議事ロックス -地方議会議事録検索-


長野県 松本市

平成26年  9月 定例会 08月29日−01号




平成26年  9月 定例会 − 08月29日−01号









平成26年  9月 定例会



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

          平成26年松本市議会9月定例会会議録

                 第1号

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

        平成26年松本市議会9月定例会が8月29日午後1時

       松本市議事堂に招集された。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

           平成26年8月29日(金曜日)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

             議事日程(第1号)

                      平成26年8月29日 午後1時開議

 第1 会議録署名議員の指名

 第2 会期の決定

 第3 議案第1号 松本市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例

      第2号 松本市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例

      第3号 松本市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例

      第4号 松本市児童館条例の一部を改正する条例

      第5号 松本市保育所条例の一部を改正する条例

      第6号 松本市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例

      第7号 まつもと情報創造館条例を廃止する条例

      第8号 平成26年度松本市一般会計補正予算(第2号)

      第9号 平成26年度松本市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)

      第10号 平成26年度松本市介護保険特別会計補正予算(第1号)

      第11号 平成26年度松本市新松本工業団地建設事業特別会計補正予算(第1号)

      第12号 平成26年度松本市松本城特別会計補正予算(第1号)

      第13号 平成26年度松本市上高地観光施設事業会計補正予算(第1号)

      第14号 平成25年度松本市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について

      第15号 平成25年度松本市下水道事業会計未処分利益剰余金の処分について

      第16号 平成25年度松本市歳入歳出決算の認定について

      第17号 平成25年度松本市公営企業会計決算の認定について

      第18号 市有財産の取得について(圧雪車)

      第19号 市有財産の取得について(松本城南・西外堀復元事業用地)

      第20号 市有財産の譲渡について(芳川小屋公民館用地)

      第21号 市道の認定について

      第22号 訴えの提起について

      第23号 調停の申立て等について

      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

      議長  太田更三         副議長  宮坂郁生

出席議員(31名)

      1番  田口輝子          2番  上條美智子

      3番  上條 温          5番  村上幸雄

      6番  中島昌子          7番  太田典男

      8番  小林あや          9番  阿部功祐

     10番  小林弘明         11番  上條俊道

     12番  犬飼信雄         13番  山崎たつえ

     14番  忠地義光         15番  宮坂郁生

     16番  村瀬元良         17番  吉江けんたろう

     18番  芝山 稔         19番  宮下正夫

     20番  熊井靖夫         21番  柿澤 潔

     22番  青木豊子         23番  近藤晴彦

     24番  草間錦也         25番  太田更三

     26番  南山国彦         27番  白川延子

     28番  赤羽正弘         29番  大久保真一

     30番  増田博志         31番  中田善雄

     32番  池田国昭

      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

説明のため出席した者

  市長        菅谷 昭   副市長       坪田明男

  総務部長      高山 満   政策部長      大石幹也

  財政部長      島村 晃   危機管理部長    青木敏和

  市民環境部長    古畑 斉   地域づくり推進本部長

                             矢久保 学

  健康福祉部長    武井保典   こども部長     福嶋良晶

  農林部長      勝家秀夫   商工観光部長    寺沢 健

  健康産業・企業立地担当部長    建設部長

            平尾 勇             上條一正

  城下町整備本部長  浅川正章   上下水道局長    丸山悦男

  病院局長      丸山貴史   教育委員長     斉藤金司

  教育長       吉江 厚   教育部長      宮川雅行

  会計管理者     山本敏雄   代表監査委員    大出俊次

  行政管理課長    小出光男   行政管理課法制担当課長

                             横内俊哉

  秘書課長      小原直樹   政策課長      嵯峨宏一

  財政課長      中野嘉勝

      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

事務局職員出席者

  事務局長      栗原信行   事務局次長     小林伸一

  次長補佐兼議会担当係長      議会担当係長    伊藤佳子

            逸見和行

  主査        滝澤 修   主査        出羽沢千曲

  主査        金井真澄   主任        高橋千恵子

      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

               本日の会議に付した事件

 議事日程(第1号)記載事件のとおり

      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

                                 午後1時開会



○議長(太田更三) ご苦労さまです。

 これより平成26年松本市議会9月定例会を開会いたします。

 現在までの出席議員は31名でありますので、定足数を超えております。

 よって、直ちに本日の会議を開きます。

 最初に、報告事項を申し上げます。

 市長より、議案が23件提出されております。

 また、平成25年度松本市健全化判断比率の報告、平成25年度松本市公営企業資金不足比率の報告、平成25年度法人関係事業報告及び決算7件並びに市長の専決処分事項の指定にかかわる報告6件が提出されております。

 次に、教育委員会より、平成25年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の報告が提出されております。

 あらかじめご配付申し上げてあるとおりであります。

 次に、陳情書が1件提出されております。

 陳情文書表第1号として、ご配付申し上げてあるとおりであります。これは、所管の教育民生委員会に回付しておきます。

 なお、市外からの郵送陳情が1件提出されておりますので、その写しをご配付いたしてあります。

 本日の議事は、日程第1号をもって進めます。

      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△日程第1 会議録署名議員の指名



○議長(太田更三) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第129条の規定により、議長において、12番 犬飼信雄議員、13番 山崎たつえ議員、14番 忠地義光議員を指名いたします。

      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△日程第2 会期の決定



○議長(太田更三) 日程第2 会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今期定例会の会期は、本日から9月18日までの21日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(太田更三) ご異議なしと認めます。

 よって、会期は21日間と決定いたしました。

      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△日程第3 議案第1号から第23号まで



○議長(太田更三) 日程第3 議案第1号から第23号までの以上23件を一括上程いたします。

 提案理由の説明を求めます。

 菅谷市長。



◎市長(菅谷昭) 〔登壇〕

 本日ここに、平成26年松本市議会9月定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方にはおそろいでご出席いただき、厚く御礼を申し上げます。

 今期9月定例会につきましては、当初、9月1日の招集を予定しておりましたが、当日が第35回松本市総合防災訓練の実施日と重なりますことから、招集日を本日とさせていただきましたので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

 さて、この7月には南木曽町で台風11号による集中豪雨により大規模な土砂災害が発生したほか、今月に入りましてからは、姉妹都市の高山市におきましても浸水被害が発生するなど、中国地方、近畿、北海道北部など全国各地で集中豪雨による浸水被害や土砂災害が相次いで発生しております。

 とりわけ、広島市を襲った土砂災害は、多くの死者、行方不明者をもたらす甚大なものとなっており、改めて自然災害の恐ろしさと危機管理の重要性を痛感しているところでございます。

 各被災地では、それぞれ関係機関やボランティアの皆様方による懸命な救助活動並びに復旧作業が進められているところですが、改めまして、災害によりお亡くなりになられた方々のご家族、ご親族の皆様には心からお悔やみを申し上げますとともに、被災された各地域の皆様方に対しましても、心からお見舞いを申し上げる次第でございます。

 次に、去る10日に行われました長野県知事選挙におきまして見事当選を果たされ、来月1日から2期目のスタートをされます阿部県政に関連して若干申し上げます。

 今回の県知事選挙は、阿部県政1期4年の評価と今後の県政の針路を問う大変重要なものでございましたが、結果として、県民は県政の継続を選択いたしました。

 しかしながら、選挙戦自体は際立った争点が見られず、投票率は、投開票当日に台風11号が最も県内に接近した異例の気象条件があったとはいえ、43.56%と過去最低を更新し、初めて50%を割りました。このように過半数の有権者が棄権をした選挙戦は盛り上がりに欠け、県政が有権者の関心を十分に引きつけていないことのあらわれにもなったものと思われます。

 一方、県内各地域におきましては、重要かつ多様な行政課題が山積しております。

 とりわけ、中信地域にあっては、JR中央東線の高速化や中部縦貫自動車道並びに地域高規格道路松本糸魚川連絡道路の整備など、地域経済の活性化や産業振興、そして県民の命を守る危機管理の観点からも大変重要な高速交通網の整備を初め、三才山トンネルの早期無料化など、喫緊の課題として長野県が県としての責任をしっかりと果たし、着実に進めていく必要のある事業が数多くございます。

 また、今回の阿部知事の公約のうち、「人材教育県づくり」の具体策の一つとして掲げられておりました新たな県立大学の設立につきましては、残念ながら、選挙では具体的な論戦の対象になりませんでした。県内私立大学との学部の重複や少子化に伴う学生の確保など、新たな県立大学の設立にはさまざまな問題がございます。

