議事ロックス -地方議会議事録検索-


長野県 飯田市

平成22年 12月 リニア推進対策特別委員会 日程単位




平成22年 12月 リニア推進対策特別委員会 − 12月20日−01号









平成22年 12月 リニア推進対策特別委員会



         飯田市議会 リニア推進対策特別委員会

            平成22年12月20日

             13時00分 開会

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○委員長(原勉君) 皆さん、御苦労さまでございます。

 会議開催前でございますけれども、当委員会に対し、案件の説明のため伊坪企画部参事の出席を要請いたしましたので、よろしくお願いいたします。

 ただいまからリニア推進対策特別委員会を開会いたします。

 それでは、委員長あいさつをさせていただきます。

 皆様ご存じのように、12月15日に国交省の小委員会におきまして、いわゆるCルート、南アルプスルートが基本という中間取りまとめが示されました。それに含まれている内容というのは、非常に当地において重要なものが含まれているというふうに感じております。同時に、今まではルート問題でいろんな形で市民の皆さんや郡市民の皆さん、多くの皆さんに一緒になって議論をされてまいったと思います。そういった意味では、この経済の非常に厳しい状況の中で、新しい将来に向かって一つのこの地域づくり、まちづくりに大きく寄与することが、私どもの前に提示されたというふうに私は理解しております。

 恐らく全国のいろんなところにおいても、これだけ大きなプロジェクトにかかわる地方都市というのは、数少ないというより、ほとんどないのではないかと思っておりますので、そういった意味では、私たち議会、それから行政の皆さん、それぞれ、またある意味ではこの地域でなりわいをする多くの皆さんが、これだけの地域づくりに対して一つの光を見ながら、それが夢ではなく現実のものとしてどうかかわっていくかということは、いずれにしても大事な局面、いわゆる正念場になってくると思いますので、これからはいろんな意味でそういったことを、ある意味では常に念頭に置きながら、同時に自分たちの足元をしっかり見ながら、この地域が、この活動が、ここで議論されることが、全国のいろんな地方自治体、地域にとって、これからの日本の将来をもかかわっていく問題ではないかと。大言壮語ではなく、そういうものが存在しておると思っておりますので、今までこの飯田市、この地域が進めてきた、いわゆる環境文化都市から経済自立へと、それから環境モデル都市へと、いろいろな選択をして、それぞれ努力をしているわけでございますけれども、そういったものが一つずつ結実していくようなすばらしいものになっていけばいいかと思っております。

 特にこの委員会は、まさに名前がリニア推進対策特別委員会でございますので、そういった意味では、今後、ここにいる委員の皆さんが行政ともに、また地域の皆さんの負託にこたえながら進んでまいりたいと思っておりますので、特にきょうの委員会は、今までの流れをしっかり受けとめて、身を引き締めて取り組んでまいりたいと思いますので、これからもよろしくお願いをいたします。

 それでは、理事者のごあいさつをいただきます。

 渡邉副市長。



◎副市長(渡邉嘉蔵君) 皆様、どうもこんにちは。

 議会開会中、また年末で非常にお忙しい中、特別委員会を開催いただきまして、まことにありがとうございます。

 時節柄、いろんな会合に呼ばれましてごあいさつをさせていただく機会が多いのでありますけれども、そういうときにも折に触れてといいますか、リニアの話をさせていただいております。非常に市民の皆さん、あるいはいろんな団体の皆さんも強い関心をお寄せいただいておりまして、あと懇親の席でもいろいろと御質問や御意見をいただいたりする機会が多くなってまいりました。

 そうしたことで一つ、どうしてもきょうは言っておかなければいけないと思うことが一つございます。

 だんだんと話が進んでまいりまして、いろんな情報が飛び交う、飛び交うといいますか、というようになってまいりました。そのいろんな情報に踊らされないように、きちっとした情報に基づいて冷静な議論をしていかなければいけないというふうに感じでいます。

 特に昨今、きのうの某マスコミの書いてある文面につきましては、個人的には非常に心外といいますか、憤りに近いものを持って実は見ました。あたかも費用の負担を、県も含めていろんなところに求めたいがために、私たちがいろんな何か活動をしようとしている。あるいは飯田現駅ということを主張しているわけですが、そのことが上伊那の人たちにとって、一方的に利便性を損なうかというような報道があったというふうに思っております。

 これは、私たちもいろんな検討をしておりまして、いろんな情報を十分まだお出しできていないということも、一つには反省をしなければいけないというふうに思っておりますが、ただ、そういう情報が出てきますと、やはりそういうのがひとり歩きをしていく、あるいは予断を持って迎えられるという可能性も非常に出てくるわけでございまして、そういうことを含めますと、改めてでございますけれども、市民の皆さんも含めて、特に議会側とは情報を共有しながら、いろいろ意見を交わす中で、疑問等は解消をしながら、手を携えていいますか、一つの大きな目標に向かって進んでまいりたいというふうに思っております。

 中間取りまとめの内容につきましては、後ほどまた担当の方から説明をいたさせますが、だんだんと進んできてはおりますけれども、一方では、冷静にきちっと地域の将来を見据えながら、しかし着実に一歩ずつ歩みを進めていきたいと、そんなことを改めて感じたところでございます。

 少々長くなりまして申しわけございませんでしたが、そんなことで、本日また委員会、お世話さまになります。よろしくお願いいたします。



○委員長(原勉君) それでは、協議事項に入ってまいります。

 まず最初に、リニア中央新幹線を取り巻く最近の情勢について、交通政策審議会鉄道部会中央新幹線小委員会の中間取りまとめについて説明をお願いいたします。

 木下企画部参事。



◎企画部参事(木下悦夫君) それでは、資料ナンバー1の交通政策審議会の中間とりまとめについて説明をいたします。

 ただいまありましたように、昨今、報道でもいろんな形で報告がされておるわけでありますけれども、実際に委員会としてのまとめの文章であります。関係するところを説明させていただきたいと思います。

 まず1ページをごらんいただきたいと思いますが、ここに「はじめに」ということですけれども、この位置づけでありますが、下から4行目であります。小委員会としての最終的な結論を示すものではないが、これらの方向性に矛盾するような問題が浮上しない限り、この委員会での審議を進める上での基本と位置づけるという、こういった位置づけの取りまとめであります。

