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平成21年11月定例会公共交通対策特別委員会−12月08日-01号




平成21年11月定例会公共交通対策特別委員会

長野県議会公共交通対策特別委員会会議録(その1)

●招集年月日時刻及び場所
 平成21年12月8日(火)午前9時00分、議会棟第1特別会議室に招集した。
●出席した委員の氏名
  委  員  長   木 下 茂 人
  副 委 員 長   小 島 康 晴
  委     員   本 郷 一 彦
     〃      藤 沢 詮 子
     〃      高 村 京 子
     〃      今 井 正 子
     〃      木 内   均
     〃      丸 山 栄 一
     〃      今 井   敦
     〃      下 沢 順一郎
     〃      諏 訪 光 昭
     〃      宮 本 衡 司
     〃      小 松 千万蔵
     〃      竹 内 久 幸
     〃      向 山 公 人
●欠席した委員の氏名
   な   し
●説明のため出席した者の氏名
 (企 画 部)
  企 画 部 長   望 月 孝 光
  企 画 参 事   井 口 裕 之
  交通政策課長    小 林 利 弘
●付託事件
 陳第565号 リニア中央新幹線の早期実現について
●会議に付した事件
 1 付託事件及び付議された調査事項

●開議時刻
  午前9時00分
●木下委員長 開会を宣した。
 ▲日程宣告
  1 会議録署名委員の決定
  2 付議された調査事項の調査
  3 陳情の審査
 ▲審査順序の決定
  1 付議された調査事項に係る理事者の説明
  2 質疑等
  3 陳情の審査
 ▲会議録署名委員の決定
  委員長の指名により、次の委員に決定した。
  4番 今井(正)委員、7番 今井(敦)委員
 ▲付託事件の報告
  陳情1件
 ▲議題宣告
  付議された調査事項を議題とした。
  木下委員長及び小島副委員長は、去る10月13日に信州まつもと空港の定期路線の存続に関して、国土交通省及び株式会社日本航空に対し、正副議長とともに緊急要望を行った旨報告した。
  調査に必要なため求めた資料について、理事者の説明を求めた。
◎小林利弘 交通政策課長 資料1「信州まつもと空港の路線問題に係る経過等について」、資料2「リニア中央新幹線に係る最近の経過等について」、資料3「県関係国会議員との県政懇談会において説明した概要について」により説明した。
○木下茂人 委員長 委員各位から、ただいまの説明に関して質疑等ありましたら順次御発言願います。なお、議論を深めるために、委員の発言に対し、ほかの委員から御意見等がある場合につきましても、あわせて御発言願います。
◆本郷一彦 委員 FDAの問題については、部長以下、本当に一丸となって展望を開いていただきまして、深く感謝を申し上げる次第でございます。私からは、地域公共交通活性化・再生総合事業について、ちょっと心配な点がありますので、4点ほど、続けて質問いたします。
 69億円から40億円になりましたので、県内の影響について。それから、市町村に対してどういう指導をしたのか。11月26日には、連絡会議でいろいろなことがあったと思いますけれども、特に市町村も大変心配していると思われますので、その辺をお願いいたします。
 それから、今、お話の最後のほうで、事業仕分けですね。これは国の関与を廃止するということでありますので、どのように受けとめているか、これはまさにお話のとおりだと思いますけれども、その辺の御感想。それから、この仕分けのままで、あれは一つのプロセスでありますので、今後、県としてどのような取り組みで、この地域公共交通活性化・再生総合事業がまさに再生するのか。その点について、一括お答えをよろしくお願いします。
◎小林利弘 交通政策課長 1点目の県内への影響でございますが。ただいま申し上げましたように、現在30地域で一生懸命取り組んでおりますけれども、この金額が減額になるという形になれば、おそらく取り組みは後退をせざるを得ないということも考えられるわけでございます。そうしますと、生活者重視の基本的な基盤を再構築することの遅れ、結果的には、住民の皆様に影響が出るということが懸念をされております。
