議事ロックス -地方議会議事録検索-


山梨県 富士吉田市

平成23年  9月 定例会(第5回) 09月14日−02号




平成23年  9月 定例会(第5回) − 09月14日−02号











平成23年  9月 定例会(第5回)



          平成23年第5回(9月)定例会会議録(第2号)

  平成23年9月14日(水曜日)                午後1時00分開議

                               午後2時56分散会

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

出席議員(20名)

   1番   勝俣大紀君          2番   羽田幸寿君

   3番   前田厚子君          4番   渡辺貞治君

   5番   小俣光吉君          6番   桑原守雄君

   7番   佐藤秀明君          8番   横山勇志君

   9番   勝俣米治君          10番   渡辺幸寿君

   11番   及川三郎君          12番   戸田 元君

   13番   渡辺利彦君          14番   宮下正男君

   15番   渡辺孝夫君          16番   渡辺忠義君

   17番   宮下 豊君          18番   奥脇和一君

   19番   太田利政君          20番   渡辺嘉男君

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

欠席議員(なし)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

説明のため出席した者の職氏名

   市長        堀内 茂君    副市長       前田重夫君

   教育長       秋山勝彦君    監査委員      長田豊明君

   企画管理部長    佐藤文彦君    市民生活部長    渡辺公彦君

   都市基盤部長    渡辺俊二君    産業観光部長    柏木俊之君

   演習場対策室部長  小佐野 明君   市立病院事務長   外川勇一君

   上下水道部長    桑原和明君    教育委員会部長   桑原 誠君

   企画管理次長    滝口 修君    市民生活次長    高村益弘君

   都市基盤次長

   (兼)庁舎・西丸尾 勝俣 茂君    産業観光次長    権正文雄君

   団地建設室長

   会計管理者次長            教育担当次長(兼)

             常磐 昇君              堀内 真君

   (兼)出納室課長           国民文化祭準備室長

   秘書課長      羽田 茂君    人事課長      天野孔文君

                      管財文書課長

   企画財政課長    渡辺金男君              渡辺晃男君

                      (兼)法制室長

   環境政策課長    萱沼与重郎君   都市政策課長    田辺静輝君

   富士山課長     溝口総三郎君

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

職務のため出席した事務局職員

   事務局長      新田詔一君    次長        堀内秀樹君

   課長補佐      渡辺三洋君    主任職長      林 純司君

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

議事日程第2号

 第1 選挙第6号 河口木無山外六字恩賜県有財産保護組合議会議員の選挙について

 第2 市政一般に対する質問

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

会議に付した事件

 議事日程に同じ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

     午後1時00分 開議



○議長(渡辺忠義君) 

 これより本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。

 傍聴人に申し上げます。市議会傍聴規則第7条の規定により、静粛に傍聴するようお願いいたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△諸般の報告



○議長(渡辺忠義君) 

 報告事項を申し上げます。

 9月8日の本会議において、決算特別委員が委員会条例第7条第1項の規定により選任されました。これに伴い、正副委員長が互選され、議長のもとに報告がありました。決算特別委員会委員長に勝俣米治君、同副委員長に渡辺貞治君。

 以上のとおりでありますので、御報告いたします。

 次に、CATV富士五湖から、本日の本会議の一般質問を中継したいので許可願いたい旨の申し出がありました。また、報道機関から、傍聴席より本日の本会議の撮影を許可願いたい旨の申し出がありました。いずれも許可いたしましたので、御了承願います。

 なお、本日の一般質問者は3名であります。休憩時間を入れないで進めたいと思いますので、御了承願います。

 これより日程に入ります。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△日程第1 選挙第6号 河口木無山外六字恩賜県有財産保護組合議会議員の選挙について



○議長(渡辺忠義君) 

 日程第1、選挙第6号河口木無山外六字恩賜県有財産保護組合議会議員の選挙を行います。

 新倉区域から選出されました渡辺武久君、三浦浅間君並びに上暮地地区から選出されました滝口寛君、遠山明彦君が平成23年9月30日をもって任期満了となるので後任者を選出願いたい旨の通知を5月18日付で受理しておりますので、この選挙を行うものであります。

 本件は、河口木無山外六字恩賜県有財産保護組合規約第6条の2によるものであります。したがって、新倉区域2名、上暮地区域2名の選挙を行うものであります。

 お諮りいたします。

 選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議はありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(渡辺忠義君) 

 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。

 お諮りいたします。

 指名の方法につきましては、議長を指名人とすることにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(渡辺忠義君) 

 御異議なしと認めます。よって、議長を指名人とすることに決定いたしました。よって、新倉区域につきましては、富士吉田市旭5丁目10番17号、宮下誠君、同じく新倉218番地の白須一彦君、上暮地地区につきましては、富士吉田市上暮地2227番地−3、渡辺恒政君、同じく上暮地8丁目8番27号、遠山明彦君を指名いたします。

 お諮りいたします。

 ただいま議長において指名いたしました新倉区域、富士吉田市旭5丁目10番17号、宮下誠君、同じく新倉218番地の白須一彦君、上暮地地区、富士吉田市上暮地2227番地−3、渡辺恒政君、同じく上暮地8丁目8番27号、遠山明彦君を河口木無山外六字恩賜県有財産保護組合議会議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(渡辺忠義君) 

 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました新倉区域、宮下誠君、白須一彦君、上暮地地区、渡辺恒政君、遠山明彦君が河口木無山外六字恩賜県有財産保護組合議会議員に当選されました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



△日程第2 市政一般に対する質問



○議長(渡辺忠義君) 

 日程第2「市政一般に対する質問」を行います。

 本日の質問順及び質問者につきましては、1番目、前田厚子君、2番目、佐藤秀明君、3番目、渡辺孝夫君の順序で行います。

 前田厚子君の質問を許可します。

 3番前田厚子君。

     〔3番 前田厚子君 登壇〕



◆3番(前田厚子君) 

 公明党の前田厚子です。ただいま議長より許可をいただきましたので、市政一般に関する質問をさせていただきます。

 今回、私は第1標題として防災について、第2標題として有償ボランティア制度についての2点について質問させていただきます。

 まず初めに、第1標題の防災についてですが、前議会でも質問させていただきました被災者支援システムの導入について再度お尋ねします。

 市長から、当市においては消防防災GISを活用していくが、被災者支援システムも調査しながら活用の可能性を研究していくとの御答弁をいただきましたので、その後の経過も踏まえて調査の結果等をお聞かせ願いたいと思います。

 3・11の震災直後は、だれもが大きな教訓として身の回りのことを見直さなくてはと行動を起こしたことと思いますが、半年たった今はどうでしょうか。私は、8月1日から2日にかけてボランティアバスで宮城県の東松島市に行ってきました。スコップで砂を運び出す作業を一日中繰り返していただけでしたが、テレビに映る映像では知ることのできなかった震災と津波の被害の恐ろしさを命に刻んできました。町の中は、道路はきれいに片づき車は通れるのですが、住民は皆まだ避難所生活を続けていました。

 また、8月19日現在で、義援金などの支給率もまだ5割程度にとどまると新聞にはありました。せめて義援金や見舞金だけでも、一日も早く被災者の皆様のもとに届いてほしいと願わずにはいられませんでした。その遅れている理由の中に、罹災証明書の発行の遅れがあることを聞き、このシステムが導入されていたらと思いました。

 繰り返しますが、同システムは住民基本台帳をもとに被災者支援に必要な情報を一元管理する被災者台帳を作成、災害発生後に全壊や大規模半壊など、被災状況さえ入力すれば罹災証明書の発行や義援金、支援金の交付、緊急支援物資や仮設住宅の入退去などの管理がスムーズに行えるようになるとあります。

 7月25日現在で、震災前に導入した自治体は約220でしたが、震災後、新たにシステムを導入した自治体は339と急増したとのことです。震災後に導入した福島県須賀川市では、震災前から導入していれば被災者支援業務はもっとスムーズにできているはずと語っていたとのことです。平時からの導入を積極的に考えていただけたらと思います。備えあれば憂いなしと言います。一日も早い導入を考えていただきたいと思いますが、市長の御英断をお聞かせください。

 2点目は、我が家の防災、学校防災、隣近所の防災を女性の視点で見直し、昼間、家庭を預かる主婦が中心となって新たな対策を検討していく女性防災会議の発足についてお尋ねします。

 アメリカにヘイゼル・ヘンダーソンという未来学者がいます。彼女は一平凡な主婦でした。あるとき、外で遊んでいた娘がほほにすすをつけて帰ってきました。それを見て、ニューヨークの大気汚染はひどい、何とかしなければと草の根運動を展開しました。それは、幼い子供を思う母親の心からだったとのことです。

 今、多くのお母さん方は、地震や災害から子供たちや家族を守るために知恵を振り絞っています。高齢者や障害者など、災害弱者に対する細やかな配慮なども女性の目線が特に必要だと思います。地域には、自治会単位の自主防災がありますが、どちらの自治会を見ても女性が1人、2人入っているくらいだと思います。生活現場にいる女性の目線を取り入れて、行政も一つになって最も小さな組あるいは班単位で女性の防災会議を持つことを提案したいと思います。このような考えに対し、市長はどのようにお考えかお聞かせください。

 3点目に、避難場所となり得る公園の整備、安全再点検についてお尋ねします。

 今回、市内の小学校を訪ね、校長先生、教頭先生に学校の防災についてお尋ねし、多くのことを学ばせていただきました。3・11のときをそれぞれの先生方は皆学校の現場で体験され、日頃の避難訓練の重要性を再確認されたとのことでした。そんな中で、一番安全な場所はと尋ねると、何もない校庭、グラウンドですねとおっしゃっていました。

 市内には、何もないたくさんの公園が町なかにあります。これらの公園を非常時に最も安全な場所となるよう、整備、再点検をお願いしたいと思います。また、大きな公園の一角に日差しや雨をしのげるようなあずまやのような形で屋根を取りつけていただくと便利であり、悪天候のときも安心して避難ができると思います。

