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山梨県 韮崎市

平成22年  3月 定例会(第1回) 03月15日−02号




平成22年  3月 定例会(第1回) − 03月15日−02号







平成22年  3月 定例会(第1回)



          平成22年第1回韮崎市議会定例会

議事日程(第2号)

                  平成22年3月15日(月曜日)午前10時開議

日程第1 一般質問

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出席議員(20名)

    1番 西野賢一君     2番 小林伸吉君

    3番 山本雄次君     4番 輿石賢一君

    5番 秋山 泉君     6番 岩下良一君

    7番 森本由美子君    8番 横森宏尹君

    9番 野口紘明君    10番 藤嶋英毅君

   11番 嶋津鈴子君    12番 一木長博君

   13番 望月正澄君    14番 石井錦一君

   15番 清水正雄君    16番 小林恵理子君

   17番 矢崎六彦君    18番 清水 一君

   19番 神田明弘君    20番 土屋泰一君

欠席議員(なし)

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地方自治法第121条の規定により出席した者の職氏名

   市長       横内公明君   副市長      福田敏明君

   会計管理者兼

            水川 勉君   政策秘書課長   日向 亘君

   会計課長

   総務課長     宮川文憲君   企画財政課長   水川秋人君

                    税務課長兼

   市民課長     横森武千代君           守屋重敏君

                    収納課長

   福祉課長     長坂一能君   保健課長     中嶋尚夫君

   静心寮長     小林 豊君   農林課長     平賀富士夫君

   企業立地課長   横森 亨君   商工観光課長   横森淳彦君

   建設課長     深澤賢治君   上下水道課長   猪股洋仁君

   市立病院

            中村 徹君   教育委員長    枡形昭平君

   事務局長

   教育長      輿水 豊君   教育課長     雨宮勝己君

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事務局職員出席者

   議会事務局長   高添秀明君   書記       筒井清重君

   書記       仲田真子君

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△開議の宣告



○議長(一木長博君) ただいまの出席議員は20名であります。

 定足数に達しておりますので、休会前に引き続き会議を再開いたします。

 これより本日の会議を開きます。

 議長よりお願い申し上げます。議場内での携帯電話の電源は切っていただきますようお願い申し上げます。

                             (午前10時00分)

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△一般質問



○議長(一木長博君) これより日程に入ります。

 日程第1、一般質問を行います。

 今回の質問通告者は9名であります。お手元に質問順位が配付されておりますので、これに基づいて進めてまいります。

 順次質問を許します。

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△清水一君



○議長(一木長博君) 18番、清水 一君を紹介いたします。

 清水 一君。

         (18番 清水 一君 登壇)



◆18番(清水一君) それでは、18番の清水 一でございます。

 3月定例会におきまして一般質問をさせていただきます。

 平成22年第1回定例会に当たりまして、韮政クラブを代表して、市政全般について幾つか質問をさせていただきます。

 本3月定例会は、横内市長にとって任期最後の年であり、最後の当初予算編成をする場であり、4年間の総決算の年であります。

 横内市政は、これまで3年数カ月余り、100年に一度と言われる長期不況、経済の低迷、それに伴う税収の落ち込みなど、国家財政の逼迫と相まって財政状況の大変厳しい中、頑張ってこられました。今また、横内市政が今後の韮崎市政のかじ取りをどのようにしていくのかが問われているときでもあります。こうした中、先日、今定例会の初日には市長の所信が表明されたところでありますが、その幾つかの事業、施策について何点か質問をするものであります。

 質問の第1は、(仮称)韮崎市民交流センター整備事業とそれに伴う駅周辺の整備についてであります。

 旧ルネスの跡地及び建物につきましては、先ごろ、持ち主である峡北商業協同組合より当韮崎市が取得をしたところであります。いよいよ(仮称)韮崎市民交流センターとして、本年9月着工、翌平成23年の7月オープンに向けて改修工事に取りかかるべく、その施設の内容等、基本設計案が作成され、今月下旬までのパブリックコメントを集約する中で、その全容が確定しようとしております。

 過日報告されました基本設計概要によりますと、1階は公民館、物産コーナー、サッカーミュージアムなどの市民プラザ、2階は図書館、3階は子育て支援関係の施設とのことであります。

 そこでまず、1階の市民プラザの中に公民館関係の会議室等が計画されておりますが、この会議室の使用・運用はどのようにしていくつもりなのか。使用料金等はこれまでのものを踏襲していくのかどうかをお伺いいたします。

 韮崎地区公民館と中央公民館が1階の市民プラザに入るわけですが、地区公民館の会議室の使用については独自に自由に使用することができるのか。中央公民館との使い分けはないのかどうか。この点については、現在の市民会館の中に韮崎地区公民館が同居している事情から一番の懸案事項であり、地区公民館事業を行う上で、これまでネックになっていたわけであります。韮崎地区公民館独自の使用ができる施設であるべきと思いますが、いかがお考えでしょうか、お伺いをいたします。

 また、当該市民交流センターはJR韮崎駅に隣接しているという絶好の立地にあるため、新たなまちづくり拠点として多くの人々に利用されることが期待されております。市道4号線を挟んで東側にはショッピングモール「ライフガーデン韮崎」が位置しており、ご承知のとおり、連日多くの買い物客でにぎわっております。このショッピングモールとの相乗効果で、よりにぎわいと活気のある施設であり、地域であるために、複合的公共施設である同交流センターを利用する人々が飲食のできる場や憩えるスペースが必要であります。その意味で、当該センターの中にそうしたニーズにこたえられるテナント、店舗が必要であり、多くの市民からも要望があるところであります。

 しかしながら、旧ルネスが終盤にたどった、物販店や飲食店が撤退をしていき、その後の空き店舗の穴を埋めることができなかったという経過を見るにつけ、この問題は大変難しい問題をもはらんでいると思われます。当該センターが多くの市民や利用客に大いに利用されるためには、ライフガーデンや近隣の商店街で充足できない職種の飲食関係のテナントが必要とされており、そうしたお店の出店に期待もかけられております。

 図書館や公民館、またほかの施設に行って、ちょっと知人や友人と話したり、家族や友人と気軽に食事を楽しんだりする店があったらいいな、こうした市民のニーズを実現させるためには、どんな方法を考えておいでなのかお伺いをいたします。

 また、基本計画完成予想図に示された正面玄関の外観でありますが、市の施設として新しい息吹を吹き込むために、ショッピングセンターから文化複合施設へとイメージを一新するよう、韮崎駅側外観に旧宿場町の縦格子を現代風にイメージをしたアルミルーバーを配し、ガラス面に武田菱をモチーフしたデザインとするとのことであります。

 後でも触れますが、我が韮崎市の基本的イメージをどう統一するのか、まちづくりのコンセプトをどう統一するのか、どのような特徴や個性を持ったまちづくりをしていくのか、このような観点から言うと、まことにいろいろな要素の寄せ集め的な一貫性のない感じがいたし、焦点がぼけてしまうのではないかとも思いますが、いかがでしょうか。市長のご所見をお伺いいたします。

 昨年あたりから、「ニーラ」が市のシンボルマークになったり、今般の市民交流センターの概観には韮崎宿の宿場町のイメージが使われ、「サッカーのまち韮崎」や「武田の里」などのテーマやタイトルが使われております。それぞれ一つ一つにはそれなりの根拠があるわけでありますが、なんとシナリオがどうしても感じられません。我が市の個性やイメージを表現するに際して、それぞれをつなぐストーリーをしっかり確立すべきだと考えます。

 韮崎市民交流センター事業についての質問の最後に、同事業に伴う韮崎駅周辺の整備についてであります。

 財源的には、国のまちづくり交付金を利用し、数年次事業として考えているようであります。現在の市民会館の機能がすべて市民交流センターのほうへ移行することにより、現在の市民会館は不要になるわけで、近い将来には解体され、公園として整備していくと聞いております。駅前通り商店街、中央町等との関連でどのような構想をお持ちなのか。

 また、駅前商店街及び韮崎駅方面から同施設へのアプローチが余りよくありません。駅方面からは地下道がありますが、出入り口の位置の悪さからか不評で、ほとんど使われておりません。駅側からは横断歩道がないため車道を横切る人も多く、交通事故等の危険性をも多分にはらんでおります。地下道の改修か新たな横断歩道の設置等、有効なアプローチ手段を考えるべきと思います。このことも含めお考えをお伺いいたします。



○議長(一木長博君) 横内市長。

         (市長 横内公明君 登壇)



◎市長(横内公明君) 清水 一議員の質問にお答えさせていただきます。

 (仮称)韮崎市民交流センター整備事業と今後の駅周辺整備について、お答えいたします。

 まず、会議室の使用・運用についてでありますが、韮崎地区公民館は他地区と同等規模の専用スペースを予定しております。また、中央公民館は、市民プラザ部分の会議室を一般利用に優先して使用できるような運用方法を今後検討してまいります。使用料金につきましては、既存の公共施設の料金体系との均衡を考慮しながら、ランニングコストの試算を行い、設定してまいります。

 次に、市民の飲食ニーズにこたえる方策についてでありますが、現在、パブリックコメントを受け付けているさなかでありますが、1階にコンビニエンスストアを想定し、隣接するサッカーミュージアムや交流ロビーと一体化したスペースにテーブル、いすを配して、気軽に飲食が楽しめたり、待ち合わせ場所にもなるような配慮をしてまいります。

 次に、センター概観のイメージについてでありますが、韮崎駅におり立つ観光客に、本市が武田の里、甲州街道の旧宿場町であることをイメージさせ、市内の旧跡はもとより小林一三翁ゆかりの地など、まちなかへの誘客のインセンティブ効果をねらったものであり、本市が目指す恵まれた歴史・文化資源を生かしたまちづくりのコンセプトに合致するデザインとして考えております。

 次に、センター事業に伴う韮崎駅周辺の整備についてでありますが、センター内の郷土の偉人コーナーを起点に、窟観音、市民会館跡地に整備する展望公園、小林一三翁ゆかりの地へと歴史・文化遺産をめぐる「歩いて学べる市街地づくり」を進め、各種ソフト事業の実施にあわせて、駅前通り商店街を初めとするまちなかの活性化につなげていくこととしております。

 次に、駅前商店街及び韮崎駅方面からのアプローチについてでありますが、センター西側は横断禁止区域に指定されているため、新たな横断歩道の設置は不可能であり、東側の横断歩道と既存の地下道の活用により、構造上の課題はありますが、照明器具の照度アップや手すりの見直し等、だれもが利用しやすい工夫を凝らした整備を行ってまいります。

 以上でございます。



○議長(一木長博君) 清水 一君。



◆18番(清水一君) ご答弁ありがとうございました。もう少し細かい施設等々について、細かい点について再度お聞きをしてまいりたいと思います。

 まず、韮崎地区公民館、1階の市民プラザに入る計画になっているものについては、独立した施設として使用できるというふうに認識してよろしいんでしょうか。この点についてまずお答えをお願いいたします。



○議長(一木長博君) 水川企画財政課長。



◎企画財政課長(水川秋人君) お答えいたします。

 韮崎地区公民館として、他地区と同様に独立して使用するということでございます。



○議長(一木長博君) 清水 一君。



◆18番(清水一君) 中身の会議室あるいは調理室とか、特別室等々もあるわけですけれども、その使用料については、ランニングコストの試算の結果をもって決めていくというようなお答えでございましたけれども、現行の韮崎市民会館の使用料を引き継いだ形でもって、現行のレベルを維持していっていただきたい、そうすべきであるというふうに思います。しかし、ランニングコストの試算の結果によっては変更、値上げということですけれども、する要素、理由などが出てくる可能性というのはあるんでしょうか。この点についてはどうですか。



○議長(一木長博君) 水川企画財政課長。



◎企画財政課長(水川秋人君) お答えいたします。

 料金体系につきましては、市長の答弁の中で、これからいろんなことを、他の料金体系との均衡を考慮しながら決めるということをお答えいたしましたけれども、公共施設の使用料につきましては、すべてランニングコストに見合うものを求めているわけではございませんので、今回のものにつきましても、ランニングコストの試算は行いますけれども、現行の市民会館の使用料に均衡を失しないような料金体系にするべきだというふうに考えておりますけれども、それは今後の検討課題とさせていただきます。



○議長(一木長博君) 清水 一君。



◆18番(清水一君) 今の問題については、極力現行の価格を維持するようにお願いしたいと思います。

 さらに、1階部分にコンビニエンスストアを考えているようでありますけれども、聞くところによりますと、立地的にコンビニエンスストアというのは、あの立地だと大変厳しい出店になる、出店するには条件が悪いというような見方も聞くわけでありますけれども、テナントとして入居してくれそうな見込みというのはあるのかどうか、この点はどうでしょうか。



○議長(一木長博君) 水川企画財政課長。



◎企画財政課長(水川秋人君) お答えいたします。

 1階部分のテナント入居につきましては、今のところコンビニを想定しているというのは、市民の検討委員会の中でも多数の意見の中で、あらゆる年齢層にこたえられる飲食関係ということでコンビニを想定しているわけでございますけれども、事前のいろんな調査等によりますと、都会なんかを見ると、必ずしも駅前あるいはビルの1階等に設置してあるコンビニ等につきましては、そんなに駐車場というのは重要視されていないというようなことを伺っておりますけれども、今のところの調査の中では、まだまだ確実にということではないんですけれども、これにつきましては、いろんなところで調査しているわけですけれども、いずれにいたしましてもテナントの入居につきましては、今行っているパブリックコメント、それからテナント募集要項を定める中で、一般的に公募してまいります予定でございます。コンビニの入居の見込みにつきましては、現在のところはまだ調査中ということで、ご理解いただきたいというふうに思います。



○議長(一木長博君) 清水 一君。



◆18番(清水一君) 確かにこれからのことでございますので、しかし検討委員会等でもコンビニがいいだろうということでございますので、実現をできるように最大の努力をしていただきたいと思います。

 次に、私のさっきの質問に対するお答えの中で、隣接するサッカーミュージアムや交流ロビーと一体化したスペースにテーブルとかいすを配して、気軽に来たお客さんたちが気軽に飲食を楽しめるような場所を想定しているようでありますけれども、先ほど私が聞いたコンビニエンスストアの問題、これと非常に関係がございまして、コンビニエンスストアの出店というものがある意味では必須条件になるのではないかと思いますけれども、この点、コンビニエンスストアが例えば入らないというような場合には、こうした状況というか、こうした環境はどんにふうに考えておられますか。



○議長(一木長博君) 水川企画財政課長。



◎企画財政課長(水川秋人君) 1階の入ったスペースにつきましては、多くの市民の方たちが自由に出入りをして、そこで語らいや軽い軽食等をとってもらうスペースとしてご用意しています。そこの利用を高めるためには、そういう飲食系の施設に入居してもらうことが第一条件でございますので、今後、コンビニを含めた飲食系のテナントについて入居できるように最大限の努力をしてまいるというふうに考えております。



○議長(一木長博君) 清水 一君。



◆18番(清水一君) それでは次ですけれども、今後、今の市民会館につきましては、こちらへ移行してからは、現行のものを取り壊して跡地を展望公園として整備するというふうなお考えのようで、その事業とも関連すると思いますけれども、すぐ近くにございます市道韮崎1号線の富士見ケ丘地内へ通じる道路につきましては、大変狭隘であったり、生活道路として、あるいは通勤の道路として、狭隘の箇所があるので、ぜひ整備をしてほしいということは、相当前からの懸案事項になっているわけでございますけれども、同事業の一環として考えておいでかどうか。その事業の一環としてそういうこともやる予定なのかどうか、この点についてはいかがでしょうか。



○議長(一木長博君) 水川企画財政課長。



◎企画財政課長(水川秋人君) お答えいたします。

 長年の懸案として考えられてきました富士見ケ丘の韮崎1号線でございますけれども、平成22年度当初予算におきまして、そこのルート、地質等の調査経費を計上して、これからご審議をしていただくわけでございますけれども、このルートはルネスの問題以前から長い間の要望でございましたので、それには直接的には、このルネスの周辺事業としてはとらえておりませんけれども、まちづくり交付金を使用する中で、当然、市民会館あるいは1号線もエリアに入っております。ということで、事業は別ではございますけれども、トータルでその整備の中で位置づけていくべきものというふうに考えております。



○議長(一木長博君) 清水 一君。



◆18番(清水一君) まあある意味では、非常に懸案事項がまちづくり交付金の活用ということを通してチャンスがきたということでございますので、ぜひひとつこれは早急のうちに、近いうちにやっていただきたいと思いますけれども、そうであるとしたならば、実施をするとしたならば、大体いつごろ実施をする予定なのか、いつごろ実施をするようなお考えなのか、この点はいかがですか。



○議長(一木長博君) 水川企画財政課長。



◎企画財政課長(水川秋人君) えいとう1号線につきましては、22年度で予算を計上させていただいて調査を行いまして、それに伴いまして、早ければ翌年度ということになりますけれども、これも調査してみないとわからない面がありますので、今ここで何年というふうに申し上げられませんけれども、できるだけ早く地域の長年の懸案にはこたえていけることかなというふうに考えております。



○議長(一木長博君) 清水 一君。



◆18番(清水一君) 次に地下道の問題ですけれども、地下道については、先ほども前段の質問で申し上げましたけれども、設計上の問題で不評でありまして、せっかくあるんだけれどもなかなか使われていないということでありますけれども、この地下道については抜本的な改修、改良の考えはあるんでしょうか、ないんでしょうか。



○議長(一木長博君) 深澤建設課長。



◎建設課長(深澤賢治君) お答えいたします。

 現状の地下道につきましての抜本的な改修等につきましては、現状の施設が階段等の勾配が非常にきついというようなことがありまして、現状、市民の皆様に使っていただけるような改修については、技術的に非常に困難であると思われます。したがいまして、今後、検討課題として検討してまいりたいというふうに考えております。

 以上であります。



○議長(一木長博君) 清水 一君。



◆18番(清水一君) この問題については、非常に駅の方側、あるいは旭町といいますか、中央町の方側からのアプローチにとっては非常に重要であるし、あそこの改修によっては、プラザとか、あるいは向こうのライフガーデンへのアプローチとして行けるのに最適のところでございますので、十分検討して改良して、利用のしやすいアプローチになるようにお願いをしたいと思います。

 次に、これは一応計画では3階の西側にテナントスペースということでもってとってありますけれども、先ほども前段で申し上げましたけれども、テナントのスペースに飲食関係をもう少し、例えば、この間というか、私どもが視察、研修をしてまいったところの岡谷市でもそうなんですけれども、飲食関係というものがああいう人の集まるところには非常に、それを利用するためにも欠くことのできない業種だと思うんですけれども、そういう業種の入居ということをぜひ考えてほしいし、特にライフガーデンとの相乗効果ということを先ほど申し上げましたけれども、今、ライフガーデンの側にも若干は飲食関係があるんですけれども、一般的には余りない、少ないと言われておりまして、ライフガーデンでは充足できないような業種、業態でもって、例えば中華とか、和食とか、郷土料理とか、喫茶店などのような、ないような要素をぜひテナントに入居出店を考えたらいいんじゃないかというふうに思いますけれども、この点はいかがでしょうか。



○議長(一木長博君) 水川企画財政課長。



◎企画財政課長(水川秋人君) お答えいたします。

 交流センターにつきましては、基本的には生涯学習の拠点である市民会館機能の移転とか、その中でも要望の高い図書館あるいは子育て支援センタースペースを配置するというのが現在のところ優先された施設でございますけれども、いかんせん広いということで、それとある程度市民ニーズのあるテナント施設を、スペースをつくり、そこにそれを設けていくということで、1階の部分、それから3階の、今の計画では北半分ですか、そちらのところをテナントスペースとして考えているわけでございます。

 先ほど議員さんがおっしゃったような飲食系のものが求められるということは理解はできますけれども、ご質問の中でもありますとおり、従来のルネスの中でも飲食関係がなかなかうまく機能していかなかったということもございますけれども、ライフガーデンとのすみ分けで、こらちのほうにそういう施設をある程度集中していいのかどうかということもありますけれども、いずれにいたしましても3階につきましては、現在のところはそこに入居する施設絡みといいますか、そういうことで福祉、健康、そういう系統のもの。それから、1階につきましては、先ほど申しましたとおり飲食系ということで想定をしております。これはこれからのテナント募集の中で、多くの方が手を挙げていただいて申し込みしていただく中で、また検討していかなきゃならない問題かなというふうに考えております。



○議長(一木長博君) 清水 一君。



◆18番(清水一君) まず、今のお答えの中で、あれは公共施設であるからというニュアンスのお答えがありましたけれども、先ほども前段でも私が若干触れましたけれども、あそこは立地的に、韮崎市の商業及びいろんな意味で、まちづくりという意味でも、非常に絶好の一等地でありますし、あそこが韮崎のメーンと言ってもいいわけでありますから、余り公共施設であるとか文化施設であるとかということではなくて、やっぱりあそこへ文化施設も含めて、集まってにぎわいのある、活気のある、そういう場所としてやっていくべきではないかと、こういうふうに思いまして、今のテナントの問題も、そうであればそういうものも絶対に必要じゃないかというふうに申し上げたわけでございます。

 それから、これはこれからの検討的な要素もたくさんあるので、今、そういうものを入居させるというふうにはいかないかもわかりませんけれども、もしそういう飲食のテナントを入れるような場合には、基本計画の図面の中では、今、私は3階の西側のテナントスペースと申し上げましたけれども、もし飲食を入れる場合には、これは絶対に1階に持ってきていただきたい。むしろ1階の市民プラザ、いわゆる公民館的な機能については、2階は図書館ですので、3階でもいいんじゃないのかなと、こういうふうに思いますので、この辺も検討を、もし飲食のほうを採用すると、例えば応募があって入りたいというようなことでもって整備するのであれば、その辺はぜひ1階のフロアに持ってきていただきたいというふうに思いますけれども、その辺はいかがと聞いても、想定の話ですので、一応採用するということを前提にして考えた場合、そういうふうに考えますけれども、いかがでございましょうか。



○議長(一木長博君) 水川企画財政課長。



◎企画財政課長(水川秋人君) 今現在パブリックコメント中で、その後、基本設計等に入っていくわけでございますので、まだ最終的に決まったわけではございませんけれども、今の議員さんのご提案については庁内で検討させていただきます。



○議長(一木長博君) 清水 一君。



◆18番(清水一君) これも今の話と関連しますけれども、要望というか、ぜひ検討していただきたいという意味で、飲食の関係等のテナントを入居してもらうには、先ほど申し上げましたとおり大変難しい問題もあります。

 したがって、一つの提案と申しますか、まずテナントに入っていただくための条件として、実際に本町通りでもやりましたけれども、空き店舗対策でやったようないわゆるチャレンジショップ方式を採用してやるのも一つの方策というか、手法ではないかと思いますので、この辺もぜひ検討をしていただきたいな、こんなふうに思います。これは要望で結構でございます。

 それから、この問題の最後になりますけれども、3階の多目的ホールの問題でございます。これは既に質問する前に若干雑談の中で話した経緯もございますけれども、200名収容できる多目的ホールが計画をされておりまして、会議室とか映像ホールとして使うんだと、こういうことでございます。それと、人数をたくさん収容するという意味で、隣接をする子育て支援センターのほうのプレースペースと呼んでおりますけれども、こことの仕切りを可動式にするということで、そういう意味では最大300名収容できるホールができるということでございます。

 それは、今現在の市民会館を想定していただけばわかりますけれども、5階が現在ホールになっておりまして、あそこがやっぱり三百数名、350名くらいですか、収容のホールでございまして、あそこを想定してもらうとわかるように、まず設備的に、あそこは今の計画ではステージというのが、固定のステージはないみたいな感じなんですけれども、これは可動式のステージ等でもって代用できると思いますけれども、いずれにしましても、映像を見たり、そういう可動式のステージでもって催し物を見る場合に、実際きのうもある会合で会議室でやりましたけれども、後ろの人は大変見づらいと。

 したがって、韮崎市民会館の5階に行ってみればわかりますけれども、スロープがついていますね。大体、ホールというのはスロープがついているんですけれども、ただしあそこは、改造というか、現行の建物を使っての改修という形ですので、非常に難しい問題があろうかと思いますけれども、この辺についてはぜひひとつ、これは実際にこの間の市民会館の会議の中でも、いろんな方々が、今度の新しい市民会館に移った場合に、ホールがあるだっけ、ないだっけと、あるとしたらやっぱりスロープをつけてもらわなきゃ見づらいよねなんていう話を、身につまされた話というか、本当に現実的な話として聞かされておりますので、ぜひひとつこの辺は、難しい問題もあろうかと思いますけれども考えていただきたいと思いますけれども、この点についてはどうでしょうか。



○議長(一木長博君) 水川企画財政課長。



◎企画財政課長(水川秋人君) お答えいたします。

 現在の市民会館の5階の大ホール、イコールそれを新しいセンターにということは、当然、施設の性格上できない。また天井高も決まっていますから、スロープを設けることはできないということはご承知願いたいと思いますけれども、1つは文化ホールとのすみ分けも考えてもらう必要もあると思いますけれども、いずれにいたしましても、今現在、5階の大ホールで活動なさっている団体あるいは老壮大学も含めて活動してございますけれども、それらの方々が、平面ではございますけれども、十分入って活動ができるというスペースは確保できるというふうに考えておりますので、スロープということにつきましては、ちょっと今のところ難しいというふうに思います。

 また、文化協会からのパブリックコメントの中でもそういうご要望がございまして、これからいろいろな対策というか、そのコメントの中身を見ていくわけですけれども、施設的にやむを得ないところにつきましては、ご了解いただくようなことで対応していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(一木長博君) 清水 一君。



◆18番(清水一君) ありがとうございました。

 先ほども申し上げましたけれども、この問題につきましてはマスタープランの中にも明確にうたってございますけれども、「既存の公共施設の機能集約や市民活動の拠点づくりといった視点に立ち、まちなか全体の賑わいの創出を生み出し、市民ニーズに応えた内容となるよう配慮するものとします。」と、こういうふうに明確にうたってございますので、ぜひそういう施設になるよう最大の努力をすることをお願いいたしまして、第1番目の質問を終わりたいと思います。

         (18番 清水 一君 登壇)



◆18番(清水一君) それでは、質問の第2に、「サッカーのまち韮崎」の位置づけと検証についてでございます。

 本年の正月、記憶にも新しいわけでございますけれども、全国高校サッカー選手権大会において、山梨県代表として出場した山梨学院大学附属高校が山梨県史上初となる全国制覇の偉業を達成し、山梨県民を大いに沸かせたものでありました。つい何年か前までは韮崎高校がその役目を担っておったわけでございまして、韮崎高校のサッカーは長い伝統もあり、正月の選手権大会においては5年連続で国立競技場へ勝ち進み、通算では準優勝3回という輝かしい実績を残し、悲願の全国制覇が市民・県民から大きな期待をかけられてきたのであります。

 しかしながら、最近では山梨県代表の座すら危うく、困難な現状にあります。サッカーのまち韮崎を標榜している我が韮崎市にとっては、何といっても韮高が全国におけるサッカーの強豪校としていつも上位に名を連ね、活躍することが最も重要な要素であり、それが現実的に実感として感じられることでもあります。したがって、何とか、かつてのあの強い韮崎高校、韮高サッカーの復活をもう一度成し遂げる必要を感じるものであります。まさしくそれは、多くの市民の願いであり、大きな期待をかけているところでもあります。

 最近の日本のスポーツ界を取り巻く状況は、高校スポーツも含め以前とは全く様変わりしてきております。全国制覇を果たした山梨学院大学附属高校や全国の強豪校においては、例えば独自の人工芝グラウンドを所有し、練習はもちろんのこと、県内外の強豪校を招いて交流試合を数多く行っております。かといって、グラウンドを人工芝にすれば強くなるというものではございませんけれども、サッカーをする環境がよりよく整えられることは、強豪というか、強くなるための一つの条件ではないかというふうに思うわけでございます。

 以前、我が市においても人工芝グラウンドの建設計画がございましたけれども、それも一つの方策であると思います。こうした現状の中で、いま一度、強い韮高サッカーを復活させるためには何をすればよいのか、市として、行政としては、できることにはおのずと限界があるとは思いますけれども、市長のお考えはいかがでしょうか。お伺いをしたいと思います。

 強豪韮高サッカーが復活することこそが、サッカーのまち韮崎の最も端的な結論であります、あくまでこれは勝負の世界の話でありまして、別の側面として、仮に韮高サッカーの復活がかなわなかったとしたら、サッカーのまち韮崎の看板をおろさなければならないのでしょうか。

