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長野県 飯田市

平成19年  9月 定例会(第3回) 09月13日−03号




平成19年  9月 定例会(第3回) − 09月13日−03号









平成19年  9月 定例会(第3回)



          平成19年第3回飯田市議会定例会会議録

                (第3号)

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         平成19年9月13日(木曜日)10時00分

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日程

 第1 会議成立宣言

 第2 会議録署名議員指名

 第3 一般質問

     (1)湯澤宗保  (2)木下克志  (3)原 和世

     (4)牧内信臣  (5)柄澤紀春  (6)後藤荘一

     (7)下平勝熙  (8)内山要子  (9)木下容子

    (10)原  勉 (11)清水 勇 (12)代田剛嗣

延会

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出席議員   29名

     (別表のとおり)

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欠席議員    なし

     (別表のとおり)

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事務局出席者

     (別表のとおり)

説明のため出席した者

     (別表のとおり)

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          10時00分 開会

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△日程第1 会議成立宣言



○議長(上澤義一君) おはようございます。現在の出席議員は29名であります。よって本日の会議は成立いたしております。

 これより本日の会議を始めます。

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△日程第2 会議録署名議員指名



○議長(上澤義一君) 会議録署名議員として清水可晴君、伊壷敏子さんをご指名申し上げます。

 次に進みます。

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△日程第3 一般質問



○議長(上澤義一君) 昨日12日に引き続き、一般質問を続行いたします。

 湯澤宗保君。

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△湯澤宗保



◆14番(湯澤宗保君) 皆さんおはようございます。昨日は重大なニュースがありまして非常にびっくりしました。いずれにいたしましても、安定して暮らしやすい国になることを期待しております。

 今年の最高気温の話が何度も出ておりますが、74年ぶりに更新されたということで、それがお隣の岐阜県と埼玉県、この2箇所で記録をされたということは、これはたまたま、偶然というようなことじゃないような気がします。これは温暖化というよりも、亜熱帯化に向かっているんじゃないかと心配をするわけであります。

 いずれにいたしましても私本日は、今年3月23日に我が飯田市が環境文化都市宣言を行ないました。その後の飯田市の環境問題の中で、特に最近話題となっておりますニホンジカについて。それからもう1点は、このニホンジカなどの肉も含んだ野生鳥獣肉、これフランス語でジビエと言うらしんですが、この2点につきまして質問をしたいと思っております。



○議長(上澤義一君) 湯澤宗保君。



◆14番(湯澤宗保君) まず、ものすごい勢いで増え続けておりますニホンジカに、美しい緑や森林が脅かされております。平成12年の県の調査では約2万頭、それが平成16年の調査では3倍近い6万頭というふうに聞いております。被害も相当なものだというふうに聞いております。

 そこで農林業の被害の現状と、それから農家等の対策、それから県の新しい取り組みとはどんなものか。また9月6日に関係機関が連携して、南アルプス食害対策協議会が発足したと報道されておりました。このこともあわせて聞きたいと思います。これは市長にお聞きしたいと思います。

 記事によりますと、小木曽副市長も出席をされて談話が載っておりましたので、ぜひその辺のお話もいただきたいと、答弁もいただきたいと、こんなふうに思います。



○議長(上澤義一君) 理事者側の答弁を求めます。

 小木曽副市長。



◎副市長(小木曽博人君) 南アルプス食害対策協議会の設立ということについてのご質問かとお聞きしましたので、それについての説明を若干させていただきたいと思います。

 申し上げるまでもございませんけれども、ニホンジカ等の食害でございますけれども広範囲にわたっておりまして、1自治体の問題ではないということでございます。そういった意味で国、県、市町村、研究機関などが一体となって、広域的に連携協力して対策にあたる組織ができたということは、大変意義のあることではないかと考えております。

 この構成メンバーでございますけれども、南信森林管理署、それから信州大学、長野県林務部、生活環境部、それから諏訪、上伊那、下伊那地方事務所、それから飯田市、伊那市、富士見、大鹿と、このメンバーが構成メンバーということで、まさに広域的に連携協力する体制ができたのではないかと考えております。

 事業計画といたしましても、南アルプスの周辺区域におけます被害の情報の収集、あるいは調査、分析、それから広域的な対策、被害対策の情報発信、要望活動などを挙げております。

 関係者や関係機関の英知を結集いたしまして、相互に連携協力して被害対策に取り組んでまいりたいと思って帰ってきたところでございます。以上でございます。



○議長(上澤義一君) 湯澤宗保君。



◆14番(湯澤宗保君) 官、学、それから民間非常に広範囲で検討をしたというお話だったと思います。



○議長(上澤義一君) 答弁を求めます。

 北原産業経済部長。



◎産業経済部長(北原重敏君) それでは農林業の被害、あるいは農家等の対策、それから県等での新しい取り組みということについて、お答えをしたいと思います。

 農林業への有害鳥獣被害は、今ご指摘のように近年増加しておりまして、特にニホンジカの被害が増加しております。飯田市でも上村、南信濃及び竜東地域の山間部に以前は生息していたんですけれども、この10年あまりで家の周りまで出没するようになってきておりまして、農作物等への被害が急増しております。

 また、そのころは生息が確認されておりませんでしたこの竜西まで、目撃されるようになってきております。農林業への有害鳥獣被害額の約半分が、ニホンジカによる被害となっております。農業被害では果樹が一番多くなっておりまして、次に野菜、稲となっております。

 それから、被害額で特に多いのが林業になっておりまして、遠山や竜東では植林した苗木や樹皮が食害された木が多く見られるようになっております。

 それから農家等の対策でありますけれども、里山の近い農地では農家の皆さんが防護ネットとか電気木柵を設置したり、緩衝帯を整備するなどの対策を取っておられますし、有害鳥獣対策協議会や実際に捕獲をしていただく猟友会の皆さん方のご協力を得る中で、共同でおりを設置して捕獲するなど対策をされておりますが、網を破られてしまったりとかして農作物に多大な食害が発生しており、有害対策に大変苦労をされております。

 それから、県等で新しい取り組みということでございますけれども、被害が飯田市だけではなく広範囲にわたっておりますから、市町村をまたぐ対策、取り組みが必要と考えております。

 ニホンジカ対策を広域で取り組む必要があるということから、県、それから南信の市町村、林業関係者からなる各種対策会議や連絡会議が行なわれております。

 また、南アルプス世界自然遺産登録の推進を関係市町村で行なっていることから、その組織でもニホンジカ被害が大きな課題となっております。

 また、信州大学と県においては大量捕獲が研究されておりまして、今年飯田市でも試験的に三穂立石で大量捕獲の実験を行なっておりますし、大鹿村でも大規模な捕獲柵を設置しまして、この秋から試験を実施するということになっております。以上でございます。



○議長(上澤義一君) 湯澤宗保君。



◆14番(湯澤宗保君) ただいま答弁をいただきました。

 ニホンジカは本州を中心に九州、四国にも生息しておりまして、一夫多妻でハーレム状態といいますか大奥状態を作っております。繁殖率もよく1歳になったばかりのメスが、もう既に妊娠をしておるということで、どんどん増える状況にあるわけであります。そして自然のみならず、人間の生活をも脅かすようになっております。

 ここのところ、8月9月だけでシカの被害の報道が新聞に11件もありました。異常事態というほかありません。

 ニホンジカは、オスが大体体重が80から100。それからメスが40から50、相当オスは大きいんじゃないかなと思います。それから1日に生草で3キロ食べると言われております。それから冬では草があまりないので、落ち葉まで食べるんだというふうに聞いております。落ち葉がなくなれば当然木の幹もかじるでしょう。そこらの辺が林業被害も増えておるという理由かなと、こんなふうに思います。

 この辺のしっかりした対策を何とかしなければ、これは本当に人間がシカに追いやられるんじゃないかと。大げさなことを言えば心配をしております。

 先ほど答弁の中で対策の報告が幾つかありました。今度林業活性化推進議員連盟で大鹿の大量捕獲の視察が計画されておるというふうに聞いておりますので、非常に楽しみというかしっかりと視察をして勉強をしてこなきゃというふうに思っております。

 それから対策の中で関係者に聞きますと、やっぱり網は破られてしまったと。ある人から聞いたら、網のところにオスジカの角がぶら下がっておって、これはやられたということで、また張り替えたというふうなことを聞いております。

 なんといっても、やはり駆除が一番効果的かなというようなお話も聞いております。この駆除もいろいろとすんなりとはいかない問題を抱えておるようで、このシカを含む有害鳥獣の駆除の地元組織はどんな現状でありますか、お聞きをしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 北原産業経済部長。



◎産業経済部長(北原重敏君) 地元組織がどのようになっているかということでありますけれども、現在みなみ信州農協、飯田市連合猟友会、飯伊森林組合などにより、飯田市有害鳥獣対策協議会というものを組織しまして、本市における野生鳥獣の農林産物に対する被害状況の把握、被害対策のための計画等立案推進していただいております。

 それから市内16地区に、各地区有害鳥獣対策協議会が組織され、地域的な被害状況の把握と被害防止対策を行なっております。

 この組織では猟友会の皆様にも、対策協議会の組織メンバーとして参加をいただいており、駆除などもしていただいております。以上であります。



○議長(上澤義一君) 湯澤宗保君。



◆14番(湯澤宗保君) 今のお話の中では、猟友会が特に中心になってやってくれておいでるということであります。この猟友会の皆さん、大変骨の折れるご苦労の伴う仕事だというふうに私も思っております。そうして猟友会の高齢化のことも聞いております。なんと平均年齢77歳というふうにお聞きをしました。

 猟友会の力が弱まれば、当然シカが喜ぶということでありまして、若い人が何しろ入ってこないと猟友会へ。どうしてなのかと聞きますと、若い人はやることがいっぱいあって、ということは俗に言います趣味の多様化でありまして、それから銃はやはり社会からちょっと何となく問題視というようなことで、危険であるし、それから銃を扱いそれから狩猟免許を取るには、銃も買わなきゃならない、それから免許もとらなきゃならん、定期的に講習も受けなきゃならん、保管も厳しいということで、若い人で猟友会に入ってくる人はほとんどいないと。勢い今までの人が頑張っていると、当然高齢化になるということで、シカもやはり力が弱くなったものだから、今までいないところへ出没するようになったということは聞いております。この辺非常に重要な、また深刻な問題だと思います。

 そして猟友会の皆さんにお願いしているようでありますが、これは効果的でありますのでお願いしているんだと思いますが、やはり猟友会の皆さんも、家のこと、それから会社に勤めている方は会社のことを放って出猟しているということで、言ってみればボランティアでやっている、地域社会のためにやっている、そんな点猟の現場は撃つ役、それから追い出す役等仲間仕事でありまして、一人ではなかなか難しい面があるやに聞いております。

 そこらの辺から報奨金の問題に移りたいと思いますが、シカ1頭しとめていくらということで制度が決められているようであります。その辺はいかがでしょうか。報奨金は。



○議長(上澤義一君) 北原産業経済部長。



◎産業経済部長(北原重敏君) 報奨金についてでありますけれども、飯田市独自としましては有害鳥獣の捕獲に対しまして、ニホンジカは1頭1万2千円出しておりますが、平成18年度は619頭分、742万8千円を支出しております。そんなようなことで報奨金を出しております。以上であります。



○議長(上澤義一君) 湯澤宗保君。



◆14番(湯澤宗保君) 今のお話では、1頭しとめて1万2千円ということであります。

 私も調べたんですが、飯田市の1万2千円につきましては、飯田下伊那の中で決して安い方ではありません。中には1万円に至らない町村もあります。しかし中には1頭5万円、1頭3万円というような自治体もあります。

 先ほど私申し上げたんですが、1頭しとめるに単独行動ではないということ。それから1日走り回らなきゃならん。それから仮に上手くいって1頭しとめて1万2千円をもらって、それを仲間の数人で分けるということになりますと、1日の日当にもならないんじゃないかなと、こんな気がします。

 そこでこれはやっぱり、さっきも言ったようにボランティアでお願いしておるんだから、やはり何とかやりがいのあるような、規則で検討してもらいたい、こんなふうに思いますが、その辺どうでしょうか。



○議長(上澤義一君) 北原産業経済部長。



◎産業経済部長(北原重敏君) 飯田市の1頭1万2千円というのが高いか安いかということは、それぞれの町村のいろいろな組み立て方がありますので、飯田市もそこそこの水準にあるんではないかと、そんなふうに思っておりますが先程来お話がありますように、有害鳥獣の被害というのが大変深刻な状況でありますので、総合的に検討はしたいと思っております。



○議長(上澤義一君) 湯澤宗保君。



◆14番(湯澤宗保君) 市には市の予算もありますし、周りの自治体のこともありますし、いろいろありますので、その点今答弁をいただいたように総合的に検討をしていただいて、猟友会の皆さんが、喜んでという言い方はどうか適切ではないんですが、やりがいのあるような状況に検討をお願いしたいと思います。

 続きまして、このようなニホンジカの深刻な状況の中で、世界自然遺産への登録の面に影響はないんでしょうか。お聞きをしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 菅沼水道環境部長。



◎水道環境部長(菅沼良収君) 世界遺産の登録への影響ということでございますけれども、南アルプスの自然環境は傑出しておりまして、高山植物群落や野生生物等、どれも希少な自然資源であると思っております。

 近年増加する一方でありますニホンジカによる食害につきましては、議員ご案内のとおり中山間地から高山帯まで広範囲にわたっておりまして、南アルプスの貴重な高山植物群に大きな被害を与えていることについて危機感を抱いております。

 このまま放置いたしますと植生の単純化、消失、土壌の流出、斜面崩壊等、南アルプスの自然環境全体への深刻な影響が懸念をされております。

 自然遺産登録に向けましては、動植物全体の生態系が損なわれることで大きな障害になると考えております。

 南アルプスにおけるニホンジカの生息は、当市域だけにとどまらないため広域による連携が必要と考えております。

 この2月に、関係します3県市町村の南アルプス世界自然遺産登録推進協議会を設立をいたしました。この関係する3県、さらには国、そして関係市町村の関係部署と連携協力し、ニホンジカによる食害対策を推進していくことが必要と考えております。

 県内4市町村で構成いたします、南アルプス世界自然遺産登録長野県連絡協議会におきましても、長野県知事に対しましてこの件に関する陳情書を近々提出する予定でございます。以上です。



○議長(上澤義一君) 湯澤宗保君。



◆14番(湯澤宗保君) 私も過日有識者に、南アルプスの自然遺産に対する今の被害がどういう影響ありますかというふうなことを聞いたんですが、いや、あの状態じゃ無理じゃないの、大体お花畑がないじゃないかな。肝心の売り物が、という返事でありました。これはえらいことだなと、こういうふうに受け止めたわけであります。

 ゴルフ場のような、牧場のような状況になってしまいます。シカによって山地帯から亜高山帯、そして段々と食い尽くしながら高山帯、3千メートルあたりまでいって花畑を食べるということであります。

 ただ、この有識者の方も言っておりました。早い時期に対応すれば植物は回復するかもしれんよと。いろんな手だてもないことはないので、早く関係者が集まって対策を立てて検討をすることが重要じゃないかなと、こんなふうに言っておりました。そこらの辺コメントをお願いします。



○議長(上澤義一君) 答弁を求めます。

 菅沼水道環境部長。



◎水道環境部長(菅沼良収君) 確かに対策としては、先ほど産経部長も申しましたように、シカの場合は駆除するしか方法がないということでございますので、広域的な連携でそういった対策を今後検討してまいるという形になると思います。



○議長(上澤義一君) 湯澤宗保君。



◆14番(湯澤宗保君) ニホンジカは確かに大きく群れを作って広い範囲を行動するということで、先ほど竜西へ来ておるということでありますが、美ヶ原大地それから北アルプスの方にも見たというふうな情報も入っておりますので、この問題はまさに広域で対応しなければダメだというふうな考えを強く持っております。

 時間もあまりなくなってまいりましたので次に移ります。

 シカ肉など野生鳥獣肉のことを、ジビエとフランス語で言うということは先ほど申し上げました。日常的にフランスでは売られておりまして、それからフランス料理にも素材として使われておるようです。日本ではまだまだこれからだと思います。狩猟民族と農耕民族の違いでしょうか。

 それでは、このジビエの有効的活用の現状につきまして聞いてまいります。



○議長(上澤義一君) 北原産業経済部長。



◎産業経済部長(北原重敏君) 今ご指摘のとおり野生の鳥獣肉というのは、現在南信濃及び上村地区の事業者の方が、その一部を加工して多用な商品として販売をされております。

 ただ、E型肝炎報道によりまして、生肉としての利用方法が限られておりまして、メインで人気のありました刺身としての利用が難しい状況にあります。どう調理していくのがいいのかというのが大きな課題となっております。



○議長(上澤義一君) 湯澤宗保君。



◆14番(湯澤宗保君) 今ご答弁をいただいたわけですが同じようなことを、この仕事に携わっておる人たちに聞きました。とにかく新鮮なうちで、なおかつロースとももを主体で使うと。ほかのところはどうしてもダメだということで、歩留まりが悪いということでビジネスとして軌道に乗せるには、もう一工夫いると言っておりました。

 さらにシカをしとめるには1発でしとめないとダメ。というのはシカが手追いになると、走り回ったり大騒ぎをして体中に血が回ってしまう。肉の中へ血が混じる。そうすると、その血が腐敗の原因になってしまうということ。それからしとめたら山から早く回収をしてこないとダメだと。特に夏場は腐ると。血がすぐ腐ってしまうということで、あと加工して使うのに不適切だなということは聞いております。

 味の方はなんといっても若いメスが一番うまいと。オスはいまいちだというふうに聞いております。

 フランス料理では、肉のほかに内臓までも全部使った料理があるようでありますが、先日7日付の信毎に大鹿でジビエ料理のパンフレットを作ったということが新聞に載っておりました。早速私取り寄せましたら、「おいしい野生、大鹿ジビエ」という、こういうものを作って飯田観光協会へもお届けするといってはおりましたけれども、そして村内には食堂という食堂はほとんど、メニューは多少違いますけれども、それぞれジビエを使った料理をメニューとして出しておるようです。

 私も参考にと少し買って、コロッケだったかな、ハンバーグそれも買ってみたんですが、まだ食べてありません。また後ほど報告をいたします。

 いずれにいたしましても対策、これは非常に大切でありまして待ったなしのことであります。ぜひ南信州で名実ともに中心的役割を果たしておる飯田市が先頭に立って、この行動を起していただきたい。ニホンジカに対して防いで、こういうふうに強く私は思うわけであります。最後に市長に決意のほどをお聞きして終わりたいと思います。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) これまで議員からご指摘があった点、私もそのとおりだというふうに思います。地域ブランドとしてこのシカ肉というのをどういうふうに扱ったらいいか。これは南信州地域全体で、やはり考えていくことだと思っておりますし、またこのシカの駆除というような問題につきましても、県とも連携しながら広域で考えていければと思うところであります。



○議長(上澤義一君) 以上で、湯澤宗保君一般質問を終わります。(拍手)

 それでは次の一般質問を行ないます。

 木下克志君。

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△木下克志



◆13番(木下克志君) それぞれの皆さんおはようございます。平素は大変お世話様になっております、会派みらいの木下克志でございます。

 田んぼの稲は穂が垂れ、いよいよ収穫の秋でございます。「実るほどこうべが垂れる稲穂かな」この句は私は私は大好きでございまして、またこういうふうになれればいいがなと、日々努力しておりますけれども、なかなか足下にも及びません。

 さて、昨日安倍総理も突然の退陣ということで、国政は極めて混迷を極めております。国は国、飯田市は飯田市として爽やかな議論をし、そして展開し、素晴らしい成果を期待するところでございます。

 そして、間もなく敬老の日がやってまいります。そこにおいでの65歳以上の皆さん、一足早く敬老おめでとうございます。一生懸命頑張って長生きしていただきたいなと、こういうふうに思うところでございます。

 さて、今回は環境問題を3人が角度を変えて質問させていただきます。環境3連発ということで、先ほど先鋒の湯澤さんが終わりました。中堅の木下がこれからやるわけであります。最後は大将の原幹事長が締めくくります。

 私につきましては、ごみの問題、雑草による景観の問題、それから水の問題等を質問させていただきます。質問席へ移ります。よろしくお願いいたします。



○議長(上澤義一君) 木下克志君。



◆13番(木下克志君) 環境文化都市宣言後の市の現状につきまして、お伺いいたします。

 美しいまちづくりの取り組みの中で、環境文化都市を宣言いたしましたけれども、その宣言とそぐわない実態、すなわちポイ捨て、不法投棄等目に余るものがあるような感じがします。また、その多さをほかからもお聞きします。現状をどのように把握をしているのかお伺いいたします。よろしくお願いします。



○議長(上澤義一君) 理事者側の答弁を求めます。

 菅沼水道環境部長。



◎水道環境部長(菅沼良収君) ごみの不法投棄の現状でございますけれども、報告件数では相変わらず増加傾向でございます。不法投棄の苦情報告件数によりますと、平成18年度では186件、前年度対比でも19件の増でございます。以上です。



○議長(上澤義一君) 木下克志君。



◆13番(木下克志君) 確かに私の地域を見ても、田んぼに水を引きますけれども、その水路や河川にごみが多くあります。また、時には水田の水の掛け口、これがごみで詰まって水が入らない状況が発生しておりますし、またそれが多いということをお聞きします。

 私の地域だけと思うとそうではないわけでして、レインボー毛賀沢でフナの養殖をしておりますけれども、鼎の上流からも大変なごみが流れてきます。また、信号で停止したときにごみのポイ捨てが多いと聞きます。

 意識的に大量のごみの不法投棄もあとを絶たないなど、日頃の生活などを通じて捨てられたごみの多さに驚く毎日です。これは全市的な問題で、今増加傾向にあるということを聞いたんですけれども、これをどのような対策で、どのようになくしていくか、それをお聞きいたします。



○議長(上澤義一君) 菅沼水道環境部長。



◎水道環境部長(菅沼良収君) 対策でございますけれども、不法投棄の回収につきましては即時回収、それから警察等の関係機関と連携をしまして、当事者を調査いたしまして、その自主的な撤去等、そういったものを行なっております。

 市といたしましては、常勤の不法投棄パトロール員2名と、各地域1名の不法投棄パトロール員を委嘱いたしまして、定期的巡視活動を行なっております。

 各地域では、地区の実情に応じまして看板設置や登旗、不法投棄防止フェンスやネット、鳥居の設置などを市も一緒になりまして実施をしていただいております。以上です。



○議長(上澤義一君) 木下克志君。



◆13番(木下克志君) 看板の件ですけれども、看板に工夫を凝らしたらどうかということを提案するものでございます。今まで同じような文字で表わされており、効果が薄いような感じがするわけであります。

 提案ですけれども、その看板に標語とか、市民から募集した市民のモラルをくすぐるような、その心の改善を訴えるような、そういう川柳とか句を募集したらいかがかなと、こういうふうに思います。

 この提案については以前にもさせていただきましたけれども、受入れられませんでした。ただ、同じことをやっていても結果がよくならないなら、結果がよくなる方法を考えなくてはいけないと思うわけであります。

 市民のモラルの工夫をする必要があると思うんですけれども、市民全体のモラルを上げる、そういう工夫、どのようにお考えでしょうか。お伺いいたします。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 確かに議員ご指摘のように、この不法投棄やポイ捨てがなくなるためには市民の皆さんのモラル向上というところが、非常に大きいのではないかというふうに私も考えております。

 そういった意味で、今年から新たに環境美化推進モデル事業の補助制度を設けさせていただいております。これは地区独自の実態にあった取り組みを支援していくというものでありまして、そういった中で今お話ご提案がありました趣旨なども踏まえて、各地区の取り組みを支援してまいりたいと考えているところでございます。



○議長(上澤義一君) 木下克志君。



◆13番(木下克志君) ごみの不法投棄やポイ捨ては、モラルによるところが大きいわけであります。この実態から意識啓発PRのひとつの手段として、条例を制定したらどうかと思うんですけれども、この点いかがでしょう。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 条例設置については、これまでも何度かご提案をいただいてきたところでありますが、やはり不法投棄をしない、させないという取り組みを地域ぐるみで展開する日々の啓発活動から、ポイ捨てがないような飯田市を作ってまいりたいという考え方をお伝えしているところであります。

 今年は議員ご指摘のように環境文化都市宣言がなされ、そしてまちづくり委員会がスタートし、地区独自の不法投棄対策を支援しながら、地区ごとの要望等を把握する中で、このごみの不法投棄あるいは仮称ではあると思いますがポイ捨て条例といったものの設定に向けて、検討をしてまいりたいと考えているところでございます。



○議長(上澤義一君) 木下克志君。



◆13番(木下克志君) 以前に、うちの中島議員や、この第1回の3月に原議員が条例制定の提案をしておるところであります。そのときも啓発や広報活動の充実、不法投棄をしない、させない取り組み等々答弁され、今日に至っておるわけでありますけれども、未だにこの不法投棄及びポイ捨ての実態が改善されない。これから検討するという話を今市長からお伺いしたんですけれども、検討するといってもどういうふうに、いつまでに検討するのかという明確な答えがないと、これだけ増加してきている中では非常に大変な事態になるということなので、その具体的な施策をお伺いしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 理事者側の答弁を求めます。

 菅沼水道環境部長。



◎水道環境部長(菅沼良収君) 今、市長が検討するというふうに申しましたので、できるだけ早い時期に制定に向けて検討をしてまいりたいというふうに思います。



○議長(上澤義一君) 木下克志君。



◆13番(木下克志君) 前向きに検討してくれるということです。今まで議論を重ねる中で、議員と市長とやりとりしておるわけですけれども、やっぱり市長は頭脳明晰、弁舌なめらかでして、私たち口べたな者には到底議論じゃかなわないわけであります。しかし私たちは飯田市をよくするために一生懸命提案させていただいております。

 ひとつの案がダメなら、その代案を提案していただいてそれをやっていかないと、市はよくならないし対策改善がなされていかない、こういうふうに思うんであります。

 不法投棄もポイ捨ても増加している状況の中、何をもって歯止めとするか。これ条例を制定すればこれ歯止めになるかならんかわかりませんけれども、そういう歯止めをどういうふうに考えておるかお伺いいたします。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 先ほどから議員ご指摘のように、やはりこの歯止めというのは、市民の皆さん方のモラルが向上していくというところではないかというふうに思います。

 これは、各地区における取り組みというものが、私は非常に重要だと考えておりまして、まさに各地区独自のこの不法投棄対策、あるいはごみのポイ捨てに対する、言ってみれば心配りといったようなところ、こういったものを行政としてもしっかりと支援をさせていただくということから、やはり始めていく必要があるのではないかと考えているところであります。



○議長(上澤義一君) 木下克志君。



◆13番(木下克志君) 先ほど市長も、まちづくり委員会が発足してそこに委ねる方法、こういう形をお伺いしました。確かにまちづくり委員会、昔の衛生組合、名前はいろいろ地区で変わっておりますけれども、地域でこの不法投棄、ポイ捨てをやっていくのは結構なんですけれども、非常に負荷が多い状況をお聞きしております。これやっぱり地域ばかりへ下ろすのではなくて、市として行政としてどういうイニシアチブをとっていくか、指導していくか、この指導力も大事だと思うんですけれども、そういう点いかがでしょうか。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 当然各地区だけに委ねることではないというご指摘は、そのとおりでございまして、他市のいろんな事例で見ても市がイニシアチブを取って、そういった啓発をしたりあるいはそういった広報をしたりというようなことで、意識向上に対する取り組みをしているということでありますし、私どももそういったことをやっていきたいと考えております。