 私は、去る8月21日の長野県市長会総会の場においても申し上げましたとおり、今後も確実に、より一層人口減少が顕著となっていく状況下や、継続する県の財政面における不安のある中、将来への過大な負の投資が危惧される新たな県立大学設立の必要性並びに容易に想定され得る大学運営上の諸問題や県内私立大学への影響なども含め、これまで以上に深く議論すべきであると考えております。

 今後、県民への説明責任を十分に果たしていただき、決して急ぐことなく幅広い議論を重ねた上で慎重に本事業を進められるよう改めて要望する次第でございます。

 阿部知事におかれましては、2期目の県政運営に当たり、市町村や県民の声に耳を傾けるばかりでなく、戦略性のある形で県としての明確な特色や方向性を打ち出すべく、強いリーダーシップを発揮されますよう切にお願いするものでございます。

 さて、7月から8月にかけて、また、この秋以降、私に対しマスコミからの取材や数多くの各種団体からの講演の依頼が寄せられております。それらの多くは「健康寿命延伸都市・松本」の都市戦略についてという内容でありまして、健康寿命の先進都市として矜持を持って対応させていただいております。

 こうした背景には、以前にも申し上げましたとおり、日本創成会議が公表した都市における人口構造の推計の値が、松本市は他市に比較してかなり良好な推計値であったことなどから、「健康寿命延伸都市」という都市戦略に大きな関心を寄せていただいていることがあると受けとめております。加えて、「健康寿命」という考えに対する関心の高まりと、この「健康寿命」をいかにまちづくりと連動した施策展開をしてきたかという観点でございます。

 さらに、皆様ご承知のとおり、今回、介護保険法が大幅に改正され、その潮流にある、厚生労働省が提唱する「地域包括ケアシステム」の具現化に当たり、松本市の地域づくりの取り組みの先進性に強い関心が寄せられているものと思われます。

 このたびの厚生労働省が提唱する理念は、高齢者の方も、障害のある方も、誰もが住みなれた家で、そして地域で安心して暮らし続けることができる仕組みをつくろうというものでございます。

 このことはまさしく、私が市長就任以来これまで10年にわたり一貫して申し上げてまいりました「お互いさま・おかげさまのまちづくり」の理念であり、お互いに助け合い、支え合い、安心して暮らすことができる持続可能なまちの姿につながるものでございます。

 具体的には、この4月に全35地区に設置いたしました地域づくりセンターに象徴される、それぞれの地区の地域づくりに対する取り組みにあらわれておりまして、これまでの地道な取り組みの実績と現在につながる実践と経験、そして将来への展望へと広がっていくものでございます。

 講演では、これらの背景を踏まえながら、「健康寿命延伸都市・松本」の創造というまさに松本オリジナルの具体的なお話をさせていただいております。今後も、松本市のプロモーションの一つとして、講演依頼などに対しましては、本市の広範な宣伝やPRや知名度向上のため、積極的に対応してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

 次に、去る7月3日から10日まで出かけてまいりましたスイス、グリンデルワルト村への公式親善訪問並びにドイツ、フライブルク市への行政視察についてご報告申し上げます。

 まず、姉妹都市グリンデルワルト村への訪問につきましては、ご承知のとおりスイスと日本の国交樹立150周年を記念した公式親善訪問といたしまして、太田議長を初めとし市民の皆様と合わせて40名で行ってまいりました。現地におきましては、エマニュエル・シュラッピー村長を初め、前田隆平在スイス日本国全権大使ご夫妻など関係の皆様方から村を挙げての温かい歓迎を受け、大変感激をいたしました。

 来月末には、今度はグリンデルワルト村からの訪問団が松本においでになる予定となっておりますので、我々もグリンデルワルトの皆さんに喜んでいただけるようなおもてなしができるよう、準備を整えているところでございます。

 今後も、さらなる交流によって相互の友好を深めるとともに、世界を代表する山岳観光都市グリンデルワルト村のまちづくりの政策を、松本市の山岳観光施策においても参考にしてまいりたいと考えております。

 次に、フライブルク市への行政視察について申し上げます。

 フライブルク市は、ご承知のとおり国際的に環境都市として知られ、環境重視の観点からさまざまな施策が展開されております。今回は、実際の現場を視察させていただきながら、関係の皆様から具体的なお話をお伺いすることができました。

 このたびの視察の時期は夏のバケーションシーズンでありましたが、幸いにも、ゲルダ・シュトフリク副市長とお会いし、直接お話を伺うことができました。また、長年にわたりフライブルク市の環境施策に携われました前環境保全局長のディーター・ヴェルナー博士からは、1時間半近くにわたり画像による環境施策に関する有益なレクチャーをしていただきました。それぞれのお話をお聞きし、私が改めて学びましたことは、フライブルク市が環境都市を目指して進めてきたまちづくりの歴史的背景には原発問題があったことでございます。

 1970年代のフライブルク市近郊での原発計画に対する反対運動を契機とした市民一丸となった強い環境意識の高まり、そして1986年のチェルノブイリ原発事故、さらには福島原発事故も踏まえ、フライブルク市では今後より一層原発に頼らない、そして原発から脱却して太陽光発電を含めたさまざまな再生可能エネルギーの利用を総合的に推進していくとの考え方がベースになっております。

 このほか、市営の温泉療養・保養施設の現場も視察いたしました。そこでは、医師や運動療法士などによる温泉療法や、水中での医療行為及び筋力トレーニングなどが行われておりまして、温泉という資源を生かした医療的な仕組みが構築されておりました。

 また、フライブルク市を拠点とするドイツブンデスリーガ1部に所属するプロサッカーチームSCフライブルクのホームスタジアムを視察いたしました。このスタジアムは世界で初めて屋根に太陽光発電パネルを設置したもので、その売電収入をスタジアム運営費に充てているとのことでございました。

 このように、フライブルク市ではまさに環境を軸にさまざまな分野の取り組みを環境に結びつけ、総合的なまちづくりが展開されていることを目の当たりにいたしました。1つの軸を持ってぶれることなく政策を推進していくことが、世界に発信するまちづくりにつながっていくことを実感した次第でございます。

 その意味におきましては、松本市におけるその軸は「健康」でございます。

 持続可能な社会を実現するためにはさまざまな切り口があり、フライブルク市の「環境」、そして松本市の「健康」は、それぞれ切り口は異なりますが、1つの理念を持ってまちづくりを進めていく姿勢には相通ずるものがございますので、本市では、今後も「健康」を軸としたまちづくりを進め発信してまいる所存であります。

 今後、フライブルク市とは、交通政策や環境エネルギーなど個別のテーマごとに意見交換や交流を図りながら、お互いが学び合い、切磋琢磨しつつ発展していけるような、よりよい関係を築いてまいりたいと考えております。

 そこで早速、フライブルク市の前環境保全局長、ディーター・ヴェルナー博士を松本にお招きし、この25日に、Mウイングにおいて、市民の皆様を対象といたしましたフライブルク市の環境政策に関する講演会を開催いたしました。今後もできるところから取り組んでまいりたいと考えております。

 次に、今月10日から開催されておりますサイトウ・キネン・フェスティバル松本について申し上げます。

 ことしで節目の結成30年を迎えるサイトウ・キネン・オーケストラを核とし、23回目となります本フェスティバルは、先週20日から、小澤征爾総監督が絶大なる信頼を寄せるファビオ・ルイージ氏の指揮のもと、オペラ「ファルスタッフ」が4公演行われました。主役のクイン・ケルシーを初め、多くの世界的ソリストが出演され、迫力あるすばらしいステージが繰り広げられました。

 また、24日に開催を予定しておりました小・中学生の皆さんなどによる吹奏楽パレードは、雨のため残念ながら中止となりましたが、その後の合同演奏会は天候の回復を受け、小澤総監督のご提案により、急遽キッセイ文化ホール前の広場において開催され、小澤総監督の指揮のもと、子供たちの元気いっぱいの演奏が響き渡りました。参加した子供たちにとっては、一生忘れられない思い出となったことと思います。

