議事ロックス -地方議会議事録検索-


長野県 伊那市

平成22年  6月 定例会 06月22日−03号




平成22年  6月 定例会 − 06月22日−03号









平成22年  6月 定例会



              平成22年6月

            伊那市議会定例会会議録

               (5−3)

1.開会  平成22年6月22日(火曜日)午前10時00分

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

2.出席議員の氏名(21名)

          1番     唐澤千明

          2番     唐澤 稔

          3番     二瓶裕史

          4番     橋爪重利

          5番     宮島良夫

          6番     竹中則子

          7番     中山彰博

          8番     平岩國幸

          9番     飯島 進

         10番     若林敏明

         11番     新井良二

         12番     飯島光豊

         13番     黒河内 浩

         14番     小平恒夫

         15番     柴 満喜夫

         16番     前澤啓子

         17番     前田久子

         18番     柳川広美

         19番     飯島尚幸

         20番     伊藤泰雄

         21番     若林徹男

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

  欠席議員の氏名

                   なし

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

3.説明のため出席した者の職氏名

       市長          白鳥 孝

       副市長         酒井 茂

       教育長         久保村清一

       教育委員長       松田泰俊

       総務部長        林 俊宏

       市民生活部長      沖村直志

       保健福祉部長      伊藤 健

       産業振興部長      御子柴泰人

       建設部長        守屋和俊

       水道部長        原 秀夫

       教育次長        竹松武登

       会計管理者       伊藤量平

       高遠町総合支所長    伊藤俊規

       長谷総合支所長     中山晶計

       総務課長        広瀬一男

       秘書広報課長      田中博文

       政策課長        城取 誠

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

4.職務のため出席した事務局職員

       事務局長        高木伸治

       次長          有賀賢治

       議事調査係長      飯島 浩

       主任          橋爪茂登

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

5.議事日程

   日程第1 会議録署名議員の指名について

   日程第2 一般行政に対する質問について

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△開議 午前10時00分



○議長(伊藤泰雄君) おはようございます。

 きょうは一般質問2日目ということで御苦労さまでございます。今回の一般質問は改選後初めての議会でございますけれども、ごらんのように、きのう、きょうと本当に多くの市民の皆さんが傍聴にお越しいただき、きのうは途中で入れかえをしないと入れないというぐらい、本当にありがたいことでございます。議員の皆さんもそういった皆さんの市民の負託に、また、期待にこたえるべく、伊那市発展のための熱い論戦をよろしくお願いいたします。

 これより本日の会議を開きます。本日の議事日程は、お配りしてあります議事日程表によって議事を進めてまいります。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△会議録署名議員の指名について

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(伊藤泰雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員は、9番、飯島 進議員、10番、若林敏明議員を指名いたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△一般行政に対する質問について

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(伊藤泰雄君) 昨日に引き続き、一般行政に対する質問に入ります。唐澤 稔議員の質問に入ります。

 2番議員、唐澤 稔議員。

     (2番 唐沢 稔君登壇)



◆2番(唐澤稔君) 一番ということで大変緊張しております。

 さきに通告してあります2項目についてお伺いいたします。

 1項目目としまして、小中学生の体育(スポーツ)振興と健全育成について。

 その(1)といたしまして、子どもたちの健全育成とスポーツ諸活動への援助について述べさせていただきます。

 私は今回の市議選に立候補するに当たり、市民の健康、生涯スポーツ、元気で健康なまちづくりを訴えてまいりました。その点で私の希望や願いを述べながら二、三見解をお伺いしたいと思います。

 伊那市はソフトボールの町と言われて現在に至っておりますが、歴代の諸先輩方々によって営々として受け継がれ、現在に至っております。しかし、昨今の産業構造の変化や高齢化や少子化の進行によりソフトボールに限らず、地域スポーツや高校や中学の体育スポーツ活動が全体として停滞の傾向にあると言わざるを得ない状況にあります。

 そんな中で小学生の男子は少年野球、スポ少のチームが12チームあり、活発に活動していますが、何とか小学生女子のソフトボールを育て、まず小学生、そして中学生に、そして上伊那の高校女子ソフトボールを活発に元気にして、30年、40年後にはたくさんソフトボールの好きな子供たちをいっぱい育てていただき、にぎやかで元気な伊那市のソフトボールとスポーツの町にしたいとかねがね思っておりました。

 現在、長野県には小学生のチームが23チームありますが、上下伊那には1チームもありませんでした。前伊那市長で県ソフトボール協会会長でありました小坂会長からも、伊那で何とかならないかという激励もありました。3年前に伊那市総合型スポーツクラブや市教育委員会の協力も得て、私たち伊那市ソフトボール協会(体協ソフトボール部)では、アルプスいーなちゃんクラブを立ち上げ、3年間で8名の子供たちを中学のソフトボール部へ送り込むことができました。去年からは県大会の公式戦にも参加し、ことしは先月、公式戦初の1勝を上げることができ、子どもたちも保護者も、また、巣立った先輩の子供たちも本当に喜んでいます。

 私たちは小学生の女子ソフトボールを立ち上げるについて、強くて勝てるチームやクラブづくりでなく、ソフトボールを通じて「感謝の心、友達や物を大切にする心を育て、次代を担う子供たちの健全育成」を目的とする。そしてソフトボールを愛する子供たちに夢や喜び、そして悲しみや苦しみも含めた豊かな体験を提供しながら、親子のコミュニケーションの場とすることを目標に活動を進めています。

 今、アルプスいーなちゃんクラブには箕輪町、南箕輪村、宮田村からも子供たちが参加しています。将来は伊那市だけでなく、上伊那の全市町村にも輪を広げて、明るく、元気で、礼儀正しい子供たちをたくさん育てていきたいと思っております。他地区との交流試合、公式大会への参加、練習場使用料、器具・備品代等々保護者の負担も多く、また、指導する方たちも全員ボランティアですし、練習場(特に冬期の練習場)の確保や会場の設備、証明や洗面所等、決して十分とは言えません。

 こうした将来を担う子供たちの健全育成のためのスポーツ諸活動への援助、支援をもっと強めてほしいと思っております。

 施設面では、特に冬期の練習会場の新設を強く望みます。

 南箕輪村には屋内運動場があり、伊那市の屋内練習場は、高さ、広さ、照明、窓ガラス破損等々、野球やソフトボールには限界があります。市長並びに教育長の見解をお聞かせください。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) アルプスいーなちゃんクラブ、私、以前、卒団式に出席をしたことがありまして、大変、卒団する6年生、きびきびとして礼儀正しくて、また、後輩を思いながら卒団する言葉というのが大変印象に残っております。そうしたことの中でスポーツを通じた先輩、後輩のつながり、これが小学生であっても大変すばらしいものがあるなあという思いがしました。

 伊那市のスポーツにおきまして健康増進、あるいは子供たちの健全育成のために体育協会、また、スポーツ団体、総合型地域スポーツクラブなどスポーツ団体の支援は積極的に行ってきておりまして、体育協会には年間300万余り、また、スポーツ団体には180万、総合型地域スポーツクラブには450万ほどの支援をしております。

 特にソフトボールの町として、長野県ソフトボール協会への補助金は年間270万円と。また、全国規模の大会を開催するための助成もしております。平成21年度からはソフトボール教室開催の委託料、年間5万円ですけれども、こうしたものも計上をして、底辺の拡大に努めているという状況であります。

 その教室活動の終了後の受け皿としての伊那市総合型地域スポーツクラブに小学生のソフトボールクラブを設けて、継続的に活動できる環境というものも整えております。その結果としまして小学生女子のアルプスいーなちゃんクラブ、これが約20名ということでありますけれども、毎週日曜日を中心に活動が行われ、先日5月16日、茅野市で開催された公式戦では1勝を上げたということで大変喜ばしいことだと思います。こうしたことに御尽力いただいている体育協会の皆様、また、指導者の皆様に感謝を申し上げたいと思います。

 今後の対応でございますけれども、本年度も伊那市体育協会や体育指導委員会で開催するソフトボールピッチング教室と、それから小学生のスポーツをまた秋に開催するように募集が始まっておりまして、引き続いて体育協会、ソフトボール部、総合型地域スポーツクラブ等と連携をして、一貫指導等でできる体制の維持や底辺の拡大に努めてまいりたいと思います。

 ボランティア活動で指導をいただいている指導者の皆さんには感謝をしておるわけでございますけれども、財政のこともございまして、それぞれの団体への活動支援というのはなかなか難しい状況でありますけれども、より効果的・有効的な支援ができるよう補助金の見直しを含め検討してまいりたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 久保村教育長。

     (教育長 久保村清一君登壇)



◎教育長(久保村清一君) お答えを申し上げたいと思いますが、まず、スポーツを通して市民の健康増進や子供たちの健全育成に献身的に取り組んでいただいているスポーツ諸団体の皆様方の御苦労に感謝を申し上げたいと思います。そして今、市長も言いましたように、先日の茅野市の大会で見事1勝を上げられたと。このこともソフトボールの育成に本当に情熱を傾けてこられた唐澤議員さんほか関係者の皆様の御尽力のたまものだろうと思いまして、一層応援をさせていただきたいと思っております。

 私のほうからは冬期の練習会場、これを何とかしてほしいという御要望について申し上げたいと思いますけれども、伊那市の屋内運動場は伊那公園屋内運動場、それから、ほりでいドーム、高遠町屋内運動場の3施設があるわけでございまして、主にはゲートボールやテニスなどに利用されているわけでございますけれども、アーチェリーとかサッカーとか、あるいは野球などにも使われているというのが実態でございます。

 ほりでいドームは天井も高いということから少年野球のトスバッティングやキャッチボールの練習として利用されておりまして、他の2つの施設につきましては、冬期などはソフトボールのピッチング練習などには使われると、こういう実態でございます。

 体育施設につきましては体育館、あるいは屋内運動場など、他市と比較しても引けをとらない充実している伊那市ではないかと思っておりまして、厳しいこの財政状況をかんがみて、新設はやはり難しいのではないかと。できるだけ今のあるものを有効に御活用をいただきたいと考えております。

 子供たちの健全育成や体力づくりにはソフトボールだけでなくて、さまざまなスポーツを経験させるということも大事だと考えますので、ぜひ冬期には冬期にしかできないそういう体験も入れていただきまして、体力づくりやあるいは、健全育成を一層図っていっていただくように検討していただければと考えております。

 以上でございます。



○議長(伊藤泰雄君) 唐沢議員。



◆2番(唐澤稔君) 今、教育長から話がありましたが、3カ所屋内運動場ありますが、場所的にもちょっと遠くなっちゃうかなあという、3年前も子供たちを連れて練習に行きました。やはりネットなどを張る工夫をしましてやりましたが、ガラスは割っちゃうというのが現状であります。今、一般とか若い衆のソフトは、南箕輪村の屋内運動場は防護ネットがかなり頑丈になっておりますので、ある程度のハードな運動もできますので、ぜひ防護とかできればそういう方向に、財政も大変なことはわかっておりますので、よい方法を考えていただきたいと思います。

 次に進めさせていただきます。その2番といたしまして、中学校の体育関係部活動への支援取り組みについて。

 伊那中学校のソフトボール部への年間補助金は県、PTA会費で各部活に備品代として2万円と聞いておりますが、ソフトボールに限らず市内各中学校もほとんど保護者の負担で運営されております。中学の部活動そのものも顧問を担当される先生が少なくなってきている等々、難しい問題もあろうかと思いますが、社会体育等、校内指導者への門戸を開くなど、中学の体育活動をさらに強化充実されることを望みます。部活の補助金の問題も含め、中学の体育関係の部活動をどのように考えていくか、市長並びに教育長のお考えをお聞きしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 学校関係につきましては教育長のほうからお答えをさせてもらいますけれども、私のほうは特に、小規模の学校で思うとおりの希望する部活動ができないという実態が実際に起こっております。野球をしたいんだけれども当然メンバーが集まらなくてできない。あるいは、チームプレーをしたいんだけれどもできない状況というのは実際にございますので、そうしたことはこれからいろんな方法を考えながら、よその学校と一緒にできるようなことも含めながら、これから検討していく時期に入っているかなあと思っております。

 私たちとすれば学校とか地域含めて子供たちが希望する、そうした思いをかなえることができる、そうしたことに尽力するというのが私たちの大変大事な使命でもございますので、そうした取り組みを時代の変化の中でしっかりとやってまいりたいと思います。

 もう一つ指導者の問題、課題でございますけれども、なかなか先生方の中にもその分野に精通した方がすべていらっしゃるわけではありませんので、全く門外漢の方がそのスポーツ、あるいは部活動の指導をするということもあります。そうしたときに学校だけではなくて地域を挙げて支援できるような、また、他地区からもそういうような方が参加をして指導できるような、そうしたことも今後積極的に進めていかなければならないと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 久保村教育長。



◎教育長(久保村清一君) お答えをしたいと思います。まず、基本的には、中学校時代というのは心身ともに最も成長するときでありまして、スポーツを通して体を鍛え、心を磨き、そして友情を深めていくという人間形成の上で大変重要なことだと考えております。しかし、ややもすると苦しいことから逃避するような最近傾向があるのではないかと思いますが、やはりこのスポーツの楽しさ、大切さというものをやはり感じ取らせるというんですか、感得する、そういう機会を与えていくというんですか、つくっていくという。こういうことをしていくことが中学校の部活動を盛んにしていく一番前提になろうかと、そんなふうに思っております。

 そういう意味でも今、市長も申しましたように、指導者をどのように確保していくかということが大変重要になってまいります。部活顧問の不足というんですか、なかなか精通した人が少ないというようなことも考えますと、社会人指導者の発掘、あるいは活用、社会体育との連携というんですかね、そういうものが図れるようなことも今後一層考えていかなくちゃいけないだろうと考えておりまして、ぜひスポーツ諸団体の御協力も一層いただければと思っております。

 以上でございます。



○議長(伊藤泰雄君) 唐沢議員。



◆2番(唐澤稔君) 今、中学のソフトボール部は伊那中と東部中2校であります。そしてコーチは一応民間から、監督じゃない、コーチだね、いっておりますが、ぜひ市体育協会のほうに民間登用をぜひ御活用をしていただいて、発展させていただきたいと思います。前向きに検討していただきありがとうございます。

 次に移りたいと思います。大きな2番で、伊那市を全国にPRすることについて。

 1)市を挙げて取り組める体制づくりについて。

 私たちは全国大会を伊那市に迎える都度、選手や応援団の皆さんに伊那市のよさと思い出を持ち帰っていただき、また、家族で伊那へ旅行してもらえるような大会にしようといろいろ工夫して大会に取り組んでいます。全国から来る各チームにチームアシスタントをつけて、観光地の案内、弁当の手配や片づけなどをやってもらい、全国のチームから、さすが伊那だなと賛辞をいただいております。

 これからも可能な限り全国大会を招致し、私たち協会の者だけではなく伊那市、教育委員会、観光協会、商工会議所等みんなで歓迎して、市の活性化を目指したいと思います。市としても補助金を出すだけでなく全市的に取り組めるよう、ぜひお力をおかりしたいと思います。

 白鳥市長は体協の総会で全国大会の招致開催と観光を何とか結びつけたいとおっしゃっておりました。全く同感であります。意義のある大会開催に向けて精いっぱい頑張るつもりです。市長の見解をよろしくお願いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 今、議員おっしゃったように、先日の体協の総会におきまして会長に就任をしました。そのときのあいさつの中でもスポーツ、あるいはイベントをぜひ伊那市の観光の振興につなげてほしいというあいさつを申しまして、その思いはこれからさらに大きくなる、なっていかなければならないと思います。伊那市はソフトボールだけではなくて、春の高校伊那駅伝という大変大きなイベントがあります。全国から140校、有名校が集まって、この伊那路を走るという、そのときには保護者の皆さんも一緒に参ります。選手だけではなくて保護者も来る。あるいは、大会が終わった後も合同でトレーニングをする、宿泊をするといったこともありますので、そうしたことをさらに翌年に、あるいは社会人になってもう一回訪れてくるような、そういう思い出をつくれるようなものに継承していきたいという思いがあります。

 これは推し延べてソフトボールについても同様でございまして、ソフトボールでも実業団、あるいは高校生、あるいは熟年というか実年ソフトボールですね。男子、女子含めて幅広い世代の皆さんがソフトボールを楽しんでいらっしゃいますので、そうした皆さんがここに来て大会をする。また訪れたいと思うような、そんな企画をしっかりとやってまいりたいと思います。そのためには、きのうも話に触れましたけれども、この地域がおもてなしの心がなければ気持ちよくまた訪れたいという思いになれませんので、そんなことも旅館組合、あるいは土産物の業者、それから市民、私たち一人一人がそうした思いを常に研さんしながらやっていかなければならないと思います。

 伊那市では高校伊那駅伝のときには初めての試みとしまして合宿の案内、それから観光パック等の案内を行っております。監督会議の席でも合宿の誘致やPRをするチラシを出席した監督さんにお渡しをするといったことも行っておりますし、また、いなっせでは物産展ということで始めておりまして、これもさらに大きくなる要素も多分に持っておりますので、そうしたことをだんだんに皆さんで知恵を出し合いながら、大きな集客の核としてやってまいりたいと思います。

 伊那市観光協会の総会においても年度の事業計画、その中で学会とかあるいはイベント等の誘致の研究、要請を上げております。なかなか学会といっても世界規模のシンポジウムはできないかもしれませんけれども、分化した学会は開催を十分できます。宿泊を伴って、そうした学会の要請、そんなこともこれから積極的に要請をしていきたいと考えておりますので、また、そんな情報等あれば、議員の皆さんからいただければ大変ありがたいと思います。

 そうした中でも大きなイベントとなったときには1,000人規模とか、あるいは1,000人を超えるイベントもあります。そうしたときにお弁当の手配、これも1カ所ではできませんので、ぜひ伊那のいろんな業者が力を合わせてお弁当の提供、そんなこともしたり、また、次につながるような情報の発信というものも地域全体で考えていただくような、そんなこともお願いしたいと。

 特に、この地域等が持っているポテンシャルとして発信をするものは何かということも明確にしていかなければ、総花的なものでお客様は来ませんので、食べるものは、これとこれとこれが伊那の特徴である。お土産だったら、これとこれとあれがあるというようなことも含めた情報の発信というものをぜひやってまいりたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 唐沢議員。



◆2番(唐澤稔君) 本年度には中日本大会、ちょうどお盆に、ことし中日本大会があります。それから来年に関しましては、ハイシニアの全国大会、1,000人規模が来伊すると思います。やっぱり観光を絡めて大会をこっちへ持ってくるということも大切なことだと思います。将来的にはこの伊那市に専門の球場ができればいいなという、財政の面もありますが、夢と希望を持っておりますのでよろしくお願いをいたします。ありがとうございました。

 以上をもちまして、私の質問を終わらせていただきます。



○議長(伊藤泰雄君) 以上をもちまして、唐澤 稔議員の質問が終了しました。

 引き続き、橋爪重利議員の質問に入ります。

 4番、橋爪重利議員。

     (4番 橋爪重利君登壇)



◆4番(橋爪重利君) 4番橋爪ですが、私は、今議会で関連しております2つの問題を取り上げ、質問していきたいと思います。

 最初に、新ごみ中間処理施設についてでありますが、新ごみ中間処理施設は上伊那広域圏域にとりましても、また、地元の伊那市にとりましても大きな課題であると思います。平成19年6月に「広く住民の声を聞きながら民主的な手法で用地を選定する」ため「伊那市新ごみ中間処理施設用地選定委員会」が設置され、それぞれの分野から23名の委員が選出され、23回の委員会の結果、「富県の天伯水源付近を最終候補地とする」結果が市長に報告され、上伊那広域連合議会全員協議会等を経て、地元北新区・桜井区へ最終結果が伝えられたと聞いております。

 私はこの課題が出たころ、市では今までも取り組んできましたが、今まで以上にやらなければならないことは、ごみの減量化の推進であると思いました。

 ごみの減量化を進めてきて、さらに減量することは大変でありますが、現在「伊那市民でつくる市ごみ減量化・資源化推進委員会」が検討中であると新聞報道されました。報告に期待するものであります。ごみの減量化は、新ごみ中間処理施設最終候補地の環境アセスメント実施を受け入れた北新区・桜井区の地元住民の血のにじむような思いで出した結論にこたえる上伊那広域圏住民の取り組まなければならない課題であります。

 今回の市長選では、最初事業を白紙に戻す。その後、ごみの減量化で規模を縮小と新聞報道されたと記憶する候補や、この方を支援する方がおりましたし、また、米軍の移転問題で発言がぶれ、沖縄県民に不信感を招き、多大な迷惑をかけた前鳩山首相でありますが、トップの発言のぶれは地元住民にとって多大な迷惑をこうむります。大多数の住民が「できたら来てほしくない施設・迷惑施設」「しかし、現代社会においては必要不可欠の施設」と思う施設であります。

 環境アセスメントの結果により左右されますが、今までは特命副市長で、小坂市長の指示で働いておりましたが、これからは最高責任者です。最高責任者の新白鳥市長は、ごみの減量化の推進・新ごみ中間処理施設建設の変更はないと思いますが、最終候補地の新白鳥市長に現時点での新ごみ中間処理施設建設への思い、考えを改めてお聞きします。

 関連します次の質問に入ります。

 環境アセスメントの実施でありますが、環境アセスメント事業推進のため県条例上、地元区の同意は必要ないと聞いておりますが、環境アセスメントの実施について地元区へ同意を求め、また、地元区への説明はもちろん、隣接区や会社への積極的な説明を行い、地元区から実施の同意があったと聞いております。これは前小坂市長が住民の理解・信頼関係構築のため関係区へ出席し、信頼関係を築いたその結果であると思います。

