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長野県 須坂市

平成17年  5月 臨時会(第2回) 05月09日−01号




平成17年  5月 臨時会(第2回) − 05月09日−01号







平成17年  5月 臨時会(第2回)



須坂市告示第101号

 平成17年第2回須坂市議会臨時会を次のとおり招集する。

  平成17年5月2日

                            須坂市長 三木正夫

               記

1 期日  平成17年5月9日(月)午前10時

2 場所  須坂市議会議事堂

3 付議事件

 (1) 専決処分の報告について(損害賠償の額を定めること)

 (2) 専決処分の報告について(損害賠償の額を定めること)

 (3) 専決処分の承認を求めることについて(須坂市市税条例の一部を改正する条例)

 (4) 専決処分の承認を求めることについて(須坂市都市計画税条例の一部を改正する条例)

 (5) 専決処分の承認を求めることについて(平成16年度須坂市一般会計補正予算第9号)

 (6) 和解について

             平成17年第2回須坂市議会臨時会会議録(第1号)

                 平成17年5月9日(月曜日)

          −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

             議事日程(第1号)

第1  会議録署名議員の指名

第2  会期の決定

第3  承認第2号 専決処分の承認を求めることについて(須坂市市税条例の一部を改正する条例)

第4  承認第3号 専決処分の承認を求めることについて(須坂市都市計画税条例の一部を改正する条例)

第5  承認第4号 専決処分の承認を求めることについて(平成16年度須坂市一般会計補正予算第9号)

第6  議案第54号 和解について

          −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

             本日の会議に付した事件

(1) 諸報告

(1) 会議録署名議員の指名

(1) 会期の決定

(1) 承認第2号から承認第4号まで

(1) 議案第54号

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             出席議員(23名)

   1番    岩田修二           3番    関野芳秀

   4番    渡辺 智           5番    浅野隆一

   6番    島田和子           7番    佐藤壽三郎

   8番    豊田清寧           9番    永井光明

  10番    土谷フミエ         11番    山岸 徹

  12番    佐藤庄司          13番    橋本達男

  14番    宮澤源司          15番    卯之原卯吉

  16番    善財文夫          17番    永井康彦

  18番    宮本勇雄          19番    滝澤 肇

  20番    植木新一          21番    北澤正啓

  22番    佐々木啓佐義        23番    古谷秀夫

  24番    市川喜太郎

          −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

             欠席議員(1名)

   2番    丸山久雄

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             説明のため出席した者

市長        三木正夫      助役        井上忠惠

収入役       山嵜秀夫      総務部長      丸山 尊

教育委員長     大久保俊弘     教育長       宮本経祥

教育次長      一色修治

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             事務局出席職員

事務局長      森泉完志      事務局次長     坂田和昭

書記        須田 進      書記        高瀬英和

          −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

                  午前10時05分 開会



○議長(善財文夫) 

 定足数に達しておりますので、ただいまから平成17年第2回須坂市議会臨時会を開会いたします。

 市長から議会招集のあいさつがあります。−−−−−三木市長。



◎市長(三木正夫) 〔登壇〕

 おはようございます。

 市議会臨時会の招集に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

 本日ここに第2回市議会臨時会を招集申し上げましたところ、議員各位にはお忙しいところ御参集賜り、開会できますことに対しまして、厚く御礼を申し上げます。また、日ごろは市政発展と市民福祉の向上のために御尽力を賜っておりますことに対しまして、深甚なる敬意と感謝を申し上げる次第であります。

 さて、4月23日午前0時23分発生の長野北部を震源地とする地震によって、須坂市は震度4を記録いたしました。この地震による被害状況は、一部の民家で壁の剥離落下や食器の落下のほか、市役所や須坂小学校などでガラスのひび割れが発生いたしました。幸いにもけが人等はなく、大事には至らずに済みましたが、発生後、市職員約100名が出勤し、被害調査と警戒に当たったところでございます。

 また、4月25日に発生いたしましたJR福知山線の脱線事故は、死亡者107名、負傷者も460名を超えるといったJR史上最悪の大惨事となりました。事故により亡くなられました方々の御冥福をお祈りするとともに、負傷者の方々の一日も早い回復を願うものであります。また、現在、事故原因の究明が行われておりますが、再びこのような事故が起こりませんよう、万全の対策をお願いするものであります。