 そして、今夜からいよいよ小澤総監督の指揮によるオーケストラ公演が始まります。3回の公演のうち、9月2日は、松本市との文化・観光交流都市である札幌市、金沢市、鹿児島市を初め、広域的な観光振興や地域活性化を図るため本年度から職員の人事交流を行っている長野市など全国十の都市において特別スクリーンコンサートを開催し、本フェスティバルの魅力を全国に発信する予定としております。

 さて、皆様既にご承知のとおり、去る4日に、本フェスティバルの名称が来年2015年から「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」に変更されることについての記者会見発表が、東京都内でございました。

 会見には、サイトウ・キネン・フェスティバル松本実行委員会の神澤陸雄委員長とともに小澤征爾総監督も同席され、今後も気持ちも新たに音楽祭に臨んでいきたいとの熱い思いを語られたところでございます。

 10日のフェスティバル初日には小澤総監督が松本入りされ、私も会場のあがたの森文化会館で小澤総監督をお迎えいたしましたが、大変お元気な様子を拝見し、心強く感じた次第でございます。

 私といたしましても、第1回の当初から今日に至るまで、小澤総監督を中心として、日本はもとより世界に発信し続けてきたこの音楽祭に「松本」の名が明記され、加えて世界的知名度のある小澤総監督の名前を冠したものとして継続されていくことは、大変喜ばしく思うところでございます。

 来年度からの「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」がより多くの皆様から愛され、今後ますます発展していくことをご祈念申し上げますとともに、松本市といたしましても、継続して長野県や協賛企業、そして市民の皆様とともに支えてまいりたいと考えております。

 それでは、議案の提案説明に先立ちまして、本市が抱えております懸案事項等について、この際、若干申し上げたいと存じます。

 初めに、第4回平和首長会議国内加盟都市会議の開催について申し上げます。

 本年11月10日、11日の2日間にわたり、平和首長会議国内加盟都市会議が地方都市では初めて松本市で開催されます。

 この平和首長会議には、160の国や地域から6,200を超える都市が加盟しておりまして、核兵器の廃絶の市民意識を喚起するとともに、世界恒久平和の実現に寄与することを目的として、さまざまな活動を行っております。

 これは、松本市の平和都市宣言と軌を一にし、平和の実現は私の政治信条の一つでもありますことから、松本市ではこの会議に平成20年2月に加盟をして以来、積極的に参加をしてまいりました。

 私は、去る15日の第19回松本市平和祈念式典の際にも申し上げましたとおり、世界で唯一の被爆国であり、加えて福島第一原子力発電所の大規模核災害を受けた我が国が、核兵器の廃絶や核の平和利用のあり方、戦争のない平和な社会の実現について、世界各国に向け訴え続けていくとともに、一人でも多くの方々に今まさに起こっている事実を伝え続けていくことが、私たちに課せられた使命であると確信しております。

 その意味からも、私は、次代を担う子供たちが平和の大切さ、命のとうとさについて、折に触れ、忘れることなく考えてほしいとの思いから、平和推進事業を積極的に行ってまいりました。そして、平成23年に松本市において開催されました国連軍縮会議をきっかけとして、多くの市民の間に芽生えた平和意識を連鎖反応的にさらに高め、強めていくことが不可欠であると考えておりました。

 まさにこのようなとき、これまで被爆地である広島市、長崎市において交互に開催されてきました平和首長会議国内加盟都市会議の第4回となる会議が、地方都市では松本市において初めて開催されることとなったわけでございます。

 会議の開催に当たりましては、広島市のご協力により2日間にわたって開催される日程のうち、松本市は初日の公開プログラムにおいて、松本市の平和事業への取り組みについて発表する機会を得ることとなりました。

 当日は、松本市の戦争遺跡に関すること、また、次世代に戦争体験者の声をつなぐ聞き取り事業、そして次代を担う小・中学生や高校生たちの平和に関する活動など、世代を超えて連鎖していく平和への取り組みを発表する予定でございます。このほか公開プログラムでは、核兵器をめぐる世界の情勢についての報告がされる予定となっております。

 松本市で開催されますこの会議が、世界の全ての人々がお互いを信頼し尊重し合う平和な未来の実現に向け、より深く、より広く考える場となること、そしてさらなる平和意識の連鎖につながっていくことを願うものでございます。松本市といたしましては、本会議の成功に向け、広島市などとの連携を深めるとともに、市民の皆様とともに会議の開催機運を盛り上げ、全力を挙げて取り組んでまいります。そして、この会議の開催を国連軍縮会議に続く大きな契機として捉え、さらに積極的かつ継続的に平和行政を推進してまいる所存でございます。

 次に、(仮称)イオンモール東松本の出店計画に関連して申し上げます。

 皆様ご承知のとおり、この出店計画につきましては、去る6月12日にイオンモール株式会社から計画の概略が示され、翌13日には経済環境委員協議会にその内容をご報告申し上げていたところでございますが、先月、イオンモール側から市に対して出店に伴う交通処理計画案の説明がございました。

 そこで、松本市では、今回のイオンモールの出店は、中心市街地の交通はもとより松本市のまちづくり全体においても極めて大きな影響を及ぼすことが想定されますことから、早期にイオンモール側の交通対策案を検証するとともに、出店による周辺の交通や環境などの課題を探り、よりよいまちづくりにつなげていくことを目的として、動画による交通シミュレーションを実施することとし、9月補正予算においても関係経費を計上したところでございます。今後、交通シミュレーションの検証結果に基づき、イオンモール株式会社と交通や環境を視点として、適正規模等について協議を進めてまいります。

 次に、健康産業の創出に関連して申し上げます。

 松本市では、市民一人一人が健やかに自立して暮らすことと健康産業の振興との両立を図ることで、地域経済の好循環につなげていく「松本ヘルスバレー」の構築に向け、目下、鋭意取り組んでいるところでございます。

 そこでまず、市民の健康づくりと健康産業の推進との両立を効果的に推進するため、市民との協働の観点から、国の事業を活用し「(仮称)松本ヘルス・ラボ」の年内設置に向けて取り組んでまいります。

 この事業は、健康に関心の高い市民の健康づくりのための機会を提供するとともに、企業などからの健康に関する製品やサービスの提案に基づき、モニタリングや製品評価などを通して松本地域における健康産業の事業化を図り、将来的には工場の誘致、雇用の創出へとつなげるという点で、これまで国内に例のない取り組みと考えており、新たな試みに挑んでまいります。

 次に、松本市の重要な観光資源であります白骨温泉を最大限に活用し、健康産業の新たな需要を創出するため、「積極的な休養」を基本コンセプトとした現代版湯治ツアーを9月に2回、11月に1回実施いたします。これは、北アルプスの山々に囲まれた大自然と良質な温泉を生かし、十分な休養とともに医師並びに理学療法士によるロコモチェックや、保健師による認知症予防講座など、参加者みずからが健康を見直す機会を提供するもので、来年度以降は事業者が自主運営できるよう評価、検証していくこととしております。

 なお、9月の1回目のツアーには私みずから現地に赴き、講師として直接お話をさせていただくこととしております。

 さらに、健康産業の推進母体である松本地域健康産業推進協議会におきましては、企業などからの提案に基づく実証実験や、啓発、情報提供などの活動に重点を置いたことが功を奏し、昨年4月からことし8月末までの間に会員企業数が倍増し、このたび開設100周年を迎えた日本銀行松本支店の加入をもちまして、本協議会も100社の節目を迎えることとなりました。

 市民の健康寿命の延伸を地域産業がサポートすることを掲げた、本市のフロントランナーとしての取り組みが具体的な成果につながったものとうれしく思うと同時に、今後とも「松本ヘルスバレー」の実現に向け積極的に取り組む所存でございます。

 次に、「3まち子ども交流事業」について申し上げます。

 今月1日、札幌市で開かれました、子供の権利に関する条例を制定している札幌市、北海道奈井江町そして松本市による「3まち子ども交流事業」に松本市の小学生、中学生、高校生が参加し、札幌市、奈井江町の子供たちとともに防災をテーマに意見交換を行い、その結果を札幌市の上田市長に報告をしてまいりました。

 松本市から参加した子供たちは、事前学習を行った松本市の防災対策についてしっかりと意見を述べ、また、他の2市町の子供たちと地震あるいは雪害対策などについて話し合ったことは、松本市についてより深く考える場となり、子供自身が意見表明することの大切さを実感する機会になったと聞いております。このことは、子供は役割を与えられれば大いにその力を発揮することを示したものであり、今後も子供の生きる力を高めるため、地域などの中で子供が一市民として活躍できる環境を市民の皆さんとともにつくり上げてまいりたいと考えております。

