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平成21年 9月定例会本会議−09月24日-01号




平成21年 9月定例会本会議
平成21年9月24日(木曜日)
 応招議員の席次及び氏名
  1 番 松本市      下沢順一郎
  2 番 長野市      ?島陽子
  3 番 小諸市      福島鶴子
  4 番 長野市      和田明子
  5 番 中野市      小林東一郎
  6 番 長野市      太田昌孝
  7 番 茅野市      今井 敦
  8 番 中野市      丸山栄一
  9 番 茅野市      松山孝志
  10 番 飯田市      小島康晴
  11 番 諏訪市      金子ゆかり
  12 番 千曲市      小山 立
  13 番 塩尻市      備前光正
  14 番 北佐久郡立科町  今井正子
  15 番 安曇野市     北山早苗
  16 番 大町市      諏訪光昭
  17 番 佐久市      木内 均
  18 番 飯田市      小池 清
  19 番 上伊那郡辰野町  垣内基良
  20 番 岡谷市      野澤徹司
  21 番 南佐久郡佐久穂町 ?見澤敏光
  22 番 東御市      保科俶教
  23 番 飯山市      宮本衡司
  24 番 岡谷市      毛利栄子
  25 番 須坂市      永井一雄
  26 番 木曽郡上松町   村上 淳
  27 番 塩尻市      小松千万蔵
  28 番 東筑摩郡朝日村  清沢英男
  29 番 長野市      西沢正隆
  30 番 長野市      風間辰一
  32 番 上田市      下村 恭
  33 番 長野市      竹内久幸
  34 番 駒ヶ根市     佐々木祥二
  35 番 伊那市      向山公人
  36 番 上田市      高村京子
  37 番 上伊那郡箕輪町  小林伸陽
  38 番 松本市      藤沢詮子
  40 番 松本市      牛山好子
  41 番 北安曇郡池田町  宮澤敏文
  42 番 上田市      平野成基
  43 番 松本市      本郷一彦
  44 番 須坂市      村石正郎
  45 番 伊那市      木下茂人
  46 番 下伊那郡豊丘村  森田恒雄
  47 番 長野市      倉田竜彦
  49 番 北佐久郡立科町  寺島義幸
  50 番 長野市      高橋 宏
  51 番 長野市      石坂千穂
  52 番 上田市      島田基正
  53 番 松本市      萩原 清
  54 番 上水内郡信濃町  服部宏昭
  55 番 安曇野市     望月雄内
  56 番 飯田市      古田芙士
  57 番 千曲市      下? 保
  58 番 長野市      石田治一郎
        ───────────────────
 出席議員(55名)
  1 番 下沢順一郎     27 番 小松千万蔵
  2 番 ?島陽子      28 番 清沢英男
  3 番 福島鶴子      29 番 西沢正隆
  4 番 和田明子      30 番 風間辰一
  5 番 小林東一郎     32 番 下村 恭
  6 番 太田昌孝      33 番 竹内久幸
  7 番 今井 敦      34 番 佐々木祥二
  8 番 丸山栄一      35 番 向山公人
  9 番 松山孝志      36 番 高村京子
  10 番 小島康晴      37 番 小林伸陽
  11 番 金子ゆかり     38 番 藤沢詮子
  12 番 小山 立      40 番 牛山好子
  13 番 備前光正      41 番 宮澤敏文
  14 番 今井正子      42 番 平野成基
  15 番 北山早苗      43 番 本郷一彦
  16 番 諏訪光昭      44 番 村石正郎
  17 番 木内 均      45 番 木下茂人
  18 番 小池 清      46 番 森田恒雄
  19 番 垣内基良      47 番 倉田竜彦
  20 番 野澤徹司      49 番 寺島義幸
  21 番 ?見澤敏光     50 番 高橋 宏
  22 番 保科俶教      51 番 石坂千穂
  23 番 宮本衡司      52 番 島田基正
  24 番 毛利栄子      53 番 萩原 清