 内容でありますが、2ページをお願いしたいと思います。

 まず、中央新幹線の整備の意義について、5項目についてうたっております。

 まず一つが、三大都市圏を高速かつ安定的に結ぶ幹線鉄道路線の充実ということであります。

 それから二つ目が、三大都市圏以外の沿線地域に与える効果ということで、ここが当地域に当たるものであります。2行目に、地域が主体的かつ戦略的な活性化方策を実施することと相まって、地域振興に寄与することが期待される。例えば、豊かな自然に恵まれた地域特性を活用し、大都市圏から容易に大自然に触れる機会を提供する自然型観光都市や環境モデル都市などとして、独自性と先進性の高い地域づくりを進める機会をもたらす、こういうことであります。

 それから三つ目として、東海道新幹線の沿線都市の再発展ということで、現在の東海地方のことをうたっております。

 3ページにまいりまして、四つ目として、三大都市圏を短時間で直結する意義ということで、下の3行目ですけれども、国際競争力を大きく向上させる好機をもたらすということ、それから移動時間の大幅な短縮により、交流の機会及びライフスタイルの転換の可能性が拡大することも期待される。

 それから五つ目として、世界をリードする先進的な鉄道技術の確立及び他の産業への波及効果ということで、下の2行目ですが、国民に技術立国としての自信・自負と将来社会への大きな希望を与えることも期待される。こういった五つの意義をうたっております。

 実際の諮問された内容ですけれども、走行方式について、これについては大きく二つ列記をしておりますが、一つ目として、在来型新幹線方式と超電導リニア方式の性能面の比較ということです。

 一つは、高速交通機関としての性能の比較ということですが、4ページに行っていただきまして、この4ページの1番の下から五、六行目のところですけれども、地震時などにおける脱線現象を想定し得ないガイドウェイ方式という、こういった安全面の大きな利点ということを言っています。それから、超電導リニア方式の方が在来型新幹線に比べ費用が高くなるものの、時間短縮等による便益がより大きくなり、費用対効果の観点からは相対的に有利だということ。

 それから二つ目として、超電導リニア方式特有の現象への対応ということですが、これは下の5行目くらいに、「また」というところでありますが、磁界の影響、それからゴムタイヤの使用に関する安全性ということですけれども、磁界の影響を国際的なガイドラインを下回る水準に抑制できるということ。それから、ゴムタイヤの走行に係る車両の火災対策等についても、安全確保のため対応方針が示されて、その安全が確認されておるということであります。

 それから三つ目として、異常時の対応ということで、地震や大深度地下での火災等の異常時における安全確保ということが確認をされている。

 それから二つ目として、新たな鉄道技術の確立と海外展開の推進ということであります。そういったことを勘案し、5ページになりますけれども、以上を総合的に勘案し、中央新幹線の走行方式としては、超電導リニア方式を採用することが適当なものと考えられるということであります。このことが、東京−名古屋間40分ということで、リニア方式になったということになるわけです。

 それから、ルートについてであります。

 ルートについては、この上の2行目にありますように、さまざまな観点から両ルートを比較したと。どちらがいいとか悪いということじゃなくて、それぞれ比較して優位な方ということであります。

 その一つが、伊那谷ルート及び南アルプスルートの比較ということですけれども、3行目ぐらいに、南アルプスルートについては路線延長が短くなり、速達性にすぐれる結果、輸送需要が相対的に多く、なおかつ建設費用が相対的に低くなる利点があるということ。それから、このページの下から3行目ですけれども、財務的な事業遂行能力の観点から、建設費用が低く、なおかつ輸送需要量が大きい南アルプスルートの方が事業リスクが低く、さらに大阪開業をより早期に実現する観点からも優位となるということであります。

 6ページにまいりまして、二つ目の、南アルプスの長大山岳トンネル建設の技術面での評価であります。これにつきましては、技術的に見て可能な範囲である。一番下に両ルートの工事費の想定は、合理的に行われているものと判断できるということです。これについては、よくトンネルが掘れるかどうかというような議論がされていましたけれども、その結果がこういうことであります。

 それから?の環境の保全ということですが、2行目のところから、伊那谷ルート及び南アルプスルートともに貴重な自然環境が存在することが確認されており、いずれのルートを採択するにしても、環境保全には十分な配慮が必要であると。

 それから一番下にありますけれども、環境保全のために適切な措置を実施することにより、対処すべきであるということ。

 それから?として、ルートに関する地域の意見でありますけれども、長野県内からは伊那谷ルートでの整備を望む意見、それから従来の速達性の高い鉄道サービスが及ばない地域、ここら辺だと思いますけど、南アルプスルートでの整備を望む意見が寄せられている。山梨県は、南アルプスルートを支持する意見ということで、一番下に、以上を総合的に勘案し、中央新幹線のルートとして南アルプスルートを採択することが適当ということであります。

 次、7ページにまいりまして、営業主体及び建設主体でありますけれども、まず中央新幹線の事業特性ということ。これは先般の議会でもありましたけれども、鉄道総合研究所とJR東海がこのリニアの技術開発に当たってきたということがあったわけです。

 ?にJR東海の事業遂行能力ということですが、まず営業主体に関しては、東海道新幹線の開業以来、安全運行の実績を重ね、営業主体としての事業遂行能力を有するということです。

 それから、建設主体についてですけれども、これについては、下の3行ぐらいですが、JR東海は十分慎重な財務的見通しに基づいて、名古屋暫定開業時期及び大阪開業時期を設定しており、収益が上がれば、大阪開業時期を早めることも期待できるということで、この建設主体は、これは事業遂行能力というのは、金銭面でのことが言われております。

 以上をもってですが、一番下に、東京‐大阪間の営業主体及び建設主体としてJR東海を指名することが適当だということです。

 その後、8ページですけれども、小委員会としての附帯意見ですけれども、中央新幹線整備関係者によって留意されることを希望するんだということで、ここからが非常に大事なところであります。

 まず?ですけれども、大阪までの早期開業のための検討ということで、これについては、まずは東京‐名古屋間の整備を着実に進めることが重要だと。そして、名古屋‐大阪間の整備についても、早期開業化の具体策を検討すべきだということであります。

 それからコストダウンの重要性ということで、これは国等においても、コストダウンのための技術開発の支援を行っていくことが重要であり、今後もそうした取り組みが極めて重要だということであります。

 それから3番目として、国際拠点空港との結節性の強化ということで、2行目に、三大都市圏における中央新幹線の駅と国際拠点空港間のアクセスの利便性を十分に確保することが極めて重要だということであります。

