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長野県 岡谷市

平成 7年 10月 定例会(第4回) 10月20日−04号




平成 7年 10月 定例会(第4回) − 10月20日−04号







平成 7年 10月 定例会(第4回)



     平成7年第4回岡谷市議会定例会会議録(第4号)

                        平成7年10月20日(金曜日)

●議事日程

 ▲日程第1 一般質問

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●本日の会議に付した案件

 ▲日程第1 一般質問

       18番          三井正二議員

        5番          小松清康議員

        8番          野溝道子議員

       14番          加藤レイ子議員

        4番          川崎展司議員

       20番          笠原征三郎議員

       19番          毛利栄子議員

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●出席議員(26名)

        1番          横内東洋雄議員

        2番          上野安規光議員

        3番          河口今朝美議員

        4番          川崎展司議員

        5番          小松清康議員

        6番          佐々木澄子議員

        7番          山田一久議員

        8番          野溝道子議員

        9番          渡辺太郎議員

       10番          降籏 清議員

       11番          今井友吉議員

       12番          宮沢広光議員

       13番          八幡?年議員

       14番          加藤レイ子議員

       15番          小松 稔議員

       16番          八幡益晴議員

       17番          横内敏子議員

       18番          三井正二議員

       19番          毛利栄子議員

       20番          笠原征三郎議員

       21番          田中親雄議員

       22番          原  宏議員

       23番          清水隨豊議員

       24番          林 公敏議員

       25番          堀内一光議員

       26番          林  稔議員

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●欠席議員(なし)

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●地方自治法第121条の規定による説明のため出席した者

       市長           林新一郎君

       助役           小松幸雄君

       収入役          林 正茂君

       教育長          齋藤保人君

       企画部長         鮎沢茂登君

       総務部長         高橋清志君

       民生部長         橋爪茂雄君

       保健福祉部長

       兼福祉事務所長      中島英光君

       経済部長         横内啓吉君

       建設部長         宮坂純一郎君

       都市開発部長       阪口進一君

       水道部長         藤森武男君

       消防長          山田丈夫君

       監査委員         林 義弘君

       教育次長         小口光雄君

       岡谷病院長        草間昌三君

       岡谷病院事務長      小口謙三君

       塩嶺病院長        奈良田光男君

       塩嶺病院事務長      堀田 貢君

       企画課長         井出皓基君

       秘書課長         中沢 進君

       庶務課長         小口晴敬君

       財政課長         有賀勝利君

       選挙管理委員会

       兼監査委員        小口和久君

       事務局長

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●議会事務局職員出席者

       局長           根津忠司

       次長           高原謙造

       庶務主幹         山田和男

       議事主幹         青木孝雄

       指導主事         小口浩史

          午前9時30分 開議



○議長(山田一久議員) おはようございます。

 これより本日の会議を開きます。

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△日程第1 一般質問



○議長(山田一久議員) 日程第1 昨日に引き続き一般質問を行います。

 三井正二議員の質問を許します。

         〔18番 三井正二議員 登壇〕(拍手)



◆18番(三井正二議員) 18番 三井正二でございます。

 まず、質問前に新市長に対しまして、いろいろ経過はありましたけれども、大変な選挙戦を戦い抜かれて当選されたことにつきまして、本当に御苦労さまでしたということを申し上げたいと思います。

 今回の質問については、新しくなられた林市長の基本的な政治姿勢を中心にしてお聞きしたいと思いますけれども、多少内容によっては担当部長にもお願いをすることがございますので、よろしくひとつお願いいたします。

 今回の市長選は、従来の選挙と違いまして、保革、市民が入り乱れて激しい選挙戦で戦われたというふうに思います。それだけに市民全体が非常に関心も高く、この選挙戦に臨みまして、時にはいろいろな言動やビラなどが出たりして、問題を醸し出したこともあります。市民の間や、御承知のように議員の中にも、いろいろ感情的なしこりが残りまして、多少そういうものが今日の議会の中にもあらわれているという感じがいたします。

 選挙も戦いでありますから、当然お互いに勝たねばならんということで、それぞれの陣営がそれぞれの立場で戦術など組んだりしてやる以上、当然多少そこには感情的なしこりというものが残るというふうに思いますけれども、しかし、ともすると立候補した本人以上に取り巻く周りの皆さん方が加熱をし、むしろ勝ちたいばかりに選挙本来の政策論争がされずに、相手方の中傷とか誹謗に終わってしまうということがしばしばあると思います。

 このことは、必ずしも一方的な問題ではなくて、双方に私はあるというふうに思っているわけであります。当然そこには度合いというものがありましょうけれども、ただ思いますことは、「勝てば官軍」というようなことがあって、ともすると、勝った場合にはなかなかいろいろな問題が出てこないわけですけれども、私は大変今回の議会でいろいろな問題が出ているのは、ある面ではいいことではないだろうか、これは市民の皆さんに御理解をいただく上で。ただ問題は、そのことがいつまでも尾を引いて行政に悪影響を及ぼすようなことのないようにだけはしていかなければいかん、こういうふうに考えております。

 とりわけ、今回のこうした市長選のしこりというものは、一般の市民の皆さん方も大変これからの行政のあり方に対して心配をしておりますし、また知識人、学者の皆さん方も、その点をぜひ議会ではきちんと対応してもらいたいということを言われている方もございますので、私もそういう点では、特に今回当選をされて市政を預かる最高責任者となられた新市長に対して、今日までのいろいろの選挙戦を振り返ってみて、どういうふうにお感じになっておられるのか、その点について少し所感があればお尋ねをして、きのうからもいろいろ各議員から出された点について、反省すべき点については反省をきちんとしてやっておられるという点については、私も好感を持っております。しかしながら、ただ反省ということでなくて、これからの対応の仕方というものが当然大事になってくるわけでありまして、もしお考えがあれば多少触れていただきたい、こんなふうに思います。

 2番目の福祉政策についてでありますが、福祉問題は今回の市長選の大きな目玉の一つであったというふうに私もとらえております。また、それぞれの立場で訴えられたことについて、市民もまた多くの期待を持っておることも事実であります。昨日も、岡谷市の福祉は最低というような問題で多少論議がございましたので、この点についてあえて御質問は申し上げませんけれども、特に市長選を通じまして、市長がかなり福祉問題について熱っぽくお話しをしているわけでありますから、今までも幾つか質問に答えられておりますが、とりわけ「県下一やさしい福祉都市」というものに対して、プロジェクトチームをつくってこれからスタートしていくというようなお考えのようでありますけれども、基本的には私は市長としても、言うからには何かそれなりのイメージを持って言われたことだというふうに思っておるわけであります。それが必ず実現するしないにせよ、やはりそういうものについてはきちんと聞かれたことについてはお答えをいただきたいというふうに思っておるわけであります。したがって、ある程度、「県下一やさしい福祉都市」というのはどういうイメージのものか、その一端について少し触れていただければ幸いかと思います。

 次に、開かれた市政と庁内改革の問題でありますが、この点についてもいろいろ先番の議員の皆さんからも出されまして、一定的な答弁がございました。とりわけ、公約の一つとして資産公開、あるいは交際費の公開、こういうものを挙げられて、少しでも透明度を高めた市政運営をしていきたい、こういうことについては私も大変結構な姿勢だというふうに思っております。しかしながら、まだまだ庁内の中には、これは市民の皆さんからも提起がございますけれども、やっていかなければならないいろいろな問題があるというふうに思っておるわけでありますが、それ以外に市長としてこの透明度を高めて、あるいは開かれた市政をやっていくという点について、お考えがあればもう少しお聞かせをいただきたいと思います。

 この点については、市政を運営していく以上、今後いろいろ担当部署と話をしたりして詰めていかなければならん点があるわけでありますけれども、やはり市長として所信の一端をきちんと出して、そして市民に訴えられてきた以上、自分の思っていることをきちんと述べていただいて、多少庁内に入って部課長の皆さんからもいろいろ言われることがあるかもしれませんけれども、それは別にいたしまして、自分の信念としてどうなのかということをもう少し明確に打ち出していただきたいものだというふうに私は思っているわけであります。したがって、そういう点がもしあれば、もう少しここにコメントをつけていただけたら幸いだなというふうに思っております。

 さらに、もう1つお聞かせをいただきたいんですけれども、住民サービス、さらに事務的なスピードアップを図っていきたい、効率化を図る、こういうことを具体的に表明をしているわけでありますけれども、具体的にはどんなところに手をつけていきたいというふうに考えておられるのか。きのうは、リストラは行わないと、そのリストラというのは首切りという意味だと。しかし、それ以外のことについていろいろお考えになっているようでありますけれども、今までお感じになって、やはりこういう点については少しやっていかなければいかんのではないだろうかという感じがあったから恐らく言われたというふうに思いますので、具体的にあれば御指摘をいただきたいと思います。

 次に、開発問題と今後の対応についてであります。

 大型事業を含めて開発計画については、社会情勢、あるいは経済情勢の変化につれて当然そのときに見直しなどを行っていかなければならんということも、これは十分大切なことであり、市長の一部言われていることも理解をするわけであります。そこでお聞きをしたいのは、1つは新都市開発の問題であります。

 一時凍結ということで言われておりますけれども、中身的には、中止ということでなくて、事業を見直しをして対処していきたい、こういう感じに私は受け取れました。当然今申し上げたように、社会情勢、経済情勢の変化の中で、そのときのニーズに合った対応が当然求められるわけでありますけれども、今まで長い間行ってきた、きのうも若干それらしき意見が出ましたけれども、官民研究会だとか、あるいはハイウエーオアシスだとか、今まで一生懸命誘致をしてきたそれぞれの関係官庁、それらについての対応については一体どういうふうにお考えになり、また対処をしていくつもりであるのか。さらにもう1つお聞かせいただきたいのは、これは市長ではちょっとおわかりにくいと思いますから、今まで研究調査に要した費用は全体的にどのぐらいかかっているのか、お聞かせいただきたいと思います。

 2番目の都心開発であります。

 アミューズメント施設については、当初、ボーリング場については多少検討の余地がある、こういうようなお話で進めてこられたようでありますけれども、多少調整の段階でやむを得ないというような方向に動いているということをお聞かせいただきました。

 そこで、とりわけ都心開発に当たっては、今までも再三申し上げてまいりました。いずれにせよ、このまま放置をしておけば、だんだん都心が悪くなっていく。何とか開発していかなければいかんということは、当然みんなが考えていることでありますけれども、大変この開発に当たってはいろいろの意見が出ていることも事実であります。しかし、それを総合的にまとめて今の方向へ動いてきているわけでありますけれども、具体的にアミューズメント施設にボーリング場を決定をするという経過、この点については恐らく市長も余りわからないと思いますが、一部経済建設委員会には報告があり、余り細かい経過については報告がございませんので、ボーリング場に決定をされた経過の段階で、民意なり、あるいはそれぞれそこに住む住民の皆さん方の意見というものがどのぐらい取り入れられてこういう決定になったのか、この点についてお聞かせください。

 さらに、このボーリング場というのが、当然アミューズメント施設を決定をするに当たっては、以前からも再三言われてまいりましたけれども、ながの東急を誘致をするに当たって一つの条件的なものであるというようなことも言われておりました。ながの東急にもこういうものについて了解をとったのかどうか。同時にまた、恐らくボーリングに来る皆さん方は、昼、夜当然ボーリングを行う人口も違ってくるわけでありますから、本当にそういうものが中央町の開発に大きく寄与するというふうにとらえて御決定をされたのかどうか、この辺も含めてひとつお願いいたします。

 5番目の諸施設に対する考え方と利用についてでありますけれども、スケート場、あるいはカノラホール、第三セクターのアイスアリーナ等についても、大変今まで多くの市民の皆さんからも、あるいは議会の中でも議論がありました。しかし、これは再三理事者側も提起がありますように、市側が勝手にやったものでないわけでありまして、それぞれ議会にかけられて対処をされたものでありまして、むしろつくったものに対して批判をするということでなくて、これからそうしたつくられたものをどうやって使っていくか。そのことにもう少し頭を絞っていくということが、私は大事ではないだろうかと思っているわけであります。

 実はこの間もアイスアリーナへ行ってまいりました。従業員の方は一生懸命整氷したり、あるいはそれぞれの準備をしているわけでありますけれども、人が参りません。お聞きすれば、従業員の皆さんもこんなに大きな施設を遊ばせてはもったいない、何とか人を入れる方法を考えなければいかん、こういうことで一生懸命頭を絞っているわけであります。しかしこれに対して、本当に岡谷市全体が人を集めるようなそういう施策をどのくらいしているか、私はその点についてもう一回お互いに考えてみる必要があるのではないだろうか、そういう気がいたします。当然行政を中心として行うべきであるわけでありますけれども、しかし、行政としてもその訴え方というものを、これからどう訴えていっていいのかということをもう少し考えながら対応していただきたいものだと思っているわけであります。

 特に岡谷市の場合については、人口的に見ても少ないし、当然それぞれの施設を利用する人口そのものも少ないわけでありますから、もう少し利用しやすい利用環境というものを整備をしていく。ものをつくればだれか来てくれるよというような対応ではだめではないだろうか。つくった以上、本当に市民の皆さんから愛されて利用されるような施設にみんなが盛り上げていくということを真剣に考えないといかんのではないだろうかという感じがいたします。

 例えば今までも、やまびこ公園にバスを運行させたらどうかということも再三私も提起をしてまいりました。当然その過程には塩嶺病院、和楽荘、さらにはやまびこ公園もでき、スケート場もでき、アイスアリーナもできる、こういう状況の中で、多少無理があっても、どうしても行きたいという人を行かせられるような、そんな環境整備をしていかなければいけないのではないか。例えば、塩嶺病院へ行きたくても、先番の議員からもちょっと出ましたけれども、湊あたりのお年寄りは交通手段がなくてなかなか行けない、こういうことも提起がございました。やはりそういうことを考えますと、ただやまびこ公園だけが問題でなくて、あの一帯がかなりいろいろの施設ができてきているわけでありますから、利用しやすいような、お年寄りでも気軽に行けるような、そういう利便性というものを環境整備をしてやるということが私は大事になってくるのではないだろうかと思います。

 このことはカノラホールについても言えると思います。これは市長も言われておるように、使いたくても普通の者では高くて使えない、手が出ない。確かに目的、そういうものによっては多少あるかもしれませんけれども、もう少し市民が利用しやすいような形をとれば利用率も上がっていくのではないだろうかという感じがいたします。そういう点についてもあわせてお聞かせいただきたいものだと思います。

 これは実現できる、できないは別にしても、市長としてかなりこれらの問題についても触れられてきておりますので、市長としてはどうなのかという信念、理念のもとでお答えをいただきたいと思います。

 続いて、6番目の勤労者対策についてであります。

 いろいろ今回の選挙に当たって政策や公約についてもお聞かせをいただきました。岡谷市は工業を中心とした都市であるということは言われておりますけれども、その陰に働く勤労者に対して具体的な政策というものがちょっと見られない。とりわけ岡谷市に働く勤労者は多いわけでありまして、そうした人が岡谷の町を結果的には潤す財源の源にもなるでありましょうし、また町を活性化させる一つの大きな源になるわけでありますから、私はむしろ、そういう陰に働いている人たちにもう少しどういう具体的な施策を与えてやるか、こういうことがもっと表面に出てもいいのではないだろうかと思っているわけであります。そういう点で、具体的に何か市長にお考えがあればお聞かせいただきたいと思います。

 続きまして、7番目の議会対応についてであります。

 これは今まで多くの各議員の皆さんからの質問についてお答えがございましたので、余り申し上げませんけれども、今までよく言われておったことは、議会に対して聞かなければ言わない、聞いてもなかなか言わん、こういうことがしばしば、これは一部の議員だけでなくて多くの議員から指摘がありました。こういう点について市長は、開かれた市政、透明度の高い運営をしていくということで言われているわけでありますけれども、具体的にもう少し、議会対応についてどういうふうに考えておられるのか触れていただきたいというふうに思います。

 確かに言っていいこと、悪いことは当然あるわけでありますけれども、今までの経過を見ますと、新聞には先に発表されるけれども、議会には報告がない、こういうケースもたびたびございました。したがって、そういう点なども含めながら対応等についてお聞かせいただきたいと思います。

 8番目の平和に対する考え方であります。

 多くを申し上げませんけれども、東西の冷戦構造がなくなったとはいうものの、世界の各地ではまだまだいろいろな惨めな戦争が行われておりまして、そのたびごとにいろいろの犠牲者が出てきております。今回の中でも、フランスの核実験を初めとして、中国のそうした核実験が相変わらずそれぞれの国のエゴで行われておるわけでありますけれども、少なくとも日本は唯一の原爆の被爆国でありまして、そういう面でことし50年の節目を迎えたわけで、平和記念碑もつくられるということで、この点については大変私はよいことだというふうに思っております。

 しかし、戦後50年を経過をいたしまして、日本全体を見ますと、戦争に対する感覚というのが薄れてきていると思います。これは、戦前の多くの皆さん方がお亡くなりになり、そういう体験者がいなくなったことも当然でありますけれども、しかし、むしろ平和が当たり前である、こういう感覚で、そういうものを引き継いで、自分たちの子供の将来や教育というものやいろいろの点で欠けてきているのではないだろうか、そういう気がしてならないわけであります。

 新しくなられた市長さんとして、平和は民主政治の基本でありますから、どういうふうにこれからそういうものに対してお考えになっておられるのか、もし所感があればお聞かせいただきたいと思います。

 それから、湯殿山の問題であります。これは端的にお聞かせをいただきます。

 現状と今後の見通し、特に既に工事が始められようとしておりますけれども、工期、完成、内容、これらについて当初の市と協定した段階での約束した内容と変わりがないのかどうか、この点をお聞かせいただきたいと思います。

 以上、壇上で申し上げて、あとは自席でまた必要であればやらせていただきます。



○議長(山田一久議員) 三井正二議員の質問に対する答弁を逐次求めます。

 市長。

         〔市長 林 新一郎君 登壇〕



◎市長(林新一郎君) 三井議員の御質問にお答えしてまいりたいと思います。

 市長選のしこり解消についてということでございますが、今回の市長選はかつてない激しい選挙でありました。御指摘のようにしこりは残っていると思っております。しかし、選挙は選挙であり、これから市政を担当させていただく上では、今までのことをかなぐり捨てて、虚心坦懐に多くの方々に等しく耳を傾けて話し合い、市民の声を市政に反映させる努力を続けていけば、きっと御理解いただけるものと信じております。そうした努力をいたしてまいりたいと考えております。

 「県下一人にやさしい福祉」とはということでございますが、先番の議員さんにもお答えしてきましたので御理解いただきたいと思いますが、特に高齢者福祉を柱に、社会的に弱い立場にある方々への支援を重要テーマにし、心のこもった在宅福祉の推進を図り、県下でも誇れる福祉都市を目指したものでございます。また、岡谷市の市民が福祉に対する理解を深めると、福祉に理解のある市民が大勢いるということも、県下一温かい心の通った福祉都市という意味で申し上げたわけでございます。

 それから、開かれた市政ということでございます。

 私は市民とともに歩む市政の基本に立ち返り、公平・明朗、親切で開かれた市政を推進する公約をしてまいりました。それには、市長の資産の公開や交際費の公開をしていきたいと思っております。いずれにしろ、心の通い合う市役所をつくっていきたいと思っております。常に市民の声を市政に反映させる努力をしていきたいと思っております。

 それから、開かれた市政と庁内改革ということでございますが、現在、行政改革大綱策定に向けての作業を進めておるところであり、大綱策定の中で、効果的な行政運営と職員の能力開発等の推進の項目を挙げ取り組んでいるところであります。今後、行政運営の効率化等について十分検討してまいりたいと思います。

 特に市民サービスの向上を目指すということでございますが、弱い立場の方々、その弱い立場の方々の声なき声を聞くということで、福祉の政策も大分広がってこようかと思います。住民サービスの向上ということは、弱い立場の声を聞くということにも一つあるということでございます。

 それから、市長の政治姿勢と決意ということで、開発問題と今後の対応ということでございますが、基本的に今後どのように進めていくかということでございます。岡谷新都市開発については、長野県第三次総合5カ年計画や諏訪テクノレイクサイド構想、岡谷市第2次総合計画などに位置づけられながら、地域振興整備公団の事業として取り組まれてきたことは十分承知しています。現在、これまでの経過にも配慮しながら、計画内容について新しい目で研究している状況でございます。

 それから、官民研究会、ハイウエーオアシス等の質問でございますが、岡谷新都市開発については、大学や企業、官民研究会とのかかわりの中で進められてまいりました。現在、計画について新しい目で研究している状況でございます。

 それから、諸施設に対する考え方と利用のあり方ということでございます。お答えします。各施設の利用料金につきましては、適正な受益者負担と市民負担のあり方を検討する中で、一定の議論を経て議会にお諮りし決定されてきたものであると聞いております。公共施設は、当然のことながら実際にかかる経費のすべてを利用者に転嫁するわけにはまいらないものであり、計画時から一般市費の負担もあることを想定し、設計したものもあると思います。経年変化の中で、修正すべきものがあれば検討していく必要があると思いますが、基本的には各施設ともおおむね3年ごとに見直しを行うようになっておりますので、さらに検討してみたいと思います。これは平成8年の検討予定になっております。

 なお、施設の有効利用についても一層の検討を深めてまいりたいと思います。もとよりものをつくればよいというものではありません。あらゆる努力をして利用率のアップを図っていかなければいけないと思っております。

 諸施設に対する考え方でございますが、市長に就任して、現在実態について勉強中であります。施設の利用向上につき、さらなる研究・検討を深めてまいりたいと考えております。

 やまびこ公園、スケート場等の利用促進の環境整備としてのバス運行など、難しい規制もあり、一層の検討が必要であり、カノラホールの利用料金等についても料金体系の考え等を精査してまいりたいと思っております。

 勤労者政策についてでございますが、市内産業の発展に欠くことのできないのが勤労者の皆様であり、その政策は慎重な課題と考えております。具体的な勤労者政策では、定着を図るための新入社員激励大会や研修会の開催、勤労者生活資金金融制度の充実、働く皆さんの福利厚生の向上のために活動している財団法人諏訪湖勤労者福祉サービスセンター等への助成、また勤労者の技能向上を図るため、岡谷高等職業訓練校への助成などを行ってまいりたいと考えております。

 議会対応についてでございますが、行政と議会は執行機関と議決機関として位置づけられておりまして、それぞれの立場でよりよいまちづくりのために全力で取り組んでいかなければいけないということは、今さら申し上げるまでもございません。議会とのことですが、行政と議会は車の両輪と言われており、円滑に進めていただけるよう誠意を持って対応してまいりたいと考えております。これからも議会を尊重してまいりたいと思っております。