 次に、園児に対する参加型環境教育の取り組みについて申し上げます。

 環境に対する意識を高め、環境保全活動への取り組みを促進するためには、子供たちへの環境教育が効果的であることから、松本市では、感受性が豊かな園児を対象とした参加型の環境教育を平成24年度から実施してまいりました。この取り組みによって、約5割の園児、また約4割の保護者に意識並びに行動に変化があらわれるなど大変効果を上げており、環境省の平成26年度版環境白書にも取り上げられるなど、国からも高い評価をいただいております。

 そこで、環境教育により変化が起きた意識や行動をいかに継続させていくかが今後の課題となるわけでございますが、ふだんから継続して啓発が行えるよう、このたび食品ロスを減らすための園児向け啓発紙芝居を消費者庁と協力しながら作成することといたしました。この紙芝居は松本市のマスコットキャラクター「アルプちゃん」と国の食品ロス削減国民運動のキャラクターである「ろすのん」がコラボするもので、保育士を初め、市職員などからなるプロジェクトチームにより物語などを作成いたします。

 また、今回の紙芝居は「アルプちゃん」の部分を全国のご当地キャラクターに変えることで、全国どこでも活用できるものとし、消費者庁を通じて松本モデルとして全国に発信し、今後とも環境教育の向上にこれまで以上に積極的に取り組んでまいります。

 それでは、ただいま上程されました議案についてご説明申し上げます。

 本日提案申し上げました議案は、条例7件、予算6件、決算等4件、財産3件、道路1件、その他2件の合わせて23件となっております。

 まず初めに、条例について申し上げます。

 平成27年4月から子ども・子育て支援新制度がスタートするに当たりまして、新制度における施設・事業の設備及び運営等に関する基準を定める3件の条例を制定するほか、新制度への移行に当たり所要の改正をするもの、児童センターの新設に伴うもの、まつもと情報創造館の廃止に伴うものなど条例改正4件を提出しております。

 次に、予算についてでございますが、補正予算の説明に先立ち、現在の我が国の経済状況について若干申し上げます。

 政府は、8月の月例経済報告において、我が国の経済は、輸出は横ばいだが企業収益は改善している。また個人消費も持ち直しの動きが見られ、消費者物価も緩やかに上昇しているとし、景気はゆるやかな回復基調が続いており、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動も和らぎつつあるとの基調判断をしております。

 一方、先行きにつきましては、当面、駆け込み需要の反動により一部に弱さが残るものの、次第にその影響が薄れ、緩やかに回復していくことが期待されるとするものの、海外景気の下振れが引き続き景気を下押しするリスクとなっているとしております。

 また、県内経済につきましては、個人消費は一部に駆け込み需要の反動が見られるものの、持ち直してきており、企業の生産活動についても緩やかに持ち直してきているとされていますが、企業収益や企業の景況感は下降しており、回復を実感できていないのが実情であります。

 このような経済状況の中で編成いたしました平成26年度9月補正予算は、当初予算成立後の状況の変化に着実に対応することを基本として、本年度中に事業化する必要がある政策的経費や、国・県の補助事業の内示に伴う経費などを中心に計上しております。

 補正予算の規模といたしましては、一般会計で13億5,586万円の追加、特別会計では国民健康保険特別会計において債務負担行為の追加並びに介護保険特別会計など3会計で3億602万円の追加となり、企業会計では上高地観光施設事業会計で2,361万円の追加となっており、全会計の補正額は16億8,549万円の追加をしております。

 それでは、補正予算の主な内容についてご説明申し上げます。

 初めに、「子ども」と「緑」の取り組みについて申し上げます。

 まず、「子ども」の取り組みでは、子どもの権利推進事業において子供と大人が連携して行動する「まつもと子どもスマイル運動」を推進するための事業費60万円を追加するとともに、国のいじめ防止対策推進法の制定に伴い、条例制定の可否など松本市の基本的な方針を検討するための事業費10万円を計上しております。

 また、「緑」の取り組みでは、現在策定中の「緑の基本計画」を広く周知するため、12月に「緑のシンポジウム」を開催するための事業費50万円を追加するとともに、市街地における松くい虫被害を防止するため、個人の庭木などへの薬剤の購入に対する補助のための事業費225万円を計上しております。

 次に、5つの重要課題の取り組みについて申し上げます。

 初めに、「松本城を中心としたまちづくり」では、内環状北線整備事業について国の補助内示が増額となりましたことから、平成27年度事業の一部を前倒しして実施するための事業費、2億39万円を追加で計上しております。

 次に、「健康医療産業の創出と誘致及び松本ヘルスバレー構築」では、新松本工業団地への企業誘致を推進するため、アドバイザー契約を行うための事業費100万円を、また、健康産業に取り組む中小企業を対象とした人材育成やコンサルティングへの支援として629万円を、それぞれ新規に計上しております。

 次に、「中心市街地のにぎわいの創出」では、土井尻かいわいのまちづくりの方向性を検討するため、「通り別デザインコード」作成のための事業費として281万円を、また、(仮称)イオンモール東松本の出店が市街地の交通に及ぼす影響を評価・検証するための事業費620万円を、それぞれ新規に計上しております。

 あわせて、「生き生きとした地域づくり」では、地域力アップ提案協働事業において、当初の予算を上回る申請があったことから、関係事業費148万円を追加しております。

 さらに、「人と情報の交流拠点の形成」では、姉妹都市のスイス、グリンデルワルト村との交流事業として、日本・スイス国交樹立150周年を記念したプレートの贈呈などを行う事業費168万円を計上しております。

 次に、危機管理に関する予算といたしましては、2月の大雪による農業被害に対する支援として制度資金借入者への利子補給75万円を、また、6月の降ひょうによる農作物被害への支援として県の補助金を活用し代作用種苗の購入や緊急防除に対する補助金375万円を、それぞれ追加で計上し、被災された農家の皆様を支援することとしております。

 また、大規模災害への対応といたしまして、市役所本庁舎に非常用発電設備を設置するための設計委託料315万円を計上しております。

 一方、歳入では国庫支出金において、がんばる地域交付金を新規に2億1,781万円計上しております。これは、国の平成25年度補正予算により経済対策として追加された公共事業の地方負担分に対して交付されたものでございますが、平成26年度に実施する市単独事業への活用が可能でありますことから、市道、公園、公民館などの整備事業に活用することとしております。

 次に、平成25年度の決算について申し上げます。

 平成25年度の一般会計と14の特別会計を合わせた決算総額は、歳入が1,430億3,348万円、歳出が1,402億6,881万円となっております。したがいまして、形式収支は27億6,467万円で、翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支は24億5,166万円の黒字決算となりました。

 このうち一般会計につきましては、歳入が916億9,487万円、歳出が900億4,766万円となり、形式収支は16億4,720万円、また、実質収支は13億5,242万円となりました。

 また、特別会計では、14の全ての会計が黒字もしくは収支均衡の決算となりました。

 平成25年度の我が国の経済は、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略のいわゆる「3本の矢」による一体的な取り組みの政策効果から、消費などの内需を中心として各種経済指標において景気回復の動きが広がりました。

 こうした中で、消費者物価は、日本銀行による量的・質的金融緩和の効果などにより、5年ぶりに0.7%程度の上昇に転じ、この結果、平成25年度の国内総生産の実質成長率は2.6%程度、名目成長率は2.5%程度に達する見込みとなりました。

 先行きにつきましては、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減には留意が必要ですが、好循環実現のための経済対策など既定の諸施策の推進等により、年度を通して見れば、平成25年度に続き堅調な内需に支えられた景気回復が見込まれ、好循環が徐々に実現していくと考えられております。

 なお、先行きのリスクとしては、金融資本市場の動向、アジア新興国等の経済動向、電力供給の制約などに留意する必要があるとされております。

 松本市におきましては総合計画基本構想2020並びに第9次基本計画の着実な推進を図るとともに、マンネリズムに陥ることなく、都市目標である「健康寿命延伸都市・松本」の創造に向け、着実に、堅実に、そして誠実に、リーディングプロジェクトである「松本城を中心としたまちづくり」「健康産業の創出と誘致、雇用の創出」「次世代交通政策による中心市街地の賑わいの創出」「生き生きとした地域づくりの推進」そして「交流拠点都市の形成と都市間交流事業」に取り組んでまいりました。

