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長野県 長野市

昭和63年  6月 定例会 06月20日−05号




昭和63年  6月 定例会 − 06月20日−05号







昭和63年  6月 定例会



昭和六十三年六月二十日(月曜日)

 出席議員(四十四名)

  第一番      北野隆雅君    第二番      戸津在雄君

  第三番      根岸元宏君    第四番      平瀬忠義君

  第五番      伊藤治通君    第六番      高橋宏君

  第七番      小池例君     第八番      高野久夫君

  第九番      高川秀雄君    第十番      竹内平一郎君

  第十一番     小山岑晴君    第十二番     轟正満君

  第十三番     町田伍一郎君   第十四番     玉井孝雄君

  第十五番     若林佐一郎君   第十六番     金井六郎君

  第十七番     藤沢敏明君    第十八番     青木誠君

  第十九番     村田武君     第二十番     山岸勉君

  第二十一番    笠原隆一君    第二十二番    中島邦雄君

  第二十三番    野々村博美君   第二十四番    原田誠之君

  第二十五番    山本和男君    第二十六番    柳沢正恵君

  第二十七番    甲田孝雄君    第二十八番    近藤秀勝君

  第二十九番    越野要君     第三十番     加藤一雄君

  第三十一番    中沢正美君    第三十二番    戸谷春実君

  第三十三番    横田友治郎君   第三十四番    小山章夫君

  第三十五番    入山路子君    第三十六番    今井良雄君

  第三十七番    市川昇君     第三十八番    大井友夫君

  第三十九番    竹内久幸君    第四十番     内山国男君

  第四十一番    和田伴義君    第四十二番    宮崎一君

  第四十三番    三上孝一郎君   第四十四番    松木茂盛君

 欠席議員(なし)

 説明のため会議に出席した理事者

  市長         塚田佐君   助役         山岸勲君

  収入役        岡村修君   教育長        奥村秀雄君

  公営企業管理者    峯村富太君  総務部長       清水営一君

  企画調整部長     夏目貞美君  財政部長       奥元護君

  生活部長       井上脩君   福祉部長       内田一良君

  環境部長       小島武彦君  農林部長       青木友雄君

  商工部長       戸津幸雄君  建設部長       小林宏君

  都市開発部長     内田将夫君  職員研修所長     小林丈志君

  市街地整備      野村嘉雄君  水道部長       野村嘉照君

  事務局長

  下水道部長      滝沢繁君   消防局長       高野覚君

  教育次長       丸山義仁君  教育次長       新井好仁君

 職務のため会議に出席した事務局職員

  事務局長       井上栄一君  事務局次長      宮本武君

  事務局次長             荒井健吉君  兼総務課長

  兼議事課長  議事課長補佐     江守毅行君

  議事係長       中沢潤一君  主事         柳沢宏行君

  主事         小川一彦君  総務課主幹      宮下富夫君

  調査係長       小柳重信君  兼課長補佐

  主事         柄澤顕司君  主査         松木仁君



   議事日程

一、委員長報告

一、委員長報告に対する質疑、討論、採決

一、諮問第二号上程、理事者説明、質疑、討論、採決

   議事日程追加

一、請願の取り下げ(請願第十八号)

一、議案第七十号上程、理事者説明、質疑、討論、採決

一、議会第四号から議会第七号までそれぞれ上程(意見書案・決議案)、説明、質疑、討論、採決



   午前 十時七分 開議



○議長(今井良雄君) ただ今のところ、本日の出席議員数は四十四名であります。よって、会議の定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。

 初めに、議員各位にお諮りいたします。本定例会において総務委員会に付託されております請願第十八号「非核平和都市宣言」に関する請願につきましては、請願者新津晃氏より、去る十六日、文書をもって取り下げたい旨の申し出がありました。

 よって、本請願の取り下げを承認することに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(今井良雄君) 御異議なしと認めます。

 よって、請願第十八号「非核平和都市宣言」に関する請願については、申し出のとおり取り下げについて承認することに決しました。

 議案第四十七号から議案第六十六号まで、請願第十四号から請願第十七号まで、請願第十九号から請願第二十八号まで、継続審議中の請願第十二号、同じく継続審議中の昭和六十二年請願第四十号、以上三十六件一括議題といたします。

 各委員会の審査が終了いたしておりますので、これより委員会の審査の経過並びに結果を各委員長から報告を求めます。

 初めに、産業教育委員会委員長伊藤治通君。

   (産業教育委員会委員長 伊藤治通君 登壇)



◎産業教育委員会委員長(伊藤治通君) 五番伊藤治通でございます。

 私から、本定例市議会におきまして、当産業教育委員会に付託されました諸議案並びに請願の審査の結果につきまして御報告申し上げます。

 審査の結果につきましては、お手元に配付されております産業教育委員会決定報告書のとおり決定した次第であります。

 次に、委員会での主な論議のうち、請願の審査について申し上げます。

 最初に、採択すべきものと決した請願のうち、特に請願第十七号農畜産物輸入自由化阻止、並びに昭和六十三年度米穀政策・価格要求実現に関する請願について申し上げます。

 現在、我が国農業は、米国等から農畜産物の市場開放を迫られ、かつてない厳しい状況下に置かれております。そして、農畜産物の輸入自由化は、単に農業のみにとどまらず、国民生活全般にわたり多大な影響を及ぼすものであり、なかんずく米の輸入自由化問題は、民族の自立という観点から真剣に討議されるべき緊要な課題であると、等しく認識をするところであります。

 本市においては、取り分け果樹農業を中心として、国際化に対応した農業施策の推進が求められており、行政並びに農業協同組合等、農業に携わる関係機関が地域の特性と主体性を十分に研究・勘案をされ、本市農業の一層の発展と育成のため、明確かつ適切な将来展望を早急に確立されるよう強く要望いたし、全員の賛成をもって採択すべきものと決定した次第であります。

 次に、継続中の請願第四十号古里地区富竹区に大型店進出に関する請願について申し上げます。

 本請願については、地元での協議が段階的に進展しつつある状況を踏まえ、当事者間における円満な調整が図られることを特に希望し、引き続きその経過を見守るべきであるとの意見から、採決の結果、継続審査にすべきものと決定した次第であります。

 以上で報告を終わります。



○議長(今井良雄君) 以上をもちまして、産業教育委員会の報告を終わります。

 続いて、建設企業委員会委員長三上孝一郎君。

   (建設企業委員会委員長 三上孝一郎君 登壇)



◎建設企業委員会委員長(三上孝一郎君) 四十三番三上孝一郎でございます。

 私から、本市議会定例会におきまして、当建設企業委員会に付託されました諸議案の審査の結果について御報告申し上げます。

 審査の結果につきましては、お手元に配付されております建設企業委員会決定報告書のとおり決定した次第であります。

 次に、委員会において論議され、市当局に要望いたしました主なる事項について御報告いたします。

 初めに、各種公共事業について申し上げます。

 一九九八年冬季オリンピック国内候補都市が長野市に決定したことに伴い、世界の人々を招くにふさわしい街づくりの一層の推進が求められております。

 今委員会の審議においては、特に、国際都市の玄関口となる長野駅西口の改良と流域下水道並びに公共下水道の建設について、関係機関に積極的に働きかけ、格段の整備促進を図られるよう強く要望した次第であります。

 次に、日照問題について申し上げます。

 同問題については、先の三月定例会でも当委員会より要望いたしておりますが、このところ市内において日照にかかわるトラブルが続出しておりますことから、行政として相談者のニーズに十分対応出来る組織体制の充実を早急に図られるよう再度要望した次第であります。

