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長野県 長野市

平成16年  9月 定例会 09月06日−01号




平成16年  9月 定例会 − 09月06日−01号







平成16年  9月 定例会



平成十六年九月六日(月曜日)

 出席議員(四十一名)

    第一番     町田伍一郎君

    第二番     伝田長男君

    第三番     塩入 学君

    第四番     小林紀美子君

    第五番     寺澤和男君

    第六番     若林清美君

    第七番     岡田荘史君

    第八番     山田千代子君

    第九番     三井経光君

    第十番     小山岑晴君

   第十一番     倉野立人君

   第十二番     宮坂秀徳君

   第十三番     加藤吉郎君

   第十四番     中川ひろむ君

   第十五番     祢津栄喜君

   第十六番     小林義直君

   第十七番     滝沢勇助君

   第十八番     田中 健君

   第十九番     轟 正満君

   第二十番     平瀬忠義君

  第二十一番     若林佐一郎君

  第二十二番     藤沢敏明君

  第二十三番     丸山香里君

  第二十四番     高野正晴君

  第二十五番     永井巳恵子君

  第二十六番     阿部孝二君

  第二十七番     小林義和君

  第二十八番     野々村博美君

  第二十九番     原田誠之君

   第三十番     宮崎利幸君

  第三十一番     伊藤治通君

  第三十三番     太田昌孝君

  第三十四番     赤城静江君

  第三十五番     近藤満里君

  第三十六番     小林秀子君

  第三十七番     石坂郁雄君

  第三十八番     太田和男君

  第三十九番     布目裕喜雄君

   第四十番     池田 清君

  第四十一番     内山国男君

  第四十二番     松木茂盛君

 欠席議員(なし)

 欠員(一名)

  第三十二番

 説明のため会議に出席した理事者

  市長        鷲澤正一君

  助役        市川 衛君

  助役        酒井 登君

  収入役       伊藤克昭君

  教育委員会委員長  久保 健君

  教育長       立岩睦秀君

  公営企業管理者   甘利富雄君

  監査委員      戸谷修一君

  総務部長      中島忠徳君

  企画政策部長    米倉秀史君

  行政改革推進局長  小林昭人君

  財政部長      熊谷 弘君

  生活部長      堀内 修君

  保健福祉部長    増山幸一君

  環境部長      岩倉隆美君

  産業振興部長    小池睦雄君

  建設部長      中山一雄君

  都市整備部長    中村治雄君

  駅周辺整備局長   江原文男君

  水道局長      山田修一君

  消防局長      北澤正喜君

  教育次長      島田政行君

  教育次長      小泉敬治君

 職務のため会議に出席した事務局職員

  事務局長      中島国煕君

  議事調査課長    雨宮一雄君

  議事調査課長補佐  寺澤正人君

  係長        細井秀人君

  主査        湯本智晴君

  主査        大越英明君

  主事        上原和久君

  係長        浅川清和君

  主査        小林雅裕君

  総務課長      平井恒雄君

  総務課長補佐    北原 昇君

  係長        中村博幸君

       議事日程

 一 会期の決定

 一 会議録署名議員の指名

 一 議会第十五号上程(議席の一部変更について)

 一 諸般の報告

 一 議案第八十九号から議案第九十九号まで及び認定第一号一括上程、理事者説明

 一 承認第十一号及び承認第十二号一括上程、理事者説明、質疑、討論、採決

 一 報告第十五号及び報告第十六号理事者報告

 一 議会第十六号上程(常任委員会委員の所属変更について)

    午前十時 開会



○議長(町田伍一郎君) ただ今のところ、出席議員数は四十一名であります。

 よって、会議の定足数に達しておりますので、これより平成十六年九月長野市議会定例会を開会いたします。

    午前十時一分 開議



○議長(町田伍一郎君) 本日の会議を開きます。

 初めに、会期の決定を議題といたします。

 本定例会の会期につきましては、議会運営委員会の意見を徴しました結果、本日から九月二十二日までの十七日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(町田伍一郎君) 異議なしと認めます。

 よって、会期は十七日間と決定いたしました。

 なお、会期中の会議予定については、お手元に配布の日程により行いたいと思いますので、御了承をお願いいたします。

 次に、会議録署名議員の指名を行います。十一番倉野立人君、十二番宮坂秀徳君の両名を指名いたします。

 次に、議会第十五号議席の一部変更についてを議題といたします。

 去る七月九日、所属会派に変更が生じましたので、議席の一部を変更いたしたいと思います。

 議長から変更になる議席を申し上げます。

 議席三十九番太田和男君を議席三十八番に、議席三十八番布目裕喜雄君を議席三十九番に変更したいと思います。

 お諮りいたします。ただ今申し上げましたとおり、議席を一部変更することに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(町田伍一郎君) 異議なしと認めます。

 よって、さよう決定いたしました。

 議席を移動してください。

   (議席の移動)



○議長(町田伍一郎君) この際、諸般の報告をいたします。

 市議会に対し陳情書の提出がありますので、お手元に配布の文書表により御報告申し上げます。

 次に、監査委員から平成十六年五月分、六月分及び七月分の一般会計、特別会計、公営企業会計の例月現金出納検査結果について、議長の手元に報告書がまいっておりますので、御報告いたします。

 以上で諸般の報告を終わります。

 続いて、議事に入ります。

 議案第八十九号から議案第九十九号まで及び認定第一号、以上十二件、一括議題といたします。

 理事者から提案理由の説明を求めます。

 鷲澤市長

   (市長 鷲澤正一君 登壇)



◎市長(鷲澤正一君) 平成十六年九月市議会定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様にはお忙しい中御出席いただき誠にありがとうございます。提出いたしました議案を初め市の重要案件の審議につきましてよろしくお願い申し上げます。

 今年の夏は、梅雨が早期に明け記録的な暑い日が続きましたが、お盆を境に急に涼しくなり、気温の変動が激しかったように思えます。七月中旬には、新潟県、福島県、福井県などが梅雨前線の影響による集中豪雨で大災害を受けましたが、私は、今回の災害で、改めて集中豪雨の恐ろしさを痛感いたしました。

 災害を通じて、河川はんらんの避難勧告や復旧作業など自治体の役割が非常に重要であることを感じております。本市では、市民の皆様に洪水の危険箇所、浸水想定区域や避難場所を知っていただくため、今年六月に洪水ハザードマップを作成して配布したところですが、今回の災害を教訓にしながら平素から水害を想定した、よりきめ細かな対策を講じてまいりたいと考えております。

