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長野県 飯田市

平成22年  6月 リニア推進対策特別委員会 日程単位




平成22年  6月 リニア推進対策特別委員会 − 06月21日−01号









平成22年  6月 リニア推進対策特別委員会



          飯田市議会 リニア推進対策特別委員会

            平成22年6月21日

              15時00分開会

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○委員長(原勉君) 全員おそろいのようでありますので、ただいまよりリニア推進対策特別委員会を開催いたします。

 なお、清水勇委員の方から遅刻する旨の届けが提出されておりますので、御報告しておきます。

 委員会開催に当たり、委員長よりごあいさつを申し上げます。

 皆さんも御存じのように、それぞれ有識者会議、それから構想検討会議、またワーキンググループ等々で、市民の皆さん、それぞれのところで、また広域連合のところで、この間、それぞれ、このリニアについて皆さんの熱い思いはいろんなところで議論されているというふうに聞いております。そういった意味では、この対策特別委員会の置かれる位置というのは非常に重要な部分があるというふうに認識しておりますけれども、同時に、特に今新しい政権もできというか、交代があり、構想政策審議会等々の動き等々も、選挙という形の中で若干私どもの今までの流れと、少し政治の流れの中でどうなってくるのかという少しの心配はなきにしもあらずだろうというふうに思っておりますけれども、私たちとすれば、このリニア中央新幹線が、飯田市というより我々の地域住民にとって、この地域にとって非常に重要ということは御認識のとおりだと思いますので、そういった意味では、そういったことにも翻弄されなく、きちっとした形での判断をつけてまいりたいというふうに思っております。

 特に、きょうはそういった意味での今までの、特に構想検討会議の状況、それから交通政策審議会のその後の状況についての報告を受ける中から、今後の取り組みについて皆さんからより具体的な検討に入れるようにしていきたいと思いますので、それぞれの皆さんから御意見を賜って、委員会を進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 ここで理事者のごあいさつをお願いします。

 渡邉副市長。



◎副市長(渡邉嘉蔵君) 改めまして、皆さん、こんにちは。

 議会開会中でございまして、何かとお忙しい中、リニア推進対策特別委員会にお集まりをいただきまして、まことにありがとうございます。

 リニアにつきましては、今議会の一般質問で本当に多くの議員の皆様方から、いろいろと御意見等、やりとりをさせていただいたところでございます。その中で、やはり市民の皆さん、地域の皆さんにもいろんな情報がちょっと錯綜していて、少しその情報の整理もしていく必要もあるのかなあと、個人的にはそんな印象を持ちました。

 本日は、その一般質問等のやりとりの中でも十分御説明できなかった部分、今までの交通政策審議会、あるいは地域での検討の様子等々について、改めて情報を共有してまいりたいということと、これから市民合意の形成等々を含めまして、どんなふうに進めていくのか、また、いろいろ御意見等を賜れればというふうに思っております。

 委員長さんのごあいさつにもございましたとおり、政局も非常に動いておりますので、この問題もそれに合わせて非常に動いていくんだろうというふうに思っております。そういう意味では、また今後も時をうまくとらえながら、いろいろとまた御協議を賜ってまいりたいと、そんなふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 簡単でございますけれども、開会に当たりましてのあいさつにかえさせていただきます。

 本会、よろしくお願いいたします。



○委員長(原勉君) それでは、協議事項に入っていきます。

 まず、リニア中央新幹線の現状についてを議題といたします。

 最初に、リニア将来構想検討会議の状況について理事者側の説明を求めます。

 木下企画部参事。



◎企画部参事(木下悦夫君) お手元の資料のNO.1をごらんいただきたいと思います。

 リニア将来構想検討会議の状況報告であります。

 ここにありますように、この6月15日までに、それぞれ有識者会議、検討会議、ワーキンググループ会議の第1回が終了をいたしました。

 続いて、第2回のワーキンググループ会議が7月1日からそれぞれ始まる状況であります。予定につきましては、ここにありますように、今後の予定というところで決まっておりまして、すべて公開でやっておりますので、そういったことで、できるだけ多くの人が来ていただければありがたいなあと、そんなふうに思っております。

 それで、1枚めくっていただきまして、今まで検討してきた内容でありますけれども、第1回有識者会議、これにつきましては先回説明いたしましたので飛ばさせていただきまして、7枚ぐらいめくっていきますと、検?の1ページ、第1回検討会議ところが出てまいりますが、このところからかいつまんで出た意見について報告をいたします。

 下の検?の2ページ、加藤委員から、昔は京風の建物があったと。魅力のある町並みがつくれるようになってきているので、ぜひそういうものが必要じゃないかということ。それから、まちづくりの基本は、隣組組織、近所の助け合いではないかと。

 それから、唐沢委員からは、過疎化したとしても、自然豊かで落ちつく場所だと。

 それから、木村委員からは、駅ができれば地域の歴史にとって非常に大きいということ。

 一番下に、変えるべきものはどんどん変え、守るべきものは守っていくということを今のうちに見定めておく必要があるということ。

 めくっていただきまして3ページ、リニアが来る、来ないにかかわらず、何を守るべきかということを検討していく必要があると。

 それから秦委員、守りたいものを研究する必要がある。それから、産業振興に必要なものを廃止を含めて研究していきたいと、そういう話がありました。

 中央の宮島委員、メリットを大きくし、デメリットを少なくすることが役目だと。

 それから下の方へまいりまして、吉野委員、お金にならないが大事な部分がある。それをリニアが来ても守っていけるかどうかという、そんなような御意見をいただきました。

 それから、意見交換にまいりまして、検?の5ページをお願いいたします。

 その中で一番下ですけれども、伝統文化の魅力を付加価値として高めて発信していく必要があるということ。

 それから6ページにまいりまして、真ん中辺ですけれども、学問や文化で東京と接するのはやはり大事なことである。それから、きれいな空気ときれいな水を失ってはいけないというような意見。

 それから7ページへまいりまして、水上委員からは、将来構想の中で役割の明確化が必要ではないかと。

 それから下の方へまいりまして、吉野委員の、地元だけでなく外の人がどう利用するか、そういう視点で考える必要があるんではないか、こんなような意見をいただきました。

 続いて、もう1ページめくっていただきますと、第1ワーキンググループの検討状況でありますけれども、W1?の1というのがありますが、めくっていただきまして、それの3ページです。

 3ページの一番上に、第1ワーキンググループというのは、「産む・育てる・学ぶ」という、そういうテーマです。そういったことから、地域を楽しみ、学ぶ機会をつくる必要がある。それから、伊坪委員は、「守りたいもの、子供の心」について、リニアの駅ができたら子供にどういう影響があるかということを考えていかなければならない。

 それから下の方へまいりまして、伊藤(実)委員の一番下ですが、専門教育を受けられる場所そのものをこの地域に持ってくることも考えられるのではないかという御意見。

 それから4ページにまいりまして、上のところに、地域の教育力の高い地域をつくっていきたいと。

 それから唐沢委員ですが、心安らぐ環境、躍動する個性を地域の理想像として上げたいと。それから、どこに住んでいても気持ちが安らぐ場所でありたいと。それから、個々の人の生きがいが創造できる地域を目指したい。

 それから下の方へまいりまして、木下委員の、地域の資源を活用した人づくりが必要だと。それから、リニアのあるなしにかかわらず、これからの人づくりは必要なことだということです。

 1枚めくっていただきまして、5ページ中央でありますけれども、リニアからおりたときに、信州に来たという気持ちを持ってもらえるようにしたいと。

 それから、その下の原委員の一番下ですけれども、子供たちに大きな経験を積ませる機会であり、リニアの利点を生かしていきたい。そんなような御意見がいただけました。

 2枚ほどめくっていただきますと、第2ワーキンググループ、「住む・交流する」という、こういったテーマですけれども、W2?の1ページになりますが、それの2ページを見ていただきまして、中央に伊坪委員、地域には「結い」が残っている。その力をどう使っていくかが大事だと。