 それから9ページにまいりまして、環境への配慮ということであります。

 2行目から、沿線の環境に関してより細かな環境調査等を実施し、環境の保全に十分配慮することが必要である。予定建設主体は、早期段階から適切な環境配慮措置をとるため、関係自治体との調整を含めた準備を開始すべきだということ。

 それから?として、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構の技術協力の活用ということですけれども、機構の技術力を積極的に活用すべきということ。

 それから6番であります。駅のアクセス圏拡大及び沿線地域の協力の重要性ということであります。

 3行目に、駅のアクセス圏を従来の鉄道駅に比べて格段に拡大することが重要である。このため、途中駅の立地場所を選定する際には、既存市街地への近接性や在来鉄道との結節性のみならず、高規格道路との結節性、パーク・アンド・ライド用の駐車場空間確保の容易さなどにも十分配慮する必要がある。中央新幹線と既存の在来線及び高速バスなど、他の交通機関との運行面での連絡、その他サービス面での連携が必要である。それから、途中駅を地域の高度なトランジットハブ、乗り物が集まるという意味だと思いますが、トランジットハブとして機能させることが極めて重要である。

 それから下の4行であります。沿線地域及び中央新幹線の建設主体等による協力関係を早期に構築することが極めて重要である。さらに、駅の建設費用については、小委員会で示されたJR東海及び沿線自治体双方の意見も踏まえ、今後、合理的な負担のあり方の検討方法について調整を行われることが望まれるということです。

 10ページにまいりまして、戦略的な地域づくりの重要性ということです。

 3行目からですが、中央新幹線の沿線地域は、中央新幹線が開業すれば地域が活性化するという発想に立つのではなく、中央新幹線の開業を見据え、旅客や時代のニーズを踏まえ、地域の特性を生かした産業の振興や観光振興など、地域独自の魅力を発揮する地域づくりを戦略的に実施していくことが極めて重要である。

 それから8番ですけれども、下2行ですが、国土交通省においては、中央新幹線の整備効果を踏まえ、国土政策及び交通政策全体について検討されることが望まれるということです。

 今まで、?の駅に関すること、これについては、現駅併設という考え方にも沿った効果があるということで考えております。

 それから7番の戦略的な地域づくりの重要性というのは、今まで将来ビジョンとして検討を進めてきていますけれども、まさにこれをどう醸成させていくかということかと考えております。

 以上、中間取りまとめについて報告をさせていただきました。



○委員長(原勉君) ただいま、木下参事の方から説明がございました。

 委員の皆さんから、中間取りまとめについて、今の説明について質問・御意見はございませんか。いかがですか。

     (発言する者なし)



○委員長(原勉君) それではちょっと委員長の方ですが、質問ではありませんが、2ページの、三大都市圏以外の沿線地域に与える効果という文言の中に、「環境モデル都市」という文言が出ております。今回のこの沿線の自治体の中で、環境モデル都市に指定されて活動しているのはこの飯田市だというふうに思っておりますので、そういった意味では、ここに飯田市とは書いてありませんが、環境モデル都市ということで、しっかり位置づけられたというものが今後も生きていくんではないかという感じをしましたが、そんな感じはいかがですか。

 木下企画部参事。



◎企画部参事(木下悦夫君) 将来ビジョンの中でも、この地域をどう生かすかといったときに、自然と環境というのがやっぱり一番最初に出てくるものです。今、委員長が申しましたように、環境モデル都市、それから自然型観光都市というのは、これはこの地域として取り組まなければならないというふうに考えております。



○委員長(原勉君) 委員の皆さん、よろしいですか。

 副委員長。



◆副委員長(永井一英君) ないようですので、9ページのところの駅のアクセス圏の拡大等の重要性ということがやっぱり一番、一つ気になりますが、高度なトランジットハブというんですか、これは説明もいただきましたけど、もう少し意図するところと、これがこの「また」以下のところが大分強調されておりますけれども、その辺について御説明いただけませんか。



○委員長(原勉君) 木下企画部参事。



◎企画部参事(木下悦夫君) これについては、途中駅を地域の高度なトランジットハブということですけれども、今まで鉄道の関係については、在来線との結節性、それから地域公共交通との結節というのがあると思いますけれども、今回、高速交通との結節ということがうたわれています。ですから、その駅からさまざまな交通方法、高速も含めて、それから今、飯田駅から公共交通、15本ぐらい出ていますけれども、そういった方法、それから車でもそうですけれども、そういったものが集まる場所ということだと思います。ですから、高速道路からのアクセスということを重視しているのかなと、そんなふうに感じております。



○委員長(原勉君) 永井委員。



◆副委員長(永井一英君) もう1点だけ。

 それから一番下のところにあります「さらに」以下なんですけれど、駅の建設費用についてのコメントがあります。これは、JR東海及び沿線自治体双方の意見も踏まえ、調整が行われることが望まれると書いてあるんですけど、これはどういうふうにとればいいのか。このままだと、私はちょっとわかりにくいんですけれども。



○委員長(原勉君) 木下企画部参事。



◎企画部参事(木下悦夫君) この駅の建設費用、これを読んでもよく理解できないところで、まさにこのところがパブリックコメントとして、もっと明確に負担について明示すべきだというふうに私は思います。

 これから、ちょっとそこら辺の意見もお聞きしながらあれしたいと思いますが、要は、あまり踏み込まないというふうに読み取れるところでございます。



◆副委員長(永井一英君) わかりました。



○委員長(原勉君) そのほかいかがですか。

     (発言する者なし)



○委員長(原勉君) それでは、ただいまそれぞれ説明がございました。これにつきましては聞きおくことといたします。

 それでは、次の議題に移ります。

 南信州広域連合における取り組みについて、現在までの流れと今後の日程があれば御説明を願いたいと思います。

 それでは、伊坪企画部参事。



◎企画部参事(伊坪薫君) それでは、私の方から、南信州広域連合から飯田市に報告があった事実、それから公表された事実をもとにいたしまして、今までの経過、特に広域連合がリニア飯田駅を現飯田駅併設という集約された、ここら辺のところについて中心的に御報告・御説明いたしたいと思います。

 初めに、御承知のように、昨年8月の広域議会の第2回臨時会におきまして、「リニア中央新幹線の早期実現及び飯田駅設置実現について決議」という議案が提出されまして、全会一致で可決したところでございます。

