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長野県 飯田市

平成22年 11月 リニア推進対策特別委員会 日程単位




平成22年 11月 リニア推進対策特別委員会 − 11月18日−01号









平成22年 11月 リニア推進対策特別委員会



            飯田市議会 リニア推進対策特別委員会

             平成22年11月18日

              16時00分 開会

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○委員長(原勉君) それでは、定刻になりましたので、リニア推進対策特別委員会を開催したいと思います。

 会議開催前でございますけれども、本委員会に北原企画部長、仲村室長が公務のために欠席の届けがございましたので、許可をいたしましたので、よろしくお願いいたします。

 それから、当委員会に対して、取材のためにテレビカメラの持ち込みの要請がございましたので、許可をいたしましたので、よろしくお願いいたします。

 ただいまからリニア推進対策特別委員会を開会いたします。

 内田委員から、所用のために遅刻する旨の届けが出されておりますので、報告をいたします。

 それでは、委員会開催に当たり、委員長よりごあいさつ申し上げます。

 御苦労さまでございます。

 皆さんも御存じのように、リニアに関する国交省の小委員会等々での展開も非常に気になるところではございますけれども、我々この地域にとって大きな課題であるリニア中央新幹線が、いずれにしても全国、国会も含め、先般の国土交通委員会等々でも、国会議員等々からもいろんな形で、いよいよ国家プロジェクトに向けての動きがあるかなあという足音が確実に進んでいくだろうと思っております。

 同時にこの地域にとっては、ルートの問題はもとより、この地域の発展にどうかかわっていくということが、より具体的にとられていく状況が来ていると思いますので、ここの委員会におけるそれぞれ皆様の御発言と同時に、真摯に取り組んでいくことが市民の皆さん、広く長野県民の皆さん全体にも、御理解と御協力があるかと思っております。

 理事者側においても、いろんなことの中から民間団体等々と一緒になって、議会が取り組んでいく姿勢が今こそ大事なときだと思っておりますので、本委員会も、特にこの10月から11月までの間にいろいろな形での動きがございましたので、そうした報告を受ける中、またそれぞれ皆さんの考えている御意見等々をしっかり受けとめながら、12月には市議会も開かれます。そういったところに生かせるように、本委員会も重要な役割があろうかと思いますので、本委員会をよろしくお願いをしたいと思います。

 以上で開会前の委員長のあいさつとさせていただきます。

 ここで理事者のごあいさつをお願いいたします。

 渡邉副市長。



◎副市長(渡邉嘉蔵君) 改めましてこんにちは、渡邉でございます。

 議会の閉会中、またそれぞれ議員各位、いろいろと公務御多端の中、特別委員会を開催いただきましてありがとうございます。御苦労さまでございます。

 リニアの関係につきましては、今委員長さんからるるごあいさつがあったとおりだというふうに思っております。ここ一月くらい、いろいろな動きといいますか、報道も含めていろんなことがなされております。家田委員長も、いろんな報道に対して少し不快感といいますか、自制を求めるような一幕もあったなあというふうに思っておりますが、いろんな情報が出てくる、あるいはいろんな情報が飛び交うというのは、それだけ事も進展している一つのあらわれかなあと、そんな思いもして受けとめております。

 ただ、私どもといたしましては、8月の広域連合の折に、駅につきましては一定の集約をいたしましたので、そのことを基本に据えながら、いろいろな情報にあまり右往左往することなく、本筋をきっちり見据えながら、地域の将来に対してどういう選択をすべきか、その1点を見詰めながら進んでいきたいというふうに思っております。

 また、もとより駅をつくることが目的ではございませんで、リニアの効果を飯田・下伊那全域、あるいは近隣、隣接の周辺地域にいかに及ぼしていくか、そのプラスの効果をいかに最大化していくか、それによってよりよい地域づくりをしていくというのが、改めて申し上げるまでもなく主たる目的でございます。そうした意味では、ビジョン等につきましても、大まかな部分といたしまして一定の流れが明らかになってきたというふうに思っておりますし、これからはそれをどう具体化させていくかと。だんだんとそんな段階にも入っていくんだというふうに思っております。

 いずれにいたしましても、またこの後で経過等を御説明申し上げますけれども、いろんな状況の変化を適時的確にとらえながら、またこの委員会にいろいろと御相談申し上げながら、これから本当に、外に対しては、車の両輪ではございますけれども、一つになって進んでいかなければならないというふうに思っております。そうした意味で、ぜひこの場は忌憚のない御意見をいただきながら、情報を共有してまいりたいと、そんなふうに思っておりますのでよろしくお願いいたします。

