議事ロックス -地方議会議事録検索-


山梨県 山梨市

平成25年 11月 臨時会 11月01日−01号




平成25年 11月 臨時会 − 11月01日−01号







平成25年 11月 臨時会



          平成25年11月山梨市議会臨時会

◯平成25年山梨市議会11月臨時会は、11月1日午後1時30分山梨市議会議場に招集された。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◯平成25年11月1日(金曜日)午後1時30分開会・開議

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◯議事日程(第1号)

  第1 諸般の報告

     (1)議案等の受理報告

     (2)説明員の報告

  第2 会議録署名議員の指名

  第3 会期の決定

  第4 市長提出議案

      (提案理由の説明・質疑・委員会付託・討論・採決)

     議案第76号 平成25年度山梨市一般会計補正予算(第3号)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◯本日の会議に付した事件

  日程第1から日程第4は議事日程に同じ

  追加日程第1 議案第76号に対する緊急質問

         1 乙黒泰樹議員

         2 吉田昭男議員

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◯出席議員(18名)

     1番   飯嶋賢一君    2番   古屋雅夫君

     3番   深沢敏彦君    4番   武井寿幸君

     5番   三枝正文君    6番   乙黒泰樹君

     7番   矢崎和也君    8番   土屋裕紀君

     9番   村田 浩君   10番   根津和博君

    11番   大竹裕子君   12番   木内健司君

    13番   吉田昭男君   14番   雨宮 巧君

    15番   小野鈴枝君   16番   大村政啓君

    17番   古屋弘和君   18番   古屋忠城君

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◯欠席議員(なし)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◯説明のため出席した者の職氏名

  市長      竹越久高君   副市長     加々見義雄君

                  政策秘書

  教育長     丸山森人君           小林勝正君

                  課長

  総務課長    小林 孝君   財政課長    古屋貴章君

  管財課長

          広瀬秀二君   税務課長    古屋一彦君

  代行

  市民生活            福祉事務

          帯津毅仁君           里吉幹夫君

  課長              所長

                  健康増進

  晴風園長    日原明彦君           武井俊一君

                  課長

  介護保険

          雨宮利幸君   環境課長    杉田 哲君

                  農林商工

  観光課長    飯島尚敏君           若月 清君

                  課長

                  都市計画

  建設課長    土橋真仁君           清水一彦君

                  課長

  下水道課長   深澤秀史君   牧丘支所長   網野次男君

                  会計管理者

  三富支所長   日原好一君           深沢健二君

                  会計課長

                  学校教育

  水道課長    村田晴彦君           雨宮一昭君

                  課長

  生涯学習

          松土茂治君

  課長

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

◯事務局職員

  議会事務            議会事務局

          武井信治君           古宿昌士君

  局長              次長

  書記      岡村麻呂君   会議書記    大村直樹君

               午後1時30分



◎議会事務局長(武井信治君) 開会に先立ち、お互いに挨拶を交わしたいと思います。

 ご起立をお願いします。

          (全員起立)



◎議会事務局長(武井信治君) 相互に礼。

 ご着席願います。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△開会 午後1時30分



△開会・開議



○議長(飯嶋賢一君) ただいまの出席議員は18名です。定足数に達していますので、ただいまから平成25年11月山梨市議会臨時会を開会いたします。

 直ちに、本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。

          〔本文 1頁参照〕

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△第1 諸般の報告



○議長(飯嶋賢一君) 日程第1、諸般の報告を行います。

 本臨時会へ提案する議案について市長から送付がありました。提出議案は、議案第76号 平成25年度山梨市一般会計補正予算(第3号)の1案件であります。市長提出議案として上程いたしますので、ご了承願います。

 次に、地方自治法第121条の規定により、本臨時会に市長及び各執行機関に出席を求めたところ、お手元に配付のとおり、出席及び委任の報告がありました。

          〔本文 2頁参照〕

 以上で諸般の報告を終わります。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△第2 会議録署名議員の指名



○議長(飯嶋賢一君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において指名いたします。

 6番 乙黒泰樹君、15番 小野鈴枝君を指名いたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△第3 会期の決定



○議長(飯嶋賢一君) 日程第3、会期の決定を議題といたします。

 お諮りいたします。

 本臨時会の会期は、お手元に配付いたしました会期日程のとおり、本日1日間といたします。これにご異議ありませんか。

          (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(飯嶋賢一君) ご異議なしと認めます。

 よって、本臨時会の会期は、本日11月1日の1日間と決定しました。

          〔参考資料 1頁参照〕

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△第4 市長提出議案(提案理由の説明・質疑・委員会付託・討論・採決)



○議長(飯嶋賢一君) 日程第4、市長提出議案を議題といたします。

 市長から送付されました議案は、議案第76号 平成25年度山梨市一般会計補正予算(第3号)の1案件であります。

 市長から提案理由の説明を求めます。

 竹越久高君。



◎市長(竹越久高君) 山梨市議会11月臨時会を招集いたしましたところ、議員各位には何かとご多用の中、ご出席いただきましてありがとうございます。

 初めに、台風26号による記録的な豪雨により、土砂崩壊が発生し、死者・行方不明者41名の甚大な被害を受けた伊豆大島の皆様にお見舞い申し上げますとともに、1日も早い復興を願っております。

 さて、9月定例会に追加提案させていただきました新図書館建設を推進するため、旧庁舎に入居しております株式会社シー・シー・ダブル(以下、シー・シー・ダブルと呼ばせていただきます。)に対する不動産明け渡し訴訟について、和解するために必要な解決金1,000万円の補正予算が、私の説明不足から否決となりました。

 議員の皆様には、賛否を選択するための説明が不十分であり、多大なご迷惑をおかけいたしたことを、心からおわび申し上げます。

 また、これまでの裁判の進め方、議会対応においては、次のような反省すべき点があり、このことについてもおわび申し上げたいと思います。

 1つ目として、シー・シー・ダブルとの移転交渉について、私が直接説明に当たらなかったことから、訴訟に発展したものと考えております。

 2つ目として、7月9日の第1回口頭弁論において示された和解案1,000万円の提示額よりも低い500万円、600万円での和解情報があったため、これらの情報で和解ができるものと思い込み、この情報を十分に確認することなく、議員からいただいた裁判所提示額と同額での和解情報を受け入れず、和解に応じなかったこと、また、議会への説明もおくれたことであります。

 3つ目は、シー・シー・ダブルが入居しているにもかかわらず解体工事に着手したことは、完成期日を考えてのことであり、連絡をとり、業務に配慮しながら進めてきたとはいえ、相手の心情を考慮せず、一方的な行動であったことであります。

 4つ目は、市政推進を両輪として進めるべき議会に対して、裁判の状況報告などが十分でなかったことなどであります。

 これらの内容について、議会からも議会軽視との厳しいご指摘をいただいておりますが、このことを真摯に受けとめ、十分に反省するとともに、今後は、情報提供に努めながら議論を深め、議会と良好な関係を築く中で、市政推進に努力してまいりたいと考えております。

