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山梨県 山梨市

平成20年  9月 定例会(第3回) 09月02日−01号




平成20年  9月 定例会(第3回) − 09月02日−01号







平成20年  9月 定例会(第3回)



          平成20年第3回山梨市議会定例会 第1日

◯平成20年山梨市議会第3回定例会第1日目(初日)は、9月2日午前10時山梨市議会議場に招集された。

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◯平成20年9月2日(火曜日)午前10時03分開会・開議

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◯議事日程

 第1 開会

 第2 会議録署名議員の指名

 第3 会期の決定

 第4 諸報告

    1 庶務報告

    2 報告第13号 株式会社グリル・パイナリーに係る第31期事業年度決算に関する書類及び第32期事業年度事業計画の報告

    3 報告第14号 平成19年度山梨市財政健全化判断指標の報告

    4 寄附採納報告

    5 監査委員出納検査報告

    6 説明員の報告

 第5 閉会中の常任委員会継続審査結果報告

 第6 市長提出議案の上程

    議案第80号 山梨市助産師修学資金貸与条例について

    議案第81号 山梨市企業立地促進産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例について

    議案第82号 山梨市役所の位置を定める条例等の一部を改正する条例について

    議案第83号 山梨市議会政務調査費の交付に関する条例等の一部を改正する条例について

    議案第84号 公益法人等への山梨市職員の派遣等に関する条例等の一部を改正する条例について

    議案第85号 山梨市手数料条例の一部を改正する条例について

    議案第86号 山梨市民総合体育館設置及び管理条例の一部を改正する条例について

    議案第87号 山梨市屋内温水プール設置及び管理条例の一部を改正する条例について

    議案第88号 山梨市牧丘B&G海洋センター設置及び管理条例の一部を改正する条例について

    議案第89号 平成20年度山梨市一般会計補正予算(第2号)

    議案第90号 平成20年度山梨市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)

    議案第91号 平成20年度山梨市老人保健特別会計補正予算(第1号)

    議案第92号 平成20年度山梨市下水道事業特別会計補正予算(第2号)

    議案第93号 平成20年度山梨市浄化槽事業特別会計補正予算(第1号)

    議案第94号 平成20年度山梨市介護保険特別会計補正予算(第1号)

    議案第95号 平成20年度山梨市居宅介護予防支援事業特別会計補正予算(第1号)

    議案第96号 平成20年度山梨市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)

    議案第97号 平成20年度山梨市活性化事業特別会計補正予算(第1号)

    議案第98号 平成20年度山梨市病院事業会計補正予算(第1号)

    議案第99号 平成19年度山梨市一般会計及び各特別会計歳入歳出決算認定について

    議案第100号 平成19年度山梨市公営企業会計決算認定について

    議案第101号 山梨市市民憲章の制定について

 第7 議案の朗読

 第8 提案理由の説明

 第9 決算特別委員会の設置及び委員指名

 第10 散会

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◯本日の会議に付した事件

  議事日程に同じ

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◯出席議員(19名)

     1番   野澤重幹君    2番   岩崎友江君

     3番   古屋保男君    4番   佐藤 勇君

     5番   山崎峰三君    6番   吉田昭男君

     8番   山田 稔君    9番   小野鈴枝君

    10番   大竹裕子君   11番   仲澤正巳君

    12番   高原信道君   13番   志村 忍君

    14番   大久保光男君  15番   秋山榮治君

    16番   向山 輝君   17番   星野 洋君

    18番   雨宮 巧君   19番   丸山正一君

    20番   雨宮義和君

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◯欠席議員(なし)

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◯説明のため出席した者の職氏名

  市長       中村照人君    副市長      井戸 栄君

  教育長      堀内邦満君    秘書人事課長   坂本孝二君

  総務課長     堀内 勝君    総合政策課長   加々見義雄君

  庁舎等

  整備活用     名取茂久君    管財課長     岡 博久君

  対策室長

  税務課長     竹川一徳君    市民課長     角田 寛君

  福祉事務所長   三澤武文君    少子対策課長   窪田今朝富君

  晴風園長     日原明彦君    保健課長     芦澤 武君

                    新エネルギ

  環境課長     山下哲司君             野沢信次君

                    ー推進室長

  商工労政課長   奈良 孝君    観光課長     小林 孝君

  農林課長     武藤 亨君    建設課長     中村 一君

  都市計画課長   雨宮俊彦君    下水道課長    村田晴彦君

  会計管理者

           三澤一郎君    水道課長     土橋真仁君

  会計課長

  学校教育課長   田村 正君    生涯学習課長   石場正敏君

  社会体育課長   奥山博文君    監査委員事務局長 名取 功君

  牧丘支所長    竹川寿美雄君   三富支所長    丸山徳昭君

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◯事務局職員

  議会事務局長   相原和男君    議会事務局次長  武井俊一君

  書記       手島裕司君    会議書記     加藤隆史君

               午前10時00分



◎議会事務局長(相原和男君) 開会に先立ちまして、お互いにあいさつを交わしたいと思います。

 ご起立願います。

          (全員起立)



◎議会事務局長(相原和男君) 相互に礼。

 ご着席願います。

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△議長あいさつ



◎議会事務局長(相原和男君) 平成20年第3回山梨市議会定例会の開会に先立ちまして、野澤議長よりごあいさつを申し上げます。



○議長(野澤重幹君) 開会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。

 本日、ここに平成20年第3回定例会が招集されましたところ、議員並びに市長を初め、執行部各位にはご健勝にてご出席いただき、厚く御礼を申し上げます。

 昨日は、発生の切迫性が危惧されている東海地震を想定いたしまして、市の総合防災訓練が行われたところでございます。市民一人一人が、平素から災害に適正に対処し得るよう準備することや、防災意識の高揚を図ることの大切さを改めて感じさせられたところでございます。

 さて現在、私は、大久保前議長の後を引き継ぎ、関東市議会議長会副会長の職についております。この秋、11月6日には、フルーツパーク富士屋ホテルにおいて、平成20年度第1回理事会が開催される予定であり、関東近県50余りの市から市議会議長をお迎えすることとなります。これを山梨市の魅力を関東に発信する絶好の機会ととらえ、本市の積極的なPRを図ってまいりたいと考えております。

 今定例会は、新庁舎への移転に伴い、この議場を使用しての最後の定例会となります。この山梨市議場は、当時の建築技術の粋を集めて昭和41年4月に完成し、今日までの約42年もの間、170回余りの定例会が開催されてまいりました。この間、旧山梨市と新市の市政繁栄の礎を築くもととなり、記憶に新しい合併時の激動が刻まれている議場でございます。

 今定例会には、条例関係、補正予算関係など22案件が提出されており、3日間の決算審査も予定されております。議員各位には、この長い歴史と伝統を有する本議場の最後を飾るべく、悔いのない十分な議論を尽くされ、意義深い議会になりますよう期待するものでございます。

