議事ロックス -地方議会議事録検索-


長野県 松本市

平成25年  6月 定例会 06月03日−01号




平成25年  6月 定例会 − 06月03日−01号









平成25年  6月 定例会



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

          平成25年松本市議会6月定例会会議録

                 第1号

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

        平成25年松本市議会6月定例会が6月3日午後1時

       松本市議事堂に招集された。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

           平成25年6月3日(月曜日)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

             議事日程(第1号)

                       平成25年6月3日 午後1時開議

 第1 会議録署名議員の指名

 第2 会期の決定

 第3 議案第1号 松本市第21次住居表示整備事業実施に伴う関係条例の整理に関する条例

    議案第2号 松本市市道等の占用料徴収に関する条例の一部を改正する条例

    議案第3号 松本市下水道条例の一部を改正する条例

    議案第4号 工事請負契約の締結について(松本市文書館新築主体工事)

    議案第5号 工事請負契約の締結について(松本市堀米保育園改築主体工事)

    議案第6号 工事請負契約の締結について(松本市立島内小学校大規模改造第1次整備事業第1期主体工事)

    議案第7号 市有財産の取得について(小型動力ポンプ付積載車)

    議案第8号 市有財産の取得について(小型動力ポンプ積載車)

    議案第9号 市有財産の譲渡について(美芳町集会所用地)

    議案第10号 市道の認定について

    議案第11号 辺地に係る総合整備計画の策定について

    議案第12号 住居表示に関する法律第3条第1項の規定による当市の市街地の区域及び当該区域における住居表示の方法について

    議案第13号 町の区域の画定について

      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

      議長  太田更三         副議長  宮坂郁生

出席議員(30名)

      1番  田口輝子          2番  上條美智子

      3番  上條 温          5番  村上幸雄

      6番  中島昌子          7番  太田典男

      8番  小林あや          9番  阿部功祐

     10番  小林弘明         11番  上條俊道

     12番  犬飼信雄         13番  山崎たつえ

     14番  忠地義光         16番  村瀬元良

     17番  吉江けんたろう      18番  芝山 稔

     19番  宮下正夫         20番  熊井靖夫

     21番  柿澤 潔         22番  青木豊子

     23番  近藤晴彦         24番  草間錦也

     25番  太田更三         26番  南山国彦

     27番  白川延子         28番  赤羽正弘

     29番  大久保真一        30番  増田博志

     31番  中田善雄         32番  池田国昭

欠席議員(1名)

     15番  宮坂郁生

      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

説明のため出席した者

  市長        菅谷 昭   副市長       坪田明男

  総務部長      高山 満   政策部長      大石幹也

  危機管理部長    青木敏和   市民環境部長    武井保典

  健康福祉部長    渡辺 明   こども部長     福嶋良晶

  農林部長      勝家秀夫   商工観光部長    寺沢 健

  健康産業・企業立地担当部長    建設部長      上條一正

            平尾 勇

  城下町整備本部長  浅川正章   上下水道局長    丸山悦男

  病院局長      熊谷賢一   教育委員長     斉藤金司

  教育長       吉江 厚   教育部長      川上一憲

  行政管理課長    小出光男   政策課長      宮川雅行

  財政課長      島村 晃

      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

事務局職員出席者

  事務局長      栗原信行   事務局次長     市川英治

  次長補佐兼議会担当係長      次長補佐兼議会担当係長

            牧垣孝一             逸見和行

  主査        金子 稔   主査        滝澤 修

  主査        出羽沢千曲  主任        高橋千恵子

      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

               本日の会議に付した事件

 議事日程(第1号)記載事件のとおり

      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

                                 午後1時開会



○議長(太田更三) これより平成25年松本市議会6月定例会を開会いたします。

 現在までの出席議員は30名でありますので、定足数を超えております。

 よって、直ちに本日の会議を開きます。

 最初に、報告事項を申し上げます。

 市長より、議案が13件提出されております。

 次に、地方自治法施行令第146条第2項の規定に基づき、平成24年度松本市繰越明許費繰越計算書が、地方公営企業法第26条第3項の規定に基づき、平成24年度松本市水道事業会計予算繰越計算書及び平成24年度松本市下水道事業会計予算繰越計算書が、地方公営企業法施行令第18条の2第1項の規定に基づき、平成24年度松本市水道事業会計継続費繰越計算書が、地方自治法第243条の3第2項及び同法施行令第173条の規定に基づき、平成25年度法人関係事業計画及び予算が提出されております。

