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長野県 松本市

平成10年  9月 定例会 09月14日−02号




平成10年  9月 定例会 − 09月14日−02号









平成10年  9月 定例会



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           平成10年松本市議会9月定例会会議録

                  第2号

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            平成10年9月14日(月曜日)

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            議事日程(第2号)

                     平成10年9月14日 午前10時開議

 第1 市政一般に対する質問

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出席議員(38名)

      1番  赤羽正弘君       2番  大久保真一君

      3番  黒田輝彦君       5番  小岩井洋子君

      6番  平林軍次君       7番  下沢順一郎君

      8番  小林繁男君       9番  増田博志君

     10番  高山芳美君      11番  三村英俊君

     12番  神田視郷君      13番  上條洋幹君

     14番  渡辺 聰君      15番  武井福夫君

     16番  倉橋芳和君      17番  早川史郎君

     18番  塩原 浩君      19番  酒井正志君

     20番  塩原英久君      21番  田辺哲雄君

     22番  中田善雄君      23番  池田国昭君

     24番  田口悦久君      25番  秋山泰則君

     26番  藤沢詮子君      27番  黒田昭治君

     28番  堀内 信君      29番  田口敏子君

     30番  柳沢貞雄君      31番  松田 弘君

     32番  高山政彦君      33番  田口哲男君

     34番  太田二三君      35番  小林恒雄君

     36番  窪田 稔君      37番  小原 仁君

     38番  高野拓雄君      39番  百瀬常雄君

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説明のため出席した者

  市長      有賀 正君   助役      松村好雄君

  収入役     新井計夫君   企画部長    松下倫省君

  総務部長    上條 炳君   財政部長    大澤一男君

  生活環境部長  原 勝利君   社会部長    萩原寿郎君

  農政部長    高橋雅夫君   商工部長    輿 武男君

  建設部長    広川高義君   都市開発部長  西澤一徳君

  上下水道    林 丘弘君   業務部長    坪田明男君

  事業管理者

  施設部長    新村禎敏君   教育委員長   高嶋修一郎君

  教育長     舟田智理君   教育次長    水下慶子君

                  (学校教育担当)

  教育次長    赤羽敬一君   焼却プラント  宮下 潔君

  (社会教育担当)        対策本部長

  中央西整備   清水英治君   代表監査委員  草間 繁君

  本部長

  企画室     一條 功君   企画室     高橋慈夫君

  空港対策・           企画調整幹

  企画調整幹

  女性室長    有馬恭子君   行政管理課長  乾  敦君

  財政課長    山内 肇君

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事務局職員出席者

  事務局長    百瀬博之    事務局次長   宮澤孝紀

  次長補佐兼   古田元秀    庶務係長    柳澤良子

  調査係長

  議事係長    渡辺 明    主査      福嶋良晶

  主査      宮川雅行    主査      中村高俊

  主査      寺沢和男    主任      寺岡稔高

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               本日の会議に付した事件

 議事日程(第2号)記載事件のとおり

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  午前10時03分開議



○議長(百瀬常雄君) 現在までの出席議員は38名でありますので、定足数を超えております。よって、直ちに本日の会議を開きます。

 最初に、報告事項を申し上げます。

 本日までに陳情書が3件提出されております。皆さんのお手元に陳情文書表第2号としてご配付申し上げてあるとおりであります。これはそれぞれ記載の常任委員会に回付しておきます。

 本日の議事は、日程第2号をもって進めます。

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△日程第1 市政一般に対する質問



○議長(百瀬常雄君) 日程第1 市政一般に対する質問を行います。

 現在までの発言通告者は、9番 増田博志君、24番 田口悦久君、3番 黒田輝彦君、8番 小林繁男君、11番 三村英俊君、10番 高山芳美君、26番 藤沢詮子君、1番 赤羽正弘君、7番 下沢順一郎君、以上9名であります。

 報告申し上げた順序によって発言を許します。

 最初に、9番 増田博志君。



◆9番(増田博志君) 〔登壇〕

 おはようございます。

 9月のさわやかな秋晴れが続く中、第7回を迎えた松本市最大のイベント、サイトウ・キネン・フェスティバルも成功裏のうちに終了いたしました。日本各地から聞きに来たお客様は、「また来年も」と大変喜ばれて帰っていかれました。小澤征爾さんを初め世界から集まったメンバーの皆さん、支援してくださった企業、団体の皆さん、また運営スタッフの皆さんに心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。また、このフェスティバルを支えてくださった 400名を超えるボランティアの皆さんにやはり感謝申し上げたい、そんな思いであります。

 さて、私は前回に引き続き今回も1番くじを引き当てました。我が身の幸運を感ずると同時に、いささか緊張しております。張り切ってまいりたい、そのように存じます。よろしくお願いします。

 民主クラブを代表し、一部私見を交えながら質問をさせていただきます。

 市長はよく、「政治の中心は長野だが、経済と文化の中心は松本である」と言われます。私もまさにそのとおりだと考えております。また、そうなってほしいと願い、微力ながら本市の経済発展、文化振興に力を注いでいるところでございます。

 今、国内では経済政策の失敗により、国民は大変つらい思いをしております。本市におきましては他の都市との都市間競争に負けることのないよう、その経済政策を望むところであります。私は経済至上主義ではありませんが、かといって市民の懐がよくならなければ本市の税収がふえませんし、財政の硬直化は市長の言われる福祉日本一実現のためにも本市独自の財政が確立できなければなりません。市民の皆さんも住んでよかったという満足が得られないことになります。都市間競争に勝つ時代、他都市と同じ土俵で勝負するより、他都市にないもの、本市の特徴を生かして勝負するのが、これは競争の常套手段ですが、本市の特徴は、やはり日本アルプスや美ケ原といった山々、豊富な水、きれいな空気といった美しい自然であります。そして、国宝松本城あるいはさきに申し上げましたサイトウ・キネンなどに代表される歴史と文化であります。こういった特徴を生かした観光産業は、今後、松本市の経済発展の原動力になっていくはずでございます。

 そこで、今回私の質問は、本市の観光を取り巻く問題を中心に経済発展と文化振興をテーマに、通告したとおり中心市街地の活性化について、また大型店対策について、県営松本空港・JR中央線の抱える問題につきまして、魅力ある学校づくりについて、演劇を初めとする舞台芸術振興について、国宝松本城の整備について、太鼓門復元記念行事について、そして広域連合の取り組みについて質問をしてまいりたいと思います。多岐にわたっておりますが、明確な、そして端的な回答をお願いいたします。

 最初に、中心市街地活性化についてご質問いたします。

 中心市街地における市街地整備改善及び商業等の活性化の一体的推進に関する法律、通称中心市街地活性化法がこの7月24日に施行されました。この法律は、空洞化している市街地の活性化を図るため、市街地の整備改善と商業等の活性化を柱とする総合的かつ一体的な対策を国、地方公共団体、民間事業者等が連携して推進することにより、地域の振興と秩序ある整備を図り、市民の生活向上と経済の発展を図るものとしています。そして、都市の顔である中心市街地のにぎわいを取り戻すため、地域の特性や住民の理解と協力を得て各種事業を総合的に推進するとしています。そして、これに伴う予算は建設省 4,995億円、通産省 1,000億円、自治省は 950億円、厚生省 3,504億円、運輸省 4,405億円など11省庁で1兆円を超える支援措置を実施するとしています。

 本市は、駅前地区の再開発事業に続き、平成12年を目途に現在、伊勢町を中心とした中央西地区12haの再開発事業に取り組んでおります。また、本年3月には中心市街地地区総合再生計画96haですが、これを定め、市街地の空洞化対策、また活性化に取り組んできております。こうした状況下で中心市街地活性化法が施行され、本市も去る8月7日に中心市街地活性化基本計画策定協議会が発足したと聞いております。この法律に対する本市の取り組みと今後の進め方についてお伺いいたします。

 次に、大型店の出店問題についてお伺いいたします。

 既に新聞報道で明らかになっておりますが、渚交差点北側にマイカルが出店しようとするものでございます。敷地面積が5万 5,812?、売り場面積4万 4,681?、年間売り上げ 167億円という計画でございます。本市の小売業の状況は、商品販売額は平成3年 3,220億円、平成9年は 3,295億円とほぼ横ばいの状況にございます。これに対し店舗数は平成3年が 3,103店、平成9年には 2,728店と 275店舗の減少が見られます。これは、とりもなおさず小売店の数は減っていき、大型店に少しずつ駆逐されている状況と、そのように考えられるわけでございます。また、大型店の数は第1種、第2種合わせ現在54店舗で、売り場面積は19万 2,800?、面積シェアにして62.8%でございます。売上額はおよそ 880億円で、全体の27%を占めております。この渚にできる大型店の出店により、面積シェアは68%を超えると言われ、売上額も 1,050億円と全体の3分の1を占める結果になります。たった66店舗で3分の1を売ってしまうことになります。

 また、本市の商店街では、今まで大型店の出店に対し共存共栄とはいかないまでも、できるだけ共存の道を図ってきております。もうからないまでも、各種松本ぼんぼんや市民祭を初め各種イベントなど協力して開催しております。また、現在最大の大型店、ジャスコ南松本店でも売り場面積は1万 7,583?で、現在再開発事業を行っている中央西から 600mしか離れていない渚交差点に4万 4,700?というジャスコ南松本店の 2.5倍を超える面積を持つ超大型店の出現は、松本の商業に与える影響は大変なものであると思われます。どうしても出店するのであれば、売り場面積の縮小等を希望するものでありますが、市長の見解、また本市の考え方、対応についてお伺いをいたします。

 続きまして、観光振興についてお伺いいたします。

 冒頭申し上げましたように、本市の産業の牽引となるべき観光産業の振興についてですが、松本城の来場者数の推移は毎年減少を続け、昨年度は 798万人という 800万人をついに割ってしまいました。こうした観光客数が減少する中、大型ホテルの出店計画があり、市当局にも市内旅行業者から反対陳情がなされたと聞いておりますが、1人でも多くの観光客が来ることが業界の発展につながり、共倒れを防ぐといったことになるわけで、そのためにやはり観光振興は大切なことであろうと思います。まずは交通整備が欠かせないと存じます。空港問題、鉄道の件につきましては後ほど触れるといたしまして、道路整備についてお伺いいたします。

 道路網については、南北に長野道、またオリンピック道路もでき、南北道路は本当に整備されたと実感しております。また、安房トンネルの開通により、東西幹線の西は一部狭隘であり、交通渋滞を招くなど問題を残すものの一定の成果があり、観光ルートとして本年は大変なにぎわいを見せております。問題は東への美ケ原へのバスが通行できないということでございます。

 美ケ原は、かつて松本のメイン観光資源、私には松本の美ケ原という自負があるわけですが、観光者にとってはバスでは行けない美ケ原となっております。利用者数も平成2年の 1,063万人をピークに昨年は 748万人となってしまい、しかもそのほとんどはマイカーであり、観光バスでの利用は和田から下ってくるのみになっております。安房トンネルがあいた今、本来ならば同僚の太田議員が再三質問しているように、ビーナスラインから美ケ原台上通過、またはトンネル利用で松本まで道路整備ができて当たり前と普通の人は思います。今までのいきさつを知らない一般の人は、安房にトンネルがあくのに、なぜ美ケ原はだめなのか、そう思うのでありましょう。そこで、台上が開通するまでの間、県道和田線を利用し、美ケ原へバスが上がれるようにできないかお伺いいたします。この問題は、本年5月25日、松本建設事務所と松本警察署と、そして松本市長がわざわざ現地視察したと聞いております。現地視察の結果と交通規制解除、道路整備の見通しについてあわせてお伺いいたします。

 また、安房トンネルの開通以来、トンネルの利用は開通後6カ月で48万台、ゴールデンウイークには7日間で8万 6,000台が通過したといい、ピーク時には1日2万台を超えていると報告があります。また、高山市は開通後の観光客は開通前より 1.6倍になったとされています。本市では松本城の入場者数を目安に見ておりますが、ことしはこのままだと 750万人を切ると言われ、昨年より落ち込んでおります。

  (「数字がどうもおかしいぞ」と呼ぶ者あり)

 済みません、75万人でございます。75万人を切ると言われ、昨年より落ち込んでおります。道を挟んで西と東でもこんなに違ってしまった原因は何なのか、観光キャンペーン等観光振興に問題があるのか、観光振興策に問題はなかったか、主たる原因を分析されていればお聞きいたしたいと思います。

 次に、コンベンションについてお伺いいたします。

 本市では1988年、コンベンションビューローを設立し、国際会議、全国大会など誘致に積極的に取り組んでおり、昨年は65件、8万 3,500人の参加と聞いております。本市の場合、宿泊者参加1人当たりの平均消費額は5万 8,000円くらいと言われており、これは1次効果で47億 5,000万円の消費があったことになります。オリンピック後、松本におけるコンベンションの開催数は減少傾向にあると仄聞しております。また、本日の陳情文書表にも陳情されておりますが、老朽化施設について信州大学などから施設の改善、宿泊施設の要望が行われております。本年度のコンベンションの取り組み状況についてご説明いただきたいと思います。

 次に、県営松本空港の問題についてお伺いいたします。

 これはJR中央東線の時間短縮の問題とともに、県に対する要望項目のうち最重点課題になっております。松本空港は平成6年ジェット化開港以来、仙台便、広島便の運休もありましたが、札幌便、福岡便は順調に飛び続け、本年は四国便の開設もでき、利用客は昨年25万人、今月には累計で 100万人を突破すると言われております。この松本空港、標高 600mにありながら 2,000mしかない。利用時間は限られている。すぐ欠航になる。駐車場はいつもいっぱいなど、空港利用者からたくさんの不満が寄せられております。松本空港においては地元との協定もあり、本市の積極的な取り組みは十分理解し、県の地元対応のおくれが主たる原因ではないかと私は理解しておりますが、駐車場の利用台数増、また駐車場確保は、すぐ着手できる問題だと考えます。現在の取り組みについてお伺いいたします。

 公園整備計画の中で国際試合のできるサッカー場の建設が計画されております。当初の建設計画では、航空機の障害になるというこで、急遽建設予定地を西に移動した経緯があります。このサッカー場をつくってしまってから空港の拡張が心配であります。今後問題が生じることはないのか、またサッカーの試合等ジェット機の騒音により影響が出ないか、もう少し西に移した方がよいのかと思われますが、現在の進捗状況についてお伺いいたします。

 空港利用促進策についてお伺いいたします。

 利用促進協議会が窓口になっていますが、現在、利用が多いと言われる札幌便、福岡便も開港当時より利用率が落ちているのが現状でございます。原因としては、先ほど申し上げた利用に関する物理的不便さが直接的な原因だと思われますが、かつて83%もあり、全国で一、二を誇った札幌便の利用率は、本年度現在54.3%、福岡便も本年度は60.8%にまで落ち込んでおります。県の利用促進協議会には本市からも 360万円ほどの負担をし、総額 1,000万円で推進事業をしているとお聞きしております。具体的な動きが見えておりません。スカイフェスなどのイベントには理解を示しますが、現在の県の利用促進協議会はどのような取り組みをしているのかお伺いいたします。

 JR線整備の問題についてであります。

 「あずさ」の「2時間で東京へ」は、1992年、松本JCが松本連邦共和国独立宣言で提案以来、本市の重要課題となっております。近ごろはおくれが目立つばかりか、3日も運休という事態になってしまいました。また、西線の20時台の名古屋発は、一昨年県議懇の要望事項の中で私が要望して以来、本年、田辺議員も本会議で取り上げております。現在、どのような取り組みをしているのかお伺いいたします。

 また私は、ことし7月の会派の視察の際、羽田空港発9時40分の出雲空港行きを利用したのですが、松本から9時10分までに羽田に行くには「あずさ」では行けません。深夜の「アルプス」号で朝4時ごろに新宿到着を検討しましたが、結局朝4時、大阪発長野行きの「ちくま」を利用し、長野新幹線で東京に出ることになりました。8時半には東京駅に到着し、無事飛行機に乗れたことを報告いたします。

 北信、東信の方々は8時半には東京にいられる。9時には羽田に着くことができます。中南信の人は8時半には東京に行くことができない。これは長野県民にとって平等とは言えないと思います。2時間が切れないなら、その分松本を早く出発するという案はいかがなものでしょうか。もう1時間早く「あずさ」を運行する。8時には東京に着けます。また、帰りも10時に東京を出て、午前1時には松本に帰れる。便数をふやせなければ、始発、最終をずらすことで対応することも可能かと考えられます。時間短縮と相まって、こういった要望もしていくことが必要と考えられますが、本市の対応、考え方をお聞きいたします。

 魅力ある学校づくりと題してお伺いいたします。

 不登校、いじめなど久しく言われておりますが、この9月より心の相談員を中学校全校に配置するなど、本市の取り組みについて一定の評価をするものであります。さらに、学校が楽しい、学校に行きたいとなるよう魅力ある学校づくりを進めていく必要があろうかと存じます。中教審の答申の中でも学級人数の見直しなど、画一化の教育から一人一人を大切にし、子供たちの個性を大きく伸ばす教育を重要視する答申が出てきております。

 先日の視察において、長岡市では子供たちが週1回他の学校へ行って授業を受けているという報告をいただきました。市内の学校を幾つかのグループに分け、その中で子供たちが希望する学校へ行って、自分の好きな授業、得意な科目の授業などを選択しているといいます。音楽が盛んな学校、スポーツが盛んな学校、あるいは化学実験が得意な先生のいる学校、料理の上手な先生のいる学校、いろいろな選択肢があったら、子供たちは学校へ通うのを楽しみに通うようになると思います。本市も幾つかの学校群をつくり、好きな授業が受けられる試みができないか。また、今後、学校の大規模改修がそれぞれ始められる時期になってきておりますが、ある学校では体育館を、またある学校では放送室を、あるいは家庭科室の充実あるいは実験室の充実、そんな施設も学校ごとに特徴を持って改修対応ができないかお伺いいたします。

 舞台芸術振興についてお伺いいたします。

 前々回、私は一般質問でさせていただきました。その際、どのような振興にしたらよいか、振興協議会を設置し、調査研究を踏まえて取り組まれるとのことでした。昨年3月出された研究調査報告書によると、「演劇振興の第1段階として必要なのは、行政内に組織的な受け皿をつくる。次に、拠点の完成時期を見据えたプレ事業展開、そして劇場を建設し、運営体制を整える」とあります。行政が支えている舞台芸術には利賀村が有名ですが、県内では飯田市が市で主催してきた人形劇フェスティバルが本年20年を迎えております。また、93年より5年間、市民構成劇創作活動に取り組んできた結果、本年はタイアップ事業として日本演出者協会主催の演劇大学が、この10月9日より開催されると聞き及んでおります。かつて松本市で開催された演劇大学が他の都市で開催されることに一抹の寂しさを覚えます。演劇を初めとする舞台芸術振興について本市の取り組みについて、来年度以降どのような芸術振興をされるのかお伺いいたします。

 また、本市には音楽の拠点として音楽文化ホールがあり、美術の拠点としては現在、美術館建設に着手しております。しかしながら、舞台芸術の拠点は今のところございません。現在、市民会館の改築検討が進められておりますが、今後改築されるであろう市民会館を文化会館と位置づけ、演劇など舞台芸術の拠点ととらえてよいか、その解釈をお伺いいたします。

 松本城整備についてお伺いいたします。

 来年3月、待望の太鼓門が完成いたします。太鼓があったとされる太鼓楼の図面がなく、復元できないのは大変残念でありますが、また、濠の東北にあった地蔵清水も復元されるとのこと、大変喜ばしく思っております。これで昭和50年につくられた松本城整備計画は、16項目のうち10項目が実施されたと聞き及んでおります。さきの小原議員の質問に、現在新しい計画を策定中との答弁がございました。新しい策定計画の進捗状況はどうか。また、次に整備する項目は何か。具体的に決まっているものがありましたらお伺いいたします。

 太鼓門復元記念行事についてお尋ねいたします。

 市長は、さきの議会答弁で現在の不況を超えるためにも、市街地の活性化のためにも太鼓門復元を冠としてお城を中心にイベントをしたいと答えられ、この9月より企画部内に3人の担当者を置いて取り組むことになりました。かつて5年前、松本城で開催した 400年まつりの報告書によりますと、開催日数72日間で入場者数 112万人、来場者の消費支出は1人1万 3,800円平均、総額 155億円と報告されております。また、2次的波及効果は 310億円とされており、文化的効果、経済的効果が極めてよかったとされております。このことは、ある程度の予算をかけ、規模をもってする方がより効果が上がる、そのように期待できると思います。そこで、このイベントに対する考え方と、これからの取り組みについてお伺いいたします。また、予算、開催規模など具体的になっておりましたらお聞かせいただきたいと思います。

 最後に、広域連合の取り組みについてお伺いいたします。

 現在の取り組みでは、私の目にはどうしても介護ありきに映ってしまいます。本来、連合で目指すものは介護だけでなく、この地域の全体をどのように運営するか計画し、推進する組織でしかるべきだと思います。平成8年の県市長会、町村長会が出した資料「地方分権の実現に向けて」によれば、広域連合の行う事務として総務関係3項目、開発・保全関係11項目、社会・労働関係5項目、保健・環境関係8項目、農林・商工関係9項目、教育・文化関係5項目と実に41項目を取り上げております。そして、地域の振興にかかわる根幹的な計画について、総合的な企画調整能力を期待すると結んでおります。

 例えば、総務関係の中では行政区域を超えた条例制定という項目がありますし、開発・保全関係のところには土地利用計画、都市計画といった項目がございます。現在、松本広域で進めている連合の事務処理案にはこれらが欠けており、連合発足後、設立時の財政支援を利用したら、あとは介護だけで終わってしまうような連合にもとれます。介護認定が目的であるならば一部事務組合でよく、連合発足に当たり本末転倒にならないよう、また他の一部事務組合の統合をも視野に入れていかねばならないと思います。そこで、この連合が今までの広域消防と介護保険認定の業務だけでなく条例制定あるいは道路計画、都市計画など真剣に取り組まれていくのかお伺いいたします。

 今後、進める中で最も重要視しなければならないのは、いかに多くの市民に知っていただくか、理解していただけるかということだと思います。そこで、この連合制度発足に当たり、どのような広報をされるのか、市民へ周知徹底を図っていくのかについてお伺いいたします。

 以上で1回目の質問とさせていただきます。



○議長(百瀬常雄君) 有賀市長。



◎市長(有賀正君) 〔登壇〕

 増田議員のご質問にお答えをしてまいります。

 最初に、商工行政、とりわけ中心市街地の活性化についてでございますが、議員のご発言にもございましたように、去る8月7日に松本市中心市街地活性化基本計画策定協議会ができました。そこでは、それぞれ基本計画策定について種々意見を聞くわけでございまして、このメンバーは地域住民の皆さん、そして商業団体の皆さん、消費者等皆様から広く意見を聴取することになります。庁内におきましては商工部が主管いたしまして、都市開発あるいは企画部などが入りまして、その関係の部局を、あるいは意見を整合してまいることになります。策定の計画整合でございますが、今までございます松本市総合計画、市街地総合再生計画、都市計画基本方針など各種基本計画との整合が必要でございまして、それによりましてまちづくり機関(TMO)の検討でございまして、商工会議所を中心に第三セクターというようなものが必要かと思うのでございます。

 また、基本計画の内容でございますが、中心市街地活性化に関する基本的な方針、中心市街地の位置及び区域、そしてまた推進の目標といたしましては、市街地の整備改善及び商業の活性化のための事業、それは市街地の整備改善の事業、土地区画整備事業あるいは道路、公園等の整備が挙げられます。また、商工業の活性化のための事業といたしましては、商業施設、基盤施設の整備、空き店舗の対策事業が考えられるところでございます。

 次に、大型店等でございますが、今お話ございましたように、既存の商店街の皆さん方が大型店の進出によって大変な苦労をしていることは私ども市政にとりましても憂慮すべき段階というより、そのことが主たることで、そのためにいろいろな施策をしているところでございます。ただ、大型店もご案内のように規制緩和が進む中でございまして、大型店を法律の上で規制するということがなかなかでき得ないこともご案内のとおりでございますが、大型店の皆様方と既存商店街の関係がお互いに協調し合っていただくよう行政的には指導してまいりたいと考えます。ただ、今までの反省といたしましては、かつて大型店を、無理もないわけでございますが、全国でも有数の大型店の出店希望がございました。商工会議所の皆さん方が商調協等で鋭意努力している間に安曇野に大型店がそちらの方へ行ってしまって、松本商圏がむしろ安曇野で商売が成り立つというようなこともございますので、それはその辺の整合というものも考えなければ、今はマイカー時代でございますのでいけない、このように思います。

 ただ、先ほど議員ご指摘の66店舗で相当額の売り上げをなしているということでございますが、66店舗の中にもご苦労をいただいているわけでございますが、1種の大型店舗の中には小売店が地元あるいは地方から来た皆様入れて 255店、第2種の大型店舗の中には 100店、第2種は 500?から 3,000?、1種が 3,000?以上でございますが、したがって、 355店がそこで営業もしているわけでございますので、一概に66店だけが全部やっているということではなくて、そういう皆さん方もそちらで頑張っていただいていると思いますが、市政の中では私どもは大型店は力もありますし、それぞれのノウハウを持っておりますから、協調はするがご自分でやっている面が多いかと思います。

 私どもといたしましては、既存の商店街に施策の手を伸ばす、中央商店街あるいは松本の郊外にも商工親和会等もございますが、それらともいろいろお話をする中で各種の助成支援を行いまして、それぞれの地域で頑張っていただく。そのようなことでございまして、それは中心市街地活性化法の活用、あるいは商圏の拡大に取り組む等進めているわけでございますが、先ほどの質問にもございました、お城の太鼓門の完成を待って、後ほど細かくは担当から申し上げますが、春まつり、夏まつり、秋まつり、冬まつり等の太鼓門にちなんでのおまつりもやはり今ご指摘のとおりお城への入場者が 100万人を割り、ことしは75万人も難しい、そういう状態を見ると、ただお城へ入るだけということでは決してございません。それを契機にやはり目を中心街へ、お城を通して松本の中心商店街を見ていただく、そういうねらいの方が多い。お城の完成のお祝いと相まってそのねらいが多いということをご理解いただき、進行状況につきましては担当部長から説明をさせます。

 次に、主要地方道松本和田線のご質問についてお答えをするわけでございますが、これはビーナスラインの苦い経験がございまして、その緩和策、代案といたしまして当時、よもぎこば林道から和田線の改良に努めまして、鋭意和田線を通して松本へ大型バスなり乗用車なりがスムーズにおりるように計画をしてまいったわけでございますが、その後年次がたちますが、なかなかうまくいっていない、そんなこともございまして、私自身は何回もその道は通りましたが、担当者と現地を見ることが大事ではないかということで、ご質問にもございましたように5月25日に建設事務所長、そして松本警察署の担当者と私どもの職員ともども見させていただきました。

 正直考えますときに、私はもちろんビーナスラインでございますとか、あるいはもっといい場所がございますが、安房峠の難所から見ると、もう少し何とかすれば通していただいてもいいんじゃないかと思ったのが現況でございます。したがって、安全は第一でございますが、安全にも安全、安全と言って通らないことが安全であるか、こういうこともございましたので、つぶさにその折にも建設事務所長にお願いしたり、県会議員とも話し合いいたしまして、最小限どこを直せば通してもらえるか。正直申し上げますと、安房峠のあの急峻を見ると、少し我慢すれば通れるかなというような気もするものですから、安全対策を考慮しながら美ケ原台上から和田峠を通っておりてもらう。和田峠というか、松本和田線を利用してもらう。

 そんなことで強くお話をして、9月の県議会に調査費を上げていただきました。調査費を上げますと、9月でございますから来年の3月までに調査がある程度までできますから、来年度その箇所を緊急に直していただく。しかし、急峻でございますから1年で直るということにはなかなか谷が深いものですからできるかどうかわかりませんが、しかし、できるだけ早く直していただいて、とにかく夏場の機会、7月から11月ということになりますか、大型バスが美ヶ原台上から地方道松本和田線を通れるよう、今までも努力はしてきたつもりでございますが、現実の段階に県と歩調を合わせ、県と歩調というか、むしろ警察との整合を図りながら、交通安全の整合を図りながら進めていくということをご報告申し上げたいと存じます。

 次に、観光施策について、これも安房トンネルの関係でございますが、安房トンネルは昨年12月6日にあきまして、予想以上の成果が上がっております。おかげさまで予定は1日平均 2,500台ぐらいということを踏んでおりましたが、平均しますと 3,500台以上になりますか、予定より数カ月早く9月16日に 100万台をオーバーしよう、こういう見込みになってまいりまして、午前になるか午後になるかわかりませんが、今までの統計から見て9月16日には間違いなく 100万台ということでございますので、私ども松本側にはその場所がございませんので、安房トンネルの岐阜県側におきまして9月16日に若干のイベントをし、議会中でございますので担当課長をそちらへ回していくつもりでございますが、その中でご質問の高山側は非常にたくさん来たと、松本側はどうだということになりますが、私ども調査、考えるところによりますと、高山市は特に岐阜の小京都というように言われ、姉妹都市でございますが、議員も高山へ行ってごらんのように、こじんまりと言えば大変恐縮かもしれませんが、非常にこじんまりとして見るにもよし、また食事にもよしというところがございます。

 松本側につきましては、もちろん観光客も来ておりますが、お城だけがすべての観光ではなく、松本側は安曇野からずっと多いものですから、分母が多いためと、特に松本城がそれでは少ないかというと、松本城はどちらかというと今まで非常に、これは比較の問題でございますが、高山よりは交通の便利なところにございまして非常に名が売れていて、今までもしっかり見ていらっしゃる方が多いと。もちろん向こうから来る方でも多いんですが、分母が余りにもこちらの方が多いものですから、効果としては数字に余り出てこないというのが実情と同時に、飛騨の皆様方、北陸の皆様方は、どちらかというと東京への通過に重きを置いていることも事実だと思います。したがって、滞留するための努力を我々はもっとしなければいけないということは前にも申し上げたとおりでございます。

 ただ、新しい関係といたしましては、7月17日でございますが、播隆祭がございました。第9回目でございまして、いろいろ話をしている間に報道機関も報道していただきましたが、播隆上人にちなんだ犬山市、各務原市、美濃加茂市、この3市の市長に来ていただきましてサミットをして、この辺は安房トンネル開通ということのインパクトで来ていただきました。こちらから向こうへ行ってもそういう計画がなされてございましょうし、来年あたりは商工業の皆さん方に商工会議所が呼んでやっていただいて、安房トンネル効果というものをお互いに知っていただきたいと思いますし、向こうでもむしろ私ども松本から高山市以外にもこちらへ来てくれということでございますが、その日にたまたま知事会がございまして、岐阜県の梶原知事に松本へ寄っていただきまして、3市の市長と私と懇談をいたしました。岐阜としては、今お話ございますように中部縦貫道についての関心というものは非常に強いものですから、これについても梶原知事と十分話をし、3市長を交えて私と松本で話し合いを7月17日に持ったところでございます。今後、今申し上げましたように総合的に、高山市も大事でございますが、岐阜県全体を視野に入れた観光というものを考えてまいりたい、このように思いますので、一層またご指導を賜りたいと思います。

