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長野県 長野市

平成16年  6月 定例会 06月15日−01号




平成16年  6月 定例会 − 06月15日−01号







平成16年  6月 定例会



平成十六年六月十五日(火曜日)

 出席議員(四十一名)

    第一番      町田伍一郎君

    第二番      伝田長男君

    第三番      塩入 学君

    第四番      小林紀美子君

    第五番      寺澤和男君

    第六番      若林清美君

    第七番      岡田荘史君

    第八番      山田千代子君

    第九番      三井経光君

    第十番      小山岑晴君

   第十一番      倉野立人君

   第十二番      宮坂秀徳君

   第十三番      加藤吉郎君

   第十四番      中川ひろむ君

   第十五番      祢津栄喜君

   第十六番      小林義直君

   第十七番      滝沢勇助君

   第十八番      田中 健君

   第十九番      轟 正満君

   第二十番      平瀬忠義君

  第二十一番      若林佐一郎君

  第二十二番      藤沢敏明君

  第二十三番      丸山香里君

  第二十四番      高野正晴君

  第二十五番      永井巳恵子君

  第二十六番      阿部孝二君

  第二十七番      小林義和君

  第二十八番      野々村博美君

  第二十九番      原田誠之君

   第三十番      宮崎利幸君

  第三十一番      伊藤治通君

  第三十三番      太田昌孝君

  第三十四番      赤城静江君

  第三十五番      近藤満里君

  第三十六番      小林秀子君

  第三十七番      石坂郁雄君

  第三十八番      布目裕喜雄君

  第三十九番      太田和男君

   第四十番      池田 清君

  第四十一番      内山国男君

  第四十二番      松木茂盛君

 欠席議員(なし)

 欠員(一名)

  第三十二番

 説明のため会議に出席した理事者

  市長        鷲澤正一君

  助役        市川 衛君

  助役        酒井 登君

  収入役       伊藤克昭君

  教育委員会委員長  久保 健君

  教育長       立岩睦秀君

  公営企業管理者   甘利富雄君

  監査委員      戸谷修一君

  総務部長      中島忠徳君

  企画政策部長    米倉秀史君

  行政改革推進局長  小林昭人君

  財政部長      熊谷 弘君

  生活部長      堀内 修君

  保健福祉部長    増山幸一君

  環境部長      岩倉隆美君

  産業振興部長    小池睦雄君

  建設部長      中山一雄君

  都市整備部長    中村治雄君

  駅周辺整備局長   江原文男君

  水道局長      山田修一君

  消防局長      北澤正喜君

  教育次長      島田政行君

  教育次長      小泉敬治君

 職務のため会議に出席した事務局職員

  事務局長      中島国煕君

  議事調査課長    雨宮一雄君

  議事調査課長補佐  寺澤正人君

  係長        細井秀人君

  主査        湯本智晴君

  主査        大越英明君

  主事        上原和久君

  係長        浅川清和君

  主査        小林雅裕君

  総務課長      平井恒雄君

  総務課長補佐    北原 昇君

  係長        中村博幸君

      議事日程

一 会期の決定

一 会議録署名議員の指名

一 諸般の報告

一 議案第六十五号から議案第八十六号まで一括上程、理事者説明

一 承認第一号から承認第十号まで一括上程、理事者説明、質疑、討論、採決

一 報告第四号から報告第十四号まで理事者報告

一 議会第七号上程(常任委員会委員の所属変更について)

   午前十時 開会



○議長(町田伍一郎君) ただ今のところ、出席議員数は四十一名であります。

 よって、会議の定足数に達しておりますので、これより平成十六年六月長野市議会定例会を開会いたします。

   午前十時一分 開議



○議長(町田伍一郎君) 本日の会議を開きます。

 初めに、会期の決定を議題といたします。

 本定例会の会期につきましては、議会運営委員会の意見を徴しました結果、本日から六月二十九日までの十五日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(町田伍一郎君) 異議なしと認めます。

 よって、会期は十五日間と決定いたしました。

 なお、会期中の会議予定については、お手元に配布の日程により行いたいと思いますので、御了承をお願いいたします。

 次に、会議録署名議員の指名を行います。八番山田千代子さん、十番小山岑晴君の両名を指名いたします。

 この際、諸般の報告をいたします。

 包括外部監査人から包括外部監査の結果について並びに監査委員から定期監査、随時監査並びに平成十六年二月分、三月分及び四月分の一般会計、特別会計、公営企業会計の例月現金出納検査結果について、議長の手元に報告書がまいっておりますので、御報告いたします。

 次に、去る四月二十一日、福井市で開催の第七十九回北信越市議会議長会定期総会並びに五月二十五日、東京都で開催の第八十回全国市議会議長会定期総会において、二十年以上議員の職にある者として若林佐一郎君、伊藤治通君、内山国男君、十年以上議員の職にある者として山田千代子さんの各位がそれぞれ表彰されましたので、ここに心から祝意を表し、御報告申し上げます。

 次に、人事の紹介を申し上げます。

 初めに、過般選任されました助役酒井登君を御紹介申し上げます。

 ごあいさつをお願いいたします。



◎助役(酒井登君) 去る三月二十四日の議会におきまして選任の同意をいただき、四月一日に助役を拝命いたしました酒井登であります。

 議員各位を初め関係の多くの皆様の御指導を得ながら、市川助役と協力して、微力ではございますが、鋭意、鷲澤市長を補佐してまいります。

 どうぞよろしくお願いいたします。



○議長(町田伍一郎君) 続いて、過般選任されました監査委員戸谷修一君を御紹介申し上げます。

 ごあいさつをお願いいたします。



◎監査委員(戸谷修一君) 四月一日付けで監査委員を再度拝命いたしました戸谷修一でございます。

 一生懸命努めてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。



○議長(町田伍一郎君) 続いて、過般選任されました固定資産評価員高川秀雄君を御紹介申し上げます。

 ごあいさつをお願いいたします。



◎固定資産評価員(高川秀雄君) 皆さん、こんにちは。

 去る三月二十四日に議会の御同意をいただき、四月一日付けで長野市固定資産評価員に選任されました高川秀雄でございます。

 誠心誠意、微力ではありますけれども、努力する覚悟でおりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。



○議長(町田伍一郎君) 次に、過般市理事者に異動がありましたので、説明のため会議に出席する新任の部長職を紹介いたします。

 それぞれ自己紹介をお願いいたします。



◎企画政策部長(米倉秀史君) この四月一日付けで企画政策部長を拝命いたしました米倉秀史と申します。よろしくお願いいたします。



◎生活部長(堀内修君) 生活部長を拝命いたしました堀内修でございます。どうぞよろしくお願いいたします。



◎環境部長(岩倉隆美君) 環境部長を拝命いたしました岩倉隆美でございます。どうぞよろしくお願いいたします。



◎産業振興部長(小池睦雄君) 産業振興部長を拝命いたしました小池睦雄でございます。よろしくお願いします。



◎教育次長(島田政行君) 行政担当の教育次長を拝命いたしました島田政行と言います。どうかよろしくお願いいたします。



◎水道局長(山田修一君) 水道局長を拝命しました山田修一です。よろしくお願いします。



◎都市整備部長(中村治雄君) 都市整備部長を拝命いたしました中村治雄です。よろしくお願いいたします。



○議長(町田伍一郎君) 次に、故市川昇議員の追悼の儀を行います。

 御遺族が入場されます。

   (御遺族 入場)



○議長(町田伍一郎君) 御報告を申し上げます。

 議員市川昇君におかれましては、昨年十月以来、病気療養のため長野市民病院に入院中でございましたが、薬石効なく、去る三月二十七日午後十一時二十六分逝去されました。誠に哀悼痛惜の極みに存じます。

 ここに謹んで御報告申し上げます。

 この際、弔意を表すため、議員並びに理事者全員による黙とうをささげたいと思いますので、全員御起立をお願いをいたします。

   (全員起立)



○議長(町田伍一郎君) 黙とう

   (黙とう)



○議長(町田伍一郎君) 黙とうを終わります。

 御着席をお願いいたします。

   (全員着席)