 次に、雨水対策について申し上げます。

 都市型水害を防ぐ方策の一つとして、各家庭における雨水貯留及び浸透施設の設置があります。市においては、これら施設の設置促進に向け、市民意識の高揚と補助金制度の新設等について鋭意検討されるよう要望した次第であります。

 次に、一城建設問題について申し上げます。

 本件は、「同和事業」を名目にした恐喝事件であり、各方面にさまざまな波紋を広げておりますが、事件の内容が明るみになるにつれ、行政面においても反省すべき点が指摘されております。公共事業を受け持つ各発注原課においても、今回の事件を契機として、市民の信頼にこたえる公正な事務執行に更に努められるよう強く要望した次第であります。

 最後に、過般、茶臼山動物園内で発生した「大ワシ盗難事件」について申し上げます。

 本件については、都市開発部からその状況及び経過について報告がなされたわけであります。心ない者の手により、子供たちから親しまれた大ワシが盗まれたことは極めて遺憾でありますが、今後、他の鳥獣類の盗難防止に向け十分配意されるよう要望した次第であります。

 なお、本件については現在、県警において調査中でありますことを申し添えまして、委員会の報告といたします。



○議長(今井良雄君) 以上をもちまして、建設企業委員会の報告を終わります。

 続いて、総務委員会委員長金井六郎君。

   (総務委員会委員長 金井六郎君 登壇)



◎総務委員会委員長(金井六郎君) 十六番金井六郎でございます。

 私から、本定例市議会におきまして、当総務委員会に付託されました諸議案並びに請願の審査の結果につきまして御報告申し上げます。

 審査の結果につきましては、お手元に配付されております総務委員会決定報告書のとおり決定した次第であります。

 次に、委員会において論議され、市当局に要望いたしました主なる事項について御報告申し上げます。

 財政部所管の公共事業の入札指名に関連して申し上げます。

 建設業界から暴力団を締め出すよう建設省は、昭和六十一年十二月各都道府県に通達を出したが、今日までに暴力団であることを理由に建設業許可の申請を認めなかったり、公共事業の指名などから暴力団関連業者を排除するなど、強硬措置を取っている都道府県がかなりの数に上がっております。

 一方、公共事業の入札指名に際して、暴力団排除の目的で指名基準、指名停止基準などを作っている都道府県は、検討中を含めて四十三都道府県に達していると言われております。

 本市においても一城建設問題もあり、暴力団排除の措置を講ずるように、又、関係部課の連携を深め、毅然とした態度で臨むよう要望した次第であります。

 次に、請願の審査について申し上げます。

 最初に、請願第二十号新型間接税の導入に反対する請願について申し上げます。

 新型間接税の導入は、低額所得者ほど税負担感が増すとともに、物価への影響が懸念され、減税財源は不公平税制の是正により確保できるなどの意見と、他方、国民の税に対する不公平感を払拭するため、直間比率の見直しを行うとともに、減税に見合う財源確保も必要であるなどの意見があり、論議の末、現段階では国の税制改革法案の動向を見守り、慎重審査をすべきであるとのことから、採決の結果、継続審査にすべきものと決定した次第であります。

 次に、請願第二十一号名称・形式を問わず大型間接税の導入に反対する意見書決議を求める請願、請願第二十二号名称・形式を問わず大型間接税の導入に反対する請願及び請願第二十三号名称・形式を問わず大型間接税の導入に反対する請願について申し上げます。

 これら三件は、請願第二十号と同一内容であるとの意見があり、採決の結果、継続審査にすべきものと決定した次第であります。

 以上で報告を終わります。



○議長(今井良雄君) 以上をもちまして、総務委員会の報告を終わります。

 続いて、福祉環境委員会委員長高橋宏君。

   (福祉環境委員会委員長 高橋宏君 登壇)



◎福祉環境委員会委員長(高橋宏君) 六番高橋宏でございます。

 私から、本定例市議会におきまして、当福祉環境委員会に付託されました諸議案並びに請願の審査の結果について御報告申し上げます。

 審査の結果につきましては、お手元に配付の福祉環境委員会決定報告書のとおり決定した次第であります。

 次に、委員会において論議され、市当局に要望いたしました主なる事項について御報告申し上げます。

 議案第五十三号長野市重度心身障害児福祉年金条例の一部を改正する条例に関連して申し上げます。

 心身に重度の障害のある児童で種々事情があり、福祉施設に入所できない、あるいは入れない児童を在宅介護している保護者に支給されている年金であり、保護者の労に報いるものであるが、支給額が低いと思料されるので、更に増額されるよう要望した次第であります。

 次に、議案第五十四号長野市在宅福祉介護料支給条例の一部を改正する条例に関連して申し上げます。

 高齢化社会を迎える中で増大が予想される寝たきり老人、痴呆性老人等の要介護老人の在宅福祉、サービスの施策の充実が急務と考えられる、特に、痴呆性老人については高齢化社会の進展に伴い、高齢期の出現率が高くなっております。老人福祉対策の中で、特におくれているのが痴呆性老人対策であります。

 在宅介護は経済的、精神的にも大変であり、介護者の負担のより軽減を図るため、介護料の大幅な増額とあわせて痴呆性専門の施設の建設など痴呆性老人対策を積極的に進めるとともに、地区社協との連携を図るなど充実を強く要望した次第であります。

 次に、葬儀公営事業関係について申し上げます。

 本事業は、公営事業として特色があり、低廉で市民に好評を得ているものであります。しかし、近年、民間事業の名称が市の事業と紛らわしく、一部市民が混同しているやにも聞き及んでおりますので、市民生活の擁護のため、一層の周知徹底、サービスの向上と健全経営を要望した次第であります。

 次に、請願の審査について申し上げます。

 精神障害者を対象とする施設の開設に関する請願第二十四号から請願第二十六号までについて申し上げます。

 複雑多様化する社会生活において、精神障害者は今後増える傾向にあり、これらに対する市行政の対応はおくれがちである。精神障害者の社会復帰を促進するために必要な施設と思われますし、又、請願者の切実な訴えであることを認識し、今後、実施に当たっては、医師等の専門家の意見を十二分聞いた上で慎重に対応するよう要望をいたし、全員賛成で採択すべきものと決定した次第であります。

 次に、請願第二十七号及び請願第二十八号だれもが払える保険料とすべての人に保険証を交付することを求める請願について申し上げます。

 国保料は、生活実態を無視したものであり引き下げるべきである。滞納者の保険証の窓口交付はやめて、無条件交付すべきである。更に、申請減免の基準を定めてほしいなど請願者の意を酌み取り採択すべきとする意見と、高齢化社会を迎えて医療費の増額、滞納者の問題等大きな課題を抱えているので継続とすべきであるとの意見と、国保は相互扶助で成り立っているものであり、現行制度において国保運営審議会で十分検討された答申に基づき実施されているものであり、生活実態を無視した保険料とは言いがたい。又、長期滞納者に対する保険証の窓口交付は、負担の公平、国保財政の健全化のためにはやむを得ないものと認められる。

 なお、納付相談及び市独自の減免軽減措置、条例上における減免の規定もあることなどから不採択とすべきであるとの三つの意見に分かれ、採決の結果、賛成少数で不採択とすべきものと決した次第であります。

 以上で報告を終わります。



○議長(今井良雄君) 以上をもちまして、福祉環境委員会の報告を終わります。

 続いて、冬季オリンピック招致特別委員会より中間報告を求めます。

 冬季オリンピック招致特別委員会委員長笠原隆一君。

   (冬季オリンピック招致特別委員会委員長 笠原隆一君 登壇)