 次に、コンベンション関係でございますが、コンベンションビューローにつきましては、特に昭和63年3月に発足いたしまして、本年で11年目を迎えます。昨年10年目を迎えまして、それぞれレポート等をつくったところでございますが、広報宣伝及び誘客等に大変効果を上げてきているところでございまして、平成9年は66件、平成8年に対しまして4件ほど多くなっておりまして、8万 4,600余人が受け入れをしているところでございます。ことしでございますが、ことしは大変厳しい経済環境ではございますが、8月現在56件ということでございまして、何とか昨年並みくらいには落ちつきたいように努力しているところでございまして、それぞれ担当、私が会長ということでございますが、商工会議所を通し、また私ども商工部を挙げて、このコンベンションビューローにつきましても最大限の活用をし、また全国にも組織がございますので、そのノウハウ等もちょうだいする中で進めておりますし、進めてまいりたいと思います。

 次に、空港関係についてのご質問でございますが、松本空港は今いろいろな欠陥と申しますか、足りない点のあることは今までもこの場でも論議され、私自身も承知しているところでございますが、一番の私どもの利点というのは、ただの駐車場を用意してある。 300台分ございまして、増設30台いたしましたものですから 330台現在ございます。平常はこのくらいでも足りるわけなんですが、お盆とかゴールデンウイークなどは非常に込んでおりまして、このとおりではいいというように思っておりませんので、今後、路線を拡張しなければいけませんし、拡張の前にあの場所周辺がいろいろな面に利用されない前に拡張が必要である。私どもが借りれば一番いいかもしれませんが、県にやっていただければと考えておりますので、県議懇にも相談しながら県にお願いをしているところでございます。

 次に、県営サッカー場について申し上げますと、県営サッカー場につきましては将来を含めて拡張には支障にならない。もちろん西へ行けば行くほどよろしいかもしれませんが、財政関係等もございますし、私どもがサッカー場を県にもぜひともということでお願いした面もございます。

 したがって、これにつきましては65m西へ寄らせていただきまして、1万8,000?買い増しをしてサッカー場をつくることになったわけでございまして、高さの制限もございまして、最初は野球場と両方というようなこともございましたが、これも技術的には可能であっても高くなり過ぎるというようなこと、それから5mほどでございますが下げて、比較的サッカー場自体を下げて、それは飛ぶためにもその方が高さ制限に余裕が出ますし、もう1点は騒音関係につきましても低い方がどちらの騒音もいいということもございまして、全然邪魔ということにはなりませんが、飛行場とサッカー場が共存できる、こういう設計で今着手をしておりますので、大きさにも切りがありませんが、今後の我々の視野に入れている空港拡張については支障がない、このように考えておりまして、全然ないかと言えば、昨日も障害者の県の大会もございまして、あいさつ間際にジェット機がおりてくる騒音を聞いておりますので、全然ないということはありませんが、共存可能なというように今考えているところでございます。

 次に、空港利用促進協議会の現況について申し上げたいと思うのでございますが、これは今、県で知事が会長、私と塩尻市長が副会長ということでやらせていただきまして、県から 500万円、そして私ども松本が 360万円、塩尻が50万円ほかということで、全体では 1,083万円の予算で進めているわけでございまして、それぞれ事業をしているところでございます。そこで、先ほどのJASの関係につきましても新規空路のことでございまして、広島、仙台をやめてしまいまして、やめるだけでは余りにも残念だからということで、ことし四国へ小さな飛行機ではございますが行くことになりまして、これも飛行場としては非常に将来に向かって大きな弾みになるだろう。

 また、今後新たな便ができるように、そしてそれをお願いをしているところでございますが、それには引き続き時間制限でございますとかいろいろな問題をクリアしなければいけない、これは今までどおりでございますし、県とも歩調を合わせ、また私ども独自にも予算を盛らせていただいておりますので、地元と地元の問題として、地元の皆さん方のお気持ちを十分県に伝える、あるいは我々ができることはやる、こんなことでございますし、実は県の松本空港利用促進議員連盟が昨年できまして、先般、四国の高松と松山両空港へ行きと帰りを利用していただき、県会議員も非常に関心を持って進めていただいております。ただ、先ほどございました札幌便につきましては、ご案内だと思いますが、確か54.3%というのはちょっと少ないように思いますが、2便でございますから、昨年から見ると 100%以上ということになりますから、2便になって、昨年までの数字は1便でございますからお客は多いと、こういうことでございますが、これも要は時間帯にあるんです。我々が札幌へ行く場合にもっと早く着いて、遅くまでいられるということがなければお客さんの選択権がない。

 それからもう1点、95.何とか96.何だではなくて、99%くらいの就航率があることが、松本としても、我々の友人からも名古屋から行くとか、あるいは羽田へ着いたという淋しい例も十分聞いておりますので、しかし悪い悪いだけで、何だ、札幌54%じゃないかなんて言うと、えらい札幌の景気のいいところが悪くなったという印象になりますので、あえて言いますと昨年より大勢、昨年でいうと 108%、 109%と、こういう数字にはなるわけでございますので、お含みおきをいただきたいと存じます。

 次に、JR関係でございますが、これにつきましては議員ご指摘のとおりでございますが、ただ「あずさ」の関係につきましても、昭和61年10月までは朝7時27分のものが61年11月から6時25分になって、現在は朝6時3分でございますか、そして帰りは61年代が19時、そして現在は21時でございます。そして、「しなの」の場合が現在が朝7時10分発ということでございまして、帰りは現在19時ということでございます。今言われるとおりでございますが、ただ、これは利用していただくかどうかということにかかるわけでございまして、もっと早ければ利用してくれるぞということならいいんですが、なかなかこれも株式会社でございますから、お願いするばかりではいけないわけでございまして、現在の数値を見ますと、これはJRから聞いた数字でございますが、朝6時3分のものが松本発では30%、新宿に着いた場合に75%でございます。そして最終が9時でございますが、新宿発87%、そして松本着30%、「しなの」の場合が、これは長野から来るわけでございますが、朝が松本駅の場合35%、名古屋で75%。帰りが7時でございますが名古屋60%、松本は34%、これは松本へおりて、あとまだ長野まで行くわけでございます。

 そこで、私どもあくまで2時間ということが最も必要かと思っております。新幹線が来ればいいわけでございますし、できることならばリニアが来れば1時間以内で東京へ行けるというような勘定にはなるわけでございますが、リニアまでにはまだ年月がかかると思います。したがって、2時間問題を最大限に私どもは取り組んでおり、実はこの問題に非常に沿線駅長の皆さん方が関心を持っていただきまして、7月、新宿から小谷までの駅長さん四十数名でございますが、松本で会議をしてくれまして、私にも出てこいという話がございました。

 去る11日に新宿駅へ行きまして、新宿の駅長さんとお話を十分してまいりました。余り私が2時間、2時間と言えば、これもちょっと気が引ける面もございましたが、向こうの方で市長さんを見れば2時間というように体に書いてありますと新宿の駅長さんがそう言うくらい、新宿駅というのは全国の駅では東京駅に次いで売り上げの多い大きな駅の駅長さんでございますが、そんなことを言ってくれまして、大変難しいことではございますが、2時間に対してどうするか、今言われた雨で休み、雪でとまるということを十分痛いほど知っている。この折にもお話がございました。新宿から小谷までの駅長さんが集まったきの演説の際に、駅へ電話が参りますと。「あずさ」はきょう動いていますかという電話が来ると。私ども胸に突き刺さるような思いでその電話を聞いております。そういうことを鉄道マンとしては思っているんだなということを考えました。

 しかし、要は住民の皆様方が大きい声をしてもらわなければならない。私は市長として先輩の松本の皆さん方が松本第一主義と掲げて高らかに今までも努力されていた。東北信が新幹線が通って、このままでいいかという責任を感じて一生懸命2時間運動を進めているわけでございますが、これは今までも皆様方からご支援をいただいているわけでございますが、今以上に声を大きくしていただいて、単なる市長が叫んでいるだけでは、当然そんなことは思っておりませんが、いけないと思いますので、よろしく今後ともご支援やらご指導を賜りたいと思います。

 次に、教育行政について、特に舞台演劇関係についてご質問でございますが、議員も大変お骨折りいただきました演劇フェスティバルは8回をもって終わってしまったわけでございまして、これはいろいろ私どももやろうかと思いましたが、皆さん方との考えの中で一応中断をし、しかし演劇講座、ワークショップを年次計画で開催すべく検討はしているところでございます。とりわけ一流演出家など外部の人材と直接交流をする。また、地元の指導者育成としても必要であろうと、このように考えておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと存じます。

 なお、市民会館の舞台云々ということにつきましては、もちろんいろいろ視野に入れたり、幅広く検討しているところでございますが、議会でもご承認いただきながら、今、市民会館改築検討懇話会を開催したところでございまして、その場所で20人もそれぞれの皆様方がおいでになります。議会からも代表でご出席をいただいておりますので、十分意見を踏まえる中で、また十分議会にもご相談する中で21世紀の松本にふさわしい市民会館をつくってまいり、その中で舞台芸術ができるような、あるいはできることが必要かどうかということを踏まえてご検討をお願いしているところでございます。

 次に、松本城の整備計画について申し上げるわけでございますが、議員ご指摘のとおり、昭和52年に松本城中央公園整備計画、16項目にわたって目安と申しますか、方針が示されたわけでございまして、その方針に従いまして昭和52年からそれぞれ整備が進められてきているところでございます。その中で今お話のとおり、全然手つかずのものが16項目のうち4項目になりました。あと12項目は、今回の太鼓門を含めて、これからやらなければいけないものと手をつけているものと完成したものとがございますが、12項目はほぼ見通しがついてまいりました。市民団体からも世界遺産にしてくれという陳情がございますし、私どもも姉妹都市の姫路城を見るときに世界遺産になりたいという気持ちは同じでございます。しかし、それには特別史跡にならなければいけない。あの場所は史跡ではございますが、特がまだ抜けているわけでございまして、それには今言う16項目がほぼ完成、全部ではないと思いますが、相当まで進まなければという間接的ではございますが文化庁のご指導もございます。

 これにつきましても実は整備目標を担うために市民の皆様方、各種団体の代表者というだけでなくて、市民の有識者からも応募で入っていただきながら、広く意見を聞く懇談会等をつくったらどうか。そんなことで、私どもは何と申しましても、お城が私どもの城下町としての原点でもございますし、そしてそれによって市民全体が、あるいは長野県の皆さん全体が文化遺産を享受している、そういう観点から見ますと、財政の許す限り昔に復元するという、私どもはそういう使命を負っているということを感じているところでございます。しかし、それがあくまで文化遺産としての価値観に合った復元ということが必要かと思います。

 したがって、先ほどお話ございましたように太鼓門につきましても文化遺産としてでございますが、太鼓楼を見当でつくれと言えばつくれないわけはないと思いますが、しかしこれももう少しということでございまして、図か写真かということでございますが、残念ながら今のところ見当たらないということでございます。したがって、外堀等につきましても道路計画に合わせて外堀の位置図も確定し、それをよけて道路計画をしていることから見まして、今後皆様方の意見を聞きながら、どの辺からどれをやるかという順も議会ともご相談して、できるだけ原形に戻すような施策が私ども松本市政としても重要課題だと考えております。

 次に、広域連合と申しますか、広域行政について申し上げたいと思いますが、広域連合につきましては、議員協議会におきましても1月か2月ということで意見統一をいただいているわけでございますが、これは19市町村圏、私ども松本といたしましては30万都市というにしきの御旗は大事なことかと思います。しかし、30万都市と同時に広域連合制度が平成7年にできてまいりました。広域連合制度が出てまいりますと、平成5年に広域消防が発足いたしましたが、平成5年に仮にと申しますか、あるいは平成3年でも4年でも結構でございますが、広域連合制度があるならば、広域連合制度にして広域消防をやるべきだったろうと、こういうように私は今、管理者の責任を負う中で感じているところでございます。

 したがって、先ほどお話の介護保険と広域消防だけというつもりはございません。今お話ございましたようにいろいろな施策を掲げておりますが、しかしやる前に、これもやるか、あれもやるぞ、あれもやるぞということでなくて、このことの広域連合をつくればどういうメリットがあるかということを余りえさと言えば悪いんですが、項目をすると、かえって皆さん方が何だ、松本のためにかという声があるわけでございまして、決して私の思いますことは、はっきり申し上げますと松本のためということではなく、むしろ松本は広域連合をしなくてもいろいろな施策ができる面も多いかもしれませんが、松本の発展は松本周辺の発展にあるという、そういう観点から見ますと広域連合が必要だろう。そして当面、平成12年に差しかかっている介護保険は松本のためでなくて周辺市町村のために広域連合でやるべきだろう。

 それでは広域行政事務組合でもできないかといえば、恐らく広域行政事務組合で介護保険をやる、そういう地域もたくさんあるかと思いますが、そのところは、ここのところが大事でございますが、松本のような広域消防を抱えていないところでございます。松本の今の広域消防は、あえて言えば法的に見ると消防の皆さん方がしっかりやってくれて、けさも大きな火事がございましたが、そこのところにいざといった、台風だ何だという場合に管理者の消防局長がどういう対応ができるかというと、非常に今の制度では難しい制度がある。松本市の常備消防と広域の消防というのは非常に法的には難しい制度がある。直接請求もできない、いろいろでございます。したがって、その点が広域消防がやっているから介護保険くらいできるじゃないかという、そのとおりだと思いますが、広域消防そのものがということでございます。

 ただ、今議員おっしゃるように広域連合はこういうメリットがあるんですよ、こういった意味で必要ですよという、そのPRは十分する必要がございまして、もちろん今までも広報まつもと9月15日号で掲載させていただきましたり、また松本広域ニュースではアルプスの風で14万部出ているそうでございますが、6月及び9月に出させていただきました。また松本広域ネットワーク19の特集号で出させていただいたり、また19市町村の広報あるいは地域懇談会等でその必要性は説明しているところでございまして、今9月議会でそれぞれの市町村で同じような、角度は違うと思いますが、広域連合についての論議がされるというように聞いておりまして、論議の行方を十分見きわめた上で、また議員協議会もお願いいたしまして、その成り行き等を説明をしてまいりたいと思います。

 したがって、決して広域消防と介護保険だけではございませんで、今議員ご指摘のことは視野には入れてありますが、これもあれもということは広域連合ができてから広域連合の議会も、あるいは理事者会もあるわけでございますので、その場で順次お決めいただいた中で進めていくことが妥当であろうと、このように考えているところでございます。

 以上で1回目のお答えを終わらせていただきます。



○議長(百瀬常雄君) 舟田教育長。



◎教育長(舟田智理君) 〔登壇〕

 私、このような席でいろいろ申し上げるのは生まれて初めてでございまして、大変ふなれでございます。不備な点等あろうかと思いますが、その点はご容赦をいただきまして、よろしくご指導をお願い申し上げます。

 それでは、ただいまの学校へ行くのが楽しいというような魅力ある学校づくりというお尋ねについてお答えを申し上げます。

 私、議会の同意をいただきまして教育長に就任いたしまして、それぞれの学校へお伺いした時間は極めて短時間でございましたが、市内の全小学校、中学校及び幼稚園を訪問いたしました。まず、その感想から申し上げます。

 それぞれの学校へお伺いしまして感じましたことは、まず、それぞれの学校にはそれぞれの特色、その学校の顔といいましょうか、そういうものがあるということを強く感じた次第でございます。既に皆様ご承知のように、校門を入りますと校地内にいろいろな庭園あるいは記念碑、彫刻等がございます。また校内へ入りますと、廊下や校長室それぞれの場所に彫刻、絵画その他いろいろな文物が掲示されたり、陳列されたりしておるわけでございますが、それらはいずれもその学校が開校以来ずっと、その学校の行く末、今までの歴史を見守ってきた、そういう文物ではないかと、このように考えるわけでございまして、地域の皆様方がその学校に寄せられたこれまでの熱い願いや思いというものがそこに凝縮されているように感じたのでございます。

 また、各学校も創立以来そのような地域の皆様方からお寄せいただいた期待にこたえるべく、歴代の校長初め教職員が一体となって今日まで営々として努力してまいったのではないかと、このように推察をいたしまして、これこそがそれぞれの先ほど申し上げました学校の特色、顔となって今日あらわれているのではないかと、このように感じた次第でございます。もちろん、今日におきましても施設面等を初めとしていろいろな不備はございますが、それは別として、以上のようなことを感じた次第でございます。

 さて、お尋ねの魅力ある学校づくりについてということでございますが、議員ご指摘のございました中央教育審議会、あるいはこの夏に出ました教育課程審議会の答申によりますと、教育課程改訂の柱の1つとして各学校が創意工夫をし、特色ある教育、特色ある学校づくりを進めること、これが第1のうたい文句でございます。この趣旨の実現のために総合的な学習の時間を新設し、各学校の創意工夫により子供の興味や関心、地域や学校の特色に応じた教育活動を展開することと、このように示されております。また、同時に教育課程の基準の大綱化、その運用の弾力化、日課や時間割、授業時間数の弾力化等々、これまでよりも学校が自由に裁量して実施する、そういう事項が示されておるわけでございまして、まさにご指摘の魅力ある学校づくり、特色ある学校づくりの方向がより一層明確に示されているのではないかと、このように考える次第でございます。

 さて、今申し上げました教育課程審議会の答申に基づきまして具体的に申し上げますと、特色ある学校づくりの具体像あるいは今後の対応というような点につきましては、教育内容を中心としましたソフト面におきましては、まだ議員ご指摘の長岡市でございますか、そのようなところまでは本市としては行っておらないわけでございますが、この改訂の趣旨やねらい、内容等を十分研究、検討いたしまして、各学校の創意工夫を生かした教育活動を展開し、地域の伝統や特色に根差した特色ある学校づくり、例えば国際理解教育、言うなれば国際教育に重点を置く学校でございますとか、環境教育に重点を置く学校でございますとか、あるいは情操教育、福祉教育に重点を置く学校等々の方向が考えられるのではないかと思います。私どもも市の校長会へお伺いしまして、ぜひ各学校の特色を打ち出していただければ、我々事務局としてはその予算化に全力を挙げて市当局あるいは議会にもお願いをしてまいると、このように要請をいたしておるところでございます。

 次に、ハード面の特色づくりでございますが、これもやはり学校が置かれました地域、あるいは地域の歴史や文化を大切に考えまして、既にご承知のように大規模改修をいたしました丸ノ内中学をごらんいただければおわかりのように、管理棟につきましては創立以来の古い用材等をできるだけ使用して、当時の歴史を残そうというような改修を行ってまいったところでございます。それからまた、工事中の点もございますが、開智小学校の改築に当たりましては、重文旧開智学校のイメージ等をシンボルいたしました塔等をごらんいただければご理解いただけるのではないかと思います。また中を見ますと、いろいろな点でそれをイメージしながら、しかも学校の新しいニーズにこたえるような部分が多々ございます。このようにハード面におきましても特色ある学校づくりを今後とも進めてまいりたいと、このように考えております。その点は、まさ議員ご指摘の方向と一致するのではないかと思うのでございまして、今後ともそのような点につきまして鋭意努力をいたしてまいる所存でございますので、議会のご指導、ご支援を切にお願い申し上げまして答弁といたします。



○議長(百瀬常雄君) 松下企画部長。



◎企画部長(松下倫省君) 〔登壇〕

 太鼓門の復元記念行事についてお答えいたします。

 基本的には太鼓門の復元を記念し、文化財保護、啓発、それから観光振興や市の活性化を図るため平成11年3月の竣工後1年間、四季それぞれにイベントの実施をしてまいる考えであります。庁内推進組織も設置をしておりますので、現在その取り組みの最中であります。イベントの考え方については、6つほど基本的に考えておりまして、四季、先ほど市長が申し上げましたとおり春、夏、秋、冬、これに区分し、季節ごとに目玉イベントの配置をしてまいる。さらに太鼓にちなんだ行事を折り込む。旅行斡旋業者等ツアーが組める誘客あるいは集客力のあるイベントを配置してまいりたい。それから、従来の行事との整合性に留意をいたしまして、従来の行事を発展、充実させていくということも考えています。それから、市民参加型の行事の創設。最後に、平成19年の市制施行 100周年記念、これを念頭に入れましてイベントを配慮していきたいと、こういう考えでおります。基本的には 400年まつりの72日間の連続方式、ああいう考え方ではないということでございます。

 なお、予算、開催規模につきましては、できるだけ早くイベントの骨格をまとめてご相談を申し上げてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。



○議長(百瀬常雄君) 9番 増田博志君。



◆9番(増田博志君) 〔登壇〕

 それぞれご答弁いただきました。2回目の質問をさせていただきます。

 先ほどの1回目の質問において、私、数字の間違いがございました。松本城の入場者数、75万人を 750万人と、80万人というところを 800万人と申し上げました。大変申しわけございません。改めて訂正をさせていただきます。

 中心市街地の活性化につきましては、活性化法の取り組みについてご説明いただき、特に今後、一番問題になってくるのは、どんな形でやるかというコンセプトづくりと、それを推進するまちづくり推進機関、先ほどTMOと言われましたが、その設置になろうかと思います。いずれにしろ商店街の多くの皆さんが関心を持って取り組まれておりますので、それぞれの商店街の特色を生かしたコンセプトづくりと早い時期の取り組みに期待をいたすところでございます。

 さて、そういった商店街活性化について、現在も今までそれぞれの制度資金等取り組みがなされておるわけですが、例えば夜のにぎわい創出事業等におきましては、さきの9月5日にはサイトウ・キネンのオペラを街角コンサートとして、大変市民の皆さんに好評を得ておるわけでございます。このような企画は本来商店街独自にするのが建前ですが、先ほど申しましたように大型店攻勢の中で利益が出ずもうけがない。そのために独自でなかなかそういったことができないことから、財政的に支援する中で商店街の活性化をねらっておるわけですが、これについても一定の期限がある。こういった中で昨今の不況、そしてまた大型店の問題についてはつくるところがないという状況の中で、ぜひこういった制度資金について、また、それぞれの商店街を構成する中でコミュニティーホールあるいは駐車場等共同施設をつくる中での活性化を図りたい、そういった商店街もあるわけですが、やはり不景気、そして利益がない中でそういった建設に踏み出せない、そのような状況が生まれてきております。そこで、現在ある商店街活性化のために補助制度の延長等、また補助金の限度額の上乗せ等の対策ができないかどうか、お尋ねしたいと思います。

 また、大型店につきましては現行の法律ではなかなか対応できないということもありますが、現行の法律の中でも現在600mしか離れていないところで区画整理を行っておるわけです。こういった状況の中では再開発事業を取り組んでいることから大型店の公聴会に本市として意見陳述ができるという制度があると聞いております。そういった場合、やはりそういった制度を利用して、本市として余り大きいのは好まないというような意見を公聴会に述べていくことができないか、述べていただけないかお尋ねするものです。

 また、2000年に施行する大規模小売店立地法では、周辺の地域の住民の利便及び商業その他の業務の便利の確保のために配慮すべき事項、そして交通渋滞、駐車、駐輪、交通安全、その他、また生活環境の悪化防止のために配慮すべき事項として騒音、廃棄物、その他を考慮して地方自治体が勧告することができるとなっています。今回、この出店申請については、昨年、ごみ焼却場の問題で駆け込み建設があったわけですが、それに近い状況だろう。そういった意味で新しい大規模小売店法のガイドラインに沿って、松本市が一定の判断のもとに勧告ができるという、一定の判断のもとに今回こういった形が望ましいという市の独自の判断を、これは法的に規制することはできないにしても、判断を発表すること、意見を出すことが今後地方分権が行われて、松本市も先ほどいち早く広域連合を発足するということからも行っていっていただきたいと、そのように思うわけでございます。

 また、広域連合制度の中で、余り大型店を廃止したために市以外の安曇地区に大型店ができたというお話がありましたけれども、広域連合制度の中では、そういった都市計画等を行っていけば、そういった大型店の適正配置等についても地方自治の中である程度の配慮ができるということになりますので、あわせて考えていっていただきたいと思います。

 それから、観光の件でございますが、和田線につきまして、やはり安房のあいた後は美ケ原線が最重点ということで、これは本市の一定の取り組みを理解し、今後、交互通行という対応もあるでしょうけれども、道路改良をできるだけ早い時期にしていただいて、松本の観光資源の美ケ原を早く松本のものに取り戻すためにも早急な対応をまた要望していくものでございます。ぜひ地元と円満に地元要望を取り入れて通れるようにしていただきたい、これは要望させていただきます。

 またコンベンションにつきましてですが、本市の一定の取り組みを理解し、評価するものですが、また私もPTAとして一昨年、関東ブロック大会を開催させていただきましたし、また才能教育の世界大会も本市で開催されると聞き及んでおりますが、そういったときに財政支援をしていただき、大変ありがたく感ずるわけです。この財政的支援はコンベンションの会議誘致にとって大変武器になるというか、やはりこういう制度がありますということが誘致の大きな原動力になると思います。そこで、本市で開催される各種大会について財政支援制度ができないかお尋ねしたいと思います。

 現在、45ある国際会議観光都市のうち助成金制度については27都市で、またそういった大会を実施したり立ち上げに必要な資金を貸し付けるという制度を21の都市で実施しております。長野県内においては長野市や上田市でも実施しており、県外では横浜、大阪、神戸、北九州といった大都市でも制度化してコンベンション誘致を行っておるわけです。ぜひそういったところを考えながら見ますと、助成金制度の設立ということが望まれると思いますので、一定の考えがあればお伺いしたいと思います。

 空港問題につきましては、私がもうちょっと次の拡張について突っ込む前にご答弁がありました。ただ、駐車場についてはなかなか早急な対応も、松本市でも例えば横につくって、 200円とか 300円の低料金で併設をして、これは市営駐車場であるというような考え方もあろうかと思います。また、空港というのはどこの空港でも開港後不備があった場合には積極的に施設の改善に取り組んでいるわけで、松本市もそういった意味で施設改善に取り組みをしていただきたい。特にMD87は現在JASには8機しかありません。 2,000mの中で実質的に離着陸できるという機種は、航空機としてはボーイング 767の 200とか 300といったものがあるわけですが、これは全日空が所有しており、JASは所有していないと。JASの主力のMD81は離陸距離に 2,050m、MD90は 1,970m必要ということで、松本空港では実質的にJASの今持っている飛行機では87しかだめということで、8機しか使えないと。そういうことで、松本空港においては、せめてもう300mあればこのMD90とかそういったものも今後の中で検討できるということで、現在の協定の見直しと取り組みについて、87がかつてのYS11のように製造されていない、保有台数が少ないということで、YS11と同じ立場にあるということも視野に入れ、そういったことから拡張も視野に入れていくべきであろうかと思います。そういった取り組みをぜひ今後ともお願いをしていっていただきたいと、そのように思います。

 また、利用促進について松本市でアルプスエアラインクラブというのがありまして、割引券を発行しております。また庄内空港では酒田市、鶴岡市を初め圏域の広域で 1,200万円ほど予算組みをして団体旅行に補助金を出す。あるいは国際チャーター便を今年度は13便計画し、ほぼ8便は実施しているということをお伺いしております。こういった実際に利用団体に、例えば札幌便を使う者に対して実弾の方がかえって効果があるのではないか、そんなふうにも思いますので、単に観光キャンペーンとかそういったことも大事ですが、利用団体の助成制度、そして行政みずからのチャーター便、あるいは今後チャーター便を推進するに当たり、現在3年と区切られている補助制度を再度延長していっていただけないかと、そのように考えておりますので、その辺の考えがあればお答えをいただきたいと思います。

 それから、JRの問題につきまして、特に東線の問題におきましては、私が体験した長野回りはできるということであって、これができるからそうすればよいという問題ではございません。また、東京から帰ってくるときに9時発に乗りおくれますと、すぐに東京駅へ行くと。東京発9時48分の最終「あさま」で長野へ来ると、長野からやはり大阪行きに乗りかえができまして、夜1時には松本へ帰ってこれるわけです。実際には費用もさることながら、長野を経由して東京へ行くとか、松本へ帰ってくるというのは、松本生まれの私にとっては非常に心の痛む問題でありまして、松本から直に行けるということを望むわけです。

 先ほど乗車率が30%という話がありました。JRの列車の編成では大体 1,000人くらい移動できるわけで、30%ということは 300人の利用があるということで、例えばJRの名古屋駅につきましては6両編成で運行しているというようなこともありますので、11両編成ではなしに6両とか5両編成でやれば30%の乗車率ということにはならないのではないか、そのように思いますし、現在、甲府と新宿間にあります「かいじ」を延長させるということもあると思います。ぜひ前向きにご検討と運動をお願いしていただきたい、そのように思います。

 また、名古屋発松本への20時台は、松本空港がおりられない場合、名古屋空港へ迂回する例の中で、名古屋の駅の構内を何とか乗れるように走ったという実例もたくさん寄せられております。場合によってはあきらめなければならないとなりますと、なおさら松本空港は使えないということになりますので、その補完の意味でも名古屋の最終を多少おくらせていただくように、ぜひご尽力いただきたいと思います。

 魅力ある学校づくりということで、教育長からご答弁いただきました。教育論争は尽きないわけですが、いずれにしろ主役は子供たちであって、子供たちのためにいかに私たちができるかということでございます。長岡市ではそういった中で週1回の取り組みですが、先ほど申しました学校を幾つかの群に分けて週1回好きな学校へ行って好きな授業を受けるということを発展的に考えますと、いじめや不登校の問題もありますが、自分で好きな学校を選べる。教育を受ける権利とともに受ける自由も施設もあるという形も見えてくるわけで、ぜひ前向きにご検討をお願いしたいと思います。また、この際先ほど申されましたように、それぞれの学校の地域性、あるいはコンセプトをぜひ十分に大事にして検討していっていただければと思います。

 舞台芸術振興につきましては、先ほど市長答弁がございました。一定の方向でぜひ考えていただきたいということでございますが、やはり早い時期に拠点が欲しいと思います。市民会館が拠点にならない場合には、またほかのものを考えなければいけないと思いますし、そういった意味でもぜひ拠点づくりに前向きにご検討いただきたいと思います。

 それと同時に、現在、音文ホールの利用率が90%を超えて、常に利用されている状況にあります。これは演劇等でも発表会に使っているわけですが、そういった場合、3日以上連続して借りたりしなければいけない、そのような状況もあります。そういった中で利用率が非常に高いためになかなか使えないという状況がございます。以前にも練習室の増築というような話題もありましたけれども、そろそろ真剣にそのことを考える時期に来ているのではないか、そのようにも思います。これは音楽団体に限らず、ほかのサークル、演劇団体にも利用向上につながるということがございます。音文ホールの練習室増築について、その可能性、実現についてお伺いをしたいと思います。