 やはり、これからの地域づくりの中で私自身もよく街歩きや、あるいは散歩をしているときに、そういったものが落ちていたら、やはり拾って、それを持ち帰るというようなこと、僅かながらでありますけど心がけているところでございます。そういった気持ちというものを、各市民にいかに広げていってもらうかというところが、これはカギではないかと思うところであります。



○議長(上澤義一君) 木下克志君。



◆13番(木下克志君) そのとおりだと思います。朝市長が犬を連れて西郷隆盛のような格好で散歩をしておられるわけですけれども、市民の皆さんからよくごみを拾っているよということをお聞きします。やっぱり率先垂範、これは大事なことなので、こういう姿勢が市民の心を打ち、またモラル向上につながると私は思います。

 その中で9月11日、一昨日の新聞ですけれども、「環境活動充実で情報誌」という見出しで、「県から、環境に関する活動の委嘱を受けた飯田下伊那地方の住民が、それぞれの持つ情報や地域課題を共有し、活動を充実させようと10日情報誌「南信州環境ネット」を創刊した」と。「県によると環境分野での委嘱、住民によるこうした試みは飯伊地方が初めて」こういうふうに出ております。

 その中に、先ほど湯澤議員がシカの問題を取り上げましたけれども、この創刊号で南アルプスのシカによる食害の様子を、約40年前の写真と比較して出しているということであります。

 私は、これを昨日見たばかりなので、まだこの情報誌を拝読してないわけなんですけれども、この情報誌に対して市はどのようにかかわりを持ってやっているのかお聞きいたします。



○議長(上澤義一君) 菅沼水道環境部長。



◎水道環境部長(菅沼良収君) 市のかかわりでございますけど、今のところ市は直接かかわっておりません。



○議長(上澤義一君) 木下克志君。



◆13番(木下克志君) 大事なところは、市が環境文化都市を宣言したわけであります。それから過去に何回も環境大臣の表彰を受けておるわけであります。やはり県に先を越された形になり、私もむなしい感じをするわけでありますけれども、やっぱり飯田下伊那のことであります。飯田市がイニシアチブを取って、その指導力を発揮することが大切だと思うんですけれども、何か後れを取ったような感じがしないでもない、そのところをどのように感じておられますか。お伺いいたします。



○議長(上澤義一君) 菅沼水道環境部長。



◎水道環境部長(菅沼良収君) 環境につきましては、いろんな団体が活動をしていただいております。特に民間のNPO等の活動は盛んでありますので、それぞれの皆さんの活動を市としてはできる限り応援をしていきたいというふうに思っております。



○議長(上澤義一君) 木下克志君。



◆13番(木下克志君) こういう活動の展開を飯伊で始めたと。県、地方事務所で始めたと。こういうことでありますけれども、そうしますとまた市で独自のいろいろの活動をしていくことによって、いろいろの情報とか、またその構成されるメンバー、これがオーバーラップしたり非常に混雑するような状況が生まれはしないかと、こういうふうに危惧するわけですけど、そういう問題はいかがなんでしょうか。



○議長(上澤義一君) 菅沼水道環境部長。



◎水道環境部長(菅沼良収君) そういった市民活動でございますので、一つにまとまっているというわけではなくて、幾つにも参加をされている皆さんもいらっしゃいますので、そういった中から新しい運動が生まれてくるというふうに思っております。

 市としても、飯田市のそういった市民団体の皆さんの活動、先ほど言いましたようにできるだけ応援をしてまいりたいというふうに思っております。



○議長(上澤義一君) 木下克志君。



◆13番(木下克志君) また同じ日の新聞で「飯伊を環境先進地に」と、こういう見出しでモデル事業所などを応募するという記事が載っております。「県、下伊那地方事務所は10日、飯田下伊那地方の市町村を対象にして、共同による環境先進地づくりを狙いに、環境省の環境と経済の好循環のまちづくりモデル事業に応募した」と。これは地域内での環境問題の関心を高めようと地元の企業や団体に対し、事業の受け皿となるような協議会の参加を呼びかけて活動を開始したと、こういうものであります。

 これについても市はどのように関与し、どのような動きをしているのか、お伺いいたします。



○議長(上澤義一君) 菅沼水道環境部長。



◎水道環境部長(菅沼良収君) この事業につきましては、昨年まで実施を飯田市がやっておりました。いわゆる「まほろば事業」でございます。今回地方事務所が主体となって、今年度限りという形で実施をしております。

 これは、こういう言い方がいいかどうか別といたしまして、環境省の事業として1年間だけ追加のような形になったということから、飯伊地域で受けたらということで地方事務所が主体になって、こういう募集をしているわけです。参加団体としては飯田市の名前は入っているということでありますけれども、飯田市の公共施設への事業導入は今のところ考えておりません。以上です。



○議長(上澤義一君) 木下克志君。



◆13番(木下克志君) この見出しが飯伊を環境先進地にと、こういうふうになっているわけであります。私たちは飯田というのは環境の先進地のみならず先駆者と考えていたわけであります。こういう見出しを使われて、あたかも飯田下伊那が環境に非常に遅れているような感じを受けるようなことは、市としても何か悲しい思いというか惨めな思いというか、そういう気持ちがしないでもないわけでありますけれども、もっとよくなっていきたい、こういう気持ちの中で、今1年きりと言われましたが、この運動にかかわって、そしてよくするためにはどんどん関わり合いを持った方がいいんじゃないかと思うのですけれども、この見解はいかがでしょうか。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 飯田市自身の環境施策に対する取り組みにつきましては、決して恥じることはないと私自身も思っていまして、ご案内のとおり環境首都コンテストでも、ずっとベストテンに入り、昨年度は全国でも5位というような、そういった結果を出しているわけでございますし、今お話のあった「まほろば事業」につきましても昨年度まで既に実施してきて、それについては結果を恐らく出してきているというふうに思うところでございます。

 さらに、この取り組みを進めていくということについては、私もそのとおりだと思うところであります。



○議長(上澤義一君) 木下克志君。



◆13番(木下克志君) 市長から、過去の実績から恥じることはないと、こういう発言をいただきました。確かにそのとおりだと思いますけれども、そこでまちの景観を損なう遊休地や空き地等の雑草、時間がありませんのであわせて、松川における城下から天竜川までのこの雑草というか煩雑な状況、これについてお伺いいたします。

 飯田市は環境についての視察や、また自治基本条例等の視察団が大勢やってきます。丘の上から天竜峡、もしくはまた弁天へ行く道中に非常に多くの県外ナンバーが見られますし、また観光バスも通ります。その中で城下グランドより下の松川の状況が、ヨシ、ススキ、ニセアカシア、アレチウリなどが生い茂っています。松尾地区では空き家まで出てきてしまっているという状況であります。

 環境文化都市を宣言した市長として、また大臣賞を受賞した市長として、この実態をどういうふうにとらえているのかお伺いいたします。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 今おっしゃるように、環境文化都市にふさわしい景観、これが求められるんではないかということは、私もやはり非常に重要なご指摘だというふうに思うところであります。

 そこに暮らす私たち市民自らがお客様を気持ちよくお迎えができるような美化意識を持っていく、そういったことが何よりも大切ではないかと思うところであります。

 今お話のありました空き地や遊休地の管理というものは、当然その所有者や占有者が適正に管理をしていかなければならないものだと思うわけでありますが、この苦情等があるときには、適正に管理していただけるように、そういった方々にご相談をさせていただいているというところでございます。



○議長(上澤義一君) 木下克志君。



◆13番(木下克志君) 私は所有地や占有者が管理できてないから問題が発生しているんだと認識しているわけであります。それをどう対策していくかということをお聞きしたんですけれども、そこのところはいかがですか。



○議長(上澤義一君) 菅沼水道環境部長。



◎水道環境部長(菅沼良収君) 所有者、占有者につきましては、苦情がありましたら環境課の方で現地を調査いたしまして、その所有者の皆さんと、そういった管理をしていただけるように相談をさせていただいております。

 それから先ほどの松川の件でございますけれども、松川につきましては松川水環境保全推進協議会が中心となりまして、水環境の保全に努めていただいております。また県で行なっております松川アダプトプログラム事業につきましては、飯田長姫高校の土木科の3年生、それから同校の職員の皆さん、それから市役所松尾会を含む13団体が参画をしております。

 議員おっしゃられるように、市民団体では松川アダプトプログラム事業に受け持っていない部分多くありますので、実態を踏まえまして管理者であります県とも相談をしてまいりたいと思っております。



○議長(上澤義一君) 木下克志君。



◆13番(木下克志君) 先ほどお伺いしましたけれども、市長が木及びススキが繁茂しておるこの実態を、表彰受けた市長としてどういうふうに受け止め感じているかと。感じだけでいいです。先ほど質問したのはそういうことなのでお伺いいたします。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) やはり感じとしましては、あの美しい景観を保つようなことを努力していただきたいと。やはり今のままではどうかなというふうに思うところがあります。



○議長(上澤義一君) 木下克志君。



◆13番(木下克志君) 美しい景観を保つように努力していただきたいんですけれども、努力していただけますか、どうなんでしょう。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) もちろん行政としてやることはしっかりと、最大限やらせていただくというつもりでございます。



○議長(上澤義一君) 木下克志君。



◆13番(木下克志君) ここが問題なんでありますが、それじゃ最大限どういうことをしようと思っておられるのでしょうか。お伺いいたします。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) これは先ほどから出ておりますように、いわゆる市の所有地であるところであれば、もちろん、そういうことはないようにしていくというところですが、やはり所有者、占有者がいるところにつきましては、そういったことをお願いしていく、そういった立場でございます。



○議長(上澤義一君) 木下克志君。



◆13番(木下克志君) 非常に弁舌爽やかに、はたき込まれるような感じでいるんですけれども、いずれにしてもあそこはきれいにしなければ、一番みんなから見られるところであります。きれいにしていかなければならないと、行政が、また市民も協働してやっていくことが大事じゃないかなと、こう感じるところでありますけれども、まだ納得いたしませんが時間がありませんので、次に移らさせていただきます。

 要は、この環境という問題を調べていくうちに、環境課が非常に素晴らしいレポート、報告書を出しておるんですね。まず18年度の環境計画年次報告書というもので、環境レポートを見させていただきました。非常によく調査されております。

 ただ1つ、結果に対して分析がされておらない。これをやるともっといいデータになるんじゃないかなと思います。

 その中で1つ、水の問題でお伺いいたします。

 前年度まるで状態のよかった河川が、今年になると×になっている傾向がたくさん見られます。その原因はなんだったか、追及分析されていますでしょうか。お伺いいたします。



○議長(上澤義一君) 菅沼水道環境部長。



◎水道環境部長(菅沼良収君) 基本的には年3回の調査でありますので、そのときの悪い方から2番目の数字を載せてあるわけでございますけれども、たまたまそのときの数字ということもあります。そういった具体的な検討がまだされてないというのが現実でございます。



○議長(上澤義一君) 木下克志君。



◆13番(木下克志君) また、悪かったのがよくなったという傾向もあります。やっぱりよくなったらよくなった原因を追及して、悪くなったところへ横展開を図っていく。これが大事だと思いますので、頑張っていただきたいと思います。

 それともう1つ、先ほどから言っておりますように、大臣表彰を受けて非常に名が輝けるものでありますけれども、実態としては、ごみしかり雑草しかり景観しかり名と実が伴わない部分があるわけであります。これをなくしていくことこそが、やっぱり環境文化都市の構築の基礎じゃないかと思いますので、市長最後の答弁お願いいたします。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 今日議員からご指摘ご提言いただいた件、確かに非常に重要なところだと思います。私どももこういった客観的なレポートに基づいた対策というものをしっかりこれからも立てていきたいと思うところであります。



○議長(上澤義一君) 菅沼水道環境部長。



◎水道環境部長(菅沼良収君) 済みません。先ほど年3回と申しましたけど年4回の間違いでした。訂正させていただきます。



○議長(上澤義一君) 以上で、木下克志君の一般質問を終わります。(拍手)

 それでは次の一般質問を行ないます。

 原和世君。

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△原和世



◆21番(原和世君) 会派みらいの原和世でございます。

 今定例会では、湯澤議員、木下議員と同じ環境文化都市宣言を課題に、市長のご見解をお聞きしてまいりたいというふうに思います。

 ただ今は木下議員の質問の中で、市長がポイ捨て条例制定を明言していただきありがとうございました。そのことで意を強くしてこれから質問をしてまいりたいと思います。

 持ち時間が少ないので、早速質問席に移り質問をさせていただきます。



○議長(上澤義一君) 原和世君。



◆21番(原和世君) 最初に質問の背景を申し上げたいというふうに思います。

 第5次基本構想基本計画の目指す都市像の中の、「住み続けたいまち、住んでみたいまち飯田」というキャッチフレーズでありますけれども、これはなかなかいい文句だというふうに思います。誰が考えたかわかりませんけれども、先の「人も自然も輝く飯田」ですか、これよりもわかりやすくて、なおこの地域の在り方をうたっている言葉だなというふうに思います。

 この、住み続けたい、住んでみたいと思う気持ちは、いわゆる社会福祉制度が整っているとか公共サービスが整っているとか、安定した収入があって家族と安心して暮らせるとか、そういうことはもちろんでありますけれども、忘れてはならないのは、もう一方私たちが営みを育んでいる、この土地や自然環境も含んでのことだろうというふうに思うわけであります。

 このことから私は社会福祉や公共サービス、あるいは安心安全、または安定した生活はいずれも経済活動の付加価値によって成り立つものだろうというふうに思いますけれども、私たちが健康で安全に暮らすためには地域づくり、社会基盤の整備と同様に、この環境問題についても取り組まなければならないというふうに考えるわけであります。

 湯澤議員が質問した森林破壊の問題や、木下議員の住環境や水環境の問題、それからこれから私が質問いたします温暖化の問題も、国や地方自治体の重要な課題になってきているというふうに思います。

 その中で、まず飯田市が他に範を示すとの意味では、この3月に環境文化都市を宣言したことは大きな意味があるというふうに思うわけであります。

 しかし、現在の飯田市の政策の重点は、どうかすると経済活動や直近の社会福祉活動により重点が置かれて、環境問題は私に言わせるとどうもお茶を濁しているというふうにしか思えないのであります。そんな点を前段のお二人に続き、森、水ときましたので私は温暖化、空気をテーマに検証してみたいというふうに思うわけであります。

 まず最初の質問でありますけれども、地球温暖化問題はこのところ話題に欠きません。異常気象や海面上昇など、私たち人類の未来に深刻な状況を呈しているといいます。

 そこでこの問題について、環境を標榜している飯田市としても無関心でおられるわけではありませんので、まず市長がこの問題に関してどのように考えておられるのか、お聞きしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 理事者側の答弁を求めます。

 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 議員ご指摘のように、この地球温暖化の問題、これは本当に大きな問題だと思っております。国、県の温暖化対策と一体となって、やはり喫緊に対応すべき深刻な社会問題であり、国、県のみならず地球人類が生存をする上での安全保障的な課題でもあるというふうにとらえているところであります。

 そういった中で、私ども市民一人一人が高い関心を持ち、そしてできるところから取り組んでいくということこそが必要であり、そのための支援を行政としてできるかぎり行なっていく所存であります。

 飯田市におきましては、環境文化都市宣言の実効を上げるために、市民、市民団体、事業者など多様な主体が新エネルギーの活用や、省エネルギーの推進を行なってきているわけでありまして、そういったことを行政としてもしっかりと支援をさせていただきたいと考えているところであります。

 また、先ほども申し上げたとおり環境首都コンテストにおきましても、先進事例としてそういった取り組みが評価されていると認識しているところであります。

 これからも、地域ぐるみで地球温暖化防止の運動をはじめといたしまして、この人の営みと自然環境が調和したまちづくりに向けて取り組んでいく所存でございます。



○議長(上澤義一君) 原和世君。



◆21番(原和世君) ありがとうございました。今市長の答弁の中で、よく出てくるフレーズが「市民の支援を」と、「できるところから」ということ。それから過去の実績もお話になられましたけれども、いわゆるそのことを含めて今までの対策、対応がどうかということを問うているわけであります。

 いわゆる地球温暖化対策と申しますのは、京都議定書に基づいて日本が世界に約束した温室効果ガス、特に二酸化炭素ガスの総排出量を、2008年から2012年までの5年間に6%削減するというものであります。

 このぐらいは新聞等でわかるわけでありますけれども、実際のところ年間13億トンとも言われる排出量の温室効果ガスでありますから、削減については大変困難だろうと言われております。

 今定例会の冒頭のあいさつで市長は、この10月に飯田地球温暖化対策協議会を、「いいだ温暖化防止の環」ですか、を発足させたと述べられております。一昨日の新聞に大きく掲載されておりましたので、おおよその内容は理解できましたけれども、また詳細については全協等でやっていただけるといいと思いますけれども、ここでお聞きしたいのは、飯田市がこの問題に対してどのような決意を持って取り組もうとするのか。

 このいいだ温暖化防止の環を市の課題として決定したわけでありますから、この政策決定の過程を含めて、その経過をお聞きしたいというふうに思います。



○議長(上澤義一君) 菅沼水道環境部長。



◎水道環境部長(菅沼良収君) いいだ温暖化の環は、地球温暖化対策の推進にかかわる法律第26条ということに定められております、地球温暖化対策地域協議会として位置づけられております。

 飯田市のいいだ温暖化防止の環につきましては、飯田市環境協議会を母体といたしまして組織を再編したもので、10月1日に発足する予定でございます。

 この組織は温暖化防止に取り組む市民、市民団体、事業者、行政をネットワークし、新エネルギー活用事業、省エネルギー推進事業、温暖化防止普及啓発事業など、温暖化防止にかかわるさまざまな活動を進めることを目的としております。

 飯田市としましては環境課に事務局を置きまして、市民の活動として飯田市も一緒になって進めていきたいと思っております。



○議長(上澤義一君) 原和世君。



◆21番(原和世君) 質問の趣旨として今お聞きしたかったのは、そういった経過ももちろんでありますけれども、どのような決意を持ってこの問題を取り組もうとしているのかということでありますので、市長はその辺をお聞きしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) このいいだ温暖化防止の環の概要につきましては、今水道環境部長からお話があったとおりでありますが、これは温暖化対策を考えていく上で、まさに中核的になっていく、そういった協議会であると認識しておりまして、行政としても温暖化対策を本格的に進めるために、この協議会にしっかり参加して、市民の皆さんとしっかりパートナーシップを組んで臨んでいきたいと考えているところでございます。



○議長(上澤義一君) 原和世君。



◆21番(原和世君) この地球温暖化対策協議会は環境省の民生部分の指導の中で組織されるものだというふうに聞いております。そして、その活動内容は参加団体への情報公開や情報提供が主な目的だと言われておりますけれども、環境省に登録されている参加団体の名称を見ますと、◯◯地区の、これは地区の名称が入るんですけれども、温暖化対策防止の環というような名称もありまして、いわゆる今飯田市のいいだ環境の環ですか、これオリジナルじゃないんですね。つまりここにどうもまた流されているというか追従というかが感じられるんです。

 協議会を立ち上げました。10月1日に立ち上げるわけでありますけれども、今市長もおっしゃられていますように、本格的に進めるために参加させてもらうと、市民の活動に参加するんだということでありますから、そこに主ではない従の感覚、脇の感覚というようなことが読みとれるわけであります。

 いわゆる協議会を立上げたあとは丸投げになったり、環境省に対して形式を整えるだけのものになったりしないか、そんな懸念もありますけれども、いわゆる重要なことは、先ほど決意と申しましたのは、削減に対して飯田市がどのような姿勢で臨むのか、市としてどうしたいのかだというふうに考えます。

 つまり、削減の量もしくは率でありますけれども、これが努力目標なのか数値目標なのか、そのことに尽きるだろうというふうに思います。このことを腹を持って飯田市がどういうふうにかかわっていくか、そこが重要ではないかと思うのですが、市長はこの点どういうふうに考えますか。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 今のCO2量の関係につきましては、これは平成16年の9月の飯田市新エネルギー省エネルギーの地域計画におきまして、2010年までに飯田市で排出されるCO2量を、1990年比で10%削減するための計画を定めたものに基づいていると認識しております。



○議長(上澤義一君) 原和世君。



◆21番(原和世君) 重ねてで申し訳ないんですが、その数字はまた後ほど申し上げますけれども、要はその数字を達成するのか、達成しようとするのか、この違いだろうと思うんですね。その辺の市長の気持ち、決意であります。それをお聞きしたい。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) この数値につきましては、以前の一般質問においても確か質問があったように思っておりますが、達成しようというような意気込みでやらないと、なかなか達成できるものでないと私は考えております。



○議長(上澤義一君) 原和世君。



◆21番(原和世君) 達成するんだということでよろしいわけですね。しようとしてするんだということで解釈させていただきました。

 新聞で知ったわけでありますけれども、この参加組織には市民が含まれてないのですね。私事業者や環境団体の参加はもちろん重要だと思いますけれども、やはり市民も参加していただくべきじゃないかなというふうに思います。しかし、まちづくり委員会になった現在は,いわゆる直接の市民とのかかわり、関係というのは、従来のような自治会ということではありませんので、この接点が今何もないわけだと、そういうふうなことだと思います。

 そうすると、例えば市民との接点として市の機関であります地域協議会ですか、地域協議会を通してまちづくり委員会と関係を持ちながら市民の参加を呼びかけていくと、そういった意思疎通をしていくんだということは、ぜひ検討していただきたいなというふうに思います。地域協議会を通して、市民に協力を依頼していくという構図であります。このことはお考えいただきたいというふうに思います。

 飯田市には3万7千世帯があるわけでありまして、このことによって活動も大きく展開されるのではないかなというふうに思います。

 ちなみに、家庭から排出される温室効果ガスでありますけれども、世帯当たり年間5.5トンと言われているそうでありますから、このことも視野に入れながら活動されるといいのかなと思います。

 商工業部門ですか、商工農業の産業部門や事業所とはまた活動方法が当然市民は違うと思いますので、この性格が違うと思いますので、こんな点いかがでしょうか。市長のご所見を伺いたいと思います。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 市民一人一人の環境に対する関わり方ということについて、恐らく行政の方でどれだけイニシアチブを取れるかというようなところが、大きな課題ではないかというふうに思っておるところであります。

 先ほど、木下議員のところのごみの問題なんかもそうだと思うんですけど、環境に対する意識づけ、ここが非常に私自身も重要だと思っていまして、市民一人一人が、今家庭のCO2排出量というものをどれだけ意識するかというご指摘があったように、やはり自分の問題として、どうしても地球環境というと何か大きくて自分のところから離れた、何か他人事のような形でとらえるということが起こりがちなんではないかと思うんですが、そうではない。やはり自分の問題としてとらえていく、それをいかに行政として啓発していくかということが重要ではないかと思います。



○議長(上澤義一君) 原和世君。



◆21番(原和世君) ごみの問題もそうですけれども、この温室効果ガスの排出量の問題もそうでありますが、やはり市民がどう意識を持っていくかということの接点をどうするかという、それは技術的な問題かもしれませんが、どうしていくかという意味で、ひとつ提案をさせてもらったということであります。地域協議会を通じてとか、何かしらそういった市民と直接対話できるような方策を考えていくべきだということであります。

 次の質問に移りたいと思います。

 ご存じかと思いますけれども、温室ガスの排出量取引について伺いたいと思います。

 まず、この制度についてご所見、どのようなご認識を持っておられるか、簡略にお願いしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 菅沼水道環境部長。



◎水道環境部長(菅沼良収君) この排出権取引につきましては、京都議定書の発効に伴いまして注目されている取引でございますけれども、環境汚染物質、CO2の削減を市場経済の中で進める仕組みとして生まれた考え方であります。特に、今削減の手法として注目をされております。



○議長(上澤義一君) 原和世君。



◆21番(原和世君) そういうことだということですけれども、私はこの排出量取引について飯田市も積極的に検討したらどうかと考えているわけでありまして、なぜならば温室効果ガスの削減には、いわゆる排出抑制と吸収の二面性があるというふうに言われておりまして、日本の削減目標値の6%の内訳も吸収量の適用上限値として3.9%が認められているということであります。この吸収いわゆる貯蔵は、まさしく森林の機能になるわけであります。

 森林は温室効果ガスでありますCO2を吸収して、樹木体内に貯蔵して酸素を供給する重要な役割を持っているわけでありまして、飯田市にはその森林が16万5千ヘクタール、長野県の森林面積の16%、そして森林率が86%と、この地域の特性を持っておるわけでありまして、この京都議定書におけるCO2の吸収量の算入対象は、1990年以降に行なわれた新規の植林でありますとか、再植林または森林経営がその対象になってくるということであります。

 そうしますと、この飯田市の特性をぜひ活かすべきじゃないかなと思うわけでありまして、この市としても森林吸収効果をとらえて、CO2クレジットとして活用できないか、そんなことについてお聞きしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 議員今ご指摘のCO2クレジットの話は、実は私自身も非常に関心を持っておりまして、これは水道環境部の方にもぜひその研究をしてくれということを、前々から申し上げてきたところであります。

 この排出権取引というのはまだ普及をし始めた段階で、なかなか課題も多いところでございますが、そういった制度についてまず研究を進めて、後れを取らないような形でやっていきたいと思っております。



○議長(上澤義一君) 菅沼水道環境部長。



◎水道環境部長(菅沼良収君) この制度につきましては、今までは国際的な取引が中心でございました。現在環境省で、国内排出権の自主的な参加による取引を実施をしております。それは参加した企業が排出権削減と引き替えに、石油代替エネルギーそれから諸エネルギーによるCO2削減の抑制設備の補助金を交付すると、こういった制度を実施しております。また民間同士のそういった取引が盛んに今行なわれております。

 今、議員おっしゃられました森林についての制度的なものにつきましては、まだ確立をされておりません。今後出てくる制度ではないかと考えております。



○議長(上澤義一君) 原和世君。



◆21番(原和世君) 今後出てくる制度ということでありましたけれども、2008年から向こう5年間ということで、このいわゆる京都議定書の実行期間が始まる、その中で当然課題になってくると思われます。

 でありますから、飯田市として先取りするような形で検討を進めていくべきだということを、改めて申し上げておきたいと思います。

 もう1点、これはそのソフト版だと思いますけれども、工場や商店、運輸業者などの事業所や、まちづくり委員会などを対象にして、飯田市版の温室ガス取引制度を創設したらどうかという提案であります。

 目標値を定めること、それぞれの団体のですね、それから削減実績を飯田市がポイントとして買い取る、そしてそれを新たな温室効果ガスの削減対策に結びつけるという提案でありますけれども、この点についてご意見、ご所見があればお願いしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) なかなか興味深いご提言だというふうに思います。私どもの地域はご案内のとおりISOのシステムについても独自のシステムを導入して、南信州いいむす21ということでやってきているところでございますので、またそういったことも含めながら考えていくことができればと思っています。



○議長(上澤義一君) 原和世君。



◆21番(原和世君) ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。

 最後の質問になりますけれども、環境文化都市宣言を実効あるものにするための方策について、お聞きしたいと思います。

 この質問は3月の代表質問、それから6月の一般質問と今回3回目になりますけれども、3回目をやるということは、なかなかどうもまだ腹に落ちないということでありますので、今回も改めてやらせてもらうわけでありますけれども、いわゆる環境文化都市宣言の今後をどうするかということについて、答弁ではやると言っているわけですね。やると言っているわけでありますけれども、やると言いながらも今年度も半分を過ぎたということであります。

 それから環境文化都市宣言の協議の中で、企画部長聞いておいてくださいね、協議の中で年度内には宣言塔も建てると言っていたのですね。ところがそんな話すらいまだにないわけでありまして、どうも宣言は文化経済自立都市のロゴを通すための方便にされたのかなと、そんなことも勘ぐりたくなるわけでありまして、答弁では宣言を実効的にするためにいいだ環境プランを見直す中でと言っておられますけれども、本当に今までの延長で実効的になるのか、現在の状況がどうなのか疑問に思うところであります。