 きょうは御苦労さまでございます。お世話さまになります。



○委員長(原勉君) ありがとうございました。

 それでは、これより協議事項に入ってまいります。

 まず(1)番の、リニア中央新幹線を取り巻く最近の情勢についてを議題といたします。

 なお、10月20日の小委員会、それから11月12日の小委員会、いわゆる交通政策審議会の鉄道部会中央新幹線小委員会に私と副委員長の永井さんが、10月20日には私、11月12日に副委員長の永井さんには委員会の傍聴をしていただいておりますので、説明の後、そのときの様子を御報告いただきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 それでは、まず最初に、交通政策審議会鉄道部会中央新幹線小委員会について、理事者側に説明を求めます。

 木下企画部参事。



◎企画部参事(木下悦夫君) それでは、先回の委員会以降、先ほどもお話がありましたように3回の交通政策審議会が開催をされておりますので、その状況につきまして御説明をさせていただきたいと思いますが、資料ナンバー1をごらんいただきたいと思います。

 第9回の中央新幹線小委員会が開催をされております。

 このペーパーの冒頭にありますように、ただいま副市長から申しましたが、報道が先行したということがございまして、それに対する、これから議論というときにルート決定というようなことから、もう少し慎重にしてほしいというような発言がありました。これについては、鉄道局長、それから大臣からのコメントも出ておりましたけれども、そういったことでありました。

 この第9回は、要は需要予測、それから費用対効果、そして環境調査の結果についての報告をされたわけでございます。

 最初に出たのが10月20日ですけれども、ルート決定の報道がされたのが10月14日から15日、そんなときでありました。そのことではありますけれども、費用対効果等の調査がどういうことかということが、このページの議事の下のところに書いてありますが、家田委員長からでありますけれども、経済効果の分析をする理由ということですけれども、プロジェクトを実施することが、国家や国民にとっていいかどうかという判断、その材料だということです。具体的には走行方式、それからルート、それから開業の時期等についての判断ということであります。

 この資料の12ページをごらんいただきたいと思いますが、ここに輸送需要量の比較があります。リニア、それから在来線新幹線との比較、それから南アルプスルート、伊那谷ルートとの比較ということからいって、南アルプスルートの方が需要量があるということ。それから、裏の方は経済成長率も加味してどうかというようなことがこの以降に、それから高速道路の有料、無料というのがありますけれども、それの影響がどうかということを含めてここに出ているところでございます。

 それから、費用対効果の関係ですけれども、22、23ページであります。

 22ページの上に、経済成長率1%で高速道路料金現状という比較、それからその下の段に走行方式による影響ということで、その比較が出ております。これを見ますと費用対効果がリニアでいきますと、大阪まで一気に開通した場合に1.24、それから南アルプスルートが1.51です。それから名古屋までになりますと、伊那谷ルートが0.94で、南アルプスルートが1.2ということで、先に報道が進んだということについては、こういったデータからいってBの選択はないだろうということで、先に出たんではないかということであります。

 それから、この資料をめくっていきますと環境調査でありますが、37ページから環境調査についてあります。

 これは、よく何があるかという比較になっておりまして、例えば40ページの上段、土地利用の状況、要はBルートとCルートに対する状況であります。下段は人口がどれぐらいあるかという比較であります。それから、あとずうっと裏の方ですけれども、動植物の生態系等いろんな比較があります。

 56ページに行きますと、巨樹・巨木位置図というところですけれども、どうしても避けていけないといういろんなものがあるわけですけれども、そういったものの一つとしてそういった形があります。こういうものが提示をされました。

 まとめとして、さきの環境影響等の調査から、要は実際のコストの検証、それから名古屋での乗りかえ時間が15分となっていますけれども、本当に間に合うのかどうかということ。それから、開業時期を繰り上げたときにどういう影響があるかと、そういったことがこれから検討が必要だということであります。

 それから、環境の比較については、要は環境面ではどちらのルートに決定的な問題があるわけではないが、どちらにしても環境への配慮は重要で、これをもってルートの判断をするということにはならない、そういうまとめになっております。

 第9回についてはそういったことでありました。

 この第9回を前後いたしまして、報道、いろんなものがございました。これが10月20日ですけれども、22日にリニア駅は飯田の郊外という報道もございました。それから、10月23日にはJR山田社長の記者会見がされたわけです。その後もルートについての報道はありましたけれども、まず駅の郊外、そのからルートについては、どこから発表されたかわかりません。県の方でも、まだルートについて決定していない段階で、具体的なJRとの協議は全くないということでありますので、そういった状況かなあというふうに考えています。

