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長野県 長野市

平成 4年 12月 定例会 12月15日−04号




平成 4年 12月 定例会 − 12月15日−04号







平成 4年 12月 定例会



平成四年十二月十五日(火曜日)

 出席議員(四十二名)

  第一番      滝沢勇助君      第二十四番    原田誠之君

  第二番      田中健君       第二十五番    宮崎利幸君

  第三番      三井経光君      第二十六番    伊藤邦広君

  第四番      根岸元宏君      第二十七番    市川昇君

  第五番      平瀬忠義君      第二十八番    伝田勝久君

  第六番      小山岑晴君      第二十九番    甲田孝雄君

  第七番      山本和男君      第三十番     近藤秀勝君

  第八番      若林佐一郎君     第三十一番    越野要君

  第九番      青木誠君       第三十二番    加藤一雄君

  第十番      金井六郎君      第三十三番    村田武君

  第十一番     酒井美明君      第三十四番    小山章夫君

  第十二番     鈴木清君       第三十五番    今井寿一郎君

  第十三番     北野隆雅君      第三十六番    高川秀雄君

  第十四番     町田伍一郎君     第三十七番    入山路子君

  第十五番     轟正満君       第三十八番    堀井佑二君

  第十七番     伊藤治通君      第三十九番    大井友夫君

  第十九番     小池例君       第四十番     竹内久幸君

  第二十番     藤沢敏明君      第四十一番    内山国男君

  第二十一番    笠原十兵衛君     第四十二番    和田伴義君

  第二十二番    戸谷春実君      第四十三番    宮崎一君

  第二十三番    野々村博美君     第四十四番    松木茂盛君



 欠席議員(なし)



 欠員(二名)

  第十六番   第十八番



 説明のため会議に出席した理事者

  市長       塚田佐君       環境部長     北村俊美君

  助役       山岸勲君       農林部長     新井誠君

  収入役      久保田隆次君     商工部長     寺沢和男君

  教育長      奥村秀雄君      建設部長     宮沢信雄君

  公営企業管理者  内田将夫君      都市開発部長   宮沢実君

  建設部建設技監             オリンピック   山口純一君

  監査委員     宮嵜嘉津夫君     局長

  兼都市開発部              職員研修所長   伊原教昭君

  建設技監兼    高野義武君      市街地整備    北島良一君

  総務部長     増田禮三君      事務局長

  オリンピック局             水道部長     徳武久央君

  建設技監                下水道部長    長田威君

  企画調整部長   徳永治雄君      消防局長     楠正勅君

  財政部長     尾畑敏隆君      教育次長     小林丈志君

  生活部長     小島武彦君      教育次長     滝澤忠男君

  福祉部長     藤本廣美君



 職務のため会議に出席した事務局職員

  事務局長     吉沢隆幸君      主事       小川一彦君

  事務局次長    高橋進君       主事       野中敬一君

  兼総務課長               総務課長補佐   荒井芳明君

  議事課長     江守毅行君      調査係長     伝田彰雄君

  議事課主幹    鈴木隆利君      主査       久保田高文君

  兼課長補佐               主事       桜井篤君

  議事係長     北原昇君



      議事日程

一 一般質問(個人)



   午前 十時 二分 開議



○議長(高川秀雄君) ただ今のところ、本日の出席議員数は三十七名であります。よって、会議の定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 昨日に引き続き、市行政事務一般に関する質問を継続いたします。

 発言の通告がありますので、順次質問を許します。

 二十番藤沢敏明君

   (二十番 藤沢敏明君 登壇)



◆二十番(藤沢敏明君) 二十番藤沢敏明でございます。

 市行政事務一般について質問をいたします。市長並びに理事者各位の簡明な御答弁をいただきたいと存じます。

 初めに、長野市民の国際化への意識の高揚について質問をいたします。

 我が国の国際社会への様々な面での対応が論議されて久しいところであります。そのような現状の中で、国際社会での日本の評価は「まだし」の状況であります。

 個人の生活を尊重した異質性の強い諸外国に対し、等質社会で成り立っている我が国は、国際性を身に付け実践するのがなかなか難しい社会であると、今さらながら強く感じるところであります。

 しかしながら、一方では地方、地域での国際化への取組が真剣に行われており、国際化問題で揺れる日本も地方を通じて真の国際化へ向かって一歩ずつ前進しているのではないかと感じるところであります。

 さて、我が長野市は、オリンピック冬季大会決定に伴い、二つの大きな課題を抱えたと思っております。一つには、インフラストラクチャーの整備、充実であります。二つには、国際都市を目指すことであります。

 インフラの整備、充実につきましては、用地の解決という困難性はあるものの、国・県の様々な公共事業が導入され、着実に前進しているところであり、高く評価するところであります。

 しかし、国際性を体得し、外国の人々と心の触れ合いができる市民はと考えますと、島国の中の山国の長野という閉鎖性の強い社会で育まれた我々には、最も苦手である難題を抱えたと言わざるを得ないところであります。

 オリンピックの成功のためには、市民、県民の国際性を少しでも高める必要があることは言をまたないところであり、現在民間ボランティア団体であるWAMのアジア近隣諸国の子供たちを招いて、日本の一般的な家庭生活とウインタースポーツを体験してもらうとともに、子供たちから逆に外国の人々の考え方、風習を学ぶというすばらしい運動があるものの、市民全体の国際化への取組はなかなか難しい状況にあります。

 さらに、先般ボランティアの会議が開催されたようでありますけれども、さきにオリンピックを開催したアルベールビルでは、サラリーマンの人々が会社から休暇を取ってボランティアに参加するほか、離職してボランティアに参加した人もいたとのことでありますが、長野のボランティアは、そのような気概を持ったボランティアの人々の参加が得れるのか大変心配であります。

 信州人は自然を愛し、隣人を思いやる心に厚い県民であるといわれております。この信州人の心をボランティアとホスピタリティーの精神として、市民に根づくことが必要であります。

 世界の人々を優しく温かく迎えるために、どのように市民の国際化への意識を高揚していくのかお尋ねをいたします。

 次に、大型施設建設に伴う検査体制についてお尋ねをいたします。

 去る十二月三日、市民病院の起工式が行われました。また、本定例議会にはオリンピック施設の補正予算が計上されております。冬季五輪を五年後に控え今後本市は大型施設が毎年建設されるところであります。

 このような状況下を考えますとき、従来ややもすると安かろう悪かろうとの批判を受けた工事もあった中で、古くなっても市民に愛され誇れる市民の財産としての施設建設を推進してほしいところであります。

 過日、金沢市を訪れる機会がありお聞きしてきたところでありますが、金沢市では市長部局の検査室での施工検査のほか、監査に当たり金沢工業大学の土木、建築の教授を各一人嘱託の監査補助員として依頼し、土木、建築のチェックを行い、大きな成果を上げているとのことであります。

 本市としても、監査という立場で実施するかは別にして、外部のチェックマンによる検査体制を作るべきと考えますが、このことについてどのように考えられますか、お尋ねをいたします。

 次に、市職員の週休二日制の実施についてお尋ねをいたします。

 去る十一月十二日の信毎紙上に、市職員の週休二日制の実施のめどが全く立たないとの報道がなされました。県下市町村で週休二日制導入の条例が議会に提出するめどが立たないのは本市だけとのことであります。その原因は、労働基準法に抵触するということで、九〇年に自由な休憩時間を三十分から四十五分に延長することにより、終業時間が十七時十五分になったところでありますが、現実には今日まで実施が見送りになっており、市職労の主張は週休二日制の実施と同時に、終業時間を十七時としたいとのようでありますが、これは逆に法に定めた公務員の勤務時間を下回るため適当でないとのことであります。

 このような論議を継続しておりますと、週休二日制の実施は不可能と言っても過言でないと思いますが、市職員の現状の勤務状態はオリンピックの対応を初め、今後ますます厳しさを増す状況にあり、週休二日制によりゆとりの確保というよりも、逆にメンタルヘルスの面から、更に問題になってくるのではないかと大変心配されるところであります。職員の勤務状態を考え、この問題について今日までどのように対応してきたのか、また今後の見通しについてお尋ねをいたします。

 次に、電気自動車の導入について質問をいたします。

 電気自動車につきましては、一回の充電による走行距離が短いとの不安感と、価格が高いとの理由から、その普及が遅れていたところでありますが、地球環境汚染の元凶である自動車の排ガス対策として、電気自動車への期待が強まってきていると同時に、昨年から国が三分の一補助、限度額六十六万円の制度を作り、地方公共団体の窒素酸化物による大気汚染防止への努力を求めたことから、急激に普及しているとのことであります。

 本市としても、環境への配慮に併せ、公害パトロール車等として導入したらと考えるところでありますが、御所見をお伺いいたします。

 次に、県管理の一級河川の準用河川ヘの移行についてお尋ねをいたします。

 一級河川、あるいは二級河川、準用河川等々の区分については、管理者がそれぞれ異るものの、河川の延長、河川幅等による区別でないことから、小河川でも一級河川として厳しい法規制を受けているのが実態であります。

 特に近年、河川管理道路について、道路幅が五メートルあっても道路として認定しないため、舗装はもとよりガードレール等の安全対策も取れない状況であります。交通渋滞の緩和、あるいは管理道路に面した土地の有効利用を図るために、管理道路を市道に認定していただきたいと考えるところでありますが、そのためには、県管理の一級河川を準用河川として市の管理にする必要がありますので、県に強く働き掛けてほしいと思うところであり、このことについて御所見をお尋ねしたいと思います。

 次に、昭和の森公園の完成見込みについてお尋ねいたします。

 昭和の森公園につきましては、当初の予定では本年までに花と木の広場、林間ゾーン、テニスコート、子供の遊び場、自然生態観察ゾーンが完成の予定となっておりましたが、その進ちょく状況についてお尋ねをいたします。

 また、この公園にできましたゲートボール場について、仮設的なものでも良いと考えますが、冬期間も使用できるよう検討していただきたいと考えるところでありますが、併せてお尋ねをいたします。

 次に、稲田徳間区画整理地域への下水道の供用開始の時期についてお尋ねをいたします。

 この区画整理の地域は、事業の一環として自力で下水道管の布設を行い、一日も早い供用開始を待っているところであります。

 特に、保留地の処分が始まり、家屋の建設が始まった現在では、下水道の供用開始が強く要請されているところであります。下水道の使用が可能な時期を明確にすることにより、家屋建設の際の二重投資が避けられることもありお尋ねをいたします。

 以上で私の質問を終わります。



○議長(高川秀雄君) 市長塚田君

   (市長 塚田佐君 登壇)



◎市長(塚田佐君) 藤沢議員の御質問に御答弁申し上げます。

 国際化への市民意識の高揚について、御意見のとおりだと私も思っておりまして、是非国際化を推進していきたい。信州は山国でございますけれども、戦前は生糸の産業を通じて信州人の目は世界に向いておったと私は考えておりますし、また戦後は半導体の先端技術産業を中心にした産業が盛んになりまして世界に向いておったと、こう思いますが、今世界最大のスポーツと平和と友好の祭典、オリンピック開催都市として世界に目は向いておると、このように考えておるわけでございますが、これからは世界が一つ、世界は狭くなると、地球は一つという考え方で市民の皆さん一人一人が国際理解を深めることが必要であろうと、それが二十一世紀に国際化時代にふさわしい生き方につながると、こう考えておりまして、世界には様々な価値観、文化、それから行動様式、生活があるわけでございますが、それぞれの国々のその立場を理解しながら、相互理解を進めるということが非常に大切になってくると、このように考えております。

 一つは、国際理解を進める機会を拡充していきたいということでございまして、長野市においては姉妹都市クリアウォーター市、友好都市石家庄市とは非常に自主的な市民レベルの交流が深まっております。世界各都市との、そのような交流を進めていきたい。

 また、オリンピック開催都市としてオリンピック開催都市との交流も深めていきたい。都市交流や文化、スポーツの交流を進めていきたい。このごろ卓球の大会を通じて、世界の平和にも貢献したと、このように思っている次第でございます。

 二つ目は、ホームスティなどの受入先の体制を整備していきたい。海外から来られる皆さんに日本の家庭の体験をしていただく中で、家族レベルの交流を深めていく必要があると、このように考えておりまして、長野市では国際室でホームスティやホームビジットのマニュアルを作成をしていきたい、そしてその参考にしてもらいたい。

 御指摘のように、民間の団体で大変積極的に海外からの受入れをしておりまして、WAMの会では三回にわたりまして東南アジアやアフリカなどの青少年をスキー、スケートを初めて体験したと、こういう青年が多かったのですが、非常に好評でございます。

 また、カリフォルニア大学生を毎年受入れて三回になりますし、留学生のフォーラムも開催したということで、こういう民間のいろんな活動も支援していきたいと、こう思っております。

 それから、三つ目は国際感覚を備えた人づくりをしていく必要があると。最近オリンピック開催が決まり国際化が進む中で、英語など外国語に対する学習をしたいという意欲が盛んになってまいりまして、オリンピックセンターを中心に、成人学校、公民館などで外国語の研修の場が増えておりますが、国際理解の学習の場を増やしていきたい、外国語の学習の場を増やしていきたいと、このように考えております。

 なお、オリンピックの際のボランティアのお話もございましたが、このごろ八月から九月に募集した中では千三百人の皆さんに御登録いただいておりますが、将来一万人目標に進めていくんですが、今後一万人ぐらいのボランティアの皆さんに御活躍いただくには、どうしても企業の御理解が必要だと、御提案のとおりでございまして、オリンピックの協力会や商工会議所など、経済団体にもお願いいたしまして、企業の御理解を深めていただくようにしていきたいと。企業が有給でボランティア休暇などの制度を、最近大企業を中心にこういう制度が創設されてきておりますが、是非長野市、長野県内の企業にもボランティア有給休暇制度を取り入れていただいて、積極的に世界の皆さんをお迎えする長野のオリンピックの際は、そういう制度の中で御活躍いただきたいと、このような協力のお願いもしてまいりたいと考えておる次第でございます。

 長野市では、これらの国際交流を進め、市民意識の高揚につながる事業を進めていきたいということで、もう民間の皆さんお二人から千三百万円の御寄附をいただいて、是非国際交流につなげていただきたいと、オリンピックを成功させていただきたいということで、その基金を基に(仮称)国際交流基金を創設したいということで今検討を開始しておる次第でございます。

 市民の皆さんお一人お一人の意識の高揚を図り、そしてオリンピックを成功させ、二十一世紀の国際化にふさわしい市民意識の高揚を図ることが国際社会、また長野市民としての誇りにつながると、そういう意識高揚の国際化への事業を進めてまいりたいと、このように考えております。

 電気自動車の購入についてお答え申し上げますが、最近各自動車メーカーは、大気汚染防止のために低公害車の開発が非常に熱心になっておりまして、いろいろ研究を進めておりますが、電気自動車につきましても、これは排気ガスが出ないので窒素酸化物がないと、こういうことでございますし、騒音や振動が少ない。オイル交換などが要らないということでございます。ただ走行距離が百キロぐらい、百三十キロぐらいですか、充電が八時間ぐらいかかると、こういうことでございますけれども、だんだん価格も安くなってきておりますし、性能も高まってきております。

 環境庁では、お話のように公害監視調査等の補助金制度で、公害パトロール車など導入の場合には補助制度がありますので、是非長野市もこの補助制度を取り入れる中で、この公害パトロール車などに国庫補助で、平成五年度の予算の中に計上して購入したいと思っておりまして、このごろ、今年の長野市の防災訓練で私も本部長の立場で出まして、防災訓練に臨んだわけですが、そのときこの電気自動車が走っておりまして、私も防災訓練のときに乗せてもらいまして、体験してみまして、大変振動や騒音が少ないと、なかなかうまく動くこともわかりましたので、これは財政部長も乗って体験しているから、予算計上は間違いないと、こう思っておりますが、こういうことで、公害パトロール車などの導入で、市民の皆さんにPRや関心を高めてもらうことにしていきたいと、そういうことで一台そろそろ購入していいのではないかと、こう思っている次第であります。

 以上でございます。



○議長(高川秀雄君) 助役山岸君

   (助役 山岸勲君 登壇)



◎助役(山岸勲君) 大型施設建設に伴う検査体制につきまして、私からお答え申し上げます。

 議員さんには、金沢市の例等挙げられまして、外部のチェックマンによる検査もどうかというお尋ねでございます。

 まず、市の中におきましては、監査委員さんの監査があるわけでございますけれども、この監査委員さんの方の体制につきましては、監査委員さんともよく相談をいたしまして、またほかの都市等も調査をいたしまして、それらの状況を調査して研究をしてまいりたいと考えております。

 それから、市の内部の組織におきます検査機能でございますけれども、これは事業の適正な執行のために建設事業の使用、設計の作成、それと工事の監督と事業、これを事業担当課で行っているわけでございます。

 そのほかに、発注契約につきましては、別にまた契約課がございましてここで行うと、それから研修、検査につきましては、検査課がありまして、ここで行うということで、そういうふうに、いわば三権分立のような形で機能を分担分割してチェック機能をさせているわけでございます。

 さて、検査課における検査でございますけれども、土木、建築、設備等、工事部門別に専門の担当者が入念に検査をしております。ことに大型事業につきましては、中間で出来高検査等の中間検査も行い、チェックの万全を期している次第でございます。

 今後、大型事業が発注され、特殊で特に専門知識や判断が必要となった場合に、その時点でいろいろ検討してまいりたいというふうに考えております。

 さらに、大型施設の建設によります事業量が増大してまいりますので、検査機能、これを一層充実する、検査課の職員の資質も高める。そういったことで強化して適正な検査業務を推進してまいりたいと、こんなふうに考えている次第でございます。



○議長(高川秀雄君) 総務部長増田君

   (総務部長 増田禮三君 登壇)



◎総務部長(増田禮三君) 市職員の週休二日制につきまして、お答え申し上げます。

 平成三年の八月でございますが、人事院は民間における週休二日制の普及状況を踏まえまして、平成四年度中に完全週休二日制に移行すべきであるという内容の勧告を内閣、国会に対して出されております。これは、国及び地方公共団体が一体となりまして労働時間の短縮を図り、ゆとりある国民生活を推進するということを目的にしております。

 これを受けまして、国では平成四年五月に、それから県では平成四年八月に導入しまして、県内百二十一市町村では八十三市町村、約六九%でございますが、本年度中に移行の予定であるというふうに把握しております。

 さて、自治省ではこの完全週休二日制の移行に合わせまして、勤務時間等が適正を欠く市町村にあっては、国及び他の地方公共団体の権衡を失しないよう、適正化を図るよう指導しております。これは全国の自治体の約三割が休憩時間を、いわゆる三十分に設定しておりまして、労基法に定めるところの四十五分に抵触するということでございます。この是正を図るべきであるということでございます。

 本市におきましては、平成二年の五月から現在実施している閉庁方式によります四週六休制を実施しておりますが、その際、休憩時間の取り方について正規の勤務時間に改正しておりますが、その経過措置として従前の勤務時間を運用しているところでございます。

 また、県内十七市でございますが、長野市と同ケースと申しますか、そういう市が七市ございまして、そのうち五市につきましては、この勤務時間を是正し年内実施の予定であるというふうに聞いております。

 このようなことから、完全週休二日制はその市民サービスにもやはりかかわりがございます。正すべきものは正して、市民の皆様が納得いく形でもって実施してまいりたいというふうに考えております。

 職員労働組合と何回かにわたって話合いをしておりますが、その糸口が出つつあるというふうに私は感じております。でき得れば、三月の定例市議会に条例案を提出できるよう最大の努力をいたしたいと、このように思っております。

 よろしくお願いします。



○議長(高川秀雄君) 建設部長宮沢君

   (建設部長 宮沢信雄君 登壇)



◎建設部長(宮沢信雄君) 私からは、県管理の一級河川の準用河川への移行という御質問についてお答えを申し上げたいと思います。

 ご存じのように、一級河川の指定につきましては、河川法第四条に規定されておりまして、この指定に当たりましては、国土の保全上、また経済上の面、あるいは市民の生活の面等々から見まして、特に重要な水系で河川審議会及び知事の意見を聞いた上、政令で指定した河川について関係行政機関の長に協議するとともに、県議会の議決の上、建設大臣が指定するという大変難しいことになっておる次第でございます。

 お尋ねの一級河川より市の管理する準用河川への移行をということでございますが、手順といたしましては、まず一級河川を廃止し、その後準用河川の指定となるという、そういうことでございますが、先ほど申し上げましたように、一級河川を廃止することは指定の逆の手順を経ていかなければいけないという非常に難しいことでございます。

 ただ、廃止ができないかというとそうではございません。廃止する理由といたしましては、バイパス河川等が出来たために現況の河川の機能がもう不要になったというような場合等が考えられるわけでございますが、一般的には、先ほど申し上げましたように、廃止は非常に困難でございます。

 なお、長野市には県管理の一級河川、岡田川等二十の河川がございます。この改修費でございますが、本年度当初予算でおおよそ二十九億円の投資がなされておるということでございまして、仮に市が管理した場合、この財政負担は相当な金額になるということが予想される次第でございます。

 現状では、管理道路の市道ヘの認定につきましては県の基準が適合する場合、市道として認定することが可能でございます。しかしながら、基準は大変厳しいわけでございまして、市道に認定することができる管理道路はごく少数だということでございます。

 したがいまして、今後、県が施行する河川改修等につきましては、事前に市並びに地元の皆さん方と協議する中で、市道として認定していただけるような幅員の確保について、地元の皆様方と協議する中で市といたしましても前向きに対応してまいりたいというふうに考えておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(高川秀雄君) 都市開発部長宮沢君

   (都市開発部長 宮沢実君 登壇)



◎都市開発部長(宮沢実君) 昭和の森公園の完成見込みについて申し上げます。

 この昭和の森公園につきましては、若槻の松寿荘、東長野病院付近一帯に計画いたした総合公園でございまして、全体面積は十三・六ヘクタールということでございます。

 当時、昭和六十二年から事業を始めてございますが、昭和天皇御在位六十周年記念事業として、国庫補助採択を受け事業を継続して行っているものでございまして、公園の特色といたしましては、市民がいつでも気軽に健康運動を楽しめるようにということで、健康運動公園ということで整備をいたしております。

 用地につきましては、この議会にも用地取得の議案をお願いいたしてございますが、おかげさまをもちまして、大変地元の御協力をいただきまして、本年度末で九十九%強の取得が終わる見込みでございまして、平成五年度には買収を完了いたしたいということで進めております。