 また、公園は、平時のときも若いお母さんたちが子供を連れて遊びながら子供を通し、お母さんたちも知り合い、仲よくなっていくという公園デビューなどの言葉もあるように、人と人とのきずなができる場所であると思います。屋根があれば少しぐらいの雨でも帰らずに遊ぶことができるし、お母さんたちもいろいろな話をすることができるので、育児の悩みやストレスなども少しは解消するのではと思います。屋根のある場所も欲しいとの若いお母さん方からたくさんの声をいただいています。

 話が飛躍したようですが、人とのつながりが災害など何か起きたときに一番大きな力となって働くのではないかと思います。今あるたくさんの公園は、避難場所であるとともに市民の心をつなぐ場所であり、市民のために多くの役目を担っているのではないかと思います。公園の整備、安全点検について、市長はどのようにお考えかお聞かせください。



○議長(渡辺忠義君) 

 当局の答弁を求めます。

 市長堀内茂君。

     〔市長 堀内 茂君 登壇〕



◎市長(堀内茂君) 

 前田厚子議員の防災についての御質問にお答えをいたします。

 まず、第1点目の被災者支援システムについてでありますが、防災対策におきましては、自助、共助、公助体制をそれぞれ強化していくことが、まずは肝要であります。東日本大震災の発生時においても、ひとり暮らしの高齢者等の安否確認や飲料水を提供した際に災害時要援護者名簿が大きな力を発揮し、自助、共助、公助それぞれの役割が迅速、的確に果たされております。災害対策システム自体は、こうした一連の人の動きを補完する手段として活用していくものであると認識をしているところであります。

 このような基本姿勢のもと、被災者支援システムにつきましては、本年6月定例会におきまして答弁申し上げましたとおり、基本的には総務省消防庁が推奨している消防防災GISの災害対策の広域的な情報共有機能等を活用する中で相互連携体制を強化してまいります。

 また、西宮市のシステムにつきましては、現在被災者支援、避難所、倒壊家屋、仮設住宅等の関連システムについて本市のデモデータを入力し、機能や使い勝手、費用対効果などを検証しておりますが、当該システムが避難所運営支援機能等、消防防災GISと類似する機能も備えていることから、それぞれのシステムの比較検討も併せて行っているところであります。

 地域防災計画との関連を調査しながら、国や県、近隣市町村や関係機関との相互連携を基本としたシステムを導入し、被災者支援等に関しても実効性の高い機能を有したシステムを導入してまいりたいと考えております。今後におきましても、既に導入いたしました消防防災GISの運用状況や追加機能をも考慮しながら、被災者支援システムの活用の可能性について引き続き検討し、本年度中に導入の可否について決定をしてまいります。

 次に、第2点目の女性防災会議についてでありますが、現在市内全33自治会に自主防災会が組織されており、この自主防災会が中心となり共助活動を行っているところであります。

 この自主防災会は、その地域全ての住民から構成されている組織であるため、当然のことながら自主防災組織の運営においては女性を含む老若男女全ての地域の方々が主役となっており、防災対策及び災害対策における家庭や地域の自助、共助に関する意見、考え方が広く反映された形で鋭意活動を行っているところであります。したがいまして、私といたしましては、女性に特化した防災会議の設置については考えておりません。

 以上です。

 次に、第3点目の避難場所としての公園の整備、安全点検についてでありますが、現在市が管理している公園、広場のうち、災害時の1次避難所として指定している公園につきましては、金鳥居市民公園、西原南公園、丸ヶ丘公園、中央まちかど公園及び富士散策公園の5施設があり、これらのうち富士散策公園については2名の職員が常駐し、その他4つの施設については定期巡回を行い、日頃から市民の皆様方が安全に、かつ安心して公園を利用することができるよう安全点検及び維持管理に努めております。

 本市の公演につきましては、市民の皆様方に安らぎを与える空間として樹木の植栽、トイレ、遊具、芝生、広場、あずまや、水場、その他の施設など、それぞれの公園の利用目的に沿った特色ある整備を行っていることから、あずまやについては一部の公園施設のみの整備となっております。これらの5つの公園を含め全ての1次避難所については、近隣住民が2次避難所へ移動するための参集場所としてその機能を十分果たしているものと考えております。

 3月11日に発生した東日本大震災以降、防災に対する市民の関心がますます高まる中、本市といたしましても限られた人員と予算を有効に活用しながら、避難所指定公園を含む全ての公園施設について、さらなる維持管理及び安全点検の向上を図ってまいります。

 以上、答弁といたします。



○議長(渡辺忠義君) 

 前田厚子君。

     〔3番 前田厚子君 登壇〕



◆3番(前田厚子君) 

 第1標題、防災について、2回目の質問をさせていただきます。

 被災者支援システムにつきましては、本年度中に導入の可否について決定していくとの答弁をいただきましたので、私としましては導入について期待しています。

 次に、女性防災会議に対して市長より設置の必要がないとの答弁をいただき、大変に残念に思いました。この女性防災会議は、今ある自治会の自主防災会組織と肩を並べるものではなく、ましてそれにかわるものでもありません。位置づければ、自主防災組織の一歩手前の存在だと思います。

 幸い比較的被害の少ない地域の当市では、防災への意識が月日が流れると同時に薄れていく部分も否定できません。しかし、阪神・淡路大震災に続き東日本大震災、そして先日の台風12号、驚くような被害が続きました。台風12号では、当市においても12世帯の方々が自主避難されました。私もすぐ現場に駆けつけましたが、このまま雨が降り続いていたら大きな被害が予測されると思いました。

 今なぜ女性かと申しますと、女性は地域に人脈を築き、地域のことを本当によく知っています。隣近所の家族構成、また子供がどの道を帰って学校から帰ってくるのか、まただれと遊んでいるのか、子育てや介護、御近所でのお茶飲み等を通して、具体的な経験を通して、子供や高齢者、生活者の視点を持っています。従来の自主防災組織の縦割り的な組織だけでは不十分であり、昼間災害などが起こったとき、そこにいる人たちの初期の対応が一番大きな役割を果たしてくれると思います。こうした女性たちが災害時の担い手としてその力が発揮できるような知識や組織が必要だと思い、このような提案をさせていただきました。

 今回の避難所からも、ぜひ女性の意見を前もって聞いてほしかったとの意見が多くあったとのことです。このように、女性の声が反映されているかどうかということが大切なことだと感じました。私の思いは、災害時の女性の果たす役割や女性を守る防災対策をしっかり話し合い、現在の地域の自主防災組織につなげて地域住民が相互に支え合い、人と人との強いつながりを持った町をつくっていくときだと常日頃より感じております。このような女性防災会議の設置について市長のお考えをお聞かせください。

 以上で第1標題2回目の質問を終わります。



○議長(渡辺忠義君) 

 当局の答弁を求めます。

 市長堀内茂君。

     〔市長 堀内 茂君 登壇〕



◎市長(堀内茂君) 

 前田議員の2回目の質問にお答えをいたします。

 女性防災会議の設置につきましては、先ほど答弁申し上げましたとおり、自主防災会はその地域全ての住民から構成されている組織であるため、女性を含む老若男女全ての地域の方々が主役となり広く意見を賜り、それを集約した中で鋭意活動を行っているところであります。

 したがいまして、自主防災会においては、地域全体でお互いに助け合うという共通認識のもと、有事の際にはその時々の状況に応じて自らが適切に行動することが肝要であり、女性の果たす役割も一定の作業にとどまるものではありません。また、地域住民がお互いに助け合うという共通認識の中には、男女を区別する考え方がないことは当然のことであります。

 こうした考えのもと、市といたしましては女性防災会議は設置いたしませんが、自主防災会が既に女性が災害時に力を発揮できる組織でありますので、今後におきましても防災講演会や出前出張講座等を通じ、自主防災組織の強化に努めてまいります。

 以上、答弁といたします。



○議長(渡辺忠義君) 

 前田厚子君。

     〔3番 前田厚子君 登壇〕



◆3番(前田厚子君) 

 続いて、第2標題に移ります。

 有償ボランティア制度についてお尋ねします。

 議員となり4カ月の間に市民の皆様からたくさんの御相談をいただき、未熟ながらも精いっぱい働かせていただいております。そんな中で強く感じたことがあります。行政にはさまざまなサービスがありますが、法律や制度の谷間に入り、本当に助けてもらいたい人が条件をクリアしていないため何の支援も受けられないでいるという現実でした。身の回りの生活に支障を来し、日々の生活にも手助けを必要としている人がたくさんいらっしゃいます。

 例えばこんな方々がいました。障害のある方が体調を崩して安静にしてなければならないのに、年齢が65歳になっていないので介護保険は使えず、また障害の特定疾病にも該当せず単独世帯でないという理由で何の支援も受けることができませんでした。おふろの掃除だけでもやってほしい人、買い物ができないでいる人、病院の送迎をしてほしい人など、さまざまな支援を必要とする人がいます。

 こうした方たちを何らかの形でお手伝いできないかと考えてみました。そこで、子育て支援のファミリーサポートのように新たに有償ボランティアとして、60歳以上の方や障害のある方が条件に縛られることなく利用していただけるような共助の精神でたくさんの方にボランティア登録をしていただき、困ったときに支援の手が届くような新たな有償ボランティア制度を創設することが必要ではないかと思いました。各種制度の谷間で支援を必要としている方たちに対して市長はどのようにお考えかお尋ねします。

 以上で1回目の質問とします。



○議長(渡辺忠義君) 

 当局の答弁を求めます。

 市長堀内茂君。

     〔市長 堀内 茂君 登壇〕



◎市長(堀内茂君) 

 有償ボランティア制度についての御質問にお答えをいたします。

 有償ボランティア制度につきましては、現在本市ではポイント制による交付金の導入に基づく介護支援ボランティア制度を昨年度から実施しており、高齢者の社会活動の促進などに効果を上げているところであります。