 2点目でございますが、市町村に対する指導につきましては、2点、私から申し上げました。まず1点は、きちんと事業評価をやって、国に対してこの事業の必要性というものをわかってもらえる体制をとってほしいということがございます。それから2点目につきましては、国会議員の方々に、一つ一つ理解をいただき、その地域の実情を知っていただく取り組みをしてほしいということを重ねて申し上げたところでございます。
 事業仕分けにつきましては、知事も答弁しておりますけれども、地域の実情をきちんと本当に理解されていただいたのかという点が、一番大きな問題であろうと思っております。
 それから4点目でございますが、今後の取り組みについてでございますけれども。国土交通省に対しましては、私も何回か行ってお話をした経過がございます。知事も直接国会議員に話をしたほか、11月13日に前原大臣、それから辻本副大臣にお話をしてまいりました。さらに11月30日に、県の市長会総会におきまして、この問題に一緒に取り組んでほしいということをお願いしてきております。また今議会終了後、改めて知事もこの問題について要請活動を行うことを予定しているとお聞きをいたしております。以上でございます。
◆本郷一彦 委員 よろしくお願いします。
◆竹内久幸 委員 委員長に意見書の関係でお願いをさせていただきたいと思います。今の本郷委員が質疑をしました、地域公共交通活性化・再生に関する国の支援策、当初は30億円でスタートをして、村井知事を初め長野県の事例というものを大変、国のほうで理解をしていただいて倍額の60億円にせっかく予算をつけていただいたのに、残念ながら今回40億円に減額ということで。今、交通政策課長の答弁では、県内30地域で取り組んでいるけれども、40億円に減額をされれば影響が出てくることもあるという答弁がありました。
 そういった意味では、この地域公共交通活性化・再生に向けた支援、国にお願いをしていくということが非常に重要だと思いますので、この意見書の取り扱いについて、委員長のほうでお計らいをお願いいたします。
○木下茂人 委員長 ただいま木内委員から意見書発議について御発言がございました。ただいま御発言のありました意見書の案の提出に関しまして、小島委員から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
◆小島康晴 委員 ただいま木内委員から御発言のありました「地域公共交通の活性化・再生に向けた支援策の拡充を求める意見書(案)」の案を提出いたしますので、当委員会から発議していただきますようにお願いいたします。
○木下茂人 委員長 ただいま小島委員から、「地域公共交通の活性化・再生に向けた支援策の拡充を求める意見書(案)」の案が提出されました。議案の案を配付させます。
    [書記 意見書案の案配付]
 本案を議題といたします。提出者の説明を求めます。
◆小島康晴 委員 それでは、お手元の案につきまして御説明させていただきます。ただいま、木内委員からもお話がありましたとおり、本県においても多くの地域で取り組みが行われております国土交通省の地域公共交通活性化・再生総合事業が、来年度予算の概算要求におきまして、今年度を大幅に下回る要求のことにつきまして、さらには地方への移管というような御議論がされると、今後のこの事業自身、計画進行が不透明な状況になることになりまして、こうした支援策につきまして、地方の意見を十分配慮して一層拡充するとともに、必要な財源確保を要請する意見書案を提出したいと思いますので、御賛同いただきますようにお願いいたします。
○木下茂人 委員長 本委員会提出案の案に対し、質疑がありますか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 ないようですので、以上で質疑を終局いたします。
 次に、議案の案に対し討論がありますか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 特にないようでございますので、討論を終局いたします。
 それでは、「地域公共交通の活性化・再生に向けた支援策の拡充を求める意見書(案)」の案を採決いたします。本案を委員会提出の議案とするに、御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 御異議ありませんので、本案を会議規則第23条第2項による本委員会提出の意見書案とすることといたします。なお、本意見書案の取り扱いにつきましては、提案説明省略、即決の申し出を議長あてにしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 御異議ありませんので、さよう決定をいたしました。
