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長野県 松本市

平成24年 12月 定例会 12月12日−05号




平成24年 12月 定例会 − 12月12日−05号









平成24年 12月 定例会



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          平成24年松本市議会12月定例会会議録

                 第5号

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           平成24年12月12日(水曜日)

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             議事日程(第5号)

                     平成24年12月12日 午後1時開議

 第1 委員長審査報告(議案第1号から第19号まで、第21号から第48号まで、請願第14号から第18号まで及び継続審査中の請願第8号)

 第2 議案第49号 教育委員会委員の任命について

      第50号 監査委員の選任について

      第51号 固定資産評価審査委員会委員の選任について

 第3 議案第52号 松本市名誉市民の決定について

 第4 議第11号 緊急事態基本法の制定に関する意見書

     第12号 長野地方裁判所支部における労働審判の開設を求める意見書

     第13号 「森林・林業再生プラン」に係る具体的政策の推進に関する意見書

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出席議員(31名)

      1番  田口輝子          2番  上條美智子

      3番  上條 温          5番  村上幸雄

      6番  中島昌子          7番  太田典男

      8番  小林あや          9番  阿部功祐

     10番  小林弘明         11番  上條俊道

     12番  犬飼信雄         13番  山崎たつえ

     14番  忠地義光         15番  宮坂郁生

     16番  村瀬元良         17番  吉江けんたろう

     18番  芝山 稔         19番  宮下正夫

     20番  熊井靖夫         21番  柿澤 潔

     22番  青木豊子         23番  近藤晴彦

     24番  草間錦也         25番  太田更三

     26番  南山国彦         27番  白川延子

     28番  赤羽正弘         29番  大久保真一

     30番  増田博志         31番  中田善雄

     32番  池田国昭

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説明のため出席した者

  市長        菅谷 昭   副市長       坪田明男

  総務部長      高山 満   政策部長      寺沢 健

  財政部長      安達正泰   危機管理部長    牧垣壽志

  市民環境部長    武井保典   健康福祉部長    渡辺 明

  こども部長     青木敏和   農林部長      勝家秀夫

  商工観光部長    平尾 勇   建設部長      堀内俊男

  城下町整備本部長  早坂義導   上下水道局長    丸山今朝雄

  病院局長      熊谷賢一   教育委員長     斉藤金司

  教育長       吉江 厚   教育部長      川上一憲

  行政管理課長    福嶋良晶   秘書課長      小原直樹

  政策課長      大石幹也   財政課長      島村 晃

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事務局職員出席者

  事務局長      栗原信行   事務局次長     林 婦美子

  次長補佐兼議会担当係長      次長補佐兼議会担当係長

            三沢眞二             市川英治

  主査        金子 稔   主査        滝澤 修

  主任        出羽沢千曲  主任        畑中悠子

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               本日の会議に付した事件

 議事日程(第5号)記載事件のとおり

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                                 午後1時開議



○議長(柿澤潔) 現在までの出席議員は31名でありますので、定足数を超えております。

 よって、直ちに本日の会議を開きます。

 最初に、報告事項を申し上げます。

 市長より議案が4件提出されております。

 あらかじめ皆さんのお手元にご配付申し上げてあるとおりであります。

 日程に入る前に、山崎たつえ議員から発言の申し出がありますので、この際これを許します。

 13番 山崎たつえ議員。



◆13番(山崎たつえ) 〔登壇〕

 13番 山崎たつえです。

 発言の機会をいただきましたので、去る12月5日の私の一般質問の一部を取り消したく発言いたします。

 私は、質問の際に、−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

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 今回の私の発言により、皆様にご迷惑をおかけしたことをおわびいたします。

 以上でございます。ありがとうございました。



○議長(柿澤潔) ただいま、山崎たつえ議員から会議規則第63条の規定により、12月5日の本会議における発言について一部を取り消したい旨の申し出がありました。

 私からも一言申し上げます。

 市民の負託を受けた議員としての発言は、大変重い責任が伴うわけでございます。今後の活動には、十分注意をしていただくようお願い申し上げます。

 お諮りいたします。

 山崎たつえ議員の発言の取り消しの申し出を許可することにご異議ありませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(柿澤潔) ご異議なしと認めます。

 よって、山崎たつえ議員からの発言の取り消しの申し出を許可することに決しました。

 本日の議事は、日程第5号をもって進めます。

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△日程第1 委員長審査報告



○議長(柿澤潔) 日程第1 議案第1号から第19号まで、第21号から第48号まで、請願第14号から第18号まで及び継続審査中の請願第8号の以上53件を一括議題として、委員長の報告を求めます。

 最初に、建設委員長 太田典男議員。



◆建設委員長(太田典男) 〔登壇〕

 建設委員会の報告を申し上げます。

 委員会は、付託案件10件の審査を行いました。

 議案第4号から第7号まで、議案第15号、議案第16号につきましては、地域主権改革一括法の施行による関係法の改正に伴い、必要な基準を新たに条例で定めるものであり、国の基準を参酌して定めた松本市独自の基準を中心に、理事者の説明を受け、審査をいたしました。

 議案第4号は、市道の構造の技術的基準を定めるもので、道路の級の区分、歩道や植樹帯の幅員等について、松本の地域事情に合わせた独自基準を設けるものであり、異議なく可決すべきものと決しました。

 議案第5号は、市の管理する準用河川の堤防、堰等の施設に関する基準を定めるもので、政令で規定する技術的基準を適用するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。

 議案第6号は、市道に設ける道路標識の寸法等を定めるもので、松本市の道路特性に合わせ、一定の縮小を可能とするなどの独自基準を設けるものであり、異議なく可決すべきものと決しました。

 議案第7号は、高齢者、障害者等の移動に配慮した市道の道路構造の技術的基準を定めるもので、歩道を国の基準より段差の少ない構造とし、点字ブロックの設置について規定するなどの独自基準を設けるもので、異議なく可決すべきものと決しました。

 議案第15号は、都市公園の設置基準、公園に設けられる施設の設置基準等を定めるための改正であり、異議なく可決すべきものと決しました。

 委員からは、今後の公園整備方針について質疑があり、理事者からは、現在住民1人当たりの都市公園の標準敷地面積は約15平方メートルであるが、国よりも広い独自基準として定める20平方メートルに向けて広げていく方針である旨が示されました。