 それから、ことしに入りまして、平成22年広域議会の第1回定例会におきまして、これも議案として提出されましたけれども、「南信州広域連合資金積立基金条例の一部を改正する条例の制定について」ということで、内容につきましては、リニア中央新幹線飯田駅設置基金という基金を造成したいとするものであります。設置の目的を、リニア中央新幹線飯田駅の設置の推進を図ることとし、処分することのできる場合を、リニア中央新幹線飯田駅設置の事業に要する費用の財源に充てる場合としたものでございます。これが昨年からことしの当初にかけての経過でございます。

 それから今年度、22年度に入りまして、まず4月に、この地域課題検討委員会という委員会が広域の方にございまして、ここにいらっしゃる林委員が委員長を務めておるわけでございますけれども、そこにおきまして、飯田市のリニア推進担当からリニア中央新幹線の経緯と現状についてということの説明を受けております。

 この協議の中で、飯田駅は中心市街地に設置した方が効果は高いと。ルートそのものは決まっていないが、事前に要望していく方法はあるのかという質疑がございまして、駅設置の場所によって、地域の将来に大きな影響がある。県とも十分相談しながら、いずれかのタイミングでどこがいいということを意思表示していくことも必要だという答弁がございました。

 おくれをとらないように、いろいろなケースを想定しながら地域一体となって準備をしていくことが必要だということが、この委員会では集約がされたわけでございます。

 そして、7月に開催されましたこの地域課題検討委員会、これは勉強会でございましたけれども、企画部参事の方から、リニア将来構想検討会議における有識者からの意見の概要について、駅設置場所の視点・論点についての説明がございまして、主な質疑・意見は省きますけれども、まとめとしまして、市町村全議員の情報共有をするため、勉強会をするべきだということになりました。そして8月、これは北部ブロック、それと西南、南部・西部は合同で勉強会を開催いたしまして、ここには渡邉副市長、広域連合の副管理者でございますけれども、それから木下参事、それからリニア将来構想検討会議における、同様に有識者からの意見、それから駅設置場所の視点・論点について説明がございまして、この説明の中で、リニア飯田駅は現飯田駅に併設という提案といいますか、それが示されたわけでございます。

 この中の主な質疑・意見の中で、南信州全市町村が足並みをそろえて協力する体制を築いて進めてほしい等々の御意見をいただきまして、まとめとしましては、地域課題検討委員会でさらに協議を進めて、広域連合の議会で決定をしたいという集約がされました。

 なお、ここにおきまして、飯田駅がどこの場所に設置されたとしましても、飯田市がこの南信州を引っ張ってほしいとの、こういった強い意見も出されたところでございます。

 それから、8月27日に第2回の広域連合の議会臨時会がございまして、それに先立ちまして地域課題検討委員会が開催されまして、リニア中央新幹線の飯田駅は現飯田駅に併設すること、それからリニア中央新幹線の実現を目指す上で必要な協議事項については、今後も広域連合議会の場で十分検討することとの意見集約をもって、当日開催されます全員協議会において、広域連合議会として意見集約したいということと決定いたしました。

 そして、当日開かれました全協におきましては、まとめといたしまして、今後起こり得るさまざまな課題については、丁寧な手続と十分な議論を尽くし、広域連合議会として取り組みができるようという意見を付しまして、先ほど申しました現駅併設、それから必要な協議事項については広域連合議会の場で十分検討するという集約がされました。翌日に迫っておりましたパブリックコメントについては、御承知のとおりでございます。

 以上が現駅併設という集約に至る経過でございますが、今後につきましては、さらに来年の1月早々にパブリックコメントの締め切りがございますので、また広域連合が中心となりまして、調整を図りながら進めてまいりたいというふうに思っております。

 なお、広域計画の策定につきましては、リニア将来構想検討委員会のビジョン、これを特に地域振興という観点から、この広域計画の中に盛り込みまして準備を進めておりまして、2月に開催されます第1回の定例会に議案として提出したいと考えておるところでございます。

 以上でございます。



○委員長(原勉君) ただいま広域連合議会でのこれまでの経緯と報告についての説明がございました。

 これについて御質問、御質疑はございませんか。

     (発言する者なし)



○委員長(原勉君) よろしいですか。

 それでは、今回委員長の方として伊坪企画部参事に来ていただいて、現飯田駅併設ということを、国の方に意見集約として、パブリックコメントを出したということを再度確認というよりは、これからそれが基軸になっていろんなことの事業が進んでいくと、そういう意味を含めまして、今までの経過を委員会で報告いただいたというふうにしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 今の説明を聞きおくことといたしますので、よろしく御確認をお願いいたします。

 それでは次の議題に移ります。

 (2)のリニア中央新幹線の今後の取り組みについてを議題といたします。

 理事者側の説明を求めます。

 木下企画部参事。



◎企画部参事(木下悦夫君) 資料ナンバー2をごらんいただきたいと思います。

 このリニアの推進の取り組みといたしまして、期成同盟会の枠組みで、リニア中央新幹線が走る夢のまちということで、飯田・下伊那の小学生に絵を募集いたしました。先月末までに518点の作品の応募いただきました。これにつきまして、この23日に金賞・銀賞・銅賞の18点を選定したわけでありますけれども、表彰式を行います。

 その上で、一番下にありますように、まず飯田市の公民館で展示しまして、それから以後、北部・南部・西部ということで、松川、下條・阿智村ということになっていますけれども、巡回した展示をして、地域の関心を図る必要があるということで展示します。

 それ以降、いろんな催しがあると思いますけれども、できるだけこういった、なかなかユニークないい作品がたくさんありますので、展示いたしたいと、こんなふうに思います。

 それから二つ目であります。先ほどのパブリックコメント、この中間報告についてのパブリックコメントについてであります。

 これは1月14日までということでありますけれども、今三つ考えています。一つは、先ほどありました駅の建設費用について、国家プロジェクトとしてJR・国・県・設置自治体という、そこら辺の合理的な負担のあり方がもう少し明示されたいと、こんなふうに思います。

 それから二つ目が、場所を含めてもろもろの課題について、国の調整の仕組みがやはり必要かということを考えております。

 それから三つ目として、先ほどのところにありましたけれども、リニア将来ビジョンの取り組みについて報告を、コメントの中にも入れたい。その上で、戦略的に地域づくりについてしっかりと取り組んでいるが、やはり国のかかわりというようなものも今後出てくるのかというところから、それに関することを入れたい。