 なお、今回の事故によって、JR西日本の会社としての危機管理意識が問われております。「大事故は、ある日突然起きるわけではない。その陰に29の小さな事故と300の潜在的な危険がある」というハインリッヒの法則がございます。ミスをできるだけ伏せたがる心理が、時にはもっと重大なミスを招く、そんな戒めに私は今回の事故を他人事とすることなく、自分自身や職場の問題としてとらえるよう、職員に職場の点検も含め、危機管理意識を深めることを周知したところでございます。

 さて、須坂市では、4月1日付で組織の一部を改正し、新年度をスタートさせました。

 また、商工観光課を商業観光課、工業課の2課とし、須坂市観光協会とともにシルキーに配置し、シルキーにありました男女共同参画課や基幹型在宅介護支援センターを本庁舎に移転するなどの配置がえも行ったところでございます。

 ことしの臥竜公園の桜は、平年並みの4月13日に開花して以降、雨もなく比較的低温で推移したこともありまして、開花の期間も長く、17日、24日の日曜日を中心に大変な混雑となりました。特に、須坂動物園につきましては、職員の今までの努力の積み重ねに加え、カンガルーのハッチがテレビで紹介され、また、日本で最初のデジタルアニマルパークが3月に開園したこともありまして、17日の日曜日には4,272人、写生大会が行われました24日には5,540人の入園者がありました。4月の入園者数は、昨年の約1万7,000人に対し、ことしは約2万9,000人になるなど大勢の方々に入園いただき、大変ありがたく思っております。

 また、4月10日の臥竜公園クリーン作戦には、約300人の市民の皆様に御参加をいただき、臥竜山探検マップを片手にトレッキングを兼ねてごみ拾いをしていただきました。皆様の御協力によりまして、大阪や名古屋から臥竜公園の桜を見に来た方から、「ごみがなく、安心して桜だけを見ることができました。皆さん、きれいにすることに心がけているのですね」とお褒めの言葉をいただき、大変うれしく思っております。

 なお、さくらまつりの期間中は、ことしから須坂市観光協会において、一部の駐車場で協力金をお願いいたしました。また、期間中は臥竜公園周辺の道路が大変混雑したり、夜遅くまでにぎわっておりまして、付近の皆様には大変な御迷惑をおかけしたことと存じます。ごみ拾いに御参加をいただきました皆様方ともども、御理解と御協力に対しまして、厚く御礼を申し上げます。

 4月16日には、信州すざか農業小学校豊丘校の開校式が行われました。農業小学校には、定員50人を上回る55人の子供たちに応募をいただいておりまして、これから1年間、農家先生の熱心な指導のもと、農業の体験や地域に息づく歴史、伝統、文化、また、より多くの方々とのふれあいの中から仲間づくりや連帯感を養うとともに、豊かな感性を身につけ、たくましく成長していただければと願っております。

 また、4月21日には、墨坂中学校体育館建設工事の安全祈願祭が行われ、新体育館建設に着手いたしました。新体育館は、バスケットボールコート2面が確保できる広さを基本に、アリーナ等1,872?、武道場422?を確保し、工事期間中も既存の体育館が使用できるように改築工事を行うこととしております。新しくできる体育館は、学校教育のみならず社会体育や災害時の避難所など地域の拠点として有効に活用してまいります。

 須坂版画美術館では、4月28日から「版画家シャガールの世界」を5月31日までの日程で開催しております。5月の連休中も大勢の方々が来館されておりますが、シャガールの作品、版画・木版、リトグラフなど62点がこれほど一堂で見られることは類を見ないことであります。色彩のすばらしさ、やわらかな表現、幻想的な構図、いつまでもその場にいたくなる空間が演出されております。ぜひとも多くの皆様方にごらんいただければと願っております。

 さて、4月期の内閣府月例経済報告によりますと、景気は一部に弱い動きが続いており、回復が緩やかになっているとし、先行きにつきましては、企業部門の好調さが持続しており、世界経済の着実な回復に伴い、景気回復は底がたく推移するものの、情報化関連分野で見られる在庫調整の動きや原油価格の動向等には留意する必要があるとし、景気の回復が緩やかになってきているとしております。