 議案第16号は、市営住宅の整備基準及び入居収入条件について定めるための改正であり、いずれについても国の基準に適合し、松本市の現状にそごを来さないものと認められ、異議なく可決すべきものと決しました。

 次に、議案第17号につきましては、低炭素建築物新築等計画の認定制度の創設に伴い、申請審査のための手数料に関する規定を新たに追加するものであります。

 この制度は、住宅の省エネ性を評価し、税の軽減措置を図ることにより、市街化区域でのCO2削減に寄与するものであり、木材利用、緑化によるヒートアイランド対策、節水、太陽光発電などの評価項目があるもので、審査の結果、異議なく可決すべきものと決しました。

 委員からは、手数料を徴収する必要性について質疑があり、理事者からは、審査には手数料を設定するだけの事務量があり、相当の人件費を要するため、時間を算定しながら県と同様な手数料を設定しているとの答弁がありました。

 次に、議案第22号につきましては、新松本工業団地建設に伴うバイパス道路整備のため、9月定例会に引き続き、新たに交渉の調った用地を取得するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。

 委員からは、今後の見通しについて質疑があり、理事者からは、今議会までに69%の取得が完了し、今後は平成25年度中に用地取得を終え、平成26年度末には道路が開通する計画である旨の答弁がありました。

 最後に、議案第23号及び議案第24号の市道案件でありますが、認定8路線につきましては、開発行為に伴うもの、廃止1路線につきましては、新松本工業団地建設に伴うものであり、現地調査を含め審査をいたしました。いずれも妥当なものであると認められ、異議なく可決すべきものと決しました。

 以上申し上げ、建設委員会の報告といたします。



○議長(柿澤潔) 次に、教育民生委員長 忠地義光議員。



◆教育民生委員長(忠地義光) 〔登壇〕

 教育民生委員会の報告を申し上げます。

 委員会は、付託案件19件の審査を行いました。

 初めに、議案第1号 松本市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例、議案第2号 松本市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例、及び議案第3号 松本市指定地域密着型サービス事業者及び指定地域密着型介護予防サービス事業者の指定に関する基準を定める条例について申し上げます。

 これは、地域主権改革一括法の施行による介護保険法の改正に伴い、指定地域密着型サービス事業及び指定地域密着型介護予防サービス事業の各種基準について定めるものであり、異議なく可決すべきものと決しました。

 次に、議案第12号 松本市介護老人保健施設条例の一部を改正する条例について申し上げます。

 これは、城山介護老人保健施設の介護保健施設サービス、短期入所療養介護及び介護予防短期入所療養介護における食費をこれまでの1日単位から1食ごとの設定に見直すものであり、異議なく可決すべきものと決しました。

 次に、議案第13号 松本市老人集会施設条例の一部を改正する条例について申し上げます。

 これは、反町老人集会施設及び五常老人集会施設を廃止するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。

 次に、議案第14号 松本市保育所条例の一部を改正する条例について申し上げます。

 これは、現在の幸町保育園及び東部保育園を統合し、新たに、あがた保育園を設置するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。

 次に、議案第18号 松本市病院使用料及び手数料に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。

 これは、会田病院の短期入所療養介護及び介護療養施設サービスにおける食費を、先ほどの城山介護老人保健施設と同様に、これまでの1日単位から1食ごとの設定に見直すものであり、異議なく可決すべきものと決しました。

 次に、議案第25号 松塩筑木曽老人福祉施設組合の共同処理する事務の変更及び松塩筑木曽老人福祉施設組合規約の変更について申し上げます。

 これは、東筑摩郡町村会の解散等に伴うものであり、異議なく可決すべきものと決しました。

 次に、議案第26号 松塩安筑老人福祉施設組合の共同処理する事務の変更及び松塩安筑老人福祉施設組合規約の変更について申し上げます。

 これは、東筑摩郡行政事務組合及び東筑摩郡町村会の解散等に伴うものであり、異議なく可決すべきものと決しました。

 次に、議案第30号から第37号まで、及び第48号の指定管理者の指定9件の議案について申し上げます。

 対象施設は、新たに指定管理者制度を導入する「B&G海洋センター」2施設のほか、指定期間満了に伴う城山介護老人保健施設、デイサービスセンター、しいのみ学園など福祉施設12施設で、いずれも異議なく可決すべきものと決しました。

 委員からは、施設ごとに、指定期間や指定管理料の方式が異なるため、指定管理者の募集条件を決める際の統一ルールを明示するなど、設定根拠のわかりやすい資料とするよう要望が出されました。

 最後に、請願審査について申し上げます。

 請願第15号 安心できる介護保険制度の実現を求める請願書は、介護保険制度の改善を求める請願でありますが、衆議院議員総選挙前であり、今後の国の社会保障制度への取り組み方針が不明確であるとの意見があり、起立採決の結果、不採択とすべきものと決しました。

 以上を申し上げ、教育民生委員会の報告といたします。



○議長(柿澤潔) 次に、経済環境委員長 宮下正夫議員。



◆経済環境委員長(宮下正夫) 〔登壇〕

 経済環境委員会は、付託された議案13件、請願3件につきまして審査を行いましたので、ご報告申し上げます。

 初めに、議案第11号 松本市営バス条例の一部を改正する条例については、市営バス奈川線の路線不定期運行(デマンド運行)に係る料金を、松本市福祉100円バス・上高地線電車乗車パス券の適用対象外とするため、所要の改正を行うもので、可決すべきものと決しました。

 委員からは、デマンド運行に伴う利用者の見込みや、料金の負担増に対する地域の意見等について質疑があり、理事者からは、奈川市営バスの特徴として、奈川診療所を中心とした利用者が主であり、帰り便の利用者が少ないという現状の中、より一層デマンド交通利用の普及、促進に努めたいとのこと、また、料金の負担増については、地区での住民説明会等において、了承をいただいたとの説明がありました。

 次に、議案第19号 松本市花き研修センター条例を廃止する条例につきましては、平成6年度に、花き栽培者の育成を通じ、花き園芸の振興及び生産技術の向上を図ることを目的に設置した、松本市花き研修センター施設の廃止に伴い、本条例を廃止するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。

 次に、議案第29号及び議案第38号から第47号までの、公の施設の指定管理者の指定11件の議案について申し上げます。

 対象施設は、新たに指定管理者制度を導入するリサイクルセンターほか2施設、指定期間満了に伴い指定する四賀環境学習の森ほか8施設で、いずれも可決すべきものと決しました。

