議事ロックス -地方議会議事録検索-


山梨県 上野原市

平成19年 11月 臨時会(第2回) 11月16日−01号




平成19年 11月 臨時会(第2回) − 11月16日−01号







平成19年 11月 臨時会(第2回)



          平成19年11月上野原市議会第2回臨時会

               議事日程(第1号)

         平成19年11月16日(金)午前10時00分開議

第1 会議録署名議員の指名

第2 会期決定の件

第3 閉会中の委員会報告

第4 議案上程

    議案第97号及び議案第98号を一括上程

    市長提案理由説明

第5 議案審議

    議案第97号 上野原市病院事業の設置等に関する条例制定について

    議案第98号 上野原市立病院利用料及び手数料条例制定について

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

●出席議員(19名)

     1番  市川 順君      2番  杉本公文君

     3番  田中英明君      4番  杉本征男君

     5番  山口好昭君      6番  鈴木敏行君

     7番  長田喜巳夫君     8番  杉本友栄君

     9番  長田助成君     10番  尾形幸召君

    11番  鷹取偉一君     12番  関戸将夫君

    13番  久島博道君     14番  尾形正已君

    15番  服部光雄君     16番  奈良田文夫君

    17番  岡部幸喜君     19番  小笠原俊将君

    20番  和田正人君

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

●欠席議員(1名)

    18番  尾形重寅君

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

●説明のため出席した者の職氏名

 市長        奈良明彦君    副市長       尾形 尚君

 教育長       網野清治君    消防長       安藤芳夫君

 総務部長      中村照夫君    市民部長      酒井信俊君

 福祉保健部長    山崎範夫君    建設経済部長    細川波男君

 消防署長      溝呂木忠男君   総務課長      湯川清平君

 企画課長      尾形壽春君    市民課長      小俣幸三君

 福祉課長      原田敏夫君    病院対策課長    水越 章君

 建設課長      市川正末君    会計管理者     藤本文雄君

 学校教育課長    片伊木卓男君   社会教育課長    小笠原徳喜君

 病院事務長     小佐野 進君

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

●事務局出席職員氏名

 書記        尾形公芳君



△開会 午前10時00分



○議長(尾形正已君) 尾形重寅議員については、議長あてに欠席届が出ておりますのでご了承願います。

 また、佐藤議会事務局長が欠席しておりますので、尾形庶務議事担当リーダーが代行いたしますことをご報告いたします。

 ただいまの出席議員は19名です。

 ただいまから平成19年上野原市議会第2回臨時会を開会します。

 これから本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元にお配りしたとおりです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(尾形正已君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

 本臨時会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定によって、13番久島博道君、15番服部光雄君及び16番奈良田文夫君を指名します。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(尾形正已君) 日程第2、会期決定の件を議題にします。

 お諮りします。

 本臨時会の会期は、本日1日にしたいと思います。ご異議ありませんか。

          (異議なしの声多し)



○議長(尾形正已君) 異議なしと認めます。

 したがって、会期は本日1日に決定しました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(尾形正已君) 日程第3、閉会中の委員会報告を行います。

 閉会中に病院問題検討特別委員会、文教厚生常任委員会が開かれておりますので、その報告を求めます。

 まず初めに、病院問題検討特別委員会の報告を求めます。

 久島博道君。



◆病院問題検討特別委員長(久島博道君) 病院問題検討特別委員会の報告を行います。

 病院問題検討特別委員会は、閉会中の10月29日に委員会室で全委員出席のもと、福祉保健部より部長、病院対策課長、病院対策課担当リーダー及び担当、市立病院より事務長、庶務担当リーダーに同席を求め、第4回目の委員会を開催いたしましたので、その報告をいたします。

 まず、福祉保健部長から新医療臨床研修制度に端を発した上野原市立病院の深刻な医師不足により、市民のための医療環境が確保できないというゆゆしき事態について説明がありました。

 また、今までの取り組みの中で、山梨大学医学部附属病院の関連病院である上野原市立病院としての立場を踏まえながら、慎重な対応を図ってきた経緯があり、現在、経営形態について事務レベルで最後の詰めの段階に入っていて、今後、特定の組織の力をかりて市立病院の再建を図り、一日も早く市民のための診療体制を整えたいとの説明を受けたところであります。

 次に、病院対策課担当リーダーから市立病院の公設民営、指定管理者の導入について及び今後の日程、また、新上野原市立病院基本構想案について説明がありましたが、指定管理者の導入については当委員会において、これまで公設公営、市の直営と公設民営、指定管理者の導入の2つの運営形態に絞って議論を重ねてきた経緯があり、前回の委員会報告でも指定管理者を含めた公設民営の運営形態も必要であるとした見解を示したところであります。

 今回、市は上野原市立病院の再建を図るため、指定管理者制度を導入する方針を示し、当委員会が開催された10月29日時点では、12月議会への指定管理者導入の条例案の提出と3月議会に指名議案の提出を検討しているとの見解が示されたところでありますが、さきの議員全員協議会で説明がされたとおり、市民のための医療環境を早期に確保するには、来年4月に相当数の医師を派遣していただく必要があり、そのためには市の姿勢を明確にしなければならないことから、手続が早まったとの説明でした。

 委員からは、指定管理者候補の選定に当たり、重要なこととされる基準書の内容を早く議会に示してもらいたいとの意見や、公表できる情報はできる限り議会や市民に知らせる必要があること、山梨大学医学部附属病院との関係で危惧される点や指定管理者の応募があるのかなど心配する意見が出されましたが、大方の委員の意見は、公設公営であれ公設民営であれ、一日も早く医師が確保され、より安全・安心の医療サービスを市民に提供することが先決であるとのことでした。