 施設の方でございますけれども、本年度末までには南側のブロックの健康運動のための多目的体育館でございますフィットネスセンター、あるいは芝生広場、駐車場等整備を終わっておりまして、南と北をつなぐ松寿荘前の花と木の広場、それからゲートボールコート二面等が北側部分にかけて完成をいたしております。残っておりますのは、松寿荘北側の多目的広場、テニスコート、駐車場、さらにその北側の自然林を生かした自然生態観察ゾーン等でございますが、平成五年度にはこの多目的広場、テニスコート等を完成させ、引き続き継続いたしまして、自然生態観察ゾーンを整備いたしまして、当初より若干遅れてございますけれども、平成七年度を目標に整備を完了いたしたいと考えておるところでございます。

 それから、ゲートボールコートについて仮設的な屋根をというような御提案でございますけれども、ゲートボールコートにつきましては、ただ今申し上げましたとおり、既に二面の整備を行ってお使いをいただいておるわけでございますが、屋根を建てるためには、その整備した周辺を含めまして柱を建てるために再整備が必要になるというふうに考えておりますが、国庫補助事業で行っておりますが、会計検査等がまだ完了しておらないために、現時点で直ちにということは大変難しゅうございますけれども、将来的に屋根をかけることについては検討してまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(高川秀雄君) 下水道部長長田君

   (下水道部長 長田威君 登壇)



◎下水道部長(長田威君) 稲田徳間区画整理区域への下水道布設の見込みについてお答えを申し上げます。

 稲田徳間区画整理地域は、千曲川流域下水道の下流処理区に入っているわけでございます。この地域への接続は若槻一号幹線、これは市道穂保三才線、アップルラインから穂保地籍から身体障害者福祉センターを経て浅川を横断して長野平、長沼幹線の交差部まで平成四年度において実施をしているところでございます。

 なお、総合経済対策の補正によりまして、本年度この長野平の幹線排水路に沿って上駒沢、法林寺近くまで施行を予定しているところでございます。

 御質問の区画整理地域までは、かなり延長があるわけでございますけれども、平成五年度、六年度と計画的に施行をしまして、平成六年秋までには供用できますよう進めてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○議長(高川秀雄君) 二十番藤沢君



◆二十番(藤沢敏明君) それぞれお答えをいただきましてありがとうございました。

 市長さんからお答えいただきました国際化への市民意識の高揚について、この問題は非常に難しい問題で、しかも難しいというのは行政指導でやるべき、またやれる問題でないというところに非常に難しい問題だというふうに思っておりますが、先ほどお答えいただきましたように、国際化交流基金の利用とか、そういう面で民間のボランティア団体への様々な支援によって、その芽が大きく育ちますように一層の御指導をいただきたいというふうに思っている次第であります。

 また、電気自動車につきましては、何か県内、長野県は非常に後れてまして、まだ県でもちゅうちょしているようでございますが、特に都会の方では逆に非常に電気自動車を使って市民への公害問題に対する意識高揚をやっているというようなお話も聞いております。

 当市は、特にいろんな立場がございますので、是非公害防止という面で他市に先んじての電気自動車の購入をお願いしたいと思います。

 それから、大型施設に伴う検査体制について、監査の体制について助役さんの方で突っ込めない部分もあろうかというふうに思いますが、監査あるいは検査にしても、なかなかこれは難しい問題ですが、少なくても金沢でやってる監査員の監査の補助員としての教授二人というのは、大変実績を残しているというのは、やはり非常に高いレベルで設計から一環して完工までチェックできるというようなことで、市の監査員事務局と一体となって毎月中間あるいは完工検査をやっていると。

 そういう中では、様々な問題が出てきていて、しかもそのことは設計あるいは施工者にも十分理解されて、建物は結果的には非常にいいものになっているというようなこともございます。

 一方、現在の検査体制が要員的にあるいは質的に若干問題あるのかもしれませんが、やはり外部の目でチェックするということが各施工業者あるいは設計の人たちにとって非常に厳しい市の姿勢を示すことになりますので、そういう面も含めて、これは是非早い時期に御検討いただきたいというふうに思っている次第であります。

 なお、週休二日制については、何か見通しもあるようなお話でございますが、長野市が特に仕事が頻発している中で、職員労働組合と十分な話合いをして、是非新年度からは実施ができますように一層の御努力をお願いしたいというふうに思っている次第であります。

 後建設部長に、これは御質問したいと思いますが、たしか一級河川を準用河川に移行するということは大変無理だということは私も承知しております。この質問は二回目で、建設部長に言わせますと、またきたかなという感じで受け取っているかもしれませんが、例えば私の地域若槻には、一級河川といわれる川が八つございます。しかも川幅はほとんど十メーター以下というようなことで、一級河川の法の網をかぶっていても、実際には本当に近所から見ますと、一級河川といえないような川が、かつての市町村合併のときに道路は市道、川は一級河川というようなことで、合併の経緯の中で一級河川になってきたという経緯がございます。

 現在では、県から二十九億もらって直しているというようこともございますけれども、既に徳間川、あるいは駒沢川というのは直っておりますので、その辺に目を着けて、是非この一級河川の道路を使うために準用河川ができないかどうか、本気になってやってみてほしいと、そういうふうに思います。

 特に、私どものこの十メーター以下の川が実際には国管理の川と同じような管理道路の規定を受けるということに非常に矛盾を感じてますし、そこには当然有効に使える土地もありますし道路もあるわけですから、交通対策としても非常にやった価値は大きいと。これは法の方を考えるよりも、まず現地の方を考えたときに、これをやって喜ばない人はいないわけですから、そんな意味で、再度部長の決意を聞きたいと、このように思います。

 それからもう一点、昭和の森公園、これは要望しておきますが、計画よりも三年遅れというふうな形に現在なっているかというふうに思います。

 特に問題なのは、あそこのフィットネスセンターを造ったところが、子供たちの野球場、あるいは遊び場だったのが非常に遅れていると。五年間子供たちが野球ができないような状況で非常に狭いところへ追いやられているというような状況もございます。是非来年には子供たちが遊べるように、一層の御努力をお願いしたいと思います。

 以上でございますが、建設部長からお答えいただいて、後質問を終わりたいと思いますが、よろしくお願いします。



○議長(高川秀雄君) 建設部長宮沢君

   (建設部長 宮沢信雄君 登壇)



◎建設部長(宮沢信雄君) 藤沢議員さんの申されているとおり、若槻地区には大変たくさんの川がございます。そのうち、おっしゃるように駒沢川等につきましては、既に河川改修も終わっているわけでございます。でございますが、まだ土京川だとか、あるいは浅川等につきましては、今も浅川等につきましては改修の真っ盛りということでございます。

 でございますが、一方、もう既に駒沢川等の沿川は市街化が進んでおりまして、大変管理道路が重要な道であるということも認識しておる次第でございます。でございますので、それら改修済みの管理道路の部分、これは法の四条で規定されておる三メーター部分は仮道路でございますが、その部分について、兼用の市道としてお認めいただけるかどうか、今後県当局と十分話合いを詰めてまいりたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。



○議長(高川秀雄君) 二十番藤沢君



◆二十番(藤沢敏明君) しつこいようですが、申し上げますと、駒沢川の場合は、管理道路三メーターのほかに二メートルぐらいありまして、実際には五メートル幅で道路が全部取れるというような場所ですから、是非使わなければいけないというふうに思っていると同時に、逆に浅川ではわずか九十センチぐらいの道が市道に逆になっているといったような実態もありまして、管理道路については、市の方もそんなに今までしっかり管理しているといいますか、見ている部分がなかったような気がいたしております。

 そういう面から、浅川の改修にしても、今度は一級河川が改修になるんですが、管理道路は使わせない方針でいってるような感じがしますので、この辺は、やはり川の改修と同時に考えることも重要ですし、あらゆるチャンスをつかまえて管理道路が日常の生活に使えるように御努力をお願いしたいと思います。

 以上で質問を終わります。



○議長(高川秀雄君) 三十一番越野要君

   (三十一番 越野要君 登壇)



◆三十一番(越野要君) 三十一番越野要でございます。

 私は、大綱四点について市長並びに関係理事者にお尋ねをいたします。

 第一点目に、交通安全対策についてお尋ねをいたします。

 平和な日本にもしも戦争と名のつくものがあるとすれば、それは交通戦争であると言われて久しく、今や常識語となっております。

 今こうしている間にも、全国では一分間に一・五件の事故が発生し、一時間に一・三人死亡しているという状況であり、誠に憂えるべき交通戦争であります。

 長野市内においても、昨年は二千百七十七件の事故が発生し、うち死者二十三名、負傷者二千六百五十九人となっており、本年も十月末現在で一千八百二十五件のうち、死者二十三人、負傷者二千二百七十九人となっており、死者においては既に昨年と同じであり、年末までには大きく上回るものと思われております。

 そこで、当市でも市民を交通戦争から守るために交通対策課を設置し、安全対策を行っているところであります。すなわち、そのスローガンとして、交通安全の確保は今日的課題であり、過去の事故発生傾向を踏まえて地域ごとの生活ゾーンを対象としたきめ細かな安全対策、交通安全高揚事業、交通安全教育及び交通安全PRを主な事業の柱としたまちかど安全作戦を展開するとして、対策課を中心として関係機関で今日まであらゆる努力をされてきたところでありますが、残念ながら、事故の件数は一向に減ることがなく、死者においては年々増加しようとしております。

 そこでこのたび、いよいよ長野市においても交通安全都市宣言をし、市を挙げて取り組む運びとなりました。遅きに失した感はありますが、市民の期待は大なるものがあります。

 そこで、単なる宣言に終わることなく、中身のある施策として安全対策が行われるために、若干の質問と提言をいたしたいと存じます。

 まず、宣言文についてでありますが、とかくこの種のものは先例に倣い、全国一律的なものになりやすいのでありますが、長野市にふさわしい宣言であってほしい。すなわち、市内の交通事情を踏まえ、市民の心をとらえるものでなければ意味がないということであります。

 例えば、宣言文は短冊として全世帯、あるいは事業所、団体等に配布をし、市民がいつ、いかなるときも目にすることができ、常に交通安全を心に誓うものでなければならないと思いますが、この点、宣言文起草委員会を設置して作成することのようでありますが、それはそれとして、交通専門家を初め、作詞、作曲家等の意見も広く加えたものであってほしいと願うものでありますが、この点の対応と今後の取組について、市長の方針をお聞きいたします。

 次に、事故を未然に防ぐ防止策でありますが、具体的には対策課のみでは限度があります。例えば、道路事情が悪いため起きる事故については、市道、県道、国道における管理責任の対応、また交差点において見通しを悪くしている商店街のPR用の看板、ビラ、またのぼり等の行政指導は、景観条例と関連して考えなければならない等々、庁内の各部門における連携とコントロールセンターが必要になりますが、この点の対応について、どう取り組まれるのか関係理事者にお尋ねをいたします。

 二点目に、スパイクタイヤ使用禁止に伴う凍結防止についてお尋ねをいたします。

 スパイクタイヤ使用禁止は、本年四月より法律により実施されることになり、更に来年四月より罰則が科せられることになりました。このことは、スパイクにより粉じん公害が緑豊かな町並みを汚染し、人間生命にも影響を与えることが判明した今日では当然のことであり、脱スパイク運動に最大の効果をもたらすものであります。

 そこで、早急に検討し対応しなければならないのは、凍結によるスリップ事故の防止であります。スタッドレスタイヤによるスリップ防止の効果については、様々な機関で調査検討されてきたところでありますが、事故を防ぐ点については多くの課題が残されております。そこで、スパイク禁止に対する市当局の対応についてお聞きをいたします。

 第一点は、ドライバーに対する安全運転の徹底について、対策課としては交通安全教育及び交通安全PR事業を掲げておりますが、具体的には何を行うのか。

 二点目は、道路上における凍結防止については、地域ごとの生活ゾーンを対象としたきめ細かな安全対策を図るとありますが、具体的にはどの機関で何を行うのか。

 三点目は、山間地における道路凍結防止であります。市街地における道路では、朝凍結している場合でも日中はほとんど解けるのが普通であります。しかし山間地は道路沿いの森林が繁っている場所においては、降雪がありいったん凍結すると冬期間中解けることがないのは当然であります。したがって、山間地の住民はスパイクタイヤの使えない今後、スリップ事故に対する対応は深刻であります。

 そこで、最近地域住民から強く出されている要望に、道路まではみ出している枝あるいは日陰のもとになる木の伐採であります。この問題に対する行政の取組についてお尋ねいたすことと、要望の中にはスパイクタイヤも法律によって禁止されたのであるから、道路凍結防止も条例なり要綱を作り対応しなければ片手落ちであるという意見もあります。例えば、山間地の道路凍結を防止するために、道路沿いから一メートル部分なり二メートルの日陰になる場所においては、すべて伐採するくらいの条例を作るべきであるという意見であります。この点についての取組と将来の方針について、市長並びに関係部長にお尋ねをいたします。

 三点目に、高速道開通に伴う安全対策についてお聞きいたします。

 いよいよ市民待望の高速道路が来年三月に須坂長野東インターまで開通の運びとなりました。高速交通網の実現で誠に喜ばしいことではありますが、反面、全国で起きている高速道路での悲惨な事故を思うとき、一抹の不安を覚えるものであります。

 そこで、道路公団を初め、地元警察関係者の対応は並々ならぬものがあるとお聞きしておりますが、特にインターから降りた車の市道、県道への乗り入れについて、その対応の遅れが指摘されている点であります。

 例えば、長野インターから新川中島橋を通り、十八号線バイパスに向かう県道長野真田線の拡幅整備であります。八幡原史跡公園の北側交差点からは大型トラック、また観光バスのインターへの乗り降りが頻繁になり、渋滞とともに地域住民の交通安全が非常に心配になる点であります。このことについて、早急な対応が求められますが、県、市当局の対応はいかように進んでおられるのか、関係部長にお尋ねをいたします。

 二点目に、北陸新幹線通過に伴う篠ノ井駅周辺の整備についてお尋ねをいたします。

 このことにつきましては、昨日小山議員より質問があり、市長より前向きな答弁があったところでありますが、私からも少しく要望しておきたいと思います。

 一つとして、東西自由通路は歩行者と自転車もゆったりと通行できる幅を取り、しかも安全確保のため屋根付きの明るいものにしてほしい。

 二として、駅前東口についてはデッキ方式にし夢と希望の持てる広場にしてほしい。

 三として、西口清算事業団の敷地については、広場を含め約五千七百坪の用地はすべて買収し、将来各種イベントができる公共施設を造り、県内外の魅力ある拠点にしてほしいとの三点でありますが、市当局の積極的な取組を強く要望いたしまして、私の質問を終わります。



○議長(高川秀雄君) 市長塚田君

   (市長 塚田佐君 登壇)



◎市長(塚田佐君) 越野議員の御質問にお答え申し上げますが、まず、交通安全対策についてお答え申し上げます。

 交通安全には市民大会を開いたり、啓発活動を一生懸命努力しておるわけでございますけれども、なかなか歯止めがかからない現実でございまして、是非交通事故を減少させていきたい。交通安全の市民運動をなお一層強力に展開する必要があると、このように考えております。

 そういう中で、交通安全都市宣言についても、議会初め市民の皆様からも強い御要望がありまして、先ごろ議会の代表の方、それから関係推進団体の皆さん方、合計で四十七名の皆さんに委員になっていただきまして、交通安全都市宣言市民会議を組織をいたしまして、会議を開催いたした次第でございます。そして、今議会にその請願書が提出されておるわけでございまして、御審議いただく中で、是非都市宣言をしてまいりたいと、このように考えている次第でございます。

 なお、その中で宣言文については、市民の皆さんの心をとらえるものにしていくべきであると、いろいろ作詞家や作曲家の御意見も聞いて、専門家の意見も聞いて、分かりやすい心のとらえるものにしなさいと、こういう御提案でございまして、私もそのとおりだと、このように考えている次第でございます。

 このごろの交通安全都市宣言市民会議では、起草委員会を作りまして、その起草委員会で原案を作成して、また議会の議員の皆様にもお諮りを申し上げて、そして十分御意見をいただく中で最終案を決定していきたいと、こう思っている次第でございますので、その過程で作詞家など専門家の御意見もお聞きしまして、そして市民の皆さんに分かりやすい、そしてまた心をとらえる交通安全都市宣言にふさわしい内容にしてまいりたいと、このように考えておる次第であります。

 それから、関係団体と協調いたしまして、市民総参加の運動にしていきたいと。そして交通安全都市宣言をしながら交通安全に留意する中で、安全で快適な長野市をつくってまいりたいと、このように考えております。

 なお、この素案の案文ができますれば、最終的に決定いたしまして、また来年になりまして交通安全都市宣言の市民大会など開催して、市民の皆さんにPR、啓発を進めていきたいと考えております。

 なお、コントロールセンターという話でございますが、これは庁内には総合調整会議がございますし、県や国とも関係機関と関連道路対策調整会議等もございますので、よく連絡調整しまして、長野市全体の交通安全に留意していきたいと、このように考えております。

 続きまして、スパイクタイヤ禁止に伴う凍結防止条例制定について御意見がございました。

 まず、具体的に冬の交通事故防止市民運動でございますが、十二月一日から二月二十八日まで行っておりまして、これは交通安全推進委員会、交通安全母の会連合会、交通安全協会等と協調いたしまして、安全運転の励行を守ってもらうと。

 それから、広報活動を展開いたしましたり、また交通安全に対する指導場も開設をいたしましたりして、スパイクタイヤ禁止に伴う冬の交通事故をなくしていきたいと考えておる次第であります。

 また、街路樹やガードレールへ看板やビラをはることは県の屋外広告物条例で禁止されておりますので、長野市では昨年も注意をしたり撤去をしていただいたりしておりまして、本年も注意をしたり撤去をしていただいておりますが、昨年より今年の方が減っておりまして、段々市民の皆さんも、そういうことは心がけていただいておると、このように考えておりまして、今後も注意や撤去をしてまいりたいと、このように考えております。

 それから、道路の整備につきましては、長野市も平成五年度の事業として五か年計画ぐらいで考えておりますが、道路セイフティアップ事業をしてまいりたいと。これは交通安全施設の整備を積極的に進めていきたいということで、五か年計画で来年度を初年度として進めていきいたと。案内標識を統一したり、分かりやすいものにしていくと。外国語の表示も入れていきたいと。またガードレールとか、そういう安全施設も増やしていきたいと、それからカーブミラーも大分地域の御要望でたくさん取付けてありますが、まだまだ地域の皆様からの御要望がありますので、カーブミラーを増設していきたいと。また街路灯などで歩行者に分かるようにしていきたいと。そういう中で、ドライバーも歩行者も交通ルールを守っていく、それが事故防止につながると、このように考えております。

 それから、日陰地のスパイクを禁止してスタッドレスにしていただいて、非常に中山間地を中心に、冬道に対する心配がたくさん出ておりまして、それには市民の皆さんの御協力と建設業協会の企業の皆さんと市と、それから交通安全の関係諸団体の皆さんと、みんなで協調しあってスタッドレスの安全対策を考えていかなければいけないわけで、この間も除雪対策の市民会議を開催して大変有意義でございまして、御理解いただいたわけでございます。除雪路線も大分増やしましたし、それから塩カルの散布をする路線も増やしてございます。また小型除雪機も貸与を大分増やしておりますし、それから塩カルボックスも配置しておりまして、そういういろんな方法で、特に中山間地の安全に対して留意していきたいと、こう考えております。

 特に、御提案の日陰地をなくしていきたいということで、これは木を所有者の御協力で、これは補償も市はいたすのでございますが、御理解をいただいて、是非枝などを切らせていただいて、道路を是非日の当たるようにしていきたいと。そうすれば早く凍結が解けますし、それから、どうしても一年じゅう凍結するような箇所は、特殊な舗装で凍結しにくい舗装を実施していきたいと。こういうことで中山間地の道路の安全対策をしていきたいと考えておりまして、今条例も作るべきだという御提案もございましたが、そこまではまだ考えない、その一歩前の要領とか要綱で市民の皆さん、立木の所有者の皆さんの御協力をいただいて、そして補償する中で伐採をさせていただいて、日陰地をなくしていく努力をしてまいりたいと、このように考えている次第でございます。

 続きまして、北陸新幹線通過に伴う篠ノ井駅周辺の整備についてお答え申し上げますが、今篠ノ井地区の対策委員会と精力的に協議を進めておりまして、御理解をいただく段階にまいっておりますが、最終的な合意をいただけるよう全力で努力しておりますけれども、御提案のように、橋上駅になりますので、東口西口を一体化するための東西自由通路を建設したいと、こういうことで、最初六メーターを御提案申し上げたんですが、新潟駅とか仙台駅など視察をしてみたり、また新潟駅には御視察をいただいたりいたしまして、八メーターで東西自由通路を建設したい。そのかわり西口、東口、両側に大型のエレベーターを造りまして、自転車も通ることが可能な自歩道で八メーターの東西自由通路にしたい。

 そしてまた、両側ヘは大型エレベーターを設置しまして、屋根も付けていきたいと。そしてまた東口の駅広場へはペデストリアンデッキを設置していきたいということで、その間広場になるように、広くはるようにしていきたいと、なるべく橋上のペデストリアン部分を広くしていきたいと、そういことも考えております。夢と希望の持てる広場にということで、そのようにしていきたいと思っておる次第でございます。

 併せて、東口、西口には都市計画道路がありますので、この整備も進めていくと。特に西口には広場も造ったり、篠ノ井小市線を延長しまして、広場へ入る道路も造りまして、整備をしていきたいと。

 また、清算事業団用地の活用については、駐車場用地、駅広の用地、その他いろんな施設も今後考えていきたいと、そういうことで地元と協議を進めていきたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いします。



○議長(高川秀雄君) 三十一番越野君



◆三十一番(越野要君) 時間がございませんので、よろしくお願いします。

 ありがとうございました。



○議長(高川秀雄君) 四十番竹内久幸君

   (四十番 竹内久幸君 登壇)



◆四十番(竹内久幸君) 四十番竹内久幸でございます。

 通告してあります項目についてお尋ねいたしますが、賃金格差の是正については、社会福祉協議会についてお尋ねをいたします。

 まず、高齢者福祉の充実に向けたホームヘルパーの増員計画についてお尋ねをいたします。

 厚生省は、各自治体のホームヘルパーの増員を推進するため、平成元年度より国の補助率を引き上げるとともに、補助金の基準となるヘルパーの手当等についても、近年引上げを行ってきております。この補助率の引上げや手当の増額は、まだまだ十分とはいえませんが、長野市が今後常勤のヘルパーを増員していく上で上向きの良い方向に向かっていると言えます。

 しかし、一方で厚生省や県はヘルパーの常勤、非常勤の配置割合について三対七というような数字を出しております。長野市も多様なニーズに対応するため、十一月からパートヘルパーを採用していますが、私はこのことがせっかく全国に先駆け開始したヘルパーの常勤化が後退するのではないかと懸念をしております。そこで、ヘルパーの常勤化に踏み切った市長として、今回の老人保健福祉計画策定に当たって、その内容によっては全国の自治体に与える影響が大きいだけに、今後の常勤、非常勤の割合をどのように考えておられるか、お尋ねをいたします。

