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長野県 飯田市

平成19年 12月 定例会(第4回) 12月07日−04号




平成19年 12月 定例会(第4回) − 12月07日−04号









平成19年 12月 定例会(第4回)



          平成19年第4回飯田市議会定例会会議録

               (第4号)

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          平成19年12月7日(金曜日)10時00分

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日程

 第1  会議成立宣言

 第2  会議録署名議員指名

 第3  一般質問

    (1)下平勝熙   (2)森本美保子  (3)原  勉

 第4  請願・陳情上程

       委員会付託

散会

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出席議員    29名

       (別表のとおり)

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欠席議員    なし

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事務局出席者

       (別表のとおり)

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説明のため出席した者

       (別表のとおり)

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          10時00分 開会

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△日程第1 会議成立宣言



○議長(上澤義一君) おはようございます。現在の出席議員は29名であります。よって本日の会議は成立をいたしております。



日程第2 会議録署名議員指名



○議長(上澤義一君) 会議録署名議員として清水勇君、代田剛嗣君をご指名申し上げます。

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△日程第3 一般質問



○議長(上澤義一君) 昨日6日に引き続き、一般質問を行います。

 下平勝熙君。



△下平勝熙

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◆11番(下平勝熙君) おはようございます。市民パワーの下平勝熙でございます。

 最近は、石油製品の高騰が家計を直撃し大きな問題となっています。それから増えない所得。福祉、社会保障に関連しては年金不安。介護難民。医療難民。お産難民。そしてまた今朝は灯油難民という言葉も使われておりました。今までならあってはならない言葉だと感じております。

 一方日本には防衛省がございます。年間約4兆8千億円を使っているわけでありますが、これは飯田市の年間予算400億円の120年分にあたるわけであります。それを1年で消費してしまうという状況もあるわけでありますが、今伏魔殿のような防衛省というように国民は見ております。この防衛省を生活防衛省に改めたらどうかなと考えるのは、私だけではないと思っております。

 さて、10月14日には「合唱劇カネト」が上演されました。これは合唱劇カネト飯田実行委員会の皆さんによって上演されたわけであります。飯田線開通70周年、飯田市制70周年を記念しての上演でした。

 出てみないかとのお声かけをいただきまして、私も国鉄に在籍し飯田線に勤務していたこともあり、思いが一致いたしましたので参加をさせていただきました。工事現場の荒くれの一員として出演し、歌も歌ってまいりました。

 私の演技や歌唱については皆様のご判断を仰ぐといたしまして、私は非常によい体験と感動をいただきました。

 さて今回は、市長あいさつで長期的に安全安心な出産体制をとることは当地域の将来を考える上で、どうしても守らなくてはならない分野だと述べられておりましたが、今回は産科問題など医師不足にかかわる課題を質問として取り上げ、掘り下げていきたいと思います。

 荒っぽい演技をした私が質問するのは不釣り合いな向きも感じますが、社会問題の1つの課題として取り上げさせていただきました。質問席にところを変えて質問をいたします。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) まず千賀病院長には院長職として医師、看護師などのスタッフの確保への対応、また医療業務でご多用の中ご出席をいただきまして、敬意と感謝を申し上げたいと思います。

 それでは質問に入らさせていただきますが、まず第1点目といたしまして、自治体病院の役割や機能について、市長の考え、基本認識をお尋ねしたいと思います。

 飯田下伊那の中核的医療機関として、命を守るため、医療サービスを向上させていくためには、赤字要因であっても対応をしなくてはならない医療分野が必要であり、それが公立病院の役目、役割であると思っています。

 例えば救命救急医療、高度医療、周産期医療、小児医療などについては、赤字要因ではありますが、当地方の地理的条件もあり、一定の水準の医療の確保が求められております。

 また、災害時における初期救急医療体制の充実を目的に、災害拠点病院として県内10病院の1つに指定もされております。市民が地域で安心して暮らせるよう必要な医療を確保し、市民の健康、生存権を保証することは最優先の課題であり、徴税している以上行政が必要なところに効率よく適切に、財源と人材を投入していくことは社会福祉、社会保障の観点から急務であります。

 今の産科を含む医療が持つ社会性を考えた場合、この地においては自治体病院の役割や機能はますます重要、かつ喫緊の課題と思いますが、その点で政策の最終判断をする立場の市長に、基本認識をお聞きしたいと思います。お願いします。



○議長(上澤義一君) 理事者側の答弁を求めます。

 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 自治体病院というものは地域住民の健康に責任を持つ、自治体の長が議会の議決を経て開設をしてきているものだと思っております。

 その期待される役割や機能といたしましては、地域医療の充実によります公共の福祉の増進でありまして、あわせて企業の経済性の発揮というものも求められているわけであります。

 特に、民間の病院が採算面などから参入することが難しいとされる分野につきまして、議員のおっしゃるとおり政策的な医療分野と言っていいと思うんですが、この分野におきまして積極的に役割を果たすことが重要と考えているところであります。その役割に基づきまして、一般会計からの繰り入れが認められており、そのことによりまして地域住民に対する情報の公開、あるいは説明責任というものがあるものと認識しているわけであります。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) 以上の認識を持たさせていただいて、これから深く掘り下げてまいりたいと思っております。

 2点目の、社会全般の産科医師及び看護師不足の状況を、どう捉えているかということでございます。

 私的には、医療費の自己負担の増加などで患者の消費意識が高まり、医療への期待が強まり、医師と患者の意識や相互関係が変わり、これに呼応して医師の、特に勤務医の労働者意識が強くなったと映ります。

 また、一般論として医療過誤訴訟リスク、医師不足から来る勤務医の労働条件の悪化などの悪循環が考えられると私は感じておりますが、市長は医師、看護師不足の社会現象をどのように見ているのか、ご見解を求めます。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 私も議員のおっしゃるような、そういった観点から今の医師不足というものが、全国的に生じていると考えております。

 特に、全国的に病院に勤務する医師が不足しているという状況につきまして、県内におきましても多くの診療科が、休診や廃診に追い込まれているという状況ではないかと思っております。

 産科の医師不足は特に深刻で、これまでも私自身も申し上げてきたところでありますが、本年度だけでも諏訪中央病院、あるいは国立松本病院が産科を休止しております。さらに来年の4月からは県立須坂病院と昭和伊南総合病院が、出産の取り扱いを休止するというような状況になっておりますし、伊那中央病院が里帰り出産の制限をするということが予定されております。

 こういった中で飯田市立病院におきましても、これまでも説明したとおりの経緯によりまして、産科医師の不足というものがどうしても生じてしまうというような中で、来年の4月からの里帰り出産等を制限せざるをえないという、苦渋の選択をしてきたところであります。

 また医師不足と同様に、看護師の不足というものも深刻であるという実態があるわけであります。当地域の看護師が増えるということが地域医療の充実にも結びついていくものと考えているところであり、医師不足、看護師不足ともに、やはり当地域の課題であると認識しております。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) 今、市長からもご見解がありましたように、やはりこれ社会問題というようにとらえなければいけないと感じておりますが、特に産科の問題がこの地域では喫緊の課題だと言われておるわけでありまして、そうはいっても産科医師が不足する、あるいはこの地域から出ていってしまう要因は何であるのかを、医療現場のトップである病院長にお尋ねいたします。



○議長(上澤義一君) 千賀市立病院長。



◎市立病院長(千賀脩君) もちろん皆さんご存じのように全国的に産科医師が不足しているわけでありますが一番の要因は、やはり厳しい勤務状況。これは医師が全体がそうなんですけれども、特に産科医療は厳しい勤務状況にありまして、予定時間がない分娩に対しての拘束というのが必要になります。それから高齢出産、あるいは合併症を持った妊婦がトラブルを起こしたときの医療訴訟の増加などがありまして、産婦人科を目指す医師が少なくなっているのが現状であります。

 また、3年前に始まりました新臨床研修医制度の影響や、あるいは都会志向、それから開業医志向、それから子どもの教育への配慮、さらに女性医師の増加、特に産婦人科の場合は女性医師が多くなっていますけれども、自分自身の出産を契機に現場を離れるケースなどが原因になっていると思っております。以上です。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) なかなか対処の方法がないというような感じもするわけでありますが、そうはいってもやはり持続可能な地域づくりということを考えたときには、そうも言っていられないということであります。来年4月以降産科医が4名体制になってしまうことを想定する中で、産科の里帰り出産の制限をせざるを得ず、苦渋の選択をしたものとお聞きをしております。

 市立病院に産科を集約し、安全安心の産科医療を確保するため、何名の産科医師が必要であるかをお聞きしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 千賀市立病院長。



◎市立病院長(千賀脩君) 来年の4月から4人体制になるわけですけれども、里帰り出産を制限して、600から700名ぐらいの分娩を行う予定でおりますけれども、医師が一人でも増えれば早期にそれを解除したいと思っております。

 どのぐらい必要かと言われますと、これはすぐ簡単には答えられませんで、方向性としてはいずれ近い将来分娩に関しては当院に集約され、集約されて周産期センターという形になると思っております。

 ただ、このことに関しましては、そのときの周辺の産婦人科の診療所の動向によってまた変わってくると思います。多分うちの病院は、お産についてはこれからまた対処しなければいけないものが増えてくると思いますけれども、全体として約1,600人。そのうちのどのぐらいを見るか。今の4人体制ではとてもみれませんので、あと一人か二人は必要であると考えます。

 また、もう一つの問題がありまして、実は当院は産婦人科なんですね。婦人科の方は今度はガン拠点病院の関連があります。特にこの上伊那下伊那地区では、地域ガン連携拠点病院になっているのはうちだけでございます。やっぱり産科だけじゃないんですね。分娩だけでなくて、ガン治療、特に婦人科のガンの治療にも同じように力を入れていかなければいけないと思いますから、やはりこちらとしては、あと最低2〜3人、あるいはそれ以上集まればこれにこしたことはないんですが、その程度必要かと思っております。けれども、それだけ集めることは、これは余所のどの病院も欲しがっている分野でありましてなかなか大変なことであると思っております。

 懸命に努力するつもりでいますが、その程度だと考えております。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) 賢明な選択ができるようにするには、2人から3名の医師の確保が最低必要だというお答えでございます。

 そうはいっても、全国どこでも医師が足りない状況の中で、医師の確保をするのは非常に厳しいという状況を垣間見たところであります。

 次に、産科医師の不足という厳しい現状においては、医師の負担軽減を図ることが重要な課題、また不可欠な課題だととらえなければならないと思います。直ちに医師の確保が難しい場合は、また別の選択肢もしていかなければならないということなんですが、厚生労働省は勤務時間の短縮の対策を講じる病院に対し、補助金交付の検討をしているとの情報も伺っております。

 医師の負担軽減の方策といたしまして、医師の事務を補助する医療秘書や、医療クラークの導入を検討をしてみてはと思うわけでありますが、ご見解をお尋ねいたします。



○議長(上澤義一君) 千賀病院長。



◎市立病院長(千賀脩君) ただいまのクラークの問題ですが、実は診療や薬の値段を決める診療報酬の改定の議論が本格化しておりまして、特に来年の4月にまた診療報酬の改定があります。

 そのクラークのことも今話題になっておりまして、クラーク制度の導入によってカルテや説明書、あるいは文書作成など医療そのもの以外の分野における医師の負担がかなりありまして、実はそれが軽減されるとかなり楽になると思っております。

 これはメディカルクラークと言うんですけれども、実際今かなりの病院は病棟に置いています。それはあくまでも医師一人一人でなくて病棟として医師の補助、あるいは看護師さんの補助のために置いてあるものですから、今後は医師専用のクラーク、来年ひょっとしたら診療報酬にそういうものが上乗せになる可能性も、今実は話し合いの中で出てきておりますから、そういうことになって、クラークに来ていただければ、非常に私たちも楽になりますし、勤務医を増やす1つの方策になると思っております。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) この医療クラークの導入をすれば、医師に負担がかからないというお話もありますから、ぜひとも導入の検討をお願いしたいと思います。

 続きまして、医師の確保を始めなければならないわけでありますが、なかなか医師がそう簡単には見つからない。市長あいさつにも述べられておりましたが、医師の確保については引き続き、地縁血縁などあらゆる人脈、ネットワークを総動員して、全力を傾注して取り組む決意であるということであります。

 4月にこの地から離れていくという医師がいらっしゃるわけでありますが、その方に対してもどのようなアプローチをしていくかということについても、これからまだ期間もあるわけですから、ぜひ検討してやっていただきたいなと思うわけであります。

 前の全協のときに、人の心を動かすのは人だというようなご発言もありましたけれども、やっぱり三顧の礼を尽くせば思いが叶うというようなこともございます。

 下伊那日赤の産科医師も、ほかの地に転職されるとお聞きしているわけでありますが、

その方に対して残っていただく、あるいは市立病院勤務を要請したことがあるかどうか、市長にお聞きいたします。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 来年の4月に下伊那日赤を退職されます産婦人科医師に対しましては、松川町長さんの方から再三の慰留を行ったところでありますし、飯田市立病院の勤務を含め働きかけを行ってまいりました。また産科問題懇談会におきまして私自身も先生の思いを聞く形で、いかがでしょうかというお話もさせていただいたわけであります。

 しかしながら、出身大学の系列等を考慮されるなど、ご自身の意思も固いわけでありまして、今のところ誠に残念でありますが退職の状況は変わっておらないといった状況でございます。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) 大学病院の医局の関係もあったりしてなかなか難しいということでありますが、先ほど申しましたように、人の心を動かすのは人ということでございますので、なおアタックをしていただきたい。この地のためにお願いしたいと思います。

