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長野県 岡谷市

平成10年  9月 定例会(第4回) 09月11日−04号




平成10年  9月 定例会(第4回) − 09月11日−04号







平成10年  9月 定例会(第4回)



       平成10年第4回岡谷市議会定例会会議録(第4号)

                        平成10年9月11日(金曜日)

●議事日程

 ▲日程第1 一般質問

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●本日の会議に付した案件

 ▲日程第1 一般質問

           8番    野溝道子議員

           9番    渡辺太郎議員

          19番    毛利栄子議員

           2番    上野安規光議員

           6番    佐々木澄子議員

          25番    堀内一光議員

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●出席議員(26名)

           1番    横内東洋雄議員

           2番    上野安規光議員

           3番    河口今朝美議員

           4番    川崎展司議員

           5番    小松清康議員

           6番    佐々木澄子議員

           7番    原  宏議員

           8番    野溝道子議員

           9番    渡辺太郎議員

          10番    降籏 清議員

          11番    今井友吉議員

          12番    宮沢広光議員

          13番    八幡泰年議員

          14番    加藤レイ子議員

          15番    小松 稔議員

          16番    八幡益晴議員

          17番    横内敏子議員

          18番    三井正二議員

          19番    毛利栄子議員

          20番    笠原征三郎議員

          21番    田中親雄議員

          22番    山田一久議員

          23番    清水隨豊議員

          24番    林 公敏議員

          25番    堀内一光議員

          26番    林  稔議員

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●欠席議員(なし)

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●地方自治法第121条の規定による説明のため出席した者

          市長         林 新一郎君

          助役         林 正茂君

          収入役        横内啓吉君

          教育長        北澤和男君

          企画部長       藤森武男君

          総務部長       倉坪宏夫君

          生活環境部長     川崎昌男君

          保健福祉部長

                     八幡郁男君

          兼福祉事務所長

          経済部長       小口謙三君

          建設部長       武田 勝君

          都市開発部長     宮坂純一郎君

          水道部長       小林道彦君

          消防長        千明健一君

          監査委員       林 義弘君

          教育次長       井出皓基君

          岡谷病院長      徳田安基君

          岡谷病院事務長    小松敬明君

          塩嶺病院長      能見公二君

          塩嶺病院事務長    中山数雄君

          企画課長       小口晴敬君

          秘書広報課長     矢島政樹君

          総務課長       竹澤幸男君

          財政課長       中田富雄君

          選挙管理委員会

          兼監査委員      矢ヶ崎千鶴雄君

          事務局長

          選挙管理委員会

                     山岡啓十君

          委員長

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●議会事務局職員出席者

          局長         根津忠司

          次長         山岡弘道

          庶務主幹       山田和男

          議事主幹       青木孝雄

          主任         小口浩史

           午前 9時30分 開議



○議長(原宏議員) おはようございます。

 これより本日の会議を開きます。

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△日程第1 一般質問



○議長(原宏議員) 日程第1 昨日に引き続き一般質問を行います。

 野溝道子議員の質問を許します。

           〔8番 野溝道子議員 登壇〕(拍手)



◆8番(野溝道子議員) おはようございます。8番 野溝道子です。

 通告順に一般質問をさせていただきます。

 1番、福祉問題。

  (1)として、福祉自治体ユニットへの参加についてです。

 急速な高齢化の中で、自治体政策の優先順位は、従来の土木を中心とする箱物づくりの公共事業から自治体住民の健康と福祉を守るための保健福祉政策へと転換させなければならないと思います。今まで福祉優先と発言すると、経済が先だという反論が返ってきました。そして、公共事業によって経済を支えるとして道路や橋やダムなどをつくり、膨大な借金をふやし続け、財政を火の車にした上に、環境破壊やエネルギーの浪費を生みました。一方、削られる社会保障や将来の年金に対する不安から、人々は一層財布のひもを固くして消費を極力控えようとしています。今まで福祉はお荷物と考えられがちでしたが、介護のための雇用や社会保障給付金は立派に景気を支えていると言えます。社会保障分野では既に 300万人が働いており、自動車産業従事者が700万人と言われていますので、社会保障関連分野の雇用吸収がいかに大きいか、また今後、介護保険実施に伴い飛躍的に増大することは間違いないと思います。労働供給では、介護のため年間約8万人の人がやめています。中年期の社員で人的資源の蓄積がむだになるということが、福祉の充実で労働量の質を高め、供給量をふやすことができます。

 地域別の経済については、年金制度は地域間の所得再配分に大きな役割を果たしています。社会保障によって最も潤っているのは過疎地域で、地域の消費の下支えをしており、レジャー産業も支えています。医療、介護については病院建設、維持、運営に数十億円、数百億円という規模で地域の経済を潤しています。このように、地域経済を活性化させる大きな可能性を秘めている福祉優先への転換を図り、職員の意識改革も求められるということで、自治体が福祉自治体に変わっていくことを目指して、昨年10月、27市町村長が発起人となり福祉自治体ユニットが発足しました。ことしの7月に 122市町村が参加し、長野県では5市町村が参加しています。資料は担当の方にも渡してありますが、福祉自治体ユニットの基本理念は、自治体行政の転換の必要性。 (2)として、介護保障制度からの出発。 (3)として、介護保険を補う地域におけるサービスを考える。 (4)として、新しい福祉産業と地域振興などです。

 保険制度がスタートするまでの基盤整備や福祉産業を地域経済にどう生かすか、情報交換や研修活動を行うとしています。全国市・町村長会が介護を支援するという共通の課題に向かって、その解決に力を合わせるというもので、岡谷市の場合、市長さんの公約でもあり、方向として同じではないかと思います。ぜひ参加を求めるものですが、お考えをお尋ねいたします。

 次に、 (2)番、福祉推進懇話会をワーキンググループへ。

 市民参加の一つの手段として市民健康福祉推進懇話会が発足し、3年間持たれてきています。その中には行政の中に反映された提言もあると思いますが、もう一歩踏み出して、市民が自分の住む町は自分がつくり上げていくという意識を持って、福祉行政に参加していくことが必要と思います。

 そこで懇話会から、具体的な行動や取り組みを起こすワーキンググループをつくることが必要ではないか。たまたま映画に取り上げられた秋田県鷹巣町のワーキンググループは、市民を信頼してやる気を引き出していくという取り組みで成功している例だと思います。鷹巣町の場合、ワーキンググループは、すぐできること、準備して取り組むこと、予算をつけて取り組むことに分けて活発な活動を行っています。そこには自由に参加する、責任者は交代になるなど、自主性を引き出す配慮があります。岡谷市と条件が似ているという印象を受けました。それは、自治体の首長が福祉を重視する姿勢を持っていること、市民参加を考え、懇話会をつくったことなどです。今後、介護保険がスタートしても市民の福祉要望が満たされるわけではなく、いかに横出し、上出しという福祉の充実は一層求められると思います。そのため、市民の声を行政に生かすワーキンググループをつくることについて、どうお考えになっているかお尋ねいたします。

 次に、 (3)番、保育園の施設利用。

 最近、保育園の施設利用の要望があるので、市にも伝えたりしているところで、8月15日の市報に保育園の施設利用について、入園前の子供と保護者が保育園で遊べる日を設けたという記事が載りました。これはうれしいニュースですが、もっと学校施設と同様、市民に開放していただきたいとの声がありますので、ぜひ検討をと思い、質問をさせていただきたいます。

 具体的には保護者がグループをつくり、講師を頼んで、リズムや体操など講習を定期的に行うために、リズム室を使わせてほしいという要望があります。学校でも体育館は使用届けを出して公共の利用に供していますが、保育園ではこうした利用はできないか。いろいろな事故の心配もあるでしょうが、あらかじめ規則を定めるなどして要望にこたえてほしいと思うが、どうでしょうか。

 大きな2番、がん検診及び検診業務の充実について。

 現在、老人保健法で義務づけられている5種類のがん検診について、今年度から補助金が打ち切られ、一般財源化されました。国が負担していた 174億円の負担金を打ち切り、交付税算入したということですが、通知文で国民の健康保持の観点から重要な事業と、継続を要望しています。一般財源化したことについて、ある新聞で問い合わせた記事が載っていましたが、厚生省の老人保健課長補佐によれば、その市町村が他の事業の方が重要と判断すればやむを得ないと言っているそうです。平成8年度からスタートしたがんの有効性評価に関する研究の報告書では、個々のがん検診の有効性の違いはあるが、有効だからやるべきという結論を出したと言います。生活習慣病対策の柱に据えて、30%を目指してきた厚生省が本当の理由も明らかにせず、方針転換は全く地方を無視したやり方で、市行政も大変だと思いますが、早期発見、早期治療が大切と言われてきて市民も戸惑います。市としてがん検診に対し、今後どう取り組むのかお尋ねいたします。

 なお、病院長からは6月議会で渡辺議員の質問で既に答弁がありましたので、省略をいたします。

 次に大きな3番、教育問題について。

 不登校の現状と対策については、割愛をいたします。

  (2)の学校施設の修理について。

 前回も学校の修理について質問をさせていただきました。4月、5月で全校を回って改修箇所について確認をしてきた、緊急性のあるものから逐次改修をするように努力したいと答弁をいただいております。昨日も修理について、質問が2人の議員さんから出されており、意見要望を取り入れ、さらに努力したいという答弁がありました。また、雨漏りは直してくださったというお話も議会で発言があり、その対応には敬意を表します。

 そこで、修理について、一定の整備計画をもって行うという話が、前回宮沢議員さんに答弁されておられますが、大規模改修という整備計画では対応がおくれるのではないかと思います。全般に古い校舎ですので、大規模改修の順番を待っていられない学校が多いと思いますが、また何年先になるかわからないというようなことになるのではないかと思います。中規模、小規模でも改修に手をつけるということが必要ではないか。整備計画の方針についてお尋ねいたします。

 大きな4番、地下水(水道水)の汚染についてです。

 6月18日下諏訪ダムシンポジウムが開かれ、賛成者の立場と反対者の立場の意見交換が行われました。こうした機会がつくれたことは、建設事務所の柔軟性のある対応や諏訪のまちづくり懇談会の努力によるものと評価いたします。市の理事者や職員、議員の皆さんが参加されたことも大変御苦労さまでした。何分にも時間がなく、岡谷市の関係する利水の話まで触れることができませんでした。ただ、建設事務所の課長によると、岡谷市の地下水は水質汚染が基準値の何倍もあり、ダムが必要だと発言しております。受付でもらった資料にもそう書かれています。

 ところが、議会に出される資料は、水質調査結果は水質基準の範囲内である、平成6年、一時的に有機塩素の最高値が川岸水源でオーバーしたので、他の水源とまぜて配水する対策がとられましたが、以後オーバーすることはないと報告されています。さらに昨年、高度浄水設備を5水源に4億円かけて設置しましたが、水質基準を下回っているが、よりよい水を供給するためと説明されております。建設事務所から出された資料や課長の話と議会に示されている話と食い違うのではないか、もし本当に汚染が深刻なら、きちんと市議会に明らかにすべきと思います。

 そこで、以下4点について質問をさせていただきます。

 ?水道水の地下水汚染が深刻な状況になっているというが、本当かどうか。

 ?今後、汚染が進むという予測があるのか。あれば根拠もお聞きしたい。

 ?岡谷市井戸水の調査50カ所のうち、5カ所の汚染が環境安全課で行った調査で報告されていますが、水道水源との関係はどうなのか。

 ?水量を含めて、地下水調査をきちんと行うことが必要と思うが、どうか。

 以上、4点についてお尋ねをいたします。

 次に、大きな5番として、投票率の向上についてお尋ねいたします。

 日ごろ投票率の向上について努力をされておられます、選挙管理委員会に敬意を表しながら質問をさせていただきます。

 7月12日に行われた参議院選では、岡谷市は 66.29%で前回の53.3%を 12.99ポイントも上回ったと報道されていました。景気対策や経済の立て直しが有権者の関心を深めた上、不在者投票や投票時間の延長、規制の緩和などがプラスになった要因であろうかと思われます。けれども66%の投票率でよいかということになれば、決して望ましい状況ではなく、もっと投票率を上げるための検討を一層進める必要があると思います。

 きょうは、わざわざ選挙管理委員長さんにおいでいただいて、ありがとうございます。市民から寄せられた要望をお伝えし、それに対するお考えをお聞きし、また上部へ意見反映していただけたらと思い、質問をさせていただきます。

  (1)として、病院や施設など指定施設の投票所の記載台に候補者の名前などの掲示がありません。普通の投票であれば、目の前に候補者や党の名前が張り出され、それを見ながら書くことができます。同様に氏名などを張りつけるという配慮がほしいという声がありますが、いかがでしょうか。

  (2)として、投票所に来ることができない障害者や寝たきりの方などの在宅の投票をすることができる配慮はできないか。

  (3)として、投票所で大勢の人が監視しているので、嫌で行きたくないという声があります。極力監視する人を少なくするということで投票しづらい状況を解消できないか。

 以上、3点についてお尋ねいたします。

 以上で、壇上での質問は終わらせていただきます。



○議長(原宏議員) 野溝道子議員の質問に対する答弁を逐次求めます。

 市長。

           〔市長 林 新一郎君 登壇〕



◎市長(林新一郎君) 野溝議員さんの御質問にお答えをいたします。

 1番、福祉についてでございますが、福祉自治体ユニットは住民サイドに立って福祉行政を進めるため、政策研究及び会員相互の連携を図ることを目的に、市町村の首長をもって会員が組織されていると聞いております。平成12年度から介護保険が始まりますが、これですべての高齢者福祉が対応できるものではなく、これからは、今まで行政主体型の福祉から、地域が主体となったお互いに支え合う地域福祉サービスの充実を図ることが求められております。そのようなことから、福祉自治体ユニットの目的は理解できるわけでございますが、この問題はどこの市町村でも共通課題として対応していく重要な課題であります。したがいまして、当面は市長会等で対応していくことが大変重要であると考えておりますので、入会する考えは持っておりません。

 2番目でございますが、基本的にはワーキンググループは市民が自主的につくるものでありますので、福祉ワーキンググループを市側で設置する考えはありませんが、高齢者等の福祉施策については、現在の行政主体から、今後は地域が主体となった地域福祉サービスの展開が必要であると言われております。特に、平成12年度からは介護保険がスタートし、高齢者福祉関係は大きく変化することが予想されておりまして、それを補完し、地域全体で福祉を支え合えるような地域福祉サービス体制づくりが重要になってくると考えております。そのような意味からも、社協と十分連携を深めながら、岡谷市ボランティアセンターが中心となり、地区社協を初め、各ボランティアグループ等が加わった地域福祉サービス体制が必要であり、市としてもその支援策について検討していきたいと考えております。

 私からは以上でございます。



○議長(原宏議員) 保健福祉部長。

           〔保健福祉部長 八幡郁男君 登壇〕



◎保健福祉部長(八幡郁男君) 福祉問題の3番の保育園の施設利用と、2番のがん検診及び検診業務の充実についてお答えを申し上げます。

 まず、保育園の施設利用でありますけれども、これにつきましては、子供とのかかわりを目的に未就園児や地域の老人、住民との交流や相談を主体にした各種の事業が実施されてきております。子供が成長していく過程で世代間交流を図ることは、人格形成の上で意義あることと考え、今後も機会をとらえ実施していきたいと思います。また、施設開放の御要望でありますが、現在、学校体育施設での施設開放を実施いたしているわけでございますが、これと同様な開放につきましては、建物の管理上の問題もあり、困難でありますので、お願いしたいと思います。

 次に、がん検診及び検診業務の充実についてでありますが、御承知のとおり、検診のうち、がん検診部分については平成10年度から国庫負担金、補助金が一般財源化されたところであります。平成10年3月31日付厚生省老人保健福祉局老人保健課長からのがん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針の通知によりますと、検診は老後における健康保持にとって重要であり、国として引き続きこれらの事業の重要性や適切な実施方法について情報提供を行っていくとなっております。市民の健康を守る立場から、早期発見と早期治療が大切でありますので、国の動向を見守りながら現行の検診を行っていく考えであります。



○議長(原宏議員) 教育次長。

           〔教育次長 井出皓基君 登壇〕



◎教育次長(井出皓基君) 3番目にいただきました教育問題の学校施設修理について、御答弁をさせていただきます。

 学校施設につきましては、児童・生徒が安心して勉学に励むことのできる環境づくりを第一に考えまして、対応してきているところでございます。特に修繕につきましては、従来から修繕箇所の大小にかかわらず、意を配してきているところでございます。また、学校からの修繕の要望につきましては、直ちに学校現場の状況をつぶさに調査、点検を行いまして、実態の把握にも努めてきているところでございます。特に、授業に著しく支障を生ずるような場合、また安全性が確保できない場合、破損箇所の放置が教育上、好ましくないというような状況に応じて、判断しながら対応いたしているところでございます。しかし、老朽化も含めまして、修繕箇所は年々ふえてきておりますけれども、今後も学校施設の維持管理には一層努力をしてまいりたい、そんなように思っております。よろしくお願いします。



○議長(原宏議員) 水道部長。

           〔水道部長 小林道彦君 登壇〕



◎水道部長(小林道彦君) それでは、野溝議員さんから4番目にいただきました地下水の汚染について、4点御質問をいただいておりますので、逐次御答弁を申し上げたいと思います。

 まず、1点の汚染の実態はどうかということでございますが、岡谷市におきましては、全水源につきまして、原水、浄水、これの水質検査を実施しておりまして、現在すべての水源が基準値内で保持されている、こういう状況でございます。

 それから、2点目の地下水の汚染が進むかというふうな御質問でございますが、これにつきましては、今後どのように推移するか、現在のところ、私どもでは推測するのはちょっと無理かと思いますけれども、現在問題になっておりますトリクロロエチレン等一般有機化学物質、これが問題になっておるわけですが、これにつきましては、平成元年10月1日から水質汚濁防止法の有害物質に指定されまして、排水規制が実施されておりまして、ことしで10年目になろうとしているわけでございますけれども、先ほど申しましたように、水質検査の結果では、現在のところデータについては横ばいという状況でございます。ただ、このデータにつきましても、調査した時点によりまして常に変動があるということで、今後十分に注意していかなければならないというふうに考えております。

 それから、ここの部分で県の課長さんの発言が出ましたけれども、確かにそういうふうな発言をなされたと思いますけれども、ただいま申し上げましたように、水道水につきましては何倍ものというふうなデータは出ておりません。多分この部分については、生活環境部で過日実施しました市内の一般の井戸の調査の結果、これと混同しているというふうに受けとめております。

 それから、3番目の環境安全課で実施した地下水の検査結果と水道水源の関係はどうかということでございますが、環境安全課の調査結果では、5カ所の井戸が基準をオーバーしているという結果が出ておりますけれども、水道水源につきましては、このうちの比較的近い場所の井戸が1カ所基準をオーバーしておりますので、この近くの水源の調査結果については、今後、特に注視をして管理をしてまいりたい、このように考えております。

 それから、4番目の岡谷市全体の地下水調査というお話でございますけれども、水道部におきましては、過去3回にわたりまして地下水の調査を実施いたしました。現在使用しております河原口水源、片間町水源、あるいは宗平寺水源、東堀水源、御用地水源等、その調査の結果に基づき掘削をして、現在使用しているものでございます。そういったことから、ここで改めて地下水の調査をするという考えはございませんので、御理解をいただきたいと思います。

 以上でございます。



○議長(原宏議員) 生活環境部長。

           〔生活環境部長 川崎昌男君 登壇〕



◎生活環境部長(川崎昌男君) 4番目の地下水の汚染の中で1点、地下水調査について、水量等含めてきちんと調査すべきではないかという御質問をいただきましたので、私の方から御答弁させていただきます。

 これは、昨年から実施しております地下水調査では、利用状況のほか、3項目の有機塩素化合物について水質検査を行っておりますが、現在、把握しております市内の 229本の井戸について、この検査が終了するまでは、もう2〜3年かかる見込みでございます。今後につきましては、地下水汚染の防止を重点に、地下水汚染の重要性に関して市民意識の高揚を図ってまいりたいと考えており、環境保全の観点からは水量を含む総合的調査を行う考えは現時点ではございませんので、御理解いただきたいと思います。

 以上でございます。



○議長(原宏議員) 選挙管理委員会委員長。

           〔選挙管理委員会委員長 山岡啓十君 登壇〕



◎選挙管理委員会委員長(山岡啓十君) おはようございます。

 ふだんは選挙管理委員会に対しまして、皆様の絶大なるお心遣いをちょうだいいたしまして、まことにありがとうございます。また、過日の参議院議員選挙に際しましては、皆様方の大きな御協力と一般有権者の皆様方の御協力によりまして、心配されておりましたところの投票率の低下に歯どめがかかったということで、非常にありがたく、うれしく思っており、御礼申し上げる次第でございます。

 それでは、野溝議員さんからちょうだいいたしました3点の質問の回答をさせていただきます。

 まず1点目、1番の指定施設の不在者投票所、病院ほかの記載台に候補者の氏名掲示はできないかという御質問でございますが、御存じのように、昨年12月の公職選挙法の一部改正により、市の選挙管理委員長の管理する不在者投票記載所内においては、適当な箇所に候補者の氏名等の掲示が認められ、7月の参議院選より実施したところでございますが、指定施設の長が管理する指定病院等の不在者投票所では、入院患者等が必ずしも当該投票所の属する選挙区の住民とは限らないことから、その不在者投票所内への候補者の氏名等の掲示は認められておりませんので、したがいまして、指定施設の不在者投票所の記載台に候補者の氏名掲示はできないということになっておるので、よろしくお願いいたします。

 次に、2番でございますが、障害のある方や寝たきりの方は自宅で投票ができないかという御質問でございますが、現行の選挙制度では、みずからが投票所において投票することが原則でありますが、自宅で投票する制度としては、特例として不在者郵便投票制度が設けられております。しかしながら全部の障害者や寝たきりの方に適用される制度ではなく、身体障害者福祉法に規定する障害者手帳を所持し、歩行等に一定の重度の障害、例えば両下肢、体感の障害。移動機能の障害の程度が1級、もしくは2級。また、心臓、肝臓、膀胱、直腸、小腸等の障害が1級、もしくは3級までに該当する重度の障害のある方で、郵便投票証明書の交付を受けた方が選挙期日前4日までに請求することにより、できるものであります。したがいまして、現在の制度では以上の該当者以外は自宅での投票はできませんので、御理解をいただきたいと思います。なお、市報の6月15日号に掲載してございます。

 次に、3の投票所では大勢の方が監視しており、投票所に行きづらいとのことでございますが、選挙は公正、厳格に行われなくてはなりませんので、選挙事務に従事する者は、それぞれの役目をもって投票の状況を見守る必要がありますので、御理解をいただきたいと思います。ただ、投票所の雰囲気づくりは、おのおの投票所において、BGMを流すとか花を飾るなどの工夫を凝らしておりますのが現状でございますので、よろしくお願い申し上げます。

 以上、まことに簡単ではございますが、私からの答弁とさせていただきます。どうもありがとうございました。



○議長(原宏議員) 一通り答弁が済んだようです。

 野溝道子議員、2回目の質問を許します。



◆8番(野溝道子議員) 8番 野溝道子です。2回目の質問をさせていただきます。

 福祉問題について。福祉自治体ユニットへの参加については市長会で検討していくということで、お入りになる気がないというお答えをいただきました。これは市長さんのスタンスの表明というふうに私は受けとめておりますので、どこの市町村でもこれからは対応していくことだから、それはどこの市町村も重要な課題としているということで、市長会でやっていくのだということですけれども、たまたま近隣では、茅野市の市長さんも発起人になっておられますけれども、スタンスを示すということで、こういう行動なんか必要じゃないかというふうに思っているところなんですけれども、岡谷市の福祉の現状になってきますと、先日、社会委員会で地区社協の人と話し合いをしたときに、特別養護老人ホームの不足が浮かび上がっていて、申し込んでも2年くらい待たねばならない、せめて半年くらい待てば入れるようにしてほしいというような意見が出されています。現在、岡谷市でも相当の待機者があるというふうに聞きます。ゴールドプラン達成にはまだ在宅支援は不足していると思いますが、市の高齢者保健福祉計画が 100%達成されても、施設が不足するのは目に見えているわけです。痴呆性老人の対策も待たれますし、今後、まちの中には小規模で家庭的な介護施設や在宅支援の拠点が大幅に充実拡大が求められております。

 ほかの市町村も同じにやっていくということではなくて、市民は福祉重視の市長さんということで、非常に期待をしているところでありますので、この入る行動そのものというよりも、発起人の趣意書に対して、どのようにお考えになるか、もう一度この点をお聞きしたいと思うのですけれども、発起人の趣意書ですけれども、中身を申し上げますと、「生活現場に一番近い政治家である市町村長の福祉政策への理解と取り組みがこれから日本の社会を決定すると言っても過言でありません。福祉施策や関連する地方自治、財政政策の知識を深め、情報を交換し、県や国に施策を提言して実現を図ることも市町村の責務だと考えます」と書かれています。住民が今後、主になってやることも必要だというふうに今の御答弁にありましたけれども、市長さんが主役であるという部分もかなり大きいのではないかと思います。住民に最も近い政治家としての解決責任が特に強調されているこの福祉自治体ユニットの姿勢というのは、岡谷市に切実に求められると思います。この考え方について、もう一度お尋ねをさせていただきます。

 次に、ワーキンググループですが、地区社協やボランティアグループなど、そういうものの今後活動について、住民主体の活動を求めていくということで、支援策を検討したいということですので、ワーキンググループという形で立ち上げるということは考えておられないようですけれども、たまたま健康福祉推進懇話会というものをおつくりになって、その話し合いを続けてきているというような組織もありますので、その方たちが核になって、また次の活動をするというようなこともできるのではないかと思いまして、健康福祉推進懇話会の今後の動き方、あるいは活用というようなものも含めて、ぜひ検討していただきたいんですが、その点はどんなふうにお考えになるか、お尋ねをいたします。

 次に、保育園の施設利用ですが、学校と同じは困難で施設管理上難しいということですが、それは確かに独立棟ではない部分が多いと思うのですけれども、やりようによってはできると思うんですよね。だから、そういう市民に施設を開放していくことがどういう点で不可能なのかという部分を、現場の職員の方たちも含めて検討してほしいと思うのですけれども、今のところ困難でありますという結論を出すに至った経過というのは、どこのどういうところで話し合ったのか、困難と判断されたのか、そういう結論を出された理由というのがまだよくわかりませんので、お尋ねいたします。

 次に、大きな2番のがん検診について、検診業務の充実を含めてですけれども、現在検診を行っていくということで、岡谷市の姿勢はわかりました。がん検診について、これからもマニュアルがおろされてくるというふうに思いますが、6月議会の塩嶺病院長の話では、肺がん検診は有効性はなく、胃がんやその他は有効のものがあるというような意味の答弁だったと思います。私はがん検診の有効性については、本当に高度な機器を使わなければ発見することができないというような内容も含まれていて、お金をかければ本当に早期発見にもっと効果が上がるというような部分もきっとあるのだろうと思いますが、このように一般財源化されて、補助金という形ではなくなったという状況の中では、市としても今後検診の内容を絞っていくことも必要ではないかという立場に立っておりますが、今後マニュアルなどおりてくるということで、一応これは理解したということにしたいと思います。