○議長(町田伍一郎君) この際、故長野市議会議員市川昇君に対し、議会として弔詞を贈呈し、ごめい福をお祈りしたいと思います。

 なお、弔詞の文面につきましては、議会運営委員会において協議を願ったものであります。

 弔詞

 長野市議会は、二十年余にわたる議員活動を通じ本市の活性化と市民生活の向上に尽力された議員市川昇君の御逝去に対し、謹んで哀悼の意を表し、弔詞をささげます。

 平成十六年六月十五日、長野市議会

 ただ今、御遺族の方がおいででございますので、弔詞を贈呈いたします。

   (弔詞贈呈)



○議長(町田伍一郎君) この際、弔意を表すため、議員伊藤治通君から発言を求められておりますので、これを許可いたします。

 三十一番伊藤君

   (三十一番 伊藤治通君 登壇)



◆三十一番(伊藤治通君) 三十一番伊藤治通であります。

 私は、議員各位の御賛同をいただき、同期、また席を並べるゆえをもって、今は亡き正六位旭日双光章市川昇議員に対し、大きな悲しみの中で追悼の言葉を贈りたいと思います。

 市川さんは、昨年十月下旬に長野市民病院に入院され、御家族の人事の限りを尽くした看護、特に奥様の身をなげうっての懸命な看護のかいもなく、平成十六年三月二十七日午後十一時二十六分、心不全のため逝去されました。誠に残念、万感胸に迫り、惜別の情を表す言葉がありません。

 私の隣の席、今は生花が飾られているあの三十二番には、市川さんは昨年の選挙の後、全員協議会と臨時議会のたった二日しか座ってくれませんでした。

 豪快な反面、物すごく繊細な心を持ち、「死ぬまで議員をやる」「人のためになりてえんだ」と明快に言ってのけた市川さんは、社会的な人生経験が豊富で、熱い情熱を内に、深い見識とおう盛な意欲をもって事に当たり、常に地域の発展と住民福祉の向上に努め、その献身的な行動力は、万人ひとしく認めるところであります。

 中でも特筆すべきものとして、長野駅周辺土地区画整理事業には、議員に当選した五十八年から今日まで二十年間にわたり積極的にかかわり、自らは都市計画道路にかかる自宅を率先して解体移転し、関係する地域住民を粘り強く説得して移転してもらい、冬季オリンピック開催までに駅南幹線の一部開通に間に合わせました。

 長い間、反対運動が続いた東口の区画整理事業も、ここ二年間ほどは組織的な反対運動が変わり、まちづくりは人づくりとして地区全体の問題としてとらえる方向になったのも市川さんの地道な、しかも粘り強い地域住民への説得があったからであります。一緒に東口周辺整備対策特別委員会の委員としてやってきた一人として、市川さんの遺志を継いで整備が着実に進展するよう力を尽くすつもりであります。

 また、悲願であった冬季オリンピック国内候補地決定のためにも、持ち前の独特な力を発揮されたのであります。私たち議員は、全員手弁当で県内市町村はもちろん、あらゆる関係機関へ長野決定への運動を展開しましたが、国内四候補都市のうち長野市と盛岡市が最有力になりつつあったとき、時のJOC委員長は盛岡出身、日本大学理事長の柴田さんで、委員長は地元盛岡を指名するのではないかとの憶測がささやかれていた時期、日本大学出身の市川さんが塚田前市長を案内して柴田委員長と会見したときの様子を、塚田前市長は次のように記しております。

 「市川議員は、柴田先生にお会いすると開口一番、先生、先生は学生時代に世界に活躍する人間、世界に通用する人間になれと指導されました。長野市も今、日本を代表して世界平和の祭典にふさわしい冬季オリンピックの開催を目指して全力で取り組んでいるので、大局的に公平公正に判断してほしいので、よろしくお願いします。握手をしながら全身全霊で訴えられたのであります。風格のあるJOC委員長の柴田さんは、市川議員に、分かっておると力強く言われ、頑張れと激励されたのであります。正に西郷隆盛と勝海舟の江戸城での談判もかくやと思われたのであります」と記してありました。

 その後JOCは、JOC委員全員の投票で国内候補地を決め、長野市が他の三都市を引き離して圧勝したことは周知のとおりであります。

 市川さんの面目躍如たるものがあります。

 さらに、環境問題でも大きな力を発揮されました。ごみの五分別収集について、飲食店が多い権堂町を抱える第三地区区長会から、飲食店のごみを除外しなければこの事業に協力できないとの申入れがあり、五分別収集が暗礁に乗り上げていたとき、特にこの地区に信頼厚い市川さんは、市と地区の住民のパイプ役になってリデュース委員会を立ち上げ、飲食業界のごみはかぎがかかるコンテナへ入れ、住民のごみと区別して有料で処理するという方法を軌道に乗せました。

 権堂町は、地価が高いことからコンテナの置き場所について難航していましたが、市川さんは暴力を振るわれるという危険にさらされながら、献身的な努力により、夕方コンテナを用意し、朝には撤去するアイデアが生まれ、十か所の適地をあっせんし、全国でも例がない非常にユニークな方法を成功させたのであります。四六時中ごみが散乱していた権堂町がきれいになり、地域住民から深く感謝されています。

 このことが、平成六年八月から始まった全市でのごみの五分別収集が成功したと言っても過言ではありません。

 まだまだ取り上げる功績はたくさんありますが、決して自らはふい聴しないこうした事実が旭日双光章の源泉であると私は思います。

 三月二十八日、通夜に伺い、元気なころそのまま表情の顔に触れたとき、ふと目を開け、「おう、来てくれたんか、ちょっと寝ちゃった」と話しかけるような錯覚に陥り、瞬間様々なことが走馬灯のように思い出されました。

 私が昭和二十五年、当時の長野北高に入学したとき、二年生で既に一かどの位置にいて、校歌、応援歌の練習の指導をしていたときの顔。当時、国立大学進学に必須で、とても厄介な進学適性検査の模擬試験で全校でトップをとり、先生を初め我々を驚かせたこと。昭和五十八年の市会議員選挙で一緒に当選した十名のうち所属政党が決まっていた四名を除き六名の無所属議員で会議をもち、方向を話し合いましたが、当時、駅前念書問題で市川家と長野市が訴訟関係にあったため、自ら新友会への入会を辞退されました。数年後その問題が解決した際、新友会の顧問団から市川さんの新友会への入会を勧めるよう命じられた私は、そのことを伝えましたが、既に三名で眞成会を結成しているので、自分一人だけ新友会へ入会するわけにはいかないと断られました。私は相当粘ったのですが、駄目でした。また、議会人事の交渉の中で、委員長ポストを向けたことが度々ありましたが、その都度、自分はいい、人にやってくれ、頑として受けませんでした。お互い議員はポストを望むその中にあって、一途というか男気というか、私にはとてもまねができないうらやましい気質で、尊敬する市川さんでした。

 右手のこぶしを高く挙げ、「議長」と大きな声で立ち上がり、傍聴席を超満員にしての質問、その内容が鋭く、深く理事者へ突き迫り、核心をつくものが数々ありました。また、当意即妙なやじは、やじられた人にも嫌みを感じさせない、正に市川さんの独壇場でした。

 一期目の常任委員会での行政視察の折、一年後輩の私に、「おれは議員になるために、それまでの生き方を百八十度変えたつもりでいるんだ。百八十度を越えると、また元に戻ってしまうから監視してくれや」と言われたことを思い出します。百八十度を一度も越えない生一本の生き方でした。ざっくばらんで自分を飾らず、隠さず、腹の内をさらけ出す人でした。そこが人を引き付ける市川さんの魅力でありました。六回議員選で戦って、その四回トップ当選するゆえんでもありました。周りが県会へ出馬を勧めたとき、おれは市会議員のこの仕事に生きがいを感じ、この仕事が面白いんだと振り返ることはありませんでした。