 終わりになりますが、議会運営全般につきまして特段のご理解とご協力をお願い申し上げ、開会に当たってのあいさつといたします。

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△開会 午前10時03分



△第1 開会



○議長(野澤重幹君) 申し上げます。季節柄、上着を脱ぐことを許します。

 ただいまの出席議員19人、定足数に達しております。

 ただいまから平成20年9月第3回山梨市議会定例会を開会いたします。

 これより本日の会議を開きます。

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△第2 会議録署名議員の指名



○議長(野澤重幹君) 日程により、会議録署名議員の指名を行います。

 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において指名いたします。

 第5番 山崎峰三君、第18番 雨宮巧君を指名いたします。

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△第3 会期の決定



○議長(野澤重幹君) 日程により、会期決定の件を議題といたします。

 今定例会の会期日程につきましては、去る7月28日及び8月28日に、議会運営委員会を開催して協議の結果、お手元に配付してあります日程のように、本日から9月30日までの29日間とすることに決しました。

 お諮りいたします。

 そのように決することにご異議ありませんか。

          (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(野澤重幹君) ご異議なしと認めます。

 よって、今期定例会の会期は、本日から9月30日までの29日間と決定いたしました。

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△第4 諸報告



○議長(野澤重幹君) 日程により、諸報告を行います。

 閉会中の庶務につきましては、お手元に配付してあります庶務報告によりご了承願います。

 次に、市長から議会に報告すべき事項であります報告第13号及び報告第14号が提出されました。お手元に配付してありますので、ご了承願います。

 次に、市長から寄附採納についての報告が提出されました。お手元に配付してありますので、ご了承願います。

 次に、監査委員から平成19年度の平成20年5月分及び平成20年度の5月分、6月分、7月分の例月出納検査報告書が提出されました。お手元に配付してありますので、ご了承願います。

 次に、地方自治法第121条の規定に基づき、今定例会に市長及び各執行機関に対し出席を求めたところ、お手元に配付のとおり出席並びに委任の通知がありました。

 以上で報告を終わります。

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△第5 閉会中の常任委員会継続審査結果報告



○議長(野澤重幹君) 日程により、閉会中に行われた総務常任委員会の審査結果報告を行います。

 総務常任委員会 大竹裕子委員長。



◆総務常任委員長(大竹裕子君) 閉会中の総務常任委員会の審査についてご報告いたします。

 本委員会に付託された平成20年請願第4号 後期高齢者医療制度に関する請願書について、慎重なる審査を重ねてまいりました。その結果、次のとおり決定いたしました。

 平成20年請願第4号については、全会一致で不採択と決定いたしました。

 以上、ご報告といたします。



○議長(野澤重幹君) 総務常任委員長の報告は終わりました。

 委員長報告に対する質疑、討論、採決は、来る9月17日の本会議の冒頭に行いますので、その際にお願いいたします。

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△第6 市長提出議案の上程



○議長(野澤重幹君) 日程により、これより議案の上程を行います。

 本日、市長から送付されました議案は、議案第80号から第101号までの22件であります。

 これを一括議題といたします。

 議案の配付漏れはありませんか。

          (「なし」と呼ぶ者あり)



○議長(野澤重幹君) 配付漏れなしと認めます。

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△第7 議案の朗読



○議長(野澤重幹君) 事務局に議案を朗読させます。

 この際、申し上げます。

 議案の朗読は、議案番号及び件名のみとし、内容については朗読を省略いたします。

          (議案朗読)



○議長(野澤重幹君) 朗読は終わりました。

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△第8 提案理由の説明



○議長(野澤重幹君) 市長に提案理由の説明を求めます。

 市長 中村照人君。



◎市長(中村照人君) 平成20年第3回定例市議会開会に当たり、提出いたしました案件につきまして、その概要を申し上げますとともに、私の所信の一端を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様方のご理解とご協力をお願いいたします。

 昨日、福田総理の電撃辞任表明は、まさに青天のへきれきであり、課題が山積し、極めて社会情勢が不安定な中で、国政の不安定が地方に及ぼす影響は大きく、一日も早い国政の安定を望むものであります。

 さて、ことし前期を簡単に振り返りますと、種あり巨峰の開花期である5月下旬から6月下旬にかけて、低温や日照不足の日が続いたことから、本市の特産であります種ありブドウの「巨峰」「甲斐路」に、牧丘地域の広い範囲で無核果の被害が7月に入り確認されたところであります。このため、各園や各樹木の状況を把握した中で、それぞれに適した摘粒及び摘房を行うこととし、果樹試験場やJAによる収量確保のための技術指導を行い、大幅な減収を免れる対策を講じてまいりました。

 8月28日からは出荷が始まり、日照不足などの影響で、房はやや小ぶりだが、玉張り、着色も良好で糖度も高いということで、安堵いたしたところであります。しかし、例年1%の混合率は、6から7%くらいが予想されているため、パック詰めなどの出荷量の増加が見込まれることから、市場関係者に対しては、早めに情報を流すことにより円滑な受け入れが可能となるよう各方面に働きかけているところであります。

 また、6月から8月の気候は不安定で、6月は高温、低温の温度差の日が続き、7月20日の梅雨明けから8月にかけて各地で猛暑と集中豪雨が続き、市内でも8月上旬に落雷、停電及び豪雨が続きました。電気の送電は大月市にある東山梨変電所からの送電が国中の中西部を占めていることから、この変電所への落雷で停電が続いたものであり、送電経路の検討など、東京電力に要望いたしたところであります。

 また、28日から29日にかけて、愛知県岡崎市では1時間に146ミリ、24時間雨量は302ミリと観測史上1位を更新するなど、東海、関東地方の各都市においては、「ゲリラ豪雨」と言われるような変則的、局地的集中豪雨があり、急激な増水などで多数の犠牲者を出す被害が発生いたしましたが、これらは地球温暖化などによるものではないかと言われております。

 さて、このような中、昨日、山梨市総合防災訓練を実施いたしたところであります。訓練の中で、職員参集訓練を従来の連絡方式だけでなく、各職員が災害を想定し、参集するのに、家屋の倒壊、橋の損壊など、通常出勤している道路の状況を確認の上、通行可能のルートを選定し、徒歩等での参集を本部員を対象として実施いたしたところであります。徒歩での参集時間は、約1時間を要した本部員もおりました。私も徒歩での参集で約35分を要したところであります。

 実際に災害が発生した場合には、自宅周辺、通学路での救助活動を優先するため、直接に参集できない職員も多数発生するものと考えられます。日ごろから災害への対策は常に危機管理意識を持って取り組みを図っておりますが、防災の日の訓練で改めて自覚をいたしたところであります。