  25 番 永井一雄      54 番 服部宏昭
  26 番 村上 淳      55 番 望月雄内
  56 番 古田芙士      58 番 石田治一郎
  57 番 下? 保
        ───────────────────
 説明のため出席した者
  知事        村井 仁    建設部長      入江 靖
  副知事       板倉敏和    会計管理者     海野忠一
  副知事       腰原愛正    公営企業管理者
  危機管理部長    松本有司    職務執行者・企
  企画部長      望月孝光    業局長       山田 隆
  総務部長      浦野昭治    財政課長      奥田隆則
  社会部長      和田恭良    教育委員会委員
  衛生部長      桑島昭文    長         矢?和広
  衛生部病院事業           教育長       山口利幸
  局長        勝山 努    教育次長      長澤一男
  環境部長      白井千尋    教育次長      平澤武司
  商工労働部長    黒田和彦    警察本部長     小林弘裕
  観光部長      久保田 篤   警務部長      早川智之
  農政部長      萩原正明    監査委員      ?見澤賢司
  林務部長      轟 敏喜
        ───────────────────
 職務のため出席した事務局職員
  事務局長      谷坂成人    議事課委員会係長  真岸 光
  議事課長      宮下清一    総務課担当係長   村井昌久
  議事課課長補佐   小山 聡
        ───────────────────
        午後1時開会
○議長(望月雄内 君)ただいまから第365回県議会を開会いたします。
 知事から招集のあいさつがあります。
 村井知事。
      〔知事村井仁君登壇〕
◎知事(村井仁 君)本日ここに9月県議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位の御出席を賜り、まことにありがとうございます。
 提出議案につきましては後刻御説明を申し上げますが、何とぞよろしく御審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げまして、ごあいさつといたします。

 平成21年9月24日(木曜日)議事日程
   会議録署名議員決定の件
   会期決定の件
   知事提出議案
   議員提出議案(日程追加)
     ─────────────────────────
 本日の会議に付した事件等
   会議録署名議員決定の件
   議員辞職許可の報告
   新任理事者の紹介
   諸般の報告
   議員派遣の決定報告
   会期決定の件
   知事提出議案
   議員提出議案


        午後1時1分開議
○議長(望月雄内 君)これより本日の会議を開きます。
 本日の日程は、会議録署名議員決定の件、会期決定の件及び知事提出議案であります。
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△会議録署名議員決定の件
○議長(望月雄内 君)次に、会議録署名議員決定の件を議題といたします。
 お諮りいたします。会議録署名議員は議長指名により決定いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(望月雄内 君)御異議ありませんので、向山公人議員、高村京子議員、小林伸陽議員を指名いたします。
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△議員辞職許可の報告
○議長(望月雄内 君)次に、去る8月10日、宮澤宗弘議員から議員辞職願の提出があり、閉会中につき、地方自治法第126条ただし書きの規定により議長において同日これを許可いたしましたので、報告いたします。
 議員を辞職されました宮澤宗弘君からごあいさつがあります。
 宮澤宗弘君。
      〔宮澤宗弘君登壇〕
◆宮澤宗弘君 議長からお許しをいただきましたので、一言ごあいさつを申し上げさせていただきます。
 10月4日告示になります安曇野市長選に立候補するため、去る8月10日、議員辞職願を提出いたしましたところ、早速、議長より御許可をいただき、ありがとうございました。