 ちょっと数字を申し上げます。環境レポート、先ほど木下議員の報告では検証ができてないという指摘もありましたけれども、確かにそのとおりで、18年度の環境レポートの報告によりますと、いわゆる22年度に目標達成という数値に対しまして、ごみでは302キロに対して324キロと、ここ数年来改善の余地がない。それから本日の課題であります温室効果ガス、これは過去10年間活動してまいりましたけれども、その結果1万9千トン削減したと言っているわけですね。ところがあと目標達成年度の22年までに、5年しかないんですけれども5万4千トンも残っているという実態。それから低公害車も市の公用車全車両中35%の導入と言っておりますけれども12.4%しかない。さらに太陽光発電の設置は30%を目指すと言っているのに2.08%、こういうことで言い出せばきりないんですけれども、本当にどういうことかなというふうに思うわけでありまして、これは今までの過去の活動が悪いとかいいじゃなくて、やはりこれからどうするかということに結びつけてなければいけない、反省をしなきゃいけないと思うわけであります。

 こんな実態に至ったのも、私は大変難しい問題だろうと思うんですね。ところがそれを1水道環境部であるとか、1環境課だけに押しつけて飯田市全体としての活動、もしくは意識が共有されてなかったんじゃないかなと、そういう構造的な問題があるんじゃないかなということを指摘させていただきたいと思います。

 そこで、市長に大変きついことを言ったわけでありますけれども、この実態をご存じかどうか、またその上でこの環境文化都市宣言に命を吹き込むためにどうしたらいいのか、その点をお聞きしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 目標達成のなかなかの難しさというのは、当然ながら1行政だけでは難しい、地域ぐるみで全体で取り組んでいくということこそが、環境政策の難しさというのはご指摘のとおりだと思うんですね。

 市役所におきまして、全庁挙げて取り組んでいくべきというご指摘、私もそのとおりだと思っております。

 元々この環境マネージメントシステムについては、飯田市役所はご案内のとおり平成13年からずっと取り組んできて、まさに全国に先駆けて適合宣言まで行なったわけでありますし、また環境マネージメントシステムの最高方針であります環境方針につきましても、これもいろんな機会を捉えて市の職員の皆さん方の意識、そしてそれの取り組みということも含めて、ただいま一緒に環境首都を目指しています多治見市や、あるいは新城市の市長さんなんかと、ディスカッションをしたりというようなことをしてきておるところであります。

 そういった中で、総合的な環境行政を進めていこうということを、庁内各課の目標を決めていただきながらやっていると。

 これから、さらに議員のご指摘のような形で、この取り組みを地域全体に広げていく、やはりそういった役割を果たしていかなければいけないと思うところであります。



○議長(上澤義一君) 尾曽企画部長。



◎企画部長(尾曽幹男君) 全庁で環境文化都市宣言をどう実行していくのかと、こんなような趣旨のご質問だろうと思いますけれど、2つほどご答弁させていただきますけど、全体的には全ての事業を執行するときに環境というものを基本、ベースに置きましょうということを全庁で確認をしております。

 したがいまして、個別の事業の進行管理をしていく場合についても、その事業を執行するにあたって、環境というものを視点に置いてどういう事業を執行するのかということを明確にするように、いわゆる行政評価的なことを取り入れておりますので、全職員が環境というものを大切にしながら事業をするということについては、引き続き取り組んでまいりたいと思います。

 それからもう一つは、宣言塔については今内部検討しておりますので、先ほどご指摘がありましたのでできるだけ早い時期にできるように、努力をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。



○議長(上澤義一君) 原和世君。



◆21番(原和世君) 悪意があって言っているわけじゃないですので、ぜひよろしくお願いします。

 全庁的に取り組んでいるということでありました。ですが、例えば温室効果ガス関連では太陽光の問題ですが、これは産業経済部かもしれませんし、それから低公害車の問題は総務部かもしれませんし、何かそれぞれに目標を掲げて、それをそれぞれの部が協力し合うという体制を取らないと、これは進まないと思います。いくら市長がかけ声かけても、やっぱり皆さんがその気にならないと進まないということであります。

 最後に、以上3人で環境文化都市宣言の課題で質問してまいりましたけれども、森林や住環境、水環境を守ること、地球温暖化防止のための温室効果ガス対策等、それから今回触れませんでしたけれども、農業問題も環境文化都市宣言の大きな活動の柱になるというふうに思います。

 この宣言塔、活動が飯田市の好印象、好感度を上げるために、また一方の経済自立度の向上にも必ず寄与すると思いますので、議会もこぞって応援してくれるだろうと思いますから、市長はじめ市役所が、再三でありますけれども一丸となって取り組まれんことをお願いしたいと思います。

 以上で質問を終わります。(拍手)



○議長(上澤義一君) 以上で、原和世君の一般質問を終わります。

 それでは次の一般質問を行ないます。

 牧内信臣君。

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△牧内信臣



◆29番(牧内信臣君) 日本共産党の牧内信臣です。昨日安倍総理突然の辞任、いろいろな思いを語りたいところですが、回り道を避け私の仕事に専念したいと思います。

 1つとして監査体制ですが、監査委員及び監査局体制が強化されてきましたが、今後どのように活かし市政に反映していくのかということと、2つとして先の国会で成立した医療制度改革関連法によって、高齢者の安心して医療を受ける体制が非常に厳しくなり、結果として長生きしてごめんなさいということになりかねないという状況であります。

 そんな中で飯伊地方はどのようになるのか、どのような対応を考えているのか、具体的に聞いてまいりたいと思います。よろしくお願いをいたします。



○議長(上澤義一君) 牧内信臣君。



◆29番(牧内信臣君) まず監査の問題ですけれども、お聞きするところによると、市長もこの監査というのは非常に市政運営の中で大事な分野なんだということで、現在があるかなというふうにお聞きをしておるわけであります。

 確かにそういうことで今監査体制が非常に強化をされてきたということでありますけれども、これは平成17年の4月から、監査委員が2名から3名に増やされたということと、事務局体制も4人体制になったというように思います。これはこれとして、非常によろしいことだというように私も思っております。

 そして、今まで通常行なってきた財務監査に加えて、行政運営等の一般行政事務について行なう行政監査が強められているというところに特徴があるというように思うわけですけれども、まず最初にその目的と考え方はどこに置いているのか、この点についてまず質問をしたいというように思います。



○議長(上澤義一君) 理事者側の答弁を求めます。

 林監査委員。



◎監査委員(林榮一君) 行政監査のどこに重きが置かれているかというようなお話でございますが、開かれた市政、行政というものに対して、そういった点も行政監査の面では重要視されてきているのかなと、そんなふうに思うわけでございます。

 監査委員による監査につきましては、財務に関する事務の執行に限ると、そういうふうにされてきた歴史がございまして、さまざまな行政事務につきまして、財務とは密接に関連しているという状況にあることから、平成3年地方自治法の改正によりまして行政監査の規定が設けられ、以後行政事務全般が監査対象になってきたと、そういった点が明確化されてきたというものでございます。

 これまでの定期監査の中でも、事務事業に関しましては監査の項目等はしてきたわけでございますが、監査の進むべき方向としてもっと充実した監査をやっていくべきだといった判断から、平成17年度から人員も強化されたりいろいろしてきまして、17年度から定期監査と別の機会に行政監査として実施をいたしておりますが、財務監査につきましても今後も適正に行なっていくということに変更はございません。

 また、行政監査は監査項目に該当する全ての担当課に対して、集中かつ専門的に調査などを行ないまして、事務事業が適法かつ適正に行なわれるよう指導を行なうことによって、課題の解決につなげていく目的で実施をいたしております。

 法令上も行政監査は経済性、効率性、有効性の監査を監査委員に期待されているものと考えておるところでございます。

 これらは、また住民も期待しているということを忘れてはならないと思っておりまして、行政監査の求めているもの、重視されている点もここらにあろうかと思います。



○議長(上澤義一君) 牧内信臣君。



◆29番(牧内信臣君) この点市長から見て、この監査体制の充実というのは非常に重要だというふうに、これ通告してありません、今思いつきです。ということをしたわけですけれども、そこらの思い若干手短に発言してください。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 監査の重要性というのは、私も就任当初から考えておりまして、やはりこの従来の財務監査とともに行政監査を充実していくということで、我々のやっている業務というものを、絶えず改善していくことができるというふうに考えたところであります。



○議長(上澤義一君) 牧内信臣君。



◆29番(牧内信臣君) 今、監査委員さんの方から答弁がありましたけれども、今までの行なってきた財務監査に加え、これからは行政監査も非常に重視して取り組んでいくんだということで、そのことを通して市政運営における透明性を高め、そしてしっかりやっていただく体制を作っていくんだというのが趣旨かと思うわけですけれども、それでは今適正という表現をされましたね。適正に監査を執行していくということですけれども、どこまで突っ込んだ監査になっていくのか。あるいはその目的と考え方は何か。あるいは今までの監査とどう違ってくるのか。あるいは監査の及ぶ範囲を広げていくのかどうか、ここら辺についてはどうでしょうか。



○議長(上澤義一君) 林監査委員。



◎監査委員(林榮一君) どこまで適正化どうかということと目的と考え方。やはりこれ住民のニーズというものが監査委員に求められているということ常に忘れずに、そういった面を理念といたしまして、監査委員としてもいろんな手法がございますので、勉強しながらやっていきたいと思っております。監査委員としても今行政評価の勉強をしながら、事務事業の中身を細かく知りながら調査しやっていきたいと、そんなふうに思っておるわけでございます。

 範囲につきましては膨大な範囲でございまして、監査の手法の中で試査というのがございますが、どれを選択していくかということにつきましても、なかなか難しい点もございますが、監査のリスクということを念頭に置きながら、その手法を取り入れていきたいと思っておるところでございます。



○議長(上澤義一君) 牧内信臣君。



◆29番(牧内信臣君) 監査体制が強化されて行政監査もさらに深めてやっていくという答弁でしたけれども、この点について市側へどういう形で提案をして、そして時によってはこういうこと直した方がいいよというような部分もあるかと思うわけですが、これをどのような形で提言されていくのでしょうか。その体制といいますかシステムはどうなっているか。お願いします。



○議長(上澤義一君) 林監査委員。



◎監査委員(林榮一君) 監査委員による監査といいますのは、不正や誤りを摘発することが主な目的ではないわけでございまして、先ほど申し上げましたが適正な行政運営が行なわれるように、指導に重点を置いた監査を基本としておるわけでございます。

 課題とか事実を明確にするために、まず調査をいたしまして、その調査に基づいてその調査結果を監査する。そして新たに必要な資料があれば、その中でまた再度資料提出を求め、疑問点や課題が明確になるように監査を進めてきております。

 また、課題については直ちに解決ができるものにつきましては、解決済の時点で報告を求め、解決に日数が必要なものにつきましては次回の監査時などに確認を行なって、課題の整理が確実に進むようにチェックを行なっているといったところでございます。



○議長(上澤義一君) 牧内信臣君。



◆29番(牧内信臣君) 今回の監査報告を若干見せていただきました。このことを議論するつもりはありませんけれども、例として飯田駅西駐車場の有効活用について検討されたいと、113台分の利用が32台で利用率28%、こういうような指摘もあります。

 それと土地開発基金、15億円ぐらいあるわけですけれども、この運用状況がなかなか定かでないというようなことも言われておるわけですけれども、そのことを議論するつもりはありませんが、こんな指摘があった場合に、市側としてはこの監査のこういう指摘あるいは提言に対して、どのように対応していくのか、この点について今度は市側の方からお答えください。



○議長(上澤義一君) 理事者側の答弁を求めます。

 長沼総務部長。



◎総務部長(長沼弘明君) 監査からの指摘事項でございますが、これにつきましては当然先ほど市長が申し上げましたように行政事務の体質改善につなげていくという観点がございますので、公正効率的な事務運営になるように、私ども監査委員との議論の中で改善を進めていきたいというように考えております。



○議長(上澤義一君) 牧内信臣君。



◆29番(牧内信臣君) その監査委員から出された報告、提言についてはどういう体制で処理をして検討していくんでしょうか。



○議長(上澤義一君) 尾曽企画部長。



◎企画部長(尾曽幹男君) これについては部長会等で確認をするということと、それから今総務部長が答弁申しましたように、いわゆる行財政改革、そういった全般的なことにもかかわりますので、行財政改革の検討委員会等で議論をして、みんなで情報を共有して解決策を探ると、そういうことでやっております。



○議長(上澤義一君) 牧内信臣君。



◆29番(牧内信臣君) 今日はそういう意味で、先ほど申し上げたように監査のこれからの基本的な進め方、基本的な考え方だけをお聞きして、またこのあと活かしていきたいというように思います。

 時間配分がほぼ順調にきておりまして、今回の場合は私も昨晩寝ずに、自分自身にも時間配分に気をつけろよということを自問自答しながら、これから答弁する側の方も正確で、そしてできるだけ納得いくような、手短な答弁をお願いし私に協力をお願いしたいというように思います。

 それでは、医療制度の改正に関する問題ですけれども、これはもう皆さんご案内のとおり、先の国会で改正された医療制度改革関連法案によって、高齢者に非常に厳しい医療制度になっていくことが予測されるわけであります。

 飯伊地方、特に飯田市の実態を踏まえて、これからどうなっていくのか。そして行政の役割責任としてこれからどうしていくのか、この点について若干質疑をさせていただきたいというように思います。

 ご案内のとおり、今全国で38万床ある療養型の病床のうちの介護系の療養病床13万床が平成23年度までに廃止となることが決められました。そして医療系の療養病床については25万床が15万床にということで、15万床が少なくなるということであります。具体的にこの飯田地方でも、この7月頃から廃止削減計画が始まって、病院では進められているということで、どうしてもお年寄りの方が退院を迫られるケースが非常に増えてきているというのが特徴ではないかなというように思います。今の段階で市としてどのような実態になっているのか、どのような影響があると思っておるのか、その辺お示しをいただきたいと思います。



○議長(上澤義一君) 宮沢保健福祉部長。



◎保健福祉部長(宮沢孝明君) ただいまのことでございますが、全国的にもまだ方向性が定まっていない状況でございまして、厚生労働省の方でも医療機能強化型老健施設の創設など、幾つかの誘導策を打ち出し、転換の促進を促しているところでございますが、介護報酬改定につきましてもまだ未定でございまして、全体としてまだまだ混乱している状況であるというのが現状認識でございます。

 この地方につきましては、幾つかの医療法人で転換を図っているところも出てまいりましたが、やはり全国と同じように、まだ方向性を見極めていないという状況でございまして、県で医療機関の意向把握を行ないながら、12月頃に県の地域ケア整備構想が策定されてくる予定でございます。それらの定める計画、ないしは医療機関の今後の方向性を見ながら検討してまいりたいと思っております。



○議長(上澤義一君) 牧内信臣君。



◆29番(牧内信臣君) 今のお答えは時代遅れ、認識不足という感が非常にします。例えばもうこの飯伊の病院でも、現状相当それに沿ってもう動いているんですよね。現実に。そこらをこれからあと議論させていただきます。

 それと今保健福祉部長話があった部分で、老人保健施設への誘導策も考えているというような話がありますけれども、これもあとから議論しますが、それすら今現状では満杯でどうしようもないという状況があるんではないですか。そこらの辺の実態をどうとらえているのでしょうか。そのことをもう少し詰めていきたいと思います。

 結果として、このまま行くと医療や介護が受けられない高齢者が非常に増えてくるということが予測されるわけです。先ほども触れましたけれども、今まで頑張ってきた高齢者が長生きしてごめんなさいなんて言われるようなことだけは、絶対避けていかなくてはならない。そんな点についてこの部分における、市としての対策が非常に大事な課題になってきていると思っておるわけであります。そこで具体的に飯田下伊那ではどうなっているかということですけれども、一般病床では市立病院の403床をはじめ12病院で、1,181床ありますよね。そして、そのあとに療養病床の医療関係が5病院で161、そして療養病床の介護系が7病院で195あるんですよ。

 ところが、それが先ほど言ったように23年度までに廃止になったり、大幅に縮小になるということで、合わせて飯伊では256床が廃止か大幅縮減になっていくということが、今予測されるわけでありますが、この点についての認識はどうでしょうか。まだこれから先の話だということですか。



○議長(上澤義一君) 宮沢保健福祉部長。



◎保健福祉部長(宮沢孝明君) 先ほども申し上げましたが、全国的にはまだまだ混乱しています。飯伊でもまだ模索中であります。

 議員おっしゃいましたように、幾つかの病院では動きがございます。例えば輝山会さんは医療型の方にということでございますが、もう一方西沢病院さんのように老健の方に動いていく部分もございまして、今のところはっきりしているのがその辺りで、ちょうど行ったり来たりという状況把握でございます。

 ただ、全体として今後どうなっていくかというのは先ほど申し上げたとおりでございまして、まだまだ個々の病院がこうだという具合には決めかねておる状態というのが現状把握でございます。



○議長(上澤義一君) 牧内信臣君。



◆29番(牧内信臣君) 例えば市立病院は403床、これは一般病棟ですけれども、役割として救急医療、高度医療を中心にやって、できるだけ入院される方の入院日数を少なくしながら、そして飯伊の病院や医院の方へ移していくという体制があるわけです。しかしこういうことが具体的に起きてくると、市立病院にも影響が及んでくるのではないかという心配をするわけです。何か言いたいことがあったら、それも含めて発言してください。



○議長(上澤義一君) 河野市立病院事務局長。



◎市立病院事務局長(河野純君) 言いたいことは特段ございませんので、ご質問について答弁させていただきますが、現在の医療は、病院とか診療所というこういう医療機関、この医療機関との連携が非常に重要視をされております。

 したがいまして、当院にとりましても少なからぬ影響はあろうと、そういうふうに思っております。



○議長(上澤義一君) 牧内信臣君。



◆29番(牧内信臣君) 影響があるということです。これ以上市立病院の方は、これからも頑張ってもらわなくてはならないので。こういう状況の中で結果的に来年4月からですか、もう間近なんですよ。お年寄りが今までかかってきた介護系、医療系の療養病床が大幅に削減になる中で、一方特養はどうかというと特別養護老人ホームは15施設で925床今現在ありますね。

 ところが、これだけの数があっても今待機される方が5月現在で600人いらっしゃる状況ですし、あるいは現状私の見る限り老人保健施設は満杯で、なかなか入れる体制にないというのも飯伊の実態ではないかなというように思います。

 特養もそうですし老人保健施設もそうですが、こういう形で今までの介護系、医療系の療養病床が少なくなってくると、本当に行き場がなくなってしまう可能性が十分考えられるわけです。この点について何か対応策みたいなものは持っているのでしょうか。まだまだ先行きが不透明で、このまままだ放ったらかしておくというような感じで今市がいるとすれば、これまた大変なことになると思うわけですが、その辺はいかがですか。



○議長(上澤義一君) 宮沢保健福祉部長。



◎保健福祉部長(宮沢孝明君) 特養につきましては、つい先日9月6日にロング60床、ショート12床のシルバーハウス夢の里が開所になったところでございます。

 特養だけを見てみましても、この5年間で208床増えておりますし、老健施設でも180床が整備されて増えてきておるという実態があるわけでございます。

 ただ、一方で議員がおっしゃるように待機者が平成15年900人余という部分が、直近で680人ぐらいということで、まだまだたくさんいらっしゃるということも事実だということでございます。

 ただ、一方施設を待機者がいらっしゃるからどんどん増やしていけばいいのかということになりますと、どうしてもこれに関するコストと申しますか、裏腹の関係といたしまして、負担としての介護保険料も上昇していくことになるということ、そういう側面もあるわけでございます。

 一方介護病床等の縮小に関する、その受け皿的な施設といたしまして、有料老人ホームだとかグループホームの整備、こちらにつきましても介護保険計画の中で進めておるところでございまして、例えば昨年でも有料老人ホーム2施設、グループホーム1施設、それから通所と泊まりを組み合わせた小規模多機能施設1施設と、こういう整備をしておるところでございます。

 いずれにいたしましても先ほどの病床の削減、それから待機者、つまり需要と供給、さらには負担の問題、これらを総合的に判断しながら、これからの第4期の計画の中で検討してまいる事項という具合に思っております。



○議長(上澤義一君) 牧内信臣君。



◆29番(牧内信臣君) 今回の場合は、具体的に来年4月からそういう方向が進んでいくわけですから、今から見通しを持って、できるだけ高齢者の皆さんがいざというときに安心して、そういう体制の中に入っていけるような仕組みを作ることが、今行政では一番大事なかかわりではないでしょうか。

 今の特養の問題でもありましたが、確かに国では指導として、こういう形で療養病床が少なくなって廃止になっても、いろいろな特養とか老人保健施設とか、あるいは宅老所とか、そういったいろいろな施設へ入るから大丈夫、入るように誘導するから大丈夫だという言い方をされておりますよね。

 ところが現状飯伊を見るとそうじゃないでしょ。とても満杯で入りきれるもんではないという状況があるだけに、やっぱり今から手だてをして、一人でも二人でも多くの方が安心して医療や介護を受けられる体制を作るというのが、本当に大事な課題になってくる。人ごとのようなこと言っていないように、ぜひ暖かくこの問題を真剣にとらえて、やっぱり対応していただきたい。

 これ牧野市長の考えぜひお聞かせください。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 決して保健福祉部も人ごとのようにやっているというわけじゃなくて、着実にこういった計画に沿って施設の整備を進めているというふうにご理解いただきたいというふうに思います。

 なかなかまだ方向性が定まってない状況もあるわけでありますけど、そういう中でもこの4期の介護保険事業計画、高齢者保健福祉計画の中で、この介護保険の施設整備目標、あるいは在宅サービスの利用量の目標というものを検討していければと思っているところであります。



○議長(上澤義一君) 牧内信臣君。



◆29番(牧内信臣君) 次に移ります。

 この情報を知り得てちょっとびっくりしたんですけど、国民健康保険の飯田市の滞納者の差し押さえについてです。長野県全体で国保の滞納者の実態が明らかになったわけですけど、19市の中で飯田市は件数が105件で2位、差し押さえの金額は4,211万6千円、1世帯あたり40万1千円でトップというようになっております。私から見ると名誉なのか不名誉なのか非常にわかりずらい、理解ができない部分ですけれども、この収納業務はどのような体制で取り組んでいるのか、どのような方法で取り組んでいるのか、この点まずお聞かせください。



○議長(上澤義一君) 長沼総務部長。



◎総務部長(長沼弘明君) 滞納の関係でございますが、国保税につきましては滞納者、退職者が増加している関係がございまして、国保世帯の所得が減少しており、そういうものが滞納につながっているのではないかと思っております。議員ご指摘のマスコミ報道されたのは平成17年度の滞納処分の関係だと思いますが、飯田市の場合は105件ということです。この105件というのは市県民税、固定資産税を含めた、飯田市の場合は納税の方で、国保だけじゃなくて税全般扱っておりますので、それを含めたものでございまして、国保税だけの滞納差し押さえというのは17年度は24件、それから18年度は37件というような状況でございます。

 そういう状況でございますので、ご理解いただきたいと思います。以上です。



○議長(上澤義一君) 牧内信臣君。



◆29番(牧内信臣君) ただ、国保世帯でよく理解していただきたいことは、国保世帯の所得階層をよく見ると、所得が年収100万円以下の世帯が59%なんですよ。それと1年以上滞納する世帯で所得が100万以下の世帯が約6割、60%ぐらいに上って非常に高いという実態があるということ。それと政府管掌健康保険、これ皆さん方がやっているやつですね。これは年に平均8万4千円ぐらいに対して、国保税はこういうように所得が低いのにもかかわらず1.8倍の15万円余なんですよね。ここらの背景、実態をよく理解して、本当に困っている方についてどうするのかということについても、これからどういう形で進めていったらいいのかということを、真剣に考えていただく必要があるかなと思うわけですけれども、そこらの分析はどうされておりますか。



○議長(上澤義一君) 長沼総務部長。



◎総務部長(長沼弘明君) 滞納整理の関係につきましては、当然期限後になりまして督促状とか催促状とか、あるいは訪問をいたしまして、納税相談の機会を設ける中で、納税者といろいろな相談をしながら対応しているのが現状でございます。

 それから訪問する中で、貯金や給与や不動産等、その方の状況などを調査しながら、相談の中で着実な納入の方法等をご相談申し上げまして、その実態に基づきまして、どうしても納付できないという中で、状況判断する中で滞納整理をしているのが現状でございます。



○議長(上澤義一君) 牧内信臣君。



◆29番(牧内信臣君) これから特に、高齢者の皆さんにおいては、来年4月から例の後期高齢者医療制度で、平均で大体月6千円ぐらい年金から天引きされるという状況が今あるわけです。年収100万以下の方が、国保税と合わせると、この年金から天引きされる部分が相当多くなってくるということも背景にあるわけです。一方では市民税も増えたでしょ、住民税ですね。ここらの実態をどうとらえて、こういう所得の低い層の皆さんへの、特にこの国保の医療の分野における在り方について、もう一度ようく検討をして判断する。

 分納制度の活用だとかあるいは減免も含めて、暖かい親切な対応をぜひお願いしたい。この命、医療の分野、今受ける側が、行きたくてもその行き場がなくなってくる恐れがある。今度はお金で、行ける状態にあっても行けないような制度が、両方から高齢者の場合はかかってきますから、ぜひよろしくお願いしたいというように思います。



○議長(上澤義一君) 以上で、牧内信臣君の一般質問を終わります。(拍手)

 会議の途中ですが、暫時休憩といたします。

          12時02分 休憩

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          12時59分 再開



○議長(上澤義一君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。

 それでは、次の一般質問を行います。

 柄澤紀春君。

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△柄澤紀春



◆16番(柄澤紀春君) むとす市民の会の柄澤紀春でございます。

 前回と、何回か前でありますが時間切れで残しました質問含めまして4点、1つには、治水対策事業に伴う新堤外地の活用について、2番目に、市庁舎改築計画に伴う都市計画街路箕瀬地区の整備について、3つ目に、丘の上活性化対策について、4つ目に、リニア中央新幹線について、以上4点について、順次質問をしてまいります。

 市の将来のために、また行政の公平という面からも、市民にわかりやすいご答弁をいただきたいと思っております。今回も時間が切れそうな気がいたしておりますが、牧内議員みたいに寝ずに時間配分はしておりません、寝込んでしまいました。そんなことで早速質問に入らさせていただきます。



○議長(上澤義一君) 柄澤紀春君。



◆16番(柄澤紀春君) それでは1番目の、治水対策事業に伴う新堤外地の活用について、伺ってまいりたいと思いますが、川路水防誌によりますと、この地区は多くの災害との戦いを余儀されてきて、多くの尊い人命と貴重な財産を失う等、塗炭の苦しみを幾度もなく体験をされてきましたが、元松沢市長の恒久対策により、本当に歴史的な努力を重ねて国、県、市、中電との4者の基本協定が締結をされて、災害のない安全な地域づくりのための治水対策事業が完成をしたわけであります。この事業は非常に高く評価をされておるわけでありますが、こうした先人の苦労によって、治水対策事業に伴う天竜峡エコハウジングプロジェクトについても、飯伊の地区の新たな振興をになう拠点として期待をされておるわけであります。