 また、本市では毎年この時期に総合防災訓練を開催しておりましたが、本年度からは、市民の皆様に身近で参加しやすい防災訓練となるように自主防災会主催による市民防災訓練に切り替え、訓練の中身をできるだけ充実させて、地域住民の防災意識と地域防災力の向上や防災リーダーの育成に努めております。火災、地震、集中豪雨や洪水などはいつどこで起きるか分かりません。地域住民の皆様が、いざという時に迅速な対応が図れますようできるだけ大勢の皆様に訓練に参加していただきたいと考えております。

 なお、従来型の総合防災訓練も地域・行政・各防災機関や報道媒体との連携を確認する役割があるため、今後も三年に一回程度実施してまいります。

 市民の皆様の生命や財産を守ることは私の責務であります。負託された責任の重みを自覚し、安全・安心なまちを目指して、万一に備えてまいりたいと考えております。

 なお、市内では、四月には信更や信里地区でリンゴやアスパラガスが凍霜害に遭いましたが、この夏にはひょう害が相次ぎ、七月九日は、七二会・安茂里・小田切・芋井地区でリンゴや野菜類が、二十五日には、篠ノ井塩崎地区でリンゴや桃などの果樹が被害に遭いました。

 さらに、八月十九、二十日には、台風十五号による強風で、千曲川沿いを中心に各地でリンゴやナシなどの果樹が被害に遭いました。

 被害に遭われた皆様には心からお見舞い申し上げます。

 また、この夏、市内各地でツキノワグマが出没し、人的被害や農作物被害が発生しております。対策として、オリを設置したところ六頭を捕獲いたしましたので、今後危害を加えないよう十分なお仕置をして放獣する、いわゆる学習放獣をいたしました。今後も、住民の皆様には十分気を付けていただくよう注意を喚起してまいります。

 さて、八月には、アテネにおいてオリンピックが開催されましたが、連日、日本選手が活躍する姿に、大きな感動を覚えました。私も、毎晩遅くまでテレビにくぎ付けになって応援したため寝不足の日々が続きましたが、選手からたくさんの元気をいただいた気がいたします。本年度は合併を控えておりますが、元気に乗り切ってまいりたいと考えております。

 今年度は、市町村合併と都市内分権の推進、行政改革の継続と民間活力の導入、廃棄物処理対策の充実、教育環境・内容の充実、公共交通機関を柱とした交通体系の整備・充実の五項目を重点課題に据えながら、第三次長野市総合計画後期基本計画の実現に向けて具体的施策・事業の推進に全力を挙げて取り組んでいるところですが、その主な動向を申し上げます。

 一つ目は、市町村合併と都市内分権の推進であります。

 大岡村、豊野町、戸隠村、鬼無里村との合併につきましては、六月定例会において、一町三村を長野市に編入することを知事に申請することなどを御決定いただきましたので、去る七月十四日、県知事に申請をいたしました。

 今後、九月県議会定例会において決定いただくと、早ければ十一月上旬には、総務大臣の告示となる見込みです。

 現在、合併に向けて準備を行っております。具体的な作業としては、税や戸籍・住民基本台帳などの電算関係のすり合わせや、本市と一町三村の約二千本ある条例・規則の審査、さらに合併補正予算など予算編成作業を行っております。

 本定例会には、施設の表示や案内板などの看板等書換え、役場の事務室改修、さらに市議会議員増員選挙や農業委員選挙など合併に関連する経費一億八千六百万円余りを、補正予算に計上いたしました。

 なお、一町三村の現予算については、それぞれの町村の本年四月から来年三月までの決算見込額と、本年十二月までの執行見込額をそれぞれ算出し、その差額分に事務事業の調整に基づく所要額を加えた金額を本市の予算として十二月定例会に補正予算として計上する予定であります。

 また、現在、細かなすり合わせをする中で、町村の事業が増えるなどいろいろ課題がありますが、合併を受け入れる側として、大きな心で温かく迎える気持ちが大切であると思っております。

 合併まであと四か月を切りましたが、長野市民を初め各町村の住民の皆様の生活に支障を来さないようスムーズな移行を目指して取り組んでまいりたいと考えております。

 次に、都市内分権につきましては、本年十一月を目途に最終報告をまとめております。昨年十一月に市民の皆様に中間報告をお示しして以来、様々な御意見、御提案をいただいております。

 また、地域によっては高い関心を示され、一部地域において、住民自治協議会に相当する組織を試行的に立ち上げて取り組んでみたいという気運が高まっていることもお聞きしております。

 さらに、各地域の区長会におかれましても、都市内分権の考え方に一定の御理解を得る中で、今年度は、大半の区長会において、都市内分権に取り組んでいる先進都市を視察され、本市にふさわしい都市内分権を研究していただいており、区長会からは、十一月の最終報告までに提言をいただけることになっております。

 なお、都市内分権をより多くの皆様に知っていただくために、本年六月から十数回に及ぶ出前講座を実施しております。今後も市民の皆様と十分に協議を重ね理解を深め合いながら、長野市版都市内分権を構築してまいりたいと考えております。

 二つ目は、行政改革についてであります。

 日曜開庁の実施につきましては、職員労働組合と協議を進めてまいりましたが、このたび協議が調いまして、十月から毎月第三日曜日に試行的に本庁の一部の窓口を開くことにいたしました。

 試行期間は、来年三月までの六か月間で、市民課を初め十六課において実施する中で市民ニーズの把握に努め、課題等について検証しながら市民の目線に立ったより充実したサービスの向上を目指し、本格実施に向けて取り組んでまいりたいと考えております。

 また、上下水道料金徴収事務の民間委託につきましては、本年九月二十七日から県内の市町村で初めて実施いたします。

 開閉栓の受付、水道メーターの検針、収納に関わる徴収事務を包括的に民間事業者にゆだねることにより、徴収事務のコストの削減、民間ノウハウによる収納率の向上が期待できるとともに、ハンディターミナルの導入により検針時での使用水量や料金の提示が可能となり、検針業務の迅速化と徴収事務の効率化が図られます。

 なお、この業務は、本庁の水道局料金課から柳町のサービスセンターに移り、月曜日から土曜日の夜八時まで受付などの業務を行いまして、今まで以上に柔軟できめ細やかなサービスを提供してまいります。

 民間委託を初め行政改革による経費節減の効果は、すぐに現れるものでなくしばらく時間がかかりますが、職員の適正配置に努め、より一層の経営効率の向上を目指して取り組んでまいります。

 次に、行政評価についてでありますが、今年度は、一月の合併、そして二月にはスペシャルオリンピックス冬季世界大会が開催されるため、新規事業については合併建設計画など合併町村分の事業も含めて、例年より早くから評価しております。

 また、厳しい財政状況を踏まえながら、真に市民にとって必要な事業であるかを考え実施しております。

 三つ目は、廃棄物処理対策の充実であります。

 長野広域連合による一施設目の焼却施設につきましては、長野市内に設置することが決定しており、市内における建設候補地を選定するため長野市ごみ焼却施設建設地検討委員会を本年五月に設置し、委員の皆様には精力的に御審議をいただいております。