 一方、新病院建設については、まず建設計画のビジョンを示しながら、収支のシミュレーションを示すべきだと、過去にも当委員会では指摘をしてきました。今回示された新上野原市立病院基本構想案の中では、地域医療に対する市としての基本姿勢とともに、新病院建設の第一候補地に旧上野原中学校グラウンドを挙げ、病床数を70床から150床までの規模別に建設費などの算定、検討がされているなど、年度ごとにシミュレーションをしたもので、非常にわかりやすく参考になるものです。今後の新病院建設に向け、大いに期待ができるものでした。新病院建設に係る診療体制や機能、病床規模などについては、指定管理者が決まった以降、当然煮詰めていくことになると思われますが、市民のための診療体制を早期に整える努力を市当局に求め、病院問題検討特別委員会の報告といたします。

 平成19年11月16日、病院問題検討特別委員会委員長、久島博道。



○議長(尾形正已君) 続いて、文教厚生常任委員会の報告を求めます。

 委員長、鷹取偉一君。



◆文教厚生常任委員長(鷹取偉一君) 文教厚生常任委員会の報告を行います。

 文教厚生常任委員会は、閉会中の11月14日午前8時30分から議員全員協議会室において、全委員出席のもと、福祉保健部長、病院事務長、病院対策課長、担当リーダー、担当職員の出席を求め、継続審査案件、市立病院の充実を求める請願を審査いたしました。

 内容は、1、市民病院の建てかえ、2、病院形態は市の直営、3、市立病院の診療科目の指定、4、医療従事者の待遇を改善して医師、看護師の確保、5、患者の声が生かされる病院経営、6、国や県が地域医療に責任を持つよう要望の6項目の請願の内容になっております。

 市病院問題検討委員会の建設に対する基本方針も確定しつつある中、財源確保のための健全経営、医師招聘の観点から、経営形態、診療科目などの問題もあり、当委員会としては市立病院の充実を求める請願を不採択とし、しかしながら、市立病院の充実を求める請願の趣旨を尊重し、市民の安心・安全、患者の声が生かされる市立病院の建設を目指すことを委員全員確認し、委員会を閉じました。

 以上、文教厚生常任委員会の報告を終わります。

 文教厚生常任委員長、鷹取偉一。



○議長(尾形正已君) これより審議を行います。

 請陳第2号、市立病院の充実を求める請願を議題として質疑を行います。

          (なしの声あり)



○議長(尾形正已君) 質疑を終わり、討論を行います。

 小笠原俊将君。



◆19番(小笠原俊将君) 19番、小笠原です。

 ただいま文教厚生常任委員長の報告、不採択という報告がありましたけれども、その報告に対して反対の立場から討論を行いたいと思います。

 今、日本の全国で医師不足から病院の経営が倒産あるいは閉鎖するといった話が聞かされています。上野原市でも、医師の研修制度が変更になって、2004年あたりから年々大学への医師の引き揚げがされました。時には常勤医師が3名となり、病院の利用が取れないといった状況もありました。

 医師不足状況になったのは、自公政府による医療制度の改悪の政策の中で、大学の医学部定員を低く抑えてきた結果、世界の主要経済国の中で医師の数は最低のグループになっていると言われています。

 こうした中で、多くの市民からの安心・安全なまちづくりをしてほしいという発想から、この請願が出されてきたわけでございます。

 今回の不採択の措置は納得できません。確かに要望事項が多く、すべてを採用とはいかなくても、部分採択もあっていいのではないかというふうに考えます。

 以上の点から、不採択という報告について反対の討論といたします。



○議長(尾形正已君) 次に、委員長報告に賛成者の発言を許します。

 服部光雄君。



◆15番(服部光雄君) 15番、服部です。

 賛成の立場から、ただいま反対の討論をされた議員に対する反論を含めまして、意見を申し述べさせていただきたいと思います。

 請願は確かにいろいろ多岐にわたっておりましたし、中には公設公営という大変難しい問題もあるわけでございますから、これをひっくるめて、今回のいろいろな措置の中で含めたいという委員会の判断はやむを得なかったなと、こう思うわけであります。

 小笠原議員は、国の政策の問題を言われました。確かにそのとおりでありますけれども、例えば医師の問題でいいますと、例えば日本は人口1,000人当たり1.98人の医師であると、一番少ないカナダが2.14、イギリスで2.30、フランス、ドイツでは3.30、確かに4割か5割少ないんです。また一方、しかしそういいながら、平均寿命は男子が79歳、女性86歳と世界一高いわけであります。また、新生児の死亡率は、新生児1,000人当たり日本は1.5である。1.5人で、つまり0.15人なんです。ドイツは2.7、イギリス3.6、アメリカに至っては4.6なんです。つまり、欧米の先進国の半分しか新生児で死ぬ人がいないんです。つまりまた、これだけ高い医療が行われたということを考えると、必ずしも間違ったとは言えない。

 また、医者の数にしましても、昭和28年から比べると現在は3倍になっているんですね。毎年卒業する新卒の医学生は7,000人出ている。特に昭和48年ごろから、大学が増設されまして、それまで2,000人純増だったものが、この間、1年間5,000人ふえているんです。

 そういうような努力をした。しかしながら、社会の変化、特に高齢者がふえてきたと、あるいは社会的に意識が変わってきて、医者に対して無責任に、尊敬するということがなくなり、文句を言おうと、裁判に訴えようというふうな風潮が出てきたというようなことがたくさんあって、その結果、診療制度の研修医の研修医療はできないというふうになってきたということがあるわけでございまして、これから国の問題であることは確かだけれども、一概に簡単に自公の問題だということは言えないんじゃないかと思うわけでございます。

 特に、私はここで、公設民営について、長い間、公設民営すべきだという主張をとり続けてまいりました。あえて、ここで一言、この問題について触れさせていただきたいと思います。

