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長野県 松本市

平成11年 10月 臨時会(第3回) 10月25日−01号




平成11年 10月 臨時会(第3回) − 10月25日−01号









平成11年 10月 臨時会(第3回)



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           平成11年松本市議会第3回臨時会会議録

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        平成11年松本市議会第3回臨時会が10月25日午前10時

       松本市議事堂に招集された。

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            平成11年10月25日(月曜日)

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                議事日程

                    平成11年10月25日 午前10時開議

 第1 会議録署名議員の指名

 第2 会期の決定

 第3 議案第1号 工事請負契約の締結について(松本市社会文化会館後利用施設建設主体工事)

      第2号 工事請負契約の締結について((仮称)上土特定公共賃貸住宅新築主体工事)

      第3号 (仮称)地域情報センター情報システム構築業務委託に関する契約の締結について

      第4号 市有財産の取得について((仮称)松本市美術館美術資料)

 第4 委員長審査報告(議案第1号から第4号まで及び継続審査中の議案第19号、第20号)

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      議長  高山政彦君       副議長  田口敏子君

出席議員(38名)

      1番  犬飼明美君        2番  太田更三君

      3番  南山国彦君        5番  草間錦也君

      6番  上條徳治君        7番  上條庄三郎君

      8番  近藤晴彦君        9番  白川延子君

     10番  牛山輝雄君       11番  芦田勝弘君

     12番  小林繁男君       13番  小岩井洋子君

     14番  黒田輝彦君       15番  増田博志君

     16番  平林軍次君       17番  赤羽正弘君

     18番  下沢順一郎君      19番  大久保真一君

     20番  酒井正志君       21番  早川史郎君

     22番  神田視郷君       23番  倉橋芳和君

     24番  高山芳美君       25番  塩原 浩君

     26番  上條洋幹君       27番  武井福夫君

     28番  渡辺 聰君       29番  塩原英久君

     30番  中田善雄君       31番  田口悦久君

     32番  池田国昭君       33番  秋山泰則君

     34番  田口敏子君       35番  高山政彦君

     36番  柳沢貞雄君       37番  高野拓雄君

     38番  小原 仁君       39番  百瀬常雄君

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説明のため出席した者

  市長      有賀 正君    助役      松村好雄君

  収入役     新井計夫君    企画部長    萩原寿郎君

  総務部長    上條 炳君    財政部長    大澤一男君

  市民環境部長  原 勝利君    社会部長    坪田明男君

  農政部長    高橋雅夫君    商工部長    清水英治君

  建設部長    坂井 勉君    都市開発部長  赤羽敬一君

  上下水道    林 丘弘君    業務部長    島村昌代君

  事業管理者

  施設部長    山崎芳彦君    教育委員長   高嶋修一郎君

  教育長     竹淵公章君    教育次長    水下慶子君

                  (学校教育担当)

  教育次長    降旗富雄君    用地対策    永田八宏君

 (社会教育担当)          本部長

  中央西整備   上條兼一君    代表監査委員  草間 繁君

  本部長

  企画担当課長  一條 功君    企画担当課長  高橋慈夫君

  兼空港鉄道

  対策課長

  男女共生課長  有馬恭子君    行政管理課長  宮澤孝紀君

  財政課長    山内 肇君

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事務局職員出席者

  事務局長    百瀬博之     事務局次長   萩原俊次

  次長補佐兼   古田元秀     次長補佐兼   柳澤良子

  調査係長             庶務係長

  次長補佐兼   前澤資起     主査      福嶋良晶

  議事係長

  主査      宮川雅行     主査      中村高俊

  主査      寺沢和男     主任      寺岡稔高

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               本日の会議に付した事件

 議事日程記載事件のとおり

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                             午前10時03分開会



○議長(高山政彦君) これより、平成11年松本市議会第3回臨時会を開会いたします。

 現在までの出席議員は38名でありますので、定足数を超えております。

 よって、直ちに本日の会議を開きます。

 最初に、報告事項を申し上げます。

 市長より議案が4件提出されております。あらかじめ皆さんのお手元にご配付申し上げてあるとおりであります。

 本日の議事は、お手元にご配付申し上げてあります議事日程によって進めます。

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△日程第1 会議録署名議員の指名



○議長(高山政彦君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第 122条の規定により、議長において11番 芦田勝弘君、12番 小林繁男君、13番 小岩井洋子君を指名いたします。