 ただ、山田社長の記者会見で、とにかくつくりやすいところにつくるということ、それから在来線への接続、この工事費を考えていないというような発言、それから利用者にとって使いやすい手段は自治体で考えてほしいというようなことからいきますと、やっぱり地域の今までの地域をつくっていた経過もございます。それから、中間駅の重要性というのが今交通政策審議会で審議されておるところでありますので、そういった発言はありましたけれども、審議会の行方を踏まえて対応していきたいと、そんなふうに考えているところであります。

 それで第10回の審議会、これはクローズで開催をされました。その結果が第11回の審議会で同時に発表がされております。

 めくっていただきますと、第11回の協議会が出ていると思いますが、ここに記録があります。65ページの次からでございます。ここで第11回ですけれども、第10回の協議した内容、それからあと費用対効果等のさらなる調査について審議がされたところであります。

 9ページの資料1をごらんいただきたいと思います。

 ここに、この第10回の議事の要旨が書いてあります。

 意義・必要性がありまして、それからルートがあります。ここで出た意見については、南アルプスルートは距離短縮による速達性と低コスト性で利点だと。それから二つ目の点ですけれども、南アルプスルートの建設コスト低減に寄与。それから、費用対効果の面で南アルプスルートが優位だと。それから三つ目として、超電導リニアを前提とすれば、トンネル工事を理由に直行ルートを否定的に見るのは不適当だという意見が出されておるということであります。

 それから、走行方式についてはリニア方式が有利だということです。それから、開業時期はできるだけ早く大阪までを目指すんだというふうなことです。

 10ページをごらんいただきたいと思いますが、営業主体・建設主体の建設についてはJR東海が適切という意見と、鉄道・運輸機構の共同事業も検討するべきだという両方が出ているところでございます。

 それから、駅の建設費用負担等について、大都市はJRがつくるということになっておりますから、大都市からもそれなりの資金を出してもらって、基金として使ったらどうかというような意見が出ています。

 それからアクセスですが、これはパブリックコメントで駅の位置について出してありますけれども、そういった中で審議会では、駅の位置に関して交通アクセスを含む地域、地場産業等の発展に貢献できるよう、各地域の特色をより生かしたものとなる場所を選定すべきだと。それから駅位置について、中心市街地や在来鉄道へのアクセスのみならず、高速道路への結節性、駐車場やバスターミナル整備の空間的余裕の有無に十分配慮すべきといった意見がまとめられております。

 それから、環境、その他については、自然環境に十分配慮が必要だというようなことでまとめられております。

 その次のページの費用対効果の感度分析ですけれども、13ページですが、10年早く進めたときにどうかというその比較をしてありますが、10年早めると、例えば2094年、B/C1.51ですけれども、10年早めて2084年にすると1.58と。要は早めた方が効果が出るということが議論されております。

 それから15ページですが、名古屋駅で新幹線とリニアと乗りかえをするわけですけれども、今は15分という時間を見て計算されておりますけれども、それがどうかということですが、実際には移動時間を3分から9分でできるように、地下30メートルという駅ではありますけれども考えておると。

     (発言する者あり)



◎企画部参事(木下悦夫君) すみません、13ページであります。13ページでありますが、そういった30メートルの地下に駅ができますけれども、3分から9分で。

 それから、先ほどのあれは12ページであります。前のページにありますように、10年前倒ししても、いずれも費用対効果はさらにいい数字が出るということであります。

 それから15ページ以降ですけれども、これはよくBルートの関係から言われていますけれども、南アルプスのトンネルが不当に安い積算ではないかというのがよく出ています。それに対する検討がされておるわけですけれども、16ページの上の表を見ますと、一番右側のところにリニアで南アルプスルートと伊那谷ルートというのがあります。これが、要は5,000億の差があるわけですけれども、これはキロ当たりの単価からいきますと210億円と195億円ということで伊那谷ルートの方が安いんですけれども、要は延長が短いということです。そういったことから、南アルプスルートの方が工事費が安いということで確認がされています。それにおいては、トンネルの非常に難しいということが言われていますけれども、17ページにありますように、上の段で特LA・特SAとありますけれども、あえて言えば、このトンネルの技術の中からいけば最高レベルかなということがあります。

 同じところからいくと、飛騨トンネルだとか、飯山トンネルと同じくらいの技術料でいけるというようなそんな説明もあったところであります。

 それから、21ページからでありますけれども、21ページからデルファイ法による中央新幹線に関する有識者アンケート結果というのがあります。これは、同じような質問を時期をずらしてやると。要は新しい情報が入ってきますので、その上で判断を再度してもらうということですけれども、その調査結果が出ております。

 ここで23ページに、私どもも飯田・下伊那を考えるときに、これからの人口、暮らしをどう考えるかということですけれども、国でもこういったことをアンケートをとっています。上段は、要は人口減少による影響が徐々に顕在化してくるということ。それから?というその下の段は、急速に弊害が噴出してくるという見方で、いずれにしても人口減少に対する影響があるということです。