 韮高サッカーの輝かしい長い歴史の中で、市民の間にも文化として根づき、一つのポテンシャルとして存在しており、それをもっともっと引き出して、サッカーのことなら韮崎だ、韮崎へ行けばサッカーのことは何でもわかる、全国的な視点でも自他ともにそうイメージできるまち、こうした個性あるまちとして全国にアピールできる、これがいわばサッカーのまち韮崎ではないでしょうか。

 もちろん、韮崎市においては、さまざまなサッカー振興や市民の間に根づいたサッカー文化のまちづくり事業を行っております。これからもますます力を入れていく努力がなされておりますが、ここでいま一度、サッカーのまち韮崎をどのように位置づけるのか、これまでやってきた事業や施策について検証する必要があると考えますが、市長のご見解をお伺いいたします。

 2番目の質問は以上でございます。



○議長(一木長博君) 枡形教育委員長。



◎教育委員長(枡形昭平君) 清水 一議員の質問にお答えさせていただきます。

 「サッカーのまち韮崎」の位置づけと検証についての質問についてです。

 本市のサッカーのかかわりは、旧制韮崎中学の校技という古い歴史に培われて、高校サッカーの隆盛期を経て、地域とサッカー競技が着実に結びついたかけがえのない文化となっております。市民意識の中に深く根づいているサッカー文化を継承し、次世代に向け活力あるまちづくりを実現するため、平成22年度より韮崎市サッカーのまちづくり推進要綱を制定し、底辺からのサッカー人口の拡大や人的ソフトの強化対策を含め、行政及び競技団体とともに特色あるまちづくりを目指してまいります。

 今まで、韮崎高校サッカーを初め市内競技団体の強化方策として、サッカーフェスティバルや指導者研修などを実施してまいりましたが、人工芝グラウンドの設置などの検討を初め、さらなる強化に向け、技術専門指導者の人材確保も必要と考えております。

 以上です。



○議長(一木長博君) 清水 一君。



◆18番(清水一君) それでは、2番目の問題の再質問でございますけれども、今、最後のくだりで技術専門指導者の確保というお話がございましたけれども、具体的にはどんなポジションと申しますか、立場と申しますか、配置するお考えなのか。例えば、韮高サッカー部の監督とかコーチという立場に置くということも可能なのかどうか、この辺についてお答えをお願いしたいと思います。



○議長(一木長博君) 雨宮教育課長。



◎教育課長(雨宮勝己君) お答え申し上げます。

 技術専門指導者でございますけれども、当然考えられますのは、ライセンスを持っておる指導者等にご協力をいただくということになるわけでございますけれども、これらにつきましても、22年4月に制定しますサッカーのまちづくり推進要綱の中にプロジェクト推進員を委嘱し、その中でいろんな方策を考えていきたいと。当然、その中には、今お話のありましたように、技術専門指導者の確保等の問題もそれらで検討していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。



○議長(一木長博君) 清水 一君。



◆18番(清水一君) これも世間でよく言われることでもありますし、なかなか現実的には難しい問題でもあるわけでございますけれども、先ほど私が強い韮高サッカーの復活ということを強調させていただきました。そういう意味で、韮高サッカーのためにはやっぱり指導者を、すばらしい指導者というか、今の人がすばらしくないということではないんですけれども、そういう人を採用するということも一つの重要な強化策になるんじゃないかというふうなことも言われておりますが、その強化のために、例えば公立学校の人事とかそうした問題の中で、いろいろと制約等があると思いますけれども、これはちょっと古い話になりますけれども、一時、長崎県立国見高校が全国制覇を連続してやったという中で、韮高の強化策について何かヒントをもらえればなと思って、我々会派で国見高校の小嶺校長のところに直談判をして、ノウハウというか、エキスを何とか盗んでこようとお話をしに行ったことがあるわけですけれども、ご本人いわく、やっぱり権力を持った校長なり指導者がどんどんやらなきゃだめだというようなことを言っておりましたけれども、そこには若干、教育委員会であるとか公立の人事問題であるとかということをある程度取っ払った中でしか実現をしないというようなことも感じたわけでございます。

 そういう意味で、大変制約等があろうかと思いますけれども、教育委員会の教員人事とは別に、サッカーについてはこういう人を、校長でもそうですけれども、あるいは監督にも採用するというようなことが、市といいますか、サッカーを強くするための市の立場として、そういうことが可能なのかどうかということについては、いかがでございましょうか。



○議長(一木長博君) 輿水教育長。



◎教育長(輿水豊君) お答えいたします。

 県立高校の人事につきましては、私どもの範疇ではございませんので、どうこう言うことはできませんけれども、ただ、校長先生たちとの話し合いの中では、こういうふうなことはどうでしょうかぐらいの具申といいましょうか、その程度でございます。いずれにいたしましても県教委の異動人事権でございます。



○議長(一木長博君) 清水 一君。



◆18番(清水一君) 多分そういうお答えが返ってくるとは思っていたわけでございますけれども、であるからこそ大変制約もあって、あるいはまた県立高校ということでございますので、市としてどうのこうのという立場ではございませんけれども、であるがゆえに、そういうことを実現といいますか、そういう方向に働きかけるためには、ここに市長がおいでですけれども、市長が、政治力という言葉を使っていいかどうかわかりませんけれども、市長は、市長という立場と同時に韮高サッカー後援会の会長という立場がございます。こういうことでもってぜひ市長にも政治力を駆使していただいて、積極的にそういう強化策に、大変限界があったり難しい問題もあろうかと思いますけれども、かかわっていただきたいなと、こんなふうに思いますけれども、市長、お考えはいかがでしょうか。



○議長(一木長博君) 横内市長。



◎市長(横内公明君) この本会議で答弁していいかどうかわからないけれども、今までも韮高のサッカーOBというのはそういう面で物すごく関与していることは確かなんです。今に至っても、成績が悪ければどこかからか監督を持ってこいなんて、そういう話がいっぱいくるわけでありまして、それに今まで全然関与していなかったということではなしに、関与したともまた言えませんけれども、そういった可能性は十分今までもやってきたところであります。

 ただ、確かに今までサッカーのまち韮崎というのは韮高に頼り過ぎていたと。確かに韮高が全国大会へ進むということは、これは一つの目標としてやっていることなんですけれども、サッカーのまち韮崎というふうに訴えるなら、やっぱりサッカーの底辺とか、そういったもののサッカーレベルのアップということが一つの課題としてもあるわけでありますから、サッカーのまちづくり推進要綱というのは、その中に、先ほども課長が話したように、その指導者も入ったプロジェクトチームをつくって、底辺から、また韮高にも、サッカーについていろいろと発言できるような人たちを配置して、サッカーのレベルを全体的に上げていこうというふうな考えのもとにこれを、議員が質問の中にもありましたように、サッカーのまち韮崎の看板をおろしちゃっていいのか、これは私自身も本当に、山梨学院大学が全国制覇したことによって、韮高が全国大会にずっと行けなくなってしまったら、サッカーのまち韮崎という看板はおろさざるを得なくなってしまうじゃないかという考えを持ちまして、サッカーのまちづくり推進要綱というのをつくらせていただいて、その中にサッカー関係者の、何回も言いますけれども、プロジェクトチームをつくっていただいて、そこで、韮崎でサッカーのスポーツ少年団から中学校、高校、レベルアップをどういうふうにしていくか、この方たちに検討していただくということでございます。



○議長(一木長博君) 清水 一君。



◆18番(清水一君) ありがとうございました。ぜひひとつサッカーのまち韮崎の看板をおろさないように、いろいろな方策をいただきたいと思います。

 それともう一つ、後段のほうで申し上げましたけれども、今、市長の言葉の中にも、韮高の戦績に頼り過ぎていたというお話がございましたけれども、これは私の考えも含めてでございますけれども、事業や施策を検討する中で、商業関係へのアプローチ、いわゆる働きかけ、例えばグッズの販売であるとか、食品等の、一時、サッカーもなかなんていうのもありましたけれども、あれもサッカーの戦績と市民の意識の向上という問題と無関係ではございませんけれども、お菓子をつくればいいというものではないですけれども、そういうものとか、土産品等の開発であるとか促進、あるいはまた、今度新しくなります図書館とかミュージアムのほうへ書籍とか資料とかも極力意識をして充実させてもらうということも、やっぱりサッカーのまちの一つの要素ではないのかなと、こんなふうに思うところでございますけれども、その点は、今答えを言っちゃったみたいで申しわけないですけれども、いかがお考えなんでしょうか。



○議長(一木長博君) 横内市長。



◎市長(横内公明君) 今、議員さんが言いました、要するにサッカーのまち韮崎ということもありますし、また、市内にはサッカーに関する資料等がたくさんございまして、そこでサッカーミュージアムというスペースをつくって、またヴァンフォーレ甲府のグッズはちょっと販売できないようでありますけれども、ヴァンフォーレ甲府の韮崎の拠点の一つにもしていったりという構想の中で、サッカーミュージアムというのは今考えているところであります。

 グッズにつきましては、売れるグッズをどうやってつくるかということは、今からいろいろなサッカー関係者と考えながら、これなら売れるんじゃないかというものが開発できるようになったらいいなというふうには思っておりますけれども、以上です。



○議長(一木長博君) 清水 一君。



◆18番(清水一君) ありがとうございました。それでは、次の質問に移りたいと思います。

         (18番 清水 一君 登壇)



◆18番(清水一君) 質問の第3に、「武田の里」にさき・ふるさとまつりについてであります。

 これは、一昨年まで、10月の市制祭の前とか後の日曜日ということでございましたけれども、武田の里まつり、名前は何回か変わったんですけれども、一昨年までは勝頼公新府入城まつりという名称でもって、過去20年間、韮崎市のいわば秋の一大イベント、お祭りとして行われてまいったわけであります。

 しかし、祭りの内容、特に武者行列につきましては、毎年、恒例のメーンのイベントとしてやってきたわけでございますけれども、企画等々のマンネリ化とか、あるいは意外と費用がかさむというようなこともありまして、その割に人気がないなどということで、去年は廃止をされたという経過がございました。加えて、それがなくなったからということもあるんでしょうけれども、勝頼公の新府入城祭という名称も、必然的というか、同時に消滅をしてしまいました。

 新たに昨年10月は、武田の里ふるさとまつりという名称でもって行われたわけでございますが、内容や企画の変更や見直しは、ある意味では必要であることとは思います。しかしながら、祭りのメーンタイトル、勝頼公新府入城祭という名称までなくしてしまったということは、ではこれまで20年間培ってきた、積み重ねてきた歴史と伝統というのは、全く掃いて捨てちゃってしまうようなものではないのか、こんなふうにも感じるところでありますし、祭りの性格やイメージが変わってしまった印象を大変受けるわけでもございます。今申し上げた時間の積み重ねとか伝統を積み重ねていくということは、一朝一夕にできるわけではございませんし、大変重みのあるものだというふうに私は思います。

 県内においても、例がいいかどうかわかりませんけれども、例えば富士吉田市や南部町で行われている火祭りとか、都留市で行われております八朔祭り、先日は我が韮政クラブの会派が研修で訪れました千葉県の館山市というところに行ったわけですけれども、ここでも、ご承知のとおり、「南総里見八犬伝」という書物というか歴史小説もございますけれども、これにちなんで南総里見まつりというのが行われております。いずれも、おのおののまちの歴史に基づいた伝統ある祭りとして営々と続けられております。

 その最たるものは、いよいよ来月、4月にも、我が議長が甘利備前守になってやる山梨県の甲州軍団出陣についても、何と、先ほど資料を見ましたら40回の歴史を重ねていると。1回から40回までイベントポスターが掲載をされておりましたけれども、そうそうたるものだなということも感じたところでもございますが、いずれにしてもそうした積み重ねというのは大変重要であるし、祭りそのものの考え方、また山梨県の祭りと、韮崎市という一つの山梨県の自治体のお祭りという違いみたいなものもあるのかもしれませんけれども、いわばお祭りというのは、伝統とかそういうものがそれぞれの住民にとっては自分たちの住むまちの誇りにもつながり、まちづくりにも大いに貢献していることを、研修なんかに行っても実感として感じてまいったところでもあります。

 これまで長年続けてきた祭りは、これからもそういう意味で継承していくべきであるというふうに思いますが、市長のお考えはいかがなものでしょうか。ご所見をお伺いしたいと思います。

 3番目の質問でございます。



○議長(一木長博君) 横内市長。

         (市長 横内公明君 登壇)



◎市長(横内公明君) 「武田の里」にらさき・ふるさとまつりについてお答えいたします。

 三公まつり以降、武田の里の歴史を刻んでまいりましたが、近年、市民の方々から史実との相違を指摘されたり、武者行列の費用対効果を検証する中で、昨年度、市民総参加型のふるさとまつりとしてリニューアルしたところであります。

 歴史的資源であります武田の里のイメージを残すため、武田三代物語絵巻展や郷土の偉人展を実施するほか、新しい世代に対し、新たな武田の里のイメージを創造してもらう各種参加型のコンテスト等も加え、新しい時代のお祭りとして、当日のアンケート調査からも、約8割の方々から賛同を得たところでありますので、ご理解を願いたいと思います。

 以上でございます。



○議長(一木長博君) 清水 一君。



◆18番(清水一君) お祭りの考え方という問題にもなるわけですけれども、先ほども申し上げたとおり、過去20年の歴史と実績とか伝統というのは祭りの根幹で、継承していくことも含めて、名称というのはいろいろあっても変えるべきではないんじゃないか。韮崎の祭りはこういうお祭りだよと、中身はいろいろ変わっていくかもしれませんけれども、そういうふうに固定をしていっていただきたい。

 例えば、これは比較がちょっと、全国的な、特に大都市なんかで行われているお祭りですので、違うのかもしれませんけれども、例えば福岡の博多どんたくであるとか、大阪の岸和田のだんじりであるとか、京都の祇園祭とか時代祭、葵祭、高山祭の屋台とか、こういうふうに一貫してお祭りの名前は代名詞のようになっておりますし、そういうものも、幾ら小さい、小さいと言ってはあれですけれども、韮崎市であってもこれは続けて、しんを通してずっといくと。そのことによって、ちょっと飛躍した言い方かもしれませんけれども、市民の誇りというものも醸成してくるでしょうし、そういうものがお祭りではないのかなと、こんなふうに思いますけれども、このことについてはいかがお考えでしょうか。



○議長(一木長博君) 横森商工観光課長。



◎商工観光課長(横森淳彦君) お答えいたします。

 議員さんおっしゃられましたように、20年という重みは確かに感じるところでありますが、さりとてではそれを続けていいかと。先ほども議員さんがおっしゃっていただいたように、やはりリニューアルということも必要ではないかということで、今回、ふるさとを誇りに思うとか喜びを共有したいと、それから見るから参加する、そういうお祭りに市民とともにお祭りを変えていきたいということで、昨年、ふるさとまつりという格好にさせていただいたわけです。

 確かに勝頼公だけだと特定の人だけになっちゃいますので、それには市民も巻き込み、さらに市外から来ていただけるような形の中でお祭りを育て上げればいいのかなというところで変えていったものでありますので、多少そういうニュアンスを残すことも、お祭りの中の一つとして残っておりますので、そういう部分で補完していければいいのかなというふうに考えております。

 以上です。



○議長(一木長博君) 清水 一君。



◆18番(清水一君) それはいわば、そういう言い方をしては大変失礼かもしれませんけれども、ふるさとまつりみたいな、どこにでもあるというか一般的な名称にすれば、そういう要素が全部含まれるわけです。したがって、名称を残してくれというのは、勝頼公新府入城祭というものを残せということでは必ずしもありませんけれども、やっぱり韮崎のお祭りはこういうお祭りだよと、ある程度具体性を持った名称をきちんと継承していくべきであるし、今、横森課長のおっしゃった内容については大いに、まずいところは直したり、市民が参加できるようなお祭りにしたり、それは形態を直していくものであって、その底流に流れている韮崎のお祭りはこうだよというものについては明確に決めるべきだなと、こんなふうに思うからこそ申し上げたわけでございまして、お答えはもしあれだったら要りませんけれども、そういう質問をしたわけでございますので、もしもう一回ご答弁いただけるならお願いしたいと思います。



○議長(一木長博君) 横森商工観光課長。



◎商工観光課長(横森淳彦君) お答えいたします。

 確かに武田の里、勝頼という史実のものはいらっしゃったわけですので、それをお祭りとしてとらえてきてやってきたところでありますが、先ほど申したとおり、そのほかに武田の里に対する武田関係のお祭りというのも、昔からありますお新府祭や八幡宮の祭典等もございますので、そちらのほうに向ける部分もあろうかと思いますので、そういうものを拡充していっていただければ、武田の関連ということで、勝頼にこだわらないものができてくるかと思うんです。そうすれば、今まで韮崎市でも言っておりました武田発祥の地、終焉の地というところまで網羅できるかと思いますので、そういうところで全体的にはとらえた中で、今回、市民まつりというような考え方の中でこのお祭りができたところであります。

 以上です。



○議長(一木長博君) 清水 一君。



◆18番(清水一君) この問題についてはこれ以上あれですけれども、1つだけ申し上げたいことは、今度のお祭りの中で、やめたというか変更した理由の一つの中に、市民から、複数なのか個人なのかわかりませんけれども、史実と違うという発言がございましたけれども、お祭りというものを基本的に考えるときに、例えば史実というのは学者によってもいろいろ説があるんですよね。だから基本的なことさえ合って、合っていればという言い方もおかしいけれども、多少史実と違っても、お祭りはどうしても史実と一字一句というか、違ってはいけないというものではないと思うんです。ですから、その辺は余りそういうことを理由にしないように、別の意味があると思うので、その辺はそういう方向でもって考えていただきたいなと、こんなふうに思います。これは私の見解で意見でございますので。

 ということで、4番目の質問に入りたいと思います。

         (18番 清水 一君 登壇)



◆18番(清水一君) 質問の第4に、史跡「新府城跡」の保存整備と今後の活用についてであります。

 我が韮崎市における歴史的遺産であり、唯一の国指定文化財であります新府城跡の保存整備については、長年にわたり発掘調査などが行われ、歴史の真実がわずかずつではあれよみがえりつつあります。私たち市民にとっても歴史のロマンを感じさせるものであります。

 昨年11月に行った発掘調査の結果、西出構と東出構に挟まれた約120メートルの東堀は、かつては水田とか畑地であって、明確な堀の存在は確認されなかった箇所であります。そこに、発掘調査の結果、幅6メートルから7メートル、深さ2メートル30センチの深い堀が続いていることが判明したとのことであります。それに加えて、その堀の中から鎌倉時代の常滑焼のかめの口縁部の破片が出土するなど、徐々にではあれその全貌が明らかになりつつあります。

 このような保存整備に伴う発掘の状況は、市の広報への掲載や、新府城跡現場説明会として何回か行われてきているわけでございますけれども、私も2回ほど参加をしましたけれども、参加する人というのは限られていて、結構専門的に問題意識の高い人で、それも意外と市外の人みたいな方が多かったような感を受けるわけでございますけれども、そういう意味で、余り韮崎市民には認識がされていないというのが現状ではないのかなと、こんなふうに思うところであります。

 我が郷土の歴史をここに韮崎に住む市民が知るということは、いろんな意味で大変重要なことであり、より多くの市民に知ってもらう必要を感じるところであります。新府城跡の保存整備の状況をつぶさに伝え、市民の知識として定着させる手法を講じるべきと考えますが、いかがでございましょうか。市当局のお考えをお伺いしたいと思います。

 また、小・中学校の学習教材や生涯学習の教材として、さらには観光ルートの中にも組み込み、武田の歴史ストーリーを脚色して観光振興にも活用すべきであります。お考えはいかがかお伺いをするものでございます。よろしくご答弁をお願いいたします。



○議長(一木長博君) 輿水教育長。



◎教育長(輿水豊君) 清水 一議員の質問にお答えいたします。

 史跡「新府城跡」の保存整備と今後の活用についてでございます。

 新府城跡の史跡整備につきましては、現在まで、帯郭、井戸跡、搦手土塁等の整備を初め、西堀の改修並びに周回用道路整備、中堀の景観整備を行い、既に一般公開するとともに、学校や公民館での学習会や一般見学会も随時開催しております。また、観光面についても、本市の総合ガイドブックの中で、新府城跡をめぐるコースとして史跡を紹介しております。

 なお、今年度は東堀の整備を実施し、平成22年度以降は出構や乾門などを整備する予定となっております。

 以上でございます。



○議長(一木長博君) 清水 一君。



◆18番(清水一君) ありがとうございました。

 今のご答弁の中にもあったように、国の史跡でもございますし、先ほどのお祭りの中でも若干出てまいりましたけれども、新府城というのはある意味では、この韮崎にとっての一つの宝というものでもございますので、本当に有効に活用していっていただきたいなと、こんなふうに思っておるわけでございます。

 そこで、一つの例としまして、甲府の舞鶴城については皆さんご承知のとおりでありますけれども、あそこも20年くらいの整備期間がございまして、もっとでしたか、やっとここのところ全貌がほぼ仕上がりまして、出てきて、私、勉強不足でど忘れしちゃったんですけれども、線路側に、何やぐらといいましたか、固有名詞は忘れましたけれども……

         (「稲荷櫓」と呼ぶ者あり)



◆18番(清水一君) 稲荷櫓。稲荷櫓が復元をされて、行ってみますとわかるとおり、大手門であるとかいろいろ門の関係、あるいは石垣の一部等々も改修をされまして、すばらしい復元といいますか、整備されて、いわば山梨県都である県都の観光や、それにとどまらずシンボルあるいはステータス的な役割を果たしてきております。時代考証とか歴史的な背景は我が新府城とは若干異なりますけれども、我が韮崎市においても、ある面では新府城をそうした意味で名実ともにそうした存在として整備を急ぐ必要があると思います。

 そこで、新府城の整備においては、どこの何をこれから復元し、最終的にはどういう城として完成させていくようなことをお考えなのか。また、本丸の復元等は考えておいでになるのかどうか。整備計画の見通し、これはちょっと先のことかもしれませんけれども、見通しについてはどのようにお考えなのか、お話をしていただければありがたいと思いますけれども、この点についてはいかがでございましょうか。



○議長(一木長博君) 雨宮教育課長。



◎教育課長(雨宮勝己君) お答え申し上げます。

 整備計画の見通しでございますけれども、現在は25年度までを第1期工事として行っております。そこで、乾門等につきましては当然予定をされておるわけでございますけれども、乾門設置につきましては、国の建造物復元検討委員会の審議を経て許可を得なきゃならないということで、その計画につきましては、現在、韮崎市の新府城保存整備委員会の中で、いろんな建築の先生方あるいは城郭の先生方のご意見等を聞く中で現在も検討しております。それで、当初、24年ぐらいには乾門の復元ができるのではないかというように現在は伺っております。

 それで、あとにつきましては、25年以降に第2期の整備計画をまた検討するわけでございますけれども、その中で本丸の跡地あるいはそれ以外の三日月堀等の南側につきましては、その中で十分検討していくということになりますので、まだ第2期の整備計画については今後検討するという段階で、まず第一に25年までの第1期工事を早く終了できるように、今、予算の関係その他の面につきましても国に要望しておるところでございます。

 以上でございます。



○議長(一木長博君) 清水 一君。



◆18番(清水一君) 予算も伴うことでございまして、私も含めて市民からは、例えば甲府の舞鶴城もそうですけれども、ああいうような形に復元をして、大いに観光とかまちのアピールに活用したいという気持ち、「もったいないじゃんか、そういう歴史のあるやつを」というお声も昔から聞くわけでございますけれども、ぜひこれは、予算も伴うことでもございますけれども、極力力を入れていただいて、活用のできるような形にしていただきたいと思います。

 それで、今もあると思いますけれども、七里岩台上にあります民俗資料館の玄関に、最近行っていないからないかもしれませんけれども、新府城の模型といいますか、復元予想模型みたいなものがありますけれども、最終的にはあんなような形のものを復元するような計画をお持ちなのかどうか。それと本丸については、江戸時代のいわゆる平山城といいますか、平地につくる城とは違って山岳のお城ですけれども、だからああいう天守閣みたいなものはないと思うんですけれども、その辺はどんなふうなご研究をなされて、どんなふうな計画でおられるのか、ちょっとお話をしていただければありがたいと思います。



○議長(一木長博君) 雨宮教育課長。



◎教育課長(雨宮勝己君) お答え申し上げます。

 本丸等によります城等の復元につきましても、文献等から調べなきゃならないということで、非常に専門の学者の先生方の考え方も違うということで、いずれにしても国の復元検討委員会で説明をし、納得していただいて復元するということで、全国でも余り例がないという形の中で相当な時間がかかるということに考えております。当然、我々としましては、今予想されておりますようなああいう形のものでできればというように考えておりますが、それぞれの先生方のお考えもありますし、また、国の検討委員会の意見で決まるということですので、非常に難しい部分もあると、また相当の時間が必要だというように考えております。

 以上でございます。



○議長(一木長博君) 清水 一君。



◆18番(清水一君) この問題もやはり古い昔のことでございますので、学説とかいろいろ事実はわからない面も多々あろうと思いますけれども、全国の復元されたお城についても、きっとそういう経過をたどったんであろうと思いますけれども、意外とはしょってというか、そういうようなこともあろうと思いますので、その辺は余り学説が、あるいは史実が、先ほどお祭りでも申し上げましたけれども、ということではなしに、そういう面も考慮して、具体的に活用できるものとしてできるように、なるべく時間をかけないように、お金もかかるわけですけれども、していただきたいということを申し上げておいて、最後の質問に入らせていただきます。

         (18番 清水 一君 登壇)



◆18番(清水一君) 質問の第5でございますけれども、上ノ山・穂坂農工団地への企業誘致の現況と見通しについてでございます。

 世界的な不況、景気の後退を受けて、戦後最悪とも言われる不況の中で、地方自治体の財政も非常に厳しくなっておりまして、税収の落ち込みとか失業率の高水準化を招いているところであり、その対策に追われているということはご承知のとおりのところであると思います。こうした状況はここ数年継続的な状況でありまして、いわば全国の自治体は、その最もよい施策の一つとして企業誘致策を講じているところでもあります。

 我が韮崎市においても例外ではなく、平成23年3月完成を目指して農工団地の造成工事に着手しておりまして、何社か複数の企業の面談等を重ねてきていると聞いておるところでもございます。企業が我が市に来てくれるということになれば、税収の増とか雇用の拡大につながり、ひいては人口の増ということにもつながっていくだけに、大変重要であり、ぜひとも実現をしたい施策でもございますが、全国の自治体がある意味ではみんな同じことを考えているわけでございますし、来る企業というのは限られているわけでございますけれども、いわば企業の争奪戦を繰り広げているわけでございまして、そう簡単には来てくれない、そう簡単な問題ではないというふうに思います。

 事実、全国至るところでもって、これも私ども視察で何件かの事例を見てまいりましたけれども、すばらしい受け皿をつくっていてもなかなか、あれは何をするところですかと言ったら、企業誘致のためにつくったんだというようなところも何カ所かございましたけれども、なかなか条件が合わなくて企業が入ってくれないというようなこともお聞きする中で、そういうことも見てきたわけでございますけれども、企業誘致のために広大な用地を準備したり、造成して税制面での特典を設けたり、受け皿を整えておりますが、今言ったように、なかなかそう簡単にはいかないというのが現状ではないかと思います。

 そんな厳しい争奪戦の中、我が韮崎市の企業誘致の現況はどうなっておるのか。また、どのような条件をもって受け皿を整えているのか、お尋ねをしたいと思います。

 また、平成23年完成に向けての見通しはどういうふうになっているのか、この点についても同時にお伺いをしたいと思います。

 以上でございます。



○議長(一木長博君) 横内市長。

         (市長 横内公明君 登壇)



◎市長(横内公明君) 上ノ山・穂坂農工団地への企業誘致の現況と見通しについてお答えをいたします。

 まず、上ノ山・穂坂農工団地造成事業の進捗でありますが、本年度、当該計画予定地内に道水路を含んで約8.2ヘクタールの全体用地をすべての地権者の協力を得る中で確保し、これをもとに詳細設計を行った結果、工業用地として譲渡する面積の合計が7.3ヘクタールとなる見通しとなってまいりました。

 お尋ねの企業誘致の現況と見通しについては、さきに申し上げましたとおり、昨年来、複数の企業と面談を重ねてきており、本年6月ごろまでには譲渡について具体化してまいりたいと考えております。