 続きまして、産科問題懇談会ができているわけでありますが、現在の構成メンバーはどのようになっているのか。

 このことについては、事務局長である保健福祉部長にお聞きしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 宮沢保健福祉部長。



◎保健福祉部長(宮沢孝明君) 産科問題懇談会でございますが、基本的には行政の関係者、それから医療の関係者、医療の中でも産婦人科を扱っておられる先生方ということ。そういった方々を中心に構成しておりますが、行政の中には県の立場としても保健所長さんにもかかわっていただいているところでございます。それから医師は市立病院を含め病院に勤務する先生、それには先ほどの日赤の先生も加わっておりますし、それからこの地域の開業医の先生方も参加をしていただいているところでございます。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) この産科不足については、それを代替する機関、施設がなく社会問題となっているわけであります。12月10日には市長と上澤議長が長野県知事に対し産科問題に関連して、医師の確保を要請していくとお聞きをしているところであります。

 今構成メンバーをお聞きをいたしましたけれども、この現在のメンバーに市民の代表者、それから今もお話に出ました議会の代表者、議長あるいは社会委員長でもいいと思うんですけれども、こういった方々をぜひこのメンバーに加え、この社会問題を解決するために、さらに真剣に検討していっていただきたいと思いますが、この産科問題懇談会の会長であります市長に、そのご見解を求めたいと思います。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 貴重なご意見を承ったというふうに思います。過去必要に応じまして市民の意見を聞くという機会を設けた経緯もあるわけでありますが、ただいまいただいたご意見につきましては、産科問題懇談会におきまして検討させていただきたいと思います。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) 産科問題は再三申し上げているように、社会問題でございますので、多くの皆さんのお話、意見を聞きながら賢明な選択ができるようなシステム作りをしていただきたいなと思っていますので、よろしくお願いいたします。

 続いて、11月4日に産婦人科の診療についてのお願いということで、里帰り出産と他地域に住所のある方の出産について制限をするとの発表があったわけでありますが、市民からは驚きと将来に対する不安を同時に感じたとする声を、数多く異口同音に聞いたところであります。

 里帰り出産の一部制限に関連いたしまして、お産難民にならない対策、緊急性の高いハイリスク妊婦に対してのセーフティネットの対策はできているのでしょうか、このことについて病院長にお尋ねいたします。



○議長(上澤義一君) 千賀市立病院長。



◎市立病院長(千賀脩君) ただいまの救急患者につきましては、従来と同様当院では救命救急センターを設けておりますから、市立病院で全て受け入れる方向となっております。

 それから診療所で見ておりましたハイリスクの妊婦さんや、あるいは突然の出血が起こったりとかの緊急事態が生じれば全て当院で受け入れるという確約は全てできております。これが市立病院の使命だと思っておりますから、これは間違いないと思っております。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) 安心して出産ができる体制を、ぜひ作っていっていただきたいと思います。

 産科医が少なくなるということは、地域の出産を望む女性の選択権を狭めることにつながります。女性にとっても社会にとっても大きな損失であることは言うまでもないわけであります。

 続きまして、産科医不足の解消策の選択肢として、助産院を設置する考えがないか。また将来を見据え市立病院の地域周産期母子医療センターとしての機能を充実させる必要がないかということで、お尋ねいたします。

 まず、普通分娩と異常分娩の比率を病院長にお聞きいたします。



○議長(上澤義一君) 千賀市立病院長。



◎市立病院長(千賀脩君) この地域で分娩を扱うのは3施設ですが、平成18年度の合計は1,620件でありまして、普通分娩は1,357件の84%。異常分娩、これは帝王切開で行っている件数ですけれども、263件の16%となっております。

 この帝王切開263件のうち、260件が市立病院で扱っております。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) 助産師だけの出産は危険という先入観があったり、また自治体は医療過誤訴訟を恐れている向きがあるわけですが、今お聞きいたしたところによると全1,620件のうち1,357件、約84%が正常分娩ということでありました。これは助産師が十分対応できることではないかなと思います。また日本の母子保健の歴史や助産師を十分に活用しているオランダ、ニュージーランド、イギリス等の例を見ても、このことは証明できるのではないかと思います。

 核家族で生活し、育児経験の少ない若い親が増える中、妊娠、出産、育児という一連の流れを通して母子を支える地域の場所として期待が持て、お産難民や少子化の回避につながる面を考えたときに、公立の地域助産院の設置が必要と思い、提言をいたしたいと思います。その点の見解を市長にお尋ねいたします。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 先ほどから申し上げておりますように、市立病院におけます医師確保につきましては全力を尽くしております。そういった中で、この助産師外来の充実というものを図ってきておりまして、今できることから取り組んでいるということでございます。

 公立の地域助産院の可能性につきましては、現在市立病院という核があり、ここにおきまして地域全体のお産を、まさに全体で見ているということがあるわけでありますので、まずはそこでできることに全力を傾注するということから始めたいと思います。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) 今度の予算の中にも、助産師外来を拡充するというお話もありますが、11月30日には上田市で院内助産院の設置をということで陳情があったわけでありますし、また岩手県の遠野市が地域助産院の設置を検討をしているというような事例も出てきておりまして、地域助産院に対する期待の大きさが段々と伺えるところでございますので、ぜひとも医師の負担軽減のためにも、ぜひ公立の助産院の設置を検討していただくよう、再度要望をしておきます。

 続きまして、先ほども申し上げましたけれども、危険度の高い患者さんに対しての安全を確保するために、地域周産期母子医療センターの検討が必要と思いますが、専門的な立場で病院長のご見解を求めます。



○議長(上澤義一君) 千賀市立病院長。



◎市立病院長(千賀脩君) 周産期センターにつきましては、妊娠から新生児まで高度な専門的な医療を一体的に提供できる体制を確保する必要があります。

 長野県においては、県立子ども病院が総合周産期母子医療センターの指定を受け、これが中心になっておりますけれども、それ以外に5つの病院が地域周産期母子医療センターとして指定されています。信州大学、佐久総合病院、国立長野病院、長野日赤、及び当市立病院もその5つに入っております。

 これに関しましては、産科だけでなくて実はNICUを含めた小児科も充実してないとできないということで、特にうちは指定になっておりまして、今後前向きに検討していきたいと思っております。しかし今は施設、人員ともまだ不十分で、特に産科の医師が足りない状況でありますので、今後はぜひ必要な条件を確保して名実ともに周産期センターを作りたいと、これは私の夢でございますけれども思っております。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) 今前向きに検討をされているということでございますが、ネックは医師の確保ということであります。

 また当地域では、、産科のみならずほかの診療科においても医師不足の状況があるとお聞きをしております。特定の診療科に限らず、全般的な医師不足の対策を講じることが必要であると思われます。

 まず、病院長に市立病院の心臓血管外科、あるいは眼科の状況をお聞きいたします。



○議長(上澤義一君) 千賀市立病院長。



◎市立病院長(千賀脩君) まず心臓血管外科についてですが、実は非常に残念な状況でございます。各診療所にも通知をしたわけですけれども、現在心臓外科は専門医が一人になっておりまして、手術がかなり大きな手術になる、それから術後管理などが非常に大変であるということで、やはりある程度人がいないと、一人ではとてもできないような状態でありまして、今現在手術はストップしている状態でおります。

 これも信州大学からの派遣がありますが産科同様あるいは産科以上に心臓血管外科医になる方が少なくなっております。大体40少し過ぎるとバーンアウトという形で、また大変なものですから心臓血管外科医を辞めて一般の診療科に移ってしまう先生もいます。

 今信州大学へ陳情しておりますが、二人の態勢にしていただいてなんとか早期に再開したいと思っていますが、現在においては休診にせざるを得なくなりました。またそういう手術が必要な患者さんに対しましては、循環器はしっかりありますので、ここから対応していただける外科の専門医のいるところへ紹介するような形になっておりますが、基本的にうちで今までやってきたわけですから、これもなるべく早期に人を増員していただいて開設したいと思っております。

 それからもう一つ眼科の問題でありますが、実はこれもさらにまた問題がございます。今まで眼科については3人体制でやってまいりましたが、この10月で一人減りました。眼科については、なる方は多いんですが、若い人で、中堅クラスがなかなかいないということで、今度眼科のトップの方が開業されることになりまして、それで眼科についても信州大学と掛け合ったのですが、やはり信州大学の方でも、それに相当する人が出せないということで、縮小せざるを得ないという形となりました。今までは当院では信州大学とずっとコネクションを持っていたのですが、眼科に関しましては、最初は縮小せざるを得ないのですけれども、ほかの大学やほかの施設にもあたって、なるべく存続したい、やっていきたいと考えております。

 そういったことで実は来年の4月から、縮小する方向になっております。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) 非常に厳しい医療現場のお話がございました。当然1自治体、1病院ではなかなか解決できないということの中で、2007年度長野県勤労者協議会連合会が県へ提言と要望を提出いたしまして、そのことにつきまして回答をいただいているわけであります。

 それによりますとまず、医師確保に向けた取り組みということで、国に対し知事や衛生部長による医師確保に向けた要請を始め、全国知事会や関東知事会等を通じて要請活動を行っているということであります。

 また医師確保等総合対策事業ということで、長野県ドクターバンクの設置、県外から転任してくる産科医等に対する医師研究資金の貸与、臨床検査病院が行う医師の確保に向けた取り組み等への支援、女性医師への就業支援対策等を実施をしているということでございます。十分連携を取りながらこういったことを使っていくということは、医師の確保に重要なことではなかろうかなと思います。

 そういったことで、全般的な医師不足の状況を病院長から、それから政策の最終判断をする立場の市長からは、医師不足の解消に向けてどのようにお考えを持たれているのか、見解をお聞きいたします。



○議長(上澤義一君) 千賀市立病院長。



◎市立病院長(千賀脩君) ただいまの医師不足のことにつきましては、こちらとしてはできるだけ努力をするつもりでおりますが、状況は病院によって多少異なりまして、特に長野県内では当地域だけでなくいずれの病院も医師不足の状況でございます。

 それぞれの病院が医師確保に努めておりますけれども、非常に厳しい現実です。当院では今85〜86名医師がいますが、私の考えとしまして当院の規模としては、実は県内ではかなり多い方だと思います。

 なぜそれだけ集まっているかといいますと、まずうちの病院は研修医制度がしっかりしているということで研修医の研修先として人気がありまして、やはりこれをしっかりすることによって将来、医師がまた戻ってきてくれることを期待しているわけであります。また当院には現在研修医が19名おります。毎年8名ずつ交替になりますが、来年の4月からについては、一応6人はもう正式に決まっておりまして、あと大学から2名のマッチングの方がみえて、あわせて8名となる予定です。8名の研修医がいる病院は長野県ではそれほど多くありません。佐久病院、相澤病院、長野日赤とうちと、そのぐらいでして、研修医を大事に育て、そういう方に将来また戻ってきてくれるような病院にする。実際にそういう方がぼつぼつ増えておりまして、産科問題あるいは血管外科の問題はありますけれども、実は幸いにも外科は増えておりまして、この10月に一人、それから12月にもう一人何とか確保できています。それから麻酔科も実は今日研修医が一人みえるんですが、来年にはまたもう一人増える予定です。8月にも一人増えておりますし、そういう体制で病院がしっかりやっていることによって、医師に魅力のある病院づくりをしたいと考えております。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) やはり当地域が医師を迎え入れるにあたりましては、医療は空気や水のように提供されて当たり前なんだというような、そういった認識というのはやはり改めていく必要があると思うわけであります。空気も水もなくなったら大変大騒ぎになるのは自明の理でありまして、医師と患者とがやはりお互いを尊重し、信頼関係が構築できるような、そういった風土づくりというのも大切だろうと思います。

 地域におきまして、やはり医師の役割をしっかりと尊重して、そしてまさに信頼関係を構築していくということが基本だろうと、先ほど議員がおっしゃったように、まさに人と人の関係というものではないかと思うわけであります。

 今お話がありましたように、幸い市立病院は多くの研修医が来てくれている、そういう病院であるということであります。やはりこの先生方を地域としてもしっかり大切にしていくということが必要だろうと思うわけであります。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) ありがとうございました。

 飯田市立病院の研修医制度については、非常に明るい面もあるわけであります。また先ほど申しましたように、県のメニューにも研修医の確保に向けた取り組み等への支援ということもございますので、マッチングしてぜひやっていただければ明るい希望が持てるようになってくるのではないかなと思います。

 続きまして、医療現場には生と死の対面がございますが、無事出産を終え子どもと初めて対面するシーンでのお母さんの嬉しそうな顔、幸せそうな顔にホッとするものでございます。

 また、医者、患者、看護師の対応の中で感動も生まれ、医師になりたい方、そして看護業務になりたい方もいるとよく話題になるわけであります。

 そのようなことを考えますと、今議会に大学院生に対して奨学金制度を適用できる条例案が出されているわけでありますが、医師や看護師を目指す学生に対しまして、人材確保それから育成のための特別奨学金制度があってもいいのではないかなと思いますので、ぜひ特別奨学育英資金を拡充していただけますようにご提言をしたいと思いますが、市長の見解をお願いいたします。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 今お話があった特別奨学金制度、これは有効な策になる可能性もあると思うわけでありますので、これからの検討事項としたいわけですが、医師の確保の問題は、やはり飯田市単独でやはり扱うのには、なかなか大きな問題でありまして、今上程させていただいておりますまずは大学院までの拡大という中で、当然これはそういった意味も含んでいるわけでありますので、まずはそこから始めていきたいと思うところであります。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) 先ほども県の対応をお話いたしましたけれども、県でもやはり県外から転任してくる診療科の医師に対する医師研究資金の貸与や、後期研修医への研修奨励金の支給を行う医師確保緊急対策事業を実施しているわけでありますから、ぜひ飯田市もあわせて医師確保に向けて、そういう制度を検討していただきたいなと思います。