◎冬季オリンピック招致特別委員会委員長(笠原隆一君) 二十一番笠原隆一です。

 私から、冬季オリンピック招致特別委員会の「国内候補地長野に決定」に至るまでの中間報告を申し上げます。

 三月二十三日、オリンピック冬季競技大会長野招致に関する決議を満場一致で可決をされ、五月に予定されましたJOCの総会に向け、運動展開を決議しました。自来、オリンピック招致議連挙げての行動になりますし、議事録に残すためにも議連の報告にも触れ、多少冗長になりますが、議会運営委員会で御了解を頂いておりますので、お許しを頂いて御報告を申し上げます。

 なお、もう一つ御了解を頂きたいと思っておりますのは、今回の国内候補地長野決定は、長野市政始まって以来の快挙であります。したがって、基本的には委員会の趣旨に沿った報告ではございますけれども、多少逸脱する面もございますので、御了解を頂きたいと思います。

 三月二十六日、県PTA連合会の指導による「手をつなぎ長野に呼ぼう冬季五輪」をテーマに、山ノ内、長野、白馬を結ぶ手をつなぐイベントは、悪天候で中止のやむなきに至りましたが、その熱意は三月二十六日、三月二十七日、二日間にわたる調査に来られた全日本スキー連盟の現地調査団にも感銘を与えたようであります。

 三月二十八日には議連の第二次県外都市支援要請訪問団が出発をし、関東五県、東海一県の七都市にお願いに上がりました。

 四月四日には市長選でおくれていた松本市の約十万名の署名が議長あて、松本市窪田議長、同じく小平収入役同道で届けられ、二百三十六万九千二百二十五名の多きに達したのであります。

 更に、四月十六、十七日、岡野JOC総務主事を団長とする調査団が来庁され、市民挙げての歓迎のうちに議員も玄関棟及びそれぞれの競技施設地で熱烈なる歓迎をした次第であります。幸い、すばらしい好天に恵まれ、ウィークポイントとされていた志賀、白馬への距離も委員各位からかえって奥の深いオリンピックが出来るだろうと絶賛をされたのは御案内のとおりであります。

 四月二十六日、各市からの推薦状、各県体育協会の長野を最適地とする旨のお墨つき、県内市町村からのメッセージ、二百四十一万千八百六十八名に達した署名簿の追加分を日本体育協会射越国際事業部長に塚田市長より今井議長も同道して提出いたしました。

 この際、和合松本市長、窪田議長も同席をして頂き、南北信一体となっての運動であることを印象づけた次第であります。いよいよ五月二十五日と予定されたJOCの候補地選考に向け、全議員一体となって個別訪問することを決め、議連総出で北海道、東北地方を除くJOC名誉委員を含む五十二名に対し、長野招致の要請に歩いたのであります。

 なお、北海道、東北地方の委員に対しては、支援要請を文書送付によりお願いをした次第であります。そして、各議員よりある程度の確信を得た御報告を頂いたのであります。

 そして、五月十八日のJOC総会は現地調査報告書が配付されただけで、決定方法については次回五月二十五日に持ち越され、六月後半にずれ込む心配も出てきたわけであります。しかし、五月二十五日の総会は賛成多数でIOC方式による全委員の投票で国内候補地一本化の決定をすることになり、投票日は六月一日、各市プレゼンテーション二十分、質疑三十分、休憩十分とし、終了後投票することとなりました。白票を除いて第一回で出席者の過半数に達しない場合は、上位二都市による決戦投票と決まったのであります。

 これを受けてオリンピック議連総動員で五月二十九、三十、三十一日の三日間にわたり、JOC全委員に再度お願いのローラー作戦に出たものであります。遠くは芦屋市、大阪府の高石市、新津市まで足を伸ばし、お留守なら再び訪問、必ず御本人か家族の方にお会いする覚悟で粘り強く最後のお願いの行脚を続けたのであります。私と横田議員は、東京事務所に陣取って各委員訪問の結果を集約し、選対本部長である毛涯副知事に報告をし、JOC委員、最後のお願いの作戦の詰めに当たったのであります。

 二重丸を確信していた二人のJOC委員が、予定していた六月二十五日投票が延びたために、海外出張を余儀なくされ、何とか過半数を票読みをしておりました私どもをあわてさせたのであります。日本スキー連盟の候補地一本化のための理事会の結果は、箝口令がしかれていて分からず、不安の一夜を過ごそうとしたときに、二十二日ごろでしたか、長野から中沢正美議員より電話連絡が入りました。ヨーロッパ出張中のJOC委員の奥さんから、担当である中沢議員のところへ、主人は明三十一日午後三時半成田着の飛行機で帰ります。一日の投票が終了次第パリに帰りますと連絡があった旨、中沢議員が弾んだ声で知らせてきたのであります。

 私は、小躍りをして入浴中の横田議員にドアをたたいて叫びました。「勝った、勝った、横田さん勝ったぞ」と。翌日の新聞は全日本スキー連盟が「候補地を長野と決定」と大きく報道し、我々は勝利を確信したのであります。しかし、選挙は水もの、何が起こるか分かりません。明六月一日の投票日、JOCの委員さんが参集する会場でもう一度、それこそ最後のお願いをしよう。それには動員だと東京県人会事務局、杉田、藤原の両者は幸い私の長野中学の後輩で面識もありますのでお願いをし、長野の企業で東京に支店、出張所のあるところにもお願いしました。

 そして、長野からは議会のオリンピック特別委員に明早朝長野を出発して頂くことにしました。そして、約百数十人の方々で全国市議会、議長会出席のため上京中の今井、高川正副議長を先頭に雪だるまの模型を持った旭川の数百人と相対峙して、続々と参集するJOC委員にお願いします、お願いしますの最後のお願いを叫び続けたのであります。

 十二時二十分、JOCの決定に異議を申し立てないの確約を四都市より取りつけてから、プレゼンテーションが始まったのであります。くじ引きで旭川、山形、盛岡、長野の順ですので、前の市の質問状況も十分間の休憩時には連絡員が報告し、対策を講ずることもできました。頑張れよの声援に送られて、知事、市長ら五人の説明員がプレゼンテーションの会場である岸記念体育館地下の体育室に入りました。もちろん、私どもは中に入れませんので、ただやきもきしながら時計をにらみながら待つばかりでした。しかし、漏れてくる報道関係者の話で、宿泊施設、財政問題等具体的であり、塚田市長の歯切れのいい演説も一番よかったと耳にして、ほっと胸をなで下ろした次第であります。

 そして、四時半ごろプレゼンテーションが終わり、引き続き投票に移ったようですが、私どもはじっと手に汗して横田議員の筆になる長野決定の半紙を高く掲げて飛んでくるであろう連絡員を待つばかりでした。

 五時を少し回ったころですか、ざわざわとざわめきがエレベーター付近で起こり、「長野だ、勝った、勝った」の声で控室に詰めていた人々にわっと歓声が上がりました。隣の控室の盛岡をおもんばかってバンザイはやらないと決めていましたので、固く握り合った手と手にはバンザイ以上の力がこもっていました。私は知事と市長に握手を求めるべく二人の後ろに進んだとき、テレビカメラの放列の前で目頭を潤ませて泣いている二人の固く握り締めた手と手が見えました。そして、私はテレビの前で顔がゆがんで泣き出そうとするのを我慢しながら目頭を押さえておりました。本当にうれしかった。今までにあんなにうれしかったことはありませんし、あれほど感動したこともありませんでした。