 医療問題については、これは私は昔から、公設は必要であると、なぜならば、地域の医療、住民の健康と安全については行政の責任であると、こう思ったからであります。しかしながら、運営については、とてもそれは公設公営ではできないと、なぜかというと、税金で賄うと、要は税金で賄われているんだと、医療そのものがです。そうすると、どうしたって幾ら使っても構わないと、コスト意識がなくなってしまう。

 2つ目は、患者に対するサービス意識がなくなってしまう。3番目は、高度な専門知識がないと医療はできないわけです。そういう医療に対して、公務員がなかなか難しい。特に医療はどんどん日進月歩です。日進月歩する医療に対して、対応できるような感覚を、一体公務員が持てるのかと、どちらかというと決まったことをきちんとやることだけが公務員の仕事だという認識が高いわけでございますから、柔軟な対応を持って医療制度を変えていくことはできない。そういうことから考えて、私は極めて難しいと、さらに全般に医療管理、病院の管理そのものが非常に難しいわけでございますから、これを公務員である市町村長に任せるということは難しいと、私はずっと思っていました。

 さらに、もう1つは、最近起こってきた問題として、専門の人材を確保する、養成するということは、とても公務員ではできない。1つは医者の問題。医者の供給源というのは大学しかないわけです。大学の医学部しかない。大学と全く関係のないところは取れないわけです。そういうことを考えると、市町村はとても供給源を確保する力がないんです。もう派遣に頼るしかない。これではとても、私は公設公営でやっていけるとは思えない。

 2つ目は看護師の問題であります。看護師もまた不足している。看護師が一番要求しているのは何かというと、病院に入ってからどういう訓練をしてくれるかと、どんどん医療技術は上がっていくんです。したがって、看護師一番の希望は、入ってから後、どんどん教育訓練してくれますか、採用面接します。面接で最初に言ってくることは、病院に入った後、どれくらい教育をしてくれますか、これが一番なんです。その次が勤務体制が非常に厳しいと、この2つが問題なんです。この2つとも、現在の公務員の職務職員では管理不能であると思っています。

 次に、コメディカルの問題。コメディカルというのは、いろいろな薬剤師だとか、レントゲン技師、いろいろな技師がある。技師はどんどんふえているんです、種類が。それから、市場の価格もどんどん変わっている。それを、変動する価格を、需給関係、これを果たして公務員がやれるのかと、左右したらもう左右しっぱなしですからね。できないだろうと、こう思っているわけであります。

 最後、もう一つ大きなことは、大事なことは、病院という本来の市民の安全を守るものが、行政の、例えば選挙によって変わっていく、政権によって変わっては困る。したがって、きちんと10年なら10年の指定管理者制度に任せた方がはるかに安定するんです。市民にしてみれば安心なんです。選挙のたびごとに変わるという政争の具に病院の管理を任せたら困ると、これは院長みんなが言っていることです。

 それからもう1つ、事務局。これはもうはっきり言うと、市の職員が派遣されるのは、みんな事務局です。事務局はみんな腰かけです。それから、事務と言えば求められている仕事は何か、1つはレセプトなんです。つまり、一言でいうと処方せん、もっと正確にいうと最近は診療報酬明細書、このチェックはできるのかということです、事務職に。とてもできない。しかも、どんどん法律は変わる。いろいろな補助がいっぱいついている。そういうのがわからない。

 それから2つ目、最後です。もう事務局の担当の仕事は最後、看護師のサイン、非常に大きい。その看護師の能力もわからない。訓練もできない。それが左右しているわけですよね。とても無理である。

 それから、仕入れ、非常に難しい。医療機器にしても、いろいろな難しい。この仕入れが、とても能力がない。購入数ね。

 さらに、事故処理。最近どんどんふえてきました、事故、いわゆる医療過誤と称するものがね。これを対応する能力が全くないんですよ。したがって、これから期待される能力は何かというと、事務職の能力は何かというと、人事管理、勤務管理、それから病院システム整備、これだけかどうか知りませんけれども、病院行っていらっしゃる方いらっしゃるかな、事務長。4つも5つも、もっと10くらい委員会があるわけです。いろいろな委員会が。安全委員会、あるいは感染症対策委員会、いっぱい委員会がある。その委員会を、事務局がしてもらわなければいかん。だから、専門職じゃなければできないんです。

 もう一度言いますと、最近、法律がどんどん変わっている。その法律を全部勉強してもらいます。そんなことは、腰かけの事務職はできないんです。これをひっくるめて考えると、私はとても公営は不可能である。スタートはきちんとした専門家に、病院の経営は任すべきであると、長期に任すべきであると、そう思っていましたから、終始一貫そう言ってまいりました。

 そういう中で、今回考えていらっしゃる方法は非常にいいというふうに思いますので、今回反映されるのは、まことに適宜な施策であったと、こう思っております。

 以上です。



○議長(尾形正已君) ほかに反対者の討論はありますか。

          (なしの声あり)



○議長(尾形正已君) 討論を終わり、採決を行います。

 異議がありますので、本案は起立によって採決します。

 お諮りします。

 請陳第2号を委員長報告のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。

          (賛成者起立)



○議長(尾形正已君) 着席願います。

 起立多数です。

 したがって、請陳第2号は、委員長報告のとおり不採択とすることに決定しました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(尾形正已君) 日程第4、議案の上程を行います。

 議案第97号及び議案第98号の2件を一括上程し、職員に件名の朗読をさせます。

 事務局長。

          〔事務局長朗読〕



○議長(尾形正已君) 市長に提案理由の説明を求めます。

 市長、奈良明彦君。



◎市長(奈良明彦君) 本日ここに、平成19年上野原市議会第2回臨時会を開催いたしましたところ、議員各位には公私ともお忙しい中、ご出席を賜りまして、厚くお礼を申し上げます。