 一方、地域経済においては消費税率引き上げに伴う景気への影響が懸念されており、地域経済を下支えし活性化を図るための経済・雇用・生活対策が必要となっております。

 松本市におきましては、地方交付税など国の施策により一定の財源が確保されているとはいえ、超少子高齢型人口減少社会の中で、社会保障関係費は依然として高い水準が続いております。

 今後も行財政運営の遂行上、消費税率の引き上げや平成27年度に迫った交付税の合併算定替の終了に伴う影響などのマイナス要素に的確に備えるため、引き続き、健全財政の堅持を念頭に簡素で効率的な行財政運営を行うとともに、行財政基盤の強化を図ってまいります。

 次に、公営企業会計の決算について申し上げます。

 上高地観光施設事業会計では2,314万円の利益が生じ、平成19年度以降7年連続の黒字決算となりました。

 水道事業会計では1億2,136万円の利益が生じ、12年連続の黒字決算となり、また、下水道事業会計でも4億8,219万円の利益が生じ、6年連続の黒字決算となりました。

 しかし、病院事業会計では、会田病院事業会計では4,372万円の赤字決算となりましたが、松本市立病院事業会計では798万円の利益が生じ、平成18年度以降8年連続の黒字決算となっております。

 企業会計におきましても、依然として厳しい経営環境ではありますが、さらなる企業努力に取り組み、経営基盤の確立に努めてまいります。

 次に、財産につきましては、老朽化に伴い更新する野麦峠スキー場の圧雪車の取得、松本城南・西外堀復元事業用地の取得並びに芳川小屋公民館用地の譲渡の3件を提出しております。

 その他の議案といたしましては、市道関係1件、市営住宅の家賃滞納者に対し明け渡し請求等を行うための訴えの提起並びに調停の申し立て等2件を提出しております。

 また、議案以外のものといたしましては、平成25年度の健全化判断比率並びに公営企業資金不足比率のほか、松本市が資本金等の2分の1以上を出資しております法人の事業報告など7件と、市長の専決処分事項の指定にかかわる報告6件を報告しております。

 なお、今定例会中には、人権擁護委員の推薦について追加してお願いする予定でございます。

 以上、本日提案いたしました議案等についてご説明を申し上げましたが、詳細につきましてはそれぞれ補足説明をさせますので、よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(太田更三) 島村財政部長。



◎財政部長(島村晃) 〔登壇〕

 私は、議案第8号から第13号までの平成26年度9月補正予算につきまして、お手元の9月補正予算の概要に沿って、市長提案説明に補足して説明を申し上げます。

 最初に、2ページをごらんください。

 今回の補正予算は、今年度中に事業化が必要となりました政策的経費、国・県補助事業の内示及び決定に伴う経費などを中心に計上いたしております。

 次に、補正規模でございますが、3ページの表をごらんください。

 一般会計は表の一番上にございます。左から3列目の補正額は13億5,586万円の追加でございまして、補正後の予算額は前年度同期比で2.5%の増となっております。これに、歳入歳出の補正を行います3つの特別会計と上高地観光施設事業会計、先ほど市長が申し上げましたが、それを加えました全会計での補正額は合計で16億8,549万円の追加、補正後の予算規模は前年度同期と比べまして2.6%の伸びとなっております。

 4ページから6ページには一般会計の歳入歳出の款別内訳等をお示ししています。

 まず、4ページをお願いいたします。

 4ページは款別歳入の内訳でございます。補正額の大きなもので申し上げますと、中段の11款 地方交付税が交付額の確定に伴う減額で、補正後の予算額が前年度に比べ増減率で5.3%の減、額で8億8,285万円の減と大幅な減となっております。

 また、下の段にありますが、20款 繰越金は平成25年度決算による実質収支額の確定に伴うもので、同じく補正後の予算額が13億5,242万円となり、おおむね例年並みの繰越額となっております。

 続きまして、5ページは款別歳出の内訳でございます。上段にあります2款 総務費は、補正額の欄でございますが、8億1,212万円の追加で補正額が大きくなっております。これは、地方財政法の規定によりまして、先ほど申し上げた平成25年度決算における実質収支額の2分の1を財政調整基金に積み立てることが大きな理由となっております。中段の8款 土木費は1億8,572万円の追加となっておりますが、主なものは、内環状北線整備事業につきまして、先ほど市長が申し上げたとおり、国庫補助の内示増額を受けて用地補償の一部を前倒しすることとし、2億39万円を追加することとなっております。

 続きまして、6ページをお願いいたします。

 性質別歳出の内訳でございます。中段の普通建設事業費は、補正額の欄2億6,384万円の追加補正となっており、前年度同期比では補正後21.5%の増となっております。このうち補助事業は、先ほど申し上げました内環状北線整備事業等の事業費の追加、その下の単独事業につきましては、中条保育園の移転改築事業などを追加していることによるものでございます。

 それでは、一般会計補正予算の主な内容につきまして、市長が申し上げたもの以外を中心に、歳出からご説明を申し上げます。

 7ページをお願いいたします。

 総務費は、先ほど申し上げました財政調整基金積み立てのほか、主なものでは、中段下にありますシティプロモーション推進事業費を新たに計上しております。これは、松本市の都市戦略である健康寿命延伸都市政策を国内に広く発信し、多くの方に松本市への関心を高めてもらうという目的で、月刊誌に特集記事を掲載する事業費など465万円を計上するものです。

 次に、8ページをお願いいたします。

 民生費は8,310万円の追加となっております。主なものでは、上から4つ目、子どもの権利推進事業費に60万円を追加いたしました。これは、先ほど市長提案説明でも申し上げましたが、子供と大人が家庭や地域において積極的に連携して行動する「まつもと子どもスマイル運動」を行っておりますが、それを一層推進するため周知啓発に係る事業費を追加しております。

 また、一番下の中条保育園改築事業費は1億9,342万円を新規に計上。次の9ページでは、神田保育園改築事業費に3,669万円を追加しております。昭和40年代に建設いたしましたこれらの木造園舎の保育園は老朽化が進んでおりますことから、中条保育園と神田保育園の改築を進めるものでございます。特に中条保育園は移転予定地周辺の井川城跡の史跡保存に係る国との協議が調ったことから、実施設計や用地購入などに着手することとしております。なお、史跡保存のための養生等の工事に時間を要するため、新しい中条保育園の供用は平成30年4月を予定しております。

 衛生費では8,259万円の追加を行っております。このうち各種予防接種事業費では6,337万円を追加いたしました。国の制度改正によりまして高齢者の肺炎球菌と小児用の水ぼうそうの予防接種が法定化されたことに加えまして、市単独事業といたしまして肺炎球菌について対象年齢を拡大して実施することとしておりまして、予防接種の委託料5,902万円を計上しております。

 その下にあります大野川診療所事業費及び島々診療所事業費にはそれぞれ1,205万円と456万円を追加しました。これは、耐震化が必要となっております安曇地区の2つの診療所を整備するため、実施設計等の委託料を計上するもので、このうち大野川診療所は現在の診療所と歯科診療所を一体化し現地へ改築、島々診療所につきましては安曇支所内へ移転し整備することとしております。

 次に、農林水産業費は8,027万円の追加となっております。このうち2つ目の林業振興費で3,604万円を追加しております。今年度に入りまして、特に四賀地区で松くい虫の被害が急速に進んでいることに加えまして、他の地区でも新しい被害が確認され始めた状況になっていることから、一層の被害拡大を防ぐため伐倒薫蒸処理に係る委託料を追加して対応することとしております。

 加えまして、市長提案説明でも申し上げましたが、市街地の緑を守るため個人の庭木等への薬剤注入に対しての新たな補助制度を創設することとしております。

 次に、10ページをお願いいたします。

 土木費は1億8,572万円の追加となっております。主なものは、市長提案説明で申し上げましたとおりでございますが、その中でも国庫補助事業の内示に伴うものなどを計上しております。

 11ページ中段の教育費は5,402万円の追加で、一番下の美術館事業費では44万円を追加いたしております。これは平成21年度から検討してきておりますエルミタージュ美術館展につきまして、国内3会場での巡回展の開催を目指し、ほかの美術館関係者とともにロシアを訪問し開催に向けた調整を行うための事業費を計上したものでございます。