 なお、補助金の活用についても、可能な限り議会へ報告し、再発防止に努め、事業のスムーズな執行ができるよう進めてまいりたいと考えております。

 次に、今臨時会を開催するまでの経緯を述べさせていただきます。

 9月30日の議会でご議決をいただけなかったため、10月4日の第4回弁論準備で和解は成立せず、補助金の活用を断念せざるを得ない状況でありましたが、その後、県にも再度働きかけを行い、関係者のお力添えもいただく中で、補助金の申請期限を1カ月延長していただきました。

 この猶予された時間の中で、市では、申請期限までの和解に向け、顧問弁護士と少しでも進展した内容での和解ができないものかと協議を行ってまいりましたが、議会に認めていただけない中で、相手方と具体的な交渉を進めることはできない状況でありました。

 しかし、臨時会開催の見込みを得た28日から顧問弁護士に依頼し、相手方と交渉を進めておりますが、新たに賃貸借契約期間中、電気使用量のうち、1カ月5万円の市負担分を、契約期間満了後からはシー・シー・ダブルの負担としたことで、この経費等の請求を求める反訴が提起された内容を含め、誠意を持って交渉を行っている現状であります。

 また、新図書館の実施設計の見直しも検討いたしましたが、補助金活用を前提とした期限内での再設計が難しい状況であります。

 さらに、9月30日以降、校長会・教頭会・教育連合会・PTA連絡協議会、山梨文化協会及び加納岩地区区長会から、早期建設を求める陳情書、要望書もいただいたところであり、これらの要望にも、何らかの回答をお示ししなければならないと考えております。

 このような状況の中でシー・シー・ダブルとの和解を行い、補助金を活用するためには、9月定例会と同様の内容を臨時会に提案し、十分に説明させていただいた上で、再度審議していただくほかにはないとの判断をしたところであります。

 今臨時会においてご議決をいただきましたら、今月13日の第5回弁論準備で和解が成立できるよう、また、少しでも進展した和解条項となるよう、顧問弁護士を通し、誠意を持って交渉を進めてまいりたいと考えております。

 改めて提案理由を説明させていただきますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

 議案第76号は、平成25年度山梨市一般会計補正予算(第3号)についてであります。

 歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1,000万円を追加し、総額183億4,560万5,000円にしようとするものであります。

 内容は、シー・シー・ダブルに対する不動産明け渡し訴訟について、和解するために必要な解決金1,000万円を追加するものであります。

 財源といたしましては、繰越金885万9,000円と貸付料114万1,000円であります。

 本年5月28日に提訴いたしましたシー・シー・ダブルに対する不動産明け渡しの提訴については、7月9日に第1回口頭弁論、7月30日に第2回弁論準備手続、9月13日に第3回弁論準備手続が行われました。

 和解案として示された内容は、シー・シー・ダブルに占有権原がないことを確認する。シー・シー・ダブルは12月20日までに明け渡す。市は、解決金1,000万円をシー・シー・ダブルに支払う。解決金については、10月末日に半額500万円をシー・シー・ダブルに支払う。明け渡しと引きかえに、残り500万円をシー・シー・ダブルに支払う。供託金については、平成24年11月から平成25年5月までの7カ月分114万1,140円は市が受け取り、平成25年6月から8月までの3カ月分48万9,060円は、シー・シー・ダブルが受け取る。

 上記内容で、原告が市議会の承認を得ることを条件とする内容であります。

 しかし、10月4日の第4回弁論準備において和解が成立しなかったため、明け渡し期日及び支払い期日については、次回の第5回弁論準備において、現在示されている内容に近い内容で和解したいと考えております。

 先ほども説明いたしましたが、7月9日の第1回口頭弁論の際、裁判所から原告、被告双方に和解に向けた協議を進めていくことが確認されました。

 解決金において1,000万円の提示額よりも低い500万円、600万円での和解情報が入っていたため、この情報は間違っていたにもかかわらず、十分に確認することなく、議員からいただいた裁判所提示額と同額での和解情報を受け入れることができず、7月30日の第2回弁論準備において和解に応じることができませんでした。

 しかし、その後、新図書館本体工事への活用を予定しております林野庁関連の県補助金である森林整備加速化・林業再生事業補助金については、県から9月13日の弁論準備において、和解の方向が出されない場合は活用できないとの話があり、旧庁舎解体工事などに活用予定の社会資本整備総合交付金についても、同様に交付が受けられないことが想定されるため、1,000万円の解決金で和解案を受け入れることとしたものであります。

 新図書館建設に活用を予定しております補助金、交付金については、県の森林整備加速化・林業再生補助金約2億2,000万円、国土交通省の社会資本整備総合交付金約8,000万円、地域の元気臨時交付金約3,200万円、新エネルギー導入促進協議会補助金約2,800万円、合計3億6,000万円余であります。

 また、これらの補助を活用できない状態に陥った場合は、市として、今後計画いたしますさまざまな事業の補助制度にも影響が考えられますので、議会の同意をいただく中で、これまで進めてきた新図書館建設事業を国・県の補助金、交付金などの特定財源を活用し、できるだけ財政負担を抑える中で進めていくことが責務であると考えております。

 和解は、裁判官がそれぞれの主張に対する正当性などの見解を示すものではなく、双方が主張を譲歩し、合意するものであります。

 解決金1,000万円についても、裁判官が市、シー・シー・ダブル双方が主張する金額を確認し、歩み寄れる金額として提示したものであり、シー・シー・ダブルが退去に伴う補償金として市に求めてきた約3,460万円のうち、新たな移転場所で業務を行うために必要な経費が約1,130万円でありますので、おおむねこれに近いものではないかと考えております。

 市が提示した200万円は、誘致企業としての補助制度を活用した事業所開設に係る経費のシー・シー・ダブルの負担分、おおむね4分の1の額であり、移転経費とすれば800万円相当は必要ではないかと考えておりました。

 和解案については、シー・シー・ダブル側も土地建物の占有権原がないことを理解し、退去することで合意していただいた内容でありますので、新図書館建設を進めるためにも、1,000万円での和解を選択したところであります。

 以上、提案理由の説明を申し上げましたが、よろしくご審議を賜り、ご議決いただきますようお願い申し上げます。



○議長(飯嶋賢一君) 提案理由の説明は終わりました。

 これより質疑を行います。

 質疑がある場合は、休憩中に書面をもって議長まで通告をお願いします。

 議事の都合により、暫時休憩いたします。



△休憩 午後1時48分



△再開 午後3時39分



○議長(飯嶋賢一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 これより質疑に入ります。

 休憩中、質疑の通告はありませんでした。

 以上で質疑を終わります。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△日程の追加



○議長(飯嶋賢一君) 次に、休憩中、乙黒泰樹君、吉田昭男君より議案第76号について、緊急質問の申し出がありました。

 これを議題といたします。

 お諮りいたします。

 議案第76号に対する緊急質問に同意の上、日程に追加し、追加日程第1として発言を許すことにご異議ありませんか。

          (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(飯嶋賢一君) ご異議なしと認めます。

 よって、議案第76号に対する緊急質問に同意の上、日程に追加し、追加日程第1として、発言を許すことに決定しました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△追加日程第1 議案第76号に対する緊急質問