 それからその下の片桐委員の一番下ですけれども、グーリンツーリズムが盛んで、地域のよさや人情を伝える場となっている。こういった子供たちがリニアをきっかけに定住するようになってくれればいいということ。

 1枚めくっていただきまして3ページ、桑原委員の中央ですけれども、横の連携を強めてしっかりと意見が言えるような仕組みをつくることが、守るべきものを守るために大事ではないかと。

 その下の大森委員ですけれども、景色がすばらしかった。そういう感覚をすり込まれていないと。逆を言うと、そういうことを外の方にすり込むことが必要ではないかということです。

 次の4ページの一番上ですけれども、生活や自然、農業や景観をどう守っていくか、文化や芸能をどう守っていくか、これらを次世代にどう引き継いでいくかが課題だということ。

 林委員は、田舎の人は都会へ行ってしまう状況に対して、都会の人は田舎が好きと言ってくれている。これを生かしたい。それから、都市とうまく連携していくことがよいモデルとして生かせればいいということ。

 その下の三石委員の一番下ですけれども、この地域が飯田・下伊那という枠で考えていく必要がある。このテーマについて、そういう意見であります。

 それから1枚めくっていただきまして、5ページ、戸田コーディネーターですけれども、日本のふるさとであるということをすり込むという、外の人を引き込むという視点、それから外の人に提案、発信するという視点、それから逆に外部の人が入ってくるとどうなるかという、この三つの視点のポイントが必要ではないかと。

 それから次のページの6ページですけれども、水上委員、どんな豊かさがあるのかという提案をすべきであると。

 それから酒井委員ですけれども、地域はいろいろなライフスタイルを提案できるのではないかと。それから、その下に都会と田舎という2地域居住の提案ができるのではないかと。それから、その下の戸田コーディネーターですけれども、17年後にできるということではなくて、それまでの間が大事だと。

 それから一番下、観光でいえばもっと広い範囲が必要と。伊那、駒ヶ根、木曽、三遠南信地域まであると思う。連携と、それから交通手段が重要と。外国人客も含めて考えなければならないということ。

 7ページのもう少し下へ行きますと、戸田コーディネーターで、変えない、守るという仕組み、保持するための仕組みづくりが必要だと。

 それから、その下に宮澤委員、情報発信をする仕組みが必要と。

 それから8ページへまいりまして、林委員、都市の人々はどんなことを求めているか、そういった視点からの取り組みが必要と。

 それから秦座長ですけれども、リニアと三遠南信道を結びつけて考えないといけないと、こういった御意見をいただきました。

 1枚めくっていただきまして、第3ワーキンググループであります。W3?の、1枚めくっていただいて、W3?の3ページであります。

 一番上に、企業を誘致することが必要だと。それには、市町村単独ではなく圏域で考えた方が有効ではないかと。

 それから木下委員の、新しい価値観が必要であるということ。

 それから、そのページの下の方へ行きますと、佐藤委員、働くというテーマを自治体の垣根を越えて取り組まないと解決できないと。

 それから次のページの4ページにまいりまして、佐藤委員、子育て支援というのは、その後の定住につながり、税収が上がるようになって完結するものだと。

 それから篠田委員ですけれども、地域経済活性化プログラムは飯田・下伊那全域のことであると。それから、東京の大学との太いパイプができると、こういうのを生かしていきたいということ。

 それから下の方へまいりまして、加藤コーディネーターの、外から来た人にお金を落とさせるという視点と、物をつくって外に売ってお金を得るという二つの視点があるということです。

 めくっていただきまして5ページ一番上に、農産物のブランド化と今までは言っていますけれども、そういったことに取り組む必要があると。

 それから中央、竹前委員ですが、新分野や新製品へ注力する必要がある。それから、この地域の特色は産業や自然、生活などの多様性にあり、さまざまな選択肢を持っている。一番下へ行きまして、都市部志向から、この地域の宝探し、魅力や大切なものへ気づいてもらうことが必要ではないか。

 次のページの6ページにまいりまして、中央に林委員、大企業が入ってきても地域とかかわりを持ち、取引が生まれ、地域がその企業を生かせるようになるかどうかということ。

 1枚めくっていただきまして、8ページの一番上に、横前委員、実際に住むということになると働くということが一番難しいという体験からのアドバイスをいただきました。

 もう1枚めくっていただきまして、9ページの一番上で、?多様性を高めていくというのが一番上の概念で、その中には大企業や研究機関の誘致もあるのではないかと。それから、?のところで、リニア世代には老人がどう豊かに暮らせるか、ケアビジネスの視点も必要ではないかという、働くというテーマではそういう御意見でありました。

 次の第4ワーキンググループの「環境」というテーマですけれども、W4?の2ページを見ていただきたいと思いますが、中央に新井委員の、地域ブランド化が必要だという。そのブランド化にはコミュニティーだとか、環境だとか、さまざまなテーマがあるとしております。

 それから、飯島委員の自然エネルギーについての活用が必要だということ。

 それから、次の3ページへまいりまして、今村委員の森林、水源、遊休農地を活用すべき。それから、田舎がない人を対象に、田舎親戚制度というようなものが考えられるんではないかと。

 それから、そのページの下の方へ行きまして、倉田委員、農業者がサラリーマンになると、農地ではなく住みやすい土地に移ると。それが中山間地の荒廃につながっているという御意見もあります。

 めくっていただきまして、4ページ一番上ですけれども、田舎は、田舎のよさを失わないことが大切であると。

 それから、中央の寺岡委員でありますが、その下に、残すべき自然は、リニアが来る前に方策を検討すべきだと。

 それから、一番下の萩本委員ですが、環境だけではだめで、全体的なバランスが大切であると。人と自然に配慮したバランスが大切であるということであります。

 次の5ページにまいりまして、中央に加藤座長がありますが、この地域には人同士のつき合いが当たり前にあると。こういったもてなしの心は、こういったつき合いの中からあると思いますと、そういった御意見をいただきました。

 そんなようなことをごくかいつまんで言いましたけれども、これらをまとめまして、視点・論点をまとめまして第2回を開催してまいりますので、現在の状況について報告を申し上げました。



○委員長(原勉君) ただいまリニア将来構想検討会議、またワーキンググループについての説明がございました。

 この説明に対して御発言はございませんか。どんな角度からでも結構であります。いかがですか。よろしいですか。

     (発言する者なし)



○委員長(原勉君) それでは、説明のとおり聞きおくことといたします。

 次に、交通政策審議会の状況について、理事者側の説明を求めます。

 木下企画部参事。



◎企画部参事(木下悦夫君) 資料の一番後ろに資料NO.4がございます。

 資料NO.4に、交通政策審議会の鉄道部会の小委員会第4回が6月4日、自治体ヒアリングということで開催をされました。

 これについて、神奈川、山梨、それから長野、岐阜のそれぞれの知事がヒアリングを受けたということで、その内容について御説明をいたします。

 今のワーキングの次の資料NO.2の1をごらんください。

 このヒアリングの状況を見ますと、周りの県の状況がよくわかってまいります。それで、その状況を御説明いたします。

 この1ページですけれども、神奈川県知事であります。神奈川県は、?にありますが、人口減少と生産年齢人口の減少を上げて、活力維持のためにリニアで歯どめをかけたいと、こういったことも関係して言っております。

 それから、神奈川県は、リニアの県内駅とあわせて東海道新幹線の新たな駅の設置という希望を持っておりまして、先週の新聞でいきますと、JRも前向きに考えているという記事が出ております。