 管内の景気動向につきましては、土木建築部門は引き続き厳しい状況にありますし、IT関連部門も足踏みの状況にあります。また、食料品、外食産業にも買い控えが続いておりまして、先行き不透明な状況が続いております。このため、行財政の運営につきましては、一層気を引き締めて取り組んでまいりますので、議員各位を初め市民の皆様方の御理解と御協力をお願いする次第でございます。

 今臨時会に提案いたしました案件は、報告2件、承認3件、事件決議案1件の合計6件でございます。議案内容につきましては、後ほど御説明を申し上げますが、損害賠償請求訴訟事件につきましては、平成9年1月の前島優作君の自殺以来8年が経過し、平成12年の訴訟が提起されてから5年間、裁判所において双方和解への努力の結果、本日提案いたしました和解案に至った経過でございます。

 議員各位には、十分御審議をいただき、適切なる議決を賜りますようお願い申し上げまして、招集のごあいさつといたします。

          −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

                  午前10時16分 開議



○議長(善財文夫) 

 これより本日の会議を開きます。

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△諸報告



○議長(善財文夫) 

 この際、日程に入る前に諸般の報告を行います。

 まず、滝澤 肇議員から、平成17年3月9日の同議員の発言には一部不穏当発言があったので取り消したい旨の申し出がありましたので、御報告いたします。

 次に、須坂市長から、地方自治法第180条第1項の規定により、議会の議決により指定された市の義務に属する損害賠償の額を定めることについて専決処分したので、同条第2項の規定により専決処分の報告がありましたので、お手元に配付しておきましたから御了承願います。

 以上で、諸般の報告を終わります。

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△日程第1 会議録署名議員の指名



○議長(善財文夫) 

 これより議事に入ります。

 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、1番岩田修二議員、23番古谷秀夫議員を指名いたします。

          −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△日程第2 会期の決定



○議長(善財文夫) 

 日程第2 会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 本臨時会の会期は、招集日の本日のみの1日といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(善財文夫) 

 御異議なしと認めます。よって、本臨時会の会期は、招集日の本日のみの1日と決定いたしました。

          −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△日程第3 承認第2号〜



△日程第5 承認第4号



○議長(善財文夫) 

 日程第3 承認第2号から日程第5 承認第4号までの専決処分の承認を求めることについての3件を一括議題といたします。

 本3件について、提案理由の説明を求めます。−−−−−井上助役。



◎助役(井上忠惠) 〔登壇〕

 専決処分いたしました承認第2号から承認第4号までにつきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 最初に、承認第2号 須坂市市税条例の一部を改正する条例について申し上げます。

 本案は、地方税法等の一部を改正する法律が本年3月25日に公布され、4月1日から施行されたことに伴い改正をしたもので、改正の主な内容は、個人市民税について、65歳以上の者のうち前年の合計所得が125万円以下の者に対する非課税措置を段階的に廃止するとともに、固定資産税について、災害に伴う避難指示等が翌年以降に及んだ場合に、避難指示等の解除後3年度分までは、災害によって住宅が存しなくなった土地であっても、住宅用地の特例を適用するなどの改正をするものであります。

 次に、承認第3号 須坂市都市計画税条例の一部を改正する条例について申し上げます。

 本案につきましても、地方税法等の一部改正に伴い、固定資産税と同様の措置を行うため、条文の整備をするものであります。

 最後に、承認第4号 平成16年度須坂市一般会計補正予算第9号について申し上げます。

 本案は、歳入歳出予算それぞれに3,513万6,000円を追加し、予算累計額を186億7,299万6,000円とするものでございます。

 主な内容について、歳入から申し上げますと、地方交付税では、特別交付税額の決定により1億242万9,000円を計上し、特別交付税の総額を5億242万9,000円といたしました。

 分担金及び負担金では、水道事業会計からの職員退職手当負担金9万9,000円を減額いたしました。

 また、国庫支出金では、高甫小学校体育館の補助単価の増額と、墨坂中学校体育館建設工事等の入札執行に伴う補助対象事業費の削減により、小・中学校屋内運動場新増築事業補助金で189万4,000円を減額するとともに、市債では、地方特定道路整備事業債で、事業費の確定により6,100万円、義務教育施設整備事業債で、墨坂中学校体育館建設工事費の確定により430万円、合わせて6,530万円を減額いたしました。