 今、大きく言ってその三つについて考えているところであります。

 これにつきましては、広域としての意見もありますので、今言ったような関係についてまとめまして、正・副委員長さんと相談をして、また別の方法で考えております。

 それから三つ目であります。地域の皆さんへの説明ということですけれども、現在説明したいことは、このリニア中央新幹線の現状が一つであります。それからもう一つが、将来ビジョンとしての取り組みについて説明をしていく必要があるのかと思います。これについては、センター長を通しまして、まだ今その準備をしていますけれども、どうした形で各地域でそういった説明会をしてまいりたいと、そんなふうに考えております。

 今後の取り組みにつきましては、以上3点でございます。



○委員長(原勉君) ただいま、今後の取り組みについて御説明がございました。

 御質問はございませんか。

 林委員。



◆委員(林幸次君) 中間報告が示されて、事実上ルート問題も決着して、我々が一番望んだ方向が出たと思うんですが、今後の大きな課題として三つほど取り組みがあったんですけれども、具体的に駅設置へ向けて、場所問題について取り組みをせないかんという中で、やっぱり県との協力体制が大事になると思うんですよね。

 国なりJRが見ている地元というのは県であるだろうし、そういう中でいまだに県の動き、知事の動きも、新聞報道しか知りませんけれども、方向性が見えないという中で、いかに我々住民と県が同じような気持ちになって進めていくかという点での県も連携が必要だと思うんですが、この辺はどのように進めていかれるのでしょうか。



○委員長(原勉君) 木下企画部参事。



◎企画部参事(木下悦夫君) 県との関係ですけれども、県もこの中間取りまとめをもとに、パブリックコメントという言い方ですけれども、県内の意見をまとめたいというのか、冒頭にもありますけれども、1月に入りますとそれが行われます。

 一番大事なところは、ルートを一つにまとめるということだと思いますけれども、報道をそのままとりますと、一足飛びにはいかないのかというふうには思いますが、ただそういった努力は県の方でもされてはおります。

 いずれにいたしましても、県と方向を一緒にして取り組む必要があるということでありますので、そういったお話もしていきたいと思っています。

 県の取りまとめについても、弊市としての考え方も申し上げていきたいと、そんなように思っております。



○委員長(原勉君) 林委員。



◆委員(林幸次君) 県がルート問題をまとめてから、それからの動きというところだと思うんですけど、今のところ、まだ飯田市として、広域連合としての県への働きかけはないと、こういうことでしょうか。



○委員長(原勉君) 木下企画部参事。



◎企画部参事(木下悦夫君) 具体的にそういった話はしております。ルートを1本にするということですね。



◆委員(林幸次君) 県全体、駅誘致に向けての。



◎企画部参事(木下悦夫君) 現段階の県のスタンスとしますと、中間取りまとめについては、ここに書いてあることについて具体的な意見といいますか、もう少し踏み込んだというような内容での協議になっています。これから具体的に飯田駅というものがどういうところなのかという協議はこれからになってまいります。

 ただ、考え方についてはしっかり県の方にも申し上げておるところでありますので、これからの動きといいますか、取り組みを十分注意しながら進めていきたいと、そんなふうに思っております。



○委員長(原勉君) 森本委員。



◆委員(森本美保子君) Cルート決定というふうな形でできて、諏訪地方や上伊那の人たちの動きというものは何かありますか。



○委員長(原勉君) 木下企画部参事。



◎企画部参事(木下悦夫君) ルートに対しては、私もそれぞれ状況は直接は知っていますが、報道によるところのものが大きいと、そんなふうには思っています。

 いずれにしても、もう少しBルートについて頑張るという報道になっておりますので、しばらくしてから合意するのかなというふうには考えております。



○委員長(原勉君) 森本委員。



◆委員(森本美保子君) じゃあ、こちらの下伊那のこういう動きと、それから向こうの、上伊那の人たちとの一応接点みたいなものをこれから持っていかなくちゃいけないと思うんですよね。やはりこういうふうになってはいけないので。そういうときはこれからなされていくんですよね。



○委員長(原勉君) 渡邉副市長。



◎副市長(渡邉嘉蔵君) ルート問題につきましては、市の立場とすれば、県として一体的にやっていくべきだということでずうっと申し上げてきました。ですから、そのことについては、基本的にはそういう方針で行くいうことについては、今までと変わりないということだというふうに思います。

 まだ中間取りまとめということでありますので、最終答申ではありませんが、1ページ目のところに基本的なことがなければこれで行くという文言がありますけれども、中間取りまとめということでございますので、一つは最終、正式な答申までの推移を見ていくということが一つあると思いますが、ただ、あといずれにいたしましても、冒頭ちょっと触れましたが、いろんな思惑というか、情報が錯綜している部分があるので、そういう情報の整理の部分も含めて、これでルートや何かが収れんしていけば、私どもも長野県の南の駅と、リニア飯田駅は長野県の南の玄関口でもあるということを言っているわけですから、そうすれば、じゃあその効果をあまねくといいますか、より広い地域でその効果を共有していくというようなことも含めて、いろんなことを調整して、あるいは意見交換をしていくということが多分出てくるんだろうというふうに思っております。

 ですから、それはまた、どういう場で何がどういうふうというのはちょっとわかりませんけれども、恐らく、例えば行政は行政、議会は議会、経済界は経済界、ある部分では役割を分担しながら、いろんなお話を進めていくということが、早くそういう状況になることも望ましいと思いますし、またそういう時期が来るんじゃないかというふうに思います。



○委員長(原勉君) 森本委員。



◆委員(森本美保子君) もう一つ、新聞の記事ですけれども、何か商工団体がお祝いの集会を開いたようですけれども、そのことについてはいかがですか。



○委員長(原勉君) 渡邉副市長。



◎副市長(渡邉嘉蔵君) お祝いという文字が全般にありましたので、そこのところだけに着目されるとちょっと商工団体、会議所会頭さんやなんかの御意思とは若干違う部分もあるのかという感じをしております。

 会議所さんの方は、会議所を中心とする団体の皆さんは、ルートのことや何かで実際に声を上げられてきている経過があるので、今度の中間取りまとめで、委員会としてはCが優勢だと、Cでいいんじゃないかという方向を出されたということで、今までの活動について、一つの到達点といいますか、一つの集約ができるような段階になったんじゃないかと。そういう意味合いで、お祝いといいますか、そういう文言を使われたんじゃないかというふうに思っております。

 ですから、まだあくまでも中間取りまとめでございますし、それから商工団体の皆さんにしても、最終的な目標は、もちろんリニアを使っていかに地域を活性化していくかということでありますし、そのためには、いわゆるリニア飯田駅の設置ということが、これは共通する大きな目的でございますから、そういう面で、字句どおりのといいますか、お祝いというようなことについては、またしかるべき段階に多分、ひょっとしたらそういうことがあるのかというふうに思っております。