 それから?の県内駅に係る地方負担の軽減について、全額賄うことは困難だという主張をされております。

 それから横内山梨県知事でありますが、?のリニア中央新幹線の必要性については、山梨にとって第三の交通革命であるという見方であります。

 それから?については、建設、営業主体であるJR東海でということを支持すると。それから、地元の協力が不可欠であるという説明がありました。

 それから3番のルートについてでありますけれども、中央線との競合を上げて、Cルートを求めております。

 それから?の山梨県内のリニアの駅設置についてですが、地域振興の観点が必要であるということであります。

 それから続きまして、一番下に村井県知事から資料の御説明でありますけれども、そこにありますように、リニア中央新幹線に関する経過について、ルートに関する意見集約に約10年、その後20年、Bルートを求めてきたという説明をされております。

 2ページの一番上ですが、20年の取り組みは非常に重いという従来の御意見であります。

 それから、リニアは全幹法に基づいており、地域振興の観点が重要だと。

 それから次の点で、戦略的環境アセスメントを行うという発言を受けて、環境への配慮を求めたと。

 それから、上から五つ目の点ですけれども、JRの調査に関してですが、ルート問題で地域に分断、亀裂が生じるのは避けたいということを言っております。

 それから、次の中間駅の費用については地元負担というJRの要望は一方的だと。

 それから一番下に、中間駅のことも審議会で取り上げて、納得できる説明をお願いしたいということ。

 それから、岐阜県知事でありますが、リニアの意義については、交流拡大、それから観光、新たな住まい方、企業活動といった点の説明がありました。

 それから三つ目の点に、総合車両所の設置を求めております。

 それから意見交換を行ったというところでありますけれども、一番上のところですが、家田委員長からは、ルートと駅の問題は根本的な問題であり、検討していきたいと。

 それから、下から三つ目の点ですけれども、家田委員長から、リニアは従来の鉄道計画と違い、既に高速交通網の中に計画されるもので、駅勢圏が大きく変わる。それについて意見を求められております。

 そういったところでありますが、この問題をさらに詳しくそれぞれ書いたのがしばらく続きまして、6ページをお願いいたします。

 6ページに家田委員長から、村井県知事から中間駅を視点から外しているのかというお話があったが、そうではないと。細かい設置場所、何丁目何番地というのは地元ですることだが、これは大局的な問題と考えていると。ルートと駅の話は根本の問題であり、どのぐらいの距離で駅が必要かというのは基本的な問題だという発言をされております。

 それから、駅に関する質問がありまして、下から三つ目に横内山梨県知事は、駅がなければ迷惑施設というお話がありました。

 それから一番下から、停車はどのくらいかということですが、7ページにまいりまして、岐阜県知事はできるだけ多くとまってほしい、長野県知事は、1時間に1本とまれば、どこの駅にもとってもそれなりにハッピーなのではないかということ。それから、神奈川県知事は、リニアについても「のぞみ」のとまる駅としてほしい。多分「のぞみ」と「こだま」という形になるんじゃないかと、そういう形です。

 それから、下の方にまいりまして、マイナスの面の想定をしているかということですが、下から二つ目の横内山梨県知事ですけれども、九州新幹線のように福岡へ集中することが起きてくると。しかし、プラスを大きく、マイナスを小さくというのは地域の自助努力であるということ。

 それから、一番下の岐阜県知事は、ストロー効果を心配する声があると。しかし、企業誘致が急速に進んでいる状況から、観光も右肩上がりになると。それから、その次の点で、チャンスがふえるという傾向の方が強いのではないかという意見もあります。

 それから8ページへまいりまして、ストロー効果については、三つ目の点ですけれども、神奈川県はないと思うというお話であります。

 それから、駅の数であります。

 駅の数について、村井県知事は、Bルートであれば諏訪か上伊那と飯田、県内2ヵ所を想定していると。

 それから岐阜県知事は、当初五、六ヵ所要望があったけれども、東濃が一丸となり、東濃は一つということでまとめておられます。

 それから、山梨県は四つの要望がありまして、採算もあることなので、多ければよいというというわけにはいかないという見方をしております。

 それから、下の方は建設費以外の負担はどうかということを長野県知事に聞いています、一番下です。ローカルなことだが、公共交通維持という別の問題が発生をしたと。ローカル線に対する地元負担が必要となり、130億円を県費で支出をしておると。新幹線が延伸することで、さらに効率の悪いローカル線を背負わなければならないかもしれないという、こういう言い方です。

 それから9ページにまいりまして、ストロー現象に対する戦略はということでありまして、三つ目の岐阜県知事でありますけれども、新たなライフスタイルとして2地域居住や定住に期待をしておる。それから、二つ目の人口減と高齢化の中で交流人口をふやしていくことも国家戦略だと。それから三つ目に、県内でのアクセスネットワークを考えていかなければならない。県全体でどう生かすかという議論をする方向で考えているということ。

 それから村井県知事は、交通体系からの過疎の問題はやむを得ないこと。最後の方に、時代の価値観によって変わるものであり、わからないということです。

 神奈川県は、別の特徴を持っていまして、相模原一極集中ということに対しては、県内の均衡ある発展を考えたいということです。

 それから一番下でありますけれども、高速道路は公共事業かどうかというようなこと。それから、東京・大坂間が1時間圏域、この価値はどうかということを質問しまして、10ページにまいります。10ページの一番上ですけれども、山梨県知事は、第2の国土軸が必要であり、公共事業として考えていると、こんなことです。

 それから都市間競争、それから今まで要は大都市三つが都市間競争していたけれども、都市がつながるということについてはどうかということであります。

 それについては、神奈川県知事は非常に競争力が高まると思うと。それから企業にとっては集積のメリットということがある。

 それから、三つ目に村井県知事ですが、高速道路網がある中にリニアが来るという考え方にははっとさせられたと。道路が脆弱であり、事故、天候、環境負荷、メンテナンスが避けられない。それから三つ目に、民間企業という側面が強調され、JRの民営化は成功事例と考えているが、強調され過ぎではないかと。それから、公共事業かどうかということについては、鉄道は非常に公共性の高い事業であると。それから一番下のところに、人口の過半が交流できることは大変な強みである。海外の人口集積に対する危機感を持たなければならないというお話です。

 それから、駅は投資という考え方ができるのではないかという、村上委員の質問ですけれども、山梨県知事は、増収となるのは固定資産税だと。確実に上がるのであれば投資効果があるけれども、現状では地方交付税が75%分減額される状況であると、こういうお話です。

 それから11ページにまいりまして、村井県知事は南アルプスの説明に対して、安房トンネルを考えられておるが、どういうことかということに対しては、知事は権威のある客観的な見解をもらえば納得をされるのではないかというお話でございます。

 それから11ページの下の方は、リニアか現状の新幹線かという議論でありますが、山梨県知事は、議論の前提がリニアと。それから、神奈川県知事は、在来線だと整備新幹線の後になってしまうと。長野県知事は、リニア方式だから傾斜に強く、トンネルを短くできるので、Cルートの建設が可能であると。

 それから次のページで、ここまでで終わりであります。

 その次に2の2という長野県が提出をした説明資料がございます。これは、次のページの2ページですけれども、これは経過であります。

 それから4ページ、5ページは、このルートの南アルプスをあわせてイメージ的なものを説明されております。

 それからめくっていきますと資料3というのがありますけれども、ルートに対する考え方というのがありまして、ルート選定に当たっては我が国の発展ということが必要だと。それと同時に、地域振興の観点から、各地域にとって最大の効果が得られることが重要ということであります。

 資料4の地域の主な意見という、これが今までの経過のことを言っておりますけれども、要は一番下の表で、Bルートであると県内の乗降人員が1日1万7,000人だけれども、Cルートだと8,000人だというところを強調したということです。