 次に、企業誘致を進めていく上での条件につきましては、既に一昨年度には本市の企業立地支援制度を整備しており、今後も県の産業集積促進助成金と連携し、立地企業に対して優遇制度を適用してまいります。

 また、提供する用地につきましても、平成24年度までの山梨県工業用地整備資金利子補給制度を活用し、借入資金の金利による価格上昇を抑える中で、県並びに民間事業者の情報を活用し、業績のしっかりとした優良企業に対して引き続きトップセールスを展開してまいる所存でございます。

 以上でございます。



○議長(一木長博君) 清水 一君。



◆18番(清水一君) これは今、順調に準備を進めているということでございますけれども、2点ほど自分の意見も含めてお尋ねしたいと思います。

 まず、企業の誘致に対して、立地といいますか、企業立地支援審議会というのがあるわけでございますけれども、この組織の構成と、企業の誘致に対してはこの審議会がどういうような役割を果たしているのか、またその成果はあったのかどうか、どんな成果があったのかどうか、この点についてまずお伺いをいたします。



○議長(一木長博君) 横森企業立地課長。



◎企業立地課長(横森亨君) お答えいたします。

 企業立地支援審議会につきましては、構成は、市議会議員、それからあと市の職員、それから有識者、10名以内ということで構成をされております。その中で、審議会のあるべき姿としましては、支援金の決定事項だとか、それが主な仕事なんですけれども、ほかに、企業誘致について具体的にそれを議すという審議会ではございませんので、そういったものは現在実施しておりません。

 それで、今まで審議会の中で具体的にどういった成果がなされたのかというお話でございますけれども、基本的には、議員さんもご存じかと思いますけれども、韮崎電子さんに対しての補助だとか、あと信和だとか、3件ほどそういった支援をしているということがございますけれども、そんな成果でございます。

 以上でございます。



○議長(一木長博君) 清水 一君。



◆18番(清水一君) 先ほどるる、これは大変いい事業であるけれども、難しい面も持っているよということを申し上げてきたわけでございますけれども、先ほどの市長のご答弁の中で、本年6月ごろまでにはかなり具体化をしていくという見通しがあるようでございますので、大変ありがたいことでございますけれども、私が言わんとすることは、受け皿を整備するのももちろんのことでございますけれども、今、流行語のようにトップセールスということも言われておりますけれども、市長みずからが出向いていって大いにセールスしてくるということの結果が、こういう6月の見通しが出てきたことでもあろうかと思います。

 それに対しては大変敬意を表するわけでございますけれども、何せ、事例は違いますけれども、今、市長が手がけております穂坂の自然公園ですか、あそこについても長年塩漬け土地になってしまったと、こういう余りよくない実績が残ってしまっておりますので、この点についても先行投資をしてやる事業でございますので、そういう懸念を大いにするわけでございますので、ぜひその辺は腹の中へしまっておいていただいて、ぜひひとつそういうことのないように、またいい企業が来れますように、市長以下努力をしていただくことをお願いいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。

 どうもご清聴ありがとうございました。



○議長(一木長博君) 以上で清水 一君の質問は終わりました。

 これより、清水 一君の質問に対する関連質問を許します。

 横森宏尹君。



◆8番(横森宏尹君) では、清水 一議員の関連質問をさせていただきます。

 まず、韮崎市民交流センターについてお伺いいたします。

 市民の拠点としていただけるということで、僕も非常によいかなと、こんなふうに思っている次第でございます。そうかといって、今、韮崎駅前にある駐車場が非常に駐車数が少なく、通勤者や、また県外へ出かける人たち、そういう人たちの利便性が非常に悪いということで、できるだけこれからは、韮崎駅より遠くへの通勤とか、また県外への出張、また出かける人たちの利便性を考える、やはり長時間にわたって駐車ができなければ意味がないと、こんなことを言う人たちも結構多いので、できたら、今回ルネスの跡地を買った中で駐車場がありますので、こういうことを一部利用できないか、そういう人たちのために利用できないか、その辺を伺いたいと思います。どうでしょうか。



○議長(一木長博君) 水川企画財政課長。



◎企画財政課長(水川秋人君) お答えいたします。

 予想される市民センターの駐車場につきましては、基本的には施設の利用者の駐車場になるべきだと思いますけれども、今、横森議員さんがおっしゃったような利用形態も考えられると思いますので、今後、駅前の市民駐車場とあわせながら、どのような活用が有効的なのかをこれから考えていきたいというふうに考えております。



○議長(一木長博君) 横森宏尹君。



◆8番(横森宏尹君) これからの韮崎市の将来を考えると、どうしても駐車スペースが少ないということでございますので、できるだけ市民に有効活用できるような形の中で駐車スペースをとっていただいて利活用していただけたら私はよいかなと、こんなふうに思っておりますので、できるだけそういうことを踏まえて検討していただけたらと、こんなふうに思います。

 次に、穂坂工業団地についてお伺いいたします。

 穂坂には、前に東京エレクトロンが来ておりまして、その後、なかなか企業が来ておりません。誘致されなかったわけですけれども、このたび穂坂工業団地として企業を誘致していただけるということで、非常によいかなと、こんなふうに思っております。

 そこで、まず一番気になるのは工業団地へのアクセス道路ですね。そういうことで、特にインターから韮崎までの間には、どうしても交通量も多いし、また急傾斜地であるということであります。そういう中で、韮崎昇仙峡線の工業団地の入り口の交差点を右折車線をつくってできるようにするのか、その辺をちょっと聞きたいです。



○議長(一木長博君) 深澤建設課長。



◎建設課長(深澤賢治君) お答えいたします。

 現在、県道拡幅につきましては、穂坂橋からインターチェンジ先まで山梨県においてただいま用地交渉が進められております。その中で、今後そういった手続を進める中で、詳細にわたって県のほうで路線の計画を策定していくというふうに考えております。

 議員さんのおっしゃった工業団地の右折レーンにつきましては、今後、県とも協議、検討して、そういったスムーズに交差ができるような方法を県のほうへ検討していただくように要望していきたいと思います。現在、私は、そころのところに右折レーンができるかどうかということにつきましては、確認しておりません。

 以上であります。



○議長(一木長博君) 横森宏尹君。



◆8番(横森宏尹君) 確かに県道だということでありますけれども、これは市として、工業団地への入り口ということでございますので、できるだけアクセスに対応できるような形の中でお願いしたいと、こんなふうに思っております。これは、今、建設課長が言っておりますように、検討するということでございますので、よろしくお願いいたします。

 もう一つあるのは、この工業団地というのは、今も申しましたように8.2、工業用地として7.3ヘクタールということでございます。この雨水と工業用水、また上流からの雨水等が非常に多く流れてくると。これを、この前話を聞きますと、このアクセス道路に沿って水路をつくるというような話を聞いております。そんなことで、そうなるとあの地区の人たち、また権現沢の人たちとの話し合い等もできておるのか。その水路の幅、また急傾斜地でありますので、その辺をどんなふうな構造の中で水路をつくっていくのか、ちょっと伺いたい。お願いします。



○議長(一木長博君) 深澤建設課長。



◎建設課長(深澤賢治君) お答えします。

 アクセス道路の水路の幅、それからその形状等につきまして、現在資料を持っておりませんので、後ほど資料をもってご説明したいと思います。

 以上です。



○議長(一木長博君) 横森企業立地課長。



◎企業立地課長(横森亨君) 先ほどの水路の断面でございますけれども、一応、農工団地内を暗渠で600から、途中で700ぐらいの、今現在考えているのがヒューム管で考えております。それを抜けますと、1メートル角の断面で権現沢まで流したいということで現在考えております。

 以上でございます。



○議長(一木長博君) 横森宏尹君。



◆8番(横森宏尹君) 今、暗渠で600ということでございますけれども、その距離はどのくらいあるかということと、これ1回設営すると長期にわたると思うので、そういうことが十分可能であるかということが求められると思いますので、その辺をお願いしたいと思います。



○議長(一木長博君) 横森企業立地課長。



◎企業立地課長(横森亨君) お答えします。

 維持管理の問題、それから距離の問題の質問でございますけれども、距離的には600で、資料を持っていませんけれども、約200メートルぐらいだと考えております。それで、維持管理の問題につきましては、途中に下水道と同じようにマンホール式で点検口を設けまして、そこで維持管理を行うということでございますので、断面が600とか700という話をしましたけれども、基本的には余裕を持ってそういった断面を計算しております。基本的には30年に一度の大雨が来ても十分対応ができるということで考えておりますので、そういったものも勘案しながらそういった設計を行っておりますので、そういった危惧ということは考えておりません。

 以上でございます。



○議長(一木長博君) 横森宏尹君。



◆8番(横森宏尹君) もう一つ聞きたいのは、流れるのはやはり権現沢ですよね。そういったところで地域の人たちとの話し合いというのはできているのか、それを聞いて僕の質問を終わります。



○議長(一木長博君) 深澤建設課長。



◎建設課長(深澤賢治君) お答えします。

 権現沢の地域に絡む打ち合わせにつきましては、現在、地域の方と区長さんを中心として協議をしております。

 以上であります。



○議長(一木長博君) 西野賢一君。



◆1番(西野賢一君) 清水 一議員の一般質問に対し関連質問させていただきます。

 まず、(仮称)韮崎市民交流センター整備事業と今後の駅周辺整備についてでありますが、清水議員の質問にもありました基本計画で2階が図書館とのことですが、一番多く図書館を利用するのは学生だと思います。

 周辺には韮崎東中学校、韮崎高校とあり、学校、駅、図書館に向かうには、黒沢川沿い、市道90、91、121、122、これはちょっと複雑に入り組んでいますが、1本だと考えてもらってもいいと思いますけれども、朝夕と通学に黒沢川沿いを多くの学生が行き来します。放課後、ここを通って図書館へ向かう生徒も多くなると思います。しかし、現状、黒沢川沿いは防犯灯が数カ所設置されている程度で、下校時、図書館に向かう時間には、道幅も狭く、暗く、危険に感じ、地元からももう少し明るくできないかという要望が上がっています。

 学校、駅、図書館をつなぐ道路となり、コスト、環境ともにすぐれているLED照明で明るくし、学園通りなどの位置づけとして整備を進めていくべきかと思います。図書館と学校、駅を結ぶ動線としても、図書館の周辺整備には欠かせない事業だと思いますが、いかがでしょうか。



○議長(一木長博君) 宮川総務課長。



◎総務課長(宮川文憲君) お答えいたします。

 今後のLED化の推進でございますが、明年度より防犯灯といたしまして黒沢川沿い、それから先ほど市長もご答弁いたしましたが、駅の地下道、これらにつきましてLEDの照明であるということをわかりやすく表示するなど、随時これから設置を進めてまいりまして、広く環境に対する意識づけと、それから環境負荷の軽減に努めてまいる考えでございます。

 以上でございます。



○議長(一木長博君) 西野賢一君。



◆1番(西野賢一君) 今のご答弁ですと防犯灯という位置づけですけれども、黒沢川沿いに関してはあくまでも防犯灯のみという形で考えていらっしゃるんですか。



○議長(一木長博君) 宮川総務課長。



◎総務課長(宮川文憲君) お答えいたします。

 総務課としての予算づけでございますので、基本的に防犯灯ということで整備を進めてまいります。

 以上でございます。



○議長(一木長博君) 西野賢一君。



◆1番(西野賢一君) となると、防犯灯のあれが80メートル置きくらいでしょうか、その程度の数ということですか。



○議長(一木長博君) 宮川総務課長。



◎総務課長(宮川文憲君) お答えします。

 駅から韮高までの防犯灯の設置状況につきましては、既に10基程度ございます。その中にも施設が老朽化しているもの、あるいは少し位置を変更しなければならないもの等もございますので、まず駅周辺から整備を随時進めてまいりたいと、こんなふうに考えております。



○議長(一木長博君) 西野賢一君。



◆1番(西野賢一君) となると現状の基数とそれほど変わらないと思うんですけれども、地元からももう少し明るくできないかという要望が出ていますし、学園通りみたいな位置づけでもう少し明るくできないかとは思うんですけれども、いかがでしょうか。



○議長(一木長博君) 宮川総務課長。



◎総務課長(宮川文憲君) 当然、地元のご要望等も踏まえる中で整備を進めてまいりたいと、こういうふうな考えでございます。

 以上でございます。



○議長(一木長博君) 西野賢一君。



◆1番(西野賢一君) ありがとうございました。いずれにしても地元のほうからも、地元のほうというか、PTAからも、あそこの通りをもう少し明るくできないかという要望もありますので、防犯灯の数ではなく、なるべく多くの電気をつけていただきたいと思います。

 次に、韮崎市民会館の機能をすべて1階の市民プラザに移行するとお聞きしておりますが、現在の市民会館の中にも市の財産として歴史的なものがあるとは思うんですけれども、市民プラザへの展示などは考えているのでしょうかということと、市民会館入り口の階段左側ににある武田信玄像も甲府駅にある武田信玄像の原型で、拡大したものが甲府駅前に設置してあると聞いております。甲府駅前の信玄像は山梨のシンボルとしても定義づけられるほどの像ですが、甲府駅前にある信玄像の原型が我が韮崎市にあるというのもすばらしいことだと感じます。基本的には観光客の集客も考えておられるとは思いますが、信玄像などを市民プラザなどに移設し、韮崎に来た観光客もこのセンターを利用していただければうれしく思いますか、いかがでしょうか。



○議長(一木長博君) 水川企画財政課長。



◎企画財政課長(水川秋人君) お答えいたします。

 市民会館内にある歴史的な資料等の移転ということでございますけれども、今現在、完全に把握はしておりませんけれども、1つは、国際交流の歴史関係の資料が多うございます。フェアフィールド市との締結、それから木斯市のときのいろんな資料がございまして、それらを国際交流コーナーというのを設けましてそこに展示していこうというようなことを考えておりますけれども、今現在、お倉にしまってあるような状態ですので、それらを出して日の目を見るような展示をしていきたいということを考えていまして、ほかにどんなものがあるかわかりませんけれども、いずれ価値のあるものにつきましては、大事に保管をしていかなきゃならないというふうに考えています。

 それから、市民会館の入り口の信玄像の銅像の移転のことなんですけれども、これにつきましては、駅前がいいのかセンターの前がいいのか、どこに置くのがいいのか、あるいは移設をすることも含めてこれから検討する課題だということで、今までそういう認識がなかったのですみませんけれども、これからその辺につきましては十分検討させていただきたいというふうに考えております。



○議長(一木長博君) 西野賢一君。



◆1番(西野賢一君) 信玄像なんかは、外に出すのか中に入れるのか賛否両論分かれて非常に難しい問題だと思いますけれども、私個人的な考えとしては、1度中のほうへ展示していただいて、中のほうへ観光客なり市民の方が入っていただいて、中を見ていただいてというほうがいいんじゃないかなと思います。

 いずれにしても、難しいいろんな問題があると思いますけれども、一つずつクリアしていきながら、いい方向へ向かうようにしていただきたい。

 以上です。



○議長(一木長博君) 関連質問を打ち切ります。

 以上をもって、清水 一君の質問に対する関連質問を終わります。

 暫時休憩いたします。

 再開は午後1時30分といたします。

                             (午前11時54分)

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○副議長(藤嶋英毅君) ただいまの出席議員は19名であります。

 定足数に達しておりますので、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

                              (午後1時30分)

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○副議長(藤嶋英毅君) 一木議長は、所用の欠席いたしました。かわって私が議事を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

 日程に入る前に、午前中の横森議員の関連質問に対する答弁を深澤建設課長に求めます。

 深澤建設課長。



◎建設課長(深澤賢治君) お答えします。

 上ノ山・穂坂農工団地アクセス道路と県道交差点の県道側に右折レーンの設置についてであります。県に確認したところ、右折レーンを設置するとのことでございます。ご報告申し上げます。

 以上であります。

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△岩下良一君



○副議長(藤嶋英毅君) 一般質問を続行いたします。

 6番、岩下良一君を紹介いたします。

 岩下良一君。

         (6番 岩下良一君 登壇)



◆6番(岩下良一君) 6番議員、共伸クラブ所属の岩下良一でございます。

 平成22年第1回定例市議会において一般質問の機会を得ましたことを議員各位に心から感謝申し上げます。

 さて、内閣府は先月、我が国の平成21年10月から12月期の国内総生産速報値は、物価の影響を除いた実質成長率が前期比1.1%増、年率換算で4.6%増と3四半期連続で増加したと発表し、これは中国などアジア向けを中心とする輸出の増加に加え、政策効果で個人消費が底がたく推移したためなどと分析しています。

 しかしながら、各国の景気刺激策の打ち切り、また国内でデフレが進む懸念は消えておらず、菅直人副総理兼経済財政担当相が述べたとおり、2番底への懸念は多少なりとも薄らいだかもしれませんが、今後も厳しい見通しは続くものと感じているところであります。こうしたことから、政府においては、現下の厳しい経済・雇用状況、デフレ状況などを踏まえ、景気回復を確かなものとするための切れ間のない経済対策を引き続き行っていただき、暮らしの再建、地方の活力の回復など、もろもろの政策実現に取り組まれることを大いに期待するものであります。

 一方、当市におきましては、本議会に一般会計を含む16会計、総額224億4,142万7,000円の平成22年度当初予算案が上程されていますが、諸施策の有効性を十分吟味しながら、第6次長期総合計画の推進に取り組んでいかれますようお願いしながら、通告に従い質問に入ります。

 質問の第1に、国における事業仕分け制度についてお伺いいたします。

 昨年秋に発足した民主党政権の施策で最も注目されたのが事業仕分けであります。議論が荒っぽいなど一部に批判はあったものの、予算の大掃除に道筋をつけた功績は大なるものがあると思います。

 ご承知のとおり、事業仕分けの本質は予算を公開の場で議論することにあるわけでありますが、事業仕分けを通じ明らかにされた無駄に多くの国民は苛立ち、またあきれていたのではないでしょうか。この事業仕分けについて市長のご感想をお聞かせください。



○副議長(藤嶋英毅君) 横内市長。

         (市長 横内公明君 登壇)



◎市長(横内公明君) 岩下良一議員に質問に対する答弁を行います。

 事業仕分け制度についてのお答えをいたします。

 ご指摘のとおり、各種施策の予算が公開された場において議論されたことは、初めての試みであり、国民にとってもわかりやすく、評価されるところでありますが、市民生活に直接影響するような事業につきましては、もう少し地域住民や地方自治体の声を聞くなど、じっくりと時間をかけて議論すべきところもあったかと考えております。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 岩下良一君。



◆6番(岩下良一君) 前の鳥取県知事であります、現在、慶應大学の法学部の教授、また現政権下での行政刷新会議の議員であります片山善博先生、この方は、何ゆえに国の予算はここまで劣化してしまったかと。それには以下の原因と背景があると考えられると言っています。その1つは予算編成作業が密室で行われてきたこと、2つ目には財務官僚の査定能力の低下、3つ目は国会の機能不全にあったと述べられております。

 ここで私は、3つ目の機能不全という点に注目をいたしました。現在、本市においては、全事務事業を対象に事務事業評価システムを導入し、さらには韮崎市事務事業外部評価委員会を設置する中で、実施事業の点検と改廃の視点から見直しを継続的に行い、効率的で効果的な行政運営の推進に積極的に取り組まれているなど、執行部のご努力には敬意を表するものでございます。

 しかし、これらはさまざまな施策や事務事業について、その必要性や成果、効率性などを客観的に評価し、その成果を次の計画や予算に反映させ、本当に必要な仕事を最善の方法で行うために役立てようと、いわゆる事後評価であります。各課からの予算要求、財政当局から市長に至るまでの査定など順を踏まれての予算編成は、行政のみならず民間においても同様であります。議院内閣制をとっている国政とは違い、地方自治体は二元制を採用しております。議会の役割も理解をするところでありますが、ここで一歩進んで、国に倣いまして、各課からの予算要求前に住民の視点から見た事業仕分けなるものを導入したらいかがかと存じますが、市長のお考えをお聞かせください。



○副議長(藤嶋英毅君) 横内市長。



◎市長(横内公明君) 当市でも事業仕分けはどうかというご質問でございますが、過日も各地区の生涯学習でもお話ししましたけれども、2月に新聞に、関西社会経済研究所が発表しました生産性ランキングという指標が出まして、労働コストの面では韮崎市は全国13番目にいいと。大変少ない人数で市民サービスをやっていると。これ自体が、もう既に予算査定の段階でいろいろな事業仕分けをしていると私は考えております。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 岩下良一君。



◆6番(岩下良一君) 私は過日、事業仕分け制度を取り入れているある自治体の関係者から話をお伺いいたしました。山梨県の自治体では2つの自治体、1つは、一番最初導入しましたのは3年前の都留市です。それから、2番目は甲府市が導入しております。それらの方々からお伺いいたしますと、事務事業の外部評価制度を導入しておったんだけれども、最近になりまして、職員からの提案で市民参画による事業仕分け制度を取り入れたと、こういうお話を伺いました。最初は職員は非常に抵抗があったようです。にもかかわらず、2年目からは職員意識が変わりまして、職員の方々も非常に勉強するようになった。先ほど市長が申されました全国で13番目に評価されているというお話はわかるわけですが、制度導入前に比べると、真に必要な事業であるか否か、また効率的に費用対効果を考え、職員が本当によく勉強してくれるようになったという話も伺いました。既に3年実施したけれども、順次その成果が出ているやに伺っております。

 ちなみに申し上げますと、事業仕分け人は5名、うち構想日本から3名、市民の精通者が2名、市民から評価者5名の10名で構成しているというふうにも伺いました。この立ち上げに際しましては勉強会を開きまして、市民から30名、職員が60名参加してこの勉強会をやったということでありますので、私は、これからの時代はやっぱりこうあるべきじゃないかなと思いまして、勉強会ぐらいはぜひ立ち上げていっていただきたいなと、こう思うわけでございますが、再度お考えをお聞かせください。



○副議長(藤嶋英毅君) 水川企画財政課長。



◎企画財政課長(水川秋人君) お答えいたします。

 事業仕分けと我々が今実際やっています外部評価、内部評価も含めてですけれども、これの決定的な違いは、公開の場で政策論議をするということにあるというふうに考えております。そういう観点から申しますと、透明性という面では、今の我々がやっている外部評価は事業仕分けには劣る面があるかもわかりませんけれども、当市では平成15年度から内部評価、それから昨年度から外部評価ということで、市の110事業の評価を行っているわけでございますけれども、それにあわせまして、行政改革プランに基づきまして、平成17年度からすべての事業につきまして、行政改革の観点から事業の見直しもやっているところでございます。

 そういうことで、決定的な違いのある公開というものについては差異があるかもわかりませんけれども、現状ではそういうことで、内部評価、外部評価を含めまして事業の見直しをるるやっているところでございますけれども、今後の事業仕分けという観点につきましては、これは先ほど岩下議員さんがおっしゃったように、研究するということにつきましては、これは内部でもやぶさかでないと思いますので、先発でやっているところを参考にしながら、その功罪もあると思いますけれども、それらも含めて今後参考にしていきたいというふうに考えております。



○副議長(藤嶋英毅君) 岩下良一君。



◆6番(岩下良一君) 勉強会をやっていくという答弁をいただきましたので、次の問題へ入らせていただきます。

         (6番 岩下良一君 登壇)



◆6番(岩下良一君) 質問の2番目に、市立病院の経営健全化策についてお伺いいたします。

 韮崎市国民健康保険韮崎市立病院経営健全化計画、いわゆる市立病院改革プランは、国が平成19年12月に示した公立病院改革ガイドラインに沿い、市立病院が公立病院として、市民に対し継続して良質な医療サービスを提供していくための具体的行動指針として策定されたものであります。

 当該計画では、外部環境、つまり地域住民の医療需要等の病院外要因、内部環境、つまり市立病院が持つ医療資源や財政状況等の病院内の要因の両面から現状の分析を行い、また抱える課題を整理し、挙げています。これを見ますと、入院・外来収益ともに減少し、また類似型病院と比較しても下回り、費用面においては微増としています。

 これらの要因については、当該計画内で明示していますのでここでは省略しますが、いずれにしましても病院経営は甚だ厳しいものがあることは否めない状況であります。そうした状況について開設者である市長はどのような認識をお持ちか、また、健全化に対してのお考えをお聞かせください。



○副議長(藤嶋英毅君) 横内市長。

         (市長 横内公明君 登壇)



◎市長(横内公明君) 市立病院の経営健全化策についてお答えいたします。

 まず、市立病院の現状認識についてであります。

 経営健全化計画を作成するに当たり、少子高齢化や市内診療所、開業医との診療科間の競合も激しくなり、経営状況が厳しい現状においても、公立病院として小児科など不採算の診療科や救急医療も引き続き継続実施し、地域医療を支える使命に基づいて経営基盤の確立をしていくことが重要であると考えております。

 次に、健全化に対しての考えでありますが、相変わらず地方の中小の病院では医師・看護師不足が深刻な状況で、近隣の他の病院でも、内科や外科医師の退職により入院患者の受け入れができない状況にあると聞き及んでおります。健全化には医師・看護師の充足が最も有効な対策であることは明白でありますが、実際には非常に困難な状況であります。市立病院におきましては、医師・看護師の勤務環境等の改善に努め、離職防止を図ることで現状の病院機能を維持することが最善であると考えております。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 岩下良一君。



◆6番(岩下良一君) 公立病院としての市立病院の果たす役割は、地域において提供することが必要な医療のうち、採算性などの面から民間医療機関による提供が困難な医療を提供することが、先述の公立病院改革ガイドラインより示されております。具体的には、山間へき地・離島など民間医療機関の立地が困難な過疎地等における一般医療の提供、2つ目には救急・小児・周産期・災害・精神などの不採算・特殊部門にかかわる医療の提供、3つ目には県立がんセンター、県立循環器病センター等の民間医療では限界のある高度・先進医療の提供、4つ目には研修の実施等を含む広域的な医師派遣の拠点としての機能などとしております。

 また、さきに述べた市立病院経営健全化計画を通じ、市立病院ではみずからが果たす役割を、1つ目には救急医療の提供、2番として高齢者医療の提供、3番は小児医療の提供、4番目には災害医療、感染医療等への対応、5番目には高度医療機器の計画的な整備の5点としております。

 その中で救急医療については、救急医療は不採算部門となるケースが多く、病院経営の観点からはマイナス要因となるが、地域における役割を踏まえ、今後も救急医療の堅持は必要である。また、救急医療は医師の疲弊に直結するものであり、市立病院のみの取り組みでは限界がある。しかし、地域における救急医療を守るという観点は多分に政策的な意味合いを持つものであるが、医療圏域内の自治体が中心となり、地域の開業医や医師会との連携を図り、地域全体で救急医療を確保していくための取り組みを実施していく必要があるとしております。

 これらについて、現在に至るまでの取り組み状況をぜひお示しいただきたいと思います。



○副議長(藤嶋英毅君) 中村市立病院事務局長。



◎市立病院事務局長(中村徹君) お答え申し上げます。

 地域の開業医に協力を得て救急医療を確保する取り組みについては、院内で検討を始めておりますが、幾つかの課題があり、具体的には進展しておりません。

 その課題1としましては、仮に医師の協力態勢が整い、患者の受け入れ体制が十分になった場合、当然、患者さんがふえることが想定されます。当直、夜勤のできる看護師が現在不足している中で、救急業務に携わっているのは外来看護師1人でございます。非番の、今、うちの病院は木曜日でございますが、非番日につきましては、夜勤のうちオペ室勤務者、病棟勤務の看護師の協力を得て対応しているわけでございます。これ以上に外来看護師への負担がふえますと、日常、平日の外来業務に支障を来すことが懸念されるわけでございます。

 2つ目の課題としましては、病院経営が非常に厳しい中でございますが、協力されます医師への報酬の額あるいは経費の負担区分、また救急での受け入れ患者の入院受け入れがふえた場合、一般の外来からの入院患者を制限する場合が出るなど、そういった課題があり、苦慮しているところでございます。

 医師・看護師が充足できないことには、現状維持が精いっぱいな状況であることをご理解いただきたいと思います。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 岩下良一君。



◆6番(岩下良一君) けさ、山日の新聞のトップ記事にもありました。県内の公立病院の経営状況が示されております。大分赤字の病院が多いんですが、当市の市立病院につきましては、稼働率というか、入院率なんかも比較的、まあまあの現状、七十五、六%でしょうか、あります。甲府市などでは相当累積赤字が出ておるようです。