 松本城の整備につきましては、整備計画の中で取り組んでいくということで、前向きに、また、ぜひこれは松本の観光の一番の柱でもありますので、中身の濃いものに、そして充実させていっていただきたいと思いますが、現在、中央公園の照明の改善については、地元町会からも市政懇談会で要望されていると思いますが、非常に暗いということで、観光客はもちろん市民散策の場として非常に人気が高いわけですが、夜間は非常に怖いと、特に若い女性やお年寄りのひとり歩きは大変危険な状態であります。また昨年、恐喝事件も起こっております。そして松本城の東側の道路、これは市役所のちょうど真正面に当たる道路ですが、これも非常に暗いし、北側の景観賞をいただいた道路も暗いという状況にあり、大変危険であるという要望が寄せられております。この照明の改善計画は、お城の計画策定とはまた別に、市民の安全の面からもすぐに実施していただきたい、そのように考えておるわけですが、その辺のところについて可能かどうか、お答えをお願いしたいと思います。

 太鼓門まつりについてでございますが、太鼓門の完成イベントは先ほどのご答弁の中で、いずれにしろ来年のことですので、できるだけ早い時期に形をはっきりさせ、取り組んでいただかなければいけない、そのように思うわけです。 400年まつりの報告には、このまつりの成功の原因は独自の手づくりイベントの企画、立案、運営に当たり実行委員会を中心とする推進母体として、それを支えた市民、企業、団体の総参加の努力がもたらしたものであるとしております。そして高い集客力であったこと、楽しさに徹底したイベントであったことなどをその要因に挙げておるわけで、来年のイベントの企画には本当に時間が足りないと、そのように思いますが、成功の秘訣は何といっても先ほどもおっしゃっておりましたが市民参加だと思います。市民参加型の楽しいイベントに、また市街地活性化につながるイベントにしていただきたい、そのように思います。

 広域連合の問題でございますが、今、国民が不満としてあることに総理大臣を直接選べない、そういった不満が聞こえるわけです。これは議員内閣制であって、国民の本意、本当の意思とは別のところで政策の意思決定がされてしまっているということにあると思います。もちろん国政の場合は外交や防衛問題を抱えており、この議員内閣制というのが大切なことは存じておりますが、地方行政においては、このようなことはやはり市役所や役場あるいは議員のためになっても一般市民のためにはならない。一部事務組合の場合は目的でつくる組合ですから、直接でなしにも間接的にそれぞれの行政が集まって運営してもいいかと思いますが、連合という場合には、先ほど申しました都市計画とか圏域を超えた条例をも将来見据えていくとなれば、やはりここに住む多くの市民の皆さんの計画もつくっていかなければいけないわけですから、こういった組織の発足に当たり十分に市民に認知してもらう。そして、この組織運営のためには直接選挙という方法が一番効果があるのではないかと、そのように思うわけです。広域連合には市民が直接要望を上げる、あるいは直接に訴えられるという、そういった意味で早い時期に間接ではなしに直接選ぶシステム、市民の声を直接反映されるシステムが必要ではないか、そのように考えております。この点について見解をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。



○議長(百瀬常雄君) 有賀市長。



◎市長(有賀正君) 〔登壇〕

 増田議員の2回目のご質問にお答えをいたします。

 市街地活性化について、とりわけ大型店進出等でございますが、先ほども申し上げたように、大型店に対しましては行政として全然ということではございませんが、大型店の力にその商売を任す。しかし、あくまで既存商店街あるいは商工会議所その他の団体とは協調していく、こういうことが基本姿勢で、私どもも要請をしてまいりたい。細かい制度につきましては、また担当部長からお答えいたしますが、そのことが基本でございます。そんなことで、私どもといたしましては、今までも議会のご承認をいただく中で共同施設設置事業、いわゆる5商店街でございまして、それぞれ予算を計上させていただいておりますし、商店街まちおこし事業、これは15商店街、そしてまた共同販売促進活動事業、これは2商店街、それから夜のにぎわい創出事業、これはだんだんふえてまいりまして5団体、空き店舗活用事業、これはまだ1商店街、共同駐車場運営事業、2商店街でございます。いずれも3年ないし5年あるいは8年でございますが、状況を見て年度は議会と相談をする中で、また要は補助金を出してやるというよりは、こういう我々は事業があるから、それでは一緒にどうだということで、決して補助金をやるからやれという、これでは効果が上がらないと思います。

 厳しい財政の中でございます。皆さん方が苦労して納めた税金でございますから、その税金がいかに活用されるか、そのことは恩を売るということでは決してございませんが、その補助金が、そのお金が有効に使われるために熱意あるいは受け入れ、こういうものを十分見きわめた中で補助金等あるいは年限等、さらに関係する商店街、関係する団体と協議の上、議会にご相談をしてまいりたいと思います。

 コンベンション関係でございますが、それぞれ各種コンベンションには助成金や貸付金制度がございまして、いわゆる制度的に補助を出すとか貸し付けをするということになっておりませんが、議員もご指摘のとおり、全国規模につきましては、それぞれの規模によって本市が既設の補助金基準に基づいて補助をしてきたのが現況でございます。しかし、それがまだ一歩進んで制度として進む必要があろう、こういうようにも考えておりますので、補助金制度及び貸付金につきましては、財政支援の制度化を図るよう松本コンベンションビューローとともに前向きに取り組んで、またご相談を議会に申し上げたいと思います。

 ただ、ことし行いまして関係者の皆様方から大変感謝いただいておりますことは、コンベンション誘致にかかわり国際観光ホテルの固定資産税の軽減措置を平成10年度から実施いたしました。ホテルは20軒ございまして、軽減税額の合計は年間約 4,300万円ほどになります。したがって、これも5年ということに決めておりますので、5年では2億 1,550万円、細かく端数は若干動くと思いますが、そういうこともございまして、十分サービスをしていただいたり、施設の改善を図って、松本へ来たら、あのホテルは、旅館は非常にサービスも施設もいい、こういうように前向きにこのお金を有効に使っていただきたいというか、税金でございますから補助金とは違いますが、税金を納めるかわりにそういう面に回していただいたらと、このように念願しているところでございます。

 次に、県営松本空港の利用促進でございますが、空港関係、規制緩和と相まって、いわゆる利用率が少ないものは容赦なく運休なり休止してしまう、こういうような状況になっております。その状況が利用率が60%と聞きますので、現在も大変憂慮しているところでございまして、現況を申し上げますと、平成7年が66.3%、平成8年が59.5%、平成9年が56.7%、本年度は59.3%、利用率の悪いところを2本やめたということもございまして若干上がっているわけでございまして、さらに利用率向上が一大課題である、このように感じているところでございます。

 そしてまた、便数をふやすためにも今の議員の提案も十分考えられると思いますし、同時に滑走路を延長するというようなことの前に、私どもといたしましては利用時間を延ばして、より飛んでいって、先ほど申し上げましたが利便が図れるように、早く現地へ着き、遅くまでいられる、そのことがせっかく飛行機を使って現地へ行った効果が上がる。そのことは地元の皆様方のご理解なくしてでき得ないわけでございますので、県ともご相談し、あるいは私ども松本独自といたしましても地元の皆様方のご要望を聞く中で、いわゆる4原則と申しますか、そのことを一つでも二つでも払拭するように、一つでも二つでも改善するように努力をしてまいりたい、このように考えているとろでございます。

 次に、チャーター便につきましては、これまた私ども市が主催するチャーターというのは若干無理があろうかと思いますので、民間の皆様方の盛り上がりを側面的に応援する、この形をとってまいりたい。先ほど議員ご指摘の全国のいろいろな事例等を見まして、もっと改善できるものがありましたら私どもとしては改善して、せっかくの松本空港でございます。21世紀は必ず松本空港が私は足がわりになり、最も松本は行けば便利だなと、こういうことに今よりも離発着も便利になるでございましょうし、利用率も、あるいは就航率も向上しなければいけませんし、機会的にもその時代が必ず来るならば、私は長野のように新幹線が松本というわけにはまいりませんが、松本の「あずさ」が東京まで早く行くこと、名古屋までのより一層の利便性を考えるとともに松本空港の利便、それには今が最も踏ん張るときであろう。したがって、国際チャーター便につきましても3回ということで進めておるわけでございますが、国際チャーター便も市が若干なりとも補助してあるということが、税関が松本へ出張するにも大変向こうの熱意になると、こういうことをお聞きしております。税関も今は少人数でやる時代になっておりますから、土曜、日曜に松本へ出張するということは大変無理をされて松本へ来る。常駐になればもちろんいいわけでございますが、その面も含めてこれからまた財政当局と十分考慮しながら議会へご相談をするようにしてまいりたいと思います。

 また、JR関係につきましては、東西線のいわゆる「しなの」、「あずさ」の問題等につきましては、議員のお考えは全くそのとおり私も考えているところでございます。いろいろの角度から鋭意主張するところ、お願いするところはしてまいりたいと思いますので、今後一層のご協力をお願いをいたしたいと思います。

 次に、舞台芸術等につきましては、特に音文ホールが利用率の高いことは、音文ホールの音響関係の大変すぐれた設備とともに、あの館を運営している館長以下、あるいはまたボランティアの皆様方のたゆまぬ努力だと、このように思っております。施設の増築ということもご陳情は承知しておりますが、実は若干目的は違いますが、今進めております中央西の13、14街区の多目的ホールがございまして、あるいはまたあがたの森の講堂も全面改修するというようなことがございますので、それらと相まってもう1つは、先ほど来ご質問やらご意見ございました市民会館の改築がございますので、その辺と整合して全部が全部、また議会では起債制限比率と、こういうような問題が出てまいりますから、何でもやればいいというわけにいきませんので、やりたいことはやまやまでございますが、今の順序を踏まえながら総合的に判断をさせていただきたい、かように考えるところでございます。

 次に、広域連合関係でございまして、とりわけ広域連合の会長の直接選挙、あるいは議員も広域全体の議員選挙も法的にはなされるわけでございます。ここで一言申し上げますと、一部事務組合、いわゆる広域事務の連合の前の松本広域事務組合の場合の議員は、申し上げるまでもなく各市町村選出の代表でございまして、広域連合のことも考えるが広域全体のという視野から見ると、若干その辺のニュアンスが違うわけでございまして、したがって常任委員会もちょっと無理だということがございました。したがって、今後は全体で1本の選挙をするのが一番理想かもしれません。しかし、議員の場合はそのことが無理というか、相談する余地があろうかと思いまして、しかし制度の中では県会議員が松本から6人、あるいは東筑から2人、でも東筑の議員、松本の議員であっても長野県全体の中のということで常任委員会制度が生まれているわけでございます。したがって、今の案では議員においてはそのようなことでございます。

 それから、連合長につきましても、今の議員のお考えも十分考えられるわけでございますが、現段階では今の推薦制といいますか、協議制といいますか、そんな制度でございますが、しかしこれはあくまで広域連合を発足して皆さんの総意でどうすればいいかと、制度はメニューとして掲げるわけでございますから、今の議員のご提言というものは広域連合の発足の中で、スタートしても制度は動いておりますから、いわゆる国の首相を直接選挙にしろというような大きい中ではなくて、19市町村の中で決められるわけでございますから、発足後に十分それは検討いただけばよろしいではないか、かように考えてございます。

 以上でございます。



○議長(百瀬常雄君) 輿商工部長。



◎商工部長(輿武男君) 〔登壇〕

 大型店出店対策につきまして、特に大規模小売店舗立地法が平成12年に施行される予定であるが、これらの取り組みについてはどうかというご質問についてお答えをいたします。

 現行の大店法と平成12年施行予定の大店立地法との相違点は、現行法が中小小売保護の経済規制がひもつきでございますけれども、大店立地法は地域環境の保全、消費者利益等社会的規制を重視する方向へ変わってきております。議員さんからもご指摘がございましたけれども、運用主体も国から県へ移管されますし、また調整対象も店舗面積、閉店時間、休業日数、開店日であったのに対しまして交通渋滞、駐車場、ごみ処理場、騒音など地域の生活環境に与える影響を評価し調整すると、以上に変わってきております。

 今後の取り組みでございますけれども、通産省から大型店出店に対しまして環境対策の指針、ガイドラインが10年度中に策定される予定でございますので、まずこれをもとに検討しまして商工業振興審議会の活用、また庁内連絡会議の設置などを考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 以上でございます。



○議長(百瀬常雄君) 赤羽教育次長。



◎教育次長(赤羽敬一君) 〔登壇〕

 国宝松本城の整備に関連しまして、中央公園内の照明についてお答えをします。

 中央公園は、都市公園法に基づく公園でありますが、国の史跡に指定されていることから国宝松本城との一体的な整備を行っております。そこで、現在中央公園内には遊歩道沿いに30基の照明灯を設置してありますが、史跡内ということもあり、特に景観等に配慮して設置をしてあります。場所によりましては樹木の枝が伸びて照明を遮っている箇所も見受けられますので、照明灯周辺の樹木の枝の伐採等をしたいと考えております。また、照明灯の照度のアップと現在の照明灯の支柱に足元灯等を増設することも検討してみたいと考えております。

 なお、まだ計画段階でありますが、平成11年に松本城太鼓門の復元を記念しまして、各種行事を中央公園及び周辺を会場にしまして実施することを検討中でありますので、この状況を見ながら必要がある場合には照明灯の増設を行いたいと考えております。

 以上です。



○議長(百瀬常雄君) 9番 増田博志君。



◆9番(増田博志君) 〔登壇〕

 3回目の質問の時間ですが、時間もありませんので、要望を主にさせていただきながら質問させていただきます。

 中心市街地の活性化につきましては、鋭意努力を常々していただいていることについては評価しているわけですが、今後の課題として、やはり中心市街地活性化法が一番の基軸になろうかと思います。そんな中で中心市街地をもっと活性化するためには、観光行政とタイアップする中で松本市内がミニギャラリー、ミニ博物館がたくさんできた散策できる観光の中心市街地になっていくことも必要ではないかと、そんなふうに考えておるわけです。例えば民俗資料館の中にあります、民俗資料館は移転等の対象になっておるわけですが、美術館に収蔵できるものは美術館に収蔵した後、残りは松本の中心市街地の中に幾つかに分けて展示していく。そういった中でお城を見た後、市内を散策しながら見て歩けるという、そのような構想もできるわけでございます。酒井コレクションとか、あるいは赤羽コレクションの展示はきのうから始まりましたけれども、きちっとした専用の展示館をつくっていくことも、また市内の観光あるいは活性化につながっていくのではないか、そんなふうに感じる次第でございます。

 それと同時に、大手駐車場に関して、これをもっと利用させなければいけないという立場から考えますと、市道1056号線の、西堀から延長線でありますが、税務署の前をきちっと拡幅することによって大型バスの観光客は大手で乗りおりしていただき、空になったバスがお城の北で待機していただく。そのような形の中で観光客は松本の真ん中で乗りおりし、市内を散策できる、そのような方法も考えられるわけです。中心市街地活性化に取り組んだ計画策定の中で、ぜひこのようなことも前向きに取り組んでいっていただけたらと、そのように要望しておきたいと思います。

 大型店の問題ですが、ここに6月28日に大阪で郊外の大型店同士の闘いで、民間の小売店を駆逐した後、大型店が撤退してしまったために買い物砂漠が広がるというような、こんな大きな記事がございます。大型店と小売店が共栄とはいかないまでも共存を図りながらやってきた松本でございますが、小売店を駆逐した後、大型店同士の闘いの中で大型店が撤退する。残ったのは、がらんとした空き地と消費者の不便ということになるわけで、ぜひ新しい法律の中で消費者の保護という立場から環境を守るということにもなりますが、消費者保護の立場からも規模等の問題にも関心を寄せていっていただきたい、そのように要望しておきたいと思います。

 空港問題につきましては、先日、サッカー場の建設に絡み2002年のワールドカップの練習会場として招致したいという記事が出ておりました。本市もいずれそういった民間団体から申し込みがあろうかと思います。そういった場合に、かつてオリンピックの年にスケートの練習会場は松本でと言いながら、うまくいかなかった経緯があります。せっかくのワールドカップですが、練習会場としても大きな効果があるわけで、コンベンションを標榜する本市といたしましても前向きに取り組んでいっていただきたい、そのように思います。

 連合の取り組みについてでございますが、私が一番懸念するのは、介護保険等が始まってしまった後、足踏みになってしまうということが一番問題で、最初から取り組みに項目を加えたらというふうにご提案申し上げたわけで、連合が発足した後、ぜひ広域で取り組む問題について都市計画あるいは条例制定、道路整備問題、そういったものについても連合の重要課題として取り上げていっていただきたい。また住民が直接請求できる、あるいは自分たちの首長を自分たちが選べる、そういったことについても前向きに取り組んでいっていただきたい、そのように思います。

 今回、松本の観光振興と芸術文化振興という立場から、教育も将来の文化振興につながるということで質問させていただきました。そういった中で、ぜひ今後とも経済と文化の中心は松本ということが実行できるよう、行政の皆さんのさらなる努力をお願いして、私の質問を終わらせていただきます。

 どうもご清聴ありがとうございました。



○議長(百瀬常雄君) 有賀市長。



◎市長(有賀正君) 〔登壇〕

 中心市街地活性化について、ただいまのご提言やらご質問の中で、大型店が出て市街地が寂れて、商業地が寂れて、後、大型店が撤退をして砂漠のという事例をお聞きいたしまして、本当にそのようになってはいけない。しかも本市におきましては、中央西地区は全部財産をなげうって、いわゆる公共事業もそうですし、各商店街が進めている、そういう中でございますので、私どもが美術館を松本市内へつくらせていただきたいのも提言書に基づいて、あくまでお城と、そして中心市街地と、そして美術館とあがた、こういう回遊を考えたわけでございますし、今お話のギャラリー等の構想もそのことの1つになろうかと思います。今お話のそんなことで、ただ道路関係につきましての1056号線につきましては、現在整備計画がございませんので、今後また道路計画の中で十分地元の意向等を踏まえて検討してまいりたいと存じます。

 そこで、ただいまの前段の活性化の一助として、私は実は太鼓門の春、夏、秋、冬のときももっと早くから、去年の今ごろから事務局には指示してきたわけでございますが、太鼓門のできるのは来春と決まっておりましたから、もっと早く考えつけばよかったんですが、なかなかそこまで考えが及びませんで、余りにもお城への入りが少ない、景気が悪い、これは昔の人があめ市だ、えびす構だという、それも小さい範囲ですが考えた、そのことをもう1回しなければいけないということと、今もう1つ考えておりますことは、私はお盆にお盆休みをいただきまして、バスで四国へ参りました。それは飛行機を使うということと、鳴門海峡の淡路島その他を見るという仲間に誘われて、まさに今まで我々が想像しなかった以上に観光地がそれぞれ新しく観光地をみずからつくり、また道路を結び、今まで松本は東京、大阪、名古屋に比較的近いところに自然に恵まれたこれがあった、それが全国に広がったということを考えますときに、やはり我々はみずから昔の教訓に倣ったおまつりをしなければいけない、人集めをしなければいけない。それは行政と松本の商人の皆様方が一体となる必要があろう。

 そういうことで春、夏、秋、冬のものももう1回再検討しようということで、今までお城に、教育委員会の事務局で行ったものをあえて企画へ持ってきまして、総合的に今やり直して、そうかといって余り予算をかけられませんが、最大限の予算も考えながら来年度に向けて準備をし、9月議会にすべてお願いしようと思いましたが間に合いませんので、今、若干進行を申し上げて、10月か、また議長さんにもご相談申し上げる中で議員協議会か担当委員会でご審議をいただきたい、かように思っているところでございますが、そこで、これも先ほど申し上げたように、 100周年の目安でございますが、私どもは平成5年に 400年まつりをさせていただきました。そしてまた来年、今申し上げたお城の太鼓門の復元を記念して春、夏、秋、冬をやらせていただきます。

 これももちろんいい点もあると思いますし、反省点もあろうと思いますが、それを参考にしながら、実は中央西地区の整備がおかげさまで順調に進んでおりまして、来年は96.7%、再来年で 3.3%が残っているわけでして、すべて公共関係で予算は 221億 7,700万円もかかるわけでございます。民間はすべてそこまでは間に合いませんが、今の計画では 304件、 582億 7,000万円、そういうことでございまして、それらのために、またもう1つは女鳥羽川のふるさとの川事業がございますが、これも県費が30億円、市で7億円ぐらいかかります。そして縄手の商店街も平成12年には終わります。

 したがって、太鼓門のようにちょっと泥縄的なことがございましたが、しかしお許しをいただいて第6次というようなところには入れてございませんが、これだけの巨費を投資し、中央西につきましてはまさに 700億円ものお金を投資するわけでございます。それとふるさとの川については三十数億円を入れるわけでございますから、平成13年にこれが終わりますから、14年にこれらの記念の単なる1回完成式をやるということでなくて、民間の商人の皆様方と一緒になって記念のおまつりを14年にやり、そしてそれをやっていけば平成19年の 100周年に向かうであろう。

 単なる 100周年、 100周年とうたって10年間ずっといくよりは、先ほど申し上げたように平成5年のまさにお城の 400年まつり、11年の太鼓門、太鼓門は6億 4,000万円で、必ずしも大きい数ではございませんでしたが、しかしお城という国宝がついた松本のシンボルのことでございましたので、来年、お城の太鼓門まつりをやらせていただく。そしてそれを材料に反省することは反省し、いいことはいいこととして議会のご承認、市民のご理解が得られるならば平成14年、今からは3年ないし4年あるわけでございますが、もう中央西については来年の春、96%、97%までいくわけでございますから、そういうことをすることによって先ほど議員が言われた砂漠だ何だということがなくて、松本の商人の町としての商店街と、そしてまた大型店との共存が図れるような道、あくまで商店街へは我々の行政が携わっていただいて、そして松本の歴史ある城下町を21世紀に持ちこたえさせて、より発展する、そういう施策を考えてはどうかなと。今、太鼓門まつりを計画の中でそんな思いを凝らしながら勉強してまいりたいと思いますので、どうか議会でもご一緒にご研究いただき、まだ成案になっておりませんが、きょう、この場をかりて考えの一、二を申し上げて、またご指導賜りたいと存じます。

 以上で増田議員の3回目の質問のお答えといたします。

 以上でございます。



○議長(百瀬常雄君) 以上で増田博志君の質問は終結いたします。

 昼食のため暫時休憩いたします。

  午後0時34分休憩

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  午後1時33分再開



○議長(百瀬常雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 市政一般質問に対する質問を続行いたします。

 24番 田口悦久君。



◆24番(田口悦久君) 〔登壇〕

 発言の機会をいただきましたので、市民連合を代表して、既に通告してあります項目について、若干の私見を加え質問をいたします。与えられました時間内で、黒田議員の質問もありますので、簡素で明快な答弁をまずお願いしておきます。

 最初に、情報化に対する取り組みについてお伺いいたします。

 この9月定例会において、地域情報センター整備事業費が 1,000万円補正予算で計上され、本年度よりセンターの基本設計などが行われると説明されています。私は以前にもマルチメディアの対応を本市としても急ぐべきであるなどと質問をし、地域情報化基本計画を策定して対応する旨の答弁があり、8年度末にはその基本計画もでき上がりました。そして今回、国の総合経済対策により情報通信事業が位置づけられ、具体化されましたことは喜ばしいことと思っています。いつでも、どこでも、どこからでも公平に高度な情報通信サービスを受けられる環境を整備するためには、この情報拠点施設の整備とあわせ、家庭でアクセス手段を持たない市民でも公共施設等で高度なサービスが受けられる情報通信網の整備が不可欠であります。

 この情報通信網の整備に対する国の基本的な考えは、インフラ整備については民間業者の役割、行政は先導的なアプリケーションの開発、普及など利用面での取り組みを積極的に進めることになっています。簡単に言えばハードは民間、ソフトは行政ということです。ただし、情報通信の高度化の立ちおくれが懸念される地方においては、ハードとソフトを一緒に取り組む必要があるとも言っております。本市の場合は後者に当たると思われます。

 さて、地域情報化基本計画において情報拠点施設の整備は中期、おおむね5年以内の事業実施と位置づけられております。この計画ができ上がったのが平成9年3月ですので、ちょうど1年半で情報拠点施設の事業に着手することになります。早期の事業着手実現は、その労を多とするところでありますが、部内組織や部外者も入る地域情報化推進委員会の論議、検討がこの間十分なされているのか、時間的なこともありますので見解を求めます。あわせて、この間に取り組まれました内容と今後の取り組みについてお伺いいたします。

 最近、名刺交換をしていますと、電話やファクスの番号のほかに電子メールのアドレスやインターネットのホームページを記入したものが多くなり、市民の間にかなり普及していると感じております。既に活用している市内の個人や法人数につきまして、把握できる範囲で結構ですのでお伺いいたします。

 次に、情報化基本計画の中の5つの基本方針についてであります。これはまちづくり施策の実現を図るための一手段として情報化を推進する内容となっています。それが具体的にどの程度進行しているのか、また未実施の項目はどのようなものがあり、未実施になった主な要因はどんな内容か、答弁を求めます。

 計画にある地域情報化事業の中には国の情報化施策として通商産業省のニューメディア・コミュニティー構想、自治省のコミュニティーネットワーク構想、郵政省のテレトピア構想の指定を受けていますが、その取り組み状況についてお伺いいたします。これに関連して、他の省庁の情報化構想に対してどのように取り組まれようとしているのか、お伺いいたします。

 次に、庁内LAN、庁内情報通信網についてであります。

 松本市役所は本庁舎と東庁舎のほかに支所、出張所、体育館や図書館、公民館、上下水道局、焼却プラント、保育園や幼稚園など数多くの職場が分散しております。このことは、市民にとっては身近な場所に市の施設が存在し、大変心強いものであります。一方で、毎日円滑に各機関が市政を運営するためには大変な努力が必要になります。場所を越えてお互いの情報がいかにスムーズに伝わるかであります。電話で急いで伝えるほど緊急性はないが、全職員に周知を図ることなどの事項は、今ある庁内情報連絡通信網を使用し電子メールで行った方が有利であり、最近市内の企業でも独自の通信網を設置するところも多くなってきております。指示文書やファクスでは、その都度紙が使われますが、電子メールでは、どうしても必要な場合のみプリンターで打ち出せばよく、環境面からも大変有利であります。さらに便利なことは、ワープロなどで作成した文書ファイルやデジタル化したカラー写真も一緒に送れること、あるいは全部門一斉に送ったり、必要な部門だけに送れる機能など、すぐれたものであります。庁内LANを活用して電子メールなどグループウエアの導入を進めるべきと考えますが、見解を求めます。

 また、松本周辺の市町村ではグループウエアの導入はどうなっているのでしょうか。それをさらに有効に活用するためには広域圏のネットワーク化が望まれますが、このことについてもお伺いいたします。

 次に、ISO(国際標準化機構)についてお伺いいたします。

 今回はISO9000シリーズ、これは国際標準化機構が1987年に制定した品質管理及び品質補償の国際的な規格であります。具体的には9000、9002と順番に番号がつけられ、これを総称してISO9000シリーズと呼んでいます。もう1つ、ISO 14000シリーズであります。地球規模で環境保全をしなければならない高まりを背景に国際標準化機構が制定している環境管理システムと環境監視に関する国際的な機関で、9000シリーズのように商品そのものの品質管理ではなく、商品が提供される課程についての環境に配意した国際的な統一基準と言えます。日本を含め世界の多くの国々が市場経済で他と競争している企業は、利益に直接結びつかない環境保全対策は関心度も当然低くなります。企業に環境保全を自主的に取り組んでいただくためには、環境保全の共通認識と取り組みを進めるに当たっての枠組みが重要となり、その1つが環境管理システムと言われています。

 以上、ISO9000シリーズと 14000シリーズに関する質問でありますので、よろしくお願いいたします。

 最近の新聞報道を見ていますと、比較的大きな企業のみならず、中小の企業もこの不況の中で多大な労力や経費を必要とするISOの取得や、取得を宣言されるところも多く見受けられるようになりました。そこで3点について質問いたします。

 1つとして、ISO取得に対する企業などの関心度合いはどのように把握されているか。

 2つとして、市内におけるISOの最近の取得状況はどうなっているのか。

 3つとして、現在、県や市がISO取得に対する費用融資やコンサル費用の補助を行っている自治体がありますが、本市はISO取得に対し積極的支援をすべきと思うが、考えはどうか。

 なお、長野県の場合は取得に対するアドバイザー派遣制度をとっておりますが、質、量ともに充実させるよう県に一層の働きかけをお願いしておきます。

 なお、関心度合いと取得の状況は9000と 14000シリーズの別に答弁いただければ幸いと思います。

 次に、環境ISOを本市も取得すべきであるという考えから質問をいたします。

 地方自治体でも新潟県上越市や千葉県白井町が既に環境ISOと言われるISO 14001の認証を取得しています。県内では飯田市が準備中、小諸市も最近取得を目指すと表明、大阪府や金沢市、東京都板橋区なども取得の方向と言われています。我が国では自治体が環境ISOの取得事例がないとき、上越市はコンサルティング会社に依頼せず、すべて市の職員による手作業で取得作業を行ったそうであります。ここまで苦労して取得する目的は何だったでしょうか。限りなく温暖化などが進行する地球全体を守るためには地球環境を守ることですが、一地方自治体や一国の環境基準ではこの地球を守ることはできません。ヨーロッパ大陸やアジア大陸、アメリカ大陸など全地球市民が同じ国際環境管理基準を持たなければ、私たちの住む地球を絶対に守れない、こう考えたのでした。私も全く同感でございます。

 上越市が環境ISOを取得することで、そのシステムを行政に活用し、市民や企業にも実行していただくとともに、地域企業の認証取得に向けた動きもあわせて促進しようというわけであります。上越市の担当者は、ISO 14001の認証取得に取り組んだ当初は、上越市の豊かな環境を守っていくことに主眼を置いていましたが、作業を進める中で、この美しい地球環境を守り、次世代に継承していくことが地球市民として私たちの義務ではないかとの意を強くし、この認証取得に向けた取り組みがむしろ遅過ぎたのではないかとさえ感じたと言われています。この美しい地球環境を守り抜くために、世界的な環境管理基準のISO 14001を松本市も取得すべきと思いますが、見解を求めます。

 3番目の福祉行政の中で介護保険制度の取り組みについてお伺いいたします。

 私も以前、この場で介護保険制度の問題を質問しました。そのときと比較すると厚生省の指針なども大分出されてきました。しかし、実施の少し前でないと出てこない項目もあると聞いております。これらの経過に立って、要点を絞って今回はお聞きしますので、よろしくお願いいたします。

 平成12年4月から実施される介護保険制度のスムーズな導入に向け、計画的に準備を進めていますが、今日までの取り組み状況と今後の取り組み内容を組織や人員の配置を含めましてお伺いいたします。

 また、昨年度介護サービス体制整備支援事業における要介護認定モデル事業を実施したいと多くの自治体が手を上げた中で松本市が指定され、事業を行いました。この認定モデル事業の主要な内容と結果、そしてモデル事業を通しての成果と問題点はどうであったのかをお尋ねいたします。それに、この問題点の解消のため機会をとらえて国なり県に改善の取り組みをどのように行われたかを伺います。

 本年度は松本広域全体がモデル事業の対象となり、昨年度より松本市の対象人員は少なくなるようですが、昨年の経験を生かしてしっかり実施してほしいわけですが、何か見解があればお答えをお願いいたします。