 審査における主な意見、質疑等について申し上げます。

 議案第40号から第42号までの、奈川地区にある大原クラインガルテン、神谷クラインガルテン及び入山クラインガルテンについては、それぞれの指定管理者を施設の土地所有者を中心に地元で構成された別々の団体へ指定している点について、3つのクラインガルテンをまとめ、指定管理者を指定することが可能かとの質疑があり、理事者からは、それぞれの指定管理者は地域との結びつきが強く、地域の活性化を担い地域づくりに寄与しているという点を踏まえ指定したものであるが、今後、指定期間中に検討するとの答弁がありました。

 議案第45号 竜島温泉施設については、平成24年6月定例会での本施設条例の一部を改正する条例の議案審査の際、理事者から答弁があった巡回バスの導入の検討について質疑があり、理事者からは、指定管理者の自主事業として対応するとの答弁がありました。

 また、本施設は自然災害の際、孤立する場所にあることから、地理的条件を勘案し自然災害への対応に万全を図ることとの、松本市公の施設指定管理者選定審議会からの附帯意見について、指定管理者へ強く働きかけてほしいとの要望がありました。

 議案第47号 野麦峠スキー場については、現在の指定管理者が前回の指定の際に、松本市公の施設指定管理者選定審議会から出された附帯意見への取り組みについて質疑があり、起立採決の結果、起立多数で可決すべきものと決したことを申し添えます。

 最後に、請願について申し上げます。

 最初に、請願第16号 安全・安心の医療・介護実現のための夜勤改善・大幅増員を求める請願書について申し上げます。

 審査の中では、安全・安心の医療・介護を実現する上で、看護師等の勤務実態は理解できるが、看護師などの大幅増員による人件費の増大に伴い国民の負担がふえること、また現時点では国政状況を見ながら判断すべきである等の意見が出され、起立採決の結果、賛成少数でありましたので、請願第16号は、不採択とすべきものと決しました。

 次に、請願第17号 長野地方裁判所支部における労働審判の開設を求める意見書の採択を求める請願について申し上げます。

 本案は、労働者と事業主との間における労働審判事件の申し立て件数が増加する中、長野地方裁判所本庁のみで取り扱っている労働審判事件を、同裁判所各支部、とりわけ松本支部において、早急に労働審判事件の取り扱いを要望するものであり、異議なく採択すべきものと決しました。

 最後に、請願第18号 「森林・林業再生プラン」に係わる具体的政策の推進を求める意見書提出に関する請願について申し上げます。

 本案については、現下の厳しい森林・林業・木材産業の実態を踏まえ、森林・林業の再生と地域活性化に向け、森林・林業再生プランに基づく具体的な施策のさらなる推進を要望するものであり、異議なく採択すべきものと決しました。

 以上を申し上げて、経済環境委員会の報告といたします。



○議長(柿澤潔) 次に、総務委員長 芝山 稔議員。



◆総務委員長(芝山稔) 〔登壇〕

 総務委員会の報告を申し上げます。

 委員会は、付託案件8件につきまして、審査を行いました。

 最初に、議案第8号 松本市市税条例の一部を改正する条例について申し上げます。

 内容は、関係法の改正に伴い、市長が行う不利益処分等については、その理由を示すことにすること。また、長野県が県税条例の改正を行い、県が条例で指定した団体への寄附金が個人県民税の控除の対象となったことにあわせ、市税においても同様の指定を行うことの2点であり、異議なく可決すべきものと決しました。

 次に、議案第9号 松本市災害対策本部条例の一部を改正する条例は、東日本大震災の教訓を踏まえ、災害対策本部長及び災害対策副本部長に事故があるときの職務代理者の規定を整備するもので、異議なく可決すべきものと決しました。

 なお、理事者からは、地域防災計画の見直し作業の中で検討してきたもので、具体的な職務代理者に関しては、災害対策本部規程の中で定めていくとの説明でありました。

 次に、議案第10号 松本市暴力団排除条例の一部を改正する条例は、関係法の改正に伴う引用条項の整理を行うもので、異議なく可決すべきものと決しました。

 次に、議案第21号 工事請負契約の締結について(平成24年度市道沢渡3号線霞沢橋上部工工事)は、長野県内に本店または営業所があり、同種工事の実績のある業者を対象とした一般競争入札の結果に基づき、落札者と契約を締結しようとするもので、異議なく可決すべきものと決しました。

 次に、指定管理者の指定に係る議案第27号及び第28号について申し上げます。

 内容は、まつもと市民芸術館と波田文化センターの指定管理者について、財団法人松本市教育文化振興財団を特命により指定しようとするもので、波田文化センターについては、平成25年度から新たに指定管理者制度を導入するものであります。

 それぞれ可決すべきものと決しましたが、委員からは、波田文化センターの指定管理者の申請に係る同財団からの提案内容の質疑のほか、指定期間中における提案内容の実施に関する検証、同財団が管理する音楽文化ホールを含めた3館の連携に関する意見が出され、理事者からも今後、それぞれの特徴を生かした取り組みを図っていきたいとの答弁がありました。

 次に、請願について申し上げます。

 請願第14号 緊急事態基本法の早期制定を求める意見書提出を求める請願につきましては、異議なく採択すべきものと決しました。

 最後に、請願第8号 松本市中央図書館内の平和資料コーナーの存続を求める請願について申し上げます。

 本件については、6月定例会、9月定例会において継続審査の申し出をし、継続審査をしてまいりました。

 請願者からの趣旨説明を受け、理事者の考えも確認してきたところであります。

 請願書では、「いま松本市では、「平和資料コーナー」を中央図書館から撤去し、ほかの場所に移転することを計画しているということです」と記載されておりますが、理事者からは撤去の計画はないとの説明を受けております。

 また、請願者によれば、今後、中央図書館より、よい展示場所が確保されるのであれば、図書館に固執するものではないとのことでありました。

 以上のことからしますと、既に請願者の願意は達成されていること、また、今後、より適切な場所があれば、平和資料コーナーをそちらに移転することも否定されるものではありませんので、請願者の平和を願う思いは理解をいたしますが、本件については不採択とすべきものと決しました。

 以上、総務委員会の報告といたします。



○議長(柿澤潔) 以上をもって、委員長の報告は終わりました。

 委員長の報告に対し質疑のある方の発言を求めます。

 質疑はありませんか。

     (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(柿澤潔) ないようでありますので、質疑は終結いたします。