 私事で恐れ入りますが、私は自分の選挙が八回、親父、笠原十兵衛の選挙を三回ほど手伝いました。県会議員の選挙では若干三十二歳のときに高波兼雄県会議員の選挙事務長を手初めに十数回、市長、知事、国会議員の選挙を含めると、実に四十回以上も選挙に携わってきましたけれども、こんなにうれしい選挙は私は初めてです。泣いたことも初めてです。かつて、手にするものが比較にならないほど大きい世界に通ずるオリンピックという代償だからでしょうか。よいときに市会議員をやっていてよかったとしみじみ思いましたし、議員冥利に尽きる気持ちでいっぱいです。この度の勝利は、長野県挙げての総力戦ですので、御協力、御支援を頂いた市民、県民の皆様方に心から厚く御礼を申し上げたいと思います。

 しかし、戦いはこれからです。第一ハードルを越えたに過ぎません。施設はもちろん道路など頭の痛くなるような難問が山積しております。御礼と今後のお願いに議連全員が全JOCの委員さんのところへお伺いしましたが、あるJOCの委員さんは、「長野は少しはしゃぎ過ぎてはいないかね、これからだよ。気の遠くなるようなお金もかかるしこれからだよ。頑張らなくちゃ」と言われたそうであります。私どもは、全市一丸となってはち切れんばかりのこの喜びを力に変えて次のハードル、一九九一年のバーミンガムIOC総会に向けて決意を新たにして頑張るべきだと思います。

 当特別委員会は、県、市、JOCの話し合いが出来次第JOCを訪問し、我々議会は今後どうすべきか、どんなお手伝いをすればよいのか。市民に何を訴えるべきかなど、調査、研究をし、又、名古屋市議会には前者の轍を踏まないためにも、いろいろの問題をお聞きして検討してまいる予定でございます。

 一九八四年ロサンゼルスオリンピックを成功に導き、二億一千五百万ドル、実に四百三十億円の遺産をアメリカの青少年のために残したピーター・ユベロス、ロサンゼルスオリンピックの組織委員長でありますが、彼はメイドイン・アメリカ・ヒズ・オンストーリーの中でこう書いております。「ゼロからの出発だった。事務所から探さなければならなかった。自分のポケットマネーから百ドルを出して口座を開いた。テレビ放映権の保証金を利付預金に入れ、一日約千ドルの利子を運営費として出発したと」このように書いております。

 又、「ソビエトとの関係からレーガン大統領のメッセージも届かなかった状態の中で運営された」とも書いております。それに比べれば去る十四日、竹下首相を訪問、御礼とお願いを申し上げた塚田市長に、今度は名古屋のように負けないようにしようじゃないかと協力の約束を得てきた我々は、ゼロからの出発ではありません。最も、ロサンゼルスは二度目のオリンピックで施設の心配はなかったのですから、それを考えるとあるいはゼロからの出発かもしれません。

 しかし、我々はやらなければなりません。国内候補地に決定したのですから後戻りはできません。サイは投げられたのです。ルビコンを渡らなければならないのです。お互いに知恵を出し合い、汗を流し合おうではありません。カルガリーオリンピックの運営本部の建物は、昨年四月、私どもが行ったときはオリンピックセンターとして子供や大人に、オリンピックPRの場として使われていた四階建ての立派なものでした。CP、カナディアンパシフィック・レールウエーカンパニー、つまりカナダ横断鉄道の会社が寄附をしたとのことであります。世界中の人に十年間もCPの宣伝をすれば、五億や六億の宣伝費は安いものだと私は思います。日本だってそのくらいのスポンサーは沢山あると思っております。

 最後に、近代オリンピックの父と言われたクーベルタン男爵の言葉を引用して委員長報告を終わりたいと思います。「オリンピックで重要なことは勝つことでなく参加することである。人生で大切なのは勝利ではなく努力だ」と。「肝心なのは征服することはなく、力いっぱい戦うことだ」と。一九九一年、バーミンガムでの勝利の喜びをもう一度皆さん方と一緒にかみ締めるために、力いっぱい頑張ることを誓って委員長報告を終わります。



○議長(今井良雄君) 以上をもちまして、冬季オリンピック招致特別委員会の中間報告を終わります。

 ただいま行いました各委員長の報告に対する質疑、討論がありましたら、至急文書により御提出を願います。

 議事整理のため午後三時まで休憩をいたします。

   午前 十時四十七分 休憩

   午後 三時  二分 再会



○議長(今井良雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 ただ今から、委員長報告に対する質疑、討論、採決を行います。

 産業教育委員会所管の議案第五十五号長野市農業共済条例の一部を改正する条例、議案第五十六号長野市立学校職員の給与に関する条例及び長野市立学校職員の給与等の特例に関する条例の一部を改正する条例、議案第六十号区域外における公の施設を設置することについて、議案第六十三号農業共済事業に要する事務費の賦課総額及び賦課単価を定めることについて、議案第六十六号工事請負契約の締結について、請願第十四号電信発祥の地に博物館建設に関する請願、請願第十五号松代温泉開発に関する請願、請願第十六号松代象山地下壕の対策についての請願、請願第十七号農畜産物輸入自由化阻止、並びに昭和六十三年度米穀政策・価格要求実現に関する請願、以上九件、質疑、討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。

 採決を行います。

 産業教育委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。

   (賛成者挙手)



○議長(今井良雄君) 全員賛成と認めます。

 よって、委員長報告のとおり可決されました。

 次に、同じく産業教育委員会所管の継続審議中の昭和六十二年請願第四十号古里地区富竹区に大型店進出に関する請願、以上一件、質疑、討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。

 採決を行います。

 産業教育委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。

   (賛成者挙手)



○議長(今井良雄君) 賛成多数と認めます。

 よって、委員長報告のとおり可決されました。

 次に、建設企業委員会所管の議案第四十九号昭和六十三年度長野市水道事業会計補正予算、議案第六十二号土地の買入れについて、以上二件、質疑、討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。

 採決を行います。

 建設企業委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。

   (賛成者挙手)



○議長(今井良雄君) 全員賛成と認めます。

 よって、委員長報告のとおり可決されました。

 次に、総務委員会所管の議案第五十号長野市支所設置条例の一部を改正する条例、議案第五十一号外国の地方公共団体の機関等に派遣される職員の処遇等に関する条例の一部を改正する条例、議案第五十二号長野市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例、議案第五十七号長野市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例、議案第五十八号長野市消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例、議案第五十九号住居表示を実施すべき市街地の区域及び当該区域における住居表示の方法について、議案第六十一号土地の売渡しについて、議案第六十四号工事請負契約の締結について、請願第十九号福祉・教育予算復元、地方財政確立を求める請願、以上九件、質疑、討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。

 採決を行います。

 総務委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。

   (賛成者挙手)



○議長(今井良雄君) 全員賛成と認めます。

 よって、委員長報告のとおり可決されました。

 次に、同じく総務委員会所管の請願第二十一号名称・形式を問わず大型間接税の導入に反対する意見書決議を求める請願、請願第二十二号名称・形式を問わず大型間接税の導入に反対する請願、請願第二十三号名称・形式を問わず大型間接税の導入に反対する請願、以上三件、質疑の通告がありませんので、討論に入ります。

 討論の通告がありますので、これより討論を行います。

 委員長報告に反対、二十四番原田誠之君。

   (二十四番 原田誠之君 登壇)



◆二十四番(原田誠之君) 二十四番原田誠之でございます。

 私は、日本共産党議員団を代表いたしまして、総務委員会委員長報告の請願第二十一、二十二、二十三号、名称・形式を問わず大型間接税の導入に反対する請願を継続審議にしたことに反対する立場から討論いたします。

 私は、一般質問でも大型間接税導入に対して自民党の公約違反の大悪税であり、導入するなら国民の信を問うべきものだと主張し、市長の見解を聞きました。国民の暮らしを直撃するような税制改革はすべきではない、市民の暮らしを守るためにも導入に強く反対し、竹下内閣に要請すべきと思います。