 次に、ニーズに対応したヘルパーの配置と労働条件についてお尋ねをいたします。

 ホームヘルパーさんの現場では、最近効率化ということが言われ、一日平均三・五件回るように指導されているそうです。しかし、その結果、人間相手の仕事であり、機械的に動くわけにはいかないし、時間に追われるとどうしてもサービスの質が低下してしまう。家の中で時間に追われるとパアパアと仕事をするようになるし、お年寄りは敏感で嫌がるし、話相手や帰り際に何か要望があっても対応できない。ヘルパーの仕事は必要なときに必要なだけ訪問し介護することが役割なのに、最近の動向は福祉とは言えなくなってきているのではないか。また、今年に入って移動時間での事故が増えてきている。これは移動時間に焦りがあり、ゆとりがなくなってきているせいではないか。

 さらに、今年十一月からパートを採用しましたが、パートは一日二時間、希望する日や時間を選択することになっており、利用者がパートの時間に合わせることになり、必要なときに必要なだけ訪問することに逆行し、利用者の立場に立っていない。利用者の中には、いろんな人に入られると困るというパートヘルパーに対する拒絶反応が出てきているというようなお話を耳にいたします。このような話を聞くとき、市は今後どのような計画で在宅福祉を考えておられるか疑問を感じます。

 先日、社会・市民クラブの代表質問で、市長はホームヘルパーの配置について、必要により増員していくと答弁しておりますが、このような効率化重視の現実はニーズに基づき在宅福祉を充実していくことと逆行しているのではないでしょうか。

 このように、将来計画を示さないで効率化やパートの導入、移動入浴チームの人員削減を打ち出せば、だれでも正規職員の数が増えないのではないか、更に仕事がきつくなるのではないかと不安を抱くのは当然であります。一番福祉施策の充実や現状の問題点について、何を改善すれば良いか、知っているのは現場で働くヘルパーの皆さんでございます。したがって、市が実施しようとする施策については、十分ヘルパーの皆さんと協議をして行うべきと思います。

 以上、効率化優先でなく、ニーズに基づく在宅福祉の充実と十分ヘルパーの皆さんと協議することについて、お考えをお尋ねをいたします。

 次に、老人保健福祉計画策定にかかわる職員及び事務的経費についてお尋ねをいたします。

 国は、各地方自治体への計画策定を義務化するに当たり、その作成にかかわる職員及び事務的経費について交付税措置をしているとお聞きしておりますが、長野市における対応はどのようになっておられるかお尋ねをいたします。特に、人員配置の国の基準では、標準団体で人口十万人に一人としており、この基準を長野市に当てはめると三人になりますが、何名の増員を行われたか、また今後の計画はどうか、お尋ねをいたします。

 次に、広域行政事務組合での人員配置についてお尋ねをいたします。

 十一月二十五日開催された広域議会において、完全週休二日制に向けた試行を来年二月から三月に行い、四月から実施することが明らかにされました。その際、人員については平成三年度の年休等の消化率や勤務体系を基に寮母一・五人、調理一人の増員で対応するとお聞きしております。この人員の算出基礎について、広域議会の場で昨年度の年休消化実績をお尋ねした際、寮母が年間十四日、調理が六日という答弁であり、人員の見直し要望については試行の中で対応していきたいということでございました。この点は是非実施をしていただきたいと思います。

 福祉関係八法が改正され、各自治体での老人保健福祉計画の策定や実施、措置権の委譲など、今後は地方自治体での積極的な福祉施策の展開が問われております。そして、形だけでなく心の触れ合う福祉策を行うことが必要です。しかし、今日まで国や県において、例えば寝たきり老人ゼロをスローガンに掲げていますが、現実は施設においては人員が少なく、努力はしていても実態は寝かせ切りにならざるを得なかったり、十分な心の触れ合う触れ合いが持ち得ない状況にございます。

 また、広域管内のほとんどの施設が夕食時間が、通常の常識では考えられない午後五時という状況でございます。この現実を早期に解消するため、私はこの際、構成市町村の負担が増額しても人員の増を図るべきだと思いますが、組合長である市長のお考えをお尋ねをいたします。

 また、国の措置基準のうち、特に職員の配置基準の見直しについて、国に強く働き掛けるとともに、組合議会として意見書を可決し国に提出すべきと思いますが、市長の考えをお尋ねいたします。

 次に、賃金格差の是正についてお尋ねをいたします。

 長野市の一般行政職と技能労務職との賃金格差については、改善するための検討がされているとお聞きしておりますが、高齢化社会に向かって、今後、市の福祉施策の中核となる社会福祉協議会ヘルパーなどの賃金水準は更に低い現実にありますが、どのように改善されていくか、お考えをお尋ねをいたします。

 次に、職種変更試験についてお尋ねをいたします。

 技能労務職は、現状の制度では全員が主査になることができず、四十歳を過ぎたころから格差が拡大する現実にあります。

 このことについては、入る当初から固定した職種として採用されたとはいえ、特に若い世代に活力が失われるような傾向がございます。この点について、水道局では今年三月まで三十歳以上、勤続十年以上の技能職員の職種変更試験を実施してまいりました。その実施した理由について、故人となられました元石川公営企業管理者は、退職されたのち、水道局職員の方にこう話されたそうです。「水道施設が災害を被ったときに、復旧現場へ駆けつけた。そしたら現場では技術職とか水道技師職に関係なく復旧作業に携わっていた。公務員試験を採られた一般行政職の方がこういう仕事ができるかというと、すぐにはできない。問題なのは、今自分に与えられた仕事を一生懸命やっているかどうかということで、水道局の中では格差をつけることは良くないと感じた。」

 こういう格差是正の趣旨で開始された制度も、一応対象者が途切れたことにより、現在は休止しております。しかし、逆に時代の変化の中で仕事も多様化しており、単純労働と言えるものがなくなってきている現実や、最前線で働く皆さんが自信と誇りを持って生き生きと活躍できる条件整備が今こそ問われているのではないでしょうか。そこで、職種変更試験も含めて何らかの対応をしてほしいと思いますが、市長のお考えをお尋ねをいたします。

 次に、職員配置についてお尋ねをいたします。

 オリンピック、市民病院、新幹線、東口開発等々、様々な大事業への対応や完全週休二日制の導入など、職員配置については大改造が迫られてきております。この点について、特に完全週休二日制に対応するため、保育園、清掃工場などの土曜休日になりにくい職場や交替制の職場、また労働密度の濃くなる職場の職員の増員はどのように考えておられるか、お尋ねをいたします。

 さらに、オリンピック開催までの下水道整備の促進が課題になってますが、国・県の予算は付いたが人手はないというようなことにならぬよう、下水道部の職員の増員計画についてお尋ねをいたします。

 なお、週休二日制の実施についてですが、先ほどの答弁のように、全国で三分の一の自治体が長野市と同じ午後五時退庁という状況にあり、慣行になっていることも踏まえ、組合と十分協議し、円満に実施していただきたいと思いますが、市長の答弁をお願いをいたします。

 次に、水道水水質基準の見直しと長野市の対応についてお尋ねをいたします。

 国の生活環境審議会による水道水の水質検査項目の大幅拡大強化を内容とする答申が出されましたが、環境破壊が指摘され、安全で質の高い水道水を求める声が高まっている中で、この答申は大変喜ばしいことでございます。

 そこで、答申により厚生省では来年十二月から施行することとしていますが、長野市では新たに実施される検査項目に対応する専門職員の増員について、何名必要になるかお尋ねをいたします。

 また、広域町村では新たな検査項目に対応する検査機器の整備が難しい場合が考えられますが、もし長野市に広域検査体制を要請された場合は、どのように対応するお考えかお尋ねをいたします。

 さらに、市内には県水がありますが、県の対応について、もし動向が分かればお聞かせをいただきたいと思います。

 次に、公民館へのテレファックスの設置と雑費の増額についてお尋ねをいたします。

 生涯学習を推進する上で、市立公民館はその拠点であり情報化社会の下で機敏な対応が求められております。本庁と公民館との伝達機構は当然のこととして、テレファックスが一般家庭にまで普及している今日、館報の発行や成人学級の開催等、公民館は情報を収集し敏感に対応することが問われております。そこで、公民館へのテレファックスの設置について、今後計画的に進めていただきたいと思いますが、お考えをお聞かせください。

 また、生涯学習を推進する上で、学習を提供するセンターとしての公民館には、図書室等とともに、情報の拠点としての性格が必要だと思います。しかし、現実は生涯学習や公民館に関する専門誌や新聞も取る予算がないという状況を知りびっくりいたしました。この点について、来年度予算から改善するお考えはおありか、お尋ねをいたします。

 次に、リサイクルボックスの設置についてお尋ねをいたします。

 資源の有効利用とごみの減量化を図るために、中間施設の整備に向けた準備や今年度よりモデル地区での分別収集を実施しておることに敬意と感謝を申し上げます。

 しかし、リサイクルを推進する立場にある市において、庁舎内でどのような対応をしておられるか気になるところでございます。この件については、平成二年三月議会でお尋ねいたしましたが、ボックスの設置については明確な答弁をいただくことができませんでした。その後、関係者にお聞きしますと、従来古紙のみであった回収をモデル地区の実施と併せて、モデル地区と同じ種類の古紙、缶、瓶を段ボール箱を利用して分別しているということでございました。

 このことは、庁内で働く皆さん一人一人が意識して、自分で資源とごみを分別するシステムを確立すると同時に、自ら市役所も実践しているということを示すことになり、今後市民の皆さんや企業に働き掛けていく上でも大変重要な課題でございます。

 しかし、現在の段ボール箱での分別は、段ボール箱の有効利用ということでは良いのですが、目立たないという問題があり、市が自ら実践しているということを広くアッピールをし、今後ごみを減量する上で、特に重要な企業や事業所に実施を指導していく上で、何か弱さを感じます。そこで、既に実施している県のように、良く目立つリサイクルボックスを庁舎の各課や支所、公民館、各種施設に設置していただきたいと思いますが、市長のお考えをお尋ねをいたします。

 また、議員自らが実践するという意味でも、県が行っているように、議会の控室にもリサイクルボックスを設置していただきたいと思います。

 次に、史跡等の保存についてお尋ねをいたします。

 長野市は、野外彫刻の街として全国的にも評価を受けているところですが、私は野外彫刻のような新しいものも良いのですが、その一方で古くから地域の皆さんの生活に根差してきたお地蔵さんや道祖神の石像仏を保存する施策も重要ではないかと思います。

 例えば、通学路整備や道路改良工事に当たり、これらの石像仏の行き場所がない場合があるとお聞きします。最近では浅川の伺去、芋井の犬飼地区において、このことが問題になっているそうです。その理由は土地の確保等移転先の問題や、土地が決まったとしても、新しい場所に移転する場合の費用をだれが負担するかという問題があるからでございます。

 そこで、これらの石像仏について、野外彫刻と同じように市の予算を伴う制度を創設し、積極的に保存するお考えはないか、お尋ねをいたします。

 また、これらの石像仏や史跡を生かした街づくりを積極的に進め、例えば通学路へのポケットパークを設置し、石像仏の広場や史跡のある小路などを整備するお考えはないか、お尋ねをいたします。

 次に、小学校合唱・合奏発表演奏会の継続についてお尋ねをいたします。

 昨年一月、市民会館事務所に用件があり伺った際、今年退職された館長さんが私に、「NHK全国学校音楽コンクール全国大会で朝陽小学校が金賞を受賞したが、十二月にこの会館で障害者の文化の集いがあり、友情出演した朝陽小合唱部の歌を聞き、これこそ市民文化だと思い涙が出た。高校野球やスポーツでは全国大会に出場すれば大変な騒ぎをするが、文化部門で全国大会に出場しても何も騒がない。しかし、朝陽小学校は全国の場で優勝したのだから、もっと対応を考えるべきではないか、地元議員として、是非発表する場を実現してほしい。そのために市民会館はある。」と言われ、はっといたしました。

 その後、教育長や滝沢教育次長にお願いをしたところ、気持ち良く御承諾をいただき、三月一日市民会館において小学校合唱・合奏発表会が開催をされました。

 当日、私も人が集まるだろうかと不安を抱きながら参加をいたしましたが、会場が一杯になり安心をいたしました。そして各賞を受賞した大豆島小学校金管バンド部、三輪小学校吹奏楽部、古里小学校マーチングバンド部、柳原小学校合唱部の発表があり、そのレベルの高さに感激をいたしました。

 最後に、朝陽小学校合唱部の発表があり、発表が終わっても観客からアンコールが鳴り止まず、二度もアンコールにこたえた光景には子供たちも観客も今日のことは一生忘れないだろうと思い、感動が込み上げてまいりました。

 今年も朝陽小学校合唱部はNHK全国大会で優勝をいたしましたが、全国大会優勝のみならず、市内で頑張っている小学生の文化活動を更に推進するためにも、今年も各賞を受賞した部の発表会を開催し、これを機会に毎年定着させていただきたいと思いますが、教育委員会のお考えをお尋ねをいたします。

 以上で質問は終わりますが、時間がありましたらその他として、オリンピック施設建設予定地の用地買収について、高速道開通に伴う交通渋滞対策についてお尋ねをいたします。



○議長(高川秀雄君) 市長塚田君

   (市長 塚田佐君 登壇)



◎市長(塚田佐君) 竹内議員にお答え申し上げます。

 家庭奉仕員の問題につきまして、いろいろ御質問と御意見をいただいたわけでございますが、お答え申し上げますが、高齢者福祉を充実する上で、ホームヘルプサービス事業は、在宅福祉の大事な柱でございまして、長野市としても、このホームヘルプサービス事業の充実に全力で努力をしておるわけでございます。

 家庭へ出向きまして介護サービスをする。そしてまた、家庭での在宅福祉の担い手としての介護者の負担を軽減していこうと、こういうことで、身体の介護、家事の介護、また生活相談や助言に当たっておるわけでございまして、現在長野市には百四名の社会福祉協議会の正規職員としての家庭奉仕員がおります。

 訪問サービスに当たっておる家庭奉仕員が七十名、入浴者派遣サービス事業に当たっておる家庭奉仕員が二十八名、家庭入浴サービスなどに従事しておる家庭奉仕員が六名と、こういうことでございまして、女性の職員が多数でございますが、男性職員も一緒に働いてもらっておるわけでございます。それで配置は本庁、支所、連絡所、老人福祉センター、保健センターで地域に密着して、地域の民生委員、保健婦と連絡を密にして、大変活動をやっていただいて、在宅福祉の担い手として頑張っていただいておる優秀な人材が活躍して頑張っていただいておる次第でございます。

 なお、いろいろこの事業を進める中で、高齢者や身体障害者の皆さんから、朝早く、勤務時間外に是非派遣をしてもらいたいという御要望、また夕方に来ていただきたいという御要望、それから土曜日の午後とか、日曜日、あるいは休日の日に是非お願いしたいと。一日に二回ぐらい来ていただきたいと、いろんな多様なニーズがその御家庭の状況に応じていろんな御要望が出てまいりまして、これらの介護需要にこたえていくにはどうするかということで、いろいろ検討いたしまして、パートヘルパーも採用していきたいと、こう考えて採用に踏み切ったわけでございます。

 これは、現在の常勤の家庭奉仕員の皆さんには、活動につきましては訪問回数、訪問時間など、福祉部と社協と、また家庭奉仕員との話合いの中で適正な基準にして働いてもらおうと、こういうことで今指導をしておるわけでございますが、飽くまでパートヘルパーの採用は、今申し上げた様々な需要に常勤のホームヘルパーとパートヘルパーが一体になって、いろいろな介護需要にこたえていきたいと、こういう趣旨でございますので、飽くまで常勤の家庭奉仕員が主体でございます。

 そこへ、今申し上げたような、早朝、夕方勤務時間外の介護需要に対しては、パートヘルパーと一緒になってこれらの需要にこたえていきたいと、こういうことでありますので、そういう意味では、様々な需要にこたえるという意味では、この事業が前進しておると、このように考えている次第でございます。

 しかし、飽くまでこれは常勤の家庭奉仕員が主体でございまして、パートヘルパーは補助的なお手伝いをしていただくということでございますので、よろしくお願いします。

 そういう中で、家庭奉仕員あるいはパートヘルパー、それぞれ現場でのいろんなお話にはよく御意見を聞いて、十分話合いの中で、お互いに話合いの中で適正な活動内容にしていきたいと、よりよい福祉サービスが徹底するようにしていきたいと、このように考えておる次第でございます。

 なお、今後の増員の計画でございますが、それは今、長野市の老人保健福祉計画を策定中でございまして、今年度内には策定していただく予定で、今長野市の社会福祉研究委員会で精力的に御審議をいただいておりますので、その最終的な案に従いまして、長野市の介護需要に見合った増員計画を立てていきたいと、そのように考えている次第であります。

 なお、国から交付税措置されるけれどもというお話でございましたが、高齢者福祉課に主幹を一人、それから健康管理課に主査を一名配置をいたしまして、他の職員とも協力し合って長野市の老人保健福祉計画の策定に当たっておる次第でございます。

 事務費も二百十万円ほど予算計上いたしまして、十二月四日には第一回の長野市社会福祉研究委員会を開催していただきまして、今後来年三月まで精力的に何回も開催していただきまして、今年度内には意見具申をいただきたい、長野市の老人保健福祉計画を策定していきたいと、このように考えておる次第であります。

 なお、家庭奉仕員の待遇につきましては、社協の正規職員としての位置付け、それから市の職員に準じて待遇改善をいたしておりますが、今後につきましても、市の職員に準じまして家庭奉仕員の給与を改善していきたいと、そういうことでございますので、よろしくお願いします。

 続きまして、長野広域行政事務組合の週休二日制に対する人員配置、人員増などの問題についてでございますが、これに対しましては、国に対しましても人員配置基準の見直しをお願いしていきたいと、このように考えておりますが、週休二日制に対する増員に対しましては、構成市町村の負担の増額も含めて、今専門委員会がありまして、そこで十分検討する中で結論を出していきたいと、このように考えております。

 それから、長野市の週休二日制の実施につきましては、長野市の職員労働組合と円満に話合いをいたしておりまして、話合いの中で実施をしていきたいと思っておりますが、市民の皆様の御理解の得られる方法で解決したいと、このように考えております。

 リサイクルボックスの設置について御意見をいただきましたが、モデル地区を定めましてお願いしておる中で、事業所の皆さんにはもう一つ御理解いただく中で御協力いただきたいと、こう思っている次第でございまして、全市にわたって実施をしていくには、事業所の皆さんの御理解をいただくそのモデルとして、長野市の市役所全体がリサイクルに取り組んでいきたいと、こういうことでモデル的な事業体としての収集方法をいろいろ検討して実施をしてまいったわけでございます。

 そして、この方法をまた企業や事業体の皆さんにお示しをして御協力いただきたいと、このように思っておる次第でございまして、この十一月十日から長野市の市役所の中の分別収集体制を強化してまいりまして、具体的には資源物を紙類はほ古紙と新聞紙と段ボールと三区分をしてお願いをしたいと。それから缶類は玄関棟のところに缶のプレス機を備えまして、上から入れると下の方でアルミ缶とスチール缶に分かれて圧縮されると、こういうことで設置をいたしました。それから、瓶類は色別に分けると、こういうことで、資源物の分別収集を徹底したわけですが、長野市役所の中で、今本庁内ですが、行った一か月の成果では、紙類は以前は二か月ぐらいでいっぱいになったが、今回は一か月でいっぱいになってしまったということで、着実に成果が上がっておって、その分可燃ごみの減少があると、こういうことでございますので、この方法を定着する中で、支所や公民館等、長野市の市役所の施設にもこの方法を適用を進めていきたいと、このように考えております。

 なお、リサイクルボックスの設置も実施する方向で、どういうリサイクルボックスがいいか、今いろいろ総務部の方で検討をしてますから、近く目立つといいますか、皆さんにPRも兼ねて、啓発も兼ねてリサイクルボックスを市役所、各施設に設置をする方向でありますので、よろしくお願いします。

 以上でございます。



○議長(高川秀雄君) 助役山岸君

   (助役 山岸勲君 登壇)



◎助役(山岸勲君) 私から、職種変更試験につきましてお答え申し上げます。

 水道局では、かつて技能職の職種変更試験が実施されていたが廃止されたという内容のお尋ねでございます。これは、昭和五十三年度までは水道局では独自に採用試験を実施しておりまして、局職員を採用してまいっているわけでございまして、当時は水道公社時代も含めまして、大変長い間行われたわけでございます。

 ただ、同じ試験の内容で採用されながら、四十三年に給料表が二分化されたんですけれど、この二分化された際に、当時与えられた仕事の内容だけで一般職と技能職に分かれたということでございまして、こういった格付けにつきまして、当時の公営企業管理者が大変不公平であるということで、この是正を図るということで職種変更試験を実施したという経過でございます。

 しかしながら、既にもう当時の該当者もゼロになりましたし、平成三年度をもって終了となっているわけでございます。

 それ以後につきましては、水道局職員につきましては、市の技能労務職員の採用と一緒にいたしまして、職種を明確にいたしまして公募により採用しているわけでございます。

 私ども市におきましても、地方公務員法の定める採用試験における平等公開原則に基づきまして、採用後においての職種変更試験というのは好ましくないものと、そういうふうに考えているわけでございますので、御理解をいただきたいと思います。

 それから次にもう一点、職員の配置でございますけれども、お尋ねのようにオリンピック関連の大型事業、あるいは週休二日制への移行、あるいは下水道の事業が増大するというような中で、職員の増員をどういうふうに考えているか、配置をどう考えているかというお尋ねでございますけども、御指摘のように、下水道事業も含めましてオリンピック関連等、その他多くの事業がございますけれども、特に大型事業が増大しているわけでございますけれども、完全週休二日制も踏まえまして、創意工夫をこらしまして、それぞれの事務量に見合った職員を配置してまいりたいと、こんなふうに考えておる次第でございますので、よろしくお願いいたします。



○議長(高川秀雄君) 水道部長徳武君

   (水道部長 徳武久央君 登壇)



◎水道部長(徳武久央君) 水道水の水質基準の見直しと長野市の対応について、三点質問ございましたのでお答えを申し上げます。

 まず、一点目の平成五年十二月に施行が予定をされております水質基準項目に対応する専門職員の増員についてでございますが、今回審議会から厚生大臣に答申をされました水質の検査項目は、基準項目あるいは監視項目等を含めまして八十五項目と、今までの基準項目に比べまして大幅に増加をしたところでございますが、かねて当市の水道行政の中で、市民の生活や健康を守る立場から、水質の管理につきましては最重要課題として位置付けてまいりました。