 次に、教育問題の中で学校の施設修理について、非常に修理箇所がふえているということで、本当に大変だろうと思いますけれども、たまたまきょう質問させていただいた理由は、自宅だったら、例えばといが壊れたらすぐ修理すれば壁の中にまで水が入って、修理するのにすごいお金がかかるまでは放置しないだろうというふうに思われるものですから、これは過去の話というか、かなり何年も経過して現在に至ったと思うのですけれども、例えば長地小学校の体育館など見ますと、といが腐って壁の中まで水が入り込んで、ここで改修するとなると非常に大きなお金がかかるわけです。そのといが壊れたときにすぐ対応されなかった理由の中には、多分、大規模改修やなんかが頭にあって、先送りされてきたのかなというふうに私は考えたものですから、それで大規模改修を待っててくださいというか、そんなふうにはしないで、直ちに改修するところは小さいうちに取り組んでいただきたかったものですから、今後そういう箇所が発見された場合は、大変でしょうが予算措置をして、大規模改修とかそういうことを待たずに、どんどん改修していただきたいなというふうに考えたものですから、これは要望というふうにしておきたいと思います。

 次に、地下水についてです。

 地下水は、1番の汚染の実態については、深刻な状況になっているかどうかという部分では、基準値内で保持されているということで、今後汚染が進むかということについては、横ばいであるということで、常に変動するというようなお返事でした。この下諏訪ダムの建設をめぐるシンポジウムのときに、建設事務所から出された地下水源の汚染、地下水の低下による上水道水源の減少が大変深刻な状況になってきておりますという部分は、事実として正確ではなくて、非常に言ってみれば大げさに書かれているというふうに判断していいわけでしょうか。今の答弁ではそのように受けとめられますが。

 それで、岡谷市の井戸水の調査については、1カ所が非常に近いところがあるから、今後よく注目していくということですが、やはり生活環境部長さんからも答弁いただいて、今後、2〜3年かけて全部の井戸を調査ということだと思うんですけれども、やはり飲み水と地下水の調査というのは、ぜひとも水量についても調査をしていただきたいなというふうに思うんですけれども、それでここでちょっとお聞きしたいのは、水道部として地下水の低下というのが、やはり県の方で指摘している書類が出てますので、地下水の低下については、どんなふうにとらえておられるかをお聞きしたいと思います。

 それで、地下水調査は今のところ行うつもりはないというような御答弁をいただいておりますが、下諏訪ダムから水を取るということは、岡谷市の水源を十分把握した上で取るという決定をすべきですので、自分の水源、水量の状況というのをきちんと把握する必要があると思うのですけれども、その点もあわせてお聞きしたいと思います。(「リーン」予鈴)

 2回目の質問は以上です。



○議長(原宏議員) 野溝道子議員の再質問に対する答弁を求めます。

 市長。



◎市長(林新一郎君) 福祉自治体ユニットの設立の趣旨、目的といったものは、大変すばらしいものがあろうかと思っております。私も昨年、発起人のある市長さんから直接お誘いを受けたわけでございますが、その時点で相当検討させていただいたわけでございますが、当面はこの市長会等で研究対応をしていくのがよかろうという結論でお断りをした経緯がございます。十分、この福祉自治体ユニットの設立の趣旨は理解をしているつもりでございますが、市長会というものがあるわけでございまして、この市長会等で相当な対応をしてきておるわけでございまして、当面は市長会等の対応で、この福祉のさまざまな施策を展開していこうということで考えております。

 福祉ワーキンググループでございますが、岡谷市ボランティアセンターが社協の中に設置してあるわけでございます。また、この福祉ワーキンググループが市民の自主的な活動によって組織され、運営されるというものであれば、岡谷市としてもこの福祉ワーキンググループの活動を見守っていきたいというふうに考えておるわけでございます。



○議長(原宏議員) 保健福祉部長。



◎保健福祉部長(八幡郁男君) 保育園の施設利用の関係でございますが、体育館のような建物は独立しておりますので、管理上、やりやすい部分もあるわけでございますが、保育園のような建物につきましては、やはり管理面の問題がどうしても出てまいります。そういう形の中で困難ということで、先ほど申し上げたわけでございますので、よろしくお願いします。



○議長(原宏議員) 水道部長。



◎水道部長(小林道彦君) それでは4番目のところで再質問いただきました点についてお答えを申し上げます。

 まず、第1点のシンポジウムのときのこの県のチラシですか、大変深刻だということが大げさではないかというふうな御質問でございますけれども、これにつきましては、短い期間でとらえるのではなくて、過去にそういった汚染で井戸を廃止したというふうなこともございますし、また地下水の低下、あるいは生活環境部で行いました一般の井戸の調査の結果等踏まえて、こういう表現になったというふうにお聞きをしております。

 それから、2点目の地下水の調査をして、それでもし足りなければ、ほかからというふうな御意見でございますけれども、先ほども申し上げましたように、過去3回にわたりまして地下水の調査をした結果、先ほど申しました、現在使用している水源を求めたものであります。その中で、先ほどちょっと申し上げませんでしたけれども、実は橋原水源というのもその調査の結果に基づいて井戸を掘ったわけですが、それは数年で水位の低下ということで廃止した経過もあるということもございます。ですから、したがいまして、その3回の調査の結果によって適正な位置に現在の水源を求めた、こういうふうに判断しておりますので御理解をお願いしたいと思います。

 それから、地下水の低下ですね。これにつきましては今申し上げましたように、私どもの方でも今使っている水源でも地下水が低下している水源があるものですから、そういったものは極力、いわゆる認可量のいっぱいを揚水するということではなく、大事に使っているというのが実情でございます。

 以上でございます。



○議長(原宏議員) 市長。



◎市長(林新一郎君) 先ほどのワーキンググループに関してでございますが、あくまでも市民が主体となって行うべき福祉活動であるというふうに思っておるわけでございますが、岡谷市健康福祉懇話会がこのワーキンググループに発展していくのであれば、これは見守っていきたいというふうに考えておりますし、懇話会のOBの方が、そのように組織化されていく可能性もあるというふうに考えております。



○議長(原宏議員) 一通り答弁が済んだようです。

 野溝道子議員、3回目の質問を許します。



◆8番(野溝道子議員) 8番 野溝道子です。

 ちょっと順番が狂いますけれども、水位の低下について、地下水が低下しているという水源もあるということですけれども、資料によれば、低下しているのは山際の水源だけだというふうに、内山水源ですか、塩嶺の方だけで、あとほかの市街地の方はずっと、大体横ばいというふうに受けとめております。何か岡谷市の水は非常に足りなくなったり、汚染されたりするよというのを県も含めて、この資料、今の部長さんの説明では、何か非常に汚染も地下水の減少もあるよというようなことは、事実に反しているというふうに思いますし、何か必要以上に汚染や水位の低下が宣伝されているというふうに思います。

 それで、岡谷市が下諏訪ダムから水をもらうという場合の下諏訪ダムは、御存じのように東俣川の水をためるわけですけれども、流水をためてあるというのは、渇水になればその流水も減るということで、平成6年度の監査委員の意見書の中に、平成6年の岡谷市の渇水の状況が書かれているんですけれども、ちょっと読みますと「本年度は全国的に異常渇水に見舞われ、横河川の表流水において水位低下が見られ、小井川水源では7カ月間、約30%の取水制限を実施し、減少分は他の地下水源から補い対応されている」というふうに書かれておりまして、これは非常に大きな教訓ではないかなと思います。地下水を守るということは非常に大事なことだと思いますので、このことについて、部長さんの方からお考えをお聞きしたいと思います。それは岡谷市の地下水について、特に調査するつもりはないけれどもというようなところがありますので、これはちゃんと守っていくための調査は必要だなというふうに思いましたので、質問をさせていただきます。

 あと、先ほどちょっと漏らしましたけれども、投票率の向上については、公職選挙法に基づいて行われるものでありますので、岡谷市として選挙管理委員長さんの答弁は、もちろん当然のことと思われますけれども、実際に病院か何かで不在者投票するときは、目の前にそういうものがないと書くことができない人たちが多いと思いますので、(「リ・リーン」終了)仮に対象がほかの市町村にもわたるという場合は、病院の中の職員がそれぞれに対応すればできないことはないと思いますので、そういう投票するときに、自分の投票する人たちを見れるような方法というものをぜひ検討していただきたいなと思います。これは機会がありましたら、上部の委員会などで発言をしていただけたらありがたいと思います。

 なお、投票弱者に対する救済策というのは公職選挙法の……



○議長(原宏議員) 野溝議員、時間になりましたから速やかにお願いします。



◆8番(野溝道子議員) これは以上、要望とさせていただきますので、きょうの意見をできれば上申していただきたいなと思います。

 3回目の質問は水道部長さんにだけお願いいたします。



○議長(原宏議員) 答弁を求めます。

 水道部長。



◎水道部長(小林道彦君) 3回目の御質問をいただきました。確かに、平成6年のときにはそういう対応をしたわけでございますけれども、やはり水道水というのは、長いスパンでもって考えていかなくてはいけない、こういうふうに思っております。たまたま今、現在地下水が出ておりますけれども、これが果たして10年先、20年先にどうかというふうなことは、だれにも保証ができないわけでございまして、やはり水道水を供給する者としてはより安全な水を求める、こういうことでダムから水を求める、こういうことでございますので、御理解をいただきたいと思います。



○議長(原宏議員) 野溝道子議員の一般質問を終了いたします。

 この際、暫時休憩いたします。

           午前10時28分 休憩

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           午前10時45分 再開



○議長(原宏議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 渡辺太郎議員の質問を許します。

           〔9番 渡辺太郎議員 登壇〕(拍手)



◆9番(渡辺太郎議員) 9番 渡辺太郎でございます。

 通告順に従いまして、一般質問をさせていただきます。

 初めに、1番目の福祉行政についてでございます。

 厚生省の1997年簡易生命表によりますと、日本人の平均寿命がまた延びまして、女性が 83.82歳、男性が77.19歳となりまして、いずれもが過去最高になったとの発表が先月28日にございました。平均寿命が延びること自体は大変に喜ばしい限りであると思っておりますが、予想以上に進む少子・高齢化社会に対応するために、さまざまな社会システムの変革が求められてきているのも事実であります。これまで社会の少数派であった高齢者は、社会的、経済的に大きな比重を占めてきており、新しいとらえ方が必要になってきておりますし、また日本経済の中では第一次、第二次産業の比重が低下し、サービス業などの第三次産業が全体的には主力になってきております。福祉のありようも一定の枠内で定型的で画一的な福祉から、ニーズに即した個別的、選別的なものに変化していくだろうとも言われております。

 このような社会情勢の中で、介護保険法案が成立する直前の平成9年11月に全国の首長81名が参加して、福祉自治体ユニットの設立総会が開催されました。先番の野溝議員さんからもお話がありましたように、この総会は新しい福祉産業と地域振興を基本理念に大きく掲げ、自治体が福祉政策をより円滑に進めるための研究活動と福祉政策に関する国や県への提言などについて、そしてそれらを実現するための連携活動を目的とするもので、従来型の公共事業重視の、いわゆる土建型自治体から脱却し、住民の生活を重視した福祉型自治体に転換していこうというものであります。これまでは高齢者福祉は福祉お荷物論といった、どちらかといいますと、地域活性化につながらない消極的な政策であるといったような、経済成長の面から見ればマイナス要因視されていた感がございました。従来型の公共投資が見直される中、福祉の経済効果に関心が高まってきておりますが、福祉お荷物論も改めていかなければならないとも言われております。県下一人にやさしい福祉都市を目指しておられます市長さんの予算執行する立場としてのお考えをお伺いしたいと思います。

 大阪自治研究センターでは、公共事業が地域の経済にどんな影響を及ぼすかをさまざまな地域で、どの部門の公共事業がより効果的かなどを研究しているそうでありますが、その有効性を図るための一つに、生産の波及効果を試算する方法があるとお聞きいたしました。御存じの方もいらっしゃると思いますが、ある部門に需要が発生した場合に、原材料や中間サービスの必要性から他の産業にも需要が誘発され、池に投じた小石が波紋を広げて伝わっていくように各産業に需要を波及させていく。こうして他部門に発生した需要は、一次波及効果と呼ばれますが、その一部は労働者の賃金となって賃金の中から家計消費という形で、さらに二次波及効果として他部門の需要を誘発していくというもので、生産波及効果はこの一次波及効果と二次波及効果の合計で、通常示されるそうであります。

 それともう一つ、公共投資の効果を図る目安としまして、雇用創出の効果があります。同じ30億円が投じられた場合に、より多く雇用をふやす方が地域経済の活性化にとってプラスになると言われており、特に社会保障部門は労働集約型産業であるために、ストレートに投資増が雇用増につながると言われております。新たに生み出された雇用は、その財源の一部は、例えば要介護者からサービス提供団体へ渡り、サービス従業者、地域の購買力と還流して地域経済を活性化させることから、高齢化の進んでいる地域ほど大きな財源が動くことになり、福祉が新しい産業になり、高齢者ビジネスが21世紀には大きな市場となると予想されております。

 現在、岡谷市では旧保健所跡地に在宅複合型福祉施設の建設を民間に委託しての事業を始め、在宅福祉の充実などさまざまに取り組んでいただいており、大変結構なことであると思っております。が、それは介護の需要にこたえるだけの従来型の視点になっていないかどうか。もちろん、それが基本であることには変わりはないわけでありますが、先ほどから申し上げておりますように、高齢者部門に投資した場合にどのぐらいの生産波及効果があるのか、雇用創出の効果があるのか、いわゆる経済効果でありますが、こういったシミュレーションをしたことがあるのかどうか、まずお伺いしたいと思います。

 次に、介護保険についてお伺いします。

 これまで主に家庭の問題とされてきました高齢者介護を、どこの家でも起こり得る普遍的な社会問題であるという合意から、高齢者介護の社会化と医療保険の財政改善を目的として、正式な制度として法制化されたわけでありますが、この介護保険制度の円滑な実施と計画的な推進を図るために、岡谷市におきましても介護保険事業計画の策定が急がれております。いろいろと実態調査などもされているようですが、その進捗状況について、具体的にお伺いしたいと思います。また、いつまでに作成するのか、いつどういうふうに発表されるのか、今後のスケジュールについて広域対応も含めまして、教えていただきたいと思います。

 2点目としまして、この制度の運営主体は各市町村でありますが、その直接市民と携わなければならない現場から見た場合に、制度上の問題も含めて課題となっているような点や課題と感じられている点などがありましたらお伺いしたいと思います。

 3点目としまして、新しい制度でありますので、現在広報などを通じて、少しずつではありますが、内容のPRをしていただいております。大変結構なことであると思っておりますが、将来まとまったもので市民にもわかりやすい内容のパンフレットを全戸配布していただきたいと思いますが、お考えをお伺いします。

 大きい2番目の音楽療法についてでございます。

 高齢者の痴呆予防や障害者の機能回復に効果があると言われております音楽療法が広がっており、福祉施設や病院で導入するところが増加しております。町のレコード店に行きましても、最近ではストレス社会を反映してか、リラクゼーションミュージックとかいやしとか、ヒーリングミュージックなどのコーナーが目につくようになりましたし、病院でホスピタルコンサートを実施しているところもふえていると聞いております。

 御存じの方も多いと思いますが、音楽療法は音楽特有のリズムが心の安らぎと体の活性化をもたらすとされ、欧米を中心に、古くから心身障害者や老人性痴呆症患者などの進行の抑制や、リハビリテーションなどに取り入れられてきており、現在、諸外国では既に医療、福祉、教育などの現場で普及が進んでいると伺っております。また、ストレス社会に生きる現代人や介護者、いじめに悩む児童などのストレスの緩和や心身の安定にも効果があり、音楽療法の活用範囲は広いと言われております。

 残念ながら、音楽療法士は国家資格には現在なっておりませんけれども、資格化に向けての努力が各地で進められているようであります。その効果を高く買っていることからも、積極的に取り組んでいる自治体がふえてきております。岡谷市でも部分的には和楽荘などで音楽を取り入れて、慰安的なものは若干行っていると伺っておりますけれども、福祉のまちを標榜している岡谷市でありますので、音楽療法の積極的な取り組みをお願いしたいと思いますが、現状も含めましてお考えをお伺いしたいと思います。

 3番の岡谷病院についてでございます。

 1点目としまして、病院の経営改善についてお伺いします。

 累積赤字が増大していることから、本年度、民間のコンサルタントによる診断の実施を行い、その結果を予算に反映できるものは反映してまいりたいとのことでありました。秋ごろまでには終了の予定と聞いておりますが、その進捗状況や今後の予定についてお伺いします。また、診断の内容についても具体的に教えていただきたいと思います。

 2点目としまして、医療・保健・福祉の連携についてお伺いします。

 岡谷病院の経営改善計画でも触れておられますが、21世紀の高齢社会を考えるときに、この医療・保健・福祉の連携は非常に大切になってくると思います。その連携については、今後、具体的にどのように考えておられるのか、岡谷病院が果たす役割についてどのように認識されておられるのか、お伺いしたいと思います。

 3点目としまして、病院の検査機能についてお尋ねいたします。

 この夏、和歌山市で砒素カレーによる死傷事件、新潟市でアジ化ナトリウム混入茶による中毒事件、最近では須坂市での缶入りウーロン茶青酸カリ事件など、一度に多数の人を死傷させるおそれのある劇物、毒物による事件が連鎖反応的に起きており、市民の間に不安が広がっております。須坂市での事件で最初に見つかったウーロン茶の缶に混入されていた青酸カリは、約4gだったことが捜査本部の調べでわかりましたが、このたった4gで20人以上の致死量に相当するそうであります。

 こうした事件が岡谷市でも起き得る可能性については否定できないことから、大変に危惧をしております。警察庁ではこうした事件が相次いでいることから、最新の高度鑑定機器を科学捜査研究所のすべてに配置することを決めたそうであります。岡谷病院の検査能力についても、すばらしいものがあると聞いております。こういう毒物事件が起きた場合に、どの程度まで毒物鑑定ができるのか、教えていただきたいと思います。よろしければ治療法などについても、あわせてお伺いしたいと思います。

 4番のバリアフリーについてでございます。

 市長さんみずからノーマライゼーションの理念を大きく掲げ、人にやさしい福祉のまちづくりを進めている岡谷市にとりまして、その理念を具体化していくためのバリアフリーは、急速に進む高齢化社会に対応するためにも欠かせない重要なキーワードであります。NHKの朝のドラマ「天うらら」でも、このバリアフリー問題が取り上げられております。皆さん既に御承知だと思いますが、バリアには道路や建物などにおける物理的な障壁、資格制限等による制度的な障壁、点字や手話サービスの欠如による文化、情報面の障壁、障害者を庇護されるべき存在としてとらえる等の意識上の障壁があると言われておりますが、今回は物理的障壁について質問させていただきたいと思います。

 移動面での困難が最も端的にあらわれるのが、車いす利用者やつえ使用者等の歩行困難者であります。家を一歩出て、道路を歩こうとしますと、歩道の段差や電柱などの障害物があったり、また歩道そのものの整備がされていなかったり、いろいろ挙げられますが、市内を見回してみましても、まだ歩きにくい場所も多いというのが実情ではないでしょうか。

 岡谷市では国の障害者プラン、ノーマライゼーション7カ年戦略や、県の障害者対策に関する長期行動計画を受けまして、本年3月に岡谷市障害者福祉計画を策定していただきました。これは福祉に対する市民の期待を受けて、来るべき21世紀に向け、障害者にとって暮らしやすい社会をつくっていくことは、だれにとっても暮らしやすく、すべての人々のための社会づくりであるとの考え方をより一層推進するための総合的指針として策定されたと伺っております。

 1点目の質問でありますが、国では高齢社会を迎える中で、活力を維持し、国民が安心して暮らせる社会を早急に実現させるためには、高齢者、障害者等を含むすべての人の利用を前提とした道路整備を進めることが重要であるとの認識から、長期計画としまして、21世紀初頭までに歩行者利用が見込まれる主な道路、延長でおおむね26万?にもなるそうでありますけれども、歩道等の整備を実施し、そのうちの半分の約13万?につきましては、家族が手をつないで歩け、車いすがすれ違え、障害者等も安全で快適に利用できるようにということで、幅員を3m以上の幅の広い歩道の整備の推進を目標にしております。

 岡谷市におきましては、先ごろ国の補助事業の採択が決定した県道下辰線の拡幅改良計画では、歩道の幅員を4mほどとっていただいておりますし、まだ完成はしておりませんが、中央通り1、2丁目の童画館通りなどは具体的に整備されてきており、いい歩道ができつつあり、大変結構なことであると思っております。

 1点目の質問としましては、その他の既存の道路については、どういう計画で今後改善していかれるおつもりなのかお伺いしたいと思います。

 2点目に、公民館や美術考古館の整備などについて、お伺いします。

 運輸省では2015年には人口の4人に1人が65歳以上の高齢者になる見通しから、全国の主な鉄道の駅 1,900カ所を対象に、障害者や高齢者の移動を助けるエレベーター、エスカレーターを整備する駅のバリアフリー化を2010年までに達成するとの方針を明らかにいたしました。岡谷市の公民館や美術考古館につきましても、多くの市民からは車いすや障害者の方が利用しやすいように、ぜひエレベーターの設置をしてほしいという声を以前からお聞きしております。岡谷市障害者福祉計画でも、公共的建物についてはスロープやエレベーターの設置に努力する内容が明記されておりますし、両館の性質上からも早急な対応をお願いしたいと思いますが、お考えをお伺いします。

 3点目としまして、ハートビル法についてお伺いします。

 高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律、いわゆるハートビル法が制定されたは平成6年でありますが、長寿社会に配慮した社会基盤の整備を図る一環となるもので、御承知のとおり病院や百貨店、大手スーパー、ショッピングセンター、ホテルなどの不特定多数の人が利用する公共性の高い特定建築物を建築する際に、バリアフリーの配慮を建築主に求めるものであります。市内では車いす利用者のために、岡谷郵便局の入り口のスロープ化などが最近では話題になりました。これからは健康な人しか利用できない建物は欠陥品扱いされる時代に入るという認識から、全国的には百貨店やマーケットなどを中心に、ハートビル法の認定はふえてきていると聞いております。岡谷市では昨年オープンしましたおかや東急を核とする中央町再開発商業ビルはこの認定を受けたと聞いておりますが、福祉のまちづくりを進めている岡谷市としまして、今後、ハートビル法の積極的な指導と一層のPRをお願いしたいと思いますが、お考えをお伺いします。

 4点目としまして、福祉マップについてお伺いします。

 障害者やお年寄りやベビーカーを押したお母さん方が気軽にまちを歩けるようにと、各施設の入り口のスロープやエレベーター、身障者用トイレなどの設置状況、駐車場の有無などが一目でわかるように表示のしてある福祉マップを作成する自治体がふえてきております。せっかく障害者や高齢者に配慮した施設があっても、恐らく行ってもだめだろうとあきらめてしまう人もおります。時代の要請でもありますので、福祉マップを作成していただき、公共施設や観光案内所などで配付してはいかがでしょうか。お考えをお伺いします。

 以上で、壇上からの質問を終わります。



○議長(原宏議員) 渡辺太郎議員の質問に対する答弁を逐次求めます。

 市長。

           〔市長 林 新一郎君 登壇〕



◎市長(林新一郎君) 渡辺議員さんの御質問にお答えをいたします。

 福祉行政についてでございますが、福祉への投資の経済の波及効果についてでございますが、高齢社会の進行する中、介護保険の導入、民間活力への期待、介護機器の著しい進歩等による福祉関連産業の発展等、今後、福祉に対する需要はますます高まることが予想されております。このような状況の中で、議員さん御指摘のように全国的なレベルでは福祉への投資、施設、制度の整備充実による雇用の増大、福祉産業の振興等、経済波及効果が出てくることが予想されておりますが、一方、住民の皆さんの福祉に対する負担の増大も出てくることが考えられます。市のレベルにおきましては、経済効果という点では、現在、数字としてお示しできるようなものはございませんし、特にそのような観点でのシミュレーションはやったことがありません。

 いずれにいたしましても、民間活力の導入、地域ボランティアの活動の育成、介護保険等、御理解いただく中で、市民の御協力をいただき、人にやさしいまちづくりに向けて福祉施策の一層の充実を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。

 岡谷病院についてでございますが、市民の健康福祉向上のために従来より各種事業を推進する中で、寝たきりにならない、また自分のことは自分でできる生活基盤整備に向けて努力しているところであります。しかし、高齢社会を迎え、医療・保健・福祉を取り巻く状況は介護保険の導入等、医療機関とのかかわりが大きくなってくるものと思われます。高齢社会を考えるときの医療機関としては、交通の利便性、診療科目等検討した場合、岡谷病院はその中で一つの役割を果たし得る病院であるわけでございます。地域の中核病院としての役割の中で、療養型病床群、在宅介護支援センター、訪問看護ステーション等が有機的に機能できる体制づくりに努力をしておりますし、今後果たすべき役割や、その連携について研究を深めておるところでございます。

 私からは以上でございます。



○議長(原宏議員) 保健福祉部長。

           〔保健福祉部長 八幡郁男君 登壇〕



◎保健福祉部長(八幡郁男君) 渡辺議員さんからいただいた御質問の中で、1番の福祉行政についての介護保険に関する部分、それから2番の音楽療法について、4番のバリアフリーの中で、2点お答えをさせていただきます。

 まず、1番の福祉行政の中での介護保険についてでありますけれども、介護保険事業計画につきましては、平成11年度の策定に向けて準備作業を進めているところでございます。計画のもととなる基礎データ収集のための高齢者実態調査を6月から着手し、現在、要援護高齢者に対する訪問調査や65歳以上の方で元気な高齢者の中から無作為抽出 2,000名の方に対する一般高齢者調査を民生委員さんにお願いして進めているところでございます。また、40歳以上64歳未満の第2号被保険者の方にも無作為抽出 2,000名のアンケート調査の準備も進めております。

 本年度は実態調査をもとにサービス需要量の把握、サービス提供基盤の状況等のデータの収集、分析を行い、平成11年度に具体的な計画策定をする予定であります。庁内体制といたしましては、岡谷市介護保険事業計画策定委員会を設置。また、介護保険事業計画策定懇話会を設置し、被保険者等の意見を聞いていく予定であります。計画の発表は平成12年3月までには公表することになります。

 次に、広域対応でありますけれども、介護認定審査会を諏訪広域行政組合に設置いたします。8月から介護保険担当理事である茅野市に分室ができ、3市から職員を派遣。9月から11月の介護認定及び介護サービス計画策定モデル事業と介護認定審査会の準備を進めているところでございます。