 平和に対する考え方でございますが、終戦以来既に50年、日本は幾多の困難を乗り越えて今日の平和と繁栄を築いてまいりました。平和で豊かな日本となった今日、私たちはややもすればこの平和へのとうとさ、ありがたさを忘れがちになります。私たちは戦争の悲惨さと平和の願いを次の世代に語り継ぎ、平和な世界の実現、また責任ある国際社会の一員として、平和の理念と民主主義を進めていかなければならないと思っておりますが、こうしたことにかんがみ、市では終戦50周年を記念し実行委員会を組織して、平和記念碑を建立し、恒久平和への市民意識を高めていきたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(山田一久議員) 都市開発部長。

         〔都市開発部長 阪口進一君 登壇〕



◎都市開発部長(阪口進一君) 新都市開発につきまして要した費用ということで御質問いただきました。地域公団の事業として検討を開始いたしました昭和61年度以降、約 7,500万円の費用がかかっております。

 次に、アミューズメント施設についての御質問をいただきました。アミューズメント施設の検討経過でございますが、平成5年3月に都市計画決定をさせていただいた時点では、内陸型の水族館の導入を検討しておりましたが、参画企業が決定できず計画を再検討することとなりました。アミューズメント施設の検討に当たりましては、市街地再開発の基本に基づきまして、保留床を処分しての進出を求めましたが、岡谷市の背後人口、景気動向などから進出企業が得られないため、すべて市で負担をしての施設配置というものは事業推進上困難であるため、民間投資に多くを期待をする中で、進出可能なアミューズメント施設としてはボーリング場が最適であると判断したものでございます。

 具体的な検討に当たりましては、商業機能、レジャー機能、そして文化機能を集積させ、訪れた人々が1日を過ごせる健康的な遊び場づくりを目標といたしまして、新しい魅力的な機能の導入と豊かな都市空間の形成を図ることを基本とし、若者や家族連れの市民の多くが利用でき、にぎわいの創出が可能であること、今後高齢化社会を迎える中で、健康増進、コミュニケーションの場として利用継続が可能であること、勤労者福祉施設として多くの利用が見込めることなどから、ボーリング場をスポーツゾーンの施設として配置、遊びのゾーンとして飲食店等を配置、そして文化施設としてシェーンブルクの森に計画されているマイセン美術館や諏訪市のガラスミュージアム、飯田市の人形美術館等、特化された地域にとってもインパクトのある、アミューズメント機能を兼ね備えた観光文化施設を配置し、新しいスタイルのスポーツ・文化・レクリェーションゾーンを創出したものでございます。

 次に、民意の反映でございますが、アミューズメント施設につきましては、周辺市町村を含めた広域からの集客を図るため、第1工区の大型商業施設との間で相乗効果が期待できるアミューズメント施設を配置することが、都市計画決定において決定させていただいておりまして、バブルの崩壊後、実現可能な施設を設置する段階では、進出企業との対応を含めた検討が必要でございましたために、今回の計画につきましては市が中心となり計画を検討したものでございますが、計画に民意を反映するため、法律の手続は当然でございますが、それ以外にも関係する商業者の皆さん方、その他の皆さん方に計画内容を御説明申し上げながら検討を進めてまいったものでございますので、御理解をいただきたいと存じます。

 以上でございます。



○議長(山田一久議員) 企画部長。

         〔企画部長 鮎沢茂登君 登壇〕



◎企画部長(鮎沢茂登君) 湯殿山開発についての御質問にお答えをいたします。

 5月23日の全員協議会で御説明しましたように、第1期工事、マイセン美術館等につきましては平成9年秋の完成を目指して現在準備を進めているとのことでありまして、現地には既に現地事務所等も建設をされております。

 以上でございます。



○議長(山田一久議員) 一通り答弁が済んだようです。

 三井正二議員、2回目の質問を許します。



◆18番(三井正二議員) 18番 三井正二です。

 時間もございませんから余り多く申し上げませんけれども、1番のですね、市長も率直にいろいろ反省をする点は反省もされてこの2日間来ているわけでありまして、そういう点では、今まで長い間選挙戦を戦っていろいろ入り乱れてやってきたことについても、多少私は誤解が溶けてきたのではないだろうかと思います。

 ただ問題は、私もちょっと気にかかるのは、市長が−−これはきのうも終わってからある人から私の方へ来たんですけれども、正義が勝ったという言葉がよく使われたと。これは決して、適当な言葉ではないのではないだろうか。いわゆる6選に勝ったことが正義が勝ったということではなくて、むしろ私が思うには、よく使われておった勇気ですね、勇気をもって選挙に出たわけでありますから、その勇気が私はまさったというふうに思っているわけであります。

 特に今まで、どちらかというと多選批判はあったけれども、いざとなるとなかなか、そうした実力者に対抗しても勝てない、こういうようなことである面では引っ込んでしまったような方もおるわけであります。(「リーン」予鈴)むしろそういうものを、今までどちらかというと長い間一緒にともにしてきた林市長であるわけですから、悪政であるならばそれは決して私は推してこなかったと思います。むしろ、そういった多選に対して、同じ仲間であっても、勇気を持って立って6選に立ち向かった。その勇気が勝ったというような言葉で私はその辺をまとめていただいた方が、むしろ適切ではなかっただろうかというふうな感じがしてならないわけです。わずかなことでありますけれども、そんなこともまた参考にしていただいて、皆さんに御理解を得るようにしていただきたいものだと思っておるわけであります。

 当然この選挙に当たっては、当選された林市長も言いたいことがいっぱいあるのではないだろうかと私は思っているんです。これは私も陰でいろいろ聞いたわけですから。それはやはり立場上言えないという一面を持っているわけであって、ある面では心苦しい面もあるかもしれませんけれども、ぜひ個別的になったらいろいろ理解を得るためにそういうことも話をして、本当に早くこのしこりについて解消していただいて、市民に迷惑をかけないように、市政全体が前向きな姿勢でこれからの難局を切り開くような方向でぜひひとつお願いをしたい、これだけ申し上げておきたいと思います。

 それから、4番目の開発問題でありますけれども、ちょっと私気になったんですけれども、新しい目で検討中であるということは、市長が検討されておるのか、部内で検討されておるのか、これをはっきりさせてください。

 それから、開かれた市政の中で、前後して申しわけございませんけれども、市長はこれからいろいろ考えてやっていくということなんですけれども、例えば今まで、多くの中から入札制度だとか、あるいは職員の採用だとかいうようなことが陰でいろいろ出ているわけであります。こういうような点について、何か市長として、もしお答えができなければ結構ですから、お感じになっている点があれば率直に申し上げていただいて、そういう点についてもやりたいならやっていきたいということがおありならばお願いをしたいと思います。

 2回目の質問を終わります。



○議長(山田一久議員) 三井正二議員の再質問に対する答弁を求めます。

 市長。



◎市長(林新一郎君) 新しい目で見るということでございますが、地権者に意見を聞いて市長を先頭に市役所全体で検討していくということでございます。

 また、入札に関しては、明朗でなければいけないと考えておりますし、明朗であるはずであると思っております。



○議長(山田一久議員) 一通り答弁が済んだようです。

 三井正二議員、3回目の質問を許します。



◆18番(三井正二議員) 最後の3回目になりますけれども、今回の市長選によって議会が大変活発にいろいろ論議をされて、私も議会の中で議運の委員長という立場にありまして、今までにないこういう活発な論議がされたということについて、お二人が市長選に出て戦ってくれたおかげだと思っております。(「リ・リーン」終了)そういう点で感謝を申し上げて、終わりにさせていただきます。



○議長(山田一久議員) 三井正二議員の一般質問を終了いたします。

 小松清康議員の質問を許します。

         〔5番 小松清康議員 登壇〕(拍手)



◆5番(小松清康議員) 5番 小松清康です。

 このたびの選挙が終わり、新市長さんが誕生されたわけでありますが、一昨日、きのうと一般質問をお聞きした中で、市長さんの御答弁をお聞きしておりますと、私はもう少し新しい理念、理想が具体的にお答えが見えないことは、少し残念に思うわけでございます。新しい職、特に首長としての責任や発言の重さを感じて慎重にならざるを得ないことはあると思いますが、若くして経済経験も豊富であり、希望や夢も多くお持ちのことであると思います。当選をされた以上、首長としての信念を持ち、その信念を議員及び市民に理解をさせなければならないことだと私は思います。その信念のもとになるのは公約であると思います。公約を守っていくのは政治家の生命にかかわっていくものではないかというふうに思います。そこで、市長さんの信念のもとに、具体的な御答弁をしていただきたく思いますので、よろしくお願いを申し上げます。

 通告に従いまして質問させていただきます。

 1番目に、市長さんの政治姿勢について、選挙の中にも盛り込まれておりましたことについて、2〜3の考え方をお尋ねいたします。それでは質問に入らせていただきます。

 初めに、工業の活性化についてでございます。

 市長さんは選挙戦の中で、工業の活性化について種々さまざま述べられておりますが、今まで岡谷市では平成5年に策定をいたしました工業活性化事業に従って、さまざまなる事業を官民一体になって、それぞれのテーマを持ち取り組みをいたしておりますが、その後我が国の経済も大きく変動いたし、産業自体が構造変革を余儀なくされて、どんどん大手企業の海外シフト化が進み、岡谷市の中小企業の中にも海外に生産の拠点を移す企業もあるようになってまいりましたことは、市長さんも御承知のことと思います。

 そうして、もう1つの要因といたしまして、市内の中小企業においては、岡谷市内より地価の安いところへ工場移転をしている企業が数多く出てまいりましたことも、大きな岡谷市の産業の空洞化の要因になっていることでありますが、この空洞化対策に対する施策の方向を、また考え方をぜひお尋ねいたしたいと思います。

 また、工業立地を目指してまいりました当市の工業の実態は、約 1,060事業所がありますが、これは長野県下4番目の多さでございます。ただし、その中で従業員数20人以下10人以上の事業所は 475事業所、20人以上の事業所は71社、合計すると 546事業所であります。考えてみると 514事業所が10人以下の零細企業であります。この事業所の約50%の零細企業の経営者の皆さんは、今この不況下において大変なる事態を考えておりますが、これらの零細企業の人たちが今までの岡谷市の工業を支えてきた人たちであります。これらの人たちを今岡谷市で行っております工業活性化施策の中に取り組みをいたし、これからの工業立市への市長さんの考え方をお尋ねしたいと思います。

 なお、市長さんの公約の中に集積型工業団地の造成、また工業大学の設立等の項目がありますが、具体的な考え方をお聞かせ願いたいと思います。

 また、小さな2番目といたしまして、工業の活性化による団地の造成、岡谷市に現在ある企業への通勤の便利性、また商業の活性化や、まちづくりの基本として今中央町にながの東急を核としたまちづくりが平成8年11月を目標に進められておりますが、これが完成を見た場合、岡谷市民はもとより近隣市町よりも多くの人を集めることが大変重要なことだと思います。そのためには、これに整合する道路の便利性がなければ活性化はできないことだと思います。下諏訪、上諏訪方面からの道はどうにかなると思いますが、伊那方面からの道路は県道下辰線1本にてまことに貧弱なものであり、最近の交通量調査でも約10%くらいの通行量の増となり、川岸方面では危険極まりない状況であります。また、その上に国道 142号バイパスが岡谷経由となれば、まだまだ車が増加することは必定であります。そこで、県道下辰線の改良促進・整備、また川岸方面から山の手にバイパス的要素を持った生活道路、まだ川岸地区では未開発の部分に当たりますので、未開発のうちに一応道路をつくることが必要かというふうに思いますので、市長さんの基本的な考え方をお聞きしたいと思います。

 次に、大きな2番目といたしまして、市民の健康の問題であります。

 社会福祉に大きく関係することでございますが、市長さんの公約の中に「最高の福祉を目指す」と言っておられますが、福祉の問題は確かに大きな仕事であり、範囲の広いものであると思います。福祉の理念の最高目標は、市民が一生涯生活上不安なく、健康で幸せな社会生活を送ることができることが最高の福祉の理念だと私は思っております。今、福祉、福祉と世の中の多くの人たちが口にしていることは、弱者に対する福祉、老人福祉、寝たきり老人福祉、心身障害者に対する福祉等々、言われているところであります。市長さんもこれらを福祉の柱としておられますが、それらの人々を支えている健常者にも福祉というものがあってもよいと私は思うのであります。

 私は、福祉の原点には、いつまでも生涯健康であり得ること、心豊かに幸せな社会生活ができることが最大なる福祉だと思います。先ほど申し上げました弱者等、老人福祉等々への援助・支援活動も急を要することは必要欠くべからざることと承知はしておりますが、市長さんの福祉の本当の原点とは何であるか、その基本の考え方、またその実行の仕方等をお聞かせ願えればありがたいと思います。

 そして、もう1点でございますが、市民が健康で心豊かに社会に共存をしていくために、心身の鍛練をしていくことが大変重要なことと思います。そして、一市民生涯一スポーツをしていくことが健康で心豊かな人づくりにつながり、そしてそれが実を結べば最高の福祉社会ができるのではないかと考えられます。それには市民にスポーツをする場と機会を与えなければなりません。そのために市民スポーツ振興条例を設け、官民一体となる審議会を設立をいたし、それらの提案をもとに市民の健康づくり、心豊かな人づくりを進めていただきたいと思いますが、この点につきましては教育長さんのお考えをお聞きしたいと思います。

 最後に、市長さんの所信表明の中で、産業活性化の件に触れられておりますが、市長さんが今後の行政の大きな柱としておられる福祉の問題も、財政がしっかりと確立できなければなし得られないことであると思います。その上で産業の活性化を大きく取り上げられていると思います。その活性化の一つとして、大型店の進出、価格破壊の現象等の世情の中で、都心から外れたり、周辺地区にある各小売商業等の活性化も市民の生活上に必要なことと思います。

 そこで、市長さんの構想の中で、各地区の商業の充実を取り上げられております。各地区でも商店がなくなれば困るという声も多くあります。そこに思いをはせられたことには大変意義のあることだと思います。そこで、周辺商業に対し共同店舗の開発、共同駐車場等への支援が明確にされましたが、その具体的な支援方法等の考え方をいただければと思います。

 以上、数点の質問をいたしましたが、意を酌んでいただき、よろしく御回答をお願いいたしまして壇上よりの質問を終わらせていただきます。



○議長(山田一久議員) 小松清康議員の質問に対する答弁を逐次求めます。

 市長。

         〔市長 林 新一郎君 登壇〕



◎市長(林新一郎君) 小松議員さんの御質問にお答えします。

 今までの工業活性化と市長の考え方ということについてお答えします。

 平成5年度に工業活性化計画を策定し、平成6年度より工業活性化計画を推進するため株式会社開発計画研究所に委託し、6テーマを4グループの工業活性化事業企業研究会、工業振興施策検討会で検討した内容を施策として取り上げ、現在事業を進めているところであります。今後も工業活性化計画の実現を目標として、工業活性化事業企業研究会、工業振興施策検討会、あるいは工業会など関係各位の御意見をお伺いしながら、工業活性化を図るべく工業振興を考えてまいりたいと思います。

 空洞化につきましては、この地方にたくさんあります特徴的な企業、特徴的な能力を持った企業に、その特色を生かして、空洞化できにくい分野を展開していく必要があろうかと思っております。研究、開発、試験、また試作といった大量生産に至るまでの産業の新しい工業の育成、この岡谷市を、私の考えでございますが、他の海外の工業国にはまねのできない分野を岡谷市に産業として、ぜひ大きな成長をしていただきたいと考えているわけでございます。

 なお、集積型ミニ工業団地とは何かという御質問でございますが、集積型ミニ工業団地とは、工場が集まった小さな工業団地を考えているものでございます。工業団地の整備については、現在、塩嶺林間工業団地を造成中であり、4月に分譲を予定しておりますが、独立操業をしようとする方を支援するため、インキュベート施設を建設し、利用者が一定期間のインキュベート施設から出られたときに入居できる工業団地について、今後適地調査を実施して取り組んでいく考えでございます。

 いずれにしても、独立して操業しようとする方は大変な資金的な負担、あるいはリスクを背負うわけでございますので、この方々のまさに孵卵器としての施設を整えていきたいと考えるわけでございます。

 それから、商業のことでございますが、どんなに立派な中心地区に商業施設をつくっても、それに至る道路の開発がなされないのでは、なかなか商業の活性化にならないのではないか、私も同意見でございます。中央道長野線の岡谷トンネル上付近での樋沢1号線大曲付近に、新倉、三沢の山の手を横断して接続できる道路計画が地元関係者の皆様方の盛り上がりによりまとまるならば、取り組みを考えてみたいと思っております。

 ただ問題点といたしましては、下辰線のどの位置から分岐して、どのようなルートで道路計画が可能か、道路を建設する目的、意義をどう考えるか、幹線道路として幅員が必要となり、延長も長くなることから、関係区、関係地権者の皆さんと相談をしながら具体的な道路開設に向けての研究をしてみたいと思っております。

 福祉の原点についてのことでございますが、健常者にも福祉施策が必要であることは言うまでもございませんが、私は社会的に弱い立場、また老人の在宅医療といった方、この方々に健常者が温かい手を差し伸べるということではないかと思います。要するに強い方が弱い方を助けるというのが福祉の原点であると考えております。

 また、先番の議員さんにも申し上げているとおり、小松議員さんのおっしゃる福祉の理念と同じであります。健康で文化的な生活が送れることが広く福祉だと思っております。選挙を通じまして、テーマを絞って、社会福祉を中心に訴えてきたものでございます。

 地域に根ざした商業の育成についてでございますが、共同店舗の開発支援につきましては、新たに共同店舗で営業を計画する場合、これに支援ができるよう検討したいと考えるものであります。共同駐車場への支援は現在も進めておりますが、この改善につきましても努力してまいりたいと思います。

 工業大学についてはその必要性を認めておりますところから、今後設置場所について検討してまいりたいと存じます。

 以上でございます。



○議長(山田一久議員) 教育次長。

         〔教育次長 小口光雄君 登壇〕



◎教育次長(小口光雄君) 議員さんにスポーツ振興の審議会等の設置についての御質問をいただきました。大変貴重な御意見をいただきまして、岡谷市では、市民の1人1人が日常生活の中で生涯にわたり積極的にスポーツに親しみ、健康の保持・増進と体力の向上、それから競技力の向上を図るために、市民大会を初め、各種団体による大会の開催及びスポーツ教室を実施してきております。スポーツの場とその機会を持っていただくべき、そのような実施をしてまいっておりますが、市民一人生涯一スポーツの実現と、スポーツの普及を図っているところであります。今後もスポーツ教室においてもアンケート調査も実施し、より多くの参加者をいただくための御意見も伺ってまいりたいと考えておりますし、今までもその実現をしてきております。

 教育委員会といたしましては、御提案の審議会の設置までには多少の時間が必要かと思いますので、大変とうとい御提言をいただきましたので、市民のスポーツのあり方について関係団体とも十分に協議をさせていただき、市民スポーツの振興のための検討をさらに深めてまいりたい、そのように努力をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 なお、スポーツ振興法というものがございまして、市町村でも設置ができる規定がございますので、それらともまた検討をしてみたい、このように思っております。

 以上であります。



○議長(山田一久議員) 一通り答弁が済んだようです。

 小松清康議員、2回目の質問を許します。



◆5番(小松清康議員) 5番 小松清康でございます。

 ただいまお答えをいただきました中で、工業活性化の中、空洞化の問題でございますが、研究、開発、試作を特色として空洞化を防いでいくというようなお話にお受け取りをしたわけでございますが、この問題は、研究、開発、試作型ということになりますと、量産型の企業というものはなくなってしまい−−なくなるということはないと思いますけれども、少なくなっていくということになる。これは大きな雇用問題にも発展をしていくことだというふうに思います。そこに勤めている人たち、そういう人たちのこともお考えの上で研究、開発、試作型の企業にして空洞化を防いでいくということだというふうにお聞きをするわけですけれども、大きな雇用問題に発展をしてまいりますので、そこら辺の御所見をお伺いします。

 それから、集積型ミニ工業団地をおつくりになる構想というものは非常に結構なことだというふうに思いますが、塩嶺の下に今工業団地をつくっているわけですが、その売買価格というものがやはりあるというふうに思います。例えば小さなミニ工業団地をおつくりになって、インキュベート施策をやられても、当地の分譲価格というものが企業の採算には大きな影響を及ぼすわけでございまして、地価の高いところでは恐らく企業が成り立っていかなくなってしまう、そういうふうに思いますが、この点についてお聞きをしたいというふうに思います。

 道路の問題につきましては非常に前向きなお考えをお聞きいたしまして、私どもも地元でもぜひやっていただきたいということに結論が出ておりますので、今のところ地権者も2〜3人くらいで、あとは区有林というような、今の状態ならそういうことでございますので、一日も早くそれは実行していただくよう、これは要望にとどめておきます。

 それと、工業大学の設置場所ということでございますが、これから今後の検討課題になるというふうに思いますが、大学誘致ということになりますと、非常に金額的にも大きなものになりますし、土地も広い場所が必要になってくるわけでございます。そこら辺のところをどういうふうにお考えになられるのか、その点も御説明をお願いをしたいというふうに思います。

 それと、先ほど共同店舗のお話が出たわけでございますが、中央通りで中央町開発に引っかからないあたりはまだ店舗が並んでいますので、商店街をつくっているわけでございますが、周辺地域になりますと、湊、長地、川岸になりますとほとんどのところが点々としているわけです。共同店舗というのは非常に難しいような話になろうかというふうに思いますが、そこら辺のところはどういうふうにお考えになって共同店舗の構想ができておられるかもお聞きをしたいというふうに思います。

 スポーツ振興につきましては、非常に前向きな姿勢をいただきましたので、ぜひとも一日も早く条例をつくっていただきまして、ぜひ子供からお年寄りまでスポーツに親しめるような条例をつくっていただければありがたいというふうに思います。よろしくお願いしておきます。

 2回目の質問は以上です。



○議長(山田一久議員) 小松清康議員の再質問に対する答弁を求めます。

 市長。



◎市長(林新一郎君) お答えします。

 空洞化の問題でございますが、私はこの岡谷市の工業は非常に特色のある工業であるというふうにとらえております。あらゆる種類の工業が集積した、全国でも珍しい特徴のある工業集積地であるというふうにとらえております。この中で、空洞化できにくい部分を研究、開発、試作といった産業ということで発展していくことが、空洞化対策のこれから大きな柱になってくるのではないかというふうに思っておるわけでございます。大量生産に至る段階ではございますが、多くの雇用も必要なわけでございますので、大量生産が海外にシフトしていく厳しい現実の中で、どれほどの歯どめになるかは予測がつかないわけでございますが、そのような研究、開発、試作といった大量生産に至るまでの工業といったものが今後岡谷市で発展していったらいいなと思っておるわけでございます。