 歳出につきましては、総務費のうち職員人件費で、年度末で退職した職員数の増加により退職手当の増額分9,781万8,000円を計上し、財産管理事業で、歳入・歳出の精査による歳入の増加分につきまして、財政調整基金へ8,737万9,000円を積み立てました。

 土木費につきまして、道路改良事業で、都市計画道路井上線井上地区について、地権者との交渉に期間を要し、年度内の契約に至らなかったことなどから、用地購入費、補償料等合わせて1,150万円を減額いたしました。また、街路整備事業では、都市計画道路臥竜線及び屋部線について、事業費の確定に伴い委託料、用地購入費、補償料等合わせて5,613万7,000円を減額いたしました。

 教育費につきましては、中学校施設整備事業で、墨坂中学校体育館建設事業に係る入札差金等で8,242万4,000円を減額いたしました。

 次に、繰越明許費補正につきましては、街路整備事業で、地権者との交渉に期間を要し、年度内の契約に至らなかったこと等から、用地購入費、補償料合わせて1億2,383万3,000円を減額し、中学校施設整備事業では、墨坂中学校体育館建設事業費等で8,240万5,000円を減額いたしました。また、身体障害者・知的障害者福祉施設整備事業では、すこう福祉会が建設する身体障害者通所授産施設等への補助金で、入札、工事の遅れから288万3,000円の追加をいたしました。

 地方債補正につきましては、事業費の確定に伴い、地方特定道路整備事業債で6,100万円、義務教育施設整備事業債で430万円をそれぞれ減額いたしました。

 なお、専決日は、いずれも3月31日であります。

 以上、専決処分いたしました条例及び補正予算の概要を申し上げましたが、条例関係2議案につきましては、参考資料として新旧対照表を議案に添付してございます。よろしく御審議をいただき、御承認を賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。



○議長(善財文夫) 

 これより議案質疑に入ります。

 質疑の通告はありません。

 質疑はありませんか。

          〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(善財文夫) 

 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。

 お諮りいたします。

 ただいま議題となっております専決処分の承認3件については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(善財文夫) 

 御異議なしと認めます。よって、本3件は委員会の付託を省略することに決しました。

 お諮りいたします。

 本3件は討論を省略し、採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(善財文夫) 

 御異議なしと認めます。よって、討論を省略し、直ちに採決いたします。

 本3件については、これを承認することに御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(善財文夫) 

 御異議なしと認めます。よって、承認第2号、第3号及び第4号は、承認することに決しました。

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△日程第6 議案第54号



○議長(善財文夫) 

 日程第6 議案第54号 和解についてを議題といたします。

 本件について、提案理由の説明を求めます。−−−−−三木市長。



◎市長(三木正夫) 〔登壇〕

 提案いたしました議案第54号 和解について提案理由の説明を申し上げます。

 本案は、平成12年1月6日に前島章良氏と前島文子氏が原告となって、須坂市に対して8,585万8,536円の損害賠償を求める訴えを起こした損害賠償請求事件(長野地方裁判所平成12年(ワ)第4号損害賠償請求事件)について和解をするため、地方自治法第96条第1項第12号の規定に基づいて、議会の議決を求めるものでございます。

 議決いただいた後に、長野地方裁判所において正式に和解が成立する運びとなっております。

 市といたしましては、議案の和解内容(和解条項)で異存がないことから和解をしてまいりたいと考え、提案するものでございます。

 この事件の経過等につきましては、平成9年1月7日、当時常盤中学校1年生の前島優作君が遺書を残して自殺。その後、御両親から平成12年1月6日に、須坂市を相手として長野地方裁判所に8,585万8,536円の損害賠償請求の訴えがなされ、平成15年12月19日までに21回の口頭弁論が行われ、その後、同裁判所の御指導のもとで、和解に向けた進行協議が行われてまいりましたが、本年4月19日、同裁判所が勧告した和解内容(和解条項)で和解することで当事者双方がこれを受け入れ、同和解内容で合意するに至りました。

 和解内容(和解条項)につきましては、議案のとおり8項目でございまして、1点目が、被告であります須坂市は、当時須坂市立常盤中学校の1年生であった前島優作君が、平成9年1月7日に「あの4人にいじめられていた、ぼくは死ぬ」「ぼうりょくではないけど、ぼうりょくよりもひさんだった、かなしかった、ぼくはすべて聞いていた、」と記載された遺書を残して自殺したことを厳粛に受けとめ、原告であります前島章良氏と前島文子氏らに対し、心から遺憾と哀悼の意を表する。