 まだまだエピソードは限りなくありますが、市川さんはもういないのです。道半ばで本当に無念だったでしょう。長野市を愛し、長野市民を愛し、多くの市民に愛されることを目標に一生懸命走り、頑張りに頑張った熱血の政人市川さんの数々のすばらしい御功績は、長野市発展の歴史の中に不滅なものとして刻まれ、私たち市政に携わる者はもちろん、市民の心の中にいつまでも生き続けることでありましょう。

 願わくは市川さんのみ霊が御遺族と、中でもあなたを命懸けで看病し、今伏せっておられる最愛の奥様の一日も早い御回復のために御加護賜りますようお祈りいたします。

 市川さん、お別れです。熱血の政人市川さん、さようなら、そしてありがとうございました。安らかにお眠りください。市川さんのごめい福を心からお祈りし、追悼の言葉といたします。

 平成十六年六月十五日、議員代表伊藤治通



○議長(町田伍一郎君) 次に、御遺族からごあいさつがあります。



◎御遺族(市川弘君) 長野市議会六月定例会冒頭に、このようなあいさつの場を賜りましたことを衷心より感謝申し上げます。

 本来ならば妻八重子がまいりましてお礼を申し上げるところでございますが、長期にわたる看病から体調を崩し、大変御無礼かと存じますが、私、弟の市川弘からごあいさつを述べさせていただきます。

 ただ今は、亡き市川昇のために議会を代表されて伊藤治通議員様から御丁重なる弔辞を、また、身に余る追悼のお言葉を賜り、恐縮の至りでございます。

 早いもので、三月二十七日に兄が亡くなりまして今日でちょうど八十日となりますが、去る四月二十五日の葬儀に際しましては、鷲澤市長様初め町田議長様、議員の皆様、公私ともに御多忙の中、御献花を賜り誠にありがとうございました。ここに改めて厚く御礼を申し上げます。

 また、長い議員生活中は並々ならぬお世話になり、そのままごあいさつの機も得ずして亡くなりました故人に代わりまして、重ねて心より御礼を申し上げる次第でございます。

 昨年九月の市議会議員選挙に当選後、翌十月に体調を崩し、闘病生活を送ることとなり、気持ちだけは議会出席をと勇んでおりましたが、十二月定例会、三月定例会と続けて欠席いたし、市議会並びに御支援をいただいた皆様方に御迷惑をお掛けしたかと存じます。故人は市議会議員六期目を当選したばかりで、志半ばにして他界しようとは思いもよらず、本人はもちろん私ども親類も本当に残念でなりません。

 思い起こせば昭和五十八年九月、父勘一の意志を継ぎ、長野市会議員として初当選以来連続六期、二十年を超える議員生活でありました。議員活動では、地域の発展と住民福祉の向上を信条にして、中心市街地の活性化、商工観光の振興、環境美化の推進、長野駅東口区画整理の推進、高速道並びに新幹線の実現など、そして、冬季オリンピック・パラリンピックの開催実現に、昼夜を問わず積極的に取り組んでおりました。

 特に、長野駅東口の区画整理につきましては、都市計画道路上に自宅がありましたことから、地域の皆様に事業の必要性を理解していただくべく、率先して解体移転し、その姿勢を示させていただきました。しかしながら、久しく待ち望んでいた東口地域の更なる発展の姿を見ずして旅立ってしまったことから、今ごろ霊界から理想のまちづくりの実現を願っていることと思います。

 長野市議会には大変お世話になり、亡き父勘一が議員として八期三十二年五か月、亡き兄昇が六期二十年六か月、昭和二十六年四月より平成十六年三月まで父子共々五十二年十一か月という長きにわたり議員を務めさせていただき、長野市発展の一助となりましたことを、この場をおかりいたしまして御礼申し上げる次第でございます。

 終わりに、皆様方にはどうぞ、くれぐれも御自愛くださいまして、長野市政発展のために御尽力くださるよう心からお願いを申し上げ、長野市がますます御発展されることを御祈念いたしまして、誠にぶ辞ではございますが、御礼のごあいさつに代えさせていただきます。

 平成十六年六月十五日、遺族代表市川弘



○議長(町田伍一郎君) 以上で故市川昇議員の追悼の儀を終わります。

 御遺族が退場されます。

   (御遺族 退場)



○議長(町田伍一郎君) 以上で諸般の報告を終わります。

 続いて、議事に入ります。

 議案第六十五号から議案第八十六号まで以上二十二件、一括議題といたします。

 理事者から提案理由の説明を求めます。

 鷲澤市長

   (市長 鷲澤正一君 登壇)



◎市長(鷲澤正一君) 平成十六年六月市議会定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様にはお忙しい中、御出席をいただきまして、誠にありがとうございます。提出いたしました議案を初め市の重要案件の審議につきまして、よろしくお願いを申し上げます。

 去る六月一日には全員協議会を開催いただきまして、クリアウォーター市との姉妹都市提携四十五周年を記念して訪れたブライアン・アングスト市長一行を長野市議会を挙げて歓迎していただきました。アングスト市長一行は、市内の中学校や松代などを視察され、長野の教育・文化・歴史に触れられるとともに、長野市民の皆様との交流を深められるなど、所期の目的を果たされてお帰りになりました。

 私は、今後も姉妹都市・友好都市の交流事業に積極的に取り組み、学生を初め市民の皆様の国際感覚の醸成に役立ててまいりたいと考えており、友好の輪を一層深めるため、今年秋には石家庄市へ、また、来年にはクリアウォーター市へ訪問させていただきたいと考えております。

 さて、今年度四月からスタートいたしましたエコール・ド・まつしろ2004は、順調な滑り出しであります。四月十七日から連休最終日の五月五日まで松代城復元春まつりが行われ、この間、約二十万人の方々に松代を訪れていただき、年間八〇万人の誘客目標に向けて、まずまずの成果であります。

 また、花人の川瀬敏郎さんをお迎えしてまつしろ花会が、さらに、全国から男女合わせて千名ほどの中学生剣士が文武学校に集い、松代藩文武学校旗争奪の剣道大会が開催されました。初めて松代を訪ねたという大勢の皆様に、文化財を活用して生涯学習を行うという取組が好評でございます。大変うれしく思っておるところでございます。こうした取組は、単年度で終わることなく継続していくことが大切であると考えております。

 さて、今年度は、市町村合併と都市内分権の推進、行政改革の継続と民間活力の導入、廃棄物処理対策の充実、教育環境・内容の充実、公共交通機関を柱とした交通体系の整備・充実、この五項目を重点課題に据えながら、第三次長野市総合計画後期基本計画の実現に向けて具体的施策・事業の推進に全力を挙げて取り組んでいるところですが、その主な動向を申し上げます。

 一つ目は、市町村合併と都市内分権の推進であります。

 大岡村、豊野町、戸隠村、鬼無里村との合併につきましては、合併の期日を来年一月一日とするなど、合併協定を結ぶために必要な全事項の協議を終え、五月十七日に各町村長と調印を行いました。本定例会には、一町三村を長野市に編入することを知事に申請すること、合併に伴う財産処分、議員の定数や任期、農業委員会の委員の任期、地域審議会の設置の協議について議案を提出いたしましたので、よろしくお願いを申し上げます。

 今後は、合併に向けて細部の調整を行い、長野市民を初め各町村の住民が抱かれる様々な不安と懸念が払しょくされるよう努力するとともに、国の合併支援策を有効に活用し、合併後のより良いまちづくりに向けて最善の努力をしてまいりたいと考えております。

 特に、合併後の事務・事業につきましては、支障を来さないように庁内できっちりと調整を行う必要がございます。また、合併後の課題についても洗い出しを行い、その対応についても検討してまいりたいと考えております。具体的には、合併後の組織の在り方と人員配置、スキー場や温泉・宿泊施設を初めとする町営・村営施設の在り方、さらに、情報・通信網の整備などが挙げられますが、合併後における市全体のまちづくりが円滑に推進できるように検討しております。

 都市内分権の取組につきましては、昨年十一月の中間報告に対し市民の皆様からいただいた意見・提案等を踏まえて、現在、最終報告を作成しております。国においては、地域住民の意見の反映や行政と住民との連携など、住民自治の強化を目的とする地域自治区の創設を盛り込み、地方自治法を改正いたしました。これに伴い、今後、地域自治区制度の詳細など、国の動向も見極めながら、十一月ごろを目途に最終報告をまとめていきたいと考えております。