 あらかじめご配付申し上げてあるとおりであります。

 次に、安達財政部長は、都合により、今期定例会を欠席する旨の届け出がありましたので、ご承知願います。

 本日の議事は、日程第1号をもって進めます。

      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△日程第1 会議録署名議員の指名



○議長(太田更三) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第129条の規定により、議長において18番 芝山 稔議員、19番 宮下正夫議員、20番 熊井靖夫議員を指名いたします。

      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△日程第2 会期の決定



○議長(太田更三) 日程第2 会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 今期定例会の会期は、本日から19日までの17日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(太田更三) ご異議なしと認めます。

 よって、会期は17日間と決定いたしました。

      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△日程第3 議案第1号から第13号まで



○議長(太田更三) 日程第3 議案第1号から第13号までの以上13件を一括上程いたします。

 提案理由の説明を求めます。

 菅谷市長。



◎市長(菅谷昭) 〔登壇〕

 本日ここに、平成25年松本市議会6月定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方にはおそろいでご出席いただき、厚く御礼を申し上げます。

 さて、去る5月22日、日本政府観光局が4月に日本を訪れた外国人旅行者数が前年同月比で18.1%増の92万3,000人となり、初めて90万人を超え、過去最多を更新したと発表しました。

 これは、円安が進み、外国人にとって日本への旅行が割安となった上に、格安航空会社の路線が充実してきたことが、旅行客の増につながったものと見られています。

 松本市におきましても、ことしのゴールデンウイークは天候に恵まれ、爽やかな五月晴れの日が続き、松本城を初め市内の各施設や観光地は、国内のみならず海外からの大勢の観光客でにぎわいを見せ、特に松本駅ビルの観光案内所と大手事務所1階の観光情報センターにおける外国人の案内件数は、前年比で約25%の増となりました。

 さらに、去る5月25日、26日には、「工芸の五月」のメーンイベントとして、全国的にも知名度の高い「クラフトフェアまつもと」が開催されました。

 幸いなことに、こちらも両日ともに好天に恵まれ、全国各地から本当に大勢の皆様が松本市を訪れ、会場となったあがたの森公園周辺のみならず、松本城を初め中心市街地に人があふれ、大いにまちがにぎわいました。

 また、「クラフトフェアまつもと」の開催にあわせ、交通渋滞対策、公共交通利用の促進、マイカーフリーの生活体験などを目的に、松本市が独自に取り組む「バスDAYまつもと」は、事前の周知徹底を図ったこともあり、目立った交通渋滞も見られず、徐々にではありますが皆様への理解が進み、定着しつつあるものと感じております。

 さらに5月は、工芸の五月に係る多彩な企画展やイベントなどが市街地で開催されたことに加え、新たな試みとして、あがたの森、松本城、松本駅を結ぶエリアの回遊性の向上を図るため、中心市街地を回遊するバス路線を設定しましたところ、本路線の乗車を介して、大勢の皆様が楽しそうに街なかを散策する姿を目にすることができました。

 このように、松本城を中心に松本のまちがにぎわいを見せ、また、松本の元気な姿や松本特有の文化、産業などが広くマスコミ等で取り上げられ、市内おちこちに「松本のまちが生きているさま」を実感できますことは、素直に大変うれしい限りでございます。

 これまでも申し上げてまいりましたが、松本は松本城あってのまちであり、松本城を次代へと引き継ぎ、守っていくとともに、歩いて楽しい城下町や水めぐりなどの具体的な事業に加え、次世代交通政策等を一層推進することにより、松本城を核として、風格とにぎわいのある城下町の再生を目指していくデザインは、将来にわたり、街のにぎわいと活力を創出し、松本市全体の持続的な発展へとつながるものと考えております。

 現在、「松本城を中心としたまちづくり」として鋭意取り組んでおります松本城南・西外堀復元、内環状北線整備、大手門枡形跡整備に加え、今年度新たに「松本市歴史文化基本構想」の策定に取り組むこととしております。