 次に、以上の全案件に対し意見のある方の発言を求めます。

 26番 南山国彦議員。



◆26番(南山国彦) 〔登壇〕

 日本共産党を代表して、請願第14号 緊急事態基本法の早期制定を求める意見書提出を求める請願に反対の立場で意見を申し上げます。

 まず、この意見書で指摘しなければならないのは、昨年の大震災のように、いつ起きるかわからない自然災害と予測でき外交上などの措置の検討ができる武力攻撃とを一緒くたにした緊急事態として法の制定を求めていることです。

 突発的な自然災害への対応は、この間、伊勢湾台風当時の災害の教訓から制定された災害対策基本法、この基本法は、1995年、阪神・淡路大震災のときに問題点を検討し、初動体制、救援実施部隊などの対応策を見直ししております。

 この基本法を初め、大規模地震対策特別措置法、原子力災害対策特別措置法などもあり、現行法でも十分対応可能であり、基本法制定など全く必要がありません。

 東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所事故の発生で問題となったのは、初動のおくれ、自衛隊、警察、消防が、機動的、機能的に対処できなかったことであり、さらに原発事故は、安全神話にどっぷりつかり原発事故そのものが想定外であり、地震・津波による全電源喪失の可能性を指摘する意見も聞き入れずに、対策をとってこなかったことが過酷事故を起こし、原発事故の事実やSPEEDIによる放射性物質の流れる方向を承知しながら、国民に情報を隠す、そういう事態で被害を拡大させてきたことが問題であります。

 このことは、何よりも政権の統治能力、危機管理能力の問題であり、現行法が有効かつ適切に行使されなかったことが最大の原因と言えます。

 さらに問題なのは、今回制定を求めている緊急事態基本法は、緊急事態を理由に地方自治や国民の基本的人権の侵害の範囲を大幅に拡大するという問題を含んでいます。原発事故後の事態を想起させるものでもあります。

 2004年、平成16年に自民党、民主党、公明党の3党により、この緊急事態基本法の制定について合意がなされておりますが、8年以上たった現在も制定の見通しは立っていない。その問題は憲法にうたわれた基本的人権の制約に対する反対の国民世論が強いためでもあります。何よりも、この法律がなかったことで、不測の事態が生じているわけではありません。自然災害を有事や戦争、テロと同列視し、憲法に保障されている基本的人権や地方自治の侵害の範囲を大幅に拡大することがあってはならないと考えます。

 3.11大震災を政治的に利用し、緊急事態基本法を制定しようというのは、一日も早い復興、原発事故の収束、そして脱原発を願う被災者の思いも踏みにじることになります。

 以上を申し上げ、本請願への反対意見といたします。



○議長(柿澤潔) 32番 池田国昭議員。



◆32番(池田国昭) 〔登壇〕

 請願第15号 安心できる介護保険制度の実現を求める請願書と、第16号 安全・安心の医療・介護実現のための夜勤改善・大幅増員を求める請願書について、賛成の立場から意見を申し上げます。

 残念ながら、この請願は否決をされてしまいましたが、私の所属する委員会の中で議論されたことに関連して意見を以下申し上げたいと思います。

 経済環境委員会での安全・安心の医療・介護実現のためのと、この分野での議論の中では、現在、介護の分野で働く労働者の皆さん、医療の現場で働く労働者の皆さんの実態が、いずれもその労働者自身の方々の健康を害するのみならず、結果として介護サービスを利用する方々や病院で入院をしている患者さん方へのしわ寄せも生み、結果として医療・介護の分野で安心して病を得、安心して老いることができるという点からは、大変な事態になっているということは、すべての委員が共通して発言していたものと思います。

 そういう点では、この請願が認められていいというふうに思っているわけですが、議論の中では、しかし、今、ほかの民間の労働分野で働く方々の待遇の問題などとの関連から言えば、今の社会の現状はもっと厳しい状態があると、もっと低所得で長時間労働で働かされている状況がある、そういうことを考えると、この請願には無理がある、そういう意見もございました。

 確かに、医療・介護分野のみならず、今、いわば日本の社会の中で働く労働者の皆さんの実態は、この松本市役所の労働者の実態も含めて、本当に大変な事態になっている。私は、いわば、この悪循環、一般質問の中でも申し上げましたが、所得が下げられている中での、デフレ不況の悪循環との関係から言っても、これを断つ責任は政治にあるというふうに思います。

 まず、この分野からというわけではございませんが、少なくとも命を預かり、毎日本当にみずからの命も削ってそういう分野で働く皆さんの分野から、この悪循環を断つこと、このことこそ今、政治に求められる、そういう立場から、この請願に賛成をするものです。

 なお、この議論の中で、今、税と社会保障の一体改革と言われている、事実上は消費税を増税し、社会保障は後退させる、そういう事態が進んでいることとの関連で、消費税増税なくして医療介護の分野の充実はないじゃないかと、そういう立場から、消費税の増税に反対する一方で、こういう請願を出すことには、やはり無理があるんじゃないかという意見もございました。

 しかし、私たち日本共産党は、消費税増税に頼らずも、社会保障を充実する道があるということを、この間も明らかにしてまいりました。それは、富裕層や大企業に応分の負担を求める、文字どおりの税の基本である、応能負担の原則に立った税制改革を行い、もちろん今の無駄も省きながら、そして、加えて国民の皆さんの所得をふやす経済改革を同時進行させていけば、経済の成長も得られ、税収もふえてくる、そういう中で、年金や医療や介護、こうした社会保障の分野の財源は十分に生まれる、このように思うものです。

 そういう立場から、私たちは消費税増税以外に道はない、こういう立場からの反対に対して、そうではないということを改めて市民の皆さんにもお伝えしながら、今度の請願はそうした先ほど紹介したような意見の中で否決をされてしまいましたけれども、必ずや将来、消費税増税に頼らずも、社会保障を充実する道があるんだということが、いずれ必ず、そしてそうした道こそ、日本の経済も打開していく道だと、そのことが示されるという見通しを明らかにして、私のこの請願に対する賛成意見といたします。

 以上です。



○議長(柿澤潔) ほかに意見はありませんか。

     (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(柿澤潔) ないようでありますので、これより採決いたします。