 次の資料5の1の、そういった製造品出荷額だとか顧客数の比較をして説明されています。

 資料5の2は、東京からの時間的なもの、距離的なものを示しておりまして、飯田まで4時間以上かかっていることを示しています。

 それから、資料6、7でありますけれども、それぞれの、要は効果を最大限にするためにというフローを書いてあると思うんですけれども、資料6のところに既存の県内交通網の活用により、中間駅までの利便性の高いアクセスの確保が必要であると。それから、中央新幹線が開業することにより生ずる中央東線、飯田線の影響に対する的確な対応が必要だという説明になっております。

 一番最後に、地方負担なしに、JR東海が中間駅を設置できるスキームなど、沿線地区が納得できる考え方の整理が必要だと、こういった資料を出して説明をされております。以上であります。



○委員長(原勉君) ただいま交通政策審議会の状況についての説明がございました。それぞれの知事さんたちの意見も詳しく報告がございましたが、何か質問、ちょっと聞きたいという部分がありましたらお願いしたいと思いますが、いかがですか。

 知事のヒアリングはまた終わったということでいいかな、流れとしては。

 木下さん。



◎企画部参事(木下悦夫君) 今、4人の知事が終わっていますが、大阪までの関係もございますので、もう一回、次回のヒアリングで、まだ日が公表されておりませんが、7月の上旬ではないかというふうに思っています。



○委員長(原勉君) そのほかの知事ということ、また一緒ではなくて。まだやっていないところまで。



◎企画部参事(木下悦夫君) 都知事がありませんでしたが、愛知県知事を含めて、それから先の。



○委員長(原勉君) 第5回があるということだね。



◎企画部参事(木下悦夫君) はい。



○委員長(原勉君) どうですか、何か御説明いただいておることについて御意見はございませんか。

     (発言する者なし)



○委員長(原勉君) なければ、報告は説明のとおり聞きおくことといたします。

 それでは、次の議題の今後の取り組みについてに入ってまいりたいと思います。

 理事者側の説明を求めます。

 木下企画部参事。



◎企画部参事(木下悦夫君) それでは、資料NO.3をごらんいただきたいと思います。

 駅設置場所の視点・論点、情報の整備からというデータを見ていただきたいと思いますが、今までの状況を整理いたしますと、ここにありますように、国の交通政策審議会、JR東海、県・県協議会、それから飯田・下伊那地域、それぞれが意見を言ってきておるわけであります。そうした中で、交通政策審議会の駅設置に係る論点として、リニアを軸とした他交通との総合的な検証、高速道路、高速バス、駅機能の一体的施策の検討ということを初めとして、ここにあるような検討が必要だと言われております。

 それから、JR東海は、自己資金による完遂ということですが、1県1駅、それから各自治体による駅の有効利用、それから中間駅は地元負担。それからルートに係る論点としては、東海道新幹線のことを言っていますが、リスク回避、それから超電導リニアの実現は日本の経済に大きな波及効果がある、それから早期実現、早期着工と。

 それから、県と県協議会については、中間駅は地域振興の観点が重要。それから、駅建設費は、営業主体、建設主体が負担すべきだと。それから3番目のターミナル駅と中間駅は、所在都道府県とバランスを勘案すべきというのは、東京、名古屋、大坂はJR東海がつくるということについてもバランスをとるということです。それからルートは国が決定するものだと、こういった状況であります。

 それから、中段のリニアに関する社会・経済影響調査の結果ですけれども、これについては中心地型の方がより多くのプラスの影響をもたらす可能性が高いという結果が出ております。

 それから、右側に総決起大会基調講演の中ですが、?は、郊外に新しくつくった新駅の駅前が繁栄している例は一つもない。2として、繁栄している駅はすべてもともと市街地の中心にあった駅に新幹線が後からつくった事例しかない。それから?に、観光客は駅の近くには宿泊しない。それから?ですが、最後のところに、どこの中心があるかわからない地域は外からは見えない地域となってしまう、こんなような講演をいただきました。

 こういったそれぞれの状況を整理しますと、駅の考え方としての視点・論点でありますけれども、三遠南信自動車道(三遠南信地域の北の玄関口)、それから中央自動車道(長野県の南の玄関口)を利用し、広範囲にとらえるとともに、環境に配慮した交通体系の視点からも総合的に検討をする必要があるというふうに思います。

 具体的にですけれども、高速インターチェンジからのアクセス、これは中央道、それから三遠南信自動車道からのアクセス、それから複数の幹線道路のストック。二つ目としまして、既存鉄道との乗りかえの利便性、既存駅との併設。それから3番目として、路線バスとのアクセス、複数バス路線との結節。それから四つ目として、歴史や文化に支えられた中心性、拠点性、シンボル性などの既存ストックを生かし、既存の拠点性の重要度を高めることも必要ではないかと。それから5番目として、飯田・下伊那地域の将来を描くリニア将来構想の策定からも判断をする必要があるということで、考え方についてまとめましたので、御検討いただければと思います。



○委員長(原勉君) 今後の取り組みについて、今理事者側から説明がございました。

 資料のNO.3をもとにしまして、委員の皆さんの御発言をお願いしたいと思います。

 特に一般質問等々でもそれぞれの議員さんの方からいろんな意見が出ておりましたので、そんなことも含めながら御発言をお願いしたいと思いますが、いかがですか。

 清水委員。



◆委員(清水勇君) 今説明のあった駅の考え方の視点・論点という形の中で、そこに書いてあるとおりだと私は思うんですが、ただ、プラスアルファでもう一つ欲しいなあと思うのは、例えば高速インターチェンジからのアクセス、中央道、特に三南信自動車道からのアクセスというようなことを見据えたときに、例えば飯田インターをおりて、今度は広域でやはり伊北とか、いろんなところを考えなきゃならないと。各インターからの時間だとか、人口当たりとか、例えば飯田線をそういった意味で含めたときに、天竜村から飯田駅へ、飯田駅から辰野へ、そういう形の中のやはり利用とか人口とか、そういうことも含めるということが飯田市に駅設置という方向に対しての一つのやっぱり持っていき方とか考え方も出てくるんじゃないかなあと私は思います。

 そこで、例えば今言われたことに出ている内容をもう少しプラスアルファにしていくには、やっぱりそういったことも、今度は飯田市内ということを考えたときに、そういうことも一つの材料としては必要かなあと私は思うんですが、いかがでしょうか。



○委員長(原勉君) 木下企画部参事。



◎企画部参事(木下悦夫君) 今、いろいろなケースについて比較検討する必要があるんじゃないかということだと思いますけれども、そのとおりだと思います。今、そんな検討をしております。そういったことから、幾つかのケースを比較する中でまとめていく必要があるのかなあと、そういうふうに思います。



○委員長(原勉君) 清水委員。



◆委員(清水勇君) そういう意味でいきますと、やはりそういうのが出たときに、例えば道路網の必要なことであるとか、バス路線に対してもJR東海が出してもいいよみたいなことを前にどこかの説明会で話したのと同じように、そういうことも含めた形でやはり道路網だとか、交通網だとかも一緒に出てくると思うので、それがプラスアルファになるんじゃないかと私は思っていますし、それが、例えば今の一つの案として飯田駅設置という形が具体的に出ているんだけど、そうしたときに、いろんな意味でまだ検討できるんじゃないかというふうに考えておりますので、そういうことも必要だというふうに思います。