 この点について、もう一度市長お願いいたします。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 先ほど申し上げたように、まずできることからということで、検討事項とさせていただければと思うところであります。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) こういう厳しい状況の中で、市長公約でもある重点施策の3つの柱の1つであります、子育て支援に影響が出るのではないかと私は懸念をしております。子育て支援以前に産みたくても産めない事態も想定したときに、そう思えてならないわけであります。

 この点につきまして、市長の現時点でのご判断をお聞きしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 当然、この市立病院におけます分娩の一部制限ということにつきまして、何度も申し上げておりますが、大変非常に重く受け止めておりまして、子育て支援においても少なからず影響が出るんではないかということを心配しているところでございます。

 産婦人科医療につきましては、やはり長期的に安全安心な出産体制を確保していくということが、当地の将来を考える上でどうしても守らなくてはならない分野であると申し上げてきたところでありますが、やはりこれがまず基本としてあるわけであります。

 なるべく出産の一部制限が短期間で終わるように、影響を最小限にするように、これからも努力していきたいと思いますし、そのためには地域の皆さん方のご協力をいただきながら、まさにあらゆるネットワークを総動員して、全力を傾注して医師の確保に取り組む決意でございます。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) 子どもが減るということはすなわち人間が消滅するということにつながるわけでありまして、そうした予感は生きる希望を衰弱させると言われております。

 したがって子どもを取り巻く環境とその公共性というものも、社会的な問題になるわけでありますので、そんな点も踏まえて医師の確保、小児科医の確保、それから子育て支援、こういったものを3点セットにしていただいて、我々も頑張りますので、ぜひそんな気持ちを持ってあたっていただきたいなと思っております。

 最後になりますが地域の医療を守り充実させ、子育て支援を継続していくためには、住民、患者、医療機関、自治体の相互の理解と思いやりが必要不可欠だということであります。

 そのためには、一次医療、二次医療に対しての市民の理解と、二次医療を受け持つ地域の中核病院である市立病院は、ハイリスク治療を伴うわけでございますので、行政の支援は欠かせないと感じております。その点市長の見解を求めて質問を終わりたいと思います。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) おっしゃるとおりやはり地域一丸となって、この安心安全な子育て支援の体制、子どもを産み育てられる、そういった地域づくり、こういったものを進めていく必要があると思っております。

 行政といたしましても、市立病院を中心として子どもが安心で産み育てられる、そういった地域を目指して今後も全力を傾ける決意でございます。



○議長(上澤義一君) 以上で、下平勝熙君の一般質問を終わります。(拍手)

 それでは、次の一般質問を行います。

 森本美保子さん。



△森本美保子

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◆15番(森本美保子君) 会派みらいの森本美保子でございます。今年の夏はことのほか暑く大変でございました。お変わりございませんでしょうかと、敬老会のご招待状に書かせていただきましたが、季節は少しの時間差を置きながらも、雪の便りを届けながらきちんと巡ってまいります。

 季節の移り変わりは風情があり楽しいものですが、戦後60数年を過ぎても、なお耐え難い屈辱に身を震わせながら移り変わる季節を迎えて、そして送らなければならない方がいらっしゃるとしたら、その心情を思うと心が張り裂ける思いでございます。そして10代の一番希望にあふれた美しい時代を踏みにじられた方々はどうなるのでしょうか。

 先日、松尾公民館のホールで上映されました「従軍慰安婦」という映画を見る機会がありまして、そのことを改めて考えさせられました。そして会派で長野へ危機管理の視察に行ったおりに立ち寄りました松代大本営にも、慰安婦が取り上げられ展示されておりました。

 戦争の影には、常に女性の人権を否定する悲しい事実があるにもかかわらず、それを認めない日本の社会の有り様に私は憤りを覚えます。また、総務文教委員会の視察で基地の中の沖縄を体験する中で、まだ戦後は終わっていないことを肌で感じてまいりました。

 今回明るみに出た防衛省の一連の不祥事は、金銭問題もさることながら私たちの知らないところで、着々と再軍備が進められているという事実と、お金がないといいながらも、どれほどの税金がそこに注入されているかということを知らしめました。そしてそのことはまたマスメディアの報道を第三者的に傍観するだけで何も感じなくなってしまってはいはしないか、視点を変えてみれば見えてくるものがあるのではないかということを、自分に問いかけてみる機会となりましたが、このことは本当に大切なことであると常々感じているところでございます。

 今人権週間です。9日に鼎文化センターで横田めぐみさんのご両親の講演があります。人権とは何かを学ぶよい機会であると思いますので、ぜひ皆様もお出かけいただきたいと思います。

 今回は産科問題、人形劇フェスタ、そのほか2件について市の意向をお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。それでは質問席に移ります。



○議長(上澤義一君) 森本美保子さん。



◆15番(森本美保子君) それでは質問いたします。

 まず最初に、下平議員がいろいろな角度から産科問題、それから医療問題についてご質問されましたので、その基本的な部分を踏まえて、私は婦人の立場としてのいろんな観点から質問したいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 まず、市立病院での飯田市住民と、下伊那町村住民の出産状況の数はいかがでしょうか、お聞きいたします。



○議長(上澤義一君) 千賀市立病院長。



◎市立病院長(千賀脩君) 平成18年度におきまして、市立病院の分娩件数は1,003件ありますが、そのうち飯田市に住所のある方が499人で約50%、それから下伊那郡の町村に住所のある方が234人で23%、飯田下伊那には住所がない人が270人で27%となっております。



○議長(上澤義一君) 森本美保子さん。



◆15番(森本美保子君) 今分娩件数に関して、飯田市の住民と下伊那町村住民、そのほかの方たちの割合をお聞きいたしましたが、そのことを前提としてこれからの質問をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 私は、市立病院が下伊那の地域医療の中核的な役割を果たしていること、また人道的な立場においても、地域の医療に対し積極的な取り組みをなされていることについては、それぞれに認識しているところでございます。

 特に産科問題につきましては、特段の配慮をいただいておりますことには、常々感謝いたしておるところでございますし、日夜奮闘されている医療関係者の皆様には、心から敬意を表したいと思っております。

 その上に立って住民の率直な感情として、これは飯田市住民の問題ですけれども、やはり納得できない、素直に受け入れられない里帰り出産のことについて、これからご質問してまいります。まず最初に助産師の位置づけをどうとらえているか、お聞きいたします。



○議長(上澤義一君) 理事者側の答弁を求めます。

 千賀市立病院長。



◎市立病院長(千賀脩君) 助産師の充足状況についてお答えします。

 平成17年度、ちょうどこの産科問題始まったときですけれども、そのとき市立病院には助産師は16名おりました。その当時から分娩を取り扱う医療機関が半減したことに伴いまして、市立病院では積極的に助産師を採用してまいりました。

 現在の助産師の数は、育児休暇中の2名を含めて、この2年間で13名増加しておりまして29名であります。このうち産科病棟に21名、それから小児科病棟に3名、産婦人科外来に3名を配置しまして、助産師外来については交替で対応しているという状況でございます。

 勤務が不規則であったり、お産が集中することなどの状況によりまして、まだ十分という数ではありませんですから、今後も積極的に採用していきたいと思っております。

 助産師の資格取得に関しても支援しておりまして、現在勤務している看護師が助産師の資格取得を目指す場合には、助産学を履修する1年間を退職ではなく休職扱いとして復職を保証しております。現在1名がその制度を利用して、資格取得を目指している状態でございます。

 助産師の業務としましては、助産師外来における妊婦検診や相談業務、それから妊婦さんの不安の解消、そして満足度の高い分娩が出来るように、バースプランなどの作成などに取り組んでおるところでございます。

 また、セミオープンシステムの導入によりまして、途中で医療機関が変わることによる不安の声があったりしましたが、その不安を取り除くための大きな役割を果たしているのが助産師であります。以上です。



○議長(上澤義一君) 森本美保子さん。



◆15番(森本美保子君) 今お聞きいたしますと、十分ではないとのお話でありましたが、だいぶ助産師の方たちが医師の手助けをなさっているということが感じられます。またこれからも助産師の育成についても考えていらっしゃるということで、助産師の割合についても飯田市立病院はかなり多い方だと聞いておりますので、その点では安心ではございますけれども、助産師が手助けできる範囲というのは、どのようなことがございますでしょうか。

 例えば、生まれるまで助産師が付いていて、その立ち会いだけ医師ができるような形もあると思いますが、先ほど帝王切開の問題もおっしゃっておりましたけれども、普通分娩の場合は助産師でもかなりの範囲内まで手助けができるということでございますか。



○議長(上澤義一君) 千賀市立病院長。



◎市立病院長(千賀脩君) 正常分娩に関しましては、実をいいますと、もちろん医師も待機していますけれども、大部分の業務は実は助産師さんがやっている状況でございます。

 先ほど院内助産所の話が出ましたが、医師がいない場合にはやらざるを得ないんですが、正常分娩に関してはそれと同じようなことが実際市立病院の場で行われておりまして、ほとんどは実は助産師の仕事でやっているのが現状でございます。



○議長(上澤義一君) 森本美保子さん。



◆15番(森本美保子君) それでも、やっぱり医師の役割というのがかなり大きい部分、比重を占めているんだろうと思います。私が前回に質問いたしました看護師の保育所施設の問題。保育所施設は助産師にとっても非常に必要な部分でありますので、長く勤められる条件として今市立病院で取り組まれている保育所問題についても、ぜひ進めていってほしいと思っております。

 次に、私たちが子どものころ、私は4人兄弟の2番目ですので、そのころは家で産んでおりますので一番末っ子のときの出産のことは覚えております。昔は助産師が十分にフォローをして、産むだけではなくて、産んでからあとの相談相手になり、そして育児のいろんな部分でもフォローをしていた部分がありますが、今その助産師制度というのがどういうような形になっているのか。飯田市の中には助産婦はほとんどおりませんね。前は助産婦はかなりいましたけれども。そういう意味でちょっと私なぜ助産師がこんなに減ってしまったのか、また地域で助産師を活用できないかということにつきまして調べてみたんです。平成18年6月に改正され、そして平成20年4月より施行される医療法第19条では、助産師開業要件の法律が開始されましたね。そして、それが条件的に今までより非常に厳しくなっていて、嘱託医、産科医でございますけれども、そうしてそのほかに新生児科の病床を持った嘱託医療連携病院を持たなければならないというもので、助産師が地域で働く場所がなくなってしまった状態がございます。そういう意味で院内助産院の話が今上田あたりで出ておりますけれども、助産院的なものは市立病院では、これだけの人数の助産師がいらっしゃるので、今現在は無理でございますがこれからの見通しとしてそういう方向性というものは考えられる要素があるのか、その部分ちょっとお聞きします。



○議長(上澤義一君) 千賀市立病院長。



◎市立病院長(千賀脩君) 助産院に関しましては、助産師が単独でやられるというのは、責任問題とかいろいろございます。今社会情勢が厳しい状態でありますし、昔と違って、最近は高齢出産あるいは糖尿病も合併したりとか、いろんな合併症を持った妊婦さんが多いものですから、一旦正常分娩と思われても急に異常分娩になる可能性もあるんですね。そういう方に対してもし何かあった場合の責任問題があって厳しい条件、例えば新生児をみる施設がないといけないとか、あるいは産科の先生のチェックがないといけないとか、それは当然の話であります。

 また先ほど市長の方から話が出たと思いますけれども、現時点において産婦人科医がいるところにおいては、助産院はあまり考えておりません。それをやると、結局産婦人科の先生の負担が、同じことになるんですね。何かあったときにはやはり産婦人科の先生が出ていくわけですから、当院ではむしろ、やはり産婦人科の先生を増やして、それで病院として機能を整えたいと考えております。



○議長(上澤義一君) 森本美保子さん。



◆15番(森本美保子君) 上田でも、どうもそのような方向性が出ているので、あまりいい返事はなかったようでございます。これは署名を集めてぜひお願いしたいという要望だったようですけれども、基本的にはできない、やっていかれないという状況でございます。このように市立病院はいろんな形の問題を抱えている大変なことかなと思いますけれども、何か方策があればいいなと私も考えておりますので、これからももっと勉強しながら相談させていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

 それから、里帰り出産についてお聞きいたします。

 先ほど、飯田市住民と下伊那町村住民の割合をお聞きしましたけれども、50%の方が飯田の住民で、それからそのほかの方たちが、半々ぐらいですね。私この里帰り出産が発表されてから、非常に多くの女性の方からお話を伺いましたが、女性のとらえ方と、男性がとらえる里帰り出産とは非常に違うんですね。

 そこの部分でやっぱりいろいろな声が出てきました。私も議員という立場ですので、地域の代表、住民の代表として、やはり住民の声を届けなければいけない立場でございます。そういう意味でちょっと言いにくい部分もありますけれども、言わせていただきたいと思います。

 女性の率直な気持ちとしては、「市立病院は飯田市の住民が税金を出して、いろんな医療機器を整備してきた。そして中核病院としての役割をきちんと果たすことには大いに賛成だったので、我慢できるところは一生懸命我慢をして、それに賛成をしてきた。しかしこういうような形で里帰り出産のような自分たちの身近な問題が起きてくると、やはりそこには、「え、どうして、なぜ私たちが。」という思いが前面に出てくるのは当然だと思っております。