 また、ボランティアの推進団体である富士吉田市社会福祉協議会におきましても、在宅訪問活動などボランティア活動の推進を図り、生活支援等の福祉ニーズへの対応を行っております。

 各種制度の谷間で支援を必要としている方々に対しましては、地域の住民同士のつき合いにより支えられているコミュニティーの形骸化が指摘される中、だれもが安心して暮らせる地域を実現する上で、市民の皆様による助け合い活動や見守りなどの日常的な支え合いが今後ますます必要になり、こういう考え方が福祉施策の原点であるものと考えております。

 有償ボランティア等につきましても、こうした地域で支え合う仕組み、体制づくりの一環として、今後調査研究を進めてまいりたいと考えております。

 以上、答弁といたします。



○議長(渡辺忠義君) 

 前田厚子君。

     〔3番 前田厚子君 登壇〕



◆3番(前田厚子君) 

 第2標題、有償ボランティア制度について、2回目の質問をさせていただきます。

 今ある制度の谷間にいる人への支援をしていくために有償ボランティア制度を提案したのですが、実現には多くの課題があるように感じました。

 御答弁にありましたように、昨年より実施された介護支援ボランティア制度は大変にすぐれた制度であり、全国の都道府県の中でも平成23年8月現在で52の市町村で実施されており、これからさらに多くの市町村が取り入れる努力をされるものと思います。ただ、この制度のボランティア活動をする場所が施設に限られているため、在宅で支援を必要とされている人は利用することができません。

 そこで、施設にとどまらず、在宅の人にも利用できるようにしていく必要があるかと思います。社会福祉協議会では在宅訪問活動もやってくださっていますが、まだ今の制度のままではそのような人たちの要望に応えられずにいます。今ある制度だけでは十分とは言えず、新たな制度によってどのようにしていくか、制度の中身を充実させていくべきだと感じていますが、この点に関してはどのようにお考えでしょうか。

 そのほかの制度としまして、現在シルバー人材センターの活用が皆様から大変に喜ばれております。この制度は、60歳以上の方が登録することができ、どなたにも利用していただけます。このような制度は、もっと積極的にアピールをしていくべきだと思います。仕事の内容もたくさんあると思いますが、福祉分野への拡充も希望します。そこに支援を必要としている人たちがたくさんいらっしゃいます。今あるそれぞれの制度がもう少しずつ支援を必要としている人たちのほうに向かって手を伸ばしてくださったら、制度の谷間が少しずつでも埋まるのではないかと思います。

 できることを一歩ずつ進めながらも、市においては同時に調査研究を進めていただき、最もよい制度を生み出せたらと思います。長い目で将来を考えたとき、支え合う社会を築いていくためにも有償ボランティア制度の存在は必要不可欠な制度だと思います。これからの少子・高齢化の社会を考えたとき、有償ボランティア制度の必要性について市長はどのようにお考えかお聞かせください。

 以上で第2標題2回目の質問を終わります。



○議長(渡辺忠義君) 

 当局の答弁を求めます。

 市長堀内茂君。

     〔市長 堀内 茂君 登壇〕



◎市長(堀内茂君) 

 前田議員の2回目の御質問にお答えをいたします。

 介護支援ボランティア制度につきましては、介護サービスとの関係等、制度の根幹にかかわる課題やポイント管理上の問題があるため活動の場は介護施設などとなっており、在宅での実施には至っておりません。

 しかしながら、在宅でのボランティア活動が可能となれば、この制度のより一層の充実が見込まれることから、その活動範囲の拡充につきましては、引き続き検討を行ってまいります。

 これと併せ、社会福祉協議会におきましては高齢者支援等のボランティア要請を行っており、ボランティア活動の拡充を推進いたしております。

 また、シルバー人材センターの活用につきましては、景気の低迷等により、その利用者ニーズも減少傾向にある中ではありますが、今後におきましても家事援助サービス事業等の利活用がさらに進むよう周知活動の充実、また福祉分野への業務拡充が図られるよう、シルバー人材センターに対し積極的に働きかけを行ってまいります。

 少子・高齢化を見据えた将来の地域社会のあり方を考えますと、福祉行政の一層の充実はもとより、地域住民の相互の助け合い、地域コミュニティーの醸成等による地域での支え合い、子供から高齢者まで安心して暮らせる地域づくりが大変重要な課題であると考えております。有償、無償を問わず、ボランティア制度につきましても、この地域づくりの一環であると考えております。

 以上、答弁といたします。



○議長(渡辺忠義君) 

 前田厚子君。

     〔3番 前田厚子君 登壇〕



◆3番(前田厚子君) 

 私は、今議会において、3点にわたり女性の目線からの質問をさせていただきました。

 富士吉田市が、より住みよい町になっていくために、女性の意見を今まで以上に社会に、市政に反映させるよう積極的に取り組んでいただきたいと思います。

 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手)



○議長(渡辺忠義君) 

 これをもって前田厚子君の質問を打ち切ります。

 佐藤秀明君の質問を許可します。

 7番佐藤秀明君。

     〔7番 佐藤秀明君 登壇〕



◆7番(佐藤秀明君) 

 平成23年9月定例議会におきまして、一般質問の機会を与えていただきました皆様に対し、感謝申し上げます。

 ことし3月、東日本大震災による地震と大津波は2万人以上の死者と行方不明者を生み、岩手、宮城、福島を含む多くの県に多大な被害を与えました。亡くなられた人たちに心からの哀悼の意を表します。

 東京電力福島第一原発の事故は、多くの人々も避難せざるを得ない状況であり、さらに家畜や作物に大きな被害を与え、いまだその解決はされておりません。

 振り返ってみれば、富士吉田市は地震の被害も軽微で済みましたが、震災が及ぼした影響は大きく、富士山への登山客は昨年より減少し、夏の火祭りもスコールのような雨にたたられ、観光客は少なく、観光都市富士吉田市としては大きな影響を受けました。

 それにも増して、日本経済はバブル経済が崩壊した後、長い不況が20年以上にも及んでおり、円高は進み、株価は低迷し、輸出は伸び悩み、国民所得は伸びず、財政は苦しく、四面楚歌であります。1990年代以降、バブル経済の崩壊とともにこの地に新たな進出企業を迎えることは難しく、この地が抱えている問題、主要産業の弱さが表面化したのであります。

 このような状況の中で、地方自治体が力をつけるためには行政改革、議会改革は待ったなしに必要です。公務員の人員削減、補助金、緊急性のない事業の見直しも行政改革の一部であります。議員報酬の引き下げも、議員定数の削減も市民の声であり、なぜこのような声が市民の中に存在するのか、議会に携わる私たちも真摯に市民の声に傾けなければなりません。地方経済を立て直しするために、活気あるまちづくりをつくるためには、インフラ整備は行政の仕事であり、市民の知恵をかり、まちおこしのために努力するべきであります。

 第1標題、若者が地元に定着するために。

 地方では、人口減少が進む中で、忍野村、富士河口湖町では人口が増えている。なぜ周りの町村が増えているのに富士吉田市は減っているのか、その原因を突きとめ、改善していくことは行政の仕事です。人口減少を食いとめる一つの手段として、若者をいかに地元にとどめるかが大事であります。若者がこの町で結婚し生活していくために、職業、住宅、保育、学校、子供の住みよい環境をつくり、いかに周りの町村より、より質の高い環境をつくるかであります。

 若者が結婚し、子供が誕生し、出産に至るまでに定期的に受ける健診に要する経費負担を少しでも和らげる措置は必要であります。子供が誕生したとき、祝い金を市からプレゼントすることは、子供の養育に係る世帯には朗報であり、富士吉田市としては検討する予定はありませんか。

 若者が結婚するためには、職場確保がされていなければなりません。職場確保のためにどのような手当てがなされておりますか。企業誘致だけが雇用の創出ではありません。長い歴史を持ち、またこの地の経済の主要産業であった織物がその地位を精密機械、情報通信機器に譲ったことは時代の流れです。そのような状況ですが、伝統産業である織物が特色ある新しい製品化の立ち上げのために織協、業者の協力は必要です。ほかに何か対策は考えておりますか。

 若者が結婚するためには、住宅は必要であります。若者向きの住宅をどのように確保しますか。上吉田地区、第二小学校西側の地区などに古い住宅を建て直す予定はありませんか。また、市内には空き家になっている家が数多く見られます。この家を借り上げ、家の中を一部手直しし、若者に公営住宅として貸すことができないか。その効果は、若い人たちが住めば周囲が活気ある地域に生まれ変わると思います。

 若い夫婦にとって、共稼ぎは当たり前の世の中になっており、学童の世話は大変な労力を要します。まだ学童保育の設備は不足しております。市長さんは、6月の所信表明で学童保育の設置場所の拡大を約束しました。保育を充実するために具体的にどこの場所に学童保育を設置する予定なのか、人員の増員はどのようにする予定なのですか。

 以上、若者にとって富士吉田市が魅力ある町になるよう当局の考えをお聞きします。



○議長(渡辺忠義君) 

 当局の答弁を求めます。

 市長堀内茂君。

     〔市長 堀内 茂君 登壇〕



◎市長(堀内茂君) 

 佐藤秀明議員の若者が地元へ定着するための御質問にお答えをいたします。

 まず、出生の際のお祝い金についてでありますが、過去本市におきましても児童福祉の増進を図ることを目的として出生祝い金を支給してきた経緯がありますが、出産費用につきましては、各世帯の加入保険から出産育児一時金が給付されること並びに子供を産み育てようとする一人一人の実情を考慮せずに画一的に金銭を広く交付することの反省を踏まえ、この財源は他のより切実な課題となっている優先順位の高い分野へ投入すべきであるとし、平成20年度に施策の見直しを実施したところであります。

