職員にもあいさつの督励をするようなこと、また現地に必ず出向いて住民と対話をするように督励をしておるところでありますけれども、いずれにしても、今までの中では、大きなトラブルというか、問題点もなくて推移をしているというふうなことであります。

 先ほども高遠の自治区長さん言われましたように、やはり支所の中では課長会議も何回か開催をしておりますし、その中での問題点を本庁と連絡をとり合うとか、あるいは5者会議に持ち出して解決をいただくとかというふうな処理をしておりますので、今のところでは大きな支障にはなっておらないと思っております。



○議長(中村威夫君) 北原議員。

     (23番 北原幸彦君登壇)



◆23番(北原幸彦君) 副市長の方からも答弁がありましたし、両自治区長の方からもお話があったわけでありますが、本当にそれが生きた行政になっているかどうかという問題を一番知りたいわけです。地域協議会には市長、副市長も出ていただいているいうことでございます。合併協議会のときの地域協議会のあり方というものは、一応行政の理事者の諮問機関であると、それによって開くんだと、こういうことで決まっていたわけでございます。そうすると今の話を聞いていると、地域協議会を開いて、何でも持ち上げていけるというような話にとれます。地域協議会の話が全部こっちの要望に、本庁の方に要望で出るんだと、こういう解釈にとられます。そういうことの中で、それが実際にそうやっているのかどうかということを聞きたかったわけなんです。

 当初の地域協議会の目的は、やはりこういう問題が出たから地域で話して、それで地域の様子を酌んで、そこで検討してもらったものを本庁に上げてもらうと、本庁から地域に出て、地域から本庁にまた上がるんだという解釈をしておるわけであります。それを今お聞きすると、地域協議会が本当に地域の、昔の議会の役目を果たしているんだという解釈になりますが、そういう解釈のとり方でよろしいですか、この点について、お二方に聞きます。



○議長(中村威夫君) 伊藤高遠町総合支所長。



◎高遠町総合支所長(伊藤俊規君) 私の表現がちょっとまずかったかもしれませんけれども、北原議員さんが指摘したようなことで、私はお話ししたつもりはありませんので、そこのところは御了解いただきたいと思いますし、市長、副市長もそのたびに来ているということではなくて、できればこういった生の姿を見てほしいということの中の要請の中で、地域協議会長からの依頼によって参加していただいたということでありますので、言い方がまずかったかと思います。よろしくお願いします。



○議長(中村威夫君) 中山長谷総合支所長。



◎長谷総合支所長(中山晶計君) 地域協議会はあくまでも地域の課題を討議をしたり、また本庁から諮問をされた事項について協議をする場であると思っておりますので、議会とはまた違うことだと理解をしております。



○議長(中村威夫君) 北原議員。

     (23番 北原幸彦君登壇)



◆23番(北原幸彦君) そうすると、今、高遠の自治区長、長谷の自治区長から答弁があったわけでありますが、一応地域としては満足しているという解釈でよろしいですか。今の伊那市の行政のあり方として、地域協議会を生かした中で満足しているという解釈でいいですか。そういうことの中で、住民は納得しているかどうかということを聞きたいわけでございます。

 そういうことの問題を、やはりこういう席でなぜ取り上げたかということは、やはり今でも地域に不満があるんじゃないかと。3年たって、今のお二方はここで1年にもならないから無理かもしれないんですが、そういう問題があるから、これを取り上げて、お二方に特に聞いているわけです。生の声を聞いて、本庁の行政の皆さん、もうベテランでございます。その人たちはここで自分は条例の項目ばっかり書いて出したから、それをみんな理解していただいていると思いますが、最前、副市長さんの方から庁議を開いたり、各支所から来てもらって打ち合わせしているということであったものですから、各部長さんたちにもお聞きして、各課の合議がなされたことがあるかどうかということを聞きたかったわけでございますが、先ほど副市長さんの方からお聞きしたものですから、それはそれとしておきます。