 事業を遂行するに一番大事なことは、市と関係者との信頼関係が重要であると考えます。今回行う環境アセスメントの実施は、市と関係者の信頼関係を従来にも増して強固にするまたとないチャンスであります。これからは業者も決まり環境アセスメントの実施に入るわけですが、県条例で決まっておるから調査は事務的に進めればよいのではなく、先ほども申し上げましたが、私は市と関係地区との信頼関係を従来にも増して強固にするまたとないチャンスであると思います。

 新白鳥市長は、小坂前市長のよいところは継承していくと聞いております。地元を大事にし、広域の職員、市の職員にも配慮するよう指導しました姿勢はぜひ継承していただきたいと願います。今までは特命副市長でかかわってきましたが、最終候補地の新市長になられました新白鳥市長に、環境アセスメント実施について地元区への思い、考えをお尋ねします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) ごみの減量化というのは当然のことであるというより、むしろ大変重要な部分であると思っております。世の中の環境そのものが変わってくる中で、あるいは経済だとか、あるいは生活そのものが変わってくる中で、ごみというものは量がふえたり減ったりしてはきております。しかし、これからの生活形態を変えていくことによって、さらに減らすという努力は十分可能であって、また、していかなければいけないと思います。

 今現在、1日149トンという大変大きな量のごみがこの上伊那圏内で出ておるわけですけれども、こうしたことをさらにこれから減少させる努力をしていくのは上伊那全体のこれからの大切な取り組む対象であると考えております。

 どのような形でやっていくのか、今までも調査研究が行われ、また、実施される中で、ごみの量は減ってはきておりますし、全国的にも、また、長野県内でも比べてみて低い数字であることは数字の上ではわかっておりますが、さらに低い自治体もあります。そうしたところも勉強しながら、これから減らしていくこと、それが新しい新ごみ中間処理施設の規模にもつながってまいりますし、また、ランニングコストの低下にもつながっていきますので、これはどうしても積極的に取り組んでいかなければならない大事な点だということで、議員と同じ考えでありますので、これから一緒になってまた考えていただきたいと思います。

 中間ごみ処理施設の建設につきましては、前小坂市長、それから横におります酒井副市長それぞれ現地に赴いて、夜、休み関係なく数10回の説明を丁寧に住民の皆さんにしてきた結果、思いは複雑であろうと思いますけれども了解を得ることができて、環境アセスメントに今度入るわけであります。そうしたことは私はきちんと継承をして進めていかなければ申しわけないことでありますので、これからもその思いはつなげていくつもりであります。

 それと同時に、今現在たつののクリーンセンター、それから伊那の中央清掃センター、この地域の皆様にも延長をお願いして、今の状況を受けてもらっておるわけでありますので、そうした皆さんの御理解があって建設に向かって動いているということも私自身は大変感謝をしているところであります。これからのこと、また、環境アセスメントにつきましても私の思いとしましては、今までのことを継承しながらいくということが基本原則でありますし、そうしたことが過去に対する感謝でありますので、今後その方向でしっかりやってまいると。

 また、詳細につきまして、私の今話をしたところの不足している点については、このことについて継続的にやってきました酒井副市長のほうからお答え申し上げたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 酒井副市長。

     (副市長 酒井 茂君登壇)



◎副市長(酒井茂君) それでは、私のほうから今までごみ処理施設について地元等とかかわってまいりましたこともありますので、若干説明をさせていただきたいと思います。

 地元の皆さんとの話の中でいろんな経過ございましたが、市長が仮に変わっても今までと地元の信頼関係、方針について変わるようなことがあっては困るということは言われておりましたので、私も今後副市長という立場になりましたので、今までと同様の方針で進めていけるように努力をしてまいりたいと考えているところでございます。

 今、市長のほうから話ございましたけれども、全国的に見ましても伊那市、あるいは上伊那のごみの排出量というのは非常に少ないという状況にございます。これもさらに一層減量化するという必要がございますので、伊那市におきまして今、議員言われたように委員会を設けて、さまざまな角度から検討をしているところでございます。しかし、なかなかこれまでも相当減量しているという事実がございまして、具体的ないい案を提案するというのは難しい状況にあるわけでございます。より一層の減量・資源化をするということになりますと各家庭の皆さん、あるいは衛生自治会の皆さんのさらなる協力も必要となりますし、よりコストもかかってまいるというのも事実でございます。そうした面も含めながら全体的に減量化がどうあるべきかということを検討していく必要があると考えているところでございます。

 ごみの減量化・資源化の広域的な取り組みについては、上伊那広域連合におきまして推進委員会がございますので伊那市と並行いたしまして、上伊那におきましてもさらなる研究を進めていただいて、ここで出た指針に基づいて、ごみの減量化等を図ってまいりたいと考えているところでございます。

 ごみ処理施設というのはなかなか地元の皆さんにとりましては理解が得にくい、いわゆる迷惑施設でございます。伊那市には西春近に衛生センターがございまして、し尿処理施設、これについても長きにわたりまして受け入れをお願いしております。私もその都度、地元対策委員会に出かけまして、地元の皆さんとお話をさせていただいているところでありますが、非常に良好な地元との関係を築いておって、こうしたことをずっと地道に続けていくことが必要であると考えております。

 ごみ処理施設につきましては、建設までに順調にまいりましても10年ぐらいはかかるという非常に大きなプロジェクトでございまして、建設が済めばいいということではなくて、新たな段階が始まるということでありまして、新たな施設が建設、稼働されても引き続き適正な処理というものをしていかなければならない。そのためには施設の運営について地元の皆さんにオープンにして情報公開をして、理解の得られる施設にしていくということと、もう一つ大事なことはやはり引き続き、ごみの減量化・資源化に努めていくということが非常に重要ではないかと考えているところでございます。

 ごみ処理の問題は行政にとりましては最大の一番困難な課題でありますので、地元の皆さん、市民の皆さんとも信頼関係を築いて、また、より丁寧な説明をすることによって、できるだけ御理解をいただきながら進めてまいりたいと考えているところでございます。

 以上です。



○議長(伊藤泰雄君) 橋爪議員。



◆4番(橋爪重利君) さきの質問の新ごみ中間処理施設に関連しまして、新ごみ中間処理施設の機種は専門委員会を設け検討していくことが報道されましたので、機種につきましては、この専門委員会にゆだねまして、できたら来てほしくない施設でありますので、環境整備対策は大変重要な問題と私は認識しております。

 環境整備にはいろいろなものがありますが、個々の問題は先にしまして、現時点では総体としての環境整備に対するお考えをお聞きしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 環境整備につきましては、これから地元の皆さんと情報を交換しながら、これから取り組んでいく段階ということで御理解をお願いしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 橋爪議員。



◆4番(橋爪重利君) 先ほど、ごみの減量化につきましては私と思いは同じようですので、ぜひ進めていただきたいと思いますし、それと新ごみ中間処理施設についてでありますが、ごみの減量の推進からごみ中間処理施設への最高責任者の白鳥市長さんの思いを改めて聞きまして、決して変更はないと確信をいたしました。できたら来てほしくない施設、大変な事業ですが、必要不可欠の施設でありますので、どこに建設されましても地元に少しでも喜ばれる施設や環境整備が整うよう要望します。

 それと環境アセスメントの実施でありますが、これにつきましては今までのことを継承していくということであります。この思いを持ち続け、地元が安心して理解でき、信頼関係が増すよう要望いたしまして、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。



○議長(伊藤泰雄君) 以上をもちまして、橋爪重利議員の質問が終了しました。

 引き続き、飯島尚幸議員の質問に入ります。

 19番、飯島尚幸議員。

     (19番 飯島尚幸君登壇)



◆19番(飯島尚幸君) 飯島尚幸でございます。議会と首長、理事者とのスタンスにつきまして、少しく私の考えを申し述べさせていただきながら、以下、あらかじめお伝えをいたしてございます大綱4つのテーマにつきまして、市長、教育委員会の御見解をお伺いいたします。

 市長と市議会議員はともに選挙という民主主義の根本に当たります審判を受けて、二元代表制のもとそれぞれの立場、使命と役割、責任をいただいております。そうした中、私は議員として市長や行政に対し、チェック機能の発揮とともに、常識的なバランス感覚も備えながら、活発な議論を展開する議会でありたいと強く願うところであります。そして、さらに私はチェックのみに終始するのではなくして、市発展への提言や意見を積極的に申し上げ、ともに活力みなぎる伊那市の建設に立ち向かっていきたい、役割を確認しながら行政としっかり協力をし、地域力や人材力を力いっぱい発揮できる「協働の関係」でありたいと強く考えているものでございます。

 その意味で私の質問に対しまして、どうぞ前向きな、かつ実り多き答弁を心から御期待を申し上げるものでございます。

 では、質問の第一点であります。

 対話行政に対する白鳥市長の信念についてお伺いをいたします。

 このテーマは、実は、私、平成3年に初めて市議会議員にさせていただいてから3人の市長と御一緒いたしてまいりましたけれども、新たに市長になられたり、あるいは私が初めて市長と相対した折の一般質問で3人の市長に対し、いの一番に掲げて最初にお尋ねしてきたテーマが全く同じこのタイトルで、この事柄でございます。

 このたびも白鳥市長と議会で、こうした公式の一般質問の機会でありますので、取り上げさせていただきました。すべての「人と人との対話」こそ、まさに民主主義の原点であると信ずるからであります。

 白鳥市長の選挙戦に臨んだ各種の資料を拝見いたしますと、「対話が基本です」「市民の皆様との対話を大切にし、民間で培った“徹底した現場主義”で確実に実行します」など、市民との対話を最重要テーマとして位置づけられているのがうかがわれます。私のほうが年長のゆえの生意気な申し上げ方の失礼をお許しいただきたいと思うのですが、白鳥市長は大変すばらしい感性を持っていると心からとらえ、トップリーダーを目指す人として一番大事な視点をしっかりときちんと持っておられるなあ、そういう人だなあと心から安心と納得を得たものであります。

 そこで、対話行政に臨む市長の信念とこれからの取り組みについて数点御伺いをいたします。

 まず、市政運営に臨む基軸になるでありましょう市長の対話行政に対する信念はいかばかりか、まずお尋ねを申し上げます。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 私は今回の選挙の中で「対話と現場主義」という2つを大きく掲げてまいりました。私の考えるというか、私の思う対話というものは、相手の気持ちを確かめる、聞くという姿勢でありまして、それと同時に私の考えも伝えるという2つの側面を持っているわけであります。ただし、私の中では、まず相手の言葉を聞くというところから始めるのが私の対話に対する姿勢であります。相手の言葉を尊重して、相手の気持ちを確認をして、それを真摯に受けとめながら対話を重ねていくということが私の対話の中での思いであります。

 対話といってもいろんな皆さんがいらっしゃいます。若い方から、あるいは学生もいるでしょうし、お年寄りの方もいらっしゃいます。個人個人もあれば団体もあります。サークルがあったり、あるいは年配の皆さんのいろんな文化活動、いろんなものがございますし、また地域によってもその形態、状況というのは違いますので、そうしたことをみずからの目で見、聞き、そして伝えるという作業というのが私が求めている大変重要な対話の姿であるということであります。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆19番(飯島尚幸君) 市長、今お話しのように違いを認めるという、その心の大きさ、スタンスこそがある意味では大変大事なことだと思います。心強く承りました。

 次に、対話の具体的な手法や機会の設定などについてお伺いをいたします。

 先ごろ、「市政懇談会の開催について」市内8つの地区の区長会長を初め関係者の皆さんと打ち合わせを行ったようでございます。その意図するところは何でございましょうか。開催方法や時期の選定などについてお伺いいたします。市内全区長さん大変このことを気にしておりますし、注目をしておりますのでお願いをいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 先般なんですけれども、伊那市の区長会長会の皆さんにお忙しい中集まっていただきまして、対話の方法、手法、時期についてお話をさせてもらいました。どこから始めるかということが私にとっても非常に重要な点でございますけれども、いろんな方たちのいろんな意見をお聞きするという、その最初というのを区長の皆様にお伝えして、その内容というのは小学校の単位で始めたいと。各地域の小学校単位で、この6月定例議会が終わってから始めたいということで、日程を今調整させてもらっております。

 それで、この対話の基本というのは、要望とか陳情ということはまた別な機会に言っていただいて、それぞれの地域のそれぞれの皆さんの思い、夢というものがその地域の振興につながっていくようなことを対話のテーマにしたいということでお願いしてあります。

 その姿というのは、あらかじめ幾つかのテーマを二、三なんですけれども決めて、それを私のほうに投げてもらいながらお互いキャッチボールをして地域振興につながるような、そんな対話を繰り返していきたい。それから私の思いも中には織り込ませていただいて、私のほうからも一つぐらいはテーマを投げかけながら、またいただくというような手法で、全部で12地区で開催を予定しております。6月議会終了、どこから始まるかまだわかっておりませんけれども、しだいに各区長さん方からの要望の中で始まってくると思います。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆19番(飯島尚幸君) そうしますと地区の側からも、我が地区は、おれたちのふるさとはこのようにしきたいという地域振興の夢なり青写真がきちっと出てくることを市長としては待っている、期待しとると、こういうスタンスでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) まさにそのとおりでありまして、行政が何かをやってくれるとか、だれかが何かをしてくれるのを待っているという、期待するということではなくて、みずから地域の皆さん、あるいは個人も含めて、能動的な意見というものをぶつけてきてくださるということを求めております。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆19番(飯島尚幸君) はい、わかりました。

 次に、市長を支える職員との関係について、対話、どんなスタンスに立ちますでしょうか、お聞かせいただきたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 職員は私から見ると同じ会社の従業員というか仲間でありますので、私の考えが浸透していなければ伊那市役所、伊那市株式会社が動いていかないということになります。先日も部長、課長含めて、各セクションごとに集まってもらってミーティングを行いました。私の考え、それから、こんなことをお願いをしたいよということをミーティングをしました。一通り課長以上は終わったわけなんですが、さらにこれから現場の皆さん、あるいは若手の皆さん含めて、しっかりとまたやっていかなければいけないということで、その手法、状況、日程については今検討中であります。

 ただし、最初に皆さんにお願いをしているのは、効率よく仕事をやりましょうということでありまして、きのうも幾つか話を申し上げたんですが、その中でも具体的に、会議は1時間以内にしましょう、それから、電話は3分以内、かけるほうもいただくほうも3分以内で済ませましょう、レポートはA4一枚にしましょう。そんなことをきちんきちんとやっていくことによって、私の考えというのは少しずつ浸透していくのではないかと考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆19番(飯島尚幸君) 市長おっしゃいますようにコスト意識というのは職員の皆さんにとって新しい、おお、そういうことなのかという再発見、新発見というようなことになろうと思います。その手腕を心から期待しています。

 そのことと関係をいたしますけれども、これからの伊那市の建設には女性職員の幹部登用による女性の目線によるきめ細かな政策実現、実行がより一層求められる時代に入るのではないかと思われます。そうしたことから女性職員を幹部として登用するための育成、経験を積む機会の提供や人材配置、他団体との人事交流などはどのようにお考えでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 女性職員を特別に扱うという思いではなくて、同じ職員として能力をしっかりと発揮してもらいたいということの中では、幹部として登用したいという思いは前々からございます。

 ただ、努力をしないで待っていても幹部にはなれませんので、みずから一生懸命勉強をしてもらう。これは男性も同じであります。そうした中で適任者、当然出てくると思いますので、そうした方を登用していきたい。また、年齢を超えても若い人でも結構だと思いますので、そうしたやる気があって、努力があって、結果が出て、そうした方をどしどしと登用していきたいというのは私の思いであります。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆19番(飯島尚幸君) この問題につきまして私、多くの幹部職員の皆さんやら大事なことだと思いますので、そういう視点でいろいろ聞きますと、伊那市の女性職員の皆さん、おしとやかといいますか、責任が伴うことに対してためらいがあるとかいうような方も大勢いらっしゃるというようなこともありますので、それはそれでわかるような気もいたしますけれども、しっかりと育てていくという、そういう取り組みをぜひお願いをしたいなと、このように思います。

 次に、市長への手紙につきましてお伺いをいたします。

 今議会補正予算にも少しく盛られてまいりましたけれども、市長への手紙のスタイルは今後も同じような形で続けられるのでしょうか。続けられるとは思いますけれども、こうした機会から市民との積極的な出会いへ、さらにはすばらしい提言などの取り上げなど「行動する市長」としてのこれから御決意はいかがでございましょうか、お尋ねをいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 市長への手紙というのは前小坂市長のころからやっておりまして、私もすべてではありませんけれども目を通しております。ある意味、これも一つの会話の手法でありますので、これからもこの市長への手紙は続けてまいりたいと思っております。

 市報の9月号に折り込んで全戸配布をしたいと考えておりますけれども、そうした所定の形でもなくてメールでも、また普通の手紙でも郵送でも結構でありますので、積極的にいただければ参考になりますし、また、私の考えの中に織り込んでいけることもたくさんあると思います。

 ただ、私としましては今まで見てくる中で表現が抽象的なものも随分あります。もちろん批判があっても当然いいんですけれども、抽象的なものについては理解が非常に曲解してしまう場合もありますので、そうしたことがないように具体的に書いていただければありがたいと思っております。と同時に私の性格でありますけれども、匿名ということではなくて、できればどんな意見でも結構です。そのときには名前をしっかりと書いていただくというのが私の強く希望するところであります。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆19番(飯島尚幸君) 市民の皆さん、今テレビをごらんになっておられる方、市長の思いがしっかり伝わったと、本当に実名で正々堂々と姓を名乗り、名を名乗うて、そしてしっかりと物を言うと、こういうふうな関係でありたいなあと思います。

 それでは、2番目のテーマに移ります。

 スポーツと観光の連携、振興についてお伺いをいたします。

 市長は就任以来、これからの伊那市づくりについて語るときに、「伊那市の観光は産業の中心として育てられる」と確信に満ちた発言をされております。私自身もこれまで駅伝の町・伊那市の宣揚と駅伝・マラソンコースの建設による合宿誘致問題、それにより活性化、あるいは映画やドラマのロケーション誘致による観光の振興政策を提言してまいりましたけれども、市長の感性や意気込みが私とほぼ同じ方向に向かっているのではないかと大変心強く思うところでございます。

 特に、市長発言で大変印象的でありましたのが5月17日の伊那市体育協会の総会の折、協会の会長に就任したばかりのごあいさつの第一声で「スポーツを観光の視点に高め、する人も見る人も皆が楽しめて、伊那をより好きになってもらえるようにしたい」旨のお話をされました。スポーツを専門的に楽しむ関係者の集いで、ある種の型破り的な発想を展開したことで、会場は驚きと共感のざわめきムードが漂ったことでありました。先ほども唐澤議員が御報告になりました。

 そうしたことから本問題について幾つか市長の御見解をお伺いいたします。

 まず、昨日、小平議員のお尋ねと一部重複するかと思いますけれども、いわゆるスポーツと観光をセットにした構想というものを具体的に、これまでの御答弁の中でも何度か触れておりましたけれども、こういうものでというような、もし具体的なものをお考えでしたら、お話をいただきたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 観光を産業の柱にということを常々私は申し上げておりますけれども、伊那の産業構造という中に観光というのを大きく盛り込みたいということであります。その形が一つは、農業と観光をセットにした農業観光、あるいは、環境という切り口から踏み込んで環境と観光をセットにした部分、あるいは、健康というものを切り口にして健康と観光、そのようにバリエーションというのはいっぱいありますので、そうした中にスポーツと観光という、そんなものを考えているわけであります。

 具体的という話になりますと卑近な例で申しわけないんですけれども、例えば、駅伝は大変大きなスポーツと観光になると思います。そうしたことのさらに具体的にいいますと、駅伝は一日ですね。ですから前の日に来て泊まってくださる。あるいは、駅伝が終わって泊まっていってくださる方。幾つかのパターンがあると思うんですが、その中で駅伝が終わった後に、去年、おととしの例で言いますと佐久長聖高校、それから秋田工業、九州学院という3つの学校が羽広荘を使って1週間の合宿を、共同の合同合宿をしてくださいました。そういうことを幾つかの場所でやってくださると滞在型のまた観光に、観光というか地域振興につながってきますので、スポーツとセットにできるんじゃないか。

 それともう一つは、春の高校伊那駅伝に来てくださった全国からの高校生、あるいは親御さん、そうした皆さんが伊那の、あるいは伊那市全体ではなくて、この地域、伊那谷全体でもいいんですが、その情報を持ち帰ってもらう。それをまた情報をもとに、また訪れてもらうという、そうしたことの仕掛けというものをやっていかなければ、その日で終わってしまうことではもったいないと思うんですね。やはり情報というのはとても重要な部分でありますので、情報を持ち帰ってもらう。

 例えば高遠の桜というのは、つとに知られていて有名な桜でありますけれども、年間30万来ると。ところが、桜を見ておしまいということではなくて、桜を見に来てくださった皆さんに、30万の皆さんに次はこんなことがありますよという情報を持ち帰ってもらって、その情報をもとにまた秋、夏に来てもらう。そうした仕掛けということをしていけば、いろんなキャンペーンを張って都会にチラシを配ったり、あるいは電車につり下げるような広告をしたりしなくても、情報を持ちに来てくださるというそういう発想になれば、30万の方がこの高遠の公園に来てくださるので、その皆さんに情報を30万人に持ち帰ってもらう。そうすると、ただでできますので、そういうことを春の高校伊那駅伝の中でもできるんじゃないか。これが健康でも観光でも農業でも、いろんな分野に応用してやっていけば、いろんなバリエーションをさらに大きくして、気がついてみたら大変大きな産業になっているということを求めているわけであります。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆19番(飯島尚幸君) スポーツと観光の組み合わせということは大変すばらしいと思います。私、西春近におりますので冬、ウインタースポーツの関係でスキー場、あるいは伊那西スケート場、これらも一つのどうやって使っていくか、生かしていくか、ここら辺の感度もまた必要になろうかと思います。それぞれお考えあろうかと思いますけれども、またこんな形でというのは改めてまた御提案をさせていただきたいと思いますので、それはそれでお願いをしたいと思います。

