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長野県 松本市

平成26年  2月 定例会 02月19日−01号




平成26年  2月 定例会 − 02月19日−01号









平成26年  2月 定例会



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          平成26年松本市議会2月定例会会議録

                 第1号

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        平成26年松本市議会2月定例会が2月19日午前10時

       松本市議事堂に招集された。

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           平成26年2月19日(水曜日)

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             議事日程(第1号)

                     平成26年2月19日 午前10時開議

 第1 会議録署名議員の指名

 第2 会期の決定

 第3 議案第1号 松本市地域づくりを推進する条例

      第2号 松本市空き家等の適正管理に関する条例

      第3号 松本市大原・神谷・入山クラインガルテン整備基金条例

      第4号 松本市組織条例の一部を改正する条例

      第5号 松本市駅前会館条例の一部を改正する条例

      第6号 松本市浅間温泉文化センター条例の一部を改正する条例

      第7号 まつもと情報創造館条例の一部を改正する条例

      第8号 松本市本郷婦人会館条例の一部を改正する条例

      第9号 松本市営バス条例の一部を改正する条例

      第10号 松本市音楽文化ホール条例の一部を改正する条例

      第11号 まつもと市民芸術館条例の一部を改正する条例

      第12号 松本市波田文化センター条例の一部を改正する条例

      第13号 松本市市税条例の一部を改正する条例

      第14号 松本市霊園条例の一部を改正する条例

      第15号 松本市葬祭条例の一部を改正する条例

      第16号 松本市簡易水道事業等の設置等に関する条例の一部を改正する条例

      第17号 松本市廃棄物の処理及び清掃に関する条例等の一部を改正する条例

      第18号 松本市四賀地域排水施設条例の一部を改正する条例

      第19号 松本市四賀戸別合併処理浄化槽の整備に関する条例の一部を改正する条例

      第20号 松本市ポイ捨て防止等及び環境美化に関する条例の一部を改正する条例

      第21号 松本市総合社会福祉センター条例の一部を改正する条例

      第22号 松本市老人デイサービスセンター条例の一部を改正する条例

      第23号 松本市介護老人保健施設条例の一部を改正する条例

      第24号 松本市老人集会施設条例の一部を改正する条例

      第25号 松本市安曇保健福祉センター条例の一部を改正する条例

      第26号 松本市老人福祉センター条例の一部を改正する条例

      第27号 松本市老人憩の家条例の一部を改正する条例

      第28号 松本市奈川生きがい増進センター条例の一部を改正する条例

      第29号 松本市高齢者屋内スポーツ施設条例の一部を改正する条例

      第30号 松本市波田保健福祉センター条例の一部を改正する条例

      第31号 松本市国民健康保険税条例の一部を改正する条例

      第32号 松本市診療所条例の一部を改正する条例

      第33号 松本市小児科・内科夜間急病センター条例の一部を改正する条例

      第34号 松本市四賀保健福祉センター条例の一部を改正する条例

      第35号 松本市青少年問題協議会条例の一部を改正する条例

      第36号 松本市農村広場条例の一部を改正する条例

      第37号 松本市多目的研修センター条例の一部を改正する条例

      第38号 松本市公設地方卸売市場条例の一部を改正する条例

      第39号 松本市農林漁業体験実習館条例の一部を改正する条例

      第40号 松本市クラインガルテン条例の一部を改正する条例

      第41号 松本市四賀農村共同作業施設条例の一部を改正する条例

      第42号 松本市四賀農産物加工直売施設条例の一部を改正する条例

      第43号 松本市四賀有機センター条例の一部を改正する条例

      第44号 松本市四賀農業交流施設条例の一部を改正する条例

      第45号 松本市今井農産物直売施設条例の一部を改正する条例

      第46号 松本市農村環境改善センター条例の一部を改正する条例

      第47号 松本市農業集落排水処理施設の設置及び管理等に関する条例の一部を改正する条例

      第48号 松本市林業センター条例の一部を改正する条例

      第49号 松本市美鈴湖もりの国条例の一部を改正する条例

      第50号 松本市四賀新林業構造改善施設条例の一部を改正する条例

      第51号 松本市四賀環境学習の森条例の一部を改正する条例

      第52号 松本市安曇農産物加工販売施設条例の一部を改正する条例

      第53号 松本市グレンパークさわんど条例の一部を改正する条例

      第54号 松本市安曇屋内交流広場条例の一部を改正する条例

      第55号 松本市安曇風穴の里条例の一部を改正する条例

      第56号 松本市安曇基幹集落センター条例の一部を改正する条例

      第57号 松本市ながわ山彩館条例の一部を改正する条例

      第58号 松本市梓川農産物加工施設条例の一部を改正する条例

      第59号 松本市波田農産物加工販売施設条例の一部を改正する条例

      第60号 松本市大久保工場公園団地管理会館条例の一部を改正する条例

      第61号 松本市営市街地駐車場条例の一部を改正する条例

      第62号 松本市営美ケ原温泉駐車場条例の一部を改正する条例

      第63号 松本市美ケ原温泉テニスコート条例の一部を改正する条例

      第64号 松本市浅間温泉会館条例の一部を改正する条例

      第65号 松本市ふれあい山辺館条例の一部を改正する条例

      第66号 松本市三城いこいの広場条例の一部を改正する条例

      第67号 松本市梓川地域休養施設条例の一部を改正する条例

      第68号 松本市梓水苑条例の一部を改正する条例

      第69号 松本市波田特産品直売施設条例の一部を改正する条例

      第70号 松本市竜島温泉施設条例の一部を改正する条例

      第71号 松本市奈川高ソメキャンプ場条例の一部を改正する条例

      第72号 松本市奈川ウッディ・もっく条例の一部を改正する条例

      第73号 松本市野麦峠オートキャンプ場条例の一部を改正する条例

      第74号 松本市上高地観光施設事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例

      第75号 松本市いがやレクリエーションランド条例の一部を改正する条例

      第76号 松本市乗鞍高原湯けむり館条例の一部を改正する条例

      第77号 松本市乗鞍観光センター条例の一部を改正する条例

      第78号 松本市安曇アクティブプラザ・アルプスの郷条例の一部を改正する条例

      第79号 松本市白骨温泉公共野天風呂条例の一部を改正する条例

      第80号 松本市野麦峠スキー場条例の一部を改正する条例

      第81号 松本市渋沢温泉使用条例の一部を改正する条例

      第82号 松本市勤労会館条例の一部を改正する条例

      第83号 松本市市道等の占用料徴収に関する条例の一部を改正する条例

      第84号 松本市公共物の管理等に関する条例の一部を改正する条例

      第85号 松本市準用河川の占用料等の徴収に関する条例の一部を改正する条例

      第86号 松本市都市公園条例の一部を改正する条例

      第87号 松本市アルプスドリームコースター条例の一部を改正する条例

      第88号 松本市営住宅条例の一部を改正する条例

      第89号 松本市自転車駐車場条例の一部を改正する条例

      第90号 松本市下町会館条例の一部を改正する条例

      第91号 松本市中町蔵の会館条例の一部を改正する条例

      第92号 松本市水道事業給水条例の一部を改正する条例

      第93号 松本市西部運動広場条例の一部を改正する条例

      第94号 松本市下水道条例等の一部を改正する条例

      第95号 松本市上高地特定環境保全公共下水道条例の一部を改正する条例

      第96号 松本市水道事業分担金等の徴収に関する条例の一部を改正する条例

      第97号 松本市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例

      第98号 松本市病院使用料及び手数料に関する条例の一部を改正する条例

      第99号 松本市社会教育委員設置条例の一部を改正する条例

      第100号 松本市教育文化センター条例の一部を改正する条例

      第101号 松本市立小学校、中学校条例の一部を改正する条例

      第102号 松本市美ケ原少年自然の家条例の一部を改正する条例

      第103号 松本市公民館条例等の一部を改正する条例

      第104号 松本市あがたの森文化会館条例の一部を改正する条例

      第105号 池上百竹亭条例の一部を改正する条例

      第106号 松本市Mウイング文化センター条例の一部を改正する条例

      第107号 松本市ふれあいパーク乗鞍条例の一部を改正する条例

      第108号 松本市奈川文化センター夢の森条例の一部を改正する条例

      第109号 松本城管理条例の一部を改正する条例

      第110号 松本市営駐車場条例の一部を改正する条例

      第111号 松本市美術館条例の一部を改正する条例

      第112号 松本市梓川アカデミア館条例の一部を改正する条例

      第113号 松本市立博物館条例の一部を改正する条例

      第114号 松本市体育施設の設置管理等に関する条例の一部を改正する条例

      第115号 松本市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例

      第116号 企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例

      第117号 平成25年度松本市一般会計補正予算(第4号)

      第118号 平成25年度松本市霊園特別会計補正予算(第1号)

      第119号 平成25年度松本市地域排水施設事業特別会計補正予算(第1号)

      第120号 平成25年度松本市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)

      第121号 平成25年度松本市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)

      第122号 平成25年度松本市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)

      第123号 平成25年度松本市介護保険特別会計補正予算(第2号)

      第124号 平成25年度松本市城山介護老人保健施設事業特別会計補正予算(第1号)

      第125号 平成25年度松本市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)

      第126号 平成25年度松本市公設地方卸売市場特別会計補正予算(第1号)

      第127号 平成25年度松本市市街地駐車場事業特別会計補正予算(第1号)

      第128号 平成25年度松本市新松本工業団地建設事業特別会計補正予算(第1号)

      第129号 平成25年度松本市松本城特別会計補正予算(第2号)

      第130号 平成25年度松本市水道事業会計補正予算(第2号)

      第131号 平成25年度松本市下水道事業会計補正予算(第2号)

      第132号 平成25年度松本市病院事業会計補正予算(第2号)

      第133号 平成26年度松本市一般会計予算

      第134号 平成26年度松本市霊園特別会計予算

      第135号 平成26年度松本市地域排水施設事業特別会計予算

      第136号 平成26年度松本市簡易水道事業特別会計予算

      第137号 平成26年度松本市国民健康保険特別会計予算

      第138号 平成26年度松本市後期高齢者医療特別会計予算

      第139号 平成26年度松本市介護保険特別会計予算

      第140号 平成26年度松本市城山介護老人保健施設事業特別会計予算

      第141号 平成26年度松本市農業集落排水事業特別会計予算

      第142号 平成26年度松本市公設地方卸売市場特別会計予算

      第143号 平成26年度松本市市街地駐車場事業特別会計予算

      第144号 平成26年度松本市新松本臨空産業団地建設事業特別会計予算

      第145号 平成26年度松本市新松本工業団地建設事業特別会計予算

      第146号 平成26年度松本市奈川観光施設事業特別会計予算

      第147号 平成26年度松本市松本城特別会計予算

      第148号 平成26年度松本市上高地観光施設事業会計予算

      第149号 平成26年度松本市水道事業会計予算

      第150号 平成26年度松本市下水道事業会計予算

      第151号 平成26年度松本市病院事業会計予算

      第152号 工事請負契約の締結について(平成25年度信大南雨水貯留管新設工事)の議決更正について

      第153号 市有財産の取得について(松本城南・西外堀復元事業用地)