○議長(飯嶋賢一君) 追加日程第1、これより議案第76号に対する緊急質問を行います。

 発言時間について申し上げます。

 緊急質問の発言時間は申し合わせにより、1人10分以内といたします。

 初めに、乙黒泰樹君の発言を許します。

 乙黒泰樹君。



◆6番(乙黒泰樹君) 新翔会の乙黒泰樹です。臨時議会において、山梨市一般会計補正予算について議案が提出されましたので、改めて株式会社シー・シー・ダブルとの和解交渉について質問をさせていただきます。

 先般行われた9月議会において提出された補正予算に関する議案は、反対多数で否決となりました。補正予算の内容については、旧山梨市役所庁舎におけるシー・シー・ダブルとの和解金1,000万円を支出するための修正ではありましたが、多くの議員から反対されたのは、この和解交渉の経過が市民に十分説明されていないこと、また、1,000万円という多額の支出にかかわる責任は誰にあるのか明確にされていないことが要因だったと、私は考えております。

 本来であれば、9月定例会終了後、シー・シー・ダブルと和解金の金額について、再度交渉すべきでありますが、今議会でも前回と変わらぬ内容であることは、至極残念なことだと思っています。

 そこで、4点の質問をさせていただきます。

 まず第1に、補正予算が否決された場合でも、現行の図書館建設を進めていくのか。

 そちらをお聞かせください。よろしくお願いします。



○議長(飯嶋賢一君) 竹越久高君。



◎市長(竹越久高君) 乙黒議員のご質問にお答えをいたします。

 補正予算が否決された場合の図書館建設についてであります。

 図書館は、市の生涯学習の活性化、子供たちの読書活動推進の核となり得る施設だと考えておりますので、補正予算が否決された場合は、シー・シー・ダブルとの和解が成立せず、林野庁関連の県補助金は活用できませんが、合併特例債などを活用した建設を進めたいと考えております。



○議長(飯嶋賢一君) 乙黒泰樹君。



◆6番(乙黒泰樹君) 今回臨時の議会を開催するに当たって、当局の方から、市民から多くの声が寄せられているたくさんの要望書が出ているということで、今回の臨時議会の開催の要望がありました。そちらの多くの要望書を見させていただいた中で、多くの市民の皆さんは、先月行われた9月の定例会で補正予算が否決されたことによって、図書館建設はなくなってしまうのではないかという誤解をされている方が、その考えに基づいて要望書を出されている方が多く見られました。これが、そもそも市民に対して当局からの説明責任が果たされていない証拠なのではないのかなというふうに私は思います。その部分も含めてしっかりと市民に情報を提供することが、当局の責任であると私は思っております。

 続きまして、この補助金が活用されなかった場合、今後の山梨市への影響を教えてください。よろしくお願いします。



○議長(飯嶋賢一君) 竹越久高君。



◎市長(竹越久高君) 補助金が活用できない場合の影響についてであります。

 補助金が活用できない場合は、事業費の95%に充当でき、元利償還金の70%が交付税措置される有利な起債である合併特例債などを活用することになりますが、元利償還金の30%は一般財源で負担しなければならないため、財政的には大きなマイナスであります。

 また、補助金を活用する際、国・県の重点施策に積極的に取り組み、補助金を活用した事業を的確に推進している状況であれば、国・県からの信頼性が高まり、他の事業の補助も受けやすくなります。

 ところが、繰り返し上部機関と協議を行う中で、予算措置が可能と判断されたにもかかわらず、事業が執行できないとなれば、山梨市は信頼を失い、補助金を要望しても、計画どおりに執行管理ができない自治体と見られてしまいます。このため、今後、経常的経費に係る補助金は問題ありませんが、臨時的経費に対し補助金の活用を計画しても、補助を受けることが難しくなることが想定されます。

 また、山梨市で予定していた補助金が執行されないこととなれば、県も国からの信頼を失い、林野庁においても予算確保が難しくなるのではないかと考えます。



○議長(飯嶋賢一君) 乙黒泰樹君。



◆6番(乙黒泰樹君) 私たち新翔会の会派議員の間でも、やはり既に確定をしている補助金を使用しなかった場合に、今後の山梨市の市政運営に対して大きなマイナスになるという竹越市長のお話や、また当局の皆さんの説明を聞いた中で、果たしてどのような具体的に不利益をこうむるのかというのを再三お尋ねさせていただきました。ここで、その辺の具体的な部分をお答えいただければと思いますので、再質問させてください。



○議長(飯嶋賢一君) 竹越久高君。



◎市長(竹越久高君) 申し上げておりますように、せっかく確保した補助金を使わないことになったときにどうなるかということでございますが、これは、経常的な補助金については問題なかろうと思いますが、臨時的、政策的な補助制度などを活用する場合に、今、ここで、市は具体的なものを持っているわけではございませんが、今後、そういうことは当然起き得ると想定されますが、そうした場合に、補助金の確保などは相当難しくなるのではないかと考えているところであります。



○議長(飯嶋賢一君) 乙黒泰樹君。



◆6番(乙黒泰樹君) 今、市長からの答弁にあったとおり、それだけ大きなリスクを背負う、そうした補助金の申請と交付という部分でありながら、今回のような事態を想定することなくどんどん進めてしまうという当局のあり方に、私は疑問を感じています。今後も大型事業を行う際に、さまざまな補助金を活用することは重要なことでありますし、ただ、今後も、補助金が決まっているからこの事業をやらなければいけないというような議案の通し方をされるようでは、果たして議会をこうした形で開く意味があるのかなというふうに、私は疑問に思っています。そういった部分の今後の改善を希望します。

 続きまして、和解金として、高額な1,000万円の支払いとなります。この責任の所在というのはどこにあるのか、市長のお考えをお聞かせください。



○議長(飯嶋賢一君) 竹越久高君。



◎市長(竹越久高君) 1,000万円の支払いの責任の所在についてであります。

 市といたしましては、誘致企業として入居していた企業でありますので、退去を求めた時点から、移転補償として応分の負担を考えておりました。

 和解は、裁判官がそれぞれの主張に対する正当性などの見解を示すものではなくて、双方が主張を譲歩し、合意をするものであります。

 解決金1,000万についても、裁判官が市、シー・シー・ダブル双方が主張する金額を確認し、歩み寄れる金額として提示されたものであります。



○議長(飯嶋賢一君) 乙黒泰樹君。



◆6番(乙黒泰樹君) 先般よりさまざまな機会で、この責任問題という部分では、私は質問させていただきましたが、この和解金の正当性という部分は裁判所で確定したことですので、そこの部分は少し別の問題として、私は、首長の責任として、この問題に対してどういう考えを持っているのかをお聞かせいただければというふうに、質問のほうをさせていただいております。ぜひよろしくお願いします。