 最初に、継続審査中の請願第8号 松本市中央図書館内の平和資料コーナーの存続を求める請願を起立により採決いたします。

 本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。

 請願第8号について、採択することに賛成の皆さんの起立を求めます。

     (賛成者起立)



○議長(柿澤潔) 起立少数であります。

 よって、請願第8号は不採択と決しました。

 次に、請願第14号 緊急事態基本法の早期制定を求める意見書提出を求める請願を起立により採決いたします。

 本件に対する委員長の報告は採択であります。

 本件について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。

     (賛成者起立)



○議長(柿澤潔) 起立多数であります。

 よって、請願第14号は採択されました。

 次に、請願第15号 安心できる介護保険制度の実現を求める請願書を起立により採決いたします。

 本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。

 請願第15号について、採択することに賛成の皆さんの起立を求めます。

     (賛成者起立)



○議長(柿澤潔) 起立少数であります。

 よって、請願第15号は不採択と決しました。

 次に、請願第16号 安全・安心の医療・介護実現のための夜勤改善・大幅増員を求める請願書を起立により採決いたします。

 本件に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。

 請願第16号について、採択することに賛成の皆さんの起立を求めます。

     (賛成者起立)



○議長(柿澤潔) 起立少数であります。

 よって、請願第16号は不採択と決しました。

 次に、議案第1号から第19号まで、第21号から第48号まで、請願第17号及び第18号の以上49件につきましては、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(柿澤潔) ご異議なしと認めます。

 よって、以上の案件は委員長の報告のとおり可決及び採択されました。

      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△日程第2 議案第49号から議案第51号



○議長(柿澤潔) 日程第2 議案第49号 教育委員会委員の任命について、議案第50号 監査委員の選任について及び議案第51号 固定資産評価審査委員会委員の選任についての以上3件を一括上程いたします。

 提案理由の説明を求めます。

 菅谷市長。



◎市長(菅谷昭) 〔登壇〕

 ただいま上程されました教育委員会委員の任命並びに監査委員及び固定資産評価審査委員会委員の選任についてご説明申し上げます。

 まず、教育委員会委員の任命についてでございますが、これは、小林磨史委員の任期が来る12月24日をもって満了となりますことから、引き続き、小林磨史氏を任命しようとするものでございます。

 次に、監査委員の選任についてでございますが、これは、大和達之委員の任期が来年の2月7日をもって満了となりますことから、新たに、太田由夫氏を選任しようとするものでございます。

 太田氏は、長年、会計事務所に勤められ、税理士として財務管理、経営管理に精通し、また、平成18年10月からは本市の公の施設指定管理者選定審議会委員として、指定管理者の公平かつ適正な選定にご尽力いただいております。

 加えて、ことしの8月からは審議会会長を務められており、指定管理者制度に係る行財政評価にも精通しておられますことから、その高い識見と豊富な知識が監査委員にふさわしいものと考え、選任しようとするものでございます。

 次に、固定資産評価審査委員会委員の選任についてでございますが、これは、長谷川浩委員の任期が来る12月27日をもちまして満了となりますことから、新たに、宮下照也氏を選任しようとするものでございます。

 宮下氏は、みずから測量事務所を経営し、土地家屋調査士として不動産取引の分野でご活躍される中、平成21年5月からは長野県土地家屋調査士会の会長を務められており、その専門的知識と高い識見は固定資産評価審査委員会委員にふさわしいものと考え、選任しようとするものでございます。

 以上、ご説明を申し上げましたので、よろしくご同意を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(柿澤潔) ただいま市長から上程議案に対する説明がありました。

 お諮りいたします。

 ただいま上程になりました議案第49号から第51号までの以上3件につきましては、直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(柿澤潔) ご異議なしと認め、採決をいたします。

 最初に、議案第49号 教育委員会委員の任命については、これに同意することにご異議ありませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(柿澤潔) ご異議なしと認めます。

 よって、議案第49号についてはこれに同意することに決しました。

 次に、議案第50号 監査委員の選任については、これに同意することにご異議ありませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(柿澤潔) ご異議なしと認めます。

 よって、議案第50号についてはこれに同意することに決しました。

 次に、議案第51号 固定資産評価審査委員会委員の選任については、これに同意することにご異議ありませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(柿澤潔) ご異議なしと認めます。

 よって、議案第51号についてはこれに同意することに決しました。

      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△日程第3 議案第52号



○議長(柿澤潔) 日程第3 議案52号 松本市名誉市民の決定についてを上程いたします。

 提案理由の説明を求めます。

 菅谷市長。



◎市長(菅谷昭) 〔登壇〕

 ただいま上程されました松本市名誉市民の決定についてご説明申し上げます。

 これは、松本市名誉市民条例に基づきまして、市民または松本市にゆかりの深い方で、市民から尊敬の念を持って仰がれ、松本市の名誉を高められた方に対しまして、松本市名誉市民の称号を贈り、末永くその栄誉をたたえようとするものでございます。昭和40年以来、現在までに32名の方々を推戴しております。

 このたび、去る11日に開催されました松本市名誉市民選考委員会から答申をいただき、去る5日、57歳の若さで急逝された、歌舞伎俳優の18代目中村勘三郎さんを新たに名誉市民として推戴申し上げようとするものでございます。

 ご承知のとおり、勘三郎さんは人気と実力を兼ね備えた正統派の歌舞伎俳優としてご活躍される一方、コクーン歌舞伎や平成中村座など、従来の型にとらわれない斬新なアイデアと卓越した芸を持って多くの人々を魅了するなど、伝統を守るための信念を貫く上での新しい挑戦により、歌舞伎の発展に尽くされてきました。

 松本市におきましては、平成20年から隔年で開催いたしました「信州・まつもと大歌舞伎」で、舞台公演に市民キャストを登用し、市街地を練り歩く「登城行列」などの独自イベントを通して、多くの市民の皆様との交流が図られるなど、ここ松本の地に松本独自の舞台がつくり上げられるとともに日本の伝統芸能が定着し、あわせて松本のまちが活気づけられました。

 勘三郎さんは、歌舞伎を通して市民の皆様に我が国固有の伝統文化が持つ魅力を存分に伝え、とりわけ次代を担う若者に、我が国の伝統芸能である歌舞伎に触れる機会を創出いただきました。

 加えて、「信州・まつもと大歌舞伎」という新しい松本の魅力を広く内外に発信するとともに、松本の地域活性化に寄与し、松本市の文化芸術の向上、発展に多大な貢献をされました。