 それで、これまでの答弁を踏まえまして、私は再編ネットワーク化につきましてお伺いをいたしたいと思います。

 市立病院は、中北医療圏の中で峡北医療圏と位置づけられ、北杜市の甲陽病院、塩川病院との間の再編ネットワーク化が中北医療圏地域保健医療推進委員会等で検討が行われ、引き続き取り組んでいくとの判断が示されたと伺っております。また、市立病院改革プランでは、経営効率化等にかかわる実施状況を検証し、24年度中には結論を得たいとしております。

 当然に当市のみの議論でなく、峡北医療圏全体、つまり北杜市や県を交えての議論が必要ではないでしょうか。その議論の中で新たな方向が見出せるものと考えますが、その間におきましても赤字は発生し、一般会計も一定の繰り出しを余儀なくされるわけであります。ここは座して待つのではなく、市長がリーダーシップを発揮され、早急にこの2者と広域行政事務組合か、あるいは企業団といいましょうか、そういうことも踏まえて検討されることを望むものでありますが、所見をお伺いいたしたいと思います。



○副議長(藤嶋英毅君) 中村市立病院事務局長。



◎市立病院事務局長(中村徹君) 再編ネットワークにつきましてお答え申し上げます。

 現状の公立病院の医師の派遣においては、その派遣元の大学、医大でございますが、医大に全面的にゆだねることが多く、また、平成19年度において再編・統合された東北地方の病院の事例においても、結果的に医師の退職や派遣元への引き揚げなど、必ずしもうまくいっていない現状から、当市におきましては、もう少し時間をかけ、他市の動向を注視しながら、慎重に見きわめてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 岩下良一君。



◆6番(岩下良一君) よろしくお願いいたします。

         (6番 岩下良一君 登壇)



◆6番(岩下良一君) それでは、質問の3番目に入ります。東京エレクトロンAT株式会社の一部移転についてお伺いをいたします。

 大手半導体製造装置メーカーであります東京エレクトロンATは、世界的な景気後退で着工を延期していた宮城県の新工場をことしの夏に着工すると発表いたしました。半導体製造装置の市場環境が好転したことを受けたもので、これにより韮崎市の東京エレクトロンATの半分を占めるエッチング部門も、当初の計画どおり新工場に移転することになりました。従業員も操業開始にあわせ数百人規模で移ることになると聞き及んでおります。本市への影響も懸念されるところであります。法人市民税や固定資産税などの地方税の減収は余儀ないものと推測するところでありますが、それらの見込みにつきましてお示しください。



○副議長(藤嶋英毅君) 横内市長。

         (市長 横内公明君 登壇)



◎市長(横内公明君) 東京エレクトロンAT株式会社の一部移転についての質問にお答えいたします。

 まず、法人市民税につきましては、エッチング部門の移転後は太陽光パネル製造装置等の部門が拡充されると伺っておりますので、直近の決算から推計しますと、法人税割額2,000万円のうち、おおむね350万円程度の減収になる見込みであります。

 次に、個人市民税につきましては、市内在住者が235人おり、1人当たりの平均市民税は約20万円となっておりますが、異動人数により変動いたしますので、現時点で減収額は不明であります。

 また、固定資産税につきましても、主に事業用償却資産において影響を及ぼすと考えられますが、他の部門の拡充も予想されることから、現時点での減収額は不明であります。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 岩下良一君。



◆6番(岩下良一君) それでは再質問いたします。

 東京エレクトロンATの一部移転に伴いまして、そこに勤められている市内在住者の方々も転出されると思いますが、それらにつきまして把握されていたらお示しをいただきたいと思います。

 また、そのほかに協力工場もあると思いますが、その辺のところもあわせてお示しをお願いいたします。



○副議長(藤嶋英毅君) 横森商工観光課長。



◎商工観光課長(横森淳彦君) お答えいたします。

 こちらのほうでエレクトロンにお伺いしている中では、今回、新聞紙上では500名程度がということが出ておりましたが、そのうち韮崎市では約100名程度が異動の対象になるのではないかと。そのうちの何名行かれるかということは、今、最中でありまして、人数的には何人ということは言えないということでございました。

 それからあと、韮崎市内の工場は教えてもらえなかったんですが、県内の協力事業所につきましては70社あるそうです。今回、移転に伴っては、向こうに行かれる工場もあるようですけれども、それはあくまでもその工場の事業主さん等の考え方の中でやっていただくということでとらえてお話をしているそうですので、行かなくてこちらから部品調達という格好もとられるような形もあるようですので、それは事業主さんのメリット・デメリットを考えながら移動していただくような格好もあるということでお伺いしております。

 以上です。



○副議長(藤嶋英毅君) 岩下良一君。



◆6番(岩下良一君) 協力工場につきましては、それは企業秘密の面もありますのでやむを得ないと思いますが、できるだけ把握して、これは税収面で大分影響もあると思います。そんなことでよろしく対応をお願いしたい。

 それから、次の質問ですが、市税が減収になると予想されるわけですが、それが地方交付税にどの程度の影響が及ぶか、その辺につきまして、わかる範囲で結構です。お示しをいただきたいと思います。



○副議長(藤嶋英毅君) 水川企画財政課長。



◎企画財政課長(水川秋人君) お答えいたします。

 現行の地方交付税制度から申しまして、自治体の標準的な財政需要額に対しまして基準財政収入額が不足する場合は、その差額について交付税が交付されるという制度になっておりますので、今のところ、税収減に伴います市の標準的な財政収入が需要額に不足する場合につきましては、その部分につきましては現行の中では交付税で措置されるというふうに認識しておりますので、そんなにダメージはないというふうに理解しております。



○副議長(藤嶋英毅君) 岩下良一君。

         (6番 岩下良一君 登壇)



◆6番(岩下良一君) それでは、質問の4番目に入らせていただきます。下水道事業についてお伺いいたします。

 ご承知のとおり、下水道は雨水・汚水の排除・処理、浸水防止、河川の水質保全などの機能を有し、衛生的で快適な生活を営む上で欠かすことのできない都市施設であります。また、20世紀の下水道事業は、水害防止、公衆衛生の改善、水質汚濁の防止の観点から推進されてきましたが、21世紀には、地球環境問題を初め環境問題への関心が高まっており、公共下水道に対しても自然環境保護への役割を果たすことが期待されているところであります。

 本市においても、平成45年ごろまでの完成を目途に、約6億円前後の事業費を毎年費やし、推進しております。また、平成19年度には全体計画の見直し、さらには平成20年度から平成26年度までの整備に当たり、コスト管理計画及びコスト縮減方法、また時間管理計画及びスピードアップ方策等を掲げた下水道事業効率化・重点化計画を策定し、従前にも増して事業の推進に努められているところであります。

 長い時間、膨大な費用が投じられている事業とはいえ、広大な区域を対象とする事業ですので、急な促進は図られがたいものと推しはかるものでありますが、現在の普及率、水洗化率につきましてお示しをいただきたいと思います。



○副議長(藤嶋英毅君) 横内市長。

         (市長 横内公明君 登壇)



◎市長(横内公明君) 下水道事業についてお答えをいたします。

 本市の下水道事業につきましては、昭和63年度より整備を進め、平成22年2月末までの整備面積は653.8ヘクタールでありまして、全体計画面積の1,240.8ヘクタールに対し、整備率で52.7%、行政人口から示す普及率は53.5%であります。また、処理区域内人口から示す水洗化率は79.5%であります。

 これらかも、公共用水域の水質保全と生活環境向上のため、市民のご理解とご協力を得ながら、計画的に整備を進めてまいります。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 岩下良一君。



◆6番(岩下良一君) 再質問を行います。合併浄化槽設置費補助制度の拡充について伺います。

 このことにつきましては、昨年の6月議会で山本議員、また9月議会で清水正雄議員が質問に立たれております。現行の韮崎市浄化槽普及事業費補助金交付要綱によりますと、補助対象となる区域は、韮崎市下水道事業基本計画区域を除く区域となっており、区域内で下水道導入年度までに家を改築する場合、合併処理浄化槽設置費の補助対象とならないという不公平が生じることとなります。これに対し、地域再生計画作成にあわせ、下水道計画区域内であっても、事業計画の認可を受けた区域以外で合併処理浄化槽を設置する場合には、設置費の一部を補助する方向で要綱の見直しを検討していくと。また、現在策定中の地域再生計画にあわせ補助金交付要綱の見直しを行い、平成22年4月1日より、現在、下水道基本計画区域内についても補助対象区域とする予定であると答弁されております。

 そこで、再確認の意味も含め、いま一度明確な所見をお伺いいたします。



○副議長(藤嶋英毅君) 猪股上下水道課長。



◎上下水道課長(猪股洋仁君) お答えいたします。

 平成22年度からの地域再生計画実施にあわせ、補助金対象区域の拡大を含めた要綱の一部改正を行い、平成22年4月1日より施行すべく今議会に予算を計上しております。補助金対象区域を、これまでの韮崎市下水道事業基本計画区域外から、基本計画区域内であっても下水道認可区域外の地区へ改正するものであります。補助金対象区域を穂坂町、中田町、穴山町、円野町、清哲町、神山町の全域と、旭町山口、鋳物師屋、宮下、小曽根、田島を除く鍛冶屋、祖母石の一部、岩下の岩根、シンチとするものであります。ご理解を願います。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 岩下良一君。



◆6番(岩下良一君) それでは、再質問をまた行います。

 当該補助金交付要綱の見直しで、PR不足によって市民の方々が不利益をこうむってはならないようにという点で、清水正雄議員がやはり昨年、これは徹底周知を図るべきであるとして、これに対し、広報やさまざまな方法を通じて周知していくと答弁されております。今後どのような対応、それから周知徹底を図っていかれるか、これをお示しください。



○副議長(藤嶋英毅君) 猪股上下水道課長。



◎上下水道課長(猪股洋仁君) お答えいたします。

 どのような対応ということ、周知でございますけれども、まず市の広報及びホームページによるPRと、毎年、地区役員様の協力のもと、市民課が行っている浄化槽維持管理巡回指導時に周知するとともに、合併浄化槽設置の業に携わる関係者へも周知してまいりますので、ご理解のほどをお願いいたします。



○副議長(藤嶋英毅君) 岩下良一君。

         (6番 岩下良一君 登壇)



◆6番(岩下良一君) ありがとうございました。

 それでは、質問の5番目に、福祉施策の充実についてお伺いいたします。

 まず、認知症対策についてお伺いいたします。

 高齢化の進展により、認知症の方々は全国で169万人にもなると言われております。今後20年で倍増することが予想されています。また、85歳以上の高齢者では4人に1人がその症状があると言われています。

 こうしたことから、最近では社会的に大きな関心が集まっており、認知症については報道などにより取り上げられる機会も多くなりましたが、認知症になると何もわからなくなる、何もできなくなるといった誤解や偏見により苦労されている認知症の方や家族の方は、まだまだたくさんいると伺っております。地域で暮らす人々が認知症について理解し、認知症の方への接し方を理解することができれば、それは認知症の方や家族の方が地域で安心して暮らしていく上でとても心強いことだと思います。

 21年度の新規事業として、地域における認知症施策についての意識の高揚と共通理解を推進するとともに、地域の課題に対する具体的方策を講じることを目的として、認知症対策連携強化事業が県内では本市と山梨市で行われておりますが、現在の状況について、専門職研修の実施状況、地域ケアネットワーク研修等の実施などについてお示しをいただきたいと思います。



○副議長(藤嶋英毅君) 質問者、次の事項も、(2)のところは続けてください。



◆6番(岩下良一君) はい。

 次に、発達障害児を抱える保護者並びに児童に対する支援体制の拡充について、お伺いをいたします。

 発達障害とは、人間の初期の発達過程が何らかの原因によって阻害され、認知、言語、社会性、運動などの機能の獲得が障害された状態を指すものだと言われています。発達障害の原因は、遺伝子異常、染色体異常、胎内環境の異常、周産期の異常、生まれた後の病気や環境などさまざまですが、多くの場合、原因は解明されておらず、米国で予防接種のワクチンに含まれる水銀化合物が自閉症の発生と関係があるのではないかと報告されましたが、実証はされていません。

 障害の程度が軽く、一見普通と変わらない子供たちを軽度発達障害と呼び、高機能広汎性発達障害、注意欠陥・多動性障害の3つが代表的なものとされています。発達障害児を持つ親御さん方で構成する会では、発達障害を生まれながらの可能性や個性のあり方の一つだと考え、成長の中で困ることがなければ障害ととらえる必要はないと考えているそうであります。薬など医学的な治療の対象となることは少なく、療育や教育の中でどのようにかかわるかが問題とされることになります。

 本市においても、21年度より庁内の関係部署が連携し、早期発見・早期対応、継続的な相談体制の確立に努められていますが、本市における発達障害児の現状、それをとらえての具体的な施策、実施状況についてお示しいただきたいと思います。



○副議長(藤嶋英毅君) 横内市長。

         (市長 横内公明君 登壇)



◎市長(横内公明君) 福祉施策の充実についてお答えいたします。

 まず、認知症対策についてであります。

 本年度より、国のモデル事業としてスタートした認知症対策連携強化事業でありますが、昨年6月に地域包括支援センター運営協議会に諮り、事務担当職員を配置するとともに、山梨県や認知症疾患医療センターである県立北病院などの関係部署と打ち合わせを重ね、9月に専門職の連携担当者を配置し、取り組んでいるところであります。

 2月までの相談取扱件数は、延べ71件、40人であり、そのうち3件が県立北病院での鑑別診断へとつながり、治療に結びついております。

 また、専門職研修につきましては、昨年11月に脳外科専門医による「急増する認知症への対応について」の講義を受け、サポート医、かかりつけ医、介護従事者の立場から意見交換を行い、各職種間で共通理解を得る機会となったところであります。

 さらに、地域ネットワーク研修につきましては、昨年6月に高齢者見守りネットワーク協議会の研修会を、本年2月にはグループホームの介護支援専門員より、「認知症のケアについて現場での実態」について講演会を実施いたしました。

 これを機に、認知症疾患医療センターである県立北病院と今まで以上に連携体制を強化することが可能となり、地域包括支援センター職員のさらなる専門性を深め、よりきめ細かい相談業務を実施することで、市民の方が認知症になっても安心して暮らせるまち韮崎の実現に資してまいりたいと考えております。

 次に、発達障害児童を抱える保護者並びに児童に対する支援体制の拡充についてであります。

 本市における就学前の発達障害児の現状は、昨年度行いました市内保育園の調査結果では、正式な診断を受けている園児やその疑い例などを含めると6%前後であり、文部科学省が行った調査とほぼ同等な割合でありました。

 また、発達障害児への具体的な施策、実施状況につきましては、毎月実施している幼児健診において心理に関する相談、また2歳児教室において言葉や歯科に関する相談が行えるような体制をとっております。加えて、来年度より隔月の計画で、小児科医師や臨床心理士を中心とした子供療育相談を実施する予定であります。これは、その子供に合った子育ての方法について継続して支援を行う事業であり、関係者の連携をさらに深め、両親のご理解とご協力を得ながら取り組んでまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 岩下良一君。



◆6番(岩下良一君) それでは再質問を行います。

 みんなで認知症の方やその家族の方を支え、だれもが安心して暮らせていける地域をつくっていくために、日常の暮らしの中で認知症の方を見守り、支える人づくりシステムが必要であります。

 さいたま市の浦和区の事例を申し上げますと、みんなで認知症の方やその家族の方を支え、だれもが安心して暮らしていける地域をつくっていくために、日常の暮らしの中で認知症の方を見守り支える人、認知症サポーターを全国で100万人養成しようというキャンペーン、認知症サポーター100万人キャラバンを受けており、認知症サポーター養成事業を実施しています。

 認知症サポーターということは、認知症サポーター養成講座を受講して認知症を正しく理解し、認知症の人と出会ったときに適切な対応をすることができ、認知症の人と介護する家族を温かく見守り、応援しようとする人たちであります。

 しかし、何かを特別にやっていただくというものではなくて、友人や家族にその知識を伝えたり、隣人として、あるいは商店街、交通機関等、まちで働く人として、できる範囲で手助けをお願いするもので、認知症サポーター養成講座を受講したサポーターには、その証としまして、認知症を支援する目印としてのオレンジリングを渡しています。町内会、学校、商店街、職場、有志の集まりなどに講師が出向いて、認知症についての勉強会を行いまして、この講座では認知症の介護の方法を学ぶものではなく、認知症について正しく理解していただくための講座で、認知症についてよく知りたい、まちなかで困っている認知症の人を手助けしたいという方ならどなたでも受講ができます。

 本市におきましてもこうした事業をと考えるものでありますが、所見をお願いいたします。



○副議長(藤嶋英毅君) 中嶋保健課長。



◎保健課長(中嶋尚夫君) お答えします。

 韮崎市でも平成20年4月からキャラバンメイト事務局を設置しました。認知症サポーター養成講座は、20年4月16日を皮切りに、農協や社会福祉協議会、東中学校など、今まで、昨年12月までですが、7回開催しております。サポーターを全部で532名養成したところでございますが、今後も目標であります平成26年度までに、人口の5%ということですので約1,600人程度を目指して実施していく計画であります。

 以上です。



○副議長(藤嶋英毅君) 岩下良一君。



◆6番(岩下良一君) ありがとうございました。

 次に、発達障害児問題で再質問を行います。

 先ほどの答弁でも、市内保育園の調査結果で6%前後、国においては学童期の子供の五、六%が軽度発達障害と考えられているとの報告をいただきました。特に教育現場での適切な対応が求められています。それに呼応するためには相応な職員体制の配置が必要ではないかと思うわけでありますが、現状、職員などは充実されているのか。また、今後の推移について見込みなどが立てられているならば、それに即応しての職員体制の見直しなども必要と考えますが、それらの対策につきましてお聞かせください。



○副議長(藤嶋英毅君) 雨宮教育課長。



◎教育課長(雨宮勝己君) お答えいたします。

 学校での軽度発達障害児の対応についてでありますが、現在、国の基準では、小学校1年生から中学校3年生まですべて40人学級となっております。しかし、県ではきめ細かな指導を行うため、かがやきプラン、30プランとして、小学校では1・2年生が30人学級となっております。また、中学1年生については、はぐくみプランとして、35人学級としてきめ細かな指導を行っております。教師につきましては、各学級担任のほか県から、半日の教師も含めますが、28人の加配教師、また市では、6人の支援スタッフを配置して、適切な対応ができるように努めておるところでございます。また、新年度はまだ確定しておりませんが、学校現場に支障のないように適切な対応をしてまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 岩下良一君。



◆6番(岩下良一君) それでは、発達障害児の発見場所としては、保健所が行っている健診のほかには、集団生活の場で実際に子供たちを見ている保育園、学校施設などが多いわけであります。しかしながら、発達障害は、集団活動の中で問題行動を起こすが、家庭では行動があらわれない場合が多くて、保護者は、何らかの育てにくさは感じるとは思いますが、障害としての理解を得ることは非常に難しいと思っているわけです。また、障害がわかりにくいので社会での認知度が低く、わがままや育て方の問題などとされていることが少なくありません。また、集団生活の場での子供への対応は、保育園などの職員が発達障害の特性や対応などを十分に認識していることが前提となるものと考えます。

 そこで、保護者や市民への発達障害に関する正しい知識の普及・啓発方法、また集団活動の場における職員等のスキルアップ策についてお示しをお願いいたします。



○副議長(藤嶋英毅君) 中嶋保健課長。



◎保健課長(中嶋尚夫君) お答えをします。

 まず、正しい知識の普及と啓発事業でございますが、保護者につきましては、乳幼児健診や各教室の機会に個別指導をしております。また、一般の方につきましては、リーフレットを窓口に置くなどの方法を今とっておりますが、今後、愛育会などを通じて知識の普及・啓発を行っていきたいと考えております。

 次に、職員等のスキルアップの対策につきましては、現在行っている保育園、幼稚園への巡回訪問の機会を通じて、専門職員同士でのその子供に適したかかわり方など、具体的な対処方法の習得に努めるとともに、小児神経科の専門の医師により、市内の保育士及び保健師等が合同で研修をしまして学習会を行って、発達障害の特性や保護者への個別の対応方法などの学習や検討をしておるところでございます。

 以上です。



○副議長(藤嶋英毅君) 岩下良一君。



◆6番(岩下良一君) 明年度より、保護者の要望によりまして小児科医や心理相談員などの専門職員による養育相談を開催するとのことでありますが、心理相談員は当然に専門知識を有する方々だとは思いますが、どのような資格を有する方々で、市内に何名おられ、具体的にどのように相談を受けられるのか、お示しいただきたいと思います。



○副議長(藤嶋英毅君) 中嶋保健課長。



◎保健課長(中嶋尚夫君) お答えします。

 心理相談員というのは民間資格でございまして、心理系や福祉系、あと保健学科などの四年制の大学を出た人や、保健師さんや看護師さんなどの有資格者が、心理相談専門員研修というのがございまして、それを受講すると取得ができる資格であります。

 また、ご質問の市内の心理相談員の数につきましては、把握ができておりません。

 また、子供療育相談事業で個別相談を想定しておりまして、1時間くらいの時間をかけて子供の遊びや会話などを通じて、その発達ぐあいを観察する中で、最も適切な対処方法、対応方法を総合的に判断して、不安を抱いている保護者の方にアドバイスを行ったり、継続的にその支援をするものでありますが、心理相談員の具体的な業務は、そのときの専門医の医師の指示に基づきまして、子供の観察やカウンセリングを行う業務が主なものでございます。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 岩下良一君。

         (6番 岩下良一君 登壇)



◆6番(岩下良一君) 答弁ありがとうございました。

 それでは、質問の6番目に道路環境整備についてお伺いをいたします。

 ご承知のとおり、モータリゼーションの発達とともに、下宿船山橋北詰にあっては、国道3路線が交差し、朝夕の交通渋滞は慢性的な状況にあります。特に、市道韮崎2号線と県道甲府韮崎6号線が交わる下宿交差点は、船山橋より本町三丁目方面に南進、また富士見三丁目より本町二丁目方面に北進する際、右折信号がなく、高齢者及び女性ドライバーは非常に危険であるとともに不便であると、地元自治会ではたび重なる論議がされています。重大事故が発生し、とうとい命が失われてからでは遅過ぎます。

 このため、五丁目地区では、下宿交差点信号機の改良について昨年2月に要望をしておりますが、それ以後、それらの対策がどのように進められているのかお示しをいただきたいと思います。



○副議長(藤嶋英毅君) 横内市長。

         (市長 横内公明君 登壇)



◎市長(横内公明君) 道路環境整備についてお答えいたします。

 五丁目地区内の下宿交差点の右折用信号機の改良についてであります。

 昨年2月、地区からの要請を受け、韮崎警察署に要望したところ、本年3月、車道の幅員が基準より狭いため信号機の改良は困難との回答があり、その旨を自治会長に報告したところであります。

 この交差点は、都市計画街路事業で拡幅改良した経緯もありますが、昨今の交通事情から交差点の渋滞解消策が求められており、今後、地域関係者の拡幅へのご理解、ご協力が得られるならば、主要地方道甲府韮崎線道路拡幅・交差点改良を県へ要望してまいる考えであります。

 以上です。



○副議長(藤嶋英毅君) 岩下良一君。



◆6番(岩下良一君) 答弁ありがとうございました。再質問をさせていただきます。

 道路交通基盤の整備は、活動圏域の拡大、地域間の連携の強化、物流の効率化による経済活動の活発化、災害時における緊急輸送、救急医療など、地域の自立的な発展を支える根幹的な社会資本として、また日常生活における安全・安心の保障など、地域社会の発展に大きく貢献するものであります。

 国道3路線がクロスする下宿船山橋北詰の朝夕の交通渋滞は慢性的な状況にあり、緊急自動車などの通行、また通勤通学される多くの市民の方々から、その解消策について大きな期待が寄せられています。

 この問題につきましては、平成19年12月議会において私が質問をさせていただきました。それに答え、これらの緩和策については、1つ、喫緊的課題であり、中期的には現在要望している国道20号線の渋滞緩和とあわせ、国土交通省及び県に対し機会あるごとに働きかけを行っていく考えであると、こう答弁されました。また1つには、本市の動脈である国道20号線は渋滞が著しいので、甲斐市より峡北消防本部まで現在4車線化が進められており、河川及び国道に平行して市街地が形成されている以北については拡幅整備が困難である。これらの抜本的解消策としては、釜無川右岸にバイパス道路の建設案を平成14年から5年間にわたり、甲府河川国道事務所が中心となり、交通状況調査、概略ルート、今後の進め方等について検討や要望活動が行われてきた。1つには、この緊急対策として、武田橋交差点の改修、祖母石側から七里岩トンネル交差点の左折レーンの検討が行われている。この道路計画への位置づけはなかなか容易ではないが、道路特定財源の見直しによって、今後10年間を見据えた道路中期計画に位置づけられるよう、さらなる要望活動をしていくと答弁されております。

 そこでお伺いいたします。国土交通省及び県に対して働きかけをいつ、どのように、何回行ってきたのかお伺いしたいと思います。

 それからもう一つは、河川及び国道に平行して市街地が形成されている以北については拡幅整備が困難である、これの抜本的解消策としては、釜無川右岸にバイパス道路の建設案を平成14年から5年間にわたり、甲府河川国道事務所が中心となって交通状況調査、概略ルート、今後の進め方等について検討や要望活動が行われてきたとしていますが、それは5年間の結果でありまして、今後は困難なゆえに何ら対策を講じないのか。

 また、この緊急対策として、武田橋交差点の改修、祖母石側から七里岩トンネル交差点の左折レーンの検討が行われているとしていますが、武田橋交差点の改修の結果、下宿船山橋北詰の交通渋滞は緩和されたと思われるのか。その検証はされたのか。

 また、道路特定財源の見直しによって、今後10年間を見据えた道路中期計画に位置づけられるよう、さらなる要望活動をしていくとしていますが、要望活動はどのようにされてきたのか、お示しをいただきたいと思います。



○副議長(藤嶋英毅君) 深澤建設課長。



◎建設課長(深澤賢治君) お答えいたします。

 まず第1点目でございますが、国土交通省及び県に対して働きかけをどのようにされてきたかということでございます。

 まず、国土交通省及び県への要望活動につきましては、ご質問いただきました12月議会以降現在まで、毎年5月と10月でございますが、関東国道協会山梨県地区協議会、これは市長が会長で行っておりまして、横内市長が先頭に立ちまして国道20号線の4車線化や慢性的な交通渋滞の解消、それから道路財源確保、交通事故対策などの必要性など、整備促進につきまして、東京へ直接出向きまして、国土交通省を初め財務省など政府機関や県選出の国会議員に対して要望活動を行ったところであります。

 また、県道路整備規制同盟会があります。これが、先ほど述べましたと同じように毎年5月と12月、東京へ直接行きまして要望活動を行っております。

 さらに、山梨県市長会を通じて1回行いました。さらに、国土交通省に要望を2回、県ですが、県施策及び予算に関する要望等がございまして年2回行っております。これらを通じますと、全部で15回行っております。

 次に、2点目の釜無川右岸の交通渋滞の抜本的な解消対策につきまして、今後は困難ゆえに何ら対策は講じないのかという点でございます。

 現在、国道20号線の交通渋滞解消対策としては、国や県では、船山橋北詰交差点、武田橋北詰交差点、一ツ谷交差点を優先対策箇所に位置づけております。これらの中で、特に国関係では、国道20号線の坂井二丁目先の4車線化を21年3月に完了し、また、国道52号線の交通混雑の解消を目的とした甲西道路が全面開通し、国道20号線船山橋北詰交差点においても甲西道路に交通の転換が図られ、渋滞が緩和し、現在でもその効果が継続しているということであります。

 また、県におかれましては、武田橋の拡幅を含めました武田橋北詰交差点の改良を20年8月に完了しております。また、国道141号線、現在行われていますが、道路改良や各交差点の改良を推進しているところであります。

 これらの改良工事等が今進められているわけですが、この整備の効果の検証とあわせ、船山橋北詰交差点の渋滞対策について調査、それから関係機関への協議を現在行っているということでありまして、今後は、船山橋北詰交差点においては、国において交通の流れに即した交通処理のシミュレーションの検討をしていくということであります。これらも関係機関と協議、調整していくというふうに伺っております。