 そんな中で、水質の検査につきましては、水道法に定められております水質基準の項目の検査はもちろんでございますが、厚生省からの通達等によります水質の暫定基準等につきましても、検査を多用すべく計画的に専門職員の増員や検査機器の整備に努めてきているところでございます。

 しかし、今回の大幅な改正によりまして、更にその充実が求められているわけでございますので、今後検査機器の整備等に併せまして、専門職員の増強を図ったり、また研修会等に積極的に参加をする中で、担当職員の質的な強化も図ってまいりたいというふうに考えておるところでございます。

 それから、二つ目の長野市に広域水質検査体制を要請された場合の対応についてでございますが、御指摘のように、今回の改正による水質検査職員の確保、あるいはまた、水質検査機器の整備につきましては財政規模の小さな自治体におきましては、大変厳しいものがあるんではなかろうかというふうに思っております。

 そんな点から、仮に近隣自治体から本市に水質検査等の要請がありましても、現在、長野市の体制の中ではとてもそれらを受入れていくような実情ではございません。したがいまして、現在県の指導によりまして、県内でも二つほど広域検査体制の組織ができております。

 そのようなことを踏まえまして、県に協議するようにお願いをしてまいりたいというふうに考えております。

 それから、三点目の市の南部地区に給水を行っております県営水道の検査体制についてでございますが、県にお聞きをしたところ、今回はまだ生活環境審議会の答申のあった段階でありますので、法令等の改正がなされていないし、まだ具体的な検討には入っていないということでございますが、県としましては、来年一月に厚生省におきまして県レベルの水質の担当者を集めました会議の開催が予定されているようでございます。その会議におきまして、今回の改正について具体的な取組の説明があるだろうと。それらを受けまして、本格的体制づくりの検討をしてまいりたいと、このように言われているところでございます。

 以上でございます。



○議長(高川秀雄君) 教育次長小林君

   (教育次長 小林丈志君 登壇)



◎教育次長(小林丈志君) お尋ねのうち、まず公民館の件につきましてお答え申し上げます。

 テレファックスの件でございますが、近年の情報化社会という中におきましてのテレファックスの普及、こういうことにつきましては、十分私どもも認識しておるところでございます。

 また、本市の行政機関の中でファックスが設置されておりますのは、本庁の各部の主管課、それから一表の支所及び小中学校がございますけれども、二表の支所、その他の出先機関、それから公民館等ヘは現在のところ配置されていないというのがおっしゃるとおりでございます。

 御指摘のように、ファックスは公民館活動のための学習情報の収集、また市民への情報の提供というものが可能な機器でございますし、生涯学習を推進する上で必要であると、このようには考えておるところでございます。

 こういうことから、テレファックスの導入につきましては、公民館での使用頻度などの問題もございますし、また支所、連絡所等の調整、こういう問題も図らなければいけないということもございます。十分研究また検討して対応してまいりたいと、このように考えているところでございます。

 次に、専門誌等の購入の件でございますけれども、公民館が行います教育、学術及び文化に関します各種の事業、これにつきましては、当然必要なものであるわけでございます。

 また、公民館には南部図書館の分室といたしまして、二十三本館すべてに図書室が設けられております。毎年計画的に新刊本等の配本が行われまして、住民が身近のところで読書ができるという体制を整えておるところでございます。

 なお、公民館には専門誌や新聞の講読の予算がない、改善をという御要望でありますけれども、現在各公民館では公民館事業に必要な雑誌等の購入はしているものと我々は考えているところでございます。

 しかし、特に御指摘をいただきましたので、十分状況の把握に努めまして、また公民館が住民にどんな学習情報が提供できるか、これらにつきましても、公民館、現場と十分協議いたす中で検討させていただきたい、このように考えているところでございます。

 次に、石像仏の保存対策についてでございますけれども、各地の道路沿い等に何気なく祭られている石像、あるいは石碑、数多く見られるわけでございます。

 貴重な文化遺産としての調査も、昭和五十二年から四年間にわたりまして市では行っており、また昭和六十一年から三年間県でも行っているところでございます。

 これらは、それぞれ長年にわたって受け継がれてまいっております地域の庶民信仰、あるいは顕彰的な意味を持ってその地に祭られているというふうに考えております。

 したがいまして、安易にこれらが移転できるかという問題は考えていかなければいけない問題じゃないかと思うわけでございますけれども、生活様式等の変化に伴いまして、移転を余儀なくされるケースを度々耳にしているというのも現実でございます。

 これらにつきましては、原則的には事業者、そして地区の住民の皆さん、またあるいは土地の所有者の方で、そのお考えによって対処していただくべきだと、こういうふうに考えているところでございます。

 そうではございますけれども、いろんなケースがあろうと存じますので、一律な制度で画一的に保存対策を講じるというよりは、やはり個々に対応してまいるのが適当であろうと考えておるところでございますので、御理解のほどをお願い申し上げたいと思います。



○議長(高川秀雄君) 教育次長滝澤君

   (教育次長 滝澤忠男君 登壇)



◎教育次長(滝澤忠男君) 私の方から、小学校の合唱・合奏発表演奏会の御質問にお答えいたします。

 先ほど議員さんが御指摘のように、児童・生徒の文化活動を推進することは大変大切なことだと、こういうふうに考えております。

 音楽にかかわる発表会についての現状でございますが、市内小中学校で各学校ごとに音楽会が行われ、歌や合奏、それから吹奏等の発表が行われておりまして、また運動会や文化祭、クラブ発表会においても吹奏楽やマーチングバンド等の演奏が行われております。

 さらに、小学校では教育委員会が主催になりまして、校長会とともに小学校の六年生、それから中学校は三年生が一同に会して、市民会館並びに県民文化会館等で合唱や合奏を発表している現状でございます。

 したがいまして、このような現状からいたしまして、児童・生徒の音楽にかかわる文化活動は、その発表の機会が確保されていると受け止めているわけでございますが、ただ市民会館でやったり、それから県民文化会館でやった場合に会場の都合で父母の皆さんが参加できないと、こういう問題がございます。

 そこで、市の教育委員会といたしましては、児童・生徒の豊かな心を育てる意味、それからまた市全体の音楽レベルを向上するということから、もう一点は市民の皆様にも聞いていただけるというような点から、先ほど御提言いただきましたことについては三学期という、一年のまとめの時期でもございますけれども、一、二校を当たった結果、出場可能という学校も出ておりますので、趣旨が生きる方向で検討してまいりたいと考えております。

 なお、これを今後継続する場合は、三学期という時期になってますので、開催時期というものを考えていかないと学校の方でも困るのではないかと、こんなふうに思っているところでございます。

 以上です。



○議長(高川秀雄君) 四十番竹内君



◆四十番(竹内久幸君) 御答弁いただきありがとうございました。再質問をさせていただきます。

 質問する前に、ただ今の答弁に対します若干の要望を申し上げてから質問をさせていただきたいと思います。

 ホームヘルパーの人員の配置の今後の計画について、市長さん常勤ヘルパーを主体として考えていきたいというお答えをいただいたわけですが、今後、福祉計画が策定されていく際に、是非そうした基本に立って、また策定していただきますようにお願いをしておきたいと思います。

 それから、賃金の格差是正について、一般行政職の皆さんと技能労務職の皆さんと賃金格差の是正を検討されておられるということで、後ヘルパーの皆さん、あるいは社協の皆さんもそうですし、土地開発公社とかもそうなんですけれども、是非そういう一つ一つまた具体的に解消していただきますようにお願いをさせていただく次第です。

 先ほど言いましたその他の件について、お尋ねを二点ほど時間がありますのでさせていただきます。

 オリンピックの施設建設予定地の用地買収について、実は新友会の代表質問で笠原議員さんから、特にスピードスケート会場についても含まれて場所の変更もというようなお話も質問がございました。

 それに対しまして、助役さんの方から、そういうことは考えておらないと、誠心誠意やっていきたいというお話もあったわけですが、実は用地の単価が示される前に、既に県会議員の方、あるいは市会議員の中でも場所がわがままなことは言わないんですけれども、要するに須坂インター線絡みの買収の関係があったということで、難航するようならほかの場所へ持っていくべきだというようなことが陰に陽に、実は地権者の皆さんに伝わっておるという事例があるわけでございます。

 また、市の職員の皆さんの中にもそういうことを言う職員の方がおられると。これは、要するに土地を決めて、そこに焦点を絞って折衝をしておるということを考えますと、通常でいくと何か浮気心を持ってやっているんじゃないかとか、そういう印象を与えるということでは、極めて良いムードがなかったということもあるわけです。

 したがって、度々申しわけないんですが、誠心誠意、やはりこれから折衝をしていくということで、助役さんに答弁をいただきたいというふうに思います。まずその点お願いします。



○議長(高川秀雄君) 助役山岸君

   (助役 山岸勲君 登壇)



◎助役(山岸勲君) オリンピック施設の用地につきまして、ただ今お尋ねがございましたけれども、特に朝陽、大豆島のスピードスケート会場でございますけれども、価格提示をいたしまして、役員さんと二回、私も参りまして三回目を行ったわけでございますけれども、なかなか合意が得られないということでございまして、非常に地権者側の皆さんとの地価に格差があるということでございまして、現在、こう着状態ということでございます。

 ただ、これ一挙に施設建設予定地を変更するというような、前にも申し上げましたけれども、非常に重大な問題でありますので、十分慎重に取り扱わなければいけないというふうに考えて申し上げた次第でございます。

 農林水産省との調整もありますし、都市計画上の手続、さらに関連する道路網、橋りょうの建設、様々な問題が出てまいりますので、長野市が一存でということが大変難しいわけでございまして、国・県、あるいはオリンピック関連の関係機関等もございますし、そういったこともありますので、そういったことを十分に考慮して慎重に取り組むというふうに申し上げた次第でございますので、今後ともそういう形で取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。



○議長(高川秀雄君) 四十番竹内君



◆四十番(竹内久幸君) その件については、これからも誠心誠意やっていただけるということでお願いをしたいと思います。

 時間がありませんので、最後に要望になっちゃうかもしれませんけれども、先ほどその他で通告しました高速道開通に伴う交通渋滞対策についてお尋ねをいたします。

 ご存じのとおり、いよいよ来年須坂のところまで高速道が開通するわけですが、それに伴って、市の方でもそれぞれ警察関係者、地区の皆さんと交通対策委員会を設置して交通安全対策等についていろいろと研究をいただいて対策もしていただいているところですが、いずれにしましても、最大のポイントは、やはり東外環状をどうやって開けていくかということにあるのではないかというふうに考えております。

 そういう意味で、そういう見通しをやはりお互いに地区の皆さんも同意する形で今後進めていくという上では、高速道が開通する前にその交通量等について、やはり一定の調査をして、開通前はこういう交通量であったということをまず調査をしていただく。そしてその後について、開通後はこういう変化があったということを調査いただく。そのことが今後の東外環状等を具体的に国等に働き掛ける場合でも大変な力になるのではないかというふうに考えておるわけでして、是非その辺やってはいただいておるんですが、更に細かくやっていただきますように、要望しまして私の質問を終わります。

 ありがとうございました。



○議長(高川秀雄君) 昼食のため、午後一時まで休憩いたします。

   午前十一時五十七分 休憩

   午後 一時  一分 再開



○議長(高川秀雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を継続いたします。

 八番若林佐一郎君

   (八番 若林佐一郎君 登壇)



◆八番(若林佐一郎君) 八番若林佐一郎でございます。

 平成五年度に向けての本十二月定例会、活発な討議に終始しておりますことは、塚田市政がますます活性化していく力強さのあかしであり、誠に御同慶に存じます。

 オリンピック開催を六年後に控えて、当然といえば当然かもしれませんが、私ども新友会におきましても、盛りたくさんな新年度に向けての事業や予算、要望が市長に対して行われましたが、十一日笠原会長から広範囲にわたって質問が展開されまして、内容、御答弁をいただき、概要は要領を会得させていただきましたが、関連事項につきまして伺います。

 何はともあれ、オリンピック施設と深いかかわりがあり、開会式、閉会式場とも言われてまいりました南長野運動公園、この建設についてお伺いいたします。

 運動公園の特性、施設の概要、面積、周辺との環境整備などの設計全般についてお願いいたします。

 さらに、今年既に七ヘクタールの用地買収が相済みとなっておりますが、あとの約二十四ヘクタールの購入については、十一日助役さんから現状はこう着状態との説明がありました。私も地元市議の立場から、地権者の皆さんが用地を提供される条件として、公園周辺の道路整備につきまして心配しましたが、市の担当職員各位が大変努力研究され、十月になり市長の勇気ある決断によりまして要望がかなえられましたので、この十二月中には大方の用地交渉がスムーズに進むものと思っておりましたので、正直言って現在苦慮しております。

 昨日も三井議員から質問がありましたように、オリンピックの開会式、そして閉会式場が東和田の運動公園に代わっていくような要望や陳情が今後も予想されるわけでありますが、市当局におかれましては、初心変わることなく引き続き地権者の皆さんに御理解を得るべく御尽力のほど、また確たる決意のほどもお聞かせいただきたいことをお願いをいたします。

 続いて、更水地域十か町村の消防業務受託につきまして質問をいたします。

 笠原議員の代表質問に答えられて、市長さんから十二月五日、長野広域消防調査委員会で消防業務受託に関しての基本的事項を確認された旨の御答弁があり、そして、この件について第一歩を踏み出されたことは、地方中核都市の立場から、私どもはこの合意は歓迎するものであります。

 委託消防の真の目的は、私の考えでは委託側の業務開始のときから、受託側の高い消防知識、技術の水準が維持できることにあります。今回、合意された二署二分署、九十名体制は、面積こそ長野市の一・八倍ではありますが、職員一人当たりでの人口は六百五十三人となります。

 ちなみに、長野市は今職員一人当たり一千四百名であるといわれています。すなわち、この職員数は実に現在の長野市の二倍を超える人件費負担となります。

 考えてみますと、これだけ高い負担をしても、当長野市の高度な消防の知識や技術を求めていることになります。そこで、次の点について市長さんに伺います。

 合意に基づいて設置される署所の一署当たりの担当面積は、現在長野市の面積の約四倍ぐらいになり、活動時間も長くなり、冬期間の積雪時等におきましては、住民指導等も高齢化社会の中で大変でありますが、そしてまた、住民の皆さんは常備消防に対して非常に期待が高くなります。したがって、市から十か町村に派遣される職員は、過酷な勤務となりそうであります。派遣される職員が希望に燃えて喜んで赴任できるような優遇が是非とも必要と思われます。

 今後、運営協議会において深く審議されることと思いますが、職員にとりましては、恐らく大きな課題でありましょうから、よく反映されますよう御期待申し上げるわけであります。基本的なお考えをお聞きをいたしたいと思います。

 第二点は、消防局長に伺います。この受託業務開始に伴い、長野市の高い知識と高度な技術を備えた職員を派遣されるわけでありますが、当初から何名ぐらいになるとの予測をされておられるのか。さらにまた、中堅職員を派遣されるわけでありますが、長野市の消防のレベル低下など、どのような形でホローされるのか。

 もう一点、平成七年四月から業務開始を予定されておりますが、消防庁舎の建築費、消防車両の購入費、また新人職員の研修費、三年間の一時的費用並びに平成九年以降のランニング費用は、現在の消防費の基準財政需用額から考えてみても、一般会計からの持ち出しになるのか、またあるとしたならば、その額はいかほどくらいになると予測されるのか、お伺いをいたします。

 次の質問、篠ノ井駅周辺整備についてでありますが、皆さんに大変御心配をいただきました設計協議、新幹線導入にかかわることでありますが、ようやく目鼻がつき妥結の見込みとなりましたので、心から感謝でありますが、今後関係道路、そして市街地再開発事業などの街並みの整備につきまして、見通し等についてお伺いをいたします。

 次に教育長さん、第四の質問でありますが、またまた恐縮でありますが、高校の通学区の市内一本化のその後の進ちょく状況について教えていただきたいと存じます。

 続いて、農用地の活用について伺います。

 農業、そして農村は国民食糧の安定供給という役割は言うまでもなく、国土や自然環境の保全、健全な地域の形成など、その果たす役割は誠に大きいものであります。

 我が国の農業は、いまだ不十分な経営規模の拡大、生産性向上の立ち後れなどの諸問題に直面しておりますところへ、担い手の減少と高齢化による荒廃農地の増加、農産物需給の不均衡なども伴い、誠に厳しい状況にあることは御承知のとおりであります。

 このような中に、公共施設や線引き見直しにより、優良農地が減少しておりまして、限られた農地での農業生産を進めていかなければならない状況であります。

 そこで、効率のよい農業を進めるためには、ほ場整備事業を積極的に導入し生産性向上や需要の動向に応じた農業生産の再編成を促進し、体質強化を図ることが急務であると存じますが、当市のほ場整備事業の実績及び今後の見通しについてお伺いをいたします。

 次に、排水機場の管理運営について伺います。

 河川のいっ水により、農地ヘ流れ込む水を防ぐために、昭和五十八年に完成していただいた篠ノ井東部地区の排水機場は、その機能をよく発揮し、農作物はもちろん、生活環境への被害も減り住民にとりましても、今や大切な施設として認識されているところであります。

 しかし、これらの排水機場の保守、管理につきましては、市から委嘱された二、三名の維持管理人がこれに当たっておりますが、この人数では対処することは困難でありますので、地元の区におきまして、さらに同人数ぐらいの補助員を選出し、独自に委嘱してようやく間に合わせている実情であります。しかし、この補助員には何らの補償もなく、万一の事故を考えて、地元で傷害保険に加入している状況であります。

 そこで、これらの補助員に対しましても、労働者災害補償保険、すなわち労災の適用とすることができないか。またさらに、補助員に手当の支給と低額な維持管理人手当の増額についてお伺いするものであります。

 次に、市営住宅の管理運営についてお伺いします。

 市営住宅は三千二百戸を超える現状であるやに聞いておりますが、宇木団地のように立派に住居改善事業が進む一方、昭和二十年代後半建築された老朽化した住宅も数多く見られますが、その管理には大変御苦労な面が多々あるものと思いますが、二、三お伺いをいたします。

 一点は、住宅の現状と改善等についての見通しであります。

 第二点は、老朽化の激しい篠ノ井五明団地、また松代の屋地や金井山団地などもありますが、五明団地は隣接地が区画整理事業が計画されているところであり、近い将来変化を余儀なくされると思いますが、いつごろ、どのような計画となるのか伺います。

 第三点は、補修工事であります。例えば障子の張り替え、壁の部分壊れ、ちょっとしたといの壊れなど、小さな工事も間に合う市営住宅営繕組合が篠ノ井支所管内に存在しております。大変便利でありますので、全市的にこの輪を広げる、そしてまた活用することはいかがでしょうか、お伺いをいたします。

 次に、その他の質問で市民憲章について、要望を兼ねて申し上げたいと存じます。

 私は、去る七月全国議長会の主催による欧州行政視察団の一員として派遣されました折、七月三日ロンドン郊外のレッドブリッジ市議会を訪問いたしました。市長さん、助役さん等御出席いただき、市行政、また議会活動等について質疑の勉強の折、私は「このような歴史の深い都市には市民憲章がおありと思いますが」と、問いますと、助役のジョアリイ・ブライス氏が「市民憲章は市民の心の誓いです。今原本は市の宝物館に保存してあります。」と言われ、市の総務部長さんクラスの人に言われて、その写しを取ってくださって、私どもに一部ずつくださったのであります。

 このように、市民憲章は底知れぬ暖かいものであります。今長野市役所の北側道路沿いに、雲のロンド−マチス讃歌の彫刻があります。その台石のところに弦田康子氏の筆になる市民憲章が彫刻してあります。歴史と伝統のある街の象徴であります。

 ところが、台石の御影石はまたすばらしい石で、掘ってある字がよく見えません。上の彫刻が金色でありますので、字も同色か白色に付けていただくと一般市民の皆さんもよくお読みくださるだろうと存じますので、よろしくお願いを申し上げます。

 以上で質問を終わらせていただきます。



○副議長(金井六郎君) 市長塚田君

   (市長 塚田佐君 登壇)



◎市長(塚田佐君) 若林議員にお答え申し上げますが、南長野運動公園につきまして、この規模などにつきましては、長野市の南部に造りますスポーツ・レクリエーションの中心の公園にしていきたいと考えておる次第でございます。

 野球を中心にした多目的な競技場を造りまして、ここでは野球をメインにしまして、サッカー、ラグビーなどもできるようにしていきたいと考えておりますし、体育館も設置しますので、バスケット、バレーを中心に室内の競技ができるわけです。プールやテニスコートやゲートボールの広場なども設置する予定でございまして、周辺道路も含めて三十一ヘクタールを予定しておるわけでございます。

 なお、周辺の環境整備について、道路整備についての御要望がありまして、これは大きな運動公園ヘ参る周辺の道路については、幹線道路としての位置付けの中で整備をしていきたいと考えておる次第でございまして、平成四年度では造園工事の実施設計をいたしまして、多目的競技場など建築工事の基本設計などもしていきたいと。また外周道路の実施設計もいたしまして、平成五年度で建築工事などの実施設計に移っていきたいということで、是非長野市の一番大きな面積の運動公園であり、オリンピック時には開会式、閉会式に使用の方向でございますので、是非地権者初め地域の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げたい次第でございます。

 広域消防につきましてお答え申し上げますが、十か町村側のかかる経費につきましては、すべて財政負担は十か町村で持つわけですが、ただおっしゃるように、新たな署や分署を造りまして、新しい職員を九十名採用しますけれども、これは長野市を含めて十か町村の管内からの募集と、県外からもいいわけでございますが、とにかく採用試験をいたしまして新しい広域消防の職員にふさわしい採用を図っていきたいと、このように考えておりますけれども、新規採用職員だけでは、当面最初のスタートは無理でございまして、どうしても中心になる指導的立場の職員は長野市の消防局の指導する幹部職員として派遣することが必要になってまいりますので、その辺は今庁内で更水地域町村消防常備化問題の検討委員会を作りまして、そこでいろんな問題につきまして協議を進めておりますが、その一つには、職員の派遣の場合の待遇などを含めていろんな問題を検討中でございます。

 長野市の消防局職員も、広域消防に御理解をいただいて、是非頑張ってもらいたいと、こう思っておりますが、待遇改善などについては、今いろいろ委員会で検討中でございますので、そういう方向で今職員の理解も得られ、職員も使命感を持って広域消防に当たれるような体制作りにしていきたいと、処遇改善も含めて検討しておる次第でございます。

 篠ノ井駅周辺整備につきまして、再開発の問題と道路整備の問題にお答え申し上げますが、篠ノ井駅が橋上駅になりまして東口の広場の整備、それから西口の広場を新しく造ったり、道路整備が必要でございます。特に、篠ノ井の塩崎線を是非完成させていきたいと。それから篠ノ井小市線も延長いたしまして、早く整備をしていきたいと。

