議事ロックス -地方議会議事録検索-


長野県 松本市

平成10年 10月 臨時会(第2回) 10月29日−01号




平成10年 10月 臨時会(第2回) − 10月29日−01号









平成10年 10月 臨時会(第2回)



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

           平成10年松本市議会第2回臨時会会議録

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

        平成10年松本市議会第2回臨時会が10月29日午前10時

       松本市議事堂に招集された。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

            平成10年10月29日(木曜日)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

               議事日程

                    平成10年10月29日 午前10時開議

 第1  会議録署名議員の指名

 第2  会期の決定

 第3  議案第1号 松本市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例

       第2号 工事請負契約の締結について(松本市営住宅芳野町団地A棟新築主体工事)

       第3号 市道8087号線梓川踏切こ道橋新設工事委託に関する協定の締結について

     報告第1号 平成10年度松本市一般会計補正予算(第2号)

       第2号 平成10年度松本市農業共済事業特別会計補正予算(第1号)

       第3号 松本都市計画道路3・2・12内環状北線等(北松本立体交差)建設工事(東西自由通路新設)委託に関する協定の締結について

 第4  委員長審査報告(議案第1号から第3号まで及び報告第1号から第3号まで並びに継続審査中の議案第15号、第16号)

 第5  議案第4号 教育委員会委員の任命について

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

      議長  百瀬常雄君      副議長  松田 弘君

出席議員(38名)

      1番  赤羽正弘君       2番  大久保真一君

      3番  黒田輝彦君       5番  小岩井洋子君

      6番  平林軍次君       7番  下沢順一郎君

      8番  小林繁男君       9番  増田博志君

     10番  高山芳美君      11番  三村英俊君

     12番  神田視郷君      13番  上條洋幹君

     14番  渡辺 聰君      15番  武井福夫君

     16番  倉橋芳和君      17番  早川史郎君

     18番  塩原 浩君      19番  酒井正志君

     20番  塩原英久君      21番  田辺哲雄君

     22番  中田善雄君      23番  池田国昭君

     24番  田口悦久君      25番  秋山泰則君

     26番  藤沢詮子君      27番  黒田昭治君

     28番  堀内 信君      29番  田口敏子君

     30番  柳沢貞雄君      31番  松田 弘君

     32番  高山政彦君      33番  田口哲男君

     34番  太田二三君      35番  小林恒雄君

     36番  窪田 稔君      37番  小原 仁君

     38番  高野拓雄君      39番  百瀬常雄君

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

説明のため出席した者

  市長      有賀 正君   助役      松村好雄君

  収入役     新井計夫君   企画部長    松下倫省君

  総務部長    上條 炳君   財政部長    大澤一男君

  生活環境部長  原 勝利君   社会部長    萩原寿郎君

  農政部長    高橋雅夫君   商工部長    輿 武男君

  都市開発部長  西澤一徳君   上下水道    林 丘弘君

                  事業管理者

  業務部長    坪田明男君   施設部長    新村禎敏君

  教育委員長   高嶋修一郎君  教育長職務   水下慶子君

                  代理者

                  教育次長

                  (学校教育担当)

  教育次長    赤羽敬一君   焼却プラント  宮下 潔君

  (社会教育担当)        対策本部長

  中央西整備   清水英治君   代表監査委員  草間 繁君

  本部長

  企画室     一條 功君   企画室     高橋慈夫君

  空港対策・           企画調整幹

  企画調整幹

  女性室長    有馬恭子君   行政管理課長  乾  敦君

  財政課長    山内 肇君

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

事務局職員出席者

  事務局長    百瀬博之    事務局次長   宮澤孝紀

  次長補佐兼   古田元秀    庶務係長    柳澤良子

  調査係長

  議事係長    渡辺 明    主査      福嶋良晶

  主査      宮川雅行    主査      中村高俊

  主査      寺沢和男    主任      寺岡稔高

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

              本日の会議に付した事件

 議事日程記載事件のとおり。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

  午前10時04分開会



○議長(百瀬常雄君) これより、平成10年松本市議会第2回臨時会を開会いたします。

 現在までの出席議員は38名でありますので、定足数を超えております。よって、直ちに本日の会議を開きます。

 最初に、報告事項を申し上げます。市長より議案が6件提出されております。あらかじめ皆さんのお手元にご配付申し上げてあるとおりであります。

 次に、建設部長 広川高義君は、検査のため本日の会議を欠席する旨の届け出がありましたので、ご承知願います。

 次に、去る10月15日に逝去されました、故舟田智理教育長の御霊に謹んで哀悼の意をささげ、この際、皆さんのご賛意をいただき、これより黙祷をささげたいと思います。ご起立願います。黙祷始め。