 そこで何点か伺ってまいりたいと思いますが、治水対策事業を進めてきた天竜川新堤外地のワーキングモデルプランが、その後どうなっているか伺います。

 あわせて、現在どこの部署で引き継いで行なっているか、担当をお聞きをしておきます。



○議長(上澤義一君) 理事者側の答弁を求めます。

 北原産業経済部長。



◎産業経済部長(北原重敏君) ワーキングモデルプランはどうなっているかということについて、お答えをしたいと思います。

 ワーキングモデルプランと申しますと、天竜峡エコバレープロジェクトの地元ワーキングモデルプランというのもあるわけでありますが、これとは別に新堤外地に関しましては、川路、龍江、竜丘治水対策事業における堤外地の利用について、3地区の皆さんとの検討の結果、新堤外地土地利用計画図地元計画案が策定されまして、その後の地元関係者による天竜川水辺の楽校飯田推進協議会での検討も踏まえまして、マレットゴルフ場、水辺の楽校、駐車場、芝生、イベント広場等が順次整備されまして、最も新しいものとしては、その計画の中では川の駅と称されていたものでありますが、その港が平成17年3月に完成し現在に至っております。



○議長(上澤義一君) 尾曽企画部長。



◎企画部長(尾曽幹男君) 庁内における担当はというご質問でありますけど、この新堤外地につきましては、治水対策部が解散後は企画部が関係部課を取りまとめ内部調整し、関係の部課がそれぞれ順次整備に取り組んできたところであります。

 現在は天竜峡エコバレープロジェクトの推進に加えまして、天竜峡再生マネージャー事業にも取り組んでおりますので、産業振興それから観光振興の観点から、産業経済部がトータル的にとらえているという現状であります。



○議長(上澤義一君) 柄澤紀春君。



◆16番(柄澤紀春君) 後ほど、今の答弁の結果で質問をしたいと思っておりますが、3地区に新堤外地利用の検討委員会があったということで説明をいただいたわけでありますが、その後地元協議を行なってきたか、今聞くと治水対策部から企画部が引き継ぎ、そして企画部が総括して、担当部課でそれぞれ配分をして関係するところはやっていると、こういう説明だったわけであります。その後、その時点では企画部が中心になるのであろうと思いますけれども、具体的にどのくらい協議をしてきたか、またその内容状況等についても伺っておきたいと思います。

 平成12年に一般質問で、観光資源としての活用についてということで具体的な提言もしてきた経過があるわけであります。そのときに、それにあわせて検討をする旨の答弁があったわけでありますが、地元協議の中でそのようなことも俎上に載せて検討した経過があるか、その辺を伺っておきます。



○議長(上澤義一君) 北原産業経済部長。



◎産業経済部長(北原重敏君) ご指摘の3地区からなります新堤外地利用検討委員会は、川路、龍江、竜丘地区天竜川治水対策推進連絡協議会が3地区に設けたものでありまして、地区ごとに新堤外地の活用策を検討したものを、推進協議会が新堤外地土地利用計画図としてまとめたものでございます。

 この検討委員会は、ただいま申し上げました地元計画案の報告をもって終了をしております。その後は天竜川水辺の楽校飯田推進協議会が水辺の楽校について検討を進め、その実現に結びつけております。

 平成12年の提案についてでありますけれども、平成12年第4回定例会で議員からそういうご提案をいただきましたが、地元では両岸にそれぞれ桜並木を設置し大切に育てておりますし、またインター周辺では約3ヘクタールにソバを植え、お花畑として、またソバを収穫してソバ打ち体験などを行なっており、それぞれ地元が管理に汗を流すとともに、観光振興に貢献をしております。



○議長(上澤義一君) 柄澤紀春君。



◆16番(柄澤紀春君) 3ヘクタールのソバといいますが、これは堤外地でソバを作っているのではないと思うんです。そこら辺もう一回答弁をいただいておきたいと思います。

 それから水辺の楽校ができてということでありますが、さっきも答弁がありましたけどもマレットゴルフ場は市がやったけど、あと水辺の楽校にしても何しても、ほとんど国道交通省が実施したものです。市はそれ以来広大な土地をどうしようという議論を何もしていないというのが現実であって、その3地区の連絡協議会ももう終了したということであるわけでありますが、結果的にはその後何もやっていないということになるわけであります。

 治水対策事業が終わって、もう何年も経過する中で、本当にやる気があるのか不信に思っておるわけであります。そんな中で協議会も終息をしてしまったということになりますと、今後それではそこの薬草の里だとか、今グランド、広場になっているところだとか、そういうところをこれから市の計画で思うように進めていっていいということで終息をしたのか、その辺をちょっとお聞かせをいただきたい。



○議長(上澤義一君) 北原産業経済部長。



◎産業経済部長(北原重敏君) 先ほどのソバのお花畑といいますのは、インター周辺のサービスエリアの予定をされていたところでございまして新堤外地ではありませんが、新堤外地も含めて全体のことを地元で検討される中で、そういう動きもあるということでご紹介を申し上げました。

 それから、その後協議されているかということでありますが、新堤外地の活用につきましては当初から地元主体で検討してまいりました。その経過から地元の検討を尊重して整備を進めてきた結果、整備がほぼ完了したような状況であると思っております。

 それから今後のことですけれども、新堤外地の活用については先ほどもありましたように、天竜峡の再生マネージメント事業を進めておりますし、天竜峡エコバレープロジェクトも進めておるということで、産業経済部がトータルな視点の中で考えていこうということで取り組んでおります。



○議長(上澤義一君) 柄澤紀春君。



◆16番(柄澤紀春君) 私は新堤外地のことを聞いております。ソバの方はインター周辺のことですので飛ばないようにお願いをしておきたいと思います。

 今大体の説明を聞きましたけれども、今いわゆる天竜峡の再生事業ということで金谷マネージャーにもそのようなことで依頼をしているという答弁があったわけであります。今部長の説明ではほぼ整備ができたという説明であったわけでありますが、実際には薬草の里だとか、そういうところにまだずいぶん面積が残っておる。さっきも言いましたけれども今までは国土交通省が実施してきた部分が大半であって、その残っている部分はもうこれ以上国土交通省が手を出すわけにはいかないということですから、そこら辺をどうするかということを申し上げているので、そこら辺を頭に置いてお聞きをいただきたいと思っております。

 そこで、名勝天竜峡が衰退をする中で、天竜峡の活性化のためにということで、元の産業経済部長の小林三郎さん、元市議でもあったわけでもありますが、同級生の木下さんに1億円の投資をしてもらって、何とか天竜峡をよくしようということで、民間でもそれだけの協力をしてきておるんですよ。

 ところが温泉が開いたら、地元もそれに大変夢をかけてきたにもかかわらず、どんどんどんどん衰退の一途をたどっている。現状を見ますと多くのホテルが廃業をして、観光会社でも見放されるという状況です。市長はもう積極的に天竜峡の再生について取り組んでいただいて、これはいいことだと思っておりますが、温泉が開いたときに、なぜ市がもっと積極的な支援をしないのか。民間でもそれだけ一生懸命努力をしてくれたものを、市が放置をしてきたというところにも大きな原因があるんだろうと思っております。

 そこで市長の天竜峡の再生にかける思い、そして可能性について所見を伺っておきます。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 天竜峡につきましては、まさに今お話がありましたように昭和9年に名勝地に指定され、そしてその後、あるいはその前からも多くの観光客が訪れて、他に類を見ない歴史を刻んできた、そういった観光地であるというふうに認識しております。

 天竜峡の観光客の記録を見ますと、平成4年には80万人という記録をしたこともあるわけで、まさにこの南信州を代表する観光地だったというふうに思うわけであります。

 そうした交流人口の増加というものが、地域の活性化ということにつながっていく、また住民も誇りを持つことができるということを考えておりまして、これが今順次減少してしまって30万人を切ってしまうような、そんな現状にあるということを私自身も非常に危機意識を持ってやってきておるわけであります。

 天竜峡は飯田線、それから天竜川、そしてこれから通ります三遠南信自動車道、いってみればその3つの結節点であり、南信州の観光のまさに玄関口という位置づけができるというふうに思っております。

 そういった中で、この周辺の観光地と連係を図りながら、天竜峡再生に取り組んでいるところでございまして、そういったことからも今議員からご指摘がありました新堤外地につきましても、重要な観光資源として位置づけて官民一体となって取り組みをしてまいりたい、そんなふうに考えております。



○議長(上澤義一君) 柄澤紀春君。



◆16番(柄澤紀春君) 歴史があるわけでありまして、平成4年には80万人という状況であったわけであります。これからいずれにしても交流人口をいかに増やすかということが大きな課題だろうと思いますし、南信州の玄関口として大いに流入人口を増やすための施策が、これからいかに必要であるということだと思っております。

 今、市長から新堤外地についてもその中に位置づけているという答弁をいただきましたが、豊後高田市の昭和の町へ私どもの会派で行ってまいりました。JTBが一役買ってくれて、それが要因で成果につながったという部分も非常に大きいのであろうという見方をしてきておりますが、天竜峡とは内容的にも条件的にもずいぶん違うんだろうと思います。

 そこで、金谷マネージャーには新堤外地の活用も視野に入れて検討してもらっているということでありますが、その中で再生の中へ位置づけて、どのようなことを考えているか。また、あわせて天竜峡再生について全体的にどんな方向付けで今進んでいるか。あわせてお聞かせをいただきたいと思います。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 天竜峡再生マネージメント事業につきましては、今お話がありましたように地域再生マネージャーをお引き受けいただいております、豊後高田市の昭和の町の立上げに深くかかわられました金谷さんが、その中心でやっていただいているわけでありますが、この金谷マネージャーは天竜峡の個性を探るために昨年から南信州全体、そして先ほど話をしましたように、その玄関口と位置づけられますこの天竜峡一体の歴史文化などにつきまして、多方面にわたりまして調査を精力的に進めていただいているところであります。

 特に、この歴史あるいくつもの街道、三州街道、秋葉街道等の街道の存在に大変関心を持ってやっていただいておりまして、またJR飯田線につきましても、その活用策について今考えていただいております。これに天竜川を加えまして、まさに陸の道、鉄の道、川の道、この3つの道の結節点としての天竜峡の再生というものを考えていきたいというふうに、今お聞きしているところであります。

 特にこの天竜川の、水運の歴史と舟下りにマネージャーも注目していただいておりまして、そういった中で新堤外地につきましても重要なものであるという認識をされているようであります。以上であります。



○議長(上澤義一君) 柄澤紀春君。



◆16番(柄澤紀春君) 方向付け、それから調査状況等お聞きをいたしました。

 重要な位置づけをしておるということでありました。次に観光資源の活用ということで平成8年のワーキングモデルプラン事業の中にありました薬草の里、その辺はあまりにもいかがかなということで提言をしてきた経過がありますんで、ちょっとまた12年のときの提案をまた掘り起こして見ていただくともっと具体的にわかると思いますが、元小渕総理の出身地の中条町に、国内随一の薬草の里があります。私どもの前の会派で見に行ってまいりましたけれども本当に広大です。あそこの川路の14ヘクタールの一部などでは喧嘩にもなりません。

 そんな中でその広大な面積の中にいくつもの施設があって、それから中国からも薬草の専門医が何人も来ている。そういう状況の中で本当に立派な施設で広大なものだなと思って見てきたんですが、今も言うように全く喧嘩にならないようなものを作ったってどうしようもないなと、こんなふうに思って提言をさせていただきました。

 その中で、川路地区の方は全体で14ヘクタールぐらいの新堤外地の面積になるわけでありますが、その中に一部イベント広場が既にあります。

 そこで天竜峡に1億出していただいた木下さんも、都会から見ればあの土地こそ活かし方によっては、すごい交流人口の最たる場所になりはしないかということを、ちょくちょく来ていただいたときにあそこに立って眺められて提言をしていただいています。確か治水対策部があるときに東京まで治水対策部が行って、いろいろ意見交換をしてきた経過があったと思いますが、その中でどんな話をしたのか具体的には聞いておりませんが、私が12年のときに提言したときには、日本三大桑園の1つだった場所を、日本三大ラベンダー公園だとかハーブ園だとか、そういう、わあすごいなというようなものにしたらどうかと。それは木下さんもおっしゃっているんです。長野県の池田町にもたいした面積ではないですけどラベンダー公園があります。結構飯田の方からも大勢行っているんですよ。

 そういうことで、そこへ人を集めるためのひとつの方策として、これをぜひ金谷さんへも提言をしていただいて検討していただきたい。結果がそれの方がいいかどれがいいか、それは別問題として、そのような話の経過もありますので、ぜひそんな提言もいただきたいなと思います。

 その結果によって、観光資源に活かしたときに、花の販売や香料確保、あるいは地場産品や地元の農産物販売につながり、あわせて体験施設やファクトリーパークが生きてくるというようなことになれば、またさらに雇用にもつながれば波及効果は大きいかなと、こんな思いもあります。私もそのときに全国の事例の本を買って、確か治水か誰かにあげてあります。そんなものも研究をしていただいて、ぜひ金谷さんにもそんなような経過も踏まえて、ひとつそれも選択肢の中に入れて検討していただく。そのような考え方があるかどうか、市長のご所見を伺います。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 今お話がありましたように、これまでもこの新堤外地の整備によりまして、水辺の楽校を使っての学習、あるいはその港を使ってのラフティングの体験というようなことも盛んになってきておりますし、また桜並木も整備されて地元の熱意で、これがすくすくと育成されていると、そういったことで観光資源になりうるものが段々と出てきているというふうに思うわけであります。

 今ご提言のありました点につきましては、金谷マネージャーにもこのご検討いただく中で、天竜峡との一体活用というのをどういうふうにしていくかを考えていくことができればというふうに思っております。



○議長(上澤義一君) 柄澤紀春君。



◆16番(柄澤紀春君) いかに交流人口を増やすかということが、この飯伊にとって今後の期待の大きいところであると、こんなふうに思っております。

 今までも、せっかくいい美術博物館や川本喜八郎人形美術館、また資料館等もあるのに、残念なことに小手先でそのときそのときで1箇所に集中していない。これが交流人口を増やすことのできない大きな原因の1つだと思っています。とにかくあれだけの残っている広大な面積を、小手先でこれをちょろんちょろんと作っても人は来ない。そこら辺を視野に入れてご検討いただくように要望をさせていただいておきます。

 次に、2番目の市庁舎改築計画に伴う都市計画街路の箕瀬地区の整備についてであります。市長は市庁舎は現地改築ということを表明しておるわけでありますが、本庁の耐震診断については1に対して、昨日の説明では0.2から0.4ぐらいしかないということで、水道環境部の方も同じような状況だということでありました。いずれにしても多くの人が集まる施設だとか小中学校の安全こそを優先すべきだと私は思っています。そういうものの耐震工事が終わった段階で市庁舎を進めていくという考え方だろうと思いますが、具体的に議会でも10年ほど前に庁舎検討委員会を設置したらどうかという提言をした経過があるんです。

 そこで、そういうものができているかどうかということが1点。それから耐震調査の結果、補強なんかをしているよりはということで、改築という方向に進んでいると思うんですが、そこら辺の検討結果についてどのような考え方なのか伺っておきます。



○議長(上澤義一君) 長沼総務部長。



◎総務部長(長沼弘明君) それでは検討状況でございますけれど、この4月から庁舎建設担当を置いて検討を進めておりますが、現地改築にあたっての市民合意の方法とか、あるいは庁舎に必要な機能、防災機能、検討すべき課題等を今検討しているところでございます。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 改築するかどうかということでありますが、耐震診断の結果につきましては先ほどからお話をしていただいているとおり、非常に危険な状態ということで報告を受けているわけであります。やはり大規模地震対策、それから今回の一般質問でも指摘を受けておりますが市民サービスの拠点としての機能、これをしっかりと維持継続させていくという、そういった観点からも、やはり今の庁舎は既に限界がきていると言わざるを得ないというふうに考えておりまして、改築をせざるを得ないんではないかというように思っております。



○議長(上澤義一君) 柄澤紀春君。



◆16番(柄澤紀春君) この4月から建設担当を設置したということであります。総務部長の説明で庁舎の機能等についても検討しているということでしたが、それはもう改築に向けて機能等を検討しているのか、今の現状のこの建物の中でいろいろ検討をしているのか。

 新しく建てる方をいろいろ検討しているということになると、建設担当だけの組織でいいのかどうなのか。そこら辺を少しおかしく思ったので、もう1回答弁をしてください。



○議長(上澤義一君) 長沼総務部長。



◎総務部長(長沼弘明君) 当然ですが、今議員ご指摘のように、耐震化工事も含めまして検討をしているわけですから、現地改築にあたって市民の合意を得る方法、あるいは耐震化すれば面積が当然減ったりしますから、そういう場合の対応とか、そういうもの含めてトータルに研究してというのが現状でございます。以上です。



○議長(上澤義一君) 柄澤紀春君。



◆16番(柄澤紀春君) 庁舎をいよいよ建てるということになると、少なくとも庁舎の建設基金が50億ぐらいはいるんだろうと私なりに考えておりますが、現在庁舎の建設基金はどのぐらいになっているか伺っておきます。



○議長(上澤義一君) 長沼総務部長。



◎総務部長(長沼弘明君) 基金の造成状況でございますが、庁舎建設基金につきましては現在鋭意取り組んでおりまして、約25億円積み立てているのが現状でございます。



○議長(上澤義一君) 柄澤紀春君。



◆16番(柄澤紀春君) 25億円というと、まだまだ時間がかかると思いますが、小中学校やいろいろやっているうちには、すぐ来るんだろうと思っております。

 そこで、ここでの現地改築というと、例えば仮庁舎などということは大変な話なので、今の庁舎をこのままにしておいて、例えば地盤だとかそういう面でも心配のない箕瀬側へ新庁舎建てて、それができたら古い庁舎を壊って駐車場にするといった方法も、経費的にも安い方法で済む選択肢の一つにもなってくるんだろうと思っております。

 そこで、例えば箕瀬側へ新築をしようとした場合に、今箕瀬側の駐車場の出入り口でまだ家が残っている部分もあるわけですが、たまたま箕瀬には都市計画街路の知久町妙琴線があり、昭和24年に計画決定をして以来、都市計画法の53条で規制をかけているんですよ。鉄骨の場合はどうであるとか、RCの場合は幅員はかからないように逃げなさいとか、木造の場合は53条の届け出を出せば建て替えは可能であるとかということで、そのせいもあって箕瀬は割と古い家があるのかなと思っています。

 やはり計画決定をされているので、なかなか建て替えが進んでいないということであると私なりに考えております。箕瀬の奥へ一歩入ると非常に家が建てこんでいて、自動車が入らない。火災上非常に問題のある危険な建物もずいぶんあります。建て替えも建築基準法上敷地の延長で建つ家も何件かあると思いますが、恐らく建築基準法上建つこともできない家もずいぶんあろうと思います。

 そこで、車も入らないということで若い人も出ていってしまうということで、空き家もずいぶんあると思っております。

 私は、中心市街地の中で、箕瀬地区が最も危険な地域だと思っておりますが、周辺の整備をすれば、箕瀬側の庁舎用地の確保も可能になります。市役所へ横っちょから入ってくるような役所は1棟もないと思います。箕瀬の22メートル道路から、すぐ玄関へ入れるというようなことも考えますと、沿道型区画整理手法による整備をすることによって、多くの建物も全部車が出入りできるようになると思っておりますが、現在国はそういう沿道型区画整理事業というのを現状認めておるのか。またその内容について、説明をお聞きをしておきたいと思います。



○議長(上澤義一君) 中園建設部長。



◎建設部長(中園雅君) ご質問の沿道区画整理型街路事業というものは、都市計画の手法の1つとして存在をいたしております。

 沿道区画整理型街路事業は、都市区画整理法の活用によりまして、幹線道路と沿道市街地を一体的に、帯状に整備するというものでございます。

 その1つといたしまして沿道権利者は、原則として拡幅後の街路沿道に住み続けることができ、従前同様の生活営業が可能となること。

 2つといたしまして、沿道のみならず事業施工地区内の宅地が整形化され過小宅地の救済、あるいは敷地の共同化利用など、健全な土地利用の促進が期待できること。

 3つ目といたしまして、幹線道路に面さない住民が受ける利便に応じて、減歩の形で負担することなどによりまして、道路周辺住民等の負担及び受益の公平が図られることなどといった利点があるとされておりまして、密集した市街地での街路事業には有効な手段だと言われております。以上です。



○議長(上澤義一君) 柄澤紀春君。



◆16番(柄澤紀春君) 今お聞きのようでありまして、非常に危険なところも帯状に設定をして直すということができる事業であります。

 そこで、いずれにしてもそれは地元合意というものが必要でありますし、それから話をしていくにも相当時間がかかってくるだろうと思っております。しかし今は車社会ということで車の入れないところは、さっきも言いましたがなかなか建て替えもできない、そして空き家も増えてくる、こういう状況であります。現在の庁舎の後の大久保通りから箕瀬通りの1本裏側へ入った中に、建て替えのできない、あるいは防災上問題のある家屋の件数はどのくらいあるか。それからまた防災のまちづくりの観点からも、箕瀬、大久保地区をどのようにとらえているか、これらについてお伺いをしておきます。



○議長(上澤義一君) 中園建設部長。



◎建設部長(中園雅君) 箕瀬地区の状況から、ご指摘のような接道できない建物は存在するということは承知をいたしております。

 ただ、建築基準法上の接道義務は土地の所有形態、あるいは建物の建ち方、賃貸の在り方その他によって絶えず変動をいたしておりますので、現在のところ具体的なその数値については把握はしておりません。



○議長(上澤義一君) 柄澤紀春君。



◆16番(柄澤紀春君) 一つ答弁漏れがありますが、防災まちづくりの観点から箕瀬大久保地区をどうとらえておるかということについては、次に答弁をいただければいいと思いますが、今の部長の答弁では把握はしていないということでした。確かに建築基準法上人の土地借りてでも2メートルつながっておれば建つとか、それはわかっています。

 ただ、これは私が簡単に調べてきたんですが、いわゆる車が入れない、消防車が入れずに危険で火災が起きたらどうしようもないなというものが、ちょっと見せていただくと約55軒ぐらいあります。そうすると、ここでもし火災が起きたら大変かなという思いがあるわけでありますが、空き家についてはしっかり中に入って聞くわけにはいかないのでわかりませんが、3分の1ぐらいはあるだろうと思っています。

 そういうことで非常に危険な地域だなと、市街地の中でもっとも整備の遅れているところだなと、こういうふうに思っております。

 箕瀬の整備を事業化することによって、丸山羽場地区の第三工区の区画整理事業についても、今現在羽場地区のまちづくり委員会で検討いただいておるわけでありますが、そういうものが少し進んでいく可能性もあるのかなという期待も持っておるわけであります。また庁舎改築計画にあわせて、その庁舎用地を確保することも可能であります。それからそういう部分から、例えば今の沿道型区画整理、どうしても難しかったら街路事業で、要するに賠償方式で。

 さっきも言いましたように、家の建て替えが進んでいないというのは、都市計画決定をしているという部分が要因となっていることがあると思いますので、いずれにしても両面から地域の合意をいただけるかどうか。

 恐らく街路でやれば、何も問題なしに進んでいくのだろうと私は思っておりますが、いずれにしても、庁舎に関連をして、スペースとして箕瀬側の部分は家屋移転が当然必要であります、街路で拡幅によって移転すれば移転地を市が代替地で出せば、そこの土地は飯田市のものになります。いずれの方法でも結構でありますが、ぜひ決断をしてお願いしたいと思っておりますが、そこら辺のご所見について伺っておきます。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 先ほど箕瀬地区に関する認識ということで、お尋ねあった点も含めてお答えいたしますが、箕瀬地区は飯田の大火による消失を免れた地域でありまして、この地域には当時の飯田の街並みを偲ばせる数々の風情豊かな街並みはあるわけでありますが、議員ご指摘のとおり避難路の確保や火災の延焼防止など、都市防災上の視点から見ますと、やはり良好な地域とは言い難いと、そのように認識しているところであります。

 箕瀬地区の、いわゆる都市計画道路整備につきましては、橋南地区の土地利用計画、これ議員からお話があるように、地元の合意という部分と関連してくると思いますが、そういったものとの整合性を取りながら、検討していくことがやはり必要だろうと考えているところであります。



○議長(上澤義一君) 柄澤紀春君。



◆16番(柄澤紀春君) 検討していくと。たまたま2日前に、中心市街地の活性化基本計画の素案の説明を聞きました。

 その中にも庁舎の周辺総合機能化ということで、5年以内に計画でもなんでも立てるということになってくるんだろうと思いますが、その中に入っておりました。

 ただ、その説明を聞いたときにですね、例えば活性化のためにはりんご並木にはまだ商店の配置が必要だというような素案も載っておりました。それからここで見ますとクオリティーロードの事業だとか、それから裏界線の活用だとか、景観形成あるいは駐車場の問題等が、この素案に載っているんですよ。

 本当のこと言いますと、桜並木、中央公園、それから今のりんご並木の配置についても、みんな議会で質問して提言しているものばかりなんですよ。これを中心市街地の活性化委員会で決めていこうということですが、なんで今まで多くの議員が提言をしているもの。こんなものは全部インターネットで拾い出せば、こういう提言があったというのはすぐわかります。そういう提言を拾い出して俎上に乗せるべきじゃないですか。こんなことはみんな10年も前に言っているようなことです。今頃中心市街地がこうだと言うことの方が議会軽視ですよ。みんなこういう問題いっぱいやっています。全部拾い出してください。そのときに議会でもこういう話があったと、皆さんどうですかって聞くぐらいの話があってもいい。議会で一生懸命でやっている、一般質問が何も役にも立たないようなことやっていても、しょうないんですよ。それはね大事なことですよ。

 市長。絶対これからは、ひとつ指導をしていっていただきたい。せっかく提言しているのですから。例えば、私はりんご並木を作る前に、まちづくりというのは道だけじゃだめだと、両側の沿線もなんとかならないのか、地域と一緒になって考えたらどうですかという提言をしました。

 彦根市では16メートルの幅員の200メートルの延長の道路の両側を、町屋風にしました。35万人来ます。たった16メートルの幅員で延長200でです。そういうのも、それ以前にちゃんと質問しているんです。それが今頃になってりんご並木の商店の配置だって何を言っておるかという思いですよ。本当聞いておれば。

 せっかくね、こうやって議会でみんなが真剣に提言をしている中で、ぜひそういう提言は思い出していただいて、拾い出していただいて検討委員会の俎上に載せて、一緒に検討いただきたいなと思います。

 せっかく一般質問で一生懸命で提言していてもなんにも意味がないと思っておりますので、申し添えておきたいと思います。

 そこで箕瀬の場合において、理解が得られない場合は街路事業という手もありますので、ぜひ庁舎用地を確保すると同時に、ここの計画を早く立てていただいて、それでどうするかということをやっていただきたい。事業化したって10年ではできないと思いますね恐らく。そうしないと建物を建てる段になってしまったなということになってしまう。さっきのりんご並木と同じ例ですよ。

 そういうことを考えますと、ぜひ今言いました、街路で行くか、沿道区画整理街路事業か、という2つの方法を、もう今度の素案の中に載っておるわけですから、ぜひご検討をいただきたいと思いますが、市長の決意だけ聞いておきます。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 庁舎建設につきましては、庁内での検討がまとまりましたら議会の皆さん方にもご相談させていただき、そしていずれにしましても危機管理上の観点から、早急に改築をせざるを得ない状況であるというところがあるわけでありますので、この改築となれば今のお話がありましたように、中心市街地の活性化に大きくかかわる事業であるというふうにとらえておりまして、庁舎の果たす役割、機能などについても充分な検討が必要であると考えているところであります。