○議長(飯嶋賢一君) 竹越久高君。



◎市長(竹越久高君) 繰り返しでございますけれども、退去を求める際から、一定の移転補償については負担をしなければならないと考えていたところであります。経過については、繰り返して何回も述べておりますので、それを繰り返しませんけれども、双方の主張に大きな隔たりがある中で、裁判官が双方の主張する金額を確認しながら、歩み寄れる金額として提示されたものが1,000万円ということでございます。そのことについては、ぜひご理解をいただきたいと思います。



○議長(飯嶋賢一君) 乙黒泰樹君。



◆6番(乙黒泰樹君) なかなかこうして何度も質問をしても、そういった責任の所在ということはお答えいただけないようなので、私自身、市民の皆さんは、この1,000万という金額は高額な金額だと恐らく思っていると思います。

 正当な交渉の中で、この金額で落ち着いたというふうにおっしゃられるのであれば、市民一人一人が納得できるように、これから時間をかけて、ぜひ情報公開、そしてこの政策について広く広めていっていただきたいなというふうに思います。

 その上で、首長としての責任というものに、もう少し自覚を持っていただければなというふうに、個人的には思います。

 最後に、9月定例会後、一度否決されたこの補正予算について、再度シー・シー・ダブルと条件について、交渉しなかったというふうに市長の答弁の中でお伺いしましたが、その理由についてお答えください。



○議長(飯嶋賢一君) 竹越久高君。



◎市長(竹越久高君) シー・シー・ダブルと再度交渉しなかった理由についてであります。

 10月4日の第4回弁論準備の後、県から補助金申請の1カ月の延長をいただきましたので、この猶予された時間の中で、和解に向け、顧問弁護士と協議を行ってまいりましたが、議会に認めていただけない中で、具体的な交渉を進めることができない状況でございました。

 しかし、臨時会開催の見込みを得た10月28日から、顧問弁護士を通じ、誠意を持って相手方と交渉を進めているところであります。



○議長(飯嶋賢一君) 乙黒泰樹君。



◆6番(乙黒泰樹君) 先ほどから申し上げているとおり、9月の定例会で多くの議員に否決をされたというのは、やはり金額の正当性に市民が納得できるのかどうかという部分に疑問があったからだと、私は思っています。その中で、この1カ月間の猶予というものがありながら、本来であれば、1,000万の金額を少しでも交渉できる余地があるのか、また、それができないのであれば、した上で、先方からどういう答えをいただいたと、そういう部分の努力がなければ、議員の皆さんも納得できないのかなというふうに、私は個人的に思っています。

 広く山梨市のためを思って考えるならば、同じ当局とこの議会の中、その中だけの説得交渉ではなく、広く外に目を向けて金額交渉をするべきなのかなというふうに、私自身は思っています。結果は結果として、この議会の中で受けとめるなり、また、否決になるのかわかりませんが、そういった努力は必要だと思いますが、その点について、市長はどうお考えですか。



○議長(飯嶋賢一君) 竹越久高君。



◎市長(竹越久高君) 先ほども申し上げましたが、猶予された時間の中で、どういう新たな和解に向けての交渉ができるのかという点については、顧問弁護士と十分協議を行ってまいりましたけれども、その中で、いずれにしても、10月4日には示された和解案について、市のほうが応じられないという結論を出したわけでありますから、こちらのほうから、おっしゃっている意味であれば、解決金を少しでも下げてという話を言っているのでありましょうけれども、そういう申し出はできない状況にあったということでありまして、そのことについては、何とか直接的な交渉はできないかということについては顧問弁護士とも相談しましたが、10月4日には裁判を継続するということで別れておりますので、臨時会の見込みが得られました10月28日から、新たな状況が出てまいりましたので、顧問弁護士と通じながら、相手方と交渉を進めているという状況であります。



○議長(飯嶋賢一君) 乙黒泰樹君。



◆6番(乙黒泰樹君) 今回、さまざまな部分で、議員と当局の間で誤解や意見の食い違い等が見られているのかなというふうに、私自身感じております。

 今後もしっかりとした情報の発信、そして、議員の後ろに多くの市民の皆さんがいらっしゃる、その中にたくさんの情報等そういったものを判断できるような、しっかりとした開かれた政治議会というものを目指すべきなのかなというふうに思っていますので、今後はそういった部分に、ぜひご留意いただきたいなというふうに思います。

 以上で、私の質問のほうを終了させていただきます。



○議長(飯嶋賢一君) 乙黒泰樹君の緊急質問は、以上で終わります。

 次に、吉田昭男君の発言を許します。

 吉田昭男君。



◆13番(吉田昭男君) 日本共産党の吉田昭男でございます。

 議案第76号 山梨市一般会計補正予算(第3号)に対して緊急質問を行いたいと思います。

 今補正予算は、株式会社シー・シー・ダブルとの訴訟の解決金として1,000万を支払う補正予算で、9月議会で否決された議案の再提案であります。

 議会の議決は大変重いものであり、執行部は真摯にこれを受けとめなければなりません。

 しかし、前議会と内容や条件に前進も変更もないものを、再度提案したところであります。

 提案では、訴訟の経緯等について、議会への報告と説明が不十分で足りなかったことを謝罪されるのみです。議会は、市長の提案が市民の利益にならないこと、道理のない提案には異議を唱えることは、当然の役割であると考えます。今再提案が可決されなければ、新図書館建設の補助金申請が間に合わず、補助金確保に努力をした山梨県に多大な迷惑をかけるとともに、山梨市の信用をなくして、今後、山梨市が行う事業の補助金、交付金に大きな影響を与えるとなると、議会にその責任を転嫁しようとしています。

 言うまでもなく、事の発端は、新図書館建設が拙速であったことであり、現状の問題の原因は、旧庁舎賃貸借契約満了後も明け渡しに応じない株式会社シー・シー・ダブル側にあることは、明白であります。

 そこで、何点か質問いたします。

 第1は、訴訟提起後、早期解決を図るために、適切な法的手段を含めて、どのような努力をしてきたのか。

 第2は、議会が予算案を否決した場合は、今後の山梨市の補助金、交付金申請に大きな影響を与えるというが、国も県も、補助金や交付金は、事業の目的や交付する基準により審査を行うもので、地方公共団体に対して情実を挟む余地はないと思うが、どうか。

 第3は、市民の声、世論は、9月議会の否決を評価しています。新図書館建設がおくれても、根拠もない血税を1,000万も支払うべきではないというのが、多くの声であります。