 それから、下の表は国内産業の競争力は低下するけれども、一定の経済水準は確保できるんじゃないかというのがほとんどの見方ということでございます。

 それから、24ページの上段であります。これに円グラフがありますけれども、これは都市への人口集中、それから地方の過疎による人口減少が、リニアによって是正に寄与するという見方がここにありますように17.8%です。そうじゃなくて、逆に人口減少だとか一極集中が進むというのが41.1%。それで、そういう影響を及ぼさないというのが38.3%という見方です。これは、将来構想の有識者会議でもやっていますけれども、やはり両方に分かれています。やっぱりこれは百何人という方の意見ですけれども、そういう見方が出るのかなあということですが、この青いところのそういった一極集中と人口減少がさらに促進するということに対して、必要な施策ということでこの青い四角があります。これは雇用の創出だとか、福祉・医療の充実だとか、学校等小さな子供の子育て環境の充実というような、こういった対策が必要だということです。ですから、後ほど御説明いたしますけれども、将来構想、これと同じようなことが出ていますけれども、そういった対策が法的に必要だと、重要だということが言えると思います。

 それから、リニアの整備効果だとか、モーダルシフトの可能性について、24、25ページに出ております。

 それから、26、27ページの航空機からの、どういうシフトをして影響があるかないかというようなことが出てきております。

 それから、よく言われています鉄道技術の問題というか、メリットというのがありますけれども、それは何かというのが28ページにありますが、28ページの上段です。字が小さくて読めませんけれども、さまざまな技術が生かされるということがここにあります。要はこの四角にありますように、日本の地位が向上するという意見に集約されると、こういうふうにまとまっております。

 それから、国民意識の変化として、リニア中央新幹線によって将来への希望が膨らむということ。それから、子供たちの学習意欲や知的好奇心の増進の効果があるという、要は意識の変化にいい効果があるんじゃないかというのが、こういった状況になっているということであります。

 以上、有識者に対するアンケート等の説明があったわけであります。その上でこれからの委員会ですが、11月24日と12月8日に中間取りまとめに向けた委員会が開催をされます。12月中に中間報告が出されるという見通しであります。

 その上でありますけれども、長野県内Bルート、それからCルート、両方あるわけですけれども、中間報告が出ることによって、これからの具体的な評価でいきますと、一日も早い県内の意思統一というのが必要かと思いますけれども、大変難しいことだと思いますが、だんだんまとまっていくんじゃないかなあと、そんな見方をしております。

 それから、中間報告が出されますけれども、今、先ほど委員長さんからもありましたけれども、国会でも国家プロジェクトとして、要は国のきちっとした政治判断も必要じゃないかということになってきています。そうした今までの経過からいきますと、大体方針というのは変わらないとは思いますけれども、その一つ一つにあまり過度な反応をしてということじゃなくて、冷静に推移を見守りつつ、目標に向けた努力をしていく必要があるのかなと、そんなふうに思っておるところでございます。

 ちょっとがたがたしましたけれども、以上、状況についての報告といたします。



○委員長(原勉君) それでは説明が終わりましたが、先ほど前に触れましたが、第9回と11回に、私、委員長と副委員長が傍聴に行っておりますので、それについての感想を述べさせていただきます。

 まず、10月20日の9回に行ってまいりました。そのときが一つの山で、ルートが決定するんではないかというような報道がもう既にされていて、昼にはテレビ中継になるんではないかという環境の中で、その小委員会に行ってまいりました。

 先ほど理事者側からもお話がありましたように、冒頭で家田委員長が非常に不快感というような、そういう立場でやっているんではないということの中で、結果としては10月29日、今後のやつも非公開ということが出てまいりました。今まで小委員会では、基本的にはすべて公開をしていくという形で、この間のそれぞれの理事者側の説明でもそういった委員会の報告という形で経緯してまいりましたけど、簡単にいいますと、やはり当初というか、諮問された内容が、いわゆる営業主体、建設主体と分けて、それをどういうふうにするかというのが、2007年12月25日に国土交通大臣に、資料ナンバー2の頭に書いてありますけれどもそれが一番重要で、そこへもってきて東海旅客鉄道株式会社が自己負担を前提としたリニア中央新幹線の建設手続を進めるという発表をしたというから、にわかにいろんなことが出だしたことは事実でありますけれども、原点に返ってきちっとして、そのたびに小委員会を開いて、国としてこの事業を進めるかどうかを判断するのがこの委員会の役割であるということを再確認をしたという。あと細かな説明は先ほど書いたとおりのことがありましたけれども、そういった意味で、そこで大事なことが議論されているということを実感してまいりましたので、できる限りそういう機会があれば、我々も関心を強めていく必要があるんじゃないかというを感じて帰ってまいりました。