 なお、牧丘・三富地域の防災倉庫には装備されていない発電機、浄水器、毛布などの資器材を、平成18年度から平成21年度の4カ年で整備を進めております。

 8月1日、2日にかけましては、滋賀県大津市の「びわ湖大津夏まつり」に、私の代理として、井戸副市長を初め山梨市観光協会正副会長3名、JAフルーツ山梨の中山組合長以下2名、農林課と観光課職員5名の計12名で参加をいたしました。大津市役所訪問時には、目方市長さんを初め村田観光部長さん等、丁重なる歓迎をいただいたところであります。

 今回のびわ湖大津夏まつりへの参加ついては、新鮮で甘い山梨市の桃を2,700個、デラブドウ2キロ箱40箱を持参し、試食していただきながら、観光パンフレットを約1,200部配布しPRを行い、桃、ブドウすべてを完売したところであります。

 これからも大津市との交流を深める中で、関西、中京方面への拠点確立のため、山梨市のPRを積極的に行ってまいりたいと考えております。

 8月29日には、市議会議員の皆様とともに、鉄道王、初代根津嘉一郎の代表的な事業として現在もめざましい発展を続ける東武鉄道と、関係資料が展示されている東武博物館を視察いたしました。

 東武鉄道が事業主体となり建設が進められ、完成すると世界一の高さとなる新東京タワー「東京スカイツリー」や「業平橋押上地区都市再開発プロジェクト」の視察もあわせて行い、また、正副議長と私を含む幹部職員は、「ライオン山梨の森」として市有林整備にご尽力いただいているライオン株式会社の藤重社長と、東武鉄道、ライオンが所在する墨田区の山崎区長さんをそれぞれ表敬訪問いたしました。

 東武鉄道、ライオン、墨田区との連携は、山梨市にとり経済、文化など大きな効果が期待でき、意義ある研修でありました。今後の連携は、本市にとりまして極めて大切であると考えております。

 明るい話題として、4年に一度のスポーツの祭典、北京オリンピックが8月8日から24日までの17日間、史上最多の204カ国・地域が参加し、5月12日の四川大地震を克服する中で、世界平和の祭典として成功裏に開催されたことに対し、開催国民のご苦労に敬意を払うものであります。

 日本からもこれまでで最多となる576人の選手団が参加し、熱戦が繰り広げられました。競泳の北島選手は2種目において2連覇、体操の内村選手は、個人総合のあん馬で2度の落下により24人中23番目となりましたが、残り3種目において高得点を得て銀メダルを獲得、陸上トラック種目では男子400メートルリレーで80年ぶりの銅メダルを獲得するなど、日本が25個のメダルを獲得いたしました。

 競泳、アメリカのフェルプス選手は1大会で8冠、陸上、ジャマイカのボルト選手は世界最速男として3冠するなど、大会の顔でもありました。感動と興奮と涙のドラマがあり、改めて感動を受けたところであります。

 また、9月6日から17日までの12日間の日程で開催されます北京パラリンピックには、日本から選手・役員295人が参加する中に、陸上男子走り高跳びに山梨市東の鈴木徹選手が出場いたします。今大会が3回目の出場となる鈴木選手は、選手団の旗手を務め、自己記録2メートルが世界3番目となることから、メダルの期待がかかっております。日ごろの練習の成果が十分に発揮され、優秀な成績を挙げることを期待いたしております。

 さて、国内においては、日本が議長国を務める8年ぶりの主要国首脳会議、サミットが、7月7日から9日の間、北海道洞爺湖で開催され、地球温暖化対策、金融市場の混乱、食料や原油の価格高騰の対応などの課題について討論を行い、焦点であった地球温暖化対策では、2050年までに二酸化炭素など温室効果ガスの排出量を現状比で半減させる長期目標について「世界全体の目標として採用を求める」ことで合意し、低炭素社会実現のためG8が主導して革新的技術開発に取り組むことで一致した首脳宣言を、議長である福田首相が発表いたしました。先進国と途上国との間で意見のすれ違いがありましたが、その目的は達成されたものと考えております。

 サミット宣言を受け、今後、地球温暖化対策は加速していくものと考えられますので、次世代エネルギーパーク計画の認定を受けた本市におきましては、情報の収集を図る中で、積極的な対応を図ってまいりたいと考えております。

 政府は、8月の月例経済報告で、「景気はこのところ弱含んでいる」と基調判断を下方修正し、景気の後退局面入りを事実上認めており、平成14年2月から続いた戦後最長の景気拡大が途切れました。これは、景気拡大をけん引してきた輸出がアメリカ経済の減速で減少し、企業の生産活動も落ち込んだためで、「日本経済は楽観視できない状況」との認識を示し、「当面弱い動きが続く」とした上で、アメリカ経済や原油価格の動向次第で景気はさらに下振れするとの懸念も示される一方で、アメリカ経済が復調に向かえば「日本経済も並行して元に戻る」との確信もしている報道がされております。国においては景気減速に歯どめをかける早期の緊急経済対策の実施を図り、国民の生活を第一に考えた政権運営を期待するものであります。

 このような状況の中、8月の人事院勧告では、民間給与実態調査で民間を0.04%下回る結果となったため、2年ぶりに改定見送りとし、勤務時間については、民間企業が一貫して1日7時間45分の週38時間45分であるため、国家公務員の勤務時間、1日8時間、週40時間を民間並みに短縮する勧告を行いました。勤務時間短縮の勧告は、平成4年以来となります。本市での実施については、県の動向などを見極める中で対応してまいりたいと考えております。

 9月に入り、まだまだ残暑が厳しい折でありますので、議員各位には健康に十分ご留意いただき、市政推進にご尽力いただきたいと存じます。

 平成20年度も半年が過ぎようとしております。当初予算編成において計画いたしました主要事業を初めとする諸施策などにつきましては、議員各位並びに市民の皆様のご協力をいただきながら、順調に進展いたしております。ご理解、ご協力に感謝申し上げます。

 次に、当面する主要課題等について説明させていただきます。

 まず、今回認定をいただこうと提案しております平成19年度の各会計決算のうち、一般会計の決算状況について説明させていただきます。

 最初に、平成19年度の決算の特徴について申し上げます。

 まず、決算額についてであります。歳入は165億3,402万円余で、対前年3.4%の減、歳出は160億3,638万円余で、2.9%の減となり、前年度決算額を下回ったところであります。翌年度への繰越財源を控除した実質収支額であります平成20年度への繰越金は3億2,009万円余となっております。