 それに先ほど合宿誘致の話、駅伝、マラソンの合宿誘致の話が出ましたけれども、今議会に補正予算で出てまいりましたますみヶ丘平地林クロスカントリー整備に300万円を計上されております。この内容についてお話をいただきたいと思います。まず、そこからお願いします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) クロスカントリーというのは長距離をやる皆さんにとってみると、最近では主流になっております。特にヨーロッパではマラソンランナー、長距離の皆さんはオンロードではなくて山道、あるいは、そういう土の上の山坂があるところを走るという、それが主流になっておりますので、そうしたことの整備をますみヶ丘の平地林でやるということであります。

 この監修については郷土出身の伊藤国光さんにお願いをして見てもらってありまして、非常にいい場所だと。夏には涼しい。また一定の標高がある。そしてまた空気もさわやかで、そんないいとこ尽くめの場所であるということで、その整備を今回行うというわけであります。

 私はマラソン大会とかそうしたことも一つの集客、あるいは、その地域の振興、健康も含めたいいツールだと思うんですが、マラソンというのは一日で終わりです。ところが、このクロスカントリーというのは実業団だとか、あるいは大学だとか高校、その皆さんがあそこを利用してくださることによって通年、冬期間は別かもしれませんけれども通年訪れて、宿泊をして食事を伴って、また観光も含めたそうした取り組みができるということで、クロスカントリーをぜひあそこで展開しようという思いであります。

 そして、そこに市民ランナーも一緒に走れる、あるいは途中で交差するようなコース設定ができれば、有名選手、オリンピック選手と一緒に、あの場所で同じ時間を共有できるという、そんな喜びも生まれるのではないかということで、ますみヶ丘の平地林を軸として核として、だんだんに整備をしてまいりたいと思っております。ことしは300万を使って1キロ、2キロコースを設定しておりますけれども、間伐も含めてウッドチップを敷いて、森林整備を上手に織り込みながらやっていくことで、あの地域の利活用がさらに増していくのであろうと思っております。

 そのクロスカントリーを将来的には、そこだけではなくて三峰川にありますサイクリングロード、1周10キロありますので、そうしたところにも展開をしていく。あそこは日陰がないもんですから、日陰が欲しいなあというそういう思いがありますけれども、今度、桜の木を植えてくださったり、また管理をしてくださっておりますので、木陰ができれば、あそこもまたメッカになるだろうし、また、長谷の鹿嶺高原、ここも1,800メートルの標高で、また、平たんでありますので、そうしたところも高所順応というか、高所トレーニングには適している場所だということで、いろんなことがこれから展開できる可能性がある。そういうことがこの伊那にはたくさんあるよということの一つの証左でもあると思います。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆19番(飯島尚幸君) はい、ありがとうございました。すばらしい構想です。私もそのことはかねがね聞いております。西春近にもすばらしい里山の林道もありますので、これは絶対安全でありますので、これもしっかりと視野に入れていただきたいな、このように思います。

 そこで先ほども触れましたけれども、伊那市のスポーツの振興という観点は従来のスポーツ愛好者の育成や親睦交流といった面のみならず、スポーツを通じて伊那市全体の元気を発信する、対外的にも伊那市を大きく宣揚していくという戦略的な発想とそれを押し上げる組織が必要になってくるのではないかと強く思うわけであります。そこで、現在の教育委員会に所属しております「スポーツ振興課」を独立させて、観光とのドッキング、体育施設の充実化や全国大会の誘致、招致などをより協力に推進するために「仮称・スポーツ活性課」といった攻めのポジションに格上げをして、一歩踏み込んだ取り組みを提言するものでございますが、いかがでしょうか。国でもスポーツ省の昇格などの論議があるところでありますが、このことにつきまして市長のお考えをお伺いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 仮称の「スポーツ活性課」という「課」という字をひっかけてあると思うんですが、今現在でもスポーツ振興課という課がございまして、私は現段階では、このスポーツ振興課といったところをさらに充実をさせていけばいいのかなあという思いがあります。しかし、いろんな分野でボーダレスになっております。観光とスポーツが一緒になるとか、観光と農業が一緒になるとか、いろんな分野が入り組んできておりますので、そうしたところの情報をきちんと整流化するという作業をしなければ空回り、歯車が空転してしまう場合もありますので、そこら辺を統制するそんな力を持った人なり、あるいは部なりが必要なのかなということもございます。これからスポーツ振興課で今のところいいと思いますけれども、今後のまた変化の中で必要であれば検討しなければならないかなあという状況であります。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆19番(飯島尚幸君) はい、ありがとうございました。

 次に、観光振興の視点からフィルムコミッションに対する市の対応についてお伺いをいたします。

 フィルムコミッションにつきましては、その目的と使命、役割は何であるかは市長十分に御承知でありますので、きょうは、そのことには触れません。

 ヒットした映画やドラマのロケ地は全国からの観光客の誘致にもつながっていること。例えば、最近では中国や韓国のドラマロケ地になった北海道や東北地方では同国からの観光客が急増しているとのことでございます。また、ロケ現場では長期滞在になるほど、スタッフなどの宿泊代、食料代、各種の資材代など現金が現地に落ちること、そうした意味で伊那市は自然風景が春夏秋冬バラエティーに富み、建物も古く長い歴史から現代風なものまでたくさんあります。時代劇でも現代のものでもロケ誘致の材料には事欠かないということ、そうしたことから現状のニーズや今後の取り組みはどうあるべきか、との観点からお尋ねをさせていただきます。

 現在、伊那市では放浪の俳人・井上井月の映画化に当たり、伊那市出身の北村皆雄監督によるロケが伊那市を中心に、上伊那各地で行われております。私ごとで恐縮でございますけれども、井上井月顕彰会の皆さんや北村監督とのうれしい出会いをいただいたことから映画の完成に向け、できるお手伝いは何でもさせていただこうと決意をして、とりわけロケをまた我田引水ですが、西春近へも誘致をしようと取り組んでおります。幸い、監督自身がロケハンティングをしていただきまして、既に数カ所のロケ地が決定をしております。映画が完成し上映のときに、郷土の見なれた風景が映っているのを発見したときの喜びを思い浮かべるだけで本当に楽しみが広がり、多くの住民、市民が皆で見に行こうと、早くもそういう気持ちになっております。

 このささやかな体験ですけれども、その内容は北村監督と懇談の折に、井月がどしゃ降りの雨に見舞われて、急ぎ雨宿りに逃げ込んだお堂というシーンを撮りたいんだと、どっかないかねえと、そんなお話を寄せていただいたことをきっかけに、西春近の区長会と区長経験者の皆さん素早い対応や情報提供をいただきまして、わずか1週間程度でロケ地が決定をしたというものでございます。

 そのほか井月の映画化のほかに今現在、全国的に著名な映画監督が既に我が伊那市ロケーションの整備のためスタッフを伊那市に送り込んで早、長期滞在に取り組み、ロケの成功へ全力で当たっており、そのためにかなり高額な費用を既につぎ込んでいるという話も伺っております。

 ここから質問に入ります。写真や活字媒体はさておきまして、映画やドラマ、コマーシャルフィルムの映像を通じて、伊那市のすばらしさをより多く発信していきたいと思うわけですが、市長はその効果や、そのことへの是非について、まず、どんな御認識をお持ちでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) フィルムコミッションを含めてでしょうか。というか含めて話をさせてもらってもよろしいかと思いますけれども。

 効果については、私はとても大きなものがあるということは十分承知をしております。つい最近なんですけれども、有名な映画監督が伊那に入って撮影をしました。来年の秋の封切りのようですけれども、高遠で、大鹿で大変大きなロケがありまして、約100人のスタッフが入って数日間、宿泊を伴っています。その監督は地元でいろんなものを調達してもらいました。小道具だとか、あるいは植栽だとかいろんなものを地元で調達ということですから、これから計算をしてみますけれども、大変大きな地元への効果というのはあると思います。

 また、例えば飯山を舞台とした「阿弥陀堂だより」とか、あるいは、そうした有名というかヒットした番組があると、そちらに大変大きな観光地としての集客ができるようになりますので、そうした経済効果を含めていけば、有形、無形なものが生じてくるという思いでおります。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆19番(飯島尚幸君) ありがとうございました。前向きな御発言でした。

 それでは次に、フィルムコミッションの話に移ります。先ほども申し上げましたけれども、映画の製作者側からは、こんなシーンを撮りたいのだけれども適当な場所がありませんか、そういった問い合わせに対しまして伊那市側は、お待ちいたしておりますと、こことここがお勧めですと直ちに返事ができるのが最高の理想なわけですけれども、先ほど申し上げましたように、資料や情報提供のスピード力が大変勝負になります。このときに当たりまして我が伊那市はロケ支援組織として「伊那谷フィルムコミッション」、市職員17名の皆さんによって立ち上げられております。

 この組織は、いわば任意の団体で、同好会、クラブ的な集まりであります。しかし、皆さんの意気は軒昂であります。さりながら、この伊那市発展へのきっかけづくりとも言える崇高な目的に生きるフィルムコミッションのメンバーの活動舞台は何とも寂しく、大変気の毒なほどであります。映画製作者側からの要望に対して、まず、即対応、即実行せねばならないということで、信頼・信用が得られないからと動こうとします。しかし、この市役所職場の同僚に迷惑をかける戸惑いがまずあります。けれども、要望を実現するために職場の仕事を休まざるを得ません。そこで有給休暇を申告いたします。そして、とうとい休暇をフルに使って、あらゆるロケ支援に取り組んでおります。この活動にかかわる経費はすべて自分持ち、自費・手弁当で任に当たっております。そこにあるのは「いい映画をつくるための協力をしたい」「伊那市をしっかり宣揚したい」といった伊那市を愛する郷土愛精神みなぎる行動がすべてなのであります。

 こうした現状にかんがみて、まず市長にお尋ねをいたします。さきに、この種の対応にはスピードが勝負だと申し上げましたけれども、この伊那谷フィルムコミッションに対しまして力強く支援、あるいは否、むしろ伊那市として積極的に活用していくべきだと私は強く思うのでありますが、市長の見解はいかがでしょうか。また、そのためのより一層充実したといいますか、一歩も二歩も前進させる組織づくりが必要と思うのですが、お考えはいかがでしょうか。事の性格上、伊那市のみならず、上伊那広域に呼びかけて、重層的な位置づけも考えられるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) おっしゃるとおりだと思います。フィルムコミッションの果たす役割、効果というのは大変大きなものがあるということは認識をしておりまして、県内でも長野、松本、上田、小諸、諏訪、それから塩尻、6カ所確かあると思います。そうしたフィルムコミッションの存在というのが、この伊那谷にはなかったわけでありますので、数年前から実は職員の中でもつくりたいという思いがあって、話は私は聞いておりました。いよいよ昨年ですか、任意というか、同好会的に集まってできたわけなんですけれども、その存在が先ほどちょっと話をした撮影につながったんですね。諏訪のフィルムコミッションに来た話が諏訪ではちょっと手に負えないというか、対象がないと。伊那はないですかという職員で作ったフィルムコミッションのほうに話があって、急遽まとまったということでありますので、この任意的な存在とは言いながらも、活動そのものはもう立派な活動が入っておりますので、こうしたことを伊那市だけではなくて、できれば伊那谷全体のフィルムコミッションにつながるような形が私は望ましいのかなあと。

 特に伊那谷というのは大変大きな文化、歴史がありますので、自然だけではなくて、例えば山岳だとか花とか伝統芸術だとか、いろんなものをカテゴリー別に準備をして、それを提供できるような形ができれば、全国のいろんな例えばコマーシャルの撮影、映画の撮影、テレビの撮影、いろんなところでそのものに対象となって来てくださるのではないかと思います。

 フィルムコミッションの担当というか、参加している皆さんは確かに有給休暇を使って、平日の撮影ですので同僚に当然気を使うこともあるでしょうし、また、自分の仕事は自分でやるしかありませんので、別なときに一生懸命また仕事を片づけていくといったことになりますので、何らかの形がとれれば、つまり、フィルムコミッションの果たす役割、結果が伊那市のためになるのであれば、効果があればそうした手当てをすることも大事かと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆19番(飯島尚幸君) ひとつぜひ前向きに真剣にといいますか、積極的な取り組みをぜひ、これをお願いします。彼らは、一生懸命であります。それでまた今、伊那谷という大きいフィールドの話もございました。伊那の市長として、そういったことも含めまして、どんどん発言をしていただきたいなと、こんなふうに思います。

 次に、前段でお話をいたしました北村監督の撮影内容につきまして御提案がございます。北村監督は、映画「ほかいびと」撮影に取り組む中で、上伊那に伝わる地域の祭りや各種の行事を「地域の行事保存や継承者へのメッセージ」との観点からフルタイムで全編の撮影、記録、保存しております。例えば伊那市のものでは長谷の「中尾歌舞伎」、下川手の「六道祭り」など15の祭りや行事、上伊那全体では31カ所の行事を予定していたり、既にフィルムにおさめております。このフィルムはまさにプロが取材をし、記録におさめた、いわば上伊那の宝物になり得る映像そのものであります。地域の格式ある行事を誤りなく伝え行くためにも、後世の市民の教育のためにもこの映像をきちんと確保して、有効な活用への武器とするべきだと考えます。広域連合長を兼ねております市長としての御見解をお伺いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 今、議員さんがおっしゃった映像記録の保存とか活用という点につきましては私も大変気にしております。というのは、今は確認をされていても、もしかしたらなくなってしまうということが記録の中でもありますし、また、無形文化財的なものの中にもありますので、そうしたことをきちんと記録するという作業は大変重要だと思います。

 今、北村監督が上伊那のいろんな伝統文化、芸術も含めて撮影をしているというのを私も本人からも聞いておりますし、その紹介もしております。大変重要なことでありますし、その背景にあるのは、やはり地域の基層文化と言ってもいいんでしょうか。そうした基層的なものの上に立った今の現状でありますので、そうしたことをこの地域として記録を残すという、この作業は大変重要であると。

 例えば、7月3日、4日には竹沢長衛を記念する長衛祭というのがあります。山開きなんですけれども、南アルプスの長衛祭。竹沢長衛という人は京都大学、昔の三高なんですけれども、その有名な皆さんを連れて積雪期の仙丈、あるいは北岳に登っている山案内人です。その動画の記録が最近出てきたわけですね。これは高遠の矢沢さんがお持ちだった大変貴重なフィルムが出てきまして、それを何とか保存したいと、残したいという思いの中から、実は私個人的にもアーカイブスをつくりたいという思いがありまして、伊那のアーカイブスを何とかできないかなあということを今、図書館の館長とも進めてきております。そんなところで、ぜひそういう貴重な記録というのを今あるものを、今ある、あちらこちらに散失しているものを集めて、きちんと保存をしていかなければいけないのだろうと。

 これまた新井議員さんからも多分あると思いますけれども、向山雅重先生の大変貴重な記録もあります。そうしたことがいつの日か、どっかに行ってしまったということがないように、きちんとした系統立った管理、保存をしていくといったことが大変大事でありますし、その作業というのは今の私たちに課せられた大変重要な責務だというふうにも認識をしております。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆19番(飯島尚幸君) 北村監督のフィルムはどうでしょう。買い上げというか、確保したいなというお気持ちでございましょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 北村監督の実力というか実績は十分承知をしておりますが、そのフィルムというものはまだ見ておりませんし、もしかしたら寄贈してもらえるかもしれませんので、これはまだ今後の話だということでお願いします。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆19番(飯島尚幸君) はい、わかりました。

 最後に、観光に関する最後のお尋ねをいたします。観光立市を目指す中で、極めて基本的な小さな事柄ではございますけれども、伊那市にお越しをいただく観光客はもとより、市外から伊那市を訪れてくださる皆様に「ここからが伊那市ですよ」といった案内看板を県市町村境に、しかもその表現内容は現代を意識して外国語を含めた文字や、だれもが親しめるいーなちゃんマークなどを使った絵柄で、「歓迎」を意味する看板の設置を求めるものであります。いかがでございましょうか。国道361号線の起点に向かう高遠町入り口には「ようこそ高遠そばの里 これより御城下」との看板はとても魅力的で、心温かく歴史を感じさせるものだと私は感じ入っております。あの種の看板を必要、目立つところへぜひ立てていただきたいと思うものであります。いかがお考えでございましょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) ある意味大変難しい選択があるかもしれませんけれども、「ようこそ伊那市へ」という表現が要望ではないと思うんですが、例えば軽井沢という名前のイメージ、あるいは木曽というイメージ、そうしたものと同列な位置として伊那市というものがあるのかどうか。もしかしたら別な表現が集客、あるいは魅力を増すような言葉になるかもしれませんので、そこら辺は検討の余地が十分あると思います。これから看板の設置をすることとなればカントリーサインというか、この地域に適した大きさ、色合い、そういうものを含めながらやっていかなければならないと思います。ただし、そこに掲げる表現がどうかということについては、さらに検討を要するのかなあという気がしております。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆19番(飯島尚幸君) しっかり検討をお願いしたいと思います。

 議長にお願いがございます。質問の残り時間の関係上、通告の項目の4番目を先に取り上げさせていただきますので、よろしくお計らいをお願いいたします。

 それでは、4番目に通告をいたしました「小中学校の外国を知る活動について」のお尋ねでございます。

 小中学校の英語活動や学習、外国の異文化や自然、環境などをより詳しく学ぶための機会づくりの角度から幾つかお尋ねをいたします。

 独立行政法人・国際協力機構駒ヶ根青年海外協力隊訓練所、通称JICAでは学校交流事業、これはJICAのボランティア、つまり隊員の派遣前訓練の課業の一つで、近隣の小中学校を訪れ、児童・生徒との交流を通じ、学校現場での国際理解教育に協力し、さらに地元市民の国際協力に対する理解と支援を促進させるというものであります。この学校交流につきましては伊那市の実績では20年度、美篶小学校3年2組、春富中学校2年2組がボランティア隊員を4〜8名招いております。21年度では長谷小学校のみでありますが、年2回、全校挙げて、全学年で実施をしております。隊員15名を招き交流をしております。さらに本年も去る5月、長谷小学校では全校挙げての取り組みで16名の隊員と交流をしております。私も先ごろ、この交流会を視察かたがた授業にも飛び入り参加をしてまいりました。子供たちの異文化に触れキラキラ好奇に輝く瞳、わからないこと、疑問に思うことをどんどん質問している元気さが大変印象的でありました。また、外国を知る機会づくりとしてのすばらしい出会いだなあと感動してきたところでございます。

 一方、JICAの派遣隊員が外国での任務を終えたメンバー、つまり外国任務経験者による学校への講師として赴く出前講座の伊那市の実績では、20年度春富中学校が3年生、新山小学校では6年生がそれぞれ講師を4〜1名招いて実施をしております。21年度では伊那北高校、高遠高校、春富中学校が講師を呼んでおります。

 前段の学校交流事業は、JICA側の“訓練メニュー”といった意味から無料の扱いです。後段の出前講座は一人の講師に謝金として7,000円が必要となっております。

 こうした実態からお尋ねいたします。

 まず市長に御伺いをいたします。小中学生時代に外国語学習を深めること、外国体験を見て、聞いて、知ることの意義についてどのような御認識をお持ちでしょうか。また、市長御自身の外国への訪問経験から思うところをお話いただきたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 今の質問2つあるかと思うんですが、外国語の学習に対する思いということ、私の考えということ。大変重要なことだと思います。外国語を学ぶ、外国を知る上においては、やっぱり言葉がなければなかなかわかりにくい面がありますので、外国語学習というのは今、小学校5年、6年から外国語の活動というのが導入されておりますけれども、わかりやすくというか最初から好きになるような、そんな学習の方法というのは重要であろうかと思います。ただ、私個人的には外国語を学ぶ上においては、日本語をきちんと理解した上においてやらなければ間違いが起こるのかなあということも思っておりまして、正しい私たちの母国語を学んだ上で外国語も学んでいくといったことが大事であろうということを思っております。

 それから、私の外国に行った訪問の経験から思うところという、なかなか難しい質問でありますけれども、私は外国というのは余り行ったことがありません。2回ほどですかね。本当にちょこっと行ったぐらいでありまして、あんまり行きたいという思いがないですね。むしろ、外国であろうが国内であろうが旅という観点からすると、ここにいる場所から移動するといった点においては、子供たちにもぜひそういう旅を経験してもらいたいと思います。それが特段外国でなくてもいいのかなあ。

 旅という言葉、一説には他人の日というか、ほかの日という字を書いて旅という言葉ありますね。これは英語で言うとトラベル、あるいはトラバーユとかトラブルという、そんなところがすべて共通の語源になっているようなんですけれども、よそに行って全く違うところの火で飯を食べる、他人の世話になる。そんなことが異文化に接する一つの大事な経験になるということでありますので、家族そろって行くもよし、また、一人で行くもよし。そうした旅ということを通じて人間形成につながっていくことが大変いいんじゃないかなあ。それが外国であろうが国内であろうが、それが山であって、沢であっても、温泉であってもよろしいかと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆19番(飯島尚幸君) では、教育委員会にお尋ねをいたします。

 JICAによります学校交流事業はすばらしい成果を生んでいると私は実感をしてまいりました。一方で、学校現場の感覚ではそうしたことに情熱を持ってやる気のある先生がいるかいないかで決まってしまうというような感じを受けました。教育委員会としてこの事業についての御認識と評価はどのようにお持ちなのか、お伺いをいたします。また、教育委員会として学校現場へのこの事業の取り入れを積極的にしたらどうかといったような指導、アドバイスということまで踏み込めるのかどうか。そこらについてお伺いをいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 久保村教育長。