 次に、介護保険制度の導入に当たりまして、一番大きな課題は自己負担の導入であります。今までは介護サービスにつきましては、行政が福祉施策として実施してきたところでございますけれども、これからは社会保障制度として社会保険方式で行う、すなわち今までは福祉であったので、負担はそれぞれの所得状況等においての負担であったわけでございますが、今度は社会保険方式ということで、まず第1号被保険者である65歳以上の高齢者全員に各個人が納付義務者として保険料の支払い義務が生ずると同時に、サービス利用に当たりましては、1割の自己負担が必要となってくるわけでございます。意識の変革を求められている、このことに対して理解を得ることが、一番大きな課題であると認識をしております。

 次に、介護保険制度に対する理解をしてもらうための周知は、大変大きな課題であると認識をいたしております。当面は、市報に介護保険に関する特集号を考えております。介護保険が始まるまでには、現在、全戸配布しております福祉ガイドブックの内容が大きく変わることになりますので、介護保険の利用方法等を含め、その修正版を全戸配布したいと考えております。

 次に、大きい2番の音楽療法であります。

 音楽療法というのは、心身の障害の回復、機能の改善に向けて意図的、計画的に音楽を活用して行われる治療技法であると言われており、人間の脳や心をいやすのに効果があることは、各方面で注目されているところであります。

 音楽療法には、大きく分けて二つの療法があります。一つは聞くだけの受動的な聞く方法と、何かを行う能動的にやる方法であります。岡谷市におきましては、障害者のリハビリのための触れ合い教室や、あすなろ教室などで、体操に音楽を取り入れて実施いたしております。また、デイサービスセンターでもこの療法を取り入れ、季節の歌、童歌、お年寄りが元気なころにはやった歌などの歌詞を味わったり、思い出話をしながら歌い、あるいは曲に合わせて手や体を動かしたり、考えたり、また楽器を使ってリズムをとったりしております。歌うことによる快感、昔を思い出すときに働く脳の活動、楽器演奏の楽しさ、うれしさなどが脳への刺激となり、身体機能へ作用し回復につながることを期待し、お年寄りと楽しみながら生活リハビリに取り入れて指導をしているところでございます。

 7月18日でありましたけれども、岡谷市デイサービスセンター、岡谷市内の郵便局、財団法人介護保険加入者協会が共催で行いました−−これはカノラの小ホールで行ったものでありますが、家族介護者教室「みんなで楽しめる音楽療法」を開催し、デイサービスセンターを利用しているお年寄りが、日ごろ行っている音楽療法を発表いたしたところでございます。同時に、長野音楽療法研究会代表、全日本音楽療法連盟公認音楽療法士の宮下弘子先生から「音楽療法が果たせる治療的な役割」と題する講演を実施いたしました。

 また、和楽荘入所者につきましては、毎日朝の集いで歌唱指導をしております。ボランティアによる各種音楽慰問や歌唱指導等が行われているところでございます。また、毎月の誕生会や季節の各種行事にも音楽は必ず取り入れております。平成7年4月に聖路加国際病院の日野原理事長を会長とする全日本音楽療法連盟が発足し、音楽療法士の統一認定基準をつくるなど、医療界を初め、各方面から期待されております。今後、岡谷市におきましてもこれらの情勢を踏まえつつ、音楽療法のより有効な活用など研究してまいりたいと考えております。

 次に、大きい4番のバリアフリーの中で、2点御質問をいただきました。

 ハートビル法の関係でありますけれども、国のハートビル法や県の福祉のまちづくり条例の考え方や精神を中心に、広報によるPRに努めてまいりたいと考えております。

 また、福祉マップにつきましては、今後の課題として取り組みたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 私からは以上でございます。



○議長(原宏議員) 塩嶺病院長。

           〔塩嶺病院長 能見公二君 登壇〕



◎塩嶺病院長(能見公二君) 音楽療法についての御質問についてお答えします。

 これまで病院内での音楽は、外来病棟、検査室でのBGM及びリハビリテーションの中で音楽に合わせて訓練を行うことが行われてきました。最近では心身症、老人性痴呆症等の患者のリハビリの中に取り入れられ、音楽療法とされているものと思われます。

 塩嶺病院では現在、老人性痴呆症の患者さんは少なく、音楽療法を取り入れてリハビリを行うまでには至っていません。音楽療法と言えるものとして、塩嶺病院では外来にてBGMを流し、リハビリ室で携帯ラジオを用いて、機能訓練に合わせて音楽を流し、効果を上げるよう努めています。今後、高齢化社会が進み、当院にも痴呆症の患者がふえてまいりますれば、取り入れることについて検討いたしたいと思っています。

 また、病院のコンサートにつきましても、以前、私が勤めていた病院では年2回行っていましたので、その点についても、よく頭の中に入ってます。そういうことも一応、こちらに参りましても頭に入れてまいりましたので、考えていきたいと思ってます。

 それから、その他の治療法についても、各地の病院でいろいろ工夫がなされて治療が行われています。塩嶺病院でもその治療法が有効であれば、検討し、取り入れていきたいと考えています。



○議長(原宏議員) 岡谷病院長。

           〔岡谷病院長 徳田安基君 登壇〕



◎岡谷病院長(徳田安基君) 渡辺議員さんのただいまの音楽療法の件と、それから岡谷病院の中の病院の検査室の機能について、この2点をお答えさせていただきます。

 音楽というのは、人間の基本的精神活動である感情に働きかけるもので、情緒を安定させる効果があります。特に言語活動に障害のあるような場合には非常に有効である、そういうぐあいに一般的医学では言われております。音楽療法は、今のアロマセラピーとともに非常にブームになっております。大脳生理学、心身医学の原則に従って、音楽をストレス制御に用いようとする音楽療法、これはとりわけ今のOA時代に直面した人間の精神的ひずみ、すなわちテクノストレスという言葉がありますけれども、それや職場の心身症予防と治療に注目され、心療内科や企業のリフレッシュルーム、こういうところで用いられております。一般的にはバロック音楽が、心を穏やかにする曲としてよく用いられております。

 しかし、同質性原則という言葉がありまして、これは怒りを静めるときに使います。例えばハチャトリアンの「剣の舞」など、こういうものを使うと、こういう激しい曲を使う場合に怒りを静める効果がある、こういうことも言われております。保健福祉部長さんがおっしゃったように、痴呆性老人に対する音楽療法、これは盛んに今行われているわけでございまして、私どもの病院ではデイ・ケアに使っております。音楽を取り入れて集団で歌ったり、リズムに合わせてゲームをしたり、それで治療の一手段として行っております。またリハビリテーション、また手術室、それから放射線科、それから入院病棟、こういうところでBGMを流して、それぞれの環境や患者さんの状態に合った選曲を行いまして、患者さんの運動効率を高めたり、気分を和らげたり、そういう効果を上げております。今、県の看護協会でも総婦長、それから婦長を対象とした音楽療法の研究講演会、これが計画されておりまして、今月中に行われる予定でございます。

 なお、病院のコンサートに関してですけれども、こういうことをしたらどうかというお話もございます。検討しておりますが、機会があれば実行してみたいと思っております。

 次の、病院の機能検査についてでございますが、病院の検査室において薬剤の誤飲によるものが非常に多いわけでございます。この種のものというのは、各種の抗てんかん剤、それから気管支拡張剤、抗腫瘍剤、こういうのが、適量が血液の中に流れているかどうかを調べるドラッグレベルという検査がございます。そういう検査は、うちの病院ではどんどん行っております。そして、適正な量が患者さんに投与されているかどうかをチェックしております。

 また、パラコート除草剤の誤飲による尿とか、嘔吐物の検査は可能でございます。現在、世間で騒がれております青酸化合物とか、それから砒素、こういう化合物のような特殊な事例につきましては、これは保健所を経由して、県衛生公害研究所に依頼することになっております。シアン化合物につきましては、簡便な鑑別法と申しますと、それがPRされておりますけれども、それは10円硬貨を水でぬらしまして、そして患者さんが飲んだものとか、それから胃の中のものに上から垂らしてあげると10円硬貨のさびが取れまして、光輝くと言われております。これでシアンがどうかを鑑別するというような方法もございます。それから、臨床的にはアーモンド臭がするとか、それから血液が鮮紅色であるとか、心臓がどきどきしている割にはチアノーゼとかそういうものがなくて、真っ赤な血が出るということが言われております。

 治療の方法といたしましては、これは症状が非常に早いものですから、早期に対応しなくてはならないと思いますけれども、特にシアン化合物の場合には非常に早い。それで 100%の酸素をまずやるということと、それから胃の洗浄、それから代謝性のアシドーシスの補正。特異的治療法としては、亜硝酸ナトリウムとかチオ硫酸ナトリウム、−−ハイポですが、これを投与するというのがマニュアルでございます。砒素化合物におきましては、これは胃洗浄、腸洗浄、それから補液、電解質のバランスの補正、特異的処置としてバルを6時間ごとに投与する、1日目はですね。そしてその次からは1日一遍投与する。ペニシラミン投与、それから血液透析、こういう中毒症状による治療を実施しているものでございます。

 以上でございます。



○議長(原宏議員) 岡谷病院事務長。

           〔岡谷病院事務長 小松敬明君 登壇〕



◎岡谷病院事務長(小松敬明君) 御質問の3番目の岡谷病院の経営改善について、経営診断の進捗状況と、それから今後の予定等についての御質問についてお答えを申し上げます。

 今年度実施しております岡谷病院の経営診断につきましては、株式会社医療タイムス社に本年の6月23日から来年の3月15日の工期で委託発注をしてございます。医療タイムス社では、各分野の専門家によりまして、経営診断プロジェクトチームをつくっていただき、この委託業務に取り組んでいただいております。現在は、現状の把握とそれから問題点の分析ということで、医師、看護婦、技師、事務の院内の職員の個別ヒアリングですとか、資料の分析、レセプトの点検、それから院内の視察等を行いまして、診断の作業をしている最中であります。

 今後の問題点の検討、改善策への院内の協議、さらには必要に応じましては市の方の関係各課との協議等を実施いたしまして、その結果報告がされることになっております。また、経営の必要なものにつきましては、中間でもまたお話をいただけるということになっておりまして、8月には療養型病床群の導入に関することについて、提言をいただいております。

 それから診断の内容につきましては、現状と分析といたしまして、診療の状況、周辺の医療機関の現状、経営状況の問題点、今後の医療制度の動向と対応などでありますし、経営改善計画といたしましては、病院の建てかえ、病院の位置づけ、診療科目の検討、病棟の運営、療養型病床群の導入、収支改善のための対応策、改善計画実施のための方策等についてであります。



○議長(原宏議員) 建設部長。

           〔建設部長 武田 勝君 登壇〕



◎建設部長(武田勝君) それでは、4番目のバリアフリーの中で、道路整備に関する部分で御質問いただきました。お答え申し上げます。

 道路に関連したバリアフリー対策につきましては、お話のように、国の新しい道路整備5カ年計画の中で位置づけられておりまして、重点項目ともなっております。岡谷市におきましても、都市計画道路等の幹線道路の整備に当たりましては地形など状況の許す範囲で、歩道等の広幅員化に努めてきております。先ほど議員さんからお話があった下諏訪辰野線などもそうであります。今後につきましても、法令基準に整合した整備を計画的に図ってまいりたい、こんなふうに考えているところであります。

 それから、既設道路の部分でお話がありました。この生活道路につきましては、この対策については、道路の拡幅等には相当な関係の皆さんの御協力をいただくというような難しい部分がありまして、なかなか困難な状況にあるわけでありますが、今までにつきましては、現況の幅員の中で可能な対策をしてきております。例えば歩行者空間の確保のためには、側溝にふたをかけることでありますとか、路肩に側溝を設置するであるとか、それから歩道と車道の区分、また転落防止の対策としての防護柵の設置、ガードレールの設置などをしてきておりますし、歩車道の境界の明確のための区画線、それから路側線の設置なども実施をしてきておるわけでございます。また、地区の協力の中でパトロールをしながら、商品等のはみ出しの防止、それから生け垣等の整理等の指導も行ってきている、このような実態であります。

 既設の生活道路で広幅員の歩道をつくるということになりますと、構造的には車道を確保した上に、先ほどお話ありました3m以上の歩道ということになりますと、総幅員が約15mほどになりますので、沿線の皆さんにそれだけの影響があるという、こういう実態があるわけであります。今、具体的に申し上げました内容につきましては、今後も段差等の物理的な制約があることもありますし、また、財政的な部分もあることではありますけれども、交通弱者等が安心して安全に歩けるような、このような配慮は引き続きしてまいりたい、こんなふうに考えているところであります。



○議長(原宏議員) 教育次長。

           〔教育次長 井出皓基君 登壇〕



◎教育次長(井出皓基君) ナンバー4のバリアフリーの中で、市公民館と美術考古館にエレベーターを設置できないかという御質問をいただきましたが、いずれの施設も構造上からしましても、大変困難な面があるというふうに思っております。現在でも公民館では手話サークルとかあるいは点字サークル、また体に障害を持たれる団体の皆さん、こういう皆さんに多く御利用をいただいているところでございますけれども、そうした皆さんにはできる限り1階の教室を御利用できるように配慮をいたしておりますし、どうしても2階、3階を利用しなくてはならないというような場合は、職員が対応をしているところでございます。

 また、美術館につきましても同様、必要に応じては職員が対応してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしく御理解をいただきたい、このように思います。

 以上です。



○議長(原宏議員) 一通り答弁が済んだようです。

 渡辺太郎議員、2回目の質問を許します。



◆9番(渡辺太郎議員) 9番 渡辺太郎です。

 2回目の質問をさせていただきます。

 福祉行政につきましては、福祉の経済波及効果につきましては、私が短絡的に考えただけでも福祉施設の整備などをした場合に、例えば周辺道路の整備とか、マンパワーの確保、施設そのものから購入する食材とか備品などの消耗品、さらには老人の介護のために退職したり、パート労働を余儀なくされている人たちが安心して仕事につければ、所得の増加や経済成長の促進になるなど、さまざま考えられるわけであります。経済効果のシミュレーションにつきましては、特に景気が長期的に低迷しておりまして、財政事情の厳しいときでもありますので、最小の投資で最大の効果の裏づけにもなると思いますし、市として投資効果のシミュレーションを、ぜひ専門家などに依頼していただいて、具体的に実施していただきたいと思いますけれども、そういう前向きに福祉行政を進めていくための資料にもなると思いますので、もう一度市長さんのお考えをお伺いしたいと思います。

 それと福祉自治体ユニットへの参加につきましても、先番の野溝議員さんのときにもお話がございましたけれども、福祉のまちづくりを全面的に掲げている市長さんでありますので、重要と考えているのであれば、この福祉自治体ユニットにも積極的に参加すべきではないかというふうに思います。もう一度お考えをお伺いしたいと思います。

 介護保険制度につきましては、いろいろ今、その準備に向けて、調査とか研究をしていただいているときでありますが、専門家の間では、福祉制度の抜本的と言えるほどの大きな改革である介護保険法をわずか2年間程度の準備期間で処理するには無理があるし、さまざまな課題点もあることから、当初は混乱も避けて通れないだろうというようなことを言う人もおりますけれども、いずれにしましても、来年の秋ごろには要介護認定が始まるわけでありますので、それに向けて十分な対応をお願いしたいと思います。

 また、今まではどちらかといいますと、経済的弱者として一般化されがちでありました高齢者の方は、必ずしもそうではありませんし、健康な方も病弱な方もいらっしゃるわけでありまして、右方上がりの経済の時代とは違いまして、これからは従来のばらまき型福祉ではなくて、個々に対応していくニーズ型でなければならないとも言われております。介護保険事業計画につきましては、一層のきめ細かな調査をお願いし、よい計画ができるように十分な検討をお願いしたいと思います。

 先ほど、介護保険事業計画なんですけれども、平成11年度の策定に向けて準備されているということで御答弁いただいたんですけれども、平成11年度と言いましても長いものですから、何月ごろをめどに考えていらっしゃるのか、もう一度お聞きしたいと思います。

 音楽療法につきましては、詳しい御答弁いろいろいただきました。岐阜県では音楽療法研究所を創設し、研究講座を設けて音楽療法士の育成や啓蒙事業を実施しておりますし、奈良市では社会福祉協議会の中に音楽療法推進室を設けまして、音楽療法士の養成講座を実施しております。こういったほかでの活動なんかも参考にしていただいて、いろいろと研究していただきたいと思います。岡谷市としましても、今後の社会を視野に入れながら、さらに積極的な取り組みをお願いしたいと思います。

 岡谷病院についてでございますが、民間のコンサルタントによる経営診断が来年の3月15日までの工期でということでございますが、出た結果をぜひ、病院の経営改善に生かしていただきたいと思います。最近は、患者さんの方で病院を選ぶ時代にもなったとも言われておりまして、厚生省や日本医師会などが出資してつくりました日本医療機能評価機構というのがあるそうなんですけれども、ここでは患者が病院を選ぶ基準ということで目安を出しております。

 参考までに一部を紹介させていただきたいのですが、例えば治療方針や薬効を十分に患者へ説明しているかどうか。診察室で患者のプライバシー保護に配慮しているかどうか。夕食の配膳時間が午後6時以降か。外来待ち時間はおおむね30分以内かどうか。案内や掲示を見やすいように配置しているかどうか。院内の清掃が十分かどうか。禁煙や分煙を配慮とか、ベットからの転落事故などへの備えが十分か。患者の意見や要望を聞き、サービスを改善しているかどうか。病院の理念、基本方針を明文化しているかどうか。地域の検診、健康教育活動に参加しているかどうか。症例検討会を定期的に実施しているかどうか。看護職員の持つ患者の情報を診療に反映しているかどうか。診療報酬請求を適切に実施しているかどうか。いずれもごく当たり前の常識的な内容でありますけれども、既に岡谷病院でも実施しているものもあるかと思いますが、こういうこともぜひ参考にしていただいて、患者さんの立場に立った視点からもぜひ、病院の経営改善に一層取り組んでいただきたいと思います。強く要望しておきたいと思います。

 毒物の検査機能につきましては大変参考になりました。ありがとうございました。

 バリアフリーにつきましては、いろいろ難しい部分がありますけれども、お年寄りや障害者の足がわりとして広がっております電動三輪車や四輪車の安全運転体験講座が、先月29日に諏訪市の県介護センターで、県内初の試みとして開催されたとお聞きいたしました。この電動車は道路交通法上、運転免許が不要で、操作も簡単なことから、歩行に不自由を感じている高齢者や障害者の方の行動範囲を広げる福祉用具として、10年ほど前から普及しておりますけれども、今後、高齢化の進展とともにさらに利用がふえていくだろうと言われております。参加者からは、最近乗り初めたが、車道の段差が一番怖い。段差を解消してくれるようお願いしたというような意見もお聞きいたしました。歩道の整備とか生活道路の整備につきましては、先ほども部長さんからお話がありましたように、スペース上の問題などもあり、時間のかかる場所もあり、無理なところもあると思いますけれども、一層の配慮、研究をお願いしたいと思います。

 公民館、考古美術館のエレベーターの件でございますが、現状の建物では構造的に無理ということの御答弁でありますけれども、平成9年度の行政報告書を見ますと、特に公民館は利用件数が 2,856件ということで、非常に多くの方が利用されております。利用頻度の高いこういった建物こそ優先的に改善すべきだと思いますし、やる気があればできるような気もするわけなんですけれども、現状での改善が無理ということであれば、昨日もお話が出ましたように(「リーン」予鈴)例えば計画されている総合福祉センター、生涯学習館を早くつくるとか、そういうような十分な検討もしていただいて、対応をお願いしたいと思うんですけれども、市長さんのお考えをお伺いしたいと思います。

 福祉マップにつきましては、私も各市でつくっている福祉マップを幾つか取り寄せいたしました。その中では特に香川県の丸亀市というところのものが非常に見やすくて、使いやすい感じがいたしました。通常のいろいろなトイレの状況や何かの表示のほかに、特に特筆すべきものとして、市民の目から見た福祉情報の提供を心がけておりまして、ボランティア団体や市民の参加による丸亀市福祉マップ市民調査隊に依頼して、市内200カ所の公共施設とか病院、商業施設などを対象に、実際に歩いて調査をしたことが出ております。具体的な表示としましては、交通量が多くて通行するのに注意が必要な道路とか、見通しが悪い交差点などが一目でわかるようになっております。非常にきめ細かな配慮をしている点が非常に見て気づきました。安全で安心なまちづくりの一助となると思いますので、ぜひ福祉マップにつきましても前向きに検討をお願いしたいと思います。

 以上です。2回目の質問を終わります。



○議長(原宏議員) 渡辺太郎議員の再質問に対する答弁を求めます。

 市長。



◎市長(林新一郎君) 福祉への投資の経済波及効果を専門家へ依頼して、調査をしてみたらどうかという御意見でございますが、岡谷市独自で行っている福祉行政、あるいは広域で行っている福祉行政がございます。岡谷市独自でこの調査を行って、果たしてどれだけの正確な結果が出てくるか、疑問な点があるわけでございますし、また、この福祉産業全体を見ましても、この新素材から生産といった産業面にかかわる全国規模の経済活動もあるわけでございまして、非常に難しいものがあるというふうに思っております。

 それから、福祉自治体ユニットへ岡谷市として参画したらどうかということでございますが、既に長野県市長会あるいは北信越市長会、また全国市長会等でも相当な情報交換、あるいは勉強会等を行っておりまして、岡谷市としては、先ほど野溝議員さんに御答弁申し上げましたように、これらの市長会等の既存の組織を使って勉強をし、あるいは情報交換をしていきたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。

 また、バリアフリーに関してでございますが、新しい複合館の建設の中では、そのモデルとなるようなこのバリアフリーの対策を講じて、当然のことながら、いかなければいけないというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(原宏議員) 保健福祉部長。



◎保健福祉部長(八幡郁男君) 1番の福祉行政の中で、介護保険事業計画の公表の時期につきましては、先ほど平成12年3月までということでお話し申し上げたのですが、もちろん事業のスタートが平成12年度でありますので、平成11年のなるべく早い機会ということにはなるかと思いますが、今この時点でその時期を明確にお示しする段階ではありませんので、御理解いただきたいと思います。



○議長(原宏議員) 一通り答弁が済んだようです。

 渡辺太郎議員、3回目の質問を許します。



◆9番(渡辺太郎議員) 9番 渡辺太郎です。

 時間もありませんので、バリアフリーについてだけ申し上げたいと思います。

 岡谷市の高齢化率を見てますと、平成9年には約18.6%でありましたが、市の予測では、このまま推移すれば平成12年度には約20%、平成22年には約25%、平成32年、今からわずか22年後でありますが、実に約30%になるだろうと市の方で推測されております。身体障害者の方につきましても、10年前と比較しますと、ことしの3月現在、約37%ふえておりまして 1,599人となっております。毎年、これも着実にふえてきております。バリアフリーはいろいろ申し上げましたけれども、到達する目標ではなくて、必要最低の条件として扱われる時代に入ったように思いますので、障害者やお年寄りや車いす利用者など多くの市民、すべての市民が気軽に歩けるようなまちづくりをお願いして、私の一般質問を終わりたいと思います。

 ありがとうございました。



○議長(原宏議員) 渡辺太郎議員の一般質問を終了いたします。

 この際、暫時休憩いたします。

           午前11時47分 休憩

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           午後 1時10分 再開



○副議長(小松稔議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 毛利栄子議員の質問を許します。

           〔19番 毛利栄子議員 登壇〕(拍手)



◆19番(毛利栄子議員) 19番 毛利栄子です。

 通告順に従いまして一般質問をさせていただきます。

 1番、各種審議会、懇話会等のあり方と民主主義について。

 地方自治法第 138条の4第3項では、「普通地方公共団体は法律または条例の定めるところにより、執行機関の附属機関として自治紛争調停委員、審査会、審議会、調査会、その他の調停、審査、諮問、または調査のための機関を置くことができる」と定められており、岡谷市にも十数個の附属機関があります。また、こうした自治法上の附属機関とは別に、市長の私的諮問機関として、規則や要綱によって設置されている機関も相当数あります。これは政策の方向を決めていく上で、住民参加を保障する大切なものだとは思いますが、一方で私的諮問機関の場合は、長の裁量で自由に決められていくので、議会のチェック機能とのかかわりでは、目が行き届き得るのか、乱用が心配されます。と同時に、それらの機関が十分な審査、審議、調査ができ、実を上げるような手だてを講じることも重要です。新聞などを拝見させていただくと、当て職なのか幾つもの審議会に加わっておられる方もいるようで、あれ、この方はこの間の審議会でもいたのではなかったのかなと思うこともたびたびです。務められる皆さんの御苦労もさることながら、民主主義としての住民参加という面から考えてみれば、もっと任命や委嘱の仕方を改善しなくてはいけないのではないかとの思いを強くします。

 そこで以下、何点かにわたってお尋ねをします。

 1つとして、ダブっている委員の皆さんの実情についてお示しください。

 2つとして、選任していく上でどのような考え方でやっておられるのか。

 3つとして、今、行政は本当に多岐にわたって新しい時代に即応する問題に対応しなければならないことに直面をしています。情報公開一つとっても、教育問題一つとっても、大きなエネルギーをかけて取り組まなければなりません。1人が幾つもの委員を兼ねれば、深めることも大変だと思われます。今の状態では、結局は一応市民の意見は聞いたということで、審議会が形ばかりのものになりはしないかと危惧しますが、いかがでしょうか。

 4つとして、審議会、懇話会を傍聴できるようにするなり、議事録を開示するなりして公開すべきだと思いますが、どうでしょうか。

 2番、子供の心に寄り添った教育と30人学級の実施について。

 国連子どもの権利に関する委員会が6月、日本政府から出された報告書に対し、48カ条にもわたって懸念・勧告を出しました。その一つ一つが今、子供たちの中で起こっている不登校やいじめ、自殺やむかつき、キレる問題に重要な警鐘を鳴らしており、早急な改善が求められています。特に、22番の「極めて競争的な教育制度が与えるストレスにさらされているため、子供が発達上の障害にさらされていること、及びその結果、余暇、スポーツ活動及び休息を欠如させていることを懸念する」という指摘は、本当に真剣に受けとめなければなりません。競争のための学習はむなしいものです。学ぶ意欲と楽しさ、わかる喜びが味わえる学校が求められていると思います。子供が全身をとげにしていて何も言えない。いつもいらいらしている。何だかわからないけれども、学校に行きたがらない。何かやろうとする意欲がない等々、お母さん方から共通して多く聞かれる声です。未来は子供たちのもの。本来持っているすばらしい瞳がきらきら輝くように、人として全うな成長ができるように手だてを尽くすのは大人の責任ではないでしょうか。