 12ページでは、四賀運動広場整備改修事業費に3,306万円を追加いたしました。老朽化が進んでおります四賀運動広場につきまして、中規模程度の大会が開催可能な野球場への改修に着手するため、実施設計委託料を計上しております。

 次に、一般会計の歳入についてご説明いたします。

 13ページをお願いいたします。

 まず、地方交付税は、普通交付税の算定結果に基づきまして4億4,752万円を減額しております。この減額の理由は、1つには当初予算を編成した際に基準財政需要額が対前年度比で4億4,600万円程度増加すると見込んでおりましたが、生活保護費が平成25年度において実績を下回ったということの影響などによりまして1億5,300万円の増加にとどまったということの差が出ております。

 さらに、2つ目には、基準財政収入額におきまして、当初予算において地方財政計画の伸び率をそれぞれ勘案して税収などを8億9,100万円程度増加すると見込んではおりましたが、交付税の算定において、アベノミクスによる一部企業の業績回復に伴って法人税が増加するという国の算定が出ておりまして、それを上回る10億4,100万円の増加になると算定されたことによりまして、収入が大きく見られたということが2つ目の要因として、以上の2つの要因で減額となりました。

 続いて、国庫支出金及び県支出金は、それぞれ4億4,148万円、3,938万円を追加して計上しております。これは、それぞれ事業費の財源となる補助金を中心に計上したものでございます。

 次に、14ページをお願いいたします。

 市債では1,830万円の減額をしております。これは、そこにお示しの各建設事業への充当債、合わせて7件で、1億9,930万円を新規または追加で計上する一方で、一番下にあります臨時財政対策債を普通交付税の確定によりまして確定したことから、2億1,760万円減額することとなります。差し引きで減額となっております。

 15ページをお願いいたします。

 こちらは債務負担行為でございますが、この内容は公共施設等総合管理計画策定事業、神田保育園改築事業など複数年にわたる契約が必要な事業のほか、明年度の業務委託の契約手続上、事前に予算措置が必要な事業など次のページにわたって新規に33件を追加設定いたしております。

 また、次のページ、16ページでは、南松本福祉関係複合施設建設事業に係る2つの変更を計上いたしております。

 続いて、特別会計のご説明をいたします。

 17ページをお願いいたします。

 まず介護保険特別会計では、事業勘定において1億9,862万円の追加を行っております。これは、平成27年4月の法改正に対応するためシステム改修の委託料を計上するとともに、国庫負担金の精算等を計上するものとなっております。

 次に、新松本工業団地建設事業特別会計では5,465万円の追加を行っております。本年1月に分譲予定地内で産業廃棄物が発見されたことから、その産業廃棄物の処理と、それにより未整備のままとなっております区画の造成費を計上しているものでございます。

 次に、18ページをお願いいたします。

 松本城特別会計は5,275万円の追加を計上しております。

 これは南・西外堀復元事業に係ります一般会計への繰出金を追加するほか、前年度繰越金などを計上するものとなっております。

 19ページをお願いいたします。

 企業会計の予算については、上高地観光施設事業会計で2,361万円の追加を計上しております。この中では、本年4月に地下室で水漏れ事故が発生したことから、電気設備等の復旧が必要となっております。その事業費を追加いたしております。

 以上で、申し上げました平成26年度9月補正予算関係議案の補足説明とさせていただきます。



○議長(太田更三) 山本会計管理者。



◎会計管理者(山本敏雄) 〔登壇〕

 初めての登壇でございますので、よろしくお願いをいたします。

 議案第16号 平成25年度松本市歳入歳出決算につきまして、お手元の平成25年度松本市決算説明資料により、市長の提案説明に補足しましてご説明申し上げます。

 金額は万円単位、1万円未満切り捨てで、主な内容について申し上げます。

 決算説明資料の1ページから4ページの総括につきましては、先ほど市長から申し上げましたので、私からは5ページ以降について申し上げます。

 まず5ページの一般会計の概要でございますが、2の歳入につきましては、市税が歳入全体の38.3%を占めておりまして、個人市民税が0.4%の増、法人市民税が景気の回復などにより11.7%の増、固定資産税が地価公示価格の下落などにより0.4%の減などとなっており、総額で前年度対比1.6%増の350億8,971万円となっております。

 なお、市税の収納率は現年度分が前年度より0.09ポイント増の98.50%で、滞納繰越分を含めた収納率は94.80%となりまして、前年度を0.34ポイント上回り、4年連続の上昇となりました。

 次に、国庫支出金につきましては、四賀小学校整備事業の完了などによる減の一方、地域の元気臨時交付金や史跡等購入費補助金などの増により、前年度対比10.0%増の107億745万円となっております。

 6ページにまいりまして、市債につきましては、音楽文化ホール整備事業費や保育園改築事業費などが減となった一方、松本城周辺整備事業費や消防防災施設等整備事業費の増などにより、前年度対比5.6%増の86億6,490万円となっております。

 次に、7ページの上段の不納欠損額は、前年度対比63.9%減の1億5,770万円となっております。これはファインフーズ梓川損失補償相当額返還金等の2億6,009万円が皆減となったため、大幅な減となったものでございます。

 次の収入未済額は、前年度対比3.4%減の21億2,938万円となっております。

 続きまして、その下の3の歳出でございます。

 款別の構成比では、民生費が32.3%と最も大きな割合を占めており、自立支援サービスの利用増や福祉医療費給付事業対象者の拡大などによりまして、前年度対比0.6%増の290億8,855万円となっております。

 次に、教育費は小・中学校施設整備基金積立金や国庫補助南・西外堀復元事業費の増などにより、前年度対比0.3%増の118億1,984万円となっております。

 8ページにまいりまして、公債費は前年度対比0.6%増の113億6,678万円となっており、次の総務費は波田文化センター管理運営費や音楽文化ホールの改修工事費が減となった一方、地域振興基金積立金や地域防災無線整備事業費の増などにより、前年度対比4.0%増の110億4,335万円となり、次の土木費は本年2月の豪雪等による除雪委託料や、平田橋、源橋のかけかえなどによる社会資本整備総合交付金道路事業(橋りょう)の増、国庫補助事業松本城周辺整備地域住宅支援交付金事業費などの増により、前年度対比18.4%増の71億9,306万円となっております。

 次に、衛生費でございますが、各種予防接種事業費や松塩地区広域施設組合負担金の減などにより、前年度対比10.3%の減の52億953万円となっております。

 また、商工費は、中小企業金融対策事業費の制度資金預託金の減や沢渡第5駐車場整備の完了による山岳観光再生事業費の減などにより、前年度対比10.4%減の50億3,918万円となっております。

 9ページにまいりまして、農林水産業費は、農産物生産振興対策事業費の減などにより、前年度対比14.2%減の21億3,099万円となっております。

 続きまして、9ページ中段の平成25年度から平成26年度に事業を繰り越します繰越明許費でございますが、全体で33億9,174万円でございました。

 次の10ページからは、一般会計の主な事業の歳出決算額を款別にお示ししてございます。説明は省略させていただきますが、25ページをごらんいただきますと、11款 公債費がございます。この公債費のうち元金償還分は102億9,162万円でございます。先ほど歳入で申し上げました平成25年度に借り入れた市債と差し引きしますと、一般会計の市債残高は868億3,228万円で、16億2,629万円の減少となっており、また平成25年度末の普通会計ベースでの市債残高は、お示しのとおり、871億494万円となり、前年度末より17億80万円の減少となりました。

 基金につきましては、ここに記載してございませんが、36種類ございます基金の平成25年度出納整理後の残高は、前年度より32億2,832万円増加し、344億8,471万円となっております。

 次の26ページから47ページまでは、決算に係る資料をお示ししてございます。

 48ページからは、特別会計の概要でございますが、会計ごとに記載しております。平成25年度の特別会計は14会計で、昨年度と同じでございます。

 それでは、主な3会計について申し上げます。

 まず、54ページ。

 国民健康保険特別会計の事業勘定でございますが、中段、決算概要の総括のとおり、歳入の決算額が250億2,064万円、歳出の決算額が245億7,789万円で、形式収支、実質収支ともに4億4,275万円の黒字決算となりました。

 また、国民健康保険の加入状況につきましては、55ページの上段にございますように、加入世帯は3万5,587世帯、被保険者数は6万1,258人となっております。

 次に、64ページの介護保険特別会計は、中段、決算概要の総括のとおり、歳入の決算額が196億7,133万円、歳出の決算額が194億8,828万円で、形式収支、実質収支ともに1億8,305万円の黒字決算となりました。