○委員長(原勉君) いいですか、そのほかに。

 永井副委員長。



◆副委員長(永井一英君) 駅の設置の場所も、どちらもやはりすごく大事な問題だと思うんですけど、何点かちょっと質問させていただきたいと思うんですけど、1月から2月、3月にかけてお示しいただいた、この社会・経済影響調査のところでちょっと幾つか、直接示しますと、17ページに駅設置場所についてという調査報告が載っておりますね。ここでは、一番上ですと新幹線の設置大綱を見ると、約6割が中心地に駅を設置していると。結論的に言うと、この駅設置場所は中心地に設置する方が効果を発揮させやすいのであるんですけれども、この総決起大会の藻谷さんという人のお話は市街地の中心という言葉を使っておられますが、この調査結果の、いわゆる中心地にというのは、これはどういう使われ方をするんでしょうかね、具体的には。例えば中心市街地でいいのか、いわゆるもっと何々法によるところだとか、どういうふうにとればいいんですかね。



○委員長(原勉君) 木下企画部参事。



◎企画部参事(木下悦夫君) これは、いわゆる中心市街地といいますか、この調査の内容がそういったことです。都市の中心型の駅というのは、ある程度の規模の都市のことを言っています。要は中心地という言い方と、中心型という言い方ということです。都市計画の中にDIDという、要は人口密度が高いところというものがあるんですけれども、いわゆる中心地というのはDIDの高いところという、そういった場所に設置がされている駅であります。



○委員長(原勉君) 永井委員。



◆副委員長(永井一英君) 都市計画上のDIDですが、これは飯田市においては幾つもあるんですか。



○委員長(原勉君) 木下企画部参事。



◎企画部参事(木下悦夫君) この地域でいきますと、いわゆる丘の上というのが、ここだけがDIDになります。



○委員長(原勉君) 永井副委員長。



◆副委員長(永井一英君) そうすると、この調査結果による実例、これはリニアじゃなくて新幹線なんですけれど、これによると、いわゆる計法上のDIDの当たるところに設置した方が効果を最大限に発揮しているという実例があると、そういうふうに見ればいいわけですかね。そうすると、そこで一つ教えていただきたいのは……。



◎企画部長(北原重敏君) その前にちょっといいですか。



○委員長(原勉君) 北原企画部長。



◎企画部長(北原重敏君) 18ページの新幹線駅設置タイプというふうに書いてあるんですけれども、中心型というのは人口集中地区内に配置されている新幹線の駅ですが、既存駅に接していない場合は郊外型としています。それで、もちろんその人口集中地区内以外のものについては郊外型としている。飯田市の場合は、中心人口集中地区内というのは、丘の上と、若干その周辺を含めておりますけれども、その中で中心型になるものは当然丘の上にある既存駅になると、そういう意味です。



○委員長(原勉君) 永井副委員長。



◆副委員長(永井一英君) それで、率直に伺うんですけれど、研究所で研究されるとこういう結果が出ていると。どうして、ここでいう中心型と郊外型と分けたときに、中心型の方が効果を最大限に発揮することになるのかということなんですけれど、私の読み方が浅ければあれなんですけど、何でかというのがいまいちよく読み取れないんですけれど、そういうことはどのように考えられますか。



○委員長(原勉君) 木下企画部参事。



◎企画部参事(木下悦夫君) また資料が必要かと思いますけれども、中心型と郊外型という駅の位置について比較が必要だと思います。例えば利用のしやすや、それから基盤整備のコスト、それから既存の都市機能の活用、それから都市の拠点性という、そういったもので比較をすることもできると思います。例えば、事業のしやすさの点からいきますと、中心型の駅というのは、もともとそこを中心に交通網ができていますから、多くの人が利用しやすい、アクセスがしやすいために利用がしやすいということがある。そうすると、例えばリニアが来たことによって、さらにその利用者の増加というのは考えられるという、そういったことになりますと、要はふえていくと、さらに企業だとか店舗が立地をして、開発スキームも高まるという、そういった発展性という方向になると。

 もう一つは、郊外型の駅というのは、分散的な交通体系ということからいきますと、利用しづらい状況ということがあります。そうすると、駅ができて、利用者が伸び悩む可能性が高いということが言われています。いずれにしても、自動車の駐車場がつくられるというのは考えられますけれども、ボリュームはそんなに大きくないというふうに考えております。ですから、公共交通の面からいくと、利用しにくい傾向がどうしてもあると。そうすると、企業だとか店舗の立地というのは進んでいくにしても、非常にスピードが遅いという形になります。そうすると、発展性のスピードが遅いということが上げられると思います。ですから、都市のさらなる発展というものと、それからそのスピードが遅いということからいきますと、やはり利用しやすさの点から発展性を考えると、そういったことが言えるということです。

 また、コスト面からいくと、要は郊外型ですと移動のコストというのがまた出てまいります。それから既存の、要は中心地ですとそれなりのインフラ整備はできていますから、新たな予算投入というのは周辺の整備に投入ができるということです。郊外型ですと、新たにそこへ投資をしていかないかんと。そういったコスト面からも郊外型より中心型の方がいいということが言えます。それは、今言いましたように、都市の拠点性ということ、それから基盤整備のコスト、既存の都市機能の活用、それから利用のしやすさという、これらの比較をしますと、中心型の方が効果が非常にあると、発展性があると、そんなふうに言えると思います。



○委員長(原勉君) 永井副委員長。



◆副委員長(永井一英君) 今述べられたことというのは、やはり私も思います。なかなかこれだなというのは理論的に言わないとわからないんですけれど、ただ、私の場合は、視察はどちらかというと郊外型しか見ていませんもんで、いわゆる中心地に行ってどうだということは実は見ていないんです。ただ、いわゆる研究経過と、藻谷さんのお話を聞くと、実例からいって確かに、いわゆる中心市街地に駅を設置した方が効果がいいのは、100%じゃないと思うんです。100%じゃないけれど、50を超えて60とか、70の可能性が高いというのは理解はします。

 先ほどのお話ですと、ある程度飯田市の場合は、もう限られた地域が中心市街地だというお話でした。この一般質問でも、今回何人もの議員が議論をされて、ずうっと私も聞いておりましたけど、まさに駅舎をどこかという議論もされておりましたけど、これについては、今までの私の質問等を踏まえる中では、飯田市とするとどんなふうに考えておられるか、お聞きをしたいと思いますが。



○委員長(原勉君) 議論がだんだん進んできているんで、部長さんたち、理事者側は座ったままで結構ですので、何となく緊張して話しておるので、もうちょっとリラックスしながら話をしていただきたいと思います。ということでよろしく。

 渡邉副市長。



◎副市長(渡邉嘉蔵君) 飯田市としてはという御質問の趣旨は、要するに具体的な場所という意味合いですか。あるいは、それとも駅をどこへつくるべきかというようなことについて、何らかの意見集約をしていくべきではないかということでしょうか。どちらの御質問ですか。



○委員長(原勉君) 永井副委員長。



◆副委員長(永井一英君) 私も、結局ルートということよりも、どこへという議論になってくるというのは、もう丁寧に新聞報道等を見るとわかります。それで、当然これらの研究データ等を見ると、いわゆる中心地か郊外かというふうになると思うんですよね。このときに、さっき言ったように、私自身とするとそういうふうに考えざるを得ないのかなあというふうに思うんですけれど、そうすると、もうある程度限られたエリアになりますよね、さっきの議論からすると。そうすると、飯田市とするとどう考えるか、考え方を持っておられるならお聞きしたいなあという意味ですが。



○委員長(原勉君) 渡邉副市長。



◎副市長(渡邉嘉蔵君) 直接なかなかストレートなお答えができないかもしれないんですけれども、それ前に、私が前段で逆に永井委員に確認をした点について少し考え方を述べさせていただかないかんというふうに思います。

 先ほどの4県の知事のヒアリングのところにも一部ございましたが、既に位置の件では、駅の位置について具体的な名前が知事の口から出ておりました。あるいは具体的な場所の数として出ておりました。特に神奈川なんかは、明確に「相模原市域」という言葉もございましたかね。ですから、かなりそういう面では具体的に議論が進んでいるんだなあというふうに思います。長野県におきましては、まだそこの部分については、知事は「諏訪か、伊那と飯田」という御発言をされたようですから、その飯田というのがどこを指すのかということになるとは思いますけれども、ただ、県としては具体的にまだ議論が進んでいないということもあるんだろうというふうに思います。