      第154号 市有財産の取得について((仮称)松本市かりがねサッカー場建設事業用地)

      第155号 市道の認定について

      第156号 市道の変更について

      第157号 安曇野市・松本市山林組合規約の変更について

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      議長  太田更三         副議長  宮坂郁生

出席議員(31名)

      1番  田口輝子          2番  上條美智子

      3番  上條 温          5番  村上幸雄

      6番  中島昌子          7番  太田典男

      8番  小林あや          9番  阿部功祐

     10番  小林弘明         11番  上條俊道

     12番  犬飼信雄         13番  山崎たつえ

     14番  忠地義光         15番  宮坂郁生

     16番  村瀬元良         17番  吉江けんたろう

     18番  芝山 稔         19番  宮下正夫

     20番  熊井靖夫         21番  柿澤 潔

     22番  青木豊子         23番  近藤晴彦

     24番  草間錦也         25番  太田更三

     26番  南山国彦         27番  白川延子

     28番  赤羽正弘         29番  大久保真一

     30番  増田博志         31番  中田善雄

     32番  池田国昭

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説明のため出席した者

  市長        菅谷 昭   副市長       坪田明男

  総務部長      高山 満   政策部長      大石幹也

  財政部長      島村 晃   危機管理部長    青木敏和

  市民環境部長    武井保典   健康福祉部長    渡辺 明

  こども部長     福嶋良晶   商工観光部長    寺沢 健

  健康産業・企業立地担当課長    建設部長      上條一正

            平尾 勇

  城下町整備本部長  浅川正章   上下水道局長    丸山悦男

  病院局長      熊谷賢一   教育委員長     斉藤金司

  教育長       吉江 厚   教育部長      川上一憲

  行政管理課長    小出光男   秘書課長      小原直樹

  政策課長      宮川雅行

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事務局職員出席者

  事務局長      栗原信行   事務局次長     市川英治

  次長補佐兼議会担当係長      次長補佐兼議会担当係長

            牧垣孝一             逸見和行

  主査        金子稔    主査        滝澤 修

  主査        出羽沢千曲  主任        高橋千恵子

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               本日の会議に付した事件

 議事日程(第1号)記載事件のとおり

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                                午前10時開会



○議長(太田更三) おはようございます。

 これより平成26年松本市議会2月定例会を開会いたします。

 現在までの出席議員は31名でありますので、定足数を超えております。

 よって、直ちに本日の会議を開きます。

 最初に、報告事項を申し上げます。

 市長から、議案が157件提出されております。

 また、地方自治法第180条第2項の規定に基づき市長の専決処分事項の指定にかかわる報告が6件提出されております。あらかじめご配付申し上げてあるとおりであります。

 次に、陳情が1件提出されております。

 陳情文書表第1号として、ご配付申し上げてあるとおりであります。これは、所管の建設委員会に回付しておきます。

 次に、勝家農林部長は都合により今期定例会を欠席する旨の届け出がありましたので、ご承知願います。

 本日の議事は、日程第1号をもって進めます。

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△日程第1 会議録署名議員の指名



○議長(太田更三) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は会議規則第129条の規定により、議長において、2番 上條美智子議員、3番 上條 温議員、5番 村上幸雄議員、以上を指名いたします。

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△日程第2 会期の決定



○議長(太田更三) 日程第2 会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今期定例会の会期は、本日から3月13日までの23日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(太田更三) ご異議なしと認めます。

 よって、会期は23日間と決定いたしました。

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△日程第3 議案第1号から第157号まで



○議長(太田更三) 日程第3 議案第1号から第157号までの以上157件を一括上程いたします。

 提案理由の説明を求めます。

 菅谷市長。



◎市長(菅谷昭) 〔登壇〕

 本日ここに、平成26年松本市議会2月定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方にはおそろいでご出席いただき、厚く御礼を申し上げます。

 まずは冒頭、提出議案の説明に先立ちまして、このたびの記録的な大雪について申し上げます。

 去る8日、全国で2番目、観測史上3番目となる降雪量を記録し、さらに先週末も2週連続で大雪に見舞われ、15日の積雪量は8日の積雪と合わせ2月としては観測史上最多となる75センチメートルを記録しました。このたびの大雪で、被害に遭われた皆様に心からお見舞いを申し上げます。

 松本市では、大雪対策本部並びに道路除雪本部を設置し、懸命の除雪作業に当たりましたが、8日の豪雪の際には、一部道路で除雪がおくれ、苦情が相次いで寄せられましたことを踏まえ、14日は早目に除雪を開始いたしました。

 さすがに記録的な降雪量でありましたが、身近な生活道路の除雪に向け、目下順次対応しているところでございます。そのような中でも、市民の皆様には、住民総出、まさに地域力を持って自宅前の生活道路や高齢者宅、並びに歩道や通学路などを2週にわたり除雪いただきましたことに心から感謝と御礼を申し上げるとともに、改めて自助・共助の重要性を認識した次第であります。

 麻痺状態となった交通網は、徐々に回復してきてはいるものの、依然市民生活に大きな影響が懸念されますことから、両本部を継続設置し、対応してまいります。また、被害状況などは今期定例会の委員協議会にそれぞれご報告申し上げることとしております。

 さて、このたびの大雪では、除雪を委託する建設業者の現時点における機動力を詳細に検証するなど、今後の除雪対応に生かしてまいります。

 一方、信州松本に暮らす私たちにとり、何年かぶりの大雪ではございましたが、時にはこのような降雪を受け入れる気持ちを持って、お互いさまの精神のもと、折り合いをつけて暮らしていかなければならないことを改めて痛感させられた次第でございます。

 今回の大雪はまさに自然災害であります。しかしながら、各地区や地域においては、今回の除雪活動を通じて、自分の住む地域の現状を知るとともに、あわせて地域の将来について深く考える機会となり、住民同士のつながりがより一層強まり、さらには冬だけでなく、年間を通して安全・安心で暮らしやすい地域コミュニティー、地域づくりのきっかけへとつながっていくことを切に願うところであります。

 さて、既に皆様ご承知のとおり、去る2月1日、松本市在住で松本第一高校2年生の二山治雄さんが若手バレエダンサーの登竜門として知られるスイスの第42回ローザンヌ国際バレエコンクールで見事優勝を成し遂げました。二山さんの国際舞台における快挙は、私ども松本市民にとって歓喜の極みであるとともに、この上ない名誉であり、松本のまちが元気づく春一番の比類なき極上のニュースでございました。松本市といたしましても、市民の皆様とともにこの快挙を喜び、祝意をあらわすため、早速市役所に懸垂幕を掲出いたしました。

 また、去る2月13日、二山さんの優勝報告の表敬訪問をいただきましたので、その功績をたたえ、私から松本市文化芸術大賞を授与させていただいたところでございます。

 優勝後のインタビューで、二山さんは、家族やいろいろな方々の支えがあってのことと周囲への感謝の言葉を述べておりました。これまでのご両親の深い愛情や指導者を初め、関係された全ての皆様に対し、私からも心から敬意を表するとともに、二山さんのさらなる飛躍、あわせて世界的な活躍をご期待申し上げる次第でございます。

 また、4年に1度の冬の祭典、冬季オリンピックソチ大会が去る2月7日に開幕し、日本代表選手の奮闘ぶりが連日メディアを通して伝えられております。

 今井地区出身の上條有司選手や地元の病院職員で2回目の出場となる小平奈緒選手は、晴れの舞台でそれぞれみずからの持てる力を存分に発揮されました。双肩にかかる期待と重圧の中、本当にお疲れさまでしたと心からねぎらいの言葉をおかけしたいと存じます。

 さらに、来る3月7日からは、ソチ冬季パラリンピックが開幕し、波田地区出身の三澤拓選手が出場しますので、ご活躍を期待しております。

 最近では、独立行政法人理化学研究所のユニットリーダー小保方晴子さんが、新たな万能細胞STAP細胞を発見したニュースが伝えられ、さらに2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催も決定しております。

 文化、スポーツ、科学など、さまざまな分野における国際的な舞台で日本の若者たちが活躍する環境が整いつつあり、地方からもしっかり応援してまいりたいと強く思う次第でございます。

 それでは、今定例会におきまして、平成26年度の予算案並びに関連する議案の審議をお願いするに当たり、提案説明の冒頭、新年度の市政運営に向けての所信の一端を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様のご理解、ご協力を賜りたいと存じます。

 国政におきましては、去る1月24日から第2次安倍政権2年目の実質スタートとなる通常国会が始まっております。今国会の冒頭、施政方針演説で安倍首相は、金融緩和と財政出動のアベノミクスの第1、第2の矢による一定の成果を踏まえ、企業の収益を雇用の拡大や所得上昇につなげる経済の好循環の実現を強調しております。

 これまでデフレ脱却に最優先で取り組んだ結果、各種の経済指標に好転の兆しがある一方で、4月の消費税率の引き上げに伴う景気の失速が懸念されておりますが、国民の誰もが実感できる景気回復に向け、万全の対策を講ずるよう願ってやみません。

 ただその一方で、昨年秋の臨時国会において、安倍首相は冒頭の演説の中では触れることのなかった特定秘密保護法案を会期途中で提出し、強行採決を重ねるなど、国会における絶対多数を背景にした強引な国会運営が顕著であり、失望の念を禁じ得ません。

 重要な国政問題ほどできるだけ早い段階から国民に対しきちんとした説明をすることは不可欠であり、これは首相としての当然の責務であります。今国会においては、丁寧な国会運営のもと、国の進路を誤ることのないよう、慎重な議論を尽くしていただきたいと切に願う次第であります。

 なお、長野県におきましては、阿部県政1期目の任期がこの夏、8月末をもって満了となります。残りの任期の間、基礎的自治体である市町村の声に耳を傾け、県政運営に当たられますことを願ってやまないところであります。

 さて、十年一昔と申しますように、現実社会の移り変わりの激しい世の中にあって、10年という歳月は1つの区切り、節目として捉えられております。私が平成16年3月に多くの市民の皆様の負託を受け、松本市のかじ取り役を任されてから早いもので、間もなくその区切りを迎えることとなります。