  (黙祷)



○議長(百瀬常雄君) 黙祷を終わります。ご着席願います。

 本日の議事は、お手元にご配付申し上げてあります議事日程によって進めます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△日程第1 会議録署名議員の指名



○議長(百瀬常雄君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第 122条の規定により、議長において5番 小岩井洋子君、6番 平林軍次君、7番 下沢順一郎君を指名いたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△日程第2 会期の決定



○議長(百瀬常雄君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今期臨時会の会期は、本日1日といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(百瀬常雄君) ご異議なしと認めます。

 よって、会期は本日1日と決定いたしました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△日程第3 議案第1号から第3号まで及び報告第1号から第3号まで



○議長(百瀬常雄君) 日程第3 議案第1号から第3号まで及び報告第1号から第3号までの以上6件を一括上程いたします。

 当局から提案理由の説明を求めます。

 有賀市長。



◎市長(有賀正君) 〔登壇〕

 おはようございます。

 本日ここに、平成10年松本市議会第2回臨時会を招集いたしましたところ、議員の皆様にはおそろいでご出席をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。

 まず初めに、去る10月15日にご逝去され、ただいま議場におきまして黙祷をささげられました、故舟田智理教育長のご冥福を心からお祈り申し上げます。

 故舟田教育長には、前守屋教育長の後任として、去る6月定例会で議会のご同意をいただき、7月1日付で教育委員、そして教育長にご就任されて以来、早速各学校現場の視察を精力的に行うなど、そのすぐれた手腕を発揮され、今後のご活躍が大いに期待されていたやさきの9月定例会中に体調を崩され、ご入院をなされたわけでございます。

 ご入院をなされた後も、先生の教育行政に対する責任感、熱い思いは衰えることなく、一日も早く回復し、復帰するんだと頑張っておられましたが、治療のかいなく、去る10月15日にお亡くなりになられました。

 3カ月余という短い間でございましたが、まさにその一身をささげての本市教育行政へのご尽力に対し、本市として心から感謝申し上げ、その功に報いるため、議会の皆様のご理解を賜りまして、去る23日に舟田家、教育委員会合同による葬儀をとり行ったところでございます。

 故舟田教育長を失われたご家族、市民の皆様の悲しみは、はかり知れないものがあり、その思いは尽きるものではありませんが、さまざまな諸問題を抱えた今日の教育行政において、その停滞はいっときも許されるものではなく、またそれは故人の望むところでもないとの思いから、今臨時議会におきまして、後ほど教育委員会委員の任命についてご提案申し上げようとしておりますので、よろしくお願いを申し上げます。

 さて、それでは、ただいま上程されました議案についてご説明申し上げます。

 今臨時会には、条例の改正1件、契約の締結2件、専決処分の報告3件の合わせて6件をお願いしております。まず、条例の改正といたしましては、11月からの新焼却プラント施設の試運転の開始等に伴う職員体制、業務内容の変更等に関連して、特殊勤務手当の見直しを行うための松本市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正、契約議案といたしましては、南部体育館西側の芳野町の市営住宅建てかえ事業に伴う松本市営住宅芳野町団地A棟新築主体工事、梓川右岸堤防道路とJR大糸線との梓川踏切の地下道新設工事を委託するための市道8087号線梓川踏切こ道橋新設工事について、それぞれ提案をしております。

 次に、急を要し、専決処分をいたしました報告案件3件について申し上げます。

 まず、補正予算についてでございますが、今回の補正は、台風7号及び台風10号による農作物被害を支援するため、去る10月20日付で専決処分をさせていただいたものでございます。