 顧みて、平成3年4月から5期18年余にわたり長野県議会議員として活動の場を与えていただき、県政に参画させていただきました。この間、吉村知事、田中知事、村井知事と3代にわたり県政に携わらせていただき、今いろいろな思いがよみがえってまいります。吉村県政における長野冬季オリンピック・パラリンピック大会の成功と長野新幹線の開通や高速交通網などの社会資本の整備の促進、田中県政における脱ダム宣言や山口村の越県合併問題、議会での予算の組み替えや深夜議会など、また、村井県政では市町村や県議会、職員との信頼関係の回復と堅実な行政運営など、さまざまなかかわりを持たせていただきました。私にとりまして、それぞれ貴重な体験をさせていただき、無事、職責を果たすことができました。この間、先輩、同僚議員を初め理事者の皆様方には大変な御指導と御協力を賜りましたこと、深く感謝を申し上げます。まことにありがとうございました。
 思い出のいっぱい詰まった議場から去ることは一抹の寂しさもございますが、今後は、地元に帰りまして、今日までの貴重な体験を生かし、新生安曇野市の基礎づくりと、国政も大きく変化する中、地方主権の前進を目指し力の限り頑張る覚悟でございます。今後とも一層の御指導と変わらぬ御交情をいただきますようお願いを申し上げます。
 最後に、同僚議員各位、村井知事初め理事者の皆様、私を今日まで支えてくださった地元安曇野市民の皆様方、そして報道関係者の皆様方に重ねて感謝と御礼を申し上げる次第でございます。
 皆様の御健勝と御多幸を心よりお祈りを申し上げまして、御礼のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。
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△新任理事者の紹介
○議長(望月雄内 君)次に、新任の県理事者を紹介いたします。
 最初に、樫山宏公安委員会委員。
      〔公安委員会委員樫山宏君登壇〕
◎公安委員会委員(樫山宏 君)9月13日付で長野県公安委員会委員に任命されました樫山宏でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(望月雄内 君)次に、小林弘裕警察本部長。
      〔警察本部長小林弘裕君登壇〕
◎警察本部長(小林弘裕 君)本年8月5日付で警察本部長を拝命いたしました小林弘裕でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(望月雄内 君)次に、早川智之警務部長。
      〔警務部長早川智之君登壇〕
◎警務部長(早川智之 君)本年7月10日付で警務部長に任命されました早川智之と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
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△諸般の報告
○議長(望月雄内 君)次に、諸般の報告は、お手元に配付したとおりであります。朗読は省略いたします。
      〔議案等の部「2 諸般の報告」参照〕
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△議員派遣の決定報告
○議長(望月雄内 君)次に、お手元に配付いたしましたとおり、議員派遣につきましては、会議規則第140条第1項ただし書きの規定により議長においてこれを決定いたしましたので、報告いたします。
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△会期決定の件
○議長(望月雄内 君)次に、会期決定の件を議題といたします。
 お諮りいたします。本定例会の会期は、議会運営委員会の意見を徴した結果、本日から10月9日までの16日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(望月雄内 君)御異議なしと認めます。よって、会期は16日間と決定いたしました。
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△知事提出議案の報告
○議長(望月雄内 君)次に、知事から議案の提出がありましたので、報告いたします。
      〔職員朗読〕
                               平成21年9月24日
  長野県議会議長 望 月 雄 内 様
                          長野県知事 村 井   仁
        平成21年9月長野県議会定例会議案提出書