 そういったことから、この箕瀬地区のそういった整備につきましても、土地利用計画の整合性を取りながら検討してまいりたいと、先ほど答弁したとおりでございます。



○議長(上澤義一君) 柄澤紀春君。



◆16番(柄澤紀春君) どうも時間が切れそうでありますが3番目へ入ります。

 丘の上の活性化対策について伺っておきますが、何回か前に路上パーキングチケット制度の廃止ということで説明があって質問したことがあります。具体的に地域もぜひ残していただきたいという要請があるようでありますが、この前質問したときの答弁で、特別な事情があるときは地元の意見要望をよく聞いて、道路管理者等とその対応について協議をするという答弁をいただきました。

 その後の動向、もし進んでいたらお聞かせをいただきたいと思います。



○議長(上澤義一君) 北原産業経済部長。



◎産業経済部長(北原重敏君) パーキングチケットの件でありますが、ただいまご指摘のように以前からもお答えしておりますが、チケットの販売機の製造が中止となっておりますし、また利用率が低いということもありまして維持更新は困難であるとして、長野県警からは20年3月末で路上パーキングチケット制度は廃止の方向にならざるを得ないとの意向が示されております。

 現在、地元各商栄会、飯田市、飯田警察署、商工会議所と廃止後の対策を継続協議しておりまして、ちょうど昨日でありますけど第6回目の協議が行なわれ、代替案を検討している状況であります。



○議長(上澤義一君) 柄澤紀春君。



◆16番(柄澤紀春君) 来年の3月で廃止ということで、今地元、警察等と代替案を検討しておるという答弁でありますので、恐らく廃止の方向になるんだろうと思います。

 たまたま私がある県議と話をしたら、地元の意向に沿うように、そういう動きで進んでいるというような話を聞いたことがあるんです。そうするとずいぶん話が違うなという思いもあります。そこで再開発に伴って本町にできた市営駐車場についてですが、再開発ビルの中へ入っておる店舗のお客さんの利用が非常に多くて、あそこの施設の中の教室を借りるとなると、なかなか駐車ができないということで苦情もあります。1店舗のために作ったのかというような不満もあるわけでありますし、ほかの店屋にすれば、自分で努力して費用もかけて駐車場を確保しているということから、正直言って不公平ではないかという声もないわけではありません。

 したがって、何とか残すことができればという思いもあります。やはり飯田から3人の県議がいらっしゃれば、こういう話があったときに、県議に何とか協力していただきたいというような話を、もっとやっていく必要があったのではないのかなという思いがありますが、そういうような経過はあったのかどうか、お伺いいしておきます。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) この要請や働きかけにつきましては、昨年の10月に私自身が県警本部長の方に、そういった路上駐車スペースの確保について要望をさせていただきました。また同じ月に県議会の総務警察委員会の現地調査がありまして、その席でも同じ陳情をさせていただいているところであります。



○議長(上澤義一君) 柄澤紀春君。



◆16番(柄澤紀春君) わかりました。県警本部長それから総務委員会にも話したということであります。地元の県議も使っていただければと思います。

 それでは次に、再開発事業と優良建物整備事業で撤去したアーケードについて、あのままで歯抜けにしておくのか、それとも設置するのか、そこら辺を伺っておきます。



○議長(上澤義一君) 北原産業経済部長。



◎産業経済部長(北原重敏君) 現在再開発事業の中で、再設置する方向で検討をしていただいていると聞いております。



○議長(上澤義一君) 柄澤紀春君。



◆16番(柄澤紀春君) 設置をするということでございますが、その設置するときの費用はどこが出すのか伺っておきます。



○議長(上澤義一君) 北原産業経済部長。



◎産業経済部長(北原重敏君) 設置費用についてでありますが、橋南第二地区と堀端地区の事業主体である、それぞれの組合から事業費を支出するというふうになっております。



○議長(上澤義一君) 柄澤紀春君。



◆16番(柄澤紀春君) 組合から出すということは、あれを撤去した費用のときに保証金が出ているということですね。それが組合へ入っているので組合で出すということでしょうか。



○議長(上澤義一君) 北原産業経済部長。



◎産業経済部長(北原重敏君) そういうことであります。



○議長(上澤義一君) 柄澤紀春君。



◆16番(柄澤紀春君) そういうふうに説明をしてください。

 次に堀端地区の他の町内に関して、優良建物整備事業が進んでくる中で、隣接するような町内が例えば地権者の合意ができたときに、ああいう事業を取り入れることができるかというようなことを聞かれたことがあります。公平性からも地区がまとまれば可能なのかどうなのか、その辺だけ1点お聞きをしておきます。



○議長(上澤義一君) 北原産業経済部長。



◎産業経済部長(北原重敏君) これからのことにつきましては、現在中心市街地活性化基本計画を策定しておりますけれども、その中で法令に基づいて中心市街地活性化協議会を設立することになっております。

 これからは、その総会において民間需要などの意向把握をしていき、その過程でそれらの意向を汲み上げて実施するかどうかということも検討していくことになると思います。



○議長(上澤義一君) 柄澤紀春君。



◆16番(柄澤紀春君) わかりました。中心市街地の活性化計画、あんまり立派じゃないなと、先ほど申し上げたとおりですが、またその年間事業の中で検討してもらうということですね。

 それでは次に行きます。

 アーケード占用料について伺っておきます。モータリーゼーション時代に伴いまして、平成元年には郊外地と中心市街地の販売額も逆転をしております。丘の上は非常に厳しくなってきて以来、衰退の一途というような状況にあるわけであります。再開発やまちなか観光等を一生懸命でやっていただいているわけでありますが、既存商店の販売に対する影響というのはほとんどないようです。そんなことでさっきの駐車場の不満もあるわけですね。

 そうかといって固定資産税が下がるわけじゃない。また、それこそ今苦情をいっぱい聞いておりますが住民税はどんどん増える。それから銀座なんかは空き家が増えてくることによって徴収もなかなか難しいと、こういう話も聞いておるわけであります。もとを正せば市道というのは市の共有の財産なんですよ。そこをまず基本に置いて、もうひとつ言いたいことがありますので、その中で判断をしていただきたいと思いますが、アーケードの設置は公共性があるということから補助金もあるわけですよ。公共性のないところに補助金なんていうのは出るわけないんです。そういうことで補助金と地元の負担金でああいうものを一生懸命で設置して、市民の利便性のために寄与しておるといっても過言ではない。

 言い換えれば、半公共施設ととらえてもいいと私は思っておりますが、そこでお聞きをしますけれども、アーケードの占用料がどのぐらいか。それから県関係でどのぐらいあるのか、伺っておきたいと思います。

 また、あわせてアーケード用地は、昭和22年の大火の火災復興によって現物で提供した土地なんですよ。いわゆる寄附をした土地です。これを占用料取るというのはおかしいんじゃないですか。基本的に買った土地であるなら、当然県にしても市にしても占用料をとるのはやむを得ない。しかし寄附をしたところから占用料を取るということは、基本的に間違いだと思っています。そこまで原点へ戻して答弁をいただきたいと思います。



○議長(上澤義一君) 答弁を求めます。

 平沢建設管理課長。



◎建設管理課長(平沢和人君) ご質問の18年度の占用料についてお答えさせていただきますけれども、アーケードの占用料につきましては、全体では市の道路河川の占用料のうち、アーケードにかかるものは16件の46万486円でございます。その中で銀座通りにかかるものは11万2,125円ということです。また県管理分ですね、これは桜町と松尾八幡町にございますけれども、10万8,160円とのことでございます。以上でございます。



○議長(上澤義一君) 中園建設部長。



◎建設部長(中園雅君) 銀座通りが、当時寄附をされてできたというお話でございますが、古い記録を調べてみないとわかりませんが、今は道路法の規定によりまして、市道については占用料をかけることができるという規定の中でいただいておるというのが現状でございます。



○議長(上澤義一君) 柄澤紀春君。



◆16番(柄澤紀春君) 今部長の方から記録を調べるということでありました。建設部長のお父さんが一番先頭に立ってやっておられたのですが、お亡くなりになっているのでしょうがないけれども一番わかっておられました。

 それで、火災復興の区画整理は全部供出です。減歩です。したがって知久町もそうですが、そういうものに占用料をかけることがおかしい。買収したか寄附したか、そこでひとつ判断をすべきと思います。市長、早急にこれを検討してください。私は基本的にはそうだと思うんです。

 例えば、以前に市へ道路として土地を寄附した人は、市の赤線や青線の払い下げを受けるときには無償で払い下げを受けているのが今の市の実態です。それと全く同じケースなんですね。

 したがって、ぜひ基本は寄附をしたか買収をしたか、その正当な理由があるものについては考えていく必要がありはしないかと思うんです。しかも金額は今聞いてみれば僅かなんですよ。銀座で11万2千円、飯田全部で40何万。こんなものは、毎年毎年のこれにかかる事務費を考えていただきたい。職員を高い経費の事務費でこんな手続きやっているより、その理屈をきちんと立ててやった方がよっぽどいろいろの面でメリットあると考えております。早急に寄附したか買収したかによって検討を進めるかどうか、市長の決断をひとつお聞かせください。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 先ほど建設部長が申し上げたように、調査するということでございますので、それをやはり踏まえて今後どういうふうにするかというような検討をしていかなければいけないというふうに思っております。



○議長(上澤義一君) 柄澤紀春君。



◆16番(柄澤紀春君) ぜひ筋を立ててやってください。先般も市道の例を、1つの事例として言いましたけれども、そういう筋の通ることをきちんとやっている部分もある。まだ不法占用して使っているところもいっぱいあるのも放置しておいて不公平きわまりないということから考えると、取りやすいところからいくら取るのではなくて、ぜひそこら辺を大至急検討をお願いをいたしたいと思います。

 あと2分しかありません。リニア中央新幹線について伺っておきますが、前回中島議員が質問しております。重複しないようにしておりますが、普通の新幹線はキロ70億ぐらいかかる。それから中央エクスプレスはキロ150億ぐらいかかるということで、コストダウンに力を入れてきたというのが、長い間の状況であります。

 技術革新によって、コストダウンが進められてきておるわけでありますが、今2つのルート、諏訪回りそれから赤石ルート、これを調査をするようなので、それによって駅の設置というのが非常に大きく左右するんだろうと、こんなふうにも思います。

 そこら辺について、こんなふうに期待をしておりますので、そんなことを含めてお聞きをしようと思いましたけれども時間がありません。ただ1点、今度は既設の実験線の18キロをとっぱらってやり直すんですよ。そこへね市が試乗させてくれなんていう、できないような要望を持っていくこと自体が、向こうに不信感を与えるようなことになってしまう。そういうことはしていただきたくない。それだけ申し上げて終わらせていただきます。



○議長(上澤義一君) 以上で、柄澤紀春君の一般質問を終わります。(拍手)

 それでは次の一般質問を行ないます。

 後藤荘一君。

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△後藤荘一



◆12番(後藤荘一君) こんにちは、日本共産党の後藤荘一でございます。

 昨日の安倍首相辞任のサプライズから一夜が明けました。自民党総裁ポストの争奪戦が激しくなってきたようであります。

 毎日新聞の調査で、安倍政権を評価しないという回答が74%に上ったそうであります。飯田市長の評価はどれくらいでしょうか。

 安倍内閣は1年間という短い間に、教育基本法を変え、そして何よりも憲法を変えることに道を開いてしまいました。暴走した安倍政権は日本の進路を完全に誤らせ、昨日空中分解をして美しい国を汚して去っていったというわけであります。そんなことで、歴代自民党内閣の中で最悪の政権ではなかったと私は思います。

 私は今日は、その教育基本法の一連の関連の一つである全国学力テストのこと、飯田市の子どものために教育委員会の組織体制はどうあるべきかについて、質問をしていきたいと思います。

 今日はテストのことで質問をしてまいります。私もテストを受ける学生のような気持ちで今緊張しておるところであります。一夜漬け勉強の成果、私も牧内議員と似たように寝ないで勉強をしてまいりました。その成果が現われるかどうか不安なところでありますけれども、一生懸命取り組んでまいりますので、どうぞよろしくご答弁をお願いをいたします。

 それでは質問席にいきます。



○議長(上澤義一君) 後藤荘一君。



◆12番(後藤荘一君) 今回も、前回に引き続いて教育長にお聞きをしてまいります。たまたま連続してお聞きすることになったということで、教育委員会にお聞きすることがやみつきになったわけではありません。私浅学の輩でありますが嫌がらずにお答えをお願いしたいと思うわけであります。

 それでは、1の全国学力・学習状況調査についてお聞きをしてまいります。

 前に私たちの会派の視察で、皆さんご存じの犬山市へ行ってまいりました。ご承知のように犬山市は教育委員会として全国でただ一つだけ、この全国学力テストに参加をしなかったところであります。

 ただ、公立校では全国3万2千校あまりある中で、この犬山市の小中学校14校だけが不参加というわけでありますけれども、私立校については全国868校、少ないんですが中537校が参加で、331校は不参加という結果が文科省の報告に出ておりました。

 その視察の状況を少しご説明、ご紹介いたしますけれども、犬山市では教育委員会の学校教育部の指導課長さんが出てきていただいて、その不参加の理由についてとくとくとご説明をしてくれました。

 その前に、市長と議長からも表敬でごあいさつをしていただきまして、結構教育委員会とは対立をしておる、そういったようなごあいさつをしていただきました。市長、議長は参加をしたいという希望でおったようであります。

 そういったわけで、その両方から理由を聞いたわけですけれども、この指導課長さんが不参加の大きな理由を申し述べておりましたけれども、この犬山市は独自の教育方針を持って取り組んでおって、端的に言うとこの全国学力テストというのは、その方針にそぐわないということが理由にあるというふうに思います。

 つまり犬山の教育方針というのが、学校教育は人格の形成と学力の向上が目的であると。犬山の子は犬山で育てる。そういう考えの下で、この全国学力テストというのを行なうことによって、犬山の考えている教育にそぐわない、いわゆる競争原理を持ち込むことになる。そういう理由で不参加を決めていったというお話でした。

 保護者の皆さんの中では当初参加を求める声が大変強かったそうですけれども、徹底して説明会を開いて納得をしてきてもらってきたという経過があります。それから市民の中には、まだ賛成の人が多くて、昨年の12月の市長選で参加を求める市長が当選をしている。この市長が先ほどのあいさつをいただいた市長なんですが、また議会も先ほど話をしたように参加に賛成の議員が大変多くを占めておるという状況だそうです。

 つまり教育委員会と市長、議長の間で大変ねじれているというのが犬山市の現状みたいであります。そんな中で教育委員会は教育委員会の独立性を発揮をいたしまして、犬山の教育に責任を負って頑張っているということが、視察の状況でわかったわけであります。

 そこで、飯田市のことについてお聞きをしてまいります。

 (1)でありますけれども、今年度から行なわれるようになった全国学力・学習状況調査、いわゆる全国学力テストが4月に飯田市でも取り組まれたわけでありますけれども、今月9月にその結果が各市町村に通知をされるというふうにお聞きをしましたけれども、この結果をどこまで公表するのか、お聞きをいたします。



○議長(上澤義一君) 伊澤教育長。



◎教育長(伊澤宏爾君) この4月に実施されました全国学力・学習状況調査というものにつきまして、今議員の方から犬山のお話もございましたが、多くの全国の小中学生が受けたわけでございます。

 その結果につきましては、今お話ありましたように今月中に文部科学省の方から、それぞれの都道府県を通じて結果が報告されるということでございますが、この学力調査を実施するにあたりまして、文科省の方からのいろいろな指示伝達等もございました。それらを私どもいろんな角度から検討をいたしまして、この結果につきましては先ほどお話ありましたように、無用な競争をあおるとか、いろいろな状況も考えられまして、市全体の状況及び各学校の状況につきましては公表は行なわないということでいくと、こういう今現状方針でございます。



○議長(上澤義一君) 後藤荘一君。



◆12番(後藤荘一君) そうしますと、何も公表をしないということでよろしいわけですね。

 では、次に本人や保護者の方にはどこまでお伝えをするのか。やっぱりテストを受けるとどうしても結果が知りたくなるというのが、親心でもあり人情でもあると思います。私自身もそうですので、どうしてもやっぱり知りたいということになると思います。

 今飯田市では公表はしないというお話でしたけれども、文部科学省では市町村や学校は自校の結果を保護者等へ説明をすることができるという通達があるようです。保護者等の等というのはちょっとよくわからない部分がありますけれども、こういう通達がありますので、保護者本人どこまでお伝えをするのかお聞きをします。



○議長(上澤義一君) 伊澤教育長。



◎教育長(伊澤宏爾君) ご指摘のとおりでございますが、個人の調査結果につきましては、まだ現物を見てありませんのでわかりませんが、個人カードというふうなものが添付されてくるようでございますので、学校から本人及び保護者に個人の調査結果は提供をいたし、あわせて提供された資料の範囲内で必要な個別指導も行なうと。

 また、学力向上は学校だけの課題ではなくて、家庭の課題でもあるわけでございますので、各学校学年の状況について数値での公表というものはいたしませんけれども、各学校が分析、考察をいたしましたものを保護者の方へは、協力を得られるような説明をしていく、そんな考えでおるところであります。

 近く文部科学省の方から提供されます結果に基づいて、考察の方法とか、あるいは教育委員会として学力向上検討委員会というものがございますので、それらのところで検討をさらに加えていきたいと思っております。



○議長(上澤義一君) 後藤荘一君。



◆12番(後藤荘一君) そうしますと、個人の結果を個人に伝えて個別の指導をしていくということだと思いますけれども、そうしますとどうなんでしょう。その順位とか、あなたは何番だったからもうちょっと頑張りなさいだとか、例えば国語Aの結果はこうだったからこうしなさいということになると思うんですけれども、全国の中のあなたのランクは偏差値いくつとか、そういうふうに伝えていくんでしょうか。どうでしょう。



○議長(上澤義一君) 伊澤教育長。



◎教育長(伊澤宏爾君) いわゆる序列化だとか、あるいは学校別の順位だとか、そういうふうなものについては、これは公表はいたしません。個人カードに、受けた子どもさんの教科別の正答例といいますか、そういうものが示されてくるということでございますので、それに基づいての指導になろうかと思いますが、まだどのような形で公表されてくるのか。個人カードというところまでの段階でありまして、その内容につきましてもはっきりした指示が全くございませんので、現在のところそんな段階で考えております。



○議長(上澤義一君) 後藤荘一君。



◆12番(後藤荘一君) では3番のお答えをしていただいたようなものですけれども、この結果をどう活用していくのか。つまり学力向上委員会で検討して、飯田市内の各学校のレベルを上げていくという、そういうことなんだろうと思いますけれどもどうでしょう。



○議長(上澤義一君) 伊澤教育長。



◎教育長(伊澤宏爾君) この学力テストそのものが、最終的にどうその結果を活用し学力向上につなげられるかということだろうというふうに思いますので、児童生徒一人一人に活かされなければならない、こういうふうに思っております。その辺が、私ども市教委の基本的な考え方、認識でございます。

 それ以降につきまして、先ほど申し上げましたように文部科学省の方から提供される資料に基づいて、一人一人の先生方の授業力のアップにもつなげていきたいと思いますし、児童生徒のどの辺に課題があるのかというふうなことの把握にも役立てていきたいと思っております。



○議長(上澤義一君) 後藤荘一君。



◆12番(後藤荘一君) 次へ行きます。

 全国で、このテスト実施に際して、いろんな問題が発生していることがマスコミを通じて報道をされておりますけれども、こういった事件といいますか不祥事、飯田市で当てはまることがなかったかどうか、調査をいたしましたでしょうか。



○議長(上澤義一君) 伊澤教育長。



◎教育長(伊澤宏爾君) 全国では新聞紙上等で事前の対策として、いろいろなことが行なわれたというふうなこと報じられたわけでありますけれども、この飯田市に限りましては、そのようなことは特になかったというふうに把握をいたしております。



○議長(上澤義一君) 後藤荘一君。



◆12番(後藤荘一君) 飯田市ではなかったということですが、余所ではあったわけですね。ですからこのテストの信憑性というのがどこにあるのかわからない部分があるわけです。学力テストについては、昭和36年から4年間続けてきたテストでがありますけれども、今報道されておるようないろんな不祥事がその当時起きて4年で中断をしたというような、いわゆる全員対象の悉皆調査といいますか、そういった調査で大変問題になったわけであります。またこのテストを今年度から行なってきたということで、本当のこのテストの行なう目的というのは、どこにあるのか。文部科学省が言っている目的は、いわゆる義務教育の機会均等と、その水準の維持向上の観点から、各地域における児童の学力や学習状況を把握、分析して教育施策の成果と課題を検証してその改善を図るということで、これは国が行なうことです。

 それから各地域の教育委員会や学校が、自らの教育施策の成果と課題を把握してその改善を図ると、そういう2つ目的を唱えて実施をしたわけであります。どうも問題は、目的はここにあるんじゃないような感じがするわけであります。

 それは何でかというと、この目的を達成するためには、ここにお金を60数億円使ってテストを行なったわけでありますけれども、実際には悉皆調査を行なわなくても、抜き取り調査、サンプル調査行なえば目的は達成されるはずです。しかもこういった、報道されておるような不祥事が起きるはずがない。そういったことがあります。

 ですから、本当の目的はどこにあるのか、どこにあると思うのか、教育長ご自身のご判断でお答えをいただきたいと思いますけれども。



○議長(上澤義一君) 伊澤教育長。



◎教育長(伊澤宏爾君) 今議員の方からご説明ありました今回のテストの目的、これは文部科学省の方で言っているわけでございますけれども、そのほかに目的があるんだと言われましても、私どもは文部科学省の文章から読みとる以外にございませんけれども、要は先ほども申し上げましたように、学力というものは、いわゆるペーパーでの学力と同時に、やはりもう一つの側面として今の子どもたちが本当に学んだことを、自分の人生の生きる力にどう反映していくか、どう変えていくかというところに尽きるのではないかというふうに思います。

 そういうことで、このテストにおきましても、ただ、確か先ほど議員の方もおっしゃられておりましたけれども、テストをすればその結果が知りたくなる、あるいは順位も知りたくなる、全国でどのぐらいの位置におるんだというふうなことも知りたくなるという、その親御さんとしてのお考え、これはわからないわけではございませんけれども、やはりそういうふうに、いわゆる順位を争って一喜一憂したり、あるいはその場限りの、いわゆる点数稼ぎというふうなことになってしまったんでは、この調査の本質ではないと、こんなふうに思います。

 そういうことで、私どもとすればこの結果を元に、子どもたち一人一人の、いわゆる力がどういうところにあり、そして今少しこういう方向に力を入れたら伸びるなとか、そういうことで最終的に生きる力を育んでいけるような、そういうところにつながていけたらと、そこに私どものこのテストの一番の狙いを持っている、そんなふうな思いで現在おります。



○議長(上澤義一君) 後藤荘一君。



◆12番(後藤荘一君) この学力テストの実施が決まったそもそもの発端というのが、平成15年OECDが行なったいわゆるPISA調査、学習到達度調査ですか、そういった調査があって、そこで日本が大変順位が低下したという結果が出て、その報道を受けて、その当時の中山文部科学相が順位を上げるために、この学力テストを行なって競争意識を強めると、強めて順位を上げていくというような発言があったと聞いております。

 この昭和36年から4年間行なったこの学力テスト、さっきも言いましたけれども、問題が本当に多発した。このテストの公表をどこかでやはりされてしまうわけですよね。その順位が各学校、各地域わかってしまって、教育委員会を挙げてそのテストの点を上げることに奔走してしまう。そのテストのための勉強になってしまうということになりそうだということであります。

 報道されている問題が、また来年度も起きるような可能性が大変強いわけであります。来年もこの学力テスト、国は取り組むと決めておるようでありますけれども、次にまいります。

 (3)で、飯田市は何年か前から、このNRTという標準学力検査を実施をしてきて、今年も全国学力テストと似たような時期に実施をされてきておるわけであります。

 似たようなテストでありまして、今年も取り組んでおるという、そのNRTの中身と概要も含めて今まで取り組んできたことの成果といいますか効果、そういったことのご説明をちょっとお願いをしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 伊澤教育長。



◎教育長(伊澤宏爾君) ご指摘のように、NRT標準検査でございますが、ノーマルリファレンステストというふうな題名で、それを略したものでございますけれども、平成16年に飯田市では開始をいたしまして、本年で4年目を迎えたわけでございます。

 当初から児童生徒の弱点の把握、教師の授業力改善のための資料、そういうことを目的に市教委が委嘱いたしました校長会等による学力向上委員会、こういうところで実施をした結果を分析し、考察を行なっております。

 学力を客観的にとらえ課題を把握し、あるいは授業改善が図られ、その結果として子どもたちの学力向上につながってきていると、こういうふうに考えております。

 今年度実施いたしました結果もまとめられまして、2学期からはそれを基にした授業改善等々、具体的な指導展開に入っているところでございます。

 生徒指導上の問題と重なって、俗に言われます中1ギャップというものがあることもわかってきております。これらに対して、もう4年にもなりますので、どういうところに問題があるのか、どうすれば中1ギャップを解消することができるのかということについても、いろいろなところで検討をいたし、現在のところ小中連携ということで、教科面での小中連携等々、これまたお話ししているとちょっと時間が長くなってしまいますので、ここでは割愛しますが、小中連携等の具体的な取り組みの中で、今そういう問題に対して対処しているところでございます。



○議長(上澤義一君) 後藤荘一君。



◆12番(後藤荘一君) 中1ギャップ対策。それを小中連携でこのテストの結果から判断しながら対策を立てていくということでした。そうしますと先ほどの全国学力テスト、これとほとんど同じかなというふうに考えてしまうわけであります。そうしますと、このNRTというのが必要ないのか、それとも全国学力テストが必要ないのか、飯田市としてはそういったことをどういうふうにお考えになるのか、お聞きをいたします。



○議長(上澤義一君) 伊澤教育長。



◎教育長(伊澤宏爾君) 今回実施されました全国学力・学習状況調査の内容と、飯田市が実施しておりますNRTとの内容の差違でございますけれども、若干違いがあるということと、実施されました学年が全国の場合は6年と中学3年と。NRTは4年生以上というふうなことでございますので、その辺の違いもございます。

 でありますけれども、学力テストという面では共通する面も多分にございます。今回の全国のテストの状況、内容等を見ますと、相当なこの読解力が必要な問題形式が、今までとちょっと違った形かなというふうに、読むことが、きちっと読み切れないと答えにつながらないというような、そんなような問題もございましたし、いずれにしてもテストでございますので、類似したところは当然あるわけでございます。

 そこで飯田市いたしましては、このNRTと全国のテストとの兼ね合いにつきまして、NRTは4年実施をしてきましたので、飯田市の子どもたちの学力の方向性というものは見えてまいっております。その辺で今度の全国の状況の結果を見た段階で、来年度はどういうふうにしていくかということについて早急に検討を加えたいと今思っているところでございます。



○議長(上澤義一君) 後藤荘一君。



◆12番(後藤荘一君) 実は犬山へ行ってわかったんですけれども、犬山でもNRTの実施を4年生からしておるそうであります。やっぱりその抜き取り調査、いわゆるこっちから求めていってするテストというのが、大変全国的にもどの位置に犬山や飯田市があるか、そういうのがつぶさにわかる。ただ、全国学力テストというのは、先ほども出ましたけれども各学校、各教育委員会によって、その取り組み方が違っています。前段で練習のテストをするところがあれば、それはテストの平均点は上がると思います。よって全国のどの位置にいるかというのを、この全国学力テストで把握するのはまずは難しいだろうと私は思うわけです。