 検討委員会は、県外の最新施設の視察を含めてこれまでに四回開催し、法規制などで建設不可能な地域を除外し、必要な敷地が確保できるエリアを抽出して候補エリアとしてお示しいたしました。

 今後、候補エリアの見直しや、エリアを比較評価するための指標について御審議いただいた上で候補エリアの絞り込みを行い、建設候補地を選定していただきたいと考えております。

 広域連合の計画が予定より遅れていることや清掃センターの老朽化を考慮しますと、なるべく早い段階で結論を出さなければなりませんが、市民のコンセンサスを得ながら候補地を選定することが大切なことと考えております。

 また、廃棄物の課題は、ハード面の整備だけで解決できるものではないため、環境美化連合会の協力によるごみの分別収集の徹底や、ながの環境パートナーシップ会議との連携による今月から始まりました毎月五日のノーレジ袋デーの実施など、ソフト面の充実に取り組んでまいります。市民の皆様一人一人が日ごろの暮らしの中で、意識的にごみの減量に取り組むことが大切なことであると考えております。

 四つ目は、教育環境・内容の充実であります。

 市立高等学校につきましては、「市立高校の継続」、「男女共学」、そして「大きな学校にしない」の三つを基本に、県内唯一の市立高等学校として、長野市らしい特色と魅力に富んだ学校づくりを目指しております。市立高等学校特色ある学校づくり研究委員会において、これからの市立高校の在り方について真しに御研究いただき、本年二月には、その目指すべき方向性について示唆に富んだ提言をいただいたところであります。

 この提言を受け、子供たちを取り巻く社会情勢の変化を十分踏まえ、また本市における児童・生徒数のバランスや教育環境などを多面的に判断し、次世代を担う子供たちにとってどのような高校が望ましいのか、学校現場も含めて庁内で議論してまいりましたが、このたび、学校施設の老朽化が著しいことを考慮しつつ、一刻も早く高校改革を進める必要性があることを深く認識し、併せて、現下の厳しい財政状況にあっても、新たな学校づくりは早急に取り組まなければならない課題と認識し、計画案を策定いたしました。

 この計画案では、これからの時代を見据え、かつ市立の高校としての独自性を踏まえて、一つ、男女共学とする、二つ、総合学科を導入し、国際・スポーツ・環境・情報・福祉を柱とした教育を進める、三つ、学校施設は現皐月高等学校の敷地とする、四つ、当面必要な施設整備を早急に進め、平成二十年四月の新生高校開校を目指す、としており、将来を担う子供たちを主役に、地域に愛され、市民の期待にこたえることのできる学校を目指しております。

 計画案は、飽くまでもたたき台であり、今後、議員の皆様や市民の皆様の御意見をいただき、併せて、皐月高等学校の同窓会や生徒・保護者の方々の御意見も踏まえながら、年度内に新しい市立高等学校の方向性を決定したいと考えております。

 次に、中心市街地三小学校の統廃合計画につきましては、市中心部の児童数が減少している中で、市全体の均衡の取れた学校規模の適正化と適正配置を推進することにより、児童がひとしく享受できる、より良い教育環境の整備・充実を図っていきたいと考えているもので、計画案について関係校の保護者や住民の皆様方の御理解と御協力がいただけるように努めているところであります。

 これまで学校説明会や地区懇談会を通して、地域の皆様の学校に対する熱い思いや母校を残したいという強い気持ちをちょうだいしておりまして、三校を一挙に一校に統合する計画や学校の適正規模の考え方に対して、なかなか御理解をいただけない状況にあります。

 今後は、こうした現状を踏まえた上で、統廃合による児童への影響をできるだけ軽減できるように考慮しながら、地域や学校に応じた将来の方向をどうつくっていくのかという合意を形成していくことが重要ですので、引き続き関係する皆様方との話合いを継続し、よりよい方向へ解決が図れるように努めてまいりたいと考えております。

 高原学校及び臨海学校につきましては、小学校高学年の修学の場として、ともに伝統ある本市の学校行事であります。しかし、近年、社会情勢の変化や、施設の利用に大きな制約が生じてきており、ことに、臨海学校につきましては、能生町百川の砂浜が年々減少するなど、期待する教育的効果が得にくい状況にあります。

 こうした中、教育委員会では、今年度、プロジェクトチームを設け、今後の在り方について総合的に検討を進めており、次年度に向けて、必要な事業の見直しに取り組んでおります。

 宿泊を伴う体験活動事業は、児童の成長に欠かせないものであり、従来どおりの形態での実施は困難な状況になってきておりますが、年次計画により改善を図りながら、当該事業を発展的に継承するよう努めてまいりたいと考えております。

 五つ目は、バス路線網再編計画であります。

 本市では、移動需要や地域の実情に合わせた地域間輸送路線、地域内循環路線、乗合タクシー路線等を組み合わせることにより、公共交通機関のネットワーク化を図り、利用しやすい公共交通網の整備を目的として、バス路線網再編基本計画の策定に取り組んでおります。

 本計画中、地域内を小まめに回る地域循環コミュニティバス路線を市内の地域内移動需要が高い地域に九路線を設定しております。そのうち、中心市街地の循環バスぐるりん号は平成十二年から運行しておりますが、新たに九月一日から、古里・若槻・吉田・朝陽地区内を循環する東北ぐるりん号と、更北・芹田地区内を循環する若里・更北ぐるりん号の二路線について、誰もが親しみやすく乗りやすい十九人乗りの小型バスを使用して運行を始めました。

 それぞれの路線には地域の拠点の病院である長野市民病院と長野赤十字病院を経由させ、バス停留所や駅、大型商業施設、公共施設などを経由しておりますので、大勢の市民の皆様にとって生活に密着した移動手段として利用いただきたいと考えております。

 また、路線バスが運行されていない地域における移動手段の確保策として、平成十四年度三路線、十五年度三路線の試験運行の結果を踏まえ、今年度は四月当初から、長沼線、大室線、横田塩崎線の三路線を継続して運行しております。さらに、九月一日からは、若穂綿内地区において、ジャンボタクシーを利用した乗合タクシーによる運行を始めました。

 今後は、中山間地域の特性に合った交通システムの構築に向けまして、併せて調査・研究を進めてまいります。

 その他、主な動向について申し上げます。

 浅川治水対策についてであります。

 県知事は、国が継続扱いとしている従来の計画、これは昭和五十二年六月に計画高水流量毎秒三百五十トンで国の認可を得た計画でありますが、その計画に基づいて河川改修工事を再開するという方針転換を二月県議会定例会で示しました。このたび、長野建設事務所において、砂田橋から他力橋の間の百四十メートルと、三駒橋から下流の新幹線渡河付近までのいわゆる中抜け区間で約五百八十八メートルの護岸工事の計画がなされ、この秋からの渇水期に工事が再開されることになっております。