 また、一ツ谷交差点でありますが、現在対策を検討中であり、今後、関係機関と調整をしていくということを伺っているところであります。

 次に、この緊急対策として、下宿船山橋北詰の交差点の渋滞は緩和されたかという点でございます。その検証はされたかということでありますが、国では現在、定期的に渋滞検証を行っておるということでありまして、今のところ先ほどの改良を含めて検証中であるということですが、交差点の渋滞の緩和はまだされていないということであります。ですから、先ほど申し上げたとおり、市内の骨格道路であります国道20号線、それから国道52号線、国道141号線の道路改良工事とあわせて、交差点改良が今、国と県で積極的に進められているということでありまして、これらの効果を検証するというようなことで、今後も関係機関と協議、調整していくということを伺っております。

 最後に4点目ですか、道路中期計画に位置づけられる要望活動はどのようにされたかということでありまして、この計画の要望活動としまして、平成19年度ですが、国土交通省、平成21年度の国土交通省関東整備局あてに、道路整備の中期計画策定に関する要望ということで、財務大臣、国土交通大臣、それから国土交通省あて、3者に、国道20号線の渋滞緩和を重視し、国道141号線、52号線に通じる道路、それから釜無川に延長する等の交流を分散する整備が必要であるという点、あと2点目としましては、国道141号線道路改良について計画実施されるようにということで要望活動をしております。

 以上であります。



○副議長(藤嶋英毅君) 質問者岩下良一君に申し上げます。再質問でも一問一答の趣旨をぜひ守ってください。いいですね。



◆6番(岩下良一君) はい。

 それでは、この新聞記事を披露いたしましてこの問題を終わりたいと思いますが、実は3月1日に、現在の船山橋北詰の交差点が山梨日日新聞の記事に出ました。交通事故総合分析センターが平成20年度にまとめた県内で起きた人身事故6,477件のうち、約半数は交差点その周辺で発生と。その中で多発ワースト1、この船山橋北詰交差点は山梨県で一番事故率が高いという発表をされております。そんなことでありますので、ぜひ今後も引き続いて要望活動するなりご努力いただきたいと思います。

 以上、これは要望で終わらせていただきます。続けます。

         (6番 岩下良一君 登壇)



◆6番(岩下良一君) 質問の7番目に、義務教育の充実について伺います。

 「一年の計は田を耕すにあり。十年の計は木を植うるにあり。百年の計は人を養うにあり」、これは中国古代の政治論文、漢詩に記されている言葉であります。私は、人を養うことはまちづくりにもつながるものと考えます。次代を担う青少年を自立した存在とし、育成するためには、青少年期を大人への準備期間として人格の基礎を築き、将来の夢や希望を抱いて自己の可能性を伸展させる時期とするとともに、みずからの人生をどう設計していくかについて考える時期とする必要があるとされています。また、自己や社会のさまざまな物事に興味・関心を抱き、知識・技能の獲得や課題の克服、目標の達成等へ向かって意欲を持つことが成長のための行動の原動力となり、青少年期には特にこのような意欲を持って、生き生きと充実した生活を送ることが重要であると言われております。

 次代を担う青少年が社会の形成に参画する意欲を持つことは、我が国はもちろんでありますが、本市の未来へ希望を託すために重要でありまして、このため社会を構成する我々大人には、青少年に対して特別な配慮と支援を行い、その健全な成長を期する責務があるのではないでしょうか。

 そこで、本市独自の教育プログラムの一環として、その道をきわめた人を講師に招き、青少年の自立心に触れるような体験授業をと考えるものでありますが、所見をお聞かせください。



○副議長(藤嶋英毅君) 枡形教育委員長。



◎教育委員長(枡形昭平君) 岩下議員の質問にお答えさせていただきます。

 義務教育の充実についての質問でございます。

 その道をきわめた人、殊にトップアスリートと呼ばれる人たちは、夢や目標を持つことのすばらしさ、それに向かって努力することの大切さ、フェアプレーや助け合いの精神を十分子供たちに伝えていただけると考えており、一昨年は東西中学校で水泳の萩原智子選手に講演をしていただきました。本年度は、人格形成において重要な時期である小学校児童、特に目的と手段をあわせて考えることができるようになる5年生を対象に、Jリーグなどで活躍した選手に、どんな夢を描き、どうやってかなえてきたのかを、挫折や失敗談も交えて話してもらう日本サッカー協会の「JAFこころのプロジェクト「夢の教室」」を実施いたします。この教室では、夢を持つことのすばらしさや目標に向かって努力することの大切さを学んでもらう予定であります。

 以上です。



○副議長(藤嶋英毅君) 岩下良一君。



◆6番(岩下良一君) 答弁ありがとうございました。

 以上で私の質問は終わらせていただきます。



○副議長(藤嶋英毅君) 以上で岩下良一君の質問は終わりました。

 これより、岩下良一君の質問に対する関連質問を許します。

 輿石賢一君。



◆4番(輿石賢一君) 岩下議員の質問の関連質問をさせていただきます。

 6番目に質問をされました道路環境整備についてで質問をさせていただきます。

 船山橋北詰交差点の事故が、日本損害保険協会というところで調べた結果が、事故率がワースト1だということが調査の結果判明しているわけですけれども、その原因というのは、どうしても渋滞の中で信号待ちが長くなる。そうすると、信号に差しかかったときにはどうしても先を急いでしまうということが原因で事故になってしまうということが非常に関係しているのではないかと、そんなふうに思います。

 これは昨年、坂井の交差点までが甲府バイパスがずっと4車線化で完成してきている。それからわずか200メートルくらいの間に船山橋北詰交差点があるわけです。4車線で来たのがいきなり2車線になるわけですから、当然渋滞は起きてしまう。やっぱりこれは抜本的な対策をしなきゃならないと思うわけです。

 先ほど建設課長の答弁の中にもありまして、要望はしているという答弁をいただいたわけですけれども、要望をしただけで物事は解決するわけではないと思います。国道の場合は国会議員にお願いして、また県道に関係するものは県会議員にお願いする。要望を役所に出すだけでは、その要望はただ出しただけということになってしまうんじゃないかと思います。そういう国会議員なり県会議員を通じた要望をしたかどうか、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。



○副議長(藤嶋英毅君) 深澤建設課長。



◎建設課長(深澤賢治君) 先ほど岩下議員さんにお答えしたとおりでありますが、国会議員や県議員さんに対しての要望活動というようなことでありまして、横内市長を先頭に東京へ行きまして、直接国会議員の先生方に面接をいただく中で要望書を手渡しまして、内容をそのときに説明しまして、国道20号線の4車線化や慢性的な渋滞解消につきましての要望活動を行っております。

 以上です。



○副議長(藤嶋英毅君) 輿石賢一君。



◆4番(輿石賢一君) その結果が、結局実を結んでいないということじゃないかと思うんです。下宿の交差点は船山橋北詰交差点の間が短いということもあって、やっぱり抜本的な解消ということになると、富士見バイパスから20号線の船山橋北詰交差点でなくて、向こうの双葉の塩川橋方面へ抜く大胆な計画が必要じゃないかと。前にもそういう案を私も出した記憶があるんですけれども、やはり抜本的な解消ということは本当に大胆に計画すべきだと思いますが、そういう考えはないでしょうか。



○副議長(藤嶋英毅君) 深澤建設課長。



◎建設課長(深澤賢治君) お答えします。

 この慢性的な交通渋滞の解決策としまして、先ほど岩下議員にお答えしたとおりでありまして、市内の交差点、それから道路改良工事につきまして、市内の骨格道路であります20号線、52号線、141号線について、今、国・県が強力に進めているところであります。

 その抜本的な対策についてさらに進めたらどうかということでありますが、今後、さらに国・県と連携を強化する中で、本市にあります韮崎市都市計画マスタープランの中に、今後、先ほど議員がおっしゃったような広域連携を図るような、そういった道路の整備につきましても、まちづくりの中で対応していくというようなことがございますので、今後、さらに広域幹線道路網の整備につきましても協議を進め、魅力あるまちづくりを進めていきたいというふうに考えております。

 以上です。



○副議長(藤嶋英毅君) 輿石賢一君。



◆4番(輿石賢一君) やはり抜本的な対策というものは必要だと思います。坂井の交差点まで来た4車線が途端に2車線になってしまうわけですから、20号線の右岸側へのバイパス等々も含めて強力に要請をしていただくことをお願いして、関連の質問を終わります。ありがとうございました。



○副議長(藤嶋英毅君) 山本雄次君。



◆3番(山本雄次君) 岩下議員さんの一般質問の関連質問を行いたいと思います。

 4番の下水道事業でございます。これについて二、三お聞きしたいと思います。

 まず、全体計画面積について、先ほど市長からの答弁は、全体が1,240.8ヘクタールというふうな数字になっております。これは多分、都市計画区域、また区域外を含んだ数字だというふうに確認しますが、都市計画区域内は何ヘクタールか、区域外は何ヘクタールか、それをお教え願いたいと思います。



○副議長(藤嶋英毅君) 猪股上下水道課長。



◎上下水道課長(猪股洋仁君) お答えいたします。

 韮崎市の下水道の全体計画面積は1,240.8ヘクタールであります。そのうち1,097ヘクタールが都市計画区域内の計画面積でございます。

 以上です。



○副議長(藤嶋英毅君) 山本雄次君。



◆3番(山本雄次君) ということは、1,240.8ヘクタール、この区域内のうち都市計画区域が1,097と、この差し引きの百何ヘクタールかが都市計画区域外ということでよろしいですね。



○副議長(藤嶋英毅君) 猪股上下水道課長。



◎上下水道課長(猪股洋仁君) お答えいたします。

 1,240.8から1,097ヘクタールを引いた140ヘクタール弱ですけれども、これが都市計画区域外になります。

 以上です。



○副議長(藤嶋英毅君) 山本雄次君。



◆3番(山本雄次君) ありがとうございました。

 次に、この前の議会だと思うんですが、当分の間、区域内でも下水道の布設が長い年数かかるというふうな場合に、合併処理浄化槽設置費の補助金を交付するというふうなことを答弁いただきました。これは今年度から実施するんですか。



○副議長(藤嶋英毅君) 猪股上下水道課長。



◎上下水道課長(猪股洋仁君) お答えいたします。

 今回の市議会に予算を計上してございますので、ご審議していただいて了解を得られれば、4月1日から実施をしていく考えでございます。よろしくお願いいたします。



○副議長(藤嶋英毅君) 山本雄次君。



◆3番(山本雄次君) よろしくお願いします。

 もう一つ、これは地区のほうの関係だと思うんですが、確認の意味で、大型用水路、通称徳島堰と言うんですが、この堰上についても、この前の答弁では実施すると、工事がどのくらいかかろうとも実施するというふうなお答えをいただきましたが、これについてはこのとおり実施するのかどうか。間違いありませんね。



○副議長(藤嶋英毅君) 猪股上下水道課長。



◎上下水道課長(猪股洋仁君) お答えいたします。

 前回答弁したとおり、対応していく予定でおります。よろしくお願いします。



○副議長(藤嶋英毅君) 山本雄次君。



◆3番(山本雄次君) それでは最後ですが、概算で結構です。多分これは国の補助金等が確定しなければ事業量も進まないと思うんですが、見通しとして区域内はあと何年くらいかお聞きしたいと思います。



○副議長(藤嶋英毅君) 猪股上下水道課長。



◎上下水道課長(猪股洋仁君) お答えいたします。

 都市計画の計画区域内につきましては、あと23年を予定しております。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 山本雄次君。



◆3番(山本雄次君) 終わります。



○副議長(藤嶋英毅君) 関連質問を打ち切ります。

 以上をもって、岩下良一君の質問に対する関連質問を終わります。

 暫時休憩いたします。

 再開は午後3時15分といたします。

                              (午後3時01分)

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○副議長(藤嶋英毅君) ただいまの出席議員は19名であります。

 定足数に達しておりますので、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。

                              (午後3時15分)

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△会議時間の延長



○副議長(藤嶋英毅君) 本日の会議時間は、議事の都合により、会議規則第9条第2項の規定に基づき、あらかじめこれを延長いたします。

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△秋山泉君



○副議長(藤嶋英毅君) 一般質問を続行いたします。

 5番、秋山 泉君を紹介いたします。

 秋山 泉君。

         (5番 秋山 泉君 登壇)



◆5番(秋山泉君) 5番議員の秋山 泉でございます。

 一般質問の機会をいただきました。感謝申し上げます。

 それでは、順次質問させていただきます。

 1番、観光行政について、(1)で韮崎平和観音と観音山公園について質問させていただきます。

 韮崎市の中心にある七里岩南端に韮崎平和観音が建立されたのは昭和36年10月13日、落慶開眼の後、韮崎市に寄附採納されたものであります。以来半世紀の歳月を経て、来年の平成23年には50周年の節目を迎えることになりました。多くの市民や各界各層の深いご理解と協力のもとに多額の浄財をいただき、2年半の歳月を費やして建立されたこの平和観音は、今は当市のシンボルとして市民に親しまれ、訪れる人々も増加の一途をたどっています。

 現在、24年ぶりの化粧直しが実施されています。この3月末には、純白に輝く姿に生まれ変わり、多くの市民の皆様や県内外から期待され、注目されているところです。この観音様を中心とする韮崎の観音山公園の今後の開発、管理運営、また韮崎市民会館をも含めてどのような構想をお持ちなのか、その後どうなっているのかをお尋ねいたします。

 2番目、甘利山とグリーンロッジについて質問いたします。

 平成21年10月31日、甘利山の第2回クリーン作戦は、三百余名の参加のもとに、まさに協働作業を見事に展開し、大きな成果を得たところです。年ごとにレンゲツツジの開花状況も勢いを盛り返し、ツツジ、スズランの香りの復活が如実に感じられるようになりました。その中央に位置する甘利山のグリーンロッジは、今年度、総額8,000万円の工事費を投入してこの5月完成予定となりました。このリニューアルされた施設を今後十二分に利活用するための内容、構想などあろうと思いますが、お聞かせください。

 3つ目、茅ヶ岳と深田公園について質問いたします。

 茅ヶ岳の山頂直下で深田久弥先生が遭難急逝されて40年の歳月が流れました。亡くなって10年後に深田祭が始まり、その後、深田公園が設けられ、今春、29回目の深田祭が実施されます。まことに意義深いことであります。

 茅ヶ岳は、日本百名山の大登山ブームの影響から中高年登山者が全国から押しかけ、季節を問わずにぎわいを見せ、駐車場は土日はほぼ、この季節でありながら満車であります。日本百名山を全山踏破した後に、この茅ヶ岳に101山目、深田久弥に表敬訪問をする登山者が後を絶ちません。駐車場に新設されたバイオトイレはおかげさまで大好評です。

 1つ、登山者からのクレームがありました。駐車場にあります登山案内の大看板ですが、茅ヶ岳の絵図ではなく鳳凰山のもの、これは理解しがたいとのことで苦情をいただいております。これに対してはどういった対応をしたものでしょうか。

 4つ目、穂坂自然公園についてお尋ねいたします。

 穂坂町16万坪の利活用の方向がようやく明確になってきました。導入部、道路両側にソメイヨシノ約250本の植栽を終え、遊歩道2.8キロメートルの整備が終了しました。平成22年度には公園の管理機能、また利便性を図るために、その拠点となる休憩施設や駐車場をつくる予定になっております。予算が不確実な中での事業の推進には大変困難を伴うと思いますが、明確な方向やコンセプトについてはいかがでしょうか、お尋ねいたします。

 5番目に、山とトイレについてであります。

 富士山は、ことしも登山者が22万人を超えました。しかし、急激な登山者増加は、一部にはトイレ事情の改善が一役買っているようであります。婦女子が増加したのもそれによるようです。幸いにも韮崎市ではいち早く、茅ヶ岳駐車場には最新型のトイレを導入いたしました。鳳凰山の鳳凰小屋や薬師小屋のトイレも今年度改善の方向に取り組み、順次改善することになりました。このようなトイレ事情の完備は、現在、南アルプスの世界自然遺産登録への重要なステップでもあります。

 従来は野山に自由に出入りし、生活をしてきました。しかし、山にあって登山は、現在完全にオーバーユースの状況であります。昨今、世界的にし尿処理に関しては、現在はほとんど有料か持ち帰りであります。富士山では、山梨県側では使用料が1回100円、静岡県側では1回200円を徴収しております。また、南アルプス市芦安では、マイカー規制協力金という形で一般車の駐車場管理費を捻出しながら、トイレについてはチップ制を採用しています。受益者負担という観点からも、せめて私ども韮崎でもチップ制の採用を考えたいと思いますが、いかがでしょうか。ご所見を伺います。

 以上です。



○副議長(藤嶋英毅君) 横内市長。

         (市長 横内公明君 登壇)



◎市長(横内公明君) 秋山 泉議員の質問にお答えいたします。

 まず、観光行政についてお答えをいたします。

 まず、韮崎平和観音と観音山公園についてであります。

 観音山公園の今後の整備構想につきましては、さきに清水 一議員にお答えしたとおりであります。

 公園の管理運営につきましては、現在、地元の富士見ヶ丘自治会に清掃活動の協力をいただいているところでありますが、今後、アダプトプログラム等のボランティア活動も視野に入れ、適切な管理に努めてまいります。

 また、平和観音像につきましても、韮崎市のシンボルとして後世に残すべく、適切に管理してまいります。

 次に、甘利山とグリーンロッジについてであります。

 リニューアルした施設を利活用するための内容、構想についてでありますが、今般、施設のリニューアルを実施するに当たり、近年の利用実態に即した施設の一部個室化等に加え、山岳資料コーナーの新設や天体望遠鏡の設置など、新たな付加価値の創出に努めたところであります。今後は、エコトレッキング教室など従前の事業に加え、市内青少年のための自然体験教室や星座観察会など、新たなソフト事業の企画を行い、利活用の促進に努めてまいる考えであります。

 次に、茅ヶ岳と深田公園についてであります。

 駐車場の登山案内の大看板が、茅ヶ岳の絵図でなく鳳凰山のものとの登山者からのご指摘でありますが、ご指摘の看板は、当地を含む市内6カ所に設置されている本市全域を紹介した統一デザインによる観光案内看板であり、上部に本市を代表する鳳凰三山が描かれていることから、誤解を招いたものと推察する次第であります。当看板には、当然のことながら茅ヶ岳・深田記念公園も紹介されているほか、駐車場内には、別に茅ヶ岳トレッキングマップと観音峠・茅ヶ岳を紹介する看板が2カ所に設置してありますので、ご理解願います。

 次に、穂坂自然公園についてであります。

 穂坂自然公園につきましては、長年にわたり手入れがされていない市有林を自然公園として利活用するために、平成20年度より地元穂坂町ふるさと協議会による桜の植栽活動や、国・県の支援を受けての間伐作業など、森林整備事業を行ってまいりました。また、休憩施設や駐車場整備につきましても、森林・林業・木材産業づくり交付金事業の採択を受け、本年度に予算化し、来年度に完成する計画で事業着手したところであります。今後も、生態系に考慮し、豊かな森林資源を生かした里山再生と自然公園を活用した地域おこしをコンセプトに、時間をかけ、じっくりと整備を進めてまいります。

 次に、山とトイレについてであります。

 山岳トイレのチップ制の採用でありますが、富士山のトイレなどチップ制を導入しているトイレは、有人による管理体制が整備されているトイレであり、茅ヶ岳については、維持管理の面から大変難しいと考えております。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) 順次再質問させていただきます。

 最初に、平和観音、それから観音山公園についてですが、現在、市で本年度290万円という予算をいただいて、塚原塗装の会社の方が塗装のし直しをしております。全部で4回塗り直すそうでして、最終回には、雨がかかってもきれいに汚れを流すという特殊な塗料を使って、すばらしいきれいな色になりますよと、私も先日、観音様の上に上がって足場を利用させてもらって、観音様の頭まで上ってきました。すばらしい、きれいになっておりまして、足場が取られると、恐らく皆さんびっくりするんじゃないかと思うんですが、これの期限が3月末ということになっておりますけれども、いつ、いけば今度窟観音のお祭りがあります。そんなことを考えながら思うところですが、いつでしょうか。お答え願えればと思います。



○副議長(藤嶋英毅君) 横内市長。



◎市長(横内公明君) 今、そこのベランダから眺めましたら、足場を今外している最中でありまして、恐らくもう仕上がったことではないかというふうに思っております。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) 大変ありがとうございます。山日の新聞にも掲載されましたとおり、皆さん本当に注目しておりまして、期待すること非常に大であります。

 それに加えまして、観音様自体のお色直しは結構なんですが、観音山公園としての周辺の整備ということを私はぜひ考えなきゃいけないと思うんです。観音様の足場に穴があいております。台座に穴があいておりまして、それはかつて、観音様へさい銭箱を備えてあったんですね。そのさい銭箱が盗難に遭いまして、その後そのままになっておりまして、あそこは穴があいたままになっております。今回ぜひあそこへ、穴をふさぐとか、さい銭箱なんか欲しいなと思うということと、案内板、いわれですね、それらのいわれ。今回50年たちます。そういったことへの整備。また、ベンチとか手すり、ベンチなども割れて、うっかり座ると危ないじゃないかというような状況下にあります。

 また、観音様の周辺、水路に鋼ぶたがかけてあります。あれはかつて、アメリカ屋さんのホシノさんが自前でやったようなことを伺っておりますが、あれも大分へたっておりまして、まくれておるところもあります。

 また、考えますところは、水場がないとかトイレがない。先日、たまたま行っていましたら、ここにはトイレはないですかなんて言われまして、火葬場のトイレを教えてあげたことがあります。狭い場所ですから、すっきりした形でもってやるのはお金もかからなくて、やりやすいだろうと私は考えております。ご配慮願いたいと思います。

 さらにもう1点、あの観音様の上へ上って一番いい点というのは、実に見晴らしがいいんですね。すばらしい周囲の眺望が得られます。南側とか東側はいいんですが、西側のほうの樹木が大変伸びております。そういったものの手入れなどは考えられないのか。

 さらにもう1点、西側から、お墓の西側をずっと北のほうへ上る道があります。この道は荒れ放題といいますか、お墓のごみをみんなが西側へ持っていって捨てたままになっております。実に汚れておりまして、あそこもぜひ機会を見て掃除したらどうかというふうに考えておりますが、ここら辺の所見についてご意見を伺いたいと思います。



○副議長(藤嶋英毅君) 深澤建設課長。



◎建設課長(深澤賢治君) お答えします。

 窟観音様の台座の修理といいますか、さい銭箱があった、最近私も現場を見てきましたが、確かに壊れているような状況でありますので、これにつきましては、来年度の予算の中で、対応していけるものについては対応していきたいというふうに考えております。

 また、ベンチ、それからトイレ、水場、それから水路の改修につきましては、先ほど市長が答えたとおりでありますが、市民会館の跡地の整備の展望台公園の中で検討していきたいというふうに考えております。

 以上であります。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) 大変ありがとうございます。心から感謝するところであります。

 1点ちょっと気になりますのは、平和観音が建立されて来年で50年という大きな節目を迎えます。昨年ですか、副市長さんとも話した中で、50年という一つの節目で何かできることはないかというようなことをおっしゃっておりました。例えば何かやっていただけるんでしたらどんなことを考えておられるのか、お答えいただけたらと思います。お願いいたします。



○副議長(藤嶋英毅君) 横森商工観光課長。



◎商工観光課長(横森淳彦君) お答えいたします。

 観音山公園の記念式典というか、そういうものにつきましては、現在、23年に向け、どのようなものがいいかということを今模索しておりますので、またお知恵を拝借しながら検討していきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 以上です。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) ありがとうございます。いずれにいたしましても、まちの本当のど真ん中にあります、まさにまちのシンボルであります。これがためにそれなりの配慮をしてまいりたいと思っております。私どもの一つのグループがありまして、あそこの掃除を、草刈りなどをやっているグループがあります。自分のことを言っては何ですけれども、私も月初めと月半ばには、ごみの袋を持って、あそこをいつもごみ拾いを早朝やっております。冬の時期は少ないんですけれども、これから暖かくなったり、桜の時期、夏になると、あそこはいつもごみの山になります。そういったこともまた気をつけてやっていきたいなと思っております。

 (2)に移ります。



○副議長(藤嶋英毅君) 質問者、ちょっといいですか。先ほどの質問で西側の樹木の質問が出たんですが、ご回答は満足、よろしいですか。



◆5番(秋山泉君) それはお願いします。



○副議長(藤嶋英毅君) 横内市長。



◎市長(横内公明君) 私、確実かどうかわからないんですけれども、今、水神町のほうは危険地域のがけをいろいろやっていますけれども、今度、窟観音で、雲岸寺の壁のほうから、何年からやるかちょっとまだ聞いておりませんが、県のほうではあそこも手をつけていただけるというような話もちょっと私の耳に入っていますので、いつやるのかはちょっとわかりませんけれども、そういう構想があることは確かであります。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) ありがとうございました。西側の道路の面もいずれまた考えて、手を入れていただきたいなと考えております。

 観音様についての質問は終わります。

 次に2番目、甘利山とグリーンロッジについての質問なんですが、韮崎市でことし、市の花に甘利山のレンゲツツジを指定していただきましたこと、大変うれしく思っております。今回、グリーンロッジが一新してすばらしい建物になるわけなんですけれども、グリーンロッジを拠点としてのさまざまな構想、案などを考えておられるようなんですが、私は考えるのに、グリーンロッジを一つの点というとらえ方でなくて、点から線、線から面へというダイナミックな展開をぜひ考えてほしいと考えておりますけれども、ここらについてはどうなんでしょうか。お答えいただけたらと思います。



○副議長(藤嶋英毅君) 横森商工観光課長。



◎商工観光課長(横森淳彦君) お答えいたします。

 議員さん、点から面へということでございますので、グリーンロッジを拠点としたツアーコースとかトレッキングコースとか、そういうものを考えていきたいということで、今あります椹池とか千頭星とか、そういうところを利用しながら、既存のものをさらに拡充させた中でコースづくりなどを考えて、お客様というか、皆さんに来ていただくような格好がとれればいいかなと思っています。

 さらに、今、苗敷山も手が入っておりますので、ちょっときついかもしれませんけれども、苗敷山の神社というか、そちらのほうを回ることも考えてもいいのではないかなとも思っているところでありますので、いずれ活用につきましては、ソフト面につきましては、今後いろんなことを考えていきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 以上です。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) 確かにグリーンロッジ、今までの利用の仕方は、本当に点としての利用でしか今までありませんでした。これからぜひ線から面へ持っていくようなダイナミックな開発というのを考えたいと思います。当然、先ほど課長さんがおっしゃいましたような苗敷山も抱えたり、甘利山の下のほうの椹池も抱きかかえて、さらにその奥に大笹池という池があります。これなどは、韮崎が開発する前に、芦安村のほうで早くから手に入れて、知らない間に夕霧の泉なんていう名前をつけております。冗談じゃないやと思うんですけれども、そういったものを抱きかかえて、甘利山から奥甘利、千頭星とか御所山という向きの中でのグリーンロッジの利用の仕方というものを考えたいと思いますので、ぜひ私どもにもご相談いただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。

 3つ目の茅ヶ岳と深田公園について質問させていただきます。

 看板の件ですが、駐車場に大きなきれいなすばらしい看板が立っております。畳1枚分ぐらいあるんですけれども、焼きつけで絵をかいてありまして実に見事ですけれども、登山における山のふもとに韮崎市を代表する山とかというのは、やはり違う違和感を覚えます。山へ登る人たちというのはストレートに山へ入りますから、看板というものはできるだけシンプルにして、わかりやすく、余分なものは一切とるという、そういうような方向でぜひ今後とも持っていきたいものですが、あの看板、お話ですと6つあるようですけれども、今後どうなんでしょうか、お考えをお聞かせください。



○副議長(藤嶋英毅君) 横森商工観光課長。



◎商工観光課長(横森淳彦君) お答えいたします。

 市内6カ所に、すみません、資料を置いてきてしまったんですが、15年ぐらい前ですか、6カ所つくりまして、それが今現在、茅ヶ岳に1基あります。それから、銀河鉄道公園に1つあります。それから午頭島公園に1個あります。それからあと、韮崎のインターのところの出口にあったんですが、それを移設しまして竜岡のほうへ持っていっております。それからユープルに1個あります。

 そういうようなことで、基本的に全部同じ、統一看板ということでつくられたものですから、そこの中に韮崎を代表する山として鳳凰山がいいということで、その当時決定されてつくられたものでありますので、場所がと言われるとだめなんですけれども、韮崎市を紹介する、お客さんが多い茅ヶ岳の駐車場につけたということが、皆さんの目に映るんだろうということでつけてあるものだと思います。