◎教育長(久保村清一君) お答えをしたいと思います。

 子供たちはグローバルな社会を生き抜いていかなければならないと。そういう子供たちにとりまして開発途上国の国づくりに貢献しようとする若きJICAボランティアの考え方や人柄に触れていくことは国際協力を理解するとともに、広く世界に目を向ける国際理解の第一歩を踏み出す大変よい機会ではないかと考えております。

 学校交流事業は国際協力の使命に燃えるJICAボランティアの皆さんの派遣前訓練の一つとして、これは無料で来ていただけるという大変よい事業であると考えておりまして、既に実施をしている学校の取り組み等も含めまして校長会で紹介するなどして、この積極的な取り入れを進めていければと考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆19番(飯島尚幸君) 教育長さん、よい機会だと思うと確信を持って今お話しになりました。どうか校長会でもしっかりと現状をお話しいただきまして、昨年、伊那市は長谷小学校のみなんです。それで本年も長谷小学校が5月にやっただけなんです。この伊那市全小中学校の中で。すばらしい機会ですので、ぜひ現状をきちっとお話しいただきまして、しかも訓練前隊員が来てくださいますので無料ということでありますので、この機会をぜひ生かしていただきたいなあと思います。

 では一方、JICAによる出前講座、このことについて伺います。単刀直入に申し上げます。講師の謝金7,000円を公費でぜひとも面倒を見ていただきたいということなのであります。先ほど実績申し上げましたけれども、行く前と行ってきた方の隊員ではもう同じ交流指導でも物すごく違いがあるわけですね。ですけれども、なかなか7,000円、わずか7,000円、されど7,000円が学校としては出せない、出ない、よってPTAにお願いするか、同窓会にお願いするという苦心なことやっているんですけれども、せめてこのくらいのものは教育委員会で配慮をしていただきたいな、こう思うわけです。いかがでしょう。



○議長(伊藤泰雄君) 久保村教育長。



◎教育長(久保村清一君) 失礼をいたしました。では、お答えを申し上げたいと思います。

 JICAの外国での任務経験を終えた講師の謝金を公費で何とかしてもらいたいと、こういうお尋ねでございますが、出前講座に限定した講師の謝金というのは公的には今負担をしていないということでございます。ただ、学校には社会人講師を呼んだ場合の報償費というものを各学校へ配当しておりまして、学校がこの出前講座を優先して考えて使えば使える状況であるということでございますけれども、しかし、先ほどからのお話のように学校交流事業というものをできるだけ取り入れていく方向、これを大事に前向きに考えていきたいという立場から派遣前の学校交流事業、それから派遣中のメールの交換とかですね。あるいは手紙による交流、そして帰国後のいわゆる出前講座というものを一連の流れとして考えている、そういう学校につきましては必要があれば予算化を前向きに検討していきたいと、そういうふうに考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆19番(飯島尚幸君) 教育長、どうもありがとうございました。ぜひ前向きに積極的に、かつ学校に対してもしっかりとやるようにといいますか、行政指導ということになると思うんですが、お取り組みをお願いしたいなと、こんなふうに思います。

 次に、文科省が推進しております。ユネスコ・スクールへ積極的に参加のことでお尋ねをいたします。これは私、21年12月定例会で取り上げをさせていただいた経過がありますけれども、長野県ではまだこのユネスコ・スクールに参加した学校はどこもありません。そこで何とか伊那市モデルができないかなあということで県からも指導も差し上げておりますし、文科省からも伊那市頑張ってくれというようなメッセージもいただいております。このことにつきまして教育委員会のお考えをお聞かせいただきたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 久保村教育長。



◎教育長(久保村清一君) お答えを申し上げたいと思います。

 先ほどからも何回か申し上げておりますけれども、国際社会を生き抜いていく子供たちにとりまして、このユネスコ・スクールの4つの理念、一つは地球規模の問題に対する国連システムの理解、2つ目が人権・民主主義の理解と促進、3番目が異文化理解、4つ目が環境問題、等はいずれも重要な課題でありまして、各学校では授業の中でそれぞれ取り組んできていると考えております。

 日本の加盟校を見ますと地域によってかなり偏りがあるということでございまして、今、議員申されるとおり長野県には現在のところ加盟校はございません。ユネスコ・スクールについては機会をとらえて紹介をしてきたところでございますけれども、この7月に開催されます校長会で説明し、さらなる理解を深めていきたいと思っております。

 ただ、学校現場におきましては学習指導要領の改訂によりまして、教科内容の増加など大変多忙な状況もありまして、学校の意見を聞きながら無理なく取り組めるような研究をしてまいりたいと、そんなふうに考えておるところでございます。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆19番(飯島尚幸君) 学校現場の先生方のお忙しさは私もそれなりに本当に承知をしております。本当に御苦労さまだなと思います。その上でなおかつこういったことも生かしていけるような、そういうバックアップをぜひお願いしたいなと、こんなふうに思います。

 最後になりましたが、農業問題についてお願いをいたします。

 農業問題につきまして、市長の基本認識についてお伺いをいたします。

 選挙公報を拝見いたしますと、「もうかる農業を目指します。地産地消を進め、遊休農地の活用に取り組みます。米、野菜、花卉、果樹のブランド化、新規就農者の支援、森林整備の推進」とあります。これからの伊那市農業のあり方として、総論で結構であります。市長の思いをまずお聞かせいただきたいと思います。昨日もこの伊那市の農業の復活を図りたいとの強い決意を示されました。もう一度市長のお考えをお伺いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) なかなか難しい、時間的に答えるのは難しいかもしれませんが、農業の復活・復権というのは私の熱い思いがあります。先ほども触れましたけれども、伊那市の産業構造の中で農業の占める割合というのは非常に小さいものがあります。かつては大変大きな部分で生活ができる、そういうような産業だったはずなんですが、最近はなかなかそれが難しい、かなわないという、そんな状況になっております。それはなぜかというと、例えばリンゴが、あるいはイチゴでもいいんですけれども、リンゴ一つがじゃあ、この中に人件費が幾ら入っていて、あるいは物流コストが幾ら入っていて、そうした原価計算をしていくとリンゴ一個というのが幾らというのが計算できるはずなんですね。ところが、買い手のほうで価格を決めてくるもんですから、リンゴが原価割れをして売らなければいけない。イチゴも多分同じかもしれません。農業というのは売る側が価格をなかなか決められないのが現状では実態じゃないかなあと思うんですね。それが非常につらいところでありますので、そこら辺を変えることができるかというのが一つの変化のきっかけになるかもしれませんが、簡単な話ではないということは重々承知をしております。

 そんな中で、もうかる農業というのはどういうふうにしていくのかというのは、ヒントは今そこの話の中にあると思うんですが、やっぱり生産者側の価格の設定ができるような、そんなことが必要である。そのためにはブランド化も一つの手法であるかもしれませんし、あるいは認定農業者的なところもあるかもしれませんし、幾つかのアプローチの仕方というのはあると思います。なかなか難しいということが前提の上での「もうかる農業」という話になってしまって申しわけないんですけれども。

 ただ、私、お米にしてもいろんな作物にしても、この地域というのは大変豊かな場所であると。その豊かな場所、その表現の背景には果樹にしても、あるいは根菜にしてもお米にしても、いろんなものがとれる場所で、しかも味がいい。これが伊那谷の特徴であります。そうしたことを考えたときに、それをさっきの観光に継承していくと、観光と農業とセットにしたことによって価格設定が決まっているプラス付加価値というのがついてきますので、そうしたことでの農業の復活が図れるのかなあと。

 あるいは農業の後継者という点で一番今苦慮しているわけでありますので、そうしたところに継続できれば後継者も生まれてくる。この伊那には信州大学農学部という大変いい学校があります。信大の卒業生がこの地に住みたいと、約30%の生徒がここに残りたいというか残っているんですが、そのときにじゃあ農業だ、林業だ、そうしたところで残って生活をしたいという思いがあっても、なかなかかなわない。あるいは、ここで働きたいと思っても勉強したことをそのまま企業の中で続けることができるかというと、それもすべてではありませんので。でも、毎年何100人かの生徒が生まれてくるわけでありますので、そうしたしっかりと勉強をした農業、林業、あるいは畜産だとか、そうしたバイオに関することを勉強した学生が毎年生まれているこの地域というのは、もっと重要な資源というか、現実としてとらえて、そんな点もこれから農業の復活につながっていくのではないか、そんなことも思っております。

 なかなか総論的な話までは至ってはいきませんけれども、農業について向ける目というものがそれぞれまた熱くなって太くなっていけば、これからの復活のきっかけというのはできるのではないかという思いがしております。ただ、その中でも暗い話も幾つもあります。獣害対策にしても農業がなかなか維持できなくなっているような環境もありますし、さまざまな課題はありますけれども、一つ一つ取り組んでいけば、かなわないこともないのかなあと、そんな思いでおります。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆19番(飯島尚幸君) 市長の一生懸命さ承りました。いろいろな機会に熱く思いを語っていただきたいと思います。

 最後に実務的なことなんですけれども、今、後継者のお話がございました。農政を推進する上で一番大切なことは現状把握をきちっとした上で、短期、中長期のビジョンを策定することだと思います。

 西春近の農業振興センターでは、西春近の農業ビジョン構想(10年先のあるべき姿)をどのように組み立てるかとの大命題のもとで、先ごろ営農意向調査を実施いたしました。調査の主な内容は、農業に取り組んでいる家庭で、農業を続ける、続けないにかかわらず、今の家を継ぐべき後継者がいるか、いないかとか、営農規模の縮小や拡大の意識、JAの生産部員としての存続の意向は、などなど調査は大変多岐にわたっております。調査の対象はJA加入組合員714人中、提出者は670人で、提出率93.8%。統計的には極めて確率の高い内容で、農家実態をほぼ正確につかんでいるものと思われます。中でも、10年後には家を継ぐ人がいなくなるという状態が57%にまでなっているという数字は大変ショッキングなものがございました。こうした実態は伊那市全体でも同様なのではないかと推定をされるわけであります。

 こうしたきめ細かな現状の把握というのは市農政の展開上で大変必要なことだと思うわけであります。このことにつきまして、市が主導して各地区ごとの実態調査に取り組む考えはいかがでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 大変重要なデータだと思います。データに基づく分析、それから、その先々のこれからの計画という点においては大変貴重なデータが出ていると思います。伊那市全体として取り組むかどうかについては、今の西春近の農業振興センターの取り組みというものを参考にさせていただいて、この調査結果が出た上で、市として取り組むべきなのか、また活用していくべきなのかということを判断させてまいりたいと思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 飯島議員。



◆19番(飯島尚幸君) ありがとうございました。これで一般質問を私終わりにさせていただきますが、市長の真摯にして真剣な、かつ熱く語る姿に大変うれしゅうございました。冒頭申し上げましたように、共働といいます、ともに働くという姿で議会、私一生懸命また御一緒させていただきますので、どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。



○議長(伊藤泰雄君) 以上をもちまして、飯島尚幸議員の質問が終了しました。

 暫時休憩いたします。再開は午後1時30分といたします。



△休憩 午前11時52分



△再開 午後1時30分



○議長(伊藤泰雄君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

 二瓶裕史議員の質問に入ります。

 3番、二瓶裕史議員。

     (3番 二瓶裕史君登壇)



◆3番(二瓶裕史君) 3番の二瓶裕史です。よろしくお願いいたします。また、中継をごらんの皆さんもよろしくお願いいたします。

 去る4月25日の選挙におきまして無事に当選をさせていただきまして、この場で質問をする機会を与えていただきましたことを本当に誇りに思って、大事に時間を使いたいと思います。よろしくお願いいたします。まだすべてが本当に初めてのことですので要領の得ない質問などして、いらいらするところもあるかもしれませんが、最後までおつき合いよろしくお願いいたします。

 通告どおりの順番でいきたいと思いますが、まず、1番の市議会インターネットによる動画配信についてというところから質問をさせていただきたいと思います。

 まず、19年3月の研究結果についてと書いてありますが、その前にですが、ちょっと私の考えをお話しさせていただいて、市長に質問させていただきたいと思います。

 私、選挙のときに一番市民の皆さんに主張したことというのが、伊那市の政治をもっと身近なものにしたいというのを一番のテーマとして強く訴えてきました。市議会議員がどういう仕事をしているのかもなかなか興味のない方はわからないですし、そもそも市議会議員の顔も知らないし、名前も知らない。近所のどこどこの何とかさんが市議会議員らしいということしか知らないとか、そのくらいの程度の人が非常に多いです。それなのに国政についてはもう盛んに報道もありますので、非常に興味を持ってニュースを見ていたり、一般の日常会話でも国政の話題を語るということは実感されていることとは思います。

 一番身近であるはずのこの伊那市の政治とか伊那市のことについて、実は一番興味がないような存在になっていて非常に悲しいなと思っているところです。なかなかそれは、やっぱり国政なんか盛んにニュースをやってくれるので、目に見える機会というのは非常に多いんですが、どうしてもやっぱり市議会となると、なかなか目に見えて議員さんとか市長の活動が見えてこないというのも大きな理由の一つだと思っております。

 今、伊那市では市議会の中継がケーブルテレビでされていますので、これによって、わざわざ傍聴に行かなくても議会の様子を見ることができるということで、非常にありがたいものだなあと感じています。

 しかし、そのケーブルテレビの中継なんですが、どれだけの人が見ているのかというのはちょっと疑問に思ったりもします。それというのも議会が開かれているのは当然平日の昼間ですので、平日の昼間、私たちのような20代、30代、40代、50代、普通に勤めている方、自営業の方は別ですけれども普通に勤めていると、どうしても見る機会はないですし中継をしてくれていても、それをまたわざわざビデオに撮って録画を見るという人はもっと少ないと思います。平日の昼間になかなか見ることができる人というのは非常に限られているんじゃないのかなというふうに感じています。

 今、全国の地方議会では議会を透明化しようだとか、情報公開をしようだとかいうことが盛んに取り組まれていることだと思います。本当に市政の透明化、議会の透明化、情報公開・情報発信を実現しようというのであれば、いつでも、どこでも、だれでもが議会の様子をうかがうことができるネット配信というのは欠かせないものだと感じております。また実際に、私の周りでも土日とか夕方に議会やってくれるんだったら見れるけどとか、傍聴に行けるんだけどという人は非常に多いです。それを実現するというのは非常に大変だと思いますので、せめてもういつでも、どこでも見れるというインターネット中継を、中継プラス動画配信、議会が終わった後の動画配信ですが、それもあわせてやっていただきたいと思っております。

 まず、実際に市民の中でもそのようなこと、インターネットで配信してほしいという声があるということについて、まず、市長のお考えをお聞かせください。よろしくお願いします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 議員の御質問にお答えしたいと思うんですけれども、このことにつきましては平成19年に一度検討したことがあります。ただ、伊那市は伊那ケーブルテレビによる生中継を今しておりまして、また当時のホームページ上のサーバーでは容量が、負荷が大きくて困難であったということで、平成19年度のときの判断としては困難ということで終止しました。

 議会の映像ライブラリーというのは現行ホームページのシステムサーバーの容量、処理能力では実際にはまだ困難であるという状況でありまして、また、こうしたことについてやっている市というのは今7市、これは松本、長野ほか7市ほどあるようでありますけれども、伊那市ではまだやっていないと。また、やるについても現状の処理能力では困難であるというのが現状であります。

 その中で会議録の検索システムというシステムがございまして、今議会にシステムの導入委託料として160万円計上をしております。これは9月の議会に向けた整備ということになっておりまして、生中継とインターネットによる動画配信というのは現状では難しいというのが実情であります。



○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。



◆3番(二瓶裕史君) 補正予算で今回会議録検索システムについて盛り込まれているということなんですが、具体的にはどのようなシステムになるのでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。



◎総務部長(林俊宏君) キーワード、言葉で検索ができるというようなシステムであります。今、市長の答弁と重なるかもしれませんけれども、19年の3月、確か春日議員さんの質問がある中で、検索システムと動画配信システムについて検討したらどうかということで検討した結果は、今、市長答弁のとおりでありますけれども、議会との話の中で、今6月議会において検索システムだけは整備をしていこうということになりましたので予算の計上をお願いしたと。システムは言葉で検索ができるということで御理解いただきたいと思います。

 以上です。



○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。



◆3番(二瓶裕史君) その19年3月の質問があった際に検討して見送られた。議会中継についてですけど見送られたということなんですが、それ以降3年間たっているんですけど、その19年3月に質問をされた際に、緊急というか打ち合わせをして以降はそのような打ち合わせ、検討の機会というのはあったのでしょうか。お願いします。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。



◎総務部長(林俊宏君) 検索システムについては以上でありますけれども、特に議員質問の動画システムの関係でありますけれども、市長が答弁したとおり、今の伊那市のホームページのサーバーで、今ちょっと負荷が大きいので、伊那市のホームページのサーバーには載らないと。物理的に困難であろうという研究が、研究というかそういう結果が出ております。

 そこで、どういう形で整備ができるかということになりますと、今度は経費の問題になるんですけれども、御存じのとおり録画再生装置が必要であります。それに伴うサーバー。今の伊那市のホームページでは負荷が大きいので新たにホームページの更新が必要だということで、大分大きなお金がかかるわけであります。さて、それなら委託か何かをして他の業者にお願いをして配信をしたらどうかということになりますけれども、その例として、ちょっと規模が違うんですけれども、長野市では地元のケーブルテレビにお願いをして動画の配信をしております。その年間費用が約700万とお聞きをしておりますので、よく今後、議員さんの中でも議論をしていただきながら、また市と議会と連携をとりながら今後研究をして、また導入の時期が来れば、していかなければいけないかなあと。現時点ではちょっと、ホームページ用のサーバーでは困難だという御理解でいただきたいと思います。

 以上です。



○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。



◆3番(二瓶裕史君) 次の(2)のほうに入っていくんですが、実際に動画の配信システムというか動画中継をする場合に、今はもう撮影するカメラというのがついているので、さっきからおっしゃっていただいているサーバー代だとか、アップする手間賃だとか、管理費というのが問題になってくるんだと思うんですけど、それぞれどのくらいの予算だとお見積もりをしているのか教えてください。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。



◎総務部長(林俊宏君) 先ほど申し上げた録画再生装置、専用のパソコン、サーバー等機器類で約600万円程度かなあと。それは編集業務だとかそういった人件費入っておりませんので、それプラス人件費がかかると思います。

 それから、先ほどから申し上げている伊那市の今のホームページ上のサーバーでは負荷がかかり過ぎるということでありますので、ホームページそのものの更新ということになりますと2,000万円以上の経費がかかるのではないか。委託をする場合には先ほど申し上げた長野市の例で御理解をいただきたいと思います。

 以上であります。



○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。



◆3番(二瓶裕史君) 非常にお金がかかるということですので、すぐにというのは難しいのはよくわかったんですが、今、ユーチューブという無料動画配信サイトというのがあって、ちょっと家で見てみたんですけど、全国でぱっと検索した感じ2市、ユーチューブでの動画配信をしているところがありました。そのユーチューブというのは自分でネットにアップする動画をつくれれば、アップすること自体は無料なので、サーバー代とかが不要になってくるんですが、そういったものについての検討の可能性というのはあるのかどうか、お聞かせください。



○議長(伊藤泰雄君) 林総務部長。



◎総務部長(林俊宏君) 私はそのユーチューブそのもののことがよくわからないんですけれども、ユーチューブというのは民間事業者がやっているものだと思うんですけれども、グーグルか何かの関係だと思いますが、その辺についてはまだよく勉強もしていませんし、研究もしておりませんので、今、議員の中のそういうものもあるよということでありますので、研究をしてみたいと思います。

 以上です。



○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。



◆3番(二瓶裕史君) ぜひ検討していただきたいと思います。今回、市長がかわったり多くの議員が入れかわったということで、非常に市民の方も議会とか市政そのものについて興味を持っている非常にいい機会ですので、これ1年、2年とおくれてしまうだけでも非常に注目度って右肩下がりになっていくものですので、注目度がある今行うというのがまた効果も絶大だと思いますので、ぜひ早いうちの検討と実施をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

 それから次に行きますが、次に動物の話なんですが、愛玩動物についてなんですけれども、全国の行政書士で組織をしている動物法務協議会という協議会があるんですけれども、そこで私、北陸と信越支部の支部長をやっている関係で、いろんな相談を受けたりとか情報をもらったりということがあるんですが、非常に今、ペット問題って社会問題化しておりまして、近年の少子化の影響もあって、犬や猫といういわゆるペットなんですが、もうペットという存在から本当に、まさに家族の一員という存在にまで大きなものになってきています。一緒にお墓に入りたいだとか、自分の財産をペットに相続させたいという相談も実際にあります。ペットというのは御存じのとおり法律上は物ですので、ペットに実際相続させるということは無理なんですけど、いろいろ方法はあるんですけれども、そういう相談もあるくらい本当に家族の一員と考えている人も多くなってきています。

 その愛玩動物の飼い主等に関する規制に関しては、民法718条で動物の占有者の責任、飼い主が、過失か何かで人に損害を与えちゃった場合に、それを賠償しなきゃいけないだとか刑法上の過失傷害などありますが、直接的に定めているものとしては、昨年から長野県では施行されているんですが、動物愛護条例が21年に長野県で施行されております。

 動物を飼うというのは本当に不確実性とともに生活しているといっても過言ではなくて、いつもはかまない犬が何かの大きな音に驚いたりして突然人をかんでしまうというのが本当によくある話です。よく交通事故で人を引いてしまって、一生が台なしになったという話はよく聞くかと思うんですけど、それと同じような状況がペット問題でもあります。隣のおばちゃんをかみついちゃったとか、おどかして腰の骨折っちゃったとか、そういうのでもうそこに住めなくなっちゃったりとか、かわいがっていたペットを殺処分しなきゃいけないとか、そういう悲しい問題って非常に多く出てきています。