 市民の皆様の日々の暮らしに直結する市政運営の場において、まさに素人の船出ではございましたが、これまで議会並びに市民の皆様から格別のお力添えを賜り、今日まで何とか大海原を航海し続けることができ、この10年の来し方を感慨深く回顧しているところでございます。改めまして、この場をおかりして心から感謝と御礼を申し上げる次第でございます。

 ご案内のとおり、ことしから来年にかけましては、市長任期3期目の後半となるわけでございますが、これまで同様、決して順風満帆の日々が続くとは限りません。であればこそ、私は市民の目線に立ち、逆風や荒波にも立ちどまることなく前を向き、羅針盤が指し示す健康寿命延伸都市・松本の確かな実現に向け、今後も全力を挙げて大海原を渡り続けてまいりたいと思っております。

 とりわけ新年度の市政運営は、12月定例会の冒頭並びに新年祝賀会の際に申し上げましたとおり、これまでの10年間一歩ずつ積み重ねてきたさまざまな施策の成果をさらに増加させ、具体的な形として市民の皆様にお示しできるよう、職員一丸となり、実行力、意欲、情熱を持ってスピードを加速して取り組んでまいることに尽きるわけでございます。

 そこで、健康寿命延伸都市・松本の実現を目指し、これまで鋭意取り組みを継続する中、徐々に目に見える形として動き始めております5つのリーディングプロジェクトにおける新年度の取り組みについて、それぞれ若干申し上げたく存じます。

 まずは、松本城を中心としたまちづくりについて申し上げます。

 松本城南・西外堀復元並びに内環状北線整備につきましては、本年度既に同意をいただいた権利関係者の中で早期移転を希望される皆様への対応として、用地取得に着手したところであり、本定例会におきましても、南・西外堀復元事業用地の取得をお願いしております。今後は、移転先の確保として、代替地の取得や整備をさらに進め、権利関係者の皆様が安心して本事業にご協力いただけますよう条件整備に取り組んでまいります。

 新年度も引き続き丁寧な説明と慎重な対応を基本に、権利関係者の皆様から一層のご理解、ご協力を賜りながら、一歩一歩着実に事業の進捗を図ってまいります。

 次に、健康・医療産業の創出、誘致、雇用の創出について申し上げます。

 来年度は、特に国が成長戦略の重要な柱の一つとして、健康寿命の延伸を掲げていることを追い風に、松本地域の特性や資源を最大限に生かした健康・医療周辺産業の育成や企業誘致、並びに雇用の創出に一層努めてまいります。

 新たに一つの試みとして、市内温泉地での滞在と健康づくりを組み合わせたヘルスツーリズムのモデル事業や、医療・介護周辺サービスにおける市民ニーズ調査に取り組みます。

 さらに4回目を迎える世界健康首都会議の開催、企業提案による製品並びにサービスの実証実験や実用化の検証の実施、大手コンビニエンスストアとの企業連携など、市民に見える形で関係機関との調整を密に、事業内容を充実させてまいります。

 一方、新松本工業団地では、今年度末でおおむねの造成工事が終了し、いよいよ分譲が本格化いたしますので、健康・医療分野における知識集約型企業の研究所や工場の誘致、あわせて雇用の確保に向け、全力を挙げ取り組んでまいります。

 さて、松本市の健康寿命延伸都市の創造事業や健康産業の推進など、これまでの取り組みが評価され、来る2月26日、経済産業省が主催する「ヘルスケア産業の最前線」合同成果発表会で、私が基調講演を行うことになりました。国において、先進的な実践事例として取り上げていただき、全国的にも高い評価を受けましたことは大変ありがたく、うれしく思うところであります。

 今後も健康で活力みなぎる市民一人一人が自立して暮らし、その人々の営みにより、健康・医療関連の産業が定着、発展し、さらには健康に関する情報や投資、人が集まるという好循環が健全な地域経済をつくり上げていく新たな構想松本ヘルスバレーの確かな実現に向け、これまたフロントランナーとしての意気込みを引き続き鋭意取り組んでまいります。

 次に、次世代交通政策による中心市街地のにぎわい創出について申し上げます。

 新しい交通体系によるまちづくりとして取り組む次世代交通政策につきましては、平成24年8月に策定した新しい交通体系によるまちづくりビジョンの具現化に向け、現在、次の3つの事項を柱として取り組んでおります。

 まず1つ目の柱である実行計画の策定では、国の都市・地域総合交通戦略事業を取り入れ、市街地における歩行者空間の創出、自転車利用環境の整備、道路交通網や公共交通ネットワークの構築など、今後10年間の具体的施策の実現に向けて計画を策定します。

 2つ目の柱である先行した取り組みでは、県内では初めてとなる中心市街地における市街地ゾーン30の設定や、まちなかへの自動車流入量を減らすパークアンドライド事業などを推進します。

 また、9月に計画するモビリティーウィークでの路線バス1乗車100円事業や、バスとタクシーの連携により交通空白地帯にコミュニティーバスを走らせ、既存バス路線へとつなぐ新たな公共交通システム構築のモデル事業など、事業推進に向けた社会実験を先行実施しながら取り組んでまいります。

 3つ目の柱である市民との積極的な情報共有では、学習会や講演会に加え、交通のまちづくりの具体的イメージをわかりやすく伝える情報紙の充実や、中心市街地などで次世代交通政策の取り組みについて、視覚に訴える展示など、より広く市民の皆様に理解していただけるよう工夫をしてまいります。

 今後は、これまでの調査・研究の成果を踏まえ、より具体的な事業の実施段階に入りますので、市民の皆様のご理解、ご協力を賜りながら、目に見える形でより実践的な施策を展開し、次世代交通による歩行者優先のまちづくり、そして中心市街地の活性化に取り組んでまいります。

 次に、地域住民による生き生きとした地域づくりの推進について申し上げます。

 本年度は、支所・出張所未設置の15地区に、地域づくり専任職員を配置するとともに、各地区で地域づくりの学習や啓発活動に取り組み、市民の皆様に理解を深めていただく準備を進めました。地域の皆様からは、職員が積極的にかかわるようになり、おかげさまで地域の雰囲気も大分変わってきたとのありがたいお言葉もいただいております。

 本定例会には、地域づくりの基本理念などを定める条例を提出しており、いよいよ新年度には35地区全てに地域づくりセンターを設置し、松本スタイルの地域づくりが具体的にスタートいたします。

 各地区の地域づくりの拠点となる地域づくりセンターは、まずは地域の課題をじっくりと掘り起こし、地域の担い手づくりを進めてまいります。

 新しい取り組みであるがゆえに、市民の皆様には戸惑いもあり、試行錯誤の繰り返しになることもあろうかと存じますが、健康寿命延伸都市・松本の土台となりますあすの地域づくりに向け、一層のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 最後に、交流拠点都市の形成と都市間交流事業について申し上げます。

 1月に厚生労働省が発表した平成25年の人口統計によりますと、死亡数から出生数を差し引いた人口の自然減が過去最多の24万4,000人に達しており、本格的な人口減少社会を迎えた日本では、今後も人口減少が加速していくことが予測され、これはまさに本市と同規模の都市が毎年消滅していくということであります。

 こうした時代の潮流のもと、松本市としましては、本市の地域特性である三ガク都を特化させることにより、全国に冠たる魅力あふれる地方都市をつくり上げ、多彩な交流拠点都市の形成を図りつつ、社会増の基本となる流入人口の拡大をもって活性化を図ってまいります。

 取り組みの一例を申し上げますと、これまでも三ガク都や松本山雅FCのパワーなどを活用しながら、交流人口の増大を推進し、とりわけ九州戦略としてFDAが就航する九州地方で私自身も現地に赴きトップセールスを行うなど、誘客活動等を重点的に実施してまいりました。

 特に、FDAの利用率で見ますと、福岡からの入り込み客が年々増加しており、着実に成果が上がっております。福岡線の複便化への目安となる利用率70%台を確保しておりますので、今後も複便化実現への道筋をつける誘客に一層努めてまいります。

 また、松本市議会への視察も含めて、健康寿命延伸都市・松本の取り組みへの行政視察が増加しておりますことから、今後は、新たな試みとして「健康」自身を観光と交流のメニューにプラスアルファすることにより、シティープロモーションに活用することも検討してまいりたいと考えております。

 さらに、去る1月16日から18日にかけて、韓国・華川で開催されました第16回世界冬の都市市長会議におきましては、私みずからが「冬の資源と観光産業化」「環境保全の取り組み」「健康を核としたまちづくり」、そして「福島からの子供留学への支援」について、それぞれプレゼンテーションを行ってまいりました。

 今回の会議には、4カ国、12都市から59名が参加し、各都市の取り組みなどが発表されましたが、松本市のソフト事業を重視したまちづくり政策に、参加者やコーディネーターから、広く共感をいただくことができ、海外に向け松本をPRする絶好の機会とすることができました。

 今後も、松本市の持つ魅力や資源、そして先駆的な取り組みを、私なりの手法をもって効果的に発信、PRしながら、国内、そして海外も視野に入れ、引き続き都市間交流事業を初め、積極的に交流拠点都市の形成に取り組んでまいります。

 ただいま申し上げました5つのリーディングプロジェクトは、大変息の長い取り組みであり、当然のことながら、私の市長任期中に完結するものではございません。しかしながら、20年、30年先を見据えた熟度の高い、より良質な松本のまちの姿を眼前に思い描きながら、常に顔を上げ、プラス思考を具備し、孜孜として努めてまいりますので、議会を初め市民の皆様方には引き続き変わらぬお力添えを賜りますよう、心からお願いを申し上げます。

 それでは次に、本市が抱えております懸案事項等について申し上げます。

 まず、信州まつもと空港大阪便の運航について申し上げます。

 日本航空株式会社は、去る1月22日、信州まつもと空港と大阪の伊丹空港を結ぶ路線として、ことしの8月1日から31日までの1カ月間、1日1往復の季節便の運航を発表しました。この大阪便は、平成22年以来、実に4年振りの復活となります。

 ご承知のとおり、大阪便は信州まつもと空港で昭和41年に運航が始まった最も歴史の古い路線であり、昭和57年に通年運航されて以来、観光やビジネス路線として延べ約130万人もの皆様に利用されました。

 今回、季節便として大阪便が運航されますと、松本と大阪が約1時間で結ばれることになり、利用者の利便性の向上が図られるとともに、関西圏との交流活性化のきっかけとなり、加えて信州まつもと空港の活性化も期待できますことから、大変喜ばしいことと考えております。

 松本市としましては、まずは、この季節便における高い利用率を確保するため、県や周辺自治体、関係団体との連携を図り、関西方面からの誘客活動や県内企業等によるビジネス利用を開拓するなど、早速効果的な利用促進策に先行して取り組みを進めており、まさに近未来の通年運航につなげてまいりたいと考えております。