 税収については、三位一体改革、税源移譲により、前年度に比べると11.5%、4億2,480万円余と大幅に増額となったところであります。地方譲与税については、税源移譲により所得譲与税が大幅に減額となり、61.1%の減であります。地方特例交付金は、減税補てん特例交付金廃止に伴い、71.4%の減となっております。地方交付税については、国による普通交付税見直しに伴い、単位費用、補正係数が引き下げられたことにより基準財政需要額が減額となったことから、対前年度比2.9%の減となっております。地方債は、合併特例債対象事業の繰り越しなどにより、借入額が対前年度13.5%の減となりました。

 次に、性質別歳出の状況であります。

 まず、義務的経費は、扶助費が3.6%の増、公債費が1.6%の増となり、全体で1.4%の増であります。

 次に、投資的経費は、普通建設事業費のうち、補助事業費が5.8%の減、単独事業費が15.0%の増となり、全体で6%の増となっております。

 その他の経費については、老人保健会計や介護保険会計等への繰出金は4.4%の増となりましたが、物件費、貸付金などは減となり、全体では8.1%の減となっております。

 次に、財政の健全性を示します財政指標について申し上げます。

 まず、実質収支比率でありますが、平成19年度3.28%と前年度をわずかに下回っておりますが、財政運営上望ましいとされております3%から5%の範囲となっており、良好であります。

 次に、公債費比率でありますが、前年度と同じ14.2%で推移をしております。公債費負担比率は18.4%となっており、前年度を0.8ポイント上回っております。

 起債制限比率は、前年度より0.3ポイント高い10.9%で推移いたしており、おおむね良好でありますが、上昇傾向にありますので、起債制限比率の抑制に努力してまいりたいと考えております。

 決算数値の中で最も重要視しております経常収支比率は、前年度を1.1ポイント上回り88.7%となっており、依然高い数値で推移しております。前年の数値を上回った要因は、経常収支比率の分子となります経常経費のうち、総務省の指導により経常経費に分類される繰出金がふえたこと及び分母となります地方交付税・臨時財政対策債等を含めた経常一般財源歳入総額が減額となったことが要因であります。今後もより一層の経常一般財源の確保、経常経費の削減がこれからの課題であると認識いたしております。

 次に、財政力指数についてであります。

 単年度指数は上昇傾向にあり、3カ年平均で前年を0.18ポイント上回る0.462となっておりますが、国による普通交付税見直しに伴い、単位費用、補正係数が引き下げられたことにより基準財政需要額が減額となったことが財政力指数を押し上げている要因であり、財政的に余裕ができたことにはつながっておりません。

 以上、財政指標を申し上げました。

 次に、基金の取り崩し及び残高であります。

 平成19年度においては、地域福祉基金1億円を取り崩し、決算を行いました。よって、基金残高は、財政調整基金5億6,900万円余、市債管理基金1億9,000万円余、その他の特定目的基金は地域振興基金など14億7,500万円余となり、総額22億3,500万円余を保有しているところであります。

 また、地方債残高につきましては226億1,400万円余で、前年度より1億2,800万円余増加しておりますが、これは、合併特例債、過疎対策事業債などの借入が増加の原因であります。

 以上が平成19年度の決算状況であります。

 次に、財政健全化法に係る新たな指標についてであります。

 平成19年6月22日に公布され、本年4月に施行された「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」は、その目的を自治体財政の「早期健全化及び財政の再生並びに公営企業の経営の健全化」としております。内容的には、旧財政再建法に早期是正の措置と地方公営企業法の経営再建制度部分が加わり、自治体財政をより広い範囲で健全化・再生する基本的な性格を持ち、4つの健全化判断比率が定義され、監査委員の審査に付し、その意見をつけて議会に報告するとともに、公表することが義務づけとなっております。

 この判断比率には、「早期健全化」と「財政再生」の2つの基準が定められ、4つの判断比率のうち1つでも基準を超えた場合には、それぞれ「財政健全化計画」、「財政再生計画」の策定が義務づけとなり、起債の発行が制限されるほか、財政の再生を図るため必要な最小限度の期間内に歳入歳出の均衡を回復し、早期健全化基準未満とすることを目標とする計画になります。

 平成19年度の健全化判断比率は次のような状況であります。

 まず、実質赤字比率であります。

 一般会計の実質収支額を標準財政規模で割った比率であり、3.28%の黒字となっております。早期健全化基準は、財政規模に応じて11.25%から15.0%でありますが、山梨市は13.38%であります。財政再生基準は20.0%であります。

 次に、連結実質赤字比率であります。

 一般会計、特別会計、企業会計の実質収支額と資金剰余額の合計額を標準財政規模で割った比率であり、11.0%の黒字となっております。早期健全化基準は、財政規模に応じて16.25%から20.0%で、山梨市は13.38%であります。財政再生基準は40.0%であります。

 次に、実質公債費比率であります。

 一般会計等が負担する元利償還金と一般会計等以外の特別会計への繰出金及び一部事務組合等への負担金・補助金のうち、地方債の償還に充てられたと認められる一般財源の準元利償還金の合計額を標準財政規模で割った比率の3年平均で、15.1%であります。

 早期健全化基準は25.0%、財政再生基準は35.0%、起債協議許可基準は18.0%となっております。

 次に、将来負担比率であります。

 一般会計等の地方債残高、準元金償還見込額、債務負担行為支出予定額、土地開発公社など第3セクターの損失補償額、連結実質赤字額、一般会計雇用職員の退職引当金など、一般会計が将来負担すべき実質的な負債額を標準財政規模で割った比率であり、本市は176.3%であります。早期健全化基準は350.0%となっております。

 この将来負担比率はこれまでの財政指標にはなかった画期的な内容であり、財政分析という意味では、公会計の整備より健全化判断比率の算定ははるかに重要であることが専門家から報じられております。

 報告いたしました財政健全化判断比率は、すべてが基準をクリアしており、健全性が保たれているものと考えております。

 三位一体改革後の地方財政は、年を追うごとに厳しさを増してきており、本市も例外ではありません。今後とも、自主財源の確保を図り、経費削減に努め、限られた財源の効率的・重点的な予算配分に努めてまいりたいと考えております。

 次に、新庁舎竣工式・開庁式についてであります。

 新庁舎整備工事は順調に進んでおり、本体工事は9月中旬に完成し、周辺整備工事が10月中旬、電算情報設備工事は下旬におおむね完成いたす予定となっております。

 このため、竣工式を10月21日に行い、24日から順次引っ越し作業を進め、開庁式を11月4日と予定し、「市民と行政が交流できる庁舎」として業務を開始いたします。10月24日から11月3日までの引っ越し期間中の業務につきまして、市民の皆様にご不便をかけることが生ずるかと思いますが、ご理解をいただきたいと思います。

 また、工事期間中は地域の皆様及び関係機関のご理解とご協力をいただきましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。なお、業務開始後につきましても、周辺の整備工事などでご不便をおかけすることがあると存じますが、ご協力をお願いいたします。