 この基本構想は、市内の各地域に存在する文化財を有形、無形、また、指定等の有無にかかわらず幅広く把握し、その周辺環境を含めて保存、活用することにより、文化財を核とした地域の魅力を今後のまちづくりに生かしていくものであります。

 この営みを通して、市民の皆様の郷土松本に対する誇りや愛着がより一層高まり、さらには、松本市の魅力をアピールする観光資源の掘り起こしにもつながるよう取り組んでまいります。

 さて、早いもので、平成25年度も2カ月が経過し、私も市長に就任して10年目を迎えました。

 この間、議会を初め市民の皆様の温かいご支援、ご協力を賜りながら、無事に市政のかじ取りを務めさせていただきましたことに、改めて心より感謝を申し上げる次第であります。

 本年度の市政運営に対する所信につきましては、去る5月15日に開催された第2回臨時会の際に申し上げましたとおり、市政運営の大きな柱に据え、都市宣言した「健康寿命延伸都市・松本」のさらなる前進に向け、引き続きスピード感を持って邁進してまいることに尽きるわけでございます。

 とりわけ「健康寿命」に取り組むリーディング都市として、9月から11月までの間を「ヘルスプロモーション・シーズン」と位置づけ、健康寿命を多角的に捉え、健康を支え育む社会環境の整備を促進すべく、全体をコーディネートして取り組んでまいります。

 9月には、オープニングイベントとして、国の「健康日本21」の取り組みを推進する大会を松本市に招致して、「健康日本21推進松本大会」が開催されます。

 その後は、より親しみが持てるように、秋の花の名前に例え、9月を「なでしこの章」、10月を「ききょうの章」、11月を「はぎの章」として、「健康フェスティバル」「医療ルネッサンス松本フォーラム」「世界健康首都会議」をそれぞれメーンイベントに位置づけ、さらにはエンディング・イベントとして、「第11回日本ヘルスプロモーション学会」の開催が予定されております。

 この一連の「ヘルスプロモーション・シーズン」を通して、「健康寿命延伸都市・松本」を全国へ、そして国際的な場へと発信してまいります。

 さて、松本市では、ご承知のとおり「市政まちかどトーク」や「市長への手紙」などを通して、市民の皆さんから幅広く意見、提言を聞く取り組みをしてきておりますが、残念ながら、若い世代からの意見が比較的少ないと感じておりました。

 私は、20年、あるいは30年先を見据えたまちづくりと常々申し上げておりますが、そのためには、その担い手となる若い人たちが、もっと市政やまちづくりに関心を持って参画していただくことが不可欠であると考えております。

 このような思いもあり、昨年の市長選挙では、「若い人材、ニューリーダーの育成」をマニフェストに掲げましたので、去る5月25日、初めての試みとして、さまざまな活動を行っている若手市民の皆さんと市の部課長による討論会を開催いたしました。

 当日は、「子どもが健やかに育つまち・松本」をテーマに、私のコーディネートのもと、若手市民の皆さんからご意見、ご提言をいただき、続いて担当部課長との建設的な討論を行いました。

 そしてその際、市政やまちづくりに対し、確たるみずからの考えを持ち、それぞれ意欲的に活動を実践中の若年市民層が在住することを知り、大変心強く感じたところでございます。

 ご参加いただいた皆さんには、事前の打ち合わせや勉強会に、自主的かつ積極的に取り組んでいただきました。この場をおかりして、心より感謝を申し上げる次第でございます。

 現段階におきましては、試行錯誤の取り組みではありますが、かかる試みが若い世代の市政運営やまちづくりへの参画意欲を高めるきっかけとして、その一方、市職員にとりましては、新たな視点を市政に生かすための有意義な機会として、今後も3S方式、スモールサクセスストーリー、いわゆる「小さな成功事例」を積み重ね、市民のための松本のまちづくりに努めてまいります。

 加えまして、昨年、成功裏のうちに終了した技能五輪全国大会を、一過性のイベントとすることなく次代へとつなげていくため、この7月には、学校、企業、関係諸団体、行政などで構成する「(仮称)松本市ものづくり人材育成連絡会」を立ち上げ、地域産業の将来を担う若者たちの育成や地元への就職並びに人材の確保など、総合的な人材育成の支援に取り組むこととしております。