 それでは、今の問題について一つだけお答えください。



○議長(中村威夫君) 伊藤高遠町総合支所長。



◎高遠町総合支所長(伊藤俊規君) 最初に、私、申し上げたつもりでございますけれども、具体的な不安というのはやっぱりいつでも出てくると思います。丸っきりないということはないと思いますので、そういう不安について、私たちはいかに正確に把握をして、それを本庁にきちんとつなげていくのが私は私としての役割かなととらえております。



○議長(中村威夫君) 中山長谷総合支所長。



◎長谷総合支所長(中山晶計君) 合併ということについては、当然一体化というふうなことが言われるわけでありますけれども、一体化の中には変化ということも当然あるわけでありますので、合併協議において、緩和年限を設けて急激な変化とならないような対応がされてきているというふうなことの中では、徐々に受け入れられて理解をされているのではないかと思っております。

 ただし、先ほども自治区長さんが言われたように、不満というものは人間100%満足するわけにはいきませんので、当然あろうかとは思いますけれども、やはり合併をした以上は、それを少しでも解決をしていく努力をしていかなくてはならない。それが私どもの役目だと理解しています。



○議長(中村威夫君) 北原議員。

     (23番 北原幸彦君登壇)



◆23番(北原幸彦君) 三つ目の、大きな三つ目として、伊那市総合計画の基本構想、基本計画、実施計画についての問題でございます。皆さん御存じのとおり、基本構想は10年間でございます。21年から30年、それから基本計画が5年で21年から25年、それから後期策定が25年から30年と、このようになっております。実施計画については3年と、ただし、括弧書きで毎年見直しということになっているが、計画項目は全体で131項目中、新規計画が11項目、21年度完了が14項目であり、このような状況で地域分権型の安全・安心な均衡ある地域の発展と魅力ある地域づくりと一体感が醸されるかという問題でございますが、この点について市長なり、総務部長なりお願いします。



○議長(中村威夫君) 酒井統括副市長。



◎副市長(酒井茂君) いずれにいたしましても、市の総合計画は、市の総体的なあり得るべき姿というものを種々な施策を構成しながらできているものでありまして、この中に、いわゆる地域内分権というものをいかにやっていくのか。地域の魅力を生かしながら発展をしていくにはどうしたらいいのか、市の一体的な発展をするにはどうしたらいいのか等々の施策も盛り込まれているわけでございます。

 こうした中で、基本構想、基本計画、その下位にあります実施計画というものが定められているわけでありまして、それぞれ例えば3年間の実施計画につきましても、これは基本構想、基本計画を実施するための実施計画でありますので、この実施計画自体も、今、議員おっしゃった地域内分権をいわゆる実現するための施策も盛り込まれているわけでありますので、この点については今おっしゃった内容については、実現すべき事業が幾つか盛り込まれていると理解をしているところでございます。

 以上です。



○議長(中村威夫君) 北原議員。

     (23番 北原幸彦君登壇)



◆23番(北原幸彦君) ただいまの副市長の答弁でよしとしなければいけないところがありますが、しなければならないわけなんですが、毎年見直しと、このようになっています。問題としてはもう21年の3カ月、4カ月入っているわけですね。そのときに20年度でこういう問題が地域から出たよということでやって、毎年見直されていくということになると、ちょうど遅ければ新年度の計画には入らないということでやる。そしておくれてくる。実際に取り上げられるのは、来年度の予算でなければ取り上げられないと、こういうことになると、もう3年間の見直しが必要だということになると、即実施でなくて、3年間たたなければできないんだと。もうこれから持ち上げても9月の概算要求、来年度の概算要求ですね、各課から出ると思います。

 そしていよいよ実施計画が12月になると思います。そのときに入っていなければ、もう来年度もだめになるということになろうかと思います。そうすると再来年になっちゃうと、こういう問題をどのように考えているかということを一つお聞きします。