○委員長(原勉君) 清水委員。



◆委員(清水勇君) それぞれ皆さんと大して変わらない意見になるんですけれども、先ほど出ていた9ページの駅の建設費用についてという、小委員会の、文章の中で私も思っているのは、それぞれ沿線自治体双方の意見も踏まえてということは、本来なら、おおむねCルートとなったときに、先ほど県の方でも出ておりますけど、私としては、もちろん県としても、一定方向の出す中で、次のことを考えていただきたいというのが本音でありますけれども、その中で、1月14日にパブリックコメントを出されるということなんですけれども、例えば神奈川、山梨、岐阜、長野県、それぞれ自治体との、先ほどのちょっと出た駅の意見として出すということについては、話というか、あくまでも単独でそれぞれの意見で行かれるのか、多少のそういう話をされていくのか。ほぼ、ほかの県は大体場所とか、それなりの方向性が出ていると思うんですけれども、ある程度まとまったもの。そこら辺は、今回の1月14日のパブリックコメントはそれぞれ単独という形でいくんですかね。



○委員長(原勉君) 渡邉副市長。



◎副市長(渡邉嘉蔵君) よその県、よその地域の状況というのは、なかなかちょっと正確にうかがい知れないところが正直ございます。

 ただ一つ言えますことは、広域というような、要するにリニアによって影響を受ける、要するに単独自治体じゃなくて、広いというか、広域圏でそれをどう生かしていこうみたいな将来構想的なことの検討を始めているというのは、多分うちの地域だけじゃないかというふうに思っています。そういう面では、この地域というのは、少し先を見越しながら取り組みをしているということが言えるというふうに思っています。

 ですから、よその地域については、多分要望を出していくとしてもいろんな段階の違いというのがあるでしょうし、それからそれぞれ個々の、巷間、名前が上がっているような自治体がどこまでどういうふうにというのは、なかなか状況がつかみ切れない。あるいは、そこの県がどういう対応をとっているのか、状況のつかみ切れないところがございますので、私どもといたしますと、まずは、恐らく長野県の同盟会といいますか、そういう立場で何か一つは出してくるんだろうなと。私たちの地域は、私たちの地域として、またそれを踏まえながらといいますか、何といいますか、出していくと、今そんなつもりでおります。基本的には単独といいますか、いえばそういうことになるのかというふうに思います。



○委員長(原勉君) 清水委員。



◆委員(清水勇君) それが早いか遅いか、どうするかの問題なんですけど、私としては、やはり三大都市圏の意義は別問題としても、今言った4圏域というのは、ある程度の違う駅的感覚の内容の中でありますので、やはり地元負担とか、今後においてはまとまっていくべきはまとまっていくべき時期は来るのではないかと思っています。

 その中で、今後どのくらいの、それぞれの地域の要望とか、そういうのがあるかわからないですけれども、やはりまとまるときにはまとまった意見とか、そういう形でという考えがありましたので、その確認の意味で今の意見を言わせていただきました。



○委員長(原勉君) 伊壷委員。



◆委員(伊壷敏子君) 今、副市長さんがお話しされたように、将来ビジョンへの取り組みは飯田市が先行されているというところ、確かにそのことは本当にいいと思うんですが、でもその将来ビジョンが何だという話になっては困るので、さっきお話にありました、地域の皆さんへの説明という部分で、やっぱりこの地域の皆さんが課題に取り組んでいくという立場に立たなならんという意味では、この説明会というのはすごい大事というふうに、時期も含めて大事というふうに思うんですが、今のスケジュールという中で、例えばどんな規模の開催で、いつごろというような、そういうような計画はあるんでしょうか。



○委員長(原勉君) 木下企画部参事。



◎企画部参事(木下悦夫君) 春に社会環境影響調査の説明を全地域でやらせていただきました。各まちづくり委員会、センター長を通して、そこでそのやり方等について御相談させていただいて、その地区に応じたやり方をしていきたいと、そんなふうに考えております。



○委員長(原勉君) 伊壷委員。



◆委員(伊壷敏子君) そうすると、最低でも20地区のまちづくり委員会、その下の段階は、まだ、まちづくり委員会の中での話し合いの中でと、そういうふうに考えていますか。



○委員長(原勉君) 木下企画部参事。



◎企画部参事(木下悦夫君) そういったことで、出前のものは、お話があれば、そういうところでどんどんお話をさせていただきたいと、そういう機会をつくっていただきたいと、そんなふうに思っております。



○委員長(原勉君) 伊壷委員。



◆委員(伊壷敏子君) 時期的にはいつごろと考えておられるんでしょうか。

 私、さっき副市長も言いましたけれど、結構そんな話題があちこちで出て、いろいろ意見も言われます。飯田駅併設、そんな夢のようなことを今も考えておるのかみたいなことまで言われるんですが、時期的なものはいつごろと考えていますか。



○委員長(原勉君) 木下企画部参事。



◎企画部参事(木下悦夫君) 具体的には1月からということで考えております。日程調整ができ次第ということです。



○委員長(原勉君) 渡邉副市長。



◎副市長(渡邉嘉蔵君) それから、先ほど伊坪参事の報告の中にございましたが、やはり町村の皆さんともやっぱり逐一情報を共有していかなければならないと、こういうふうに思っています。

 これまたできるだけ早い時期に、広域連合の所管する委員会があるものですから、そこへまたちょっと御相談を申し上げながら、また町村の皆さんとの情報の共有ということについても怠りのないようにやらなければいけないと、やっていきたいというふうに考えております。



○委員長(原勉君) そのほかいかがですか。

 木下克志委員。



◆委員(木下克志君) ちょっとお聞きしておきたいんですけれども、一番最初、当初、行政があんまりかかわり出ると国や県の関係で支障があるから、経済界を代表した商工会議所の方で表立って動いてもらったというふうに記憶しておるんですけれども、こういう事態になって、今考えてみますと、行政と商工会も二つの頭で動いておるような、情報も共有しておるような感じを受けるんですけれども、これからは飯田市民は一つになってそういう動きをしていくとか、そういうことはどういうふうにお考えなんですか。



○委員長(原勉君) 渡邉副市長。



◎副市長(渡邉嘉蔵君) ちょっと言葉がなかなか難しいところがありますんですが、私どもは行政の立場といたしますと、先ほども申し上げたように、昭和49年から、当初の目標は早期実現と飯田駅の設置ということでありましたので、言ってみれば、ひたすらその目標に向かってということで突き進んできたという経過がございます。