 今、1クラスの人数が多過ぎて、なかなかゆとりある教育ができない。少人数クラスで、もっと1人1人に行き届いた教育をというのが父母や先生方の共通の思いです。営々とした運動が実を結んで、45人学級から40人学級になりました。さらに、35人学級から30人学級へと機運も盛り上がってきています。そこで、教育長さんに、学級定員に対してどのようなお考えを持っておられるのか、御所見をお伺いいたします。また、30人学級を実施すれば、岡谷市としては何クラスふえるのでしょうか。国や県に30人学級実施の声を上げていくと同時に、先般中央教育審議会のまとめた素案によりますと、学級編制を自治体の裁量に任せるとのこと。30人学級を独自の施策として実施する考えはないでしょうか。

 今、景気が低迷して、失業者もあふれている中で、教員免許を持ちつつ先生になれずに、何年か挑戦してもあきらめていく皆さんがふえています。このことは多大な人材の損失だと思います。30人学級実施の問題は、単に教育面のみならず大学卒の皆さんの雇用をも確保でき、岡谷市にとって経済効果も期待できます。そのことはまちづくりにも影響を与える問題だと考えます。6月議会の答弁では、財政面から不可能とのことでしたが、もっとグローバルな見地でお金を使うことをぜひ考えてほしい。必ず未来に生きる投資だと確信します。教育長さんの考えをお聞かせください。

 3番、20号バイパスと周辺の道路整備について。

 20号バイパスに関係する各区の設計協議にかかわる要望書が出そろい、いよいよ具体的な詰めの段階に入ってきておりますが、今井区にかかわる部分について、幾つかお尋ねいたします。

 新しいが道路が開けば当然のこととして、車や人の流れが変わることがあります。幅25mの20号バイパスが通ることによって、南北が道路で分断されないかというのが大きな問題です。バイパスは、上ノ原団地の下方を東西方向に走りますが、それに平面交差する形で現状の市道26号線、通称ヤコブ線と今井線が走ります。国道工事事務所から出された案ですと、今井線と交わる部分が大きな交差点になっていますが、歩道橋を設置することになっており、横断歩道はつけないことになっています。ヤコブ線も平面交差とのことです。ここで問題になるのは、バイパス北側に 500戸近い住宅があり、保育園児や中学生、高校生が毎日通うわけですし、お年寄りや障害者の皆さんも通るわけですが、歩行者にとっての安全性、利便性が配慮されたものになっているのかという点です。設計図を眺めている限りでは、全く車優先になっており、考え方の点で国の取り組み姿勢に不信が募ります。一体高齢者、障害者、歩行者にどのような配慮をしようとしているのか。市としても一緒に考えてきた立場にあると思いますので、御所見を伺います。

 もう1点は、たびたび取り上げさせてもらっていますが、バイパスにアクセスする市道の全体整備計画の問題です。現状の機能回復だけでいいのかという問題です。

 今、朝夕の車の流れは区民センター横の 608号線が狭いこともあって、ヤコブ線に集中しています。しかし、今井新道を延長させて広い道路にすれば、車の流れはこちらに移るものと思われます。そういったときに、今井新道のさらに上の拡幅計画がないというのは、全く納得がいきません。と同時に、市が宅地分譲したわきを通る 612号線は二輪車が通れるだけの道で、車はバイパス手前で行きどまり、これでは団地に住む皆さんの利便性に何の配慮もありません。この際、 612号線もきちんとした拡幅整備が必要と思いますが、いかがでしょうか。お考えを伺います。

 4番、交通弱者対策と巡回バスについて。

 この問題は、今まで福祉タクシーとの絡みで、その不備を補うものとしてたびたび取り上げさせていただきましたので、くどくど申し上げる必要がないかもしれませんが、絶対に必要だとの思いは、今も変わるものではありません。今回は福祉の立場ではなく、交通弱者の足の確保と町の活性化の立場で取り上げさせていただきます。

 今、長野県内で民間バスが赤字になることによって、路線バスが次々消えていく運命にある中で、県や市町村が路線廃止後の代替運行に追われています。1987年には 125路線でしたが1996年には 291路線と 2.3倍にふえ、県内路線の3割を占めるに至っています。岡谷市でも東山田線、湊線が全面廃止となって地域住民に不便を強いています。岡谷市として、この時点で代替バスを走らせるような政策判断をすれば、少なくとも今のような不便を市民にかけることはなかったと思われます。現時点では、代替バスというわけにもいきませんので、この際、民間に運営委託して、ぜひ巡回バスを走らせるよう検討してほしいと思いますが、いかがでしょうか。交通弱者の皆さんがこのことで外出する機会がふえれば、私は確実に町の活性化に役立つと思います。お年寄りの皆さんの社会参加も進んで、さらに生き生きできるでしょう。そうすれば介護だ、医療だにかける費用も少なくて済むようになるかもしれません。ぜひ発想を転換していただいて、巡回バス問題に前向きな御答弁をお願いします。

 以上で、壇上での質問を終わります。



○副議長(小松稔議員) 毛利栄子議員の質問に対する答弁を逐次求めます。

 市長。

           〔市長 林 新一郎君 登壇〕



◎市長(林新一郎君) 毛利議員さんの御質問にお答えをいたします。

 1番でございますが、各種審議会、懇話会等のあり方と民主主義についてでございます。

 その (1)についてでございますが、公的、または私的な附属機関のうち、現在把握している23機関 170名の方について調べたところ、8つの審議会の委員になっている方が1名、7つの方が1名、5つの方が1名、4つの方が2名、3つの方が8名、2つの方が25名であります。重複していない方は 132人、これは78%でありまして、重複している方は専門知識を有する方がなっておりまして、支障を来すおそれはないものと思っております。

  (2)番についてでございますが、条例規則等により、審議会等の目的に合った方を市議会議員、学識経験者、知識経験者、関係行政機関職員、利用者代表、住民のうちから委嘱をさせていただいております。審議会等は行政の複雑、広範多岐に伴い、専門の機関に担当させようとするために学識経験者、知識経験者、関係行政機関職員を委員として委嘱しますし、また行政の民主的処理の要請を満たすために利用者、住民のうちから委嘱する場合は、多くの方々の意見を集約するため、特に市内の団体を代表する方から選任をいたしております。

  (3)でございますが、審議会等は最終的な意思を決定するというものではなく、執行機関の事務執行の前提として必要な調停、審査、審議または調査等を行うところであり、重複しているものの中には警察署長などのような当て職の者や公務災害補償等認定委員会などのように、該当の案件がなければ開催されないものもありますし、選任されます委員の方も学識経験者、知識経験者であり、重複しているから討議が形式的になるとは一概に言えないものと考えております。

  (4)でございますが、審議会等の公開、非公開については審議会等で判断いただくものでございますが、その性質からいって、自由な意見交換ができなくなるおそれがあることから、非公開となることもあると思っております。また、議事録の公開については、情報公開条例の中で原則公開の方向で考えてまいりたいと思っております。

 私からは以上でございます。



○副議長(小松稔議員) 教育長。

           〔教育長 北澤和男君 登壇〕



◎教育長(北澤和男君) 2番の子供の心に寄り添った教育と30人学級の実現について御答弁申し上げたいと思います。

 議員さんの申されますように、子供が人として全うした成長をという願いは、私ども共通の願いであるわけでございます。そこで子供の心に寄り添ったきめ細かな指導をと願っているわけでございますけれども、それに当たりましては、年々子供たちの変わってきております現状の中にあって、1クラス40人の学級担任の先生への負担というのは大変大きくなってきているのが実情でございます。そこで、各学校においては、教頭先生が入る、あるいは専科の先生、チームティーチングの先生、そしてまた生徒指導担当の先生方の連携の中で、担任の先生方の負担を少しでも軽くするようにというふうに、そして子供により即した指導の充実、指導の改善に努めていただくようにお願いをしているところでございます。

 そこで、岡谷市のこの小中学校を30人学級とした場合に、学級増となる数は36学級増というふうになるわけでございます。この30人学級を市独自に実施してはどうかということでございますけれども、御承知のように、公立義務教育諸学校の教職員の財源は、国と県によって賄われているわけでございまして、市費の採用者を正規学級担任とするということは、これは難しいという法的な制約もありますし、また市単独の採用者をお願いした場合には、市内だけの異動しかできないという研修上の課題もあるわけでございます。また将来にわたって、その方々の身分保障をしていくということになりますれば、大変な財源的な困難の問題も出てくるわけでございまして、現在のこの状況の中では、市単独で採用した先生によって30人学級を実現ということは、極めて困難というのが現状でございます。

 この学級編制及び教職員配置につきましては、先ほども御指摘いただきましたように、中央教育審議会の地方教育行政に関する小委員会で現在もまだ論議されているところでございまして、案はまとまったということでございますけれども、間もなく予定されております同審議会の答申が間もなくなされるということを聞いているわけでございますが、しかし、その答申に対して国がどのような方針を出すかということに極めて大事なこととして注目しているところでございます。

 なお、この教職員の数をさらに多く確保するということにつきましては、今後ともこの学級編制対策の教員、あるいはチームティーチングの教員、そしてまた生徒指導担当教員とか専科教員とか、こういう先生方の配置改善を、今後とも強く要望していきたいというふうに考えているところでございます。

 それから、最後に30人学級の実現と雇用の問題でございますけれども、児童・生徒の減少に伴いまして学級減により最近の教職員の採用数は大幅に減っていることは御指摘のとおりでございますが、30人学級実現により雇用確保ということにつきましては、一つの御指標として承っておきたいと思います。

 以上でございます。



○副議長(小松稔議員) 都市開発部長。

           〔都市開発部長 宮坂純一郎君 登壇〕



◎都市開発部長(宮坂純一郎君) 20号バイパスの御質問の中で、1点、バイパスの交差点の利便性と安全確保の問題について御答弁申し上げます。

 国道20号バイパスの事業主体であります建設省の長野国道工事事務所で、現在、バイパスの設計協議が進められておるわけでございますけれども、計画標準幅員が4車線の25mということで、広幅員であることから、歩行者の横断に要する時間が長くなるということ。また、地方部の幹線道路となることから、自動車が連続した高速走行によって横断者に危険な状態が起こるおそれがあるということから、主要な交差点につきましては、立体の横断施設が設計されておりまして、現在、地元との協議が進められているところでございます。

 今井区に限ってという御質問でございますが、今井区の場合には今井新道のところに1カ所と、それからインターチェンジの付近に1カ所、立体横断施設が設置されます。この立体横断施設は踏み幅が60?、それから、蹴上げが15?の高さという内容になっております。そのほか、今井区の南北分断の防止、機能回復ということでは横河川の両側に1本。それから今井新道より西側、今井六郎氏の山側になりますが、そちらの方に1本、立体の車道が建設されるということでございます。

 以上でございます。



○副議長(小松稔議員) 建設部長。

           〔建設部長 武田 勝君 登壇〕



◎建設部長(武田勝君) 20号バイパスに関連して、周辺の道路の整備について、2点御質問いただきました。

 まず、1点目の岡谷 608号線、これは都市計画道路の今井線の先線になる部分でございます。この点につきましては、前回の議会にも御質問いただいたところであります。そのときにもお答え申し上げました。将来構想としては 710号線の先線として位置づけております、こういうことをお話申し上げました。それと第3次の総合計画の中で位置づけていきたい、こういう方向の話もさせていただきました。そのようなことから、現時点におきましても、前回申し上げました内容と変わるものではありません。そのようなことから具体的な整備スケジュール等を申し上げる状況ではありません。ただ、状況については十分把握をしているところであります。

 それから、もう1点。その道路の西側の 612号線であります。現時点では拡幅計画の具体的な計画は持っておらないというのが実態でございます。お話のように、現在バイパスの方の設計協議を具体的に始めたところでありまして、その設計協議で交差部の形の方向が定まってまいりますと、その前後の市道等の関連する部分についての具体的な協議も庁内的にもできますし、また今井区、それから関係の地主さん等関係者とできる状況になるわけでありますので、今進めております設計協議の状況を見ながら、岡谷市として必要な拡幅改良などにつきましては検討をしてまいりたい、こんなふうに思っているところでございます。

 以上です。



○副議長(小松稔議員) 保健福祉部長。

           〔保健福祉部長 八幡郁男君 登壇〕



◎保健福祉部長(八幡郁男君) 毛利議員さんの4番目の交通弱者対策と巡回バスについてお答えを申し上げます。

 交通弱者に対する交通対策としては、何回かお答えしてきているわけでございますが、市としてはお年寄りの社会参加や町の活性化等を考える中で、議員さん御提言の巡回バスを含め、あらゆる角度から検討した結果、ドア・ツー・ドアの福祉タクシーの制度を発足したものであり、この福祉制度をさらに、よりよい制度となるようPRを含め、広く市民の声を聞きながら進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。



○副議長(小松稔議員) 一通り答弁が済んだようです。

 毛利栄子議員、2回目の質問を許します。



◆19番(毛利栄子議員) 19番 毛利栄子です。

 1番の各種審議会、懇話会のあり方の問題で御答弁をいただきましたが、先ほど御報告いただきましたように、多い方は1人で8種類も兼ねていらっしゃるというふうなこともありました。3つ以上兼ねていらっしゃる方も13人もおられるというふうなことをお聞きするにつけても、これはそういうことで市から任命されたり、委嘱されて頑張っておこたえになろうとしておられる市民の皆さんの御苦労は、本当に大変だというふうには一面思うわけですけれども、そのことがかえって本当に皆さんの中で、一つ一つ諮問される問題について、突っ込んだ議論ができるのかという点では、非常にそういうあり方自身が問題ではないかなというふうに思われます。

 それで、先ほども条例などで定めて、条規法、国の自治法との絡みである場合については、どういう分野から選ぶのかという点は定められておりますので、それはそれに従うとしましても、知識人ですとか、それから各種団体などからお選びになる場合に、この辺の認識は、私はぜひ改めていただく必要があるのではないかと思うので、その見解をお尋ねしたいのですが、いわゆる市内を代表する団体というふうなことをよくおっしゃって、そこの長ですとか構成されている方から選ぶような形で意見を聞いていくような形をとっておられますが、しかし、なかなかそういう団体個々の意見をどのように吸い上げるかというルートの問題については、その団体それぞれに任せられていることであって、その団体が本当にきちんとした意見集約のシステムを持っているかというと、必ずしもそうでないなと思われるようなこともたくさんあるわけです。

 そういう団体に対して、団体の意見を代表する皆さんということで、お選びになっていくあり方というものは、表向きは市民の意見というふうに言いますけれども、必ずしもそういうふうになっていないということが言えると思うんですね。そういう立場から、そういうあり方についてはぜひ改めてほしいというふうに思いますが、どうでしょうかという点と、先ほど前段申し上げましたが、幾つも兼ねておられれば、そのことを本当に一つ研究するだけでも、非常に大変なエネルギーを必要とするわけで、全体、実のある討論にしていく上では、本当に重複は極力避けて、より多くの市民の皆さんにそういう機会を持っていただくことが、逆に言えば市民の皆さんの政治意識というか、そういうものとあるいはまた行政に対する関心を高めたり、あるいは協力していったりというものと大いにかかわりがあると思うんです。ですから、決まったような皆さんの中でやっている限りにおいては、本当に住民意識の高揚というものは、本当にその場で絶たれてしまうことも懸念されるわけですので、そういう立場からもぜひ、広い視野で大勢の皆さんにやっていただくというふうな方策をとっていただきたいと思います。先ほどの問題とあわせて、そういう取り方の問題について、お考えをお聞かせ願いたいと思います。

 それから、審議会、委員会の公開の問題について自由な意見交換ができないというようなお話でしたけれども、これは全然逆さまです、お話が逆さまだと思います。どういう審議をするかということで、そこで任命されたり、特別選ばれた皆さんに期待を寄せて、見守るということは、いわゆる住民参加という立場から言えば当然のことだと思うんです。そういうことがないがために、非常に問題があって、私ども提案いただいている問題で、平成8年度ですか、都市計画審議会があって、今いろいろ議論の分かれております湖畔若宮土地区画整理の問題で、最終的な岡谷市としての都市計画審議会での結論というか、県に上げるに先立っての話し合いがあったわけですが、そこに傍聴を申し込んだけれども、断られたということで、その審議自身は慎重にやらなくてはいけないということで、異例の延会になって、もう一度やったということなんですが、結局利害がいろいろ相反する皆さんの意見を十分聞くということもしないまま、時間的には延ばしてもう一回やって、最終的にはどういう話がされたか知らないが、都市計画決定をしていったということに非常に不満を持っているわけであります。自分たちの述べる意見に妥当性があるなら当然、どのような方がごらんになって聞きに来ておられようとも、そこで自由な意見が交換されてしかるべきであります。

 そういう問題もありますので、自由な意見交換ができないというのは、本当に住民の立場からすれば逆さまな議論だと思います。私は都市計画審議会の例を挙げましたけれども、そのようなことのないようにするためにも、ぜひ、世の流れも全体的な公開ですので、大いに公開していただきたいと思いますが、改めてその点についてどうでしょうか。

 あと、2番の30人学級の実施の問題についてでありますが、教育長さん、40人抱えておられる先生方の負担は大きいというふうに認識をされています。それは当然のことではないかなと思われるんですが、今、特に子供たちの学ぶ内容につきましても、ひところから比べて非常に内容もふえています。

 例えば、私どもが小学校で育ったころと現在とでは、国語の問題一つとってみても、漢字が1年生で私どもの小さなころは46文字習えばよかったものが、今は80字習わなくてはいけないとか、あるいは算数の問題にしましても、かつては1年生は時刻だけ読めればよかったのに、今は分単位で読めなくてはいけないということがあり、例えば時計の問題にしましても、8のところへ行ったらどうして40分になるのかということがよくわからないという子供さんも学ぶ当初あって、本当に混乱をしています。掛け算は2年生になって習うのに、時計の読み方は1年生で分まで読ませるということでは、やはり子供たちにとって理解しがたいものになっているのではないだろうかと思われますし、また、4年生などでは今まで平方センチメートル、平方キロメートルなど習っていたわけですが、それに加えてa、haというような感じの概念ですね。小学校6年生で習ったものが4年生におりてきました。

 子供たちの教科書を見ますと、これがまた非常に煩雑で、1haを何?に直せとか、逆に何?を何haに直せなんというのがありまして、それは大人の私たちでも順序立ててやっていかないと混乱するような内容を、4年生ぐらいが短時間でぱっぱっとやらなくてはいけないということで、本当に未来の主権者である子供たちにきっちりした知識を教えていくというよりも、ここでわからないものはどんどん置いていって構わない、一方、混乱させて子供たちをパニックにさせるというふうに言わざるを得ないような事態も起こっているわけです。そういう子供たちに本当にきめ細かく手だてをする上で、今の40人学級というものは本当に多過ぎて手が回りません。基礎学力の問題とってみても、そういうことがありますが、一方、いろいろなまた子供たちの間にも問題があって、不登校やいじめや、あるいは問題行動などということがあって、先生方もしょっちゅうしょっちゅう飛び回っておられます。そういうことを考えれば、本当にもう少し、少人数学級ということで30人学級を目指して、大いに大人の責任として私たち頑張っていかなければいけないという感を強くするわけですけれども、どうでしょうかね、そういう例えば40人学級を非常に大変だという認識をお持ちの中で、岡谷市としては大変だということは先ほどお話がありましたが、そこについても議論はあるところですが、それはちょっと横に置いたとしましても、国、もしくは県に対して、このような状況の中で30人学級を求める要望をぜひ上げていっていただきたいというふうに思いますが、その点についてお考えをお尋ねしたいと思います。

 それから、20号バイパスと周辺の道路整備の問題についてでありますが、先ほど部長さんの方から、安全面から立体の横断施設をということでありました。また、立体車道の建設もということで、現状、今利用している道路からすれば、東の端と西の端に近いところに立体車道を設けるということです。大体、日常的に使っている皆さん、年寄りの方も体のぐあいも悪い人も、立体横断歩道橋を渡って移動をするわけですが、それがまた設計によりますと本当に 100mも歩かなくては階段を上って、国道上をまた横断して、また下りてくるということで、こんなことが一体、生活弱者というか、高齢者や、それから障害者にそんなやり方が果たしていいのかどうかという点で、そういう考え方を持っていること自体に私は非常に問題を感じます。

 年輩の皆さん、本当に一見健康な方でも、階段って物すごく嫌がるのですよね。私のところでも年寄りがいまして、3段ぐらいあった階段がとても不自由だというふうに言うので、全部スロープにかえてしまったのですけれども、そのぐらい、3つや4つ上るのは大したことないと思うようなものでも、実際、年輩の方や本当に足のぐあいの悪い方にしてみれば不便ですが、全部そういうところを通らなければ、いわゆるバスに乗るところまでもたどりつけないというような設計であります。

 上ノ原団地は御承知のように、市営住宅 100戸あるうちの40軒くらいは年輩のひとり住まい、もしくは夫婦の二人世帯という中で、お店もないからとにかく毎日、そこを横断して下に下りて、用を足さなくてはならないというわけですが、上ったり下りたり、そんなことをやらせられるはずがないというふうに思います。そういう立場から今、立体車道のお話もありましたけれども、非常に問題があると思われますが、それらは今後どのように調整をしていくのかという点で、お考えを伺いたいと思います。

 それから、今井新道の延長線上、市道に関する問題では、これもこの前も一般質問させていただいて、部長さんからお答えありましたが、 710号線の先線として整備していきたいというふうにおっしゃっていますけれども、 710号線の全体計画が明らかにされたことがないと思うんですね。今、湯殿山の行き詰まったところまでいって、その後のルートはどうなっているんだと聞かれても、将来的な構想ですということで、それ以上のお答えは何もない中で、 710号線の先線と言われても、上ノ原団地のあの大きな山をどうやって道路をあけるのかという点で言えば、国道20号バイパスができて、実際はそこはたくさん車が通っても、なかなか生活道路として使う道はほとんどあかないということですから、こんな不便なことはありません。もう一度そういうことで言うならば、 710号線は一体どんな計画を持っておられるのか。時期的な展望とルート設定など、もう少し厳格にお答えをいただきたいと思います。

 それから、4番目の交通弱者対策の問題ですが、福祉タクシーの問題点、(「リーン」予鈴)あらゆる検討しながらということでしたが、いろいろ問題があるということはたびたび申し上げておりまして、ここで重ねて言うつもりもありませんが、その問題が改善されない中で、福祉タクシーに乗れない人もたくさん出ているわけです。そういう中でしょっちゅう福祉の問題でおっしゃられることは、公平な施策というふうにおっしゃいますけれども、例えば今井方面にいる人、この前、市の行政懇談会ですか、市政懇談会のときに、年輩の方からの意見でしたが、公民館でいい取り組みがあって聞きに行きたいと思っても、バスが1時間に一遍しかないし、行くにはタクシーで往復で 3,000円だし、行かれない、そういうようなこともありました。ロマネットもできたようだけれども、一度も行ったこともないと。

 もし例えば公平性というのなら、そういう皆さんは同じ施設を同じような条件で使えなくても、公平とおっしゃるのかという点、どうでしょうか。私は、一般的なそういう対処の仕方に非常に問題を感じるわけです。湊の皆さんにしましても、医者に行くのに 3,000円も払わなければ行き着けないという皆さんが、近所で足で歩いて病院のすぐ側ですぐ行かれるような皆さんと比べて、こんな不公平なことはないというように思われますので、早急な改善を求めます。したがって、福祉バス、巡回バスなど、そういう点からぜひ新たに検討してもらいたいと思いますが、先ほど申し上げた見地との絡みでお考えありましたら、お聞かせいただきたいと思います。

 以上です。



○副議長(小松稔議員) 再質問に対する答弁を求めます。



◎市長(林新一郎君) 審議会等で構成委員に関しての2回目の御質問でございますが、市内の団体を代表する方々から多くの方の意見を集約するために、選任をいたす場合もあるわけでございますが、団体を代表する方は団体の意見を集約される場合と、それから御自身の専門的なお立場で発言される場合と2通りあるというふうに思っております。いずれにいたしましても、学識経験者としての意見として受けとめております。

 それから、審議会の公開、非公開という問題については、先ほど御答弁申し上げましたように、審議会等で判断いただくものでありますが、審議会にその判断をお任せしていきたいというふうに考えております。



○副議長(小松稔議員) 教育長。



◎教育長(北澤和男君) 学級定数の実質的な切り下げについて、県や国の方へ要望というふうに、そういう考えはないかというお話でございますけれども、これについては先ほど申し上げましたように、今までも繰り返しお願いはしてきているところでございます。とりわけ平成5年から実施されました第6次の教員配置の計画というものが、平成10年度、今年度完成ということになっていたわけでございますけれども、御存じのように昨年の12月成立しました財政構造改革法によりまして2年延長となってしまいまして、非常に残念に思っているわけでございます。ちょうど、ことしの平成10年に切りかえるときにということで、今までお願いをしてきたところでございますが、非常に残念に思っておりますし、また今後も今までのように、またお願いをしていきたいというふうに思っております。



○副議長(小松稔議員) 都市開発部長。



◎都市開発部長(宮坂純一郎君) バイパスの横断につきましての再質問でございますが、議員さんの御趣旨は、横断歩道橋をスロープ化できないかという御趣旨というふうに受けとめたところでございますけれども、このスロープ化につきましては、距離が橋の上り下りの距離に比べますと、相当長くなるという点が一つございますし、また冬期の管理の問題等もございます。また、事業費的にも用地費が多く要るというような問題点があろうかというふうに考えておるところでありますけれども、長野国道工事事務所におきましては、現時点で一般的には横断歩道橋での対応という設計になっているわけでございます。

 たまたま今井地区につきましては、26号線にバイパスを横断する横断歩道が設置される予定になっておりますので、人によっては多少遠回りになられる方もおられるかもしれませんが、そんな御利用も考えられるのではないかなというふうに考えます。

 また、こういった問題の今後の協議、詰めでございますが、地元の対策委員会等との現在進めております設計協議の中でだんだん詰まってくるというふうに考えております。



○副議長(小松稔議員) 建設部長。



◎建設部長(武田勝君) バイパス関連の周辺道路の中で、特に 710号線、時期と展望という具体的な御指摘であります。

 時期等につきましては、先ほど申し上げました。今の段階で具体的に申し上げる状況ではありません。ルート等につきましては、現在完成しておりますのが国道、インター西から石船観音の下の旧中仙道との交差点までであります。それから、湯殿山までの間は、工事用道路としてあけました6mの道路幅で現在あるわけですが、全体構想の中では、その6mにつきましても、当然、歩行者等の使う頻度が高い区域になってまいりますので、歩道等の併設も構想の中には入っているわけであります。

 それから、バイパスと 608号線の交差点の部分まで、どういったルートに設定するかというのは、今後具体的に検討するわけでありますが、当然、道だけをあけていいという、こういうことにはならないだろうというふうには、基本的には考えております。投資効果を上げるためには、当然周辺の開発等の関係も考慮に入れながらルート設定をする、こんなような形になろうか、こんなふうに思っております。

 ただ、使い勝手の問題で、バイパス等の交差点の改良等の部分もありますので、具体的に事業化される段階では、この交差点付近の部分から先行して実施するのが効果的な投資の仕方だろうな、こんなふうに考えているところでございます。