 次に、スーパーあずさの新型車両について申し上げます。

 JR東日本は、去る2月4日、中央東線の特急電車スーパーあずさの新型車両の開発を発表しました。この新型車両は、カーブ区間の乗り心地を確保する車体傾斜装置や、走行時の横揺れ防止装置が採用され、加えて各車両には空気清浄機が設置されるとのことであり、快適性と機能性に配慮した室内環境になっております。

 ご承知のとおり、県内では北陸新幹線やリニア中央新幹線の開業を踏まえ、今後、高速交通ネットワークの変化が見込まれる中、中央東線の充実につきましては、私自身かねてからJR東日本長野支社の幹部との懇談のたびごとに、高速化を含め、とりわけ心地よい室内空間の創出によるアメニティー、快適性の向上などを粘り強くお願いしてきたところでございます。

 このたびの新型車両は、地元の強い要望に応えていただいたものであり、JR東日本のご尽力に改めまして、心から敬意を表するとともに、感謝を申し上げる次第であります。

 今後、JR東日本では、平成27年夏以降を目途に、新型車両の開発が進められ、その後、試験走行などを経て、営業運転が開始されると伺っておりますので、観光とビジネスの両面での利用促進に向け、沿線自治体や関係団体と連携を図りつつ取り組んでまいります。

 次に、新県立大学について申し上げます。

 長野県は、去る2月5日に開催された県立大学設立準備委員会において、校舎や学生寮などの施設整備に係る初期投資額を約97億円、年間の運営費を15億円から18億円と、全体経費の試算を初めて明らかにしました。設立準備委員会の基本構想に沿って開校準備を進める方針の了承を受け、本日の午後開会の県議会2月定例会に提出される新年度当初予算案に、新県立大学の整備に係る設計費等が計上されるとのことであります。

 新県立大学の基本構想につきましては、今日、予測を超えて超少子高齢化による人口減少社会が急速に進展する中、県内の既存私立大学との競合など、慎重な対応を求める意見や疑問の声があることを含め、松本市はこれまで県に対し焦ることなく、広く県民の声を聞くよう重ねて求めてきたところであります。

 このたび、初めて全体経費が明らかにされたことを踏まえ、改めて広く県民の声を聞くまたとない機会であるにもかかわらず、いまだ県民の理解が思うように得られていないままでの予算化の動きは、通常の感覚からすれば極めて拙速の感が否めません。あわせて、時代の潮流の大きな変化を鑑みれば、近い将来に生じ得る諸課題に対し、私自身言い知れぬ危惧を覚えているところでございます。

 例えて挙げれば、公立及び私立の大学における若年人口動態の変化による受験者数の激減、それに伴う大学としての学力水準の低下や、学校経営破綻の問題等々、県におかれましては社会環境や人口構造の大きな変化などが十分組み込まれていないこれまでの既定方針に固執することなく、広く県民の声に耳を傾け、とりわけ県財政の厳しい実情も含め、慎重かつ危機感を持って検討いただきますよう、引き続き強く要望するところでございます。

 次に、信州大学法科大学院の募集停止について申し上げます。

 去る2月12日、信州大学が法科大学院の学生募集を平成26年度をもって停止することを正式に発表しました。松本市としましては、地域にとってより魅力的な法科大学院となるよう、開設当初から4年間、地域連携事業の研究を委託するなど、一定の支援をしてまいりましたので、このたびの学生募集停止の決定はまことに残念なことと受けとめております。

 信州大学の経営努力が十分であったかどうかという問題もございますが、その一方で、平成26年度において、全72校中18校が司法試験の合格率や入学者充足率など、一定の実績に満たない状況の中で、今後、国による公的援助が大幅に減額される予定とされており、当初の司法試験制度改革そのものに少なからず欠陥があったことも否めないものと考えております。

 いずれにいたしましても、今回の決定はまことに残念ではございますが、信州大学の卒業生が松本市内に弁護士登録をするなど、地域社会に貢献するという一定の成果も残しております。

 したがいまして、今後も学都松本として引き続き市内の大学との良好な連携を図りながら、地域課題に一体となって取り組み、地域の活性化につなげてまいりたいと考えております。

 次に、北陸新幹線金沢延伸に向けた広域連携強化による観光誘客について申し上げます。

 平成27年3月の北陸新幹線金沢延伸により、首都圏から長野県を訪れる観光客はもとより、金沢、富山など北陸方面からの観光客の増加が見込まれます。その観光客を松本地域に取り込むために、まずは長野市との連携を図りながら、両市の観光地への滞在や観光客の増加など、相互のメリットにつながる観光誘客を検討する必要があると考えております。

 平成27年4月には善光寺御開帳が始まり、北陸新幹線と信州まつもと空港、それぞれを利用した入り込み客が予想されますので、善光寺御開帳と国宝松本城や上高地など、松本を代表する観光地を組み合わせた旅行プランの商品化をJRなどの交通事業者や旅行代理店を交え、官民連携をより強化して取り組んでまいります。

 さらには、北陸新幹線の終着駅となる金沢市を訪れた観光客を引き続いて松本地域へ呼び込むために、金沢市や高山市との連携も強化し、白川郷や高山市を経由しながら、松本を訪れる周遊ルートを構築して、松本地域への誘客促進に努めてまいります。

 最後に、交通基盤などの整備促進について申し上げます。

 昨年1月に事業継続が決定され、10年間の足踏み状態から大きな一歩を踏み出した高規格幹線道路中部縦貫自動車道・松本波田道路の地元説明会が昨年末から開催されております。長野国道事務所では、既に地元対策委員会に4回、並びに本年1月から明後日までの間に、地域や地権者の皆様に10回、それぞれ事業概要と設計概要を説明しており、各地域からは過去の経過も含め、さまざまなご意見を頂戴していると伺っております。また、過日開催した和田地区の市政まちかどトークにおきましても、地元の皆様の率直なご意見を直接お聞きしたところでございます。松本市としましても、国・県とともに、地域の声に真摯に耳を傾け、引き続ききめ細かな対応をしてまいります。

 一方、国道19号松本拡幅の整備につきましては、本年度末には白板方面から渚1丁目交差点にて上高地方面に右折する車線が2車線になる予定でございます。加えまして、渚2丁目交差点から渚3丁目交差点に至る第3工区におきましては、昨年末から地権者の皆様に対しての意向調査、またご了解をいただいた皆様の家屋等物件調査にとりかかっております。

 これまで長い歳月を要してまいりましたが、ここにきて着実に目に見える形で整備が進んでおります国道19号は、県の震災対策緊急輸送路に指定されておりますので、本市の重要な危機管理及び防災対策の面からも事業の進捗に引き続き全力を挙げて協力してまいります。

 それでは、ただいま上程されました議案につきましてご説明申し上げます。

 本日、提案申し上げました議案は157件でございます。その内訳は、条例116件、予算35件、契約1件、財産2件、道路2件、その他1件となっております。

 まず初めに、平成26年度の当初予算について申し上げます。

 説明に先立ち、明年度の財政運営の背景となります我が国の経済状況等について申し上げます。

 政府が1月に発表した経済見通しによりますと、平成25年度の我が国の経済は大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の三本の矢による政策効果から、家計や企業における景況感が上向き、消費等の内需を中心に景気回復の動きが広がっている。また、企業収益の増加から、設備投資が持ち直しつつあり、景気回復の動きが確かなものとなり、国内総生産の実質成長率は2.6%程度と見込まれるとしております。

 一方、平成26年度は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減には留意が必要であるが、好循環実現のための経済対策や日本再興戦略に盛り込まれた日本産業再興プラン等のアクションプランの推進により、平成25年度に続き堅調な内需に支えられた景気回復が見込まれ、好循環が徐々に実現していくとしています。

 なお、先行きのリスクとして、金融資本市場の動向、アジアの新興国等の経済動向、電力供給の制約などが示されています。

 このような状況を踏まえた国の平成26年度の当初予算は、デフレ不況からの脱却、経済再生と財政健全化をあわせて目指す予算であり、社会保障と税の一体改革を実現する最初の予算としております。

 その結果、平成26年度当初予算における一般会計予算の規模は、前年度対比3.5%増の95兆8,823億円で過去最大となり、政策的経費に充てる一般歳出も昨年度を上回る4.6%増の56兆4,697億円と、2年連続で前年度を上回りました。

 次に、地方財政を取り巻く情勢について、財務省は1月に開催した全国財務局長会議で昨年の10月期から12月期の景気の全国総括判断を回復しつつあるとし、4四半期連続で上方修正しております。

 なお、県内の情勢について、長野財務事務所は前期の「緩やかに持ち直しつつある」から「緩やかに持ち直している」に引き上げております。引き上げの理由は、個人消費で大型小売店販売額や新車登録が前年を上回っており、生産活動では一般機械などは下降しているものの、電子部品などは上昇しており、全体として持ち直しつつあるとしております。

 また、先行きについては、経済対策の効果や輸出の持ち直しなどを背景に、引き続き景気回復に向かうことが期待される一方、世界景気の動向に注意が必要であり、消費税率引き上げ前の駆け込み需要に対し、その後は消費を中心に反動減が見込まれるとしております。

 他方、松本市が行っております中小企業景気動向基本調査では、昨年の12月時点で前年同月との比較による業況DIが0.8とプラスに転じておりますが、事業主の主観による水準DIは依然マイナスのままで、景気回復の実感が地方に及んでいないことがうかがえるところであります。

 このような地方の経済状況の中、国は平成26年度の地方財政について、地方税収入や地方交付税の原資となる国税収入が、一定程度増加する一方で、社会保障関係費の自然増や公債費が高い水準で推移することなどにより、依然として財源不足が生じるものと見込んでおります。

 そこで、地方が安定的に財政運営を行うことができるよう、一般財源総額が平成25年度を下回ることがないよう、実質的に同水準を確保することとしております。

 歳入面においては、地方交付税を前年度対比で1,769億円減額する一方で、地方消費税の引き上げ分を含む地方税総額を前年度対比で9,952億円増額で見込み、一般財源総額を確保しております。

 また、歳出面においては、一般行政経費で国民健康保険の保険料の軽減分などを前年度対比で1兆4,043億円増額しております。財源不足への対応としては、国と地方が折半して不足分を補填するルールを平成28年度まで継続して、臨時財政対策債等により補填措置することとしております。この結果、地方財政の歳入歳出規模は前年度対比で約1.8%増の83兆3,700億円となっています。