 2点目が、原告ら及び被告は次のことを認めるということで、1つとして、優作君に対する「いじめ」として、「あだな」、「悪口」、「陰口」等が存在したこと。2つ目に、しかしながら、常盤中学校が実施した調査からは、優作君の死に結びつくような「いじめ」の具体的な事実を特定することはできなかったこと。

 3点目が、被告は、原告らに対し、常盤中学校長作成の学校事故報告書に本件遺書についての記載漏れがあったこと及び優作君が作成した人権ポスターを原告らに返却することが遅れたことについて、遺憾の意を表すること。

 4点目が、原告らは、本件の調査活動(原告らの常盤中学校での学年集会への参加を含む。)における原告らの発言の中に、生徒に対する配慮に欠ける部分があったことを認め、この点に関し遺憾の意を表すること。

 5点目、被告は、今後とも一層、「いじめ」の根絶に向けて、以下のとおり取り組むこととして、1つに、「いじめ」は卑劣な行為であり、人間として絶対に許されない行為であること、「いじめ」をはやし立てたり傍観する行為も、「いじめ」と同様に許されないこと、「いじめ」を見たら見捨てておかないという正義感や思いやりを持つべきことを、生徒児童、教職員、保護者等の間に徹底させるよう、教育活動や研修活動等を行うこと。

 2つ目に、子供を教育したり保護する立場にある者が、地域や家庭の協力をも得た上で、「いじめ」やその兆候を見逃してしまうことのないよう、常に子供の活動を注意深く観察して把握することができるように、また、子供の悩みを親身になって受けとめ、子供が発する危険信号をあらゆる機会を捉えて敏感に感知することができるように、必要な情報の提供及び研修活動等を行うこと。

 3つ目に、学校が、家庭、地域、関係機関等との連携を深めるようにし、開かれた学校や学級の実現に努めること。

 6点目が、原告らは本件請求をいずれも放棄すること。

 7点目が、原告らと被告は、本件に関し、本和解条項に定めるもののほか、何らの債権債務のないことを相互に確認すること。

 8点目が、訴訟費用及び和解費用は各人の負担とすること。

 以上でございますが、本件につきましては、須坂市にとりましても、また市民にとりましても大変痛ましく悲しい出来事でございまして、御両親を初め御家族、関係者の皆様に深く哀悼の意を表するとともに、何よりもみずから死を選ばなくてはならなかった優作君に対しまして、市を代表して深く哀悼の意を表するとともに、心から御冥福をお祈りいたします。市並びに教育委員会といたしましても、二度とこのような悲しいことが起きないよう、今後とも取り組みをしてまいる所存でございます。

 以上、事件決議1議案につきまして概要の説明を申し上げましたが、よろしく御審議をいただき、適切なる議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。



○議長(善財文夫) 

 これより議案質疑に入ります。

 質疑の通告はありません。

 質疑はありませんか。

          〔9番 永井光明議員「議長」と呼ぶ〕



○議長(善財文夫) 

 永井光明議員。



◆9番(永井光明) 

 第4項目についてお伺いいたします。

 私は、和解協議というのは、それまでの裁判の過程の中で準備書面とか、または口頭弁論で争点になった部分について原告と被告がどういうふうに歩み寄るか、共通の認識をかち取るか、そういう過程だというふうに思います。ところが、第4項目は、私の知る限りでは、準備書面で争点にもなるとして市の側が提起もしなかったし、口頭弁論の中でもこれについては争点にならなかったというふうに私は認識しておりますけれども、それで間違いないのかどうか。

 もしそうならば、そのことがどうしてこういう第4項目になったのか。その第4項目になる過程において、原告の子供を亡くしたという親の悲しい気持ち、感情、これをどういうふうに配慮してこういう4項目という形になったのか、その点についてお伺いしたいと思います。

 以上。



○議長(善財文夫) 

 答弁を求めます。−−−−−宮本教育長。



◎教育長(宮本経祥) 