 次に、根津記念館の竣工式とオープニングセレモニーについてであります。

 10月10日の根津記念館竣工式とオープニングセレモニーについては、旧根津邸をご寄附された根津家ご親族や根津記念館整備中ご協力をいただきました隣接の地域住民の皆様、また、根津記念館の活用にご支援、ご協力をいただく方々を県内外より230名余りお招きして行う計画であります。

 当日につきましては、竣工式、オープニングセレモニーを午前中に根津記念館を会場として行い、午後からは会場を市民会館に移し、記念講演会とパネルディスカッションを予定いたしております。

 竣工式においては、来賓の根津家寄附者代表、根津栄三郎氏、山梨県を代表し横内知事等にごあいさつをいただき、オープニングセレモニーでは、根津記念館の命名石の除幕やテープカットを関係者により行い、その後、ご案内の皆様に施設の観覧をしていただく予定であります。

 展示につきましては、常設展示と企画展示を計画いたしております。

 常設展示については、「根津嘉一郎の生涯から根津嘉一郎を想い、学び、そして次代に継承する」を展示テーマとし、甲州人として余りある功績を持つ根津翁「初代根津嘉一郎」の業績や人生論をわかりやすく解説し、山梨市の資産として、旧根津邸とともに継承し発展させていくための展示を行います。常設展示は、展示棟と改修した主屋でごらんいただくことができます。

 企画展示については、「根津家ゆかりの美術品」を開館の特別企画展として鑑賞していただく準備を進めております。また、根津翁が生涯かけて収集した美術品はおよそ7,000点と言われ、その中には、国宝7点、重要文化財84点、その他それらに匹敵する名品が根津美術館に多数収蔵されており、今後の交流の第一歩として考えているところであります。

 竣工式とオープニングセレモニーを通して、会場においては市文化協会茶道部による呈茶、同じく邦楽部による琴を中心とした演奏、同じく華道部による各部屋への生け花の展示などを行い、ご案内者へのおもてなしを行う予定であります。

 また、長屋門にあるミュージアムショップにおいては、山梨市をPRできる土産品や根津美術館、東武博物館関連物品の委託販売なども計画いたしております。

 午後から行われます記念講演会とパネルディスカッションについては、第1部として、山梨大学教育人間科学部教授であり、根津記念館運営委員長であります齋藤康彦氏より、「初代根津嘉一郎翁を語る お茶とビジネス」と題し、講演をしていただきます。

 第2部は、齋藤先生をコーディネーターとし、パネラーには井尻千男館長、田中晴久特別専門員に私が加わり、根津嘉一郎翁をお茶、美術、貢献・市の誇りと、それぞれの面から語っていただくパネルディスカッションを行い、講演とあわせ、根津翁を知っていただく機会として多くの皆様のご参加を期待いたしているところであります。

 以上のように、10月10日を根津記念館のオープンとして、11日より一般公開を行ってまいりますが、市民の皆様には、開館前に完成された施設や常設展を楽しんでいただく根津記念館開館記念特別観覧会の機会を10月4日と5日に設けることといたしております。この機会を通じて、市民の皆様には、生涯学習の拠点施設としての施設の活用や美術品等の展示内容を市内外の多くの知人等にPRしていただきたいと考えております。

 次に、甲武信源流サミットについてであります。

 山梨市・秩父市・川上村の2市1村で取り組んでおります甲武信源流サミットについては、昨年11月に開催した秩父市での第1回サミットに引き続き、今年度は山梨市が実行委員会の会長市として開催することになっております。

 開催内容につきましては、3市村で協議を行い、下流域を含む多くの地域以外の皆さんに取り組み内容を知っていただくため、今月20日に東京大手町で開催される「ふるさと回帰フェア」のプログラムとして開催することといたしました。

 当日は、午後3時から5時まで、「水源地の水の一滴塾」の塾長である俳優の菅原文太氏の環境問題をテーマとした基調講演、3市村長によるパネルディスカッションを行う予定であり、首都圏の多くの皆さんにご参加いただけるものと考えております。

 なお、議員の皆様方にも、議会開会中ではありますが、ご参加いただき、3市村議員の交流、サミット内容の確認をしていただくとともに、第二のふるさとを求め移住を考えておられる皆さんの相談業務なども行っている「ふるさと回帰フェア」の状況をごらんいただきたいと考えておりますので、ご協力をお願いいたします。

 次に、ふるさと市民制度についてであります。

 山梨市出身者など、本市にゆかりのある方に本市のまちづくりを応援していただき、地域の活性化などにつなげることを目的とした「ふるさと市民制度」につきましては、既に要綱案の作成を行い、現在、ふるさと市民の皆さんに提供する特典の内容について確認をしているところであります。

 具体的な特典といたしましては、市の情報をインターネットなどの活用により提供するほか、公営温泉、観光施設の利用料の割引などを考えておりますが、可能であれば民間事業者の皆さん方にもご協力いただく方向でお願いしているところであります。

 今後、ふるさと市民の登録カード、周知用パンフレットの作成などを行い、10月から制度をスタートさせたいと考えております。制度スタート後は、県人会、市とかかわりのある自治体、企業などにお願いして、できるだけ多くの皆さんにPRさせていただき、ふるさと市民の登録を進めてまいりたいと考えております。

 なお、ふるさと納税の状況につきましては、8月26日現在、寄附者の申し出は17件、金額は171万円余をいただいており、厚く御礼を申し上げるところであります。今後も納税に関するPRを行ってまいりたいと考えておりますので、議員の皆様につきましてもご協力をお願いいたします。

 次に、中国蕭山区友好都市交流市民友好訪中団についてであります。

 山梨市の友好都市である中国杭州市蕭山区との交流については、平成17年3月の新市発足以降、具体的な交流が行われていない状況であります。国際交流促進委員会におきましても蕭山区との交流に関する意見をいただいておりますので、市民の皆さんによる訪中団を結成し、蕭山区に派遣したいと考えております。

 私も、これまで市長として蕭山区を訪れておりませんので、この訪中団に団長として参加する予定であります。訪中団については、9月中に30人を募集し、日程的には11月10日から14日までの4泊5日を予定しております。

 中国は、オリンピックが開催されるなど日々発展し続けております。蕭山区も経済的な成長を遂げ、空港、高速道路の建設など基盤整備も進められ、友好都市締結時とは大きな変貌を遂げていると聞いております。