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△日程第2 会期の決定



○議長(高山政彦君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今期臨時会の会期は、本日1日といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(高山政彦君) ご異議なしと認めます。

 よって、会期は本日1日と決定いたしました。

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△日程第3 議案第1号から第4号まで



○議長(高山政彦君) 日程第3 議案1号から第4号までの以上4件を一括上程いたします。

 当局から提案理由の説明を求めます。

 有賀市長。



◎市長(有賀正君) 〔登壇〕

 おはようございます。本日ここに、平成11年松本市議会第3回臨時会を招集いたしましたところ、議員の皆様にはおそろいでご出席をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。

 まず初めに、さきに行われました友好都市であります廊坊市への公式親善訪問について、ご報告を申し上げます。

 廊坊市との友好都市交流事業の一環といたしまして、田口敏子市議会副議長、百瀬常雄松本市廊坊市友好提携委員会会長をそれぞれ副団長としてお願いし、私が団長として、公募いたしました市民の皆様36名とともに第3次廊坊市公式親善訪問団を組織し、去る10月11日から17日までの7日間にわたり、廊坊市等を親善訪問いたしました。

 廊坊市とは平成7年3月に友好都市提携をして以来、親善訪問団による訪問や提携委員会、民間団による交流、研修生の受け入れを行い、友好を深めてまいりました。

 今回は3回目の公式親善訪問となるわけで、廊坊市の皆様の熱烈な歓迎を受けるなど、廊坊市人民政府、人民代表大会を表敬訪問したほか、経済開発区や野菜栽培農場等の視察を精力的に行い、両市の友好を深めるとともに、本市が花いっぱい運動発祥の地であり、花いっぱい運動を積極的に支援しております関係から、本市と姉妹都市であります藤沢市と友好都市提携をしております昆明において開催されております中国99昆明世界園芸博覧会の視察を行い、本市といたしましても大変参考となりましたので、ご報告を申し上げます。

 また、当初の訪問日程より1日おくれての帰国となったわけでございますが、これは帰国の際の香港空港での飛行機の整備に1時間余り時間がかかり、それから出発しても到着先の名古屋空港へは午後10時過ぎの到着となってしまい、名古屋空港が午後10時以降利用できないこととなっておりますことから、やむなく翌朝の出発となってしまったわけでございます。

 このことは松本空港につきましても言えることであり、現状の午後5時までの利用時間という制限の中での路線の拡充、利用率の向上を図ることの難しさを改めて考えさせられたところでございまして、この問題につきましては、今後とも県を初め関係機関に精力的にお願いをしてまいりたいと考えております。

 今回の親善訪問により、両市の友好のきずながより一層深まったわけでございますが、さらなる友好関係の充実に向け、今後議会にご相談を申し上げてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。

 次に、サイトウ・キネン・フェスティバル松本に関連して申し上げます。

 サイトウ・キネン・フェスティバル松本は平成4年から本市におきまして毎年開催され、今回で8回目を迎えたわけでございますが、このたび、その実績が認められ、小沢征爾総監督とサイトウ・キネン・フェスティバル松本実行委員会に伝統ある第47回菊池寛賞が贈られることになりました。

 この賞は、皆様ご承知のように、文芸や演劇等さまざまなジャンルの文化活動に功績のあった人物、団体に贈られるものであり、今回の受賞は、松本という一地方都市から最高水準の音楽を世界に向け発信し続けてきたことに対し、高い評価が与えられたものでございまして、受賞された小沢総監督とサイトウ・キネン・フェスティバル松本実行委員会に心からお祝いを申し上げます。

 また、現場で運営に当たるなど松本実行委員会の受賞は、実行委員会を支える本市、県、関係団体を初め、とりわけ多くのボランティアの皆様のご協力によるものでございまして、関係の皆様に心から感謝とお礼を申し上げる次第でございます。