 ことしの7月18日、ここ松本の地で開催されました、信州・まつもと大歌舞伎「天日坊」の千秋楽が、歌舞伎俳優18代目中村勘三郎の最後の舞台公演となりました。

 松本市並びに松本市民をこよなく愛された勘三郎さんの姿を、いつまでも松本市民の胸に刻んでいただきたい、そんな思いも込めまして、今回、名誉市民に推戴申し上げようとするものでございます。

 以上、ご説明申し上げましたので、よろしくご同意を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(柿澤潔) ただいま市長から上程議案に対する説明がありました。

 お諮りいたします。

 ただいま上程になりました議案第52号につきましては、直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(柿澤潔) ご異議なしと認め、採決いたします。

 議案第52号 松本市名誉市民の決定については、これに同意することにご異議ありませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(柿澤潔) ご異議なしと認めます。

 よって、議案第52号についてはこれに同意することに決しました。

      −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△日程第4 議第11号から第13号



○議長(柿澤潔) 日程第4 議第11号から第13号までの以上3件を一括して議題といたします。

 提出者から提案理由の説明を求めます。

 最初に、議第11号について、総務委員長 芝山 稔議員。



◆総務委員長(芝山稔) 〔登壇〕

 議第11号 緊急事態基本法の制定に関する意見書につきましては、総務委員会の総意により提案するものでございます。

 案文を朗読することにより、趣旨の説明にかえさせていただきます。

            緊急事態基本法の制定に関する意見書

 東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所事故へのわが国の対応は、「想定外」という言葉が繰り返されたことに代表されるように、緊急事態への取組みの甘さを国民と世界に知らしめる結果となりました。

 世界の多くの国々では、今回のような大規模自然災害時等には、非常事態宣言を発令し、政府主導のもとに災害救援と復興に対処しています。

 しかしながら、日本国憲法には非常事態条項が明記されておらず、平時の体制のまま緊急事態に対処せざるを得ません。その結果、現場の最前線で活動する自衛隊、警察、消防等が機動的かつ機能的に対処することができず、迅速な救援活動に様々な支障を来し、被害がさらに拡大することが危惧されています。

 このため、緊急事態時に国が万全の措置を講ずる責務を持ち、経済秩序の維持や公共の福祉の確保のために、国民の権利を一時、特例的に制約することができる緊急事態基本法の制定が提唱され、平成16年5月に自由民主党、民主党及び公明党の3党により緊急事態基本法の制定について合意がされましたが、制定への見通しは立っていません。

 したがって、国におかれては、緊急事態に迅速かつ的確に対処できる体制を確立し、国民の生命と財産を守るため、緊急事態基本法について議論を深め、制定を目指すよう強く要望します。

 よって、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。

 なお、この意見書の提出時期につきましては、国政の状況を踏まえ、適切な直近の時期とさせていただきます。

 以上でありますので、よろしくご賛同をいただきますようお願い申し上げます。



○議長(柿澤潔) 次に、議第12号及び第13号の以上2件について、経済環境委員長 宮下正夫議員。



◆経済環境委員長(宮下正夫) 〔登壇〕

 議第12号 長野地方裁判所支部における労働審判の開設を求める意見書につきましては、経済環境委員会の総意により提案するものであります。

 案文を朗読することにより、趣旨の説明にかえさせていただきます。

       長野地方裁判所支部における労働審判の開設を求める意見書

 平成18年4月に始まった労働審判制度は、個々の労働者と事業主との間に生じた労働関係に関する紛争を、裁判所において、迅速、適切かつ実効的に解決することを目的とした制度であり、制度の導入以来、全国的に労働審判事件の申立件数は増加しており、労働問題解決の必要性が高まっています。

 しかしながら、長野県内においては、労働審判事件を取り扱っている裁判所は長野地方裁判所本庁のみです。そのため、中南信地域の住民が労働審判事件の申し立てを行うためには、本庁のある長野市まで出向かなければならず、広大な面積を有する本県においては、時間的、経済的な負担を強いられることから、申し立てをあきらめざるを得ない事態が生ずることも懸念されます。

 国民に対する司法サービスの提供は、地域間で差があってはならず、裁判を受ける権利を実質的に保障するためには、地方裁判所の支部において取り扱うことができる事件を拡大することが必要です。

 したがって、国におかれては、地域における司法の充実を図るため、下記の事項について強く要望いたします。

                   記

1 長野地方裁判所各支部において、労働審判事件の取り扱いを開始するとともに、必要な裁判官及び裁判所職員の増員及び施設整備を行うこと。

2 とりわけ、長野地方裁判所松本支部においては、早急に労働審判事件の取り扱いを開始すること。

 よって、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。

 続いて、議第13号 「森林・林業再生プラン」に係わる具体的政策の推進に関する意見書につきましては、経済環境委員会の総意により提案するものでございます。

 案文を朗読することにより、趣旨の説明にかえさせていただきます。

     「森林・林業再生プラン」に係わる具体的政策の推進に関する意見書

 平成21年12月に政府が策定した「森林・林業再生プラン」は、「10年後の木材自給率50パーセント以上」を目指すべき姿として掲げ、森林の多面的機能の確保を図りつつ、先人たちが築き上げた人工林資源を積極的に活用して、木材の安定供給体制の確立、雇用の増大を通じた山村の活性化、木材利用を通じた低炭素社会の構築を図ることとしており、現在、国、地方を挙げて、森林・林業の再生と地域活性化に向けた取組みを進めています。

 一方、今年7月の九州北部豪雨や、8月の近畿地方の大雨による被害をはじめ、近年、梅雨前線や台風などによる豪雨や大雨が相次ぎ、大きな被害をもたらしています。山腹崩壊や流水発生の原因として、第一義的には局地的な集中豪雨が挙げられますが、被害が多い山林のほとんどが杉人工林の針葉樹林であり、中でも間伐未実施の杉人工林が多いのが特徴です。

 また、再生可能エネルギーとして、「固定価格買取制度」を活用した木質バイオマス利用の拡大を図ることで資源の有効活用が可能ですので、豪雨被害対策や再生可能エネルギー対策としても、「森林・林業再生プラン」に基づく森林の多面的機能の持続的発揮と有効活用が重要です。