 議案を別紙のとおり提出します。
第 1 号 平成21年度長野県一般会計補正予算(第2号)案
第 2 号 平成21年度長野県公債費特別会計補正予算(第1号)案
第 3 号 平成21年度長野県流域下水道事業費特別会計補正予算(第2号)案
第 4 号 平成21年度長野県高等学校等奨学資金貸付金特別会計補正予算(第1号)案
第 5 号 平成21年度長野県病院事業会計補正予算(第1号)案
第 6 号 資金積立基金条例の一部を改正する条例案
第 7 号 長野県警察関係許可等手数料徴収条例の一部を改正する条例案
第 8 号 長野県手数料徴収条例の一部を改正する条例案
第 9 号 知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例案
第 10 号 高等学校設置条例の一部を改正する条例案
第 11 号 交通事故に係る損害賠償について
第 12 号 抗インフルエンザウイルス薬の購入について
第 13 号 千曲川流域下水道下流処理区終末処理場建設工事変更委託契約の締結について
第 14 号 千曲川流域下水道下流処理区終末処理場建設工事変更請負契約の締結について
第 15 号 千曲川流域下水道上流処理区終末処理場建設工事変更請負契約の締結について
第 16 号 主要地方道飯田富山佐久間線道路改築工事(中尾2号トンネル)変更請負契約の締結について
第 17 号 長野合同庁舎耐震改修工事請負契約の締結について
第 18 号 平成20年度長野県一般会計及び特別会計の決算の認定について
第 19 号 平成20年度長野県企業特別会計決算の認定について
報第1号 交通事故に係る損害賠償の専決処分報告
報第2号 交通事故に係る損害賠償の専決処分報告
報第3号 交通事故に係る損害賠償の専決処分報告
報第4号 交通事故に係る損害賠償の専決処分報告
報第5号 道路維持作業中の事故に係る損害賠償の専決処分報告
報第6号 道路上の事故に係る損害賠償の専決処分報告
報第7号 道路上の事故に係る損害賠償の専決処分報告
報第8号 交通事故に係る損害賠償の専決処分報告
      〔議案等の部「1 議案 (1)知事提出議案」参照〕
○議長(望月雄内 君)以上であります。
 次に、お手元に配付いたしましたとおり、地方自治法第122条及び地方公営企業法第25条の規定に基づき知事から予算説明書の提出がありましたので、報告いたします。朗読は省略いたします。
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△知事提出議案
○議長(望月雄内 君)ただいま報告いたしました知事提出議案を一括して議題といたします。
 提出議案の説明を求めます。
 村井仁知事。
      〔知事村井仁君登壇〕
◎知事(村井仁 君)ただいま提出いたしました議案の説明に先立ち、最近の経済情勢と経済対策、県財政の見通しなどについて御説明申し上げます。
 7月中旬から8月中旬にかけて大雨や台風が日本列島を襲い、県内でも各地で家屋への浸水などの被害が生じるとともに、とうとい命が失われました。お亡くなりになられた方と御遺族に対し深く哀悼の意を表しますとともに、被害を受けられた皆様に心からお見舞いを申し上げます。
 県といたしましても、本定例会に提出した補正予算案に土砂災害の防止対策など必要な経費を計上して、引き続き災害に強い県土づくりに取り組んでまいります。
 また、この夏の天候不順は野菜や果樹などの農作物の生産や販売にも影響を及ぼしました。状況の変化に応じて技術指導を行うなど、今後も適切に対応してまいります。
 新型インフルエンザにつきましては、流行期に入り、今後、感染の急激な拡大が懸念されます。県では医療機関や関係団体と連携しながら対策に取り組んでまいりますので、県民の皆様にも、かからない、広げないという気持ちを持って常日ごろから感染防止に御留意くださいますよう、改めてお願いいたします。
 さて、さきに行われた総選挙の結果を受けて、国では民主党を中心とする政権が誕生いたしました。新政権は地方分権改革の実現に向けて取り組んでいくことを公約に掲げており、その実現を期待しているところであります。一方で、公約に掲げた施策の中には制度の仕組みが示されていないものも数多くあります。県、市町村を初め広く関係する方々の声を聞いた上で、実情に即した制度設計やそれを賄う十分な財源措置がなされることが必要ですので、今後、国に対して働きかけを進めてまいります。
 あわせて、新政権には、全力で今の国民の暮らしを守るとともに、我が国の将来を展望した経済・財政政策を遂行していただくよう強く望むところであります。