 9月、10月に相次いで本市を襲った台風7号、10号は、収穫期を迎えたリンゴ等の大量落下を招くなど、農作物等に多大な被害をもたらしました。特に、台風7号による被害は、伊勢湾台風以来のものであり、この台風により落下した一面のリンゴ畑を見ましたときに、行政による緊急的な支援の必要性を認識し、急遽県に支援をお願いするとともに、本市といたしましても、最大限の支援をするため、緊急に今回の補正を専決処分させていただいたところでございます。

 一般会計では、県費補助の上乗せ事業に加え、本市独自の施策といたしまして、落下果実の処理に要する経費、O-157対策資金に対する利子補給の追加経費を計上するなど、他団体に比べ、手厚い措置をするとともに、本市の果樹共済加入率が、現在約20%でありますことから、これを平成11年度から3年間で一定の段階まで引き上げるための経費を債務負担行為で計上したほか、農業共済事業会計では、被害に遭われた農家の皆様にリンゴ等の共済金の支払いを年内に行うための追加経費を計上いたしました。これらにより今回の補正規模は、一般会計、特別会計、合わせて1億 6,398万円、企業会計を含めた補正後の予算規模は、 1,365億 9,984万円となっております。

 また、契約議案につきましては、北松本立体交差事業に関連して、北松本駅の東西自由通路建設工事を委託するための協定の締結について、工期の関係から、去る10月5日に専決処分をさせていただきましたので、ご報告をしております。

 以上、ただいま上程されました議案について説明申し上げましたので、よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。

 以上でございます。



○議長(百瀬常雄君) ただいま理事者から上程議案に対する説明がありました。

 議案調査のため暫時休憩いたします。

  午前10時15分休憩

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

  午前10時16分再開



○議長(百瀬常雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 これより、議案第1号から第3号まで及び報告第1号から第3号までの以上6件に対する質疑を行います。

 質疑のある方の発言を求めます。

 質疑はありませんか。

  (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(百瀬常雄君) ないようでありますので、質疑は終結いたします。

 次に、議案の委員会付託を行います。

 ただいま議題となっております議案第1号から第3号まで及び報告第1号から第3号までの以上6件につきましては、一層慎重審議を期するため、お手元にご配付いたしてあります委員会付託案件表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。

 委員会審査のため休憩いたします。

  午前10時17分休憩

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

  午後2時33分再開



○議長(百瀬常雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△日程第4 委員長審査報告



○議長(百瀬常雄君) 日程第4 議案第1号から第3号まで及び報告第1号から第3号まで並びに継続審査中の議案第15号、第16号の以上8件を一括議題として委員長の報告を求めます。

 最初に、経済環境委員長 田口悦久君。



◎経済環境委員長(田口悦久君) 〔登壇〕

 経済環境委員会の報告を申し上げます。

 委員会は付託されました報告第1号 平成10年度松本市一般会計補正予算(第2号)中、農政部関係予算及び報告第2号 平成10年度松本市農業共済事業特別会計補正予算(第1号)、以上2件の専決補正予算につきまして慎重に審査をいたしました。

 これは先ほどの提案説明で述べられましたとおり、台風7号及び10号による農作物被害に対する各種支援事業及び果樹共済加入促進等に係る経費の計上を、また年内の共済金支出をするための措置を講じたものであり、いずれも異議なく承認すべきものと決しました。

 委員からは、迅速な対応を了としながらも、果樹共済制度の改善に向け、なお一層の国・県への強い働きかけを求める意見が、また被災農家に対するきめ細かな対応を望む意見がありました。

 以上、経済環境委員会の報告とさせていただきます。

 何とぞご賛同賜りますようお願いいたします。



○議長(百瀬常雄君) 次に、総務委員長 三村英俊君。



◎総務委員長(三村英俊君) 〔登壇〕

 総務委員会の報告を申し上げます。

 委員会は本会議休憩中に開催し、付託されました5件につきまして慎重に審査を終了いたしましたので、その経過並びに結果について報告いたします。

 最初に、議案第1号 松本市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例は、新焼却プラントの試運転開始に伴う見直しであり、異議なく可決すべきものと決しました。