 したがって、国におかれては、現下の厳しい森林・林業及び木材産業の実態を踏まえ、森林・林業の再生と地域活性化に向け、「森林・林業再生プラン」に基づく具体的な施策をさらに強力に推進するよう、下記の事項について強く要望します。

                   記

1 森林の多面的機能の持続的発揮と森林資源の有効活用に向け、「森林・林業再生プラン」の具体的政策の推進を図ること。

2 山村振興法に基づく山村地域の活性化に係わる環境の整備に向け、森林整備や木材加工・流通などの施策を通じ、新たな雇用の場を確保する等、省庁間の連携による対策を進めること。

3 国有林については、平成25年4月から実施される一般会計化により、公益的機能を一層発揮させるとともに、民有林への指導・サポート、地域貢献を果たせる体制の確立を図ること。

 よって、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。

 以上でありますので、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。



○議長(柿澤潔) 説明が終わりました。

 お諮りいたします。

 ただいま趣旨説明がなされました意見書案につきましては、直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(柿澤潔) ご異議なしと認め、採決いたします。

 最初に、議第11号 緊急事態基本法の制定に関する意見書につきまして、起立により採決いたします。

 本案について、可決することに賛成の皆さんの起立を求めます。

     (賛成者起立)



○議長(柿澤潔) 起立多数であります。

 よって、議第11号は原案のとおり可決されました。

 次に、議第12号及び第13号の以上2件につきましては、原案のとおり決することにご異議ありませんか。

     (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(柿澤潔) ご異議なしと認めます。

 よって、議第12号及び第13号の以上2件につきましては、原案のとおり可決されました。

 ただいま可決されました意見書につきましては、国会及び関係行政庁に対し、しかるべき時期に提出の手続をとることといたしますので、ご了承願います。

 以上をもって、今期定例会に付議された案件は全部議了いたしました。

 この際、市長からあいさつがあります。

 菅谷市長。



◎市長(菅谷昭) 〔登壇〕

 発言の機会をいただきましたので、閉会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。

 去る11月26日に開会されました今期定例会も、本日をもちまして閉会となるわけでございますが、議員の皆様におかれましては、17日間に及ぶ会期中、熱心にご審議を賜り、それぞれ原案どおり決定をいただきましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。

 本会議等におきまして、議員の皆様からいただきました市政各般にわたる貴重なご意見、ご提言につきましても、今後、十分研究並びに検討をさせていただき、鋭意その実行、実現に努めてまいります。

 あわせて、懸案となっております事項につきましては、引き続き全力を挙げて取り組んでまいる所存でございます。

 既に皆様ご承知のとおり、政府は、北朝鮮の人工衛星と称するミサイルが本日午前9時49分ごろ発射され、フィリピン東の太平洋上に落下したものと推定していると発表しました。

 今回の北朝鮮のミサイル発射行為は、我が国を初め、国際社会からのたび重なる中止要請を無視した行為であるとともに、関連の安保理決議や、本年4月のミサイル発射の際に発出された安保理議長声明に反するものであり、世界平和を希求する立場から、また、市民の安全・安心を守る立場からも、発射の強行は極めて遺憾であり、断じて容認できるものではなく、今後の動向を注視してまいります。

 さて、ご案内のとおり、去る2日、中央自動車道笹子トンネルにおいて天井板が突然大きな規模で崩落し、9人のとうとい命が奪われるという前例のない痛ましい大事故が発生しました。この事故により、亡くなられた方々、そして被害に遭われた皆様に対し、この場をおかりして心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。

 中日本高速道路株式会社は当然のこと、監督する立場にある国土交通省におかれましては、二度とこのような悲惨な事故を起こさないよう、原因の徹底的な解明と再発防止のための調査に基づき、安全確保が図られた上での早期開通を強く願うところでございます。

 市民の皆様の安全で安心な生活を確保することは、行政をつかさどる者として当然の責務でありますことから、早速、市道と鉄道との立体交差部のトンネルなどについて、緊急の安全点検を実施いたしました。いずれの構造物も比較的新しいこともあり、危険を伴う損傷などは見受けられないとの報告を受けております。

 また、道路の重要構造物である橋梁につきましても、本定例会の一般質問でもお答えしましたとおり、平成20年から23年にかけて実施した調査に基づく、橋梁長寿命化修繕計画によりまして、長期にわたる安全な利用を目指しているところでございます。

 今後も、市民の皆様が安全で安心して暮らすことができるまちづくりに鋭意に取り組んでまいります。

 次に、ここで信州まつもと空港の活性化と都市間交流の推進について若干申し上げます。

 ご承知のとおり、札幌市とは平成22年9月、観光・文化都市交流協定を締結して、観光・文化などに係るさまざまな事業を通して都市間交流を推進してまいりました。

 去る10月27日に、私が札幌市を訪問した際、上田文雄札幌市長と直接お会いして今後の両市の相互交流の推進について、具体的な提案をさせていただくとともに、札幌−松本便を利用した北海道地区からの送客をお願いしてまいりました。

 上田札幌市長におかれましては、松本市のこれまでの取り組みを十分ご理解いただき、早速、松本市の観光大使で北洋銀行会長の横内龍三氏らと調整をいただく中、今週末の15日に、上田札幌市長、横内観光大使のほか、星野尚夫札幌観光協会会長にご来松をいただき、両市の今後の都市間交流事業の推進や空港利用の促進について意見交換する運びとなりました。

 また、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた市町村では、物資や応急対策に当たる職員の確保に苦慮されたことから、災害発生時における自治体間の広域応援体制整備の必要性が再認識されたところであり、松本市におきましても相互応援体制を充実するための基本方針を定め、本定例会にご報告させていただいたところでございます。

 そこで、今週末の上田札幌市長がご来松の際、札幌市と松本市との災害時相互応援に係る覚書を締結することとなりましたので、あわせてご報告申し上げます。

 一方、鹿児島市との都市間交流事業につきましては、森博幸鹿児島市長の多大なるご尽力によりまして、市民の皆様に見える形の1つとして、来年2月の松本山雅FCのプレシーズンキャンプ地として鹿児島市が決定しました。

 加えて、2月10日には、同じ鹿児島市でキャンプを行うJ1の清水エスパルスとのトレーニングマッチが行われることとなっております。

 このことにつきましては、松本山雅FCから私に、フジドリームエアラインズの社長で清水エスパルスの名誉会長を務める鈴木与平氏に、ぜひとも要請してほしいとの申し出がありましたので、早速、鈴木社長にお願いをいたしましたところ、快くお引き受けいただき、今回実現の運びとなったものでございます。