 それに関する話として、以前に5億円を出資という形で広域連合でお貸しいただくようになっておりますけれども、そうすると出資は返さなくてはいけないものですよね。いずれ返すような部分はないと思いますけれども、そういうような形で5億円を地域の町村で一緒になって出してくださったということはありがたいことだけれども、その中身を調べれば60%は飯田市の出資であるということを今の女性たちはちゃんと勉強しておりまして、そのことは十分見ているんですよね。そして毎年毎年飯田市の予算の中から市立病院に繰り出している多額のお金のことも十分承知しておりますので、そういう意味でこのときになんで下伊那郡下全部をひっくるめて里帰り出産の方針を出したのか、その部分が私たちには腑に落ちないと、そういうようなことを言われました。

 それは一人二人の問題ではなくて、かなり多くの方からお聞きしております。今はきちんとした形で市政を見てくれていて、ある意味でいい方向だなという部分もありますが、こういう点で市長としては、ふっと頭の中によぎるということはございませんでしたでしょうか。こういう問題が女性の中から出てくるんだよという思いというものはなかったですか、お聞きします。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 今のお話は、まさにこの役割分担と費用負担のバランスの話と受け取らせていただきました。

 飯田市立病院は、飯田下伊那地域の中核病院として位置づけられております。産科医療や救急医療など必要な政策的医療について、飯田下伊那全体を視野に入れて取り組んでいるというような状況であります。

 そういった前提のもとに、信大の方からも医局の先生方を送っていただいているという立場にあるというところは、ぜひご理解をいただきたいと思います。

 そういった中で、この必要となる費用についてでございますが、これは今お話がありましたように、広域連合から5億円の出資を受けたという経過はあるわけであります。それ以外につきましては、お話のあるとおり繰出基準によりまして、飯田市が全額負担しているという実態がございます。

 地域医療の分野におきまして飯田市立病院が担っている役割、そしてその町村における応分の費用負担というような、このことにつきましては、私自身も課題があるという認識をしているところでございます。



○議長(上澤義一君) 森本美保子さん。



◆15番(森本美保子君) この一般質問を、かなりの方がテレビでも見ていらっしゃってくださっておりますが、飯田市長もそういう見解であって、その上でこの下伊那地域の医療問題について一丸となってやっていかなければ駄目だという思いであるということでございますね。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 飯田下伊那の中核病院としての市立病院という位置づけ、これはやはりしっかりと堅持していくということが求められていると思っているわけであります。



○議長(上澤義一君) 森本美保子さん。



◆15番(森本美保子君) なぜ里帰り出産で、これほどまでに女性が敏感になっているのかということをちょっとお話ししたいと思います。子ども、胎児というのは、もうおなかの中にいるときから、その母親の心理状態というものを、ちゃんと把握しているといわれています。ですから、そのときの不安材料とか、それから喜びや悲しみもそうですけれども、それが生まれたあとにも非常に影響しているのだという部分があります。ご家族にとってみれば当然里帰り出産をしてもらって、そして家族みんなで出産に立ち会い、そしてもし上の子がいれば、その子たちもみんなで見ていこうというふうにずっと思っていたわけですね。そういう家族が非常に多いと思いますが、里帰り出産ができないと聞いたときに、じゃあどういう手当をすればいいのかということが、すぐ頭によぎるんですよ。女性たちは。そうすれば、その出産する子がいる東京なりどこでも結構ですけれども、その場へ行って面倒を見なければならないと考えるわけです。

 そうすると、出産というのは予定日は決まっていても、いつ産まれるかわからないわけですから、そのときに行ったのでは間に合わない。そこでかなり前から行ってお互いに心理状態を、きちんとした形で保ちながら出産に望んでいくわけですが、そうなると今度は家の問題が出てきますよね。一家の主婦が行くものですから、そうすると家の方の面倒はどうするのかという問題です。

 ですから両方のことを思いあぐねると、女性というのは里帰り出産制限という言葉を聞いただけで、これは非常に出費もかかりますし、その条件作りが非常に大変だということを思い描くんですよ。

 とんでもないことではないかということになるわけですが、ではその部分をどうフォローしていくのか。出産にも非常にお金がかかり、なおそういう経済的なものも背負っていかなければならない状態になるということになりますと、家庭的にも大きな問題もあるということを、やはり認識していただかなければならないと思っております。

 それから出産については、例えば飯田市にいなくても、転勤族で廻っている人たちもいるわけですね。またここへ戻ってくるので飯田市の病院で出産をしたい、飯田市で生まれたというその事実を子どもに持ってもらいたい、そういうことでいずれは飯田市へ帰ってくるんだというまた違った意味での里帰りということがございます。そういう意味で、一概に里帰り出産を制限するといっても、いろんな状態を持っている方たちがいるということも、やはり認識していただかなければならないと思っております。

 先ほども下平議員からもお話がありましたが、安心して産めないような状態では子どもを産む気にはなれないだろう。そして飯田で産みたい、実家で産みたいということになれば、子どもができる前に飯田市へ住民票を移して、そしてできたら住民登録をしてここで産むようなこととなります。そうなると別世帯になりますので、そういう意味では夫婦間の問題にもなってまいります。このようにいろんなことが重なって出てまいります。里帰り出産制限が、苦渋の選択であったことは十分理解しております。しかし、こういう背景もあるんだということを重々承知していただきたい。市民の方には里帰り出産のいろんなことを市長に直訴したいんだとまでおっしゃった方もおられます。そういうところまで女性たちは思っているということでございます。今度知事へお願いに行ってくださるということでございますので、今申し上げたようなことも含めてお願いに

行っていただければ嬉しいと思っております。こういう意味でお伝えしたいと思いまして、今日の一般質問の中に入れさせていただきました。

 産科問題については、下平議員がおっしゃったことが全てのような気がいたします。重複しても時間の無駄でございますので、私はこのぐらいで産科問題については終わりにしたいと思っておりますけれども、もう1点だけ付け加えさせていただきたいと思います。病院長の任務と市長の任務とは自ずと違ってくると思います。そういう意味でお互いの立場をきちんと把握していらっしゃると思いますけれども、お互いに協力していただいて医師を確保し、産科問題を早めに解消していただく方法、そして早く制限を解いていただく展望を私たちに見せていただきたい、そういうことを期待申し上げて、市長最後に一言皆さんにおっしゃりたいことがございましたら、ぜひお願いいたします。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 私も子どもを持つ身でございます。そういった中で、里帰り出産も里帰り出産でない出産も、お父さんという立場で経験をしたわけでありますので、今議員からお話があったような苦労があるということは私なりにも十分承知しているところでございまして、ですからこそ今回のこの一部の分娩制限については、前も申し上げましたけど私自身がまさに胸にヤスリをあてられて押されるような、そういった苦渋の中での選択であったということで、非常に重く受け止めているところでございます。

 一刻も早くこうした制限が解消できますよう、先ほど申し上げたところでありますが、最善を尽くしていく考えでございますので、よろしくお願いいたします。



○議長(上澤義一君) 森本美保子さん。



◆15番(森本美保子君) この産科問題は飯田市だけの問題ではございません。飯田下伊那の産科問題をどうするかという立場で、一丸となって対処する。その姿勢が医師を呼び込むひとつの方法であるとお聞きしていますので、そういう意味で飯田市だけではなくて各町村長の皆様も、それから医師会の方たちも一緒になって、みんなが納得できるような形の医療体制を作っていただきたいと思うわけでございます。病院長にはお忙しい中を出席いただきご答弁いただきまして、本当にありがとうございました。

 これからも市立病院の院長としての責務もいろいろとおありになる中で、いろんな行動もして行かれなくてはならない部分もあろうかと存じますが、ぜひお体に気をつけて頑張っていただきたいと思っております。よろしくお願いしたいと思います。

 それでは、産科問題をこれで終わりにさせていただきたいと思います。

 続きまして、人形劇フェスタについてお尋ねいたします。

 この前世界フェスタを開催をするという発表がありました。その点について、世界フェスに向けての市としての方針などをお聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 今お話がありましたように、人形劇フェスタにつきましては11月の定例記者会見の席で、高松実行委員長さんから世界フェスの概要、そしてそのポスターの発表があったところであります。

 実行委員会で企画されたことが具体化されまして、世界フェスにふさわしい盛大なフェスティバルになりますよう、行政といたしましても予算面、あるいは人的な面におきまして、例年以上の支援をしていくことを考えているところであります。



○議長(上澤義一君) 森本美保子さん。



◆15番(森本美保子君) 今、十分な支援体制と予算をというお答えがありましたけれども、具体的にはどうなんでしょうか。お答えいただけいただけますか。



○議長(上澤義一君) 関島教育次長。



◎教育次長(関島隆夫君) 今市長から答弁がございましたが、来年度世界フェスを開催するにあたりまして、その分の市の負担金については、20年度の予算をこれから編成するわけでございますが、その分を私どもとしてもなんとか確保をするように努力をしてまいりたいと思います。

 それから、ほかの各種補助制度も利用しながら対応していくことも、最大限考えてまいりたいと思っております。

 それから、人的な面では主に文化会館や公民館がかかわるわけでございますが、その部分だけではなくて、過去2回の世界フェスでも庁内横断的な職員プロジェクトを作ってやっておりますので、そういったノウハウも生かしながら海外劇団との対応など、実行委員会の支援をしてまいりたいと考えております。



○議長(上澤義一君) 森本美保子さん。



◆15番(森本美保子君) 十分な支援体制でもって望むというお答えであったように思います。前回10年前の世界フェスのときにも私も婦人会の立場でかかわらせていただきました。以来10年間婦人会でおいなんよサロンを担当しておりますが、その間ずっと会員の中から100人ぐらいのスタッフ、ボランティアを出してかかわってまいりました。

 やはり世界フェスということになりますと、従来の人形劇フェスタとは違った形でやっていかなければなりませんが、そういう意味で10年前の予算と今回の予算について、緊縮財政でいろいろ大変だろうと思いますけれども、どうなっていますでしょうか。



○議長(上澤義一君) 関島教育次長。



◎教育次長(関島隆夫君) 先ほど申し上げましたように20年度予算はまだこれから、今予算を組み立てて3月に議会でご審議いただくことでございますので、その点はご理解いただきまして、先ほど発表されました実行委員会が計画しております内容、事業ができるような予算を、なんとか確保をしてまいるように努力してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。



○議長(上澤義一君) 森本美保子さん。



◆15番(森本美保子君) 10年前どのぐらい予算かということをおっしゃっていただけませんでしたが、人形劇フェスタというのは飯田の顔でございます。どこへ行っても飯田の特徴はといえば人形劇というくらい、全国的にも世界的にも浸透されているものでございます。そういう意味で注目されている行事でございますので、そういう意味で恥ずかしくない予算を、ぜひ20年度予算に盛り込んでいただくことをお願いをしたいと思っておりますが、いかがでしょうか。



○議長(上澤義一君) 関島教育次長。



◎教育次長(関島隆夫君) 済みません。10年前の世界フェスのときには市の一般財源分では、約9千万円ほどだと思います。それに先ほど申しました各種補助という面をはじめ、いろいろな角度で予算獲得をしていきたいと考えています。

 それから20年前の世界フェスでは6千万くらいの市の負担金だったと思いますが、そこらがひとつの目安になると同時に、今の財政規模ということもございますので、先ほど申し上げましたように予算編成の中でしっかり頑張っていきたいと思います。



○議長(上澤義一君) 森本美保子さん。



◆15番(森本美保子君) 頑張っていきたいという答弁がありました。期待をしておりますので、よろしくお願いいたします。

 私も人形劇に10年ぐらいかかわっている中で、その間ずっと海外レセプションにもかかわってまいりました。今まで海外レセプションは人形劇を演じてくださる海外の方たちを実行委員長がご招待するという形でやっておりましたけれども、私はいやこれは違うんじゃないかなというようにいつも思っていました。

 人形劇は飯田の顔でございますので、やはり飯田の顔は市長でなければならないと思っております。ですから、海外レセプションでは市長がご招待する形にすべきだと思います。確かに市民参加による実行委員会でこのフェスタを盛り上げていっておりますけれども、基本的には飯田市と実行委員の協働作業であると思っております。

 私も海外でそういうようなところへ出る機会もありましたが、そういうときには必ず市長のご招待でありました。実行委員長とも、ずっと話をしているんですが、いや、これは市長がご招待をして、遠くから来られた皆様をおもてなしをする、そういうレセプションではないか。それ以外にもお別れパーティーとかいろいろありますので、そういう部分は実行委員会がお礼の意味でやる。そういう形がいいのではないかとずっと思っておりました。

 今度の世界フェスでは、海外の人形劇団の方以外にも、今までかかわってきてくれた方もご招待するという形で、実行委員長レセプションを組んでおるようでございますが、今申し上げた意味でやはりこれは市長がご招待をするべきではないかと思っております。

 ですから、実行委員長と市長の両名のご招待でも結構でございますけれども、やはり海外のレセプションというのは市長の顔でもって、遠方からのお客様をもてなしていくという基本的な姿勢というのが必要ではないかと思っておりますが、この点市長のお考えを伺いたいと存じます。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) おっしゃるように、人形フェスタが国際化するとともに飯田市の顔として定着してきているというのは、私もそのとおりだと思います。

 それに伴って、レセプションの役割というものも重要性が増しておりまして、市としても企画運営を実行委員の皆様方だけにお願いするというのではなくて、やはり関係部課の職員も実行委員とともに、計画段階から参画させていただいて、国際交流や文化交流の場として、積極的にこのレセプションというものを活用していくことができればと考えているところであります。

 今お話が出ていましたレセプションの催し方につきまして、実行委員長と市長の共催にするのか、どういうふうにするのかということにつきましては、実行委員会とも相談をしながら、お話があるようにお迎えの心が伝わるような催しとしていくことが必要だろうと思うところであります。