 このフェスティバルは本市にとってかけがえのない貴重な財産であり、この受賞を市民皆様とともに誇り得るものとし、この受賞を契機に、今後とも市の宝として守り育ててまいる覚悟でございますので、引き続き議会の皆様を初め市民の皆様のご理解、ご支援を賜りますようお願いを申し上げます。

 次に、昨日、一昨日の2日間に、松本城とその周辺を会場として行われました99信濃の国楽市楽座について申し上げます。

 信州の秋、そして諸国の秋の大交流の広場として、10回目を迎える信濃の国楽市楽座が、今年は太鼓門の復元を記念いたしまして松本城を中心として開催され、 130に上るブースの大規模な出展と盛りだくさんなイベント等により盛大に開催されました。

 天候にも恵まれ、県内はもとより県外からも多くの皆様が訪れ、初日には11万 4,000人、2日目には15万 3,000人、計26万 7,000人という今までにない入場者を記録し、成功裏のうちに無事終了をいたしたところでございます。

 この楽市楽座に訪れた市民の流れにより、松本駅から中央西、大手地区周辺は大変なにぎわいでございましたし、大勢の宿泊客により、市内の宿泊施設も大変な盛況だったと聞いております。

 また、大勢の皆様の来場により交通渋滞が心配されておりましたが、県内、県外ナンバーの自動車が多かったわりには、事前の周知が徹底をし、また交通安全協会等のご協力もいただく中でスムーズに流れ、さしたる混乱もなく無事終了いたしました。

 この楽市楽座の成功に向けて、大変ご協力いただきました関係の皆様に対し、この場をおかりいたしまして、心からお礼を申し上げる次第でございます。

 さて、楽市楽座が終わり、松本城太鼓門復元記念まつりの秋まつりもいよいよ佳境に入っていくわけでございますが、今後ともまつりの成功に向け、なお一層職員ともども頑張ってまいる所存でございますので、よろしくお願いをいたします。

 それでは、ただいま上程をいたしました議案についてご説明を申し上げます。

 今臨時会には、契約の締結3件、財産の取得1件の計4件をお願いしてございます。

 まず、契約の締結については、旧社会文化会館を貸し館施設等として利用するための社会文化会館後利用施設建設主体工事、上土に中堅所得者層向けの特定公共賃貸住宅を建設するための(仮称)上土特定公共賃貸住宅新築主体工事、現在松本ソフト開発センターに建設中の(仮称)地域情報センター内に情報システムを構築するための(仮称)地域情報センター情報システム構築業務委託について、それぞれ提案をいたしております。

 また、財産の取得といたしましては、去る10月7日に起工式をいたしまして、いよいよ工事の着工をいたしました美術館の美術資料として草間彌生さんの作品3点を購入するための取得議案を提案しております。

 なお、この作品は、去る9月18日から10月17日までの30日間にわたり、日本民俗資料館において開催されました草間彌生展に出展され、大勢の皆様に新鮮な感動を与えたところでございます。

 以上、ただいま上程されました議案について説明を申し上げましたので、よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

 以上でございます。



○議長(高山政彦君) ただいま理事者から上程議案に対する説明がありました。

 議案調査のため暫時休憩いたします。

                             午前10時16分休憩

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                             午前10時17分再開



○議長(高山政彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 これより、議案第1号から第4号までの以上4件に対する質疑を行います。

 質疑のある方の発言を求めます。

 質疑はありませんか。

     (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(高山政彦君) ないようでありますので、質疑は終結いたします。

 次に、議案の委員会付託を行います。

 ただいま議題となっております議案第1号から第3号までの以上3件につきましては、一層慎重審議を期するため、お手元にご配付いたしてあります委員会付託案件表のとおり、所管の総務委員会に付託いたします。

 また、議案第4号 市有財産の取得について(仮称)松本市美術館美術資料については、美術館建設特別委員会に付託の上、審査願うことにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(高山政彦君) ご異議なしと認め、さよう決定いたしました。