 そこで私は、飼い犬だとか飼い猫によるトラブルを少しでも少なくしてほしいという思いから、家庭動物等の飼養及び保管に関する基準というものが14年に策定されているんですが、それをぜひ伊那市として周知徹底をしていただきたいと思っています。

 今、この中継をごらんになっている皆様のためにも説明をさせていただきますけれども、この家庭動物等の飼養及び保管に関する基準というのは、動物愛護法の5条で「内閣総理大臣は関係行政機関の長と協議して、動物の飼養及び保管に関しよるべき基準を定めることができる」と規定されていまして、それを受けて中央環境審議会の動物愛護部会において検討されて、14年に策定されたというものになっています。

 人と動物の共生社会の実現のために飼い主の基本的な責務が定められています。その中でも犬を飼うときにはつないでおきましょうとか、本当に当たり前のことから書いてあるんですけれども、ちょっとおもしろいなというのは猫の飼い方として、屋内使用に努めましょうということが書いてあります。つまり、外で飼うんじゃなくて家の中で飼いましょうということなんですが、これ猫にとっては窮屈でかわいそうじゃないかと思うかもしれませんが、猫を外で飼うって結構リスクのほうが大きいんですよね。猫のエイズというのがあるんですけど、外で遊んでいて感染してしまうと本当に数日で死んでしまうだとか、猫のためにも大事ですけど、猫ががりがりっと隣の家の車をよじ登って傷つけちゃったというのは器物損壊、修理代賠償しなきゃいけないですとか、ととっと塀からおりたときに、おじいちゃんが大事にしていた盆栽倒しちゃったというと、それもまた損害の発生になってしまうので、猫本人というか本猫にとっても飼い主にとっても、また被害者になる人にとっても猫というのは屋内で大事に育ててあげるというのが一番望ましい姿だと思っております。

 一個一個説明していくと長くなりますので、この辺ですが、この基準を周知するというのをすごくお願いしたいんですが、今までに伊那市として、例えば市報だとか飼い主の登録に来る人だとかに、こういう基準があるので気をつけて飼ってくださいねとかいう指導というか案内というのをしたことはあるかどうかをまずお聞かせください。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 家庭動物等の飼養及び管理に関する法律という基準ということは動物愛護法に基づくものでありまして、この基準を市民に対して過去に周知をしているかどうか。この質問の答えとしては、この基準に関しての周知は特にはしておりません。というのは県の条例の中に長野県動物の愛護及び管理に関する条例、愛護条例なんですけれども、この中で規定していることは家庭動物等の使用及び管理に関する基準と同じ内容でありますので、このことについて実は平成21年に改正されて、その際に市報の10月号で広報を行っています。そのことがしているかと言えば、準拠したものとしてはしているということになろうかと思いますけれども、家庭動物等の飼養及び管理に関する基準そのものの周知というものはしてはおりません。

 今後、ペットブームが続いているというか、続いて久しいんですけれども、動物を飼っている全員の方に適正な飼育に努めてもらうために市報及び動物愛護週間などを通じて広報を行ってまいりたいと考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。



◆3番(二瓶裕史君) 非常に動物を飼う人にとっては憲法というようなくらい知っておいていただきたいものです。その動物愛護条例と込みでまた周知する機会があれば、していただきたいなとは思っておりますのでよろしくお願いします。

 その動物に関しての2つ目の質問なんですが、狂犬病予防法によって狂犬病が発生した場合に備えて、飼い主に居住自治体に犬の登録をするような義務づけがなされています。当然伊那市でも飼い犬登録というのをしているわけですが、しかし、実際には面倒くさいなどの理由で、すべての飼い犬が登録されているにはほど遠い現状になっていると思います。現在、伊那市では実際にどのくらい飼われているという、それはわからないと思うんですが、どのくらい飼われていて、大体何割くらいが登録しているのだと予想というか、お考えかお聞かせください。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 実数値というか、予測も含めた実数値について、また担当の部長からお答えしたいと思うんですけれども、考え方としては、犬の所有者というのは犬を取得した日から30日以内にその犬の所在地を管轄する市町村長に登録を申請しなければならないという、そうした狂犬病予防法の規定があります。それに基づきまして登録をされていると判断するわけですけれども、その実数値というのがどうなっているかということについては、登録件数だけ言えば4,526頭ということなんですけれども、その実数値との差異について、ちょっとまた担当からお答え申し上げたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 沖村市民生活部長。



◎市民生活部長(沖村直志君) ただいま市長がお答えいたしましたけれども、実数というのは実はわかっておりません。そうした中で狂犬病の予防注射等の数字、きょう持ってきておりませんけれども、登録数とそんなに差異がないというふうに認識をしておりますので、把握はできておりませんけれども近い数字が4,526頭ではないかと、こういうふうには考えておるところでございます。



○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。



◆3番(二瓶裕史君) その狂犬病の予防法の周知とあと登録を促進するために実は、ことしの1月から板橋区で飼い犬に住民票を発行するというサービスが実際に始まっています。そこには犬の名前だとか住所、生年月日、毛色、登録番号の記載のほかに予防接種をしたかどうかという記録欄が設けられているということで、非常におもしろい試みなんじゃないかなと思っております。その住民票をくれるなら、じゃあ登録行こうかと、そんな単純にはいかないとは思うんですけど、狂犬病というのがうんと怖いもので、その管理のためにも登録が必要だということを周知する、広報する手段としては非常に有用じゃないかなと思いますが、伊那市でもこのような取り組みが行われるとおもしろいなと思いますが、御見解をお願いします。



○議長(伊藤泰雄君) 沖村市民生活部長。



◎市民生活部長(沖村直志君) 現状では住民票ということは考えてはおりませんけれども、個人の責任でございますので機会あるごとに飼い主に周知をしていきたいと、このように考えております。

 先ほどの板橋区の住民票に載っている項目でありますけれども、これは狂犬病の施行規則第3条によって決められております。その中には登録番号とか登録年月日とか所在地、それから種類とか毛の色、生年月日、性別、それから名前と。それから狂犬病予防注射の実施記録も載るようになっていまして、それぞれ市町村で育犬のソフトがありまして、伊那市でもそのソフトがありまして、そこに登録をしてあるということでございます。



○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。



◆3番(二瓶裕史君) 板橋区でまだ始まったばっかりなので、どんな効果があるかって具体的にはよくわからないんですけれども、新聞報道などによるとペットの住民票をもらうことによって、散歩仲間とかに自分の犬の住民票を見せ合ったりなんかしてコミュニケーションを図るとか、そういう話も出ていますけれども、仮にですけど伊那市が導入した場合に、どの程度の費用がかかりそうかとかいう試算は、もしあったらでいいんですけれども、よろしくお願いします。



○議長(伊藤泰雄君) 沖村市民生活部長。



◎市民生活部長(沖村直志君) その試算はしてございません。



○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。



◆3番(二瓶裕史君) 事前に言ってなかったのでいいです。

 板橋区の場合は、はがき大のものに印刷して配るということですので、登録をすることによって、データベースはできていると思うので、それを印刷して出してあげるだけの感じだと思うので、素人考えではそれほどかからないような感じはしますけど、新しいことを始めるというのはお金が当然かかるのであれですけれども、先ほど部長さんの話でペットの登録とか、個人の責任だということだったんですけど、個人の責任は個人の責任なんですが、その登録率を向上させるというのが行政の責任だと思いますので、現状ですべての人が登録をしていないということが実際にあるので、それをできるだけ登録率を上げようという何かの施策はありますでしょうか。お願いします。



○議長(伊藤泰雄君) 沖村市民生活部長。



◎市民生活部長(沖村直志君) これ、先ほどの質問にもあろうかと思いますけれども、先ほど、市報等で動物愛護週間等々にもやはり啓蒙・啓発をしていくということじゃないかと思います。

 それから狂犬病の予防注射につきましても原則的には6月までに注射を済ますように実はなっておりますけれども、それを過ぎても年3回予防注射をするようにということで、接種していない所有者には、はがきを出して徹底をしているということも実はございますので、そういった意味で今後もそのものについては徹底をしていきたいと、このように考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。



◆3番(二瓶裕史君) できるだけ登録率というのを100%に近づけたほうがもちろんいいと思いますので、またぜひよろしくお願いいたします。

 次に行きますけれども、ちょっとここ、いきなり訂正のお願いなんですが、通告の内容だと(3)で「傷害保険を案内すること」って書いてありますが、これ、個人賠償責任保険ということでちょっと変えていただきたいんですが、よろしくお願いします。

 一番最初ペットの話で、一番最初にもうお話しさせていただきましたが、飼い犬の咬傷事故、かみついて傷をつける事故ですけれども、咬傷事故によって人生を大きく変えてしまった人というのは本当に非常にたくさんいらっしゃいます。いつもはおとなしいのに何かの音で驚いて通行人に飛びかかってしまって大けがさせてしまったとか、かみついてしまっただとかそういったことが多く発生しています。

 このような事故が起こった際に何が一番問題になるかというと、やはり賠償金の問題、それ以前に御近所づき合いというのもあるんですが、実際の大変な問題としては賠償金の問題というのがあります。入院費だとか治療費、通院費、休業損害などかかってくるわけですが、算定の仕方としては大体交通事故のときと同じような考え方をしています。ただ、交通事故との一番大きな違いというのが、交通事故の場合には任意保険に入っている。自賠責もそうですけど、保険に入っているので、加害者本人が懐を痛めるというか、大きな出費を強いられるということは少なくなっているわけなんですが、もちろん動物の咬傷事故なんていうのは、そんな動物事故保険なんていうのは普通にはないですので、こういった賠償金の問題というのが大きくなってきています。

 以前相談に来られた方が犬の登録に行ったときに、こんな保険があるよと紹介してくれるだけでも私みたいな問題を抱える人は減るんだけどなあと言った話が、個人賠償責任保険という保険は年額1,000円台から3,000円ぐらいまでの結構安い保険なんですけれども、飼い犬が他人にかみついて、けがをしたとかいう賠償金も補償されるものがほとんどになっています。そういったものがあるよということを一言、登録行ったときの窓口で言ってくれると、そんなこともあるのかということで、かみつくということにも気をつけるし、そんな保険があるというんだったら、その保険にも入って備えておこうとかそういうこともあるので、そういうのを毎回毎回登録来てくれた人に伝えてくれると僕みたいな第二の困った人が出てこないので、ぜひお願いしたいんだけどという話をされたことがあるので、そういった保険を具体的に、どこどこ保険何とかと紹介するのは無理な話だと思いますが、そういった保険があって、動物のかみつき事故にも対応できるらしいよというような情報を登録に来た人に提供するということは可能でしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 今現在、咬傷事故についての案内というのは行政では行ってはいません。私も犬を3匹飼っておりまして、年間、掛け捨てなんですけれども保険には3匹とも入っております。このことはペットを飼っている方は多くは知っているのかなあと思うんですけれども、もし知らないでそうした咬傷事故によって不幸な場面に陥る方がいらっしゃるとすれば、例えば登録のときに、そういう保険制度があるということぐらいは案内ができるのかなあとは思います。また具体的にそんなことが、具体的な保険会社は紹介もちろんできませんけれども、そんなことが可能かどうかというのは検討の余地があろうかと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。



◆3番(二瓶裕史君) ペットに関しての保険というのは市長入られているということなんですけれども、ペットの医療保険とか医療共済というものとまた別にペット用ではない個人賠償責任保険のほうで、保険の約款とかには書いていないんだけれども、実はペットの事故にも対応するというものがあるので、結構それは御存じでない方は多いかと思いますので、またそれ案内をするについては、ぜひ検討していただいて、前向きに考えていただきたいと思います。

 ここに書いていないですけれども、うちでも7年ぐらい前まで犬を飼っていたんですけど、亡くなるというか死んでしまって、最初に伊那市役所に電話をしたわけです。ペットが亡くなったときにはここに電話下さいというのがあったので、そうすると物すごい悲しんで電話をするわけです。大事な犬が亡くなっちゃったって。それで第一声は何かというと、それはごみになりますので、どこどこに行って埋めてくださいと言われたんです。それは一つの命がなくなって本当にもう悲しい時間に追い打ちをかけられたような気持ちになってしまったので、もうちょっと動物という、法律上は物かもしれないですけど、もうちょっと何か生き物だというような感じで、御愁傷さまと言ってほしいわけではないですけれども、ちょっと気をつけていただきたいなあというのがあります。

 それと、ペットが亡くなったときにここにお電話下さいというのを、今ホームページを見ると生活環境課の環境保全係となっているんですが、亡くなったペットについて環境保全係に電話するって、個人的には、もうごみの処理について電話しているって連想してしまうような感じがするんです。そこに係を新しくつくれとか、係の名前変えろというわけではないんですが、何かちょっと表現の仕方を変えるのもいいんじゃないかなと。これは質問じゃないので要望ですのでいいですけど、もし何か言っていただければお願いしたいですけど。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) そうですね。いきなり悲しみのところに青菜に塩を塗るような部分があるとすれば、ちょっと考えなければならないと思います。相手の気持ちをおもんぱつかって、しんしゃくしながら電話の対応をするということも私たちの大切なサービスの一環でありますので、これからどういう形が一番適切なのか、また担当のほうでも検討させてみたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。



◆3番(二瓶裕史君) ぜひよろしくお願いします。

 それでは、3番目の質問に入りたいと思います。

 市民会館についての質問をさせていただきます。

 まず、現在、市民会館の利用状況について、数字とかじゃなくていいので全体的にちょっと、こんな感じですという大まかなものを教えていただけたらと思いますのでよろしくお願いします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 市民会館につきましては、年間約10万人以上の利用があった時期もあります。今現在は2万人台で推移をしているというのが実情でありまして、この背景には生涯学習センターの開館とか長野県の伊那文化会館の開館、そうしたことが影響しているのかなあという状況であります。

 ただ、使用料が安いということでの利用はかなり好評ではありますけれども、実数値が下がっているということは事実であります。



○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。



◆3番(二瓶裕史君) いなっせとか文化会館ができたので人数が下がるというのは当たり前のことだと思うので、そこをまた10万人に戻すというのは無理な話だと思うんですけれども、数年前に市民会館取り壊すという話があったと思うんですが、それがなしになって今もあるわけなんですが、老朽化も進んでいたり、大きな地震が来たときにどうなんだとか、雨漏りみたいなのがあったりとかというので、いろいろ維持も修繕も大変だと思うんですけど、この市民会館については今後、修繕しながらも使っていこうと考えているのか。それとも壊すにはお金かかるから、とりあえずちょっと置いてあるという状況なのか。長い目で見たときの市民会館についての扱いというのを教えていただきたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 市民会館につきましては平成16年に市民会館・伊那公民館、庁舎内の検討委員会というのが設置されまして、その中で市民会館を廃止し、伊那公民館を建てかえ、あいた敷地は駐車場として整備すべき、そんな検討結果が出ております。そのことが今凍結、あるいは、ほごにされているわけではありませんで、このことは生きております。さらに、平成21年の12月には地域からの提言として、伊那地域協議会からの検討委員会からも同様な意見が出されております。

 今後につきましては、老朽化ということは事実であります。そんなことも踏まえながら防災上の安全等を考慮しまして、できるだけ早い段階で施設を閉鎖する方向で検討してまいりたいと考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。



◆3番(二瓶裕史君) というと現在もちょっと完全な状態じゃなく危険な状態にあるということでよろしいのでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 老朽化という観点から申し上げているのであって、危険とか極めて危険というそういう表現ではありませんで、老朽化に伴って、また新しい施設も幾つかできてきた結果、伊那市民会館については閉鎖をする方向だという意味であります。



○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。



◆3番(二瓶裕史君) そうしたら閉鎖の時期は具体的には決まっていないということですね。文化会館とかいなっせでホールはあるんですけれども、音楽をやっている人だとか演劇をやっている人、中学生、高校生なんかは、ふだんの狭いところの練習室じゃなくて、ホールで練習するってすごい気持ちのいいことなんですね。音もそうだし、広い観客席に向かってやるということは。なので廃止にする方向で考えているのであれば、当然収益とか収支のバランスも当然必要ですけど、普通のお店でやる閉店セールじゃないですけど、なくすに向かって物すごい安い金額で日常の中学生、高校生たちの練習の場でホールが使えるようにとか、そういった考えというのはありますでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 安く利用できるという点では、市民会館はその対象になっているかと思います。そうしたことを踏まえながらというか、あそこを閉鎖したときに、そうした安く利用できる場所があるかということにもなろうかと思うんですが、市民会館そのものが定期的に利用する方がいらっしゃるということではなくて、突発的あるいは突然に利用したいという方のリクエストに応じて利用されるといったことを年間で見たときに2万人ほどいるという数字でありますので、そうしたことを考えてみると、そうした伊那文化会館とか、あるいは、いなっせというところに上手に誘導していくということは十分可能ではあると思います。文化あるいは芸術の振興という点においても、ぜひそんな方面での利用をこれからもお願いをしていきたいと。ただ、値段的に安いかどうかというと、文化会館と比べると決してそうではない実情もありますので、そこら辺はこれから知恵を出すことが必要かなと思いますが、妙薬は今のところありません。



○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。



◆3番(二瓶裕史君) そうすると今は市民会館の利用者をふやそうというよりは、いなっせとか文化会館への利用へ誘導していくという考えということでいいでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 冒頭に申し上げましたように平成16年に、あり方についての検討の結果が出されていて、さらに平成21年度にも同じ内容の提言がされておりますので、その意見を尊重して、そうした方向に導いてまいりたいと、そう考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。



◆3番(二瓶裕史君) そういう事情もわかるんですけれども、あるものを使わないって非常に何かもったいないというか、無駄があるなあという感じがして、せっかく今あるものを安くでも使えるんだったら、そっちの利用者をうんとふやしてあげる。なくなる前提で利用者ふやすというのもしにくいことかなとも思いますけれども、あるものは使ったほうがいいとは思うので、何か今、市民会館使っている人をどんどん新しい施設に誘導するというのも大事かもしれないんですけど、あるものを有効に活用するという考え方もぜひあっていいのかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 老朽化ということに対しての対応の一つでありますけれども、詳細についてまた教育次長のほうから話をさせてもらいたいと思いますので、お願いします。



○議長(伊藤泰雄君) 竹松教育次長。



◎教育次長(竹松武登君) 先ほど市長のほうから老朽化ということでお話をさせてもらいましたけれども、当然、今後長く使用していく段階におきましては耐震改修、あるいは天井のつり物といいますか舞台装置、これも老朽化しておりますので、当然これもつけかえていかなきゃいけない、新しくしなきゃいけないということは当然出てくるわけです。それを考えますと億の単位かなというふうに、はっきりは申し上げられないんですが推計をしております。その中で伊那公民館が同時に改修も必要になってきておりますので、その中にも当然今も御存じかと思いますが、講堂といいますかホールを持っていますので、そういうホールをむしろ小ぶりになりますけれども、そういうところで使えるような体制をといいますか、施設を整備していったほうがより有効ではないかと考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。



◆3番(二瓶裕史君) その舞台の上のつり物が老朽化しているので一応億の単位かかるのでという話だったんですが、ということはその部分のもう修繕はする予定はなくて、あとは廃止に向かっていくということでよろしいですか。



○議長(伊藤泰雄君) 竹松教育次長。



◎教育次長(竹松武登君) はい、おっしゃるとおりです。



○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。



◆3番(二瓶裕史君) はい、ありがとうございました。そうすると、さっき市長が老朽化ということで危険というわけではないという話あったんですけど、つり物ってつってあるやつですね。それを修繕しなきゃいけない状況になっているということは、危ない状態というわけではなくて、安全に安心して使えるということでいいんでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 竹松教育次長。



◎教育次長(竹松武登君) やがては、やはり古くなってくることになれば安全とは言えない状況で、もう一つ、議員御存じかもしれませんが、38年当時の建設でありまして、雨が降りますと、雨の音がそのまま聞こえてくるという大変、自然のままの施設でありますので、その辺も使いにくいかなあということは我々も感じておりますので、むしろ、伊那公民館にそういうような施設をむしろ整備したほうがいいのではないかと考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。



◆3番(二瓶裕史君) というといろんな話を総合してというか、今聞いたので考えると、市民会館を貸したくないという意図に聞こえてしまうんですけど、ちょっとそうなのか、そうじゃないのか教えてください。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 貸したくないというか、そういう話じゃなくて、いろんな方面から検討研究を重ねた結果が平成16年に出ていて、あり方について。またさらに21年に同じ提言がされているという中で、16年の段階でもあそこについては閉鎖をして違うところを使いましょうという、それを今延長をしてというか、きて使っておる状況であります。そうした点からかんがみても市民会館を閉鎖して今ある、より機能の高いそういう施設を使っていってもらいましょうという、そういう考えであります。



○議長(伊藤泰雄君) 二瓶議員。



◆3番(二瓶裕史君) 言っている日本語はわかりましたけれども、何とも何かあるものを使いたいという気持ちなんだけれど、いいものを使ってほしいというような何かうまくわかり合えないなという感じなんですけど。でも、なくすというのが決まっていて、そっちに向かっているのであれば、うまく利用者が移行できるように、今ある新しい施設のほうをどんどん使って、市民会館なくなった後のことを考えると、それも非常に大切なことではあると思うんですけれども、あるものを使わないというのももったいないので何か有効活用、市の行事をやるだとか、雨の音なんて気にしないような何かのイベント、わいわいするイベントだとかお祭みたいなもので、ぜひあるうちに積極的に使っていただきたいなと思って、もったいないので、その辺は使っていただきたいなというのをお願いをして、そろそろおしまいにしたいと思います。ありがとうございました。