 お答え申し上げます。

 また詳しいことについては委員会で申し上げるということになろうかと思いますけれども、この裁判につきましては、私ども当初から考えておりますのは、訴えられたわけでございますけれども、教育裁判であるということを考えております。そして、それに対する教育委員会の立場というか、どうすべきかというようなことも考えてまいったんですけれども、そして、私ども教育委員会といたしましては、裁判長の指揮によりまして和解協議のテーブルに乗り、そして裁判長を介していろいろ協議をしてまいったわけですけれども、その中でどういうふうにして教育現場がよりしんから悲しみ、よりしんから生徒指導ができるようになっていくんだろうかということを、私どもも直接裁判長さんとも話をしてまいりました。その経過の中で、裁判長さんの方で「これは私どもの方で」というふうなことで裁定していただいたわけでございます。

 以上でございます。



○議長(善財文夫) 

 永井光明議員。



◆9番(永井光明) 

 そうすると、この第4項目は、協議の中で被告の側が提起した問題ではなくて、裁判長の方から提起された問題だと、そういうふうに理解していいんでしょうか。先ほど私が問題提起したことについては、直接回答になっていませんが、再度、その点について質問いたします。



○議長(善財文夫) 

 宮本教育長。



◎教育長(宮本経祥) 

 これは、被告側の方から提起した問題でございます。



○議長(善財文夫) 

 永井光明議員。



◆9番(永井光明) 

 最初の質問に、まだ回答を得ていません。

 原告の前島氏が子供さんを亡くされた、こういう悲しい感情に配慮された上での協議で合意した事項であるかどうか。この点について御答弁をお願いします。



○議長(善財文夫) 

 宮本教育長。



◎教育長(宮本経祥) 

 そのことにつきましては、私どもも最初からそのことは考えておりますし、当然そのことを大事に考えてまいったつもりでございます。



○議長(善財文夫) 

 9番永井光明議員に申し上げます。

 会議規則で質疑は3回までとなっておりますが、最後の質疑にしてください。

 永井光明議員。



◆9番(永井光明) 

 ということであるならば、どうして最初からこの問題について裁判の過程でもって争点として準備書面で提起し、または口頭弁論の中でこの問題を提起しなかったのか。教育裁判であるならば、この点については、被告がそういうふうに市の側が思っているのならば、当然そういうふうな過程でもって出てくる問題だというふうに思いますが、その点について御答弁をお願いします。



○議長(善財文夫) 

 宮本教育長。



◎教育長(宮本経祥) 

 主訴である問題につきまして、主にですね、裁判長の指揮によって進めてまいったわけでございます。



○議長(善財文夫) 

 ほかに質疑はありませんか。

          〔10番 土谷フミエ議員「議長」と呼ぶ〕



○議長(善財文夫) 

 土谷フミエ議員。



◆10番(土谷フミエ) 

 ただいま、幾つかの点について質問がありまして、(1)(2)(3)と幾つかの改善点を示しているわけですが、具体的に、例えば、原告がこのようないじめ、自殺というようなことが学校現場で二度と再び繰り返されないことを切に望んで、学校の中での組織的な問題も含め、改革を望んで裁判に訴えられたことと私は承知しておりますが、そのことで具体的に、例えば、今後も引き続きこういうような状況を、単に抽象的に「子供が発する危険信号をあらゆる機会をとらえて」ということだけではなくて、そのための今後委員会なりを設置していくというような、そういう具体的な中身についてはないんでしょうか。



○議長(善財文夫) 

 宮本教育長。



◎教育長(宮本経祥) 

 私ども、まだもう少し詳しく時間が欲しいわけですけれども、また委員会の方でもご質問いただければありがたいわけですけれども、軸になっているのは報告書ですね。調査を綿密にし、それについて報告書が検討会議の方から出される。そして私どもは、それを大事に受けとめまして、指導をしてまいりましたし、そのときにも報告書でも、今後とも努めていくようにという御指導をいただいておりますし、私の当時の議会答弁から一貫して、そのことは申し上げております。ですから、そのように今後とも努めていくわけでございます。

 以上です。



○議長(善財文夫) 

 ほかに質疑はありませんか。

          〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(善財文夫) 

 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。

 ただいま議題となっております議案第54号は、配付申し上げてあります議案付託表のとおり、総務文教常任委員会に付託いたします。

          −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

               議案付託表

                         平成17年第2回須坂市議会臨時会



付託委員会
議案


総務文教委員会
議案第54号 和解について





○議長(善財文夫) 