 ほかに質疑等ございますか。
◆今井正子 委員 それでは、お願いいたします。先ほど御説明いただきましたように10月以降、空港につきましていろいろございました。私、15日の新聞を読んで16日に空港に行かせていただいたんですけれども、FDAということで、そのときもJALにこだわる必要がないなんていう生意気なことを思ったんですが。そういう中でFDAということで。ただ、毎日ジェットで、大阪着が出るから安心ということになってしまうと、また1年半とかそういうことで、JALの二の舞になってしまってはいけないということを、私どもの会派でも一般質問させていただいておりますけれども。
 空港についても行政改革が必要ではないかなと思います。それと、その株の関係、現在ほとんど県で持っている分、それから松本市は5%と聞いていますけれども、この株について1点。
 それから行革が必要という中では、ターミナル、県の持っている部分と、まつもと空港ターミナルビル株式会社と、県からお金は3カ所に出ているのではないかと思いますが、空港の予算。それから、まつもと空港ターミナルビル株式会社、そして、空港利用促進協議会にも、補助金その他について、会ごとに予算が出ている。そこへはどのぐらいの補助という形になっているんでしょうか。それから、株につきましては、どういう形で、今、行われているのかどうか。
 本当に存続していくにはいろいろ細かいことを、今度ここで徹底的にやりまして、たくさんの人たちが利用できるように、できれば私は株は、塩尻市の市長さんもいろいろなところに、今あらわれてくださっているように、会議上なっていますが。山形村、それから安曇野、こちらから行かれた宮澤さんも市長になっておられますが、大町も観光エリアが大きいですので、みんなで本当に、株というか、参加するということに関心を持つ、やる気を持つ、発言力も持つということで、本当に県の空港としてみんなで助け合っていかなければ、ちょっと遠くても、例えば佐久とか立科とかそういうことも、わかりませんけれども、北佐久郡とか、そんなようなことをみんなで関心を持って、例えばもっと大きく進めていきますと、遊覧飛行のような県内各地、ヘリポート、ドクターヘリを持っているところはヘリポートもできるのではないかという中で、戸隠だとか、軽井沢にあったら15分で飛べるのにとかという、そんなようなこともございましたが。
 この際、本当に一生懸命ここで考えていかなければ、長い間の継続はどうかというふうに考えておりますので、今の2点、県からの補助の3団体、そして、補助という言い方はおかしいですけれども、ターミナルの予算を含めまして、あと株の関係をお願いしたいと思います。
◎小林利弘 交通政策課長 ただいま御質問いただきましたのは、幾つか問題が分かれているのかなと思っておりまして。
 まず1つ、空港の管理そのものについてでございますけれども、空港の管理につきましては、県が直接管理をさせていただいております。事業費につきましては、人件費を除きまして、約1億9,000万円ほどかかっているわけでありますけれども。これにつきましては、私どもも鋭意その見直し、あるいは縮減に努めておりまして、例えば今年度におきましては、空港周辺の草を刈って、今まで、それを焼却処分をしておりましたけれども、近郊で畜産業を営んでいる方に、その牧草を何とか飼料として活用していただけないかということで、今、実験は始まったわけでありますけれども。これによりまして、焼却費約400万円が削減できるという形の中で、経費節減に努めておりますけれども。これにつきましては、委員御指摘のとおり、今後もしっかり縮減を、あるいは事業の見直しは進めてまいりたいと考えております。
 次に、一番の大きな問題としては、せっかくFDAが就航していただけるのに、またこうした事態があってはならないという御心配からのお尋ねだと思います。
 これにつきましては、本会議でもさまざま御議論いただきましたけれども、私たちが一番考えなければいけないのは、ただ、それを飛んでいただくことを事業者に任せるというだけではなく、県民の空港であるという形で、県民の方々に実際に、いかにたくさん利用していただくかという点が一番重要ではないかと思っております。もちろんダイヤ編成というものも大きな要素であろうかと思いますけれども。このダイヤ編成につきましても、ぜひ長野県民の方々が使いやすいダイヤとしてほしいということはお願いをしてきております。