 次に、各計画の策定についてでありますが、各計画とは、介護保険給付関係のサービス調達計画である介護保険事業計画と、保険給付以外のサービス計画であります老人保健福祉計画を介護保険制度のスタート前までにつくっておかなければなりません。計画の策定は実態調査の結果と市民の意見を聞きながら進められます。とりわけ市民の意見を聞くことは、衆議院段階での被保険者の意見を反映するため必要な措置を講ずるとの法律の修正を重く受けとめ、従来の各団体の代表者だけでなく、介護保険制度を真剣に学習しながら福祉ボランティアにも参加している市民運動団体の代表などもそれに加えていただき、幅広い市民の声を吸収してもらうことが何よりも大切であります。このことについて見解があればお伺いをしておきたいと思います。

 さて、現在の松本市老人保健福祉計画は平成5年4月からスタートしました。計画の中には健康な老人に対する拠点として福祉ひろばが位置づけられました。市長の公約である29地区すべてに平成11年度末までを目標にしましたが、市街地で場所の確保にも時間を要する等の理由で12年度末までと計画の期間を延長いたしました。当初の計画どおり進行していれば、29地区に福祉ひろばが完成していたわけでございます。

 福祉ひろばについては、一番最初に建設したところと途中で面積が拡大したことへの疑問、ひろばのメニューに対する要望、なかなか歩いて行ける距離になく、面積の広い地区での改善要望など、まさにソフト面からもハード面からも多くの意見があります。当初どおり進行していれば、12年度からの新しい老人保健福祉計画にきっちりと福祉ひろばの方向性を示すことができます。しかし、今の計画の達成は1年延びてしまいました。今後の福祉ひろばの方向を決めるのは計画策定の11年度末まででしょうか、それとも福祉ひろばの施設建設が完了する12年度まで待つのでしょうか、見解を求めたいと思います。

 次に、松本らしさについてお伺いします。

 6月初旬、松本の商業を活性化させるため、若い人材を育成される目的で松本商人大学校の入学式が市役所の大会議室で行われました。市長と商工会議所の会頭からあいさつがありました。宮坂会頭さんのお話は、今でも心に深く残っています。それは、若い皆さんはご存じないでしょうが、松本には松本民謡というのがありまして、「入馬千駄出馬千駄の心意気」と歌詞があります。昔は馬の背に商品を積んで松本に入ってくる馬が1 ,000頭、帰りに 1,000頭の馬が信州の商品を運び出したほどの商人の町だったのです。このような内容を話されました。私、このとき初めてその意味を知りました。早速図書館に行き、民謡の本を読みました。作詞は野口雨情で、作曲は中山晋平ということも初めて知りました。「歌わんせ、歌わんせ」との歌を見て、かつての職場の先輩が宴会でよく歌った歌だと、このことも思い出しました。歌の意味までは全然気にとめていませんでした。市の図書館の解説には次のように書かれています。「圏域のほぼ中央に位置する松本には、現存する我が国最古の城の国宝松本城がある。松本は早くから城下町として開け、江戸時代には北国街道、糸魚川街道、野麦街道が集まり、塩尻を介して中山道、三州街道にも通ずる商業都市として発展した。明治35年に篠ノ井線が開通するまでは、入馬千駄、出馬千駄のにぎわいを見せた。松本民謡は昭和初期につくられた新民謡である」と記されています。

 調べている間に疑問がわいてきました。なぜ、こんな生きた教材を若い人たちに伝えないのか。この議会でもまちづくりの論議になりますと、松本らしい町をと言われますが、まず松本らしさを継承していくことが大切であると思います。松本駅前が新宿のようだと言われるのも、この辺に遠因があるとも思われます。育成会などがお手伝いをして行っています青山様やぼんぼん、三九郎などの伝統行事は今も続いていますが、形だけにならぬよう注意する必要があります。本郷地区には浅間節があり、作詞作曲、そしてできたのも松本民謡と同じ時期で、同じ方がつくったとあります。郷土の貴重な民謡や踊りは学校教育の中でどう扱われているのでしょうか、現状の実態と考え方についてお伺いいたします。

 ことしのお盆の期間中、市内の盆踊りの状況を周辺から見て回りました。松本城の中央公園では第50回と確か書かれていたと思いますが、行われていました。私が行ったときは河内音頭が踊られ、その後、県内の民謡で木曾節になりました。最後まで見ることができませんでしたが、郷土の民謡はあったのかどうかわかりませんが、あったとしても、その時間はそんなに多くなかったと思います。美ケ原温泉ではウェルネスの前の駐車場で盆踊りが行われていました。全国的な有名な民謡の後に木曾節、そして美ケ原温泉の荷物にならないお土産にとのアナウンスがあり、美ケ原音頭が3回行われました。観光客の皆さんがしっかり、3回だけで覚えてお土産になったのかなと心配しましたが、もう少し長くやれば非常によかったと思います。踊りの後は太鼓演奏があり、終わったようです。その後、町会等が行っている盆踊り会場を数カ所見てきましたが、ほとんど全国各地の有名な民謡であり、松本ぼんぼんを行っているところを見て、ほっと一安心しました。

 松本市内にいるのに松本の民謡が聞かれないことは大変残念なことだと思います。盆踊りは地域の文化であり、強制はできませんが、市民の理解を得ながら、できるだけ地元のものを多くするような方向で取り組まれたらと思いますが、見解をお聞きいたします。

 次に、「松本のうた」についてお伺いいたします。

 市制80周年のときも「松本のうた」の募集がありました。入選曲がLPに吹き込まれ、私もその当時のレコードを持っています。また、90周年のときも同様に募集があり、今度はCDに録音され、収録されました。市制記念日の式典でも演奏されました。私は「松本のうた」の募集に2度出会いましたが、「松本のうた」を皆で歌うでもなく、単にLPやCDに収録しただけに終わっているように思えてなりません。「松本のうた」募集の本来のねらいは何なのかをお伺いします。

 「この街をわすれない」という曲が親善野球大会の試合の間に流されました。すばらしい曲でありますし、機会をとらえて市民の耳に届けることは大変評価しますし、今回、補正予算でCDなどを作成し、公民館や町会等に配布することは賛成です。曲をつくった方も演奏の方も皆に聞いてもらえ、覚えていただくことは大いなる喜びでしょう。ただ、あの曲は私のような素人にはなかなか歌えない、聞いて楽しむ方に回ります。「松本のうた」にジャンルがあってもいいと思います。皆が一緒に歌える「松本のうた」があってもいいと思います。市の新年祝賀式とか市制記念日の式典などで「松本のうた」が歌えたらすばらしいことです。

 もう1つ、今回の応募の中には民謡的な作品もあったと仄聞しています。民謡というジャンルがあれば、これも楽しいことです。踊りの振りつけは民謡サークルなどにお願いをし、お城や各町会などの盆踊りで古い松本の民謡と一緒に行えば、一層内容も充実した盆踊りになると思います。多分、次の機会は市制 100周年のときになろうかと思いますが、聞ける「松本のうた」、皆で歌える「松本のうた」、民謡による「松本のうた」のようにジャンル別に募集したらどうかと考えますが、見解をお聞きいたします。そして、その普及にぜひ力を入れていただきたいと思います。

 最後の項の市民会館などの利用についてであります。

 市民会館や社会文化会館は建築後の年数も経過し、老朽化が進行してきていることや、市民の利用ニーズが時代とともに変化し、要望や陳情が出されています。さらに長野県松本文化会館が建設されたり、周辺自治体でも同様の施設ができてきています。それらを踏まえて市民会館については、現地建設への可能性調査の報告に基づいて意見、提言の場として懇話会が設置され、現在、懇話会の論議にゆだねられています。社会文化会館につきましては本年度調査費が盛られ、地元コミュニティー対策委員会の意向も含め整備、調査の検討中となっています。私は現在進行中のこれらの課題に今回触れるつもりはありません。市長はよく古いものは大切に使いたいと発言しています。私も同感であります。そこで、今日まで市民会館や社会文化会館にどのような設備改善を図ったのかお伺いします。あわせて、低迷する利用率向上のためにどのように取り組まれたのかをお聞きします。

 かつて、この場で同僚議員からまちづくりか何かの課題で中信地区の高校の演劇の催しがお隣の塩尻市に移ってしまったとの指摘があったと記憶しております。主催する関係者にお聞きすると、どうも市民会館の使用料が割高であるらしいのです。そこで、塩尻市文化会館、略称がレザンホールですが、条例施行規則の使用料の減免を見ますと、5分類あり、その1つに市内に所在する幼稚園、高等学校及び大学が使用するときは、会場使用料及び附属設備使用料は全額免除であり、冷暖房使用料は減免しないと書いてあります。一方、松本市民会館の減免制度は、社会文化会館条例施行規則を準用して扱っているとお聞きしますが、この施行規則では3通りあり、本市と本市が国・県及び他の地方公共団体と共同で使用するときが会場料や附属設備料等の一切が減免となるのみで、その他市長が特別の理由があると認めたときは会場使用料のみが半額減免で、附属設備や冷暖房の使用料は適用しないことになっております。演劇や音楽会などホールを借りて行う場合は、マイクやライト、譜面台、平台など結構数多く使いますので、たとえ会場使用料が減免になったとしても、附属設備使用料が大きな負担になります。条例施行規則の減免制度を単純に比較すれば、新しくて安いところと古くて高いところの差になるわけでございます。関係者の選択は、新しくて安い方に流れるのは当然と言えましょう。私はこの際、規則の見直しを行うべきであると考えますが、見解を求めます。

 さらに、定期的に他都市の類似施設の減免制度を含む使用料に注目し、必要ならば改めていく体制を確立することが必要と考えますので、以上を申し上げて第1回の質問を終わらせていただきます。



○議長(百瀬常雄君) 有賀市長。



◎市長(有賀正君) 〔登壇〕

 田口議員のご質問にお答えをいたします。

 地域情報化基本計画等についてでございますが、議員のご専門の立場でいろいろご提言やらご質問があったわけでございまして、これについては新しい時代ではございますが、21世紀は欠くことのできない情報化あるいはマルチメディアの時代だ、こういう認識を持っているところでございます。ご質問にございましたように、平成8年度策定いたしました情報拠点施設の整備、松本市地域情報化基本計画において平成9年度から5年以内に着手予定の事業として計画しているものでございます。取り組みの経過につきましては、庁外の情報化推進組織である松本地域情報化推進委員会の意見、提言に基づきまして、庁内におきまして調整会議で必要性、機能性、そして規模、財源などを協議、調整を図ってきたところでございます。

 そんな取り組みの中で、平成8年度に策定いたしました松本市地域情報化基本計画では、情報拠点施設を中心に構築されます情報通信システムのほとんどが平成9年度から5年以内の実施と計画されており、システムの構築場所と設備が必要であるわけでございます。そこで、国の総合経済対策における補正予算で、議員もご指摘ございましたように国庫補助の追加がございまして、有利な財政支援政策が講じられる、そんな見通しがつきましたので、計画を1年前倒ししたところでございます。そんなことで、情報拠点施設の建設に当たりましては、21世紀の高度情報通信社会にふさわしい最新で充実した機能が備えられるよう基本設計、実施設計の段階で十分研究、検討を行ってまいりましたし、これからもまいりたいと考えております。

 財政負担軽減のために、まず県での補助、これも実はオリンピックを実施するために県が長野の施設に補助した例がございます。そのとおりいくかどうかは若干疑問のところでございますが、それをより一層充実するよう、そしてまた去る11日には郵政省へ参りまして、担当者と国庫補助の増額につき、また来年度以降の建設につきまして十分打ち合わせをしてまいりました。相当の感触を受けておりますので、若干これにつきましては正直申しまして本市はスタートがおくれた面がございますが、おくれを取り戻して全国でも最先端の位置につけられるだろう、このように感触しておりますので、今後ともご指導をいただきたいと存じます。

 また、ただいまご質問のございましたISO9000シリーズにつきましては、本市におきましては22事業所、これはセイコーエプソン、富士電機、石川島芝浦機械ほかでございまして、長野県下では 141ございまして、事業所の15.6%、これは平成10年3月現在でございます。そしてISO 14000シリーズにつきましては5事業所、本市におきましてはセイコーエプソンの3事業所、松下通信、ミサワテクノが挙げられるわけでございまして、これは県下では37事業所、平成10年5月現在で13.5%でございまして、本市におきましては県内でも先進的な取り組みをしている、このように考えております。

 企業の関心でございますが、申すまでもなく製造業にとどまらず建設、そしてまた流通、金融に至る幅広い企業技術の向上、そしてまた管理体制のマニュアル化等、企業体質の刷新方法として取り入れる動きが活発化し、企業の導入意欲は一段と高まっている、このように認識を深めております。また、国際信用度における親会社や取引先の要請による取得ケースもふえている、このようにお聞きをしております。

 また、認証取得の支援活動につきましては、セミナーの開催、これは松本市や商工会議所、アルプスハイランドのほかで進めておりますし、またアドバイザーの派遣、これは県が行い、また融資制度活用につきましては本市と県、中小企業金融公庫等が積極的にこの支援活動を進めているところでございます。

 次に、環境ISOに関してでございますが、これもかけがえのない環境に関する国際規格でございまして、認証をとるためには議員ご指摘のとおり環境方針の策定、方針実現のための計画策定、あるいは計画実現のための運用、そしてまた結果の点検、是正がございまして、この計画を定める第三者機関に申請する。第三者機関とは財団法人日本適合認定協会(JAB)、国内唯一の機関でございまして、申請者は企業、団体、官公庁等でございます。年1回の検査でございまして、3年ごとの更新が必要である、このように定められているところでございます。したがいまして、厳しい検査を行う環境ISOの導入によりまして、地球環境のそれぞれの問題解決、また環境配慮の管理体制の確立、そしてまた外部への信頼性の向上等が考えられ、団体、官公庁等のイメージアップや、また意識の改革につながると考えております。

 現在、環境保全施策に関する環境基本計画を平成11年度公表を目途に策定中でございます。その中に事業者としての市役所の環境保全への1つとしては、いわゆる物品の購入、使用、廃棄等の環境への配慮、そしてまた庁舎管理に当たっての省資源、省エネルギーの対策、そしてまた3番目には市の発注する建設、建築工事に当たっての環境への配慮、4番目は職員の意識向上に対するこれの取り組み、このようなことが考えられまして、数十項目の内容を定めた環境保全卒先実行計画を位置づけ、今後実施を予定しているところでございます。

 本市といたしましては、外部機関の認証こそただいまございませんが、これらの計画の策定、進行管理におきまして市役所がまず手本を示し、そしてまた事業者、民間の皆様方にも協力をお願いをしているのが現況でございます。当面、取得の取り組みの定着を図り、今ご指摘ございました環境ISOの取得については、他の地方自治体の動向を踏まえ調査研究をするところでございますが、今議員のご指摘もございましたので、前向きに取得につきましては考える時期が来ているであろう、このように認識をしているところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。

 次に、福祉行政につきまして、特に福祉ひろばの整備計画でございますが、当初、福祉計画の平成6年から11年度に29地区完成ということで、議会にも、また市民の皆様方にも提示をしてまいったところでございますが、議員ご指摘のとおり、いわゆる旧市の中におきましては条件整備と申しますか、どう考えてもなかなか取得できないところがございまして、それぞれの施設を改築の折に中へ入れさせていただく等がございますので、平成13年に計画変更をさせていただいたところでございます。

 したがって、最初のうちは 100?で進みまして、余りにも少ないということで 150?前後に広げさせていただきましたり、中の設備につきましてもだんだん向上させてまいりました。平成9年度建築のものには床暖房までつけるに至ったわけでございまして、これも特に福祉ひろばだけのものはそれほど考えられませんでしたが、デイ・サービスと併用しているものは、隣のデイ・サービスでは床暖があり、福祉ひろばへ来たら床暖がないというようなことでございまして、いつも申し上げておりますように、学びながら実践、実践しながら学びという手法を使わせていただきまして、全部終わるまで最初からやっただけでは、それだけでも5年、6年おくれてしまいますので、そのような方法を使わせていただきました。

 したがって、これらの改善につきましては、29地区終わった時点で古いものから改善し直す、こういう手法が妥当だろうということで、先につくらせていただいた、例えば本郷地区の皆様方には、そんなご理解をいただいているところでございますし、また地域におきましては、余りにも福祉ひろばといっても我々の場所から見れば遠いじゃないかという点もございますが、そのような気持ちを全部はできませんので、今度は各町内公民館へ議会のご理解をいただき、福祉ひろばの気持ちを取り入れた、車いすのトイレとかスロープ等につきましては補助金を若干でございますがつけさせていただいているところでございます。

 なお、介護保険制度の12年につきましては、これは国が策定していることでございますので、介護保険は12年に福祉ひろばのできる、できないにかかわらずやらせていただき、したがって、福祉ひろばのある地区と、ない地区がもちろんできるわけでございますが、これはご勘弁いただき、できるだけそれと並行して福祉ひろばをつくらせていただく。できるだけ条件整備を整わせていただく、こういうことでございまして、あくまで本市の福祉ひろばは本市独自でございますので、国の施策にプラス福祉ひろば、それがすべてではございませんが、福祉日本一の一里塚、こういうようにご理解をいただきたいと存じます。

 また、「松本のうた」につきましては教育委員会からご答弁申し上げますが、実はこれにつきましては私から思いを持って発案してつくらさせていただきました。実は大変惜しいことをしましたが、当初は議員ご発言ございましたように、市制80周年の折にやらせていただいたということを承知しておりましたので、時には一番実践部隊として骨折った、先般亡くなってしまいました太田陽啓君にこの件について聞きました。太田君が実は、「市長、それは幾つもやってもいいので、やるじゃないかい」という、ちょうど担当次長でございましたので、そんな思いもございまして、つくる最中にも病床へ、私もそうでございますが職員が行って打ち合わせをした、そんな重い記憶と申しますか、経過がございます。

 そこで、立派な曲もできまして、今、議員ご指摘のとおりでございますし、「松本のうた」もつくっただけではいけませんので、せんだっても野球大会の折にもファンファーレ等で職員が自発的に編曲してやってくれたとか、あるいは各種のセレモニーにやったらどうだなと、まずこれは耳で聞き覚えることが大事だとも思いますし、例えばサイトウ・キネンでも何回も聞いている、昨年やりましたオーケストラなどにつきましても、聞いているうちに理解が深まるというようなこともございまして、「信濃の国」とは趣が違うかもしれませんが、今回の特選の「松本のうた」等につきましても難しいかもしれませんが、「信濃の国」も最初はあのくらい難しいかなと思うわけでございまして、今、議員の提案を十分考慮しながら普及にも努めたり、また市民の皆様方にも愛唱していただきたい、そんな思いもございまして今回予算をつけさせていただきましたので、ご理解いただいたり、今後ご指導をいただきたいと思いますが、詳細につきましては担当部長から答弁を申し上げますので、よろしくお願いをいたします。

 以上でございます。



○議長(百瀬常雄君) 上條総務部長。



◎総務部長(上條炳君) 〔登壇〕

 最初に、地域情報化基本計画に関連のご質問についてお答えを申し上げます。

 初めに、地域情報化基本計画に定めている基本方針に基づく情報化事業の進捗状況についてでございます。

 情報システム整備、充実に関する事業では、公共施設案内予約システムなど20事業ございますが、このうち13事業に取り組んでおりまして、進捗率は65%となっております。また、地域情報化推進施策に関する事業では、インターネットサービス事業など12事業ございます。このうち9事業に取り組んでおりまして、進捗率は75%となっているものでございます。そこで、未実施の事業の主なものは、中央西土地区画整理事業の面的整備が完了してから実施いたします駐車場の案内システムや、美術館の開館時に取り組む美術館情報システムなどとなっております。

 次に、国の情報化施策の指定を受けている事業の取り組み状況について申し上げます。

 昭和63年に指定を受けました通商産業省のニューメディア・コミュニティー構想では、松本ソフト開発センターの建設に取り組み、平成2年度完成しております。そして、平成3年8月に指定を受けました自治省のコミュニティーネットワーク構想では、公共施設案内予約システムに取り組み、平成8年4月から稼働しているものでございます。また平成8年11月に指定を受けました郵政省のテレトピア構想では、第三セクターでありますテレビ松本がCATV網の光ファイバー化を推進しておりまして、本市におきましては今後、CATV網の活用を検討し、行政情報システムや地域防災情報システムなどのシステム構築を研究してまいりたいと存じます。

 次に、他省庁の情報化構想に対してどのように取り組んでいるかということでありますが、松本市地域情報化推進委員会からもこのような提言をいただいておりますので、情報通信システムの構築に当たっては、国等の情報化推進施策を積極的に取り組んでまいりたいと考えております。

 次に、庁内LANを活用したグループウエア、すなわち統合OAシステムの導入について申し上げます。

 統合OAシステムの導入につきましては、第2次松本市行政改革大綱の中でも重点課題として位置づけしてきておりまして、現行事務処理上の問題点を改善したり、簡素で効率的な事務事業を遂行する上で有効なシステムでありますので、早い時期に導入できますよう検討してまいりたいと考えております。

 次に、松本広域圏内の市町村におけるグループウエアの導入状況について申し上げますと、平成9年度に塩尻市と明科町で導入しております。そして豊科町では平成11年1月に導入予定と聞いております。また、グループウエアのネットワーク化につきましては、今後広域的に取り組めるよう調査研究をしてまいりたいと存じます。

 次に、市民会館あるいは社会文化会館の状況についてお答えをしたいと思います。

 最初に、市民会館と社会文化会館の施設改善の状況についてでございますが、市民会館は昭和34年開館以来約4億円をかけてきておりますし、社会文化会館は平成8年度に松本市に移管されて以来約 2,000万円をかけております。両施設ともご利用いただくのに支障が生じないよう努めてまいりました。この内容は、機器や設備の老朽化等による故障、機能不良に対応した営繕的な改修が主なものでございます。また、利用上の対策についてでございますが、市民会館、社会文化会館とも設置されてから長い年月を経ておりますので、両施設ともその存在は十分知られていると考えておりますが、月ごとの催し物案内を関係機関やマスコミ等に配布したり、公共施設案内予約システムで活用する等して周知に努めております。しかしながら、前段申し上げましたように、市民会館は開館以来40年を経過して老朽化が著しいこと、さらに社会、経済情勢の急激な変化に伴い、施設に対する要求の多様化、高度化が求められていること等の中で時代の要請にこたえ切れておりません。また、社会文化会館は1階が平土間のパイプいすであることや、音響、照明設備が不十分などのことから、両施設とも使いにくいとの指摘が多く、利用者の施設離れに苦慮しているのが現状であることをご理解願いたいと存じます。

 次に、使用料の減免措置の状況について申し上げます。

 市民会館、社会文化会館、音楽文化ホールとも共通した減免措置となっておりまして、市内の幼稚園、保育所、小・中学校は会場、設備とも 100%減免していますが、登録団体などは会場を50%の減免とし、照明、音響などの設備使用料は実費との考え方で現在減免しておりませんが、設備使用料の減免につきましても、市が設置している他の施設との関連も配慮しながら総合的に研究してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。

 以上です。



○議長(百瀬常雄君) 萩原社会部長。



◎社会部長(萩原寿郎君) 〔登壇〕

 介護保険制度への取り組みについて、2点ご答弁を申し上げます。

 まず最初は、平成12年4月に向けての準備の現状と今後の対応でございますが、まず現状でございますが、4点申し上げたいと思いますが、まず第1点の現状の人員体制でございますが、ことしの4月から担当職員2名を福祉計画課に配置したわけでございますが、8月にさらに2名増員をいたしまして現在4名の専任職員で対処いたしております。

 それから、2点目でございますが、部内に部内連絡会議あるいはプロジェクトチーム等を設置いたしまして、それぞれの各課題ごとに取り組みをしております。

 それから、3番目といたしまして、要援護高齢者の実態調査及び一般高齢者の意向調査、これは特養の入所者や入所待機者も含めてでございますが、約1万人の調査をことし8月1日現在で実施をしておりまして、これは介護サービスの需要量を把握するための最も基本となる調査でございまして、全国で一斉に行われておるわけでございますが、それをやって、これから分析に入っていくというところでございます。

 4番目といたしましてPRでございますが、これは広報まつもと等を通じ、あるいは各種団体へ出向いての説明というようなことでPRをしております。

 これが準備の現状でございます。

 それから、今後の対応でございますが、組織、人員体制でございますが、ことしの11月に予定されております人事異動の際に、さらに一定の何がしかの増員をしたいと考えておりますが、来年の4月は12年と同規模の組織体制及び人員配置をしていきたいと考えております。

 それから、2番目でございますが、老人保健福祉計画と介護保険事業計画の策定ということがあるわけでございますが、介護保険事業につきましては、これらの計画をつくることがすべてだと言えば、そういうふうにも言えるわけでございますが、いずれにしましても計画策定を行うと。それに当たっての市民懇話会及び庁内検討委員会というものをつくっていきたいと。これはなるべく早く立ち上げたいと考えております。それから、先ほど申し上げました実態調査の集計、分析というようなことがございます。

 それから3番目といたしまして、当面の具体的な事業でございますが、ご質問にもありました要介護認定のモデル事業、これはことしは松本広域圏で行うことになっておりますが、9月30日から11月30日までの間に行うことになっております。

 それから、介護支援専門員、ケアマネージャーと申しておりますが、これの養成ということで10月11日に試験がございまして、本市からも保健婦十数名が受験する予定となっております。

 4番目にPR活動でございますが、引き続き広報まつもと等によりましてPRをしてまいりたいと思っております。

 以上が取り組みの現状と今後の対応でございます。

 次に、昨年実施しました要介護認定モデル事業についてでございますが、まず内容、結果、成果、問題点でございますが、どのようにしてやったかということでございますが、これは昨年の11月10日から12月10日までの1カ月間に行ったわけでございますが、松本市がご質問のように指定を受けてモデル事業をやったということで、対象者 100人を選びましてやりました。審査回数を4回開いたと。審査の委員は精神科医とか特養の施設長等5人をお願いしてやりました。結果でございますが、 100例をやりまして、最初の調査と審査会の結果で差異が出たのが10例、1割について違いが出たという結果でございました。

 問題点でございますが、痴呆のことに対する問題でございまして、痴呆に対する評価が寝たきりに比べて低いと、国の基準でございますが、あるいは判定基準が不明確というようなことで、要するに痴呆の老人が手がかかるのに対して、どうも国はそれほど重く見ていないと、そこが一番問題だというのがやって一番わかったことでございまして、しからばそれをどのように国・県へ申し入れたかということでございますが、県が取りまとめをいたしまして厚生省へ報告したということでございまして、先ごろ8月20日でございますが、国の東京で行われました説明会へ出ましたが、厚生省もこの点はよく承知しておりまして、痴呆性老人に対する手のかかりぐあいについてはもう少し重くというか、手がかかるんだという見方をしていきたいという見解を述べておりました。

 それから次に、ことしのモデル事業は広域で行うわけでございますが、見解いかんということでございますが、ことしの事業は9月30日から11月30日までの間で松本広域圏 120人を対象としてやるということで、松本市の割り当ては20人でございます。松本市といたしましては、昨年のただいま申し上げましたような結果を踏まえまして、さらにどのような問題点があるか探っていきたいという考えでやっていきたいと思っております。

 それから最後に、先ほど申し上げましたが計画策定に当たっての懇話会の委員を幅広くというご指摘でございますが、私どもも全くそのように考えておりまして、単に団体の長ということではなくて、できるだけ現場で実務に携わっているような方に重きを置いていきたいというような考え方でございますし、介護問題というのはやはり女性の方が今まで大変お骨折りをいただいてきているという事柄でございますので、女性の方にもなるべく多く参画していただくような方向で考えていきたいと思っております。

 以上でございます。



○議長(百瀬常雄君) 舟田教育長。



◎教育長(舟田智理君) 〔登壇〕

 松本らしさについてというようなご質問の最初の点でございますが、学校教育の中で郷土の民謡、盆踊りをというようなお尋ねでございますが、現行の学習指導要領におきましては、心豊かな人間の育成という観点から、我が国の文化と伝統を尊重する態度の育成を重視するというような項目がございまして、ご指摘の伝統、文化に触れる機会を大切にすることが求められておるということでございます。具体的な学習の場面といたしましては、学校裁量の時間等の内容といたしまして地域の文化、自然等に親しむ体験的な学習活動というようなところが位置づけられております。したがいまして、地域の伝統的な盆踊り等もこの事業の1つとして取り入れるということができるわけでございまして、また地域に親しむ活動としてのそれぞれの地域にお住まいで、それぞれの分野にご堪能な方を学校にお招きして指導、授業をしていただくというところの地域指導者招聘事業ということがございまして、その中でも来ていただいて教えていただくというような場面もあろうかと思います。

 これまでも運動会等におきましては、出し物の1つとして松本ぼんぼん等が踊りといいますか、歌といいますか、行われているということもご承知のとおりでございます。また、学校外の活動といたしまして、盆踊り等地域の行事にも積極的に参加することが望ましいわけでございまして、私どもといたしましても各学校に対して、そのような取り組みをご指摘の点を踏まえて強化していただくようにお願いしてまいりたいと、このように考えているわけでございます。

 第2点の盆踊り等云々というお尋ねでございますが、私も初めて8月14日に中央公園で行われました盆踊りというものに立場上参加をいたしまして、なれない手つきで踊ったわけでございますが、この盆踊りには市民の皆さんだけでなく、遠来の観光客の方も参加されておりまして、有名な各地の盆踊り民謡等をそれぞれ輪の中で楽しそうに踊っていたのを今思い出しておるわけでございます。各地の盆踊りを取り入れるというところにお城盆踊りの従来からの流れがあったようでございますが、ただそれだけではございませんので、途中で松本レクリエーション協会の方々が手ほどきをされまして、ご指摘の松本音頭でございますとか浅間節でございますとか松本民謡でございますとか、そういうものも内容として入っておりまして、遠くからの皆さんもそれを習いながら踊るというような場面もございました。

 いずれにいたしましても、議員ご指摘のように市民の皆さん方が地域のそういうものを大事にされて、ますます盆踊り等の機会をとらえて、大いに盛んにしていこうというような機運が醸成されていくことは大変結構なことであると、私どももそういう方向を願っておるということで、お答えにかえさせていただきたいと思います。



○議長(百瀬常雄君) 赤羽教育次長。



◎教育次長(赤羽敬一君) 〔登壇〕

 「松本のうた」につきまして、市長答弁に補足してお答えをいたします。

 まず最初の「松本のうた」の募集のねらいについてでありますが、これにつきましては市制施行90周年を記念しまして音楽都市松本をアピールするとともに、松本にふさわしい歌を選考しまして、広く市民の皆さんに愛唱されることをねらいに募集をしたものであります。この結果、全国の各地から 134人、 110曲の応募がありました。

 次に、募集に際して聞ける歌、みんなで歌える歌、民謡の3つのジャンルに分けて募集してはとのご質問でありますが、ご承知のとおり歌には多様なジャンルがありまして、募集方法にしましても歌詞と曲を分けるなどさまざまな方法があります。今回は特にジャンルを限定せずに募集したものでありますが、最優秀曲を初め入選曲につきましては、いずれも音楽関係者等から高い評価をいただいておりますが、貴重な提言として今後の参考にさせていただきたいと思っております。