 委員会審査のため休憩いたします。

                             午前10時17分休憩

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                             午後1時36分再開



○議長(高山政彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

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△日程第4 委員長審査報告



○議長(高山政彦君) 日程第4 議案1号から第4号まで及び継続審査中の議案第19号、第20号の以上6件を一括議題として委員長の報告を求めます。

 最初に、美術館建設特別委員長 小原 仁君。



◎美術館建設特別委員長(小原仁君) 〔登壇〕

 美術館建設特別委員会の報告を申し上げます。

 委員会は本会議休憩中に開催し、付託されました議案第4号 市有財産の取得について(仮称)松本市美術館美術資料につきまして慎重に審査をした結果、異議なく可決すべきものと決しました。

 本件は、現在着工中の本市美術館における美術資料として、草間彌生氏の作品3点を購入するものでありますが、いずれの作品もこの17日まで民俗資料館で開催されていた草間彌生展のために制作されたものであります。

 委員からの購入価格の根拠についての質疑に対し、美術資料等選定委員会の指導を受け、同氏の作品を所蔵する主要美術館における購入価格、学芸員の意見及び取り扱い画商の評価等を参考に決定した旨の説明がありました。

 また、草間彌生展開催期間中、1カ月間で当初予定を大幅に上回る 9,095人の来場者があり、好評いただいたとの報告がありましたが、世界からも評価の高い草間彌生氏の作品の購入と同氏のご厚意による多くの作品の寄託、寄贈により、市民の美術館への期待がますます膨らむものと思われます。

 この期待に十分こたえられる美術館建設に向けさらに事業の推進方を求め、当委員会の報告といたします。何とぞご賛同を賜りますようお願いを申し上げます。



○議長(高山政彦君) 次に、総務委員長 上條洋幹君。



◎総務委員長(上條洋幹君) 〔登壇〕

 総務委員会の報告を申し上げます。

 委員会は本会議休憩中に開催し、付託されました議案3件につきまして慎重に審査を終了いたしましたので、その経過並びに結果についてご報告申し上げます。

 最初に、議案第1号及び第2号の旧社会文化会館の改修及び(仮称)上土特定公共賃貸住宅の新築にかかわる工事請負契約の締結につきましては、異議なく可決すべきものと決しました。

 なお、旧社会文化会館については本郷消防署及び一般貸し出し用の会議室として再整備がされ、また特定公共賃貸住宅については鉄筋コンクリートづくり6階建で、1階は店舗として、2階から6階は25戸の住宅として、それぞれ整備されることになっております。

 次に、議案第3号につきましては、(仮称)地域情報センターにおける情報システム構築業務を専門業者へ委託するものでありますので、異議なく可決すべきものと決しました。

 なお、システム構築後の維持管理については、現在検討中とのことでありました。

 以上をもって総務委員会の報告といたします。何とぞご賛同賜りますようお願い申し上げます。



○議長(高山政彦君) 次に、決算特別委員長 中田善雄君。



◎決算特別委員長(中田善雄君) 〔登壇〕

 決算特別委員会の報告を申し上げます。

 委員会は継続審査となっておりました決算議案2件について審査をするため、去る9月28日から4日間にわたり開催し、慎重に審査を終了いたしましたので、その経過並びに結果について申し上げます。

 最初に、議案第19号 平成10年度松本市歳入歳出決算の認定についてであります。

 本決算は一般会計と16の特別会計でありますが、決算総額は歳入が 1,186億 8,148万円、歳出が 1,154億 2,549万円と形式収支で32億 5,598万円、実質収支でも9億 7,051万円の黒字決算となっております。

 内容につきましては、さきの提案の際に詳細に説明されておりますので、早速審査の概要について申し上げてまいりたいと思います。

 最初に、一般会計の歳入でありますが、ここではまず、観光施設を中心とした施設使用料について、利用者等の減少に伴い当該年度中減額補正をしている点に対し、景気の低迷など特殊事情は理解ができるものの、当初予算編成段階における経済・社会情勢の分析などによる確かな見通しの上に立った対応と、施設の有効活用に向けた一層の取り組みを要望いたしました。また、使用料収入が伸び悩む中で、維持管理費の節減や適正な使用料の設定という点についても、それぞれ配慮を求める意見が出されております。