 また、西口駅前線、西口の広場へ行く道路でございますが、これらは新幹線開通を目指して、平成五年度から用地の測量調査などをやりまして、用地取得に入っていきたいと考えております。是非、地元の皆様の御協力をお願いしたいと思っております。

 それから、国鉄清算事業団用地は一・八ヘクタールあるわけですが、西口の駅前広場や駐車場の用地確保を図りながら、また地元の要望の高い施設などの検討を進めてまいりたいと、このように考えております。

 また、東口地域の活性化、再開発につきましては、平成二年度で約二十八ヘクタールの地域につきまして、篠ノ井地区の再生計画を立てまして策定をいたして、地元に提示をいたしまして説明会や勉強会を再々開催する中で、芝沢地区を含みます横町地区の約三・三ヘクタールにつきましては、街区整備計画を策定いたした次第でございます。

 今年度、予定しております県の中小企業指導所の商店街診断調査をいたしますが、その結果を見まして、横町の一部、本年度から優良再開発事業として着工の予定で今進んでおる次第でございますが、東口地域の再開発と併せて、東西自由通路によります西口への通行をお互いに、容易にできるようにいたしまして、東口と西口が一体感を持ちまして、調和の取れた発展につながるようにしていきたいと、このようなことを考えながら今事業を進めておる次第であります。



○副議長(金井六郎君) 助役山岸君

   (助役 山岸勲君 登壇)



◎助役(山岸勲君) 南長野運動公園につきまして、南長野運動公園の用地買収に当たっての今後の対応というお尋ねでございます。

 南長野運動公園の用地の買収につきましては、全体の計画面積が三十一ヘクタール、これは御指摘のとおりでございます。今までに七ヘクタール、約二十二%でございますが、これを取得をしております。残り二十四ヘクタールでございますが、本年度中に取得すべく今努力をしているところでございます。

 なお、地権者会と話合いを重ねておりますけれども、地権者会側からは大幅な価格のアップの要求がありまして、市といたしましても、大変苦慮しているわけでございますけれども、特に鑑定価格等がありますし、なかなか無理な価格であるというふうに地権者側には申しているわけでございます。

 しかしながら、初心忘るべからずという御指摘もございますけれども、今後とも地権者の皆さんと御理解を得るように、粘り強く交渉を重ねてまいる所存でございます。



○副議長(金井六郎君) 教育長奥村君

   (教育長 奥村秀雄君 登壇)



◎教育長(奥村秀雄君) 高等学校の通学区域にかかわる御質問にお答えいたします。

 公立高等学校の通学区域につきましては、本年度県教育委員会において公立高等学校入試制度改善検討委員会なるものを組織しまして、二年間でその方向を見出すべく現在検討中でございます。

 市教育委員会といたしましては、今回のこの場は誠に良い機会であると考えておりますので、従来から議員さんが御指摘いただいてきております問題を含めて、幾つかの提案をしてまいりたいと考えております。



○副議長(金井六郎君) 消防局長楠君

   (消防局長 楠正勅君 登壇)



◎消防局長(楠正勅君) 私から、更水十か町村の消防署所に関連する三つの御質問についてお答え申し上げます。

 まず、十か町村の消防署所に消防局から派遣する職員の数でございますが、現段階では何人というように具体的な数は出しにくいところでございます。

 と申し上げますのは、新規に採用する職員の住所であるとか、年齢構成、あるいは消防の経歴等、それらによって人事構成を配慮する必要があるからでございます。

 次に、現在の職員を十か町村の消防署所に派遣することによって、長野市の消防のレベル低下をどのようにホローするかという御質問でございますが、ある程度の期間は若干のレベル低下もあろうかと思います。

 私どもといたしましても、若い職員や新規採用職員に対しまして、あらゆる機会を通じて知識や技術を習得する場を設けまして、職員の質的向上を図ってまいりたい、かように存じております。

 いずれにいたしましても、消防の業務は市民の皆さんの期待が大きく、一時足らずとも空白が許されませんので、その点を十分考慮して対応してまいりたいと思っております。

 次に、経費面で一般会計から持ち出しはないかという御質問でございますが、更水十か町村の消防常備化にかかわる人件費や消防庁舎の建設費、消防車両の購入費、また職員の研修費等、すべての経費は将来にわたって更水十か町村が負担することになっております。したがいまして、長野市といたしまして、一般会計からの持ち出しはございませんので、よろしくお願いいたします。

 以上でございます。



○副議長(金井六郎君) 農林部長新井君

   (農林部長 新井誠君 登壇)



◎農林部長(新井誠君) 私からは、五番の農用地の活用についてと、七番の排水機場の管理運営についてお答え申し上げたいと思います。

 農業・農村の健全な発展を図りまして、生産農家の経営向上と食糧の安定供給を図るには、農業の基盤整備を実施することが不可欠でございます。ほ場整備はそのための基礎的な事業であるわけでございますが、このことから、当市といたしましては、従来より数々の事業を導入いたしまして、ほ場整備事業を実施してまいったわけでございます。

 平成二年度末までの今までの整備量と整備率を申し上げますと、水田で九百六十九ヘクタール、水田の四十・五%、それから畑では四百十八ヘクタール、十%でございまして、整備率は全国あるいは県と比較いたしますと、低い数値となっております。これは市街地から離れた農地での整備は比較的進んでおりますが、市街地近郊における農地は、本市の特徴的な農家一戸当たりにしますと、県の平均が七十八アールに比べまして、長野市の場合は一戸当たり四十六アールと、約県平均の六割というような零細かつ分散した農地形態でありまして、加えて農地の資産的保有傾向の高まり、あるいは第二種兼業農家への増大等、農村社会の多様化によりまして未整備となっているものと思われます。

 また、今後オリンピック施設、あるいは新幹線、高速道等含めまして、経済活動を発展させるための農地の都市的用途への転換はある程度、ある程度と申しますか、かなり大幅に下げられない状況でございまして、誠に厳しい状況ですが、都市と農業との調整を図りながら農業者の理解が得られる中で、各種の制度を導入いたしまして、水田、畑地とも優良農地の保持・保全を積極的に進めてまいりたいと思っております。

 なお御質問にございましたほ場整備状況でございますが、平成元年度は一か所で十六ヘクタールを実施いたしました。平成二年度は二か所で十三・七ヘクタールを実施いたしました。平成三年度に完了したものといたしましては、四か所で百五・五ヘクタールでございます。今年度、平成四年度は今実施中のもので、完成はあと二年、三年先になりますが、現在二か所、百六十五ヘクタールを実施いたしております。

 次に、排水機場の管理運営につきまして、機場管理人の増員と手当の増額についてでございますが、農林部所管の排水機場は、十二機場ございまして、この管理につきましては長野市排水機場の管理規定によりまして、規模の大きさ、例えば小森第一機場の場合は三名、その他が二名の地元の方を管理人さんにお願いいたしまして維持管理をお願いしているところでございます。

 御質問のありました補助員さんについてでございますが、市からの委嘱手当等は措置されていませんが、篠ノ井地区五機場のほか、松代三機場、若穂二機場、更北二機場の他地区との状況や建設部でも八機場を所管しておりますので、それらとの整合性を図りながら増員を含めまして、今後前向きに検討させていただきたいと存じます。

 なお、出水時等に身分補償ということでございますが、補助員さんの出動につきましては、水防作業の協力者として長野市消防団等公務災害補償条例の損害賠償が適用になるということでございますので、これも来年度に向けまして検討いたしてまいりたいと思います。

 よろしくひとつお願いいたします。



○副議長(金井六郎君) 建設部長宮沢君

   (建設部長 宮沢信雄君 登壇)



◎建設部長(宮沢信雄君) 私からは、市営住宅の管理運営について、三点ほど御質問をいただきましたのでお答えを申し上げたいと思います。

 現在、大変市民要望の多い上松東団地を初めといたしまして、若里南市団地の建替えを進めておるところでございます。

 今後、柳町団地等、老朽化が進んでいる団地から順次建替え計画を立てまして、安全で快適な生活が営めるような市営住宅にするよう努めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。

 次に、篠ノ井五明団地、それから松代の屋地団地、それから金井山団地の建替え計画についての御質問でございますが、これらの団地については、オリンピックの選手村が今井に建設するわけでございますが、このオリンピック選手村の建設の状況等を見極め、またこの三団地の利用状況等を見極める中で、今後の計画を進めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。

 それから、三番目の営繕組合の保護育成についてという件でございますが、議員さん申されるとおり、篠ノ井地区には以前から任意組織の営繕組合がございまして、市営住宅の退居時に退居者が行う補修工事等を実施している業者として利用させていただいている状況でございます。

 この組合の保護育成ということでございますが、さきに申し上げましたとおり、任意団体ということでございます。また、市の発注基準等もございますので、全市的にこれを広げていくということは非常に難しいのではないかというふうに思います。

 でございますが、今後この組合の組織の内容、それから作業能力等について調査をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。



○副議長(金井六郎君) 総務部長増田君

   (総務部長 増田禮三君 登壇)



◎総務部長(増田禮三君) その他の関係でございますが、市民憲章のモニュメントのことにつきましてお答え申し上げたいと思います。

 本庁舎の北側に設置してあります市民憲章のモニュメントは、黒の御影石に石の自然の良さを生かしまして彫り込んだものでございます。しかしながら、議員さん御指摘のように、多少読みにくいということもございます。御影石の特徴を生かしながら、その文字が鮮明に出るような方法があるかどうか、これは専門家の方ともよく伺ってみまして、何とか対処してまいりたいと、このように考えております。

 よろしくお願いいたします。



○副議長(金井六郎君) 八番若林佐一郎君



◆八番(若林佐一郎君) 大変質問が多岐にわたったので、時間のことも心配したわけでありますが、大変有効な御答弁を短時間の間に効率を上げていただいて、よく私も理解することができました。

 多少時間がございますが、以上で終わらせていただきます。ありがとうございました。



○副議長(金井六郎君) 二十三番野々村博美君

   (二十三番 野々村博美君 登壇)



◆二十三番(野々村博美君) 二十三番野々村博美でございます。

 まず最初に、昨日の宮崎利幸議員の長野駅東口開発の質問に関連して御質問いたします。

 九月議会で私も指摘をいたしましたように、関係住民の一部しか参加していない街づくり検討委員会で合意したとして、市側は計画の最初から区画整理法による街づくりの手法を住民に押し付けてまいりました。

 住民の合意を得た上で計画を進めるつもりがあったならば、区画整理を撤回し、白紙の状況で話合いをしていかなければ住民との混乱は避けられないことは最初から明らかでありました。

 さらに、七瀬と栗田の両地区と交わされている区画整理は行わないという覚書を無視し、また議会では市長も市街地整備事務局長も九十%以上の同意を得てからとか、アンケート調査を行って同意が得られた段階で次に進むなど、何回も答弁をしておきながら約束を守ることなく、基本計画の決定を行いました。

 にもかかわらず、反対住民の皆さんに話合いのテーブルに着いてもらえれば理解が得られるなど、いかにも混乱を作り出してきたのは反対住民側に責任があるかのような言い方は、事実の経過からして適切でないと考えます。

 先に区画整理ありきで進めてきた市側に、言えばボタンのかけ違いを作った原因があったのではないでしょうか。今後この事業を本当に住民の立場に立って進めていくのであるならば、このような経過に対する責任が市側にあったことを明確に認めてから対応していくべきであります。この間の経過を省みて、ボタンのかけ違いを認め、住民に陳謝する姿勢が必要と思います。このような立場に立って、今後対応していくおつもりがあるのか、市長にお伺いいたします。

 次に、アレルギー疾患に対する対策と援助について質問いたします。

 花粉症やアトピー性皮膚炎など、アレルギー症状を訴える人が国民の三人に一人以上いることが厚生省の初の調査で明らかになりました。また、給食に出たおそばが原因で急死など、今やアレルギーは国民病となりつつあり、大変深刻な問題となっています。特に、成長期の子供たちにとっては切実な問題であります。必要な対策を早急に行うためにも、正確な実態把握は当然必要です。今、全国の学校でATS−DLD日本版改訂版の健康調査票を用いたアンケート調査を行い、アレルギー疾患の正確な実態調査が進んでいます。長野市でも早急に行う必要があると思いますが、いかがでしょうか。

 また、アトピー性皮膚炎の治療として、多くの子供たちが食事療法を行い、卵、牛乳、大豆の三大アレルゲンを除いた除去食によって大きな治療効果を上げています。既に、文部省でも食物アレルギーに対する学校給食の改善を打ち出しており、また県教育委員会でもアレルギー症の子供に配慮した給食にしていきたいとしており、長野市の学校給食についても早急に改善していくべきと考えます。

 特に、食物のアレルゲンとしては、大豆油が非常に強く菜種油に替えただけでアトピー性皮膚炎が改善することも多くあります。市内の保育園でも、全園児に菜種油を使用してアトピー性皮膚炎の発症が少なくなったという経験も生まれています。アレルギー疾患を持つ子供たちのお母さんも、せめて大豆油百%を使うことだけは早急にやめてほしいと願っています。

 既に、長野市でも全国に先駆けて公立保育所での除去食を実施していますし、全国的にはセンター方式による学校給食を行っているところでも、アレルギー用の代替食を作るための設備や体制を整えた自治体もあります。

 植物油の多用がアレルギーを引き起こすことは科学的にも解明されておりますので、植物油の使用を押さえた和食を基本とした給食にし、早急に大豆油の使用についてはやめ、将来的には抜本的なアレルギー食の導入を検討されるよう要望いたします。

 また、特に乳幼児のアトピー性皮膚炎は近年激増し、深刻な状況になっています。粉ミルクも特別の除去用ミルクを使用し、味そ、しょう油なども大豆を使わない除去食用調味料を使っています。重症の子供はお米や小麦も除去し、ひえやあわを主食にしたり、酵素処理した特殊なお米を使います。

 しかし、それらの食品は通常の二倍から三倍と値段が大変高く、家計を大きく圧迫しています。長野市でも来年度から乳幼児医療の無料化が検討されていますが、大切な子供たちのために除去食の食料品に補助金を出すべきと考えますが、いかがでしょうか。特に、除去食用ミルクを使った場合、一か月のミルク代は一万円を超えてしまいますので、ミルク代の補助は多くの若いお母さんたちの切実な願いです。是非とも前向きな検討をお願いいたします。

 また、アレルギー対策として最も大切なことは、母親に対する指導です。一昔前までは、妊婦さんへは牛乳や卵をたくさん取るよう栄養指導がされていました。しかし、今は必要以上の過剰摂取が乳児のアレルギーを引き起こす原因であると科学的に明らかにされています。母親学級や乳幼児健診での保健婦、栄養士の指導は大変大切であります。正しい指導が行われるよう要望し、私の質問を終わります。



○副議長(金井六郎君) 市長塚田君

   (市長 塚田佐君 登壇)



◎市長(塚田佐君) 野々村議員にお答え申し上げますが、東口の区画整理事業についてでございますが、昭和六十二年に駅東口の地域環境調査を実施し、街づくりのそれぞれ委員会を作っていただいて、地域の皆さんと勉強会や説明会をしながら、御要望の中で基本構想を策定いたしまして、四十九回の説明会を開催し、基本計画に進みましても四十八回の説明会を開催いたしてまいったわけでございますが、これは昭和四十一年ごろ、西口の再開発と一緒に提案したわけでございますが、いろいろないきさつの中で、非常に糸がもつれてまいった。

 しかしながら、新幹線の時代、また新しい二十一世紀の街づくりを考えますならば、そのまま放置しておくことはスプロール化につながると、こういうことで、大方の御理解はいただいてまいったわけでございますが、まだ一部根強い反対もあり、また理解不足の多いことも事実でございますので、今後はいろんな問題については、市といたしましても謙虚に住民の皆さんに御理解いただけるよう努力してまいりたいと、誠心誠意努力してまいりたいと、このように考えておりまして、もつれた糸も大分ほぐれてきたことも事実でございますので、なお一層御理解を求める努力をしてまいりたいと、このように考えておる次第でございます。



○副議長(金井六郎君) 生活部長小島君

   (生活部長 小島武彦君 登壇)



◎生活部長(小島武彦君) 私の方から、アレルギー疾患への対策と援助、特に補助金問題と指導徹底について申し上げたいと思います。

 議員さんの御質問の中に、科学的に明らかであるという言葉がございまして、アトピー性皮膚炎と食物アレルギーの関係が解決済みであるといった前提に立っての補助制度や正しい指導を求めるよう質問されておりますが、実はこの前提が議員さんの言われるとおりであるかどうか、少々大変失礼ではございますが疑問の点がある次第でございます。

 と申しますのは、本年一月に日本小児科学会がアトピー性皮膚炎の食事療法についてという文書発表をいたしました。これはアトピー性皮膚炎がまだ研究途上であると断った上で統一見解ができないので、日本小児アレルギー学会の運営委員三名の私見、つまり私的所見ということでございますが、私見とされているものでございます。この発表の中に、食物が原因であっても、同時に家屋塵中、ちりでございますが、塵中のダニ、その他の原因である例も多く、また食物が原因であることを確定する方法も未確立であるため、その診断と治療において混乱を見ていると記されております。混乱を見ているという表現は、過去形ではございませんで、御案内のとおり現在形である点、特に注目されます。

 また、診断は特異抗体の検索と除去、誘発試験によるが、前者の信頼性は必ずしも高くないと述べております。

 また、女子栄養大学出版部で発行しております栄養と料理の今年の十月号に、昭和大学医学部小児科の有田昌彦助教授が、「一部アトピー性皮膚炎児には食物が絡んでいるものがあるということは否定できないが、厳格除去食療法を取り入れている一部の小児科医が指摘しているほどには関連があるとは思われない。」と述べている上に、さらに、「妊娠中も授乳中も卵、牛乳を自主的に除去することが流行しているが、それは本当に意味があることなのだろうか、残念ながら、これによって子供のアレルギー疾患が予防できるかどうかの正確な答えはない。」と言っておるわけでございます。

 また、同じ本で日本医科大学皮膚科の本田光芳教授は、「アトピー性皮膚炎と食物アレルギーとは別の疾患である。アトピー性皮膚炎の原因は食べ物ではない。アトピー性皮膚炎の患者に対して食べ物を制限しても、アトピー性皮膚炎は治るものではなく、むしろ有害であると理解していただきたい。ただしアトピー性皮膚炎と食物アレルギーが一緒になっている場合もあり、その場合は食物を制限することも必要になるが、本当の食物アレルギーは、患者一万人のうち一人いるかいないかである。」と断言してございます。

 このような、日本小児科学会の発表や引用を今いたしました本並びに大学教授の意見は、おかしいと言われればそれまででございますが、ただ少なくとも日本小児科学会内部においても、科学的に明らかと言われるような医学的結論が出ていないことは事実でございます。

 また、日本小児科学会と日本皮膚科学会の見解が一致していないことは確かでございます。アトピーという言葉が日本語では奇妙の病気というふうに訳されるそうでございますが、この病名のとおり、まだ学会の所見が混沌としている現状におきましては、議員さんの趣旨は心情的にはよく理解できますが、公正を旨とする行政的対応は、残念ながらこのような学会の意見の統一が見ていない現在、困難と言わざるを得ないと、こういうことでございます。



○副議長(金井六郎君) 福祉部長藤本君

   (福祉部長 藤本廣美君 登壇)



◎福祉部長(藤本廣美君) 私から、保育園におけるアレルギー対策についてお答えを申し上げます。

 市の公立保育園では、アレルギーの実態調査は今のところいたしてございません。

 保育園では、食物アレルギーの治療として食事療法が必要であると医者が判断した園児には、医師の診断による食事療法の依頼状を受けまして、その子供に適した除去食の献立を考え、アレルギーの子供の特殊調理材料をその園で用意をいたしまして、家庭と協力しながら実施をしている状況でございます。今までに、この食事療法によって四名の園児が治癒、治りました。

 なお、本年十二月一日現在で十七名の園児が食事療法を実施いたしております。

 御指摘のように、食事は大変大事なことでございますので、今後も的確に対応してまいりたいと考えております。



○副議長(金井六郎君) 教育次長滝澤君

   (教育次長 滝澤忠男君 登壇)



◎教育次長(滝澤忠男君) 私の方からは、学校でのアレルギーの実態調査についての御質問についてお答えしてまいりたいと思います。

 学校では、各学校とも児童生徒一人一人の保健状況を把握しておくことが必要なために、年度当初に保護者を通じて各人の保健調査表を作成しているところでございます。その調査表には食物アレルギーとか、薬のアレルギーというものが項目を設けてございます。

 以上です。



○副議長(金井六郎君) 十二番鈴木清君

   (十二番 鈴木清君 登壇)



◆十二番(鈴木清君) 十二番鈴木清でございます。

 私は、このたび一般質問の機会をいただき、本市における当面する教育の諸問題、また本来の在り方について御質問を申し上げたいと思います。

 さて、質問に入らせていただく前に、教育問題とは現在一つ一つ論議されている問題点が、部分部分をとらえるならば、御指摘のとおり、全く理解できる面が多々ございます。

 また反面、教育問題に関する論議や提言は、我が国の歴史と歩み、そして経済の発展、産業構造の変化、つまりその時代と社会環境に深くかかわっておることを痛切に感じたわけであります。

 集約して一言で申すならば、全体と個の問題、理想と現実のかい離、本来あるべき姿ともいうべき理念と制度の矛盾等包括的に抱える中で、私自身の願いと現実の間にあって二律背反的なお尋ねをすることをお許しいただき質問に入らせていただきたいと存じます。

 さて、去る十一月三十日、県教委は十一月二日現在の来春高校入試に向けた第一回高校入学志願者予定数調査の結果をまとめ発表いたしました。中学卒業見込者数に対する進学希望者は、九十八・五%であり、前年度の同調査より〇・一ポイント上昇し、記録の残っている一九五一年以降では最高となったわけであります。

 また、進学希望者の九十八%台は七年連続となっているわけであります。この数字を額面どおりとらえるならば、正に小学校六年、中学校三年の義務教育に加え、三年間の義務教育課程が延長されたものと考えても決して過言ではないと言えましょう。

 ちなみに、入学志願者予定数は、浪人生も含め三万五百七十五人であります。これらの子供たちが保護者と共に希望と不安を抱え、明春の三月二十二日の合格発表を迎えるわけでありますが、ここで現行通学区制度についてまずお尋ねをしたいと思います。

 なお、先ほど若林議員の質問があり、お答えをいただいておりますが、若干申し述べさせていただくならば、現行の制度は昭和四十六年を契機として、高校進学者が九十%を超えた中から特定の高校への集中をなくし、長距離通学の生徒をなくし、併せて親の負担を軽減し、高校間の格差是正、さらに高校全入の声の高まりの中から生まれたものとお聞きしております。