 工業大学の設置場所につきましては、さまざまな角度から検討してまいりたいと思っております。

 また、共同店舗の構想ということでございますが、やはりこれから高齢化社会を迎え、また交通弱者等の問題も踏まえて、地域に根ざした商店の重要性ということを考えて、積極的な支援をしていきたいと思っております。

 ミニ工業団地の価格でございますが、できるだけ低ければ低いほど、低いに越したことはないと思うわけでございますが、やはり岡谷市は土地が高いということでございます。ミニ工業団地の価格につきましては、極力最大限の努力を払って低く抑えていきたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(山田一久議員) 一通り答弁が済んだようです。

 小松清康議員、3回目の質問を許します。



◆5番(小松清康議員) 5番 小松清康です。

 もう一度工業活性化計画でございますが、これはずっと平成5年からやっているわけでございますが、その中で、これは市長さんより部長さんにお答えをいただければありがたいと思います。各種グループがありまして、7グループくらいでいろいろの研究会、またはいろいろやられておられるようでございますけれども、そういう中でもう2年〜3年になるわけでございます。補助金も各種団体に20万円くらいずつは出ているはずでございます。そういう中で、成功したような例がございますでしょうか。もし成功した例がありましたらお願いをしたいというふうに思います。

 私どもが大田区の工業を視察させていただいたわけでございますけれども、その中では異業種交流、その他のそういうグループの中ではほとんど成功例はなかった、かえって同業種交流をした方が成功例が多かったというようなお話を聞いてまいりました。いつまでも同じことをしていたのでは、同じグループで同じことをして成果の上がらないことをしていても仕方がないではないかというふうに私は思います。そこら辺のところの見解をお聞きしたいと思います。



○議長(山田一久議員) 答弁を求めます。

 経済部長。



◎経済部長(横内啓吉君) 御質問がございましたこれからの工業の取り組み方の中で、今全国的な課題になっております、自分ひとりではだめだ、みんなで共同して手を取り合ってより大きい受注をし、今までにない形で物づくりをしていきたいというのが、ひとり岡谷市ばかりではございませんで、今我が国の国策になっておりまして、通産省でも一定の助成等を考えているわけでございます。

 そんな中で、主に取り組む仕事は、現在のところは技術開発でございますとか、あるいは受注になっておるわけでございますから、先ほど成功例がという話がございましたが、市内の方々が参入をいたしております国の助成を受けた事業協同組合等が3つ現在確認をされております。そんな中で、今後も工業活性化計画の中で示されておりますように、単品の受注からより大きな範囲で工業集積を生かしていくというようなことで、ユニットの受注に変わる段階を模索しておりますが、そんな中では異業種の交流が、今後地域の物づくりの中でも大きな課題になるものでございます。

 先ほど議員さん御指摘の同業者グループの話もございました。お互いに手を取り合ってやっていくわけでございますから、そこには異業種であり、同業種であり、どちらでも両面にらみながら現在の工業活性化計画ができておるわけでございますので、そんな中で取り組みをしておるのが現状でございまして、今後はどちらになるかは取り組みをいたします企業の皆様の考え方、また私どもの応援の仕方、そういうようなもので違ってくるのではないかというふうに思いますが、いずれにいたしましても、工業活性化計画の中では異業種、同業種、別々に分けて取り組みをしておりませんので、両面で考えておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(山田一久議員) 小松清康議員の一般質問を終了いたします。

 この際暫時休憩いたします。

         午前10時54分 休憩

         −−−−−−−−−−−−−−−−−−

         午前11時10分 再開



○議長(山田一久議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 野溝道子議員の質問を許します。

         〔8番 野溝道子議員 登壇〕(拍手)



◆8番(野溝道子議員) 8番 野溝道子です。

 新しい市長の就任をお祝い申し上げます。岡谷市内1軒1軒くまなく歩かれたことはめったにできることでなく、その行動力には賛意を惜しみません。そこで見聞きされたことは今後の施政に生かされるものと確信しております。議会の傍聴席も多くの市民が参加するようになり、市政に関心が高まってくることは、住民参加のまちづくりに大変喜ばしいことと思います。

 どんどん進む海外シフト、高齢社会、少子社会など、現状は大変厳しいものがありますが、今までのよいところは踏襲し、より住みやすいまちづくりのために初心を貫かれることを期待して、通告順に一般質問をさせていただきます。

 1番の所信表明に関連しては省略させていただきます。

 2番の市街地再開発について。

 ただいま私の前で三井議員が市街地再開発について触れておられますが、そのアミューズメント施設の変更に至るまでの経過についての答弁をお聞きしておりますと、岡谷市のまちづくりが行政主導であり、行政と議会と市民が情報を共有し合って知恵を出し合うという姿勢が見られません。中央通りの商業の活性化を目標に始まった再開発の進め方が問題ではないかと私は何度も議会で発言をしてまいりました。一部議員や一部関係者が知っていても、よいまちづくりはできません。全国の自治体で都市計画づくりが進められておりますが、地方分権の流れの中で、まちづくりは市町村が独自に進めるという都市計画法の改正で、まちづくりに差が出てきていると思います。

 例えば、まちづくりで小布施町は、都市計画マスタープランをつくるのに町の総合計画をつくる 100人委員会を公募したところ 147人も集まり、その後のまちづくりで年間 100万人の観光客を呼び寄せるまでになっています。潤いのある美しいまちづくり条例をつくり、建物の外観と色彩を周囲の景観に合わせる基準や、建築物への助成を定めました。また、9月10日には、住民が町の意向を先取りして、庁内で「みずから事を起こそうまちづくりフォーラム」を開いたそうです。

 このように住民参加のまちづくりが成功している例がありますが、岡谷市の今までのまちづくりの方向として3つ質問を通告させていただきましたが、1番のアミューズメント施設の変更に至るまでの経過は、先ほどの三井議員の質問で答弁が得られていますので省略をさせていただきます。

 2番目に、アミューズメント施設の中で多くの飲食店が含まれておりますが、近隣の商店の保護などはどのように考えているか。

 3番目として、住民や議会、行政が情報を共有し知恵を出し合うということが必要であると思うが、どうか。

 4番目として、今後の見通し。東急の出店は意思表示があったか。確約されているのかどうか。あるいは、6月議会でもクリアすべき問題があるというふうに話をされておりましたが、多分反対している地権者との合意などではないかと思いますが、このようなクリアすべき問題というものが解決の見通しがあるのかどうか、その点についてお尋ねしたいと思います。

 次に、福祉対策について。

 さきに一般質問をされた方の多くの話で、福祉プロジェクトがつくられ、今後岡谷市の福祉について検討されるということですが、私はその福祉プロジェクトが動く前のことしの現状についてお聞きをしたいと思います。

 6月議会で質問をさせていただきました。そのとき、保健婦については絶対数の不足は認めるという市長答弁がありました。保健・福祉の施策を具体的につくり上げていくかによってその数が見えてくるということで、まだ具体的なことは示されませんでしたが、ことしそのままいくのではなく、ぜひ早急に対応してほしい。健康づくりは数字にすぐあらわれるものではないですが、せめて近隣市並みにマンパワーの取り組みが欲しいと要望を申し上げました。

 今、県の高齢者対策として、10月は「寝たきり老人ゼロ県民運動強化月間」として事業が行われております。県の資料が出されておりますが、それを見ますと、その資料の中で思うことは、寝たきり老人の主たる介護者が、80歳以上が1割、70歳以上を加えると3割近くが高齢者が高齢者を見ている状況です。70歳以上でも元気なお年寄りはもちろんおられますが、両方が要介護となる厳しい状況が予測されます。

 寝たきり老人の数は、6市町村では、県の資料によると岡谷市は一番人口比で多く、またこれに対しヘルパーの数は6市町村では最も少ない人数となっております。

 質問として、1番、現在の保健婦の取り組み、今後の対応について。保健婦をことしのうちにふやしてほしいと思いますが、どうか。

 2番目として、前の堀内議員さんなども触れておられますが、老人医療の医療費が17市中、平成5年度56万 6,226円で県下一というように数字が出ておりますが、これらの数字が結果的に国民健康保険税が高い方に位置するという結果にもつながっておりますが、これらの数字に対して保健予防の取り組みによって下げることができるのではないかと思われますが、この点をどうお考えになるかお尋ねしたいと思います。

 次に、ヘルパーの増員について。

 保健推進員が各区で決められ、要望が上げられてきているかと思います。その受け皿として、ケース・バイ・ケースというお返事がありましたが、実際に8月から始まったかと思いますが、どのような要望が上げられ、どのように対処しているかをお尋ねしたいと思います。

 次に、働く女性支援について。

 国会の女性議員がふえてきたというようなことを背景に、育児休業や介護休暇などの法律制定が少しずつ前進を見ております。働く女性支援と少子化は背中合せの問題として受けとめられますが、市議会旬報などを見ますと、少子化時代の都市行政として研究会が持たれ、出生率減少の実態、保育行政、子育て支援の取り組みが多くの自治体から報告されております。

 金沢市などの例では、合計特殊出生率が1.35と、全国平均1.46を大きく下回るとして、少子化問題への新しい試みを展開しております。昨年6月、子供を持ちたい人が希望どおり健やかに、安心して子供を産み育てられる環境づくりを進めるための諸施策への研究・協議を目的に、金沢市少子化対策懇談会を設立し、少子化を生み出す背景について徹底的に検討、市民意識調査は 6,000人余を対象に行って、妊娠、出産、子育てのため47%の人が就業形態の変更を余儀なくされている。企業に要望することとしては、育児休暇の拡充など、あるいはまた子供の病気の介護休暇制度などが要望されている。また、出産・育児で会社をやめた人の再雇用制度、また企業内保育所の設置が要望として出されています。行政に対しては、「教育費の負担軽減」「子供の成長に欠かせない自然環境の保全」「児童会館など子供が安心して遊べる場所の確保を求めている」というアンケート結果のデータが明らかになっています。

 松本市では、出生率が平成元年から減少から増加へと転じていますが、今後も安心して子供を産み育てる環境づくりが必要となっているということから、市が行う新しい支援として、ファミリーサポート事業が始められ、保育施設や学校などの終了後に子供を預かることや、保育施設の送迎などが活動として挙げられています。

 また、県立こども病院では院内保育所があり、看護婦 123人の勤務施設ですが、予算的には 230万円くらいの運営補助で賄われているという実態があります。

 岡谷市の保育事業は、全国的にもその規模や保育所全入の状況等、すぐれたものがあると認識しております。けれども、働き続けたい女性の立場からは、要望が受けとめられていないとする意見も私のもとに寄せられております。保育ニーズに基づいて、時間的にも、あるいは産休明けからの保育の拡充などしてほしいと思います。

 質問として、保育ニーズについて。1)番が保育の充実について。保育ニーズの把握が必要と思うがどうか。

 2)番目として、一時保育事業について。

 ことしの10月から始められましたが、保育時間が8時半から4時半までとなっているが、ニーズにこたえられるか。延長などについてはどのように考えているか、お尋ねしたいと思います。

 小さい2番として、マンパワーの面ではどう考えているか。2人保育に当たっているようですが、この人たちの雇用条件などについてお尋ねしたいと思います。

 小さい3番で、サービスの条件として、「レジャー、スポーツ、買い物、美容院、旅行等、趣味に関するものは受けられない」とあります。育児が昔とは様変わりして、子供が少なく核家族で、1対1で子供と1日中過ごしていると、子供にいらだちを感じいらいらして子供をたたいてしまうなどの話や、幼児虐待の報道もあります。例えば「保護者が病気なら預けられる」とありますが、病気にならないうちに状況を判断する中で、要望には柔軟に対応するということが必要ではないでしょうか。

 3)番として、看護婦の健康で働き続けられる条件づくりについて。

 看護婦さんからこれは要望を受けたものではなく、ある入院患者さんから、看護婦さんが働いている状況を見て、改善すべきではないかという意見が寄せられました。看護婦という職業は、人々の生命、健康にかかわる大切な職業で、国家試験を受けて資格を取るという大変な過程を経て、一生その資格が保障されるというすばらしい職業だと思います。けれども、こんなに苦労して手にした資格を持ちながら、結婚や出産やそれ以外の理由も含め看護婦さんはやめていきます。働き続けたい意思があるのにやめるとしたらそれは残念であり、働き続けられる条件づくりを進めてほしいと思います。一病院でできることではないかもしれませんが、病院でできることもあるはずです。どのように考えられるか、両病院にお尋ねしたいと思います。

 両病院さんにお聞きしたいことは、ことしの確保状況についても同時にお尋ねしておきたいと思います。同時に福利厚生について、これについては塩嶺病院にお尋ねしたいと思います。塩嶺病院はきのうの一般質問の中にも、ターミナル・ケアなど病棟をつくって、患者に対する思いやりが示されておりますが、看護婦が休憩室で足を伸ばして休めるところがないというふうに患者さんから話を聞きました。看護婦が生き生きと働き続けるということは、患者への対応も充実すると思われます。ぜひ思いやりの心を持って対応してほしいと思いますが、いかがでしょうか。

 次に、市長の資産公開条例について。

 前の議員さんの質問に対して、12月市議会に提出するという答弁がありました。ただ、これの条例制定に対して、自己申告制の監視機関の設置など、中身について考慮すべきではないかと思います。岡谷市もただ上のマニュアルどおりにするのではなく、審査のための機関、あるいは市民の調査請求権など、条例制定の中に盛り込む必要があるのではないかと思います。私も資料を取り寄せてみましたが、手元にある資料としては、広島県福山市とか、福岡県の直方市などが市民調査権または審査会が設置できるという内容が盛り込んでありますが、条例の実効を持たせるということが必要ではないかと思います。

 次の質問で、情報公開について。

 自分の住む町をよりよく住みやすくするためには、行政に対して発言したり、情報を求めたくなるのは当然です。住民主体の地方行政を進めるために、情報の共有が必要と思いますが、今までの開発の進め方などにも、余り住民に公開しないで進めるというような姿勢がとられてきました。今回、市長交際費の公開が公約の中にもうたわれておりますので、今までの情報公開、市民の情報公開の要望に対してどう対応されてきたかお尋ねいたします。

 また、行政は住民の知りたいと思うことを知らせるように制度的に保証することが必要と思うがどうか、お尋ねしたいと思います。

 以上で壇上での質問は終わりにさせていただきます。



○議長(山田一久議員) 野溝道子議員の質問に対する答弁を逐次求めます。

 都市開発部長。

         〔都市開発部長 阪口進一君 登壇〕



◎都市開発部長(阪口進一君) 市街地再開発事業について御質問をいただきました。

 まず、アミューズメント施設の中に飲食店の配置が予定されているようであるが、地元飲食店の保護をどう考えているかという御質問でございました。

 アミューズメント施設の中に配置を予定しております飲食店につきましては、中心市街地により魅力を持たせるため、今開発事業の中で整備していこうとするものでございまして、飲食店といいましても食の部分の充実を図るものでございます。

 地元飲食店の保護をどう考えるかとの質問でございますが、今開発事業により周辺市町村を含めた広域からたくさんの集客が図られれば、周辺の地元飲食店への波及効果が大いに期待できるものと考えております。

 また、アミューズメント施設の再検討についての御質問でございますが、先ほども先番の議員さんにお話を申し上げましたけれども、第2工区の立体駐車場、アミューズメント施設の導入につきましては、平成5年3月1日の都市計画決定に至るまでの前段で、関係者や多くの市民にも計画の説明や計画に対する意見をいただく機会を設けた後に、十分に検討いたしまして決定をしたものでございます。

 しかしながら、バブル崩壊後、実現可能な施設を設置する段階におきましては、進出企業との対応を含めた検討が必要でございましたため、市が中心となり計画を検討したものでございます。

 アミューズメント施設のこのような検討経過を踏まえましたところ、現計画のものが最良であると考えております。

 また、クリアすべき問題等々につきましては、かなりの部分で解決が図られてきているとは思いますけれども、いまだ解決をされていない問題、また今後起こり得るような問題につきましては、現在市長が先頭に立ちまして解決に向けて努力をしておりますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。

 以上でございます。



○議長(山田一久議員) 保健福祉部長。

         〔保健福祉部長 中島英光君 登壇〕



◎保健福祉部長(中島英光君) 3点目の福祉対策のところで保健婦についてお尋ねをいただいております。

 1点目の、ことしのうちに増員できるかということでありますが、平成7年度中には増員できません。最短でも平成8年の4月1日だろうと思っております。

 それから、老人医療費と国保の関係、それから予防取り組みの関係でありますが、御存じいただいておりますように、国保の医療費は相互扶助の観点から、国の支出金と税で賄うという原則になっております。したがいまして、医療費がかからなければ税は安くなるという相関関係になるわけであります。

 予防取り組みについて、保健婦の取り組みについてでありますが、保健婦の主務であります人命の尊重と疾病の予防、健康の増進等を基本に置いて、結果として医療費の抑制につながる役割をしてほしいというふうに願っているところであります。

 3点目のヘルパーの要望という質問については、ちょっと聞いておりませんでしたのでお答えを用意してありませんので、また別の機会によろしくお願いしたいと思います。

 それから、一時保育についてであります。未満児保育もそうでありますが、未満児保育をしているところは、子供さんもそうですし保母さんも大変苦労しております。特に一時保育の場合には、想像以上に現場は大変であります。環境が違ってまいりますし、周囲の人が違ってまいりますので、なかなかなつくまでに時間を要するわけなんです。したがいまして、そのはけめはまず泣き出すということなんです。眠ってくれれば一番いいんですけれども、子供はそういうわけにいかないわけなんです。

 他市の例でも、例えば4時間中3時間泣いていたというような例も聞いております。ただ、その泣いている時間がたまたま午睡の時間と一緒になって、全体の保育に影響を及ぼしたと。そこで保母さんがおぶって外であやしていたところが、まま母が子供をあやしているというような視線で見られて非常に辛かったと、そんな話も聞いております。

 したがいまして、預ければよい、預かればよいというような環境ではないというふうに私どもは思っております。基本的には子供を中心に、家庭と保育園のぎりぎりの接点を見出して実施してほしいと思いますし、そうあるべきだというふうに思っているところであります。

 岡谷市の一時保育については、10月1日から3週間経過するところであります。時間の点だとか受け入れ理由の点について今お話がありましたが、これは今後のあり方への提言としてお聞きしておきたいと思うわけであります。といいますのは、議員さん、要綱にもし不満があるとするならば、始まって3週間の今日、提案した市側の計画の能力の問題、あるいはこれを審議していただいた同僚議員さんというような立場もあると思いますので、私はここでは提言としてお聞きをしておきたいと思っております。ただ、現場でどういうふうに弾力的に対応していくか、これは裁量の問題として対応していきたいというふうに考えております。

 マンパワーについては、現在、フリーの正規1名と園長1名、それからパート2名という体制で対応しているところであります。

 以上です。よろしくお願いします。



○議長(山田一久議員) 岡谷病院事務長。

         〔岡谷病院事務長 小口謙三君 登壇〕



◎岡谷病院事務長(小口謙三君) 4番の3)でいただきました看護婦の確保の現状について答弁申し上げます。

 看護婦の確保につきましては、当院の看護専門学校の卒業生はもとよりでございますけれども、他よりも看護婦募集をいたしているところでございまして、県内の看護婦と准看護婦養成施設等にも積極的に働きかけを行っているところでございます。現在の確保は、現況では問題なく確保されているということでございます。

 また、当院におきましては、健康保険法に基づく新看護基準でございます患者 2.5人に対する看護婦・職員1人ということで、基準に見合った職員の確保の状態でございます。今後さらに看護婦等の労働条件の改善を図るために、夜勤勤務看護加算、いわゆる二・八加算でございますが、基準の承認を得たいというふうに考えておるところでございます。

 産休でありますとか育児休暇等の看護婦が通年で5人から6人おるために、それらに充当する常勤職員の確保をすることによって、今後働きやすい環境をつくっていくよう努力をいたしていきたいというふうに思っております。

 9月末日現在でお話を申し上げておきますと、予算人員が 166名に対しまして、実績が160.3 人でございます。

 以上が現況でございます。よろしくお願いいたします。



○議長(山田一久議員) 塩嶺病院事務長。

         〔塩嶺病院事務長 堀田 貢君 登壇〕



◎塩嶺病院事務長(堀田貢君) 塩嶺病院に対しましては2つの御質問をいただいております。

 最初の看護婦の確保の状況、それから、働き続ける条件についてお答えいたしたいと思います。

 現状でございますけれども、10月末現在の状況でございますが、看護婦の数、本年の予算人員の98名に対しまして現況は90名ということで、8名の不足となっております。参考までに昨年の状況でございますけれども、平成6年度では1年間で、これは正規の職員と臨時の職員含めた数でございますが、退職が20.7名、それに対しまして採用は25.4名という状況になっております。

 それから、条件づくりでございますけれども、これもいろいろあろうかと思います。1つには、職場環境をつくっていくということが重要かと思いますが、昨年度はリハビリ棟の建設がございまして、そのリハビリ棟の中に職員専用の休憩室、これは畳の部屋と洋室がございますけれども休憩室、それからシャワー室を設置しております。これは男女別々に2カ所設置してございます。

 あと福利厚生事業等でございますけれども、職員互助会が中心となりまして、旅行であるとか、各種のスポーツ競技等ございますけれども、そういったものに適宜参加していただいておるという状況でございます。それにあわせまして、やはり続ける条件としましては、1つには、看護婦さん自身の考え方、資質の向上も重要かと思います。そういった面で、各種の研修等にも積極的に参加して、意識の高揚を図っているという状況でございます。

 以上でございます。



○議長(山田一久議員) 塩嶺病院長。

         〔塩嶺病院長 奈良田光男君 登壇〕



◎塩嶺病院長(奈良田光男君) 先ほど議員さんから、塩嶺病院名指しでもって御質問がありましたので、答弁いたします。

 病院の健全経営は、いつも言っていますように、いい医療を提供することによって成り立つというのは、これは一般的に言われていることです。ですから、医療職者が健康でなければならんことは事実でありますし、それから我々管理者は、何もナースに限りません、医療職者に対して思いやる気持ちを持って管理しなければ結果はでないということです。

 きのうもちょっと触れたんですが、実際に医療職者というのは、基本的には自己の犠牲を伴う職業であるということを自覚しなければなりませんということをいつも言われているわけです。いつもというか、私は言っているわけですが、きのう出ました飯島宗一先生もいろいろな会でもってこういうことをおっしゃっていますが、まさにそのとおりだと思うんです。それを忘れてきているというところに問題がある、ということです。

 だからといって僕は、各自が自分を犠牲にしろと言っているわけではありません。常日ごろ、看護婦さんは大変だと思うんです。家庭を持って、家庭でいろいろなことがあれば当然現場におきまして、患者さんに対する対応もいろいろな点問題あるというふうに思います。そういう点で、それをいかにこなしているかというところを見ますと、本当に大したものだというふうにいつも僕はナースに対しては敬意を表しております。