 消費税御免の声は日増しに強まっております。今年、最大の選挙戦として全国が注目していた埼玉の県知事選では、現職の共産党、社会党などが推薦し、大型間接税反対を訴えた畑和氏が自民党の候補に三十二万票以上の大差をつけて五選を果たしました。又、沖縄の県議選では日本共産党が二議席増やし、革新の勝利とマスコミでは報道されました。これは、自民党の悪政に対する有権者の明確なノーの審判であり、特に大型間接税導入に対する有権者の気持ちの表れであります。自民党はこの選挙を税制改革の前哨戦と位置付け、自民党勝利が大型間接税導入の突破口として取り組んでの敗北でありました。まさに大型間接税は有権者からそっぽを向かれたもの、出すべきものではないのであります。

 マスコミも挙げてこの税制改革、消費税導入には厳しい態度を示しております。例えば、抜本改革とは言えない国民不在の感免れぬ消費税、高額所得者ほど減税の恩恵を多く受け、庶民との格差は更に開きそうなど、世論もマスコミもそろって大型間接税に反対の態度であります。

 さて、消費税の中身であります。税率三%、原則として非課税品目はなしとなっております。土地、利子など例外的に非課税となっただけであり、国民の税負担が八兆円の規模になる大増税、これは昭和六十一年の同時選挙の際の公約、大型間接税はやらないと言い、八割の自民党国会議員が選挙公約をしたものであります。昭和六十年の国会決議でも一般消費税は国民の理解を得られなかった。したがって、一般消費税によらずと、大型間接税の導入を否定しております。にもかかわらずの導入は、政治的品性にもとる行為であります。

 このような増税策を通すための国会召集はすべきではありません。自民党税調は消費税は中堅サラリーマンを中心に大幅減税の財源にすると言っております。所得減税と消費税による増減税を差し引くと、四人家族で年収五百万から六百万以下の家庭は増税、共働き世帯では一千万円以下が増税で、サラリーマン八割以上が増税となってしまいます。又、所得税の最高税率を六〇%から五〇%に引き下げたので、松下幸之助氏などは、高額所得者は一億円を超す大幅な減税となります。これでは不公平の是正ではなく、不公平を拡大することになってしまいます。

 非課税品目についてはどうでしょうか。前回の売上税のときは五十品目が非課税でありました。今回の消費税は土地、有価証券、利子、授業料などに限られました。大体、食料品や出産費用にも課税するなどは外国にも例がないと言われております。日常生活に欠くことのできない生活必需品までにどっさりと課税では、特に低所得者や年金暮らしのお年寄りなど収入のうち生活費に回す割合の多い人ほど税金の負担が重くなる代物であります。

 又、一般質問でも強調したように、自治体への影響額は、長野市はほぼ八十五億円となります。オリンピックの施設づくりに膨大な財源が必要な折、又、市民の福祉、教育など生活予算の必要なときにこの負担増は大変であります。

 このように国民に嫌われている消費税を自民党竹下内閣はどうして強行しようとしているでしょうか。最大のねらいが軍備増強のための財源づくりであります。自民党は、昭和六十五年度までに毎年少なくとも五・四%ずつの実質的な防衛費を伸ばす約束があると言って、十八兆円以上の軍事費の捻出に迫られております。中曽根内閣から竹下内閣に至る約七年間に、教育、福祉、中小企業対策費など、国民生活にかかわる予算を大幅に減らして、十八兆円以上のお金を軍事費に使ってきました。

 更に、これから先軍事費を増やすわけですから、財源が不足するのは当然であります。自民党が消費税の導入を強行するわけは、主要にはここにあるのです。日本共産党は戦闘機や軍艦など正面作戦に使用する軍事費を削れば、六十三年度で一兆八千億円、又、大企業の優遇税制を改めて一兆円以上合わせて三兆円以上の財源を作ることができると主張しております。こうすれば増税なしで減税はもちろん、福祉や教育にも予算を回すことができることを明らかにしております。国民泣かせの大増税につながる税制改革などやる必要はありません。

 さて、自民党は財源確保の最大の保証である消費税を何とか形だけでも作って、通すだけ通してしまえ、あとは税率を引き上げればとの考えで、まやかしの減税と抱き合わせで国民の反対をかわして強硬突破を考えております。

 又、総評や連合など右寄り労働組合の幹部の言動も押しなべて大型間接税結構の立場であり、大型間接税いわゆる消費税導入反対の戦いはいよいよ正念場を迎えております。このようなとき、市民の暮らしに役立たない消費税は継続審議ではなく、請願者と多くの市民の願いに沿うよう採択を主張して私の討論を終わります。



○議長(今井良雄君) 以上で討論を終結いたします。

 採決に入ります。

 採決を行います。

 総務委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。

   (賛成者挙手)



○議長(今井良雄君) 賛成多数と認めます。

 よって、委員長報告のとおり可決されました。

 次に、同じく総務委員会所管の請願第二十号新型間接税の導入に反対する請願、以上一件、質疑、討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。

 採決を行います。

 総務委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。

   (賛成者挙手)



○議長(今井良雄君) 賛成多数と認めます。

 よって、委員長報告のとおり可決されました。

 次に、福祉環境委員会所管の議案第四十八号昭和六十三年度長野市老人保健医療特別会計補正予算、議案第五十三号長野市重度心身障害児福祉年金条例の一部を改正する条例、議案第五十四号長野市在宅福祉介護料支給条例の一部を改正する条例、議案第六十五号工事請負契約の締結について、請願第二十四号精神障害者を対象とする通所授産施設の設置についての請願、請願第二十五号精神障害者を対象とする居住施設の開設についての請願、請願第二十六号精神障害者の憩いの場の開設についての請願、以上七件、質疑、討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。

 採決を行います。

 福祉環境委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。

   (賛成者挙手)



○議長(今井良雄君) 全員賛成と認めます。

 よって、委員長報告のとおり可決されました。

 次に、同じく福祉環境委員会所管の請願第二十七号だれもが払える保険料とすべての人に保険証を交付することを求める請願、請願第二十八号だれもが払える保険料とすべての人に保険証を交付することを求める請願、以上二件、質疑の通告がありませんので、討論に入ります。

 討論の通告がありますので、これより討論を行います。

 委員長報告に反対、二十三番野々村博美君。

   (二十三番 野々村博美君 登壇)



◆二十三番(野々村博美君) 二十三番野々村博美でございます。

 日本共産党長野市議団を代表して、請願第二十七号、二十八号だれもが払える保険料とすべての人に保険証を交付すること求める請願不採択とした委員長報告に反対する立場から討論に参加いたします。

 昭和六十二年度長野市国民健康保険特別会計の決算では、積立金三億五千万円と繰越金一億円、六十三年度保険料緩和分一億一千二百万円を合わせると実質五億六千万円の黒字を出しております。この黒字を生み出した背景には、退職者医療の見込み違いによる赤字補てん分二億四千四百万円、財政調整交付金三億九千万円など、国庫補助金の大幅な伸びと医療費の伸び率の縮小がございます。

 既に、長野市の国保料は国保財政の安定化という名のもとに国からの補助金の削減分を度重なる大幅な保険料の引き上げによって補ってきました。その結果、国保料は収入の一割を超える生活実態を無視した額となっております。ここに六十二歳のひとり暮らしの女性の例を御紹介いたします。

 この方は一昨年、県外のある大きな病院の看護助手をしていて定年退職し、昨年失業手当を受給され、今年からは年金生活となりました。働いていたころは手取り、月収約十八万円でした。今年の厚生年金と企業年金を合わせて百八万円が年間の総収入です。これに対して一年間の支出は国保料八万円、住民税一万三千円、これだけで年間収入の一一・六%を占めています。そして、家賃が三十七万二千円、光熱費約十万円、年間の灯油代一万六千円です。