 それから、あともう一つは、営業主体と建設主体がどこになるかということがまだ現時点では明確に決まっておりません。いずれにしても、少なくとも営業主体ということでは多分東海さんがなるんだろうというふうに思いますし、山梨県知事の御発言やなんかをとれば、建設主体についても東海さんを中心にということになるのかもしれません。そこら辺はまだこれからの議論かなあというふうに思います。

 何を申し上げたいかというと、そういう駅についての論議が、県内と、あるいは東海さんも交えてということになるのかもしれませんが、これからどういうふうに進んでいくのかということを一つは考えないといけないというふうに思います。

 ただ、もう一方で、先ほどから委員の御質問等にありますように、少なくとも今までの新幹線の事例等を見る限り、駅をどこへつくるかということは、その地域の将来に非常に大きな影響を及ぼすということが実例としてあるという以上は、この地域としては、やはり何らかの意思表示といいますか、結果どうなるかわかりませんが、きちんと意見集約をしていく必要があるのではないかと。そういうものをもとにしながら地域の将来像を描いていく必要があるのではないかというふうに思っております。

 現時点で、飯田市として具体的にどこの場所ということを明確に意思決定しているわけではありません、正直申し上げて。ただ、影響調査とか総決起大会やなんかでの基調講演とかいったものが重要な判断材料の一つだろうというふうに思っております。ですから、今後、そこら辺を中心にして、今広域の中でいろんな議論を行っていただいておりますけれども、そこの部分で駅についての論議がどういうふうになされるのか、あるいはなされないのか、いわゆる飯田駅ということだけでいくのか、そこら辺のところはちょっとまだいろんな段階がありますので、判然としないところでありますけれども、いずれかの段階では、そういう議論もきちんとしなければならないというふうに思います。

 なかなかすぱっと申し上げられなくて申しわけないんですが、現状はそういうところでございます。



○委員長(原勉君) そのほかに理事者側、何かございますか、よろしいですか。

 そのほか、委員の皆さん、御発言いかがですか。

 伊壷委員。



◆委員(伊壷敏子君) 今の話の続きだと思うんですが、前回の特別委員会の中で、ことしじゅうにはルートも決まるのではないかと。そういう中で、飯田南信州としてどこに駅を設置するかはぜひ自分たちで決めていきたいというようなお話の中で、そうすれば必然的にもうことしじゅう、ルートまで決まったと同時に、駅の位置についても公表できるような意見も取りまとめていかなければならないというような感じを受けたんですが、今行われております検討会議とか、ワーキンググループで行われている議論の中には、もうそういう部分についてはきょう御説明いただきましたけど、その点はまだ触れていないように思うんですが、やはり今後、意見集約の形の中で、そういう方たちの意見も聞いていくという方向に進んでいくんでしょうか。



○委員長(原勉君) 渡邉副市長。



◎副市長(渡邉嘉蔵君) ワーキングとか、あるいは検討会議とか、あちらの方は言ってみれば飯田・下伊那地域全体の論議をしていますので、あそこでの前提はこの飯田・下伊那のどこかに駅ができるという前提での話だというふうに思います。ですから、あそこで具体的に駅の場所をどうのこうのということには多分ならないのかなあというふうに思います。ですから、もし飯田・下伊那全体でそういうことを論議する必要があるということになれば、例えば広域の何らかの単位とか、そういうようなところで議論されるということは十分あるのかなあというふうには思います。

 いずれといたしましても、先ほどの資料NO.3のところで駅設置場所の視点・論点ということで幾つかちょっと御説明をいたしまして、最終的に五つほどの項目に、左下の方に整理をしてございますけれども、こんなような視点を今私どもは想定しておりますが、このほかにもう少し加えて検討するようなものがあるのかどうなのか、そんなところをきょうは少しあれば御意見もいただきながら、次回以降、こういうものについて少し議論を深めていただけたらなあと、そんな思いも持っておるところでございます。



○委員長(原勉君) 清水委員。



◆委員(清水勇君) 今、それぞれ駅設置場所の考え方の視点・論点ですけれども、3の説明資料で伺ったんですけど、あと、今伊壷委員さんより出ましたけど、例えば検討会議とか、ワーキンググループの検討方法とか、これは私としては、今副市長が言われたように、地域づくりというか、まちづくりというか、広域も含めた、そういうあれだと思うんですけど、例えばそういう意見が出たというのは、資料をいただいておるんですけど、飯田市としてはやはりそういうような意見をある程度の抜粋というか、いろんな意見があるので、まとめながらどういう飯田市というか、地域づくりというか、広域も考えなければならないもんですから、そういうような方向は、それをやりながら具体的にその都度出るんでしょうかね。それともある程度全部出ちゃったというか、どういう形になりますかね。

 要するに、例えばこのワーキンググループでも環境だとか働くとか、それぞれのテーマを持ってやっていますよね、そうすると、それぞれ出ると思うんですけど、資料はこういうふうにいただくんですけど、それらをまとめた形で、どういう考え方というような、方向のようなものというのは出るんですかね。



○委員長(原勉君) 木下企画部参事。



◎企画部参事(木下悦夫君) 今、それぞれの意見が出っ放しです。実際には、さっき言ったように、メリット・デメリットという言い方が、メリットを大きく、デメリットを小さくするためにどうしたらいいかという視点。それから、守る、残さないかんもの、それから変えなきゃいかんもの、それぞれのそういった視点もあると思います。そういったものを整備して、総花的に今なっていますけど、その論点を整備して、それでもう少し深く入っていく。それをまとめたものをまた出してまいりますけれども、そんなところです。



○委員長(原勉君) 清水委員。



◆委員(清水勇君) なぜそういうことをあえてお聞きしたというのは、説明に聞いたJR東海の人たちも、その地域によって、やっぱり駅をつくることによってのまちづくりを非常に参考にしたいというような意見も出ていたような記憶があるものですから、駅は駅でそれを想定して検討していかなければいけないし、やはりその地域がどういうふうに生かせるかというのもこれからまだまだ長いんですけれども、ある程度の意見が出る中で、やはりそれを少しずつでもできることから進めるためには、今まとめながらやっていかなきゃ問題があるかなあというふうに思いますので、そこら辺もちょっと確認させてもらったということです。



○委員長(原勉君) そのほか。

 渡邉副市長。



◎副市長(渡邉嘉蔵君) 多分検討会議や何かの意見というのは、要するに最初から、いわゆる私たちがつくるような、例えば5年後にどうするみたいな計画的なものじゃなくて、例えば、それはもう20年、30年というスパンで大きくこの地域をどう変えていくかと。ある部分は夢の部分も含めて、大きなものをまずきちんと描くということが大事だというふうに思います。その前提は、先ほど言いましたように、飯田・下伊那のどこかには駅があると。ただ、具体的にどこかで駅の場所というのは決まるはずなので、その前提のものと具体的に決まった場所との整合という言い方もおかしいですが、どういうふうにというのはだんだんとまた時間をかけてスケールダウンしながらいろんなことを具体的にやっていくという話だろうというふうに思います。ただ、先ほどの伊壷委員のあれですけど、これからの論議の中で具体的にそういうことが検討会議なりなんなりでされるかどうかわかりませんけれども、基本的には、あまりあしたどうするこうするということよりも、まずはせっかくのチャンスをということで整理をお願いできればなあと、そんな思いであります。