 都市内分権は、市民の皆様とのパートナーシップなくしては決して実現できるものではありません。今後私は、市民の皆様と共に十分に協議を重ね、理解を深め合いながら、長野市にとって最良の都市内分権を実現するために努力してまいります。

 二つ目は、行政改革についてであります。

 長野市行政改革大綱に基づく平成十五年度から平成十九年度までの実施計画の取組状況につきましては、補助金の見直し・削減、組織の統合など、改革のスピードは若干鈍いものの、ほぼ順調に進んでおります。今後も計画に沿って着実に成果を上げてまいりたいと考えております。

 指定管理者制度につきましては、昨年九月の地方自治法の一部改正により、公共施設の管理運営を民間に拡大する本制度が導入されたことを受けまして、去る五月十七日に開催された長野市行政改革推進審議会において、同審議会に市有施設の見直し検討部会を設置し、施設管理の在り方について調査検討することにいたしました。部会では、今秋をめどに、それぞれの市有施設の管理運営方法を調査・分析し、直営、一部委託、指定管理者制度のいずれの管理運営方法が適当であるか、将来の方向性を検討し、審議会に報告する予定であります。

 本市は、審議会からの提言を基にそれぞれの市有施設にふさわしい管理方法を決定してまいりますが、指定管理者制度の実施が適当な施設につきましては、平成十八年度からの適用に向け、指定管理者の公募、施設管理条例の整備、議会承認など、順次手続を進めてまいりたいと考えております。

 次に、行政評価についてでありますが、平成十五年度包括外部監査の補助金の監査結果報告では、職員に予算どおりに補助金を交付するという認識が強く前例踏襲の域を脱する意識が希薄なことから、職員が補助事業の手続を厳格に行い補助の見直しを徹底させるなど、職員意識の改善を図ること、さらに、補助金の根拠となる条例、規則、要綱等の整備をすることなどの指摘を受けました。また、補助金の公平性、透明性の観点から、補助金が慣例化し既得権化につながることを防ぐために、より積極的な情報公開を行うことや、事業費補助や運営費補助などの補助の区別を明確にして、補助の性格に応じた審査や検証をすること、さらに、補助の終期設定がないものが多かったため、終期を設定し、終期が来たら自動的に廃止し、継続する場合は改めてその必要性を検討するサンセット方式の導入を検討すべきとの指摘も受けております。

 本来、補助金の趣旨は、補助事業者の自立・発展を促進するものであり、補助金に依存する状況は、補助事業者の自立・発展を阻害することになるため、こうした状況も見直し、補助事業者だけでなく市民の皆様にとって真に役立つ補助金となるよう努める必要があります。

 そこで、今年度は行政評価において補助金・負担金及び交付金について特に力点を置いて、公益性、公平性、必要性などの観点から見直しを行い、引き続き職員の意識改革を進めるとともに、市民の視点に立った成果重視のより実効性のある補助制度を構築してまいりたいと考えております。

 三つ目は、廃棄物処理対策の充実であります。

 ごみの減量と石油資源の再資源化のため、四月からプラスチック製容器包装の分別収集を全市一斉に実施いたしました。二か月余りが経過いたしましたが、市民の皆様の御協力により、一日の平均収集量が約十三トンと順調に収集されております。また、清掃センターのプラスチック製容器包装圧縮こん包施設も順調に稼働しております。リサイクルは、財団法人日本容器包装リサイクル協会へ委託しておりますが、今年度は、同協会が選定した二事業者により高炉還元剤及びプラスチックの原材料として再利用されております。今後も、資源の有効利用とごみの減量を更に進め、循環型社会の構築を目指してまいります。

 長野広域連合によるごみ処理施設整備につきましては、焼却施設の一施設目を長野市内に建設することが決定されておりますが、本市の清掃センターの焼却施設は、稼働後二十三年目になり老朽化していることや、長野広域連合のごみ処理施設の建設が計画より二年以上遅れていることなどから、本市としても差し迫った重要な課題となっております。

 長野広域連合の決定を受けて、市内における建設候補地を選定するため、長野市ごみ焼却施設建設地検討委員会を設置し、本年五月に一回目の検討委員会を開催いたしました。建設候補地は、市民合意の下に決定される必要がありますので、今後、委員会において十分御検討いただき、十一月中旬を目途に候補地を選定いただきたいと考えております。

 なお、県が昨年から検討している廃棄物に関する条例については、六月県議会への提出が見送られましたが、一般廃棄物の処理責任がある市町村にとっては、県の権限を越えた関与など重大な問題が含まれており、今後、県は市町村と十分な協議を重ねるべきであると考えております。

 四つ目は、教育環境・内容の充実であります。

 中心市街地の後町小学校、鍋屋田小学校、山王小学校の統廃合については、新設統合校を鍋屋田小学校の跡地に整備する方針をお示ししながら、現在、精力的に地区懇談会を開催しております。今後更に地域の皆様や保護者の皆様と十分に話し合いを深め、御理解いただけるよう取り組んでまいりたいと考えております。

 市立高等学校については、今年二月に市立高等学校特色ある学校づくり研究委員会から高等学校の在り方について御提言いただき、現在この提言の具現化に向けて、学校現場と庁内が一体となった改革推進チームを編成し、調査・検討を行っております。将来を担う子供たちにとって魅力があり、また、希望の持てる高等学校づくりに向け、できるだけ早い時期に具体的な改革案を策定し、市民の皆様にお示ししたいと考えております。

 第二学校給食センターの調理業務等につきましては、本年四月から民間委託をいたしましたが、委託先事業者は、豊富な受託経験から培われた高いノウハウを有しており、給食の質と安全性を損ねることなく、従来どおり充実した給食の提供が図られております。

 委託内容について適宜検証をしつつ、今後とも安全・安心なおいしい学校給食の提供に努めてまいりたいと考えております。

 五つ目は、バス路線網再編計画であります。

 本市では、現在、分かりやすく利用しやすい公共交通体系の整備を目的として、バス路線網再編基本計画の策定に向け、長野市交通対策審議会におきまして御協議いただいております。

 本計画では、移動需要や地域の実情に合わせた大型バス等による地域間輸送型路線、地域内循環型路線、乗合タクシー路線等を組み合わせた公共交通機関のネットワーク化を図ることにより、利用しやすい路線の整備を目指しております。

 計画の中では、地域内移動需要の高い地域において地域内を小まめに回る循環コミュニティバス路線を九路線設定しております。これは、小型のバスを使用し生活道路を運行して、基幹バスの停留所や駅、商業施設、病院、公共施設などを経由することにより、生活に密着した利用しやすい移動手段となることを目指しております。

 本年度は、九路線の中からモデル事業として二路線を運行し、導入する小型バスは、お年寄りや子供にも乗りやすく、また、だれもが乗ってみたくなる楽しく夢のあるイメージのバスにしたいと考えております。

 さて、平成十二年度から中心市街地の活性化などを目的として運行しております中心市街地循環バスぐるりん号の昨年度の利用者数が二十四万六千人余りとなりました。三年連続して増加をしております。ぐるりん号の知名度も上がり、地元の皆様や観光客の皆様を初め多くの方々に利用いただいており、今月六日には利用者が百万人に達しました。これからも皆様に親しまれ、利用しやすい運行に心掛けてまいります。

 そのほか、主な動向について申し上げます。

 まず、中心市街地の活性化の推進についてであります。

 もんぜんぷら座は、昨年六月のグランドオープン以来一年が経過し、去る六月六日にはオープン一周年記念として、中心市街地活性化を考えるフォーラムや合唱の発表など、記念イベントが開催されました。この一年間のぷら座内の公共施設の利用者は約二十一万八千人となり、当初の年間十二万人という予想を大幅に上回る結果となっております。また、とまと食品館につきましても、昨年四月から今年五月までの利用者数は約六十八万一千人となり、当初の予想を上回っております。