 また、被保険者数及び要介護認定者の状況につきましては、65ページ中段にございますように、被保険者数は14万1,128人、認定者数は1万2,145人となっております。

 次に、84ページの松本城特別会計では、中段、決算概要の総括のとおり、歳入の決算額が6億131万円、歳出の決算額が5億5,274万円となり、形式収支、実質収支ともに4,857万円の黒字決算となりました。

 なお、平成25年度の年間有料観覧者数は、1の概要のとおり、前年度対比で1.1%減の69万6,446人でございました。

 特別会計では、ただいま申し上げました国民健康保険、介護保険、松本城の会計のほかに、霊園、後期高齢者医療、新松本臨空産業団地建設事業会計がそれぞれ黒字決算となっております。

 また、それ以外の8会計につきましては、一般会計からの繰入金等により収支が均衡する決算となっております。

 なお、決算額の詳細につきましては別冊の歳入歳出決算書を、借入金の詳細につきましては別冊の市債現債額調、また平成25年度の主要事業の内容につきましては別冊事務報告書、さらに、市が所有します土地建物等の詳細につきましては別冊公有財産明細表をそれぞれごらんいただきたいと思います。

 続きまして、議案第17号 平成25年度松本市公営企業会計決算のうち、上高地観光施設事業会計決算につきましてご説明申し上げます。

 お手元の松本市上高地観光施設事業会計決算説明資料をごらんいただきたいと思います。

 1ページ、1決算報告書の(1)収益的収入及び支出でございます。

 まず、アの収入の決算額は3億5,756万円で、前年度と比較して1,247万円、3.6%の増となっております。これは、天候が安定していたことや海外からの観光客の増加、登山者の増加などにより、アルペンホテルと徳沢ロッヂが収益を伸ばしたことによるものでございます。

 また、イの支出の決算額は3億3,442万円で、前年度と比較して511万円、1.5%の減となりました。減額の主な理由といたしましては、大きな改修工事がなかったことによるものでございます。

 続いて、2損益計算書について申し上げます。

 次の2ページの(3)当年度純利益につきましては、平成25年度は2,314万円で、前年度と比較して1,758万円、416.6%の増となり、平成19年度から7年連続の黒字決算となりました。平成25年度の未処理欠損金は、3剰余金計算書の(2)にありますとおり、1億659万円となりました。

 今後も引き続き、効率的な経営に努めてまいります。

 以上、平成25年度の松本市一般会計、特別会計及び公営企業会計のうち上高地観光施設事業の決算につきまして補足説明を申し上げました。



○議長(太田更三) 丸山上下水道局長。



◎上下水道局長(丸山悦男) 〔登壇〕

 議案第17号 平成25年度松本市公営企業会計決算の認定についてのうち、松本市水道事業会計決算及び松本市下水道事業会計決算について、補足して説明を申し上げます。

 お手元の平成25年度松本市水道事業会計及び下水道事業会計の決算並びに水道事業会計及び下水道事業会計の未処分利益剰余金の処分説明資料をごらんいただきたいと思います。

 金額は万単位で、主な内容について説明をさせていただきます。

 初めに、1ページ、水道事業について申し上げます。

 まず、1決算報告書の(1)収益的収入及び支出でございますが、アの収入の決算額は47億3,037万円で、前年度と比較して2,665万円、率にしまして0.6%の減となっております。これは、給水収益の減少が主なものでございます。

 また、イの支出の決算額は45億4,607万円で、前年度と比較しまして1億6,140万円、率にして3.7%の増となっております。これは減価償却費の増加が主なものでございます。

 次に、(2)の資本的収入及び支出でございますが、アの収入の決算額は10億5,552万円で、前年度と比較して4億7,019万円、率にしまして80.3%の増となっております。

 また、イの支出の決算額は27億6,757万円となっており、2億9,066万円、率にしまして11.7%の増となっております。これはいずれも拡張事業費の増が主なものでございます。

 続いて、2ページの2損益計算書について申し上げます。

 (3)の当年度純利益につきましては、平成25年度は1億2,136万円の黒字決算となり、前年度から繰り越された利益剰余金に加算した結果、当年度未処分利益剰余金は6億3,983万円となりました。この取り扱いにつきましては、議案第14号 平成25年度松本市水道事業会計未処分利益剰余金の処分についてのとおり、また、説明資料の3ページの4剰余金処分計算書のとおり、減債積立金へ1億円、建設改良積立金へ2億円を積み立て、3億3,983万円を翌年度へ繰り越そうとするものでございます。

 続きまして、下水道事業について申し上げます。

 4ページをお願いします。

 まず、1の決算報告書の(1)収益的収入及び支出でございますが、アの収入の決算額は62億8,289万円で、前年度と比較して1億8,393万円、率にしまして2.8%の減となっております。これは、一般会計負担金が減少したことが主な原因となっております。

 次に、イの支出の決算額は58億1,337万円で、前年度と比較しまして7,105万円、1.2%の減となっております。これは支払利息の減が主な理由でございます。

 続いて、(2)の資本的収入及び支出でございますけれども、アの収入の決算額は23億5,819万円で、前年度と比較して3億3,684万円、率にしまして12.5%の減となっており、減収の主なものは下水道事業債と国庫補助金でございます。

 イの支出の決算額は51億4,500万円となっており、3億6,969万円に、率にしまして6.7%の減となっております。これは国庫補助改良事業費の減に伴う建設改良費の減少がその主な理由でございます。

 次に、5ページの2損益計算書をお願いします。

 (3)当年度純利益4億8,219万円となりまして、前年度からの繰越利益剰余金4,184万円と合わせまして5億2,403万円が当年度未処分利益剰余金となっております。この取り扱いにつきましては、議案第15号 平成25年度松本市下水道事業会計未処分利益剰余金の処分について、また説明資料の6ページ、4の剰余金処分計算書に記載のとおり、減債積立金へ3億5,000万円、建設改良積立金へ1億円を積み立て、7,403万円を翌年度へ繰り越そうとするものでございます。

 以上で、上下水道事業にかかわる補足説明とさせていただきますが、上下水道事業を取り巻く環境は相変わらず厳しい状況でございますが、引き続き安定経営となるよう努めてまいりたいというふうに思っております。



○議長(太田更三) 丸山病院局長。



◎病院局長(丸山貴史) 〔登壇〕

 議案第17号 平成25年度松本市公営企業会計決算の認定についてのうち、松本市病院事業会計決算につきまして、補足して説明申し上げます。

 お手元の平成25年度松本市病院事業会計決算説明資料をごらんいただきたいと存じます。

 金額は万単位で、主な内容について申し上げます。

 初めに、1ページ、会田病院事業について申し上げます。

 まず、1決算報告書の(1)収益的収入及び支出でございます。

 アの収入の決算額は3億6,254万円で、前年度と比較して1,665万円、4.8%の増となっております。これは、患者数の減少により医業収益は10.6%の減となっておりますが、退職手当に係る一般会計負担分を一括繰り入れたことにより、総額では増となっているものでございます。

 また、イの支出の決算額は4億342万円で、前年度と比較して3,890万円、10.7%の増となっております。これは、退職手当引当金に一般会計負担分を一括繰り入れたことによることが主なものでございます。

 次に、(2)資本的収入及び支出でございますが、アの収入は医療機器更新に係る起債借り入れ、国保会計繰入金の合計で465万円、イの支出の決算額は1,923万円となっており、エックス線一般撮影装置の更新経費及び企業債の償還にかかわるものでございます。

 続いて、2ページをお願いいたします。

 2損益計算書について申し上げます。

 (3)の当年度純損失につきましては、4,372万円の赤字決算となり、前年度から繰り越された未処理欠損金と合わせ、当年度末未処理欠損金は6,077万円となりました。この取り扱いにつきましては、次年度への繰り越しとなるもので、3ページの4欠損金処理計算書をあわせてごらんいただきたいと存じます。

 続きまして、松本市立病院事業について申し上げます。

 3ページ中段をお願いいたします。

 まず、1決算報告書の(1)収益的収入及び支出でございます。

 アの収入の決算額は43億2,514万円で、前年度と比較して1億5,889万円、3.5%の減となっております。主な要因といたしましては、年度中途の医師の退職などにより十分な診療体制が確保できず、患者数が伸び悩み、医業収益が減少したことによるものでございます。