 ですが、これはもうはっきり言いますと、俗語で言いますとピンからキリまででありまして、いろいろな方がいるわけです。ですが、そういう人たちをいかに健康にしていくかということは、これは我々管理者の役目なんですが、先ほどからよく健康という言葉が出ているんですが、果たして今この社会に健康な人が何人いるだろうかと僕は言いたいんです。というのは、1948年のWHO(世界保健機構)で健康とは何ぞやということを言っているんです。健康とは、これは社会的にも肉体的にも精神的にも正常であって、ただ単なる病気とか、精神的な何か問題があるとか、体が弱いとかということではないということを言っているんです。ですから、当然我々医療職者に対しては、いい医療を提供するためには、当然健康である医療職者を必要とするわけでありますので、そういう点では先ほど事務長からお話がありましたように、いろいろ研究会とかそういうところへ出て勉強するということは、やはりふだんの日常の医療の反省をして行うと。その結果が研究になるわけでありまして、そういう点で大いに教育指導しているわけです。

 先ほど、患者さんがそういう状況を見たというのは、多分外科病棟だと思うんです。これは僕は、患者さんは看護婦さんは大変だなという気持ちだと思うんですが、もっと言うならば、その看護婦さんは自分たちを守ってくれているんだという感謝の念があったと僕は思うんです。これは大変だな、ですから、休ませてあげられるようなところはないのかなというふうに思うんですが、多分その患者さんが見たのはA棟だと思うんですけれども、循環器外科、外科の患者さんを収容する病室でありまして、ナースステーションの隣にはハイ・ケア、これは4床ありますが、そこはICUに準ずる病室なんです。ですからモニターを置いておいて24時間じゅう見なければならないということがあるわけです。ですから夜勤の人は−−同じナースステーションにもほかの病棟と同じようにいわゆるカンファレンスルーム、休憩室とは僕は言っておりません。いわゆるそこでもって気を休めると同時に、勉強しましょうというカンファレンスルームとしてあります。そういうところでは皆さん足を伸ばすこともできます。ただしA棟に関しましては、そういうスペースもありますが、それは各現場の人たちがそれなりの処理をしているということであります。

 ということでありまして、その患者さんがごらんになったのは多分A棟であって、モニターの前あたりにいて、たまたまいすを1つ余計にして足を伸ばしていたというふうに僕は解釈します。そういう点を夜トイレかどこかいらっしゃる方が多分それを拝見して、同情なさったと思うんですが、そういう点では病院の機能はいろいろな点でもって質が変わってくるということを御理解していただきたいと思います。

 以上です。



○議長(山田一久議員) 企画部長。

         〔企画部長 鮎沢茂登君 登壇〕



◎企画部長(鮎沢茂登君) 5番目の資産公開条例でございますけれども、先番の議員さんにお答えしたとおりでございまして、12月の議会に向けての準備をしております。先ほども御質問ございました、市民の皆さんによります調査権は含まれておりませんが、▼閲覧請求はできるとなっています▼。

 以上です。



○議長(山田一久議員) 総務部長。

         〔総務部長 高橋清志君 登壇〕



◎総務部長(高橋清志君) 6番目の御質問でいただきました情報公開につきまして御答弁を申し上げます。

 行政が所有いたします情報につきましては、法令の規定に基づき公開できない情報、特に個人あるいは法人のプライバシーなどを保護しなければならない情報もございます。一元一律に資料を公開すればよいというものでもございません。現在ではそうしたことから、一定の条例等で定められました範囲で公表、あるいはまた閲覧というふうな方法で対応をしております。

 今後情報の公開ということにつきましては、申し上げましたとおりプライバシーの保護の問題、あるいはまた的確に迅速に情報検索システムの構築等をしていく課題がございまして、そうしたものをクリアすることが前提となろうと思っております。今後の文書管理の取り組み等ともあわせまして検討してまいりたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(山田一久議員) 都市開発部長。

         〔都市開発部長 阪口進一君 登壇〕



◎都市開発部長(阪口進一君) 先ほどの御答弁の中に答弁漏れがございましたので、お答えを申し上げます。

 ながの東急の件でございますが、出店を前提に現在建物の設計、配置計画等々の協議が終了した状況にございます。

 以上でございます。



○議長(山田一久議員) 企画部長。

         〔企画部長 鮎沢茂登君 登壇〕



◎企画部長(鮎沢茂登君) 先ほどの答弁の中で、請求権がないというような答弁をしてしまったわけですけれども、資産報告書等の閲覧請求ができるとなっていますので、その点については訂正をさせていただきます。



○議長(山田一久議員) 一通り答弁が済んだようです。

 野溝道子議員、2回目の質問を許します。



◆8番(野溝道子議員) 8番 野溝道子です。

 それぞれ御答弁ありがとうございました。

 2度目の質問をさせていただきます。

 市街地再開発については、計画が最良の案だと思うということでございますが、確かに結果としてそうかもしれませんけれども、それを決定する過程でもって多くの人たちが知恵を出して、案を出して話し合ったという経過が何もないということは、まちづくりに住民の参加がないということで非常に問題ではないかなと思います。一番最初に市街地再開発の説明会が開かれたときに住民が集まった中で、市長がばかやろう発言をしたということで、その後態度を硬化させている、反対している地権者があるわけですけれども、今までと同じ進め方で今後も進めていくということは、反対している地権者の合意が得られないのではないかなと思います。今後その人たちとの話し合いはもちろん進められると思いますけれども、オープンな話し合いというものがこれからも必要ではないかと思いますけれども、説得に対してどんなふうに考えておられるか、市街地再開発についてはその点をお尋ねしたいと思います。

 福祉対策の件では、それぞれ御答弁いただいて、1つヘルパーの増員については聞いてないということで、通告はいたしましたけれども、今後の福祉プロジェクトの中でまた話し合うというふうに期待をしたいと思いますけれども、医療費が下がれば保険税も下がるというようなそういう関連性を考えれば、これから予防的な措置の方にまた重点的な取り組みをしていくということが一層必要とされるのではないかと思います。これは要望としておきたいと思います。

 福祉プロジェクトというものがこれから計画されておりますけれども、女性の参加を含めて、福祉に関係のある人たちだけではなくて、ぜひ岡谷市の福祉はこうあってほしいという住民の参加を保障するような意味で、公募制をとるなど、本当に広い意見が結集されるように要望しておきたいと思います。

 次に、働く女性支援についてですけれども、保育ニーズという部分で、これは社会委員会が民生懇談会などでもいろいろと意見を聞いたりしていることで、ある程度把握もありますけれども、行政的に保育ニーズの把握というものを正確にする必要があるのではないかなと思いますが、この点について答弁をいただいてありませんので、お答えをお願いしたいと思います。

 次に、資産公開条例について。公開するだけでは法律の本当の効果というものがないのではないかなと思います。6市町村がそろって出したいというような話ですので、多分その中での話し合いもあるんだと思いますけれども、閲覧ができるだけで法の効果というのがあるのかなと大変疑問に思いまして、審査権みたいなものを、法律の実効性という意味で今後検討していく必要があるのではないかと思います。この点について市長さんの方の御答弁をいただきたいと思います。

 次に、情報公開については、プライバシー保護という点から、何でも公開できるというものではないということで、確かにプライバシー保護はありますけれども、具体的に1つ例を申し上げますと、入札制度の閲覧で、入札結果の公表に関する実施要綱により、表示した日の属する年度内しか閲覧できないというような条例があります。これでは市民が入札結果を見たいという要望にこたえられないと思いますので、せめて3年なり5年なり閲覧できるようにしてほしいと思いますが、この点についてもう一度部長さんの方のお考えをお尋ねしたいと思います。

 ちょっと前後いたしますが、看護婦さんの健康で働き続けられる条件についてですが、両病院とも看護婦さんの確保については配意をされておられるということが実態でよくわかりますが、非常にやめていく人が多いなと私も実感します、この数字をお聞きした上で。それで、実は看護婦さんの外科病棟に関する院長先生のお答えで、大変仕事が厳しいものであるということはよくわかりますが、最近つくられる病院などについてちょっと問い合わせをしてみましたが、看護婦さんが働き続けられるように配慮するという意味では、休憩室や何かも配慮されているという実態があります。たまたま私が問い合わせたのは県立こども病院ですけれども、それぞれの病棟に休憩室、足を伸ばせる施設が整えられているというふうに答えをいただいております。

 看護婦さんたちは本当にナイチンゲール精神をたたき込まれているというか、自分からいろいろと要求するような気持ちはなくて、自己犠牲の精神で頑張っているというのがはたから見ていてもうかがわれるんですけれども、だけど現実にはそれで働き続けられなくてやめていくという人が多くて、資格を持っていても、また看護婦として再び勤めようという状況に全然ないということは、確かに問題が多いのではないかなと思います。

 たまたま、法律的にどんなふうに保護されているか労働基準監督署に問い合わせてみたんですけれども、労働省の指針が平成4年度に出まして、快適な職場環境の形成のための措置に関する指針というようなことで、作業環境改善をうたって、特に女性労働力が期待されるような職場では、事業者として長としてなるべく休めるような設備をつくることが必要であるということで、安全衛生法という法律にも、常時女性が30人以上働くような職場ではそういう休憩室を設けなければならないということで、特に法律的にどう、病院がそうだとかいうのでなくて、こういう法律がつくられる背景というものが、女性労働者が生理などで体調が悪いときにも休憩できて、しかも働き続けられるというような法律があるのだと思います。こういう法の精神に照らしても、外科病棟の人たちにも足を伸ばして休める場所が必要ではないかと思いまして、モニターを見ていなければいけないといいますけれども、休憩時間というものは与えられる権利としてあるのではないかと思いますので、その点をもう一度院長先生にお尋ねしたいと思います。

 以上で2回目の質問を終わりにさせていただきます。



○議長(山田一久議員) 野溝道子議員の再質問に対する答弁を求めます。

 保健福祉部長。



◎保健福祉部長(中島英光君) 順番を変えて申しわけございません。

 先ほど議員さんのイントロ部分に聞き入っていまして、答弁を漏らしてしまいまして申しわけございませんでした。

 ニーズの把握を正確にということでありますが、現在、毎年開催しております保護者会との懇談会がありますし、またそれぞれの園では、園活動を通じていろいろと保護者の皆さんと交流をしているところであります。また、我々と園との関係では、それぞれ給食の担当者との会議だとか、主任保母の会議だとか、園長会だとか、いろいろの機会で懇談をしているわけですが、園の毎日の保育活動も大切な保護者との交流だというふうに考えております。

 いずれにしましても、行政はニーズに的確にこたえていかなければいけないという使命がありますので、いろいろの角度からニーズを把握いたしまして、保育サービスの充実に努めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(山田一久議員) 都市開発部長。



◎都市開発部長(阪口進一君) 開発問題のところで、都市再開発について御質問をいただきましたけれども、再開発事業に限りませず、岡谷市のやっている事業につきましてはできるだけ民意を反映しながらやってきたつもりでございますけれども、議員さんの御意見を貴重な御意見とさせていただいて、今後とも市民参加の都市計画というもののあり方について十分に意を配してまいりたいと考えております。

 また、未同意者の件でございますが、岡谷市のまちづくりと事業の目的、仕組み等の話し合いの中で、権利者の傷み、意向等を十分に尊重をいたしながら、円満解決に向け精力的に取り組んでまいりたいと考えております。



○議長(山田一久議員) 塩嶺病院長。



◎塩嶺病院長(奈良田光男君) 外科病棟のナースステーションにもカンファレンスルームはあります。それから、夜1人でもって勤務しているわけではありません。1人の方は適宜休憩しているわけです。

 以上です。



○議長(山田一久議員) 市長。



◎市長(林新一郎君) 市長の資産公開につきましては、初めての試みでもありまして慎重に対応しておるところでございます。議員さんの御指摘のチェック機関については、現在のところ考えておりませんので、よろしくお願いいたしたいと思います。



○議長(山田一久議員) 総務部長。



◎総務部長(高橋清志君) 情報公開につきまして、具体的に入札結果の公表につきまして御質問いただきました。

 お尋ねのとおり入札結果につきましては、入札結果等の公表に関する実施要綱というふうな決めがございまして、その中で指名業者並びに入札の経過、結果について公表をしているところでございます。

 期間につきまして、その日の属する年度について公表するということで、閲覧の方法によって公表しておりますけれども、この期間につきましては、公表用の文書が文書取り扱い要綱というこれもやはり規定がございまして、それぞれ保存年限がございます。その文書の重要度等によりましてそれぞれ保存年限が決められておりまして、公表用文書につきましては一般文書の扱いとなっております。これはどんな文書でも3年、5年とっておきますと、その資料の収納場所、あるいは検索等も大変になりますので、文書がそれぞれの重要度によりまして保存年限が決められておりまして、保存年限経過のものにつきましては廃棄することとなっておりますので、そんな関係から一般文書の扱いでその年度とこういうふうになっているものでございますので、御理解をいただきたいと思います。



○議長(山田一久議員) 一通り答弁が済んだようです。

 野溝道子議員、3回目の質問を許します。



◆8番(野溝道子議員) 8番 野溝道子です。

 それぞれ2回目の御答弁をいただきましたが、市長さんも公約の中に開かれた市政ということで公約をされておられます。これからは本当に、行政主導ではなくて、民意を反映するということですので、今までは、岩国哲人さんなども海外の生活体験されたところから、日本はまれに見る中央集権の国だと批評していますが、地方分権という時代になりまして、地方の行政の末端と言われていた、市民に直接かかわり汗を流している人々が先端と言われるような政治に変えていかなければならないと思います。

 資産公開条例の部分は、また市民の要望には耳を傾けていただくということと、また情報公開についても市民の要望に十分耳を傾けていっていただきたいと思います。

 部長さんの方から、入札結果の文書が収納場所がないということで、1年という条例で全然市民の要望に即さないような状況にありますが、(「リーン」予鈴)これもぜひ今後、開かれた市政を実現するためにはぜひ努力をされていただきたいと思います。

 以上要望して、一般質問を終わらせていただきます。以上です。



○議長(山田一久議員) 野溝道子議員の一般質問を終了いたします。

 この際暫時休憩いたします。

         午後0時04分 休憩

         −−−−−−−−−−−−−−−−−−

         午後1時10分 再開



○副議長(八幡益晴議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 加藤レイ子議員の質問を許します。

         〔14番 加藤レイ子議員 登壇〕(拍手)



◆14番(加藤レイ子議員) 14番 加藤レイ子でございます。

 通告に従いまして一般質問をさせていただきます。

 戦後50年にして、我が国ではさまざまな出来事が次々に起こっています。まさに歴史の転換期を思わせる現状であると言われています。今政治に求められるものは、憲法や法律がなぜつくられたのかではないでしょうか。多くの命の犠牲により今の日本があるのだということを再確認し、常に正しい歴史のもとで政治が行われてほしいものです。そんな思いを込め、新市長に御期待申し上げながら順次質問させていただきます。

 市長さんも大変お疲れになったと思いますが、よろしくお願いいたします。

 最初に、所信表明の方から質問させていただきます。

 所信の一端ということですが、率直に申し上げさせていただきますと、特に難しい問題は簡略し、無難にまとめ、読み上げただけという感じが私はいたしました。残念ながら毅然とした自分というもの、リーダーシップとしての政治に対する理念が私には見えませんでした。そこで質問です。なぜ市長になられたのか、その根源と理念をお尋ねいたします。

 2番目に、公平について。すべての市民に公平でありたいともちろん考えておられると思います。しかし、政治の世界というのは矛盾だらけだと思います。実際に矛盾だらけです。中でも、とうとい市民の租税を公平に使わせていただくことは大変難しいことだと私は思います。市長さんのお考えをお伺いいたします。

 3番目です。首長の決断について。首長は決断の連続であります。いかに公平に正しい判断をしなければならないか、そんな状況に直面することが多いと思います。首長の決断は最大のポイントであると私は思っております。いかがでしょうか、お尋ねいたします。

 関連しての質問です。「市民の声を正しく反映していく」と言われました。しかし、市民の声が賛否両論となり、市長に決断をゆだねられたとき、事業は取り組むのでしょうか取り組まないのでしょうか、お尋ねいたします。

 行政は最大のサービスである、これは割愛させていただきます。十分聞かせていただきました。

 次に、人づくりについてです。「人づくりの原点は子育てから」「三つ子の魂百までも」と、先人の残してくれた教えはすばらしい宝だと思います。働かなければ生活が成り立っていかないという方は別ですけれども、ゼロ歳児から施設などに預けて働くお母さんがふえました。その裏で子供たちが大きな犠牲になっているのではないでしょうか。私はそれが大変心配でたまりません。感性豊かな人づくりは、今の日本社会にとって最も重要な課題です。もちろん岡谷市にとっても同じことが言えると思います。所信表明の中に聞かれませんでした。なぜこんな大事なことが市長さんの心の中になかったのでしょうか。私は残念でたまりません。ぜひ人づくりについての考えをお伺いいたします。

 次に、市長の政治姿勢と言動についての質問です。

 今回の選挙は、多選批判と福祉合戦、そんな感じがいたしました。前市長の20年の業績について、前市長の20年の業績は評価すると言われておりました。この質問については先日、2人の議員さんから答弁が示されました。業績の面は結構でございます。ほかの面で議席から質問させていただきます。

 それから、どんな人物でも市政を20年行うと硬直化する、多選はよくないと言われてきました。「どんな人物でも」という表現は、いかに言論の自由とはいえ、少し行き過ぎた言葉ではないでしょうか、お尋ねいたします。

 次は福祉の問題です。これは部長さんにお尋ねいたします。

 福祉政策は、高齢化対策を盾として経済的援助に視点が向いているように思われます。基本的に福祉をどう考えておられるのでしょうか、お尋ねいたします。

 2点といたしまして、福祉政策というのがすべて高齢化であるというような感じがいたします。福祉といいますとなぜか高齢化社会というふうにとらえがちですけれども、もっと広い視野で見る必要があるのではないでしょうか、お尋ねいたします。

 訪問歯科医療に対する問題は割愛させていただきます。よくわかりましたので、結構でございます。

 それから、これは市民の方にどうしても言ってほしいということを頼まれましたので、先日答弁はいただいていますので意見だけ申し上げたいと思います。岡谷市には現在 125人という大勢の民生委員の方たちが、毎日ボランティア活動を積極的になさっております。また、約 6,100人の人たちが全市的に、あるいは独自でボランティア活動をされております。このとうとい真心を市長さんはどう考えておられるのでしょうか。この件につきまして強く市長さんに意見を聞いてほしいということを頼まれましたが、先日御答弁をいただいておりますので、その旨、私の知っている方には申し上げておきたいと思います。

 それから、産業空洞化の問題です。

 企業のトップを24年間続けてこられ、経験豊かで鋭い視点で経済感覚を見極めることができると自信を持っておられる市長さんにお伺いいたします。産業空洞化は全国的にとめどを知らないとも言われています。この諏訪地方においても大きな死活問題となっております。では、岡谷市の今後の見通しについてどう考えておられるのかお聞かせいただきたいと思います。

 この件につきましては小松清康議員さん初め多くの議員さんから質問もあり、一定の方向が見られましたので結構でございます。自席におきまして意見を述べさせていただきたいと思います。

 箱物行政について、これも一定の答弁がなされましたので結構でございます。

 箱物行政につながる問題なんですけれども、1つ質問させていただきます。「立派な建物を建てても、心や魂が入らなければ、岡谷の現状は優しさを忘れた市政だ」と言われておりますが、市長さんの考えておられる心や魂とはどういう意味なのでしょうか、お尋ねいたします。

 もう1点です。「個性豊かな創造性を育む人づくりを」とありますが、1つには箱物があればこそ育っていく部分があるのではないでしょうか。市長さんは個性豊かな創造性を育む人づくりをどう進めていかれるのか、お尋ねいたします。

 市政改革について。

 「効率化とは、住民サービスを落とさず、市政のスピードアップだ」と言われておりました。市民の方たちから、内容がよくわからないという声が聞かれます。ぜひわかりやすく説明をお願いいたします。

 それから、議会が機能なされていないというのは、答弁をしっかり聞かせていただきましたので結構でございます。

 新しい風についても割愛させていただきます。

 以上で壇上からの質問を終わらせていただきます。



○副議長(八幡益晴議員) 加藤レイ子議員の質問に対する答弁を逐次求めます。

 市長。

         〔市長 林 新一郎君 登壇)



◎市長(林新一郎君) 加藤議員の御質問にお答えいたします。

 まず、なぜ市長になられたかという質問でございますが、その根源は郷土を愛する純粋な思いからであります。私は愛する岡谷市の活性化や発展のため、また21世紀に向けての夢のある岡谷市をつくるため、まちづくりの基本理念を「潤い、活力、夢のある岡谷市をみんなの手で」と考え、新しい感性と情熱を傾注し、常に市民の声を反映させた市政を推進してまいりたいと考えております。

 それから、公平ということでございますが、戦後の高度成長期から安定成長時代へ移り、バブルの崩壊以降は低成長時代へ入ったと言われております。このような状況下の中で、岡谷市の限りない繁栄と発展を願い、限られた予算の中で、今市民が何を求め何が最も必要かを的確に把握しながら、最小の経費で最大の効果を上げる努力をいたしてまいりたいと考えております。

 それから、決断力についてでございますが、市長は市民の負託により市政を預かり、行政の最高責任者として市民に対し全責任を負うわけでありますので、執行機関の長として決断するのが使命だと思っております。賛否両論に分かれた場合どうするかということでございますが、どのような事業を行うときでも賛否両論はあるものと思いますが、市民の声を聞きながら広い視野に立ち、長期的展望のもと決断すべきであり、1度決断をした事業については御理解をいただく最大限の努力をいたし、事業実現に向け全力を傾けてまいります。

 それから、どんな人物でも多選をすると云々という御質問でございますが、やはり時代は刻一刻変化してまいっております。目まぐるしく移り変わる時代に、1人の人間の価値観で長期にわたって市政を担当すべきでないという意味から申し上げました。

 心や魂の入った建物ということでございますが、むろん建物を建てればさまざまな経費がかかってくるわけでございます。その経費軽減のためにも稼働率のアップや、誘客等、最大限の努力をしていかなければいけないということでございます。

 人づくりについての考え方でございますが、「三つ子の魂百までも」ということわざがあるように、この世に生を受け、その成長する段階での環境により、感性は幼児期のうちに養われ、その根本的人間性は将来にまで影響を及ぼすと言われております。人間に限らず哺乳類と呼ばれる生物は、当然親のもとで幼児期は育てられます。母親、父親の深い愛情をもって幼年期を過ごすことは理想と思います。しかし、理想である親のもとでの子育ては、最近の社会機構の変化、価値観の変化等により、女性の社会的役割も増大し、女性就労等の支援が必要とされております。現在の生活レベルを維持するため、労働とか少子化社会への対応等いろいろな意見もありますが、すべて人任せの時代でなく、あくまで子育ての基本部分は今後とも親の役目と思っております。思いやりのある愛情豊かな心を持つ子供を育成していかなければならないと思っております。