 次に、「松本のうた」の普及についてでありますが、今までに最優秀曲や優秀曲を市制記念式典あるいは行政改革懇談会など、市で主催する各種の行事の際にコーラスグループ等に歌ってもらったり、あるいは参議院選挙の各投票所でテープで流すなどの普及活動を行ってきました。また、市役所の庁内放送でも毎月放送しておりますし、このほか市政テレビ番組での紹介、各福祉ひろばではテープと歌詞を配布しまして利用してもらうなど、主に最優秀曲を中心にPRをしてきました。また、今後、最優秀曲の「この街をわすれない」のCDを作成しまして、小・中学校あるいは高校、公民館等の公共施設や音楽関係団体、各町会等に配布をしまして、広く市民の皆さんに愛唱され、また歌い継がれていけるように普及に努めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 以上でございます。



○議長(百瀬常雄君) 24番 田口悦久君。



◆24番(田口悦久君) 〔登壇〕

 それぞれご答弁をいただきました。時間も、もう1人いますので、簡潔に2回目の質問をさせていただきたいと思います。

 1点目の情報化の問題に対しまして、市長から、あるいは部長からそれぞれご答弁をいただきましたけれども、前向きに取り組んでいると、こういう状況について認識をしたわけでございますし、また郵政省との接触でよい感触を得ている、こういうふうになれば、あとは市長の決断で思い切って予算をつけていただいて実行していくことが何よりもこの段階で大切ではないかと、このように考えております。

 ただ1点、答弁漏れというか、私はインターネットとか電子メールの名刺の話をしましたが、インターネットや何かの普及状況はどうですかとお聞きしたんですが、答弁の中でなかったようでございますので、そこはもう1回お聞きをしておきたいと思います。何件くらいあるのかということです。

 庁内LAN等についても了解をいたしました。これも早い時期に導入したいということでございますので、郵政省の方で感触も得ているわけですし、ぜひそこら辺も頑張っていただくということを申し添えておきたいと思います。

 私の経験から言いましても、情報化の推進で一番問題になるのは、OA機器とかパソコンをうまく使いこなすことが職場でできるのか、こういうことが大きな問題になるわけでして、当然庁内でもOA研修とか新しいシステムの研修というものが行われていると思いますけれども、職場全体から見るとまだまだという感もあろうかと思います。まして加えて定期的な人事異動もございます。各課平均に受講をしてもらうと、こういうふうにしても異動の時期に均衡が崩れてしまうと。そこで、趣味等でパソコンを使っているという職員も多々あるかと思います。研修を受けた職員のことはもとより、個人的に興味を持って使っているという人たちを含めて技量の把握をそれぞれ行って、それぞれの職場の中で情報化の推進役、こういうふうにしていくべきではないかと考えていますが、市のお考えをお伺いしたいと思います。

 私も長年パソコン等をやっていますけれども、習うというよりもなれる方が早道でして、そういう意味でもいつも自分のそばにそういう推進役がいるということは非常に大切だと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。

 次に、現在あります松本市のホームページ、私も時々見させていただきますが、姉妹都市であります藤沢市のホームページも私ちょっと接続してとってまいりましたけれども、これはハードコピーでございますが、電縁都市藤沢というような、電気の電、エンは縁という字ですね。ですから電気で人と人とがつながり合うと、こういうホームページもつくられていまして、下の方にフラッシュする文字が出てきまして、何かなと思ったら、日本経済新聞社主催のインターネットアワーで電縁都市藤沢が地域活性化センター賞を受賞したというような、非常に姉妹都市である藤沢市も頑張っているなと。それから、広報がインターネットのホームページに載っているんですが、藤沢市の場合は10日と25日に広報を発行しているようですが、松本市は1日と15日ですが、広報がホームページに載っていると。さらにびっくりしましたのは、ここに 914というメーターがついていますが、これは 914人目が見に行ったということですが、藤沢市議会のホームページもありまして、陳情の仕方とか議員の名簿とか、議会はどんなことをやっているのかということも広く市民にやっております。

 今ご紹介したのはほんの一例でございますけれども、ぜひ他都市の状況等も参考にして、松本市のホームページがせっかくあるわけですので、この辺についての考え方、こういうことをお聞きをしたいと思います。常に新鮮で魅力のある情報、それを今は印刷物でどうしても大量に発行して提供していると、そういうことも少なくなると思いますので、ぜひ見解だけ求めておきたいと思います。

 それから、高度な情報通信技術、こういうことを活用することで行政サービスなどの向上を図っていくことが必要ではないか。私なりに考えてみたんですが、例えば福祉部門では各福祉ひろばから市役所の保健婦さんに接続をして健康相談がいつでもできるんだと。今、テレビ等でやっています遠隔地医療で通信技術を使ってやるというようなことも可能だと思いますし、また障害者のバリアフリーということで、福祉道路を市長は一生懸命取り組んでおりますが、障害者の情報のバリアフリーということで、障害者パソコン研究会ですか、そういうような組織をつくって一生懸命やっておりますが、ぜひそういう部分にも目を向けてもいいのではないかというふうにも思います。

 教育関係では信州大学の中に院内学級がございます。本校、旭町小・中学校との同一授業を受けてみるとか、あるいは児童・生徒の自分の出身の学校と回線をつないで、一緒に友達とするというようなことも非常に有益ではないかと思いますし、また農政関係では過日、農畜産物消費拡大懇談会で東京へ行ってまいりましたが、視察した後、東京の大田市場の花卉市場で卸会社の社長さんが言っておりました。少なくとも市場と生産者が情報の共有化をできないと、生産者がせっかく物をつくってもばくちをやっているようなものだと。向こうでいらないのにこっちが送り込んでいるというようなことがありまして、ぜひそういう部分の通信網というものをつくれば、もっと生産者もいいし消費者側もいいじゃないかと、こんなお話も聞いてきました。

 私が少し考えただけでもいろいろなアイデアが出てくるわけでございます。いずれにしても国の基本構想等を積極的に受け入れる中で、さらにまた市民のために活用できるものは大いに活用していっていただきたい、このことだけ申し上げておきたいと思います。

 それから、2点目のISOについてでございます。答弁でほぼ満足しております。ただ、本市が環境ISOの取得について前向きに検討していきたいと市長は答えておりますので、できるだけ一日も早くやって、取得できるように実施計画をつくる中で早めていただくように、これはぜひともお願いをしたいと思います。

 私、先ほど申し上げました上越市のISO1万4001の中で環境目的プログラムというものがあるわけですが、ユニークだなというような部分をちょっとここでご紹介したいと思いますが、例えば環境に優しいまちづくりの推進という中では、新たに建設する公共施設は原則的に太陽発電装置を2000年までに3施設つくっていく。あるいは2000年までに風力発電装置を2基つくっていく。これもユニークだなと思うんですが、2000年までに主要バス停及び鉄道駅に駐輪場を整備し、バス及び鉄道の利用を促進する。具体的な中では主要バス停へ駐輪場をつくってエネルギーのむだをなくしていこうというようなことですね。

 それから、環境に配意した事務事業の促進という中で、私もよく知らなかったんですが、可能な限りグリーン購入を実施するということで、例えば管財課が鉛筆を1本買うにしても、塗装がしていなくて裸の木のままの鉛筆というのがあるそうですが、環境に優しい鉛筆、こういうものを購入していくとか、非常にユニークな部分がありまして、もちろん市の電気とかガス、こういうものを削減していくということでございまして、この中では電気加熱する電気ポットとか、そういうコーヒーメーカーみたいなものは庁内で使用をやめるとか、非常に計画を見ますと各点から環境を大切にするにはどうしたらいいかということで盛り込まれておりまして、ぜひこれは市長、前向きな考え方を示されておりますので、これ以上申し上げませんけれども、とにかくこれは言えば21世紀のけちけち作戦というか、そういうことだと思います。それをやっていくと経済的にも一時期経済はダウンするかと思いますが、そのダウンした分は、やはり地球環境にそれだけむだなエネルギーを使っていたということになろうかと思います。そういう意味で国際的な環境基準でありますISOの松本市の取得、これはぜひとも一刻も早くやってもらうようにお願いをしておきたいと思います。

 それから、福祉行政については答弁で質問したことにつきまして、ほぼ了承をし、もう1つ重要なことをお聞きをしておきたいと思います。これから要介護高齢者実態調査と一般高齢者の意向等調査が先ほどの答弁でも行われるということでございます。その結果を集計して分析をして、それを事業計画と保健福祉計画の策定の基礎資料としていくということになっております。この調査で一番留意しなければならないことは、現在の措置制度から保険料を支払って当然の権利として介護サービスを受けるという制度に転換をしてしまうわけです。今、ニーズ調査を行っていますが、調査を受ける人は、どうしても今の措置制度の中でのニーズについてお答えをすると。まだ日本人はだれも介護保険の体験というものをしていない。そういうことから調査する側も非常に大変であると思います。措置制度から保険制度に移行する中で確実にニーズを拾い出していく。そうなればニーズは今までよりも上がってくる、この辺をしっかり把握しないと事業計画も有名無実な計画になってしまうと思います。

 そこで伺いますが、調査に当たり措置から保険制度に変更になることを考慮して、何らかの工夫が必要になると思いますけれども、今回の調査方法についてどのような工夫がされるのか、この辺についてお伺いをしたいと思います。

 次に、松本らしさについてご答弁がございました。おおむね了といたしますけれども、私、木曽の生まれですので、学校の中で参考になればということで提言だけしておきます。木曽では今でも続いている、この間電話して確認しましたが、まだ続いているということですが、運動会の最後に全校で木曾節を踊っています。もちろん新しく転任されてきた先生についても覚えていただいて、全員で参加をしている。こういう学校の中で伝えていく方法もあると思いますので、参考までに提言をしておきます。

 次に、盆踊りはできるだけ地元のものにすべき、こういうふうに考えているのは、もちろん地域の伝統文化を大事に継承していく、こういうことのほかに私はまだメリットがあるのではないかと思います。特に真夏の日の落ちた松本地方というのは、大都会と違いまして夕方は本当に涼しくなります。さわやか信州という言葉がありますけれども、東京や名古屋で夏に宿泊したときと違って、本当に都会から松本に来られた観光客は夕食後の時間帯、このときに夕涼みをして、室内にいるよりむしろ外へ出たいという観光客が非常に多いように思います。そんなときに松本地方の民謡で盆踊りが行われていたとすれば、よい旅の思い出にもなると思います。

 夏のイベントとして松本ぼんぼんや太鼓フェスティバルや薪能というふうに行われていますが、長期間では残念ながらございません。夏の夜の信州の一番魅力のあるこの時間帯を有益に使えるのは、やはり盆踊りではないかと私は考えました。また経費の面から見ても、先ほど紹介しましたものからすれば、そんなに経費がたくさんかかることはないと思いますので、ぜひそういう方向でご努力をお願いしたいと思いますし、また長野県下の他市を私は全部見たわけでもないですが、現在の松本市のような状況の盆踊りの大会だと思っています。ここで松本市が他市に先駆けて松本らしいことを取り組むということは、また1つの意義があることではないかと、このように思いますので、ぜひそういうことも耳に入れながら取り組みをしていただけたらと思います。

 次に、「松本のうた」についてでありますけれども、私は歌の力というのはすごいと思いました。ことしの冬季オリンピックの開会式の中で、中南信の人は余りオリンピックによい感情を持っていなかったというふうに思います。私もその1人でございます。ところが日本選手団が入場したとき「信濃の国」、これが流れました。日本選手団の入場になぜ「信濃の国」だと、こういうふうに批判されることもありましたけれども、やはりその曲を聞いた途端に今までの感情というものが流れてしまって、心憎いばかりの演出だと私は思いました。私は改めて歌の持つすばらしい力、こういうものを再認識をさせられました。ぜひ「松本のうた」でみんなが歌える歌、市民が心を開いて、そして市民が連帯感を持てるような、こういう効果を発揮する「松本のうた」になってほしいな。ぜひそういう方向で今後取り組まれますように要望だけしておきたいと思います。

 最後に、市民会館等の利用について答弁がございました。会場の減免だけでなくて総合的に研究してみたいということでございますので、ぜひその方向でご努力をお願いしたいと思いますが、松本市が先ほどもありましたコンベンション構想に力点を置いて事業を推進していくということでございますので、その面からもお願いをしたいと思いますが、県の施設で松本の文化会館というものもございます。県の松本文化会館の減免等の考え方も松本の市民会館と同じような制度になっているというように私、使ってみて思いました。附属施設や暖房料というものが減免にならなくて、学校の70周年の音楽会をやったわけですけれども、大変な経費がかかりまして、ぜひとも松本市もそういう方向で努力されるということでございますので、ぜひ県の施設についても松本市と同じような方向に行っていただくようにご努力をお願いをしたいと思いますが、その辺について何かご見解があればお伺いをして、私の質問のすべてを2回目でありますが終わらせていただきたいと思いますので、よろしくご答弁をお願い申し上げます。



○議長(百瀬常雄君) 有賀市長。



◎市長(有賀正君) 〔登壇〕

 田口議員の2回目のご質問で、市民会館あるいは県民文化会館の減免等について、先ほどの総務部長の答弁に加えて補足しながら、ただいまの質問にお答えをしていきたいと思います。

 県の文化会館は長野、松本、伊那の3文化会館があるわけでございまして、会場の使用料については30%の減免制度がありますが、設備の使用料は減免されていない、ご承知おきだと思います。これらの減免につきましては、県の施設ではございますが、できるだけ減免ができるか、見直しをお願いしていきたいと思いますが、ただ研究してみますと、私どもの施設、市民会館等は、これから直すとしても、実は長野もこの類については新しいオリンピックでつくったものについてはその後まだ承知しておりませんが、前の市民会館等につきましては私どもと同じような措置でございました。しかし、岡谷のカノラホールとか塩尻の先ほど質問ございましたレザンホールは減免措置がずっとあるわけでございまして、したがって、先ほどご質問のとおり新しいものが安くて古いものが高いと、こういうことになりますが、私どもの古いのは減免措置がなくて、県民文化会館はそれより新しい、それが30%、そしてそれより新しい岡谷の施設はあり、塩尻の施設はありということですから、新しいものほどそういうような、いわゆる市民会館活動、公民館活動、その延長に対する行政側の施策かなと思ったところでございまして、したがって、今ご指摘のとおり総合的に再検討してまいりたいと考えますし、もう1点、せんだって、14日でございますが、市民会館の改築に対する信州大学の学長、きょうお出ししました陳情がございました。この折にも学長が県の開館はたしか9時でございましたか、間違ったらまた訂正をお願いしたいと思います。たしか9時だと思いますが、これがいかんせん学会があってもどうしても直らないと。市の場合は少しは融通してくれると。学会は場合によっては朝7時から準備してやるんだと、こういうことで、ぜひ市の場合は融通性もあるからというような。開館時間なども今は多岐にわたっておりまして、その辺も融通性を持たなければいけないなという、その融通性については市の方が融通性がつくからという、そんな学長の陳情の折、恐らく議長さんのところへも同趣旨のお話があったと思いますが、そんなこともございまして、使用者側の利便を図ることが公共の施設だと思います。安いだけがいいことではない、原価の問題もございますし、いろいろ税金で建てたということもございますので、すべてそのとおりにはなりませんが、しかし全国的なニーズ、近隣のニーズ、こういうものに合わせることも必要かと思います。

 それから、先ほど建てかえるということを決して優先するわけではございませんで、できるだけ今の施設でできるものはということで、今までも建てて以来は新しい、機械だけを更新したというだけでなくて、ご案内いただいているように市民会館の舞台装置等も新しい施策ができるようなことで、先ほどの改装費といいますか、改修費もその中に含まれておるわけでございますので、しかしどうしても机から何からというものに対しては、今の施設、あるいはまた前にも6月市議会でも私申し上げたと思いますが、役者さんが来たときのそれぞれの小部屋等がどうしても今の施設ではというような面もございまして、実は閉口していることを申し添えたいと思います。舞台だけでなくて、いわゆるソフト、ハード等いろいろあるわけでございますが、総合的な面で懇話会でご検討をいただくのでございますが、当面これでも改築するとしても日時がかかるわけでございますので、当面の問題は今議員提言のとおり、改善できるものは改善し、そしてまた県へお願いする、お願いしてみてそのとおりになるかどうかはわかりかねますが、最善を尽くしてまいりたいということを申し上げたいと思います。

 以上でございます。



○議長(百瀬常雄君) 上條総務部長。



◎総務部長(上條炳君) 〔登壇〕

 先ほど田口議員さんの1回目の質問で答弁を申し上げなかった個人や企業団体のインターネットの加入状況についてお答えを申し上げたいと思います。

 松本市内におけるプロバイダー加入者の統計が現在ありませんので明確にはお答えできませんが、全国の普及率の調査などの算式を参考に推計しますと、おおよそ1万人くらいの加入者があるだろうと、このように考えております。ちなみに、松本市が昨年10月から始めましたインターネットサービスの加入者は、9月11日現在で 919人となっております。

 次に、2回目のご質問の情報化の基本方針に関連しての質問にお答えを申し上げたいと思います。

 最初に、各職場に情報推進役を育成して推進することについてでございますが、議員のご指摘のとおり庁内の情報化は職員のスキル、技量の実態を把握しながら推進することが重要なことであると考えております。本市におきましても日常の事務処理で基本となる文書作成や表計算のOA研修は、民間が実施する研修会に毎年参加してきております。さらに毎月1回庁内で専門講師による研修会の開催もしております。また、新しいシステムを導入するときには各課にインストラクターを養成する研修を実施するなど、全職員が取り扱えるよう努めてきております。また、先ほどお話ありましたように、人事異動においても各課におきまして支障のないよう配慮してきておりますので申し添えます。

 次に、松本市のホームページについて申し上げます。

 平成9年10月1日に市独自のホームページを開設しました。そのときは約 100ページのホームページでございました。その後、庁内のインターネットワーキンググループ21名の皆さんの取り組みによりまして、現在は約 300ページに及ぶホームページ、充実してきております。今後もさらにホームページの充実を図り、松本市を国の内外にアピールしてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いをしたいと思います。

 以上です。



○議長(百瀬常雄君) 萩原社会部長。



◎社会部長(萩原寿郎君) 〔登壇〕

 介護保険についてのご質問にお答えをいたします。

 措置制度から保険制度への移行に伴いサービス需要量が増すると思われるが、それがどのくらい把握できるか、調査についての工夫いかんということでございますが、結論的には工夫しておるつもりでございますが、若干申し上げますと、ご案内のように8月1日付の調査、これは先ほど申し上げましたが、国の指示に基づく全国一斉の調査でございまして、県がモデル調査票を示してきておるものでございますが、4つございまして、高齢者一般調査、これは健康な老人5,000人で、民生委員が行って置いてきて、書いたら取りにいくと、それが1つ。それから、2番目と3番目は現にサービスを受けている人の調査で、1つは在宅のホームヘルパー等のサービスを受けている調査、これは 4,000人が対象で、これは在宅保健婦等にお願いして、これは面接をしての調査でございます。それから、3番目のサービスを受けている中で特養等の施設に入っている方の調査、これは実際に施設に入っている方、これは県が施設を通してやります。それから、4番目は特養待機者の調査ということで、これは市のケースワーカーや保健婦の職員がこれも面接調査でやると、こういうことでございまして、そこで工夫でございますが、1つは調査内容で、回数は今ヘルパーが週3回とかあるわけですが、今後どのくらい希望するかということで調査がありまして、それによってどのくらいふやしてもらいたいというような意向を持っているかというのが1つできるのではないかと思いますし、もっと総体的には、面接調査である在宅のサービス受給者 4,000人及び特養待機者の調査、これは面接調査でございますので、これらについてはそれぞれ面接者にまた後でまとめてヒアリングというか、私どもの方で話を聞きまして、全般的にどういうような意向を持っているかというようなことを把握すると、それによって傾向をつかんでいきたいと、そのように考えておりますが、よろしくお願いいたします。

 以上でございます。



○議長(百瀬常雄君) 以上で田口悦久君の質問は終結いたします。

 続いて、3番 黒田輝彦君。



◆3番(黒田輝彦君) 〔登壇〕

 発言の機会を得ましたので、市民連合を代表して、残された時間内で通告いたしました教育行政について質問をさせていただきます。

 初めに、子供が毎月学校へ持っていく学年費についてお尋ねいたします。

 他県から転入してきた若いお母さん方から、やれ給食費だ、修学旅行の積み立てだ、学年費だと、学校へ持っていくお金が多いという声を幾つか聞いております。本市では小学校に入学すると算数セット、鍵盤ハーモニカ、粘土、絵の具等々個人所有として共同購入させます。その後、使う時期に応じてスケート、今は買わせてはいないようですが、中学生になりますと竹刀など補助教材や教具と言えばよいのでしょうか、とにかく買う物が多い。よそでは学校でそろえておいて、順次子供たちに使用させるからその都度買う必要はない。松本は義務教育にお金がかかる。なぜなのかという声であります。具体例を1つだけ出します。入学時に購入する机の引き出し600円、わずかな金額ではありますが、これを机と一体のものとして学校側で用意すべきと考えるか、毎年入学時に買わせればよいと考えるのか、この点が教育にかかわる基本姿勢が問われるところであると考えるものです。ただいま申し上げた引き出しの件も含めてご答弁をお願いします。

 本市の義務教育において、保護者から徴収する金額は合計で幾らになるのか。学年費として徴収するお金はどういうものの購入に充てているのか、お伺いをいたします。

 学年費に関連して、修学旅行についてお伺いします。修学旅行の費用は積み立て方式で、毎月徴収しておりますのでお伺いいたします。

 私の修学旅行は昭和40年代前半でしたので、今と違い、家族でどこかへ旅行へ行くなどということはめったになく、もちろん車もありませんでしたから、交通手段は専ら自転車かバスでした。汽車に乗ることさえ珍しかった時代です。友達がどこか遠くに行ってきたと聞けば、随分うらやましく思ったものです。ですから、小学校のときも中学校のときも修学旅行は大変に楽しみで、あっと言う間に過ぎてしまった割には、その記憶は鮮明です。友達と過ごした数日は金の思い出として残っております。

 話がそれましたが、最近、修学旅行費の支出の仕方が話題になっております。行政改革が進んでも教育関係は大丈夫とされて、業者との利権問題、癒着の関係が心配になります。下見の視察旅行に問題はないか、修学旅行の費用は適正な額であるのか、タクシーを使ってのグループ行動が定着しているようですが、タクシー利用に問題はないのか。加えて、児童・生徒たちは現在の修学旅行に対してどのようにとらえているのか。家族で海外に行くこともふえている現在、修学旅行の教育的意味はあるのかどうか、お伺いをいたします。

 教育行政に関連して学校給食についてお伺いいたします。

 現在、週3回行われいる米飯給食は子供たちにも人気が高く、評判がいいようですが、米飯給食に対する政府の補助が昨年度40%だったのが本年度30%、来年度10%、再来年12年度には打ち切りになると聞いております。農家に対しては減反政策に従えば補助金を出すのに、子供に食べさせる米はないというのでしょうか。政府の対応、施策が理解できません。恐らく財政難ということが理由ではないかと考えられますが、教育に関して段階的にとはいえ、このような切り捨てるような形態をとっていいものなのか、大変に疑問に思うものです。この米飯給食の補助を打ち切る理由を文部省はどのように説明しているのでしょうか。また、この補助は米の現物支給なのか補助金なのか、これまでの経過も含めてお伺いをいたします。

 さらに、補助が打ち切りになるとすれば、当然給食費の値上げが問題になります。小さな子供を持つ若い夫婦にとって負担増は、たとえ少額であっても家計に圧迫感を与えます。現在、小学校で給食費は月 3,800円です。1日にすれば少額かもしれませんが、1カ月となると大きな額になります。米飯給食の補助打ち切りによる給食費の値上げをどのように考えているのかをお伺いいたします。

 次に、不登校対策についてお伺いいたします。

 私は今まで何回かこの問題に対して質問をしてきました。8月6日に発表された文部省の学校基本調査の小・中学生の不登校が97年度10万人を突破したとの内容には、やはりという感を強くしました。昨年9月議会で私は不登校の実態を取り上げ、相談員の設置をと提案しました。教育長の答弁は、相談員は今のところ考えていないが、研究はしてみたいとのことでした。この1年間、松本市教育委員会として不登校問題に対しどのように取り組んできたのか、まずお伺いをいたします。

 不登校の児童・生徒ですが、小学生では2万 754人、中学生では8万 4,660人、小学生では 378人に1人、中学生では53人に1人が不登校との実態は、圧迫感さえ感じる受験重視の詰め込み教育、ゆとりのない時間割等々、子供からもっと教育環境を、教育制度を考えてほしいとのメッセージとも受け取れるのではないでしょうか。私は今の教育制度、教育環境に子供たちがノーという審判を突きつけているのではないかと考えます。10万人という生徒の数字を 500人規模の学校で考えますと、 200校の学校で全生徒が不登校という計算になります。極端な話ですが、長野県内には 198校の中学校があり、7万 7,000人余の生徒がいるとのことですが、長野県1県の中学生が1人も漏れなく不登校ということになります。大変に寒々とした先行き不安な事実であります。さらに、この10万人という数字ですが、ご承知のとおり予備軍とも言うべき保健室登校もあるわけですから、実際には10万人の四、五倍は不登校の子供がいると言えます。そして、この子供たちはますますふえ続けております。

 昨年9月議会で私は先ほど申しました相談員の制度を提案しました。この9月から補正予算を組んでモデルケースとして1校か2校という話でしたが、本年5月、文部省は各都道府県の教育委員会に私の考えと似通った心の教室相談員の設置を委託してきました。喜んでいいのか、複雑な気持ちであります。この心の教室相談員とは、刃物を使った殺傷事件が相次いだことなどを受けて、文部省が年度途中から取り組むことを決定したもので、国の補正予算が6月に成立してから相談員の人選が始まったとのことで、対象は4学級以上あり、スクールカウンセラーがいない中学で、全国で8,000校とのことであります。基本的には週に4回学校を訪問、相談する時間は1回4時間程度、委嘱期間は来年3月までに90日通うことになるそうであります。人選は市町村教育委員会にゆだねられ、校長が推薦した人も少なくなく、青少年団体指導者、学生のほか僧侶や学校図書館の臨時職員を頼む例もあるといいます。県教育委員会によると、市町村の教育委員会の報告で元教師は約3割だといいます。来年度以降も継続するかは未定であるといいます。

 本年6月議会で塩原 浩議員の質問に対し、この心の相談員についてスクールカウンセラーのいる学校を除き全中学校に配置されるよう県に強く要望しており、積極的に受け入れをしていきたいとありました。そこで、この相談員についてお伺いをいたします。この9月から始まったばかりの制度で、試行錯誤を重ねながらの取り組みであろうかと思いますが、松本市教育委員会としてどのように取り組むのか、教育長の答弁を求めます。

 以上で1回目の質問を終わります。



○議長(百瀬常雄君) 舟田教育長。



◎教育長(舟田智理君) 〔登壇〕

 ただいまのご質問についてお答えを申し上げます。

 学年費等につきましては次長の方から答弁をいたしますが、私の方は包括的な部分についてお答えを申し上げたいと思います。

 まず最初の修学旅行等についてのお尋ねでございます。議員お話のように、修学旅行がかつて幼い日の大変楽しい思い出の1つであるというようなことにつきましては、私も同感でございます。今思い出してみて、余り楽しい学校生活ではなかったけれども、楽しい思い出といえば修学旅行とか運動会。運動会は余りおもしろくございませんでしたが、というようなことでございまして、私、個人的に修学旅行の意味は、日常性からの脱却、あるいは異文化に対するカルチャーショックを受けるというような点にあるのではないかと、このように考えるものでございます。平素と異なる生活環境におきまして、いろいろな見聞を広め、自分の住んでいる地域では体験できないような自然や文化に親しむ。あわせて集団生活のあり方や公衆道徳について望ましい体験を積むというようなところが学習指導要領に示されております修学旅行の意義でございます。

 具体的に申し上げますならば、日ごろの社会科の学習等で学んだことを実際に現地へ行って自分の目で確かめたり、集団で行動することを通して児童・生徒が同じかまの飯を食うというようなことで一体感を養う。それが何十年か後に母校に対する思い出、同窓生の懐かしい集まりというようなことで生きてくるのではないかと、このようにも考えるわけでございます。修学旅行に参加した生徒が卒業時に感想文集等を残すわけでございますが、その中で歴史を肌で感ずることができたとか、実物を体験して大変感動したというような感想が残されておるのは、まさにこの辺のところではないかと思うのでございます。これが修学旅行の意義ということで、今、海外旅行を家族で行うというような時代でもございますが、それとはまた別の意義が学校教育の中の修学旅行という学習活動にはあるのではないかと、こんなふうに考えておるところでございます。

 次に、タクシーの利用についてお尋ねがございました。確かにグループ行動において現地においてタクシーを利用するという、これは主に中学校が多いわけでございますが、本市の中学校でも多くの学校でタクシーを利用しているケースがございます。また利用しない学校もございますが、タクシー利用の利点を申し上げますならば、見学時間が確保できる。要するに公共の交通機関等を利用した場合には待ち合わせ時間等がございまして、思うように見学場所を回れないというようなことがございますが、生徒が事前に十分学習をし、研究をし、そしてグループでコースを決めて、ではこういう順番で見学しようというようなプログラムに基づいてタクシーを利用するわけでございます。先ほど申し上げました感想文等によりますと、乗ったタクシーの運転手さんは非常に土地の観光について、あるいは歴史について詳しくて、車中でいろいろ説明してもらって大変有益だったというような感想も残されておるわけでございます。それから、公共の交通機関等を利用しますと、何々口というようなところでおりまして、また歩く距離が長いわけでございますが、タクシーの場合はかなり奥まで行っておりれば、すぐ見学できるというような利点もあるのではないかと思います。そういう意味で利点もあるわけでございますが、ただ1つ、先ほどご指摘のように費用がタクシーを利用しない場合よりも多くかかるという、そういうデメリットは当然あるわけでございます。しかしながら、私どもとしてはタクシーを利用する利点もたくさんあるということで、これを規制するというような考えは現時点では持っておらないわけでございます。

 いずれにしましても、この点につきましては当該学校と保護者の皆さん方で十分お話し合いをしていただきまして、両者ともがそれでいこうというような一致点を見出していただいた上で実施していただくというのが基本的な考え方でございます。

 以上、修学旅行関係について申し上げました。

 申し落としましたが、意義について修学旅行のコースに児童・生徒は満足しているかというような点について若干補足をいたしますと、おおむね満足しているというような状況でございまして、これは先ほど感想文等を申し上げましたが、その辺でご理解をいただきたいと、このように思います。しかしながら、最近は修学旅行のコースの中に本市への宣言にも合致するわけでございますが、平和教育を取り入れて、長崎へは行きませんが広島へ行くというような、そういう学校もぽつぽつ出てまいりました。新幹線等が延びてまいりましたので、そういうことも可能になってきたのではないかと、こんなふうに考えておるわけでございます。

 引き続きまして、不登校対策、あわせて心の教室相談員についてのお尋ねにお答えを申し上げます。

 昨年9月議会のご質問以来、教育委員会としてどういう取り組みをしてまいったかというお尋ねでございますが、私どもといたしましては、各学校から毎月、その月の登校日数の半分以上欠席した児童・生徒の数の報告を求めまして、それを校長会あるいは生徒指導主事連絡協議会等で不登校の実態として申し上げ、この実態を踏まえて学校においてより一層きめ細かな、あるいは効果的な対策をとっていただきたいと、このようにお願いを申し上げてきたところでございます。