○議長(伊藤泰雄君) 以上をもちまして、二瓶裕史議員の質問が終了しました。

 引き続き、前田久子議員の質問に入ります。

 17番、前田久子議員。

     (17番 前田久子君登壇)



◆17番(前田久子君) 17番、前田久子でございます。かねてより通告をしてあります高齢者対策、各種ワクチン接種、助成について質問をしてまいります。

 少子高齢化が進み、育児や介護などの福祉が政治の課題として大きくなってきたことを感じます。このたびの市議選において、市民の皆様からたくさんの御要望、御意見などちょうだいをいたしました。市民の代弁者として生の声を行政に届け、市民の皆様が暮らしやすくなったと実感できるまちづくりを推進せねばと責任の重さを感じております。今回はその中から特に要望が強かった2項目について、新市長の見解をお尋ねいたします。

 市長はお年寄りを大切に、知恵をかりながらと常々言われております。全く同感でございます。心強い思いの中、まず、高齢者福祉対策についてお伺いをいたします。

 65歳以上の高齢者で、ひとり暮らしをしている独居高齢者の人口が増加しています。国立社会保障人口問題研究所の推計によりますと、2030年にはおよそ5人に1人の高齢者がひとり暮らしになると予測をしています。また、内閣府の調査によりますと。独居高齢者のうち心配事がある割合が63%、頼れる人がいない30.7%で、年々増加しています。

 伊那市の高齢化率は、平成20年10月現在で24.9%、全国数値をほぼ10年先行しているとのこと。地域で安心して暮らせる支援体制が急務です。そこで、平成21年から23年度における老人福祉計画、介護保険事業計画が「伊那市高齢者イーナプラン」として示されました。プラン策定に先立って市独自で高齢者の実態調査を行い、それをもとに練られたもので、「潤いのある質の高いサービスを提供できるように努める」とあるとおり、これが実行に移されれば、伊那市の高齢者福祉は相当前進が見られると期待をいたしております。

 調査の中で高齢者の意向としてはっきり出されたのが、自宅で生活をしたいと考える人が多いということです。介護、要支援認定者で61%、元気高齢者で66%、この数字は当然のことと思います。住みなれた地域で安心して暮らし続けることができる地域密着型のサービス、施設の充実が求められます。

 そこで、小規模多機能型居宅介護事業の拡充について質問をいたします。

 自宅で暮らしたいという希望が多いにもかかわらず、伊那市は在宅介護率は全国平均よりも低い。特別養護老人ホームとか療養病床などでの施設介護率は全国平均より高くなっているのが現状です。その対策として、市では高齢者に元気で明るく地域で暮らしていただこうと健康寿命を延ばしていただくよう、さまざまな形で介護予防事業を行っており、効果もあらわれているようです。あっという間に高齢化率30%という時が来ます。今から慌てないで大高齢化社会を迎えられるようなソフト、ハード両面での準備が必要です。

 そんな中で本年は、市内5カ所に介護予防拠点施設が計画されています。また、高齢者が安心して自宅で住み続けられるように、通い、宿泊、訪問といったすべてのサービス体系を提供する小規模多機能型施設が今注目を浴びています。現在市にも1カ所あり、本年度竜西へもう一カ所との整備計画があるようです。6月補正で3億3,000万円が盛られるようです。どのような施設整備が行われるのか、その全体像をお示しいただきたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 平成22年度の計画としまして小規模多機能型居宅介護施設1カ所、それから認知症高齢者グループホームを1カ所、介護予防拠点施設整備を25カ所程度、それから美篶の世代間交流施設外構整備、さらに宅老所施設の整備を1カ所計画をしております。

 それぞれの内容につきまして、予算についてを担当の部長から報告をさせていただきます。



○議長(伊藤泰雄君) 伊藤保健福祉部長。



◎保健福祉部長(伊藤健君) 補正の内容等につきまして御説明を申し上げたいと思います。

 今回の補正につきましては、ただいま議員さんのほうからおっしゃられたとおりの金額をお願いをしているところでございますけれども、まず、小規模多機能施設整備補助と認知症のグループホームの整備補助、これに7,850万円ほどを見込みます。

 それから、市が地区の公民館等を介護予防拠点施設に改築するものを現在5カ所計画をしてございます。これが金額的には一番多くて、1億4,600万ほどを見込んでございます。

 それから、各地区が公民館等を介護予防拠点施設に改修をするものですね。部分改修をするものとしまして20カ所、7,500万円ほど。

 それから介護予防拠点施設の備品も対象になりますので、これに5カ所、1,300万ほどを計上してございます。

 それから先ほど出ました美篶の世代間交流施設の外構整備費、保育園との間に施設をつくるわけでございますが、これに1,330万円ほど。

 それから民間の宅老所の施設整備補助に500万と、このようなものを計上させていただいてございますのでお願いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 前田議員。



◆17番(前田久子君) 非常にここへ来て、あちこちの施設整備が進められるということは非常に心強いことでございます。これら整備した施設が本当に効果を上げられるような、そういう細かいところまでの施策をこれからしっかりと計画を立てて行っていただきたいなと思っております。

 また、小規模多機能型施設の規模、これは中学校区に1カ所以上が理想的と言われておりますが、既存の公共施設などを活用しているところもあるようです。伊那市においては、その構想はお持ちでしょうか。市長の見解をお聞かせください。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) このことにつきましては2月に小規模多機能型居宅介護施設の開設の募集を行った経緯がありますけれども、このときには希望がありませんでした。今後、小規模多機能型居宅介護施設については、計画にある1カ所については県の基金交付金に加えて市の補助を加算して、再度募集をしてまいりたいという考えであります。

 現計画では、さらに小規模多機能型居宅介護施設を整備する予定はありませんけれども、施設の利用規模状況等を聞きながら、今後の計画の中で必要性について検討してまいりたいと考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 前田議員。



◆17番(前田久子君) さまざまな形での施設が市の中には非常にたくさんありますし、また一番身近な地域での公民館が介護施設に形を変えていくような、そういう役割も負っていくような、そういう一番いい理想的な形で、地域での施設が整うという、そういったことでありますので、大規模な施設というのは余り必要ないのか、介護予防についてはですけれども、ないのかなと思いますけれども、これから本当に私たち団塊の世代がそういう介護を必要とする、支援を必要とするという、もうそれが大幅に一挙に押し寄せてくるわけでありますので、今からしっかりと準備をしていかなければいけないなあと思っておりますので、順次計画を立てながらお願いをしてまいりたいと思っております。

 次に、在宅生活支援の各サービス券交付についてです。

 高齢者が安心して日々を過ごし、社会参加をしながら楽しく暮らしていただくために保健福祉サービスが行われています。相談事業、権利擁護を初め、37項目にわたり個人の実情に合わせて支援を行っているものです。その中で、高齢者が直接手にして助かるなあ、うれしいなあと、ほっと安心ができる4つのサービス券について、提案も含めてお尋ねをいたします。

 まず、最近話題になりました福祉入浴券でございますが、新市長の英断によりまして従来どおりの形にして、1枚プラスをして年4枚支給ということになり、みんなほっとしている状況でございますが、その福祉入浴券、これは在宅高齢者約9,000人を対象に配布されます。予算は986万円。

 そしてバスタクシー券でございますが、75歳以上の非課税世帯へ100円券を24枚から120枚。2,200人が対象で、予算は656万円です。

 また、紙おむつ購入券ですが、要介護の3の方、非課税世帯に2万4,000円、要介護4、5の非課税世帯の方に年7万2,000円。対象者が380人で、予算が800万です。

 それともう一つ、軽作業援助券というのがあります。高齢者のみ非課税世帯に1時間100円の自己負担をすると、草取り、掃除など生活の中の援助をしていただけるというもので、年24枚支給されます。対象者が380人で、予算が379万円となっております。

 これらは大変に喜ばれて、要望の高い、とうといサービス券ではございますが、さまざまな理由で使い切れなかった、または、自分としてはほかのサービス券を利用したほうが助かるとか、結局無駄になってしまったということもたくさん耳にしてまいりました。毎年の決算額を見ますと、予算をオーバーしていることはまずないようです。どの事業も60万から90万円くらい決算額のほうが低くなっております。高齢者にとっては一枚でも貴重です。無駄なく生活に役立てることが安心と納得を得られることと思います。

 そこでまず、4種類のサービス券を統一したものにできないでしょうか。現在のものは一人一人の生活状況に応じてサービス券が配布されておりますので、そのことから金額を割り出し、それに見合った枚数を交付し、希望する4つのサービスを選択して使える方式をとれないものでしょうか。新市長誕生で市民も何かが変わるときと期待をしております。特に高齢者からは身近なところでの変化が高い評価を得られるわけです。3枚の入浴券がなくなったことだけで私は見捨てられた。悲しくて仕方がないという声が頻繁でありました。そういう本当に微妙な心のひだに入っていくような、そういう一人の行き方を左右するような、400円、500円の一枚の紙でございますけれども、そういった心の作用があるということをお考えの上、市長の見解をお伺いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 議員おっしゃるとおり、そうした思いに、期待にこたえたいという気持ちは人一倍強いわけであります。また、4つのそれぞれのサービス券というものを機能的に、また合理的に統一できれば、それにこしたことはありません。運用上そうしたことができるのであれば、検討も十分していかなければならないと思うんですけれども、4つの券につきましてそれぞれ支援の目的とか、また一人一人の状況、あるいはサービスの内容が異なっていること、また、年度の途中からの支援とか、あと除外、例えば施設の入所とか死亡とかですね。そうしたことがあるために一概に、一様に統一券にするということが極めて難しい状況であるということも事実であります。

 交付の状況については、また担当のほうから細かい点、話をさせてもらいますけれども、そのような提案というのは私は非常に大事である。無駄をなくして、あるいは合理的に機能的に持っていくということ、そうした考えは私は同感であります。ただ、現状ではなかなか難しい背景もあるということをちょっとお伝えしておきたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 伊藤保健福祉部長。



◎保健福祉部長(伊藤健君) それでは、交付状況等につきまして、内容について御説明を申し上げます。

 まず、このものにつきましては、それぞれ一般会計、特別会計というまず会計の違いが出てまいります。在宅高齢者の支援事業のうちで福祉入浴券、それからバスタクシー券、軽作業援助サービス券等につきましては一般会計で予算化してございます。そして、紙おむつの購入券につきましては介護保険特別会計の介護給付費用適正化事業というもので行っているわけでございます。

 それから年齢、介護度、市民税の課税状況等それぞれの条件によりまして、それを満たしていることによりまして交付をしておりまして、4月1日基準日で年間分を交付するという状況でございます。

 その事業が福祉入浴券、75歳以上で要介護3以下の方に、先ほど議員申されましたように4枚を交付いたします。

 それからバスタクシー券につきましては、75以上の市民税非課税世帯の方で、地域により交付枚数が違ってくるわけでありますが、100円の券で24枚から120枚ということでありますが、例えば高遠地区でいきますと、高遠のJRのバス停を基準にして距離を算定しまして、一番遠い片倉地区については一番多い枚数が行くというような形になっております。

 それから、申請による交付につきましては、軽作業援助サービス券というのがまずあるわけでございますが、これにつきましては高齢者のみ世帯で、1時間ごと100円の個人負担金がありまして、残りを市が負担しているということで、これにつきましては24枚、それから紙おむつの購入、これは介護保険特別会計でやるわけですが、要介護度、介護保険料の所得区分により、それぞれ交付枚数が異なっておりまして、4カ月ごとに条件に合わせて交付をしているところでございます。年間2万4,000円と7万2,000円という幅がありまして、これを規模的に統一できればいいんですけれども、先ほど市長申し上げましたように、今説明申し上げましたように、さまざまな条件が異なっておりますので、現時点ではちょっと難しいというのが現状でございます。



○議長(伊藤泰雄君) 前田議員。



◆17番(前田久子君) 難しいことはもう重々わかっております。紙おむつの購入券につきましては、もうほとんど寝たきりの方が使用をするという、対象になるということでありますので、もちろんこれを一緒にするというのは会計の違いもよくわかりますし、無理だとは思いますが、あとの3つは一般会計でのことになります。今支給しているについても一人一人について、きちんとした形で枚数も違えて、一人一人の状況を掌握した上で支給をしているという、そういう状況でございますので、職員の手間暇が非常にかかるということ、面倒だということもわかりますけれども、一度整備をいたしますと後また、いいのではないのかなあというふうにも思いますので、ぜひ職員の知恵を寄せ集めて、検討会なりを設けていただいて、枚数で調整するということが一番公平なやり方、また、使いたいものを使えるという、そういう利便性、こういったことに高齢者は非常に満足をして、明るく生きていかれるという後押しにもなると思いますので、ぜひ検討会等を設けていただきたいと思いますが、再度いかがでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 制度上の問題とか、かなり複雑、多岐にわたっております。ただ、そういうふうに言われると私もちょっと燃えてきますので、ちょっと検討はしてみます。



○議長(伊藤泰雄君) 前田議員。



◆17番(前田久子君) しっかりと燃えていただきたいと思いますので、お願いいたします。それでは大いに来年に向けて期待をいたしまして、次でありますが、高齢者の足対策は社会参加を促す上で欠くことのできないものですが、伊那市においてはバスタクシー券の助成、または地域のボランティア移送が8カ所で行われており、大変効果を上げております。さらに、6月の補正予算にはボランティア移送車両3台分の購入費が盛られており、既にもう一カ所でも開始準備が進められているとのこと、地域を挙げての取り組みは他に例を見ない、高い評価を得られるものと思います。喜ばれる半面、片道だけでは不都合という声もあります。実情と課題をお聞かせください。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 現在、往復の送迎を実施しているのは西春近地区のみであります。ほかの地区につきましては運転ボランティアの確保が大変難しい一つの大きな課題となっているのが実態であります。

 今後につきましては、利用者の利用規模増にこたえるためには、各地区で登録されているボランティアの増加、こちらのほうに傾注をしていかなければならないということが一つ。ボランティアの登録というのは随時受け入れておりますので、ぜひ議員さんそれぞれの方のほうからも市民に協力をいただくというような働きかけをお願いしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 前田議員。



◆17番(前田久子君) 非常にボランティア確保が難しい、また、責任のある立場ですので、なかなかそれに参加しようというのにちょっと引いてしまうという実情もよくわかるわけでございますが、しっかりとこのボランティアをするにも張り合いを持ってできるようなポイント制とか、前回も質問したことがありますけれども、そういったものも考える中で募集をしていかれればいいのかなあと思っております。

 また、ボランティア移送の対象地域内の方々にもバスタクシー券が配られていると思いますが、その地域のバスタクシー券の利用状況はどのようになっているか、わかればお聞かせください。地域に格差が出ないよう、ボランティア移送の未着手地域への手だても考える必要があるのではと思いますが、市長の見解をお聞かせください。



○議長(伊藤泰雄君) 伊藤保健福祉部長。



◎保健福祉部長(伊藤健君) それでは、利用状況等についてお答えを申し上げたいと思います。

 まず、平成21年度のバスタクシー券の交付枚数でございますが、合併前の地区でいきますけれども、旧伊那市地区1,397人で、8万2,272枚。旧高遠地区が376人で、2万1,672枚。旧長谷地区が103人で、6,552枚で、合計では11万496枚というものが交付されているところでございます。

 その利用状況につきましては、旧伊那地区が5万556枚、利用率で61.5%、旧高遠町地区が7,544枚で34.4%、旧長谷地区が6,552枚、39.8%ということで、合計では6万4,652枚の58.5%という利用率になっております。

 ボランティア移送につきましては、旧伊那地区は5地区、6台を運行し、高遠地区は平成21年11月から、長谷地区につきましては、この3月から開始をしているところでございますので、お願いしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 前田議員。



◆17番(前田久子君) 皆さんが本当に欲しいと希望があるバスタクシー券の利用率が約6割ということで、その分がちょっと無駄になっているというところが非常に私としてはもったいない、ほかに利用できないのかなというところでございますが、また今後の課題としていっていただきたいと思います。

 また、ボランティア移送で送迎のあるところの方にもバスタクシー券が配られている。また、全然何の交通手段もない、まだボランティア移送も何にもないという、そういったところでバスタクシー券ももらえないという、そういう方たちが非常に社会参加ができない、不自由だという声が上がってくるわけでありますので、その格差をなくすような手だてをぜひ今後も大きな課題として解決の道に進んでいただきたいと思っております。

 次に、ケアつき高齢者賃貸住宅の整備についてです。ひとり暮らし、また、元気な高齢者が最も希望する住居の形態としては、必要に応じて介護を受けながら生活をする施設が一番多いようです。一人になって市営住宅へ移るという方が多くなっていますが、どこの市営住宅も市街地から遠く離れ、生活に大変不便を感じています。以前、私は、中心市街地活性化策の一つとしてコンパクトシティー構想、その中に高齢者用市営住宅の建設、中心地は無理でも、せめていーなちゃんバスの路線に沿った範囲内に市営住宅を建設をと提言いたしました。よい考えなので今後の参考にすると答弁がありましたが、その後検討はされたでしょうか。ますます高齢者の町中での生活要望は強くなっております。空き住宅の活用、公共建物の活用等のお考えをお聞かせください。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) ケアつき高齢者賃貸住宅の整備についての質問でよろしいわけですね。

 現在、伊那市で高齢者向けの住宅として提供しているのは城南町団地のシルバーハウジングの27戸、それから高遠地域のデイサービスセンターに高齢者支援ハウスが11戸、長谷地域に高齢者専用住宅が8戸であります。

 現在、新たな市営住宅団地の建設というのは行ってはおりません。今後につきましては住生活基本計画の中で、伊那市の住宅を整備する場合については3割程度の戸数を高齢者・障害者住宅として整備するとしておりますので、現在の財政状況では市営住宅の今後の整備というのは難しい状況にあります。

 さらに、高齢者の町中居住については伊那市駅前の事例のような民間活力による整備が促進されますように、地域優良賃貸住宅(高齢者型)という制度がありまして、この活用による誘導等も検討してまいりたいと思っております。

 空き住宅、公共建物の活用については、権利関係とかまた改修費等の難しい問題もありますので、これについては引き続きまた検討をしてまいりたいという考えでございます。



○議長(伊藤泰雄君) 前田議員。



◆17番(前田久子君) 非常にひとり暮らしで行き場のないという、そういう高齢者が本当に不安な思いでいるという。また、市営住宅に入っても本当に不便なところにあるということで生活が大変という状況。これが思いのほかたくさんの比重を占めているということをまず認識をしていただきまして、市長言われたように、その駅前のあたりで民間活力をしっかりと活用できるような、そういう状況をつくっていただきたいと要望をいたします。

 次に、市営住宅が抽せんでやっと当たっても、民間アパートが見つかっても、保証人がなくて入居できないケースもたくさん見ております。高齢者イーナプランには、その対策もきちっと掲げています。ひとり暮らしの高齢者や高齢者のみ世帯に対し、家賃債務の保証制度の普及や独自の安心入居制度を検討するとあります。該当者にとっては大変ありがたい制度となります。プラン2年目となりました。その進捗状況をお聞かせください。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 高齢者の方が円滑に入居できる賃貸住宅として高齢者円滑入居賃貸住宅というのがあります。現在、民間事業者が伊那市駅前に31室の建設を行っている。先ほど申し上げたとおりなんですけれども、当施設への入居者は家賃債務保障制度の適用が受けられますので、状況を見ながら検討してまいりたいと思います。

 また、市の高齢者住宅についての詳細については、担当の部長のほうから説明をさせていただきます。



○議長(伊藤泰雄君) 伊藤保健福祉部長。



◎保健福祉部長(伊藤健君) それでは、市が持っております高齢者専用住宅でございますが、先ほど市長からの答弁ございましたように、城南町のシルバーハウジング、これにつきましては27室あるわけですが、現在満室。高遠町にございます高遠高齢者専用住宅、これも11室ございますけれども満室。長谷の高齢者専用住宅、8室ございまして、現在3室が空きとなっております。市街地というわけではありませんけれども、このものにつきまして、あっせんをしていきたいと思っておりますので、お願いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 前田議員。



◆17番(前田久子君) 本当、私のところにも、これから先住むところが、生きていくのがという、そういう相談が本当にここ非常に多くなっておりますので、きょうは取り上げさせていただきましたが、さまざま市としてもお考えいただく中でサービスを提供していただいております。精いっぱいだと思いますけれども、老後に不安のある人が非常にたくさんおります。高齢者がさまざまなサービスを知らな過ぎることも不安に拍車をかけているということにもなりますので、さまざまな機会をとらえて、脳いきいき講座とか地区社協での会場でとか、そういった機会をとらえて、こういったサービスをしていますよという安心を与えるような広報にも努めていただきたいことを要望いたします。

 次に、子宮頸がん、ヒブ、肺炎球菌、各ワクチン接種助成について、お尋ねいたします。

 健康で元気に暮らしたい、これは万民の願いです。市民の皆様の生命と健康を守るという観点から昨年度に引き続き、予防に関する施策について、お尋ねしてまいります。

 昨年は何回も子宮頸がん、乳がんの無料検診導入を訴え、紆余曲折ありましたが、実施をしていただきました。その後、お知らせ運動をするなど、私なりに推進も図ってきたところでございます。

 そこで、子宮頸がん、乳がん検診受診率について、大変気になるところでございますが、伊那市におきましても28.1%と大幅増の結果が出て、うれしく思っているところでございます。昨年の秋以降、全国の市区町村で配布された女性特有の2つの検診無料クーポン券と検診手帳、これをきっかけに検診を受ける人がふえたということが日本対がん協会の取りまとめで明らかになっております。

 乳がんが14%ふえたとか、子宮頸がん検診が9%ふえたとか、また、20歳代の受診者が36.5倍になったとか、さまざまな効果が出ております。休日・夜間検診、電話による受診勧奨を行ったとか、さまざまな自治体の努力によりまして効果が出ているということでございます。