 そのダイヤを踏まえまして、今現在、利用促進という形で鋭意、今、検討をさせていただいております。それにつきましては、FDAとも今後、意見交換をするとともに、現在、松本・塩尻、両市を中心とした地元の協議会、それから、経済団体を中心といたします団体に対しましても、一緒にこの利用促進策を考えてほしいと。いわば、全体のパッケージとして県民に知らせる必要があるのではないかというふうに考えておりまして、3団体あわせて、今、一緒に取り組もうという状況になっているところでございます。
 それから、県の利用促進協議会に対する補助金でございますけれども。これにつきましても、今現在690万円ほどお出しをしておりますけれども、ただいま申し上げました利用促進策の一環として、県の負担をどうするのかということを、今、あわせて検討させていただいているところでございます。
 それから、若干、問題とは違うかもしれませんけれども、委員の中に、空港ビルのお話が出てきたかというふうに思いますけれども。空港管理ではなくて空港ビル、あそこにある建物そのものの維持管理をしているのがターミナルビル株式会社でございます。これにつきましては、確かに委員御指摘のとおり、長野県は全体の50.5%に当たります2億5,000万円を株式として出資をいたしております。そのほか松本、塩尻、あるいは日本航空からの御出資をいただいたり、経済団体、金融機関からもいただいている状況にございますけれども。これにつきましても、昨日、今井委員さんの本会議での質問に知事が答えておりますけれども、経費節減を図りつつ、健全経営に努めるという基本方針のもとで、今現在、取り組んでいるわけでございまして。そうした意味からも、現在、県のOBを派遣しております。人件費につきましても3分の1という形で、3分の2を軽減するなど、今現在、経営の健全化に努めております。一番の株主といたしまして、そうした立場から今後もしっかり参加をし、意見を申し上げてまいりたいと考えているところでございます。
○木下茂人 委員長 今井委員、手短にお願いします。
◆今井正子 委員 お時間のないところですみません。大事な問題が幾つもあるので、こういう特別委員会、時間のあるところで話をしていただくと、今後の希望ですけれども、ありがたいというふうに思いますけれども。
 一生懸命どうしたら続くだろうかと思ったり、我々なんかが行って考えているわけですけれども。別に空港のターミナルビル株式会社については、OBさんが行っている、行っていない、それは非常に安くてうんと頑張ってくれているから、それをどうこう問題としていることでは、新聞とかではやたらとそういうところを問題にしますが、全然問題ないと思いますね。力のある方、やる気のある方、やれる方が、3分の1ぐらいのお金で行ってくれているということは、別にそれを問題にすることではなくて、空港ターミナルビル、ビルだけの管理と空港管理全体を一つの、どちらも知事、副知事が代表になっているわけですから。そういうのも行革といって一つにしてみたらどうか、そういうことをしていくと、もっといろいろなところで、県からのお金が、二重になるとか、ならないというのではなくて、生きていくことがあるのではないかという検討ですね。ことしの草刈りのことも、私も調べさせてもらったときに、地元の方たちから聞いていて、とてもいいことだなと思いました。そういうふうに使っていただければと思いますが、ただ、その裏にある、この空港と一緒にできた、今回、私も問題にさせてもらった松本の広域公園、空港ができるからということで、急ぎで高いところから借りてしまったという300億円ですね。今、まだ8.幾つは返しても、6.幾つでずっと、6%で返し続けている残金126億円、年間16億円ずつ返しているのも、空港ができたときに裏の公園としてできているわけですね。
 そういうこともきっと、だんだん首を絞めていってしまう元になってしまってはいけないので、今の公園は別としましても、株式配当、株主の中に塩尻市も、私は入っていないのかとも思ったんですが、塩尻市も入っているということなんですね。日航が持っている株もどうなるのか、そういうところもあるんですけれども、この株も大勢に、先ほどのように山形村、安曇野市、大町市とか勝手に言って申しわけないんですが、そういう観光地を持ったりするところも広げていくと、もっと関心が、たくさん乗ってもらえる人たちもふえてくるかなという、どうしても株を持ちますと、株主さんたちがたくさん利用していく。また大勢の県民が関心を持つと、そういう意味でしたので・・・。
○木下茂人 委員長 簡潔にお願いします。
     〔「長いのはだめだよ。」と呼ぶ者あり〕