 建設計画の凍結や変更を行う考えはないのでしょうか。

 以上、3点、答弁を求めます。



○議長(飯嶋賢一君) 竹越久高君。



◎市長(竹越久高君) 吉田議員のご質問にお答えをいたします。

 まず、訴訟提起後の早期解決に向けた取組についてであります。

 訴訟提起前から移転については取り組んでまいりましたので、その点についても触れさせていただきたいと思います。

 契約期間満了1年前の平成23年10月26日に、口頭で退去について相手方に伝えました。

 さらに11月30日には、担当がシー・シー・ダブル本社を訪問し、再度退去のお願いをいたしました。

 その後、契約満了半年前の平成24年4月27日に、公文書で契約を更新しない旨の通知をいたしましたところ、同年5月25日付で相手方代理人弁護士から反論があったため、本市でも顧問弁護士である丸山法律事務所に依頼し、それぞれ弁護士を通じて交渉を行ってきました。

 しかし、交渉が成立せず、平成25年3月11日に訴訟の議決をいただき、3月22日に土地及び建物の明け渡し請求権を保全するため、不動産仮処分命令の申し立てを行いました。

 その後、相手方弁護士から申し立てに対する答弁書が提出され、また、それに対する準備書面での反論等を行いながら、双方の主張を確認するため、3回の審尋が行われ、裁判所からは和解の方向で進めるよう勧告がありましたが、和解交渉が進展しなかったため、仮処分の申し立てを取り下げ、5月28日に明け渡しの訴訟を提起し、裁判の日程が定められました。

 訴訟を提起した後も、一方で和解を念頭に置き、丸山弁護士事務所と協議してきましたが、裁判への影響を考慮し、表立った交渉等はできませんでした。

 平成25年7月9日の第1回弁論準備手続において、裁判所から解決金1,000万円での和解の提示がありましたが、この金額について、幾つかの錯綜した情報が入ってきたため、和解に応じることができなかったことは、前にもお話ししたとおりであります。

 市といたしましては、できるだけ解決金の金額を抑えるために、それらの情報の確認作業、相手方の要求事項への反論、和解の諸条件の検討をして、第3回弁論準備手続の際、和解条項の素案を双方で確認し、議会の承認を得ることを条件として、9月の議会で解決金の補正予算案を提出したところであります。

 次に、今後の補助金等への影響についてであります。

 森林整備加速化・林業再生事業については、昨年、国の予算枠に対し、全国から多くの要望が寄せられましたが、県のご支援をいただく中で、山梨市の計画が事業の趣旨に合致すると判断され、補助が内定したものであります。

 今回の森林整備加速化・林業再生事業費補助金に限らず、補助金等を活用するためには、早い時点から、それぞれ実施要領等に定められた所定の資料を提出し、補助金等の活用が可能かどうかの事前協議を行います。この事前協議は、市と出先事務所、出先事務所と県担当課、県担当課と国の担当省庁等の間で、繰り返し長期にわたり、行われます。

 補助金等の活用に向けた事前協議を行う際、過去の補助金活用状況や事業実績報告内容が、補助対象とするかどうかの1つの判断基準となります。

 ところが、県や国と協議を行い確保した補助金が、事業執行できないために活用できないとなれば、市は信頼を失い、事業の執行管理ができない自治体と見られてしまいます。

 このため、今後、経常的経費に係る補助金は問題ありませんが、臨時的経費に係る補助金は、活用が困難となることが想定されます。

 また、山梨市で予定していた補助金が執行されないこととなれば、県も林野庁も信頼を失い、予算確保が難しくなります。

 以上のような理由から、補助金が活用できない場合、各方面に大きな影響を与えるものと考えます。

 次に、新図書館建設についてであります。

 過日、小学生から私宛てに、はがきが届きました。山梨市の図書館は狭くて、自分の読みたい本も置いていないので、よその図書館ばかり行っています。早く新しい図書館をつくってくださいという内容でありました。

 また、山梨市文化協会や山梨市校長会、教頭会、PTA連絡協議会などからも、山梨市の文化の拠点として、子供たちの未来に希望を与える中核施設として、新図書館の建設を切望する旨の陳述書をいただきました。

 確かに1,000万円は高額な金額と考えますが、国・県のご理解をいただき、有利な補助を受けながら新図書館を建設するためには、この機を逃すわけにはいかないと考えております。

 また、補助金が利用できなくなった場合には、合併特例債を活用しての建設を考えておりますが、ぜひご理解をいただきたいと存じます。



○議長(飯嶋賢一君) 吉田昭男君。



◆13番(吉田昭男君) 1点、再質問させていただきますけれども、今度の提案の中でも、補助金の申請の期限ということがあるわけですけれども、補助金の申請の期限というのは、当初から予想されるなり、あるいはわかっているということではないかというふうに思うんですけれども、そういう申請の期限が決められた事業であれば、3月議会で全会一致で訴訟の提起も認められているわけで、それなりの強力な法的手段というようなことをやっぱり考えて進めるべきではなかったかというふうに思うんですけれども、その辺はいかがですか。



○議長(飯嶋賢一君) 竹越久高君。



◎市長(竹越久高君) この林野庁関係の補助金の執行については期限がございました。ゆえに、できるだけ早くシー・シー・ダブルと移転交渉の折り合いをつけて事業に着手をしたかったわけでありますけれども、その点が、訴訟という経過をたどりながら今日まで至ったことについては、大変反省をいたしているところであります。



○議長(飯嶋賢一君) 吉田昭男君。



◆13番(吉田昭男君) 以上で私の緊急質問を終わらせていただきます。

 ありがとうございました。



○議長(飯嶋賢一君) 吉田昭男君の緊急質問は以上で終わります。

 以上で緊急質問を終わります。

 お諮りいたします。

 ただいま議題となっています議案第76号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。

 これにご異議ありませんか。

          (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(飯嶋賢一君) ご異議なしと認めます。

 よって、議案第76号は、委員会付託を省略することに決定いたしました。

 これより討論を行います。

 議案第76号 平成25年度山梨市一般会計補正予算(第3号)について討論の通告がありました。討論の発言時間は申し合わせにより、1人15分以内といたします。

 討論交互の原則により、初めに吉田昭男君の反対討論を許します。

 吉田昭男君。



◆13番(吉田昭男君) 議案第76号 平成25年度山梨市一般会計補正予算(第3号)に対する反対の討論を行います。

 本補正予算は、現在係争中の新図書館建設用地の旧庁舎の明け渡しを求める裁判において、和解のための解決金として、株式会社シー・シー・ダブルに1,000万円を支払うための補正であります。

 現在に至った事の経緯、発端は、山梨市総合計画や実施計画になかった新図書館建設を拙速に進めたことにあります。また、賃貸借契約期間終了後も旧庁舎を明け渡さない企業側にもあります。さらに、議会全会一致で可決された訴えの停止後に、適切、迅速な法的手段や交渉を行ったことにもあります。