 伊那市も伸びているということは、もう大変うれしいわけでございますが、ここでお尋ねいたしますが、28.1%に受診率がなったという中で、検診の対象となりました20歳の受診者数をつかんでおりますでしょうか。ちょっとわかればお聞きいたしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 伊藤保健福祉部長。



◎保健福祉部長(伊藤健君) すいません、これにつきましては20歳から40歳の5年刻みということで実施しておりますので、昨年の中での5歳刻みの20代の部分については、ちょっと数字的に持っておりませんので申しわけございません。



○議長(伊藤泰雄君) 前田議員。



◆17番(前田久子君) 順調に検診率も伸びているということでありますので、このまま続けていただきたい。毎年やっていただきたい。最低5年は続けて、ほとんどの女性がこの恩恵に浴するようになってもらいたいと思いますけれども、鳩山政権におきまして本年度予算が大幅に削られました。その中で伊那市におきましては本年も継続していただいておりますが、来年については国の見通しも立っておりませんですが、伊那市市民の意識がせっかく高まってきたことを思いますと、何としても来年度も事業として続けていただきたいと思うところでございます。

 ここで軽井沢町の例を少し挙げたいと思います。

 他の自治体の例を聞くのは余り市長として心地よくないかもしれませんけれども、軽井沢町では、町民の命を守る事業であるならばと町長の英断で、昨年は早速実施をいたしました。それも20歳以上の全女性を対象に、乳がん、子宮頸がんの無料検診をして、大きな成果を上げたということです。8,200人中、要精検という結果の出た方が、乳がんが121人の9.1%、子宮頸がんが33人の2.2%、ほか90人に子宮筋腫とかポリープ等が見つかったという、そういう結果でございます。今年度も昨年と全く同じ内容で8,400人を対象に実施をしているということです。

 町長の言葉です。「よく軽井沢が実施できるのは、観光で財政的な余裕があるからだと言われるが、全くのそれは間違いだ。この検診事業は結果的に財政にもプラスに寄与する。万一がんが発見され、長期間の療養を必要とした場合、本人、家族の心の負担はもちろん、医療費は数100万になる。しかし、検診で発見、予防できれば、本人、家族の悲しみ、医療費負担も大きく軽減する。事業の目的は女性の命を守ること。予防検診によって救える命は救わなくてはならない」という、そういうふうに言われて、町独自で検診をしているというわけでございます。

 このことにつきまして伊那市、来年度実施について、市長はどうお考えになっているのかお聞きいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 伊藤保健福祉部長。



◎保健福祉部長(伊藤健君) ただいま議員さんから国の状況、昨年度は10分の10ということでスタートをしまして、今年度は、先ほど言われましたように半分になっております。これもやはり検診ということでありますので、市としましては単費を2分の1盛って計画をしてございます。

 健康はお金では買えないという部分もあるわけでございますので、一番は自分でやっていただくことが基本かとは思うんですが、来年に向けて、これは市長会等を通しまして国、県へ、少なくとも何らかの手当てをする。それこそ、かけたはしごを外すようなことをしないように、市長会を通して要望していきたいと思います。これにつきましては今後の予算の中で検討させていただくということでお願いをしたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 前田議員。



◆17番(前田久子君) ぜひそのような方向でお願いをしたいと思います。

 次に、子宮頸がんワクチン接種助成についてです。

 日本は、これまでワクチンで予防できる病気があるにもかかわらず対応がおくれ、世界からワクチン後進国と指摘され続けました。救えるはずの命が救えない、こうした状況を打破するため、私どもは各予防ワクチンの実現に全力で取り組んできました。特に、子宮頸がんワクチンについては国民からの要望が強く、世界では当たり前となっている子宮頸がんワクチンの承認を求め、国と厚労省への申し入れを繰り返して、やっと昨年10月承認され、12月より販売が始まりました。

 しかし、接種効果として20年くらい効果があると言われておりますけれども、家庭にとりましては負担が非常に重いということで、公費助成を求める声が上がってまいりました。それで全国各地で署名活動を展開し、これまで集まった署名が350万人、公明党として5月31日、子宮頸がん予防法案を参議院へ提出。法案の内容は、特定年齢12歳を想定。この12歳の児童に全額国庫補助で予防ワクチン接種を義務づけ、予防検診を行うというもので、国もいよいよその必要性についての認識が深まってきたと実感をしております。

 伊那市としては大切な女性を守るためワクチン接種の助成について、昨日、竹中議員の質問に市長は検討すると答弁をしてくださいましたが、国の動向を見てとの雰囲気もあるわけですが、国として決定しても、12歳の児童を対象ということになると思います。そのほか20歳前後の人たちも早急にワクチン接種が必要となります。ということになりますと市独自の接種も当然必要になってきます。とりあえず全額でなくても一部補助をするということで、早急にこの事業を伊那市でも立ち上げていただきたいと思いますが、市長の見解をもう一度お聞きいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) きのう、竹中議員さんからの質問と同じ答えになってしまうかもしれませんけれども、このことについては国の動向を見据えながらもという前置きの中で、市としても前向きに検討してまいりたいという考えであります。



○議長(伊藤泰雄君) 前田議員。



◆17番(前田久子君) 時間がありませんので、このくらいにさせていただきますが、ぜひとも具体的に、いつからという、そういう目標を立てた中で、具体的に実施の検討をお願いしたいと思います。

 次に、ヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチン接種助成について、お尋ねをいたします。

 今非常に話題に上っておりまして、これも若いお母様方から非常に要望があるわけでございますが、細菌性髄膜炎の感染を防ぐ働きとしてヒブワクチン接種が注目をされております。ヒブ菌は、せきとかくしゃみで飛び散ることによって拡大をいたしますので、集団保育での感染が多いわけであります。

 ワクチンの接種を受けますと、のどにヒブ菌がつかなくなりまして抑止効果が高くなります。また、小児用肺炎球菌ワクチンも効果がありまして、小児用肺炎球菌ワクチンは、肺炎とか難治性中耳炎の予防に効果があります。これらのワクチンはやっぱり費用が高くて、4回接種で5万円かかります。伊那市においても小さい未来の子供たちを救うために何らかの補助ができないものか、お尋ねをいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) ヒブワクチンにつきましてはワクチンの国内における供給体制がまだ不十分であるという状況でありまして、予約を入れても接種までに数カ月ほど接種待ちの状況だという状況であります。

 ワクチンの供給体制、また、国の定期接種としての法定化への動向を見据えて助成制度を検討してまいりたいと思います。また、国の定期予防接種化が望ましいために、国や県に対して今後とも積極的に働きかけてまいりたいということでございます。



○議長(伊藤泰雄君) 前田議員。



◆17番(前田久子君) 次に、高齢者肺炎球菌ワクチンの接種助成です。

 このことについても一度取り上げておりますが、再度お願いいたします。

 一たん影を潜めた肺炎が再び増加傾向になっております。高齢者死因の4位を占めております。この効果は1回の接種で5年から9年持続ということです。難点が6,000円から9,000円と高額ということです。一部を補助する自治体がふえてきました。伊那市としてのお考えをお聞かせください。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) これは県内19市のうち佐久市と千曲市が高齢者肺炎球菌ワクチンに対する補助を行っているという実施をしておるようでありまして、上伊那郡下では箕輪町と飯島町が高齢者に対するワクチンの助成制度があるという状況であります。

 ワクチンの供給体制とそれから国の定期接種としての法定化への動向を見据えた上で助成制度を検討してまいりたい。また、国の定期予防接種化が望ましい、先ほどのヒブと同じですけれども望ましいために、国、県に対して働きかけてまいりたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 前田議員。



◆17番(前田久子君) それでは積極的にお願いをしたいと思います。

 健康はすべての源でございます。私は4世代で暮らしておりますので、もうまず健康が第一と日々実感をしております。健康で伊那市民が活躍できるよう、さらなる予防事業に御支援を心からまた強くお願いをいたしまして、私の質問を終わります。



○議長(伊藤泰雄君) 以上をもちまして、前田久子議員の質問が終了しました。

 暫時休憩いたします。再開は3時15分といたします。



△休憩 午後2時58分



△再開 午後3時15分



○議長(伊藤泰雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

 前澤啓子議員の質問に入ります。

 16番、前澤啓子議員。

     (16番 前澤啓子君登壇)



◆16番(前澤啓子君) 16番、前澤啓子でございます。今議会は白鳥市長就任後初めての議会でございます。市民は白鳥市長がどのような答弁をし、どのように公約を実現していくのか、期待を持って見詰めております。公約は選挙民との契約であり、選挙民はこの公約を信じて投票をして、白鳥市長が当選をされたわけでございます。単なるスローガンではありませんし、簡単に変えることもできない重要なものでございます。

 また、議員の一般質問権は、住民の代表者として自己の政策を述べ、市長の所信を問うために行う議員固有の権限であるとともに、議会制度の根幹をなすものであると言われている非常に大切な機会でございます。

 白鳥市長には、答弁に当たっては御自分の言葉で、選挙民に届くような答弁をされることを要望いたしまして、質問に入らせていただきます。

 1といたしまして、憲法や地方自治に対する基本姿勢について、お尋ねをいたします。

 まず最初に、白鳥市長の政治姿勢について、憲法や地方自治に関連する基本的考え方をお聞きいたします。

 さきの大戦への深い反省から生まれた日本国憲法は、権力が誤って国民を不幸な戦争に引き込んだことへの反省から、この憲法をまず政府や国会議員、公務員など権力の地位につく人の守るべき規範として制定したものであります。

 地方自治体の長や地方公務員もそのことを認識した上で政治に当たることが求められます。

 憲法第99条、憲法尊重擁護の義務では「天皇または摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し、擁護する義務を負う」と定めております。

 これを共通認識として踏まえて質問をさせていただきます。

 民主党政権は沖縄の普天間基地の移設先を公約に反して名護市辺野古と一部訓練を徳之島へ、また、沖縄の負担軽減を理由に米軍の訓練を日本全土に広げる可能性にも言及しております。

 名護市民は、さきの市長選において基地移設反対の市長を選び、はっきりと意思表示をしていますし、沖縄県民は9万人を集めた空前の県民大会を通じて、沖縄にもうアメリカの基地は要らないという意思表示を、県知事を初め全政党が表明をしております。徳之島でも3町長がこぞって米軍基地移設反対を表明しています。沖縄の声は、沖縄に要らないものは日本のどこにも要らないという声であります。

 長い間、海兵隊は抑止力ということが言われてきましたが、沖縄の海兵隊は防衛のための訓練は受けておらず、一年の半分は沖縄にはおらず、イラクやアフガニスタンなど紛争地帯で人殺しの戦争に従事しております。海兵隊は抑止力ではなく、殴り込み部隊であり、戦争力であることが沖縄の人々にわかってきました。

 しかるに国は沖縄の頭越しに、前政権が決めた破綻済みの辺野古への移設を決め、米国との間で地元無視の取り決めをしています。

 伊那市は、非核平和宣言都市であり、核兵器をなくし、唯一の被爆国として平和な世界の構築に貢献していく責務を負っています。

 この問題に対して、伊那市民の代表としてどのような御意見をお持ちなのか、平野博文前官房長官の「しんしゃくしてやらなければならない理由はない」という発言に対して、地方自治体の長としてどのような御意見をお持ちなのか。以下3点にわたりお聞きをいたします。

 1点目といたしまして、民主党が基地問題で「最低でも県外、国外への移設」この公約を守らなかったことを御自身の公約との関連で、どのように考えていらっしゃるのかをお聞きいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 公約というものは守って当然であり、また、実現のために最大限の努力をしてまいる、そういうものであるととられております。私は公約、任期4年のうちに重要なものから取り組んでまいるという考えでおります。



○議長(伊藤泰雄君) 前澤議員。



◆16番(前澤啓子君) 公約は守らなくてはならない、これは当然のことでございます。そうでなければ選挙の意味がなくなってしまうと思います。

 それでは、2番目の質問です。

 地方自治体の意向を無視して国政上の重要決定をしたことについて、市長のお考えを伺います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 地方自治体の意向というものは大変重要なことと認識をしております。国の重要決定につきましては、地方自治体の意向は尊重をしていただきたいという考えであります。私の考えていることでございますけれども、外交上の問題であって、また一地方自治体の長が軽々に答えるべき問題ではないという部分もあります。



○議長(伊藤泰雄君) 前澤議員。



◆16番(前澤啓子君) この国政と地方自治体との立場の問題でございますけれども、このことも法治できちんと決められております。無視をしてよいというものではございませんので、そのことについてはやはり最重要の意見として尊重をしていただくというのが重要なことであると思います。

 3番目といたしまして、長い間、沖縄の経済界は基地振興策が沖縄の経済発展に寄与するという立場でございましたが、今は沖縄の米軍基地は、アメリカに持って帰ってほしいという方向に変わりつつあります。沖縄経済界の最近の変化について、市長はどのように考えらえるのか、御意見を承りたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) このことにつきましては沖縄県民の意向が大切であります。基地に頼らない経済振興や県民取得の向上など、さまざまな国の振興策も必要と考えております。総合的には外交上の問題であるという部分も大きいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 前澤議員。



◆16番(前澤啓子君) 現場主義ということでさまざまな問題に当たっていらっしゃいます。今度の選挙でもそのことを大きく訴えられておられましたけれども、市長は、沖縄の米軍基地、あるいは米軍基地に行かれたことがあるかどうか、お聞きをいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) さきの質問にもあったように海外にも余り行ったことがなくて、飛行機がもともと嫌いでありまして、沖縄には過去に行ったような記憶があるくらいでございます。



○議長(伊藤泰雄君) 前澤議員。



◆16番(前澤啓子君) 私ども沖縄の基地の問題を他人の問題として考えることが非常に多いと思うんですけれども、私は基地を何回か尋ねております。隣の人と大声で話しても全く意味が通じないと、こういう物すごい爆音が基地の周りでは日常茶飯事でございます。このことを今回の問題を通して、国民全体が自分の問題として考えるよい機会にしていただきたいということを市長に対しても考えていただきたいと。ぜひ一度基地を訪ねていただきたいなということを要望させていただきます。

 2番目の大きい問題でございます。荊口携帯基地局建設についてでございます。

 この問題は憲法にかかわる問題でもあり、また地方自治の問題でもあります。その観点から御答弁いただきたいと思います。

 第一に、基本的人権の問題であります。

 それから第2に、生存権の問題でございます。

 それから第3に、公務員の性質の問題としての場面がございます。

 三義の荊口地区に携帯の基地局建設の計画があるとのことで、その情報を地域協議会だよりで知った住民の方から相談がございました。

 以前に高遠の番匠地区の基地局建設について一般質問で取り上げさせていただきましたが、新市長になりましたので改めて、この問題についてお聞きをいたします。

 まず、この問題では、全国各地で携帯電話会社と住民の間で紛争が起きており、伊那市でも過去に何度か同様の問題が起きており、実際に健康被害を受けて転居を余儀なくされ、転居後に症状が改善したという実例がございます。

 このような状況を受けて、小坂市長の平成19年3月に18伊財第383号文書として、携帯電話各社に市長名で、携帯基地局の設置については十分な住民理解を得るよう求める要請の文書が出されております。

 地域協議会から携帯電話の受信範囲を広げてほしいという要望が出ていることは十分承知をしておりますが、健康上の理由などで反対をしている住民がいる以上、この声を無視して建設を強行することは憲法上問題があると考えます。

 まず最初に、今回、基地局設置に当たり、住民が動き出すまで、伊那市から地域住民に対して何の広報もなく、要請をして初めて携帯電話会社が説明会を開くことになったことは、行政の責務として問題があるのではないでしょうか。この問題について、市長の見解を伺います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 携帯電話の基地局の建設につきましては議員御承知のとおり、携帯電話サービス提供事業者に対しまして、平成19年3月に地域住民への生活を十分に行ってほしい旨の要望をしております。このことについては現在もその運用に当たっていると、運用を行っているという認識をしております。

 また、このことにつきましては高遠の伊藤自治区長に経過、また、その背景について話をしてもらいたいと思いますけれども、伊那市としては設置そのものが法的に違法性がなければ、建設の限りについて決定をする立場にはないと。最終的には地区の合意形成による決定によるものが望ましいということを考えております。



○議長(伊藤泰雄君) 伊藤高遠町総合支所長。



◎高遠町総合支所長(伊藤俊規君) 市議御指摘に対する答弁として、荊口、あそこは中央両日向地区になりますけれども、その地区にかかわる携帯電話建設についての経過、今日に至るまでの経過に触れなければ御理解いただけないこともあるかなということがありますので、私のほうから少し経過について御報告させていただきます。

 あの地域の思いとすれば、一日も早く建設をしてほしかったということでありました。10年以上も前になります。合併前の高遠町のときから、当時の高遠町は三義地区、荊口地域から大変強い要望を受け続けてまいりました。

 そういう中で、なかなか実現できなかったいら立ちから時には、携帯電話が通じない場所で暮らさなければならない者の苦しみが本当にわかっているのか、一度ここで暮らしてみろと、そういった強いおしかりをいただいたこともあります。もちろん毎年のすみよい地域づくり計画書においても地域からの要望事項として掲載をされ続けてきました。ドコモにもその都度、当時の高遠町として建設要請をしてまいりましたけれども、ドコモからは採算性を優先するということで、取り上げてもらえませんでした。そんな中で、町とすれば地域から大変強いおしかりもいただいているということの中でドコモに対しては、人道的な使命はドコモさんにはないんですかと、そういったやりとりをしたこともありました。

 地域の皆さんからは、この地域にとっては携帯の建設が大変大きな過疎対策事業であると。また、定住対策事業であると、そう言われ続けてまいりました。それがやっと実現するということで、地域では大変大勢の皆さんから喜びの声をいただきました。

 そういう中でドコモとすると今回の事業は、地域住民からの強い要望を受けている事業を実施するという位置づけの中で、説明会を実施しなかったということを聞いております。ただ、地域の住民の皆さんから健康被害に対する心配の声がありました。説明会の開催について要望されました。そういったこと。

 それから、先ほど市長からも話がありました平成19年の市長からの依頼文書のとおり、ぜひ説明会を開催してほしいと改めて説明会の開催について要請をいたしました。

 以上であります。



○議長(伊藤泰雄君) 前澤議員。



◆16番(前澤啓子君) 三義地区の携帯電話の希望に対する今までの動きというものは私も十分承知をしております。その上で、この質問をしております。

 それは全員がもちろん賛成であれば問題はなかったかと思いますけれども、やはり健康上に大きな問題を抱えている方もいらして、それから最近のマスコミの報道、WHOの文書などを通しても不安を抱いている方がふえてきているというのは事実でありますし、日本全国でこの携帯基地の問題に対して訴訟も起こっております。

 その中でこのような経過があったとしても携帯会社が開いた説明会の案内は、高遠総合支所長名で出されているものでございますけれども、内容が建設促進の立場と受け取られるような文章が含まれておりまして、住民全体に奉仕するという憲法の精神、また地方公務員法の趣旨から考えて、問題の点があったのではないかと思いますけれども、市長の見解を伺います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 先ほど申し上げましたけれども、この問題については設置を促進する、してほしいという方と、やめてほしいという方まざっております。そうした中で私たちとすれば、地域の中での合意形成というのがなければ先へ進めないと思っておりますので、先ほど申しましたように法的な違法性がなければ地域の合意に沿って、その方向を進めてまいりたいということであります。



○議長(伊藤泰雄君) 前澤議員。



◆16番(前澤啓子君) この携帯基地局を建設するに当たりまして、住民の合意でやってほしいということですけれども、住民の合意をとるに当たって、その際、行政の役割はどのようなものか。行政は全く傍観者として見ているという立場なのか、あるいは、行政の役割はどのようなものであると考えているのか、市長の見解を伺います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 携帯電話、先ほど総合支所長申し上げましたように、過疎化を促進する一つの側面もあるという話もありました。また、災害の発生、あるいは防犯、さまざまな面においても携帯というのは広く使われておるわけでありますので、そうしたことをかんがみたときに、行政としてつくってほしいということを事業者に対して申し上げる、あるいは、つくってほしくないということを事業者に申し上げる立場にはない。事業者としては地域の皆さんにきちんと説明をする。あるいは、地域の皆さんからの要望があれば、その説明に対してきちんと答えるという、そのことを中に入って事業者にも伝え、また、地域の皆さんにもそうした提供をしていくということが私たちの役目だと思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 前澤議員。



◆16番(前澤啓子君) やはり行政といたしましては中立の立場で両者の仲介をしていただくという役目があると思います。今回、私がドコモが開催をいたしました説明会の開催の仕方にかなり問題があったということを聞いております。ある方が会場の入り口に立っていて、あなたは入っていいとか、あなたは入っていけないとかいうようなことを、その方はドコモの会社の方ではないということなんですけど、そういうことをしていたと。それから、行政の立場の方も行政の立場で来ましたと言ったり、あるいは個人の立場で来ましたと言ったり、非常にぶれがあったということを聞いております。そういうことがありますと、やはり行政の方がそこに見えていれば、たとえその方が自分は個人立場で来たと言っていても、大方の方は行政の立場だなと通常は感じますので、やはりその辺の仲介の仕方といいますか、それをきちんと両者の中間の立場で行司役といいますかね。そういうことをきちんと果たしていただきたいということを要望したいと思います。

 それから、環境問題に対しての御見解を伺いたいわけですけれども、白鳥市長は非常に環境問題に対して造詣が深い方でございますので、以前に小坂市長にもお伺いをしましたけれども、環境問題の予防原則についてどのようにお考えなのかということ。