◆今井正子 委員 時間がないので後で結構ですけれども。その株主等については、また詳しく教えていただけたら、出していただけたらと思います。
 あと、横田基地の問題もありますので、都知事のように横田空域の一部を、というような見解がありますが、それによっていろいろもっと広がる部分もあると思いますので、この際一気にいろいろなことを出して、本当に続くというような形で持っていかれたらと思いますので、ぜひ促進の形でお願いしたいと思います。以上です。
◆藤沢詮子 委員 松本空港の問題について伺いたいといいますか、意見を申し上げたいと思うんですが。松本空港存続については、知事を先頭に、交通政策課の皆さんも大変御努力をいただいたことは、本当に地元としても感謝を申し上げる次第でございますけれども。今回のこのFDAの運行ということになりまして、私どもも3つ、心配といいますか、きちんと対応しなければならない課題があるかというふうに思っていますが。
 一つはやはり安全性の問題と、もう1点はこの事業の継続、せっかくFDAさんが引き受けてくださったわけですが、これがずっと継続できるような体制をつくるということ。もう1点は、これは県民の大変高い関心にもなっていますが、初期投資、支援を要請されたということになっておりますが、現段階では、これから協議をしていくということで、具体的に明らかにされないわけなんですけれども。その点については、協議の段階で県民には明らかにしていただきたいと。後でまとめてバンと出すということではなくて、これは県民が、存続のために幾らでも投資してもいいというところには行きつかないと思うんですね。非常にこのことについてはシビアに考えている方が多いものですから、許される範囲というものがあると思います。
 そういう点では、その都度協議の状況を、私どもこの特別委員会もそうですが、県民的にも明らかにしながら進めていただければと思いますが、いかがでしょうか。
◎小林利弘 交通政策課長 いずれも安全性、継続性、それから県政の適正な負担という3点につきましては、大事な問題であろうかと思っております。
 まず安全性についてでございますけれども、航空事業に参入するためには、法的に相当厳しい基準をクリアする必要があるわけでございます。そうしたものをきちんとクリアをし、7月からFDAは実際就航してきているということを考えますと、安全性は、一定の基準が国の管理のもとで確保されていると考えております。
 またお聞きをいたしますと、人的な面でございますけれども、FDAに実際に働いていらっしゃるパイロット、整備士等々は、いずれも日本航空できちんと実績を積まれた方が、今、働いているという面もございます。そうした意味で安全性は担保されていると思いますけれども、私ども県といたしましても、そういう点につきましては引き続き努めていただくよう、申し入れてまいりたいと思っております。
 2点めの継続性でございますけれども、先ほど今井委員の御質問にもお答えいたしましたとおり、県民で支えるんだという姿勢が基本的には必要なんだろうと思います。そうした意味で、利用促進策をきちんとFDAと相談する中で、またお示しをさせていただきたいと思います。
 初期投資についてでございますけれども、2年前の札幌線問題のときにも議会で御審議をいただきましたが、実際に就航するに当たりまして、例えば松本空港、札幌空港もそうなんですけれども、カウンター等々をすべてかえる必要があるわけでございます。表示板、あるいはそのシステムもすべてかえる必要があると。それは松本のために、札幌も松本も必要になるわけでございますので、そうした意味から、支援をさせていただくことはやぶさかではないのではないかと思っております。
 委員からは、協議の途中でというお話もございましたけれども、こういったものは一定の交渉が前提になってまいりますので、そこら辺につきましては、きちんとお話を進める中で、時期を見てまたきちんと表に出ると。当然、予算もお願いする形になろうかと思いますので、この点につきましては、その時点で議会と御相談をさせていただきたいと思っております。以上でございます。
◆藤沢詮子 委員 協議の途中でいろいろ明らかにしていくというのは、交渉のいろいろなノウハウもありますので、非常に難しい面もあるかと思いますけれども。しかし、どの程度の投資額が必要かということは、税金を投入するということになりますので、その辺のところはできる限り明らかにしていただきたいということで、御意見として申し上げておきます。以上です。
