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山梨県 山梨市

平成22年 12月 定例会 議員派遣報告書



















山梨市立図書館調査研究会行政視察

(1)研 修 日
(2)派遣場所
(3)研修内容

平成22年11月17日(水)
中央市立田富図書館・中央市立玉穂生涯学習館
甲斐市立双葉図書館
「市立図書館の運営状況について」

長らく懸案事項となっている山梨市立図書館の今後について、改修や移設等
の是非について調査研究を行うため、山梨市立図書館調査研究会が設立された。
その活動として、県内他市の図書館の運営状況等について行政視察を実施した
ので、その概要について報告します。
中央市では田富図書館、玉穂生涯学習館の2館において、館長からそれぞれ
図書館の運営状況について説明を伺った。
中央市は合併前の旧3町村の公立図書館が存続され、市立図書館3館を運営
している。平成21年度末の統計によると、市立図書館3館の蔵書数は26万
点、貸出点数35万冊。平成22年度当初の調査結果では、人口3万人未満の
市立図書館で貸出数・蔵書数・図書購入数の3部門で全国1位(日本図書館協
会発行『日本の図書館 統計と名簿2009』《26ページ》)となっている。
蔵書数の多さは、玉穂生涯学習館と田富図書館が、それぞれ10万点の収蔵
能力を持っている事があげられる。また、図書購入数および貸出数の多さは、
図書購入の方法の見直しを行い、契約業者による選定の図書を減らし、図書館
長と職員が購入図書を独自に選定することで、利用度の高い図書数を増やした
ことが要因とのことである。
利用者の要求に応えるために、図書館職員や司書にプロ意識を求め、館長を
先頭に図書館運営のレベル向上に力を入れているのが強く感じられた。
甲斐市では双葉図書館を視察し、館長から図書館運営状況について伺った。
甲斐市もまた合併前の3町の公立図書館が存続され、市立図書館として3館
を運営している。各図書館は、地域館的役割も持つということで、各地域・旧
町に関する資料・行政資料を収集・収蔵している。また、資料購入の特色とし
て竜王図書館では洋書、敷島図書館では園芸・福祉関係、双葉図書館ではワイ
ン・航空関係の資料収集が進められている。
青少年の読書活動を推進するための取り組みとして、読書離れが懸念される
中学生・高校生について、本に親しむ機会が増えるようヤングアダルト図書コ
ーナーの充実をはかっている。また、学校図書館との連携を強め、相互に資料

を利用出来るようにしたとのことである。さらに夏休みには、図書館への理解
を深めてもらう試みとして、市内小中学生を対象に、
『子ども1日図書館員』事
業を実施している。
インターネットの普及等によって市民の読書や図書館利用のスタイルが変化
する中で、公立図書館の存在の意義や求められる機能も変化している。今回視
察を行った2市の市立図書館について、図書館長を中心に職員、司書等が常に
市民のニーズを意識し、また行政がそれをバックアップできる環境の整備が必
要であることを強く認識した。そして、市民の生涯学習の拠点として、その市
に必要とされる図書館像を具体的に目標設定し、運営を進めていくことが大切
であると感じた。
こうしたことを考える中で、山梨市立図書館の今後について、財政面や空き
施設の有効利用という視点からだけでなく、公立図書館の基本理念・基本方針
に立ちかえる中で、慎重に調査研究を継続していきたい。
上記のとおり報告いたします。
平成22年12月1日

山梨市議会議長








健 司





信 道




殿