 具体的には、妊娠を望みながらなかなか子宝に恵まれず、高額な経済的負担を強いられながら不妊治療に取り組んでおられる方々への支援制度の制定や出生後の医療費が家計へ及ぼす影響を軽減する必要性などを踏まえ、子育て応援医療費の助成対象の年齢拡大を行うなど、市民の皆様が子供を安心して産み育てるための環境整備に重点的に投入することによって、より有効な少子化対策に転換を図っておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

 次の地域の特色を活かした新たな商品の開発については産業観光部長をして、若者向けの住宅確保等については都市基盤部長をして、児童クラブについては市民生活部長をして答弁いたさせます。

 以上、私からの答弁といたします。



○議長(渡辺忠義君) 

 産業観光部長。

     〔産業観光部長 柏木俊之君 登壇〕



◎産業観光部長(柏木俊之君) 

 佐藤秀明議員の地域の特色を活かした新たな商品開発についての御質問にお答えいたします。

 本市の新たな商品開発につきましては、富士吉田商工会議所及び関係団体との協議を重ねる中で、本年度は本市の地場産品で特色のある商品開発、販売促進を図るため、ふじよしだお土産大賞のコンテストを実施するところであり、商品開発に向けて努力しているところであります。

 今後におきましても、富士吉田商工会議所及び関係団体との連携を図りながら積極的な支援を行ってまいります。

 以上、答弁といたします。



○議長(渡辺忠義君) 

 都市基盤部長。

     〔都市基盤部長 渡辺俊二君 登壇〕



◎都市基盤部長(渡辺俊二君) 

 佐藤秀明議員の若者向けの住宅確保等についての御質問にお答えいたします。

 まず、若者向け住宅の確保についてでありますが、結婚による住居の確保につきましては、親世帯との同居、住宅の取得や賃貸住宅への入居など、さまざまま形態があります。

 このような中で、市営住宅は住宅に困窮する低所得者に対して低廉な家賃で賃貸することを目的として、若年層から高齢の方に至るまで幅広い層の方々に供給しております。若年層においては、これまで結婚を機に市営住宅に入居される世帯も数多くあり、若者への住宅の提供という観点ではその役割を果たしてきているものと考えております。

 次に、老朽化した市営住宅の建て替えについてでありますが、耐震や防火などの防災面や給排水衛生設備等の衛生面などにおいて不備があることから、新規入居の募集はしておらず、用途廃止の促進を図るため空き家になったものを逐次解体撤去しております。また、これらの住みかえ用の住宅として既存の中層住宅のほか、本年度からは新たな事業として西丸尾団地の建て替えを行ってまいります。

 次に、空き家の公営住宅としての借り上げについてでありますが、近年市内における民間賃貸住宅も数多く供給されている状況にあり、これに加え、都道府県別に見ると山梨県における空き家率が20.2%と全国で最も高いとの調査結果も出ております。

 このような面も踏まえ、いたずらに公営住宅を増やしていくということではなく、公営住宅の供給の状況なども勘案し、必要があれば空き家等の活用も検討してまいりたいと考えております。

 以上、答弁といたします。



○議長(渡辺忠義君) 

 市民生活部長。

     〔市民生活部長 渡辺公彦君 登壇〕



◎市民生活部長(渡辺公彦君) 

 佐藤秀明議員の児童クラブについての御質問にお答えいたします。

 児童クラブの設置場所の拡大につきましては、本市では保護者の就労機会の拡大を図るとともに、児童に対し生活と遊びの場を与え、児童の健全な育成に資することを目的として7つの小学校区におきまして児童クラブ事業を実施しており、現在待機者もなく推移しております。

 このうち6つの小学校区におきましては、20人から50人程度の児童数でありますが、明見小学校区のかぜのこクラブにつきましては、平成21年度から入所希望者が急増し、70人近い児童が在籍している現状であります。

 したがいまして、今後におきましても児童の安全を最優先に考え、40人程度が望ましいとする国の考え方や地域の実情を勘案し、実施会場の増設及び指導員の確保について、引き続き対応を図ってまいりたいと考えております。

 以上、答弁といたします。



○議長(渡辺忠義君) 

 佐藤秀明君。

     〔7番 佐藤秀明君 登壇〕



◆7番(佐藤秀明君) 

 第2標題、地元の観光施設の整備と吉田口登山道の復活について。

 富士山も世界文化遺産になるよう立候補し、山梨県も観光立県を目指し、富士吉田市も観光をまちおこしのメーン産業にすべき努力をしております。富士吉田市に湖がないから観光地として無理であるとか、観光資源が白川郷、高山の朝市と古い町並みのような一定の地域にまとまっていないからだめだという人がいるが、与えられた条件を使って特色を活かした政策を掲げて努力すべきであります。

 第5次富士吉田市総合計画の観光の部門で富士吉田市の現状が述べられ、問題は指摘された通りであります。この計画を計画書で終わらせることなく、ここで書かれたことをいかに実行するかが問われております。

 私は、富士吉田市を観光の町としてよみがえらせるためには、新倉山からの富士山展望、古い神社、仏閣、レトロな町並み、外川家の御師の家、富士浅間神社、鐘山の滝、桂川の渓流、歴史民俗博物館、地場産業センター、富士山ドーム、道の駅、吉田胎内と中ノ茶屋の周辺の景観、環境科学研究所、富士ビジターセンターなどの施設が観光施設として存在価値があるのか、どのような整備、見直しを必要とするのか、観光拠点エリアをどのようにつくり上げるのか、これらの調査のため、市民主導の審議会をつくり検討することを求めますが、市長さんの考えはいかがでしょうか。

 これらをつなぐ散策コースは、徒歩ではだめであり、小型の観光バスを富士急と提携するとか、自動車メーカーに宣伝用として提供してもらうとかの考えを検討しなければなりません。富士山駅を基点とする低料金でバスの利用ができるよう考える、また郡内地場産業センターは二、三年後に閉鎖されると言われています。郡内地場産業センターの払い下げを受け、再利用は富士吉田市としてはぜひ必要です。この場所と今、赤字経営と言われている地ビールレストランをつなげ、この2つをセットにして、入浴と宿泊と足湯の施設は観光の目玉になると思います。この地を見直す予定はありませんか。

 富士山は、古来より山岳信仰のメッカであり、御師が地域経済を担ったのであります。富士北麓の住民は、戦前まで入会地を利用し、農業を中心に生活をしてきました。昭和20年以降、富士山は観光地として脚光を浴び、多くの登山客が富士吉田駅を基点として上吉田の町を潤わせましたが、スバルラインの開通でそのにぎわいは消えてしまいました。

 ことし7月から富士吉田駅が富士山駅に改名され、駅の周りは化粧直しがされ、富士山駅を基点とする富士登山バスの運行は、地域活性化のために大きな力を発揮し始めました。このことは、市民に大きな希望を与えました。馬返までの登山客のバスの利用はまだ少ないが、昨年より着実に登山客は増えてきた。登山客、観光客を富士山駅に迎えるためには、周りの沿道の商店街の応援、整備は必要であります。富士吉田市は、恩賜林組合、旧11カ村入会組合の協力なしにまちおこしをすることはできません。吉田口登山道について、質問いたします。

 富士山環境保全協力金の使途については、富士山環境保全協力協議会の作業部会で詳細に検討するとのことですが、検討されたとすると、その検討内容は具体的にどのようなものですか。協力金が五合目以上の登山道の山小屋の整備とトイレの増強整備、また25万人以上の登山客の混雑解消に使用されるなら、このような協力金の使用は富士山の混雑解消にはなりません。山小屋とトイレの整備により、以前よりさらに登山は快適になり、登山客の増加をもたらします。協力金の使途については、吉田口遊歩道の整備、中ノ茶屋、大石茶屋、馬返、一合目から五合目までの登山道整備に使用されるべきであり、そのために整備に使う考えはありますか。

 今舗装されているパインズパーク沿いの吉田口登山道の西側に、昔富士山自動車が利用していた道路があります。この道路は、吉田口遊歩道として馬返まで続いております。吉田口遊歩道の入り口はわかりにくく、もっと広く登山客の出発の準備のために休憩所の設置も必要です。茂った小枝は少し整備するだけでよい。このことについて、整備する予定はありますか。

 吉田口登山道にしても、吉田口遊歩道を利用するにしても中ノ茶屋は通過点です。中ノ茶屋はいつも戸閉めでトイレもなく、休憩所として、避難場所として利用もできない。特に女性客には不満が多い。数年前、中ノ茶屋が休業したとき、再開をするために何が必要かと尋ねたとき、中ノ茶屋の持ち主と話し合いをし、中ノ茶屋が持っている権利も解決しなければならない、これは大きな障害であるとの答えを聞き、前向きな方向で検討すると述べておりましたが、前向きとは検討しないことの代名詞であり、よっていまだに解決はせず、前のままの状態であります。市は再開を図る予定はありますか。

 富士急行も馬返までのバスの運行を計画し、この夏実行されました。馬返しの休憩所を通過した登山客は8月22日現在で4,200人と言われて、この数字は昨年に比べどの程度増えたのか、登山客の富士登山に対する感想もお聞きしているとのことです。観光客の意見はどのようなものでありましたか。その意見を反映して、どのように活かしていくのかお聞きします。

 馬返のお茶を接待している場所は、婦人会、ボランティア協会の人たち等によって行われております。この対応を一定期間、指定管理者制度を使うとか業者を募集して行うことは考えられませんか。

 中ノ茶屋、大石茶屋、馬返、一合目から五合目までにある使われてないやしろ、廃屋になった小屋は建て替え、休憩所として、トイレとして、雨風の避難場所として整備しなければなりません。これらの茶屋を建て替えたくても小屋に権利を持っている持ち主との話し合いが難航していると言われるが、権利と義務は対になっているものであり、義務を果たさない者が権利を主張してもそれは無理というものです。義務として権利金を払っているというが、それは義務を果たしたとは言えません。義務とは、その小屋を使用することによって、市民に、登山者に役立つことであり、お金を払ったから義務を果たしたとは言えません。市は、吉田口登山道を復活するなら、これらの小屋を整備する予定はありませんか。