 河川改修工事の再開に当たりましては、長野市や豊野町、小布施町などの行政機関や良識ある県議会議員などの要請により、国が「大きな手戻りが無い範囲で、従来の計画に基づいて河川改修を進めることは可能」と判断したことを受けて、ようやく県が重い腰を上げ河川改修を再開すると方針転換をした訳であります。

 私は、県知事が工事の再開を発表した時点で、平成十四年六月二十五日に県議会の一般質問で県知事が示した「二対八」の割合で流域対策と河川整備を行うとしていた浅川治水の枠組みそのものが崩れたものと考えておりました。この枠組みが崩れ、さらに国からの「大きな手戻りが無い範囲で」という条件付きでの河川改修の再開に当たりましては、当時、枠組みありきの中で県が示していた河川改修案の「一、既に建設が完了した幾つかの橋りょうを持ち上げ、洪水流の流下能力を上げる。二、堤防をかさ上げする。三、河床を大きく掘り下げる。」といった内容は、今やすっかり影を潜めてしまいましたが、このことは、「二対八」の枠組みを基軸に据えた県の治水方針が現実的でなかったことを意味するものであります。

 同時に、今後、早急に計画されなければならない浅川の整備計画の中で、河川の分担量を計画高水流量毎秒三百五十トンと確定することで、残りの流域での最善の対策案がなかなか出てこない現実と、基本高水流量を毎秒四百五十トンと表明している中にあって、七月中旬に新潟県などを襲った豪雨が想像をはるかに超えた降雨量であったことなどを踏まえると、脱ダム宣言そのものが正しかったのかと改めて疑問を持つと同時に、脱ダム宣言はどう考えても日本の国土に根付くことは無いと感じております。

 県は、整備計画を本年八月までに樹立して国の認可を得ると発表しておりましたが、結局八月には何ら動きがなく、またしても先送りされましたが、県自らの責任において、一刻も早く、安全で信頼のおける整備計画の樹立を求めると同時に、来年度に向けて本年度にも増した国からの補助を得て河川改修工事の推進に努力をいただきたいと考えております。

 次に、市民との協働の推進について申し上げます。

 本市では、市民の皆様自らの知恵と責任による自主的なまちづくり活動に対して、公募・公開審査により資金的な支援を行うながのまちづくり活動支援事業を昨年度から実施しております。昨年度は、四十四の団体から応募があり、八団体、約五百万円の補助をいたしましたが、本年度は、三十五団体から応募があり、そのうち、十七団体の活動について総額約八百万円の補助を行いました。

 これらの活動については、地元新聞等マスコミにも連日取り上げられ、現在、精力的に諸活動に取り組んでいただいているところですが、これらの活動は継続していくことが大切であり、今後は、その成果を検証してまいりたいと考えております。

 また、地域住民が住民相互の交流を深めるためのコミュニティ活動を支援するため、本年度創設しました長野市コミュニティ活動促進用具整備事業補助金につきましては、子供みこしなどの整備を行う町内会、育成会等十三団体に対し、総額約三百万円の補助を行いました。

 コミュニティーの希薄化が懸念されている昨今、本事業により地域のお祭りや伝統芸能がより活発に行われ、世代間交流や地域の連帯感が深まることを大いに期待しております。

 信州大学と長野市は、八月二十七日、両者がより一層連携を強化して地域の活性化を図るために協定を締結いたしました。

 これまでも、教育水準の向上や教員養成の充実を目的とした教育学部との連絡協議会の設置、工学部キャンパス内に新産業創設の研究施設を建設する産学行連携支援施設建設事業の推進、科学技術による新しい地域づくりを目指すナノサイエンス産業都市構想への取組など、強いつながりを持って事業を推進してまいりました。

 しかし、これらの取組は、各学部と個別に連携して事業を進めていたもので、今後は包括的な連携の下で、文化、産業、医療、教育、学術などの分野で、相互の協力により地域の発展や人材の育成を目指してまいります。具体的には、中心市街地の活性化に係る事業への協力、公開講座の開催など生涯学習の推進、NPO等市民公益活動団体への支援・協力などが考えられますが、大学の知的資源を行政のあらゆる場面で利用させていただくことは、大変大きな効果があるものと期待しております。

 また、このたびの協定は、大学と長野市が連携をしながら市政を推進していくという新しい形の協働の在り方としてとらえ、今後も意欲ある市民や団体等の皆様とこうした取組を積極的に導入いたしまして、元気なまちづくりを推進してまいりたいと考えております。

 次に、来年度から実施する新たな計画づくりについて申し上げます。

 本市では、平成十二年四月に策定した長野市男女共同参画計画に基づき、男女共同参画の推進に取り組んでおりますが、この計画は今年度で終了いたします。平成十五年四月には長野市男女共同参画推進条例を制定しており、この条例で男女共同参画の推進に関する施策を総合的かつ計画的に推進するための基本的な計画−−男女共同参画基本計画を定めることになっているため、本年六月、長野市男女共同参画審議会から受けた答申を基に、平成十七年度から適用する男女共同参画基本計画を次期計画と位置付けて、現在、策定に取り組んでいるところです。

 次期計画は、男女共同参画のための意識づくりと、男女共同参画の社会環境づくりの二つの基本目標を掲げて施策の展開を目指すことを特徴とし、意識啓発と実際の社会環境の整備の両面からアプローチします。具体的には、本年四月に開設した男女共同参画センターでの相談機能と講座の充実や、各地域において区長会などの役員に一定の割合で女性が参画するよう目標を数値化して取り組んでいただくようお願いしていくことなどを新たに盛り込んで特色を出してまいりたいと考えております。

 地域住民と行政の新たなパートナーシップを構築し、だれもが暮らしやすいまちづくりを進めるための地域福祉計画につきましては、昨年度から、市民の積極的な参加による計画づくりを目指して、市民企画作業部会を組織し、地域の様々な課題の掘り起こしをしてまいりました。現在、これら課題を整理しながら、作業部会と共に素案づくりを進めており、今後市民の皆様の声を十分反映させ、今年度中に計画を策定してまいります。

 また、昨今の急速な少子化の流れを変えるために、昨年、制定されました次世代育成支援対策推進法に基づく本市行動計画につきましても、今年度中の策定に向けて、現在、有識者、公募委員等からなる策定懇話会において、基本理念、基本方針等について検討をしているところであります。