 さて、今全国的に多くの公立病院において、損益収支を初めとする経営状況が悪化するとともに、医師不足に伴い、診療体制の縮少を余儀なくされるなど、その経営環境や医療提供体制の維持が極めて厳しい状況となっております。

 加えて、第166回通常国会において成立した地方公共団体の財政の健全化に関する法律の施行に伴い、地方公共団体が経営する病院事業は、事業単体としても、またその地方公共団体の財政運営全体の観点からも、一層の健全経営が求められておるところでございます。

 このような状況を踏まえますと、公立病院が今後とも地域において必要な医療を、安定的かつ継続的に提供していくためには、抜本的な改革の実施が避けて通れない急務の課題となっております。

 こうした中、市では市立病院に対する市民の不安を払拭し、一日も早く健全な診療体制を構築して、地域の拠点病院として地域医療を確保していくために、公設民営の代表的な形態である指定管理者制度を市立病院に導入することを、今回の臨時議会に提案させていただくことになった次第でございます。

 本来、公立病院の役割は、地域に必要な医療のうち、採算性などの面から民間医療機関による提供が困難な過疎地や、救急等不採算部門の医療を提供することにあります。しかし、このように、地域において真に必要な医療を継続的に提供していくためには、医師確保の柔軟性や人件費の抑制など、民間ネットワークやノウハウを生かした指定管理者による効率的な経営が必要であり、重要であると考えております。

 このような考えのもと、今回の指定管理者制度の導入につきましては、多くの市民の皆様のご要望にこたえ、上野原市立病院建設検討審議会の答申を踏まえつつ、上野原市議会病院問題検討特別委員会の貴重なご意見を参考にしながら、地元医師会や県関係医療機関との調整を図った上で、その方向づけを行ったところでございます。

 今後、市では、開設者として、指定管理者と二人三脚で市民が安心して診療を受けることができる、信頼される医療体制の構築を目指すとともに、経営の健全化を図りながら、新病院を視野に入れてまいりたいと考えております。市民の皆様初め議員各位におかれましても、これまでにも増して、ご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 それでは、本臨時会にご提案申し上げました議案の概要につきましてご説明申し上げます。

 議案第97号は、上野原市病院事業の設置等に関する条例制定についてであります。

 これは、市立病院の運営形態として、指定管理者制度を導入することを規定するものでございます。

 次に、議案第98号は、上野原市立病院利用料及び手数料条例制定についてであります。

 これは、指定管理者に上野原市立病院の利用に係る料金を直接収受させるためのものでございます。

 以上、ご提出いたしました案件の概要をご説明申し上げましたが、ご審議の上、ご可決くださいますよう何とぞよろしくお願い申し上げます。



○議長(尾形正已君) 議案の朗読を省略し、議案の説明を求めます。

 議案第97号、上野原市病院事業の設置等に関する条例制定について及び議案第98号、上野原市立病院利用料及び手数料条例制定についての2議案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。

          (異議なしの声多し)



○議長(尾形正已君) 異議なしと認めます。

 したがって、そのように決しました。

 内容説明を求めます。

 水越病院対策課長。



◎病院対策課長(水越章君) それでは、ご説明申し上げます。

 お手元、議案集の1ページをお開き願います。

 第97号、上野原市病院事業の設置等に関する条例制定について。

 上野原市病院事業の設置等に関する条例を次のように定めるものとする。

 提案理由、地方自治法(昭和22年法律第67号)第244条の2第3項の規定に基づき、上野原市立病院の管理を指定管理者に行わせるため、条例を制定する必要がある。

 これが、この条例案を提出する理由である。

 続いて、2ページをお開き願います。

 上野原市条例第 号、上野原市病院事業の設置等に関する条例。

 上野原市病院事業の設置等に関する条例(平成17年上野原市条例第185号)の全部を改正する。

 以下、過日の議員全員協議会においてご説明申し上げておりますので、要点のみのご説明とさせていただきます。

 4ページをお開き願います。中段より下でございます。

 第8条、指定管理者による管理でございます。

 第9条、指定管理者の業務の範囲でございます。

 5ページをごらんください。

 第10条、受付時間、診療時間及び休診日でございます。

 第11条、利用の制限でございます。

 第12条、利用者数の制限でございます。

 第13条、損害賠償でございます。

 6ページをお開き願います。

 第14条、利用者の過失責任でございます。

 第15条、委任でございます。

 これら条を加え、施行については平成20年10月1日から施行するというものでございます。

 7ページをごらんください。

 議案第98号、上野原市立病院利用料及び手数料条例制定について。

 上野原市立病院利用料及び手数料条例を次のように定めるものとする。

 提案理由、上野原市立病院の管理を指定管理者に行わせることに伴い、地方自治法(昭和22年法律第67号)第244条の2第8項の規定に基づき、指定管理者に上野原市立病院の利用に係る料金を直接収受させるため、条例を制定する必要がある。

 これが、この条例案を提出する理由である。

 次の、8ページをお開き願います。

 上野原市条例第 号、上野原市立病院利用料及び手数料条例。

 上野原市立病院使用料及び手数料条例(平成17年上野原市条例第188号)の全部を改正する。

 以下、過日の全員協議会においてご説明申し上げておりますので、要点のみのご説明とさせていただきます。

 この議案は、議案第97号の関連で、利用に係る料金を指定管理者に直接収受させるための関係条項の改正です。

 施行については、平成20年10月1日から施行するというものでございます。

 以上でございます。ご審議の上、ご可決くださいますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。



○議長(尾形正已君) しばらく休憩します。

 なお、再開は10時45分です。



△休憩 午前10時35分



△再開 午前10時45分



○議長(尾形正已君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(尾形正已君) 日程第5、議案審議を行います。