○議長(上澤義一君) 森本美保子さん。



◆15番(森本美保子君) ずっとこのフェスタにかかわってくる中で、いつも感心させられている人ですが、文化会館の職員の方たちが、事務局としてもう最後には顔色土気色になるくらいまで昼夜通して、もう非常に大変な激務でこれをもり立ててくれています。それから地域で実施するフェスタについても、公民館の主事が中心になって一生懸命になってやってくださっています。こうした上に立ってこの人形劇フェスタが成り立っているということを常々感じており、そこに実行委員会、そして地域のボランティアの方たちが加わって、世界的に有名になった飯田市の人形劇フェスタであるように思っております。

 そういう意味で、やはり実行委員会が主導でやっていかなければならない事業でありますけれども、行政も協働という形で、なお一層バックアップしていただくということをぜひお願いをいたしまして、フェスタについての質問は終わらせていただきますが、最後に飯田市長として人形劇フェスタに対する思いなどがありましたら、一言短く端的にお願いいたします。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) いずれにしましても、世界人形フェスティバルとして今回の人形劇フェスタ計画していくわけであります。行政としてもしっかりとサポートをしていく心構えでありますので、よろしくお願いいたします。



○議長(上澤義一君) 森本美保子さん。



◆15番(森本美保子君) 3番目として、外国籍の方たちへの対応について質問をいたします。

 外国籍の方々の国別の割合について、お聞きいたします。



○議長(上澤義一君) 長沼総務部長。



◎総務部長(長沼弘明君) 本年度初めの外人登録者数ですが全部で2,971人。このうちブラジル人が約42%の1,232人。それから中国人が約34%の1,012人。フィリピン人が約14%の429人。その他26カ国で298人という登録でございます。



○議長(上澤義一君) 森本美保子さん。



◆15番(森本美保子君) この登録をするときに市民課へ行きますね。そのときに例えばその方に対して国保の加入についても対応することもあると思いますが、そこで外国の方の国保の加入状況についてお聞きしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 宮沢保健福祉部長。



◎保健福祉部長(宮沢孝明君) 外国人の方の国保への加入状況ということでございますが、今年度の初めで、世帯数で631世帯、被保険者数で1,210人でございます。



○議長(上澤義一君) 森本美保子さん。



◆15番(森本美保子君) そのときの加入案内については、どういう形でやっておられますか。



○議長(上澤義一君) 長沼総務部長。



◎総務部長(長沼弘明君) 外国人登録は市民課で担当を設けて扱っておりますけれど、新規登録とか住所変更でお見えになったときに、国民保険の該当となる方につきましては、国保の担当の方へご案内しているという状況でございます。



○議長(上澤義一君) 森本美保子さん。



◆15番(森本美保子君) なぜこの国保についてお聞きしたかというと、私たち国際交流推進協会で外国人登録の方たちの医療の問題を取り上げている関係で、例えば外国の方たちが医療機関へいっても言葉が通じなくて自分の病状を話せず、そしてその病状を話せないがために自分の重い病気もわからなくて、結局その方はガンであったわけですけれども、本国へ帰ってお亡くなりになってしまったという状況もあったわけでございます。そういったこともございまして外国人の医療についての運動をずっとしていて、前回も健和会病院でお世話になったこともございます。そういう意味で外国人の方たちが言葉が通じないがために困るのは病気だけではありませんけれども、やはり特には病気になったときの対応であろうかと思うわけでございます。

 今飯田市にはブラジルの方たちが非常に多いわけです。先ほどの答弁では42%ということでございました。ブラジル人の方たちはそれぞれに働いておりますので、基本的にきちんとしたつながりがない形であるので、医療機関に行くときには誰か通訳を頼んでいかなくてはならない。そして通訳を頼まなければならないということは、その通訳者が勤めている場合には、その方も仕事を休んでいかなくてはならない。そして通訳をしてくださるブラジル人の方も、医療の問題についてはわからないことも多く、簡単な日本語はわかるけれども、病状が重病なのかそんなに大したことではないのかという判断も付かないというようなこともございます。そして初めてのことですが、そしてこれは外国籍の方たちがこの地域に根を下ろしてきたことの証左かなというようにも思いますがブラジル人の方たちが、ブラジル人の通訳をぜひ市立病院に置いてはいただけないかと。週に何時間でもいいので、そして1日に20分でも30分でも、その場に行けば通訳の方がいるという状況づくりをしてはいただけないかという署名運動をして、この間市長にお届けになりました。国際交流の会長も一緒だったと思いますが、そのときの市長の答弁では、そのあたりの事情についてはわかるので配慮していきたいというようなニュアンスのご返答をなさっておりました。

 これは、市立病院の問題もあるでしょうけれども、やはり飯田市としての取り組みが一番必要ではないかと思います。飯田市がどういう形でそれに取り組んでいくかという方針が出れば、市立病院だけではなくて、飯田病院とか健和会病院とか、そういう大きい病院に対しても、通訳を置いていくことができるような目処が付くのではないかなと思います。はじめに市立病院にポルトガル語の通訳を置くような条件があるのかどうなのかお聞きいたします。



○議長(上澤義一君) 河野市立病院事務局長。



◎市立病院事務局長(河野純君) 私どもといたしましても、その患者さんの視点に立った診療というようなことからすれば、通訳の方を配置することが望ましいと思っております。

 ただ、今後の医療政策の方向性として、その患者の視点に立った診療ということと並んで、医療機能の分化連携というようなことも言われておりますものですから、そういたしますと市立病院に配置することが一番望ましいことかどうかということに関して、やはり研究していく必要があろうかと思っております。

 そういうことも踏まえて、いろんなことから多角的に検討をしていかなくてはいけない問題かなというふうに思っております。



○議長(上澤義一君) 森本美保子さん。



◆15番(森本美保子君) 市立病院の立場では、そういうお考えですけれども、市長はこのポルトガル語の通訳の問題については、どうお考えですか。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 市立病院は、今お話があったように地域医療連携、いわゆる二次医療を担当しているということで、一次医療者につきましては、原則としてはそのほかの診療所でという、そういった立場がまずあるということは、先ほど事務局長からお話があったとおりだと思うんですが、そういった中におきましても、市としては平成19年3月に、多文化共生社会推進基本方針を作成しているわけでありまして、この中で恒常的に通訳を必要とする部署での通訳の確保の検討というのは示しています。この方針にのっとった形で、どのような解決策があるかということを検討していく必要あるだろうと思っているわけであります。



○議長(上澤義一君) 森本美保子さん。



◆15番(森本美保子君) 私も基本方針を読ませていただきました。やはりこれだけ外国人の方たちが多くなって、無視できないような状態になってきて、そしてその方たちの労働力というものが、この飯田市にとっても重要な部分を占めているという現実を考えれば、働きやすい条件づくりということも必要ですけれども、健康問題はさらに大切な問題ですので、緊急な課題として取り組む必要があると思いますけれども、いかがでしょうか。



○議長(上澤義一君) 尾曽企画部長。



◎企画部長(尾曽幹男君) 市立病院は市立病院で考えを示しましたが、今市長がご答弁申し上げましたように全体的にどうするかというのは、市立病院の問題だけではありませんので、庁内で少し検討課題を整理をして検討をしてみたいと思っております。



○議長(上澤義一君) 森本美保子さん。



◆15番(森本美保子君) 庁内で検討ということでございます。飯田市でお金を出してほかの病院に派遣をするというような形、方向性もあるのではないかと私は思っております。市立病院は二次医療でとても大切で大変なご苦労いただいておりますので、そういう意味ではいろんな方法を考えて取り組んでいただきたいと思っております。

 それから外国籍の方の雇用状況について、市としてはどのようにお考えになるのか、お答えいただきたいと思います。



○議長(上澤義一君) 北原産業経済部長。



◎産業経済部長(北原重敏君) 飯田市においても多くの外国人の方が働いておられますし、特に最近は派遣という形で働いておられる方が多いと思っておりますが、特に現在大きな問題があるというようなことはあまり聞いておりませんし、私たちもそのようにとらえております。



○議長(上澤義一君) 森本美保子さん。



◆15番(森本美保子君) 現在大きな問題はないとお答えでございますけれども、登録していない方たちも非常に多いかと思います。そういう意味ではいろいろなことを聞いておりますので、今回は指摘しませんけれども、ぜひ外国人労働者に対しても手厚い施策なりをお願いしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 最後に市の文化施設に対する考えをお聞きしたいと思います。

 先日、国際交流推進協会で行っております国際交流の夕べが地場センターで開かれました。これにもずっとかかわっておりますけれども、毎年毎年人数が多くなっています。ということは定着をしてきている、そして交流の場が広がっているというように思っておりますが、中身を見てみますと、今は日本人を捜す方が大変かなというくらい、外国人の方たちの参加が多くなっておりまして、非常にいい傾向だと思っています。その中で交流を広めていただきながら、この飯田市に住居を構えていただいて、そして飯田市のために頑張っていただければというような思いがございます。その中で毎年毎年言われることですが、地場産業振興センターではあれだけのスペースですので、とてもじゃないけどもうこれ以上の人数は入りきらない。だけど舞台があって、ああいった形でできる施設は飯田市にはありません。どこ探してもないんですよ。ですから最終的には地場産センターへ戻ってくる状態でございます。そういう意味で、市の施設はどういう状態なのかなということを考えてみますと、飯田の文化性については、もう本当にそれぞれの地域で評価されて、そして例えば伊那谷文化芸術祭がありましたように、本当に市民ぐるみで参加するようなことから始まって、いろんな文化財産があるわけですね。

 それに対して、飯田市の文化施設というのは非常にお粗末だなという話が、いろんな話の中では出てまいります。そういう点で現在の収容能力を、どうとらえているのかお聞きしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 関島教育次長。



◎教育次長(関島隆夫君) 現在市で管理するホールですが4つございます。ご承知のように文化会館のホールが、固定席でいいますと1,288。鼎文化センターのホールが599。市の公民館491。それに人形劇場も200席使えるようになっております。

 ですので、文化会館のホールが一番大きいわけでございますが、飯田市の人口規模からした場合には、確かに今までも全国規模の大会などで、やはり収容能力がそれだけでは足りないということもございました。どの程度の収容能力を求めるかということについは、飯田市の人口規模を勘案して、通常の使用であればこれだけあれば足りるというように考えている状況でございます。



○議長(上澤義一君) 森本美保子さん。



◆15番(森本美保子君) 文化会館の座席については今のキャパシティーでいいかなと思うんですよ。また演じる側、発表する側にとってみれば非常にまずい舞台なんですね。それゆえいいなと思う劇団、演目について呼んでくることができず、そして向こうからも来たがらない。常に駒ヶ根止まりです。私も自分の見たいものは名古屋へ行ったりカノラホールへ行ったり飛んで歩いていますけれども、そういう意味で利用者のニーズに十分に応えているかどうか、その点について簡単にお答えいただいて、私の質問を終わらせていただきます。



○議長(上澤義一君) 関島教育次長。



◎教育次長(関島隆夫君) 確かに施設が老朽化しているということは事実でございまして、文化会館を始めそれぞれ改修をしなくてはならない課題というのは、私たちも認識しております。しかしご承知のように予算の範囲で緊急的なところからというのが現状でございまして、いろんな面で老朽化の部分については手を入れていく必要があるかなと思っています。



○議長(上澤義一君) 以上で、森本美保子さんの一般質問を終わります。(拍手)

 会議の途中でございますが、ここで暫時休憩といたします。

          11時52分 休憩

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          13時00分 再開



○議長(上澤義一君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。

 それでは、次の一般質問を行ないます。

 原勉君。



△原勉

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◆22番(原勉君) 会派みらいの原勉でございます。通告にしたがい一般質問をいたします。今回の質問は、農業及び観光施策についての質問であります。

 牧野市長におかれては、1期目の3年を過ぎ、公約に掲げた経済文化自立都市、特に経済自立度70%を目標に市政運営に邁進しているとお見受けをいたします。そこで私は市長の施策が単なる産業都市を目指すのではないとすれば、都市政策と農業施策との連携、自然環境保護への積極的展開が重要であると思っております。これらはともに持続可能なまちづくりの原点ではないかとの視点に立ってお聞きしたいと思います。

 私たちの街、地域が将来にわたり自信と誇りを持てる地域として再生できるのかが問われております。わかりやすい地域再生への、のろしを掲げる必要があり、市長に対し思い切った施策の転換を求めたいと考えております。

 第4回定例会、平成19年最後の一般質問となります。私も気を引き締め質問をいたしますので、市長も気合いを入れていただいて、本年最後の締めにふさわしい議論になることをお願いいたします。それでは質問席に戻って質問をさせていただきます。



○議長(上澤義一君) 原勉君。



◆22番(原勉君) まず、都市施策と農業施策の連携についてということで何点か質問をしてまいりたいと思います。

 まず、土地保有から土地利用へという転換でございますけれども、いわゆる都市農地、市街化区域内の農地についてお聞きしていきたいと思っております。

 従来ですと、いわゆる土地といったものを、いわゆる資産価値という形でとらえてきたものですね。それは具体的には区画整理事業等では、宅地化して保有していくという形で財産的価値を享受してきたということだと思います。しかしながら現状で考えますと、当然地価の下落を含め税負担や維持コスト等において、財産としても維持できなくなっているのが現状ではないかと思っております。

 そうしたときに、都市と農村といった形で概念的に分けるのではなくて、今後は市街地の中でも農地を維持し、農のある豊かな生活ができるような土地利用にすべきではないかと考えておりますが、その辺に対するご意見をいただきたいと思います。