 それから、市政改革ということで、スピードアップということでございますが、時代に即応した組織・機構の見直しや事務事業の見直し、また庁内ランの再構築などにより、適正な人員配置をする中で、行政のスピードアップを図っていきたいと思っております。

 以上でございます。



○副議長(八幡益晴議員) 保健福祉部長。

         〔保健福祉部長 中島英光君 登壇〕



◎保健福祉部長(中島英光君) それでは、福祉問題についてお答え申し上げたいと思います。

 既に市長さんの方から先番の議員さんにお答えを申し上げてきているところでありますが、福祉の基本理念はやはりノーマライゼーションの確立だというふうに思っております。人はだれでも生まれ育った家庭で、地域の皆さんと交流しながら、健康で、人間として尊重し合いながら、また社会の構成員として認められ、社会奉仕をしながら生活していくということは、私は少なくとも幸せの条件の一つではないかというふうに考えておるところであります。

 福祉の推進に当たっては、施設福祉と在宅福祉の整合、あるいは自助努力を基本としつつ、互助と公助の整合をさせる必要があると思いますし、やはり何といっても心のこもった福祉、私前々から申し上げていますが、心の福祉の推進というのが基本ではなかろうかというふうに常々思っているところであります。

 また、特に高齢化ということでいろいろ質問があるわけですけれども、もっと広い視野でということですが、おっしゃるとおり市の段階では、御存じのように福祉事務所というのが設置をされております。特に福祉6法関係の処遇に関する事務は福祉事務所長でやるようになっております。戦後は生活保護が主体で福祉が進められてきたわけですが、経済の進展に伴って、現在、生活保護は岡谷市で 100名を割る程度の人たちに適用しているところであります。今はやはり急速に進む高齢化対策が柱ではなかろうかと思っておりますけれども、全体に目を配っていかなければいけない、そんな観点で福祉を進めているところでございますので、御理解をいただきたいと思います。



○副議長(八幡益晴議員) 一通り答弁が済んだようです。

 加藤レイ子議員、2回目の質問を許します。



◆14番(加藤レイ子議員) 再質問をさせていただきます。

 市長さんの所信表明の中で、ある程度夢というものを聞かせていただきました。もうちょっと心の部分で答弁が欲しいなと思いました。四十数年間生きてこられた人生の中で、市長という大きな役割をみずから望まれたわけです。鉢巻き姿で意気揚々と選挙戦に臨んでこられた姿はどうなったのかなというような感じがいたしました。余りにも公約と余りにも多くの批判を言い過ぎてしまって、自分を見失ってしまってはいないだろうか、何かそんな感じがいたしました。選挙戦術のためなら何を言ってもよい、そんな感じがいたしました。世の中には言って悪いことといいことがあります。多くの市民の方たちが、黙って許すわけにはいかないと言っておられますが、この件につきましては再度質問させていただきます。御答弁をお願いしたいと思います。

 それから、「市民の声を」というと非常に受けがいいと思うんです。答弁の中でも何度かそういう言葉が出ました。国・県で起こす事業でも、今多くの市民団体が反対運動を起こす、そういう時代になりました。市民党でいかれるという答弁が先日ありましたけれども、市民党というのはどういう考えでおっしゃっておられるのか、お尋ねいたします。ちょっと私が解釈できない点があります。

 それから、市長さんは以前、何々党という政党の中には加わったことがあったんでしょうかなかったんでしょうか、お尋ねいたします。

 前後しますけれども、前市長さんの20年の業績という件で、一応前日の答弁でいただきました。私がお聞きしたいのは、前市長とは同志だったわけですね。選挙中多くの市民に、「岡谷市はお先真っ暗だ、もう救いようがない。それは多選による弊害である」と訴えてこられた。先ほど申し上げましたが、同志だったわけですから、この岡谷市をともに築き上げてこられた一人ではなかったでしょうか。私はとっても不思議に思うんです。人は必ずいいところがあるはずです。市長さんが一緒に歩んでこられた中で、人物的に政治家としてこんなところがよかったというところがあると思いますが、聞かせていただきたいと思います。それから、「どんな人物でも」というところなんですけれども、「どんな人物でも」と言われるのは、市長さん御自身も含まれているのでしょうか。それから、「だから3期12年が首長の限界である」と言われているんですが、それについてもお伺いいたします。もう1点です。「短期に公約を実行し、新しい人にバトンタッチする」とありますが、そんなにうまく計算どおりにいくものでしょうか。3点お尋ねいたします。

 人づくりについては、大変温かい答弁をいただきましてありがとうございました。何事も物の考え方というのは二通りあると思うんです。ゼロ歳児から預けて働きたいという人と、私は3歳までは育てたいという二通りがあると思うんです。子育ての大事なところというのは、私はやはり心のゆとりであるというふうに考えております。待つことも非常に大事である。今、「早くしなさい」というお母さんがふえてきている。早く起きなさい、早く御飯を食べなさい、早く歩きなさい、早く行きなさい、早く寝なさいというふうに、非常に大事な部分で、今まで忘れてしまったといいますか、本当に大事な部分が子育ての中から忘れ去られていってしまう、そんな心配をしております。本当に経済的に大変でも3歳までは育てたいんだということで、後ろ髪を引かれる思いで退職をなさるお母さんもたくさんおられます。ゼロ歳児の保育は経費もかかります。別に金銭的に要求をするわけではございませんが、ぜひ公平な立場で、そういうお母さんもあるということをひとつお願いしたいと思います。

 私は、人間ってなぜ働くんだろうということを考えてみたんです。1つはもちろん収入、家族のためでありますけれども、よくよく考えてみましたら、人間が働くということは周りの人たちを幸せにするために働かせていただくんだというのが私の最終的な、ああそうなんだなという感じがいたしました。心のどこかに置いておいていただけたら幸いと思います。

 産業空洞化の問題です。これは意見として言わせていただきます。海外進出の大きな要因の一つに、私は人件費の問題が挙げられると思うんです。低賃金を求めて進出するわけですが、この問題もままならない時代になってきていることは事実です。海外へ進出しても、決して生易しいものではない。厳しさに耐えられず日本に戻りたい。しかしそのすべもない。そんな状況が報道されています。今まではどうしたらもうかるかということが製造の基本だったわけです。大量生産、大量消費の時代だったわけです。それは間違いではないかと私は思っております。これからは本物でなければならない。もうかりさえすれば何をつくってもよいという時代は私は終わったと思うんです。終わりにしていただきたいと思うんです。最後はどうなるかを考えて物をつくっていただきたい。環境問題を重視した開発がこれからは必要ではないかな、そんなことを思っております。意見として述べさせていただきました。

 福祉の問題で、経済的な政策も必要だと私ももちろん思っております。部長さんが答えてくださいました、心の部分が非常に大事であるということももちろんそうです。健常者が障害者に温かい手を差し伸べるということをよく言われますけれども、健常者である私たちが障害を持った人たちと出会うことでどれほど勇気づけられ、助けられることが往々にしてあるか。ともに生かされている喜び、健常者も障害を持った人たちもお互いに助けられているんだ。経済的な面ばかりに目を奪われがちですが、どうぞ基本的に大事な部分を生かしていっていただきたいと、市長さんにも部長さんにもお願いいたします。

 それから、箱物行政の中でですけれども、個性豊かな人づくりというところで、どうもちょっと私にはぴんとこない面があるんですけれども、魂が入ってないというところで、もうちょっと市長さんの何といいますか、心の部分がお聞きしたいなと思ったんですけれども。箱物というともちろんカノラホールも入るわけです。先日カノラホールでカノラ合唱団の合唱を聞きました。余りのすばらしさに胸が熱くなる思いでした。青少年の健全な育成、文化と芸術がはぐくまれ、やがて大きく花開くときが必ず来ると思います。今の物余り時代に、失われたものは感動と感激と喜び、そして感謝の心ではないかと思います。私はこの合唱団の合唱を聞き、子供たちに出会って、すばらしい個性豊かな子供たちが育っているのだなと感じました。それは確かに赤字を生むかもしれません。でも決してむだではない、そんな感じがいたしました。

 以上で再質問を終わらせていただきます。



○副議長(八幡益晴議員) 加藤レイ子議員の再質問に対する答弁を求めます。

 市長。



◎市長(林新一郎君) お答えします。

 選挙中の発言については、先番の議員さんに対しても、申しわけないというおわびを申し上げてございますが、もう一度言わさせていただきますと、議会の機能、選挙民に対してどう考えるかということでございますが、議会に対しましてはおわびを申し上げてございます。議員を選出された皆様方に対しても申しわけない発言だったと思っております。

 正義ということについてでございますが、対立候補に投票された1万 5,000人の皆さんは、対立候補への期待や政策に寄せて投票されたものと考えており、不正義の選択をしたものとは全く考えていませんので御理解をいただきたいと思います。

 それから、市民党と言っているがということでございますが、私はこの5月ぐらいだったと思いますが、自民党岡谷支部の役員をしておりました。市民党ということは、どの政党にも属さず全く中立な立場で市政を行っていくということでございます。

 前市長とは同志だったはずだがということでございますが、確かに私は前市長とは同志であったわけでございますが、その行政手腕も評価していたわけでございますが、6選を標榜された時点で大変な危機感を持って、離れたということでございます。

 どんな人物でもということで、自分自身も含まれるかということでございます。当然自分自身も含まれます。

 公約実行ということでございますが、公約実現に向けて最大限の努力をすることは政治家として当然であろうかと思っております。

 以上でございます。



○副議長(八幡益晴議員) 一通り答弁が済んだようです。

 加藤レイ子議員、3回目の質問を許します。



◆14番(加藤レイ子議員) 14番 加藤レイ子でございます。

 市長さんにお願いがございます。実は障害者を抱えた家族の方、それから体が弱く働く場がない、そんな方たちから、いつでも時間の許す限り、問題解決のため扉を開き耳を傾けてくださる、これに対しましては大変市民の方たちが期待しております。何人かの人たちがもうすぐにでも実行してくださると思っております。私も、「いつでも聞いてくださると思いますよ、いつでも行ってごらんなさい」と言ってしまったんですけれども、それでよろしいのでしょうか、御答弁をいただけたらいただきたいと思います。

 それから、もう1つあります。−−もちろんいつでもなんていうことはあり得ない、私もそんなことはわかっております。

 最後に、たくさん質問をさせていただいて、御答弁ありがとうございました。市長さんのお考えを引き出すための質問です。これも市民の方たちに対する責務であると思います。市長さんの公約の中には、岩国さんの政治哲学の引用が非常に多く、市長さん自身の政治哲学が見られないんです。私はそれを大変心配しております。どうぞ自信を持って毅然とした態度で御自分の政治をしてほしいと思います。言葉ではどんなことも言えると思います。しかし、どう実践していくかではないでしょうか。信念を持って、常に市民を愛し、反省、感謝の心があったなら、何期やられてもいいのではないですか。私はそう思います。曲がりに曲がってしまった日本の行く末をどうぞ真っすぐにしてください。(「リーン」予鈴)御自分の正しい判断のもとでかじを取ってほしい思います。任期は4年しかないんです。3期12年はないんです。どうぞその中で公約を実践していただきたいと心からお願い申し上げます。

 以上です。できましたら正確に、私がいつでもという言葉を入れましたので、正確にいつごろからどういう形で聞いていただけるのか、きょうはその方たちが見えておりますので、わかりやすくお願いしたいと思います。



○副議長(八幡益晴議員) 答弁を求めます。

 市長。



◎市長(林新一郎君) でき得る限り積極的に御意見を聞いていきたいと思っております。予定があいていればいつでもということでございます。



○副議長(八幡益晴議員) 加藤レイ子議員の一般質問を終了いたします。

 川崎展司議員の質問を許します。

         〔4番 川崎展司議員 登壇〕(拍手)



◆4番(川崎展司議員) 4番 川崎展司でございます。

 通告順によりまして一般質問をさせていただきます。

 質問の前段に市長さんにお願いを申し上げます。この世の中、事政治に限らず、すべての物事は「信頼と和をもってとうとし」とされております。「信」とはまことであり、うそがあってはなりません。「和」これは幾つもの数が集まっての値であります。まことの心をもって、大勢の人々の協力のもとに、私たちのふるさと岡谷市の発展のために格別なる御尽力くださらんことをまずお願い申し上げます。

 さて、私どもを含めおよそ役職にかかわっているすべての人々は、市政の充実発展を願い、市民1人1人の生きる喜びと幸せのために、お互い私利私欲を離れ、精いっぱいそれぞれの立場においていささかの努力を尽くしてまいったつもりでございます。また、一般の市民の中にも、市発展のために何らかの形で貢献をなされている方がたくさんいるわけでございます。議員は議員としての、また市職員は市職員としての責任を持ち、教育を初めとして医療、文化、福祉、その他の分野においてもすぐれた機能を発揮し、十二分な働きがなされていると思うわけでございます。

 その中にあって、種々取りざたをされております福祉一つを取り上げてみましても、幸い岡谷市は国のボラントピア事業の指定都市を受けてから、他の市町村に先駆けていち早くその骨子が固まり、各地区社協内にボランティアグループが誕生いたしました。また、ボランティア活動推進協議会を発足し、啓発・推進、養成・研修、基盤強化など各委員会が設置され、一般市民の方々への福祉活動の啓蒙の道が早くも開かれたわけでございます。これはもう7年も前のことであります。

 現在、岡谷市社協の核となっている地区社協の働きは、その組織といい、多岐にわたるバラエティーに富んだ活動方法、これは県下に誇り得るものと確信をいたしております。民協には福祉協力員制度が設けられており、社協には各町内ごとに福祉推進員が生まれております。今岡谷市の福祉は、足元から見直すためのネットワークづくりもでき上がりました。安心コールを初め、会食会、温泉配湯、あるいは配食サービス、デイサービスと、他市には見られないきめ細やかな福祉への思いが寄せられております。汗水流して、しかも喜々としてボランティア活動に励んでおられる大勢の人々の姿を見るとき、実にとうとい福祉への思いやりの心が感じられるわけでございます。そこには金銭では買えない心の交流が生まれ、また受ける側にとりましてはどんなにか心の支え、また励みになろうかと思います。何かこの人たちのためにしてあげようというボランティアグループの方々の純粋な心に、いつも頭の下がる思いで見てまいりました。これは私の体験から得た真実の姿であります。

 今、市長さんの言っておられるプロジェクトチームの編成は、大変結構なことと思います。今後は民協、社協、ボランティアグループとの連携をとって、現状や現実を見極めていただき、その中から市長さんの考えておられる福祉の重点目標を伸ばしていただき、よりよき福祉政策の向上を目指していっていただきたいとお願いをする次第でございます。

 こうして今日まで市の発展を思い、あらゆる分野でたゆまぬ努力と研さんを積んでまいった人々が数多くいらっしゃるわけでございます。種々の批判もありましたが、今後の市政を担当するに当たりましては、全幅の信頼の上に立って、和をもってお進めくださいますようよろしくお願いを申し上げます。

 さて、私の一般質問でありますが、先日の定例議会、また今回の議会におきましても、先輩議員の方々やまた他の議員の方々の格調高き、またうんちくのあるビジョン等をお聞きいたしまして、まことに敬服をしているところでございます。私まだその域に達しておりませんので、今回は市長さんの所信表明や政治姿勢等につきましては、多数の議員の方から御質問がされておりますので、私は地域住民の抱える問題やその要望等を取り上げて一般質問とさせていただきます。

 まず第1問でございますが、都心開発、中央町再開発についてであります。

 今、市内各所の代替地に新天地を求めて、新たな希望に満ちて新店舗建設のつち音が高らかに響いております。都心開発によって新しい顔に生まれ変わる岡谷市の画期的な大事業が、今動き始めたわけでございます。ここまでに至るには、この事業のためにその下準備に携わってこれらた担当職員の方々の御努力、御労苦というものは並大抵なものではなかったことと御推察申し上げます。

 思えば丸中製糸跡地の管理以来、この大事業遂行のために、長年にわたって培ってきた前市長さんの遠大な計画が今ここに来て、大勢の人々の御努力によりまして、この1年余りの間に実を結び、その開花が見られるところに至ったわけでございます。

 林新市長さんもまず手始めの第1の仕事が、この中央町再開発であると申されております。まだ多少の問題も残っておりましょうが、どうぞ万難を排して、先人の残されたこの大事業を遂行させていただきたいとお願いするところであります。

 そこで私のお尋ねしたいのは、第2街区に当たる丸中製糸跡地に建てられる立体駐車場の1、2階部分の利用方法と、これに隣接して予定されております(仮称)観光文化施設についてであります。このアミューズメント施設の利用方法というものは、市民にとりましては最も関心の深いところであります。その施設の利用方法によっては、果たして市民の憩いと楽しみの場になるのか、また他の都市から人を呼べる魅力のあるものになるのか、また文化学習の場になり得るかどうか、大事な大きな岐路に立っているわけでございます。どうぞより周到な構想をもって臨んでいただきたいと思うわけでございます。

 立体駐車場の1、2階部分の利用状況は、前段の議員さんのときに御回答をいただきました。隣接して建設予定の(仮称)観光文化施設でございますが、この建物は立体駐車場、ボーリング場、飲食店街の建物と時を同じくして建設されるのかどうか、お聞かせ願いたいと思います。また、完成後はどういう内容で、どういう形で使用するのか。先ほど三井議員さんへの部長さんの答弁の中で、いろいろとたくさん出てまいりましたが、そのテーマになるのは何と何かということをいま一度お聞かせいただきたいと思います。

 次に、質問の2番目でございますが、田中線の拡幅問題についてでございます。

 この田中線は御承知のとおり、市の南地区を走る主要幹線道路でございます。また、この道路沿いには小学校、高校が存在し、早くからこの道路の拡張・整備というものは検討されておったところでございます。平成元年に期成同盟が結成され、当初の予定では平成6年に完成の見込みと聞いております。その後、2〜3年延びたということを聞いておりますが、この沿線の住民の方の中には少なかれ犠牲をこうむる人々もあろうかと思いますが、皆協力を惜しまないという意向で今日まで推し進められてまいりました。年々交通量はふえてまいっております。この車の波をくぐりつつ登校する児童・生徒、またお勤めの方たちの通勤・通学路として使っているあの歩道の狭さというものは、目に余るものがございます。今後さらにJR立体交差の供用開始となれば、交通量のふえるのは当然であります。どうぞ県との集大成をさらに強めていただき、市側といたしましてももっと積極的に動いていただいて、一日でも早い実現を要望するところでございます。

 そこで、田中線拡幅についての現在の状況と今後の見通しについて、またどうしたら早期実現が望めるのか、わかっているところをお聞かせ願いたいと思います。

 次に、3番目でございますが、現在、中央東線の立体交差事業が軌道に乗って行われております。その騒音対策というか、騒音の程度、また状況等お聞かせを願いたいと思います。

 中道町線の立体交差地点、いわゆる塚間踏切でございますが、ここから上浜の踏切までは盛り土で傾斜をとって平地に戻るわけでございますが、この踏切付近と丸山橋までの間におきましては、線路が大分南側に寄ったために、通過する車両がほとんど軒先をかすめるといった住宅が何軒かございます。県とJR側では防音壁を設置するから心配ないと言っているそうでございますが、当事者といたしましては、完成後の騒音についてどの程度になるのか、疑心暗鬼といった心境を持ち続けております。こうした公共事業の陰では、一般住民の人々の犠牲の上に立つということがしばしば見られるわけでございます。工事後の騒音、振動等について、十分県、JR側に対して事前に折衝をお願いしたいと思います。工事完成後も、もし必要が生じたときには、十分な調査等を実施され、適切な措置をとっていただけるような、県、JR側に対し強く申し入れをしていただきますようお願いを申し上げます。

 次に、最後になりますが、4番目といたしまして、湖畔に建つ小口太郎銅像付近の駐車場整備についてであります。

 この小口太郎銅像の周囲は非常に環境もよく、市民の憩いの場として、また観光の場所として数多くの人々が訪れております。既に市側におきましては、岡谷湖畔公園景観育成ゾーンとして、この地域の総体的な整備を予定しているそうでございますが、現在この小口太郎像の横の空き地に一般の方が自動車をとめているわけでございますが、この空き地の湖水側の橋はすぐ下が一段低い道路になっておりまして、 1.5メートルぐらいのがけになっているわけでございまして、まことに危険な状態と思われます。特に夜間など、いつ事故につながるかわかりません。とりあえず車どめのガードレール等の設置が急務であろうと思います。年々観光のお客もふえているそうでございますので、景観育成ゾーンの早期完成が待たれるわけでございますが、その前に、この空き地を利用している駐車場対策についてどう御配慮していただけるか、よろしく御検討をお願いしたいと思うわけでございます。

 以上で質問を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。



○副議長(八幡益晴議員) 川崎展司議員の質問に対する答弁を逐次求めます。

 都市開発部長。

         〔都市開発部長 阪口進一君 登壇〕



◎都市開発部長(阪口進一君) 3点ほど御質問をいただきました。

 まず最初に、中央町開発におきましてのアミューズメント施設でございますが、観光文化施設の件におきましては、先番の議員さんの繰り返しになって大変申しわけがないんですけれども、非常に地域にとってインパクトのある観光文化施設の配置を検討しておりますけれども、現在誘致に向けて交渉が微妙な段階にございますため、公表は差し控えさせていただきたいと存じます。

 完成時期でございますが、これにつきましても今まで1工区、大型商業施設との完成をできる限り合わせるように努力をしてまいりましたけれども、いろいろな関係で若干おくれるのかなというふうに考えております。

 次に、連続立体交差の騒音対策ということで御質問をいただきました。JR中央本線連続立体交差事業につきましては、平成8年10月には現在線から高架に切りかえの予定で工事も順調に進められております。御指摘の上浜踏切付近につきましては、議員さんおっしゃっておられますとおり現在の線路よりも南側、諏訪湖側に新しい線路が敷設されることから、人によっては若干近くへ線路が来てしまうという現象が確かに起こってまいります。沿線住民の騒音対策にできる限り努めまして、地元の意向も酌み入れ、防音壁を設置することになっております。

 また、線路をロングレール化ができますので、線路のつなぎ目から出る音の軽減が図られるよう騒音対策に努めてまいりますが、完成後に問題が生じた場合は、県において関係者と十分協議の上、必要な措置を講ずるというふうな御回答をいただいておりますので、御理解をいただきたいと存じます。

 それから、小口太郎像付近の駐車場整備ということで御質問をいただきました。御指摘の場所につきましては、現在、公共の駐車場としての位置づけがされた場所ではございません。漁業のための船つけの入り口を利用し、空き地といいますか、堤防というか、河川区域内ですが、各自車をおとめになっておられるといった状況にございます。したがいまして、河川区域内で、本来は車が指定車両以外は入れないという場所におとめになっておりますので、ガードレール等々の設置につきましては、それを県の方にお願いにあがると逆に、そこにはもう車はとめないでくれというふうに言われるのが筋なのかなと思っております。