 また当初、小学区制へ移行という論議もあったようにお聞きしております。昭和四十九年以来、現行十二通学区が制度として採り入れられて以来、十八年の経過を見、どのような改善点、あるいは効果があったのか、また当初、意図されたような評価面が具体的にあるのかどうなのか。反面、私自身も含め、昭和二十七年以降二十二年間の四通学区制と比してどうなのか、その対比も含め、まずお答えをお願い申し上げたいわけであります。

 次いでお尋ねをいたします。現行通学区制の論議の中から、県教委、PTA、経済界を巻き込んだ長野県教育の在り方、卓越性論議がございました。

 私は、必ずしも有名私大、国立大学の合格者数をもって学力の低下、長野県教育の現状を憂えるわけではございませんが、ここで改めて教育とは何か、そして先ほど九十八%が高校進学するという現状の中から、高校の義務教育化ということを申し述べましたが、そのような現状も踏まえ、小、中の義務教育九か年と高校との違いはどう認識すべきなのかの論議も喚起されたやに受け止めております。

 そのような経緯の中から、去る二月県会において、宮崎県教育長は公立高校普通科の現行十二通学区制についても、一定の定員枠を設けて、隣接する通学区からの入学を認める制度を検討するため、第三者を含めた検討機関を設置し、併せて選抜資料の内申書についても現行の九段階を五段階評価にすることを検討していくことを明らかにいたしました。

 その方向を踏まえ、七月二十四日、小、中、高の校長会、市町村教委、PTA連合会、教職員組合、信濃教育会などの教育関係団体の代表のほか、県議会各会派の代表、県経営者協会などの委員をもって構成する県公立学校入試制度改善検討委員会が発足し、初会合を開いたわけであります。

 その委員の中には、本市の奥村教育長も参画されておるわけであります。その後、八月三十一日開かれた検討委員会において、従来から通学区拡大を主張してきた自民党県議団や県経営者協会に加え、信濃教育会の岡宮二郎会長、そして奥村教育長も拡大に賛成の立場を表明したとの新聞報道がございました。

 特に、本市においては現行十二通学区制の中で、犀川を挟み第三通学区、第四通学区と分断された唯一の地域でもあります。信毎の投書欄の中で、中・高校生から募集した通学区制の投稿は、もっと自由に高校が選択できるようになってほしいと通学区拡大を求める意見と、これ以上受験競争を激しくさせないでと現状維持を望む声に二分されておりました。

 このことは、当事者である生徒自身にも、一言で申すならば将来の夢を見詰め、やる気をもって自由に学校選択をしたいという思いと、競争の激化に入ることなく、伸び伸び青春をしたいという思いとが相交差し苦悩を与えているわけであります。

 そのような現実の中から、検討委員会が平成五年度中に隣接する通学区からも受験することも含め、現行通学区制度に関して、新たな方向を決め結論を出すやにお聞きしております。その見通しと時期についてお尋ねをいたしたいと存じます。

 引き続きお尋ねをいたします。通学区制問題と並び論議されてまいりました内申書についてであります。

 県教委は、高校入試の際の内申書の見直しの一環として、内申書の評定値と学力検査の得点の相関図方式について、内申書重視と言われてきた合否検討の優先順位を廃止することを決定し、併せて九段階評定の五段階へ、そして記述内容の簡素化も決定、さらに県立高校入学者選抜要綱を改正し、九十三年度明春の試験から適用するとの方針を、去る三月十三日に固めたとお聞きしております。

 ところで、従来の選抜方法は受験競争を緩和させるためとして、六十七年度入試から内申書を最大限重視し、学力検査は内申書などで判定し難い場合の資料として位置付けされてきました。

 このことは、内申書が生徒一人一人に対し重い心理的負担を与えている面もあながち否定できないわけであります。教師と生徒の関係が教えてやる立場と教えを請う立場、指導する立場と受ける立場におのずから位置付けされている以上、教師に対して礼を尽くす以前の問題として、おもねたり、こびたり、また冷静に判断すべき教師の側からも、反面人間である以上、好悪の感情を持ってつい評価をしてしまわないか危ぐされるわけであります。

 教える側も教えられる側も、お互い多面的な人格を有し、多様な生きざま、さらに申し上げるならば、今日までの生い立ちや境遇を考えるに、一定のしゃくし定規で人が人を評価することは、極めて至難の技と言わざるを得ません。

 ここでお尋ねをいたします。

 九十三年、明春の選抜試験において、内申書の取扱いがどのように変わるのか、また受験生にとってどのように評価基準が変わるのか、お尋ねをしたいわけであります。

 さらに関連してお尋ねをしたいわけでございますが、去る十二月十二日、先週の土曜日、信毎紙面に上田市教育委員会が県下で初めて市立中学校生徒の内申書について、保護者と生徒から開示を求められた場合、各教科の成績など数的部分についてのみ公開することを決め、期間も来年二月一日から二月六日までの間と限定し各学校長に伝えたとあります。

 なお、個人情報保護条例は、昨年県議会において、全会一致して議決され、十月に制定された経緯があるわけでありますが、今回、上田市のこのような試みに対してどのようにお考えになるか。

 また、本市としてはどのように対応するお考えか、お聞きをしたいと思います。

 ところで、平成四年度屋代高校、平成五年度に伊那北高校、大町高校、平成六年には野沢北高校にそれぞれ理数科が開設され、また平成四年に飯山南高校には体育科、同五年には軽井沢高校に英語科が開設されております。いずれも軽井沢高校の英語科を除き、定員を上回る希望者を集めております。

 このことは、時代とともに変わる社会の変化に漏れず、従来の学校選抜の基準に加え、個性ある特色ある学科をおのずから求めるという選択肢の表れであるとも言えましょう。

 ところが、長野市が該当する第三、第四通学区を見ますると、第四の屋代を除き、特に長野市においては新設学科がないのが実情であります。

 長野市においては、特色ある学科の新設、あるいは商業科を含め、個性ある学科転換の要望はどうなっているのか、また予定はあるのかお尋ねをしたいと存じます。

 今まで高校入試に関する制度と在り方に集約し、述べさせていただき質問してまいりました。冒頭述べましたように、誠に多面的な問題、歴史と経緯を考えますに、一口に是は是、非は非と論じ、それぞれのおかれた立場の者が等しく納得し、結論を出し得ないのが教育問題であると存じます。

 終わりに、私自身の所感と私見を述べさせていただき、質問とさせていただきます。

 この五年間における本市の大学進学率を見ますと、昭和六十三年が二十六・五%、平成四年には二十九・二%、おおよそ三人に一人が大学へ進学する高学歴社会を迎えたわけであります。

 私は、経営者協会の提言にありました「十五の春を泣かせるな」の高校全入の結果、高校教育に不適合な大量の高校の中途退学者を生み、一方、大学受験では「十八の春を泣かせている現状」をあながち否定し得ないわけであります。

 長野県高校教育の現状と卓越性を論議し憂えることは、とりもなおさず中学校を論ずることであり、三年間の学校教育、そして課外活動の在り方を問い直すとともに、多様な中学三年間を生徒一人一人が充実した思いで過ごし、その実績の上に新たな高校の選択が行われ、そして歩みが始まるものと理解し願っております。

 さらに申し述べるならば、中学三年間の前段として小学校六年間があるわけであります。高校を論ずることは、中学問題を論ずることであり、中学を論ずることは小学校に帰結すると同時に、そこから種々の問題の提起がなされるべきではないかと思うわけであります。

 地域社会の崩壊、核家族化への移行、家庭内児童生徒の減少、と同時に市民社会の価値観の多様化等、余りにも生活及び社会環境が激変している中で、教育は国家百年の基であり、民族悠久の使命であります。

 児童生徒を抱える家庭基盤の確立はもちろん、育成会、PTA等教育団体の奥行きと裾野を広げ、地域社会を築きつつ原点は一つであります。

 それは、良い教師と巡り合うことであります。小学校を初等教育、中学校、高校を中等教育、そして大学を高等教育と言われる中で、本市の初等教育の在り方について、また義務教育の最終年限である中学校の在り方、さらに高校とはどうあるべきなのかお聞かせ願いたいわけであります。

 良い教師とは、師とは何なのか、私の心に深く刻まれたエピソードを語り、質問を終わらせていただきます。

 確か一昨年、私が学んだ若槻小学校が百周年を迎え、私もお呼ばれし盛大な記念行事がございました。そのとき、来賓の一人よりお祝辞を頂だいし、感銘し拝聴したことが昨日のように浮かんでまいります。

 その方は、戦後の荒廃とした国土の中で、師範学校を出られ、当時白面の教師として勇躍赴任してまいりました。若槻小学校、同中学校、通算八年教べんを取られたわけであります。今も連綿と続く飯綱登山が当時挙行され、新任のその青年教師は小学校高学年の児童を引き連れ、一泊二日の飯綱登山へと向かい、そして何事もなく一夜を迎えたわけであります。そしてその夜、一転予想もされないにわかにアイアン台風が襲い、不安な一夜を児童と共に迎え過ごしたときに、夜間豪雨吹きすさぶ中、強くドアを叩く音がする。かすかに聞き覚えのある声で、オーイ、O君−−イニシャルであえて申します。−−オーイ、O君と呼ぶ声が聞こえるとのことでありました。この深夜に何事かと急ぎドアを開けると、雨具に水をひたさせた校長先生が何事もなかったかのようにたたずんでおられ、「子供たちに異常はないか、何事もないか。」とのことでありました。

 一体今ごろだれが来たのかと不安な気持ちで過ごした子供たちも、「あ、校長先生だ。」とばかり駆け寄ってきたとのことであります。

 引率のその教師は、「校長先生、何事も異常はありません。それよりもこんな時間です。一緒にお休みください。」と申し上げたところ、「いや、明日は郡下の教育会があるのだ。」時計を見ながら、「今からなら間に合う。」と一言口にし、「あとは子供たちを頼んだぞ。」と山を下って行ったとのことであります。

 今御紹介した校長先生とは、昭和五十七年、確か二月十六日の日に亡くなられた新井保先生であり、新井先生のもとからオーイ、O君と呼ばれた引率の教師初め、新井先生のけいがいに接し、御薫陶を受けた大勢の次々とO君が輩出し、長野県教育の師表となられたことをお聞きしております。

 最後に、本市の目指す教育理念とは、なかんずく義務教育について、そして理想の教師像についてお尋ねをし、私の質問を終わらせていただきます。



○副議長(金井六郎君) 教育長奥村君

   (教育長 奥村秀雄君 登壇)



◎教育長(奥村秀雄君) 教育の諸問題ということで、幾つかの内容について御質問いただきました。順次お答えしてまいりたいと思います。

 まず初めに、高校入試に当たって現行の十二通学区が実施されて以来、その改善点や効果、また高校卒業者の進学状況などを含め、初めに意図していたことについてどう評価しているかということについてでございます。

 一つには、改善点でございますが、この制度につきましては、県教育委員会において、長野県公立高等学校入学者選抜検討委員会なるものを設置いたしまして、検討してきているものでございます。

 例えば、昭和六十一年度には現行の十二通学区が定着してきており、改変する必要はないと報告しております。しかし、調整区につきましては、新しく高校が開設されたり、調整区があるために不公平が生じたりすることが見られるために、縮小の方向で見直しを求めております。

 その後、御指摘のように、大学進学の低迷などによるいわゆる学力論議が起こりまして、現在、県教育委員会では公立高等学校入試制度改善研究委員会なるものを設置し、現在その検討をしているところでございます。

 二つには、効果ということについてでございますが、十二通学区制が主として目指したところは、御指摘のように、一つには、高校進学の志望を満たしつつ、全体の教育水準の向上を図ること。二つには、一部高校への志望の集中、過度の受験競争の激化、遠距離通学等の教育上の弊害を緩和すること。三つには、生徒の学校選択の自由と地域高校の育成との調整を図ることなどでございました。

 御案内のように、高校への進学率は昭和三十年には五十・九%、四十年には六十七・四%、四十八年には九十一・一%、そして十二通学区を引いた四十九年には九十二・八%、五十二年以降現在まで九十六%を超えているのが現状でございます。

 高校の進学率が急激に増え、ほとんどの生徒が高校で学んでいるという状況からいたしますと、十二通学区制の目指す先ほどの三点は、効果を上げていると判断はできますけれども、しかしその反面、一つには大学への進学率が他府県と比べて低迷しているということ。二つには、やはり一部の高校への志望が集中するという傾向が依然として見られること。三つには、学校の進路指導と本人や保護者の希望とに食い違いがあるということ。そういう問題点も残っているように思います。

 なお、大学進学率と十二通学区制の関係につきましては、県教育長が十二通学区と大学進学との決定的な因果関係は見出せなかったと述べておりますが、内容に入ることは控えさせていただきたいと思います。

 参考までに申し上げますと、毎年の五月一日の学校基本調査による大学進学率の状況は、昭和三十年の三月、これは現役でございます。十二・三%、三十五年が十一・九、四十年が十八・五、四十九年が二十五・八、四十年から四十九年までの平均が二十・六%でございます。

 十二通学区が引かれた昭和四十九年以降は、昭和五十年から五十六年までは二十七%台、五十七年から六十二年までは二十五%台、六十三年度以降は上昇して二十六から二十八%で、平成四年は二十九・四%となっております。

 高等学校同様、大学進学を目指す生徒が増加しておりますので、割合とすると大きな変化はないようですけれども、進学者数そのものは増加していると言ってもよろしいかと思います。

 次に、三番目は調査書にかかわる御質問でございます。

 県の高等学校入学者選抜要綱や県教育長の見解、コメントによりますと、調査書と学力検査との相関図方式によるという基本線は変わりがないということでございます。

 また、受験生にとって五段階評定は毎学期末の通知表の評定とも同じでありまして、それは生徒一人一人の成長面を重視するものでありまして、日常の学校生活を充実させることにつながるものであろうかと思われます。

 さらに、上田市教育委員会が中学校段階で調査書の一部を開示するということにつきまして、本市の見解でございますが、中学校における毎学期に渡している通知表や進路を決定する際に行っている親、子供、教師の三者懇談会で調査書の基礎的資料は、父母にも生徒にも何らかの形で示しているわけでございます。

 むしろ大事なことは、それよりも根本的なことを忘れてはならないということでございます。と申しますのは、調査書を開示するかしないかの問題よりも、それ以前に日ごろから教師と父母、教師と生徒との間に、お互いに信頼関係が出来ているかどうかの問題でありまして、今後も大事な問題として各学校、各教師へ投げ掛けてまいりたいと考えております。

 次に、四点目は高等学校における学科の新設及び学科の転換についてでございます。

 御指摘のように、学科の新設は平成四年度から屋代高校に設置されました理数科のみでございます。

 学科転換につきましては、昭和六十一年から長野工業高校の工業化学科のうち、これは二教室あるわけでありますが、その一教室が情報技術科に変わります。更科農業高校の園芸科が施設園芸科に変わり、また農業科が生産流通科に転換しているのが現状でございます。現在のところ、これ以外の第三、第四通学区における学科の新設や転換は聞いておりません。

 次に、現在のところ長野市立高等学校につきましては、提言をいただいて以来、長野市立高等学校改善研究委員会において鋭意検討中でありますが、特色ある高等学校として、再スタートさせたいと考えておりますので、今後とも御協力をいただきたいと思います。

 次に、五点目は初等教育、中等教育、この在り方についての御質問でございます。

 まず、初等教育、いわゆる小学校教育についてでございます。一口で申しますならば、心と体の調和的発達を図るということになろうかと思います。

 新しく出来た生活科という教科に代表されるように、子供の学ぶ意欲を大事にし、感性を磨き好奇心を育てながら、国民として必要な基礎的、基本的な内容を身に付けさせることであると考えます。

 次に、中等教育前期としての中学校教育については、御指摘のように、義務教育が終了する段階という視点から考えますと、社会への形成者として必要な資質を養うことが第一とされるべきところでありますが、高等学校志向が非常に高いという現状から考えますと、能力や適正に応じて将来の進路を選択する能力を養いながら、基礎的、基本的な内容を身に付け、さらに勤労を大事にする態度を養うことであると考えます。一口で申しますならば、個性を発見するということになるかと思います。

 また、中等教育後期、いわゆる高等学校教育でございますが、国家、社会への有為な形成者と必要な資質を養うことでございます。中でも個性の確立に努めることが大事かと思います。一口に申しますならば、個性を磨きながら教養を高めるとともに、専門的な技術を身に付けるということになろうかと思います。

 最後に、本市の目指す教育理念と理想とする教師像について御質問でございますが、本市には長野市教育大綱がございます。昭和六十一年以降、この大綱の理念に沿って各学校では日々の教育指導を行ってきているところでございます。

 それは、敬愛の心を培うとともに、自立心、創造力を養うことを基底として、いろいろの領域での教育活動を通して、深く豊かな人間性の実現を目指すというところでございます。この敬愛の敬は、い敬の念の敬でございまして、おそれを覚える心、尊敬、感謝などの思いも含んだおそれでございます。

 ニンジンの芽の出る様子を額を集めて見ていた小学校二年生の男の子が、ぶるぶる振るえるようにして発芽することを目の当たりにして、「あっ生きている。」と思わず叫んだということなどは、正に生命に対するい敬の念を抱いた具体的瞬間でありまして、こうして対象と素直に向き合っている中から生まれて来るものであり、それはまた、同時に子供らしい感性を磨いていることにもなると考えます。

 次に、敬愛の愛は惜愛の愛でございます。時を惜しみ物を惜しみ、人や命を惜しむ心と同時に、友情とか相互信頼とかを含んだ愛でございます。

 中学校においては、二年有半続けてきた部活動の終了の時点を大事に考えています。どうけじめをつけるか、どう終止符を打たせるかを大事に考えているわけでございます。

 市内のS中学校の男子バスケット部の三年生が、K中学校の会場で最後の大会をし、ついに敗れ、帰り際に控室になっていた一年生の教室の黒板に、感謝と激励と別れのあいさつを書いて立ち去った例が昨年ございました。

 敬愛の心は子供一人一人が本来持っているものでございまして、教育はそれを引きだし、目覚めさせ、それに土寄せていく営みであると考えているわけでございます。

 最後に、理想の教師像ということでございますが、これはただ今お答え申し上げたような、子供を実現させることのできる教師ということになろうかと思います。

 教師と子供という関係でなく、その「と」を外して師弟というその関係になったときに本当に理想の教師になると考えているわけでございます。



○副議長(金井六郎君) 十二番鈴木君



◆十二番(鈴木清君) やはり、教育とはその時代その背景を抜きにしては語れることができないと思います。

 大いに長野市教育の発展のために冷静かつ長期的な視野に立って論議を高め、教育長先生初め、長野市教育の向上のためにお尽くしいただきたいと思います。

 以上、お願い申し上げまして私の質問を終了いたします。ありがとうございました。



○副議長(金井六郎君) 三十五番今井寿一郎君

   (三十五番 今井寿一郎君 登壇)



◆三十五番(今井寿一郎君) 提出した質問の順序に従いまして御質問させていただきます。

 まず最初に、竹下元首相の議員辞職問題でございます。

 これにつきましては、県内自治体の長としては、殊にごじっ懇のようにお見受けする塚田市長に御所見をお伺いしたいのであります。

 さて、今回の佐川急便事件に特徴的なことが三つあります。

 第一は、本件事件の真相解明を求めて、久々に市民が、一般民衆が燃えたということでございます。これを人によっては、金丸五億円収受が発覚して以来の市民運動の高まりについては、あの一九六〇年の安保騒乱以来ではないかと言う人もあるのであります。

 その二は、言うまでもなく、この事件の性格についてであります。一国の総理になるのに驚くなかれ、直接、間接に暴力団が介在したということであります。つまり我が国のキャビネットメーカーが暴力団であったというわけであります。この事実を知って、一人驚いたのは我が国民ばかりではなく、世界の文明国がこぞって驚きかつあきれたわけでございます。ために、我が国の国際的信用はがた落ちしたことも皆様御承知のとおりであります。

 そしてその三は、本件事件の解決に当たっての検察の不甲斐なさでございます。これまで市民は政治の世界はともあれ、司法、なかんずく検察だけは正義の味方であり、社会的公正を実現するほとんど唯一のとりでであるとの漠然たる信頼を寄せていたのでしたが、あの金丸五億円の上申書解決などを見て、真にがっかりしたのであります。

 しかしながら、この検察の弱虫と政治的、司法的バーゲンの問題は、本件事件の本質ではもちろんありません。中核は飽くまでも二番目の竹下元首相の出所進退、すなわち、その政治的、道義的責任の取り方いかんによると思うのであります。

 私は、以上の観点からしまして、さきの衆参両院においての竹下氏の証人喚問に多大な注目をしていたのでありますが、氏は世に言われる氏の「言語明りょう、意味不明りょう」の特徴をいかんなく発揮されまして、いかにも口舌の人らしく、問題の確信に触れるとすべてを自らの秘書に押し付け、これが仮にも一度は首相の印字をおびた人の応対かと、聞いていてつくづく情けなくなる思いがしたのであります。

 もっとも、野党の追及もいささか迫力を欠き、不十分なものではありました。

 さて、この竹下氏とそく聞したところでは、市長は氏と同窓であり、また信州経世会の幹部ともお聞きしているのでありますが、それはともかくといたしまして、今日までの竹下氏のこの言動態度、また既に自民党内においてすらほうはいとして生起しつつある議員離職問題について、いかに考えられているか御所見をお伺いしたいのであります。

 次は、五輪施設整備の在り方について市長に御所見をお伺いしたいのでありますが、時間に追われるのも何でございますので、ここでこれからの問題は、これを読み上げまして、項目的に申し上げますので御所見をお願いしたいと思います。

 五輪簡素化の市長の所見いかん。言うまでもなく、五輪関連施設の簡素化については、閣議了解の方針を含め、一九九八年の冬季五輪施設受入れの基本的姿勢であったはずであります。しかるに、最近の一連の動き、一例としてカーリング、女子アイスホッケーの品目増加等を見ても、市長初め五輪関係者の言動は一向に簡素化への努力の気配が見られないのであります。極めて残念であります。市長は一体簡素化の姿勢を放棄したのかどうか、これをひとつはっきりとお聞かせいただきたいのであります。

 その二、議会開催ごとに五輪施設の簡素化実現の一環として、私は最も変更しやすいスピードスケート場の市外移転を主張しているのでありますが、再度市長の所見をお伺いしたいのであります。

 今回の議会をお聞きしておりますと、スピードスケート場の用地買収を巡って大変な難航が見られているようでございますけれども、かたわら、それぞれの議員さんの発言を聞いておりますと、場所とか施設の引っ張りあいもしているようでございますので、この移転が困難とすれば、一体その理由と事情は何かということをお願いしたいのであります。

 私は前から申し上げておりますように、思い切ってこの際、市外地の既存施設を使ったらどうかということを言ってるわけでございますが、その点はっきりと市長の所見をお伺いしたいのであります。