◆竹内久幸 委員 私のほうからお諮りしたいと思いますけれども。長野新幹線以北の並行在来線問題につきましては、この間、県の行いました需要予測調査の結果を見ましても、既存の制度ではとても地方で運営することは困難という現況になっておりまして。御存じのとおり、来年の12月1日からは、東北新幹線八戸−青森間の開業、延伸に伴いまして、並行在来線青い森鉄道がスタートすると。したがいまして、来年度の予算編成時における今が、一番山場であると思います。
 その意味で、先ほどの説明で、前原国土交通大臣からは方針を年末までには示したいと発言があったということでございます。ぜひ当委員会におきまして、この大事な時期に、県議会として、「新幹線の並行在来線の維持・存続に対する支援の拡充を求める意見書(案)」を提出いただきたい。なお、その中に既に計画が分離されている第三セクター、しなの鉄道への経営支援のあり方も含め新たな仕組みを早急に講じるようにお願いしたいということで、お計らいをお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
○木下茂人 委員長 ただいま竹内委員から、意見書発議について発言がありました。ただいまの御発言のありました意見書の案提出に関し、小島委員から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
◆小島康晴 委員 ただいまの竹内委員から御発言のありました「新幹線の並行在来線の維持・存続に対する支援の拡充を求める意見書(案)」の案を提出させていただきたいと思いますので、当委員会から御発議いただくようにお願いします。
○木下茂人 委員長 ただいま小島委員から、「新幹線の並行在来線の維持・存続に対する支援の拡充を求める意見書(案)」の案が提出されました。議案の案を配付させます。
     [書記 意見書案の案配付]
 本案を議題といたします。提出者の説明を求めます。
◆小島康晴 委員 時間も経過しておりますので、簡潔に要点だけ申し上げます。北陸新幹線の金沢までの開業と同時に、長野から石川にかけて、4県にまたがります膨大な区間が並行在来線としてJRから経営分離されることとなります。しなの鉄道を初め、先行する並行在来線は厳しい経営環境に置かれておりまして、長野以北もさらに厳しい状況となることが、ただいま竹内委員のおっしゃったとおり予想されております。国に対して、地方負担の軽減や運行のあり方等につきまして検討を進めること、そして、既にある第三セクター、しなの鉄道を含めた経営支援のあり方も、新たな仕組みを早急に講じることを要請する意見書案を提出したいと考えますので、御賛同いただきますようにお願いいたします。
○木下茂人 委員長 本委員会提出議案の案に対し質疑がありますか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 以上で質疑を終局いたします。
 次に、議案の案に対し討論がありますか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 特に発言がありませんので、以上で討論を終局いたします。
 それでは、「新幹線の並行在来線の維持・存続に対する支援の拡充を求める意見書(案)」の案を採決いたします。本案を委員会提出の議案とするに、御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 御異議ありませんので、本案を会議規則第23条第2項による本委員会提出の意見書案とすることといたします。なお、本意見書案の取り扱いにつきましては、提案説明省略、即決の申し出を議長あてにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 御異議ありませんので、さよう決定いたしました。
 ほかに質疑等ございますか。
◆下沢順一郎 委員 地元の県議の一人としまして、本当に御苦労いただきましてありがとうございました。これからの、また皆様方の御活躍をぜひお願いしたいと思いますが。
 その点で3点あります。1点目は、向こうのほうから要望、いろいろ意見が聞かれたという60項目なんですけれども。これについては、こちらの委員会に出すことができるのかどうか、確認をしたい。
 それからもう一つは、JASのときもそうだったようですが、パイロット訓練が大変重要な空港だと聞いております。そこら辺のところ、時間的に短いわけですが、しっかりやっていただけるのかどうか、確認をしておきたいと思います。
 それから、知事がたびたび発言されております、海外便の仁川の件ですが、これはお考えいただけるような項目であるかどうか、確認をしたいと思います。以上、3点です。