 外川家の御師の家が富士山世界文化遺産の構成資産に指定され、観光資産として注目を浴びています。上吉田地区には御師の家がまだ何軒か存在します。この御師の家を全国的にアピールして、江戸時代の昔にスイッチバックさせ、観光資源として利用するために御師の家と協議する考えはありますか。

 以上、吉田口登山道について質問いたしました。御答弁をお願いいたします。



○議長(渡辺忠義君) 

 当局の答弁を求めます。

 市長堀内茂君。

     〔市長 堀内 茂君 登壇〕



◎市長(堀内茂君) 

 地元の観光施設の整備と吉田口登山道復活についての御質問にお答えをいたします。

 まず、本市の観光資源や施設調査のための市民主導の審議会についてでありますが、現在富士山駅や富士山信仰を活用した新たな観光サービス開発や普及に関する調査研究を目的として、富士吉田商工会議所が事務局となり、研究者や学生において構成される慶應大学SFC研究所のスタディーツアープログラムを用い、慶應大学や都留文科大学の先生方の専門的な助言もいただく中で、市民の皆様、商店関係者、企業関係者、行政等により構成される富士吉田市観光振興サービス開発等調査研究委員会が設置され、まさに市民主導の審議会として各種課題に対し検討が進められております。したがいまして、まずはこの取り組みによる事業化を目指してまいりたいと考えております。

 次に、財団法人山梨県郡内地域地場産業振興センターについてでありますが、本施設につきましては、平成20年12月に施行された公益法人制度改革に伴い、平成25年11月30日までに新制度における運営形態への移行が義務づけられております。

 当財団理事会においては、運営形態への移行につきまして解散という方向で意見集約がなされており、財産処分及び解散となるまでの行程などについて、構成市町村で組織する公益法人制度改革対策連絡会議等で協議検討し、当財団理事会に諮り、決定することとなっておりますので、今後の管理運営等につきましては、当財団理事会の最終結論をもって対応してまいりたいと考えております。

 次に、富士山環境保全協力金の使途についてでありますが、協力金につきましては富士山環境保全協力金協議会において、基本的に富士山の環境保全及び安心・安全登山等のために使うべきとの意見集約がなされております。詳細な使途等につきましては、現在関係機関、富士山環境保全協力金協議会及び作業部会で審議中であります。今後におきましては、山梨、静岡両県との広範な連携、協議が必要不可欠であるため、両県への協力を求める中で、使途等も含めて富士山全体の環境保全に対して、慎重に審議検討してまいりたいと考えております。

 次の吉田口登山道の整備等については産業観光部長をして、中ノ茶屋の再開については企画管理部長をして答弁いたさせます。

 以上、私からの答弁といたします。



○議長(渡辺忠義君) 

 産業観光部長。

     〔産業観光部長 柏木俊之君 登壇〕



◎産業観光部長(柏木俊之君) 

 佐藤秀明議員の吉田口登山道の整備についての御質問にお答えします。

 まず、遊歩道入り口の案内看板についてでありますが、登山者や近隣住民からの皆様から遊歩道の入り口がわかりにくいとの御意見を既にいただいておりました。このため、道標の設置に向け、関係機関と協議を進めた結果、環境省からの最終的な許可が9月中旬以降になることから、先行して8月上旬に北口本宮富士浅間神社の境内地をはじめとする2カ所に道標を仮置きするとともに、9月上旬にはさらに1カ所追加設置したところであります。

 次に、休憩所の設置についてでありますが、休憩所の設置は各種法規制等がありますので、大変厳しいものと考えております。

 次に、遊歩道の整備についてでありますが、遊歩道につきましては、本年度木さくのつけかえを実施いたしましたが、枝打ちなどの整備については来年度以降に実施してまいりたいと考えております。

 次に、麓からの登山者数についてでありますが、昨年度までは土曜日、日曜日、祝日及び富士スバルラインマイカー規制期間中に限り馬返お休み処を開設しており、昨年度実績で3,846人の通過がありました。本年度におきましては、麓からの登山を推奨するために7月、8月の2カ月間を通して開設し、登下山者合わせて1万171人の通過があり、好評を博したところであります。また、登下山者の御意見、御感想といたしましては、これから山頂を目指す決意や登頂後の充実感、山頂までとは違った五合目までの登山のすばらしさ、思いがけない麦茶などの接待と温かい対応への感謝の声などをいただきました。

 次に、馬返休憩所への指定管理者制度等の導入についてでありますが、指定管理者制度につきましては公の施設に適用されるものであるため、当該休憩所には適用されません。したがいまして、これまでの運営は、佐藤議員御発言のとおり、各種団体、世界遺産ガイドマイスターなどのボランティアの皆様の御協力のもと、ふじよしだ観光振興サービス、本市職員により実施してまいりました。また、協力していただいたボランティアの皆様からも、見知らぬ方々との触れ合いを通じ会話が弾むなど、充実したひとときを過ごせたとの御意見をいただいております。

 今後におきましても、休憩所の利用者及び協力をしていただいたボランティアの皆様から好評を得ておりますので、幅広くボランティアの募集を行う中で実施してまいりたいと考えております。

 次に、吉田口登山道の荒廃した山小屋についてでありますが、自然公園法や国の文化財である「史跡・富士山」としての指定など、厳しい制限に加え、複雑な権利関係等の課題があるため、国、山梨県等と十分協議する中で慎重に対応しなければならないものと考えております。

 次に、御師住宅の活用に関する協議についてでありますが、現実的には日々個々の日常生活が営まれていることから、全ての御師住宅を観光資源の観点から一くくりとして捉え、一括整備することは、非常に困難な状況にあります。

 しかしながら、御師住宅は本市にとりましてかけがえのない財産でありますので、今後その活用につきましては、関係者の皆様の御意見もいただきながら検討してまいりたいと考えております。

 以上、答弁といたします。



○議長(渡辺忠義君) 

 企画管理部長。

     〔企画管理部長 佐藤文彦君 登壇〕



◎企画管理部長(佐藤文彦君) 

 佐藤秀明議員の中ノ茶屋の再開についての御質問にお答えいたします。

 中ノ茶屋につきましては、富士山吉田口登山道の歴史ある茶屋であるとともに、麓からの富士登山の推奨など、本市観光施策の推進においても重要な施設であると認識しています。

 これまで施設が個人の資産であるため、深く立ち入れないという大きな問題がありますが、権利関係者と施設取得のため協議を行った経緯があります。

 以上、答弁といたします。



○議長(渡辺忠義君) 

 佐藤秀明君。

     〔7番 佐藤秀明君 登壇〕



◆7番(佐藤秀明君) 

 第2標題、地元の観光施設の整備と吉田口登山道復活について、2回目の質問をいたします。

 富士吉田市の地区内にある施設の活用については、富士吉田市の観光資源や施設調査のため、富士吉田市観光振興サービス開発等調査研究委員会を設置し、検討し、その取り組みによる事業化を目指すとしています。郡内地場産業センターの見直しについては、郡内地場産業センターは公益法人制度改革対策連絡会議等で協議、検討するとしています。富士山環境保全協力金協議会で、協力金の使途について協議中ということです。全てが検討、検討、協議中であります。私は、富士吉田市の意向はどのようなものであるのかを聞きたいんです。いつまでに結論が出て、実行するつもりですか。その予定期日を知らせてください。

 また、吉田口登山道の整備については、自然公園法や国の文化財として「史跡・富士山」が指定されているため、複雑で厳しい制限のあるため、慎重に対応しなければならないと述べており、吉田口登山道の見直しも各種法規制があって難しい、馬返での休憩所の設置も難しい、荒廃した山小屋の整備も自然公園法とか権利関係があるので難しいから慎重に対応するとしています。

 中ノ茶屋の建物が個人資産であること、権利関係者と協議したことは知っております。それが解決しないで現状のままであります。吉田口登山道の歴史ある茶屋として大切であると認識しているのなら、引き続き吉田口登山道復活のためにその解決を急ぐべきであり、関係者と話し合いをすべきであります。この登山道の開発ができないということは、今までと同じ状態が続くということで、それでは富士吉田市が目的としたまちおこしができないということです。

 観光都市富士吉田を標榜するなら、地元の観光施設の整備と吉田口登山道の復活は早急にその対策を立てる必要があります。このことについて、具体的な詳しい答弁を求めます。

 以上、2回目の質問といたします。よろしくお願いします。



○議長(渡辺忠義君) 

 当局の答弁を求めます。

 市長堀内茂君。

     〔市長 堀内 茂君 登壇〕



◎市長(堀内茂君) 

 佐藤議員の2回目の御質問にお答えいたします。

 まず、全てが検討、検討、協議中であるとの佐藤議員の御発言についてでありますが、各種の政策等につきましては、有識者、市民代表、関係機関など多くの方々を交えた検討、協議が行われており、これらの検討、協議なくして実行、実現はできないものであります。

 次に、富士吉田市観光振興サービス開発等調査研究委員会についてでありますが、本年度中に本市の現状について調査研究を重ね、問題点や具体的な改善案、新規事業等を含めた調査書を策定することとなっております。本市といたしましても、来年度以降、民意が反映されたこの調査書について十分検討し、実現可能なものから事業化に取り組んでまいりたいと考えております。

 次に、財団法人山梨県郡内地域地場産業振興センターについてでありますが、先ほど答弁申し上げましたとおり、当財団理事会において解散という方向で意見集約がなされており、現在解散となるまでの行程などについて協議、検討を行っているところであります。

 次に、富士山環境保全協力金についてでありますが、本市はもとより周辺町村及び関係機関、団体等の地元が共通認識を持つ中で同一歩調をとり、山梨、静岡両県や国の協力を得て持続可能な制度づくりを行う必要があると考えております。実施時期につきましては、富士山に日本及び世界の人々の注目が集まる平成25年の富士山世界文化遺産登録時を目標に鋭意努力をいたしております。