○議長(上澤義一君) 理事者側の答弁を求めます。

 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 議員おっしゃるように、今までの都市計画というものはゾーニングの考え方が強かったと思うわけであります。大都市と違いまして、地方都市におきましては結果的に残っている農地も多く、都市計画で農地を残すという考え方は少なかったと思うわけであります。

 飯田市におきましてはこうした点を考慮いたしまして、このたびの一連の土地利用基本方針の制定と関連条項の制定の中で、そうした考え方を取り入れていくということで、私といたしましても単にゾーニングだけにしたがうのではなくて、まさにミックスユース的な考え方、そういったものに立ちまして、農ある豊かな生活というものを、この私たちの地域において実現していくことが重要と考えているところでございます。



○議長(上澤義一君) 原勉君。



◆22番(原勉君) 今、市長からは、いわゆるゾーニングも含めて転換していかないといけないというご意見だったと思います。

 具体的なことに入りますが、やはり都市計画と農業振興計画は、今まではどちらかというと対立構造的に組まれてきましたが、国の政策も含めて、これではいけないというのが現状ではないかと思います。

 いろんな形で国の政策も変わりますが、特に都市計画法等の変更の中で、現在の土地利用の問題等が議論され、まさに条例化に向けて動いていると思うんですが、たまたま飯田市では区画整理事業が行われております。私が考えますと特に羽場、丸山の第一第二地区、第三は白紙というような形になっておりますけれども、あの一体というのは素晴らしいところで、農地、農業もやっぱり存在しているわけです。そういうことの中で都市化が進んでいるわけです。

 そうすると、やはり今後は市街地の周辺も、都市計画と農地振興計画とが、必ずしも対立しないような構造に転換する必要があるんじゃないかと思います。

 今の市長の答弁も、そういう考えを持っていきたいというご説明かと思いますけれども、やはり我々がまちづくりを進める上で大都市を目指すのではなく、やはり田舎は田舎にふさわしい価値観を持つべきだと思います。

 私は、どちらかというと生活の価値といったようなものが重要となってまいります。今回の一般質問でもところどころで安心と安全という言葉が市長からも出てまいりますし、いろいろな皆さんの意見もそこへ行くんですよね。そうすると、安心と安全という街はどういうものかということを、やはりもう一回視点の基本に戻していただいて、福祉政策等も絡んでくるだろうと思いますし、またこれからは三遠南信、リニアといった大きなプロジェクトもありますので、やはりこの地域が生き残っていくためには、いろんなものを複合的に考えていく必要があるのではないかと思います。

 これは天竜峡エコバレーから始まり、いろんな施策にも関連しますので、もう一度大きな意味で大きくわかりやすく、地域再生に対するテーマといったものを掲げた方がいいんではないかなと思うんですが、その点いかがでしょうか。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 私も、今議員からも都市計画と農業振興計画を対立構造でとらえるのではなくて、農業がある豊かな生活といった視点でこの地域づくりを進めるべきじゃないかというお話をいただいたところですが、よく申し上げておりますように、私たちの地域の生活基盤に農業があり、そしてそれが豊かなライフスタイルを形成する上で大変重要な役割を果たしているという、こういった考え方を持って市政に望んでいるところであります。

 常々申し上げておりますように、飯田市の魅力というものは山の生活も里の生活も街の生活も、それぞれが生き生きと輝く生活であり続けることにあり、それが渾然一体となって絶妙なバランスを保つことによって、この地域の大きな魅力になっていると思います。そういったことが、人材のサイクルを進めていく上でも必要なのではないかと思うわけであります。



○議長(上澤義一君) 原勉君。



◆22番(原勉君) 共通の認識に立っているというように考えます。そういった意味でやはり飯田市において農業は大切であるというとらえ方を、やはりまちなか、いわゆる市街地の住民の皆さんや、その周辺部にお住まいの皆さんが、共通した認識としていただけるか、これが施策的には重要じゃないかと思っています。

 今までですと、商業の部分を何とかしようとか、中心市街地を活性化しなくてはという話になるんですけれども、実はそれを根本的に解決するには、中心市街地というものを、周辺の豊かな農地や自然が支えているんだということを確認し、もう一回原点に戻る必要があるだろうと思います。

 そうすると、そのためのいろいろな施策というのがあるわけであります。例えば人形劇フェスタも、古くから伝統的に受け継がれてきた人形浄瑠璃から生まれているわけで、公民館運動だけではなく暮らしの中で、それを支えているものがやはりあるんだということを、大きく掲げた方がいいんではないかなと私は思います。

 そうはいっても街の中の住民の方は、私もそうですが農業のやり方が全然わからないわけですから、それを教えてくれる人たちが必要なわけです。今新しい農業の後継者もいないというような状況を考えれば、やはり市街地やその周辺の新しい人たちと一緒になってやれるようなことも考えられるのではないかと思うんですね。

 そういった意味で、ある意味では域産域消につながっていくんじゃないかなと思いますし、また公共の施設の給食等に使うという重要なことにもつながっていきますが、そういったような視点を踏まえながら考えていただきたいと思っています。

 まちの中の子どもたちが自分たちで作った作物を食べれるということは、非常に重要なことじゃないかなと考えております。

 そういった中で、要するに農と住が協働するまちづくりということになるわけですけれども、そういったときに市街地であっても住民がそこで利用していけるような農地は残すべきであり、意識的に残すべきではないかと思っています。

 例えば今の市街地のいろんな再開発事業でも、高層化等の中で当然空き地というのは出てきます。そうすると今まではそういったスペースに公園を作るという形で展開してきたものですが、そうではない形も視野に入れる必要があるんではないかなと考えております。

 今まで私も若干市街地の再開発事業にかかわってきた一人でありますけれども、残念ながらなかなかそういう視点に立てなかったということの反省も含めながら、そういった農と住が協働していくようなまちづくりを進めるお考えがあるかどうかお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 今までの飯田市のそれぞれの生活の中で、農業というのは非常に重要な位置を占めていたと思うわけであります。

 周辺の農家が非常に豊かで活動的であればあるほど、このまちの中も栄えるという、そういった構図があったわけであると思うわけでありまして、まさに飯田の魅力は、今議員がおっしゃるように、そういったところを大事にすることによって引きだされると思うわけであります。

 そういった意味でいきますと、確かにこの都市計画の中において、市街地の中にそういった農業とのかかわりを持てるような、普通にいうと緑地ということなると思うんですけど、そういったものを残すということが考え方の一つとしてはあり得るのかなと私も思うところであります。



○議長(上澤義一君) 原勉君。



◆22番(原勉君) ぜひ、そういった方向をご検討願いたいと思います。

 このことは、農業課だけではなかなかできない部分でありますね。こういった問題は、文化をはじめとするいろいろな切り口から検討する中で、全体として農というものに対する認識を高める必要があると思います。

 どなたかの質問の教育現場でのお話の中で、それは環境という言葉でありましたけれども、やはり自分が土に触れていけるということを媒体としていくことが私は一番いいと思っておりますし、またいろいろ角度から、この街が持っているそういった気運を、従来からある素晴らしさみたいなものを、まちづくりの基本にされるといいのかなと思っております。

 特に竜東地区におりましては、今中山間地域ということの中でいろんな展開がされておるわけですけれども、その地区の皆さんもまちづくりと称して、どちらかというとできるだけ都市的な、まちのような地域にしていこうというような動きも少し感じます。もちろん、いわゆるアメニティの問題等いろいろなことを考えれば、それは大事なことでありますし、道路網の整備等も当然重要だと思いますけれども、私はやはりそういう都市を拡大していくのではなくて、地域の農業を生かした、あえていわせていただきますと村づくりというようなことが大事じゃないかと思います。

 そうしないと残念ですが、いわゆる丘の上やその周辺部では、先ほどの羽場丸山地区もそうなんですが若干手遅れで、いわゆるモザイク模様になってきています。これをなんとか自省しようじゃないかという動きが、今回の土地利用計画で出てきているわけでありますけれども今竜東地区全体、それからいわゆる遠山郷。そういったところは、まちづくりと比較するわけではないですが、やはり大事なのは村づくりで、これは誇っていいんではないかと思います。こういったことから都市と農村の対立構造を変えていく、これが持続的なまちになっていくのではないかという感じがしていますけれども、その辺はいかがでしょうか。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 中山間地域におきましても今おっしゃるように、そういったまちづくりという言い方に違和感を感じられて、地域づくりという形でまちづくり委員会を組織しているような地区もあるわけであります。

 必要な道路等の整備につきましては、やはり当然その地域で生活を維持するため必要な投資と考えているわけであります。

 中山間地域におきましては、農業が基幹産業であるのは明らかで、これまでも述べてきたように農ある暮らしという視点からも、農業を生かした地域づくりというものを進めていきたいと思っております。これは市政懇談会でも述べてまいりましたが、こうした視点での中山間地域の計画づくりも進めております。

 また市街地におきましても、先ほども農園などの話が出ておりましたが、地域の子どもたちや住民の交流農園などが設置されてきておりますし、地区の農業振興会議や農業者グループなどが、これに積極的にかかわっていただいているといったこともあることを付け加えさせていただきます。



○議長(上澤義一君) 原勉君。



◆22番(原勉君) 次に移ります。市民農園が都市のインフラへというような表題で質問の要旨になっているんですが、このことは先ほど触れましたけれども、市街地の都市計画の中に、やはり市民農園いったものをはっきりとうたっていく必要があるんではないかなと思っております。

 例えばりんご並木については、確かに東中の生徒を中心にして現在にまで至っていて、それに加え現在の新しいりんご並木がいわゆる公園化という形の中で来ていますが、これをどうするか。車を止める、止めないという議論もありますが、もう一度それを考えて、農のある暮らしの象徴として政策転換をしていったらいいんではないかなと思います。

 ということになりますと、東中の生徒の皆さんの大事なりんごの木には違いないと思いますが、りんご並木の街飯田と語るとすれば、やはり農のある暮らしの象徴といったものに持っていっていただきたいなと思います。

 そうすると、いわゆる東中りんご並木後援会という枠から、もう一つ大きな形でのりんご並木の街飯田協議会というような形の中とらえ直し、りんごの収穫期のときには近隣の皆さんや住民の皆さんが実際に何らかの形でかかわる。そういう形が私は農のある暮らしのわかりやすい姿だと思います。いわゆるまちなか観光的な部分も、それはそれでいくらでも枝葉としては出てくるだろうけれども、やはりまちの中の住民の皆さんも一緒になってやれるようなことも、現実にそういう例もあるあるとすれば考えなければいけないと思います。

 一方中央公園のプールの跡地については、結局あまりいい案がないので駐車場にということになりかねないと思っています。もちろん市街地において駐車場は重要なインフラであるという位置づけは、何ら変わりがありません。しかし中央公園からあの一帯について、例えば、これは想像の域を出ませんけれども、地下は駐車場だとしても上の部分については市民農園を作ってみるとか、そういうようなアイデアというのはあってもいいんではないかなと思います。日当たりのことを考えれば中央公園側を農地にして、反対側を駐車場ということになるかわかりませんが、それは一つの手法ということで考えていただければいいなと思います。

 それと同時に、高層化していくビルの屋上にも農園を作る。現実には六本木ヒルズでも、そのビルの屋上は農園になっております。そういうことは以外と都市の方が先行して進んでいくんですよね。ニューヨークなんかすごく増えていますよね。

 ただどうしてもスペース的に、そんなに大きなビルは建てられませんので難しいというような構造上の問題はありますけれども、結局そういったが地球温暖化の問題への実質的な取り組みとして、まちの中でもできるものだと思うんです。

 一般に植栽は結構やっているんですね。第二の再開発でも信金の周りに植えられていますけれども、植え込みと比べますと、やっぱり野菜とかの方がはるかにCO2云々の温暖化対策としては効果がある。それべしの資料見ますと何十倍も違うということでありますので、やはりこれからはこういったことも視野に入れていただきたいと考えています。中心市街地活性化計画が、いよいよ立てられていくことになってきていると思いますので、そういった中で今2点3点気づいた点がありましたので、ひとつの例として、そういった考え方はいかがでしょうか。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) お話があったように、やっぱりりんご並木は、りんご並木のまち飯田ということで、この私たちの地域にとってまさにシンボルであります。そしてそれがまさにお話のように農との直結という一面も持っているというのは、私もそのとおりだと思います。

 りんご並木につきましては、今年度歩行者天国の実験やイベントを重ねてきておりまして、それによりまして大いに賑わうとともに、市民の皆さんが、それに対して取り組んでいく形での参加も増えてきて、段々とこの方向性というのも見えてきていると思うわけであります。

 これも、現在策定中の中心市街地活性化基本計画の中で課題とされている部分でありますので、議会や市民の皆さん方とまた一緒になって検討していきたいと思うところでございます。

 それから、中央公園プールの跡地の利用についてでありますが、ここにつきましても現在策定しております中心市街地活性化基本計画の中でも課題とされているわけであります。同様に、議会や市民の皆さん方のご意見をうかがう中で検討していきたいと思うわけであります。議員のご提案につきましても、そういった観点で受け止めさせていただきたいと思うところであります。

 それから六本木の話も出ました。東京の駅ビルの屋上に農園があったり、最近では私も銀座のビルの上で蜂を飼ったり、いわゆる養蜂ですね、まちの中心でそういった動きが出ていることもあって、都会人にとってはむしろこの農業というのがライフスタイルの中で、非常に好感を持って受け取られているという状況ではないかと思っております。

 市街地の中に、そういった意味で農地を作って親しんでいくということは、これからはやはりあってもいいと思うわけであります。

 地域の人たちで、そういった気運が盛り上がってくれば、まさに議員のおっしゃっているような、そういった農ある暮らしというものが、さらに見えてくるんじゃないかと思うところであります。