 その対応策の重点を具体的に申し上げますと、1といたしまして、各学級経営において温かい人間関係をつくり出してもらいたい。いじめとかそういうものをなくすような人間関係をつくってもらいたいということをお願いしてまいったわけでございます。

 第2点は、学年会、職員会等におきまして、そのような不登校の児童・生徒について、その児童・生徒の立場から共通理解を図ってもらいたい。そして、その共通理解に基づいてどうしたらいいかという共通の対応策を十分全職員が承知して、一致した方針で図ってもらいたい、このようなことをお願いしてまいったところでございます。

 それから3番目に、今日、本市の全小・中学校におきましては、いじめ・不登校対策委員会という名称の対策委員会が設置されておりまして、この委員会におきまして、ただいま申し上げましたような具体策について方針を打ち出して職員会等で周知し、そして対応するというようなことをやっておるわけでございますが、場合によっては校外から民生児童委員というようなお立場の方にもご出席をいただいて、さらに有効な対応策を求めてきたというようなことをやってきたわけでございます。

 さらに、本年3月、年度末におきましては、教育委員会が設置しております相談窓口を紹介するチラシを幼稚園、保育園の4歳児から中学3年生までの全員に配布をいたしまして、子供さんや父母の皆さんがどこへ行って相談したらいいかというような、そういうニーズにこのチラシを読んでいただいて対応していただきたいと、こんな手だても講じたわけでございます。これはまだ実現いたしておりませんが、そのような悩みをお持ちの父母の方々から気軽にご相談をしていただきたいというような趣旨で、教育委員会指導室の相談電話のフリーダイヤル化というようなことも考えまして、今、その予算措置等をお願いしておるわけでございますが、これはいまだ実現しておりませんが、ぜひお願いしたいと、こんな願いを持っておるわけでございます。

 最後に、これまでやってまいりましたこととして、現在、教文センターに不登校対策の教室があるわけでございますが、地域的な偏りという点で、もっと便利なところへというようなご要望がございますので、鎌田中学校に余裕教室ができましたので、鎌田中学校に中間教室を増設したいということで、9月議会に補正予算をお願いしておるところでございますが、この点につきましては格別のご配慮をお願いいたしたいわけでございます。

 次に、心の相談員についてのご質問でございますが、心の教室相談員設置の趣旨につきましては、ただいま議員からご指摘があったとおりでございまして、つけ加えて申し上げることはないわけでございます。本市におきましても、先ほど議員が申されましたようにスクールカウンセラー配置校、これは筑摩野中学校でございますが、この中学を除く全中学校12校に配置を予定しておりまして、内々人選等も進めてまいったところでございます。その中に挙げていただきました方は、例えば児童民生委員あるいは保育園長のご経歴をお持ちでありますとか、公民館長さんでありますとか、児童館長さんでありますとか、育成会の役員をご経験の方でありますとか、そういうような方々もございまして、女性の方も入っておるというような状況でございます。

 来年3月、年度末までということでございますが、心の教室相談員がこれからどういうふうに取り組まれるか、あるいはどういう実績を残されるかということが、また来年度以降非常に重要な経験として生かされるのではないかと、こんなことでございまして、私どもとしては校長先生方にお願いして、ひとつ心の教室相談員とも十分連携し、職員の1人として職員室等との連携も十分にとっていただきたいと、こんなことをお願いしているところでございます。

 以上、ご質問にお答えをいたしました。



○議長(百瀬常雄君) 水下教育次長。



◎教育次長(水下慶子君) 〔登壇〕

 学年費と学校給食費の関係につきましてお答えを申し上げます。

 学年費につきましては、議員ご指摘のとおり、現在それぞれの学校では児童・生徒の個人の所有となる教材あるいは実習用の材料等については共同で購入をしております。また、修学旅行や登山などにかかわる経費は積み立てをしていくというような方法をとっておりまして、保護者の皆様からは学年費だとか学級費というような名目で徴収をしているところが多くあります。そういった中で、学校によっては徴収をする金額などはいろいろと異なるわけでございますが、一般的に申し上げまして、個人の所有となる教材には副読本あるいは練習帳、学習セット、文具、参考書といったようなものがありますし、学年、学級費等の名目では文集とか記念写真代あるいは運動着というようなものが挙げられます。

 本市では平成2年に議会の指摘を受けました調査で、学年費で本来公費で負担をしなければいけない部分を徴収をしているというようなことが指摘がありまして、調査をしましたところ、1割程度そういうものの中にあったということがわかり、平成2年から5カ年計画でその解消を図ってきたところでございまして、教育委員会では毎年4月の校長会等におきまして学年費の区分を明確にし、公費で負担をしなければならないものを安易に保護者の負担へと転嫁をしないように強く指導をしているところでございます。

 そこで、お尋ねの学年費の額でございますが、それぞれ学校でまちまちではございますが、おおむね小学校の低学年では月平均 1,500円程度となっておりまして、高学年になりますと、そこへ修学旅行の積み立て等が入り、その金額が 500円から 1,000円程度となっているのがおおむねのところでございます。また、中学校におきましては 3,000円前後というところが多く、1年生、2年生におきましては修学旅行の積み立てが別に 3,000円程度となっております。

 また、ご質問の中にありました机の引き出しのことにつきましては、一部の学校を除きまして、市内の大半の学校では卒業をするときにきれいに清掃をして1年生に譲るというような形で、物を大切にするとともに保護者の負担の軽減に努めているところでございます。

 学年費の徴収に当たりましては事前にお知らせをし、学年末には会計報告を行うなど適正化に努めているところでございます。

 次に、学校給食費についてお答えを申し上げます。

 本市では53年から米飯給食を開始して、現在、週3回でございます。先ほどのご指摘のとおり、米飯給食の国庫補助の打ち切りが現在行われているわけでございますが、これまでは国の政策として米の消費拡大に向けて、学校給食の米穀に対しましても一定の補助があったわけでございますが、昨今の厳しい財政状況の中で行政改革のもとに見直しが行われ、今年度から段階的に削減され、平成12年度には廃止するというのは昨年の6月に閣議決定がされたところでございます。この国庫補助の打ち切りにつきまして、給食費の引き上げをどんなふうに考えているのかというご質問でございますが、当面は行わないでいく方向でございまして、栄養のバランスだとか、献立を工夫しながら魅力ある学校給食に努めていきたいというものでございます。

 なお、国の補助がなくなります平成12年度以降につきましては、子供たちが楽しみにしております希望献立、あるいは栄養面などからも若干影響が懸念されますので、その時点でどうするか、また検討してまいりたいと、このように思っております。

 また、米穀の助成につきましては補助金か、あるいは現物かというようなご質問がありましたが、これにつきましては助成後の価格で購入をしているものでございます。

 以上でございます。



○議長(百瀬常雄君) 3番 黒田輝彦君。



◆3番(黒田輝彦君) 〔登壇〕

 それぞれ答弁をいただきましたので、2回目の質問に入らせていただきます。

 初めに学年費についてでありますが、平成2年以来5年をかけて調査をし、体制を整えたとのことでありますが、確かに個人所有の色彩があるないで公費負担、私費負担があるのはわかりますが、先ほど挙げられた個人の所有となる副読本、練習帳、年表、画板、学年会、学級会、児童会、クラブ等の経費のうち用具類、社会見学にかかわる経費のうちスケート教室、また映画、演劇などの鑑賞費といったものは、1回目で申し上げた鍵盤ハーモニカ、机の引き出し、竹刀に加えて学校で用意すべきものと考えます。昭和39年3月の参議院本会議で、義務教育の教科書の無償化が議決されました。憲法の義務教育は無償にすべきであるとの精神からも、いま一度、公費負担、私費負担を見直し、保護者の負担を軽減すべきであると考えますが、お考えをお伺いします。

 次に、修学旅行についてであります。

 見聞を広め、自然や文化などに親しむとともに、集団生活のあり方や公衆道徳を学ぶということに教育的意味は大きいと思います。しかしながら、先ほど次長は月額 3,000円と言われましたけれども、私の調査では中学校で月額 4,000円の旅行貯金はいかがなものかと思うのです。中学校で学年費と合わせ月 8,000円という額をいたし方ないとするのは、学校側のある部分押しつけではないでしょうか。年度初めに各学校、学年でPTAに対し説明会が開かれているようですが、大勢の中で発言することはなかなか難しいものです。また、例年のとおりと言われると、それでよしとしてしまいがちです。どうか現場で工夫をされて、少数意見にも耳を傾けていただきたいと思うものであります。

 修学旅行を子供たちはどのようにとらえているのかとの質問に対して、これはすり合わせの時点で出た答えなんですけれども、自動車工場の見学ができる。国際貿易の実際に触れることができる。海に触れる機会は児童の期待の大きい時間である。東大寺大仏殿のスケールの大きさ、世界文化遺産の法隆寺は生徒の印象に残るものである。きちんとした説明があれば、現代の生徒といえども神社仏閣への興味、関心は持てるものであるとの答弁は余りにも大人の側からの判断であるように思います。実際はどうなんでしょうか。子供たちの声は反映されているのでしょうか、再度お伺いいたします。

 タクシーの利用について時間、費用の面での説明はありましたが、もう1つお聞きしたいのは、子供たちだけの行動で先生の目が届かないということで問題はないかということであります。この点についても再度お伺いします。

 今後の方向として平和教育を取り入れたいとのことでした。ぜひ実現させてほしいと思います。以前、テレビで広島でしたか、長崎でしたか、原爆資料館を修学旅行で訪れた中学生を見たことがあります。女子生徒がはらはらと涙を流し、男子生徒は口を真一文字にしていた姿が忘れられません。幼き日の印象は生涯にわたって消えることはないと思います。中学時代という大事な時期に平和思想の種を植えることになります。よき種はよき苗となり、よき花を咲かせます。21世紀が平和であるように、広島を見学地に選定していただきたいと強く要望いたします。

 次に、学校給食についてでありますが、米飯給食の補助を打ち切る理由は、国の行財政改革により閣議決定がされているものであるとのことですので、どうこうと言えるものではありませんが、先ほど申しましたように、農家に対しては減反政策に従えば補助金を出すのに、子供に食べさせる米がないというのは余りにもおかしな話です。11年度までは献立の工夫をし、給食費は値上げしないとのことで、12年度以降は主食費の給食費における比率がふえるため、その時点で検討してまいりたいとのことですが、2年先の話ですので状況がどう変わるかわかりませんが、値上げするにしても最小限にとどめていただきたいと要望しておきます。

 次に、不登校対策について。この1年間の取り組みについて指示をした、お願いをした、要望したとの答弁ですが、確かに教育とは時間がかかるものであろうかと思います。1足す1が決して2ではなく、 1.5であったり3であったりすることは十分考えられます。指示をしたこと、要望したことについては時間がかかっても、その結果だけはしっかりと把握をしておいていただきたいと要望いたします。

 心の相談員についてでありますが、初めに新規の研究委託事業ということですので、意欲を持って相談員の制度を活用し、1人でも多くの不登校児童・生徒をふやさないよう望むものです。

 1点気になりますのは、相談員の職務の2番目に挙げられた担任等との連携ということですが、子供のプライバシーは守られるのでしょうか。子供は学校側といいますか、教師に対しては、ある部分で反感を持っているようです。ですから人選も学校のにおいのしない人をと考えるものです。本市では12名の相談員のうち10名が元教師とのことですが、学校側の考えの押しつけになりはしないかと心配です。来年度継続することができるならば、この辺はよくよく考えていただきたいと要望いたします。

 先日の新聞報道に、教師の側がこの相談員に対し期待が大きく、県の教育委員会との間に考えの落差があるとありました。教職員が相談員の制度をよく理解し、活用されることを要望いたします。

 さて、今までの相談員は中学生についてであります。私は1回目の質問で数字を挙げた中学生の不登校の予備軍とも言える小学生について大変に心配するものです。確かに小学生と中学生では体格からして全く違いますし、考えることも違っています。しかし、不登校の芽を摘み取るという意味から、この相談員を小学校にも設置できないものかと提案するものです。私の地元、本郷小学校ですが、何年か前まで通学路の交差点に雨の日も風の日も毎朝おじさんが立って、子供たちに「おはよう」と声をかけ、子供たちの安全に気を配っておりました。子供たちの中には、このおじさんに飛びついていく子もあり、大事なことだと思い、見ておりました。昨年の私の相談員の提案もここに端を発しているのです。中学生より小学生の方が相談員には親しむのではないかとも考えます。小学校への相談員の設置についてお考えをお聞かせください。

 時間がございませんので、2分ほど残していただきたいと思います。5分で答弁をお願いします。

 以上で2回目の質問を終わります。



○議長(百瀬常雄君) 舟田教育長。



◎教育長(舟田智理君) 〔登壇〕

 ただいまご指摘をいただきましたような点につきましては、十分教育委員会として留意をしてまいりたいということでございまして、児童・生徒のプライバシーの保護等につきましては万全の配慮をしたいと、このように考えておるところでございます。

 それから、修学旅行の件でございますが、これは学校の教育計画の一環という面もございますので、生徒の希望ももちろん取り上げますけれども、学校としてこういう勉強をぜひさせたいという観点から行う部分もございますので、その辺のところはご了承いただきたいと、このように思います。

 タクシー利用についてでございますが、先ほど申し落としましたが、引率職員は分担して、それぞれの班が行く先に待機しておるというようなこともございますし、あるいは定時に各班からの連絡を宿舎等にさせまして、安全を確認しておるということもやっておるわけでございます。それから、旅行保険、タクシー会社の保険等も利用しておりまして、そういう部分の危険に対しての対応をいたしておるということでございまして、現時点におきましてタクシー利用について格段の問題があるという報告は受けておらないわけでございます。

 最後でございますが、小学校へ心の教室相談員をというご指摘でございますが、現在、県の事業を受けまして、市内、開智、寿、明善3小学校へ心の相談員が配置されておりますが、今後配置校がふえるように県に対して要望してまいるとともに中学校の成果、課題等を見ながら市としてもこの点について検討してまいりたいと、このように考えておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(百瀬常雄君) 水下教育次長。



◎教育次長(水下慶子君) 〔登壇〕

 学年費についてお答えをいたします。

 特に副読本にかかわるものでございますが、副読本のうち市内の全校の学校が共通で使用しているものがございます。例えば郷土の学習帳、あるいは環境だとか道徳関係のものにつきましては、個人負担ではなくて公費で現在負担をしております。また、音楽鑑賞あるいは1日学習のような教育がありますが、音楽鑑賞につきましては費用の一部、それから1日学習につきましてはバス代を市が負担するというようなことで、できるだけ保護者の負担を軽くするように努めているところでございますが、いずれにいたしましても個人の所有となる教材等につきましては厳選して購入をし、負担を少なくしていくようさらに徹底をしてまいりたいと思いますし、保護者負担の公平性を欠くことのないよう配慮してまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 以上です。



○議長(百瀬常雄君) 3番 黒田輝彦君。



◆3番(黒田輝彦君) 〔登壇〕

 3回目は要望を申し上げて終わりにしたいと思います。

 学年費については副読本、机の引き出し、竹刀等一律ではないようですので、公費で負担して市内一律となるよう要望いたします。また、早期の見直しを要望しておきます。

 修学旅行については、子供たちの声は反映されているのかとの質問には楽しかった、よい思い出となっているとの声があり、またタクシー利用で自分たちの行きたいところに行けるとのことですので、子供たちは満足しているということがうかがえます。

 タクシー利用に問題はないかとのことについては、携帯電話を使い定時に先生と連絡を取り合うということ、何かあったらすぐ連絡を取り合うとのことですので了といたしますが、これからも十分気をつけていただきたいと思います。

 心の相談員につきまして、小学校に配置できないかということに対して、県の事業として開智、寿、明善の各小学校に配置されていて、今後配置校がふえるよう県に要望していくとともに、中学校での成果を見ながら研究していきたいとのことですので、早期に全小学校に心の相談員が配置されるよう要望いたします。

 教育行政について種々申し上げてまいりましたが、子供こそ宝であります。来る21世紀は今の子供たちにかかっております。ゆえに大人には子供を健全に育てていく大きな責務があることは言うまでもありません。教育は時間を超えて力を発揮するものであると思います。松本の子供が、否、全世界の子供が健全に育つよう祈りながら、質問のすべてを終わります。

 以上です。



○議長(百瀬常雄君) 以上で黒田輝彦君の質問は終結いたします。

 この際、暫時休憩いたします。

  午後4時04分休憩

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  午後4時33分再開



○議長(百瀬常雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。

 市政一般に対する質問を続行いたします。

 8番 小林繁男君。



◆8番(小林繁男君) 〔登壇〕

 発言の機会をいただきましたので、明政会を代表して、あらかじめ通告しております順序で私見を入れながら質問させていただきますので、よろしくお願いをいたします。

 市長の政治姿勢の中での財政の見通しであります。

 我が国の経済も低迷を続けており、景気の回復策も見当たらず、本年の実質成長率も先立って大幅なマイナスの予測訂正がありました。これは2年連続のことであり、戦後初めてのことであります。株価についても史上最低の1万 4,000円を割る事態であります。国の財政状況も緊迫を増す中で、松本市は9月補正予算は過去にない大型のものでありました。景気対策とのことで、その取り組みと財政状況については議案説明の中で、市長、収入役、財政部長から詳細な説明がありましたので理解をするところでありますが、つい先日の報道で借金残高 1,680億円、年度別起債額5年で倍増と出ました。大型事業の影響も判断できるところでありますが、松本市はその事業が継続されておりますし、本年度からは美術館の建設も始まり、9月補正で用地取得費も盛り込まれた中、ますます財政の厳しさを感ずるところであります。

 市の財政バランスを知る方法は、いろいろの指数であらわしておりますが、起債制限比率は前年比 0.7ポイントの上昇で11.9%となり、公債費負担比率は平成9年度 1.3ポイント上昇して16.8%になっております。私は、この公債費負担比率の16.8%は、既に15%を大幅に超えていますので、起債の管理には注意しなければいけないとの感覚を持っております。この点、まず市長はどのようにお考えかをお伺いいたします。

 また、よく県内の他市町村や国内の同規模自治体と比較して心配する数字ではないとのお答えがあるわけですが、なかなかこれは各自治体の事業方針や計画が違うわけでありますので、その比較はいかがかと考えます。これら起債制限比率や公債費負担比率の指数が平成4年度から急激な上昇を示しており、事業展開する中でやむを得ないことの理解はあるわけでありますが、そのピークとなるはいつになるか、その数値予測もお願いをいたします。

 次に、松本の将来像であります。

 松本市は「アルプスとお城と創造のまち」のキャッチフレーズを定めています。ただ、このことが松本市へのすべての面で大きな役割があることはわかるわけでありますが、今、実効があるのかと思うとき、少し考えざるを得ません。松本市は岳都松本の冠があり、アルプスの玄関口としての位置づけがはっきりとなされています。駅には登山客でにぎわい、新聞紙を敷いた若者らが至るところにグループの語らいをし、それが松本の1つの風物でもあり、周辺の商店とも毎年交流があり、銭湯もその恩恵を大きく受けていたとも聞いております。これは少し前の話であります。最近は、めっきりその姿を見ることも減りましたし、今はそんな風景が懐かしさも覚えるわけであります。

 また、松本城につきましても年々入城者が減り、昨年は80万人の大台を割り込み、市の発表で78万8,000余の数字でありました。本年はその数字を現時点で恐らく下回っているのが実情と思われます。松本の発着の観光バスのコースパンフレットを見ても、その中に周辺の三十数枚の写真が載っております。松本城があります。美ケ原高原もあります。しかし、これは美ヶ原高原美術館の写真であります。北の市営駐車場から乗りおりで上高地、安曇野へのコースや、そこにある美術館めぐりのコースが今は一番の人気と聞いております。このコースからは松本城が外されています。市民として寂しさを禁じ得ません。松本城については来春太鼓門の復元完成があり、記念事業や四季の催しなどのお話がありました。この催しをすることによって、入場者の減をとめる大いなる活性への起爆剤となることを期待するものであります。

 創造のまち、これは極めて抽象的でありますが、産業面や観光、また市民生活でもそれが言えると思います。サイトウ・キネン・フェスティバルの公演創設もその1つと言えるかもしれません。また、目に見えない松本の薫りをつくり出し、それを育てることもその1つかもしれませんし、市民生活の中からも生まれてくるものもあるかもしれません。市長は、アルプス、お城、創造のまちをどのようにイメージされ、将来、まちづくりの中でこれらをどのようにデザイングされるかをお伺いいたします。

 交通行政についてであります。

 高規格幹線道路等の今後について、まず中部縦貫自動車道についてであります。

 本年夏、安房トンネルの開通後初めての季節を迎え、国道 158号は予測以上の通行量のため、安曇村、波田町まで大渋滞を起こし、そのことのために改良工事を中断して、その緩和を図ったとの報道がありました。また、昨年12月トンネル開通以来、 100万台の通行予測が3カ月も早く、先ほどの話のとおり今月達成するかとのことであります。このことは、いかにトンネル開通の効力が大きなものであるか、また現代社会がいかに車社会であるかということを顕著にあらわしていると思います。この大量の入り込みは松本市にとりましては市の発展につながることですし、受け入れの体制も早急に整えなくてはならないと考えます。また、渋滞は沿線住民にとりましては困る話でありますし、事故の誘発や危険度も増すわけであります。こんなことをかんがみ、現道の交通渋滞を緩和する中部自動車道の松本−波田間、そして波田−安曇村間の現況と進捗状況はいかがかとお伺いをいたします。

 また、佐久連絡道についてであります。この道路につきましては、長野県の中央に位置をする松本市にとりましては、現在、南北の中央自動車道があり、西の安房トンネル開通で北陸自動車道に連絡ができるわけでして、いよいよ関東地方へ通じる重要な道路としての期待があります。この道路により東西南北へ通じ、県下の極めて中心の位置づけと確立ができ、高速交通網のかなめとしての松本市ができ上がるわけであります。既に促進期成同盟会を結成されたことは承知しておりますが、その現況と進捗状況をもお願いいたします。

 同じく交通行政についての幹線道路であります。

 松本市は第6次基本計画があります。都市基盤の整備の中、道路網の整備で大型プロジェクト関連道路の整備推進があり、長野冬季オリンピックの関連はとりあえず終了したわけでありますが、この中に市制 100周年を迎えるにふさわしい道路の整備を挙げています。最近の車事情は安房トンネルの開通、また高速道の整備や延長路線の拡大などで、市内で見かける県外車が大幅にふえたことを実感しています。特に観光シーズン、休祭日には市内中心地での渋滞も見られます。市制 100周年の大型プロジェクトのためと明記してありますので、具体的にどこに整備するのか、計画があれば説明をいただきたいと思います。

 また、国道 143号整備についてであります。松本市は平成6年度からモデル事業として公共施設、福祉施設、病院等に通ずる道路を福祉道路として位置づけ、信州大学附属病院周辺の整備があり、東へ通ずる拡幅道路整備は市が単独として展開されたものでありました。この結果は、車の渋滞の緩和に大きな効果を見ることができますし、歩行者の安全も確保されました。ただ、この 143号は、そのほかは全く手がついておりません。四賀村、豊科の大口沢より松本に入り、岡田伊深の山浦を通ります、ここには松本トンネルの工事関連で整備をされていますけれども、岡田神社から松本少年刑務所に出て追分から信大前を南下します。信大前は、ただいまのお話のとおりきれいに整備をされ、その効果を上げているわけですが、そのほかは昔のままであります。和泉町から東町、大橋を渡り駅前電車通りでとまる道路であります。このために通勤時間帯でなくとも、ふだん車の多い道路の1つであり、渋滞も時々見られます。

 昨年12月に大橋通り沿線の皆様から大型車通行時に家が揺れるとの苦情があり、広域な形で地元代表、市担当者、関係の県議、市議で県に道路改良整備の陳情を入れた経緯があります。このことは沿線住民の前々からの要望でもありました。また、お城と平成13年度に開館予定であります美術館を結ぶ最短の車道路であります。幸いに松本城から東町交差点までは現在拡幅整備がされております。美術館の開館等将来を見たとき、周辺道路の見直しをしなければならないのですが、今から対策の1つとして国道 143号の片側歩道の設置や改良整備などができないものかをお伺いいたします。

 同じく幹線道路の外環状線についてであります。都市計画道路の出川浅間線と兎川寺鎌田線とその先線があります。初めに、松本市が整備、実施しています外環状線でありますが、私はバイパス的な意味からも整備の促進を図るべきと考えています。既に中環状線でありますやまびこ道路も飽和状態と見受けられることが多くなりました。ますます高まる市街地への車の集中を分散し、車社会にスムーズに対応できる安全な道路確立をお願いしたいわけであります。殊に松本は城下町時代からの道路が残り、中心地道路の整備は容易なことではありません。そんな中、並柳のやまびこ道路を東に入り、神田地籍に出ますと整備がそこでとまっております。この整備状況をまずお聞かせください。また、その先線でありますが、薄川から山辺に入ります県道兎川寺鎌田線とその先線ルートがどのようになっているのかもお願いします。あわせて、ここの整備状況、現在事業進捗状況もお聞かせください。

 次に、市街地の道路事情であります。ただいま話しましたとおり、城下町時代からの親町があり、それを中心としてその周辺の枝町が細かく張りめぐり、小路と称される道路の形態が現在もそのまま幹線道路として、また沿線住民の生活道路として残されているわけであります。このことは松本城を中心とした時代の道として活用され、まちづくりにも役立たされますが、狭隘ゆえに車の一方通行道路が多く、家屋が連檐しており、拡幅整備も容易ではありません。市当局は側溝の整備や道路舗装など積極的な業務展開をしていただいており、歩行者の安全や通学児童にとってもありがたいわけでありますが、狭い道路の事情があり、今日までの整備状況の中で舗装の整備がオーバーレイでありまして、玄関の敷居が道路面より低い箇所が多く見られるようになりました。出入り等日常生活に支障を来たしたり、集中豪雨のときなどは浸水することもあります。松本市がより住みよい都市になるためにも、舗装の切削工法での整備ができないのか考えています。このことにつきましては、今までの工事経費よりは何倍もかかるわけですが、おくれればおくれるほど被害家屋が多く出てしまう現状があります。この点につきまして、まずお伺いをいたします。

 次に、しののめの道についてであります。

 私は、この道を通り、塩尻までの用事を済ませました。中山から入り塩尻へ向かったわけですが、アルプスの景観や中信平の展望はすばらしいものがありました。松本からは見えづらい穂高連峰までがその勇姿を見せてくれました。ただ、驚くことがありました。それは大型の貨物車通行が多いということでありました。アップダウンの道の続く中、スピードを上げての大型車とのすれ違いは恐怖でもありました。並柳のやまびこ道路を直進して牛伏寺川を上り、白姫町会から棚峰町会へ、中信松本病院から内田地区へ入り、山ろく線を上る大型車の何と多いことかということであります。このままでは完全に大型車のバイパス的道路になってしまう心配があります。幸いに現在、2市1町1村で結成をしておりますアルプス展望東山広域観光ルート推進協議会があり、この位置づけを観光ルートとして事業展開をしております。松本では沿線地区の皆さんが事業の展開をされ、平成9年度は本郷地区で美鈴湖周辺での大山桜の植樹をし、観光資源として育成、展開をしていくとのことでしたが、その事業費は50万円とか90万円で、それを超えるものではありません。恐らくそれぞれの市町村で分担金があり、その範囲内での事業展開とは思いますが、この協議会では通称しののめの道の観光ルートとしての位置づけをどのように考えているのか、その現状と今後の方向について、まずお伺いをします。

 交通行政についての中央東・西線の高速化についてであります。

 松本市は市政の目標と施策の重点との中に、この中央東・西線の高速化を挙げております。これは首都圏には中央東線、中京関西圏には中央西線、信越圏へは篠ノ井線があり、北陸圏へは昨年11月開通いたしました大糸線があります。長野県下の鉄道網を見たとき、やはり道路と一緒で、この松本は県下の中でも格段に優位な位置にあると考えております。ただ、時間的な比較になりますと、そのことが覆させられます。また、将来的にもリニアの新幹線、これが南信を通るとすれば、松本の中央東・西線の高速化はどうしても図らなければならない。また、将来の松本の発展のためにも大きな影響が出ることですので、重点施策の中でも最重点として取り組んでいただきたいと思います。人や物を運ぶを考えるとき、大量輸送となりますと、やはり鉄道にゆだねなくてはならない現状があります。

 昨年9月の松本広域ニュースで、「アルプスの風」の表紙に「あさまの次はあずさだ」、このコピーがありました。強烈なインパクトを与えるコピーであります。また、期成同盟会の会長として先頭に立つ市長にお伺いします。進められている中央東・西線の高速化とはいかがなものかをお伺いいたします。

 路線バス廃止と今後の対策についてであります。

 8月に知り合いのお年寄りから電話があり、7月に路線バスの南市内線が廃止され、運行しないので、病院へのタクシー利用を余儀なくされているとの話でありました。今までは利用者の少ない、また遠いところへの路線バスの廃止と受けとめておりましたが、いよいよ市街地にもこの話が浮上してきました。松本市の高齢化率は、地区で言いますと中心市街地が最も高くなっており、31.1%の数値が出ているところもあります。このことは3名に1人の割合に近い数値で、すべての面の高齢化対策を急がなくてはならないところでもあります。

 私はバス会社の部長さんに会わせていただき、廃線のわけや会社方針などを伺ってきました。まず、この廃線は恐らく影響は少ないと判断されたに違いありません。その代替として言われるのは、朝日線や国道塩尻線の利用で対応できるとのことでありました。なるほどと納得はできたのですが、やはり困っているお年寄りが出たこともまた事実であります。私は、いよいよ行政でその対策をしなければいけない時期であると考えます。松本市では現在高齢者に対して何か施策があるのか、なければ他市などではその対応があるのか。お聞きするには、福祉バスや一般客を含めた低料金の巡回バスなどの導入などを考えられないのかと、この点もお伺いいたします。

 教育行政についてであります。

 芸術文化活動の振興ということで、ことしもサイトウ・キネン・フェスティバルが話題と注目の中、閉会をしたわけでありますが、松本市が国内はもとより国際的にもここから発信できるものとして、社会的、文化的インパクトは大きなものがあります。このことの効果ははかり知れないものがあり、松本の誇りであります。また、それを長く維持をし、より整えていくのも私たちのこれからの務めと考えます。ここで、地元の芸術文化振興ではと見るとき、これは決して予算をふやせとの趣旨ではありませんので、よろしくお願いをいたします。

 社会教育の見地から予算書を見ますと、公民館費で委託料として芸術文化祭事業に 600万円、お城盆踊り20万円、文化活動グループ作品展に25万円、計 645万円、これが芸術文化事業費であります。そして、文化課の文化費としての芸術文化振興で23万円があります。これが通年の振興費であります。両方の合計で 668万円であります。これが地元芸術文化振興費の予算であります。