 議案第97号、上野原市病院事業の設置等に関する条例制定についてを議題として質疑を行います。

 杉本公文君。



◆2番(杉本公文君) 2番、杉本公文であります。

 この案件は条例の制定についてでありますけれども、市立病院の管理を指定管理者制にするという、今後の病院の方向を決定する重大な議案であります。

 ただし、この議案については、私が公式に説明を受けたのは14日の全員協議会で、指定管理者制度に移行すると、そして、そのときに説明を受けました中に、これは、公募制で行うということであります。私も公募制で行うべきであると思っていますけれども、ただ、その募集要領というものを提出を受けて見させていただいたわけですが、それによると、この案件が議決されたら、直ちにきょう、11月16日に公募を行うということであります。そして、その期間が10日間。26日には締め切るということですので、そこで公募制を行うのに、余りにも拙速というか、性急過ぎるのではないか。

 まず第一には、議員に説明も不十分であると思うし、ましてや住民には何も知らされていませんし、私たちが知らせる時間もありませんでした。それで、公平性あるいは透明性が確保されないと、後々やはり問題が起きる可能性もあると思いますので、この点はどのようにお考えでしょうか。



○議長(尾形正已君) 山崎福祉保健部長。



◎福祉保健部長(山崎範夫君) それでは、お答えをさせていただきます。

 まず、議論の問題でございますけれども、私どもは、病院問題検討特別委員会を議会で設置をいただきましたので、そこに対して4月以降、説明をさせていただいております。

 その中で、運営方法の4つの選択肢の中で、現状を、医療環境の現下の状況を勘案する中で、公設公営、指定管理者制度の導入という2つに絞って検討してきたということはご説明申し上げてきておりますので、理解をいただいているというふうに思います。

 それと、公募の期間ということでございますが、確かに10日というのは短いかもしれませんけれども、だれでもいいという状況ではないというふうに理解をしておりますので、実質11日あれば対応可能かなというふうにとらえております。

 そして、公平、透明の問題ですけれども、当然ある程度の対策を講じるときには絞り込んで検討はいたしますけれども、最終的には公平、透明性を図るために公募という方法によって絞り込みをさせていただきたいというふうな考え方でございます。



○議長(尾形正已君) 杉本公文君。



◆2番(杉本公文君) 特別委員会に説明をしてあるからいいんだという表現をなさっているし、それから、それで理解が得られているというふうに理解をしているということですが、私は理解ができないので今質問をさせていただいているんですね。

 特別委員会はさておき、一般の議員には14日が初めての説明であります。そして、もちろん市民には先ほど申し上げましたとおり説明がしてありません。それから、14日の当局の説明においては、関係機関等にもできるだけ説明をしているというお話でしたが、どうも地元の医師会も理解をしていないような話を伺っております。時間的なものについても、私もある程度は皆さんの考えも理解するし、状況も把握しているつもりですが、やはり公平性、透明性というものをしっかりしておかないといけないのかなと。

 それから、本日も採決が終わったらすぐに公募を始めるということでありますから、この文書によりますと。やはりそれはちょっと性急が過ぎるのかなと。それから、期間についてもよその自治体で同じようなことをなさっていると思いますので、上野原で10日間の期間が本当に妥当なのかも、できればちゃんと検証していただきたかったと思っております。

 それで、本来でしたら、条例制定の案件ですから、この部分についてでもいいんですが、今申し上げましたとおり、議決をされればすぐに公募をするということです。公募をするということで、募集要領が出ておりますけれども、この中に、募集要項というよりもこの条例案の中には、いわゆる診療科目が定めてあります。これは、今難しいと言われている小児科や産婦人科も含んで15の科目について診療するという計画であります。

 そして、一方では管理者の募集要項の中には、指定管理者は地方自治法第244条の2第3項に基づく、指定管理に関する協定を締結するということになっていますので、これからいくと、当然その協定というのは、先ほど申し上げました小児科だとか産婦人科を含む15の診療科目について該当するのかなというふうに思っておりますけれども、この点はいかがでしょう。



○議長(尾形正已君) 小佐野病院事務長。



◎病院事務長(小佐野進君) ただいまの質問は、募集要項の中にうたってある診療科についてのご質問かと把握しておりますけれども、今後、公募に基づいて絞り込んだ結果、協定協議を進めていくかと思います。

 先ほどの議案の提案にもありましたように、指定管理者の導入を来年の10月1日ということに提案させていただいております。協定協議の中で、絞り込んだ相手と十分協議をすることになろうかと思います。現在の設管条例の中には15ほどの診療科がありますけれども、現実の病院の今の現状が、15科の診療科の機能が賄えていない、そういう状況もありますので、すべて設管条例にのった診療科をすべて賄っていただくということには非常に厳しいものがあろうかと思いますので、十分選定された相手と協定協議の中で、十分協議した上で決めさせていただきたいと、現在のところ思っております。

 以上でございます。



○議長(尾形正已君) 杉本公文君。



◆2番(杉本公文君) 診療科目については、私の方もできるだけ希望を含めた意味で質問をさせていただきました。

 それで、公平性あるいは透明性を確保していただきたいということ、それから地域住民にしっかり、市民にお話もいただけるような説明をしていただきたいという気持ちを持っております。

 それで、当局の説明の今までの中では、絞り込みをしていると、そしてそういうものがなければ、なかなかこういう計画もできないのかなと理解しておりますが、その相手先は社団法人の地域医療振興協会ということであります。当然、公募ですからそこに限ったことではなく、フリーな門戸というか、それでやられるのは当たり前のことだと思います。