 最近の経済情勢と経済対策について申し上げます。
 我が国の経済情勢は、引き続き厳しいながらも、国内総生産の伸びなどから最悪期は脱しているのではないかとの見方もあります。確かに、県内でも生産は全体として持ち直しつつあり、弱い状況が続いている個人消費についてもある程度の経済対策の効果がうかがわれます。しかしながら、有効求人倍率は依然として過去最低の水準にとどまっているなど雇用の厳しさは和らいではおらず、まだまだ景気の下げどまりを実感するには至っておりません。
 私は、かねてより、経済の下降局面の中でも地域に蓄えられた力を生かして上昇局面をいち早くとらえることが必要であると訴え、本年度に入ってからは、長野県新経済対策を策定し、製造業に加え、農林業、観光など幅広い分野にわたる長野県経済の活性化に取り組んでまいりました。7月以降も、農産物の直売所の利用や家庭内での備蓄を促進するキャンペーンを開始するなど身近な消費の拡大に努めるとともに、先日は私みずから台湾を訪問して農産物などの取引拡大や台湾からの旅行者の誘客促進に向けたセールスを行い、あわせて台湾当局と農産物の残留農薬基準に関する意見交換をしてまいりました。
 また、今月の26日と27日には、東京ドームシティ「プリズムホール」において信州まるごと産業フェア、ふるさと大信州市を開催いたします。長野県自慢のものづくり産業、農畜水産物、観光情報などをまとめて展示し、販売や商談を行います。多くの方に御来場いただいて、長野県産業の魅力を力強く全国に発信してまいる所存であります。
 景気は今後持ち直しの方向に進むことが期待されておりますが、一方で雇用情勢の一層の悪化が懸念され、景気を下押しするリスクも抱えております。引き続き対策を講じていかなければなりません。
 そこで、本定例会に長野県新経済対策の第2弾となる補正予算案を提出しました。詳細は後刻御説明いたしますが、広範にわたる施策の実施により景気の下支えを行い、雇用や生活への不安に対処するとともに、長野県の未来につながるよう、低炭素社会づくり、子育て支援の充実、新産業の育成にも取り組んでまいります。
 県財政の状況について申し上げます。
 本年度の県財政につきましては、地方交付税は普通交付税額の決定により当初の見込みを確保できる見通しとなりましたが、一方で、県税収入は昨年度後半からの経済情勢の悪化が予想を超えて厳しく、法人2税を中心に当初予算計上額を下回る見通しとなり、一般財源の大幅な不足が見込まれます。予算執行の段階でできる限りの工夫をするとともに、国の補正予算で措置された各種の交付金や減収補てん制度を最大限有効に活用して、持続可能な財政運営に留意しながら、新経済対策などに必要な財源の確保に努めてまいります。
 また、国に対しましても、国の予算執行の停止などにより県の新経済対策の実施に支障が生じ、市町村や県民の皆様、ひいては長野県経済に影響を及ぼすことがないよう強く求めてまいりますので、議員各位にもお力添えをくださいますようお願いいたします。
 さて、今定例会に提出いたしました一般会計補正予算案その他の案件につきまして、その概要を申し上げます。
 補正予算案は、一般会計388億1,901万6,000円、特別会計と企業特別会計は合わせて3億8,828万4,000円であります。補正予算案には長野県新経済対策の事業実施に必要な経費166億2,466万8,000円を計上いたしました。6月補正予算と合わせると目標の700億円に対して682億円が事業化されることとなります。
 一般会計補正予算案につきまして新経済対策に沿って御説明申し上げます。
 まず、環境についてであります。
 太陽光発電の普及を図るため、啓発効果が高い中核的施設や教育への活用も見込まれる高等学校などの県有施設18カ所に太陽光発電を導入します。また、県みずから事業者として率先して行う地球温暖化防止対策の一つとして、冷暖房設備や照明器具の省エネルギー化を図るための改修を行うとともに、新設するグリーンニューディール基金を活用して市町村や中小企業者等が行う省エネルギーへの取り組みに対して支援してまいります。
 産業・雇用についてであります。
 工業技術総合センターと技術専門校の設備を整備し、環境、健康、航空産業などの新分野への進出や技術開発を目指す企業への技術支援を強化するとともに、高度な技能を持つ人づくりを支援します。資金需要が高まる年末に向けて中小企業融資制度資金の融資目標額を200億円増額し、中小企業者の資金繰りの一層の円滑化を図ります。このほか、住まいづくりへの支援や基金を活用した雇用の創出にも取り組んでまいります。