 もんぜんぷら座の四階以上の未利用階につきましては、活用を検討する委員会から、運営費などを考慮すると最大で五階までの活用が妥当との答申をいただいており、福祉・環境を初め市民要望の高い分野で、NPO等民間団体に運営・管理を委託できる、いわゆる公設・民営による活用方法を検討しております。

 長野銀座A1地区市街地再開発事業は、先月から旧長野そごうビルの解体工事が始まりました。来年一月には新ビルの建設工事に着工し、平成十八年九月ごろの竣工を目指しております。

 なお、本市では、本事業で開設する生涯学習センター内に放送大学サテライトスペースを誘致したいと考えており、先月、同大学本部に設置の要望をしてまいりました。大学側は、採算面で五百人の受講者が必要としておりますが、誘致できれば、単位認定試験や教官が直接指導する面接授業を長野市で受けることが可能となり、本市のみならず東北信地域における受講者の掘り起こしにもつながるとともに、生涯学習の拠点として大きなプラス材料になると考えております。

 また、旧そごう南側では、地権者等の民間事業者による長野銀座D1地区市街地再開発事業が計画されており、周辺の新たな駐車需要や地域を車で訪れる人を受け止めるための立体駐車場等複合施設を銀座A1地区の再開発に併せて、平成十八年度の竣工を見込んで進められております。

 次に、商業環境形成指針についてであります。

 長野オリンピック冬季競技大会の開催を契機に、市内には大型店の出店が続いており、既存店舗の撤退や地域商業の衰退などが懸念されております。本市では、活力とにぎわいのある商業環境の整備促進を目指して、平成十三年に長野市商業振興ビジョンを策定いたしましたが、このビジョンは、本市の商業の方向性を示すにとどまっているため、個々の大型商業施設出店に当たっては、バランスのとれた良好な商業環境を形成するためにも、市街化編入や開発行為の是非等を判断する上でも、新たに具体的な基準となる指針の策定が求められておりました。

 そこで、昨年から、長野市商工業振興審議会内に指針策定作業部会を設置いたしまして、商業環境形成指針の策定準備を進めてまいりましたが、この度、指針の素案について中間協議がなされ、現在、最終案に向けて審議が行われております。

 この指針は、商業環境だけでなく都市計画、居住環境、交通環境など総合的なまちづくりの視点から、市内を地域の環境や特色に応じたエリアごとにバランスのとれた商業集積を導くための明確な基準を設けております。今後は、事業者を初め地域の皆様にお示しし、協力いただくことによって、大型の商業施設の設置に当たっては、施設の適正な誘導や手続の迅速化が図られるものと考えております。

 今後、審議会の審議を経て、地域、関係者の皆様への説明に努め、御理解をいただきながら、本年十月の運用開始を目指してまいりたいと考えております。

 次に、浅川治水対策についてであります。

 県は今年二月に、国が継続扱いとしている従来の計画に基づき河川工事を再開すると方針転換しましたが、私は、河川工事の再開は長い間放置されていた状態よりもわずかではあっても治水安全度が増すものと考えております。県においては、来年度以降につきましても工事を着実に進めるよう格段の努力をお願いしたいと思っております。

 ダムに代わる治水対策につきましては、穴開きダムによる河道内遊水池や檀田地区・田子川合流点付近等に遊水池を設置する案、あるいは飯綱山麓の大池や猫又池等の堤防を強化し、治水に転用する案などが示されております。これらの案には、多くの解決しなければならない問題が含まれておりますが、穴開きダムについては、一定の治水効果があると考えております。ただし、この穴開き構造は土砂の流下を伴うため、上流域に土砂の流出を適正に制御する砂防えん堤等が必要になり、県は本年度、土砂の基本調査や施設配置計画を実施するとしておりますが、平成十七年度からの事業着手に向け、河川の特性をつぶさに調査・研究をしていただき、適正な土砂対策の樹立を願うものであります。

 しかし一方で、国からは河川改修を再開するに当たり、大きな手戻りのない範囲内でという条件が当然のこととはいえ付いているため、県においては、整備計画を八月までに作成し、国の認可を得ることができるのかどうか疑問が残ります。本市としても、早急に整備計画の全体像を示していただき、後世の人々に対しても自信が持てる治水対策を講じ、社会資本の整備を積極的に進めていただくことを県へ強く求めたいと思っております。

 また、以前、地元対策委員会と交わした覚書や協定書等が存在しており、特に、新幹線車両基地建設に関連した地元との確認書につきましては、この地域だけの問題ではなく、長野以北の地域にも深く影響を及ぼす問題であることから、行政の信頼が失われることのないよう早急に解決されることを県に強く要望しております。

 最後に、知事の住所決定について申し上げます。

 知事は昨年九月二十六日、「好きなまちに住民税を納めたい、住民基本台帳法は形がい化してきている」と主張して下伊那郡泰阜村に住民票を移動いたしましたが、その後の知事の生活実態から知事の生活の本拠は長野市にあると判断し、本市は泰阜村と住所認定や個人住民税の課税権、選挙人名簿の登録について照会や協議を重ねてまいりました。しかし、両市村の考えが調わなかったため、本市は三月二十六日、個人住民税や選挙人名簿などの問題を解決するために、知事に田中康夫氏の住所の決定を申し出ましたが、五月二十五日、誠に残念ながら知事は泰阜村に住所を決定いたしました。

 知事は決定に当たり、知事が公正な判断をするために住所認定に関する審査委員会を設置し、委員会の意見に基づいて検討したとしており、決定理由は、本市と泰阜村の双方に生活の本拠としての実態の存在を認めた上で、本人の居住意思が泰阜村にあることを考慮し、判断したとしております。さらに、住所認定に当たり住民の居住意志に反して公権力を行使することについては、特に慎重であるべきとし、あたかも各個人に生活の本拠たる住所を定める権利があるように主張しております。本市は、地方税法や公職選挙法上の住所認定を含めて知事に住所の決定を求めたにもかかわらず、それについては全く触れられておりませんでした。

 住所の決定を求めた期間が、客観的事実より本人意志を尊重し泰阜村ということになると、将来、住民税課税や選挙権など様々な問題を全国の市町村に引き起し、市町村は公平、公正な事務処理や住民サービスを行うことができなくなってしまうとともに、社会全体が混乱してしまいます。私は、今回の知事の決定については、住民基本台帳法、地方税法、公職選挙法といった市町村が行政事務を行う上で遵守しなければならない法律に照らしても疑義があり、不服であります。

 したがいまして、知事の住所の決定を取り消すことと、平成十五年九月二十六日から平成十六年三月二十六日までの田中康夫氏の住所は長野市にあると認めることを求めて提訴したいと考えを固めました。現在、論点整理と訴状の作成に努めておりますが、本定例会中には訴訟の提起についての議案を提出させていただき、議員の皆様の御賛同をいただいた上で長野地方裁判所へ出訴したいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。

 以上、主な動向について申し上げました。

 市町村合併の調印も終わり、いよいよ合併に向けて具体的な作業が始まりますが、私自身、改めて身の引き締まる思いであります。また、合併後の新市を視野に入れ、中山間地の活性化や雇用機会の拡大につながる何らかの新しい政策を講じていく必要性を肌で感じており、市町村合併を今年の最大のテーマとして、全職員一丸となって取り組んでまいる覚悟でございます。

 何とぞ議員各位並びに市民の皆様の御協力とごべんたつをお願い申し上げます。

 本定例会に提出しました案件は、平成十六年度長野市一般会計補正予算など議案二十二件、承認十件、報告十一件であります。

 詳細につきましてては、市川助役から説明申し上げますので、十分な御審議をいただき、御決定いただきますようお願い申し上げます。



○議長(町田伍一郎君) 市川助役

   (助役 市川 衛君 登壇)