 この際、議案審査のため暫時休憩をいたします。

                  午前10時41分 休憩

          −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

                  午後1時50分 再開



○議長(善財文夫) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。

 議案第54号 和解についてを議題といたします。

 本件について、総務文教常任委員長の報告を求めます。−−−−−佐藤総務文教常任委員長。



◆総務文教常任委員長(佐藤壽三郎) 〔登壇〕

 ただいま議題となりました事件決議案につきまして、審査の経過と結果を御報告申し上げます。

 付託されました議案第54号 和解につきましては、先ほど委員会を開き、関係理事者の出席を求め、議案に基づき詳細なる内容の説明を受け、審査を行いました。

 審査に当たり、委員各位等から出されました質疑、意見及び理事者の答弁の主なるものを申し上げます。

 ・ 和解条項の中で、訴訟費用及び和解費用は各自の負担となっているが、その内容について詳しく伺いたい。

との質疑に対して、市の訴訟費用及び和解費用については、加盟している全国市長会学校災害賠償保険で対応しますが、その費用については現在積算中で確定はしておりませんとの答弁がありました。

 ・ 和解条項第2項第1号で、優作君に対するいじめとして、あだ名、悪口、陰口等が存在した。同じく第2号で、しかしながら、常盤中学校が実施した調査からは、優作君の死に結びつくようないじめの具体的な事実を特定することはできなかったとしているが、その点についてどのように考えているのか伺いたい。

との質疑に対して、裁判の経過の中でも具体的なものは出てきませんでした。また、学校の調査の中で、あだ名、悪口、陰口はあったが、それが死に結びつくようなものか、わからなかったものですとの答弁がありました。

 ・ 当初、原告が損害賠償を求め、総額8,585万円余が今回損害賠償がなくなっているが、裁判の過程でどのような議論がなされたのかお聞きしたい。

との質疑に対して、死に結びつく具体的な内容は見出せなく、損害賠償の請求はなくなったものではないかと思われますとの答弁がありました。

 ・ 検討会議の報告書の中で、市と学校での対応はできているのかと思うが、家庭における責任は求めてこなかったのかお聞きしたい。

との質疑に対して、本件の裁判の訴えの趣旨が市及び学校現場であるため、そこから逸脱する家庭のことは求めてきませんでしたとの答弁がありました。

 その他、主なる質疑、意見は、

 ・ 進行協議について経過の説明があったが、どのような点が争点になったのかお聞きしたい。

 ・ 子供は学校から逃げることはできないわけであり、見えないところにいじめはあり、教育委員会としても根絶していく取り組みをしっかりしていく必要がある。

 ・ さらに、今回双方で合意に至ったことは評価したい。今後に向けて、双方が歩み寄ったことはよいことであり、行政側がこれから進めていくべきことを明らかにしたことはよいことで、市はこの和解を成立させ、具体的なものを練っていってほしいと考える。

 ・ また市は、和解条項の中にある「心から遺憾と哀悼の意を表する」ということについて、具体的にどのように表するのか伺いたい。

などであり、それぞれ答弁を得た後、質疑、意見を終結し、討論を省略し、採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上で総務文教委員会における審査報告を終わりますが、本件につきましては、須坂市議会にとりましても大変痛ましく、悲しい出来事でございまして、御両親初め御家族、関係者の皆さんに深く哀悼の意を表すとともに、何よりもみずから死を選ばなくてはならなかった前島優作君に対して、深く哀悼の意を表すとともに、心から御冥福をお祈りします。

 以上です。



○議長(善財文夫) 

 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。

          〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(善財文夫) 

 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。

 これより討論に入ります。

 討論の通告はありません。討論はありませんか。

          〔「なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(善財文夫) 

 討論なしと認め、討論を終結いたします。

 これより議案第54号を採決いたします。

 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。

 本件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。

          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(善財文夫) 

 御異議なしと認めます。よって、議案第54号は原案のとおり可決されました。

          −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(善財文夫) 

 以上で、本臨時会に提案されました案件は議了いたしました。

 これをもちまして、平成17年第2回須坂市議会臨時会を閉会いたします。

 大変御苦労さまでした。

                  午後1時57分 閉会

          −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。

                  平成17年5月9日

                         須坂市議会議長   善財文夫

                         署名議員      岩田修二

                         署名議員      古谷秀夫