 それからもう一つ、電磁波障害というもの一般についてどのようにお考えかということをお聞きいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 環境問題に造詣が深いという認識は訂正をしていただいてもいいかと思いますけれども、私は決して造詣が深いわけではありませんで、特に電磁波の問題については、まだまだ浅学であります。そのことを踏まえてお答えしたいと思うんですけれども、環境問題の中では具体的な被害が発生しておりません。科学的な根拠が見えていないというのが現状であると思います。

 携帯電話基地局の設置に関しましては、設置事業者において人的に有害な影響が及ぶ可能性のある電波の吸収量に約50倍の安全率を考慮して、WHOが指示する国際ガイドラインと同等の基準を定めた電波防護指針というものに基づいて設置されているということで理解をしております。

 今後の対応としまして、現在の携帯電話というものは情報伝達網として非常に重要なものであるということは所有する皆さん、それぞれ認識をしていることと思いますけれども、しかしながら、電磁波の過敏症として位置づけてよいのか不明であるという点もございます。そのように影響を感じている方がある中では、伊那市から業者へ通知をした指導に基づいて、設置に関しては地域の合意形成の議論をしていただくしかないということを先ほど申し上げたとおりでございます。いずれにしても地域住民や業者に対して、市側で結論を申し上げることはできないというのが現状であります。



○議長(伊藤泰雄君) 前澤議員。



◆16番(前澤啓子君) この問題は地域住民の自治という問題で、自治の学校になり得るような非常に重要な問題ではないかなあと思います。さまざまな局面におきまして、ややもしますと大勢の意見で、多数決でという形で取り仕切られていくことが多いわけでありますけれども、特に環境問題などにおきましては、当初は少数であったものが、後になってみたら多数になっていたということは多々起きておりますので、このような環境問題への対応については住民の方々が行政の対応で、かえって混乱してしまうというようなことがないように早目の対応、そして中立の対応をお願いしておきたいと思います。

 この問題につきまして、最後に提案をさせていただきたいと思いますけれども、携帯がつながらないというのはデメリットばかりではないと思います。先ほど私、市長にこのパンフレットをお渡しをして、目を通してほしいということで言っておきましたけれども、姉妹都市であります会津若松の隣に南会津町という町があります。ここはエコビレッジ会津高原協議会という組織が自然豊かな地域を電磁波フリーゾーンとしてシックハウス症候群、それから化学物質過敏症、電磁波過敏症などで苦しんでいる人々を積極的に受け入れて、地域振興に役立てているという例がございます。

 ここではオーガニック農法を町を挙げて推奨して、宿泊客には玄米菜食を基本とする食事を提供し、非水洗トイレのコンポストトイレですけれども、非水洗トイレを使用し、地域材の建築や家具などを使い、育てた羊の毛からセーターをつくるなどというようなことを提供しています。

 問題の三義地区は10年以上にわたりまして伊那谷自然学校の自然体験教室が行われていまして、ここでは電磁波フリーを掲げての子供キャンプ村も規格をされております。都会から多くの子供たちが体験に訪れています。また、有機小麦、天然酵母の石窯パンやまきで炊いた手づくり豆腐をつくる若者も定着をいたしまして、新聞などでも何回も取り上げられておりまして、ここでしかできない特産品が育ちつつあります。

 この環境をみんなで応援して、三義をエコビレッジにできれば、マイナスもプラスに変える新しい地域の活性化が進むのではないでしょうか。地域の魅力を生かした活性化策として、携帯が通じることよりもっとすてきな不便があると私は考えます。

 それでは、大きい3番といたしまして、公約の実現について、お尋ねをいたします。

 公約である8つの重点政策の実現に対してどのように取り組んでいかれるのか、幾つかの分野について具体的にお聞きをいたします。

 昨日の柴議員の質問と重複する部分があるかもしれませんけれども、私なりの切り口でお聞きをしたいと思います。

 全体として、「帰ってきたくなる伊那市」や「自然や景観を大切に」との白鳥市長の考えには大いに共感するところでありますし、個人的にぜひ実現してほしい施策もございます。

 まず最初に、医療の分野でございます。

 最初に医療分野では、中学卒業までの入院費の無料を掲げられ、この6月議会に総額65万円の予算を計上されたことは評価するところでございます。選挙中に相手候補が通院医療費の無料化の引き上げを掲げて論争をされたわけでありますが、市長は「医療のコンビ二化」を理由に、これには否定的でありました。

 現在、長野県下19市では、県と同じ通院費無料が入学前までは伊那市1市で、県下最低となってしまっております。町村ではいまや通院も中学まで無料は当たり前になっていますが、市クラスでも中学まで無料が安曇野市、飯田市となっております。

 入院の無料の恩恵を受けるのは、小学校では25人程度、中学校では20程度であり、大部分の御家庭は、通院の無料化が最大の要望であります。これは医療審議会のような機関を設けるより、市民の中に入って対話をすればわかることではないかと思います。特に低所得層の声をお聞きいただきたいと思います。それは、これこそが福祉の原点であるからです。なぜ他市町村が子供の医療費の無料化を引き上げてきたのか。「帰ってきたくなる伊那市」を標榜するのであれば、まず、この施策から行うべきであると私は考えます。

 これは財源の問題というより、市長の理念の問題ではないでしょうか。早急に小学校6年までの通院の無料化を、そして、できるだけ早く中学3年までの無料化をしていただきたいと考えますが、市長のお考えを改めてお伺いいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) このことは選挙期間中も申し上げたことでありますけれども、上伊那は人口10万人当たりの指数が県下でも2番目に低いと。木曽に次いで低い。しかも木曽とほとんど同じような数字であります。そうした中で医療費の無料化ということ踏み切るということは、一番に影響が出るのは先生方、お医者さんの皆さんであります。

 先日も信州大学医学部へ行って院長と話をしたり、病院長と話をしたりする中で、よくあそこで踏みとどまってくれたという言葉をかけられました。今やってしまうと混乱をするのは目に見えていると。そうしないで踏みとどまって、これから先生方と保護者と識者、関係者、みんなが集まって医療政策審議会、伊那市の医療に関する政策審議会を立ち上げてやっていくということが望ましいし、これからも私は、そのことが正しいということを信じております。いよいよその政策審議会立ち上げますので、もうちょっと時間をいただきたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 前澤議員。



◆16番(前澤啓子君) 政策審議会を立ち上げて、さまざまな御意見を伺って、まとめていきたいというお考えはわかる面もあるんですけれども、私の考えをちょっと述べさせていただきたいと思います。

 無料化にすると医者が込んでしまうということですけれども、私は果たしてそうだろうかと思います。確かに無料で行くという方が、ただだから行くという方がいることは確かです。けれども、そう多くはないと私は考えます。

 人間というものは安心があれば落ちついて物事を考えます。いつでもかかれて、お金の心配がなくて安心、この状態があれば、子育てをするお母さんの心が安定します。周辺市町村が無料化をこのところ引き上げてきましたけれども、24時間診療の中央病院で急に子供の受診がふえたかというと、そうではございません。夜間診療を始めてから年間平均、月45件から43件で一定をしております。

 原村では75歳以上のお年寄りの医療費は30年前から無料になっております。20年前からは65歳以上のお年寄りが無料です。子供の医療費は5年前から中学卒業まで無料になっております。村のお年寄りは仕事を持っていますので、毎日病院に行っている暇はない。親だって大体は忙しいですから、しょっちゅう病院に子供を連れてなんて行けません。各種健診も原村ではすべて無料となっております。医療費の心配がないので早目に医者にかかって大事に至らない。先ほど前田議員のお話の中にもございました。

 その結果、医療費は県の平均より低いという結果になっております。数値でつかむ、また、科学的に判断すると市長はおっしゃいますけれども、何をどう数値化をするか、これが問題であると思います。私は、人間というものの心を読む科学、この部分をつけ加えるべきではないかと考えます。そして本来あるべき姿としては、窓口の無料化が本当は必要であります。これで本当に困っている世帯が救えます。今お金がない、今本当にお金がないけれども病院にかからなくてはならない世帯がこれで救えます。そして何より償還払いにかかる事務の人件費がほかのことに回せます。システムはシンプルでわかりやすいことが経費削減に最も有効であると私は考えます。

 市長にもう一点伺います。医療審議会のメンバーに低所得の世帯の方、あるいは貧困世帯の実情がわかる人が入る予定があるかどうか、お聞きをいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 今回の6月議会の中には、このことについての補正をお願いしております。そのことが通った上で、これから進めてまいりますので、そうした人選、分野については今検討しておりますけれども、最終の決定には至っておりません。



○議長(伊藤泰雄君) 前澤議員。



◆16番(前澤啓子君) この医療費の無料化の引き上げ、あるいは窓口無料化の問題について、一番直接的に恩恵を受け、しかも必要であるという方々は低所得世帯の母子、父子、あるいは親御さん、お子さんです。医療分野の方々もちろん入られると思いますけれども、ぜひこういう世帯の実情がわかる方を審議会のメンバーに入れていただきたいということを最後にお願いいたします。

 それから2番目に、産業と雇用の問題でございます。

 最初にスマートインターの開設の促進についてであります。

 昨日の飯島議員の質問に対する答弁で、勉強会を進めているとおっしゃいましたが、勉強会にどうして1,000万円もかかるのでしょうか。1,000万の予算は主要事業の概要では、路線測量、詳細設計と書いてございます。それに市長の政策ビラでは、はっきり建設促進と書いております。平成22年から24年事業で480メートル分で、事業費3億7,600万円、153号までつなげる計画とのことですけれども、153号までつなげる総事業費は幾らを見込んでいらっしゃるのでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 守屋建設部長。



◎建設部長(守屋和俊君) まず、1,000万の中身でございますが、勉強会との絡みの中で現状進んでいるのは、伊那で計画している小黒のパーキングエリアに、どのような形でインターチェンジをつくるのかという要するに形状の問題。それから当然、今後ここへ必要かどうかという検証の問題。これは国土交通省側から、あるいはネクスコの側から、それぞれ思惑は違うと思いますが、そういったことを進めて今勉強会、これは勉強会という名前になっていますけれど、正式な機関でございます。国土交通省、ネクスコ、伊那市、公安委員会、長野県等々がこのメンバーには入っております。

 そういった中で1,000万の中身でありますが、まず、どういった形状の、この3億7,600万というのはあくまでも机上の数字でありますので、これを確定したいという部分の測量費が入っております。それから当然、それに対する設計部分、さらには今後、この検討会の中で検証していかなければならない部分がございます。要は、将来的なここへつくることによっての利用量、台数等ですね。そういったものの推計も行わなければなりませんので、そういった分野は若干、我々市職員では荷が重過ぎますので、その部分についてはコンサルの力を借りたいということで、総額をそのような形として考えております。

 先ほど言いました3億7,600万は、あくまでも総額でありますので、この中は当然市が見るべき費用とネクスコが見るべき部分がございます。これは料金所から内側はすべてネクスコが見るということになっておりますので、この辺の数字が出てこないと、それぞれの持ち分の金額が出てこないという問題もございます。

 それから、スマートインターへのアクセス道路については、どちらをアクセスにするかという問題ありますけれど、とりあえず利用者の立場を考えると、スマートインターと国道153号をつなぐことが一つの利用アクセスとして必要だろうという判断を今しております。その間には市道が何本かございます。ほとんど現状考えているのは登喜和冷凍のところへおりてくる、あの春日城址公園の下を回ってくる道路を想定しているわけでありますが、市道の荒井横山線とか原田井一号幹線、あるいは市道日影沢線、こういったものを使って国道とつなぐアクセスを想定しております。

 現状、この道路については片側歩道つきの2車線でありますので、ほぼ改良済みということになろうかと思います。ただ、交通量等の問題もありまして、今後一番、今ポイントといいますか、課題になりそうなのは日影沢線が県道の南箕輪沢渡線との交差点であります。ちょうど昔の伊那宝石でしたっけ、あの前あたりから県道のところでありますけれど、あの一帯が一部歩道がございません。さらには右折レーン等もないため、このあたりが一つ課題になってくるのかなと予測をしております。もしここが事業を実施するとなれば、先ほど言った金額以外に、この部分だけで約2億円ほどかかるのではないかという試算をしております。

 以上であります。



○議長(伊藤泰雄君) 前澤議員。



◆16番(前澤啓子君) 勉強会に1,000万というのは、いかにも大きいと私は思います。それから、促進を掲げながら勉強会をしていると。しかし、進めているというやり方について不明瞭ではないかと思います。このなぜ促進なのかということについて、市民の中に入って意見を聞いたのかということ、対話を掲げていらっしゃいますので、お聞きをいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) このことについて設置に限って言いますと、意見を聞いたことはございません。



○議長(伊藤泰雄君) 前澤議員。



◆16番(前澤啓子君) 大切な問題について、市民の意見を聞いてから進めていただきたい。これが市長の公約でありますので、お願いしたいと思います。

 それから、こんなに急ぐ理由というのは特別ないのではないかと私は思うんですけれども、小黒原工業団地、工業適地を売却予定の食品企業との間にスマートインターをつくるとの約束があるのですか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 約束はありません。ただ、スマートインターチェンジをつくる計画というものはあるという、そういう話はしてあります。



○議長(伊藤泰雄君) 前澤議員。



◆16番(前澤啓子君) この問題について、これ以上は申しませんけれども、公約である対話を進めていただきたい。市民の意向を聞いてから進めていただきたい。今のこの伊那市の現状を見れば、それは当然ではないかと思います。

 次の問題です。飯田線の高速化であります。

 日常生活の移動手段としての地域の公共交通の充実は、社会の基盤整備であり、すべての基本であります。福祉、観光、教育、産業、環境すべての面で、安価な公共交通の充実はその地域の活力の源となります。

 自動車が地域を破壊したとの近年の都市計画や交通の専門家の見解もあり、鉄道が見直されてきております。

 飯田線の高速化は、あらゆる意味で伊那谷の魅力を増大させる要素であり、白鳥市長の公約の中で、私はぜひ力を入れていただきたいと思いますが、どのようなところから手をつけていくお考えか、見解を伺います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) まず、都会とというか、都市と地方を結ぶ、言ってみれば血管とも言うべきものというのは鉄道であったり高速道路であったり、空路もあるかもしれませんけれども、この地域に限って言えば、鉄道というのは大変大きな大動脈の一つであるという認識をしております。

 そうした点において、これから飯田線の高速化、これをどのように図っていくかというのは、実はもう既に布石が打たれておりまして、桜の時期に、ここに来ている、もう3年目になりますかね。高遠さくらまつり号という臨時列車、これ、試験的に東京と、新宿と伊那を結ぶ最も早い電車をつくってみましょうということでやっております。スーパーあずさと、それから岡谷での乗りかえ、タッチを同じホームで最小限の時間でやってみる。岡谷から伊那北まで快速で走った場合に、何分で来れるかということでやっておりまして、3時間ちょっとかかりますけれども、これをさらに促進することによって、飯田線の高速化の可能性はできるのではないかと。

 なかなか難しいということを前提に申し上げるのは気が引けるんですけれども、特急あずさ後ろ2両を切り離して、こちらに持ってくることができれば、1日に朝夕だけでもそういう便ができれば、この地域の交通体系というのは大きく変わってくるのではないかと思います。

 あずさ、また、スーパーあずさが松本を過ぎて小谷のほうまで、ほとんど松本以降は空を運んでいる状態でありますので、そうしたことを考えると後ろ2両を切り離して、こちらに持ってくることも私は十分できるのではないか。ただ、そこにある障害というのはJR東海、それからJR東日本という2つの会社があるということ。それから飯田線の独特の特性というか、走っている時間ととまっている時間が同じ駅と駅の距離であるということ。そんなことがございまして、何とか解消できる方法というのは、これからJRとも相談をしたり、また地域の自治体とも同じ思いをぶつけながら、高速化に向けてしっかりと邁進してまいりたいと思っております。



○議長(伊藤泰雄君) 前澤議員。



◆16番(前澤啓子君) ぜひ下伊那のほうでは秘境ブームなども起きておりますので、それにもつなげるような形で促進を図っていただきたいと思います。

 時間がございませんので、リニアの問題は飛ばしまして、福祉の分野に入らせていただきます。福祉入浴券の復活の問題であります。

 今回、一たん減らした3枚を4枚にふやすということで英断をされたわけですけれども、一たん廃止したものを今回4枚にふやしたという、その意図、それから、一人で行くより社協などで集まって行くほうがよいという、そういう御説明だったんですけれども、この考えは変わったのかどうかお聞きいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) お年寄りの方を対象にして福祉入浴券、あるいは、それなるもの、近いものを行っていくという点については全く同じ考えであります。ただ、私としては形を変えても喜ばれるのであれば、これは柔軟に考えを変えて、フレキシブルに物事をとらえて実行していく。しかも、やるんであればスピード感持ってやるというのが私の考えでありますので、そういう点での今回の変更、あるいは実施であります。



○議長(伊藤泰雄君) 前澤議員。



◆16番(前澤啓子君) 非常に早いスピードでやっていただいてありがとうございます。

 次に、介護慰労金であります。

 介護慰労金については福祉入浴券よりもっと切実な現場の声があるにもかかわらず、介護保険の充実を理由に減額となりました。この介護慰労金をもとに戻すお考えはありませんでしょうか。

 それからもう一点、障害者の福祉入浴券についても減らされましたけれども、これをもとに戻す考えはありませんでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 介護慰労金の詳細については担当部長からお話をさせていただきますが、障害者の入浴については、実は、今、検討はしています。検討していて、可能であれば、その方向には動きたいと思いますけれども、まだ検討の段階であるということをお答え申し上げたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 伊藤保健福祉部長。



◎保健福祉部長(伊藤健君) 介護慰労金についてお答え申し上げたいと思います。

 介護慰労金につきましては、今までの議会の中でも御説明をしてきたわけでありますけれども、昨年度の例で見ますと、県下19市では、同じように支給対象は要介護度3以上でやっているところが多いわけでありますけれども、伊那市の1人当たりの支給金額、市民1人当たりの負担金額は、19市の中ではトップを行っている状況であります。

 単独事業として自宅で介護する皆さんの身体的・精神的・経済的負担を軽減するために、介護者に対するサービス事業も充実をしてきているわけでありますし、また、デイサービスや宅老所などの通所施設も整備されていると。そして、その利用されている皆さんも多くなっているというのが現状でありまして、介護保険サービスの提供による介護支援が一般化されまして、介護者の負担軽減が図られているということから今後もとに戻すということは、現時点では想定しておりません。

 以上です。



○議長(伊藤泰雄君) 前澤議員。



◆16番(前澤啓子君) この点でもぜひ介護をしていらっしゃる現場の声聞いていただきたいと思います。

 次に、入浴施設の料金をもとに戻すことについてでございますけれども、これは昨日、小平議員のほうからも出ておりました。特に、みはらしの湯に関しましては21年度、20年に比べまして7,913人減でございます。それに比べまして大芝の湯のほうは3,128人ふえております。これは実際に100円の値上げは大きく、大芝に行くと答えた方が特に西箕輪では多くございました。収入にいたしましても減のところが多いわけでありまして、これについて、もとに戻す考えは、市長はございませんでしょうか。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 小平議員のときにもお話をさせてもらいました。一部重複するかもしれませんが、私、伊那市観光株式会社の代表取締役専務という立場で経営を預かってきております。経営を預かったときに、施設の合計の借金というか赤字というのは7,000万を超えておりました。翌年には3,300万まで赤字を圧縮をし、さらには1,000万まで赤字を圧縮し、今期ようやく黒字化になったと。

 その私の経営の信念というのは、まず黒字化をするという点であります。そのことにいろんな取り組みをしてまいりました。これは、きのう話を申した項目のとおりであります。

 利用者が減って赤字がなくなったのか、利用者がふえても赤字かと。どちらの選択をするかというのは、私は経営者としての選択では当然でありますけれども、黒字化をするほうを選びます。みはらしの湯、確かに入浴者は減ったとは言いますけれども、多いときに比べて黒字化になりました。この黒字が恒常的に続いていけば、また戻すというチャンスもあるということは、きのうお話ししたとおりであります。



○議長(伊藤泰雄君) 前澤議員。



◆16番(前澤啓子君) 地域のお年寄りの気持ち、これも十分に考慮に入れて、経営をしていっていただきたいと思います。

 それから、4の環境でありますけれども電柱の地下埋設、移設についてであります。

 これは先ほどのフィルムコミッションの話ありましたけれども、この面からも非常に有効な施策ではないかと思います。お金がかかりますので、その点も考慮して、どのように手をつけられるのか、見解を伺います。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 景観上、非常に重要な点ではあろうかと思いますけれども、スマートインターチェンジと比較すると、どちらが優先順位が高いかということはまた別な次元で検討したいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 前澤議員、あとわずかです。



◆16番(前澤啓子君) 最後に、民間感覚の問題でありますけれども、地方自治体の本旨である住民の福祉の充実は、営利企業では担うことはできないと思います。もうからないからやめたとは言えない事業を自治体は担っております。このこととの整合性をどう図るか、最後にお聞きをいたします。



○議長(伊藤泰雄君) 白鳥市長。

     (市長 白鳥 孝君登壇)



◎市長(白鳥孝君) 私どもは地方自治を預かる者、また、一緒になって働く公務員が伊那市役所にはたくさんおります。もうかる、もうからないによって物事を判断すべきものではないということは御承知のとおりでありますので、私どもは、そうした観点に基づいて、しっかりと働いてまいりたいと思います。



○議長(伊藤泰雄君) 前澤議員。



◆16番(前澤啓子君) これで私の質問を終わります。ありがとうございました。



○議長(伊藤泰雄君) 以上をもちまして、前澤啓子議員の質問が終了しました。

 お諮りいたします。本日はこの程度にとどめて延会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

     (「異議なし」と言う者あり)



○議長(伊藤泰雄君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこの程度にとどめて延会いたします。



△延会 午後4時09分

 地方自治法第123条第2項の規定により署名をする。

       伊那市議会議長

       伊那市議会議員

       伊那市議会議員