 以上です。



○副議長(小松稔議員) 保健福祉部長。



◎保健福祉部長(八幡郁男君) 交通弱者対策のところで、福祉タクシーの公平利用というような観点から再度御質問いただいたわけでございますが、タクシーの台数等制約がある中で実施されている事業であります。一部御迷惑をおかけしている部分もあるわけでございますけれども、午前中に利用が集中するなどのこともあります。真に必要な人が優先利用できるよう、引き続き理解を求めていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。



○副議長(小松稔議員) 一通り答弁が済んだようです。

 毛利栄子議員、3回目の質問を許します。



◆19番(毛利栄子議員) 19番 毛利栄子です。

 1番につきましては、今後ぜひ改善を求めたいということです。

 2番、3番につきましては、引き続いて機会があると思いますので、またお願いをしていきます。

 あと4番についてですけれども、特にこの問題につきましては、私は市長さんが今の福祉タクシーの制度がとても県内でもユニークな初めての施策ということで、非常に自信を持って実施をされてきましたが、今出されている幾つかの問題、それが今の形のままで解決されなければ、私はせっかくのこの福祉タクシーの制度が今市民の間で逆に、不平不満のもとになりかねないという点だけ指摘をしておきたいと思います。本当に利用者が殺到して使えない問題、(「リ・リーン」終了)しかも岡谷市内だけということで、近くの近隣の医者にもなかなか行けないという問題、70歳以上まで引き下げられないかという問題、身障の3級まで該当できないかという問題などなど、山のようにあるわけです。それについてきちっとした明確な対応をしないまま、何とか今の制度のままで譲り合ってなどということをいつまでも言っていれば、このこと自身が非常な本当に足元をすくわれるような形の施策になりかねないという点だけ申し添えて、私の一般質問を終わらせていただきます。



○副議長(小松稔議員) 毛利栄子議員の一般質問を終了いたします。

 進行します。

 上野安規光議員の質問を許します。

           〔2番 上野安規光議員 登壇〕(拍手)



◆2番(上野安規光議員) 2番 上野安規光です。

 通告順に従いまして、一般質問をさせていただきます。

 1番目の大学の誘致についてであります。

 この件に関しましては、昨日の先番の議員さん方の質問に対しまして、一定の答弁があったわけであります。また、私が通告した内容とダブった部分も多々あるわけでございます。私がお聞きしたかった部分は、前回の全員協議会以降の経過と現時点での展望、あるいは大学側との折衝の内容、また、庁内プロジェクトチーム内での学部選定あるいは市の財政見通し等、また用地等の検討についてはいかがかなということを聞きたかったわけでありますけれども、これらの部分につきましては、先番さんへの御答弁で一定のお答えがあったというふうにとらえたいと思います。確かに相手先もあることでありますし、今現在、タイミング的には非常に微妙な時期であろうかと思います。突っ込んで質問をしたいところでありますけれども、この部分についての御答弁は結構でございますので、よろしくお願いいたします。

 なお、私の要望ということになると思いますが、ぜひ今現在進行中の庁内でのプロジェクトチームでの検討が、ぜひいい部分のお答えを出していただけるように、大いに期待を申し上げたいと思います。大学の設置は多くの市民の願いであるというふうに思います。あえて私はここで大学誘致の効能を一つ一つ挙げることはいたしませんが、大学という高等機関がもしこの岡谷市にやって来るのであるならば、やはり市としての格が大いに違ってくるでありましょうし、また将来にわたって、文化の面であるとか教育上の発展、産業や若者の定着、また活気あるまちづくりという面で大いに寄与するものだというふうに信じております。

 昨日の市長さんの御答弁にもありましたし、また以前から市長さんがおっしゃられている、石にかじりついてもという表現でありますが、私なりにこの言葉を理解しておるのは、単にがむしゃらに、あるいはむやみに向かっていくということではなく、この石にかじりついてもという表現は、今現在ある大学誘致の限られた条件や方法を幾重にも考えていただきまして、大いに知恵を絞っていただく中で、石にかじりついてでも工夫をしていただいて、この岡谷に誘致をしていくというような、そんな意味合いで取り上げておりますので、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。そんな意味で、私といたしましても、この現在おかれました岡谷市の現状をかんがみる中で、無理のない条件の中でぜひ誘致に成功してほしいということを願うわけです。

 通告してあった部分の用地の検討という部分につきましては、2番目に取り上げております湯殿山問題ということにも関連いたしますので、そちらの方で一応質問したいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 1番目の大学の誘致についてということは、以上ということでさせていただきたいと思います。

 2番目の湯殿山問題の経過と今後についてであります。この件も、先番に一通りの答弁があったというふうに理解しております。大変利権者絡みで、複雑な様相を呈してきているわけであります。多くの市民がこの問題に対しましては、絶大なる関心を寄せているとともに、憂いといいますか、心配をしているわけでございます。そんな中で、ぜひ一日でも早い解決をお願いしたいわけであります。この件も、経過並びに細かい部分は、そんな意味で御答弁いただきましたので結構でございます。

 ただし、私といたしましては、この買い戻し特約の時期というものが迫っている、部分的には1年後でありますし、また2年後の部分もあるわけではありますけれども、やはり市として有利な話にもっていくのが、この買い戻し特約の期限がある時期だというふうに私も感じるわけでございます。昨日の御答弁でも買い戻し特約を外すということはしたくはない、そうしてしまえば市として使われ方を放棄することになるというような、力強い助役さんの御答弁もいただいております。そんな意味でぜひ限られた期限ではありますが、この問題も早急に解決をしていただきたいなと思います。弁護士の方を代理人として仲介に入っていただいているわけでありますけれども、既に岡谷市とすれば売却した土地ではあるかもしれませんが、やはり立地している場所は岡谷市であります。これの点については変わらぬわけでありまして、やはり市がある程度のイニシアチブをとる中で、強力に問題解決に進んでいかないと、いたずらにこの問題を長引かせてしまうのではないかなというような懸念もしております。こんな部分でもう一度、御答弁をいただければありがたいと思います。

 次に、このようなさまざまな利権絡みの難しい問題になってきているわけでありますが、新たなる民間の開発者を探していくというのも、このような景気の低迷期に非常に難しいということも感じております。特に、市や市民が望む形で再度出直すような形で相手先を探すということは、ほとんど無理に近いのではないかなということを私も感じておるわけでございます。この点、市として買い戻す考えはないのか、お聞かせをいただきたいと思います。私とすればぜひ、第1項目で挙げました大学誘致という問題に関連づけまして、大学用地としてこの湯殿山を考えられたらいかがかなということを思うわけであります。立地的には岡谷インターに近い、岡谷市にとっては一等地でありますし、既に造成はできておるわけでありますし、またアクセス道路等も既に完備しているという部分において、岡谷市の現況からすると一石二鳥的な問題解決の方法に当たるのではないかなというふうにも思います。この件に関しましてもお答えがあれば、いただきたいと思います。

 次に、3番目の国道 142号、20号バイパスについてであります。

 1点目としまして、トンネル工事のおくれと供用開始時期の点についてお伺いをいたします。

 過日のある新聞報道によりますと、トンネル工事着手がおくれたことによりまして、この計画自体の完成時期がおくれるといった内容の報道がありました。市は、この工事におけます建設主体ではないわけではありますが、地元の自治体として知り得る限りの範囲でお答えをいただきたいというふうに思います。

 また、同じ趣旨の質問になりますが、市として平成13年3月の 142号、20号バイパスの同時供用開始という方針は今もって変わっていないのか。再度、今現在の市としての意思を確認をいたしたいと思いますので、お答えをお願いいたします。

 次に、20号バイパスでの地域分断への対応についてお伺いをいたします。

 山手を走る20号バイパスでは、高規格道路ということもありまして、幾つかの生活道路を分断し、日常生活空間というものも分断するわけでございます。このことは、市としても十分心得ていることだとは思いますが、今現在、幾つかの地元説明会等も行ったわけでありますが、そんな中で切実な声、訴えというものも聞けたのではないかというふうに思います。今後、設計協議等に入り、国道事務所、地元住民を含めて具体案をまとめていくわけでありますけれども、市として、このような地域分断に対してどのような方針、また考えを持って対処していかれるのか、お聞かせをいただきたいと思います。

 次に、工事用道路の現況についてでありますが、平成13年の供用開始に間に合わせるには、すべてを急ピッチで行っていかなくてはいけないというふうにとらえております。特に工事に関しましては、幾つもの工事用アクセス道路をあけることが、突貫工事に対する一番いい良策かと思うわけでありますけれども、それには工事用の道路が幾つか必要であると思います。縦道と言っていいのかもしれませんけれども、そしてこの部分は、地元である岡谷市の熱意といいますか、対応にかかっているというふうに私はとらえておりますけれども、今後どのような計画なのか、見通し等お聞かせをいただきたいと思います。

 次に、大きな4番でありますが、日本童画美術館とメルヘンのまちづくりという点についてお聞きをいたします。

 開館5カ月を経ての評価と反省という点でありますが、まだ開館半年も満たずに、当然軌道に乗ったとは言い切れないとは存じますが、5カ月を経て当初計画との比較の中で、自分自身の厳しい目での自己評価と今後、よりこうした方がよいのではないかという反省があればお聞かせをいただきたいと思います。

  (2)としまして、情報発信拠点としての今後という点でありますが、私は当初よりこの日本童画美術館、イルフ童画館を、ただ人々に見ていただくだけの美術館ではなく、生きた美術館として、広く日本やそして世界に情報発信できる拠点となってもらいたいというふうに願っていたわけであります。テーマであります童画であるだとか絵本、メルヘン、武井武雄というものは世界に情報発信していくには十二分の素材であるというふうに理解しております。優秀な学芸員の方々も来ていただいたとお聞きしておりますので、今後、情報発信拠点として具体的にどのような活動、また大げさかもしれませんけれども、戦略を立てておられるのか、お聞かせをいただきたいと思います。

  (3)としまして、メルヘンというテーマを持ったまちづくりへの市長さんとしての展望と抱負をお聞かせをいただきたいと思います。まちづくりに何かテーマを持つことの重要性ということは言うまでもないわけであります。今後のまちづくりは、個性が大変重視されるわけであります。追いつけ追い越せ時代の、言ってみればナショナルミニマムを追い求めた時代は、右へ倣え的なまちづくりでよかったでありましょうし、ある意味では凡個性といいますか、個性がなかった時代であったわけです。しかし、これからはまちづくりにおいても、どう自分たちのまちを他とは際立たせるか、そんな部分が重要になってきているというふうに思います。その点、メルヘンというテーマは、私は大変すばらしいのではないかというふうに理解をしております。

 と申しますのは、メルヘンという部分はどんな人々にも安らぎと思いやりを感じさせる面があります。また、どんな人にも人生において、私は3回は通るチャンスがあるのではないかなと思います。それらは、1つには、みずからが幼児、子供のときのメルヘンとの接し合い。そして自分たちが父、母になって、子供に読んで聞かせたり、語り聞かせたりするメルヘンとの接し合い。また、おじいちゃん、おばあちゃんになって、子供や孫にいろいろなお話をしてあげる、そんなメルヘンとの接し合い。したがって、世代交流としてのメルヘンということもとらえられるわけでありますけれども、そういった点で、非常にメルヘンというのは奥深い、私はまちづくりのテーマとしてはすばらしいテーマであるというふうに思います。こんな点、かねてから市長さんもメルヘンのまちづくりという点で今後、展開をしていきたいというようなことをおっしゃられていますけれども、市長さんなりの展望といいますか、御抱負をお聞かせをいただきたいと思います。また、具体的な例なり、今後の展望の案があればお聞かせをいただきたいというふうに思います。

 5番目に、対話ある市政の展望でありますが、 (1)としまして、対話ある行政の推進は市長公約でもあり、市長さんの最も大切にしているところだということは理解をしておるわけでございます。そんな点にかんがみて、御質問をさせていただくわけでありますけれども、今までも市長さんは日ごろからの市民の方々との接し合い、また各種団体、あるいは市政モニターさんとの話し合い、昨年の各区をお邪魔しての市政懇談会等、幾つかの試みをなされていることは承知しておりますし、大いにその御努力に対しましては理解できるところであります。しかし、大変きつい言い方かもしれませんけれども、私とすれば、まだまだ市民の中に入って飛び込んでいっていただきたいと、そんな姿勢が足りないのではないかなというふうに思うわけであります。幾ら情報化と言われるこの現代ではありますけれども、目と目を合わせ、ひざ突き合わせての対話というものは非常に重要なことだというふうに思います。特に市長職にあっては、市民の声を聞こうという、そんな姿勢が大いに大事なのではないかなということを思っております。

 そんな意味で、今後も継続的に展開をお願いするわけでありますけれども、対話行政についての今後のお考え等をお聞かせいただきたいと思います。また、昨年同様の、各区を回っての対話集会が今後予定をされておるのか、お聞かせをいただきたいと思います。

 この項の (2)としまして、アイデアメールについてお聞きをいたします。

 アイデアメールは市長さんの市民の声を聞こうという、そんな熱意のあらわれからスタートしたわけであります。今まで幾つかの−−幾つかといいますか、たくさんの市民の皆さんからアイデアメールが寄せられて、幾つかの声が実際に現実化されていったということも承知しておるわけでありますけれども、アイデアメールというものは、ボックスを設置して、限られた人しかアイデアを出すチャンスがないわけでありまして、このことは一つの評価すべきこととして、さらに発展させて、ぜひ今後、市長さんへの手紙というような方式がとれないかということでお聞かせをいただきたいと思います。市長への手紙ということでありますけれども、これは表書きには市長あての名前を、あて先を書いて、裏にはさまざまな意見を載せていただく欄をつくりまして、各区へ配布する。そして郵便代は受取人払い的に市が負担して、一つでも多くのアイデアを聞いていくというような、そんな方式を今後、アイデアメールにかわってとっていただけないか、お伺いをいたします。

 次に、6番目としまして、地域主権社会と行政合併についてお伺いをいたします。

 私は地方分権という言葉が余り好きではないわけでありまして、この言葉は中央集権のおごりといいますか、権限や財源を地方に振り分けるというような、そんなようなニュアンスを持った言葉なものですから、あえて地域主権というような言い方をさせていただいておりますけれども、これから地域主権、地方分権という意味で、受け皿としての地方行政という点で、まず第1点お伺いをいたしたいと思います。

 地方分権が大きなテーマとなって久しいわけでありますけれども、国の行政権限でありますとか、財政の地方移譲等がますます進められるわけであります。それには受け皿となる市町村の財政基盤等を強化する必要があるわけでありますが、今現在、5万 7,000人の岡谷市の行政規模について、市長さんはどのようにお考えでしょうか。

 また、2点としまして、私はかねてより合併というものは時代的要求であるというふうに申し上げておるわけでありますけれども、さまざまな問題が、私は今や幾つかの問題が広域的な課題として解決できるのではないかなということを訴えてきたわけであります。福祉、健康、ごみ処理、消防、産業の活性化、住宅問題、道路網整備等々、数え上げれば切りがないわけでありますけれども、私はこれらの問題は小さな行政体として取り組むのではなくて、広域的に大きな行政として取り組んだ方がより解決が早いのではないかということを提唱してきておるわけであります。もちろん、市民に最も近い生活関連の問題は残るわけでありますけれども、これらは広域的合理性によって、より効率的な行政運営をすることによって余剰的に出てきた財源をもって、より解決が速やかになるというふうにとらえます。こんな点での市長さんのお考えをお伺いをいたします。

 次に、合併運動、先進地域から、この地域は既に後進地域に入ったのではないかなというふうに私は認識しておるわけでありますけれども、既に全国を見渡しますと、 100以上の地域が広域合併に向けて続々と具体的な行動なり受け皿ができております。そんな中での市長さんの御見解がありましたら、お聞かせをいただきたいと思います。

 以上、壇上からの質問とさせていただきます。



○副議長(小松稔議員) この際、暫時休憩いたします。

           午後 2時27分 休憩

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           午後 2時45分 再開



○議長(原宏議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 上野安規光議員の質問に対する答弁を逐次求めます。

 助役。

           〔助役 林 正茂君 登壇〕



◎助役(林正茂君) 2番目の湯殿山の問題でございますけれども、シェーンブルクの森の解決でございますけれども、市としましては使い勝手をどうするかということによりまして、解決の道筋というものが変わってまいるわけでございます。現在、いろんな角度で検討を重ねておるわけでございますが、昨日も御答弁を申し上げましたけれども、難問をクリアしなければならないので、今後も鋭意これにつきましては取り組みをしていきますので、ちょっとお時間をちょうだいいたしたいというように思っているわけでございます。

 それから、大学の用地でございますが、この地籍を考えたらどうかというようなお話でございますけれども、現在、市の方のプロジェクトチームの中で、複数の場所を俎上に上げまして検討中でございます。御提言としまして市の方で受けとめさせていただきたい、このように思っておるわけでございます。よろしくどうぞお願いします。



○議長(原宏議員) 都市開発部長。

           〔都市開発部長 宮坂純一郎君 登壇〕



◎都市開発部長(宮坂純一郎君)  142号バイパス、20号バイパスについて、御答弁申し上げます。

 まず第1点の 142号トンネルの工事のおくれと、それと同時供用の方針についてでございます。国道 142号バイパス事業のトンネル部分につきましては、6月の上旬より本格的にトンネル掘削工事が始まっておりまして、8月末現在で岡谷工区は約 109m、下諏訪工区は約 186m掘削されておりますが、複雑な地質をくり抜いての難工事のため、多少のおくれはあるようでありますが、予定どおり工期を間に合わせたい旨、県道路公社よりお聞きしておりますし、現時点では20号、 142号の両バイパスの同時供用の方針は変わるものではございませんで、両バイパスともこの方針に沿った諸作業を国・県で進めていただいている状況でございます。

 それから、2点目の20号バイパスの地域分断への対応についてでございますが、20号バイパス通過に伴います地域の生活道路等への分断につきましては、本年1月上旬から沿線関係区へ設計協議図面を説明する中で、市道等生活道路の分断に伴うつかけえ道路、それから歩道橋、地下道等の機能回復案を提示しておりまして、沿線関係区におきましては、その設計協議図面をもとに区、また対策委員会が主体となりまして、地区内の既設道水路などの機能回復について検討、協議をいただき、全地区から地元要望の提出をいただいております。国・県・市それぞれの立場で、地元要望について設計協議に反映できるのかを検討いたしまして、また再度地元との設計協議を実施することになりますが、地元と協議の中で極力地元要望に沿えるような機能回復の手当てについて意を配し、進めてまいりたいというふうに考えております。

 それから、3点目の工事用道路についてでございますが、今現在は本線の協議中でございますが、今後、関係機関、また沿線関係区等々、工事用道路の協議を詰めていくことになりますが、現在、工事用道路として予定しておりますのは、都市計画道路の今井線、それから県道下諏訪辰野線の2本を予定しておりまして、これから工事用道路についての協議を進めていくということになるわけでございますが、この2本を主体に使っていくということから、他の生活道路を工事用道路としては使っていかないという予定であります。

 以上でございます。



○議長(原宏議員) 市長。

           〔市長 林 新一郎君 登壇〕



◎市長(林新一郎君) 4番目の日本童画美術館とメルヘンのまちづくりについてお答えをいたします。

 童画館につきましては、市内外からの著名人の評判や来館者の感触もよい状況であるわけでございますが、入場者数等については大変厳しい状況であります。今後は企画展や展示がえを行いまして、集客力を高めるとともに、展示作品を魅力あるものにし、童画館の充実を図っていきたいと考えております。市では武井武雄作品を生かしたまちづくり基本プランを策定しており、働き、かつ疲れをいやして安らぎ、再び活力を生み出せるような機能を持った、また子供たちの情操を育てられる、人に優しい感性あふれる成熟したまちづくりを目指しておりまして、具体的な活用例といたしましては、都市施設、公共施設、印刷物での活用、関連イベントの実施をうたっておりますので、議員さんの御提案にも十分おこたえできるものと考えております。

 なお、武井武雄作品は既に童画館通り、新屋敷、丸山橋、田中通り商店街の街路灯やさくら銀行の壁画等に生かされており、また来年度、市職員の制服のボタンにはラムラム王のデザインが取り入れられる予定であります。

 それから、5番目でございます。対話ある市政への展望についてでございますが、私は市長就任以来、終始一貫して、市民との対話を大切にする市民本位の市政を常に心がけてまいりました。昨年実施をいたしました21地区を回る市政懇談会は、多くの市民の皆様に御参加をいただき、多岐にわたる市政に対する要望、御意見等を聞くことができまして、私にとってはまことに有意義であったと感じております。また、現在策定中の第3次総合計画にも市民の皆様の御意見を十分に反映できることと確信をいたしております。今後、このような市政懇談会や対話集会など必要に応じ、機会あるごとに実施をしてまいりたいと考えております。私は常に市民との対話を大切にしながら、岡谷市政を推進してまいる覚悟でございます。

 それから、アイデアメールは市民のだれもが市長へ気軽に提言できる制度であります。平成7年12月に開設以来、市民の皆様からさまざまな御意見、御提言をいただきまして、市政に反映をさせてまいりました。平成9年9月ごろより、提言件数が多少落ち込んでしまいましたので、見直しを行いまして、平成10年6月からは専用ポスト設置場所を従来の6カ所からイトーヨーカ堂とおかや東急を加え、8カ所にふやしました。このため、6月は提言件数もかなり増加をいたしました。御指摘の市長への手紙方式については、貴重な提言として受けとめさせていただきます。現在のところはアイデアメールをさらにより一層充実させていくことが効果的であると思われます。また、現在のアイデアメールが市民の市政への参加という意味において、十分機能を果たしてきているというふうに考えております。

 6番目でございますが、地域主権社会と行政合併についてでございます。私は、地方分権を担う都市規模としては、少なくとも現在の岡谷市の人口規模ではなく、諏訪圏域の人口規模がその地方分権を担う都市人口として必要なのではないかというふうに考えております。広域合併による行政の効率性は、上野議員さんのお考えと同感でありますが、議員さんおっしゃるように、きめ細かな対応の部分も十分に考慮していかなければならないというふうに考えております。6市町村の合併につきましては、地方分権の時代を迎え、ぜひとも必要なものであるとの考えから、住民発議による合併協議会の設置に向け、積極的に対応をしてまいったところでありますが、残念ながら今回は実現に至らなかったわけでございます。しかしながら、広域合併を含む広域行政の推進については、いずれの首長も十分認識をいたしておりますので、今後、いずれかの時点においては再度検討が加えられるものと考えております。合併調査研究委員会は、現在、広域内に残っておるわけでございます。

 私からは以上でございます。



○議長(原宏議員) 一通り答弁が済んだようです。

 上野安規光議員、2回目の質問を許します。



◆2番(上野安規光議員) 2番 上野安規光でございます。

 2番目の湯殿山問題につきましては、昨日からの御答弁等で今現在までの経過等は理解をいたしました。先ほども申しましたように、確かに難問でありまして、これをクリアするのは大変だと思いますけれども、ぜひ残されたタイムリミットの中で、市民が望む方向にもっていっていただきたいなというふうに思います。大学用地等、微妙なところもあると思いますけれども、ぜひ検討をしていただきまして、先ほども申し上げましたように、高速道路からも見えますし、大学であれば非常に岡谷市のPR、大学自体のPR等もできる、立地的にはすばらしいところだというふうに私は理解しておりますので、よろしくお願いいたします。

 2番目の湯殿山問題につきましては、以上とさせていただきます。

 3番目の 142号、20号バイパスであります。工事が予定どおり進行中であるということで、新聞報道を見ました限りにおいては、多少心配があったところがぬぐえたなということで安心をいたした次第であります。ありがとうございました。

 あと、地域分断の件でありますけれども、これは極力地元要望に沿うような形でということでお話をいただきました。国・県・市という部分で言いますと、一番身近な部分である市がやはり地元要望を極力聞く中で、それを実現させていっていただきたいなということを思うわけであります。本当に生活している人たちからとりますと、今回のバイパスというものが、自分たちの住んでいる区なり地域というものを分断するという、そんな大いなるおそれといいますか、感情的な気持ち、心理的なものをもっていらっしゃるわけでございますので、そんな部分でも極力要望に沿っていただけますようにお願いを申し上げておきたいと思います。この件も結構でございます。

 工事用道路の現況については、着々と計画等が進んでいるという中で、市としては、今井線と下辰線−−現在の中村新道等を指しているということでありますけれども、1点、下辰線に関しましては、トンネル工事等で大変車両の出入りも激しいと思いますけれども、そんな部分、工事の時期等が多少ずれるのであるかもしれませんけれども、ここの下辰線に小学校も隣接しておりますし、交通が集中し過ぎるのではないかという懸念もありますが、市として、こんな点、いかがでありましょうか。

 4点目のメルヘンのまちづくりという部分におきまして、イルフ童画館の果たす役割でありますけれども、入場者数が少ないということで、大変残念なことでありますけれども、この点に関しましてはまだ軌道に乗ってはいないというとらえ方で、時間もまだそうたっておりません。ぜひ今後とも自己評価、自己反省に立つ中で、早期に見直しを図る中で、こんな点の改善も図っていただけたらと思います。

 情報発信拠点という部分では、私はもちろん入場者数でありますとか、見に来ていただくという部分、大事だとは思いますけれども、ぜひ今後は、岡谷市の情報発信という中で、武井武雄というすばらしい偉人を生んだ岡谷でありますので、前回、堀内議員も提案されておりました武井武雄賞等を創設する中で、生きている美術館として、若手の登竜門であるだとか、あるいはさまざまな作家への門戸を開放するような形での情報発信基地となっていただけたらなと思いますが、この点に関しまして、何か市長さんの方でお考え等あれば、2回目の質問ではありますが、お聞かせをいただきたいと思います。

 また、メルヘンのまちづくりということでありますが、まだ市民の認知というものを受けているというふうに私はとらえておりません。そんな意味で、第3次総合計画等に大いに盛り込んでいただきたいなということを要望をしておきたいと思います。それによって、まちづくりのテーマとして市民の認知というものが受け入れられればすばらしいなというふうに思います。

 対話ある市政への展望ということでございますが、ぜひ今後とも各区へ出向いての対話集会等、力を入れていただけたらなということを要望しておきます。

 また、アイデアメールにつきましては、今までの6カ所から2カ所ふやして8カ所になったということで、メールがふえたということでございます。そんな意味で、メールを出す手段、方法というものがより開かれていれば、もっと市民の声が聞けるのではないか、より対話ができるのではないかなという観点から、ぜひ市長への手紙という方式を御検討いただけるというお話でありますけれども、再度ぜひこの点を実現していただくように(「リーン」予鈴)お願いをしておきたいと思います。

 最後の地方分権、行政合併についてでありますけれども、市長さんもかねてから公約に挙げられておられましたし、何回かの一般質問でも合併推進という部分での御答弁をいただいております。そんな中で、研究機関等を通す中で、まだ検討中だと思います。しかし、ぜひ首長たる市長さんの高所大所から見た部分で、私はそろそろ合併というものを再度、この6市町村の住民のテーブルに上げていく、そんなタイミングではないかなというふうに思います。そんな中で、前回も同じ質問をしておりますけれども、市長さん主導でこのことを再度問題にしていただくということで、そんなおつもりはないか、御答弁をいただければというふうに思います。

