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長野県 上田市

平成19年  9月定例会 意見書・決議 尾瀬国立公園内自然環境保全のための速やかな対応を求める意見書




平成19年  9月定例会 意見書・決議 − 尾瀬国立公園内自然環境保全のための速やかな対応を求める意見書








                議 案 提 出 書
 平成19年10月11日
  福島県議会議長  遠 藤 忠 一 様
                         提出者 福島県議会議員 遠 藤 忠 一
                                  ほか 全     員
 次の議案を別紙のとおり提出します。
  尾瀬国立公園内自然環境保全のための速やかな対応を求める意見書
 理 由
  尾瀬国立公園内自然環境保全のための速やかな対応を要望するため






議案第4号

  尾瀬国立公園内自然環境保全のための速やかな対応を求める意見書

 本年8月30日、新たな国立公園として、尾瀬国立公園が誕生した。

 我が国を代表する美しい景観と学術的にも貴重な生態系を有し、ゴミ持ち帰り運動発祥の地として「日本の自然保護の原点」といわれる尾瀬が、世界的にも稀な山頂部の湿原を有する田代山や帝釈山、多様な植生を誇る会津駒ヶ岳を編入し、新たな一歩を踏み出した歴史的意義は大きいが、同時に、かけがえのない尾瀬の自然環境を確実に次世代に引き継いでいくため、関係機関による一層の取り組みが求められるところであり、広域的な課題等については、特に国における速やかな対応が不可欠である。

 よって、政府においては、次の措置を講ずるよう強く要望する。

1 ニホンジカによる食害等の防止措置

 近年、尾瀬においてはニホンジカによる高山植物等の食害が問題となっており、特に本年は、大江湿原におけるニッコウキスゲへの食害が顕著となっている。

 シカは広域的に移動し、編入地域も含め、尾瀬国立公園のほぼ全域への侵入が確認されており、このままでは湿原が回復不可能な状況となるおそれがあることから、尾瀬国立公園内におけるシカの生息状況の抜本的な調査や、有害捕獲も含めた総合的な対策を早急に行うこと。

2 田代山北側斜面の崩落防止等の措置

 新たに編入された田代山においては、北側斜面の国有林区域での崩落が続いており、田代山の貴重な頂上湿原が失われるなどのおそれがあることから、崩落防止のための措置を強化するとともに、崩落による自然環境への影響を調査するなどの対応を速やかに講じること。

3 木道、公衆便所等の各種施設の整備促進

 編入地域を含めた尾瀬国立公園の木道、公衆便所等の公園施設については、地元の意向等も踏まえつつ、自然環境の保全に十分配慮しながら、原則として国において、早急に整備すること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

   平成19年10月 日

 内閣総理大臣

 農林水産大臣 あて

 環境大臣

 林野庁長官

                    福島県議会議長 遠 藤 忠 一