 内容については、今説明があったとおりでございます。

 それでは、第11回の方の報告をお願いいたします。



◆副委員長(永井一英君) 私は、11月12日の金曜日に急遽行かせていただきました。

 報告は先ほど言われたとおりでしたが、はっきり言うと費用対効果、技術的な部分と、それから一定の知識を持った知識人へのデルファイ法によるアンケートということでしたが、アンケートについてはこのぐらいかなあという印象でしたけど、その前段の技術的な分野についての議論を非常に興味深く聞いてきました。

 議事録にも載っておりますけど、家田委員長が言いましたが、既にもうJRさんの方でデータが出た。ただ、その費用の見積もり要素が甘くないのかということをやはり小委員会でもチェックする必要があると。今回それをやるんだということで始まるわけですけれど、例えばダム工事の場合は、想定工事費を何倍も実際上回るという現状があるがどうかというような質問がありまして、鉄道運輸機構は調査先ですけど、受けた方ですけど、地質は長期間調査したと。多少の変動はあるけど、何倍も変動するということはないということに対して、委員の中で一人、トンネルの専門家、小山委員という方がおりまして、先ほど言っておりました特LA・特SAという極めてトンネルを掘るについては難度、難しいというところ、これは南アルプスルートしかないということなんですけれど、実例は飯山トンネル等ありますが、それに対して小山さんがそれを見て、相当高く見ており、最大限の見積もりではないかと思うという発言をされております。家田委員長の方では、そういうことであろうと。ですから、要するに小委員会とすると、総体的な費用は南アルプスルートの方が単価が高いけれど、総体のお金は安くできるというのを裏づけたという流れでした。それが非常に印象的に残りました。

 感想としますと、雰囲気とすると、技術的、費用対効果的に言うと南アルプスルートというふうに受け取れるんですけれども、やはりマスコミ報道を帰ってきて見ますと、もう決まった的な報道がなされるということで、小委員会の雰囲気とマスコミ報道とは少し温度差があるなというか、先走っているのかなという印象を持ったのが一つありました。

 それから、やはり国の諮問機関ですので、それなりの専門家の学者ががんがんやり合うところを見まして、非常に新鮮なというか、勉強になったというところが1点でした。

 それからもう1点は、やはり私たちにすると中間駅がどうだということを聞きたかったわけですけど、私が出席したところでは、10回の報告の中では若干触れておりましたけれど、その後も触れたということはなくて、果たしてどこまでその辺の議論をして、答申の中へ入れていただけるのかなという思いはあるんですけど、いまいち酌み取れなかった部分でした。以上です。



○委員長(原勉君) ありがとうございました。

 今、永井副委員長からもありましたように、重要な今の中間駅の部分は、ほとんどこれから非公開の中で議論をされてくるんではないかなあと、極めて大きなものをはらんでおるなあと。今までだと、国会とか云々と、早く自分の地域につくってくれというような形で、そういう議論の会議には、どうもリニア中央新幹線というものは入っていないだろうというふうに感じております。

 ですから、当然社民党の中島議員さんの方からも中央新幹線経路に対する質問趣意書等々が出て、それに対して国交省からも答弁書が出ております。そういった形で、自然環境の問題からいろんな部分がありますけれども、それもすべて前提としてという議論ですので、国交省の人はまだそれを決めていませんよという議論だけれども、だんだんそういういろんな意味での議論が高まっているということでありますので、先ほど説明がありましたように、そういう情報等々にあまり翻弄されない中で、きちっとやっていくということの中で、飯田市においてはリニア将来ビジョンという形で多くの人たちが議論をされていますので、?の方で御説明があると思いますけれども、我々もそういうことをしないかんかなあということで、副委員長とも話をして、パブリックコメントの中で、現飯田駅というのを提出されておりますけれども、委員会としてもそういった現場等々も見たりしないと、一般の市民の皆さんとでは、感覚的にそこに本当のそれだけのスペースがあるのかとかいう議論や、または大鹿村というのも広域連合の中の一つの自治体であります。そういったような状況もそこありきで考えている節もあるので、実際にはそういった部分の人たちの御意見というより、実態も我々もやっぱり、ただ試坑のトンネルがあいたということだけではなくて、今後、恐らく大鹿村の人たちも我々も、いろんなことでこれからは議論をしていかなならんのかなあというような感じを、二つの小委員会でそれなりの議論をしておる中で、我々も見据えていかないかんかなあというのが、2人の大きな勉強になったなあという感じで帰ってまいりましたので、御報告だけさせておきます。