 これからは、具体的な施策につきまして、様々な意見を聴きながら議論を深めてまいりたいと考えております。

 なお、これらの計画の策定にあたっては、個々に取り組むのでなく、市の将来をしっかりと見据え、相互の整合性を図りながら策定してまいりたいと考えております。

 最後に、スペシャルオリンピックス−−SO−−冬季世界大会・長野について申し上げます。

 来年二月二十六日から開催される二〇〇五年スペシャルオリンピックス冬季世界大会・長野の成功に向けて、同実行委員会において準備をしているところですが、本市からも九月一日付けで新たに職員五名を派遣し、総勢十一名の人的支援をしております。

 また、実行委員会では、大会運営費を二十八億円と見込み、当初は民間から資金調達する考えを示しておりましたが、去る八月六日、SO冬季長野大会支援議員連盟幹事会において、実行委員会から、国及び長野県地元公共団体に対して十六億円の公的財政援助の要請がありました。その後、八月二十四日には、実行委員会から、長野県地元公共団体で八億円の財政支援をしてほしいとの正式な要請がありましたので、今後、国や県の動向を見極めながら慎重に検討してまいります。

 私たちは、SO大会の社会的意義や国際的評価等を考えると、何としてでも成功させなければならない責務があります。私たちが知的障害者に対する心のバリアフリーをはぐくみ、真のノーマライゼイションの社会を実現するために、この大会の成功に向けて精一杯努力してまいりたいと考えております。

 以上、主な動向について申し上げました。

 さて、私は、現場主義に徹すること、広報・広聴活動を推進すること、そして、情報公開を充実することを市政運営の基本姿勢としておりますが、市民の皆様により市政に関心を持っていただき理解を深めていただくために、十月から長野市元気なまちづくり市政出前講座を実施いたします。

 今までも各課が単独で出前講座を実施しておりましたが、市政全体を総括し窓口を一本化して、市民の皆様により分かりやすくお示しするものです。

 市民の皆様の下に市職員がお伺いし、市政に関する説明や専門知識を生かした講座などを行うもので、九十二項目の講座メニューを、今月中旬には市民の皆様にお知らせする予定で準備を進めております。もちろん、要望があれば講座に無いメニューにもこたえてまいりたいと考えております。

 本市が目指す長野市版都市内分権を初め、市民の皆様と活発な意見交換を通じて、本市の将来の姿を市民の皆様と一緒に考える場となることを期待しております。是非、議員の皆様にも、PRなど御協力をお願い申し上げます。

 本定例会に提出しました案件は、平成十六年度長野市一般会計補正予算など議案十一件、認定二件、承認二件、報告二件であります。

 詳細につきましては、市川助役ほか担当理事者から説明申し上げますので、十分な御審議をいただき、御決定いただきますようお願い申し上げます。

 どうもありがとうございました。



○議長(町田伍一郎君) 市川助役

   (助役 市川 衛君 登壇)



◎助役(市川衛君) 本市議会定例会に提出いたしました、補正予算並びに条例の制定・改正及びその他の議案につきまして、御説明を申し上げます。

 初めに、議案第八十九号平成十六年度長野市一般会計補正予算につきまして、説明を申し上げます。

 今回の補正予算は、歳入歳出それぞれ十八億四千二百八十五万八千円を追加し、予算総額を歳入歳出それぞれ一千四百五十億八千百三十四万六千円とするものでございます。以下、その内容につきまして、歳出から説明を申し上げます。

 まず、総務関係では、第一庁舎地下の食堂及び厨房等の老朽化に伴う改修に要する経費五百万円を追加するものでございます。

 民生関係では、柳町保育園の老朽化に伴い、隣地の市水道局旧サービスセンター敷地への移転に係る地質調査及び設計委託料一千四百七十万円を追加するものでございます。

 衛生環境関係では、長野市病院事業会計における医療機械器具整備事業の補正に伴い、地方公営企業法の繰出基準に基づく一般会計繰出金として市民病院建設負担金五千百万円、厚生連長野松代総合病院の大規模増改築に伴い、国の定めた医療施設近代化施設整備事業実施要綱に準じた協調補助として公的病院医療施設整備費補助金を三か年で分割交付するもので、平成十六年度分としては三千七百九十七万七千円を追加するものでございます。

 また、障害者に対するタイムケア事業の対象が、県の単独事業として精神障害者にも拡大されたことに伴い、登録介護者による時間単位の介護サービスを提供する精神障害者タイムケア事業に要する経費五十八万円を追加するものでございます。

 農林業関係では、若槻吉地区に埋設された残留性有機塩素系農薬の最終処理について、事業主体であるJAながのに対する埋設農薬適正処理補助金五千五百三十万円のほか、小島田排水機場のポンプ用エンジンの老朽化に伴う交換に要する経費七千七百万円を追加するものでございます。

 商工観光関係では、創業・事業転換等を図る事業者を支援し、中心市街地の活性化を図る目的で、本年十月に株式会社まちづくり長野が(仮称)長野市中心市街地活性化ファンドを創設することに伴い、これに対する出資金五百万円を追加するものでございます。

 なお、この財源として、平成十六年度の当初予算で創設した長野市中小企業振興基金から同額を取り崩し、繰り入れるものでございます。

 このほか、松代観光戦略の支援として、ながの観光コンベンションビューローにおいて、松代分室を設置し、文化施設を活用した松代誘客推進を図るための運営補助金九百八十万円を追加するものでございます。

 土木関係では、中山間地生活道路の整備に要する道路改良費及び交通安全施設整備費等五億六百万円、河川水路の改修に要する経費一億二千万円、道路及び水路の維持補修費五千万円を追加するものでございます。

 また、国の補助採択を受けて、長野駅周辺第二土地区画整理事業費五億一千九百五十万円、長野銀座D1地区市街地再開発事業費五千百四十二万円をそれぞれ追加するものでございます。

 消防関係では、高規格救急自動車の寄贈がございますことから、高度救命処置用資機材等の購入及び、ぎ装に要する経費一千八百万円を追加するものでございます。

 教育関係では、国道四百三号線の拡幅工事に伴い、寺尾小学校の拡幅用地内の工作物撤去及び整備工事費二千五百二十万円、県が行う小学校三十人規模学級編制事業において、本年度から高学年にも拡大されたため、本市では、四学年までについて実施することとし、当初においてその対象を十五学級と見込んでいたところ、二学級増え十七学級となったことから、これに対する任意の協力金として五百五十万円の追加のほか、篠ノ井中間教室及び松代中間教室における教育ネットワーク環境の構築に要する経費百十一万三千円を追加するものでございます。

 また、地域公民館の新築及び改修要望に対応するため、長野市地域公民館建設事業補助金交付要綱に基づく補助金八百万円、若槻公民館のトイレの老朽化が激しく手狭であるため、この改修に要する経費三千六百五十万円のほか、長野運動公園総合市民プールにおいて、競技運営の円滑化を図るため、水泳競技用計測システムの改修に要する経費一千三百六十四万円を追加するものでございます。