 以上、2回目の質問とさせていただきます。



○議長(原宏議員) 上野安規光議員の再質問に対する答弁を求めます。

 都市開発部長。



◎都市開発部長(宮坂純一郎君) 工事用道路につきまして、中村新道に集中するのではないかという御質問でございますが、現在、御承知いただきますように、中村新道につきましては県の工事で16mに拡幅改良工事を進めていただいております。これをできるだけ早く完成型にしていただくということが一番のポイントになろうかというふうに考えております。また、工事用車両の運行に当たりましては、どの道についてもそうでありますが、特に交通安全には十分意を配していただくようお願いをしてまいりたいというふうに考えております。



○議長(原宏議員) 市長。



◎市長(林新一郎君) メルヘンのまちづくりでございますが、この件につきましては、ことしの6月の市議会で堀内議員さんからも同様な御提案があったわけでございますが、武井武雄の手がけた童画、またはイルフ童画館にかかわりのある文化事業について、鋭意検討を深めているところでございます。一部申し上げますと、来年は開館1周年記念ということで、特別展等の企画により館の活性化を図ろうということで、今計画が検討をされております。また、上野議員さんおっしゃいました、若手の童画家を育てるというような意味でも日本童画館賞、これは仮称でございますが、といったようなコンペティションを将来的に企画をしていこうという動きも検討がなされておるということでございます。

 いずれにいたしましても、岡谷市の童画文化の拠点でございます。これは、日本的に見ても貴重な童画美術館でありまして、大いに文化面での活用が期待をされておるわけでございまして、行政といたしましては、十分にその御期待にこたえていきたいという決意でございます。なお、来館者の増に関しましては、これからあらゆる努力をしていかなければいけない、創意工夫をしていかなければいけないということを認識をいたしておりまして、頑張っていきたいというふうに考えています。

 それから合併の問題でございますが、合併協議会の設置が実現できなかったわけでございまして、これに異を唱える町村の感情的なものもあろうかと思います。この合併問題、常に研究し、勉強していくということは大切であるわけでございますが、この広域に議題として提出していくという、そのタイミングといったものは非常に難しいものがあるのではないかというふうに考えておりまして、今後、検討をしていく大きな問題であるというふうに考えております。



○議長(原宏議員) 一通り答弁が済んだようです。

 上野安規光議員、3回目の質問を許します。



◆2番(上野安規光議員) 2番 上野でございます。

 御答弁をありがとうございました。

 国道バイパスに関しましては、地元要望という部分において工事用道路も、ぜひ生活道路に余り迷惑がかからないような形で進めていっていただきたいと思います。そんな中で、下辰線も大きくなるというようなお話でありますけれども、この2線に限るのではなく、私個人としましては、将来的な都市計画道の延長線の中での何本かを工事用道路として、市側が積極的に進めていただきたいというふうなことも思います。これは要望ということにしておきます。また今後、この問題は深めてまいりたいと思います。

 童画美術館に関しましてですが、私は市民の入場者が割と少ないのではないかなということも思います。灯台もと暗し的にいつでも行けるという気楽さもあると思いますが、何か大きなイベントなり企画展だけにこだわらずに、市民がもっと楽しめるような大きなイベント等をやることによって、そんなのがきっかけになってまた訪れるのではないかなということも感じます。これは要望としておきます。

 合併問題に関しましてでありますけれども、時間の関係で今回深くお話が、質問ができなかったわけでありまして、この問題に関しましては、また別の機会に議論を深められたらなということを思います。(「リ・リーン」終了)

 以上をもちまして、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。



○議長(原宏議員) 上野安規光議員の一般質問を終了いたします。

 佐々木澄子議員の質問を許します。

           〔6番 佐々木澄子議員 登壇〕(拍手)



◆6番(佐々木澄子議員) 6番 佐々木澄子でございます。

 順番も最後に近くなりますと、重複点が多くなりまして、先番の議員さんに御答弁された中から、また私なりに気づいた点につきまして、質問をさせていただきます。なるべく重複を避けるようにしたいと思っております。

 日本の経済は低迷状態が長引き、極めて厳しい状態にあるという堺屋経済企画庁長官の月例報告を待つまでもなく、世界経済恐慌の引き金ともなりかねない。この不況混迷を政府は今、必死で乗り切ろうとしておりますが、国民からは後手後手となってきた数年にわたる経済情勢の判断と対策、対応のおくれが鋭く指摘、批判されております。世界じゅうを駆けめぐる情報の早さと世界同時不況の高波の前に、今ほど行政の機敏で的確な判断と決断による対応が求められ、リーダーシップが求められるときはないと思います。地方の行政も同様です。大変革の時代に重荷を背負う行政の御苦労に感謝しつつ、一般質問をさせていただきます。

 1番、第3次総合計画についての御質問をいたしますが、きのうの議員さんの御答弁の中でお聞きしましたところによりますと、大学誘致の問題、それから複合館の問題、バイパスなど道路整備の問題が柱とお聞きいたしました。その中で、全部できてくれることは非常にうれしいことですけれども、1点お伺いしたいと思うことは、4年制大学と生涯学習館建設の同時進行は、この不況の中で本当に可能なことでしょうか。市長さんとしてはどちらを重点施策とお考えかお伺いいたします。

 次に、岡谷病院の経営改善対策についてお伺いいたします。ふえ続ける赤字決算について、市は企業会計は独立採算でいくべきというお考えを貫いていかれるのでしょうか。岡谷病院の経営診断報告はいつごろ発表となるのでしょうか。職員一丸となって病院内の対策委員会を組織し、活動をする予定がおありでしょうか。

 次に、医薬分業が発表されましたが、これによる病院の経営改善と市民への影響についてはどのように読んでおられますか、お伺いいたします。

 次、塩嶺病院の院長先生にお伺いいたします。塩嶺病院の院長先生に御就任いただきました能見先生には、冬の寒さ厳しい岡谷においでくださり、岡谷病院と手を携えて市民の命と健康を預かる重責をお引き受けくださいましたことを深く感謝申し上げます。院長先生が御就任になられて2カ月、先生のお感じになった塩嶺病院の長所と感じた点、改革したいとお気づきになった点がおありでしょうか。実質的には赤字となった経営対策につきましても、お考えをお聞かせいただきたいと思います。

 学級定員削減については、先番の議員に一定の答弁がありましたので割愛いたしますが、40人近いクラスの先生、生徒への御配慮をぜひ一層きめ細かにお願いしたいと思っております。

 次、不登校児の実情について。少子化による児童数の減少にもかかわらず、昨年は日本全国で10万 5,414人と不登校児はふえ続けるばかりです。小学生は 385人に1人、中学生は53人に1人の割合で、なお低年齢化しております。理由もいじめなどさまざまで、25年間、不登校児を減らすよい方法がないのが問題となっております。市内の小中学生で不登校児は何人でしょうか。市の相談室へ何人通っておりますでしょうか。その教育効果についてお伺いいたします。

 次、高齢者福祉対策への市長さんの基本的な考え方についてお伺いいたします。

 20年前、作家曽野綾子さんは、老人であることは肩書でも資格でもないと言い切り、老人は他人が何かしてくれることを気持ちのどこかで期待する向きがあり、その甘えを当然のように思っていることを批判して、戒老録を書き、「老人よ、自立の気構えをもって精神の若さを保ちなさい」と励ましてくれました。それから20年後の日本は、予想されたとおり高齢者対策に追われている現状です。これから年を追って高齢化が増加する日本の中で、高齢者の自助、互助は一層必要となり、それを行政は側面から支援する公助が大切になってくると思います。

 市長さんの高齢者への優しい心から出たフクシーにも、利用する側にちょっと首をかしげたくなるような利用者がいるために、高齢者御自身からもとかくの批判があり、本当に利用したい人がこみ合っていて使えないという声が聞かれます。フクシーを利用する人の行く先、時間などのデータはとっているのでしょうか。高齢者の増加とともに、フクシーをふやすより、市内巡回バスを望む声が多く寄せられております。フクシーは本当に必要な人のために、医師や民生委員さんの証明印をいただくことで、その券を分けていただくようにしたらどうでしょうか。増加する交通弱者への対策として、先ほど毛利議員さんからも話がありますが、フクシーをふやしてその対応をするよりも、どうしてもフクシーでなければいけない人はフクシーを使っていただき、一般に交通弱者でも乗れる人は、バスでその対策をとるように、市内の三方からでも委託して、業者のマイクロバスでいいからそれを市内巡回したら、ロマネットへも岡谷病院へも安心して行かれるのではないかと思います。良識ある高齢者の方から、甘えの福祉対策にならないようにとの声を幾度も聞きますので、市長さんの基本的な考え方をお伺いいたします。

 最後に、湖畔公園の活用と今後の開発について。

 年ごとに湖畔整備が進み、市民の利用も増加の一途をたどり、8月15日から16日の夜など、湖畔が整備された効果が上がって、湖畔を埋め尽くした人の数は大変なもので、市民にこんなに喜ばれたことを改めて痛感しました。なぎさパークは歩きよい公園と大好評で、朝に夕に足を運ぶ市民は増加しています。残された地として着手される南高裏は、市民が大変期待している地でもあります。開発予定地に寄せられる市民の声はさまざまですが、高水敷である制約も市民にお話ししているところです。予算もあることでしょうから、すぐに願いはかなえられないとは思いますが、各種のイベントの拠点として、近く新設される新体育館とともに、十分利用できるよう考慮していただきたいとの声が非常に多くあります。建物はできないということですが、例えば太鼓祭りの舞台程度のことは構想に入れて土地造成ができないものか、お伺いいたします。また、公園利用についても、利用方法を市報などでアピールしたり、市民の利用の指導も必要かと思います。湖と湖畔をこれから市としてどのような位置づけにしていきたいか、市長さんの構想をお伺いいたします。

 以上で、壇上の質問を終わります。



○議長(原宏議員) 佐々木澄子議員の質問に対する答弁を逐次求めます。

 市長。

           〔市長 林 新一郎君 登壇〕



◎市長(林新一郎君) 佐々木議員さんの御質問にお答えをいたします。

 1番目の、大学と複合館の同時進行が可能か、どちらを重点施策とするのかとの御質問でございますが、どちらの事業も市民の大変大きな期待がかかっている事業でありますし、岡谷市といたしましても、重要な施策であると考えております。4年制大学の誘致は私の懸案事項でありまして、地域の活性化等、地域に与える影響ははかり知れないものがあると考えております。現在、学園側からの要望書に基づき検討中ではありますが、議会と相談する中で設置が決まれば、最優先で取り組まなければならないと考えております。

 なお、複合館につきましては、建設に向けて基金を積み立てておりまして、内容等の詰めを行っている段階でありますが、財政状況等を検討する中で、引き続きこれまた積極的に取り組んでいきたいと考えております。

 病院の経営の件でございますが、独立採算でいくのかどうかということでございますが、現在実施している経営診断の結果を踏まえまして、運営等に対する支援については再検討を行い、対処してまいりたいと考えております。また、これとは別に、建設等特別な支援が必要なものに対しては、別途協議して対処してまいりたいと考えております。

 高齢者福祉への市長の基本的考え方についてでございますが、福祉施策につきましては、自助、互助、公助を基本に行うべきものでありまして、現在、これを基本として施策を進めておるところであります。福祉タクシーについても、この精神に基づき行っているものでありまして、必要な施策であると考えております。75歳以上の高齢者の利用については、身体状況のいかんを問わず利用できるようにしたことにつきましては、でき得る限り社会参加の機会をつくっていきたいということであります。

 今日の少子・高齢社会の中で、高齢者福祉を進めていく上で一番大切なことは、高齢期をいつまでも健康で過ごしてもらうことのできるような長寿社会を築いていくことが大切であります。ややもすれば、高齢者は現在の社会状況の中では核家族化、地域等の問題から孤立化し、家に閉じこもりがちになってきます。このような状況が続きますと、健康的にも問題が出てきまして、最後には寝たきり状態になってしまうことになります。市内でもひとり暮らしや寝たきりの高齢者の皆さんは年々ふえてきておるわけでございますが、高齢者の皆さんには、生きがいや趣味を持ってどんどん外へ出て、活動的になってもらうことは必要であります。このような意味からも、75歳以上の高齢者の皆さんが福祉タクシーを利用することはよいことであると思っております。また、健康な高齢者が多く、寝たきりの方が少なくなることは、平成12年から始まる介護保険に対してもより効率的な運営ができるものであり、ひいては市民の皆さんに対しても負担軽減が図られるものと思っております。

 いずれにいたしましても、私の高齢者福祉を進めていく上の基本的な考え方は、住みなれた地域でいつまでも健康で長生きしてよかったと思われる、人にやさしい福祉のまちづくりを目指していくことであります。もちろん、そのためには市民の皆さんの自助自立を醸成していくことが何よりも大切ではないかと思っております。今後とも人にやさしい福祉のまちづくりを目指し、福祉施策を進めていきたいと考えております。

 続きまして、岡谷湖畔公園の活用と今後の開発についてでございますが、岡谷湖畔公園の整備については、今までにいこいとやすらぎのゾーン、みなとなぎさパークが完成し、平成9年度には塚間川から横河川までの区域約 9.6haの整備計画の再検討を行っております。再検討に当たりましては、議員さんも既に御承知のとおり、小中学校のPTA代表、体育協会、野鳥の会、長野県景観アドバイザーなどの代表者、有識者による岡谷湖畔公園整備計画懇話会を設置し、整備方法や利用方法などについて検討をしていただきました。その結果、野球、サッカーなどのできる多目的広場、家族や友達同士が遊びやピクニックなどに利用できる芝生広場、マレットゴルフや健康増進の図れるトリム遊具を配置した草地広場のほか、自然型の水路、生態園などを盛り込んだ岡谷湖畔公園整備計画報告書をまとめていただきました。

 また、庁内的にもこの整備計画報告書の内容検討を進め、この内容に基づいて整備を進めることを決定いたしております。しかしながら、この区域は、河川法により整備や工作物の建造について厳しい制約を受けることから、今後は実施計画に基づき、河川管理者などと協議を進めながら整備を進めることになります。活用等につきましては、塚間川から横河川の区域は広場的な整備が主体となりますので、河川法の使用許可が得られ、公園の設置目的に合致するイベント等であれば、利用できるのではないかと考えております。いずれにいたしましても、諏訪湖の親水環境を生かした憩いの場として、諏訪湖の水辺整備事業との整合を図りながら、大勢の皆さんに親しんでいただけるような公園整備を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

 私からは以上でございます。



○議長(原宏議員) 岡谷病院事務長。

           〔岡谷病院事務長 小松敬明君 登壇〕



◎岡谷病院事務長(小松敬明君) 岡谷病院の経営改善の中で2点御質問をいただきましたので、お答え申し上げます。

 第1点の、経営診断報告書はいつ発表するかという御質問でございますが、工期の方が3月15日となっておりますので、成果品が出たところで発表させていただきたいというふうに考えております。

 それから、第2点の診断結果について対策委員会を組織して対応していくかという御質問でございますが、診断結果につきましては、経営診断の結果、内容等を踏まえまして、院内の運営委員会等を中心として、患者サービスを根底に経営再建に向けての諸問題ですとか、それから経営意識の高揚、それから経営改善のための諸問題につきまして、職員一丸となって取り組んでまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。



○議長(原宏議員) 岡谷病院長。

           〔岡谷病院長 徳田安基君 登壇〕



◎岡谷病院長(徳田安基君) 岡谷病院の経営改善策の中の2点目の医薬分業に関するお答えをいたします。

 当院の医薬分業の実施につきましては、8月17日の社会委員協議会へ報告を行いまして、市報、新聞報道、院内掲示等を通じ、周知を図っているところでありますが、岡谷病院の外来全科で希望する患者さんに、本年11月をめどに院外処方せんを発行していくことになりました。以前よりこの問題につきましては、医療制度の改正が進められる中で、厚生省の指導方針に基づき、患者さんのサービス向上を図る上からも、医薬分業の普及について院内検討を進めてきたところでございますが、岡谷下諏訪薬剤師会とも協議を重ね、院内の体制、薬剤師会の受入体制も整ったために、発行する運びとなったものであります。

 医薬分業の考えといたしましては、あくまでも患者さんの希望により院内か院外かを選択していただき、保健薬局はどこにするかを決めていただくもので、患者さんの立場から一緒に考え、実施していきたいと考えております。最近の医療ニーズは、御承知のとおり長寿社会を健康で過ごしたいという機運が強まってきておりますので、より質の高い医療を求める方向に向かっております。医薬分業の実施によって、かかりつけ薬局が決まり、細部にわたった薬剤情報が受けられることは、健康保持に有用であると考えております。院外処方をしたときの流れといたしましては、外来を受診され、院外処方を希望されますと、院外処方せんが患者さんに手渡されます。会計を済まされた後、御希望の保険薬局へ処方せんを持参いたしますと、薬を受け取ることができます。事前に院内に薬剤師会が設置する連絡用ファクスを利用すれば、早目に薬の用意が可能でございます。

 市民のメリットといたしましては、病院での薬の待ち時間がなくなるということ、かかりつけ薬局を決めておくと、患者さんの体質や薬などの記録を行い、服薬指導をするとともに、複数の医療機関からの処方された薬、市販の薬、食品などとの総合チェックや副作用などの情報提供相談も受けることが可能となります。このため、これらのサービスの提供が受けられることにより、患者さんの自己負担経費が多少多くなります。病院の経営メリットといたしましては、薬品の不良在庫が減少するということ、院外処方量の増が見込まれること、それから院内の調剤に携わる薬剤師の手間が省けまして、その分、入院患者さんの服薬指導に力を注ぐことができます。そしてきめ細かなサービスが可能となるわけでございます。当面は、希望者を対象に発行していくということで、院外処方の割合が少ないと推測されますので、これにより急激な経営的メリットが生ずることはないと考えております。院外処方開始の11月までにさらに啓発に努め、医薬分業が円滑に実施できるよう準備しているところでありますので、よろしくお願いいたします。



○議長(原宏議員) 塩嶺病院長。

           〔塩嶺病院長 能見公二君 登壇〕



◎塩嶺病院長(能見公二君) 先ほど佐々木澄子議員からの、塩嶺病院長就任に当たっての御質問がありましたので、お答えします。その質問の中で、私に対していたわりの言葉をいただきまして、ありがとうございました。ほっとしています。

 まず、質問の内容で3点あったと思います。塩嶺病院の長所、それから改革すべき点、それから経営面ということで、赤字対策のことだと思います。

 まず、塩嶺病院の長所ですけれども、私が就任しまして初めてこちらに参りましたとき、非常に風光明媚で病院の位置も非常にロケーションがいいというか、景色がいいので、それは患者さんにとっても非常に医療環境というか、そういうもので非常にいいと。私、以前いました病院は、まちの市街地の中で、景色が余りよくなかったものですから、非常にいいところだとまず思いました。

 それから第2点としましては、先日も決算審議で患者数とか、そういうことが議論になりましたけれども、その中で塩嶺病院は5年間黒字だったということで非常にすばらしいことで、実は私も患者数に見合ってこれだけの黒字が出たということは、相当皆さん努力なさっているのだと、それも不思議であり、非常に感銘したというか、そういうような思いをしております。

 それに3番目としまして、そういうことで自治体病院の協議会から表彰を受けたりしましたものですから、職員が一丸となって医療に携わっているのだなという、それも現在まで職員の動向を見ていましても、そのような動きをしていますので、皆さん私に協力していただけると確信しております。

 それから4番目として、長野県の心疾患の中心的な病院で、特に心疾患に対しては一生懸命取り組んでいるということ、これは私聞きましても、私も前の病院で救命救急センターとか、そういうところにも携わっておったものですから、24時間体制のことをやってましたから、当然といえば当然なのですけれども、こちらにありまして24時間体制というような、心疾患に関してはそういう体制であるものですから、その点も非常な長所だと思います。

 それから2番目。改革すべき点に関しましては、先日、一応お話ししたもので、それと3番目の赤字対策といいますか、そういうことについて、両方あわせて回答したいと思います。

 病院経営というものは、最近、いろいろな要素が重なりまして、厳しい時代となってきています。政策的には医療費を抑制、それから医療制度改革ということ、それから社会的には高齢・少子化、医療情報の公開、医療環境の変化、医療の国際化、国民の健康への関心ということ、それから病院側、すなわち医療的には、疾病構造の変化、医療の専門高度化、医療設備機器の高額化、医療従事者の多様化というようなことによりまして、医療経営は複雑化を増し、難しくなっております。

 私としましては、以上の変化に対応しつつ、基本的には患者中心の医療に取り組みたいと考えています。まず医療設備を患者本位に考え、快適な医療環境を整えること。診断治療にはIC−−インフォームド・コンセントですけれども−−を重視し、納得のいく医療を行うこと。医療過誤のないよう、医療技術の向上、院内連携、医療行為の検討会を重視すること。専門医療に取り組み、各分野の充実を図り、研究業績も重視していくこと。情報公開に取り組み、信頼される医療を行うように努める。全職員に経営的感覚を持つよう指導すること。以上の点を留意しまして、市民の信頼を得ることにより、市民に病院を利用していただき、適正な医療を行い、収支バランスのとれた病院経営を行うよう誠意努力したいと考えています。よろしくお願いします。

 以上です。



○議長(原宏議員) 教育長。

           〔教育長 北澤和男君 登壇〕



◎教育長(北澤和男君) 4番の市内小中学校の実情のうち、学級定数については割愛いただきましたので、2番目の市内小中学校の不登校の実情について申し上げたいと思います。

 今年度、平成10年度の4月から7月末までの市内小中学校の子供たちの欠席日数30日以上の児童・生徒数を、昨年度同期の数と比較して申し上げたいと思います。

 小学校では30日以上欠席者、本年5名でございます。昨年同期は9名ございました。在籍比で申し上げますと0.16%でございます。昨年同期が0.27%でございます。この30日以上欠席者のうち、ダブるわけでございますが、50日以上の児童数、本年度4名でございます。昨年は6名ございました。在籍比は今年度0.13%でございまして、昨年同期0.18%。中学校について申し上げますと、30日以上欠席者数、本年度23名でございます。昨年同期は38名でございます。在籍比が1.27%でございまして、昨年度は2.02%でございます。このうち、50日以上欠席した生徒数でございますが、今年度17名でございます。昨年度同期は30名ございました。在籍比は0.94%でございまして、昨年同期は1.59%となっているわけでございまして、実数、在籍比とも減少しておりまして、小中学校合わせますと、実数で約40%の減というふうになっております。減少したとはいえ、その中身が重要でございまして、その中身をしっかりと受けとめて、それへの対応をしていかなければならないと考えているところでございます。

 この今年度の不登校対策に当たりましては、昨年度までの取り組みを生かしまして、年度当初より各学校において、子供たちのことはもちろんのこと、御家庭の御父母の方々に対しましても、全校体制をさらに緊密にしてきめ細かな対応、指導に力を注いでいただいておるところでございます。2学期もこのような調子でいくことを願っているわけでございますが、どういうふうになるか、心配の点もあるわけでございます。ぜひ努力していただくようにお願いしているところでございます。

 この不登校になった直接のきっかけでございますけれども、やはり何といいましても、友人関係をめぐる問題、これが一番多いわけでございます。その次に、家庭の生活環境の急激な変化、そしてまた学業不振、そして、これが一番大きな問題でございますが、本人にかかわるいろいろな困難な問題等でございます。

 この不登校の対応でございますけれども、不安など情緒的な混乱型、そしてまた無気力型、いろいろな条件が重なっている複合型等がございますが、教育委員会といたしましても、各学校におきまして、まず第1に、学校生活に起因するような不登校にならんようにということで、全力をそれに傾けていただくように、まずお願いをしております。しかし、本人にかかわるような困難な問題につきましては、専門機関の御指導を得て対応、工夫等をしていただくようにお願いしているところでございますし、北部中学校に設置されておりますスクールカウンセラーや、それから近日中に設置予定の心の相談室の相談員とか、あるいは教育相談室、中間教室等の活用を一層呼びかけていくようにお願いをし、またさらに専門の講師の方をお願いをいたしまして、心の悩みを持つ子供たちや、その御父母の方々の相談、あるいはカウンセリングをしていただいておりますし、何といっても教職員の方々にその力をつけていただかなければいけないということで、そのための研修も市として行っているところでございます。

 なお、中間教室への通級生はどのくらいあるかという御質問でございますけれども、市内からは現在5名ございます。それから市外、下諏訪、辰野の方から4名ございまして、現在9名、中間教室に通っているわけでございます。不登校を初めとする、いろいろな子供の育ちに関する課題への各学校での取り組みはもちろんでございますけれども、教育委員会としましても、それらの学校の取り組みが十分に機能するように、きめ細かな相談に応じていきたいというふうに思っているところでございます。

 以上でございます。



○議長(原宏議員) 一通り答弁が済んだようです。

 佐々木澄子議員、2回目の質問を許します。



◆6番(佐々木澄子議員) 6番 佐々木澄子でございます。

 最初の第3次総合計画におきまして、市長さんより両方同時進行できるというような心強いお話をお聞きしまして、私としましても心配はしてはおりますけれども、もし同時進行できるなら、市民にとってこんなうれしいことはないと思っております。ただ、市長さんは大きな船のかじ取りをされるわけでありますので、決して市民が荒波にもまれることのないよう、十分な御判断をもって大きな事の進行に当たっていただきたいと思っております。

 次に、岡谷病院の経営改善につきまして、事務長さんからのお話もお聞きいたしました。公立病院の経営の悪化ということは、全国的なものではありますけれども、やはり経営がよくなければ、働いている先生、看護婦さんとも全員の意欲が落ちていくんじゃないかということを、私は一番心配するわけであります。以前から企業会計は独立採算ということをお聞きしてはおります。また当然、そうであってほしいとは思いますが、今こういう医療機器の高さ、それから不採算部門も背負っているということであり、岡谷の人々の一番頼りにするところであれば、ある程度は支援を思い切ってしないと、悪化の一途をたどるのではないかということを私はつくづく思うわけであります。

 先日、社会委員会の方たちが行政視察をされまして、千歳市の総合病院の再建の話をお聞きしてきたということで、社会委員会の人たちから教わったことでございます。

 人口8万 7,208人の千歳市で、42年開設。 171床、結核29床。診療科目は内科、外科、整形外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、それから皮膚科、泌尿器科、麻酔科。大体岡谷病院と似たような形態の病院であって、平成7年度までの累積赤字欠損金が15億 4,420万円で、県から特別指導団体とされまして、財政健全化の計画立案を求められて再建に取り組んだということでございます。それで、市としては平成7年度4億 6,700万円、平成8年度5億 8,700万円、平成9年度5億 8,200万円という多額な支援はしておりますが、病院側としても、係長以上がその再建検討委員会に属し、実際の現場からの声を非常に取り入れて、そして何十項目にもわたる再建案をみずから立て、そして努力した結果、平成7年度医業収益に対する給与比が平成7年度65.7%、平成8年57.1%、平成9年56.7%と漸時改善されまして、平成8年度から純利益約3億円の、平成9年度には2億円の黒字が計上されているということを教わりました。これは非常に多額な支援もあったわけですが、支援があれば、自分たちも立ち上がろうという意欲がわいてくるのではないかと思われます。