 ですから、飯田市はNRTに取り組んでいった方がやはりベターかなというふうに考えるわけであります。

 来年も実施するかは、全国学力テストの結果を見ながら判断をしていくというお答えでしたけれども、それでよろしいわけですか。はい。

 そうしたら(4)で、来年度も飯田市として全国学力テストに参加をしていくのか、これはどういうことになるんでしょうか。



○議長(上澤義一君) 伊澤教育長。



◎教育長(伊澤宏爾君) 来年度の全国学力テストにつきましても、一応基本的には参加する方向で考えていきたいと思います。

 でありますが、先ほど申し上げましたようなことで、全国の状況だとか結果、活用状況等見まして、総合的に判断はしていきたいということで、現時点では基本的に参加する方向で考えております。



○議長(上澤義一君) 後藤荘一君。



◆12番(後藤荘一君) そうしましたら、その決定というのはどういうシステムで決定をされていくのか、どこで検討されていくのかということのお答えをお願いしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 伊澤教育長。



◎教育長(伊澤宏爾君) 先ほど申し上げましたように、学力向上検討委員会というのを組織いたしております。そこで細部について検討をいたして最終的には教育委員会で決定をしていきたいと思います。



○議長(上澤義一君) 後藤荘一君。



◆12番(後藤荘一君) 学力向上検討委員会で方向性を出すということでわかりました。ぜひ、本当に正しい結論出していっていただければと思います。

 次に、教育委員会の組織体制についてお伺いをしていきます。

 この全国学力テストの流れで、組織体制が飯田市の場合は少し不備かなと思ってお伺いをしていきたいと思うわけでありますけれども、私たちの会派で視察をいたしました犬山や埼玉の鶴ヶ島というような市では、結構その学校教育課の部門に力を入れておったりしておるわけです。

 そういう先進的なところでは、やはり組織体制しっかりしているのかなというふうに感じて帰ってきたわけでありまして、飯田市の場合、学校教育課には教師出身の職員がおいでになるのかどうか。教育長は教師出身でありますけれども、ほかにいるのかどうか。



○議長(上澤義一君) 伊澤教育長。



◎教育長(伊澤宏爾君) 現在飯田市の教育委員会の学校教育課というところには、今までもいらっしゃったわけでございますが、この児童生徒はどういう状況で就学するのが一番適当かというふうな判断をし指導をいたす就学指導、それから不登校の問題への対応で教育相談を受け持つ2名の教員経験者を配置しておりました。

 これに加えまして、今年度から新たに教員経験を持つ2名の指導主事、教育支援指導主事という名前を付けておりますけれども、これを配置いたしまして、全市的に教育課程の的確さ、あるいは迅速な解決のために活動をしてきております。

 でございますので、現在4名の教員経験者を配置しているということでございます。



○議長(上澤義一君) 後藤荘一君。



◆12番(後藤荘一君) 今年度から新たに、確か教職OBの方で、もう退職された方だというふうに聞いておりますけれども、指導主事が2名配置されているということですが、効果についてお聞きをしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 伊澤教育長。



◎教育長(伊澤宏爾君) 新たに配置をいたしました教育支援指導主事、これは実に多岐にわたる指導をしておっていただいて、1学期は学校訪問、不登校対策、学校へのクレームの対応、これが非常に多かったわけでございますけれども、2学期からは先ほど申し上げたNRTの検査結果に基づきまして、子どもたちの学力向上、こういうものについて、教員個々への指導助言、この辺に力を入れていきたいと、こんなふうに思っております。



○議長(上澤義一君) 後藤荘一君。



◆12番(後藤荘一君) NRTに基づいて指導を教師に対して行なっていくということであります。飯田市の義務教育における方針や作成というのは、どういうふうに行なっているのか。それから今指導についてはお聞きをいたしましたが、教育委員会として方針や企画をどう作っていっているのか、簡単にお答をお願いします。



○議長(上澤義一君) 伊澤教育長。



◎教育長(伊澤宏爾君) 教育委員会の事務局は、教育委員会の議論を踏まえまして、その方針の下に学校あるいは社会教育の機関への指導助言を行なう立場にございます。

 学校教育課が担う、いわゆる学校現場への指導、それから指導方針を決定するに際しましては、行政として対応できるところについては事務職員が当たりますけれども、教育内容にかかわる事項につきましては、教育経験者の4名も関与するようにして、校長会あるいは教頭会に臨んだり、あるいは個別に学校を訪ねるといったようなことで指導助言をしているところでございます。



○議長(上澤義一君) 後藤荘一君。



◆12番(後藤荘一君) いわゆる義務教育に関するその方針や柱というものが、やはり飯田市には少し欠けておるのかな、柱が細いのかなというふうに考えるわけです。

 犬山の例は、本当に手放しで絶賛できるくらいの方針です。ホームページ見ていただくとわかりますけれども、19年度の施策なんかも4ページくらいにわたって書かれていたりするわけで、大変立派な方針立てられていて、いわゆる少人数が基本になってやられているということであります。

 教師出身者や教師経験のある方、または現場の現職の教員を、いわゆる管理職的なところに配置するお考えはないのかよろしくお願いします。



○議長(上澤義一君) 伊澤教育長。



◎教育長(伊澤宏爾君) ご指摘のことにつきましては、私ども以前から頭を悩ましているところでございまして、長野県下にも現役の先生方が指導主事で入っている市がいくつかございますが、そういうところできちんとした方針の下に教育が展開できればという願いを私ども持っておりますけれども、諸般の事情から現在このような状態になっております。

 そのことにつきましては、また研究をさらに重ねていきたいと考えております。



○議長(上澤義一君) 以上で、後藤荘一の一般質問を終わります。(拍手)

 それでは次の一般質問を行ないます。

 下平勝熙君。

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△下平勝熙



◆11番(下平勝熙君) こんにちは。市民パワーの下平勝熙でございます。この夏は大変暑かったが決めぜりふということでございまして、高温多湿の日本ではクールビズが大変助かった方も多かったかなというふうに感じておるところでございます。

 さて、内閣府が9月8日に国民生活に関する世論調査の結果を発表いたしたところでございますが、悩みや生活に不安を感じるという方が69%、1.9ポイント増加をしたということでございます。そして、その不安の内容は老後の生活設計が53.7%、そして自分の健康が48%ということでございます。そして今後の生活が悪くなるという回答も29.1%と、これも3.1%の増ということでございます。そして理想的な仕事を聞いたところ、収入が安定している仕事という答えが、51%という結果だそうでございます。

 このことは、規制緩和が進み利益が計算できない状況、そしてまた非正規社員就労が一段と増加した傾向にあり、格差社会が拡大し生活不安が今後心配になるところでございます。

 自信満々に謙遜しながら質問をされる議員がうらやましい限りでございますが、今回私三位一体改革による税源移譲に関連して質疑通告をしてございますので、住民税の制度改正についてなど質問席に移って質問をいたします。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) それでは、この6月に地方税の税源移譲が行なわれたわけでございますが、国税の所得税を10%から5%にする一方で、地方税の住民税を5%から10%の税率に変更する内容の税制改革が実施されました。総務省はこのことをパンフレットにて、所得税住民税が増えるぞ、そしてどうなるんだいというような、確かぞうとたいのパンフレットだと思いますが、これは税が増大することを暗示したパンフレットではないかなというふうに思えるところもあるわけです。

 その制度改正について、飯田市は税源移譲に関する学習会、パンフレットの作成、広報活動などを予算化されているところでありますが、どのような対応をされたのかの説明をお願いしたいと思います。

 あわせて、5月に徴収税額の決定通知書が送付されたあとの対応はどのような内容か、説明を求めます。



○議長(上澤義一君) 理事者側の説明を求めます。

 長沼総務部長。



◎総務部長(長沼弘明君) それでは、税制改正に伴う事前説明の状況につきましてお答えしたいと思います。

 昨年度の税制改正で説明不足との反省を踏まえまして、本年度の制度改正につきましては、さまざまな広報を実施してまいりました。

 具体的には、直接市民の元へ出向いて説明会を開く、いわゆる出前講座などを設けまして、昨年の秋から21回、延べ1,010人の参加を得て説明をしておりますし、庁内においても4回ほど実施しております。その他広報いいだ、あるいは先ほどのパンフレット等を使いまして全事業所へパンフレットの配布とか、あるいは組合回覧、市のホームページ、あるいはケーブルテレビなどのマスコミ等を使った広報活動を実施してまいりました。

 それから納税通知書の発送後の対応でございますが、市民税係に臨時電話6台を増設するとともに、6月13日から22日まで土日を含んで対応しまして、平日夜9時まで職員を待機させて対応したところでございます。以上でございます。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) しかしながら、6月の給与明細を見てびっくりされた方が大変多いというふうに市民の皆さんからお聞きをしております。

 今回の増税については、住民税が上がることは知っていたが、所得税が減税されて負担は変わらないと説明されていたので気にしていなかった。なぜこんなに上がったのか不思議に、不満に思ったとの市民の声を、たくさんお聞きしておるわけであります。

 学習会、広報活動の中での意見の内容はどのようなものであったのか。また6月の税源移譲後の相談、苦情の件数、内容をお聞かせ願いたいと思います。



○議長(上澤義一君) 長沼総務部長。



◎総務部長(長沼弘明君) それでは市民からの相談の状況についてご報告させていただきますが、税源移譲に関するものについては565件、それから同時に行なっております一般的な税の相談等につきましては379件の、合計955件ございました。

 相談の内容の中で世代別では、年代では60歳以上の方が56%、それから主な収入が年金等の方が50%でございました。

 相談の内容につきましては、住民税の増加理由に関する照会、それから税源移譲とか定率減税等の税制改正に関する問い合わせが多くございました。

 具体的には税金が10倍近く増えたが、税額が増額したことに対する苦情等もございました。

 特に大幅に増加した方は、所得自体が大幅に増えたということ。あるいは特殊要因でございますが扶養家族が減ったとか、そういうような内容で税額が増えたというような方もございました。

 制度については仕方がないといいますか、結果として厳しい声も多くございましたが、特に異議申し立てとか解決できないような問題はなく、ご理解いただいたというふうに考えております。以上でございます。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) クレームというか不満もあり、また件数をお聞きすれば相談も大変あったわけでありますが、実際は市民の家計は所得が増えないばかりか、税や社会保険料、あるいは石油製品の値上げなどがあり、負担が確実に増大をしている社会状況であるわけであります。

 そうした中で、2004年の1月に所得税の配偶者特別控除の上乗せ部分廃止、そして2006年の1月には所得税の定率減税の半減、6月には住民税の定率減税の半減、7月にはたばこ税がアップ、2007年の1月には所得税の定率減税の廃止、また6月には住民税の定率減税の廃止と。このようにどんどんどんどん税制改革は増税の方向に向かっているというふうに、これは見てとれるわけでありますが、そんな中で定率減税の廃止が住民税アップに大きく関係をしているんではないかとも推測できるわけであります。

 1997年以降景気対策の一環として、法人税引き下げをセットで所得税住民税の減税が行なわれてきたのは周知の事実であります。所得税は1月から、住民税は6月から定率減税が全廃となり、法人税率引き下げはそのままとなり、市民の皆さんからは大変不公平であるとの指摘もあるわけであります。

 市長は6月の定例会において、国、地方も厳しい財政事情の中、やむを得ない措置、年齢にかかわらず公平に負担を分かち合うことが必要と答弁をされているわけでありますが、この定率減税の扱いについては不公平感を感じているのか、市長の見解を求めます。



○議長(上澤義一君) 理事者側の答弁を求めます。

 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 国、地方とも厳しい財政の中でこの定率減税の廃止等については、私はやむを得ないというふうに判断しました。これは公平感というか、どこと比べて公平かという議論はあるかと思うんですが、一律に定率減税の廃止になったという意味では、これやむを得ないというふうに思うわけであります。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) 一般的には市民にしわ寄せの定率減税の廃止で、法人税はそのまま残るというようなことがあるわけでありますので、その辺が不満の原因だと思いますが、その点はいかがでしょうか。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 法人税と比べてどうかというご指摘でございますが、この法人税については平成11年の税制改革は、急速に進展いたします企業活動の国際化に対応していくため、そして長期化する不況から脱出するために、当時の政府は法人税を引き下げるというふうに説明したと認識しております。

 現在、企業側は日本の法人税率の高さ、これが生産の海外移転につながると主張して、法人税率のさらなる引き下げを求めているという状況であります。これは要するに諸外国に比べて日本は法人税率がまだまだ高いと。このままにしておくと、どんどん生産を海外にシフトさせてしまうよというようなことだと思うんですね。

 そういった中で、この法人税のさらなる引き下げを求めてきたわけでありますが、それに対して引き下げをせずに据え置きをしたという、そういった状況ではないかというふうに思っております。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) 定率減税につきましてはわかりました。

 それで今回の改正で、先ほども相談の際に60歳以上の方が56%を占めたというふうにお聞きしましたが、やっぱり住民税非課税の見直しが負担増をもたらしているということだろうと思います。

 飯田市においても、65歳以上の住民税の非課税措置減少で、19年度予算で約1,300万円このことによって増税になるというふうに言われておるわけでありまして、今年代層で出てきましたように、大変弱い階層に重い負担を強いるというような結果になるわけであります。

 そういったことで、地方税法でも非課税の条件がうたわれていると思いますが、あるいは減免がうたわれていると思いますが、飯田市税条例では、減免、減額措置はどのようになっているのか。また困った場合には分納というような制度、制度は別にして相談に応じることが可能かどうか、お聞きいたします。



○議長(上澤義一君) 長沼総務部長。



◎総務部長(長沼弘明君) 減免の関係でございますが、生活が厳しい方についての減免規定につきましては生活保護の方と、それから当該年度において所得が皆無になったために生活が著しく困難になった方、またはこれに準ずる方に対して減免するというふうに定義されておりまして、実際の判断としましては個々に調査を行ないまして、生活保護の基準を参考に減免審査会で判断しているというのが現状でございます。

 それから、納税する場合の分納制度の関係でございますが、納税が大変だという相談を受ける中で、生活の実態に即した滞納をさせない納付方法をとるという中で、税の公平性を保つ中で分納制度を運用しながら相談に応じているのが現状でございます。以上でございます。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) そういったことで、この相談の件数を見ると結構いらっしゃるわけですから、多分にそういった相談も出てくるかと感じておりますので、ぜひともやさしい対応をお願いしたいなと思います。

 続きまして、退職して無収入になった場合の減額措置など、救済措置はあるのかということをお聞きしたいわけでありますが、住民税は前年の所得に課税をされるわけでありまして、本来なら住民税率を上げるのは来年でないとおかしいわけであります。この被害を一番受けるのは昨年いっぱいで退職して、今年働いていない方々だというふうに思います。

 昨年10%の所得税を払っているのに、今年支払う住民税の税率は10%となっていて、合計20%の税を支払うことになるということになるんではないかなと思います。

 今年課税所得0になった人は、どのような取り扱いになるのか、見解をお願いいたします。



○議長(上澤義一君) 長沼総務部長。



◎総務部長(長沼弘明君) 税源移譲にかかわる税制改正の中では、19年度分の住民税のみに適用される経過措置が設けられまして、おっしゃられました退職者の場合につきましては、退職して無収入になった場合の住民税については減額措置がございます。

 具体的には、19年度の市民税が税源移譲により増加した人で、19年分の所得税がかからなくなった場合、一定の条件の下に19年度の住民税のうち税源移譲で増加した分、これを平成20年7月の申告に基づいて還付するという制度がございます。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) 一般的に、これ聞いていてなかなか難しい制度だなというふうに思うわけでありますので、またこのことにつきましても、しっかりPRをしていただきながら啓発、やさしい税の取り扱いをしていただきたいなというふうに思うわけであります。

 続きまして、自主財源の確保についてでありますが、税源移譲が行なわれまして、19年度予算でみますと住民税で8億円、それから定率減税で2億円が増税となったということであります。

 市長あいさつ、あるいは監査報告の中でも指摘をされておりますが、税源移譲により税収は増加するものの、所得贈与税や減税補てん債は廃止、地方交付税は減少の方向にある。非常に財源確保が難しいというふうに指摘をしているわけでありますが、税源移譲になると自治体も自己責任というものが伴ってくるわけでございまして、この中で課税自主権というものがあるわけでありますが、これについて今後どのような取り扱いを考えていらっしゃるのか。

 また、自主財源は飯田市では18年19年はどのくらいになるのかをお尋ねしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 交付税制度の枠組みの中で、今議員がお話になられました法定普通税の税率変更ということは、やはり難しいというふうに思っております。

 法定外税につきましては、県レベルでは検討がなされているところでありますが、今飯田市の独自の法定外税というものは、二重課税の問題もありますので慎重な検討が必要と考えているところであります。



○議長(上澤義一君) 高田財政課長。



◎財政課長(高田修君) 一般会計におけます自主財源の額につきまして、私の方から補足をさせていただきます。

 平成18年度の決算におけます自主財源の額は、およそ179億5,600万円くらいでございまして、歳入総額に占める割合は44%くらいでございます。自主財源のうち市税は74.7%を占めております。

 それから平成19年度でございますが、補正2号までの予算の累計でございまして、およそ197億2千万円ということで、歳入総額に占める割合は48.4%となっております。

 税につきましては、この自主財源のうちの71.3%を占めております。以上でございます。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) 今、飯田市の一般会計における自主財源は197億というふうにお聞きしましたが、これは飯田の市政という冊子があるわけですが、これをちょっと背景させていただくと、平成14年は210億あったというふうに見させていただいたのですが、それから比べるとだいぶ減っているわけでございまして、今後の市政運営というのはなかなか大変だなと思うわけであります。

 自主財源の確保は慎重に考えながらということでありますが、非常に難しい課題だということでございます。

 国、地方の財政も会社の財務も家計も改革の原則はただ一つ、入りを量り出を制すというのが一般的でございまして、市民からもそんなことをよく聞くわけでございます。

 原点に帰ることは難しいが、原点に戻る以外また道も開けないというふうに思うわけであります。

 そこで、身の丈ほどほどのプライマリーバランスの収支均衡予算を組む必要があると思いますが、その点を将来的にどのように考えているのかお尋ねをいたします。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 予算規模を、どのぐらいに設定するかということにつきましては行財政改革の期間中、これは平成23年度まででありますが、その財政目標といたしまして一般会計の歳出を、400億円程度にするということを掲げております。

 この目標は、飯田市の収入構造と基本計画の事業を考慮して決定してきておるわけでありますが、しかしながら地方交付税や臨時財政対策債の見通しは依然不透明という状況でありまして、今後の収入状況と歳出需要の状況に注意しなければいけないということは、まさに議員のご指摘のとおりでありまして、目標値が実態とあわない状態となる場合は、新たな目標値の検討も必要になってくるというふうに思うわけであります。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) そうした収支均衡が一番望ましいわけでありますが、これからそういうことが上手くいけばいいのですけれども、またうまくいかない場合、また自主財源もなかなか確保されない場合は、例えば考えられることは地方分権、税源移譲を拡大し、未完の改革に終わらせないように国に求めていくということ、それから地域経済活性化を図り税の自然増収を図ること、それから当然ムダを省くということが考えられると思うわけであります。もう一つ、やっぱり先ほど身の丈とかほどほどとか言いましたけれども、今400億に大体ガイドラインを設けているというふうに言われておりましたが、今後の人口の近未来予想とか、いろいろ考えていくと、やはりそれをもう20億くらい圧縮して380億くらいの予算編成とすることも考えなければならなくなるというふうに思うところでありますが、当然これは市民合意も必要であるわけでありますが、その点の課題は今後どのようにお考えになっているのか、お聞かせ願いたいと思います。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 議員ご提案の数値、380億円ということにつきましては、先ほども申し上げましたように、実態が目標値とあわなくなってきた場合には、やはり新たな目標値の設定が必要になるだろうというふうに考えているところでありまして、そのときには参考にさせていただきたいと思うところであります。

 やはり重要なのは、その自主財源の確保ということでありまして、なんといっても市税収入の確保が重要になってくるというふうに思っております。

 これは、やはり地域経済が発展して、それが市税の増にもつながっていくということが期待されるところでありまして、そのためにも地域経済活性化プログラムの着実な推進というものが必要となってくると思っております。私の方からは以上であります。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) そうした場合に、当然小さな市役所とかいろいろ考えられるわけですけれども、小さな市役所とは拡大した行政サービスを削減をしていくこと。改革とは行政にとっても市民にとっても、忍耐と辛抱をということになるわけであります。

 行財政改革進行の中、究極の財政運営は自主財源でできるのが一番望ましいわけでありますが、そんなことは少し無理であるわけでありまして、課税自主権等歳入の自治について、市長の今後の覚悟をお聞かせ願いたいと思います。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 覚悟と言えるほどかどうかわかりませんが、まさに今議員がご指摘になったところが非常に重要だと思っています。

 やはり歳入の自治という面から言いますと、先ほど説明しましたような市税収入の確保ということ。そして市税収納率の向上、それから遊休資産の売却や各種使用料の見直しなど、いわゆる行財政集中改革プランに掲げた項目を着実に実施していくこと、こういうことを通しまして収入の確保を図っていくということが大切であると考えておるところであります。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) それでは、次にまた自主財源の確保の手法として、ミニ公募債ということを私前から申し上げているところでございますが、これの検討の経過は現在どのようになっているのか、お聞かせ願いたいと思います。



○議長(上澤義一君) 長沼総務部長。



◎総務部長(長沼弘明君) ミニ公募債の関係でございますが、ミニ公募債につきましては毎年度起債を借り入れる利率が、明らかになった時点で、そのメリットについて検討をしております。

 当市におきましては、比較的低い利率で金融機関等から縁故債の借り入れができておりまして、現時点ではミニ公募債の導入は利率の面からメリットが出ないというような状況でございます。



○議長(上澤義一君) 下平勝熙君。



◆11番(下平勝熙君) 今、なかなかメリットが見つからないというお話でございましたが、全国的に見るとこれ、このミニ公募債の発行というのは決して減っているわけではなくて増えているというのが実情だというふうに思います。それと同時に長野県でも須坂をはじめ幾つか自治体がそういった取り組みをしているわけであります。

 これからは、やっぱり市民参加あるいは市民協働のメリットというのもございますから、ぜひともそんな観点を研究していただきながら、導入ができればというふうに思っておりますが、その点いかがでしょうか。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 今おっしゃったように、市民が地域づくりに参加していただくということが有効な事業については、やはりその導入というものを検討をする必要があるだろうというふうに考えるところであります。



◆11番(下平勝熙君) 以上で終了いたします。



○議長(上澤義一君) 以上で、下平勝熙君の一般質問を終わります。(拍手)

 ここで、暫時休憩といたします。

          15時10分 休憩

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          15時25分 再開



○議長(上澤義一君) 休憩を閉じ会議を再開いたします。

 休憩前に引き続き、一般質問を続行いたします。

 内山要子さん。

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△内山要子



◆6番(内山要子君) 会派みらいの内山要子でございます。収穫の秋となり、農家も活気づき心豊かになる季節となりました。

 昨日から環境についての質問が多く出されております。それだけ皆さんが危機感を持っておられることと思います。

 先の集中豪雨、4号台風は中山間地に非常に多くの爪痕を残しました。あらかた復旧するまでには多くの財源と日数を要します。また4号台風においても、収穫間近な果樹に被害が出ました。

 近年の気候変化は、温暖化に起因していると思われます。飯田市においても温暖化防止の環が発足され今後の活動に期待されます。

 温暖化防止のためにも、多くの面積を有する森林を整備し、後世に残していかなくてはなりません。

 森林整備の一環としてペレットストーブ、ボイラーの普及、そして飯田市にとっても重要な課題であります中山間地の問題をお聞きしていきたいと思います。

 市長あいさつで、中山間地域の推進と活性化の会議にパネラーとして出席したというお言葉をいただきました。ぜひ市政に活かしていただきたいと思います。

 次いで、4月にスタートしました地域自治組織について、幾つかお聞きしていきたいと思います。それでは質問席に移って質問をさせていただきます。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) それでは最初に、中山間地の課題について4点質問をしていきます。

 6月の議会の質問以来、機会あるごとに中山間地域の課題について質問申し上げてきました。道路の改修の遅れ、子どもの教育に対する課題、農林業の衰退など、いろいろな課題がたくさんあります。そのたびに回答をいただき、努力の中で一定の前進をみていることも確かであります。

 今回もまた中山間地域の課題についての質問をさせていただきます。それだけ中山間地域には解決しなければならない課題が山積していると理解していただき、答弁をお願いいたします。

 最初に、公共交通の確保について質問していきます。

 6月の一般質問で中島議員が、「市が音頭を取ってまちづくり委員会の代表と、乗り合いタクシーについてどうやったら利用しやすい事業になるか会議を持ったらどうか」という提案がありました。早々に会議を持っていただき敬意を表します。

 少子高齢化の中で、中山間地域においては交通手段の確保が困難な方が増えております。上久堅地区を例にとりますと全人口の16.8%、6人に一人が70歳代の方です。これから段々と自家用車の使用が困難になってきます。そうしますと通院も買い物も公共交通を利用する以外になくなります。そんなことを考えますと、行政の役割として最低限の地域公共交通の確保と、交通弱者対策が今必要だと思われます。

 そんな折り地域公共交通改善市民会議を立上げ、課題として千代線、北部線、市街地循環線について検討することとなり、その一つである千代線部会の第1回の会議が、千代自治振興センターで開催されました。その会議の審議の状況と、特にどんな雰囲気で検討されたかお聞きいたします。



○議長(上澤義一君) 理事者側の答弁を求めます。

 中園建設部長。



◎建設部長(中園雅君) 千代の乗り合いタクシーの取り組みでございますが、これは議員ご承知のとおり、まず千代自治会とタクシー会社が平成18年から取り組んでいる新しい取り組みでございます。利用状況につきましては、千栄線、野池線の2路線で、それぞれ午前2便午後2便の運行をいたしております。

 平成18年の1年間の利用実績は、878便運行いたしまして1,964人が利用され、1便あたり利用者数は2.2人という状況でございます。

 採算ベースから言いますと5人から6人と伺っておりますので、運行経費は赤字であると考えております。

 千代線の部会で出された意見の主なものにつきましては、まずバス停まで歩いていけない高齢者対策、それから公共交通の空白区を解消する手段、少ない経費で大きな効果があるなど、利用者が固定される中山間地域にとっては、非常に有効な手段であるというふうなご意見が出されております。

 また、人口減少時代の公共交通を中山間地域に確保するには、もはや行政と事業者に任せるのではなく、行政、事業者、地域がともに知恵を出し協力し合うことが必要であるとのご意見が出されております。

 また、高校生の通学に関しましては時間が不規則なこと、治安の関係等から親の送り迎えが定着しているとの意見が出されました。以上でございます。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) 思ったよりも利用者が少ないということで、財政的に大変厳しいかと思われます。

 行政と地域がともに力を合わせるということで、何とか無くさないように維持していっていただきたいと思っております。また、これからの審議が楽しみであります。その検討結果を、行政の力により確実に実行に移せるように努力をお願いいたします。

 今から困難が予想される課題がありましたら、伺いたいと思います。



○議長(上澤義一君) 中園建設部長。



◎建設部長(中園雅君) いずれにいたしましても、利用者数をどう確保していくかということが一番の、最大の焦点になろうかと思います。それと今お年寄りの方達が自分の家の近くまでとか、そんなようなご意見もいろいろございますので、課題といたしましては、そういう方達のためにどれぐらいの運行ができるか、あるいはどれぐらい乗っていただければ、ある程度の採算がとれるかというのが一番の課題じゃないかというふうに思っております。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) 利用者の確保が一番の課題かと思われます。市民会議の皆さんの審議がムダにならないような努力をお願いいたします。また、その市民会議に私も機会がありましたら参加させていただきたいと思います。

 続きまして、現在の路線バスについて触れさせていただきたいと思います。

 私も中山間地域に住む者として、いろんな場で路線バスについて意見を伺っております。市は公共交通確保のために努力されておられますが、バス停まで1キロ2キロという中山間地域において、路線バスはなかなか困難なものがあると思われます。