 イの支出の決算額は42億7,432万円で、前年度と比較して6,218万円、1.4%の減となっております。

 次に、(2)資本的収入及び支出でございますが、アの収入の決算額は1億3,206万円で、主なものは企業債と地方交付税の繰り出しである一般会計の負担金でございます。

 イの支出の決算額は3億9,685万円となっており、医療用機器の更新や企業債の償還がその主なものでございます。

 次に、4ページをお願いいたします。

 中段、2損益計算書について申し上げます。

 (3)当年度純利益は798万円となりまして、前年度からの繰越利益剰余金2億519万円と合わせて2億1,318万円が当年度未処分利益剰余金となっております。この取り扱いにつきましては、5ページの中段、4の剰余金処分計算書のとおり、処分は行わず全額翌年度へ繰り越そうとするものでございます。

 病院経営を取り巻く環境は、以前にも増し大変厳しい状況でございます。今後、経営の改善に一層努めてまいります。

 以上で、補足説明とさせていただきます。



○議長(太田更三) 次に、監査委員から平成25年度各会計決算に対する審査意見の報告を求めます。

 大出代表監査委員。



◎代表監査委員(大出俊次) 〔登壇〕

 平成25年度松本市一般会計、松本市霊園特別会計ほか13の特別会計、松本市水道事業会計ほか3つの公営企業会計の決算及び基金運用状況について、地方自治法及び地方公営企業法の規定に基づきまして、太田由夫監査委員、宮下正夫監査委員との3名で審査を行いましたので、代表して私からその審査結果についてご報告を申し上げます。

 これらの審査に当たりましては、市長から審査に付されましたそれぞれの決算及びその附属書類並びに基金運用状況に関する調書が、それぞれの法令で定める様式を基準として作成されているか、計数は正確であるか、予算の執行はその目的に沿って適正かつ効率的になされているか、財務に関する事務は関係法令を遵守し適正に執行されているか、各基金はその設置の目的に沿って適正かつ効率的に運営されているか等に主眼を置きまして、各会計事務を所管する関係部課から説明を聴取するなどして審査をいたしました。

 その結果、決算及びその附属書類並びに基金運用状況に関する調書は、実施した審査の範囲内におきまして、いずれも法令で定める様式により作成され、計数等につきましては、関係諸帳簿及び証書類と符合し、正確であると認められました。

 各基金も所期の目的に沿って運用され、適正に管理されているものと認められました。

 また、財務に関する事務の執行につきましても、適正に処理されているものと認められました。

 それでは最初に、松本市一般会計と特別会計の概要及び意見について申し上げます。

 松本市の一般会計と特別会計を合わせた決算額は、歳入が前年度比4億5,637万円、0.3%増の1,430億3,348万円、歳出が前年度比7億2,410万円、0.5%増の1,402億6,881万円となり、一般会計と特別会計を合わせた実質収支は24億5,166万円の黒字決算となりました。

 市税は350億8,971万円で、前年度を5億5,687万円上回りました。これは、緩やかな景気回復をみせる中、個人市民税は微増ながら、金融・保険業を中心に法人市民税の収納額が前年度対比11%以上上回った大幅な増加及び税制改正に伴う市たばこ税の増加が主な要因と考えます。

 一方、固定資産税は、地価公示価格の下落傾向により、前年度に引き続き減少となっています。

 税負担の公平性と自主財源の確保に向け、引き続き、課税客体の捕捉や申告制度の周知徹底に努めてください。

 収納状況につきましては、現年度分の市税の収納率が、過去10年間で最も高い収納率であった昨年度をさらに0.09ポイント上回り、98.5%となりました。滞納繰越分の収納率は前年度を下回ったものの、市税全体でも昨年度を0.34ポイント上回っています。また、国民健康保険税についても、全体では前年度を上回る収納率となっています。このことは、市税収納率向上プロジェクトのもとでのさまざまな取り組みによるものと評価するところであります。

 一方、収入未済額は、4年連続で前年度に比べて減少し、平成19年度決算並みとなったとはいえ、依然41億3,808万円と大きな金額となっています。

 まだまだ不透明な経済環境の中、苦しいながらもきちんと納めている人もいます。早期に債権管理体制を構築し、引き続き、収入未済額の縮減にご努力いただくと同時に、公平な市民負担となりますよう取り組みを要望するところであります。

 次に、松本市公営企業会計について申し上げます。

 初めに、上高地観光施設事業会計でございますが、平成25年度においては2,314万円の純利益を計上し、平成19年度から7年連続の黒字決算となりました。アルペンホテル、上高地食堂、徳沢ロッヂ、焼岳小屋の4施設全てにおいて利益を計上しました。今後はアルペンホテルの改修、徳沢ロッヂの耐震改修等に係る費用の増加が見込まれますので、経営安定化へ向けてさらに努力されることを期待いたします。

 次に、水道事業会計でありますが、平成25年度純利益は1億2,136万円となり、12年連続の黒字決算となりました。今後は簡易水道事業の統合、広範囲にわたる水道施設の老朽化への対応など多額の資金需要が見込まれる一方、給水収益の大幅な増加は期待できません。事業経営に当たっては引き続き厳しい状況が予想されますので、費用の抑制、企業債の一層の縮減により財政基盤の強化に努めていただくことを要望いたします。

 続きまして、下水道事業会計について申し上げます。

 平成25年度純利益は4億8,219万円となり、6年連続の黒字決算となりました。経営環境については、今後も年々老朽化が進む下水道施設の修繕や更新等に係る費用の増加が見込まれる一方で、下水道使用料の増加を見込むのは難しい状況です。今後も効率的な事業運営に心がけ、省エネ、環境配慮機器を積極的に導入するなどさらなる経営の安定化に努めていただくことを要望いたします。

 次に、病院事業会計について申し上げます。

 会田病院事業でございますが、平成25年度は4,372万円の純損失を計上し、赤字決算となりました。四賀地区の人口動態を踏まえると、今後も患者数の減少が予想され、経営面においては極めて深刻な状況にあると言えます。会田病院のあり方を考える検討委員会からの提案を十分に検討し、今後の対応について早急に方針を示していただくことを要望いたします。

 続きまして、松本市立病院事業でございますが、平成25年度は798万円の純利益を計上し、黒字決算となりました。しかし、医師の在任期間が短く、入れかわりが多かったため、前年度に比べ8,988万円減少しました。今後は安定した診療体制の維持に努め、さらなる経営基盤の強化に努めていただくことを要望いたします。

 以上、松本市の平成25年度各会計決算の概要及び意見について申し上げました。詳細につきましては、市長に提出、ご配付申し上げております各会計決算審査意見書をごらんいただきたいと存じます。

 最後に一言申し上げます。

 緩やかな景気の回復基調を見せつつあるとはいえ、さらなる消費税率引き上げに伴う影響など、地方における経済の先行きはまだまだ不透明であります。また、合併算定替の特例期間終了により交付税の段階的な減少が見込まれる中、道路、橋梁や公共施設等の社会インフラの老朽化に伴う更新、整備に要する財政需要の増大が見込まれます。今後も引き続き、徹底した行財政改革の推進や歳出削減により財政体質の強化に努め、同時に、限られた財源をより効率的に活用するために施策を厳選し、計画的な行財政運営に努めてください。そして、第9次基本計画に掲げた都市目標である「健康寿命延伸都市・松本」の実現に向け、スピード感を持った取り組みがなされ、超少子高齢化型人口減少社会の進展する中、本市が将来にわたって持続可能な都市となりますことを期待いたします。

 以上をもちまして、決算審査意見報告といたします。



○議長(太田更三) ただいま理事者から、それぞれ上程議案に対する説明があり、また、監査委員から決算審査意見の報告がありました。

 以上をもって本日の日程は終了いたしました。

 本会議は、明30日から9月7日まで議案調査等のため休会し、8日午前10時再開の上、市政一般に対する質問を行います。

 発言される方は、所定の通告書に記載の上、質疑、質問とも9月2日正午までに提出願います。

 発言の順序はくじによって決定いたします。

 なお、質疑に限り、9日午後3時までの追加通告を認めることになっております。その場合は通告順といたしますのでご了承願います。

 本日の会議はこれをもって散会いたします。

 ご苦労さまでした。

                              午後2時44分散会