 災害復旧費では、梅雨前線等による降雨災害などの農業施設復旧費四千五百万円を追加するものでございます。

 さらに、合併関連経費といたしまして、総務関係では、合併に伴う市議会議員四名の増員選挙に要する経費五千二百八十九万七千円、平成十七年三月一日任期満了となる農業委員会委員に、合併により編入される町村を加えた上、選挙区・定数を変更して実施する農業委員会委員選挙に要する経費二千九百七十六万七千円のほか、合併記念式典及び新聞広告の掲載等に要する経費七百五十万円の追加が、主なものでございます。

 消防関係では、消防団のはっぴ・ヘルメットの装備品及び分団旗等の購入費一千百九十六万一千円、消防無線機の承継に当たり、無線局の変更申請及び周波数の増波整備等に要する経費七十六万七千円を追加するものでございます。

 教育関係では、合併関係町村の小・中学校九校において、市と同一の教育ネットワーク環境の構築に要する経費一千九百七十九万九千円を追加するものでございます。

 このほか、それぞれの歳出予算科目における共通経費といたしまして、合併後、各部局で所管する公共施設や道路標識等について、名称変更に対応するための看板の書換え等に要する経費五千三百九十五万三千円を追加するものでございます。

 次に、これらの歳出に要する財源でございますが、国庫支出金二億五千四百七万七千円、繰越金十一億七千二百七十七万八千円及び市債二億四千三十万円のほか、県支出金、繰入金などをもって充当するものでございます。

 第二表債務負担行為補正につきましては、厚生連長野松代総合病院の大規模増改築に対する補助金を三か年で分割交付することから、公的病院医療施設整備費補助金七千六百万円の債務負担行為を設定し、追加するものでございます。

 このほか、合併に伴い、豊野町土地開発公社保有用地を長野市土地開発公社が取得するため、飯山街道線用地取得事業費二億四千四百万円のほか六事業について、公共用地等の再取得に係る債務負担行為を設定し、追加するものでございます。

 また、合併による連絡便コースの増に伴い、連絡車一台をリース導入するため、平成十六年度に導入する庁用車の賃借料の限度額を六千三百三十一万二千円に変更するほか、豊野町土地開発公社保有用地を長野市土地開発公社が取得するに当たり、金融機関からの借入に対する債務保証として、公共用地及び公用地取得のための資金として金融機関が長野市土地開発公社へ行う融資に対する債務保証の限度額を八十六億円に変更するものでございます。

 第三表地方債補正につきましては、道路橋りょう整備事業費及び都市計画事業費におきまして、借入限度額を変更するものでございます。

 次に、議案第九十号平成十六年度長野市介護保険特別会計補正予算につきましては、保険事業勘定におきまして、平成十五年度において超過交付となりました介護給付費に係る社会保険診療報酬支払基金交付金を返還するため、四百七十一万五千円を追加し、この財源として繰越金をもって充当するものでございます。

 次に、議案第九十一号平成十六年度長野市下水道事業会計補正予算につきましては、合併に伴い、豊野町土地開発公社保有用地を長野市土地開発公社が取得するため、浅野島ポンプ場用地取得事業費五千二百万円について、公共用地等の再取得に係る債務負担行為を設定し、追加するものでございます。

 次に、議案第九十二号平成十六年度長野市病院事業会計補正予算につきましては、支出において、不妊治療機器の新規購入及び脳神経外科用手術顕微鏡システムほか八機器の更新に要する経費一億二百万円を追加し、収入において、地方公営企業法に基づく一般会計負担金五千百万円を追加するものでございます。

 次に、条例の改正につきまして説明を申し上げます。

 議案第九十三号長野市老人福祉センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例は、長野市松代ふれあい交流ひろばを老人福祉センターに附置して新設すること等に伴い、改正するものでございます。

 議案第九十四号長野市公害防止条例は、長野市環境基本条例の基本理念にのっとり、事業場及び建設工事に関する規制を定めること、土壌及び地下水の汚染の防止について定めること並びに拡声機騒音の規制について定めることにより、市民の健康で安心して生活することができる環境を確保することに伴い、制定するものでございます。

 議案第九十五号長野市保健センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例は、松代・若穂ブロックに松代保健センターを設置することに伴い、改正するものでございます。

 次に、議案第九十六号訴訟の提起につきましては、カネボウ株式会社及びカネボウ繊維株式会社に対し、長野市若里工業団地内埋設廃棄物に係る損害賠償を求める訴えを提起するもので、地方自治法第九十六条第一項第十二号の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。

 これは、長野市が昭和五十六年、友渕興発株式会社−−現カネボウ繊維株式会社でございますが−−とカネボウ長野工場跡地に係る売買契約を結び、同社が建物等撤去工事を行い、引渡しを受けた後、長野市若里工業団地用地として造成し企業に分譲した団地内市道などが、ごみ類の地下埋設物が原因で地盤沈下いたしたものでございます。

 カネボウ繊維株式会社は、売却した土地の下に工場から排出された大量のごみ類が埋設されていることを知りながら、市に売り渡したもので、民法第五百七十条による瑕疵担保責任があり、地下埋設物の存在を告知しなかった点で、民法第七百九条による不法行為責任があります。

 また、カネボウ株式会社は、若里工業団地地盤沈下問題に関する協議書により、地下埋設物の範囲・分量等の調査、被害を受けた建物等の原状復旧等にかかる費用の分担を約束していることから、損害賠償支払い義務がありますので、地盤沈下により市が受けた損害賠償を求めるものでございます。

 次に、議案第九十七号町の区域の画定につきましては、現在の大字檀田の一部において住居表示を実施するものでありまして、従来の字を廃止し、新たな町の区域を画定するため、議会の議決をお願いするものでございます。

 次に、議案第九十八号財産の取得につきましては、消防車両整備事業に伴い、中央消防署に配置する小型動力ポンプ付水槽車のぎ装にかかわるものでございます。

 次に、議案第九十九号市道路線の認定及び廃止につきましては、新たに三十四路線を認定し、四路線を廃止するものでございます。

 以上、補正予算並びに条例の制定・改正及びその他の議案の説明を申し上げました。

 よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。



○議長(町田伍一郎君) 伊藤収入役

   (収入役 伊藤克昭君 登壇)