 さらに、市税の収入未済額が昨年と比較し大幅に増加している状況の中で、現在この解消を目指し、市職員による納税の促進等を柱とした緊急市税収納対策を全庁を挙げて取り組んでいることに対し、理事者の取り組みの労を多とするとともに、今後の成果に大いに期待をするものであります。

 そのほか、歳入では、農村部においても下水道等都市的整備が進んでいる今日においては、都市計画税の見直しが必要であるとして、国への働きかけを求める意見もありました。

 続いて歳出について申し上げます。

 まず、冒頭説明を求めました人件費では、超過勤務縮減対策について、創意工夫を凝らす中での一層の取り組みを要望いたしました。また、過去にも指摘されている特殊勤務手当、寒冷地手当てについては、実情にそぐわない状況も生じているとして、今後の見直しが再度要望されております。

 次に、2款 総務費では、固定資産課税資料整備業務委託について、これは3年ごとに航空写真を撮影し家屋の状況を把握するものでありますが、多額の経費を要することから、建築確認との連携によりカバーできないかとして今後の見直しを望む意見があったほか、職員研修の充実、新年祝賀会の交流の場となるような改善、庁舎内喫煙室の位置及び環境改善等に対する意見が出されております。

 次に、3款 民生費では、三献運動の推進状況に関し、とりわけ、献腎、献眼については機会あるごとにドナーカードを配付し、協力を呼びかけるなど意識の向上に努めているとの報告を受けましたが、本市が全国に先駆けて都市宣言をした経過を踏まえ、さらなる推進を要望いたしました。

 また、社会福祉基金については、低金利により利子収入が期待できない状況の中で、取り崩して事業に充てるなど基金の有効的な活用を求める意見がありました。

 また、訪問給食及びひとり暮らし老人等への給食サービス事業については、実施地区の拡大と回数の増加などさらなる充実を求めました。

 また、ご承知のように、本市の高齢化率は18%を超え、さらに来年4月からの介護保険制度の実施を間近に控えるなど、今後高齢者福祉施策の充実がますます重要となるところから、理事者の積極的な取り組みを要望いたしました。

 次に、4款 衛生費では、ごみステーション建設費助成事業について、未整備箇所におけるごみの野積み等は環境上好ましくないとして、同事業の有効活用を図る中での一層の整備促進を求める意見がありました。

 また、ごみ減量対策について、買い物袋持参運動等、現行事業の一層の推進はもとより、課題となっている包装の簡素化という点についても、業者の協力を得る中で積極的な事業展開を要望いたしました。

 このほか、合併処理浄化槽設置補助制度を充実し、下水道未整備区域等における水洗化の促進に一層努められたいとの意見や今日における公害対策の重要性にかんがみ、関係経費の充実を求める意見が出されております。

 次に、6款 農林水産業費では、事業開始以来3期64名の卒業塾生を送り出している集落営農リーダー育成事業について、意識改革等の面での事業効果を評価し、さらなる充実を求める意見がありました。

 また、地域米消費拡大対策事業、農産物市場拡大対策事業について、農産物の生産振興とともに消費の拡大が重要な課題となっている現状から、農協等との連携を一層密にし、より積極的に取り組むよう要望いたしました。

 さらに、平成10年度から事業を開始した農業用使用済みプラスチック類適正処理推進事業について、制度の周知徹底を図り事業の一層の促進を求める意見と産業廃棄物としての側面もあるとして、農家の積極的な処理を望む意見が出されております。

 このほか、ルネッサンス事業について、投資効果という面からは事業の継続実施が望ましいとして、地域指導に当たっての配慮を求める意見、また住宅開発等に伴い未使用となっている農業用水路、水門等について、先般の集中豪雨による災害を教訓として、今後の適正な維持管理を求める意見がそれぞれ出されております。