◎小林利弘 交通政策課長 60項目についてでございますが。非常に技術的な項目が多くて、相手方に確認をしてみないと何とも言えない状況かと思いますけれども。現在は内部検討資料ということでございますので、おそらく困難かなというふうに考えております。
 それから、2点目のパイロットの訓練のお話でございますけれども。今現在FDAとお話をする中で、できる限り早くデモフライトをやりたいというお話もございます。その前に、本機をいきなり持ってくるのではなくて、まずセスナのようなものを持ってきて、実際に少し飛ばしたいというような御意向も伺っております。デモフライトという形であれ、長野県にエンブラエルの翼が見られるということも、今後の利用促進上は非常に大きな役割を果たすという意味を持っていると思いますので、そうした意味からも、ぜひ早くやってほしいということは私どもからお願いしておりますし、FDAにおきましても、必要なものだという御認識はいただいているものだと思っています。
 それから3点目の仁川のことでございますが。エンブラエル170の航続距離が非常に長いものですから、十分可能であるということは、知事とFDAの社長さんとの懇談の中で話が出てまいりました。しかし現実的に、今現在、来年の2月にもう1機入ってくるとはいえ、3機しかありませんので、なかなか難しい、直ちにという状況にはないと思っています。
 しかし、FDAそのものの将来の機材確保の計画では、最大5機は必要だという御認識がございます。そうしますと、定期便という形ではございませんけれども、例えばチャーター便からまずスタートするというようなことは可能ではないかと考えておりますが。いずれにしても、知事と社長さんとの懇談の中では非常に夢のある話ということで、ひさびさに明るい話題として御懇談されたと私は承知しております。これにつきましては、本当におもしろいといいますか、夢というよりも実現できる夢だろうなと思っておりますので、実際に就航していただいた後、引き続きそうした協議といいますか、意見交換もお願いをしてまいりたいと思っております。以上でございます。
◆下沢順一郎 委員 60項目に関しては、かなり細かい部分もあるでしょうし、機密的なこともあるのかもしれません。代表的なものを幾つか挙げて提出していただけるのかと、それから、問題点がこういうことであるというようなことがわかるような形で出してもらえれば、大変ありがたいなというふうに思います。
 それから、海外便については、知事も本会議で、かなり積極的な答弁をされていましたし、検疫初め、いろいろ税関の問題等をクリアしていこうというような、かなり前向きな発言だと思いますので、ぜひ皆様の御努力に御期待するとともに、ぜひ善処していただければと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。
○木下茂人 委員長 ほかに発言もあろうかと思いますけれども、時間の制約がありますので、以上で質疑は終局したいと思いますが、よろしいでしょうか。御了承いただきたいと思います。
 以上で付議された事項の調査を終局いたします。
 次に陳情の審査を行います。過日、配付いたしました審査資料をごらんいただきたいと思います。
 当委員会に付託されております継続分の陳第565号を議題といたします。9月定例会以降、状況に変化がありましたら、理事者から説明を願います。
◎小林利弘 交通政策課長 9月以降、状況に変化はございません。
○木下茂人 委員長 質疑等ありますか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 それでは、状況に変化がないとのことですので、引き続き継続審査とするに御異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 御異議ありませんので、陳第565号については、継続審査と決定をいたしました。
 以上をもちまして、陳情の審査を終局いたします。
 この際、何か御発言がありますか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 閉会を宣した。

●閉会時刻 午前9時55分

△採決結果一覧
 (陳情)
 ▲継続審査と決定したもの
  陳第565号(簡易採決)
 (委員会提出議案)
 ▲地域公共交通の活性化・再生に向けた支援策の拡充を求める意見書案(簡易採決)
 ▲新幹線並行在来線の維持・存続に対する支援の拡充を求める意見書案(簡易採決)