 それでは、我々の行った部分についてでも結構でございますけれども、ただいま木下参事の方から委員会の御説明がございました。それについて、委員の皆さんから御質問があれば受けたいと思いますので、御発言をお願いいたします。

 清水委員。



◆委員(清水勇君) 今説明をしていただいたわけですけれども、11回の説明の中でいきますと、ほぼ90%から100%が、ルート的には有利だというものはあるんですけれども、例えば今後においてルートが12回、13回で決まるか、具体的に多分言ったとしても細かいルートはまだだと思うんですよね。その間に、例えば飯田市も広域も一応現ルートとして出しているわけですから、地域とか産業経済、いろいろ道路を含めた形の中で。そうすると、今後、例えば市、もしくは広域として説明、要するにそれに対してJRが国に具体的に現駅にしたいということで、再度説明に行くとか行かないとか、そういう考えはどうですかね。これ、今後のあれなんです。

 要するに、例えばはっきり言わせていただきますと、ルートが確実に出たときに、それぞれ中間駅というのは次の段階で出てくると思うんです、それぞれにおいての。それまでに、やはり飯田市とか広域に向かってという形でという動きをどうですかねということ。



○委員長(原勉君) 渡邉副市長。



◎副市長(渡邉嘉蔵君) 今東海さんの発言が事実というか、報道としては、東京からの情報としては圧倒的な量を占めておりますけれども、建設主体がどこかという論議が先ほどの報告の中にもありましたけど、まだ建設主体がどういうふうになるのかということがわかっておりません。要は中間報告なり、恐らくこの小委員会の答申として出るのは、多分AかBかCかという選択ではないかなあと。それは一応幅25キロということになっておりますので、そこからより具体的なものに検討を進めていくのが、東海さんなのか、あるいは東海さんだけじゃなくて、ほかの組織も絡まったものなのかということが今の段階ではわかりません。ですから、要するに今の段階では飯田・下伊那、私たちがどういうスタンスにいるかということもまだはっきりしておりませんし、それから相手もまだはっきりしていないと。ですから、今まで県という単位でやってきた経過がありますので、一応その市町村、あるいは県、あるいは建設主体になるところ、そこら辺がもうちょっと明確になってこないと、具体的にどこでどういうことをやっていくのかということが、まだ今の段階では何とも言えないのかなというふうには思っております。

 ただ、毎回申し上げることではありますけれども、そこら辺の情報収集といいますか、動きはきっちりフォローしながら、時期を失しないような対応をしていかなければいけないというふうに思います。

 ですから、冒頭も言いましたが、東海さんの発言が目立つもんですから、そこというふうになりがちですけれども、それは建設主体がまだどうなるのかというのがわかっていない段階で、あれは東海さんの、言ってみれば一民間企業の希望を言われているにすぎないのであって、それに対して今の段階でどうこう言うことではないのかな、そういうふうに思っています。



○委員長(原勉君) 清水委員。



◆委員(清水勇君) 確かにJR東海の山田社長ではないですけど、民間のトップとしての立場では、そういうふうに言われるのも一つ筋はあるかなあと思っているんですけど、私としてはやはり品川と名古屋と大阪の駅と中間駅というのは違うというふうに思っていますので、例えばこういうところと言うとあれなんですが、神奈川、山梨、長野、岐阜、その他もあるんですけど、やはり中間駅になるであろう、それぞれの今後大体ルートが決まれば、多分具体的な都市も出てくるとは思うんですけれども、そういう流れを見た形の中で、それぞれの今度は中間駅の皆さんとも、ある程度する中でまた進めていくべきものもあるんではないかと思いますので、今はこういう形でしか言えませんけど、やはりいろんな情報を入れる中で、それぞれそういった形、横の都市との関係をどうするかというのもぜひまた検討していって、今のうちから考えて、動けるような体制でお願いしたいというような私の意見ということであります。



○委員長(原勉君) そのほか御発言はございませんか。

     (発言する者なし)



○委員長(原勉君) それでは、小委員会等についての説明は聞きおくということにしておきます。

 続いて、リニア将来ビジョン(案)について、理事者側の説明を求めます。

 木下企画部参事。



◎企画部参事(木下悦夫君) 資料ナンバー2をごらんいただきたいと思います。

 一番表にありますのが、リニア将来ビジョンの概要版であります。その裏にリニア将来ビジョン(案)と有識者からのメッセージというものでつづってあります。

 これにつきましては、御承知のように広域連合の協議で検討をしてまいりました。きょう、今の状況を御説明させていただいて、この24日に広域の全員協議会等がございますので、そこへ諮ってまいりたいというものであります。