 今後も、若者たちの持つ限りないポテンシャル(潜在能力)を市政に生かし、市民との協働によるまちづくりが一層推進していくことを大いに期待するところでございます。

 それでは次に、本市が抱えております懸案事項等について、若干申し上げます。

 まず初めに、片倉工業株式会社松本社有地の再開発について申し上げます。

 去る5月27日、イオンモール株式会社が開発事業者として、片倉工業株式会社松本社有地のうち、約6.25ヘクタールについて、事業用定期借地により開発を行うことを公表しました。

 これまでの経過を若干申し上げますと、片倉工業株式会社の開発方針につきましては、2月定例会の提案説明の際にご報告申し上げました。

 その後、去る5月13日、片倉工業株式会社の仲介があり、初めて私がイオンモール株式会社の岡崎双一社長にお会いいたしました。

 その際、岡崎社長からは、イオンモール株式会社としては、従来の郊外型のモールづくりの手法ではなく、中心市街地における新しい開発形態を模索したいとのお話をいただきました。

 私からは、これまでの片倉工業株式会社への説明と同様に、「松本市が目指すまちの姿と開発計画に対する基本的な考え」を説明し、既存市街地と一体となった回遊性の高い中心市街地の形成に寄与する松本らしい開発をされるよう、強く要望いたしました。

 このたびのイオンモール株式会社の公表につきまして、この種の開発では、ある程度計画がまとまった段階での公表が一般的だと伺っております。

 しかしながら、今回の再開発は、市民並びに関係団体の皆様の関心が非常に高く、松本のまちづくりに極めて大きな影響がありますことから、その開発手法や開発事業者を早期に公表いただくよう要請したところであります。

 今後は、イオンモール株式会社並びに片倉工業株式会社と十分に協議を重ねながら、松本市の効果的な発展につながるものとなるよう、引き続きしっかりと対応してまいる所存でございます。

 次に、「健康産業・企業誘致の取り組み」に関連して申し上げます。

 ご案内のとおり、身体の健康、心の健康、社会の健康を切り口に、総合的な視点から市民が健やかに生活し老いることができる「健康寿命延伸都市・松本」を医療産業面から効率的に支え、あわせて質の高い医療・介護サービスなどが過不足なく提供されることにより、市民一人一人が暮らしの豊かさを実感することができる松本ヘルスバレーの構築を目指し、目下鋭意取り組んでおります。

 去る5月14日に開催された松本地域健康産業推進協議会の総会におきましては、国等の情報提供、企業と医療・介護現場との課題解決に向けた意見交換や実用化検証の場の確保、財源等の調整を行うとした事業計画が了承されました。

 さらに、ことしで3回目となる世界健康首都会議は、「産業」という視点に、新たに「健康基盤」を加えて学びと都市交流の場とし、市民の皆様にも身近なものとして参加いただける内容にしたいと計画しております。

 今後も、一部の企業で操業が始まった新松本工業団地への健康産業関連企業の誘致に継続して努めるとともに、予防医療、介護予防といった新しい需要が見込まれる医療・介護の周辺サービス分野における産業の創出、集積化、雇用の確保等に向けて、企業誘致による相乗効果が得られるよう取り組んでまいります。

 また、昨年度見直した「松本市工業ビジョン」では、松本の工業が目指すべき方向を、「景気の変動に影響を受けにくい、価格決定力を持つ地域」と掲げ、松本地域の製造業の活性化、力強い工業の形成に向け、この地域の産学官が一体となり取り組むこととしております。

 ご承知のとおり国は、緊急経済対策を柱とする平成24年度補正予算と平成25年度予算の「切れ目ない対策」により、地域経済を支える中小企業・小規模事業者の活力を引き出すとともに、事業再生に向けた取り組みの徹底支援を行う経済対策を打ち出しております。

 松本市としましても、長野県と連携を図りながら、まつもと工業支援センターを核として広く情報発信するとともに、積極的にコーディネート活動を展開し、新技術、新製品開発にチャレンジする企業を支援してまいりますので、中小企業・小規模事業者におかれましては、このチャンスを十分に生かして足腰を強くし、付加価値の高い商品開発などに積極的にチャレンジされることを願うところであります。