 市当局は、新図書館建設への批判を抑え、一般会計からの支出を少なくすることで、市民の理解を得るために、国や県の補助金の獲得のために奔走をいたしました。

 しかし、半年間に訴訟の進展がないまま、補助金申請締め切り期間が迫り、補正予算の性急な承認を求め、9月議会で否決されました。

 今臨時議会で議決を求めることになりましたが、和解の条件や内容に全く変わりはありません。

 市長の説明では、山梨県が林野庁の補助金2億2,000万円確保に特段の協力をいただいているので、議会が補正予算を否決すれば補助金を断ることになり、山梨県に多大な迷惑をかけるとともに山梨市の信用を大きく失い、今後の事業への補助金、交付金に大きな影響を与えるとしています。

 しかし、地方公共団体が行う事業への補助金や交付金は、基準や規則にのっとり給付の可否を決めるもので、議会の態度や個人的な情実で左右される余地はないと思います。

 本来、市当局は、議会に提出された議案が一部修正されたり否決された場合は、事業の変更や見直しを行うのが本来の姿といえます。今回、議案の再提出に当たり、議会への報告や相談の不十分なことや訴訟への対応の甘さ、議会を軽視したことを謝罪する言葉を述べて、心からおわびをすることを表明して、補正予算の可決を得ようとするものであります。市民の代表の議会と議員の役割は非常に重いもので、その意志は真摯に受けとめるべきであります。

 今回の議案は、一般会計の補正予算ではありますが、執行部と議会との権限が問われる性格を持っていることから、反対をするものであります。



○議長(飯嶋賢一君) 次に、雨宮巧君の賛成討論を許します。

 雨宮巧君。



◆14番(雨宮巧君) 市民の会の雨宮巧です。

 議案第76号 平成25年度山梨市一般会計補正予算(第3号)に対する賛成討論を行います。

 この予算は、旧庁舎に居座る株式会社シー・シー・ダブルとの訴訟にかかわる裁判の和解金支払い額1,000万を、一般会計繰越金より885万9,000円、家賃収入114万1,000円を支出する補正予算であります。

 この訴訟は、契約上からも山梨市に瑕疵はなく、事前に理由を示し、引越し先についても紹介するなどしていることから、やむを得ないものと私は考えています。この1,000万という金額は、市民の感覚からいっても大変な額であり、到底受け入れがたいものであり、本来であれば、最後まで闘うべきと考えています。

 しかし、残念なことに、それが許されない状況にあることを、再三にわたり説明をされました。国・県の補助金取得に当たりましては、多くの皆様にご苦労をおかけしたことと思っております。その補助金を断るということは、多くのリスクを覚悟するということであり、国や県に迷惑をかけることにほかなりません。自治体が決断したことに対して、県や国が負担を課すなどということは、あってはならぬことでありますが、現実は、市の将来に不安の影を落とすことになると思っています。

 そして、何より気がかりなことは、旧庁舎の処理が残ってしまうということであります。耐震化されていないあの建物は、ほかに貸すべきではなく、市として、もし万が一が生じることがあれば、責任問題が発生するおそれがあるからであります。

 株式会社シー・シー・ダブルには、一日も早く退去してもらう必要がありますし、解体撤去しなければいけない建物です。新図書館建設とあわせることにより補助金で解体することができますが、それができないとなれば、市の単独予算なり他の起債を見つけて、解体費1億円を賄わなければなりません。それとて裁判の決着を見るまで、いつになるかわからなくなり、市民への大きな負担となってまいります。

 私は、24年度予算に対して、新図書館と小原スポーツ広場建設予算を除いた修正案を提出し、否決された一人であります。今でも、そのことは間違っていないと思っています。

 しかし、地方議会は二元代表制であり、首長1人に対して議員は18人の合議において首長提案を議決します。その経過の中で意見の相違があっても、合議において決すれば、議会が決したことになります。議員個人ではなく、議会の責任となります。その重い責任において、市民の幸せを追求していかなければいけません。

 新図書館建設につきましては、さまざまな意見があることも事実であります。そのような市民の思いも受けとめて、図書館建設に取り組んでほしいと願っています。

 先日、教育民生常任委員会では、伊万里市と武雄市の図書館を視察してまいりました。

 武雄市の図書館は、今、注目であり、蔦屋書店と委託契約を結び、館内にスターバックスのコーヒー店があり、コーヒーを飲みながら本を読むことができ、雑誌の購入もできる新しい形の図書館です。

 一方、伊万里市の図書館は対照的に、市長が、民営化や委託はしない、図書館はまちづくりだ、「図書館で人が育ちまちが育つ」をテーマとして、市民と協働で図書館をつくっています。2台の自動車図書館があり、保育園、小学校、地域を回り、保育園児から図書利用カードを発行し、子供のころから本に親しむ教育「家読」制度を進めています。図書館登録率が、市民の65%という驚異的数字であります。内容は、子供に重きを置いた図書館であり、館長は公募で採用されており、話の端々から熱い思いを感じることができました。図書館は人づくり、まちづくりという話を聞いて、図書館をつくることの難しさを思い知りました。

 今のIT社会が、今後の図書館運営にどのような影響を及ぼすのか、その進歩ははかり知ることができません。また、人口減少社会のことも念頭に置いて、かからなければいけないと考えます。

 恐らく多くの市民は、普通のどこにでもある新しいだけの図書館を望んではいないと思っています。中身の検討をしっかりと進め、山梨市民の期待に応える施設とすることを望みますが、残念なことに道が塞がれています。今補正予算は、これを取り除くやむを得ぬ措置と考えます。

 市当局におかれては、市政運営に当たり、3万7,100市民の声をどのように聞き、捉えていくのか、そのことが今回、問われているような気がしています。市民の声を聞く、このことが、全ての施策を遂行していく上で最も大切なことではないでしょうか。そして、市民への説明責任を十分に果たしていってほしいと願っています。

 こうして私たちが何度も重い決断を強いられることは、まことに遺憾なことであります。今後の市政運営に当たって、ぜひこのことを教訓としていただきますようお願いを申し上げ、賛成討論といたします。



○議長(飯嶋賢一君) 次に、根津和博君の反対討論を許します。

 根津和博君。



◆10番(根津和博君) 山友会の根津和博でございます。

 今議会上程されました議案第76号 平成25年度山梨市一般会計補正予算(第3号)について、反対討論を行います。

 今回の補正予算は、新図書館建設工事推進のため、本年3月11日に訴えの提起の議決を受けて、株式会社シー・シー・ダブルに対し旧庁舎の明け渡し請求等を求め、3月22日に甲府地方裁判所に不動産仮処分命令申立書を送付したことに始まります。

 退去に対して同意に至らない問題点は、山梨市からは移転実費200万円の提示、シー・シー・ダブル側の要求額は3,468万余となり、双方の意見に大きな差があったためであります。