◎助役(市川衛君) 本市議会定例会に提出いたしました補正予算並びに条例の改正及びその他の議案について説明を申し上げます。

 初めに、議案第六十五号平成十六年度長野市一般会計補正予算につきまして説明を申し上げます。

 今回の補正予算は、歳入歳出それぞれ八千八百四十八万八千円を追加し、予算総額を歳入歳出それぞれ一千四百三十二億三千八百四十八万八千円とするものでございます。

 以下、その内容につきまして、歳出から説明を申し上げます。

 まず、総務関係では、檀田土地区画整理事業の施行完了を控え、大字檀田の住居表示実施について協議が調ったことから、当該事業に要する経費九百万円を追加するものでございます。

 衛生環境関係では、平成十六年二月に策定した長野市地域省エネルギービジョンの実現に向け、省エネルギー化を効率的に推進させる重点施策の一つであるESCO事業、いわゆる民間事業者による包括的省エネルギーサービス提供事業でございますが、この活用促進を図るため、市有施設への省エネルギー化事業の導入に向けた予備調査を実施し、導入方針や具体的な手法の策定に要する経費九百五十万円を追加するものでございます。なお、この事業は、新エネルギー・産業技術総合開発機構の補助金を受けて実施するものでございます。

 労働関係では、中小企業の雇用の安定と雇用機会の創出を図るため、国から中小企業特別委託事業分として緊急地域雇用創出特別交付金の追加交付を受け、若年者就業実態調査事業ほか二事業において二十五名分の雇用創出を図ることとして、当該事業に要する経費一千二百八十七万四千円を追加するものでございます。

 農林業関係では、農業後継者を育成・確保するとともに、農業の主力的な担い手である女性農業者の活動を支援するため、農業経営と高度な農業技術を習得している経験豊富な農業専門指導員の採用等に要する経費三百六万九千円を追加するものでございます。

 商工観光関係では、若槻小学校六年一組の皆様が発見した山城跡を三登山トレッキングコースの一部に加え、ルートの整備及び案内板設置等に要する経費百万円を追加するものでございます。

 土木関係では、公園や遊園地に設置してある回転遊具の点検結果に基づき、安全性を高めるための改良及び更新に要する経費六百三十万円、また、国の補助採択を受けまして、景観の整備・保全のための善光寺周辺地区街なみ環境整備事業費九百万八千円、松代地区街なみ環境整備事業費三千五百四十五万円を追加するものでございます。

 消防関係では、平成十六年四月一日の消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律施行令の一部を改正する政令の施行に伴い、消防団員等公務災害補償等共済基金掛金が引き上げられたため、これに要する経費二百二十八万七千円を追加するものでございます。

 次に、これらの歳出に要する財源でございますが、国庫支出金一千六百九十五万円、県支出金一千二百八十七万四千円、繰越金四千九百十六万四千円及び諸収入九百五十万円をもって充当するものでございます。

 第二表の債務負担行為補正につきましては、平成十七年度から処理困難物の受入れを更に拡大する予定であり、収集置き場の不足が見込まれるため、資源物ストックヤード建設に係る用地取得事業費一億四千万円、長野市温湯地区温泉利用施設整備・運営PFI事業につきましては、施設建設費と維持管理、運営に係る費用を含む事業期間全体に係る事業費の総額に対し契約を締結するものであり、七月上旬の入札公告前までに債務負担行為の設定が必要となることから、施設整備とその後の運営に係る平成十七年度から平成三十二年度までの総事業費二十七億八千万円の債務負担行為を設定するものでございます。

 また、本市の北部地域に地域住民の皆様が気軽にスポーツに親しみながら交流し、緑の中でレクリエーション活動を通じて憩うことができる(仮称)北部スポーツ・レクリエーションパークの建設に係る用地先行取得事業費八億五千万円の債務負担行為を設定し、追加するものでございます。

 次に、議案第六十六号平成十六年度長野市老人保健医療特別会計補正予算につきましては、平成十五年度において超過交付となった支払基金交付金を返還するため、二千九十一万九千円を追加し、この財源として繰越金をもって充当するものでございます。

 次に、条例につきまして説明を申し上げます。

 議案第六十七号長野市支所設置条例及び長野市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例は、稲田二丁目等の新たな町の区域の画定により、若槻支所の所管区域、給水区域及び排水区域の表示を改めることに伴い改正するものでございます。

 議案第六十八号長野市印鑑条例の一部を改正する条例は、印鑑登録に伴う照会回答方式による本人確認を厳格化することに伴い改正するものでございます。

 議案第六十九号長野市飯綱高原スキー場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例は、スキーリフト使用料について、中高年層の利用者の増員に向け、使用区分のうち六十歳以上のシルバーの区分を五十歳以上のシニアの区分に改めること等に伴い改正するものでございます。

 議案第七十号長野市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例は、長野銀座地区計画地区の区域における建築物に関する制限を定めることに伴い改正するものでございます。

 議案第七十一号長野市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例は、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正に伴い改正するもので、補償基礎額を一部を除き引き下げるものでございます。

 議案第七十二号長野市消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例は、消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律施行令の一部改正に伴い改正するもので、退職報償金の支給額を引き上げるものでございます。

 議案第七十三号長野市火災予防条例の一部を改正する条例は、劇場等における喫煙所の設置の義務付け等を廃止すること及び消防法施行令の一部改正に伴い改正するものでございます。

 次に、議案第七十四号から議案第七十七号までの四件につきましては、長野市、更級郡大岡村、上水内郡豊野町、同郡戸隠村及び同郡鬼無里村の廃置分合にかかわるものでございます。

 その内容は、平成十七年一月一日から大岡村、豊野町、戸隠村及び鬼無里村を廃し、その区域を長野市に編入することを長野県知事に申請すること、また、編入合併に伴う財産処分、議会の議員及び農業委員会の委員に係る経過措置並びに地域審議会の設置に関し、大岡村、豊野町、戸隠村及び鬼無里村と協議の上定めることにつきまして、地方自治法又は市町村に合併の特例に関する法律の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。

 次に、議案第七十八号訴訟の提起につきましては、市営住宅家賃の長期滞納者に対し住宅の明渡し等を求めるための訴えを提起するものでございます。

 次に、議案第七十九号住居表示を実施すべき市街地の区域及び当該区域における住居表示の方法につきましては、現在の大字檀田の一部の区域において住居表示を実施することに伴い、実施すべき市街地の区域及び当該区域における住居表示の方法について、住居表示に関する法律第三条第一項の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。

 次に、議案第八十号市道路線の認定につきましては、新たに二十四路線を認定するものでございます。

 次に、議案第八十一号土地の買入れにつきましては、若穂中央公園整備事業用地を長野市土地開発公社から買い入れるものでございます。

 次に、議案第八十二号から議案第八十五号は、いずれも工事請負契約の締結についてでございます。

 議案第八十二号は、長野市新瀬脇保育園・七二会ふれあい交流ひろば建設建築主体工事施行のため、議案第八十三号は、三本柳小学校校舎・児童センター建設建築主体工事施行のため、議案第八十四号は、清掃センター一号炉、二号炉主要設備オーバーホール他工事施行のため、議案第八十五号は、産学行連携支援施設建設建築主体工事施行のため、それぞれ相手方と工事請負契約の締結につきまして議会の議決をお願いするものでございます。

 議案第八十六号工事委託協定の締結につきましては、信越本線長野・北長野間古野こ線橋補修工事を東日本旅客鉄道株式会社に委託するため、工事委託協定を締結するものでございます。

 以上、補正予算並びに条例の改正及びその他の議案の説明を申し上げました。

 よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。



○議長(町田伍一郎君) 以上で説明を終わります。

 次に、承認第一号から承認第十号まで、専決処分の報告承認を求めることについて、以上十件、一括議題といたします。

 理事者の説明を求めます。

 市川助役

   (助役 市川 衛君 登壇)



◎助役(市川衛君) 承認議案につきまして説明を申し上げます。

 本日提案いたしました承認議案は、地方自治法第百七十九条第一項の規定により専決処分をいたしたもので、同条第三項の規定によりまして議会の承認をお願いするものでございます。