 私は浅い経験ではありますが、松本からすばらしい発信をしているグループが幾つかあることを知りました。その1つに、あがたの森を会場に5月、クラフトフェアの開催があります。これは民間主導での催しであり、遠くは九州から毎年訪れる方々もおり、全国から期間中の来客は相当数に上り、地場産業の振興や町の活性にも大きく寄与しております。このことは松本市でも誇れる民活であります。また、これを主催されておられる皆さんにも敬意を表するものであります。

 また、デザインキャンプがあります。これは今から14年前に通産省が地方のデザイン振興を目的に、全国で初めて松本市で開催をし、以来隔年で、今月第18回のキャンプが松本で開かれます。このデザインキャンプの事業の中から都市景観フォーラムや都市景観賞が生まれたとも聞いております。これも松本からの発信と言えます。

 また、地元出身のすばらしい方々が世界を舞台に活躍をされておられます。芸術家の草間彌生さん、国立劇場で公演され、現在はニューヨークで作曲、演奏活動の鳥養潮さん、また才能教育音楽学校長の豊田耕児さんも松本のかかわりとしておられるわけであります。

 また、これも民間主導でありますが、松本芸術文化協会があります。地道に地元の若手芸術家を育てています。

 まだまだ市民団体で活躍されている数多くの集まりがあるわけですが、その活力を行政がもっと支援し、それを活用する方向がとれないものかと考えるものでありますが、市長は地元の芸術文化の振興をどのように考えるか、まずお伺いをいたします。

 やはり教育行政の中で、中学柔剣道場のその後の実態についてであります。

 文部省は中学校学習指導要領の改正を平成元年に行い、それまでの体育の時間にありました格技競技の名称を武道に改めました。また、施設として柔剣道場の整備に入りました。松本ではすべての中学校にまだ整っていませんが、文部省がこの名称を改めたこと、また柔剣道場の施設整備をする目的は何かをまずお伺いいたします。また、松本での整備状況と既に供用している学校では、指導要領に沿った運営がなされているかをお聞きいたします。

 女鳥羽川整備の今後についてであります。

 ふるさとの川整備事業が展開されており、平成13年には国道 143号にかかる大橋まででその工事は完了するわけであります。私は昨年6月の定例会の質問で、大橋から桜橋までの間の市長答弁をいただきました。平成14年度以降の整備実施とのことであり、このことは地元沿線町会で大きな期待をしているところであります。私は小さなころより女鳥羽川の沿線で今日まで生活する者として、この川に親しんできました。今進んでいる整備がどうなのかとの視点から、少し女鳥羽川を考えてみたいと思います。

 上流は三才山峠、また武石峠、そして袴腰から流れ出す水が三才山の一ノ瀬で合流した川であります。これが西へ向かって流れ、稲倉から南に流れを変えて清水付近でほぼ直角に西に曲がって縄手、今町、田川橋で田川に合流するものであります。延長が17.3?で、高度差は 1,200mです。実は長さの割に上流は急勾配の急流であります。そして松本城主が防備を固めるために清水橋付近で直角に近い流れを変えていると言われています。しかも、ここ付近から川幅が極端に狭くなっています。この人工的と申しますか、人為的な流れの不自然さが実は怖いわけであります。恐らく8月末、東北を襲ったあの大雨が、この松本にあったときには、この付近はどうであったかと思えば、ぞっとするものを感じます。女鳥羽川は松本のシンボル的な河川でありますし、市民に親しまれ、また観光客にも市街地に魚がすみ、見える川としても有名になりました。

 また、県道宮淵新橋上金井線の拡幅整備事業が始まっており、この道路が東町2丁目交差点から清水、やまびこ道路までの間ですが、ここにかかる桜橋がかけかえとなり、この工事が平成15年度には完了予定となっております。女鳥羽川の整備実施があれば、川と道路の整備が一挙に進むことになります。それだけに沿線町会の皆さんの期待は大きいわけでありまして、ここで市長に大橋上流から桜橋間の整備計画についてのお考えがあればとお伺いします。

 また、先ほど申しましたように、これだけ大きな川が直角に近いくらいに曲がっての場所だけに、沿線の皆さんにとっては、どのような整備になるのかも心配をしているところであります。環境団体や自然保護団体の皆さんも注目をしている場所でもあります。地元では関係町会で協議会か同盟会発足の機運があります。地元町会の意見を反映した整備計画が可能か、その点も市長のお考えをお伺いいたします。

 以上、第1回目の質問を終わります。



○議長(百瀬常雄君) 有賀市長。



◎市長(有賀正君) 〔登壇〕

 小林議員のご質問にお答えをいたします。

 最初に、本市の財政見通しでございますが、議員のご質問にもございますし、また今までもお答えをしてきたところでございますが、本市の公債費負担比率は一般財源総額のうち公債費に充てられる一般財源の割合で、財政構造を判断するための大事な指標と考えております。数値の上昇の要因でございますが、これはバブル崩壊後税収の伸びが鈍化していることも1つでございますが、しかし最もバブル崩壊とともにそれを直そうとする3年間の特別減税実施が、その減税分を減税補てん債で措置していること、また景気刺激のため起債により単独で地方債を増額していることでございますが、いわゆる国策面もございます。しかし、本市の一番の急に延びてきていることは、ご案内のように 380億円に及ぶ新焼却プラントの建設でございまして、これは焼却プラントの更新時期にも来、またダイオキシン対策等市民生活に欠くことのできない、かつてない大型予算であったわけでございまして、これはご理解をいただかなければならない、このように思っているところでございます。

 平成8年度の決算で見ますときに、全国 3,300余の地方団体の半数を超える50.3%でございますが、15%を超えている状況でございます。本市もその中に入るわけでございます。公債費の状況に関する見解といたしましては、公債費の負担の現況を見る上で有効な指標でございまして、この指標に対しましては細心の注意を払ってまいりたい。しかし、先般の日経の地域情報でも行政事務の改善度等につきまして、 3,670市の中で全国第2位ということも、財政運営については健全であるのも1つの中に入っている、このように考えておりますし、また公債費比率の上昇は国の政策の上からも、いわゆる現在は交付措置である公債費を除外して算出いたします起債制限比率が中心に使われているわけでございまして、この数値も今後我々としては数字として考えてまいるところでございます。

 6月の議員協議会で市民会館改築に関しまして経済見通しを申し上げたわけでございますが、本市の経済見通しの議員ご質問の最もピークは、平成13年度が起債制限比率で13%後半というように見ているところでございます。これは公債費負担比率も平成13年度がピークで、これは18%後半と推計しておりまして、健全財政の範囲であると、このように考えているところでございます。ただ、ここで申し上げますことは、今まで申し上げた新焼却プラントにしろ、あるいはまた美術館等もあるわけでございますが、最もは新焼却プラントでございますが、また議員の先ほどの道路網の整備等すべてが財政にかかわる問題でございまして、この議場におきましても、これとこれとはやるようにという議員の質問もございますし、さりとてそれをやれば心配だと、こういうこともございますので、私どもとしては、社会資本は充実しながら、さりとてかじ取りを間違っては何にもなりませんので、かじ取りを十分考慮しながら、先ほどの道路網もそうでございますが、議員の皆様方のご要望を入れる中でどうするかということが私どもの責務と考えております。

 したがって、十分ご注意いただき、数値は日経の指標にありますように、透明度によっての全国第2位というのも大きな総合力でございますので、財政におきましても十分そのとおりの透明度を議会にも市民の皆様にも申し上げながら、そして市民の皆様方の要望をお聞きし、箱物にしろ、あるいは道路整備にしろ、そしてまた福祉関係にしろ進めながら、そしてあるものにつきましては後年度の使用する皆様方にもそれは負担していただく、こういう考え方でおりますので、やるべきことはやりながら、しかし事業をやったから財政が悪化し、赤字になったからしようがないじゃないかという、そういう無責任なことをするつもりはございませんので、どうか今後もご指導、ご協力をいただきながら、そしてまた市民のご要望というものを十分出していただき、その中で順序というものを的確に把握してまいりたい、このように思いますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。

 次に、松本市の将来像でございますが、先ほど議員のご質問にもございましたように、アルプスとお城と創造のまちというのは、昭和61年に策定いたしました第4次基本計画の際に松本市の標榜といたしまして使わせていただき、私自身も代はかわりましても、やはりそのことは大変立派な目標であると、そのように思っておるところでございます。すなわち岳都を象徴するアルプス、そしてまた歴史の象徴であるお城、市民パワーを結集した創造的なまちづくり、これは今申し上げたアルプスとお城と創造のまちに合致するわけでございまして、昭和61年ということになりますと十数年たっておるわけでございますが、今も新鮮に私どもとしては市民の皆様方に、あるいは全国の皆様方にこれを申し上げておるところでございます。

 あわせて、昨年度新宿で行いました信州の観光展のアンケートの結果でございますが、信州に旅行した人の印象では、自然が美しく、空気がきれいで、歴史文化がすばらしいという見解が多く、その中で最も日本アルプスを中心とする中信地区が、あるいは松本がトップであった、そういう調査をいただいておりますので、そのことも申し添えながら、私どもといたしましては歴史と文化を守りながら信州のよさをアピールしてまいりたい。

 しかし、けさほど増田議員にも申し上げたわけでございますが、ただ観光客が落ちたということは、そのような非常にすばらしい創造性豊かな松本ではございますが、しかし大勢の皆さん方がもう何回も来ていらっしゃいます。そして全国に、松本へかつて同じような時間で北海道、九州あるいは四国へ行けるような時代になりましたので、いわゆる全国ネットワークの中で松本は、信州はということでございますので、ある程度の観光客、これは景気の動向もございますが少なくなっている、こういうことでございますが、しかし、ただいま申し上げたことと同時に、こんな町に住みたいといった全国 693の都市ランクにおきましては、10万以上の都市では相変わらず、これは5年平均でございましたが本市が第1位でございまして、行政の透明度においても、これは全部の市町村でございますが第2位ということも、議会の皆様方を初め市民の皆様方のご理解やらご協力のたまものであり、これからも決してこのことに満足するのではなくて、市職員挙げて、また議会の皆様方、市民の皆様方のご協力をいただく中で、こんな町に住んでよかった、あるいは松本に住みたい、こういう町をつくるために、より一層進めていきたいと思います。

 先ほど安曇の地域にいろいろ碌山美術館があり、ちひろ美術館がありというようなこともいただきました。しかし、今、私どもは松本の中も太鼓門をつくる、そしてまた中心市街地を活性化させる、街路をつくらせていただく、あるいは女鳥羽川の質問もございましたが、大橋通りまでの女鳥羽川も13年につくる、美術館も大変市街地は単価も高いし苦労ではございますがいただく、これもやはり回遊性豊かな、そしてまたあがたの講堂も直させていただくというようなことになりますと、当然先ほど議員ご指摘の地図に載っていなくて寂しいということも、やがて平成15年くらいの地図にはきちっと今申し上げたことも載って、再び回遊性豊かな松本を創造できるであろう、そんなことをあわせながら、私どもは第6次基本計画の中には高速交通網の充実と多様で密度の高い交流・連系、あるいは国際的な文化交流都市づくり、福祉・教育・環境のまちづくり、そして文化と産業を両輪とした都市づくり、そして行財政の先駆的な取り組み等を5つ取り組んでいるわけでございまして、相変わらず努力をしてまいりたいと思います。

 次に、道路関係について申し上げるわけでございますが、安房トンネルがあき、これはある意味においては30年にわたる夢が昨年の12月6日に完成をしたわけでございますが、想像していたとおりと申し上げてよろしいかと思います。大変な渋滞でございまして、 158号はまさに渋滞に次ぐ渋滞で、大変ご迷惑をかけているわけでございますが、私どもといたしましてもこれは想像しておりましたので、次なるものは中部縦貫自動車道の建設を松本から中ノ湯まで、すなわち安房トンネルの入り口までさせることである、このことに全精力を傾注しております。現在、松本−波田間の 5.3?がルート発表されました。地元の皆様方、私どもは島立、和田、新村の3地区でございます。そして波田町も一緒にしなければできないということで、先般は波田町長、助役、そして私ども職員が一緒になって対策協議を設けて、これは手を取り合ってやろうということで、目標といたしましては秋ごろまでに都市計画決定がなされるように、鋭意努力をしているところでございます。

 なお、波田−安曇村間が約34?ございまして、このルートの発表が大事でございますが、基本計画はできておりますので、建設省もやるという結論は出ているわけでございますが、いかんせん34?が余りにも急峻でございますし、地質が大変難しい地質である。あえて言うならば、安房峠のような難しい地質もあるということでございまして、幅は地図を見ますと 100mくらいでございますか、もっと多いですか、大きくは建設省の図にも出ておりますが、どこへと割り込みに最終の苦労をしているところでございまして、先般も11日でございますが建設省に行き、これはたまたま今回、松本、波田、安曇、奈川だけで期成同盟会を平成4年10月につくりましたが、ことしの7月13日に19市町村圏で大きく期成同盟会をつくりまして、初めての陳情を去る11日に関東地建、そして建設省、大蔵省までしたところでございます。

 次に、松本−佐久連絡道路の状況でございますが、まさにこれは中部縦貫道と佐久でございまして、どちらかというと私どもも佐久へ通ずるというものは多くの魅力あるところでございますが、佐久の皆様方が県下唯一の飛行場を利用するためにはこの道路が必要である。そして、安房トンネルの恩恵を受けるためには、松本−佐久間の地域高規格道路が必要であるということで、昨年期成同盟会をつくらせていただきました。

 ただ、これにつきましては最初、マスタープランは平成5年12月にできたわけでございますが、同じように松本−糸魚川のマスタープランも平成5年12月にできました。私どもといたしましては本年、これを候補路線に上げるように努力したわけでございますが、ご案内のように平成5年に松本−糸魚川はマスタープランから候補路線に上がり、平成10年、ことし6月には計画路線に松本−糸魚川は上がりました。しかし、松本−佐久間につきましては平成5年のマスタープラン並みでございまして、なぜかといいますと、松本−糸魚川につきましては 147号、 148号、例の崩落があったところでございまして、不通になってしまいまして、このことを強く建設省も認めてくれ、また長野県におきましてもこの方が優先であるということで、松本−糸魚川を先行させました。松本−佐久間につきましては、回り回れば時間がかかりますが、雨が降ったり雪が降って通行どめになるようなことはないということもございまして、先ほどの予算でありますが、予算のいろいろを考えると両方を一挙に出すわけにいかないということで、少しおくれてしまいました。

 おくれたことに対して危機感を感じて期成同盟会をつくらせていただいたわけでございますが、ことしも期成同盟会で県へ行きまして、今の段階では県の順位を上げることと、もう1つは、松本−佐久間に対しましては若干路線が、マスタープランでは大きくは松本−佐久ということで地図は上がっていますが、さて、ここでこうだというように松本−糸魚川のように本格的に路線決定がいま一つという面がございますので、せんだっても松本建設事務所、上田建設事務所が一体となって、ここのところをはっきりしてくれということを、土木部長も地元の出身者でございますから、土木部長を交えて期成同盟会で強く要請をしたところでございますので、今後も松本−佐久間につきましては中部縦貫道の沿線上の東信地区への連絡道として十分その旨を努力をしてまいりたいと感じているところでございます。

 次に、JR中央東・西線についてでございますが、先ほど増田議員からのご質問もございましたが、私どもといたしましては、新幹線が長野−東京ができた以上、私ども松本は「あずさ」あるいは「しなの」にかける思いというものは、皆さんも持っておるわけでございまして、これは今までといたしましても努力というか、進めてまいったわけでございまして、松本−新宿間について特に申し上げますと、先般、大雨で3日半通行が途絶えたことがございますが、これは八王子−塩山の地区でございまして、たまたまこの地区が一番難所でございまして、実はせんだっても、午前中申し上げたわけでございますが、新宿駅長の話で、はっきり弱いところがわかったと、もともとわかっていたんですが、周知されたというようなことでございまして、しかし、工事としては大変な工事でございます。

 ただ、ここで申し上げますことは、6月議会でも確か申し上げたように思うのでございますが、三鷹−立川間が平成6年に都市計画決定されまして、平成7年度から連続立体がされております。これが平成15年に完成するということで、武蔵野市長がこれに大変熱を入れて、連絡をとり合っているところでございますので、これについては1つの光明である、このように考えております。もう1つ難所は山梨県の塩山−高尾間でございますが、これは先般不通になったところでございますが、これは新しくトンネルを掘りかえなければいけないじゃないかというような難所でございまして、これが一番の難所中の難所でございますが、努力をしてまいりたいと思いますし、もう1点は、長野県側にも若干諏訪の辺にあるわけでございますが、新しいトライ・ゼットの導入、これは現実として使われているわけでございます。

 これを総合しますと、2時間に入るのも決して夢ではないと思いますが、やはりこういう時代でございますので期成同盟会等にしっかり働きかけ、幸い沿線の国会議員の皆様方、そして県会議員の皆様方は、今、30人ちょうど県会議員はいらっしゃるわけでございまして、正直言いますと、今度安曇が1人ふえれば31人になると、ちょうど半数がこの沿線の県会議員であるわけでございますし、国会の皆様方も大変関心を持っていただいておりますので、総力を挙げて進めたいと思いますが、しかし時間等の関係につきましては、非常に時間と予算が相変わらず1分 100億円というようなことを言われておりますので、それについて十分意を尽くしながら努力をしてまいりたいと思いますので、引き続きご支援というかご指導をお願い申し上げたいと存じます。

 次に、文化事業の振興について申し上げたいと思いますが、実は市民団体23部門 200団体の皆様方が35回にわたって平成6年でございますが、各部門ごとに発表会をしていただきました。私も23部門すべてではございませんが、平均すれば必ず三、四カ所はいつも見させていただいておりましたが、通常から言いますと全部のところは今まで何回か見に行っておりまして、余りにもその部門の人たち、その関係の人たちだけが鑑賞しているだけである、こういうことで、これだけの芸術をもっと大勢の皆さん方から見てもらえないか。もちろん議員ご指摘のように、このほかにもあることは承知しておりますが、松本市芸術文化祭ということで行っていたものがそのようなことでございます。

 そこで、平成7年からは、36回目からでございますが、全部で一緒になった方がインパクトになりはしないかということで、新たに実行委員会を組ませていただき、今までは23団体で 250万円の予算でございました。合計 250万円、したがって1団体10万円ちょっとという額でございましたが、これを一挙に 600万円にふやさせていただいて、議会のご承認も得て平成7年から1会場でやらせていただきました。昨年、第2回目をやはり県文化会館でしたわけでございまして、大変なハイライト方式でインパクトがあり、そして県文化会館、出演者が約 1,000人、そしてまた来場の観客の皆様方が 4,500人、その他の会場がございまして、全体では2万 2,714名という数字の報告を受けておりますが、そんな数字もいただいているところでございまして、非常に成果が上がった。

 3回目もこの方式をとって、今、皆様方が準備をしているところでございます。ただ、これでよしとはしませんし、また、けさほどの市民会館の改築のお話もございますが、当面は私どもはハードの面で美術館をつくらせていただく。美術館には美術団体の皆様方が、本市の特徴の美術館といたしましては展示場ができる、そのことが一番のメインでございますので、そこへも掲示させていただくようにし、また中央公民館を13、14街区へ建てさせていただいておりますので、来年この発表の場も小さくはできるのではないか、このように思います。それから、ソフトの面におきましては、事業の助成や指導者の育成、あるいはまたそれぞれの機会をお与えするという市民団体の自主的な活動、余り私ども市政の中で市がリードするということではなくて、あくまで皆様方が自主的な運営で、それにそっと、もちろん 600万円で事足りるとは思っておりません。しかし、それに潤滑油としてお出しして、あと 600万円の何倍かの経費を皆様方がお互いの力の中で出しているということは十分承知しておりますが、ある意味においては公民館活動もありますし、ある意味においては市の文化活動全体の面もございますので、そんなことで進めているところでございます。

 最後に私への質問は、女鳥羽川の整備でございまして、先ほどご質問にもございましたように、大橋の下流は平成13年に完了するわけでございまして、以後14年以降につきましては、ご指摘のとおり大橋から桜橋、桜橋に限ったわけではございませんが、一応目途として桜橋まで整備するということで、県の方へもお願いをしているところでございます。現段階におきましては、今、生物環境調査、地質調査等をしているところでございまして、具体的にまだ日時がございますので、どういうふうにどうだということはまだ結果が出ておりません。しかし、議員ご指摘のとおり、これは松本の最も大事なメインの中心を流れる川でございますし、それからもう1つは、私どもがいつも心配していることでございますが、大災害のあったことを思いますときに、急峻で、しかも幅が狭い、こういうことでございますので、常に松本市民のシンボルにふさわしい川整備が必要である。それは決して大橋通りだけで保てるものでなくて桜橋までも、あるいは桜橋以上までもということでございますし、また、この場をかりて感謝を申し上げるならば、市民の皆様方がそれぞれ河川の清掃等を春、夏の2回にわたって大きくやっておりますし、隣組単位によると、町会によりますと週に1回ですか、あるいは月に1回は必ずやるという、ゴルフ場のようにきれいに掃除がされているところもございまして、まさに市民の皆様方が共有して女鳥羽川を保存し、あるいはまた管理しているんだということを私自身も承知しております。市民団体の皆さんの希望等も十分あるわけでございますが、シンボル的な川として、いわゆる市民の皆様方の思いは十分私自身も春秋お邪魔して、視察させていただきまして承知しておりますので、十分納得のいく整備計画を立てながら県の方へお願いし、建設省へも出向いてまいりたい、かように考えているところでございます。

 以上でございます。



○議長(百瀬常雄君) 広川建設部長。



◎建設部長(広川高義君) 〔登壇〕

 幹線道路についてのご質問にお答えいたします。

 最初に、大型プロジェクトに関連した道路整備で、市制 100周年にふさわしい道路整備についてでございますが、市制施行 100周年記念事業といたしまして、アルプス公園一帯で花と緑と環境の祭典を記念イベントとして計画しております。それに関連するアクセス道路の整備を祭典に間に合うように進めているのがこの道路でございます。整備路線といたしましては2ルートを計画しておりまして、岡田六助池から田溝池を経て山田青年の家ルートで延長約 3,200mでございます。また、岡田神沢から老根田を経て山田ルートについては延長 1,430mでございます。2つのルートとも幅員は8mで計画しておりまして、延長 4,630mの整備を進めておるところでございます。

 整備状況でございますが、岡田六助池から田溝池を経て山田青年の家ルートについては、平成7年度に事業に着手し、田溝池までを平成14年度までに整備いたしまして、その先線、山田青年の家までを平成18年を目途に整備を完成する予定でございます。また、岡田神沢から老根田を経て山田ルートについては平成14年を目途に現在整備中でございますので、よろしくお願いいたします。

 次に、国道 143号の歩道設置についてでございますが、国道 143号の整備は機会あるごとに県にお願いしておるわけでございます。そこで先ほど議員もご指摘ございました信大周辺が平成9年度に完成し、現在、松本駅前通りの電線類の地中化と歩道整備を行っていただいているところでございます。しかしながら、先ほどもおっしゃられましたように 143号につきましては未整備区間も多く、特に追分交差点から北に幅員の狭いところがございまして、それら整備をお願いしているところでございます。また、議員ご指摘の箇所につきましても地元の皆様の要望を十分承知しておりますが、現況は沿線に家屋が連檐しているため、県といたしましては歩道等の整備は非常に難しいというような話を聞いております。したがいまして、美術館からお城までのルートは現状の中で考えていかなければならないと考えておりますが、いずれにいたしましても、先ほどご指摘ありましたように国道 143号の整備の必要性は十分認識しておりますので、今後とも県に強くお願いしてまいりますので、ご理解をお願いいたしたいと思います。

 次に、外環状線の県道兎川寺鎌田線の整備状況と先線のルートと進捗状況でございますが、県道兎川寺鎌田線の金華橋から里山辺出張所北の交差点までの間は、既に1次改良は終了したと理解しておるところでございます。その先線のルートについてでございますが、県道兎川寺鎌田線より里山辺保育園、藤井池を経由し、アルピコ自動車学校西側の交差点から北へ上りまして藤井沢川を渡って湯ノ原の県道惚社岡田線へ接続するまでが先線のルートでございます。

 現在までの進捗状況でございますが、県道兎川寺鎌田線から里山辺保育園、藤井池を経由してアルピコ自動車学校西側の交差点までの区間は整備を完了しております。残された湯ノ原の県道惚社岡田線までの区間は、現在地元と調整中でございますので、よろしくお願いいたします。

 次に、市街地のオーバーレイにより高くなった道路の取り組みについてでございますが、市街地の生活道路につきましては30年から40年以上前に最初の舗装がされたものでございまして、当時は交通量も少なく、舗装延長を延ばすことを重点に置いていたため、路盤改良をしないで現道の上へアスファルト舗装をしたというような状態で、その後、交通量が急増し、破損が激しく、そのたびにオーバーレイにより対応してきたのが現状でございます。現在、オーバーレイの舗装によりまして厚さも10?から15?以上になっているものと思われますが、この厚さによりまして舗装の強度が一方保たれているのも現状でございます。今の道路面に合わせて側溝整備をされたり、また住宅も建設されているところがほとんどで、また道路よりの浸水を防ぐために、宅地の低いところにつきましては側溝設置やアスカーブ等で対応しております。

 議員ご指摘のオーバーレイにより道路面が高くなっていることは十分認識しております。これ以上路面を上げることは交通安全上や日常生活の上で支障があると考えております。今後は工事費の増加、また工事の長期化、周辺に与える影響等の課題もございますが、現在小型の切削機も開発されておりますので、現地を十分調査した中で切削、路盤改良等を視野に入れた道路整備に努力してまいりますので、ご理解をお願いいたしたいと存じます。

 以上でございます。



○議長(百瀬常雄君) 西澤都市開発部長。



◎都市開発部長(西澤一徳君) 〔登壇〕

 幹線道路の中で外環状線の一部を構成する都市計画道路出川浅間線の整備計画と進捗状況についてお答えを申し上げます。

 まず整備計画でございますが、計画区間は主要地方道松本塩尻線の開成中学校北の交差点から東へ、神田、南小松を経由して薄川右岸までの区間でありまして、計画延長は 1,810mでございます。これを幅員12mで整備するものでございます。

 次に、現在までの事業の進捗状況について申し上げます。開成中学校北交差点から東へ神田地籍の圃場整備事業実施済みの区間まで、延長にいたしまして 590mは平成7年度に整備を完了しております。また、引き続きまして、その先線について整備するため平成8年度以降調査設計を実施いたしまして、本年7月に事業認可を取得し、現在、用地買収に着手しておりますので、よろしくお願いいたします。

 以上でございます。



○議長(百瀬常雄君) 輿商工部長。



◎商工部長(輿武男君) 〔登壇〕

 しののめの道の現状と今後の方向についてお答えいたします。

 議員のご指摘のように、北アルプスの全貌が最も美しく眺められ、沿線には数多くの名所旧跡が存在し、四季の彩り鮮やかな自然を持ったしののめの道を東山山ろくに設定をしまして、松本市、塩尻市、豊科町、四賀村の2市1町1村でアルプス展望東山広域観光ルート推進協議会を平成4年に発足をさせ、広域観光の充実を図っております。財源は各市町村と広域行政事務組合との負担金により運営されております。主な事業は、観光資源の発掘と魅力ある広域観光ルートの開発、各市町村にある17の推進団体の事業への財政支援、各地域イベントなどへの支援・協力、パンフレットなどによる観光誘客宣伝などでございます。毎年総会はルート視察、整備状況の把握等を兼ねまして、役員であります各市町村長が出席で、持ち回りで開催をしております。平成7年に協議会発足5周年を記念いたしまして、推進団体に補助制度を設けたところ、松本市では平成8年、中山のサツキの植樹、平成9年は先ほど議員さんからもお話がありましたように美鈴湖湖畔の大山桜の植栽、内田の案内看板の設置、岡田の花壇づくり事業などがございます。本協議会としての市町村ルート整備事業の支援は、現在17あるしののめの道推進団体の事業路線でございまして、大きな公共の沿線整備事業は各市町村でそれぞれ実施をしておりますのでご理解を願いたいと思います。

 以上でございます。



○議長(百瀬常雄君) 萩原社会部長。



◎社会部長(萩原寿郎君) 〔登壇〕

 路線バス廃止に伴う対策、特に高齢者を対象とした対策について、他市の状況を含めてお答え申し上げます。

 対策につきましては、結論的に申し上げますと、他市でいろいろやっておるところがあるものですから、それらを参考にしながら研究をしたいというのが結論でございます。他市の状況でございますが、3つばかり種類がございまして、1つはバスの回数券を出しているというところが長野、須坂市等4市ございます。対象は70歳以上のところ、75歳以上のところがありますが、いろいろやり方がございますが、年間 1,500円分の回数券とか、もっと多くて 2,400円から 6,900円の範囲で回数券とかいろいろありますが、そういう状況でございます。それから、福祉タクシー制度ということでタクシーの回数券を出しているところが岡谷、駒ヶ根等6市でございまして、対象は65歳以上のところ、70歳以上のところ、75歳以上のところということでございますが、初乗り運賃 630円でございますが、その券を24枚出しているとか、 300円分の券を10枚出しているとか、これもいろいろございます。それからもう1つ、循環バスということでございますが、これは伊那市だけやっておりまして、これは高齢者対策というよりも、市役所が市街地からちょっと離れたところにあるということで、その不便解消というような意味合いのようでございます。いずれにいたしましても、それぞれそのようなことでございますので、冒頭申し上げたように十分研究してまいりたいということでございます。よろしくお願いいたします。



○議長(百瀬常雄君) 水下教育次長。



◎教育次長(水下慶子君) 〔登壇〕

 中学校の柔剣道場のご質問にお答えをいたします。

 まず初めに、柔剣道場の整備目的でございますが、文部省では21世紀に向けて心豊かな人間形成のためにということで、その方策の1つとして平成元年、中学校の学習指導要領を改正し、平成5年度から我が国固有の文化であります武道を教科に取り入れてきたわけでございます。そのための施設の整備に当たりましては、子供たちの教育施設であると同時に、国民の心身の健全な発達を図ることを目的といたしましたスポーツ振興法に基づく地域住民の体育施設としての両面からの整備を進めているものでございまして、本市の整備状況を申し上げますと、平成4年度からこれまでに市内13校のうち10校に建設をし、本年度は女鳥羽中学校を予定しております。そして残る2校、これは旭町中学と菅野中学でございますが、この2校につきましても順次計画的に整備を進めていく予定でおります。

 次に、目的に沿った活用がなされているかという点でございますが、柔剣道場は整備目的から2つの分野で活用がされております。1つは、申すまでもなく学校教育分野でございまして、学習指導要領に基づきまして武道にかかわる教育の場として、1校当たり若干差がありますが、年間80時間から多いところは 200時間というように、前回、平成8年度に同様の質問がございましたが、そのときに比べますと5割増というような形で、学習指導要領に沿った取り組みがされてきております。また、このほかに特別教育活動や体操だとか卓球などの体育の授業、または学年集会などにも活用されておりまして、このような授業以外の活動でも卓球部だとか、あるいは柔道部などの部活動の場として活用されており、こちらの方でも以前より活用が図られております。