 三番目、新幹線施行状況についての市長の所見であります。

 衆目の見るところ、フル新幹線施行の進ちょく状況は大幅に遅れております。特に市長も、先日の代表質問への答弁において、軽井沢立木トラストの件に触れられて、その困難性に言及しておりますが、私の知る限り、立木トラストについては、現在立木の登記が四百三十本でございます。大体四百人が立木の所有権を取得しまして、要するにフル新幹線反対について三つのグループに分かれて頑張っております。これは単に軽井沢のみでなく、長野市においても全般的に大幅な遅れが見られるのであります。もともと今年の七月に設計協議が終了する予定でありました。それが、現在に至りましても、なお四地区が終了してないのであります。いつになるかいずれにしましても、既に半年以上の遅れが見られるわけでございます。

 これでは、一体五輪開催までに間に合うのかどうか、最近市が出されましたこのパンフレットを見ましても、来年一年までに用地協議、用地買収が完了しませんと、あと事実上丸三年の工事が完了しないことになっております。来年一年に果たして八百戸から六百戸といえるような世帯の移転が完了するでありましょうか。そういう世帯の用地が一体買収できるでありましょうか。これをまともに考える方がどうかしているのではないかと私は思うのでございますが、市長の御所見はいかがでございましょうか。

 四番目、長野駅周辺第二土地区画整理事業についての市長の御所見であります。

 本件については、これまでの市の対応や姿勢を見ると、改めて言うまでもなく、本計画に対する地域住民大多数の反対、消極的意見を全く無視したファッショともいえる強制行政と断ぜざるを得ないのであります。

 市長は、これまでの主張を根本的に改められて、自己批判をされることによりまして、現計画の全面的見直しと棚上げを図るべきだと思いますが、御所見はいかがでしょうか。

 以上で終わります。



○副議長(金井六郎君) 市長塚田君

   (市長 塚田佐君 登壇)



◎市長(塚田佐君) 今井議員にお答え申し上げますが、衆参両院で証人喚問が行われておりまして、政治不信に対する国民の怒りは大きいものがあります。是非国民に信頼される政治を目指して政治改革を断行していただきたいと、このように私は思っておりますが、進退問題については、これは本人自らの政治倫理感に基づきまして、間違いのないよう決める問題であろうと、このように考えております。

 続きまして、五輪簡素化の問題についてお答え申し上げますが、長野冬季オリンピックは国内の招致活動、また世界に向かっての招致活動、都合六年間、市民、県民の皆様の合意をいただき、また閣議了解をいただきまして招致活動を進めてまいりまして、開催が決定したわけでございますが、その開催決定の一番基本にするところは、閣議了解を守っていきたいと、簡素でしかも二十一世紀に長野市の発展につながる都市整備を進めながら五輪開催をしていきたいと、こういう方針であるわけでございますが、ですから、開催概要計画書を招致の段階でIOCへ提出してございますが、この開催概要計画書を基本に施設整備をしていくと。これを最初から現在まで、将来に向かってもその方針でございます。

 ですから、女子アイスホッケーについては、長野市内に造る開催概要計画書の施設でできるものについては受入れますと、それ以外のものは受入れができませんと、こういう方針は終始はっきりしているわけでございまして、そういう中で、女子アイスホッケーは長野市内に開催概要計画書に沿って造りますアイスホッケーのA会場とB会場で、十分六チームぐらいでございますので、しかも選手村も三千人以内で収まると、こういう見通しでございますのでできると、こういうことでございますので、それは開催概要計画書の施設でできるものであれば受入れましょうと、こういうことを申し上げておるわけでございまして、カーリングにつきましては、長野市の施設では無理だと、こういう調整委員会などの判断でございますので、それは長野市では御辞退したいと、こういうことをはっきり申し上げておる次第でございます。

 続きまして、屋根付きの全天候型のリンクにつきましては、市外に移転をすべきだと、こういうふうにいつも御意見を申されるわけでございますが、これは長野市へ開催概要計画書に沿って造ります屋根付きの全天候型の四百メートルのスピードスケートの施設でございまして、これは日本では初めての施設でございまして、どこへ移してもそういう施設はないわけでございますので、この際、はっきり不可能であると、こういうふうに申し上げております。

 長野市内でやるんだと、こういうことでございますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。

 それから、新幹線の問題についてでございますが、新幹線につきましては、いろんな経過がありまして、四十八年以来やってきておるわけでございますが、これは昨年六月十五日のバーミンガムでのオリンピック開催都市決定以来、政府の方も本格的に本格着工を認めて建設計画を今進めておるわけでございまして、既に五里ケ峯トンネルや長大橋りょうでは着工しておりますし、長野市内でも犀川や裾花川の橋りょうは既に工事に着手しておるわけでございまして、これは運輸大臣の工期六年間の中で認可をされているわけでございます。是非地域の関係の皆様の御理解と御協力で早期に完成を目指していきたい。オリンピックの前に完成させたいと、こういうことでございます。

 今、来年度の予算でも大蔵省と運輸省で協議を進めておりまして、来年度の整備新幹線建設事業費に初めて財政投融資など、借入金も含めて、総額で一千五百九十一億円の予算を確保したいということで努力していただいておりまして、そのうち八割は冬季五輪に間に合わせる例外的措置でこの借入金もするんだと、こういうことで、そのうち一千五百九十一億円のうち八十%を高崎・長野間に向けると、こういうことで政府も全面的にバックアップしていただいておるわけでございまして、これは四十八年ごろから新幹線が始まりまして、高崎まで来まして高崎から上越に向かうか長野へ来るかと、こういう大事なときに、上越へ先にお譲りしたばっかりに、十七、八年こっちはかかっているわけでございまして、そういう前例もありますから、政府が全面的にバックアップしてくれる今、是非沿線の市町村、県挙げての協力の中で地権者の皆さんの御理解をいただいて目標どおりオリンピックの前に開通させていきたいと、このように考えておる次第でございます。

 それがまともな考え方ではないかと、このように思っている次第でございまして、政府がバックアップして、みんながやろうというときに、それに合わせてやるのが、今井議員は新幹線は要らないと、在来線でいい、あるいはミニでいいと、こういうお考えかどうか、その辺がはっきりしないんですが、ただ間に合わせなくていいという話はまともな考えではないのではないかと、こう思う次第でございまして、是非御協力いただいて、今井議員も立木トラストの方とも何か面識があるようでございますので、是非そういう立場で協力をいただけるように説得していただきたいと、こういうふうに思う次第でございまして、是非地域住民の十数年にわたるこの新幹線開通の願いを、県を先頭に市町村挙げて地権者の皆さんの御協力をいただく中で完成を目指していきたいと、目標どおりオリンピックの前には開業させたいと、こういうことで全力で取り組んでおるわけでございますので、その辺を御理解いただきたいと、こう思います。

 続きまして、長野駅周辺第二土地区画整理事業について申し上げますが、これは大変長い課題の事業でございまして、二十五年来の大きな課題でございます。その間、大変いろいろ糸がもつれて、非常にいろんな段階がございました。そういう中で、二十五年たちましたけれども、是非今考え直していただきたいと。新幹線も入る東口一帯の整備は、長野市にとりましても大変大事な都市整備でございまして、併せて地域の皆さんにも二十五年たつ中で、道路が非常に狭くなってきたり、それから無秩序にこれからスプロール化をする可能性が出てきておると、こういうことでございまして、是非御理解をいただきたいと、こういうことで民主的に何回も地域の皆さんと御要望の話合いを進めてまいっているところでございます。



○副議長(金井六郎君) この際ここで十分程度休憩いたします。

   午後 二時四十一分 休憩

   午後 三時  七分 再開



○議長(高川秀雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 一般質問を継続いたします。

 二十二番戸谷春実君

   (二十二番 戸谷春実君 登壇)



◆二十二番(戸谷春実君) 二十二番戸谷春実であります。

 平成四年十二月議会一般質問も私が最後となりました。本日は芹田地区の区長会の役員さん、並びに各種団体の幹部の方々も傍聴されておりますので、若干重複がありますが、改めて御質問を申し上げます。

 塚田市長初め、理事者各位におかれては大分お疲れのことと存じますが、要を得た答弁をお願い申し上げるものであります。

 さて、私が敬愛する塚田市長におかれては、偉大なる県都長野市の指導者として三十五万市民の信任を得、市長職に就任され七年の歳月が経過されました。

 しかし今、我が長野市の現状は、かつて私が経験を見ない幾多の市政の課題が山積をいたしておるものと思われます。すなわち市民待望の一九九八年の冬季オリンピック大会の競技施設の建設及びその関連道路の整備、来春の供用開始を目前に控えての中央道長野線の市内各地のアクセスの整備促進、北陸新幹線軽井沢・長野間の建設、あるいはまた、平成七年春診療開始を目指す市民病院の建設、長野北新都市開発整備事業等々、大型なプロジェクトがめじろ押しであります。

 これらの大事業をなし遂げるため、塚田市長におかれては絶大なる能力と強力なる体力を持ってその任務を遂行されますことを心より願うものであります。

 また、長野市が去る八月行った市民の街づくりアンケートでも明確なように、冬季五輪に何を期待するかの問いに、複数回答の結果は、新幹線、道路、競技施設などの都市の基盤整備の充実が実に六十四%と最も多く、次いで国際交流三十六%、スポーツを通じた世界平和の実現が三十四%、経済の活性化が十九%の順であったようであります。

 私たちが、今春四月議会より選任されて第十六回オリンピック冬季大会の開催地でありますフランスのアルベールビル市での調査でも、オリンピックを開催して何が一番よかったかの問いに、関係者は新幹線、道路網、下水道の整備等の都市の基盤整備であったと異口同音に説明をしてくださったのであります。

 世界の先催地でも同様、長野市民の多くはオリンピックの冬季大会に大変な期待を寄せているのであります。その証左として、冬季五輪にボランティアとして是非参加したい、できれば参加したいとする積極派が全体の過半数を占めているのであります。市民の強い要望にこたえるのは行政の責任であります。「困難は克服するためにある。」との格言を思い、塚田市長におかれては決意も新たに、市政執行に専念されますことを強く希望申し上げます。

 次いで質問に入ります。

 一、オリンピック冬季大会の競技施設の建設及び後利用等の財政計画についてお尋ねいたします。

 さきの十一月四日、世界注目の中で行われたアメリカの大統領選挙において、わずか一年半前にブッシュ大統領は湾岸戦争の勝利によってアメリカ国民の指示率が九十%を超えていたと報道されていたのであります。ソ連の崩壊、東西ドイツの統合等によるポスト冷戦による大国の軍備の縮小は、世界の常識であり、当然のことでありますが、これに伴う平和の配当が期待されたものと思われます。

 しかし、そのために支払われた代償として、アメリカ経済は疲弊し膨大な財政赤字に対してアメリカ経済の再建を一途に選挙戦を進められたクリントン氏が圧勝したことは、新聞が報じているとおりであります。

 しかし、塚田市長におかれては、当初より国、県と綿密な連絡の下、財政当局に命じ、ち密にして先見性の高い財政計画をお立て願っておるものと思います。その後、バブル経済の崩壊という思わぬ事象がじゃっ起し、大きな社会の変化により、財政の修正の必要があるかどうか、このことについてお尋ねを申し上げます。

 なお、ある週刊誌の記事では、長野市のオリンピック後の財政状況について、企業でいう倒産状態になるのではないかとの指摘も受けているのであります。私は、週刊誌の指摘のようなことはあり得ないと確信を申し上げる一人でありますが、常に「備えあれば憂いなし」の体制を期待するものであります。

 また、さきに行われた競技施設の後利用と、その管理についてでありますが、市民会議の答申の中でも申し上げてありますが、財団若しくは第三セクターでの管理についてでありますが、その見通しを含めて市長の構想をお尋ね申し上げます。

 なお昨日、新友会小山岑晴議員の質問に対し、検討委員会を設置いたしたいとの答弁がありましたが、委員会はいつごろ設置されるのかについてお尋ね申し上げます。

 次に、オリンピック施設の敷地買収についてお尋ね申し上げます。

 オリンピック施設の建設事業に当たっては、まず重要な仕事は用地取得であろうと思います。このことについては、関係する職員は連日にわたり大変な苦労をされているやに聞いております。その労苦に対して敬意を表するものであります。

 開閉会式の会場、(仮称)南長野運動公園、今井の選手村、大豆島のスピードスケート会場、真島のフィギュアスケート会場、浅川のボブスレー・リュージュ会場等の用地の中で、本日までに明確になってまいりました用地の中で、開閉会式の会場、すなわち南長野運動公園については昨日の議会でも提案がありましたように、最悪の場合には東和田運動公園で解決ができるものと思いますし、またスピードスケート会場についても、職員は誠意を持って地権者の皆さんと折衝をいたしておるようでございますが、なかなか大変なようでございます。

 しかし他方、若穂の須坂長野東インターわきの流通団地の用地を地元の地権者は用途変更をして、是非スピードスケート会場にという強い期待をいたしておるようであります。その理由は様々ありましょうが、まず挙げられることは、税制の恩典であります。

 流通団地では一千五百万の控除、しかしオリンピック施設には控除額が五千万になるのであります。大変な格差であります。期待されるのも当然であります。

 現在、予定地より東へ車で三分であり、スピードスケート用地の買収不調の場合は、変更についても考えるべきではないかと思いますが、理事者の御所見をお伺いするものであります。

 なお、すべて施設の用地買収については適正な価格でお買上げ願うことを理事者に強く希望申し上げておきます。

 次に、長野駅東口の基本計画区域の変更についてお尋ね申し上げます。

 長野駅東口の街づくり事業の歴史は長く、既に二十五年近い歳月が経過しようとしております。この間、正にう余曲折、同じ区内で同じ区民が反目し合う事象は、私も区民の一人として哀しい歴史と言わざるを得ません。

 このような悲しみはこの土地に住まう者のみが知り得る体験でもありましょう。総論と各論、各論と総論、あるいはまた賛否両論のはざまの中で、この世を去った先輩や同僚も少なくありません。

 この問題が提起される以前の七瀬町を思うとき、あの日からそれは親と子が、兄弟や親類同士が争う姿と同じように思われてならないのであります。

 そもそも、七瀬町は明治初年、信越線の開通に始まる当時より、長野駅の西側は善光寺口の繁華街、東側は国鉄長野工場と長野機関区がありまして、工場の正門を中心として出来たのが七瀬町でありました。

 したがって、区民の当時の多くは、国鉄に職をお持ちになった方が多かったのであります。当時、商店街は区の北面の長野菅平線に面して成り立ったのであります。

 当初市が示した区画整理事業についても、駅東口や工場の正門を中心としたものでありますので、街づくりを希望する商店街とは中心が異なるという皮肉な現象となったのであります。

 駅を中心に考えるならば、この現象もまたやむを得ないところでありましょう。しかし、商店街の多くは現在も第二ゾーンでありまして、是非この機会に第一ゾーンに編入をとの希望が強く、このことについては、市長の七瀬南部公民館での説明会でもお分かりのことと思います。

 長菅線沿いの商店街は、街づくりに強い意欲を持たれる方が多いのであります。このことについて、市長の御所見をお尋ね申し上げます。

 次に、長野郵便貯金会館・メルパルクの移転説についてお尋ねを申し上げます。

 メルパルク長野駅東口への移転新設説について、去る十一日新友会の代表笠原議員の質問のあったところでありますが、私は地元という立場で、若干視点を変えて質問をさせていただきます。

 新聞報道によりますと、郵政省は長野郵便貯金会館・メルパルクながのをJR長野駅東口に移転新築との方針を決め、新年度予算の概算要求に国鉄清算事業団所有の旧国鉄工場跡地の買収費を計上した。なお同用地は七千平方メートルということになっております。

 なお、高層建築のホテルとハイレベルのコンサートホールをメーン施設として設計方針であると言われております。この報道について文化コンベンション施設の検討委員会で、多くの委員より積極的な発言がありました。

 以下、その要旨を申し上げますと、一に、芹田の同一地区で駅前という良好な立地を得てメルパルクの施設の建設が決定された場合は、施設の競合を憂慮いたし、優良企業は公開コンペに参加が少なくなるのではないか。金融機関も二社択一の立場で支援しにくくなるのではないか。オリンピックは国家的なイベントであるので、これを成功させる立場から、郵政省も支援すべきではないか。旅館組合の代表は、我々の業界は一過性のオリンピックのために、多くのホテルの建設は死活問題であると。また地元の東口の地権者としては、第一ゾーンだけでも約六十ヘクタール、法で定められた公園用地だけでも五千坪以上になります。したがって、事業団の所有地については、すべて長野市が払下げを受け、二十一世紀に向けてのゆとりのある街づくりを進めるべきであるとの意見が多いのであります。いかがでしょう。

 まだほかにも意見がありましょうが、そこで私の提案でありますが、これから行われます文化コンベンション施設の公開コンペにメルパルクの皆さんにも御参加をいただき、市長にはそのように努力していただきたいと思いますが、御所見をお伺いするものであります。

 次に、芹田児童館についてお尋ね申し上げます。

 芹田児童館におきましては、かねてより地区事情からして児童館の建設をと当局にお願いを申し上げてまいったところであります。特に昨今の学校五日制を契機として、関係者のその要望の声は強まってまいりました。しかし残念ながら、芹田小学校付近には適当な用地が入手できないため今日を迎えたのであります。

 その後、私も鋭意候補地を物色いたしてまいりましたところ、昨今出生児の減少により、休園する芹田小の程近くにあります郵政弘済会経営のこばと保育園を借用若しくは市に払下げを願ってはとお願いを申し上げたところ、大変御理解を願い、東京の本部に早速連絡を申し上げ、長野市の御期待に沿うよう努力いたしましょうとの回答を得ましたので、担当部長にお引継ぎを申し上げました。

 このことについては、さきに行われました芹田地区のみどりのテーブルにおいても、市長は大変乗り気でおられましたが、その後どのように話が進展を図られておるや、進展の度合いにおいては地区関係団体としても、それが対応の準備もありますので、お伺いを申し上げるものであります。

 次に、文化行政についてお尋ね申し上げます。

 従来、我が国の文化活動は、これまでともすれば大都市に集中する傾向がありましたが、昨今は文化の振興は地域社会の発展に極めて重要であるとの認識が広がり、地方都市でも文化施設の建設や各種の文化団体の結成について盛んに支援をいたしております。

 我が長野市でも、教育委員会の社会教育課の中に文化係と文化財係を置き、芸術文化の振興と文化財の保護行政の推進を図っておられますが、全国的に長野市規模の都市で文化財の豊富な街は文化行政の担当課を設けておりますが、当市ではそのようなお考えがあるかどうか。

 一方、市長部局においても文化活動が地域住民の日常生活と不可欠であるとの立場から、文化施設の新増設やイベントの開催など、特色のある文化事業を活発に行うため、文化関連行政を担当する課を国の指導で設けていると言われております。

 本市では、商工部観光課と理解してよろしいかどうか、また都市開発部の都市デザイン室も、市街地の文化に関連して大変に重要な室だと思いますが、観光課と都市デザイン室は常にどのような調整を図られておるやについてお尋ね申し上げます。

 各市が行う文化施策の分野としているものに、五点について長野市の考え方をお尋ね申し上げます。

 文化による街づくりの推進、二つとして、地域住民による特色のある文化活動、三つとして、文化活動の人材づくり、四つとして、地域における文化活動機会の確保、五つとして、市民に文化に関する情報の提供などについてお伺いを申し上げます。

 また、昨今はよく食文化などという言葉も耳にいたしますが、「信濃では月と仏とおらがそば」で代表するように、食文化を観光資源に活用することは極めて大切な課題と思います。

 小布施町では栗を観光行政に大変立派に活用いたしております。また昨今、西山地域では、伝統のおやきを村起こしに活用いたしております。我が長野市も伝統ある食文化を活用し、長野市の活性化を考えておられるかどうかについて、その御所見をお尋ね申し上げます。

 次に、野外彫刻についてお尋ね申し上げます。

 長野市の野外彫刻賞も創設されて早二十年の歳月を数えることになりました。この間、大勢の先生方の力作、秀作により、長野市の街角や公園に文化の香りが年ごとにみなぎり、「彫刻のある街長野」としての名声を内外に広げつつありますことは、大変に喜ばしいことであります。

 そもそも、長野市の野外彫刻賞は、当時の夏目市長がヨーロッパの視察時、ヨーロッパの各都市の街角に設置される彫刻に感激、帰国後、当市にもと取り入れたのが始まりであります。それから二十年、作品の数も九十二点に及んでいるのであります。誠に結構な限りであります。

 しかし先般、私どもの常任委員会で管内視察の折、松代・長野インターのミニパークの中に新設された野外彫刻の「トキメキ フレアイ ナガノ ユメ」という作品について、歴史の街松代、長野市の表玄関口であるインターに設置される作品としてはいかがなものかとの議論がありました。

 私も、以前より彫刻には関心を持っておりましたので、見させていただきましたが、その議論について私なりに理解することができました。

 先般、ある美術界の専門家の先生方から、長野市の野外彫刻は、全般的に抽象物が多過ぎるのではないか、具象物を増やすべきではないかとの意見をお聞きいたしました。

 先年、篠ノ井の横田に設置されました長野市の門の作品についても、多くの見学者より同様の意見がありましたのも記憶が新たなところであります。

 長野市の野外彫刻も、間もなく百点の節目を迎えようといたしております。この際、作品の百点を一つの区切りとして、新たな視点から作品を選ぶべきではないかと私は思いますが、いかがでしょうか。希望としては、一般市民にも理解されやすい作品をと思います。このことについて、関係理事者の御所見をお尋ね申し上げます。

 次に、コミュニティー助成事業についてお尋ね申し上げます。

 コミュニティー事業の実施については、要綱の定めにより助成があり、広範な事業がその対象となっており、大変地域としてもありがたい制度であります。

 なお、限度額については一件二百五十万としてありますが、助成対象事業者が市町村となっております。そこで長野市規模の都市では一年に助成額がどの程度であって、何件ぐらいが助成対象となっておりますや、また過去二、三年の実績についてお尋ね申し上げます。

 なお、平成五年度に向けてどのようなものが、どの程度の申請があるや等についてもお伺いを申し上げるものであります。なお、南長野運動公園用地等について、地域に精通いたしております小山章夫議員より私の質問についての御答弁のあと、関連質問がありますので、あらかじめ御了承を願いたいと思います。

 なお、その他で長野須坂インター線についてと、行政の窓口事務についての質問は、関連質問の関係がありますので、私の質問は削除いたしますので、よろしくお願いを申し上げます。

 以上で、私の質問は終わります。明快なる御答弁をお願いを申し上げます。



○議長(高川秀雄君) 市長塚田君

   (市長 塚田佐君 登壇)