 3回に及ぶ審尋を経て、5月28日に不動産仮処分命令申し立てを取り下げ、土地建物明渡等請求事件の訴状を甲府地裁に提出し、本訴となりました。

 7月9日の第1回口頭弁論において、和解案として、解決金1,000万円が裁判所から提示されましたが、その直後に、和解案よりも低い500万円、600万円での和解情報があったため、この情報を確認する必要があることから、7月23日、裁判所の和解案を受け入れることのできない回答を提出、同30日の第2回弁論準備においても、合意には至りませんでした。

 その後、それらの情報については間違いであったことが確認され、新図書館本体工事に活用する予定の森林整備加速化・林業再生事業の補助金、2億2,000万円の期限が迫ることから、市では総合的に判断し、9月13日に和解条件の骨子(案)。占有権原がないことを確認すること。本年12月20日までに旧庁舎を明け渡すこと。解決金1,000万円。10月末日に半額500万円、明け渡しと引きかえに残り500万円を支払うこと。賃貸契約期限後に賃貸料として供託していた賃金のうち、平成24年11月から平成25年5月までの114万1,140円を市が、平成25年6月から8月までの48万9,060円をシー・シー・ダブルに分配することを、9月の補正予算の議決を条件に和解に合意する旨でありましたが、先日の議決は、反対多数により否決となりました。

 なぜ、否決に至ったのか、市民の皆さんにもわかるように、経緯をお話したいと思います。

 そもそも新図書館建設は、市立図書館基本計画策定委員会や当時の市議会が提出した市立図書館調査研究会報告書をもとに、人口規模に対し、蔵書スペースや閉架書庫が狭い点、駐車スペース、耐震補強問題、バリアフリー化、防犯的な理由など、さまざまな問題を抱えているため、合併特例債を活用し整備することとなり、新図書館の候補地として、当時活用していなかった山梨市庁舎南棟、旧山梨市庁舎、現在図書館がある市民会館、牧丘支所内の空きスペース、ムカワホームの跡地の5カ所が挙げられました。

 平成23年4月15日、市議会では、現在市立図書館が併設されている山梨市民会館を改修、整備することが望ましいとの報告書が出され、その主な理由として、交通の利便性がよく、ちどり湖のほとりというすばらしい環境にあること、市民会館内の会議室以外には利用率の低い部屋があり、それらを改修することによって、図書館の書庫に必要な面積を確保できること、山梨市民会館も耐震整備が必要な状況の中で、また新しい箱物に莫大な費用をかけることは、今後予想される厳しい財政状況下では得策ではなく、人口減少が進む中で、施設的には必要最小限の機能を有するものにとどめるべきであり、図書館の移転が行われれば、残された市民会館の利用低下も懸念されること、地域の活性化と公共施設の有効利用という面から、牧丘庁舎、三富庁舎の空きスペースを改修し、図書館として利用するというものでした。

 さらに要望として、市民懇話会、全市民へのアンケート実施、少子高齢社会の進行、県立図書館の完成、道州制の可能性、電子書籍の普及等を視野に、20年、30年後の動向を見据えた中で検討を行うこと、学校、保育園、公民館など図書機能充実を推進することの研究、検討を求めるものでありました。

 その後、数回にわたる委員会審議の後、平成24年1月に山梨市立図書館基本計画を策定し、現在の計画、旧山梨庁舎に建設が決定いたしました。

 設計当初、約11億円であった建設費も、補助金活用のため設計変更が行われ、最終的には15億円を超える計画となり、少子高齢化が予測される市政の将来負担率を考えると、計画縮小も視野に入れなくてはならない状況でもあったと考えます。

 市民誰もが、どこに住んでいても図書館を利用できるようなシステムを構築し、南北に市域が広い本市において、図書館からの遠隔地となる牧丘地域、三富地域に均等なサービスが提供できるようこれらの地域のサービスシステムを考える上で、身近な公民館図書室を初め、学校図書館、牧丘支所、三富支所などとの連携も考える必要があったことは、言うまでもありません。

 図書館建設に当たっては、市民との合意形成がより必要であったと考えます。

 基本計画にも記されているように、図書館は、先人たちによって創造された知識や文化を資料、情報という形で集積し、市民に提供することによって、新たな創造を支援するという機能を有しています。過去の時代の知識や文化の詰まった空間であり、先人の努力の結晶、いわば市民にとっての文化のシンボルであります。

 市民の文化活動を支える場として、市民の誇りとなるような図書館をつくっていくことこそが必要です。

 先日、岐阜県の中津川市では、中津川市民読書基本条例が制定されました。

 ご存じのとおり、中津川市は、9億円の新図書館建設を、少子高齢化の財政難が予測される中、財政が少なくなる中、厳しくなる現状を見て、建設の中止に決定いたしました。2億円を超える補助金を国から受け取っておりましたが、後に返納し、独自の図書文化を知恵を絞って創出しているところであります。

 8万人の人口規模で、9億円の図書館建設は財政的に厳しいという認識を持っていたことになります。

 山梨市も補助金活用という時間的な制約がある中、新図書館建設に向けた新たな議論や市民合意を得ていくことは、困難であると考えます。

 私は、図書館そのものは不要なものとは思っておりません。

 和解金の1,000万円があれば、どのくらいの図書が買えるのでしょうか。

 現在の図書館、公民館図書室、学校図書を充実させ、本当に山梨市に必要な図書館のあり方を市民目線で再度見直すことが、市民自治の根幹だと思います。

 2億2,000万円の補助金が使えなくなるのであれば、新図書館の基本設計から総予算を削減し、将来、山梨市にとって必要な実りある図書館を、市民と合意形成を図る中で進めていくべきと考えます。

 また、図書館の維持経費は、年間7,700万円が試算されており、20年、30年後に市の財政が厳しくなる中、その負担は莫大なものとなるものと考えます。

 話を主題に戻しますが、今回の旧庁舎の明け渡しの契約解除ないし退去については、3月議会、訴えの提起の答弁において、借地借家法ではなく、地方自治法第238条の5第4項の規定が適用されると市長も答弁しておりますが、現在は更新拒絶により、借地借家法第26条、第28条が適用され、シー・シー・ダブルとの土地建設賃貸契約書の第2条にある特段の事由が条件闘争となっております。

 なぜ、市側に瑕疵がないのにもかかわらず1,000万円の解決金を支払うのか、私には理解ができません。

 そもそも3月議会での答弁内容の計画によれば、今回、公共の図書館を建設することから、地方自治法が適用され、市側には支払い義務はないものと思います。

 補正予算額1,000万円はとても大きな額ですので、市民に合意形成が得られるとは思えません。

 また、市からの損害賠償として考えられる賠償は、建設工事が計画どおり進捗しないことにより、補助金が得られないこととなった場合の補助金額に相当する金額を考えていると答弁しております。

 新図書館本体工事に活用する予定の森林整備加速化・林業再生事業の補助金2億2,000万円が交付されない場合、議案32号で議決したとおり、地方自治法による損害賠償請求するのが筋と思います。