 この場をおかりして、森鹿児島市長、FDAの鈴木社長を初め、関係する多くの皆様方のご尽力、ご配慮に深く感謝申し上げますとともに、改めて何事も人間関係が極めて大事であると痛感した次第でございます。

 松本山雅FCの鹿児島キャンプ期間中には、松本からの送客型の応援ツアーや現地で開催しますイベントなど、さまざまな企画を通して、信州・松本のさらなる情報発信に努めてまいります。

 さらに、去る4月、九州戦略の一環として、松本市と関係団体が、熊本市における松本山雅FCのアウエー戦にあわせて、信州まつもと空港並びに観光や松本産の農産物などのPRを行っており、さらなる取り組みといたしまして、来る21日、私自身が熊本市に赴き、幸山政史熊本市長、田川憲生熊本商工会議所会頭に直接お会いし、トップセールスを行ってまいります。

 ご承知のとおり、熊本市は日本3名城の1つに数えられる熊本城を擁する城下町であり、豊富な湧水(地下水)に恵まれていること、Jリーグチームの本拠地であることなど、松本市との共通点も多くございます。

 とりわけ、冬の旅先として魅力の高い都市でありますので、熊本、福岡、鹿児島空港に就航しますFDAによる空のネットワークや九州新幹線などを活用した交流人口の増大や物販など、文化、観光、産業振興に大きな可能性が期待されるところでございます。

 信州まつもと空港の利用促進と観光振興を図るため、これまで福岡市、北九州市、佐賀県の唐津市、鹿児島市と取り組んでまいりました九州戦略をさらに熊本市に拡大することで、九州全域におきまして、都市間交流のネットワーク化が期待されますことから、さらなる発展も視野に入れ取り組んでまいる所存でございます。

 さらには、2年後の福岡線の複便化の検討を表明された鈴木社長のご期待にこたえるためにも、気を引き締めて、効果的かつ実践的な空港利用の促進と都市間交流事業に積極的に取り組み、観光、文化などさまざまな分野における市民の交流事業などを通して、都市間の交流人口の増大を図ってまいりたいと考えております。

 議会におかれましては、引き続き、一層のご理解を賜りますようお願い申し上げます。

 さて、来る16日には、衆議院解散総選挙が実施され、即日開票されます。

 昨年3月に発生した東日本大震災後、初めて実施される国政選挙として、経済・雇用対策、デフレ対策、社会保障問題、原発やエネルギー問題、TPP(環太平洋経済連携協定)参加の是非など、我が国が抱えているさまざまな課題を争う選挙として、大変注目を集めております。

 市民の皆様には、選挙が政治に参加する最も基本的かつ重要な機会であることを、改めて認識していただき、ぜひとも貴重な一票を投じていただくことを切にお願いするところでございます。

 結びに当たりまして、議員の皆様におかれましては時節柄、健康にはどうかくれぐれもご留意をいただき、あわせて、よき新年をお迎えになりますようご祈念申し上げまして、閉会のごあいさつといたします。

 大変長い間、ありがとうございました。



○議長(柿澤潔) この際、私からも一言ごあいさつを申し上げます。

 本日をもちまして12月定例会を終了するわけでありますが、この間議員各位におかれましては慎重審議を賜りまして、議長の立場からも深く感謝を申し上げます。

 本年を振り返りますと、菅谷市政3期目のスタートの年でありました。

 「3Kプラン」を初め、健康寿命延伸都市・松本の創造を松本市が目指すべき将来の都市像として掲げ、また、新たな松本市総合計画では「心と体の健康づくり」と「暮らしの環境づくり」をキーワードに、急速に進展する超少子高齢型人口減少社会に的確に対応したまちづくりへの取り組みが進められております。

 そのような中、東日本大震災を機に再確認された「絆」という点では、「市民が主役、行政は黒子」これを原則に、地域力や市民力を発揮した松本らしい地域づくりが、市民の皆様との協働により進められております。

 また、郷土を代表とするチームとして定着した松本山雅フットボールクラブは、今期Jリーグ2部で12位と大健闘され、多くの市民に夢と希望、感動を与えてくれました。来季のさらなる躍進を願うものであります。

 先ほど、市長からもあいさつがありましたように、さらには、9月16日に鹿児島市と締結された交流都市協定を初めとする九州戦略が、九州全域における都市間交流のネットワーク化と信州まつもと空港の利用促進につながることを大いに期待するところであります。

 本年は、第50回技能五輪全国大会が開催され、松本市からも17名の選手が出場され、郷土の期待を背に、多くの選手が輝かしい成果を手にされました。次代を担う若い技能者たちの姿から、改めて、ものづくりと人材育成の重要性を実感した次第でございます。

 次世代へ引き継ぐ大切な財産の1つであります松本城を中心としたまちづくりや、新しい交通体系による次世代交通政策の取り組みなど、市政運営の課題は山積しておりますが、理事者におかれましては、市民の皆様が、安心・安全に暮らすことができるまちづくりを第一に、市民にわかりやすく、そして親切、丁寧に進められることを期待するものであります。

 来る12月16日には、衆議院議員総選挙が執行されます。

 経済・雇用、そして社会保障問題、原発問題やTPP参加の是非など、地方を取り巻く経済環境が依然として不透明な中、総選挙の結果次第では、新年度予算編成を含め、市民生活に多大な影響を及ぼすことが懸念されるところであります。

 そのような中、松本市議会は市民の皆様の信頼と負託にこたえ、市政の一翼を担う議会として、さらなる議会改革に取り組み、引き続き住民福祉の向上と地域発展のため邁進する決意でございますので、一層のご支援を賜りますようお願いいたします。

 結びに、皆様におかれましては、ご健勝で新年を迎えられ、新たな一年が充実した年となりますことを心からご祈念申し上げ、12月定例会の閉会に当たりましてのごあいさつとさせていただきます。

 これをもって、本日の会議を閉じ、12月定例会を閉会いたします。

 大変ご苦労さまでした。

                              午後2時20分閉議

                              午後2時20分閉会

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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

  平成24年12月12日

                     松本市議会議長   柿澤 潔

                     松本市議会副議長  白川延子

                     松本市議会議員   中島昌子

                         同     太田典男

                         同     小林あや