 次に、議案第2号 工事請負契約の締結について(松本市営住宅芳野町団地A棟新築主体工事)につきましては、異議なく可決すべきものと決しました。

 次に、議案第3号 市道8087号線梓川踏切こ道橋新設工事委託に関する協定の締結についてでありますが、梓川右岸堤防道路の同踏切立体交差のため、こ道橋新設工事についてJRと協定を締結するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。

 なお、協定金額について、現行は制度上、地方公共団体が関与できないことからその明確化を図り、地方公共団体が主体性を持って協定できる制度への取り組みについて特に要望がありました。

 また、関連して、契約の公平・透明性の観点から、予定価格等の公表について要望があり、理事者からは、県及び他市の状況を見ながら検討してまいりたいとの方針がありましたので、申し上げます。

 次に、報告第1号 平成10年度松本市一般会計補正予算(第2号)中、当委員会付託関係については、異議なく承認すべきものと決しました。

 最後に、報告第3号 松本都市計画道路3・2・12内環状北線等(北松本立体交差)建設工事(東西自由通路新設)委託に関する協定の締結については、異議なく承認すべきものと決しました。

 なお、ホームへのエレベーター設置については、今後の話し合いの中で前向きに取り組んでまいりたいとのことでありました。

 以上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、総務委員会の報告といたします。



○議長(百瀬常雄君) 次に、決算特別委員長 武井福夫君。



◎決算特別委員長(武井福夫君) 〔登壇〕

 決算特別委員会の報告を申し上げます。

 委員会は、継続審査となっております議案第15号 平成9年度松本市歳入歳出決算の認定について及び議案第16号 平成9年度松本市水道事業会計決算の認定についての2件を審査するため、去る9月29日から4日間にわたり開催し、慎重に審査を終了いたしましたので、その経過並びに結果について申し上げます。

 最初に、議案第15号 平成9年度松本市歳入歳出決算の認定についてであります。

 本決算は、一般会計と14の特別会計でありますが、決算総額は、歳入が 1,262億 8,186万 5,086円、歳出が 1,231億 6,293万 8,068円と、形式収支で31億 1,892万 7,018円、実質収支でも14億 360万 7,861円の黒字決算となっております。

 内容につきましては、さきの提案の際に詳細に説明されておりますので、早速審査の概要について申し上げてまいりたいと思います。

 最初に、一般会計の歳入でありますが、市税の収納に関し理事者からは、経済不況の長期化により滞納者の増加や大型倒産など、納税環境はさらに悪化していますが、引き続き収納率の向上に努めてまいりたい、このような説明がありました。

 なお、特に固定資産税の評価方法は、地価に連動しない部分も見受けられ、それが収納率にも影響するのではないかとして、国に対し見直しの必要性を求めていくべきとの意見がありましたので、申し上げます。

 また、入湯税逓減の理由として、旅館の休・廃業や改築による収容人員の減少及び不況の影響等の理由が述べられました。

 委員からは、関連して市営施設に対する課税免除について、今後のあり方を研究されたい旨、要望がありました。

 次に、9年度決算を踏まえた10年度以降の財政運営に関し、地方財政制度の問題点及び消費税関係の2点について総括質疑がありましたので、申し上げます。

 最初に、地方財政制度の問題点でありますが、国は昭和60年以降、地方単独事業の拡大を積極的に誘導してきた結果、補助と単独の事業比率が逆転し、単独事業がふえており、一方、その財源としては地方債償還金を交付税措置としているが、交付税の伸びは非常に小さいのが現況である。今後の財政運営についての見解はいかがか。このような質疑に対し、地方単独事業の増加は国の施策に負うところが大きく、本市においても市民の要望を踏まえて社会資本の整備、充実に努めているが、国対地方の問題でもあり、国の施策の中で引き続き健全財政の運営に努め、また国に対しては地方交付税の安定確保等について市長会などを通じて働きかけてまいりたいとのことでありました。

 次に、消費税関係ですが、引き上げにより市民負担が増加しているとして、不況対策の面から引き下げの必要性やいかにでありますが、消費税率の改正は地方財源の充実にもつながっており、いずれにいたしましても国政の場で論議されるべきものとの見解でありました。