 それから、先ほど副市長の方からお話があった件でございます。最初の問題で四つの質問をしたときに、地域の伝統文化が失われるのではということでございます。これについて教育委員会の方に、教育長なり、教育委員長にお聞きします。基本構想の第5節の「歴史と文化を大切にした人をはぐくむまちづくりをします」と、こういうことになっております。歴史と文化を大切にした人をはぐくむまちづくりに、これが基本構想です。それから基本計画の124ページ、第3節に「文化財の保存、継承、活用」ということになっております。それから基本方針としては「歴史資料や美術工芸品、建造物などの文化財は保護するだけでなく、積極的に公開し、活用します」と、民俗芸能についても、このようになっております。これらについてお聞きします。



○議長(中村威夫君) 酒井統括副市長。



◎副市長(酒井茂君) それでは、私の方から実施計画について御説明申し上げたいと思いますが、実施計画は3カ年で構成をされているわけでありまして、毎年度見直しをしているわけであります。ですから、昨年度20年度に作成したのは21年度から23年度までの3カ年の実施計画、それから21年度に見直しを行うのは、21年度に行うのは22年度から24年度ということで、その中で前年度にあったものを加除修正しながら見直しをしていくという、そういうシステムにしているわけでございます。

 しかし、この実施計画のとおり予算を組んでいきますと突発的に出てきた事項、あるいは今回の経済対策のように新たにやらなければならないこと、あるいは前倒しでやらなければならないこと等がございますので、実施計画に計上されていなくても弾力的に予算化をしていくというような形でやらしていただいておりますので、御理解をいただきたいと思います。



○議長(中村威夫君) 松田教育委員長。



◎教育委員長(松田泰俊君) この問題につきましては、教育長に答えていただきます。



○議長(中村威夫君) 北原教育長。



◎教育長(北原明君) お尋ねの件でありますが、歴史と文化を大切にしたというのは、もうそのとおりでありますが、多分、議員さんお尋ねの件は、各地域に伝わる文化財をどうしていくかと、こういう問題だと思います。

 基本的には伊那市の場合、文化財保護委員会がありまして、そこで中心になって議論を進めておりますけれども、各地域の文化財の保全、保護につきましては、なかなか予算の関係がありまして、十分な手当ができていないということは承知しております。しかし、今後、またいかようにしたらそれが大事にしていかれるかということを文化財保護委員の皆さんや教育委員会の部内でも検討をしてまいりたいと、こんなふうに思います。抽象的で済みませんが、何せ財政との問題もありますので。



○議長(中村威夫君) 北原議員。

     (23番 北原幸彦君登壇)



◆23番(北原幸彦君) 今、教育長さんの言われたように、確かに地域の文化財の問題でございます。それをただ大きく出しただけでございます。条例を引っ張り出して、基本計画を引っ張り出して出したわけでございます。やはり1年たてば1年古くなると、山の中のものについては手がつかないということになろうかと思います。これらをいかに、まとめて修復していくかと。金がないから、金がないからということになれば、朽ち果てるのは当然だと、このようになります。それをやり繰りしていくも、行政の一つのわざじゃないかと、このように考えるわけでございますので、そんなことでぜひ考えていっていただきたいと。今年度からは予算的な措置も講じるようにやっていっていただいて、取り組んでいただきたいと、このように申し上げます。

 それと、先ほど副市長の方から言われた実施計画は3年で見直して、3年計画でやっているんだということで、先ほど言ったように、やはり予算を検討するときから始まって3年でなくちゃできないということは承知しているわけでございますが、やはりこれを取り入れていくということが、一つの地域の繁栄であり、均衡のとれた行政のやり方だと、こういうことを申したかったわけでございますので、その点をお含みの上、今後、これらを踏まえた中で、行政を執行していただきたいと、このように要望して終わります。どうもありがとうございました。



○議長(中村威夫君) お諮りいたします。本日はこの程度にとどめて延会いたしたいと思いますが、これに御異議はございませんか。

     (「異議なし」と言う者あり)



○議長(中村威夫君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこの程度にとどめて延会といたします。御苦労さまでした。



△延会 午後5時22分

 地方自治法第123条第2項の規定により署名をする。

       伊那市議会議長

       伊那市議会議員

       伊那市議会議員