 次の富士吉田登山道の整備等につきましては産業観光部長をして、中ノ茶屋については企画管理部長をして答弁いたさせます。

 以上、私からの答弁といたします。



○議長(渡辺忠義君) 

 産業観光部長。

     〔産業観光部長 柏木俊之君 登壇〕



◎産業観光部長(柏木俊之君) 

 佐藤秀明議員の吉田口登山道の整備等について、御質問にお答えいたします。

 吉田口登山道につきましては、麓からの登山を推奨する本市といたしましては、案内のための道標の設置、木さくのつけかえ、仮設トイレの増設など、快適かつ安全・安心登山のための登山道の整備を進めているところであり、吉田口登山道からのまちおこしの推進が着実に図られております。

 しかしながら、荒廃した山小屋等の整備につきましては、先ほど御答弁申し上げたとおり、登山道の管理者が山梨県であること、山小屋の所有者が個人等であること、併せて各種法規制や複雑な権利関係等から数多くのクリアすべき難しい課題があるため、慎重に対応せざるを得ないものであります。

 以上、答弁といたします。



○議長(渡辺忠義君) 

 企画管理部長。

     〔企画管理部長 佐藤文彦君 登壇〕



◎企画管理部長(佐藤文彦君) 

 佐藤秀明議員の中ノ茶屋についての御質問にお答えいたします。

 中ノ茶屋につきましては、先ほど答弁申し上げましたとおり、敷地が分割利用地であり、建物が個人資産であることから深く立ち入れないという大きな問題があります。佐藤議員も御承知のとおり、行政が公権力を行使することにより、私権を制限し、自由な経済活動を阻害することは、当然のことながらできません。このことから、慎重に対応してきたものであり、決して手をこまねいて傍観してきたわけではありません。

 数年前、中ノ茶屋が営業を行わなくなった時点から、施設取得を含め再開への道筋を模索する中で、これまで権利関係者とは幾度となく繰り返し協議を行っており、当事者が互いに納得できる具体的な方策について腐心してきたところであります。しかしながら、本年度になって権利関係者の事情や考え方が大きく変化し、現在協議を休止状態にあります。

 申し上げるまでもなく、交渉事は相手方との十分な話し合いや相互理解があって初めて成立するものであります。今後におきましても、中ノ茶屋が有する多面的な重要性を認識する中で粘り強く折衝してまいります。

 以上、答弁といたします。



○議長(渡辺忠義君) 

 佐藤秀明君。

     〔7番 佐藤秀明君 登壇〕



◆7番(佐藤秀明君) 

 第3標題、まちおこしのための土丸尾の利用について。

 次に、まちおこしのための土丸尾について質問いたします。

 都会から比べたら自然が多く残され、道路網が発達し、海がなくても新鮮な魚介類が味わえるこの地は魅力ある町です。若いときに大都会へ出て勤め上げ、定年を迎えて都会暮らしから地方都市へ移る人はたくさんいます。

 この地を市民と多くの人々の憩いの場として利用できるならば、私たちの伝統も脈々と生きます。心をいやすスポーツは最適です。健康志向の高まりでスポーツ人口は増加の傾向にあります。スポーツ施設に対する需要は高まるばかりです。問題点は、スポーツ競技場が不足していることです。現在、試合場は鐘山グラウンド、下吉田第二小学校を中心に市内各学校に分散され、運営に多くの困難が生じております。雨天順延になったときの大会関係者の対応は並大抵の苦労ではありません。

 富士吉田市は、広いグラウンドを確保する場所があります。全国各地から参加する人たちが気持ちよくスポーツを楽しみ、終わった後、周辺の観光を楽しみ、彼らが全国へ散って、我が富士吉田市を宣伝してくれる。富士吉田市が多くの人たちを集め、滞在型の観光を目指すならば、富士吉田市のまちおこしの目指す方向と一致します。このイベント事業を地域おこしの起爆剤になることは大切です。

 各年齢層のスポーツを通じ大会を開催することによって、富士吉田のねらいであった集客産業としての役割を担い、市内のホテル、民宿、旅館、食堂、土産品店、生鮮食料品店等多くの協力を仰ぐ中で定着を図ることができる。この事業を富士吉田市のメーン産業にすることも可能です。多くの人たちが集まることによって、各地の文化が伝わり、より幅の広い良質な知識と教養を身につけることができます。

 一つのグラウンドがソフトボール会場、サッカー会場、ラグビー会場、野球場として利用することもよい。春から夏の高原で、音楽の祭典を催すこともよい。富士山の環境に恵まれた場所を市民に、多くの人たちに開放することは時代の要請にもなります。7月、8月、9月と各高校、大学、実業団の合宿所として利用する。スポーツ広場を建設し、スポーツ愛好家のメッカになることを希望します。このことについて、どのように考えられますか。

 土丸尾の看護専門学校の西側に公園として恩賜林組合が共生林をつくりました。学校の東側に富士吉田市は散策公園をつくりました。この公園が市民にとって必要であったのか、私は疑問であります。共生林と散策公園の違いはどのようなものですか。

 隣に恩賜林組合の共生林があります。同じような公園があるのなら、この散策公園を手直しして総合的なスポーツ広場をつくることを望みますが、市長さんのお考えはいかがでしょうか。御答弁をお願いします。



○議長(渡辺忠義君) 

 当局の答弁を求めます。

 市長堀内茂君。

     〔市長 堀内 茂君 登壇〕



◎市長(堀内茂君) 

 まちおこしのための土丸尾の利用についての御質問にお答えをいたします。

 まず、共生林と富士散策公園の違いについてでありますが、恩賜林組合が整備した共生林は林業基本法に位置づけられた森林と人との共生林づくりの一環として、木材生産とともに地域住民が容易に立ち入りできる憩い、安らぎの空間の造成及び自然教育などの場として活用するために整備された森林であると認識いたしております。

 一方、富士散策公園は、市民相互のコミュニケーション活動や健康増進、屋外学習の場として自然公園法、森林法、文化財保護法等の許可基準の範囲内で公園として活用することを目的して整備したものであり、共生林とは整備目的が異なるものであります。

 次に、スポーツ広場の建設及び富士散策公園の手直しについてでありますが、富士散策公園については、ただいま答弁申し上げました目的に沿って整備した公園であるため、他の目的のために手直しする考えはありません。したがいまして、今後も公園の整備目的に沿ってその目的実現のため適正な管理、運営に努めてまいります。

 以上、答弁といたします。



○議長(渡辺忠義君) 

 佐藤秀明君。

     〔7番 佐藤秀明君 登壇〕



◆7番(佐藤秀明君) 

 標題、まちおこしのための土丸尾の利用について、2回目の質問をいたします。

 共生林と散策公園の違いについて、共生林は木材生産とともに地域住民が容易に立ち入りができる憩い、安らぎの空間の造成及び自然教育などの場としての活用と言い、散策公園は市民の相互のコミュニケーション活動や健康増進、屋外学習の場としての公園として活用することを目的とすると難しい表現で説明しております。

 片方は憩い、安らぎ、自然教育の場と、他方は健康増進、屋外学習の場と説明していますが、憩い、安らぎと健康増進、自然教育と屋外学習とはどう違うのですか。内容は同じであり、共生林という名の公園も散策公園という名の公園も、市民が使用するときその目的は同じであります。恩賜林組合では、共生林を森林公園的な利用可能な地区と述べています。どのような違いがあるか、再度説明を願います。

 また、散策公園を他の目的に手直しする考えはありませんとの答弁ですが、他の目的とは総合スポーツ広場を指していると思われます。散策公園とスポーツ総合広場を兼ねる広場と言っているのであります。公園にグラウンドが追加されるだけであります。手直しをする考えはありませんか。再度、市長の答弁を求めます。

 以上、2回目の質問といたします。



○議長(渡辺忠義君) 

 当局の答弁を求めます。

 市長堀内茂君。

     〔市長 堀内 茂君 登壇〕



◎市長(堀内茂君) 

 佐藤議員の2回目の御質問にお答えいたします。

 まず、共生林と富士散策公園との違いについてでありますが、先ほど答弁申し上げましたとおり、その整備目的自体が全く異なるものでありますので、御理解を賜りたいと思います。

 次に、富士散策公園の手直しについてでありますが、この公園につきましては、相当の期間にわたり市議会をはじめ、さまざまな場で御議論をいただく中で整備決定し、昨年の4月に開園となったものであります。したがいまして、富士散策公園を他の目的のために手直しする考えはありません。

 以上、答弁といたします。



○議長(渡辺忠義君) 

 佐藤秀明君。

     〔7番 佐藤秀明君 登壇〕



◆7番(佐藤秀明君) 

 若者が地元に定着するために地元のまちおこしのための観光施設の整備と吉田口登山道の復活と土丸尾の利用について質問いたしました。

 私は、今回が初めての一般質問でございました。つたない質問ではありましたが、誠意ある御答弁をいただき、感謝申し上げます。これからも市勢発展のために微力を尽くす覚悟であります。御清聴ありがとうございました。(拍手)



○議長(渡辺忠義君) 

 これをもって佐藤秀明君の質問を打ち切ります。

 渡辺孝夫君の質問を許可します。

     〔15番 渡辺孝夫君 登壇〕



◆15番(渡辺孝夫君) 

 平成23年9月定例会において、第1標題、ミネラルウオーター税について、第2標題、(仮称)新倉トンネル開通に伴うまちづくり構想について、以上2点について一般質問を行います。

 まず、第1標題、ミネラルウオーター税について。

 昨年10月より、市民共有の貴重な資源でもある地下水の汚染防止、水質水量の保全また地下水採取の適正化を盛り込んだ富士吉田市地下水保全条例が施行され、多方面から監視及びチェックがなされ、地下水の保護保全に一定の成果を上げております。今後、この条例を充実させ、より効果のある結果をもたらすことを期待します。