 今、路線バスが時代のニーズにあっていないのではないかと思われます。デマンド、乗り合いタクシーについてのことに触れてみたいと思います。

 デマンドとは要望の意味で、利用者の要望に交通事業者があわせる、顧客志向型の公共交通を意味しています。基本的には事前予約制で戸口から戸口へ、あるいは乗車場所が決まっていて、予約時間にそこにいれば路線上の目的地まで輸送してくれる。1回の運行で複数乗せることになり、マイカーを利用できない高齢者や交通弱者対策、交通不便地域に居住する住民のための安価で利便性の高いシステムです。このような効率的な交通手段が求められているのでないかと思います。

 タクシー会社により行なわれている、乗り合いタクシー事業強化についてお伺いいたします。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) このデマンドバス、また乗り合いタクシーについてでございますが、先ほど出ておりました千代線部会におきまして、この検討の主流になっております、この乗り合いタクシー、または小型バスによるデマンドバスの取り組みにつきましては、全国的には普及しつつある方法でございまして、都市におきましてもこれを取り入れていこうという、そういった試みを始めているわけであります。

 市といたしましては、本年度このデマンド交通の試行に一定の支援を行ないながら、その正否に注目しているところでありまして、大型バスによる既存路線バスとの役割分担を行なう中で、デマンド交通も一つの方法として市民会議でご検討いただき、新しい公共システムを構築していければと考えているところであります。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) 役割分担をするというふうにお聞きいたしました。現在路線バスに補助をされていますが、乗り合いタクシーには補助がないとお聞きしていますが、その点もお聞きします。

 私も時々タクシーを利用させていただいておりますけれども、新聞に出ているように非常に存続が困難だとお聞きしております。今回の検討の結果路線バスを廃止し乗り合いタクシーとなった場合、現在路線バスになされている補助を同じように乗り合いタクシー等にする考えはないかどうかお聞きいたします。



○議長(上澤義一君) 中園建設部長。



◎建設部長(中園雅君) 今のデマンドバスといいますか、千代線につきましては当初は自治会と民間会社で始めたという実績がございまして、先ほど市長申しましたように今年度につきましては、その正否を含めて今後の検討課題としたいということで、今年度につきましては、ある一定の補助を出しているということでございまして、今後につきましては今立ち上げたばかりの地域公共交通改善市民会議、この検討結果においてその方向性等を検討してまいりたいと考えております。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) ある一定の補助を出しているとお聞きいたしました。

 先進地の例を見ますと、やはり収支が合っているところは僅かなように思います。福島県旧小高町ではデマンドITを導入し、利用者がかけてきた電話番号からタクシー無線、GPSを活用して効率的に送迎をしております。やはり相当の初期投資もあったようであります。

 このような経費の支援について、現段階ではどのようにお考えか再度お伺いいたします。



○議長(上澤義一君) 中園建設部長。



◎建設部長(中園雅君) これからということにつきましては、先ほど申し上げましたように、市民会議の中でそれぞれを決定していきたいと思っておりまして、現状補助しておるのは現状のままということで、新しい路線につきましては今後の検討課題というふうにご理解いただきたいと思います。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) 財政事情が非常に厳しい中で、交通弱者対策をどうするかということは本当に悩ましい問題だと思います。

 9月11日の新聞に、安曇野市で乗り合いタクシーによるデマンド交通が試行運転されました。人口10万人規模の市では初めてだそうです。1乗車300円、来年秋に本格運行の予定であります。そんなことも参考にしていただき、取り組んでいただけたらと思います。

 次に、若者定住住宅建設についてお伺いしていきます。

 以前にもお伺いいたしました。上久堅の風張市営住宅の入居者を募集したところ、1戸の募集に7組の応募があったということで、抽選の結果地元の人は外れてしまい地区外に行ってしまいました。「竜東地区においてはUIターン者を積極的に受入れ、暖かく見守ってくれるキャリアデザイン室を中心に積極的に取り組んでいる。そのためには住宅の確保は重要であり、空き家の活用も含めて考えていかなくてはならない」という答弁いただきました。

 少子高齢化の進む地域において、若者定住住宅の建設が効果を上げている例があります。当市においても建設の戸数増はできないか、お聞きしていきたいと思います。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 議員ご指摘のとおり、若者住宅あるいはUIターン者向けの住宅の需要があるということにつきましては、そのように認識しているところであります。

 そういったことをどういうふうにしていくかということが、これからの検討課題だというふうに思っているところであります。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) 昨日も住宅問題について質問がありました。全体的には住宅が余っているということで非常に苦しいところでありますが、山間地としては一番住宅建設が、若者定住には一番効果的であると思っております。

 豊丘でも喬木でも、やはり住宅建設で効果を上げておられます。ぜひその点を考慮していただきたいと思います。

 今、やはり積極的に建設というお答えはなかったと思いますけれども、UIターンも大事ですが、そこに現在住み育った若者がそこに定住していただく、そこで育った若者が地元に帰っていただくためにも、ぜひこのことは大切だと思っております。

 先ほども例に挙げましたが、1戸の募集に7組が応募するという状態で、かなり希望者は多くおります。もう少し積極的に取り組めないか、もう一度お伺いいたします。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 定住促進のための住宅の必要性ということについては、私も認識しているところでありまして、この地区内の若者、あるいは空き家志向の強いUIターン者の居住のためには、地域の皆さんにご協力をいただく中で、比較的安い家賃で借りることのできる空き家など、既存の住宅の有効利用というものも、今でもそういった斡旋をさせていただいておりますが、これも今後も考えていければと思っております。

 また、民間との共同ということを視野に入れながら、UIターン者向けの住宅も含めて、この若者定住促進策については、さらに検討をしてまいりたいと考えているところであります。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) 民間との共同ということで、地域でも民間企業に住宅をお願いしておりましたけれども、農業振興地域であるというようなことがネックになりまして、なかなか思うようにはいきません。

 そこで、もう一つ空き家のことについて出ましたけれども、空き家は今入りたい人がおりまして、ほとんどいっぱいではありますけれども、その空き家に入るにはやはりリフォームに相当の費用がかかります。そのリフォームについて補助はできないかどうか、お聞きいたします。



○議長(上澤義一君) 北原産業経済部長。



◎産業経済部長(北原重敏君) そういったことも含めて、先ほど市長の答弁のとおり若者住宅、あるいは若者定住促進策について今後検討してまいりたいと思います。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) しつこくてすみません、ありがとうございました。

 続きまして、持続可能な地域づくりについてお聞きしていきたいと思います。

 6月の定例会において、木下容子議員から地域間格差に関連して、限界集落についての質問がありました。私たち中山間地域に住む者にとりまして、非常にショッキングな響きを持った言葉だと思っております。

 一方で、そのことを実感せざるを得ない状況であります。西高東低と言われる飯田市の現状の中で、竜西にあって地域間格差に問題意識を持っていただいたことに感謝いたします。

 以前に企画部長から、「幾つか存在するだろうという見方をしているが、いずれの集落においても、そういう状況にあっても何とか頑張って一生懸命生活されているという事実があるので、その事実を大事にしていきたい。そういった視点での調査は今後検討して行きたいが、その実態はどうなっているか、実態から考察する中での対応策は考えていく必要がある。」との答弁をいただきました。

 そこで自分の住む地域について、この方式に当てはめてみますと、55歳以上の人口が54.9%ですから、現在は共同体の機能が何とか維持できておりますけれども、後継ぎの確保が非常に難しくて、将来に非常に不安があるという地域になります。

 また地域には13集落ありますけれども、2集落は高齢化が50%を超えており、共同体としての機能がもう限界に達して限界集落ということになります。

 加えて年少人口、14歳以下の人口ですが、10%以下の集落が10集落、1%の集落が1つ、2%の集落が2つという大変な状況です。100人の集落に子どもが一人か二人という異常な状態が生じております。

 市として、どのように対策を考えておられるか、お聞きいたします。



○議長(上澤義一君) 尾曽企画部長。



◎企画部長(尾曽幹男君) この件については、今お話がありましたように前議会でもお答えをしたところでありますが、ただいまの議員さんの調査結果なんかもお聞きいたしましても、やはり飯田市全体としても人口減少にある。そしてまた市内の中でも中山間地から街に向けての人口移動傾向がある。そんなような状況の中で、一部集落においてコミュニティというのが成り立たない、そういうことが懸念される状況があるんだなということを、まず認識を新たにしたところであります。

 そこで、こういった対策については今後市民の皆さんと一緒に知恵を出し合いながら検討してまいるということになろうかと思いますが、まずは地域に誇りと愛着を持つ、そういった人材の育成とか、それから家族の絆、それから中山間地ならではのコミュニティの再確認、こんなことがまずは必要なのかなと考えるところであります。

 そして行政としては、市長も先ほど申し上げましたけれどUIターン者の定住策、それから街と里、山との交流を深める、そして林業ビジョン、それからエコツーリズムなど、中山間地ならではの産業だとか定住の支援策、これらを総合的に検討をして取り組んでいく必要があるだろうと、そのように考えております。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) 地域に誇りを持つということが非常に大事ということがよくわかります。私たち親が誇りを持てないと、どうしても子どもたちが、若者が地域外へ出ていってしまいます。この点は常々やはり親の姿勢が大事だと思っております。

 それで重要と思えるのは、将来に向けた構想の策定にあると思います。夢を持って、目標に向かうところから地域の活性化、持続可能な地域の形成がなされると思います。

 かつて、中山間地域マスタープランについて質問を申し上げたことがございます。このときの答弁は、「都市計画に関するマスタープランがあるとすれば、それ以外の中山間地域においても、どのように振興する、どのように市民の皆さんが頑張ってもらえるか。そのためには中山間地域マスタープラン、そういった計画を作る必要があるのではないかと提案を申し上げている。」と答弁がありました。これに期待するというふうに答えたと思います。こういう計画こそが中山間地に住む者に勇気を与え、頑張る力を与えてくれると思われます。この点についてお伺いします。



○議長(上澤義一君) 尾曽企画部長。



◎企画部長(尾曽幹男君) 先ほど私いろんな施策を総合的に講じてまいりたいということを申し上げましたけど、土地利用計画でも市全体の計画が策定され、いよいよ各地域での土地利用計画を作ることになりますので、そういった土地利用計画の中で、上久堅なら上久堅をどのようにするか、そういうことを私どもしっかりとご支援申し上げますので、地区の中で今後の上久堅なら上久堅をどうするかということをお考えいただければ、段々と力もわいてくるし、いろんな知恵も出てくるんだろうと思いますので、よろしくお願いします。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) 土地利用計画を策定するとお聞きしております。今は早急に将来ビジョンを示して、安心して中山間地域に住み続けられる環境を作ることが必要だと思います。早急な対応策を再度よろしくお願いいたします。

 続きまして、初日の市長あいさつで豊橋市で開催された公開シンポジウム「中山間地域の維持と活性化、エコ地域づくり戦略を考える」のパネラーとして参加し、中山間地域における地域づくりを重視している当市においては、今後の市政運営にいろいろ示唆を得ることができた、極めて有意義な会であったとあいさついただきました。

 今後の参考になるような事柄がありましたら、お伺いいたします。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 開会日のあいさつでも申し上げてきたところでありますが、今お話がありましたシンポジウムは、中山間地域の持続を考えていく上で、有意義な催しだったと私自身考えております。

 特に、島根県では中山間地域研究センター、これ県のセンターとしてこういう中山間地域の問題を考える研究センターを設けているわけでありますが、そこの遠山さんという課長さんが基調講演をされましたが、かなりさまざまな示唆に富んだ講演だったというふうに思っております。

 特に、分散型の居住という、集落が分散している、そういった中山間地域において、やはり重要になってくるのは、いろんなネットワークをどのように作っていくか、それとそういった中での便利性といますか、言ってみれば集中と選択のような話なんですが、中山間地域の中で便利な場所をどういうふうに作っていくか。

 例えば中心的なところに郵便局でありますとか、そういった公的な施設というものをなるべく集約させるような、そういった仕組みというものを考えていけないかというような、そういった話もあったところであります。

 また、私自身もこの地域の多様性につきまして言及させていただきまして、やはり中山間地域をしっかりと維持していくためには、信頼に裏打ちされた社会的なつながり、豊かな人間関係というものが非常に重要になってくると。

 これ最近よくソーシャル・キャピタルという言い方をされておりますが、そういったものが非常に重要だということを発言させていただいております。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) 分散しているところのネットワークづくり、維持していくための豊かな人間関係とお聞きいたしました。今後の市政に活かしていただきたいと思います。

 次に、教育環境の改善について伺います。

 教育環境の問題も、中山間地域に暮らす者にとっては大きな課題です。以前に何回かご質問いたしました。市長から竜東中学校の統合を考えておりませんという答弁をいただきました。中山間地域に住む者にとって、このお言葉はありがたく安堵しております。

 より良い教育環境、安全性が確保できますように、この問題についてお伺いしたいと思います。

 最初に、竜東中学校の地域別生徒数をお知らせください。



○議長(上澤義一君) 答弁を求めます。

 関島教育次長。



◎教育次長(関島隆夫君) 今年の竜東中学校の地区別生徒数でございますが、上久堅地区から48人、千代地区から56人、龍江地区11人の合計115人となっております。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) 龍江地域にありながら、龍江の生徒は11人しか通学しておりません。先人が検討し尽くして作った場所でありますけれども、その検討が今日には活かされていないように思います。

 そこで通学区はどのように決めるのか、お聞きいたします。



○議長(上澤義一君) 関島教育次長。



◎教育次長(関島隆夫君) 通学区につきましては、それぞれ学校が統廃合されるときに、それぞれの該当する地区の方々が協議をして決められてきたというふうに理解をしております。

 したがいまして特に中学校の場合は、ご承知のように飯田市では統合中学を進めてきておって、その中で竜東中学の場合も昭和40年にそういう話が持ち上がり、43年に3地区で協議をして今の場所に竜東中学を作るというような記録を私は承知をしております。

 そういったことでございますので、基本的には学校が統廃合されるときに、それぞれの該当する学校の通学区を元に、該当する地区で協議をして決められるものと考えております。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) 地域では中学校の存続を心配して、父兄から通学区が何とかならないかというような問題が以前から出ております。ぜひその点を考慮いただきたいと思います。

 それと竜東中学校の位置と通学区のバランスについて、お聞きいたします。



○議長(上澤義一君) 関島教育次長。



◎教育次長(関島隆夫君) 先ほど申し上げましたように、上久堅中学と千代中学を統合するという話が昭和40年に持ち上がりました。その後協議をいたす中で龍江の一部もそこに一緒になるというような話が出てまいりまして、上久堅、千代、龍江地区で協議をいたしました。この記録によりますと、単に地図上の距離ではなくて、車で走ってその距離を実測をしたと、こういう経過も記録にございます。いわゆる通学路を走ったのだろうと思いますが、そういう経過を経る中で、その3地区の推進委員会で、現在の雲母の地区、そこがよしという協議をされております。

 生徒の数はおっしゃられるように3地区とも減少をしておりますが、今ある位置等のバランスについては、このことが今も生きていると理解をしております。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) この問題は非常に難しいと理解いたしております。

 そこで、近年一方ではマンモス校ができ、もう一方では非常に著しい減少が起きております。これは地域の均衡ある発展が図られていないことに起因すると思います。さらなる検討をお願いいたします。

 次に、遠距離通学者に対するスクールバスの運行についてをお聞きしていきます。

 現在子どもが少なくなる中で、5キロ6キロ、遠い生徒は7・8キロの寂しい道を特に冬などは通学させるわけにはいかないとして、地域を離れていく人もおります。また家族が送迎しておりますけれども、非常に負担になっております。また不審者が多発して、それからは父兄が送り迎えするようになってしまいました。

 前の市長の答弁で、スクールバスの導入によって軟弱な子どもになっては困ると答弁をいただきました。また12月の議会では、家族が送り迎えをしていることは市では把握しているとお聞きしております。

 一方で、飯田市の上村スクールバス運行事業では、その施策の欄に「未来を担い、たくましい子どもが育つ教育環境の充実」とうたっております。加えて廃止、休止した場合影響の欄には「児童生徒が通学できなくなる」としています。

 合併協議においてスクールバスの運行は現状を引き継ぐこととし、新市において全市の均衡を図るよう基準などを検討するとなっておりますけれども、市はどのように理解しているかお聞きします。



○議長(上澤義一君) 関島教育次長。



◎教育次長(関島隆夫君) ただいま議員がおっしゃられましたように、竜東中学に限らず、今保護者の方が生徒の送り迎えをしていただいているという実態があることは、承知をしているところでございます。

 市では、従来から通学に関しては徒歩通学ということを原則にいたしておるわけでございますが、特に中学の場合、遠距離の場合には自転車通学を認めるような条件も取っておるわけでございます。

 それから特に中学は部活動がありまして、早朝練習とか下校のときの部活動の時間帯とかもございますので、そういった点につき実態に即して、保護者の方のご協力をいただいているというふうに解釈をしております。

 スクールバスにつきましては、現在上村地区でスクールバスを運行しております。合併時にそれを引き継ぎましたけど、それ以外につきましては現行でも原則として徒歩通学をお願いをしたいというふうに考えております。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) 答弁いただきました。合併により同じ市の中で2つの施策が相反しているというふうに思っております。新市において全市の均衡をとるよう基準などを検討する必要があるのではないかと思っております。この点についてお聞きいたします。



○議長(上澤義一君) 関島教育次長。



◎教育次長(関島隆夫君) スクールバスに限らず、先ほど出ました中山間地域の公共交通の問題もありまして、そういった総合的な観点でこの点については検討をしていくべきものと考えておりますので、よろしくお願いします。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) 難しい問題で、明快な答弁はなかなかいただけなかったかと思っております。

 続きまして地域自治組織に移ります。

 身近な地域課題を地域住民が自ら考え、地域の力を結集し課題解決に取り組むことや、行政の意思決定過程に住民の意思を反映させるため、4月1日に地域自治区が設置されました。

 会派みらいでは、8月1日に開催した第1回井戸端会議において、各地区のまちづくり委員長さんたちと会合を持ちました。「自治組織の現状はスタートしたばかりでこれから。」という意見、「各種団体の統合と見直しが進められて効率的になった。」また「それぞれの地域で頑張らないと地域間格差が出る。」などという感想と、「市役所の改革も進めるべきで、節約した財源は地域に下ろしてほしい。」という意見、また「旧来の上部機関が残っているものがあって、そこから指示があり調整が難しい。」という行政に対する意見が多く出されました。

 4月からスタートして半年、導入後の状況について市の考えをお聞きいたします。



○議長(上澤義一君) 長沼総務部長。



◎総務部長(長沼弘明君) 地域自治組織の導入後の状況につきまして、ご説明したいと思います。

 住民参加による地域自治推進に向けて、各まちづくり委員会が組織化されまして5カ月が経過したところでございます。それぞれの地区において、今までにあった組織が構築されましたが、新たな組織改革に伴う大きな問題は生じず、概ねスムーズな地域自治組織のスタートができたと考えております。一方では先ほど議員からお話がありましたように、委員長さん方の中ではいろいろな考え方もあるかと思っております。

 今後行政としましても、まちづくり委員会の活動を通じまして、地域自治活動の活発化に向けての創意工夫に対する支援を、積極的にしてまいりたいと考えております。以上です。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) 概ね順調に進んでいるというふうに思われます。自治組織の移行から半年、これからが本当の正念場だと思います。

 支所から自治振興センターに変わりましたが、具体的にはどのように変化したかについて伺っていきます。

 井戸端会議の中で出された意見に、「支所が自治振興センターになったが、看板の掛け替えだけではないか。」というような意見が出ました。支所当時は市役所からの指示に基づき仕事を進めていたと思いますが、今度は自治振興センター、自治を振興する、その中心的組織ということになります。具体的にどのように変化し、またどのように変化しようとしているのかお伺いいたします。



○議長(上澤義一君) 長沼総務部長。



◎総務部長(長沼弘明君) 支所から自治振興センターへ変わったわけでございますが、センターの職員体制、人数につきましては、今までの支所と変わっておりません。

 ただ、新しい事務として飯田市地域自治区の設置等に関する条例によりまして、地域協議会の庶務を担当することとなり、新たな事務所として生まれ変わっております。

 地域との協働あるいは連携を通じまして、自治振興センターはそれを深めていく組織として位置づけられているわけでございますが、今後も地域と協働して、あるいは連帯を深める中で、それこそ看板ではなくて自治振興のセンターとして機能していくように努めていかなければならないと思っていますし、職員もその気構えが必要だと思っております。以上です。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) 自治振興センターの位置づけをどうするか、またどうしたら自治が振興されるか、そこで働く方々の意識改革も含めて大変な課題だと思っております。自治が地域に根付くような取り組みをお願いいたします。

 続きまして、パワーアップ交付金に関することであります。

 今回のパワーアップ交付金は、人口割7割、均等割3割となっております。幾つかの地域は従前に比べて交付金が減額となりました。そして減額となった地域は人口減少の激しい地域と合致しております。人口減少が激しい地区にとって、この配分方法ですとこれからますます減額になっていくと思っております。

 国では過疎、辺地等の指定で小さな町村の支援を行なっております。市として自治の維持が困難になりつつある地区に対して支援をする何らかの方法がないのかと思います。

 現在のパワーアップ交付金の算定方法を見直すのも1つの案かと思います。ご所見をお伺いいたします。



○議長(上澤義一君) 長沼総務部長。



◎総務部長(長沼弘明君) パワーアップ交付金の見直しというお話でございますが、パワーアップ地域交付金の算定につきましては、いろいろな指標を元に検討しまして、今までの補助金を考慮する中で、現実的なものとして均等割3割人口割7割とした経過がございます。

 まだまだ事業がスタートをしたばかりでございますので、ご理解いただきたいと思っております。以上でございます。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) まちづくり助成金とか地域づくり助成金、これらが地域の均衡を図っていくようなことかと思われます。また中間報告で可住地割というのも検討されておりました。少ない人口でも多くの面積を管理していかなくてはなりません。面積割など考慮できないかお聞きいたします。



○議長(上澤義一君) 長沼総務部長。



◎総務部長(長沼弘明君) 先ほど申し上げましたように、まだまだスタートしたばかりでございますので、もう少し経過を見る中でお願いしたいと思っております。以上です。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) そうですね、半年だからすぐの見直しはとても無理だとは思いますけれども、中山間地域の課題とあわせて、また検討していただきたいと思います。

 続きまして森林整備に移ります。

 飯伊の森林率は86%と、県下平均の78%を大きく上回っております。温暖化防止のためにも森林を守り、後世に残していくことが必要と感じております。また全国各県で森林環境税が導入されているところもあります。今後10年間に集中的に間伐が必要になるとして、長野県でも森林税を導入する検討が出されました。

 当飯伊地区においても飯伊森林組合、飯田市森林組合の合併が成立し、また林務課が森林組合に事務所を置くこととなりました。意思疎通がスムーズになり、林産業にとってよい体制になったと思っております。

 一方で山林所有者の高齢化、有害鳥獣の被害、急峻な山林ゆえの搬出の困難など、森林管理には多くの課題があります。そこで今回は森林整備、間伐を推進するため一番身近で誰にでも取り組むことのできるペレットについて伺います。

 ペレットの普及状況など調べたところ、ペレットストーブが公共で74台、民間で15台の89台、ボイラーが座光寺保育園、企業人材確保住宅、農業用の合計11基とお聞きしております。

 そこで、現在のペレットの消費量ですが、ストーブの消費量が年間1トン、ボイラーが11トンとすると年間の消費量は概ね210トンとなります。市も応援して補助事業で作った南信バイオマスのペレットボイラーの処理能力が800トンということですので、とてもフル生産には至っておりません。まずはフル生産できるような消費を確保することが大事だと思います。

 ペレットストーブ、ボイラーの普及と促進について、お伺いいたします。



○議長(上澤義一君) 北原産業経済部長。



◎産業経済部長(北原重敏君) 木質ペレットについてでございますけれども、平成16年度にできましたペレット工場は、今もお話が出ましたように年間の生産能力が800トンとなっております。ペレットを生産していただく基幹的な施設として稼働しておるわけでありますけれども、数字等の状況については今議員ご指摘のとおりかと思っておりますが、その間市としてもペレットストーブやペレットボイラーを公共施設中心に設置してきております。

 生産能力より需要が少ない現状も、今ご指摘のとおりでありますけれども、今後さらにペレットストーブ等の普及に努めてまいります。ただストーブの方は需要が冬季に限定されるということもありますので、通年で需要があるペレットボイラーの普及をしていくことが、ペレットの消費量の増加につながると考えております。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) 今後の普及に努めるというふうにお聞きいたしました。飯田市の山林面積から考慮しますと森林エネルギーは豊富であり、森林経営とあわせて進めていくことで、半永久的に持続可能な開発につながることが期待できます。森林エネルギーの活用を期待いたします。

 続きまして、ペレットボイラーの普及に力を入れるということですが、現在座光寺保育園で使っておりますペレットボイラーの効果と感想をお聞きいたします。



○議長(上澤義一君) 宮沢保健福祉部長。



◎保健福祉部長(宮沢孝明君) 新設の座光寺保育園に導入いたしましたペレットボイラーは、給湯と床暖房用として使用しております。

 ペレットの消費量は、導入当初は年間18トンでございましたが、タイマー運転等の改善を行ない、昨年度は11トンとなっております。全自動で操作も容易であり、灰も少なくて燃焼率もいいと、こんなふうに感じておるところです。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) 使い勝手もよい、燃焼率もよいということで、行政としても自信を持って推進していかれるようにお願いします。

 続きまして、かぐらの湯へもペレットストーブを設置する予定であるとお聞きしております。年間の消費量がどのくらいになるかお聞きします。



○議長(上澤義一君) 北原産業経済部長。



◎産業経済部長(北原重敏君) 現在かぐらの湯にペレットボイラーを設置中でありますが、ここの消費量は年間300トンを予定しております。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) ペレットの年間消費が300トンとお聞きしました。そうしますと概算で間伐が27ヘクタールできるということになります。

 かぐらの湯で300トンを消費するということになると、あと1箇所このぐらいのボイラーが設置されれば、工場の生産能力に達するというふうに思います。まずフル生産になるような対応をお願いしておきます。

 啓発をボイラーに特化し、公共施設や温泉施設、農業施設などへ普及を図ったらと思いますが、お聞きします。



○議長(上澤義一君) 北原産業経済部長。



◎産業経済部長(北原重敏君) 公共施設や温泉施設などへのペレットボイラーの普及促進をしておりますけれども、そうはいっても大型施設となりますことから、そういった施設のボイラーの更新時等に設置してもらうよう、今後も計画的に働きかけをし推進していきたいと思っております。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) こういった活動を各企業に働きかけることはできないかどうか、お考えをお伺いいたします。



○議長(上澤義一君) 菅沼水道環境部長。



◎水道環境部長(菅沼良収君) このようなペレットストーブ、ペレットボイラーにつきましては、企業の皆さんに設置していただくことが非常に大事だというふうに思っています。

 市も参画しております地域ぐるみ環境ISO研究会、こういった組織を通じて普及をお願いをしていきたいと考えております。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) 企業へ協力いただくには、どうしても経費的な問題があります。補助制度はどのようになっているかお聞きいたします。



○議長(上澤義一君) 菅沼水道環境部長。



◎水道環境部長(菅沼良収君) 飯田市では補助制度といたしまして、昨年度1台あたり最大でペレットストーブで5万円、ペレットボイラーに5万円の補助を行なっております。

 しかし議員おっしゃられるように、民間でのこういった施設の導入が少ないのが現状でございまして、今までに補助したものについては15台ということになっております。またペレットボイラーにつきましては、農業用として1台入っているだけでございます。