 初めに、承認第一号平成十五年度長野市一般会計補正予算につきまして説明を申し上げます。

 今回の補正予算は、歳入歳出それぞれ十二億四千九百九十七万二千円を減額し、予算総額を歳入歳出それぞれ一千二百八十六億二千五百五十六万六千円としたものでございます。

 以下、その内容につきまして説明を申し上げます。

 まず、歳出におきまして減額補正をいたしました主なものは、医療費の減に伴う老人保健医療特別会計繰出金、事業費の確定に伴うプラスチック製容器処理施設建設事業費及び高機能消防指令・情報システム整備事業費のほか、用地取得費の減に伴う共和小学校建設事業費の減額などでございます。

 また、増額補正をいたしました主なものは、長野駅周辺第二土地区画整理事業用地の再取得費一億二千万円のほか、基金積立金といたしまして、将来の行政需要の増加に対応するための財政調整基金積立金十億四百九十二万円、市債の適正な管理のための減債基金積立金十九億九千五百五十六万二千円の増額などでございます。

 次に、歳入におきましては、市税の最終見込額、利子割交付金、地方消費税交付金及び地方交付税等の確定のほか、事業費の決定に伴い財源の補正をしたものが主なものでございまして、この結果、当初に予定しておりました財政調整基金繰入金及び土地開発基金繰入金を減額いたしたものでございます。

 第二表の繰越明許費補正につきましては、松代東条児童センター移転事業ほか十五事業を追加するとともに、古牧朝陽線改良事業ほか二十八事業を減額し、穂保三才線改良事業ほか二十五事業を増額変更したものでございます。

 第三表の地方債補正につきましては、対象事業費が決定いたしましたので、社会福祉施設整備事業費ほか十四事業につきまして借入限度額を変更したものでございます。

 次に、承認第二号平成十五年度長野市国民健康保険特別会計補正予算は、事業勘定におきまして歳入歳出それぞれ一億五千九百六十六万五千円を減額したものでございます。

 これは、歳出におきましては、老人保健拠出金の確定に伴う減額が主なものでございます。

 歳入におきましては、個人所得の減少等に伴う医療分保険料の減額に加え、老人保健拠出金の減額に伴い国庫支出金を減額したほか、一方で退職被保険者等の保険給付費の増に伴い療養給付費交付金を増額いたしたものが、その主なものでございます。

 次に、承認第三号平成十五年度長野市交通災害等共済事業特別会計補正予算は、歳入歳出それぞれ八百万円を減額したものでございます。

 これは、共済見舞金等の給付件数の減に伴い事業費を減額したとともに、その財源となる繰入金を減額したものが、その主なものでございます。

 次に、承認第四号平成十五年度長野市老人保健医療特別会計補正予算は、歳入歳出それぞれ七億六千九百六十三万一千円を減額したものでございます。

 これは、医療費の減に伴い医療諸費を減額したとともに、その財源となる支払基金交付金、国・県支出金及び一般会計繰入金を減額したほか、国庫支出金の過年度精算金等により諸収入を増額したものが、その主なものでございます。

 次に、承認第五号平成十五年度長野市農業集落排水事業特別会計補正予算は、歳入歳出それぞれ九千七百六十万円を減額したものでございます。

 これは、施設建設費、管理費及び市債借入利率の低下に係る公債費を減額したとともに、その財源となる県支出金、市債及び一般会計繰入金を減額したものが、その主なものでございます。

 第二表の地方債補正につきましては、農業集落排水事業費の決定に伴い借入限度額を変更したものでございます。

 次に、承認第六号平成十五年度長野市スキー場事業特別会計補正予算は、歳入歳出それぞれ二千八十万円を減額したものでございます。

 これは、管理運営委託費等の減に伴いスキー場事業費を減額したとともに、その財源となるリフト使用料が当初見込みを下回ったことにより減額したほか、一般会計繰入金を増額したものが、その主なものでございます。

 承認第七号平成十五年度長野市介護保険特別会計補正予算は、保険事業勘定におきまして、歳入歳出それぞれ三億一千三百万円を減額したものでございます。

 これは、居宅サービスの平均利用額及び施設サービスの入所者数が当初見込みを下回ったため、保険給付費及び事務費を減額したとともに、その財源となる国・県支出金、支払基金交付金及び一般会計繰入金を減額したものが、その主なものでございます。

 承認第八号長野市市税条例の一部を改正する条例につきましては、地方税法の一部改正に伴いまして条例を改正し、本年四月一日から施行するため、専決処分をしたものでございます。

 主な内容は、個人住民税の均等割の税率の引上げ及び均等割及び所得割の非課税限度額の引下げ等でございます。

 次に、承認第九号長野市立学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例につきましては、長野県学校職員の給与に準じて条例を改正し、本年四月一日から施行するため、専決処分をしたものでございます。

 主な内容は、学校職員給料表の全給料月額の引下げ及び配偶者に係る扶養手当の支給月額の引下げ等でございます。

 次に、承認第十号学校事故による損害賠償額につきましては、篠ノ井西中学校における理科授業での燃焼実験で発生した、生徒の火傷事故に係る損害賠償額につきまして当事者間で協議を重ねてまいりました結果、三百十一万九千六百九十一円で示談が成立したものでございます。

 以上、承認議案の説明を申し上げました。

 何とぞ御承認のほどをお願い申し上げます。



○議長(町田伍一郎君) 以上で説明を終わります。

 次に、承認第一号から承認第十号まで、以上十件、本件に関して質疑を行います。

 質疑は一括質疑、一括答弁の方法でお願いいたします。

   (「進行」と呼ぶ者あり)



○議長(町田伍一郎君) 質疑なしと認めます。

 お諮りいたします。本件に関しては、委員会付託を省略し、直ちに採決に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(町田伍一郎君) 異議なしと認めます。

 よって、直ちに採決に入ります。

 採決を行います。

 承認第一号から承認第十号まで、専決処分の報告承認を求めることについて、以上十件、原案のとおり承認することに賛成の諸君の挙手を求めます。

   (賛成者挙手)



○議長(町田伍一郎君) 全員賛成と認めます。

 よって、原案のとおり承認することに決しました。

 次に、報告第四号から報告第十四号まで、以上十一件、一括理事者から報告を求めます。

 市川助役

   (助役 市川 衛君 登壇)



◎助役(市川衛君) 報告案件につきまして説明を申し上げます。

 初めに、報告第四号及び報告第五号の二件は、地方自治法施行令第百四十六条第一項の規定によりまして、予算を翌年度に繰越しして使用するもので、同条第二項の規定により報告を申し上げるものでございます。

 まず、報告第四号平成十五年度長野市一般会計予算繰越明許費繰越計算書につきましては、松代東条児童センター移転事業ほか九十五事業に係る予算を翌年度に繰越しして使用するものでございます。

 次に、報告第五号平成十五年度長野市農業集落排水事業特別会計予算繰越明許費繰越計算書につきましては、山布施地区管路施設建設事業に係る予算を翌年度に繰越しして使用するものでございます。

 次に、報告第六号平成十五年度長野市水道事業会計予算繰越計算書及び報告第七号平成十五年度長野市下水道事業会計予算繰越計算書の二件につきましては、地方公営企業法第二十六条第一項の規定によりまして、送配水管布設工事及び下水道管布設工事に係る予算を翌年度に繰越しして使用するもので、同条第三項の規定によりまして報告を申し上げるものでございます。

 報告第八号及び報告第九号の二件は、いずれも市長専決処分指定の件第四の規定により専決処分をいたしましたので、報告を申し上げるものでございます。

 報告第八号第二学校給食センターの機械設備運転による農作物の損害賠償額につきましては、ボイラー棟から排出された高温の排水及び蒸気の影響により、ブドウ栽培に及ぼした損害に係る賠償額につきまして示談が成立いたしたものでございます。

 報告第九号学校事故による損害賠償額につきましては、若穂中学校におけるサッカーのクラスマッチで発生した、生徒の前歯破損事故に係る損害賠償額につきまして示談が成立したものでございます。

 報告第十号から報告第十四号までの五件は、いずれも長野市が一定割合以上出資している法人の経営状況につきまして、地方自治法第二百四十三条の三第二項の規定により報告を申し上げるものでございます。