 しかし、一方ではやはり目算がなければできないことですので、今事務長がおっしゃったとおり、これから中身を詰めるということですが、この相手先、想定される相手先の地域医療振興会について具体的な取り決めがあるのかないのか、あったとしたらお教えください。

          (「はっきり言え、議事録に残るぞ」と呼ぶ者あり)



○議長(尾形正已君) 山崎福祉保健部長。



◎福祉保健部長(山崎範夫君) 確認をさせてください。

 最後の部分がちょっとはっきり聞き取れなかったんですが、その部分だけご説明いただけますか。



○議長(尾形正已君) 杉本公文君。



◆2番(杉本公文君) 地域医療振興協会とのお話し合いの中で、詰められた部分があるとしたら、その部分だけでもお話をいただきたいと思っています。



○議長(尾形正已君) 山崎福祉保健部長。



◎福祉保健部長(山崎範夫君) 基本的には、過日の全員協議会でもご説明しましたとおり、いろいろな物事を進めるに当たっては、絞り込んだ中で可能性を探るということは当然に行っているわけでして、私どももそういった手法で行ってきています。ただ、公募をかけている以上、具体の話は今後その公募の中で応募がされた方を絞り込んだ中での詰めということで理解をしています。



○議長(尾形正已君) 服部光雄君。



◆15番(服部光雄君) 15番、服部です。

 このことできのうも質問したんですけれども、特別委員会の中では、今回は12月定例会に出す条例改正の中では、公設公営のものにプラスするところの公設民営を出していただいて、その説明をしていく中で、さらに絞った中で関連も出してほしいと、こういうお願いをしたはずなんです。ところが、その状況が変わって、とてもそこまで待てないということになって、なぜですかという質問をきのうしたわけですよね。そこをきちんとお話しいただければ、これは1つはわかると思うんです。

 2つは、これは私見かもしれませんけれども、今回これの対象以外にいいところがないと、絶対にこれは。それは幾らでも説明があるけれども、これはCATVと違って、これは物すごく、これしかないんですよ、本当のところ言って。だから、これを否定することはできない。問題はきちんとできるかどうかだけだと思いますので、それについての見通しを、市の当局の見通し、この自信のほどだけ教えてください。



○議長(尾形正已君) 尾形副市長。



◎副市長(尾形尚君) お答えいたします。

 先ほどから話題になっております市立病院の状況につきましては、常勤医が4月から3人、10月から1人ふえて4人ということでございますが、これは本当に異常事態でございます。この異常事態によって、市民の方々の健康が非常に阻害されているということであれば、私どもとしてはなるべく早く、来年の4月から何とか医師を確保したいという願いもございます。

 また、一方では、今年じゅうに要するにいろいろな機関におきまして人事問題、配置ですね、医師の派遣とかそういう問題につきましては、来年に入ってからではとても間に合いません。したがいまして、早く医師を確保すること。それから、公募による先方のいろいろな事情等がございまして、それによって早目にしていかなければ、来年の4月の確保はできないということでございますので、それを見込みまして、私どもとしては臨時議会によりまして可決をしていただいて、そして12月には早く決めていきたいと、こういうふうに考えております。

          (「自信は」と呼ぶ者あり)



◎副市長(尾形尚君) 自信ですか。自信はございます。



○議長(尾形正已君) 小笠原俊将君。



◆19番(小笠原俊将君) 19番、小笠原です。

 病院の指定管理者制度について、条例制定でございますけれども、我が党としては指定管理者制度については幾つか疑問点も持っております。基本的な考えは、公が行うべき事業について資本の考え方を導入した制度の導入というのは、基本的には反対という立場をとっておりますけれども、今回の当市の病院の指定管理者については、先ほど副市長が答弁されましたけれども、常勤の医師が4名ですか、かなり低い状況で、病院の存続そのものが問われるというような状況の中ではやむを得ないことかなという形で、この議案については一応賛成でございます。

 しかし、この決めるに当たって何点か確かめておきたいというふうに思います。

 1つは、先ほども議論されたと思うんですけれども、この指定管理者の条例制定については、たしか11月6日の会議の中では、12月議会に提案をするという説明がされました。それから、日にちが幾らもたたない段階でこの臨時議会が開かれると、指定管理についてはこの臨時で議決をするんだという話がされて今回開かれているんですけれども、その大きな問題、市民が大変関心を持っている問題ですけれども、その事務を進めるのに当局の方の都合もあるかと思うんですけれども、やはりこれだけの大きな問題については、多くの関係の市民や関連者に徹底をしていくという点では、その周知徹底の期間をちゃんと設けなければいけないんじゃないかという気がしますけれども、この四、五日の間で、12月議会でなく臨時で、この議案を審議するというふうに変わった理由は何でしょうか。



○議長(尾形正已君) 尾形副市長。



◎副市長(尾形尚君) お答えいたします。

 先ほど服部議員からの質問によりまして私が答えさせていただいたんですけれども、やはり12月いっぱいに各医療機関の医師派遣については、今年じゅうに何としても決めておかないと来年の4月に間に合わないというふうな状況もございまして、4月からの医師確保のための逆算の中で、先方のそういう医療機関の事情等を考慮した中で、決定をさせていただきました。12月議会ですと、どうしても次の3月議会というふうな形になって、もうとても間に合いませんので、そういうふうになりました。



○議長(尾形正已君) 小笠原俊将君。



◆19番(小笠原俊将君) 過日の全員協議会での説明では、違う説明だったんです。現在勤めておられる先生の確保と、それから総務省の医療に対するガイドラインが出されたということがあって、現状を早く打開しなければならないということで前倒しをしたという説明なんですけれども、今の副市長さんの説明では若干その辺が違うと思いますけれども、どうなんですか。