 非常に財政困難の中で、多額な援助というものはなかなかでき得ないものということはわかりますが、ただただコンサルタントの結果を待って、そしてさあやれと言っているだけでは、この病院の経営改善というものは手がつかないんじゃないかということをつくづく思います。本当に大変な中ではありますけれども、岡谷市の財政はまだ黒字です。黒字の中から一部でも思い切った支援をすれば、岡谷市の大切な病院の職員の皆さんは、一層奮い立って改善に乗り出してくれるんじゃないかということを、精神面の支援とともにつくづく常々思っているものですから、この点につきまして、市の理事者側とそれから病院の先生方一丸となった再建計画をしなければ、コンサルタントが出した計画だけでは、私は血が通ったものにならないんじゃないか、そういうことをつくづく思います。

 心がすさめば結局、職員の姿勢が診療にあらわれ、看護婦さんの姿勢にもあらわれるんじゃないか、そういうことは、私ども病院へ行っても少し感ずる面があります。実際の点において、これでいいのかしらと思うところもありました。それは心が充実していれば、気配りも全然違うんだと思います。心の中に何か不満があれば、やはりどこかに落ちがあると思います。そういう点におきまして、医療機器も高度なものも大事ではありますけれども、患者に対する、病人に対する思いやりというものを徹底して教育すること、その陰には市の絶対的な頑張れという支援が、私は必要じゃないかということを常々思っており、岡谷病院に対する支援というものを、重ねて訴えたいと思います。

 次に、塩嶺病院の院長先生から懇切な御答弁をいただきまして、ありがとうございました。

 塩嶺病院は長年にわたって黒字を計上しておられましたのも、やはり検診のメリットが非常に多かったのではないか、それから皆さんの御努力も非常にきめ細かな御努力があったことを感じざるを得ません。それで、その中で、たった一つ汚点がありました。医師の物品の授受があったわけです。この点、院長先生は御存じだと思いますが、これは出す方の患者もいけないと思いますので、これからこういうことは絶対しては困るという表示をはっきりと、明確な通達を患者にわかるようにしていただいて、公務員である医師のこういうことが二度と起きないように、ぜひお願いしたいと思います。せっかくの塩嶺病院に汚点が再度つくことは絶対に避けていただきたいと思います。

 次に、教育長先生から不登校児につきまして、大変うれしい数字を示されました。こんなに日本じゅうで増加している中で、岡谷市がこのような数字が出たということは、非常にうれしいことであります。こんな立派な数字を上げていただいた先生方、教育委員会に対して感謝の念を禁じ得ません。

 しかし、こういうことを聞きました。不登校児は、学校へ行きたいけれども行かれないから、登校拒否というのではなくて、不登校と改めたということが教育関係の新聞に載っておりました。この表現によってもわかりますように、不登校児の心を追い詰めてはいけない、学校へ行かなければいけないということを余り強要してはいけないという方針だということから、あるおばあさんが、子供が学校へ行くのを行き渋ったときに、数日間ついてお話ししながら学校へ連れて行ったら、学校へ行くようになった。そういう話を聞いて、ほかの方が、やはり子供さんが行き渋ったときに、じゃあおばあちゃんと一緒に行こうと言って話しましたところ、お母さんが、今の教育はそうじゃない、行きたがらない子供は行かせないでいいのだからということで、どうしていいかわからなくなったという質問を受けました。

 私もこの点につきましては、その子の程度もわかりませんし、どのような経緯があったかはわかりませんので、はっきりしたお返事はできなかったのですけれども、やはり家じゅうが丸くなって、その子供を守り育てるという心を昔は多かったのだけどねえと、そのおばあさんは言いました。お母さんがいろいろ信念をもって、きっとおばあさんの送り迎えをお断りになったのだろうとは思いますけれども、岡谷市の教育委員会では、子供は学校へ行くのを嫌がったら放っておいた方がいいとお考えなのでしょうか。その点につきまして、どういうふうな態度を家庭がとったらいいかということを教えてくれと言われて、私は困ったわけですけれども、その点について御教示いただけたらありがたいと思います。

 それから、小学生は今、宮川小学校へ行っているということですが、市内にその相談室を設けることはできないことでしょうか。

 次に、高齢者福祉について、市長さんの信念とも思われる御意見をお聞きいたしました。しかし、これから高齢者がふえていく場合に、巡回バスの考えも少し考慮に入れていただいた方が効率的ではないかなということも考えますので、温かいお心が満遍なく行き渡ることはうれしいのですけれども、高齢者がふえればふえるほど、その費用はかさんでいく。そして乗りたくても乗れない、じゃあ台数をふやせるかというような問題もできてくると思いますので、巡回バスについても御一考いただきたいと思います。

 それから、最後の湖畔公園につきましては、いろいろイベントなどもできるような地域にしたいというようなお答えをいただきました。しかし、こういうことをするには、やはり造成の段階でそういうものを、どんなものをするかというような考えを入れながら、地盤などをつくっていただきたいと思っておりますが、この点について、部長さんの方からお教えいただきたいと思います。

 以上です。



○議長(原宏議員) 佐々木議員さん、先ほどの岡谷病院のところでの病院支援の問題について、質問か、あるいは意見か、ちょっとよくわかりませんので、御質問のようでしたらお聞きをしたいという形でまとめてもらいたいと思うのですけれども。



◆6番(佐々木澄子議員) 6番 佐々木澄子です。

 言葉が足りなくて申しわけございません。私はぜひぜひ御支援をしていただきたいのですが、市長さんとしてはどのようなお考えか、この際、立て直さなければ一層悪化してしまうのではないか、悪循環にならないようにぜひお願いしたいと思っておりますが、いかがでございましょうか。



○議長(原宏議員) 質問ですね。

 佐々木澄子議員の再質問に対する答弁を求めます。

 市長。



◎市長(林新一郎君) 大学と複合館の問題でございますが、先ほど御答弁をした内容、誤解をなさっておるかもわかりませんので、もう少し詳細にお話しをさせていただきますと、同時進行と申しましても事業内容が随分違うわけでございます。複合館については、既にもう基金の積み立てが始まっておるわけでございまして、大学問題は相手がある問題でございます。また、タイミングもあるわけでございまして、今後の動きいかんでは、最優先で取り組んでいかなければ大魚を逸してしまうということになりかねないわけでございますので、御理解をいただきたいと思います。

 それから、病院に関しましては、後顧の憂いなく医療スタッフが病院の業務に打ち込めるように、不断の努力をしていきたいと考えております。



○議長(原宏議員) 教育長。



◎教育長(北澤和男君) 不登校生への対応というのは非常に年々複雑となってきて、非常に難しくなってきているのが実情でございます。常識的に、今まで私どもは学校へ行くべきものだというふうに、通念的に考えてきたわけでございますけれども、そうでなくて、まず子供の心をしっかり受けとめるということがまず大前提でございます。その受けとめる中で、子供がきっと自分の成長に向かっての意思表示をする、そのチャンスをしっかり私たちが受けとめて動かしていく。そういう中に必ず学校へという思考が生まれてくるというふうに信じております。これは非常に難しいのですけれども、学校は行かなくてもいいんだ、選択をすることは自分の自由だというふうに安易に考えないで、やはり大人としてどういうふうに子供が成長するかということを考えて、当たっていくのがいいなということで、今までお願いしているところでございます。

 それから、2点目の小学生の相談室ということでございますが、小学生もそれから御家庭の方々も、相談室へ大勢来ていただいて、相談に乗っていただいております。ただ、中間教室ということだろうと思うのですが、宮川小学校は中間教室がございます。相談室とは違うわけでございますが、小学生は宮川小学校の中間教室へ行くようにと、それから中学生の中間教室は岡谷市にありますので、中学生は岡谷市というふうになっておりますけれども、しかし、これはケースによって相談室と中間教室とが連携して受け入れる体制にしております。現在、1名が来ております。そういうふうに、宮川小ということになると大変遠いものですから、子供のケースによって、御家庭の方々の御希望等も承って、そういうふうにしておりますので、よろしくお願いします。



○議長(原宏議員) 塩嶺病院長。



◎塩嶺病院長(能見公二君) 先ほど、過去の職員の不祥事についてということで、御質問があったと思います。

 院内では現在、金銭物品の授受は固くお断りしますという掲示が外来、病棟、その他の場所に掲示してあります。それから私、先日もちょっと触れましたけれども、この事件に関しては本人から聞いてませんで、一方通行的に聞いていますので、周りから聞いているということなのですけれども、十分どのようなあれということはわかっていませんけれども、私が塩嶺病院に参りまして最初のあいさつのときに、はっきり公務員であるから公務員としての倫理は必ず守るように、それはまず冒頭のあいさつで話はいたしました。どこまでほかの職員がわかっているか、徹底していきたいとは思うのですけれども、今後もそういうことはないように指導していきたいと思っております。



○議長(原宏議員) 建設部長。



◎建設部長(武田勝君) 湖畔公園の部分でお答えを申し上げたいと思います。

 具体的な施設の部分ということで、その段階では、設計の段階からというお話なのですが、基本的な部分は先ほど市長が申し上げたとおりであります。ですから、利用勝手の中で、例えばお話がありました太鼓祭り等の計画をする場合については、仮設等の舞台なり、そういったものでないと難しいなということですから、そういったことはまた、それぞれの団体の中で、利用する計画の中で検討していただいて、公園の利用の関係での整合をとっていただくというような必要があろうかと、こんなふうに思っています。よろしくお願いします。



○議長(原宏議員) 一通り答弁が済んだようです。

 佐々木澄子議員、3回目の質問を許します。



◆6番(佐々木澄子議員) 6番 佐々木澄子でございます。

 懇切な御答弁をいただきまして、ありがとうございました。岡谷病院につきましては再度、大幅な支援を市長さんにお願いをしておきます。それから、湖畔公園につきましては、これから広域化の進む中で、湊は諏訪市からの入り口であり、これから造成される南高の方は、また下諏訪で赤砂崎の開発などがされますと、岡谷市への導入口になるわけでございますので、非常に大事な、今よりもずっとずっといい場所になると皆さん思っております。

 それで、非常に開発に対する要望が多いわけですけれども、太鼓祭りの折に入院されてた人が岡谷病院で幾日も大変、音が高くてつらかったということをお聞きしましたので、やはり市内でのイベントはもう限界ではないか、そして集客力もあれだけの面積だから、現在が精いっぱいだと思えば、やはり湖畔の広いところというものは、これから何のイベントをするについても、広域的に考えても大変重要なところになるんじゃないか、新体育館もできることですので、屋内の演奏もできるし、太鼓の委員会がそれは決めることでしょうけれども、(「リーン」予鈴)そのようなことがあってもできるような地盤づくりだけはしておいていただければと、要望して終わりとします。



○議長(原宏議員) 佐々木澄子議員の一般質問を終了いたします。

 この際、暫時休憩いたします。

           午後 4時14分 休憩

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           午後 4時25分 再開



○議長(原宏議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 堀内一光議員の質問を許します。

           〔25番 堀内一光議員 登壇〕(拍手)



◆25番(堀内一光議員) 25番 堀内一光です。

 12番目となると、皆さんが、前の議員さんが質問したので、余りすることはありませんけれども、それでも通告した順に質問したいと思います。

 まず、最初の1番でありますけれども、ノーマライゼーションについては4つほど通告してあります。

 私は、このノーマライゼーションについての市の対応というものには本当にがっかりしているところでございますけれども、6月の議会でも市が主催、あるいは共催する不特定多数の市民が集まる会合には、集会には、イベントには必ず手話通訳をと口を酸っぱくしてお願いしたわけでありますが、イルフのオープンの黒柳徹子さんの話のときも、それから安全大会の河野義光さんのときも手話通訳がなく、その後、太鼓祭りにも頼んだけれども、それも忘れられてしまった。さらに水ふれあいフォーラム98でも出なかったという、そういう方々の不満が私のところに来ました。

 市長は、ノーマライゼーションには今後十分に配慮すると6月に答弁をしているわけですが、どういうわけかこれが実行されていない。6月議会のノーマライゼーションの執行部の答弁は、言いわけが非常に多いわけですが、またその後の職員との一問一答についても、これは詳しくは申しませんけれども、これが県下一を目指す人にやさしい福祉のまちを建設する職員かと考えるような、情けなくなってきたわけであります。そこで、こういう問題について基礎から教育しなければというふうに、私はつくづく思ったわけですが、市長さんはどういうふうにこれを思い、これから取り組むかお伺いしたいと思います。

 それから2番目であります。イルフ童画館はハートビル法の建物と市長は言い、6月議会ではイルフのノーマライゼーションや子供たちのための配慮が必ずしも完璧でなかった、改善すべきものはできるだけ改善すると答弁をし、その非を認めたわけでありますが、当面する幾つかの公共施設の建設について、どう市長さんは取り組むかお伺いしたいと思います。

 それから3番目で、6月議会でテレホンガイドの導入について検討すると企画部長さんは言いました。三井議員にも検討するということについては真剣に考える、こういうふうに話があったわけですが、その後、どういうふうな検討がされたかお伺いします。

 4番目として、監査委員にお伺いしますが、昨年監査委員は、工事の内容まで専門家に依頼して監査するように取り組まれて、非常に私たちも安心をし、その取り組みに対して敬意を表しているわけですが、今回の市長が誇っているイルフの建物が県の基準や目標となる基準に達してない、こういうふうなことに対して、監査委員としてどういうふうに理解をし、今後どういうふうに取り組むのかお伺いしたいと思います。

 2番目であります。下諏訪ダムからの引水問題でありますけれども、6月18日、下諏訪ダム建設のシンポジウムには市長さんを初め、多くの市の関係者が参加されました。野溝議員も言っておりましたけれども、岡谷の利水関係については時間の関係か、余り触れられなかったわけですが、最後にコーディネーターの桜井善雄信大名誉教授は、「ダム問題はこの地域に住んでいる皆さんの将来にかかわる重要な問題である。これを出発点に積極的に話し合い、地域全体で一番よいと思われる結論を見つけていく努力をしてほしい」と提言しました。また、新聞にも期待感が会場を埋めてた約 650人の聴衆に広がったと新聞に載っておりました。私はそのとおりである、こういうふうに思うわけですが、そこで野溝議員も疑問視をしておりましたけれども、当時出された資料や発言の中で、どうも市民に対する資料や報告が間違って伝えられている、こういう感じが非常に私はあるわけであります。そこでダム問題とは別にして、岡谷市の水が一体どうなっているか、この問題についてシンポジウムを開催し、市民の合意を得る考えはないかどうか、市長さんにお伺いをしたいと思います。

 3番目であります。塩嶺病院の能見新院長の就任の決意については、もう既に先番の方にいろいろとお話がありました。非常に今まで黒字になったのが不思議だというふうな話を、今佐々木議員にも申されましたけれども、それはやはり健康保険の問題だとか、あるいは診療部門のものをかなり見てもらっているわけでありますから、黒字といっても、そういうプラス要因があるわけです。いつ厳しくなるかもわからない。これらの問題を抜けば、岡谷病院以上に厳しいものがでるのではないかというふうに私は思っております。そういう点について、今後の取り組みについて、ひとつお伺いしたいと思います。

 2番で、日本医療機能評価機構認定証、サーベイヤ情報公開、PHC4、手術成績の調査を室蘭市の市立病院や新潟市民病院で実施して、その認定を受けて市民に信頼される病院となったとNHKで報道されました。こういう問題について今、岡谷病院では経営診断をしているわけですが、塩嶺病院もこういうふうな診断をしてもらって、認定を受ける気はないかどうか、お伺いしたいと思います。

 4番目。岡谷病院の支援についてでありますが、岡谷病院が経営が困難で改善に努力しているが、以前から企業会計ということで、交付金の額を一般会計から繰り入れるのみで、改善の努力は当然ですが、公立病院の立場から赤字になってもやむを得ないと理解できる部分もあるわけです。先日、日赤病院新築に際し、他の自治体も支援しているから、岡谷市も 3,500万円支援すると社会委員会に報告をされたようであります。もちろん、経営診断の結果等も考えなければなりませんが、先ほど佐々木澄子議員も言ったように、やはり積極的に支援すべきだというふうに私は考えます。先ほど佐々木澄子議員が黒字になった病院の話をしましたが、一般会計から1億円ずつ毎回入れているとか、あるいはそれ以外に細かいもので支援をしているということを聞いております。市長さんの考えをお伺いしたいと思います。

 次の2番目でありますけれども、岡谷病院は今、立て直しに一生懸命努力しております。幾ら努力しても赤字だ赤字だと言われれば、やる気がなくなってしまう。そういう意味で、ひとつ市長さんぜひ考えてもらいたいと思いますし、現時点で岡谷病院がどのような配慮をし、取り組みをしているのか、この経営診断あるいは経営の不振について、そのことがもしありましたら、院長さんからお願いをしたいと思います。

 5番目であります。鮎沢区の低周波公害についてでありますが、3年前から川岸駅及び跨線橋付近、ここに低周波が発生して以来、調査しているわけでありますが、その原因がずっとわからなくてきたわけです。ことしも発生すると思われる時期が間近に迫り、不安を招いているわけですが、原因は7月24日、県の衛生公害研究所で発表になったように、原因がわかりました。そして7月31日に長野から、私は留守でしたが、地元にそういう報告があったかということを私に言われたので、すぐ前の区長さんや現の区長さん、関係者に聞いたけれども、何にもまだ報告を聞いていない、こういうことでありますから、市はどういうふうにこの情報をとらえて、そして地元に報告をしているのか、そのことをお伺いをしたいと思います

 大学誘致の問題でありますが、これも先番の方がかなり質問をしました。そこで、何といっても設置場所が決まらなければ前へ進まないという市長さんの考えで、今、数カ所候補に上げてやっているということであります。先ほどの助役さんは複数という話でしたが、複数と数カ所とはかなり違うわけですけれども、上野議員が指摘をされておりましたけれども、ぜひ数カ所は一体どこを検討しているのか、明らかにしていただきたいと思います。もしそれができないとするならば、上野議員が言ったように、湯殿山はその数カ所の中に入っているのかどうか、それだけをひとつお伺いしたいと思います。

 それから過日、総務委員会で九州の方にことし開校した大学と、それからことし第1回の卒業生を送り出した大学を視察してまいりました。いずれも公私協力方式をとっているわけですが、そこでお話を聞き、当然のことだが、信頼関係を持つことが大事であると強く私は感じたわけであります。そこで、豊南学園の詳しい内容については、今まで全然私たちに知らされておりません。できれば豊南学園というところはどういう学園かどうか、お伺いしたいと思います。

 7番目でありますが、ふるさと林道についてお伺いをしたいと思いますけれども、多額の調査費を使って辰野町と取り組んでいるわけですが、調査結果及び県の申請など、どう取り組んでいるのか、また見通しはどうなのかお伺いしたいと思います。

 最後に、岡谷 754号線の監査委員指摘について、10項目あるわけですけれども、そういう項目について検討をし、その結果を一体監査委員に報告をしているのかどうか。私たちも聞いたことがありませんので、ぜひそのことを教えていただきたい。

 このことをもって、壇上からの質問を終わりたいと思います。



○議長(原宏議員) 堀内一光議員の質問に対する答弁を逐次求めます。

 市長。

           〔市長 林 新一郎君 登壇〕



◎市長(林新一郎君) 堀内議員さんの御質問にお答えをいたします。

 ノーマライゼーションについてでございますが、手話通訳の手配につきましては、一部の行事で配慮に欠けた点もありまして、御迷惑をおかけいたしました。しかし、その中には手話通訳者の手配をいたした行事もありましたが、行事が重なりまして、手話通訳者1人しか手配できず、大衆の前で行うには、最低でも3人くらいで交代で行う必要もありまして、会場に貼り紙をして、もし聴覚障害者の方がおいででしたらお申し出るようにと配慮をしましたが、そのイベントには聴覚障害者の方の参加はなかったようであります。

 いずれにいたしましても、市が主催する行事、イベント等におきましては、対象者等を考慮する中で、必要なものについては手配していきたいと考えております。なお、職員に対するノーマライゼーションの意識の高揚につきましては、御指摘の点も踏まえまして、今後も引き続き喚起してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

 ノーマライゼーションについて、今後の公共施設への取り組みでありますが、市が建設する公共施設については、基本的には国のハートビル法の基準の適用を受け、また長野県福祉のまちづくり条例の特定施設整備基準を守った施設の建設をしてまいりたいと考えております。この特定施設整備基準とは、障害者等が特定施設をもって安全かつ容易に利用できるようにするために必要な基準として、障害者等の利用を阻んでいる障壁を除去する基準であります。この整備基準の義務でありますが、特定施設の新築、新設、改築、移転、大規模改修、大規模の模様がえをしようとする場合は、その特定施設をこの基準に適合するように努めなければならないとなっております。また、既存の施設についてはこの基準に適合するように配慮することになっております。

 なお、この条例の中に、障害者等がより安全かつ容易に利用できるようにとして、別途定められておりますのが目標となる基準でありますが、これは障害者等がさらに利用しやすくするため、目標として、社会全体で目指すべき基準として示されたものでありまして、これについては市といたしましても、施設の目的、施設の規模、予算規模等を勘案する中で、でき得る限り、努力目標として取り組んでまいりたいと考えております。

 ノーマライゼーションについての3番目でございますが、ノーマライゼーションに関して、公共施設に対する取り組みについての御質問でございますが、現在、体育館の建設中でありますが、そのノーマライゼーションに対する取り組みといたしましては、長野県福祉のまちづくり条例に基づき、出入り口、廊下、階段、昇降機、便所、出入り口スロープ、観覧席等、できる限り配慮した施設になっております。

 それから、下諏訪ダムからの引水についてでございますが、岡谷市の将来の水問題についてのシンポジウム開催について、お答えを申し上げます。

 水は、人間が生きていく上で最低限必要なものでありまして、清浄にして豊富、低廉な供給が水道法の目的とされているところであります。岡谷市の将来の水については、今までに多くの議員さんからの御意見や討論がされ、結論として、湖北行政事務組合において用水供給事業、下諏訪ダム事業が進められているところであります。岡谷市としてシンポジウムの開催は考えておりませんので、よろしく御理解をお願いいたします。

 岡谷病院の支援についてでございますが、先番の議員さんにも答弁をしてあるわけでございますが、岡谷病院は市民に密着した信頼のおける地域の総合的中核病院として、健康福祉の推進の中で最も重要な施設と考えておるわけでございます。市の財政支援につきましては、経営診断の結果を踏まえまして、運営等に対する支援について再検討を行い、対処していきたいと考えております。これとは別に建設等、特別な支援が必要なものに対しては、別途協議をして対処してまいりたいと考えております。

 大学の問題でございますが、現時点で検討場所を具体的にお示しすることは、もう少し待っていただきたいと存じます。豊南学園の内容でありますが、昭和17年、東京豊島区に設置された豊南商業学校がその前身であります。その後、時代の変遷の中で何回かの改組、改称を経て、現在では幼稚園、高等学校、短期大学を擁する学校法人となっております。なお、経営面などについては、前段申し上げた検討結果とあわせて御報告させていただきます。

 私からは以上でございます。



○議長(原宏議員) 企画部長。

           〔企画部長 藤森武男君 登壇〕



◎企画部長(藤森武男君) 1番のノーマライゼーションの中で、テレホンガイドの導入についての検討結果ということでございますが、結論的に申しますと、6月の議会に御答弁した内容とは変わっておりませんけれども、やはりこの部分は投資と効果の問題、そういうことでもって、今さらに検討を深めるという格好にはなります。御指摘いただきましたので、県下各市の状況等についてはどんな格好でやっているかという部分ありますけれども、それの個々の詰めの内容までいっておりませんし、6月議会で9月に答えという、実際に実施するにしても、御承知のように予算が伴う話でございまして、初期投資みたいなものは 400〜 500万円かかるというようなことで、やる場合でも来年度の、早くても新年度の予算という形になるものですから、それを含めてこれからまだまだ煮詰めてまいりたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。



○議長(原宏議員) 監査委員。

           〔監査委員 林 義弘君 登壇〕



◎監査委員(林義弘君) 工事監査につきまして御質問いただきました。若干の経過を踏まえながら御答弁を申し上げます。

 平成9年度に実施いたしました外部監査方式によります岡谷市初の工事監査につきましては、イルフ童画館を対象として実施したところであります。当該工事に対する監査の主眼点は、設計図書が建設基準法等に準拠しているか、あるいは工事現場の安全性、資材の規格基準、現場における表示義務等、これらにつきまして、内外装工事の始まる前、本体工事のおおむね30%〜40%の進捗率の時点をとらえて、工事が適正に施工されているか等について実施したわけであります。限られた時間帯の中での工事監査でありましたので、御質問の県条例への適合について、設計図書との突合は実施いたしておりません。今後、工事監査の実施に当たりましては、この点についても十分配慮してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(原宏議員) 塩嶺病院長。

           〔塩嶺病院長 能見公二君 登壇〕



◎塩嶺病院長(能見公二君) 堀内議員からの御質問に対し、お答えいたします。

 まず第1は、経営対策ということだと思います。それから第2は、日本医療機能評価機構の検査を受ける気持ちはないかということかと思いますので、その2点についてお答えいたします。

 まず経営対策についてでございますが、先ほどお話ししたことと重複するかもしれませんが、まず医療経営というのは、非常に最近複雑化を増しまして難しくなっております。私としましては、以上の変化に対応しつつ、基本的には患者中心の医療に取り組みたいと考えています。

 すなわち医療設備を患者本位に考え、快適な医療環境を整えること、インフォームド・コンセントを重視すること、それから医療過誤がないよう医療技術の向上、それから院内の連携、それから専門医療に取り組み、特徴ある各科分野の充実を図って、研究業績も重視していきたいと考えております。それから情報公開にも取り組み、信頼される医療を行うように努めたい。それから全職員に経営的感覚を持つよう指導する。それから具体的には、心臓外科を含む循環器専門病院としての位置づけを確かなものとして実績を上げ、収益を上げたいと思っております。それから健康管理センターも充実させまして、循環器疾患、呼吸器疾患、消化器疾患、代謝性疾患、脳神経疾患の2次検診を充実させ、そのため、それぞれの分野に診断、治療の充実を目指し、収益を上げたいと考えております。

 こうした医療を行っていくに当たりまして、医師を初めとして全職員の意識の高揚、公務員としての倫理の徹底、人間性の充実を図り、市民の皆様が気持ちよく安心して来院できる病院とするよう努めていくことを考えております。