 しかしながら、この区域は本年度から整備予定でございます岡谷湖畔公園景観育成ゾーンの区域となっておりまして、当ゾーンは現在県で進められております諏訪湖護岸の再生事業計画との整合を図りながら設計作業を進めているところでございます。公園計画の中でも、水辺への一般車両の進入につきましては、水辺の景観や自然的環境の育成等のため、通例といたしましては困難でございますが、公園の利便上、駐車場は必要な施設だと思っておりますので、県とも協議をいたしながら、可能な範囲で設置できないか現在県と協議を進めているところでございますので、御理解を賜りたいと思います。

 以上でございます。



○副議長(八幡益晴議員) 建設部長。

         〔建設部長 宮坂純一郎君 登壇〕



◎建設部長(宮坂純一郎君) 田中線の拡幅にかかわりますその現況と見通しについてお答え申し上げます。

 現在、街路事業として事業認可を受けております区間は、都市計画道路の中道町線から小井川の西町線までの間、延長 530mで幅員16mでございます。御質問のとおり平成元年から県の事業によりまして進めております。現在の進捗状況でございますが、平成6年度末で用地が約 1,040?ほど買収済みになっておりますし、建物の移転も10戸ほど済んでおります。用地の土地ベースでは約35%の進捗率でございます。

 今年度の事業費につきましては、昨年度のおよそ倍近い1億 5,000万円ほどの金額がついております。ただ、県といたしましても、田中線のほかに岡谷市内におきましては連続立体交差事業、それから丸山線、岡谷茅野線、それから下辰線の調査等のほかに、鮎沢の跨線橋の改良、それから楢川線等の事業を実施していただいておりまして、田中線も含めまして事業費の確保には大変配慮していただいているところでございます。

 こうした背景もございまして、現時点では田中線の完成の見通しについては明確になってはおりませんけれども、重要な幹線道路であるということから、早期完成のため一日も早く完成していただくよう県の方へ要望を強くしているところでございます。地元の皆様の一層の御協力をお願い申し上げたいと思います。

 以上でございます。



○副議長(八幡益晴議員) 一通り答弁が済んだようです。

 川崎展司議員、2回目の質問を許します。



◆4番(川崎展司議員) ただいま御説明をいただきましてありがとうございました。

 観光文化施設でございますが、一部の間では美術館ができるのではないかといううわさが流れまして、大分この方の関係の方も期待をしているわけでございますが、内容についてはまだまだということでございますが、これはいつごろになったら観光文化施設の内容がわかるのか、これをひとつお聞きしたいと思います。

 田中線拡幅につきましては、そうした事情でございますので、なるべく早く完成できますようにお願いいたします。

 それから、小口太郎像の、あれをするとかえって車がとめられなくなるということになりますと、かえって不都合になるのではないかと思いますから、やはり一刻も早く景観育成ゾーンの完成を待つ方がよいのかなと思うわけでございます。

 騒音対策につきましては、先般も委員会の方でJRからも来まして、絶対にないようにということは申されておりましたけれども、その後もし何か支障があった場合には、窓口になっていただきたいということをまずお願いをしておきたいと思います。

 もう一度、中央町の観光文化施設につきましての内容はいつごろになったらおわかりになるか、それだけお聞きすればあとは結構でございます。



○副議長(八幡益晴議員) 川崎展司議員の再質問に対する答弁を求めます。

 都市開発部長。



◎都市開発部長(阪口進一君) 現在のところ、何月何日というお話ができる状況ではございませんが、どちらにいたしましても商業機能、レジャー機能、そして文化機能を集積させたまちづくりをしていくといいますのは、岡谷市が市民の皆様、そしてお入りになっていただく方、地域住民の方々に責任を持って約束をした内容でございますので、できるだけ早く皆様方に発表ができるように私ども今後とも努力してまいりますので、きょうのところはここのところで御勘弁をいただきたいと思います。申しわけございません。



○副議長(八幡益晴議員) 一通り答弁が済んだようです。

 川崎展司議員、3回目の質問を許します。



◆4番(川崎展司議員) 御存じのとおり中央町は岡谷市においては第一等地でございます。たとえ少しの土地でもおろそかにできませんので、どうか市外からも集客のできるようなすばらしいよいものにしていただきたいということをお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。



○副議長(八幡益晴議員) 川崎展司議員の一般質問を終了いたします。

 この際暫時休憩いたします。

         午後2時16分 休憩

         −−−−−−−−−−−−−−−−−−

         午後2時50分 再開



○議長(山田一久議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 笠原征三郎議員の質問を許します。

         〔20番 笠原征三郎議員 登壇〕(拍手)



◆20番(笠原征三郎議員) 20番 笠原征三郎です。

 20番目にもなると何かやっと回ってきたという感じですが、皆さんもお疲れでしょうが、目をぱっちりさせて気合を入れて頑張っていきたいと思います。

 それでは、通告をいたしました順で質問をさせていただきます。

 私もまず最初に、市長の政治姿勢についてお尋ねします。

 林 新一郎市長は、今回の市長選を前にしての、私たち日本共産党も加わっています市民の会の公開質問状に対する回答の中で、公約を守るということは当然のことで、それは民主主義の基本姿勢だと言っています。あなたに票を投じた有権者の皆さんの多くが、市長の掲げた公約をぜひ実行してほしいという切なる願いを託し投票をしていることと思います。言うまでもなく私たち日本共産党は、あなたの公約をすべてよしとしているわけではありません。今回の市議会に当たっての初日の市長の所信表明の中や、今までの一般質問の答弁の中にも、賛成しかねることが多々あります。しかし、私どもが以前から訴えてきた政策と、市長の公約の中で福祉、教育の点では一定の共通性があったことも確かであります。より正確に言えば、今回の答弁を聞くと、共通性があったと過去形にならざるを得ません。

 そこで、私が一番危惧する点は、それら共通性の見られる、あるいは見られた公約が、本当に守られ、本当に実現していくかどうかという点であります。実際に、残念ですが、先ほども言いましたとおり、今回の市議会の答弁においても、市長が前から言っていたことよりトーンダウンしている点が幾つかあります。今回の市長選挙に当たり、あなたの陣営はどの政党とも政策協定などは行わないとのことでした。が、あなたは自民党の推薦、社会党の支持を受けております。もちろんこのこと自体、市長にも両政党にも私どもがとやかく言う問題ではありません。しかし、国政を見たときに、今の村山内閣であれ、長い間の自民党政権の時代、また現在の新進党の前身の諸党が加わっていた連立政権のときであれ、1つ福祉の問題を例にとってみても、老人への差別医療、国保制度や年金制度の改悪、消費税の創設、そしてその増額等々、国民に犠牲を押しつけ、弱い者いじめの政治がずっと続けられてきました。今後も老人医療費や健康保険、国保制度等、ますます悪政を推し進め、市長あなたが所信表明でいみじくも述べた、高齢者、社会的弱者に対し一層の高負担を負わせようとしています。

 これらのことは、市長あなたが公約の実現の柱としている「県下一の人にやさしい福祉都市」という方針とは全く相反するものであることは、私のみならずだれの目から見ても明らかであります。しかも、あなたを推薦あるいは支持した自民党、社会党は、連立して現在の村山内閣をつくっている政党であります。市長、あなたが自分の公約を実現しようとするときに、これらの政党の締めつけや、また横やりが入ってこようとも、市長自身の力強いイニシアチブを発揮し、断固として公約を守り通せることができるかどうか、私はあなたに投票した有権者の期待にこたえるためにも、あなたの不退転の決意の表明を求めるものですが、どうでしょうか。

 次に、福祉の問題であります。

 市長は、「県下一の福祉都市」を目指すと言ってこられましたが、私はそんなに遠慮せずに、世界一とは言わないまでも、日本一の福祉都市をぜひ目指していただきたい。これは冷かしなどでなく、心から思うものであります。日本一、県下一と言っても、他の市町村が余りにも低いレベルの中で、ちょっとでも頭を出していれば日本一、県下一であるという程度では、本当の意味の1番などではないと思います。市民1人1人の要求、要望にすぐに、そしてその人にとって満足し得る対応ができることこそ福祉の基本ではないでしょうか。

 福祉問題について、1)の現状をどうつかんでいるかという質問は、既に多くの議員さんが行っていますので省きます。

 2)の介護手当の引き上げについてです。

 さきの6月の議会、また昨日の市会の中で部長さんより、介護期間の短縮については支給基準の見直しを検討するとの答弁がありました。私は、今の1年を6カ月にということを前の議会で言ったわけですが、それで−−それでというのは6カ月のことですが、そのように理解してよいでしょうか。また、それはいつから適用されるのでしょうか。

 次はその額の問題です。寝たきりのお年寄りの介護を要する家庭では、多くのところで家族のだれかが仕事をやめたり、また何日も休んだりして介護に当たっているというのが現状です。ですから、これら介護を必要とする家庭には、当然のこととして経済的な問題が重くのしかかっております。そこで、ぜひ介護手当をどの家庭にも、現行の3万円から15万円というランクづけをなくし、一律年額24万円にするよう強く求めます。

 3)のホームヘルパーの増員と身分保障についても、既に何度か出されているので除かせていただきます。

 4)の難病対策については、1点だけお聞きします。

 例えば人工透析をしている人などが病院に行く場合の交通費などの負担の補助をぜひやっていただきたいと思いますが、どうでしょうか。もう1つ、これは通告していないので要望としてですが、難病患者や身障者の方の施設をつくったり改善したりするときには、ぜひ本人やその家族、また関係者の意見、考えを十分取り入れてやっていただきたいということです。何も今さらと思われるかもしれませんが、とかく後になって使いづらいとか、行きづらいということを聞きますので申し上げたわけであります。

 5)の小さな公園を各地にというのも、初日に今井議員さんが行っていますので、省かせていただきます。

 次に、大きい3番目の国保税についてお聞きします。

 1)番目の国保税の引き下げについては、6月議会でも私は取り上げてありますが、国保加入者の多くは退職したり、あるいはお年寄りで、市の幹部職員の言葉をかりれば、保険で見るならば最後のとりでであるとのことです。だからこそこの国保制度を現状で守るだけでなく、発展させていくことこそが真の社会保障ではないでしょうか。発展させていくということの一つに、国保税を引き下げ、市長の言う高齢者、社会的弱者の負担を軽減させていく、このことが入るのは当然であると思います。ですから、私は再び国保税の引き下げを強く求めます。

 次に、応能割、応益割の問題であります。

 現在の80対20を60対40にするということは、低所得者ほど重い負担がのしかかり、断じて認めるわけにはいきません。前回の6月の議会で部長さんは、来年度からを目標にしているとの御発言でしたが、いつからなのかをもう一度お聞きします。それと、もし60対40になったときの、通告ではアップ額としてありますが、現在と比べての影響などをお聞かせ願えればと思います。

 次に、4番目の湖畔若宮土地区画整理事業についてです。

 これにつきましては何人かの議員さんが質問されておりますので、私は市長さんにだけ基本的なお考えをお尋ねします。

 市長選の前、あるいは選挙中、関係地域の皆さんや私たち日本共産党の代表の者から聞いた話では、この地域の区画整理事業について市長さんは批判的考えだと聞いておりました。今回の市会での市長さんの答弁とはかなりの開きがあると言わざるを得ません。実際、新しい市長さんになったと喜んでいた地元の人たちは、市会の報道を見てがっかりしたと言っています。このわずかな期間になぜ変わったのか理解に苦しむところであります。変わった理由を含め、ぜひ市長さんの率直なお考えをお聞かせ願いたいと思います。

 次は、5番目のカノラホールの使用料について。

 営利を目的としない団体、例えば市民劇場とか子供劇場などの主催での使用料をぜひ引き下げて、気軽に利用できるようにしてもらえないでしょうか。

 次は6番目です。スケートの森のスケート場の入場料のうち、市内の小・中学生については無料にすることを求めたいと思います。この5番目も6番目も、過日、私ども日本共産党の議員団が市長に提出した市政への緊急要望にも取り上げてあり、市長も一定の理解を示したものであります。

 最後に、7番目の不況対策について質問をいたします。

 御承知のとおり長引く不況の中で、今、中小零細の商工業者は、事業、営業を守っていくのに文字通り血のにじむような苦労をしているわけであります。本日の小松清康議員も述べておりましたが、長年この岡谷市の発展のために産業を支えてきたこれらの皆さんのために、このようなときこそ行政の力で援助していかなければならないと思います。また、新規学卒者の就職難も社会的な大きな問題です。そこで、数点お聞きします。

 まず、市の制度資金を低利の制度資金に借りかえることができるかどうかお聞きいたします。また、制度資金を借りる場合のいろいろの貸しつけ条件をなるべく緩和するよう、これは要望として言っておきます。

 次に、市長の答弁の中で、新しい制度資金を検討しているとのことでしたが、どのようなものか。初日の答弁より詳しい説明をお願いいたします。

 次に、市内学校の新規学卒者の就職状況を、いわゆるバブル期に比べてどうなのかということと、市としての何か対策がありましたらあわせてお聞かせください。

 以上で壇上からの第1回目の質問を終わりますが、市長さん、最初に申し上げた私の危惧が早くも最初の市会で幾つかあらわれかけています。無理に数多く市長への答弁を求めましが、それもあなたの公約へ思いを込めて投票した人たちを裏切らないための勇気ある答弁を期待しているからこそであります。この場で、だれに遠慮することなく、岡谷市に新しい風を吹かせようとする新市長らしい林 新一郎氏としてのお答えをお願いしたいと思います。



○議長(山田一久議員) 笠原征三郎議員の質問に対する答弁を逐次求めます。

 市長。

       〔市長 林 新一郎君 登壇〕



◎市長(林新一郎君) 笠原議員の御質問にお答えいたします。

 私は選挙戦を通じ、自民党や社会党を初め幾つかの団体から推薦、支持をいただいてまいりましたが、今後市政に取り組むに当たっては、1党に偏することなく、公約の実現に向け、市民の立場に立った施政を推進してまいりたいと考えております。公約を守ることは当然で、民主主義の基本であるというふうに考えております。

 それから、難病についてでございますが、交通費の一部負担などをお願いしたいということでございます。提言としてお聞きし、検討してまいりたいと思っております。

 それから、湖畔若宮土地区画整理事業についてでございますが、後援会活動中、また選挙運動中、たびたび現地の地権者の御意見を伺う中で、人様の大切な資産に手をつけることでありますから、地権者の皆様と十分な上にも十分の話し合いがなされるべきであるというふうに申し上げてきた経緯がございます。話し合いをしていきたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(山田一久議員) 保健福祉部長。

         〔保健福祉部長 中島英光君 登壇〕



◎保健福祉部長(中島英光君) 2番目の福祉問題のところで、介護慰労金に触れての質問にお答えをしたいと思います。

 1点の支給基準の見直しの中で、6カ月でよいかということでありますが、私たちの検討段階ではそのように考えております。

 いつからかということでありますが、これについては、ここで市長さんもかわり、まだ内部的にすり合わせに至っておりませんので、御理解をいただきたいと思います。

 一律24万円にという御提言でございますが、この24万円という額での検討には入っておりません。

 国保税についてであります。引き下げを求めるという御質問でありますが、国保税と医療費の関係については、先番の野溝議員さんのときにもお答えを申し上げたとおりで御理解をいただきたいと思うわけですが、国民健康保険税については6月の議会でもお答えをしているとおり、将来を見通す中で、議員さんも制度の発展をさせていくというような御提案もあるわけですが、やはり国の制度に従いつつ、被保険者の立場に立って負担の軽減を行う方策はどうあるべきか、いろいろ模索をしていきたいというふうに考えており、国保の安定を期していくことを基本に考えてまいりたいというふうに考えております。

 引き下げは、減税ということでありますが、減税の検討をする段階には至っておりませんので、御理解をいただきたいと思います。

 それから、応能応益の負担割合についてでありますが、これについては先般の6月議会でもお答えを申し上げてきておりますように、来年からかという御質問がございまして、そういうふうに御理解いただきたいというふうにお答え申し上げたとおりであります。

 60対40の影響についてでありますが、これについては、現在80対20を60対40にするという一つの目標でありますけれども、段階的に進めていきたいということで、8月の岡谷市の国民健康保険運営協議会の方へも御報告を申し上げて、現在検討中であります。方針が決まりましたらまた協議会の方へお諮りしたいというふうに考えております。現在はこの額については積算をして表へ出す段階までは至っておりませんので、御理解をいただきたいと思います。

 以上です。



○議長(山田一久議員) 教育次長。

         〔教育次長 小口光雄君 登壇〕



◎教育次長(小口光雄君) 議員さんから2つの御質問をいただきました。

 5番目のカノラホール使用料について、それから6番目のスケート場の入場料についてでありますが、先番の議員さんの質疑の中で、市長より一定の考え方が示されましたので、御質問の趣旨を十分に踏まえまして今後検討、見直しをしてまいりたい、このように思っております。



○議長(山田一久議員) 経済部長。

         〔経済部長 横内啓吉君 登壇〕



◎経済部長(横内啓吉君) それでは、7番目の不況対策についてのところで、要望も含めまして3点ほど御質問をいただきましたので、お答えを申し上げます。

 まず、制度資金に関連をいたしまして、2つの御質問をいただいてございます。1つは、低利に借りかえすることができないかという御質問でございますが、当市の制度資金では、一定の条件を満たします場合には、対象となります経営安定資金というのがございます。この資金では、保証協会づきの既借り入れ残高を借りかえができるようになっておりますが、これを拡大していくことは考えておりません。現在制度はございます。

 それから、新たな資金の創設で御質問をいただきました。新たな融資制度につきましては、第2次総合計画でお示しをしてありますとおり、独立操業支援のための融資制度の創設について検討いたしておるところでございます。

 3番目に、市内の学校の新卒者の就職状況等につきまして御質問がございました。バブル崩壊前の平成2年度と平成6年度、これは平成7年3月になりますが、市内の事業所におきます新規学卒者の求人・就職状況について、まず数値を御報告いたします。

 平成2年度では求人数が 2,256人ございました。このうち就職でこの求人が確保されましたのは 547人でございます。充足率が24.3%となるものでございます。平成6年度では求人数は 990人になりまして、就職者は、このうち求人として確保できました数値が 484人でございます。したがいまして充足率は48.9%になるものでございます。ごらんをいただきますように、求人数では 1,266人、就職者数では63人それぞれ減になったものでございます。しかし、逆に採用者の充足率は24.6%上がってきております。このように求人状況は、バブル崩壊後から今日まで大幅に減少してきておりますけれども、特に内容を見てまいりますと、高校生の新卒者の求人数が減少してきておりますけれども、年々進学率も高まっていることなどから、就職希望者が減ってきております。そんな中で、平成6年度、先ほど申し上げましたように、平成7年3月の卒業者の地元の高校生の就職希望者でございますが、皆様は全員就職がなされております。

 一方、企業では優秀な学卒者を求める傾向が強くなってきておりますし、大学卒業者の採用数もふえてきております。長期化します不況の中にありまして、大学、短大、専門学校の新卒者につきましては、企業のリストラが進んでおりますことなどから、事務職を中心に求人枠は大幅に減少してきておりますのが現状でございます。特に事務職希望の女子学生は就職困難な状況となっております。

 いずれにいたしましても、卒業生の皆様の就職に対します意識の改革も必要と考えますし、景気の回復が不透明な状況では、企業の求人意欲も高まりませんので、早期の景気回復に期待をしておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(山田一久議員) 一通り答弁が済んだようです。

 笠原征三郎議員、2回目の質問を許します。



◆20番(笠原征三郎議員) 20番 笠原征三郎です。

 今、市長の答弁をお聞きしましたが、私は市長の公約は選挙に勝つための単なる思いつきのものだったとは思いたくありません。このような場で答えるということがふなれのため、これは私も無理もないことと思いますが、そのふなれのためからの公約より後退の発言であるならば、先ほども言いましたが、多数の有権者が市長の公約を支持して 6,500票もの大差で選挙戦で勝利したのであります。市長の後ろには多くの支持者がいるのです。そこにぜひ自信を持って、自分の言葉で、自分の信念で、今までも別に信念が入っていないというわけではないんですが、より一層自分の信念を入れて答弁をするようお願いいたします。

 そこで再度市長にお聞きします。湖畔若宮の区画整理については、私ども日本共産党の代表があなたと話し合いを持った折に、市長みずからこの問題を出して非難したほどであります。もちろん最初の考えがいつまでもその人を支配し続けるとは思いませんが、先ほどの程度の説明では私は納得できかねます。区画整理に反対している人がいる以上、この事業は白紙に戻し、その地域のことはそこに住んでいる人が決めて、それを行政が手助けしていく、そうすればいいと思いますが、どうでしょうか。

 また、介護手当の引き上げ、国保税の引き下げ、これについても市長自身が社会福祉を柱にしてと訴えてきた公約に照らしてどう思うか、これもお聞かせ願いたいと思います。

 カノラホールとスケート場の使用料、入場料などについては検討するとのことですが、これも先ほど教育次長さんが言ったように、きょうの三井議員の答弁で、利用率アップにすぐに役立つ方法の一つだと思います。市長の公約から照らしても、やろうと思えばすぐにできることですが、市長自身どうお思いでしょうか。

 次に、担当部長さんにお聞きします。

 まず、介護手当の件ですが、6カ月を考えているということで、これは具体的な数字で答えていただけたので納得したいと思いますが、24万円という額では検討に入っていないとのことでした。先ほど私は、現状を3万円から15万円と言いましたが、24万円という額でなくてほかの額なら検討に入っているかどうか、値上げの問題を考えているかどうかということをはっきりお聞かせ願いたいと思います。

 次に、国保税についても再度お尋ねいたします。

 社会保障というものは、財政的云々として判断するものではなく、これはだれもが当然受けられる権利の問題として考える必要があると思います。ましてやこれは人の命にかかわる重大なことであります。きょうも部長さんより、医療費がかからなければ税を低くすることができるとの発言でしたが、老人医療費が高いと言っても、年を取ってくれば病気がちになるのは当たり前のことだと思います。先ほどの発言では、とりようによっては病気になっても医者に行くなと受けとめられる、このように受けとめられても仕方がない発言ではないでしょうか。まして今の岡谷市の現状は、平成6年度の繰越金が3億 3,000万円近くあり、また積立基金が4億 5,000万円ほどあります。下げる気があればそんなに難しいことではないはずであります。