 さて、このような状況のもとで編成した松本市の平成26年度当初予算について申し上げます。

 平成26年度は、市長任期3期目の3年目に当たり、「起承」から「転結」へとつなげる重要な年となります。先ほども申し上げましたとおり、これまでの10年間、先駆的に取り組んできたさまざまな都市戦略を改めて慎重に点検し、都市目標である健康寿命延伸都市・松本の確かな実現に向けて、一つ一つ積み重ねた事業の成果を明確にする年であります。

 そのためには、松本市の総合計画基本構想2020並びに第9次基本計画の着実な推進を図り、5つの重要課題への取り組みをスピード感をもって推進することが必要となります。

 そこで、全体を通しての到達目標を明らかにし、全職員の創意、工夫、知恵、アイデアを持って健康寿命延伸都市・松本の実現を確実なものとし、さらに次世代へつなげていく予算編成を行いました。

 このような基本方針のもとに編成した平成26年度の予算規模は、一般会計が877億8,000万円となっており、前年度対比で13億3,000万円、1.5%の増となります。増額の主な要因は、国が平成25年度補正予算で本年4月の消費税率引き上げに際し、低所得者、子育て支援対策として実施する臨時福祉給付金給付事業並びに子育て世帯臨時特例給付金給付事業によるもので、この影響を除きますとほぼ昨年度と同規模になっております。

 また、霊園特別会計を初めとする14の特別会計は520億7,964万円を、水道事業会計を初めとする4つの企業会計は268億4,649万円を計上しております。これらを合わせた全会計での総予算規模は、前年度対比で2.0%増の1,667億613万円となっております。

 それでは、予算の具体的な内容について申し上げます。

 初めに、歳入について申し上げます。

 まず市税では、個人所得の減少に伴い、個人市民税が減収となる一方、法人市民税は国の平成26年GDP(国内総生産)成長率1.1%を見込むため増収となり、その結果、市税全体では6億500万円の増収を見込んでおります。

 次に、地方消費税交付金では消費税率の引き上げに伴い、地方分の交付率が1.0%から1.7%に引き上げとなることに伴い、総額で29億3,800万円、前年度対比で9.9%、2億6,380万円の増収としております。なお、引き上げ分は社会保障施策に要する経費に充当することとしております。

 しかしながら、地方交付税と市が将来返済する市の借金の臨時財政対策債を合わせた実質交付税では、前年度対比で5.5%、12億100万円の減収を見込んでおります。これは国が一般財源の総額について、実質的に昨年と同水準を確保するとした中で、地方税収等の伸びや地方交付税や臨時財政対策債の減額を見込んだ国の地方財政計画の考え方と整合を図ったものでございます。

 次に、歳出について申し上げます。

 まずは、松本市総合計画の着実な推進と健康寿命延伸都市・松本の確実な実現を図るため、6つのまちづくりの基本目標への取り組みに重点的に予算措置し、131事業、85億4,880億円を計上しております。また、5つの重要課題に対する予算においても重点配分を行い、45事業、20億2,791万円を計上しております。

 さらに、3期目の任期後半における重点事業として、とりわけ次代を担う「子ども」と快適な環境を整える「緑」の実効性ある政策に力を注いでまいります。

 まず、「子ども」のための施策として、子どもの権利推進事業において、青森で開催される地方自治と子ども施策シンポジウムに参加する中・高生への支援を行うなど60事業、16億7,037万円を計上し、日々生きやすく、同時に生きていくことの喜びが感じられる「子ども」が主語となるまちづくりを推進します。

 また、予算措置を伴わず、いわゆるゼロ予算の事業として、子供たちに笑顔を、子供たちから笑顔を、そして子供たちと笑顔にを目指し、市民の皆様とともにまつもと子どもスマイル運動を展開して、子供に優しいまちづくりの環境整備に取り組んでまいります。

 次に、「緑」の施策では、中心市街地の緑化施策として、千歳橋交差点にシンボルツリーを植樹するなど31事業、3億3,324万円を計上し、まちなかの緑を豊かにする緑化の施策に積極的に取り組み、循環型社会づくりを推進してまいります。

 ところで、地域経済は持ち直しつつあるとされてはいるものの、消費税率引き上げに伴う景気への影響が懸念されており、地域経済を下支えし、活性化を図るための経済・雇用・生活対策として87事業、55億4,209万円を計上しております。

 あわせて、行財政基盤の強化につきましては、税収や地方交付税等、国の施策により一定の財源が確保されたとはいえ、超少子高齢型社会の中で、社会保障関係費は依然として高い水準が続いております。

 したがいまして、将来に向けて安定した市政運営を継続していくために経常経費の要求限度額の設定による削減を行うなど、歳出全般の見直しを行ったところであります。

 ただ、明年度以降におきましても、消費税率の引き上げや平成27年度に迫った交付税の合併算定替の終了による影響などが懸念材料として残されております。よって、行財政運営の遂行上、これらのマイナス要素に的確に備えるため、引き続き歳出構造の改善と経済対策により、財政基盤の強化を図りながら、計画行政の推進と健全財政の堅持を念頭に、堅実な行財政運営に努めてまいります。

 続いて、平成25年度の2月補正予算について申し上げます。

 今回は、緊急を要する政策的経費、消費税率引き上げへの対応のための国の新たな経済対策に係る補正予算に伴う経費、事務事業の精算に伴う経費などを中心に編成いたしました。

 一般会計では、緊急を要する政策的経費として、老朽化が進む県児童館を現地改築するあがた児童センター建設事業費3億1,478万円や、台湾からの積極的な誘客を推進するためのトップセールス、並びに松本市を舞台にした映画「神様のカルテ2」の公開に合わせて観光誘客の促進を図る事業費1,066万円などを計上しております。

 また、合併特例債を活用して基金を造成し、将来の地域振興のための事業に備える積立金は、昨年に引き続き5億円を計上しております。さらに、国の補正予算に伴い、平成26年度からの前倒し事業として、小・中学校6校に係る大規模改造事業など26億3,598万円を計上しております。

 この結果、一般会計は45億2,618万円の追加で、補正後の予算規模は922億3,183万円となり、前年度対比で1.4%の増となっております。

 また、12の特別会計では2億1,600万円の減額、企業会計では、3会計で3億4,981万円の減額となり、これらを合わせた全会計での補正額は39億6,037万円の追加で、補正後の予算規模は1,688億3,334万円となっております。

 次に、ただいまご説明申し上げました予算以外の議案について、一括してご説明申し上げます。

 まず初めに、条例について申し上げます。

 健康寿命延伸都市・松本の土台となる松本らしい地域づくりを市民との協働により進めるための基本理念等を定める条例、また安全・安心な生活の確保と良好な生活環境の保全を図るため、管理不全状態にある空き家等の適正管理に関する条例、並びに奈川地区の大原・神谷・入山のクラインガルテンの整備に要する財源に充てるための基金条例、計3件を新たに制定しております。

 次に、消費税率の引き上げに伴う公の施設の使用料等の改定について申し上げます。

 4月からの消費税率改定に伴い、国から各自治体に対しまして消費税が円滑かつ適正に転嫁されるように、料金改定に係る条例改正など所要の措置を講じる旨の要請がございました。松本市としましては、国からの要請を踏まえ、現行の消費税5%相当分を含む料金を、消費税8%相当分を含む料金に改定することといたしました。

 改正の対象となります条例は、合計で101件となりますが、市民の皆様、利用者の皆様には何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。

 その他の条例改正につきましては、組織の見直し、地域主権改革、関係法令の改正に伴うものなどを提出しております。

 次に、契約につきましては、さきの9月定例会で議決された平成25年度信大南雨水貯留管新設工事の請負契約につきまして、工法の変更などに伴い請負金額が減額となりますことから、議決更正をお願いするものでございます。

 次に、財産としましては、松本城南・西外堀復元事業用地並びに(仮称)松本市かりがねサッカー場建設事業用地の取得を提出しております。

 その他の議案といたしまして、市道2件、安曇野市・松本市山林組合規約の変更を提出しております。

 また、議案以外のものといたしましては、市長の専決処分事項の指定にかかわる報告6件を報告しております。

 なお、今会期中には人事案件といたしまして、松本市・山形村・朝日村中学校組合議会議員の選出並びに人権擁護委員の推薦について、それぞれ追加提案させていただく予定でございます。

 以上、本日提案いたしました議案等についてご説明申し上げましたが、予算に関しましては担当部局長からそれぞれ補足説明をさせますので、よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(太田更三) 島村財政部長。



◎財政部長(島村晃) 〔登壇〕

 私は、議案第117号から第129号までの平成25年度一般会計、特別会計の補正予算に加えまして、議案第133号から第148号までの平成26年度一般会計、特別会計に加えて、上高地観光施設事業会計予算につきまして、補足して説明申し上げます。

 なお、事業の具体的内容につきましては、明日午前10時から当初予算説明会がございますので、ここでは会計規模や予算の組み立てなど、全体像を中心に説明させていただきます。

 最初に、平成26年度当初予算につきまして、お手元の平成26年度当初予算主要事務事業説明資料により申し上げます。

 最初に、資料の3ページをごらんください。

 まず、予算編成の取り組みについては、先ほど市長が申し上げたとおりでございますが、そこにお示しのとおり、明年度は市長3期目の3年目に当たります。「起承」から「転結」へつなげる重要な年であり、予算編成過程において到達目標を明らかにし、職員全体の創意、工夫、知恵、アイデアを持って、都市目標である健康寿命延伸都市・松本を確実なものとし、さらに次世代へつないでいくことといたしております。

 左側のページをごらんください。ここでは、会計別予算額をお示ししております。平成26年度の予算規模につきましては、先ほど市長が提案説明で申し上げたとおりでございますが、一番上の欄、一般会計の予算規模は877億8,000万円で前年度に比べ、率で1.5%の増となっております。

 一番下の欄にあります全会計での予算規模は1,667億613万円となり、前年度に比べ32億1,999万円、率では2%の増となります。なお、参考までに、国の一般会計予算は3.5%の増、長野県の予算は2.3%の増であり、地方財政計画全体では1.8%の増となっております。

 次に、4ページをごらんください。第9次基本計画の着実な推進を図るための6つのまちづくりの基本目標への取り組みについてでございます。

 「人」の健康から「教育・文化」の健康まで、総合的な取り組みを展開するため、131事業に85億4,880万円を計上いたしました。事業の詳細につきましては、11ページ以降にお示ししており、後ほど説明をいたします。

 次に、5つの重要課題の取り組みでは、全体で45事業、20億2,791万円を計上いたしました。特にこの中では、人と情報の交流拠点都市の形成として、3つの三ガク都関連事業であります岳都・松本「山岳フォーラム」事業において、フォーラムに先立って夏休み期間中と秋に1回ずつ、専門家のサポートを受けて親子登山を実施するなど、子供が自然に親しみ、山への理解を深め、さらにそれを次代へ継承していく取り組みを推進していくこととしております。