◎収入役(伊藤克昭君) 認定第一号平成十五年度長野市各公営企業会計決算のうち、私から、都市開発事業会計及び病院事業会計の決算の概要について、説明申し上げます。

 初めに、長野市都市開発事業会計の収益的収入及び支出について申し上げます。

 収入の都市開発事業収益につきましては、予算額五億六千四百万円に対して、決算額は、七億七千四十八万五千二百十九円となりました。

 また、支出の都市開発事業費用につきましては、予算額五億六千四百万円に対して、決算額は、七億八千五百万三千百二十七円となり、一千四百五十一万七千九百八円の純損失が生じたところであります。これは、地価下落により保有土地の評価損二千二十万円が生じたため、特別損失として会計処理したことによるものでございます。

 ただ今申し上げました当年度純損失一千四百五十一万七千九百八円が当年度未処理欠損金となります。この欠損金の処理につきましては、利益積立金繰入額によって処理したものでございます。

 次に、資本的収入及び支出について申し上げます。

 資本的収入につきましては、予算額三億円に対して、決算額は〇円であります。

 また、資本的支出につきましては、予算額八億四千百万円に対して、決算額は、七億五千六百七万五千三百二十八円となりました。

 その結果、七億五千六百七万五千三百二十八円の収入不足となります。この不足額につきましては、過年度分損益勘定留保資金四千四百二十三万二百七十円、当年度分損益勘定留保資金七億一千百八十四万五千五十八円で補てんした次第であります。

 なお、決算の詳細につきましては、決算報告書のほか損益計算書、剰余金計算書、欠損金処理計算書、貸借対照表及び事業報告書並びに附属書類といたしまして、それぞれの明細書を添付してありますので、御参照いただきたいと存じます。

 次に、長野市病院事業会計の収益的収入及び支出について申し上げます。

 収入の病院事業収益につきましては、予算額七十一億五千三百七十六万八千円に対して、決算額は、七十三億五千二百九十一万九千六百四十一円となりました。

 また、支出の病院事業費用につきましては、予算額七十二億六千四百六十五万二千円に対して、決算額は、七十二億四千七百三十七万百三十一円となりました。

 この結果、収入支出決算額から、それぞれ消費税及び地方消費税を除きまして、一億五百四十万四千四百八十九円の純利益が生じたところであります。

 ただ今申し上げました当年度純利益につきましては、前年度からの繰越欠損金に充当し、残りました未処理欠損金二億一千二百八十七万五千四百四十九円は、翌年度へ繰り越すものであります。

 次に、資本的収入及び支出について申し上げます。

 資本的収入につきましては、予算額二億三千三百二十三万二千円に対して、決算額は、二億三千二百十万一千百七十五円となりました。

 また、資本的支出につきましては、予算額三億七千九百三十四万八千円に対して、決算額は、三億七千七百八万六千四百十一円となりました。

 その結果、一億四千四百九十八万五千二百三十六円の収入不足となります。この不足額につきましては、過年度分損益勘定留保資金一億三千九百五十七万四百三十九円並びに当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額五百四十一万四千七百九十七円で補てんした次第であります。

 なお、決算の詳細につきましては、決算報告書のほか、損益計算書、剰余金計算書、欠損金処理計算書、貸借対照表及び事業報告書並びに財務諸表附属書類といたしまして、それぞれの明細書を添付してありますので、御参照いただきたいと存じます。

 以上、平成十五年度長野市都市開発事業会計及び長野市病院事業会計の決算の概要について御説明申し上げました。

 何とぞ十分御審議の上、御認定を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(町田伍一郎君) 甘利公営企業管理者

   (公営企業管理者 甘利富雄君 登壇)



◎公営企業管理者(甘利富雄君) 認定第一号平成十五年度長野市各公営企業会計決算のうち、私から、水道事業会計及び下水道事業会計の決算につきまして御説明申し上げます。

 初めに、長野市水道事業会計の収益的収入及び支出について申し上げます。

 収入の水道事業収益につきましては、予算額六十二億一千九百万円に対して、決算額は、六十一億三千八百十二万二千六百六十三円となりました。

 また、支出の水道事業費用につきましては、予算額六十一億七千六百六十万円に対して、決算額は、五十九億百二十二万九千百六十三円となりました。

 この結果、収入支出決算額から、それぞれ消費税及び地方消費税を除きまして、一億八千三百三十四万二十六円の純利益が生じたところであります。

 ただ今申し上げました当年度純利益一億八千三百三十四万二十六円が、当年度未処分利益剰余金となります。この利益剰余金の処分につきましては、減債積立金へ全額積み立てるものであります。

 次に、資本的収入及び支出について申し上げます。

 資本的収入につきましては、予算額十四億八千五百七十万円に対して、決算額は、十一億四千九十八万一千三百六十七円となりました。

 また、資本的支出につきましては、予算額四十億六千二百三十三万一千円に対して、決算額は、三十二億五千七百二十一万六千四十一円となりました。

 その結果、二十一億一千六百二十三万四千六百七十四円の収入不足となります。加えて繰越工事の財源として一千四百三十七万二千五百円を資金留保いたしましたので、実質二十一億三千六十万七千百七十四円の収入不足となります。この不足額につきましては、繰越工事資金百二十六万四千百九十九円、減債積立金一億一千九百二十一万五千三十六円、過年度分損益勘定留保資金十五億五千二百五十六万九千二百八十五円、当年度分損益勘定留保資金四億七百四十一万五千六百九十二円並びに当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額五千十四万二千九百六十二円で補てんした次第であります。

 なお、決算の詳細につきましては、決算報告書のほか損益計算書、剰余金計算書、剰余金処分計算書、貸借対照表及び事業報告書並びに附属書類といたしまして、それぞれの明細書を添付してありますので、御参照いただきたいと存じます。

 次に、長野市下水道事業会計の収益的収入及び支出について御説明申し上げます。

 収入の下水道事業収益につきましては、予算額九十二億七千百二十万円に対して、決算額は、八十九億九千七百二十七万九千六百二十三円となりました。

 また、支出の下水道事業費用につきましては、予算額九十二億八千七百二十七万五千円に対して、決算額は、八十八億一千二百六十二万二千六百二十七円となりました。

 この結果、収入支出決算額から、それぞれ消費税及び地方消費税を除きまして、二十五万一千六百四十六円の純利益が生じたところであります。

 ただ今申し上げました当年度純利益二十五万一千六百四十六円が、当年度未処分利益剰余金となります。この利益剰余金の処分につきましては、減債積立金へ全額積み立てるものであります。

 次に、資本的収入及び支出について申し上げます。

 資本的収入につきましては、予算額百二十一億五千百五十二万円に対して、決算額は、九十九億二千三百七十五万八千百二十二円となりました。

 また、資本的支出におきましては、予算額百六十二億一千二百九十三万六千九百八十八円に対して、決算額は、百二十九億五千七百四十七万四千八百三十九円となりました。

 その結果、三十億三千三百七十一万六千七百十七円の収入不足となります。加えて繰越工事の財源として二千八百七十七万四千二百円を資金留保いたしましたので、実質三十億六千二百四十九万九百十七円の収入不足となります。この不足額につきましては、減債積立金二十二万二千六百九十七円、過年度分損益勘定留保資金二十七億五千八百三万一千三百六十円、過年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額一億四千三百五万八千五百六十一円並びに当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額一億六千百十七万八千二百九十九円で補てんした次第であります。