 以上合わせると五十八万一千円となります。残り四十九万九千円、一カ月当たりにすれば四万一千五百八十円です。食事代、医療費、電話代、くみ取り代など、一切をこの四万一千五百八十円で支払うことになるわけです。公営住宅の入居を希望しても、ひとり暮らしのため希望どおりには入居できません。老人はなるべく部屋に閉じこもらない、孤独にならないようにと言われますけれども、公共施設を利用したくても入場料を取られ、外に出るにはバス代やお金もかかります。どうしても外に出なくなってしまう。その分電話でもと思うけれども、電話代もばかにはできない。食費を削って着るものも我慢して生活をしています。幸いなことに病気がないので働きたいけれども適当な職がみつからない。県外に出て又、患者さんの付き添いでもしようかと考えてみているところだと話されておりました。

 このような例は決して特別ではありません。地域を歩けば多くの市民から国保料を何とかしてほしいと言われます。既に、今年度の国保通知が届けられ、余りの高さに市民は悲鳴を上げています。年金生活のわしらが何で三十五万円も払えるのですかと、涙をこぼさんばかりに訴えるお年寄りの声、大手資本の進出で町の片隅で小さくなって商売をしている中小零細の業者の叫びに耳を傾けるべきです。

 既に、開業医の先生方も国保料の異常な高さ、保険証の未交付による悲劇を問題にし、この請願署名に取り組んでいるのです。六十二年度六億円もの黒字を六十三年度の国保料引き下げに回さないばかりか、更に六十三年度の国保予算は医療費の伸び率を一一%と計算し、国保料を引き上げました。しかし、長野市の医療費の伸び率は年々下がっていますし、松本市では七・四%、須坂市五・〇%と比べてみても際立って異常な伸び率を見込んでいます。四月一日の医療費の改定による影響は、厚生省でさえ〇・五%と公表しているのに、長野市は三%も見積もっています。この分だけでも四億円もの上乗せになっているのです。

 今年度の国保料の値上げは、国保加入世帯の四分の一を占める低所得者世帯にとって七・四%もの大幅値上げとなっています。市民の健康と暮らしを守る姿勢があるならば、国保料を引き下げる財源は十分にあるのです。医療費の伸び率を計算し直し、六十二年度の実質黒字五億六千万円を国保料の引き下げに回せば国保料を引き下げることはできます。

 このような立場から請願第二十七号、二十八号だれもが払える保険料とすべての人に保険証を交付することを求める請願を採択することを強く主張して、私の討論を終わります。



○議長(今井良雄君) 以上で討論を終結いたします。

 採決に入ります。

 採決を行います。

 福祉環境委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。

   (賛成者挙手)



○議長(今井良雄君) 賛成多数と認めます。

 よって、委員長報告のとおり可決されました。

 次に、同じく福祉環境委員会所管の継続審議中の請願第十二号スパイク粉じんを一刻もはやくなくすための請願、以上一件、質疑、討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。

 採決を行います。

 福祉環境委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。

   (賛成者挙手)



○議長(今井良雄君) 賛成多数と認めます。

 よって、委員長報告のとおり可決されました。

 次に、各委員会所管の議案第四十七号昭和六十三年度長野市一般会計補正予算、以上一件、質疑、討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。

 採決を行います。

 各委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。

   (賛成者挙手)



○議長(今井良雄君) 全員賛成と認めます。

 よって、各委員長報告のとおり可決されました。

 次に、諮問第二号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて、本件を議題といたします。

 理事者の説明を求めます。

 市長塚田君。

   (市長 塚田佐君 登壇)



◎市長(塚田佐君) 私から、諮問第二号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて、御説明申し上げます。

 これは、本年九月十七日をもちまして、現在の委員のうち九名の委員さんが任期満了となりますので、後任の方々を推薦いたそうとするものであります。

 今回、新たに推薦いたす方は、長野市松代町松代九百四十六番地、松下登志惠さん、長野市川中島町上氷鉋二百二十八番地一、酒井とし子さんの二名の方であります。

 又、再度推薦いたす方は、長野市妻科百十六番地二、金原靖子さん、長野市大字東和田四百四十二番地、野村友則さん、長野市大字風間二百八十一番地二、宮澤静夫さん、長野市稲田一丁目二十七番三十五号、塩瀬忠雄さん、長野市篠ノ井二ツ柳二千九十六番地十二、山岸清さん、長野市篠ノ井石川千百三十四番地、星秀夫さん、長野市篠ノ井杵淵千八番地イ、齊藤美儀さんの七名の方々でありまして、それぞれ住民の信望が厚く、地域のよき指導者であり、人格、識見ともに高く、広く社会の実状に通じ、人権擁護について深い御理解を持たれておりまして、誠に適任と存じますので、人権擁護委員候補者として推薦いたそうとするものでございます。

 何とぞ御同意のほどをお願い申し上げる次第でございます。



○議長(今井良雄君) 以上で説明を終わります。

 本件に関して質疑を行います。

   (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(今井良雄君) 質疑なしと認めます。

 お諮りいたします。本件に関しては委員会付託を省略し、直ちに採決に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(今井良雄君) 御異議なしと認めます。

 よって、直ちに採決に入ります。

 採決を行います。

 本件を原案どおり推薦することに賛成の諸君の起立を求めます。

   (賛成者起立)



○議長(今井良雄君) 賛成多数と認めます。

 よって、原案どおり推薦することに決しました。

 次に、議員各位にお諮りいたします。本日、市長から提出されました議案第七十号昭和六十三年度長野市一般会計補正予算、本議案の取り扱いについては、過般の議会運営委員会の意見を徴しました結果、本日の日程に追加し、議題といたしたいと思います。さよう取り扱うことに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(今井良雄君) 御異議なしと認めます。

 よって、本日の日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。

 議案第七十号昭和六十三年度長野市一般会計補正予算、本件を議題といたします。

 理事者の説明を求めます。

 助役山岸君。

   (助役 山岸勲君 登壇)



◎助役(山岸勲君) 本日、追加提案いたしました議案第七十号昭和六十三年度長野市一般会計補正予算につきまして御説明申し上げます。

 今回の補正は、債務負担行為の補正でありまして、浅川ダム建設に伴う水没予定者に、市内の金融機関が移転準備資金として五千三百三十万円を限度として融資した場合の損失補償金並びに利子補給金五百四十三万七千円を限度として債務負担するものであります。

 何とぞ御審議の上、議決を頂きますようにお願い申し上げます。



○議長(今井良雄君) 以上で説明を終わります。

 本件に関して質疑を行います。

   (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(今井良雄君) 質疑なしと認めます。

 お諮りいたします。本件に関しては委員会付託を省略し、直ちに採決に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(今井良雄君) 御異議なしと認めます。

 よって、直ちに採決に入ります。

 採決を行います。

 議案第七十号昭和六十三年度長野市一般会計補正予算、本件を原案どおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。

   (賛成者挙手)



○議長(今井良雄君) 全員賛成と認めます。

 よって、原案どおり可決されました。

 次に、議長の手元に議会第四号から議会第七号まで、以上四件の意見書案及び決議案が提出されております。

 お諮りいたします。本議案につきましては、この際、本日の日程に追加し、議題といたしたいと思います。さよう取り扱うことに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(今井良雄君) 御異議なしと認めます。