 もう一度この点についてお尋ねして、2回目の質問といたします。



○議長(山田一久議員) 笠原征三郎議員の再質問に対する答弁を求めます。

 市長。



◎市長(林新一郎君) お答えします。

 介護慰労金の引き上げについて市長の考えを聞きたいということでございます。これは十分に調査して検討していきたいと思っております。

 国保税の引き下げについてどう思うかということでございますが、国保税に関しましては重要な問題でございます。簡単に引き下げということはなかなか難しいと思っております。

 湖畔若宮土地区画整理事業についてということでございますが、連続立体交差のスタートが既に切られておられまして、▼事業推進に向け、地元の地権者の皆様と積極的な話し合いの場を設け、御理解をいただくよう取り組んでまいりたい▼というふうに思います。

 それから、カノラホールの料金の見直しということでございますが、現時点でルールに乗った見直しをしていきたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(山田一久議員) 保健福祉部長。



◎保健福祉部長(中島英光君) 2回目の質問で2点ほど質問いただいておりますので、お答えを申し上げます。

 介護手当について、議員さんから24万円という提案がありましたので、検討していないということで申し上げたわけであります。引き上げを考えているかどうかということですが、3万円から15万円ですので、その中でどういうランク区分に該当するかによっては、引き上げになる家庭も出てくるわけであります。24万円という話がありましたので、考えていないというお答えを申し上げたものであります。

 それから、国保に関連してですが、社会保障は当然の権利だということであります。それはそれでいいとしましても、医者に行くなというふうに受けとめられるということですが、受けとめるのは議員さんの方の立場ですからどう受けとめても、私はそんなことを言っていませんので、受ける方はどういう感性で受けていただいても私は構いません。

 それから、3億 3,000万円の繰り越しについては、先般の補正予算のときもお話を申し上げましたように、既に 7,000万円については当初予算で財源措置をしてありますし、先般返還金で約 2,100万円財源措置をしてありますので、そんなことも念頭に置いていただきたいわけですし、基金についても4億 5,000万円のうち当初既に1億 1,500万円については財源措置して使うことになっておりますので、そんな点も御理解をいただきたいわけですが、基金があるから基金を取り崩して引き下げろということになれば、基金がないときに不足したら引き上げていいかという論議になるんですね。しかし、基金というのはそういった税の引き下げのために積み立てているものではありませんで、不測の事態の場合に充当するということで、岡谷市の場合には約6億円から7億円くらいの基金が適当だということになっているわけであります。そんなことで、基金があるから税を引き下げるという、そういう考えには至っておりません。

 それから、国保会計につきましては、御存じいただいているように特別会計で処理をしているものであります。一般会計と区別して、収支バランスを考えながら処理するという原則になっている会計ですので、そんな点も御理解をいただきたいわけであります。一度風邪でもはやればすぐ1億円くらいの支出になるわけでして、そういった緊急のために基金があるわけでありますので、そんな点もぜひひとつ御理解をいただきたいと思います。

 以上です。



○議長(山田一久議員) 一通り答弁が済んだようです。

 笠原征三郎議員、3回目の質問を許します。



◆20番(笠原征三郎議員) 20番 笠原征三郎です。

 それでは、最初に、介護手当の問題から3回目の質問をさせていただきます。

 私は、もちろん6月の議会でも取り上げましたが、これは市長さん自体の公約の中の絡みとしてまた取り上げてみたものでありますし、実際何度も今度の市会の中で市長が直接答えているように、選挙前、選挙中、岡谷市の全戸を回って、本当に苦しんでいる人の姿を見てきたと、ぜひそれらの人の期待にこたえるためにも、たとえ私が24万円と言っても、月2万円程度で、もし特別養護老人ホームなどへその看ている人を入れるとなれば、こんな額では岡谷市の公費が済むはずがないと思うんです。私、細かい数字を一般質問の中で入れようと思ったら、期限切れで数字をお答えできないということでしたが、それでも私は2万円で済むような額ではないと思います。苦労して自宅で介護している家族の皆さん、また親戚やその他の皆さんのそれらの労に報いるためにも、私は2万円では安いと思いますが、とりあえず市長さんの言う県下一を目指すならば、4年後に35万円を超えてもらえばいいと、諏訪一の24万円で、これなら認めてもらえると思って出したわけなんですが、かなりがっかりした回答のわけであります。ぜひ市長に、先ほどの答弁では検討するということでしたが、もう一度いつごろから検討し、どのくらいの額になるか、今の自分のイメージで結構です。部長さんとかそういう方にお聞きするとまたこんがらかるかと思いますので、失礼な言い方だったかもしれませんが、ぜひ自分の公約と絡めてお答え願いたいと思います。

 次に国保の問題ですが、基金の件で部長さんが、岡谷市の場合は6億円、7億円が必要ということでしたが、(「リーン」予鈴)私が最初の臨時議会のときに、これを取り崩して引き下げたらというようなときに、市長さんは風邪がはやれば3億円と言ったはずなんです。その後、前の議会で私は、一番かかった月でも幾らかと聞いたら、先ほどの部長さんの言うような1億何がしのお金だったわけです。これでしたら、市長の言う3億円だったら、4億円ある3億円を取り崩すということは若干無理かもしれませんが、1億円程度なら私はそんなに無理なくこれを取り崩してもいいのではないかと思いますが、もう一度このことについてもお尋ねします。

 それから、先ほどのカノラホールの件なんですが、これは一応要望として言いますが、先日子供劇場の役員の方と話し合う機会を持ったんです。この夏カノラホールと共催で「モモと時間泥棒」ということをやったわけなんですね。使用料を払うことなくやれたと大変喜んでおりました。今後ともこのような方式をぜひとっていっていただきたいと要望しておきます。

 また、不況問題のところでお話のあった、いろいろ細かく数字を挙げていただきましてありがとうございました。やはり求人数を見ると、半分の求人数になっているわけで、就職したくても、平成7年3月では 100%といっていますが、自分の合ったところへ、望んでいるところへは行けてないようですので、ぜひ実のある対策を市としても練っていただき、余り心配することなく就職できるという方法をとっていっていただきたいと思います。

 最後、時間になってしまいましたが、3回目の質問をしたことに対してのお答えをいただきまして、私の質問を終わりといたします。



○議長(山田一久議員) 答弁を求めます。

 市長。



◎市長(林新一郎君) お答えします。

 私は福祉を重視しておるわけでございます。しかしながら、イメージとしては時期、金額とも申し上げることができません。前向きに取り組んでまいります。実態を把握してこれから答えを出していきたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(山田一久議員) 保健福祉部長。



◎保健福祉部長(中島英光君) 1億円と3億円の違いから最初に申し上げますけれども、例えば冬季を3カ月と考えまして、月にプラス分が 3,000万円と踏むと約1億円になりますね。それを1億円と踏むと3億円になるわけです。ですから、その幾らに見るかというのは、これはあくまでも想定の数字なものですから、これは見当つきません。ですから1億円でも正しいと思っていますし、私は3億円でも正しいと思っていますので、そんな御理解をひとつよろしくお願いしたいと思います。



○議長(山田一久議員) 笠原征三郎議員の一般質問を終了いたします。

 この際暫時休憩いたします。

         午後3時39分 休憩

         −−−−−−−−−−−−−−−−−−

         午後4時15分 再開



○議長(山田一久議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 毛利栄子議員の質問を許します。

         〔19番 毛利栄子議員 登壇〕(拍手)



◆19番(毛利栄子議員) 19番 毛利栄子です。

 通告順に従って質問をいたします。

 初めに、市長の政治姿勢について、特に公約を守るという点でお尋ねをいたします。

 西山新都市開発にかかわる問題であります。そもそもこの問題は、国のテクノポリス構想に基づいて、1984年に長野県がテクノハイランド構想として提唱したものであります。ばら色の夢を描きながら、県内で5つの圏域を指定しましたが、浅間テクノポリスは事業主体をめぐり県と市、地元企業との間で押しつけ合って、暗礁に乗り上げてしまっています。伊那テクノバレーでは、技術形成センターが91年に完成したものの、研究設備導入を初め多額の資金が必要となり、企業がこれ以上負担できないということで、これもまた暗礁に乗り上げています。アルプスハイランドも同様であります。

 では、諏訪テクノレイクサイド構想はどうなっているのでしょうか。これは推進組織の諏訪圏総合開発株式会社が86年10月、第一勧銀、八十二銀行、清水建設、セイコーエプソンなどの企業と県、諏訪地区市町村が出資した第三セクターとして設定されましたが、ビッグプロジェクトの事業化のめどが立たないということで、5年後の91年6月には解散をしています。

 このような状況であるにもかかわらず岡谷市は、第2次総合計画だから、地域振興整備公団の事業だからといまだに新都市開発の夢を捨てず、毎年毎年予算づけをやっており、本年も二千数百万円の予算が計上されています。あの西山に数百億円の巨費を投じて、500ha にも及ぶ自然を破壊し、 4,000人住める研究学園都市をつくるなどということは、全く現実を直視しない無責任な机上の計画であります。構想から既に11年、産業空洞化が進み、諏訪地方の工業出荷額の伸びも低下傾向にある中で、構想を提唱した県が、民間次第などと言って企業に責任をなすりつけ、破綻の前に逃げ腰になっているときに、岡谷市だけがこの構想にしがみつかなければいけない理由はどこにもありません。

 地方分権が叫ばれている折、市長におかれましては、選挙を通じて公約されたように、ぜひ新都市開発を凍結して見直すべきであると考えます。東京の青島都知事は、既に建設中の計画を中止しました。そのことが、都民の皆さんばかりではなくて、日本中、世界中から大きな支持を受けたところでございます。公約を守って市民に顔を向けることこそが大事です。

 本議会の中で、「民意を踏まえ、関係省庁と相談した上で対応する」「新しい目で研究している」とか、「見直しが必要」「進展がないので凍結状態」などと二面性を持った答弁をされていますが、明確な意思を持って凍結して見直していただきたいと思いますが、いかがでしょうか、御所見をお聞かせください。

 2番目に保育の諸問題についてお尋ねします。

 前市長はひまわり保育園の関係者と一度も会うことはありませんでしたが、先日早速会っていただき、関係者一同大変喜んでいるところでございます。御承知のように、ひまわり共同保育所は産休明けのゼロから2歳児の保育を行っている無認可の保育所です。今から23年前の1973年、育児休業制度もない中で、産休明けから働きたいというお母さん方の願いをかなえるために、公立ではフォローできない部分を担って、みんなの力を集めて設立をされました。この間送り出した子供たちはおよそ 300人、現在は園児19人、保母6人でやっていますが、入園に対する問い合わせは後を絶ちません。働く女性の数が労働者の4割となる中で、保育要求もますます多様化し、保育所が一層現状に合った運営をすることが求められています。

 私も、一人の人間として誇りを持って働きたいという思いから、3人の子供をひまわり共同保育所に預けて働いた者の一人ですが、教師や看護婦、自営や企業のフルタイムで働くお母さん方の子供が、7時30分から6時15分まで、熱意溢れる保母さんたちの手でしっかりと育てられています。緊急一時保育や、父母の切羽詰まった願いにこたえ土曜日も平日と同じ保育を実施して、献身的に頑張っています。

 一方国は、1990年代に入って、特殊出生率1.57にショックを受け、慌てて「子供を健やかに産み育てる環境づくり」をキャッチフレーズに育児休業法を施行し、学童保育も予算化しました。またエンゼルプランを策定し、本年度からは緊急保育5カ年事業をスタートさせました。ひまわり共同保育所が毎年2回のバザーをやり続け、あるときは園児が少ないために保母が出稼ぎに出て運営費を生み出し、あるときは園児募集に奔走したりして、1人でも預けたい親がある限り保育所をつぶすわけにはいかないと23年間血のにじむ努力をしてきたことが、不十分ですが認識されてきたと言えると思います。

 そこで、岡谷市としてこのようなひまわり共同保育所が果たしてきた、または果たしている役割についてどのような認識をされているかお伺いしたいと思います。そして、無認可ということで、認可園に比べれば公的補助は1人当たり6分の1にしかなりません。また乳児加算として認可園には40万円近くがおりますが、ひまわりにはありません。このような中で、運営費の80%は保育料で賄っている状態であります。保育料の5万 4,000円は限界に近く、献身的に頑張ってくれている保母さんの人件費にしわ寄せが行き、20年働いても10万円そこそこであります。本来なら市がやるべき内容の保育をひまわりがやっているわけですから、もっと補助をふやすことは当然ではないでしょうか。補助金の増額を切に求めます。

 次に、土曜保育の充実についてお尋ねいたします。

 保育の理念は、児童福祉法で定められているように、市町村の責任で保育に欠ける子供を保育所に入所させて、保育する措置をとらなければならないことにあります。しかし、過日の民生懇談会の席上、保護者会連合会から、土曜日でも預けられる保育園にしてほしいという要望が出され、私が独自にアンケートをとった中でも、「土曜日に子供を登園させるといやな顔をされて預けにくい」「土曜日に預かってくれないなら土曜日分の保育料を安くしてほしい」など、率直な声が出されました。一体事実はどうなっているのでしょうか、お示しいただきたいと思います。

 3番目は保育料の問題です。

 岡谷市の保育料は国の徴収基準を1年おくれで導入していますが、この国の徴収基準が大変問題で、ここ数年の動向は、所得の低い者ほど上げ幅が大きくなっていることが問題です。平成4年を 100とすると、3歳未満児では、平成7年度は第2階層の市町村民税県民税非課税世帯は 236%の上げ幅です。以下、第3階層は 160%、第4階層は 140%と来て、第8、第9階層では逆に減額措置がとられています。本来社会的な弱者を守っていくのが政治の責任であるはずなのに、低所得者層に重い負担の国の基準は、大いに問題があると思います。また、その国のやり方をそっくり踏襲している岡谷市の保育料も問題があると言えはしないでしょうか。

 ことしの第2階層の未満児の上げ幅は 68.92%と驚くような数字です。一挙にこのような上げるやり方をなぜ導入するのでしょうか。お考えをお聞かせください。さらに平均保育料の2万 1,652円もお母さん方の悲鳴の元凶であります。

 国の保育単価の低さや補助金カットなどのあおりを受け、岡谷市の超過負担も莫大なものがあるわけですが、未来に生きる子供たちを健やかに育てることがまちづくりの基礎になることを思えば、保育への投資をもっと大幅にふやして、保育料の値下げを行ってもいいのではないでしょうか、御所見をお聞かせください。

 3番目に教育問題についてお尋ねします。

 この問題は先番の議員の質問で、積極的に学校施設整備については取り組んでいくという御答弁をいただいておりますので、要望のみさせていただきます。

 この間、東部中学校の体育館の床の改修がされ、引き取りに参加をさせていただきました。今まで飛び跳ねれば穴があきそうな体育館から、弾力のある体育館に立派に変わり、大変うれしく思いました。それを機会に市内の小・中学校の実情がどうなっているか調べさせていただきました。

 西部中学の旧体育館などは基礎が崩れ、地震などあれば倒壊しそうなくらいつけ足し部分の壁が傾いていて危険です。

 また、川岸小学校の体育館は、かつて片倉万吉議員も取り上げましたが、床がコンクリートの上に直接リノリウムが張ってあるだけであり、弾力性もなく、成長途上の子供たちの健康を損ねないか大変心配です。ママさんバレーのお母さん方から、ジャンプしたり転んだりすると痛くてたまらないと切実な訴えがあったわけですが、子供たちは与えられた環境の中でそれが当然と思って従っていることしかできないだけに、このままにしておくのはとてもふびんでなりません。また、校庭がでこぼこしており、授業中にそこでボールを蹴ったときに穴にはまって転倒し、骨折をして1週間近い入院をしたお宅からも訴えをいただいております。父子家庭ですが、父親が単身赴任で他県に行っており、90歳近いおじいちゃんが面倒を見たわけですが、病院の付き添いもしなければならずとても大変だったという訴えをいただきました。

 このように施設の整備は子供たちの生命に直接関係するだけに、早急な対応を求めるものであります。この件は要望です。

 次に、父母負担の軽減についてです。

 義務教育は本来無償のはずですが、毎月毎月決まって学校へ納める費用が高くてばかにならないと父母の皆さんから大変声が寄せられています。調べてみますと、ある中学校では、旅行積み立て 3,000円、学級費 3,000円、給食費 5,840円となっています。2人が同時に中学へ通学していれば2万 3,680円が毎月確実に出ていくことになります。この上に小学生がいれば、トータルで優に3万円は必要であります。学校徴収金ということで他の市と比べてみると、これは県教育委員会の資料ですが、平成5年度比較では、中学生1人につき岡谷市では年間12万 1,267円、お隣の諏訪市では8万 6,753円です。4万円も負担が大きくなっています。そこで、ぜひ教育予算を大幅にふやして、父母負担の軽減を図っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 次は学校図書館への司書の配置についてです。

 テレビやファミコンの普及、過激な受験戦争などの影響で、子供たちの読書離れが叫ばれて久しくなります。子供たちにはスピードの速い映像文化に流されることなく、じっくり本を読み、物事を自分から調べ、自分なりの考え方や人生観をしっかり培ってほしいと熱い思いを寄せている者の一人です。1冊の本との出会いがその人の生き方を左右することだってあるのです。

 岡谷市では、PTA母親文庫、親子読書会、授業での読書指導など、さまざまな取り組みがされて関係の皆さんが御努力をされているところですが、学校図書館の現状はどうなっているのでしょうか。たくさん本があるのになかなか活用されていないというのが実情ではないでしょうか。図書館へ行っても日常的にだれもいない、アドバイスをしてくれる人もいない、開館も休み時間のほんのわずかの間だけ、これではだめです。図書館にはやっぱり司書がいて、本を読みたくなるような環境をつくってくれ、読書の楽しみを教えてくれる、そのことが大事だと思います。司書のいない図書館は養護教諭のいない保健室のようなものです。学校図書館法で司書を置かなければならないことが定められて40年、附則に「当分の間置かないことができる」と記されたばかりに取り組みもおくれてしまいました。「当分の間」が40年になるなどとは考えられない事態であります。県下17市の現状はどうなっているでしょうか。

 また、諏訪地方で学校図書館に司書を置いていないのは岡谷市だけと認識していますが、諏訪地方の現状もお聞かせください。そしてぜひ岡谷市でも専門の司書教諭を配置していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 次に、官官接待、交際費、食糧費の問題について伺います。

 官官接待、この聞きなれない言葉が今や流行語になっております。補助金獲得などの目的で、地方自治体の職員が中央官僚や県のお役人などを、住民の貴重な税金を使って飲食させていることが日常化していることは、政治腐敗という点からいっても、民主主義からいっても大問題であります。そこで以下の点についてお伺いいたします。

 岡谷市で国や県に対して官官接待の行われている事実はあるのでしょうか。陳情の折に手土産などを持参していく場合も含め、その回数、金額、内容についてお伺いいたします。

 また、市長交際費についてですが、これまでの審議の中で、96年4月1日からは公開するという答弁をいただいております。昨年度はどのような内容で、どのくらい使われているのでしょうか。1件当たり最も多い金額は幾ら、いかなる目的で執行されたのか、相手方についてもお示しいただきたいと思います。

 食糧費については総額と内容、会議時の茶菓以外でお酒を伴うものの回数と金額についてお伺いいたします。

 最後に、市報の問題についてお尋ねします。

 9月1日付市報は、だれが見ても明らかに市長選を意識したものであり、公費を使って公的機関が特定候補者の選挙運動を行ったことが大問題であります。これは公職選挙法136 条の2第1項第1号「公務員の地位を利用した選挙運動」に抵触するものであります。部長の見解を求めます。

 さらに、この市報は9月1日付になっておりますが、実際に各区を通じて有権者に配られたのは9月3日の告示以後であり、これもまた公職選挙法第 142条「文書の頒布」に違反します。選管の見解を求めます。

 以上で壇上での第1回目の質問を終わらせていただきます。



○議長(山田一久議員) 毛利栄子議員の質問に対する答弁を逐次求めます。

 市長。

         〔市長 林 新一郎君 登壇〕



◎市長(林新一郎君) 毛利議員の御質問にお答えいたします。

 新都市開発に関してでございますが、これは事業計画調査が実施された時期と現在とでは大変大きな社会的、経済的な違いがございます。検討に当たっては、民意を踏まえながら、関係官庁とともに相談し進めてまいりたいと考えております。凍結し、民意を反映した開発をすると申してきました。岡谷市で唯一残った広大な土地でありますので、十分検討する必要があります。再検討が終わるまでは計画は実施されないということでございます。

 以降は担当の部長より答えさせますので、よろしくお願いします。



○議長(山田一久議員) 保健福祉部長。

         〔保健福祉部長 中島英光君 登壇〕



◎保健福祉部長(中島英光君) 2点目の保育の諸問題についてお答えを申し上げます。

 まず、第1点のひまわり共同保育所への補助についてであります。

 議員さん御指摘のように、昭和48年、余り需要のなかった時代からいち早くゼロ歳児保育に取り組んでスタートしていただき、現在まで産休明けの子供を受け入れてきていただいているわけでありまして、このことには長年の御努力に敬意を表するところであります。

 認可外保育所として、今まで市といたしましてもできる限りの補助をいたしてきたつもりであります。さらに、昨年に引き続き、昨年大幅な単価の改定があったわけですけれども、本年もこの単価の改正が行われ、認可外保育所の経営面での助成を行っているところであります。

 行政としましても、県の要綱に準じ、一部市独自の分を上乗せして行ってきているわけでありまして、昨年もたしか独自上乗せ分の増額を図ってきたところであります。この継続をしていきたいというふうに考えております。

 2点目の土曜保育の充実であります。

 土曜保育については、私どもの方では入園説明の際にも、必要な方には遠慮なさらず来園していただいて結構だという説明をしてきておりますし、保育園の職員の方へも、登園してほしくないような言動は厳に慎むように注意をしてきているところであります。また、園長会等を通じて常々その点には意を配しているつもりであります。

 ただ、出す方の側と受ける方の側とでやはり何といいますか、出しにくいという状況があるのではないかなということは感じておりますが、職員の方ではそういった言動はしていないというふうに思っております。将来的にこの土曜保育のあり方がどういうふうになるか、また保護者会ともいろいろ意見を交わしていきたいというふうに思っております。

 次に、保育料についてであります。

 御指摘のように、国の1年おくれを適用して軽減を図ってきているところであります。最近国の方では、不公平感の是正という意味で、おっしゃるように上位階層を引き下げまたは据え置きにして、中低位階層の増額改定をしていることは事実であります。

 それから、国の保育基準の単価については、配置基準とその金額についても実情に合わないということで、保育関係だけでなく福祉関係ではいろいろそういったものがあるわけですけれども、この単価の改定については市長会等を通じて国へ要望していただいておりますし、岡谷市の市議会でもこの保育問題についてはいろいろ意見書を上げて運動していただいているところであります。

 ことしは余り騒がれていないんですけれども、保育所制度の見直しということで一時、3年ほど前から論議をされてきたところでありますが、大きな改革が国の方ではあるようであります。そういったものについても議会の方でも、いち早く意見書を挙げて動きをいただいているところでありますが、この国の動きについては注目をしていきたいというふうに思っております。