 そういう経過の中で、3年前から東海さんがいわゆるCルートというようなお話をされる中で、経済界を中心に、早期実現ということを考えるのであれば、むしろ東海さんの言っているCルートというようなことで、少しルートに重きを置いた論議に軸足を移されてきたという経過があるかなというふうに思っています。

 ただ、冒頭申し上げましたように、ねらいとするところは、いわゆるリニア飯田駅を設置して、それによって飯田市も伊那も振興していきたいと。地域の活性化を図っていきたい。この目的については、目標を同じにする部分でございますので、中間取りまとめ、あるいは最終答申等によって、いわゆるルートのことに、あるいは長野県の対応も含めてではありますけれども、ルートのことに一応の方向性が見えてくれば、お互いに最終的な目的に向かって、再びという言い方がいいかどうかわかりませんが、目的に向かってきちっと取り組んでいこうということだというふうに思っております。そこの部分のところは、会頭さんにおかれましても恐らく同じ認識をお持ちだろうと思いますし、またそういうことは常に確認をしながら進めていきたいというふうに思っております。



○委員長(原勉君) そのほかいかがですか。

 木下容子委員。



◆委員(木下容子君) 今皆さん方が言われた質問でおおよその見当がついたわけですけれども、当初、飯田・下伊那の住民の皆さん方の結束で、この地域の意気込みを内外に知らせたいということで、年末くらいまでのうちに住民集会を開こうという計画が当初あったわけですけれども、諸般の事情でそれが延期というような動きをなされたというふうに理解しておりますけれども、今後に向けてそのような計画というようなことはございますでしょうか。



○委員長(原勉君) 木下企画部参事。



◎企画部参事(木下悦夫君) 当初、12月にということでお出ししました。

 中間報告との日程とのずれがありまして延期をしてありますけれども、3月までにそういったシンポジウムといいますか、地域づくり、これからリニアを見据えたまちづくりが大事だという方向で、そういったものを設けたいというふうに考えております。



○委員長(原勉君) 木下容子委員。



◆委員(木下容子君) やっぱり地域の住民の皆さん方の熱意を示すことも本当に大事なことであろうと思いますし、また飯田駅設置に向けて、この地域の皆さん方の心を一つにしていくということが今後に向けては大事になってくると思いますので、ぜひ重要な、そんな形の集まりを、しっかりした形で計画していただければと思います。



○委員長(原勉君) 清水委員。



◆委員(清水勇君) 先ほど本当に具体的には、先ほどのポスターの件、今後の取り組み、現状の取り組みとかあれなんですけど、私、具体的な取り組みで、今、木下容子委員が言われるように、今後やはり飯田市としては、常に具体的に表に出るような取り組みをどういうふうに考えていくのかだとか、例えば、あと現状、今までの取り組みとかそういうもの、このポスターをそれぞれ張るところを書いてあるんですけど、飯田の、例えば市役所なり、りんご並木、それとか美術館じゃないんですけれども、やはり飯田の現状の取り組み、そこへ行けばリニアについて市民がどこへ行ってもわかるというような、目に見えたものも、今後どこかへ1ヵ所でやっていくのも必要じゃないかと。そこにアンケートなり何かを置くような形で、いろんな意見の集約もそこへ行けばできるみたいな形で、飯田市は取り組んでいますよとか、逆に広域なら広域で、その各地区で何らかの形とか、広域の皆さんが飯田のどこへ来ればいろんな意見を寄せるところもあるとか、現状がわかるというような、やはり飯田が取り組んでいるというようなものを具体的にこれから、PRのためにも必要じゃないかと私は思いますので、これは私の意見でありますので、またぜひ考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。



○委員長(原勉君) 木下企画部参事。



◎企画部参事(木下悦夫君) 参考にさせていただいて、いろんな取り組みをしていきたいと思います。



○委員長(原勉君) そのほかいかがですか。

     (発言する者なし)



○委員長(原勉君) それでは、御意見がございましたので、理事者側も参考にしていただいて、具体的な取り組みをしていっていただきたいと思います。

 それから、先ほどリニア中央新幹線が走る夢のまち、その表彰式が12月23日10時から市役所で開催されます。また1月29日以下、それぞれの地区でそれぞれの展覧会がございますので、こういったものの取り組みも委員会として、お時間がとれる限り参加をするなり、またそれぞれの地区の皆さん、関係者の皆さんに見ていただいて、関心を上げていただきたいと思いますので、今後の取り組みを委員会としても確認してまいりたいと思いますし、先ほど出た、いわゆる総決起大会といいますか、市民の皆さんを巻き込んだ形での活動等々という御提案をいただくことになると思いますので、そういったときには、委員会としても取り組みをしていくということで確認をしてまいりたいと思いますが、よろしいですか。

     (「はい」と言う者あり)



○委員長(原勉君) お願いをいたします。

 それではほかに意見もないようですので、今後の取り組みについては委員会として確認をいたしました。

 続いて、(3)番の議会報告会での意見等の取り扱いについてをお諮りいたします。

 これにつきましては、本年度の議会報告会における意見等が、委員長会の協議を踏まえて、議会運営委員会において取り扱いが決定されておりまして、決定内容については、議会運営委員長より全議員に通知が出されたところでございます。

 当特別委員会といたしましては、それぞれの分科会等々では、具体的に特別委員会がどういう形でかかわるということではございませんけれども、皆様のところに資料として取りまとめて、正・副委員長のところで今回の議会報告会での市民の皆様の意見等を集約した表をつくってあります。

 きょうの委員会で、こうしたことをそれぞれのところで確認をしてまいりたいと思っておりますので、基本的には市の方に申し送るということだというふうに思っておりますが、それを含めまして、きょうの委員の皆様の方から、この委員会を通じて御質問等々があれば反映していきたいと思っておりますが、いかがでしょうか。

 意見集約については一応こういう形で正・副委員長で整理をさせて、あえて分科会云々というところで出ておりませんので、地区だとかそういったものは外させていただいて、この委員会としては取り扱うということとしてまいりました。