 たくさんありますので、この概要版で御説明をさせていただきたいと思いますが、概要版の1ページ目にまず1として「自らまちづくりを考え、17年後の未来へ繋ぐ」ということです。ここの中段にありますように、リニアの将来ビジョン、いわゆる時間移動の大幅な短縮による産業立地の可能性の向上、それから人口の拡大などでプラスの効果がある。一方で、いわゆるストロー現象などという懸念もあるわけで、こうしたことからプラスの効果を最大限に生かし、そして、マイナスの影響を最小限に抑えるためのまちづくりを今から進めなければならないということであります。

 2のビジョンの策定体制ですけれども、この5月から22回にわたってそれぞれの会議をしてまいりました。ここにありますように12名の有識者会議で、ここでは30年後の社会がどうなるかということ、それからリニアの影響がどんなのがあるのか、それから対外的な戦略として何をすべきかということを語っていただきました。そのことが裏の厚い方のペーパーにあるわけですけれども、それを踏まえ、四つのワーキンググループで検討し、検討会議でまとめたというものであります。

 開いていただきまして、3のリニア中央新幹線飯田駅設置を見据えた将来の地域像ということでありますが、ここにポンチ絵がありますけれども、飯田・下伊那地域においてリニア飯田駅があって、上の方にこれは長野県の南の玄関口であって、三遠南信地域の北の玄関口、それから名古屋のセントレア、それから東京の羽田空港に約1時間圏域になりますと、そこから世界に向かうといった位置になるということです。その上で、対外的にグローバル化が進むということです。

 これは、日本全体がさらにグローバル化するという方向に向かっていますけれども、この地域においてもさらにリニアによってそういったことがあると。そういったことから、小さな世界都市を目指していきたいということであります。ここにありますように、人のつながりを大切にする風土を生かした小さな世界都市を目指していく。それから、もう一つが交流が拡大するということですから、この地域ブランドの確立というものは、今さらでありますけれども、非常に大事な取り組みでありまして、その上で、多機能高付加価値都市圏を目指していくということであります。

 それで、これは外に向かってということですけれども、対内的に目指す地域像として、一つは多様な主体ということで、要は「結い」の精神を大切にして、住民がみずから地域をつくっていく。地域を愛する方が、要は人材育成が非常に大事だと思いますけれども、こういった多様な主体が活躍する地域の取り組みをしていく。それからもう一つが、守るべきもの、備えるべきものということで、地域の自然も含めてしっかり守るもの、備えるものを整備し、守っていきたいということであります。

 その上で、それを実現するにはどんなことが必要かということですが、一番下の(3)ですけれども、要は情報発信が第一、それから駅勢圏をより広くとらえるために、飯田駅での交通結節性の向上が必要だということ、それから駅を中心としたまちづくりの取り組みが必要だということでまとめてあります。

 右のページの4番の、これはまちづくりの案ということですが、これがワーキンググループで議論されたものであります。

 この四つのテーマ、例えば高等教育機関の整備というのがありますけれども、例えば「産む・育てる・学ぶ」では、高付加価値都市圏の中でこういった機関の整備が必要だということ。それから、「働く」という中にも一番下にあります、ここでも高等教育機関が必要だと、四つともすべて教育のものが出てまいります。それから、この地域全体で「働く」というところに多様な主体というところがありますけれども、農林業のブランド化・6次産業化とか、今各町村が取り組んでいるものが具体的に提案をされています。こういったさまざまなものについて、具体的にどういう形で目指していくか。方向は示したんですけれども、具体的な取り組みというのが必要になってきます。広域計画の中にこういった考え方を取り入れて、具体的な取り組みをしていきたいというものであります。

 一番裏については、今まで同じのですけれども、飯田の谷さんですけれども、今度は南信州のMさんになりました。リンゴ並木からの山が好きだと、こういうあれになっていますけれども、少し変わってまいりましたが、こういったことでまとめてみたということでありますので、よろしくお願いをいたします。



○委員長(原勉君) ただいまリニア将来ビジョンについて説明がございました。

 細かな鉄道会議の内容については資料としてついておりますので、またごらんをいただきたいなあと思いますし、議員の多くの皆さんもそれぞれ有識者会議等々も傍聴されて、闊達な御意見等々もお聞きしているんではないかと思います。いずれにしても、少なくとも長野県内で、こういう形で多くの人たちと議論をしている地域というのは、ルート問題でいろんな議論はありますけれども、飯田・下伊那の多くの地域の皆さんが、この間、この問題を真摯に議論してきているという現実。こういった地道な活動、運動というのが、今後の将来に向かって重要な役割を占めていくんじゃないかということを感じておりますが、これにつきまして、委員の皆さんからも、何かただいまの説明に加え、また御発言があればいただきたいと思いますが、いかがですか。