 歳入では、そのほか用悪水路占用料に関し、公平・適正化の観点から実態調査を踏まえての対応が要望されました。

 続いて、歳出について申し上げます。

 最初に、2款 総務費ですが、総括質疑の中で同和対策事業について、補助金等一定の見直しに対する評価を踏まえながらも、特別策から一般施策への移行が進んでいる中、条例制定に向けた動きには慎重な対応が必要であるとする質疑について、条例については、同和対策審議会の意見を参考に、他市の状況を見ながら主体性を持って考えていくとのことでありました。

 なお、同和対策事業については、逐次改善をしながら進めてまいりたいとの意向も示されております。

 次に、阪神・淡路大震災を教訓に、避難場所として指定されている公共施設等の耐震化や防火水槽の設置など、防災施設・設備の充実について要望がありました。

 また、職員の健康管理の徹底を望む意見がありましたので、申し上げます。

 次に、3款 民生費では、高齢者人口の増加に反し、老人クラブへの補助額が減少している点について、老人クラブへの期待が希薄となり、新規加入者が少なくなっている現況が報告されましたので、加入促進策として、女性の参加しやすい事業の実施と社会生活が多様化する中、趣味などのサークル活動への補助等、時代の流れに即した弾力的な取り組みを求めました。

 次に、福祉ひろば建設事業では、県費補助の増額、国庫補助の取り込みなど、一層の財源確保と29地区に計画どおり建設できるよう、さらなる努力を求めました。

 なお、初期に建設したひろばと現在の施設とでは面積、設備両面において格差が生じているとして、早期の解消が要望されております。

 このほか乳幼児医療特別給付事業については対象児童の拡大が、また高齢者福祉入浴事業については、公衆浴場のない地域への配慮がそれぞれ要望されております。

 次に、4款 衛生費では、公衆便所の管理体制について総括質疑がありました。それぞれの設置主体による管理を一括してできないかとする内容でありますが、現況は 162カ所について7課にわたり管理されているとのことであります。設置した経過等から一括管理は困難でありますが、生活環境部ですべて把握しており、同部を統一窓口として利用者に迷惑のかからない対応をしてまいりたいとのことでありますので、だれもが気持ちよく利用できる管理を求めるとともに、番号制の導入や職員による定期的巡視の実施、公衆トイレをきれいにする習慣の設定等の提言がありました。

 次に、産業廃棄物処理施設の新設計画等の際は、地元住民の要望を踏まえ、県との調整に積極的な対応を望む意見がありました。

 そのほか資源物収集では、空き瓶に対する助成のあり方について、引き続き研究を要望する意見がありました。

 次に、5款 労働費でありますが、市民休暇村については、広範な計画となっているとのことでありますので、十分に庁内の連携をとり、早期に具体的なものとなるよう、事業の促進方を要望いたしました。

 次に、6款 農林水産業費では、松本空港の拡張により、岡田地籍に移転した県の農業研修センターは、立地条件等から利用しにくい面もあるのではないかとして、後継者対策推進の立場から県への働きかけについて要望がありました。

 次に、台風7号の被害にかんがみ、リンゴオーナーに対する保障を危惧する質疑に対し、1本当たり 120個を最低保障としていますが、事業の継続性の上からも前向きに検討してまいりたいとの意向が示されております。

 また、地域農業振興のため、種々補助金が支出されている現況をとらえ、経営農業としての将来展望を見据えて、計画的かつ効果的なものになるよう検討を求めました。

 次に、7款 商工費では、安房トンネル開通に絡めた誘客宣伝事業の状況を求めたところ、観光協会を中心に北陸地方への積極的な取り組みとともに、首都圏でのPR活動にも努めている旨、説明がありました。

 次に、商店街への街路灯の設置等に係る補助金については、さらに十分な審査に留意されたいとの意見が、また目的が類似する補助事業については、統合等も検討されたいとの要望がありました。

 次に、8款 土木費では、本年7月に施行された中心市街地活性化法に基づく基本計画の策定について、事業区域に中央西及び松本駅周辺地区が含まれる見込みであることから、現在行われている事業との十分な整合を要望する意見がありました。

 そのほか豪雪時における除雪に関連し、市道と県道との対応に差異が生じていた点について、生活道路確保の面からも行政間での十分な調整及び徹底を要望する意見が、また未登記道路の解消について、改めて要望がありました。