○議長(上澤義一君) 原勉君。



◆22番(原勉君) 結構大都市というのは、こういう方向に進んでいくんですね。そうすると私たちが後追いの形になっていくのは非常に残念だなと思うわけであります。

 というのは、私たちの周りには農業をして、そのノウハウを持った人たちがたくさんいるわけですね。実はまちの中にはいないんですよ。いないものですから、いわゆる農学者とか、いろんな人たちからのアイデアが話題として出てくると思うんですが、やはり私たちの目の前にはそういう人材がいるということに気づかなければいけないと思っています。

 そういう人材をどこかに放り出しておいて人材育成といっても、これは非常に大変なことだと思います。まだそうはいっても農業というものが、この飯田のこの地域においては重要な意味合いを持っているという認識は、恐らくそれを否定する人は私は一人もいないと思っていますので、今いる人たちを活用する。

 いわゆる単なる産業都市という部分だけではないよというのは、その横を支えていくものがやはりあるんではないかなと思っています。

 だから、お勤めになっている人たちにも土日には農業をされている方がいらっしゃると思います。そういう形の中で考えていけば、それが家族とかいろんな形につながっていくんではないかなと思います。たまたま12月2日に消防団のフォーラムに参加しました。市長も参加しておられるわけですけれども、消防団の担い手がないという問題が出てきていますよね。それは確かに大変なことで少子化、サラリーマン化等、いろいろなことはあるでしょうが、その中で消防団の位置づけが変わってきているということは現実だと思います。ただ、やはり根本的には農村における農業の衰退、それから街においては商業の衰退。それにより消防団員が少なくなっていくわけです。私の周りの70歳ぐらいの人たちは、ほとんど消防団の経験者ばかりなんですね、まちの中でも。恐らく農業周辺の方たちもそういう人が多いと思うんですよ。

 ところが、サラリーマンが悪いというわけではなくて、やはり企業に協力してもらうという形だけでは、やはり本来的に地域を守っていくといった部分では限界があると思うんです。

 むしろ消防団がある地域というのは素晴らしいところだと、これは売りだと思うんですね。しかも1,300人近くの35歳以内の若い人たちの活力がそこにあるわけですから、それを消防活動だけに押し込むことはよくないと。あえて押し込むという言い方をしているんですけれども、やはりその人たちは若者の代表なんですよね。

 だから、そういった方たちがもっと前面に出ていただいて、いわゆる火消し役ではなく地域づくりの中心を担って、そこに生活している年寄りも、そういう人たちがいるから安心して暮らせるんだという仕組みに持っていかなくてはならないと思います。

 農ある暮らしということは、農業を活性化しようということにとどまっていません。当然活性化しないと困るわけですから、それはやっていかなければいけない。ただ、それだけでなく市街地においては、流通等いろいろ考えなければいけないと問題もあるとは思いますが、農のある暮らしといったものを今述べた形で地域づくりの中に取り入れていく。そうしないとまちの中ではなかなか消防団員集まらない。それはそうでしょうね。商店が閉まってしまうのですからいなくなってしまいますよね。

 こういうことも、中心市街地の活性化には重要なファクターとしてあるということを、

また認識していただきたいと思います。手当を少し上げた方がいいんではないかとか、そういう行政での議論では恐らく消防団確保の問題はは解決できないと思います。

 またそういうまちづくり、地域づくりからの視点と同時に、各自治区のまちづくり委員会が消防団員の皆さんの意見を一番知っているわけですから、その意見を取り上げるということもしていただくといいかなと思っています。これは一つの考え方でありますので、ベースに置いていただきたいと思っています。

 次に、地域経済を活性化するにはということです。残念ながら大型店の議論が、未だに各地区でも続いておるわけです。しかし最近、いわゆるファーマーズマーケットといった、農家の皆さんが直接製品を出せるところについて話題になることがあります。いわゆる大量生産されたものではなく、より売れる物を作って売るという基本的な考えに立ち返ってマーケットを作る必要があるんじゃないかと思います。できることなら私まちの中にも作っていただきたいなと思っているんです。そうすると品揃えをしなくてもよくなるわけです。

 この点についてはどうも飯田のJAの場合は、あまり戦略的なものがないと感じます。これは徹底的にやらないといけないと思います。そのノウハウを持っているのは、本当はJAなんです。Aコープでは駄目なんですハッキリ言いまして。いろんな人たちがそういった流通形態、それも直販できるような、そういう構造へ変えていかなければなりません。

 丘の上でも朝市という形で、上久堅の柏原の皆さんとおつき合いしているところがありますけれども、それをもう少し広げて、いわゆる農村で農業をやっている人たちと街の商業の皆さんとのコミュニティを存在させる。そういったようなものですね。

 例えばりんご並木でも、そういったようなことを考えられるのはいかがかなと思っています。そのことが消費者と農業を近づけていくことになっていくんではないかと思いますし、むしろ観光という切り口よりはいいんではないかと思っているんですが、いかがでしょうか。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 確かにおっしゃるように、農業の問題に限らずということもあるかもしれませんが、私たちの地域は物づくりはとても得意であるものの、ただ、なかなか売り方に課題があるということは常々申しておりまして、やはり売れる物を作るということが、ご指摘のように必要な時代だと思うわけであります。

 そういった中で、この地域内循環を進める上でも、消費者と農家の皆さん方が良好な関係づくりを進めていくということは、やはり産業振興の観点からも、あるいは農ある暮らしという地域づくりの観点からも、非常に意義があると思っております。

 昭和62年から続いている、ですからもう本当に20年ぐらいになるかと思うんですが、知久町と上久堅の柏原地区の交流。これは議員からもお話があったように、これはまさに直売事業の歴史でございまして、近年では銀座と周辺地区の農業者による結いの市も行われるようになっておりますし、JAや地元スーパー、あるいは農家の方々が直売店や直売コーナーを設けるというようなこともされておりまして、だんだんとでありますが消費者と生産者が身近になってきているというように思っております。

 やはり、消費者ニーズにあった農産物が作られるということが、必要なことだと思うわけであります。

 元々私どもの地域は、起伏に富んだ地形や多様な気象条件を持っておるわけでありまして、今回の議会でも農業問題について何回も取り上げられておりますが、大量生産には不向きな土地柄でございます。そういった中で地域の特産品づくりというものを進めていくということが農業にとっての大きな課題だと思っておりまして、域産域消の取り組みを推進して、そしてこの地域の特産品づくり、まさにブランドづくりを進めていきたいと思うところであります。



○議長(上澤義一君) 原勉君。



◆22番(原勉君) 再度になりますけれども、いわゆる消費者と農業、生産者が近くなるということはどういうことかというと、おいしいものを作るということに尽きると思うんですね。そうしますと、そのためには大量生産ではなくて、少量になっても多品種を作っていくというようなことに続いていくと思います。

 それが有機栽培なり、そういった形の中で動いていき、さらにそれが消費につながっていく。そうすると農産物を生産される方たちがいわゆる農家の方の収入につながることとなるわけです。ファーマーズマーケットというのは直販ですので、自分で作った農産物の売り上げは全部その方に入るわけです。ただ15%くらいでしょうかね、多少施設の手数料というのを納める必要があるとは思いますし、そして売れ残ったものは持って帰っていくことになります。しかしこれは単純な仕組みなんですね。

 そういったようなものを積極的に取り上げている地域は数多くありますので、考えていただくといいのかなと思います。いわゆる域産域消というものは、公共施設だけではなく、それぞれの家庭の中に、生活の中に溶け込んでいくということが大事になります。、それが引いては産業振興にもつながっていくと思いますので、取り組みをお願いをしておきます。

 それから、安全安心のまちづくりといったのが必ず表題に上がってくる昨今でございますが、そういったときには、今回にも出ているように、総合病院これも大変重要な意味を持つんですね。それから子育て、健康づくり、福祉、そういった生活環境づくりが大事になってまいります。そのことを前提にするときに、やはり農と住の共存ができるようなことを実現することが、どちらかと言えば経済自立の実現ということではないかなと思います。

 これは市長はそう考えておるというんじゃなくて、そういうふうに目に映りがちなんですね。産業政策が中心という形になっていますが、もちろん農業も産業の一つではありますけど、農業を何とかしようというよりは、やはり市街地、農村にかかわらず農のある暮らしを実現できる施策を、わかりやすい形で市民の皆さんにアピールをしていただく。

 それが市民農園であったり、先ほどのファーマーズマーケットであったり、具体的にはりんご並木であったり、また教育の現場でもそういうことが起こりうる可能性を十分秘めているわけですから、そういったいろいろなものがありますので総合的に考えていく。

 私は最初に、大きな政策転換をした方がよろしいんではないですかといったのはそういうことであります。経済自立度が2.8%伸びていますという活性化プログラムの報告をいただきましたけれども、よく読んでみるかどうかは別としまして、やはり全体として分母が減って分子が多くなりましたから、少しは上がるなというくらいのことは算数の世界のことで、プラスというようなものはなかなか難しいと思うんです。

 ですから、やっぱりそういう底支えできるような施策といったもの、この地域に住んでいる一人一人が、こういう地域づくり、まちづくりをしてみようというような意欲を増やすことができるような施策、そういった意味での政策展開についてお聞きをしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 安全安心という話が出ておりますように、どういうところに人間は住みたいと思うか、住み続けたいと思うかといった観点というのも非常にあると思うんですね。

 産業都市を目指しているわけではないということは前々から申しておりまして、文化経済自立都市というのは産業都市というようなものではなくて、まさに議員のおっしゃるような、この地域の特徴である、農ある暮らしということで表現していただいていますが、そういった豊かなライフスタイルにつながるような地域づくりというものを目指しているわけであります。

 例えば国の方ともお話をしておりますと、飯田の話をだんだんとしていって実際にいろんなところを見ていただきますと、こういったところなら住んでもいいかなというお話をよく伺うところであります。

 なぜそのように思われるかということは、やはりこの地域の自然や風土、あるいは文化、そしてそれぞれの生活ですね、そういったことに非常に魅力を感じるということだと思っております。やはり、こうした生活の基盤というものをしっかりとした安定的なものにしていく、これが行政の役割だと思うわけであります。

 農ある暮らしというのは、やはり飯田の魅力であり財産であると私も思うわけであります。

 そういった中で、総合的な政策を掲げながら、こういった暮らしを守り育てていきたいと思うところであります。



○議長(上澤義一君) 原勉君。



◆22番(原勉君) 基本的には、そういった方向へシフトしていただけると思っております。

 これは質問ではございませんが、直接農業ではありませんけれども、先ほどいわゆる里山の部分で若干話が出ていました。実は1950年から全体の森林政策の中で、当時広葉樹が8割、針葉樹が2割という構造が逆転していくわけですね。実際には針葉樹が7割、広葉樹3割と。

 これは特に南信濃、上村と合併をしておりますので、そういった意味の森林政策的な問題も実は重要であると思います。

 これは急傾斜地における災害が、最近雨が降らなくても地滑りが起こる。要するに保水力が無くなっている。一方で木を1本植えても、その木が大きくなるまでには、50年60年間もかかってしまい、その間は無収入なんですね。そのことが限界集落につながり、それが崩壊していくという原因になっていると思うんです。

 国も気づいていろいろな手を打とうとしていますけれども、これは我々のこの地域でも非常に重要なことだと思っております。広葉樹を中心にしていたときには、シイタケだとかお茶だとか、そういったものをやりながら、農地を潰してまで木を植えるようなことはしなかった。

 ところが、棚田というのは本来棚田であったはずなんですが、そこに杉やそういった針葉樹を植えていったということがあるわけです。この、今棚田を自然として守るといっていますけれども、やはりそういったところも一つの大きな政策として今後を見据えていかないと、私は大変なことになるんではないかと思います。

 竜東地区においてもちろん食獣害といった問題もありますけれども、やはり広葉樹といったようなものをもう一度見直していく。そのことが今度は自然の保護から景観になり、それがある意味では観光という形へつながっていくんではないかと思います。これは付け加えておきますので、ご検討願いたいと思います。

 それでは2番目の、当市における観光施策についての質問に移ります。

 まず、いわゆる飯田の観光資源ということは何かということを、お聞きしたいと思っております。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 飯田市の観光資源についてでありますが、やはりまずは四季の変化に彩られた自然の美しさというものが上げられると思います。そして、その豊かな自然環境の中に人形劇や霜月祭りなどに代表されます文化、あるいは街並みや史跡というような多様な生活文化、あるいは風土、そういった個性的な資源が根付いていると思うわけであります。

 単に自然だけではなくて、その時々の人々の暮らしぶりというものが、長年にわたって築かれてきていて、そして、そういった中で先程述べたように、やはり農業の果たしてきた役割が、その中で大きいと思っておりまして、こういったものを、まさに資源を資産に変えていく努力の中で、今の魅力というものが出てきているんじゃないかと思うところであります。



○議長(上澤義一君) 原勉君。



◆22番(原勉君) そのとおりだと思います。飯田市の場合は観光というものを大きな目玉にとらえていこうという部分もありますが、活性化プログラムを見ても、観光消費額というのは波及所得を入れると81億円で、あまり大きいものではありません。

 飯田下伊那となると、例えば昼神温泉も入りますので、それなりの数字になると思うんですが、現在天竜峡再生含めながら、いろんな展開をしておるわけですが、観光という視点については、やはり厳しく見る必要があると思っていますので、産業経済部で数字を持っていれば教えていただきたいと思っていますが、いわゆる飯田市の観光消費額の現状と目標、それから観光分野における産業的な基盤においての位置づけというのはどのようにとらえているのか、お聞きしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 北原産業経済部長。