 それであと、茅ヶ岳につきましては、今、トイレがある左側のほうに、県のほうの看板なんですけれども、そちらに詳細について書いたものがございますので、皆さん、そちらへ振り向くこともないかと思うんですけれども、そちらのほうにもありますので、ぜひそれを参考にしていただければ周知はできると思っておりますので、お客様には、そういう形の中でつけておりますのでご理解していただいて、茅ヶ岳のほうに、県のほうの看板にいろいろ書いてありますので、茅ヶ岳とかそちらのほうまで書いてありますので、それをごらんいただければと思っております。

 以上です。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) ありがとうございました。

 私ども山岳会では一夏あそこで、登山案内を茅ヶ岳の駐車場でしております。今度来た方には、トイレの横へ行けしと言おうかと思います。トイレについてはすごく大好評でして、この間もたまたま私、行っていましたら、バスが1台来て、女性、おばさん方でしたけれども、40名ほどおりましたけれども、みんな感心しておりました。つくってくれた行政の皆さんに心から感謝したいと思います。ありがとうございました。

 次に移らせていただきます。保坂の自然公園についてお尋ねいたします。

 いつでしたか、ひとしきり昆虫公園という言葉がよく出ておりました。現在は穂坂の自然公園ということが主流のような話の内容なんですけれども、昆虫王国ということについて、この計画というのは今の穂坂自然公園という計画の中に入っておるのでしょうか、お尋ねします。



○副議長(藤嶋英毅君) 平賀農林課長。



◎農林課長(平賀富士夫君) お答えいたします。

 今のところ、昆虫を含めた中の計画にはなっております。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) ありがとうございました。

 さまざまな予算とかいろんな制約の中で開発をやっていくということは非常に大変だと思います。しかし、着実に桜の木がどんどんふえておりまして根づいております。私も議員になって短いんですけれども、行政の事の当たり方、やり方というのが何か少しずつわかってきたような感じがいたします。やっぱりいきなりどんというわけにはまいりません。年度年度の中でのステップ・バイ・ステップでのやり方というのにうなずくところが最近多くなりました。

 今回、こういったことについても、昆虫王国でなくても、自然という自然公園のますますうまくいくことを願っておるところでありますけれども、最近思いますのは、穂坂の16万坪の開発について、基本的なコンセプトといいますか、長期的なビジョンというものがいまいち不明確、不確実のような気持ちがしてなりません。

 今回、休憩施設を、6,000万円ですか、駐車場とトイレをつくるということになっておりますけれども、こういったものについては、利用者が大体どのくらい来るのか、そこに入ってくる人たちのある程度の予測というか、数字を出した中で、これの大きさとか規模というものを当然考えなきゃいけないと思うんです。今回、たまたま図面が上がっておりますけれども、そういったバランスといいますか、すり合わせといいますか、そういったものはどうなんでしょうか、お尋ねします。



○副議長(藤嶋英毅君) 平賀農林課長。



◎農林課長(平賀富士夫君) 今後の計画でありますけれども、里山再生を、自然を重要視してこの施設はつくるわけでありますけれども、利用者は、今後ゆっくり時間をかけて行うものですから、そのために今回つくる施設も交流施設と言いまして、イベントも考えながら、より多くの皆様方に来ていただけるように、今後イベント等を計画していきたいと思います。そんな関係で、平成23年を目標ですけれども、この事業を進めていきたいと思っております。

 以上です。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) ありがとうございました。

 次の5番目の質問に入ります。山とトイレについてですけれども、茅ヶ岳のトイレについてもそうなんですけれども、現在、富士山では、静岡も山梨も有料です。チップ制というのは入れても入れなくてもいいわけですね。本人が入れたい意思があれば入れるということで利用するんですけれども、富士山の場合、有料というのは、もちろん番をしている人がおりまして、山頂でも必ずみんな1人100円取るようなことをやっております。

 私が一番感じますのは、これからの登山における入山者というのはふえる一方です。完全にトイレもオーバーユースなんですね。そういったとらえ方の中でこれをどういうふうに運営するかというのが、山の世界にかかわる人たちの大きな問題になっております。私が一番考えますのは、一つの社会的な通念として、受益者負担といいますか、トイレ利用についてはお金を払おうと、みんながそういう感覚を持つという、そういった通念というものを醸成したいと思うんです。そうしないと、鳳凰山の鳳凰小屋のトイレもそうなんですけれども、完全にオーバーユースのような状態です。

 それについては、私は、強制的に登山者からお金を取るということでなくて、せめてチップ制なんかを採用したいと考えます。茅ヶ岳のトイレについても、私はぜひ、前に箱でも置いて、幾らでも結構だから置いていってくださいというような呼びかけをしたいと思いますが、ここら辺はどうなんでしょうか。お答え願いたいと思います。



○副議長(藤嶋英毅君) 横森商工観光課長。



◎商工観光課長(横森淳彦君) お答えいたします。

 トイレの有料制でございますが、皆さん、協力的で理解があってという方ばかりがいればいいわけですが、あそこは県道も通っておりますし、やはり一般の車が入れるという、登山者ばかりでない場所なんですね。そこへ有料の箱というか、チップ制にしても、現金を置く場所があるということが知られてしまいますと、当然、ちょっとお借りするような格好も、そういう方も出るのではないかということも考えられますので、人がいて管理できる状況であればそれもいいかなと思いますけれども、現時点で、皆さんにとりあえず無料で、当面無料でお使いいただければと思っておるところです。

 以上です。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) ありがとうございました。

 現在、芦安での鳳凰山とか、2番目に高い北岳のルートについてのトイレは全部チップ制になっております。管理している人に聞いたら、お金を入れる箱が3回も持っていかれてねなんて言っていました。それでもやはり置いています。私はそれでいいと思うんです。そして、この間の話では、千円札が2枚入っていたよなんて言っていました。感謝して、タイムリーでそこにあって、利用した方にとっては1,000円も入れる価値があるんじゃないかということじゃないかと私は考えております。ぜひここら辺についてもご検討いただければと思っております。

 次の質問にいきますが、よろしいですか。



○副議長(藤嶋英毅君) はい。

         (5番 秋山 泉君 登壇)



◆5番(秋山泉君) 第2番目の子どもの教育について、質問させていただきます。

 地域主権における地域教育について。

 現在、地方の時代と言われております。地方の時代であれば、地域の教育というのがあってしかるべきだと私は思っております。一時期、行政における地方分権という言葉が地域主権へと変換され、さまざまな分野で唱えられております。

 さて、教育界ではどうでしょうか。当然ながら、国の教育はその基本においては、一貫した統一性のあるものでなくてはならない。また、地方にあっては、その地域独自の教育があってしかるべきだとも思われます。それはとりもなおさず郷土愛をはぐくむ教育になろうと思われます。

 現在、韮崎市では、独自の教育、地域教育にはどのようなものがあるのかを教えていただきたく思います。また、それらを通してこれまでどのような成果、効果が生まれてきたのかを教えていただきたく思います。

 2番目に、英語教育について。

 ふだん、私たちが自分の使っている言葉や属している文化を意識することは少ないですが、国際化が進む現社会にあっては、日本人同士なら当たり前のこととしてわかり合えるようなことについても説明が必要になってきます。誤解されることなく異文化、異言語の人たちとのコミュニケーションを深めるためにも、まず自分たちの言語や文化を学ぶことが必要です。

 新潟県新発田市の小・中学校で昨年から始めた日本語の授業があります。国語の教科書を離れて、実践を通して日本語の持つ豊かな表現を学ぶことで養われるコミュニケーション力を人間力と呼び、これの強化に励んでいます。

 2011年から小学校5年、6年生で英語が必修化され、高校の英語授業も原則英語で行われるようになります。多くの学校現場では、国際的なコミュニケーションの育成をねらい、英語に力を入れる傾向にある中、同市の教育委員会は、国際化のためにも母国語の日本語が完成されている必要があると強調しております。

 山梨県にも歌や民謡など、また小学校の唱歌にもすばらしい日本語があります。足元を見詰め、日本語を楽しみながら学びたいと思います。当市の現状、所見をお聞かせください。

 3つ目、いのちの教育について。

 ここ連日、顔を背けたくなるようなひどい事件が頻発しております。殺伐とした心の荒廃を感じます。さらにまた自殺者が後を絶ちません。ここ12年連続3万2,000人前後の人々が自殺しております。まさに韮崎市1市の人口が12年間も消えていっているということになります。当市の対応をお聞かせいただきたく思います。

 4つ目、国民読書年についてお尋ねいたします。

 仮称で韮崎市民交流センターの2階に、念願の市立図書館設立の具体的な作業が始まっているこの年、政官民挙げての読書推進運動、国民読書年がスタートしました。活字離れの危機感と読書の重要性から、まさにタイムリーな運動であり、支援になると思われます。

 本を読むのは個人的な営みだが、子供も大人も気軽に本を読んで、物語を楽しんだり、生きるヒントや必要な情報を得たりすることができる環境を整える手だては、社会全体で考える必要があります。読書年がその契機になると思われます。

 古代ローマの都市にテーベという都市があります。そこには早くから図書館がありました。その図書館の扉にはこう書かれています。「心癒されるところ」、こういう言葉が図書館の入り口に掲げられておりました。

 だれもが本と親しむためには図書館の充実が重要です。当市の新設される図書館の構想や国民読書年への対応はどのようになっているでしょうか。

 それから5番目、穂坂児童センターについて質問いたします。

 韮崎市立小学校5校のうち、唯一、穂坂小学校にだけ児童センターがありません。放課後子ども教室として、現在、30名前後の児童が利用しております。体育館の一部を利用しており、設備も必ずしも完全とは言えません。他校と比較して明らかに不公平であり、アンバランスであります。今後の対応をお聞かせください。

 以上です。



○副議長(藤嶋英毅君) 横内市長。

         (市長 横内公明君 登壇)



◎市長(横内公明君) まず私のほうから答弁をさせていただきます。

 穂坂児童センターについて答弁をさせていただきます。

 現在、穂坂小学校の体育館の一部を利用して、放課後子ども教室が順調に運営されておりますので、児童センター建設につきましては、今後の利用状況、財政状況等を見きわめながら検討してまいりたいと考えております。

 その他の答弁につきましては、教育委員会よりお答えいたします。



○副議長(藤嶋英毅君) 輿水教育長。



◎教育長(輿水豊君) 秋山 泉議員の一般質問についてお答えいたします。

 子どもの教育についてであります。

 まず、地域主権における地域教育についてであります。

 子供の健全育成には、さまざまな経験や人々との交流が大切であり、特に学校、家庭、地域がそれぞれの役割と責任を持ち、連携を深める中で、子供の成長を促すことが求められております。本市においても、保護者、地域の方々の協力をいただく中で、子供たちの育成にかかわっていただいております。

 幾つか事例を挙げますと、総合学習の時間、学校行事、社会科の体験学習などで、ふるさと韮崎を知る市の学芸員による地域の遺跡や民話の紹介、食生活改善推進員の方々によるほうとうづくりなど、多くの人々の協力により、地域のよさ、文化・歴史などを学習しております。また、中学生では、市内の職場を訪問し、職場体験学習をし、キャリア教育の一環として成果を上げております。さらに、現在注目を集めております食育では、行政、学校、保護者、地域の連携のもとに推進し、食に対する知識を深めているところであります。

 次に、英語教育の成果についてであります。

 現在、小学校の英語教育では、歌やチャンツ、ゲームなどを取り入れ、リズミカルでテンポのよい活動により、児童が興味を持ち、進んで学習していると報告を受けております。

 もっとも、英語を学習するには、その基礎となる国語が十分できていることが不可欠であると言われており、国語を学習するには、日本語をはぐくんだ歴史や文化をおろそかにすることはできません。英語教育を行う上で、今まで以上に国語教育の重要性が増していると認識しておりますので、学校現場へもそのように指導しております。

 次に、いのちの教育についてであります。

 小・中学校では、教科や集会などさまざまな場面で命にかかわる教育を行っております。例えば、小・中学校の道徳の時間では、各段階に応じて、生きていることのすばらしさ、命の大切さ、生きることの大切さなどを教えております。食育の「命の授業」では、生き物の命を食することへの感謝する心を、小学校の体育や中学校の保健体育では、心と体の健康について生きることや命の大切さについて教えており、また、学年集会や全校集会などの折にも、生きることや命の大切さを学んでおります。

 一方、学校では、教員やスクールカウンセラーが子供たちの悩みや生活態度の変化を早期に発見し、相談に当たっております。

 次に、国民読書年についてでありますが、国会決議により文字・活字文化振興法が制定され5周年に当たる本年を指定し、政官民協力のもとに読書を推奨する取り組みを進めることとされております。

 本市におきましては、2000年の子ども読書年以来、朝読書などを各学校で独自に取り組んでいるところであり、なお一層の読書推進に努めてまいります。また、図書館においても、広報紙への掲載や、各種事業にあわせ国民読書年のPRを行うなど、積極的に読書推進に努めてまいります。

 なお、新図書館につきましては、図書館構想委員会の提言を踏まえ、児童・生徒たちがそれぞれ本に親しみやすい環境づくりに配慮したり、親と子の情操教育の向上にもつながる内容を充実したいと考えております。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) 再質問させていただきます。

 一番最初の地域における地域教育について、私は、昔からといいますか、個人的な話になりますけれども、自然に親しむということが好きで山登りをずっとやってきております。この韮崎の地域にあって、山紫水明の地でありながら、山というものを私は教育の中にぜひとも取り入れたい、常時取り入れたいという考えを持っております。

 幸い穂坂小学校では、5年生でしたか、毎年、茅ヶ岳に登山するようです。かつて韮中とか韮小もそうでしたけれども、鳳凰山へは毎年、中学校のときおれたちは登ったよと我々の年代の人たちが言っております。そういったことをぜひ地域教育の中で子供たちに取り込みたい、そういう要望があるんですけれども、こういったことは可能でしょうか、どうなんでしょうか。



○副議長(藤嶋英毅君) 輿水教育長。



◎教育長(輿水豊君) 山登りにつきましては、以前は議員のおっしゃるとおりあったと思いますが、現在、学校教育の行事の中身についてでございますけれども、ある程度の、こういう学校行事はこういう中身でしなさいということがございまして、その中の一つに体力向上的なものがございますが、年間計画の中では、今のところちょっと無理ではないかというふうに私は考えております。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) ありがとうございました。

 かつて私は言ったことがあるんですが、やっぱりスポーツ少年団とか、サッカーのスポーツ少年団とか、そういったものの中での行動については何ら問題ないということですよね。



○副議長(藤嶋英毅君) 輿水教育長。



◎教育長(輿水豊君) お答えいたします。

 それぞれのクラブ等では、それなりに保護者の許可を得て、しかも指導者がきちんとした人がついていけば、問題ないではないかというふうに思っております。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) ありがとうございました。

 2番目の英語教育の成果についてお尋ねいたします。

 広報の2月号でしたか、米国のフェアフィールドへ行ってきた子供たちの、交換留学をしてきた成果が本当に楽しく掲載されておりまして、英語教育というものもやはりこういったことがあると、むちゃくちゃに子供たちが関心を持つんだなということを痛感いたしました。

 翻って、私がちょっと気になりましたのが、日本に来たフェアフィールドの子供たちは、自分の国へ帰って韮崎というものをどういうふうに感じているのか、何かそういった報告なり話を聞かれたことがございますでしょうか。お願いいたします。



○副議長(藤嶋英毅君) 輿水教育長。



◎教育長(輿水豊君) 向こうから交換で何人かの子供たちが来て、韮崎を初め1週間ぐらい泊まったりして、ガイコクも行ったり富士山にも登ったりしているわけでございまして、その子供たちが市長さんのところで報告会を行います。食文化あるいは日本の文化をいろいろ学んでよかったという感想がたくさんございますし、また来たいという感想もございました。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) ありがとうございました。何かほっとしたところであります。

 次に、いのちの教育についてお尋ねいたします。

 今現在、小・中学校では、教育に関して生きるということ、生きるすばらしさということをしきりにうたってありますけれども、死に対する教育というものは、私どもの教育の世界ではやっているのでしょうか、お尋ねします。



○副議長(藤嶋英毅君) 輿水教育長。



◎教育長(輿水豊君) 中学生ぐらいになりますといろいろな職種等の勉強がございます。先ほど答弁の中にも職場体験というのがございましたけれども、中学2年生などは市内の職場を体験する中で、病院等にも訪問してそういう点についても学習していると思っております。死の点です。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) 私がちょっと調べたことがあるんですけれども、死に対する教育ということに対しては、アメリカでもドイツでも小学生から教科書があって、それにのっとって死の教育、死に対する準備教育というものをやっているんだそうです。それから、宗教についても子供たちに教えている。キリスト教の宗教の死生観といいますか、またイスラムのような世界の死生観、また当然、仏教についても子供たちに教えているそうであります。唯一、宗教観というか、宗教のない民族というのは日本人が最たるものではないかと言われております。

 そういった中で、死への準備教育といいますか、そういったものをぜひ私はこれからは、韮崎に限ったことではないんですけれども、日本の教育界の中では、その教育というものを取り入れていかなきゃいけないと思うんです。人間の死には、運命的な側面もあるけれども、精神的に最後まで成長し続け、生き方を選択できる側面もありますと。これは上智大学のドイツの名誉教授ですけれども、アルフォンス・デーケン先生という方がおっしゃっております。

 そういう中で、一つの例として黒澤 明監督の映画がありました。「生きる」という映画です。志村 喬さんですか、主人公で、市民課長の、横森さんではなくて渡辺さんという、映画の中では渡辺という名前が出てくるんですけれども、市民課長さんが、下町の中にある排水だめというんですか、汚水だめを片づけて、そこに公園をつくる。それをやるんですけれども、きっかけというのは、自分が40年間市役所へ勤めておって、あだながミイラと言われていたそうです。その方が、胃がんが見つかりまして余命4カ月と言われてから、俄然行動を起こすんですね。有名な黒澤 明監督の「生きる」という映画です。彼はそれをやって、汚水だめを全部片づけて公園をつくって、そこでブランコの中で死んでいくんですけれども、これも一つの教育、生きるということ、死というものを前にしての生きるということの一つのありようというか、そういった形ではなかいと思うんです。

 アメリカの映画俳優で、西部劇に出てくるジョン・ウェインが、やはり彼は晩年になって胃がんを宣告されます。彼は胃がんで死ぬことになってから、先ほど言いましたように、精神的に最後まで成長し続けるという行動の中で、彼は自分の私財を投げ打ったり、仲間に声を大にして募って相当のお金を集めます。そしてロサンゼルスに自分でジョン・ウェインがん研究所という病院を建てるんですね。それが今すごい成果を上げておりまして、世界に貢献している病院であります。ジョン・ウェインという方はもちろん皆さんご存じでしょうけれども、3回結婚をして、子供さんが7人おります。手記を読んだんですけれども、みんなできちゃった子だけどみんなかわいいと言っているんですね。その彼が最後にそういったことをやったということ、非常に有意義な価値あることではないかと私は考えております。

 もう一つ例としては、「千の風になって」という歌をつくった新井 満さんという方がいますけれども、この方もやはり死に対する教育というものを子供たちにやっております。自分で小学校へ行って、子供たちに大好きなものとか、大好きな人とか、大好きなことというものを絵をかかせるんですね。一生懸命かいた絵を校庭で燃してしまうんですね。大好きなお母さんが一瞬で燃えて消えしまうと、そういったことで一つの臨死の体験のようなことをやっております。

 そんなことでもすごく勉強になりますし、これから、子供たちへの死に対する教育というものをぜひ取り入れてほしいなと私は思いますけれども、こういったことは違うんでしょうか。だめなんでしょうか。どうでしょうか、お尋ねします。



○副議長(藤嶋英毅君) 輿水教育長。



◎教育長(輿水豊君) 議員の話を聞きながら、どういう主題で中身を展開していったらいいかということをちょっと考えたんですが、例えば命の大切さの中、あるいは人の一生とか、あるいは福祉教育というような中で、死というものを、特別、死を取り上げるということでなしに、それとなく取り入れていけば、教育の場でもできるかなというふうに感じておりました。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) ありがとうございました。かつて私もごつんと言われたことがあるんですけれども、身内が死ぬときに、身内のおじさんが「おい、よく見ておけ」と言いました。やはり死ぬということを見ておくということが大事なことではないかと、今でもそのときのことをよく印象に残っているんです。ぜひご検討いただきたいなと思っております。

 それから次に移ります。国民読書年、この件についてちょっと質問させていただきますけれども……。これは飛ばします。時間が大分かかりますので次にいきます。

 穂坂児童センターについてお尋ねしますけれども、かつて穂坂児童センターは、議会も通って予算もついて、やるばかりになっていながら、全部没になってしまったという経過があるようです。そこら辺について、なぜそうなったのか教えていただけたらと思います。



○副議長(藤嶋英毅君) 長坂福祉課長。



◎福祉課長(長坂一能君) お答え申し上げます。

 その辺の経緯についてでございますが、地元から要請書等が出てきた中で、現在の穂坂農協の2階にコミュニティセンターがあるわけでございます。農協が別のところに移転をした中で、その後、1階を公民館、それから2階を改修して児童センターに利用するということがあったんですが、その予算措置をした後、地元のほうでその話がいろいろ混乱が生じたということで、その事業が中止になった経過がございます。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) 議会を議決して通って予算までついていながら、地元での条件が整わなかったからその計画自体も流れてしまうということは、ちょっと違うと思うんですね。つくろうと思ってすべてやって動き出したことの中で、それならなぜ次の手を打てなかったのか、ではどうしたらよかったんだろうかということを、そのまま全部消して没にするでなくて、そういったことは考えられなかったんでしょうか。お尋ねします。



○副議長(藤嶋英毅君) 長坂福祉課長。



◎福祉課長(長坂一能君) 中止になった経過には、地元の中で話がまとまらなかったということが結果でございまして、その後、児童センター単独でなくて、公民館施設等もあわせた複合施設を検討してきたところでございまして、場所的な問題、それから、当時、国・県の助成金等もなかったという中で、事業がこれまで進んでこなかったという経過もございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) ありがとうございました。

 現在の放課後子ども教室という体制の中で、穂坂小学校の児童はやっております。設備が非常に狭くて不備なところが幾つかあろうかと思います。韮崎市の小学校5つある中で、4つの学校には全部児童センターがついております。そちらを見て回っても、はるかにすばらしい環境の中で子供たちが過ごしております。穂坂の児童センターはぜひ建築したいという方向でもって考えていただきたいなと考えております。要望です。よろしくお願いいたします。

 次に移ります。

         (5番 秋山 泉君 登壇)



◆5番(秋山泉君) 仮称であります韮崎市民交流センターについてお尋ねいたします。

 最初に、韮崎市穂坂町には平賀文男さんという方が、有名な日本の草創期のアルピニストであります。彼は明治28年、旧穂坂村の三ツ沢に生まれまして、南アルプスのまさに先駆者であります。彼は県会議員や旧穂坂村の村長、韮崎市の役職を務めましたが、それはあくまでも地主としての旧家が持つ責務のようなもので、決して政治づくことがなく、山やとしての生涯を全うした方であります。

 この平賀氏の活躍した大正9年ごろから昭和の初期にかけて、南アルプスは、今では想像もつかないような原始の探検の山でありました。ほんの初期にドンドコ沢から鳳凰山へ登っていますけれども、登山道があるわけではなく、伐採の道をたどったということです。このときに、今、ドンドコ沢にあります五色の滝というのを平賀文男は命名しております。さらにまた、北アルプスの槍ヶ岳のわきに小槍というのがありますけれども、彼は3日おくれの第二登を果たしておりますし、積雪期甲斐駒ケ岳の初登はんをやっております。南アルプスの盟主北岳には積雪期の6日おくれの第二登、一登目は京都大学の山岳部でありますけれども、第二登をやっておる方であります。彼はむしろ、南アルプスの赤石岳とか光岳以南の山々を人夫を連れて広く歩いていることのほうが平賀文男の真骨頂であります。道がなく、その土地の人夫を連れないと地形がわからず、山を歩けなかった時代であります。

 かつて南アルプスの玄関口でありました当市にとって、大いにスポットを当て、顕彰すべき南アルプスのパイオニアであります。このような人を今回の市民交流センターにぜひ取り上げてほしいと考えております。また、著書についても百何冊かあるでしょうか、現在、三ツ沢の公民館に保管されております。

 2つ目に、小林一三翁について。

 小林一三翁の生家跡は、現在どのようになっているか。駐車場も併設して現在の様子をお尋ねしたいと思います。また、駐車場の管理状況についてもご回答いただきたいと思います。

 一番気になります翁の当市へ残されたものは何なのか、当市へ貢献したものは何か、これらをお尋ねしたいと思います。

 3つ目に、歴史・文化遺産の紹介であります。

 後田遺跡の仮面土偶、ロンドンから返ってきました。坂井遺跡の土偶、これは見事な顕著なものであります。これらについて今後いかように扱うのか、お尋ねいたします。

 それから、南アルプスの歴史の紹介、さらには歴史・文化遺産の発掘について、現状はどのようなのかお尋ねしたいと思います。

 鳳凰山には、かつて私ども白凰会の初代の会長でありました小屋忠嗣さんが鳳凰の賽の河原から発見された銅鏡があります。カケボトケと言われております。これは現在、小屋歯科医院の小屋タダシさんが所蔵しております。このようなもの、また賽の河原の子授け地蔵、こういったものについてもスポットを当てていきたいと思います。

 それから、4番目に郷土の山と自然について。

 山や自然から学ぶことはまさに無尽蔵であります。一つの例がホウオウシャジンです。ホウオウシャジンというのは、この山にしかない世界に一種の高山植物であります。こういったものを披瀝したい。また、ホウオウシャジンのほかにタカネビランジという植物があります。これも絶滅危惧種になっております。こういったものについてもスポットを当てていきたいと思います。これらについて当局のご見解を求めます。



○副議長(藤嶋英毅君) 横内市長。

         (市長 横内公明君 登壇)



◎市長(横内公明君) 盛りだくさんにいろいろありましたけれども、お答えいたします。

 (仮称)韮崎市民交流センター内に開設予定のさまざまなコーナーにおきましては、韮崎市が誇る豊かな自然、歴史、文化、芸術、産業などの情報を幅広く発信していきたいと考えておりますので、ご提言の山岳に関連する歴史や文化遺産、人物や植物なども、情報アイテムの一つとして検討してまいります。

 また、小林一三翁につきましては、韮崎市はその生誕の地として、有形・無形の恩恵を受けていると考えております。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) まちから生まれた著名な方々、何人かいらっしゃるわけですけれども、私は、今、元気でいらっしゃいます大村 智先生についての顕彰というものはどうしてないのかと考えております。お聞かせください。



○副議長(藤嶋英毅君) 執行部、答弁をお願いします。

 水川企画財政課長。



◎企画財政課長(水川秋人君) お答えします。

 大村先生のご功績につきましては、私ども、議員さんのほうも十分ご承知だと思いますので、今回のこの時点におけるルネスの中での偉人コーナーというか、そういう中には現在のところ考えておりませんけれども、将来的には十分、私がこんなことを言ってはあれですけれども、値するような方ではないかというふうに考えております。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) 大村 智先生については美術館を寄贈されたり名誉市民、聞くところによりますと、今回、願成寺を建て直すにぽんと2,000万円出したとか、そんな話を伺っております。そういった面はもちろんすごい方だと思っておりますけれども、その人の今までそうなるまでの人となりといいますか、経過というものについては、いまひとつ市民の皆さんに知らしめられていないんじゃないかと思うんです。韮崎小学校から韮中へ来て、韮高へ行って、そして梨大へ行って、東京理科大へ行って、そして北里のそういった世界へ入っていく。まさに私は韮崎の生んだすばらしい偉人だと思うんです。そういったことに対するスポットを当てていくという形が、今、全然ないんじゃないかと思っているんです。

 細菌学者といいますか、そういったものについては世界的に有名な人でして、去年でもことし、もう来年になりますか、恐らくもうじきノーベル賞をもらうだろうと言われております。野口英世の向こうを張るぐらいのすばらしい成果を上げている。アフリカなんかでのオンコセルカという失明する病気の特効薬を出して、しかもそれを世界じゅうに、アメリカのメルクという会社でしたか、無料で提供しているんですね。7,000万人ぐらいの人たちがその恩恵をこうむっているという、こういったことについて何か顕彰する部分がないかなと思いますけれども、いかがでしょうか。