 次に、10款 教育費では、課題となっている成人式のあり方について、式典の簡素化を初め中学校単位の座席配置など、新成人が参加しやすいものとしたいとの方針が示されましたが、社会人としての自覚を促す場として、改善に向け一層の努力を求めました。

 また、午後10時まで開館している南部図書館について、夜間利用者が少ないのではないかとの質疑に対し、閉館時間の繰り上げ案も出ているが、複合施設でもあり、十分研究してまいりたいとの今後の対応が示されました。

 また、国内外から大きな評価を得ているサイトウ・キネン・フェスティバルに関連し、サイトウ・キネン財団の基金造成が思わしくない状況を危惧する意見がありました。これに対し、景気低迷の中ではあるが、基金造成はもとより運営の効率化を図り、少しでもフェスティバルに資金提供できるよう、財団とともに積極的に取り組んでまいりたいとの意向が示されました。

 このほか、既存地区公民館への手すりの設置等について、使いづらいとの声もあるとして善処を求める意見、また増額傾向にある歴史文化施設の維持管理費に関連し、将来の博物館等のあり方について検討を求める意見がありました。

 次に、12款 公債費では、市債の繰り上げ償還及び金利見直しの状況について質疑がありました。縁故債については、9年度4件の繰り上げ償還を行った結果、後年度利子負担分として 4,165万円の節減がされ、また金利についても一定の引き下げが実現し、9年度、10年度の2カ年で1億 6,000万円余の節減ができたとのことであります。そこで、理事者の努力を多としつつ、経済情勢厳しい折、政府系資金等も含めた一層の取り組みを求めたところであります。

 なお、政府系資金等については、全国市長会などを通じて要請しており、国においても新年度予算編成の中での課題とされている、このような説明がありました。

 次に、特別会計について申し上げます。

 最初に、霊園特別会計では、計画的に進められている不明墓所への取り組みについて、引き続き慎重な取り組みが要望されました。

 次に、国民健康保険特別会計では、国民皆保険という観点から、短期保険証の発行に反対する意見がありました。

 次に、農業共済事業特別会計では、果樹共済については制度上の問題も見受けられるとして、改善に向けた働きかけを要望する意見がありました。

 次に、市街地駐車場事業特別会計では、伊勢町通りの渋滞解消策としてアイパークの利用促進を要望する意見がありました。

 次に、住宅新築資金等貸付事業特別会計では、未収金の回収について、引き続き努力を望む意見がありました。

 次に、下水道事業特別会計では、高金利の起債の繰り上げ償還及び借りかえは一定の条件があり、困難であるとのことでありますが、現在の経済情勢にかんがみ、国に対してその対応策を求める要望が、また企業に対する下水道普及について、改めて要望がありました。

 以上、一般会計及び特別会計における質疑、意見、要望等を申し上げてまいりましたが、決算の各款項にわたる計数につきましては、監査委員の審査意見書のとおり適正なものであると認め、議案第15号 平成9年度松本市歳入歳出決算の認定については、これを認定すべきものと決しました。

 なお、先ほど申し上げました消費税、同和行政及び国民健康保険短期保険証の発行に関して、本決算は認定しがたいとの一部反対意見がありましたことを申し上げます。

 続いて、議案第16号 平成9年度松本市水道事業会計決算の認定について申し上げます。

 9年度は、下水道関連工事に伴う給水管取りかえ工事負担金の減収や景気の低迷を背景とした有収水量の減に伴う水道料金の減収等により、事業収益は消費税抜きで50億 5,966万円と前年度比 2.7%の減、また事業費用も給水管の取りかえや維持補修などの工事請負費等の減少により 1.9%減の48億 6,063万円となり、その結果、純利益は前年度対比19.8%減の1億 9,902万円となりました。

 加えて、今後も大型継続事業の推進、老朽配水管の改良及び施設の更新や企業債償還金の増加などにより、多額の経費が見込まれ、また厳しい経済情勢からは水道料収益の増加が期待できないため、一段と厳しい財政状況が予想されます。