○委員長(原勉君) 森本委員。



◆委員(森本美保子君) ちょっとお聞きしたいんですけれども、私たちの中に既存の駅の周辺という言葉がいつも頭にあるんですよね。そうすると、今ある飯田駅のところに果たして駅が設置できるのかどうかという思いがいつもあるんですよ。いつも宙ぶらりんなふうな思いがあるんですよね。具体的に出ていないので、果たしてあそこに駅ができるスペースがあるのかとか、そういうものがいつもあるので、そこに駅ができるとかできないとかではなくて、あの周辺の中にきちんと入るかどうかという、そのものを示すような方法はできませんか。果たしてそこに、絶対にこれぐらい入れるんだよと、あそこにつくれるんだよと、そういうものが、そこにできるできないはこれからの話ですけれども、一連としてあそこにはこういう形でできる要素はあるんだよというものを示すことはできますか。



○委員長(原勉君) 渡邉副市長。



◎副市長(渡邉嘉蔵君) 議会の答弁の中では私は大丈夫だというふうに申し上げましたが、ただ、ある新聞に恵那市民の方の、個人的にはかなり勉強されたことだと思いますが、そのこと自体には敬意を表しますが、無理だという図面が出たので、その図面に対して私ができると言ってもなかなか説得力がないのかなあと、そういう趣旨の御発言だと思います。

 物理的に可能かどうかということについては、何らかの形でちょっとお示しすることを考えます。きょうはちょっとすぐにというわけにいかないかもしれません。



◆委員(森本美保子君) ぜひお願いしたいと思います。そうすると、私たちも何となくイメージがわいてきますので、よろしくお願いいたします。



○委員長(原勉君) そのほか御意見はいかがですか。

 林委員。



◆委員(林幸次君) 年内にはルートを初め国の方針が出るだろうという話の中で、この段階では遅くとも地元として通すんだというものを報告で出さないかんと思うんですね。それで、その場所を選定するシステムというか、決定方法に関して確認しておきたいんだけれども、飯田市が決めて周辺市町村の合意を得るという方法なのか、あるいは最初から広域連合18市町村のテーブルで決めていくのかという、どういう段階を踏んでいくのか、それが見えてこないと、当委員会としての議論もどこまでやるのかということも出てくるんではないかと思います。



○委員長(原勉君) 渡邉副市長。



◎副市長(渡邉嘉蔵君) そもそも、こういう議論をしていることがはたから見てどうかというところもあるかと思いますが、私とすれば、やはり最終的には協議という中でやっぱり決めていかなきゃいけないだろうというふうに思っております。ただ、そうは言っても、じゃあ飯田市の中で全然議論しなくていいのかという話にはならないというふうに思うので、そこのところは順番だというとなかなか難しいとは思いますけれども、広域の皆さんとも情報を共有しながら、そこはつかず離れずという言い方がいいかどうかわかりませんが、限りなく同じ時系列で進んでいくということが大切じゃないかなあというふうに思います。やはり定住自立とかいろんなことを今やっておりますので、そういう部分でお互いに段階を違えるんじゃなくて、できるだけ同じ土俵で議論していくということが大切じゃないかというふうに思っております。ですから、これから仮にといいますか、話が進んでいくとすれば、非常に忙しいことになるかもしれませんが、段取りを踏みながらやっていくことが大切じゃないかなあというふうに思います。



○委員長(原勉君) 林委員。



◆委員(林幸次君) 広域で設置されておりました将来構想検討会議では、要するに将来の地域づくりを検討する場であって、話題にはなるでしょうけど、方向性を出していくべきじゃないかなあと思いますね。最終的には広域連合で、それはそうだと思うんですけど、だから飯田・下伊那の中心といえば飯田市だし、市街地といえば丘の上だしという流れの中で、そうすると、飯田市が飯田市としての案を出して、最終的には広域で決めるんだと、こういう認識でいいわけですね。



○委員長(原勉君) 渡邉副市長。



◎副市長(渡邉嘉蔵君) そこら辺はなかなかちょっと表現が難しいんですが、ただ、少なくとも飯田市が決めてきたものを周りの町村の皆さんが追認するというか、そういう形というのは、要するに気持ちの問題としてそういうふうになってくるというのは、やっぱりよくないというふうに思うんですね。ですから、市が市としてはもちろんそれなりの議論を深めて、意見集約をしなければならないと思いますけれども、できればその過程も町村の皆さんと、あるいはその情報を共有してとかいうことをやりながら、あるいは御意見があれば聞いていくというようなこともやりながらやっぱりやっていかないと、そこはちょっといけないのかなあというふうに思います。



○委員長(原勉君) 木下委員。



◆委員(木下克志君) 飯田市も上手に泳いでおるなあという感じはしないでもないです。お考えが一番有力のような報道をしつつ、その流れを見ておるような感じで。ただ、そういう形の中で、ここにも川路の関島農業委員が書いてあるように、リニアができて駅が設置されることになると、この際、農地を転用できる網かけは外してほしいという意見が地域から出ておると。竜丘、それら川路の方の衆はそれを期待しておる部分もあるし、北部の衆にもそういった市街地じゃなくてこっちだという人もおるし、山本方にもそういうことを言う人がおるんです。それぞれの地域でそれぞれのプラスになる考え方でみんな動いておるの。この関島農業委員のここに書いてあるのを見てくれればわかるけれども、話を聞いてみると地元の人もそう思っておる、本当に本気で思っておるんです。だから、これはあまりふらふらふらふらせんように、きちんと、さっき永井委員が言ったメリットとデメリットをきちんと示して考慮すべきだということをやっていかないと、飯田市内の中でそれぞれのところで綱引きが始まる可能性も十二分に私はあると思うんです、今のままでは。だから、あまり気を持たせるようなことのないように、ある程度英断も徐々にやっていかないと私はいけないと思います。どこへつくるにしても、メリットとデメリットをきちんと精査していく時期がもうそろそろ来ておると思います。以上です。



○委員長(原勉君) 何かございますか。

 渡邉副市長。



◎副市長(渡邉嘉蔵君) 別にふらふらしておるつもりはないという答弁をすると話がおかしくなりますが、いずれにしても、メリット・デメリットを含めてきちんと御議論いただくということが必要だと思いますので、次回に向けてはそんなことを改めて整理をしたいなあというふうに思っています。

 いずれにしても、あえて申し上げれば、短期的なというようなことでいろんな思惑が出てくると思います。委員が言われたようなことも当然出てくると思いますし、そういう面での土地利用のあり方みたいなものは、これはどこへできるにしても考えていかなきゃいけないことだというふうに思っていますが、一時的な不動産バブルとは言いませんけれども、なかなか一瞬はいろんなものはできても、何年かたつとというのが今までのところの教訓なのかなあというふうに思いますので、そこら辺のところも含めてきちんと御議論いただけるようなものを、次回ちょっとお示しをしたいなあというふうに思います。



○委員長(原勉君) 木下容子委員。



◆委員(木下容子君) 今の林委員や木下委員の質問に関連してというか、その続きになるかなあと思うんですけれども、やっぱり長野県以外の県ではもうかなり具体的なふうに動いて、実際の地名まで知事さんが発表されるというようなところまで進んできているわけですよね。長野県に関しては、やっぱりルート問題もすごく絡んでいた経過もあって、なかなか具体的なところまで進んでこられなかったということが実態としてあるわけですけれども、やっぱり年内にかなりのところまで決まるというような現状の中では、今も木下委員が言われたように、ここはもう腰を据えて、はっきりさせるべき時期に来ているんだろうなあというふうに思います。

 そして、そういう中では飯田市が主導してやるというようなことは、正直言って避ける必要もあろうかと思うんです、ある面。やっぱり南信州、飯田・下伊那の総意でもって事はかかわっていかなくてはならないというふうに思います。先ほど林委員が懸念された部分だろうと思いますけれども、そういった意味でやっぱり広域連合のこれからのあり方という、飯田市がそこへ働きかける期限というか、これから年末にかけてのある一定の見解がはっきりぼつぼつ示していただく時期ではないかなあというふうに思うわけですけれども、そこら辺のところは何かお考えというか、計画性はありますでしょうか。