○議長(尾形正已君) 山崎福祉保健部長。



◎福祉保健部長(山崎範夫君) ご質問の件でございますけれども、過日の全員協議会でご説明を申し上げましたとおり、現状の市立病院の状況につきましては、4名の常勤医師の対応と、それから五十数名の非常勤医師の応援を得て、さらには地元医師会の応援を得て、市民のための医療を展開してきていますけれども、常勤の医師の先生が基本になったような当直を行っている中において、非常に疲労が蓄積してまいりまして、2人の先生方は体調を壊したという状況。さらには、そうした不安定な診療体制のもとでスタッフがやめていくなど、内部的な瓦解も心配されている。さらには、国の医療制度改革のガイドプランが示されて、このまま推移すれば、診療所、要は20床未満の診療所への格下げも懸念される中で、早期に医師の確保、体制の確保を図る必要があるということもあって、水面下の接触の中では、可能性を探ってきた中では、4月に可能性も出てきたということもあって早めさせていただいたというご説明をさせていただいています。

 ですから、先ほどもご質問がありましたように、早期にご説明を申し上げればよかったんですが、今の4名の中の1名のお医者さんは山梨大学からの派遣を受けています。この先生が非常に大きなウエートを握っていまして、私どもが山梨大学の理解を得る前に引き揚げをされると、上野原市立病院そのものが回らなくなるという非常事態の中で、軽々に物を申さず、奥歯に物が挟まった言い方で今日まで来たことはまことにもって遺憾であって、おわび申し上げるところなんですが、まずもって、そこのところを議員の皆様方にはご理解を賜りたい。そうした状況を一刻も早く、一日も早く確保するということで、来年4月の医師派遣を視野に入れながら、本来であれば12月、3月ということも当然でしょうけれども、時期を早めさせていただいたということでございます。ご理解を賜りたいと思います。



○議長(尾形正已君) 小笠原俊将君。



◆19番(小笠原俊将君) 当局で病院を責任を持って運営していく立場の者にしてみれば、今言ったような状況でしょうけれども、二万七千、八千からの人口を相手にした中での病院運営ですから、大勢ごとですから、自分たちだけの都合で物事を進めるというのでなく、やはり関連、関係した人たちに徹底できるような、ある程度の時間的な余裕というのも持たないといけないんじゃないかと思いますので、その辺は運営上、注意をしていただきたい。

 指定管理者制度の条例改定なんですが、実はこれは病院の運営についての変更の入り口で、これに関連した病院の職員の問題だとか、いろいろな問題があるわけですね。私としては、そういう問題も含めた中で、12月議会に一括で議論ができればというふうに考えていたわけで、この臨時というのは予想外の開催であるわけでして、そういう点は十分、やっぱり日程的なものについては注意をしていただきたいというふうに思います。

 それから、これも先ほど説明があったんですけれども、指定管理者制度を導入して医師の確保を最優先の課題として取り組むと、先ほど来指定管理者の業者の名前も出ているわけですけれども、その業者について医師の確保ができるという予測というか、そういう情報はつかんでいるんでしょうね。指定管理はしたけれども、医師の確保ができませんでしたという事態も他の自治体ではあったわけで、その辺の問題を重ねてお聞きしたいということと、もう1つは、先ほども議論があった、診療科の小児科、産婦人科の設置をどうするかという問題ですけれども、これは当面、産婦人科の医師の確保が難しいから外すというのでなく、自治体病院というのは民間の病院ができない不採算部分の経営をやるというのが、大きな自治体病院の仕事ですから、やはり産婦人科等についてはきちっと委託管理指定をする中で、診療科の中に入れておくべきだというふうに思いますけれども、この点についてはいかがお考えでしょうか。



○議長(尾形正已君) 山崎福祉保健部長。



◎福祉保健部長(山崎範夫君) 先に後段の方のご質問からお答えさせていただきますけれども、先ほど事務長からもお答えさせていただきましたけれども、基本的に設管条例というのはマックス、最大のものをうたうというのが基本になっていますので、想定される診療科を置かせていただいています。実情は、一番の問題はお医者さんの確保にございますので、ご指摘の点、できるならば今後も確保に努力をしてまいりたい。可能性があるならば、助産師さんを活用したものもできるのであれば、その指定管理者の相手方と協議の中で検討してまいりたいというふうに思います。



○議長(尾形正已君) 質疑を終わり、討論を行います。

          (「答弁が終わっていない」と呼ぶ者あり)



◎福祉保健部長(山崎範夫君) それから、冒頭にご質問がございました医師の確保の可能性の話でございますけれども、水面下での接触の中では、当然にそれ相応の団体だということの、我々確信を持つ中で接触を図ってきています。ですが、公募をかけていますので公募の中で応募がされたものの団体との、その辺の確認をする中での最終的な絞り込みになろうかなと思います。



○議長(尾形正已君) 小笠原俊将君。



◆19番(小笠原俊将君) 指定管理者については、そのある程度の確定的なものを得ているという話ですので、ぜひ医師の確保について、抜け目のない取り組みをぜひしていただきたいというふうに思います。

 それから、もう1点ですけれども、指定管理に移行するわけですね、平成20年10月に。その指定管理に当たって職員の問題、扱いがどういうふうになるのか、指定管理になれば、これは雇用関係が全く公務員でなくなるというような事態もあるわけですけれども、その辺の扱いは今どのように考えているのか。



○議長(尾形正已君) 尾形副市長。



◎副市長(尾形尚君) お答えいたします。

 指定管理者制度の導入ということになりますと、当然、職員の身分や処遇の問題が出てまいります。先般、もう指定管理者制度の導入を決めた際に職員組合の委員長以下執行部、それで私ども副市長以下関係部署の幹部が、会合、団交談合というんですか、もう既に実施をしております。条件等につきましては、今後の課題として組合と詰めてまいりたいと、こんなふうに考えております。