 以上のことから、水道料金の改定についてその考え方をただしたところ、理事者からは、少なくとも平成11年度までは企業努力により現在の料金を維持する。また、今後は平成11年度から5年間の中期財政計画の推移を見ながら検討してまいりたいとの説明がありました。

 委員会は、一層の企業努力により経営の安定性を図り、健全財政堅持のため、一丸となって取り組まれるよう強く要望し、議案第16号 平成9年度松本市水道事業会計決算の認定については、これを認定すべきものと決しました。

 なお、消費税関係で一部反対意見がありましたことを申し上げます。

 以上、4日間にわたる決算審査の概要を申し上げてまいりましたが、理事者の積極的な取り組みに敬意を表しながら、ただいま申し上げましたそれぞれの意見、要望等を参考に、引き続き最小の経費で最大の効果が上がる行政運営を期待するものであります。

 さて、我が国の経済は、長引く景気低迷の中で公共投資の追加や特別減税等諸施策が講じられておりますが、企業の業績不振による経営環境の悪化とこれに伴う個人消費の冷え込み等依然として厳しい情勢が予想されます。

 理事者におかれましては、現下の財政環境を踏まえ、健全財政を旨として、各種大型事業の進展と市民福祉の向上に取り組まれるとともに、行財政の一層の改革を進め、経費節減と効率的な行政執行に努められ、市民が安心して過ごせる都市、豊かで魅力ある都市の確立を目指して邁進されますよう要望いたしまして、決算特別委員会の報告といたします。

 何とぞご賛同賜りますようお願いいたします。



○議長(百瀬常雄君) 以上をもって、委員長の報告は終わりました。

 委員長の報告に対し、質疑のある方の発言を求めます。

 質疑はありませんか。

  (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(百瀬常雄君) ないようでありますので、質疑は終結いたします。

 次に、以上の全案件に対し意見のある方の発言を求めます。

 意見はありませんか。

  (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(百瀬常雄君) ないようでありますので、これより採決いたします。

 最初に、議案第15号 平成9年度松本市歳入歳出決算の認定についての件を起立により採決いたします。

 議案第15号に対する委員長の報告は認定すべきものとなっております。本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

  (賛成者起立)



○議長(百瀬常雄君) 起立多数であります。

 よって、議案第15号は認定することに決しました。

 次に、議案第16号 平成9年度松本市水道事業会計決算の認定についての件を起立により採決いたします。

 議案第16号に対する委員長の報告は認定すべきものとなっております。本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。

  (賛成者起立)



○議長(百瀬常雄君) 起立多数であります。

 よって、議案第16号は認定することに決しました。

 続いて、お諮りいたします。

 議案第1号から第3号まで及び報告第1号から第3号までの以上6件につきましては、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(百瀬常雄君) ご異議なしと認めます。

 よって、以上の案件は委員長の報告のとおり可決、承認されました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△日程第5 議案第4号



○議長(百瀬常雄君) 日程第5 議案第4号を上程いたします。

 当局から提案理由の説明を求めます。

 有賀市長。



◎市長(有賀正君) 〔登壇〕

 ただいま上程されました教育委員会委員の任命についてご説明を申し上げます。

 これは去る10月15日に故舟田智理教育長が死去したことに伴い、欠員となっております教育委員会委員に、新たに竹淵公章氏を任命しようとするものでございます。

 以上、ご説明申し上げましたので、よろしくご同意くださいますようお願い申し上げます。



○議長(百瀬常雄君) お諮りいたします。

 ただいま上程になりました議案第4号につきましては、あらかじめご検討願っておりますので、直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(百瀬常雄君) ご異議なしと認め、採決いたします。

 議案第4号については、これに同意することにご異議ありませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(百瀬常雄君) ご異議なしと認めます。

 よって、議案第4号については、これに同意することに決しました。

 以上をもって今期臨時会に付議された案件は全部議了いたしました。

 これをもって本日の会議を閉じ、第2回臨時会を閉会いたします。

 ご苦労さまでした。

  午後3時05分閉議

  午後3時05分閉会

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

  平成10年10月29日

               松本市議会議長  百瀬常雄

               松本市議会議員  小岩井洋子

                  同     平林軍次

                  同     下沢順一郎