 よって、本日の日程に追加し、議題とすることに決しました。

 議員中島邦雄君から提出の議会第四号関越自動車道上越線(仮称)長野インターチェンジ以北の早期四車線化に関する意見書(案)を議題といたします。

 提出者中島邦雄君の説明を求めます。

 二十二番中島邦雄君。

   (二十二番 中島邦雄君 登壇)



◎二十二番(中島邦雄君) 二十二番の中島邦雄でございます。

 私から、議会第四号関越自動車道上越線(仮称)長野インターチェンジ以北の早期四車線化に関する意見書(案)、本案の提出に当たりまして、高速道の長野市の現況を簡単に申し上げまして、御理解を頂きたいと思うわけでございます。

 御案内の高速自動車道長野線並びに上越線、これらにつきましては、関係各位の大変御努力を頂きまして順調に推移いたしておりますが、まだアクセス道路等において区域内でいろいろの問題もございましたけれども、順次地域の了解を得まして、六十七年には須坂まで供用開始の目途に向かって順調に推移いたしておることを御報告申し上げたいと思うわけでございます。

 更に、本案の提出の問題につきましては、御案内の(仮称)長野インターチェンジまでは四車線でいきますけれども、それ以北は暫定二車線ということに公団がそういう決定をいたしておったわけでございます。しかしながら、用地は四車線を購入するということで、これにつきましては若穂の対策委員の強力な反対がありまして、地域の皆さん、又、関係各位、熱心にこのことについて取り組んでまいりました。

 ところが、その当時長野県会においては、この暫定二車線でなくて四車線という意見書を国に提出あったということでございます。ところが、公団は予算の関係上、延長を延ばすということで、暫定二車線を固執しておりまして、我々も全国的にそういう箇所を見ましたら、暫定二車線で供用開始しているところもありましたので、この際、御案内のいろいろ意見がありましたが、冬季オリンピック、国内一本化に向かって長野市が全力を投じておるのだと。もし、これが決定したならば、この暫定二車線ということは交通量も多くなりますし、又、二車線では速度も制限されるので、高速道としての使命が果たせないということで、この機会に四車線の早期実現に向かって意見書を提出して、そうしてこの問題を解決しようと。

 いわゆる、一九九八年に向かって冬季オリンピックを開催するに当たっては、施設の整備、あるいは環境の整備が極めて重要な問題になってまいりますので、どうしても四車線の実現をいたしたいということでございますので、御理解を頂きたいと思います。

 提案につきましては、お手元に配付されておりますのを朗読いたしまして御理解頂きたいと思います。

 私から、議会第四号関越自動車道上越線(仮称)長野インターチェンジ以北の早期四車線化に関する意見書(案)を提出いたします。

 提案の理由につきましては、お手元に配付されておりまする案文の朗読により説明に代えさせて頂きます。

 関越自動車道上越線(仮称)長野インターチェンジ以北の早期四車線化に関する意見書(案)

 関越自動車道上越線は、関東経済圏と長野県北信地域を結ぶ極めて重要な路線であり、地域の振興に大きな役割を果たすものであります。

 したがいまして、関越自動車道上越線(仮称)長野インターチェンジ以北は、暫定二車線施工とされておりますが、去る六月一日、一九九八年冬季オリンピック国内候補都市が長野市に決定されたことに伴い、地域振興の一大飛躍が確実であります。当然、利用交通量の増大も明らかであります。

 よって、政府におかれては、厳しい財政状況の中でとありますが、冬季オリンピック用道路として、又、地域産業振興上等から、(仮称)長野インターチェンジ以北の早期四車線化を要請し、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出します。

 あて先は内閣総理大臣、建設大臣でございます。

 何とぞ議員各位の御賛同をお願い申し上げて、提案説明を終わりといたします。



○議長(今井良雄君) 以上で説明を終わります。

 本件に関して質疑を行います。

   (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(今井良雄君) 質疑なしと認めます。

 お諮りいたします。本件に関しては委員会付託を省略し、直ちに採決に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(今井良雄君) 御異議なしと認めます。

 よって、直ちに採決を行います。

 本件を原案どおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。

   (賛成者挙手)



○議長(今井良雄君) 全員賛成と認めます。

 よって、原案どおり可決されました。

 次に、議員伊藤治通君から提出の議会第五号農畜産物輸入自由化阻止並びに昭和六十三年度米穀政策・価格要求実現に関する意見書(案)を議題といたします。

 提出者伊藤治通君の説明を求めます。

 五番伊藤治通君。

   (五番 伊藤治通君 登壇)



◎五番(伊藤治通君) 五番伊藤治通でございます。

 私から、議会第五号農畜産物輸入自由化阻止並びに昭和六十三年度米穀政策・価格要求実現に関する意見書(案)を提案いたします。

 提案の理由につきましては、お手元に配付されております案文の朗読により説明に代えさせて頂きます。

 農畜産物輸入自由化阻止並びに昭和六十三年度米穀政策・価格要求実現に関する意見書(案)

 多くの農畜産物が過剰基調であるにもかかわらず、円高及び貿易摩擦の激化を背景に、米国を初めとする諸外国からは農畜産物の市場開放要求等が日ごとに厳しさを増し、我が国農業は重大な岐路に立たされています。

 このままでは日本の農業はその存立基盤を失いかねず、国民食料の安定確保、自然環境の維持、国土の保全、地域経済の発展等に深刻な影響を及ぼすことは必至であります。

 よって、政府におかれては、かかる実情を十分御賢察頂き、下記の措置を講じられるよう地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出します。

                 記

一 農畜産物輸入自由化問題については、安易な妥協をせず、我が国畜産・果樹農業に打撃を与え、食料の生産・安全を危うくするような決定は行わないこと。

二 ガット裁定を受諾した農畜産物八品目については、十分な猶予期間を置き、国内対策を早急に確立するとともに、取り分け果実及びトマト加工品においては、激変緩和のため実効ある措置を講ずること。

三 我が国農業の大宗であり、国民の主食である米の輸入自由化は絶対行わないこと。

四 現行食管制度の根幹を維持し、米需要の拡大対策並びに中長期的需給均衡化対策の確立を図ること。

五 米価算定に当たっては、農家の再生産と所得の確保が図られる適正な価格を決定すること。

 あて先は、内閣総理大臣、大蔵大臣、農林水産大臣でございます。

 何とぞ、議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、提案を終わります。



○議長(今井良雄君) 以上で説明を終わります。

 本件に関して質疑を行います。

   (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(今井良雄君) 質疑なしと認めます。

 お諮りいたします。本件に関しては委員会付託を省略し、直ちに採決に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(今井良雄君) 御異議なしと認めます。

 よって、直ちに採決を行います。

 本件を原案どおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。

   (賛成者挙手)



○議長(今井良雄君) 全員賛成と認めます。

 よって、原案どおり可決されました。

 次に、議員金井六郎君から提出の議会第六号国庫補助負担率削減措置の継続に反対する意見書(案)を議題といたします。

 提出者金井六郎君の説明を求めます。

 十六番金井六郎君。

   (十六番 金井六郎君 登壇)



◎十六番(金井六郎君) 十六番金井六郎でございます。

 私から、議会第六号国庫補助負担率削減措置の継続に反対する意見書(案)を提案いたします。

 提案の理由につきましては、お手元に配付されております案文の朗読により説明に代えさせて頂きます。

 国庫補助負担率削減措置の継続に反対する意見書(案)

 政府は、昭和六十年度以降、国の財政負担を軽減するため、地方団体挙げての反対運動にもかかわらず、国庫補助負担率の削減を行い、地方へ負担転嫁を図って肩代わりをさせて参りました。

 地方財政は、昭和五十年度以降引き続く収支不均衡から、地方債の増発や公債費比率の上昇を余儀なくされ、これら借入金等の償還が大きな負担となっており、慢性的な財源不足に陥っている状況であります。