○議長(尾形正已君) 小笠原俊将君。



◆19番(小笠原俊将君) 病院職員といいましても、看護師あるいはレントゲン技師、それから一般事務職と、お医者さんというふうに職種が分かれるわけで、その職種によってやっぱり対応が違うと思うんですよね。どういうふうにするかという点については、やはり処置の仕方を、この間の全員協議会では、当面、平成20年度については引き続き雇用していくと、現状の形の中でなるべく続けたいんだというふうな説明もされたんですけれども、その後の取り組みについてはどういうふうに考えているのか、再度伺いたいと思います。



○議長(尾形正已君) 尾形副市長。



◎副市長(尾形尚君) その問題につきましては、私どもは病院職員に身分をどうするかということが非常に重要な課題と考えておりますので、今後の団交によって条件を決めてまいりたいと、こんなふうに思っております。



○議長(尾形正已君) 小笠原俊将君。



◆19番(小笠原俊将君) 病院の職員については高齢者も多く、平均年齢が四十幾つというような、その平均年齢が、高齢化を迎えているという話も聞きます。

 それで、今団交をといっていますけれども、指定管理について、職員の人、一般職員の人はここで初めて聞いたという人たちもいるわけです。だから、取り組みについて時間を持った中での徹底というのは、やっぱり急激過ぎるんじゃないかという指摘ができると思うんです。職員については、なるべく身分の保障等を含めた中で権利が確保できるような取り組みをしていただきたいということを、ここの場ではその程度の要望にしておきます。

 以上で質疑を終わります。



○議長(尾形正已君) 市川順君。



◆1番(市川順君) 1番議員の市川でございます。

 指定管理者制度の移行につきましては、基本的には私も賛成の方向でございますが、一番危惧しているのは、指定管理者が引っ張りだこで、急成長の会社ということですが、この経理内容を見てみますと、代表事例でこの間言われました地域医療振興協会、これは非常に大きい規模なんですが、実際のところ規模の程度は450億の売り上げがあって、実際の資産内容については190億、それから負債の方が140くらいですか。45億ぐらいが実際の資金の余裕度です。案外と、物すごくいろいろな機器をそろえて入れるかということで、内容を見てみますと、ほとんどそういうものが委託されたところからという話になってまいります。

 そこで、私がちょっと心配していますのは、医療機器がそろっていない状態で移行する格好になりますね。したがって、今一番問題になっているのがMRI、これは高いわけですが、こういったものも、要するに設備をどうするかということを関係先との話し合い、これをしていって、来年10月にはそういった少なくとも先端医療ができるということでないと、なかなか該当する機関も医師が派遣できないということにもつながりかねないというのが危惧されます。

 したがいまして、そういったところをどう考えているか、今お答えいただければと思います。



○議長(尾形正已君) 小佐野病院事務長。



◎病院事務長(小佐野進君) ただいまの質問は、今後指定管理者が決まり、例も挙がったわけですけれども、医療機器をどのように考えているかということで、質問だというふうに理解して、それについてお答えさせていただきます。

 先ほども申しましたように、選定されたところ、指定管理者と、やはり今後、協議の中で詰めていかなければならない。ただ、現市立病院の建物が築38年で老朽化しており、また医師も不足していると。そういう中では、十分な迎え入れるだけの施設あるいは医療機器設備の数、そういったものはまだまだ足りないというふうに思っております。

 ただ、今後新病院の建てかえのときには、やはりそういった今まで不備だった点を改善していかなくてはならないというふうに思っておりますので、すぐに指定管理を導入して機器等を整備して、医師の確保あるいは医師の仕事環境、施設環境を整えるということは、非常に一気には無理だと思います。やはり相手と詰めながらやっていく必要がある。要望にこたえてあるいはこちらの市側の要望も伝えて、そしてお互いが協議した中で進めていくべきだと思っておりますので、今後そういった面で努力してまいりたいと思います。



○議長(尾形正已君) 市川順君。



◆1番(市川順君) 私は心配していることを言っているわけですが、一番基本的なところは、今の現状を地域医療振興協会なるところとやっているということですので、実際にそれを見ていただいて、本当に医師を派遣できる、これは10月までは自分たちのもののどこかのものを借りても対応できるというような対応ができるかどうか。そういったことも含めてやっていただいて、問題ないようにしていただきたいなというふうに思います。これは重要なことだと思います。それがちょっと心配されるようでしたら、予算を計上してそういうものを整備していくということが、来年度の予算には入れるということを至急やっていく必要があるのではないかというふうに思います。

          (なしの声あり)



○議長(尾形正已君) 質疑を終わり、討論を行います。

          (なしの声あり)



○議長(尾形正已君) お諮りします。

 本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。

          (異議なしの声多し)



○議長(尾形正已君) 異議なしと認めます。

 したがって、本案は原案のとおり可決されました。

 議案第98号、上野原市立病院利用料及び手数料条例制定についてを議題として質疑を行います。

          (なしの声あり)



○議長(尾形正已君) 質疑を終わり、討論を行います。

          (なしの声あり)



○議長(尾形正已君) 討論を終わり、採決を行います。

 お諮りします。

 本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。

          (異議なしの声多し)



○議長(尾形正已君) 異議なしと認めます。

 したがって、本案は原案のとおり可決されました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



○議長(尾形正已君) 以上で本日の日程はすべて終了しましたので、本日の会議を閉じます。

 これで平成19年上野原市議会第2回臨時会を閉会します。

 ご苦労さまでした。



△閉会 午前11時19分

地方自治法第123条の規定により署名する。

  平成  年  月  日

         議長      尾形正已

         署名議員    久島博道

         署名議員    服部光雄

         署名議員    奈良田文夫