 今年度県では個人用ペレットストーブに5万円、ペレットボイラーに10万円の補助が専決をされております。飯田市では普及促進のために、県の補助金に上乗せをいたしましてペレットストーブ10万円、ペレットボイラー15万円ということで、それまでの補助をするということにしております。ぜひご利用いただきたいと思います。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) ちょっと時間がなくなってきました。薪ストーブの普及についてであります。

 この薪ストーブについての現状の取り組みをお聞きします。



○議長(上澤義一君) 菅沼水道環境部長。



◎水道環境部長(菅沼良収君) 薪ストーブにつきましても普及に向けて取り組んでおりまして、市から環境協議会を通じて補助制度を設けております。

 これにつきましても、本年度計画では予算の範囲内でございますけれども、1台あたり最大5万円の補助を行なう予定でございます。

 今年度までに補助対象とした件数は、18年度末で80基になっております。以上でございます。



○議長(上澤義一君) 内山要子さん。



◆6番(内山要子君) それでは最後に、国内で唯一資源があるのは木材です。県では森林環境税が検討されております。地域産材を使ってもらえるような仕組みづくりが必要であり、地域の林業を産業として成り立つようにするには、やはり行政の支援が必要だと思っております。森林の持つ多面的な機能を享受するような、さらなる取り組みをお願いしておきます。

 そして、よく市長が言われます域産域消、そして地元のペレットを使っていただく。これが一番肝心かと思います。それではこれで一般質問を終わります。ありがとうございました。(拍手)



○議長(上澤義一君) 以上で、内山要子さんの一般質問を終わります。

 一般質問の途中ではございますが、ここでお諮りいたします。

 本日の会議時間を、議事の都合により若干延長したいと思います。これにご異議ございませんか。

       (「異議なし」と言う者あり)



○議長(上澤義一君) ご異議なしと認めます。

 よって、本日の会議時間は延長することに決定いたしました。

 一般質問を続行いたします。

 それでは、次の一般質問を行います。

 木下容子さん。

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△木下容子



◆10番(木下容子君) 要子議員のあとに、また容子が登場をいたしました。市民パワーの木下容子でございます。前回に引き続いて2日目の最後を務めさせていただくことになりました。

 今回は天竜峡の再生についてと、環境文化都市実現のための対策についての2項目でございます。

 天竜峡再生については、6月の議会の折りに時間が足りず残してしまった項目でございます。せっかく研究をしていただいたのに大変申し訳なかったと反省しつつ、ほんのお詫びの気持ちを込めて今回改めて、しっかり取り上げさせていただきました。

 もう1点の環境問題についてでございますが、本日午前中に環境3兄弟の皆さん方が質問をされました。私はそれを受けて環境問題、新たな視点から質問をさせていただきたいと思います。

 それでは、質問席に移って質問をさせていただきます。



○議長(上澤義一君) 木下容子さん。



◆10番(木下容子君) それでは早速でございますけれども、天竜峡再生について質問をさせていただきます。

 まず1点目でございます。環境面での天竜峡の魅力をどう引きだすかという点について、飯田は果物の南限と北限があわさっている、大変土地的に魅力のある土地でございます。この特性を天竜峡でも、もっと活かすことはできないものでしょうか。

 今田平でイチゴ狩りを行なっている農家の方がいらっしゃるというふうにお聞きをいたしておりますけれども、これはまだ1件だけの農家というふうに伺っております。このイチゴ農家を、もう少し増やしていただくようなことは可能ではないでしょうか。また四季を通じた天竜峡の魅力、これをもっと発信をすることはできないのか、お聞きをしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 理事者側の答弁を求めます。

 北原産業経済部長。



◎産業経済部長(北原重敏君) イチゴ狩りとか、そういうものをもっと活かせないかということだと思います。

 現在イチゴ狩りの農家1戸というご指摘でありましたけれども、そういう農家を増やすかどうかも含めてですけれども、現在イチゴ狩りだとかりんご狩りなど、四季を通じて果物が味わえる魅力というのは天竜峡周辺で大変重要な視点だと思っておりまして、観光業者の皆さんと一緒になって積極的なPRを現在行なっておりますし、それによってかなりの数のお客さんを誘客しておると、そういうふうに思っております。



○議長(上澤義一君) 木下容子さん。



◆10番(木下容子君) 今ご答弁いただきまして、イチゴ狩りにも力を注いでいただけるということでございます。

 イチゴに限って言えば、イチゴのジャムづくりでありますとか、あるいはサクランボ狩りも天竜峡の方でもやられているということでございます。それから今日も市長の方からもお話がございましたラフティングや何かも実際やっておられるということでありますので、本当に四季折々の、春はイチゴから始まって、それから桜並木もずいぶん大きく育ってきております。私も今年見に行かせていただきましたけれども、あの桜を見ておりますと地域の方々の熱意が、段々と実る方向になってきたなというふうに見応えを感じております。

 渓谷ではツツジもあります。山桜も見られるということでありますので、天竜峡四季折々の魅力をもっともっと、ぜひ発信をしていっていただきたいと思います。

 それから2点目でございます。舟下りの問題でございますけれども、天竜峡は景観と舟下りということで、これまでずっとアピールをしてきております。舟下りは天竜峡にはやはり欠かせない大きな魅力のあるものではないかと思いますけれども、現在は舟下りは2社に分割をされておりまして、上流は弁天から時又港まで、下流は天竜峡から唐笠というルートでございます。

 観光客には、天竜峡の景観美を堪能していただける部分が、残念ながら少し抜け落ちているのではないかなというふうに思います。何とか、この空いている部分をつないで、景観美の素晴らしさをもっともっと発信することはできないものでしょうか。この点お聞きしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 北原産業経済部長。



◎産業経済部長(北原重敏君) ご指摘のように、名勝天竜峡において舟下りから見る渓谷美は、多くの観光客に感動を与えておると思います。

 この渓谷美を活用した企画として、コンサートやガイドツアーなどが行なわれておりまして、舟下りと渓谷の魅力は集客につながっていると思っております。

 ご指摘のように、現在舟下りの事業者2社あります。舟下りという貴重な資産をさらに活用するため、再生マネージメント事業と整合をはかり、新たなプログラムを構築していく中で、今ご指摘のようなことについても協議を進めてまいりたいと思います。



○議長(上澤義一君) 木下容子さん。



◆10番(木下容子君) ぜひ、この舟下りをもっともっと活かすような形で、再生に向けてさらに力を注いでいっていただきたいと思います。

 それから、天竜峡には十勝巡りというのもありますね。これについても、まだまだ市民の中でも知らない方も多いのではと思います。この十勝巡りなんかも活かすような形で、再生マネージメント事業に向けても取り組んでいっていただければと思います。要望でございます。

 小さな3点目でございます。今年の4月阿智の信濃比叡で狂言木賊が上演をされまして、私も伺って、初めて狂言というものを見たわけですけれども、大勢の方で賑わっておりました。

 広拯院では火渡りの業が行なわれておって、昼神温泉は広拯院との連携で誘客を図っているわけです。天竜峡も周辺の史跡、文化、文化財などが大変豊富なところであろうかと思います。こういうものなどと結びつけた誘客は図れないでしょうか。お聞きしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 北原産業経済部長。



◎産業経済部長(北原重敏君) おっしゃるとおり天竜峡周辺、もっと言えば南信州全体を考えますと、いろいろな資産がありまして、そういうものをつないで周遊できるコースを開発していくことは、大変重要なことだと思っております。

 ただ、一度にはできないものですから、天竜峡再生マネージメント事業の中では、そういったことを視野に入れながら、まずは天竜峡、名勝天龍峡の再生から取り組もうとマネージャーも考えておっていただきまして、今後そこからスタートして、いずれはそういったところまでつなげていければいいと思っております。



○議長(上澤義一君) 木下容子さん。



◆10番(木下容子君) ぜひ天竜峡を中心として、近くには小笠原流の祖である小笠原貞宗が建立をした開善寺もあります。小笠原流と結びつくようなことも考えていっていただければと思います。

 また、旧小笠原家書院なんかも近くにあるわけです。また新たな視点で天竜峡と結びつけるような観光をぜひ今後視野に入れて、少し長い目で見ながら考えていっていただければと思います。

 続いて大きな2番でございます。三遠南信自動車道の開通に伴う新たな展望についてということで、ご提言をさせていただきたいと思います。

 三遠南信自動車道の開通に伴って、遠州三河方面へのアクセスが大変よくなるという、新しい展望が開けてまいりました。

 山本、あるいは天竜峡のインターの開通、天竜峡大橋の完成が目に見えているわけです。これによって天竜峡はこれまでのように、ただ素晴らしい景色を楽しむ景勝地としてだけではなくて、新しい展望が開けるのではないかと思いますけれども、この地の利を今後どういうふうに活かしていかれるおつもりなのか、お聞きをしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 議員ご指摘のように、この三遠南信自動車道の2つのインターチェンジの開設が来年の3月に迫っているわけでありますが、飯田市にとりましては三遠南信連携の大きな一歩であり、地域活性化の大きなチャンスととらえているところでございます。

 このインターチェンジと、それから今企業立地が進んでおりますエコバレー地区、そして今日お話いただいております名勝天龍峡、これを一体的につなげて、そしてこれを活性化させるということで、その真ん中にあります天竜峡の再生、これが名勝天竜峡を中心とした観光での再生というものを目指しているわけでありますし、エコバレーはご案内のとおり企業立地を進めていくと。そして天竜峡再生道路で、この名勝天龍峡とつないでいくということを今考えているところでございます。

 こうしたことをすることによりまして、相互に補完しあい相乗効果を狙ったような地域にしていくことができるんではないかと考えているところでございます。



○議長(上澤義一君) 木下容子さん。



◆10番(木下容子君) 今、市長おっしゃっていただきました。本当にエコバレーの地域の活性化、あるいは名勝地としての天竜峡、また再生道路としての天竜峡、お互いに補完をしあいながら相乗効果を狙っていくという力強いお話でございました。

 三遠南信自動車道の開通によって、本当に市長が力を入れておられる産業振興面でも、経済自立度を支える基盤が着々と整い、目に見える形で今実現をしようとしておりますことに、私は大変大きな期待を抱いております。

 そこで、経済の自立度を上げるという意味でお聞きをしたいと思うわけですけれども、飯田市全体として新しい工業団地の設置に関する構想というものを、市長はお持ちだろうと思いますけれども、どのようなものを考えておられるのか、お伺いをしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 現在市におきまして企業立地を進めておりますのは、まずはエコバレー地区が挙げられますが、ここはいわゆる借地ということになっております。実際に土地を取得したいという方につきましては、また新たな工業団地も造成していかなければいけない状況だというふうに考えております。

 今、全市の候補地から絞り込みをかけまして、伊賀良の経塚原地区と、山本の箱川原地区の2箇所につきまして、具体的に地元の皆様方と調整を進めさせていただいております。



○議長(上澤義一君) 木下容子さん。



◆10番(木下容子君) 今、市長の口から新たな工業団地の構想が発表されたわけでございます。大きな期待を持ってお聞きをしたわけですけれども、飯田市の産業経済の発展のためにも、ぜひこれは構想だけではなくて実現をしていっていただきたい、そういう意味で後押しをしっかりしたいと思っております。

 それからエコバレーのこともお話がございましたけれども、三遠南信自動車道の一部供用開始に伴って2つのインターチェンジができるわけでございます。山本のことに関しましては今市長お話がございましたけれども、もう1つのインターである天竜峡には、そのような動きはございませんでしょうか。



○議長(上澤義一君) 北原産業経済部長。



◎産業経済部長(北原重敏君) 2つのインターということで、山本は今市長の答弁にあったとおりでございます。それから天竜峡周辺では、これも今の市長の答弁にありましたが、現在のところエコバレー地区への企業立地を進めておるところであります。

 そんな状況で、全体的に考えた中で、現在は2つの、エコバレー含めますと3つですけど、そういったところで企業立地を進めております。



○議長(上澤義一君) 木下容子さん。



◆10番(木下容子君) 市長の公約であります経済自立度のアップという形の中での、この3つの工業団地の構想でございます。ぜひ、これは実現をしていっていただきたいと思いますし、その意味でこの天竜峡の立地の条件、ほかへのアクセスが大変よくなるという地区でございますので、天竜峡をぜひ利用をしていっていただければと思います。

 続いて3番目でございます。天竜峡花の里の今後の活用をどう考えるかについて、お聞きをしたいと思います。

 天竜峡花の里の取り組みに関しまして、花の里管理運営委員会の皆さん方、あるいは川路のまちづくり委員会や、花の里がある地元川路8区の皆さん方、天竜峡観光協会の皆さん方が、この花の里の管理運営をしてくださっているということでございます。これは大変ありがたいことでありますし、感謝を申し上げる次第でございます。

 この花の里の運営を通して、川路の皆さん方が本当に積極的に自分たちの地域を自分たちの手で何とかしようという動きが出てきた、このことは私は大変貴重なことであろうかと思います。素晴らしいことだろうと思います。

 花の里の今後の活用に関してでございますが、前回も牧内議員の方からもお話、質問があったと記憶をしておりますけれども、来年の3月までという暫定期間がそろそろ目の前に来ているわけです。目処を立てなくてはならないとする時期が来ているのではないかなというふうに思います。そろそろこれははっきりした形を示す時期ではないかと思いますが、いかがお考えでしょうか。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 今、議員からお話がありましたように、この天竜峡再生ということを考えていくときに不可欠なのは、やはり地元の皆さん方の意識ではないかというふうに思っております。

 これは地域再生におきましても、金谷マネージャーもよく申しているところでありますが、やはりこの地域の皆さん方が誇りを持って、自分たちの地域の活性化を図っていくと、こういったことが非常に重要になってくるというふうに思うわけであります。そうしたことから、その地域の将来が段々と見えてくると思うわけであります。

 そういった中で、この花の里の活用についてでありますが、これは三遠南信自動車道の全線開通後も想定して現在地元川路地区の皆様方、それから国道交通省と研究を進めている段階でございます。その結果を尊重して、この活用を考えていきたいと考えているところであります。



○議長(上澤義一君) 木下容子さん。



◆10番(木下容子君) 先日私も川路の方へお伺いをさせていただいて、何人かの川路地区の皆さん方にお話を伺ってまいりました。ちょうど今月15日には信州大そば祭りが開催をされるということで、その準備に皆さん方大変お忙しいときでありまして、40人から50人ほどの方たちで花の里のあたりの草刈りをされたり、テントの設営の準備をされたりということで、本当に地元の方々の熱意がひしひしと伝わってまいりました。

 天竜峡を何とか再生をさせたい、ひいては川路全体を盛り上げたい、そして皆さん方そこまでは言わなかったのですけれども、天竜峡あるいは川路を盛り上げることで、私は飯田市全体がこれは活性化をするんではないかなというふうに思って帰ってまいりました。

 地元の皆さん方は、花の里の今後に本当に大きな期待を抱きつつも、まだ市の方からも方針が出されていないということに、大変不安を抱いておられる様子でありました。15日は、市長もそば祭りに多分ご招待をされていらっしゃると思います。おそばを堪能されるだけではなくて、ぜひ地元の皆さん方の声をよく聞いてきていただきたいと思います。

 金谷マネージャーも本当に一生懸命天竜峡のことに関して、住居を移すような形で今回頑張っておられるということでございます。ぜひその地元の熱意、それからマネージャーの熱意も汲み上げていただくような形で、ぜひ新しい展望を開いていただきたいと思います。

 いずれにしても、もう決断する時期は迫っているんではないかと思います。余裕はあまり残されていない。1日も早い方針を出していただけたらと思います。ご要望を申し上げたいと思います。

 続いて大きな2番でございます。環境文化都市実現のための対策についてお伺いをしたいと思います。

 昨日今日の一般質問の中でも、地球温暖化防止に向けてのお話が多々ございました。私の方は交通面から見ての対策についてお伺いをしたいと思います。

 つい先頃、地球環境の悪化による人類存続の度合いを示す環境危機時計が、昨年に比べて14分進み9時31分になったという報道がございました。この環境危機時計は、危機の度合いを0時1分から昼の12時までの時刻で示して、9時1分から12時までは極めて不安な時間ということになっているそうです。今極めて不安な時間に地球規模で突入をしてしまったということだろうと思います。

 時計が進んだのは世界各国の異常気象など、地球温暖化が大きな影響を与えたと分析をされているからだそうでございますけれども、地球温暖化防止のために市民一人一人ができるところから取り組んでいかなくてはならないという時代になってきているんだろうと思います。

 地球温暖化に向けての取り組みに、飯田市を上げて取り組んでおられるノーマイカー運動があるわけですけれども、この運動の現状についてまずお伺いをしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 菅沼水道環境部長。



◎水道環境部長(菅沼良収君) ノーマイカーデーの取り組みでございますけれども、平成18年度まではノーマイカー方策研究会による研究と、共同の取り組みが行なわれてまいりました。今年度からは地域ぐるみ環境ISO研究会が中心となりまして、本年度中に3回の一斉行動を実施、または計画をしているところでございます。

 地域ぐるみ環境ISO研究会と共同した、事業所と行政のパートナーシップによるこのような取り組みは、これからもぜひ広げていきたいと思っております。

 本年2月16日京都議定書発効記念一斉行動では、59事業所5,636人、6月5日から11日の環境の日記念一斉行動週間には、74事業所1万3,485人が参加をしていただきました。CO2換算で21.5トンの削減効果があったというふうに考えております。

 地球温暖化問題に関する関心の高まりで、回を追うごとに市民や事業所から、積極的な参加をいただいております。以上です。



○議長(上澤義一君) 木下容子さん。



◆10番(木下容子君) 私も以前会社に勤めておりましたときに、環境問題の方のISOの関係の事務局を務めておりました。その時点でもノーマイカー運動が実施をされていたわけですけれども、この地域の特性として、車がないとなかなか通勤ができないというようなこともありまして、まだまだ参加ができない状況であったわけですけれども、今ここへ来て1年に何回も取り組んでおられるということ、地域ぐるみで取り組んでいる点、参加事業所も年々増加をしている点、これは大変評価をしたいと思います。

 小さな2番目でございます。公共交通のことについてお聞きをしたいと思います。

 公共交通改善市民会議を立ち上げたとお聞きをしていますけれども、その目的と中身についてお聞きをしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 中園建設部長。



◎建設部長(中園雅君) それでは公共交通についてお答えをいたします。

 これは人口減少や過疎化などにより、絶対的な需要量が減少する中で既存路線バスの運行は、いずれの地域においても厳しい状況にあるということの中から、全国的に見られる傾向として新しい交通システムを研究し、地域需要に対応した新しい交通システムを構築するということを目的に、地域公共交通改善市民会議というものを設置したところでございます。



○議長(上澤義一君) 木下容子さん。



◆10番(木下容子君) 先ほど内山議員の方で、デマンド交通についてのご提言がなされました。今私どもの会派でもデマンド交通についての勉強を行なっておりまして、先日は我孫子市へ行ってまいりました。それから今月は先ほど内山議員からもお話がございましたが、安曇野市の方へも視察に行く予定になっております。近いうちにまたデマンド交通についての提言をさせていただけると思いますので、よろしくお願いいたします。

 飯田市では、チンチンバスが8月に再度試行運転をされたようですけれども、その実態についてお聞きしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 中園建設部長。



◎建設部長(中園雅君) 8月11日、12日、及び18日から31日までの16日間におきまして、南信州アルプスフォーラム、飯田青年会議所の皆様のご協力をいただきまして試行運行を行ないました。今回は平日も含めまして運行し、さらに経路も前回とは若干変更をいたしました。

 総運行便数は160便でございまして、総利用者は1,454人。1日当たりの利用者は80.9人でございます。

 これに対しまして、春の試行運行は観光シーズンにあわせた土日のみの運行ということもございまして、1日当たりの利用者は138人でございました。

 現在、利用者の内訳につきましては詳細の集計はただいま分析中でございますが、春は地域外の人による観光目的が主であったというふうに認識しておりますが、夏は中心市街地にお住まいの方が多く利用されたというふうに感じております。



○議長(上澤義一君) 木下容子さん。



◆10番(木下容子君) ぜひ研究を進める中、これも継続ができるような形でお願いができたらと思います。

 続いて3番目でございます。今月になりますが松本市で「カーフリーデー」が実施をされる予定というふうにお聞きをしております。カーフリーデーというのは交通渋滞とか環境問題、中心市街地等の衰弱などの車社会がもたらすデメリットを改善するきっかけを作るために、街の中心部で1日車の休日を設けようというイベントでございます。

 これは、フランスで1997年ラロッシェルという都市で始まった車のない日が発端となって、翌年にはフランス全土の取り組みになり、2000年からはEUによる世界的なプロジェクトとして、1千以上の都市に広がりをみせているということでございます。日本では松本、名古屋、横浜が賛同都市として加わり、支援都市として認証をされているということでございますけれども、このカーフリーデーに飯田市として取り組むおつもりはないでしょうか、お聞きをしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) これまでも何回もこの地球温暖化防止のための、市民一人一人の行動ということを通して意識を変えていくことが必要であるということを申し上げてきたところでありますが、今お話のありましたこのカーフリーデーというのも、いってみればそういったひとつの意識を変えていくための運動ではないかというふうに考えております。

 こういった一斉行動によりまして、市民意識が変化していくことを通しまして、公共交通機関の利用促進にもつながっていくんではないかと考えているところであります。



○議長(上澤義一君) 菅沼水道環境部長。



◎水道環境部長(菅沼良収君) 国際的な一斉行動でありますカーフリーデーにつきましては、準備にも時間を要する参加のハードルの高い催しだというふうに考えております。

 飯田市といたしましては、まず生活と環境まつりのような機会に、カーフリーデーの趣旨を踏まえた取り組みを盛り込むような検討をしてまいりたいと思っております。

 本年につきましては、生活と環境まつりを挟んだ10月25日から31日を「エコドライブ推進月間」といたしました。ノーマイカーだけではなくエコドライブ、ライトダウンなど、温暖化防止に向けた多用な取り組みを呼びかける計画でございます。以上です。



○議長(上澤義一君) 木下容子さん。



◆10番(木下容子君) 私も先ほどカーフリーデーに取り組みませんかというふうに簡単に申し上げましたけれども、今部長おっしゃいましたように、このカーフリーデーというのは単なる歩行者天国とは違って、大変ハードルが高いものだということは認識をいたしております。

 ただ、環境文化都市宣言を行なった我々飯田市です。そして2006年環境都市コンテストに上位にランキングをしている飯田市。本当に環境問題の先進の都市であると私は思っております。そういう意味で松本に今回先を越されてしまったという、先ほどの木下克志議員じゃありませんけれども、飯田市がむしろ率先してこれは取り組むべき問題ではなかったかなというふうに思います。

 参加をするには首長が引っ張る場合、あるいは市民団体が中心でやる場合というふうにありますけれども、ぜひこれは、私は今年やれということは無理ですし、来年もどうだといってもこれは簡単にできる問題ではないということも自覚をいたしておりますけれども、ぜひカーフリーデーというこの催しがあるということ、それからカーフリーデーについても何年か先になるかもしれないけれども、飯田市でもぜひ取り組むべきものではないかなというふうに思います。

 その点について、今一度お聞かせいただきたいと思いますが。



○議長(上澤義一君) 菅沼水道環境部長。



◎水道環境部長(菅沼良収君) 松本市の計画を見ますと、まちなか全部を止めるというような計画ではございません。何本かのまちを止めて実施をすると。それとノーマイカーデーを組み合わせるというようなイベントといいますか行事でございますので、飯田市としましても先ほど申しましたように、エコドライブ週間というようなものも含めながら、ほかの歩行者天国みたいなものを組み合わせるようなことを、検討してまいりたいというふうに思っております。



○議長(上澤義一君) 木下容子さん。



◆10番(木下容子君) ありがとうございます。ぜひ、これは息の長い取り組みになろうかと思いますけれども、市民の皆さん方の意識を喚起するという意味でも、このカーフリーデーについて、まずは啓発から今年の生活と環境まつりの中でも行なっていただければと思います。

 時間もなくなってまいりました。

 最後に4番目といたしまして、パークアンドライド、サイクルアンドライド、サイクルバス、サイクルトレイン、私横文字が本当は好きじゃないんですけれども、あと置き換える言葉がありませんので羅列をさせていただきました。

 17年度建設部で出された総合交通計画調書を見ますと、非常に興味深いことがいろいろ書かれております。

 ツアーオブジャパンの実施以来、市内に自転車に乗る市民の皆さん方の姿がとても増えてきたように思います。自転車の利用が環境面に貢献する点を見逃せない。その自転車を乗車駅の駐輪場に置いてしまうと、下車したあとにも自転車を使うということができないわけですけれども、自転車を電車とかバスの中に持ち込むことが可能なサイクルバス、サイクルトレインというシステムがございますけれども、このようなシステムを検討したということはございませんでしょうか、お聞きしたいと思います。



○議長(上澤義一君) 牧野市長。



◎市長(牧野光朗君) 幾つか、今の方策についての導入の検討をしているかということでありますが、この中で恐らく一番馴染みがあるのはパークアンドライドではないかと思っています。これはかなり実はいろんな視点から検討をしておりますが、まだ実際にこうだと、実効を上げるところまでは行ってないかなと思っています。

 やはり、利用者である市民の意識や行動の変化ということを伴うことが必要でありますし、またバスやJRといった、そういった公共交通機関との連携が必要になってくるところでありますので、やはりそういった課題をクリアしていくために、地域公共交通改善市民検討会議におきまして、研究を進めていく必要があるというふうに思っております。



○議長(上澤義一君) 木下容子さん。



◆10番(木下容子君) 今も市長おっしゃいましたけれども、いろいろな面で検討をしてこられたということでございます。温暖化防止に向けて、やはり車に規制をかけるということ、これは私も自分に対しても自戒をしなくてはいけないわけですけれども、できれば市役所までは歩いてきたいな、自転車に乗ってきたいなというふうに思いますけれども、そんな形で温暖化防止に向けて、ぜひ市長が始められた自転車でございますので、この自転車を活用するような形で、車社会に少し規制をかけるようなことも必要ではないかなというふうに思います。

 それから先ほどのサイクルバス、サイクルトレインの問題でございますけれども、全国的には幾つかの市でも、試験的なところもありますけれども実施をされているところもかなり出てきております。

 昨日の後藤修三議員の学生のJR利用についての質問の中でも、この問題がクリアされれば私は学生の皆さん方が自転車に乗ってきて、そして電車の中に自転車を持ち込んで、降りたところから自転車でまた学校へ通学できる、そうすれば親に送ってもらうようなこともなくていいんではないかなというふうにも思いますし、ここ長野県の中で飯田がサイクルバス、サイクルトレインに取り組めば話題になることは、これは間違いないと思います。

 観光面でも話題にもなりますし、ぜひこれは試験的に取り組みを検討をしていただけるような、そのこともお願いをいたしまして、時間がまいりましたので私の一般質問終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手)



○議長(上澤義一君) 以上で、木下容子さんの一般質問を終わります。

 ここでお諮りをいたします。

 ただいま一般質問の通告者が3名残っておりますが、本日はこの程度にとどめ延会といたしたいと思います。

 これにご異議ございませんか。

       (「異議なし」と言う者あり)



○議長(上澤義一君) ご異議なしと認めます。

 よって本日は、これをもって延会と決定をいたしました。

 明日14日は午前10時から本会議を開きますので、定刻までにご参集くださるようお願いをいたします。

 本日は、これをもちまして延会といたします。ご苦労さまでございました。

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          17時06分 延会

地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

     平成19年9月13日

          飯田市議会議長  上澤義一

          署名議員     清水可晴

          署名議員     伊壷敏子