 健康・子育てについてであります。
 特別養護老人ホームなどの老人福祉施設整備については大幅に助成単価を引き上げ、介護基盤の充実を図ります。社会福祉施設、医療施設の耐震化やスプリンクラーの設置につきましても、基金の新設や積み増しにより促進してまいります。また、市町村が地域の実情に即して行う子育て支援に助成するとともに、児童養護施設などの環境整備を進めてまいります。教育に関しては、児童生徒数の増加により教室の不足が生じている特別支援学校の教室の増設を行い、教育環境の充実を図ります。
 安全・安心についてであります。
 雇用と住居を失った方々に対し、住宅手当の新設や生活福祉資金の抜本的な見直しなどにより新たなセーフティーネットを構築し、支援してまいります。また、減災や維持補修を中心とした道路や河川などの生活に密着した社会資本の整備、LED(発光ダイオード)を用いた省エネ効果も高い信号機への改良、防災拠点としての庁舎の整備などを進めてまいります。
 このほか、6月の降ひょうによる農作物の被害に対する緊急対策を支援する経費や県税の還付金など所要の経費を計上いたしました。
 以上申し上げました一般会計補正予算案の財源として、国庫支出金296億5,599万6,000円、繰入金40億3,413万1,000円、繰越金21億5,810万8,000円などを見込み、計上いたしました。本年度の一般会計予算は、今回の補正を加えますと9,281億8,108万1,000円となります。
 特別会計補正予算案は、高等学校等奨学資金貸付金特別会計など3会計、企業特別会計補正予算案は病院事業会計であり、耐震化が急務となっている阿南病院本館棟の改築に着手するための債務負担行為などを計上しました。
 次に、条例案は、一部改正条例案5件であります。
 このうち、資金積立基金条例の一部を改正する条例案は、長野県グリーンニューディール基金など補正予算案に計上した五つの基金を設置しようとするものであります。
 事件案は、抗インフルエンザウイルス薬の購入についてなど9件であります。
 専決処分の報告は、交通事故に係る損害賠償の専決処分報告など8件であります。
 以上、今回提出いたしました議案につきましてその概要を申し上げました。何とぞよろしく御審議のほどをお願い申し上げます。
 最後に、一言申し上げたいと存じます。
 私が県民の皆様の負託を受けて知事の任について以来、はや3年が経過しました。この間、県政の道しるべとなる長野県中期総合計画を策定し、実現に向けて、市町村とも手を携えながら、精いっぱい取り組んでまいりました。このたび計画の実施状況の評価を取りまとめましたが、全般的には計画は着実に進んでいると認識しております。しかしながら、一方では長野県も世界的な規模の金融・経済危機に翻弄される中にあり、今後の道のりは決して平たんではありません。
 私の任期も残すところあと1年となりました。瓦れきの山を片づけて、土づくり、種まきを終え、実りに向けてしっかりと育ててまいりたいと思っております。中期総合計画で描いた「人・暮らし・自然が輝く信州」の創造に向け、県の組織を挙げて職員一丸となって全力で取り組んでまいる所存でありますので、議員各位を初め県民の皆様の一層の御理解と御協力をお願いいたします。
○議長(望月雄内 君)以上であります。
 これらの議案は、来る9月29日から行う質疑の対象に供します。
         ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
△議員提出議案の報告
○議長(望月雄内 君)次に、議員から議案の提出がありましたので、報告いたします。
      〔職員朗読〕
議第1号
        地方における経済対策の着実な推進に関する意見書案提
        出書
                               平成21年9月24日
     長野県議会議長 望 月 雄 内 様
           提 出 者
             平 野 成 基  牛 山 好 子  保 科 俶 教
           賛 成 者
             倉 田 竜 彦  石 田 治一郎  下 ?   保
             古 田 芙 士  萩 原   清  服 部 宏 昭
             木 下 茂 人  村 石 正 郎  本 郷 一 彦
             風 間 辰 一  西 沢 正 隆  垣 内 基 良
             清 沢 英 男  小 池   清  木 内   均