 次に、5ページをごらんください。平成26年度からの2年間で重点事業と位置づけます「子ども」と「緑」の取り組みでは、全体で91事業、20億361万円を計上しております。

 初めに、「子ども」の取り組みでは、表にお示ししたとおり、子供がみずから企画立案する事業を9事業、さまざまな体験の機会を設ける事業を20事業など、合わせて60事業を計上しており、市長が提案説明で申し上げました生きやすく、生きていくことの喜びを感じられる、いわゆる子供が主語となるまちづくりを推進することとしております。

 下の段の「緑」の取り組みでは、豊かな中心市街地を創造する事業を9事業、以下身近な緑を守り育てる事業を15事業、豊かな資源を生かす事業を7事業と、合わせて31事業を計上し、緑を豊かにし、生活環境の質の向上と循環型社会づくりを推進することとしております。

 3Kプランの取り組みでは、健康づくり、危機管理、子育て支援、全体で122事業、53億2,221万円を計上しました。このうち危機管理につきましては、47ページの危機管理の取り組みで内容をお示ししております。

 次に、6ページをお願いいたします。中段にございます持続可能なまちづくりのための行財政基盤の強化でございますが、厳しい財政状況に対応するため、経常経費を中心に引き続き歳出全体の徹底した見直しを継続して行っております。

 まず、補助金、負担金、委託料の見直しでは、団体補助金について3事業、338万円を削減するなど、合わせて20事業、6,533万円の削減を達成しております。また、経常経費については、経費縮減に努めた結果、全体で2億2,547万円を縮減いたしました。

 行財政運営の効率化では、第6次松本市行政改革大綱に基づく行政改革により、下の表にお示しのとおり、事務の充実等のため正規職員を8人増員する一方で、嘱託職員と新たに再任用職員を活用するなど、要員の見直しを行い、全体としては10人の正規職員を削減し、1,089万円の人件費を縮減しております。

 市債残高を減少させる取り組みでは、これは平成18年から継続して取り組んで行っております借り入れを元金償還額の範囲内とする編成方針を継続しております。平成26年度は計画的に進めてきております(仮称)かりがねサッカー場整備事業の建設工事に着手するなど、大型事業を継続しておりますけれども、国の平成24年度経済対策で配分された地域の元気交付金を活用した地域振興基金の活用などによりまして、市債の抑制に努めた結果、市債発行予定額は78億3,380万円で、市債残高は前年度より約21億円減額しております。

 次に、8ページをお願いいたします。一課一アピールの取り組みでは、職員の創意、工夫、知恵、アイデアを一課一アピールとして取り組みました。その中では、松本市くらしの便利帳を広告料収入だけで作成するなど、歳入に関する提案は約2,000万円の効果を上げております。また、歳出に関する提案では、65事業の提案を予算に反映しております。

 3Kプランの一つであります危機管理の取り組みとしては、37事業、24億4,290万円を計上、この中では、市民が日ごろ防災対策を確認するきっかけづくりとするための自主参加型一斉防災訓練、いわゆるシェイクアウト訓練を新たに実施するほか、上高地の徳沢仮橋の補強を行うなど、災害に備えた体制づくりを行うこととしております。

 なお、事業内容につきましては、47ページ以下をごらんください。

 次に、9ページから10ページまでは経済、雇用、生活対策、環境、歩きを促す事業をそれぞれお示ししてございますのでごらんください。

 次に、11ページをお開きください。ここからは平成26年度の主要な事業を6つのまちづくりの基本目標別に記載しています。新規、拡充事業を中心にご説明いたします。

 まず、「人」の健康では、上から3行目、地区福祉ひろば管理運営事業で、50歳以上の100人の市民の皆さんにご協力をいただき、四肢筋力アップ装置を使用した筋力アップ体操等を実践していただく中で、その効果を検証する事業と松本山雅フットボールクラブの地域貢献事業を活用し、高齢者を対象とした健康講座を実施する事業費108万円を新たに計上しております。

 12、13ページをごらんください。健康増進対策費では、胃がん発生リスク検査を検診に追加するとともに、13ページにありますがん検診推進事業においては、子宮頸がん検診にHPVというウイルス検査を導入する事業費を計上し、検診体制の充実を図ることとしております。

 あわせて各種予防接種事業では、現在任意の予防接種となっておりますB型肝炎ワクチン接種について、2歳未満のお子さんを対象として接種費用の一部を助成する事業費1,407万円を計上するなど、命を守り、生きていくことの幸せを感じるまちの実現を図ることとしております。

 14ページをごらんください。「生活」の健康では、下から3つ目の少子化対策事業で、妊娠しても出産に至らず不育症治療を行っている皆さんに新たな治療費の補助制度を創設いたしました。それとともに、15ページの1つ目にあります地域の育児支援の場として実施しているつどいの広場事業を16カ所から19カ所に拡充するなど、子育て支援環境の充実を図ることとしております。

 少し飛びまして、16ページをごらんください。「地域」の健康では、上から5つ目とその下にございます地域づくり推進事業で、市内35地区に新設する地域づくりセンターの立ち上げに当たりまして、地域力アップ提案協働事業を拡充するとともに、松本大学、信州大学との連携による研究連絡会において、地域づくりについて調査研究をしていただく事業費、合わせて659万円を計上し、生き生きとした地域づくりの推進を図ることとしております。

 18ページをお願いいたします。「環境」の健康の中では、上から5つ目の環境基本計画推進事業において、30・10運動の啓発用のペーパーコースターを市内の飲食店等に配布する事業費230万円を計上して、食品ロス削減の取り組みを強化するとともに、ペットボトルから再生いたしました子供用のエコバックを作成し、園児を対象とした参加型環境教育の中で配布します。それによりまして、次代を担う子供への環境教育を推進してまいります。

 19ページをごらんください。3つ目のEV普及促進事業では、松本市が全国的にもトップクラスの充電設備の整備率の高さであることを生かすため、EV車購入に対する補助制度を国の制度に上乗せする形で創設いたします。これによりまして、CO2の削減と再生可能エネルギーの利用の一層の普及拡大を図ることとしております。

 20ページをお願いいたします。「経済」の健康では、一番上の野菜の機能性による販売事業において、本市で生産される野菜等の抗酸化力の機能性の基礎的な調査を行っております。平成25年度から実施しておりますが、現時点で一部に効果が推測される結果が出ていることから、引き続き継続して調査することとし、182万円を計上いたしました。この結果をマーケティングに活用していくこととしております。

 21ページでは、5つ目の山岳観光プロモーション事業において、安曇、奈川地域の観光関係団体でマスコミへのプロモーションを戦略的に展開する事業費1,100万円を計上しております。特にこの中では、観光客の減少が著しい乗鞍高原において、事業費を拡充し、緊急誘客宣伝事業を実施することとしております。

 22ページをお願いいたします。「教育・文化」の健康では、上から2つ目のスイスとの国交樹立150周年記念事業において、姉妹都市グリンデルワルト村を訪問し、松本ゆかりの映画を上映するなど、記念事業を実施する事業費489万円を、また下から2つ目の英語指導助手配置事業では、小学生が外国語になれ親しむ時間の充実を図るため、小学校のALTの年間配置時間を現在の20時間から30時間に拡充することとし、5,234万円を計上しております。

 23ページをお願いいたします。下から4つ目の小笠原氏城館群史跡整備事業では、現在発掘調査を進めております井川城跡と林大城等、東山に広がる県史跡であります小笠原氏城跡を一体的な史跡として整備することを目指す事業費2,472万円を計上しております。

 次に、25ページの5つの重要課題では、1つ目の松本城を中心としたまちづくりは市長の説明のとおり、城下町再生に向け丁寧な説明を心がけて取り組んでいくこととしております。

 26ページをごらんください。健康医療産業の創出と誘致及び松本ヘルスバレーの構築では、1番目、健康寿命延伸都市・松本推進事業において、平成25年度に市内にあります大手コンビニエンスストアと締結いたしました松本市民の健康づくりに関する協定を活用いたしまして、店舗駐車場でまちかど健康相談を実施する事業費101万円を計上し、健康を切り口として企業との相互連携を図ることとしております。

 3つ目の中心市街地のにぎわい創出では、次世代交通推進事業において、平成26年度は実行計画を策定する事業に着手するとともに歩車共存による市街地の活性化を目指し中心市街地でゾーン30や歩行者専用ゾーンなどを社会実験として取り組む事業費5,890万円を計上し、歩行者、自転車、公共交通を優先するまちづくりの推進を図ることとしております。

 少し飛んで33ページをごらんください。平成26年度から新規に取り組みを進めていくことといたしました「子ども」と「緑」の事業でございます。

 まず1つ目の子供が参画する事業では、上から3つ目のネイチャリングフェスタイベント事業において、会場をアルプス公園に移し、新たにキャンプ体験を増設するなど1,240万円を計上しております。

 その下のものづくり人材育成事業は538万円ですが、その中では中学生が企業を取材し、中学生みずから進路情報誌を作成する事業費を新しく実施することとしております。

 次に、35ページをごらんください。2つ目の子供が体験・学習する事業では、上高地ネイチャーガイド協議会支援事業として、認定ガイドの皆さんが市内の小・中学生を対象に上高地を無料で案内する事業を含む180万円を計上しました。

 その下のJAXA宇宙企画展事業では、教育文化センターで開催する企画展に67万円を計上し、子供たちの自然や科学への関心が深まるよう、本物の自然や実際に宇宙で使われるものなどに触れる機会を提供していくこととしております。

 次に、37ページをごらんください。子供の環境の充実事業では、一番下の事業で幼稚園、保育園全46園のうち、平成26年度は19園を芝生化する事業費2,314万円を計上し、外遊びの機会をふやし、体の能力向上を図ることとしており、平成25年度から平成27年度までの3年間で条件が整わない一部の園を除く全ての園で芝生化を行うこととしております。

 39ページでは、「緑」の事業についてまとめて記載してございます。中心市街地の緑化としては、上から4つ目の緑の基本計画策定事業を行うほか、あわせて、具体的に見える緑化対策として、その下にあります道路橋りょう維持補修事業以降5つの事業でケヤキの植樹や植栽用プランターによる緑化など、合計で2,998万円を計上し、緑豊かな中心市街地を創造することとしております。

 40ページをお願いいたします。ここでは、周辺市街地の緑化保全対策として、下から4つ目、誕生記念樹購入事業費を新設いたします。これは子供が生まれた世帯の皆さんに誕生記念樹を配布する事業費220万円を計上し、身近な緑を大切に守り育てる取り組みの充実を図ることとしております。