 次に、7款 商工費では、中小企業振興費について、景気低迷下、極めて厳しい環境に置かれている状況から、なお一層の配慮を望む要望がありました。

 次に、8款 土木費では、本年度国体道路の一部で施工されている排水性舗装工事については、騒音防止効果も見込まれるところから、同道路における施工状況も踏まえ、今後の積極的な取り組みを求める意見がありました。

 また、道路の植栽は都市景観や観光面で欠くことのできない重要な要素であることから、その維持管理について、行政間の連携はもとより、住民の理解、協力を得る中での一層の取り組みを要望いたしました。

 さらに、平成12年度を目標に策定を進めている防災都市計画については、災害防止の面からも早急に作成し、計画に沿った迅速なまちづくりを進めるよう要望いたしました。

 このほか、第2次道路整備5箇年計画について、平成10年度における執行率が95%である実態にかんがみ、より一層の整備促進を求める意見、雨水排水のための道路側溝の新設等について予算面での充実を求める意見、放置自転車対策に関連して、家庭、学校への意識啓発など十分な対応を求める意見がそれぞれ出されております。

 つぎに、9款 消防費では、消防団員確保のため、消防分団運営費及び出動報償金について、それぞれ充実を求める意見がありました。

 次に、10款 教育費でありますが、まず学校教育関係では、中学校に配置された心の教室相談員について、信州大学等の協力を得て生徒と年齢が近い大学生を委嘱するなど、相談しやすい環境づくりを行い、さらに事業を推進するよう要望いたしました。

 このほか、特殊学級運営費及び学校図書館職員補助金の増額を求める意見、教職員住宅の整備・充実を求める意見も出されております。

 次に、社会教育関係では、成人式について、平成10年度は中学校単位での座席配置などにより、式典参加者が大幅に増加するなど改善が図られた旨の報告がありましたが、参加態度等の面でなお課題が残されていることから、一層の配慮を求めておきました。

 また、あらゆる機会を通じて「松本のうた」の普及に努められたいとの意見、青少年健全育成のための事業費の増額を求める意見、さらにMウイング内における案内板の設置について、市街地の道路案内も含め整備充実されたいとの意見も出されております。

 次に、12款 公債費では、高金利の政府系資金について、繰り上げ償還や利率の引き下げに向けた国に対するさらなる取り組みを要望いたしました。

 次に、特別会計について申し上げます。

 初めに、国民健康保険特別会計では、老人保健への拠出按分の変更により負担軽減が図られたとの報告に対し、老人加入率は増加傾向にあり、脆弱な財政基盤に加え、今後この負担が財政を逼迫しかねないことなどから、引き続き健全運営に向けての努力を求めました。

 また、医療費通知については、適正な医療受診という点で一層効果の上がる取り組みを要望いたしました。

 次に、初めての決算であり、赤字となった城山保健医療施設事業特別会計では、老人保健施設の利用が好調なため、おおむね3カ年で解消できる見通しであるとの見解が示されましたが、委託先である医師会と十分な連携のもと、健全運営を念頭に積極的な事業推進を要望いたしました。

 このほか、市街地駐車場事業特別会計では、大手駐車場の名称変更を求める意見や、起債償還のため一般会計からの繰り入れが当分の間続く中で利用促進に向けた一層の取り組みを求める意見、また本郷観光施設事業特別会計では、宿泊者が年々減少の傾向にあることから、誘客対策の一層の充実を求める意見が出されております。

 以上、一般会計及び特別会計における意見、要望等を申し上げてまいりましたが、決算の各款項にわたる計数につきましては、監査委員の審査意見書のとおり適正なものであると認め、議案第19号 平成10年度松本市歳入歳出決算の認定については、これを認定すべきものと決しました。

 なお、消費税及び同和対策関係経費について、本決算は認定しがたいとの一部反対意見があったことを申し添えます。

 続きまして、議案第20号 平成10年度松本市公営企業会計決算の認定について申し上げます。

 公営企業会計決算については、消費税抜きで、水道事業会計は、前年度対比33.7%減の1億3,201 万円の純利益が生じたのに対し、初めて企業会計決算となった下水道事業会計では、5億 7,795万円の純損失が生じる結果となっております。