             丸 山 栄 一  今 井   敦  森 田 恒 雄
             下 沢 順一郎  寺 島 義 幸  下 村   恭
             野 澤 徹 司  竹 内 久 幸  小 島 康 晴
             松 山 孝 志  ? 島 陽 子  高 橋   宏
             向 山 公 人  佐々木 祥 二  ?見澤 敏 光
             宮 本 衡 司  金 子 ゆかり  小 山   立
             福 島 鶴 子  石 坂 千 穂  毛 利 栄 子
             藤 沢 詮 子  小 林 伸 陽  高 村 京 子
             備 前 光 正  和 田 明 子  宮 澤 敏 文
             小 松 千万蔵  村 上   淳  諏 訪 光 昭
             太 田 昌 孝
 長野県議会会議規則第23条第1項の規定により、議案を別紙のとおり提出します。
      〔議案等の部「1 議案 (2)議員提出議案」参照〕
○議長(望月雄内 君)以上であります。
 ただいま報告いたしました議員提出議案を本日の日程に追加いたします。
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△議員提出議案
○議長(望月雄内 君)本案を議題といたします。
 提出者の説明を求めます。
 平野成基議員。
      〔42番平野成基君登壇〕
◎42番(平野成基 君)議第1号「地方における経済対策の着実な推進に関する意見書案」につきまして提案理由の説明を申し上げます。
 我が国の経済・雇用情勢は、昨年秋からの世界金融危機と戦後最大の世界同時不況と言われる中で、一部に明るい兆しが見られるものの、依然として厳しい局面が続いており、特に雇用に関しましては失業率のさらなる悪化が懸念されるところであります。
 こうした状況を改善するためにも、国の本年度補正予算に基づき現在進められております緊急経済対策を、引き続き、国と地方が連携して迅速かつ効果的に実施していくことが求められております。
 本県におきましては、県内経済の下支えと総需要の拡大や雇用の確保等を図るため、長野県新経済対策、くらし・地域力向上プロジェクトを本年5月に策定し、国の補正予算で措置された財源を有効に活用しながら、市町村、関係団体等と連携しつつ、複数年度にわたり事業を実施するため基金を積み立てるなど、環境、産業・雇用、健康・子育て、安全・安心といった広範な分野について事業化しているところであります。
 本県議会といたしましても、本年1月には経済対策関連としては16年ぶりとなる臨時会を開催するなど、必要な事業を切れ目なく実施するため関係予算の速やかな成立を図ってきた経過がございます。
 こうした中、政府においては、このたびの衆議院議員総選挙の際に政権公約に掲げられた政策を実現する財源を確保するため、一部公共事業の見直しや本年度補正予算の一部凍結等による予算の組み替えの方針を示しております。
 しかし、とりわけ補正予算は景気、雇用等の喫緊の課題に対応するものであり、地方において既に事業が進められているものは国の対応によっては多大な影響が懸念されるところであります。
 このため、自由民主党県議団といたしましては、補正予算の組み替えによる地域経済へ及ぼす影響等を勘案し、停滞することなく、継続して経済対策に関する必要な事業が実施できるよう、地方における経済対策の着実な推進について最大限配慮することを国に要請する意見書案を創志会、県民クラブ・公明との共同提案として発議したところでございます。
 経済対策は一刻の猶予もならないものであり、国の補正予算を前提として今定例会にも補正予算案が提出されている中にありまして、国においては補正予算の組み替えの検討が始められているという切迫した事態にあることにかんがみ、時期を逸することのないよう早期議決をお願いするところでございます。
 以上申し上げまして提案理由の説明といたしますが、議員各位の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(望月雄内 君)以上であります。
 お諮りいたします。本案については、会議規則第44条の規定により委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(望月雄内 君)御異議なしと認めます。よって、本案は委員会審査を省略することに決定いたしました。
 質疑の通告がありませんので、本案につき討論をいたします。