◎産業経済部長(北原重敏君) まず観光の消費額ですが、平成17年度飯田下伊那で132億円。活性化プログラムでは平成26年に、これを250億円にしようというのが1つ目標になっております。

 観光に関しては確かに製造業に比べまして、観光消費額波及所得というのは小さくなっておるわけでありますけど、観光についていいますと、その消費額とか波及所特以外に、多くの地域内産業とのかかわりがあるという側面がありまして、観光を切り口としていろんな産業が連携して、情報発信をしながら産業振興を図るということが重要な位置づけと考えております。



○議長(上澤義一君) 原勉君。



◆22番(原勉君) あえて数字をお聞きしたのは、牧野市政においては経済自立度70%という数字的目標を掲げてやっていくことでありますので、観光についても数字的な視点のとらえ方をし、それが今250億円を目指している途上にあるわけですから、それと関連させていくことが必要であると考えたからであります。

 先ほどブランドの問題等いろいろございました。そういったことの中で、観光もやはりこの地域そのものの魅力ということにつながってくるということでございますので、私は観光があまり細かな、温泉であるかそういったものにあまりとらわれてはならないと思っているんです。

 もうどこに行っても金太郎アメで、そういう形で観光を結びつけるのは限界で、圧倒的な魅力がある観光資源にはなり得ないかなと思っています。

 ここの地域では、一つはやはり自然環境、あるいはそういった自然を保護していく人たちの心だとか、その文化性。それは大きく、ドカンというものではないかもしれませんけれども、やはりそういうものが魅力であると思うんです。一方今までの数字を見ますと、ほとんど日帰り観光の部分に押し込まれる危険性がありますので、やっぱりある程度滞在していただきながら、やっぱりあの街に行ってみたらよかったなという話になり、リピートにつながる形ができないか。

 先ほどの農ある暮らしといったものも全くそうで、都市の人たちがそういうところに回帰していこうという動きがあることは、これは間違いない動きです。ここの出身の人たちが帰ってきたり、キャリアデザイン室で対応している部分は、もちろんあるでしょうが、すぐにそれがこの地域の人口増やし、この地で子育てをしていくということに、なかなかつながらない部分もあるのではないかと思います。観光という視点で捉えたときには、先ほど前段の1の質問にあった部分を、逆に観光、政策的な部分の中でとらえたらどうかなということで、先ほど具体的に数字を上げて250億円を目指すと言っておるわけですから、そんな視点について市長としてはどのようにお考えでしょうか。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 確かにおっしゃるように、いわゆる従来の観光地というとらえ方でいきますと、例えば温泉あるいは例えばテーマパークがあるというような観光地に対して、飯田の観光というものをとらえると、やはりそれは難しいというふうに思うわけであります。

 むしろ、おっしゃるようにまさに自然、そしてそれを保護していこうという人々、そしてそこから出てくる文化性。こういった視点から、やはりこれからの飯田の観光というものの可能性を見いだすことができるのではないかと思います。

 その一つの例としてあるのが、やはり桜守ですね。あれこそまさに200年以上、300年以上といわれる古木を守っている人々が、綿々とその営みを続けてきて、それが今のまさに観光資源につながっている。そういったものについて今飯田が全国的に注目されているということからも、可能性はあるのではないかと思うわけであります。



○議長(上澤義一君) 原勉君。



◆22番(原勉君) 先程来、観光が地域経済に占める位置といった部分については、残念ながら捉えれる数字としては少ないんですけれども、実は桜守のお話が出ましたが、そういった部分、その木を維持してきた人は誰だったのかなという部分、これが観光の価値ということになると思います。

 まちの中の大きな家にあるものもあれば、お城の中にある古い桜もある、野に立つ桜もあるわけです。そうするとその地域の人たちがいろんな形でそれを支えてきたということが歴史的背景としてあるわけですから、それがいわゆる売りになるということです。もちろんそれは桜の木がきれいだということが条件になりますけれども、やっぱりそれは昨日今日ではなく永い年月をかけてこの地域全体で守ってきたことの証であり、桜守というのはこの地域住民の人たちの歴史そのものであるわけです。こういった意味で、そのことも私は観光地としての価値観として存在すると思うんです。

 先ほど少し触れましたけど、いわゆる生活価値というものがここにあるということが大切だと思います。ここへ来たら金儲けができるとか、ここの物をどこへ売ろうとか、労働力が安いからここで事業が成功するではないかというような価値、いわゆる財産価値からここに住むことが素晴らしいという生活価値。これが高い地域だということが大事じゃないかと思います。

 そして、そういった生活価値を望んでいる人が、何回か通ううちにここに住んでみようとなったときに、私が先ほど言った農ある暮らし、住宅のすぐ側に農地があり、農業しながら生活するというような形、そういうものが観光という枠を大きく膨らましていくのではないかなと思っております。

 そこで、先程の自然保護の問題に入ってまいります。

 そういった中、いわゆる大平地域の準都市計画に向けて、今いろいろ議論を進められておるということであります。全国でも例のない中で議論が戦わされてきておるわけでございますが、このことはいわゆる昭和45年の集団離村にことを発するわけですが、もとはといえば大平を残していこうという運動が市民運動として起こり、いろんな形を経ながら継続されてきたことがやはり現在につながってきていると思います。

 また昭和57年10月22日に大平保存再生協議会で、いわゆる大平憲章といったものが掲げられているわけですね。

 私も今回都市計画審議会に参加させていただきながら、その目的というのはやはり大平憲章そのものを、市としてきちっとしていこうじゃないかというふうに捉えております。このことは非常に大事なことですね。

 観光開発をするということよりは、その自然地域を、行政含めて地域の人たち、我々一人一人がきちんと守っていく。この大平憲章の一番最後の、憲章の活用というところに、「憲章の活用につき必要な場合は、飯田市において法的保護や行政的援助の体制を取ると」あります。そう言いながら25年間もかけて、やっとここまでたどり着いたわけであります。環境文化都市ということも考えあわせますと、やはり大平の保存ということは、ある意味では今後飯田市の重要なものになっていくんではないかなと思います。

 しかも、黒川の水源の真下に位置するという環境を捉えれば、このことは相当な意識付けをする必要があるんではないかなと思います。

 今回そこに踏み込んだ担当部署の皆さんのご努力は称賛に値すると思っていますけれども、やはり一番大事なのは、自然や環境への意識、そういったものが今ここに問われていて、これが飯田市の姿勢であるいうことだと思います。そのことが大事なことであって、観光開発といったものとは相容れない部分もあるかもしれません。

 しかも、それをきちんとやっていこうという決意であるというのが市長の姿勢であると私は捉えているんです。そういった意味でのこの質問は、環境保全と観光開発の整合性という形で掲げてありますけれども、その点についてはいかがでしょうか。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 大平宿を中心にした、周辺に広がる豊かな自然景観を含めまして、この地区におきましては、これは文化財としての価値も付与して、抜本的な保存活用計画を策定していく必要があると思っているところであります。

 そういった一つのステップとして、この準都市計画の指定というものがあると考えております。

 やはり、この大平の建物、環境といったものをまさに市民の貴重な財産として、将来に向けてもしっかりと保全をし、そしてこれを有効活用していくということが必要であると思っています。

 より多くの市民の皆さん方、そしてここに来られる観光客の皆様方に、大平の原風景を満喫していただき、そこにおけます原体験を心ゆくまで堪能していただけるような、そういった貴重な財産といたしまして、今後も守り続けていきたいと考えているところであります。



○議長(上澤義一君) 原勉君。



◆22番(原勉君) 市長から決意をいただいたと思います。大平憲章を読ませていただきますけれども、いわゆる環境の整備については「地域の管理は実質的に行われるものを原則とする」とあります。また2番目に、「生活の原体験の場としてふさわしくない大型施設や利便施設等の設置は抑制する。施設整備の設置運用は保存と再生に照らし、十分検討の上行う。」とあります。さらに(4)「消火栓、消火器等の防火体制を確立し、誰にでも直ちに使用可能な状態にすると。」あります。残念なことに火事で燃えているんですよね。57年にそこまで考えながら作った大平憲章に対して、そのことを守っていくことができなかった。不審火があったかどうかという議論ではなくて、この地域はかけがえのない財産であるということだと思います。

 私も何回も読ませていただきましたが、読むたびにすごい憲章だなと思います。今後この地域で、あるいはそれぞれの地域においてもいろんな自然や環境との関わりが出ると思うときには参考にしていただきたい。やはり一番最初の地域の管理は自主的に行うのを原則とする、このことが大事で、それを法的にでもきちっと支えていきますよということだと思います。

 この姿勢を多くの市民や、いろんな形で関わっている人たちに訴えて、常に掲げていっていただきたいと思います。このことが今後の極めて重要な、いわゆる観光も含めてこの地域全体、先ほどの農ある暮らし全体にもかかわることだと思いますので。

 また皆さんの方にももう一度この憲章を読んでいただいて大事な柱にしていただきたいと思います。市民憲章等いろいろありますけれども、これもポケットの中に入れていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。

 続いて最後になりますけれども、天竜峡観光再生プログラムについて質問をいたします。

 先般再生マネージャーの方からご説明があり、私案といった形で提出されました。いろいろ展開されてきて、やはりこの天竜峡再生のプログラムの基本であり一番大事なのは、私は概要及び経過という部分であると思っています。天竜峡が弘化4年から、明治を含めてずっと景勝地として来ています。龍峡亭は明治43年にできていますね。また天竜峡ホテルは昭和3年に操業されます。それから観光協会が昭和22年。昭和44年には三河国定公園になる。昭和49年にはみやこグランドホテルが操業する。まさにこういった形で天竜峡というのは、一つの観光地としてなっていくわけです。

 しかし、遂にそのときから駄目になっていくんですね。この流れは。最終的にはホテルが無くなっていくという形になるのですが、私は正直言って天竜峡は、簡単に言うと昼神温泉のような、ああいう観光地にはちょっとなり得ないなという感じをしております。

 ここにも、そのようなことは目指してないというふうに書いてあると思いますけれども、地域の皆さんといろんなところで検討をしていく中で、この再生プログラムについては今後、お金はかけないでやるよというお話でしたけれども、一定の展開はしなくてはならないと思っております。やはりひとつは天龍峡インターチェンジの開通がまもなくでございますので、きっとたくさんのお客さんが降りられると思います。そういったときに当然交通渋滞も予想されるのではないかと思います。嬉しい悲鳴かどうかは別としまして車の誘導、その他に対する準備というのはどのようになっているのかをお聞きしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 天竜峡につきましては本当におっしゃるように、今金谷再生マネージャーの方から私案を提示していただいて、天竜峡100年再生構想を掲げていただいているところでありますが、やはりここも雄大な自然景観を中心とした観光地でございまして、それに今お話があった歴史が加わってくる、まさにこの人為の美、自然の美というものが複合して、こういった今の天竜峡の魅力を作ってきていると思うわけであります。

 そういった中で、やはり今、まず名勝天竜峡の保護活用協議会を立ち上げて、景観整備や遊歩道の整備をどのように進めていくかということについて、文化庁との協議を進めさせていただいております。

 また、天龍峡インターチェンジが開通したあとのことについてもご質問がありましたが、中央道が通ったときも大渋滞になって、生活者の皆さんの生活に支障を来すというような話もあったように聞いておりますが、そういったことからこの天龍峡インターチェンジの供用によりまして、訪れる車が増加することの対応といたしまして、やはり新たな駐車場の確保、あるいは車の誘導等、検討を今しているところであります。

 関係者、地元の皆様方のご協力をいただく中で、具体的な対応をしてまいりたいと思っているところであります。



○議長(上澤義一君) 原勉君。



◆22番(原勉君) 最後に、やはり天竜峡の場合に大事なのは私はJR飯田線、天竜峡エリアと思っております。以外と中京方面を視野に入れがちなんですけれども、実は飯田線の豊橋までの間には、素晴らしい温泉やその他結構ライバルとなる土地がありまして、天竜峡まで来るかというのを私は非常に心配しております。

 というよりは、この間原和世議員の質問の中にもあったと思いますけれども、やはり飯田線については、やはり東京というでかいマーケットを電車で引っ張り込みたいなと思っております。そのためにはどうしても、少しでも早くなるような運動を早急に行う必要があると思います。

 少しでもいい。やはり以前、私たちの学生時代は快速伊那号で4時間前後で行っていた時期もあるわけです。そういったようなものをしっかり押さえながら、とくにスローライフの流れからいけば、飯田は非常に大事なところだと思いますので、そういった意味で天竜峡については飯田線に乗ってきた人しか、いつも満員で入れないというところでいいんじゃないかと思うんですがいかがですか。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) JR飯田線は豊橋で東海道新幹線とも接続しております。関東、関西からも、そして遠方からも訪れてもらえるような取り組みを、今後も進めていきたいと思います。



○議長(上澤義一君) 以上で、原勉君の一般質問を終わります。(拍手)

 以上をもちまして、18名の一般質問は終了いたしました。

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△日程第4 請願・陳情上程



○議長(上澤義一君) 次に、請願、陳情を議題といたします。

 請願2件、陳情3件につきましては、お手元に配付してあります文書表のとおり、所管の常任委員会に付託し、審査を願うことといたします。

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△散会



○議長(上澤義一君) 以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。

 17日は、午前10時から本会議を開きますので、定刻までにご参集くださるようお願をいいたします。

 本日は、これをもちまして散会といたします。

 ご苦労さまでございました。

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          14時03分 散会

地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

      平成19年12月7日

         飯田市議会議長   上澤義一

         署名議員      清水 勇

         署名議員      代田剛嗣