 まず、報告第十号財団法人ながの観光コンベンションビューローの経営状況の報告につきまして説明を申し上げます。

 平成十五年度の事業のうち特別会計に係る施設管理及び運営に関する事業実績といたしまして、若里多目的スポーツアリーナ−−ビッグハットの稼働率は約五十七%で、前年よりやや上回り、入場者は約二十九万人を数えました。また、若里市民文化ホールの利用状況は、前年とほぼ横ばいで、入場者は約十二万人、会議室の利用は好調で、稼働率が約九十七%となったものでございます。ビッグハットは、冬期の四か月間アイスリンクを設置し、国際大会を初め各種競技大会の開催並びに地元クラブチーム等の練習などに十分活用されました。

 この結果、平成十五年度の決算につきましては、収入合計一億七千七百六十六万四千六百三円、支出合計一億七千七百三十七万二千六百円、次期繰越収支差額二十九万二千三円となったものでございます。

 また、昨年十二月に立ち上げましたフィルムコミッション事業の成果として、アイスホッケーをテーマにしたテレビドラマの制作がビッグハットで行われ、一千二百万円余の使用料収入となりました。

 次に、平成十六年度の事業計画及び予算につきましては、一般会計において、コンベンション事業費として四千八百七十三万七千円、観光振興事業費として四千百五十五万六千円を計上し、施設管理運営事業では、ビッグハット及び若里ホールの一層の有効活用と適切な管理に努めることで、収入、支出とも一億八千四百十四万三千円の予算を計上したものでございます。

 次に、報告第十一号社団法人長野市開発公社の経営状況の報告につきまして説明を申し上げます。

 初めに、平成十五年度の事業実績といたしましては、一般会計では長野市から受託した施設の運営管理事業及び宿泊事業を行い、付帯会計ではスポーツレクリエーション施設の運営、食堂・売店の経営、駐車場事業を行い、特別会計では霊園事業を行ったものでございます。

 この結果、平成十五年度の決算につきましては、一般会計、付帯会計及び霊園特別会計を合わせました当期の正味財産増加額−−純利益は二千六百九万六千七十七円となりました。収支計算書では、収入総額十八億六千五百十九万九千八百八十八円、支出総額二十一億九千十六万三千五百四十一円となり、三億二千四百九十六万三千六百五十三円の支出増となっておりますが、これは、国債購入二億円及び退職給付引当預金の口座開設一億六千百万円を流動資産から固定資産に資金移動したことによるものでございます。

 次に、平成十六年度の事業計画及び予算につきましては、平成十五年度に行いました各事業を継続して行うものでありまして、収入合計を十七億九千四百九十一万八千円、支出合計を十七億四千六百八十四万六千円、収支差額四千八百七万二千円と見込みました。

 次に、報告第十二号財団法人長野市保健医療公社の経営状況の報告につきましては、公社事業のうち病院会計に係る長野市民病院の管理運営事業について説明を申し上げます。

 初めに、平成十五年度の実績といたしましては、接遇研修の実施など利用者にとって好感の持てる医療サービスの提供を図ったほか、患者の安全を大前提に、クリニカルパスの推進、検査機器等設備の有効利用など効率的な病院経営に努めたことにより、病床利用率は過去最高の九十八・六%となり、入院患者一日平均二百九十六人、外来患者一日平均八百八十四人の利用がありました。

 この結果、平成十五年度の決算につきましては、事業収益、事業費用ともに六十二億八千六百二十三万八千十七円となったものでございます。

 次に、平成十六年度の事業計画及び予算につきましては、節目となる開院十年目を迎え、地域住民の皆様の信頼と期待になお一層こたえるため、医療機関等との機能分担に配慮し、円滑な連携を図りながら、地域医療水準の維持向上に寄与してまいります。

 さらに、更新された新医療情報システムや医療機器などの病院資源を最大限に活用し、高度で最先端の医療を行う地域の中核病院としての使命を果たすべく、入院患者一日平均二百九十一人、外来患者一日平均八百五十人を見込みまして、事業収益、事業費用ともに六十五億三千三百万円の予算を計上したものでございます。

 次に、報告第十三号財団法人長野市体育協会の経営状況の報告につきまして説明を申し上げます。

 初めに、平成十五年度の実績につきましては、スポーツ振興事業として各種大会やスポーツ教室の開催に対する補助や、競技力向上事業として選手・役員の育成強化に対する補助、また、青少年の健全育成のためにスポーツ少年団育成の各種事業を実施してまいりました。

 その結果、平成十五年度の決算につきましては、一般会計では、収入合計五千四百十六万七千四百五十三円、支出合計四千四百五十五万二千百七十八円、次期繰越収支差額九百六十一万五千二百七十五円となったものでございます。

 また、長野市の体育施設の管理運営を受託するための施設管理特別会計の決算につきましては、収入、支出とも四億七千五百八十四万二千四百九十二円となったものでございます。

 次に、平成十六年度の事業計画及び予算につきましては、賛助会費等の自主財源の確保に努めるとともに、経費の節減、効率的な経営を確保しつつ、一般会計では、収入、支出とも五千三百五十六万六千円の予算を計上したものでございます。

 また、長野市の体育施設の管理運営を受託するための特別会計は、更に市民の皆様に親しまれ、利用しやすい施設を目指し、収入、支出とも四億六千三百六十四万四千円の予算を計上いたしたものでございます。

 次に、報告第十四号平成十五年度長野市土地開発公社の経営状況の報告につきまして説明を申し上げます。

 本公社は、本市の策定いたします計画に基づきまして、学校、公園、道路、社会福祉等、市民生活に必要な公共事業用地等の先行取得及び土地造成事業等を行っております。

 初めに、用地買収でございますが、公有地取得事業として、都市計画道路の栗田安茂里線を初め、東部幹線、五明方田線、共和小学校移転、若穂中央公園、更北公民館小島田分館用地等七万六千五百九十八・〇三平方メートル、土地造成事業として、公共用地代替地一千三百三十九・一〇平方メートル、合わせまして七万七千九百三十七・一三平方メートル、金額にいたしまして二十九億二千六百一万一千四百二十円の買収を行ったものでございます。

 次に、用地売却につきましては、公有地取得事業として都市計画道路の長野大通りを初め、五明方田線、古牧朝陽線、共和小学校移転、長野駅周辺第二土地区画整理用地、文化コンベンション施設駐車場用地等五万三百四十六・九五平方メートル、土地造成事業として丹波島二丁目住宅地、篠ノ井二ツ柳住宅地、石渡字二反田住宅地等三千三百二十五・一一平方メートル、合わせまして五万三千六百七十二・〇六平方メートル、金額にいたしまして三十四億七千四百二十九万二百八十五円の売却を行ったものでございます。

 また、あっせん等事業につきましては、都市計画道路の千才町通りを初め、東福寺稲里線、若穂中央公園、長沼地区桜づつみモデル事業用地等一万三千二百九・二六平方メートル、金額にいたしまして二億一千四百三十七万四千三百六十七円のあっせん買収を行ったものでございます。

 経営成績につきましては、経常損失六百八万五千五百円を計上いたしました。

 また、地価下落による保有土地の評価損六千七百三十万円が生じたため、特別損失として会計処理し、当期純損失は七千三百三十八万五千五百円となったものでございます。

 以上で、報告案件の説明を終わります。



○議長(町田伍一郎君) 以上、報告のとおりであります。

 次に、議会第七号常任委員会委員の所属変更についてを議題といたします。

 議長の手元に、総務委員会委員の滝沢勇助君から、建設企業委員会に所属を変更されたい旨の申出があります。

 議員各位にお諮りいたします。滝沢勇助君の申出のとおり、委員会の所属を変更することに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(町田伍一郎君) 異議なしと認めます。

 よって、滝沢勇助君が建設企業委員会に所属を変更することに決しました。

 以上で本日の日程は全部終了いたしました。

 明十六日及び十七日の二日間は、議案調査のため休会とし、次の本会議は十八日午前十時から開き、市行政事務一般に関する質問を行います。

 本日はこれにて散会いたします。

   午前十一時四十分 散会