 訪中団の派遣を通して、市民レベルでの歴史、文化の交流に産業経済を含め、蕭山区の状況を見聞し、今後の友好都市交流について意見を交わしてまいりたいと考えております。

 次に、森林資源活用型ニュービジネス創造対策事業についてであります。

 林地残材等の未利用森林資源の活用を目指し、新たな産業の創出につながる製造システムの構築を目的に林野庁が募集した「平成20年度森林資源活用型ニュービジネス創造対策事業」に、栃木県森林組合連合会が事業主体となり、研究委託先を新日鐵化学株式会社と独立行政法人産業技術総合研究所とし、研究実施場所を栃木県塩谷町と山梨市として、応募していた「未利用森林資源のバイオオイル化等による小規模分散型・トータル利用システムの構築」が林野庁より採択を受けたところであり、5年間の実証試験を行うこととなりました。

 この事業は、木材を原料にして、マイクロ波によって低分子化しオイルを回収するシステムの実証を核に、栃木県塩谷町サイトでは、このオイルを自動車燃料や化学品の原料として利用するための技術の確立を図ることを目的とし、また、山梨市サイトでは、林地残材や果樹剪定枝を原料に、ボイラー燃料や自動車燃料に利用するための技術の確立を図る地産地消モデルの実証に取り組むものであります。

 山梨市では、小規模プラント約65平方メートル設置のための用地の提供や原料となる広葉樹や果樹剪定枝の提供について、山梨県森林組合連合会、峡東森林組合、フルーツ山梨農業協同組合と連携し、この事業に協力していきたいと考えております。この実証試験が事業化につながり、未利用森林資源の利活用推進に寄与し、森林整備等林業の活性化、果樹剪定枝の有効活用と果樹農業の振興を図ることができればと期待しているところであります。

 次に、環境モデル都市の取り組みの拡大と情報発信のための体制づくりについてであります。

 環境モデル都市については89団体より82件という多数の応募があり、本市の提案は、今回、環境モデル都市においては認定に至りませんでした。しかしながら、内閣官房地域活性化統合事務局では、今回選定された団体以外にも、大幅な低炭素化の削減目標を設定し、その達成に向けて地域特性を生かした意欲的な取り組みを提案した団体が多数あったことを踏まえ、環境モデル都市の選定を契機に、低炭素社会づくりに向け、住民や産業界など幅広い主体を巻き込んだライフスタイルやビジネススタイルの変革等につなげ、地域のレベルでも確実なものにするための体制として環境モデル都市の取り組みを拡大し、選定外団体のすぐれた取り組みや意欲的な取り組みにも光を当て、低炭素社会づくりに向けた自律的な取り組みに支援を行うこととしております。そのため、「低炭素都市推進協議会(仮称)」を創設し、その運営を支援する方向を現在検討しているところであります。

 本市といたしましても低炭素社会に向けた目標を定めており、地域の先導的な役割を担うため、「低炭素都市推進協議会(仮称)」の動向も注目しながら、低炭素社会の実現に向けた取り組みを推進してまいりたいと考えております。

 なお、市役所では、9月から低炭素社会に向けた取り組みの一環といたしまして、第1・第3金曜日はノーマイカーデー・ノー残業デーと定め、徒歩・自転車・相乗り通勤による燃料費の削減及び職員の健康管理と業務の効率化を図るため、緊急的な業務を除き、原則残業を廃止し、電気料の削減等を図ってまいりたいと考えております。

 次に、有害鳥獣対策についてであります。

 平成18年度から、ニホンジカ・イノシシ・ニホンザルを対象とした特定鳥獣保護管理事業により、県内において広域的な個体数調整を推進しております。

 本市といたしましては、県の補助事業であります「特定鳥獣保護管理事業」に取り組み、山梨市猟友会のご協力をいただく中で、個体数の調整を行うとともに、有害鳥獣駆除につきましても継続実施をいたしております。

 鳥獣被害は全国的な問題であり、有効な対策が講じられないまま推移している状況であります。本年2月、「鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律」が施行され、市町村が被害防止施策を推進するに当たり、必要な支援が受けられるようになりました。

 山梨市では、4月に関係団体の代表者を構成員とする「山梨市鳥獣被害防止対策協議会」を立ち上げ、「山梨市鳥獣被害防止計画」を策定し、8月に県の認定を受けたところであります。この計画に基づき、国の補助事業であります「鳥獣害防止総合対策事業」に取り組み、本年度においては、捕獲用のおり及びわなの購入と三富地域等の侵入防止策さく設置工事を実施すべく、今回の補正予算で対応するものであります。

 次に、耕作放棄地対策についてであります。

 国では、耕作放棄地が増大している状況を踏まえ、本年4月、「耕作放棄地解消支援ガイドライン」を公表いたしました。

 また、県では、このガイドラインを受け、「やまなし農業ルネサンス大綱」に示した施策の方向に基づきながら、本年6月、「山梨県耕作放棄地再生活用指針」を策定いたしました。この指針では、各市町村は「市町村耕作放棄地再生活用5カ年計画」を平成21年2月までに策定し、耕作放棄地を態様により分類し、地域の事情に応じた支援策等を実施し、農地の有効活用を推進することといたしております。

 市では、昨年、耕作放棄地実態調査を実施し、耕作放棄地の分布図を作成し、あわせて調査内容を分析しながら再生活用の検討を行ってまいりました。また、本年も耕作放棄地全体調査を実施して、耕作放棄地の態様を分類し、5カ年計画の策定をすべく作業を進めているところであります。

 また、現在本市では、耕作放棄地対策及び有害鳥獣対策を兼ねて、「牛による放牧モデル実証展示」を展開しているところであります。この事業は県の事業であり、該当用地提供の要請を受け、落合地区約3ヘクタール、水口地区約30アール、牧丘町北原地区約20アールの耕作放棄地に、市川地区にある「山梨ノマディッククラブ」代表、古屋様のご協力を得て、牛の放牧を行っているところであります。

 次に、笛吹川フルーツ公園指定管理者についてであります。

 山梨県では、平成21年4月からの笛吹川フルーツ公園指定管理者の募集を行い、8月27日に締め切りました。山梨市フルーツパーク株式会社では、県の募集要項に基づき、一連の関係書類を作成し、申請を行ったところであります。

 地域の産業である果樹農家、JAやワイン組合、商工会等との連携、さらに隣接する果樹試験場などの関係機関との連携を基調として、都市との交流をなお一層発展させるよう事業計画を作成し、それに伴う施設運営計画を提出いたしました。

 フルーツパーク株式会社は創業から既に12年を経過し、企業努力により年々売り上げを伸ばしており、指定管理者として十分な資格があるものと自負しております。

 今後のスケジュールですが、今月末から来月上旬にかけて開催される選定委員会でプレゼンテーションが行われますが、日程が合えば、代表取締役として私も参加する予定であります。順調に進みますと、12月の県議会で承認され、21年4月から指定管理者となります。したがいまして、フルーツパーク株式会社が指定管理者となれますよう、議員各位を初め市民の皆様方のご協力をお願いするところであります。