 次に、砂防事業に関連して申し上げます。

 去る5月27日、国土交通省北陸地方整備局松本砂防事務所による梓川流域上空視察として、ヘリコプターに同乗する機会がございました。

 いにしえより「国を治めるには、まず川を治めよ。川を治めるには、まず山を治めよ」と語られるとおり、このたび上空から視察した「釜ヶ淵砂防堰堤」「島々谷川」「奈川」の砂防事業は、まさに山を制するものであり、危機管理のかなめを鳥瞰することができました。

 また、上高地周辺の山々から流出する土砂により、大正池から徳沢までの河床が年々上昇しており、その対策が今日的な課題となっております。

 大雨時には、梓川の溢水(水があふれること)により、上高地周辺の宿泊施設、道路などが危険な状態となり、加えて流入土砂により、上高地特有のすぐれた景観が変化して、景勝地としての価値が損なわれることが危惧されています。

 松本市としましては、平成18年に「松本市域行政機関連絡会議」を設置して、これまで関係省庁と調整を図ってきておりますが、いまだ明確な河床上昇防止対策の方針が示されておりません。

 私も機会あるごとに国などに対し要望しているところであり、去る5月22日には、副市長と担当部長が国土交通省に出向き、河川事業、砂防事業、さらには危機管理の面から、現状と今後の対策などを要請してまいりました。

 私自身、このたびの視察により、改めてその危機的な状況を目の当たりにし、特別名勝・特別天然記念物である上高地の自然をどう守るべきか、また、この豊かな森林資源をどう生かしていくかなど、早期にその方向性が示され、自然環境と調和した調整と制御がなされるよう、さらなる熱意を持って取り組んでいく決意を新たにした次第でございます。

 次に、「主要幹線道路の整備促進」に関連して申し上げます。

 ご案内のとおり、中部縦貫自動車道の一部として、国が建設を計画する高規格幹線道路「松本波田道路」は、平成24年1月、国の事業評価監視委員会により事業継続が決定され、昨年度は設計協議を再開するための関係機関との調整が行われ、10年間の足踏み状態から、改めて大きな一歩が踏み出されました。

 国は、本年度も引き続き地元説明に向け、設計、調査を進めており、ことしの夏から秋にかけ、平成13年以来、12年ぶりとなる地元説明会を開催するとのことであり、関係地区の皆様には、説明会の受け皿となる地元対策委員会の再開をお願いしているところでございます。

 一方、「国道158号奈川渡改良」につきましては、とりわけトンネル工事の施工に際しては、広大な面積の土砂仮置き場が必要となりますことから、昨年、松本市として、奈川地区の市有地を推薦いたしました。これを受け、国では関連調査を実施するとともに、奈川地区の皆様に対する説明会を開催して、了解をいただいたとの報告を受けております。

 このように、国では順調に準備を進めているところであり、去る5月21日に発表された国の今年度の予算配分では、設計や用地取得費として、昨年度の倍となる2億円が示されており、今後は順調に周辺の環境整備工事が進み、トンネル工事の本格的な着工が期待されるところであります。

 松本市としましては、今後も国が示すスケジュールに合わせ、地元との調整を着実に図るとともに、引き続き国等に地域の声を確実に届けてまいります。

 次に、政府が7月からの実施を要請している地方公務員の給与削減について申し上げます。

 ご承知のとおり、今回の給与削減要請は、東日本大震災の復興財源に充てるとして、国家公務員の人件費を臨時的に削減したことに対し、地方公務員の給与もこれに準じた削減を要請してきたものであります。

 しかしながら、地方固有の財源である地方交付税を削減して、その対応を強いることは、地方分権の流れに反し、地方の財政自主権を侵すものであり、まことに遺憾であります。

 また、地方の行財政改革の努力を適切に評価することなく、国が一時的に給与削減をしたことによるラスパイレス指数の数値のみを引き合いに、地方に給与削減を求めることは到底容認できないものであります。