○委員長(原勉君) 渡邉副市長。



◎副市長(渡邉嘉蔵君) これは、正直何とも言いがたいものがございますけれども、交通政策審議会は一応年内に中間報告ということを言われております。ただ、その中間報告もどの程度というのはなかなかわからないという部分もありますけれども、私どもとすれば、秋口、あるいは冬場に想定されている中間報告がどんな内容をどこまで踏み込まれてもいいように、地域としての基本的な部分というのは、早目早目に議論をしていく必要があるのだろうと。ですから、今も地域全体をどうしていくというような話をもう今の段階からやっているわけですから、そういうことでちょっとやっていきたいなあというふうに思います。

 前段で言われたことは本当にそのとおりでありまして、とにかく飯田・下伊那はもう一体的に地域づくりをやっていくんだと。その中で各市町村が役割分担をしていくんだと。今までも実質的にそういうふうにやってきておりましたし、その中でもちろん飯田の担っている部分が大きいわけではありますけれども、やっぱり飯田・下伊那全体としてきちんと合意形成をしていくと。そこのところは大事にしていきたいというふうに考えております。



○委員長(原勉君) そのほかに何かございましたら。

 中島オブザーバー。



◆オブザーバー(中島武津雄君) 二つちょっと、お聞きするというより、私の今考えていることを少し述べさせてもらいたいなあというのがあって、それについてお答えをいただければありがたいなあと思うんですが、一つは、いわゆる国家的プロジェクトの意味。これは、単なる新しい交通網ができるという、あるいは三大都市圏を極めて短時間に結ぶというだけの国家的プロジェクトではなくて、車、飛行機の次に来る日本の輸出産業だという、そういった意味での国家的プロジェクトという意味が私はかなりあるんじゃないかなあということを思っておりまして、そのためには早期にこれはやらなきゃいけないというふうにJRも考えておるんじゃないかなあというのが一つ。このことについて所感があればお聞きしたいというのが一つ。

 もう一つは、山梨県の知事がいみじくも言った用地交渉、環境問題、史跡保存、このことによって、いわゆる甲府のまちの中を通ることはよくない。したがって、いわゆる甲府市以外のところへ駅をつくるという、こういう視点があるわけで、そこでさっきの話になって、いわゆる中心市街地、場所の中心へ駅をつくるという、大体そういうことが大きな流れになりつつある中で、果たしてそのことが飯田市では全く問題にならんのかなあと。今、こういったコンピューターの時代ですから、こういう町を立体的に映し出して、そこへイメージとして、いわゆる橋脚のある駅が45メーターの幅で、1キロ、町の中にそういう構造物ができたというイメージをやっぱりシミュレーションとして出して、どうなのかという議論も私はどこかで必要じゃないかなあと。そうしないと、言い方は悪いですけれども、用地交渉の段階で幾年もかかってしまうと、この話がなかなか前へ進まなくなってしまう懸念があると。したがって、こういった時代ですから、先ほど言ったように、シミュレーションをするような、何か描き出すようなものを議論の参考に出してもらえるとありがたいなあということと、もう一つは、最後の最後に飯田市、あるいは広域連合の意思と、JR東海の、いわゆる直線で結んだルート上の問題との整合がどこでとられるのか。そこらあたりで、今現在答えられる範囲でいいのでお聞きをしたいなあと。



○委員長(原勉君) 木下企画部参事。



◎企画部参事(木下悦夫君) 一つは、山梨の事例を出され、今お話しいただきました。

 これは一番のあれは、やはり既存の中央線との関係が非常に大きいと。環境の問題というのは、全線にかかわる問題です。ですから、山梨が市街地を外れたらそれで解決するのかというとそうじゃないです。それぞれの都市を通っていくんで、それを解決するというのが必要だと思っています。今、JR東海のいろんな環境調査のデータも出ていますけれども、それに基づいて実際どうなのかということも考えています。その上で可能かどうかということだと思いますけれども、やはりそこを乗り越えないといずれにしてもできないと、そんな認識は持っています。

 今、先般の一般質問もそうですし、こういったいろんな議論をする中で、何かにじみ出てくるものというのは多分感じたと。それからさっき言ったように、比較検討ということも必要であるというやり方をやっていますけれども、そういった中でいろんなコンセンサスを得ていく必要があると思っています。

 ただ、今もお話があったように、最終的にはJR東海を含めて国がルートを決めると言っていますから、そこで出たところがどういう議論であっても進めていくんだという形になっていくので、ただ、実際にはインパクト調査でマイナスになるという人口の減り、生産出荷額も減るんじゃないかという懸念というのもゼロじゃないというところがあるので、それを解決するためにはやっぱり位置の問題というのが一番重要なことだと思います。そういったことで、位置についてはきっちり示していく必要があるというふうに考えております。そんなところです。



○委員長(原勉君) いろいろまだお聞きしたいことはあると思いますけれども、一通り意見が出たということで、時間もありますので、ある程度取りまとめたいなあと思います。

 全体的に皆さんの御意見の中で、今まで出てきた中心地、郊外型、いろいろな部分については永井委員の方から御質問がありまして、DID等々の位置づけ、そういったことの中から、いわゆる現駅の部分を含めて御説明がございました。同時に、より具体的なそれぞれの報道等々、投稿記事等々のことも、市民の皆さんもおり、それからまたワーキングのところでそれぞれの御意見も出たという状況でございます。

 いずれにしても、この委員会としては、今後の取り組みについてはそういった部分を踏まえながら、特に周辺の市町村等々の流れ等々を確認しつつ、責任ある形で検討に入るべきだという意見ではないかと思います。

 同時に、資料NO.4の方に出ておりますように、リニア将来構想検討会議の手順は、9月14日に有識者会議を踏まえて、検討会議でリニア将来構想の提案があるという具体的なスケジュールが決まっております。こういったものも一つ決めながら、我々の仕事の中でリニア推進対策特別委員会でございますので、そういった中でそういったものの説明等々を理事者側から確実に委員会に出していただいて、現在閉会中の審査も決定しておりますので、そういった形でこうした7月13日もございます。続いて、それぞれの市民や有識者の皆さんでいろいろ検討していただきますので、リニア将来構想の提案と同時に、国の交通政策審議会が第4回まで進んでおりますけれども、5回目に自治体ヒアリングが終わりますと、より具体的なものから論点整理に入ってくるだろうと。こういった流れの中で、きょうはちょっと我々特別委員会としてもいろいろな情報をきっちり共有しながら、きょうの委員会としては、それぞれ皆さんから極めて建設的な御意見があったと思いますので、こういった形で検討をしていくということで集約をしたいと思うんですが、よろしいでしょうか。

     (「はい」と言う者あり)



○委員長(原勉君) それでは、いろいろ説明を聞きおいてまいりましたけれども、今後、次の委員会につきましては、それぞれの皆さんからまた御提案や、またある意味では先ほど現地の云々というような御指摘もありましたので、視察等々も含めたり、いろんな形で少し行動的に、また議論も含めながらしていきたいと思いますので、そのようにしていただきたいというふうに思います。

 全体を通して何か御質問なり、御意見がありましたらお願いをいたします。

 理事者側もよろしいですか。

     (「なし」と言う者あり)



○委員長(原勉君) それでは、理事者の方では、次のときにはより具体的な御提案もしていきたいというようなお話がありましたので、そういったことを確認しながら、本特別委員会をこれで終了いたします。どうも御苦労さまでございました。

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            16時38分 閉会

  委員会条例第30条の規定により、ここに署名する。

     平成22年9月28日

        リニア推進対策特別委員会委員長   原 勉