 以上の点に留意しまして、市民の信頼を得ることにより、市民に病院を利用していただき、適正な医療を行うことにより、収支のバランスのとれた病院経営を行うよう誠意努力したいと考えています。

 それから、第2番目の医療機能評価機構についてでございますが、私自身、前に勤務していた病院、昨年9月に認定を受けまして、認定証をいただいておりますので、そのノウハウというか、どのようにしたら受かるかということは十分承知しておりますし、それも各職員にこれから準備させていきたいと思っております。現段階では、塩嶺病院の現状を分析しますと、いろいろと改善していくこともあります。それを踏まえて、ある程度の水準まで達したところで受けたいと考えております。それから、PHC法ということなのですけれども、これも機能評価の中に含まれておりまして、手術だけじゃなくて、治療成績の公表ということは今後病院としては出していかないといけないものと私は考えています。

 以上です。



○議長(原宏議員) 岡谷病院長。

           〔岡谷病院長 徳田安基君 登壇〕



◎岡谷病院長(徳田安基君) 岡谷病院の現時点での立て直しに関する御質問にお答えいたします。

 本年の3月の議会で御報告しました病院独自の改善計画につきましては、既に内視鏡室が充実しておりますし、リハビリ、デイ・ケアの開所も行って、改善へスタートを切ったところでございます。また、先ほどの佐々木議員さんのおっしゃっていた御質問に関係がございます医薬分業に関しましても、本年11月から実施をいたしたいと予定しております。診療科の充実に関しましては、神経内科の常勤化を本年10月から実施する見通しでございます。また、経営診断の中で、レセプトの点検に基づく収入確保における改善部分の指摘などについては、医師、看護婦、医事職員に対し、中間報告会を開催するなど、すぐに対処できるものに対しては改善を実行に移すようにしております。

 今後につきましては、経営診断の内容を踏まえまして、院内の運営委員会等を中心に、市民に密着した信頼のおける地域の総合的中核病院として患者サービスを根底に考える中で、経営再建に向けて諸問題の検討や経営的意識の高揚に、職員一丸となって取り組んでまいる所存でございます。もちろん、公務員としての自覚とか、それから倫理の高揚、こういうものは確実に守らせるよう、時々周知徹底に努めるつもりでございます。

 以上です。



○議長(原宏議員) 生活環境部長。

           〔生活環境部長 川崎昌男君 登壇〕



◎生活環境部長(川崎昌男君) 5番目の鮎沢区の低周波公害について、私の方から御答弁させていただきます。

 初めに発生状況、また経過について少し申し上げたいと思います。

 この鮎沢区の低周波につきましては、平成7年10月中旬から11月下旬、1年おいた平成9年10月初旬から中旬に、障子やふすまといった建具等のがたつきが断続的に発生しました。がたつきの発生範囲、件数ですが、聞き取り調査の結果、平成7年においては鮎沢跨線橋、西天竜堰管理橋、JR川岸駅の周辺20軒、また平成9年においては西天竜堰管理橋付近の8軒でがたつきが発生したとのことでありました。発生源の調査とその報告でございますが、発生源の調査は発生状況等から低周波空気振動によるものと推測しまして、県の公害課、衛生公害研究所等の協力を得て、平成7年においては11月中旬に4日間にわたり、発生の生じた周辺で発生源調査を実施いたしました。しかしながら、調査時に建具等のがたつきが発生せず、またその後、ほとんど発生がなかったこともありまして、発生源を明確にすることはできませんでした。

 この調査結果につきましては、翌年の4月に鮎沢区公会所において報告会を行っております。また、平成9年におきましては、がたつき発生の情報が寄せられた翌々日の10月17日、衛生公害研究所等の協力を得まして、西天竜堰周辺で調査を実施いたしました。しかし、この日は発生がなく、その後も発生時のデータの収集に努めましたが、発生期間が短かったことから十分なデータが得られず、発生原因を明確にするまでには至りませんでした。この調査状況等につきましては、社会委員協議会へ御報告申し上げるとともに、がたつき発生家庭には、個々に原因は解明できなかった旨のお話をしてございます。

 次に、発生原因ですが、一般的に高速道路等の橋、ダムの放流、ボイラーやコンプレッサーなどの機械類等が発生源といわれておりますが、鮎沢区においては中央道の鮎沢高架橋、西天竜堰等が考えられます。しかしながら、平成7年の発生状況と平成9年の発生状況に範囲、発生件数等の違いがあるほか、なぜ平成6年以前や平成8年には発生しなかったのか、あるいはなぜ10月になると発生するのか等々、疑問点が多く、極めて難しい事例であり、県公害課及び衛生公害研究所においても、現時点では原因を明確にできないとのことであります。

 今後の対応でございますが、がたつきの発生が予想される季節が近づいておりますので、本年も県公害課、衛生公害研究所等の技術的支援と地元の皆さんのご協力をいただいて、万一がたつきが発生した場合には、発生時のデータ収集等を円滑に行い、発生原因が解明できるよう測定機器の借用等、準備を進めているところでございます。

 以上でございます。



○議長(原宏議員) 経済部長。

           〔経済部長 小口謙三君 登壇〕



◎経済部長(小口謙三君) 7番目にいただきましたふるさと林道につきまして、御回答申し上げたいというふうに思っております。

 御承知のようにふるさと林道整備事業につきましては、岡谷市と辰野町が協力いたしまして、湊地籍と辰野町の平出地籍を結ぶ林道を開設しまして、林業振興でございますとか、また森林の育成、それから地域の振興を図るため計画したものでございまして、平成9年度におきましては、ふるさと林道整備事業全体計画を長野県の林業コンサルタント協会へ委託したところでございます。この結果及び選定ルート案につきましては、経済建設委員会、地元関係区、林業関係団体に対しまして、御報告を申し上げたところでございます。また、特に要望のありました区につきましては、地元へ出向きまして説明会を開催してきておるところでございます。県への申請につきましては、今年度、辰野町とともに林業の振興と森林の効率的な利用等森林利用形態調査を実施いたしまして、辰野町と協議の上、同一歩調で申請を行う予定でございます。

 次に、見通しということでございますが、現在、県施行で行っております第1次分の工事の見通しがついたところで次の採択をしていきたいという県の意向があるやに仄聞しておりますので、時期を見て県事業としてお取り組みいただけるよう、辰野町とともに積極的に働きかけをしてまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(原宏議員) 建設部長。

           〔建設部長 武田 勝君 登壇〕



◎建設部長(武田勝君) 市道岡谷 754号線につきまして、御質問いただきました。監査委員に報告をしているのか、こういうことであります。

 岡谷 754号線につきましては、御承知のようにやまびこスケートの森整備事業の道路築造工事、工事用道路として平成6年9月に完成した道路であります。崩落事故に際しまして、今後、市土木行政を進める上での参考とするため、特別に監査を受けたものであります。御指摘の監査委員への報告でありますが、監査で御指摘をいただきました事項については、平成10年2月13日、イルフ童画館の部分に関する文書による報告にあわせまして、 754号線の部分につきましては、担当の考え方など口頭で報告をいたしてあります。

 以上です。



○議長(原宏議員) 一通り答弁が済んだようです。

 堀内一光議員、2回目の質問を許します。



◆25番(堀内一光議員) 25番 堀内です。

 職員へのノーマライゼーションの教育については、本当に職員が障害者の身になって考える、それは職場で一緒に作業をすることが非常にお互いに理解し合うことが一番よいというふうに私は思っているわけですが、先日、諏訪養護学校のPTAの会長さんから、生徒の実習を市で受けてもらいたい、こういうふうな話がありまして、これは本当にいいチャンスだということでおったところが、岡谷市は受け入れを決めたというようなことであります。もし受け入れたとしたら、どういうふうな中身で受け入れたか、お伺いをしたいと思います。

 それから、いろいろの障害者のための施設の取り組みについては、その部署によってかなり岡谷市は差異があるわけです。1週間ほど前、私は1階のインフォメーションの横から2階に上がる階段の手すりのステンレスでパイプが暑さのために抜けて、非常に危険だということで指摘をしたわけですが、直ちに取り組んでいただいて、接着剤では危ないということで、ドリルで作業をしてビスを入れるといったところが、ステンレスでなかなか穴が開けられないで、結局、翌日苦労して立派に仕上げたそうであります。その節、点字案内をしてもらいたいと指摘しましたが、これも直ちに点字をしている盲人の小林義定さんに相談をして、きのう最もよい方法ということで2〜3日中に取りつけられるという話を聞きました。私は小林さんに電話をしてお礼をしたら、おれたち障害者も役に立つことがあるのだなと言って喜んでおりましたので、ぜひイルフの方も頼むよというふうにお願いをしたところであります。

 福祉3プランといいまして、エンゼルプラン、あるいはゴールドプラン、これは行政が手を差し伸べなければいけないわけでありますけれども、障害者プランというものは、ともに生きる社会をお互いにつくり上げていく、こういうことでありますから、障害者をかわいそうだとか、哀れだとかいうようなことを思わず、やはり同じようにつき合って、同じような仕事をさせていく、これが最もやさしいまちづくりの情だというふうに私は思うわけです。

 こういうことも含めて、これらの方々とも協力をしていただいて、議会も私たちもひとつやさしいまちづくりの条例を、できれば全会派の共同で提出をしたいということで、今協議をしようとしているところであります。こういうことについて、市長の見解をお伺いしたいと思います。

 それから、先ほどのテレホンガイドでありますけれども、実はお隣の諏訪市でも茅野市でもこのようにやっております。これは5年前からであります。諏訪市は 287項目、茅野市は 294項目。これをファクスでもってやれば、ちゃんとこういうぐあいに出てくる。これはけさもやりましたけれども、市会の仕組みだとか、市への質問、陳情の提出、市議会の傍聴、あるいはいろいろなものが、いながらにしてわかるわけであります。特に茅野市などは、外国人もできるように特別の配慮をしてあります。諏訪市あたりは最初、平成5年のときには1年間に 7,000件あったそうです。2年目からダウンして、ずっと 3,000件になっているようであります。諏訪市はリースでやっておりますし、茅野市は買取方式。こういうふうに今やっているわけであります。

 私は以前、経費の節減で、議員にもファクスで一斉に通知を出したりしたらどうかというふうなことを申し上げましたが、実は調べてみたら諏訪市、茅野市は既に実施をしているわけですね。茅野市などはファクスを議会で購入をして、全員に貸与している。そして通信費の節減と情報のスピード化を図っているわけです。いずれにしても、これからは時代に沿っていく行政をしていかなければいけないと思いますが、岡谷市でも早急にテレホンガイドに取り組むべきだというふうに私は思いますが、もう一度お伺いをしておきたいと思います。

 それから、下諏訪ダムのことですが、これは先ほど言いましたように、ダム問題と切り離して岡谷の水がどうなっているかというシンポジウムをしてもらいたいと、情報公開をしてもらいたいと思いましたが、市長はシンポジウムをするつもりはない、こういうふうにお答えになっておりました。民主主義の根幹は、やはり市民の合意を得ることが一番もとでありまして、これから情報公開というようなことが叫ばれるわけですが、もしこれが市民レベルでシンポジウムを開催した場合に、市長さんや関係者出席していただけますかどうか、お伺いをしたいと思います。

 それから、塩嶺病院の能見新院長さんの、既に日本医療機能評価機構の認定証をいただいた経験が前の医療センターであったそうですが、これを得られるということは、相当厳しい審査があるそうでございます。NHKで報道して、日本でも余りまだ取り組まれていないようですが、これに取り組んだ病院なりセンターというものは非常にすばらしいというふうに報道をされております。そういう経験をされておるわけですから、ぜひまた機会を見ていただいて、こういうものに取り組んでいただきたい。ただ、一番最後にNHKが報道したのは、先ほどからもいろいろ言われている、お医者さんへの謝礼等については本当に認定に入る範囲じゃないと、こういうふうに言っているわけですね。それは非常に厳しいと思いますけれども、ぜひこれからもそういう気持ちで、ひとつ塩嶺病院をしてもらいたいと思います。

 それから、先ほどから患者中心で心臓外科と健康検診を重点に取り組むということですが、実は集団検診の結果、精密検査の通知を初めてもらった者は、本当に毎日眠れないくらいの心配があるわけですね。それで検査に行くのにも非常にちゅうちょしている。ところが、8日に私のところに電話があったのは、こういう方々に検査の前に看護婦が待合室にある自動血圧計を指さして、これではかって紙を持って、何色のところを通ってずっと行ってくださいよと、こういうふうに説明をされたというんですね。その後、2人ほどそういう人がいて、言われたのでどきっとして、自分は 140くらいのが 166もあってびっくりしちゃって、そしてまた次にやったら 140になったということで、そこの周りの人たちとも、嫌だねえ、これはやっぱり看護婦さんにきちっとやってもらわなければいけないなと、こういうことを話したそうです。

 そこで、この近在の病院を聞いてみたわけですが、日赤でも岡谷病院でもきちっと看護婦さんが話をしながら血圧をはかっている。ただ、諏訪中央病院は自動血圧計というものを使用しているそうでありますけれども、検査室に置いて看護婦が立ち会いでやっているそうでございます。このことについて私も早速、9日に行って、あそこでやってみたのですけれども、最終的な測定精度というのが非常に少ないということで、これは余り信用してもらっては困るということではないかと思うのですよね。私が3分おきにしたのですけれども、血圧は127 から 121におったし、これはそのくらいが普通だろうと思うけれども、最低が85から72におった。それから脈拍数が94から84になった。これは、そのとき3分違ってもそれだけ違うわけですね。ですから、精度や何かというものはどういうものだか、体育館やそこらにあるのですけれども、それは自分が参考のためにやるというのならいいのですけれども、実際、医療行為としてそういうことがなされるということが、非常に私は疑問になったわけでありますが、そこらの点についてはどういうお考えを持っているか、ひとつお伺いしたいと思います。

 岡谷病院の支援については、ぜひ市長さん、診断結果等も見ながら取り組んでもらいたいと思いますし、今、岡谷病院の院長さんも職員を挙げて非常に努力をしているわけであります。ぜひひとつ、幾ら努力しても赤字で嫌気がさしてしまうというようなことでなくて、やはり市も支援をしたり、また私たちも温かい目で見ていかなくてはいけないと思いますが、ぜひひとつ、これから新しい日赤もできることで、非常に厳しい環境にはあるわけでありますが、市民が信頼できる病院として経営をしてもらいたい、これはお願いをしておきます。

 鮎沢区の低周波公害については、今の話では現時点では原因はわからない、こういうことですが、長野県の県衛生公害研究所の調査では、7月24日に結果がわかった、こういう報道をされているわけですね。さらに、そのことが地元で報告されているかという問い合わせまで来ているわけですよ。ところが、まだ岡谷市の方はそれは原因がわからない、こういうことですけれども、一体どういうところに聞いて、どういうふうな取り組みをされているか、ひとつお伺いしたいと思います。

 大学誘致の問題については、今の時点ではそういうことですから、私も理解をしますが、もう少し待ってくれということですから、ぎりぎり一体いつごろをめどに、秋といっても、もう既に秋ですから、本当にきちっと報告のできるのはいつごろになるのか、明確にひとつお伺いをしたいと思います。

 ふるさと林道についてはわかりました。ただ問題は、岡谷市が申請を昨年からまだしてないのですが、その間に5〜6カ所県に申請があったようでございます。ですから、辰野市と早急に協議をもって早急に申請をしてもらいたい、このように思います。

 それから、建設部長さんの岡谷 754号線の件でありますが、監査の指摘というものは10項目にわたってきれいに出てるわけですね。例えば水平亀裂が発生しており、さらなる崩壊を引き起こす前兆と思われる、こういうものについては一体どういうふうに、口頭だというから監査に報告しておるのか。あるいはその次に、ブロック積擁壁の裏込め材の厚さが確保されているかどうか否かについては、全体では確認できなかったと。こういうのは工事のときに必ず写真を撮るわけですから、そういう写真を見せればわかるわけですね。そのほか、この全体の所見を見ますると、何だか私はずさんな工事だなというふうに見るわけです。そこらについてはどういう所見をもっているか。そしてまた、この崩落事故については、昨年の6月の補正で 3,944万円補正されて、それから雪のために、3月議会で明許繰越が 5,250万円、約 1,000万円ふえたわけですけれども、これもし明許繰越でなければ、その 1,000万円使ったということは議員にはわからないわけですね。そこらのところの説明が十分されなかったわけですが、今後、そういう問題については十分説明してもらいたいと思いますが、いかがですか。

 以上、2回目の質問を終わります。



○議長(原宏議員) 堀内一光議員の再質問に対する答弁を求めます。

 保健福祉部長。



◎保健福祉部長(八幡郁男君) 1番のノーマライゼーションについての中で、諏訪養護学校の高等部3年生、1人は実習生として10月19日から30日まで、2週間にわたって、高齢者福祉課の方で受け入れるべく進めております。受け入れの内容につきましては、細かいことはこれからになりますが、そういう予定でおります。



○議長(原宏議員) 市長。



◎市長(林新一郎君) やさしいまちづくり条例を議員提案で行いたいと、市長の見解をお示しをいたしたいと存じますが、さきに御答弁を申し上げましたとおり、本市ではハートビル法、県福祉のまちづくり条例の基準によりまして、施設運営をしてまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。

 ダム問題に関しましては、市民レベルでのシンポジウムを開催したら、市長は出席するかという御質問でございますが、下諏訪のシンポジウムでも聴講をさせていただいた経緯がございますので、聴講をさせていただきたいというふうに考えております。

 大学誘致の時期的なものでございますが、現在、微妙な段階でございまして、もう少し待っていただきたい。よろしくお願いをいたします。



○議長(原宏議員) 企画部長。



◎企画部長(藤森武男君) テレホンガイドにつきまして、再度質問いただきましたけれども、もう一歩進めて前向きに検討をさせていただきます。



○議長(原宏議員) 塩嶺病院長。



◎塩嶺病院長(能見公二君) 塩嶺病院の検診で血圧測定を自動血圧計で行っているという御指摘の質問だと思いますが、確かに自動血圧計で検診を行っています。自動血圧計というのは、精度は器械によって多少は異なるかと思います。それから、はかるときの状況によっても変わってきます。ですから、全く信頼できないということではなくて、ある程度参考にすることと、それで高ければ、また医師、看護婦が測定するというのが常識的ではないかと思います。実際、手術室、ICU、CCUでは、ほとんど自動血圧計を用いて器械ではかっています。一々看護婦が行ってはかっているということもありますけれども、モニター類にはすべて自動血圧計の値が出てきます。ということで、自動血圧計が全くだめということであれば、自動血圧計を市場に出すのは全くナンセンスだと思います。医師、看護婦が血圧を測定するということは、スキンシップという面では非常にいいと考えています。自動血圧計はあくまで参考にしていただくことと、それから自動血圧計ではかりまして、その変動がいろいろあるようでしたら、やはり医師、看護婦がはからないといけないと思います。塩嶺病院でもそういう自動血圧計ではかって、いろいろ不安感、それから血圧の上下、高い低いがありましたら、必ず医師、看護婦がはかるようにしていきたいと考えています。そのようにさせていきたいと考えております。



○議長(原宏議員) 生活環境部長。



◎生活環境部長(川崎昌男君) 5番目の鮎沢の低周波の関係で再質問をいただきました。

 先ほども御答弁申し上げましたとおり、県公害課、衛生公害研究所では、原因について正式に発表はしておりませんし、現時点では、原因を明確に特定することはできないとのことであります。8月25日付の新聞にあります内容は、平成7年の調査における内容ではないかと思われております。平成7年と平成9年ではこれも先ほど申し上げましたとおり、周辺の状況や発生状況等が違っておりまして、問題を難しくしているわけでございますが、ただ平成9年の発生状況だけを見ますと、発生源としては西天堰ではないかと推測されるわけでございますが、原因の特定は極めて難しいところでございます。いずれにいたしましても、発生源を明確に把握することが必要でありますので、本年も発生時におけるデータの収集に努めたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。

 以上でございます。



○議長(原宏議員) 建設部長。



◎建設部長(武田勝君)  754号線であります。まず1点目の水平亀裂の御指摘であります。当然、私どもも現地については承知をしております。ただ、崩落した場所と背後地の状況と、それからブロックの積み上げの形が違います。崩落したところはほぼ直線の状況でありまして、背後地がちょうど山の背になっている状況でありまして、一番土圧をブロックに与えやすい地形であるわけであります。

 それで、水平亀裂のところでありますが、多分、議員さんも現地見られておると思うのですが、背後地が谷になっておりまして、後ろの土圧が小さい部分であります。それと今申し上げましたように、ブロックが内カーブで曲がる形で設定をしてあるブロック積みであります。ということは、背面の重力が小さい上に、ブロックそのものが崩落した場所よりは対応力があると、こういう判断をしております。それで、当然復旧については、機会を見てするつもりでおるわけであります。ただ、当面の作業としては、あそこの交差点が鋭角の状況であります。橋のたもとの方が鋭角になっているということですね。ですから、ここで今ちょうど現地工事を着工しておるのですが、その鋭角の交差点を直角交差に近い形に改良しておりまして、その御指摘いただいているブロックの部分から、ある程度の安全距離を保とうということもあわせて交差点改良をしているところであります。機会を見て補修、改修はしていきたい、このように考えているところであります。

 それから、ブロックの裏込めのお話がありました。これは平成6年に完成した部分のことですので、当時は建設の担当ではなかったわけでありますけれども、監査には同席をさせていただきました。

 それで、工事監査員は特に書類面、設計上の部分で書類をつぶさに見ていたようであります。そういう中で、設計上で裏込めが不足ではないかという指摘のなかでのやりとりは相当時間を使ったようです。現場の方の設計上の問題、それからそれが現場にどう工事されかという部分での確認は、工事監査員からは指摘がなかったということであります。当然、工事をやる場合の基本であります、完成した後、見えない部分については、証拠写真で確認できるように資料は当然残しておくわけであります。当然、今回崩れた部分についても、証拠写真は竣工書類と同時に保管をし、現在手元に確保してあります。そういった措置はしておるということです。

 それとブロック、裏込めの厚さの問題のやりとりがあったというお話を申し上げました。あそこは地形的に山の張り出している部分でして、ほとんどが切り土の部分です。盛り土をしてブロックを積んだということでなくて、切り土の部分であります。ですから、建設省の標準設計によりまして、ある程度安定した切り土のものについては標準設計の裏込めのぐり石の厚さが上下等圧の30?でいいですよ、こういうことになっておるわけです。先ほども申し上げました工事用道路でありますので、標準設計を採用をしたということであります。それと工事施工中におきましても、雨水が出水したでありますとか、そういうことはないまま、当然設計書どおりに工事を施工したと、こういうことであります。

 それから、ずさん工事という表現をいただいたのですが、今申し上げましたように、建設省の標準設計に基づいて現地に合った設計をし、施工し、工事を完成し、引き取ってある、こういう認識をしております。

 それから、補正の仕方について御指摘がありました。本来予算の組み立て上、目ごとに、性質ごとに区分をして予算を組み、その性質ごとに執行するという、こういう基本的な考え方は当然あるわけであります。ただ、御承知のように、土木費の中の道路維持費と道路新設改良費につきましては、余りそういったはっきりした区分をせずに、地元要望に応じる形を、当初箇所づけの中ではきちんと表示し、なお維持費の方では随時対応するというようなことで、新設部分と維持費の部分と一部、両方とも使えるような形での予算執行を従来からしておりますので、今回もそんなような認識で、道路新設改良費と維持費との両方で支出をしたという、こういうことでありますが、予算等のときにその辺の執行の仕方、予算の組み方について、若干説明不足だったという、こういうこともあったように記憶をしております。今後、注意していきたい、こんなふうに思っています。



○議長(原宏議員) 一通り答弁が済んだようです。

 堀内一光議員、3回目の質問を許します。



◆25番(堀内一光議員) 25番 堀内です。

 3回目の質問をします。

 市長さんは、ハートビル法や県の基準を守るから必要ないというふうなことを言っておりましたけれども、先ほど渡辺議員から郵便局のスロープをすばらしいというふうなお話がありましたけれども、あれは本当は、もう車いすでは上がれないですね、あそこは。県の基準は室内が、目標となるのが15分の1ですけれども、あそこは10分の1なんです。そして、手すりの高さも県の基準よりも高い。それから点字は打ってない。さらに、その柱の間隔が11?以内というのが13?ある。それは、1?や2?は私はいいと思いますけれども、県の基準に合っていなんで、あそこ普通の車いすでは通れないぐらいです。だから、せっかく金かけても通れない、それを市も指摘ができない。やはり県の障害福祉課では、ぜひ地方に合ったものを条例なり基準というものをつくってもらいたい、こういうことで今回打ち合わせをして、しかもまだ協議はしておりませんけれども、そういうものができればすばらしいな、こういうお褒めもいただいて、今、いけないところは直してもらっているわけですが、そこで県下では、17市のうち条例や基準を持っているのは駒ヶ根市、小諸市、茅野市、長野市、松本市、伊那市、大町市、これだけが基準なり条例を持っているわけですね。市がつくらないと言うなら、我々議員提案でしなければいけないと思います。

 もう一つ、(「リ・リーン」終了)先ほど諏訪養護学校の生徒を受け入れられる、10月19日から30日まで。このことは、どうもいろいろ聞いてみますると、福祉と総務の連係プレーと思われますけれども、これこそノーマライゼーションの範だというふうに、私思うわけです。諏訪養護学校の丸山校長に会ってきましたが、セイコーエプソンや京セラなどは積極的に受け入れているようであります。地方公共団体が受け入れないというようにこぼしておりましたけれども、私の調べでは、諏訪地方はもちろん、県下でも例がない、岡谷市が初めてのことだそうであります。これはすばらしいことだと県も言っております。私は、福祉タクシーも県内はもちろん、全国でも例がないような岡谷市が初めてのことでありますし、それから県下一の人にやさしい福祉都市を目指す市長の考え、目標は高ければ高いほどいいと私は思うわけです。

 そこで先般、松本市の有賀市長は、選挙のときに、日本一の福祉都市をつくりたいと言って目標をあげたわけですね。私は、そのように目標というものは大きくもって、地道でよいから一つ一つ積み上げることが必要だというふうに私は思っているわけです。きのうも物差しがないというようなお話がありましたけれども、やはり、これは市民が本当に喜ぶものであるのか、あるいは誇れるものであるのか、満足をするのか、こういうものが本当の物差しであって、何も全国や長野県一でもって大きなことをやれということでなくて、岡谷の市民がああ、こういういいまちに住んだ、こういう細かいところまで気を使ってくれた、こういうことが私は一つの物差しではないかというふうに思うわけです。

 もう一度、市長さんに、これからすばらしい仕事をするわけですから、これからもひとつぜひそういうことを心にして、福祉の問題に取り組んでもらいたい。このことを強くお願いをして、私の3回目の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。



○議長(原宏議員) 堀内一光議員の一般質問を終了いたします。

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○議長(原宏議員) 本日はこれまでとし、延会いたします。

           午後 5時34分 延会