 松本市は、これまで人事院勧告を尊重し、民間給与との比較において給与改革に取り組んでまいりました。

 その結果、10年余り国家公務員より低い給与水準を維持してきており、決して引き下げを要請されるものではなく、今回の給与削減要請は、地方自治の根幹にもかかわる問題であり、慎重に対応すべきものと考えます。

 去る5月16日に開催された北信越市長会総会におきましても、緊急の決議を行い、地方公務員の給与決定に国が干渉することのないよう、国に強く要請しております。

 さらに6月上旬には、全国市長会も開催されますので、松本市としましては、市長会の動向などをしっかり見きわめ、判断してまいりたいと考えております。

 さて、今週末の8日には、ことしで22回目を迎える「2013サイトウ・キネン・フェスティバル松本」のチケットが販売開始となります。ことしは、来る8月12日から9月7日まで、27日間の公演日程になっております。

 ことしの公演は、オーケストラコンサートを初め、イギリスが世界に誇る夏の音楽祭の中で最も権威のある「グラインドボーン音楽祭」との共同制作によるオペラ2作品のほか、ジャズを取り入れたプログラムなど、例年にも増して魅力あふれる多彩な内容となっております。

 さらに、文化・観光交流都市などでのスクリーンコンサートは、開催都市を1つふやし、札幌市、金沢市、鹿児島市、福岡市、熊本市の5都市で開催します。

 また、去る5月31日には、小澤征爾総監督が松本市役所を訪れてくださいました。

 小澤監督からは、ことしの公演に向け、「初心に戻り、新たな一歩を踏み出したい」と、演目全てに十分に配慮し準備されているとのお話を伺ったところでございます。

 ぜひともことしは、万全な体調のもと、お元気な姿で松本入りしていただき、フェスティバル全体の統括、オーケストラや若手演奏家の指導を初め、オペラ「こどもと魔法」の指揮をしていただけるものと、心より期待いたしております。

 「楽都松本」の存在と魅力を高め、至高の響きを全国へ、そして世界へと発信し続けるサイトウ・キネン・フェスティバルを今後もできる限り支えていきたいと考えておりますので、議会を初め市民の皆様の一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 それでは、ただいま上程されました議案につきまして、一括してご説明を申し上げます。

 本日提案申し上げました議案は、条例3件、契約3件、財産3件、道路1件、その他3件の合わせて13件となっております。

 まず初めに、条例につきましては、芳川小屋地区などにおける第21次住居表示整備事業の実施に伴い、この区域の施設の位置表示の変更などを一括して行う条例と、市道の占用物件に新たに太陽光発電設備等を追加する条例改正など、3件を提出しております。

 次に、契約案件として、文書館の新築主体工事、堀米保育園の改築主体工事、島内小学校の大規模改造第1次整備事業第1期主体工事の請負契約を提出しております。

 次に、財産として、消防団における消防機械力の維持・向上を図るための小型動力ポンプ付積載車4台並びに小型動力ポンプ積載車5台の取得と、美芳町集会所用地の無償譲渡を提出しております。

 そのほかの議案といたしましては、市道1件のほか、辺地債を財源として公共的施設の整備を行うための総合整備計画を定める議案、住居表示整備事業の実施に伴う議案2件を提出しております。

 また、議案以外のものとしましては、平成24年度の繰越明許費繰越計算書等の繰り越し4件のほか、松本市が資本金等の2分の1以上を出資しております法人の事業計画等7件を報告いたしております。

 なお、今会期中には、旭町小学校の大規模改造第1次整備事業第2期主体工事の請負契約並びに名誉市民の決定について、追加提案させていただく予定でございます。

 以上、本日提案いたしました議案等についてご説明申し上げましたので、よろしくご審議を賜りますよう、お願い申し上げます。



○議長(太田更三) ただいま市長から上程議案に対する説明がありました。

 以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。

 本会議は、明4日から9日まで議案調査等のため休会し、10日午前10時再開の上、市政一般に対する質問を行います。

 発言される方は、所定の通告書に記載の上、質疑、質問とも明日正午までに提出願います。

 発言の順序はくじによって決定いたします。

 なお、質疑に限り、11日午後3時までの追加通告を認めることになっております。その場合は通告順といたしますので、ご了承願います。

 本日の会議は、これをもって散会いたします。

 ご苦労さまでした。

                              午後1時30分散会