 次に、地域交流センターについてであります。

 地域交流センターの建設につきましては、設計業務を総合建築事務所に委託し、7月に基本計画を決定し、現在は建物の実施設計に入っております。今月中には詳細設計がまとまり、建築費用等が示される予定であります。今後は、建築計画を市民の皆さんにご報告するとともに、建築確認申請を進め、一日も早く工事に着工できるよう努めてまいります。

 地域交流センターには、「山梨市次世代エネルギーパーク計画」の一環として位置づけ、バイオマスエネルギーを導入し、館内の冷暖房を賄い、CO2削減を図る計画であります。このため、設計業務に係る補助申請を「新エネルギー産業技術総合開発機構」に行い、補正予算を計上いたしたところであります。

 次に、今議会に提案いたします議案は、条例関係9件、予算関係10件、認定関係ほか3件の22件と報告2件であります。

 まず、議案第80号は、山梨市助産師修学資金貸与条例についてであります。

 少子化対策の一環として、安心して出産できる環境を整備するとともに、市内の助産師の確保と資質向上のため、助産師養成所に在籍もしくは大学看護学部の助産師コースを学び、将来山梨市において助産師としてその業務に従事する者で、修学資金を必要とする者に、県内の学校に在籍する者には月額1万円、県外の学校に在籍する者には月額2万円を無利子で貸与し、卒業後速やかに助産師免許を取得し、市内において助産師としてその業務に5年以上引き続き従事する者については償還を免除する制度を新設しようとするものであります。

 議案第81号は、山梨市企業立地促進産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例についてであります。

 地域による主体的かつ計画的な企業立地促進等の取り組みを支援し、地域経済の自発的発展の基盤の強化を図ることを目的として、「企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律」が平成19年6月11日に施行されました。

 これを受けて、山梨市内への企業立地を推進するため、同法第7条第1項に定める山梨県地域産業活性化協議会が作成し、国の同意を得た「山梨県企業立地基本計画」で定める山梨市全域である集積区域内において、県知事の承認した「承認企業立地計画」に従って施設を設置した事業者に対し、5年間の固定資産税を課税免除する制度を制定しようとするものであります。

 同法第20条の規定では、固定資産税の課税免除分の減収補てん措置が普通交付税により3年間受けることができますが、山梨市では、減収補てん措置が受けられない残りの2年間についても課税免除を行うことで、他市町村との企業立地に対する優位性を図っていくものであります。

 議案第82号は、山梨市役所の位置を定める条例等の一部を改正する条例についてであります。

 平成20年11月4日に新庁舎へ移転することに伴い、「山梨市役所の位置を定める条例」、「山梨市公告式条例」、「山梨市福祉事務所設置条例」、「山梨市保健センター設置及び管理条例」並びに「山梨市消防団の設置等に関する条例」中の位置または設置場所を「小原西843番地」に改めようとするものであります。

 議案第83号は、山梨市議会政務調査費の交付に関する条例等の一部を改正する条例についてであります。

 地方自治法の一部を改正する法律が公布され、議員の報酬の支給方法等に関する規定を、他の行政委員会の委員等の報酬の支給方法等に関する規定から分離するとともに、報酬の名称を議員報酬に改める議員の報酬に関する整備を行う一部改正がなされました。

 これに伴い、「山梨市議会政務調査費の交付に関する条例」及び「山梨市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例」中の地方自治法の引用条項を改め、「山梨市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例」中の「報酬」を「議員報酬」等に改め、「山梨市特別職報酬等審議会条例」中の「議会議員及び市長、副市長並びに」を「議員報酬の額並びに市長、副市長及び」に、「報酬等」を「議員報酬及び給料」に改めるなどの改正をしようとするものであります。

 議案第84号は、公益法人等への山梨市職員の派遣等に関する条例等の一部を改正する条例についてであります。

 従来の公益法人の設立根拠であった民法第34条が削除され、新たに「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」、「公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律」並びに「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」が平成20年12月1日から施行されることとなりました。

 これに伴い、「公益法人等への山梨市職員の派遣等に関する条例」中の条例名称を含め、「公益法人」を「公益的法人」等に改め、「山梨市牧丘B&G海洋センター設置及び管理条例」及び「山梨市下水道条例」中の法人名称に、新法で設立された一般財団法人と区別するため、設立経緯についての規定を設け、当該法人を特定できるように改め、「山梨市認可地縁団体印鑑の登録及び証明に関する条例」中の「民法による規定」を「地方自治法による規定」に改めるなどの改正をしようとするものであります。

 議案第85号は、山梨市手数料条例の一部を改正する条例についてであります。

 「犯罪被害者等給付金の支給に関する法律の一部を改正する法律」が平成20年7月1日から施行され、法律題名が「犯罪被害者等給付金の支給等による犯罪被害者等の支援に関する法律」に改められたため、条例中の法律名称を改め、「オウム真理教犯罪被害者等を救済するための給付金の支給に関する法律」が平成20年12月18日から施行されるため、新たに条例中の手数料免除の項に、この法律に該当する者を加えようとするものであります。

 議案第86号は、山梨市民総合体育館設置及び管理条例の一部を改正する条例について、議案第87号は、山梨市屋内温水プール設置及び管理条例の一部を改正する条例について、議案第88号は、山梨市牧丘B&G海洋センター設置及び管理条例の一部を改正する条例についてであります。

 いずれも、管理及び運営を地方自治法第244条の2の規定による指定管理者が行うことができるよう、所定の規定を設けようとするものであります。

 議案第89号から議案第98号までは、一般会計を初めとする各特別会計、企業会計の補正予算であります。

 議案第89号は、平成20年度山梨市一般会計補正予算(第2号)であります。

 歳入歳出予算にそれぞれ3億6,500万9,000円を追加し、総額163億1,188万円にするものであります。

 歳入について主なものを申し上げます。

 まず、国庫支出金は、衛生費国庫補助金として、地域バイオマス利活用交付金として民間施設整備交付金1,200万円など、総額1,431万円余の増額であります。

 県支出金は総額4,952万円余の増額で、内訳は、医療費窓口無料化に伴う国保調整交付金の減額補てんとして民生費県補助金1,780万円余など、県補助金2,604万円余、県民税徴収取扱交付金ほか県委託金として2,348万円余の増額であります。

 繰入金は、他会計繰入金として、老人保健会計から過年度分の精算金など9,838万円余の増額であります。

 市債は、事業見直しにより、都市計画事業債など2,070万円を減額するものであります。

 次に、歳出であります。

 各款に、4月の定期異動に伴います職員給与費が計上してあります。職員給与費を除いた主なものについて説明させていただきます。

 総務費は、継続費として予算計上してあります東市有地整備事業の庁舎周辺整備に係る経費、税源移譲に伴う住民税の還付金など、1億6,497万円余の追加であります。

 民生費は、医療費窓口無料化に伴う国保調整交付金の減額補てんとして、重度心身障害児・者医療費、ひとり親家庭医療費、乳幼児医療費助成事業経費からの国保会計への繰出金、保育所施設補修経費など、総額1,147万円余の増額であります。