○副議長(藤嶋英毅君) 横内市長。



◎市長(横内公明君) 今お伺いしておりまして、現実にノーベル賞の可能性というのは十分あるわけでありまして、今、ご寄贈いただいた美術館には経歴等は一応は、玄関、入り口でしたか、経歴だけで詳細まではまだ書いてないんですけれども、そういったものをしてありますけれども、今、現実に元気でやっておりますので、先生にお伺いして、先生が、まだ元気にやっているんだから、そんなことはまだいいやとかなんとか、どういう言うかわかりませんけれども、いろいろと先生とご相談した上で、どういう結論になるかわかりませんけれども、一応参考にさせていただきます。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) 私が思うのは、このようなすばらしい、本当に郷土の生んだ偉人という方が、今、生きていらっしゃるんですね。そういった方をぜひ、子供の教育なんかでもまさに生きた教育につながるんじゃないかと思うんです。過日、甲府でもって大村先生の講演を聞いたことがありますが、みんな圧倒されておりました。こういった世界でこういった偉人がいるんだよということを、小学生でも中学生でも聞かせてあげる機会をぜひ僕は持ってほしいと思うんですが、どうなんでしょうか、そういったことは。



○副議長(藤嶋英毅君) 輿水教育長。



◎教育長(輿水豊君) 大村先生のことにつきましては、昨年ですか、大村美術館の絵を持っていって各学校へ飾ってあるんですね。それと同時に校長室にも1枚ずつ、美術館の小さい絵を持っていっているんですけれども、その折に各学校では、こういう方から、こういう人でこういう絵をいただいて、ここに飾ってあるというふうな説明もしていますので、いろいろな面で話題になっていると思っております。その折に大村先生の人柄あるいは経歴等は子供たちに知らせております。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) ありがとうございます。もちろん小林一三さんもさることながら、私は、今いるこの人をもっと前面に出さなくて正直いつやるかという、そんな感じすらしております。すばらしい人ですし、話をしていても本当に謙虚な方で、好感の持てる方だと私は思っております。ぜひそういった機会を、あらゆる機会を逃さないようにして、そういった先生のお話を聞くような機会をぜひ今後ともつくってほしいなと思います。よろしくお願いいたします。

 次に移ります。

         (5番 秋山 泉君 登壇)



◆5番(秋山泉君) 4番目のスポーツ振興策についてお尋ねいたします。

 (1)で、甘利山登山競争についてお尋ねいたします。

 去年の8月に、フランスのシャモニーという町でウルトラトレイル・ド・モンブランという競技が開催されました。アルプスのモンブランのふもと166キロを48時間でぐるり一周走り抜ける競技でありまして、世界じゅうからのアスリートがこれに参加いたします。

 アップダウンはトータルで9,400メートルという過酷なレースなんですけれども、韮崎工業高校の山本健一先生が昨年の夏これに参加されました。2,600人が参加したんですけれども、ただ全員が参加できるんじゃなくて、ふるいにかけられるんですね。その厳選された2,600人の参加の中で日本人の選手が3位、6位、8位と入りました。その8位に入ったのが工業高校の山本先生であります。

 世界じゅうの観光客や競技関係者の中で、シャモニーのホテルなんかは超満員でして入り切れない、そういうようなすばらしい催しの中で、日本人がそういった成績をおさめたということの中から、フランスの主催者側から日本人が3人入賞したことが高く評価されまして、各国から大いに注目を浴びて、日本でもこのような競技をできないかというオファーがありました。日本でもNHKや登山用品メーカーのノースフェイスが、ゴールドウインというのがこれに加わりまして、早くも来年6月に日本でも富士山の周りをぐるり周るこの競技ができないか、具体的な行動に入っております。

 現在、国体なんかの登山は、縦走競技というのがなくなっちゃいまして、ただ壁を、人工壁を登る競技になってしまったことの反動かもしれませんけれども、この競技が丹沢とか奥秩父の山で今、頻繁に行われております。丹沢では長谷川カップというのがありまして、亡くなった登山家ですけれども、長谷川恒夫という人がこのカップの提案者でしたけれども、これにもやはり3,000人近い人たちがチャレンジするそうです。これは24時間で奥秩父を駆け抜けるんですけれども、参加費が何と1万2,000円です。しかも1時間ぐらいで全部いっぱいで、もうそれ以上追加の参加者は認められないというような状況にあります。

 そういうふうな背景にあって、ささやかですが、甘利山の登山競争というものをもう一度復活できないかということを考えております。観光とかいろんな面でも役に立つことしきりでしょうし、韮崎から次のモンブランのトレイルに参加できるような人も出てくるんじゃないかと、そんなことを期待いたしていております。

 それから、2つ目に校庭の芝生化について。

 サッカーのまち韮崎にふさわしい一つの形として、小・中学校の校庭を芝生化する構想は早くからありました。先日、静岡県磐田市の小学校を視察しました。ジュビロ磐田のホームグラウンドですね。緑の輝くピッチを駆けめぐる子供たちの元気な様子に快哉を叫んだところです。

 最近では、高額の費用をかけることなく天然芝のグラウンドがつくれるようになりまして、むしろ維持管理費の費用に工夫が求められています。既に磐田市では61%の小学校、また40%の中学校の校庭が芝生化されています。当市にあってはどのような構想をお持ちでしょうか、お尋ねいたします。



○副議長(藤嶋英毅君) 枡形教育委員長。



◎教育委員長(枡形昭平君) 秋山議員の質問にお答えをさせていただきたいと思います。

 スポーツ振興についてであります。

 まず、甘利山の登山競争についてでありますが、昭和53年、第30回目を最後に終了となったわけでありますが、中止となった主な原因は、参加者の減少や大会運営に困難を来したためと伺っております。

 登山のロードレースは、急勾配のコースを踏破する非常に厳しいコースであり、熟練した選手のみが参加できる大会であります。競技団体との検討の中でも、特異な環境下での大会運営は、天候等、予想外の事態発生など対応に苦慮することなどから、登山競争レースの開催についてはさらに分析、検討が必要であると考えております。

 なお、現在開催しておりますウオーキングにつきましては、気軽に参加でき、健康志向も加わり、年々多くの参加をいただいている状況でありますので、今後も継続して開催する意向であります。

 次に、校庭の芝生化についてであります。

 校庭を芝生化することについては、土ぼこりの抑制や安全に楽しくスポーツができることなど、環境面や教育面でのメリットがあることは十分認識しております。しかし、校庭の芝生化には経費や維持管理体制の問題、年間を通して利用される校庭開放をどのようにするかなどの問題点が考えられますので、今後、調査研究してまいりたいと思います。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) 甘利山の登山競争についてお尋ねいたします。

 私ごとで恐縮ですが、私も昔、甘利山登山競争へ3回参加いたしました。いつもけつのほうでしたけれども、大したことなかったんですけれども、やはり参加するということが非常に楽しいし、有意義なことだと思うんです。甘利山にあっては決して急勾配とか厳しいところはありません。椹池から山頂まで車道を走れば何ら問題ないことなんですけれども、先ほども言った工業高校の山本先生も、秋山さん、とにかく楽しいですよねということをよく言っていました。もちろん、シャモニー周辺はアルプスの牧草地ですばらしい景観なんですけれども、甘利山にあってもツツジとかスズランの時期にこういったことをやれば、決してだめなんていうことはございませんで、いい評判を得ようかとは思っております。ぜひまたご検討いただければと考えます。

 次の校庭の芝生化について再質問いたします。

 校庭の芝生化については、JFAの川淵チェアマンという方がかつて言っておりました。いずれ全国の小・中学校の校庭を私は芝生化するんだということを宣言しておりまして、校庭の芝生化ということは確かに、私どもこの間、磐田市の富士見小学校ですか、拝見してきました。同じくそのそばにあります、サッカーをやっているグラウンドを見てきました。いろいろ話を聞きますと、やっぱり人工芝はだめだよと。夏なんか暑くて蒸れちゃってどうにもならない、やけどするなんて、転んだりするとやけどするようなことを言っておりました。

 そういったことを考え、やはり天然芝のグラウンドをぜひつくりたいなということなんですけれども、今、穂坂小学校のPTAの皆さんが、穂坂小学校のグラウンドの一部を芝生化しようという構想で計画を練っております。まき芝というやり方で、ティフトンと言うんですけれども、芝の茎とかそういったものをまくんですね、整地された上に。それが平米180円、坪でもって600円ぐらいですね。非常に安いんです。むしろそれをまいて芝生が伸びてきて、今この時期にやると秋の運動会には間に合うそうです。

 そういったような形の中で、ぜひこういったことをこれからも学校へ取り入れる形をつくりたいと思いますけれども、先ほど来話が出ておりますのは、人工芝という話がよく出ておりますけれども、天然芝のほうが絶対いいよということを考えますけれども、そこら辺はどうなんでしょうか。お答え願います。



○副議長(藤嶋英毅君) 雨宮教育課長。



◎教育課長(雨宮勝己君) お答え申し上げます。

 校庭の芝生化につきましては、子供の体力向上あるいは安全で楽しくスポーツができる環境づくりということで、非常に大切なことだとは認識しておりますけれども、将来的な芝生の維持管理の問題、これにつきましては地域での協力態勢の確立というようなものが最も大切になるんじゃないかということを考えております。また、学校開放を当市では行っておりますので、1年じゅう通して良好な芝生の管理ができるかどうか等の問題も検討課題になるんじゃないかというようなことを感じております。

 穂坂小学校の芝生化という要望等も聞いておりますけれども、地域で協力態勢が確立できる段階の中でまた検討してまいろうということで、今、学校とも調査研究をしておるところでございますので、ご理解願いたいと思います。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) ありがとうございました。

 最後の質問に移らせていただきます。

         (5番 秋山 泉君 登壇)



◆5番(秋山泉君) 医療についてなんですけれども、緊急医療ということで、山梨県知事の横内知事さんは山梨県へドクターヘリを導入しようということで、来年度、本格的に導入するようですけれども、これについて当市としての対応はどんなものか。

 それからもう一つ、今、あちこちにありますAEDという除細動器ですか、ああいったものについての普及状況、それから利用度、その成果というもの、また使用方法の熟知度などについて、現在どのような状況になっておるのかお尋ねいたします。



○副議長(藤嶋英毅君) 横内市長。

         (市長 横内公明君 登壇)



◎市長(横内公明君) お答えをいたします。

 県のドクターヘリの導入に伴う韮崎市の対応についてでありますが、過日の新聞報道によりますと、山梨県では県内全域での運行に向けて検討を始める方針を固め、明年度予算に調査費を計上し、医療や消防関係者でつくる検討委員会を設置し、早ければ明年度の導入を目指しております。その際、県内唯一の救命救急センターがある県立中央病院を運行主体に想定して、具体的な運行方法を協議することが示されたところでありますので、今後の動向を注視しながら適時対応してまいりたいと思います。

 次に、AEDの設置状況と利用状況についてであります。

 設置状況でありますが、市役所を初め福祉関係施設では保健福祉センター、大草・穴山デイサービスセンター、教育施設関係では各小・中学校及び市営体育館、その他健康ふれあいセンター、勤労青年センター及び韮崎中央公園の計15カ所に15台を設置しております。また、利用状況でありますが、今まで使用した経過はございません。

 また、使用方法の熟知度につきましては、市で行っております日赤奉仕団の研修会や各地区の防災訓練の際には、このAEDについての講習会を行っております。今後も熟知度の向上に向けて研修、啓蒙活動を強化してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) 最初のドクターヘリについてお尋ねいたします。

 先日、広域行政組合の皆さんが神奈川県のドクターヘリについて東海大学医学部のほうに研修されて、その資料を私、借りることができました。その中でもって山梨県の郡内のほうでいろいろ調べますと、5年間で173回、ヘリが山梨県に来ているんですね、神奈川県のほうから。5年間で173回ですから平均すると年に35回、ランニングコストといいますか、維持経費が2億円。173回、神奈川県全部の出動する回数から山梨県の部分を計算しますと、神奈川県のヘリが出動する中での9%が山梨県に来ていると、そういう中で2億円という経費から計算いたしますと、山梨県分は1,800万円、35回飛びますからそれで割りますと、1回飛来してその業に当たるについては51万4,285円かかります。これはもちろん僕の概算といいますか、その資料に基づいた計算なんですけれども、1回来るたびに51万4,285円。しかも、ヘリは夜間はだめなんですね。有視界飛行ということで昼間でないと飛べないという、そういった非常に経費でも膨大なお金がかかる割には、費用対効果ということを考えると非常に問題があろうかと思います。

 神奈川県は人口が870万人であります。山梨県は八十六、七万でちょうど10分の1ですね。山梨県で10分の1のところへヘリを導入して、ここは県議会ではないのでいろいろ言ってもあれですが、ぜひこれは十二分に考えるに値する。しかも救急の専門医を4人、いつでも常時抱えなきゃいけないと、そういったことを考えていくと、このことは非常に考えなきゃいけないということを痛感いたします。

 私は、そういったことから考えていくと、結論的にはむしろ、当然これを導入するについては市町村の負担が僕はあると思うんです。そういったものを考えていくと、韮崎市の市立病院の医療の体制というものに金をつぎ込んだほうが、ずっと効率的というか、いいじゃないかと思うんです。

 昨日、たまたま僕の友達がスキーでけがをして帰ってきて、市立病院に飛んでいきましたけれども、レントゲンが撮れないんですね。先生がおられないからあした来てくれと。きょう行ったと思うんですけれども、そうじゃないと思うんですね。ヘリでどうこうでなくて、もっと目先の足元のそういったことについてぜひスポットを当ててほしいなと思いますけれども、事務局長さん、いかがでしょうか。



○副議長(藤嶋英毅君) 中村市立病院事務局長。



◎市立病院事務局長(中村徹君) 今の件でございますけれども、ドクターヘリの購入については県の問題でございまして、市立病院におきましては、今の救急医療につきましては、今、秋山議員さんがおっしゃいましたように、きのうスキーでけがされた方が、夜、コ・メディカルのほうがいないものですから、それでもドクターが必要になれば来るようになっているんですけれども、その段階でどういうふうに判断されたかわかりませんが、きょうお見えになっているようでございますけれども、救急医療を十分、今現在も、精いっぱいじゃないですけれども、先ほどの看護師、医師の問題もございますけれども、お役には十分立っていきたいなとは思っております。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) ありがとうございました。費用対効果ということを考えていくと、やはり考えなきゃならないかなと。当然、市町村にはそれ相応の負担がかかってくると思うんです。そういったことを考えていくと今言ったようなことを感じます。

 次に、AEDについてお尋ねいたします。

 韮崎市では15台導入しているようですけれども、今まで一回も使ったことがない。これはどのくらいたっているものなんでしょうか、お尋ねいたします。



○副議長(藤嶋英毅君) 中嶋保健課長。



◎保健課長(中嶋尚夫君) お答えします。

 今、15カ所、15台につきましては、ほとんど最近、一番古いもので平成18年、ほとんどが平成20年にリースで購入をされて現在に至っておるものでございまして、当然、リースでありますので、点検なんかは毎年、保守料の中でもってしてもらって、電池の管理とかはするような体制になっています。

 以上です。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) 各地域でリースでこういったものを導入しているケースが多いんですけれども、経年劣化といいますか、古くなってきて、さあというときにバッテリーがなくて全然動かなかったとか、そういったことも出てきているようなことを伺います。たまたま当市ではリースでもってやっておるということで、ほっとするわけなんですけれども、AEDの導入に当たっては、私、結論から言うと、商業ベースに乗せられて、いろんな行政がみんなこれに手を出して、みんなが用意したんじゃないかと感じるんです。

 名古屋の万博があったときには、1,000万人以上の人たちが来ていて使ったのが9回だそうです。病院の中でも、開業医の中でも個人医院では自分のところに置いていないところもあるようです。こういったことは踊らされてはいけないなということを痛感するんですけれども、そんなことはないですか。どうなんですか。



○副議長(藤嶋英毅君) 中嶋保健課長。



◎保健課長(中嶋尚夫君) 費用対効果ということでもって、発足した当時は1台当たり五、六十万ぐらいするような高額なものであったかと思いますが、最近、これだけ台数も量産されるようになりまして、月額のリース代で、今、韮崎市でもって使用している器械につきましては月額3,675円、年間掛ける12ということになりますが、これを高いと思うか、安心料として必要なものとして確保するかということの判断になろうかと思うんですが、月額3,675円で一部の保険も兼ねた安心料ということであれば、それほど高額な金額ではないというような解釈をしております。



○副議長(藤嶋英毅君) 秋山 泉君。



◆5番(秋山泉君) ありがとうございました。一つ心配されることは、ここでもってこれを使うというジャッジですね。そこに居合わせた人が、器械の説明どおりにやればいいということになっているようですけれども、心配されるのは、ここで今この人にこれを使うんだというジャッジを下すということが、だれにでもできることじゃないと思うんです。そんなことをちょっと心配しているところであります。私はもちろん使ったことは、操作したことはありません。でも、そういったことに配慮していないといけないと思うんです。ほっとしたのは、韮崎市では買わなかったからよかったなと思って、1台45万円とか50万円するんですね。そんなことを感じました。

 いろいろありがとうございました。以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。



○副議長(藤嶋英毅君) 以上で秋山 泉君の質問は終わりました。

 これより、秋山 泉君の質問に対する関連質問を許します。

 関連質問を打ち切ります。

 以上をもって、秋山 泉君の質問に対する関連質問を終わります。

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△神田明弘君



○副議長(藤嶋英毅君) 19番、神田明弘君を紹介いたします。

 神田明弘君。

         (19番 神田明弘君 登壇)



◆19番(神田明弘君) 市政上の重要問題について質問します。

 一般質問の第1に、市長の政治姿勢について質問します。

 2日に発表された政府統計によりますと、深刻な雇用危機が続くと同時に、勤労者世帯の可処分所得が8カ月連続で減っています。さらに、このような中で山梨の実態は全国以上の深刻さを示しています。

 「県民経済計算」によりますと、2007年の県民雇用者報酬は10年前と比べて1,400億円も減少し、その一方で県内の企業所得は1,000億円もふえました。ふえたのは一部の大企業であり、中小企業はこの間、1,000社も倒産しているところであります。完全失業者は大幅にふえ、失業率は4.1%、正規・非正規を問わず6,000人近い労働者が解雇されました。県内労働者の3人に1人は非正規労働者となり、その増加率は全国で2番目、勤労者所得の落ち込みは首都圏では山梨県が最もひどい状態であります。この原因は、県も認めているように、機械電子産業に偏った山梨の産業構造が経済危機の直撃をまともに受けているからであります。「県民経済計算」は市町村の数値は出ていませんが、韮崎市もこれと同様か、それ以上深刻な事態にあると考えられます。市長の見解を明らかにしていただきたい。

 県は、経済・雇用対策について、県政において現在取り組むべき最大の課題としています。雇用、中小企業対策は、今、地方自治体が全力を挙げて取り組まなければならない緊急の課題になっています。

 また、自公政権の社会保障削減政策がつくった数々の傷跡を速やかに是正すること、この課題も今、地方自治体に強く求められている緊急の課題であります。2010年度の政府予算は、政権交代後初めての予算編成であり、これまでの自公政権の政治と何が変わったか注目と関心を集めたところであります。国民要求を反映して、部分的ではあっても生活保護の母子加算の復活、公立高校授業料の実質無償化など前進的な内容が含まれています。しかし、後期高齢者医療制度廃止先送り、実質ゼロ改定の診療報酬、改定内容を後退させ実施を先送りしている労働者派遣法などなど、政治の転換を願った国民の要求に照らせば極めて不十分な内容であります。

 この原因は明らかであります。政府は、財源について、無駄を削るといって事業仕分けを大々的に実施しながら、結局は軍事費や大企業・大資産家減税などの聖域にはメスを入れず、これらを温存しました。その結果、新年度予算は巨額の国債発行と埋蔵金に依存することになり、これではその場しのぎで、全く先の展望が見えず、財源についての新たな国民の不安を招くものになっています。

 市長は、新政権の新年度予算をどのように見ているか見解を明らかにしていただきたい。また、経済危機のもとで、今、地方自治体の役割、任務をどのように認識しているか、見解を求めます。



○副議長(藤嶋英毅君) 横内市長。

         (市長 横内公明君 登壇)



◎市長(横内公明君) 神田議員の質問にお答えいたします。

 私の政治姿勢についてのお答えであります。

 世界的な景気後退、景況の悪化により、市民所得も低迷しているものと推測されます。市民生活にもさまざまな影響を与えておりますので、今後も市民の生活を支え、暮らしの安全を築いてまいることを第一義に考えております。

 また、新政権の新年度予算につきましては、命を守る予算と名づけて編成され、公共事業をこれまでにない規模で減額する一方、国民生活にかかわる予算が大幅にふえ、中でも社会保障費は前年度に比べ9.8%増と過去最大となり、コンクリートから人への配慮がなされておりますが、財源等の問題も一部不透明なものがあり、今後の動向に注視してまいりたいと考えております。

 また、地方自治体の果たすべき役割といたしましては、厳しい経済動向の中にあっても、市民生活優先の施策を積極的に取り組んでいくことが大切であると考えております。

 以上であります。



○副議長(藤嶋英毅君) 神田明弘君。



◆19番(神田明弘君) 暮らしを第一義に、市民生活優先ということを政治姿勢として取り組んでいくということを確認して、次の質問に移ります。

         (19番 神田明弘君 登壇)



◆19番(神田明弘君) 一般質問の第2に、雇用問題について質問します。

 雇用問題では、今、学生の就職内定率が氷河期も下回る最悪の水準であります。就職浪人を一人も生まない対策が求められています。市内では、韮崎工業では関係者の懸命の努力もあって100%の就職率ですが、韮崎高校の定時制や市外の高校に通っている高校生では、少なくない生徒が就職できないでいる現状であります。

 就職内定先の中小企業に助成金を出して就職を支援するなどの取り組みでは、富士吉田市が新規雇用に対して月18万円の援助を10カ月するとして、20人分、3,600万円の予算を計上したところであります。また、就職がいまだに決まらない学生を自治体職員として採用し、一定期間の就職訓練を保障するなどの取り組みが全国各地で行われています。

 国の緊急雇用対策の重点分野雇用創造事業にある未就職者の雇用対策も生かし、ほかの自治体の取り組みも参考にして、就職浪人を一人も生まない対策を初め、雇用の拡大にあらゆる方策が求められていると考えますが、見解を求めます。



○副議長(藤嶋英毅君) 横内市長。

         (市長 横内公明君 登壇)



◎市長(横内公明君) 雇用問題についてお答えいたします。

 景気情勢の改善傾向が見られる中で、雇用情勢は依然厳しい状況が続いていると認識しております。今春の市内高校卒業生の就職内定率は96.4%と聞き及んでおりますので、今後も国の事業を最大限活用する中で、雇用機会の創出、雇用の維持、求職者のスキルアップなど、雇用拡大につながる施策を実施してまいるところであります。

 以上です。



○副議長(藤嶋英毅君) 神田明弘君。



◆19番(神田明弘君) 有効求人倍率、県の平均とこの管内はどういう数字か言ってください。



○副議長(藤嶋英毅君) 横森商工観光課長。



◎商工観光課長(横森淳彦君) お答えいたします。

 有効求人倍率でございますが、平成22年1月現在のものでございますが、峡北管内が0.45です。それから山梨県が0.45、全国は0.46です。

 以上です。



○副議長(藤嶋英毅君) 神田明弘君。



◆19番(神田明弘君) それでは次の質問に移ります。

         (19番 神田明弘君 登壇)



◆19番(神田明弘君) 一般質問の第3に、中小企業対策について質問します。

 市内の商工業者の経営はますます深刻になっています。商業では、既存商店街の活性化に役立つとしたライフガーデンはそうならず、既存商店街の廃業が続いているところであります。また、ルネスからライフガーデンに出店した商業者の経営状態は、ルネスの末期のときよりも事態はひどく、事態をどう打開するか展望を持てないでいます。

 工業関係も深刻であります。三井金属関係の少なくない下請業者は、もはや仕事の継続を断念するしかないと述べ、東京エレクトロンATの下請業者は宮城県への移転に不安を募らせているところであります。

 そこで、以下質問します。

 第1に、ルネス跡の市民プラザ、図書館などの公共施設の設置については、検討委員会では商店街活性化に役立つようにとの意見が出されていますが、これらの利用者が商店街も利用するような特別の対策をとる必要があります。

 第2に、宮城県に移転する東京エレクトロンATについては、雇用の継続や下請業者が引き続き仕事ができるように市が強く要請すべきであります。

 第3に、かつてない困難に直面している市内業者を援助して、励ます立場に市はしっかりと立つべきであります。そのために、私どもがかねてから主張している中小企業振興基本条例をつくるべきであります。市内の産業の基盤であり、市の発展を支えてきた中小企業の重要な役割をしっかりと位置づけ、中小企業の振興で活力ある地域社会をつくる施策を進めることが、今、切実に求められています。

 北杜市は、県内で初めて、昨年10月ですが、この条例をつくりました。この条例は、基本方針で、「中小企業の振興は、……中小企業者等、市、市民及び関係団体が一体となって、国、県その他機関との連携の下、……市の産業の永続的な発展に資する総合的な施策を推進することを基本とする。」として基本的施策を定めて、市の役割として、「基本的施策の実施に要する庁内体制の整備及び財政上の措置に努めること。広く市民等の意見を聞き、基本的施策の策定及び実施に反映させるよう努めること。」などを定めているものであります。

 深刻な経済情勢の中で、さまざまな経営努力をしている市内の中小業者を励まし、思いを共同のものにするためにも、振興条例の制定を改めて要求するものでありますが、見解を求めます。



○副議長(藤嶋英毅君) 横内市長。

         (市長 横内公明君 登壇)



◎市長(横内公明君) 中小企業対策についてお答えします。

 まず、市民交流センター来館者の商店街利用についてでありますが、駅前地域に集客力のある新たな施設がオープンしますので、今後も商工会と連携を図り、来館者に利用していただけるような魅力ある商店街、また個店づくりを支援してまいります。

 次に、東京エレクトロンATの一部移転に伴う諸問題についてであります。

 半導体製造装置事業部門の開発・生産機能の集約化に伴う移転につきましては、平成19年からの決定事項であり、雇用と受注の継続について、従業員及び協力工場にもるる説明され、理解が得られているものと伺っております。今後は、残るPFD製造装置事業を初めとする4事業部門や新規事業の展開などにより、新たな核となる製品の製造拠点となり得るよう期待するところであります。

 次に、中小企業振興基本条例についてであります。

 本市では、商工業の振興をまちづくりの基本政策の一つに位置づけ、これまでも市内全域の光ファイバー網の整備支援、仮想工業団地サイトの構築助成、制度資金に対する利子助成などを実施してきたところであります。今後も商工会と連携する中で、企業立地の推進や中小企業の経営改善、体質強化等に係る支援施策を展開していくとともに、県内各市の状況を注視する中で、条例化についても研究検討してまいりたいと思っております。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 神田明弘君。



◆19番(神田明弘君) まず商業についてですが、ライフガーデンが既存の商店街の活性化に役立つというふうに公然と言ってこられましたが、実態はそういうふうになっていません。その同じ轍を二度と踏むことのないように強く要求しておきたいと思います。

 それから、中小企業の問題で、先ほど岩下議員から質問がありまして、エレクトロンATは100人労働者が該当しているということです。私は、単身赴任で行くかどうか迷っている方に話を聞きました。この方は子育て世代の方なんだけれども、やっぱりえらいと言うんです。どうしてえらいかというと、単身赴任で行くということになっちゃうと、ちょうどこっちの家のローンを今一生懸命返している最中なんだよね。そして子供の養育もこっちであるんだよね。そういう中で2世帯を持つというのは本当に経済的にえらいんだということで、どうしようか考えているんだと、こういうことです。単身赴任と言っても、やっぱり相当大変だということもしっかり認識してほしいというふうに思うんです。

 下請の問題ですが、先ほどの質問で、エレクトロンAT関係の下請は幾つあるのだと、こういう質問をしましたら、70と答えましたね。これは直接エレクトロンATに聞かれて答えられたことですか。



○副議長(藤嶋英毅君) 横森商工観光課長。



◎商工観光課長(横森淳彦君) お答えいたします。

 こちらのほうは、先般、エレクトロンのほうへ直接確認をしてお聞きしたところでございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 神田明弘君。