 最近、全国的にミネラルウオーターの需要が増えており、特に富士吉田市内の地下水は他の地区に比較して体によいとされるバナジュームを多く含んでいるとの理由で、近年ミネラルウオーター関連会社の進出も著しく、同時にミネラルウオーターの製造販売が年々増加しており、販売量も市全体の総給水量に対して、平成9年度4.8%、平成17年度8.9%、平成22年度は12%を超えることが聞き取り調査による結果が出ております。

 平成23年度は、東日本大震災の影響でミネラルウオーターの需要が増し、三交代勤務、新技術導入など、各会社の生産能力の向上により、ますます給水総量に対して占める割合が多くなっているのが現実です。年間取扱高も平成22年度では市内販売業者全体では推定110億円を超えております。これは、富士吉田市の基幹産業の織物に匹敵する取扱高です。市としては、現在富士吉田市のミネラルウオーター業界の現状をどこまで把握しているのですか。市全体の産業を把握することは、今後富士吉田市の指針を決めるときに重要だと考えます。

 水は、言うまでもなくライフラインにとって欠くことができない貴重なものです。地下水の増減は一朝一夕で変化するものではありませんが、数十年の時を経て、万が一にも地下水の枯渇、減少などの兆候があらわれた場合は、市民生活に思いもよらない影響を及ぼすことは明白であります。地下水の低下現象は、現実に各地で起こっている事実なのです。市内上流地区における大量の地下水の採取は、将来市内の給水体系に悪影響を及ぼす可能性は否定できません。そこで、将来の子供たちのためにも早急に水資源を保護保全する万全の施策を講じることは、市にとって重要なテーマです。

 現在、富士北麓を抱える富士吉田市では、水資源に大変恵まれています。しかし、地下水は無尽蔵ではありません。ただ、手をこまねいているわけにもいきません。しかしながら、地下水資源保護保全のためには、森林涵養、井戸サンプリング調査、水量水質検査等、多額な費用がかかります。現在、富士吉田市の財政状況は、不況に伴う税収減、東日本大震災の影響など、さまざまな要因により、来年度からの各種補助金の減額などにより厳しい状況が続くことが予想されます。

 そこで、地下水保護保全に係る予算の一部を市民の財産である地下水を利用して一定の利益を上げている企業に対して、受益者負担の考えからミネラルウオーター業界に一定の負担をしていただくことも一つの施策と考えられますが、執行者はどのようなお考えをお持ちでしょうか、答弁願います。



○議長(渡辺忠義君) 

 当局の答弁を求めます。

 市長堀内茂君。

     〔市長 堀内 茂君 登壇〕



◎市長(堀内茂君) 

 渡辺孝夫議員のミネラルウオーター税についての御質問にお答えいたします。

 まず、本市の地下水につきましては、平成17年から市内4カ所に設置しております調査用の井戸においてモニタリング調査を実施いたしております。平成21年度までのデータにより、推定ではありますが29億トンから44億トンが蓄えられているとの解析結果が出ているところであります。本市といたしましては、このモニタリング調査につきまして、地下水保全の観点から今後も引き続き継続実施してまいります。

 これまでの調査等において、現時点では地下深部における地下水の状況には特段の兆候は見られておりませんが、何らかの変化が伺えた時点で、昨年度に制定した地下水保全条例に基づき、直ちに地下水採取に制限を加えてまいります。今後におきましては、さらなる規制強化に向け、土地の利用規制なども視野に入れながら、複合的、複層的な規制方策について研究、検討を進めてまいります。

 次に、ミネラルウオーターに関する税につきましては、本市といたしましても導入すべしとして検討を重ねてまいりましたが、山梨県や北杜市と同様に特定の業種だけに課税することは、薄く広く課税する税の理念や公平、中立などの税の原則に反し、さらには納税義務者としての理解が得られないような税は導入すべきではないとする近代法の考え方に照らし合わせますと、新たな税として賦課制度を導入することは、我が国の現行法の法体系の中では困難な状況にあると考えております。

 しかしながら、渡辺議員御発言のとおり、市民共有の資産である地下水の保全は、本市にとりまして極めて重要なテーマであり、本市の豊かな地下水資源から受益を得ていることは明らかであることや市民感情を考慮すると、その保全に要する費用に対し、協力金のような形で応分の負担を求める制度について、先の規制強化の問題も含め、庁内各組織による横断的な検討を行ってまいりたいと考えております。

 以上、答弁といたします。



○議長(渡辺忠義君) 

 渡辺孝夫君。

     〔15番 渡辺孝夫君 登壇〕



◆15番(渡辺孝夫君) 

 2回目の質問に入ります。

 富士吉田市の家庭用水道料金は、平成20年度日本水道協会発表によると、全国の市町村の中でも4番目の安さになります。これも水資源に恵まれていることが一つの要因です。

 しかし、地下水が何十億トン地中に存在しても、生活用水として利用しているのはせいぜい深度150メートルまでで、ごく限られた範囲です。五、六年の調査で地下水の状況を把握することは難しいと思われます。地下水が豊富だと言っても、天候に左右されやすいので、慎重に見守っていく姿勢が重要です。

 市では、月江寺の池の水源がかれたことにより、現在では井戸水の補給により池の形態を保っています。静岡県の柿田川湧水では、湧出量が最近減少しているとの報告もあり、意外にも身近なところで水位の変化は起こっています。忍野村では、地下水の保全を目的とした条例を9月定例会に提出する予定との報道がありました。地下水を村外に持ち出すことになるミネラルウオーター生産などが新たに認められなくなるとの内容を含んだ厳しい条例になるとのことです。富士河口湖町では、ミネラルウオーター業者の進出には極めて厳しい姿勢で臨んでいます。この事例には、地下水資源に非常に関心を持ち、同時に地下水資源を保護、保全していくとの強い姿勢のあらわれでもあります。1日平均3,000トンを超える地下水が市外に搬出されている今、地下水に対してはもっと強い関心を持つべきです。

 ミネラルウオーター税の導入については、地方税法上の規定から地方自治体が法定外目的税を新設する場合、あらかじめ総務大臣に協議し、その同意を得なければならない。ただし、国税または他の地方税と課税標準を同じくし、かつ住民の負担が著しく過重となること、地方団体間における物の流通に重大な障害を与えること、国の経済施策に照らして適当でないことのいずれかに該当する場合を除き、総務大臣は同意を与えなければならないこととされていると規定されている。

 私の考えでは、ミネラルウオーター税の導入は、上記の3点に該当せず、十分検討の余地があると思います。答弁で、特定の業者だけに課税することは、薄く広く課税する税の理念や公平、中立などの税の原則に反則等答えていますが、私の考えから言わせていただければ、市民共有の資産である地下水資源を流用し、市外において販売し利益を得ているのですから、税をかけないほうがかえって公平、中立ではないとの解釈もできます。

 ミネラルウオーター税の導入に関して、初めから困難な状況と結論づけて考えるから前に進まないのであって、不可能を可能にするぐらいの努力をしてほしい。法定外目的税の例として、産業廃棄物税、平成21年4月現在27都道府県で採用されている。身近なところでは、富士河口湖町の遊漁税があります。地下水の保護、保全には多くの費用がかかります。将来の子供たちのために美しい自然とともに、きれいなおいしい水を引き継ぐことは重要なテーマであります。再度答弁願います。



○議長(渡辺忠義君) 

 当局の答弁を求めます。

 市長堀内茂君。

     〔市長 堀内 茂君 登壇〕



◎市長(堀内茂君) 

 渡辺議員の2回目の御質問にお答えいたします。

 まず、本市の地下水保全についてでありますが、将来に向けて安全でおいしい水を次世代に引き継ぐことは、人は石油なしでも生きていけるが、水がなければ生きていけないと言われるとおり、本市のみならず今を生きる全ての人々が共有すべき重要なテーマであります。

 とりわけ、本市にとりましては、地下水は飲料水としてこれまで市民の皆様の命をつなぐとともに、古くからこの地域の農林産物や織物産業などの地盤産業、さらには独自のめん文化などをはぐくんでまいりました。また、近年では、新たな産業として精密機械産業などの誘致を促し、地下水はこの地域にはかり知れない恩恵をもたらしてきたものと認識をいたしております。

 地下水がこうした形で過去連綿と市民の皆様の生活に密接に結びつき、ともにありましたのは、我々の祖先が森林保全など水源涵養に努めてきた積み重ねがあったからであり、現在、地下水資源の恩恵に浴している我々は、こうした歴史を重く受けとめ、市民共有の自然、文化資源として守り伝えていかなければならないものと考えております。

 したがいまして、私は他の地域にない市民の皆様のこのような水に対する思いと誇りを重く受けとめ、地下水のモニタリング調査を引き続き実施するとともに、地下水に対する所有権等の制約はありましたが、本市では地方公共団体としてでき得る限りの権能を行使できるよう、議会の御理解をいただき、地下水保全条例を制定したところであります。

 しかしながら、今後起こり得る事態を想定いたしますと、この条例が永遠不変のものではないことは明らかであります。引き続き、規制強化に向けた方策の調査研究の必要性につきましては、重く認識をしなければならないと考えております。したがいまして、先ほど答弁申し上げましたとおり、地下水資源を環境保全といった観点からだけではなく、都市計画など総合的な地域振興施策との関係も考慮しながら、他の自治体の動向もありますが、市の所管する分野を総動員し、地方公共団体として適切な本市独自のしかるべき規制のあり方について検討を進めてまいります。

 次に、ミネラルウオーター税の導入についてでありますが、私が市長に就任した早々の中期財政計画を策定する際に、財源確保という喫緊の課題と併せて検討を重ねたところでありますが、納税義務者が特定かつ少数の者に限定され過ぎていること、ミネラルウオーター業界の受益が他の業界の地下水利用者の受益よりも特別に大きいとする根拠を客観的に明示することが困難であること、さらには薄く広く課税する税の理念や公平、中立などの税の原則に相反することなどから、その導入は難しいとした経緯があります。こうしたことが障壁となり、ミネラルウオーター税については本市と同様に地下水保全に力を注いでいる全国各都市においてもいまだに導入されておりません。