 衛生費は、地域バイオマス利活用民間施設整備交付金1,200万円、東山梨環境衛生組合負担金5,816万円など、6,979万円余の増額であります。

 農林水産業費は、有害鳥獣防止対策事業、農業用水水源保全対策事業として650万円余の増額及び事業見直しにより、総額1,447万円余の増額であります。

 土木費は、下石森宗高3号線改良事業の追加及び土地区画整理事業直接施工未実施に伴う事業費の見直しにより、総額7,564万円の減額であります。

 消防費は、東山梨行政事務組合負担金の増額など、総額1億1,967万円余の増額であります。

 教育費は、旧坂本家住宅補修経費、旧堀之内小学校の利活用及び水路改修経費など、総額5,136万円の増額であります。

 議案第90号は、平成20年度山梨市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)であります。

 退職医療高額療養費、後期高齢者支援金の増額及び平成19年度療養給付費精算による還付金の増額に伴う補正であり、歳入歳出予算にそれぞれ4,677万9,000円を追加し、総額45億9,329万4,000円にするものであります。

 議案第91号は、平成20年度山梨市老人保健特別会計補正予算(第1号)であります。

 医療費支給費の増額見込みと過年度精算交付に伴う一般会計への繰出金の増額に伴う補正であり、歳入歳出予算にそれぞれ1億1,954万8,000円を追加し、総額6億5,929万6,000円にするものであります。

 議案第92号は、平成20年度山梨市下水道事業特別会計補正予算(第2号)であります。

 これは、流域下水道建設負担金の確定による減額に伴う補正であり、歳入歳出予算からそれぞれ2,320万7,000円を減額し、総額17億5,142万8,000円にするものであります。

 議案第93号は、平成20年度山梨市浄化槽事業特別会計補正予算(第1号)であります。

 浄化槽修繕の増額に伴う補正であり、歳入歳出予算にそれぞれ213万6,000円を追加し、総額6,649万4,000円にするものであります。

 議案第94号は、平成20年度山梨市介護保険特別会計補正予算(第1号)であります。

 4月の定期異動に伴います職員給与費の減額による補正であり、歳入歳出予算からそれぞれ799万7,000円を減額し、総額22億1,628万9,000円にするものであります。

 議案第95号は、平成20年度山梨市居宅介護予防支援事業特別会計補正予算(第1号)であります。

 これも職員給与費の減額による補正であり、歳入歳出予算からそれぞれ49万3,000円を減額し、総額1,420万7,000円にするものであります。

 議案第96号は、平成20年度山梨市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)であります。

 これは、定期異動に伴います職員給与費の組みかえによる補正であります。

 議案第97号は、平成20年度山梨市活性化事業特別会計補正予算(第1号)であります。

 これも、定期異動に伴います職員給与費の減額による補正であり、歳入歳出予算からそれぞれ313万9,000円を減額し、総額8,926万5,000円にするものであります。

 議案第98号は、平成20年度山梨市病院事業会計補正予算(第1号)であります。

 収益的収入及び支出では、収入及び支出からそれぞれ2,124万8,000円を減額し、総額585万1,000円にするものであります。

 資本的収入及び支出では、資本的収入に1,835万1,000円を新たに計上し、資本的支出から2万1,000円を減額し、2,314万4,000円にするものであります。これは減価償却費の計上の誤りによる補正であります。

 議案第99号及び議案第100号は、平成19年度の山梨市一般会計及び各特別会計歳入歳出決算及び公営企業会計決算、それぞれについて認定をいただこうとするものであります。

 議案第101号は、山梨市市民憲章の制定についてであります。

 山梨市・牧丘町・三富村合併協定書において、「市民憲章、市の木・花・鳥・市の歌、シンボルマーク、キャッチフレーズについては、新市において制定する」とされております。

 この協定書に基づき、市民一人一人がふるさとに誇りと愛着を持つとともに、市としての一体感を醸成するため、「山梨市」にふさわしい市民憲章を制定しようとするものであります。

 市民憲章の制定に当たっては、市民代表で構成する「山梨市市民憲章起草委員会」を設置し、市民アンケートの結果などを踏まえて協議を行い、パブリックコメントの実施により広く市民の意見を聞く中で、市民憲章素案を作成し、報告をいただきました。市民憲章は、この素案を庁内でさらに検討したものであります。

 市民憲章は、市民と行政が一体となってまちづくりを進めるための目標となる大切なものでありますので、議会のご議決をいただきたく、提案いたします。

 報告第13号は、株式会社グリル・パイナリーから第31期事業年度決算に関する書類及び第32期事業年度事業計画の報告がありましたので、地方自治法第243条の3の規定に基づき、関係書類を提出するものであります。

 報告第14号は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び同法第22条第1項の規定により、監査委員の意見を付し、平成19年度山梨市財政健全化判断指標を報告するものであります。

 最後になりますが、山梨北中学校耐震補強大規模改造建築主体工事請負変更契約についての議案1件及び人権擁護委員候補者の推薦について意見を求める件の諮問1件を最終日に追加提案させていただく予定ですので、よろしくご審議をお願いいたします。

 以上、提案理由の説明と所信の一端を申し上げましたが、よろしくご審議を賜り、ご議決いただきますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。



○議長(野澤重幹君) 提案理由の説明は終わりました。

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△第9 決算特別委員会の設置及び委員指名



○議長(野澤重幹君) 日程により、決算特別委員会の設置を議題といたします。

 議案第99号及び議案第100号の決算認定についての2件は、委員7名をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上審査に付すことにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

          (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(野澤重幹君) ご異議なしと認めます。

 よって、本件は委員7名をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上審査に付すことに決しました。

 お諮りいたします。

 ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、古屋保男君、小野鈴枝君、大竹裕子君、大久保光男君、秋山榮治君、向山輝君、雨宮巧君、以上7名を指名したいと思います。これにご異議ありませんか。

          (「異議なし」と呼ぶ者あり)



○議長(野澤重幹君) ご異議なしと認めます。

 よって、ただいま指名いたしました7名を決算特別委員会委員に選任することに決しました。

 ただいま選任されました決算特別委員会の委員諸君は、本日の会議終了後、正副議長室において正副委員長の互選を行うようお願いいたします。

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△第10 散会



○議長(野澤重幹君) 以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。

 本日はこれにて散会いたします。



◎議会事務局長(相原和男君) あいさつを交わしたいと思います。

 ご起立をお願いいたします。

          (全員起立)



◎議会事務局長(相原和男君) 相互に礼。



△散会 午前11時23分