 しかるに、この措置が法律上昭和六十三年度をもって期限切れになるにもかかわらず、翌年度以降も継続を行うやに仄聞しております。

 国庫補助負担率の削減は、地方自治の本旨に反するばかりか、行政水準の低下及び住民負担の増大を招くことになり、これ以上の継続は絶対反対であります。

 よって、政府におかれては、現下の地方財政の窮状を十分お汲み取り頂き、かかる措置が継続されることのないよう強く要望し、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出します。

 あて先は、内閣総理大臣、大蔵大臣、文部大臣、厚生大臣、自治大臣であります。

 何とぞ議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、私からの提案を終わります。



○議長(今井良雄君) 以上で説明を終わります。

 本件に関して質疑を行います。

   (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(今井良雄君) 質疑なしと認めます。

 お諮りいたします。本件に関しては委員会付託を省略し、直ちに採決に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(今井良雄君) 御異議なしと認めます。

 よって、直ちに採決を行います。

 本件を原案どおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。

   (賛成者挙手)



○議長(今井良雄君) 全員賛成と認めます。

 よって、原案どおり可決されました。

 次に、議員横田友治郎君から提出の議会第七号核兵器の廃絶に関する決議(案)を議題といたします。

 提出者横田友治郎君の説明を求めます。

 三十三番横田友治郎君。

   (三十三番 横田友治郎君 登壇)



◎三十三番(横田友治郎君) 三十三番横田友治郎でございます。

 私から、議会第七号核兵器の廃絶に関する決議(案)を提出いたします。

 提案の理由につきましては、お手元に配付されております案文の朗読により説明に代えさせて頂きます。

 核兵器の廃絶に関する決議(案)

 我が長野市は、人類の生存に重大な脅威と深刻な危機をもたらしている核兵器の廃絶を初め、すべての兵器によるすべての戦争を放棄する願いを込め、純粋に恒久平和を希求する立場に立って「平和都市宣言」をし、取り組みをしてきたところであります。

 今日、INF(中距離核兵器)全廃条約が米ソ首脳会談で実現し、平和を願う全世界の人々に歓迎されたところでありますが、廃棄されたINFは核兵器全体の数パーセントに過ぎず、核兵器による脅威は依然として変わりない状況であります。

 日本は、世界で唯一の被爆国として再び戦争の惨禍を繰り返さないことを誓い合い、日本で平和の祭典、オリンピック冬季競技大会開催を目指す長野市は、平和を愛するすべての都市とともに核兵器の廃絶を強く訴え、ここに決議する。

 何とぞ議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、提案を終わります。



○議長(今井良雄君) 以上で説明を終わります。

 本件に関して質疑を行います。

   (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(今井良雄君) 質疑なしと認めます。

 お諮りいたします。本件に関しては委員会付託を省略し、直ちに採決に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

   (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(今井良雄君) 御異議なしと認めます。

 よって、直ちに採決を行います。

 本件を原案どおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。

   (賛成者挙手)



○議長(今井良雄君) 全員賛成と認めます。

 よって、原案どおり可決されました。

 これをもって、本定例会に提出されました案件は全部終了いたしました。

 閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。

 会期十四日間の昭和六十三年六月定例会がここに無事終了できますことは、議員初め理事者各位の格別なる御協力のたまものと存じ、厚くお礼を申し上げます。

 さて、本定例会の冒頭にも御報告申し上げましたとおり、オリンピック冬季競技大会の開催立候補の国内一本化に当長野市が選ばれましたことは、誠に御同慶に存じます。

 これも過去半世紀にわたる五輪招致に傾けた県民の願いと、二年有余における市民、県民一丸となって進めた熱情的な招致運動の成果であると存じます。

 本市にとりましては、この度の国内候補都市決定は、そのまず第一段階を越したということであり、今後は一九九一年本決定まで各界各層挙げて最大の力と英知を結集して運動展開を図り、目的を達成したいと存じます。

 本定例会において出されました各議員からの貴重な御意見のとおり、施設整備等幾多の課題も山積しておりますが、殊に高速道、新幹線の建設はまさに焦眉の急であります。本市議会も、市理事者と一体となって諸種の難関を乗り越えて行きたいと存ずる次第であります。

 議員並びに理事者各位の一層の御精進を賜りますよう切望申し上げ、閉会に当たっての私のごあいさつといたします。

 ありがとうございました。

 次に、市長より発言を求められておりますので、許可いたします。

 市長塚田君。

   (市長 塚田佐君 登壇)



◎市長(塚田佐君) 六月定例市議会の閉会に当たり、ごあいさつを申し上げます。

 本定例市議会におきましては、昭和六十三年度長野市一般会計補正予算を初め、条例等重要な議案につきまして、慎重かつ御熱心に御審議を頂き、それぞれ議決を賜り、心から御礼申し上げます。

 議決に際しまして、議員の皆様から寄せられました御意見につきましては、十分尊重し、私を初め、全職員協力し、市政運営に万全を期してまいる所存であります。

 本日、全会一致のもとに、核兵器の廃絶に関する決議をされたところでありますが、本市の平和都市宣言の中に新たに核兵器の廃絶を盛り込むよう、今後御提案いたしたいと考えております。

 一九九八年冬季オリンピック招致につきましての数多くの貴重な御提言、御示唆を頂きありがとうございました。これからは世界へ向けて国際舞台での招致活動、国際化に向けての人づくり、街づくりが急務であります。更に、膨大な施設、道路づくりなど、長野にとってかつて経験したことのない重要課題が山積しております。

 市民福祉の向上に一層努め、これら課題解決のため議員の皆様を初めとして、市民の皆様とともに懸命の努力を重ねてまいる所存であります。この上とも格別なる御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げる次第でございます。

 次に、来る六月二十三日から二十五日までの三日間、金丸前副総理を団長とする訪韓団の一員としてソウルを訪問することとなりました。隣国としての友好親善を一層深めてまいります。

 更に、一九九八年長野冬季オリンピック招致の支援要請をするほかオリンピック施設等につきましても視察してまいりたいと存じます。

 又、六月三十日から七月八日までの九日間、アスペン・ミュージック・フェスティバル視察団長としてアスペン市を中心として、デンバー市並びにロサンゼルス市へ友好親善のため訪米いたします。

 アスペン市につきましては、昨年本市で行われました日本文化デザイン会議にアスペン市長が参加されたことが契機となり、世界的にも有名なアスペン・ミュージック・フェスティバルの長野ジャパン88プレリュードが飯綱高原で八月に開催される運びとなったところであります。

 デンバー市は、コロラド州の州都として、自然保護にも熱心な州最大の都市であります。ロサンゼルス市は、一九八四年オリンピック競技大会開催都市として記憶に新しいところでありますが、その後のオリンピック施設の利用状況等についてつぶさに視察してまいります。これら三都市の市長並びに市民の皆様との一層の親善交流を深めつつ、長野市のPRにも努めてまいります。この間、留守にいたしますが、何とぞよろしくお願い申し上げます。

 暑さに向かう折、議員の皆様におかれましては何かと御多端のことと存じますが、御健勝でますますの御活躍を心から祈念申し上げる次第でございます。

 本定例市議会閉会に当たりまして、御礼のごあいさつといたします。誠にありがとうございました。



○議長(今井良雄君) 以上で、昭和六十三年六月定例会を閉会いたします。

   午後 四時三分 閉会



 地方自治法第百二十三条第二項の規定により署名する。

  昭和六十三年八月二十九日

  議長      今井良雄

  副議長     高川秀雄

  署名議員    小池例

  署名議員    高野久夫