 次に、少し飛びまして71ページをごらんください。一般会計の歳入予算額について、主なものを平成25年度当初予算との比較でご説明いたします。

 まず、1款 市税は、市長も申し上げましたが6億500万円、率にして1.8%の増としております。これは法人市民税を36億8,200万円とし、前年度対比で6億2,300万円の増と見込んだことによるものでございます。法人市民税は平成25年度の決算見込みにおいて、当初予算を約5億7,000万円上回る見込みであることからこうなっているものとなっております。

 4款 地方消費税交付金は2億6,380万円、率にして9.9%の増としております。これは平成26年4月に地方消費税の税率が1%から1.7%に引き上げられることに伴うもので、地方財政計画に示されました伸び率12.7%増を見込んでおります。

 なお、通常分の減を差し引きました消費税率引き上げに伴う増収分は約3億3,000万円と見込んでおり、この増収分は市長が申し上げましたとおり、社会福祉関係など社会保障4経費に充当することとしております。

 11款 地方交付税は、地方の一般財源総額について国が実質的に昨年と同水準を確保するとした中で、経済動向による地方税収の伸びによって、地方交付税は減額になると見込んでいることから、前年対比5億5,000万円、率にして3.4%の減を見込んでおります。

 15款 国庫支出金は4億3,071万円、率にして4.4%の増となっておりますが、これは臨時福祉給付金給付事業及び子育て世帯臨時特例給付金給付事業に伴う補助金の受け入れが主な要因となっております。

 22款 市債は、総額で前年度対比8億1,320万円の増となっております。これは主に体育施設整備事業費充当債が増となったもので、その結果、市債依存度は8.9%となり、前年度の8.1%に比べ0.8ポイントの増となっております。

 72ページをごらんください。このページは歳出予算の目的別内訳をお示ししております。

 3款 民生費は、前年度対比14億6,178万円の増となっておりますが、臨時福祉給付金給付事業等の増に加えまして、あるぷキッズ支援事業における拠点施設を、南松本福祉関係複合施設として建設する事業費が増となっていることによるものでございます。

 次に、7款 商工費は5億6,165万円の減となっておりますが、その減の要因は中小企業金融対策事業で近年の制度資金の融資実績が減少していることを反映し、制度資金預託金を減額したことによるものでございます。

 10款 教育費は17億717万円、18.9%の大幅な増となっております。この主な要因は美鈴湖自転車競技場整備事業等の建設事業が平成26年度に工事となることによるものでございます。

 73ページでは、歳出の性質別予算の内訳をお示ししております。

 まず義務的経費におきましては、2行目の扶助費が1,985万円で率にして0.1%の増となっておりますが、生活保護費が8,388万円減額に転じているなど、従来の大きな伸びからは一服した形になっております。

 また、公債費は市債残高を減少させる取り組みにより3億4,767万円、率で3.1%減となっております。このことから、義務的経費全体では0.3%の減となっております。

 表の中ほどの投資的経費につきましては、普通建設事業費で9億3,225万円、率で9.7%の増となっておりますが、これは先ほど来申し上げております(仮称)かりがねサッカー場整備事業等の増によるものでございます。

 また、その他の経費の中では、物件費が4.3%の増となっております。これは消費税率の引き上げの影響に伴うもののほか、学校給食費の中で旧松本地区の学校給食センターにおいて保護者負担となっております米飯加工賃を公費で負担することとしたことによる増などによるものでございます。

 次に、特別会計、135ページ以降のご説明をいたします。135ページをお願いいたします。

 135ページでは、まず霊園特別会計ですが、前年度対比172万円、0.8%減とほぼ前年並みの予算となっております。平成26年度は墓所の基礎を使用者の皆さんが整備しやすい現場打ちの一体的な構造に変更することから、若干増額して第3次造成工事を実施することとしております。

 次に、137ページをお願いいたします。国民健康保険特別会計でございますが、事業勘定で前年度当初対比9,291万円、0.4%の減となっております。これは平成25年度において1人当たりの保険給付額及び被保険者数がともに減少していることから、保険給付費が1.25%減少すると見込んだものでございます。

 なお、国民健康保険全体の運営につきましては、単年度では赤字は見込んでおりますが、国民健康保険財政調整基金残高を含めました収支では黒字見込みとしております。このため平成25年度に引き続き当初予算では特例繰り入れを計上しておりません。

 次に、140ページをごらんください。介護保険特別会計ですが、事業勘定で3.4%の増となっております。これは要介護認定者の増によりまして、介護給付費を平成25年度対比2.3%増に見込んだもので、第5期介護保険事業計画の計画値に対してほぼ計画どおりで推移しているものでございます。

 また、地域支援事業においては、二次予防対策事業として、介護予防教室の教室数をふやすなど、受け入れ体制の充実を図るとともに、参加料を無料にするなど、より参加しやすい環境を整えることとしております。

 次に、144ページをごらんください。新松本工業団地建設事業特別会計では、前年度対比2億9,923万円、率にして36.7%の減となっております。これは、主な造成工事が終了したため減となったもので、歳入では当初の分譲計画に基づきます約1万4,000平方メートルの市有地売払収入を見込んでおります。

 次に、145ページをお願いいたします。松本城特別会計では、前年度対比6,768万円、12.2%増の6億2,460万円を計上しております。

 主なものは、次の147ページで、国庫補助を受けて行います松本城天守耐震診断事業費において、平成28年度までの計画で耐震診断に着手することとしております。

 少し飛びまして、158ページをごらんください。こちらは企業会計のうち、上高地観光施設事業会計でございますが、事業収益は前年度に比べ2,865万円増の3億8,140万円を、事業費用は同じく前年度対比2,869万円増の3億6,477万円を計上し、これにより単年度損益では8年連続で黒字を確保する見込みであり、年度末の累積欠損金は前年度より4,174万円減少し、7,087万円と見込まれております。

 159ページでは、建設改良費を示してございますが、こちらではアルペンホテルの改修に着手する設計費と、徳沢ロッヂの耐震改修工事を行う事業費を計上しております。

 以上で、平成26年度当初予算について説明させていただきました。

 続きまして、平成25年度2月補正予算につきましては、申しわけございませんが、企業会計の金額に一部誤りがあったため、本日修正後ということで、平成25年度2月補正予算の概要「修正後」をお配りしてございます。それによりご説明を申し上げます。

 今回の補正予算は、実質的には年度の最終補正予算と位置づけ、緊急を要する政策的経費、消費税引き上げに伴う国の補正に対する経費、事務事業の精算による経費等を編成してございます。

 初めに、2ページの会計規模でございますが、一般会計が45億2,618万円の追加で、補正後の予算規模は922億3,183万円となり、前年同期比では1.4%の増となっております。

 また、特別会計では12の会計で補正を行い、2億1,600万円の減、企業会計では3会計で3億4,981万円の減となり、これらを合わせた全会計での補正額は39億6,037万円の追加で、補正後の予算規模は1,688億3,334万円となっております。

 次に、6ページの一般会計歳出の主な内容についてご説明いたします。

 まず、人件費全体では退職者が当初見込みを上回ることから1億6,027万円の追加となっております。

 総務費では、9億3,012万円を追加しておりますが、この中では4つ目の財産管理費で、地域振興基金に合併特例債を活用した基金積み立て5億円を積み立てるということとしております。松本市の積み立て限度額は40億円でございますが、これに対しましては、平成25年度末で30億円の積み立てとなることとなります。

 7ページの民生費では、8億9,075万円を追加しております。ここではあがた児童センターの建設事業費において、県の木造公共建築物整備事業費補助金を活用し、老朽化した県児童館を現地改築する事業費3億1,478万円を計上しておりますが、この事業は、平成26年度に繰り越しをさせていただき、平成27年4月開館の予定で事業を進めていくこととしております。

 8ページをお願いいたします。農林水産業費では、768万円を追加しております。ここでは1つ目の農作物等災害緊急対策事業費で、昨年4月の凍霜害の被害果実販売促進に係る支援を県の補助金を活用して新規に計上いたしました。

 一番下の補助林道整備事業費においては、波田地区の林道黒川線が数次の災害を受けております。その災害復旧に係る経費2,480万円を計上し、国の経済対策に伴う平成25年度補正予算に伴いまして、平成26年度から前倒しして計上しております。

 9ページの土木費では、2億7,983万円を追加しております。2つ目の丸にあります単独道路橋りょう維持補修事業費では、1億5,576万円を追加しておりますが、このうち除雪に係る経費は過去の除雪経費を参考にいたしまして、1億6,610万円を追加いたしました。

 続きまして、10ページをお願いいたします。最初の白丸、市街地整備(平田地区)総合交付金事業費以下につきましては、平成26年度の前倒し事業等行っております。合計で7事業、6億1,509万円を計上しております。

 11ページをお願いいたします。教育費では、31億2,043万円を追加しておりますが、この中では最初の白丸、積立金におきまして、今後も続きます小・中学校の大規模改造事業の財源として5億円の積み立てを行っております。以下、本郷小学校大規模改造事業以降は、国の補正予算に伴う前倒し事業で、合計で10事業、19億926万円を計上いたしました。

 13ページをごらんください。下から3つ目の積立金におきましては、基幹博物館整備に向けました芸術文化振興基金への積み立てとして5億円の積み立てを行っております。これによりまして、平成25年度からの積み立て合計額は15億円となるものでございます。

 15ページをお願いいたします。一般会計歳入について申し上げます。

 歳入の主なものは、国庫支出金で一番下の白丸、市街地整備総合交付金で6,225万円、次のページ、16ページの中段、学校施設環境改善交付金で小・中学校合わせまして6億3,727万円を追加するなど、国の補正予算に対応する補助金を計上しております。

 18ページをごらんください。諸収入では、一番下の白丸に弁償金がございますが、これは東部学校給食センター建設の際の汚染土壌の処理に伴います訴訟和解金として2,996万円を計上いたしております。

 繰越明許費をお願いいたします。繰越明許費は、合計で26件の繰り越しを行うこととしておりますが、国の補正予算に伴います18件を除きますと、入札不調等の理由による実質的な繰り越しは8件となりまして、その額は5億7,462万円となっております。

 次に、23ページ以降は特別会計の補正でございますが、各会計とも決算の見通しに立ち、事務事業の精算などに基づくものを補正してございますので、ここでの説明は省略させていただきます。

 以上で平成26年度予算及び平成25年度補正予算関係議案の補足説明とさせていただきます。



○議長(太田更三) 丸山上下水道局長。



◎上下水道局長(丸山悦男) 〔登壇〕

 それでは、平成26年度水道事業会計及び下水道事業会計の当初予算並びに平成25年度2月補正予算につきまして、補足して説明を申し上げたいと思います。

 まず、平成26年度当初予算ですが、水道事業会計及び下水道事業会計とも新地方公営企業会計制度への全面的な移行を行ったことによりまして、収益的収支におきまして、収入及び支出とも大きな増額となっております。しかし、これは減価償却対象範囲の拡大と、これに伴う財源計算方法の変更や退職給付引当金の一括計上など、一時的な費用の増加によるもので、いずれも現金の出入りを伴わない整理でございます。