 なお、決算の詳細につきましては、決算報告書のほか損益計算書、剰余金計算書、剰余金処分計算書、貸借対照表及び事業報告書並びに附属書類といたしまして、それぞれの明細書を添付してありますので、御参照いただきたいと存じます。

 以上、平成十五年度長野市水道事業会計及び下水道事業会計の決算の概要について御説明申し上げました。

 何とぞ十分御審議の上、御認定を賜りますようお願い申し上げます。



○議長(町田伍一郎君) 次に、戸谷監査委員から発言を求められておりますので、許可いたします。

 戸谷監査委員

   (監査委員 戸谷修一君 登壇)



◎監査委員(戸谷修一君) 私から監査委員を代表いたしまして、ただ今、提案説明されました認定第一号平成十五年度長野市各公営企業会計決算につきまして審査をいたしましたので、その結果を御報告申し上げます。

 審査に当たりましては、市長から審査に付されました都市開発事業会計外三会計の決算書並びに関係書類につきまして、担当職員の説明を聴取するとともに、抽出による現場実査を実施し、また例月現金出納検査等の結果も参考にして審査いたしました。

 その結果、決算書の内容はいずれも関係法令の規定に従って作成されており、平成十五年度の経営成績及び平成十六年三月三十一日現在の財政状態を適正に表示しているものと認めた次第でございます。

 なお、各事業会計の予算の執行状況、経営の成績、財政の状態など審査の詳細及び意見につきましては、お手元に配布申し上げてございます平成十五年度長野市公営企業会計決算審査意見書を御覧いただきたいと存じます。

 以上、決算審査の御報告といたします。



○議長(町田伍一郎君) 次に、承認第十一号及び承認第十二号専決処分の報告承認を求めることについて、以上二件、一括議題といたします。

 理事者の説明を求めます。

 市川助役

   (助役 市川 衛君 登壇)



◎助役(市川衛君) 承認議案につきまして、御説明を申し上げます。

 本日提案いたしました承認議案は、地方自治法第百七十九条第一項の規定により、専決処分をいたしたもので、同条第三項の規定によりまして議会の承認をお願いするものでございます。

 初めに、承認第十一号長野広域連合規約の一部を変更する規約につきましては、広域連合の議会の議員の定数等について規約を変更し、本年七月二十三日から施行いたしたものでございます。

 主な内容は、広域連合の議会の議員の定数を四十八人から四十四人に改めるとともに、千曲市が選出すべき広域連合の議会の議員の定数を七人から三人に改めたものでございます。

 次に、承認第十二号平成十六年度長野市下水道事業会計補正予算につきましては、年度当初に、国から金利負担軽減のための下水道高資本費対策借換債の適用条件が示されたことから、去る七月三十日に過年度借入れの高金利企業債の借換えを実施したものですが、その借換え分として、収入支出それぞれ十二億七千二百八十万円を追加したものでございます。

 以上、承認議案の説明を申し上げました。

 何とぞ、御承認のほどをお願い申し上げます。



○議長(町田伍一郎君) 以上で説明を終わります。

 次に、承認第十一号及び承認第十二号、以上二件、本件に関して質疑を行います。

 質疑は一括質疑、一括答弁の方法でお願いいたします。

   (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(町田伍一郎君) 質疑なしと認めます。

 お諮りいたします。本件に関しては委員会付託を省略し、直ちに採決に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(町田伍一郎君) 異議なしと認めます。

 よって、直ちに採決に入ります。

 採決を行います。

 承認第十一号及び承認第十二号専決処分の報告承認を求めることについて、以上二件、原案のとおり承認することに賛成の諸君の挙手を求めます。

   (賛成者挙手)



○議長(町田伍一郎君) 全員賛成と認めます。

 よって、原案のとおり承認することに決しました。

 次に、報告第十五号及び報告第十六号、以上二件、一括理事者から報告を求めます。

 市川助役

   (助役 市川 衛君 登壇)



◎助役(市川衛君) 報告案件につきまして、御説明を申し上げます。

 報告第十五号市道上の事故による損害賠償額につきましては、平成十六年七月十四日に、市道長野北百六十六号線において発生した物損事故に係る損害賠償額について、示談が成立いたしましたので、市長専決処分指定の件第四の規定により、専決処分をいたしたものでございます。

 報告第十六号財団法人長野市都市緑化基金の経営状況の報告につきましては、長野市が一定割合以上出資している法人の経営状況につきまして、地方自治法第二百四十三条の三第二項の規定により、報告申し上げるものでございます。

 本財団は、都市緑化の推進に関する事業及び都市緑化に関する普及啓発事業を行っております。

 初めに、平成十五年度の実績といたしましては、緑化推進事業として、自治会等へのフラワーボックスの無償貸出し、生け垣設置者への奨励補助及び緑化推進団体への補助等の事業を行ってまいりました。また、都市緑化事業として、長野市緑花まつりの共催、緑の写真コンテスト及び花鉢コンクールの開催等の事業を行ってまいりました。

 その結果、平成十五年度の決算につきましては、収入合計七百二十八万一千七百四十三円、支出合計四百五十万四千七百八十五円、次期繰越収支差額二百七十七万六千九百五十八円となったものでございます。

 次に、平成十六年度の事業計画及び予算につきましては、今般の超低金利による運用益の伸び悩みの中、効率的な事業推進を目指して、収入、支出とも八百二十万一千円の予算を計上したものでございます。

 以上で、報告案件の説明を終わります。



○議長(町田伍一郎君) 以上、報告のとおりであります。

 次に、議会第十六号常任委員会委員の所属変更についてを議題といたします。

 議長の手元に、総務委員会委員の布目裕喜雄君から建設企業委員会に所属を変更されたい旨の申出及び建設企業委員会委員の太田和男君から総務委員会に所属を変更されたい旨の申出があります。

 お諮りいたします。布目裕喜雄君及び太田和男君の申出のとおり委員会の所属を変更することに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(町田伍一郎君) 異議なしと認めます。

 よって、布目裕喜雄君が建設企業委員会に、太田和男君が総務委員会に所属を変更することに決しました。

 以上で本日の日程は全部終了いたしました。

 明七日及び八日の二日間は議案調査のため休会とし、次の本会議は九日午前十時から開き、市行政事務一般に関する質問を行います。

 本日はこれにて散会いたします。

    午前十一時十八分 散会