◎市長(塚田佐君) 戸谷議員の御質問にお答え申し上げますが、オリンピックの開催につきまして、いろいろな施設を造るわけでございますが、その施設につきましては、長野市の二十一世紀をにらんでの必要な施設、スポーツ施設、あるいは文化コンベンションの施設づくりをということで、いろいろ市民の代表の皆さんで構成されました市民会議で後の利用について御審議いただく中で、最終的な御提言をいただいておりまして、その提言に基づきまして、提言を尊重いたしまして、後利用を優先に考えながら設計に入っていきたいと、このように考えている次第でございます。

 長期的な財政状況につきまして申し上げますが、いろいろな施設を造る、そしてまた、下水道や道路に対する皆さんの期待も強い中で、都市基盤整備を進めながら高齢化時代に向かっての福祉も十分していきたい。

 そしてまた、二十一世紀を背負って立つ子供たちの教育についても真剣に取り組んでいきたい。またごみやし尿の問題に対しての環境に対する市民の皆さんの期待も高まっておりますので、それらの環境行政も積極的に進めていきたい。こういうことを考えながら長期的な財政計画を見直しをしております。

 これは、ちょうど長野市の長期計画でございます長野市の総合計画の見直しを今審議会に諮っておる次第でございますので、見直しを財政的にもしておるわけでございますが、その中で、長野市の総合計画の計画年次でございます平成五年度から平成十二年度までの八年間にわたりましての財政計画は、約一兆二千億円から三千億円ぐらいと推計をいたしておるわけでございまして、この中で収入見通しにつきましては、予測し難い面もございまして、経済状況の変動もありますのですが、市税とか地方譲与税、地方交付税などの一般財源につきましては、過去の実績を参考に、景気後退なども考慮しながら、堅く見込んで推計した次第でございます。

 なお、国、県の補助金を十分確保すると、それから償還のときに地方交付税などで措置のある良質な起債の借入れに努める。それから財政調整基金などの諸基金の取崩しも一部入れまして、そして財政的な長期計画を立てたと、こういう状況でございます。

 市債の償還額が一般行政費の執行に支障がないよう、借入れの適正額を見て健全な財政運営をしていきたいと、このように考えておる次第でございます。

 不足の場合に取崩しを図ります基金につきましては、平成三年度末で財政調整基金が四十七億円、減債基金が百三十億円、都市開発基金が二百十八億円、計三百九十五億円あるわけでございます。

 なお、長野市の財政状況について御質問でございますが、主要財政総合ランキングで、平成二年度の長野市の財政状況は、全国の県庁所在地の中で第二位でございまして、極めて健全財政である。

 また、市債の残高は普通会計で、平成三年度末で六百四十三億円ありますが、このうち償還のときに交付税措置されるものは二百四十九億円、ですから六百四十三億円から二百四十九億円を差し引きまして、実質負担額は約三百九十四億円でございまして、なお公債費比率につきましては、十一%でございまして、これは全国の県庁所在地の中で良い方から第十一番目であると、こういうことで極めて健全財政を堅持しながら、いろんな積極的な仕事をしておると考えておる次第でございます。

 今後も良質の起債、また財源の確保に努めまして、常に事務事業の見直しをする中で、市民の皆さんの要望にこたえる事業を積極的に進めていきながら健全財政を維持していきたいと、こういう決意で臨んでおる次第であります。

 続きまして、オリンピック施設の管理運営についてお答え申し上げますが、これは市民会議でも御提言をいただいておりまして、特に四百メートルのスピードスケートリンクにつきましては、オリンピックの開催記念としてスケートリンクのまま残していきたいと、こういう方向でございますが、夏などは他方面に利用できる施設にもしていきたいと、こう考えております。

 またもう一つ、ボブスレー・リュージュにつきましても、東洋で初めての施設でございますので、トレーニングセンターとしての位置付け、またオフシーズンには家族連れの活用も考えていきたいということで、森林公園も併せて公園的な整備を進めていきたいということで考えておる次第でございまして、長野市の市民の皆様のスポーツ振興、健康増進の施設にしていきたいと、このように考えております。

 これは、カルガリーの例も調べたんですが、四百メートルのスピードスケートについては、午前中は競技者専用で開放すると、午後は企業とか団体の皆さんに開放すると、また夕方から夜にかけては一般市民の皆さんに開放して、それぞれ使用料を負担してもらって維持を図っておると。このような状況で調査したわけでございますが、これはカルガリー、それから今度一九九四年にありますノルウェーのリレハンメル、そして長野、世界で三つの三番目の施設になるわけでございますので、十分その目的が達成されるようにいろいろ計画をしていかなければいけないので、それには国、県、またスポーツ団体、経済団体の協力もいただいて、財団法人、あるいは第三セクターで運営管理をして長野市の市民の皆さんのスポーツの振興、それからまたオリンピック開催記念のトレーニングのセンターとしての位置付けをしていきたいと、こういうことを考えておる次第でございます。

 検討委員会を設置していきたいんですが、その時期についての御質問でございますが、これは議会とも相談をいたして進めていきたいと思いますが、私の考えでは諸施設が建設が軌道にのった段階を見てということでございまして、もうしばらく検討させていただきたいと、こう思っている次第でございます。

 続きまして、私からは長野駅の東口の街づくりの基本計画につきまして、区域変更についての御提案でございますが、二十五年振りの中で、都市計画決定がされまして、地域の皆様の御協力と御理解をいただきましたことに、心から感謝を申し上げる次第でございますが、今後は事業を進めるに当たりましては、地域の住民の皆様の御意見、御要望をよくお聞きする中で、誠心誠意地域の皆様の御意見を入れながら、この区画整理事業を進めてまいりまして、二十一世紀にみんなに喜んでいただけるような街づくりを進めていきたいということを基本にしておるわけでございますが、その中で、平成二年の四月に基本構想を立てたわけでございまして、最初の環境調査のときには、約九十ヘクタールを四つのゾーンに分けまして進めてきたわけでございますけれども、いろいろ御意見をお伺いしたりする中で、中御所地区の第三ゾーンからもいろいろ御要望がありまして、現在の六十ヘクタールの中に編入をいたしまして基本計画を策定したわけでございますけれども、御質問の七瀬中町を中心とする第二ゾーンの問題につきましては、私も説明会に出ましたとき大分御意見がございまして、是非一緒にやったらどうかと、このような御意見もたくさんあったことも事実でございます。

 街づくりに対する御理解と意欲が大変強いと、私も考えた次第でございますが、なお事業化に当たっては、関係地域にお住まいの市民の皆さん大多数の御賛同を得る中で進めていかなければいけないと、そのように考えておる次第でございます。

 それから、メルパルクの駅東口の移転説についてということでございますが、正式にはまだお話はないわけでござまして、報道などで見たと、こういうことでございますが、長野市の将来の都市づくりにも大事な問題でございますので、十分意向を調査していきたいと。その後、若里のコンベンションの問題もございますので、議会とも相談しながら慎重に関係機関にも調整してまいらなければいけない問題ではないかと、このように考えておる次第であります。

 なお、国鉄清算事業団の用地については、原則市の方で購入したいと、こういうことで交渉を進めてまいったわけでございますが、鉄道学園の跡とか、舞台の宿舎の跡、それから病院の跡、要するに旧工場跡地を除く国鉄清算事業団の用地は市の方へ売却すると、こういう方針で固まってまいったわけでございますが、旧工場跡地につきましては、駅前の広場、道路、公園もあるのか、都市計画決定をすべきものについては売却をすると。それからまた、残りについては一緒に東口の区画整理事業に参画してやりたいと、こういう意向もありまして、参画してもらう場合には、なるべく大幅な減歩をお願いしたいと、こう思っている次第でございまして、できれば少しでもたくさん用地を購入したいと、こう考えておる次第でございます。

 国鉄清算事業団の用地については、資産処分審議会がありまして、そこでいろいろ利用目的などが検討されておると、こういうことでございますので、市といたしましても、なるべくたくさんの用地を購入する中で、東口の区画整理の場合の減歩の方へ充てていきたいということでございまして、そのような努力をしてまいりたいと考えておる次第であります。

 野外彫刻について申し上げます。

 昭和四十八年から長野市を芸術的な潤いのある街づくりを進めようということで、毎年四、五点ずつ彫刻を設置してまいりまして、今では日本でも有数の彫刻のある芸術の街だと、このように評価を高めておる次第でございます。ただ、彫刻の芸術性、新しい都市空間に置くということで、いろんな街角にさり気なく彫刻を配置する方向で長野市の設置事業は進めてまいりまして、毎年この市民の皆さんへの彫刻めぐりなどの事業を募集しますと、一番真先にいっぱいになってしまうのがこの野外彫刻めぐりだということで、大変市民の皆さんの期待と人気も高まっておるわけでございますが、二十周年たちまして、この十一月には記念の後援会、写真コンテストなどを進めたわけでございますが、現在までに九十二点設置をしてございまして、御指摘のように、もうじき百点になるわけでございますが、そううち抽象作品は四十点、四十三%、具象作品は五十二点、五十七%でございまして、具象の方が多少多いと、こういうことでございます。

 議会やいろいろ御意見がございまして、野外彫刻賞運営委員会、あるいは野外彫刻選考委員会には議会や市民の皆さんの御要望も伝えながら選考していただいておると、こういう状況でございます。

 これは芸術評価は非常に長い年月が必要ではないかと思うわけでございますが、この前もお話したと思うんですが、今年アルベールビルのオリンピックで行きまして、アルベールビルの助役さんからお昼の食事のお誘いがありまして、食事の後、街を散歩しておりましたら、なかなか立派な高い石の彫刻がありまして、アルベールビルの助役さんが私の方を見まして、「これは何だか分かるか。」というから、「彫刻ですね。」と申し上げたら、「実はこれはヨーロッパでは随一と言われるほどの有名な彫刻家が、フランス政府がアルベールビルでオリンピックを開催するというので設置してもらったんだけれども、市民からは何だか分からないという意見が多い。」と、こういうことで、フランスの芸術の国、文化の国のフランスの助役さんがそう言うので、私もちょとびっくりしたわけでございますが、「実は長野も彫刻はいっぱい置いているけれども、そういう意見もありまして、彫刻の評価は面倒だと、しかしゴーハンも百年後に高く評価をされたのでと言えば、皆さん納得してもらう。」と言ったらその助役さん「それでは私もそういう説明をしようか。」とこういうことでニヤニヤしておりまして、古今東西なかなか芸術評価というのは非常に面倒な面がありますが、なお一層ひとつ皆さんの御意見を入れる中で、この野外彫刻の設置事業を今後も進めていきたいと、このように考えている次第でございますので、よろしくお願いします。



○議長(高川秀雄君) 助役山岸君

   (助役 山岸勲君 登壇)



◎助役(山岸勲君) オリンピック施設の用地買収についてのお尋ねにお答え申し上げます。

 議員さんからは具体的な場所等の提示もいただきまして、さらに税制上の優遇等についても述べられたわけでございます。オリンピックの施設予定地につきましては、ここ二、三日申し上げているわけでありますけれども、大変各方面との調整もございますし、いきなり場所を変えるというようなことも難しいわけでございまして、慎重に対処するというふうに申しているわけでございます。

 ただ、たまたま不調の場合どうするんだというお尋ねでございますけども、そういった難しい状況ではございますけども、しかしながら、万一の事というのもございますので、その場合検討を加える必要があるのではないかなということを考えているわけでございます。

 しかしながら、一年余にわたりまして用地交渉を重ねているわけでありますので、今後も引き続きまして誠心誠意粘り強く交渉を重ねてまいりたいと、こんなふうに考えている次第でございます。



○議長(高川秀雄君) 福祉部長藤本君

   (福祉部長 藤本廣美君 登壇)



◎福祉部長(藤本廣美君) 私から、芹田児童館設置についてお答えを申し上げます。

 御質問の芹田小学校区域への児童館設置につきましては、芹田地区の皆さん方の再三の御要望、陳情を受けまして、長野市といたしましても、その必要性をよく認識いたしまして努力をしてまいったところでございますが、ただ今お話にございましたように、市街地のため適切な用地がなかなか見つからず苦慮いたしておる次第でございます。

 このたび、御質問の東通りに私立こばと保育園の施設が未使用であるとの情報、また所有者であります財団法人郵政弘済会の紹介を戸谷議員さんからいただきましたので、早速現地調査をいたしまして、弘済会信越地方本部長に児童の健全な育成のこの趣旨を伝えまして、借用のお願いをいたしておるわけでございます。

 信越地方本部においては、貸与の方向を示してくださいまして、最終結論は近く東京の総本部にあります理事会に諮って、その返答を近日中にいただくことに相なっております。

 そこで、借用の御了解をいただきましたら、新年度、建物の一部改正をなるべく早い時期に取りかかりまして、地域の皆さん方の御要望にこたえてまいりたいと、このように考えておりますので、戸谷議員さんには今後なお一層のお力添えをお願いいたす次第でございます。



○議長(高川秀雄君) 教育次長小林君

   (教育次長 小林丈志君 登壇)



◎教育次長(小林丈志君) 私からは、文化行政につきましてお答え申し上げたいと思います。

 文化は、市の行政全般にわたる非常に広範囲なものでございまして、特定部所での集約、あるいは実施できるものではないということをまず申し上げてみたいと思うわけでございます。

 本市では、文化芸術の振興、伝統文化の継承、発展、そして文化財の保存につきましては、御存じのとおり、教育委員会の社会教育課が担当し、そのほかの問題につきましては、特に商工部の観光課ということに限らず、それぞれの担当部所で行っているのが実情でございます。

 また、施設等の文化化につきましても、かねてから力を入れておりますし、また景観も文化の重要な要素であるというとらえ方から、本年七月に制定いたしました長野市の景観を守り育てる条例の適正な運用を図る上からも、都市デザイン室が中心となりまして、庁内の連絡会議等を持つ中でゆとりと潤いのある街づくりを積極的に進めておるところでございます。

 なお、文化行政の担当課の設置につきましては、機構の簡素化の問題もございますので、市長部局、教育委員会とも整合性を取りながら検討させていただきたいと、このように考えておるところでございます。

 次に、五点にわたりまして御質問をいただきました文化施策の推進の考え方につきまして、一括してお答え申し上げます。

 近年の市民生活、市民要望は物質的なものから心のゆとり、あるいは潤いというものを強く求めて来ておるところでございます。

 文化とは何かということにつきましては、去る六十三年三月の定例議会でも一応の考え方をお示ししたところでございますが、大変範囲が広く、御指摘いただきました食文化というものも含めました諸施策につきましては、教育、学習的な分野、あるいは建設、地方振興など、とらえる面が非常に広くまた難しい問題でもあるわけでございます。

 現在、御案内のとおり、文化財保護を含めまして社会教育課で担当しておりますが、芸術文化事務につきましては、昭和六十二年度に芸術文化振興基金を創設いたしまして、昨年度からこの運用益を活用いたしまして、市民に密着した芸術文化活動を支援するとともに、また特色のある文化芸術行政の推進を研究しておるところでございます。

 一方、長寿社会を迎えまして、市民の学習要望も大変高まっておりまして、生涯学習の推進ということで鋭意努力しておるところでございますが、いずれも市民文化の高揚には重要な課題と考えております。

 今後、文化、芸術、文化財の保護行政の一層の充実を含めまして、社会教育の充実につきましての全国的な状況も踏まえまして、検討してまいりたいと、このように考えておりますので、またよろしく御理解のほどをお願い申し上げます。



○議長(高川秀雄君) 企画調整部長徳永君

 簡潔にお願いします。

   (企画調整部長 徳永治雄君 登壇)



◎企画調整部長(徳永治雄君) コミュニティーの助成事業について申し上げます。

 この事業は、自治総合センターがコミュニティーの健全な発展と宝くじのPRを兼ねまして、その受託事業の収入を財源といたしましてコミュニティー活動の助成を行っているものでございます。

 実施に当たりましては、同センターが定めた実施要綱がございます。一つには、一般コミュニティー、二つには、社会福祉活動の機材の助成、三つには、緑化推進、そしてまた四つ目には、自主防災組織の育成事業でございます。また五つ目には、コミュニティーセンターの助成事業がございます。

 御質問いただきました一般コミュニティー助成事業につきましては、地区自治会等が行うコミュニティー活動に必要な施設又は設備が対象ということになっておりまして、お祭、運動会、文化活動、体育、レクリエーション活動にかかわるものということになりますが、長野市の場合は子供のおみこし、あるいは神楽というような地域の伝統文化の継承にかかわるものがその主なものでございます。

 御質問にございました他市の状況でございますが、いずれも類似都市におきましても、大体年一か所あるいは二か所の採択というのが現状でございます。

 長野市の場合は、今年度、平成四年度二か所の採択をいただいておりますが、平成五年度も是非この二か所を採択いただけるように努力をしてまいりたいというふうに考えております。

 助成金でございますが、一件当たり二百五十万円というふうになっておりまして、非常に地区の御要望も多うございまして、現在十地区が申請中、私の方で受付をいたしてございます。

 自治総合センターから県への採択の枠というのが限定されまして、非常に厳しい状況でございますが、お申込みが多い中から助成枠を増やしていただけるように今後も努力してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。



○議長(高川秀雄君) 二十二番戸谷君



◆二十二番(戸谷春実君) 私がお願いを申し上げました質問に対しまして一通り御答弁をいただきましたので、ここで先ほど申し上げましたように、小山章夫議員からの関連質問をお願いしたいと思います。



○議長(高川秀雄君) 三十四番小山君



◆三十四番(小山章夫君) 三十四番小山章夫でございます。

 戸谷先生、地元の区長さん方大勢見えておる中で、再質問の方を遠慮されまして、私に時間をいただきましたこと心から厚くお礼を申し上げる次第でございます。

 昨日、あるいは代表質問のときからいろいろ言われておりますオリンピックの用地問題、このことにつきまして大変大事なことであるというようなことから、あえて関連質問をさせていただくわけでございます。

 何としても、用地の確保ができないと施設は出来かねるわけでございます。オリンピックの事務局では、何でもいいから買ってくれと、余計に出してもいいじゃないかというような、そういう途方もないことも言ってるようでございますけども、やはり先ほどもお話がございました適正価格というものがあるはずでございます。市長さんの方で鑑定士を通じて適正価格でそれぞれ提示をされたと。それでも篠ノ井の方の場合には、昨年度、そしてまた今年の春も買収がされております。それで今度、提示をされておるのも大分言われまして三%、四%、あるいは五%というふうに、それぞれ勘案をして地元に提示をしてあるわけでございます。

 昨年よりは二十七・七%アップというふうなことになっておりますけども、鑑定価格からいってもいいだろうと、若干のものはしょうがないというふうなことでお話をされました。

 それにもかかわらず、五十%増やさなければいかんということで非常にこう着状態に陥っていると。

 そしてまた、スピードスケート場の方も再三にわたって価格提示をされたと、そして公社の専務の方で大分交渉をされて、最終的に助役さんまで出て、最終価格の提示をされた。それにもかかわらず、その倍の値段でなければいけないと、こういう交渉の経過のようでございます。

 こう着状態というのは、地元ではそういうことで話にはならんということのようでございます。このこう着状態を打開するには、言われるとおりの価格を出すのか、出さないとするならどうするのかと、非常に問題点は急なわけでございまして、先ほど戸谷先生の方からはスピードスケート場については、綿内の方で待っていると、そしてまた篠ノ井の方は東和田運動公園があるんじゃないかと。ただ観覧席が五万人のが三万人になるかもしれない。そしてまた今の都市計画の関係、道路の関係でいろいろ建設省の方の関係とのかかわりあいはあるかもしれないけれども、用地が取得できなければこれはやるわけにはいかない。

 ですから、そういう状態でございますので、何としても、そういう万が一の場合を考慮しながら、そういう場所を変える、そういうことも至急検討に入らなければいけないと思うんです。

 先ほど、今井さんが川の向こうとこっちで引っ張り合いをしているなんて言うけれども、とんでもない話だ。そういう引っ張り合いじゃなくて、でき得る財政負担をなるべく長野市の立場で、何としても非常に先祖伝来の土地を持ってる皆さんにお願いするのには恐縮ではございますけれども、適正価格でお願いをしたいんだということの、頭を下げるだけではどうにもならんから、何としても、そういう変更計画も、明日からでも検討しなさいというのです。後から検討するんじゃなくて、交渉は交渉で、竹内さんじゃないが、誠意を持ってという、今までも公社の専務以下、みんなが大変誠意を持ってあちこちの買収につきましてやっておるわけです。幾ら誠意を持ってもそういう価格の格差が多ければ、なかなか打開するわけにはいきませんので、そのことについて、そういうことの決意、市長さんあるいは助役さんの決意がなければこれからの用地買収はできかねるのではないかなと非常に心配するわけでございますので、その決意のほどをひとつお聞きをしたいと、こういうことでございます。



○議長(高川秀雄君) 助役山岸君

   (助役 山岸勲君 登壇)



◎助役(山岸勲君) オリンピック施設の用地につきまして、小山議員さんから関連質問をいただいたわけでございます。

 この施設の変更につきましては、先ほども戸谷議員さんに申し上げましたように、万一のことを考えますと検討せざるを得ないというふうに思うわけでございます。

 しかしながら、一年余にわたりまして用地交渉を重ねてきているわけでございますので、これからも引き続きまして誠意を持って粘り強く交渉をしてまいりたいと、こういうふうに思う次第でございます。



○議長(高川秀雄君) 三十四番小山君



◆三十四番(小山章夫君) 至急検討をしていただきたいと思います。

 そして、できることなら話が妥結してもらうことが一番いいことでございます。折れない場合には、先ほど助役さんは今年中に取得をしたいということを言っておられました。ただ、今年中に取得ができないような状況であるなら、これは今からでもそういうことを検討していただきたいと思います。

 それといま一つは、篠ノ井の方の関係で、去年に買収をした、今年の春も買収して、今年の春は五ヘクタール、去年は二ヘクタール買収してございます。これは格差が二十七・七%、約二十八%の違いがあるわけです。

 さらにまた、価格の要求をされて上げるようなことになれば、そういう人たちも黙ってはいないだろうと思うんです。その辺言われれば上げるという姿勢は良くない。正直に長野市のそういうことに、事業に協力をしようということで協力をしていただいた皆さんのお気持ちも買っていただかなければならないと思うわけでございますので、その辺しっかりと交渉の方におきましても、やはりこれが限度だということをはっきり言っていただいて、これから交渉に当たっていただきたいと思います。

 以上で終わります。

 戸谷先生ありがとうございました。



○議長(高川秀雄君) 以上で市行政事務一般に関する質問を終結いたします。

 本日の会議はこの程度にとどめ、明十六日は午前十時から本会議を開き議案の質疑を行います。

 本日はこれにて散会いたします。

   午後 四時三分 散会