 いずれにいたしましても、地下水などの自然環境の保全は大切な課題であります。とりわけ本市の地下水に限りましては、これまで市民の皆様とたどってきた他の地域にはない経緯や今後の地下水保全のために本市に必要とされる取り組みなどを考えますと、本市の地下水から受益を得ている利用者に何らかの負担を求めていくことは極めて自然であると考えております。

 したがいまして、今後におきましては、これまで申し上げてまいりました考え方に基づき、地下水利用者に負担を求める制度について庁内に検討するための組織を設置し、これらの課題に取り組んでまいる所存であります。

 以上、答弁といたします。



○議長(渡辺忠義君) 

 渡辺孝夫君。

     〔15番 渡辺孝夫君 登壇〕



◆15番(渡辺孝夫君) 

 市長の水に対して深い思いと誇りを持っていることは十分理解できました。今後は、適切な地下水保全のため、さらなる調査研究を期待して、次の質問に入ります。

 第2標題、(仮称)新倉トンネル開通に伴うまちづくり構想について。

 (仮称)新倉トンネルの掘削も本年10月で工程の半ばに達し、いよいよ最終工程に向かって最後の段階となってきました。地元の人たちも大変期待しておりますが、最初の工程から比較すると、諸般の事情により、やや遅れぎみとなっていると聞いています。

 そこで、トンネル掘削工事に関しては県の事業でありますので、市ではどのように現状を把握しているのか、わかる範囲で結構ですのでお聞かせください。

 新倉トンネル開通時には、国中地域への交通手段としてかなりの利用が見込まれ、紛れもなく富士吉田市の北西部の出入り口になる地域でありますので、単に車の通過だけでなく、北の玄関口としての役割を持たせることも必要だと考えます。また、トンネルに接続する新倉南線については、新設道路でなく、一部を現状道路の拡幅などを利用していることから、普通の道路と比較すると変化の多い道路となっている気がします。新設道路のわきに生活道路が並行している箇所もあります。沿線道路付近には既設住宅、通勤、通学道路が混在しており、通行量の増加に伴い、騒音、事故等が懸念されますが、市としても住民の安全を考慮し、こうした対策にはしっかりと対処してもらいたいと思います。

 道路開通までしばらく時間があると思いますが、供用開始の時期はあっという間に来てしまいます。そこで、開通に伴う(仮称)新倉トンネル、新倉南線沿線のまちづくりについてさまざまな方策を講じられていると思いますが、現在想定しているまちづくりの方向性について答弁願います。



○議長(渡辺忠義君) 

 当局の答弁を求めます。

 市長堀内茂君。

     〔市長 堀内 茂君 登壇〕



◎市長(堀内茂君) 

 (仮称)新倉トンネル開通に伴うまちづくり構想についての御質問にお答えをいたします。

 まず、(仮称)新倉トンネル掘削工事についてでありますが、現在山梨県が施工しておりますトンネル掘削工事につきましては、本年10月にはトンネル総延長2,476メートルのうち1,230メートルの掘削が完了し、最終的にトンネルの掘削、これに付随した道路舗装、整備工事等、全ての工事が完了するのは平成27年3月であると山梨県からはの報告を受けております。

 次に、トンネル開通に伴う新倉南線を含めた沿線のまちづくりについてでありますが、トンネルが完成いたしますと、西は一般国道137号河口?期バイパスを通り御坂方面へ、また東は新倉南線から中央通り線、県道山中湖忍野富士吉田線を経由して、忍野、山中湖方面へと続く広域的な幹線道路ネットワークが形成されます。この幹線道路は、交通渋滞の緩和や災害時の避難ルートとしての機能を担うだけではなく、観光や物流の面においても大きな役割が期待されております。

 このような都市構造の変化に対応するため、平成20年3月に策定した第5次富士吉田市総合計画の土地利用方針では、新倉南線沿線に関して、住宅と商業、業務が適正に複合した整備を行う沿道複合住宅エリアとして位置づけを行っております。

 さらに、平成21年4月には、新倉南線沿線の都市計画用途地域の変更を行い、道路の両側30メートルの範囲を第一種中高層住居専用地域及び第一種住居地域から準住居地域に指定いたしました。これにより、道路の沿道としての地域特性にふさわしい商業、業務の進出を図り、住宅の環境を保護する地域としております。

 今後におきましても、(仮称)新倉トンネルの完成により、本市の市街地中心部を横断する幹線道路が形成され、多くの車の流入が見込まれることから、本地域においては住宅と商業、業務地とが調和のとれた町並みになるよう適切な規制と誘導を行ってまいります。

 以上、答弁といたします。



○議長(渡辺忠義君) 

 渡辺孝夫君。

     〔15番 渡辺孝夫君 登壇〕



◆15番(渡辺孝夫君) 

 2回目の質問に入ります。

 1回目の答弁で、(仮称)新倉トンネル、これに接続する新倉南線の供用開始は河口?期バイパス、市内中央通り線、また県道山中湖忍野富士吉田線を経由して、一市一町一村を結ぶ広域的な幹線道路となり、交通渋滞の緩和や災害時の避難ルートとしての機能と合わせて、観光や物流の面で大いに期待されると答弁しております。また、沿道地域については、都市計画用途地域の変更を行い、地域特性にふさわしい環境の整備に調和のとれた町並みになるように規制と誘導を図ってまいりたい旨の答弁としております。私も同じ考えを持っており、一市民として早期の開通を願っております。

 この幹線道路開通によって、観光や物流の面において大きな役割が期待されると答弁していますが、しかし私が聞きたいのは、もう少し具体的にこのような役割を果たすためにどのような施策を考えているのでしょうか。

 質問があいまいだと答えづらいと思いますので、具体的に例を出して質問します。

 まず、現地を見ていただければわかると思いますが、富士山が前面に広がり、絶好のビューポイントであります。そんな地域ですので、単に車の通過だけでなく、(仮称)新倉トンネルの開通時にはトンネルの開口部付近に休憩所、駐車場等を備えた観光施設の設置などを計画し、うどんの町富士吉田市を売り込むことも必要だと考えます。

 トンネル開口部付近には、現在イノシシ、猿などの農作物被害の影響で休耕田、遊休地がたくさんあり、一部の地権者より無償提供の申し出もあり、土地の有効活用もできます。また、富士山の絶好のビューポイントである浅間公園との連携も視野に入れて、夢あるまちづくりに向かって市長の答弁をお聞かせください。

 また、幹線道路付近には小・中学校があり、通学道路も複雑に入り組んでいます。車の通行量の増加に伴い、生徒、学童の安全を守らなければなりません。長期的に計画立案し、父兄に安心を抱いていただくことも行政だと考えております。通学路の確保、登下校時の対策等、安全に考慮し、しっかりと対処していただきたい。今後どのような方針で臨まれるのか答弁願います。



○議長(渡辺忠義君) 

 当局の答弁を求めます。

 市長堀内茂君。

     〔市長 堀内 茂君 登壇〕



◎市長(堀内茂君) 

 渡辺議員の2回目の御質問にお答えいたします。

 まず、(仮称)新倉トンネルの開口部付近への観光施設の設置についてでありますが、先ほど答弁申し上げましたとおり、この幹線道路は交通渋滞の緩和や災害時の避難ルートとしての機能を担うとともに、観光や物流の面においても大きな役割が期待されております。このような状況を踏まえ、民間資本の進出が積極的に行われるよう用途地域の変更を行ったものであり、今後はその趣旨に沿ったまちづくりの推進に努めてまいります。

 他市においては、観光施設や商業施設をはじめとする民間事業者の方々が自らが行政と連携する中で周辺の道案内、イベントの情報提供、パンフレットの配布など観光案内所的な役割を果たしているところもあります。したがいまして、本地域におきましては、行政として民間の力を活用する中で、側面からのさまざまな方策を検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。

 次に、新倉浅間公園との連携についてでありますが、渡辺議員御発言のとおり、新倉山浅間公園は日本の夜景百選にも選ばれ、富士山を正面に一望できる眺望豊かなスポットして親しまれております。(仮称)新倉トンネルを含め全線が開通することにより多くの車の流入が見込まれますので、当該地への誘導をするべく案内看板及び施設への誘導標識の設置、またパンフレットやインターネット等を活用した情報発信を行ってまいりたいと考えております。

 また、車の通行量増加に伴う学童の安全対策についてでありますが、具体的な対策といたしましては、安全な歩行空間を確保した歩道の設置はもちろんのこと、見通しの悪い箇所へのカーブミラー及びドライバーに注意を促す立て看板を設置する予定であります。また、学校、PTA、スクールガード等に対し、登下校における安全確保について協力依頼を行い、渡辺議員御発言のとおり、安全・安心な通学路確保に万全を期してまいります。

 以上、答弁といたします。



○議長(渡辺忠義君) 

 渡辺孝夫君。

     〔15番 渡辺孝夫君 登壇〕



◆15番(渡辺孝夫君) 

 地下水に関する制度については、庁内に検討するための組織の一日も早い設置とさらなる研究を、(仮称)新倉トンネル開通に伴うまちづくりについては、官民一体となり積極的に進めていくことを期待して質問を終わります。(拍手)



○議長(渡辺忠義君) 

 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。

 お諮りいたします。

 議事の都合により、明日9月15日から9月29日までの15日間を休会といたし、9月30日午後2時より本会議を再開いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕



○議長(渡辺忠義君) 

 御異議なしと認めます。よって、明日9月15日から9月29日までの15日間を休会とし、9月30日午後2時より本会議を再開することに決定いたしました。

 本日はこれをもって散会いたします。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

     午後2時56分 散会