 以上でございます。



○議長(山田一久議員) 教育長。

         〔教育長 齋藤保人君 登壇〕



◎教育長(齋藤保人君) 教育問題につきまして幾つかの御質問をいただいております。逐次お答えをしてまいりたいと思います。

 初めに、父母負担の軽減についてでございます。

 おっしゃるとおりでありまして、義務教育でありますから父母負担はゼロに越したことはございません。各学校で行われております教育活動に要する経費につきましては、従来から公費によるものと私費、いわゆる父母負担によるものとに区別いたしております。文房具や補助教材などのように、児童・生徒個人の所有にかかわるものや、社会見学、修学旅行等教育活動の結果が直接受益として児童・生徒個人に還元されるものにかかわる経費について区別をしていかなければならないわけでありますが、それらを加味して父母負担をお願いしているところでございます。

 今後とも必要な教育予算の確保に努めることは、教育委員会の責務でありますので、御要望にもございましたように、父母負担の軽減に一層努めてまいりたい、こういうように考えております。

 他の市との比較がありましたので、ちょっとこの席をおかりして、誤解があってはいけませんのでお断りいたしますが、岡谷市の各小・中学校では、学級費とか、または学年費というような形で徴収をしている学校が多いわけであります。そうしますとその費用は全部御負担になりますから、これを教育費というようにお取りいただくわけでありますが、これは当然父母または子供さんが書店または文房具店へ行って買うものだ、こういうようなものを学校が扱わないということに、そういうことになれば、学校での徴収金は減ります。ただ岡谷市の場合は、これは例えば画用紙とかいろいろございますね。そういうような場合に、これは一括購入することの方がメリットが多いと、個人個人で画用紙を求めてくるよりかメリットが多いというような場合には、学級費または学年費で徴収するわけですから、一律に金額でこの市町村は多い、この市町村は少ないということで、父母の教育費に占める負担というようなものを比較をしていただくことはいかがなものかと思います。この点については学校でも十分に御理解をいただいた上で、学校で一括購入がよいのではないかということで集金をさせていただいているわけでございますから、そういうものをすべてどうぞ御家庭でお求めくださいと、例えば彫刻刀とかいろいろございますね。そういうようなものを学校ではもう集めないことにしましょうと、ではおうちでどうぞとこういうことの方がいいか、その辺のことについては意見の分かれるところでありますので、くどいようでありますが、学校は努めて学校での集金というものにつきましては軽減するように努力をいたしておりますし、あと1つ言わせていただきますと、そのお金の扱いは先生方がやっているわけでありますから、これは少ないに越したことはないんです。多く集めれば集めるほど、教科指導や生徒指導以外にその仕事はふえてくるわけでありますから、そういうような点については御理解を賜ればありがたいと思います。

 次の問題へまいりたいと思います。学校図書館へ、今議員さんは司書をという御質問でありましたが、これは司書教諭というように取ってお答えしてよいでしょうか。そういうことでお答えいたします。

 司書教諭というのは、御承知のように教諭の免許を持っていなければ司書教諭の資格は得られないわけであります。その教諭としての免許を持った者が、文部省または国立大学等で行います講習会に参加をいたしまして、所定の単位を取って初めて司書教諭になるわけでありまして、これは非常に簡単には得られない資格であるということを、まず第1に御理解を賜りたいと思います。

 司書教諭に関しましては文部省でも、鋭意小・中学校の図書館へ充足をしていきたいと、またそのために努力をしており、国でも予算をつけてできるだけ学校へ司書教諭の配置をしたいというようなことで取り組んでおりますので、その点を御理解をいただきたいと思います。

 司書教諭につきましては、今お話ししましたように、国の仕組みとしての県費負担教職員制度の中で考えていくことが望ましいのではないかというように私どもは考えております。そのために諏訪地区教育7団体連絡協議会等を通じまして、県に対しまして司書教諭の配置の要望、いわゆる陳情をいたしているところでございます。御理解を賜りたいと思います。

 学校図書館の現状についてという御質問がありましたので、触れさせていただきます。

 現今はさまざまな情報メディアが発達し、趣味や娯楽等も多様化していることは御承知のとおりであります。また、現在の子供たちが図書離れが非常に多くなったという点で憂慮されているわけであります。次代を担う子供たちが豊かな情操や思考力、表現力を培う上でも、読書指導は重要な学校教育の課題であろうと思いますし、ぜひこのことにつきましては各学校とも力を入れなければならない問題と考えております。学校現場では、教師によりまして読み聞かせのほかに、教科指導等の中で関連する図書を紹介し、またその図書をもとに研究を深める等、現在の学校で求められている学習は問題解決学習でございますので、図書館の占める位置というものは非常に重要でございます。児童・生徒が主体的に読書に取り組む、またそういうような環境づくりの醸成に各学校とも努力しているわけでございます。

 次に、17市及び諏訪郡市の司書教諭の配置状況についてどうかという御質問がございました。

 平成6年度長野県学校基本調査の報告書によりますと、県下では中学校で2名の司書教諭が配置されております。小学校には1校も配置されておりません。先ほど図書館司書というお話がございましたので、岡谷市は1人も配置してない、こういうお話でありましたが、その点について御理解をいただくために実情を申し上げます。

 図書館司書というのは、図書館事務をとるということでございます。そのため図書館事務員として、岡谷市の場合には他の市町村に先駆けて、事務職員は県費職員と市職員とを、学校の大小を問わず2名ずつ配置いたしております。そのため、私どもはその市費の職員の方に図書の事務処理等の職務をお願いをしているところでございます。17市中8市でそのような形で行っているわけでありまして、郡下の様子等を見ましても、正規の職員による対応をしている学校はございません。例えば半額は市費で、半額はPTAでとか、またはパートでとか、何校もかけ持ちとか、そういうようなことで実数はあらわれてきておりますが、岡谷市の場合は今お話ししましたように、幸いにして事務職員の配置率が大変、県下でも恐らくこんなに恵まれたところはないかと思いますが、その職員の方々のオーバーワークにならないように、先生方と御協力をしていただいて図書館の事務等をしていただいているのが実情でございますので、その点を十分に御理解をいただきたいと思います。

 以上でございます。



○議長(山田一久議員) 総務部長。

         〔総務部長 高橋清志君 登壇〕



◎総務部長(高橋清志君) 4番目にいただきました官官接待、食糧費につきまして、予算を統括しております関係から私の方から御答弁を申し上げます。

 一般会計について申し上げますが、1款の議会費から10款の教育費までの食糧費の総額につきましては、平成6年度が 1,229万円、平成7年度は当初予算で 1,793万円ほどになっております。主な使途につきましては、来客あるいは行政視察、会議等の茶菓子並びに昼食代、あるいは姉妹都市交流のための食糧費、協議会・審議会等の食糧費等でございます。特に平成7年度が多くなっておりますけれども、これは参議院議員選挙あるいは県議会議員選挙等4つの選挙がございましたので、それに伴う食糧費が加わるために多くなっているものでございます。

 官官接待という言葉が使われておりますけれども、その範囲がどういうところに基準を置くかというふうな見方がいろいろございますが、平成6年度、私どもの方で国あるいは県の職員との飲食を伴うものは約90万円ほどでございました。

 いずれにいたしましても、中央省庁等とのいわゆる言われております官官接待というものにつきましては、情報収集の機会、あるいは事業の打ち合わせ、概要状況の説明聴取、市の方へ研修会に来ていただきました講師との懇談等、最小限の場合に限って行っております。

 以上でございます。



○議長(山田一久議員) 企画部長。

         〔企画部長 鮎沢茂登君 登壇〕



◎企画部長(鮎沢茂登君) 交際費についての御質問にお答えをいたします。

 先番の議員さんにもお答えをしたところでありますけれども、交際費は地方公共団体の長が行政を執行していく上で、あるいはその公共団体の利益のために、市を代表し外部とその交渉等をするための必要な経費でありまして、その内容におきましては、会議の際の御祝儀とか、香料、餞別、お見舞金等が主なものでございます。

 平成4年度以降の予算額は 760万円でありまして、平成6年度につきましては、たまたま玉野市の山林火災の見舞金等ございまして、 300万円が加わっております。

 それから、広報「おかや」にかかわる御質問でありますけれども、これにつきましても先番の議員さんにお答えしたとおりでありまして、モニターとの懇談会、例年8月の上旬に行っておるものでありますけれども、その内容を掲載したものであります。9月はたまたま敬老の日がありまして、福祉にかかわるものを載せたということでございまして、特段の意図があるものではございませんので、御理解をいただきたいと思います。



○議長(山田一久議員) 選管事務局長。

         〔選挙管理委員会事務局長 小口和久君 登壇〕



◎選挙管理委員会事務局長(小口和久君) 市報の問題で選挙管理委員会の方へ御質問をいただきましたので、御答弁申し上げます。

 9月1日付の広報「おかや」でございますけれども、違法文書とは考えておりませんので、御理解いただきたいと存じます。

 以上でございます。



○議長(山田一久議員) 一通り答弁が済んだようです。

 毛利栄子議員、2回目の質問を許します。



◆19番(毛利栄子議員) 19番 毛利栄子です。

 最初の市長の政治姿勢について尋ねたところ、西山の開発については凍結をして見直しをされるという明確な御答弁をいただき、大変うれしく思っているところでございます。そこで、ぜひ、そういう答弁に立つならば、今予算を執行することをとめていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。

 次に、保育の諸問題のところですが、ひまわり共同保育所への補助金の問題についてですが、部長さんの御答弁によりますと、独自の上乗せ分は継続をしてやっていただくということでございました。継続ということでありますと、今までと同じ額というふうにもとれますので、私が要求してお願いしたいのは増額ということであります。ぜひふやしていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。

 ちなみに、県下幾つもの無認可保育所があるわけですが、先ほどのお話がありました公費の最低基準は当然どこの無認可保育園にも出ています。ところが、それ以外に独自に出ている自治体も多いわけでして、岡谷市の場合はその市の上乗せ分が少ないがために、全収入の中で保護者負担の占める割合は78.5%と大変高くなっています。最も低いところは52.8%であります。このようなことをかんがみてみましても、ぜひとも、継続をされるということでありますれば、その上に一層上乗せをしていただき、額をふやしていただきたいと思いますが、どうでしょうか。

 それから、土曜保育の充実についてですが、職員には注意しており、特別な言動はしないようにというふうに徹底してあるというお話でございました。この問題につきましては、1つはぜひ園長会で一層徹底していただきたいこと、2つ目には保護者会と父母の皆さんに園だよりなどでぜひその趣旨を大いに徹底していただくことを求めるものであります。

 教育問題についてですが、父母負担の軽減の問題で、学級費または学年費で一括購入する方がいいものはそうしているというふうにおっしゃいました。実際、学校で出されてくる学級費の会計書、決算報告などを見ますと、例えばテスト用紙など、文具に含めテスト用紙などの印刷代も子供たちの父母から直接徴収したもので賄っております。また、当然授業を進めていく上で必要と思われる家庭科実習の材料費や美術の教材費なども父母の直接徴収によって賄っておりますが、このようなことが本当に父母の負担で賄われてよいのかどうか、教育長さんの御見解をお尋ねしたいと思います。

 それから、学校図書館への司書の配置についてですが、司書教諭については逐次県が今配置をしてくれているところでございます。専門の知識を持った司書を配置してほしいという内容について、岡谷市の場合は事務職員を2人配置しているというようなお話でございましたが、図書館教育の果たす役割と学校図書館の問題について、教育長さんの方からは大変よいお話をいただいたにもかかわらず、この司書の配置、事務職で事務的なことで賄っているというふうな御答弁については納得をしかねるところでございます。図書館には司書がいて、そこに子供たちが集まってくれば、本の紹介、本の読み聞かせから始まって、子供たちのお話にいつでも乗ってやれる。そういう人の配置が求められるところでございますので、ぜひ、岡谷市にはそういう司書にかわる司書的な仕事をする人たちが配置されておりませんので、配置していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

 官官接待、食糧費、交際費の問題についてですが、先ほどの答弁の中で、1件当たり一番多いのはどのぐらい使われたのでしょうかという質問についてはお答えをいただいてありませんので、再度お答えを願います。

 それから、市報の問題についてですが、部長さんの御答弁ですと、たまたま9月1日号をモニターとの懇談会についてのことをお知らせするものに編集したというふうにおっしゃっられております。しかし、過去のものを私調べてみました。前回、平成3年度の市長選のときは、前市長の林 泰章氏をどのくらい市報の中でクローズアップしているかということでありますが、特に表紙にどのぐらい載っているかという見地で調べさせていただきました。平成3年度、選挙のあった年ですが、2回であります。平成4年度は1回、平成5年度は2回、平成6年度は3回、平成7年度は9月1日までで8回市長さんが登場をこのようにしてきております。

 この推移を見ましても、この取り上げ方が尋常ではなくて、(「リーン」予鈴)明らかに激しい市長選を意識して、当時市長をされていた林 泰章氏に有利に進むように行政として手だてをしたというふうにしか思われませんが、いかがでしょうか。このことについてお尋ねをいたします。

 以上で2回目の質問を終わらせていただきます。



○議長(山田一久議員) 毛利栄子議員の再質問に対する答弁を求めます。

 都市開発部長。



◎都市開発部長(阪口進一君) 新都市開発の件でございますが、現在新都市開発で予算を盛っておりますのは、人件費と、それから大学誘致に向けましてアンケート調査の費用、これが予算として残っております。大学誘致のアンケート調査につきましては、そのあたり十分に庁内の調整ができておりませんので、ここの段階でそれを執行するかしないかについては御返事ができない状況でございます。それにつきましては、大学誘致といいますのも新市長の公約の一つでございますし、そのあたりについては今後検討させていただきたいと思っております。

 それから、人件費の件でございますが、今後の検討のためにどうしても必要な人件費だと思っておりますので、ここで人件費の執行をやめるつもりはございません。

 以上でございます。



○議長(山田一久議員) 保健福祉部長。



◎保健福祉部長(中島英光君) 補助金の増額の件につきましては、要望として受けとめさせていただきたいと思います。

 土曜保育については、一層徹底を期してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。



○議長(山田一久議員) 教育長。



◎教育長(齋藤保人君) 2点御質問をいただきました。

 父母の教育費負担についてでございますが、細かいことになって大変恐縮でありますけれども、この点を御理解いただきたいと思いますが、例えばテスト用紙の印刷代というようなお話がございましたが、学校としてぜひ必要な、例えば就学指導に必要な諸検査の用紙−−私どもテストとは申しておりませんが、諸検査用紙、それから知能検査の用紙、それから高等学校へ進学するための調査書等のこれは公文書として扱わなければならない、そういうものについては御負担をかけておりません。それから家庭科とか、例えば美術等で実習費や教材費を集めているのではないかということですが、これも御理解いただきたいと思いますが、学級で共用のものについては集めていないはずであります。もしそれまで集めているような学校がございましたら、直ちに御指摘をいただきたいと思います。学級全体で共用で使うものについては教育予算で支払うように、学校長を通して十分に指導しておりますから、もし御指摘のような事実があればまことに遺憾でありますので、御指摘をいただきたいと思います。

 それから、2番目の司書教諭のことでありますが、この点についても御理解いただかなければいけませんのは、教育の場合にはどういう教育の場であっても、子供たちにものを教えるというそういう教育活動は、法律で教諭の資格のない者はできないんです。ただ奉仕活動等でいろいろ、こういう技能が非常にベテランの方だからとか、またはAETとか、そういうような場合も必ずあれは補助者であって教員ではございません。例えばAETの場合も必ず教員はそこについているわけでして、そういうようになっておりますので、図書館も同じことなんです。ですから、今お話のありました司書の資格を持った方に読書指導とか、または指導をということは、これは禁じられているわけでして、そのために文部省では司書教諭を配置しましょうと。ところが先ほどお話ししましたように、この司書教諭を配置するためには、教諭の資格があって、なおさらに講習なり何なりを受けなければなりませんので、そこで当分の間司書教諭を置かないことができるということで対応しているわけです。しかし、これでは問題があるというようなことで、文部省初め県の教育委員会等では鋭意この問題には取り組んでおりまして、私ども現場といたしましては、一日も早く県費負担の教職員の配置をお願いしているところでありますし、そのために陳情等もしているわけでありますから、その辺のところを十分に御理解を賜ればありがたいと思います。

 ちょっと長くなってすみませんでした。



○議長(山田一久議員) 総務部長。



◎総務部長(高橋清志君) 官官接待、食糧費のところで再度御質問をいただきました。

 一番大きなのはというふうなお話でございますが、先ほど平成6年度の食糧費、国・県の職員との飲食を行ったものは90万円というふうに申し上げましたけれども、15回行っておりまして、その都度人数が違っておりますので、最高の額を言ってもあれですので、1人当たりに直しますと、平均は 6,100円でございます。

 以上でございます。



○議長(山田一久議員) 企画部長。



◎企画部長(鮎沢茂登君) 広報のところでの御質問でありますけれども、写真の載った数が年度ごと何件というような御指摘をいただいたわけですけれども、年度ごとにつきましては初めて私も知ったわけなんです。本年度につきましては、市報に載せるにふさわしい写真が多かったと、そんなふうに御理解いただきたいと思います。



○議長(山田一久議員) 一通り答弁が済んだようです。

 毛利栄子議員、3回目の質問を許します。



◆19番(毛利栄子議員) 時間がありませんので、幾つかについて御質問させていただきます。

 1つは、西山開発の問題についてですが、見直しはいつまでに行うのかという点でお知らせいただきたいと思います。

 それから、ひまわり共同保育所への独自の上乗せ分の補助について増額をしていただけるかどうか、先ほど答弁あったということですが、ちょっとそういうふうに聞いておりませんので、その問題についてお尋ねをいたします。

 学校図書館への司書の配置の問題などについては、教育長の答弁でなかなか私も納得できない分がありますので、今後引き続いて取り上げさせていただきます。

 また、父母負担の軽減の問題についても、教育活動をどうとらえるかという点でかなり私ととらえ方が離れておりまして、またいろいろな機会を通じて取り上げさせていただきたいと思っております。

 以上、2点について御答弁をお願いいたします。



○議長(山田一久議員) 答弁を求めます。

 都市開発部長。



◎都市開発部長(阪口進一君) 見直しの時期でございますが、市長からも御答弁がございましたとおり、関係官庁等々とも民意を踏まえながら進めてまいるということで、いつまでにというのはこの段階ではまだお話のできる状況ではございませんので、御理解をいただきたいと思います。



○議長(山田一久議員) 保健福祉部長。



◎保健福祉部長(中島英光君) ひまわり保育所への増額の件について、もし発音が悪かったとしたらおわびを申し上げまして、再度お答え申し上げますが、御要望として受けとめをさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。



○議長(山田一久議員) 毛利栄子議員の一般質問を終了いたします。

 これにて一般質問は全部終了いたしました。

         −−−−−−−−−−−−−−−−−−

         (「議長、議事進行」と呼ぶ者あり)



○議長(山田一久議員) 林 稔議員。



◆26番(林稔議員) 26番 林 稔です。

 おととい私が一般質問をした中で、下諏訪ダムに関連して水道部長が答弁をしていただいたわけですが、議決をしたから執行しているんだという発言があって、それはそれで当然のことなんですが、その後私ももう一度テープを聞いてみましたら、〔……………………指摘引用につき削除……………………〕発言をされて、議会の権能にかかわるような点について言及しているように思われますので、議事録精査の上、善処をお願いしたいと思います。



○議長(山田一久議員) ただいまの林 稔議員の議事進行発言について、水道部長より発言を求めます。

 水道部長。



◎水道部長(藤森武男君) ただいまの林議員さんの議事進行の部分につきまして、私の方での発言が好ましくないということで、取り消しをさせていただきます。すみませんでした。



○議長(山田一久議員) ただいまの水道部長の発言取り消し申し出について、これを許可することに御異議ありませんか。

         (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(山田一久議員) 水道部長の発言取り消しは許可されました。

 昨日の堀内一光議員の議事進行については、当局よりの発言を求めます。

 都市開発部長。



◎都市開発部長(阪口進一君) ゴルフ場の開発に関する基準として、長野県ゴルフ場開発事業に関する指導要綱、いわゆる総量規制があることについては、平成6年12月議会での堀内議員さんの御質問のとおりでございます。

 岡谷新都市開発事業のゴルフ場計画は、この総量規制施行以降、地域振興整備公団により策定された事業計画に含まれており、この事業計画調査は県も中心メンバーに入って実施されたことや、県の第3次総合5カ年計画等にも位置づけられている状況を踏まえまして、ゴルフ場の総量規制については一定の条件を満たし、知事が認めた場合には開発が認められる旨、これまで答弁をしてまいりました。今回の御質問の中でお話がありました県の環境自然保護課の担当は、総量規制の内容の厳しさを議員さんに話されたものと思われますが、この総量規制の要綱には例外規定が明文化されており、全くできないものではないと考えておりますし、現実に例外規定適用で開発が認められた望月町のケースもございます。また、ゴルフ場開発事業者からの申請も上がっておらず、具体的な内容もわからない段階で開発の可否は判断できないものと思っております。

 今議会において市長が答弁申し上げているとおり、新都市開発は新しい目で見直し、検討したいと考えておりますが、仮にゴルフ場を継続して計画していく場合は、岡谷新都市開発計画の位置づけや経過を踏まえて、県と十分話し合いを行ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(山田一久議員) この際暫時休憩いたします。

         午後5時21分 休憩

         −−−−−−−−−−−−−−−−−−

         午後7時35分 再開



○議長(山田一久議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 堀内一光議員から発言を求められておりますので、これを許可いたします。

 堀内一光議員。



◆25番(堀内一光議員) 25番 堀内です。

 小松議員の議事進行に対して、私は調査をいたしましたが、とらえ方に不十分さがあり、不適切な発言をし、本人と関係者に御迷惑をかける結果になりましたことに対しておわびをいたします。したがって、私の発言中関係部分については取り消しをお願いしたいと思います。

 次に、原議員の議事進行についても、市民からの訴えをそのまま発言したものですが、適正な発言ではないので取り消しをお願いします。

 さらに、ロマネットに関係した質問の中で、〔削除〕についてはこれも市民からの訴えをそのまま発言したものであり、適正な発言でないので取り消しをお願いいたします。

 以上です。



○議長(山田一久議員) この際お諮りいたします。ただいま堀内一光議員より申し出のありました小松 稔議員の議事進行と原 宏議員の議事進行及びロマネットについての関係する部分を取り消しされたい旨の申し出がありました。この取り消しを許可することに御異議ありませんか。

         (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(山田一久議員) 堀内一光議員の発言取り消しは許可されました。

         −−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(山田一久議員) 本日はこれをもって散会します。

         午後7時37分 散会