 それも含めて、この中に出ているいろんな部分、何か御質問なり、理事者側に質問したい部分があれば、委員の皆さん、何かございますでしょうか。

 木下容子委員。



◆委員(木下容子君) 具体的にこの内容についてでもよろしいですか。



○委員長(原勉君) 結構ですよ。



◆委員(木下容子君) この意見集約表の2番のところの6番なんですが、ちょっと私の方ではまだはっきり把握していないところがありますので、もしわかっていれば教えていただきたいんですが、新幹線駅の地方駅で発展しているところは、中心地に文教地区が確立している、または再構築しているという市民の方の御提言というか、御意見があるんですが、そこら辺についてはこういうふうに認識していいのかどうかというところがもしおわかりになれば。もしあれならまた後日で結構でございます。



○委員長(原勉君) 木下企画部参事。



◎企画部参事(木下悦夫君) 要は中心地、今もそうですけど、いろんな公の施設という、その配置についてもやはり出てきます。これに特化した見方というのはちょっとしていないものですから、ちょっとこれについては後ほど見てみたいと思います。



◆委員(木下容子君) ありがとうございました。



○委員長(原勉君) そのほかいかがですか。

 きょう、それぞれの委員の皆さん、議会報告会での御意見については、それぞれ御認識されているというふうに思っております。

 それでは、本日配付させていただきました意見は、話題ごとに区分してありますので、市の方に申し送るということを原則にしまして、同時に、(3)番のまちづくりについてという部分についても5項目出ております。これにつきましては、南信州広域連合で確認されたリニア将来ビジョン等を踏まえながら、飯田市の基本計画後期計画にできるだけ反映させていただくというものではないかなという感じがしておりますので、委員会としても、市側と歩調を合わせて調査・研究をしていくものという形で対応していきたいと思いますので、そんなことでよろしいでしょうかね。

     (「はい」と言う者あり)



○委員長(原勉君) それでは確認ができましたので、特にこの3番のまちづくりにおきましては、基本計画の後期計画に反映されるべき、私ども当委員会としても今後調査・研究をしていくものとした位置づけをいたしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。

 そのほか、今確認をされたこと以外に何かございましたらお願いをしたいと思いますが。

     (発言する者なし)



○委員長(原勉君) よろしいですか。

 それでは、本日決定いただきました内容については、後刻、委員長会が開催されますので報告させていただいて、情報の共有化を図りたいと思っております。議会運営委員会での集約作業に反映させていきますので、よろしくお願いをいたします。

 それでは本日予定の協議事項はすべて終了いたしました。

 全体を通して何かございましたら出していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 木下克志委員。



◆委員(木下克志君) 聞きにくい質問ですけれども、Cルートになって、丘の上を通るのか、北部を通るのか、いろいろ議論が分かれておりますけれども、本音はどうなんですか。もうほかに聞いておるところがないので、ここでちょっと、本当はどうなのよというのを聞くと一安心するような気がするけど、どうでしょうか。聞くべきじゃないかな、今。答えんでいいですよ、今。



○委員長(原勉君) 渡邉副市長。



◎副市長(渡邉嘉蔵君) 東海の社長は、つくりやすいところへつくるとおっしゃっているので、東海の意思はそういうことだというふうに思います。現時点での東海の意思はそういうことなんだろうというふうに思っています。

 今までいろんなことで、要するに、物理的・技術的に現駅への併設は無理だというような一部の市民の方の御意見等もありますけれども、それはありません。

 議会の一般質問の答弁で、感触ということで申し上げましたが、Bのときには、現駅を想定していろんな調査が行われてきているということは、これはどこまで言っていいかわかりませんが、一つの事実であります。ですから、基本的にはそれは生きているというふうに思っています。

 あとは、東海さんは、話がちょっとくどくなって申しわけありませんが、これは後で別席で話をした方がいいかもしれませんが、もともとターミナル以外は要らないと、品川・名古屋・大阪のターミナル以外は要らないんだと。なぜなら、それは東海道新幹線のバイパスだからという論理の中で、つくりやすいところへつくるとおっしゃっておられますが、全幹法の中で第1条の目的にもありますように、地域振興に資するという部分ですとか、そもそも何で全幹法をベースにしていくのということやなんかを考えたときには、やはり地域に与える影響、もちろん甚大なわけですから、それをできるだけプラスの方向に持っていくということだというふうに思っています。

 ですから、これは結論は最終的にどういうふうになるのか、今この場でわからないという言葉を使っていいかどうかわかりませんけれども、私どもとすれば、やはり飯田・下伊那、あるいは長野県の南の玄関、あるいは三遠南信の北の玄関ということを考えて、どこへつくるべきなんだということをきっちり議論する中で、それをしかるべきところにきちっと伝えていくということが、これはもう地域百年の計でございますから、次の世代に対する責任でもあるというふうに思っております。

 ですから、そういうことでいろんな御意見が当然あろうかと思いますけれども、できるだけ情報を共有する中で大方の合意形成、あるいは、そういうことの常に意思の確認ということをこれからも一生懸命やっていかないかんと、そんな思いでございます。



○委員長(原勉君) そのほかいかがですか。

     (発言する者なし)



○委員長(原勉君) それでは、JR東海さんのつくりやすいところというのは、まさに地域の望むところ、住民の皆さん、それが一番つくりやすいところだと思います。全市民が、ここに住む住民の皆さんが、ここにつくってくれと言ったところがつくりやすいところだと私は信じておりますので、リニア推進特別対策委員会は、そういった流れの中でしっかり議論をしながら、特にそれが先ほどの、伊坪企画参事からの報告もありますが、1月14日にはパブリックコメントの提出、そして国交省に対する委員会の方向性が示されます。そうしますと、そんなに時間的に何年もかかる状況ではないというふうに思いますので、そういった限られた中で、先ほど各地区での説明会を委員の皆さんの方からも、住民の皆さんと一緒になって議論していきましょうという御提案がございました。

 そういった意味の中で、そのときには議会の委員会の皆さんが一緒になって議論をしていくと。そして経済界、いろいろな団体とも一体感を持ってやるべきだという委員の皆さんの御指摘もございました。いよいよそういう時期に、この年末から正月にかけてはいろいろな会合等々のところで、皆さんいろいろな人にお会いする機会も多かろうと思います。そういったところの中で、今まで踏まえてきた議論、それぞれの若干の立場等々は違うとしても、方向性としては確認をできたと。きょうの委員会で確認できたということを私は思いましたので、そんなことでことしを締めながら、これから気を引き締めて、本当の正念場へ向かって今後も頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 以上をもちまして、リニア推進対策特別委員会を終了いたします。御苦労さまでした。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

             14時19分 閉会

 委員会条例第30条の規定により、ここに署名する。

    平成23年2月22日

       リニア推進対策特別委員会委員長  原 勉