 以上のことから、本議案に反対するものであります。



○議長(飯嶋賢一君) 次に、大竹裕子君の賛成討論を許します。

 大竹裕子君。



◆11番(大竹裕子君) 今臨時会に提案された補正予算(第3号)について、やむなくではありますが、賛成の立場として討論いたします。

 9月定例会最終日の追加提案に対して、公明党は反対をいたしました。理由は、当初、市長は、1,000万円なんてとんでもない、出せない、地方自治法が優先するから、裁判には勝てると言い、7月の裁判で和解案が提示されたにもかかわらず、議会への説明はなく、しかも唐突に、9月の裁判で和解案を受け入れる返事をしてしまったという経過があったためです。

 議会に説明しなかった理由を、低い金額のさまざまな情報があったからとのことでしたが、裁判をしている以上、裁判で出される金額以外は信用すべきではないと申し上げた経過もあります。しかも、補助金を理由に補正予算に賛成しろというのは、議会軽視ではないかと思います。今後の事業においても、先に補助金を申請してから議会に賛同を求めるということも、想定をさせるような状況でした。

 図書館整備を訴え、図書館建設に賛成してきた立場としては、まことに遺憾なことであります。

 今回、同じ内容の議案への再度のお願いに対し、市長に要望書を手渡し、内容が受け入れられるなら賛成するとしました。

 要望内容は、1、株式会社シー・シー・ダブルとの和解について、裁判内容並びに和解に向けた対応について、議会への説明不足を認め、公の場で謝罪すること。

 2つ目として、和解金については、最後まで交渉すること。

 3つ目として、今後、事業を推進するに当たっては、十分な説明をし、今回のような不安要素を残すことなく進め、再発防止を講ずること。

 以上、3点の要望をいたしましたところ、おおむね了承できる回答がありました。

 また、シー・シー・ダブルは、旧庁舎が耐震をされていないことを承知で入居をいたしましたが、東日本大震災の折にガラスが割れたことから、旧庁舎の耐震の要求をしております。利用しているのは、旧庁舎の3階建て建物のごく一部です。取り壊す予定の建物に、耐震工事のための多額の税金を投入できないと判断しました。

 これらの理由から、平成25年度山梨市一般会計補正予算(第3号)に賛成する立場の討論といたします。



○議長(飯嶋賢一君) 次に、古屋忠城君の反対討論を許します。

 古屋忠城君。



◆18番(古屋忠城君) 山友会所属の古屋忠城でございます。

 平成25年度山梨市一般会計補正予算(第3号)について、反対討論を行いたいと思います。

 私は、旧庁舎の跡地に新たに図書館を建設することは、当初より反対してきた議員の一人であります。

 旧庁舎跡地は、山梨市の商業発展の拠点として有効に利用すべき土地だと思っているからであります。

 まず、反対理由の1つとして、今回のシー・シー・ダブルの和解金1,000万でありますが、竹越市長は当初、200万円なら支払うと言いましたが、なぜ200万円なのか、いまだはっきりした答弁はありません。

 また、シー・シー・ダブルに対し、裁判を起こした経過については、一貫して地方自治法第238条の5第4項を取り出し、図書館建設は正当な理由に値すると言い、民事法の中の借地借家法より有利であるので、裁判をしたいから議会に賛成してほしいと議案に上げ、裁判に踏み切ったのではないでしょうか。その意気込みはどこへ行ってしまったのでしょうか。

 今度、9月17日には、議会に対し、やはり明細な説明もなく、1,000万円で和解したい、協力してくれないか、であります。和解内容は、ただ単に補助金がもらえないから、期限が切れてしまうからと言って、言いわけだけでありましたが、最初のときの市長の強がりはどこへ行ってしまったのでしょうか。

 最後まで、男、竹越市長なら、裁判を継続したらどうでしょうか。

 議決された議案を無視するのですか。市長としてあるまじき態度ではないかと思いますが、決して許されるべきものではありません。

 次に、6月議会において、シー・シー・ダブルとの訴訟に対して、契約内容は裁判中だからと言って提示せず、必ず勝利すると明言したのではないでしょうか。市長は、なぜ急に1,000万円の和解に応じたのでしょうか。その理由、また根拠が必ずあるはずなので、公文書による公開を、議会及び市民に知らすべき義務があると思いますが、していないのはなぜでしょうか。

 このことが、第2の反対の理由であります。

 また、9月27日の全員協議会において、初めてシー・シー・ダブルとの契約書を議員に配付しましたが、なぜこんな契約内容で訴訟を起こしたのか、あきれました。素人の私が見ても、勝てるわけがありません。そういう契約書でありました。無謀としか思いません。

 最後に、大きな問題点として、新図書館建設に対し、十分な市民との対話がなく、庁内会議の中であたかも簡単に決定し、当初予算11億から始まりまして、今や15億5,000万円余りと膨れ上がってばかりであります。まだ、ほかにアスベストが別に出てきたというようなことで、追加予算をしようとする気配が伺えます。

 竹越市長がとった今までの行動が、山梨市に多くの損害を与えたことは紛れもない事実であり、他の事業計画に対しても同じような議会軽視の行動が見受けられ、反省の色が全く見られない点から、断固反対するものであります。

 時間がありますから、もう少し話しますけれども、前回、9月議会で、議案に対しまして反対をいたしました議員の皆様方にお願いを申し上げます。

 議会で議決した事項につきましては、非常に重いものがあると思います。内容が変わっていないのに、今度は賛成というようなことであるならば、非常に残念でなりません。やはりここは議員としての気質を、将来山梨市の展望を考えるとき、今の図書館予定地は、山梨市の本当の基盤であります。この基盤を図書館にしてしまったら、二度とこの山梨市の発展は見受けられない。また新たに土地を買うということは、大変、今の山梨市の予算では到底無理であります。どうかその点を考慮していただき、将来の山梨市のために、ぜひ反対をしていただくことを切にお願いをいたしまして、私の反対討論といたします。



○議長(飯嶋賢一君) 以上で討論を終わります。

 これより、議案第76号 平成25年度山梨市一般会計補正予算(第3号)について採決を行います。

 本案は起立により採決いたします。

 お諮りします。

 本案は原案のとおり決定することに賛成の諸君は起立願います。

          (賛成12名)

          (反対5名)



○議長(飯嶋賢一君) 着席願います。

 起立多数です。

 よって、議案第76号は原案のとおり可決されました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△閉会



○議長(飯嶋賢一君) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。

 平成25年11月山梨市議会臨時会を閉会いたします。



◎議会事務局長(武井信治君) お互いに挨拶を交わしたいと思います。

 ご起立をお願いします。

          (全員起立)



◎議会事務局長(武井信治君) 相互に礼。



△閉会 午後4時50分

 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。

   平成25年11月1日

       山梨市議会議長 飯嶋賢一

       会議録署名議員 乙黒泰樹

       会議録署名議員 小野鈴枝