 小松千万蔵議員から討論の通告がありましたので、発言を許可いたします。
 小松千万蔵議員。
      〔27番小松千万蔵君登壇〕
◆27番(小松千万蔵 君)議第1号「地方における経済対策の着実な推進に関する意見書案」につき、県民クラブ・公明を代表いたしまして、賛成の立場から討論をさせていただきます。
 我が国の経済・雇用情勢は依然厳しい状況が続いており、特に雇用情勢については、7月の完全失業率が5.7%と前月から0.3ポイント上昇し、有効求人倍率が前月を0.01ポイント下回る0.42倍とともに過去最悪を更新し、依然として厳しい情勢が続いておるのは周知のとおりであります。さらに、本県は有効求人倍率が0.39倍と全国を上回る経済・雇用情勢の厳しい状況が続いているところであります。
 このような状況の中、経済対策として6月県議会において国の補正予算を前提として編成された県補正予算案を議決したわけでありますが、その補正予算額は575億円余で、このうち県新経済対策関連事業分496億円余が経済対策に向けられているわけであります。この6月の大型補正に引き続き、さらなる景気てこ入れ策として本9月議会に394億円余、うち県新経済対策関連事業分186億円余の補正予算案が出されているわけであります。トータルして事業規模で682億円余の経済対策を実施することで県下の厳しい経済・雇用情勢を早期に回復させるべく、県、市町村、民間が一丸となって取り組もうとしているところであります。
 こうした経済対策は、国の第1次補正予算で措置された地域活性化・経済危機対策臨時交付金、地域活性化・公共投資臨時交付金などの交付金や、補助金、その他各種基金を財源として実施しようとするものであります。特に、地域活性化・経済危機対策臨時交付金は、地域の実情に応じてきめ細かく事業を行うことができるいわゆる使い勝手のよい交付金であり、また、地域活性化・公共投資臨時交付金は、地域において公共投資を円滑に行う財源とすることができる貴重な交付金であります。これらの臨時交付金は、2回の補正予算において合計して92億円が事業の財源に活用することとして予算計上されているわけであります。
 また、県が基金を積み立てて複数の年度にわたって行う事業についても、2回の補正予算で480億円余を積み立てて80億円余を事業に使うことを予定しているわけでありますが、この基金財源もやはり国の補正予算に基づくものであるわけであります。
 この財源である国の補正予算の一部執行停止の方針が新政権によって決定されました。現在、県が新経済対策として実施しようとしている事業の中には、県が事業主体になるものだけではなく、市町村や社会福祉法人、中小企業者等に対するものなどもあり、今回の補正予算による補助事業を前提に事業に取り組もうとしている多くの団体、企業にも影響が及ぶなど、景気回復に向けてやっと動き出そうとし始めた地方経済を振り出しに戻してしまうことにもつながりかねないおそれがあり、地域に与える悪影響の大きさは大変憂慮されるものがあります。
 そこで、国の補正予算の執行停止方針が地方に混乱や多大な影響を与えることのないよう、最大限の配慮がなされることを強く望むものであります。
 なお、県内市町村長アンケート結果におきましても、補正予算の組み替えや執行停止について、57人、71%の市町村長が反対を表明しているものであります。
 以上申し上げ、議員各位の御賛同をいただきますようお願いを申し上げまして、議第1号の賛成討論といたします。
○議長(望月雄内 君)以上で討論は終局いたしました。
 本案を採決いたします。
 本案、原案どおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
      〔賛成者起立〕
○議長(望月雄内 君)起立多数。よって、本案は原案どおり可決されました。
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○議長(望月雄内 君)お諮りいたします。本日はこの程度で延会にいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(望月雄内 君)御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決定いたしました。
 次会は、来る9月29日午前10時に再開して、行政事務一般に関する質問及び知事提出議案に対する質疑を日程といたします。書面通知は省略いたします。
 本日は、これをもって延会いたします。
        午後1時37分延会