 そこで、まず水道料金及び下水道使用料の改定に対する考え方をただしたところ、水道料金については、料金算定の大きな要因となる松塩水道用水の受水単価について現在県と調整中であるが、厳しい状況下、一層の企業努力により、当面現行料金の維持に努力してまいりたい、また、下水道使用料については、純損失が生じている今期の決算状況や企業会計移行時に示した長期財政計画の基本方針を踏まえ、現在平成12年度から16年度までの中期財政計画を策定中であることから、今後この推移を見ながら、改めて議会へ相談してまいりたいとのことでありました。

 また、課題となっている高金利な起債の繰り上げ償還等については、国の制度上困難な状況の中で、日本水道協会などを通じ積極的に働きかけているとのことでありますが、現在の厳しい財政状況や低金利下にかんがみ、引き続き最大限の取り組みを要望いたしました。

 そのほか、下水道事業では、水洗化がおくれている借家などの普及、促進について、一層の努力を求めておいたところであります。

 以上、論議の主要な内容について申し上げましたが、今後両事業とも老朽施設の更新、企業債元利償還金の増加などにより、多額の経費が見込まれ、さらに現在の厳しい経済情勢のもとでは料金収入の増加も期待できない状況から、一段と厳しい財政運営が予想されるところであります。

 したがって、委員会としては、一層の企業努力により経営の安定性を図り、健全財政堅持のため一丸となって取り組まれるよう強く要望し、議案第20号 平成10年度松本市公営企業会計決算の認定については、これを認定すべきものと決しました。

 なお、消費税関係で一部反対意見があったことを申し添えます。

 さて、我が国の経済は戦後最悪の景気低迷が続く中、公共投資の追加等、過去最大規模での積極的な景気浮揚対策が講じられておりますが、個人消費の冷え込み、失業率の上昇等、依然として非常に厳しい状況に置かれております。

 このような中、理事者におかれましては、現在の財政環境を踏まえ、健全財政を旨として、各種大型事業の推進と市民福祉の向上に取り組まれるとともに、行財政の一層の改革を進め、経費節減と効率的な行政執行に努められ、市民が安心して過ごせる都市、創造性豊かで魅力にあふれる中核都市を目指して邁進されますよう要望いたしまして、決算特別委員会の報告といたします。何とぞご賛同賜りますようお願いいたします。



○議長(高山政彦君) 以上をもって、委員長の報告は終わりました。

 委員長の報告に対し、質疑のある方の発言を求めます。

 質疑ありませんか。

     (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(高山政彦君) ないようでありますので、質疑は終結いたします。

 次に、以上の全案件に対し、意見のある方の発言を求めます。

 ありませんか。

     (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(高山政彦君) 意見がないようでありますので、これより採決いたします。

 最初に、議案第19号 平成10年度松本市歳入歳出決算の認定についての件を起立により採決いたします。

 議案第19号に対する委員長の報告は、認定すべきものとなっております。

 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

     (賛成者起立)



○議長(高山政彦君) 起立多数であります。

 よって、議案第19号は認定することに決しました。

 次に、議案第20号 平成10年度松本市公営企業会計決算の認定についての件を起立により採決いたします。

 議案第20号に対する委員長の報告は、認定すべきものとなっております。

 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

     (賛成者起立)



○議長(高山政彦君) 起立多数であります。

 よって、議案第20号は認定することに決しました。

 続いてお諮りいたします。

 議案第1号から第4号までの以上4件につきましては、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(高山政彦君) ご異議なしと認めます。

 よって、以上の案件は委員長報告のとおり可決されました。

 以上をもって、今期臨時会に付議された案件は全部議了いたしました。

 これをもって、本日の会議を閉じ、第3回臨時会を閉会いたします。

 大変ご苦労さまでございました。

                             午後2時02分閉議

                             午後2時02分閉会

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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

  平成11年10月25日

                    松本市議会議長  高山政彦

                    松本市議会議員  芦田勝弘

                        同    小林繁男

                        同    小岩井洋子