◆19番(神田明弘君) それでその際、そのうち市内の事業所はどのぐらいあるんだということについては答えなかったということですね。



○副議長(藤嶋英毅君) 横森商工観光課長。



◎商工観光課長(横森淳彦君) 県内をということで、市内のほうは数えてはいないということでお伺いしております。



○副議長(藤嶋英毅君) 神田明弘君。



◆19番(神田明弘君) 教えてくれなかったということだよね。

 それで、三井金属の自動車関係も深刻なんだな。まだIT関係は、私、ずっと歩いてきたわけね。JAの底が見えて、こうなっているか、ここまでいっているか、そこまでいっていないんだけれども、しかし自動車は本当にどこを歩いても深刻でした。ある下請業者は50%仕事が減って、とにかく同じ下請業者でほかの業者が倒産するのを、こんなことを考えちゃいかんだけれども、倒産するのを待っているという、そういう気持ちでもあるんだと言っていました。そして、これから仕事がふえるということは考えられないんだと、こう言っていました。

 それで、三井についてちょっと聞きたいんですが、下請は何社ですか。そして、そのうち市内はどのぐらいありますか。



○副議長(藤嶋英毅君) 横森商工観光課長。



◎商工観光課長(横森淳彦君) お答えいたします。

 エレクトロンにも確認したところでありまして、その手で三井金属のほうも確認させていただきました。県内ということで、県内では220社ほどあるそうです。そのうち市内につきましては20社ということでお伺いしたところであります。

 ただ、先ほど議員さんもおっしゃっていたようですけれども、基本的には特殊加工品とか下請に対しては、できるだけ現状のままの中でいきたいと。うちも取引をしているわけですから、大事にしたいということだけは一言おっしゃっていました。

 以上です。



○副議長(藤嶋英毅君) 神田明弘君。



◆19番(神田明弘君) そうしてもらわなきゃ困るんだけれども、それで、三井の場合はそうやって220社と、韮崎市内は20ですよと数を教えてくれるんだ。ところがエレクトロンATは教えてくれないんだよね。それで、私はそういう会社の態度というのは非常にけしからんと思うんです。こっちのほうだって数くらいわからなきゃ、そういう皆さんの実態をつかむというんですか、そういうことがなかなかできないじゃないですか。

 決して、大丈夫だ、大丈夫だとおっしゃっているけれども、そんな単純なものじゃないと思います。100人という雇用人数の、これもその数字がそのとおりかどうかというのは、決して私はそうは思わないんですけれども、これはまだはっきりしていないからあれだけれども、いずれにせよ韮崎市内で下請、県内幾つですか、韮崎市で幾つですかと聞いたときに、教えてくれないというのは、これはけしからん態度だというふうに考えませんか。



○副議長(藤嶋英毅君) 横森商工観光課長。



◎商工観光課長(横森淳彦君) 多分、推測するに、こちらから行かれる方も出るということの中で、今、具体的に韮崎市には何社あるかということは把握できないということだと思いまして、私も、では県内はどうですかというところで聞いたところもありますので、その辺のところはちょっと言葉のあやがあった部分が考えられるところもあるかと思います。

 以上です。



○副議長(藤嶋英毅君) 神田明弘君。



◆19番(神田明弘君) 私は事前にその数字を、県内、そして市内ということで課長のほうに要請していましたから、それは向こうが教えてくれなかったということだと思うんです。私はそういうふうに思います。三井なんかちゃんと教えてくれるんだから。

 私、この問題で最後に確認しておきたいんだけれども、下請に対する影響とか雇用の問題とか、ここは自治体として本当に実態を正確にしっかりつかむということに心がけるということがまずその出発点だと思うんだ。その点はいいですね。



○副議長(藤嶋英毅君) 横森商工観光課長。



◎商工観光課長(横森淳彦君) お答えいたします。

 実態調査のほうは、今後、いろんな調査というか、実態調査のほうはしていきたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。

 以上です。



○副議長(藤嶋英毅君) 神田明弘君。



◆19番(神田明弘君) ではそうしてください。

 それから、中小企業振興条例について言います。

 研究すると言うから研究をしてもらいたいと思うんですが、これは先ほどの質問でも私が言いましたが、市内の中小企業に対する市の思い、姿勢、この辺はどうかという問題だというふうに私は思います。

 それで市内の中小業者の声をちょっと紹介したいと思うんです。これは新聞に載った古い記事です。ちょうど経済危機が起こったときの、2008年12月31日の記事です。これは見出しが、受注激減で工場閑散、ワークシェリング、製造業者不安の年越しと、こういう見出しなんだけれども、その中に、これは韮崎の方だよね。人員整理に踏み切った同業他社もあるが、そこの社長さんは、景気が回復したときに人がいないと困る。それに一緒に頑張ってきた従業員から職を奪うことはできない。業績が悪くなりつつあった今年の夏は社員のボーナスに貯蓄を−−自分の貯蓄ですね−−全額おろして充てたと、そしてやり繰りしているということが山日の記事に紹介されています。これは写真が、韮崎の写真だね。これは2年前の記事なんです。

 それから、私は今回この質問に当たってずっと歩きました。それで、これはエレクトロンATの関係ですね。要するに下請というのは本当に弱い立場なんで、これは我々は国会でも取り上げたんですけれども、一方的に単価を引き下げられたときに、それを受けざるを得ないということが大変なんだということ。それから、これは別のところですが、とにかく単価はこの二十数年変わっていないと。それどころか実質的に下がっていると。つまり、最低賃金などが上がってきますから、実質的に下がっているんだということです。

 それで、これは三井の関係、東京エレクトロンATの関係を歩いたときに、異口同音に強調されたのは、とにかく大手でなく、大手だけ育てるんじゃなくて、中小企業にもっともっと目を向けてもらいたいということを皆さんおっしゃるんです。例えば、さっき紹介した記事ですが、一緒に頑張ってきた従業員から職を奪うことはできないと。大企業がみんなそうじゃないとは言わないけれども、やっぱりこれは中小企業の会社で一緒に働いている率直な言葉だと思うんだよね。

 だから、そういう苦労している中小企業、そして大企業との関係では弱い立場にある、そういう企業に対して、やっぱり市が積極的に援助の手、精神的にも、それからいろんな施策で援助の手を差し伸べるということは大変重要なことで、やらなければならないことだというふうに私は思うんです。そういうことで中小企業振興条例をつくるように要求しているということです。

 私の見解はそういう見解ですけれども、何か意見はありますか。



○副議長(藤嶋英毅君) 横森商工観光課長。



◎商工観光課長(横森淳彦君) お答えいたします。

 中小企業振興基本条例は、県内でも、先ほど言いましたように北杜市のほうで先般つくったようですが、読んだときに、確かに中小企業を育てていくための条例としては、筋が条例で定められているような気がいたしました。そういう状況の中ですので、先ほど市長がご答弁申し上げましたように、県内各市の状況を注視する中で、条例化に向けて検討していきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 以上です。



○副議長(藤嶋英毅君) 神田明弘君。



◆19番(神田明弘君) それでは次の質問に移ります。

         (19番 神田明弘君 登壇)



◆19番(神田明弘君) 一般質問の第4に、生活保護行政について質問します。

 生活保護が急増しています。2月23日の山日新聞は、生活保護急増、職員1人で67世帯担当、県内平均前年1割増、負担軽減策が急務と報道しました。この記事によりますと、長引く景気低迷に伴い、山梨県内の生活保護受給世帯、2009年11月時点ですが、前年同期よりも415世帯、13.7%増加しているのに対して、担当する県と市の職員、ケースワーカーは2人の増員にとどまっているとして、ケースワーカーの負担増により、生活保護受給者の自立に向けたきめ細かな支援が不十分になるおそれもあるため、今後、負担軽減が急務としています。

 生活保護は、母子加算、老齢加算の廃止に見られるように、小泉構造改革で大きな被害を受けた分野であります。しかし、年越し派遣村で、国民の世論と運動で、保護を希望した全員に速やかな保護決定が下されるというように、今、改善のための努力が広がっています。

 生活保護制度は最後のセーフティネットであり、その水準は、国民の生存権、健康で文化的な最低限度の生活、憲法第25条を具体化したものでなければなりません。必要な人すべてが受けられる制度にこそ改善することが強く求められているものであります。

 生活保護関係の職員の配置、特にケースワーカーの配置は法律で決まっていますが、この基準も不十分であります。山日新聞の記事は、体制の拡充が受給世帯の増加に追いついていない状況と指摘し、幾つか県内の自治体で体制の強化を検討していると報道しています。

 韮崎市も生活保護がふえていますが、職員をふやして体制を強化すること、必要な人すべてが受けられるように改善することが求められていると考えます。見解を求めます。



○副議長(藤嶋英毅君) 横内市長。

         (市長 横内公明君 登壇)



◎市長(横内公明君) 生活保護行政についてお答えをいたします。

 本市の生活保護を担当するケースワーカーは現在2名であります。本市におきましても、昨年2月末に100世帯であった生活保護世帯が本年の同期には111世帯に増加しております。しかし、国の基準は80世帯にケースワーカー1人の配置であり、基準内でありますので、今のところ増員は考えておりませんが、今後も最後のセーフティネットとして、保護が必要な人には、生活保護法の基準にのっとった上で適正な対応に努めてまいります。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 神田明弘君。



◆19番(神田明弘君) 生活保護は大変な実務を必要とされる仕事なんですね。ここに申請書の書類1セット用意してきていますが、全部で16種類の書類が必要だということになっています。それで、この中で非常に厄介な調査もあるということです。

 ちょっとお伺いしたいんですが、扶養調査、それから預貯金の調査、これは実際どのようにやっているか、ちょっと紹介してください。



○副議長(藤嶋英毅君) 長坂福祉課長。



◎福祉課長(長坂一能君) お答え申し上げます。

 いずれもこの調査については、公文書をもって依頼して、それぞれ回答をいただいているところでございまして、最初に扶養調査につきましては、範囲が申請者の親、きょうだい、また子供に対して調査をすることになっております。それから金融機関、それから保険会社、それから受給年金等について、これは全部で36カ所になりますが、ここへ文書で照会をして回答を得ることになっております。この金融機関等の調査については、申請者から調査についての同意書をとった中で、この関係機関については、申請者の同意書を添付して調査の回答を得ているところでございます。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 神田明弘君。



◆19番(神田明弘君) 扶養調査で言いますと、例えば私が生活保護を申請する場合、仮に自分のきょうだいがいますね。きょうだいに対して、私、神田明弘を財政的に援助できないかというようなことで調査するわけですね。それがいっぱいあるわけですね。そして、私のきょうだいが、とてもできませんと言って返事をよこしたときには、それはそれでまた裏をとらなきゃいかんよね、調査しなきゃいかんよね、本当にそうなのかどうかという。こういうことだよね。

 それから、預貯金の調査は、さっき言いましたように、30件ぐらいと言いましたか、各金融機関にそういうふうな調査をするわけです。こういう仕事というのは、市の行政のほかの分野ではない仕事なんですね。すごく手間暇とるということだろうと思います。

 そこで、その中で、今度生活保護が適用になった場合に、ケースワーカーは何が求められるかといいますと、先ほど紹介した山日の記事、ここに生活保護ケースワーカーとは何ぞやということで書いてありますから、そこをちょっと紹介しますと、自治体の生活保護申請窓口での面接や相談、保護が必要かどうかの調査のほか、今話したのは保護が必要かどうかの調査だということですね。調査のほか、受給後の家庭訪問や就労指導、自立支援などの業務に当たる自治体の職員の通称と、こういうことになっています。つまり生活保護を受けた人が自立するために努力するわけです。今はとりあえず生活保護で何とか急場をしのいでいるということです。だけど、生活保護をとらなくても、体を治して働いていけるとか、仕事が見つかってそこで働くということで、自立に向けて援助していかなきゃならない役割があるということですよね。

 それで、ここまで考えたら、それはみんながみんなそういう方向で大いに努力してくれればいいけれども、やっぱりなかなかそうはならなくて、常に家庭訪問したり相談に乗ったりしなきゃならんというようなこともたくさんあるということだと思うんです。

 そこで質問なんですが、ケースワーカーの配置の国の基準はどうなっているでしょうか。



○副議長(藤嶋英毅君) 長坂福祉課長。



◎福祉課長(長坂一能君) お答え申し上げます。

 先ほど市長からも答弁がありましたように、国の基準は、1人のケースワーカーが80世帯まで担当することができる基準になっております。



○副議長(藤嶋英毅君) 神田明弘君。



◆19番(神田明弘君) だから、80世帯という数は、私はなかなかの数だというふうに思うんです、実際正直なところ。私は80の評価についてそう思いますけれども、どうですか、そこのところは。国の決め事は国の決め事でいいけれども、実際のところの評価はどうですか。1人が80世帯。



○副議長(藤嶋英毅君) 長坂福祉課長。



◎福祉課長(長坂一能君) 地域的なもの、それからその80世帯のケースの内容等にもよります。現実のところ、80世帯はちょっと厳しいような感じがするところでございます。議員さんも先ほど言われたとおり、県内の平均が1人のケースワーカーが67世帯。私どものところは2人で111世帯を担当していますので、1人が56世帯、55世帯ということで担当していますので、国の基準、また県の平均より現在のところは下回っておりますので、現在、2名のケースワーカーで適正な保護の実施に向けて日夜努力をしているところでございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 神田明弘君。



◆19番(神田明弘君) 体制に不十分なことがいろいろあっても、それはそれで仕事だからきちっと、必要な人が生活保護を受けられるようにしなきゃいけない。国の80世帯から見れば五十何世帯だから、韮崎市は国から見ればまだ少ないと、こうなっているけれども、しかしそこにはそういう問題が私はあると思うけれども、何を置いても、必要な人が受けられないようなことがあってはならないということで、それはそちらもさっき確認したことですから、そのことをしっかり確認しておきたいと思います、

 それでは次の質問に移ります。

         (19番 神田明弘君 登壇)



◆19番(神田明弘君) 一般質問の第5に、林業の振興について質問します。

 我が国は、国土面積の3分の2が森林で覆われている世界有数の森林国であります。森林は、木材の生産だけでなく、国土や環境保全、水資源の涵養、保健休養など、国民生活に欠かせない多面的な機能を持っています。

 その中で、山梨県は県土の77.8%を森林が占めており、森林率は高知県、岐阜県、島根県に次ぐ全国4位の有数の森林県であります。また、所有形態別では、県有林が15万8,252ヘクタール、46%と、県有林が多いことが特徴となっており、県有林が占める割合は全国で1番であります。

 我が国の森林・林業は、政府・自民党の外材依存政策のもとで、国産材は外材との価格競争にさらされ、長期にわたる価格下落から経営が成り立たないために、生産活動は停滞していましたが、今、その森林・林業が見直しされています。それは、戦後に植林した森林が利用できる時代を迎えていること。近年の世界的な木材需要の高まりや、原油価格の高騰による海上運賃の上昇から外材価格が上昇する中で、国産材が外材価格より安くなっていること。さらに、地球温暖化防止対策を進めるため京都議定書が発効して、日本は温暖化ガスの排出を1990年比で6%削減することを国際的に約束しており、その3分の2に相当する3.8%を森林で吸収することになっていることなどによるものであります。

 林業は、何よりも地域に根差した地場産業であります。製材から住宅・家具など木材利用まで広い裾野を持った産業であります。バイオマス燃料を初め低炭素社会に向けた大きな可能性を持った産業であります。

 また、林業は先進国の重要な産業に世界的にはなっています。よく引き合いに出されるドイツは、森林面積が日本の4割にすぎないにもかかわらず木材自給率は100%を超えて、林業が130万人の雇用を生み出しています。これはドイツの自動車産業の75万人をしのぐものであります。ドイツには、いわゆる限界集落は存在しないと言われています。

 山梨県は、県有林が多く、林業についても大きな可能性を持っていますが、県政では長期にわたって、連峰スカイライン構想や北富士演習場への提供など、本当の林業振興策は極めて不十分でありました。今、全国では、都道府県だけでなく市町村も、地域の実情に即した森林整備計画の推進など林業活性化に向けた取り組みが広がり、厳しい財政状況の中でも、森林・林業にかかわる地方財政措置などを活用して、森林整備や地域材の利用拡大、森林セラピー基地づくりなど、森林の活用による地域振興のために創意ある取り組みを進めることが広がっています。

 峡北地域は、森林面積や森林組合数が県内で一番多い地域であります。県に林業政策の根本的転換を求めるとともに、林業を韮崎市の重要な産業に位置づけて、市の林業振興策を強力に進めるべきだと考えますが、見解を求めます。

 さらに具体的には、ルネスの改装などの公共事業で地元材利用の数値目標を持ったり、地元材利用への補助、間伐への補助、林業での新規雇用への助成、作業道への補助、バイオマスタウンの推進、ペレットストーブの普及などの取り組みを検討し、強めるべきであります。見解を求めます。



○副議長(藤嶋英毅君) 横内市長。

         (市長 横内公明君 登壇)



◎市長(横内公明君) お答えします。

 林業の振興についてであります。

 昨年12月、国において、10年後の木材自給率50%以上を目指した森林・林業再生プランが策定されました。今後はこのプランに基づく新たな政策が示されますので、国・県との連携を図りながら、地域の林業振興に効果的な事業の導入を検討してまいります。

 以上で終わります。



○副議長(藤嶋英毅君) 神田明弘君。



◆19番(神田明弘君) 本格的に検討してください。

 それで、ちょっと補足しておきますけれども、山梨県は森林県ではあるが林業県ではないと、よく言われます。今、林業がこういう状況になる中で、山梨県も、市長はご存じだと思うけれども、昔は林務部がありましたけれども、今、森林環境部というふうになっているんですね。今、林務部があるのは長野県と北海道なんですね。

 ところが、長野県は地元産材の活用などにさまざまな力を入れてやっているんですね。しかし、その長野県の森林・林業関係の予算というのは山梨県より少ないんです。だけど山梨県以上のことをやっている。だから、その一例を見ても、山梨県は森林県ではあるが林業県ではないということが当たっているというふうに私は思います。

 それで、大きな課題でありますけれども、やっぱり林業にしっかり力を入れるという立場を堅持して、いろいろと取り組みを強めていただきたい。これからも具体的な対策については、私らのほうからも提案したいというふうに思っています。

 では次の質問に移ります。

         (19番 神田明弘君 登壇)



◆19番(神田明弘君) 一般質問の第6に、県の射撃場問題について質問します。

 昨年12月19日の読売新聞は、韮崎市の県立射撃場について、鉛の散弾放置数百トンかと大きく報道しました。この記事によれば、開設から40年以上経過したことから、単純計算で数百トンの鉛が使われた可能性があるとのこと。県は、河川敷や川底に相当量の鉛が残っていることを認めているとしています。

 射撃場周辺及び釜無川の鉛問題は、かねてから指摘されていたことで、私も過去の議会で、釣り客からの情報として、体型が変形した魚があると寄せられていることを明らかにして質問したことがあります。水質について、県は問題がないとしてきましたが、流れている水を検査してもだめであります。県は新年度予算で鉛調査を行う予定でありますが、この調査の内容と規模を明らかにしていただきたい。また、調査結果はすべてオープンにして、市民に公にすべきだと考えますが、見解を求めます。

 この射撃場については、移転先が二転三転しています。県立射撃場は全国では半数の県が持っておらず、猟友会の練習ならば民間施設への助成の拡大などで対応するなどして、この計画は一たん白紙に戻すべき時代になっています。仮に韮崎市への再移転などの要請があったならば、これは断るべきであると考えますが、見解を求めます。



○副議長(藤嶋英毅君) 枡形教育委員長。



◎教育委員長(枡形昭平君) 神田議員の質問にお答えさせていただきます。

 県の射撃場問題についての質問でございます。

 韮崎射撃場は、地元との使用協定期限満了のため、現在閉鎖されております。射撃場周辺及び釜無川の鉛調査につきましては、来年度、表流水水質検査、地下水水質検査等を行い、調査結果につきましても県で公表すると伺っております。

 韮崎市への再移転につきましては、現在、甲州市での整備を基本としてコスト削減方策等の再検討を行っていると伺っておりますので、再移転の可能性はないものと考えております。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 神田明弘君。



◆19番(神田明弘君) これまで鉛はどういう対策がとられてきたか、わかっている範囲でお答えください。



○副議長(藤嶋英毅君) 雨宮教育課長。



◎教育課長(雨宮勝己君) お答え申し上げます。

 今までの鉛の調査につきましては、釜無川の水質調査、桐沢橋付近でございますけれども、それらの調査を行ったということでございます。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 神田明弘君。



◆19番(神田明弘君) 回収したことはないですか、あそこ。



○副議長(藤嶋英毅君) 雨宮教育課長。



◎教育課長(雨宮勝己君) お答え申し上げます。

 今までの調査は水質調査でありまして、県では来年度、地下水等のボーリング調査を行うということでございます。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 神田明弘君。



◆19番(神田明弘君) いずれにせよ、いろいろ移転先が困難にしてもこっちには来ない、それから、とにかく鉛の調査をしっかりやって、それをオープンにしていただくということを確認しましたから、次の質問に移りたいと思います。

         (19番 神田明弘君 登壇)



◆19番(神田明弘君) 一般質問の第7に、簡易水道国庫補助金廃止問題について質問します。

 厚生労働省は、平成19年6月、厚生労働事務次官通知において簡易水道国庫補助制度の見直しを明らかにしました。それによりますと、1自治体1水道事業を目標に、簡易水道への国庫補助は、今後、特殊な場合を除いて、統合を前提としなければ補助の対象にしない、廃止するというものであります。

 ご存じのように、多くの簡易水道は、その新設、施設の改修の際、国庫補助と自治体の助成によって施設整備が行われています。山間地など上水道にはできない地域の住民の生活を支える役割を果たしています。こうした簡易水道の国庫補助を廃止するなどというのは、住民を無視した乱暴なことであります。

 厚労省のねらいは、地方公営企業法を適用して自治体の一般会計からの補助を抑制しようとするものですが、これは財政からしか見ない、簡易水道の実態を知らない議論であります。全国簡易水道組合協議会は、こうした厚労省の動きに対して直ちに反対の声を上げ、その実施を延期させましたが、実際は補助基準を厳しくして削減しているところであります。

 この問題で、私どもは去る2月25日に厚労省と交渉を行いました。私どもの主張に対して厚労省は、1自治体1水道会計の誘導政策を実施しているが、水道事業の実施主体は自治体であり、水道法第14条に照らしてもその強制はできないとの見解を明らかにしました。しかし一方では、国庫補助について、水道法第44条に定められているのは簡易水道の新設にかかわる事業である。改修にかかわる事業は第44条に明示されておらず、単なる予算措置であるとも述べています。

 韮崎市を初め山梨県の簡易水道の割合は22.8%で、全国2番目に多いところであります。市としてこうした厚労省の方針に反対の声を上げるべきだと考えますが、見解を求めます。



○副議長(藤嶋英毅君) 横内市長。

         (市長 横内公明君 登壇)



◎市長(横内公明君) 簡易水道国庫補助金廃止問題についてお答えします。

 この改正につきましては、国の補助制度の見直しでありますので、全国簡易水道協議会を通じて、引き続き国に対し国庫補助対象となるよう要望しているところであります。



○副議長(藤嶋英毅君) 神田明弘君。



◆19番(神田明弘君) ちょっとこれも補足します。厚労省との交渉で、水道法第44条に定められているのは、簡易水道の新設にかかわる補助が定められているので、例えば古くなって改修するというようなことについては法律で決まっていないんだから、単なる厚労省の予算措置でやっているんだと、こういうことを向こうは開き直って言っているということなんです。

 それで、市町村の実情ですが、簡易水道というのは、地理的な条件が悪くて、建設コストというのは毎年高額化していると思うんです。そこへきて、いつ発生するかもしれない地震などの自然災害、この対応のために施設整備を強化しなきゃいかんということなんです。ですから、現状で言えば、費用がますますかかることはあっても、安く簡易水道ができると、あるいは運営できるという事態にないというふうに思うんですが、そこはどうですか。



○副議長(藤嶋英毅君) 猪股上下水道課長。



◎上下水道課長(猪股洋仁君) お答えいたします。

 簡易水道の状況でございますけれども、それぞれの簡易水道が規模がやはり小いそうございます。これらについて、先ほど市長が答弁したとおりでございますけれども、今後、国が見直しをしている問題等につきまして、これらについて強く要望して、簡水の運営等について、また施設の改修等についてもさらに延長できるよう、これからも要望していきたいと、そういうふうに考えております。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 神田明弘君。



◆19番(神田明弘君) そういう方向で頑張っていただきたいと思います。

 それで、自治体に1つの上水道しか認めないなんていうのはむちゃくちゃな議論だと思うんだ。そして、そういうことをさせるために補助を打ち切るなんて、これはまたむちゃくちゃな議論だよね。都市部は簡易水道って余りないのかもしれないけれども、こういう山間地は簡易水道が本当に住民生活に重要な役割を果たしているわけだよね。さっき私も言いましたように、簡易水道にかかる、新しくつくったり改修したりする経費はますます高くなってきているということなんです。ですから、これは全国的な問題になると思うんですが、こんなむちゃくちゃなことは絶対許さないという立場で臨んでいただきたいと思います。

 それでは次の質問に移ります。

         (19番 神田明弘君 登壇)



◆19番(神田明弘君) 一般質問の最後に、所得税法第56条廃止について質問します。

 12月議会でもこの問題を取り上げましたが、この1月、甲府地方裁判所で、同居する家族は労働者と画期的な判決が出されました。国が控訴を断念し、判決が確定しましたが、これは全国に大きな影響を与えるものであります。

 訴えていたのは、北杜市に住む左官工の中村さんという方で、父親が経営する左官業の会社で働いて、別荘工事の作業中に腰椎骨折などの大けがを負い、労災の申請をしましたが、甲府労働基準局が家族は労働者に当たらないとして療養給付の支給を拒否していたことから、裁判で争そったものであります。

 所得税法第56条は、自営業者とともに働く家族は、どんなに働いても、税制上その働き分を給料として認めず、家族の働き分は事業主の所得に合算されるというもので、妻の場合は86万円、息子の場合は50万円しか認められていません。税法の専門家は、「女性が家業に無償で協力するのは当たり前という、戦前の考え方が税制に残っている」「女性の納税者としての権利を無視しており、見直しが必要」−−これは2月10日の読売新聞に出た日大の黒川教授の意見であります−−と指摘しているところであります。

 家族は労働者に当たらないとしているため、先ほどの労働災害もそうでありますが、自営業者の妻が仮に交通事故に遭って補償が発生した場合、その基準額は86万円となるなど、さまざまな問題が起こっています。青色申告で特典を認めるという方法もありますが、多くの市民は、記帳など細かいことが要求される青色より白色を選んでいます。また、同じ労働者で青色、白色と差別するのも制度上おかしなことであります。所得税法第56条の廃止の声を国に上げるべきであります。見解を求めます。



○副議長(藤嶋英毅君) 横内市長。

         (市長 横内公明君 登壇)



◎市長(横内公明君) 所得税法第56条の廃止についてのご質問にお答えします。

 所得税法第56条につきましては、多くの税法学者等においてもいろいろな解釈があるように聞き及んでおりまして、その判断は難しいものと考えております。今後も国の動向を注視してまいりたいと考えております。

 以上でございます。



○副議長(藤嶋英毅君) 神田明弘君。



◆19番(神田明弘君) 青色と白色、数、どっちが多いか、それを出してください。



○副議長(藤嶋英毅君) 守屋税務課長。



◎税務課長兼収納課長(守屋重敏君) お答えいたします。

 青色と白色の件数でございますけれども、平成20年中の所得でございますが、白色が1,612件、青色が1,412件で、合計で3,024件ですけれども、白色が53.3%、青色が46.7%ということで、白色の申告のほうが多くなっております。

 以上です。



○副議長(藤嶋英毅君) 神田明弘君。



◆19番(神田明弘君) だから、多くの納税者が、例えば1日の仕事を終わって、その日の材料費から何から領収書を全部用意して記帳しなきゃならんというような青色、特典はあるんですよ。だけどそういうことはなかなかできないんだよね、大変で。それで、特典がありながらも白色で申告するという実態が現実の実態なんです。

 それから、これはやっぱり実際起こった例ですが、自営業者の奥さんがカードをつくろうと思ったら、八十何万円ということでつくれなかったという、そんなことが起こったり、いろいろしていることで、本当に問題のある法令だということを強調して、私の質問を終わりたいと思います。



○副議長(藤嶋英毅君) 以上をもちまして神田明弘君の質問は終わりました。

 これにて本日の一般質問を終わります。

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△散会の宣告



○副議長(藤嶋英毅君) 次の本会議は、明日16日午前10時より会議を再開し、一般質問を続行いたします。

 本日はこれをもって散会といたします。

 議員各位並びに執行部の皆様、傍聴席の皆様、ご苦労さまでございました。

                              (午後5時53分)