 それでは初めに、水道事業会計予算について申し上げます。お手元の平成26年度当初予算主要事務事業説明資料の148ページをお開きください。

 平成26年度の予算規模ですが、前年度対比4.9%減の72億9,991万円となっております。

 上の表、収益的収支ですが、事業収益は前年度対比13.8%増の53億9,911万円、事業費用は前年度対比18.5%増の53億9,067万円で、6,096万円の当年度純損失を見込んでおります。

 次に、資本的収支ですが、収入は前年度対比66.1%減の3億7,780万円、支出は前年度対比39%減の19億924万円となっており、収入の不足額15億3,144万円につきましては、損益勘定留保資金などで充填をすることとしております。

 それでは、収益的収支の主な内容について申し上げます。収益的収支は、水道事業の経営活動にかかわる収入及び支出で、収入では1つ目の白丸、水道料金、支出では下から1つ目の白丸、送水費、受水費、また149ページの中段、上から7つ目の白丸、有形固定資産減価償却費が主なものでございます。

 また、地方公営企業会計制度の見直しによりまして、148ページの収入では、6つ目の二重丸、長期前受金戻入は償却資産の取得または改良の際に交付されました補助金等を減価償却にあわせて収益化するもので、149ページの中段上からの6つ目の二重丸、総係費貸倒引当金繰入額は、料金の不納欠損による損失に備えるため、貸し倒れ実績率等により回収不能見込み額を引き当てるもの。また、その3つ下の二重丸、その他特別損失は、新会計基準への移行処理分として退職給付引当金の計上不足額と期末・勤勉手当等の前年度に期間対応する分を引き当てるため、新規で計上したものでございます。

 次に、資本的収支の主な事業内容について申し上げます。

 149ページ下段、資本的収支は、水道施設の新規、改良などにかかわる収入及び支出でございまして、収入では1つ目の白丸、企業債、3つ目の白丸、工事負担金が主なものでございます。

 支出では、150ページ、上から2つ目の白丸、配水設備改良費の2つ目の黒ポツ、配水地・加圧所等改良工事費の城山配水地耐震補強工事費は、上水道耐震化事業として平成26年度から工事に着手するものです。

 また、4つ目の白丸、建設費委託料の黒ポツから2つ下の白丸、送水設備新設費までは、梓川地区の花見配水区において水源を表流水から地下水へ転換を図るもので、平成25年度からの継続事業であります。

 また、151ページ、一番上の白丸、拡張事業工事費は平成19年度から実施してまいりました四賀地区水道施設拡張事業の完成となる工事であり、2つ目の白丸、改良事業工事費につきましても第7次配水管改良事業として平成23年度から継続してまいりました老朽鋳鉄管更新工事の最終年度となりまして、両事業につきましては平成26年度末に完成させる予定でございます。

 次に、下水道事業について申し上げます。152ページをお願いします。

 平成26年度の予算規模ですが、前年度対比7.1%増の130億1,591万円となっております。

 上の表、収益的収支ですが、事業収益は前年度比23.6%増の77億6,718万円、事業費用は前年度対比25.5%増の75億1,862万円で、3億188万円の当年度純利益を見込んでおります。

 次に、資本的収支ですが、収入は前年度対比3.9%減の26億8,109万円、支出は前年度対比10.8%減の54億9,729万円となっております。なお、収入の不足額28億1,620万円につきましては、損益勘定留保資金などで補填をしてまいります。

 収益的収支ですが、水道事業と同様に下水道事業の経営活動に係る収入及び支出を示したものでございまして、主なものといたしましては、収入では1つ目の白丸、下水道使用料、支出では6つ目の白丸、有形固定資産減価償却費、9つ目の白丸、企業債利息でございます。

 また、新規事業といたしまして、両島浄化センターに消化ガス発電設備を設置することにより、平成27年1月から再生可能エネルギー固定価格買い取り制度による売電を開始し、収入では3つ目の二重丸、売電事業収益、支出では下から5つ目の二重丸、売電事業費用を計上しております。

 さらに、地方公営企業会計制度の見直しによりまして、収入では4つ目の二重丸、長期前受金戻入、支出では5つ目の二重丸、総係費貸倒引当金繰入額及びその5つ下の二重丸、その他特別損失を新規で計上してございます。

 次に、153ページ、資本的収支の主な事業内容について申し上げます。

 資本的収支は、下水道施設の新設、改良などに係る収入及び支出で、収入では1つ目の白丸、企業債と3つ目の白丸、一般会計負担金が主なものでございます。

 支出では、6つ目の白丸、補助処理場改良事業費の1つ目と2つ目の黒ポツで、宮渕浄化センターの長寿命化事業費を計上しているほか、新規といたしましては、次の154ページ、1つ目の黒ポツで平成19年度から進めてきました合流式下水道緊急改善事業の事後モニタリング調査委託料を、また2つ目の黒ポツで下水道施設耐震化事業として、両島浄化センターの耐震診断業務委託料をそれぞれ計上してございます。

 当初予算については以上でございます。

 続きまして、平成25年度2月補正予算についてご説明を申し上げます。別冊の資料、平成25年度2月補正予算の概要の28ページをお願いします。

 水道事業では、収入で国庫補助金を新規計上したほか、収入、支出とも事務事業の精算によるものが主なものでございます。

 また、下水道事業では、収入で梓川地区が加入しております犀川安曇野流域下水道維持管理費負担金返還金を新規で計上したほか、水道事業同様、事務事業の精算による補正が主なものでございます。

 以上申し上げまして、補足説明とさせていただきます。



○議長(太田更三) 熊谷病院局長。



◎病院局長(熊谷賢一) 〔登壇〕

 それでは、病院事業会計につきまして、補足してご説明申し上げます。

 平成26年度当初予算でございますが、お手元の主要事務事業説明資料の155ページをお開きください。

 初めに、病院事業会計全体では、前年度に比べて歳出ベースで13.9%増の60億6,375万円となっております。大幅増となった主な要因は、大きく3点ございまして、1点目は地方公営企業会計基準の改定により、退職手当引当金など新たな引当金の計上が義務化されたこと、2点目として、消費税率の改定に伴う経費等の増加、3点目として、松本市立病院の電子カルテほか医療機器の更新などの投資的経費を計上したことでございます。

 初めに、1の会田病院について申し上げます。

 収益的収支の表でございますが、4段目、税抜きの損益で1億1,940万円の純損失を計上しております。このうち制度改正及び消費税率改定の影響分を除く赤字は2,870万円と見込んでおります。

 それでは、表の下の収益的収支の主な内容について申し上げます。

 収入のうち、入院収益及び外来収益につきましては、実績人数や診療単価をもとに、入院では前年度対比15.6%の減、外来では7.2%の減を見込み、合計で2億3,897万円を計上しております。その4つ下、長期前受金戻入412万円ですが、従前受け入れた補助金等について減価償却見合い分を順次収益化するもので、公営企業会計基準の見直しに伴う新たな収入でございます。

 続きまして、支出のうち医業費用につきましては、平成26年度からリハビリテーション業務を直営化することに伴い、理学療法士2名を増員することとしておりまして、給与費が増となりましたが、材料費や経費につきましては患者数減に伴う医薬材料費の減、委託料の減などがありまして、医業費用総額では前年度対比1.0%減の3億7,005万円となっております。

 さらに、2つ下の特別損失でございますが、制度改正により引き当てが義務化された経費のうち、平成26年度の経過措置として9,167万円を計上しております。

 次に、156ページをごらんください。資本的収支についてでございますが、支出のみで、企業債の償還元金1,583万円ほかを計上しております。

 次に、2の松本市立病院について申し上げます。

 最初に、収益的収支の表でございますが、4段目の損益は3億2,574万円の純損失を計上しておりまして、その主な要因は会計基準の見直しと消費税率改定によるものであり、これらの特殊要因を除くとほぼ収支均衡した予算となっております。

 次に、表の下の収益的収支の主な内容について申し上げます。

 収入のうち、入院収益及び外来収益につきましては、実績人数や診療単価をもとに見積もり、前年度対比1.6%増の36億8,372万円を計上しております。特に平成26年度は、入院医療費の包括払い制度であるDPC算定病院としての機能が稼働することや、回復期リハビリテーション病棟を開設することを踏まえて、入院収益の増を見込んでおります。

 続きまして、157ページをごらんください。支出のうち医業費用につきましては、給与費についてリハビリテーションの理学療法士の増員を見込みましたが、平成25年度において給与費に計上していた退職給与金1億円について、平成26年度は一括して特別損失に計上したことによりまして、医業費用総額では前年度対比1.3%減の43億6,803万円となっております。

 次に、資本的収支では、主に支出でございますが、企業債を財源として施設の老朽化対策を中心とした大規模改造事業に1億6,787万円、電子カルテシステム更新に1億5,268万円、その他計画的な医療機器の更新に8,186万円をそれぞれ計上しております。

 当初予算の説明は以上でございます。

 続きまして、平成25年度2月補正予算についてご説明申し上げます。別冊の平成25年度2月補正予算の概要の28、29ページをお開きください。

 28ページの一番下からになりますが、会田病院事業は4,304万円の増額、松本市立病院事業は142万円の増額補正をお願いするものでございます。

 会田病院事業では、患者数の減少により大変厳しい状況の中で、収入については決算見込みにより入院、外来合わせて5,582万円を減額するものです。また、次の一般会計負担金追加は、公営企業会計基準の改正を控え、退職手当について今後一般会計が負担することとされている金額4,855万円を一括繰り入れ、同額を支出の給与費の中に退職手当引当金として計上するものでございます。この補正によりまして、決算見込みでは赤字額が4,892万円となります。

 以上申し上げまして、補足説明とさせていただきます。



○議長(太田更三) ただいま理事者から上程議案に対する説明がありました。

 以上をもって本日の日程は終了いたしました。

 本会議は、明20日から3月2日まで議案調査及び当初予算説明会等のため休会し、3月3日午前10時再開の上、市政一般に対する質問を行います。

 発言される方は、所定の通告書に記載の上、質疑、質問とも2月25日正午までに提出願います。

 発言の順序はくじによって決定いたします。

 なお、質疑に限り、3月4日午後3時までの追加通告を認めることになっております。その場合は通告順といたしますので、ご了承願います。

 本日の会議はこれをもって散会いたします。

 ご苦労さまでした。

                             午前11時55分散会