 ざっくばらんに感じていることとか、皆さんが接している人たちから耳に挟むようなことでも結構でございますので、よろしいですか。

 清水委員。



◆委員(清水勇君) 私の将来ビジョンについては、いつまでにどのくらいとか、何年計画でいけるとか、例えば二、三年とか、5年とか、10年とか、いろんな考え方の想定の中でいけると思いますし、今回、議会報告会を5回ほどしている中でも、やはりリニアについては将来に向けてとか、駅の問題とか、いろんなものが出ておりますけれども、やはりこの特別委員会もそうですけれども、私たち議会としてもいろんな意見を聞く中で、こういう将来ビジョンについてはいろいろ進めていきたいなあというふうに思っておりますし、こういうことも主体にこれから実際にしっかりとやっていかなきゃいけないなあと思っていますので、やはりこれはお互いにしっかり取り組んで、短い目でいけるもの、長い目でいけるもの、やはりしっかり検討しながらしていくべきだなあというふうに思っています。

 今はこういう状況なので、意見としてはそういうことを言わせていただきます。



○委員長(原勉君) そのほか御意見ございませんか。

     (発言する者なし)



○委員長(原勉君) きっといろいろあるとは思うんですが、スパンとしては10年、15年後と、実際に開通するということになっておるがゆえに、今の現実の状況の中というものと、今後想定されるものというのは、意外と私も含めてギャップというか、あまり想定し切れない、余りに今までの新幹線と中央新幹線との根本的な違いといったようなものが、今後いろんな形で議論されていくんではないかなあと思いますし、そういうのはもう出てくると思います。駅一つにしても、恐らく今までのような、我々がよく乗ったりする新幹線の駅ではないんではないかなという感じが最近特にいたします。

 これはちょっとよそごとというか、あれですけど、先般、韓国なんか行った場合に、韓国では切符の改札がありません。もうすべて全部予約制というか、自分の座る席の券を持っているだけで、切符を出したり切ったりするのは韓国にはないんですね。そこの中で動いていると。我々だと不正乗車があるんじゃないかとか、そういう想定をするんですけれども、そういうことが全然なく、駅員だとか、そういう者がいないんですよね。

 先般の委員会でもそんなような議論があったように聞いております。やはりどのぐらい短く乗っていけるかとか、そういうようなので、恐らく我々の考えている駅の想像じゃないものが出てくるんではないかな、技術的にもですね。

 ですから、いろんなことを考えながら、そうはいっても我々が一番使いやすくて、なおかつこの地域にとってやはりいいのかなというのは、飯田線というのがあるんですけれども、ほかのところだと結構幹線の在来線というのがあるんですけれども、飯田にはないんで、大きな駅があってそことのアクセスする部分と大分趣が違うんではないかなあという感じが、最近になって何となく気づいてきたなという感じがしておりますので、できるだけ、そうはいってもお年寄りから子供たちまでいろんな人たちが15年には動いていくと思いますので、皆さんもいろんな会合等々、今、議会報告会の意見なんかも非常に貴重な意見もあると思いますので、また委員会の中で御報告をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、御意見がないものですから、リニア将来ビジョン(案)については確認をするということにいたします。

 その他について何かございますか。

     (発言する者なし)



○委員長(原勉君) こちらの方でその他について、前回、総決起大会のようなものを計画したいというようなお話があったと思いますが、その件について。



◎企画部参事(木下悦夫君) 先般の委員会で、12月に再度、地域づくりを中心とした決起大会といいますか、開催をしたいということで申し上げましたけれども、中間報告がおくれているということ、それから今のさまざまな状況から判断をして、もう少し延期をしたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。



○委員長(原勉君) 今、理事者側から年内にはというような、予定というようなことも、委員会ときに検討したいという提案があったというふうに記憶しておりますけれども、種々の情勢、11月か12月8日までの非公開があり、その後、中間取りまとめというようなスケジュールも発表されておりますので、若干その様子を見ながら対応したいという提案でございますが、よろしいでしょうかね。

     (「はい」と言う者あり)



○委員長(原勉君) それでは、委員会として了承したいと思いますので、よろしくお願い申します。

 そのほか、全体を通してございますか。

     (発言する者なし)



○委員長(原勉君) なければ、本日予定した協議事項はすべて終了いたしました。

 以上をもちまして、リニア推進対策特別委員会を終了いたします。御苦労さまでした。

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              17時05分 閉会

委員会条例第30条の規定により、ここに署名する。

  平成23年1月21日

      リニア推進対策特別委員会委員長  原  勉