 それから、もう1つの分野は、広く地域の皆さんに開放していくというところでございまして、こちらの方もそれぞれ地域の剣道だとか柔道あるいは卓球などのクラブだとか同好者の方々に利用いただいておりまして、利用団体、あるいは回数等も増加をしてきております。

 そこで、今後、引き続き子供たちや地域の皆さんの武道の活動の場として、学校におきましては授業や部活動の充実を図っていくとともに、地域開放の面からもさらに地域の皆さんに利用していただくなど、一層施設の有効活用に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 以上でございます。



○議長(百瀬常雄君) 8番 小林繁男君。



◆8番(小林繁男君) 〔登壇〕

 2回目の質問をさせていただきます。

 初めに、市長に先制パンチをいただきました。財政の問題をお聞きしました。厳しい厳しいという中で事業展開の話があると、こういうことでございますので、また、お話の中、健全財政の堅持ということを市長も言われておりますし、その心配はない、こういうことでありますので、財政の面ではいろいろ原稿を挙げましたけれども、1点だけお願いをさせていただきます。

 私は、こういう厳しいと感じております財政の中で、第6次の基本計画におくれが出ないかを心配しております。先ほども話がありました。福祉ひろばの建設予定の延長が既に出てきております。特に福祉ひろば、地区公民館、こういう福祉に直結する施設というものは、残されておりますのが松本の市街地であります。年次の決定はありませんので、順次という言葉をよく使われておりますけれども、土地があったらつくるという、こういう意味であります。残されたのが市街地の中央ということになりますと、こういうものの用地確保というものが非常に難しくなるわけでありますし、それに伴う財源が大幅にふえる事態が生じてきます。私は、こういう市街地ゆえに土地の確保が難しい、ゆえに地区公民館、福祉ひろばがなかなかできない、こういう事態が今、松本の町の中にあるわけであります。どうかこのことをなるべく計画どおりに施行をいただきたい、これを財政問題ではお願いをするものであります。

 アルプスとお城と創造のまち、少し質問が抽象的でありましたので、私はずばり、2回目はこういう話をさせていただきます。市長は、住みたい町、10万人以上の都市で全国1位、こういうことであります。確かにいいところになっております。今、アルプスにつきましては安曇村で上高地への登山鉄道の構想があります。私は思い切って松本がアルプスの起点であるとの考えから、松本駅西口の整備計画を立て、上高地、また乗鞍につきましても岐阜県側からの入り込みが多くなったと聞きますので、登山鉄道のかかわりも松本市が持てないかとの提言をさせていただきます。市長のお考えを伺います。

 続いて、中部縦貫自動車道についてであります。説明をいただきましたように、既に松本波田道路についてはルート案発表があり、今月にもルートの決定を見るということでございますので、大いにこれは期待をするところであります。ただ、ルート決定があれば、今後の作業と見通しはどのようになるか、この点もお聞かせください。また、波田−安曇村間でありますが、この道路は全く松本−波田間との違いの説明をいただきました。本年2月に基本計画が決定して、建設促進期成同盟会の結成から組織拡大し、事業促進を要望した、こういう段階ですと、なかなかこれからの作業が大変と感じます。話をいただいたとおりに、約34?という日本アルプスの渓谷であります。恐らくトンネルが多くなるわけでありますが、波田−安曇村間の今後の作業と見通しもわかる範囲で結構ですが、長い歳月がかかると思いますけれども、どんな予測がありますか、お聞かせをいただきます。

 松本佐久連絡道路についてであります。これは松本−糸魚川間が早期決定ということで、候補路線として指定が受けられるように作業を進めていくと、こういうことでございます。私は東へ抜ける道路というものが本当に重大な松本の発展位置づけに必要だと強く感じております。今、岡谷市から和田へ抜ける新和田トンネルが工事を始めております。これは平成13年開通ということでございます。和田から佐久市への道路の取りつけ工事も始まっております。非常に早い発展があります。ただ、2車線のトンネル工事でありますので、松本が計画をしております連絡道路とはまた違うものであろうかと思いますけれども、事実、大変な勢いであいているわけであります。こういうことの心配もあるわけですので、どうか松本佐久連絡道路につきましても推進をお願いをいたします。

 幹線道路の市制 100周年にふさわしい道路整備の説明をいただきました。アルプス公園で記念イベントがあるわけでありますけれども、その周辺の道路整備、私はもう少し大きな形で松本市内全体的な道路を 100周年に絡め考えていただきたいと思うものであります。ただいまのお話ですと、会場へ上るための道路整備でありまして、私は市制 100周年が渋滞パニックを起こす、こんな予測をしております。どうか市制 100周年にふさわしい道路整備というものが松本市全体的、もちろん周辺道路も含めての大きな構想を考えておりましたので、この点は少し残念であります。今からそんな要望をさせていただきます。

 次に、国道 143号でありますが、答弁は大変厳しいものを感じました。最近の国道の位置づけに松本市中心市街地の地区市街地総合再生計画の中でも整備が位置づけられております。最近のパンフレットでありますけれども、歩道の整備拡幅となっています。沿線住民の皆さんにとりましては、その整備窓口が、あるいは適用計画がどこになろうが、早期に整備実現がありがたいわけでありますので、どうかそんな計画への模索もしていただきたいと思います。これも要望としておきます。

 外環状線のお話をいただきました。出川浅間線、また兎川寺鎌田線、それからの先ルートであります。進捗状況も既に完成を見た道路もあるわけであります。私は、この道路も 100周年に非常に大きなかかわりのある道路と考えております。外環状の位置づけでありますので、市制 100周年のときにはそこが供用できる、こういう時間はありませんけれども、整備をしていただきたいと思います。もし、ここの出川浅間線、また兎川寺鎌田線とその先線でありますけれども、年次の計画があれば、それをお伺いいたします。

 舗装のオーバーレイの話をいただきました。既に10?から15?の厚みが出ているようであります。また、それがかえって道路の補強という意味合いがある、これは非常にショックな話でありまして、しっかりしているから削らない、そういう意味に一瞬とったわけですが、最後の部長さんの話で小型の機器もあるということでございますので、ぜひ切削工法を取り入れて被害をなくしていただきたいと思います。

 もう1つここで質問をさせていただきます。やはり小路と称される道路に非常に困った現象の場所がちょくちょくとあります。言葉で言いあらわしておわかりになりますか心配でありますが、こういうふうに想像してください。道路の右側に電柱が立っております。左側には対面する形でNTTの電柱が立っております。しかも左右の電柱が道路内に立っているわけでありまして、側溝が電柱の外側、民地との境を左右通っております。非常にこういう状況で道路幅をその部分だけ狭くしております。形で言いますと、極端に言いますとこうなって、こうなっているわけであります。このことが実は市街地の昔からある小路と称するところの道路形態に多いわけであります。市長、状況はおわかりになりましたでしょうか。こういう道路状況により歩行者が危険な目に遭ったり、極端に狭くなる道幅のために車の通行にも支障を来す、こんな図式になるわけでありまして、恐らく想像していただけましたら思い出すところもあろうかと思いますが、このようなところも実はあります。そこで、左右の電柱を民地に入れさせていただき、側溝にふたがけをすれば道路としての活用ができ、その危険度も少なくなります。柱を民地に入れさせてもらうということは非常に難しい話でありますけれども、こういうことが整備の事業として取り上げられることはできるかどうか、これをお伺いいたします。

 芸術文化振興への助成であります。1回目が極めて抽象的な話でありました。2回目は振興で具体的にお願いをさせていただきます。

 芸術文化団体ではいろいろの活動をされている団体があるわけでありますが、その中には会場で水利用をしなければならない団体もあります。公的施設の中にはお断りの施設もあり、また利用できても水勝手の設備がなく、利用したくても利用できない、これが松本の現状であります。また、あがたの森を会場に展覧会を開く団体も数多いわけでありますが、スペースの問題や教室利用のために使い勝手の悪さ、採光などの問題で悩む団体もあります。今、松本市では校舎と講堂を国の重要文化財指定を目指し、修理事業に着手するとのことで、この9月補正予算に計上したわけですが、この面から考えますと、全国的にも当時のままの建物が少ない中、貴重な建物であることは間違いありませんし、そのキャンパスの雰囲気は独特のものがあり、公園もますます茂みを濃くし、市民憩いの場としてもすばらしい空間でありますが、使い勝手の問題とは別であります。地元の芸術文化の振興を図るために水利用が可能な施設対応や展示スペースのある施設が必要と思いますが、今建てられている美術館の市民ギャラリーに期待するところでありますが、市長はほかに施設をお考えでしたら、お伺いをいたします。

 次に、しののめの道でありますが、現在の事業状況も伺いました。ただ、非常に少ない予算での事業展開でありますので、今後この方向を続ければ大型車の専用道路になる心配が大きい気がいたします。説明がありました中で推進団体があり、その事務局が松本市の観光温泉課にあり、会長が市長とのことでありますので、思い切って市長に提言をさせていただきます。

 私は、このしののめの道を花街道としての位置づけができないものかと考えております。塩尻から松本、豊科、四賀村を結ぶこの道は、どこから見てもアルプスが臨めるわけでありまして、場所が変わると、同じくアルプスの景観も全く変化をいたします。まさに協議会が標榜する観光ルートであります。私は、この関係する市町村が1つの同じテーマを掲げて、この道の方向性を探り、確立したものにしていただきたいと思う次第であります。それが花街道しののめの道というのはいかがでしょうか。

 幸いに松本では花の名所が既に幾つかあります。この沿線で申しますと、内田にはアジサイ寺として有名な常楽寺さんがありますし、寿、赤木の弘長寺さんもやはりアジサイ寺としてその季節を楽しませてくれています。また、内田から中山の土はアイリスに適した土壌とも伺っておりますし、中山、並柳には弘法山の桜があります。すべてこの沿線であります。弘法山の桜は14年前に3年間で 4,500本の苗木を植えたようであります。ことし6回目のおまつりをし、中南信はもとより、県下からお客さんがあったと聞いておりますし、ボランティア団体で地元の皆さんが弘法山を愛する会の結成をされ、清掃や草刈りなどで整備をされているとも聞いております。また、ここから見る夜景は、どこにも負けないすばらしいものだそうであります。そこから北へ向かって神田、筑摩を通り薄川に出ます。この沿線もしののめの道のルートであります。もちろん、ここもご存じのように桜の名所であります。北へ上がりまして、先ほどの兎川寺鎌田線、これもルート上であります。山辺へ、湯ノ原へ向かいます。ここには玄向寺さんのボタンがあります。やはり訪れる人の多い名所の1つであります。

 最近、浅間温泉でバラの植栽を始めたとの話も聞いておりますし、豊科、大口沢では梅の植樹が協議会事業の1つとしてありました。そして、四賀村ではご存じの福寿草の里であり、これは春を告げる年間の最初の花でもあります。3月上旬から4月上旬に福寿草まつりがあり、この1カ月間で昨年は9万 8,000人の観光客があったそうであります。また、大型バスが 120台、観光ツアーとして入ったとも伺っております。もちろん塩尻が起点でございますけれども、ここもこの沿線に高ボッチがあり、ここもツツジの名所であります。

 既に沿線にはこれだけの既存の名所があるわけでありますから、これに市有地や休耕地を有効活用して四季折々の花木を楽しめる街道をと提言するものであります。松本市は市制 100周年にはメインのイベントとして花と緑の祭典を企画しております。今から花街道しののめの道の確立があれば、その祭典の1つとして通ずるものと考えております。毎年その花木が円熟しつつ楽しめるわけですので、いかがなものでしょうか、お伺いをいたします。

 飛びますけれども、中央東・西線の高速化でありますが、市長のお話のとおり難しい問題もいろいろあろうかと思いますが、私は市長の今後の力強い運動展開に期待をするものでありまして、この件は要望とさせていただきます。

 そして、福祉バスの件でありますけれども、ますます高齢化が進む中、こういう研究をぜひしていただきたいと思いますし、あるいは市民の足の確保の問題は、高齢者にかかわらず行政が受けなければいけない問題かもしれません。このことでよく研究をしていただきたい。これも要望としておきます。

 次に、中学柔剣道の実態を伺いました。授業時間では年間数が少ないわけですが、そんな中で武道の呼び方で改正があった意味での授業がなされているかは学校により違いがあろうかと思います。指導する体育教師が経験者であれば心配ありませんが、未経験者ですと、少ない時間内に説明があった我が国固有の文化としての特性を生かした指導ができるのかと心配があります。そこで、松本市は地域指導者招聘事業を展開されていますので、対応ができない、あるいはその用意がある学校については、柔剣道の地域指導者を積極的に学校の教育活動に活用できないか、この点をお伺いをいたします。

 次に、女鳥羽川整備についてお考えを伺いました。これから諸調査を実施し、県に力強くお願いをしていく、こういうお話でありました。私は昭和34年8月のあの女鳥羽川の大洪水を経験した者として市長に伺います。当時、台風が重なったのかは記憶にありませんが、大雨が続き、水位がぐんぐんと上がりました。そこへ伊勢湾台風の来襲で、その被害が大きなものになり、死者2名を出した大水害でありました。当時、先ほど申しました女鳥羽川の直角近くに曲がっています清水橋に上流からの流木がそこに詰まり、冠水した水を左右に振り分け、道路が女鳥羽川となり、その水位は七、八十?で、その流れの早さは恐ろしいものを感じました。上流からの流木が清水橋の橋げたにひっかかり、次の橋にも同じことが言えるのでありますが、被害を大きくした要因の1つであったと私は考えております。そして、女鳥羽川が人為的な流れの方向で、大昔からの自然な河川の流れではないという意識を強く持っております。

 先日、教育民生委員会で山形への研修がありました。先月の27日、28日のことであります。実は、ちょうど東北、北関東を襲ったあの大雨の最中でありました。山形新幹線も徐行運転で、その被害を目の当たりに見てしまいました。至るところの被害であり、水害の恐ろしさを再認識させられました。今、松本では環境団体や自然保護団体の皆さんが女鳥羽川を考えるということで、いろいろの活動をしております。私どもの平成14年からお願いしている河川にも河川樹木があります。昨年、伐採を、また伐根もしていただいた場所でありますけれども、それから上はいろいろと木が生え、また生い茂っているのが現状であります。いろいろの意見がこの話では出ておられるようですが、大いに議論をする中で、沿線住民の皆さんの貴重な体験や意見をも尊重していただきたいと思います。そこで、河川内樹木の伐採についてでありますが、市長は水防管理者としての立場もあるわけでありますので、ご見解をお願いいたします。

 以上で2回目の質問を終わらせていただきます。



○議長(百瀬常雄君) 有賀市長。



◎市長(有賀正君) 〔登壇〕

 小林議員の2回目のご質問にお答えをいたします。

 最初に、財政問題を含めて福祉ひろばについてでございますが、ユーモアを含めてかとは思いますが、決して先制パンチというつもりはございません。議員のご指摘でございますので、私どもとしては貴重なご意見として承りつつ、なおかつそれを承る中で留意しながら財政を執行していく、そういうことでございまして、若干つけ加えさせていただきますと、経常収支比率でございますが、これは70から80%の範囲が標準的とされており、この数値が高いほど自由に使える金でございますが、事業を行う余力がなくなるということを指しているわけでございまして、本市はそれが72.2%、いわゆる標準範囲でございます。他都市と比較しても低い数値でございまして、高いところは90を超えたり、週刊誌などでも出ておりますからあえて例を言いますと、大阪府などは 100を超えておるわけでございますので、そういう意味では注意しながら健全財政を基本として行っている、こういうことでございます。

 したがいまして、福祉ひろばが計画よりおくれているということは、決して財政上の問題ではございません。私どもとしてはできるだけスリムな行政ということで行政改革を進めて、それぞれ懇談会までやり、34億円ほどの2次にわたっては経費削減ができ、なお、この線につきましてはより一層来年に向けて今、庁内で総力を挙げておるわけでございまして、みずからが痛みを分かちながら、そして財政余力を出し、特に県がこのごろ福祉ひろばにつきましても若干の補助というほどでもございませんが、若干出していただいておるわけでございますが、これはほとんど単独費でございます。

 しかし、福祉ひろばについては私ども日本一を目指すものとして、けさも申し上げたわけでございますが、介護保険とはかかわりなくこれは独自にやっていきたいと思います。したがって、旧市だからということではございませんが、ただ、できるだけ市の固定の敷地内、あるいはできれば借りられるところがあればということでございますが、旧市の中にはそういうところが限られた範囲しかございません。しかも地域の皆様方のご要望と一致しなければいけませんので、やむなく11年が13年になっている、場合によっては13年にできないことも、もちろんそういうことではありませんがあり得る、そんなことで鋭意努力をしておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

 次に、市政の中で西口の関係でございますが、まさに19号の多車線化、その向こうには中央道の松本インターがあります。そしてまた中部縦貫道がございます。本市はやはり西の方がより交通の要衝が多いわけでございます。したがって、駅の西口は何とかしなければならないというのが私どもの気持ちでございますが、いかんせん、以前にも申し上げたことがございますが、東のように土地区画整理事業ではなかなかまいりませんので、今、JRとも話の中で駅の西口の整備、駅を整備して、それを起点に都市計画街路等で進めたらどうだと今、話をしているところでございますが、登山鉄道等につきましては、これはもちろん西口から行くということではないかとは思いますが、安曇村の有馬村長が安房トンネルができた。あえて言うならば、今回のあの渋滞を予測されて、早くしなければ上高地は大変なことになるということで、昨年、一昨年あたりから個人でもご苦労いただいております。私も個人的にもいろいろ話を聞き、また改めて市長のところへ相談やら、一緒に行くから時間をくれてくれというようなことで、恐らく9月議会が終わったら、またお見えになるかと思いますが、決して安曇村の登山鉄道だから私どもには関係ない、こういうことではございませんで、 158号でございますとか中部縦貫道は私自身が同盟会の会長をやらせていただいておりますので、私どもの問題としてこのことも考えてまいりたいと思います。

 細かいことにつきましては担当部長から説明させますが、今、 100周年に向けて道路計画が貧弱じゃないかというお話でございますが、いかんせん、ことしを抜けば8年しかないわけでありまして、道路の8年というものは大変短い。議員も唐沢先生の筆頭秘書をやられて、大変ご苦労をいただいておわかりだと思いますが、ここで余り気前のいいことを申し上げても、できないことは言えないものですから、できる範囲のことを申し上げると、先ほど部長が申し上げたとおりでございますし、国体道路の神田へ向けた道につきましても、せいぜい 100周年までには、年次はまた担当部長が申しますが、私の今の想定では薄川へ上がるあたりが最大限ではないかな。8年といえばそこらが最大限ではないか、薄川へ上がるあたり、それでもある程度は薄川の土手を整備すれば相当の路線になりますし、そこらが最大限ではないかと思いますが、また担当部長の考えもあるかと思いますが、一応目安は私自身は今考えているところでございます。

 次に、先ほど道路の中に電柱ということでございますが、これも細かくは担当部長が申しますが、議員から写真を写したのを見せていただいて、部長が私の手元へ来て、こういうようなというので私自身も承知をしております。道路の中の電柱は容易というわけではありませんが、今までもたくさんあるわけでございまして、議員ご質問のようにそれを民地へまた入れるということになると、一つ一つ大変な作業にはなりますが、もちろん理解の得られる範囲ではというか、1本入れてもいけませんから、やるときになったら連檐して民地へもお願いをしていく、こういうことになろうかと思いますが、うちがすぐそこにあるとか、塀があるとか、いろいろ難しい問題がありますので、またご指導をいただき、細部につきましては担当部長からお答えをさせていただきます。

 しののめの道につきましては、今、逐一お話がございまして、これは内田とか、あるいは岡田等々で道路沿線での活発な運動というか、いろいろ思いを持ってやっていただいております。したがって、この沿線をいわゆる花街道しののめの道という名前は非常にユニークな発想ではないかと思いますので、また関係の皆様方とご相談する中でそのようなことになるか、いずれにいたしましても花と緑と環境というテーマを掲げての 100周年でございますので、うってつけの名前かと思いますので、関係の皆さん方と相談をしてみたい、このように思いますので、よろしくお願いをいたします。

 次に、芸術文化の関係で水利用の可能なということでございます。もちろん、あがたの会館、講堂につきまして将来、講堂から含めて教室等の展示をさせていただいておりまして、ことしから重要文化財になるべく整備をさせていただくために予算を盛らせていただきました。 100周年に向けて整備をし、重要文化財も1つの 100周年の目標にしたいと思いますが、水云々ということは別問題かもしれませんが、昔よりは馬場屋敷もそのような一環でございますが、文化庁では重要文化財になってもできるだけそれを利用する、制限はいろいろ難しい制限が出てくると思います。火を使ってはいけないとかいろいろ出るかもしれませんが、水等がいいかどうかはまだ調べてありませんが、重要文化財になっても相当の利便は使える、こういう国も方向が変わってきていることだけを申し上げながら、特に水を使える施設といたしましては、ただいまつくらせていただいており、来年4月にオープンいたします13、14街区の開館予定の中央公民館の多目的ホールは華道なども十分使えるということで、その展示ができるように今設備をさせておりますし、また、多目的ホールのほかに各会議場もございますので、利用が可能かと思います。面積を申し上げますと、あがたの森の展示面積は会議室が 900?でございます。そしてまた今度の中央公民館でございますが、展示面積といたしまして会議室、廊下で 1,800?、それから展示コーナーが約 250?とホールだけでは 120?ございまして、13、14の新中央公民館としては 2,170?ございますので、いろいろの面でご利用がいただけるのではないか、このように思いますのでご報告させていただきます。

 次に、河川関係でございますが、河川内の伐採につきましては、私自身も大変心配しているところでございまして、かつてこの場所は私も県会時代に苦になってしょっちゅう皆さんのご要望で、あれは県の管理でございますのでやらせていただきました。と申し上げますのは、経費も配分されてきたわけでございますが、かつてブルドーザーでずっと地ならしして、そしてきれいにして、私どもせせらぎが平らになって非常に気持ちよかったわけでございますが、いろいろ研究される皆様方が、それはあそこにすむ小さい魚とか、カジカガエルでございますか、そういうものの生息地が荒らされるではないかという強い反対もございまして、ここ10年近くになりますか、一斉にできなくなってしまいました。そうしますと手で刈るというわけにいきませんので、1年たつと小指くらいのアカシアや、そして柳が生えてまいります。それが3年、4年たつと直径5?、10?となりまして、そういうことをやらなくなって10年くらいたちますが、そうしますと直径10?くらいになるわけです。ですからそれに当然鳥も来たり、チョウも舞ったりするわけでございます。それを切ってはいけないということでございまして、実は私自身も田川、牛伏寺川、そして和泉川、三方川で囲まれているものでございまして、若干私的なことを申し上げて恐縮でございますが、私も 1,000坪くらいですか、私自身の土地を提供して田川を広くした経験がございますので、何か私自身が苦になって困るわけでございます。

 たまたまことしは1月に大雪が降り、そしてまた4月の大雨だったり、気候が非常におかしかった。聞きますと、これがエルニーニョ現象という発表がございました。したがって、私自身が農業関係をやって、そんなに専門ではございませんが、自然の脅威というか、暑かったり寒かったり雨だったりということにしょっちゅう苦労して、農業についた者として何か予感が、ことしはおかしいぞ、変なことがあっては困る。その困るといったのが今議員がご指摘の昭和34年のあの女鳥羽川の水害でございまして、職員に指示して、これは何とかしなければならないと、と申し上げますことは、今ご指摘ございましたように私自身が水防管理者でございまして、これは水防法の第3章第9条のそのことを自分が指示をして、それぞれ措置するようにという法律で決まっているわけでございます。

 したがって、伐採するようにということを自分自身も若干やれる範囲やらせて、市としては松本建設事務所へ要請をして措置をし、9月の補正に盛ってくれということを申し上げているところでございますが、自然団体の皆様方にあえて私自身が逆らうという気持ちは毛頭ございません。木については私自身も好きなものでございますし、あえて言うなら趣味で木をたくさん植えている方でございますし、議会のご理解もいただいて森や、あるいはまた公園をたくさんつくらせていただいております。つくらせていただいたということを自然団体というのは、そんなものをつくったってそこに蛍が舞ってくるかなんていうようなことを言われますものですから、平瀬の公園は将来は蛍が来るから勘弁してくれということですが、正直申し上げて意見が合わないことは大変残念でございますが、ただ原の町会でございますとか、あるいはまた鎖川もそのようなことになっているものですから、沿線の今井、神林の町会からも伐採するようにという強い要請がございます。切るなというところと切れというところの板挟みになっておりますが、先ほど議員ご指摘のとおり私の水防管理者としての責任は、まさに先ほどの新潟の集中豪雨あるいは北陸の豪雨は、私が予感したなんて言えば大変言い過ぎますが、エルニーニョ現象で私自身がたまたま松本へ来るかなという予感が北陸や新潟へ行ったかなと思うくらいでございますが、今も台風5号が発生しているようでございますから、まだことしも予断を許せない、こういうことでございますので、危機管理には十分注意しながら進めてまいりたいと思いますし、まさにそれは80年型、 120年型の水防計画の河川整備をしているわけでございまして、きょう、あす、10年のうちに降らなくて木が大きくなったから、これは切っちゃいけないというのは私は若干違うのではないか、このように思いますのでご理解をいただきたいと思います。

 以上でございます。



○議長(百瀬常雄君) 時間が短くなってまいりましたので、理事者は親切に短く答弁をお願いいたします。

 広川建設部長。



◎建設部長(広川高義君) 〔登壇〕

 交通行政に関連いたしまして、中部縦貫自動車道の今後の作業と、また見通しについてお答えいたします。

 最初に、今後の作業でございますが、松本波田道路延長 5.3?につきましては、市長が先ほども申し上げましたが、平成10年内に都市計画決定の予定で進めておるところでございます。その後、年度は明確にはまだわかっておりませんが、現況測量、それから実施設計、それから地元の皆さんとの設計協議、そして用地買収、工事着手の手順で進めていくと聞いておるところでございます。

 また、波田町から安曇村間約34?につきまして現在ルートや構造の検討、環境アセスの調査を進めており、今後、環境影響評価、都市計画決定と、また松本波田道路と同じ手順で進めると聞いております。

 次に、今後の見通しについてでございますが、まず財政情勢から申し上げますと、公共事業の見直し等厳しい状況にございますけれども、しかし財政構造改革では高規格幹線道路を重点整備することとしておりますし、国においても景気浮揚、前倒し予算を編成しておりますので、事業促進に期待をしておるところでございます。また地域活動といたしましては、広域19市町村一体となった同盟会活動を進めるとともに、沿線の福井、岐阜、長野県による連携も強化いたしまして、地域の実情を中央へ訴え、事業促進を強力に働きかけてまいりますので、ご理解をお願いいたしたいと思います。

 次に、外環状線の兎川寺鎌田線の先線の計画でございますが、未整備区間のアルピコ自動車学校西側の交差点から湯ノ原の県道惣社岡田線までの区間 400mにつきましては、現在地元と調整中でございまして、平成17年度完了を目途に一層努力してまいりますので、よろしくお願いいたします。

 次に、道路内にある電柱を民地に入れて側溝にふたをかけて道路を有効に使う方法を事業として取り入れられないかということでございますが、先ほど市長答弁ございましたので補足してお答えいたします。市街地の道路は歴史的経過から見まして幅員の狭い道路が多いわけでございますが、道路改良時等におきましては、できる限り電線管理者に民地への設置をお願いしているところですが、既に先ほど市長も申し上げましたが、建物とか塀等があり、設置ができないなど容易に協力が得られないのが実情でございます。また、民地への協力が得られない場合には、官民界境に電柱を設置するなどして道路幅員の確保に努めているところでございます。

 そこで今後の取り組みでございますが、一定区間の道路側溝等の整備に合わせ、民地へ移転ができるものについては実施してまいりたいと考えております。

 なお、協力が得られない場合もございますので、その場合には歩行者の安全を第一に、電線管理者と協議をいたしまして最善の方法を検討してまいりますので、ご理解をお願いいたしたいと思います。

 以上でございます。



○議長(百瀬常雄君) 西澤都市開発部長。



◎都市開発部長(西澤一徳君) 〔登壇〕

 出川浅間線の今後の作業見通しと年次計画についてお答えを申し上げます。

 既に整備済みの神田地籍から北へ富士電機松本工場北東の県道兎川寺鎌田線との交差点までの区間、延長にいたしまして 740mにつきましては、地元のご協力をいただきながら松本市第2次道路整備5箇年計画の期間中の平成14年度をめどに整備を進めてまいります。また、これから先、薄川右岸までの区間、延長にいたしまして 480mにつきましては、前段申し上げました区間の工事に引き続きまして事業着手、市長が先ほど申し上げましたが、早期完成を目指しまして現在地元と鋭意調整中でありますので、よろしくお願いいたします。

 以上でございます。



○議長(百瀬常雄君) 水下教育次長。



◎教育次長(水下慶子君) 〔登壇〕

 柔剣道場に関連いたしまして、地域の指導者を積極的に学校教育の場に活用できないかとのご質問にお答えをいたします。

 剣道の授業に地域の指導者をお願いしている学校は、平成8年度は1校でございましたが、現在3校となっております。特に1学年の基礎技能指導を担当していただいております。また、本年度は小学校におきましても地域指導者招聘事業といたしまして、剣道の指導者をお招きするなど新たな試みも始まってきております。このように徐々にではありますが、地域のすぐれた指導者をお願いして教育面に活用を図っているところでございます。今後どのような形でお願いをしたらいいかということで、検討をしたいという学校も出てきておりますので、関係者とも相談をし、またご協力をいただきながら、単に技術の向上のためだけではなくて、学校と地域が一体となって交流を深め、子供たちの健全育成の見地からもさらに充実をさせていきたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 以上でございます。



○議長(百瀬常雄君) 8番 小林繁男君。



◆8番(小林繁男君) 〔登壇〕

 3回目の壇上ですので、すべて要望といたします。

 財政の問題も伺いました。ここは市長の誤りない財政運営を期待をするところであります。

 また、それぞれの道路についてでありますけれども、松本市にとりまして道路、いろいろな道路の格付があるわけですけれども、やはり都市基盤を形成する上には重大な位置づけにあると思います。それぞれの計画で進んでいるわけですが、すばらしい道路整備ができますように、これも要望といたします。

 また、しののめの道でありますけれども、この件につきましてはよく研究をしていただけるということですから、すばらしい研究の要望を出しておきます。

 最後でありますけれども、中学校の授業であります武道であります。地域指導者招聘事業の導入で、古来からの武道の本筋を少しでも理解し、そのことによりいじめや学校での問題が1つでもなくなることを期待するものであります。

 以上、各種の質問をさせていただきました。より松本がすばらしい都市になりますよう、市長を初め職員の皆さんのご努力に期待を申し上げ、すべての質問を終わります。

 ありがとうございました。



○議長(百瀬常雄君) 以上で小林繁男君の質問は終結いたします。

 この際、お諮りいたします。

 本日の会議はこの程度にとどめ、16日午前10時再開の上、一般質問から続行いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

  (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(百瀬常雄君) ご異議なしと認め、さよう決定いたしました。

 本日の会議はこれをもって散会いたします。

  午後6時53分散会